ドラえもん・のび太のポケモン小説【外伝15】

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1名無しさん、君に決めた!
ここは、ドラえもんやのび太達がポケモントレーナーとして活躍する小説の15スレ目です。
このスレでは自分の書いた小説を投稿することが出来ます。

基本ガイドライン
▼喧嘩せずに仲良く利用する。
▼自演はしない。
▼荒らしには反応せずスルー。
▼sage進行

その他
▼次スレは>>970が立てること、
  容量で埋まってしまった場合はバーボンスレにて候補を挙げること
▼現在のスレを使いきる前に新スレ誘導をすること。

詳しいガイドラインは>>2-5あたりに提示。

前スレ
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1177760662/
バーボンスレ 雑談専用スレ
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1178697419/
AAスレ AA作品専用スレ
ttp://yy47.60.kg/test/read.cgi/ch2poke/1177234802/
まとめwiki 投下された作品はここでまとめて読める
ttp://www21.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/
ポケモン関係SSwiki 1乙作品がここで読める
ttp://www24.atwiki.jp/pokess-keeping/pages/4.html
外部板:ぽけもん板
ttp://yy47.60.kg/ch2poke/
ドラえもん・のび太のポケモン小説 ロッカールーム
ttp://uzeee.orz.hm/bargiko/bargiko.php?type=game&id=1175497168477
2デオキシス速 ◆TOPSPEEDeU :2007/05/20(日) 12:50:38 ID:???
3名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 12:50:49 ID:???
作者ガイドライン
▼作品を投下する際には酉と作者名を入れる。
▼自分の作品の質を向上させるよう、日々精進する。
▼一度始めた作品は何があっても完結させる。
▼作品を投下する時は、酉と作者名は必ずつける事。
※酉のつけ方:名前欄に作者・作品名#好きな文字列(全角最大4文字半角最大8文字)と入力
▼読みやすいように自分の前作品に対しアンカーをつける事。
▼自信がなくて怖い人やスレ違いと思う人はぽけもん板に書き込みましょう。

読者ガイドライン
▼作者が投下した後には、何かしら励みになるようなレスをする。
▼作者への批判や悪口は控える。
▼投下中には絶対に割り込まない。
▼作品の評価書き込みは冷静かつ客観的にお願いします。
ぽけもん板に作者考察スレがありますのでそちらも活用して下さい。
▼自分の気に入った作品の作者には応援書き込みをしましょう。
皆様の応援が作者の小説作りへの励みとなり、活力にもなります。
▼これは常識ですが、荒らし又はそれに反応する人は全てスルーして下さい。
荒れる元です。
▼作品を書くのは大変な作業です。
やたら「過疎、過疎」等と言わないで下さい。
作者、読者ともに以下の事に注意して下さい。
▼スレに偉い人は居ません。
皆平等です。
差別、中傷行為は止めましょう。
またその相手をすることも止めましょう。
4名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 12:58:17 ID:???
あは
5キノココ ◆caN/1Da48Q :2007/05/20(日) 13:01:26 ID:???
6名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 13:02:47 ID:???
>>1
7名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 13:14:38 ID:???
>>1
8名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 13:21:03 ID:???
>>1乙ぅ
9名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 17:42:57 ID:???
1乙。
10名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:34:26 ID:???
消防はスルーで
11ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/20(日) 18:39:19 ID:???
このスレは盛り上がる!
この俺によってな!
12名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:40:22 ID:???
ロキさんも小説書いてみてくださいよ。 あなたなら一位間違いなし!
13名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:41:41 ID:???
>>11
マジでsageろ。スレのルールすら読まない奴が小説なんか書く資格が無い
14名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:43:30 ID:???
>>11
来るのは自由だけどsageてくれないか?
このスレのルールなんだ
15名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:48:35 ID:???
ロキィィィィィィィィ!!!!
貴様はメ欄にsageを入れる事すら出来んのかぁぁぁぁぁぁ!!!
今まで教えてきたことを忘れたのかぁぁぁぁぁぁ!!!!
16ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/20(日) 18:52:49 ID:???
>>15
貴様如きに物を教わった覚えなどないわ!
メ欄にsageを入れられない者などいるはずがないだろう!
17ロキ ◆NHwUzJNZlU :2007/05/20(日) 18:54:28 ID:???
素晴らしいぞっ!この力!
ごめんっ! 謝るから
18名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 18:55:54 ID:???
ロキィィィィィィィィ!!!!
貴様は>>1のルールを守る事すら出来んのかぁぁぁぁぁぁ!!!
今まで教えてきたことを忘れたのかぁぁぁぁぁぁ!!!!
19ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/20(日) 18:59:54 ID:???
>>18
すまん。>>15のような荒らしはスルーだったな
20名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:10:49 ID:???
頼むからロキ、1乙っていってくれ。
出来なければ首吊ってくれないか?
21ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/20(日) 19:31:50 ID:???
>>1













22名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:47:02 ID:iWDQTGR/
ロキって案外素直だなw
23名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:48:16 ID:???
すまん下げ忘れた
24名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:54:01 ID:???
即興で書いた。グロ注意
25名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:55:50 ID:???
とある暗室で、男は目を覚ました。
「……な、なんだここは」
石造りの古びた部屋。
壁には苔がはり、長い年月を感じさせる。
「――っく、動けない!」
いつの間にか、男の体は縛り付けられていた。
男の名はロキ――
数時間前に、欲望のままに暴れていた。
その時何者かに頭部を殴られたのだ。
それから意識は飛んでいた――
「ち、いったい誰がこんなまねをおぉお!」
すっかり動揺したロキは体をくねらせる。
しかし、ロープはあまりにもきつくロキを縛り付けていた。
「くく、どうだいロキ君?」
部屋の扉が開き、光が差し込んでくる。
「やられる側の気分は」
「あ、あんたは誰だ!?」
ロキは入り口に立つ男を睨みつけた。
「このロキ様になめたまねをしやがるとただじゃおかね――ぐぼぁ!」
粋がるロキの腹に、男の革靴の先がめり込む。
「口を噤め。くく、もうじき神聖な処刑が始まるのだから」
一撃、さらに一撃ロキに加えた。
咄嗟に反応できず、その場に蹲るロキ。
その弱った様子に対して容赦なく、男はロキの首を掴んだ。
「ひ、ひぇ」
怯えるロキを見て、男はにやりを笑う。
「いい表情だねぇ。くくく」
26名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:56:44 ID:???
「僕の名は桃戦車。
 町の一人の少年の要望をうけてね、今日限り戻ってきたのさ」
すくみ上がって動けないロキを十字架に縛りつけながら、桃戦車は言う。
町のはずれの丘の上、周囲には鉄線が張り巡らされている。
「い、いったいお、俺をどうするって」
「おやぁ? 随分威勢が悪いなぁ……怖いのかい?」
「こ、こわいなんてそんなわ――ひぎぃ!」
桃戦車はロキの手首を十字架にきつく縛る。
そして、力が抜け切った指を四本持った。
「じゃあこれならどうかな……」
一瞬のうちに、桃戦車はロキの指をあらぬ方向に曲げた。
「ぐ、がぁあああ」
「はい、こっちもね〜」
顔を歪ませるロキを尻目に、桃戦車はもう片方の手も持って、曲げた。
骨が砕ける音。
相当なダメージだと、ロキの悲鳴が物語る。
やがて、十字架は完全に立った。
「さぁて、ここからの炎は町からでも見えるんだよ。くく」
そう呟くと、桃戦車は十字架の下に着火した。
火の手が徐々に成長していく。
「……ぅう、や、やめてくれ。助けて!」
目に涙を浮かべて、ロキが懇願する。
その様子を桃戦車は嘲笑した。
27名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:57:35 ID:???
「あ、ちょっと待ってね〜」
そう言い残すと、桃戦車は石造りの小屋へと戻っていく。
少し安堵した様子のロキ。
すぐに、絶望が待っているとも知らずに――

ロキは足に炎がかかるのを感じた。
「うぅ、熱い……熱いよぉ」
それでも、心のどこかではまだ望みは潰えていなかった。
ほぼ無理だとしても、桃戦車を信じていたのだ。
暫くして、小屋から人が現れる。
紛れも無い桃戦車の姿。
一瞬喜ぶロキだが、目線を降ろすと同時に顔が強張った。
「お、おい! それはなんだよ」
必死でロキが叫ぶ。
桃戦車は笑いながら、ロキの前に立つ。
手に握られているのはチェーンソーだ。
「どうだい、今熱いだろ? 楽にしてやろうか」
28名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:58:24 ID:???
不気味に顔を歪ませながら、桃戦車は質問した。
ロキは恐怖を感じ、頷いた。
「ら、楽にしてくれ! どうやってでもいいから早く」
「どこが熱い?」
「熱いって……炎が当たってるから足に決まって――」
状況を察したロキの顔が、サーッと青褪めた。
「くく、なるほど。足か」
そう言うと、桃戦車はチェーンソーを起動する。
「お、おいやめろ。 まさかお前」
「足が熱いんだろ? くく……今切ってやるよ」
チェーンソーの回転刃が空気を切り裂きながら、ロキの足に近づく。
「や、やめろ……離せ。やめて、や――」
切断するものを捕らえたチェーンソーは、ズブズブと進行し、赤く飛沫を飛ばす。
「ぐ、あぁァギャあぁアあァァぁァグあアあぁぁ!!!!!!!!!」
ロキ筋肉が切れて血管が飛び出し、チェーンソーは骨に届く。
やや硬い感触ではあったが、問題ない。
その足はただの肉片となり、炎へと消えていった。
「そ〜だぁ、もっと切ったほうがいいねぇ」
楽しそうに、桃戦車は赤いチェーンソーをロキの手へと向けて――
29名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 19:59:11 ID:???
「くく、愚かな奴だ」
桃戦車は燃え盛る炎を背にする。
炎は十字架を包み、その下では肉片が散らばっている。
処刑場は赤く染まった。
鮮血のしみ込んだ地面の上で、肉の焼けた香ばしい匂いが漂う。
一人の人間の末路を祝って。
30名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 20:00:38 ID:???
ん。終わりだ。あまりきついと二度と来れなくなるので少し省略。じゃあな。
31ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:30:18 ID:???
投下する
昨日は遊戯王の再放送でバーサーカーソウルが発動するって言ってたから
慣れない早起きまでして実況してたぜwwww
32ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:32:27 ID:???
「それは災難でしたね……」
「………」
俺は、ポケモンセンターで瀕死のポケモン三体を回復させ、
再びトバリジムへとやってきた。
ついさっき戦ったばかりだったので、運良く再びバッジを貰うことができた。
「しかし、本当にいいんですか?
 この違反はポケモンリーグに通報すれば、奪った相手はしかるべき処罰を受けますよ」
「別に……構わない…」

……なぜだろう?
スネオは、俺が苦労し手に入れたバッジを卑怯な手で奪い取った人間。
俺にとって、とても憎い相手である。
だが通報はしなかった。名前さえも言っていない。
「あなたがそう言うなら別に構いませんが……」
スモモが、俺を心配するような目線で見ている。
「それじゃあ失礼……」
俺はトバリジムを出て行った。
33ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:33:32 ID:???
スネオの奇襲により、俺は想定外の敗北を喫してしまった。
昨日スモモに負けた時は、純粋に悔しかったが
あいつに負けた時は納得のできない、歯痒さだけが残った。

今は214番道路を歩いている。
ここらのトレーナーとは、ほとんど戦っていたので
戦闘を行わずに済み、スムーズに進むことが出来た。

そして俺は213番道路を通過しながら、ノモセタウンの入り口にやってきた。
途中にレストランがあり、ここで食事をしてみたいとは思ったものの
金銭的な問題があるうえに、既に食事は済ませてあった。
僅かな後悔の念を押しつぶしながら、俺はノモセタウンに入った。

ノモセタウンの気候は湿っぽく、ある種、真夏の太陽よりも暑苦しかった。
ここの町にはジムがある、しかしそれよりも俺が興味を引かれたのは大湿原。
あそこはポケモンの生息数が多いうえに、珍しいポケモンも少なくない。
ジムに行く前にあそこで戦力補充をしよう。
ポケットにある小銭を握り締めながら、俺は大湿原に向かった。
34ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:34:29 ID:???
大湿原は町の中よりさらにジメジメとしており、正直長居はしようとは思わない。
それに大湿原は地面のほとんどが泥で出来ていて、入れば確実に汚れてしまう。
ここによく来る人は慣れているようだが、俺は旅をしている身。
下手に衣類を汚したくないのだ……
泥のある部分にはキノココやゴクリンなどの、珍しいポケモンも居たが
俺は衣類の汚れを気にし、水場へと向かった。

水場には釣り人がたくさん居る、小さな女の子も一人居た。
その付近には、母親らしき女性も居る。
ここならおそらく服は、汚れたりしないだろう。
水場にはナマズンやヌオー、マリルなどが居る。
早速ポケモンを捕獲するか……
どいつにしよう、なるべく即戦力になるポケモンがいいな。
しばらく考えた結果、強力な水タイプの技を無効化できるヌオーを捕まえることにした。
35ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:35:17 ID:???
ここではポケモンを使えないため、弱らせて捕まえるという方法はとれない。
なら茂みに隠れて、水の中から上がってきたところを
後方からモンスターボールを投げるという方法が最もいい方法だと思われる。
俺は近くの茂みに隠れて、ヌオーを監視し始めた

―――二十分後

額を一粒の滴が通り抜ける。
こんな湿地帯で、何もせず一つのものを見続けるなんてたまったものじゃない
それに大湿原は五百円でr三十分、このままでは五百円が無駄になってしまう。
二十分前に考え出した結論を、俺は後悔した
すると突然ヌオーが、水辺から上がってきた。
しかも俺に背を向けている、これはチャンスだ。

足音を立てぬように、ヌオーに近づく
その距離が、もう2mというところになったときに
俺は迷彩柄のボールを、ヌオー目掛けて投げつけた。
不意を突かれたヌオーは、抵抗することも無くすんなりとボールに入った。
ヌオーの入ったボールを、俺は拾い上げる。
そのときに、俺の側で女の子が一人泣いていた。
36ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:36:10 ID:???

「私がそのヌオー欲しかったのにぃ!」
小さな右手に迷彩柄のボールを持ちながら、俺に向かって怒鳴りつけた。
おそらくこの女の子も、水辺からヌオーが上がってくるのを待っていたのだろう。
水辺から上がってきて、捕まえようと思ったところを、別の人間に捕まえられてしまったのだ。
「こ、こら!す、すいません、家の娘が迷惑をかけて……」
「いえいえ、こちらも悪い点はありますから。」
確かに狙っていた獲物が、横取りされるのは気分が悪い。
それにたまたまこちらが、早くボールを投げただけで
この女の子が先にボールを投げていれば、結果は変わっていた。

「ブー……」
完全に捻くれてしまっている、母親の説得にも耳を貸さない。
「もうそろそろ時間切れで出なきゃいけないの、ヌオーはまた今度にしなさい」
「いやなの、あのヌオーじゃなきゃいやっ!」
首を大きく横に振りながら、俺の持っているボールを睨みつける。
俺が譲らない限り、ここを出て行くことは無いだろう。
「あの……お譲りしましょうか?」
俺の一言で、女の子の顔は明るくなった。
「い、いいんですか!?」
その質問に俺は、首を縦に振って返した。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて譲っていただきます、本当にありがとうございます」
俺はヌオーの入っているボールを、女の子の母親に渡した。
37ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:37:52 ID:???
これで俺の五百円は完全に無駄になってしまった。
しかし俺は良いことをしたのかもしれない……そう思うと五百円など安いものだ。
「そうだ、ヒナちゃん……あのコをこのお兄さんに譲ってあげたらどう?」
あのコ?なんだろう……興味を引かれる。
ヒナちゃんは背負っているリュックの中から、モンスターボールを取り出し投げた。
中からは……見たことないポケモンが姿を現した。

このポケモンはどこかの地方で、初心者に配布されるポケモン、ミズゴロウに似ていた。
「このコはヌマクローっていってね、私の家の近くに捨てられていたの」
最近は、モラルの無いトレーナーが増えたものだろう、自分のポケモンを捨てるなんて……
「私が拾ってあげたんだけど、このコとっても暴れん坊で困ってるの……
 多分このコは、旅に出て色んなポケモンと戦ってみたいと思うの。」
確かにこのポケモンは強い目をしている、少なくともペットには向いてない。
「お兄ちゃんは旅をしてポケモンマスターを目指しているんでしょ?
 このコも一緒に連れてってくれないかな?」
どうしようか、これならヌオーと交換したことになるよな……
「うん、じゃあこのコを譲ってもらうよ、ありがとう」
ヒナちゃんはヌマクローをボールに戻し、俺の手に渡した。

「多分このコ進化したら凄い可哀想なことになる気がするの……
 でもきっとすっごーく強くなるよ、大事に育ててね」
……なんだろう、この胸の中のモヤモヤ感は?進化したら凄い可哀想なことになる?
きっとこの娘は、適当に言っているんだろう。
「うん、分かった。ヒナちゃんもヌオーを可愛がってあげてね。」
『うん、大事に育てるよ、お兄ちゃんありがとう!!』
ヒナちゃんは笑顔で俺に返事をした。母親も俺に会釈をする。
そして去っていった。
このポケモンは珍しいポケモンだ、強力な戦力となるだろう……

ナナシ
ルカリオLv36 ゴルバットLv33 ロトムLv32 ヌマクローLv35
38ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/20(日) 20:39:32 ID:???
投下終了
ドラーモン氏の投下の時間まで起きていられるかな?
39名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 20:40:13 ID:???
40 ◆VIPPER...E :2007/05/20(日) 20:40:45 ID:???
乙 俺も見たぜ…激しかった… ドローry
41名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 20:41:07 ID:???
乙、ミュウを忘れんな
42名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 20:42:58 ID:???
>>41
そういえばミュウ氏の投下時間も結構遅かったな
今日は意地でも夜更かししてみせる
43名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 21:44:44 ID:???
言ってしまえば僕等なんか 出来そこないの新米作家です
すぐにそれと見破られぬように 必死こいて執筆しています

(ミスチル/フェイク)
44あぼーん:あぼーん
あぼーん
45名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 22:19:38 ID:???
ロキたんハアハアハアハアハアハア
46ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:04:41 ID:???
超戦車氏、ギンガ氏乙。
超戦車氏って初めて呼んだの俺だよね?何かごめんよ。
てかグロいよw少しびびった…
 
そう言えば、ここでこの名前使うのも久しぶりだね……
ゴクみたいなイカれキャラ書くのは難しいのさ。
書こうか氏はやっぱ凄いと思ったよ。
 
上手く文に出来なかった所が少しあるから、
投下の最後に書き切れなかった所の捕捉を入れるよ。
展開が少し早足だけど許してね。
それじゃ、今から1ヶ月半ぶりの投下を始めますよ。

47ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:07:27 ID:???
熱い 視界がボヤける 体が……動かない?
 
ジャイアンは、地面に着いた膝を上げようとする。
だが、その膝は重りが付いている様に、なかなか動かない。
 いや、違う…
体が、自分の体の部位の多くが、思うように動かないのだ。
 ……何かが足りない。体が何かを求めている。
 
そう、それは…「水だ」
 
「アヒャアヒャヒャヒャ!勝った、勝ったぁ!もうイアンは動けなーい!」
「ゴク…てめえ!」
「まだ喋れるのぉ?アヒャw本当に人間離れした体力だね。
 でもそれもここまで。この戦いが始まってからもう一時間…
 君の体の水分は、このフィールドの周りの炎が奪われたのさ!」
「な、周りの炎…だと!?」
「イアンは最初から僕のワナに掛かっていたんだよ。
 いや違うな、戦いが始まる前からか。
 イアンはこの周りの炎を、技の威力を上げる為の物だと思っていたみたいだけど、
 それだけじゃない。
 この炎は、君を苦しめるための物でもあったのさ!
 いやぁ、良くイアンも耐えたよねぇ、試合前に何も飲んでないのに」
「くっ…あの時俺のお茶を飲んだのも…作戦だったのか」
「その通りさ!
 さすが僕。凡才じゃ考つかないことを平然とやってのける。
 そこに痺れる憧r…
《これ以上は作者も限界なので自粛します》
48ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:08:59 ID:???
「出てこい、カビゴン…」
ジャイアンの声と共に大きな巨体が姿を現す。
そして、カビゴンはジャイアンの体を持ち、戦闘体勢をとった。
「アヒャヒャ、良く考えたねぇ。
 でも、こいつの攻撃から逃げ切れるかなぁ?
 出てこい、我が最強の相棒であり下部、ゴッドエンテイ!」
※ただのエンテイです

「アヒャヒャ!
 さぁ、攻撃を始めるよ。エンテイ、炎の渦!」
ゴクの指示と同時にエンテイが地面に足を叩きつける。
それと同時に、カビゴンとジャイアンの足元が赤く光り始めた。
「な、何だ…うおっ!?」
激しい爆発音と共に、火柱が空に昇る。
「フハハハハハハ!
 油断したな。僕のエンテイの技は少しアレンジしてあるのさ!」
ゴォォォ……… 火柱が静かに消える。
すると、炎の中から…
「フハハハ、ってあれ?イアン…」
「上だ!」「!?」
空中にジャンプしていたカビゴンが、エンテイに向け落下する。
エンテイは横にジャンプし、その攻撃を避けた。
落下の衝撃により、地面が音を発てて砕ける。
「まだだ!カビゴン、波乗りで追い討ちをしろ!」
カビゴンは片手を地面に叩きつけ、巨大な波を発生させた。
「……無駄だよ。
 エンテイ、大文字で吹き飛ばせ!」
「うわぁぁぁっ!」
エンテイの炎は、波を一撃でジャイアンと共に後ろへ吹き飛ばした。
「このエンテイは周りの炎を吸収して強くなる。
 このフィールドで僕のエンテイに勝つことは不可能なんだよ!」
49ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:10:09 ID:???
「ぐっ…周りの炎を吸収するだと?」
「ああ、このエンテイは周りに炎があればある程強くなる。
 いつもは炎の渦を使ったりするんだけど…今回はその必要は無い。
 これが、このフィールドのもう1つの意味さ」
「はっ、そんなの波乗りで消しちまえば…」
「無駄無駄。さっき波乗りが通った場所を見てみなよ。
 このフィールドの炎は、消えてもすぐに再点火する様になってるのさ」
ゴクの言う通り、さっきの攻撃で消えた炎は、もう勢い良く燃え盛っていた。

『どうすりゃ良いんだ…』

ジャイアンの思考が焦る。
ただ1つだけ良かった点は、さっきの波乗りで水を飲むことが出来たこと。
そのおかげで、さっきより体が落ち着き、意識もハッキリとしている。
『考えろ……炎を消す方法は?
 雨ごい?いや今ドーム内の天気は晴れに固定されている。
 雨ごいじゃ無理……いや…ちょっと待て。ドーム内じゃ無理なら…』
「ゴク、見つけたぜ。
 お前をぶっ飛ばす最高の作戦がな」
50ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:13:15 ID:???
「……ぷはぁっ、僕を倒す作戦だってぇ?」
腰に付けていたファンタを飲み終えたゴクは、そう言った。
「…まさか雨ごいとか言うんじゃないだろうね?
 言っておくけど今天気は晴れに固定されてる。
 どれだけ雨を降らせようとしたって無意味だよ」
「それはどうかな?カビゴン、雨ごいだ!」

………………………………
「ほらぁw何も起きない!もう頭が逝っちゃったのかな?
 イアン、安心して。さっさと殺してあげるから!」
ゴクはエンテイに乗り、攻撃の準備をする。
だが、先に仕掛けたのはジャイアンのカビゴンだった。
「カビゴン、波乗り!」
「アヒャヒャ!?エンテイ、大文字!」
意表を突かれたゴクだったが、冷静に指示を出して危機を脱した。
だが……
「またイアンが居ない…上か?エンテイ、辺りに気を払え」
周りを見渡すゴク。
だが、ジャイアンの姿は見つからなかった。
バキッ バキバキ!
「な、何だぁ?この音…」
ゴクは上を向く。
すると、顔に何かが落ちてくるのに気が付いた。
ポツッ ポツポツポツ!
「つ、冷たい…まさか……イアンがやってるのは!?」
そのまさかだった。
ジャイアンの目的は、ドームの天井を破壊することだったのだ。
「カビゴン、トドメだ!破壊光線で天井をぶち破れ!」
バキバキッ!……ザァァァァァァァ…
天井が壊れた事により、外で降っている雨がドーム内にも降り注ぐ。
その雨のおかげでフィールドの炎は消え、喉の乾きも充分に潤すことが出来た。
51ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:15:34 ID:???
僅かに残った天井にぶら下がる照明の上に乗り、
フィールドの様子を伺うジャイアン。
もう周りの天井はほとんど壊したため、ドーム内は水浸しになっている。
もう、明らかに勝負は見えていた。
そして、さっきまで笑顔だったゴクの顔が歪む。
まさに鬼の様な形相になったゴクは、上空のジャイアンを睨み叫んだ。
「この程度の低い凡人がぁぁぁ!
 神に選ばれた僕をナメてんじゃねぇぞ!
ぶっ殺してやる、絶対バラバラに引き裂いてやるぞ!
 さっさと降りてこい!この凡人低脳筋肉ゴリラがぁ!」
ついに本性を見せたゴク。
そんなゴクにジャイアンは言い放った。

「ゴク、この一撃で……お前を倒してやる!」

52ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:17:28 ID:???
「カビゴン、あれの準備だ」
カビゴンが腕を空に掲げる。
すると腕が巨大な電気に包まれて、激しく音を発て始めた。
「エンテイ、力を溜めろ!あのゴリラとブタを、仲良く焼き肉してやるんだ!」
『本当は出木杉との戦いまで使わないつもりだったけど…』
「ゴク、良く聞け!
 この技を食らったら、もしかしたら死ぬかもしれない!
 命が惜しいならギブアップをしろ!」
「ギブアップだぁ?
 ゴリラが生意気な口を聞くんじゃねぇ!
 死ぬのはお前らだ!」
「…そうか、じゃあ覚悟しろ。
 カビゴン、そのままジャンプして転がるだ」
カビゴンは、腕に電気纏ったまま、空中で転がり始める。
その姿は、まるで電気の塊。
そうこの技は…カンナとの戦いで使った技の発展技なのだ。
落下のスピード、雨で激しくなった電流、転がるの回転の勢い。
その全てが混じりあい、凄まじい技を完成させる。
「行け、カビゴン!最大限の雷パンチだ!」

降り続ける雨の中、一筋の眩しい光が地面へと注がれる。
「エンテイ!大文字で吹き飛ばしちまえ!」
エンテイからフィールドを覆う程の炎が放射された。
「カビゴン、気合いで貫け!」
光と炎が……空中で激突する。

その瞬間――
53ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/20(日) 23:18:23 ID:???
ふはははっ!糞小説家め来たな!
54ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:18:52 ID:???
「う、うぉあぁぁ!」「でへー!?」

凄まじい爆発が起き、二人はもちろん、観客も後ろへ仰け反った。
その爆風で、目を開けることが出来ない。
そしてさらに… 「し、しまった!」
爆発の勢いで、天井の照明に乗っていたジャイアンが足を滑らした。
「うわぁぁぁぁぁ!」
天井から地面までかなりある。
ジャイアンは死を覚悟し、目をつむった。
「あああ…」 ボフン!
『ボフン?』
ジャイアンが目を開けると、ボロボロになったカビゴンのお腹の上に居た。
「カ、カビゴン…エンテイは?」
カビゴンが後ろを指を指す。
「ぐっ、この…凡人がぁ!」
エンテイはフィールドに倒れ、血を吐いていた。
そう、カビゴンはエンテイの炎を貫き、攻撃を決めたのだ。
その衝撃により、ゴクの体にも大量の傷がつき、大怪我を負っている。

「…勝者、ジャイアン選手!」
会場から惜しみ無い拍手がジャイアンに送られる。
「よっしゃぁ!」
ジャイアンは空に手を突き上げた。
先ほどまで降っていた雨が止み、空には虹が架かる。
ジャイアンは遂に勝利したのだ。幹部のリーダー…地獄のゴクに
55ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:20:35 ID:???
「ゴク、大丈夫か?」
「僕に触るな!汚れちまうだろ!
 ハァ…ハァ…僕は……僕は認めないぞ!
 今回のはただのマグレだ!次は…次こそは必ず殺してやる!」
「ゴク、お前の負けた理由は、ポケモンとの信r…」
「はいはいはいー!
 来たよぉ、お決まりのこれぇ!
 何?戦ったライバルは勝負の後味方になる理論?
 そんな物僕には関係無いよ!
 僕は自分の考えを変えようとは思わないし、したくもない!
 僕は神に選ばれた特別な人間なんだ!」
「…ちっ、勝手にしやがれ!」
ジャイアンはゴクに背を向け、フィールドを跡にした。

「アヒャヒャヒャヒャ!
 待ってろよ、イアン!出木杉様の計画がぁぁぁぁ…」
絶叫をしながら、ゴクは闇の底へと消えていった…… 
 
ジャイアンVSゴク――完?
56ドラドラドラーン ◆lgdaIzeysc :2007/05/20(日) 23:20:50 ID:???
ミュウ氏乙です。
執筆開始しよう
57名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:23:42 ID:???
>>56 死 ね
58ミュウ ◆NPxbYyE1hc :2007/05/20(日) 23:25:43 ID:???
ジャイアンVS地獄のゴク
>>47-52 >>54-55

ゴクを書くのはもうコリゴリだ……
まぁ、またこの後割りと早く現れるんだけどね。

それじゃあ捕捉する。
カビゴンの天井への移動について。
カビゴンのジャンプ力は島と島を飛び越すくらい凄いんだよ。
ゴクの水分補給。
ファンタを隠し持っていた。

まぁこれくらい…かな?
たぶんミスがあるから、どんどん指摘してくれ。
59名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:27:12 ID:???
ドラーン氏割り込んでごめん…
60名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:27:23 ID:???
>>56 そんなこと一々言わなくていい バーボン行け


ミュウ オツ
61名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:27:33 ID:???
乙乙乙乙乙
俺はミュウ氏の作品が大好きだー!!!!!
62名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:29:06 ID:???
ミュウ最高!乙!本当に乙!
63名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:30:02 ID:???
ミュウよ、マリカしようぜ!
64名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:31:18 ID:???
> 「この程度の低い凡人がぁぁぁ!
>  神に選ばれた僕をナメてんじゃねぇぞ!
> ぶっ殺してやる、絶対バラバラに引き裂いてやるぞ!
>  さっさと降りてこい!この凡人低脳筋肉ゴリラがぁ!」

いま あたらしい めいげんが ドラポケのれきしに きざまれた
 

やっぱり最高
65名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:32:31 ID:???
>>58 乙なんだぜ

今回はギャグ要素多かったが、少し漫画的表現があったな。
※作者の〜〜 とか
66名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:32:34 ID:???
乙。次の投下が楽しみだ
67名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:34:15 ID:???
こんな激しい乙は久しぶりだぜぇー
68名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:34:50 ID:???
GJ!
別に超戦車って呼ばれてもいいぜ。もう無いと思うがな呼ばれることは
69名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:35:42 ID:???
乙!
久々の投下やっぱ痺れるぜ!
70名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:37:01 ID:???
乙乙乙
71名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:37:47 ID:???
久しぶりの投下乙
72名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:38:01 ID:???
皆ミュウが好きなんだよ
73名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:38:30 ID:???
なんという人気・・・乙
74名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:42:28 ID:???
ミュウ氏乙ですー
75名無しさん、君に決めた!:2007/05/20(日) 23:52:18 ID:???
やはりゴクはこうでなくてはwww

ミュウ氏乙
76ダークコダック ◆8sl8lNZYiY :2007/05/20(日) 23:55:43 ID:???
ミュウ様ぁ!!GJGJGJGJGJGJGJ!!
復活おめでとw心の底から祝ってるよw
77あぼーん:あぼーん
あぼーん
78ダークコダック ◆8sl8lNZYiY :2007/05/21(月) 00:22:18 ID:???
あぼーん
79あぼーん:あぼーん
あぼーん
80あぼーん:あぼーん
あぼーん
81あぼーん:あぼーん
あぼーん
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83ダークコダック ◆8sl8lNZYiY :2007/05/21(月) 00:36:02 ID:???
っちょw馬路でバーボン逝けよロキw
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
85あぼーん:あぼーん
あぼーん
86あぼーん:あぼーん
あぼーん
87あぼーん:あぼーん
あぼーん
88名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 01:08:11 ID:???
ロキふざけんな
sageろ
89ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 08:08:40 ID:???
諸君おはよう
90名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 08:21:02 ID:???
>>89
sageないなら来るな
91ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 08:26:35 ID:???
>>90
畏怖することを知らぬ低俗な者共よ!後悔するがいい!
92名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 08:34:41 ID:???
>>91
荒らしコテに任命しますた
93ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 08:47:45 ID:???
>>92
俺一人荒らしコテにされたからといってどうだというのだ?
94名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 09:07:02 ID:???
sageろ
95ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 09:17:33 ID:???
96名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 09:23:07 ID:???
>>95
やっとおさまったか…
97ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 09:32:21 ID:???
>>96
ふはははっ!残念だったな!
98名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 10:33:46 ID:???
NGワード推奨:ロキ
99名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 11:53:33 ID:???
ミュウ氏乙
100ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 12:08:29 ID:???
>>98
死ねっ!
101名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 13:48:40 ID:???
>>100
見えないけどロキ乙
102ロキ ◆7i3rph4fvY :2007/05/21(月) 14:14:07 ID:???
素晴らしいぞっ!この力!

ロキたんスキ
103ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 15:53:13 ID:???
>>101-102
第二級神にしてやろう
104あぼーん:あぼーん
あぼーん
105 ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:40:51 ID:???
皆さん乙です。
それでは投下します。
106ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:41:38 ID:???
ところ変わって現実世界。
「のび太くんは大丈夫かなぁ……」
青空の下でドラえもんが呟いた。
ドラえもんの目の前にはタイムマシンと不思議な機械。
現実世界、と言っても現代ではなく、
タイムマシンでやって来た、まだ人類の存在していない世界だ。
「ゲームの世界に行ける機械、GW……随分と不便だよなぁ。
 プレイ時間はリアルタイムだし」
ドラえもんはそう呟きながら機械を叩く。
リアルタイムでゲームを体験するとなると、
普通にプレイしていては莫大な時間を要する。
つまりドラえもんは、過去の世界でのび太たちにゲームを楽しませ、
ゲームが終わったらタイムマシンでこちらに来た日に帰るつもりなのだ。
「無料お試し体験だし、文句は言えないけど」
定員が四名までというのはなんとかならなかったのかな、と愚痴を零す。
すると突然、GWからけたたましいほどの警告音が鳴った。
107ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:42:24 ID:???
「行け、ベイリーフ!」
コウマのボールから現れたのはベイリーフ。
「くそッ、サンド!」
やや遅れてのび太もポケモンを繰り出す。
「草に地面ってバカか? ベイリーフ、葉っぱカッター!」
「サンド、ひっかく!」
しかし、のび太のその指令はあまりに遅すぎて、
ベイリーフの葉っぱカッターはサンドの体力を全て奪ってしまっていた。
「手応えねぇなぁ。もっと本気で来いよ」
のび太はコウマをきっと睨み、そして叫ぶ。
「ウツギ博士の研究所からポケモンを盗んだのはお前だな!」
ベイリーフはチコリータの進化形。
チコリータを始めとするあの三匹は、この世界では希少価値が高く、
普通ならば滅多に捕まえることはできない。
そんな話をのび太はウツギから聞いていたのだ。
コウマはせせら笑う。
「人聞き悪ぃなぁ。盗ったのはオレじゃなくて別の仲間だぜ?」
「お前だって同罪だ!」
そもそもヤドンを連れ去っている時点で、コウマは言い訳できる身分ではない。
「行くんだ、イトマル!」
「次は虫か、かったりぃなぁ」
コウマは頭をぼりぼりと掻き、面倒臭そうに呟いた。
108ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:43:13 ID:???
「うわッ、なに!?」
慌てて機械のモニターを見るドラえもん。
「エラーが発生しました、だって……!? くそッ、一体どうなって……」
もともと青い体がさらに青ざめていく。
「強制終了……はだめだ。のび太くんたちも消えちゃう……」
ドラえもんはかたかたと機械を弄る。
やがてがくりと肩を落とす。
「プレイヤーが帰ってくるのを待ってください、だなんて……!」
このGWには、だれか一人でもクリアすれば元の世界に帰る、
という設定を施してしまった。
逆に言えば、それ以外の手段では帰れない、ということになる。
ドラえもんは自分の行動を後悔し、そして両手をくっつけ、天に祈った。
そして、ふと呟く。
「……でも、一体どうしてエラーなんか」
109ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:44:13 ID:???
「早いとこ決めさせてもらうぜ、葉っぱカッター!」
幾枚もの葉が刃となってイトマルに襲いかかる。
「糸を吐くで止めるんだ!」
イトマルの口から出される糸が葉を突き刺し、その動きを止める。
しかし、すべての葉を貫くことなどできようもなく、いくつか食らってしまう。
イトマルにはあまり効かないはずの葉っぱカッターだが、
それでもダメージは大きい。
「だめだ、強すぎるよ……」
うなだれてそう呟くのび太を見て、
コウマはがっかりだ、と言わんばかりの表情を浮かべる。
すると、
「……と思ったら大間違いだ! ヤドン、金縛り!」
どこからともなくのび太のヤドンが現れ、
ベイリーフの葉っぱカッターを封じてしまった。
「なんだとッ!」
いつの間に、と叫ぶ前にコウマは周りを見渡して気付く。
「そうか、こいつらの中にいたのか!」
そう、のび太はいざというときのために、予めヤドンをボールから出しておき、
さらわれたヤドンたちの中に紛れさせておいたのだ。
「おいおい、二対一とは随分ずるくねぇか?」
コウマの言葉にのび太はきっぱりと言い切る。
「悪人相手になりふり構ってはいられないね! イトマル、毒針!」
繰り出された毒針は、無防備なベイリーフの首に深々と刺さった。
「ちッ、毒になっちまったか。戻れ、ベイリーフ」
唇を噛み締めながらコウマが言った。
そして、場の空気は静まり返る。
110ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:45:14 ID:???
「どうやら手下たちもお前の連れにのされちまったみてぇだし、
 ここはひとまず退散させてもらうか」
その沈黙を破ったのはコウマ。
懐からタバコを取り出し、火を点ける。
「逃がすと思ってるのか!」
のび太の言葉にコウマは肩を竦めた。
「逃げるのとは違うな。実際、オレの手持ちはまだ二匹残ってるし」
意外な事実にのび太は驚き、その目を見開く。
「ここでお前をやっつけても、オレにはなんの得もない。
 だからここは、お前を見逃してやるって言ってんだよ。
 今日は臨時収入もあったし、金は充分間に合ってる」
のび太の手持ちも残りは二匹だが、どう考えても勝ち目は薄い。
するとコウマは、思い付いたようにのび太に尋ねる。
「そうだ、お前の名前は?」
「……のび太」
答えるか答えないか少し迷ったが、のび太は自らの名前を眼前の敵に告げた。
「ところでさっきのオレの台詞、なかったことにしてもらえるか?」
それがどの台詞を指しているのか分からず、のび太は首を傾げる。
それに気付いてか気付かずか、コウマはまた笑う。
「オレの名前はコウマだ。よく覚えておけよ、のび太!」
そう叫んだコウマの姿は、あっという間にかき消えていき、
そこには先ほどまで吸っていたタバコだけが残されていた。
111 ◆OgMOWRDE.s :2007/05/21(月) 16:46:16 ID:???
投下終了。
GWはゴールデンウィークの略ではありません。
それではまた。
112名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 16:55:07 ID:???
GWの略かと思った
113112:2007/05/21(月) 16:55:54 ID:???
うはwwwwwwwww日本語おかしすぎwwwwwwwwww
ゴールデンウィークの略かと思っただ
114ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 16:56:14 ID:???
>>111
もう来なくてよいぞ!
消え去れ!
115あ〜:2007/05/21(月) 17:04:04 ID:???
ロキさんってアホなんですか?
116名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 17:06:10 ID:???

やっとドラえもん来たw
117名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 17:07:58 ID:???
>>115お前も変わらずアホに見えるが…
118あ〜:2007/05/21(月) 17:14:35 ID:???
>>117どこら辺すか?
119名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 17:15:42 ID:???
お前らとりあえず乙くらい言うべきだろうが
120名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 17:17:12 ID:???
ごめんヨーダ氏乙
>>118名前欄
121ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 17:46:25 ID:???
>>119
スレ汚しに何故乙と言わなければいけないのだ?
ましてや神である俺が!

地獄の女王ヘルの元へ送り未来永劫乙と言い続ける地獄に送ってやろう!
122名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 17:58:00 ID:???
ヨーダ氏乙
123名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 18:02:15 ID:???
ヨーダ氏乙。
だから何度も言っているが、
この手の荒らしは反応してきた奴に対して、
ムカつくレスをして楽しむタイプの荒らしだから皆無視しろって。

あとロキ。
お前多分このスレを気に入らない、牛スレの住人だろ?
124名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 18:05:44 ID:???
>>123
とりあえず、>>1
125名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 18:38:05 ID:???
ロキに一つ聞きたい

なんでバルドル殺したの?
あ、sageて書いてくれないと偽物と見なすんで^^
126ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 18:46:04 ID:???
>>123>>125
ふはははっ!貴様ら如きに何を答えてやる必要があるのだ?

オーブの輝きに魅せられながら、死ねっ!
127名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 18:48:10 ID:???
>>124
悪いが言っている意味が分からない。
俺はこのスレのどのルールに違反したんだ?
ロキに反応したのは皆のスルーしろと言うためだ。
それくらい分かるよな?

さて、俺はどんなルールに違反したんだ?教えてくれ
128名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 18:53:05 ID:???
>>127
貴様の敗因はただ一つロキたんに逆らったことだ!
129あ〜あ:2007/05/21(月) 19:13:17 ID:???
2チャンネルってやっぱめんど〜
130名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 20:51:06 ID:???
いや、ロキのがめんどい
131ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 22:33:04 ID:???
>>130
それは貴様だ!
132出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:35:58 ID:???
昨日久しぶりにドラーモン氏の作品を見てたら執筆意欲が物凄く湧いてきたのでテスト勉強を捨てて書いた。
今から投下する。
133出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:38:14 ID:???
ポケモンリーグの大広間、そこで自分と対峙する老人に尋ねる。
「僕には信じられない・・・何故、あなたがスネ夫君の仲間に?」
老人、カツラは答えない。
そして、モンスターボールを取り出した。

「やるしかないのか・・・トドゼルガ、頼んだよ!」
炎タイプの使い手であるカツラには水タイプのトドゼルガが一番だ。
それに対してカツラはキュウコンを出すと、さっそく仕掛けてきた。
キュウコンが放つ不気味な光、“怪しい光”によってトドゼルガは混乱する。
混乱して自分を攻撃するトドゼルガに対して、次にキュウコンが使った技は“誘惑”だった。
違う性別のポケモンの特攻を2段階下げる誘惑、♀のトドゼルガは♂のキュウコンに見事に魅了されてしまった。
混乱によって攻撃が失敗し、成功しても能力を下げられたためたいしたダメージを与えることが出来ないトドゼルガは、相性では有利なキュウコンに敗れてしまった。

つづいて僕はサンダースを出し、先程トドゼルガにくらわされたダメージがあるキュウコンを一撃で倒した。
だがその後出てきたウインディが強すぎた・・・サンダース、ポリゴンZの2体を倒してまだ半分以上も体力を残している。
この後にはまだファイアーも控えている・・・僕は悟った、カツラに勝つことは出来ない・・・・・・
勝負を諦めた僕は別の方法を考えた、カツラに戦いをやめさせることだ。
カツラはグレン島でも、1の島でもとてもいい人だった、信者の仲間になったのは何か理由があるはずだ。
たとえば、誰かに弱みを握られているとか・・・・・・あああああ!
僕は記憶の片隅にあったあることを思い出すと、リザードンを出して命じた。
「リザードン、煙幕だ!」
煙でカツラの視界を防いだ撲は、その隙にこの部屋の端にある小部屋へ駆け込んだ

134出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:39:08 ID:???
数分後、小部屋から出てきた僕にカツラは尋ねた。
「逃げたかと思えば、また帰ってくるとは・・・何がしたいんじゃ?」
「カツラさん、あなたに会わせたい人がいます。」
僕がそういうと、先程まで僕の影に隠れていた老人が姿を現した。
服も体もボロボロになったその老人、名をフジという・・・そして、その老人はカツラの親友でもある。
フジの姿を見たカツラは目を丸くし、次の瞬間フジに駆け寄って彼と抱き合った。
「少年・・・出木杉じゃったかな? どうしてフジを?」
泣きながら問うカツラに僕は言った。
「あの小部屋には隠された地下室があったんです、そこにフジ老人は捕らわれていました。」

・・・僕は思い出したのだ、あれは信者がポケモンリーグを乗っ取った後、1の島で見たニュースだ。
そのニュース番組の中で、キャスターはこんなニュースを報道していたのだ。
『シオンタウンでボランティアハウスを経営するフジ老人が行方不明なりました。
警察は何者かが金銭目的で誘拐した可能性があるとして捜査を続けています。』
あの時、修行のことと裏切り者の推理で頭がいっぱいだった僕はこのニュースをあまり気に留めなかった。
でも先程、ふとそのニュース、そしてグレン島でカツラがフジ老人との友情について厚く語っていたことを思い出し、こう推理した。
“もしかしてスネ夫はフジ老人に誘拐し、それを人質にとってカツラを部下にしているのではないか・・・”
そしてその予想通り、フジ老人は監禁されていた。
「これでもう僕と戦う理由はなくなりましたよね、カツラさん。」
僕の問いにカツラは首を縦に振った。
「じゃあ早くここから出てください、あなたをこれ以上まきこむわけにはいかない。」
この問いに対して、カツラは首を横に振る。
「そういうわけにはいかん、ここまできたらわしもお前を手伝うぞ。」
そう言ったカツラはフジ老人をポケモンリーグの外に避難させると、再びこの部屋に戻ってきて僕の手を硬く握り、戦う決意を見せた。
135出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:40:21 ID:???
カツラが僕たちの仲間に加わった、これで5対3となり、僕たちが優勢になった。
僕とカツラが他の仲間の加勢に行こうとしたその時だった、上の階にいるスネ夫が突然大声で叫びだした。
「おい! 出木杉、のび太、静香ちゃん、そして裏切り物のカツラ!
よく見ておけよ、これが負けた者の運命だ!」
スネ夫はそう言うと、バトルに負けてその場に座り込むジャイアンの目の前にハッサムを出す。
ハッサムは大きな鋏がついた腕を大きく引いた。
「や、やめろ!」
ジャイアンが叫んだが、ハッサムは全く動じない。
そして、ジャイアンの胸を真っ直ぐ貫いた。
・・・一瞬の出来事だった、だれもその場を動くことができず、だれも止めることができなかった。
胸から大量の血を流し、ジャイアンは・・・死んだ。
「ハハハハハ! この絶望に満ちた死体の顔、こりゃあ傑作だ!」
あまりに酷い光景を見て沈んだ僕の心に、スネ夫の悪魔のような高笑いが深く刺さる。
僕らは、改めてそこにいる少年がかつてのスネ夫ではないことを思い知らされた。

「さあ、次は誰がこの豚ゴリラのようになってくれるのかな?」
スネ夫の悪魔のような問いが広い部屋に響き渡る・・・それに答えるかのように、ひとりの人物が足を踏み出した。
先程までカンナと戦っていた少女、源静香だ。
「静香ちゃん、危ないよ!」
僕とのび太が静香を止めようとする、だが彼女は僕らの手を振り払った。
「みんなばっかり危険な目にあわせるわけにはいかない・・・だから私が行く!
それに、私は信じてる・・・スネ夫さんはきっと自分の過ちに気付いてくれるって・・・」
彼女の瞳には固い決意が宿っていた・・・それでも止めようとする僕たちの前にマチスとカンナが立ち塞がった。
僕とのび太をマチスが、カツラをカンナが足止めし、静香に近づくことを許さない。
階段を上った静香は、1人孤独にスネ夫に立ち向かっていった。
136出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:41:23 ID:???
静香を救い出す、そのためには一刻も早くマチスを倒さなければいけない。
のび太も考えは同じようだ・・・僕らはマチスにダブルバトルを挑んだ。
戦いの前に、僕はマチスに訪ねた・・・何故信者に加担したのか、と。
マチスはカツラと違って、英語混じりの不自然な日本語で快く答えてくれた。

「あれはミーがクチバに帰ってきて何日かたった時のことだった・・・
ミーの前に1人のボーイ、骨川スネ夫が現れて興味本位でバトルを挑んできた。
だが問題はそのバトルだった・・・スネ夫はあえて水タイプのポケモン一体でバトルを挑んできた、しかもミーはスネ夫に敗れてしまった。
ミーのプライドはズタズタになった、そんなミーにスネ夫は言った
“僕についてこい、そうすればお前はもっと強くなれる”とな・・・
ミーはその問いにイエスと答えた、スネ夫は約束どおり、サンダーという強力なポケモンを与えてくれた・・・・・・これが全てだ。」
最後までこの話を聞いた僕は、マチスに対して怒りの感情を抱いていた。
強くなりたい・・・そんな己の欲望のためにスネ夫の悪しき野望に加わった彼が許せなかったのだ。
だが殴り合っても巨漢の彼には勝てない、この怒りはポケモンバトルで晴らすことにした。

マチスは先程のび太との戦いで2体、のび太は3体のポケモンを失っている。
よって今僕たちの手持ちは合計6体、対するマチスは4体だ。
数の上では僕らの方が有利なのだが、勝負は五分五分だ。
相手を麻痺させて確実に先手を取れるようにするマチスの戦法、そして彼の手持ちのレベルの高さが僕らを苦しめた。
そしてこちらが残り3体、向こうが2体となり、敵がサンダーを出そうとしたまさにその時だった、再び上の階からあの悪魔の叫びが聞こえたのは。

ハッサムが静香に迫る、だが静香は全く動揺していない。
ハッサムが腕を振り上げたその時、静香は僕らに向かって微笑みながら言った。
「必ず・・・スネ夫さんを救ってあげてね。」
まるで天使のように微笑みながら、静香は息絶えていった。
137出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:43:44 ID:???
投下終了です。
フジ老人が行方不明になるニュースは複線とちゃんと物語にはさむ予定だったんですが、書き忘れてました。
本当にすいません。
138名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 22:44:05 ID:???
乙乙乙
139名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 22:44:10 ID:???
乙乙
140出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/21(月) 22:44:43 ID:???
×複線とちゃんと・・・
○複線としてちゃんと・・・
重ね重ねすいません。
141名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 22:45:15 ID:???
乙パイ
142名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 22:45:56 ID:???

