1 :
(kau-a) :
2001/04/02(月) 17:40 僭越ながら立ててしまいました。 以後はここに引き篭る事に努めたいと 思います。
2 :
(kau-a) :2001/04/02(月) 17:45
窮屈な半生だった ネクタイで首を絞め 寒さに身を縮め 厚さに汗を滝の様にす 通る雨の庇に 本当の居場所を 落としてきたのか 瞳から落ちた鱗は 失われた来世
3 :
(kau-a) :2001/04/02(月) 17:48
雪景色生える桜の重みには 根元の貴方も苦しかろう 決して掘り返すことは出来ずとも 其処にある愛の重さは 若き恋の証
4 :
名無しさん@1周年 :2001/04/02(月) 17:55
5 :
(kau-a) :2001/04/03(火) 03:02
独善的な欲求たちは 俺の下半身を刺激する 電波を脳髄から発射する 何度も何度も俺は 求めざるを得なくなり 何度も何度も 白濁の放物線を茶色の床の上で 描いてしまうのだ 何とも言えず 儚い物だ
6 :
(kau-a) :2001/04/03(火) 17:11
醜悪どもは語り好き 己の知性を叩き売る 露店の盛りか夢の果て 残る刃に切れ味は無く ひたすら座するネオンの床に 寝る間も惜しみ叩き売り 額の鬼には愛想は尽きた 後は人なり道なりと
7 :
周年 :2001/04/03(火) 21:38
興味をひかれるものが遠くにあって 手出しできないほど遠くにあって その立場を理解しながら 無心にみつめているという状況は 素敵だ
8 :
(kau-a) :2001/04/04(水) 11:16
「現世鬼」 踏切の前に立つ カンカンカン 目の前を通過する 百鬼夜行 けたたましく 手にした鍋を打ち鳴らす そこのけそこのけ 鬼さんこちら 便所の奥に 帰るが良いさ そこが故郷の 地獄里
9 :
名無しさん@おなかいっぱい。 :2001/04/04(水) 20:28
10 :
まんころもち :2001/04/04(水) 21:29
手 それはさわる女の尻に 手 それはさわる少年 の髪を 手 限りなくなにかをし 限りなくなにもしない 手
あぼーん
あぼーん
13 :
奈々氏 :2001/04/04(水) 22:25
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14 :
(kau-a) :2001/04/05(木) 23:34
「誹謗」 孤独を味わえ この時計を噛み砕いて 秒針も短針も 中軸を離れ 後続の闘争の果てに 莫大なる収益を加算する そんな孤独を お前は味わえ 気付くならば そんな周囲には 無数の墓穴が 瞳を語っているよ
15 :
(kau-a) :2001/04/06(金) 00:36
干乾びた果実を 両の手に抱え 爆撃の中駆ける その足は何処へ ぽっかりと空いた 目前の闇に 抱えた宝物を 放り投げ隠す 忘れた頃には 黄金が背を凭れて あなたの帰りを 待つが如く 幾千もの月を 指折るか
16 :
(kau-a) :2001/04/06(金) 00:37
15は「今世 宝物殿」
17 :
奥さん名無しです :2001/04/06(金) 17:02
>>9 のHPから来ました。たぶん9の名を語った荒らし
だと思いますので あんまりイジメないで下さい。
本人到って真面目な性格ゆえこんな事書くようには
思えないし、たぶん荒らしだと思います。
かわいそうなので そっとしてあげて欲しいです。
18 :
名無しでいいとも :2001/04/06(金) 18:40
>>9 さんのHP行って見たんだけど
カウンター上げたいだけの自作自演っぽい
主催者は男性でレスいれてるのは女性(たぶん)ばかりだし
ちやほやされたくて自分で書いたんじゃないかな?
どうでもいいけど
19 :
沙羅夜 :2001/04/06(金) 19:26
>>9 (藁) わかりやすい自作自演 ププ
「荒らしが来たからもう詩を書くのやめようかな」って
そのあと同情レスが続いて・・ヒマだから他のページもリンク
してみたらそこにも「荒らされたー」だって(藁)
あきらかに自作自演 IP(かな?)入るからこっちから
他人に荒らさせたように見せてるだけね 凝った演出
かわいそうだからほっとけば(藁)
20 :
名無しでいいとも :2001/04/06(金) 19:56
21 :
名無しさん@1周年 :2001/04/06(金) 20:11
詩人は中傷されてナンボ 他人に理解されるには 時間がかかるよ がんばれ厨房!
22 :
名無しさん :2001/04/06(金) 20:30
他人の詩を認めないドキュソ多すぎ
23 :
名無しさん :2001/04/06(金) 20:33
荒らしのヤラセ?犯人は(kau-a)さん だと思うけど・・。怖いねこの人
逆に言えば認められないような詩ばかり書くヘタクソが多いと言う事だな。
>>22 -23
自作自演バレバレです。うざいので慎む様に。
26 :
名無しさん :2001/04/06(金) 20:42
そうだよね 自分で自分のHP荒らすなんて人いないよね はぁー、溜息
27 :
蓮菊 :2001/04/06(金) 20:45
自作自演の時は名前変えとかないと(笑)
28 :
名無しさん :2001/04/06(金) 20:50
何言ってるの? バカだよね
29 :
名無しさん@1周年 :2001/04/06(金) 20:55
だ〜から名前↑ 変えるんだってば 藁 初心者丸出しだぞ 藁
30 :
: 吾輩は名無しである :2001/04/06(金) 22:03
22=23=26=28 私でもわかる 藁
このスレ自体が荒れてるね 他の板ですればいいのに・・
>>9 の人は自分の詩を読んで欲しかっただけでしょ
でも若いから口のききかたを知らない・・・
まあ 許してあげなよ
31 :
名無しさん逝ってよし :2001/04/06(金) 22:15
でも
>>9 さんの詩なかなか若者らしくて良いよ
なんかカリスマHPって感じ 取り巻き女性みたいな
スレがいっぱい で男性のレスもレスに対する返答もないの・・
不思議・・友達いないのかなー?? まぁ詩人だし(笑)
32 :
チェキナ名無しさん :2001/04/06(金) 22:34
今日は上がってるね このスレ 面白そうだから見てみた・・ 詩よりも女性の感想レスの方が面白かったりして(藁藁) 教祖かなんかしてるのこの人? 褒めごろし
33 :
: 吾輩は名無しである :2001/04/06(金) 22:36
下手 sage
34 :
(kau-a) :2001/04/06(金) 22:42
HPの宣伝してるん? 荒らし依頼かなぁ・・????
35 :
( ̄ー ̄)ニヤリ :2001/04/06(金) 22:44
・・・・・こっちの板にも参上するかな・・
どうでもいいけど 17-31の書き込みは(kau-a)さんに何か関係あんの? すごい見苦しいんだけど。
37 :
チェキナ名無しさん :2001/04/06(金) 22:53
見苦しいならあげんなって 藁)
38 :
最弱詩人 :2001/04/06(金) 22:55
39 :
香草 :2001/04/07(土) 00:41
( ̄ー ̄)ニヤリ ←コイツが犯人なんじゃない? こいつ来ると荒れるんだよなァ・30代板を頻繁に荒らしてる 学校逝けよ厨房君
40 :
名無しさんの。。。 :2001/04/07(土) 00:47
だ〜から削除依頼だせっつうの ボケェ
41 :
名前はいらない :2001/04/07(土) 00:59
42 :
名前はいらない :2001/04/07(土) 01:56
43 :
重要無形文化財 :2001/04/07(土) 01:59
11 名前:あぼーん投稿日:あぼーん
あぼーん
12 名前:あぼーん投稿日:あぼーん
あぼーん
こいつが
>>9 ?わかんないけどHP荒らされた腹いせに
2ch荒らすなって ってか荒らす事自体板違い
本人です。
>>34 俺の名前は何処にでも転がっているから
串焼きにでもして 召し上がれ
さて気を取り直して
45 :
(kau-a) :2001/04/08(日) 03:04
「虚像と藍」 端から信用の雨は この俺の眉に降り注いでいた ただそれらは幻だっただけで 俺の胃袋の満足は 幾らもしないで満たされた もう既に箸は先に進まず 蕩けそうな逢引と 乱れた性秩序の中 ただただ脱糞を繰り返すだけ
46 :
(kau-a) :2001/04/10(火) 14:37
「夢幻」 積乱雲が大きく溜息を漏らす こんなにも悠久に広がる地平線に こんなにもどっぷりと浸かっている俺は 一体何処の夜に沈んでゆけるのだろうかと 小さく波及してゆく漣も 呆れ顔と嘲笑を浮かべながら 東の浜辺へと出かけてゆくのだ 帰りには阿古屋貝のお土産でも持って 慰めてやろうかなんぞ胸に秘めて そして雲達は久遠の宇宙に散ってゆく
47 :
(kau-a) :2001/04/10(火) 14:59
「白日の魚」 実しやかに隣からの騒音は 私の乳房の中身を揺らします 初夏の陽光の中一人塩焼きを 突付いている様には 何とも言えず気だるさが 伴うものでありまして ただ惰性の線に沿って 生き長らえているのだな と感じざるを得ません こんなにも憂鬱という果実を 私にあてがって頂けるのなら それならばお返しとして 私の左胸を差し上げましょう それでしたらきっと満足して 頂ける事でしょう
48 :
(kau-a) :2001/04/10(火) 21:02
この焦燥 何たることだ ときめきか輝くこの時期の象徴か 波に揉まれつつ 程よい酔いなどを覚える 初夏の宵
49 :
(kau-a) :2001/04/10(火) 21:03
48は「活劇」
50 :
(kau-a) :2001/04/12(木) 00:49
「人生論」 この小川の辺に 深淵を感じ独りごちた この足の長い あめんぼうの勇姿に吠えた 春の辺を犯す度 享楽を感じ独り浸った 気の長いお前の 苛立つ姿は正に鏡か この陽光を余す事無く頬張る そんな日常を銃火の炎の中噛締めながら もっと高くの空へと青は旅立つ この俺の野蛮な魂の果実は 幾星霜の千切れた皺の中で 遠い異国の黄昏の中で新たな芽を この入道の中 小坊主の写経を眺めた 虫篭の中の瞳 幾億の世界を盤石に思う 月読の計り知れぬ憐憫を汚して 己が欲望の六道を悪鬼へと叩き売った もっと深くの空へと紅は沈む この俺の純潔の魂の粗悪は 蜘蛛の糸に首を垂れる俺の汗 誰も知る事の無い地中の獄で 独りごちた
51 :
(kau-a) :2001/04/13(金) 02:15
「春雷」 感情が俺に爽やかな微風を齎(もたら)したのだ 紅潮した頬にうっすりと汗を浮かべ 瞳はひたすらに前を見つめ充血していた 何故だか明るい窓辺に寄り添い静かに立ち尽くすことが出来ている しかし拳と脹脛(ふくらはぎ)と眉間は 微かに 微かに痙攣が生まれていた そして口元には端に涎を浮かべた明らかな笑顔があった それは憎しみと呼ばれるものであった
52 :
(kau-a) :2001/04/13(金) 08:29
眉間は→眉間には
53 :
(kau-a) :2001/04/14(土) 18:16
「岐路」 隣に座する倒錯者 気違う奇声を上げる中 一篇の悲しみ文句見つけたり その意味深くは解せぬのだが 唯怨怨と発する怒声 何時ぞやの俺と重ねる神経 続く明日と終る今 どちらの道を君は行くのか
54 :
(kau-a) :2001/04/14(土) 20:00
神の名の元においてのみ この聖なる試練は果たされ 甍の中の鬼の面に 雷降り注ぐ覇気 仁王の面にも涎は垂れる 氷の面皮 遠目も抜かん
55 :
名前はいらない :2001/04/16(月) 05:53
結構好き
56 :
羊の睾丸 :2001/04/16(月) 07:13
眼に涙が溜まっているが長時間パソコンに噛じり付いていたせいで悲しい訳じゃない。 もやもやとしてる頭の働きと同じ様にキャメルの紫煙が画面に立ち昇り、セルフサービスの オレンジジュースを口に含んでも苦い味がしている。鈍い血流は眠りでしか回復しそうでは 無く、フリーパスを渡されて残り半日と五、六時間。昨日の目覚めが何時になく早朝だったので 二千円を払ってまでの時間を有益に過ごせそうにない。msnでの荒らしが上手く運ばなかった せいもありナチョラルハイは訪れそうもない。机に頭を休めればいいのだが久しぶりの休日を たかだか二千円のせいで居心地の悪い椅子で涎を垂らすのも馬鹿らしいので更に馬鹿げて起きて いようとしている。
57 :
羊の睾丸 :2001/04/16(月) 07:28
仕事場への道程は市営の交通手段を如何に上手く活用しても一時間かかる。俺は就職する前から日課として一日六キロ辺り走る事を守っていたので 距離にして十五キロ。一時間もあれば走れる距離なので三日程往復にして三十キロ、計百八十キロ走ったのだが突然の無理な運動だったらしく左の 太股がちょっと不自然な体制を構えると吊ってしまう勝手の悪い身体になってしまっている。右は右でこれも左と同じく太股の辺りに強い炎症癖を こしらえてしまった。
59 :
(kau-a) :2001/04/18(水) 00:35
「わたし」 気兼ね無い偏屈には 俺の嘘が良く合う味なんだ 戦うことは決して望まず 唯嘘ばかりは積もるけれど 何時でも後悔の懺悔雨 神に祈るも嘘にて候 帰路の中には迷いと凌ぎ 嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘刻むべし
60 :
(kau-a) :2001/04/18(水) 00:38
「烏の戒め」 漆黒に落ちる轟いたネオンに 辺り構わず喚き散らす烏達が群がる 口々に白骨を咥え 互いに貪り合う その懸命な嘴の動きと ネオンの瞬きはリンクし 人気の無くなった漆黒の歓楽街の オブジェとなり耳を劈(つんざ)く 微かに洩れるジャズバーの喧騒は 俺の足音をより一層昂ぶらせるのだ
61 :
(kau-a) :2001/04/18(水) 17:36
「体裁」 時間はただ蛇足だ この有限さはいい加減で 明日は来る筈が無い 適当なスーツで決めてはみるも 失笑を買う算段は取れている 嗚呼可笑しいな 道行く小人よ 俺の恐怖は幾らで買うのかい 付加する価値が全く無いのに こんな物にも出す金が有るのかい
62 :
(kau-a) :2001/04/19(木) 16:48
「閃」 空虚な風は流るる 白き翼は方々へと散ばり 黒い翼が急降下す 其の間隔は次第に狭まり 食む餌食も忘れ 逃げ惑おうとした其の刹那 斬 飛び散った欠片 其処に残るは 足のみか
63 :
(kau-a) :2001/04/20(金) 02:14
「青春の証」 木偶の坊が後ろを付いて回る 鬱陶しい筈なのだが 憎んでいる訳ではない 深い友情がある訳でもなく 唯鬱陶しく そしてそのままなのだ 放っておいても まるで臓物のはみ出した 魚の様に あいつは俺の背中を追う そして俺の指先では 放っておけない俺が 小刻みに振動しているのだ
64 :
(kau-a) :2001/04/21(土) 17:29
「ドロップ」 疎外された空間には ぼんやりとした球体が 軽い衝動で跳ね続けている 周囲に霧なぞ侍らせ 一層の曖昧さが睡魔を呼ぶ このまま私は尽きるのだろうか ダリが微笑む夢の紐緒に 掴まる蜘蛛よ 朱に五月雨
65 :
(kau-a) :2001/04/24(火) 01:06
「コロシテ」 毒よ 俺を犯せ 刃よ 俺を刻め 闇よ 俺を覆え 死よ 俺を誘え せいめいのひかりは まぶしすぎて おれの愚劣はより きわだつだけ 悲
66 :
(kau-a) :2001/04/25(水) 01:32
「寂寥」 俺に話しかける言葉は少なく 何かとあると疲労を訴え 目を見合わせることも懐かしい 俺の一挙手一投足に悲鳴をあげていた 若かりし命が懐かしい 俺の冷たい視線に涙する 若かりし命が懐かしい 俺の殺意の蛹と忙殺の言い訳が この狭い世界の闇夜を覆い尽くす時 俺たちの糸は 途切れる
67 :
(kau-a) :2001/04/26(木) 14:33
慟哭に咽ぶ貴方の可憐を 殺意の瞳で拳をも握る 死の秤が大鎌を擡(もた)げ 両の心の臓が脈打つ 慟哭から毀(こぼ)れる血飛沫よ 生贄となり晩餐となり 最高の時が意識の最中 とぼとぼと落ちて行く
68 :
(kau-a) :2001/04/27(金) 21:41
「月」 下弦の月の下を舞う 桃色アゲハの薄羽香 その妖艶に歌舞伎町すら 色褪せ沈む 明日は何色その羽の表 注射の先の針は何色 沈む眼に歪む視界 最後に嗅ぎたしその羽の粉を
69 :
(kau-a) :2001/04/28(土) 23:48
「乱」 誤解と焦燥を生んだあの日の夜 俺は重い瞼を擦りながら ひたすらに筆を走らせ続けた これさえこれだけ書き上げることが出来たなら 吐いた花びらを白紙の海に流す 誰の眼に届くか分からぬ ただ垂れ流す事は可能か
70 :
(kau-a) :2001/05/01(火) 03:24
「荒廃の欲望と恍惚」 確かな感覚でこの柔らかな白い肌をなぞった 痛ましいまでに透き通った青い血脈に 奥底にまで愛おしさを覚えてしまった 今までに無い昂ぶりに驚愕しながらも 留まる事が出来ないこの奮い立った感情は これから5分の先が真っ白に染まっている 嗚呼口内炎が妙に痛む キリキリと響く 口内炎が何故か痛むんだよ 返事をしなくなった 貴方よ
71 :
(kau-a) :2001/05/01(火) 12:20
[壱] 有害な大気の流れの中 有害な人たちの雑群の中を彷徨う 有害な風潮が有害な時代を創り出し 生命の価値観 原罪の感覚 倫理観の質量をチカチカさせている あなたには見えるか? 雑群の流れを触れると伝わってくる嫌悪の空気が あなたには聞こえるか? 罵詈雑言のやりとりが [我嘆くなり この時代の流れを 我憂ふなり この時代の姿を]
72 :
(kau-a) :2001/05/01(火) 12:21
[弐] 今の世代に伝統という昔気質の文化は失われつつある 継承が最大の魅力であるはずの我が国の 偉大な故人の業・技は失われつつある 時代が時代だから仕様が無い 果たしてそれで片付けていいのだろうか 時代の流れとともに人々は 我が国の人々は その手から全てを喪失していかねばならないのだろうか 特に文化とは 後世に継承されるからこそして その真の価値を発見出来る物なのであって 単純な時代区分ごとに発生する事象ではあり得ない そしてその内には 己ではない 他者への奉仕・献身の心を養うことにより 己の内なる価値を築き上げてゆく という精神から成り立っているのである ところが現在の流れの中に 他者への献身を考える人間が どれほどいてくれるのだろうか 見せ掛けではない本当の献身を持つ人間が 言わば利己欲 エゴイズムの支配 もはや完全支配の 時代となってしまったのであろう そして「罪」が普遍的な存在に成り下がっている 我らの創造主は「罪」という能力を予め 本能の中に埋め込まれたのだろうか 階級という概念を埋め込まれたのだろうか 統治=利益という概念を埋め込まれたのだろうか そうだとすれば 何故 わからない わからない 我々には理想郷を創り出せないようにしたのであろうか
73 :
(kau-a) :2001/05/01(火) 12:22
[参] わからない 我々は 不完全すぎる 我々の欠如は 尽きる所を知らない 流れとともに 授かった欠如を露呈してゆく 流れとともに 授かった長所を殺してゆく 長所とは人々の汗と努力の結果が文化として成立したもの 若しかしたら私が「文化」と呼んでいるものは 当時の人々にとっては欠如の露呈であったかもしれない しかしそこには 努力があり 意思があり 創造主への畏敬があった だがこの新世紀に関して言えば どうだろうか? 飽く事の無いオートメーション=リラクゼーションへの渇望と期待は 産業革命以降変わることの無いペースで上昇してきている そしてそれが今の流れを創造した 創造してしまった 其処に意志はあるのか 其処に畏敬はあるのか [日本は最早 東洋の神秘ではなく 汚濁の要素を 相当量造り出してしまった これも流れなのか 人々に問いたい]
74 :
(kau-a) :2001/05/02(水) 12:11
霧染み出づる けふの宵 ほのかな酔ひに 頬を染め 至る橋下に 情事を打たむ 肌刺す冷気は 汗となりぬ 川辺を揺れる 屋台の提灯
75 :
(kau-a) :2001/05/05(土) 00:36
クソッ俺は何をしてるんだ なんでこんな事をし続けているんだ 足元から震えがきて心臓が壊れた 今一度チャンスをくれよ なあ、頼むよ ケチケチすんじゃねえよ 耳が根元からざっくりいっちまった ああ俺はもうだめなのかな 俺達はもうだめなのかな 袈裟懸けしてザックリと このドレッシングは何処で買ってきたんだ このどピンク色したなんか粒粒が浮かんだ奴だよ そんな事はどうでも良いんだ なんかもう悲しくってさ なんでお前はそんなに遠いんだよ 俺が悲しいとそんなにわりいかよ ちょっとイライラしたっていいだろう? 訳がわかんねえのは だから俺の方だって やっぱもう無理だよな で、そのドレッシングはどんな味がすんだよ 聞きたくねえけどさ クソッ
76 :
(kau-a) :2001/05/05(土) 00:43
「説き」 閉じられた精神体から対極となった 私達の命という幼子は いんちき和尚の提案通りの 帰路につく このじんべえが 炎という意志を優しく包み込み 衒う仕草に身近なエロティシズムを 包括した妹を覚え その賑やかな振る舞いには 怒りや祈りをどうしても 屍を思い浮かべてしまうんだ
77 :
(kau-a) :2001/05/07(月) 01:07
「慕情」 器量の良いこの小娘が 命短しと百合を折る 夕焼け映える薄紅の頬 半刻ほどの胸の痛みよ 立ち竦む足は我が虚空 夕立が走るこの畦道の夏
78 :
名無し :2001/05/07(月) 10:48
いいですね。続けてください。 67にはタイトルはないのですか?
79 :
(kau-a) :2001/05/07(月) 12:32
80 :
名無し :2001/05/07(月) 12:55
ご返事ありがとうございます。 タイトルの有無というのはどのようにお決めになるのですか? (こういうことをお尋ねするのはルール違反でしょうか?)
81 :
(kau-a) :2001/05/07(月) 13:10
>>80 いえいえ
タイトルは即興のような
気持ちをそのままぶつけたような
物には基本は無題です
でも私は基本は無題なんですけどね
82 :
80 :2001/05/07(月) 15:06
お返事ありがとうございます。 >気持ちをそのままぶつけたような >物には基本は無題です わかります。 失礼を承知で申し上げますが いくつかの作品は非常によくわかります (という気がします)。 どうぞお続けください。 自分はごく限られた言葉しかもたない者ですが 素晴らしい作品の数々 切実に拝読したいと思います。
83 :
(kau-a) :2001/05/09(水) 03:43
「Virtur」 力強さを手にした俺はいない 月の輪に虹がかかっていたあの晩 俺は何一つ考える事無く 夜道を彷徨い ニッカなどを呷っていたのだが どうやらその刹那にすれ違っていたらしい 喉が妙に奥の方で熱くなっていたが おもしろい雲に酔いが回り 草叢の中ただただ咽び泣いていたのだった 男なのに泣くなんて可笑しい事だと 空高くの月はせせら笑っている様だったよ
84 :
(kau-a) :2001/05/10(木) 14:03
絵描の魂萬の波か 千年太鼓が胸を打ち 畳の隙を誰が臨む 些か痛みを伴う明日よ 今日の眠りを糧にせよ
85 :
名前はいらない :2001/05/11(金) 09:43
83のタイトルはドイツ語ですか? 「Virtue」ではなく?
86 :
(*゚ー゚)y-~~~ :2001/05/11(金) 18:00
87 :
(kau-a) :2001/05/12(土) 00:26
>>85 すいません、気付きませんでした
「Virtue」の誤りです
ご指摘有難うございます
88 :
(kau-a) :2001/05/12(土) 01:27
「嫌悪の果て」 至って筆が進まず 流れているのは血の涙 汗が淘汰されてゆく この現状に血管が腫れてゆき 拳を空にぶつけ続ける 早く 早く 最後だろ もうこれっきりなのだろう モジュラーが抜けている 俺の家の電話は一晩中 俺をせせら笑っている
89 :
(kau-a) :2001/05/13(日) 01:06
貴女の目の前から 温和な形態をもってして ゆっくりと消え去るのが 潔しと考えながら ふらつく足取りで 街頭も無い夜道を徘徊する 枕投げをしていた 京都の町並みが脳裏をよぎる 唯明日のみを考えればよかった 少年時代が足元に沈み 深い影を落としている 俺達は今何処まで遠くを 考えなければならないのだろうか 「じっと手を見る、じっと手を見る、意味も無く じっと手を見る。」
90 :
(kau-a) :2001/05/16(水) 00:43
有難う さようなら 無花果を噛締める両の手を 空へと投げ出して 渾身の別れを演じる 有難う さようなら ごめんなさい 振り返ることの無い 背中とその眼(まなこ)からは 紫苑の煙が舞い上がり 暗がりの深くなる黄泉へと その姿を隠してゆくのだ さて 俺は一服したそのままの身形で 美しい遠きに向かい草薙を振り乱す 有難う ごめんなさい また何時か
91 :
(kau-a) :2001/05/17(木) 13:34
「悪戯」 俺の存在は曖昧な輪郭を残して ぼんやりと笑顔を浮かべた写真を 白目を剥き出しにして眺める 引き攣った背骨から溢れた アマノウヅメの如き涙が 俺にこの上ない虚空をもたらす 自慰への欲求を何故か高尚な物へ 投げ掛けるのだ
92 :
(kau-a) :2001/05/20(日) 02:15
論ずるよりも言葉を紡ぎ 唯ひたすらに言葉を洩らす 吐き出す息と言葉は匂い 色香も愚直も言葉も己 論ずるよりも言葉を紡ぐ 舞い散る桜も言葉も命 祈りや淫らが言葉の源
93 :
阿麻 :2001/05/20(日) 03:05
>>90 (kau-a)さんへ 以前、他スレでのご批評(覚えていないかも)ありがとうございました。。
それより、この詩、かっこよすぎです!!!!!
