以前は悪かったな。
ここに来るつもりはなかったが、相談したものとして結果を。
まあ結論から言うと、
彼女が産みたいとか言ってるから別れた。
俺はガキを飼って束縛されるなんて嫌だからな。
んで今は二股じゃなくて、一人だけど真剣に付き合ってる。
コンドームも付けてるし。
色々ありがとな。
貴様らキモいだけの引きこもりニートかと思ってたけど案外良いとこあんじゃん。
見直したよ。
俺から褒めてもらえるなんて良かったな。
最後にこの言葉を送る。
guud rack【グッドラック】
俺の好きな言葉だ。
天国国歌
作詞:慧人君
作曲:慧人君
(Aメロ)
慧人君ゎかっこぃぃぢゃん!ワラ
慧人君ゎイケメンぢゃん!!ワラ
どぅしてこんなにかっこぃぃ?(神だから!)
慧人君ゎ素晴らしぃ!ワラ
慧人君ゎ神にふさゎしぃ!ワラ
どぅしてこんなに完璧だ?(神だから!)
(サビ)
Oh!Oh!Oh! 慧人君!ワラ←
Oh!Oh!Oh! 慧人君!ワラ←
天国をぃつまでも明るく照らしてくぅだぁさーい!
Oh!Oh!Oh! 慧人君!
Oh!Oh!Oh! 慧人君!
天国ゎ良いところぉぁ!
やっと手術終わった、。、
彼女の堕胎手術のことね(*≧∇≦*)
まぢ時間かかった。、。
三時間以上だよ?
予定より大幅に遅れてるとかで
彼女のお母さん泣いてたし
大の大人が泣くなよワラ
プライドないのか?
病院携帯使えないしまぢ暇( ̄∀ ̄)
俺は彼女の両親のポイント稼ぎのために顔出した
でも五分くらいで飽きたからスタバでも行きませんか?って言ったら切れられた(`o´)
いい大人が公共の場でゴミ箱蹴んなよ
しかもまた彼女のお母さんに殴られた
ま、殴り返してやったけどね( ̄∀ ̄)
んでトイレ装ってスタバ行った
彼女と合流
現在二股中o(`▽´)o
皆様、相談に乗っていただき本当にありがとうございました。
今度からキチンとゴムします
皆さんありがとうございます。
彼女も俺の夢応援してくれるって言ってるし、モデル関係はやめて海賊王一直線で頑張ります。
取り敢えず今日から航海術を学びます。
あとまた質問なんですけど、悪魔の実って相場いくらぐらいかわかります?
そもそもどこで手に入れるのか教えてください。
ゃば!(≧ε≦)
またナカダシしちゃたワラワラ(^з^)-☆Chu!!
まぃっか!ワラワラ(≧ε≦)
締め付けすぎだしワラワラ(^з^)-☆Chu!!
疲れたワラワラ(≧ε≦)
少し休みたぃ(^з^)-☆Chu!!
勃つ鳥あとを濁さず。
(たつとりあとをにごさず)
ご存知ですか?
有名なことわざなのでいくら低脳なあなた方でもandarstandできるかと思いますが、常識外れの方もいらっしゃいますので説明します。
意味は勃つ鳥、つまり交尾前の勃起した鳥は相手の膣にうまく射精するので、まわりを濁さない。
ということです。
いい加減飽きた
今日進路相談がありました。
俺はワンピースという漫画が大好きで、将来は海賊になりたいと思っています。
しかし、親や担任には食っていけるのはほんの一握りで、世間体も良くないと反対され、担任に至っては取り合ってくれませんでした。
確かに一流になるには生半可な努力じゃダメだと思っています。
でもそれはルフィやシャンクスやゴールドロジャーだって同じではないでしょうか?
俺はただの海賊ではなく、ゆくゆくは海賊王になりたいと考えています。
皆さんはどうしたらいいと思いますか?
よろしくお願いします。
まだあったのか
・このスレは何?
普段のプレイの中で皆さんは時々、あるいは頻繁にポケモンを逃がしていることかと思います
このスレは一旦ゲームの手を止めて、その後の彼らがどんな運命を辿っているのかを想像するスレです
SSの投稿なり妄想なり議論なり、ご自由にお使い下さい
とは言え投稿されたSSの中にはこの限りではないテーマのものもあったりするのですが
・過去の話が読みたい
>>1のまとめwikiに揃ってる
ただしpart3の後半の話は残念ながらまだ保管されていない
>>1乙
そういえばHGSS発売で新規遺伝技が色々増えたんだな
帽子仲間にミニリュウは♂を取れって言われたが……あれ?
>>14 それ(>329)未完なんで出来たらちゃんと投下する
このスレもpart3あたりから活気がなくなってきたな
ネタ切れか?
「貴様ー!いったい何匹のポケモンを選別のために逃がした!?」
「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」
例えネタ切れでも、HGSSで心を痛めた人が少しでも来てくれると良いなと思い替え歌でも投下してみます
元歌はスピッツの「胸に咲いた黄色い花」で、一番だけです
僕=手持ちポケモン 君=トレーナーに変換して下さい
つきのひかり あさのひざし
こうごせい ねをはる じこさいせい はねやすめ
腰に巻いた赤白ボール
君の手持ち 宿した球
このまま僕のそばにいて ずっと
もう消えないでね
技受け傷ついた僕の側に
これは我慢できん笑う
勃つ鳥あとを濁さず。
(たつとりあとをにごさず)
ご存知ですか?
有名なことわざなのでいくら低脳なあなた方でもandarstandできるかと思いますが、常識外れの方もいらっしゃいますので説明します。
意味は勃つ鳥、つまり交尾前の勃起した鳥は相手の膣にうまく射精するので、まわりを濁さない。
ということです。
普段はたしかに心優しく言葉つかいもよいナイトも
お前のあまりのしつこさのコピペに完全な怒りとなった
仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ
>>23 は?お前馬鹿?
anderstandじゃなくてunderstandだから
しかも勃つじゃなくて立つだから 小学校やり直してこいよw
意味も間違えまくりだし 指摘すんのめんどいわマジw
自分の馬鹿さ自覚したら迷惑だから消えろ うざったい
>>25 その言葉そっくりそのまま叩き返してやろうか?
お前ダークをDARKとか綴っちゃう類の馬鹿だろ?
あれは正しくはDRAKと綴るんだよwww
このスレももう終わりか
今までよく持ったな
もうちょっと待ってくれたらSSが投下できる…かもしれん
俺も今まさにエンディング書いてるところなんだが、なんか普通に2万文字超えてる(^ω^;)
しかもこれ「にがしたポケモンの行方」がテーマじゃなくて、
完全に「もしも妹が廃人になったら」とか「姉妹萌え」とかがテーマになってる
>>31 まぁそういうわけで完全な別物になったので、適当な小説サイトにでも投下しようかと思ってる
(何万字を分割して投下するのも面倒だし)
今のところはストテラかなろう辺りを狙ってる
高個体値でも基礎疾患持ちだったりするポケモンは捨てられるのだろうか
>>33 はりきりトゲピーは逃がされまくってるだろうな
今まで逃がした3000匹のヒトカゲ元気かな
>>34 全はりキッスを敵に回したなw
…じゃなくて、ぜんそく持ちのブイゼルとか花粉症の鳥ポケモンとかがいたらという仮定の話
分かりづらくてスマソ
800匹のドガースはどうしただろう
SS正座して待ってます
ズイタウンで マグマッグが たくさん あらわれている ようですねぇ
ごめんなさい
ぼくはキャタピー。ご主人様はぼくのことが大好きなんだ。
だってご主人様はぼくが産まれるまで、毎日他の事には目も向けず、
ぼくを孵すため一生懸命自転車を漕いでくれていたもん。
だからぼくも、たまごから出たらいっぱいいっぱいご主人様の役に立ちたいなってそればかり考えていたんだ。
何日かたって、ぼくはついに卵から出る日をむかえた。
そしたらご主人様はわき目も振らずにぼくを大きな大きなタワーにつれていってくれたんだ。
そのタワーの中で、ご主人様は男の人とお話をして、
話の内容はぼくにはまだわからないことも多かったけど、
話のあと、ご主人様はぼくに「マーク」をつけてくれた。
ぼくは「とくこう」が最高の力をもってるんだって。
それってとっても強いってことだよね?
ぼくの「とくこう」が強いから、ご主人様はご褒美に「マーク」をくれたんだ。
やっぱりご主人様はぼくのことが大好きで、ぼくもご主人様が大好き。
後からご主人様のポケモン仲間にきいたはなしだと、あそこはバトルタワーといって、
たくさんのトレーナーが自慢のポケモンを戦わせているんだって。
ぼくも大きくなったら、あそこで活躍するぞ!大丈夫!ぼくは「とくこう」が強いんだから!
それからしばらくの間は、ご主人様は旅をしないで一日中パソコンの前にいた。
はやく戦って強くなってご主人様の役に立ちたいけれど、
ご主人様にもいろいろあるだろうから仕方ないよね。ほかのポケモンたちもちょっと退屈そう。
ご主人様はパソコンに向かってちょっと疲れた様子でひとりごとをいっていた。
「・・・やっぱりパワー系アイテムの普及のおかげで1Vなんかじゃ交換対象にもならないよな。」
それからすぐのことだった。
ご主人様はぼくをどこかわからない草むらに連れて行って「バイバイ」といった。
「バイバイ」の意味はわからないけど、そのままどこかえ行っちゃいそうなご主人様をぼくはただ追いかけた。
必死に追いかけるぼくに、ご主人様は軽くため息をついてこう言った。
「これはかくれんぼなんだよ。だから俺が隠れるまで追いかけてきちゃダメだろ。わかったな?」
なんだ!かくれんぼか!ぼくと遊んでくれてたんだね。やっぱりご主人様はぼくのことが大好き!
ぼくもご主人が大好きだから、すぐに見つけちゃうからね!
ご主人様の背中が遠ざかっていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・
そろそろいいかな?ご主人様を探しにいこう!
そう思った瞬間、草むらから大きな鳥ポケモンがとびだしてきたんだ。
「ビビィー!!!」
大きな翼に、大きな鳴き声。ぼくはとっても怖くなった。
どっかに逃げて隠れようか?でも、ご主人様はぼくが見つけてくれるのを待ってる・・・
はやくご主人様のところへ行かなきゃ・・・
鳥ポケモンは大きな翼をひろげてぼくを威嚇した。今にもとびかかってきそうだ。
戦うしかない、ぼくはそう思った。
大丈夫。ぼくは負けない。だって、ぼくにはご主人様のくれた「マーク」がある。
ぼくは「とくこう」がとっても強いんだって。だから、大丈夫。
ぼくは強い。大丈夫。ぼくはつよい だいじょうぶ
ぼくはつ
キャタピー……
俺の逃がしたムックルが立派に成長していたようで安心した
俺の中では、逃がしたポケモンはマイクが全て回収している
マイクどんだけストーカーなんだよwww
「ぼくはつ」ってなんかボスケテに通じるものがある
僕は爆発 みたいな
>>39 大発生の発生源がこのスレに出てくるような廃人トレーナー達だったら嫌だなぁw
それラジオで放送してるオーキド&クルミとかも分かっててやってるかと思うと…w
48 :
名無しさん、君に決めた!:2009/12/08(火) 23:27:17 ID:4Z2d4sGk
「今日からここが君のおうちだよ」
ミルタンクの目の前に広がっていたのは見渡すかぎりの草原だった。
この牧場では何十頭もの彼女の仲間が飼育され、毎朝の食卓に、ポケモンに、ミルクを提供している。
まだ幼いミルタンクはこれから人の役に立てることを誇りに思い、そしてわずかに優越感を覚えた。
彼女は知っている。
自分の主が何度も何度もオスとメスとを交わらせタマゴを産ませていたこと。
そして生まれ、逃がされたたくさんの彼女の姉たちの末路。
しかし彼女はこの牧場に連れてこられた。
おそらく戦闘向きではなかったのであろう自分に主人は新しい居場所を見つけてくれたのだと、彼女はそう考えていた。
「いいんですか?厳選漏れの個体引き取ってもらって…お金までもらっちゃって」
「最近、ミルタンクの数が減って困ってたところなんだよ。また産まれたら連れてきてくれないか」
「こちらとしても助かります。こんなことなら今まで産まれた奴らも逃がさなきゃよかったな」
ミルタンクはじっと自分の主人を見つめていた。
その視線には一抹の寂しさと、そして溢れるほどの感謝がこめられていた。
トレーナーが帰るとミルタンクは牛舎に連れてこられた。おどおどとする彼女にたくさんの同族たちの視線が集まる。
そのミルタンクたちは、なぜか一様にやつれているように見えた。
彼女に与えられたのは狭苦しい部屋だった。次いでケンタロスが入れられ、驚く間もなく素早く扉が閉じられる。
「あの、よ、よろしく…」
彼女は恐る恐る話しかけた。
ケンタロスは何も答えない。無知な彼女にも、すでに相手の理性が吹き飛んでいることは分かった。
悲鳴か嬌声か、牛舎にミルタンクの鳴き声が響き渡った。
ポケットモンスター銀、ポケットモンスターファイアレッド
こどもが うまれたときに しぼられた ミルクには いつもより えいようが たっぷり つまっている。
何この18禁話も真っ青の鬼畜話、どこにも救いがねぇ
とある場所に、そいつらの楽園は存在した
始まりは、10年ほど前。
とあるトレーナーの愛好したそのポケモンはブームを巻き起こした。
そして生き物絡みのブームは、終焉と同時に無責任な飼い主による野良の問題を引き起こしがちである。
そのポケモンの時も、そうだった。大きくなりすぎたから。進化して可愛くなくなったから。飽きたから。
もっとカワイイポケモンを手に入れたから。もっと強いポケモンの方が良くなったから。
多種多様な理由により同じ結末を迎えたそいつらがたまたま多く捨てられたのが、始まりだった。
その後、進化前の姿の発見、色違いの存在の確認等、散発的にそのポケモンが新しいポケモンに
取って代わられ捨てられる事態も散発的に発生したものの、
まだその頃は「そのポケモンが少し多い程度の」場所扱いであった。
事態が急変したのは、この場所にそのポケモンの群れがあるという噂が広まった頃である。
この地方にも「V」「個体値」等の言葉が伝わり、それは上級トレーナーの間に広まりブームを巻き起こした。
と同時に、不要なポケモンが捨てられることも多くなり、捨てられたポケモンの悲惨な末路や
ポケモン愛護の声が盛んに語られるようになった。
その結果、下手な場所に捨てるのは避け、せめて同じポケモンのいる場所に逃がしてあげよう。
そう考えるトレーナーが増えたことも自然な流れである。
そして、この場所にそのポケモンを何十、何百と捨てる人が現れたことから、事態は加速していった。
一気に増えた同種で群れをなし、食物を得るため他のポケモンを狩る。あるいは邪魔なので退ける。
強いポケモンを数で圧倒し、追い出す。増えすぎたせいで足りなくなった食料を補うために食べる。
ものすごい勢いで繁殖する。トレーナーたちに捨てられたポケモン達は他の野生に比べれば
圧倒的な能力を誇るうえに繁殖力がケタ違い、さらに攻撃的なものが多かったために
あっという間に他のポケモンたちは姿を消し、あるいは隠れ、さらに彼らだけの世界化が進んでいく。
しかも捨てられたポケモン達はメタモンとかけあわせて生まれた故かはたまた異常なまでの
投薬と過剰なかけあわせ故か、本来ならその種族にはないはずの翼状のものが生え、水かきを持ち、
空を飛んだり海を泳いだりするような異様なものすら存在する。
さらにそいつらどうしでつがいになり、繁殖し、地を覆い尽くすまでに増え続け…
そして、今ではその場所は、そいつらの楽園、通称「きいろのもり」と呼ばれている。
過疎ってるから作品投稿してみる
「ちっ、たった2Vか。必須だけど他が酷いし逃がすか」
そう俺はズイタウンの北の草むらにネイティを逃がした。これで何匹逃がしただろう?10から先は数えていない。
「ん?何かいるぞ?」
自然に還したネイティの行く先にある草むらの中に、何かの影が見えた。
それはネイティだった。前に逃がした奴だろうか。
「トゥートゥー…」
独特な鳴き声で新たな仲間を迎えるネイティ。逃がしたネイティも、返事をするように鳴き返す。
「トゥートゥー」
お互いの存在を確認しあった二匹は、そのまま草むらの奥へと入っていった。
「あれなら大丈夫だろうな。ここに逃がしたのは正解だったか」
もう何十匹もこの場に放して来た。一つのコロニーが出来ていてもおかしくはないだろう。
一匹では無力でも、何匹も集まれば厳しい自然に対抗できる。気休め程度だが、少なくとも俺は、何も考えずに捨てるような奴らとは違うと思えた。
野生に還ったのを見届け、安心した俺は踵を返してズイに戻ろうとした。
………その時、ふと背後で草むらが揺れる音が聞こえた。
何だ、と思い振り返ったところ………そこにいたのは……………
数えるのも馬鹿馬鹿しくなるほどの、ネイティの群れだった。
「な、何だ!?」
数多くのネイティが、一挙に俺の目の前に現れた。
「まさか、こいつら逃がした俺に仕返しに来たのか!?」
そんな馬鹿な……いくら逃がしたとはいえ、一箇所にまとめて逃がし、生存率を上げてやろうと思ってやったというのに…
「……トゥートゥー…」
一匹のネイティが、小さく鳴いた。
「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」
釣られてか、周囲のネイティも鳴き出した。
「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」
「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」
「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」「……トゥートゥー…」
何…だろう……なんだか、意識が…とおく……なって………
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
トゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥートゥー
「……………トゥートゥー……………」
俺の精神は(ゲシュタルト崩壊的な意味で)死んだ。スイートゥー(笑)
作品投稿者の人達乙、自分も賑やかし程度に投下
ぼくたち まんまるぼーるのびりりだま
人間のおとーさんに置いていかれたら おなかすいたり怖い目にあって死んじゃうって
ぴんく色おかーさんからきいてたけど ぜんぜんだいじょうぶ
野生のぽけもんは 怖いってきいてたけど ぜんぜん襲われなかったし だいじょうぶ
食べ物もいっぱいみつけたから みんないっしょに大きくなれたよ
ちょっと暇なときは 人間おとーさん思いだしてさびしいけど だいじょうぶ
まんまるおとーさんにおしえてもらった楽しい遊びがあるから すぐに楽しくなっちゃうよ
ぼくたち ふわんて
ぼくたちのおにーさん ごーすとさんは人間なんて大きらいだって言って
どっかに逝っちゃったけど ぼくたちは人間さん だいすき だって遊んでくれるもん
昨日は 懐かしい人間おとーさんそっくりの匂いがする 木の実をいっぱい抱えた女の人と遊んだよ
「電話かけても…切られちゃう…もう…あの子にとって私は不要なのかな……」ってさびしそうだったけど
これからはぼくたちがずっといっしょにいてあげるから もうさびしくないよ
今日は 水色のぽけもんつれたかわいい女の子のおうちにみんなでおとまりで楽しいな
とある町にて。最近めきめきと頭角を現したと評判の若きポケモントレーナーが
光あふれるバトルステージではなく暗く陰気な警察署の取調室で尋問を受けいてる。
「いいかげんに白状しろ!お前が「おや」になっているポケモンを現場で見た人間が何人もいるんだ!」
「発電所を何か所も駄目にして、大都市を何十回も大規模停電で麻痺させて、あげくに大規模自爆テロ。
お前がロケット団の恰好でうろついたり怪しいパッチ当てたポリゴン捨てたのを見た人間もいるんだぞ」
「おまけにまさかあんな一見無害そうなポケモン使って大量失踪事件引き起こすとはな。
しかも自分の親や幼馴染まで消すとは、いったいなに考えてんだ?あん??」
「…だから、俺は、こんなの望んでなかった!こんなことになるなんて思ってもなかったんだ!!」
「じゃあ何が目的で何百も危険なポケモン増やしたってんだ!?
さっきから弱いから逃がしただけだとお前は言ってるが、そんなこと信じられるか!!」
「俺はただ、好きなポケモンで強いポケモンを生みだしたかったかっただけなんだ…」
少年のつぶやきは、怒声にかき消されて消えた。
コガネシティ・グローバルターミナル取材メモ(2010/01/19)
二〇〇九年九月一二日、コトブキシティに続きコガネシティにもグローバルターミナルがオープンした。
カントー・ジョウト全土から連日多くの人が訪れ、GTSでのポケモン交換や対戦研究用の
バトルビデオ集めに勤しむトレーナーの姿は初日から絶える事は無い。
筆者も取材を兼ねて早速一体のピカチュウをGTSで交換に出してみた。
数日後、登録しておいた自宅パソコン宛に交換成立通知メールが届いたので再びコガネシティを訪れた。
指定していたキャタピーが筆者の預けたピカチュウと入れ替わりで自分の手元に来た。
システム面ではコトブキシティのGTSと同性能。今後は接続速度の上昇が望まれる。
今回来たキャタピーは自然公園(おそらく虫取り大会で捕まえたのだろう)産でレベルは11。
言語が日本語の為「おや」は日本人で確定であろう。GTSに預けられる典型的パターンだ。
しかしこのキャタピー、「でてくるな」等というニックネームなのはいかがなものか。
筆者の手でニックネームを変えられないのが不憫であった。これなら種族名のままの方が良かったのでは。
GTS利用者に限らずポケモントレーナーはどの様な形でポケモンを所有するにしても、
「名前をつけてやる」以上、他人が不快感を覚える様なニックネームを与える事は望ましくないと思われる。
体験談を基に書いております。言いたい事は最後だけなのですが、冗長過ぎた事を反省致します。
そもそもGTSは保健所とか長屋とか、ある意味にがす行方の一候補になっているのではと重い、書いてみた次第です。
>>58 なんかネタとして捉えられん…
見てて辛くなった
この前キャタピーちゃん厳選したからかな
俺もゴミとかクズとかいらんとかそんな名前のポケモン
GTSで送られてきた時には微妙な気持ちになったこと思い出した…
孵化厳選したポケモンを管理のために番号を付けているのも大して変わらんよな・・・まるで実験対象。
そこで俺は寿司ネタや食べ物の名前を付けるようになった・・・
なんだこの鬱スレ…
まとめへ行くともっと鬱になれるよ・・・とくに「また明日」というポッチャマの話を俺はよく読むけどな。
10匹兄弟まとめてクズ呼ばわりされて捨てられたあげく、道中に次々と兄弟姉妹が命を落とし、最終的に一匹になってしまう・・・(一匹は生きてるかもしれんが)。
強さを求めた者の業というやつなのか。
GTSネタ便乗
よぉ、お前さんが新入りか。ようこそ、歓迎するよ…と言っても、まあ、お前はすぐ出られそうだがな。
お前、名前はなんだ?…いい名前じゃねえか。俺?俺は…こいつらにはここの主と呼ばれてるな。
元主人には名前すらつけてもらえなかったが、ま、あそこにいる「あああああ」や「じゃま」よりは
幸運だったのかもな。ん、どうした、なんで自分は早く出られそうなのかって?
そりゃ、お前、お前はなんて言ったって、「条件」がまともじゃねえか。
どこにでもいる普通のポケモンとの交換希望で、しかもレベルも性別も「気にしない」だからな。
あそこのあいつは「ハッサムLV100」、あちらのあいつは「カイリュー♀」、
で、ここにいるこいつは「ミュウ」なんて条件のせいでかわいそうに、もう長いことここにいるぜ。
対してお前は条件まとも、しかも立派な珍しい木の実まで持ってるじゃねえか。羨ましいこった。
…ああ、俺はな、「パルキアLV100」なんて条件のおかげで生まれて捕まってからずっとここだぜ。
珍しい色ではない、捕まえたてほやほや丸出しの俺なんかと引き換えにパルキア恵んでくれる奴なんか
いるわけねえんだよ。万が一俺がここを出られるとすればよほどの狂人か「模造」の伝説配ってる
奴に引き取られる時だろうから、どうせろくな目にあわんのだろうな。もしかすると、ものすごい善人が
憐れんで本物の伝説と引き換えに俺をここから出してくれるか、俺を捕まえたあの男の元に戻れる、
なんて淡い夢見てた時期もあったけど、そんなの珍しい色した伝説の存在に10回連続で会うより
低い確率だぜ、きっと。あはは、あはははは、あーはははははっはあっはっはははっはは……。
私は、彼、コラッタLV4、通称「主」が、目が覚めた主人の元に戻ることができ、
今は幸せになっていることを祈らずにはいられない。元コラッタ、ラッタのコラちゃん(LV68)の呟き。
さがっているんで
まぶしい・・・
たまごの外の世界は光に満ち溢れていた。
しかしそれも束の間だった。僕はパソコンの中に吸い込まれた。
それまでに見たのは、空と一人の人間だけだった。
パソコンの中は、思っていたより広かった。たぶんここが僕の家なんだろう、と思った。
すでにお兄ちゃんはそこにいたし、あとから弟も入ってきた。
ちょうど30匹が入ったとき、真っ暗になって僕たちは下へと吸い込まれていった。
目が覚めると、またまぶしい光が入ってきた。
どうやら外の世界にいるらしい。兄弟もみんな同じ場所にいた。
「ここはどこ?」
「おそとに出してもらえたんだよ!」
「あそぼあそぼ!」
無邪気ややんちゃな弟たちが遊びたがっている。
きっと、パソコンに穴が開いたんだ。どうせすぐ戻れるだろう・・・
そう思い、一緒になって遊んでいた。
すると、一羽のムクバードが、2匹の弟を掴んで飛び去った。
弟はきょとんとしていたが、やがて泣き出してしまった。そして、弟は喰われてしまった。
肉を全部喰われて、骨だけが空から降ってきた。
「うわあああああああああああああああああああああああ」
残っていた28匹で全力で逃げた。でも、ムクバードのほうが何倍も早かった。
僕たちはまだ生まれたばかりだったから。
結局、ムクバードは合計9匹を食べて満足し、どこかへと飛んでいった。
後ろを振り返ることはできなかった。自分の兄弟が骨になっているのだから。
元の場所がどこかすらわからない。親もいない。
お腹がすいて、動きがどんどん遅くなる。食べ物のとり方もわからないから、ご飯にありつけない。
気がつくと1匹いなくなっていた。
それでも歩いていると、僕たちはとんでもないものを目の当たりにした。
「なに・・・これ・・・」
そこには、おびただしい数のイーブイの死骸が積み重なっていた。
体格的にも、ほとんどが生まれたばかりのようだった。
「僕たちも・・・食べられちゃう・・・」
何匹かが泣き出した。すると、その死骸の山から一匹のイーブイが出てきた。
「お前らも、いきなりこの場所に捨てられたのか?」
イーブイが問う。体はキズだらけになっていた。
「え、じゃああなたも・・・」
「ああ」
イーブイはしばらく黙り込み、また話し出した。
「俺が生まれたときにつけられた名前は「ゅ」だ。何を意味しているかはわからないが。
気がつけば兄弟とともにこの近くに捨てられていた。もちろん兄弟のほとんどは泣いたり騒いだりしてたさ。
『そのこと』に気づいたのは俺だけだった。俺は捨てられたんだ、って。
俺はすぐに兄貴に噛み付いた。悲鳴をあげていたが気にはならなかったよ。
俺は自分の兄弟を殺して喰べることにより生き延びてきた。
お前らはどうする?お腹がすいているんじゃないのか?ユキカブリはまだ食べたことがないんだ」
積み上げられた死骸は、このイーブイの兄弟のものらしい。
イーブイはよだれを垂らしてこちらを見ている。僕たちは怯えた。
「生き延びたければ仲間を殺せッ・・・ それができないならお前らは全員俺のエサだ!」
しかし・・・ 僕たちの誰もが、動くことはできなかった。
兄弟を殺すという発想が、自分にはないのだ。兄弟は仲間だ。家族だ。殺すことなんてできない・・・
「いいのか?なら、いただきます」
兄弟の1匹が、イーブイに噛み付かれた。血を噴き出しながら、抵抗すらできずにイーブイの腹に収まった。
また1匹、また1匹とイーブイに喰われていく。後に残るは大量の血と骨だけだ。
ついに僕1匹になった。
「震えていないのはお前だけか」
イーブイが言う。心はガクガクに震えている。でも、僕は冷静だから抑えられた。
「俺はもうお腹いっぱいだ。お前を喰うことはできない。その代わり、一つ言っておく。
野生ってのはこういうものだ。これからもお前の同種が次々と捨てられるだろう。
お前はそこで『共存』という選択肢を捨てて、自分が生きることだけを考えることができるか?」
僕は答えた。
「できます」
そう言い、僕はイーブイに襲いかかった。
長い年月が経った。
僕は進化して、より強くなった。木で殴ったり、強い冷気を浴びせたりもできるようになった。
でも、あの時のイーブイを忘れることができない。
あの時イーブイに出会っていなければ、「野生」として暮らすことは難しかっただろう。
しかし、何が目的で僕たちは野生に放り出されたのか。
僕たちを「捨てた」のは誰なのか。
それだけは、わからずじまいだ・・・
今日も捨てられたポケモンをただ襲って食べ続ける・・・
この間Kanonってアニメ見たんだけど、逃がした動物が人間になったキャラがいた
ポケモンの世界の人間の何人かはポケモンが姿を変えた物かもしれない
>>68 DPtで人間とポケモンが結婚という話が出てきたな。
もしや人間もポケモンの一種なんじゃあ?とか思ったりした。
進化とか云々よりも同格な存在なのかも?