未来氏面白すぎ
143名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 23:10:56 ID:???
>>140
×複線
○伏線

まあ乙
144ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 23:19:54 ID:???
>>138-143

出たな!乙基地外!
消え去れ!
145セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:32:55 ID:???
投下する。
146セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:34:06 ID:???
「ここがヨスガシティジムか……」
ジムの前に立っていた僕は感慨深げに呟いた。
そしてジムの中へ入っていく……。

数分後、僕は五つ目のバッジを懐に収めていた。
『結構楽勝だよな、ジムリーダーって……』
心の中でそう呟く僕。
一瞬背筋に寒気が走ったような気もするが、気にしない。
どうせゲームでもこんな感じなんだろう。
僕はいつに無く調子付いていた。
どうやら次の目的地はミオシティという所らしい。
僕はムクホークに乗り、コトブキシティへと向かった。

「確かここを西にいくと……」
コトブキシティの西にあるゲートを抜けると、そこには海が広がっていた。
「波乗りだ!ヌオー!」
ヌメっとしたヌオーの背中に乗り、海を渡る。
岸に着くのにそう時間はかからなかった。
147セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:34:46 ID:???
『コロトック求む!』
ミオシティに入ってすぐ目に付いた民家に、そう書かれた紙が貼られていた。
コロトックを持っている僕としては何か気になる。
「あのー、すいませーん」
少し軋む扉を開け、中を確かめる僕。
中には眼鏡をかけている長髪の男が居た。
『オ、オタク……』
声に出そうだったが何とか喉の辺りで止まってくれた。
そんな僕を他所に男はボールを手に取る。
「コロトックとコイツを交換しにきたんでしょ……ヒヒ」
「え、ちょ……」
コロトックの入ったボールが男に奪われる。
そして、僕の手に違うモンスターボールが手渡された。
「外で開けてみてよ……ヒヒ」
僕は何だか気持ち悪くなり、即座に民家を出ていった。

「これは……ムウマージじゃないか」
なんとコロトックと交換されたのはムウマージだった。
僕はかなり得した気分になった。

その頃、さっきの民家では。
「これでコロトック百匹目……ヒヒヒヒ……」
僅かな太陽の光だけが差し込んでいる部屋の中で、男の不気味な笑い声だけが響いていた……。
148セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:35:34 ID:???
「ムクホーク、トドメのインファイト!」
大きな衝突音が響き、相手のトリデプスは倒れる。
僕の勝利……これでバッジは六つ目だ。
「見事だ。このバッジを持っていってくれ」
ジムリーダーからバッジを貰うと、僕は外に出ていった。

「あ……ジャイアン」
外に出た僕を待ち構えていたのはあのジャイアンだった。
その顔はいつになく真剣だ。
「どうしたんだい?ジャイアン」
僕が聞くと、ジャイアンはミオ図書館を指さした。
「ちょっと話があるんだ。図書館に来てくれ」
そう言って僕を先導するジャイアン。
僕は疑問を抱きながらも図書館へと入っていった。

図書館では静香ちゃんと出木杉が僕達を待っていた。
僕とジャイアンの姿を確認すると、出木杉が話し出す。
「来たね……今回僕が皆を呼んだのは、この世界の異変について話し合いたいからなんだ。
その事は……君達も良く知っているだろう?特にドラえもんはね……」
そう言って僕の方を見る出木杉。
「それは僕も感じていたよ。この世界はシナリオ通りに進んでない……」
僕がそう言うと、一時の沈黙が流れた。
どうやら皆この事態に混乱しているらしい……。
149セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:36:23 ID:???
「そして、異変が起きているという事は設定が変えられたという事……」
混乱している皆を他所に、僕は話を続ける。
「誰かが設定を変えた、って事よね……」
恐る恐る言う静香ちゃん。
僕はコクリと頷いた。
「この世界はあくまでデータの世界……という事は現実世界では全く時間が進んでない。
だから、現実世界にいた人は設定を変更出来ないんだ……」
あえて遠まわしに話をする僕。
だが、これだけでも皆は悟ったようだった。
「言いたくないけど……この世界にいる僕達の内の誰かが、
何らかの方法で現実世界に戻って設定を変えた……こう考えるのが一番妥当なんだよ」
一瞬、場が凍りついたように思えた。
皆は明らかに動揺している。
僕達の中に、この世界と僕達を危険に晒した奴がいるという事に……。

「ちょっと待てよ!ドラえもん、お前は設定を変更出来るんじゃねぇのか?」
静まり返っていた図書館の中に、ジャイアンの声が響く。
「いや、それは出来ない。僕はこのゲームを止めさせる事しか出来ないんだよ……」
そこまで言って、僕はある事に気がついた。
それも、とても重大な事に。
「いや、待てよ……まさか!」
そう言ってスペアポケットの中から無線機のような物を取り出す僕。
それを見た瞬間、僕の体は凍った。
中々出ない言葉を無理矢理出し、真実を伝える。
「……いや、違う。僕はこのゲームを止めさせる事すら出来ない……」
150セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:38:21 ID:???
「どういう事なんだい?ドラえもん……」
皆の中で一番冷静だった出木杉が喋る。
僕はありのままの事実を伝える事にした。
「このゲームの設定が変えられたという事は……つまり……
……止めさせる事の出来る人物も変えられたって事だよ……」
ただでさえ静まっていた場が、更に静まったような気がした。
僕だって動揺を隠しきれない。

その後話は続き、とりあえずのび太君とスネ夫君を待つ事になった。
彼等にも真実を伝えなければいけないからだ。
「……じゃあ、もう解散しようか……」
出木杉が仕切り、自ら図書館を出ていく。
それに続き、静香ちゃんとジャイアンもその場を後にした。
『……何やってんだよ、僕は……』
自責の念に駆られる僕。
暫くの間、僕はボーっと椅子に座り込んでいた。

皆の手持ち
ドラえもん ムクホークLv38、ムウマージLv37、ヌオーLv37
静香    不明
ジャイアン 不明
出木杉   不明
151セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/21(月) 23:39:07 ID:???
投下終わり。ちょっとお遊びも入れてみた
152名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 23:39:50 ID:???
153名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 23:41:02 ID:???
154ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/21(月) 23:54:51 ID:???
155名無しさん、君に決めた!:2007/05/21(月) 23:56:07 ID:???
相変わらずの糞小説だな
156ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/22(火) 00:53:29 ID:???
面白い!最高!ZZZZZ!

どうだ馬鹿そうに見えるだろう?
これは貴様らがいつもやっていることだ!

糞小説家と基地外信者は消え去れ!
157名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 01:02:06 ID:???
>>156
出たな気違い
158ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/22(火) 01:07:39 ID:???
>>157
其は汝が為の道標なり、我は頌歌を以て汝を供宴の贄と捧げよう!
カルネージアンセム!
159573:2007/05/22(火) 01:19:36 ID:???
リーファはじめからスレから来た訳なんんだが
>>158その台詞すきだな。
160ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/22(火) 01:27:35 ID:???
>>159
俺の大魔法を知らんとは貴様今まで何を教わって来たのだ!
161ロキ ◆/Pbzx9FKd2 :2007/05/22(火) 01:32:01 ID:???
>>160
はぁ?俺様の偽を良く努めてくれたものだ。
さぁとっとと氏になさい。
162ロキのマイサン ◆4ReKwG1lmU :2007/05/22(火) 01:33:28 ID:???
俺のご主人ホモなんだぜwwwwwwwwww
163ロキ ◆/Pbzx9FKd2 :2007/05/22(火) 01:34:43 ID:???
>>162
はっはははw
164ロキのマイサン ◆4ReKwG1lmU :2007/05/22(火) 01:38:17 ID:???
>>163
アッー!
165あぼーん:あぼーん
あぼーん
166ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/22(火) 07:54:23 ID:???

ヨガテレポート

↓→\or↓←/+P×2orK×2
167名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 11:48:39 ID:???
皆さん乙

さっきからローカルあぼん多いな
168トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:22:02 ID:???
これから投下します。
試験初日は散々でした。
169トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:23:08 ID:???
No.007『BASKET CASE』

「クイズか……。僕の得意分野だね。」「おとうさんぼくおなかすいた。」「きゃ、あなた今私の体触ったでしょ。」「ワシのスライダーは108式まであるぞ」
問題を待つ人々。混雑する会場内。本当に訳が分からない。

その異様な会場に飲み込まれ、ジャイアンとのび太は悪戦苦闘していた。
「ジャイアン……。ベゴッ!」
「のび太!大丈夫か?」
またまた何者かの肘がのび太の鼻にヒットする。すでに今日何度目だろう。
「もう帰りたいよ……。」
のび太がそう呟いた時だった。
スピーカーからやっと返答が響いてきた。
『それでは第一問の問題を出題します。』

「やっとかよ。あの邪馬台国が。遅えんだよ。」
ジャイアンが無意味に悪態をつく。
しかしそんな事は露も知らないツツジの放送は続く。
『ラグラージに10万ボルトは効果抜群である。○か×か。制限時間は一分です。それでは移動を開始して下さい。』
プツン。放送が終わった。
「ジャイアン。」
のび太はジャイアンに分かってるよね?と確認をする。
「ああ。ちょうどこないだ学校で習ったな。俺達ラッキーだぜ。よし、×に移動するか。」
ジャイアンはそう言い、二人は×のエリアへと移動を始めた。
170トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:24:23 ID:???
ジャイアンが先頭で人波をかきわけ、その後ろをのび太がコバンザメの様に引っ付いて進んでいく。

20m程進んだところで、やっと青いエリアが見えてきた。
「ヤベエ、時間がねえ。急ぐぜ、のび太。」
ジャイアンはスピードを早める。のび太も必死にその後ろをついてゆく。

「ジャ、ジャイアン、少し早……ガブッ!」
淀みなく一定のスピードで進んでいたジャイアンの体が突然止まり、のび太はその背中にぶつかった。
『×のエリアに来たのかな?』
のび太はそう思い、足元を見ると、そこはまだ○のエリアだった。
のび太は不思議に思い、訊く。
「ジャイアン、何で止まったの?正解のエリアまであと少しなのに。
時間が無いよ!」

のび太の問いはジャイアンの思いがけぬ言葉で帰っくることになる。
ジャイアンの顔からは心なしか焦りの色が見えていた。
「のび太……違う。
俺は別にモタモタしてる訳じゃねえ。
進めないんだ……。人が、人が多すぎて前に進めねぇんだ!」
171トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:26:34 ID:???
――東京ドームの一室――

試験官のツツジと、補佐のゴロウがモニターを眺めている。

「あの……ツツジさん?」
「なに?ゴロウさん?」
耐えきれなくなりゴロウが言う。
耐えきれなったというのはモニターに映される光景についてだ。
人で一杯で試験どころでは無い。そんな光景だ。
「あの……モニター見る限り受験者の人達、満足そうに動けてないんすけど……」

「そうね。」

「いや、そうねって……」
余りにもあっさりとした返答にゴロウは驚く。
「正解のエリアに人が入りきっていないんですけど……
なんか……危なくないすか?」

「そうね。」
「いや、そうねって……」
二人は同じやりとりを繰り返す。別にコントでは無い。

余りにもやる気の感じられないツツジの言葉にゴロウも流石に堪忍袋の尾が切れる。
「いや、そうねじゃなくて!
僕が言いたいのは、このままじゃあ将棋倒しが起きて大惨事になりますってことですよ!!!!
予想外の事態です!危険です!
即刻試験を一時中止させるべきですよ!」
172トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:28:16 ID:???
確かにゴロウの言う通り、このままでは混雑で大惨事が起きてしまう。
人で溢れかえった○と×のエリアの境界線では尚更だ。
今は大丈夫だが、いずれ将棋倒しが起こるに違いない。
「ツツジさん!一次試験はまだ小さい子もいるから危険な試験はしてはならないんですよ!
早く!今すぐ試験を中断すべきです!」
ゴロウは凄まじい剣幕でまくしたてた。
ツツジはやれやれと、ゴロウを見やると言った。
「大丈夫よ。この床は体が一定の割合床につくと強制的に後楽園遊園地の何処かにワープするよう作られてるわ。故に将棋倒しは起きない。
そのくらい私が予期していないとでも思った?」

成程。やっぱ、科学の力って、スゲー。
「でも、分かってたならそれならわざわざそんな機能使わなくても良かったんじゃ………」
ゴロウは言う。
確かにゴロウの言うことは最もだ。
わざわざそんなコストのかかる機能を使うより、回答ボタンを用意するなり、もっと広い所でやるなりする方が経済的にも受験者からしても遥かに良い。なのに何故ツツジはこのような方針を採ったのだろうか。

ツツジはゴロウをチラリと睨むと、説明すんの面倒くさ……、とばかりに話し始めた。
173トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:30:03 ID:???
「あのね、ゴロウさん。
実は私、二次試験官の方に一次で人数をなるべく削れと言われているの。この意味、分かるかしら?」
「?」
ゴロウは初め、ツツジの言わんとする意味が分からなかった。
しかし、すぐにそれは分かった。
ゴロウは言う。
「ま、まさか……。わざと……半分にするために……」

そう、敢えて東京ドームという閉鎖空間で正解のエリアを制限する事によって、受験者を確実に半分震い落とす。
これがツツジの考えだった。
「でも、それだと批判が……。しかも事故の可能性もやっぱり0とは言えないし……。」
不安そうに言うゴロウ、しかしツツジの態度は対照的だ。どっしりと構えている。
「批判?トレーナー試験要項読んだ?試験の方法、受験者の試験合否は『試験官に一任される』のよ。
文句は言わせないわ。
それに事故の可能性は多分無いんじゃないかしら。皆訓練されているし。」
「訓練?」
ゴロウは聞き返す。
ツツジはあら、失言。とばかりに口を塞ぐ。
そして言った。
「まぁそれは後々説明しましょ。そろそろ30秒経つわ。×のエリアに入れなかった人は可哀想だけど、ね。」
ツツジは呟くと再びモニターに向かいあった。
ゴロウは思った。
『俺、弟子入りする人間違えたかな……。』
ゴロウはメランコリーな気持ちに浸っていた。
174トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:31:08 ID:???
そして一方、のび太とジャイアンはというと。

「うぉー!どけどけどけー!」
まだ人ごみをかきわけていた。
「ジャイアン、時間が……」
「うるせえぞ、のび太!」
のび太は不安になり、ジャイアンはピリピリしている。
青いエリアは目の前だが、そこから先に進めない。
時間もヤバイ。恐らく、もうほとんど時間が無いだろう。
「ジャイアン!後15秒しか時間が無いよ!」
のび太が悲鳴のように言う。
その時だった。
「よし!着いた!」
ジャイアンは人を押し込んで一人分の空間を作ると、そこに自らの体を入れた。
ジャイアンはホッと一息つく。
「あー一時はどうなるかと思ったぜー。」
ジャイアンは安堵の表情を浮かべる。
すると目の前いるのび太が、不満そうに言った。
「あのー、ジャイアン。
僕の入るスペースが無いんだけど。」
「あ。」
ジャイアンは如何にも間抜けそうな声を上げると、一言言った。

「忘れてた。」

「えええええッッ!!!!!」
のび太の絶叫がこだました。
175トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:34:40 ID:???
「ちょっと、どうすんのジャイアン!このままじゃ僕、失格になっちゃうよ!」
のび太は喚き立てる。
その目は既に半泣き状態。こんなとこで泣くな、ボケ。
「ちょっと待て!今、お前が入る間を作ってやる!」
ジャイアンはそう言い、タックルをかます様に他の人々の体を押して、のび太が入る隙間を作ろうとした。しかし―――

「スマン、無理だった。」
「えええええッッ!!!!」
再びのび太の絶叫がこだまする。その時追い討ちをかける様に、スピーカーから声がした。
『あと10秒で回答時間が終了ですー。繰り返します。あと10秒で回答時間が終了ですー。』
176トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:36:24 ID:???
「なんだってーー!ジャイアーン聞いた!?早くぅぅ!」
のび太はジャイアンに泣き付く。鼻水が少しジャイアンの服につく。
しかしそんな事は気にしてはいられない。

『あと8秒。』

無情にも思えるカウントダウンが始まる。
「ムリだ!のび太!」
ジャイアンは必死に体を押しこめるが、全く動かない。

『あと6秒。』

「ジャイアーン!早くぅぅ!」
のび太はパニックに陥っている。
「黙ってろ!今考えてる!」

『あと4秒。』

「ジャイアーン!!」
「くっそう……、こうなったら……。」

『あと2秒。』

「ジャイアーン!」
「これしかねえッ!のび太、ちょっと我慢しろよッッ!」

『あと1秒!』

「うぉぉぉォォォォォ!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『終了ですー。』
177トレーナー ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 18:37:47 ID:???
今日はここまでです。
178名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 18:38:46 ID:???
ジャイアンの取った行動が分かったぜ

179名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 18:53:48 ID:???
乙だが悲鳴のように言うって表現はないと思う
180セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:09:11 ID:???
投下する
181セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:09:57 ID:???
その次の日にのび太君とスネ夫君が来た。
僕は恐る恐るあの事を話していく。
二人共、動揺を隠しきれない様子で僕の話を聞いていた。
「……という訳なんだよ……」
僕が完全に話し終えた時だった。
辺りにけたたましい爆発音が響いたのは――

「急いでここを出よう!」
そう言って僕達を先導する出木杉。
図書館の外にはナナカマド博士と女の子が居た。
「君達は以前の……いや、こんな事を言っている場合ではないな」
焦りながらも懐かしむ様子のナナカマド博士。
博士はこう続けた。
「どうやら湖の様子が可笑しいのだ……まさか、伝説のポケモンが……」
「わかっています。今から僕達が分担して湖へ行きます」
即座に返答する出木杉。
博士は「ウム」と頷くと、シンジ湖の方へ飛び立っていった。

「じゃあ僕とドラえもんはエイチ湖。
静香ちゃんと野比君はシンジ湖。
武君とスネ夫君はリッシ湖に向かってくれ……わかったね?」
出木杉が仕切る。
僕は反論する事無く無言で頷いた。
それぞれ一時の別れを告げて飛び立っていく。
目的地は、エイチ湖だ。
182セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:10:38 ID:???
「ここを抜ければ、雪原に出る。そこから暫く歩けばリッシ湖だ……」
テンガン山内で僕を先導する出木杉君。
「そこで何が起こるんだい?出木杉君……」
「確か幹部が一人居た筈だよ……そいつと戦闘するだろうね」
そんな会話を交わしている内に、白い明かりが薄っすらと僕の目に映った。
……間違い無い、出口だ。
出木杉君は「行こうドラえもん」と言うと、駆け足で出口へと向かっていく。
僕は「うん」とだけ返事をすると、その後に続いた。

「うわぁー、凄いねぇ」
思わず感嘆の声を漏らしてしまう僕。
出口を抜けた先にあったのは、辺り一面の銀世界だった。
「雪原……いや、大雪原だなこれは……」
そう言って歩き出す出木杉君。
「にしても……ちょっと寒すぎやしないかい?」
それに続く僕が呼びかける。
「確かに寒いね……でも、今はまだ暖かい方じゃないかな?とにかく行こう……」
「分かったよ……」
僕は雪を踏みしめ、歩いていった。
183セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:11:55 ID:???
暫く歩いていると、僕達の周囲に変な格好をした奴等が居る事に気付いた。
「ギンガ団……だよね、出木杉君」
「そうみたいだね」
出木杉君が言い終わるか言い終わらないかのところで、下っ端達がポケモンを繰り出す。
だが、何を指示したのかは聞こえなかった。
物凄い風の音で相手の声が聞こえない。
それに……猛吹雪のせいで視界も相当悪い。
「……今だ」
微かにだが、下っ端の声が聞こえる。
次の瞬間には、僕のスペアポケットが奪われていた。
「……しまったぁ!!」
狼狽する僕を他所に、段々と気配を消していく下っ端達。
やがて辺りに人の気配は無くなった。

「大丈夫かい?ドラえもん……」
出木杉君が僕の方へ駆け寄ってくる。
「奪われた……スペアポケットが……」
「な、なんだって?」
突然の出来事に、驚愕する出木杉君。
僕も何が何だか分からなかった。
何故、下っ端達が僕のスペアポケットを奪ったのか……。
「……とりあえず、リッシ湖に行かない?行けば何か分かるかも……幹部も居るし」
こんな事態に陥っても、出木杉君は冷静だった。
その言葉に少なからず励まされる僕。
一抹の不安を抱えながらも、僕は出木杉君の背中を追っていった。
184セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:12:50 ID:???
「結構遠いね……出木杉君」
荒い息をつきながら、僕は辛うじて出木杉君の後を追う。
その出木杉君が発した言葉は僕にとって有難いものだった。
「いや、もうリッシ湖のほとりだよ……ほら、あそこに入り口が見えるだろう?」
吹雪で視界が悪くなっているが、確かに入り口らしき物が見える。
「行こう、出木杉君……」
妙に元気が出てきた僕は、小走りで入り口へと向かう。
この先、何が待ち受けているのかも知らずに。

皆の手持ち
ドラえもん ムクホークLv42 ムウマージLv40 ヌオーLv39
出木杉   フーディンLv44 他不明
185セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:13:43 ID:???
投下終わり
書こうか氏所々展開被ってごめん
186あぼーん:あぼーん
あぼーん
187 ◆e0ecEtFYBA :2007/05/22(火) 19:16:25 ID:???
>>174
>のび太が悲鳴の様に言う←×

修正
のび太の悲鳴のごとき声が場内に響く。

>>179
ご指摘どうもです。


あと、セカンド氏乙です。
純粋な冒険物が書ける人は羨ましいです。
188名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 19:16:43 ID:???
乙ー
189名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 19:18:09 ID:???

展開早過ぎ
190あぼーん:あぼーん
あぼーん
191 ◆AX.L.nmoTY :2007/05/22(火) 19:20:11 ID:???
>>187
そりゃどうも。
俺は純粋な冒険物が一番書きやすいと思ってるけど…w



……今思ったら俺新人だよな。いつの間にこんなに進んだんだ……
192名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 19:20:27 ID:???
セカンドくんな
荒らしが来るだろスレ汚しが
193名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 19:26:11 ID:???
>>191
いつも乙。
荒しウザイと思うが、頑張れ。
今はくるしくても、いつか絶対花開く
俺はルビーの頃からお前の作品が好きだった。
来るなとか言われても、耐えて自分の道をつき進んでくれ
194名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 19:44:52 ID:???
身の毛もよだつ縦読み
195名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 20:19:27 ID:???
最近の縦読みは巧妙だな
最初は全然気づかなかった
196名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 20:30:41 ID:???
つかルビーって呼ぶ奴はなんなんだ
197名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 20:44:55 ID:???
なんなんだでは何を答えていいか聞き手が分かりません。
相手にものを聞きたい時は分かりやすく質問しましょう^ ^
198名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 20:55:08 ID:???
聞いてるんじゃないだろ
流石荒らしだけあって頭悪いんだな
199名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 21:05:46 ID:???
>>198
荒らしじゃないですよ。
本当に決めつけ厨はウザイですね^ ^
あ、釣りですね
すみません^ ^
200名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 21:19:43 ID:???
がっかりなんだよ。前作で成功したからってじぶ
んは人気あるとか勘違いですか?
馬鹿でも分かる自演するし
れもん汁じゅるじゅ
るしたら酸っぱい味がしたよ
ビクトリースラッシュ!
インポ
201名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 21:30:55 ID:???
>>199
で、反論はないのか
202名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 22:02:01 ID:???
>>201
ここでする事じゃないですよ^ ^
作者の方々にも迷惑がかかるでしょう^ ^
ちゃんと考えて物を言いましょうね^ ^
スレの規約も守れないなんてあなたが荒らしでしょ^ ^
203名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 22:06:48 ID:???
出来ないんだな。はいはい逃げ逃げ
204名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 22:21:55 ID:???
とりあえずここではやるな
205モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:24:31 ID:dCQpr7wu
発投下で get you
206モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:25:19 ID:???
毎日、少年達でにぎわっている空き地。
その空き地に、今日はある張り紙が張られている。
【町内花火大会! 21:00〜00:00まで】
と書かれた張り紙が、3つに重ねられた土管に張り付いている。
今日は待ちに待った花火大会。 少年達はこの日のために小遣いをため、友人と一緒に満喫するのだ。
しかし、この花火大会が人気な理由は別にある、と言っても過言ではない。
最後、00:00になると打ち上げられる一つの大きな打ち上げ花火。
これが破裂する瞬間に、願い事を唱えると、現実になるという言い伝えがあるのだ。
207ageてすいませんでした ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:26:20 ID:???
(愛しのエミちゃんと両思いになれますように) (お小遣いうpきぼん)(ウヒヒ)
このような考えを持ち、空き地に集う人々。 その中には、青い狸と冴えない眼鏡の少年も混ざっていた。
「あと3分で始まるよ」
「うん でもしずちゃん達と合流したいな」
町内一杯に広がる出店の中、友人を見つけるのは困難だろう。
しかし、最終的には必ず合流する。
皆、最後の目的は一緒だからだ。
「やっぱり空き地で見たいな」
「近くの方が綺麗だもんね」
「混むだろうから、1時間前には空き地に行こうよ」
こうして、彼らは出店を回っていった。
208モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:28:23 ID:???
そして2時間後…
「そろそろ空き地に行こう 皆居るかな〜?」
案の定、空き地は既に人が大勢いた。
しかし、土管の上には、体のでかい少年と細っちい少年。 そして可憐な少女がいた。
「お、来たか! 待ってたぜ!」
「へっへー 特等席〜」
「あら、出木杉さんは一緒じゃなかった?」
一人足りない、と思った。 そうだ、出木杉がいない。
出木杉というのは、クラスメートだ。 頭が良くて、スポーツも出来るが、影が薄い。
「まあ、花火の時は来るんじゃねぇ?」
そうジャイアンが言ったので、のび太達は土管に腰掛けた。
正直、のび太は出木杉が嫌いだった。
なんでも出来る出木杉と、何も出来ないのび太。
のび太は、人間は不公平だ、といつも考えている。
209モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:29:37 ID:???
ドゴォォォォォン
何処からか、爆発音が聞こえた。
「なんだ!? すごい音だぞ!? 」
音は、空き地から少し離れた広場。 花火が打ち上げられる場所だった。
「一体何があったんだろう…」
『誠にに申し訳ありません 花火が爆発したらしく、もう花火の残りはありません
花火は明日へと延期とさせていただきます』
「そりゃないよ!」
スネオが嘆く。 どうやら彼が席をとっていたようだ。
ざわざわ… ざわざわ…
「仕方ないよ、 今日は帰ろう。」
少年達はしぶしぶ解散した。
210モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:30:46 ID:???
人物メモ No.1
野比 のび太

基本的、何をやらせても出来ない、落ちこぼれ。
しかし、土壇場になると、とてつもない力を発揮する。
花火への願いは「明日のテスト延期してください」
好きな子はしずか。 未来の夫でもある。
好きな食べ物 梨、餅
嫌いな食べ物 ピーマン
ゲームの腕は良くないが、射程は無敵である。
好きなポケモンのタイプ…水タイプ
好きなポケモン…ラプラスなどの怪獣系
嫌いなポケモン…ゴーストなどのオバケ
一応この作品の主人公である。
座右の銘は、まだ14ではないので、ない
211モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/22(火) 22:31:50 ID:???
投下終了で G・O・Z・A・R・U
212名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 22:40:50 ID:???
読んでないけど乙















もうこれ以上いろんな作品読むと作品がごっちゃになるから読まないんだ ごめんね
213名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 22:44:56 ID:???
>>212
別に言うべきことじゃないだろボケ

>>211
ageんな乙
214名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:06:11 ID:???
>>213モーニング乙
これだけ時間たってまともな乙が213一つってことはお前しか有り得ん。
215名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:30:00 ID:???

>>214
決めつけちゅ……
いや、なんでもない
216213:2007/05/22(火) 23:39:08 ID:aNG0FFVU
>>214
我慢できん
>>213は俺なんだけど
自演認定厨は死ね。氏ねじゃなくて死ね
217名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:42:43 ID:???
>>216ごめん モーニングごめん
218名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:43:14 ID:???
>>217
モーニングのIDとは違うだろ
219名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:44:38 ID:???
>>218 ヒント:携帯


てか自演乙とかやめようぜ
220名無しさん、君に決めた!:2007/05/22(火) 23:57:06 ID:???
>>216にごめん モーニングにごめんって言っただけなんだが…
221名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:17:48 ID:???
バーボンスレ立てヨロ
222名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:18:23 ID:???
止めとけ
223名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:19:27 ID:???
外伝>>997
立ててくれ
224名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:20:11 ID:???
立ってるぞ
225 ◆xqjbtxNofI :2007/05/23(水) 00:51:08 ID:???
トウカイタス
226ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/05/23(水) 00:52:09 ID:???
ドラえもん&ダイゴ VS ドラミ━━━

「行け、メタグロス!」
「頼むよゲンガー!」
ダイゴはメタグロス、ドラえもんはゲンガーを繰り出す。
「ダイゴさん……」
「ああ、わかっている。いきなりいくぞ」
ドラえもんもダイゴも、ドラミのポケモンに対する見解は一致していた。
エレキブルは見た目通りエレブーの進化形。
マンムーはその名前と特徴からイノムーの進化形だろう。
となると、エレキブルを撃破できる地震を持つメタグロスに浮遊できるゲンガー、この2体で戦うのがベターだろう。
「最速ゲンガーの恐ろしさを教えてやるっ!」
ドラえもんのゲンガーの目がエレキブルを捉え、怪しく光る。
だがその催眠術を受けたのはエレキブルではなく、交代によって出されたサンダーだった。
「交換……飛行タイプか」
ダイゴが舌打ちするが、普通のトレーナーなら当然の対応だ。
おそらくマンムーは守ってくるだろう。
だが、地震攻撃を止めるわけにはいかない。
「メタグロス、じし……」
「マンムー、こごえるかぜよ」
ドラミの命令を受けたマンムーがメタグロスより先に、その体から冷気を放出する。
冷気はゲンガーとメタグロスを襲うが、ダメージはさほどではない。
227ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/05/23(水) 00:54:15 ID:???
「まさかその見た目で私のメタグロスより速いとはな。だがやることは変わらん!」
メタグロスがダイゴの命令を受け、ジャンプする。
そしてその巨体を地に叩き付けた。
マンムーが地震攻撃を受けて大きくのけぞっている。
ダメージはそれなりに大きいようだ。

『これでこちらがかなり有利になったはず』
だがそんなダイゴの期待とは裏腹に、ドラミのサンダーはラムの実で眠り状態を回復させてしまった。
「なんの対策も無しにサンダーに変えたりはしないわよ」
「ま、ゲンガーだから当然か」
ゲンガーが出会い頭に使ってくる技なんて、怪しい光か催眠術くらいなものだ。

そんなドラミとダイゴの高度なポケモン戦術に付いていけず、ドラえもんは二人の顔を見比べるだけである。

「勝負は……」
「次のターン……」
攻撃力の高いサンダーはゲンガーがまた催眠術をくらわせるはず。
となると、こちらは俄然有利だ。
『ゲンガーとサンダーの速度はほぼ互角……』
その瞬間、ダイゴが思わず息を飲んだ。

「しまった!」

真っ先に動いたのはドラミのサンダー。
サンダーから電気が放たれ、ゲンガーの体を襲う。
228ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/05/23(水) 00:56:14 ID:???
「電磁波、だと……くっ!」
そう、ゲンガーは凍える風によって素早さを下げられていたのだ。

初歩的なミス。

ダイゴは目の前に現れた未知のポケモンに気をとられてしまったのだ。
『だが、地震がヒットすればマンムーは……』
しかし、ダイゴの期待は脆くも打ち砕かれる。
マンムーの体は不思議な力で守られ、地震の衝撃を全て打ち消していたのだ。
「まもるはダブルバトルの基本ですよ、ダイゴさん」
ドラミが挑発するように言い放つ。
ゲンガーも痺れていて催眠を打てないようだ。

「ドラミ、お前やりこんでいるなっ!」
ドラえもんが顔を真っ赤にしながら怒鳴り散らす。
「お兄ちゃん、ポケモンなんて所詮ゲームよ。私達ロボットならデータ予測なんか簡単じゃない」
「え……」
ドラミの言葉に、ドラえもんは妙な引っかかりを感じた。

『もしかしたら、これがドラミのウィークポイントなのかもしれない』

ドラえもんはダイゴに近づき、ボソボソと呟く。
ダイゴは正面を向いたままそれに頷いた。
「何の相談かは知らないけど、私には通じないわ」
「それは」
「どうかな?」
優位を見せつけるドラミに、ダイゴとドラえもんが同時にニヤリと笑みを返した。
229名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:57:07 ID:???
第6話「三人の少女(後編)」

常人離れしたのび太のペニスを、ヒカリは力を込めて握る。
「あひいいいっ!」
その痛みとも苦しみともつかない圧迫の快感に、のび太が奇声を発してしまう。
「節操ないわね、このオチンチン」
ヒカリは調子に乗ってギリギリと自らの手で肉棒を締めあげていく。
『熱い、すごく……熱い』
その焼けるような熱い血のたぎる肉棒は、もはや噴火寸前であった。
のび太は必死でその身を動かそうとあがくが、やはり体は動かせない。
『も、もう、ダメだぁぁっ……』
のび太はついに絶頂に達し、射精という行為を行うはずだった。
「……!! イギイイイッッッ!!」
ギチギチという悲鳴がのび太のペニスから聞こえたような気がした。
ヒカリが肉棒をしっかりと握っているせいで、精液がせき止められているのだ。
「イダアアアアイイイイーーーッ!」
のび太が号泣しながら暴れまわる。
行き場のない精子が尿道を圧迫し、激痛を与えているのだ。
そんなのび太の様子を見ても、ヒカリはペニスを握った手を緩めない。
「痛いでしょ、苦しいでしょ……」
気が狂わんばかりに暴れ狂っているのび太にはそんなヒカリの声は聞こえない。
230 ◆xqjbtxNofI :2007/05/23(水) 00:59:13 ID:???
やべ、素で間違えた……
大長編の続きが見つからない。

上のは忘れて今日は投下中止。
231名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 00:59:31 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwwww

乙乙乙
232名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:00:19 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwww
荒らしかと思ったwwwwwwwwww

233名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:00:41 ID:???
ぶはwwwwwwww


乙すぎる まさかこんな形で鬼ごっこの続きが…
234名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:00:44 ID:???
鬼ごっこスレの続きktkr!
乙乙
235名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:00:50 ID:???
クソワロタwwwww 乙パイ
236名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:01:23 ID:???
ドラーモン氏wwwこれはwww無いわwww
237名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:01:56 ID:???
大長編の方がものすごくタイミングで切れてるな……
ひとまず乙です
238名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 01:03:44 ID:???
>>230
これは近年マレに見るドS
239ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/23(水) 07:55:51 ID:???

>>225-238

ふはははっ!基地外がまた増えたようだな!
消え去れ!
240名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 18:58:43 ID:???
ふはははっ!
貴様はたぶんよわすぐうしスレに行ったら神扱いされるぞ!
行ってみてそこの住民になるがいい!

ファンなんです、サインください
241引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/23(水) 19:33:19 ID:???
(^o^)投下しますよ
人気投票は内容より8人も読んでくれてるのに感動したYO!
242名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 19:34:41 ID:???
引きこもりキター\(^o^)/
243引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/23(水) 19:35:12 ID:???
(※都合により出場者を100→128に)
「本戦出場者のみなさんはステージに集まってください。」
会場内にアナウンスが流れた。
(いよいよ本戦か…やってやるぞぉ。)
のび太はステージに向かった。どうにも人が多い。進むのにも苦労しそうだ。
「うわぁ!」
などと考えていると案の定、人ゴミに押されのび太はコケてしまった。
「何やってんだお前w」
のび太を見下ろすように立っていたのはスネオ。
「スネオ…勝ちのこったの?」
「当然。お前はなんでここにいるんだ?」
「勝ったからだよ!本戦に 行 く の !」
「お前が勝ったのかwよかったなw」
(のび太が生き残るとは世も末だなwwwまぁせいぜい頑張るんだなwww)
スネオは明らかにバカにしたような笑いをしながら去っていった。
「なんだよアイツ…」
ようやくステージに着いたのび太。どうやら出木杉、しずかちゃんは勝ち残っているみたいだ。
(安心した…出木杉は勝ち残っている…後は勝つだけだ!)
「本戦のルールは前、述べた通りです。ポケモンは一回戦ごとに変えてくださっても結構です。
それでは…みなさん、優勝を目指してがんばってください!」
244引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/23(水) 19:37:25 ID:???
トーナメント表を確認したところ、出木杉と当たるとしたら決勝、しずか、スネオには、勝ち残れば2回戦、3回戦で当たる。

「のび君。」

自分の対戦相手のところに向かおうとしたのび太だったが、出木杉に引き留められ、振り向いた。
本当なら無視をしてそのまま歩いていきたかったが、のび太も言いたいことあったので振り向いたのだ。
「お互い決勝で当たれるよう頑張ろうね!」
「……出木杉。前の僕と思って甘くみるなよ…。じゃあな!」
のび太は言いたいことだけ言って、スタコラサッサと出木杉の前から消えていった。
「僕も負ける気はないよ…。」
245引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/23(水) 19:39:19 ID:???
(安心した…出木杉は勝ち残っている…後は勝つだけだ!)
「本戦のルールは前、述べた通りです。ポケモンは一回戦ごとに変えてくださっても結構です。
それでは…みなさん、優勝を目指してがんばってください!」
トーナメント表を確認したところ、出木杉と当たるとしたら決勝、しずか、スネオには、勝ち残れば2回戦、3回戦で当たる。
「のび君。」
自分の対戦相手のところに向かおうとしたのび太だったが、出木杉に引き留められ、振り向いた。
本当なら無視をしてそのまま歩いていきたかったが、のび太も言いたいことあったので振り向いたのだ。
「お互い決勝で当たれるよう頑張ろうね!」
「……出木杉。前の僕と思って甘くみるなよ…。じゃあな!」
のび太は言いたいことだけ言って、スタコラサッサと出木杉の前から消えていった。
「僕も負ける気はないよ…。」
「そういえば…1回戦の相手を確認してなかったな…。まぁなんとかなるよね!」
1回戦の相手を確認してないとはなんとも余裕なものである。
「おや…?のびじゃないか。こんなところで会うとは奇遇だな。」
「…先生?…先生!なんでこんなところに!?」
「すっかりポケモンと言うゲームにハマってしまってなw いや参った参った。のび、お前が一回戦の相手だったな。おて柔らかに頼むぞ。」
「!?…先生が…一回戦の相手…?」
「そういうことだ。まぁよろしくな。」
そしてバトルは始まった。本戦一回戦!
のび太VS先生
246引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/23(水) 19:40:45 ID:???
>>244は取り消し
/(^o^)\投下終了
ちょっとヤバいNE
投下量少ないし
247名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 19:42:52 ID:???
乙乙乙
っていうかさっきウィキで読んだけど
面白いな
248名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 20:32:35 ID:???

その発想h(ry
249名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:05:06 ID:???
子供の中に混じって参加している姿を想像して吹いた
おつ
250モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/23(水) 21:29:03 ID:???
サン・投下
251名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:29:09 ID:???
先生とはwwwww
乙です
252名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:29:44 ID:???
引きこもり氏乙乙乙
253モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/23(水) 21:31:12 ID:???
「まったく、折角の花火大会が台無しだよ」
のび太は布団の中で嘆いている。
「仕方ないさ 事故だもん 」
「でも〜〜…」
悪態をつくのび太をよそに、ドラえもんは押し入れに入った。
「ぶつぶつ… 明日のテストどうしよう…」
ヒューリルルルルルル
パーーーン
「!!!?」
のび太は布団から跳ね上がった。
「今のは…花火!?」
確かに今のは花火の音だった。
しかし、普通の音ではない。
普通のとは一回り大きな、打ち上げ花火。
つまり、今日打ち上げられるはずの花火だ。
のび太は、ドラえもんを叩き起こした。
254モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/23(水) 21:32:04 ID:???
「あの音は… 空き地の方角だ!」
ドラえもんを引っ張って走るのび太。
「毎年の楽しみを奪った奴は許さない!」


そしてのび太は空き地へ着いた。
確かに、そこには花火をしたような痕跡があった。
火薬のカス、包み紙の燃えカス等が、真ん中に固められていた。
「犯人はもういない… くそ! 何とかして犯人を見つけてやる!」
「むにゃ? なんで僕が空き地に?」
「もういい! 帰ろう!」
のび太とドラえもんは家へ帰っていった。


「あ、危ない危ない。 まさかアイツが来るとは… 早く処分してしまおう」
255モーニング。 ◆fUxaFw/UpM :2007/05/23(水) 21:33:21 ID:???
せっかく溜めてたヤツが消えちまったからここで終了させていただいてもよいでしょうか。
256名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:35:42 ID:???
仕方ない事だ。乙
257名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:36:22 ID:???
乙。

次回から気をつけてくれれば無問題。
これからの投下に期待する。
258名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:42:19 ID:???
自演乙 乙
259名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:44:10 ID:???

俺が乙と言ってるから自演じゃない乙
260 ◆VIPPERFLA. :2007/05/23(水) 21:45:25 ID:???
hahaha!
261名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:52:09 ID:???
>>259 モーニング乙ですな
262名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:57:41 ID:???
自演だろうがなかろうが見破るすべはない。もうその不毛な言いあいはやめろ。
263名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 21:58:33 ID:???
264名無しさん、君に決めた!:2007/05/23(水) 22:11:57 ID:???
>モーニング氏
251だが、割り込んで申し訳なかった
乙です
265ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/24(木) 02:25:26 ID:???

>>240
素晴らしいぞっ!貴様!
ロキ様
266ドラAAモン ◆0oe33Tyq22 :2007/05/24(木) 13:27:10 ID:???
やあ (´・ω・`)
ようこそ、ドラAAモンワールドへ。
この投下はサービスだから、まず落ち着いて読んで欲しい。

どうやら最近空気があやしいようだね。
だけど頑張って投下するよ。
荒らしにはなれてるし、むしろ自分はMだし……
まぁそれはともかく、君はこれを見たとき何か「デジャビュ」を感じただろうと思う。
何せバーボンからコピペして書いたものだからね。
とりあえず、最初のころの気持ちをいつまでも、いつまでも大事にして欲しいと心から思っている。
おっと、話しが長くなってしまったようだね。
そろそろ投下を始めようか。

中間試験真っ最中だけどね。
267ドラAAモン ◆0oe33Tyq22 :2007/05/24(木) 13:28:28 ID:???
同じところを繰り返し投下するとかふざけるなよな、作者…

会議の後、僕は先を急ぐことにした。
ドラえもんがいうからには、誰かがこのゲームをクリアしたら、ジャイアンは戻ってくるらしい。
だけど、もし犯人以外の全員がゲームオーバーになったら……
いや、そんなことはない。絶対に。

そんなことを考えていたら、僕の顔面に何かが激突した。
びしょっ という効果音と共に。
眼鏡が曇ってよく見えなかったが、ピンクの未確認生命物体…いや、クラゲ?
とにかく、そんなものがういていた。
こっちが「それ」を見つめていると、「それ」もこっちを見つめてきた。じっくりと。
そして、しばらくすると「それ」はどこかに行ってしまった。なんとまあ自由奔放な。
だけど、なんとなくジャイアンを彷彿とさせるポケモンだった。
今度出会ったらゲットしたいなぁ。


…でもあれ、ポケモンなんだろうか。もし人間が化けている姿だったら、僕今とんでもないこと言ったような…
268ドラAAモン ◆0oe33Tyq22 :2007/05/24(木) 13:29:44 ID:???
そんなことはさておき、とりあえず僕はあのでっかい山を目指すことにした。
なぜ山を登るのかって?
ふっ……そこに山があるからさ。

というのではなく、どうやらあの山を超えたらまた新しい町につくそうだ。

そんなわけで山のふもとにいるのであった。
ちかくでみると…すごく…おおきくてふといです…。
だけど、意を決して突入した!
とおもったら、早速石に躓いて転んでしまった。情けない。
そんなこともあって落ち込んでいたときに、男の声のようなものが聞こえてきた。

「おい、調子はどうだい?」
「ああ、何で俺なんかがここの見回りしなくちゃなんねーのかなぁ?」
「それなんだがな、聞いた話によるとボスがものすごいことをするらしいぜ。」
「まじで?!どんだけぇ〜」
「…えーと、それと何か成果はあったか?」
「ああ、ここらを青い狸がうろついてたから捕まえて本部に送っといた、それだけだ。」
「ふーん、青い狸ねぇ。」

青い狸…思い浮かぶのは一人だけ。ドラえもんだ。
ここは……無理やりにでも本部の場所を聞きだすしかなさそうだな。
269ドラAAモン ◆0oe33Tyq22 :2007/05/24(木) 13:30:47 ID:???
ぼこぼこにして、奴らから本部の居場所を聞き出した。
カジノがある街のイカした建物だそうだ。…けど、何だこの建物は。
ドリルがそこらについた、イカれたビルじゃないか…。
まぁ、いい…とりあえず、音声を録音してみることにした。雰囲気を味わうためだ。
《こちらスネーク。これより、ミッションを開始する。》

…うん、結構いいね、これ。よく分からないけど。

とりあえず、ダンボール箱に入って、少しずつ進むことにした。

けど、どこにもダンボールがなかったので、一発でばれてしまった。
しかたないので、実力行使ですすむことになってしまったのである。
270ドラAAモン ◆0oe33Tyq22 :2007/05/24(木) 13:33:30 ID:???
うん、これで終了なんだ、すまない(´・ω・`)
間違いなく人気投票用なんだ。
でも、この投下で少しは空気が良くなってくれればいいと思っているんだ。
ロキ様も、「sage」を覚えて書き込みを控えれば、いたって普通の人だと思うんだ。
じゃあ、投下を終わろうか。

試験大丈夫かなぁ。
271名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 13:39:49 ID:???
流石ドラAAモンだぜ…乙


デジャビュは、見たことない事を見たことあるように感じること…じゃなかった?
272名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 13:42:36 ID:???

AA氏は最初は敬遠していたが、読んでみたら結構面白かった
273名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 14:56:07 ID:???
ここで黒歴史

ドラAAモンは昔ドラエモンという名前だった








…が、その前にビーダルという名前だった
274名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 17:14:26 ID:???
乙乙乙
275ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:25:52 ID:???
投下なの
276ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:26:52 ID:???
ドラえもん「僕はまだ帰らない!ドラミの仇を討つんだ!」
しずか「やめなさい…死ぬ気なの?」
サカキはかなりの実力者。 あのガルーラで、分かる。
ドラえもん「やってみないと分からない!」
しずか「死ぬ気なの?」
ドラえもん「差し違ってもあいつは倒す!」
しずか「考えなさい。 あなたが死んだら私が帰れないじゃない。」
ドラえもん「じゃあ一人で帰ればいいじゃないか!」
しずか「…ええ、そうさせていただくわ。」
ドラえもんはしずかに機械を投げ渡した。
しずか「これは土産よ… これを使って少しでも勝率を上げる事ね」
そうしてしずかは機械のスイッチを押した。
277ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:27:47 ID:???
しずかは消えた。
ドラえもん「ありがとう… 多分、サカキはシルフカンパニーにいるはずだ!
ドラえもんは、皆の亡骸を探した。
ドラえもん「ごめんよ… 君たちの魂、無駄にはしない!」
ドラえもんはその亡骸から、モンスターボールを取り出した。
さっきの戦闘でレベルが上がってる。
ドラえもんはパーティを組みなおした。

?????
?????
カイリューレベル60
ツボツボレベル52
ラプラスレベル51
バンギラスレベル58
ドラえもん「これで勝てるか…
いや、勝つんだ! ドラミの仇を、絶対に倒す!!」
そうしてドラえもんはヤマブキへと走って行った。
278ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:28:44 ID:???
シルフカンパニー。
団員a「おい、なんかタマムシでロケット団幹部が死んだらしいぜ」
団員b「うっひょー マジかよ!? じゃあ上の席が一つ空いたな」
サカキ「やあ、団員諸君。 今日も清々しい朝だな!」
団員a「サカキ様!おはようございます。」
団員b「おはようございます」
サカキ(優秀な手駒が消えたか… 糞っ)
アナウンス「侵入者発見 侵入者発見 直ちに撃退せよ」
団員a「何!? いくぞ!」
団員b「おう、」
サカキ「侵入者…? シルフの警備は最高級なはずだ…」
この時はまだ、サカキはドラえもんが通り抜けフープを使った事を知らない。
279ドラミドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:29:32 ID:???
ドラえもん「侵入成功だ。」
ブーッ ブーッ
「侵入者発見 侵入者発見 直ちに撃退せよ」
ドラえもん「まずい!ばれたか!」
ドラえもんは走って物陰に隠れた。 なるべく戦闘は避けたい。
ドラえもん「とりあえず… 石ころ帽子だ!」
石ころ帽子とは、被った人間を石ころのように目立たなくする道具だ。
しかし、今回は適していなかった。
団員「んんん〜〜? なんだこれは?」
ドラえもんは、物陰では様子が見れないので、少し広い場所へと来ていた。
しかし、室内の広い平面の中、石ころがぽつんと置いてあれば、逆に目立つという事をドラえもんは気付かなかったのだ。
280ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:30:30 ID:???
投下終了なの


前回はwikiでも見れば分かるかもね
281名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:32:06 ID:???
何と言う復活
不覚にも鳥肌が立った

そして久しぶりの乙
282名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:32:24 ID:???
ちょwドラミ氏キタ―――――――――――(・∀・)―――――――――

乙 あなたの作品大好き(^ω^)
283名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:32:28 ID:???
おちゅ
284ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 18:33:52 ID:???
最近忙しいのね
4月の始めにも一回カキコしたけどね
285名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:34:57 ID:???

さて、またwikiを更新せねばならないようだな
286名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:34:58 ID:???
>>284
結婚しようぜ
287名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:35:38 ID:???
そして僕は乙を言う
288名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 18:36:43 ID:???
>>285 「その他の作品」のままでヨロしく
289名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 19:00:35 ID:???
お久しぶりwww
290DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:16:32 ID:???
わざと11時ごろに来て、
「言えない……仮眠のつもりが熟睡だったなんて……」
と言って少し叩かれようかと思った俺は多分M
291DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:18:58 ID:???
えー、さっき言った事はちょっと撤回してくれ。
うん、悪いな。

勝てるわけないっつーの!
俺は漫画でも映画でもそう言う登場人物じゃないの!

あぁ、そうだよ。
俺、ちょっと調子乗ってた。
ごめんなさい。

頭の中で反省文を必死に考えることしか出来ない俺は多分。
いや、きっと馬鹿なんだろう。
ドラえもんはもう使いモンにならねぇ。
(ちょっと洒落)
ヤバイな、このままじゃバッドエンド確実だわ。

「ハハン!大したことねぇな!」
のび太がツカツカ(一瞬ハムカツに見えた俺は負け組)と歩み寄ってきた。
あ、無理。
動けねぇ。
顔面に蹴りを食らった俺は無様にも大の字に転がった。
「手こずらせやがって……この豚野郎!」
「うぐっ!」
豚野郎、か。
何だかな、何時か見た漫画に「ブタゴリラ」つーあだ名のデブが居たかな。
のび太は右足に体重を更にかけ、俺の腹を圧迫する。
痛い痛い痛い痛い。
背中側にある石も地味に痛い。
「死ね」
のび太が再び俺を蹴り飛ばした。
テンガン山の急斜面を俺は岩のように転がりだした。
292名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:19:21 ID:???
>>290 ククク…
293DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:20:18 ID:???
「あっけねぇーなあ」
ヒステリック気味に笑いながらのび太は崖を見下ろしていた。
流石にこの高さじゃ死ぬだろ。
生存フラグな気もするが。
「終わったぜ、出……!」
のび太が見たものは信じられない光景だった。

「マジかよ……」

パルキアの爪に串刺しにされた体からは夥しい量の赤い液体が流れていた。
制御していたハズの赤い鎖は壊れている。
そう言や、あの鎖は不完全なものだった。
元々3匹の伝説のポケモンの力を借りて使うのだが、
少々予定が狂い2匹のポケモンで作るハメになっからか。
赤い目をギラギラと光らせた2匹が俺に近づいてくる。
地響きが、凄い。

「まったく、ヤレヤレだよ本当に」

先ほどまで太陽が出ていたが、急に暗くなった。
多分ディアルガの足だろう。

別に死ぬのは怖くなかったし、そんなに痛くなかった。
即死、ってやつなのかな。
294DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:21:19 ID:???
「ねーねー、おじいちゃん」
「何だい?」
「あの木のとこに立ってる銅像って何?」
無邪気に笑いながら窓の外を指差す。
俺は昔では考えられなかった笑顔を浮かべ、答えた。
「あれはね、猫だよ」
「ねこ?たぬきじゃないの?」
狸、か……。
アイツも狸って呼ばれたら怒ってたよな。
まぁ、もう呼ばれる事も無いのだろうが。
「昔ネズミに耳を食べられちゃったんだよ」
「あはははは、面白い猫だね」
俺は不自由となった足で少々ふらつきながらも……しっかりとした足取りで外に出た。

「俺の孫も今年で4歳になったよ」
所々茶色い錆がある銅像に向かって俺は独り呟いていた。
「別にアイツ等は恨んでないさ……
 この世界でも幸せに暮らせてるからな」
ふっと横を見ると息子と孫が遊んでいる。
何と平和な光景なんだろうか。

なぁ、ドラえもん。
俺、今年で65歳になるよ。

END
295DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:23:45 ID:???
と、言うわけで鬱エンド
何だか色々問題起こしてたりしてたけど、その節はすみません
296名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:24:46 ID:???
ちょwwwwww


297名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:24:48 ID:???
乙。
完結おめでとう!
次回作の予定は?
298名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:25:22 ID:???
乙 今まで楽しかった













え?
299名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:26:12 ID:???
今まで乙!
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙

本当に、乙!
300名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:26:25 ID:???
これは読者が鬱になるというエンド。 確かに欝エンドだなwwwww オツ
301DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk :2007/05/24(木) 21:27:33 ID:???
大分説明が足りない箇所があるけどその辺りは皆さんのご想像にお任せします

>>297
何か言うと問題になる可能性あるんでその件は保留で
302名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:37:40 ID:???
最後の65歳はジャイアンでおk?
303名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:39:51 ID:???
のびたでしょ
304名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 21:51:57 ID:???
あえて静香ちゃん
305名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:18:39 ID:???
65歳で孫がいるとは…
さらに息子と孫が遊ぶとは…

息子何歳や
306コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:31:30 ID:???
フヒヒ…
書こうか氏 おっちゅ★
完結おめでと…
ブヒヒ……










マイフェイバリットソング
葉っぱ隊
 Y A T T A !
フヒヒヒ…
307コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:32:29 ID:???
「強い対戦相手が欲しいの?なら私と勝負しましょ。」
「しずかちゃんか…面白い。やろうか。サイドカードは3枚で。」
出木杉VSしずか

   デュエル!   

