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>>933 なんてこった‥‥まるでクラインの壷じゃないかっ!
今日初めてこノシリーズ買ってきた。3が安かったから3にしちゃったんだけど、なんか損した。1から始めれば良かったなぁ。
1、2、3と始めた方がより面白かったと思う。失敗。
あと、中古ではなくて新品で買っても良かったできだ。すばらしい。
だから1と2は新品で買います( ´ー`)
続き物だから1からやれ!って店が看板でも立ててくれりゃなあ。
>935
1,2は新品でも、ベストプライス版で2980円くらいで売ってるはずだよ。
>>933 看板畑思い出した。何のゲームだったか忘れたが。
漏れは3からはじめたけど、千尋さんニューキャラかと思って
新鮮な気持ちでプレイできた。
たぶん彼女にまつわる諸事情知っていたら複雑な気分だったろうな。
>>935 3から始めちゃうと、御剣や冥をはじめほとんどのキャラが
「誰だよ、このイカレポンチは」ってことになっちゃう罠
ホントにテンプレこんなに必要かな‥‥‥?
>>947 削ってOKなのありますかね?
アウチのと4コマ漫画のは消したんですが。
■第7回 CESA GAME AWARDSで逆転裁判3がGAME AWARDS FUTUREを受賞
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は、いらないといったらいらない気が。
まぁ、どっちでもいいんじゃない
↓の人にまかせましょ
どうでもいい
乙〜
あれ?恒例の埋め立ては?
負けたくないと 叫んだ胸の
声が聞こえただろう
強がって 立ち向かうしか ないんだ
誰でもないさ キミの番だよ
逃げだしちゃいけない
譲れない 明日をかけて やるんだ
手のひらを見つめて
強く握りしめたら
ココロに チカラが流れ出す
Get beak up! To break up!
新しい fighter 本当のハジマリさ
キミを キミを 越えてゆくんだ
この場所から
It's time to go!!
埋めちゃうぞ 埋めちゃうぞ
1000狙ってるなら 埋めちゃぞ
証言開始〜半年前の事件について〜
ちなみ
弁護士さんとカフェテリアでお会いして、お話ししました。
わたし、少し席をはずしました。事件はそのとき、起こりましたの!
毒薬は液体で、致死量の10ミリリットルが検出されたそうです。
しかも、犯行に使用された毒薬はかなり特殊なモノだったそうです。
わたしは無実ですわ。そんな毒薬、手に入れる方法がありませんもの!
裁判長
ふむう‥‥。半年前、そんなことがあったのですか!
亜内
し‥‥しかし、お聞きのとおり!この証人は、事件とは無関係です。弁護人のヒレツなたくらみはこれで‥‥
千尋
ザンネンね‥‥亜内検事さん。弁護側のヒレツなたくらみはまだまだ、つづきます。‥‥尋問が終わるまで!
亜内
うぐはッ! ‥‥な、なんだか急に、弁護人に妙なハクリョクが‥‥
星影
おおお! 千尋クンに、弁護士のオーラがッ! ちょっぴり、背が伸びたようにみえるぞい!
尋問開始〜半年前の事件について〜
弁護士さんとカフェテリアでお会いして、お話ししました。→ゆさぶる
千尋
被害者の弁護士さんと、どんな話をしたのかしら?
ちなみ
それは‥‥申しあげたくありませんわ。
裁判長
資料によると、 “ある事件のため”‥‥ということですな。
ちなみ
私がおさないころ、巻きこまれた事件について話を聞きたい‥‥亡くなった弁護士さんが、そうおっしゃったんです。
千尋
ちなみに、それはどんな事件だったのですか?
亜内
異議あり! そんなコト、審理とはマッタク関係ありませんぞ!
裁判長
検察側の異議を認めます。‥‥弁護側の質問は、却下。
千尋
今回のコトといい‥‥よく事件に巻きこまれるのね。
ちなみ
‥‥わたし、不幸のお星さまの下に生まれてしまったのですね。
成歩堂
(シンパイいらないさ!ボクが守ってあげるから!)
裁判長
‥‥だ、そうです。よかったですな、おじょうさん。
ちなみ
もお‥‥。リュウちゃんたら‥‥。
千尋
(やれやれ‥‥ね)
わたし、少し席をはずしました。事件はそのとき、起こりましたの!→ゆさぶる
千尋
どれくらいの時間、席をはずしたのですか?
ちなみ
それは、警察のみなさまにもお話しいたしましたけど‥‥、10分か、20分‥‥だったと思います。
千尋
その時間、あなたはどこへ? ‥‥トイレかしら?