他スレで読ませていただきましたが、いまだに「無花果を噛締める両の手を」のフレーズが頭にふと浮かんできたりします。
ぞくぞくしてしまうような、とにかく凄い詩だと感じます。
読ませていただいたことに感謝します。
では。
94 :
(kau-a) :2001/05/21(月) 01:54
>>93 どうも有り難うございます。覚えてますよ、
確か「投稿&批評」スレですよね。あの時は
えらく中途半端な批評になってしまい、大変
申し訳なかったです。そんな読ませていただいた
なんて言わないで下さい、恐縮してしまいます。
今後とも精進してゆきたいと思いますので
どうぞ宜しくお願い致します。
95 :
(kau-a) :2001/05/21(月) 02:03
「結果」 茫漠 これはまさに我が魂に与えられし言の葉。 幽玄の中の景色模様は色褪せてゆき、我が魂にも終焉は 訪れるのだ。愛憎の果てに会話ある。自惚れや陶酔、果 ては嫉妬。陰の中に映されしその発信された合図に人は 唯立ち尽くすことのみを知ることだろう。その流転の結 果は如何に?吉とならんや凶とならんや、いやその先に は険しき断崖が潜む。其処で耐えられぬ痛みを至極受け 止め兼ねれば我が巡り、我が巡り。しかしそのような浅 はかさは拭い切れず、やはり茫漠茫漠、自失消失。失せ り憂せり。これは本能と呼ぶべきか。官能と呼ぶべき か。如何やこの衝動、時は何時まででも満ちて行く。彼 方からの悲恋な結末は我に何ぞもたらす、いや何もなか ろうか。いやまことにその深淵、若しくは相当の浅瀬に 我の姿を覗く事が出来ようか。それもまた茫漠。
96 :
(kau-a) :2001/05/21(月) 15:54
他者への干渉を裂け イカロスよ中点を舞え 我々の脳漿では純化出来ない この現象の全貌を 今こそ大いなる虚空へと飛び出すのだ 決して太陽に晒される事無く 微笑みすら浮かべるお前に 灰色の大地は穏やかな衝撃を付すだろう だから中点を舞い続けよ 魂の切れ切れとなる所までも
97 :
名前はいらない :2001/05/21(月) 23:22
>>96 >この現象の全貌を
→この現象の全貌を供にして
98 :
(kau-a) :2001/05/21(月) 23:22
>>96 >この現象の全貌を
→この現象の全貌を供にして
99 :
(kau-a) :2001/05/22(火) 00:22
終わった 潔し潔しとしながらも 命とは粉の様に儚く 灯火色香に惑う俺は 果たす事の無い破滅を 色短しとぼんやり眺めるのみ やや斜に構えて見せていた 心象としての己が いたいけでまた恥ずべきか もう其処の奥には手を伸ばす事はかなわず 迸る慟哭と失笑に俺は 呟く事のみを知るのか ただ 終わった と
100 :
(kau-a) :2001/05/22(火) 00:23
朱に染まるは俺の石 固く脆くと罵声を浴びて よろめく視界に飛び込む月夜 おざなりアケビに塗れた土よ 俺を獄にでも沈めておくれ 烈火麦秋一路底へ 涙の暇も与えはしまい 鬼の目を抜く冬の花 もう現世に明日は来たのか 俺は何時まで立ち竦むのやら 朝日の芳香 終焉を知らず
101 :
(kau-a) :2001/05/23(水) 01:44
「過去形からの求道」 どんよりと最も闇の深い場所には 獄の果てより寄越された 真っ赤な眼の蝙蝠が住む その深い悲しみにはふとよぎる過去さえ 頂を目指した己を打ち消すかの様 冥界の神よ この名の無い後悔に 一つ祈りを装いでおくれ 俺にも住む蝙蝠が闇夜から飛び立とうとしている
102 :
(kau-a) :2001/05/24(木) 14:34
「トランスムービー」 枯れる事の無い蛸壺から溢れ出る愛の名の液体は 俺の舌により転がされまた俺の一物を包むオブラートとなる 痛みすら伴うこの聖なる邪悪な儀式と擬態に 俺の官能の荒廃的要素は沸騰に沸騰を重ね 白目に血が濁ってくるような運動を覚えた その刹那だ 俺の俺の中から爆発音とそれに似た呻きが舞い降りたのは やがて額と背中を這う蛆虫柄の汗達は 俺の真下に聳え立つ真っ黒な吸い取り紙へと帰って行く そして俺も現実とその狭間の苦痛へと知覚して行くのだった
103 :
(kau-a) :2001/05/25(金) 01:39
ぼんやりと雨雫に打たれていました 憧憬と嫉妬を身に背負った私は 言葉も無く口をがらんどうにするだけでした 足元に転がる蛇の目に雨宿る落涙は 熱く熱くマンホールを熱していました 視線の先にある裏切りを吟味しまして 私はここからこの指先をどう指せば良いのでしょう 甍に落ち窪んだ眼球は真っ赤に染まり 昨日の微笑を見る事も適わないでしょう 嗚呼落雷が私の生涯という命を焼き尽くしてくれたならば 嗚呼この雫が私の生命という形骸を溶かしてくれたならば どんなに晴れやかになる事でしょう そして 私はぼんやりと雨雫に打たれ続けるのでした
104 :
(kau-a) :2001/05/25(金) 03:47
「暗喩」 芯ノナイ照明ニ照タサレタ私ニハ ココニ立ッテイル事サヘモ苦痛 何処カ見知ラヌ大地ヘト逃ゲ出シタク アザトク生活シテユキタイ コンナ私ニハ最早ナニモイラナイ
105 :
名前はいらない :2001/05/25(金) 18:57
我未だ至らず 遠くの淵辺は霧隠れ いみじく春は 腐れども 一寸の対話に 命燃やさん きと頬揺れる 跳躍の言葉よ
106 :
(kau-a) :2001/05/25(金) 19:08
あいや失礼、上のは私のでした。
107 :
(kau-a) :2001/05/26(土) 13:58
「逃避行」 雲隠れに誠意を燃やせ 時が沈むを懇意にし 筒の穴から鑑みる 竹串額に刺さりて候 血の滲む葉 放心也
108 :
(kau-a) :2001/05/27(日) 02:43
「DEAD」 脳内の胎児から撒き散らされる 臍の緒からの栄養体が 心地良いゴアトランスの壁となる いつしか流れる声は シドビシャスへと変遷を起こし 祈るような悲哀を眼球へと刺す アレが浮くような時の敵愾心が 鼻から流れ出てくる 吸い込み切った筈なのに 赤白い雫がつうと流れ紅を引く様 小汚い格好にも気にせず ただただ厠へと雪崩れ込むのだ
109 :
(kau-a) :2001/05/27(日) 02:49
「思想の旅路、不幸の証明」 道端から世界に向けこの俺の声が届き 神と言う触媒から啓示を受けた君は 扉を半分に開いたまま手首を十字に 敬虔なその態度には痛ましく感動をし 喚起されたその行進には念仏が届く そうして俺の佇む道端に落ちる陰影 どうして周りには黒しか無いのだろうか 見つけた物は所詮孤立無援
110 :
(kau-a) :2001/05/27(日) 03:00
「dead」 この夜道を優しく包むあなたの光は 幾光年前のものなのでしょうか あなたが輝きを発した時 我々の魂は未だ光を見ることなく 何処の宇宙を彷徨っていたことでしょう その化石の光に今包まれて そっと野に臥しましょうか
111 :
(kau-a) :2001/05/28(月) 16:41
「僕達の失敗」 ふらりふらりと襲った足は 猟銃を抱えた幼妻の右踵 虚ろな目をして歩いていたものだから 思わず大根を手に駆けていたのだった 強ち悪くは無い食感だったが 両脇にいた俺の友人は抉り出された 心を指先で摘まんで石神井の駅に捨てていた その時の俺はゲフと鳴く不思議な鳥だ 程度にしか感じておらず 気付くと真っ赤な塀の中にいたのだ 己の害悪にふと落ちていたのだった
112 :
(kau-a) :2001/05/31(木) 03:11
「オーバードーズが俺によこした慧眼」 滴る鼻血が空の夕べと重なり 瞼に纏わりついた紅は 滴る眼血と交わる それでも俺の意識と言えば 覚える色香は真夏の雪 そして舞い散る麦藁の風
113 :
(kau-a) :2001/06/01(金) 03:19
「境地への勇み足」 そうか 今気付いたことだ この世の果てに 辿り付ける普遍性と通俗性は 誰かを受け入れ 誰かに受け入れられる事が 大概生み出すのだ そしてそれを内包した言葉が 一般の評価を得るのか それならば俺は 何だ?
114 :
(kau-a) :2001/06/01(金) 03:31
「孤独」 赤みがかった朧月 歩み急ぎて染まる頬 灯火の下閉じる影 逸る心を抑えども 吐く息白く焦り見ゆ 錆色階段上りつめ 開けた鍵より見えしもの 唯鎖を揺らす雑種が一つ
115 :
阿麻 :2001/06/04(月) 02:05
>>146 ほんとー!よかったですね。私もいちおう(kau-a)さんに謝れてよかったです。
悪い事しといて、ずっと謝らないのが、つらかったから。
116 :
阿麻 :2001/06/04(月) 02:47
>>115 は他スレに投稿しようとしたものでした、以後気をつけますので許してください。
本当は、「コテハンに一票」スレにて私が書いたことをお詫びしたくて、書きたかったのですが・・・
(本文は以下です。上記スレからのコピペでスイマセン)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(kau-a)さんにお詫び
>>90 のレスの中で私は、(kau-a)さまの立てたコテハンリストから自分のHNが漏れていたことを責めているような表現を使ってしまいました。
誰も挙げようとしなかったから提案なさったのに、「貴兄が」などという言葉でもって、詩板の皆さんのために作ってくださったものを批判して、後悔しています。
先日私も、2ちゃんにて初の煽り(結構傷つく煽り)に遭遇して、傷ついたので、謝りたかったです。
(kau-a)さんへ
気にされてましたら(気にされてなくても)、本当にごめんなさい。
できたら許していただきたいです。
本当に失礼だったと後悔しています。後貴重なレスをこのカキコで二つもつぶしてしまってスイマセンでした。
今後、気をつけたいです。
>>116 はあ、全く気にしておりませんでしたよ。
そんな後悔しなくても、どんどんこのスレを
潰しても一向に構いませんよお。だってここは
2ch煽りも荒らしも慣れてるし、そんな謝られたら
こっちが恐縮してしまいます。実は「コテハンに1票」
スレで
>>59 に追加したのは私なんですけど、手違いで
名無しになってしまい後々名乗るのもなんかなあ
と思いそのままにしてたんですよ。まあそういうわけで
阿麻さんの詩も書き込んじゃってくださいな。
今後もよろしう
118 :
(kau-a) :2001/06/04(月) 20:41
忙しく動くその足も 痺れて枯れて傾きて 棒になる日にぼやく愚痴 聞く耳は無く閉じた脳だけ 瞳にふらつく千鳥が一人 消える命の最後の揺らめき
119 :
(kau-a) :2001/06/06(水) 01:23
言葉が言葉が沈んでしまった 俺の井戸という井戸は枯れはて 命の雫さえも最早僅か 言葉が切り裂いていた俺の脳裏が 究極の佳人の獄へと堕落する 死ぬか死ぬか死ぬか俺の言葉は こんな所で死んでしまうのか 未だ至らないこの俺の現状なのに 死んでしまうのだろうか 待て待て俺の 待て待て俺の言葉 俺の言葉よ行かないでくれ 追い駆ける追い駆けろ俺の 言葉よ
120 :
阿麻 :2001/06/06(水) 03:34
(kau-a)さんへ 許していただけて、すごくうれしいです。 後、コテハンに追加してくださったのも、(kau-a)さんだったんですね。 忘れません!又、私の詩をのせてもいいと仰ってくださり感謝です。 せっかくだから、今日出来た作品の中でよいかなーと思うものを載せます。 タブーの琴線 はじく 大笑いしながら はじく 耳をふさいだ。 悲鳴上げて 飛び込む 胸の鼓動・・・ タブーの琴線 切れる 大笑いの途中 切れる 声も立てず 音も立てず 何もやみはしない 片目とじて 両目閉じる さあ眠ろう。 世界 は 飽きることを 知りえない 私たちの鼓動・・・ −−−−−−−−−−−−−− どうでしょうか?ちなみにこの作品はしりとりスレに投稿したものを改作ししてみました。 では。 そして、感謝です。
121 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 01:52
>>120 少し浅いイメージ。タブーという言葉を
使わずにビジョンが出てくるようにすれば
もっと美しくて破壊的なイメージが出るの
では。細かいことを言えば
>耳をふさいだ。
の読点は余計。
>片目とじて
は変換忘れ?
>世界 は
の空間は意図的なものですか?だとしたら
素晴らしい。吃音のイメージが浮かんできました。
眠ろう。と密着する語感だと思います。
122 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 02:06
「遺書」 荒野に臥す俺の眼差しが 欅の舞い散る姿を射抜く 俺の命の駆け足は 落ち行く葉よりも早いのか 歪んだ表情に浮かぶ悦楽 終焉に落とす言の葉は 何時の景色を宿すのか
123 :
のの :2001/06/07(木) 12:54
124 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 19:10
「銃後の命無き霜の原」 僕は塹壕の中でじっと蹲(うずくま)っている 泥土と凍傷の中半分ほど開いた瞳は映すのはモノクローム 故郷ではツェッペリンが暴れ祖母の腰はもう駄目らしい 僕がこの塹壕の中から見つめている灰色の空には 何時になれば青い色に染まって行くのだろうか それとも僕の瞳はもう色彩を感じることは出来ないのだろうか もう感情が無くなって来てしまった そろそろ僕も隣の名も無い奴と供に顔を泥に埋めてしまおうか 最後に思う 有難う 父さん 母さん
125 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 19:15
「天井」 針を沈めろ 其処に走る青い道程に 快楽の種を撒き散らせ 針が沈み 精神は窪む 目の前にあるのは天井 障子を捉え軽々しく空いた穴に 宿った鬼火 それを見て笑い飛ばしていた俺 この浮いた存在は蛇足の時と供に 沈み 再び針を 沈める
126 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 19:25
「秋雷」 遠くて近い夢の続き 時の刻みはただただ祈りの様に緩やかで 荘厳な調子を俺の耳孔へと滑らせる 至るべき困難な行為達を北北西へと轟かせている 何となく真っ直ぐに突っ立っている電信柱には 大袈裟な電雷の蛇達が襲いかかっているのだ 嗚呼愁うべき箇所は俺達の言葉の中にあったのだろう 紫色の雨空は木琴の様な音色で 俺達の寝息の奏楽を乱してゆく そんなにもなるまで耐え切る事が出来なかったのなら 春などはもう 待たなくても良いのではないか
127 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 22:07
>>124 >半分ほど開いた瞳は映すのは
半分ほど開いた瞳が映す全てが
>灰色の空には
灰色の空は
128 :
(kau-a) :2001/06/07(木) 22:39
「女とネオンと勃起」 ネオンネオン続くネオン 俺はふらりとしながらも 幾度も黄色を吐き出して 掴む灰色 柱の体温 浮かぶ姿は見知らぬ裸婦か 猛る己のはずなのに 酒気のおかげか縮こまる しかししかしと浮かぶ母 何故だ何故かと猛る俺
129 :
(kau-a) :2001/06/08(金) 13:26
>>124 やっぱり気に入らないので書き直し
「銃後の命無き霜の原」
僕は塹壕の中でじっと蹲(うずくま)っている
泥土と凍傷の中半分ほど開いた瞳が映す像はモノクローム
故郷ではツェッペリンが暴れ祖母の腰はもう駄目らしい
僕がこの塹壕の中から見つめている灰色の空は
何時になれば青い色に染まって行くのだろうか
それとも僕の瞳はもう色彩を感じることは出来ないのだろうか
もう感覚が無くなって来てしまった
そろそろ僕も隣の名も無い奴と供に顔を泥に埋めてしまおうか
最後に思う
有難う 父さん 母さん
130 :
名前はいらない :2001/06/08(金) 23:20
/∵∴∵∴ \ /∵∴∵∴∵∴ \ /∵∴∴,(・)(・)∴| |∵∵/ ○ \| |∵ / 三 | 三 / ̄ ̄ ̄ ̄ |∵ | _|__ | < おでは徳川家康だあ \| \_ // \____ \____/
131 :
名前はいらない :2001/06/08(金) 23:28
132 :
ゆみ :2001/06/08(金) 23:29
ツェツペリンを詩に登場させたのは どう意味があるの
>>132 ツェッペリン=(バンドの)レッド・ツェッペリン
ではありません。歴史詳しい人なら知ってると思うけど
第1次世界大戦当時のドイツ空軍の空の魔王と呼ばれた
飛行船です。分かりにくくて申し訳ありません。
>>133 知ってるよ。PHとかよくある。それが出るだけで
時代情況がわかる。
>>129 は、全体がモノクロームに
仕上がっていて命が萎えはてる気だるさが印象的。
切実さと絶望感がイマイチと感じるのは、「彼」が
もうそういう感覚すら喪くしている、ということか?
タイトルはまずい。付け直した方がいい。
>>134 そうですね、全体として無感覚と灰色、
そこから最後に絞り出される感情をイメージ
してました。仰る通り切実さ等はもう
過去のものとして考えて頂ければ、と思います。
タイトルは私は気に入っているので変えません。
>>135 良し! そうでなくては、な。気に入った!
138 :
(kau-a) :2001/06/09(土) 17:03
仇討ちすべし幼顔 貴君の父君桜の下に 割腹したまま生首晒し 薄皮一枚脳髄垂れる 滴る血眼お前の平に 頬を染め行く涙の筋よ 仇討ちすべし涙と平よ
139 :
(kau-a) :2001/06/10(日) 01:44
「鼓動の最後 最後の一羽」 小雨降る街頭を見上げる 遠くの朧月に舞う蛾達 紫雲に塗す鱗粉が 俺の脳裏を刺すその時 何かが宿る俺の心の臓に ドクンと一声吠えた 明日への吐血 今日への鎮魂 我が同胞としての臓器に 頬に灰色の冷たい感触 惜しむらくはこの大降りへと 変わった今を感じていなかった事
140 :
(kau-a) :2001/06/10(日) 02:02
そうだ そこに置いてあるパケ 俺もう使わないから 持っていって良いよ なんかもう駄目らしいんだ 変なの見えてきちゃってさ 症状とかじゃなくって 普通に見えるんだよ そこに深海魚がいる みたいな感じ ウルセエヨ ウルセエヨ ウルセエヨ だからいらねえっていってんじゃん ああもう苛苛する 帰れよバカ バカ バカ ウルセエってえの ああもう針をよこせよ そこの灰色の先っぽに赤いのがついた奴 ウルセエヨ あ、俺、今、死ぬんだ
141 :
:2001/06/10(日) 15:47
142 :
名前はいらない :2001/06/10(日) 16:47
あげ
143 :
(kau-a) :2001/06/10(日) 22:49
「一口」 刺繍を一杯に解いたその抜殻は 脳髄の中に触手を埋め込んでいる あの連中を遠めに見てひたすらに自慰を恍惚を繰り返す しかしやがて血液も涸れはて やがては尿道から臓物が溢れ出す 抜殻が正に真性の抜殻になる時が来た そして体中頭中心中空っぽになった抜殻は 残った眼球をムシャムシャ食べてしまったのだ
144 :
(kau-a) :2001/06/10(日) 22:54
「厚顔無恥の狐の嫁入り」 とめどなく流れ落ちてくる 青空の雫は この空を溶かし 灰色に薄く光る街頭の輪郭を際立たせる その下をチラチラと行き交う人々 様々な憶測と人生が交差し 花となり傘が埋もれてゆく その隙間をこの雫は無心にも 落ちているのだ
145 :
(kau-a) :2001/06/10(日) 22:55
「ダストシュート」 曝け出した鉄筋を口に咥え悶える そんな廃屋でのお前との生活は 今何もかも終焉に近づいているようだ 腐食したお互いの性器を弄(まさぐ)り合う そんな行為も虚しく詰らないものになってしまった だから俺は茶褐色のお前の咽喉仏を 鈍った犬歯でもって引き裂いてやったのだ 鮮血の濁流を胃液で分解する こんな破綻した廃屋はこんなにも俺達を 朗らかに介抱してくれる 全ての関係を破壊した俺達を
146 :
(kau-a) :2001/06/12(火) 03:52
「沈毅」 視覚を持たざる者 放物線を綺麗に描いた臭気に 覚えた衝動 その想像と反動に 怒りの様に真っ赤に染まった お前の肉棒は 耳から侵入する臭気に対し 破廉恥な液体を顔中に塗すのだ そして破裂した臭気は 再び綺麗な放物線を描いて 視覚を持たざる者は 己を探す
147 :
(kau-a) :2001/06/12(火) 04:10
負担としての概念は 俺を支えているのだろうか 俺を貶めているのだろうか 一途な感情論に対し 俺は混迷を極め 究極的な外観のみを目でなぞる 2度3度と徐々に貯まってゆく角度 これらの俺の中の情報量の向上 質的情報の良好化が俺の自信みたいなものを 構成し いわゆる縁の下の力持ちとなっている ただし概念の形成はそこからまた遠く そして荊の道 ヴィシュヌの開眼 そこにある第一歩としての瓦解が 俺を支えつつ 俺を貶めているのだろうな そして脳内のレベルとして 天空を舞う 目の前に舞う星屑と俺の屑と屑の俺 おお おそろしや 俺の底にある 言葉の脆さよ
148 :
(kau-a) :2001/06/12(火) 05:02
「夢の朝」 朝もや沈む春の色 香る渚に舞い散るひかり 枯木の枝には夢宿り 孕んだ寒気に泣くひばり 朝焼け伸びる己の影を 足並揃えいざ行かん 遠く大地の限らざる空間へ
149 :
(kau-a) :2001/06/12(火) 14:20
神の雷舞う午後の荒野 十字の汚れが砂を巻き上げ くだらない嵐を産んだ 過去を語る快楽のみを知り 己を創り出す言葉を糞にまぶす それがたった今邂逅し 胸をロンギヌスの槍にて貫く そして神の雷に捧げられ とおの昔に骨のみに
150 :
吾輩は名無しである :2001/06/13(水) 04:07
「一日目」 離宮の空に見えし蜘蛛 八手の祈りを昇華させ 時めき吹かす春の煙 寒気の残る丘の今 孵化する心に咲く闇雲 明日は何処へ刃を振らん
151 :
(kau-a) :2001/06/13(水) 16:40
「二日目」 今宵霧降る東の丘に 茫然自失の花が咲く そっと根元を刈り取り抱く 胸に宿る穏やかな興奮 欲望重く霞も食す 月も光を頂く今宵
152 :
(kau-a) :2001/06/13(水) 16:42
153 :
(kau-a) :2001/06/13(水) 17:38
「三日目」 朝より視覚にありしは天井 節目のしみも叫ぶ時 肺の炎も燃えるよう 咳に混じりし己が朱に 明日無き鼓動を噛締めん 唯掌の朱は冷たく
154 :
(kau-a) :2001/06/14(木) 06:54
「四日目」 未だ動かず寝具の上を ただ弛緩する己の精神 相も変わらず視界に天上 ゴボリとこぼれた明日への命 過る色香を胸より差し出す どうか僅かの空間を と
155 :
(kau-a) :2001/06/14(木) 13:56
156 :
(kau-a) :2001/06/14(木) 19:02
「五日目」 久方に見ゆ朝靄の白 今日の体は軽快なりき 徒に疼く紅咳も消え 弾む足取草を感ず 世界はこのように美しく 輝き放つものだとは知らじ
157 :
(kau-a) :2001/06/16(土) 03:55
「六日目」 爽快也この一日の大気の様 胸に抱きは自賛の脚か 遠くが俺の掌(たなごころ)へ舞う 持ち得る限りのささやかを 遙へ苦く想像する宵 胸を打つ早鐘 一つの紅
158 :
(kau-a) :2001/06/17(日) 14:06
「七日目、朝」 目覚めた俺の一面に 染まる紅 白は見えず 咽び喘ぐにも息が切れ 抱く己が身軋む骨の音 明日がようやく見えし今 今日の己が見えぬ今 胸を衝き刺す錆刃 虚ろに浮かぶあの天井や 離宮の窓辺の遠くの丘よ 俺の心は今にも跳ねん せめて 今だけ 生涯だけ 永久だけ そこで希望を培わしたかった そして臥せった見知らぬ我が身
159 :
(kau-a) :2001/06/17(日) 19:44
「須々木原」 朧気な秋の静かな鬼に酔えば 遠くにありき湿気を灯す 酔い宵逝かん遥かの供物を 人身御供の俺に昇華し 悲哀灯る今の陽気の 虚ろさに幼気残す 饗の静けさ
160 :
(kau-a) :2001/06/18(月) 01:29
「violent solid」 部屋が回る耳に劈くハードトランス 血管という血管は四方17センチを しなやかに舞い紫と黄色の命の液体を まるでグラフィティであるかのように 誇りを持って悠然と刻まれてゆく 肝臓を泥土へと変えるこの紅茶色を飲み干し 肛門や腎臓も緩んで緩んで異臭の奔流 殴打を繰り返す 目前の頬に スクラッチの音に合わせて 小気味良く
161 :
(kau-a) :2001/06/19(火) 04:59
「厳寒」 明らかの嫌悪に身を寄せた 仄かに暖かく己の存在を思い出す 隣に燃える火の粉を映す瞳は 吹き掛けられた唾(つばき)を望む 私の存在をこんなにも煌々と 照らし出す大きな感情に 一種の嫉妬なんぞも覚えながら 私は嫌悪へ身を寄せる こんなにも冷たく暖かい 価値あるお前から私はもう 逃げ出したりはしない
162 :
(kau-a) :2001/06/21(木) 10:15
「臨瞬」 背を向けた 見慣れた戸口に その時俺の羽織ったジャケットが 少し遅い春一番に舞い上げられた 俺の視線の先にあったものは 偶然が俺の爪先に踏み潰させた蒲公英の花 そして視界の端に立ち尽す 埃塗れのお前の爪先 すぐにそれらはブワッと滲んで ドロドロの視界となり 相変わらず埃の舞う 乾いた土の上へと昇ってゆくのだった 今の俺に出来ることと言えば 精一杯顔を上げ 精一杯の涙を零してあげるくらい 鉄の轍は鉄の荷物を載せて延びる 今年も春一番がジャケットを埃を舞い上げている そして俺は何度となく 春を失ってゆくのだ
163 :
(kau-a) :2001/06/22(金) 12:01
待つ故に集う積もるが頬を打ち 赤く垂れゆく命の欠片 ポツリと零す呆けた眼 白く垂れゆく心の欠片 適度に臆す今日までの程度
某スレでの「死」の話、本物。ラ・ロシューフーコーの箴言、 「人間にはじっと見つめておれないものが二つある 太陽と 死と 」の 中味を“体感”する一人かと想われ。その感受こそは創造の基底、貴重なり。 それと、表現形式として短歌に才あり。確か。期待。
165 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:02
「原始」 私に安心をください。私に心からの安心をください。 いつも、一人ぼっちで、いつも、愛想笑いで。 私にゆとりをください。私に心からのゆとりをください。 他人の気持が気懸かりで、自分の気持は奥に籠もるばかりで。 私に誰か約束をください。私に消えることにない約束をください。 気ままに動きすぎて、気ままに考えすぎて。 確固たる意思。 五月蝿いばかりの固執。 前進欲。 振る返る事への恐怖。 現実との直面。 欠落。怠惰。焦燥。呵責。苛立ち。憎悪。怒り。慢心。淫乱。荒廃。 抽象的な気持。すべて霧がかる。意識さえも。 自分が何故歩いているかも分からない。存在さえも。世界さえも。 懐疑的。 懐疑的? 私には”気持”が欠落していますか? 「上に挙げた”気持”は持っていません。」 私には他人の気持を理解できますか? 「何を考えているかは分かるけど、私の思い通りにならないのは 悔しいです。」 悔しい。悔しい? 世界に住んでいるのは、私一人ではない。なのに、 何故悔しい? 自己中心的。 自己中心的? わかっている。知っていた。最早矯正出来ないかもしれない。 わかっている。だから。 私に安心を下さい。私にゆとりを下さい。私に約束を下さい。 私に・・。 心からの。
166 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:03
「Moonlight Butterfly」 適度な敵愾心は時として心地よいものである 己の存在を月明かりのように 先行き知らぬ夜道の我を 際立たせてくれる 俺はお前が嫌いだ お前は俺が嫌いだ まるで恋人の囁きか 俺は今誰かの存在に相対している 愛 と言えるかも知れない
167 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:04
「狂舞」 俺が言葉を有する時 果たして何処に舞ってゆくのか 俺は何時でも言葉を発するが 其処に価値は意味はあるのか 俺は唯空しく哀れみを頂戴したいだけなのか 全ては無に孵り 虚空へと成代わって行くべきなのだろうか 俺が此処に言葉を垂れ流すことが 何の価値を持とうか 俺が此処に言葉を垂れ流すことが 何の価値を持とうか 世界は無限ではなく俺もまた無限ではない この世を俺を支配する有限は いまや虚無と消ゆ では言葉は無限なる価値を有するか 無限の価値を有する言葉を発する俺は それでも有限なのだろうか あまりにも果てしない命題には俺の有限なる脳漿は 皺を殺し 茫漠の眠りへと俺を誘うのみ やはり 俺が此処に言葉を垂れ流すことは 何の価値も意味も有しないのだろうか
168 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:06
「嫌世」 道を求むれば只管に短く 今を生きるのみなれば通し 我が旅路果つる淵には 水母の屍骸と一条の箒星
169 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:07
「約束」 黄泉平坂を駆け下りる時に 私は決して振り返りはしなかった 確かに愛しかった女が立っていただろう 醜く変貌した容姿であろうが彼女は彼女だ 私にも何がいけない事なのかは良く分からない ただ己を救済するためには犠牲は必要なのだ 私は一心不乱に走り続けていたのだった 足元に幾千本の彼女の手が生えても それを蹴り折って私は進めるのだ
170 :
(kau-a) :2001/06/23(土) 14:09
>>164 どうも有難う御座います。これからも
精進してゆきたいと思いますので
どうか宜しくお願い致します。
>>165 -169
救済措置。
この板の「詩について論じろ」スレに刮目すべき詩論あり。 210−211TNR(私ではない念の為)ぜひ一読を勧める。本物は 身近にも在り。孤絶ではない。己の真に達すれば必ず普遍へ通じ、 表現によって広場(アゴラ)への道が拓く。
172 :
(kau-a) :2001/06/26(火) 05:10
「フラグメンツ」 お前を待つ背中に滲む汗 仮想と俺を繋ぐ画面を指差し 微笑ましく俺を包んでいった この汚れた脳漿に翻るお前の裸体 それは飽くまでも仮想のお前がくれた虚無 しかしだそこで俺の胸を レンチで締め付け窮屈な部屋に仕立て上げ 破廉恥をイドの奥底に投げ捨てさせた お前は俺に新しい光と体温を伴った 虹色の虚無を俺にくれた 雑念と感謝を湛えた涙が 俺の虚無を愛憎と言う陳腐な感覚へと解凍してゆく その時に透き通った言葉を お前に投げ掛けられたら どれだけ素敵だろう
173 :
(kau-a) :2001/06/26(火) 16:21
「END」 果てた 俺は今果てた 激しい汗の濁流は物語る この果てのプロセスを 真っ白になった脳裏 隣に臥す裸体が肩を揺らす それが妙に苛立たしい 股間にしがみ付いた ピンク色の樹皮を投げ捨てる そう俺は果てた 果てたのだ 涙が 涙が
174 :
(kau-a) :2001/06/27(水) 01:27
「高貴の光と失われた怒り」 夕立の刺す田舎の奇跡が 俺の住む陽光を仰ぐ 背中を見せたお前が 身に付けているグッチに 何故か似合わぬ刺繍のキーホルダー お前の家族の匂いがした 俺の瞳に飛び込んできた その熊がこの何も無い街に 腐った都会の空気を感じさせた 澱んだそして羨望と独善を 胸に秘めたその空気を 俺は力一杯吸い込んで 再びお前の遠ざかった背中を見つめる そして力一杯叫ぶのだ 愚弄と悲哀に満ち満ちた 脱却の祈りの歌を このどうしようもない故郷を思う 歌を
175 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 12:16
>>171 どうも有り難うございます。しかし
参考にはなりはすれど、他人の論拠に
縋るつもりは毛頭無いので、助言諫言として
心中深く刻み付けて行きたく思います。
言葉を言葉を超越したもので自分とする、
ものだと私は思っております。詩は己を
言葉にする時、言葉というものを超越し
そこに言葉という形骸を持って発生する
「存在」であると認識しております。多少
TNR氏とは歪みがあるかと。それでも今後も
御期待に添えますよう精進してゆきたいと
思います。どうぞ宜しくお願い致します。
176 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 17:22
「眼差し」 泥濘の中に臥す俺の 背中に宿りし一条の光明 この手の中に掴まんと 目を上げ手上げ体躯上げ 煩悩深く夢浅く 黒闇に空く穴を砕かん
177 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 17:29
「妖艶で彩る妖艶」 ネオンライトの落ちる街の片隅 喧騒がまるでディストーションのよう 耳の中に潜む艶やかの肢体が 芸能の明るみ怒り聳(そび)えるストラト ネックを折って月下を灯す 終電車の間際響き渡るけたたましいヴァイオリン 足元に響くのはやはり黄金色のゴキブリ その艶めかしい肢体を包む溶液としての油を 背に受け世界を謳歌するそのバレエに 俺は 目を 見張り 欲深げに踏み躙(にじ)る