最近投下多くていい感じだな、みんなGJ
そして68、69見てたら逆=人間がポケモンになるというのもありそうな気がしてきたネタ
「じゃあな、Vすらないゴミども、てめぇらのせいで無駄な時間取っちまったんだよ!」
俺はありきたりな捨て台詞と共に今日も大量の役立たずどもをまともな餌もない不毛の地へと放りだした
一部は元気に走りだしたが、かつて俺が捨てたVや2Vの性格不一致のカスどもにすぐ捕まった
残った役立たずどもはぴーぴーわめきながら地面をのたうち回っていたが、やがて静かになった
そんな嘆きを無視して俺は育て屋へと向かって自転車をマッハでこぎ出した・・・つもりだった
「ん、くそっ、てめぇ!!!」俺は目の前に飛び出した巨大なポケモン、もちろん俺が捨てた奴にぶつかった
俺は「ぎゃああああああ」と叫びながら自転車ごと空に投げ出され、鋭い痛みと共に意識は闇へと落ちていった
・・・・ふと気がつくと、とても暗い、けれどもどこか温かいところに俺はいた
さっきまでのギスギスとした感情が嘘のように静まり、誰かの優しい手に抱かれ、
温められている感触が心地よくて、俺は空中に手を伸ばしたが、その瞬間、空に亀裂が入り、
何か・・・期待に満ちた女の子の顔と・・・俺もよく知っているポケモン・・・マグカルゴが見えた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、俺は、つかえないという名前を与えられた俺は、あの不毛の地に一人立っている
生まれたばかりの兄弟と共に、かつて俺が捨てたポケモン達の殺意に満ちた視線に囲まれて・・・・・・
逃がしたロコンが少女に…
「あなただけは許さないから!」
舞台はキッサキかチョウジ
>>68 京アニ版?東映版?
俺もまこぴー好きだよ
余談だが彼女の声優はカスミと同じ人だったりする
最も多く逃がされたのってやっぱりメタモンかなー
野生のメタモンがよく逃げるのは
もう人間と関わりたくないからなのかな
逃がされないなら逃がされないで異種族、それも大勢と子供産まされまくりだしな
>>72 京アニ版だよ
弱っていく真琴の声出すの大変そうだな〜って思ってたけど調べたら飯塚さんはカスミの他にもポケモンのモンスターの声もやってたのか!
日々孵化厳選でポケモン逃がしまくってるけど
このスレ見て、逃がした後のポケモンの事考えると
心が痛くなった…。なんかとても悪い事したな…。
>>59-63 コメントありがとうございます。体験談というか、まんま実話です。
勢い余っておやの名前やステータスまで全部記述しようかとも考えましたが個人情報の事を考えてやめました
カイリキーに「いいおとこ」だったら笑いを取る事は出来ます(実際にいましたw)が、
でも「でてくるな」だと、受け取った人は皆悲しくなると思うのです。相手の気持ちを考えて頂きたいですよね。
DQみたいに公序良俗に反するNNを付けたらペナルティが加わる様にして欲しいものです。
スレが活性化してちょっと嬉しいです
俺はズイタウンの町役場の公務員。安月給で頑張る45歳だ。
月給は安いが妻子を食わせていくにはそれでも十分で仕事も嫌いじゃなかった。
先月の辞令で公共衛生関係の部署、通称「捨てられポケモン対策本部」に異動になるまではな。
知っての通り、育て屋があるおかげでこの町は賑わっているわけだが、その分捨てポケモンも多い。
殺処分はいかん、可哀想。かと言って放置しても生態系を壊しかねん…ということで
捕まえてできるだけ元の場所に戻すか誰かに譲る方針でやってるんだが、これが結構大変でな。
逃がす先の状況も見なきゃならんし、遠い場所のポケモンだと移送にも金がかかる。
誰かに譲る場合はそいつが捨てたり悪事に使わないかどうかしっかり見極めなきゃならん。
それでも昔はそれなりに普通の部署だったんだぜ?
いろんなポケモンを助けることができるし、やりがいもあったらしいな…あのガキが現れるまではな。
ベトベターとマタドガスを大量に逃がして環境破壊しかけた伝説を持つあのクソガキ。
その次は悪臭スカンプー大量逃がしでズイ周辺をしばらく立ち入り禁止にしてくれたあのクソガキ。
この前はたった2匹だけではあったがものすごい勢いで飛び回るやたら強い奴と
ものすごい勢いで地面やら壁やらはいずり回る強い奴で阿鼻叫喚にしてくれたあのクソガキ。
逃がすなら逃がすでせめてもう少し環境に優しい普通の奴にしてくれ。
あのクソガキだけは我慢がならん。あのガキのせいで俺のふさふさ頭がハゲまくりだ。
GTS利用していてあったことが元ネタ
せっかくの便利な施設も安心して使えないこんな世の中じゃ
何の変哲もないピジョンはとあるトレーナーによって捕えられ、一度も使われることなく交換に出された
だからそのトレーナーについて覚えていることはたった一つ、大量のボール、
それもどれも同じような模様をしたボールと一緒にかばんに詰め込まれたことだけだから
思い入れは特にないけれども、一つだけ言いたいことがある
あの沢山あったボール=「ますたーぼーる」なんてもので捕まえないで欲しかったなーと思う
「あーあ、せっかくピジョンが送られてきたかと思ったら増殖ボールっぽいのに入ってるなんて…
仕方ない、逃がすか。ピジョン、お前には罪はないけど、ごめんな」
申し訳なさそうな表情で、元住んでいた場所に近い場所で放してくれた、あの優しそうな少年
もしも今度誰かに捕まることがあるなら、あの少年みたいな人がいいなーと思いながら
ピジョンは今日も空を飛ぶ、少年からもらった木の実を大事に抱えて
>>78 ドガースとベトベターは俺の仕業ですサーセンwww
いい感じに活性化(?)してきたな
台本形式&俺の趣味全開でいいなら近々あげてみる
>>81 期待している。
俺もこのスレやまとめを見て思いついたネタがあるので・・・
まさか。
まさかまさか。
ありえない。絶対ありえない。
そんなはずが無い。捨てられるなんて。
一緒に頑張ってきたじゃないか。
ジョギングとは戦ってきたし、タマゴも数百孵した。
その中で捨てられていくやつも沢山いたし、その度心は痛んださ。
でも心のどこかでオレは捨てられないと思って安心もしていた。
それが不味かったのか?
答えてくれよ。なあ。ご主人……
大量に逃がされた中に紛れてしまったバグータより
私の「おや」はとても怖い人
私たち137匹兄弟姉妹がタマゴから孵った時
大好きな4Vとか5Vがいなかったという理由でブチ切れた「おや」が
まだ目も明かない弟達を地面にたたきつける光景が私の最初の記憶
私たちも叩きつけられるところだったみたいだけど
「おや」よりおっきくて強そうな人が「おや」になにか言ってくれたから叩きつけられなくて済んだ
けれどもそれから一度も外には出してもらえないし
ときおり聞こえる「おや」の怒ったような声と言葉がとても怖い
ある日「おや」の嬉しそうな声が聞こえてきた
「100日ねばって色違いホウオウゲットしたぜ〜気分いいから久しぶりにゴミ掃除でもすっかぁ〜」
初めて聞いた嬉しそうな声、だけどやっぱりなんだか怖い
私の隣のおっきな金色の鳥さんが震える私を抱きしめてくれた瞬間
私たちは生まれて以来初めての空を見た
初めて飛んだ青いお空、初めてだけどとても気持ちいい
野生は怖いって聞いているけどこの鳥さんが一緒なら大丈夫って気がする
ふと地面に目をやると、元「おや」が壁に頭を打ちつけながらなにか叫んでいるのが見えた気がした
>>84 ボックス整理で勢いあまって色違いまで…ってパターンだなwwwww
それかどさくさに紛れて色ホウオウがポケモンたちと一緒に脱出したとも取れるね。
>>85 むしろ色違いホウオウが元おやを見限ったんだと思ったよ、俺は。
書いてたら無駄に長くなりそうだwwwww
どうしよう…
>>88 分けて貼り付けるのが面倒なら、テキストファイルに貼り付けて適当なうpロダに上げるという手もあるよ
月も出ていない、暗い夜道を一人の少年が何かから逃げている
凶悪な、恨みに満ちた目で少年を追いかけるのは3匹のポケモン、額に何かマークがついている
暗闇に目を凝らすと、周囲を数えきれないほどたくさんのポケモンが囲んでいる
しかも全部同じ種類のポケモンで、額の同じ位置に同じマークがついている
――どうして、どうして、どうして!! 僕が何をしたって言うんだ!?
どうして僕がこのポケモン達に恨まれなくちゃいけないんだ!!?
僕は、ただ、皆の役に立ちたくて判定をしただけじゃないか!
一度だって、「弱い」とか「使えない」とかそんなひどい判定をしたことはないし、
特にこのポケモン達は普通より強いから「平均以上の能力」だって褒めてあげたじゃないか!
特別強いポケモンがもらえると評判のマークだってもらえてたじゃないか!?
彼は知らない、彼らがもらったマークがそのトレーナー曰く「ゴミ専用マーク」だったことを
彼は知らない、彼らがその後あっさりまとめてゴミの日に捨てられたことを
とびっきりの、最高の力の、これ以上ないほどの、「やつあたり」がジャッジに炸裂した
ジャッジ君…
「あるツボツボの回想」
俺らは「弱いポケモンなんかいらね。さいなら」とありがちな言葉と共に捨てられた
幸いそこにはたっぷりと木の実があって、暖かくて、
しかも硬い殻にこもる俺らをわざわざ好き好んで食う奴らがいなかったので誰も脱落せずに済んだ
素直な連中は「いつか主人さんに迎えに来てもらえるように強くなるんだー」とか言いながら
木の実ジュースなんか作ってたが、冷静な俺は「一匹だけ主人の手元に残されたやたら強い兄弟しか
いらん、つまり俺らなんかどれだけ頑張っても不要って意味だろ、あの言葉は」と思っていた
だから「わーいわーい主人さんが来てくれたー」と兄弟が騒いでるのを聞いた時は耳を疑った
そこにいたのは確かに主人、しかもなんだか目に涙を浮かべて、
「ごめん…俺が悪かった。俺、ポケモンリーグに挑んで、あの人に出会ってようやく分かったんだ。
お前らが弱いとしたら…俺が悪かったんだよな。ごめんよ、本当にごめんな」などと言っている
皆、泣いて喜んでいたし、俺も嬉しすぎて冷静でなんかいられなかった
だから、聞こえなかったんだ…主人の後ろを飛び回る、変わった色をした「あるせうす」100匹の声が
だから、見えなかったんだ…レベル30のカイリューやレベル1のホウオウが大勢後ろにいたのが……
「あるツボツボ、改め、ある元ツボツボの回想」
厳選も終わったので、不要な連中を一斉に逃がした。
そいつらは逃がされたことも分からず、ぼーっとした表情でのそのそとしていた。
それから数ヶ月後。俺はリーグどころかバトフロも極め、この地域随一の実力者として君臨していた。
今日はポケスロンでもまたトロフィーを獲得し、気分がいい。
だからだろうか。久々にポケギアにかかってきた電話を取る気になったのは(普段はうざいので無視している)。
「ーー君!早く、早く帰ってきてっ!!大変なのよっっ!!!」
幼馴染が泣き叫ぶ声が聞こえ、俺は慌てて久々に故郷へと駆け付けた。
「なんなんだこれはああああ!!」俺は家の前で叫んでいた。
家の中では、いや、家の周りでも、大量のケッキングとカビゴンがのそのそと鼻をほじったり
ぺんぺん草も残らないほどの食欲を見せつけていた。
もちろん、俺がかつて捨てたナマケロとゴンベのなれの果てだ。
豊富な遺伝技、厳選漏れとはいえそれなりに優秀だった能力、そして大人数(総勢321)により
全員無事に立派なケッキングとカビゴンへと進化し、全てを食いつくしてここへと帰ってきてしまったのだ。
こいつらはきっと捨てられたことにすら気付かず、自分達がなまけていたらいつの間にかに主人がいなくなった
とでも認識していたに違いない。その証拠に捨てられたポケモンにありがちな悲壮感がまったく感じられない。
そして俺の前には般若のような表情で仁王立ちする母とものすごく怒っている近隣住民総勢100名。
これだけでも俺はかなり終わってしまっているが、さらに悪夢なことに気がついた。
(ここにいるこいつら、これでいて一応全員「まじめ」な連中なんだよな…
まさか、他のまじめじゃない連中はのんびり他でなまけてるとか、ないよな、ないよなっ!?)
俺の祈りむなしく、今までたっぷりなまけていたケッキングとカビゴンの集団(合計739)と
松明や腐った卵やトマトを手にした怒れる人々がこちらへとやってくる悪夢の始まりの音が聞こえてきた。
大量のゲンガーの夢を見た。
ゲンガー達は真っ白な道を昇っていった。数匹身体のどこかが潰れていたり、目の色がおかしい奴がいた
逃がされた奴らだったのかな?
>>95 近親交配繰り返して奇形が生まれたんじゃね…
保守
保守ageメタモンネタ
「10匹のメタモン」
青色メタモンととっても強ーい外国のメタモンが手に入ったとかで
メタモンが大勢まとめて一斉在庫処分とばかりに逃がされた
最初はメタモン達は楽しく歌を歌いながら自由な世界を楽しんでいた
一匹のメタモンが珍しい木の実を喜んで頬張ったためにのどに詰まらせて死んでしまった
さらに一匹のメタモンが満腹幸せ気分で寝転んだ瞬間マルマインを踏んで永久に眠ってしまったが
そのメタモン達がまだ幸せな部類だったとメタモン達が知るのはまだ少し後の話
大きな発電所のあるそこで出会った紫のポケモンと仲良くなった一匹のメタモンがいた
夜12時過ぎたころに紫のポケモンにどこかに連れて逝かれてしまった
さらに先に進んだところで、一匹がズイタウン名物廃人自転車に真っ二つにされた
おまけに廃人自転車から転げ落ちたくっつきバリが刺さってもう一匹死んでしまった
もうこんなに仲間が減るのは嫌だ、人間に捕まってる方がまだ楽だという意見が多数になったので
自慢の裏庭と呼ばれる場所に行ってみたら、まず一匹目は順調に捕まった
続いて二匹目が「自分も」と飛び出してみたら、なんとそこにいたのは色狙いのポケトレ廃人だったために
普通のメタモンには用はないとばかりにカイオーガの口の中に放り込まれてしまった
メタモン達はいっせいに草むらに逃げ出したが、一匹が逃げ遅れて今度はリングマに引き裂かれていた
二匹のメタモンは必死に隠れる、しかし廃人はお目当てのポケモンのいる草むらを見つけるのがとても上手
さらに一匹がだいもんじでこんがり焼かれ、叫ぶ悲鳴を背に最後の一匹は必死で逃げ続けた…
……そして、最後の一匹は…
一匹の異形のメタモンがふらふらと歩いていた
いや正確に言うと、ふらふらと飛んでいた
そのメタモンは見た目だけは優しそうな廃人と呼ばれる人間に一人寂しくしているところを拾われ
少し他より優れた能力と人間に都合のいい性格をしていたために沢山の子供を産まされた
老若男女区別なく何百ものポケモンと交わり何千ものたまごを産まされた
ある日、窓の外を眺めると、楽しそうに空を舞う、とても強そうなポケモンが見えた
昔の自分のように、カワイイ妹や仲間と幸せそうにおしゃべりをしている
自由にどこかへと飛んでいくその姿はメタモンの心の中に強く残った
乱暴な交雑のため、つやつやとした体色やキラキラしたつぶらな瞳が暗く染まったころ
新しいメタモン…このメタモンが捕まったばかりのころと同じように、期待に満ちた瞳で人間を見つめ、
昔、このメタモンの前任者だったメタモンのように、ぶつぶつと「…も……すぐに…メタモンみたいに…
なる…よ…」と呟く捨てられるメタモンを憐れむような瞳で見ている…の存在により、外へと解放された
精神も肉体もボロボロのメタモンは、憐れみ蔑む周りのポケモン達の視線も
異常な交雑の結果異形と化したメタモンを不気味がる人間の暴言もどうでもよかった
昔見た、あのポケモンみたいになりたい…メタモンも…あれだけ強かったら幸せになれたのかな…
強い憧憬の念だけに支配されたメタモンのは、徐々に変化していき、やがて立派なラティオスの姿になった
元々他より強かったメタモン、多くのポケモンと交わったメタモン、
長時間育てられ続けたメタモンだけあって実力も素地も上々だ
ラティオスなんて普段見ることも聞くこともない地域の人間には精神がメタモンなんて分かるはずがない
そしてメタモンはラティオスの姿を保ちながらカントー地方上空を飛び回り続けている
100 :
名無しさん、君に決めた!:2010/02/27(土) 01:41:26 ID:wweA8xIL
全小説に泣いた
101 :
名無しさん、君に決めた!:2010/02/27(土) 02:33:57 ID:fMSUM6Kl
まあそれでも勝つために厳選するですがねw
マンネリ打破も兼ねてちょっくら厳選行為封印して遊んでみるかな
多分これはこれでおもしろいんだろうけど
素早さ同種族値対決やらで負けた時、落胆しない自信は今の俺には正直無い
103 :
名無しさん、君に決めた!:2010/02/27(土) 11:55:57 ID:7TjxzWXY
牧場に放してやれよ
また野生で出て来るとか面白そう
捨てたな…みたいな顔で
それ、ある日湖で波乗りしていたら真ん中あたりで「今度は捨てないでね…」とか言われそうだな
もしポケモン側がこんな感じでトレーナー厳選してたら嫌だなwみたいな話
「ケッ、期待して損したぜ、お前らみたいな1V2Vは邪魔だからさっさと失せろ
Vなしと性格不一致のまずまず(笑)どもは論外とっとと消えろw」
…ケッ、お前みたいなポケモンの能力もまともに引き出せないゴミが何言ってやがるんだ
あいつとかあいつとか俺様を秘伝要員にするとか信じらんねー
こっちは期待して試しに捕まってやったというのに、カリスマ他トレーナー個体値まずまず(笑)で
性格もコレときちゃ、どうしようもねーよwww
ぶっちゃけお前の逃がした奴の中に4V以上性格一致とかいるんだけど、
お前に使われたくないから演技したりジャッジにこっそり頼んでウソついてもらった奴大勢いるぞw
あー、俺もそろそろ逃がして欲しいわ、勝負ウマイ奴ならともかく、コイツ弱ぇしw
「そういや、なんか最近やけにポケモン捕まえにくいなー、気のせいかなー」
そりゃそうだw俺様や逃げた連中(「逃がした」と思ってるのはコイツだけw)が
お前の低能ぶり伝達しあってるからなw
「…ま、いっか、次行こうっとw」
よくねーよ、さっさと俺様も逃がせw ミュウ、心の呟き
>>106 その発想は無かった
>>102 愛着が勝ればそれくらい…と言いたいところだけど確かにやってて厳しいな
でも救えない個体値のお気に入りがガチ構成のポケモンを倒せた瞬間には
込めた思いと相まってすごく脳汁が出る、厳選ガチパ使用時の比じゃない
サイバーテロは去ったみたいだうれしい
初書きします。まとめ読んで色々と参考にしながら書きましたが、文章が変かもしれません。
GTSに夢や希望を持つのはやめておこう、というお話。
ちなみに自分はGTSロマン派です。
見知らぬ誰かと見知らぬ誰かのポケモン交換という所にロマンがあります。
そしてどこかの誰かが、自分の好きなポケモンを気に入ってくれると素敵だったりします。
しかしGTSの現状はクレクレやら割に合わないレートやら改造やら…結構な状況だったりするんですよね。
それでもロマンを信じてムウマに闇の石セットで放流したり、パッチール→パッチールで交換したり
自分の趣味で選んだ遺伝技を覚えさせたポケモンを預けたりしてます。
まあほとんどの場合が埋もれてしまうので、手元に戻りますけどね。
「ここはGTS。ぐろーばるなんとか…っていう名前で、ここで世界中の人とポケモン交換ができるんだってさ。」
俺の主人は嬉しそうにそう話していた。
「すごいね!」
フフ、と笑いモンスターボールに俺をしまい、その建物の中に入っていった。
カウンターの受付の前でボール越しの俺に話しかける。
「ごめんね。僕、友達作るの苦手で…。本当は、ここに君を預けるの怖いんだ。
誰かが君を連れていっちゃうんじゃないかって。でも、君も強くなりたいもんね。」
主人が俺を進化させようと決意したのは公園で見かけたポケモントレーナー同士のバトル。
そのバトルに俺の同族、進化した姿である、赤いポケモンがいた。奴の圧倒的な強さに俺も主人も魅了された。
―ねえ、『ストライク』。君も、やっぱり―、『ハッサム』になりたいの?
俺は、ゆっくりと頷いた。
初めて出会ったあの日から。ずっと俺は、いや、俺達は強くなりたいと思ってきた。
色んなトレーナーと戦い、色んなポケモンと戦い、ジムリーダーとかいう強いトレーナーとも戦った。
遠くまで旅をすることは無かったがこの辺りではかなり強い方だと思う。
主人が持たせてくれたメタルコートをじっと見つめ、今までの主人との事を思い出す。
スピアーに追い回されたり、バタフリーに痺れ粉捲かれたり、カイロスにビビって腰抜かしたり…。
本当に情けない主人だと我ながら思う。俺が強くならなければ誰がこのヘタレを守ってやれるんだ?
だけど俺が進化するには他のトレーナーと交換をしないといけないらしい。
虫ポケモンとばっかり遊んでいたせいかもしれないが、このヘタr…気弱で大人しい主人は友達がいない。
交換する相手がいなければ進化もできない。…かと思ったら、このGTSとか言う施設を使えば進化できるそうだ。
一旦預けてすぐに引き取れば通信交換したのと同じ事が起きるらしい。
「絶対に誰も引き取らない条件にして…っと。これなら大丈夫だ!」
元々ここは『ポケモンを交換するための施設』だから、俺が見知らぬ他人のポケモンと交換される危険がある。
それが最大の問題だ。だから主人はここを利用するのをためらっていたが、あり得ない条件を設定すれば
交換されるはずが無いと考え、ついに決心してここに来たのだ。
…それにしても、なんでいちいち交換しないと進化できないんだろうな。
野生のイワークなんて長い年月をかけてハガネールになるって聞いたことあるぞ。
「すぐに迎えに行くからね、バイバイ ストライク!」
俺の入ったボールが受付の人間に預けられる。そして電子空間の中に放り出された。
五分くらい経った頃だろうが。急に体が上に吸い上げられるような感覚に襲われる。
その途端、体が急激に熱くなる。体の中のエネルギーが一気に沸騰するようだ。
俺にはよくわからんが、通信の際のデータとメタルコートが反応して身体が…やっぱわからん。つまりは成功したんだ。
引き取られた俺はすぐさまボールから出された。やれやれ、進化するのも手間だな。
目の前には人間が立っている。よう、待たせたな、と顔を上げてあいつを…?
!?
違う。あいつじゃない…!嘘だろ…まさか、失敗したのか…?
その男は何やら機械を取り出して俺の体を調べ始める。
「ちっ、折角タダでハッサムが手に入ると思ったら勇敢とかクズじゃねーかよ!!!!
しかも野生かよ。大方どっかの友達いないかわいそーなガキが預けたんだろうな。ざまぁ!!
一応個体値も調べっか…。なんだよ、振ってあるじゃねーか。面倒くせぇ…。」
見知らぬ男は訳のわからない事を口走りながら俺の頭を押さえつけて、無理やり木の実を捻じ込む。
おい何をする!やめろ!苦しい…。抵抗しようとするが力が入らない。
その時、男の上着の裏に八個の金属製の飾りが見えた。確か、あいつも二、三個持ってたハズ…。
でも形が違う。それにあいつの持っていたバッジはキラキラ輝いていた…。
この男のそれは、酷く汚れて、くすんで、全く輝いてはいなかった。
「たったの1V!他も糞個体値だし親にも使えねぇ!!あーあ、所詮GTSなんてこんなもんだよな。」
でもこないだ掴まされた改造ポケモンを処分できたし、まあいいか。」
気味の悪い笑みを浮かべた後、その男は俺を再びボールに収め、数刻が過ぎ、
―そして、不意に俺の体は宙に投げ出された。
「あばよゴミムシ!!!」
俺の目に映ったのは赤い翼と青い体のポケモンに乗るその男がケラケラ笑う姿だった。
おいっ!待てよ!!!お前は一体誰なんだ!?あいつはどうしたんだ!?
そんな事よりも、俺は、今、落 ち て い る ?
慌てて羽根を動かすが、ブウゥンと音が鳴るだけだ。体が重い。上から凄い力で押さえつけられてるようだ。
ああ、そうだ。あいつが言っていた。
『進化すると体が頑丈になる代わりに、重くなってスピードが落ち上手く飛べなくなる』と。
進化したら飛ぶ練習をしようね、そう言っていたあいつの笑顔が頭に浮かんだ。
あいつは、今頃どうしたんだろうな。俺がいなくなって、ピーピー泣いてるのかな。
だからちゃんと友達を作れって言ったのにな…。俺の言葉が通じる訳が無かったんだが。
こうして見知らぬ土地で見ず知らずの人間に捨てられて、誰にも知られず死んでいくのか…。
俺は 死ぬのか―?
俺は死ぬのか?おれは しぬのか?死ぬ?死?
消える?『俺』が無くなる?存在が?
ふざけるな!どうして俺が!!俺がいなくなったら、誰があいつを、あいつを――ッ!