「私の先攻!ドロー、ベンチにラプラスを召喚。最初に場に出したゼニガメに水エネルギーをつけて、バトルフェイズ!
あわ!…コインは……裏…ターンエンドよ。」
「僕のターンだね。カードを一枚引いて、最初に出したサンドに闘エネルギーをつけてゼニガメに攻撃。
すなかけ。ターンエンドだよ。」
「私のターン…ドロー…ベンチのラプラスに水エネルギーをつけるわ。
そして場のゼニガメでサンドに攻…
「おっと!この瞬間すなかけの効果を発動させて貰うよ。コインが表じゃないと技が失敗だよ。」
「…コインは…表…よし!
ゼニガメのあわ!コインは表、ターンエンドよ。」
「マヒしちゃったか…しょうがない…僕のターンドロー、ベンチにディグダを召喚、ディグダに闘エネルギーを付けるよ。
サンドはマヒで攻撃出来ない…ターンエンド…」
308コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:33:36 ID:???
「私のターン…ドロー!ベンチのラプラスに水エネルギーカード、ゼニガメにプラスパワーを付けるわ!サンドに攻撃!サンド撃破!サイドカードを引かせてもらってターンエンドよ。」
「ヤバいな…僕のターン、カードを引かせてもらう。
トレーナーカード、エネルギーリムーブ発動!ゼニガメのエネルギーをトラッシュさせて貰うよ。
ベンチにイシツブテを出し、闘エネルギーを付け、ターンエンド。」
「…私のターンドロー。ターンエンド…」
「何もできなかったのかい?まぁいいや。
ドロー、イシツブテに闘エネルギーを付ける。
更にトレーナーカード、ポケモン入れ替え発動。場のディグダをベンチに、イシツブテをバトル場に出す。
連続石投げ。裏が出るまでコインを投げ、投げれた回数×10ダメージ。
…3回連続だ!よって30ダメージ。ゼニガメを倒したからサイドカードを一枚引いてターンエンドだよ。」
309コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:34:43 ID:???
「私のターン…ベンチにゼニガメを出して…ラプラスに水エネルギーを付けるわ。
そしてトレーナーカード、突風発動よ。ディグダをバトル場におびきだすわ。
ラプラスの水でっぽう!30ダメージでディグダは気絶。サイドカードを引いてターンエンドよ。私のリーチね。」
「そう上手くはいかないよ。僕のターン。カードを引いて、イシツブテに闘エネルギーを付ける。
そして、ゴローンに進化!
ラプラスに攻撃!いわおとし。40ダメージでターン終了だよ。」
「私のターン…ラプラスの攻撃。みずでっぽう!30ダメージ、ターンエンドよ。」
「ふふふ…僕のターンドロー!ゴローンをゴローニャに進化。
闘エネルギーをつけ、ラプラスに攻撃!いわころがり!60ダメージでラプラス撃破。サイドカードを引いてターンエンドだよ。」
310コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:36:41 ID:???
「もう僕の勝ちは決まったようなものだね!」
「なぜそういえるのかしら?」
「君の場にはゼニガメ一体、更にエネルギーが付いていない。対して僕の場にはゴローニャ。エネルギーは万端。まぁこれ以上は言わなくても分かるよね。言っておくけどマヒ治しは持っているから、あわでマヒさせても意味ないよ^^」
出木杉は勝ち誇った顔をしていた。
「…私のターン…
「ふははは。ターンエンドかい?僕の勝ち……
「誰がターン終了と言ったかしら?まだ私のターンは終わってないわ。
ドロー、私はトレーナーカード、ポケモン育て屋さん発動。ゼニガメをワープ進化よ。
カメックス!
更にオーキド博士を発動。手札をすべて捨てて7枚ドロー。
更に特殊能力、あまごいを発動。1ターンに何枚でも水エネルギーを付けることが出来るわ!」
「何!?」
「この効果によりまず手札にあった水エネルギーを3枚付けるわ。
更にまたオーキドを発動。引いた水エネルギー3枚をカメックスに付けるわ。ハイドロポンプの威力は60!
これでとどめよ!ハイドロポンプ!!!」
「うひゃああああああ」
「最後のサイドカードを引いて私の勝ちね。もう少し強くなってきなさい。またね。」
そう言ってしず
311コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:38:45 ID:???
そう言ってしずかは去った。
「あひゃひゃひゃ……ウヒヒヒ…」
空き地には出木杉の不気味な笑い声がこだましていた。


今日の最強カードはこれだ。

【オーキドはかせ】
【あなたの手札をすべてトラッシュする。その後、山札からカードを7枚引いて、手札にする。】

コンボを作るにはもってこいのいいカード!どんなデッキにも合うからみんな使ってみようぜ!






また見てね。フヒヒヒ
312名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:38:59 ID:???
すごいな…
カード知らないオレでも楽しく読める

やりたくなってきた
313コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 22:40:06 ID:???
今日は終了…フヒッ…フヒヒヒ…ブヒヒヒヒ









フヒヒヒ…ストーリー思いつかないわ…ブヒヒ…フヒッ
314名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:40:31 ID:???

案外面白いな
作者のキャラばかりが立ってると思ってたが、作品もクオリティが高い
315ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/24(木) 22:46:09 ID:???

>>312>>314
いつも自演ばかりしおって!
つまらん!死ねっ!
316名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:53:36 ID:???
>>315 いい加減うざいから通報してきた。


おばあちゃんチュッチュ★したいよ〜
317名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 22:57:48 ID:???
フヒヒヒ…マヒ治し→なんでも治しだ…フヒヒヒ……間違いごめんね★








>>314>>312ブヒヒヒ…乙ありがとっ★ >>316フヒヒヒ…
318名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:32:41 ID:???

状況がもうちょっと分かりやすければいいが無理かな…
最後のコンボはすごかった
319名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:33:40 ID:???
おばあちゃん面白いwwwww

320名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:37:55 ID:???
作者皆乙

次回投下時でも良いので、作者方の好きなキャラを
ゲーム、アニメ等から(ドラポケ以外で)挙げてくれれば幸い
特にないなら、こちらで適宜に選んでおくが…

以前聞いた分と合わせて、そのうちまとめてうpるので
321 ◆e0ecEtFYBA :2007/05/24(木) 23:39:54 ID:???
>>320
キャプテンのイガラシで
322コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 23:44:08 ID:???
>>310訂正
「もう僕の勝ちは決まったようなものだね!」
「なぜそういえるのかしら?」
「君の場にはゼニガメ一体、更にエネルギーが付いていない。対して僕の場にはゴローニャ。エネルギーは万端。まぁこれ以上は言わなくても分かるよね。言っておくけどなんでも治しは持っているから、あわでマヒさせても意味ないよ^^」
出木杉は勝ち誇った顔をしていた。
「…私のターン…
「ふははは。ターンエンドかい?僕の勝ち……
「なに勘違いしているの?まだ私のターンは終わってないわ。
ドロー、私はトレーナーカード、ポケモン育て屋さん発動。ゼニガメをワープ進化よ。
カメックス!
更にオーキド博士を発動。手札をすべて捨てて7枚ドロー。
更に特殊能力、あまごいを発動。1ターンに何枚でも水エネルギーを付けることが出来るわ!」
「何!?」
「この効果によりまず手札にあった水エネルギーを3枚付けるわ。
更にまたオーキドを発動。引いた水エネルギー3枚をカメックスに付けるわ。ハイドロポンプの威力は60!
これでとどめよ!ハイドロポンプ!!!」
「うひゃああああああ」
「最後のサイドカードを引いて私の勝ちね。もう少し強くなってきなさい。またね。」
323コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/05/24(木) 23:47:37 ID:???
>>320 フヒヒヒ…すごいよ!!マサルさん メソ













>>321 懐かしい…谷口もいいよね…フヒヒヒ…
324 ◆WFpmBdSaYs :2007/05/24(木) 23:49:23 ID:???
>>320 余談だがコンピューターおばあちゃんはアニメがあったキガス

キングダムハーツ2のアクセルで
325名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:53:45 ID:???
キャプテン今連れから全巻借りて読んでるな
俺もおばあちゃん氏と同じく谷口が好き
326名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:54:11 ID:???
>>324 フヒヒヒ…いいところに気付いたね…その通り…ブヒヒ…
そろそろスレ違いになるしこれ以上はやめとくよ…フヒヒヒヒヒ…
327名無しさん、君に決めた!:2007/05/24(木) 23:57:55 ID:???
自分はキャプテンで野球を始めたと言っても過言じゃないです

まぁスレ違いなので消えますが
328名無しさん、君に決めた!:2007/05/25(金) 07:37:20 ID:???
329ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/25(金) 19:10:15 ID:???
麻疹にかかったかもしれん
330ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:47:58 ID:???
1日一回投下で早めに完結させたいです
書こうか氏おめでd
331ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:48:26 ID:???
投下する
332ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:49:24 ID:???
ドラえもん(やばいやばいやばいやばいやばいやば
相手は明らかこちらを疑っている。 見つかったら… あぼん。
ドラえもん(かくなる上は… 空気砲!)
空気砲。ドンというだけで空気の玉を大砲のように発射する。
生身の人間を気絶。 当たりどころが悪ければ死においやる事が出来るかも知れない。
ドラえもん(…いや いくら仇討ちだからって… 殺しは駄目だ。
うん。 駄目だ。)
何とか思いとどまった。
しかし
団員「おーい、皆、ここに変なのが…」
ドラえもん「ドカン!」
団員「ぐは!」
ドラえもん「ハァ…ハァ…余計な事をするからこうなる…」
333ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:50:13 ID:???
ドラえもん(いや、今のは仕方ない。 あっちだってのび太達を殺したんだ。
うん。 正当防衛正当防衛。)
ドラえもんは帽子を被ったまま慎重に進んだ。
ドラえもん(ゲームではサカキがいたのは12階…
行くにはワープしないと…)
しかし、ドラえもんは凄い事を思いついた。
ドラえもん(エレベーターで行けばいいじゃないか!
壁で仕切ってても通り抜けフープで…)
ドラえもんはエレベーターに乗り、12階を押した。
ウィィィィィィィィン ティウンティウンティウンティウン
チーン
ドラえもん「待ってろ、サカキ!」
334ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:51:09 ID:???
ドラえもん(あいつが油断したところを… 一気に決めてやる!)
チーン
ガラガラガラガラ
サカキ「おや、エレベーターでは私の部屋には入れないと何度説明したというんだ?まったく…」
ガチャ
サカキ「仕方ない。入りたまえ。 今回だけだぞ。 非常ドアを使うのは。」
ドラえもん「………そんなんアリっすか?」
サカキ「君は…? あの黄狸に似ているな…」
ドラえもん「少し計算が外れたけど、まあいい。
サカキ! お前を殺しに来た!」
ドラえもんは空気砲を構えた。
ドラえもん「死ね!」
ド ン !
335ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:52:13 ID:???
サカキ「…フフフ 効かないな… 」
ドラえもん「な、何!?」
サカキ「一つだけヒントをあげよう。
私が黄狸を改造した時、ポケットを探らせて貰ったよ。
そこで、素敵な赤いマントを見つけたんだが…
似合うかね?」
サカキはマントをひらひらさせる。
ドラえもん「畜生… ひらりマント…」
サカキ「まあ、君もトレーナーならポケモン勝負でケリーを着けようじゃないか。」
ドラえもん「望むところだ!」
サカキ「なら遠慮なく…
行け! ガルちゃん!」
ドラえもん「そのガルーラか… 確か多彩なパンチを使う強敵… なら僕はこれだ!」
336ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/25(金) 23:53:09 ID:???
ギンガ氏ごめんよ。
投下終了。
急ピッチで書いていく
337ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:55:04 ID:???
こちらこそごめん、俺のほうが書き込むの遅かったからドラミ氏は悪くない

では投下する
338名無しさん、君に決めた!:2007/05/25(金) 23:55:15 ID:???
おつ
339ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:55:58 ID:???
一日休み、俺はノモセのジムにやってきた。
ノモセのジムはフィールドの中心にプールがあり、両端に足場があった。
そして向こうの足場に居たのは、上半身裸のおっさんだった。
「挑戦者か……いい目をしているな、俺様はマキシマム仮面!!」
いい年して覆面レスラーか?確かこの町のジムリーダーはマキシさんとか……
多分これは言ったら負けなんだろうな、気づかなかったことにしよう。
「勝負のルールは2vs2だ、どちらが勝っても楽しかったと言える勝負にするぞ」
使えるポケモンは二体か、先鋒はとりあえず水に強いロトムで行くか。

『では行くぞ、行けフローゼル!』「行け、ロトム!」
相手のポケモンはフローゼル、こちらはロトムだ。
フローゼルはボールから出た瞬間すぐにプールの中に潜ってしまった。
「ハハハハハどうだぁ!これでは攻撃できまい」
確かに水中に潜っているフローゼルを攻撃するのは、至難の技かもしれない
しかし相手が悪かったな。
「電撃波」
一筋の電撃が水中に潜む、フローゼルを貫く。
電撃波は必中技、相手が見えれば絶対に当てることができる。
元々耐久力の低いフローゼルに弱点の電気技がヒットし
次の攻撃を食らえば、間違い無く瀕死という状態にまでなっていた。
340ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:56:49 ID:???
「くそぅ……電撃波が飛んでくるとは、フローゼル塩水だぁ!」
プールの中から水が噴出しロトムに命中した。
「怯むな、電撃波だ。」
しかしロトムは電撃波を放とうとはしない。
塩水が目に入って、開けられなくなってしまったのか……
『今だ、ロトムを噛み砕け!』
フローゼルがプールから出てきてロトムに噛み付いた。
ロトムは弱点の攻撃を受け、致命傷を負ってしまった。
だが俺はこの瞬間を待っていた……フローゼルが水中から出てくる瞬間を!
『フローゼルが逃げていった方向目掛けて、電撃波だ!』
水中に逃げて行ったフローゼルを、ロトムは的確に射抜いた。
そのままフローゼルは気絶し、プールの水面に浮かび上がってきた。

「塩水で目が見えなかったはずなのになぜ……」
「音だ、フローゼルが水中に逃げて行った方向の音を聞けば分かる」
「ぬぅ……やるな少年、しかし次の俺様のポケモンには勝てるかな?」
マキシさ……マキシマム仮面は次のモンスターボールを水中に投げ込んだ。
341ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:57:30 ID:???
マキシマム仮面の、最後のポケモンがナマズン
こいつは水、地面タイプで電気技は通らない、ロトムでは不利か……
だがロトムの得意な技は、攻撃ではない。
補助技や変化技で、相手を惑わすことだ。

「怪しい光だ!」「泥爆弾でプールを泥水に変えろ!」
泥爆弾でプールの水が濁っていく、これでは怪しい光をナマズンが見ることは無い。
それと同時にロトムからは、ナマズンが見えなくなってしまった。
ただしそれはナマズンも同じだ、そちらからもロトムは見えまい……
「マグニチュードだぁ」
ジム全体が揺れ始めた、立っていられない……
思わず座ってしまう、プールの水が波のように……まさか!?
マグニチュードによって発生した波がロトムに襲い掛かる。
その波にロトムは呑まれて、戦闘不能となってしまった。
342ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:58:19 ID:???
『フハハハハどうだぁ、俺様のナマズンは!?』
このナマズン、フィールドとマグニチュードを利用して新たな技を生み出してる。
先ほどの濁流でプールの両端にあった足場が水浸しになってしまった。
ここは水タイプのヌマクローしかないな。

「行け、ヌマクロー!」
投げたボールから、ヌマクローが出てきた。
「ナマズン、アクアテールだぁ!」
ナマズンが尾を大きく振り、巨大な波が発生する。
「水に飛び込め!」
ヌマクローは指示通り、巨大な津波に飛び込んで行った、やはりこいつは戦闘向きのポケモンだ。
しかし濁った水の中に入ってしまい、こちらからは指示ができない。
「思念の頭突きだぁ!」
そちらからもプールの中は見えないはずだ……!?
「ヌマクロー、正面に冷凍パンチだ!」
正面に冷凍パンチをしたものの、空振りに終わり、思念の頭突きがヌマクローにヒットした。
一瞬水が大きく揺れ、ヌマクローがプールの壁に激突した。
思念の頭突きはエスパータイプの技、視界が悪くてもある程度は敵の場所が分かるのか。

「まだまだ甘いぞ少年、俺様のナマズンは中途半端な攻撃は当たらん!」
……フィールドの条件がいいだけだ、ナマズン自体はそれほどは強くないはず。
しかしこのフィールドをどうにかしないかぎりは勝利は難しい……
343ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:59:07 ID:???
「ナマズン、一度離れるんだぁ!」
ナマズンはヌマクローからどんどん離れていく、攻撃を当てさせないためだろう。
ヌマクローも立ち上がった、まだまだ勝負はこれからである。

「アクアテールで津波を起こせぇ!」
先ほどと同じ戦法だ、尾を大きく振り、津波を起こしてきた。
水中に深く潜り、ヌマクローはそれを回避する。
しかしその瞬間、再び揺れが発生した。
これはマグニチュード……ヌマクローが水に深く潜り込んだときに、攻撃するつもりだったのか
アクアテールによる津波は囮か。
さすがはジムリーダーと言ったところか。
「思念の頭突きでぶっ飛ばしてやれぇ!」
大きな水音を立てて、ヌマクローに迫り来る。
「避けろ!とにかく避けてくれ!」
ヌマクローは俺の指示を聞き、ナマズンから逃げていった。
しかしナマズンのほうが僅かにスピードが速い、このままではいずれ追いつかれてしまう。

ヌマクローは、プールの壁に手がついてしまった。
ナマズンがどんどんとヌマクローに近づいていく……もうそろそろだ。
『今だ、壁を蹴って冷凍パンチ!」
ヌマクローはニヤッと笑い、壁を蹴って加速した。
ナマズンとヌマクローはぶつかり合ったが、一瞬で決着は付いた。
冷凍パンチによってナマズンは致命傷を負った。
344ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/25(金) 23:59:58 ID:???
致命傷を負ったナマズンは、顔が紅潮し怒り狂っている。
このナマズン……どうやらある程度ダメージを受けると怒りが爆発するようだ。
「俺様のナマズンがこうなってしまうともう手が付けられなくなる、どうするかな?」
「勝負に勝つまではそれは分からん、行けヌマクロー!」
ヌマクローは一気に攻め込んだ、ここで勝負をつけるつもりだ。
「泥爆弾だぁ!」
ナマズンは泥の塊を、ヌマクロー目掛けて発射する。
ヌマクローはそれを回避しようとした瞬間には、ヌマクローの顔をすり抜けていった。

「くそっ、こいつ速い……」
泥爆弾のスピードが、最初に撃ったときよりもかなり速い。
これも怒りの感情による力か?
「まだまだぁ泥爆弾を連射しろぉ!」
ナマズンは命令通り泥爆弾を連射し始めた、どんどんとプールが濁っていく。
「ハイドロポンプで対抗しろ!」
ヌマクローはハイドロポンプで、泥爆弾をどんどんと打ち落としていく。
こうなるとどちらの攻撃がさきに相手に命中するかで勝負は決まってしまう。
完全な運頼みだが……面白い!

やがてナマズンは体力が尽き、乱射していたハイドロポンプが命中し瀕死となった。
345ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/26(土) 00:00:37 ID:???
「よくやったぞヌマクロー、お前のおかげで俺は勝つことができた。」
泥塗れのプールから上がってきた、ヌマクローの頭を撫でる。
するとヌマクローの体は輝きだした。
どんどんと体が大きくなっていった――進化だ。
俺は進化に胸が高まってきた。

巨大で水色の体、黒いヒレ……そしてやや鋭い目。
……こいつは……どこかで見たことがある。
確か……キモクナーイとか言ってたよな……
「おぉ!お前のヌマクローがラグラージに進化したか」
ラグラージっていうのかこいつ……
「こいつは見た目もいいし、扱いやすく強いポケモンだぞ」
見た目はいい……?

「おっと、こいつを渡すのを忘れてた。ほらフェンバッジだ」
丸いバッジを渡された、まぁ……とにかくジムバッジ四つ目ゲットだ。
「久々の楽しいバトルだったぞ、お前さんはきっといいトレーナーになる」
俺も久々にバトルを楽しんだかな……
「じゃあな少年、そういえばつい最近まで行方不明だったメリッサが帰ってきた
 またすぐ出かけるかもしれんから、早めに挑戦しにいくといい」
「ああ分かった、ありがとうマキシマム仮面」
俺はノモセジムを出た。

それにしてもまさかヌマクローがラグラージに進化するとは、全然想像がつかなかった。
ヒナちゃんの元に居る間に、進化しなくてよかったなお前…
346ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/26(土) 00:02:07 ID:???
ナナシ
ルカリオLv36 ゴルバットLv33 ロトムLv32 ラグラージLv36


投下終了
ドラミ氏本当にごめん
347名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 00:03:17 ID:???
>>346

お気になさらずに
348名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 00:04:17 ID:???

オリキャラ主体だから敬遠してたが、結構面白いな
349名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 00:06:53 ID:???
おつ
350名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 00:18:49 ID:???
ドラミってS属性?
351名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 10:36:13 ID:???
ガルちゃんwwwww
サカキカワユスwwwwwwww
352名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 12:12:35 ID:???
今日で人気投票最終日だな
353名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 12:48:48 ID:???
作者方、皆乙

コンピューターおばあちゃん氏 イメージソング
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0375.zip.html

passは目欄
354名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 13:02:03 ID:???
>>351 ういき見てこい
355ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/26(土) 14:42:21 ID:???

>>353
通報しました
356セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:53:00 ID:???
投下します
357セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:54:08 ID:???
#のび太サイド

ヨルノズクに乗り、僕と静香ちゃんは広大な空を移動していた。
「もうすぐシンジ湖だね、静香ちゃん」
「そうね……」
他愛の無い会話を交わし、僕は下を見下ろす。
そうして暫くしてから、ヨルノズクが梟独特の鳴き声を出した。
それに気付いた僕は前方を見る。
微かにだが、シンジ湖のほとりが見えた。

シンジ湖には、僕達より先に到着していた博士とヒカリちゃんが居た。
それも、囚われの身で……。
「あら、二人かしら」
そう言って僕達の方を一瞥したのはギンガ団幹部のマーズ。
それに加えて、下っ端達も数人居た。

「私が幹部をやる。のび太さんは下っ端達を片付けて……」
静香ちゃんが僕に耳打ちしてくる。
僕は返事代わりに頷き、懐のボールを手に取った。
「それじゃあ、頼んだわよ」
そう言って幹部の方へ向かっていく静香ちゃんを見届けると、僕は一気にボールを投げる。
「いけ、僕のポケモン達!」
358セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:55:01 ID:???
それから数分後には、僕の周囲で力尽きて倒れている下っ端達の姿があった。
「はぁ……はぁ……」
何というか、かつて無い感覚。
僕は自分自身の力に酔い痴れていた。

無論、静香ちゃんの方も順調だった。
「エンペルト、バブル光線!」
絶え間無く押し寄せてくる大量の泡を受け、マーズのブニャットが倒れる。
マーズは「伝説のポケモンは捕獲出来たし、まぁいいわ」と気にかかる言葉を吐いて去っていった。

「のび太さーん」
そう言ってこっちへ向かってくる静香ちゃん。
何か言いたげな雰囲気だ。
「何だい?静香ちゃん」
僕が聞くと、静香ちゃんは恐る恐る話した。
「戦闘中、ドラちゃんからポケッチのメールが来たの。
エイチ湖に向かう途中でギンガ団にスペアポケットを奪われた、って……」
「な、なんだってー!」
思わず声をあげてしまう僕。
静香ちゃんの話はまだ続いた。
「なんか不自然でしょ?いきなりポケットが奪われるなんて……。
それに、ギンガ団はスペアポケットの価値を知らない筈だし」
僕は静香ちゃんの顔をまじまじと見つめながら頷く。
359セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:55:42 ID:???
「そこで疑問が出るの。何故ギンガ団がスペアポケットを奪ったのか……?
それは、多分その価値を知っているから。だとすると……」
静香ちゃんがそこまで言った時、僕は悟った。
「僕達の中に、ギンガ団に加担している奴が居る……」
僕が恐る恐る言うと、静香ちゃんは冷静に頷いた。
その表情からは大きな不安が感じられる。
「私の踏んだ通りなら、設定を変えた人とギンガ団に加担している人は同一人物ね。
……そして、もう犯人の目星はついてるわ」

僕は静香ちゃんの話に聞き入っていた。
早く教えてくれ、と念じて静香ちゃんの方を見る。
静香ちゃんは、少し拒む様子を見せてから言った。

「私の読みが正しければ……犯人は……」
360名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 18:57:06 ID:???
361セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:57:20 ID:???
静香ちゃんの口から出た人物は、僕にとってかなり意外だった。
信じようにも信じられない。
「とにかく……のんびりしてる暇は無いわ!
のび太さんは大至急エイチ湖に向かって。時間が無いの」
「静香ちゃんはどうするんだい?」
「私は博士達の手当てをするわ。かなり酷い仕打ちを受けていた様子なの」
そう言うなり、博士の元へと駆け寄っていく静香ちゃん。
僕は意を決して、シンジ湖を出ようとした。

「待って、のび太さん!」
走り出した僕の耳に、静香ちゃんの声が入ってくる。
「何……?」
僕が後ろを振り返ると、静香ちゃんは真剣な表情で言った。
「……頑張ってね」

いつもは友達として接している静香ちゃんが、真剣な眼差しで僕を見つめている。
そう考えると何だか不思議だった。
「……うん」
そう返して、僕は再び走り出した。
一刻も早く、ドラえもんの下へ行く為に――

皆の手持ち
のび太 ライチュウLv42、ヨルノズクLv41、ポニータLv39、スコルピLv38
静香  エンペルトLv44、ミミロップLv42、ロゼリアLv40、パチリスLv38
362セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/26(土) 18:58:09 ID:???
投下終了
363名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 19:05:35 ID:???
364名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 19:11:48 ID:???

面白くなってきたじゃないの
365名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 20:42:22 ID:???
セカンドか、消えていいよ^^












なかなか面白いね^^
366ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:05:13 ID:???
今日も投下
367ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:06:22 ID:???
ドラえもん「行け!ツボツボ!」
サカキ「…? ツボツボだと? あまり私のガルちゃんを舐めない方がいい」
確かに、サカキのガルーラは強敵だ。
三色パンチに、連続パンチで、並のポケモンは一撃である。
しかし、そこには弱点があった。
ドラえもん「ツボツボ! がまんだ!」
サカキのガルーラはフルアタ型。嫌でも攻撃する必要がある
サカキ「…成程 フルアタにはいい作戦だ。
だが、耐えられないなら意味はない!連続パンチ!」
ドラえもん「耐えろ!」
序盤、出木杉はトキワの森で刈りまくっていたせいか、防御努力値は序盤からかなりあった。
つまり、出木杉のツボツボの防御は、極限まで上がっていたのだ。
368ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:08:03 ID:???
ツボツボはなんとか耐える事が出来た。
サカキ「だがあと2発もあれば倒せるぞ… 連続パンチ!」
ガルーラの連続パンチは、ツボツボの急所を突いた。
ドラえもん「ツボツボー! なんとか生きてるな…」
サカキ「ククク… アイテムの使用を許可した瞬間、私はアイテムを使わせて貰うよ…
シルフの在庫のをたっぷりとな…」
ドラえもん(まずい… 圧倒的に不利な状況だ…
これはもう…賭けるしかない!)
ドラえもん「ツボツボ!我慢を解けーー!」
サカキ「血迷ったか連続パンチ!」
両者の攻撃が衝突する。
ドッカァァァァァァァァン
フィールドに立っていたのは、只一人だった。
いや、只一匹だった。
369ドラゼミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:10:11 ID:???
サカキ「何……………だと?」
バトルフィールドに立っていたのはツボツボ。
ガルーラは力無く倒れていた。
ドラえもん「先制の爪を持たせておいて助かったよ。」
サカキ「む… 運に頼ったか… 面白い、
行け、サイドン。」
ドラえもん「戻れ、ツボツボ。 よくやった。
行け! ラプラス」
サカキ「フフフ…やはりそう来たか。 サイドン、アレを使え。」
サイドンは角を回転し始めた。
ドラえもん「これは角ドリル!? まずい、一気に決めろ、波乗りだ!」
しかし、ラプラスは何も動かなかった。
いや、動けなかったのだった。
370ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:11:30 ID:???
ドラえもん「何故動かない!? ラプラス。」
サカキ「フフフ… この角回転は攻撃のためではない。
目に怪しい情報を送り、一時的な脳の放心状態を与えるため。
電子ドラッグのようなものだよ」
ドラえもん「く… ラプラス、戻r」
サカキ「岩雪崩だ。」
ラプラスに岩が降り注ぐ。
ドラえもん「ら、ラプラス!」
体力の高いラプラスだが、体力は半分以上持っていかれた。
ドラえもん「戻れ… 行け! バンギラス!」
サカキ「む… 砂嵐か…」
ドラえもん「地震だー!!」
地震により、書類や電灯がバサバサ落ちてくる。 しかし、ドラえもんは気にせず、攻撃を続けた。
371ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:13:26 ID:???
サカキ「く… サイドン! 」
地震が納まった頃、サイドンは倒れていた。」
サカキ「……フ フフフ 私のポケモンを2匹も…
大した奴だ。 だが……勝つのは私だ。
行け、ルカリオ!」
ドラえもん「ルカリオだと!? まずい、バンギラスの天敵だ! 」
サカキ「はどうだん!」
ルカリオの腕から、波動を固めた玉が、バンギラスへと飛んでいく。
「グギャーー!」
バンギラスは、倒れてしまった。
ドラえもん「このルカリオ… 強い!」
サカキ「良いことを教えてやろう。 私の残りの4匹は… 全て70レベルだ!」
ドラえもん「あ………あぁ……………」
ドラえもんは勝てる気がせず、絶望に膝を落とした。
372ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/26(土) 22:14:23 ID:???
ルカリオ「ワシの波動弾は108式まであるぞ」


投下終了ですー
373名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 22:15:49 ID:???
神速の乙
374名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 22:18:43 ID:???

もしかして週間少年板の
大したやつだ…の住人? 知らないならスルーで
375名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 22:19:55 ID:???
ドラゼミは仕様?
376名無しさん、君に決めた!:2007/05/26(土) 23:21:14 ID:???

毎回名前が変わったりしてるな
377名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 00:36:23 ID:???
378名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 00:40:17 ID:???
>>377 それ俺だ 広めたの


すまんかった
379ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/27(日) 01:11:18 ID:???

>>378
通報しました
380名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 01:31:52 ID:???
ロキ





















しゃぶれよ
381のび太とポケモンバトル鉛筆 ◆BezSTuOOvA :2007/05/27(日) 11:56:47 ID:???
のび太「僕のターン オコリザルの空手チョップ!50ダメージで僕の勝ちね」
ジャイアン「うわぁやられたぜ のび太のくせに…うわああんかああちゅああん」
のび太「他愛のない…もっと僕を楽しませる奴はいないのか?」



続く
382名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 14:10:36 ID:???
>>381
一生ロムってろ
383名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 14:53:28 ID:???
せめてこれくらい書けクズ



今流行りのバトル鉛筆略してバトエン。
これは、サイコロのように鉛筆を転がして出た目によって相手を倒す、という、
単純だがなかなか面白い娯楽だ。
「まったく…皆弱すぎだよ」
この少年はのび太。 彼は、普段から運の無い少年だが、バトエンでは最強の強さを誇っていた。
「のび太ー! 勝負しろ!」
一人の少年がのび太に話しかける。 ジャイアンだ。
「やれやれ… なら僕はオコリザル★、80でいくよ」
オコリザル★、80というのは★属性で体力が80のオコリザルの事だ。
「なら俺はキングラー●、95だぜ!」
デュエル!
「まず僕のターンだ。 ペンシルロール!」
ペンシルロールとは、鉛筆を転がす事である。
「フ…地獄車、 全体に70ダメージか… なかなかいいな」
ジャイアン 残り25
「俺のターンロール! ハサミギロチン… ◆を戦闘不能… くそ!」
のび太 残り80
「僕のターン、ペンシルロール! からてチョップだ ●に90のダメージ…
僕の勝ちだよジャイアン」



分かったら消えろ
384名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 14:59:34 ID:???
381よりお前が書けよwwwwwwwww













マジでwwwww面白かったwww
385名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:02:10 ID:6caWNb35
バトエンは無いわ…
386名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:04:54 ID:???
>>383 お前が書いたらなんとなく面白かったぞ 5レスくらいの短編でいいから書いてくれよw
387名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:05:51 ID:???
ペンシルロールwwwwww
388名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:24:06 ID:???
なら少しだけ書いてみた

キーン コーン カーン コーン
「のび太ぁ!」
「なんだ…またジャイアン? 20敗目を更新しに来たのかい?」
「ほざけ!今日は助っ人を呼んで来たんだよ!」
ジャイアンの隣にいたのはトゲトゲリーゼント、スネオ。
「金をかけて揃えた僕の一軍を見るかい?」
スネオはポケモンがプリントされたペンケースを広げた。
そこには、No.1〜No.150までのバトエンが所狭しと並べられていた。
「ご、ごくり…」
さすがののび太でも唾を飲む。 中にはキラキラ輝くレアエンピツ、キラエンも入っていたからだ。
「じゃあ、今回はチームバトルといこうか。」
※チームバトルとは… 2人以上で一度に遊ぶ時のルール。
チームを組むなり、バラバラに分かれて戦うなり、いろいろな形式がある。
また、その場合、全員に攻撃の時は、自分とチームを組んだ相手以外にダメージを与える事ができる。
「じゃ、俺とスネオのチームだ!」
「待て… それは明らかに僕が不利だ…
何か条件がないと…」
「そうくると思ったよ もしお前が勝てば… このペンケースのエンピツ全部くれてやる!」
「乗った!」
「フフフ…神を見せてやる……」
389名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:37:34 ID:???
このスレは遊戯王好きが多いな
390名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:44:02 ID:???
「今度の俺は、ケンタロス◆、110だ!」
「僕はナッシー★、105だよ。」
「なら僕は… ファイアー◆、130だ。」
なんとスネオは伝説のバトエン、キラエンを使ってきた。
「ひ、卑怯だぞ!」
「黙れ! 金に勝てる奴はいないんだよ! デュエル!!」
デュエル!
「まずは僕のターン、ペンシルロール! タマゴ爆弾… ★に30… 糞!」
のび太 ★、105
スネオ ◆、130
ジャイアン ◆、110
「馬鹿め、外したか! ペンロール!(呼び方は人によって違うよ)
フフフ… かえんほうしゃだ ★に90ダメージ…」
「ま、まずい!」
「フハハハハ! これが俺のファイアーだ!」
のび太 ★、15
「俺のターン、ロール! チィ… とっしん ■に60か…」
のび太 ★、15
スネオ ◆、130
ジャイアン ◆、110

「く… 僕は諦めない! 最後の最後まで勝負は分からないぜ!!
ペンシルロール!」
「無駄だ! 次のターンにはお前の負けだ!」
「タマゴ爆弾… ◆に30! やった!」
「フン! 今更30なんか食らっても…」
「僕のターンはまだ終わってないぜ! タマゴ爆弾は確かに威力が低め。
だが、それには【もう一度ふる】という補助効果があるんだよ!」
「な………」
タマゴ爆弾が次々と決まっていく。
「ずっと僕の
391名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:47:28 ID:???
これ以上はスレチになるのでやめる。
392名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:49:56 ID:???
393名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:51:58 ID:???
乙w
394名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 15:56:35 ID:???
ちなみに>>390の最後はずっと僕のターンって入れようとしたが、字数制限にかかったから途切れ
395名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 18:13:03 ID:???
かなりWAROTAwwww
396セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/27(日) 20:37:59 ID:???
投下する
397セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/27(日) 20:38:49 ID:???
#ジャイアンサイド

リッシ湖に辿り着いた俺とスネ夫は、かつて無い光景を目の当たりにしていた。
澄み渡った湖の面影は何処にも無く、完全に干乾びている。
元々ここに住んでいたコイキングも、虚ろな目で力無く跳ねていた。
「これはひどい……」
思わず言葉が漏れてしまう。
スネ夫は何も感じていないようだった。

「僕は下っ端達をやる。ジャイアンは幹部の相手をしてくれ」
そう俺に指図するスネ夫。
少し気に入らなかったが、やるならやり応えのある幹部だろう。
俺はスネ夫と別れ、空洞の中へと足を踏み入れた。

見ると、やはり中には幹部が居た。
俺は様子を伺う。
「居るのはわかっているぞ。コソコソしないで出て来い」
ギンガ団幹部、サターンが俺の方を振り向く。
その右手には一つのモンスターボールが握られていた。
「出番だ、ユンゲラー!」
そのボールから出てきたのはユンゲラー。
間髪入れず俺に光線を放ってくる。
「う、うわっ!あぶねぇ!」
俺はそれを辛うじて避け、モンスターボールを宙に放った。
398セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/27(日) 20:39:40 ID:???
俺が繰り出したのはカイリキー。
サイケ光線を受けながらも、反撃のリベンジで撃破する。
「いよっしゃぁ!」
思わずガッツポーズを取ってしまう俺。
サターンは平静を装い、次のボールを投げる。
「いけ、ドクロッグ!」

それからの戦闘は、終始サターンが優勢だった。
「ドクロッグ、とどめだ!」
ドクロッグの毒を帯びた手が、俺の最後のポケモン、マスキッパを襲う。
効果が抜群なこともあり、ダウンするマスキッパ。
これで俺の手持ちは無くなった。
「俺の……負け……?」
呆然と立ち尽くす俺に、サターンは冷酷に言い放つ。
「ああ、お前の負けだ」

サターンが言い終えると、先程まで制止していたドクロッグが走り出す。
それも、俺の方向かって一直線に。
「ギンガ団に逆らった罰だ。死んでもらうぞ」
その言葉を合図に、ドクロッグは右手に毒を宿す。
それは紛れも無く『どくづき』の体勢だった。
399セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/27(日) 20:40:41 ID:???
更に加速をつけ、俺の方へ走ってくるドクロッグ。
どくづきを直に受けたら、多分死ぬ。
俺は必死に逃げようとしたが、体が言う事を聞かない。
これが恐怖ってヤツか。

「うわああああああああああっ!」
気がつくと、俺は訳の分からない叫び声を発していた。
まさかこんな所で死ぬとは思わなかった。
今なら、今ならあの世への入り口が見えそうな気がする。
次の瞬間、サターンは表情を全く変えずして最後の指示を降した。

「決めろ、ドクロッグ」
その言葉を聞いた俺は、自然と目を瞑っていた。
心臓がバクバク鳴っているのが、自分でも分かる。
激しく動きすぎて破裂しそうなぐらいだ。
多分、もう俺とドクロッグの距離は僅か数メートルだろう。
今まさに右手を俺に突き刺そうとしている筈だ。
俺は覚悟を決めた。

皆の手持ち
ジャイアン ラムパルドLv42、カイリキーLv40、マスキッパLv40
スネ夫   ゴウカザルLv41、クロバットLv40、ビークインLv40
400セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/27(日) 20:41:22 ID:???
投下終わり。
401名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 20:41:52 ID:???

二人の手持ち少ないな
402名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 20:52:32 ID:???
人気投票終わってもこのスピードで投下出来るはすごいと思うぞ
おつ
403名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 21:31:14 ID:???

これからも頑張ってくれ
404ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/27(日) 22:15:10 ID:???
さて、投下だ
405ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/27(日) 22:16:41 ID:???
ドラえもん「僕の今の手持ちじゃあ… ルカリオには勝てない…」
サカキ「さあ、次のポケモンを出したまえ」
ドラえもん「……!いや、まだ残っている! 」
ドラえもんは腰に着けたモンスターボールに手をかけた。
そのボールは、しずかのだった。
ドラえもんも知らぬ、しずかのみぞ知るポケモン。
ドラえもん「こいつに賭ける! 行け!」
ポンッ
「めたた〜」
ドラえもん「……………マジかYO」
サカキ「フハッハハハハハ これは傑作だ! まさか肉便(ry を出すとは!」
ドラえもん「メタモン、へんしん!」
うにょうにょ
サカキ「ルカリオ、波動弾だ」
ボカァァァァン
サカキ「な、何!?」
紙耐久で、さらに弱点タイプであるメタモンが、立ち上がってくる筈がない。
しかし、フィールドに立っていたのは、二匹のルカリオ。
その状況を、ドラえもんも理解していなかった。
サカキ「まさか… 気合いの襷か?」
片方のフラフラのルカリオを見ると、そう考えざるを得ない。
サカキ「しかし、それもただの時間稼ぎにしかすぎん、ルカリオ、波動弾!」
ドラえもん「まさかこれは… メタモン、起死回生!」
サカキ「今更あがいても無駄だ!」
ヘタモルカリオの渾身の一撃が、サカキのルカリオを捉えた。
406ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/27(日) 22:18:22 ID:???
サカキ「な、何!? 私のルカリオの波動弾より早く動くとは…」
メタモルカリオの一撃を喰らい、サカキのルカリオは戦闘不能になっていた。
サカキ「まさか同じ能力値の確率に賭けたのか!?」
先のせんせいのツメといい、今回のといい、リスクが大きすぎる。
ドラえもん「いや… 今回のは運なんかじゃない。」
サカキ「素早さを上げる木の実でも持たせたというのか!
それなら最初の一撃を耐えられる筈がない!」
ドラえもん「このメタモンには、最初から『スピードパウダー』が持たせてあったのさ!
最初、ルカリオより早く変身し、上がった能力…それによって最初の一撃は耐えたんだ。」
サカキ「し、しかし… いくらスピードパウダーを持たせようと私のルカリオを越す事は…」
ドラえもん「いや、流石だよしずちゃんは。
このメタモンのレベルは81だ。」
サカキ「!!」
サカキのポケモンですら70レベル。 一匹集中して育てていたジャイアンすらも凌駕している。
サカキ「く…糞が…… ニドクイン!」
ドラえもん「まずい、メタモン戻れ! ツボツボ!」
サカキ「大地の力!」
ツボツボの足元から、大地の力が吹き出し、ツボツボの体力を大きく奪った。
407ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/27(日) 22:19:38 ID:???
ドラえもん「まずい…ツボの体力は限界だ…」
先のガルーラで、体力を半分持っていかれたツボツボ。
ドラえもん「まずは眠るだ!」
サカキ「面白い、波乗り!」
大きな波がツボツボを襲う。
ドラえもん(どうやらあのニドクインは特殊特攻…
『アレ』をやるか…」
2ターン目。 ツボツボは目を覚ました頃には、体力は半分程度になっていた。
ドラえもん「くらえ! まきつくだ!」
ツボツボのつる?がニドクインを捉える。
サカキ「…こんな技、痛くも痒くも無い。」
ドラえもん「これは下準備さ…
起死回生の手順のね!!」
408ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/05/27(日) 22:20:42 ID:???
投下終了。 この後のトリックばれへんばれへん
409名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 22:25:48 ID:???

漫画板の大した奴…のスレってドラミが元祖なん?
410名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 22:31:35 ID:???
>>409 週間少年誌は読むけど、2ちゃんはココとvipしか行かない
411名無しさん、君に決めた!:2007/05/27(日) 22:56:21 ID:???
412ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/28(月) 08:04:50 ID:???

まだあったのか
413名無しさん、君に決めた!:2007/05/28(月) 10:32:10 ID:???
ようこそロキ様
とりあえず、ここには何もありませんので回れ右してお引き取り下さい
414セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:05:10 ID:???
投下します。

前回の投下にミスがありました。
× 先程まで制止していたドクロッグが
○ 先程まで停止していたドクロッグが

お手数ですがwikiに掲載する際には直してほしいです。
415セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:06:03 ID:???
#スネ夫サイド

「ふぅー、これで全員か」
その場にいる下っ端達を全員片付けた僕は、近くの岩にもたれかかった。
虚しく跳ねているコイキングと力尽きて倒れている下っ端を見比べ、僕は薄ら笑いを浮かべる。
「……戻れ、ゴウカザル」
僕の横に佇んでいたゴウカザルを戻し、溜息を漏らした。

正直、ジャイアンの所に援軍に行く気にはなれなかった。
面倒臭いし、ジャイアンの為に行くのも馬鹿らしい。
仮にジャイアンが負けていたとしても、僕には関係無い。
どうせ伝説のポケモンはギンガ団の手中に納まる訳だし。
僕がそこまで考えた時だった。

「うわああああああああああっ!」
空洞の中から、ジャイアンの悲鳴が聞こえてくる。
中の状況は分からないが、恐らく危険な状態なのだろう。
僕は息を潜め、空洞の中を覗いた。
416セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:06:59 ID:???
僕の予想は見事に的中していた。
サターンのドクロッグが、ジャイアンの方へと向かってきている。
ジャイアンの悲鳴は、さっきより数段トーンを増していく。
僕はどうしたらいいのか、自分でも混乱していた。

――気がつくと、僕は無意識の内に走り出していた。
ドクロッグと同じく、ジャイアンの方向かって一直線に。
幸い、ジャイアンの悲鳴で幹部は僕に気付いていない。
このままいけば、僕がドクロッグの攻撃を受けるハメになる。
なのに、何で僕はこんなに走っているんだろう。
僕の足は自然と前を目指し、ただひたすらに突き進んでいく。

もう、後数メートルだ。
必死のあまり少し変な格好をして走っている事も気に留めずに、僕は腕を動かす。
多分、今までで一番速く走っているのだろう。
限界を超えて悲鳴を上げている足も、風を切って疲れている腕も、まだ止まろうとはしない。
そして、僕がジャイアンとドクロッグの間に割って入ったその瞬間――

「……ぐわぁあっ!」
417セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:08:02 ID:???
#ジャイアンサイド

「……ぐわぁあっ!」
不意に、聞き慣れた声がする。
それも、俺の目の前からだ。
とりあえず分かるのは、俺がまだ死んでいないという事。
それと俺の前の奴が攻撃を防いでくれたという事だ。
少し戸惑うも、俺はゆっくりと両目を見開く。

「スネ夫……!」
俺の代わりにドクロッグの攻撃を受けたのは、何とスネ夫だった。
一瞬、何が何だか分からなかった。
この俺を庇ってくれたのか……?
「……バカだよなぁ、僕……」
俺の方を振り向かずに、無理に声を出すスネ夫。
その両足はガクガクと震え、腹部辺りから血が流れ出ている。
「スネ夫ォォォォォォ!」

スネ夫の体のほぼ真下にある水溜りは、赤く染まっていた。
澄んだ無色の水の中に、次々と真紅の血が垂れていく――
418セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:09:15 ID:???
自然と目から大量の涙が溢れ出てくる。
我先にと俺の目から零れ落ち、頬を伝っていく。
俺の真下の水溜まりには、同じ無色の液体が混じっていった。
ピチャン、という音が絶え間無く俺の耳に響いてくる。

「今回はコイツに免じて……お前だけは見逃してやるよ」
重傷のスネ夫を担ぎ、その場を後にするサターン。
「ま、待て……スネ夫を……」
突然の出来事に混乱しているせいか、頭がフラフラしてくる。
いつもなら自然と出てくる声も、今となっては喉の辺りまでいくのが関の山らしい。
次の瞬間には、鈍い音と共に俺は倒れていた。

薄れゆく意識の中、俺は空洞を出ていくサターンをただ呆然と眺める事しか出来なかった――

皆の手持ち
ジャイアン ラムパルドLv42、カイリキーLv40、マスキッパLv40
スネ夫   ゴウカザルLv41、クロバットLv40、ビークインLv40
419セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/28(月) 20:10:27 ID:???
投下終わり。
次はエイチ湖か……
420名無しさん、君に決めた!:2007/05/28(月) 20:15:41 ID:???
乙 荒らしに負けないで
421名無しさん、君に決めた!:2007/05/28(月) 20:32:32 ID:???

お前のことは忘れないぜ……
422名無しさん、君に決めた!:2007/05/28(月) 20:36:32 ID:???
セカンドwwww















まあまあ面白い^^
423名無しさん、君に決めた!:2007/05/28(月) 22:24:03 ID:???
厨臭
424名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 13:55:03 ID:???
425引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:30:20 ID:???
>>241-246
投下しますよ\(^o^)/
426引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:31:29 ID:???
(先生が相手とは…調子狂うなぁ…)
「のびー!シャキッとせんかぁあ!」
「は、はひぃ!」
(なんでこんな所でも怒鳴られるんだ…グスッ)
対戦前から叩きのめされ、のび太はすでに泣き顔だった…
「ワシは…行け、マルマイン!」
「エ、エテボース」
のび太は一番手にエテボース、先生は一番手にマルマインを繰り出した。先制したのは…エテボース!
「猫騙し!」
猫騙しによってマルマインは怯んだ。
次のターン、当然のごとくマルマインが先制!マルマインの雨乞い。天候は雨になった。
(まさか雨パ…でも…なんでマルマインで…)
エテボースのダブルアタック。マルマインは倒れた。
427引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:32:59 ID:???
「まぁしょうがないな。キングドラ!」
先生は2番手にキングドラを出す。
先制したのはキングドラ。ハイドロポンプ!
エテボースは倒れた。
特性すいすいによって素早さが上がっており、さらに雨によって威力が上がっているハイドロポンプに、エテボースは当然、耐えることはできなかった。
「行けーい!……ボーマンダ!」
のび太の2番手はボーマンダ。
キングドラが先制した。冷凍ビーム。
は気合いの襷で耐えた。ボーマンダの龍の舞い。攻撃、素早さが上がった。
次のターンボーマンダが先制し、ドラゴンクロー!攻撃が上がっていたこともあり、キングドラは倒れた。
(素早さ調整振りじゃなくて極振りしててよかったよ…)
先生は3番手にフローゼルを出した。
428引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:33:50 ID:???
(ヤバいかも…)
のび太の杞憂は的中した。
次のターンフローゼルのアクアジェットによってボーマンダは倒れた。
「ワシの雨パはどうだ!のびい!」
(強いけど…怒鳴らないでよ…)
のび太の3番手は…
「行けい、ラプラス!」
ラプラス。
(ラプラス…貯水持ち…ワシのパーティーの天敵…)
フローゼルのかみくだく。
(あまり効いてない…かわらわりを覚えさせとけばよかったな…)
ラプラスのぜったいれいど!攻撃は外れた。
(一撃型か!)
フローゼルのかみくだく。
ラプラスのぜったいれいど! 一撃必殺!
「ふむ…のびの割になかなか考えてるな。」
429引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:34:41 ID:???
先生の4番手は…サンダー!
サンダーのかみなり!雨乞いの効果で必中となり、ラプラスにヒットした。
ラプラスはギリギリHPが残った。
ラプラスの眠る。ラプラスは眠って体力を回復した。
(眠っててよかった…とりあえず雨乞いを止ませないと…)
次のターン…サンダーのかみなり! が、ラプラスに当たると思った時、ラプラスが引っ込んだ。現れたのは…エレキブルだった。

状況
のび太
エテボース ×
ボーマンダ ×
ラプラス 眠り 体力満タン
エレキブル 体力満タン
???
???