178 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 17:37
卑小な俺の存在に気付いたのは 午前8時のことだった 半分の寝惚けていた眼に 鋭く浴びせかけられた雨露と陽光に 爆ぜた一昨日の出来事が 俺を存在として舞台から引き摺り落としたのだった かたや遠くを重く感じ かたや能力を重く感じ かたや智慧を重く感ず そして俺はただ闇の無き ふざけた井の底で喚き好い気になっていた そして俺はある一定の周期で殺された 仄かに残る命の蝋燭の白が 俺の虚ろさを余計に満足な物とさせた 飽き飽きするだろう 真実として 飽き飽きするだろう こ ん な こ と は 轟 く 命 が 許 す ま じ そして便所蟋蟀(コオロギ)が耳元で嘲笑をよこしたのだった
179 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 17:44
「景色の語り 一」 微かの霧雨が月光に舞う 虚ろに飛び回る燐粉の群 泥を塗した様な小さき池 水面に灯る虚ろな鬼火 水草に浸された白き爪先 今宵の出会い今生の離別 森の木々のさざめく夕べ 明ける朝靄に会話が響く つんとなる臭気森がざわめく
180 :
(kau-a) :2001/06/29(金) 18:19
「赤い効力」 変遷してゆきます この直径50cm四方の エーテルの幻は蓋然的に 私という現象を 霧がかった祈りの灯火と致しまして 揺らがせております 木賊の名を脳裏に馳せました 嘗ての遠きが 今は昔となりまして 最早唯なる言の葉を 垂れ流し続けます永久機関の 歯車となってしまいました この潤滑油と赤錆に塗れました 無粋な体は如何なる度量も 若き血潮の障害物なのでしょうか
181 :
名前はいらない :2001/06/30(土) 00:36
あなたの一日に敬意を表してage (名無しですみません)
182 :
(kau-a) :2001/06/30(土) 17:18
「景色の語り 二」 灰色そびえる間の雑踏 チカチカ澱む大気の流れ 喧騒のクラクション響く 額を伝う光を拭わせる手 名も無く顔も無く擦違う人 目指す目的虚ろに燃えて 灰色そびえる上の大気 その大気も灰色に染まり 突如刺す夕立逃げ惑う雑群
183 :
(kau-a) :2001/07/06(金) 10:22
ゴキブリ色の空を感じた時 俺はこの世でたった一つの 天涯孤独を手にしていた 気味が悪いほどの叫びをあげ ひたすらひたすら言葉を紡ぐのだが 全く全く遠い 俺の境地には あのゴキブリ色の空が映えるまで 俺の背中にびっしりとこびり付いた 蒸し苔の悪臭に俺の筆は止まる事を 覚えた
184 :
(kau-a) :2001/07/06(金) 10:33
「チャイルド」 俺の背中の黒いそいつはファックと呟いた ビルの闇を縫っている陰に より深く同化しながら しかし青白の息を荒げながら 俺の中で果てを迎えつつあった 軋む腰の音なんぞ気にせず そいつの大きな俺とそいつの爆ぜる音が 深夜の漆黒の中咽ぶ俺の音と絡み 孤独を掻き鳴らしていた そいつは青白いジーンズを 妙に急いで引き上げながら 再びファックと嘆息を同時に吐いた そして俺の頬に浴びせられた 大いなる神としての価値の紙キレ 俺は涙でクシャクシャになりそうな 俺の神を抱え込み血を滴らせていた 俺は 俺は 生きている 俺は 生きる為に 生きる 俺は 俺を 肯定せざるを得ない 涙が柱を支え痛みが俺を抱く 気付けばそいつは 既に立ち去っていた 俺は一人 希望の歌を こぼしていた
馴れ合いを断て 俺には大地を闊歩する事と 言葉を喚き散らし垂らす事 それだけだ そうだ 喚け 俺の中の 孤独よ 焦燥よ 呵責よ 煩悶よ 煩悩よ 淫乱よ 荒廃よ 悶絶よ 絶大なる俺の中の負の正義よ 俺を串刺しにし そして首から吊り上げ 命をも奪わん気勢で俺の言葉を絞り出すのだ そして 馴れ合いを殺せ殺せ殺せ 立ち上がりそして一刀両断 この風紀を殺せ 今理路整然とされつつある 俺の脳内の糞みたいな麻薬を 一斉に掻き乱し掻き乱し そして耳垂れの如く俺の言葉の坩堝から 永劫の瀑布として新たな黒き闇の光から かつて俺が何物でもなく 日を 火を 陽を 燈を 灯を 秘を 否を 非を 碑を 呆然とした眼差しを送っていた時分に 己の名を消し炭で持って俺の瞳に刻み付けた 刹那の記憶を反芻せよ この腐った鏡は 俺が腐った所の盤面しか写しやがらない 俺はこの一秒一秒においても変化しそして 全てにおいて後退を繰り返している さあ そろそろ糞を喰らう給食を終わらせろ 抗え 抗え そうだ 俺の力の言葉は 全てが離賂逝漸としたところから死に生まれてくるのだ
「限り」 爪の先より出でる蛆 鐙の汁を塗れさせ 祈りの矛先夕立呼ばむ 抵触避ける己の惰性 雨粒避けるも緩慢とす 俺から落ちた蛆の子は 灰色の道をただ掻き分ける
187 :
(kau-a) :2001/07/11(水) 04:49
無機質な眼差しに映った鋼色の行進 気力の泥濘に体をすっぽりと包んだまま 厭味な朝の陽光と遠い汽笛の音が蔓延するこのまっさらな部屋で 私の両手に凭れ掛かった鉄格子付きの窓を眺める 囚われの小鳥がこのワルシャワの柵を悠々と越えてゆくのを 羨望と憧憬の眼差しで仰ぐ 私を包んでいるこの鋼色は次第に大きな音へと軋み 堅くなったベッドの上で臥す体を 騎兵隊の蹂躙であるかのようにする あの行進の喧しい後にはいつもの様に 怯えた虚ろな近所の商人達が いそいそと店仕度を始めている 落ち着かない表情で あざとい表情で そして私の心の施錠はより堅固にそして錆びてゆく
188 :
(kau-a) :2001/07/11(水) 04:57
「亜彼」 這い出した言葉の影を象りて 幾つに裂けむ我が言霊よ 落ちる秤のけたたましき事 この手の遥か祈る我が神酒 遠ざかりおりつくだりつ笠のびて 解ける酒の吾が勅 届く盛りの煩わしき この辺の遥か競う吾が鬼気
189 :
(kau-a) :2001/07/11(水) 05:14
「昨日」 明日という現実は俺を変えた この今の今までが俺に与えてきた 多種多様の残酷は俺に何かを与え 俺が糧としたその夢想には 大きな力が備わってきていた もう一滴の体力はこれを実行する為にある この一歩を踏む為に残されているのだ いやに静かな空気だ 俺は心地良い心情を抱えて飛び出すのだ 爽やかな眠りと供に俺の本当を掴むのだ その刹那 俺の 額を 小さな 鉛が 突き刺し 後ろ向きに 去って行った 飛びだ
190 :
(kau-a) :2001/07/12(木) 13:17
「憧憬の旅」 異郷を旅する夢想の果て 手首の近くの針の音 流入するのが伝わる今宵 脈動激しく嘔吐の嵐 心だけでは異郷に行くが 沈む体は現実を見る
191 :
(kau-a) :2001/07/12(木) 17:40
おほがみがおれのみもとに ゆるしたたつたひとつのことだまが みみのなかにかがみに うつりはんしやしてくちからこぼれる おほがみがかれのくちもとに こぼしたうらみつらみはさふいふものだと かれんにもはらはらとちつてゆく そのよごれたくちもとをぬぐうしぐさの かれんにもからからとわらふおれのかうがん
192 :
(kau-a) :2001/07/12(木) 17:51
さびたつめ きぬたのよびこ ほうとうす きるつめの おとのういたを むねにひめ がらんのし うそぶくとりの やいたせに れいらうと はこぶしょくぜん かたかたと てつとつめ いくらもとかん よぶこえもなく しがらみと ほほそめこもる しょやのさま ずらりとけ このみさおたつ ひあいのさま むすこけに にたりこよいの とりはだか ゆげのみゆ うつむくおももち ああははさま うつのよい やはりむそうと くちはこばず ひとりたち ろうかのはしに うなだるる にじむあせ にじむなみだに はらをきめ いぢらしき かれんにおつる しんぐのま のばらおつ ほとばしるいろ まかすせのびに ちのこまい ちのけはうしない なみだひとつ もえのけさ つたうくれない つたうあせ ややもすれば なみだもかれん このゆうげ さ む
193 :
(kau-a) :2001/07/12(木) 17:53
>>192 ああ失敗。ものすごく恥ずかしい・・。訂正
さびたつめ きぬたのよびこ ほうとうす
きるつめの おとのういたを むねにひめ
がらんのし うそぶくとりの やいたせに
れいらうと はこぶしょくぜん かたかたと
てつとつめ いくらもとかん よぶこえもなく
しがらみと ほほそめこもる しょやのさま
ずらりとけ このみさおたつ ひあいのさま
むすこけに にたりこよいの とりはだか
ゆげのみゆ うつむくおももち ああははさま
うつのよい やはりむそうと くちはこばず
ひとりたち ろうかのはしに うなだるる
にじむあせ にじむなみだに はらをきめ
いぢらしき かれんにおつる しんぐのま
のばらおつ ほとばしるいろ まかすせのびに
ちのこまい ちのけはうしない なみだひとつ
もえのけさ つたうくれない つたうあせ
ややもすれば なみだもかれん このゆうげ
さじのふる こよいもくちの すくなきか
むりのゆめ もえるゆうひに きえしいま
194 :
(kau-a) :2001/07/12(木) 18:06
「景色の語り 三」 黄色に瞬く信号機 人も疎らな終電車の鉄路 外に映る絶え絶えの明かり それぞれに灯る命の暮らし 開いた扉 飛び込む熱気 帰る先にある孤独の部屋 閉じた改札 佇む男一人 その男を宿す鏡歯科医の広告も錆び 俯き小走りに去るいつもの闇の駅舎
195 :
(kau-a) :2001/07/15(日) 22:09
「ひかること」 俺の手の中から放たれたものが この世の中であふれるためには 俺にはあまりにも困難なことで 普通の生活があまりにも 苦痛で軽やかで不安で優しい 底なしの沼に住む安寧が 俺を吠えるだけの存在たらしめているのだ ただ吠えるだけ 俺は
196 :
えいがかん :2001/07/15(日) 22:14
わたしは闇しか持っていないのです 光を持っていなければデッドボールなんだって。 光・・・ 光って何?
197 :
(kau-a) :2001/07/18(水) 04:14
「infinity」 時計回りの金魚鉢から もやもやと流れてくる体内麻薬 ゆっくりとそしてぼんやりと まるでびいどろの寝言の様に いつもの狂った調子が 染みとなり床となり あざとい歪みを殺すのだ その昔全知全能の髪の毛様は仰った ただそこに在れ と 例え犬の牙や襖の炎などが お前の膝に染みを付けても そこに在れ と なんとも可笑しい冒涜なんだと 俺もお前もよく臍を噛んだものだな そしてお前はオーバードーズの果てに 沈んだけれども そこ儚く無限だ
198 :
(kau-a) :2001/07/18(水) 04:30
「絵の中」 さあ倒立前転をしてごらんと 目の前で前立腺を摩っている 緑色のジャージーがほざく 一番の嫌悪の侮蔑を糧として 生きるアイツのギラギラとした命に そっと回虫の薔薇を捧げる 俺はその時にアイツを仰ぎ見たのだが 何を感じたのかはさっぱり覚えていない ただ聞こえた俺からこぼれる咽びと キャンとなく犬の車に轢かれた断末魔だけが 俺の中で鮮明かつ壮大に光を 放っているのだった 俺の手は最早メカニズムに支配された彫像 拳の一つも簡単にスペアを造る事が出来る さあ新たな世界を迎え入れ 一つ命を恍惚へ鳴らそう
199 :
(kau-a) :2001/07/18(水) 04:35
「日の本の木」 桜を満たす我が土よ 千代に忘れぬ磯の香(か)よ 時の導(しるべ)に 揺れる我が日よ
200 :
(kau-a) :2001/07/18(水) 15:16
「200番目の孤独」 迎える朝 咽(むせ)かえる傘 囲炉裏の喜び星になる笹 緑の中に果てている己 緑の腐臭を放つこの園へ 活躍乏しく言質は愚か 次第に消えゆく賢者は届かん ああやはり掴むのは所詮孤立無援 一時霞んだ我が肖像も 今も唯井戸の底に眠り凍りつかせん
201 :
(kau-a) :2001/07/18(水) 15:23
「アナリストによる偏見的な抽象論=不毛」 俺が生まれ来る竜宮は魑魅魍魎の暗躍する 祈りですら彼の地より亜の地へ瞬殺される そこに突如として舞い降りた「我こそは神也」 と言わんばかりの荊の名前を冠する阿呆 その者の幼児退行的な独善に俺達が持つ術は 呆れつつ殺しつつ やがて阿呆の荊は逃避して 温い温い毒を撒き散らしながら 己と言う者を成り立たせ存在を認知してくれる エーテルへと辿り辿ってニヘラと笑う それでも魑魅魍魎達の正義デスラー艦隊に今もなお 追走をされ「俺もそろそろ次の温泉を探しに行かねば」 と試行錯誤を巡らせているに違いない
202 :
(kau-a) :2001/07/21(土) 13:23
木賊木賊と呼掛けられて 今日も恐怖は蔓延す 瞬くグラスは盗人の性か 明日は何処の胸に眠らん
203 :
(kau-a) :2001/07/21(土) 13:59
「暴発したのは誰の所為」 ミラーボールもない天国から 疾走する俺のこの機転は裏腹 耳に入るどうでも良い神様の声は 俺には雑音でしかなく 雑多で猥雑な音楽が欲しい 汚い事を送ってきたはずが どういった誤解かわからないが 俺はこんなところにいる
204 :
(kau-a) :2001/07/22(日) 04:41
「ブロックの中の狐」 プーンと耳元で囁かれた 潮騒の香る西日差し込む部屋 釘によって閉ざされた板張りの扉は 俺の中で絶大な尊敬の対象 俺は羽毛の舞い上がる中俯き 傷付いたカメラをじっと見る そのファインダーから臨む 黒い部屋が一面に俺の左脳が刺さる 見上げれば壁が滲んで映る その先には手首から一の文字が滴る
205 :
ぞぬぬ :2001/07/24(火) 15:28
突然失礼します。 「THEY LOOK AT ME.」 どうして、私を見ているの? どうして、そんなに見つめているの? なぜ黙っているの? なにかおかしい? 見ないで。 私を見ないで! 何かしゃべってよ! ねえ、なんで何も言ってくれないの? なんで黙って見つめているの? もう、許してよ! WHY ARE YOU LOOKING AT ME? WHY ARE YOU STARING AT ME? WHY DON'T YOU SPEAK? IS THERE ANYTHING FUNNY ABOUT ME? DON'T. DON'T LOOK AT ME! SAY SOMETHING! OH,WHY DON'T YOU SPEAK TO ME? WHY ARE YOU STARING AT ME SO SILENTLY? PLEASE STOP IT! ↑本の間から出てきた。日付’96.4.18とある。 どう見ても強迫観念症の詩である。 なぜ英訳までしてあるのか覚えていない。 たぶん、必死こいて辞書とか先生に聞いたのかもしれない。 だから、合ってるかどうか分からない。 ただ、当時よく覚えていたのが、人の視線に対する恐怖。 今もあまり変わらず。 いい子でいたいせいなのかな? よくわからない。
206 :
(kau-a) :2001/07/24(火) 21:27
「天蓋」 追儺の鬼を生みし彼 瀧枯れ何処我何処 遠目の細眉白く燃ゆ 才識溢るる悲哀の壺が 喧々吠える足元の愚劣 朝の白んだ計都が瞬く
207 :
(kau-a) :2001/07/26(木) 00:30
古代の神の御力を頂き 限りの無いエーテルの大海を満たす 暗夜行路の白夜の中 その芯として灯された明り 周りにはそびえる物も無く ぼんやりとはたとして見失ってしまうかもしれぬ 百鬼の夜行を閉ざすその甲斐甲斐しい 力を 今 注げよ この雨の下
208 :
(kau-a) :2001/07/26(木) 22:31
>>205 誰しもが一度は味わったことのある感覚ですよね。
とても自虐的な感情、人の多面性の表層化ですね。
後、強迫観念か。
ただ、まぁ若気の至りとして、表現は陳腐でかつ
後の英訳もちょいと?ですしね。どんどん書き込んで
ってくださいね、別に独占してるわけじゃないから。
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「見つめる錐」
凝視の眼が肌に突き刺さるのが
こんなにも新鮮で苦痛で快楽をもたらすものか
祈るように睨み付ける
私もお前達も
止めろ止めろ止めろ止めろ
果てなく届く耳の中
採掘を繰り返す土嚢の痛み
伴わない良心
ただ私に容認を与えて欲しい
切り刻む事無く容認を
磯を彷徨う毛虱の様に
209 :
(kau-a) :2001/07/29(日) 02:08
「腐臭の絞り汁」 壁画にしがみ付いている 怖気の無い歓喜と狂気に 虚ろな視線を添付して 俺はこの悪を灰汁(あく)を握る さて我が慟哭の足元に 昇華された恐怖の同志は 一斉に嘘を伴って奇襲をする けちを付けるなよ 頭が軋むから そうして君の帰る大陸へ引導を渡せ
210 :
(kau-a) :2001/08/03(金) 02:12
「慟哭のカラ」 陽の差す日 香る息吹に 死ぬ息吹 芥子の花舞う 幻想の荒野 唐草そよぎて 雲いずる 融解せしは 黄の大地か 宵花火 雲立つ園に 芥子は無く 鼾の夜に 死ぬ息吹よ
211 :
(kau-a) :2001/08/03(金) 02:30
「汚れの瀬」 手元から裂けてゆく感触 お前が忽然と姿を消した朝に クソ塗れのラブホテルに 充満していた匂いと苛立ちが まさにそれだ こんなものに苛まれているのに 屹立した俺の陰茎は 遣る瀬無く 寄る辺無く 立つ瀬無く 無謀の南中へと嘶(いなな)く 瞳と亀頭から 溢れ出した愛という排泄物に 俺は何故か抱きしめようと思った
212 :
OHATU :2001/08/03(金) 10:33
ども あしは漢字とかムズい言葉とか知らんから 読んでいて感心します。 −−−−− 栽培を免れた種子が 今 深い森の中 水を求める 癒され そして 閉ざされる 孤島の紳士の漆黒の夢の話 それは 満たされることのない 太陽を見たときに ブロイラーは生を悟る ブロイラーは死を悟る じゃあ きみは 何を悟る? だから 僕は きみを悟る
213 :
(kau-a) :2001/08/07(火) 13:13
「黄昏ト一緒ニ落チタナラバ、抱ケ、孤独ヨ、命ヲ一ツ」 ポツリ 街頭から 一つ そして 一人 薄日刺す 街並 平凡の朝 抱く焦燥 駆り立てる ポツリ 喚け 野良犬 紛らわす 憤怒を 呆然と横たわる 俺を 消えろ ポツリ 街灯から 一人
214 :
akira :2001/08/07(火) 15:41
遠くから吹く風を 君に
215 :
(kau-a) :2001/08/09(木) 01:05
野望無く 尽きせり命 背中見ゆ 不当より 肯定せしは 世の常の 冷水面に 笑顔は揺れる
216 :
(kau-a) :2001/08/09(木) 01:10
「成果」 息吹く土より世を映し 芽吹きの衣両手を開く 礎となり杖となり 邁進網羅世に巡らせる 今日とて知らじ朱に染め 流るる潮 嘲笑を浴び 両の足にて大地を掴む 今昔切れず慮りを寄越すのみ ああ鉄塔よ蛇の道を作れ 俺に数多の傷を作れ
217 :
(kau-a) :2001/08/09(木) 01:11
「徘徊」 コートの中にひそむ 味気ない快楽 驚愕と耽美を求め闇の熟した薄明かりを辿る まるで俺は光を伝う夏の虫 驚愕から驚愕へ 戦慄から戦慄へ 所在無く火の粉を振り撒きながら 飛び回る そして勃起した陰部は 静まることを知らない
218 :
(kau-a) :2001/08/10(金) 00:31
「体たらく」 礎を抱き己を愚に直し 遠目に滲む淡い一粒 鳴き声耳に霞む鳶 伝う虹色 遥かの瘴気
219 :
(kau-a) :2001/08/10(金) 00:45
「嘶き」 下れ その坂を 至る所に生えた糞苔を お前は飽きる事無く食み 醜悪な臀部を過ぎる魂に晒す ぼとりぼとりと辺り一面に 汁と骨を撒き散らし 次第に丸くなる さあ 転がれ あそこに見えるは 貴様の黄泉だ
220 :
(kau-a) :2001/08/11(土) 23:13
軽薄なり其のびいどろよ 恩がえすつもりの湧き立つ脳漿に 人となり獣となり蛟となりて 初めて快癒を携える その逞しくかつ嘘吐きの音色 この俺の抱く天とお前の踏み躙る地が まるで主従の様に熱くて黒い 朝露を残す その時に一閃 眼を閉じ 竹林の中 中天を仰ぐ
221 :
(kau-a) :2001/08/12(日) 00:51
「イトホドク 」 饗宴の様に土を見る時騒ぐ胸 天津神の仰せで尋ねた 異国の宿りに吾が三珠 数珠無下に七転八倒 地下の穴の奥潜むツチノコの瞳 消えろ消えろお前を迎えにくる 三途の番人とヤタガラス 仰せの通りには行かずも 国津神の剣幕は 烽火として 落ちた
222 :
(kau-a) :2001/08/12(日) 11:01
「厠にて」 灰色の空が窓に映り 俺は小便を垂れ流す 俯き 疲れた陰茎を見る その時俺の疲弊した 生に溜息一つ 遠くを見る
223 :
OHATU :2001/08/13(月) 09:35
かいていいかな? −−−−− 難しいことは分かりません 大事なことも分かりません だから あなたの目を見ています その声も 聞かずに ただ もしよければ あなたの 長い長い 大切な話が終わったあとで 少しだけ あたしのために時間をください 少しだけ あたしのために沈黙をください その 一秒を 一瞬で取り戻すから −−−−− おそまつぅ
224 :
名前はいらない :2001/08/13(月) 12:39
わかっているようで、わかっていなかった 花の咲き乱れる土地の中を 美しく流れる小川を ぼくらは輝けるあるはれた日に発見して、 その清らかな水は、わたしたちの胸まであり 透明な川底はいくつかの美しい小石で光っていた ぼくはそこへもう一度いってみようとした 君もそうしたはずだったね でも 予期していたことは全て裏切られ ぼくたちはあるビルディングの中でばったり会ったんだ 二人はすべてわかってしまった なにもかもわかるってことが、こんなに恐ろしくてつらいことだったなんて 予期すること… できるはずなかった ぼくらはぼう然と長い時間…そこに座っていたのだと思う 君はそのとき 空の遠さを見ていたんだろう ぼくらは変えられた そうさ すべて変えられてしまった 何がそうやったのか まるでわからない わからないまま 今まで生きてきた いまだにわからない… いまだに小川の流れが聞こえる 花の匂いも覚えている でも、 なにもかも変わってしまったのはいつからか… ぼくらの心は 君と会うたびに すこしずつ、言葉さえ失ってゆくんだ…
225 :
(kau-a) :2001/08/25(土) 03:08
「奥の祭壇」 右に仏 左に国津神 見下ろす先に咲く杉 舞い散る金色の歴史を 俺は喰らい尽くし 路傍の道祖神に祈る そして風は一陣を得る
226 :
(kau-a) :01/08/27 23:43 ID:ItVMN/lY
あなたを掴んだ 南無妙法蓮華経 私は捕えられた 南無妙法蓮華経 嫌いな言葉だと呟いて 残して抱いた嫉妬
227 :
(kau-a) :01/08/27 23:51 ID:ItVMN/lY
天外の祈り 結構なことだ これだけの朧な 貴様の胸中に 花を咲かせようとしても 狐に化かされた様な 顔をして 俺に素直に殴られれば いい加減 理解ができるだろう
228 :
(kau-a) :01/08/28 02:19 ID:dKm6XPhI
「カケコ」 ちんちろりん ちんちろりん 童のはやがね こちへよれ 翁のおそがね あちへやれ ひとつかぞえて ちんちろりん ふたつかぞえて ちんちろりん あさなしこなし 童と翁 ひとりとひとりで むさぼるな ちんちろちんちろちんちろりん
229 :
(kau-a) :01/08/30 23:13 ID:6a8BiGBk
「ヴェール」 最深の青のイマージュ枯れ果てろ 一度ならずも 螺旋の笑顔 足枷に喘ぐ奴隷の心地に 虚空が漂う湖畔の精緻 時は足りると思わずも 枯れる財布の尻は燃え 走れよ走れ 世は凶だ
230 :
(kau-a) :01/08/30 23:24 ID:6a8BiGBk
「白む」 射抜けばきつく 犬の吠える夜 側を離れ 煌く街灯へ 夜空の消える今
231 :
(kau-a) :01/08/30 23:35 ID:6a8BiGBk
憐れ 牙を剥くや剥かざるや 己の穴を串刺しに 逃避行はお手の物 持て余した時間を武器に 常に寂しさの片側を担ぐ さあ 周辺よ 笑えよ笑え 選民が通る
>>231 そういうことですか 「シバン派」
詩人はいずれ孤立無援
とはいえやはり 寂しいですね
このスレは続いて欲しい
心から願います
「追難に寄す」 百鬼を払う豆を食み 拳握りて立ち尽す君 滴る涙の筋は乾きて 内なる敵を放擲せん 新しき朝の渇する飢えに 槌もて鏡もて鋼もて 肉より出し一歩を踏まれよ 今その地軸より
234 :
(kau-a) :01/08/31 21:38 ID:TLsodORc
>>232 どうも有難うございます。
我が内震わせ身を粉にし
塗した僅か岸辺は遠く
明後日見詰め曖昧無味
託け抱く脅威と誠心
嘘も欺瞞も驕心も
説き伏せられぬ我が神通
235 :
田島先生 :01/08/31 22:17 ID:5irskruQ
一寿乃雨 悲壮の稀様さよ、雨は擂ろうぞ 婦負の名なぜ行く 孕みに覚えし吾が茅も 玖例行く、更々と 東円に我望みし、さあ望みし
236 :
232 :01/09/02 21:53 ID:H/I/68mc
>>234 炭に塗れし時あれど
稀なる珠を磨かれよ
陣痛に耐え海行かれよ
対岸霞む目蓋の内に
忘れ難し いつぞやの
悲しみに獣の如き我が傍らにて
君が手向けし無花果の味
237 :
名前はいらない :01/09/03 23:56 ID:n8M0EGEU
面の汚れは恒久的 身の解れは恒常的 痛みに捩れる脅威を手にし 黄泉の国より拱く傷に 目頭熱く焔に遠く いつぞや落とした言葉を燃やし 過去を振り向く力を捨てる
238 :
(kau-a) :01/09/03 23:59 ID:n8M0EGEU
239 :
みみう :01/09/04 00:22 ID:WiRXCMqM
ひきこもりはゆるさん。 レッツ散骨。
240 :
(kau-a) :01/09/04 00:46 ID:dAeqkoGI
「己」 刮目せよ 我は此処に立つ 克己せよ 彼は其処に立つ 握っているものは何だ 滲んでいるものは何だ 殺したものは何だ 生れたものは何だ そうだ 琥珀だ 濁りと透過性を捕まえて 化石にしてほくそえむ そんな琥珀だ それが刮目だ 克己だ 本質としての 狂気だ
241 :
(kau-a) :01/09/04 20:55 ID:dAeqkoGI
「椅子の愚痴」 鍵は紐に繋ぎっぱなし この家に必ず目玉を貼り じんわりと輝く時を掴み 己の床ばかりを泥水に染める ただお前は気付かない その歪んだ意志とは裏腹に お前に残された敷地は そこの椅子とモニタのみ マダホクソエンデイルノカ
242 :
(kau-a) :01/09/04 21:00 ID:dAeqkoGI
>>239 ばらまいた垢と血潮
労働の後のウォッカ
献血パック 赤チン
ジャンプとヤングジャンプ
ローレンス マンサン
氷 コーラ 形骸
時計台 東京タワーとその真下
鳩 鳩時計 命 祈り
北海道 最強の文字 みみ
うそ 詩人 俺 お前 俺 お前
汚い面 綺麗な君 祈り
活躍 聖人 さあ 解こう
Let me go away from outer sea
それは酸欠 そして散骨
243 :
(kau-a) :01/09/04 21:01 ID:dAeqkoGI
「感情論とその空虚・懐疑」 清廉の空気よ注げ 俺の額の蛸壺に 空気は精悍な素振で 煙となり額の穴より 天を臨む 剥奪せよ 己が感情を 卓越した明星を俺に 抱かせるほどの無心を 臨界にまで達せさせよ
244 :
(kau-a) :01/09/04 21:11 ID:dAeqkoGI
「桃色の空」 遠くで蝉の音がする 夏の出口はもうそこまで 半分に削られた月は トボトボと朝を寄越し あまり汗を吸い込まなくなったシーツは その眩しさに身をよじる 爽快に眼(まなこ)の鍵を抉じ開けた日は こんな蝉の音がけたたましく そして穏やかだ それは一日と夏の出口に 鍵を閉めたから
245 :
(kau-a) :01/09/08 00:16
投棄された腐敗したモニター 虚ろでショウジョウバエのようにがなっていて ただ 俺の部屋の唯一の友達 陳腐な言葉が蔓延していた 俺の中の世間は峡谷に沈んだ 過去も虚無も真実も凍結した けんけんをしていた道路 無数の陰険な眼鏡 路地裏から俺の部屋への入り口 横暴な視線を鍵穴に差す そしてがなり続けている 俺のモニターと暗闇としての 外界
246 :
(kau-a) :01/09/09 01:03
「薔薇と青」 妖艶可憐 帳尻合わせ 刹那の今宵 抱き合わせ 公園の木琴 指這わせ 息も荒く 洩れる湯気 その時重なる視線の痕 躓く石も躊躇はしまい
247 :
(kau-a) :01/09/09 23:29
「道程」 少年の絆 立ち枯れる 蔓草が絡み 皹が走る 少女の色香 立ち昇る 手足の絡み 虫唾が走る 憧憬の処女 住みついた 足を伸ばし 氷を塗す 焦燥の吐露 染み付いた 樫の木立 草履に落ちる 夜道 焦れ道 漁火へ 小道 溢れ道 いざ鬼気へ 詠めぬ 如月 時を捨て 染めぬ 頂き 沖の末 少年の朝 夢の涎跡 疲れと汗を 身に塗し 少女の夜 夢へ化粧跡 疲れと汗を 身から落とす
晴れ渡る 酷く呆れ果てたタネ 自信 と 色 と たそがれる人民の列 胸を張ることと 部屋を出ることと そう 此処は 白い 穴の開いた家 どう? 底は 錆びた 隙もない 河原? 独りで歩きだし ついてくる者のあった奇跡は 人の良さそうなはにかみで すべて消されてしまった過去で ただ今も一粒の輝きの中に ラメの様に 自立しかけていたあの頃の様に 恋人の様に ゆっくりと夜半に もたれかかってくるようだよ
249 :
(kau-a) :01/09/12 02:13
言葉は小さい 闇を模索する 俺の生きていること 時間が流れていること 騒ぐ 揺らぐ 消える 涙は俺以外のために 叫びは俺以外のために 絶望だ 涙だ 涙だ 駄目だ 涙を 涙を 止めろ 涙が 涙が 消えず 涙が 涙が 枯れた 絶望だ
250 :
(kau-a) :01/09/12 10:53
「追悼」 喜びも幸福も失ってしまった 遠く宇宙へ燃えてしまった 静かに落下する残骸の中 空白の悲鳴を上げ 恐怖と絶望の最中 その心に浮かぶ 微かな希望 それも絶望へと 迫り来る煙に 消えていく多くの光を見た 消えていく多くの喜びや幸福を見た
251 :
(kau-a) :01/09/15 02:56
「泥酔の嘘」 慇懃に迎えられた欲望 供に落ちて行く感覚 おお 譲れない この小さき手に滴る 豊満で仄かに熱を帯びた波 惰性と狂騒が呼んだこの夜に はしゃいでいた時代が 報復とインチキをしかける そんな中 おお おお と月を呼ぶ 今はまだ 太陽が真南に居座っていると言うのに さあ 夜は冬なんだ 今に誇称される日が来るさ おおおお と眼が叫んでも
252 :
(kau-a) :01/09/17 00:34
「くだらない恋」 血を吹いたあなたから 洩れる穏やかな吐息 飛沫の中から這い出した 時めきというトパーズに 俺が生れた年に開通した 何かを思わせた あの恍惚の流線型のフォルム 白銀と灼熱の間にシュプールを落とし 眉間の隙間に再び注射器の鋼を落とす さぁ飛沫の彼方に霞む 第三者の瞳に 金庫の中の明日を感じたのだろう そこにいるのは俺ではない
253 :
名前はいらない :01/09/17 00:37
/ ̄ ̄ ̄| | / ̄ ̄ ̄| ┌―――――――――― | 6 ´ ⊃・`| <岩崎ちゃん、で〜す。みんなどんどんコピーしてね! |__∀_| └―――――――――― √^\  ̄ ̄ ̄ ̄つ ( ( | | ̄ ̄ ヽ ヽつ | ) ヽ / / η ヽ ヽ / / ノω⌒ヽヽ | く_ノ ノ____ ) )________ノ / / ノ / ノ / 〈__ゝ 〈__〉
254 :
(kau-a) :01/09/17 00:54
「モッシュ」 ああお前が俺の陰茎に歯を立てる 上からよく見えるよ 俺の陰茎から紅白の妖精が 舞い上がっているのが そしてお前はヘッドバッキングを繰り返し 俺の突起は膨張を宇宙の様にしながら 1ミリずつ根元から切り取られてゆく あはは 段々俺の生殖機能は 削られてゆくのだな 滑稽だ滑稽だそして快楽の果てだ 今だそうだ白い意識がお前の頭上に 胃液とともに紅を噴射してみよう
255 :
(kau-a) :01/09/17 01:05
「この市民」 山麓の中の言葉に 刻まれた滑稽 今だ嘗て透明になれない こんなにも透き通った あなたには今朝未明から 続いている頭痛をあげたい 錐で突付かれているような 鐘の中で蹲っているような 平凡な仮名は呟いた 頭痛はいらないと
256 :
(kau-a) :01/09/17 01:17
「駆除されたほんの一握りの希望」 しばらくぶりに味わった 不快感 不透明 凄惨な空気 憎しみと苛立ちが面汚しとなり 昇華した体液から 滲み出た俗に言う涙と呼ばれる液体に 余興を託した そしてここに巣食う 阿呆供を駆逐し お前の力で破壊し 徹底的に破壊し そして俺の身までも心までも 塵へと沈めてくれ
257 :
名前はいらない :01/09/17 01:37
>256、またかい。この詩文 あんた 気にいってるものと思われ。 ふーん・・ジャスティスの人かい!? 駆除された ← ではなく あんたの心が アクティブに駆除したのでは ないのか??駆除 された というのは、あんた自身の無意識の錯誤と言うものだよ!