―しかし無情にも、重力は彼を地へと引き寄せるのだった。
>>109 GJ!ハッサム…。・゚・(ノД`)・゚・。
俺もGTSにはお世話になってるから、もっと>109のやってるような
気持ちのいい交換が出来るようになることを願わずにはいられない
せっかくだからここに書き残させてもらう
GTSでマスキッパのヨネスケを交換してくれたミナミさん、
ユキメノコのLuckyをくれたBISSAさん、
スカンプーのぴこを譲ってくれたひじきさん交換ありがとう
彼らはバトレボでも個体値なんのそので暴れてくれる大切なパートナーです
兄さん、姉さん、お別れしてから暫く経ちますがお元気でしょうか。僕はまぁ元気です。
そういえば、ブラッキー兄さんがよく頑張ってるんです。とにかくタフで、凄く強いんですよ。
あとサンダース兄さんは打たれ弱くて臆病だそうだけど、十分強いです。彼も自慢の兄です。
そして、他の兄弟も元気でやってます。
さて、僕はというと今度ブースターになるらしいです。
マスター曰く、回復も攻撃もこなす役なんだそうで。ブースターの力を見せてやるって。
あ、でも大丈夫。シャワーズやエーフィにバトン回してもらうらしいから、すぐにはやられないって。
兄さん、姉さん、どうか凶暴な奴等には気をつけて。
僕はたまたまボックスに残りましたが、毎日兄さんと姉さんが心配でたまったもんじゃないです。
なんでもアサギシティの近くにはケンタロスがいるんだとか…
…また連絡します。兄さんや姉さんの分まで頑張るから、どうか応援してて下さいね。
>>110-113 ハッサムぅぅぅぅ
くそ…切なすぎるぞ…
そして本当にGTSはおかしい。
でもたまにあなたみたいな良心的な人見ると、捨てたもんじゃないなと思えるよ。ありがとう。
兄さん、姉さん、お別れしてから暫く経ちますがお元気でしょうか。僕はまぁ元気です。
そういえば、ブラッキー兄さんがよく頑張ってるんです。とにかくタフで、凄く強いんですよ。
あとサンダース兄さんは打たれ弱くて臆病だそうだけど、十分強いです。彼も自慢の兄です。
そして、他の兄弟も元気でやってます。
さて、僕はというと今度ブースターになるらしいです。
マスター曰く、回復も攻撃もこなす役なんだそうで。ブースターの力を見せてやるって。
あ、でも大丈夫。シャワーズやエーフィにバトン回してもらうらしいから、すぐにはやられないって。
兄さん、姉さん、どうか凶暴な奴等には気をつけて。
僕はたまたまボックスに残りましたが、毎日兄さんと姉さんが心配でたまったもんじゃないです。
なんでもアサギシティの近くにはケンタロスがいるんだとか…
…また連絡します。兄さんや姉さんの分まで頑張るから、どうか応援してて下さいね。
>>110-113 ハッサムぅぅぅぅ
くそ…切なすぎるぞ…
そして本当にGTSはおかしい。
でもたまにあなたみたいな良心的な人見ると、捨てたもんじゃないなと思えるよ。ありがとう。
ぎゃあああ、中止して修正かけようと思ってたら連投に…
本当に申し訳ないです
>>115-117 挿絵があるわけじゃないのに、ボックスの中のブースターの淋しげな表情がなぜかはっきりと見えた…
訂正
×ブースター
○イーブイ
「やった!あたしのコリンク、外国の子が引き取ってくれたんだ…」
幼い少女は転送されてきたばかりのモンスターボールを手に取り、明るい笑顔を見せた。
「欲しかったんだぁ…ミミロップ!しかも外国から来た子だって…クラスの友達に自慢できちゃう!
…コリンクがいなくなったのは寂しいけど…でも今ごろは、きっとあの子も向こうの新しい友達と仲良くやってるよね。」
少女は早速ボールからポケモンを出した、新たなパートナーとなるポケモンに慣れ、そしてよく知るために。
「良かった!この子は外国の子だけど…この子の情報は全部日本語で書いてある!」
そう、ここGTSでは、たとえ外国籍のポケモンでも異国に送られればその国の文字で情報などが自動変換され、見られるようになっているのだ。
「えーっと、性別は男の子。性格は照れ屋さんで個性はかけっこが好き。うふふ、可愛い!」
覚えている技、特性など…
これらを一通り確認し終わった頃、笑顔だった少女の顔がなんだか少し困ったような表情に変わっていた。
「…この子のお名前、一体何て読むのかしら?英語…かなあ…?」
彼女はすぐにミミロップを自宅に連れて帰り、ローマ字の母音と子音の読み方が書いてある兄の教科書を見た。
「そっか、この子のお名前はこう読むんだね。これからはちゃんとあなたをお名前で呼んであげられるね!」
ローマ字の読み方を知り、再び彼女は嬉しそうな表情でボールからミミロップを出す。
部屋の中、自分と大して変わらない視線のポケモンの瞳を、少女は真っ直ぐに見つめた。
「よろしくね、FUCK!」
彼は少しはにかみながらも、新しい自分のトレーナーに元気にお辞儀で挨拶を返した。
「逃がす」のテーマと少し趣向がずれたかな…ちなみにこれ、従姉妹の実話
文章にまとまりがなくてごめんなさい
>>122 ひでぇw
ミミロップと女の子も可哀想だがその後のコリンクも
>>110-113みたいなことになってそうだな…
なんてこった。まさかこの俺が逃がされるとは。
遠くの空から新しい主人の元に来て、すぐに逃がされるとは。
俺は伝説のポケモンなのに。しかも色違いとも呼ばれる最上級に珍しい存在なのに。
その俺がなぜ汚いものを見るような目で見られて捨てられなければいけないのか。
「6V」というとてもかっこよくて強そうな名前だって持っているし、素敵なマスターボールに入っている。
手土産に素敵なマスターボールも一つ持たせてもらったというのに。LVだって100なのに。
何がいけなかったのだろう。やはりまったく同じような顔、同じ能力、同じ性格、同じ色、
生まれた日も時間もまったく同じの兄弟が100匹もいれば
たとえ伝説の存在と言えども珍しさが失せてしまうのだろうか。
たとえマスターボールでも999個もあれば珍しくも素晴らしくもなくなるのだろうか。
それにしてもなぜこの新しい主人は前の主人と違って全然マスターボールを持っていないのに
どうして珍しくて嬉しいはずの俺とマスターボールをあっさり捨てたのだろうか……。
>>123 なんと哀れな…泣けた
だけど改造の子までボックスに残してあげる寛容さは俺にはないorz
>>124 ちょwwwわざわざ貼るなよwww
と思ったけど読んだら意外と勉強になった
無事かは知れない兄弟に手紙をよこした数日後、いよいよブースターになった。
マスターが普段寄りつかない「ポケスロン」という競技場で何故か必死こいてチームを率い、
その後で僕にほのおのいしをくれたからだ。これの、つまりは僕の為に競技に夢中になっていたらしい。
彼は更にだいもんじを教えてくれ、戦う兄たちと同じように名前をつけてくれた。
暫く各地を歩き回り、そして兄たちとポケモンリーグに出た。
兄たちは本当に強かった。その彼らに支えられ、僕は少しずつレベルを上げていった。
そうして彼のドラゴン使いに打ち勝ち、僕ら兄弟は歴史に名を残すこととなった。
成長した僕を撫で、マスターは嬉しそうな顔をする。
僕も嬉しかった。自然に帰っていった兄さんや姉さんに報告しようと思った。
が、そこで僕はもう一つのことが浮かんだ。
兄さん姉さんは何で手放されたんだろう。何が違うんだ。
マスター、イーブイが好きだって言ってたじゃないか。
ねぇ、兄さんや姉さんは何でお別れしたの? 僕と何が違うの、ねぇ!
そう言おうとしたけど、嬉しそうなマスターの顔を見てたら言えなかった。
>>124 勉強になったと聞いて読みたかったがセキュリティソフトが許してくれなかった
>>128 今のセキュリティソフトはwikipediaの記事まで制限するのか…
まじめな解説だけだから厨房以上ならとりあえず読んどけ
>>126 126の分でようやく「兄さんや姉さん」が何をされたのかが解った(ノД`)
理不尽さを感じる一方でトレーナーの矛盾を否定できない俺
−1−
昔々あるところに一人の少年がいました。
ある日少年はアンノーンと言うポケモンに出会い、たった一つだけしか技を持っていないこと、
そして様々な姿をした同種がいることを知り、「きっと何か意味があるに違いない!」と思いました。
しかし、どれだけアンノーンを集めても、全ての種類を捕まえても、何も起きませんでした。
勝手な期待を裏切られた少年は、アンノーンに罵詈雑言を浴びせ、投げ捨てました。
少年を慕って鳴く文字アンノーン達と、それをいつも通りの冷めたような半目で見つめる
(きっと他より少し珍しい種類だから、同じ経験を何度もしたのでしょう…)「!」と「?」…。
数ヵ月後、少年は新チャンピオンになっていました。
伝説のポケモンも、強いポケモンもいっぱい持っています。
だけど、なぜか皆にはあまり羨ましがられたり尊敬されていたりする感じがしないのです。
むしろ、なぜか憐れみの目で見られることすらあるのです。なぜでしょう?
その疑問は、彼を憐れんだ知人の「…遺跡に行けば分かるぞ」の一言で晴れました。
その遺跡の壁には、少年の名前と顔文字つきで、恥ずかしい黒歴史が、示されていました。
弱くて、ちっぽけなアンノーンだって、心はあるのです。馬鹿になんて、してはいけないのです。
−2−
捨てたポケモンの復讐(笑)はいはい、説教話乙!
だいたいアンノーン捨てて仕返しされた過去暴露とか、あの教師アホだろwww
あんな文字ポケモン怒らせたら変な文章作られてもおかしくないって普通分かるじゃんw
その点、僕は超賢いから大丈夫。進化したらマズイポケモン、他に害を及ぼしそうなポケモン、
ガチで復讐してきそうなポケモン、人や他のポケモンに意思伝達しそうなポケモンなんかは捨てたりしない。
僕が厳選したのは、ヒンバス。そう、あの貧相でぶっさいくな哀れなぴちぴち跳ねるしかない魚。
コイキングは放っておいてもギャラドスに進化する危険性あるけど、こいつは美しくならない限り安全。
大勢で逃がしたから悲惨なことにもならないだろうし、貧相には貧相なりの幸せもあるはずさw
貧相なりに頑張って貧相な人生過ごしてくれwああ僕はなんて賢いのだろうw
その頃、とある湖にて。そらをとぶポケモンやその背に乗ったトレーナーたちが、大爆笑していた。
人文字…ならず魚文字で描かれた、少年の顔と名前と恥ずかしい秘密ショー
(演出・ヒンバス)が繰り広げられていた。
……アンノーンはともかくおそらく生まれたばかりであろうヒンバスがなんで少年の恥ずかしい秘密知ってるの?
>>129 別の記事読んだついでに検索かけて読みました、どうもありがとう
>>132 きっとアンノーンがテレパシーか何かで「君たちのおやはね……」と伝達してあげていたのさ
HS対応のポケモン牧場でないかなぁ 逃がすのがつらい
コンテスト用のかわいさとかしこさMAXのチルタリス♂をうっかり逃がしちゃったorz
肉食系女子の餌食になってないといいけど……
改造ポケモンを逃がしたらどうなるかと思い、おどろおどろしい話にするはずがいつの間にか変な方向になっていた。
そしていつの間にかメインが野生のポケモンになっていた。しかも無駄に長くなっていた。
どうするべきだと思います?
>>136 かまわん投稿しろ
このすれは”逃がしたポケモンの行方”だから最終的にそこにつながればおk
俺も実際そんな感じになってるしね
>>110-113の作者でした。
一応続きとしてトレーナー側ではどうなっていたか、となるはずが どうしてこうなった。
「黄色いの二匹のある話」
私は “歪み”(いがみ)なポケモンだ
私は“カイゾウ”と罵られ蔑まれる存在だ
正確には 現存するポケモンの情報を電子化し具現化させた存在
ポケモンとは 自らの肉体を電子情報に置き換える事が可能な生物 最もそれには人間の技術が用いられるが
しかし私は“情報”のみで肉体を構成されている
見た目には有機生物のポケモンと相違は無いのだが 確実に “正常” なポケモンでは無い
即ち 私は“歪み”な存在である。
そして“カイゾウ”とは歪みな存在を生み出す行為である
これは人間―、否、ポケモンを使役する者達にとって最悪の禁忌とされているようだ
「―これが私の知り得る『私』という存在への知識だ。」
コガネシティの近くの草むらの中で会話している二匹のポケモン。
一匹は上半身が黄色く下半身は茶色のスリープと呼ばれるポケモン。
もう一匹は紫色の長い鬣と黄色い体に稲妻の様な黒い模様を体に持つポケモン。
「出会う人間から全てから罵られ、怨まれ、忌み嫌われてきた。『カイゾウ』『キエロ』『シネ』『クタバレ』…
色々言われて来たが、全て事実だからな。仕方が無いことだ。ならば早々に放してもらいたかったのだが
今まで会って来た人間達に毎回元の施設に押し込まれた。私の姿を他者に見られ、問い詰められるのを
嫌ったのか、他人なら押し付けてもいいと思ったんだろう。最近ようやく解放、逃がされたがな。」
「ふうん…。アンタも苦労したんだな。」
とりあえず俺はそう答えておいた。随分と酷い言われようだが、しかしこいつは丸で気にもとめていない。
全てを事実、として受け入れている…のか?それとも素で気にしていないのか。
最近この辺りに見慣れないポケモンが現れたという噂を聞いた。
またどこかの人間が妙なポケモンでも捨てたのかと思って見に来たら…そりゃもう驚いた。
なんだってこんな所に伝説のポケモンと呼ばれる『ライコウ』がいるのかと。
だけどこいつは何かが違う。本能的に俺達と“違う”という感じがする。妙に偉そうではあるが。
話を聞いて大体わかった。つまりこいつは紛い物ってことか。
「…苦労?さあ?私自身、苦と思ったことは無いな。私が異質な存在であることは事実だからな。
ちなみに特性は不思議な守り。技はボルテッカー、草結び、冷凍ビーム、電磁浮遊だ。
ほぼ全てが私の構成元となった種族、『ライコウ』では持ちえない技能だ。Lvは3だ。最初は1だったが。」
「ああ、色々とひどいなそりゃ。」
“カイゾウ”―、俺も改造ポケモンの事は知っている。特殊な機械を使って俺達ポケモンの能力をいじったり
一から作り出したりすることを言う。で、こいつの言うとおりトレーナーにとっては最悪の行為だ。
噂には聞いてはいたが実物を見るのは初めてだ。
「しかしお前も変わった奴だな。この辺りのポケモンは、ほとんどが私を恐れて近づかないのだが。」
「そりゃあね。アンタみたいにでかいのがうろついていたらまずビビるわな。」
きっとこいつは自分が普通じゃないことは自覚していても、どれだけ大層なポケモンなのか自覚が無いんだろうな。
知っていたとしても『少し珍しいポケモン』ぐらいにしか思ってないんだろう。
「では何故お前は私に話しかけた?」
「だから逆に気になったんだ。それにポリゴンを喰う奴なんて滅多にいないしな。」
こいつの足元には両前足で押さえつけられたポリゴンがいる。背中が大きく食い破られている。
こいつは「食うか?」なんて聞いてきたから思いっきり遠慮した。…いや、普通に考えて食わないだろ。
そんな事は気にせずこいつはバキボリバリ、と音を響かせて喰っている。
「ほれにひへも、このポりごンはおもひろいな。ほうぞうはわたひとちかいのだが、ひがみがなふ…」
…食うか喋るかどっちかにしろよ。普段は野生のポケモン同士が喰ったり喰われたりする場面に遭遇しても
関心は無いんだが、流石にポリゴンも可哀想になってきた。…野生でも無いし、な。
「どうでもいいが、全部喰わない方がいいと思うぞ。こいつらちょっと齧られたくらいなら自力で修復するから。」
「…おお!なんとそうだったのか。そうとは知らず今まで完食してしていた。それはすまなかったな。」
俺がそう言うと、こいつは目を丸くし、ポカーンと大口開けて驚いた。なんつーか、アホ面だ。
こいつひょっとしてライコウじゃなくて、新種の大型のピカチュウなんじゃないのか?
こいつが(自分で喰った)ポリゴンに謝り、足をどかすとポリゴンはどこかに飛んでいった。
ピリピリとノイズの混じったような鳴き声で何かを訴えている。
「…怒られた。まあ当然と言えば当然だな。」
「今のがわかったのか?そりゃ胴体半分も喰われてりゃ怒るだろうけど…。本当に変わった奴だなアンタ。」
「私の様な異様なポケモンと会話をするお前も相当変わり者だ。度胸があるな。喰われるは思わないのか?」
…喰われるのはゴメンだな。理由と言ってもな。変なポケモンがいるって言うから気になったからで
見に行ったら本当に変なライコウがいて、つまりは…
「ただの気まぐれだな。それに俺も人間に恐れられてるから似たようなもんだ。」
「知ってるか?俺達スリープは夢が好物なんだ。特に楽しい夢。
だから楽しい夢を見る人間の子供を狙う。催眠術をかけ、眠らせたところをパクリとね。」
ま、本当はよっぽど腹減ってる時ぐらいしか眠らせたりしないが。
スリープが人間を無理やり眠らせて夢を喰う、とは言われているようだが、とんだ言いがかりだ。
「おかげでトレーナーじゃない人間は怖がって近付きゃあしない。だがこれでいいんだ。
人間にとっちゃ野生のポケモンなんてのは危ないくらいが丁度いい。」
「ほう。人間に恐れられながらも逆にそれで人間との距離を保っている訳か。中々面白い奴だな。」
「そんな小難しい事は考えちゃいないさ。それに『トレーナーじゃない人間は』って言ったろ?
ポケモントレーナーならスリープを怖がる奴なんてまずいない。強いトレーナーはいちいち相手にしないし
弱いトレーナーは俺達の事をすぐ催眠術かけるウザいポケモンとしか思ってないさ。それも別に構わない。」
そう、そんなのは別にどうだっていい。俺達が嫌われようがウザがられようがどう思われようと。
どうしても許せない事は一つだけ。
「でもな、最近のトレーナーはダメだ。汚れちまってる。」
「汚れた?どういう意味だ?」
「さっきのポリゴン、あいつらは元々ここいらには生息していない連中だ。」
「…?そもそも野生のポリゴンは存在しないとは思うが。」
ならなんで喰ってたんだよ。とは思ったがあえて口には出さず俺は話を続ける。
「まあ、とにかくこの辺一帯には生息してないはずの連中が最近増えてきてんだよ。」
見てみろよ。あんな小さいイーブイが何かに怯えて身を寄せ合い固まっているんだ。
そっちではタツベイとフカマルが睨みあって、ムックルはキノココを突きながら追いかけ回してる。
深い茂みの中ではゴースが目を光らせている。傷つき力尽きた獲物を狙っているんだ。その命を奪うためにな。
そしてポリゴンが空を飛ぶ…これはあんまり害が無いが。こんな異様な光景が他にあるか?
「と、言ってもアンタは最近ここに来たから知らないのも無理ないか。」
話した後で俺はそれに気付いた。余所者に、それも自称歪みのポケモンさんに話したところでわかる訳ないか。
「何故そうなったのだ。」
「この近くに『育て屋』っていう建物があってな。そこでタマゴを産ませるんだ。大量にな。
そして生まれた中で一番強い奴だけを選んで残りは捨てて行く。ポケモントレーナーってのは色々いるが
中でもそういう事をするのが年端のいかないガキなんだよ。よりにもよって、だ。」
本当にどうしてこうなっちまったのかね。前はもっといい『夢』見ている奴ばっかりだったのに。
「そんなガキが増えたおかげで、楽しい夢を見るような奴が少なくなった。
夢なんて喰いたくも喰えなくなっちまったのさ。別にそれしか喰えない訳じゃないけどさ。
他の物は何でも食べられる代わりに大好物だけ喰えないってのは結構辛いもんだ。
だけど何も夢が食えないから言ってる訳じゃない。ただ嘆かわしいだけだ。
「捨てられポケモンが増えたから俺の仲間はポケモンの子供の夢を食べようとした。けどそれもダメだな。
自分の状況や捨てられた理由もわからないチビガキ共が、悲しみやら寂しさ、怒りや恨みを抱えながら
必死こいて生きてるんだぞ?とてもじゃないが楽しい夢なんて見てる余裕があるわけないだろ。」
それでもここはマシな方らしい。元々住んでる奴らに凶暴なのは少なく、近くにでかい町も森もあるんだからな。
…渡り途中の鳥ポケモンに聞いた話じゃ北の方がもっと酷いらしい。毎日のように生まれたてのポケモンが死んでいく。
こんな馬鹿げた事が流行り出したのも北からなんだとさ。いずれ、ここもそうなっちまうのかね?
「…まあ、こんな話アンタにわかるかどうか知らないが。」
だがこいつは、意外にも真剣な顔つきで深く考え込むかのようにしている。
「大体わかった。人間というのも歪みな者だな。自然も摂理も全てを無視し、己が欲望のために
数多の生命を捨て石にする。結果、生命の枠を破壊し、あるいは私の様な歪みな存在を生み出すのか。」
…本当にいちいち小難しいな。言いたい事はなんとなくわかるが。
「…ならば、最後あの人間は、比較的まともな人間だったのだろうな。珍しく。」
「ん?」
「うむ。先程話したが私は最近解放された。最後に私を解放した人間の事だ。
あの施設で私を指定したのは本意では無かったらしい。よくわからんが、理由あっての事だったのだろう。
その人間より一つ前の私の持ち主…そいつは意図を読み取ってはいたが、あえて私を送りつけた。」
あー…、本当いちいちわかりづれぇ。こいつの言う施設はGTSって言う建物だろうな。
最後の主人は『ライコウ』が欲しかった訳じゃなかった。冗談か、ゴローンやユンゲラーみたいな奴でも預けてたか。
で、その前の主人はそれをわかっていながらこいつを送ったってことだろう、たぶん。
「悪意のある嫌がらせだな。それで?」
「当然ながら、その人間は大いに嘆き悲しんだ。預けていたのが余程大切なポケモンだったのだろうな。
自業自得とも言えなくは無いが。そしていつもの様に私は罵られ恨まれ蔑まれる…と思った。」
困ったような顔をしている。こいつでも困るような事なんてあるのだろうか。
しばらく沈黙が続いたがライコウは口を開いた。
「…泣かれたのだ。罵られるのは馴れているが、私の様な者の為に涙を流す者は初めてだった。」
「…はい?」
「その人間が言うには、『誰がこんなひどいこと!君だって何も悪くないのに』そう言っていた。
どうも…、あの人間は根本的な所で勘違いをしている。“カイゾウ”を“正常”な“異常”な者へ変容させる事だと思っているらしい。
私は無から生み出された完全に歪みな存在なのだ。存在自体が悪意なのだ。それくらいわかるだろうに…。」
…まあ、改造自体は普通のポケモンを改造する事もあるそうだから間違っちゃいないな。
「まとも、というよりそりゃ無知なだけだろうな。」
「私もそう思う。」
その後は別の人間が事情を聞いて、『改造ポケモンは危険だから逃がした方がいい』と言ったらしく
こいつは逃がされて、そして今、ここにいるわけだそうだ。
「何はともあれ逃がされたんだから良かったんじゃないのか?」
「そのはずなのだが、何か不条理なのだ。私が原因であの人間は悲しんだ。
何とかしてやりたいが、存在自体が禁忌である私には何もする事ができない。
…そもそも、解放される事を望み、解放されはしたが、私には何も目的が無い。何も無かったのだ。」
…驚いた。今日二回目の驚きだ。
改造だわポリゴン喰うわで、どんなバケモンかと思ったら意外とまともな事を考えている。
「せいぜいあの人間に報いる為に、私を含めた全ての歪みなポケモンを喰い尽くそうと思ったのだが…。」
やっぱ前言撤回。なんちゅー突拍子も無く物騒な事を考えているんだこいつ。
…物騒ではあるが理解はできる。同じような想いをする人間を減らすために、なんだろうな。
「そう思っていたが、そうはいかなそうだな。歪みを生み出す要素は他にもあるのだからな。
人間自体が捻じれている。そもそも歪みな人間から生み出されたのが私なのだから当然だが。」
「…難しい問題だな。」
「先程も言ったが、ポリゴン達は私と似てはいるが全く違うのだ。彼らは“目的”を持って生み出された。
生まれるべくして生まれた存在は歪みでは無い。さて、私はどうすればいいと思う?」
いやさっき話したと言われても、喰いながら喋っていたからさっぱりわからんかったんだが。
何をすればいい?なんて聞かれたって俺が答えようもないだろう。…というか
「…結局アンタは俺達と何が違うんだ?」
電子がどうのこうの言ってるけど、要するにでかいポリゴンみたいなもんだよなこいつ?
「?大分違うと思うが。簡単に言えばまず精神構造から違う。」
「ちっとも簡単じゃないだろ。」
145 :
終わり:2010/03/14(日) 01:34:12 ID:???
「言葉で説明するのは難しいのだ。例えばお前達は生きているな。私は違う。生きていないのだ。
静かに滅びを待つだけの存在。ただし前向きにな。」
「なんだそりゃ?」
「自身が歪みな存在であると理解しているから、最終的に消滅するのが最善だと思っている。
私自身がいつ滅ぶかわからぬ。もしかすると、まともな人間が私の様な存在を滅ぼしに来るやもしれない。
それを受け入れる。前向き、というのはその時が来るまでは好きにしているというだけだ。
私が後ろ向きな奴だったらすぐにでも消えていたのだろうが、残念ながら前向きだったのだ。まあ仕方が無い。」
「ネガティブなのかポジティブなのかわかんないなアンタ。」
つまり、いつ死ぬかわからないから好きにやってるって事か?なんだ、それってやっぱ『生きている』って事じゃないか?
って、こいつに言ってもまた「それは違う」とかまた小難しい話をするんだろうな。
「じゃあ試しにアンタ、『生きて』みるか?」
「喰う事か?実は別に捕食しなくても活動に支障は無いのだ。模倣の様なものだな。」
「そうじゃねえよ。…確かにアンタは歪みで変な奴でまともじゃないのかもしれない。でもちょっと気にいった。」
「随分と妙な事を言うな。何故だ?私ほど異質で歪みなポケモンはそういないぞ。」
誰かのために、何かをしようとする。そう思える奴は嫌いじゃない。
俺達スリープは『夢』が好きなんだ。『夢』を見れる奴が好きなんだ。人間もポケモンも一緒だ。
俺の仲間達は人間に愛想を尽かしたから人間を襲わなくなった。捨てられたポケモン達も人間を恨んでいるだろう。
でも俺は、両方とも何とかしたいと思っている。どっちも大好きだからだ。
バカだよな。きっと俺が一番バカみたいな『夢』を見ているんだろうね。
「そうだな、ただの気まぐれさ。」
「生きる…か。具体的にどうすればいいのだろうな。まずコラッタでも喰うか?」
「だからアンタはまず喰う事から離れろ!」
おもしろかった。おつかれさま。
ハッサムの時も感動しましたが、キャラもハッキリ立ってて良い話でした
実はライコウの個性は「食べる事が大好き」だったりして
あるエスパーポケモンの証言
―やあ見かけない顔だね きみ達も捨てられたのかい?
