>>727 コピーの用途を重視するのなら個人的にはミニコピアのようなコピー機系の機種を
選んだ方が後悔しないように思う。
この手の複合機には2種類あって、一つは業務用コピーを小型化したもの、もう一つは
パソコン周辺機器としてのレーザープリンタとスキャナを合体させたもの。
ぱっと見はサイズも機能も同じようなものに見えるけど、オフィスやコンビニにある
業務用コピー機と同じような使用感なんだろうと期待してるとがっかりしかねない。
「コピー機小型化系」はそこそこ同じように使えるのに対して、「合体系廉価機」は
機能にかなり制限事項が多いのが一般。
とりあえず「コピー機小型化系」のミニコピアDPC990と「合体系廉価機」のサテラ
MF4330dを比べてみると・・・
・ADF
DPC990は両面対応なのに対してMF4330dは片面読取のみ
一度に積載できる容量がDPC990は70枚、MD4330dは35枚
対応用紙サイズがDPC990はA4〜A5、MD4330dはA4・A5・リーガルのみ
・給紙
カセット・・・DPC990は550枚、MF4330dは250枚
手差し・・・・DPC990は110枚、MF4330dは1枚のみ
・速度
A4同一原稿連続時で両機とも22枚/分
・重量
DPC990は24kg、MF4330dは12kg
重さの比較をしたのは機器の耐久度やコストダウンが露骨に現れやすい点だからで、
合体系廉価機はギリギリまでコストダウン重視で筐体からしてペナペナなモノが多い。
それなりの量をコピーをするのなら耐久性も軽視しない方がよいと思われ。
気になったのは、両機とも自動両面コピー時の対応サイズがA4に限られている点。
さらにMF4330dのADFは片面読取なので、原稿をひっくり返すのは人間様の役目だ。
正直なところ、設置スペースさえ捻出できればA3対応の業務用コピー機を買っちまう
のをオススメしたいのが本音。家庭用やSOHO用のエントリー機種って上記の2つに
限らず、機能にビミョーな制限事項があったりするからねえ。業務用機でも、単機能
コピー機なら4段カセットのA3機が中古OA機器店に10万以下でころがってるし、不況
ゆえ倒産品等で程度のいい出物も多い。
設置場所がとれないなら家庭用複合機でもしょうがないと思うけど、購入前に現物に
必ずさわるべし。B5のメモ書きを両面コピーしたかったのにADFが対応してないとか、
同一原稿の連続印刷は速いのに原稿台からのコピーはえらく遅いとかいった地雷を
踏むことを避けられる。「こんなのは出来て当たり前だろう」という希望的観測は
捨て去って望むべし。
以上。駄文、長文スマソ。健闘を祈る。