先生
マルマイン ×
キングドラ ×
フローゼル ×
サンダー 体力満タン
???
???
430引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:35:34 ID:???
投下終了/(^o^)\
431引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 19:40:15 ID:???
これは書きづらい
俺には無理な題材だったかも/(^o^)\
432名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 19:54:35 ID:???
その分面白いぜ。乙
433名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:17:10 ID:???
噛み砕く2発とかみなりを耐えるラプラス・・・
434名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:19:11 ID:d5Rmg5Pb
>>433 体力に全振りしてんだろ。
435名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:19:20 ID:???

>>433
サンダーは個体値0なんだよ
436名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:20:17 ID:???
流石にその援護は無いわ
437名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:30:19 ID:???
>>436
無いこたぁねーよ^^
取り敢えず持ち堪えたんだ。
438名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:31:58 ID:???
なんとなく調べたがどう頑張っても耐えれないな
439名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:39:50 ID:???
食べ残しとHP特防252防御6穏やかで個体値が全てV、かつサンダー、フローゼルの個体値が0で性格が攻撃↑特攻↑じゃなければ耐える
440 ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/29(火) 20:40:59 ID:???
訂正>>429
先生の4番手は…サンダー!
(サンダーか…雨乞いの状態ってことは…)
次のターン、サンダーのかみなり! 雨乞いの効果で必中となり、ラプラスにヒットした…かと思われた。
しかし、ラプラスが引っ込んだ。現れたのは…エレキブルだった。

状況
のび太
エテボース ×
ボーマンダ ×
ラプラス 体力半分程度
エレキブル 体力満タン
???
???

先生
マルマイン ×
キングドラ ×
フローゼル ×
サンダー 体力満タン
???
???

すいま千円/(^o^)\
441名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 20:48:42 ID:???
先生が性格とか努力値とか考えるわけないぜ
442セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/29(火) 22:55:21 ID:???
投下しますよ
443セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/29(火) 22:57:26 ID:???
「ん……」
空洞の天井から俺の顔に水滴が滴り落ちる。
「はっ……スネ夫!」
すぐさま記憶を取り戻した俺。
信じたくない事実だが、スネ夫は居ない。
「スネ夫……何でだよ……」
スネ夫は俺を庇って、幹部に捕えられた。
全部……全部俺のせいだ。
再び涙が頬を伝う――

それから暫く泣いていた俺は、ある事に気付いた。
「カイリキーのボールが……無い」
おそらく下っ端にでも取られたのだろう。
俺は二度目のショックを味わった。
「とりあえず……キッサキシティに行かなくちゃな」
イベントを進行させる為には、まずキッサキシティへと向かう必要がある。
確かジム戦を終えたらギンガ団のアジトへ行く手筈だった。
今頃エイチ湖では、ドラえもんと出木杉が幹部を倒しているだろう。
「ポケモン二匹だけだけど……行くっきゃねぇ」
一刻も早くギンガ団を倒し、スネ夫を取り戻さなければいけない。
俺はラムパルドの背中に乗り、キッサキシティを目指した。

皆の手持ち
ジャイアン ラムパルドLv42、マスキッパLv40
444名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 22:58:39 ID:???
ルビー死ね
445セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/29(火) 22:58:45 ID:???
#ドラえもんサイド

「やっぱりか……」
湖に入った僕は、そう呟いた。
そう言う僕の目線の先には、ギンガ団幹部のジュピター。
僕は懐からボールを取り出し、臨戦体制に入る。
「やい、そこの幹部!僕とバトルし……」
「あら、その必要は無いわよ」
僕の言葉を遮って、ジュピターは言う。
「どういうことだ……」
僕がそこまで言った時だった。

「うわっ!」
急に、後ろに居た出木杉君が僕の動きを封じる。
「な、何すんだよ!」
顔の見えない出木杉君に怒鳴るが、返事は聞こえてこない。
「ふふ、まだ分からないのかしら」
「な、何が……」
僕は冷静に考えを巡らせる。
やがて出てきた答えは一つだった。
一瞬、僕の背筋に寒気が走る。
「まさか、出木杉君……君が……」
僕が恐る恐る言うと、遂に出木杉君が口を開いた。

「ふふ、君の考えている通りだよ。僕がこの世界の設定を変えた犯人なのさ……」
446セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/29(火) 22:59:40 ID:???
「君だったのか……」
今すぐにでも事情を聞きたい所だが、生憎そんな状況じゃない。
前には幹部、そして後ろには出木杉君が居る。
その上僕の動きは完全に封じられている。
「一つ教えてやるよ。君のスペアポケットが奪われたのも、僕の差し金なのさ。
スペアポケットの無い君はただのポンコツ狸だからね……はは」
僕の背後から出木杉君の声が聞こえてくる。
「ギンガ団に加担していたというのか……」
僕は驚きを隠せなかった。
まさか、あの出木杉君がそんな事をするなんて夢にも思わなかったのだ。

「まずは一番邪魔な君を消させてもらうよ。
野比君達はもう少し泳がせてから、ゆっくりと料理させてもらうさ。
……それじゃあ…………死ね」
その出木杉君の言葉を合図に、ジュピターはボールからスカタンクを繰り出す。
出木杉君は即座に僕の後ろから退く。
そして、スカタンクは僕に向かってありったけの炎を吐き出した。
「や、やめろ……」
今僕の頭にある感情は、怖い……ただそれだけだった。
断崖絶壁の上に立った時のように、足が竦む。

炎はこの世の全てを飲み込むかのような勢いで、僕に迫ってきている。
燃え盛る紅蓮の炎だけが、死を覚悟した僕の目に映っていた――

皆の手持ち
ドラえもん ムクホークLv42、ムウマージLv40、ヌオーLv39
出木杉   フーディンLv44 他不明
447セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/29(火) 23:00:31 ID:???
投下終わり
448名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:01:17 ID:???
449名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:02:18 ID:???


450名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:02:53 ID:???

なんかまた事情があるのかな
451ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:06:29 ID:???
引きこもり氏、セカンド氏乙

投下する
ちょっと投下ペースをあげることにしたよ
452ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:08:08 ID:???
ヨスガシティを目指すためには、212番道路を経由しなければならない。
この道路は年中雨が降っているうえに、地面がぬかるんでいてとても歩きにくい。
服の替えが少ないから、なるべくこういう道は歩きたくは無い
だからといって遠回りをして、時間を無駄にするのは一番避けたいことだ。
俺は決心をつけ、212番道路に足を踏み入れた。

しばらく歩き、雨が降っているエリアは抜けることができた。
しかし疲労感が襲い掛かり
足を止め、木陰で休憩を取ることにした。
葉がざわめく音に加え、雨が地面に落ちていく音も聞こえる。

「嫌よ、のび太さん……」
「そんなこと言わないでよ、静香ちゃん」
……この声はのび太と静香。
なぜこんなところに居るかは分からんが、面白そうだし
ちょっと中に入ってみるか。
453ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:09:35 ID:???
「なにやってるんだ、お前ら?」
「あら、ナナシさんじゃない。いつから居たの?」
静香は右手に赤い傘を持っている。
「さっきからそこの木陰で雨宿りしてたんだ
 お前らこそなにやってるんだ?」
こう聞くと、静香は疲れたような表情をして俺に話しかけてきた。

「のび太さんったら、私の傘に入れて欲しいって言うのよ」
「別にいいじゃないか! 風邪引いちゃうよ僕……」
静香の気持ちは分からなくも無い。
これでのび太を入れたら……そこは黙っておこう。
だがのび太の言い分も分かる。
なぜなら、俺ものび太と同じ状態だからだ。
「そうだ! 僕が静香ちゃんとバトルをして勝ったら傘に入れてよ
 負けたらスッパリと諦めるからさ。ね? お願い」
「嫌よ! 私はポケモンバトルなんてしてポケモン達を傷つけたくないし……」
「そんなぁ……」
確か静香は、ポケモンコーディネーターになりたいとか言ってたな。
無闇にポケモンを戦わせて、傷つけたくない。
それは当たり前の気持ちだろう。

「じゃあ、ナナシ君と戦って勝ったら傘に入れてよ」
なぜそうなる……
「それなら別にいいわよ……でものび太さん勝てるの?」
『心配いらないよ! 僕はもうバッジを四つも手に入れているんだから!
 相性もきちんと覚えたしさ、だから勝負だナナシ君!』
454ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:10:44 ID:???
「……………………」
「…………………………………………………」

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああん』

俺とのび太の間に立っているのは、ルカリオ一匹。
そして、ピカチュウが体を横にしていた。
ラグラージが倒されたものの、のびたのポケモン四匹は
俺のポケモン二体によって全滅した。

「あそこにさ……大きなお屋敷があるし、そこで雨宿りしましょうか?」
「そうだな……」
「ぐすん…ぐすん……」
のび太も頷いた。

俺達三人は大きな屋敷へと足を進めていった。
455ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:11:44 ID:???
「どうなさいましたか、ウラヤマ様に何か御用事ですか?」
俺達は、この屋敷で雨宿りがしたいと告げた。
するとその老人は快く俺達を出迎えてくれた。

屋敷の中は、見かけどおり豪華な作りとなっていて、奥には大きな裏庭があった。
「私は、ウラヤマ様の執事を勤めさせていただいてます」
俺達も簡単な自己紹介をする。

「あなたがたはポケモントレーナーなのですか?
 それなら、我が主人ウラヤマ様のコレクションを一度ご覧になってはいかがでしょうか?」
ここの屋敷の主人のコレクションか……興味をそそられる。
それは他の二人も同じだった。
「では案内します、こちらです」
俺達は執事に連れられ、ウラヤマさんの部屋へと連れてかれた。
456ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:13:02 ID:???
執事に案内された部屋は、豪勢な家具が取り揃えられていて、
様々な色をした石や、変わった形をした道具……奥にはポケモンを司った石像があった。
そしてソファに座っている、中年の男が一人居た。
「うぉっほん、このわしがウラヤマじゃ、わしのコレクションが見たいのじゃな?」
それに対して、俺は首を縦に振って返した。

「そこにある石が右から炎の石、雷の石、水の石、リーフの石…………」
しばらくウラヤマさんのコレクションの紹介が続いた。
なんだか眠くなってきた、のび太は立ちながら寝ている……器用な奴だ。
「まぁワシの話なんか聞いていてもつまらんじゃろう
 珍しい物を見せてやるぞ、お〜いイーブイ!」
ウラヤマさんの呼びかけで、この部屋に一匹のポケモンが入ってきた。
体毛が白い……これは珍しい、色違いのイーブイだ。
「ワシのペットみたいなもんじゃ、どうじゃ?珍しいじゃろう」
『まぁ〜かわいい!!』
静香が目を輝かせて見ている。俺も色違いのポケモンを見たのは初めてだな。
その後も、しばらく色違いのイーブイの自慢話が続いた、話がつまらんと分かっているのに……
そんな中、俺は一つの疑問が生まれた。
457ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:13:57 ID:???
「これでワシのコレクションの話は終わりじゃ」
ウラヤマさんの自慢話をしばらく聞き続けたが、俺の疑問は解決されることは無かった。
それを尋ねてみることにした。
「さっきから気になっているんですけど、そこの石像はなんですか?」
何かのポケモンを司ったかのような石像、月をモチーフに作っているようだ。
ガードマンが一人ついている、おそらくこれはウラヤマさん一番のコレクションだろう。
しかしその石像の自慢話は、全くしなかったのである。
「こ、これか、そ、そんなに大したものじゃないんじゃ、ほんとじゃもーん!」
明らかに動揺している、脂汗を掻いているし執事も動揺しているようだ。

「そ、そういえば、あなたがたはポケモントレーナーでしたな!
 ウラヤマ様の裏庭に、一度行ってみてはどうでしょうか?」
「外は雨が降っていますが……」
「大丈夫じゃ! 雨を防げる場所があるから大丈夫じゃ! ワシが案内してやるから付いて来い!」
ウラヤマさんは、そのまま部屋を出て行ってしまった。
うまく、そそのかされてしまったように思えるのだが……
「なにボォッとしてるのナナシ君?早く行こうよ!」
「あ、あぁ……」
のび太に手を引っ張られ、俺は裏庭に向かった。
あの石像は、一体なんなんだろう……
458ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:15:59 ID:???
「ここがワシの裏庭じゃ、静香ちゃんと、のび太君と、ナナシ君じゃったかの?
 君達のポケモンをここに出してやってはどうじゃ?」
のび太と静香はウラヤマに誘われ、自分の持っていたボールを全て投げた。
のび太のボールからは、ピカチュウ、ムウマ、エテボース、アゲハント
静香のボールからは、エンペルト、ガーディ、サーナイトが出てきた。
俺も持っていたボールを全て投げた。

突然、殺気を感じた。
その殺気は静香のサーナイトからだ。
「なぁ…そのサーナイトどこで捕まえたんだ?」
「コトブキシティの近くの草むらにキルリアが倒れてたから
 私が手当てしてあげたら、私についてきちゃったのよ」
あぁ、なるほど……なんでこんなに殺気を感じるか分かった。
ゴルバットが、まだズバットの時にやった特訓の最後に倒したキルリアか……
なんか……怖いぜ……
459ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:17:40 ID:???
「のび太君のポケモンは、進化の石を使って進化できるポケモンが二匹も居るんじゃな」
「進化の石ってなんですか?」
……進化の石も知らないのか。
「ピカチュウとかムウマは、進化の石っていう特別な石を使うことによって
 進化することができるんだ、分かったか?」
「へぇ、ポケモンって凄いんだねぇ」

「ワシのコレクションの中に、雷の石と闇の石があったじゃろ
 これをのび太君にプレゼントしてあげなさい」
「え! いいんですか!?」
「あぁかまわんよ、どうせいっぱいあるんじゃしな」
金持ちは凄いな、進化の石っていったら結構珍しい道具だ。
執事が雷が埋め込まれた様な石と、黒々と輝いた石を持ってきた。
「さぁのびた君、雷の石をピカチュウに、闇の石をムウマに当ててあげなさい」
のび太はそれぞれ石をポケモンに当てた、ピカチュウとムウマが光に包まれた。
ピカチュウはライチュウに、ムウマはムウマージに進化した。
460 ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:20:33 ID:???
バイバイさるさんだ
今は携帯から書き込んでる
あと一レスで終わりだったのにな

とりあえず規制解除されたら投下しなおす
461ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/29(火) 23:27:38 ID:???
「わぁ〜凄いよ! ウラヤマさんありがとう!!」
ウラヤマさんは腰に手を当て、鼻を高くしている。
ライチュウとムウマージは進化できて喜んでいるようだ。
「ナナシ君にはこれを上げよう」
ウラヤマさんは銀色の鈴を俺に手渡した。
「これは安らぎの鈴じゃ、どうじゃ?いい音色じゃろ?」
振ってみると、心安らぐ音色が響いた。
「ありがとうございます、大切にします」
リュックの側面に鈴を結びつけた。

「じゃあね、ナナシさん」「バイバイ、ナナシ君」
俺はこの屋敷を去ることにした。
まだ外は暗いものの、雨はだいぶ引いた。
のびたと静香はこの屋敷に残るようだがな……
ずぶ濡れの靴を履き、俺は大きな扉を開けた。

ナナシ
ルカリオLv37、ゴルバットLv35、ロトムLv36、ラグラージLv36
のび太
ライチュウLv37、アゲハントLv34、エテボースLv33、ムウマージLv33
静香
エンペルトLv40、ガーディLv36、サーナイトLv37
462名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:29:10 ID:???
最後は携帯で投下した
規制がうざすぎて困る

投下終了
投下しようとしてた人ごめん
463名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:29:34 ID:???
「嫌よ、のび太さん……」
「そんなこと言わないでよ、静香ちゃん」

不覚にもおっきした、乙
464名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:35:40 ID:???
465名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 23:36:15 ID:???
おつ
466名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 07:03:34 ID:???
投下する
467名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 19:03:08 ID:???
投下終了
468引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/30(水) 22:02:48 ID:???
>>425-428>>440
短いけど投下するよー\(^o^)/
469引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/30(水) 22:03:52 ID:???
エレキブルはでんきエンジンで素早さが上がった。
(電気技に対する交代読みをしてくるとは…のびのくせに…)
エレキブルが先制!冷凍パンチ!
サンダーは倒れた。しかも…
「やったぁ!しかも雨がやんだ…チャンスだ!」
「ワシが雨だけだと思うなよ! カモン!P A R U K I A !」
先生が選んだ680族は…パルキア!
(なんで雨パでパルキア…)
エレキブルが先制。かみなりパンチ。
そこそこのダメージを与えた。
し か し !
パルキアの攻撃
は か い こ う せ ん!
「粉砕!玉砕!大喝采! ワハハハハー! すごいぞー!かっこいいぞー!」
エレキブルは倒れた。
470引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/30(水) 22:05:26 ID:???
「……………」
のび太はラティオスをくりだした。
ラティオスの龍波動!
パルキアは倒れた。
「ワシのパルキアが……」

…結局、先生対のび太の戦いは、のび太の勝ちで終わった。
ちなみに、先生の最後の一匹、シャワーズは貯水ラプラスで圧勝だった。
のび太は先生になぜ雨パなのにカイオーガを使わないのか?と聞いた。
すると
「パルキアがかっこいいからに決まっておろう!」
先生はそれだけ言って会場から去って行った。
「……………」
(でも雨パか…参考になるかも…)
のび太は先生との勝負に手応えを感じ、2回戦に向けて決意を固めた。
471引きこもり ◆Bm82Mk3J2Y :2007/05/30(水) 22:06:49 ID:???
投下終了/(^o^)\
耐久型の奴とか書きたいけど、俺じゃ 無 理 だ 
472名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 22:08:13 ID:???
乙乙乙
473名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 22:08:14 ID:???
カ乙
474名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 22:09:48 ID:???
475名無しさん、君に決めた!:2007/05/30(水) 22:44:29 ID:???

社長が出てくるとは感心しませんな
476ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/05/30(水) 23:44:54 ID:???

神 出 現
477出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:52:51 ID:???
引きこもり氏乙。
投下します。
478出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:54:37 ID:???
ジャイアンに続き、静香までもがスネ夫に殺されてしまった。
呆然と彼女の死を眺める僕に対して、のび太は顔を真っ赤にしながら叫びだした。
「スネ夫! 僕は、僕はお前を許さない!」
全速力で階段目掛けて走っていくのび太。
おそらく、今の彼は誰にも止められないだろう。
僕はのび太を止めるかわりに、彼に手持ちの回復アイテムを全て授けた。
彼ならスネ夫を倒すことが出来る、そう思って彼に全てを託したのだ。

僕は再びマチスとの戦いに戻る・・・つもりだった。
しかし、残りの手持ちが同じ上にサンダーを残している彼に勝つのは難しいだろう。
そこで僕はカンナと戦っているカツラに合流した。
ダブルバトルなら、勝機があるかもしれないと考えたのだ。
こうしてカツラと僕、カンナとマチスのダブルバトルが始まった。
ちなみに、偶然にも全員の残りポケモンが2体ずつだった。
僕はリザードン、カツラはウインディを出した。
対するマチスはマルマイン、カンナはラプラスだ。

最初に動いたのは最速のマルマイン、10万ボルトでリザードンの体力を削った。
次はリザードン、僕はカツラに目で合図をした・・・そしてリザードンに全体攻撃の地震を命じた。
マルマインとラプラスはダメージを受けたが、ウインディは受けない。
僕の合図を受け取ったカツラがまもるを命じていたのだ。
最後に行動したラプラスは同じく全体攻撃の波乗りを使った。
ウインディにダメージを与え、リザードンを倒したが、同時に味方であるマルマインも倒してしまった
マルマインを倒されたマチスがカンナに文句を言い始めた。
どうやら予想通り、マチスとカンナにはお世辞にもいいコンビとは言えないようだ。
これなら勝てるかもしれない・・・そう思い出した僕の目の前にマチスがボールを投げた。
そして、伝説のポケモンサンダーが電気を纏いながら姿を現した。
479出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:55:49 ID:???
サンダーの迫力に怖気づく僕に、カツラがこっそりと耳打ちした。
「マチスの手持ちは後一体、ここはサンダーを狙い撃ちで倒してしまおう。」
その言葉を聞いた僕はいやらしい笑みを浮かべて囁いた。
「なら、この手はどうでしょうか・・・」
僕の言葉を聞いたカツラは同じように微笑んだ。

僕はボーマンダを出し、マチスへ向かって言った。
「このボーマンダは最強のポケモンです、あなたの信頼する伝説のポケモンとやらが倒せますかねえ?」
僕の挑発的な一言に釣られたマチスは、ウインディを倒せる状況なのにボーマンダを攻撃した。
まさに伝説というべき攻撃が、ボーマンダの体力を大幅に削った。
次にウインディが、ボーマンダに手助けを使った。
そしてボーマンダのターンが回ってくると、僕はしてやったりという笑みを浮かべた。
僕の命令を受けたボーマンダがサンダーに岩雪崩を使う。
効果抜群に、手助けによる威力の上昇、そしてチイラの実によって上がった攻撃力がサンダーを一撃で倒した。

己の敗北を目の当たりにしたマチスは崩れ落ちる。
「そんな馬鹿な・・・サンダーが、最強のはずだったサンダーが!」
そんなマチスに僕は告げた。
「あなたが冷静にウインディを攻撃していたら。手助けもチイラの実も発動しなかった。
結局あなたはサンダーの力に溺れ、その力を過信しすぎたんですよ。」
マチスは己の過ちに気付くと、初めて笑みを浮かべた、そして・・・
「スネ夫との契約条件だ、負けたらミーは死を受け入れる・・・・・・」
マチスは懐から拳銃を取り出し、自らの手で胸を打ちぬいた。
胸から大量の血を流しながらも、マチスは笑みを崩すことはなかった。
「デキスギ、最後にユーと戦えてよかった。
おかげで、心地よく眠りにつけそうだ・・・」
それが、戦闘狂マチスの最後の言葉だった。
480出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:56:53 ID:???
マチスが倒れ、1人になってしまったカンナはラプラスの波乗りでウインディを倒す。
そして状況を2対2に戻すために、最後の一体フリーザーを繰り出した。
カツラもウインディの代わりにファイヤーを繰り出す。
これで伝説の3鳥全てが現れたことになる。

今フィールドに出ている4体の中で、一番素早いのは僕のボーマンダだ。
だがそのボーマンダは、一発攻撃を受ければ倒れてしまうだろう。
この状況を打開した上に戦闘に勝つ方法は一つしかない。
ここで敵の片割れを一撃で倒し、尚且つファイヤーももう1匹を一撃で倒す展開だ。
つまり、うかつに攻撃に出ると僕はその後の攻撃で全滅してしまう可能性があるのだ。
今この状況で全滅は許されない、しかし道具は全てのび太に渡してしまった。
なら手段は一つしかない・・・僕はボーマンダに“まもる”を命じた。
幸運なことに、カンナのポケモンは2体ともボーマンダを攻撃してくれた。
ファイヤーでラプラスを倒したカツラは、その様子を見て言う。
「どうしたカンナ、ここでまもるがくることなどお主ならたやすく読めたはず。
そもそもお主はどうしてあの少年に加担するんじゃ?」
カツラの説教にも似た言葉を受けて、カンナは初めて発言した。
「私だって・・・私だって好きでこんなことやってるわけじゃない・・・・・・」

今のカンナの呟き・・・
もしあれが本心から出た言葉なら、カンナがスネ夫に就いたのには理由があることになる。
そして僕はおそらく、その理由を知っている・・・
「4の島。」
僕がそう呟くと、カンナの顔色が明らかに変わった。
「そうか、そういうことじゃったのか・・・」
カツラも今の出来事で事情を察したようだ。
「わしがフジを人質に取られていたように、お主も人質を取られとったのか。
お主の故郷、4の島の島民たちを・・・」
カツラの言葉を聞いたカンナは一言、
「よく分かったわね。」
と呟いた。
481出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:58:04 ID:???
4の島は今、島を覆うように巨大な竜巻いくつもが発生し、連絡手段も全て絶たれている。
だがもし、それがスネ夫の手段だったとしたら?
そう、スネ夫は4の島の住民全員の命を利用してカンナを仲間に引き入れたのだ。
「カンナ、やはりお主も本心で戦っているわけではなかったのか。
なら、これ以上無駄な戦いはやめようではないか・・・・」
カツラが差し伸べた手を、カンナは払いのけて言った。

「戦いをやめる? そんなこと出来るわけないじゃない!
あの少年がポケモンに命令すれば、一瞬で4の島は竜巻に襲われて崩壊するのよ!
私が戦い続けなければ、4の島のみんなが死んじゃう・・・」
カンナの目から涙がこぼれる・・・その姿を見た僕はこう言う。
「カンナさん・・・もしここで僕らが勝てば、4の島もこの世界も救うことができる。
だから・・・僕が、僕があいつを倒せばあなたが苦しむ必要はない!」
僕が微笑むと、カンナも軽く微笑んで見せた。
初めてみたカンナの笑い顔は、先程見せた静香の微笑みに負けず劣らず美しかった。

カツラとカンナは、持っている回復アイテムを全て僕のポケモンに使ってくれた。
「これでお主のポケモンは全回復じゃ、だがわしらのポケモンはボロボロじゃ。」
カツラの言うとおり、二人の手持ちは大ダメージを受けている伝説のポケモン2匹のみだ。
それに、2人自身にも悩みによる精神的な疲れやバトルによる肉体的な疲れがある。
おそらく、これ以上戦うのは厳しいだろう。
2人の思いを受け取った僕は、のび太の援護をするために二階へ上がった。

だが2階に上がった瞬間目にしたのは、バトルに負けたのび太の姿だった。
そんなのび太に向かってスネ夫は叫ぶ。
「お前は僕を裏切った・・・絶対に、絶対に許さない!
ガブリアス! やれええええええ!」
スネ夫の命令を聞いたガブリアスは、のび太のほうを向いて破壊光線の準備をする。
のび太は一歩も動けない、僕も一歩も動けなかった・・・
次の瞬間、ガブリアスの破壊光線がのび太の体を跡形もなく消し去った。
呆然と立ち尽くす僕の手のひらに、のび太の服と思われる黄色い布切れが落ちてきた。
482出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/30(水) 23:59:14 ID:???
なぜだろう・・・のび太と修行していたときの記憶が頭をよぎった。
あの日、僕は思い切ってのび太に問うてみたのだ。
「ねえのび太君、君ってちょっと僕のことは避けてないかい?」
ずっと気になっていたことだった・・・無礼な質問だということは承知の上だ。
「やっぱり、わかる?」
のび太の問いに僕は首を縦に振ると、のび太は話を続けた。
「そのー、言いにくいんだけど・・・・・・静香ちゃんが・・・」
思わぬところで静香の名前が出てきたので僕は驚いた。
「実は僕・・・静香ちゃんのことが好きなんだ。
でも、静香ちゃんは出木杉のことが好きなんじゃないかなって思って・・・
それで・・・僕、君に嫉妬してたんだ。」
のび太が静香に好意を抱いているのは、彼の日頃の態度から感づいていた。
だがのび太が僕を恋敵と思い込み、敵視していたというのは意外だった。
「大丈夫、僕は今のところ静香ちゃんは友達としか思ってないよ。
それに・・・静香ちゃんには僕より君の方が似合っていると思うよ。」
僕の言葉に嘘はない、静香とのび太はお似合いの2人だろ心から思っている。
すると、その言葉を聞いたのび太は突然謝ってきた。
「出木杉、ごめん・・・僕は何でも自分より優れている君に嫉妬して君をいやな奴だと勝手に決め付けてた。
本当の君は、こんなにいい奴だったのに・・・」
涙を流しだしたのび太に僕は一言、“気にしなくていいよ”と言った。

―――そののび太は先程、思いを寄せていた静香の仇を討とうとして・・・死んだ。
修行中、のび太と交した言葉の一つ一つが僕を苦しめる。
勉強もスポーツも音楽も工作も、何でも完璧にこなし、皆から天才と呼ばれてきた僕。
そして、天才と呼ばれるゆえに皆に少し距離を置かれていた僕。
そんな僕に、真正面からぶつかってきてくれたのび太。
僕が、初めて親友だと誇れる人物だったのび太。
そして、そんなかけがえのない親友を殺したスネ夫。
床に落ちているジャイアンと静香の死体、そして手のひらの布切れ・・・
それを見て僕はこう思う・・・”スネ夫が憎い”
生まれて初めて、心から誰かを憎いと思った瞬間だった・・・・・・
483出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/31(木) 00:00:15 ID:???
なぜだろう・・・のび太と修行していたときの記憶が頭をよぎった。
あの日、僕は思い切ってのび太に問うてみたのだ。
「ねえのび太君、君ってちょっと僕のことは避けてないかい?」
ずっと気になっていたことだった・・・無礼な質問だということは承知の上だ。
「やっぱり、わかる?」
のび太の問いに僕は首を縦に振ると、のび太は話を続けた。
「そのー、言いにくいんだけど・・・・・・静香ちゃんが・・・」
思わぬところで静香の名前が出てきたので僕は驚いた。
「実は僕・・・静香ちゃんのことが好きなんだ。
でも、静香ちゃんは出木杉のことが好きなんじゃないかなって思って・・・
それで・・・僕、君に嫉妬してたんだ。」
のび太が静香に好意を抱いているのは、彼の日頃の態度から感づいていた。
だがのび太が僕を恋敵と思い込み、敵視していたというのは意外だった。
「大丈夫、僕は今のところ静香ちゃんは友達としか思ってないよ。
それに・・・静香ちゃんには僕より君の方が似合っていると思うよ。」
僕の言葉に嘘はない、静香とのび太はお似合いの2人だろ心から思っている。
すると、その言葉を聞いたのび太は突然謝ってきた。
「出木杉、ごめん・・・僕は何でも自分より優れている君に嫉妬して君をいやな奴だと勝手に決め付けてた。
本当の君は、こんなにいい奴だったのに・・・」
涙を流しだしたのび太に僕は一言、“気にしなくていいよ”と言った。

―――そののび太は先程、思いを寄せていた静香の仇を討とうとして・・・死んだ。
修行中、のび太と交した言葉の一つ一つが僕を苦しめる。
勉強もスポーツも音楽も工作も、何でも完璧にこなし、皆から天才と呼ばれてきた僕。
そして、天才と呼ばれるゆえに皆に少し距離を置かれていた僕。
そんな僕に、真正面からぶつかってきてくれたのび太。
僕が、初めて親友だと誇れる人物だったのび太。
そして、そんなかけがえのない親友を殺したスネ夫。
床に落ちているジャイアンと静香の死体、そして手のひらの布切れ・・・
それを見て僕はこう思う・・・”スネ夫が憎い”
生まれて初めて、心から誰かを憎いと思った瞬間だった・・・・・・
484出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/31(木) 00:01:18 ID:???
―――これが、僕が歩んできた物語の全てだ。
タイトルを付けるとすれば、「出木杉の未来大冒険」なんていう感じだろうか。

ここまでの物語と違い、これから訪れる未来・・・・・・
そう、この物語の結末はまだ誰にもわからない・・・ “神のみぞ知る”と言ったところだ。

手のひらには先程取り出したモンスターボールがある。
正面には、僕の敵にしてこの物語のラスボスであるスネ夫が立っている。
僕はその冷酷な瞳を睨みつけ、手のひらのモンスターボールを硬く握り締める。

下でこの勝負を見守るカツラとカンナ。
チャンピオンロードで信者たちと必死で戦っているであろうイブキ。
彼らが守ろうとしているこの世界、ポケットモンスターという架空の世界のカントー地方という場所。
それらのために戦い、散って行ったジャイアン、静香、のび太。
そして、スネ夫への憎しみ。
様々な思いに動かされ、僕はモンスターボールをフィールドへ投げた。


485出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/31(木) 00:06:19 ID:???
補足
>>483>>484の間に冒頭のシーンが入るわけなんですが
お気づきの通り冒頭のシーンではスネ夫の口調が変わっています。
これはミスではなく、
あのような形にしないと裏切り者が自分のことを「僕」と呼ぶ人物に限定されるからです



投下終了です。
人気投票の件ではお騒がせしてすいませんでした。
結局評価に対する説明は得られませんでしたが、
自分の文章力がお世辞にも高いといえるものではないのは事実です。
なので、あんな評価がつけられないようにもっと作品を磨こうと考えました。
とりあえず、人気投票で指摘された改行の少なさに気をつけてみたんですが、結構難しいですね。
後2回程で完結するこの作品ですが、最後まで精進することを忘れないようにしたいと思います。

後、>>482はミスです。
本当にすいませんでした。
486名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:07:30 ID:???
487名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:07:57 ID:???
488名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:08:10 ID:???
二作目ももう終わっちゃうのか…
489名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:08:11 ID:???

もう終わっちまうのかよ……
三作目の予定はある?
490のび太の冒険活劇 ◆lbNRv1fVMg :2007/05/31(木) 00:12:44 ID:???
投下させて頂きます
前回はウィキ参照をお願いいたします
491 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/31(木) 00:13:18 ID:???
>>489
一応構想は練ってますが、まだ一文字も書いてません。
自分も受験生なので、これから忙しくなりそうだし・・・
確率で言うと、3作目を書く可能性は70%ぐらいです。
では、そろそろ寝させてもらいます。
492のび太の冒険活劇 ◆lbNRv1fVMg :2007/05/31(木) 00:13:38 ID:???
――夜

「ふぁっくしょん!・・・ふふ、どうやらあいつらはいなくなったみたいだな」
夜風に体を震わせながらも得意げに笑うのび太。
真夜中に一人笑う姿は傍から見ればなんとも不気味だろう。
最も、本当に誰もいないんだから気にする必要が無い気もするが。

「僕の全財産の半分を削った奴らに逆襲できないのは残念だけど・・・まぁいいや、勝利は目前だ!」
暗闇の中でそう言い放った後、のび太の『作戦』は開始された。

のび太が最初に向かったのは草むらだった。
「う〜ん、中々出てこいな」
暗闇の中を必死で目をこらしながら歩き回るのび太。
何を探しているかは・・・大体草むらという時点で大体分かるだろう。
そして、数分後。

野生のムックルが飛び出してきた!

「ムックルか・・・色々と嫌な思い出があるけどゲットするには申し分ない!」
そう言って彼が華麗なフォームでボールを投げる。
出てきたのは勿論――

「感情の神エムリットおおおおおおお!すごいぞ〜かっこいいぞ〜!」
・・・今日散々打ち負かされたトレーナーとは思えないハイテンションっぷりだ。
493のび太の冒険活劇 ◆lbNRv1fVMg :2007/05/31(木) 00:15:16 ID:???
「いいね、エムリット。作戦通りにいこう!」
のび太の言葉にしっかり頷くエムリット。
その姿からはもう期待は裏切りたくないという主人への想いが感じられた。

そんなエムリットが最初にした行動とは・・・
「あいつの周りを飛び回れ!」
エムリットが俊敏な動きでムックルの周りを飛び回る。

当然ムックルは攻撃をしかけてくるが、伝説のポケモンだけあって中々攻撃を当てることができない。
その光景をのび太は真剣な表情で見ていた
(エムリット・・・もう少し耐えてくれよ!)
必死にその様子を見つめるのび太の右手にはモンスターボールが握られていた
(ここでポケモンを捕まえれなかったら・・・もう僕は本当に負け組みじゃないか!))

そう自分を奮い立たした直後。
(エムリット!)
ムックルの体当たりがとうとうエムリットに直撃したのだ。
更にその一発でエムリットがよろめいた所にムックルが一気に追撃をかけてきたのだ。

「エムリット、大丈夫――」
声は途中で途切れた。
必死にムックルの攻撃を避けながらも、エムリットがこちらを見つめているのだ。
その眼差しは・・・のび太を信じきっている。

「分かった、エムリット。今がチャンスって言いたんだね」
小声で呟きボールをしっかり握り締める。
・・・決める!

すっかりエムリットへの攻撃に夢中になっているムックルに狙いを定める。

――そして
「いけぇ!モンスターボール!」
494のび太の冒険活劇 ◆lbNRv1fVMg :2007/05/31(木) 00:19:09 ID:???
「アハハハ、エムリット。見てよ、あんなに買い溜めしたのにもう一個だよ」

・・・のび太の作戦は上策だった。
攻撃できないとは言え伝説のポケモンのエムリットに攻撃を受けさせる。
そして注意を引いた所でのび太が野生のポケモンに近づきボールを投げる・・・単純だが最も効果的だ。
だが、この作戦には予想外の穴があったのだ。

のび太の悲惨すぎるボールコントロールだった。

いくら近づこうとも何故かボールは明後日の方向へ飛んでいき、そしてポケモンはのび太に気付き逃げ出す・・・。
これを10回ほど繰り返しているうちにボールと時間だけが過ぎていったのだ。

「はぁ・・・もう、コトブキシティまで行こうか」
のび太が諦めの言葉を吐く。
今ここでポケモンを手に入れないと自分の旅が終わってしまうのは分かっている。
だが、散々歩き回った疲労と眠気が彼を蝕んでいたのだ。
「馬鹿だなぁ・・・やっぱ僕は駄目なんだ・・・」
激しく落胆するのび太にエムリットが駆け寄ってくる
「君のせいじゃないよ、全て僕の責任問題――いてっ!」
突然ピンク海月が頭を突いて来たのだ。

「な、何するんだよ!急に」
文句を言おうとしたその時、のび太の耳に鈴のような音色が入ってきた
「この音、綺麗だなぁ」
体を癒してくれるような音色に思わず聴き入るのび太。
どうやら音の発信源は茂みの中のようだ。
「なんか気になるな・・・見に行こうか」
そうのび太が言うや否やエムリットが某電気鼠の如く彼の肩に乗っかってきた。
どうやらエムリットがのび太を小突いたのはこれが理由らしい。

こうして、一人と一匹は謎の音の正体を調べることになったのだった。
・・・そんな事してる暇あるのか?
495のび太の冒険活劇 ◆lbNRv1fVMg :2007/05/31(木) 00:20:03 ID:???
投下終了
誤字多すぎ文gdgrでどうしようもないです、はい
496 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/31(木) 00:21:25 ID:???
活劇氏乙
そしてすいませんでした。
497名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:21:29 ID:???
おつ
おつ
498名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:21:42 ID:???
499名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:21:58 ID:???
500名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:22:14 ID:???
乙 面白いな。

海馬社長、今日二度目のご出勤wwww
好かれてるなwww
501ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:24:36 ID:???
引きこもり氏、未来氏、活劇氏乙
連続投下というものをやってみることにした
502ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:25:33 ID:???
「ゴルバット、翼で打つだ!」
ゴルバットの翼で打つ攻撃で、相手のペラップは倒れた。
「見事じゃ少年、少ないとは思うが賞金じゃ」
ジェントルマンのサダミツはそう言い、俺に一万円札を渡した。
ウラヤマさんのお屋敷の近くに居たトレーナーを一通り倒した。
経験地も多く貰うことができたが、所持金の方はさらに多く貰えた。
「ありがとうございます、サダミツさん」
「いいんじゃよ、こんな老人の遊びに付き合ってくれたお礼じゃ」
ジェントルマンやマダムは、金の使い道にでも困ってるのだろうか?
この近くに居たマダムも、同じことを言っていた。
「まあ良かったな、ゴルバ……!?」
ゴルバットは、既にクロバットへと進化していた。
「おお進化したのか、良かったのう少年」
いきなり進化するとは……
確かクロバットも、ルカリオと同じでトレーナーを完全に信頼すると、進化するポケモン。
また俺も、トレーナーとしてレベルが上昇したのか。

クロバットをボールに戻し、俺はヨスガシティへと進んだ。
503ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:26:15 ID:???
しばらく歩き、ヨスガシティに到着したときは、既に夜だった。
ポケモンセンターで一日休憩を取り、ジムへと向かった。

ヨスガシティのジムは薄暗く、フィールドの全体を見渡すことはできなかった。
目を凝らして見ていると、突然、敵の位置だけスポットライトが出てきた。
「ワタシがヨスガジムのジムリーダーのメリッサデース」
紫色のドレスに、おかしな髪型……ギンガ団幹部を上回ってるかもしれん。
「使用ポケモンは三対三、交換はお互い不可能これでいいデスか?」
「ああ異議は無い、では……行くぞ!!」
俺は腰のモンスターボールを投げた。
504ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:27:25 ID:???
俺の先鋒はルカリオ、相手のポケモンはジュペッタであった。
「では行きマース、シャドーボールデース!」
黒い影の球体がルカリオを襲う。
「電光石火で突っ込め!」
シャドーボールを回避し、ジュペッタに接近する。
しかしジュペッタは回避しようともせずに、突っ立っている。
やがてルカリオはジュペッタに突撃したが、そのまますり抜けてしまった。

「ゴーストだから平気デース!」

ジュペッタとメリッサは、こちらを見てケラケラと笑っている、油断している今がチャンスだ。
「悪の波動だ!」
黒く禍々しい波動が、ジュペッタを襲った。
悪タイプの攻撃を受けたことにより、致命傷を負ったジュペッタ。
次に悪の波動が命中すれば、間違いなく瀕死だ。

『もう一度悪の波動!!』
再び悪の波動がジュペッタに命中し、ジュペッタは倒れた。
「まず一体目は撃破した、次のポケモンを早く出せ」
「フフフ……それはあなたも同じデスヨ」
……どういう意味だ?ルカリオはまだ瀕死どころかダメージすら受けてない……はずだだった。

ルカリオは既に戦闘不能となっていた。
505ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:28:14 ID:???
『な、何をした!?』
「……ジュペッタの道連れの効果デス」
道連れ……これなら相手が無傷でも一回で瀕死に追いやれる技
シャドーボールは囮、最初から道連れを使って俺の一番手を狩るつもりだったのか……

気絶しているルカリオをボールに戻し、二番手にロトムを出した。
相手の二番手はアリアドス、ゴーストタイプが来るかと思ったが虫タイプであった。
ロトムは善戦したものの、弱点である不意打ちや影打ちを受け
戦闘不能となってしまった。

「これでアナタの使えるポケモンは残り一体デス、これでもう勝ったも同然デース!!」
挑発されてイラッときた。
相手はHPが半分のアリアドスと、完全な状態のポケモンが一体……
こちらが不利なのは明白であった。
残りのポケモンはラグラージかクロバット、単純な力でいえばラグラージの方が有利である。
しかしフィールドは暗い、ラグラージの力をフルに活かせるとは思えない。
ここは暗いフィールドでも、能力的には変化の無いクロバットだ。

俺は最後のポケモンにクロバットを選んだ。
506ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:29:52 ID:???
「怪しい光だクロバット!」
クロバットの目から発せられる怪しい光がアリアドスを射抜き、混乱した。
「アリアドス、毒突きデース!」
メリッサはアリアドスに指示を送ったものの、混乱していたアリアドスは自分を攻撃してしまった。
当然この隙を逃すことはしない、一気に蹴りをつけてやる!
『クロバット、翼で打つだ!』
ゴルバットは旋回し、アリアドスに突撃した。
弱点である翼で打つを、まともに受けたアリアドスは
ロトムと戦ったときのダメージとも重なり、戦闘不能となった。

今回は進化して初めてクロバットはバトルをしたが、そのスピードには驚いた。
どんなものにも負ける気がしない。

「なかなかやりますね、しかしワタシは負けません!」
メリッサの最後のポケモンは気球を連想するようなポケモン……フワライドだった。
507ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:31:13 ID:???
『行けぇクロバット!』
物凄いスピードでフワライドに接近する。
「あ、怪しい風デース」
怪しい風によりスピードが落ちたものの、既にクロバットはフワライドの側に来ていた。
そのままフワライドに噛み付き、ダメージを与えた。

「チャージビームデース!!」
フワライドは噛み付いていたクロバットに、直線状の電撃を命中させる。
噛み付いていて回避する手段の無かったクロバットを、その電撃は貫いた。
しかしダメージはそれほど高くは無い、だがチャージビームには追加効果がある。
撃つ度にどんどんと特攻を上げていく効果……つまり撃つ度に技の威力は強力になっていくのだ。

「早めに仕留めろクロバット!翼で打つだぁ!」
ゴルバットのときよりも、さらに早いスピードでフワライドを翼で叩いた。
しかし、それはフワライドにとって致命傷にはならない。
そしてまたチャージビームを発射する、先ほどより確実に威力が増している。
チャージビームはどんどんと威力が変化していく技だ、どれだけ威力が上がるか予想がつかない。
早く仕留める以外に方法は無いのか……
508ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:32:37 ID:???
「噛み付けぇ!」
クロバットは物凄い速度で接近し噛み付いた。
これで瀕死になってくれれば良かったのだが、相手はギリギリHPが残っている。
「ここからがフワライドの本領発揮デスヨ……」
なんだ……フワライドはオボンの実を食べてHPを回復している。
突然、フワライドのスピードが上昇した、クロバットを上回っているかもしれない。
「ワタシのフワライドの特性はかるわざデス……アナタなら分かりますヨネ?」
かるわざは戦闘中に道具が無くなると、素早さが二倍になる特性。
HPが減れば、フワライドは所持していたオボンの実を口にする。
その時、フワライドの真価が発揮されるということか……

「では行きマスヨ、怪しい風デース!」
怪しい風がクロバットを吹き飛ばす。
壁に激突することは無いが、前進することができない。
「もう終わりデスカ?随分と早いデスネ」
……この技を使えばこの状況を脱出できるかもしれない
なるべく使いたくは無かったが、すまないクロバット……

『ブレイブバードだ!』
509ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:43:52 ID:???
クロバットは羽を折りたたみ、フワライド目掛け突進した。
怪しい風を簡単に引き裂き、そしてフワライドを思いっきり壁に激突させた。
「フ、フワライド!?大丈夫デスカ?」
フワライドは辛うじて立ち上がることができるようだ、怪しい風で減速したせいだろう。

「クロバットも大丈夫か?」
俺の質問に、クロバットは短い声で返答する。
まだ大丈夫のようだ、しかし体力的に限界が来ているようだ。
ブレイブバードは威力が強力な分、反動が大きい技だ。
できればあまり乱用したくは無い技である。

『まずいデス、これで終わりにしてあげましょう……限界まで近づいてくだサーイ!』

フワライドは物凄いスピードでクロバットとの間合いを詰めた。
『翼で払い落とせ!』
クロバットは翼でフワライドを叩こうとした。
ふわりという動きでそれを回避されてしまった。

『これで終わりデース、チャージビーム!』

フワライドは、クロバット目掛けてチャージビームを発射した。
しかしチャージビームはクロバットの居る方向では無く
天上向けて発射されていた。
「な、なにをやっているのデス、フワライド!?」

なんとか賭けに成功したか……
さっきの翼で打つで、微弱ながら風が発生した。
それによって体の軽くなったフワライドは吹き飛ばされ
体勢を崩し、チャージビームの狙いが外れたのだ。

この隙を逃さなかったクロバットは、フワライドを攻撃し気絶させた。
510ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:45:20 ID:???
「見事デシタ、まさか風を使ってフワライドを吹き飛ばすとは……
 これがレリックバッジデス、あなたにこれをお渡しします」
俺はレリックバッジを手に入れた、トレーナーカードにそれを収める。
「あなたの検討を祈っていマスヨ」
「ありがとうございます、では失礼……」
暗いジムの扉を開け、俺はジムを出て行った。

「うぉっまぶしっ」

暗いところから、突然明るいところに出たため目が痛くなる。

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ

うるさい、うるさい、うるさい!なんだこの音は!?
――俺がうるさいと感じた音は、俺の左手から発せられていた。
左手にはポケッチが装着されている……まさか……
俺はジムの人気の無い場所へと移動した。
511ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:46:38 ID:???
「もしもし……」
「アカギだ、周りには誰もいないか?」
「ああ、ヨスガシティの人気の無い場所に今居る」
「お前に今から指令を与える、よく聞け」
指令……いつかは来ると思っていた。これが俺の初仕事となる。
「カンナギタウンに遺跡があるのは知っているだろう
 そこの調査をお前にまかせる、いいか?」
「ああ、分かった」
「……任せたぞ、ナナシ……」
ここで連絡は途切れた。俺の次の目的地は……カンナギタウンだ。

ナナシ
ルカリオLv39、クロバットLv38、ロトムLv37、ラグラージLv38
512ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/05/31(木) 00:47:35 ID:???
投下終了
またしても迷惑かけてごめん
もう少し戦闘の省略を学ぶ
513名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:47:54 ID:???