全ては、あの時から始まった。 俺はやたらと疲れていた とにかく疲れていた そんな時に階段を上ろうとするお前等がいた 俺はそんなに気を使いきれない状態だった とにかく疲れが溜まっていた 防衛でもなく、早く家に帰りたかった とにかく眠りたかった
259 :
(kau-a) :01/09/17 01:55
>>257 恐縮です。何に対してその怒りを
当てているのかは正直理解しかねますが
そう読み取ったのなら参考にさせて頂きたく
思います。あえて言うのなら「駆除された」
その対象が何であるかを考えて頂ければ、
と思います。後別に気に入っている訳では
ありません。悪しからず。
今後とも宜しくお願い致します。
グウの音も出ん
261 :
名前はいらない :01/09/17 02:05
>259、ふーん・・はい はい。>257より。またね(藁)
262 :
(kau-a) :01/09/17 02:08
「怪傑」 背の曲がる頃 足元から捩れる悲鳴 音も無く眼は唸り そして入れ歯が鳴っていた
263 :
名前はいらない :01/09/17 13:38
「2001.9.12」 2001年9月12日 この日を僕達は忘れはしないだろう この日世界に走った多くの暗雲は 静寂に一つ 滴を落としたのだった そしてこれはほんの始まりに過ぎない この暗雲は次第に世界に垂れ込め 人々の中から太陽と言う希望を奪う もう日の目を見る事無く摩天楼は落ちる 硝煙と業火を背負いながら 人々は羽根も無く空を絶望とともに舞う その時隣に居るものは何者でもない その時眼下に映るものは何物でもない さようならの順番を告げられる順番が早くなったようだ その日その時僕達に克明に打ちつけられたものを 僕達は忘れはしないだろう 全ての冥福を天とその骸に
264 :
名前はいらない :01/09/18 10:31
「恐慌」 戦乱恐々細く語る 鬼火に映る闇への光 放屁と超然明日来る数多 新しき広場 低く鋭く
265 :
(kau-a) :01/09/18 10:34
>>263 -264
これも私の作品です。
何で名無しになってる?
名無しではとんと書いてないのに・・?
266 :
(kau-a) :01/09/18 10:38
「後悔」 ドン 腹の原初の底に響く 痛み 動揺と動乱 苦痛のうめき アスファルトに滴る赤と青 遠くから聞こえるのは 不自然なサイレン 俺は走る 敵を背に 兎に角其処にいては俺は死んでしまいそうで 瞳を見れば殺されてしまいそうで 憎々しげな嗚咽 その唸(うな)り 心が震えた いっそ俺がその処罰を受けることが 出来たなら
267 :
(kau-a) :01/09/18 11:33
「汗」 残された 鼾 高らかの 褥 沈黙の 吐息 黄緑の 背中 あなたの 帳 きたない 枕 饒舌の 黄昏 嬌声の 月光
268 :
(kau-a) :01/09/18 11:39
「瓦礫の下」 銃火に怯え蹂躪を堪え ただただ知ることは祈り 明けてくる太陽が呼ぶものは絶望 灰色の霧が舞う時だ その時に僕達はこの街と 明日を失ったのだ
269 :
(kau-a) :01/09/18 16:40
「nobody was there」 私が立っていた荒涼とした地盤に対し 温く広く曖昧無味なあなた達は 憧憬と自負を諸手に抱え 明後日の腐った己を見据えていた 呆然としてしまった私は いえ私達は 切磋琢磨の剣を喉元に翳(かざ)しながら 頂を目指すよう憤怒を喚起したのだが 結局は唯の挑発や侮辱程度に留まり 今度は必死にやられまいと 牙を向け爪を磨ぐ そして愚かの扉を額に据え付けて 徹底した毒素を心の底から飲み干すのだ その時に鳩時計のように飛び出した 屹立した白濁の愚かに酔う あなた達の姿は黄昏の腐った陽光に 照らし出され ふと消える
270 :
(kau-a) :01/09/19 12:59
「零の春」 春ぼらけ 竦む手足 携えたのは 痛みと強情 頬を張り詰め 喧々恐々 己が春の様相 佇み唯竦む手足 前方を睥睨し 零の名の地平線 手の届く錯覚 明日の入り口 掌で覆う 昨日の出口 己が春に舞う 酩酊の5時間 砂鉄を握り締め 落ち窪んだ瞳 零という快楽 粒子の原初 しゃぶりつけ孤独よ 人々を飲み込み 己が頂きに見える 全ての骸を零にして 己が地平線に沈む 全ての零を骸にして
271 :
(kau-a) :01/09/19 14:48
「姦」 腰骨が軋む音と五月雨の音楽 線を有するあなたの裸体 俺の白濁した涙が仏に注がれ まるでせせらぎの最中のめだか 貶めてくれて有難う 俺の後悔は俺の絶頂 あなたの絶頂はあなたの憎悪
272 :
(kau-a) :01/09/19 14:49
「新宿」 罪悪の名の付く感情の手を引いて 俺はアジア最大の歓楽街を闊歩する そいつは何処に行くにも駄々を捏ね 何をするにもけちを付けたがる 好い加減嫌気が差すのだが そいつは俺とは切り離せないらしく 俺が殺意を閃かすとすぐに 漆黒の影の中に隠れてしまい やり場を無くした殺意達は 「お前はもう飽きた」と何処ぞへと去って行く そしてやはり俺が手を引いているのは罪悪の名の付く感情
273 :
ohatu :01/09/19 15:02
「水」 すきとおっています とても とても きれいです ふれると つめたい きもちわるい です つめたいのは いや です とくに いまは きれいでも つめたいのは いや です
274 :
(kau-a) :01/09/19 20:27
>>273 どうも、お久し振りです。
「湯」
少し濁った視覚
とても疲れて 綺麗で
触れられはしない
気持ちは悪い
暖かいのはいいのだけど
熱過ぎては触れられない
今でも
昔でも
これからも
嫌とは言わず そこに浸かる
276 :
ohatu :01/09/20 20:51
277 :
(kau-a) :01/09/21 13:38
「ジレンマ」 首触れて誘う湿気に音も無く くの字の体痛ましい 貼り付いた一条の黒髪 手を伸ばせど無限の距離 命運を憎み今日もまた 無為な白粉 体に鏤(ちりば)め 固い寝具が妙に心地良く
不肖者ながら、私も書かせていただきます。 この心の中を 綱渡りみたく歩く人 今にも崩れ落ちそうになり それでも バランスを取りながら そして 夢の中を生きる人々はその下を 幼子の顔で駆け抜けていく 何にでも目を逸らし 見上げることもなく
279 :
(kau-a) :01/09/22 03:23
「シャレコウベノハナ」 恥じらいの花 そっと咲く 棘を持ち 小指を刺す そっと野に伏す 髑髏の君の
280 :
(kau-a) :01/09/22 13:04
「億劫」 空に舞う毒色アゲハ 腐臭と鱗粉を撒きつつも 見せ掛けの憐憫 幽愁が 人の欲を擁護に変え 星を見せてと毒づく夜 言葉の力は早枯れて 指先舐めて 糞を喰らう
憂いては 人肉喰らう お前の毒牙 欲望の赴くままに 行動するがよい 卑しくも 違うというのなら それがお前の 世間に対する 正当な防衛と 嘘偽りの 理屈・・・
悪魔はささやいた イスラムの民よ アメリカに罰を ジハードを イスラムに聖なる安らぎを 悪魔に支配されたテロリスト達 摩天楼に悪魔が降りた 飛び散る肉片 地獄の惨劇 愛する人を奪われた人々がたたずむ 目には悲しみ そして憎しみ 砂漠の地 神しかすがるもののない貧困の地 苦しみの地 悲しみの地 子供達の瞳に宿るかすかな希望 祈りの朝 絶望の夜
三十条にも分割されたタイマーが 刻む故障への足跡をたくたくと 乱れながらの画像 そこに写る 高所から飛びかかる猛禽に 止まる太陽はわずかに揺れる わたしが子供だったとき あなたが赤ん坊だったとき そうしてわれわれが大人の今 それらを思い出した記憶とともに ゆっくりと笑うボタンを押したのだ そのとき 誰かの一人きりの部屋で いつも音楽は流れていた 僕たちは同じような服と そうして違うスタイルを着た 共通項のライトのうえで くるりと柔らかいシャツを 着た僕らが回転を決め 鷲が遠い空を くるりとまわった
284 :
(kau-a) :01/09/25 03:54
破壊せよ 己が魂に宿る向上心を 天涯の孤高を握り お前が視界の中跪くのは 返り血と嘔吐の伝説と 怠惰と鬱血した衝動が 寄生して体中の突起と言う突起を 掌握してゆき 果てには お前という組織体から お前の穿(うが)っている霊魂を喰らう その時お前が握り締めているナイフは 純粋と悶絶 そして 再び 破壊と衝動を昇華させるのだ 枯れた涙へ
285 :
(kau-a) :01/09/25 04:02
「これから」 暗がりに鳴動する俺の鼓動 弾んだ希望と絶望の間 嘶く遠吠え脈を辿り 玉の碑 響く胸の内 俺の脳漿の傷付く木片 粗く脆くも年と背骨 嗚呼消えゆくか 往来と喧伝
286 :
(kau-a) :01/09/25 13:20
「おおきなそら」 ねえ パパ ママ きょうね おそらがちいさくなっちゃって みたことのない黒いおとりがいっぱいとんでたよ そのおとりがいっぱいフンをしたら とおくのほうからドンドンていう太鼓が 近付いてきてね ちょっとこわかったけど 僕はへっちゃらだよ みんなはおっきな声をだしてかけっこをしてたけど 僕はへっちゃらだよ ねえ そろそろ アラー様のお祈りの時間だよ? あれ?ねえ パパ ママ?
287 :
(kau-a) :01/09/26 19:04
「密接」 しっとりと狂う この狭い四角に 男と女 俺と誰か 汗が伝う時 言葉は無い 針の音が響く 己が苛立たしく 危うく手が伸びる この禁忌に呪わしい 俺の肌と肌
288 :
(kau-a) :01/09/27 14:44
「sex」 僕らはまだ子供だった 両手両足を絡ませ 闇雲の舌を動かしていた 脈動の速さと反比例し 枯渇した泉と沈み行く鉄塔 電気の河川は脳に蝋を垂らし ふとすると背中には 紅の鉄鎖跡 沈むのは俺の意識でもあった
289 :
(kau-a) :01/09/27 15:23
「北斗」 死ぬ街の四方を埋める日照り緑 君のいる日を胸中に 鉄筋弾くその白き指 大地を嫌うその細き足首 我が神都の中 満たす祈り 今はここより動けず死ぬが 唯先よりは生きようとしている そんな我が口より言葉は生まれず
♪レオ、レオ、我が名はレオパルド 人類史上見たことな〜〜〜い 悲しいコミュニティー レオ、レオ、我が身はカタパルト 宇宙戦争やりたくな〜〜〜い 淋しいイスカンダル 階級制度にしばられて 上官絶対 嵐の鉄拳! 情報管理にとらわれて ログの確認 はやての斜め読み! いつかは、我にも昇進を 見果てぬ夢もテレビの誘惑 クリックすれば すでに遅し 退去済み! ooooh ooooh 始末届を 今日も出す このデメたん様に文句が低脳バカ豚どもは、 最悪版『レオパルト軍を壊滅するHERO達!』までかかって来なさい!! ウフフ、このデメたん様がたっぷりと可愛がってA・GE・RU。
空を飛ぶ なんて空想 なんて想像して 未来はまたはみ出した 消えかけた古い壁画の 隙間にほら 見慣れたイメージ 途切れ途切れに ひのひかり吸い込む 止まれないまま 高速のフライトに 輝く海は 体のずっと下 飛び降りた奇跡 追いかける 夏は消えてく
ヤンキー魂 星条旗 ミルウォーキーのエンジニア 怒り狂って報復デモしてる ウイリアム&アーサーの墓の前 ハードコアバイカーたむろして ドラッグレースだってさ 悪魔の鉄槌と言う名の大陸間弾道ミサイル 横っ腹には「KILL EM OLL」の殴り書き その反対側には 松明をショットガンに持ち替えた自由の女神のミューラル書いて立ってさ 東の国で黒い雨 ママを探す子供の手にはAK47突撃銃 バレルの曲がった粗悪品 瓦礫の間に息も絶え絶えなマネキン GIジョーはHIPHOPがお気に入りで 噛みタバコでゴキゲンだってさ 世界の真中の小さな島国 何も知らずにドンキホーテで買い物してる俺さ
294 :
(kau-a) :01/09/29 23:11
「鮮烈の朱」 夜空の紫に舞う虹色 上弦を仄かに霞ませる 海を浮かび上がらせる月 その周りを囲う輪舞 やはり虹色の葬祭 厳かに舞え 命が果てる その闇色の雲の隙間 馬車の形をした一条の星の道程に そっと伏せた身を預け 風下に一つ炎をそよがせ
295 :
(kau-a) :01/09/29 23:14
「心ノ浅マシキ足跡ニ 一ツオ辞儀ヲ」 沈みゆく光明を見つめ 一人ごちた この世紀への不安と影を たちどころに爪が割れ 忍び寄る慇懃な獣に ぽろぽろと落ちる言葉を 蝕まれる それは孤独の始まり それは清廉の終わり 天と地が交じり合う所 その淫靡さが俺の最後の悦楽 線路は続くよ 何処までも
296 :
(kau-a) :01/09/29 23:20
「強いた」 文言果てゆくこの痛覚 煩悶 嫌悪 天涯孤独 禄でもなさの 睥睨露(あらわ) 呆然自傷の与うる凹凸 手の痺れている山麓を叩く
297 :
(kau-a) :01/10/01 23:49
「日輪欠ける」 大分おどろおどろしいと思った そんな紫陽花の咲く季節 僕の足元の黄色い長靴に 一杯の百足が這っているのが とても美しく間違っている その時に脳裏をまさぐったのは 君の顔 君の体 君の臓腑 全て霧雨の中に埋もれてゆく 最低の記憶を我が子の刺青として 自己嫌悪に浸る それが紫陽花を目の前にした時 僕が黄色を視界に入れた時 天より落ちる精子を体に感じた時の話
298 :
(kau-a) :01/10/02 12:12
「癌」 湿気が俺を包む時 香る硝煙 佇む背中 膝から落ちる鉄塔の下 感じる雨の最初の雫 頬を打つもの流れる青白 香る腐臭 海へ舞う
299 :
(kau-a) :01/10/02 12:23
「褐色の燃焼」 灼熱の境地を脳裏に佇ませた俺は今 はちきれんばかりの拳と血の管を 天空へと翳してのけるのだ ピクリともしない直立した足からは 顰めいた湯気が湧き上る 目の前の幻想には彼の地からの宿敵 罵声を浴びせる言葉も忘れた ただただ天を突く拳と怒髪に 我ながらの畏怖を覚えつつあるのだ
300 :
(kau-a) :01/10/02 12:26
「300番目の孤独」 到達したのは一心不乱 獲得したのは孤立無援 花が咲く咲く 帳の彼方 己一人の成せる技ではなく こんなにも心を 揺らしてしまっているのだろうか
301 :
(kau-a) :01/10/02 12:26
この蒲公英が旅立つ戦場の目下 白い綿の子供達は銃弾にひらひらと舞う 放物線を描いた軌道を浮かべ 何処の戦場を黄色に染めるのか この蒲公英は鮮血の花が咲く 野原の春をたゆたうのだ
今日で丁度半年にしてレス数も300に到達しました。 これも一重に皆様のお力添えのおかげだと感じております。 今後ともよろしくお願い致します。
303 :
名前はいらない :01/10/02 13:17
そこに情景はなく 情緒も恩讐もなく そこにあるのは ただ 二次元に貼り付けられた 言葉の羅列のみ
304 :
(kau-a) :01/10/02 14:02
ひかりあれ 俺のこの有限な生の道程の路傍 雨風深雪に倒れる事無く ひたすらに佇む一輪の悲しみの花 俺はそいつを見つめると 俺の中の深淵を覗いている心地だった 深い暗い悲哀と孤独の狭間 弱々しい僅かのひかりを糧に そっと咲いた俺の花 ひかりあれ この荒涼とした俺の中の広野に 一面の花はいらない ただそっと路傍の佇みに 一つ心を潤す悲しみの花を 俺の孤独は少し背を向け 頬を翡翠色に染める そうだ 孤独とは 対極としての光なのだ だから俺とて 孤独であり 孤独ではない そして ひかりあれ
305 :
(kau-a) :01/10/04 12:32
「紅梅」 手首を見つめ離れた 見つめる先に子猫の瞳 こいつにも同じ赤いものが 流れているのかい なあ 右手よ
306 :
ガンジャマン :01/10/04 15:01
子供:ママ赤い手袋が落ちてるよ、 母:まぁ 中身入ってるの? fin
307 :
(kau-a) :01/10/07 02:30
「空間」 動乱 小切手貼る仕草 楼蘭の花を思う手と 跳躍の頬 ゆする風 青の脈動先延ばし そよいだ髪の神々しき 俺の脈動止まれと叫べど 蕩ける蜜の光と密
308 :
(kau-a) :01/10/09 01:36
早く帰りたいのは誰のせいだろう 終電を降り 目の前には霧雨 透明に浸された傘を手に ぼやけた後姿 咳き込む 俺 早く帰りたいのは誰のせいだろう 早く帰りたいのは誰のせいだろう 足早に突っ切る街頭 喧騒とは程遠い闇へ ポツリと一足先に 佇む街頭一つ 脳裏をよぎる笑顔 咳き込む 俺 早く帰りたいのは誰のせいだろう 早く帰りたいのは誰のせいだろう 早く帰りたいのは誰のせいだろう
309 :
(kau-a) :01/10/11 13:14
「柳の汗」 点々と落つ柳風 気付かず凪を生み爆ぜる 隙間より生まれし笑みの中 小雨の降るも気のままに 通らむ黄昏烈火の緑
310 :
(kau-a) :01/10/11 17:52
クラキ天空ヨリ舞イ降リシ 黒キ羽ヲモツ溶岩ニモ似タ ごつごつトシタ瞳 俺ノ怠慢ト忘却ヲ煽リテ 粘土質ナ足元ニテ涙色ニ写ル 剛毅ナ花ヲスクウ
311 :
名前はいらない :01/10/12 09:56
ここは「イースタンユース」スレか!?
↑プッ 恥さらし(藁
313 :
(kau-a) :01/10/12 10:45
「緩慢の房」 帽子は羽を付けたまま わたしは影を付けたまま 抱擁と叱咤を繰り返し 祈りと僅かの糧を手に 悪戯に胸板を掻き毟る 誤解が俺の透過を強め いざ いざと何故だか煽る そんな時緩むのは手綱だけではない 口元目尻鼻腔に肛門 全ての体液は地球へ帰る しかしわたしはその中で 大丈夫大丈夫と 内なる紐緒を噛締める
>>311 残念ですが違います。ログを見て頂ければ世界観なぞも
かなり違うと思いますよ。好きですけどね、彼らのライブ
とかは。
315 :
(kau-a) :01/10/12 17:31
「脳漿とプリン」 蔓延する騒動 虚ろに廻る蔵 衣替えに精を出し 涙を焼いて菜の花を食む 程度が知れぬ 斡旋 狂乱 泥土を食む気か 己の欲の
「飛べる理由」 極論の再構成 昇華 切れ切れの夢のある気泡 幾らかの贖罪で 得た食材 鍋は毒 嘔吐 壊れ オブジェを纏った 20世紀の製造機 廃油色の夢の中で 眠る 殻は枯れ 乾いた肢体が ガサガサと疼き 雨が 逃げるような宇宙と 溶けるような空とを 麦わらの鎖で結び付け 涙で揺れる 君を笑う 羽は極度に 憎悪をはらみ 今はもう飛べない −−−−− お邪魔しました。でわ。 ペイジェ☆
ただ います 僕はいます 脳か臀部に血を巡らせて います 生死とか 空虚とか 空腹とか 恋愛とか 性欲とか 偏見とか 宗教とか おざなりだけど 僕はね ここにいます 消しゴムで消された カスみたいな もんだと思うけど それだけでも いいと思います
318 :
(kau-a) :01/10/15 03:19
「War in your eye」 歴史が刻んだ楽しげな末路 たったの14歳で焦土に立つ背中に 寂寥と勇壮を見た そしてヒュルヒュルと音を立てて やってくる破壊に 一瞥を付して エネルギーと爆音を 血と臓腑一体に張り巡らせる 畏れ多くも一閃された首に 髭がこびり付いて 瓶とラジウムみたいな塊が 世界を覆い尽くす その時の少年の瞳が 冷たい傷を歴史に残したのだった たった15日間で争われた物語だ
>>318 訂正
タイトルの
「eye」→「eyes」
320 :
(kau-a) :01/10/16 00:00
「杞憂」 皺(しわ)と返事の多さが 俺の鼓膜と肛門を震わせる 最早これは悲しみとか苛立ちへと 昇華せざるを得ないのではないか そして目の前の必死の形相で喋る お前の顎からこぼれている涎が 俺の膝に落ち また悲しくなる
321 :
(kau-a) :01/10/16 00:03
「狂う と 言う」 脱線と斡旋にあざとく迫る 祈り 景観全てが硝煙 抱腹絶倒 美髯の瞳 鰓を貼り狐の目をする愉快犯 絵の具を持ち出し 血染めの壁を ケナフの柔肌 掬い取り 犯せ
322 :
(kau-a) :01/10/16 16:46
寝具の上 芥子の香が舞う 午後の日の昼寝 垂涎の中に宿る物質 踊る踊る枕もとの仙人掌(さぼてん) 針が欲しくなり 右手の粒を見つめる ゴムチューブみたいに 虚ろになった骨子が 螺旋のように俺の耳に刺さる もうすぐ やってくる 限界
323 :
(kau-a) :01/10/17 06:56
真っ赤な口色の煙に巻きしは 吾が欲望なりき 一体このリビドオはトンネルの どの部分で管につながつているのだらふ おほ と ぼやけた様に呟きて えへむと蜘蛛の巣を張つている こをもりさまに引導を渡す豚の面 脳漿に渦巻きて止まぬ己が煙と水 滲むだ眼と降りたつた 喜びの名を冠す轍沿い けむけむしながらおうちへかへろ
324 :
(kau-a) :01/10/17 07:06
白い朝餉の机の向かい 外への窓に当たる小雨の粒 粘土質の器具 砂嵐が編む硝子 光る緑と群青の声 俺が潜んでいるのはこんな街だ 何もねえ 何もねえ 何もねえ 激情が淘汰され 外観が抱擁している個人的欲求への頽廃が 俺や他が圧倒的に持っている 求道や信仰や敵意が内包だけに済まない 恐れと言う芽を 刈り取り 刈り取り 刈り取り 燃やす そして燃やす だからこんな言い訳をした 個人が抑圧され得る 錯誤を助長しようと 俺が戦う 俺は戦う 誰が誰と 俺が俺と 意味は無い 意味が有り 存在するなら それが無情の幸せと 祈るあても無く 心とかいった 紛いもんの粉を その色とかに染める あはははは あはははは あはははは ああ 面白いことだ そうして僕は ただただ標榜とする 個人的分裂が 個人的決裂と 個性的生殖と 個性的怠惰に エラーとクラックを 与える 可能性とか 考えて 生きない
325 :
名前はいらない :01/10/17 17:48
「決壊の手」 朝が光り輝く 目の前で足を舐める猫に 仄かな殺意を抱き 確かに足早な家路の上 横を多く通り過ぎる廃棄物 いずれ落ちゆく身の上に 天の御許と新たな世界の幕開けに 感謝と嫌悪をそれぞれ添える 花が咲く 歩道沿いに コンビニが燃えている 俺が浮かべた笑顔が 物語の始まりを告げている
326 :
(kau-a) :01/10/19 01:40
「御霊送り」 似たり似たり その面影 変幻自在に彩る祭 狐の面におかめの面 赤や青の群が通る 一瞬 頬を信号の様に染めた 太鼓の音と提灯の香り ぼんやり流れる御霊の念は 煙と化し 雲と化し 月の中の霧と化す そして 川から立ち昇る 灯篭の御霊と交わる 輪廻の初めから命運が 結ばれていたのだろう 俺はそして月に 根を降ろすのだ
↑ぜんぶバレてるっぽい・・・・・(汗、ハァハァ...
このひとは知ってるから いいや。
329 :
(kau-a) :01/10/19 13:29
「ナノの魂」 電子の世界から舞い降りる 限界を知らないナノの楽園 巨大な雀の涙がエデンの果実を流す 佇む白い電流 其処に住んでいるアルビノの鰐に 発電への線を持っていたのかと 一瞥し 驚愕の声を挙げ ナノを越えた世界へ そして魂を越え 俺は宇宙を包む
330 :
(kau-a) :01/10/20 06:46
「橙の歩道」 反対に輝く夕日のような光 橙(だいだい)色を放射状に刺す 左程高くない建物の斜め側面を染め 思わず目を逸らしてフラリと歩く 遠く山の峰が白や群青を放ち 絵の具をぶちまけたように頬を叩く 耳の中で響く小気味良いライムが 程好い揺るぎを俺の脳を落とす
331 :
(kau-a) :01/10/20 07:02
「ダンジェ」 明日は未明で終わる 頭部から洩れるジャズ 足早に夜風を切り 人も疎(まば)らな午前3時 足跡も無く俺の生きた跡も無い 何処へ行くのか 何をするのか ポケットの中で握った手の平に じっと彩られる透明の怒り 東京タワーが遠くで暗闇を助長する 見上げた空の明るさが その時酷く楽しげに映った そしてタクシーの群が 俺の影を殺す 右手に抱えた見えない銃を 額に当てて 今日生きた俺の証を殺す そう 明日も未明で終わる
>>330 訂正
「程好い揺るぎを俺の脳を落とす」
↓
「程好い揺るぎとともに
俺の脳を落とす」
推敲タラン、失礼
結構、とっても好きです。304は特に。 331の感覚は私にも覚えがある感じ。
335 :
(kau-a) :01/10/24 03:03
俺の名前は必ず消える 高く広い海原に沈み 苔の生えた岩礁の麓に張り付く 僅かの差で誰かは浮き上がり また誰かは陸に上がる 俺の名前は藤壺の中埋もれ 相変わらず欠伸と玲瓏を水泡へと 俺は天を目指す 俺は天を越える そんな水泡を放つ そして俺は岩礁になる
そんなたいしたもんじゃないぞおまえは
>>336 知ってるよ。そう書いてあるじゃない。ちゃんと読んでね
338 :
(kau-a) :01/10/24 04:50
片手に持った果物ナイフ 僕は力を手に入れた 僕はこの夜大きな力を手にしたんだ 僕のにやけた顔を映す刃 僕の震えた指を優しく包むナイフ 僕は今にも家を飛び出して 力のベクトルを解放させてやりたい 赤と青の導線を手繰るように ナイフにシャワーを浴びせて 錆というタトゥを刻みたい 勲章のように輝く錆 経験豊富な老兵のように映る 僕は脳内でリンプする 安達かおるの世界観をまぶしたような 蕩けた凄惨な夢を見るのさ 僕は力を手にしたんだ 王様と同じだけ 神様と同じだけ 力を傾けられる 果物ナイフが僕を殺すまで 「果物ナイフが僕を殺すまでの考察」
結構、とっても好き。おもろい表現。 「ら」 琥珀のグラスに 氷の沈む 響きにも似た 透明な夜 席を立つ あわただしく揺れる 遠くの声に 孤独をたしなむ 言葉少なに 目を伏せ ただただ グラスを揺らし グラスと踊る 泡を吐く 残酷な夜 老兵は 隣席を護る 饗宴の半ば 空は傾き 軋む斜めの廊下に 雨は唄い 心は遠くへ 彷徨い ああ どこまでも この琥珀に 息を託す 朝を恐れ 笑う ペイジェ☆
>338 339 普通の人達とちゃんと目を見て、話をして、きちんと働きなよ
>>340 余計なお世話だっつーの!!