ああそんな怖い顔しないで 別に君らに危害を加えるつもりはないさ
―ただね。
僕達エスパーポケモンは 瞑想して力を高めるんだけどさ
最近きみ達みたいに 人間から捨てられるポケモンが増えたから
騒がしくて集中できないんだ
―ああ、違う違う。そうじゃない
確かにポケモンが増えてうるさくはなったんだけど
それ以上に
きみ達の心の『声』がうるさくて仕方ないんだ
―ハハハ 僕も修行が足りないな
『どうして さみしい にくい いたい おなかすいた しにたくない』
『あいたい こわい くるしい たすけて たすけて たすけて』
『どうして どうして どうして どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして』
拝啓、今日もチャリで爆走中の元「おや」へ
僕たちのことを逃がしてくれて、ありがとう
厳しい野生環境の中に、幼子、赤子含めてポイ捨てする鬼畜の所で育ててくれなくてありがとう
なにかの間違いで君や君のお仲間とシンクロしちゃったら、こっちまで鬼畜になりかねない
性格の悪い屑だと言ってくれて、ありがとう
性格気にいられた優秀な姉さんは父さんと子作りさせられたあげくに仲間の鬼畜の元へドナドナ
父さんは愛する母さんと引き離されて姉さんと子作り、その後GTSで遠いお空へ売り飛ばされた
母さんはすばらしいメタモンだから延々と昔も今もこれからもずーーーっと性別も種族も自我さえも
全て分からなくなるまで一生死ぬまでずーーーーーーっと子作り、あの小さな小屋の中でね
捨ててくれて、ありがとう
運よく君に気にいられたところで、楽しいのも、遊んでもらえるのも、最初だけ
すぐに徹底した調教とバトルの日々が待っているし、負けたら罵られる毎日
そして最後に待っているのは父さん、母さん、姉さんと同じか似たような運命なのが見えている
変なことする前に、さっさと見捨ててくれて、ありがとう
君は「愛するポケモンで勝ちたいから強くする」からだんだん「強ければそれでいい」になり
最後は「勝つためならインチキしたって構わない」とか思っていたようだね
僕は変なバグポケモンにも改造にもなりたくないし、乱数とやらの魔術でわけのわからない時空から
わけのわからない儀式で呼び出されたポケモンにもなりたくなかったし、もちろん皆もそう
君の面白半分で変な姿と声になった弟を見たときは殺意を抱いたよ、もちろん君にね
「外に出さないから問題ない」とか言ってたけど、弟からしたら「問題ない『わけ』ない『から氏ね』」だろうね
今日もチャリで爆走中の元「おや」へ、僕たちは皆君のことがぶっ殺したいくらい大嫌い
だけど、一つだけ本気で感謝していることがあるよ、逃がしてくれて、ありがとう
シンクロネイティ一同 withシンクロラルトスとその他大勢の捨てられポケモン達
ここはよほど他人のプレイスタイルを強制したがる人種が多いスレだとみえる
>>150 ここの人たちはこのスレに書かれてるような考え方に共感してるだけ
150は乱数改造賛成派にでも、厳選派でも、アンチ厳選・改造派でも
好きな信条を持てばいいし、自分とは違う意見の集まるスレを読まない権利がある
もちろん他のスレにまで出張って批判するのはお門違い
プレイヤーとしては厳選もすごく楽しいしプレイ方法は当然人それぞれだから
(改造GTSでばらまくとか人に迷惑かけるようなことしない限りは)何も押しつける気はさらさらないし、
ぶっちゃけここでは「ポケモン世界のポケモンの立場から見た厳選」みたいなネタ書いてるけど
信条と創作はまた別と言うか実際は厳選しまくってる書き手多いと思うよ、自分もだけどw
とか言いつつ個人的にはできるだけ逃がしたくないから放流してみたり牧場に送ってみたりはしてるけど
厳選してるから分かることもあるしなぁ
ポケモンの世界に住む人間を想像して、こんな人間がいたら嫌だなーと思いながら
悪い面はわざと誇張して書いている。
逆に良い面はこんな人がいたらいいな、という願望を込めて書いている。
そして逃がされたポケモンはこんなことを思っているんだろうか、と考えながら書いている。
だから色々ツッコミ所はあるだろうね。
実際、初代スレが立った時は誰だよこんな鬱スレ立てたの…と否定的だった。
…
>>149とはちょっと違うがシンクロ要員としてケーシィを見かけ次第クイックボール投げてるからちょっとグサっときた。
せいしんりょくや性格ダブったり無補正組はボックスの肥やしで溜まってきたら逃がしていたので。
創作とフィクションのスレでマジレスはこの辺にしとこうよ。
まぁまぁ、近頃はスレタイの趣旨が拡大解釈されつつあるみたいなので
純粋に人とポケモンの関係性を色々見られるという事で別に良いのでは
一番拡大解釈しているのは自分でしたすみません
……ところで派生作品てどこまでおk?過去に牧場と乱戦がありましたが
ゲーム(外伝含む)とアニメまでなら問題はないんじゃないかな
ポケスペ他漫画作品まで広げられると個人的には厳しいけど
回答ありがとうございます
レンジャーまだ買ってないから無性に欲しくてアニメ等から話を推測している間に
「あれ?キャプチャ&リリースを繰り返す分だけポケモンを逃がしてる?」と
今更気付いて自問自答し始めてしまったもので……新機能のレンジャーサインとか
>>157 参考になるかならないかわかりませんが初代とバトナージ持ってるのでレンジャーについて。
まず前提としてポケモンレンジャーは「野生のポケモンと心を通わせ力を借りる」事ができる人々。
しかしキャプチャって洗脳じゃね?とネタにされているのも承知の事実です。
初代レンジャーでは野生のポケモンの生態系を崩さないためにキャプチャできるのは
そのエリアに生息しているポケモンのみという制約があります。例えば森に住むポケモンを
町に連れ帰る事はできません。当然あらかじめキャプチャしたポケモンを連れ込む事もできません。
山で事件が起きれば山のポケモン、海で事件が起きれば海のポケモンに協力を仰ぎます。
この仕様がレンジャーっぽくて結構好きだったりします。
元々その場所に住んでいるのだから逃がすも何もないですが、何度も手伝いに走らされるのは
内心ではどう思っているのかと考えると話のネタにはなりそうですね。
なお、ゲームクリア後はどんな場所に住んでいるポケモンでも自由に連れ歩く事ができてしまします。
それこそジャングルのポケモンだろうが南の島のポケモンだろうが何でもあり。
そしてどんなに離れた場所でもレンジャーが心をこめてリリースすればちゃんと元いた場所に
帰っていくという、超設定です。さすが不思議生物ポケモン。
更にバトナージでは最初から制限が無くなっていて、どこに住んでいるポケモンでも
好きな場所に連れていけるようになっています。
ゲーム面では便利にはなりましたが…ツッコミ所はありそうですね。光の軌跡は買ってません。
>>158 丁寧な解説ありがとうございます
バトナージしかプレイ経験なかったので初代の仕様には驚きました
初代は主人公の頭身といいアクションといい子供向けでは無かったのかな?
レンジャーシリーズなめちゃいけませんね
洗脳うんぬんと言われがちな部分も今回のアニポケやだいすきクラブのレンジャーthe Comicからすると、
おそらく邪念が一切無く本当の意味で力を借りるポケモンに敬意を払わないと駄目と言う事でしょうかね
まだグルグルアクションで気持ちを伝えるメカニズムが分からないのですが
光の軌跡は買う予定ですがレンジャーサインの使い過ぎに気を付けようと思います。
キャッシュでスレシリーズの1から全部読んだ
小学生の頃、一緒にカントーを旅してきたリザードンごめんね……
努力値とか個体値って何であるんだろ……
ついでにage
「だいじにそだてるんじゃよ〜」
おいおい、じいさん、自転車にマグマッグとタマゴのせて雨の日も風の日も昼も夜も飽きもせずに
同じ場所往復する奴で大事に育てる奴なんてめったにいるわけないだろ
このじいさんはボケているのか毎度毎度同じこと言うけど、
目の前の道路に希少なはずのイーブイやヒトカゲが群れをなして
コイキングとヒンバスが水もない場所でビチビチ跳ねて
はるか昔に滅びたはずのオムナイトが集団で踊ってるのが見えてないはずない
目の前でタマゴを割ってその場でさよならしてその場で新しいタマゴ受け取ってもこの態度だから
実はなにか腹に一物持っているかなんらかの意図があったんじゃないかと最近少し怖いんだがw
少年はそう語り、エーフィとリザードンとギャラドスとミロカロスとオムスターとマグカルゴを連れて去った
そして、その後、育て屋のじいさんと話す姿を最後に、少年の消息は途絶えたという
育て屋のじいさんは、今日もトレーナーたちにニコニコとタマゴを渡し続けている
じいさん…何を…
イーブイが群れている図は視覚的には良いもんだけど、生態系ってデリケートなんだよね…
本来いなかったもんのせいでたやすく壊れてしまうからなぁ
オムナイトの集団の踊りが阿波踊りに脳内変化されるw
父さんは優秀だ。母さんも優秀だ。僕の誇りだ。
でも僕は並かそれ以下の能力らしい。
そのせいでマスター…いや、「元」マスターか。彼には手放されてしまった。
僕は弱く生まれついたことは恨んでない。
たまたまそうなってしまったんだから、運を恨んでも仕方がないじゃないか。
恨むとすれば人間の研究だろうか。
タマゴについての知識、僕らの性格と能力の因果関係、そして種族が秘めた特性。
これがあったせいで僕らは逃がされ、そして数え切れない程の兄弟が死んだんだ。
でもマスターだって強くなりたいだろうし、僕がもしヒトだったらそうしていたかも知れない。
今の僕がヒトになるとしたら決してそんなことはしないけど、ヒトとして生まれていたら…と考えるとね。
知ることへの欲求とは、どこまで残酷な結果を生むんだろうか…。
オスのヒヨコを生きたまま地面に鋤き込む動画思い出した
厳選に関わる知識って人間に当てはめたら優生学そのものだな
ゲームの仕様だから問題ないとはいえ
アニメその他の世界観内で家畜並の扱いをするのは論議を呼びそうだ
いわゆるパラレルワールドにて
「ある世界では、ダークライを大量に増殖し、捨てた結果、世界が闇に飲まれたという
ある世界では、大量のギラティナとパルキアが争い、魂すら残さず全てが消滅したという」
「その世界にはポケモンは1種類しかいない
いや、正確には1種類を残して全て消えてしまったと言った方がいいだろうか
その世界にはアルセウスもレジロックもエンテイも存在しない
昔はヒトカゲにマダツボミ、カラカラにサイホーンにミュウツーと多種多彩なポケモンがいた
しかし、ある日、全ては失われてしまったのだ
とあるトレーナーが珍しいポケモン…ミュウや強いポケモン欲しさに世界を歪めてしまった
その結果産まれてしまったのは、不完全で歪な化け物でしかなかった
トレーナーは、ありとあらゆる思いつくかぎりの暴言を吐き、その1体を投げ捨てた
歪なそいつは、恐るべき速度で増殖し、他の全てのポケモンを飲み込んでいき、
そして世界はアネ゙デパミ゙…この1種に収束してしまったのだ……」
だから、むやみやたらにおかしなポケモンを生みだしてはいけないし、まして捨ててはいけないよ
と語った祖父の言葉に反発し、作り話と笑い飛ばしたのはいつの日だったのだろうか
俺の世界は、10数年前に面白半分で作りだしたあいつを捨てて以来、完全におかしくなってしまった
ィ゛ゃゾ┛…面白半分にあいつさえ作らなければ、せめて俺がきちんと命をかけてでも責任を取って、
あいつさえ野に放たなければ、こんなことにはならなかったのだろうか?
世界中に響くあいつの狂った声は、きっと俺が死ぬまで…いや、俺が死んでも止まることはないのだろう…
このスレ見てると、サラブレッド達の末路を思い出して欝る
競走馬って血統が悪すぎて引き取り手がいなかったり、競争能力がないと判断されたり、
勝てないまま年取りすぎたりすると食肉にされちゃうんだよな……
新作タイトル発表記念パピコ
「実はプラチナクリアしてません」
ダイヤモンド「聞いたか?新作が秋に出るらしいぞ」
パール「ええ確か、ブラックとホワイトと言うのだそうですね」
プラチナ「俺ん時から毎年出してんのなw」
ハードゴールド「せっかく去年金銀リメイクである私達で盛り上がったのに、
ソフトとしての寿命が短くなってきているわ」
ソウルシルバー「そして我々は忘れられる……我々が記憶に留めてきた
物語が……大量のポケモン達が……」
だが彼ら(?)よりも前に出たソフトの一部は既に忘れられつつある事を、
彼らは見落としていた…………
「何よこの子たち!結局そんなに才能ないじゃないの何よ2Vって!図鑑も埋まったしもうさよならっ!!」
姉と私は、進化して間も無く主に捨てられた。
おっとりとしてシンオウ撫子といった風情の姉はすみれ色の身体に、
自分で言うのもなんだが割と冷静さには自信がある私は黒い身体。
先に生まれた兄と、私よりも後に生まれた妹は「才能」があったから主の手元に置かれた。
毛繕いやエステ、渋く甘く、時に苦味のあるポフィンといった、人に飼われたことのあるメス、
ポケモンの乙女たちなら誰しも憧れるものを生まれた時から惜しみ無く与えられて育った私達が、何故才能がないと捨てられるのだろう。
才能?速く動くことや戦いには自信がないけれど舞の才能ならあると思うのに……
姉はのほほんと西陽の日溜まりで微睡み、妹は木陰で思索を巡らせていた時。
「……おい見ろよ。あの娘たち野生かな?」「ニンゲンに飼われてたら手は出せないな」
「かわいいスケじゃねえか」「えれぇシャンだなあオイ」
「最近はメスにも出会えてねえし」
「僕、紫の可愛い方ね」俺は黒だな。ああいう頭のよさそうな女を屈服させるのは堪らねえぞ」
この森に住む屈強な野生のオス達が目敏くも捨てられた姉妹を見つけていた。
ポフィンによりコンディションが上げられた二匹は野生でちょっとお目にかかれないレベルの美しさや可愛らしさ、賢さを備えている。
もうひとつ言えば、文字通り生まれてすぐに進化させられたため、どちらもレベルは可哀想な程低く――
「あんな美人見たら俺もう我慢できねえ!」「俺もだ!」
オス達が茂みから飛び出し、姉妹に飛びかかる。
日は西の山あいに落ちつつある。
狂乱の一夜の幕が上がった……
ブラッドハーレーの馬車を読んだせいかつい書き殴ってしまった。
反省はしていない。
172 :
1:2010/04/11(日) 20:48:21 ID:e0TBEs0X
「…ついてこないでよ」
あなたは私に冷たい眼を向けます。
空のどんより模様は私の心と同じでした。
「ねぇっ、聞いてんの!?メガニウム!」
そう怒鳴られようと私はあなたを追う足を止めません。
私は必死でした。
離れたくない、別れたくない、ずっと一緒に居たい。
私たちははじめからずっと一緒だったでしょう?
はじめてのバトルだって、はじめての勝利だって敗北だって、全部私とあなたは一緒に分かち合ってきた。
ここで別れるなんて、絶対に嫌です…私はあなた無しに生きられるものですか。
あなたが私への愛情を注げなくなっても、私のあなたへの愛情はなくなりません。
私はあなたの側にいるだけでいい。こうなった以上、他に何も望まない。
「メガニウム…あんたは弱いの!わかるッ!?使えないの!」
酷い言葉で私を罵るあなたを、通行人はちら、ちら、と見て、ひそひそ声で話しています。
私を罵るのは構わないですけど、あなたに変な噂が立つのは嫌です…。
でも、あなたは遠巻きにあなたを見る通行人に気付いてないし、あなたには私の思いは通じないし…。
173 :
2:2010/04/11(日) 20:49:35 ID:???
どうしてでしょう。
つい前まではあなたと私、心が通じ合ってましたのに。
言葉は通じなくたって、あなたは私の言いたいことを理解してくれましたのに。
あぁ…あなたがバトルフロンティアなんかに興味を示さなければこんな事になっていなかったのです。
私は、バトルフロンティアでのはじめてのバトルでボロ負けでした。
バトル相手のトレーナーに馬鹿にされ、ジャッジの人にも弱すぎる、と驚かれ。
私は私が弱いことは薄々気付いてましたが、あなたは大変驚いてましたね。
あなたは気付かなかったみたいです。
私の今までの数々の勝利は、沢山の経験値によるものだと。
バトルが大好きな私ですが、もともとの才能はからきしなんです…。
…あ、あなたが空を飛ぼうとしている、そこまでして、私を置いていきたいんですか、そうはいきません。
あなたを乗せているピジョットは私の半分に満たないレベル。
つるのムチで一発です。
つるのムチでピジョットの羽を勢いよく叩くと、ピジョットがよろめきます。バランスを失ったあなたはするするとピジョットから落ち、地面へと叩きつけられた。
あぁ、痛そうに…腕から血が出てしまってる…そんなことするはずじゃなかったのに…、ごめんなさい…。
幸い、低い位置から落ちたので、大事には至らなかったのが良かったですが…。
「メガニウム!あんたいい加減にしなさい!!」
地面に叩きつけられたあなたが発した第一声は痛さに耐える声でも、私にやられたピジョットを気遣う声でもなく、それでした。
174 :
3:2010/04/11(日) 20:51:04 ID:???
でもあなたの眼はさっきのようなに冷たくはありません。
ピジョットをモンスターボールに戻すと、あなたは言います。
「私とあんたが一緒に居たってあんたも私も幸せになれないわよ…っ」
あなたの肩は小刻みに震え、眼からは大量の涙が。
「…ねェ、わかる?あんたは弱いけど…っ、経験はあるわ。…他のどんなポケモンより。」
わかっていますよ、私は。あなたよりずっと前から…。
「…私はバトルフロンティアでもっと強くなりたい…。でも…あんたはバトルフロンティアでは用無し…。
そしたら、あなたはバトルが出来なくなるわ…それなのに私なんかの側にいる理由なんかない…。誰か別の人に貰われなさい!あんたは一応経験だけはあるから…そこそこ強いから…貰い手は絶対居るわ…」
あなたの涙を流している姿を私ははじめて見ました。いつも強気でズバズバとものを言うあなたが。
あなたは自分だけを思って、私を逃がそうとしているわけじゃない…私ははじめて、あなたにまだ愛されてることに気付きました。
…あなたは、もしかしたら私を愛せなくなる未来が想像できているのかもしれません…。
バトルフロンティアに、今よりずっと夢中になって、強いポケモンたちと連勝中のあなた。
私はというと、あなたに存在すら忘れられてボックスの中で一生を終える…そんな予想図が。
好きなことに夢中になりすぎるあなただったら有り得ることです…夢中になりすぎること、
それはあなたの長所でもあるし、短所でもある…。
175 :
4:2010/04/11(日) 20:53:14 ID:???
バトルの才能があるあなた…。
才能ゼロな私…。
そもそも、不釣り合いだったんです。
…しばらく黙っていたあなたは、ようやく口を開きました。
「…あんたにはこんな醜態見せたくなかったし、こんな事も言いたくなかったのに…。でも、もう最後だから…」
そう言うと、あなたは私を優しく抱き締めました。私がさっきあなたに付けた血が私の毛を赤く染めます。
「…ありがとう、ずっとずっと大好き、メガニウム…」
あなたの泣く姿を見るのもはじめてでしたが、こんなことを言うあなたを見るのもはじめてでした。
「馬鹿な主人でごめん…あんたみたいな優しい奴の主人が私なんかで…」
ごめん、ごめんと繰り返すあなたはいつものあなたよりずっと小さく見えます。
私にずっとあなたの側にいたいという気持ちはなくなっていました。
こんなに悲しいのに、苦しいのに…。
別れた方が幸せ、あなたの言うことは正しいような気がします。
「さよなら…楽しかった…メガニウム…」
あなたの抱きしめる腕が離れていきます。
研究所でのあなたとの出会い…ジムバッチを集めたこと…洞窟で道に迷ったこと…やっとの思いでチャンピオンに勝ったこと…。
あなたとの思い出が浮かんでは消え、浮かんでは消え。
いつの間にか、さっきの曇り空は雨に変わっていました。
あなたの血で赤に染まった毛は、すっかり元通りです。
176 :
その後:2010/04/11(日) 20:55:22 ID:???
---
「メガニウム、いつまでテレビ見てんの、行こうよー次の町!あたし先行っちゃうよ?」
メガニウムは、ポケモンセンターにあるテレビを食い入るように見ていた。
テレビはバトルフロンティアの連勝記録のニュースを流している。
『バトルフロンティア、最多連勝記録を達成した〜さん、今の思いを誰に伝えたいですか?』
『…メガニウムです。私の最高の相棒。あの子がいたから、ここまで来れた』
テレビの画面にはにこやかに笑うかつてのメガニウムの主人が。
『あの子もきっとどこかで私のように楽しくバトルしてる…』
「メガニウムー!!」
主人の他の音をかき消すような声で、メガニウムは主人が今にもポケモンセンターを出ようとしていることにようやく気付いた。
メガニウムは主人の後を追う。
今日は、雲一つ無い晴天だ。
こんな日のバトルはさぞかし気持ちが良いものだろう、とメガニウムは思った。
最初sage忘れてすみませんでしたorz
GJ
二人とも幸せにやれてるようで何よりだ
爺前やってるトレーナーはどういった扱いになるんだろうか…
はいはいsageご苦労さンクス
それもここまでンクス
ageますよっとンクス
>>171 厳選漏れメスポケの末路と厳選された優秀なメスの待遇の差ってまさにあんな感じなんだろうな。
>ブラッドハーレーの馬車
多分5〜6ヶ月後に頻発するだろう光景
その1
俺はヒノアラシ。名前は「だめなやつ」。マーキングは2つだけついている。持ち物はない。
性格は良くないらしい。生まれてすぐにボックスに押し込まれたが、即逃がされた兄弟よりはましだ。
俺よりたくさんマーキング持っている奴は大事にされていたのがムカツいたが、
数日前、連中は大量の荷物を持たされて連れて行かれ、そのまま帰ってこなかった。
きっと捨てられたのだろう。ざまぁ。ということは、今度からは俺の天下のはずだ。
ということで、楽しみに待っているのだが、それにしても主人、来るの遅いぞ…???
その頃、主人は新天地で大事な厳選ポケモンと一緒に新世界をたっぷり楽しんでいた。
そしてヒノアラシはボックスごと中古屋へと売られていた。
その金は主人のジュース代へと変わって、あっさり消えたという。
その2
最近、この地方でポケモンに関する大事件が多発したからか、トレーナーがめっきり増えてきた。
新しいポケモンもたくさん発見されて、それをきっかけにトレーナーになった人もいる。私もその一人。
この地方にはいない珍しいポケモンが欲しくて、別地方にも旅立ってみた。
新しいボックスが欲しかったけど、お金がないから中古を購入。
中には「うんこたい」とか「いらない」とか「しねくず」とか変な名前のポケモンもいたけど、
強くてかっこいいポケモンや綺麗なポケモンもいっぱいいたからお得だったと思う。
「きえろ」とか「ごみ」とかなんて名前のポケモンは嫌だから逃がしたけど、
あと、「6V」とか意味不明で変な名前のポケモンも好みじゃないからさよならしたけど、
よくよく考えたらあのポケモン達も好きでそんな名前になったわけじゃないんだよね…。
その3
私はラグラージ。NNはキモーイ。主人は一家で別の地方に旅立ったけど、
皆は一緒に連れて行ってもらえたけど、私はキモイし弱いしいらないからと置いて行かれちゃった。
隣のポリゴンはあやしいパッチも当てていないのに壊れて狂ったような電子音をあげて泣いている。
さみしがりやなバクオングもずっと泣いててかなりウルサイけど、皆気持ちは分かるから何も言わない。
ある日、主人が戻ってきた。自分で置いていったはずなのに、「きゃ〜、強そうな子がいっぱいいる〜」と
まるで私たちのことが分からないかのような変な反応をする主人に、
ゴツイ見た目に似合わず臆病なオーダイルは恐怖のあまりにびびって半泣き。
しばらく物珍しそうにボックスを点検した後、「…それにしても、これはひどすぎるねぇ」と呟いて、
私とその周囲にいたポケモンをボールに入れてどこかに連れて行こうとした。
ああ、とうとう捨てられるんだ…と皆諦めモードだったけど、連れて行かれた先は生命判断してくれる所だった。
私はラグラージ。NNは「ラグちゃん」。主人に何があったのかは分からない。
でも、今の主人が大好きだからそれでいい。皆とても幸せだから、それがいい。
中古行きになったROMとそれぞれのその後をイメージ。
このスレ見てると悲しくなるな。
・・・よし、今日から俺は、ある程度レベルを上げてから逃すぜ!
おや?誰か着たようだ。
>>184 十一行目の「生命判断」、誤変換だとは思うが
本当にプレイヤーによって命が判断される気がしてならない。
>>186 このスレだとマジで「生命判断」が日常茶飯事でもおかしくないのが怖ぇ…
その場合連れて行かれるのはジャッジ君か対戦募集あたりのイメージが
メガニウムが被るっていうのと勝手なカップリングがあるんだが大丈夫かな?