成歩堂
(ナニ言ってるんだよ千尋さん!)
(ちいちゃんは、トイレなんか行かないんだい!)
裁判長
‥‥だ、そうです。ザンネンでしたな、弁護人。
ちなみ
もお‥‥。リュウちゃんたら‥‥。
亜内
‥‥とにかく、それはすでに警察が調べているでしょう。この審理に関係ない以上、イミのない質問です!
裁判長
異議を認めます。証言をつづけてください。
毒薬は液体で、致死量の10ミリリットルが検出されたそうです。→ゆさぶる
千尋
10ミリリットルというのは、どれぐらいの量なんでしょう?
裁判長
ふむ、そうですなあ。私の目薬の小ビンが、ええと‥‥15ミリリットル入りですな。
千尋
(その3分の2、か。ちょっとした量ね‥‥)
ちなみ
弁護士さんが飲み残したコーヒーのカップに、毒が入っていたんです。きっと、わたしが席をはずしたあとに‥‥、どなたかが、そっと毒をお入れになったのですわ。
しかも、犯行に使用された毒薬はかなり特殊なモノだったそうです。→ゆさぶる
千尋
“特殊” ‥‥と言うと?
ちなみ
なんでも、すごく検出がむずかしい猛毒だったそうです。
裁判長
ほほお‥‥。それはまた、どうして‥‥?
ちなみ
詳しくは存じませんの。おまわりさまのお話では、なんでも、高度な化学的処理で精製されたもの、だとか‥‥。
裁判長
かがくてきしょり‥‥ですか。それはその。なんというかあの。‥‥スゴそうですなあ。
千尋
(‥‥そんなもの、犯人はどこで手に入れたのかしら‥‥)
わたしは無実ですわ。そんな毒薬、手に入れる方法がありませんもの!→ゆさぶる
千尋
それが‥‥逮捕されずにすんだ理由ですか。“毒薬を手に入れる方法がなかったから” ‥‥
ちなみ
あの。‥‥じゅうぶんだと思いますけど。
亜内
さよう。くだらない尋問はこれぐらいにしていただきたい!
裁判長
ふむう‥‥。
わたしは無実ですわ。そんな毒薬、手に入れる方法がありませんもの!→つきつける《呑田 菊三》
千尋
“毒薬を入手する方法はなかった”そんなイイワケは通用しないわ。
ちなみ
え‥‥
千尋
あなたは、いつでも毒薬を手に入れることができたはずです。‥‥“彼” の研究室に行きさえすれば。
裁判長
そ、それは‥‥被害者の呑田 菊三くん!
千尋
半年前‥‥。彼女は呑田 菊三さんとつきあっていた。彼は‥‥勇盟大学、薬学部の学生です。
亜内
‥‥やくがく‥‥ぶ‥‥
千尋
研究室には、化学実験に使用する最新の設備もあります。逆に言えば‥‥それしかあり得ないのではないでしょうか?
‥‥犯人が “特殊な毒薬” を手に入れたルートは!
ちなみ
‥‥‥‥!
千尋
いかがかしら、ちなみさん? 毒薬を手に入れる方法は、あった。‥‥あとは、被害者のスキを見て、カップにその毒を入れるだけ‥‥それができたのは、いっしょのテーブルにいた、あなただけよ!
ちなみ
‥‥いやあああああああッ!
裁判長
静粛に! 静粛に! 静粛に! ま‥‥まさか! まさか‥‥
亜内
異議あり! こ、これは‥‥まったくコンキョのない話でありま
ちなみ
ひとつだけ、いいですか?‥‥おばさま。
千尋
何かしら? ‥‥ちなみさん。
ちなみ
おコーヒーに入れられた毒は、10ミリリットルですよね。それだけの量の液体を運ぶには、いれもの‥‥容器が必要ですわ。
裁判長
そうですな。‥‥たしかに。
ちなみ
わたし、事件が発見されたあと、すぐに身体検査を受けました。
亜内
たしか、裁判所内もテッテー的に捜査されたと聞いていますぞ。
ちなみ
でも‥‥そんな “容器” はどこにもありませんでしたのよ?
千尋
(たしかに‥‥資料にもそう書いてある‥‥!)
そ、そんなモノ‥‥どうとでも始末できるはずよ!
ちなみ
そうは行きませんわ、おばさま! わたしが “おクスリのいれものを始末した” とおっしゃるなら、‥‥お証拠品をお見せになってくださいっ!
千尋
お、 “お証拠品” ‥‥ッ!(は、反撃してきたわ‥‥!)