人の事罵ってる暇があるなら
その分貴方も何かすりゃいいでしょーが!
>>340 はい、そうですね。貴重なお話有難うございます。
あなたも朝10時から立派に煽って、よっぽど
暇なんでしょうね。体験談でしょうか・・?
とりあえず一端のコミュニケーションは取れるし、
まともな社会構成員ではあるので心配感謝致します。
あなたも10時に回線開けないように忙しくなると
いいですね!
343 :
(kau-a) :01/10/24 13:21
熱く滾っている 血脈が龍が吠え 心の臓腑を目指し逆流する そして血走った目より 出しその龍は時を駆け 命の幾許もなさから 時から昇り立つ湯気の様を汚す わかるか? 貴様らの非生産的な龍が 単に俺を助長させる井戸となっていることを 陰険と淫乱を成長させ 清涼とさせた身の粉を道にばら撒く あああ 溜息も涎とともに ベッドの上見つめる剣幕で 煙突の向こうに潜む悪魔に 軽く一回りも大きい悪意を投げ掛け 劈くものを耳とし 喚くものを口とし 翳すものを手とし 佇むものを足とし 怒るものを頭とす ただただ苛立たしい そして豪華な馳走を 床一面に溢す
>>340 ここんとこ忙しくて久々に来たのにぃ。
引きこもれるほど裕福でも無いんだよね。(w
いあいあ、貴重なご意見。どもでし。
345 :
協力しよう! :01/10/24 16:13
346 :
名前はいらない :01/10/24 16:20
347 :
(kau-a) :01/10/25 02:36
「虚実」 虚無を虚無とし 切実を切実とす 墓石を蹴飛ばして 苛立ちを抑える ぼんやりと浮かぶ 朧げな月は 俺の虚ろな視線に対し 雲の狭間に隠れる こんな場所なんか こんな場所なんかと 滾る思いに足早になるが 俺が生まれ育ったのは ここに強い滝があるから そしてまた小石を拾い 月を目掛けて投げ打つ さらに 虚無を虚無とし 刹那を刹那とす
「花」 理由も無いまま 生まれ 消え 続き 滅び ただただ 其処に在る 奇跡 光を浴び 誰のためか 今日も伸びる 世界を揺らす 草原の水面 風を呑み 雨を 人が汚した等身大の雨を いつまでも 待ちわびる 浴びれば枯れてしまうのに いつまでも いつまでも 汚れたオブジェは 種をまく萌黄の波に 洗われ さらわれ 今日も 明日の夢を見る ペイジェ☆
薄雲のスクリーンのむこう 佇んでいる月 今日のあなたは 目を伏せ しあわせとともに微笑んでいますか? 目を閉じ 悲しみとともに涙していますか? 目をつぶり 絶望とともに深く眠っているのですか? あなたとわたしたちが生まれてから 世界にちりばめられたしあわせは 大きな悲しみにはばまれ それをずっといつも見ていたあなたは 今日もどんな顔でそこにいるのですか?
350 :
(kau-a) :01/10/26 14:53
「language」 まぶされた白銀の英詩 おどろおどろしい礼節の欠陥に 俺と俺の外苑は泥土の底に沈む エナジイとか言われている怨念に 掌の皺と皺を煙に巻く 立ち昇る嬌声に顎を震わせながら 俺は 人を 殴る
その拳の操る言語で 何を知るっていくのだろう ひとつずつ 少しずつ 痛み 痛みでしか語れない何か 痛みから得ることのできた何か 振り下ろした凶器の先端では 永遠に感じることのできない何か
352 :
(kau-a) :01/10/26 22:25
「茶色い王様」 土曜日 am2:59 渋谷の街角が楽園と化す 各所に散りばめられた黄金色の吐瀉(としゃ)物 無残と無骨に盛り上げられた廃棄物 我らはその上を歓喜の声をあげて舞う 時として油に浸った羽を震わせ 長く伸びた触角を嘔吐された野菜へと這わせる 一辺に卵を放出してしまいたくなるほどの 快楽が我らを襲う ここは黄金色の楽園 明日も明後日も我らが望む限りの 飽食がやってくる こんなにも素晴らしい時代に乾杯
ネオンが作り出す 太陽の 光浴びて笑う人々 楽シクテ楽シクテ楽シクテ ショウガナイ ダカラモットモットモット… 終わること無く 踊らされていく 無限に永遠に 私と私のものでない欲たちによって 照らし出す人工の太陽は消えない 自らその影に逃げ込むことが出来ない限り ほんとうの太陽を手に入れることが出来ない限り
354 :
(kau-a) :01/10/27 02:58
「偽善の犠牲」 異形の神々が微笑む 俺の手の中の炎を包み 痛みとか憎しみといった物を 連れ去っていった 憧憬の眼で笑顔を携えたお前 ギーガーの世界を身に塗した様な 裸体で俺の背中に手を回す 灰色の嫌悪と土色の性器は 俺を突き放し 苛立ちを隠し切れずに モニターの画面を神に捧ぐ 今
>>354 んーこれは難しいよ〜
多分私には経験のないことだからなのかな、とも思うのだけど
まず
「灰色の嫌悪と土色の性器」は「俺」の?「異形の神々」の?
「お前」のですね。「俺」と「お前」と「異形の神々」の三者間の 関係性をとらえればわかるかと思います。
「いま」 誰かが死にました 感想はと聞かれても ええ 特には レモンキャンディを 噛み砕きながら エスプレッソを飲む癖が いつまでも 抜けない 大した無作法でも無いかしら 息をすることに比べれば マガジンラックは いつもからっぽ えと あれはね ああやって使うものなの 誰かが死んだことを 不思議に思って 辞書を引いたりはしないでしょ 申し訳ないけど 興味は無いの それって ホントに 申し訳ないことかしら 今か明日か何年後か あたしはあなたじゃないのだから つまりは それだけの議論だと ええ 特には
358 :
名前はいらない :01/10/29 02:37
潮騒の声と惜しみ無く降る陽光に 一つ溜息を洩らす 爽快な程に黒くなった肌の老人 背中からぼやけた様に差す太陽は 寂しさと悲しみを催す 洩らした言葉の意味の重さに 老人の白いシャツは風も無く揺れる 苦笑すら浮かべ 皺の深さに磨きをかけて 祈るように立ち上がる それでもスペインの空は 突き抜けて行く 青く青く
↑失礼。これは私です。
>>358-359 「この人も巧いなぁ〜」って見てたら
(kau-a)さんの詩だったんですか(w
あんがとです。
>>362 sakuさん
あんがとです。逝ってみます。
364 :
(kau-a) :01/10/29 17:20
「溜飲沈めば 己が末路か」 幽玄を透過し揺れるは己の背 決壊と抱きし憎悪晴れの西 扇を目に当て寄せし声 はらりと舞う葉重なる気 遠目に消ゆる背なれど 別離の恐怖疣(いぼ)は生まず 此の空虚なる常の世を 憎みて渡る星の無き夜に
365 :
(kau-a) :01/10/30 01:36
「虚勢」 言葉の種は好きなだけ 放り投げるは嘘の笑み 無理を生じて重みの汗よ 地団駄踏む影優しさを 浴びせし白の風景詩 煙突の先零れた煙に 塗(まみ)れた脳は一閃奮い 俺の物差 悦楽を呼ばんと 瞳に汗かき一物を隠す
「とべない」 羽根が あるのになくて 言葉が どっかに 引っかかって 奇麗な 壊れた果汁が ねちねちと 汚れ汚し 汚される快感 このまま 生暖かい 静寂の中で 眠ってしまおうか 死ぬまで 羽根は あるのになくて 飛行器の音に 耳を 奪われるような 心は 泥のまどろみ 行き先は 宇宙か 未来か 蜂は焼かれて 羽根を乾かす ペイジェ☆
367 :
(kau-a) :01/10/31 03:14
「下」 大地を覆う生暖かさ その上を這う翼を持つ鳥 今や金属製の翼が 紫や群青を支配し 果ては未来や歴史までも その手の中に奪われる 石油やガスに塗れた重い翼で 夢を見る事も無くなった 鳥達の目は 突き抜ける青を見つめ 潤む
368 :
(kau-a) :01/11/01 02:49
「トランジスタ」 縁より先は俺は居ない 芸術と間の美学に 喉より魂を洩らす阿呆に 狐色になる事を教えた 電源のさらに源流の阿呆 今は真っ暗な粒子か 白と黒の整然とした嵐に 網膜が削られているが 明日にはきっと 夢の島の上 乙女乙女も三千里の屁
「チョコレイト」 明るいのは そこだけでした 雨の 繰り返されるものに 鼓膜は何故 揺れるのでしょう いくつまで数えたら 足跡は ふと止むのでしょう 行き先を ひかりがひかりを 争うように食い散らかすのは とかいの風物詩 足のある人を飲み込んで ただ 素敵に 渦を重ねていく 明るいことさえ あなた ではない あなたの重さと この雨の 厳密な意味での質量とが等価になるとき ネオンは半減期を迎え 新たな愛を探すでしょうか 琥珀のグラスが 体から出る奇麗な赤を舐めまわす 時計は争うことをせず 夜は夜であることに飽きない ひかりが涙を吸って 大地に帰る 空 な光景 影が伸び 重なり 消え 奇跡は 嘲笑って逃げた 甘い チョコレイトを 濡れた指でさらう
370 :
(kau-a) :01/11/03 02:51
「薄羽蜻蛉」 手に握る空気 液体としてある俺 空より落ち 土より湧く 風に怯え 日を避ける 暗い人影を愛し 落ちる煙草の灰を食む そして孤独の光が 膀胱を刺す時 真っ黒の小便が 膝に向かって転げ落ちる 明日はきっと 真っ赤な夕日が 訪れると考えながら
371 :
(kau-a) :01/11/03 15:44
「汗」 大手を震い俺は笑う 悪戯に世界を その狭き世界を 自慰行為の如く震撼させ 荒れ狂う妄想と狂言に耳を殺ぎ落とす 天蓋から降るものは 嘲笑と捨身 悪名の名を受け 悪名の名を恥じず ただただ言葉を殺ぎ落とす 言葉を腐らせ 言葉を荒らし 言葉を垂れ流す 俺は俺の言葉を求める 俺は俺の言葉が足りない さらなる凋落への飛躍を求め
「奇跡 二重螺旋の」 明日なら なんて期待 何度殺しても 未来の嘘が笑笑笑笑って 糞ピンク 汚れて汚して 飢えさせたいのに いつまでも 此処にしか 宇宙儀の 偽作った世界に 赤い星を 真っ先に 真っ逆さまに プレゼントには大きすぎる 20000℃とちょっとのかたまり 溶けて消え 20世紀の墓標に ささやかな 住処を 奇跡奇跡奇跡奇跡 もうやだっ 言葉が 認識とか共感とか誤解とか真実とかああああああああ 罠を 二重螺旋の 収束性の無い罠を 開いて 見せても
373 :
(kau-a) :01/11/03 22:50
「抗え」 全てに起因する虚構 白と黒だけが支配する 仄かなる暖かみが まるで嫌味の様に 白と黒を灰にする それが己と他人 それが自己の中の己と己 利己欲と謙虚なる精神 緩慢と離別できない腹の虫が ぐうと鳴き 啜(すす)る音が夜半過ぎの 独房を犯す 悲哀と憐憫に満ち満ちた この虚構でお前は 貴公子を気取る 俺を犯しながら 完璧な事実を誤認する
374 :
糞スレage :01/11/04 10:13
糞スレage
375 :
(kau-a) :01/11/04 16:19
「真」 無援の辺佇みて 皺深き御手 額に翳し 口の端より落つ 文言水面に浮く 蓮の如く満ち 底の泥土を抱擁す 発現の時よ 我が途(みち)よ 祈りの遥か 黄泉に消えんや
376 :
名前はいらない :01/11/05 01:01
出る杭打たれる あなたは尊敬に値する。 あなたが実は僕らの葡萄酒 パスカルの群 坂本九のゲラップウオーキンを謡っている 暑い夏が過ぎたからって 君は遠くを見ないで下さい あなたと接吻がしたい シンジラレネーション‥
377 :
(kau-a) :01/11/07 03:39
「アルビノ ブレイン」 シナプスを駆け巡る殺意 仄かな熱を帯びた体から立ち昇る 目の前の顔のない人々が憎い ただ単純に苛立ちは募る 頭の中の散弾銃は雑踏の真ん中に 偽りの平和の休日の午後 笑顔で歩道に伏せる男女 顔や手を真っ赤に染めながら その上を蝶々が軽やかに舞う 俺はファインダーの中 思考を鈍らせていこうと思った
tinoo
「素直が一番」 抗菌の細胞が緑青の誇らしげな嘘を食む 繰り返した倒潰が地平線を失う頃 猛暑は二度訪れ揺れた鼓動に刻印を焼く 連鎖機構の泡のように消え滅び移り香が 光ることを知らぬ君の心を掬う 素直な君の 素直な犯行 殺したいというそのままの情動 涙を免罪符に ひとりふたり 灼熱の空は血の赤を虹で飾り 宇宙の欠片が見せるデタラメなチャンス 今は額に入れて恍惚の裏側を隠す 幾つもの心が赤く美しいもので濡れるとき 迷うことを知らぬ君の手は泣いていた 素直に君は笑うことを やめた
380 :
(kau-a) :01/11/08 03:45
茫洋とはしゃぐ底辺に陽光 呼吸は難く塵遊び 蒼天の水面(みなも)に水母舞う その狭間より刺す白色蛍光 見上げた俺の隣を照らす
381 :
名前はいらない :01/11/08 11:38
__,,..、、- - - .、、...,,___ ,,、‐''"~ ̄  ̄``''‐、、 / \ / ヽ / ヽ / / ~~` '' ‐- 、、 ,,__ __ ,,..、、 -‐ '' "~~\ ヽ | / __  ̄ __ ヽ | .| { ´ ‐- ....__ __... -‐ ` } .| .| 〉,,・^'' - .,, ~ i ~ __,,.- ^`・、.〈 | ./ ̄| /,/~ヽ、 `'' ‐--‐ ,.| 、‐-‐'' "~ _ノ~\,ヽ | ̄ヽ | (` | / ヽ,,_____`‐-、_、..,,___ノ八ヽ___,,.._-‐_'"´___,, ノ ヽ .|'´) | | }.| ./' \二二・二../ ヽ / ヽ、二・二二/ 'ヽ | { | .| //| .| / | |. \ | |ヽヽ| .| .| | .| / | |. \ | | | .| |ヽ.| | / .| |. ヽ .| .|./ .| | .| | / | | ヽ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ .| | / .| | ヽ | | / | うんこ .ヽ.| | / '二〈___〉二` ヽ | |./ < | | `-;-′ | | | ……… iヽ|. ,,... -‐"`‐"`'‐- 、、 |/i \_________ | ヽ /...---‐‐‐‐‐----.ヽ / .| | ヽ. ,, -‐ ''"~ ~"'' ‐- 、 / | .| ヽ ! ./ .|
>>381 相手にしちゃいけないと解っていても許せない!!
ふざけんなゴルァ!詩板荒らすな!名乗りやがれチクショウ!!
うう…、悔しいなあ…(鬱
「漂白文書」 組み合わせの2回目の奇跡 銀色の哀れむべき景色 赤と白 涙のない悲劇失笑厳禁 倒立する2重紳士 麻の笑い いざ 壊した6等星 肢体の放射性 どこまでも 赤い帯が残る君の軌跡 赤と黒 直行する宇宙と心中 瓦解する虹の 何度も下書きした予告状で 13回目の いま 世界を赤い 乾かない絵の具で 君と 僕と それ以外に分ける 空の蒼ささえ 鶏の飛べぬ羽根を咥えて
お邪魔します、最近姿を見ないので少し心配ですよぅ。 「絵図」 屍を繋ぎ合わせた夜光虫 触覚を失い真昼の月の下 亡霊と交差し 飛び交う 帰途につけない口内が 濃厚な汁を吸い上げて 不燃の汚物を吐き出すのは 芯の左側に在る妄想 お願いだ 哀れむ寛容さが まだその細胞の中 淀むのなら 三面鏡の前にて 何時でも待つ 天を睨む瞳は濁ったまま 笑声を 罵声を 蹴り飛ばす 俺の庵の中 蠢く 争う 双頭の牙が 剥き出しに 争う
386 :
(kau-a) :01/11/15 13:59
「遥か」 掻き捨てる鋼 左手の重みに忍ぶ鬱 時暮れる春の音と 繰言の秋の剣幕が 私のこじんまりとした静寂を汚す どうかこの命とも変え難い 湖沼の水晶だけは そっとしておいてくれまいか 赤い色に変えても そっとしておいてくれまいか
387 :
(kau-a) :01/11/15 14:05
「海の向こう以外の話」 酔いの戦は乱れ 俺は井の頭公園の 爽やかな朝顔の脇に まるで爆撃の様な 嘔吐物を撒き散らす ガサガサと辺りを這い回る 野良猫達も背筋を伸ばし 足早にブロック塀を駆け上がる 脇を往くスーツの男が 嫌悪感を零れさせる笑顔を浮かべ 呵責と戦乱の頂点で まさに俺は四面楚歌 屈原さえ奏でられない 言わば雷に 草叢は焼かれ 人々が嘔吐物の上 安眠の儀式を行う
388 :
(kau-a) :01/11/19 15:28
「アーク」 お前の方舟に ジャンボジェットは突入する おどろおどろしい外見から 瓦解する粉塵と白濁の悲鳴 過去は未来を犯し そして一つの奇跡が落ちる 魂の誕生だ 輪廻の終焉だ ロンドを舞え ジャンボジェットが半分に折れ 方舟の中 つがいの洪水に また新たな歴史が生まれる 方舟の上 きしむ過去と未来
389 :
名前はいらない :01/11/19 16:32
390 :
(kau-a) :01/11/20 13:33
「大小」 嫌世の呪詛が蔓延する 億の笠篭りが虚ろに瓶の底を愛し 嘲笑と憐憫の対象へと昇華する 白の肌を持つ雄弁が 遠い砂防の彼方へ林を作る 憂いの影にある跳躍を伴う喜びを 見え隠れさせ 己の「∞」を推敲する どれだけちっぽけなことだろう 「We can't love your ages…」 ぼやきは大気圏を越える
391 :
(kau-a) :01/11/23 14:49
「空間」 白 黒 快晴 悪天 時 命 憧憬 諦観 虚 実 濁点 顕現 絹 繭 白桃 黄桃 いろいろなはながちりばめられたいま いろいろないみがちりばめられたかこ いろいろなきみがちりばめられたきみ いろいろなきみがちりばめられたぼく さて 夢の続きに 抱擁を 求めてみようか
392 :
(kau-a) :01/11/23 14:54
絵葉書 時は駆け 幾億も生命を食み 削られる大地の記憶と 閉じてゆく海床の皺 緑と灰色は減り 茶色と人口色は増える 命は形を変え 生き方を変え それでも尚前へと その時 私の母がくれた 絵葉書が 幾十億の記憶を 呼び覚ます
393 :
grain :01/11/23 15:38
この記憶を持った 哀しみと喜びを 遠くの岸に埋めて 大きな光の中に 戻っていきたい そして わたしは なくなってしまいますように
394 :
(kau-a) :01/11/26 17:25
月 闇を切り裂く太陽の鏡 溢れ出す慈愛の血流に 何時までも夜道は続く 虚飾のネオンと空洞が 世界を洪水に染めても その柔らかな光は 雲のそっとした合間から 町を染め夜を染め 闇を染める 変わることは無い
「遠いあなたへ」
遠くに離れていても
そばに居れなくても
同じ時間を過ごしたあのときを
あの温もりあの気持ちあのトキメキを
思い出しながら日々を過ごす
またあなたに逢う日まで・・・・
http://csx.jp/~mituru/
396 :
(kau-a) :01/11/30 04:15
入り口 背伸びして見る父の後ろ姿 股の隙間から垣間見える夕日が 瞳孔を突き大きな影に身を寄せる きっとすぐに戻ると 信じて振り返った見慣れた入り口 父が手にした少し大きめの鞄 誕生日に貰った青い腕時計が 反射した光を映す 大きく手を振る母の声は 何故か聞こえない そして影の下 夕日を目指す
少し大人になったのでしょうか。
ここの詩が心に沁みる今日この頃…(ふふふ)
お元気でしたか?
>>371 「汗」
>>386 「遥か」
>>391 「空間」 が特に素晴らしか!!
>>379 ohatu さんの「素直が一番」も良いですね♪
某バンドのツアーも終わってしまい(泣)抜け殻〜再生の道をやっと
歩み出しました。どのサイトも一ヶ月分ずつ見てる感じです(汗)。
また立ち寄らせて下さいませ。ではでは。支離滅裂でごめんなさい。
俺はこんなもんかと 考えれば考えるほど・・・ そんなことに疲れ 心の汗は止まらず それを拭うことすらできない
399 :
(kau-a) :01/12/09 02:47
「G」 全ての体と物質を貶める 有限なる宇宙の何処に佇んでいても 全ての有限なる形を持つ者が受ける洗礼 原罪 それは血であり それは種であり それは手段である ゴルゴダの丘を見下ろす為の十字架 白濁の鮮血が聖痕より溢れ 流れ 十字架を背負った者が その手によってその業を燃やす果て 結果として飛翔を遂げる飛沫 その曲線 全能でかつその全てを委ねざるを得ないのは この負荷
400 :
(kau-a) :01/12/09 02:54
「霧と手」 君の名を 口に する 度に 咲く 花があり 君の 名を 口に する度に 弾ける 泡が あり 君の名を 口に する 度に 溶ける 胸が ある 花は 君の頭を 飾り 泡は君の 体を 纏い 胸を合わせ て 焦がれ 合う でも 私には 手がない 君を 掴み 撫で 抓り 小突き 抱締める 手がない 手が ない
401 :
(kau-a) :01/12/14 01:40 ID:ePMugNEt
「人」 生は死の始まり 死は生の終わり 生は喜び 死は悲しみ 死は喜び 生は悲しみ 生は再生の終わり 死は再生の始まり 生は死 死は生
402 :
(kau-a) :01/12/14 01:52 ID:ePMugNEt
「白天の夜」 漆黒を落とす北の空と海 冬の蛍が舞う夜半過ぎ 白銀に覆われた大地に伏せ 仰ぎ見る白天地図 星の軌道に合わせ チラリチラリと動き舞う 箒星の里が僕の家にも降りる 涙と煙が伝う赤い頬にも 蛍が優しく包む 終焉のガーゼを型作りながら
403 :
(kau-a) :01/12/14 02:03 ID:ePMugNEt
「破戒」 切っ先から落ちる赤 喉が熱く声も枯れる 殺意と鋭利な感情が 彼の旅立ちの汽笛 震動を繰り返す柄に 力と力のサイン 笑顔 そして衝動 何度も射精した後の様相 怒れ 怒れ 今だ 刻め 手首のネオンサインに 今 俺の中にお前と世界
404 :
(kau-a) :01/12/15 10:02 ID:mCPpEy84
煉獄の華たる嫉妬 笑みは歪みて口端に宿す 襟の深さに喧喧止まず 庵に響く月桂の鬨 乱れし朱にまぶした白羽 鬼畜に惑う春の掌
405 :
kanon :01/12/15 13:15 ID:WYZiVvG/
「G」や「人」は少しキリスト教が入ってるので私も少しまじえて創りましょう 「生まれ来る子供達のために」 嘆くなかれ 汝 嘆くなかれ 母の母胎にだかれて眠る幼子 いたいけなその手に 全ての運命が握られていようとは 誰が知るだろう もう一つの黙示録 まわる宿命の歯車 幼子の手に握られたペテロの鍵は 聖なる槍となりて 閉ざされた闇を開くだろう 祈ろう 生まれ来る子供達のために 我等の子供達のために ただ 祈ろう
406 :
(kau-a) :01/12/15 13:46 ID:yafL4itc
「焦点に染まる黒」 戦塵の刃朱に染め 抱く享楽眼が写す 黒みを帯びた虚数の光 小腸のうねり黒の肝 身に纏いしお前の表皮 牙剥き背に墨そぎれた耳 我が下の影朱に笑う 陰茎はそそり立ち 猫背のままの明日が消ゆ
407 :
(kau-a) :01/12/22 00:05 ID:k3nAUF0U
返事をしてもらう 昨日は一々問う 残りは睥睨する 手足はもう痺れた 煙が立ち昇る 昨日が鼻を啜る 手前の骨が軋む 俺が耳をおおう 如月に問う 返事が遅くなる 師走は明日には無い 鐘が一〇七も鳴る 意味は遅くなる 手前の花を摘む 液体は飛沫となり 俺は鼻をかむ
408 :
(kau-a) :01/12/25 12:30 ID:RhF217rv
「Hold」 聖夜に息づく血眼 切々と流れる手首の丘 白に染まる体 赤に染まる影 降り散る白い結晶の音が 耳の奥で爆発し続ける おい 俺にも少し 最後くらい静かな命を呉れ と血眼は叫ぶ 道行く先には 世界で最も静寂な 黄色の街灯が燃える
409 :
(kau-a) :01/12/26 05:28 ID:wQYd9nsL
「No Fury」 灰色のL字に寄り添い 紫苑の煙を燻(くゆ)らせる 焦点を2重にした所為で その遠くを見ているかの様 夕映えに染まる黄金のモヒカン Vの字を重ねたレザーのパンツ 世間を威嚇し 己を威嚇し この手を自覚す 存在を短く意図した その不条理な鋲の先から 眩さ スクワッターを気取り 大きく灰色の息を落とす
410 :
:01/12/26 06:10 ID:/uQWOS2Y
言葉が死んでるぜ お前
411 :
通りすがりの人 :01/12/26 15:02 ID:8+cNWgH7
やかましいー!!!
412 :
(kau-a) :01/12/27 06:45 ID:89Q49CXU
うねりや捩れ 私の体を取り囲む気体 時には大気圏のように 時にはオブラートのように 軋んだ縄目を残す そして感傷は膨張し 瞼の蓋が残像を消す 涙は宇宙へ駆け上る
416 :
(kau-a) :02/01/02 01:49 ID:2WAC+0/q
永遠なれ お前の悪意 饒舌に諤々と動く涎 震動の蜃気楼が 髪の毛の端にまで伝導する 涎が床に落ちるまでの秒数が 鼓動の時限爆弾のリミット ブランコはその間にも 数億の往復を繰り返し 草原の真っ只中 血みどろに染まる午後4時半 (とわになる 108の連なる山々 覚え書きを染め 敵意を染め 稜線を指でなぞろうか)
417 :
(kau-a) :02/01/02 01:56 ID:2WAC+0/q
お前が俺の(あなたの舌を)中で じっとり(うなじで感じる)と蠢くから (ゆっくりと)汚れた(蛆虫を) 屹立とした肉隗は(這わせた様に) 聖なる涎を(私の窪みは)溢し 明日(明日) への(への) 俺の(私の) 時を(時を) 覗かせる(掻き消す)
418 :
愛希†Ψ†沙希 :02/01/02 02:22 ID:hYEDv2Tv
「CENTIPEDE」 頭を劈く慟哭は一夜越えては満ち溢れ 「現実の果て…」妄想より薄ぼやけた蟲けらだらけの社会 脳裏掠める陳腐な想い出の数は片手で足りる程度 「何処から来た?」それすら忘れて今では蟲けらになって もう今は引き返す場所なんてないから 悪足掻きはしない ただ受け入れた 底を這う様なプライド 怖くなって立ち尽くす 真実と夢 見極める術を知らない 辿るべき糸を切って「貴女は誰?」手招く方へ歩み寄った 全ての偽りを信じる事「大切な嘘」見失いたくないから目を閉じた
よろしくお願い致します。
420 :
:02/01/04 07:03 ID:???
421 :
:02/01/04 07:04 ID:???
あれ?
422 :
(kau-a) :02/01/07 01:02 ID:Tm4pWVJv
酒の華 頬を染める 夕餉のように 小さき卓に向き合い また そのか細き指で 俺の酒瓶を傾ける 盲目の手は 当てど無く 如才無く 煙の上を跨(また)ぐのだが 俺は助け舟も出さず ただ 酔いと白い肌に身を任す
423 :
(kau-a) :02/01/07 01:22 ID:Tm4pWVJv
零 口から死を飲む果て 無限を抱擁し 虚無を愛撫する 存在 莫大で希少で 全てを凌駕し 全てを頂きに据える 価値はここより生まれ ここに埋まってゆく 生ける屍 問いかけに 虚しく響く「零」 世界観は ガンガンと轟く
>>424 ほへ〜。左様ですか。
とりあえず乾杯。
>>425 なんだ?その返事は?