構わない、寧ろ大歓迎だ
俺の名前は「けつめど」尻穴という意味らしい。
俺の最初の主人の名前は「チソコ」普通に読むと「ちそこ」だが字面はどう見ても「ちんこ」。
嫌がらせみたいというかそのまんま嫌がらせ目的としか思えない最低最悪の名前だが、
皆俺のことを嫌うどころか欲しがりまくる。一番多い日で39回も主人が変わった日もあるくらい引っ張りだこなのだ。
これというのも、やっぱり俺が一番強くてすごいからだな。うん、色違い伝説というのは得なものだ。
追伸。
今日も俺は人気者。今日も俺の種族を求めていた新主人が「俺のナケナシのライコウと引き換えが〜!」
と顔を「><」にして泣いて俺の来訪を喜んでいた。しかし人気なので俺は一個所に留まれない。
新主人こと元主人は万歳しながら俺の新たな旅立ちを喜んでくれる。うむ、喜ぶ顔を見るのは気持ちいい。
GTSへと送り出される最中、俺の親友の「クサマソコ」「うんチまん」「しねカス」とすれ違う。
皆人気者で引く手あまたの立派な色違い・高レベル・伝説などの俺と同じくらい素晴らしい存在ばかりだ。
少し離れたところで「かいぞう」と「らんすう」と「6V」が俺達を変な目で見ながら「また戻ってきたよ」
「可哀想に…僕たちと違って生まれはまともなはずなのに」とか言ってるが、何、嫉妬されるのは慣れているさ。
私と弟は同じ日、同じ場所で生まれ同じ性格、個性、特性を持っていました。
弟には三角形マークを付け喜び勇んでアメをあげたあなたでしたが、
私に対しては何も下さらず34番道路にて「捨て子」とされました。
幸い同種族の大量発生の当日内だったので他の子達に仲間にしてもらいましたが
あの時コラッタにふいうちされていたかもしれないと思うと震えが止まりません。
改めて元主人様へ
いまどき生まれた子供を性別で差別するとはいかがなものでしょうか。
私たちポケモンは人間と違いお家継ぎなどはありませんし、
むしろ女性である方が同種族の子孫を残すことができる完全母系社会なのです。
ポケモンの生態を無視し女性であるというただ一点において
私を差別し流浪のみなし子とされたことにおいて
現在顧問弁護士のアグノム様の元で訴訟の準備を進めております。
シンオウは遠い地ですが法廷には是非お越しくださる様。 かしこ
意地っ張りで暴れん坊のサーナイト♀(当時ラルトス)より
最近、ロコンたちが変だ。
別に行動が怪しいとかいった意味ではない。
もっとわかりやすいもの、外見が変なのだ。
一応私も歳だけは食っているオドシシだ、ロコンの本来の姿くらいちゃんと覚えている。
くるりと巻いた六本の尻尾と綺麗な赤褐色の毛並み、それが彼らの特徴だ。いや、特徴だった。
ところがどうだ。最近の彼らは数こそ前より多いものの、肝心の尻尾が一本の奴ばかりだ。
そして、赤褐色の筈の体毛が白い。白は色違いと呼ばれる変異個体でもありえない色だ。
そう言えば昔、聞いたことがあった。
ロコンたちは親の愛情を感じ取って成長し、見事な色の毛並みと尻尾を得ると。
そして生まれたばかりの子供は白く、尻尾もひとつだと。
だとすると彼らの『おや』は何をしているのだ…。まったく、嘆かわしいものだ。
皆は俺達マグマッグチャリンカーを悪く言うけどさ…俺だってしたくてしてるんじゃないんだ、マジで
そりゃ最初は自分から望んでやってたけど、少なくとも俺も俺の友達も皆牧場に送るとか、
欲しがってる人に分けてあげたりとかしてたし、捨てたりなんてしてなかったよ
だって好きなポケモンなんだぜ?やっぱ幸せになって欲しいに決まってるじゃん
あいつさえやってこなければ、こんなことには…生まれてすぐポイ捨てなんてことはしなかった
あいつは俺たちにあのポケモンを増やせ、あのポケモンを育てろと言う
そしてあいつの指定した場所に、あいつが持ってきたアメを適度に渡してから捨てろと言う
そんなのは嫌だと断った俺の幼馴染は、それから消息不明になってしまったし、逆らう勇気は俺にはない
俺の逃がしたポケモン、たとえそんなに好きじゃない種類でも、たまごから孵したポケモンには
やはり愛着があるから、そいつらが食物連鎖に消えたり悪い奴に捕まったりするところは見てられない
ああ、今日もあいつらの声がラジオから聞こえる…
「ポケモンを愛するあなたにおとどけ♪ クルミとオーキドのポケモン講座♪ 〜♪〜〜♪
臨時ニュースですよ〜15番道路で…が 〜♪」
私の名前はヘルガー。とあるトレーナーのパートナーの一匹である。
彼はトレーナーの中でも一際実力を持ち、数多くの大会でも連戦連勝。無論、私の活躍もあっての話だがな。
そんなある日の夜、ご主人が寝静まった頃。私は全身黒尽くめの謎の人間に出会った。
黒いフードを被り、黒いマントに身を包み、夏も近づくこの気候にも関わらず長袖のコートと黒いズボン。明らかに暑苦しい。
夜の闇のせいか、顔を確認することは出来ない。もしかして、これが噂になってる「ロケット団」とかいうヤツか。
来るなら来いとばかりに臨戦態勢を構え、カッと相手を睨み付ける。しかしその人間は決して私を浚おうとも、危害を与えようともしない。
怯えているのか、それとも様子見なのか、体制を崩さずじっと構える私。
やがて数刻がたった頃…、その人間は鈍く低い声で喋りだした。
「お前はほんの一瞬でも幸せな時を過ごしているようだな…。」
力で敵わないなら説得か。何のつもりだ。
「羨ましい。そして恨めしい。 真っ当に食べて、眠って、生きられる…。」
当たり前だ。冷たく扱われた事なんて今の今までない。
「愚かな…。お前は何も知らない。お前がこうして生きているのは誰のお陰と言う事を…!」
父のドーブル。母のヘルガー。そしてご主人様のお陰ではないか。
「ならば見よ…。お前が生かされた理由を…!」
>>194 続き
その人間は着ていたコートの前部分を開いた。
中から現れたのは、どす黒く、そして血を思わせる深い紅の闇。
そしてその紅に描かれた…いや、まるで埋められてるかのように映っている…デルビルの顔。
「お前がこうして生きている…その元にはこうしてうち捨てられた名も無きデルビルの骸があるのだ!」
どういうことだ。どうしてこんな事が!
「全てはあの男だ…!強さを追い求め…!それが合わないのなら慈悲も無くうち捨てる!」
しゅ…主人が…!
「お前が共に戦う仲間…。それもまた多くの骸の上に生かされているのだ!!」
そ…そんなバカな話が!
「これをみてまだ偽りと信じるか!!とくと見ろ!!」
コートから飛び出たどす黒く紅い闇。そこには戦う術もなく、力も無いままに捨てられ、殺され、死んでいったポケモン達の顔
そして響き渡る声は、恨みと絶望と怒り…あらゆる負の感情に満ち…そしてどことなく悲しい声でもあった。
>>195 続き
どれだけの時間が経ったのだろうか。もう東の空は白く明けていた。
言い知れない恐怖。そして後悔だった。
ご主人の一面を知ってしまったという事以上に…多くの恨みを抱えたまま生かされたということ。
そのモノは私の前に何も言わず立っている。相変わらずの黒尽くめのまま。
やがてそのモノは声を発した。だが、今度は鈍く低い声ではなく、聞き覚えの有る…ご主人の声だ。
「今日の事は…断じて忘れないで欲しい。お前は多くの犠牲の上で生きているという事を。
そして、これ以上『生きる為の犠牲』を生み出してはいけないという事を。」
忘れられるか。あんな事になったんだ。
「約束して欲しい。もし、あの男が…。再び同じ事を繰り返すのなら…。」
繰り返すのなら…どうするのだ。
「お前の力で…止めるんだ。あの男を信頼している、お前に…託そう。」
ご主人に…手を掛けろということか。よかろう。
「さらばだ。そして、二度と遭わない事を願おう。そして…同じ思いをする同胞が増えないことも…。」
その言葉を最後に、それは光となって消えて逝った。
>>196 最後
あの夜以降、私はご主人に動向に常に気を配るようにしている。
その約束を守り、ご主人が愚行を行わないように。そして行った時は止めるように。
幸いにもご主人が愚行を行うことは無くなった。
だが、私はこれからも見守り続けるのだろう。ご主人が大人になり、家族を設け、年老いて逝くその日まで。
それが使命。それは多くの儚き命を散らした同胞の為にも。だからこそ、その分まで私は生き続ける。
それもまた、私の使命なのかもしれない。
俺は「6V」
正確に言うと「6V」という名前のまあまあな能力しかないメタモンだ
LV100伝説が欲しかった最初のアホ主人がアホを釣るためにこんな名前をつけやがった
その後何人ものアホの手を渡り、最終的にはVの意味なんてまったく知らないガキの手元に渡った
「ろくヴぃーちゃんってかっこいい名前までついてる子がきたの〜!かわいい〜」なんて言ってるけど
どういう由来で俺の名前がついたか、また、俺を外に連れてったらどう見られるか知ったら、
可哀想に、卒倒するだろうなぁ…
※その後スタッフがおいしく頂きました
くらい入れるべき
怒らないでマジレスしてほしいんだけど
なんでそんな時間に書き込みできるわけ?
普通の人なら学校や会社があるはずなんだけど
このこと知った親は悲しむぞ?
現実見ようぜ
でっていう
>>200 >199じゃないけどマジレスすると
>200の考えたであろうヒキやニート、サボリ学生である場合以外でも
・高校生より上の学生、または主婦(主夫)である
・フレックスやシフトの都合で変則的な就業形態をとる社会人である
・仕事や学業の合間の休憩時間の利用
・入院そのほか事情があり就学も就労もしていない
などであればどんな時間帯だろうがごく普通に書き込む時間がとれる
もうちょっと現実知ろうぜ
スレ違いすまん、以下いつもの流れ↓
懐かせてから逃してるから大丈夫だよな?20で逃してるから大丈夫だよな?
204 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/04(金) 17:04:22 ID:v3nXE3j+
保守
205 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/04(金) 17:16:54 ID:U7ws6CCN
あのころ僕たちの種族はとても人気で、僕もご主人様と一緒に暮らせてたんだ。
ある日、悲しい事件が起きて、ご主人様、いや、あの短絡的なガキに僕と相棒はあっさり捨てられてしまった。
「やーいやーい!殺人ポーケーモーン!お前らなんか、もうこっちに近寄んなwww」
あのクソガキめ…そもそも誰も死んでないし、僕はあの技覚えてなかったし、
相棒だって「なきごえ」とかそんな技しか覚えていなかっただろうが!
まあ、いいさ、そっちがその気ならこっちにも考えがある。
お望み通り凶悪な殺人ポケモンとやらになって好きなだけ食らわせてやるさケケケケケ。
背中にライチュウを乗せたポリゴンZ。なぜか二匹とも「フラッシュ」しか覚えていない。
育成理論もまともになかった時代に逃がされたのでもちろん弱いが、
主にポリゴンZの目がイってはいけない世界にイっちゃっていて怖いので誰も近寄らない。
初フラッシュは「あのクソガキ」にしようと決めているが、その「クソガキ」はとっくの昔にカントーを離れ、
今はイッシュ地方に旅立とうとしているので、多分「好きなだけ食らわせる」日なんて来ない。
いつの間にかまとめに話追加してくれて乙!
試しに1スレ目に登場したポケモンを表にしてみたけど、時期が時期だけにズイタウン多かったな
208 :
名無しさん、君に決めた!:2010/06/12(土) 19:04:07 ID:NasEzyqi
「バイバイ!!ジュカイン!!元気でね!!」
少年の笑顔に見送られて一匹のジュカインが新たな世界へと旅立っていく
そこはGTSと呼ばれる施設
キモリからジュカインまで大事に育てて進化させてはみたものの
少年の腕前ではうまく扱えずジュカインにとっても少年にとっても不本意な日々をすごしていた
だから思い切って自分よりバトルがうまい人にジュカインを任せようと決意し合意の上でここにやって来た
少年の顔にも旅立つジュカインの顔にも一抹の寂しさとともに爽やかな笑顔が浮かんでいた
まさか一ヶ月後にダークライLV100くれなんて募集のダシに使われてるなんて未来が待っているとも知らずに
(´;ω;`)
ほす
私はとある地方のポケモン研究家の一人。
数年に一度、特定地域で事件が多発すると同時に、
新種のポケモン達が大量に発見されることがある。
嘆かわしいかな。
新種のポケモン達の情報が知れ渡った頃にはだいぶ減るのだが、
「進化したポケモンが思っていた見た目じゃないから」を理由に
進化直後に捨てられることが後を絶たない。
進化後に捨てられるくらいなので相応の能力も持っているから、
怒りとショックで暴れたポケモン達を含め、
悲しい不幸な結末が待っていることもしばしばある。
特に見た目が可愛らしい、または愛嬌のあるポケモンの進化で多発するので、
元はとても愛されて育ったであろうポケモン達の悲しげな目がなんとも哀れを誘う。
今、私の目下の悩みは、さっそく新種の報告が入ってきているイッシュ地方だ。
とりあえず某A博士には連絡をしておいたが、
数ヵ月後には捨てられツタージャ進化後やチラーミィ進化後などで
大惨事ということも覚悟しておいた方が良いのだろうな。
まあチラーミィについてはパチリスやプラスル、マイナンなどのように、
前もって進化抑制剤でも打ち込んでおく手段も考えてはいるが。
もっとも、それはそれで強さの限界に挑む育て屋側名物チャリンカー達に
「強くできないから」を理由に捨てられる可能性もあるのだがな。
「ん?エネコか。珍しいな。迷いポケモンか?
まいごのまいごのエネコちゃん♪あなたのおうちはどこですか〜?」
コガネシティ南に位置する34番道路。そこでエネコと戯れているのはこの近辺で勤務中のお巡りさん
その様子を物陰から一人の男が見ていた
「…やれやれ。これだから我が国の警察はダメなんだろうな」
こんな所にエネコがいるのをまず疑問に思えよ。まあ、俺が逃がしたんだけどな
いわゆる廃人トレーナーからポケモンを預かり適当な場所を見繕って逃がす
ただそれだけでかなりの稼ぎだ。ポケモン逃がし屋―、我ながらボロい商売を思いついたもんだ
育てる途中で手に負えなくなったポケモンをどうにかしたい奴
無能とはいえ警察の目が届く範囲でポケモンを逃がすのをためらう奴
タマゴの孵化が忙しくて逃がしてる暇のない奴
ポケモンを逃がしている事を知られたくない「いい子ちゃん」のフリをしたい奴
客になりそうな奴はいくらでもいる
もちろん本当に適当に選んでいる訳じゃあない。下手に逃がすと足がつく
町の近くは残飯にあるつけるからどうにか生きてはいけるだろう。
この辺りにはすぐ近くに育て屋があり、完全に警察をナメきっているトレーナー達が
捨てていった野良ポケモンに紛れるし、運がよければ他の誰かに拾われるかもしれないな
例えば、そこで近くの雑草をネコジャラシにしているバカな警察とか
このエネコは可愛いからって繁殖させすぎて育てきれなくなった、と、どっかのババアから
引き取ってきた奴だ。今見えているのは一匹だけだが、全部で数十匹はいたはずだ…
良心は痛まない。何故なら、どんなにポケモンを逃がそうが俺のポケモンじゃないからだ
恨むならお前たちを捨てた元のトレーナーを恨めばいい。そう、心が痛むはずなんてない
…いつからこうなっちまったんだろうな。タマゴ技、個体値、性格、厳選……
ポケモンバトルの情報は急激に加速し、それに着いていけず取り残されていくトレーナーも多く出た
ある者は流れなんて気にせず自分の好きなように、ある者はトレーナーを辞め別の道に
ある者はてっとり早くポケモンを強化するために、怪しい機械に手を出す
そしてある者は、どうにか流れについていこうと努力し、あらゆる知識を身につけ
多くのポケモンを育て多くのポケモンを捨て、結果疲れ果て、その成れの果てが……
「今日のリストはこれだけか」
…ウパー1ボックスはキツイな。数匹づつ小分けにするか。まずは水辺のチェックからだな
たまに丁度いい場所を見つけてもコイキングで溢れているってことがよくある
コイキングならまだいいが、ギャラドスが寿司詰めの池を見たときは呆れを通り越して笑ったな
良心は痛まない。何故なら、どんなにポケモンを逃がそうが俺のポケモンじゃないからだ
この行動は正しいとは言わない事ぐらいは知っている。だがもう手遅れだ、引き返せない
もし俺が辞めたとしても、いずれ同じ事を思いつく奴が出るはずだ。俺が知らないだけで
すでに同業者がいるのかもしれない。完全に“仕事”と割り切ってしまえば楽になれるんだろうな
…顧客リストを処分できないのが俺の甘い所だ
BWでNに逃が「された」ポケモンの行方はどうなるのだろうかと思ったりしながらage
「使えないやつはいらないんだよな」
お決まりのセリフを言ってめんどくさそうに大量のポケモンを捨てるマスター。
あろうことか今回は今まで生き残っていた僕まで捨てられてしまった。
どうやら僕よりも才能のある妹が生まれたらしい。
マスターは嬉しそうに妹を見つめている。悲しいなあ。
あーあ、僕、これでもけっこう才能あると思ってたんだけどな。
地道にたくさんのポケモンを孵していたマスターも、僕を見る目だけは優しかったのに。
ところで僕が捨てられる数日前、マスターは新しいことを始めた。
僕の妹はまだ生まれていない。
はいはい、ようこそいらっしゃいませ、お客様
この町名物をたらふく召し上がってくださいな
この町はですねー、少し前までは地味で何もない不便な田舎町だったんですよ
ですけどね、つい最近育て屋ができてからこんなに発展しちゃいまして
え?チャリンカーがいっぱい来たから潤っているのかって?
もちろんそれもありますけどねー、一番はやっぱり名物ができたことですねー
やっぱりチャリンカーの方々だけだとどうしても人数限られてますし
一般にアピールするなら美味しい名物の一つでもないと
そのカモ鍋、美味しいでしょう?
それ、とあるチャリンカーの方が放してくれたカモネギのおかげなんですよー
皆優秀で立派な親から生まれたから肉質はぷりぷり、ネギも新鮮でしゃきしゃき
あの方には感謝してもしきれないんですけどねー、最近顔を見かけないんですよー
この前来ていただいた時に、お礼に無料でフルセットご招待したんですよ、サプライズで
最初はすごく美味しく召し上がっていただいてたようなのですが、
「貴方の放してくれたカモネギのおかげでこんなに立派な名物鍋ができるようになりました」って
感謝をお伝えいたしましたら、そのタイミングで急性食中毒を発症されまして
顔面真っ青にしてお手洗いに駈けこまれまして全て戻されてしまいました
「カモネギぃぃぃぃぃいいいいいい!!俺が悪かったぁ!!すまないぃ!!知らなかったんだぁああ!
許してくれぇ、俺を、お前らを捨てて、食ってしまった俺を、許してくれぇええ!!!!」と絶叫して
泣き喚きながら裸足で駈けだされて以来姿を見ていないのですが、食中毒って恐ろしいですね
食中毒を出したはずなのに、なぜか営業停止にはならなかったことだけは安心なんですけど
おや?お箸が止まってますが、いかがなされましたか?
その食材ですか?それは豚のステーキですけど…どうかされました?
え?これもポケモンが材料じゃないかって?
よくわかりましたねーお客さん、お目が高い
それは、最近発見されたポカブっていうポケモンから作ったステーキでして、珍味でしょう?
しっかり鍛えられた親から生まれたようで、肉質もよく脂も乗って最高…
ん?どうされました?お客様、顔色が悪いですよ?口を押さえていらっしゃいますが、大丈夫ですか?
お客様?どこに行かれるのですか?お客様?お客様?お客様…
「聞いてくれ相棒!ついに6Vフカマルを手に入れたぜ!」
「おおそうか!良かったな相棒!!」
……ケッ、なぁにが「相棒」だよ……真夏に寒い台詞連発してんじゃねぇよ糞廃人共が。
んっ?なんだよ、変な顔してんなよ。
俺はこの世の「廃人」の全てが嫌いなんだ。
奴らが使うポケモンも、奴らに協力した人間も、「廃人」そのものも……吐き気がする。
たった一体の「6V」とやらの為だけに、強制的に産卵させる事を何百回、何千回と繰り返し、
少しでも自分の理想と違っていれば、なんの躊躇いのなくその辺にポイ捨てだ。
ひっでぇモンだろ?そういうものなんだよ、「廃人」は。
一般トレーナーやポケモン初心者が思い描いているようなのとは全然違う。
低レベルのポケモンを虐殺し続け、妙な道具を持たせ、戦いの為だけに造られた糞くだらない施設、「バトルフロンティア」で酷使する……。
ああムカつく。思い出しただけでもハラワタが煮えくり返ってしまう。
「廃人」共とその信者達の下劣な目的、言動、歓声、育成、そして、大量のポケモンの「廃棄」……
死ねばいいのに。「廃人」も、手持ちも、協力者も。
できれば俺がこの手で裁きを下してやりたい程憎い。あの愚か者達に自分達がいかに馬鹿なのかを思い知らせてやりたい。
肉を裂き、骨を砕き、内臓を引きずり出し、脳みそを掻き回し、奴らの身体全てを原型を留めないほどに破壊したい。
俺だけではない。俺の手持ち達も、保護した捨てポケモンも、俺の周りの人間も、皆、「廃人」を根絶やしにしたいほど憎んでいる。
説明が遅れたな。俺は「廃人」に捨てられたポケモンを保護し、育てている。まあ、全てはさすがに無理だが。
たとえ性格不一致だろうと糞個体値だろうと、別にポケモンとして終わっている訳ではない。
何故「廃人」はそれが分からない?頭が痛くなる、理解に苦しむ。
だいたい、何故何年もかけて「6V」を手に入れたがる?
勝ちたいから?栄光を得たいから?自慢したいから?違うだろ?
「弱い」んだよ、「廃人」は。弱いから、遥かに強い「6V」に頼りたがるんだよ。おめでたい奴らだよな。
一度厳選したポケモンじゃなく、ドーピングとかの「廃人」的行為を何も施していない普通のポケモンで「バトルフロンティア」に行ってみな?
何もできないだろ?「6V」がいないと7人抜きすらできないだろう?
完全に「6V」に頼りきって、他のポケモンじゃ何もできなくなった「廃人」。哀れな奴らだ。
その可哀想な脳みそで考えてみろ。お前らのせいで、どれだけのLv1ポケモンが犠牲になったか。
どれだけの数のLv2や3の野生ポケモンが死んだか。どれだけの時間を無駄にしてきたか。
まあ、頭おかしいから一生考えても分からないだろうな、「廃人」には。
……っと、長話してる間にまた現れやがった。
今度はトゲピー10体、か。Lv1じゃ攻撃技は遺伝させない限り存在しないのにな。可哀想に。
これはちょっと許せねぇな。ちょっとオーダイルと一緒に始末してくるわ。
これでまた「保護」するポケモンが増えたな。もう何体目だっけ。
まあいい。そこのお前、他人に話すなよ。その時はお前の命もねぇぞ。
分かったな?じゃあな、見知らぬトレーナーさんよ。
乙。廃人のカスっぷりがよく表現されていて良かったよ
主人、俺のこと誰だか分かるか?もちろん分かるよな。俺はいつもお前の卵孵化に付き合ってるマグマッグだよ。
ポケモン界の掟で主人が逃がしてくれない限り俺達は一生主人に仕えることになっている。掟がなかったら、俺はとっくに他の主人に仕えてるけど、掟に縛られてる限りそれもできないし、だから今日は俺が日ごろお前に対して思ってることを手紙という形で書いておきたいと思う。
これで少しでもお前が普段からやってる坑道が改まればいいと思っている。
お前は、きっと今バトルタワーを楽しんでいるだろう。俺は、お前が楽しむことを邪魔しはしないし、むしろ楽しんでほしいと思ってる。
でも、お前がタワーを楽しむために俺がどれだけ協力したか、どれだけつらい思いをし
たか、考えたことがあるのか?タワーだけじゃない、お前がネットを通じて知らない誰かと対戦するときもそうだ。
考えたことないだろう。もしあったらとっくにそんな行動止めてるだろうしな。
お前は個体値とかいうバトルの才能が高いポケモンが生まれるまで多くのポケモンを逃がしてるよな。そのポケモンたちの卵の孵化を当然のように俺は手伝ってる。
卵孵化を手伝うとさ、そいつらがめちゃくちゃ可愛いって思えるんだよな。でも、お前は俺のそんな気持ちに気づいてない、それどころか察しようともしない。
俺はそれが辛いんだよ。目の前で孵化したてで、まだ右も左も分からないようなやつをお前は平気で逃がしていく、それを俺は黙って見てるしかないんだよ。
そいつらの本当の親も悲しいし、卵を温め続けた俺も自分の身が引き裂かれるほど悲しいんだよ。
お前は逃がした後を見てないから知らないかもしれないけど、逃がされたやつら、必死に俺にすがり付いてくるんだよ。
俺はつれて帰ってやりたいけど、ポケモンの掟で、ポケモンは主人のどんな命令にも忠実に従うように決められてるから、泣く泣くその小さい手を振り払わなくちゃいけない。
お前、そのときの俺の悲しみ考えたことある?今お前が主力で使ってるやつらももちろん可愛い。でもよ、そいつらの兄弟達も俺は同じくらい可愛いんだよ。
なあ主人、いい加減に個体値厳選とか止めないか?
俺は最初から主人といたわけじゃないから分からないけど、お前だって初めてポケモンもらったとき、「こいつ個体値が低いから使えねえ」なんて考えなかったろ。
むしろ、「このポケモン可愛い」とか、「このポケモン、どんな風に進化するんだろう」とか、ポケモンに対する気持ちは純粋だったろ。その初心の気持ちに戻らないか?
四天王のカリンも言ってただろ。「強いポケモン、弱いポケモン、そんなの人の勝手。本当に強いトレーナーなら、自分の好きなポケモンで頑張るべき」って。
頼むよ主人、ポケモンはお前のどんな命令にも従わなくちゃいけない、だからこそポケモンがもっと楽しめるような環境作りをするのが真のトレーナーなんじゃないかな?
個体値厳選をしたって、それで喜べるのは、主人、お前だけなんだよ!
俺は筋金入りの廃人、いや廃神、この称号に誇りすら感じているバトルフロンティアの神だ
今日も弱いポケモンどもをその辺に逃がしつつチャリンコをこぐ!!
多くの人々やポケモン達が有名で人気者な俺を憧れの表情で見つめている…!
「ねえおかーさん、あの人何やってるの?」
「しっ、見ちゃいけません!」
「あ〜くんはああいう大人になっちゃだめよ〜」
「はーい、ママー!」
「チャリンカーどものせいで埃は舞うし道は危ないし本当うぜーな」
(あんな奴に飼われたポケモンって哀れだよなー)
(同感、あんな奴と関わるくらいなら捨てられた方がましだよなー、見ろよ、逃がされる奴らの清々しい笑顔)
(俺の種族さー最近めっちゃ逃がされるけど、♀の方が多いからハーレムできたぜw)
(あらまあ、私は♂だらけの逆ハーレムで女王様よwそこだけはあの人に感謝したいわw)
(けけけ、毎日チャリばかり漕いだ結果、もはや彼女も友達もいねえ廃神(笑)とは大違いだなおめーらw)
…泣いてなんかいない
俺は泣いてなんかいない、これはロード爆走の結果の汗であって、俺は神なんだ、神なんだ
急に3つもの投下が!
僕はどうやら5Vと呼ばれるメタモンであるらしい。つまり優秀なのだ。
だから捕まえられてすぐに僕はそだてやに置かれた。
優秀なメタモンはこうなるのだと仲間から聞いていたし覚悟はしていた。
優秀だから、誇りもプライドもその辺のメタモンより高かった。
それを折らないために僕はマスターに逆らわず歯を食いしばり男にも女にもなった。
やがて時がたち、新しいメタモンが来た。
6Vと名付けられたそいつはどう見ても僕より優秀で、僕は監獄に似た所からようやく解放された。
誇りもプライドも無くなった僕を新しいメタモンが蔑むように見ている。
「お前は使えないクズなんだなあ!」
「…そうだよ、僕は君よりも劣っている。でもね、それで良いんだ」
新しいメタモンはそんな僕を鼻で笑ってから嬉しそうにマスターと共に監獄へ向かった。
自信に満ちたその表情がずっと昔の僕と重なった。
「……1か月もいてごらんよ。きっと後悔するから。僕は帰るよ、さよなら」
ねえねえご主人、ひとつだけ聞いて良いかな。
これに答えてくれさえしたら何でも言う事聞くって誓うよ。
ご主人は、6Vに見合う人間なの?