裁判長
お証拠品で立証できないかぎり、これ以上のギロンは認めません!
星影
ここはもう、お証拠品をたたきつけるしかないぞい!
千尋
(事件発生直後、毒を入れた“容器” が消えてしまった)
(彼女自身は身体検査を受け、裁判所内も捜査された‥‥)
裁判長
このおじょうさんが犯人だと言うのならば‥‥“毒の容器” は、どこへ消えたか?あなたの考えをうかがいましょう!
つきつける《ちなみのペンダント》or《成歩堂 龍一》
千尋
‥‥あなたは、大急ぎで “容器” を始末しなければならなかった。
だから‥‥それを、事件と無関係な人物に押しつけた! ‥‥身体検査をされるはずのない、ある人物にね。
裁判長
い、いったい、ダレですかッ!
千尋
成歩堂 龍一です。‥‥もちろん。
亜内
異議あり! 被告人が‥‥この証人の共犯だった、と‥‥?
千尋
とんでもありません。毒薬は‥‥そう。彼女からのプレゼントだったのです。
ちなみ
あ‥‥! そ、それは‥‥ッ!
裁判長
‥‥ふむう‥‥キレイなペンダントですな。これは‥‥ガラスの小ビン、ですか。ヒジョーに愛らしい。で‥‥これがどうかしましたかな? 弁護人。
千尋
証人が、成歩堂 龍一と運命の出会いを果たしたのは‥‥半年前の、8月27日。‥‥事件があった日でした。
そのとき彼女は、彼にこれを “プレゼント” したのです。‥‥決定的な証拠を“かくしてしまう” ために!
裁判長
な‥‥なんですってええッ! まさか、この中に‥‥モードクが!
千尋
小ビンの中には‥‥もう、毒薬は残っていません。‥‥しかし! 薬学部で分析すれば‥‥かならず痕跡が見つかるはずです!
ちなみ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
きゃああああああああああああああああああああああああああッ!
裁判長
せ、静粛に! 静粛にいいッ! ‥‥ええと、その‥‥
成歩堂
異議あり! ちいちゃんのかわりに異議ありッ!
亜内
なな、なんですか被告人ッ!
成歩堂
ユルさないぞお! ち、ちいちゃんをイジめると‥‥!
裁判長
こ、コラコラ! だから、勝手に出てこないように!
千尋
‥‥なるほどくん。どうして‥‥そこまでして、この証人をかばおうとするの?
成歩堂
え‥‥っ!だ、だって! ぼく‥‥彼女に、クビったけだから!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
裁判長
ふむう‥‥。ひさしぶりに聞きましたな。“クビったけ” ‥‥
千尋
なるほどくん‥‥あなたは、考えたことがあるかしら。美柳 ちなみが、 “なぜ”あなたとつきあっているか?
成歩堂
そ、それは‥‥モチロン、ボクにクビったけ‥‥
千尋
(なるほどくん‥‥おねがい!もう、目をさまして‥‥)
‥‥審理がここまで来れば、だれでもわかることなのよ。美柳 ちなみが、あなたに近づいた理由は‥‥!
→成歩堂のペンダント
美柳 ちなみさんは‥‥あなたにクビったけだったワケじゃない。ねらいは‥‥クビに下がっていたペンダントだけだったのよ。
成歩堂
ぺんだんと‥‥?
千尋
さっき、控え室であなたは言っていたわ。
成歩堂
彼女、テレ屋さんだから‥‥会うたびに、ボクに言うんですよ。“やっぱりそれ、返して” って。
星影
ヘンな女ぢゃの。一度あげたモノを返せ、とは‥‥
千尋
このペンダントは、彼女にとって致命的な証拠品だった。だから‥‥なんとしても、彼女は回収したかったのよ。
成歩堂
う、ウソだ‥‥!
千尋
でも、あなたは返さなかった。その上、会うヒトに、いちいちうれしそうに見せびらかしていた。‥‥だから、彼女は‥‥‥‥‥‥
成歩堂
‥‥そんなの‥‥そんなの‥‥ウソだわわああああああああんっ!
千尋
きゃあっ!
???
(ち、千尋クン!しっかりするんぢゃアッ!)
???
(ひ、被告人が‥‥逃げ出したぞおッ!)
???
(係官ッ! すぐ‥‥すぐ、追うのです! 早くッ!)
星影
‥‥大丈夫かッ! 千尋クン!
千尋
は‥‥はい。‥‥なんとか。
星影
あのボウヤ‥‥トンデモないのお、まったく!
千尋
‥‥あの。なるほどくんは‥‥?