514名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:47:55 ID:???
乙乙乙
515名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 00:48:33 ID:???
ゴーストだから平気デースとかw
このスレの奴はは遊戯王好き多いなw
516名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 06:11:11 ID:???
うぉっまぶしっ吹いたwwwwww

517 ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:49:53 ID:???
皆さん乙です。
今から投下しようと思います。
518ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:50:34 ID:???
「あぁ、ホンマに助かったわ」
ここはボール職人、ガンテツの家。
一人の老人が作業机でボールを作りながら、のび太たちにそう告げた。
のび太としずかは照れながら首を振る。
「いやぁ、当然のことをしたまでです」
「そうですよ、ガンテツさん。それにお礼にボールを作ってくれるなんて」
ありがとうございます、と二人は頭を下げた。
そう、ヤドンの井戸にて腰部を強打し、
結局のところ一番のお荷物と化したこの老人こそ、他ならぬガンテツだった。
「いやいや、わしにできるのはこれくらいやからな」
あおぼんぐりとみどぼんぐりの二つのぼんぐりが、
たまたまガンテツの家にあったらしく、
ガンテツはそれをお礼にしたい、と申し出たのだ。
「とは言っても、ボール作るには結構な時間がかかるんや。
 明日の朝までにはできとると思うが」
「それじゃ、今日はヒワダタウンで休むことになるね」
ガンテツの言葉にのび太は結論を打ち出し、
「その前にジムに挑戦しましょうよ」
そのしずかの提案に首肯し、夕暮れの中、二人はジムへと向かった。
519ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:51:27 ID:???
「嘘だろ……」
ジャイアンは愕然とした表情で呟いた。
「嘘やないわ。これがあんたとウチの実力の差や」
へたり込むジャイアンを見下ろすのはアカネ。
アカネと言えば、金銀プレイヤーならばほぼ必ずここで詰まる、
と言われるほどのコガネシティのジムリーダーだ。
その原因はアカネの手持ちの一匹、ミルタンク。
現にジャイアンもピッピを倒すにまでは至ったのだが、
続くミルタンクとの対戦に嘘のようにボロ負けした。
そこには油断など一かけらもなかった。
「あんたは本当に単純な戦い方やったからなぁ。
 ついさっき来たムカつく感じの子供には、
 状態異常で攻めまくられて、結局のとこ負けてしもうたんやけど」
アカネは笑いながらジャイアンに話しかけた。
負けた悔しさを別の相手に晴らし、満足そうにしている。
「ちくしょおッ! 覚えてろよ、この貧乳!」
ジャイアンはいかにも子供らしい捨て台詞を残し、ジムを走り去っていった。

「へくしッ!」
スネ夫は盛大なくしゃみをした。
「誰だよ、ぼくの噂をしてるのは」
垂れる鼻水を手で拭いながら、そう呟いた。
今のところ、スネ夫は最も順調に進めている。
ケーシィとハネッコはとっくに進化し、
あの四人の中で一番の実力を持っていることは明らかだった。
ゲームセンターの件は記憶から抹消しておいたので無問題だ。
「張り合いがなくてつまんないねぇ」
スネ夫は肩をすくめる。
ものごとがあまりにも自分の見立て通りに進むと、かえって退屈になるものだ。
「なにか面白いことでも起きないかな」
そう洩らしながら、スネ夫は36番道路に向かった。
520ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:57:09 ID:???
「ヤドンたちを救ってくれたことには感謝してるよ。
 でも、それとジム戦は話が別だからね」
そう言ったのは、のび太たちとそれほど年の変わらない、
ヒワダタウンのジムリーダー、ツクシ。
しずかはヤドンの井戸での戦闘のおかげで手持ちも強くなり、
ツクシ相手になんなく勝利を治めた。
ナゾノクサとメリープは、それぞれクサイハナとモココに進化することもできた。
しかしのび太は、実のところ幹部としか戦っていない。
さらにその戦いでも、ポケモンを一匹のみ毒状態にしただけなのだ。
苦戦を強いられるであろうことは、本人が一番よく分かっていた。
「行け、トランセル!」
「がんばれ、ヤドン!」
両者はほぼ同時に手持ちを繰り出した。
「ヤドン、水鉄砲!」
「トランセル、固くなる!」
特殊技である水鉄砲に対し、固くなるはほとんど意味をなさない。
トランセルは呆気なく倒れ、続くコクーンも一気に戦闘不能となった。
「やっぱりロケット団を追い払うだけのことはあるね。でも、こいつはどうかな?」
最後にツクシが繰り出したのは、鋭い鎌を持つポケモン。
521ただの金銀のようだ ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:57:49 ID:???
「わぁ、ストライクだ! かっこいいなぁ」
のび太は憧れのまなざしでストライクを見る。
ツクシは褒められたのが嬉しいのか、どことなく誇らしげだ。
「こいつはね、かっこいいだけじゃないんだよ。ストライク、連続斬り!」
ストライクはその自慢の鎌で、ヤドンに斬りかかる。
「危なッ……あれ?」
しかし、ヤドンは大してダメージを受けていない。
それにも関わらず、自信満々なツクシの態度にのび太は首を捻る。
「ストライク、また連続斬りだ!」
ストライクはさらにヤドンに斬りつける。
そしてのび太は、あることに気付く。
「あれ、さっきよりダメージが増えてる……?」
のび太に簡単なポケモンの知識、もしくは若干の思考力があれば避けられた事態。
「もう遅いよ。連続斬りはただ斬るだけの技じゃないんだ」
連続斬りはその名の通り、斬れば斬るほど威力が上がっていく技。
ストライクの猛攻撃を浴びたヤドンは、ろくに攻撃もできずに倒れ、
イトマルも糸を一度だけ吐くのみで終わった。
「これで並んだね。いや、ぼくの勝ちかな?」
ツクシは嬉しそうに言った。
522 ◆OgMOWRDE.s :2007/05/31(木) 11:58:58 ID:???
投下終了。
二週間後にテストです。最悪です。
数学?ベクトル?なんのことです?
それではまた。
523名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 12:03:40 ID:???
524名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 12:04:26 ID:???
525名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 13:06:55 ID:???
526名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 14:54:08 ID:???
ポケモンとドラえもん、夢の共演!?
http://www2.g-queen.com/index.html
527名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 14:59:28 ID:???
>>526
取りあえず死ね
528あぼーん:2007/05/31(木) 15:01:41 ID:???
あぼーん
529名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:03:15 ID:???
なんという自演
530セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:17:55 ID:???
皆乙
投下する
531セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:19:19 ID:???
#のび太サイド

シンジ湖を後にした僕は猛スピードでテンガン山を抜け、大雪原に出た。
そして、僕は予め持っていたふかふかのコートを着る。
何せここ一帯は寒いなんてレベルじゃない。
寒すぎるのだ。

「はぁ……はぁ……」
まだ一回も足を休めず、僕は息を切らせながら走っている。
脳裏には常にドラえもんの事が過ぎっていた。
静香ちゃんの推理によると、設定を変えたのはあの出木杉。
この世界で何をするのかはまだ分からない。
だが、ドラえもんを狙っているという事は確かだった。
というのも、この世界でやりたい放題する為に、一番障害になるのがドラえもん。
そして、そのドラえもんを確実に消す為にスペアポケットを奪った……静香ちゃんはそう言った。
正直信じたくないが、現状が現状。
その可能性も十二分に考えられる。

「今、助けに行くからね……ドラえもん……」
僕は重い足を尚も動かしながら、颯爽と雪原を駆け抜ける。
最早一刻の猶予も許されないだろう。
厳しい猛吹雪に見舞われている雪原の中で、僕は一人走り続けた。
532セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:20:26 ID:???
走っていると、やがて入り口みたいなものが見えてきた。
おそらく、エイチ湖のほとりだろう。
僕はようやく辿り着いたのだ。
「……行こう」
この入り口を抜けた先に、ドラえもんと出木杉が居る。
僕は覚悟を決め、エイチ湖内部へと足を踏み入れた。

エイチ湖に入って、真っ先に目に入ったのはスカタンクの炎だった。
炎は見る見る内にドラえもんに迫ってきている。
その付近には、薄ら笑いを浮かべている出木杉が居た。
ここに来て、僕はようやく確信する。
やはり出木杉は裏切った――と。

「……畜生!」
懐のボールを取り出し、ドラえもんと炎との間に放り投げる。
533セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:21:22 ID:???
次の瞬間、炎は跡形も無く消えていた。
僕が出したポケモン……ポニータのお陰だ。

「ふう、ポニータの特性が貰い火で良かったよ」
汗を拭い、出木杉を見据える僕。
「のび太君……助けに来てくれたんだね」
ドラえもんはゆっくりと僕の方へ駆け寄ってくる。
今までの疲れが一気に取れたような気がした。
「ドラえもん……間に合って良かったよ……本当に……」

短い会話を交わす僕達を見て、出木杉はチッと舌打ちをした。
「ジュピター、お前は先にアジトへ戻っていろ。コイツ等は僕一人で十分だ」
指示を受け、ジュピターは戸惑いながらもエイチ湖を後にする。
それと同時に出木杉は二つのボールを放った。
「いけ……ガブリアス、フーディン!」
当然、僕とドラえもんもボールを投げる。
放物線を描いたボールは空中で回転し、青白い光と共にそれぞれのポケモンが姿を現した。
534セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:22:36 ID:???
「もう終わりかい……?」
そう言って、雪の上にうつ伏せになる僕とドラえもんを見下す出木杉。
僕もドラえもんも、鍛えられた出木杉のポケモン達には到底敵わなかった。
「……くそ……」
出木杉は一歩ずつ、ゆっくりと僕達の方へ近づいてくる。
その傍らには、興奮状態のガブリアス。

「じゃあ……二人まとめて死ね」
出木杉がそう言い、ガブリアスが僕にトドメを差そうとした……その瞬間。
「ポニータ!」
さっきまで僕の横で同じように倒れていたポニータが、突如光り出す。
それは紛れも無く進化の光だった。
「……進化だ……」
僕は呆然とそれを見ていた。
ポニータの体がどんどん大きくなり、鬣は更に激しく燃え盛る。
やがて進化の光が消え、ギャロップがその姿を現した。

「ギャロップ……!」
僕とドラえもんは即座にギャロップに乗る。
勝負で勝てないなら、逃げるしかない。
「ギャロップ、走れっ!」
僕の指示を受け、ギャロップは猛スピードで駆けて行く。
エイチ湖の入り口目指し、疾風の如く。
535セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:24:17 ID:???
「逃がしはしないよ」
その出木杉の言葉と共に、僕達の希望は潰えた。
ガブリアスが物凄い衝撃波を発し、一撃でギャロップの体力を奪ったのだ。
「うわあっ!」
無様な形で転倒する僕とドラえもん。
だが、出木杉はガブリアスに指示を出さなかった。

「くそ……次々と邪魔者が……!」
そう悪態をつく出木杉の目線の先には、エンペルトを従えた静香ちゃんが居た。
「遅くなってごめんなさい……のび太さん、ドラちゃん」
言い終えると、静香ちゃんは出木杉の方をキッと睨む。
出木杉は眉を顰めていた。
「私のポケモンは全員万全の状態よ。それでもやる?」
幸い、出木杉は僕とドラえもんとの戦闘で消耗している。
出木杉は芳しくない状況に、再び舌打ちをした。
「ここは退いておくか……そろそろ戻らなきゃいけない頃だし」
出木杉はそう吐いてドンカラスに乗り、おぼろげな月が浮かぶ夜空へと飛び立っていった。

皆の手持ち
のび太   ライチュウLv42、ヨルノズクLv41、ギャロップLv40、スコルピLv39
ドラえもん ムクホークLv44、ムウマージLv43、ヌオーLv40
静香    エンペルトLv46 他不明
出木杉   ガブリアスLv50、フーディンLv44、ドンカラスLv40 他不明
536セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/05/31(木) 20:25:17 ID:???
投下終わり。
ナルト疾風伝おもすれー
537名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:27:07 ID:???
セカンドは仲間に助けられる場面が多い
538名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:27:13 ID:???
539名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:35:08 ID:???

セカンド氏はわざと王道を行ってる気がする
540名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:54:05 ID:???
541名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 20:57:27 ID:???
間違えた
542名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 21:02:10 ID:???
セカンドはこんな無駄な事をするより、勉強とか部活やバイトを頑張るべき
543名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 21:11:12 ID:???

NARUTOは一部の中忍試験当たりの方が面白かったけどなー
544名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 21:59:47 ID:???
>>543
中忍試験までは神だったが、それ以降が作者が手抜きを知ったらしく
大分面白くなくなったよな。

そして乙
545名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:11:47 ID:???
中忍試験は確かに神だった。
特にリーVSガアラとか。

…そろそろ控えるか。
546ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:28:54 ID:???
発投下アル
547ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:30:15 ID:???
ここはマサラタウン。 新人トレーナーが集まる場所。

今日、この町に新しいトレーナーが来るらしい。


産まれたての新人用ポケモンの僕たちには、うれしい限りだ。



博士と離れられるのだから。

オーキド博士は、いつもパソコンをいじっている。

研究員から見れば、新しい研究をしているか、仕事をしているように見えるだろうね。

でも僕たちは知っている。

博士は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」を開いているのだ。
しかも内容が…控えておこう。

正直嫌気が差す。

でも、今日で博士と離れられると考えると、僕たちのwkwkは止まらなかった
548ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:31:16 ID:???
バーン!

大きな音を立ててドアが開く。

噂のトレーナーが来たみたいだ。

人数は… 5人? すでにポケモン持ってるよ。

「博士〜〜! ポケモン貰いに来たよ!
注文通り6匹ね」

キターーーーーーーー( ゚∀゚ )

「ちゃんと用意しておるよ 寄りすぐりの6匹をね」

どうやらあの青い奴もトレーナーになるらしい。

一瞬パッチールかと思ったよ。

「ようし! まず俺からだ!」

オレンジ色の服を着たピz…大きい少年は、僕の横のモンスターボールを取った。

「うおお! 強そうだぜ!」

さよなら、マイフレンド、ブビィ。

元気でね。
549ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:32:37 ID:???
ブビィはモンスターボールで僕の方を見ている。

まるで、別れを惜しむ用に。

しかし…
「ようし、俺が一番乗りだぜ!」

ピザは研究所を出ていった。

感動の別れくらい言わせろよこのピz

気をとり直して、ポケモン選択が再開した。
「なあ…前々から思ってたんだけどあいつマジウゼえよ。」

「何を今更」

「ブビィが強いとかwww ベビーポケモンwww」

流石にこれはムッときた。

ジャイアンとかいうデブがウザいのは構わないが、親友を馬鹿にするとは。

このトゲトゲリーゼント。
550ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:33:49 ID:???
僕の中の皆の印象。

冴えない子
大人しい子
パッチール
なんか怖そう
トゲトゲ
ピザ


あくまで僕の推測だが、こんな感じだ。

今度こそ再開した。

「じゃ、次は僕が選ばせてもらうよ。」

手を出したのは、トゲトゲ頭のリーゼント君。
このリーゼントにだけは選ばれたくない。

「これだ!」


…神様っているんだろうか。
いるなら、一発蹴りを入れたくなった。

「じゃ、行こうかマイパートナー」

僕は、ボールの中から皆を見た。

皆、安堵した顔をしている。

やっぱり皆も選ばれたくなかったんだ。
551ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:35:01 ID:???
場面は変わって研究所。

(さよなら、マイフレンド、ルリリ)
(哀れやな)
(あとは皆まともそうだな…)
(誰かが犠牲にならねばならんのだよ…)

ちなみに、上からエレキッド、ピチュー、トゲピー、ムチュールである。

「じゃ、自己中2人が消えた事だし、ジャンケンで決めようか。」
冴えない子が提案する。

「賛成。あの自己中は承諾しなかっただろうな。」

こうして、順番が決まり、パートナーが決まった。

のび太 エレキッド
しずか ムチュール
ドラえもん ピチュー
出木杉 トゲピー


さよなら、博士。 あんまり安価メールばっかしてると捕まるよ。
552ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 22:35:49 ID:???
投下終了ナリよ

見てくれると大変うれしいでゲス
553名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:36:43 ID:???
おつ
554名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:39:08 ID:???
乙 期待出来るぞwこりゃ
555名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:39:55 ID:???
乙www
556名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:40:49 ID:???
毎回語尾変えるダスからどうぞヨロポコ
557名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:41:00 ID:???
乙 なるほど視点を変えたのか
改行多すぎくない?
558名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:42:43 ID:???
だがそれが良い
559名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:43:10 ID:???
語尾…
560名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:44:06 ID:???
さて、いつまでネタが持つかが心配だな
561名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:44:21 ID:???


こ れ は 期 待 で き る
562名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:47:14 ID:???
語尾に殺意を持った

一応乙
563名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 22:47:33 ID:???
少し自演臭がするが


期待
564名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 23:02:12 ID:???
その語尾は苦手だが…
なんかこういう語尾の漫画あったな

藤竜やったかな
565ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/05/31(木) 23:07:19 ID:???
補足。


主人公は、ベビーポケモン6匹。
始めにルリリ視点で行ったけど、これからはコロコロ視点が変わっていくつもり。

それと、舞台はカントーだが、技、アイテム等は最新の物もある。

それだけ。 バイバイキーン
566名無しさん、君に決めた!:2007/05/31(木) 23:10:23 ID:???
あれはヨコポコじゃね?。
ヨロピクみたいだな
567名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 12:44:23 ID:???
568名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 18:52:25 ID:???
セカンド早く来い 読みたい
569ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:16:08 ID:???
これから投下します。
本日完結
570ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:17:14 ID:???
ゲンガー「チックショーーッ!」
ゲンガーの雄叫びが自然公園に響く。
コーン。
ボールは無事ゲンガーに命中した。

歓喜の余りジャイアンは言う。
ジャイアン「よし!当たったぞ!後は捕まえられるかどうかだけ…………え?」
ジャイアンの言葉はそこで中断された。
予想外の事だった。
通常、モンスターボールを当てられたポケモンは、ボールに当たった直後、それに吸い込まれる様に捕獲される。
しかし、ドラえもんが放ったボールは、その本来の効力を全く発揮する事無くどこかへ転がっていってしまった。

その場に居た一同は、皆その光景に目を奪われ誰も動こうとしない。
いや、動く事が出来なかったという表現の方が正しいか。
少しばかり時が経ち、やっとその『原因』が分かった誰かが口を開いた。

ゲンガー「…………キシッ、キシシシシシ!キィシシシシシィッ!馬鹿かお前らは!?
俺はこのメガネのポケモンだぜ?
知らなかったのか?人の物を盗ったら泥棒なんだよーッ!」
ゲンガーは緊張から解放され、かつて無い程の笑いを見せる。
スネ夫「どッ………どどどどどどどうするんだよぉーッ!ドラえもーん!ドラえもん!ドラえもん、ねぇったら!」
スネ夫は絶望的状況に泣き叫ぶ。なんか股間がムズムズする。
571ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:18:20 ID:???
ジャイアン「チクショウ!チクショウ!
ここまで……ここまでやっと追い詰めたのに………!
チックショー!」
ジャイアンの絶望の雄叫びが自然公園内に響き渡る。

そろそろ「かなしばり」も解けてしまう。
このままでは、皆殺されてしまうのは火を見るより明らかだ。
スネ夫「マッ、ママァーーーーッ!!!」
スネ夫の股間が本格的に濡れてゆく。
ゲンガー「なんだ?テメエ、失禁か?」
そんなスネ夫の元へ、悪魔が歩みを進めてくる。
そして言った。

ゲンガー「後少しでかなしばりも解ける。
これでお前らは終わりだ。
お前らにお礼を言っとくぜ。
お前らがロケット団員を集めてくれてたからこんなにレベルアップ出来た。
これでデキスギも倒せるだろ。
だが、その前に………。」
ゲンガーは勝ち誇り、全ての物を凍りつかせる様な笑みを浮かべながら、「別にお前などどうでもいい」と言わんばかりに、今度はスネ夫の元から離れてゆく。
572ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:21:14 ID:???
そしてゲンガーは最も憎むべき、彼の元へ歩み寄った。
ゲンガー「青狸。俺はテメエを許せねぇ。
俺に恐怖を与え、何度も俺をビクつかせた事が、どうしても許せねぇ。
だからテメエは始めに殺す。
抜け目ねぇ奴だしな。」
彼はそう言い、右手をドラえもんの鼻先に突き出す。コウの時と同じ格好になった。

ゲンガー「さぁ、俺にビビれ。恐怖しろ。カスが。ん?」
そこまで言って、ゲンガーはある事に気づいた。
彼はてっきり、にっくき青狸の顔は、さぞ恐怖に歪んでるだろうと思っていた。
しかし、その青狸の顔は恐怖どころか、何か違う物を含んだ笑みさえ浮かべていた。
信じられない表情にゲンガーはゾッとした。
まだ油断は出来ない。まだ何かが起こる。
ゲンガーは直感でそう感じた。

そして青狸は大きな口をゆっくりと開いた。
ドラえもん「時間犯罪者。
僕はただ君を捕まえようとして、レベルボールを投げたと思ってるだろ?
僕の狙いは君だと思っただろ?
違うんだよ。僕の本当の目的は……。」

その時だった。

「………うーーん………。」
今まで地面に伏していた「彼」が体を震わせた。
573ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:22:09 ID:???
暗い暗い闇の中。
僕はずっとその中を泳いでいた。
いや、正確には僕は泳げないから、漂っていたと言った方が正しいかな。まぁそれはどうでもいいけどね。

ところで、僕はどの位の距離を、何時間、何日、いや何ヵ月泳いでいたのだろう。
それは僕には、全く分からなかった。
見当もつかなかった。

ただ、あの忌まわしい記憶は残っている。
シジマさんや海パン野郎達を躊躇無く殺していった事を。

僕は突然、言いようもない感じ(罪悪感って言うのかな)に襲われ身震いした。

何故あんなことをしたんだろう。
心が痛くなった。

その時だった。

突如目の前の闇を突き破り、一筋の光が差しこんだ。
その光は形を変えてゆく。
それは人の形をしている。僕の大好きな人。
僕はそれが誰か知っていた。
「しっ、しずかちゃん!」
僕は叫びをあげ、しずかちゃん元へ無我夢中に泳ぐ。正確にはもがく。
しかし泳げども距離は縮まらない。僕は自分の水泳の才能を呪ったが、そんな事はどうでもいい事だった。
しずかちゃんは言った。

しずか「………たさん……びたさん……のび太さん。」
574ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:23:20 ID:???
のび太「しずかちゃぁぁーーーーん!」
彼女の囁きで、僕はもがきのペースを早めた。
いつのまにか涙が溢れ、顔はぐちゃぐちゃになっていた。
しずかちゃんはそんな僕に、一瞬微笑みを浮かべると僕の方へ(まるでタケコプターでもついてる様に)飛んで来た。

のび太「しずか……ちゃん?」
僕は囈の様に言う。
すると、しずかちゃんはもう一度僕に微笑みを投げ掛け、耳元で一言囁いた。
しずか「のび太さん……。
皆を……皆を……助けてあげて……。」
しずかちゃんはそう言うと僕の元から離れ、上の方へ(闇の中で言うのもなんだけど、まぁ僕の頭がある方が上だろ。常識的に。)飛んでゆく。
のび太「しずかちゃぁぁーーん!」
僕は懸命にしずかちゃんを追いかける。
のび太「しずかちゃん!
皆を……皆を救うってどういう事!?
ねぇ!しずかちゃん!
待ってよぉー。ねぇったらぁ!」
僕はかつて無い程の必死さでしずかちゃんを目指す。
涙と鼻水で化粧された顔は、かなり不細工なものになっていたであろう。
しかし僕は泳いだ。
しずかちゃん目指して。

僕の心の一つの輝き、そして光。それを目指して。

僕は光を求め、重いまぶたを開いた。
575ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:25:12 ID:???
舞台は戻って自然公園。

のび太「………うーーん……。」

今にも起き上がろうとするのび太にゲンガーは唖然とする。
ゲンガー「な……何故こんなに早く起きれるんだ……。」
ドラえもん「僕は始めから思ってた。
君を捕まえる事は出来ないってことをね。
だから、ボールを囮にして『はっかのみ』をのび太君に投げ与えたんだ
かなりリスキーな作戦だけど成功して良かったよ」

ドラえもんの言葉を聞き、ゲンガーはぎょっとする。
ここでわざわざのび太を起こしたということは、次に来る策はただ一つ。

ゲンガー『俺をボールに回収する気だなッ!』
ヤバイ、これはマジでヤバイ。
奴があの眼鏡猿を起こしたのは、自分の『所有者』であるのび太に自分をボールに回収させる為だろう。
ボールの中に入れば如何に自分のレベルが高かろうと無力な存在。

眼鏡猿の所有権は解除してしまったから、もう一度、あのルールを満たさない限り奴を操る事は出来ない。
故にボールに収められたらもう終り。

絶対絶命のピンチだ。
しかし、まだ希望が潰えた訳では無い。
ノートのルールにより、のび太はここに至るまでの過程の記憶が全く無い。
576ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:26:10 ID:???
故に、今すぐこの状況を理解する事は到底不可能だろう。
奴の単純な性格は、タンバまでの追跡、数日間を共にした日々で良く分かっている。
自分の話術なら、『かなしばり』が解ける残り数十秒位なら上手く時間を稼げるだろう。
解けたら即、あぼーんさせれば良い。
ゲンガーは簡単に作戦を立てると、まだ寝起きたばっかりののび太の元へと近づいた。

ゲンガー「おい、のび太!ヤベエぜ、お前がタンバで人殺したのがバレてんぞ。皆俺達を許さねえって言ってるぜ。どうするよ?」
とりあえず、今の状況を誤魔化す為に嘘の情報を流さなければ。
安い策だが、寝起きのまだ働いてない脳味噌には効果抜群だろう。
それを見たジャイアンはヤバイと思い、のび太に指示を飛ばす。

ジャイアン「おーい!のび太!騙されんな!早くそいつをボールに戻「アーーーーー、アーーーーー。
なんて言ってるのか聞こえないなぁ。アーーーーー。」
ジャイアン「あの野郎……。
ワザと大声を上げて、俺の声をかき消してやがる……」
ジャイアンは唇を噛む。
単純だが、時間を稼ぐには最良の手だ。
成程、最初にのび太に接近したのもこの為か。
ジャイアン「おーい!のび太!聞こえるだろうよぉーッ!のび太ぁぁ!」
577ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:27:23 ID:???
ゲンガー「ワーーーーー、ワーーーーー。キシシシシシ。あのデブゴリラ。無駄なのによぉ。」
尚も声を上げるジャイアンを見てゲンガーはあざ笑う。

ゲンガー『さて、そろそろ『かなしばり』が消えるな。
そしたらまず眼鏡を消し去って……。ん?』
そこまで考えて彼は気づいた。目の前の少年の顔に。
涙でぐしゃぐしゃになり、憎しみを込めてこちらを睨んでいることに。
そして、一番ゲンガーの精神を揺さぶった事は、彼の手にモンスターボールが握られていた事だった。
ゲンガー「テメエッ!何を!」
のび太「何をって……?見たら……見たら分かるだろ……
時間犯罪者……お前を……封じ込める!」

有り得ない。この状況で奴がこんな行動をとれるのは有り得ない。
第一、ここに至るまでの記憶は無いし、ジャイアンの指示も全て聞こえなくした。なのに何故……

のび太「僕は……夢を見た。
しずかちゃんの夢を。君が……君がしずかちゃんをッ!だから……君は……僕が封じ込めてやる!」
のび太はモンスターボールをゲンガーの方へと傾ける。
ゲンガー「ガキがぁぁーーーー!調子に乗るんじゃねぇーーーーッ!」
ゲンガーの激昂が天に轟いた瞬間、彼の肩がすぅっと軽くなった。
ドラえもん「ヤバイ!『かなしばり』が解けた!」
ドラえもんも叫ぶ。
ゲンガー「食らえッ!シャドーボールッ!」
のび太「戻れ、ゲンガー!」
578ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 20:29:43 ID:???
凄まじい光が辺りに発生する。
その光に驚き、ゲンガーは目を瞑る。
そして彼は光が消えると、再び目を開いた。
目の前に、あのにっくき眼鏡猿は居ない。
ゲンガー「キシシシシシ。
キシシシシシ!」
ゲンガーの笑いが響く。
彼は辺りを見回すが、回りには最早誰もいない。

ゲンガー「みんな……みんな消し飛びやがったぁッ!
キシシシシシ!雑魚共めッ!」
ゲンガーは笑った。笑う事しか出来なかった。

何故なら……彼は今檻の中の『無力な存在』だから。

あの瞬間……、始めに光弾を放ったのはゲンガーだった。
しかし、それがのび太にぶつかるかぶつからないかの瞬間、『あなをほる』で回りこんだジャイアンのイノムーが、二人の間に割って入ったのだ。
イノムーが吹っ飛ばされた次の瞬間……ゲンガーは無事ボールに回収されたのである。



舞台は戻る。

時間は止まっていた。
誰もすぐには動かなかった。
本当に終わったのか?そんな考えが皆を包んでいた。

しかし、しばらく時が経ち、ゲンガーが飛び出して来ない事を確信すると、スネ夫はヘナヘナとその場に腰をおいた。

スネ夫「……お……終わった……」
579名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 20:31:24 ID:???
ごめん 支援
580名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 20:33:16 ID:???
ごめん サルになられたら困る 支援
581名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 20:34:35 ID:???
>>580
お前は遅すぎた
582名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 20:35:47 ID:???
おつ
583名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 20:36:48 ID:???
>>579
お前はなかなかいい判断したと思うよ 遅いけど
584名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:18:54 ID:???
テスト
585ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:20:01 ID:???
投下再開
586ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:20:51 ID:???
スネ夫に釣られたか、皆緊張の糸が解け、その場にヘタリ込む。

ジャイアン「勝ったのか……?
勝ったのか?俺達は?」
ドラえもん「勝ったよ……僕達は……」
ジャイアン「そうか………」
ジャイアンもすっかり骨無しになっている。
するとヘタリ込む三人の前に、目を赤くした少年がやって来た。
そいつは言った。

のび太「皆……皆……ごめん……本当にごめん……
今まで何が起こってたか分かんないけど……
タンバの……タンバのシジマさんを殺したのは……僕なんだ……」
ジャイアン「なんだっ(ry」
思わず叫ぼうとしたジャイアンの口をドラえもんが塞ぐ。
そしてドラえもんは言った。
ドラえもん「それは本当かい?」
ドラえもんの問いに、のび太涙を拭き無言で懐から小さい何かを取り出す。
それは紛れも無く、タンバジムバッジ、ショックバッジだった。
のび太は続ける。

のび太「……誰にも……勝てなくて……僕が……泣いてた時……ノートを拾ったんだ……
そして……僕は……」
ドラえもん「それ以上言わなくていい。」
ドラえもんはそう言い、のび太にハンカチを差し出した。
ドラえもん「大丈夫だよ、のび太君。僕らは……君を許すよ」
587ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:21:46 ID:???
のび太「ドラえもぉぉぉん!!」
のび太はドラえもんに抱きつき、体を任せた。
溢れる涙を止める事は出来なかった。拭えど拭えど止まらない。
ジャイアン「泣かせやがる………」
スネ夫「うん……」
二人も貰い泣きしていた。

その時、
?「いやぁ、友情という物は美しい物だねえ」
見知らぬ男がこちらを見て拍手をしていた。
その姿はピッチリとしたスーツに包まれた、さながら戦隊もののヒーローのようだった。
スネ夫「誰だい?君は……?」
男「君に答える義務があるかい?」
スネ夫は素直な疑問を述べたが、男に即打ち消されてしまった。
その言葉にカチンときたのか、ジャイアンが男に詰め寄る。
ジャイアン「オイオイ……
お前が何処の誰だか知らないけどさ、何様のつも……」
ジャイアンの言葉はそこで止まった。
男の拳がジャイアンの体に当て身を食わせたのだ。
のび太「ジャイアン!」
驚きを隠せない一同に、一方男はトランシーバーのような物で誰かと会話する。
男「アー、こちら……。これから容疑者の確保に入る。
作戦開始!」
次の瞬間、
スネ夫「プギー!」
謎の光線に当たり、スネ夫が倒れた。
588ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:22:44 ID:???
ドラえもん、のび太「スネ夫ーッ!」
のび太とドラえもんは反射的に光線の出どころを見る。
そこには、男と似たような格好をした女がそこに立っていた。
手には光線銃が握られている。
ドラえもん「一体これは何……」
男「おやすみ。」
男は光線銃を取りだし、その引金を引いた。
その場に二人の人間が倒れた。
男「よし、回収だ。」
男はのび太の元へと歩み寄り、その手から乱暴にモンスターボールを奪い取る。

のび太は薄れゆく意識の中、必死に意識を保ち彼らの話を聞いていた。

男「えー、もしもし?
タイムパトロールですか?たった今容疑者を確保しました。
時代と次元は……」
のび太『タイムパトロールだって!?』
のび太は驚く。
女「待って、この子まだ意識があるわ!」

ヤバイ。

のび太の血の気が引く。

男「じゃあ、もう一発撃って早く眠らしちゃいなよ」

ビビビビビビビ。

それはのび太の聞いた最期の言葉になった。
589ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:23:40 ID:???
ボールを回収し終えた二人は、迎えのタイムマシーンに乗り元の時代へと引き返していた。ついでにノートも回収してきた。
女が言う。
女「あの子達はどうしたの?」
計器を確認しながら男は言う。
男「別の班が動いてる。
記憶と時間を少々操作して現実世界に返してやるんだってさ。
多分彼らが次に目覚めるのは彼らの寝床だよ。」
女「そう。」
女は一息つく。

男「それにしても、最後にアイツを封じ込めたあのボールは凄かったな。
23世紀の科学顔負けだよ。
『モンスターボール』って言ったっけ?
同じ名前の秘密道具があった気がするけど」
男はゲンガーの入ったモンスターボールを手に取り、呟く。

女「時間犯罪者の記憶の操作は?」
女は再び疑問をぶつける。
男「『ゲームの記憶』だけ消し去ってるよ。
後、暴れないように力を弱くしておいた。
奴も23世紀に戻れば裁かれるんだろうな
おっと……」
突如、タイムマシーンの機体が揺れ動く。
女「どうしたの?」
男「時間の乱気流にはいっちまったみたいだ。大丈夫、すぐに……おわっ!」
女「きゃあああああ!」
590ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:25:27 ID:???
ボールを回収し終えた二人は、迎えのタイムマシーンに乗り元の時代へと引き返していた。ついでにノートも回収してきた。
女が言う。
女「あの子達はどうしたの?」
計器を確認しながら男は言う。
男「別の班が動いてる。
記憶と時間を少々操作して現実世界に返してやるんだってさ。
多分彼らが次に目覚めるのは彼らの寝床だよ。」
女「そう。」
女は一息つく。

男「それにしても、最後にアイツを封じ込めたあのボールは凄かったな。
23世紀の科学顔負けだよ。
『モンスターボール』って言ったっけ?
同じ名前の秘密道具があった気がするけど」
男はゲンガーの入ったモンスターボールを手に取り、呟く。

女「時間犯罪者の記憶の操作は?」
女は再び疑問をぶつける。
男「『ゲームの記憶』だけ消し去ってるよ。
後、暴れないように力を弱くしておいた。
奴も23世紀に戻れば裁かれるんだろうな
おっと……」
突如、タイムマシーンの機体が揺れ動く。
女「どうしたの?」
男「時間の乱気流にはいっちまったみたいだ。大丈夫、すぐに……おわっ!」
女「きゃあああああ!」
591ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:26:53 ID:???
機体が大きく傾き二人は壁に体を叩きつけられた。
しかし一息つくと、また逆に叩きつけられる。
まるで箱の中に入れられて振り回されているようだった。
女「きゃあああああ!」
男「慌てるな!すぐに収まる!」

数分後、男の言う通り機体の揺れは収った。
二人はホッと一息つく。
女「イタタタタ……。
あんな時の乱気流は久しぶりに体験したわ。」
女は肩を押さえながら呟く。
男「そうだな……。くそっ、俺は膝をうっちまった……。ああああッ!」
男は突如すっとんきょうな声を上げた。
女「どうしたの?」
女の問いに、男は無言で計器を指さした。
女はそれを見て真っ青になる。

なんと計器がメチャクチャに壊れていた。
これでは航行不能だろう。
男「畜生!ここまで……ここまで来たのに……!」
女「嫌よ!私死ぬの嫌よ!
ねぇ!どうするのよぉ!」

男「慌てるなッ!
あ…………機体が……崩れてゆく……」
女「きゃあああああ!」
二人の検討も虚しく、二分後船は時間と次元の波へと飲まれていってしまった。
592名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:26:54 ID:???
支援
593ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:27:44 ID:???
「うーん……、はっ、ここは?」
明るい陽射しを浴び、『彼』は目を覚ました。
ここが何処かは分からないが、何とか自分が生きている事は分かる。
タイムマシーンが途中航行不能に陥った事は覚えている。
それと、自分が23世紀で犯罪を犯し、逃げてきた事も。
とりあえず、彼は意識をはっきりさせようと、顔を洗いに近くの水場へと足を運んだ。
「ん?やけに体が軽いな」
彼は自分の身の軽さに違和感を感じつつも、顔を洗いに水場へ顔を寄せる。
その瞬間、

「なんじゃこりゃあああああああ!!!!」
水面に映った自らの姿を見て、彼は100デシベルに達するか達しないかの声を張り上げた。
「え?え?どうなっちまってるんだ?」
彼は水面を除き込む。
その姿は幽霊や死神の様な類の姿をしていて、お世辞にも人間と呼べる様な物ではなかった。
「何だよコレマジで。こんなんじゃあまともに外も歩け……イテッ。」
すると、失意に沈む彼の上から何やら冊子の様な物が落ちてきた。
「イタタタタ、なんだよコレ……。」
彼は反射的にそれを見て拾いあげた。
黒いノートだ。
彼はこのノートをパラパラと捲り呟く。
594ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 21:28:40 ID:???
「俺……このノート知ってる……。
使い方も……ルールも……。」
『彼』は呟く。『彼』は知らない事だが、どうやら「ゲームの記憶」を消されても「ノートの記憶」は残っていたらしい。
そして、自分は今『宿主』になる人間を探さなければならない事も何となく知っていた。
?「よーし、ケーシィしか居ないけど頑張るぞー
僕が一番乗りで現実に帰るんだ!」

ヤベッ、誰か来る。
『彼』はノートを掴み、そそくさと物陰に隠れる。
数秒後、『彼』の前を如何にも頭が悪そうな少年が音痴な鼻唄を歌いつつ、通り過ぎていった。

現実?帰る?意味が分からない。

「あのガキは……とりあえず、跡をつけてみよう。
現実に帰るとか気になる事を言ってたし……。
頭悪そうだから……もしかしたら利用出来るかもな!キシシシシシ。」
彼はこっそりとのび太の跡をつける事にした。

彼がタンバでのび太少年にノートを与えるのはまだ未来の話。

そして、彼が今までこのシチュエーションを何度体験してきたかは、最早誰も知らない事であった。

そして彼は知らない。自分は今、無限の時の中で同じ事を無限に繰り返している事を。
595名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:33:17 ID:???
支援
596名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:46:39 ID:???
支援
597名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:54:23 ID:???
つまり… デジャウ゛?
598名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 21:58:58 ID:???
時間がループしてるだからデジャヴではないんじゃね
599名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:00:43 ID:???
あの膝打った男と付き添いの女はどうなったのかが知りたい
600ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 22:04:16 ID:???
再び投下の再開
本当にお騒がせしてすみません
601ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 22:07:16 ID:???
そして舞台は現実世界に戻る。


ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ。
のび太「うーん。」
今日もけたたましく鳴るアラームの音。
のび太はそれを止めるべく、手を伸ばした。
カチッ。
スイッチを押された目覚まし時計は急におとなしくなる。

のび太「おやすみ……」
のび太は再び夢の中へとGO BACKする。

のび太は気づいていないが、今は8時。小学校ではとっくに遅刻の時間だ。

そして彼はまた気づいていない。目の前の鬼に。
「のぉびぃたぁ……!」
鬼が怒りを浮かべた声を上げるが、のび太は
のび太「うーん、行けっ、ケーシィ……
ああ、テレポートばっかしないで戦ってくれよぉ。」
ママ「のび太ぁぁ!!!!」
のび太「うあああああああああ!」
ママの雷が落ち、のび太はトーストをくわえ家から飛び出した。

ドラえもん「やれやれ……のび太君は……」
ドラえもんは小さくため息をついた。
602ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 22:08:04 ID:???
のび太はすすきヶ原町を学校目指し、爆走する。
のび太『最高速度で……この角度を……曲がるッ!
のび太、いっきまーす!』
しかし残念ながらアムロ・のび太は角を曲がりきることは出来なかった。
突如、横から来た誰かにぶつかったからである。
「オフッ!」「スップリングッ!」
のび太はその衝撃で吹き飛ばされた。
のび太「イタタタタ……。誰だよ……。
ん?ジャイアン?」
のび太の顔が青ざめる。
ジャイアン「のび太ぁぁ!」
のび太「ひいいいいッ!」
のび太は死を覚悟した。
その時、
出木杉「やぁ、野比君に、タケシ君じゃないか。」
ジャイアン「出木杉ィ。」
ジャイアンは思わずのび太への攻撃を止めた。
ジャイアン「出木杉が遅刻なんて珍しいな。」
出木杉「今日は起きるのが遅くてね。
変な夢も見たし。」
ジャイアン、のび太「変な夢?」
のび太とジャイアンは気になり、訊く。
出木杉「いやぁね、皆でポケモンの世界に行くって夢さ。
余り覚えてないんだけど。」
603ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 22:09:28 ID:???
ジャイアン「なんだぁ、その夢w」
ジャイアンは笑い出す。
出木杉「まぁいいよ、笑ってくれても、所詮夢だし。ああ、それと野比君」
出木杉はのび太の方を向く。
出木杉「僕の後ろからやす夫君とはる夫が来るんだ。どうせ遅刻するんだし、もう少し待ってようよ!」
スネ夫「まさか、優等生の出木杉がそんなことを言うとはね。」
嫌味な言葉と共に現れるスネ夫。
のび太「スネ夫!」
スネ夫は続ける。
スネ夫「ちなみに僕の後ろからはしずかちゃんが来るよ」
ジャイアン「なあんだ、皆遅刻してんじゃねえか。」
ジャイアンの言葉に、今度は皆が笑った。

そして数分後。
ジャイアン「よーし、皆揃ったな。じゃあ、学校目指してしゅっぱーつ。」
総勢七名の遅刻者は学校を目指し歩き始める。
誰もゲームの事を覚えていない。
学校には遅刻しているが、皆はこのふとした日常に幸せを感じていた。
のび太も、そんな日常がいつまでも続けばいいなと思った。

『キシシシシシ。』

のび太「ん?」
のび太は何か聞こえた気がして立ち止まった。
ジャイアン「おーい、のび太、何してんだよ置いてくぞ〜」
スネ夫「全くのび太はノロマだな。」
のび太「待って、今行く〜」
のび太は走り出した。
のび太『気のせい……かな?』
こうして青い空の下、彼らの日常はまた静かに過ぎてゆくのであった。

―ポケモンとのび太とノートと完―
604名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:11:10 ID:???
出木杉空気すぎwwwww
シナリオは最初の構想から変わったのかな? 乙
605ポケモンとのび太とノートと ◆C1aEnJaUS2 :2007/06/01(金) 22:12:05 ID:???
これでポケモンとのび太とノートは終了です。
たびたびの猿さんには焦りましたが、最後まで投下出来て良かったです。
この作品を書き終えれたのも、単に初心者である自分を助けてくれた皆さんのお陰だと思います。

本当に今までありがとうございました。
606名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:12:11 ID:???
もうね、乙じゃあ足りないよ。
乙乙乙でも足りない。
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
607名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:14:04 ID:???
乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙、乙乙乙乙乙乙乙GJGJ!
608名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:15:11 ID:???
>>604
今だから言います。変えました。
もう、本当に大幅に
最初は出木杉をキーパーソンにする予定でしたが……
まぁ、この話は秘話としてまた今度
609名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:16:54 ID:???
ヾ( >д・)b GJ! 半年間お疲れ様!
610名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:17:30 ID:???
           , -─- 、  , -‐- 、
        ,, -'"     `V     `‐、
      /                 \
    ./                       \
    /                      ヽ
   ./  /                   l  ヽ
  /  / /  / ./ /          l   | .l .lヽ
  |  l. l  /  / / ./ .l    |  |  l  / /  l l.〉
   l、 | |  l  / / ./ ./   |.  l  | ./ ./ ./ | |./
    l、| | l // ///|   l  / / //// / /     ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
    l、l | /l///_/ l  / //_|/_∠| / | /     .<  ず っ と 乙 の     >
    /⌒ヽ | \ `ー' ゝl  // `ー' /|/⌒v'     <     タ ー ン !     >
    | l⌒l l|    ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄  .|/^_l.l       ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
    ヽゝ(ー| /|   ´ \|       ll ),l'ノ
     lヽ_ /  |   ┌───7   /._/
     .l/   |     l ̄ ̄ ̄/    / /   ,ノ!
    /       |..   V´ ̄∨   ./ /,.-‐'" .|
    ./   (;;)   |\   `ー‐'´  / /       |
    |     _|_\       /| ./      |
   (|   ,.-‐'"    | \__/  .|/    _,.-─;
   |/    .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/
   ̄         |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::



もうね……本当に乙
毎回毎回本当に飽きない作品だったよ


611名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:18:47 ID:???
完結乙!
長期に渡る連載、乙でした。
そんなあなたに俺の好きな曲の一部を――

Big and Bigger Biggest Dreamer!
信じられなきゃ 瞬きしてる 刹那に消えるよ
ココロの標的そらさず走れ 全てのチカラぶつけよう


…分かる人少ないだろうね
612名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:20:56 ID:???
テイマーず

613名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:21:14 ID:???
               . -―- .      やったッ!! さすがノート氏!
             /       ヽ
          //         ',      おれたちにできない作品完結を
            | { _____  |        平然とやってのけるッ!
        (⌒ヽ7´        ``ヒニ¨ヽ
        ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′     そこにシビれる!
        /´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {.  ヽ     _ _      あこがれるゥ!
         `r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ )  (  , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
         {(,| `'''7、,. 、 ⌒  |/ニY {               \
           ヾ|   ^'^ ′-、 ,ノr')リ  ,ゝ、ー`――-'- ∠,_  ノ
           |   「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐  ハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!  , -===- 、  }くー- ..._
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |.  { {ハ.  V'二'二ソ  ノ| |    `ヽ
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/    <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ  \ `丶、  |、   \\'ー--‐''"//
\___,/|  !  ::::::l、  \  \| \   \ヽ   / ノ
614名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:21:37 ID:???
くっ! 邪気眼よ、収まれ!
フフフ 命びろいしたな
615名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:24:09 ID:???
GJ!
今までお疲れ…本業の野球の方も頑張ってくれ
616ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:25:59 ID:???
ノート氏本当に
乙。
乙乙乙。
乙乙乙乙乙。

空気読まずとうかかいし
617ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:27:21 ID:???
【エレキッドの日記】
四月一日。 今日は僕の旅立ちの日だ。
嫌いな博士でも、一応世話をしてくれた親だ。

「よし、皆ポケモンを持ったな。 出発するのじゃー!」

博士はそう言って、二階へ上がって行った。
きっとまた安価メールでもするのだろう。

僕達は呆れて、別れを言うのが馬鹿馬鹿しくなり、旅立ったのだった。


「僕のパートナーはエレキッドだね、宜しく」

彼の事は、皆から「ノビタ」と呼ばれている。
僕はジェスチャーで、ノビタに「宜しく」と伝えた。

「ん?お腹すいたの?」

…とりあえず悪い人では無さそうだ。
618ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:28:28 ID:???
誤解しているようだが、僕に生ハムをくれたノビタは、草むらへと入っていった。

始めての戦闘が始まると思うと、ドキドキしてくる。
なんせ、今まで一度もポケモンと戦闘したことがないのだ。
自分の技すら分からない。

「や、野生のポッポだ!」

キター

「エレキッド! え〜と覚えてる技は…」
ノビタはポケモン図鑑をいじり始めた。 その手つきはなかなか早い。
「でんきショックを覚えてる… でんきショックだ!」

ノビタの命令に従って、でんきショックを出した。
どうやら、ポケモン図鑑は自分ポケモンの技も見れるらしい。

…こんなの発明してたんだ、博士。
619ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:30:01 ID:???
博士を少し尊敬しつつも、僕は2、3発当ててポッポを倒した。
しかし、始めてのバトルを経験しての感想は。

楽しい。
電気ショックを当てる時に出すポッポの悲鳴が僕の感性をry

「凄いじゃないか、エレキッド!」
駆け寄って来るノビタ。
こうしてくれると、やっぱり嬉しい。

僕とノビタは、相性がいいのを武器にして、ポッポを狩りまくった。
おかげで、レベルも大分上がっただろう。

気が付けば、もう夜の6時半だった。
ノビタは、用事があるらしく、宿を探す事にした。

「早くしないと、ポケモン始まっちゃう…」

ここアニメなんかやってたのかよ
620ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:31:10 ID:???
―番外― その頃オーキドは

vo.1 旅立ちの時

「出発するのじゃ〜!」
無事に我が子を送り出した。
可愛い子には旅をさせろ…か  今なら、分かる気がする。

大丈夫。 ちゃんとお守りも持たせた。 各タイプの基本技も覚えさせた。
何も心配はいらないだろう。

ワシは二階へ上がり、携帯電話を取り出した。
最近のネットワークは素晴らしい。
わざわざ話をしに出向かなくても、メールで簡単に伝えられる。
そうしてワシはメールを打ち始めた。

『今日、新しいトレーナーが出発したので、ポケモンセンターは宿を提供してやってくれ byオーキド』

これで宿の心配はしなくていい。
次に、ジムにも連絡しなければ。

こうして、ワシの忙しい日々は過ぎていく。
621ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/01(金) 22:32:43 ID:???
とうか終了だす

ノート氏
  乙。
 乙乙乙。
乙乙乙乙乙。
622名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:34:49 ID:???
623名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 22:36:15 ID:???
ノート氏乙
624新人潰しの隆司 ◆DMRlBMka22 :2007/06/01(金) 22:37:45 ID:???
まぁとりあえずね うん

まず 指摘したいことは…










625名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 23:23:41 ID:???
フヒヒヒ…

日記たん乙











ノートたん乙
フヒヒ…
最初の始まった時から楽しませてもらったよ
合宿がんばってね ☆
ブヒヒ…フヒヒヒ…
626コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:24:50 ID:???
――そんなある日――
「最近、出木杉見ないな。」
「いいじゃん。あんな奴。それよりジャイアン!デュエルしようよ!」
「なんだよのび太…別にいいけど…いつもと同じだったらつまんぬぇんだよなぁ。」
「お困りのようだね!」
「ドラえもん!なにかいいアイデアがあるの!?」
ドラえもんは不気味な笑みを浮かべ…
「千年パズル〜 これがあれば闇のゲームをすることが出来るんだ。」
「うおースッゲー!ドラえもん!それを寄越せよ。」
ジャイアンはドラえもんから千年パズルをひったくった。
「フヒヒヒ…さぁやろうぜ…のび太。」
千年パズルを持った瞬間!ジャイアンのふいんきが変わった…
「!? ジャイアン…どうしたの?…こうなったら…僕がジャイアンを元に戻すしかない!」

  デュエル !
627コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:25:59 ID:???
じゃんけんの結果、ジャイアンが先攻になった。サイドカードは3枚。
「フヒヒ…先攻は俺が貰うぜ!ドロー!
ベンチにヒトカゲを召喚。
さらに、俺は最初にセットしていた、ブーバー(Lv31)に炎エネルギーをつける。
煙幕で攻撃!
のび太のストライクに、弱点で20ダメージ!ターンエンド。」
「僕のターン!カードをドロー。セットして置いたストライクに草エネルギーを付け、剣の舞い!」
「ここで煙幕の効果を発動させて貰うぜ!コインを投げて裏なら技失敗。」
「コインは…表だ!ワザ成功。ターンエンド」
「ウヒヒヒ。俺のターン、ドロー。ベンチにベロリンガを召喚しておくぜ。
ベンチのヒトカゲに無色二個エネルギーを付ける。
ブーバーで攻撃!煙幕。20ダメージを与えてターンエンド。」
628コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:26:53 ID:???
「僕のターン…ドロー!ベンチにサンダーを召喚!
さらにストライクにプラスパワーを発動。
ストライクに無色二個エネルギーを付けて、きりさく!コインは…成功!」
「30ダメージか…俺のター…」
「いや…気絶だよ。」
「何を言ってやがる!のび太のくせに!」
「前のターンに使った剣の舞いの効果で威力は倍なのさ☆
サイドカードを引かせてもらってターンエンド☆」
「くそっ!俺のターン!フィールドにはベロリンガを出すぜ!
カードをドロー! ヒトカゲをリザードに進化!
さらに二枚目の無色二個エネルギーを付ける。ターンエンド」
「僕のターン、カードを引く…サンダーに雷エネルギーを付ける。ストライクでベロリンガに攻撃! 切り裂く!ターンエンドだよ。」
「俺のターンドロー。リザードに無色二個エネルギーを付ける。ターンエンド。」
「僕のターン、カードを引く。サンダーに雷エネルギーを付ける。ベンチにエレブー召喚。
ストライクで切り裂く! ターンエンド」
629コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:28:09 ID:???
「僕のターン、カードを引く。サンダーに雷エネルギーを付ける。ベンチにエレブー召喚。
ストライクで切り裂く! ターンエンド」
「俺のターン…カードを引いてリザードに炎エネルギーを付け、ターンエンド…フッ」
「僕のターン、カードを引く。ストライクの切り裂く。ベロリンガ撃破。ターンエンド。後一枚で僕の勝ちだよ。」
「へっ!俺のターンリザードをリザードンに進化!
ドン☆
炎エネルギーを付けて…炎の渦で攻撃!カードを二枚トラッシュする。
弱点でストライクに200ダメージ!フハハハハ―!サイドカードを引いてターンエンドだ。」
「なんて威力だ…僕のターン…ドロー…」
(だめだ…ジャイアンのリザードンを倒せる気がしない…)
「ターンエンド…」
「俺のターン、ドロー。リザードンに炎エネルギーを付ける!
炎の渦! フハハハハ―!」
ここからの展開は一方的…のび太は無惨にもサイドカード一枚の状況から逆転負けしてしまった…」
「のび太!お前の負けだ! 罰ゲーム!マインドスキャン!」
「うわあああああ」




「なんだ夢か…」
630コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:29:05 ID:???
今日の最強カードはこれだ!!