孵化厳選も色違い粘りも楽しんでる身としては
スレの主旨は理解できても耳が痛いな
実際にポケモンが存在したら
絶対に非道なことはしないけど
こういうものを書いていても厳選とか普通にしてる人なんてたくさんいるよ
なんでって聞かれても理由は人それぞれっていうか
そもそもたいした理由なんてない人が多いと思うし
止めはしないが個人的には
>>229みたいな人にはこのスレは向かないのではと思う…
>>230 あー、そりゃゲームはゲームだからね、そのあたりは分ってる
別にこのスレや作品を批判する目的で書き込んだわけじゃないよ
あなたの作品に心を動かされた人間の感慨の吐露と思っておいてくれ
私の名前は・・・もう忘れてしまった。
ただ自分がヒトカゲというポケモンである事だけはわかる。
私が生まれたのは海の見える景色の良い場所だった。
生まれたばかりの私になぜか自転車に乗っていた
私の主人は優しく笑いかけた気がした。その場所は
サイクリングロードという場所で私の姉妹や兄弟も
そこで生まれたと聞いた。ただ私は生まれてすぐに二人の老人の
住む「そだてや」という場所に連れて行かれた。そこには
柵に囲まれた空間があり私はそこで暮らす事になったらしい。
そのすぐあとにもう一匹別のポケモンが柵の中に入ってきた。
随分と体の大きいポケモンで少なくとも生まれたばかりの
その時の私から見たら相当巨大なポケモンに見えた。
そのポケモンはゆっくりと私に近づいてきた。何をしようと
しているのか生まれたばかりの私はわからなかった。でも
そのポケモンは一言「すまない・・・主人から言われた事だからな」
なぜか小さな私に謝った気がした。そのあとにあった事を私は
忘れようとしても忘れられない。あれから長い時間が流れた気がする。
私は沢山の子供達を生まされた。数え切れない数の卵を
朝から晩まで毎日毎日休む事無く生まされ続けた。
232の続き
私はヒトカゲというポケモンらしい。
長い時間柵に囲まれた空間の中で同じ事を繰り返すだけの
私はもう記憶も自分が何の為に生きているのかすらよく
わからなくなっていた。柵に囲まれた世界から見る空だけが
私の見る世界の景色だった。そんな同じ事を繰り返すだけの
時間にある日変化が訪れた。私が生まれてからずっと一緒に
柵の中にいたポケモンが「もうすぐ俺達はここから出られるみたいだ」
そんな事を言った。ここから出られる・・・? そんな事私は
考えた事も無かった。ただ私は卵を生み続けるだけに生きている。
それだけだと思っていた。ただ彼の言っていた事は本当だった。
それからすぐに長い間会っていなかった主人が私たちに会いにきた。
私達を「そだてや」から引き取るらしい。柵の外に出られる。
外の世界に行ける・・・? 卵を生み続けるだけの時間が
終わる・・・? ずっと一緒にいた彼は最後に私にこう言った。
「主人に言われた事とはいえ今まで辛い思いをさせてすまなかった」
「でもこれからはお前は自由だ。幸せに暮らせると良いな」
何故そんなもう二度と会えないみたいな言い方をするのか
その時の私はわからなかった。
234 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/03(火) 22:32:22 ID:GaqW2gnj0
>>219-220 同感。
たとえ固体値が廃止されても廃人達は
[色][性格][性別][めざめるパワー]で厳選行為を繰り返し
数え切れないほどのポケモンを殺すだろう。
ちなみに廃人行為とは
[個体値厳選][努力値配分][アイテム持たせ]でおk?
>>234 アイテム持たせ、努力値配分は廃人じゃないだろ
個体値厳選も廃人ではない
『3V以上しか許さない厳選』が廃人だろうよ
大体なんで廃人はこんなガキゲーで必死になってんだ?
お先真っ暗の暇人ゲーマーニートなのか?
>>236 そういうのは余所でやってくれよ
このスレは廃人を非難するスレじゃない
233の続き
私はヒトカゲ。名前もあるらしい。
生まれてすぐに「そだてや」に預けられ長い時間をそこで
過ごした私は自分に名前がある事すら知らなかった。久しぶりに
見る私達を迎えに来た主人の表情は明るい笑顔だった。なんで
あんなに嬉しそうなのか私の疑問が顔に出ていたのか長い時間を
柵の中で一緒に過ごした彼は気づいたようで私の疑問に答えるように
こう言った「主人は俺達のような能力の高いポケモン同士で子供を
作らせてより良いポケモンを作ろうとしていたんだ。そして長い
時間をかけてそのポケモンが生まれた。だから俺達もここから
外に出られる事になる。今回は「色違い」のポケモンを
作る為だったからあれだけの長い時間がかかったみたいだが」
高い能力。色違い。その為に私は生まれ今まで柵の中で生きてきた。
「俺は主人から見たら「能力が高く子作りに最適なポケモン」らしい」
「だから今までお前のようなポケモンを俺はずっと見てきた」
彼もまた生まれた時から長い時間同じ事を繰り返してたのだろうか。
「俺はLV100でこれ以上強くなる事は無いがお前には・・・」
「?」彼が何か言いかけた所で主人は私達を引き取りそこで
彼の話は途切れた。
238の続き
私はヒトカゲ。名前があるらしい。
長い時間「そだてや」にあずけていた私達を引き取り主人は
ある場所へと向かった。その場所はグローバルトレードセンターと
呼ばれる場所でポケモンの「交換」を行う場所だと聞いた。
主人は私達をパソコンに預けて何か考えているようだった。
パソコンの中で「そだてや」でずっと一緒だった彼が私に
「お前はこれから「交換」に出されるんだ」そう言った。
私が交換・・・? よく意味がわからなかった。彼は話を続けた。
「お前は長い時間「そだてや」に預けられてLVも上がっている
ただ投薬も努力値も振られていないお前では戦いは・・・。
だから主人はお前を交換に出す事にしたんだ」彼はそう言った。
私はこれから誰か別の人の手に渡る。今の主人とまともに一緒の
時間を過ごした事も無いのに。今の主人に未練があるわけでは
無い。けれど私は・・・。彼は「ちょうどヒトカゲを欲しいという
交換相手が見つかったらしい。きっとお前の事を大切にして
可愛がってもらえるだろう。」そう私に言った。彼はこれから
どうするのだろうか。私は長い時間を彼と過ごして情のような物を
感じていた。彼と一緒にいたいとそう思った。
239の続き
私はヒトカゲ。名前は・・・。
「そだてや」という閉ざされた空間の小さな柵の中にいた「私」
その私と長い間一緒にいた「彼」私が交換に出される前に彼は
パソコンの中で私にこう言った。「俺はこれからも今の主人の元で
暮らす事になるだろう。俺はLV100で今以上に強くなる事は
無いがお前には・・・。お前には未来がある。新しい主人が
お前を大切に育ててくれればお前も強くなれるかもしれないし
まだまだ色々な可能性がお前には残されている。」私は
彼と一緒にいたいと伝えようとした。けれど彼の言葉を
聞いていると何も言えなくなった。私は彼にとって卵を
作る為だけのポケモンの一匹だったんだろうか。その時私は
彼と初めて会った時の事を思い出した。「すまない」彼は小さな私に
そう言った。彼はこれからも私のようなポケモンに謝るのだろうか。
私は彼に今の気持ちを伝えた。彼は「・・・ありがとう。
お前が・・・君が遠くに離れても俺はここで君の幸せを祈っている。」
それが彼が私に言った最後の言葉だった。
それから主人はGTSに私を預けた。主人は最後に
「バイバイ」と言ったあとに私の名前を言った。私の名前は・・・。
240の続き
私はヒトカゲというポケモンとして
この世界に生まれた。私の名前は・・・。
「よし!今日も一緒にがんばろうね。「トーカ」!」
「トーカ」 それが私の名前。私が生まれた時に前の主人が
私にくれた名前だ。新しい主人の元で私は初めて名前で
呼ばれる事の嬉しさを知った。前の主人の元では名前なんて
ほとんど呼ばれた事がなかったから。新しい主人は私の事を
可愛がってくれている。「コンテスト」や「ポケスロン」に
参加させてくれたりポケモンバトルで私を育ててくれたりした。
おかげでヒトカゲだった私もリザードンまで進化する事ができた。
多分ヒトカゲだったからトーカという名前だったのかもしれない
けれど主人は女の子だからか「私は可愛くて好きだよこの名前。」
そう言ってくれている。私はたまにずっと一緒だった「彼」の
最後の言葉を思い出す。「君が遠くに離れても
俺はここで君の幸せを祈っている。」大丈夫だよ。私は
今すごく幸せだから。あなたも幸せに暮らせるといいな。
「それじゃあ今日はどこに行こうか?」今の私の主人が
無邪気に語りかけてくる。あなたと一緒ならどこへでも。
この翼があればどこまでも飛べそうな気がするから。終
よお新入り。俺はお前をゲットしたあいつの相棒のトリトドンだ。
あいつはバトフロも対戦も大好きで、頭の中のほぼ全部がそれだけしかない、通称廃人って奴だ。
まあまあそんなに身構えんなって。安心しろ。ちょっと努力値配分だとかいう育成計画が厳しくて、
低レベルの頃からばしばし鍛えられるし、時にはバトルで損な役割振られることもあるが、
取って食われるわけでなし、オフシーズンにはきれいな場所に連れ歩いてもらえるし、
ウマイポフィンだって食わせてもらえるし、ジュースやミルクだってじゃんじゃん飲ませてもらえる。
引退後は別の地方や牧場でのんびり。ポケウォーカー不思議な場所を旅行って未来もあるぜ。
え、弱い奴はまた捨てられるんじゃないかって?それならまっさきに俺が捨てられてるぜ。
なんせ俺は別の廃人に捨てられたものすごい失敗作だからな。
最初は「トリトドンは人間に好かれない」って聞いたからそれが原因かな〜とも思ってたんだが
好きじゃないならわざわざたまご孵したりしないわけだしさ。人間って複雑なもんだ。
ちなみに、今の相棒の推測した俺の捨てられ理由は技の一つ、めざパとやららしいな。
しかもそれ以外の能力は一つも狙われていないらしく、もう散々らしい。
どうやら廃人というのも俺たちポケモンみたいにいろいろ種類がいるみたいだぜ。
ちなみに相棒は、個体値とかにはこだわらないが、戦略とタイプ構成にはこだわりまくりの廃人だ。
日夜新規戦略と技構成の研究に血道をあげまくりで技マシンとアイテム集めのためなら
同じ地方を何度とぐるぐる回りまくり、遠い世界の遠いポケモンセンターにも通いまくる廃人だ。
昔は好きなポケモンを強くするためにそうやってたらしいが、
最近は捨てられた厳選漏れポケモンをどれだけ強くし、また戦略や技でどれだけ能力をカバーして
通用させられるかにはまりまくってる廃人だ。これから相当びしばし鍛えられるだろうが…
なあに、お前にもあるんだろ?「弱さゆえに捨てられた悔しさと寂しさ」が。ならば大丈夫さ。
しかもここにいるポケモン達は皆同じ体験済み。きっと仲良く楽しくやっていけるぜ。
夜。誰もが寝静まる時間。それが俺の「仕事」の時間だ。
さて今日はどれだけの収穫かね。草むらに足を踏み入れる。
おおいるいる。世のトレーナー様に見捨てられた奴らが沢山。
おとなしくしとけよ。まあ悪いようにはしねえからよ。自分の
捕獲用のポケモンを取り出し奴らを眠らせて効率良く捕獲する。
これでよし。あとはこいつらを「組織」に引き渡すだけ。まったく
今時のトレーナー様のおかげで俺ら「ポケモンハンター」の仕事も
儲かって仕方無い。なんたって「完璧じゃない」それだけの理由で
高い能力の個体値を持ったポケモンを大量に逃がす。それを俺らが
捕まえて売り払う。いい時代になったもんだ。一時期はポケモンは
友達。ポケモンは大切にとか言ってたのが笑わせるぜ。
まあそのおかげで俺らも儲けさせて貰ってんだから感謝しとかねえとな。
「組織」の奴らにポケモンを売り渡す。奴らが言うには高い個体値の
ポケモンはいくらいても困らないそうだ。まあこれで餌にも
困らねぇだろうし「道具」として可愛がって貰えるだろうよ。
お前等が「用済み」になるまではな。さてそれじゃあ次の「狩り場」に
行くとしますかね。まだまだ俺らの「仕事」は終わりそうには無い。
244 :
1/4:2010/08/12(木) 00:57:01 ID:???0
大好きクラブや数多のトレーナー、育て屋さん周辺住民が歓声を以て迎え入れた「ポケモン愛護法」。
これはポケモンを大量に放流する行為の危険性から、5年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金という比較的重い罪となっているが、
ここ最近「ポケモン愛護法違反で捕まりそうになったトレーナーが手持ちのポケモンで抵抗する」という事例が増加している。
学校で習う常識だが、ポケモンを用いて警察に抵抗すればポケモンを利用した公務執行妨害、場合によっては内乱罪という非常に重い罪に問われ、
ポケモンは悪ければその場で殺処分、トレーナーも重ければ無期懲役、あるいは極刑も考慮される。
コガネ警察ポケモン対策課に務めている私のもとに1本の電話が入った。
「ものすごく大きなポケモンを連れた少年がお巡りさんのポケモンをなぎ倒して逃げようとしている」
課内は騒然となり、すぐに少年の特徴と登録トレーナーの照合が行われた。結果を見た仲間が顔をしかめる。
さっきから腰のあたりがガタガタ言っている。私の所持している3つのモンスターボールからのものだ。
私のポケモンたちが剣呑な空気を察したのだろう。そのうち1つが勝手に割れ、中から飛び出したポケモンが部屋の扉に向かって走っていった。
そのポケモン―ヘルガーは扉の前で立ち止まり、俺の方を向いて盛んに吠えている。
「何をしている、早く行こう」そう言っているのが分かる。
だが、今回の件は俺達の仕事じゃない。俺達の手には負えない。ヘルガーをなだめ、ボールに戻した。
俺達に出来るのは、上に報告を上げ、経過を見守ることだけだ。
数時間後、少年の操るカイオーガを完全に沈黙させたとの陸自からの連絡に、課の者はほっと胸をなでおろした。
連絡によれば、カイオーガは陸自第3師団所属の10式戦車6輌の120mmAPFSDS弾の斉射でも死なず、
開いた傷口に放たれた後続の車輌による3発のHEAT弾によって止めを刺されたそうだ。
さすがの伝説のポケモンも、徹甲弾で硬い皮膚を剥がされたところにHEAT弾のメタルジェットを受けてはひとたまりもなかっただろう。
陸自側は戦車3台がカイオーガの潮吹きによって横転、1台がハイドロポンプでキャタピラを吹き飛ばされて擱坐、9名が負傷し、死者は出なかったという。
少年はその場で逮捕され、所持していた4つのポケモンのタマゴとマグカルゴが押収された。
現場に向かった俺達を、無残な姿になったカイオーガが出迎えた。
こいつはきっと、「6V(彼ら廃人と呼ばれるトレーナーがよく使う用語らしい)」の優秀なポケモンだったのだろう。だが、こうなってはただの巨大なポケモンの死骸に過ぎない。
「ボールの中のマグカルゴの表情がねえ、哀れむような、あー、とにかく何ともいえない表情でねえ、何てーの、諸行無常って奴?違うか」
路上に並べられたタマゴをマグカルゴの写真を撮っていた同僚が言った。
容疑者の少年は去年のポケモンリーグのチャンピオンだった。
リーグ優勝後バトルフロンティアにのめり込んだ彼は、500匹を超えるポケモンを不正に遺棄した容疑、およびポケモンを利用した公務執行妨害で逮捕状が出るはずだ。
パトカーに乗り込んだ少年の顔を見て、私はふと思い出した。彼は3年前、私にポケモンバトルを挑んでコテンパンにのしてくれたあのトレーナーじゃなかったか。
だが、俄には信じられない。3年前の希望と自信に満ちた彼と、今無表情で連行されていく彼には大きな落差がある。
草むらのポケモン達、それも同じ種類の子達ばかりが30匹ほど、パトカーを見送っていた。彼に捨てられた「優秀でない」ポケモンたちなのか。
なんとなく自分の腰を見ると、ボールの中から俺のポケモンたちが同じようにパトカーを見つめている。
就職する時に支給されたガーディ、休日に初めて自分で捕まえたポニータ、店や通行人にイタズラばかりしていた所を同僚と捕獲したデルビル、軒下に捨てられ雨に濡れていたポチエナ。
今や立派なウインディ、ギャロップ、ヘルガー、グラエナだ。
こいつらはきっと「6V」とか、「性格一致」とかの優秀なポケモンではないのだろう。だがそんなことは関係ない。みんな、私の大切なパートナーだ。
3年前の彼も、同じように大事なパートナーを、確か6匹、腰に提げて歩いていたのだろう。そう思うと、やるせない気持ちが込み上げてくる。
今日は大いに飲もう。そして家に帰ったら、こいつらを皆ボールから出して一緒に寝よう。そう思った。
247 :
4/4:2010/08/12(木) 01:00:39 ID:???0
「…次のニュースです。防衛省技術研究本部で開発された最新型対ポケモン用誘導ミサイル『XSPM-1』が、今日報道陣に公開されました。
これは近年増加しているポケモンを利用したテロ等に対応するために開発されたミサイルで、民生品を多数利用することで量産コストを低減していることが特徴です。
XSPM-1には、小さなポケモンに有効な特殊榴弾を搭載したタイプ、空をとぶポケモンに有効なサーモバリック弾頭を搭載したタイプなど様々なバリエーションがあり、
現在、機関銃や対物ライフルなどでは対処できないバンギラスやボスゴドラ、ガブリアスなど大型で強力なポケモンに対抗できる強力な爆薬を搭載したタイプや、
ギラティナなど最近発見された特殊なポケモンにも対抗できる弾頭を搭載したタイプなどの研究が進められています。
XSPM-1の開発に関して情報を提供したオーキド博士は、次のようにコメントしています。
『私が提供したデータには、今日逮捕された〇〇君が収集してくれたデータも含まれている。ポケモンを不正に遺棄する者や、ポケモンを犯罪に使う輩に対抗するために、
彼の集めてくれたデータをこのような形で利用することも、彼自身がポケモンへの愛情を忘れ去ってしまったことも、非常に残念でならない』」
248 :
名無しさん、君に決めた!:2010/08/17(火) 09:07:47 ID:l9MCr/8dO
泣いた
逃がしたポケモン達はまた別のトレーナーと出会い、幸せに暮らしましたとさ
もしもゾロア系だったら、自作自演が激増するなwwww
ホウエン地方中央部、117番道路。
シダケタウンとキンセツシティを結ぶこの道の中ほどに一人の少女が立っていた。
右手に一つのモンスターボールを握り締めた彼女は誰かを探しているらしく、しきりに辺りを見回している。
その目は迷子のわが子を捜す母親のように慈しみに満ちており、また、獲物を探す猟犬のように鋭くもあった。
不思議な目だった。
少女には幼馴染がいた。
同時期に故郷を旅立ち、一時的にではあるが共に行動していた間柄でもある。
彼は決してトレーナーとしての卓越した才能があるわけではなかった。日頃の運勢も特別に良い方ではない。
何度か一緒に神社に初詣に行ったことがあるが、その時に引いたお御籤にしても、ほぼいつも彼女の方が良い運勢を出していた。
だが彼は何よりも努力家であった。そして努力を継続する力の持ち主でもあった。
運や才能の差を補ってなお余りある程の努力。
その甲斐もあってか、彼はホウエンリーグのチャンピオンに勝利する程の実力者にまで成長した。
少女は昔から彼のそんなところに惹かれていたし、バッジ集めを挫折した彼女としては自分の分も彼に夢を叶えてほしいとさえ思っていた。
しかし、いつしか彼は変わってしまった。
正確な時期は分からないが、少女がそれを知ったのは彼がチャンピオンに勝利してから数ヶ月が過ぎた頃。
夕方のテレビのニュースで、117番道路の自転車暴走族についての報道を見た時だった。
各地の育て屋の付近にかなり昔から出没しており、最近では社会問題にまで発展しつつある自転車暴走族。
始め、彼女はその報道を特に気に留めてはいなかった。別に珍しい話ではなかったからだ。
ただしその中に前大会優勝者らしき人物の姿を見つけたという話が出るまでは。
その報道を見た彼女は、翌日ただちにキンセツシティに飛び、情報収集を始めた。
報道の間違いであってほしい。どうか彼を見たという人など居ないでいてほしい。
目撃されたという人物が自分の幼馴染ではないことを証明する為の情報収集だ。
だが皮肉なことに、聞き込みをすればする程に、件の人物が彼であるという証拠が増えていくばかりであった。
それでも心のどこかではそれを否定していたのだが、ある時彼女は見てしまった。
一匹のマグカルゴを従え、卵五個を抱えて自転車を走らせる幼馴染の姿を。
見間違えるはずが無い。彼とは物心つく前からの十五年もの間、一緒に育った仲なのだから。
第三者からの伝聞ならいざ知らず、自分自身の目で見てしまった現実を否定することなど、彼女には出来なかった。
そして今日、彼女はここにいる。
この117番道路に、彼と直接会って話を付ける為に。
待つこと既に半日。太陽は今にも西の山の縁に沈もうとしている。幼馴染は未だに現れない。
偶然今日は休んでいるだけなのだろうか。それとも彼の巡回するコースとは全く見当外れなところで待っているのだろうか。
「また明日にしようかな……」
諦めて今日のところは引き揚げようとしたその時。
「おーい! ミサキーーー!」
背後から少女――ミサキを呼ぶ声が聞こえた。
彼女にしてみればよく知った声であった。
当然である。この声の主こそ、まさしく彼女が探していた人物のものなのだから。
「! カイリ、やっと見つけた」
ミサキにとっては長年共に暮らしてきた幼馴染であり、今日一日待ち続けた相手。
だが自分の言葉が彼の心に届くかどうかを心配してしまい、抑えようとしても平静が保てない。
彼女にはこれが彼を説得する最初で最後の機会であることが分かっている。
失敗すれば次は無い。
「久しぶりだな。こんなところで何やってるんだ? もうすぐ日も暮れるし、そろそろ帰った方がいいぞ」
ミサキのよく知った柔らかな表情と優しい声で気さくに挨拶する幼馴染の少年――カイリ。
幸いにもカイリは彼女の動揺には気付いていないようだ。
まして彼女が自分と会う為だけにここにいるなどとは夢にも思っていないに違いない。
「もう卵の孵化とか厳選なんてことは止めて!」
もし表情と声に加えて心まで昔の彼のままなら、きっと自分の言葉が届くはずだ。
「私はずっと、どんな苦しいことでも努力を重ねて乗り越えるカイリの姿が好きだったの!」
言葉に自分の想いを乗せて叫ぶ。ずっと昔から伝えたかった思いも何もかも、全て注ぎ込んで。
「私はそんなカイリの姿なんて見たくない!」
そこまで一気に言い切り、彼女は一息吐いた。
呼吸を整える為と、幼馴染からの返答を待つ為に。
だが……
「ごめんな、ミサキ。厳選を止めるわけにはいかない」
返ってきた答えは彼女の希望を打ち砕くものでしかなかった。
「俺には特別な才能なんて何も無い。その分をお前の言う通り、努力で逆転する。それが俺の生き方だし、今だって変えてなどいないさ」
「変えていない? 嘘よ!」
これまでの十五年間で形成された、彼女の中のカイリの像が音も無く、だが確実に崩れ去っていく。
少し抜けているところもあったけれど、優しく、努力家であった彼の姿は、この一瞬で彼女の中から消えてしまった。
今では入れ替わるように、冷酷な狂人の姿がそこにある。
「あなたは変わっちゃった! あなたは私の知ってるカイリじゃない!」
「変わった……か。確かにそうかもしれないな」
だが自分が自分であることを否定されたにも関わらず、彼は怒る様子も反論する様子も見せない。
代わりに自嘲気味に小さくふっと笑いを漏らした。
それから一転して真剣な顔付きになる。
「だが生き方だけは変えたつもりは無い! 俺は才能も運も人並みだ。だからこそその差を埋める為に、寝る間も惜しんで努力を重ね、数をこなす必要がある! 俺の生き方は、俺の生きる術は、それだけだからだ!」
気持ちを静める為だろうか。そこで一呼吸置いてから彼は更に続ける。
「ふぅ、熱くなっちまったな。だがそういうわけだから、幾らお前の頼みでも聞いてやれない」
ごめんな、と最後にそれだけを言い残して立ち去ろうとするカイリ。
「本当にあの頃とは変わっちゃったんだね、カイリ……」
幼馴染の背中に向けてそっと呟くミサキ。彼は何も答えようとはせずに歩き出す。
「でも大丈夫! 私があなたの罪も、邪な心も、血も汗も何もかも、全部洗い流してあげるから!」
途端に周囲何十メートルにも響き渡りそうな大声になって彼女は言った。
「そしてずっと、あの頃のままの、純粋なカイリでいさせてあげる!」
ミサキの豹変に気付いたカイリが慌てて振り返ったのとほぼ同時に、彼女はボールからシャワーズを繰り出し、ハイドロポンプを指示した。
「気でも触れたのか、ミサキっ!? しっかりしろ!」
飛来する高圧の水を間一髪で避けつつ、説得を試みるカイリ。
しかしミサキは彼の言葉には耳を貸さなかった。それも当然のことだ。先程の口論で彼女はこの少年に対する信用を既に失くしてしまったのだから。
「くそっ! 頼むぞ、マグカルゴ!」
卵の孵化の最中であった彼の手持ちの中で、戦闘が可能な者はこのマグカルゴのみ。
一応用心棒となるように火炎放射を使える程度には鍛えてあるが、水ポケモンが相手では圧倒的に不利だ。
たとえ彼がホウエンリーグの優勝者であろうとも、この不利を覆すことは不可能と言うより他には無い。
ミサキのポケモンが、よりにもよって唯一の戦闘要員のもっとも苦手とする属性だったという不幸を彼は呪った。
いや、呪おうとしたところで、彼女が他のボールを持っている様子が無いことに気付いた。
「もしかしてお前、最初からこうなると分かってて……!?」
しかし彼の質問に対する答えは無かった。
そうこうしているうちにマグカルゴがハイドロポンプの直撃を受けて倒された。最早彼を守る者は何一つ無い。
「綺麗にしてあげるね、カイリ!!!」
無防備となった自分にしっかりと狙いを定めて放たれる、高圧の水の塊。
それが彼の見た最後のものとなった。
「あはは……これでカイリは昔のままの、私の知ってる純粋なカイリに戻れたね」
日没からかなりの時間が過ぎ、既に辺りは夜の闇が支配する世界となっていた。
「あははははははははははははははははははははははははははははは」
そんな闇の中を、少女の声だけがいつまでも木霊していた。
久しぶりにこのスレを覗いたら創作意欲が湧いたので、一晩でサクっと書いて投下
一度書いてみたかったということもあって、ヤンデレというかキチデレに挑戦してみました
(成功か失敗かまでは知りませんがw)
ぶち切れ幼馴染怖ぇ…
廃人側の厳選行為の理由もすごく納得いくものだけあってなんか物悲しいし
いろいろ考えてしまった
一発ネタ的にがしたポケモンの行方「おんがえし」
俺は今フロンティアの頂点に立つべく戦っている
最終決戦目前にして、互いに最後の一匹ずつ、対峙するのはエンペルト
しかし相手は俺がはるか昔に厳選で切り捨てた個体値性格共にカスの屑…!
どういう経緯で今ここにいるのかは知らないが、あの顔についてるマークは屑の証…!!
NNもその時のまま(俺以外変更不可能なんだから当たり前w)、「カスのくず」…!!!
対して俺のポケモンは徹底的育成と厳選で生まれた「ゴッド」、つまり神が負けるわけがない…!!
「よーし、エンペルト!お前の一番好きな技で戦ってこい!!」
ははは、俺のゴッドを前にヤケになったか、バカジャネーノさっさと俺の前にひざまずきわめk
エンペルトのおんがえし!きゅうしょにあたった!ゴッドはたおれた!!