星影
係官たちが捕まえたそうぢゃ。じき、戻ってくるぢゃろ。
千尋
よかった‥‥。‥‥‥‥‥‥ああああっ!
星影
ここ、今度はなんぢゃ?
千尋
しょ、証拠品が‥‥あの、ペンダントが‥‥なくなっていますっ!
星影
な‥‥‥‥、ナニぃぃぃぃッ!
千尋
さっき、ぶつかってきたとき‥‥取られちゃいました。!
星影
バカな‥‥バカなボウヤぢゃ。たった1つの証拠品を‥‥どうするつもりぢゃあああァァッ!
裁判長
‥‥被告人。こんなコトは、まさに前代未聞です。
成歩堂
ゴメンなさい。
亜内
ゴメンですめば、ここにいる私たち全員、クビですぞッ!
千尋
なるほどくん!証拠品を‥‥ペンダントを、どうしたの?
成歩堂
ご‥‥ゴメン、千尋さん。ぼく‥‥ぼく‥‥
千尋
‥‥もう、いいわ。ペンダントを返してほしいの。
成歩堂
‥‥‥‥‥‥‥‥食べちゃいました。
千尋
‥‥‥‥‥‥‥‥は?
裁判長
た‥‥た。たべた‥‥?
成歩堂
‥‥ガラス製でカタかったけど。バリバリ噛みくだいて。‥‥う。うえええええええええええええん!
千尋
な‥‥
亜内
な‥‥‥‥
裁判長
なんという、バカな‥‥ッ!
待った!
千尋
さ、裁判長ッ! すぐに閉廷を! なるほどくん! なるほどくん! おなか、イタくない? あなたが食べたペンダントには、猛毒が‥‥!
異議あり!
亜内
ふ‥‥うふふふふふふふふふ‥‥
どうやら‥‥身をもって、証明してくれたようですなあ。あのペンダントには、毒など入っていなかった‥‥と。
千尋
な‥‥なんですって!
亜内
ジジツ‥‥、‥‥こうして被告人はおめおめと生きている。毒‥‥? どうやら、新米弁護士の妄想だったようですなあ‥‥
裁判長
ふ‥‥ふむう‥‥
異議あり!
千尋
そ‥‥そんなハズ、ありません! あのペンダントには、もう毒液は入っていなかった! 薬品の毒性が、すでに消えてしまったと考えれば‥‥
亜内
はあ‥‥。いいですかな、新米弁護士さん。“被告人を信頼する” ‥‥それは、タイヘンよいことです。あなたはこれまで、つねに成歩堂くんを信頼してきた。
成歩堂
‥‥‥‥‥‥!
亜内
しかし! それは、ワレワレも同じコトなのです! 私は‥‥証人・美柳 ちなみさんをイノチをかけて信頼している!
‥‥あなたのスイリは、まちがっていたのですよ!
裁判長
そこまでッ! ザンネンながら‥‥弁護人。あなたの主張は、認められません。
千尋
ど、どうしてですか‥‥!
裁判長
新米のあなたにはわからないかもしれませんが‥‥法廷では、証拠品がすべてだからです。
千尋
うう‥‥ッ!
(こ、ここまできて‥‥逃げられてしまうの‥‥?)
裁判長
それでは、美柳 ちなみさんの容疑も晴れたことですので、審理をつづけたいと‥‥
成歩堂
待った!
千尋
な‥‥なるほどくん!
成歩堂
ゴメン、千尋さん。ボク、忘れてました。‥‥こんなボクのコト‥‥千尋さんは、ホントに信じてくれていたんですよね。
千尋
なるほどくん‥‥
成歩堂
じつは、ぼく‥‥言ってなかったことがあるんです。
裁判長
な‥‥なんですって‥‥!
成歩堂
あの日‥‥アイツ‥‥呑田 菊三と会ったとき‥‥
‥‥彼女とは、もう会わないほうがいい。
そんなコト、きみに言われたくないよ!
‥‥アンタのためなんだ。きっと、よくないことが起こる。
う、ウソだッ!
いいか、聞くんだ。‥‥あの女はなぁ‥‥‥‥‥‥‥‥
呑田
ゆうべ、オレたちの実験室から毒薬を盗みやがったのさ。
成歩堂
ど‥‥ドクヤク‥‥?
呑田
‥‥半年前にも、薬品のサンプルがなくなったことがあった‥‥あのときも、実験室にアイツが来ていた。盗んだの‥‥アイツしか考えられないんだよ!
成歩堂
‥‥やめてくれッ!
彼女のコト‥‥そんなふうに言うなッ!