【リザードンLv76】

【特殊能力のエナジーバーンは、自分に付いてエネルギーの属性を炎にすることが出来るぞ!
炎の渦はエネルギーカードを2枚トラッシュすることで100ダメージを与える強い技だ!】






また見てね フヒヒヒ…
631 ◆qd1EkoaKMw :2007/06/01(金) 23:29:55 ID:???
フヒヒヒ…
今日は終了…ブヒヒヒヒヒ……フヒヒ…
632名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 23:33:13 ID:???
おちゅ・・・フヒヒヒ
633名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 23:33:26 ID:???
もう完全に遊戯王だなwwwwwwwwwww

634名無しさん、君に決めた!:2007/06/01(金) 23:59:58 ID:???
おつ
635ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/02(土) 03:09:16 ID:???

ノートは無理矢理終わらせた感しかないがまあ乙

↑のカードの奴!つまらん!
支持者は自演Zとしか言いようがない!
636名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 05:48:53 ID:???
夢オチwwwww
637名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 06:39:15 ID:???
ロキって一応読んでたゎだ…
638名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 08:09:31 ID:???
ドラえもんパズルの組み立て方知ってたのかwwwwwwwww
639名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 08:52:46 ID:???
不覚にも、ノート氏の投下中に寝てしまうなんて…。

完結乙です!
野球とトレーナーの方も頑張って下さい!




あとおばあちゃん氏乙w
夢オチですかww
ノート氏は二作目も書くのか?
漏れの好きな作者だんだん消えてく・・・。
ノート氏は終わるは未来出木杉氏ももうすぐ終わる・・・。
泣きそうだぜぃ
642名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 18:31:36 ID:???
>>640
バーボン行ってこい

トレーナー
643名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 20:10:19 ID:???
フヒヒヒ……
644コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:11:06 ID:???
「ってなんだここは…? 目が覚めたと思ったら…」
のび太が目を覚ました時、周りは小さい頃に見たことあるような…少し懐かしい風景だった。
「…ちゃん…びちゃん…」
「ん…なんだ?」
「のびちゃん…お前に…このカードを授けよう…大事にするんだよう……」
「……………!?…
……おばあちゃん!?
おばあちゃん! 待ってよ…おばあちゃん!おばあちゅあああん………」



「……び太君!…び太君!……のび太君!」
のび太が目を覚ました時、ドラえもんが隣にいた。
「………ドラえ…もん? ここは……?」
「よかった!気がついたんだね!
君はジャイアンと決闘(デュエル)をして…その後…倒れたんだ…。」
「そうだったんだ…ジャイアンは…?」
ドラえもんは顔を下に向け…
「ジャイアンは空き地で暴れてる…レアハンターとか言って…みんなからレアなカードを片っ端から奪ってるんだ…。君が倒れた時も、君のサンダーがデッキから抜き取られて…持っていかれたよ…」
「……行かなきゃ!」
645コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:12:00 ID:???
「何を言ってるんだよ!君はまだ起きたばっかりだろ!…ってなんだい、そのカードは?」
「…夢の中で……おばあちゃんにあったんだ…大丈夫!ジャイアンは僕が元に戻してみせるよ!」
「…のび太君……分かった。気をつけてね!」
のび太は空き地に向かった。みんなを…そして…ジャイアンを守るために…
「ジャイアン!」
「ウヒヒヒ……ってなんだよメガネ!ギッタギタにしてほしいのかああぁー!?」
「僕は…君を元に戻す!デュエルだ!」

「またやられたいのか!?懲りない野郎だ!お前が負けた場合はお前のカードをすべて貰うぜ!…そして…罰ゲームを受けて貰う! ウヒヒ……」
「……分かったよ。」
「よしよし…それじゃあ…」

   デュエル!


サイドカードは3枚
646コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:13:47 ID:???
「俺の先攻、ドロー!ベンチにヒトカゲ(HP50)を召喚、さらに炎エネルギーを付ける!ターンエンド。」
「僕のターンドロー。最初にセットしていた、パウワウ(HP60)に水エネルギーをつける。
そして、ジャイアンのベロリンガ(HP90)にずつき!10ダメージを与えてターンエンド。」
「俺のターン、カードを引く。ベンチにガルーラ(HP90)を召喚。ベンチのヒトカゲに無色二個エネルギーを付けて、ターンエンド。」
「僕のターンドロー!パウワウに二枚目の水エネルギーを付ける。
そして、ベンチにラプラス(HP80)を召喚。
パウワウでベロリンガに攻撃!ターンエンド。」
「俺のターン、ドロー…ヒトカゲをリザード(HP80)に進化…さらに炎エネルギーを付ける。
トレーナーカード、オーキド博士を発動!手札をすべて捨てて、カードを7枚ドロー…ターンエンド。」
「僕のターン…トレーナーカード、マサキを発動…2枚ドロー!
パウワウに水エネルギーを付けて…ジュゴン(HP80)に進化!ベロリンガに攻撃!オーロラビーム!50ダメージを与えてターン終了だよ!」
647コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:14:58 ID:???
「俺のターン…カードをドロー!リザードに無色二個エネルギーを付ける…ターンエンド。」
「僕のターンドロー…オーキド博士を発動、カードを捨てて7枚ドロー。ジュゴンでベロリンガに攻撃!ベロリンガ撃破!サイドカードを引いてターンエンド。」
「俺のターン、ドロー…ガルーラに炎エネルギーを付け、こどものおつかい発動!カードを一枚ドローして…ターンエンドだ。」
「僕のターン…はカードを引いて、ラプラスに水エネルギーを付ける。ジュゴンでガルーラに攻撃してターンエンド。」
「俺のターンドロー…フハハハハー来たぞ!このカードが!リザードを進化!いでよ!リザードン!」
ドン☆
「遂に出てきたか…」
「リザードン(HP120)に炎エネルギーを付けてターンエンドだ!」
「僕のターンドロー…マサキを発動…カードを二枚ドロー、そしてベンチにヒトカゲを召喚、さらにゼニガメを召喚して…ジュゴンで攻撃。ガルーラ撃破。サイドカードを引いてターンエンドだよ。後一枚で僕の勝ちだ。」
648コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:16:12 ID:???
「フハハハハーいでよリザードン!
俺のターン、カードを引いて…リザードンでジュゴンに攻撃!
滅びのバース……炎の渦!
フハハハハーサイドカードを引いてターンエンドだ!」
「ラプラスをフィールドに出すよ…カードをドロー、マサキを発動、カードを二枚引く。…ヒトカゲに無色二個エネルギーを付けて…ラプラスで水鉄砲…弱点で20ダメージを与えて…ターンエンド…」
「俺のターン、ドロー…炎エネルギーを付ける!リザードンでラプラスに攻撃!サイドカードを引いてターンエンドだ!また俺の勝ちだな!」
「…ジャイアン…僕はこのターン…君に勝つ!!そして元に戻してやる!」
「なにをぉ!?のび太のくせに生意気だぞ!やれるもんならやってみろよ!!」
「やってやるさ!僕のターンドロー!」
649コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:17:25 ID:???
今日の最強カードはこれだ!

【無色二個エネルギー】
(特殊エネルギーカード)
【このカードは「無色」エネルギー二個分としてあつかう。】

属性はないエネルギーだが、なんと二個分のエネルギー!
ノーマルタイプのポケモンには相性抜群だ!







また見てね…ブヒヒヒヒヒヒヒ………
650コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/02(土) 20:18:22 ID:???
ブヒヒヒ……今日は…終了…フヒヒ…
651名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 20:50:40 ID:???
酸素=O2=乙!
652最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:17:49 ID:???
これから多分お世話になります最終兵器かn・・ヒトカゲです。
それでは初投下します。
653最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:19:38 ID:???
空気の澄んだ緑の生い茂る街・・・

・・・マサラタウン
僕は・・・というと、暗いボールに閉じ込められていた・・・。
窮屈だ、抜け出したい・・・。
そんな折に僕を暗い檻から救ってくれた人がいた。
彼は少し乱暴だけど、何よりも僕を可愛がってくれる・・・。
そんな彼についていく僕はとても幸せなんだろうな・・・。
よぉし!もっと強くなって彼を喜ばせるぞっ!!・・・


・・・ところで、話は少し遡り、1時間前。
この頃、僕はまだ暗くて狭くて窮屈なあのボールの中に居た。
そして救世主は現れるのだった。
654最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:20:46 ID:???
マサラタウンに突如5人の男女と一匹の青狸が出没した。
一人の男は言う。
のび「どんなポケモンがいるのかなぁ??ワクワクしてきたよ。
ねぇドラえもーん?」
冴えない面をした眼鏡の名を野比のび太という。
それに青狸は反応する――どうやら青狸はドラえもんというそうだ。
ここだけの話だが青狸ではなくネコ型ロボットであるらしい。
ドラ「まぁね・・・。」
ネコ型は内心この世界で鼠に出会わないか心配しているようだった。
そして整形しても直らないであろう程の口の出た少年が言う。
スネ「早くポケモン貰いにいこうよww」
彼の名はスネ夫、骨皮スネ夫。彼のリーゼントヘアーには微々たるが憧れる。
そしてこの方、救世主のジャイアン様が言った。
ジャ様「おうよ!スネ夫の言う通りだぜ!!」
っちょw何という美声なんだ!心臓が破れちまいそうだぜ!
そこへ紅一点、静香が口を挟む。
しず「でも・・・研究所って何処かしら・・・?」
ここですよ!koko!!聞こえてくれ・・・。
655最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:21:33 ID:???
そこへ今まで黙り込んでいた育ちの良い顔立ちの少年、
出木杉英才、出木杉が口を動かす。
出「・・・おそらくここはマサラタウン。
確か、ここは・・・。主人公の家の前だ。」
ジャ様「っつーことはあのでっけぇ建物が研究所って訳か?」
出「ああ・・・確かそうだったと思うよ。」
ジャ様「俺様が一番乗りだぜ!!!」
そういうと救世主である彼が研究所へ走り出した。
のび「僕達もモタモタせずに貰いに行こうよ!!」
彼もそういうと研究所へ走り出した。

残りの4人はお互いの顔を見比べると、頷くのを合図に
一斉に駆け出した。
スネ「僕がいいポケモンを貰うんだ!!」
656最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:23:08 ID:???

ドラえもんたちが研究所につくと既にジャイアンとのび太はボールを握っていた。
オーキド「彼らもかね?ポケモンが欲しいのは。」
のび「はい!後、4個下さい!!」
オーキド「後、4個か・・・。よし、少し待っとれ。」
博士は所内の奥の部屋へ歩いていき、しばらくすると
ボールを4個持ってきた。
オーキドは残りの4人にボールを選ばせると、
用事を思い出したと言い、そそくさと先程の部屋に入っていった。
657最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/02(土) 21:26:03 ID:???
今日はこれで終了です。
救世主のポケモンという視点が難しいです。
視点がコロコロと変わるので少し読みづらいかな・・・。
と、配慮したのですが、やっぱりまだまだですね。

それではこれからお世話になります。
658名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 21:43:25 ID:???
659名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 21:46:36 ID:???
乙期待してるよ^3^


と新人には言う。
660名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 22:01:29 ID:???
krkr(くるこれ)
krymjd(くるよまじで)
661新人潰しの隆司 ◆DMRlBMka22 :2007/06/02(土) 22:46:48 ID:???
視点を色々変えるなら

〜サイド
と文の前に書けば状況が分かりやすくなるぞ。
セカンドの小説などを読んでみたら参考になるだろう
662ろき ◆zCpebmpy/g :2007/06/02(土) 22:49:25 ID:???
>>660
うわあ1わかりやすい1にちやんねるしよしんしやのひともこれであんしんだね111
663名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 22:57:20 ID:???
はいはいsagesage
664名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 23:15:28 ID:???
>>661
的確なアドバイスだとは思うんだが
コテがついていると不快に思う人も居るわけだし、
できることならばコテを外していただけないだろうか?
665ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:30:13 ID:???
皆さん乙
ノート氏がついに完結か……
トレーナーでも頑張ってくれ

投下する
666ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:31:11 ID:???
カンナギタウンに向かうために、俺はズイタウンを経由して、210番道路へとやってきた。
この道路は背の高い草が生い茂っていたり
たくさんの木々が聳え立って居たりと、暗い感じの道路だ。

さらに仮面を装着しているせいで、余計に視界は暗い。
脱いでしまいたいところだが、もう装着してしまっているし
脱いだところを他人に見られたら、元も子もない。

さらに歩き、霧が立ち込めるところまで辿り着いた。

「……ンガ団と戦……けどよ……」
「さす…はジャイ…ン! 凄…よ」
「怖……な…ったの?」

うまく聞き取れないが、どこかで聞いたことあるような声だ。

『全然っ怖くなんか無かったぜ! また来たらボッコボコにしてやんよ』

この声はジャイアンの声だ。そうなると周辺に居るのはのび太と……スネオ。
俺は少し前の日の出来事を思い出す。
あの日、ポケモン達と頑張って特訓し、手に入れたバッジを、笑いながら奪われた……
あの時のことを思い出し、あいつに対する憎悪が湧き上がってくる。
向こうは俺の姿が見えていない。このまま攻撃してしまおうか…?
いや…駄目だ。今は任務中、いかなる場合においてもこちらを優先せねばならない。
ここは気づかれないように立ち去るのが―――

その時、俺のリュックが振動し、中からロトムが出てきた。
そして、ロトムは一筋の電撃をスネオ目掛けて射出した。
667ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:33:24 ID:???
電撃波は辛うじてスネオには命中しなく、足元を僅かに掠めただけだった。
だがこの攻撃のせいで、向こうがこっちの存在に気づいてしまった。

「だ、誰だぁ!? 僕を狙う奴は!」
「くそぉ……これもギンガ団の仕業か?」

「な、なんてことをしてくれたんだ、ロトム!」
ロトムの顔を見ると、『憤怒』という感情をそのまま表したような表情をしている。
そういえばバッジを奪われたときに、スネオに散々馬鹿にされてたな。
ここは仕方が無いか……

「俺たちも応戦しよう、行け! ゴーリキー」
「行け! ヌケニン」「えぇ〜と……お願い、アゲハント」

……この天候を利用して、三人から逃げるしか無いな。
「銀色の風!」「空手チョップ!」「シザークロス!」
三匹のポケモンが、それぞれ得意な技を使用する。
どの技もロトムには効果は少ない。だが保険をかけておくか……
668ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:35:03 ID:???
「シザークロスを連発しろ!」「こっちも空手チョップ連発だ!」
ヌケニンとゴーリキーはロトムを捕らえ、一斉に攻撃を繰り出す。
「なんてしぶといポケモンなんだ…のび太も加勢しろ!」
「わ、分かったよ。メガドレインだ」
アゲハントが緑色の球体を発射し、ロトムはその球体の囚われる。
そして、そのままアゲハントに体力を吸収された。

アゲハントの攻撃が終わった直後、唐突にロトムは消滅してしまった。
「突然居なくなったけど…逃げられたのか?」
「いや…あれは逃げたというよりは、消滅したって感じだと思うよ」
「もしかして…死んだのか?」
「じゃあトレーナーはどこに行ったんだ……?」
三人の少年が呆然と立ち尽くす中、霧はさらに濃くなっていった。
669ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:36:57 ID:???
―――ククク、今も俺の罠に引っ掛かってるのかな。
俺の隣には、ロトムもちゃんと居る。一緒にあそこから逃げてきたのだ。
俺があの時にかけた保険というのは『身代わり』
ロトムの身代わりをあの場所に放置しておけば、勝手に間違えて、あの場所に留まってくれるだろう。
幸い、ゴーストタイプに対して虫タイプの技は効果いまひとつ、格闘タイプに至っては効果が無い。
身代わりを壊すのにも、それなりの時間を必要とするだろう。

今のうちにさっさと……?
「ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ」

俺の目の前に現れ、俺を脅かしてくるムウマージ。
なんでこんなところにムウマージが……
「あそこだ、テッカニン!」
鋭い羽音を立て、高速のスピードでテッカニンが迫ってくる。
そのまま俺目掛けて、爪を振り下ろしてきた。
670ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:38:12 ID:???
「で、電撃波だ!」
弱弱しい声でロトムに指示をしたが、ロトムは的確にテッカニンを射抜く。
電撃波に撃たれ、テッカニンは戦闘不能となった。

まずい……今の悲鳴で俺の居場所が確実に突き止められた。
こんなにすぐに追いつかれるなんて……
「うぉぉぉお! 行けっ、ゴーリキー!」
荒い足音を立て、突進してくるゴーリキー。
「ヌケニン、テッカニンの敵を取るんだ!」
さらにゆらゆらと空中を浮遊しながら、迫ってくるヌケニン。
周りには、計三体のポケモンと、三人のトレーナーが居る。
幼少期に見ていた戦隊物の悪役になった気分だ。

「姿はよく見えないが、そこに居るんだな? ギンガ団…」
「俺たちでボッコボコにしてやるぜ!」

……ここまでか。

「なにをやっているんだい? 君達」
671ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:39:18 ID:???
突然背後に現れたのは、出木杉。
「おぉ……ちょうどいいところに来たな。今から一緒にギンガ団を懲らしめてやらないか?」
「ここにギンガだんが居るのかい!? なら僕も参加するよ」
まずい…三対一ですらきついのに、出木杉が加わった四対一など勝利できる訳が無い。

「行け、ムクホーク! とりあえずこの霧を吹き飛ばすんだ!」
鋭い目を持ったその鳥ポケモンは、高らかに声を上げると、
その大きな翼を羽ばたかせ、霧払いを始めた。
こうなったら……一か八かだ!

霧もほとんど晴れ、周囲に居た四人の姿が視界に入ってくる。
「ついに姿を現したなギンガ団…その仮面を剥ぎ取ってやる!」
ジャイアンが俺目掛けて突進してくる。今だ。
『怪しい光で、周囲を全て包み込め!』
俺の指示で、いつもより数段強力な怪しい光を繰り出す。
その光に俺を含めた五人は包み込まれた。
「しまった、目潰しか! グ……くそっ」
「目がぁああああああぁあああ、目がぁああああああああああああああ」
目を瞑っているから見えないが、四人全員の悲鳴が聞こえるからには
おそらく、全員にこの光の効力はあったのだろう。無論ポケモンにも。
672ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:40:50 ID:???
やがて、怪しい光は終わり、目を開ける。
すると虚ろな目をしたポケモン達と、同じような表情をしたトレーナー四人の姿が見える。
もう追撃する必要は無いな。さっさとこの場を立ち去ろう。
四人に背を向け、そのまま前進しようとする。
しかし、俺の右足を持ち、進行を邪魔する者が居た。

「待て……ギンガ団」
そいつはのび太。目をやられながらも、俺の進行を邪魔しようとしているのだ。
『はなせ!』
右足を上げ、のび太の手を振り落とす。
すると、そのままのび太は気絶してしまった。

再び四人を背に向け、そのままカンナギタウンへと歩いていった。


ナナシ
ルカリオLv42、クロバットLv40、ロトムLv38、ラグラージLv41
のび太
アゲハントLv37 残りの手持ち不明
スネオ
テッカニンLv34 ヌケニンLv34 残りの手持ち不明
ジャイアン
ゴーリキーLv40 残りの手持ち不明
出木杉
ムクホークLv41 残りの手持ち不明
673ギンガ ◆pXSMZkovvI :2007/06/02(土) 23:45:06 ID:???
投下終了

今更だけど人気投票の結果見たよ……
ストーリーのところが2だったり、途中集計でビリだったりと
最初は凄いショックだったけど
考えてみたら今のところはオリキャラがただゲームのシナリオに沿って、
たまにドラキャラが出てくる感じだったからな、ある種当然だったかもしれない
だからこれからも精進して、いつかあの人にも認められるような小説を作るよ

長々とごめん
前から言いたかったんだが、規制にあったりしてなかなか言えなかったからさ
674名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 23:53:29 ID:???

俺は面白いと思うけど
675名無しさん、君に決めた!:2007/06/02(土) 23:56:17 ID:???
乙 いいよいいよー
676名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 00:53:44 ID:???

オリキャラが活かしすぎるとスレチに
なるから書くの大変だよな。頑張れ。
677名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 03:27:56 ID:???
>>127







プッ
死ねよ
678名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 07:35:40 ID:???
>>677













ぷっ…お前が氏ねよ^^
679名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 08:02:03 ID:???
>>677-678














m9(^Д^) プギャー
680名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 08:43:24 ID:???
>>679












一緒に氏のうぜ^^
681名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 08:49:09 ID:???
この流れウザイ
レスの無駄
682い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 11:54:59 ID:???
彼は 目に汗が入ろうとも、全く気になっていない、
次第に増える奴らの足音に全神経を、集中しているのだ、
チカチカと点滅する信号の下を彼が通過した、そのすぐ後ろを奴らが追ってくる、
もうどれだけ走っているのかわからない、あきらめようとした時彼女の顔が脳裏をよぎった、
彼は最後の力をふりしぼり全力で 走った・・・


ここはのびたのへや
ドラえもん「のび太くーん」
のび太「なぁに?」
ドラえもん「ポケモンやろうよー」
のび太「いいよー」

これがすべてのはじまりだった
のび太とドラえもんと他数名のポケモンの世界での冒険がいまはじまる
683い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 11:57:55 ID:???
のびた「おまえがラスボスか!たおしてやるぞ」
ラスボス「ぐわあ!まけた!」

のびた「やったー!」
どらえもん「やったねのびたくん」
すねお「いいぞのびた」
しずか「すきよのびたさん。せっくすしましょ」
できすぎ「フン」
じゃいあん「弟子にしてやるぜ」

のびタとドラえもんと他数名のぼうけんが今おわった











のびた「なんだ夢か・・・」



のびたとどらえもんたちのぼうけん 完結・・・・・・・・・
684名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 11:59:31 ID:???
乙! おもしろすぎる
685名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:01:58 ID:???
初めてワクテカしたよ
乙!
686名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:03:44 ID:???
こんな感動をこのスレで味わえるとは…乙
687名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:04:30 ID:???
クオリティ高すぎる…乙
688名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:05:34 ID:???
前作者やってたのか?
初めてにしてはかなり文章力が高い…
乙!
689い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 12:05:57 ID:???
番外変

のびた「今度はゆうぎおうの世界にいこう」
どらえもん「え??????・・・まぁいいよ」
のびた「ジャアレッツゴー!」

遊戯王のセカイ
海馬「ほろびのばーすとすとりーむ!」
ゆうぎ「うわ、まけた」
のびた「まておまえら、ぼくがあいてだ」
かいば「いいだろう。やってやる」

デュエルスタート

のびた「俺のターンいきなりエクゾディア!おれのかちだ!」
かいば「なに?まけちまった・・・おまえつええな」
のびた「このせかいでも僕は勝ち組だー」







のびた「なんだゆめか・・・」
690名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:06:24 ID:???
乙乙乙
691い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 12:06:49 ID:???
ごめん、ふざけてしまった
もうやらない
692名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:07:27 ID:???
その発想はなかった…www

693名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:08:42 ID:???
新しい作品書く気はある?
694い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 12:09:31 ID:???
雰囲気が悪くなってたから勢いで書いた
反省している



いや本当にごめん
695名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:10:05 ID:???
もう完結か…このスレも主要作品が抜けたら厳しいな…

乙!
696名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:10:36 ID:???
世の中何が支持を得るか分かんねえな
697名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:11:18 ID:???
書こうか ノート い もう3人も主要作品が…

今まで乙
698い ◆AU/OjWxByc :2007/06/03(日) 12:11:52 ID:???
実は作者でした
699名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 12:12:57 ID:???
まさか ああなるとは…
まったくいい意味で読者を裏切ってくれる。
乙でしたあ!
700ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 13:24:56 ID:???

投下します
701ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 13:37:34 ID:???

レZARD・バレス
「ふっふっふ!どうしました?
もっと激しく攻撃しないと私のチンポには響きませんよ?」

汁メリア「くっ!どうすれば?」

ルーファウス「股間だ!股間を切り上げろ!」

汁メリア「えいっ!」

レZARD・バレス「うわあぁ〜!痛い〜!貴様!よくも!」

下級バンネ申族「へっ!ざまあみろ!」

ブサムス「ブラパンティ・狩りす!」

レZARD・バレス
「うわあぁ!下着コレクションをよくも!」
702ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 13:50:09 ID:???

レZARD・バレス
「貴様らは私の犯してはならないサンクチュアリ(精液)に触れてしまったようだ…」

「その罪償ってもらう!」

「マラの密林にて快楽に蠢くアナコンダよ!この穴に驟雨の如く打ち付けよ!」
「マラビチャ・ジュレス!」

汁メリア「きゃあぁ〜!ィク〜!」

波へイ「何やっとるか!わしも混ぜろ!」

珍・ギャブリェル「我が最強の技・珍曲も受けよ!」

ルーファウス「ごくっ!これが噂に聞く大乱交スマタッシュブラジャーズか…
恐ろしい…」
703ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 14:05:15 ID:???

飼い猫「何ぼさっと見てるんだ!汁メリアを助けろ!」

ブサムス「おっとそうだ!行くぞ変態共!」

ルーファウス「くらえ俺らのファイナルショット!」
「サウザンドブレイバー!」

どっか〜ん!

スリッピー「うわあぁぁ!」

牛「やったか?」

カエル「いや!まだです!」

レZARD・バレス
「ふっふっふっ…
バイアグラの効力で私のチンポはビンビンだ!」

リズ「あいつはラスボスね?ラストドラゴン召還しまくってハメ殺す?」

メルテイーナ「いや!私の大魔法・ファイナルフェラチ…」

バルバトス「術なんぞ使ってんじゃねぇ!」
704ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 14:20:36 ID:???

フェイト「バッ!バルバドス!」

バルバドス「スタオ3の使えない奴です」

レZARD・バレス
「ええい!意味がわからん!
私はレ茄子たんとちゅぱちゅぱしたいだけだ!」

VP1のアーリィ「私ならぃぃょ…」

レZARD・バレス
「ええい!きもい!レ茄子たんを出せ!」

ロリンタ「私でぃぃなら…」

レZARD・バレス
「くっ!バイアグラすらを萎えさせるきもさ!新たな戦略か?」

花京院「貴様…新手の!」

汁メリア「これが…」

???「俺の最高の…」

J栗ー茄子「技だ!じぇのさいどぶるああああああぁ〜!」
705ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 14:26:02 ID:???

投下終了です

まだポケモンとかは出ませんが頑張ります

初めて大作を核ので緊張します

マリオRPGのようなノリで書くのでヨロシク
706名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 15:23:52 ID:???
707名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 16:24:07 ID:???


書き貯めして投下した方がいいよ。
これからの展開、楽しみにしてる
708名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 17:36:43 ID:???
読みにくいからもう書かなくていいよ。
正直面白くないし。ばいばい、よわすぐうし逝ってこいよ。
709名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 18:49:49 ID:???
スレを汚すな
お前みたいな奴が書けるとこじゃねえんだよ
710い ◆9IrVNMlDLw :2007/06/03(日) 18:55:35 ID:???
出来杉「ホードゥレーイヨッホーホードゥヤッヒーホードゥヨッホッホー」
シズカ「ホードゥレーイヨッホーホードゥーヤッヒーホッホッホー」
のびた「口笛はWhy?」
ジャイアン「遠くまできこえるの?」
すねお「あのクラウドはWhy?」
どらえもん「わたしをまってるの?」
711ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:49:38 ID:???

投下

前回
>>704
712ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:51:01 ID:???

レZARD・バレス
「うわあぁ私のチンポが!」

レZARDのチンポが吹き飛ぶ!

フースーヤ「いまじゃ!チンポをにんげんに!」

ゴルベーザ「いいですとも!」

二人の魔力でチンポが生命体へと変化する!

レZARD・バレス
「くっ!また生えてくるまで数ヶ月かかる!
それまでに責められるとまずい…」

レZARDの手が輝き始める!

ルーファウス「やばいみんな避けろ」

レZARD・バレス
「はっ!」

ハムスター「ぐわっ!」
713ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:52:04 ID:???

ハムスター「ぐはぁ!」

汁メリア「きゃっ!」

飼い猫「にゃ!」

その光は別の生き物へと変貌させる魔法だった

レZARD・バレス
「ふはははっ!虫けらよ!私の傷が癒えたときが貴様等の最後だ!」

そう言うとレZARDは消えていった…

ブサムス「汁メリアはどうなった?」

汁メリア「う、う〜ん… はっ!?」

おめでとう!汁メリアは蟻ーシャに変化した!!1

そしてレZARDのチンポはある人間へと変化した…
714名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 19:52:23 ID:???
ただの荒らしだよな、これ
マジで消えてくれ。無駄だから
715ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:53:20 ID:???

う〜ん…

チンポはある少年へと変化した!!1

レZARDによく似た眼鏡、冴えない顔、そう!

フースーヤ「君の名前は?」

???「のび太」

正直、こんな弱そうなガキはどうでもいい

そして飼い猫はニャースになった!!1

ハムスターはあの有名なねずみポケモン、コラッタになった!!1

ルーファウス「これからどうするか…」

のび太「決まってんだろ!レZARDをぶっ殺す!
この鼠と猫は俺の僕にする!」

そして蟻ーシャは特殊能力を備えた!
716名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 19:54:14 ID:???
無視しろ。コイツは俺達の反応を楽しんでるんだ。
717ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:54:20 ID:???

それは動物を別の生き物にする光を飛ばす力だった!

ブサムス「これならレZARDを倒せるかもしれんな!」

コラッタ「それよりのび太!貴様そんな口調じゃねぇだろが!」

のび太「ひっ…ママー!」

サギ「大丈夫か?このパーティ…」

こうして蟻ーシャ、ルーファウス、ブサムス、のび太と僕の

打倒レZARDの壮大な冒険がはじまった!
718名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 19:55:28 ID:???
書き貯めして投下してくれるのは助かる

ここからどう、ドラポケに繋げるかだな。

あとメール欄

sageらしいぞっ!この力!

ってしてくれ。
719名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 19:58:14 ID:???
>>718
自演乙
720ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 19:58:33 ID:???

投下終わり

このメ欄はこのスレだけだ
721ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 20:00:33 ID:???

>>719
貴様!俺は自演などせんぞ!
722名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:00:43 ID:???
一応乙

書き貯めしてsageてくれると俺は読むぞ

のび太とポケモン出たな
723名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:03:10 ID:???
ロキ=無駄
無駄無駄無駄
724名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:03:38 ID:???
ちょ!本当に書いてるwww
725名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:04:04 ID:???
ZARD…
残念だよな…
726名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:06:09 ID:???
サンクチュアリ…精液wwwww

乙!

今度から書き貯めしろよな!
727名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:12:21 ID:???
ロキ氏ね。投下してもwikiには流石に収容されないだろ^^
もし収容されたらロキ、お前は大した奴だ
728名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:13:21 ID:???
収容されるわけないじゃん、こんな糞作品
729ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/03(日) 20:14:18 ID:???

いや、さすがにwikiには間違っても載せなくてよい
730名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:16:47 ID:???
>>729
少し見直しました
731名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:19:21 ID:???
以外とロキは作品もちゃんと読んでるみたいだし(ノートとか)
以外としっかりしてる。
732名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:21:49 ID:???
こうしてロキと住人の間に小さな友情が生まれたのであった
                                     ――完――
733名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 20:44:39 ID:???
ここまでロキの自演
734出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:11:35 ID:???
今から投下します。
735出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:13:07 ID:???
僕のボールから現れたポケモンを見たスネ夫は苦笑する。
「出木杉、お前そんなポケモンで僕に挑む気か?」
僕の一体目、ポリゴンZをスネ夫は嘲笑った。
そんなスネ夫の1匹目は、電気タイプ最強とまで謳われるエレキブルだ。
黄色と黒のツートンカラー、虎を連想させる姿をしたエレキブル。
対してポリゴンZは、まるで壊れた玩具のような・・・とても強そうとは言いがたい風貌をしている。
だれがどう見ても、このポリゴンZの勝ちを連想する人はいないだろう・・・僕を除いては。
「出木杉、お前から来ていいよ。」
スネ夫の余裕の挑発を、僕は受け取ることにした。
「それじゃあ遠慮なく・・・ポリゴンZ、破壊光線!」
僕が勢いよく叫び、エレキブルが破壊光線の餌食になる。

「ふう、いきなり破壊光線とは・・・驚いたじゃないか、出木杉。
じゃあ、今度は僕の番・・・え、そんな馬鹿な!」
スネ夫が驚くのも無理はない・・・エレキブルはすでに倒されているのだから。
「僕から言えば当然の結果だよ、スネ夫君。
もともと特攻がかなり高いポリゴンZ。
それに適応力の特性と拘り眼鏡によって強化された破壊光線だ。
これを受けて立ち上がれるポケモンなんてほんの一握りしかいないよ。」
説明する必要は全くなかったのだが、僕はあえて誇らしげに語ってみせた。

「ふざけやがって・・・行け、ミロカロス、ハイドロポンプだ!」
スネ夫は2番手にミロカロスを出し、早速攻撃を仕掛けてきた。
攻撃の反動で動けないポリゴンZにハイドロポンプが迫る。
だが、それはポリゴンZの横を虚しく通過していった。
今の状況・・・ポリゴンZを倒すには命中率の高い波乗りを選ぶべきだった。
スネ夫は馬鹿にしていたポリゴンZに一撃でポケモンを倒された上に、
僕がポリゴンZがいかに恐ろしいかを語ったせいで、早くこいつを倒さなければ、という焦りが生まれたのだ。
そしてその焦りが彼に、命中率は低いが威力が高いハイドロポンプを使わせたのだ。
次の瞬間、反動が消えたポリゴンZが破壊光線を放った。

736出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:14:56 ID:???
破壊光線は完璧に命中した・・・だがミロカロスはまだ倒れない。
「ミロカロスの耐久力を甘く見られちゃあ困るね。
お前はさっき、この破壊光線に耐えられるポケモンはほんの一握りだけだと言ったな。
ミロカロスはその一握りに含まれるポケモンだったのさ、ハハハハハ!」
今度はスネ夫が自慢する番となった。
そして自慢の的となったミロカロスは波乗りで確実にポリゴンZを仕留めた。

次に僕はサーナイトを出し、10万ボルトでミロカロスを倒した。
ミロカロスの次にスネ夫が出したポケモン、その姿を見た僕の表情が固くなる。
「こいつは、あのハッサム・・・」
そこにいたのは、まぎれもなくジャイアンと静香の2人を殺害したハッサムだった。
元々赤かったその腕は、2人の血によってさらに濃く赤く彩られている。
そんな姿を見ても、僕がハッサムにうろたえることはなかった。
こんな状況でも僕は恐ろしいほどの集中力を保っている・・・これも修行のおかげだろうか。

「サーナイト、催眠術だ。」
ハッサムを眠らされたスネ夫は思わず舌打ちをする。
おそらく、スネ夫の狙いは剣の舞や高速移動を積んでからのバトンタッチだ。
ならば取る手は一つ、ハッサムに積み技を使わせないことだ。
逆にこちらは、ハッサムが寝ている間に瞑想で確実に能力を上げている。
「よし、やっと起きた、ハッサム、高速移動だ!」
目覚めたハッサムはやっと一回積むことに成功したが、次のターンには再び眠らされてしまった。
「そろそろ行くか。サーナイト、気合球!」
瞑想を3回積んだ僕は気合球を命じる。
ハッサムの体力は残り3分の1ほどまで減る、積んだ成果があった。
だがこのターン、ハッサムが起きて2度目の行動機会を得た。
そしてスネ夫が選んだ選択肢は、バトンタッチだった。
どうやらこれ以上積むのは諦めたようだ。
「出木杉、ビビッて逃げ出したりするなよ。」
スネ夫がニヤニヤしながら出したポケモンはバンギラスだった。
岩のようなその巨体に僕は圧倒された。
737出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:16:05 ID:???
突然あたりに砂嵐が吹き始めた、バンギラスの特性“砂起こし”によるものだ。
相手はおそらくこれまで戦ってきた中でもっとも強いポケモンだろう。
だが、バンギラスは格闘が4倍という弱点がある。
瞑想を積んだ今のサーナイトの気合球なら、一撃で倒せるはずだ。
「それはどうかな? バンギラス、噛み砕くだ!」
スネ夫は僕の考えを見透かしたかのように嘲笑い、バンギラスに命令した。
そして次の瞬間、僕は目を疑った。
バンギラスがサーナイトをスピードで上回り、気合球を使われる前に倒したのだ。
「高速移動がバトンタッチで受け継がれていたことを忘れたのか、馬鹿め!」
スネ夫に言われて初めて気付いた・・・バンギラスの姿に圧倒されてすっかり忘れてしまっていたのだ。

出来ればもうちょっと後まで残しておきたかったが、ここはこいつを使うしかないか・・・
僕は決意を固め、切り札ボーマンダを繰り出した。
ダメージ4倍の瓦割りが一撃でバンギラスを葬った・・・はずだった。
だがバンギラスはまだ立っていた、その手には気合の襷が握られている。
「ハハハ、惜しかったな! バンギラス、ストーンエッジでボーマンダを葬り去れ!」
無数の岩に襲われて大ダメージを受けるボーマンダ。
だがボーマンダは持ちこたえ、次の瓦割りでバンギラスを仕留めた。
「そんな、あれをくらって立ち上がるだなんて・・・」
「こちらも気合の襷を持たせていたのさ、僕のほうが一枚上手だったようだね。」
僕がしてやったりという笑みを浮かべると、スネ夫はバンギラスに向かって悪態をつきはじめた。

「クソッ、使えない奴! お前を育てるのにどれだけ苦労したと思っているんだよ!」
倒れて動けない、それどころか意識すらないバンギラスの体を蹴り上げるスネ夫。
その姿に、かつて現実世界でクラスメイトだったころの彼の面影はなかった。
「そういえば、そもそも何故君は友人を手にかけてまで世界征服をしようと思ったんだい?
所詮ここはゲームの中の作り物の世界・・・
ここで支配者になったとしても、現実世界に戻れば無力な小学生なんだよ。」
僕の言葉を聞いたスネ夫は、この言葉から話を始めた。
「出木杉、お前には絶対に分からないだろうな・・・」

738出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:17:17 ID:???
スネ夫は冷静に話を続けた。
「僕は勉強も、スポーツも、喧嘩も、何をしても中途半端な人間だった。
何か特別に誇れるようなものはなかった・・そう、お前とは正反対の人間なんだ。
僕が名声を得るには、周りの人間とうまく付き合って、その人間の恩恵をもらうしかないんだ。
だから僕はジャイアンに取り入った、学校一強い彼の傍にいれば、力がなくとも自然bQになることができる。
でもそんな僕に返ってきたのは欲していた名声とは正反対のものだったよ。
“骨皮スネ夫はずる賢い”“他人を利用しなければ生きていけない卑怯者”
僕ができる唯一の生き方は、他人からは卑怯者と侮辱されたんだ・・・」

「そんな、少なくとも僕はそう思ったことはないよ。」
「じゃあお前は僕が居合い切りの秘伝マシンを手に入れたとき、僕を馬鹿にしなかったのか?
あの時の僕の手持ちはサイホーンと相性が悪すぎた、とても戦える状況じゃなかったんだ。
だから僕はジャイアンに月の石との交換を要求した、それをお前たちは卑怯と言った!
何もせずに秘伝マシンを貰ったドラえもんには何も言わなかったのに、だ!」
僕は言い返すことができなかった、あの時彼を心の中で侮辱したのは事実なのだから。
今思えば、彼はあの時ああするしか方法がなかったのかもしれなかったのに・・・

「スネ夫君・・・認めるよ、僕が君を馬鹿にしたことを。
たしかに僕は間違っていた、だがそれは君も同じだ・・・他人を利用する生き方なんておかしいよ!
それに、さっきも言ったけどここはゲームの世界なんだ、現実世界じゃないんだよ!」
僕の言葉を聞いたスネ夫は狂ったように笑い出した。
「出木杉、僕だってこの世界の支配者になって満足しているほど馬鹿じゃないよ。
ところで知ってるか? このゲームで願いを叶える方法はチャンピオンになること以外にもあるんだ。」
なんだって? チャンピオンになる以外に願いを叶える方法・・・初めて聞く情報だ。
「それはなあ、“自分以外の参加者を全員消すこと”だよ。
僕はバトルに負けたお前を殺して、この世界と現実世界を一つにするんだ。
そうすれば、僕は現実世界の支配者にもなれる・・・
そして、今まで僕を馬鹿にしてきた全ての人間を僕に服従させるんだ!」

739出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:18:22 ID:???
スネ夫の真の目的は、現実世界の支配・・・
もしこの勝負に僕が負けてしまったら、先生や友人、家族までもがスネ夫にひれ伏すことになる。
そうと分かればこの勝負、ますます負けるわけには行かなくなった。
しかしそう思った矢先、残り体力が1だったボーマンダはハッサムにやられてしまった。

それにしても、スネ夫は何故こんな事をしたのだろうか。
たしかに彼は劣等感を抱いていたのかもしれない、自分の生き方を否定され、苦しんでいたのかもしれない。
でも・・・現実世界でいた頃の彼は、それでも仲間と笑いあっていた。
あの笑顔が偽りだなんて、僕にはとても考えられない。
彼にもう一度、以前のように笑って欲しい・・・それは不可能なのだろうか?
いや、一つだけ可能性が残されている、こいうつなら、こいつならきっと・・・
僕は希望をこめてモンスターボールからサンダースを放つ。

サンダースは10万ボルトでハッサムを倒した、その姿を見て僕は言う。
「君はこの世界に来てから、このサンダースを大事に育てていた。
10万ボルトやシャドーボールといった技マシンまで使って、だ。
もう一度戻れないのかい、このサンダースを育てていたあの頃の君に・・・」
僕の言葉にスネ夫はこう答えた。
「その、サンダース・・・お前が捕まえていたのか。
そいつ、目障りだったんだよ・・・僕が逃がしてもしつこくついてきやがった・・・だから、消してやるよ。」
スネ夫は予想外の言葉を発し、ボールからガブリアスを繰り出した。
のび太を消しさったあの破壊光線を、サンダースにも放とうというのだろうか?
「まずい! サンダース、シャドーボールで倒せ!」
ガブリアスがシャドーボール一発で倒れるわけがないのに、僕はこう叫んでいた。
だがシャドーボールはガブリアスに当たることすらなかった。
砂嵐によって特性“砂隠れ”が発動しているのだ、バンギラスを出したのも作戦のうちだったのだろう。
それを見抜けなかった自分を責めていると、いつのまにかガブリアスが破壊光線の準備をしていた。
「やめろ、やめてくれー!」
僕の叫びも虚しく、破壊光線はサンダース目掛けて放たれた。
激しい衝撃が起こった後、サンダースの姿はもうそこにはなかった。

740出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:19:19 ID:???
大切にしていたサンダースを消そうとスネ夫は考えた。
もう彼を元に戻す手段は残されていない・・・なら、倒すしかない。
僕は決意を固め、トドゼルガを繰り出した。
「くそ、氷タイプのポケモンか・・・」
スネ夫がうろたえたのも無理はない、氷タイプはガブリアスの最大の弱点なのだから。
早速、トドゼルガは破壊光線の反動で動けないガブリアスに冷凍ビームを撃つ。
だが、今度も砂隠れの影響で外れてしまった。
でもこの状況が何度も続くとは考えられない、次のターンこそガブリアスを仕留めれるはず。
そんな僕の願いをスネ夫の次の一言が打ち消した。
「ガブリアス、影分身だ。」
スネ夫は回避率をさらに上げ、冷凍ビームを完全に当てさせない手にでた。
この調子だと冷凍ビームを当てる前に倒されてしまう。
それに、もしトドゼルガが倒されたとすれば、次はリザードンで回避率が上昇したガブリアスと戦うことになる。
そうなれば、もう僕の勝機はほぼゼロと言っていいだろう。

どうすればいいんだ・・・と落胆して俯く僕の耳に何者かの叫びが聞こえてくる。
「諦めるな、出木杉!」
その声を聞いた僕は慌てて顔を上げる。
砂嵐に囲まれている今の状況では周りが見えない、でも確かにあれはイブキの声だった。
向こうからもこちらは見えないはず・・・イブキは僕のピンチを本能的に察したとでも言うのだろうか。
ありえない事でもないな、あの人なら・・・そう思いながら苦笑する。
そうだ! 最後まで諦めてはいけない・・・そう思うと頭が冴えてくる、戦略が思い浮かぶ。
「トドゼルガ、アンコールだ。」
その言葉を聞いたスネ夫は慌てだす、アンコールを受けたポケモンは同じ技を繰り返すのだ。
つまり、ガブリアスはずっと影分身をし続ける、その間に冷凍ビームを打ち続ければいつかは当たるはずだ。
そして2発目の冷凍ビームが命中し、ガブリアスは倒れた。
これで敵は残り一体、こちらは2体・・・この勝負貰った。
だが、スネ夫の次のポケモンは僕の希望を再び打ち砕いた。
紫と白の2色に彩られたそのポケモンの名はミュウツー、最強のポケモンとまで呼ばれている・・・
741出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:20:43 ID:???
投下終了です。
今回は改行制限にかなり苦しめられた・・・
それにしても、この作品も次で完結と思うと少し寂しいです
742名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:20:49 ID:???
乙乙乙
ただ砂嵐が起こってるからボーマンダの襷は意味ないぜ
743出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:32:43 ID:???
>>742
しまった! 指摘ありがとうございます。
やっぱりバトルは難しい・・・
744名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:39:13 ID:???
乙乙
ついでだけどスネ夫の名字は骨川だぜ
745名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:44:23 ID:???

ガブリアスの破壊光線でサンダース倒れるっけ?
素直に地震使えばいいと思ったんだが…
746名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:47:25 ID:???

ミロカロスにハイドロポンプと波乗り両方覚えさせる人は居ないと思うんだが
747出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 21:48:02 ID:???
名字はミスです、すいません。
できればwiki収容時には直しておいてください。
後、破壊光線はサンダースを消すための演出です。
748名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 21:50:20 ID:???
>>746
まぁガチガチの対戦用でもないんだし、別にいいと思うが

>>747
ああ、そうか。
まさかポケモンまで殺すとは…
749名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:05:49 ID:???
ロキ=米?
750コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:16:42 ID:???
フヒヒヒ…
未来たん乙…
751コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:17:41 ID:???
「僕のターン、ドロー!」
「のび太あああ!!お前が俺様に勝てると思うなああああ!!!」
「僕は!トレーナーカード、マサキを発動!カードを二枚ドローする。
更に!ポケモン育て屋さんを発動!ベンチのゼニガメをカメックスにいいワープ進化ああ!カメックス!
更にもう一枚、育て屋さんを発動!ヒトカゲをワープ進化だ!」
「なにい!?リザードンだとぉ!?」
「これがおばあちゃんから貰った…魂のカードだあああ!いでよリザードン!」
フィールドには、ジャイアンのリザードン、そして、のび太のリザードンの二枚が並んだ。

「更に僕はああ!オーキド博士を発動!!手札を捨てて、7枚ドロオオオ!
カメックスの雨乞いの効果で、僕は水エネルギーを何枚でも付けられるうう!」
752コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:18:35 ID:???
「リザードンに手札の水エネルギーを二枚付ける!」
「ま さ か…俺が…負……」

「これで終わりだ!
リザードンで炎の渦!」
「うがああああああああ!!!! ひでぶっ!」
ジャイアンの回りから黒いモヤが消えた。

「…ここは…俺は何をしていたんだ?…

「ジャイアン!気がついたんだね…かくかくしかじか」

「な…なんだってー!!」
ジャイアンはすべてを理解したあと、みなに謝罪してカードを返した。
こうして千年パズル事件は解決したと思われた。
しかし!
のび太達に新たなる危機が迫っていることに、この時はまだ…気づくはずがなかった…
753コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:19:26 ID:???
今日の最強カードはこれだよ!

【ポケモン育て屋さん】
【このカードは、あなたが自分の場のポケモンを進化させる時にだけ、使える。
そのポケモンの上に「2進化カード」を直接のせ、1進化とばして「2進化ポケモン」に進化させる。】

原作でものび太が使ってた強力なカード!上手くいけば1ターンで逆転も可能だ!






また見てくれよ!

754コンピューターおばあちゃん ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:21:04 ID:???
フヒヒヒ…終了…
755名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:23:46 ID:???

いつかマリクとか出てきそうだな
756名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:24:12 ID:???
残念だが、「水」ポケモンでないリザードンには「あまごい」でエネルギーはつけれない
ちゃんと効果調べてから書けやボケ


まぁ乙だけど
757コッコイキング:2007/06/03(日) 22:29:10 ID:???

夕日が照らすクチバ港・・・
「ブォォーン・・ヴゥン、ヴゥン、ヴゥン・・」
港の端で、一隻のモーターボートがエンジン音をあげた。
船の上には、大柄な金髪の男と黒髪の少年。
???「#$&|@?*!」
???「OK、*%&¥=@・・・」
何を話しているかさっぱり分からない。恐らく英語だろう。
「ヴゥーゥゥン・・・」
波をたて、ボートは沖へ姿を消していった。



舞台は変わる。
午前7時・・・
一匹(?)のロボットが目を見開く。
ドラ「あれーっっ?!バカな、そんなバカな・・」
???「んん〜・・なんだよドラえもん・・・目が覚めちゃったじゃないか・・・」
ここで目を3にしている冴えない少年こそ、野比のび太、この話の主人公である。
ドラ「ない・・ない、あれがなくなってる!!」
あれとは何のことだろうか・・




オープニングでした。短いですが、次回から本式に投下させていただきます・・
758名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:34:15 ID:???
>>757
作品書くなら酉つけてくれ
#好きな文字

これでできる
759名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:36:10 ID:???
荒らしかとオモタ
760 ◆qd1EkoaKMw :2007/06/03(日) 22:36:43 ID:???
>>756…ごめんね…ごめんね(´;ω;`)
761名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 22:52:50 ID:???
>>760
…………好きっ////
762名無しさん、君に決めた!:2007/06/03(日) 23:02:34 ID:???
>>760
こっちこそごめんね・・・(´;ω;`)
763ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:06:08 ID:???

皆乙

投下
764ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:07:48 ID:???

ブサムス「これからどうするのだ?」

ルーファウス「一番近い町・クリモンモンフェラへ向かう!」

一同はクリモンモンフェラを目指した

その道中レZARDの魔力で魔物と貸した小鳥に遭遇した!

ブサムス「ふはははっ!弱そうなモンスターだ!ふんっ!」

しかしブサムスの攻撃は当たらない

ルーファウス「なぜだ?当たらない…」

コラッタ「へっ!しょぼい奴らだ!俺の体当たりを見ろ!」

なんとコラッタはあっさり2匹を倒してしまった!

のび太「どうやらモンスターはモンスターでないと倒せないみたいだ…」
765ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:10:23 ID:???

蟻ーシャ「小鳥は味方にできるみたいだけどどうする?」

のび太「あんな弱そうな魔物いらないよ!」

コラッタ「黙れ!貴様は何もできんだろが!」

蟻ーシャの光が小鳥を照らす…

なんと小鳥はポッポとなり仲間になった!

ブサムス「そういえば猫の姿がないな」

ルーファウス「まいったな…俺の飼い猫だったのに
まあそのうち見つかるか!」

そして一同は大城下町・クリモンモンフェラに到着したのであった!
766ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:13:46 ID:???

