── ニンテンドーDSはいかがでしたか?
小林 もちろんさわりましたよ。タッチパネルで遊ぶ『パックピクス』と『バルーントリップ』は、
DSじゃないとできない新しいアイディアだなぁと思いました。
こんなこともできるんだ!というDSの可能性を感じることができましたね。
だから日本に帰ったら『逆転裁判』の巧(『逆転』シリーズのシナリオ&ディレクター)にも
「DSはアイディア勝負だぞ」と言おうと思ってます(笑)。
今までのハードの進化だと、処理能力が上がったとかグラフィックが良くなったというだけでしたけれど、
今回のDSはそうじゃないですからね。まさに企画力勝負、アイディア勝負ができますよね。
だから「やられたー!」というソフトが出てくるんじゃないかなぁと。
── 2画面でタッチパネルで…マイクまでついてますからね。
小林 「どうやって使うんだ!」って(笑)。
でもボクはマイクを使うアイディアをすでに考えてますから。いまは言えませんけど。
── 使い方を考えているということは…DSタイトルを作ると!
小林 作…りたいですね。
── 資料によるとDS版『逆転裁判』が開発中タイトルに入ってますけれど…、
これって小林さんのところの第四開発の作品ですよね。もしかして…。
小林 …そう…ですね。あくまでもこのE3の場での発言ですよ!って逃げておこう(笑)。
海外では『逆転裁判』シリーズは発売してないんですよ。
出して欲しいっていう声もいただいているんで、それじゃ海外でもやりましょうと。
ついに『逆転裁判』もワールドワイドに世界進出だと!
── 正式に日本で発表するのはいつぐらいに?
小林 あまりにも情報がないと、ワケわからないと思うんですよね。
ですからDSが発売する前には発表したいと思ってます。
── ということは、DSの発売が2004年内なので、今年中には発表すると!
小林 そう考えてますけど…。いや、でもここで約束するのは
「DSを作る!」っていうぐらいにさせてください(笑)。