千尋
‥‥ホントにそう言ったのね?呑田 菊三さんは‥‥。
亜内
ば‥‥バカな‥‥!
成歩堂
それに‥‥あの日。アイツをつきとばしたあと‥‥シンパイになって、あそこに戻ったら‥‥現場に‥‥ちいちゃんがいました。‥‥アイツのそばにしゃがみこんで‥‥
千尋
なんですって!
成歩堂
そのコト‥‥“証言しないで” ってちいちゃんに言われてたから‥‥
‥‥ゴメンなさい!
亜内
異議あり! さ、裁判長! こんな‥‥被告人の言うことなど‥‥
成歩堂
千尋さん! 教えてよ! ちいちゃんは‥‥ちがうよね! ハンニンなんかじゃ‥‥
千尋
(‥‥やはり、美柳 ちなみは半年前にも、毒薬を盗んでいた)
(そして、なるほどくんの証言を考えれば‥‥)
(コタエは、1つしかない!)
被告人の証言によると、証人・美柳 ちなみは‥‥、呑田 菊三さんが殺害される前の晩に、毒薬を盗んでいます。
裁判長
事件の‥‥前の晩‥‥!
千尋
その目的は、モチロン‥‥だれかを殺害するためです!
成歩堂
‥‥千尋さん‥‥
裁判長
‥‥そこまで言うのなら‥‥弁護人にうかがいましょう。
千尋
(‥‥これが、最後のコタエ。よく考えるの‥‥)
(彼女には‥‥どうしても取り戻したい “あるもの” があった‥‥)
裁判長
美柳 ちなみさんは、だれの殺害を計画していたのですかッ!
→つきつける《成歩堂 龍一》
千尋
美柳 ちなみにとって‥‥どうしてもジャマな人物がいた。それは、あなたよ!‥‥成歩堂 龍一ッ!
成歩堂
‥‥‥‥‥‥‥‥ぼぼぼぼぼボクですってェッ‥‥!
亜内
異議あり! そ、そんな‥‥ムチャクチャですぞ! だいいち、亡くなったのは呑田 菊三くんでしょうがッ!
千尋
たしかに、結果的にはそうなりましたが‥‥でも‥‥呑田さんの死因は感電。毒薬はカンケイありません。
美柳 ちなみが毒殺をたくらんだ人物は‥‥やっぱり‥‥なるほどくん。あなたしか考えられないの。
裁判長
し、しかし! 成歩堂くんは‥‥、ちなみさんのコイビトですぞ!
千尋
(ツラいでしょうね。‥‥なるほどくん‥‥)
(でも、ガマンして。カタキはとるわ。‥‥かならず)
‥‥先ほども言いましたが。美柳 ちなみにとってダイジだったのは‥‥殺人の証拠品‥‥あのペンダントだけだったのです!
裁判長
それにしても‥‥なぜですか! サツジンなどと‥‥!
千尋
‥‥半年前。地下食堂で被害者の弁護士が倒れた直後‥‥美柳 ちなみが考えていたことは、ただ1つでした。
《毒薬が入ったペンダントを一刻も早く、始末すること》 ‥‥
成歩堂
‥‥う、ウソだ‥‥
千尋
彼女の見込みは正しかった。“証拠品” は、守られました。しかし‥‥ここで、大きな問題が発生した。
事件のほとぼりがさめても、彼がそれを返そうとしなかったのです! あろうことか、それを 《宝物》 にして‥‥会うひと、みんなに見せびらかしていた!
裁判長
ま、まさか‥‥そのために、成歩堂くんを‥‥?
千尋
殺害して、取り戻そうとした。‥‥それだけのことです。
成歩堂
‥‥‥‥‥‥う‥‥‥‥‥‥ウソだわわああああああぁぁぁん!
ちなみ
ちょっと、ジャマよ。どきなさいな‥‥リュウちゃん。ほんッと、宇宙のはてまでたよりにならないオトコ。
あれほど、わたしのコトはだまっておけ、って言ったのに。‥‥クズがッ!
裁判長
しょ、しょ‥‥証人‥‥?
千尋
どうやら‥‥この裁判も、終わりが近づいてきたようね。
ちなみ
どうあっても、このわたしを殺人犯にしたいみたいね。
千尋
あなたがやったのよ。‥‥美柳 ちなみ。
ちなみ
どうかしらね。‥‥証拠はどこにあるの。あのペンダントは、泣き虫ボウヤのおやつになっちゃったのよ?
