SOAPとは 【Simple Object Access Protocol】 - 意味・解説 : IT用語辞典
http://e-words.jp/w/SOAP.html XMLとHTTPなどをベースとした、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル(通信規約)。
Microsoft社やUserLand Software社、Developmentor社が中心となって開発された。
SOAPによる通信では、XML文書にエンベロープ(封筒)と呼ばれる付帯情報が付いたメッセージを、
HTTPなどのプロトコルで交換する。
サービスを利用するクライアントと、サービスを提供するサーバの双方がSOAPの生成・解釈エンジンを持つことで、
異なる環境間でのオブジェクト呼び出しを可能にしている。
SOAP 1.1では、実際にデータの送受信に使う下位プロトコルは、すでに広く普及しているHTTPや
SMTP、FTPなどから選択できるようになっており、企業間で利用する場合でもファイアウォールなどを
安全に通過することができる(SOAP 1.0ではHTTPのみ)。
現在、WWW関連技術の標準化を行なうW3Cによって標準の策定が行なわれており、IBM社やLotus社など、
大手ソフトウェアメーカーも自社製品での対応を表明している。
なお、SOAPメッセージの生成エンジンは「SOAPプロキシ」、解釈エンジンは「SOAPリスナ」と呼ばれることもある。
SOAPによって外部から利用可能な、部品化されたWebベースのアプリケーションソフトは「Webサービス」と呼ばれる。
インターネット上で各社が提供しているWebサービスを集め、誰でも検索・照会できるようにするWebサービスを「UDDI」という。