はるか昔、かつての主人がてきとうに遺伝させた「おんがえし」で、今の主人の恩に立派に報い、
かつての主人の仕打ちに相当の報いを与えたエンペルトの姿がそこにはあった
エンペルト→○ orz←かつての主人こと「俺」
真・連れ歩きシリーズ
ポケモンセンターで発売された人気キャラのマスコットやグッズ等を含む「連れ歩きシリーズ」
第1弾は通称御三家、第2弾はピカチュウやイーブイなどの人気キャラで
いずれも好評を博したが、連れ歩きの実態を正しく反映していないのではないかとの声が一部にあった
そのため、このたび我々コガネ商業連合が、統計上トレーナーの往来が最も多いとされる
ズイ・コガネ等周辺道路を調査し、どのポケモンが最も多く連れ歩かれているかの統計を取った
以下がその調査を基にしたラインナップである
5位 ドーブル
4位 メタモン
3位 マグマッグ(マグカルゴ含む)
2位 たまご
1位 ポケモンの生霊及び死霊及び怨霊(ゴースト系ポケモンと化して取りついているもの含む)
なお、1位については、マークがついているもの、手に食べかけのアメやきのみを持つもの、
哀しげな寂しげな顔をしているものが多かったため、そのようなチャームを付属させると尚良い
>>257 乙!タイトルもGJ
自分が書き込んだ時はしばらく人いなかったけど
最近書き込む人が増えてきて嬉しい。このスレは読むのも
書き込むのも楽しいから新作発売に向けて盛り上がるといいな。
やっと規制解除されたか
>>256 主人公の壊れ方は、恐らくは無意識のうちに某ヤンデレCDを参考にしていると思います
幼馴染がが厳選をする理由はこれなら自然なんじゃないかな、と考えて書いたので、何か感じるところがあったのなら幸いです
>>258 もし変なタイトルとか、もっといいタイトルが思い浮かぶものがあったら、変更しちゃって下さい
少年「あいかわらず今日も暑いなーなんか涼しくなる話でもないか?」
少女「じゃ、怪談なんてどう?」
少年「いいね。どんな話?」
少女「少し昔のこと。あるところに女の人がいたの。女の人には赤ちゃんがいたけど、
その子は望まれない子だったの。だからね、女の人はその子を湖に捨てたの」
少年「ああそれなら知ってる。その後結婚して子供が生まれて、その子と一緒に湖に行ったら
『今度は捨てないでね』って言われる話だろ?」
少女「私さ、正直この話で一番怖いのは平気で小さな子を湖に捨てる女だと思うんだ」
少年「俺も同感だよー、…って、お前、なにそのじと目、何が言いたいんだよ
おい、マグマッグ、お前もなんだよその目は
おいおい、ミロカロス、お前までなんなんだよ、何が言いたいんだよ
あああああ、ゲンガー、なんで俺の服掴みながらあっちの湖指さして何呟いてるんだよ。なあ…」
262 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/01(水) 12:30:16 ID:vVvZuZ9/0
あげ
263 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/01(水) 17:11:48 ID:pPqMX7TK0
なんか目からうずしお出てくるんだけど…
俺も書いてみようかなー
BWでは廃人に逃がされるポケモンだけでなく
プラズマ団に逃がされるポケモンも多そうだけど
彼らからしたら生み出しては捨てまくる廃人はどう見えるのだろうな
「お兄ちゃん」
「何だよ」
「…そのモンスターボール、どうするの?」
「見りゃわかんだろ、これから捨てにいくんだよ」
「どうして?お兄ちゃんその子のことずっと可愛がってたじゃん……」
「お前には関係ないだろ」
「そうだけど、でも、あんなに仲良しだったのに可哀想だよ…」
「馬鹿言うな、ちょっと数値が良かったから"親"にしてやっただけだ」
「え…?」
「性格不一致だったんでしぶしぶ使ってたんだがついに性格一致の良いのが生まれたからな、こいつは用済みだ」
「数値って何?一致って何が?お兄ちゃん、どういう事なの?」
「さっきからうるせーんだよ、お前には関係ない」
「………」
↑の続き
「じゃあお前にやるよ」
「え…」
「カワイソーなんだろ?じゃあお前が育ててやれば?」
「で、でも、私…」
「知ってるぜ、お前は虫タイプ大の苦手なんだよなぁ?」
「………」
「じゃあ仕方ないよなぁ、こいつとはお別れだ」
「ま、待って!」
「何だよ、もらうのかよ?」
「……、うん、そうする。ちょうだい」
「………」
「私がちゃんと育てるからちょうだい、お兄ちゃん」
「途中で捨てたらブッ飛ばすぞ」
「いいよ、私は絶対に捨てたりなんかしないから」
「……お前、なんかむかつくな」
「………」
お兄ちゃんは私にモンスターボールを投げつけてどこかへ行ってしまった。
投げつけられたモンスターボールは少しだけ震えていた。
最後の一文がいいな…
捨てられなくてよかったね
ここはとある大都会そばの道路
育て屋があるため、当然のごとくポケモンが大量に毎日捨てられているが…
「かわいそうに、お前も捨てられたのか」
憂いを秘めた、男性の優しげな声が響く
「こんなに小さいのに捨てられて…かわいそうに」
怯えて悲しそうに泣く小さなポケモン達を次々に捕まえていく
その眼には限りない慈しみと優しさと嘆きが溢れていた
「…でも、もう大丈夫だ。俺が来たからには、もう不幸なことも悲しいこともないようにしてやる」
優しくなでるその手に安らぎを覚えたポケモン達の表情が和らいでいく
とても和やかで平和な光景…
しかし男性がなんらかのやばそうな電波を垂れ流す怪しげな機械かざした次の瞬間!
ポケモン達の姿が、進化していく!そして、新たな力までもが目覚め…!?
「これで大丈夫だ。さあ、新しい人生を歩むがいい。皆、大事にしてくれるはずだ。
なんて言ったって、こんな特性持ってるなんて、普通じゃありえないんだからな」
謎の力により進化を遂げ、普通じゃ絶対に得られない特性を持つに至った
大量の元捨てられイーブイ達は、新たな世界に旅立つその日を夢見るのであった
それがあのイーブイなんですね
僕はお母さんをロケット団に殺された。
僕達を道具にしか見ずに、あっさりと僕の前で殺した。
孤独になった僕は毎日毎日お母さんに会いに行った。
お墓参りも日課になった頃ご主人様がやってきたんだ。
「もう、お前は一人じゃないよ、一緒に世界一にならないか? 」
その日から僕は、孤独じゃなくなった。
ご主人様は能力もなく、太いホネも持ってない僕といつも遊んでくれた。
素早さが低い僕をいつも先頭に持ってきてくれた、一緒に歩いてくれた。
僕はどんどん強くなって、シロガネ山の戦いでは相手のピカチュウにも勝った。
僕は一生涯このご主人様に仕えるんだと意気込んだ。
そんな素敵なご主人様を変えたのは、ネットだった。
ご主人様の検索履歴には、乱数調整や6Vなどの文字が連なっていた。
明らかにご主人様の雰囲気が変わった。
ずっと一緒に旅してきたポケモンが居なくなった。
お気に入りだった僕や、ずっと一緒に居たというバクフーンは大丈夫だったけど、
僕と同時期に仲間になったムウマージやサニーゴ、その他沢山の仲間が居なくなった。
2週間後、ついに僕の色違いが来た。
心なしか自信に充ち溢れているような気がする、ご主人様の目が優しい。
やだ、僕は捨てられる、意識せずに涙が出てくる。骨がカラカラと鳴る。
バクフーンは、大丈夫だ、お前はご主人様のお気に入りだから、と何回も言ってくれた。
それから更に2カ月後、色違いが僕と同じレベルになった、同じレベルなのにもう勝てない。
ご主人様は6V色違いファイヤーで空を飛び、イワヤマトンネルに来た。
そして僕をボールから出し……
僕はまた孤独になった。
乙。カラカラ(ガラガラ?)の気持ちを考えるとせつなくなる・・・
「ったく、手間かけさせやがって・・捨てるのも面倒なんだよ、じゃーな、あばよ、ゴミども!」
俺は生まれつきいらない存在である使えないゴミどもを放りだした
泣きわめいてすがりついてきた一匹の腹を蹴飛してやる
散々おなじみズイタウン通りで散々おなじみのいつものなんてことない光景である
数ヵ月後
俺は久々の休暇を楽しもうと、なけなしの貯金をはたいて高級リゾート地にやってきた
生まれて初めての贅沢、せいいっぱい着飾って高級レストランの一番安いコースを頼む
ポケモンと一緒に食事ができるのがウリのこのお店、俺は金がないから置いてきたが、
金持ち連中は連れてきたポケモンに高価なフードを与えていて、なんとも優雅なものである
ふと隣の席を見ると、そこにはいかにもなお嬢様とポケモンが一匹
大事に手入れされたポケモンはあまりの美しさでオーラを放ち輝いていた
そのお仲間らしき連中、どうやら全員コンテスト愛好家らしい・・もやって来てにぎやかになった
「優勝おめでとう!これで3連続よね!さすがーーちゃん!」
「ううん、私じゃなくてすごいのはこの子よ」
「その子って確かズイタウンのそばで拾った子だったよね」
「初めて会ったときはボロボロで人間不信なのかすごく噛みつかれたって言ってたよな」
「今じゃそうは見えないけど、額に『バカ』って書かれて変なマークつけられてたって聞いたよ」
「でも今じゃどのコンテストでも連続優勝の大人気アイドルポケモンだけどねー」
ふとそのポケモンと目があった
ポケモンの腹には幼いころに蹴飛ばされたかのような大きなあざが一つ
見たこともないようなざぶとんみたいに大きなビフテキを食っていたそいつは
顔を見るのもおぞましいと言ったような表情を浮かべながら俺から目をそらした
275 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/05(日) 22:37:11 ID:/oALVu4J0
育てる人によってポケモンの運命が変わるとは……
お疲れさまでした。
あげ
なんかBWだとクリアまで新ポケしか出てこないらしいが
そうなると厳選漏れの他の地方のポケが大量に逃がされてイッシュの生態系が破壊されるんじゃないか・・?
そして3番目の色バージョンの頃には
普通に既存ポケモンが出まくる世界になってるわけだなw
さらにプラズマ団が自由にした普通の弱いポケモン達が
廃人に逃がされたV持ちや遺伝技持ち達に襲われ食われる阿鼻叫喚が…
このスレに触発されてSSを書いてみたのだけど、完成してみたら7000字ぐらいに……。
そのまま投下するのは迷惑になりそうなので、どこかのアップローダーを借りようかと思っているのだけど、そういう投稿の仕方はアリですか?
話の中身は『トレーナーの事情でポケモン牧場に預けられたアブソルが逃げ出して野生化、凶暴化して――』みたいな内容す。
>>278 個人的には大歓迎
というか長編楽しみなんでぜひ投稿してくれ
>>278 七千字!もしかして最長記録更新かも?
投稿を期待する(キリッ
281 :
1:2010/09/06(月) 17:34:00 ID:???0
ポケモンセンターのとあるボックス
ここには♂のイーブイがたくさん預けられていた。
「う〜ん、今日も暇な一日だったなぁ…」
「そうだね。ご主人は一体何をしているんだろう?」
「僕たちずっと待ってるのに…」「もうここに捨てられちゃったってことなのかなぁ?」
「…ばっかじゃねーの。主人がそんなことするわけねーだろ!」
そう言ったのは、ボックスの隅で彼らの会話を聞いていた、一匹のポケモンだった
彼もまたイーブイ♂
「う…うん、そうだよね!!」
「そうだよ!僕たちなんてことを…」
少しでも主人を疑ったことを、イーブイたちは反省した
さっき仲間に注意したイーブイには、ニックネームが付いていた。その名はブイ
生まれたあとすぐにここへ預けられた他のイーブイとは違い、彼は主人と旅をしたことがあった
だから信じて、寂しいけどじっと堪えて待っている。
他のイーブイ達も、主人と一緒に歩むこれからの世界に希望を持っていたが
あまりにも主人と接する機会がなく、たまに気持ちが揺らいでしまうのであった
そして明日も、またその次ぎの日も、彼らはこのボックスの中で生きる
食べものはジョーイさんがパソコンの中に送ってくれた物を食べる
モンスターボールとは違う、狭くはないけど広くもない不思議な空間だ
282 :
2:2010/09/06(月) 17:35:28 ID:???0
そんなある日、彼らの元へやっと主人が帰ってきた
ブイは久しぶりに会う主人に、胸が高鳴った。他のイーブイ達も
早くポケモンバトルをしたい!外で走り回りたい!とわくわくしていた
そんな彼らが浴びた主人の一言とは…
「イーブイだらけで埋もれてるボックス、すご。異常さがキモイなw」
イーブイ達はきょとんとしたまま
まずはバトルフロンティアという場所に連れて行かされ
能力をジャッジする人と会話をしている、少しがっかりした表情の主人を見た後
ふと気づけば草むらに立っていた。
ブイもそこにいた。だが仲間の数が足りない…
どうやら残された仲間もいるらしい。このトレーナーは♀のイーブイを探していた
♂でしかも能力がぱっとしないポケモンは、もう同じイーブイにしか見えないらしい
283 :
281:2010/09/06(月) 17:38:02 ID:???0
>>278じゃないんだけど、考えていたことがあったので投下してみた
思ったより読みにくくなってしまってすいません
「あれ、そのカビゴン…」
「なんだよ」
「いや、なんかこの前見た時と雰囲気違うような気がしたんだ」
「当たり前だろ、この前と違うカビゴンなんだから」
「そうなのか?じゃあ2匹いるんだな」
「いや、…もっといる」
「普通に捕まえられるのって2匹だろ?もしかして卵で増やしたの?」
「まあな」
「お前よっぽどカビゴン好きなんだなあ」
「………」
「どうした?」
「まあ、そうだな、…好きじゃないと出来ないからな」
「なんだよ、どういう意味だ?」
「…歪んだ愛ってやつ?」
「好きなポケモンを沢山手に入れることのどこが歪んだ愛なんだよ(笑」
「………うん、お前はそれで良いや」
「どういうことだよ?勿体ぶるなって!なあなあ、ヒントくれよヒント!」
「……じゃあヒント、俺が現在持ってるカビゴンはこいつだけだ」
「そりゃあ手持ちにカビゴン複数入れてる奴なんてそうそういないだろ…それがヒントかよ」
「おう、俺は用事があるからもう帰るよ。じゃあな、…ああそれから」
「うん?」
「お前はさ、答えがわかっても俺みたいになるなよ」
「だーかーら!わかんねーんだっての!」
「お前はそれで良いよ」
「………」
「今度こそ本当に、じゃあな」
乙。それにしてもこの廃人は痛すぎるな…
「…歪んだ愛ってやつ?」の所がそれを見事に表現している。
「お前はさ、答えがわかっても俺みたいになるなよ」のところもなかなか。
一般人の知らないUnderGroundな世界(キリッ とか思っちゃってんだろうな。
最後に一般トレーナーが黙るのも分かるわ。こんな会話してたらこっちが恥ずかしくなるもんな。
>「お前はさ、答えがわかっても俺みたいになるなよ」
この下りからはむしろ諦念みたいなものを感じたけどなー
俺はシステムの内奥を知ってしまってもう戻れないけど、
一般トレーナーのお前にはその世界に踏み入って欲しくない、という
元廃人の自分と重ね合わせて解釈してるだけかもしれないが
俺も
>>286とほぼ同じこと考えてた
実際はどうなんだろうな?
本人のみぞ知るってことか
>>288 早速拝読しました。長編の字数カウントまでして下さりありがとうございました。
シンプルなのに奥が深く、そして切ない話に立ち会えて感激致しました。
気づいたら外にいた。暗い森の中で独りぼっちだった。
毎日一緒にいた心の壊れたメタモンがどうしちゃったんだろう。
まだ見ぬ沢山の子供達はどこに、
「…わかってるわよ」
あたし、捨てられたんだ。
>>288 誰も悪くないのに選択間違えてしまったというかボタンかけ違えてしまったって感じで
すごく切ないな…オチで泣けた
出自普通の高レベルポケモン、GTSを往く
「落ち着いて、よーく聞いてね
きっと君は僕のレベルを見た瞬間『なんて強いポケモンなんだ!』と思ったか
『もしかして親用?ならばきっと3V以上、あるいは性格一致に違いない』とでも思っただろう
だから『求:ダークライ』なんて条件でも飛びついたのだろうが、よーく考えてね
そんな優秀ならGTSになんか出すより優秀ポケモン交換会にでも出すだろう?
そう、僕は単純に預けられっぱなしで忘れ去られていただけでこうなっちゃっただけなのさ
ある日『おや』がGTSで高LVの僕の種族を求めて
ダークライを連れてきている人を見たのが全ての始まりだったかな?
僕みたいなポケモンでも、ダークライが手に入ることを知ったら、そりゃあ、ねぇ
ついでに良いことを教えてあげようか
もちろんVなんてないし、性格も不一致だし、能力はまあまあなんだよね、僕
ジャッジの手間がはぶけたね、良かったね
…おや、それは『求:ダークライ』の看板だね?
安心してくれていいよ、僕は君を恨んだりしないどころか、最大限の理解すら示せるよ
なんたってこの流れも、これでもう18回目だからね」
私はとある「組織」ではぐれ研究員として雇ってもらっている
はぐれ研究員と聞くと男ばかりのイメージだがこの組織で働く
私と友人は一応女である 友人はたまに私に対してこんな事を言う
「アンタってなんていうか・・・変わってるよね」 何を今更と
私は返す はぐれ研究員なんかやっている時点でお互い様だろう
そんな事より今日は待ちに待った新しい研究素材が届く日だ
世のトレーナーが捨てたポケモンを「ポケモンハンター」達が捕獲し
そしてこの「組織」に売られたポケモン達を私達が好きなだけ
研究する こんなに幸せな事があるだろうか 本来なら野生で
命を落とすかもしれないポケモン達の命を救い世間では
認められなかった自分の研究欲を好きなだけ存分に満たす事ができる
完璧な強さだけを求める無責任なトレーナー達が高個体値で
ありながら「完璧ではない」という理由で大量に逃がしたポケモン達を
私達が「保護」しているのだから世間からは感謝してほしいくらいだ
まあ感謝なんて物よりこの可愛いポケモン達を好きなだけ研究できる
「時間」さえあれば私は満足だ さァて今日は
どんな実験で可愛がってあげよォかなァ?
「本当に病んで・・・変わってるよね」
短かったですがあとがきを失礼します
232のヒトカゲの話と243のポケモンハンターの話を
書いたのも自分なのですがタイトル付けるの失念していたので
この場を借りて失礼します ヒトカゲの話は「籠の中の鳥」
ポケモンハンターの話は「狩る者 狩られる物」です
すごい今更ですが気になっていたので失礼いたしました
この「はぐれ研究員ヤンデレ派(♀)」は一応243の
ポケモンハンターの話の続きなのですがヒトカゲの時から
勢いだけで書いてうまくまとめられてなくて申し訳無いです
ただこのスレに書き込んでる時はとても楽しいので
これからも皆さんの創作を楽しみにしながら自分も
このスレに書き込みたいと思います では長々と失礼いたしました
BW発売に向けてこのスレも盛り上がって欲しい
デスカーンを大量放流したら凄まじい事になることは間違い無いな
そこらのポケモン全員ミイラ化とか考えただけで恐ろしい
「ポケモンを逃がしてあげましょう」的なこと言ってる集団がいるけど
それをいいことに廃人が押し寄せてきて逃がしまくったら大変なことになりそうだなw
>>284 非廃人の奴のキャラがなんか好きだ。これが一般人と廃人の差か…。
結構前から見てたけど、いい感じに盛り上がってきて嬉しいな。
影響されて文書いてみたんだが、携帯からでも大丈夫だろうか…?
自分も
>>284の非廃人が好きだww
でも一般人からすれば廃人ってこんな感じなんだろーなあ
>>298 おお、ありがとう!言葉に甘えて、早速投下させて貰うよ!
黒白でも個体値とかの仕様が変わらなかったら…。と思って書いた。正直自信はない。
憎しみに目を光らせる同族達が、拙者を囲んだ。
ザッと数えて数百…否、数千匹はいるであろうか。例え拙者が戦闘に特化した武士であろうとも、この数が相手では太刀打ちは出来ぬであろう。
何故、このようなことに…。
刻は今より数週間前。
拙者は、ぽけもんとれーなーの手により一匹のみじゅまるとしてこの世に生を受けた。
幸いなことに、拙者は産まれた時より 5ぶい と呼ばれし力を授かっていたそうだ。平たく言うなれば、他の者達よりも優れた才能。拙者は、それを持って生まれることが出来たのだ。
才ある拙者に、ぽけもんとれーなー…もとい、拙者の主人は余すことなき愛情を注いでくれた。
修行の日々は苦悩だった。
戦いの連続も楽ではなかった。
だが、そうして息を切らす拙者の傍らでは、主人が優しき眼を拙者に向けてくれていた。
拙者の頭を撫で、祝福の言葉を囁いてくれた。
拙者は、まごうことなき幸せ者であった。
だが、そんな拙者をある日予期せぬ悪夢が襲った。
改造 だ。
拙者の主人が、改造に手を染めたのである。
現代の技術を用い、造りあげられし絡操。可の物にかかれば、拙者と同じ、否、更に才のある者を、それも容易に、誕生させることが出来るのだ。
可のような便利な物を、利用せぬ手を主人は持ち合わせていなかった。
例え基れが、狂(くるい)なる行為だとしても。
改造により、拙者を遥かに凌ぐみじゅまるを産み出した主人。
彼がいれば、力無き拙者など無論用済みだ。
主人は、拙者を野に離した。地に立ち尽くす拙者を見つめるその瞳は、あの優しき眼は幻だったと思わせる程に、冷たかった。
── 主人に見放され、拙者は途方に暮れた。
食料を求め、地を歩いていると、背後の叢から約5つの影が飛び出した。拙者は即座に身を翻し影を帆太刀で斬りつけた。
悲しき哉。地に伏せ、微動だにせぬ基れは拙者の同族であった。
衝撃のあまり、言葉も出ぬ拙者の背後を、更に2つの影が襲った。迂濶にも反応が遅れてしまった。二刀の帆太刀に斬りつけられ、拙者の身体は宙を舞う。
やがて、宙を舞っていた身体は地に墜ちる。砂利が身に食い込み、痛い。
辛うじて身体を起こすと、いつの間にやら数百…否、数千という数の同族が拙者を囲っていた。
数千の瞳は拙者を強く睨み付けながら、ざわめく。
── どうして、私達は選ばれなかったの?