千尋
う‥‥。そ、それは‥‥
ちなみ
ちょっと、ジイさん! トボけたツラで座ってないで! ‥‥アンタもなんとか言ったらどうなのよ。
裁判長
しょ、証人? あなたは、いったい‥‥
ちなみ
ハン! ‥‥ナニをおどろいてるんだか‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
こちらのほうがお気にめしまして? オジサマ。
裁判長
うむぐぐぐ‥‥!
ちなみ
証拠もなく、善意の証人を殺人鬼あつかい‥‥
‥‥おハナシになりませんわ。わたし、帰らせてもらいますね。
裁判長
い、いや。しかし‥‥
ちなみ
‥‥じゃあ。そこのイキがったおばさまに、処分をよろしく。
待った!
千尋
(このまま逃がすワケには‥‥!)
星影
‥‥ダメぢゃ、千尋クン! 証拠もなく、これ以上食い下がったら‥‥チミは、サイアクの処分を受けることになるぞ!
千尋
サイアクの‥‥処分?
裁判長
‥‥二度と弁護士バッジをつけられなくなるでしょうな。
千尋
そ、そんな‥‥!
ちなみ
よおく考えるコトね。‥‥おばさま‥‥
裁判長
いかがですかな? 弁護人。彼女の犯行を立証する、決定的な証拠を‥‥提示できますかな?
千尋
(ここでミスをすれば‥‥私の弁護士生命は、オシマイ)
(正直なところ‥‥今の時点で決定的な証拠は、ないわ)
(でも‥‥)
(逃げるくらいなら、弁護士バッジなんて、捨てたほうがマシよ!)
裁判長! 弁護側は、証拠を提示したいと思います!
亜内
ま、まさか‥‥! できるワケがない!
ちなみ
‥‥バカなオンナ‥‥
裁判長
すでに、ギロンはじゅうぶんである‥‥私は、そう考えます。したがって‥‥証拠品の提示を、1つだけ、許可しましょう。
千尋
ひ、1つだけ‥‥!
裁判長
それで、この証人の犯行が立証できなかった場合‥‥成歩堂 龍一に対する判決はゆるぎないものになるでしょう。
千尋
‥‥わかりました。
ちなみ
おばさま。ちなみがしっかり、拝見しておりますわ。花を咲かせるコトもなく、ミゴト散りゆくサマを‥‥
千尋
(彼女は、成歩堂 龍一の毒殺をたくらんでいた‥‥)
(それならば! 毒はたぶん、アレに仕込まれていたはず!)
裁判長
それでは、弁護人。‥‥提示してください。美柳 ちなみが毒殺をたくらんだことを、完全に立証する証拠とは!
→つきつける《カゼゴロシ・Z》
千尋
これが‥‥最後の、そして決定的な証拠です。
裁判長
カゼゴロシ・Z‥‥成歩堂くんのカゼ薬、ですか。
亜内
うふふふふふ‥‥新米弁護士どのはカゼぎみ、ですかな?
千尋
もし、私がカゼをひいても‥‥この薬だけは飲まないでしょうね。なにしろ‥‥猛毒が入っていますから。
裁判長
な‥‥なんですと!
千尋
被告人の証言を思い出してください。
成歩堂
事件のあった日のおヒルごはんのときから、なくなっちゃって。
おヒルはいつも、ちいちゃんと2人っきりで食べるんですよ。
千尋
被告人のカゼゴロシ・Zは彼女に盗まれたのです。猛毒を仕込んで、成歩堂 龍一に飲ませるために!
亜内
異議あり! ば、バカなことを‥‥! そのビンを持っていたのは、被害者の呑田 菊三ですぞッ!
千尋
みなさん。‥‥半年前の事件を思い出してください。美柳 ちなみが、どこに証拠をかくしたか‥‥?
裁判長
ど、どういうコトですかな?
千尋
半年前‥‥毒薬は、ペンダントの中に入っていました。彼女は‥‥それを、他人に押しつけてしまったのです。たまたま資料室で会った青年、成歩堂 龍一に!