酒のせいならば許すが
とりあえずむかつくとだけ言っておく。
>>426 ( ´_ゝ`)フーン
悪いけど酔ってないよ。
まあその苛立ちを詩にでもしてくれよ。
こっちもage
え?え?え?(わははのは〜♪
>>429 ありゃ誤解でした。スマソ。
剥離した孤独
寒気団を告げるチャイムが空転する
まるで感光したように
大口を開けた空の穴から
人は蝙蝠のように
寄生虫を這わせた肛門で
森林を黒に染める
慧眼を染めた悪意の便器
蚯蚓一杯の麺類を
糸引きながら
そんな脅威を背に掲げ
今日も俺は朗らかに足を上げる
大地を登るのだ
枯木を漁るのだ
浜辺に埋るのだ
今日に居るのだ
俺は符の様に
言葉を携えて
鼻水を落とす
時を吊り消え去る日向春を乞い 諂う眼轟々と声 点睛惑星を架け 碧眼の馬 後脚の砂 煙の咲く今 俺を追う苦難 灯火はつれど 創文に浮かず
433 :
(kau-a) :02/01/10 00:06 ID:oYCmYEJY
明りという言葉 街は今 街灯を持たず 意味の無い蝋燭がポ ツポツと明りを灯す 苛立ちから 我が家をライトアップしてみても また意味の無い名前や 自分の為の嵐を 引き連れて 俺の沼は 脱兎を追えぬのだ
>>433 あ、ヤバヤバ
3行目〜4行目
>意味の無い蝋燭がポ
>ツポツと明りを灯す
↓
意味の無い蝋燭が
ポツポツと明りを灯す
435 :
(kau-a) :02/01/12 00:21 ID:oq2bbTlK
今は言葉を安く吐き出すことに慣れた 敵意は何時でも張り詰めているけど その垣根をくぐった先に上る朝日は 何もせずに涙が出るほどの恐怖だろう 今だから言葉を汚し続ける事が可能だ 善意もまた無きにしも非ずだけど その甘味を書き捨ててこそ本当の孤立はやってくる その時こそ荒んだナイフの様な言葉は僕を刺す 今だけは言葉を甘やかすことを許して欲しい 緩慢とした常の世に意味の無い端麗は溢れ その動作の一部になりつつある僕やその大部分が 何時しか無表情の言葉を街路の端に落とすのだろう さようなら さようなら さようなら さようなら 的確な判断とか 飽くなき挑戦とか 変幻自在な卑劣が席巻している僕の意識下 百万の色を脳内で爆発させ言葉を融解する さようなら さようなら さようなら さようなら 午後になってから起き上がる言葉 狂ったマッチが地球儀を燃やすか地球をもやすか 点は線を犯し 天は千を落とす その長い歴史からは諭す事が出来ない神話 これからだ だから さようなら
436 :
(kau-a) :02/01/14 15:03 ID:hebMya2S
急遽たる鬱血 血走り指先折れる今 ただ白の上朱が点々 続く道程に光る空 俺は今ここで臥せるのか 空になる問いには どよりと朱が暮れるのだ 吹き荒ぶ恐怖に 見えぬ夕日が こんこんと浮かぶ
437 :
:02/01/15 00:51 ID:???
>435 一粒の涙を、ありがとう。
439 :
(kau-a) :02/01/15 07:31 ID:gr4Nt40X
凋落 空を飛びたいと思った 染みを刻む為に 俺が空を殺す為に 雲一つ無い恐怖に 天蓋無しでは 真っ黒な皮膚に戦慄を覚えるが 臆した以上の期待が 俺を先へ先へと引き摺る そして俺は空から落ちる 聖霊の遺骸は爪を染め 陳腐と皮肉の色に 気違いの脈動と同時に 羽をもがれる 天使でもない悪魔でもない 俺はそれでも 天蓋を突き抜けて 空から落ちる
440 :
(kau-a) :02/01/15 07:51 ID:gr4Nt40X
kokoni ここに幾つかの言葉があるが それは人を繋ぐ為 それよりも 人を区別する為の糞虫に類似した手段 例えばここは俺の命の一つを落とすとしよう それは何でも良い 「午後の公園で見付けた七色に光る写真機。 ポエトと称されたそれは、その内側のレンズに モノクロームでしか世界観を所有していない。 不思議なものだ。ペンネームとかハンドルネームとか 結局は恥晒しな自分を殺したいだけなのだろう。 だからそれを公園に捨てるし、世界観は限界を持つ。」 こんなものだ これは一例に過ぎない 俺に限定される行為ではないが 命を削っていて そして殺している 知己の命は慈しまれ それは良し悪しの拘らず 愛でられている 可笑しいね これらの言葉が どんな方舟に乗っているかを 想像して欲しい それは思っているほど 陳腐ではない 脈動を感じるべきであろう
441 :
(kau-a) :02/01/15 17:23 ID:gr4Nt40X
歯車 満ち満ちて月の如く 欠け染むること月の如し 其の円か(まどか)闇に食むられば 人の流星を鏡に落とす 今宵も数知れぬ光を抱きて 水面に刻む秋の頂き
442 :
(kau-a) :02/01/15 17:25 ID:gr4Nt40X
肩口に水滴一つ 限りなき上天よりの恩恵 この痛みもしくは試み 機智となり饗となる されど禍々しい餌食とならんや 其は此の湿地の枯れ具合 さぁ重苦しき一歩の轍を踏みて キリキリと舞う 混沌を目の当りにせん
あなたの詩はスゴイ。 ほとんどの詩、リズムが良い。 言葉がうまい。豊富 まいった。 くやしい。 がんばって。
445 :
メールを読めば1,250円をくれました!! :02/01/16 00:49 ID:wewJwIo5
1ヶ月で1通のメールが届きます(登録メールアドレスに)
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通帳の口座番号は要らない。(家に直接配達してくれる。)
わが国のサイトでもメール1通を確認すれば1〜5(円)
を貰いますが、Net先進国アメリカでは10ドルを貰います。
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このサイトはアメリカUSAのサイトで、
2002年現在日本ではほとんど加入者がいない状態です。
もう世界的に(アメリカ、韓国等で200万人以上の会員が
加入済みで実績有り)
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448 :
(kau-a) :02/01/17 03:18 ID:D0rPMzgC
機械的 金属音でがなる受話器 頭痛が響き リズムは死ぬ 狂気だ 真っ青な面で 真っ赤に頬を染める 両手から伸びた白い爪は 俺の背中を切り傷だらけにせんと迫る 逃亡に疲れを覚え 観念にも嫌悪を覚え 八方塞がり さて一つ嘘でもついて やりすごそう
449 :
まゆ :02/01/17 06:02 ID:???
ネコは飛ぶ 持って生まれた脚力で 理由もなく。 飛んだ先で理由をかんがえる ええと?
452 :
(kau-a) :02/01/21 00:57 ID:HIWNUKZ/
後ずさる経験を グローバリゼイションという傘をさした 人と人を夢幻で染める 綱渡りの羅列 意識は皆無で よって俺も同じくして 無意識的にスイッチを連呼する 声になっていない今を伝える 空想科学の産物と 本来の意図を失った現代の壁画 石を持って鹿を追う代わりに 手の平に収まる電波を持って 見えないシミを求め続ける これはいつまで 続くのか 俺もまた 無花果に 愛撫を寄せる
>>452 あれ、失礼。
1行目
後ずさる経験を
↓
後ずさる経験
推敲タラン・・
454 :
(kau-a) :02/01/21 01:20 ID:HIWNUKZ/
「自虐詩」 虚無が語り手 死は数多(あまた) 新たな言葉に花を添え 今昔忘れて 詩に灯す 皺の間に間に死ぬ言葉 代価の鏡は 無残という花
「過去の残像」 部屋に散らばった色とりどりの大量の錠剤 指折り数をかぞえても両手では足りない いつまでも過去に縛られて頭がおかしくなりそうだ 既に未来の扉は閉ざされた 既に自業自得の悪夢ぬ魘されて これから先に起こる事など私には関係ない これからずっと苦痛に耐えながら頭を抱えて 出口のないミラーハウスに閉じ込められたような 全速力で華やかな死を演出するのが唯一の楽しみ
457 :
(kau-a) :02/01/21 15:44 ID:HIWNUKZ/
「振り子」 電車で隣に座った彼女―― パトリックコックスのショルダー ファーの付いたブラックのコート 艶やかさを香りだたせる 花(何の花かは分からなかった)の模様のついた網のタイツに 身を任せてまだ幼さを残した爪先のラメを 燦然と輝かせながら指先を 真っ赤に燃える様な携帯電話に這わせていた 別段珍しい光景ではなかったが 少女を大人の仕草に見せる錬金術を潜ませた その金属製の赤に少し青みを帯びた様な細い指が 絡みつくような艶めかしさに ほんの数瞬感 柄にも無く緊張感を持って目を落としたのだった ほの暖かい午後の日差しを窓の僅かな隙間から浴びた ステンドグラスのような髪の毛と爪 少し鼻先をくすぐる電車の中のがらんとした芳香 進行方向にガタンと揺すられた 一定の周期で振り子の様に僕達は 右と左の世界を膝を微妙な間隔に置いて往来する 幻想を奏でた空虚的支配的空間をふと離脱した僕は 再び彼女の世界を一瞥する 「表層で見えている事実を掻い摘んでみると 意外と中身は整然としていないし、その世界観でもって 戦争や個人的な事を熟慮してみると 時として人間として悲しくなるんだよね。」 数年前自殺した友人がアルコールで顔を赤らめながら 自嘲するように語っていたのを思い出した その口元の映像が僕のシナプスを駆け巡った 彼女はひたすらに同じ作業を繰り返していた 艶めかしさとか艶やかさとか それはやっぱり表層の次元だったと実感した 彼女は誰にも敵わない指先の愛撫で 「メール問い合わせ」「新しいメールはありません」 「メール問い合わせ」「新しいメールはありません」 「メール問い合わせ」「新しいメールはありません」・・・ という呵責や苛立ちの分泌液を 魔法のように滴らせていた ――僕は電車のシートの上 帰ったら犬の散歩をしようと考えた 考えるようにした
458 :
duablos :02/01/21 16:41 ID:B756PikN
もう、涙はでない〜〜 終わりきったこの世界は〜〜 すでに閉ざされたまま〜〜 ああ〜〜愛をください〜〜 やんでもこの心だけは〜〜〜まだか憎しみが残り続けて〜〜 いつかはきっと、消えるものだと〜〜 燃え尽きたい〜〜 心強く〜〜〜歩きながら〜〜 道筋を導くものよ〜〜 魂は永遠に消えない
>>458 〜〜
これは〜〜〜ちょっと〜〜〜
とりあえず〜〜は何なんだろう?
歌詞にしたのかな。
ただこれは別に表現しない方が良い
だって歌にして初めてそうなるんだから
それでいいじゃない。
詞は別でしょう。
ネタにマジレスだったらゴメンナサイ。
460 :
(kau-a) :02/01/23 02:18 ID:OG4d6o8n
「キエタヨルノ」 振り向けば必ず 振り向けば必ず いる そこにいる影 薄暗い雨の夜 影の中に潜む より深い影 孤独に光る街灯の下 立ち竦む俺に向かう 濡れそぼる運動靴 傘の居場所も忘れ 手首にヒヤリと 視線
テスト
462 :
kanon :02/01/23 22:02 ID:lcnJUqfd
「夜行」 目の前の文字式や二次方程式がぼうっとかすんで周りの闇と同化する こんなときはやはりあの駄菓子屋 自転車は走っていない 闇の中ではやはり自分の暗術だけが頼り 暗闇の中で青白い光だけが 音というものが皆無の世界だ 人々は必要以上に動こうとはしない 静止した幻想的な風景だけが永久に 僕はゆっくりと進んで行った 生きるものすべてにかなりの高確率で石化する可能性 自らの矛盾を呪った 「御免な、もうおからは売ってあげられないんだ。今日が最後なんだよ。お代はいらないよ。」 「ねえ、おじさん。“石”になるのってどんな感じ?痛い?苦しい?」 そしていつしか人々は闇の中で“石”になる “石”は風化して砂となった 人はそれを「死」とは呼ばなかった 闇を恐れた人間達の間には狂信が芽生える “光を浴びていれば石にはならないらしい” 残り少ない電気を必死に自分達に集めた そんな人間に関係なく 闇は時間と空間を飲み込んで続く 永久に・・・ 夜は何の前触れもなくいつもの様にやってくる おじさんは薄暗い光の中で 静かに 美しく そして安らかに座っていた 僕は今初めておじさんの声が静かだったことに気付いた
463 :
クリティクさん :02/01/23 22:42 ID:q7KZbU6v
勝手に、しかし真剣に批評するクリティクと申します。
>>462 闇の中の駄菓子屋、人間が石になるイメージ。。
なかなかいいと思いました。
石化は「死」の隠喩なんだろうけど、
死という言葉は出さないほうがいいかも。
説明的な文が少ないほうが、
幻想的な雰囲気が高まると思う。
詩の良さのひとつは「言い過ぎない」って事じゃないでしょうか。
すごく厚みのある映像が浮かびそうな、
おもしろい詩でした。
駄評おそまつ。
464 :
(kau-a) :02/01/24 05:09 ID:QU1SQ7Su
「先の意味」 私は詩人を乗せて雲を駆る 今日も曇天の中 駆け抜ける様々の空間 私は人だ 空虚な人だ 孤立もただの欺瞞に過ぎない 私はここに繋がっていることが 精一杯なのだ 宇宙を果てに ここからどうにか昇華する為に 私は雲を駆るのだ
465 :
(kau-a) :02/01/28 01:36 ID:DgytvJYi
「金属パイプと恋」 天体が俺を隠す 放棄された朝の書き殴りは 意味も無く俺の顔すらも隠す とぼとぼと歩く街灯の先は エンジンとエレキテルが交差する 唯の家だ 俺はそんなものに固執しているのかと 時々煩悶が襲い掛かるのだが 俺の足は唯前を向く 固執ではない嫌悪だ
「錠前」 ネジ巻き式の錆びれた天使が言う 「お前の心の錠は外れない」 既に鍵は熱して溶かしてしまった 重い錠前を首からぶら下げ 胸の奥の苦痛に耐えながら ぼんやり毎日を過ごしている
467 :
Ins :02/01/28 02:11 ID:???
「大勢の中で一人にさせて」 奇声を上げて目をつぶす人たち 冗談交じりで支配する人たち 明日の日を妨げた一瞬 スローモーションの月面 心を塗りつぶした行く末 担ぎ出すありきたりの宝石 知ったかぶりに人を愛する人たち 弾奏のない銃をわたされ 戦い敗れれば背を刺され 生ぬるい風の行く末
469 :
(kau-a) :02/01/29 01:40 ID:Anw58bHN
「青白虫」 我 月光虫の灯の元影を見る 影は我也 我は影か 否! 我 影でなく 我也 月光虫は真実をほの暗く照らす 是ほど迄に 我を我と感じぬのは 太陽が全てを 「しろ」 の記号にて染め上げ 隠してしまうからだろう
471 :
(kau-a) :02/01/29 13:52 ID:Anw58bHN
「ある命の終わり」 おおきな くろい 空間 ぽつり ひとつ おちた ひろがる しろい ひかり 意識が 天へ 総意が ひとつ はじめて ひとつに ばいばい
472 :
彷徨う魂 :02/01/29 14:11 ID:Qnhikorn
僕は誰だ? この脚 この腕 この身体 本当にコレは僕なのか? 頭が痛い 関節が軋む 僕が僕でなくなっていく では僕は誰だ? 眩暈がする 耳鳴りがする 僕が僕でなくなっていく では僕は誰だ? 肉体と精神が乖離する 僕が僕でなくなっていく では僕は誰だ? 崩れていく 壊れていく 消えていく お願いだ 教えてくれ 僕は誰だ?
473 :
(kau-a) :02/01/29 14:23 ID:Anw58bHN
「夢想の後」 藍色の窓 鉄板の牙が口を開け そこから 莫大な感情と情欲を発する 生存の源 黒とピンクと白 そのコントラストが咲く まるで貴族の夜会 落穂がくたびれた 悲鳴をあげ 歓喜か悲痛を 其処より浮かべる おお そんな神々しい物を おれは日々弄び 今日も一人 藍色の窓を閉める
474 :
(kau-a) :02/01/29 14:24 ID:Anw58bHN
みなもと 俺はこの塔より生まれ この塔を再び駆け上り そして新たな俺を生む 密林の中標榜とし 光に晒されること無く夜を愛撫する 蜜を塗した雨を抱き 明日の我らを作る涙を溢す 生けとし生ける者の父 俺はそうして ここに立っている
錆びた頭の中のゆるんだネジ 整備不良は理解してる 昨日まで簡単に出来ていた事がもう出来なくなって 弱くなって弱くなってそのうち思考ルーチンは停止する 「どうすればいいのか?」 それすら考えられないくらい脳からの命令は途絶えて
477 :
(kau-a) :02/02/02 05:10 ID:7rf3kaqa
「HALL」 光が交差した先 踊る腰骨の辺りに 佇むロカビリーの香り 複数の風は湯気を発し 酒をきみを呷る 後ろの盤面に針が落ちる 心地良い フレーズと髪の毛 薄暗い魂は 俺を 花の中へと
478 :
モラル自殺 :02/02/02 08:25 ID:+ZK591zS
“清淨" 凄みぞ天爵に、嚴かなる高きは巖繞りて、雄 辨、靈感、言語の其(そ)が凪の憧憬に散らう ぞ邪惡、怒濤罩(こめ)なす其(そ)が酔癡れ凝 視(みは)りたる、符讖の冠烏の おゝ永き玉 髄、沍青磁(エメラルド)たちの波斯(ペルシャ) たち!……厭ひたる甍青きに、裡(うち)は鏤 刻も、茲に瓢然と。
1さんの詩って、なんだかそれっぽい言葉を繋ぎあわせてるだけみたいな感じですね。
※憧れ、そして尊敬するkau-aさんに捧げます。一度ゆっくりと話をしてみたいです※ 「詩人」 彼は街から街へとさ迷い歩く 心の渇きを癒すため ひたすら流離い 詠い続ける 翼を傷めた天使に 己の魂を削るが如き 哀しい詩を聴かせてくれる 遍く全ての人々を その慈しみに満ちた瞳で 優しく見守ってくれる 夜の帳が下りたなら ヒースの茂みにその身を休め 月の光にグラスを掲げる そう 彼は吟遊詩人 心の渇きを癒すため ただ流離い 詠うだけの
481 :
鈴木宗男 :02/02/02 20:47 ID:PyG/rLGQ
__,,.-‐''''''''''''''''''''ー:-、_ ,,.-'";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:~`ヽ:、_ ,/;:;:;:;;:-'"~~''ヾ/~~~'''''--、;:;:;;:;:;:;;:\ /;:;:;:-'" `ヾ;:;:;:;:;:;;ヽ、 /;:;:彡 ヾ;:;:;:;:;:;;:ヽ /;;::;:三 i;:;:ミ;:;:;:;::ヽ ,i";:;:彡 - '' - 、. ヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;i /;:;;:;彡 ,,...:-'" ,,,..... ミ;:;:\;:;:ミ| /;:;:;:;:;:彡 - ' ''"" - ''" ミ;;;;;;;;ヾ;;;;| i!;:;/;:;:;彡 ,,;;;;;;;!!!!!:、 ヽ、;:;:;:;;::、 !i;:;:;:;:;:;:;| ,,;;;!!!!;;;;:::: :::. '"" _ ノ i / | ヾ;:彡/ _ _ ::: :::: ,,.ィゝ-''ヽー ' ヾ/ゝ | !;:;:;:| ゝ_,.-''"ゞ-'ゝ,;: ::::;:;:;::ー= '" :::ノ | i、/ ,.-‐>ゝ: : ' " ::::;:;:;: : : :; / :| ..:/ :::: '⌒ヽ ;::‐' ゝ、 ..::::: ゝ - 、 ,:-‐-' `ヽ、 .. :| i ::::/:: `'''' i:::: | ヽ !:::: __,,,..::;;;;;;;;;;;::::‐-っー ,! 人格の問題ですよ ヽ `::: `ーゞL:L:L:Ll.-'~ノ .:: / \ ` `ー-、二二,.:'' .:: ,ィ" ,,...--;'''"";:ヾ, :.. ,;: / ,..:-'" ー:、 .....,,,,,,.... ,.::'"
482 :
総理 :02/02/02 20:49 ID:PyG/rLGQ
(゜ ミ)ゞ` ノノ/しへヾ_ | √~^^^~^'~''゜^^^⌒\、 (_ / / ___ _ リ彡リ / 彡 _ ___ (\リ | ,) _ェ__ __ィュ. |、( | シ /-ー"' レ〜⌒ | ) | ミ.| / ゚̄ ̄' 〈´ ゚̄ ̄ . | ヲ | | ' /ノ| |ヽ ゜ .| | ( | ノ /) 〉 \ |ィ ヽ | ( し. ) || ', | ^ 、,! ^゜ | |/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ L 'ィーーv〜‐ッ / / < いいんじゃないの ヽ ' ̄ ̄ ̄ // \_____ |\_____イ .ニ二∧ ∧二ニー
483 :
大橋巨泉 :02/02/02 20:52 ID:PyG/rLGQ
,,;:ii'""~~~~~~~~~"";:;`ヽ / ,..-''"`"""""~~`'ヾ、~`、 / ,.-'" ヾ \ i ;i'" ヾ ヽ ! ;! ミ | i ,;! ,,;;;;;!!!!!:::: ::::!!!""""!!!、 ヽミ;| !彡;‐''''''''===、ー-;:i!!''''""""'''!!ー--、ノ ,:---、 ,,;:-ェェ、 ;/i"ヾ! ,,:-ェェ、 ,!/"""⌒i |;; Y: ヾ、____// ::ヾ、______,,/ ;| ):| ヽ ,; ,..:'' ゝ、 | / ヽj i"n n ノ\ |''" ここにもいた ヽ ` ` " ~ / :| よくお会いしますね '! i' ,-、,--、 ; ,| 総理に宗男さん ヽ -‐'""""""''''ー- ,.: / 絶対良くないよ \ `ーー‐''" ,.:'" ヾ、_ ,,./
484 :
大橋巨泉 :02/02/02 20:54 ID:PyG/rLGQ
これで少しは笑えましたか 微笑みが一番素敵な表情なんです
485 :
名前はいらない :02/02/02 20:55 ID:s5s+OqOd
笑えませんよ
486 :
大橋巨泉 :02/02/02 20:59 ID:PyG/rLGQ
けっこう苦労して書いたんだけどなァ ごめんね 決しておちょくってたわけじゃないんだけど少し気晴らしになればと 思っただけなんだ
487 :
名前はいらない :02/02/02 21:00 ID:tDcQypJ4
自分で作ったのか?
488 :
本物 :02/02/02 21:14 ID:PyG/rLGQ
あったりメェだ 何時間かかったと思ってるんだ むきになってもしょうがないけど あっちこっちにコピーで出回ってるのは面白くねェ おれが本当の作者なんだよ
>>488 よくそんなの作れるな。よっぽどの暇人と見える。
>>489 .__,,yvvr冖゙゙゙¨¨゙゙¬u、
_,yr!!冖¨` .゙\y
.yll厂 .y.¥
,メ′ yrrn_ .,/″ l|
メ .,yru_.l! .,,,.゙;l,,__ .,メ′ ミ
.,il「 z厂,,,゙《l! .◎゙ .l|¨゙゙^''リリ=rvvurll^
l|′ .ll, .◎ .ll》 ,彡 ._,yr厂゙爻
ミ ,》hu,,,,メ.冖¨′ ヾ .》._,yv‐
.《 .>uzl|′  ̄illlllト .uyr=《¨′
ミ ,,,,_メ⌒∨ ^^l|′ .l|
.ミ `》゙゙゙^〜 《r .,l|
.《!!lllト¬¬¬巛ア''''''冖'冖!lllll)l「 ,il| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.巛 .《^冖¬¬¨¨゙爻 ,l| < な、なんだってー!?
゙\, {i,,,,,,,_ .,r|》 .,i|″ \_______
¨\u_ .ア《》lllllllllll|》厂 .,,/″
゙゙^¬vu,,,,,,__ _yi!^″
孤立無援の意味とは何なのでしょうか? 無知ですみませんです。 教えていただければ幸です・・。
>>492 こりつ [孤立]
〈スル〉 1人(1個)だけぽつんと存在すること
▼〜無援(むえん)
仲間も助けもない状態.
(sanseidou.netより参照)
495 :
(kau-a) :02/02/03 03:56 ID:ZbzDZC6d
「ハデス」 時として 朝日はレーテの河に映る 人は記憶を此処の様な 薄氷の上に筆を落とす たとえ 絶望や憎悪に塗れていても その煌いた瞬間にのみ 記憶は全ての慈愛を穿つ その下流には 荒涼とした地獄が待っているのにも関わらず ひらりと舞う 白銀の手紙 人の生きた証を 枯れた花に添える様に
496 :
(kau-a) :02/02/03 04:01 ID:ZbzDZC6d
意味 意義 意識 辛うじて繋ぎとめよ 「それのような」 甘んじて意味を残せよ お前の脳語変換システムに王手 俺の俺式言語互換性同調システムは ただの歯磨き粉 そう 結局は一緒 何をしようが 何が変わろうが 何が入ろうが 悪害は付き纏う 食事をすれば必ず体に何かが纏わりつくだろう? 言葉も一緒だ そうだから 辛うじて 甘んじて 光を放とうとするのだ
496>kau-aさんの言葉は、いつも凄く語彙が豊かで、 凄いなあと思ってます。抽象的で自分が良く解らないのも 結構ありますが・・・。独特のリズムがあるなあと思いました。
499 :
(kau-a) :02/02/11 13:14 ID:2IGITq61
「孤立セヨ 明日ナキ道程ヲ目下ニ」 否定観 頭頂部から流れる清風 人が灯す最初の嫌悪 全てを悪意に 全てを無為に 周囲から消えた影と光 今 咲くのは白 ウインウインと動くさざめきの中 舞う 木々の間
500 :
がんばってください :02/02/11 13:30 ID:/Xb5aVY5
俺は俺でがんばります。
501 :
(kau-a) :02/02/11 13:54 ID:2IGITq61
「朝顔」 灰色の煙に 何一つ考える事無く 足を前に出し続ける 駅へ向かう日常は そよぐ風の中 意味もなく漂う 「主よ、人の望みの喜びよ」 僕は足を止め ふと空を仰ぐ 十字に切れた青空の隙間 そっと刺す日が 甲に聖痕を刻み 僕の新しい一日は 始まる
ぶらっと来てみた。 森田童子の「球根栽培」という歌を思い出して。 硬質でいい感じだね。 「ゴルゴダ」とか「冒涜」とか、言葉のチョイスがなんていうかそそる。
504 :
(kau-a) :02/02/12 00:54 ID:L34xhhTv
「棘」 燕尾の服でめかし込み 夜会の間の紅色を干す 薔薇と百合を塗して裂ける 秘密裏に咲く桜桃の花 生けとし生けるもの 全ての摂理 あなたの壮観に触れて今 交わした刃 鞘より出でず
505 :
(kau-a) :02/02/12 01:02 ID:L34xhhTv
「○について」 僕らはいつも この曖昧な感情に突き動かされる 様々な欲求の根源としてあり 様々な欲求の果てとしてある 盲目になり得る行動 何時まででも 何をせずとも 雨が体を汚したとしても 風が喜びを消したとしても そう 何時まででも 何をせずとも ここに立っている事を可能にする 力を産む 朝一杯に吸い込む空気は こんな風に軽やかになるし 行き交う感情は柔和だ 不可思議な事だ 大抵の感情はこれから派生する ただ そんなにも声高らかにしなくても いいのではないのかなと 時々思う
kau-aさんの詩について その言の葉は 僕を優しく切り刻む まだ見ぬ世界が 僕を飲み込む 時々覚える恐怖に この身を委ね 知らない白へと連れ去られる これからも頑張ってください。孤立無援を応援します。
>>506 重ね重ね有難うございます。
kanonさんも頑張って下さい。
508 :
(kau-a) :02/02/16 01:32 ID:rwFWTKUj
情熱のベクトルは 俺という中心が曖昧な形状な為 雪原と言葉の野原を浮遊し はたまた粒子の海原を彷徨う ナノの線を辿れば 青い血脈の上で沸騰する花 その花の色は 花弁の一枚は黒 一枚は白 一枚は青白 一枚は赤 一枚は濁った透明 俺の一日と毎日は 結局濁っているのだ
509 :
(kau-a) :02/02/16 01:45 ID:rwFWTKUj
「○の力」 寒空の下 一日の何分の一をも過ごせる 意味も無い呵責 自分を徹底的に痛め付ける 果て無き妄想 更にその果ての自慰 花を空を土を染みを 見て思う そして浮かぶ その顔 これらの力 これらを産み これらを育み これらを殺す そんな力の源 そんな魂の源
510 :
(kau-a) :02/02/16 13:05 ID:rwFWTKUj
「の終末」 絶対零度で沸騰する それは億劫な空間を創造 まさに全身的インポテンツ 情熱の不可思議 交配の生理現象 雌は子を産み雄を喰らう 雄は公園の隅 煌(きら)びやかな肌に 目移りを覚えた
511 :
(kau-a) :02/02/19 23:12 ID:3qJ6YihQ
肌色の隙間 注ぐ汗と瀧 にゅるりと入り組んだ景観に 真っ白な温度 先の先までとろけてゆく 淫蕩とはまさにこの事 意味は無く この寒さもなく ただ呆れ果てるほどの美味 肌色の隙間に落ち 今宵春の音を奏でよう
512 :
(kau-a) :02/02/28 00:22 ID:BrYd17r4
言葉 言葉言葉 言葉 言葉言葉 言葉 bjboano0eut 9t9erioadojako 言葉 0gandcnlknbvkcnkvn0a3r90we0 言葉 ( 言葉 ) 言葉 ( 言葉 ) 言葉 ( 言葉 ) 言葉 ( 言葉 ) 言葉 ) 言葉 俺 世界俗世界世界俗世界世界俗世界世界俗世界世界俗世界世界俗世界世界俗世界世界 [落ち行く]
513 :
(kau-a) :02/02/28 00:23 ID:BrYd17r4
シヌ 死ぬ [扉]
514 :
all green :02/02/28 00:39 ID:LGjZqfwX
俺はどうしようもない位馬鹿だから、手を上げてくれ じゃなきゃ解らないんだ『傷つける』意味を知りたい 知らないままで終わることは免れたが 知っていて実行できない方が苦痛だ 誰なのか気付かないままで終わりたくないんだ 沈んでいたのは自分の方だった もう遅すぎるのか? こうやって俺は 消えるの? なぁ? : : 耐えるって何だ?黙る事なのか?