── 貴方さえいなければ僕達が…
── そうだ、貴様さえいなければ
── おまえだ
── おまえだ
── 憎い
── 憎い
── お主が、憎い…
その一つ一つの言霊から、彼らの 憎しみ、痛み、そして哀しみが痛い程響いてきた。
拙者も、彼が憎かったからだ。
改造で産み出されし彼。
彼が存在しなければ、拙者は、主人と。
今の拙者は、彼ら…我が兄弟達と同じだ。怨みのみを宿した、ぽけもんの抜け殻だ。
一匹の同族が帆太刀を振りかざすのを合図に、兄弟達は一斉に刃を構えた。
拙者は最早、ぽけもんとして生きることは出来ぬ。彼らも同じだ。怨みに侵食されし魂は、何も産み出すことは出来ぬ。
ならばせめて、最期の刻だけでも良い。武士としての拙者を、まっとうしてしんぜよう。
主人と苦楽を共にした、あの幻の如く……
かつて、『5V』と讃えられしポケモンは、戦士の名に恥じることなのない壮絶な最期を迎えたという。
翌日、彼を含む数千体のポケモンの死体が道路上で発見された。
見るに耐えがたしその光景は、瞬く間に噂として広がり、彼の主人の耳にも届いた。
この噂を通し、ポケモン達の憎しみ、痛み、そして哀しみが、少年の心に届くことを切に祈る。
了。
これは…可哀相すぎる…
こんな渋すぎるミジュマルども捨てるとか元主人の目は節穴すぎる
いよいよ明日だけど・・・ミジュマル選ぼうかな。
私は今とある「組織」で働いている 世間から見れば
「はぐれ研究員」というやつだ 子供の頃からポケモンが好きで
いつかはポケモンの為になる仕事がしたいと思っていたのに
今はなぜかこんな場所にいる きっかけは今隣にいる幼なじみで
女友達と共にポケモンの研究の道を目指していたのだが
その幼なじみが思う存分にポケモンの研究ができると怪しげな
この組織に入る事を決めてしまいそれに付き合う形で私も
今ここにいる その友人は少しというか病的なまでに
ポケモンが好きで幼い頃はおとなしい子だったのに今では
研究と実験に明け暮れる毎日である 放っておけばよかったのかも
しれないけど私自身もこの「組織」とやらに興味が沸いた
この組織は世の無責任なトレーナー達が逃がしたポケモン達を
「保護」して救済する事が目的なのだという 保護とはいっても
依頼を受け持つ「ポケモンハンター」達が逃がされたポケモン達を
捕獲しそしてこの「組織」へと売り払いそれをここで雇われた
「はぐれ研究員」である私達が研究や実験の対象にすると
そういう仕組みになっているらしい 最初聞いた時はどうかと
思ったがこれでポケモン達が救われるならとそう割り切る事にした
今日も私は友人や同じ場所で働く同僚達と共に
この「組織」に売り払われたポケモン達の研究と実験を行う
「実験」と聞くと物騒だが逃がされたポケモン達がどれほどの
能力なのか凶暴化していないかまた人と共に暮らせるのかを
確かめる為にしている事だ だがここに売られてくるポケモン達の
どこか寂しげな目やなにかを諦めたような絶望を感じさせる目を
見ているとなんとも言えない感情になる かつてはこのポケモン達も
この世界に希望を持って望まれて生まれてきたはずなのだ
なのに それなのに世の無責任な俗に言う「廃人」トレーナー達の
せいでこんなに沢山の幼いポケモン達がこんな目にあっている
この「組織」で保護され私達の研究施設でまた人と共に暮らせると
判断されたポケモンは必要とされている各地の施設で
引き取られたりしているがそれでも毎日の様に数え切れない
ポケモン達がこの組織に売り払われてくる この組織で保護された
ポケモン達はともかく今もどこか誰も知らない場所で
その幼い命を落としているのかもしれない でも私にはそれを
変える事はできないしこれからもここで同じ事を繰り返していくだけだ
そうきっとこれからもこの先も多分きっと
今日もまたこの場所に辿り着いた幼いポケモン達と
顔を合わせる 私は研究や実験よりこの子達の世話をする
時間のほうが好きだ 昔はポケモン達の為になる仕事がしたいと
「ポケモンブリーダー」や「ポケモンドクター」の道を
目指した事もあったが人生どこでどうなるかわからない物だ
だが今の生活に不満があるわけでは無いしむしろ私なんかは
幸せなほうなのだ どことも知れぬ場所でなにもわからないまま
命を落とす幼いポケモン達にくらべれば 人間である私なんて
風の噂で明日遠くイッシュ地方で沢山のトレーナー達が
新しいパートナーとなるポケモン達と共に旅にでると聞いた
どうかその旅立つトレーナー達とそのパートナーになる
ポケモン達の「絆」が強く深く結ばれる物になるようにと
私は願ってやまない 「さてそれじゃあそろそろいきますか」
私はポケモン達に向かって一言「ごめんね」と呟いた
別に深い意味があったわけでは無いけどそう言いたくなったのだ
ポケモン達はそう呟いた私に対してただ私を見つめ返すだけだった
長々と相変わらず読みづらくて申し訳無いですが
明日待ちに待った新作の発売ということでいてもたっても
いられずに勢いにまかせて今の気持ちと共に書きました
新作が発売したらまた書きたくなる事も増えると思うので
明日発売の新作とこのスレのこれからを楽しみにしております
312 :
1/2:2010/09/17(金) 16:44:31 ID:???0
「上ものですぜ、旦那」
雨風にさらされ風化寸前のレインコートを着た男は、黒ずくめの男にそう囁きかけた。
黒ずくめの男はジッポーライタで煙草に火を付け、先を促す。
「昨今流行りの不法投棄ポケモンでもここまでのもんはお目にかかれねぇ。何せかの絶滅危惧種、イーブイですから」
不法投棄ポケモン。
生命であるポケモンを投棄、とは幾分か違和感があるかもしれない。だが、一昔前から一部のトレーナー、正しくは凄まじい実力を持つトレーナーがポケモンを不法に逃がしている。
それを捕まえるのがこのレインコートの男の仕事で、その顧客の一人が黒ずくめの男だった。
「今時珍しくもないだろう。ウツギ博士なんかは未だに撤回しようとはしないが、彼のたまご理論による投棄ポケモンじゃあ数が一際多い。違うか?」
ウツギ博士。ポケモンのたまご、という一つのブラックボックスを解析した男は昔より名はずっと知られている。
そう。不法投棄ポケモンの元凶として。
彼の発見した卵理論は学会だけでなく一部のトレーナーにも激震を与えた。
卵による素質や技の遺伝。それはポケモンバトルの新たな発展を意味していた。
「ええ。でも、旦那そう言いながら財布出してらっしゃるじゃねぇですか」
黒ずくめの男は無言で紙幣をレインコートのポケットにつっこませ、短くなった煙草を踏み潰して踵を返す。
いつものレンタルボックスに、というハンターの声を背に男はカジノに、そしてポスターの裏のボタンを押した。
バトルにのめり込んだトレーナーたちは素質の乏しいポケモンたちを逃がした。それもたくさんの数を。
ー男は無音で現れた階段を降りる。
彼はそこに目を付けた。不法投棄のポケモンたちを回収し、無垢なトレーナーやカジノの景品に据える事としたのだ。他の地方に流したりする事で少し、ほんの少しだが生態系を狂わせることへの歯止めとなっていた。今ではそれは一つの組織になろうとしていた。
313 :
2/2:2010/09/17(金) 16:48:51 ID:???0
ー男は階段を降りた。
何故、気付いたか。何故、そのためにここまでの組織を立ち上げたか。理由は簡単だ。かつては彼もそれを行い、それを償うためだった。
ー男は部下たちの最敬礼で迎えられた。
男はニヤリ、と笑み一つを浮かべ、自室へ向かう。
少しでも我々の利益を減らしたいのなら。悪をはびこらせたくないのなら。
それはすなわち不法投棄への抑止力となる。
ー男はギシリ、と豪奢な椅子に腰掛け、呟いた。
「これがこのサカキの闘い方だ」
>>314 ロケット団のしたっぱ書いてたつもりが気づいたらサカキになってた。
後悔はしていない。
ミジュマルとかサカキとかはぐれ研究員とかみんな上手いな
BWでたし俺もなんかいいのが思いついたら書いてみようと思う
だいぶ前から雑誌とかで公開されてた情報オンリーのネタだけどBWネタなので一応注意
第1話
プラズマ団が感動的な演説をしていた
プラズマ団「ポケモンを戦わせたり道具のように扱うのはやめて、ポケモンを解放してあげましょう!」
廃人「おおお…!今までの俺は間違っていた!!」
廃人は深く反省し、罪を償うために赤青緑黄金銀RSEFLEGDPPtHGSS牧場その他色々
(倉庫用・アイテム回収用に各2本ずつ所持)にMAXで預けていたポケモン計数万匹を解き放った
そして、イッシュ地方は滅亡した
第2話
プラズマ団「お前のポケモンを解放してやる!」
廃人「お、お前、気利いてるじゃん!わざわざ誰もいないとこにこっそり捨てに行くのめんどかったんだ!」
プラズマ団員は大量の「ハズレ」や「ゴミ」と名付けられたポケモンを押し付けられた
その後、多大なストレスや理想と現実のギャップを理由に団を抜けるプラズマ団員が増えたそうだが、
どの団員も大量の「クズ」や「いらね」などの名前かマークのついたポケモンを押し付けられていたという
第3話
プラズマ団「ポケモン達のためにするべきこと、それはポケモン達をかいほ…」
町の住人A「それはもちろん、ポケモン達のためでもあるとかうそぶきながら
逃がしまくる廃人とそのシンパに思い知らせてやることだ!」
この町の住人A、実はズイタウンで廃人の逃がしたポケモン達に家や畑を荒らされ
うんざりして引っ越した先のコガネタウンでも廃人のチャリに轢かれかけた不運な男である
そんな男がいるときに演説をしてしまったプラズマ団員も、また不幸な人間であった
ぶっといこん棒や投げるための石や腐ったトマトやたまごを持った人々が彼を囲んでいた
次回、ポケットモンスター
N「君のポケモンの声だけは聞きたくない」
廃人のいなくなった日のズイタウン、コガネタウンの青空
アイリス「すっごいことが育て屋さんのそばで起こりそう」の3本でお送りしまーすンガグッグ
ちょっとSS文体で書きなれてないもので、読みづらい所とかあったら指摘して下さると助かります……。
あと、作中に現在放送禁止用語になっている単語が出てきますが、
差別を助長する意図や目的は一切ないことをあらかじめ記させていただきます。
=============================
人は誰しも幼い時に、生命に対して興味をもつ。
そしてその多くは、死に対する関心として表出される。
子どもは時として無意味に小動物を踏みつぶし、飛ぶものの羽をもぐ。
いきものを死に至らしめることに対する快楽は、ある時を境に失われるが、
ごくまれに、その興味が持続したまま、成長する者がいる。
*
あるいていた。
ぼくはただ、背たけまで伸びる草むらの中をかきわけて、あるいていた。
逃げるためにぼくはあるき続けていたけれど、もう大丈夫だとわかってもぼくは立ち止まれなかった。
ぼくは生まれてすぐに左うでをもがれて捨てられた。
捨てられたとき、ぼくのほかにもきょうだいが居たけれど、ぼくひとりになってしまった。
……みんな、ぼくと同じようにどこかをもがれ、棒でつきさされたりして死んでしまった。
――ぼくは必死で逃げた。
うでのつけ根から血をまきちらしながら、よろめきながら這うように逃げるぼくを、
指差して笑うその顔が、頭からこびりついて離れなかった。
ぼくはあてもなくあるいている。
ぼくはあいつのいるこの世界から逃げ出したかった。
この世界にいることがただただ辛く、かなしかった。
ぼくのまうえでジリジリ照りつけていたやつが、はるか向こうにゆっくり隠れる。
すると、世界がさあっ、と暗くなった。
ぼくは歩くのをやめ、ばたっ、と倒れこむ。
そうしたら、暗くなる世界とともに、ぼくも消えていけるような気がしたからだ。
ぼくはもう、つかれたよ――
――ふっ、と突然まっくらな世界にやってきたと思うと、次の瞬間、
すぐにぼくは元のせかいにもどってきた。
ぼくは地べたにたおれていた。
地べたはふかふかしていて、気持ちがよかったけど、そこはぼくがあるいていた所じゃなかった。
「――気がついたかい?痛いところはない?」
声がきこえた。ぼくたちのことばだ。
「かわいそうに……君は腕をとられたんだね」
別の声がきこえた。ぼくたちのことばだ。
「もう大丈夫だ。ここは俺たちポケモンの巣だからな」
――ポケモン?
「……あまりの痛みに、声が出ないのかもしれないな――」
あの、あの――
「おお、しゃべれるんだね!よかったよかった!ほらみんな、せーの!」
「「「ようこそ『かたわポケモン』の巣へ!」」」
*
ぼくはこうして、ぼくの“かぞく”とめぐりあえた。
かぞくの中の一匹が、草むらに倒れているぼくを見つけ、森のなかにつくった巣まで運んできてくれたのだった。
みんなは自分たちのことを『かたわポケモン』とよんでいた。
数十匹いるみんながみんな、体のどこかが欠けていたり、つぶされていたりしていた。
一人のニンゲンがこんなひどいことをしたんだ、といっていた。
そしてぼくの腕も、同じニンゲンがやったのだろう、と。
――そういえば、ぼくにポケモンとニンゲンの違いを教えてくれたのも、かぞくのみんなだった。
かぞくのみんなは、ほかにも木の実のとり方や、くだものの見つけ方、
水のみ場の探しかたや、生きるために必要な色々なことをたくさん教えてくれた。
かぞくのみんなは、ものすごく優しかった。
ぼくに“お兄ちゃん”ができた。
ぼくは“リオル”という種族のポケモンみたいで、お兄ちゃんは、“ルカリオ”というポケモンだった。
ぼくが大きくなったら“ルカリオ”になるらしくて、かぞくのみんなが
お兄ちゃんから色々なことを教えてもらうように、と言ってくれた。
お兄ちゃんは頭のふさが片方しかなくて、しっぽが途中でちょん切れていた。
ぼくに両方のふさがあって、しっぽが途切れていないことに、お兄ちゃんはよく、うらやましいなぁと言っていた。
ぼくはその度に、ものすごく気はずかしくなったけど、やがてぼくがお兄ちゃんをうらやましく思うようになった。
片うででバランスの悪いぼくは、お兄ちゃんみたいに“はどう”を固まりにすることができなかった。
落ち込むぼくに、お兄ちゃんは優しく言ってくれた。
「その代わり、お前には自分の気持ちを遠くの、うんと遠くの仲間に伝えることができるじゃないか」
……よく、わかんない。
「倒れてたお前を見つけたの、俺なんだよ。物凄く遠くで助けを求める“はどう”が伝わってきてさ。
無我夢中で走っていたら山を二個越えていたんだ」
……それが、何の役に立つの。
「うーん……分からないや。でも、きっといつか、絶対役に立つ時がくるはずだ」
……そうかなあ。
――お兄ちゃんは優しかった。
いっしょに木の実をとりに行った。
いっしょにくだものを探した。
いっしょにおいもを掘った。
ちょっとしたことでも、えらいねって、ほめてくれた。
夜はお兄ちゃんのそばで寝た。
そうすると、お兄ちゃんはぎゅっとぼくを抱きしめてくれた。
あったかくて、お兄ちゃんはいつも、優しかった。
ぼくはずっと、お兄ちゃんといっしょにいたいと思っていた。
だけど――
その日は朝から騒がしかった。
ぼくが顔をあらいに水のみ場に行ってもどってくると、かぞくのみんなが1か所に集まっていた。
お兄ちゃんが僕のもとにやって来る。
「どうやら、俺たちをこんなにしたニンゲンが、ポケモンを捨てにこの近くにやって来るらしい」
……逃げるの?
「……いいや、復讐するんだ」
……ふくしゅう?
「……あいつに、俺たちとおなじ目にあわせてやる」
……。
「あいつに、あいつらに、ポケモンは道具じゃないことを、
ポケモンはポケモンなんだってことを、思い知らせてやるんだ」
*
いやな予感がしていた。
ぼくは必死で、ぼくたちは大勢だから大丈夫だと思うようにして、いやな予感を忘れようとしていた。
だけどすべては悪い方向に、悪い方向にと流れていった。
ぼくは子供だからと戦いには参加せず、お兄ちゃんといっしょに遠くからふくしゅうを見ている。
数で圧倒していたぼくたちだったけど、ニンゲンが操るめちゃくちゃ強いポケモンに、
一匹、またいっぴきと倒されていく。
「あいつが持ってるあのポケモン、あれは、俺たちの代わりなんだ」
お兄ちゃんは言った。
「世の中にはつよいポケモンとよわいポケモンが居る。
あいつは、つよいポケモンだけをより分けて、それ以外はどこかに置き去りにして捨てていく」
お兄ちゃんは言った。
「まともに戦って、倒せる相手じゃない、だけど――」
――お兄ちゃんは、言った。
「それでも、俺たちはあいつと戦わないといけないんだ――」
ぼくはお兄ちゃんの手をぎゅっとつかんだ。
お兄ちゃんは、ぼくの手を優しくほどく。
「だめなんだよ、お兄ちゃんも行かないと……」
いやだ!いやだ!
「ごめんな。でも、お兄ちゃん、今行かないと、一生後悔するだろうから……」
なんで、なんでなの……。
「……お兄ちゃんは尻尾と頭のふさが欠けたときに、普通の生き方をする方法もなくしてしまったんだ」
でも、お兄ちゃんはぼくにやさしくしてくれたじゃないか!
ぼくと一緒にきのみを取って――
いっしょにくだものを探して――
「おまえといっしょに過ごした時間、楽しかったなあ……」
いっしょにおいもを掘ったり、
夜になったらぼくといっしょに寝てくれたじゃないか!
「だけど、俺には無理なんだよ……。俺は、あいつを殺すためだけに生きてきたんだ。
それ以外に生きる方法がわからないんだ。だから――」
ちがう!お兄ちゃんはぼくにいつも、ぼくといっしょに――
お兄ちゃんは一瞬こまったような顔をしたかと思うと、ぼくをぎゅっ、と抱きしめてきた。
お兄ちゃんのおなかが、ぼくの顔にあたる。ぼくの涙が、お兄ちゃんの体をつたっていく。
「……ごめんな」
お兄ちゃんは、さらに、さらに強くぼくを抱きしめた。
「……おれたちは、遠くのポケモンたちに自分の思いを伝える、はどうを操るちからを持っている。
そしてお前のその才能は誰にも負けない。もしかすると、そのちからでいつかは
ニンゲンたちに自分の思いを伝えられるかもしれない。だから――」
そんなのどうでもいいよ!そんなのどうでもいいから――
「……これはお兄ちゃんからのお願いだ。おまえは生き残って、俺たちのことを伝えてくれ。
俺たちは、悪いポケモントレーナーと戦って、立派に死んだんだってな」
いやだ!ぼくはお兄ちゃんともっと一緒にいたいんだ!
ぼくはお兄ちゃんといっしょじゃないと、生きていけないんだ――!
「……じゃあ、行ってくるよ」
――お兄ちゃんは僕をはなした。
……いやだ!
いやだ!
おいてかないで!
ぼくをひとりにしないで!
お兄ちゃん!
おにいちゃん――
その時、ぼくはお兄ちゃんに抱きついてでも、ひき止めようとしなかった。
ぼくにはお兄ちゃんの気持ちがずきずき痛いぐらいに、わかったからだ。
――だから、ぼくはぼくの気持ちをめいっぱい伝えてひき止めようと、はどうを送っていた。
……お兄ちゃんが行ってしまったのは、
ぼくのはどうが未熟だからだろうか。
それとも、伝わってもなお、
お兄ちゃんは戦って死ぬことを選んだのだろうか。
ぼくは、どうすればいいんだろう。
ポケモンどうしでさえ気持ちを伝えられないのだとしたら、ニンゲンはぼくたちの気持ちを分かることができるだろうか。
気持ちを伝えられたとしても、それでも通じあえない深い溝が、ぼくとみんなの間にあるとしたなら――
……ぼくには、わからない。どうしたらいいのかも、なにもかも――
*
――遠くで、ばらばらに、ぐちゃぐちゃになったニンゲンと、ポケモンの死体がより分けられている。
そしてニンゲンたちは、みんなの死体をもち去っていく。
あとには血糊だけがべったりと残されているけど、
雨がふればぜんぶ洗い流され消えるだろう。
夜になり、ニンゲンたちはみんな居なくなる。
そしてぼくは歩きはじめる。
真っ暗な中、はるか遠くまで続いている道の上を。
夜があけ朝になれば、太陽がぼくに行き先をおしえてくれることを信じて。
ぼくはただ、まっすぐな道の上を歩いていた。
切ない…切なすぎる…
ヤバい…切なくなってきた。どうしてくれるんだ
SSかマンガのどっちが切なかったのか分からないから同意しづらいこのせつなさ…
SSも漫画も…だ。
やっぱりこのスレは深いな 悲しい話でも見てよかったと思う
BWのグローバルリンクで負荷かかりすぎて預けたポケモン達を
引き取れないって事があったけどそれで何か話が作れそうだな
切ないから、ハッピーエンド的なヤツを書くわ…
ラグラージ「さてと。みなさん。そろそろ仲間が増えるころですね」
ドゴーム「仲間ってなんのだよ?」
バリヤード「ははっ、決まってるじゃないか。僕たちの仲間なんだぜ?」
ドゴーム「ああなるほどな。俺達KSSPの仲間だな」
ルージュラ「ったく、どんな姿だろうがあたしらの責任じゃないじゃん?」
バリヤード「最初は『マネネちゃんかわい〜ぃ』とか言ってたくせに捨てる時は『ちっ』だぜ?」
ドゴーム「『ちっ』?はっ、俺なんか進化した途端『ぎゃー!』って投げられたぜ『ぎゃー』だぜ『ぎゃー』」
ラグラージ「私は『返して!私のヌマクローちゃん返して!』って泣かれましたよ…」
ルージュラ「うっわ〜きっつぅ。そう考えたら図鑑穴埋めのための進化と割り切られたあたしマシじゃね?」
バリヤード「それも相当きっついぞw」
通称KSSP。「期待外れ 進化で 捨てられ ポケモン」の会のある日の光景である。
ギャラドス「おお なんと かわいそうな やつらよ」
ミロカロス「あわれ あわれ」
ピンポーン
ルージュラ「あれーもう来たんじゃない?早くね?」
ガラッ
チャオブー「オッス、オラチャオブー!新炎御三家・ポカブの進化形だぞ!
複合タイプはまた格闘、ガチムチレスラーとか言われて、
昨日までポカブ可愛い☆ばかり言ってた女の子に嫌われたぞ」
ゼクロム「我では海王潰しするのに素早さが足りないと言われてしまったのだ」
ラグラージ「猪八戒はともかく後ろの伝説さんはお呼びでないですよ」
バリヤード「さりげなく新入りバカにしたw」
ドゴーム「おいおい、後ろはKSSP入会希望者の行列だぜ?」
リングマ「俺も入れてくれ・・・」
337 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/23(木) 00:31:13 ID:7ReUcT1H0
【ネタバレ注意】
初めてだから短いけど…
私はウルガモス…太陽そのものなり…
ある日私は自らの最後の安住の地が崩されたのに気がつき終わりを感じた…
しかしある少年が私をみつけ、仲間としたのだ…
「こいつ強くてほのおのからだ持ちで空を飛べる!革命的!」
きっと私を尊敬して感動しているのだろう…
外の世界の存在に会うのは久しぶりで心が踊る…
それから私はまるで昔の私のようなポケモンの卵を持たせられ、少年は走り、
生まれたポケモンはどこかへ行き、そして会うことはなかった…
きっと彼らは生きていないだろう、しかし彼らは太陽たる我にまた抱かれるのだろうか…?
私にはこの少年をときどき不審がるが彼を憎めない、
なぜなら…彼は『仲間』だからだ…
私はウルガモス…悲しみの太陽なり…
338 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/23(木) 00:32:15 ID:+UzXnkfoO
テス
「大事に育てるんじゃぞ!」
もう私はこの台詞を何回言ったのだろう。
あの少年に向けて。
初めてあの少年と会ったのは少年が始めてこの町に来たときだ。
中に居る婆さんにポケモン2体を預けて帰っていった。
育て屋を長年やっている関係上、ポケモンが卵を作るのは知っていた。
私は少年に「卵が出来たから取りに来るんじゃぞ!」と電話した。
電話してから数分も経たないうちに少年はやってきた。
そして私は少年に卵を渡した。
今思ってみれば、あれが悲劇の始まりだったのかも知れない・・・。
今作で孵化係がLv70のウルガモスさんになっちゃったから、Lv1のポケモンは復讐すら厳しくなったね
後みんなのマグカルゴさんがリストラ
一応BWネタ含むので、ネタバレ要素はないと思うけど注意
昔々、あるところに幼稚園がありました
お隣さんはポケモン達を預かってくれる育て屋さんなので
珍しいポケモンやかわいいポケモンが来るたびに子供達は大喜びでした
ある日、炎をまとったカタツムリとうつろな目をしたピンク色のぐにゃぐにゃしたのと
強そうだけど背後霊として兄弟姉妹数百匹を背負ったポケモンを連れた男の子がやって来ました
男の子はピンク色のぐにゃぐにゃと強そうなポケモンを預けた後、
たくさんのたまごを抱えて自転車で道を往復爆走し始めました
子供達は轢かれそうになって、危ないなと思いましたが、それだけでは終わりませんでした
大量のたまごをもらっては孵し、「はい、ゴミ」「はいはい、さよなら〜」「うっわwいらねwww」
などとイカレた笑い声をあげながら馬鹿にしたように口元を歪めながらポケモン達を逃がしまくるのです
「ポケモン達を逃がしてあげましょう〜解放解放〜って俺プラズマ団みたい〜w」
プラズマ団が聞いたら、きっと怒るに違いありません
子供たちはその悪夢の光景を見て、皆恐怖と悲しみでいっぱい泣きました
捨てられたポケモン達の涙と、男の子に襲いかかって返り討ちにされたポケモン達の肉片と、
とても強い後釜がやってきて不要になったと捨てられたカタツムリの焦がした跡と
限界に達して溶けていったピンク色達と投げ捨てられたたまごの内容物と、
…ついに夜道で何者かに刺された男の子の血で道路が真っ赤に染まった頃……
幼稚園はもうそこにはありませんでした
通っていた子供たちの中には、PTSDを発症した者、プラズマ団のような理想を掲げる者、
ポケモンもトレーナーも皆嫌いになって山に引きこもった者すらもいるとの噂です
教訓:育て屋の隣に幼稚園なんて開いてはいけない
爺前固定がなくなったらしいね
>>326 のマンガ描いた人、ぜったいこのスレ知ってるよなぁ・・・。
私は選ばれし者だ。
度重なる主の試行錯誤と長い孵化作業の果てに生まれた存在。
戦うために目覚め、敵を蹂躙しつつ日々を送るハッサムとは私のことだ。
主の寵愛を一身に受け、適切な処置を経て、私は最強の名を冠するに至った。
だが我が胸中に内在する葛藤を、一体誰が理解するというのか?
私の存在は私の兄弟の無数の犠牲の上に成り立っている。
個体値で淘汰され、性格で整理され、技の継承が成され。
不要な者は片端から切り落とされ、主の顔を覚える間もなく草むらへと放たれた。
私が振るう拳の一つ一つが先人からの贈り物、長い長い交配の賜物だ。
そう、私はギセイの上に立っている。
逆に言えば、私は多くの同胞をギセイにしてきた。
この背徳感、罪悪感、自己嫌悪。自分の存在の根拠を根底から揺るがす恐怖。
この世に生きる限り、私は未来永劫「厳選の申し子」と後ろ指を差され続けても仕方がない。
私が強ければ強いほど、私は兄弟から遠ざかっていくような気がしてならない。
同胞よ、仮に貴方が私を喜んで受け入れるとしても、私自身が貴方に合わせる顔を持ち得ないのだ。
それを思うとき、私は非常な寂しさを感じる。
選ばれし者が何を贅沢な、と言われても仕方ないのはわかっている。
主の愛を受ける一握りのエリートは、そう思う事すら許されないはずなのだ。
そのような同情を欲する事が既に罪、私は面を上げて戦場に向かうだけでいいのだ。
しかし。それでも。私は寂しい。私は申し訳ない。
この自分に向けられた自責の念と言う刃の逸らし方を、私は知らない。
鋼鉄の鎧を持とうとも、その鋭利な刃物は日々私の心に罪の意識を深く刻み込む。
兄弟よ、貴方が私を許そうと許すまいと、それはこの虚しさを和らげる助けにはならないのだ。
もう一度言おう。私は選ばれし者だ。
それ故の悲しみを抱えていると、一体誰が知ろう?
同胞よ、「すぐに逃がされた方が幸せだったかもしれない」と思う事を許してくれ。
それほどまでに、この後ろめたさは私の心に深く伸しかかっている。
-fin-
今回逃したときにポケモンが小さくなって消える時のスピードが倍近く速い
マッハの速度で逃されていくポケモン達…(´;ω;`)
>>346 逆にマッハの速度で逃げていってるのかもしれんw
ところでBW関係は核心部分含めたネタバレ解禁はいつくらいからOK?
多分そろそろクリアした人も増えてきただろうし
このスレ直結のネタが中心になってるからBWネタ使いたい人も多いと思うけど
BW専用スレでもないし数ヶ月は公式サイトやアニメ、
雑誌で発表された以上のことは控えようって方向性がいいのだろうか?
348 :
名無しさん、君に決めた!:2010/09/28(火) 13:30:03 ID:JVXI/v6X0
「まなふぃがほしーなー」
「フィオネで我慢してくれないか?」
「やだやだ、まなふぃじゃなきゃやだー」
「とはいっても、マナフィをオレの手持ちから手放すわけにはいかないし・・・」
「まなふぃのにせものなんていらないよっ! きいたもん、ふぃおねってこは
まなふぃからいくらでもてにはいるって」
「でも、まだマナフィに近いポケモンなんだから貰えるだけマシだろ?」
「いらないっ、なんでまなふぃににてるのさ。 にせものなんていらないよっ!」
結局孵化したフィオネは、海に返すことになった。
オレはもう2度と、フィオネを生み出すことは無いだろう。
過去にも何度か、同じような過ちを犯しているのだから。
良スレだな…
>>347 自分は年明けてからゆっくり楽しもうと思っているけどネタバレきにしない性質だから
ネタバレSSどうぞどうぞーという感じだけど、自分みたいな存在は例外だろうなぁ^^;
>>347 別にいいんじゃないの?
2chでネタバレ禁止とか言うだけ無駄でしょw
ぼくはピカチュウ。
一年くらい前にあの子と出会って、ずっといっしょに旅をしてきたんだ。
最初は近くの野原や町、だんだん足を伸ばしていって、怖い洞窟や山、
さらには海の向こうや空の果てもいっしょに歩き続けてきたんだ。
イベントやおかいものに出かけたり、お友達のポケモンと遊んだこと、
お店でお兄さんやお姉さんのポケモンと出会えたこと、とっても楽しかったんだ。
でも、最近はいっしょに歩いてくれなくなったんだ。
はじめはまばらに、だんだん毎日放置されるようになって、もうだいぶ経つ。
ぼくの入った特製モンスターボール…ぽけうぉーかーは部屋の隅で埋もれたまま。
ぼくのおうちに帰るための「えいちじーえすえす」というのも埃まみれでタンスの裏側。
しかもこの前掃除でタンスを動かした時に押しつぶされてしまってひどいことになっている。
・・・分かっている。もうぼくはおうちには二度と戻れないこと。
もうあの子といっしょに歩いていくことができないこと。
ずっといっしょに、どこまでもあるいていけるとおもってたけど、むりなんだよね
せめてここからずっとおうえんしているよ・・・いっしょにあるいてくれてありがとう・・・さようなら
ぷつん。
部屋の隅に転がったポケウォーカーの電池が静かに切れた。
>>347 大丈夫だとは思うけど、発売から1ヶ月ちょいくらいの内は「ネタバレです」って表記した方が良いかもな。
>>352 ピカチュウウウウ゜。(ノД`)゜
リアルでポケウォーカー放置中だから胸が痛んだ。せめてソフトは大事に扱ってやろう…。
354 :
名無しさん、君に決めた!:2010/10/01(金) 13:21:12 ID:Zb7pxXaH0
>>352 購入以降ポケウォーカーを全く動かしてない俺はある意味異端か。
・・・あまり歩かないし、なんかそういう結末を起こしそうだから
電源入れる勇気が無いんだよ・・・。
B・Wも発売されたしな・・・。
>>352 そういやどっかいったな ポケウォーカー
中身は空だが