一同は宿へと向かう…

ルーファウス「本当にタダなんだろうな?」

のび太「うん。ポケモンセンターならタダで回復してくれるよ!」

しかし現実は甘くなかった

宿のおっさん「はぁ?タダ?ふざけんな!」

のび太「あれっ?おかしいな…」


この世界にはポケモンセンターなんかなかった

つんつん

ルーファウス「おおっ猫!どこ行ってたんだ!」

ニャースとなった猫はお金を拾ってきた!

のび太「おおっ!ナイス!さすが我が僕!」

ニャース「調子に乗るなよ…」

のび太「はいっ!」

そして一同は静かな夜を…ルーファウスと蟻ーシャは情熱的な夜を過ごした…
767名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:14:14 ID:???
投下終了?

なるほど…ポケモンがしゃべることで差別化か…
768名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:15:30 ID:???
なんかイタリアチックwww
769ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:16:21 ID:???

そして夜が明けた!
テレテッテッテッテッテー!

ブサムス「皆、よく眠れたか?」

ルーファウス「いや、微妙…」

ブサムス「さては貴様!くぅ〜ずるい!」

ルーファウス「ま、まあ先を急ごうぜ!ニヤニヤ(・∀・)」

ちょいまちお客さん!

へっ?

なんとそこには数えきれないほどの兵士がずらりといた!

ブサムス「なんだいきなり!」

兵士A「とぼけんな!貴様らが今流行りの偽金を作ってる連中だな?」

ニャースが拾ってきたのは運悪く偽金だった…
770ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:19:12 ID:???

蟻ーシャ「待って!誤解よ!」

兵士B「問答無用!かかれ!」

ルーファウス「へっ!俺らを敵にまわしたことを後悔させてやるぜ!」

さすがレZARDと戦っていただけあってすぐに兵士をかたづけた

コラッタ「さすがだ…直接やったら俺も危ないな…」

???「たかが数人を相手に何をやっている!」

ブサムス「あいつは…どこかで…」

兵士長「すいません…レオン様!」

レオン「おいそこの悪党!まとめてかかってこい!」

2人「うおおぉ!サウザンドブレイバー!」

しかし攻撃は当たらない

ルーファウス「何?奴は?」

ブサムス「魔物、なのか…?」
771ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:21:53 ID:???

しかし彼はどう見ても人間だった

レオン「今度はこちらから行くぞ!灰も残さん!秘技!浄破滅焼光!」

うわあぁ!
2人はやられてしまった!

どういうわけか攻撃が当たらない…となるとモンスターでやるしかない

ルーファウス「今頼れるのはモンスターを操れる?(微妙だが)お前しかいないんだ…

のび太「ちょっ!無理だよ!勝てっこないよ!」

蟻ーシャ「モンスターは操る人次第でいくらでも変われるわ!」

のび太「僕が頼られている…ようし行くぞ!」
772ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:25:57 ID:???

しかしこの弱そうな3体ではどうにも勝ち目は無さそうだ

レオン「魔神拳!」

のび太「やばい!剣圧が飛んでくるぞ!」

レオン「はあぁ〜あっー!」

のび太「ガノンの方かよ…とりあえず近づくな!でコラッタ!砂かけだ!」

コラッタ「こいつに命令されるのかよ…ちっやるっきゃねぇ!」

レオン「くっ!目に砂が…」

のび太「今だポッポ!かぜおこし!」

レオン「かかったな!ストーンブラスト!」

巻き上げられる石がポッポに当たり効果抜群のダメージで倒れてしまった
773名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:27:24 ID:???
深夜だからいいけど書き貯めしてから投下してくれよな



なんか雰囲気がwwwなんとなく雰囲気で読めるわ。


テイルズか
774ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:30:12 ID:???

ポッポはまだかすかに動いているがとても戦えない

のび太「くそっ!コラッタ!砂かけ!
ニャースはひっかくだ!」

レオンに多少のダメージはあったが焼け石に水程度だ

レオン「ふんっ!ザコが…浄破滅焼光!」

しかし攻撃は当たらなかった!

レオン「くそっ!」

のび太「今だニャース!あの技を使うんだ!」

ニャースはレオンを凝視している

のび太「コラッタ!突進!」

レオン「来たな!ここまで近づけば当たらないものも当たる!」

突進で近づいたコラッタにタイミング良く魔神拳を当てるレオン。レオンもダメージはあったが

コラッタはあまりのダメージに吹っ飛びぴくりとも動かない

レオン「あとはその猫だけか!楽勝だな!」

のび太「いや、これで君に勝てる…」
775ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 00:34:14 ID:???

投下終了

前回>>712-717

ポケモンメインになるまでや面白くなかったりするのはまだゲームでいう説明段階だからまだ待ってくれ

それとネタとかわかりにくいのも詫びるが我慢してくれ
776名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:35:13 ID:???
せめてまとめて投下してくれ
777名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:37:05 ID:???
もっかい乙
投下中割りんでスマん
書き貯めじゃないと乙いうタイミング分からん。
ほかの作者にも迷惑かかるし、くどいようだが書き貯め頼む。
ネタはなんとなく分かったぞw
778名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:37:38 ID:???
つうか来んな
779名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:39:34 ID:???
>778
前に比べて丸くなったし、少しは様子みようぜ

780名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:40:34 ID:???
>>775
お前は他の作者の方を馬鹿にする資格など無い
何このゴミ小説
レスの無駄だから二度と来ないで欲しい
はっきり言って荒らしだからお前
781名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:40:41 ID:???
>>779
  ロ
  キ
  乙
782名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:41:30 ID:???
スレチだしレスの無駄
もうやめてくれないか?
なんかリアル投下臭いし
783名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:41:41 ID:???
ロキは許して桃洗車をあんなに叩く意味が分からん
あ、自演か
784名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:42:30 ID:???
ロキ擁護する奴は全員ロキ
うん、当たり前だな
785名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:43:09 ID:???
ロキは自演しない


あとロキ書き貯めろ
リアル投下は厳禁
786名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:44:05 ID:???
>>785
根拠がない





あ、ロキさんですか
787名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:44:09 ID:???
>>785
自演乙です^^
788名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:44:32 ID:???
766と767の時間
789名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:45:02 ID:???
携帯
790新人潰しの隆司 ◆DMRlBMka22 :2007/06/04(月) 00:47:54 ID:???
ロキの内容はスレ違だが、
前は上げたり、作者批判したりだったのに今は乙って言うんだから前よりいいんじゃないか?下げてるし
791名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:48:18 ID:???
スレチの時点でアウトだろ
792名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 00:50:54 ID:???
>>790
アカギ無所属ロキ乙
793名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:00:00 ID:???
奴のしてきたことは許しがたい
だから反省文代わりに書かせろよ
794名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:11:55 ID:???
>>793
ロキ乙
795主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 01:17:46 ID:???
初投稿してみます。どうぞよろしく。
796主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 01:19:09 ID:???
――――アナタがいなくなってから、もう一ヶ月が経とうとしています――――



           【ドラえもん、のび太のいない冒険】
                     〜〜プロローグ 主役のいない町〜〜           



『――……からして、警察のほうでは捜査本部を設置する見込みを――――』

 電灯の明かりが消えた、真っ暗な空間でテレビだけが点いています。
 ニュースのお姉さんが淡々とした口調で話すことは、私たちにとって、とても重要なある事件について、

『――以上、ニュース・ザ・ドラから、特集、【行方不明の少年……』

 ――――そう、

『「野比 のび太」君(11)】についての情報をお届けいたしました』

 私たちの大事な友達、のび太さんがいなくなったことを明確に告げる、ニュースです。


 私の名前は「源 しずか」、のび太さんのお友達です……ってこんなところではじめまして、というのは変ですよね、
 皆さんは私のことを、よく知っているはずです。
 少なくとも、この馬鹿作者よりは知っていることだと思います。 
 
797主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 01:20:25 ID:???

……のび太さんは、急にいなくなりました。
 ほんの一ヶ月ほど前、私に「大物になってくるからさ、たのしみにしててよ!!」
 と満面の笑みを浮かべ、私は何のことだかわからずにただ「がんばってね」と言った翌日、
 忽然と行方がわからなくなりました。

 始めはおじさんもおばさんも「ドラえもんがついてるはずだし、しばらくすれば帰ってくるさ。
 でもそのときはきついお灸を添えてやらなきゃな」とたいした心配をしていなかったようだけど、
 二日たっても、三日たってものび太さんどころか、ドラちゃんすら帰ってきませんでした。
 おじさんたちは警察に連絡して、すぐに調査本部とか言うのが設置されたらしいんですが、
 結局、今現在になっても有力な手がかり一つ得ることはできていないそうです。

 あのとき、警察の人から聞き込みをされていたときのおばさん泣き顔は一生忘れられません。
 その肩を抱いて、自身も苦しいのに、それを押し殺してやさしく諭す、おじさんの苦しい顔を一生忘れられません。

 私はしばらく泣き続けました。
 あの時、私が止めていれば、こんな事態にはならなかったと思うんです。
 私につられたのか、スネオさんも、出来杉さんも、果てにはあのたけしさんも、声に出して涙を流したほどです。

 そして一ヶ月のときが流れ、今日もどこか心に穴が開いたまま学校が終わりました。
 
798名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:25:24 ID:???
もうくんな
799主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 01:26:57 ID:???
私を呼び止める声がして、振り向いてみればそこにいたのは出来杉さん。 
 私は出来るだけ明るい笑顔を振舞いましたが、こんなぎこちない笑顔、
 出来杉さんなら多分嘘だと見抜いてしまっているでしょう。
 現に、出来杉さんは苦虫を噛んだようにいったん顔をゆがめるました。
 しかし、次の瞬間には凛と背筋を伸ばし、何かを決意したような顔で口を開きました。

「しずかちゃん、今日の午後4時30分、のび太くんの家に集合してくれないかな?」

 驚くようなコメント、少なくとも、今の私にとっては……
 答えをためらいました、なぜ? いまさら? 行って、なんになるの? 
 私の頭に誘いを拒むための言葉が次々に並べられます。しかし、
 
「しずかちゃん! よく聞いて……もしかしたら、のび太くんを見つけることが出来るかもしれない」

 その一文が、私の頭の中を駆け抜け、作り出した言葉を粉々に打ち砕きます。
 胸に触れていないのに、心臓の音がじかに聞き取れる気がしました。

「いいかい、これはのび太くんを見つけ出す最初で最後のチャンスなんだ。時間は今日の午後4時30分、忘れないでね……」

 出来杉さん言葉に、思わずはっと覚醒した私は、一言だけ言葉を返そうとしましたが、
 そのときすでに、出来杉さんは目の前にはいませんでした。

「(今日の4時30分――――)」

 私は腕時計を覗き込みます。現在の時刻は3時21分、あと1時間と9分――――。

「(あと1時間と9分後に、いったい何があるというのかしら……? ううん、考えたってしょうがない。それよりもあと1時間と9分後に、何が起きてもいいような準備をしなくちゃね)」

 私は時計から目を離します。大きく息を吸い込み、溜めた息をゆっくりと吐き出すと、私は準備のために家へと急ぎました。
 しかし、これが、これこそが私たち全員の命がけの大冒険になるなんて―――このときはまだ、誰一人として予想していませんでした。
800名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:28:02 ID:???
( ; ^ ω ^)
801名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:49:12 ID:???
流石にくらったか
802名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 01:51:17 ID:???
終了か?
書き溜めしときな
803名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 06:57:54 ID:???
乙 面白いから頑張ってね
804名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 17:07:22 ID:???
805ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/06/04(月) 18:17:47 ID:???
どっこい投下
806ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/06/04(月) 18:18:42 ID:???
サカキ「ククク… パワートリックでもするつもりか?
確かに、パワートリックは「自分の攻撃値と防御値を交換する」だが…
私のニドクインが物理技を持っているかも知れないぞ?」
確かに、ニドクインが特殊技以外にのしかかりやにどげりを覚えている可能性も低くは無い。
ドラえもん「汁か! 食らえ! パワートリック!」
サカキ「馬鹿め、爪が甘かったな。 のしかかりだ!」
ズシッ

サカキ「さあ、次のポケモンを出したまえ。」
ドラえもん「…フフ 爪が甘いのはどちらかな?」
サカキ「何ぃ?」
ドラえもん「ツボツボはまだ死んではいない!」
807ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/06/04(月) 18:19:30 ID:???
ドラえもん「今僕の指示した技は『がまん』だよ」
ツボツボはがまんしている。
ドラえもん「甘かったのはお前さ! そう、角砂糖のように甘かったのさ!」
サカキ(ク… してやられたな…)

サカキ「だが、技構成が分かっただけでは何も出来ん!」
ドラえもん「それがお前の甘い所だ。 交代だ!
いけ、カイリュー」
サカキ「カイリューなど、ドラゴンの底辺でしかない! かみなr」
ドラえもん「遅い、地震だ!」
ニドクインは倒れた。
サカキ「何!? 私のニドクインが…」
ドラえもん「よし! これで相手はあと2体だ!
いける…いけるぞ!」
808ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/06/04(月) 18:20:27 ID:???
サカキ

ガルーラ×
サイドン×
ルカリオ×
ニドクイン×
?????○
?????○

ドラえもん

ツボツボ○
メタモン○
カイリュー○
ラプラス○
バンギラス×
?????○

サカキ「圧倒的ピンチだな…」
ボムッ
ドラえもん「こ、このポケモンは…」
サカキ「ダークホール。」
カイリューは謎のポケモンに眠らされてしまった。
ドラえもん「カイリュー!」
サカキ「そして悪夢だ。」
カイリューはうなされている!
ドラえもん「こ、これは…」
サカキ「フフフ… ダークライの悪夢は痛かろう…
このまま『波動』で決めてやる…」
809ドラミ ◆WFpmBdSaYs :2007/06/04(月) 18:22:26 ID:???
あ〜

投下終了 短いけど
810名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 18:23:03 ID:???
リアル投下初めてきたw
811名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 18:27:00 ID:???
たまっ… たまご たまご…
・・   ・・・ ・・・



812DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:47:36 ID:???
だー…だーく……がこっちを見て…
ドラミ氏乙です。投下。
813DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:48:55 ID:???
あげてすみません


のび太の部屋

丁度今ピアノのお稽古を終えたしずかがゲームに入った。

しず「さてと、次はハクタイシティに行こうかしら。……新しいポケモンたちを育てながらね。」
卵から孵ったリオル、それと無理やり捕まえたフワンテだ。
パチリスは元々それなりのレベルだから後回しにしよう、という訳だ。

トレーナーを無駄なく倒し、ハクタイの森の左側の道を通ったしずかはほんの30分ほどでハクタイに着いた。
しず「まずはジム戦。さっさと倒して先行かなきゃ。」
以前にも増して行動が早いしずか。足がぶれて見えるほどだ。
しず「ジム戦お願いしまーす。」
しずかは既にナタネの前に立ち、ジム戦を催促している。
うたた寝していたナタネは顔を上げた。
ナタ「はぁ?ジム戦……分かったわよ!やるわよ!どうせあんた余裕で勝つんでしょ!?」
しず「はあ……どうかなさいましたか?」
ナタネはしずかの言葉を無視してポケモンを繰り出した。
しず「…!!そのポケモンは…」
猫のような目に体から生い茂る若葉、イーブイの進化系に共通の独特のビジュアルを備えたそのポケモンは…
ナタ「リーフィアよ。」
しずかは大いに感激した。
何を隠そう、しずかは無類のイーブイ好き。GBA版ではイーブイパーティを作るほどだったのだ。
しず「ああ、素晴らしいわ…この毛並み、それに何だか空気が澄んでる。もしかして自分で光合成を……」
ナタ「早くポケモンを出して頂戴。」
厳しい顔で命じられるとしずかのうんちくも止まった。
しず「フワンテ行きなさい!」
たにまのはつでんしょで昨夜捕まえた風船ポケモン。しずかにも大分懐いている。
しず「かぜおこしっ!」
814DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:49:56 ID:???
フワンテが自らしぼみ、リーフィアに風を吹きかけた。
だが全くと言って良いほど効いていない。リーフィアはそよ風に吹かれているような顔だ。
ナタ「あらあら、今度のガキはずいぶんと弱いのね。沈めてあげなさい!」
ナタネが追い立てると、リーフィアの尻尾が尖りフワンテを襲った。
しず「熱くなっちゃ駄目ですよ。ジムリーダーなんだから。」
しずかは至って余裕の表情。
それもそのはず、リーフィアの尻尾の鋭い刃は一回もフワンテに当たっていないのだ。
ナタ「ひかりの粉かしら…ええい!もっともっとリーフブレードよ!」
リーフィアが勢いよく空振りを続ける。
しずかはタイミングを見計らい、フワンテにまた風起こしを命じた。
ひときわ大きな空振りをしてバランスを崩していたリーフィアはその風に飛ばされ、地面に思いっきり頭を打ち付けた。
しず「まずは1匹持って行ったわ。」
ナタ「うるさい!ミノマダム、あいつにリーフストームよ!!」
葉っぱのミノをまとったまま進化したミノマダムが登場し、大量の葉をフワンテにぶつけてきた。
その大部分はリーフブレードのようにフワンテに当たらないまま落ち葉と化したが、流石に1,2発はフワンテをかすめる。
しずかの表情が変わった。
しず「あら?鋭い葉っぱがフワンテに当たったわ……もし割れたりしたらどうするつもりだったの?」
しずかはしずかにナタネを問い詰める。
ナタ「え…いや、だってさっきもリーフブレード使ったし、これはポケモンバトルよ。何をそんなに……」
しず「もはやあなたに弁解の余地はないわ。死になさい。」
フワンテがしっぺ返しを使い、ミノマダムを戦闘不能にさせる。
するとナタネが最後のポケモンを出す。ロズレイドだ。
しず「毒タイプが入っているせいでこの技は命取りね。」
フワンテをボールに戻し、しずかが出したのは……ハヤシガメの進化系、ドダイトスだ。
815DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:50:47 ID:???
しず「じしん!!」
そう言うが早いか、しずかはドダイトスの背中に飛び乗る。
次の瞬間、地面が激しく揺れ始めた。
地面に亀裂が走り、折角植えられていた木は根こそぎ倒れてしまった。
無論ロズレイドは抗う間もなく瀕死。
しず「ふふっ、フワンテを傷物にした罰よ。バッジを渡しなさい。」

しず「ああ、いい気晴らしになったわ。次は自転車の為にハクタイビルにでも行きましょ。」
既に次の行動のための情報収集もバッチリだ。
手持ちの中でも特に気に入っているらしいフワンテを携え、しずかはビルに乗り込んだ。

 
 ハクタイビル最上階 

銀女「ふむ……今は昼食時間だったかな?」
しず「いいえ違うわ。おばさん」
銀女「そうか、ではギンガ団に全く関係ないガキが……この最上階まで踏み込めるのは何故だ?」
しず「私があの雑魚共をなぎ倒してきたから。」
窓のほうを向いていた銀河団の女はしずかを振り返った。
その眼光の鋭さにしずかは息を呑んだ。
銀女「自己紹介はどんな場面にも必要だな。初めまして、私はジュピター。ギンガ団最強の幹部よ。」
まだ他に二人実力の見合う幹部がいるのに、ジュピターという女は自分が最強だと言う。
しずかはそんなこと知らないが。
しず「そうなの?私は源しずか。最強のあなたを倒すために来てやったわ。」
二人の他愛ない会話はそこで止まり、ジュピターがボールを投げる。
愛らしい鳴き声を上げてピィが出てきた。
しず「ピィですって…この期に及んでよくも小手調べのような真似を……!」
ジュ「小手調べなどと言っていられるのも今の内。だいもんじだ!」
ピィが突如凶悪な目つきに変わり、自分の体と同じ形の炎をフワンテに吐きかけた。
816DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:52:20 ID:???
今の状況

のびた  エテボース エレブー トリトドン ポリゴン2 【ヒードラン】(現在地…リゾートエリア)
 ヒードランを助け、今ヒードランに助けられている。主人公だけに手持ちが強力。

ドラえもん  ビーダル ペラップ ロトム リーシャン (現在地…?)
 のびたを探し、ファイトエリアを駆けずり回っていた。ただ今は何処にいるのか不明。

しずか  ドダイトス ブニャット パチリス リオル フワンテ 【ダークライ】(現在地…ヨスガシティ)
 急に進んで今はヨスガシティ。手持ちが多く、なおかつレベルが高いのが特徴。

ジャイアン  モウカザル カブトプス ドーミラー 【マスキッパ、かなめいし】(現在地…ウラヤマさんち上空)
 サファリで助けられたマスキッパに捕まって空のお散歩中。風でヨスガ方面に流されている。

スネオ  ポッタイシ ムクホーク キルリア ビークイン ゴンベ 【GBAの伝説など】(現在地…クロガネ上空)
 進化したムクホークに捕まって空のお散歩中。ドラえもんから情報を仕入れてキッサキに向かっている。
817DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 18:55:18 ID:???
投下終わり…結局フワンテの回避率の解説してないな
818名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 18:56:20 ID:???
そんなあなたに乙と伝えたい
819名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 18:58:38 ID:???
君がくれた乙の数は おっくせんまん!おっくせんまん!
820名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:01:07 ID:???
ギリギリでいつも乙していたいから アッーアッー!
821名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:04:49 ID:???
822DPその2 ◆Dy4EDQYuSY :2007/06/04(月) 19:09:48 ID:???
>>815>>816の間にこれを加えてください。
毎度毎度すみません

しず「…かぜおこし。」
フワンテが息を吹きかけると、だいもんじはたちまちピィに跳ね返った。
自らの吐いた炎に焼かれ、ピィは戦闘不能になる。
しず「能力の低いポケモンが威力だけ強い技を使おうとしても上手くいかないものよ。」
ジュ「ン…フフフ…ハハハハハハ!!」
急にジュピターは笑い出した。
ジュ「フフフフ…あー、久しぶりにいいトレーナーだ……だけど残念、私はボスの用事を言い付かっている。
元々ここには長くいられないのだ。それでは!」
ジュピターはボールから出したソルロックに捕まり、窓ガラスを割って外に飛び出した。
しず「……大人しくこのビルを明け渡すって事かしら…もうここは用無しだ、とか。」
ジュピターが消えた辺りの空を見上げてしずかはそう呟いた。

その後、自転車を手に入れたしずかはサイクリングロードを下り、テンガン山の洞窟を抜けた。
そして、ヨスガシティのゲートをくぐり抜けた。
「ミミロルちゃあん!!捕まえて!捕まえてぇー!!」
町に入って早々、しずかは悲鳴を聞いた。
さらに次の瞬間、しずかの胸にミミロルが飛び込んできた。
息が上がった女性がその後から不恰好に走ってくる。
「ありが…とう……ございました。このミミロルすぐ逃げちゃうんですよ。さあ、参りましょうね!ミミロルちゃん」
しずかからミミロルを引き取った女性はヨスガシティのコンテスト会場へ歩いていった。
823ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:16:03 ID:???

皆乙

投下

前回>>764-774
824ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:17:43 ID:???

レオン「僕にその猫1匹で勝つというのか?笑わせるな!」

のび太「いくぞニャース!浄破滅焼光だ!」

レオン「なっ何だと!ぐはぁ!」

なんとニャースはルーファウスとブサムスを1発で倒した浄破滅焼光を使い
レベル差はあれどもかなりのダメージを与えた

のび太「さっきこの技を外したときニャースにものまねを使わせていたんだ」

レオン「くっ…のび太のくせに…」

のび太「それっ!とどめだ!」

待ちたまえ君達!

なんとそこには剛力無双で有名な魔物使い四天王、シヴァが立っていた

シヴァ「そいつらを捕らえろ!」

そう言うと皆すぐに強力な魔物に囲まれ捕まってしまった
825ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:19:14 ID:???

ガチャン!

城の牢屋に閉じこめられてしまった一同

シヴァ「貴様等は処分が決まるまでそこでおとなしくしていろ!
お前はこいつらを見張っていろ!」

そう言うとシヴァはどこかへ立ち去った

レオン「師団長の僕が罪人の見張りなんてね…
やられてた罰とでも言いたいのか?」

彼は冷めた口調で言う

ルーファウス「おい!俺らはこれからどうなるんだよ!」

レオン「まああれほどの騒ぎを起こしたのだからタダではすまんな」
826名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:19:50 ID:???
ロキ自重汁
827ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:21:20 ID:???

ブサムス「公正な裁判は行われるのだろうな?」

レオン「それは僕の知るところではない」

のび太「僕のコラッタが動かないんだけど…」

先程のダメージで瀕死になってしまったコラッタは回復が容易にはできない
早く回復しないと命にかかわる

のび太「ねぇ!助けてよ!早くしないと死んじゃうよ!」

レオン「うるさい!少しは黙れないのか!」

のび太「……」

レオン「…なぜだかこいつの言うことは放っておけない気がする…
方法がないわけではない」

のび太「何かあるの?」

レオン「王が大切にしていたペットの狸が行方不明なのだ
それを捜すのならどんな奴でもかまわんと言っていたからもしかしたらな」
828ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:22:56 ID:???

シヴァ「貴様等!王がお呼びだ!」

レオン「待て!こいつらはあの小太りの狸を捜すと言っている」

シヴァ「…まあともかく王の御前へと行くぞ」

そして一同王の間へ

モンフェラ王
「お前達が偽札を作り我が国家に多大な損害を与えた輩か?」

ルーファウス「違う!俺らを捕まえても変わらないぞ!」

レオン「お前はだまっていろ!
王、この者達は蒼の狸を捜すと言っています」

モンフェラ王「何!確かにそれは考えものだな…」
829ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:24:09 ID:???

モンフェラ王「あの狸がいたから我が王国の栄光がある…
わかった!お前達を解放しよう!ただし途中で逃げたりしたら死罪だからな!」

のび太「死罪…ごくっ」

シヴァ「しかしこいつらを野放しにしてよいものでしょうか?」

モンフェラ王「確かにそれは言えるな…」

シヴァ「ならレオンを監視にまわせば良いでしょう」

レオン「なっ?貴様!僕がこいつらの監視だと?」

モンフェラ王「わかった!レオンなら監視も勤まるだろう!」

レオン「くっ…わかりました…」

シヴァ「フン…」
830名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:24:45 ID:???
つまんね
831ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:26:09 ID:???

出発の前に疲れを癒す一同

のび太「うわぁ!王国の技術って凄いね!
コラッタがすぐに直った」

ブサムス「で蒼の狸とは何なのだ?」

レオン「ある日突然現れた不思議な力を持つ小太りの狸だ
その狸はある道具のようなものを使って様々なことができる」

レオン「例えば先程の回復装置もそうだ」

ブサムス「今回はそれが姿を消したと?」

レオン「そうだ。あの狸のおかげで我が王国の繁栄があるのだ
失うわけにはいかん」

ルーファウス「で、どこにいんだよ?」

レオン「噂では近くの森で旅人を襲っているらしい
だから力のあるお前達が必要なのだ」

ルーファウス「勝てるんだかどうだかわかんねぇけどもうやるっきゃねえんだな…」

そして一同は近くの森へ向かった…
832ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:27:31 ID:???

のび太…魔物使い

コラッタLV19
とっしん
たいあたり
すなかけ

ニャースLV18
ひっかく
ねこにこばん
ものまね

ポッポLV12
かぜおこし
すなかけ
つつく

レオンLV38…魔法剣士
浄破滅焼光…ノーマル
ストーンブラスト…岩
魔神拳…格闘

ルーファウス…人間、格闘家

ブサムス…ヴァンパイア

蟻ーシャ…姫
833ロキ ◆zCpebmpy/g :2007/06/04(月) 19:29:58 ID:???

投下終了

PCが長らく壊れていて使えないので投下が遅いです

そろそろらしくなってきますがネタバレになるので言えません
834名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:35:06 ID:???
なあ、テイルズ厨はファンダムでも買っとけ
835名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:37:42 ID:???
以外と


















いやなんでもない
(面白いなんて言えない)
836セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:39:31 ID:???
投下する
837セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:40:28 ID:???
#スネ夫サイド

ドクロッグの攻撃を受け、無様にも捕えられた僕はギンガ団のアジトに連行されていた。
相変わらず、腹部が焼けるように痛い。
そのせいか、この先どうなるかなんて考えもしなかった。
「ほら、さっさと来い」
下っ端に先導され、僕は乱暴に奥の部屋へと連れて行かれた。

「コイツか……我々の邪魔をしたのは」
奥の部屋に居たのは、ギンガ団ボスのアカギだった。
僕は痛む腹部を押さえながら、アカギを見据える。
「……なるほど、バッジを六つも持っているのか」
いつの間にか僕のバッジはアカギの手のひらの上に置かれていた。
僕は眉を顰めてそれを見る。

「……少年……スネ夫と言ったか」
アカギはバッジを机に置き、腕を組んで言った。
僕は少し虚ろになった目で相手の表情を伺う。
すると、アカギは唐突に切り出した。
「……少年、君にはギンガ団に入ってもらおう」
838名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:40:46 ID:???
ロキ死ね
839セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:41:21 ID:???
「え……」
いくらなんでも唐突すぎるだろ……常識的に考えて。
大体僕がギンガ団なんかに入るわけないじゃないか。
そんな僕の心中を知ってか知らずか、アカギは続けた。

「君はギンガ団にとって必要な人材だ。恐らく幹部クラスの実力だろうからね」
僕が幹部クラスか……。
少し嬉しいような気もするが、ギンガ団には入りたくなかった。
「嫌だと言ったら?」
とりあえず聞いておく。
「もし君が断ったら……君達の仲間は潰させてもらう。
ギンガ団の戦闘員の数を持ってすれば容易いことだ」
アカギはそっけなく言い放つ。
僕が反応する前に次の言葉が耳に入った。
「……だが……もし、君が私とバトルをして勝つことが出来れば、見逃してやろう」

その言葉を聞いた僕は、心の中でガッツポーズを決めた。
「今の言葉、後悔しないでね」
僕は無言でその場を後にするアカギに着いて行った。
840セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:42:03 ID:???
少し歩いて着いたのは、何も無い閑散とした部屋だった。
「……バトルには最適な部屋だろう?」
そう言うなり、アカギは僕の反対側の方向へと移動する。
僕は一つのモンスターボールを取り出し、ギュッと握り締めた。

「……では始めよう。いけ、マニューラ」
「出て来い、クロバット!」
アカギのポケモンはマニューラ。
かなり部が悪い。
けど、クロバットのスピードなら一撃は与えれる筈……。
「クロバット、怪しい光だ!」
「マニューラ、冷凍パンチ」
だが、僕の予想は見事に外れてしまう。
クロバットが怪しい光を放つ前に、マニューラの拳がクロバットを捕えたのだ。

「レベルの差があるようだな……」
嘲笑混じりにアカギは言う。
僕はそれを無視し、次のボールを放った。
「いけ、ゴウカザル!」
出来れば、ゴウカザルは切り札として最後まで取っておきたかった。
だけど、今は出し惜しみ出来るような状況じゃない。
それは今しがた相手の力量を知った僕が一番良く分かっていた。
841セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:43:02 ID:???
「ゴウカザル、マッハパンチ!」
刹那、ゴウカザルの拳がマニューラの顔面にヒットする。
それを受けたマニューラは虚しく倒れた。
「なるほど、先制技を使って一撃で仕留めるとはな……」
今のところ失っているポケモンは両方一体。
なのに、アカギは完全なる余裕を見せつけていた。

「次は……コイツだ!いけ、ギャラドス」
咆哮を上げながら現れたのはギャラドス。
この広い部屋の中でも、その威圧感はひしひしと伝わってきた。
動揺する僕を見て、アカギは言い放つ。
「もう……君に勝ち目は無いよ」

それから程無くして、僕はバトルに負けた。
僕は結局あのギャラドスを倒せなかったのだ。
何とも言えない無力感が僕を襲う。
「今のバトルで君の力量が把握出来たよ。
君の実力は間違い無く幹部クラスだ。
後で歓迎会をしよう……それまで休んでいてくれ」
アカギはそう言うと、俯く僕を他所に去っていった。
842名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:43:44 ID:???
セカンド(笑)
843セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:43:48 ID:???
「なんか変わり映えしないね」
そう漏らす僕の前には、三人の幹部が居た。
今はいわゆる歓迎会の途中なのだ。
「ボス、何でこんな奴を幹部に?
こんな奴にギンガ団の素晴らしさは分からないわよ」
憎々しげな顔をしてそう吐くのは、ギンガ団幹部のジュピター。
以前、僕に負けた事をまだ根に持っているようだった。

「……黙れ。私に逆らう事は許さん」
啜っていた紅茶を置き、一喝するアカギ。
ジュピターはしぶしぶ黙りこくった。
次に喋ったのは、もう一人の女幹部……マーズだった。
「……あなた、本当に強いのかしら?ギンガ団の幹部クラスの実力があるの?」
そう言って、キッと僕を睨む。
僕も負けじと言い返した。
「……じゃあやってみるかい?僕が勝つだろうけどね」
「何ですって……?」

「いい加減にしろ、お前達」
僕達の煽り合いは、またもアカギの一言によって収まった。
「スネ夫は以前にジュピターを倒している……実力は確かだ。お前達はもう戻って良いぞ」
アカギが言い終えると、ジュピターを先頭に三人の幹部が部屋を後にした。
それを見送ったアカギは僕の方を一瞥する。
「最初は慣れないだろうが……じきに慣れてくる筈だ。
これからはギンガ団の為に働いてくれ」
そう言って、部屋を出るアカギ。
僕は傍にあった椅子に座ると、ヤレヤレとばかりに溜息をついた。
844セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/04(月) 19:44:36 ID:???
投下終わり
845名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:46:01 ID:???
セカンド^^(笑)














846名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:49:42 ID:???
セカンドは投下ペースが命なのに落ちたら話にならんな

一応乙
847名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 19:59:04 ID:???
乙乙乙乙乙乙
848主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 20:02:48 ID:???
先達の方々、さすがにうめぇ。乙です。
では、投下します。
849主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 20:03:38 ID:???


 走る、とにかく走る! 息が苦しくなってきたし、普段は走るのは苦手な俺だが今日は特別だ。
 

             【ドラえもん、のび太のいない冒険】
                    第一話 〜てがかり〜 


「おうっ、おうっ! スネオっ! 何で起こさなかったんだよ!! おまえのせいで遅刻しちまうじゃねーか!!!」 
「ちょ、“ボクのせい”って。何度も起こしたのに起きなかったのはジャイアンじゃないか!!」
「うるせー! 言い訳……はぁ、する……はぁ、はぁっ……な!!」

 俺の名前は性器の……オット失礼。世紀の大天才歌手にして、ガキ大将「剛田武」。
 皆からはジャイアンって呼ばれれらぁ、よろしくな!!
 で、俺の隣でヒィハァ行ってるこいつは「骨川スネ夫」。生意気なことばっか言う奴だが、俺の大事な心の友の一人だ。
 
 なんで俺らがこんなには走ってんのかと言うとだな、今日の放課後出来杉に誘われたんだ。 
 俺の、俺らの心の友、「のび太とドラえもんを探そう」ってな!
 できすぎ曰く、なんか心当たりがあるらしいんだと。しかもそれによりゃあ、のび太を探し出せんのは俺たちにしかできないだと!
 俺は心から震え上がったぜ! 今までいろんなことを乗り越えてきた心の友だ。
 警察なんかに任せて置けねぇと思ってたとこだしな!!

850主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 20:04:25 ID:???

 でもよ、実際約束の時まで1時間以上在ったからよ、俺はスネオの家に行ってちょっと仮眠って奴を取ってたんだが……
 スネオが俺を起こしやがらねぇから、今こうして時間と競争してんだ。
 ったくよ〜、本来なら一発やっちまうとこなんだが、その時間さえ惜しいんだぜ……ん?

「おっ、やっと来たね、2人とも」

 よくみりゃ視線の先――のび太の家の前――にゃあ出来杉としずかちゃんが並んでやがる。 
 ちくしょう、出来杉のやろう。あれじゃまるでしずかちゃんと付き合ってるみたいじゃねーか。
 
「はぁっ、はぁ……いや、ごめん。じつはさぁ、ジャイアンがね……」 
「言うなっ!!」
「ぎゃっ!? なんだよぉ、何も殴らなくたっていいだろ!!」
「うるさい! お前が悪い」

 スネオの奴、油断もすきも無く俺を悪く言おうとしやがるから目が離せねーぜ。 
 それにしても、しずかちゃん……ずっと俯きっぱなしだな……。

「ほらしずかちゃん。皆来たよ」

 出来杉がニコニコした顔で話しかけると、はっとしたしずかちゃんは俺たちに挨拶してきた。
 ってかしずかちゃん、今頃気づいたのかよ…………
851主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 20:06:27 ID:???
 家に入り、やつれた感じのおばさんにのび太の部屋まで案内された俺たちは今、
 出来杉の指示の元ドラえもんが残したっていう“手がかり”って奴を探してんだが……

「おい出来杉、ほんとーに“手がかり”なんてあんのかよ?」
「大丈夫、ドラえもんが言うんだから、間違いなくあるはずさ」
「はぁ〜っ、ボクもうお腹すいてきたよ」
「なにのび太みてぇなこと言ってんだ、俺が探してんだぞ、おまえもしっかり探せ!」 
 
 うなだれるスネオに一喝してやるけど、実際さすがの俺も結構キツイぜ。
 もう軽く1時間以上はこうやって部屋ん中ごそごそしてんだぜ。太陽も落ちかけちまって外、暗ぇしよ。
 唯一もくもくと作業を続けてるしずかちゃんも、さすがに疲れってモンがみえる。
 
「なぁ出来杉よぉ、ほんとに……」
「本当だよ! 1週間前、ボク宛にドラえもんから手紙がきたんだ。
 『手がかりは、のび太君の部屋にある探してくれ』って短く書かれたメッセージが!!」
「でもさ〜、こういうことって普通、警察が調べてるはずだよね? だったら今さら僕たちが調べても
 何にも出てこないと思うけど? その手がかりってやつも、今頃警察が保管してるんじゃない?」 

 やれやれといった風に首を振るスネオ。反論してぇが、確かにそのとおりだ。

「だいたいさ、なんでそんな大事な手紙がジャイアンでもなくボクでもなくしずかちゃんでもなく
 出来杉! キミに届くんだ? 確かにジャイアンじゃ手紙をなくしたりするかもしれないけどさ、
 ボクや、ましてやしずかちゃんなら絶対にそんなことは無いだろうしってうわあっ!? ……ギュムッ!!」
「よけいなお世話だ!」
 
 全く、本当に一言多いぜ……でも、他の事は「確かに」って思うことが多いから、侮れねぇんだよな〜こいつ。

「そんなこと、僕にいわれてもわからな「みつけたぁ!!!!!!」!!!?」 
「どうしたスネオ!? 何を見つけた……ってそりゃあ」
 
 心臓がはねた。突然叫んだスネオの元に、みんなが駆け寄る。
 スネオの手の中にあるものを見て、俺は納得した。なるほど、こいつが手がかりか……
852主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/04(月) 20:09:09 ID:???
第一話前半終了……ポケモンでてきてねぇ
853名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 20:12:44 ID:???

なんか期待出来るかも
854名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 20:14:32 ID:???

次回にはポケモンだせよ
855名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 20:23:03 ID:???
こ れ は 期 待 !!!
856名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 21:14:41 ID:???

ただ出来杉じゃなくて出木杉だぜ
857名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 21:45:08 ID:???

文の前にスペース開けるのはやめたほうがいい。読みにくい
858名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 21:50:59 ID:???
>>857
至って普通なのだが(まぁ個人によって普通は変わると思うけど)
と言うより自分はそのような方が読みやすいと思う
859 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:02:33 ID:???
投下いたす
860ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:03:50 ID:???
ジャイアンとスネ夫は、未来のしずかと戦っていた。
しずかが最初に出したポケモンは見たことの無い赤いポケモンとキュウコン。
それに対してジャイアンはラグラージ、そしてスネ夫は新たなポケモン、ランターンを繰り出していた。
ポケモンを見て、スネ夫は即座に敵の戦術を見破った。
「ジャイアン、まずはキュウコンを叩くよ」
「あん?あっちの変なポケモン倒すのが先だろ。手が大砲になってるぜ」
ジャイアンはその性格通り、直線的な戦術しか知らない。
だが、スネ夫は敵の技構成まで手に取るようにわかる。
「ジャイアン、キュウコンは状態異常攻撃が厄介だ、先に倒してしまおう」
「そういや怪しい光やら催眠術やら、面倒な技を持ってたな」
スネ夫はもう一方のポケモンを確認する。
人型で炎タイプ、おそらく……
『あれはおそらくブーバーの進化形だろう。単体攻撃タイプならあまり怖くはない』
だが、キュウコンの持つであろう鬼火や催眠術は厄介だ。
食らうわけにはいかない。
『まあ、おそらく交換するだろうが……』
相性面を考慮すると、しずかは2体とも交換してくる可能性が最も高いだろう。
それでも先手は取れる。
861ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:04:55 ID:???
先に動いたのはしずかだ。
「キュウコン、さいみんじゅつ!」
キュウコンから発せられる催眠波がジャイアンのラグラージを眠りに落とす。
「交換しなかったのかい、それは判断ミスだよ!」
スネ夫がしずかにそう言い放つが、しずかは気にしない。
「ブーバーン、ふんえんよ!」
ブーバーンと呼ばれたポケモンは高熱の噴煙を吐き出し、全体に攻撃する。
ラグラージもランターンも大したダメージにはなっていないが、スネ夫はその攻撃の意味をすぐに悟った。
「貰い火か……」
キュウコンの特性、貰い火を発動させるための攻撃のようだ。
だが攻撃力が上がるのは炎タイプの技、こちらは耐性がある。
「何を考えているかは分からないけど、遠慮なくいかせてもらうよ!」
ランターンの最強技、ハイドロポンプがキュウコンに放たれる。
だが、その攻撃はわずかのところで外れてしまった。
「くそ、やはり命中率が難点か」
「キュウコンには光の粉も持たせてあるしね」
あっさりと手の内を晒すしずか、その顔には余裕すら見える。
「くそ、余裕かましやがって……」
ラグラージを眠らされたジャイアンも悔しそうな顔をしてしずかを睨む。
862ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:05:48 ID:???
「大丈夫、まだこっちの優位は変わらないよ」
スネ夫はジャイアンをたしなめるが、内心は若干の危機感が生じていた。
これはルールやマナーに則った普通のポケモンバトルではない。
と、いうことは……
「ジャイアン、次は……」
耳打ちするスネ夫の言葉に、ジャイアンは耳を疑った。
「そんなことして、いいのかよ……」
「ああ、多分しずかちゃんの次の手はアレだからね」
スネ夫の提案に、渋々ながらジャイアンも了承する。
しずかが動いた。
「キュウコン、ランターンにさいみんじゅつ!」
再びキュウコンが催眠術を放った。
眠らされるランターン。
だが、隣のラグラージは目を覚ましていた。
ジャイアンがニヤニヤと笑う。
「ねむけざましを使わせてもらったぜ」
「2体眠らせてくるってことは、ルール無用なんだろ?」
スネ夫が会心の笑みを浮かべる。
しずかが催眠術を使うことを見越してジャイアン道具を使うよう指示したのはスネ夫だ。
『ゲームの事なんか何も知らない女の子だ、そんなマナーとかは知らないはずだ』
それならこちらもCPUトレーナー相手の時のように遠慮なく道具を使うまでだ。
回復の薬のストックもある。
863ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:07:35 ID:???
だがそんなスネ夫の奸計を見ても、しずかはうすら笑いを浮かべたままだ。
「構わないわよ、スネ夫さん。もっと卑怯な手を使いなさいな」
自分達が知っているしずかからは聞いたことのないような言葉。
やはり彼女は自分達の知るしずかではない。
「へへ、じゃあ遠慮なくやらせてもらうよ」
スネ夫はスピーダーをラグラージに使う。
ブーバーンが再び噴煙を使ってくるが、やはりダメージは大したことはない。
『このまま回復とスピーダー使用を繰り返せば、やがてキュウコンの速さを超える』
そうなれば地震一発でケリがつく。


━━━━━

「かみなり!」
ドラミがサンダーに命令する。
だが、ドラえもんのゲンガーは麻痺しているにも関わらず攻撃を守って防いだ。
「お兄ちゃん、最初の威勢はどうしたのかしら」
ドラミの挑発にもドラえもんは眉ひとつ(眉はないが)動かさない。
そんな兄の様子に気をとられたドラミは、ダイゴの苦しそうな顔に気付けなかった。
「すまん、メタグロス……だいばくはつっ!」
メタグロスにパワーが集中し、凄まじい爆発を起こした。
その破壊力に、サンダーもマンムーも戦闘不能になってしまった。
864ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:08:27 ID:???
「私の知っているダイゴさんなら、自らポケモンを瀕死にさせるような技は使わない……」
どうやらドラえもんの入れ知恵のようだが、それだけではない。
『メタグロスに大爆発を覚えさせていたということは、ダイゴさんも裏では甘い男ではないようね』
どうやらダイゴという男の人物像を修正しなければならないらしい。
「じゃあ次はこのポケモンよ……スイクン、フリーザー!」
ドラミが繰り出したのは、イズミから奪ったスイクン、そしてジンダイのフリーザーだ。
「伝説のポケモン2体を相手に、果たして勝てるかしら?」
「その台詞、まるで力に溺れているかのようだぞ」
ダイゴはそうドラミを卑下すると、メタグロスに変わる新たなポケモンを出した。
「いけ、アーマルド!」
ボールから硬い甲羅に覆われた巨獣が姿を現す。
アーマルドは高い攻撃力を誇るポケモンだ。
「このアーマルドはピントレンズ装備だ。伝説のポケモンとはいえ急所に攻撃が当たればどうなるかな」
その言葉が本当か嘘かは分からないが、アーマルドのタイプ一致岩技を食らえばフリーザーとて危ない。
『挑発に、乗るしか無いわね』
865ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:10:09 ID:???
「フリーザー、れいとうビームっ!」
フリーザーの冷凍ビームが炸裂し、アーマルドの体力を著しく削る。
「そしてこれでトドメよ、スイクン!」
続けてスイクンのハイドロポンプがアーマルドに直撃する。
「ハッタリを効かせた割にはあっけない…………!?」
そうこぼしたドラミの眼前には、水しぶきの中から悠然と現れるアーマルドが飛び込んできた。
ダイゴが口を開く。
「守るでもよかったんだ、だが今はこらえるでなくては、な……」
体力が僅かのアーマルドがカムラの実を食べ、素早さを上昇させる。
そして、蚊帳の外だったドラえもんがぽつりと呟いた。
「ゲンガー、だいばくはつ」
ゲンガーが大爆発を起こし、その体力と引き替えにドラミのポケモン達に多大なダメージを与える。
「そ、そんな……」
爆風から目を多いながらドラミが叫んだ。
まさか大爆発を連続で使ってくるとは思わなかったのだ。
『容赦なし、といったところかしら』
ダイゴもドラえもんも、並々ならぬ覚悟で挑んできている。
ポケモンを犠牲にする戦術を使うとは思わなかった。
おそらく次のターン、素早さの上がったアーマルドの一撃でフリーザーは落とされるだろう……
866ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:10:56 ID:???
━━━━

戦いはスネ夫の計算通りに進んでいた。
ダブルバトルで道具が使えるのはかなりのアドバンテージだ。
「ラグラージ、じしんだあっ!」
ラグラージの2度目の地震がキュウコンとブーバーンにヒットし、2匹を沈める。
スネ夫のランターンは守っていて無傷だ。
「さあ次のポケモンを出しなよ、しずかちゃん」
スネ夫が勝ち誇った笑みを浮かべる。
だが、しずかは相変わらず笑みを隠そうとはしない。
「な、何を笑ってるんだよ!」
その表情にイライラを募らせたジャイアンがそう言い放つ。
しずかはニヤニヤと笑いながら、腰に付けてあるモンスターボールを足元に取り落とす。
「全く、子供のくせに調子に乗って……貴方達なんか、この1体のポケモンだけで十分なのよ……」
しずかは足元のボールを乱暴に足で払うと、手に持ったボールを二人に見せつけた。
「まさか、それ1体で戦うつもりかよ。バカにしやがって!」
ジャイアンが余裕のしずかに喚き散らす。
だが、スネ夫だけはその言葉がハッタリではないと感じていた。
しずかが他のポケモンを必要としない程の強さを持っている……
『一体、あれにはどんなポケモンが入っているんだ?』
867ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:11:56 ID:???
「いいからさっさと出せよ、俺達はのび太を助けるんだからな!」
強気に吠えるジャイアンを、やれやれといった感じで受け流すしずか。

「じゃあ遠慮なく」

しずかがゆっくりとボールを放った。

一瞬の光と共に、そこから現れたポケモンはその黒い巨体を宙に浮かべている。

スネ夫はその正体を知っていた。
「あれは…………闇の旋風……」

「そうよ、XD-001……その名は、ダークルギア」

しずかが無言で手を振る。
その瞬間、黒いルギアが凄まじい衝撃波を発生させた。
「うわああああぁぁぁぁぁっっ!」
「これは、ダークストームっ!」
ダークルギアの一撃でラグラージとランターンは壁に叩き付けられ、瀕死になってしまう。
ジャイアンがガクガクと膝を震わせる。
「一撃、たったの一撃だって……そんな、バカな」
スネ夫が体の砂を払いながら唇を噛み締める。
「ダーク技は通常ポケモンに効果抜群なんだよ……くそっ」
「しかも、このダークルギアはレベル100、ポケモンXDのダークルギアより圧倒的に強いわよ」
その言葉は、スネ夫とジャイアンの戦意を喪失させるのに十分なものだった……
868ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:12:46 ID:???
しずかのダークルギアの圧倒的な力。
それはすぐ近くで戦っているダイゴとドラえもんにもショックを与えていた。
「あんなポケモン……反則だよ!」
ドラえもんが絶望の声を上げる。
例えドラミを倒したとしても、あのポケモンに勝てるとは思えない。
「さすがに、手詰まりか……」
ダイゴも肩を落とす。

そんな2人の横を影が横切った。

「……シズカ?」
源しずかが、単身階段を駆け上がっていく。
「私が、私がのび太さんを呼んでくるわ!」
今まで何もできなかったしずか。
だがこの状況に及んで、いてもたってもいられなくなったのだ。
「しずかちゃん、頼むよ!」
ドラえもんもそんなしずかを見て再び気合いを入れ直す。
だが、ドラミがそれを許すはずがない。
ドラミが新たに呼び出したファイヤーと、再び現れたエレキブルが行く手を遮ろうとする。
「行かせないわよ……」
「いや、行かせてやって」
未来のしずかがそう口にする。
『のび太さんが出木杉を倒す姿を、目に焼き付けなさい』
ドラミのポケモンの間を駆け抜けるしずか。

そして、その姿は通路の奥に消えていった。
869名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:14:13 ID:???
サルになるかもな

支援
870名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:15:40 ID:???
終了かもだけど支援
871名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:16:25 ID:???
じゃあ俺も支援
872 ◆xqjbtxNofI :2007/06/04(月) 22:17:23 ID:psITlXiG
投下おしまい
873名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:17:51 ID:???

スイクンって元々はアスナの物じゃなかったか?
874名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:18:32 ID:???
ageるなよ…乙だけど
875名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:18:34 ID:???
876名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:18:39 ID:???

877名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:21:46 ID:???
みんな、乙をオラにわけてくれぃ!
878名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:22:31 ID:???