そう‥‥。今回も、同じでした。被害者を電柱にたたきつけた成歩堂 龍一は、現場から去った。そこに現れたのが‥‥美柳 ちなみでした。
彼女は、毒入りのカゼゴロシ・Zを持っていた。‥‥もちろん、成歩堂 龍一を毒殺するために‥‥。
裁判長
被告人に会いに行くところだった‥‥そう証言していましたな。
千尋
彼女は現場で、すべてを聞き、そして‥‥見ていた。被告人と被害者のケンカの内容も、送電線が切れたのも。
“呑田 菊三を生かしておいては、あぶない‥‥!”‥‥彼女は送電線を使って、呑田 菊三の口をふさいだのです。
ところが‥‥ここで、困ったことが起こりました。立ち去ったはずの成歩堂 龍一が、現場に戻ってきたのです。
さらに、実験機械が止まったため、薬学部の学生たちまで現れた。
彼女はアセったはずです。なにしろ、猛毒入りのカゼ薬をかくし持っていたのですから。“もし、身体検査をされたら?”半年前と、同じ状況‥‥
亜内
は、半年前‥‥
千尋
彼女は‥‥あのときと同じ方法で毒薬を始末したのです! 他人に押しつけた!‥‥呑田 菊三の、手の中に!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ちなみ
どうしたのかしら? みなさん。ダマりこんじゃって。‥‥こんなの、バカなオンナの妄想に決まってるじゃない。‥‥ねえ、オジサマ‥‥?
亜内
え‥‥ッ! ‥‥そ、そのとおりですな。苦しまぎれの、逃げ口上‥‥
異議あり!
千尋
“苦しまぎれの逃げ口上” ‥‥果たして、どちらのことかしら。‥‥じゃあ、ちなみさん。この薬‥‥あなた、飲めるかしら?
ちなみ
‥‥!
千尋
なるほどくんはあのペンダントを食べたわ。あなたも試してみる? 運がよければ‥‥助かるかもね。
ちなみ
‥‥‥‥ッ!
千尋
もし、あなたが無実だと主張するのならば‥‥たった今、それを証明しなさい!‥‥この薬を、飲みくだしてッ!
ちなみ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ぐ‥‥ぐぐううう‥‥‥‥
アヤサト チヒロ‥‥‥‥‥‥アヤサト チヒロオオォォ‥‥
‥‥コレデ ワタシニ勝ッタツモリ?
千尋
‥‥!
ちなみ
ク‥‥クク‥‥クククク‥‥‥‥イイワ‥‥オバサマ!
今日のところは花を持たせてあげますわ。
千尋
きょ‥‥“今日のところは” ‥‥?
ちなみ
わたし‥‥このままでは終わりませんわよ。また、いつか。お会いするわ‥‥かならず。
千尋
‥‥?
ちなみ
それでは、おじさま‥‥。また遊んでくださいませね。
裁判長
え! ‥‥は、はあ。よろしく‥‥
ちなみ
じゃ‥‥わたし、おまわりさまのもとへ参りますので。ごきげんよろしゅう‥‥みなさま。
千尋
(これで‥‥)
(やっと、終わったのね‥‥)
亜内
異議あり! こ‥‥こんなバカな話‥‥私は認めんぞッ! 弁護人の主張には、なんらコンキョがないッ!
裁判長
し、しかし‥‥もう、本人も認めているのですよ?
亜内
そ、そんなコトはカンケイない! この、亜内が! 亜内 武文が‥‥こんな新米弁護士に! あってはならないコトなのだッ!
千尋
じゃあ‥‥亜内検事さん。あなたにお聞きします。
亜内
な‥‥なんだッ!
千尋
このクスリ‥‥飲めますか?
亜内
‥‥え‥‥!
千尋
あなたは‥‥、さっき私に、こう言いましたね。
亜内
はあ‥‥。いいですかな、新米弁護士さん。私は‥‥証人・美柳 ちなみさんをイノチをかけて信頼している!
千尋
‥‥あなたが、本当に彼女を信じているのなら‥‥この薬に、毒など入っているはずがない‥‥そうでしょう?
亜内
う‥‥むむ‥‥それは‥‥そうかもしれないようなそうでもないような
千尋
異議あり! 歯切れも往生ぎわも思いきりも、何もかもが悪すぎます! ‥‥さあ、センパイ。この新米に、証明してください。
どのていどの覚悟をもって、証人を “信頼” していたのか! あなたが “かけていた” と言うイノチが、どれほどのものなのか!
亜内
う‥‥うううう‥‥ううううううう
うわあががあああがががあああががあがあがあがあああああががが
毛が毛が毛が毛が毛が毛が毛が毛が
抜ける抜ける抜ける抜ける抜け抜け落ちてゆくぞおおおおおおおお
おおおオオオオオオオオオオオ
おおおおおおオオオオオオオおオ
おおぉぉぉォォォォぉぉぉォ‥‥
裁判長
‥‥それで、亜内検事。美柳 ちなみは?
亜内
は、はッ! 先ほど、緊急逮捕の手つづきを‥‥。
裁判長
ふう‥‥やれやれ、ですな。だいたい、最初からアヤしいと思っていました、私は!