515 :
(kau-a) :02/02/28 01:44 ID:BrYd17r4
「人 一人」 歴史は己を知る 己は歴史を知る事は無い 事象は己を知る 己は事象を知る事は無い 存在は己を知る 己は存在を知る事は無い 世界は己を知る 己は世界を知る事は無い そうそれ故 己とは白紙 気付いた所で何も無い ということだ
516 :
(kau-a) :02/02/28 01:58 ID:BrYd17r4
隻眼の小鳥は呟く 少年の真心を不意にした罪を 舗道の灰色に向かって 溢した糞に混ぜて捨てる と 心無い作業に見える 似付かないこの透き通る空の麓 俺の靴の先に落ちた その異物は きっとそんな 殺伐とした老廃物を 持っているんだな そう思って俺は靴を前の土へ落とす
517 :
Mew :02/02/28 05:20 ID:T+qOkC0M
kau-aさん kanonさん 共に言葉いっぱい持っていて いいなあ とかおもったり しました
518 :
(kau-a) :02/03/01 14:27 ID:x28Uxvl3
世界 概観的な終わり無き物 主観的な限り有る物 それは宇宙まで それは俺の周囲まで 感情は無い 感情のみの構成 意志が働かない 意志が働かない
519 :
(kau-a) :02/03/02 01:10 ID:b3TH3suD
青い龍の道程 灰色と赤錆が似合う 隣の市民公園の真ん中にある 噴水が真っ赤に染まる 土の合間から覗く眼球と蒲公英 粒子となり種子となり 見知らぬ裸の四肢へと降り注ぐ 口から刺した笹には 哀愁に似た歓喜が膨れ上がる さあ喜びよ 意味の無い問いに傷を刻め
520 :
(kau-a) :02/03/04 00:23 ID:jzzBlVPN
寂れた街 消えゆく名前 ここに俺は唯 糞をひり流すのだが その後姿を 鏡にうつし まだ尚名残惜しくなる時もある しかし再び降り立った 糞虫色の阿呆道化 俺は奴の首筋に 矢と風に誘き寄せた筈だったが 颯爽と逃げたのだった しかし まだ まだ殺し足りないだろうし もちろん殺され足りないのだろう 次に奴の尻尾を踏んだならば 俺は止まらない 止まらない
521 :
タヌタヌ :02/03/04 00:39 ID:TLPsGdZV
522 :
タヌタヌ :02/03/04 00:39 ID:TLPsGdZV
誤爆スマソ
524 :
(kau-a) :02/03/12 11:13 ID:jwX8vskR
「神」 西日は雄大に廃屋を染める 列車の窓に流れ行く緑は 徐々に蝕まれ 雪の白は遠い幻想と果てる 俺の足はここの土地に浮つく 海と山に囲まれた街は 爪跡を残しつつも 俺を否定する
525 :
(kau-a) :02/03/13 01:46 ID:DPG9KaTW
[ hiろシMa} 喧々ケンケン 嗚呼タノシ 上々ケンケン 嗚呼オカシ センセ センセ 御顔ドコ? ピカピカドンドン ピカドン喧々 ケンケンシタイガ 足ハドコ? ケンケン喧々 ドンドンドン
526 :
(kau-a) :02/03/19 00:04 ID:OWXc0tqo
「岐路の先 闇 光」 岐路が続けば 其処は迷路 曲線で見る歴史 分断はされない うねる呵責 惑う壁を這う血流 地に手を付く その時は 五月の憂鬱を握り締める
527 :
(kau-a) :02/03/19 00:09 ID:OWXc0tqo
「忘れた」 エナジイ発露 予期せぬ涙条 春の日忘れ 雪の上 命の眼(まなこ) 当てどにせんと 落とした緑 足を棒にす
528 :
(kau-a) :02/03/19 00:11 ID:OWXc0tqo
主張せんや 仄かな味は 霞んで消える 言葉の山椒 俺の血肉は どんより淡く 弾けず摘まず ただ毒すのみ
529 :
名前はいらない :02/03/19 00:44 ID:4uuLvvYv
あなたは詩を誰のために書いていますか? 自分? それとも 他人?
>>528 物凄く惹かれた。
勝手な解釈ですが
伝えたいことがあるのにどんな言葉を使っていいかわからない
その苦悩のことだと解釈したのですが、間違ってたらどうしよう・・・。
この気持ち凄くよくわかります。なんか妙に共感できました。
応援してます。頑張ってください。
532 :
ゴム :02/03/25 01:49 ID:ndWAAfka
スレタイトルでイースタンユース思い出したの 俺だけか・・?
533 :
↑ :02/03/25 12:31 ID:???
もし、この(kau-a)って人がイースタンユースに関係ある人だったら 正直僕萎えちゃうな・・・ イースタンユースって
534 :
ゴム :02/03/25 16:15 ID:+iG2J7LF
俺はイースタンユースも(kau-a)さんも好きだけどなぁ (kau-a)さんはイースタン好きなんかな
535 :
(kau-a) :02/04/01 00:51 ID:lbyzCKpZ
あげます
536 :
(kau-a) :02/04/01 00:52 ID:lbyzCKpZ
「狭間の言葉」 波が砕け散る 肌色に寄せる皺も増え 明るさを共にした 大地は次第に蝕まれてゆく 冬の朱の中 人は言葉であるという概念が 波打ち際で ふと 去来した
537 :
(kau-a) :02/04/01 00:53 ID:lbyzCKpZ
「残数>希望」 困惑の彼方へ進路を変える 俺の中の霞みは喜びを消した 歯を前に突き出して ギザギザに尖った峡谷を 裸足で若しくは爪先立ちで駆ける 端から転げ落ちた快楽の矛先に ひたすらに噛み付いては 涙を落下させる狂気 苛立ちの中 俺の中の時間は 自由という蟻地獄へ 歩を進める
538 :
(kau-a) :02/04/01 00:54 ID:lbyzCKpZ
「無駄」 残り三百六十五回の自慰を 俺に呉れないだろうか 亀を潰して無限に増やした 残数の様に 残りの余生に 三百六十五回の自慰を 溢してくれないだろうか そうすれば 俺は きっと何かを 踏むだろうから
539 :
(kau-a) :02/04/01 00:56 ID:lbyzCKpZ
「最後の夜」 俺はこの花束の 一本づつのために生きる 最後の虚飾を傷付けずに この花束にひそむ感情の為に 俺は生きてゆく 土台としての俺は まるで大地 そして路の先々で その花を 植えてゆこう
541 :
(kau-a) :02/04/01 22:02 ID:lbyzCKpZ
春は落ちる ぼんやりとふんわりと 軽やかな悲鳴を挙げ 蒲公英(たんぽぽ)の種子が 戦場でも墓地でも舞うが如く 炎の射精に煽られつつ 足早に彼方へ通り過ぎる ちりちりと しかし敢えてぼんやりと 首を絞めながら 快感を殺す さあ 舞え 舞え 春の死は詩の中で
542 :
(kau-a) :02/04/01 22:38 ID:lbyzCKpZ
「空の櫻桃」 移り虚ろの弾ける芽 垣根の奥の山の根に 舞う白き鷺夜に泣き 銀色斜め冬の終わりよ 年の先の櫻花 俺 お前 薄桃
543 :
(kau-a) :02/04/04 20:58 ID:dFeXlQpC
風がびゅっと吹いた 心地良い草原の春に 煙草を吸う様に仁王立つ鴉 流れる草の首は夕日の顔を映し 緑の海の中に一つ孤独を愛でる 真っ黒な仮面の足元 真っ白な頭蓋の笑み それはとても優しく 遠くをみつめている
544 :
(kau-a) :02/04/04 21:37 ID:dFeXlQpC
「命の証明」 灰色の森 黒い矢を持って 全ての命を砕く 足早に灰色の河を駆け 滲んだ手の平に握る黒 夜の眼に星は霞む 俺の足 赤に霞む 敵意を刺し 孤独を刺す 明日も未明に終わり 夜の掛け橋に足を踏み出す
545 :
(kau-a) :02/04/07 10:45 ID:fHQBYTLL
ただまっすぐに 視線の方向に続く白線 左右に行き交う鉄の羽 両脇に佇む鋼の兵士 大の字になり俺は 両手と両足を失う 瞳だけは 青い空を 射抜く
546 :
(kau-a) :02/04/07 22:31 ID:fHQBYTLL
「今宵の円か」 十五夜に 沈んだ柔らかな乳房 雲の間 笹は華麗に傅(かしず)く 今日は三つの満ちた円かを 口に含み 土気色の夜を終えよう
547 :
(kau-a) :02/04/08 23:01 ID:x1r7F3z3
神代 (anybody on the moon) こっそり肩口で呟いて 緑色の嘔吐の様に 君の美しさを犯してあげる (anybody on the hell) 神様の瞳は良い味だ 黄緑の肌に発疹の香り 神話の尊さを笑ってあげる (anybody on the anybody) 人は人を階段にしている 歴史は人の柱 黄色い太陽が冷酷に世界を 染めた
(kau-a)様 こちらでしたか…… 昨日は、凄いことになっていたうちの庭へ書き込みをありがとうございます。 まだ、いたずらな子供が出入りしているようですが、昨日のようなことはもう(多分)ないと思います。 今後とも、どうぞよろしくお願いします。
549 :
(kau-a) :02/04/09 21:16 ID:q/86yU+r
「欠片合わせ」 後ろ向き歩き 蜜月の時を舞う 振り返る必要は無い 排除する必要は無い 後塵を払う瞳 丘の上から誘う香炉 白い道は神の蛇の道 赤黒い舌先がうなじを這う 汗の蕾に 指は滑らか
>>548 はあ。まあ2ちゃんなんでね。
それもまた一興。
それもまた詩の材料。
>>548 どうしてわざわざ(kau-a)さんに報告するんです?
550様 はい。百も承知でスレッドたてましたし。 とりあえず、精進します。ありがとうございました。 551様 報告というよりは、詩の書き込みのお礼に来ただけです。 それがたまたま祭りのさなかで書きにくい雰囲気にもかかわらず、書いてくださったので。 それだけの、ことです。
553 :
(kau-a) :02/04/14 01:16 ID:2Lz+tNe1
がなれ 月の葉の下 折れ曲がったアンテナが 汚れを落とす 本当の姿を見せろ ここは言葉を落とす庭 勘違いをするな そうだからがなれ と俺は言った
554 :
名前はいらない :02/04/23 06:01 ID:7nWYpA5p
うわ。詩がいっぱい書いてある!!! 詩版って粘着系の糞スレしかないのかと思ってたよ、俺は…
555 :
(kau-a) :02/05/01 00:05 ID:/GYFzERw
かっこいい生き方 27歳でギターを手に世を去ったり 薬で汚れた裸体を路地裏に曝け出したり 何もかもを捨て一つの努力を楽しんだり 頭を下げつつも心は錦であったり 酒に浸り絶頂の中首を扉に預けたり 教会のステンドグラスの中凶弾に身を預けたり 一つのリュックを友に世界を足蹴にしたり 意識の鈍化を図れば 何もかもが「かっこよく」 ただ俺は 「かっこ悪く」 前を見ようと思う
556 :
(kau-a) :02/05/01 22:34 ID:/GYFzERw
俺の居場所は四つ足の上 身を蝕むだけの環境 依存という可能性を捨て 久遠の味気無さに失望を憶える 俺はここにいると叫びたかった だが 世間の目に付くのは あまりにも広過ぎて そして炎の渦中に身を捩(よじ)る だから俺はここで自慰に浸ろうと 考えた 一から千までの自己の 井戸 アイデンティティを 生かさず 殺さず
557 :
青の羊 :02/05/01 22:46 ID:I5NuUzCA
むずかしい言葉を並べなくたっていい 恥ずかしい言葉を並べなくたっていい ただあるがままに 素直なハートを他人にさしだす それが詩 でも恥しがりな僕たちは ビンに手紙を詰めて海に流すように そっとキーを叩く
恥ずかしがるほどでもない 詩 乗せる思いに偽りは無い 乗せる思いは素直だからだ 恥ずかしがるってぇのは やっぱりどこかモジモジしてるのさ 星をみつめ夜をみつめ 太陽を齧(かじ)り心を齧り 生まれる思いは、そうした犠牲から
559 :
(kau-a) :02/05/04 13:24 ID:poTZ37dC
石畳を軽やかに駆ける 午後の日差しが 鮮やかな橙の屋根の隙間から 柔らかな光線を 深い黒をした髪と瞳を衒う 犇(ひしめ)いた様に漂う 牧歌的な青い空気 駆け上がった先に香るサウダーデ 僕は今日全てを失ったあの日の午後にいる 頬を伝う汗の中消えた 祈りの証明 今 大きく広がった空の間 水平線に向かい 指を示す
訂正 5行目 「深い黒をした髪と瞳を衒う」 ↓ 「深い黒をした髪と瞳に衒う」 推敲タラソ、失礼。
561 :
(kau-a) :02/05/05 13:37 ID:VXHBtqUq
「雲と言霊」 何一つ 伝えられず 隔てられた俺と俺の空間 隙間より溢れ出す空虚の道標 道程は途切れ言葉の花を踏み躙(にじ)る 俺は俺の花を踏み躙る 血管が滾る炎を吐き出しつつも 道程と体(てい)を同じくして途切れる 中天へと向かい飛び散っていく血の濁流は 千の龍雲を纏う様相で青を紅に染め 太陽すら紅の日食に埋まる そして俺の言葉よ 天を跳び翔け 死の姿を英雄と重ねよ
562 :
(kau-a) :02/05/11 20:53 ID:8Bs5Y1PB
来れ風の日 手向け空 命の琴を 踏み躙り 諳(そら)んじた語句 恐怖の誹り 空風の咲く 宵の眼よ
563 :
(kau-a) :02/05/18 14:33 ID:RkO1E/jV
「露」 無欲の風 轟々 果て無き永久に 傘咲く時雨 蝸牛の嘆き 白濁の放流を遡り 白銀の夜這いに 悪戯を覚える
564 :
(kau-a) :02/05/21 00:36 ID:njbJNmiI
アガペーは効率である 升目の一つ先を盗み 俺の時間は一つ未来を失う だが新たな光か闇が 身を包むだろう 逆らう事だ 順当な流れを殺し 一歩先の己を縊れ 孤高の礎となろうが 俺はここで光を放つ 効率だ 進化も順応も適応も 生も死も
565 :
(kau-a) :02/05/26 18:05 ID:rf14yKKR
眠り 雨の匂い 風の匂い 時の匂い 肌の匂い 露が包む俺の裸体 十字架の形 後光が突き刺し 砂利は裸足を刻む そしてゆっくりと 意識を沈めてゆく
詩板の患者様へ 消灯時間が近づいております。お早く お部屋へ戻り仕度して下さい。 詩板精神病病棟看護婦 光子
あぼーん
あぼーん
あぼーん
570 :
(kau-a) :02/05/30 23:17 ID:hFN8HQ4Y
紫陽花 マネキンの間から差す宇宙の指先 俺の網膜から滲む有限なる今は 全て0と1の発疹 この世界は俺には眩し過ぎる 揺らいだセメントの皹は 歩幅の均質化を助けた 偶像である虹色の靴紐は ヒントに過ぎない 真実を結ぶのは 黒く暗い鎖
けんひこ = (kau-a)
引き篭もるなら、どうしてあげてるんだ?
574 :
五条上ル ◆/504x/.Q :02/05/31 00:00 ID:T7r2ugVO
>>573 強制IDになったら暗躍できなくなるからネー
576 :
五条上ル ◆/504x/.Q :02/05/31 00:08 ID:T7r2ugVO
悪いケドさー、sage以外にゃopenよ、俺様ちゃんは。 自作自演で賛成意見割増さないとエライコッチャになってる (けんひこ-a)くんとは違うンだよナー
577 :
名前はいらない :02/05/31 00:11 ID:lTTuBKLj
1000逝く気なら協力しますが?
やめれば?
糞スレ
こんな糞スレやめれば?
581 :
ウェルプット・ストラ :02/05/31 01:39 ID:bSbAJ5bR
ありのままの言葉を隠してみても意味がないし、 ありのままの言葉をほったらかしにしてもバカなだけ。 君のポーズが鼻につくのは僕だけじゃないと思ふ。
五条に捧げる一言 お デ ブ !
おまえらやりたい放題だな
585 :
(kau-a) :02/05/31 07:39 ID:VWf/pHEL
慓然と吹く風 ごめんなさい ごめんなさい 嵐の夜の後に 僕は垢をボロボロと落としながら 白い壁と檻に問う それでも僕が壁の前にいる事実は 毅然としている そして感情はさながらに頂を目指す 新芽の青々しさには 梔の葉が舞う心地だ
次は黄金町。
逆さ十字から這い出した血みどろの天使 薄羽蜻蛉が100億の複眼で無限を囲い 紫色の空を染め上げる光素がエンゼルヘアーに黒き炎を灯す 魂を射抜かれた666の瞳を持つ222の聖体は 父と子と聖霊の次の悪魔へと身を貶め 悪戯に世界の片鱗を片端から毟り取り 彗星の墓地へと燐紛を撒くが如く 邪悪なる生への変貌を遂げる フォボスは告げる 悪意無き魂の拠り所は虚無と星の灯のみ 精神論と妄想狂よ 茫漠の瀑布に忘却を忘却し 吐き捨てるサイケデリックな雨音に傘を突き刺せ 臓腑の平衡には興味は無いから とりあえず黄色い監獄では棺桶にいるべきだろう 俺は君達の扉となり 気違いの灯を消す そこに言葉は生まれよう
588 :
(kau-a) :02/06/01 00:32 ID:qESZWUjL
信号 黄緑 重みに傅く 時は重み 稲穂に似せる 恵みの哀しみ 遠い日の遠い瞳 皺だらけの命 ああ、靴下を、買わなきゃ
あぼーん
590 :
(kau-a) :02/06/02 17:57 ID:W2WUMrGw
盾も無く鎖も無く 足は地を浮き ここはもう腐臭のみ 内臓を落とし 矢を突き立てても お前らは何も気付かない 近い内にでも ここを去ろう エーテルの香りを辿って 墓場を待とうか
良スレ 良コテ が 傷ついていく……ガンガレ! マケルナ!
誉め殺しにするわけじゃないけんど アンタはいいもん書いとるさかい まぁがんばりんしゃい
594 :
虚無 :02/06/02 19:22 ID:???
禅禅!!
595 :
(kau-a) :02/06/02 22:33 ID:W2WUMrGw
「future」 検疫の最中 吠える恐怖の味 牙が抜けた駄馬に 龍の目を刳り抜いたように しっかりと快楽を植え付ける ケケケと不気味に捻る 螺子が溢した涎の分子に この宇宙の創造を見た 高きを求めた小さな足の腱が 悲鳴をあげ 昨日の世界の尻目を抜いた
犬、がいる 沢山の「犬」 噛む犬、吠える犬、追い掛ける犬 沢山の犬が 獲物を探して彷徨う 噛まれる人 病に落ちる人 逃げ出す人 犬の影響で 落ちる 影、影、影 手なずける人 かまわぬ人 追い払う人 犬の影響を ものともしない、強い意志 犬がいる 様々な種類の「犬」が 強い意志もつ 君を狙う 負けるな、と ボクなりの援護 過去から現在の 形代ごしに ボクからのエール 「犬ども」になど負けるな!
597 :
(kau-a) :02/06/03 21:28 ID:F85tqQUk
熱仄か也 再来の反り 痛ましき彼(か)の脳漿の 春過ぎし椅子 軋む音哀れ もういねよもういねよと 微笑を付す
このスレッドの皆様へ 予め言っておきますと、この文章はコピペです。 そして、当然のごとくマルチポストです。 しかし、荒らしや煽りなどではありません。純粋な意見です。 どうか理解して欲しい。あなた方に直接関わることだから。 近頃、ここ詩板の自治スレにて、 強制IDにするか否かと言うことに関する話し合いが持たれています。 そこで、あなた方にも協力していただきたいのです。 すぐに行動を起こせ、などとは言いません。 ただ、自治スレを覗いていただき、 皆さんそれぞれの意見を持っていただきたいのです。 強制IDになればどうなるか。もしくはそうならなかったら。 あなた方の、2ちゃん詩板における活動に直接関わっているのです。 どうかこの議論に興味を持ち、 いざとなれば議論の場に赴くなど力を貸していただきたい。 もしあなた方がご自分たちの未来を危惧するなら、 自ずと答えは出るはずです。では、この辺りで失礼します。
あぼーん
>>599 クダランAAだが覚えておくからな >いかいか
| _ | わかったじょー | U | | | |
>>599 >>601 >いかタヌ都立のイタズラの荒らしです。
こんなことにばっかり一生懸命なんです。
いひひひ
606 :
(kau-a) :02/06/08 15:19 ID:dFJRfghV
アイデンティティ 保持せよ 己が己である為の鉄螺子 螺旋に巡る梯子のような 白色が天から駆ける 意志は無く意味は無く 息巻く 百の空白 対岸から俯瞰できる情感 苛立ちの現実とイデアとのジレンマに お前らが溢す白色の対話 どちらも汗だ シャツに染みて不愉快な塩素を撒き散らす 俺は今にもかなぐり捨てたいのに関わらず
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
608 :
いかいか :02/06/08 17:18 ID:xKfQUEYi
粘着も自分のスレッド消されちゃってご愁傷様 せいぜいいろんなスレッドで俺を思う存分叩きたまえ(あはは
別スレでやってくれ
錆びた光明 12月10日 午前6時25分 薄暗い雲が兆層と潜る隙間から 禄に役立ちもしない一条の光が 灰色に錆びた鉄塔の足を掴む 窓の奥から見える覚めた景色は 荒涼とした夢の中の未来都市 厳しい寒気は海の上を駆けて 僕の埋もれる街へと到来する 春の日の記憶を掻き消すように 息巻いた刃を持つ風は肌を刻む 様々の記憶を消していった日々 僕の肌も意識もこの街のよう だが射す朝日は ない そして乾いた涙の痕は 寒気を産み肌を刺す
ばら 処女を汚した様な真紅 棘が指を弾く時の辛苦 僕の精気とリンクするピンク 在り得ない蜜の味は ただほろ苦く響く
漏れら極悪非道のageブラザーズ! 今日もネタもないのにageてやるからな!  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ ∧_∧ age (・∀・∩)(∩・∀・) age (つ 丿 ( ⊂) age ( ヽノ ヽ/ ) age し(_) (_)J
614 :
:02/06/09 01:50 ID:???
バスケットダイヤリーズって実話だよね? あれの主人公と(kau-a)さんが重なる。 ジャンキー系の匂い。ただ才能があることは確か。
__∧ __ \ ゚∀゚ / ズーバー |/\|
荒らしか・・・
面白い詩って、出てくる名詞が面白いんだよね。 もしかして、名詞が先にあって、そこから発想してるのかなあ?
618 :
(kau-a) :02/06/12 21:40 ID:+3zSqO6O
錆付いたフェンスに手を掛ける 赤い夕日を背に受け 静かに横たわる多摩川を目指し指に力を込める 誰も相手にしない伸び放題の雑草を乗り越え 跳んだ 跳んだ 跳んだんだ 誰もいない空を 羽もないこの手で 水面を指で掻く様に ぜえぜえと息を荒げ 僕は目の前の空の彼方を目指し 汗も垢も尿も糞も涙も脳漿も吃音も痙攣も魂も 全てをベクトルへと注ぎ 太陽へ この 赤を 捧ぐ
>618 いいね。
>619 いいね。
621 :
微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/12 22:56 ID:lYwQ9IMn
素晴らしい。(kau-a)君は天才だね。 詩板の唯一無二の才能だよね。
>619 自演いいね。
623 :
微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/12 23:09 ID:lYwQ9IMn
>>622 シバン派(現在◎)の主催、(kau-a)くんがそんな事するわけないだろう?
煽りはやめなさい、見苦しいよ。
頼むから勘弁してくれ! いつまでも昔のことを根に持ちやがって!
625 :
微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/12 23:18 ID:lYwQ9IMn
>>624 そういう荒らしはかっこわるいよ。
それに(kau-a)くんはそんな台詞吐かないよ。
クールなナイスガイなんだからさ。
>>625 実 物 に コ ン プ レ ク ッ ス で す か ?
627 :
あ :02/06/15 22:22 ID:???
晒しさげ
あぼーん
629 :
(kau-a) :02/06/17 07:57 ID:6p9eQy3g
確証を得た 僕の周りに 空気と水がある様に 当然の命の中にいる たとえその契機が 嫌悪や憎悪だったとしても 影があるということは 光があるということ 黄金色の煙を吐きながら 感情という炎の上で 僕は鳥葬の死神のように 存在を毅然とさせ 荒野の嵐を 眺望する
630 :
(kau-a) :02/06/17 07:58 ID:fONba0pi
確証を得た 僕の周りに 空気と水がある様に 当然の命の中にいる たとえその契機が 嫌悪や憎悪だったとしても 影があるということは 光があるということ 黄金色の煙を吐きながら 感情という炎の上で 僕は鳥葬の死神のように 存在を毅然とさせ 荒野の嵐を 眺望する
いかいか微熱が必死に煽っても>本物の微熱くんも>Kau-aさんも 全然乗ってこないなぁ〜・・もう諦めたら >いかいか君(笑
>いか微熱 お得意の自作自演で煽っても相手にもされてないよ! この人はお馬鹿じゃないの? >いかいか
次のお題は「軟体動物」でお願いします。
あぼーん
( ̄ー ̄) 終了ですかね・・・・・
637 :
:02/06/23 04:14 ID:???
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
639 :
(kau-a) :02/06/24 20:46 ID:vMxkUoJW
外 鋼咲く午後 灰静か 君の現(うつつ)もまどろえど 目映き雨の雲の晴れ間に 走る車輪の軋む風 嵐の予感も消えぬ初夏 明日の轍はどの陽に染まらん
640 :
(kau-a) :02/06/24 21:25 ID:vMxkUoJW
真昼に散った花火 波がぶちまけた様な青空の中 今にも消え入りそうな幻想的な花だった 初夏に舞う紫陽花のようなか細い記憶を辿る あの日僕らは河川敷を指差し いつもと変わらないうだるような午後の日差しを受け 橋の上から見えたいつもより煌く河のうねりにも 何の奇妙さをも感じず目的も知らず 緑と灰色の自由を求めてコンクリートを踏み続けた 家の玄関にはわざと忘れてきたグローブと白球 少しの罪悪感に母の顔を思い出しながらも まるで西部を喜ぶカウボーイになったかのように 僕の足元は止まる事は無かった 仲間達には何も告げず 家族にも何も告げず まるで神様でさえも 何も知らないんじゃないか なんて思わせる様な足の勢いだった そして僕は 幼い目標を奪取した あの狂った空に 出会った 車と車が擦れるようにして眠るあの灰色の自由 うねりなんかを微塵も感じさせないあの緑色の自由 僕はそれらを一気に失ったのだ 汗がいつもよりも温度を失い 未だ知らない温かい液体が 僕の体中に這い回ったのだった その時劈くような音が耳の中を犯したのだ 一瞬だけ夜がやってきたような気がした そして次の瞬間空に大きな花が舞った 一つだけ大きな花火が ポチャンと 河が吠えたのだ 夏の日のうだるような午後 スーツにすら憎しみを感じる午後 橋の上を通り過ぎた僕に こいつは唐突に去来した
なんつーかさ、こればっかりは、 詩人とかいう生き物が絶滅するまでついてまわる種類の問題だよなあ とか思います。 だってほんとに 詩人ってみんなウザイ人ばっかだなあーとか思うもの。 自分だって詩を書くけどやっぱそう思う。 マジでさ、相手の話聞かないヤツとか相手のこと考えないヤツばっかじゃん? 知り合いになっても何かのひょうしに気まずくなるんだろうなあ、とか思うと おちおち感想カキコもできないしリンクも貼れないです。 だいたいさ、メッセージを直接相手に伝えられないような奴らが 詩とか書いて伝わった気になってたりするじゃん? 面と向かってしっかり言葉を尽くそうとか思わないような奴が どうして詩なら伝わるなんて思えるのか?詩っていう形式に頼りすぎだよ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
こんな事してさぞかし楽しいんだろうね>微熱 こんなAA気にスンナ>(kau-a)
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
黒いコートには108の豚殺道具 血だらけのダビットソン 一筋の閃光が 今夜もブタどもを切り裂く 快楽の喜びにその身を震わせろ 豚ぁ・・・豚ぁ・・・ そう あいつの名前は豚キラー 轍に転がる無数の肉片 怯える 逃げる 捉えて 放さない あいつの名前は何から来てるのかな? この街のカリスマなのさ 豚ぁ・・・豚ぁ・・・豚ぁ・・・ 昨日生まれた赤子までも豚キラーを尊敬している みんなあいつのこと好きなんだよ 分かるだろ? HEY!お前ら知ってるか? あいつの顔 あいつの匂いを あいつの名前は豚キラー 快楽の喜びにその身を震わせろ 恐れを知らない誰もが怯える怯える豚 豚達怯えてぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶ 優しく殺して
ミッフィーかわいい。
age
何故荒らされてるんだろう 僕は彼の詩が好きなのに
混沌の 鋭い切先に貴方は挑み 何よりも不確かな場所で 黒い太陽になるのだ 冒される事の無い 永劫の黒に
今までどうもありがとうございました。
662 :
(kau-a) :02/07/03 23:02 ID:AxxRj37f
詩板マンセー
664 :
(kau-a) :02/07/03 23:07 ID:AxxRj37f
Sympathy 黒き坩堝(るつぼ)が欲しいのか 白き戒めが欲しいのか 荒涼とある 言葉の砂漠 削られた生命の「かたち」 ダーツが射掛けられた俺の胸 言葉は死なず 零れた優しさは 知らずとナイフに見える 傷口が性器になった時 俺は狂気の海に沈む
665 :
(kau-a) :02/07/03 23:14 ID:AxxRj37f
春麗カニ地ヲ染メテ 蛟ノ丘ニ馴レ初メバ 阿弥ノ天ヨリ雲裂ケム 今楼麗ニ謳フ口 無クシタ御霊ハ 今ヲ漂フ イザ天ニ吐ケ 「0010010000・・・・・」
666 :
(kau-a) :02/07/03 23:31 ID:AxxRj37f
これ 滅びの獣は 人々の心に張り付き 灰色の世界の澱みを産む 心地の良い脳内のシェイプ 口笛は高らかに響き 午後の呵責を受精する その時閑古とした叫び 吠える音は彼の獣から その記号が与える666
667 :
(kau-a) :02/07/03 23:46 ID:dhmNuFKF
深い光 高い霧 己今思う 刻め この大地に 深く 陰唇の如く これは 証 俺の 陶酔の 証 29 KB��[ 2ちゃんねるの一日1,600万PVを支える Big-Server.com ] ------------------------------------------------------------------------
スマソ...↑ コピペミスった・・・
669 :
(kau-a) :02/07/03 23:49 ID:AxxRj37f
「対照的な光彩映える谷」 深い光 高い霧 己今思う 刻め この大地に 深く 陰唇の如く これは 証 俺の 陶酔の 証
詩板マンセー
671 :
FAB :02/07/04 00:20 ID:XDJZycXM
一人で生きる 2002 湿った風が吹いたら、俺の便りです。 チッタゴンより愛を込めて。 ネガティブシンキンやめて ネガティブシンキンよそうよ 俺だって傍にいてくれないと不安だよ チッタゴンより愛を込めて! 再び出会えれば、日本のコミュニティーは畳に乗って飛んでいくでしょう。
673 :
(kau-a) :02/07/06 20:19 ID:9T4LCld+
ハロー 大部分 君達の望むものは 肌の触れ合い 意志の触れ合い 吐露は二次的な技術 ハロー 狂気 自業自得の不可解に 精神病的に澱む白痴 社会から離脱した能動 そして君は指で山の板を殴る 殴る殴る殴る 狂気さ ハロー グッバイ 大手を振って 注ぐ憎しみの笑顔 ハロー グッバイ 僕も殴るよ 君の 君達の為 ハロー ハロー さあ 終わりにしよう 愚行はもう満足だろう?