もう完結か…
879ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/04(月) 22:28:50 ID:???
皆様乙。
投下させて頂きます
880ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/04(月) 22:30:36 ID:???
【ブビィの日記】
皆との別れ。 それを妨げたこのピザハット。
彼の名前は、剛田武。 あだ名はジャイアン。
…ブタゴリラくらい酷いあだ名だな。

「ガハハハ 行くぞ!」
そう言いながら、彼は一番道路を突っ走っていった。


野生のポケモンを突き飛ばしながら。

一気に一番道路は地獄絵図となった。

そして、2時にはトキワの森に着いてしまった。(1時に出発した)
しかし、トキワの森にはトレーナーがいる。
僕の出番もきっと…

「僕は虫取り、勝負だ!」
「うるせぇ!」
ボカッ
「ひでぶ!!」

……これは酷い
881名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:30:40 ID:???
凄まじく乙!
882ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/04(月) 22:31:55 ID:???
「おぉう? お前いい虫取り網持ってるじゃねーか」
もうカツアゲだ。 バトルくらいさせてください。

「よこせ!」
「…そうしたらポケモンを返してくれるんですね?」

ポケモン奪ってたよ。この人。

「なんだよ、キャタピーかよ。 こんな芋虫イラネ」
「アッー 僕のキャタピー!!
き、貴様、僕と勝負だ!
僕が勝ったらキャタピーに謝れ!」
「俺に勝てるかよ! 遊んでやれ、たけし!」

……たけし?

「オラ、出てこい!」
どうやら、「たけし」とは僕の事らしい。
それにしても…


何!?このネーミングセンス
今時RPGのキャラに自分の名前入れるDQNがいr
883ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/04(月) 22:33:11 ID:???
始めてのバトルは、相性の関係もあり、楽勝だった。

「オ、オレの昆虫が…キャタピーがぁぁぁ〜〜〜
ぜ、ぜん…めつめつめつ」
「とっとと森を出るんだな〜! 弱昆虫野郎が〜」
「く、ちくしょ〜〜」

……何?これ 何の漫画?

「よし、行くぞたけし! チャンピオン目指して!」
しかし、ジャイアンと一緒にいれば、チャンピオンにもなれそうかも…

「は! 俺の腹時計はもう3時だ! おやつ買いに戻るぞ!」

…やっぱ無理かもしれない。
トキワでおやつを食べきったジャイアンは、そのままポケモンセンターのソファで寝てしまった。

884ポケモン日記 ◆Hey9HR/ORs :2007/06/04(月) 22:34:21 ID:???
投下終了
885名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:34:50 ID:???
遊戯王好き多いな…乙
886名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:36:33 ID:???
俺の腹筋を返してくれないか?
887名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:48:26 ID:???




888名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 22:56:00 ID:???
お前みたいな
つまらないやつはくるな
889名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:03:25 ID:???
>>888
お前みたいなゲス野郎は来なくていいお
ポケモン日記キライならこれから読まなければ良いんだおっお
俺は大好きだお(^ω^)
ポケモン日記ツラいかも知れんけど頑張れ!
890名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:04:41 ID:???
縦読みだろ常識的に考えて
891名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:06:16 ID:???
>890
お前の負けだ
892名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:08:15 ID:???
いや、俺の勝ちだ
893名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:11:46 ID:???
>888



>889




894名無しさん、君に決めた!:2007/06/04(月) 23:12:26 ID:???
ゲキおつ?
895主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:09:32 ID:???
どうも、後半投下します。
896主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:11:54 ID:???
「スペアポケット……と手紙?」

 俺たちの考えを出木杉が声に出す。たしかにそこにはほこりにまみれて色が変わったスペアポケットと、
 それに縫い付けてある、かさかさした紙切れがあった。
 表紙には、『この手紙を読んでいるのが僕の大切な友達であることを祈る』って書いてあるな。 

「……読んでみるよ」

 意を決したように、出木杉が手紙を開く。
 そこには、パソコンで打たれたみてぇな、機械的な字が並んでた。

「『この手紙を読んでいるということは、今、おそらく僕は“こっち”の世界からいなくなった事になっていると思う。
 でも、心配はしなくても良い。僕はのび太くんを探しに、“ある世界”に行っているだけだ。
 その世界とは……君たちもよく知っていると思う、そう、【ポケットモンスターの世界】に、僕はいることだ』」
「!」
「!!」
「なんだとぉ!!?」
「ちょ、たけし君。静かにしてくれ!」

 珍しく怒鳴るような声を出した出木杉の気迫に、俺たちは思わず押し黙っちまったが、
 ――【ポケモンの世界】――その言葉に、俺の心の中で久しぶりにさび付いていた冒険に対する好奇心とか、
 なんかいろいろわくわくしたものがガタガタと暴れだし、体が運動したみたいに熱を持ってきたぜ!
 
 おっと、出木杉が続きを読み始めたみてぇだ。
897主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:15:38 ID:???

「『もちろん、のび太くんを探すためだ。のび太くんは僕より先にポケモンの世界に行き、帰ってこなくなった。
 すぐさま僕は彼の後を追い、ポケモンの世界に飛び込んだんだけど……現状、この手紙が読まれているということは、
 僕はまだのび太くんを探し出せていない。もしくは見つけたのだけど、何らかの理由で連れ戻していないんだろう。
 もし、君たちが僕たちを探すために命を……止めておこう、どうせこんなことを書いても、
 君たちなら、勇気ある君たちならきっと僕たちを探しに来てしまうだろう。
 この手紙が縫い付けてあったスペアポケットに、ポケモンの世界に入るための秘密道具が1つだけ入っている。
 使い方はよく知っているはずだ。ただ一言、 ポケモンの世界へ! と言えばいい。
 ……迷惑かけてごめんね。無事に帰れたら皆で楽しくドラ焼きを食べよう。
 ――Ps、もし来るのなら、ドラ焼きを持ってきてくれないかな? 
   そろそろそっちの世界のドラ焼きが恋しいんだよ〜……じゃあ、よろしく!    ドラえもん』…………」  

 スネオが黙ったままスペアポケットに手を入れ、道具とやらを取り出そうとする。
 
「あった!」
 
 目を見開いて言うと、勢いよくポケットから手を抜いて、道具をとりだした。
 
「『どこでもドア』!? 『もしもボックス』じゃねぇのか!!?」
 
 とりだされた道具を見て、俺は予想していた道具と全く違う道具が出てきたことに、驚きを隠せなかったぜ。
 てっきり、『もしもボックス』かなんかが出てくんのかと思っていた俺は、ぼーっと目を見開いちまう。
 ……でもよ、驚きを隠せてないのは俺だけじゃねぇな。しずかちゃんも、スネオも、出木杉も、あ然とした顔で
 『どこでもドア』を見つめてるしな。 
 
898主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:18:04 ID:???

「ん! なんだこれは? ……“新宇宙完全大百科端末の検索結果、一件”なんのことなんだ?」
「!? なんだって、おい出木杉。それちょっと見せてくれ!!」
  
 出木杉がドアに張り付いていた紙きれを覗き込むと、どっかで聞いたことあるような気のする名前が出てきた。
 ん〜? どこでだ? スネオとしずかちゃんは覚えてるみたいだが……ん〜〜〜?
 
「やっぱりそうだ! 皆よく聞いて! 信じられないけど、“ポケモンが存在する星”がこの世にある!!」
「なに! スネオ、それは本当か?」
「本当だよ! ……ってジャイアン、何で君が疑問に思うのさ? 
 “宇宙完全大百科端末”に書いてあるんだからさ、間違いないでしょ!」

 スネオは興奮してんのか、ばたばたと手足を動かして俺に言う。
 ……“宇宙なんちゃらこうちゃら”……あ! 思い出したぜ!

「ああっ! あのアラボアとかいうとこに行ったときに使った奴だろ!?」
「アラビアだよ! ジャイアン。それに、野球の試合での結果をハッキリ出すときにも使ったろ?」
「ああ、そうだったな〜よく覚えてるな、スネオ。さすがだぜ!!」
 
 そうだったな、こいつには昔お世話になったことがある。すっかり忘れてたぜ。
 
899主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:22:04 ID:???
「おまえら、準備はいいか?」

 のび太の部屋にいたときから30分後、あれからいったんそれぞれ冒険の準備をしにいったん家に帰った俺たちは今、
 のび太の部屋ではなく、裏山の中にいた。
 見上げた空ではさらにお日様が落ちて、もう完全に暗くなる一歩手前といったとこだな。
 
「あたりまえだよ」

 80cmはあるだろうリュックを背負った出木杉が力強く言う。 

「まぁ、ポケモンの世界に行くなんてめったに無いからね、チャンピオンになったついでにのび太も探してやるさ。」  

 嫌みったらしい口調だが、わずかにひざが震えてるぜ、スネオ!

「……のび太さんもドラちゃんも、必ず見つけ出すわ!」

 しずかちゃんが震える手で拳を握る。さすがに気合が入っているな。
 背負うピンクのリュックから『名物・ドラや』ってのが見えるあたり、ちゃんと買ってやったのか……
 円になって、それぞれで顔を合わせる。考えたくはないけどよ、ここで別れりゃもう会うことは無いかも知れねぇ。
 スネオの提案で、効率のよさってやつを考えたところ向こうについたら全員ばらばらに行動することを決めてる。
 幸い全員がポケモンをプレイしたことがあるから、最低限のことから応用までわかるしな、問題はねぇだろ!
 
「よし、それじゃあ行くぞ!!」
「「「おーッ!」」」

 俺が叫んで手を上げると、皆も手を上げて叫ぶ。

「ポケモンの世界へ!!」

 日が傾いて、完全な夜になった。 
 俺たちの新しい冒険は、こうして始まったんだ。
900主役のいない冒険記 ◆MqBGA3ICnc :2007/06/05(火) 20:31:33 ID:???
投下終了です。
854さん
とりあえず名前だけは……すみません。
856さん
指摘をどうも。言われるまで気づかなかった、はずイなぁ自分……

指摘のあった書き方ですが、とりあえず読みやすい人読みにくい人
それぞれいることだと思います。
なのでとりあえずはこのスタイルの書き方で続けていくことにしました。
857さん、申し訳ありませんが、ご了承ください。
901名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 20:47:02 ID:???

携帯獣氏となんとなく似てるな
902最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:48:30 ID:???
http://www.youtube.com/watch?v=-U8NWh6GEOE&mode=related&search=
久しぶりにドラえもんの声を思い出した希ガス

それでは投下します。
前回>>653-656
903最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:50:28 ID:???
ポケモンを一匹ずつ貰ったご主人様たち研究所から出た。
研究所の外に出ると暗いボールの中が少し明るくなった感じがした。

すると青たぬ・・・じゃなくてドラえもんが口を開いた。

ドラ「折角だから皆の貰ったポケモンを一度出してみようよ!」
のび「賛成!!ドラえもんの癖に良い事言うじゃないか。」
スネ「じゃあ最初に言い出したドラえもんからポケモンを出してよww」
ドラ「うん。分かったよ。・・・それッ!!」

ドラえもんが放ったボールからは、尾が長めの何処と無くドラえもんに似たポケモンが出てきた。
出「ニョロモか。悪くないポケモンだよ。よかったねドラえもん。」
ドラ(超可愛いんですけど^^)
しず「ニョロモって可愛いわね!ドラちゃんにそっくり!次は私ね。」
静香のボールからはフシギダネが出てきた。
しず「まぁ!フシギダネだわ!!よろしくね!フシギダネ!」
静香は突然テンションがあがった。
904名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 20:50:42 ID:???
>>900
ツマンネ
905最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:51:36 ID:???
何しろ、自分がプレイしていたリーフグリーンでもフシギダネを愛用していたからだ。
それにファイアレッドではなくリーフグリーンを買った理由は・・・

「フシギダネの進化系のフシギバナが最初の画面で待ち受けているから」

という単純な理由だというわけだ。
それほど静香はフシギダネが好きらしい。

出「次は僕だよ。」
ボールからはケーシィが出てきた。
出「ケーシィか・・・。うーん面倒なことになったな・・・。」
と、ブツブツ独り言を言っていると、突然のび太が待ちきれない
といった様に口を開いた。
906最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:52:23 ID:???
のび「次は僕の番だよ!」
のび太が投げたボールからは子供をポケットに入れた強そうなガルーラが出てきた。
スネ「ガルーラじゃんか!!」
ジャ様「のび太の癖に強そうなポケモンを貰うなんて!!
・・・のぉび太くぅん?俺様にそのボールをくれるよなぁ!?」
のび「ち、ち、ちょっと待ってよ!!ジャイアンもどんなポケモン持ってるか
分からないじゃないか。一度ジャイアンも出してから交換しようよ!!」
ジャ様「のび太にしてはまともな意見だなw分かった。今回だけは免じてやる。」
スネ「次は僕の番だwwwいけぇ!!」
スネ夫が投げたボールからはストライクが出てきた。
ジャ様「のび太に続いてまた強そうな奴だな!
くそぉ!俺のポケモンも強い奴出て来い!」―――

・・・救世主ジャイアン様のお陰でやっと僕が地上に出られる。
記念すべき初着陸だ!・・・

―――パカァン!!
真っ暗だったボールの中が嘘の様に一転し無数の光が差し込んでくる。
僕は思った。これが地上なのだ、と。
907名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 20:53:13 ID:???
晒しage
908名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 20:56:34 ID:???
主役のいないなんたらの人




ヒトカゲは投下終了か?
909最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:56:52 ID:???
今日はここまでです。
今少しずつ書き溜めていて、
たしか後、20レス分くらい残っています。
今、ギンガ氏の作品にハマってますww
910最終兵器ヒトカゲ ◆9u2muKti1U :2007/06/05(火) 20:59:28 ID:???
>>908
すいません^^;
連続投下で短縮しようとしたら
カキコできなくなったんで…
911名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 21:02:09 ID:???

まだとくにドラポケ要素以外は出てないな
912名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 21:16:39 ID:???
お前の作品は面白い
つぎの投下は今回より面白くして来い^^
913 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:20:39 ID:???
投下いたすでヤンス
914ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:21:47 ID:???
ポケモンリーグ・チャンピオンの間。


出木杉とのび太の戦いは当初の予想を裏切り、のび太の優位、いや一方的な展開で進んでいた。
のび太がドククラゲに代えて出したポケモンはラプラス。
しかも、しあわせトランプを持つのび太が扱うことによって最悪の化物となる「ねむねご絶対零度」ラプラスである。
ラプラスの絶対零度は「当たりさえすれば」伝説のポケモンといえど、耐えられるものではない。
ルギアを一撃で葬り、返す刀でホウオウをも撃破した。
このまま戦えば、幸運を味方につけたのび太の勝利に終わるだろう。


……だが、運命の車輪は別の方向へと向かいはじめる。


不利を悟った出木杉が、ついに禁断のポケモン・ミュウツーを繰り出した、その時。
「のび太さん、出木杉さん、もうやめて!」
開く扉の音と共に、二人の戦いに割って入った声。

それは二人の少年のいさかいの元であり、出木杉を黒く変えるきっかけを作った……源しずか。

「しずちゃん、無事だったんだね!」
のび太が想い人の健在を確認し、胸をなでおろしている。
だが出木杉は彼女がここにいること自体が信じられない。
「そんな、バカな……君は部屋に拘束していたはずだ!」
915ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:22:59 ID:???
あそこのキーは暗証番号になっているので、脱出できるとすれば四天王かマユミのいずれかが裏切ったとしか考えられない。
「裏切り……だと……また君は僕に残酷な現実を見せつけるというのか、源しずかぁぁっ!!」
仮に彼女らが裏切ったとしても、それはしずかの責任ではない。
そんな現実すらも見えなくなった出木杉は絶叫する。
そんな出木杉に必死で呼びかけるしずか。
「違うのっ!それは違うっ!」
「うるさぁいっ!」
いつも理知的な笑みを浮かべていた出木杉の顔は、憤怒の表情でしずかとのび太を睨みつける。
「僕のプライドをズタズタにしたのび太、そしてバカのくせに僕と張り合おうとするのび太……
ボロ雑巾のようにしてやるよぉっっっ!」
出木杉のミュウツーが主人の思念を受け、のび太としずかに向けて手をかざす。
「まさか僕らを直接、攻撃……」
「僕は、僕はお前らのいないこの世界で絶対者となるんだ、排除してやるっっ!」

「いけません、出木杉様っ!」
「なっ、なんだ貴様っ!」

かつての友人に牙を剥こうとする出木杉を押さえたのは……なんと、マユミだった。
916ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:23:47 ID:???
「もう止めてください、出木杉……」
「離れろ、離れろマユミっ!」
必死で拘束から逃れようとする出木杉だが、女性とはいえ本気の力で押さえるマユミには敵わない。
「アイツらを……僕のプライドを踏みにじったアイツらを!」
「違うんです。彼女は『我々が捕えたシズカ』ではありません……」
マユミの言葉に、不意に力が抜ける出木杉。
「なん、だって……?」
マユミは、そんな出木杉を優しく抱きながら自分が見たことを話し始めた。


出木杉とのび太が戦いを始めた後、マユミはセキュリティ室で戦況を確認していた。
ここからなら施設全ての状況をチェックできるのだ。
だがマユミが見たものは想像だに出来ない状況、そして真実だった。

監視カメラに残されていたのはイズミを倒すしずかと、付き従う黄色いタヌキ。
そして出木杉が戦っているチャンピオンの間の前での衝撃的な真実。

全てを知ったマユミも、源しずかと同じように二人の少年の戦いを止めるために再びここに帰ってきたのだった。


「そんな……バカな……」
マユミの言葉を聞いたのび太は、思い出したように懐から何かを取り出す。
その巾着の中には、すっかり数が減ったトランプケースが入っていた。
917ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:25:35 ID:???
「これは、しあわせトランプ……」
のび太も使ったことがある、ひみつ道具だ。
これの所有者はカードの枚数分だけ幸運を得ることができる。
だが、最後に残ったジョーカーは今までの幸運と同等の不幸を持ち主にもたらす恐ろしいデメリットもあるのだ。
「残ったカードは、3枚……」
後2回の幸運の後に、のび太はすさまじい不幸を身に負うことになる。
ゾッとする事実を確認し、のび太がへなへなと崩れ落ちる。
出木杉が力無く呟く。
「おかしいとは思っていたが、道理であんな戦術が通用するわけだ」
某バトルタワーで一撃必殺技で3タテされた経験もある出木杉、のび太の戦術も何の疑問もなく受け入れてしまっていた。
「だから出木杉、貴方が二人と戦う理由はありませんよ……」
「マユミ……?」

マユミは泣いていた。

マユミは最初こそ、出木杉のもたらす快楽と恐怖に従っていた。
だがマユミには役割上、全ての情報が集まってくる。
彼の狂気の内に隠れた心情も……
そんな情報を見ているうちに、マユミはいつしか出木杉に同情心を抱くようになっていたのだ。
そして、以前の出木杉が友人をとても大切に思っていたことも知っている。
918名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:26:43 ID:???
支援
919ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:26:44 ID:???
「のび太さん、出木杉さん、もうひとりの私を止めて……」
泣きながら叫ぶしずかを見て、のび太がポケモンを収める。

「出木杉、行こう」

決意を込めた瞳で出木杉を見据えるのび太。
マユミとしずかの話が本当ならば、今ドラえもんと戦っているしずかは未来の妻ということになる。
そのしずかがこんな行動に踏みきったのも、のび太自身が大人になっても不甲斐なかったのが原因の一端だ。
そんなのび太に言われるまでもなく、出木杉もマユミから離れる。
「僕も、やったことの落とし前くらいはつけないとな……」

元から持っていた性癖なのか、それとも特殊環境で精神をやられていたのか。
今となっては分からないが、出木杉は本能のままに行動した。
自分の内面に存在する暗い感情、それは未来のしずかにも同様に存在しているのだろう。
だから自分を利用し、このような謀略に打って出たのだ。

出木杉のような優等生にも、しずかのような優しい少女にも……

人間には、光と影がある。

「僕も、あのしずかちゃんも、それを受け入れ立ち向かわなければならない」

のび太は思う。
未来は常に変わるものだ、とドラえもんは言っていた。
それが今この時なのではないかと……
920ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:27:36 ID:???
「行くよ出木杉、しずちゃん!」
のび太としずかはチャンピオンの間の入口に走っていく。

「出木杉、様……」
「様はもういいよ。さっきも付けてなかったじゃないか、マユミさん」
確かに、あまりにも突然の事で敬称を付けるのさえ忘れていた。
マユミさんと呼ばれ、マユミは目頭を押さえる。
そんな出木杉の顔からは以前の凛とした爽やかさが戻っていた。
「これを……」
涙を拭ったマユミが出木杉の手に渡したのはいくつかのモンスターボール。

「これは、貴方が名前を付けた「あのポケモン達」です」

マユミの言葉に、出木杉が目を見開く。
基本的にデフォルトの名前でプレイする出木杉だが、このポケモン達には名前を付けていたのだ。
「そうか、このポケモンを……」
「出木杉、ミュウツーよりもデオキシスよりも、このポケモン達のほうが貴方の力になってくれるはずです」
マユミはボールを抱える出木杉の両手にそっと手をかけると、ニコリと笑った。
「私はずっと、あなたを弟のように見守ってきたわ。頑張ってね」

出木杉がどんな行為を強要しようと、マユミはあえてそれを受けてきた。
彼女を動かしていたのは性の快楽でも恐怖でもない。

そう、それは母性愛だ。
921名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:27:58 ID:???
支援
922ドラーモン作大長編 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:29:10 ID:???
出木杉の背負う悲しみや葛藤を見抜いていたマユミ。
この少年の本質をのび太達より、しずかより分かっていたただ一人の女性なのだ。

「行ってくるよ、マユミさん」
ボールを腰に備え付けた出木杉は、のび太達の後を追おうとマユミに背中を向ける。
そんな出木杉の前に回りこんだマユミは腰をかがめると、そっと唇を合わせた。
「お姉さんからの……勇気の出る、おまじないよ」
「……ありがとう」
出木杉は照れ臭そうに笑うと、マユミの横を駆け抜けていった。

「いってらっしゃい……私の大切な出木杉英才」

マユミはその場に崩れ落ち、そして泣いた。


マユミとしずか。
2人の存在が、野比しずかの計画を失敗に終らせることになった。


そして、のび太は「出木杉とともに」未来のしずかと対面する……
923 ◆xqjbtxNofI :2007/06/05(火) 23:31:22 ID:???
投下おわり、フンガー!
924名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:31:55 ID:???

やっぱ凄いよ
925名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:32:12 ID:???
乙乙乙
926名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:32:14 ID:???

ついに最終決戦か
927名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:32:39 ID:???
出木杉(´;ω;`)

928名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:32:50 ID:???
ドラーモン氏乙ですー
929名無しさん、君に決めた!:2007/06/05(火) 23:54:49 ID:???
出来杉いきなり改心しすぎ

だが乙
930セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 00:55:25 ID:???
みんな乙
投下するよ
931名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 00:56:11 ID:???
だが断る
932セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 00:56:27 ID:???
#のび太サイド

「何だって?出木杉の奴が裏切りやがったのか……」
ポケモンセンター内にジャイアンの声が響く。
今、僕達はポケモンセンター内で話をしていたのである。
勿論、スネ夫と出木杉は居ない。
「……スネ夫さんと出木杉さん、二人がギンガ団側についたのね」
静香ちゃんが不安そうな表情をする。

そして、しばしの沈黙。
重い空気をぶち破ったのはジャイアンだった。
「とにかく!この後、俺達はアジトに乗り込む筈なんだ。今からでも行かないか?」
今からって……いくら何でも早すぎやしないか?
僕が反論しようとしたが、先に口を開いたのはドラえもんだった。
「待ってよ!僕達は誰一人としてここのジムバッジを持っていない。
それに……この状態で行くのは無謀すぎる!もっと戦力をアップさせないとダメだ!」
その言葉に頷く僕。
ジャイアンは机を叩きつけ、言い返す。
「こうしている内にもスネ夫は何されてるか分からない!そんな悠長な事言ってられっかよ!
スネ夫は……俺のせいでギンガ団に捕まっちまったんだ……。
だから!この俺が一刻も早く助けに行かなくちゃならねぇんだよ!」
933セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 00:57:30 ID:???
ドラえもんも負けじと弁論する。
「戦力の足りない今乗り込んでも、返り討ちにされるのがオチだ!
十分な戦力を蓄えてから乗り込むのが最良の選択なんだよ!」
その言葉に、ジャイアンは遂にキレた。
「うるせえ!もしそれが手遅れだったらどうすんだよ?
そうなったらそれこそ終わりだ!」
もう見ていられない。
絶えない口喧嘩を止めさせるべく立ち上がったのは、他でもない……僕だった。

「ドラえもんもジャイアンも落ち着いてよ!
スネ夫がギンガ団に連れ去られたって事は、多分何かに利用する為なんだ。
だとしたら殺される事は無いよ。殺すならあの場でやる筈だし……。
だから、僕はドラえもんの意見に賛成だ。
今は戦力を十分に蓄えてから……満を辞して乗り込むべきだと思うよ」

たちまち辺りが静まった。
「そうだな……確かにのび太の言う通りだ。そうするぜ」
ジャイアンはそう言うと、ポケモンセンターを出ていった。
おそらくジム戦でもやりにいったのだろう。
時計を見ると、丁度九時五十分だった。
幸いまだ寝る時間じゃない。
「じゃあ、僕も行ってくるよ……」
そう言い残して、僕はポケモンセンターを出た。
934セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 00:58:28 ID:???
僕がジムに着いた頃、丁度ジャイアンがジムから出てきた。
ラムパルドの力押しで余裕だったそうだ。
僕は「行ってくるね」と一言言うと、肌寒い夜風に吹かれながらジムの中へ入っていった。

ジムの中は外とは違って明るい。
けれど、寒いのは変わらなかった。
「え?またチャレンジャーなの?」
奥に居るジムリーダーの女の子が草臥れた様子で言う。
よく見るとミニスカだった。うほっ。

「私、ジムリーダーのスズナ。早速始めましょ!」
さっきの草臥れ様が嘘のようにハイテンションになるジムリーダー、スズナ。
繰り出されたのはユキカブリだった。
「氷タイプ……ならギャロップだ!」
僕が選んだのは炎タイプのギャロップ。
必殺の大文字でユキカブリを焼き尽くす。

「やっぱりユキカブリじゃ無理ね……」
瀕死のユキカブリをボールに戻すスズナ。
そのまま次のボールを取り出す。
「じゃあ次は……この子よ!」
スズナの二番手、チャーレムが現れた。
935セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 00:59:17 ID:???
「ギャロップ、大文字!」
大の字の形をした炎がチャーレムにヒットする。
「チャーレム、反撃の飛び膝蹴り!」
今度はチャーレムの反撃。
ヨガパワーを備えたチャーレムの攻撃を受け、ギャロップは倒れてしまった。
やはりジムリーダーだけあって強い。

「次はドラピオンだ!」
ついさっき進化したドラピオンを出す。
「まずは毒びしを撒け!」
チャーレムの周囲に毒びしが撒かれる。
それを見たスズナはチッと舌打ちをした。
「早めに決めるわ。飛び膝蹴りをお見舞いしなさい!」
勢い良く仕掛けるチャーレム。
だが、堅い装甲を持つ僕のドラピオンには大して効いていない。

「今だドラピオン、燕返し!」
ドラピオンの尾が、チャーレム目掛け振り下ろされる。
「チャーレム、見切り!」
ギリギリの所で攻撃を避けるチャーレム。
だが、僕の考えはもう固まっていた。
「ドラピオン、剣の舞だ!」
936セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 01:00:14 ID:???
一度舞ったドラピオンの攻撃力は凄まじい。
見切りを失敗したチャーレムを、燕返しで一撃の下に仕留めた。
「やった!」
ガッツポーズを取って喜ぶ僕を見て、スズナは薄ら笑いを浮かべた。
「これが最後のポケモン……でも負けないわ。出番よ、ユキノオー!」
現れたのは巨大なモリゾー。
ユキカブリの進化系らしき姿をしている。

「相手は毒状態……一気に畳み掛ける!燕返しだ!」
ドラピオンの燕返しで相手のユキノオーは中々のダメージを負った。
その後反撃の吹雪が放たれるも、ドラピオンはギリギリ持ち応えている。
「よし、僕の勝ちだ!トドメの……え?」
最後の指示を出そうとした僕だったが、言葉が詰まってしまった。
ドラピオンは既に倒れていたのだ。

「氷のつぶて……先制技よ」
瀕死のドラピオンを眺めながら、スズナは言う。
そういや、確かそんな技があったっけ。
僕はドラピオンを戻し、次のポケモン……ライチュウを出した。
937セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 01:01:11 ID:???
「ふうー、やっと勝てたよ」
ジムから出た僕は誰ともなしに呟いた。
結局、敵の切り札ユキノオーは最後に出したライチュウの一撃で沈んだ。
何と言うか、終わってみればあっけない。
僕は一刻も早くこの寒気から逃れる為に、ダッシュでポケモンセンターへ戻っていった。

ポケモンセンターに戻ると、皆はもう寝ていた。
いつの間にかかなりの時間が過ぎていたらしい。
「僕も……寝ようか」
枕を置き、布団の中に入る。
センター内に皆が居るからか、どこか暖かい感じがする。
そう言えば、ここに来るまではずっと一人だったっけ。
道理で妙に安心してしまうわけだ。

今日は、久々に心地良く眠れそうだな……。

皆の手持ち
のび太   ライチュウLv43、ヨルノズクLv41、ギャロップLv42、ドラピオンLv40
ドラえもん ムクホークLv44、ムウマージLv43、ヌオーLv41
静香    エンペルトLv46、ミミロップLv43、ロズレイドLv44、パチリスLv40
ジャイアン ラムパルドLv45、マスキッパLv43
938セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 01:02:01 ID:???
投下終わり
やっぱゲームに沿った戦闘は難しい…
939名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 01:03:18 ID:???
940出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:15:02 ID:???
ドラーモン氏&セカンド氏乙
今から投下します。
941出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:16:32 ID:???
最強のポケモンミュウツー、その圧倒的なオーラが僕を威圧する。
「な、何故君がミュウツーを・・・」
うろたえながら聞く僕を見て、スネ夫は満足気に答える。
「忘れたのかい、ドラえもんだった僕が修行場所に選んだのが“ハナダの洞窟”だったことを・・・」
ハナダの洞窟・・・ミュウツーの生息場所として知られる場所だ。
つまりスネ夫はあの時、修行ではなくミュウツーを捕まえるためにハナダの洞窟へ言ったのだ。
そして彼は見事にミュウツーを捕獲し、手持ちに加えたというわけだ。

「じゃあ早速ミュウツーの力を見せてあげるよ・・・10万ボルトだ!」
ミュウツーの10万ボルトは、一撃でトドゼルガを瀕死状態にしてしまった。
いくら効果抜群とはいえ、体力満タンのトドゼルガを一撃で倒すなんて。
僕にこんなポケモンを倒すことができるのだろうか・・・
圧倒的な力を目の前にして苦しむ僕、その脳裏に先程のイブキの言葉が過ぎる。
『諦めるな!』
そうだ、諦めてはいけない・・・最後の最後まで。
僕は最も見慣れたモンスターボールを硬く握り締め、フィールドへ放つ。
「頼んだよ、リザードン!」
旅立ちからずっと行動を共にしたパートナー、リザードンにすべてを全てを託すことにした。

「さっきのトドゼルガと同じ目にあわせてやる、10万ボルトだ!」
攻撃は見事に命中した、だがリザードンは生き残った。
僕は勝ち誇った顔で言う。
「堪えるで攻撃に耐え、カムラの実でスピードを上げた・・・これで先手をとれる。
そして猛火で威力が上がったオーバーヒートで、ミュウツーを倒す!」
業火に包まれるミュウツーを見ながら僕は祈る、『頼む、倒れてくれ』と。
だが炎が消えると、そこにはオーバーヒートに耐え抜いたミュウツーの姿があった。
「僕の勝ちだ! ミュウツー、10万ボルト!」
2度目の10万ボルトをくらったリザードンは、ついに倒れてしまった。
スネ夫の勝ち誇った高笑いが、部屋中に響き渡った。
942出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:18:28 ID:???
「惜しかったな出木杉、もう少しで勝てたのに・・・
まあそう落ち込むなよ、すぐに楽にしてやるから・・・」
スネ夫が笑いながらこちらへ向かってくる。
「出木杉・・・最後に一言、何か言わせてやるよ。」
スネ夫がまさに悪役、といった感じで僕に行ってきた。
僕は答えた。

「―――まだ、このバトルは終わっていないよ。」

スネ夫は一瞬焦ったが、すぐに気を持ち直して笑い出した。
「何言ってるんだよ、もうお前の手持ちポケモンは全部倒れたじゃないか。
死を目の前にして、気が触れたのか?」
そんな彼を嘲笑うかのように僕は答えた。
「僕の気が触れた、そういうわけじゃないんだよ・・・今から、それを証明してあげよう。」
僕は一つのモンスターボールを取り出し、フィールドに投げる。
中から現れたポケモンを見て、スネ夫は腰を抜かしている。
「そんな馬鹿な・・・なんでこいつがここに?」
中から現れたのは、ガブリアスに殺されたと思われていたポケモン、サンダースだった。

「あの時、破壊光線はサンダースには当たらなかったんだ。
サンダースに、“光の粉”を持たせていたからね。
そしてその後、バトンタッチでボールに戻した・・・君は殺されたと勘違いしたみたいだけどね。」
「嘘だ、こんなのありえない・・・僕は認めないぞおおお!」
必死に叫ぶスネ夫を気にせず、僕はゆっくりと右手を突き上げる。
そして、振り下ろすと同時に高らかに宣言した。
「サンダース、シャドーボール!」
サンダースが放った黒い球体が、ミュウツーの体を貫いた。
砂嵐が消え、目を丸くしてこちらを見ているカツラ、カンナ、イブキと目が合った。
目の前に膝をついてうな垂れるスネ夫の姿が見えた。
それらを見た僕は初めて気付いた、『自分は勝ったのだ』と。

943出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:21:12 ID:???
勝利の喜びに浸る僕とは対照的に、正面にいるスネ夫はまさに悲しみのどん底といった姿をしている。
「僕が負けた? ありえない、ありえない、ありえない!」
そんな彼に近寄るものがいた、かつては彼の手持ちポケモンだったサンダースだ。
サンダースが自身の顔でスネ夫に頬ずりをする、しかしスネ夫は全く動じない。
どうやら今の彼には、サンダースを振り払う気力もないようだ。
そんな彼に、僕は優しく告げた。

「スネ夫君。君は苦しみに耐えられなくなって、こんなことをした。
でも何かに悩み、苦しんでいるのは君だけじゃない。
剛田君も、静香ちゃんものび太君も、そして僕だって悩みがある。
でも皆その苦しみに耐え、勝ち抜いてきた! なのに君はそれに負けてしまった・・・」
そう、僕にだって悩みがある・・・
僕は天才と呼ばれ、常に他人の期待に答え続けなければならなかった。
だれも僕の苦しみを理解してくれない、そのことで何度も悩んできたのだ。
でも僕はそれらに耐え抜いてきた、だからスネ夫が許せなかったのだ。

「出木杉、お前の言うことは正しいよ・・・
そうだよな、悩んでるのは僕だけじゃないんだ。
なのに僕はそんな事にも気付かず、自分の悩みに負けてついには仲間を殺してしまった。
僕はこんな人間だから、だれからも好かれなかったんだろうな・・・」
「それは違うよ。」
顔を俯けたまま話すスネ夫に向かって僕は言い放った。
「思い出してごらん・・・君がこの世界で死んだとき、みんな君を生き返らせるために戦ったんだ!
それにそのサンダースだってそうだ。
光の粉があるからといって、回避率が格段に上がるわけじゃない。
僕はこう思うんだ、君を救いたいというサンダースの思いが、破壊光線を避けさせたんじゃないかってね。」
僕の話を聞いたスネ夫は顔を上げ、涙を流し始めた。
「みんなが、みんなが僕のことを友だちだと思ってくれていた・・・卑怯者といわれたこの僕を。
それなのに、僕は何てことを・・・うわああああああ!」
彼の悲痛な叫びは、しばらくこの部屋中に響き渡っていた。

944出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:22:59 ID:???
あれからしばらくの時間が経った、スネ夫はようやく落ち着きを取り戻している。
目を赤くした彼は、僕に向かってこう言った。
「出木杉、やっと覚悟が決まったよ。」
       ???
スネ夫の言っていることがよく理解できない、一体彼は何の覚悟を決めたというのだろうか。
困惑する僕をよそに、スネ夫はサンダースの顔を撫でながら言った。
「サンダース、僕にミサイル針を打つんだ。」

一瞬頭が混乱したが、すぐにスネ夫の言っていることがわかった。
彼は、自らの命を絶とうとしているのだ。
そんな命令を下されたサンダースもまた、困惑した表情を浮かべている。
「さあ、早くするんだサンダース!」
スネ夫の叫びを聞き、かれの決意の強さを読み取ったサンダースはミサイル針を放った。
この一瞬の出来事を、僕は止めることが出来なかった。

目の前にいるスネ夫の体からは大量の血が流れている。
その痛みに耐えながら、スネ夫は必死に声を絞り出していった。

「出木杉・・・お前に会えて、よかっ・・・た・・・・・・」

スネ夫は笑っていた。
涙と鼻水にまみれたグシャグシャの顔だった・・・
でも、それは今まで僕が見た彼のどんな笑顔よりも美しかった。

「どうして、どうしてこんなことをするんだよ、何で死ぬ必要があるんだよ!
ねえ、答えてよスネ夫君。答えてよおおお!」
僕はもう動かなくなった彼の肩を何度も揺さぶりながら叫んでいた。
僕の叫びもまた、この部屋中に響き渡っていたことだろう。
945出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:24:37 ID:???
スネ夫の死体から手を離し、愕然とその場に座り込む僕。
そんな僕の耳に、とつぜん聞いたことのない声が聞こえてきた。
「プレイヤーが1人になったため、あなたの優勝が決定しました。
願いを一つ、言ってください。」

その声は僕の腕に巻かれたポケッチから発せられていた。
これを聞いて、スネ夫の言っていたことを思い出した。
『プレイヤーがみんな消えれば、残ったものが優勝者になれる。』
そう、このゲームに参加したプレイヤーは僕以外皆死んでしまった。
つまり、僕が優勝したことになるのだ。

「皆を、この世界に来た他のプレイヤーたちを生き返らせてくれ!」
無我夢中で叫ぶ僕に、ポケッチは残酷な答えを出した。
「複数の人物を対象にすることはできません。
一度の願いで蘇らすことができるのは1人のみです。」

生き返らすことができるのは、1人だけ・・・
それはあまりにも残酷な言葉だった。
仲間たちの中から1人だけを選ぶ・・・そんなこと、僕にはできない。

ふと、今朝見た夢を思い出した。
僕たちが楽しく空き地で遊んでいた夢だ。
ふたたびあの夢のように笑いあうことができたら、どんなにいいだろうか・・・
もう一度あの日々に戻りたい、幸せだったあの日々に。
そう考えているとふと、ある考えが僕の頭を過ぎった・・・
僕の顔に躊躇いはない、早速考えていたことをポケッチに告げた。

「僕の願い、それは・・・」

願いを告げた僕は光に包まれ、ポケモン世界から姿を消した。
946出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:26:08 ID:???
―――そして

「出木杉さん、今日は何して遊ぶ?」
静香の声が聞こえる・・・当たり前だ、僕は今彼女の部屋にいるのだから。
今度はチャイムの音が聞こえてくる、それを聞いた静香は慌てて玄関へ向かう。
数分後、静香が部屋に戻ってきた。
静香は、先程の来客はのび太で、僕たちを空き地へ呼び出したことを告げた。

空き地へ向かう途中、僕は少し前のことを思い出す。
あの時、僕が告げた願いは
『自分をポケモン世界に来る一日前に戻すこと』だった。
そしてその日に戻って来た僕は、真っ直ぐに自分の家へと向かった。
家の中にいた出木杉英才は驚いただろう、自分と同じ人物が目の前に現れたのだから。
僕は本物の僕に、ポケモン世界での冒険の話を全て打ち明けた。
それを聞いた彼は、僕が帰ってくるまでだれとも会わないようにする事を誓ってくれた。
とても大変なことだが、彼はきっと裏切ったりはしないだろう。
何と言っても、僕の思いを誰よりも分かってくれる人物なのだから。
そして僕は、彼のかわりに静香の家へ向かい、今空き地へ向かっている。

空き地には既にドラえもん、ジャイアン、スネ夫、のび太の姿があった。
早速ドラえもんがポケットから機械を取り出し、今からポケモン世界へ行くことを決めた。
みんなが驚く、僕も驚いたフリをする。
そしていろいろ話し合った結果、行き先は未来のカントー地方に決まった。
ドラえもんが機械を起動し、そこから放たれた眩い光が僕の目を閉じさせる。
何も見えない暗闇の中で僕は決意を固める。

『今度こそ、6人全員で笑いながら帰ってみせる』と。

そして目を開けると、そこには一度見たマサラタウンの姿があった。
これから皆の冒険、そして僕の2度目の冒険が始まる。
また、新たな「出木杉の未来大冒険」が動き始めるのだ・・・・・・
947出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:27:23 ID:???
これで、出木杉の未来大冒険は完結です。
書き始める前は「金銀物語の倍くらいの大長編にしよう」と思っていたのに、
終わってみれば、以前とほとんど投下回数が変わらなかったことに驚いています。
(変わったことといえば、投下速度が遅くなったことくらいでしょうか)

おそらく聞かれると思うので、一応次回作について話をしておきたいと思います。
以前にも言いましたが、構想は既に考えてあります。
ただまだそれを文章にするかは未定です。
これも以前書きましたが、受験生なのでこれから忙しくなるからです。
でも、「書きたい」という思いはあります。
もしまた新たな作品を書くことになった時は、その時もよろしくお願いします。
948名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:28:06 ID:???
乙乙乙乙乙乙、GGGGGGGGGGGGGGGJ!乙乙乙乙乙乙、乙乙
949名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:32:31 ID:???
最終回っぽい最終回だな
乙乙乙乙乙乙乙
950名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:35:14 ID:???
おっつ
まだまだ楽しみたかったな。
だからといってダラダラはダメだけど、
 こんどの作品期待してるよ。
951名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:36:04 ID:???
野暮だが質問
ドラえもん生き返らせたら道具で全員蘇生できるんじゃないか?
952名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:37:30 ID:???
おっつ!
953出木杉の未来大冒険 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/06(水) 19:46:58 ID:???
>>951
ドラえもんは殺された時スネ夫にポケットを取られているので無理。
まあ、それならスネ夫をよみがえらせればいいじゃないかって話になりますけど。

やっぱり、道具の力で全て元通りっていうラストは避けたかったんですよ。
954名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 19:49:08 ID:???
さすが出木杉未来!!
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙

乙じゃ足りないけど一応乙!!
955名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 20:06:10 ID:???
なんかはやいね…完結おめ!そして乙!
956名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 20:31:23 ID:???
>>950
シネよ^^
957名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:06:25 ID:???
>>950
しらねーよお前のことなんか。
ねむいからそろそろ寝るわ^^
958名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:08:34 ID:???
未来氏やっぱ面白い。
こんな展開を期待してたんだ!1
次回作も楽しみにしてるよ^3^
959名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:09:45 ID:???
>>957途中から気付いたな絶対
960名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:19:53 ID:???
お前ら縱書きとか幼稚な事すんなよ…
ってか既に幼稚園児かw
961名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:28:17 ID:???
乙!
テンポが早くから読みやすかった
962セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:31:16 ID:???
未来氏完結乙!
金銀物語も未来大冒険も面白かった。

…さて、俺も投下する

963セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:32:01 ID:???
#スネ夫サイド

ギンガ団に入って一日目の夜が過ぎた。
空はまだ少し夜の面影があり、淡い紫と薄いオレンジとで綺麗に彩られている。
こんな空を見るのは初めてだろうか。

だが、これだけ綺麗な空を見ても僕の気分は晴れなかった。
一つはアカギに負け、ギンガ団に入ってしまった事。
そして、もう一つは……昨日の就寝前に遡る。

昨日の就寝前――
「お、お前は……!」
僕は寝る前に、アカギにある人物と対面させられた。
それも、僕の良く知っている人物。
ソイツの顔は以前と全く変わっていなかったが、どこか違う雰囲気を醸し出していた。
「やあ。まさか君が来るとはね……骨川君」
僕の目の前に居る人物……出木杉が言った。
想像だに出来ない光景に、僕は絶句する。
状況が状況なので、中々考えが纏まらない。
ただ一つ分かる事は、出木杉がギンガ団に加担しているという事――

その後、出木杉はアカギに何かを告げてアジトを出ていった。
聞く所によると、ある任務らしい。
僕は暫くの間壁にもたれかかっていたが、いつの間にか眠っていた。
そして今に至る。
964セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:32:53 ID:???
僕が部屋を出たのは、空が完全に明るくなった頃。
向かうは、組織の食堂。
表向きは普通のビルだが、やはり大きな組織のアジトだけあって設備が凄い。
僕は恐る恐る食堂の扉を開けた。

「ようこそ!幹部様!」
僕が入った瞬間、下っ端達が立ち上がって僕に敬礼する。
「あ、あぁ……」
突然のことで戸惑う僕。
幹部ってこんなに待遇受けるモンなのか?
疑問に思って見ると、他の幹部達もそれなりの待遇を受けていた。
出木杉とアカギは居ない。

「では、皆一緒にいただきます!」
下っ端の一人が大声で言い、各自食べ始める。
今日の朝食はギンガパン、ギンガ汁、ギンガ牛乳らしい。
……とはいっても、一見するとただのパンと味噌汁と牛乳。
何でもギンガつければいいってもんじゃねーぞ!
心の中で悪態をつきながらも、僕はギンガパンを手に取った。
965セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:34:14 ID:???
「ふう、食った食った」
先程悪態をついた事などすっかり忘れ、満足げに呟く僕。
味は意外にも悪くなかった。
「よし……戻るか」
僕がそう言った時、急に一人の下っ端が僕の方へ駆けつけて来た。
「幹部様……ボスがお呼びです」
「ボスだって?」
こんな朝っぱらから何の用だろう。
僕はとりあえずアカギの部屋へと向かった。

「来たな……スネ夫」
暗い部屋のデスクに座っているアカギが僕を見据える。
「朝っぱらから何の用?」
僕が聞くと、アカギは懐から黒い手帳を取り出した。
そしてアカギは言う。
「ボスである私に対して敬語を使わないとは頂けないな。
……まぁそれはともかく、今からお前に任務を言い渡す」
「任務……だって?」
捕えられて次の日から早速任務なのか?
心の中で狼狽する僕を他所に、アカギは話を続ける。
「これを見てみろ」
アカギが懐から手帳を出し、開く。
手帳にはギンガ団ブラックリストと記述されていた。
966セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:35:38 ID:???
「これは……静香ちゃんじゃないか!」
アカギが指さす所には、静香ちゃんの写真と情報が書かれていた。
「今回の任務は、この女を捕える事だ。
今までの数々の任務の障害になっているからな。
……ただ、データによるとかなりの実力者らしい。
幹部のお前が直々に出向く他無いのだ」

僕が静香ちゃんを捕える……だって?
そんな事出来るわけが無い。
でも、もう僕はギンガ団の一員になってしまったんだ。
断ればジャイアン達の命も危うい。
僕はアカギを見据え、言った。
「分かりました、ボス」

キッサキシティに居る下っ端からの情報によると、静香ちゃんは雪原でトレーニング中。
それも単独行動をしているらしい。
任務を遂行する上で最適な条件だ。
「……行くか」
クロバットに乗り、朝の日差しを受けて飛び立つ。
向かう先はキッサキシティ付近の雪原。
そこで静香ちゃんと戦う事になる筈だ――
967セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:36:27 ID:???
「よし……ここら辺かな」
クロバットを戻し、雪原に降り立つ僕。
視界は良くなかったが、何とかやれる状況だった。
僕は耳を澄まし、人の気配を探る。

「……あそこか!」
やがて、僕は前方に静香ちゃんとエンペルトを見つけた。
トレーニングの真っ最中なのだろうか。
……とにかく、もう後戻りは出来ない。
僕は意を決して、雪原の中を進んでいく。

この先どうなるかなんて、考えていなかった。
気がつくと、静香ちゃんの目の前に立っている僕が居た――

皆の手持ち
スネ夫 ゴウカザルLv44、クロバットLv43、ビークインLv43
静香  エンペルトLv47 他不明
出木杉 不明
968セカンド ◆AX.L.nmoTY :2007/06/06(水) 21:37:39 ID:???
投下終わり
もう終盤か…
969名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:47:38 ID:???

だいぶ作品に色が出たな
970名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:50:16 ID:???




(笑)







乙!
971名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:52:17 ID:???
>>970
スレ立てヨロシク
972名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:53:16 ID:???
>>970
次スレヨロ
973名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 21:58:01 ID:???
セカンドのキャラ崩壊ぶりはヤバイな
974名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:04:50 ID:???
今日珍種スレ立てたから立てれなかった。
975名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:06:48 ID:???
セカンド氏乙
その投下速度のおかげでスレが活気を保っていられるんだ
976名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:08:14 ID:???
>>974
死ね。氏ねじゃなくて死ね
977名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:31:10 ID:???
まぁ読んでないけどね
978名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:42:41 ID:???
               . -―- .      やったッ!! さすが出木杉未来氏!
             /       ヽ
          //         ',      おれたちにできない二作品完結を
            | { _____  |        平然とやってのけるッ!
        (⌒ヽ7´        ``ヒニ¨ヽ
        ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′     そこにシビれる!
        /´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {.  ヽ     _ _      あこがれるゥ!
         `r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ )  (  , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
         {(,| `'''7、,. 、 ⌒  |/ニY {               \
           ヾ|   ^'^ ′-、 ,ノr')リ  ,ゝ、ー`――-'- ∠,_  ノ
           |   「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐  ハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!  , -===- 、  }くー- ..._
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |.  { {ハ.  V'二'二ソ  ノ| |    `ヽ
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/    <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ  \ `丶、  |、   \\'ー--‐''"//
\___,/|  !  ::::::l、  \  \| \   \ヽ   / ノ

979名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 22:53:03 ID:???
>>980
スレ縦よろ
980名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:00:44 ID:???
こんな安価の付け方したら過疎るに決まってるだろ…

俺は立てないよ^^

>>983
981名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:04:43 ID:???
立てろ屋カス
982名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:12:55 ID:???
983名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:15:07 ID:r+W/yra8
984名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:21:28 ID:???
umeme
985名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:23:02 ID:???
986名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:26:20 ID:???
haiohai
987名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:26:34 ID:???
セカンド打ち切り
988名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:27:20 ID:???
セカンドつまらん
989名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:28:12 ID:???
セカンド糞
990名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:29:37 ID:???
必死すぎwwwwwアイタタタタタwwwww
991名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:30:17 ID:???
992名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:30:32 ID:???
     _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    1000を狙いにやってきた
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
993名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:31:17 ID:???
まんこ
994名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:31:19 ID:???
995名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:31:36 ID:???
ずれるとは感心しませんな
996名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:32:59 ID:???
あああうめ
997 ◆VIPPERFLA. :2007/06/06(水) 23:33:39 ID:???
^^;
998名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:33:57 ID:???
>>1000ならスレに神がかり的な新人が現れる
>>999なら現状の作家の更なる飛躍
999名無しさん、君に決めた!:2007/06/06(水) 23:34:05 ID:???
            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  1000ならこのスレは永遠に平和
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
1000デオキシス速 ◆TOPSPEEDeU :2007/06/06(水) 23:34:08 ID:???
      ヾ 、,.  .、
       `(( ゚ l ゚)) <デオキシスの  しんそく!
       /)) ◎ ((ヽ、   この スレは 1000
        l.l,、). | (,、 \.、いったので かきこめない!
       .|.|l:l.  ) .l:l.、 `'
      .,l,ll  ̄ ̄ ). l
      ././    //
      l/   
10011001
 ここは…… れきだいの ポケモン いたの もとで……
 かつやく した スレッド たちを えいえんに きろく して たたえる 1001 である!
 ポケモン いたでは ここに きろく される よろこびを でんどういり と よんで いる!

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