「キム・ヨナ記念コイン」 実は逆輸入された外国製
バンクーバー冬季オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した‘フィギュア女王’キム・ヨナの
記念コインが、海外から輸入された‘外国製’であることが明らかになった。国内法の制限のため
オーストラリアで製造され、国内に輸入されるという、笑うに笑えないハプニングが生じた。
KB国民銀行と水産協同組合は22日から「2010バンクーバー冬季五輪キム・ヨナ記念コイン」
を予約販売し始めた。この記念コインは、大韓体育会が国民に感動を与えたキム・ヨナの
金メダル獲得を記念するためにスポーツマーケティング会社IBスポーツ、(株)ファドンヤンヘンと
正式に契約を結んで発行した。
コインの表にキム・ヨナのスケートの姿がデザインされた記念コインは、4分の1オンスの金貨と
1オンスの銀貨で、価格はそれぞれ88万ウォン(約7万円)と12万1000ウォン。
しかし奇妙にもコインの裏にはエリザベス2世の肖像が入っている。これは、コインが南西太平洋の
島国ツバルの名義で、英連邦加盟国のオーストラリア・パース造幣局で作られたからだ。
英連邦加盟国のコインの裏面にはエリザベス2世の肖像が入る。
国民的なスターであるキム・ヨナの記念コインが海外で作られた理由の一つは、鋳貨を通貨管理
対象として収益性事業目的で販売することを禁じた韓国銀行法のためだ。収益目的の金・銀貨が
乱発される場合、いつでも現金と変えられるため、通貨の管理に困難が生じる恐れがあるということだ。
キム・ヨナ記念メダルを計画した造幣公社側は「キム・ヨナの記念コインは収益性が高い事業で
あるうえ、国内法に引っかかるため、逆輸入するしかない」と説明した。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=127439&servcode=600§code=670