千尋
(‥‥ウソおっしゃい!)
裁判長
ところで、弁護人?
千尋
は、はい! なんでしょう?
裁判長
あなたは、美柳 ちなみを知っていたようですが‥‥?
千尋
‥‥‥‥‥‥
それは‥‥本件とは関係のないことです。
裁判長
ふむう‥‥。そうですか、わかりました。‥‥ええと、亜内検事。
亜内
アクムだ! これはユメなんだ! この亜内が、自分のムスメみたいな
裁判長
‥‥カミの毛とタマシイが抜けきってしまったようですな。しからば、被告人。
成歩堂
‥‥うう‥‥ウソだ‥‥ちいちゃん‥‥うええ‥‥げほっ。
裁判長
どうやら‥‥そろそろ、この法廷も終わらせたほうがいいようですな。では、被告人・成歩堂 龍一に判決を言いわたしましょう!
無 罪
‥‥では、本日はこれにて閉廷!
同日 午後 3時16分
地方裁判所 被告人第3控え室
星影
千尋クン! もお、スバラシかったぞい!
千尋
ありがとうございます。星影先生。
星影
判決の瞬間、ワシのシリもわななき、ヒリつきおったワイ!
千尋
‥‥あの。何かとおシリを持ち出すの、やめません?
星影
うむ! これはシツレイ。とにかく、今日はワシも考えさせられたぞ。
依頼人との “信頼関係” 。そのコトバの、本当のイミを‥‥見失っているのは、ワレワレベテランのほうかもしれんのお。
成歩堂
‥‥‥‥‥‥
千尋
あ‥‥おめでとう! なるほどくん。
成歩堂
あの‥‥。ボク、思ったんですけど‥‥
千尋
‥‥? なにかしら。
成歩堂
今日のちいちゃん、本当にホンモノだったんでしょうか!
千尋
‥‥はい?
成歩堂
ボクのちいちゃん、あんなヒドいコト、言う子じゃないし‥‥もしかしたら、よくできたニセモノ‥‥
千尋
(うう‥‥まだ、やられ足りないのかしら、この子は‥‥)
彼女のことは忘れなさい。‥‥それが、イチバンいいわ。
成歩堂
‥‥‥‥‥‥そう、ですよね。それしかないんですよね。
千尋
それから‥‥もう少し落ちついて。オトナになりなさい。
成歩堂
え! ‥‥でも、ぼく! トモダチの中じゃあ、いちばんオトナだって言われてるんですよ!
千尋
(どんなトモダチづきあいをしてるのかしら‥‥)
成歩堂
‥‥‥‥‥‥‥‥
ぼく‥‥今、弁護士を目指して、勉強しているんです。
千尋
そうらしいわね。でも、あなた‥‥たしか、芸術学部だったんじゃあ?
成歩堂
え、ええ。まあ、そうなんですけど‥‥。
どうしても、助けたい友だちがいるから。急げば‥‥今なら、まだ間に合うはずなんです!
千尋
‥‥そうなの。
成歩堂
ねえ、千尋さん。弁護士は‥‥困ってるヒトを救うことができるんですよね?
千尋
‥‥なるほどくん。私も、まだまだ新米なのよ。でも‥‥私は、そう信じてるわ。
成歩堂
ぼく‥‥勉強します。かならず、弁護士になるから! だから‥‥またいつか。法廷で会おうね、千尋さん!
‥‥ぼくが無罪判決を受けてから、5年の月日が流れた。
ぼくは弁護士になって、なんとか友だちを救い出し‥‥、千尋さんは、この世を去った。
この事件は、ぼくにとってツラい思い出だ。そして‥‥それと同時に、とても大切な思い出でもある。
‥‥もう二度と、ふり返ることはないと思っていた記憶‥‥
千尋さんは、もういない。でも‥‥。彼女はいつでも、ぼくに語りかけてくれる。
千尋
なるほどくん。何があっても、依頼人を信じるの。
法廷で最後に必要になるのは、‥‥そのチカラよ。
成歩堂
あの事件から5年たって‥‥彼女のコトバを、ぼくはもう一度、噛みしめることになるのだが‥‥
‥‥それはまだ、少し先の話だ。
■第1話 思い出の逆転
おわり
成歩堂
ごめん、全部 嘘。
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> な、なんだってー!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
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| ノ u ヽ / u u └| ∩____∩
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| u ( _●_) ミ 彡 (_●_ ) u |● ● # ヽ
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(___) / (_/ \_ ) ( く ヽ ノ ヽ
くだらないネタバレで埋めてくれて乙