674 :
(kau-a) :02/07/06 20:20 ID:9T4LCld+
(kau-a)さん・・・トリップつけるのを禿げしくお勧めする・・・
678 :
(kau-a) :02/07/09 00:22 ID:bBBdJz3j
僕は心の小部屋で 絶望を望んでいる 僕は心の小部屋で 躁鬱を望んでいる 僕は心の小部屋で 破滅を望んでいる 体中に無数に存在する小部屋 螺旋の回廊が連なり様々な感情が住人 この小部屋から出たがっている住人達 その中で僕の感情のメイン回路から 発せられるのは光を望む粒子 だからその反面としての闇 摂理としての正負の隣り合わせ それが希望と絶望の反芻 それが安定と躁鬱の相互 それが創造と破滅のバランス だから僕はマイナスの物差で己を見る それが自分の存在の光となるから マイナスに見せる己がプラスの物差を振り翳しているから わかっている 僕は希望が欲しいんだろう だから望むのだろう 小部屋の住人を わかっている 僕達がどれだけ矮小か も
679 :
(kau-a) :02/07/10 23:42 ID:2/J8HWPU
可能性 真実は一つではなく無限だ そして真相は二面性なのだ 何事にも相反する顔がある ドッペルゲンガーはその揶揄に過ぎない 一つの事柄に対して 関与するものは無限だが 相反するものは一つだけ これは完全に自然であり不変である よって人は性悪かつ性善である 全ては折衷であるとしたいところだが 無限の領域に踏み込むと折衷とは言い難い 相対的なものは折衷とし 総体的なものは無限量の関係質を持つのだ 真実は一つまた墓碑を刻んだ これは詩ではないが詩なのである
680 :
(kau-a) :02/07/13 16:27 ID:ouHOb+bP
敗北の虹 俺の夢想の果て ボロボロに握り潰した切符 左のポケットに無造作に仕舞う 東雲(しののめ)の駅から見えた黄色い空は いつもよりも雲を一杯に使って 太陽を隠しているようだった 渚のような天王洲のビル達も やがては風を煽って 俺の背中を悲哀へと押す 海はやがて下方に映り きらびやかに光る虚像の群 俺はまるで虹 零に輝く虹
ひどいオナニースレだな。
>>681 ななし
ヒガムなよ。あんたの駄文よりはよほど上等なんだからね。
チャンプの俺様の詩とこの人の低レベルな詩とを比べないでいただきたい。 とても不愉快です。
>>684 オマエの糞詩など誰か認めたのか?
だとしたらそいつは無知な奴なんだよ。
オマエの詩は「糞詩」ですよ!
誤解しないようにして下さい!
しかし俺様の詩は審査員の皆様から認めれてチャンプになっているんですよ? 嫉妬しているのですか?
>ななし こいつはかなりの馬鹿だな!!
嫉妬ほど見苦しいものはないですねw
>>686 ななしちゃんへ
その審査員がヘタレなの。わかった。
審査員といったって詩板を代表してる
わけでもなんでもないんだよ。
下手の横好きでやってるだけなわけで
なんの権威もないのです。理解したか?
あんた馬鹿だからわかんないかもなぁ!
げら
>>688 オマエの駄詩にいったい誰が嫉妬するの? アホなんですか?
ゲラゲラ
693 :
(kau-a) :02/07/13 18:04 ID:ouHOb+bP
ほう。なかなかわかっているじゃないか。 ま、頑張ってくれたまへ。
695 :
ヤスコ :02/07/13 18:19 ID:6xYRmkDv
ヤスコは見かけ程狂うてはおりませんでした。 されとて殿方のゴ寵愛を受けることを想像しては夜な夜ナ破廉恥なオナゴニ変身するノデ在ります。 それ故幾刻ボスを風邪で呼び出して不義者の汚名をキセて討とう云うシタタカな女でもあるのでした。
某スレの審査員が馬鹿だからこんなことになるんだ。責任とれよ。
699 :
(kau-a) :02/07/13 18:33 ID:ouHOb+bP
屋根の音が響く その音色は脳裏の更に裏に 雨音はもう去った 目を閉じた闇の中 そっと指した明日 トタン屋根の上 弾む忘却の音色 俺の鼓動の刻みも増し頬に朱 そして俺は泥濘の底から 首を擡(もた)げた蓮のように リズムを食す 細々とパンの耳を齧る様に ポツリ ポツリ もう聞かなくても大丈夫だ お前は雨粒の中 地面で弾けたから
700 :
ヤスコ :02/07/13 20:29 ID:kyiUx2F9
【どぶの中から】 作文 加納 M ヤスコ ヤスコはどぶの中で暮してオりました。 ある日お侍さんがドブに落ちてきました。 {此処は溝の中で御座るな?} お侍さんはヤスコに尋ねました。 しかしヤスコはどぶの外に世界が在るとは知りませんでした。 {アンタはお侍さんだね? 雑誌で見たよコノ 侍・} とヤスコは云いました。 勿論どぶに落ちていた雑誌で見たのです。 お侍さんにどぶの外ノ世界の話を聞いたものの ヤスコはどぶの中の生活に満足していたので外に出ようとしませんでした。 お侍さんは家に帰って衣類を洗濯しましたが 溝の匂いがナカナカ取れませんでした。
先に断っておきます。マルチポスト失礼。
>>699 「雲煙の雲宴」
それぞれの柔軟な姿を纏い
雫の残り香が叩く
漏れ出る硬質な軋み
地に伏せた恋は浚われて
明後日の方向を向く
記憶の間を弄ぶ
介入するのは一介の水音色
あがなうでもなく
其の許へ
ポツ ポツ ポツ
光の粒子が雲を抜け始め
打ちまもる(※)藍の瞳に微光を据え
藍の空の明日を目指す
なぜマルチしてまでここに書き込むんだろう?
ザコほどマルチしたくなるものだよ
なるほど
705 :
名前はいらない :02/07/14 15:57 ID:Y0XMZ/k7
メトロ 細い糸は縦横無尽に走る 夢のような甘い匂いを発し そして人を捕らえる 繋ぎ止め年を殺す 気付けば糸の上で怯え 虜のまま目を伏せ行く 欲望の蜜に誘われるまま 東京は蜘蛛の巣だ
707 :
(kau-a) :02/07/14 23:05 ID:Y0XMZ/k7
708 :
(kau-a) :02/07/14 23:13 ID:Y0XMZ/k7
スケッチブック これは私の紡いだ糸です 細々と綿密に重ねてきた結果です 一つ一つに生命の息吹を 詰め込んできたつもりです 小さな滓でも塵でも 詰め込んできたつもりです そして出来たものは スケッチブックでした 何も描かれていない スケッチブックでした そして私は 絵の具も筆も何も 手にしてはいませんでした 何も手には持っていませんでした 意味は幾重にも積もり 感情は静止し滴は溢れ 一つの染みが唯一の絵柄になりました
>>708 ふーん。こういう作風のほうがいいじゃん☆
>(kau-a) なんと読めばいいのでしょうか?
>>710 それで「キューピーコーアゴールド」と読みます。
712 :
710 :02/07/15 00:56 ID:???
>>710 爆笑。油断してた。詩板で一番面白かった!
713 :
710 :02/07/15 00:58 ID:???
714 :
(kau-a) :02/07/15 23:45 ID:S3DuPo7N
虚栄の果て 竹林の中 我先に伸びんと 虚栄の子は 天を目指す そして狩人は 一際目立つそれを 狙い喰らう そして土の上 糞と果て 竹林の中沈む
715 :
(kau-a) :02/07/15 23:46 ID:S3DuPo7N
いい加減・・・HNの意味ないじゃん(w
かたくなにトリップをつけない意地っ張りコアちゃん かわいいね♪
718 :
(kau-a) :02/07/17 20:40 ID:YZEWZJ0w
風の日 こんな風の強い日は 部屋の中で考えよう 自分のこと 突き付けた指のやり場 涙を吸う眼鏡の靄(もや) 痙攣する蛍光灯の意志 窓にノックをし続ける雨 世界のこと 砂が支配する緑の夕日 喜びを隠す巨大モノリス 規律が神としてある人の街 汚濁と綺麗事の螺旋 外に出れば 風がこれらを 飛ばしてしまう だから 今 いっぺんに 閉じ込めてしまおう 外に出て 白く染まることが できますように
719 :
(kau-a) :02/07/20 12:28 ID:DCn8ZUoG
この鋼の鎧を纏った巨大な兵士達が 新宿の空から人々を睥睨する 兵士の狭間は意志を持ったように 悲鳴をあげて俺の行く手を 妨げたりそして後押しもする 重みを増したこの鞄と言う剣で 俺は彼方を切り開く 夢とか現実とかを考えながら 黄砂の吹き荒ぶ様な アスファルトを徘徊し続けるのだ
sageでやってもらえませんか?
721 :
(kau-a) :02/07/21 11:48 ID:UNoQsLy+
霧雨香る街を背に 疎む煙は尾に縋(すが)る 何時しか闇を無くした空は 乱痴気騒ぎの尾に縋る 黄泉の朝より暗き丘は 忌々しさの折を抜け 時が経つのを忘れた時分 見えゆく視線に映るのだ 腰より下げた薄い絹糸 闇よ空よ尾と見紛うな この死は先がまだあるのだ 息の音深く悠然と諤々 安息の重層 芥子の香の朝 そして闇
722 :
(kau-a) :02/07/21 11:49 ID:UNoQsLy+
723 :
名前はいらない :02/07/21 12:16 ID:6rpbBC31
なんでこんな良スレに絡むのかなぁ、いかいかは。 だからオマエは駄目なんだよ!>いかいかさん。
むしろいか粘着のお前に書き込まないで欲しいのだが。 お前が書くと荒れるって分かってんだろ?
>>724 いかいか
むしろオマエが書き込むな。
オマエが書き込むと荒れるとわかってんだろ!
粘着つまらん
727 :
名前はいらない :02/07/21 12:32 ID:8kFZ2+Pi
>>724 放置したら?荒れるから。反応してちゃ駄目だろ。
いかいかは詩板荒らしだ。
729 :
名前はいらない :02/07/21 12:37 ID:FTIMyLS7
>>724 いか粘着に何を言ってるわけさ? まだわからないの!
なに言っても無駄です。放置して下さい。
730 :
名前はいらない :02/07/21 12:42 ID:OZOuV6hI
ほら荒れてきただろ。あんたのせいだ。
>>724 相手をよく見て放置して下さいね・・。
こういう独りよがりの自スレってウザすぎ。
732 :
(kau-a) :02/07/21 12:56 ID:UNoQsLy+
>>731 すいません。でも自スレのつもりはないです。別に
誰が何を書いてもいい訳ですし。
1が詩を書くためだけのスレでしょう? ウザすぎる・・
734 :
(kau-a) :02/07/21 13:00 ID:UNoQsLy+
祭道 頬紅の映える西日 雲の擦(かす)れは痛みを目に 並んで歩く針のむしろ 脈動は木魚の如く そっと小指の触れた瞬き 背中を伝う汗は冷たく
735 :
(kau-a) :02/07/21 13:04 ID:UNoQsLy+
>>733 本当に申し訳ないです。
じゃああなたもレスだけでなくここに詩を書いて下さい。
ここで詩を書き続けて下さい。せっかく詩板なんですから。
736 :
名前はいらない :02/07/21 13:08 ID:jqyLMe01
詩を書くためのスレならいくらでもあるだろうに・・ 貴方はどうしてわざわざこんなスレを立てたんですか? 自分専用のスレが欲しかっただけでしょう?
739 :
名前はいらない :02/07/21 13:18 ID:+4WJxcM9
>>737 あんたは馬鹿なんでしょうか? 良く考えてから発言してね!
ID変えて自作自演か・・ (kau-a)ってひとには失望した。
741 :
名前はいらない :02/07/21 13:25 ID:a2wV+jwO
742 :
名前はいらない :02/07/21 13:28 ID:+4WJxcM9
>>740 変なヒトだ。(貴方にこそ失望しました)
743 :
738なんだけど :02/07/21 13:35 ID:ZPRZNV7q
>>740 たぶん君は恥かきますよ。オレは(kau-a)さんじゃないよ。
sageでやればいいのに、、 どうせつまんない自スレなんだし、、
745 :
(kau-a) :02/07/24 20:15 ID:5jEtP4+P
吐き捨てに命を焦がす黄泉への途上 血を噛み締め獣を隠し 俺は仙への昇華に頂を見る だが行き行きてみる程に 道は閉ざされ 邪念は鬼気と燃ゆ それでも漆黒の瞳が指す物は 称賛でも満足でも快楽でも永劫でもない 先だけだ その先だけなのだ 睫にそっと触れた冷気 俺は少し笑ったふりをして 歩みに血をにじませる
俺のせいじゃないぞ。
sage
sage
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞 糞の世界に糞と知りつつ糞のスレを糞を立てた糞のようなお前 お前の糞で何したいんだ?糞を蒔き散らして糞愉しいのかい? とても糞だよ。君は本当に糞だ。どうしても糞だ。君は糞だ。 糞でも糞くらえ糞の中から糞拾えよ糞腐った糞にお前の糞を! 糞して糞は糞で糞なので糞糞とでも糞すれば糞糞ちっく糞気分 糞が増糞え糞る糞の糞は糞糞た糞ま糞愛糞で糞糞ス糞レ糞認定 糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
あぁ、、、なるほど!>いかいかちゃん。
>>1 がシバン派なんで荒らしてるわけな。
なら直接シバン派のBBSを荒らしたら?
そんな度胸ないんだろ!いかいかちゃん!
751 :
名前はいらない :02/07/25 00:25 ID:KBQC8IyT
いかいか一族はシバン派の某コテに叩かれてるからその私怨?
いか粘着が構造だからか?
>>752 たぶんそういうことじゃないの。その絡みだと思われ。
754 :
(kau-a) :02/07/30 23:24 ID:ojwpkIE7
生 弛まぬ日々を過ごす内 少しずつ生を貫(ぬ)き抜きて 少しずつ君を忘れ給う やがては樹に交わり 喜(き)と交われば 我、森と為るなり そして見上ぐ天空の霹靂 其の蒼天 宇宙の闇を透過せし蒼 我、其の下に幽玄とたゆたう 白き雲に嫉妬など覚えつつ 永訣の歳に睥睨なぞをしつつ
755 :
(kau-a) :02/07/31 23:20 ID:gjslN9Ny
浮き沈みを繰り返す 瓶 とけ込む水がくぼんでく 包み込む 流れが 瓶を洗練させ 遮られた日光を 反射する 飛び散った光が 水中を漂い 魚たちの糧となる 沈み行く 暗闇に 静寂を求め 音なき 海中で 思いをはせる ---------------------------------------------------------------------- 感想聞かせてください。
サパー―リ分からん。何が言いたいの? 助けてくれるの?面倒みてくれるなら、インターネットは 監視付でやっていいよ。ダメなら我慢するけど あ0あ、仕事したくねえ。別に名誉もなんもいらないんだ 仕事したくないから、仕事したくねって そう言ってるだけ。
書斎暮らしも良いな。本読まないけど
愛って言うのは恥ずかしい だって、馴れ合いだから、ここの住人 打算からも愛が生まれるのでは?
自スレうざい
光子の顔は火照り、ベッドの中で悶々とした。 パンツの下の陰毛に汗を書き小唇は湿りはじめ...
自スレは削除
もうあげるな 目障り
耳を焦がせ 妄想の信者よ 狂騒の凶者よ 貴様らの真珠の如き 雑言の滴りが 残念ながらこの狂言を駆り立てているのだ 無駄とはまさにこのこと 真実だ 怒りが全ての改革の絶縁体だとしても ギリギリと音を立てて 俺は不可思議な記号を刻むのだ そう それは真実だ 確かにある そして逆光の余りある力と暇(いとま)に 立場は煙の中に沈む 儚いが 俺は刻み続ける 何も無いが 俺は刻み続ける 消えるなら それは 周囲が闇となり 音もない闇となってから ありがとう 狂気達
764 :
七誌 :02/08/03 00:22 ID:wb/hSeO+
765 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/08/03 00:32 ID:KGZnFXpd
あ、間違えた。初めてふしあなつけたから。そろそろ
この記号も限界かな。
>>755 騙って詩を書いてたら世話ないよ。もったいない。
率直な感想は悪くない、表現力は確か。特に陽光の乱反射が
瓶の透過をフィルタにして沈んでいく様なんて素晴らしい
映像化がなされている。まあ、全体に漂う嫌味な風味も
楽しませてもらえる。その心中を察すると言いたくないが、
もっと詩と存在が光を浴びてもいいんではないでしょうか。
誰にでもその権利があるだろうし。あなたのであろうが、私のであろうが。
後、他の自スレがどうとか、さげろとか言っている全ての方々へ。
何言っても無駄だと思うんで。決してさげないよ。詩を書いて
あげることへ何の非難が必要だというのかは一生理解出来ないから。
どうせならあなた方も詩を書くか、具体的に批評をすればいい。
どうしてもこのスレが目障りなら、コピペでもしまくってさっさと
1000にするか、削除依頼でもして下さい。宜しくお願いします。
僕たち純真無垢なsageブラザーズ! 人目につかないようにsageてあげるよ!  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ ∧_∧ sage (・∀・ ) ( ・∀・) sage / \ / \ sage ⊂( ヽノ つ ⊂ヽ/ ) つ sage し(_) (_)J
番号違いだろ
>>768 なわけねーだろ、と 立派な自作自演じゃねーか
まあジサクジエンって思われてもしょうがないわな。
何でIP晒したかってのを理解してほしいところ。
それにしても
>>755 の詩がかわいそうだ。
755はいかいかの詩です。 誰も違和感を感じなかった点を考えると、いかいかと(kau-a)の力量は似たようなものなのかもしれませんねw
いや、違和感というか… あまりにもいかいかの考えがアホすぎてなんて言えばいいのかワカラン
>>771 皆敢えてつっこまなかっただけ。
kau-a氏があんな発言はしません。
774 :
名前はいらない :02/08/05 21:12 ID:3zfFAzO1
すんごい目障りなスレなので明日より埋め立て工事をさせていただきます。 一応宣言しときます。
>>774 どのサイト逝ってもいくつになっても
変わんないでちゅねー、ボ・ウ・ヤ♪
776 :
1 :02/08/05 22:48 ID:yho/+TlS
http://up.to/buruma ここマジいいよ。今はもう手に入らないロリビがある!
サンプル画像もある。一日くらいはネタになるけど。。
カタログにあるビデオは200種!全て裏!
すべて幼〜高3まで、、
ロリコンなら一度は来るべし!
777 :
名前はいらない :02/08/05 23:02 ID:viDfzOPw
僕といっしょにレッツ埋め立て がんがろう
778 :
名前はいらない :02/08/05 23:04 ID:tkV3milE
↑777だたよ
オーけー
780 :
名前はいらない :02/08/05 23:05 ID:JMf5o17d
あれ?フレツなのにIDかわっちゃってるよ?
781 :
名前はいらない :02/08/05 23:05 ID:JMf5o17d
あれ?まただ
782 :
名前はいらない :02/08/05 23:06 ID:UvnhiI+t
あっ 今度は大丈夫!!
783 :
名前はいらない :02/08/05 23:06 ID:UvnhiI+t
あれーー?
784 :
名前はいらない :02/08/05 23:10 ID:UvnhiI+t
梅縦 う め た て 君は年を食いすぎて ボッコボコのあばた面 篭るなら君の机の上の 小さな紙に そっと おさまるが (・∀・)イイ
とりゃー。
786 :
名前はいらない :02/08/05 23:11 ID:UvnhiI+t
単なる埋め立てでは楽しくないので糞だらけの詩で葬ってあげるよ。 (・ω・)
787 :
名前はいらない :02/08/05 23:13 ID:UvnhiI+t
篭れ日 篭るには 体が大きすぎて 頭がでかすぎて ちんこが小さすぎて ハートがノミのようで
なんか書いて。がんがって。
789 :
名前はいらない :02/08/05 23:16 ID:Y3uUN8YE
こもリタイヤ リタイヤしたから篭ってる だからずっとこリタイヤ リタイヤしたいから篭ってる だってずっとこもリタイヤ だってダンテ そんなカント ずっとズート楽なんだもん
小さくても消えないで今は。
791 :
名前はいらない :02/08/05 23:17 ID:PRNM0RR7
>>786 いかいか
いかいかの興奮が冷めていない。したがって詩板を荒らすか。
粘着に叩かれたからな。強制IDになっても関係なかったな。
792 :
名前はいらない :02/08/05 23:19 ID:Y3uUN8YE
こもこもモコモコヒキコモリ 布団の中でモコモコモコ 布団の中でシコシコシコ 布団の中を照らすのは 出力1息子の手動電源 君の未来はその明るさだ こもこもモコモコヒキコモリ 僕の好物は納豆だ
793 :
名前はいらない :02/08/05 23:20 ID:Y3uUN8YE
とりあえず800までしとけば1さんもニンマリするでせう。
794 :
名前はいらない :02/08/05 23:24 ID:Y3uUN8YE
「僕の夢」 ウルトラマン 仮面ライダー プロ野球選手 大リーガー 外交官 弁護士 青年実業家 漫画家 小説家 DJ 街角パフォーマー 詩人 ネット詩人 詩板住人 粘着 固定
795 :
名前はいらない :02/08/05 23:28 ID:Y3uUN8YE
「裏手の川」 僕の破片をそっと裏手の川へ放り投げた 裏手の川にはクサイ匂いのなまずがいてさ べろんべろんと僕の破片をのみこんで ぼろんぼろんと自分の破片をひりだすんだよ あんまし自慢じゃないけれど 僕はこれでももててた方さ 僕はこれでもあたまがよいのさ ぼろんぼろんおんぼろろん
796 :
名前はいらない :02/08/05 23:29 ID:Y3uUN8YE
ちょと休憩
7974154 01000054 なくなよいこよ おまんこよ
「シンプル・スタイル」 僕は 金が無いし 力が無いし 地位がないし 野心がないし 精力がないし 土地がないし 学歴がないし 勇気がないし 明るさがないし 笑顔がないし 努力もしないし でも 彼女がいる 不思議だけど 彼女がいる 僕のどこがいいのか知らないが彼女だけいればそれでいいような気がする。
800 :
名前はいらない :02/08/06 01:10 ID:sFsuiw0p
いえい (・∀・)イ 800オメ ビバ アミーゴ!!
ずいぶん中途半端な埋め立てだな。 どうせなら最後までやっちまえよ。
802 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/08/08 00:56 ID:84tQKB6K
性懲り 嬉々として打て 側にいるのだから 俺は鋼 そして翼 嵐の夜に生まれた翼 さあ 俺の側は痛みだ 座することの苦痛は 肛欲へと昇華しても良い お前は俺を欲さなくても 十分に病んでいるから なあ?
803 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/08/08 00:59 ID:84tQKB6K
カフェ・ド・「憂鬱」 午後を逍遥とする 感じるものは効きすぎたクーラー 忙しさと喧騒がフィルターになっても 耳の奥が訴えている疲労や凶暴 だが俺に出来ることは 氷の溶けた水を啜り こうして言葉を涎へと昇華するだけ 次第に旅立ってゆく意識 俺は何を忘れるのだろうか 今という時を 必死に忘れようとしているのだろう
804 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/08/08 01:04 ID:84tQKB6K
墓碑 素足で歩く土の道 木陰より舞い落つ月光 葉のさざめきに森の緊張を聞く 頬を撫ぜる黄泉の羽音 足裏に纏うのは痛覚の虫達 歩に先に横たわるは 嘗て 玉蟲だったもの 鎧を纏い進む灰の道 其の先に浮かぶ空 奇妙に虚ろう木漏れ日 葉のさざめきに街の乱反射を知覚する 紙に映る歩の奥地 全身に張り付いてくる鈍器の滴 歩みの先に咲くのは 嘗て 雀だったもの
ここって終了なの?
806 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/08/26 22:48 ID:2K17Ncv+
弧を描く空想 地球という青を仰ぎ這う 宇宙の底の暗い帰途 吠える声が寺の光から 吸い込まれながら逆らいながら アンコウの様に誘う月を指差す 俺の空の色は 黒なんだと ボソボソと喚くんだ 底に落ちた悲鳴は 小さくしか有り得ない ということさ
てす
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
816 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/10/03 22:15 ID:8PxWSwqu
歩幅 衣服を纏う記号 二人を飾る記号 間にある距離 近しく遠く 意識の境に意識を馳せる 橋の先の緑 雪の中の緑 唇へ手を伸ばす 乾いた音で海へ転がる 涙は芥子の煙に沈めてしまう
817 :
Mana魔名 :02/10/03 23:15 ID:hW8F+trq
孤独顔で貴女に初めて逢ったのは夏の日のまどろみ 立体パネルを悲しみの中に沈み込めて絵を飾ろう 無駄なものなんて無いのかな ただ貴女は無邪気に笑うから 援護されたい気持ちは膨らみすぎて弾けてしまった のんびりとあくびをする貴女に焦れたものだから 肖像画の娘たちに似た少女をガラスケースに飾りました 像形は歪んでいくだけ 哀しみの向こう側 二人でまどろむ
819 :
微熱くん :02/10/04 13:04 ID:Bk39DOet
___ ∧____∧ / ( ・(○○)・)< ぶひひひひひひひひひひひひひひひ!!!!!!!!!! ( ) \___ | | | (____)__)
(kau-a)さんこんにちは。 今日(今更・・・)時間をかけてじっくりと読ませていただきました。 いい作品に触れることが出来てわたしの魂は随分おなかいっぱいです。 随分勉強にもなりました。 これから生まれる詩達を期待して待ってます。頑張ってください。
821 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/10/06 01:35 ID:YrSwEojU
漆黒の雨に触れ 薄れ行く街灯の霧 その寒気 別離の雨に愁う宵 浮かんだ肋骨 異形に光る潤んだ瞳 闇に落ちる前に乾きを呼ぼう いつもよりも肩に積もる 泓(ふけ)が目の端に濁る 指先は そして震え
822 :
(kau-a) it3.ctktv.ne.jp :02/10/06 01:36 ID:YrSwEojU
>822 (kau-a) さん 詩の提供、ありがとうございます!独特な詩ですね。思い浮かんだものは、「命」みたいな事でした。 >ケケケと不気味に捻る >螺子が溢した涎の分子に という部分、、、すぐにはわかりませんでしたが、物凄く深そうですね。 あと、トリップは付けなくしておきますので、必要とあらば、言ってください。ども、でした!
824 :
無頼派 :02/10/14 22:56 ID:VAKAeXWH
しる
826 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :02/11/11 00:45 ID:weM7rKJf
星空 煙の街で歩を終え 靴に泥 涙で拭う 首にかけた苦労を握り 人の詰まった鉄に沈む 肌寒さの香る帰途 缶コーヒーを飲み干す為に 首を空に向けた 星の光が眩しく映った
827 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :02/11/21 02:28 ID:DB0Yg8UQ
「うつろい」 はがちる はがちるちる はがちるのです わたしのまえ わたしのうえ わたしのわだち みちのした みちのはて いえ ゆけ みちを そうしてわたしは うえへ したへ まえとよこに ははまう ははまうまう ははまうのです そうして わたしは せんになるのです
828 :
銅鑼衛モンちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/22 20:34 ID:mAPZwrAh
>>827 (kau-a)さま
まーた、きちゃいました。( ペコ
>826星空をフラッシュにしていいでつよね。ダメな場合は言ってください。
>>827 (kau-a)さま
やっぱり、詩の作者の方の同意を得るまで、発表は差し控えます。てか、そんなこと
してたら、ホントになんでもアリになってしまう様な気がしたからであります。でわ。
831 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :02/11/28 01:59 ID:qNVfnF2J
「後悔」 どうしようも ない んだ 氷の様に言葉を射る 肩から滴る透明の血液 瀑布が俺の胸から臍にかけ生まれ 濁流は陰部まで伝う おかしいね こんな興奮 風船の虜みたいに 浮ついたまま 殺されるんだから 爪先にまで届いたならば また新たな歩みと言う河を 上っていこう
832 :
やっば嫌いちゃん :02/11/28 02:17 ID:FSint+fR
僕は2ちゃんねるは嫌いです 見えないはずの沈黙が ここでは見えるんです そっと暗闇で 海辺で心の奥で噛みしめていた言葉たちが 裸になって 歌いだすんです 帰る場所が無いんだって 泣くんです 毎晩みみもとに 声が聞こえるんです
833 :
無頼派の庵(祈り) :02/11/28 02:36 ID:GmqxuZmX
834 :
無頼派 ◆1/feC.nxss :02/11/28 02:37 ID:rVvxu/QY
煽り発見
835 :
名前はいらない :02/11/28 07:33 ID:3MysTAHw
こいつ たいしたこと あらひんわ。
836 :
名前はいらない :02/11/30 00:52 ID:s81KSyVQ
これはひどいオナニーですな
837 :
名前はいらない :02/11/30 01:40 ID:s81KSyVQ
クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆ クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆ クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆ クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆ クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆ クチュクチュクチュクチュクチュッってきっと愛☆
あぼーん
あぼーん
来てみたが期待はずれて゜あった(藁 何人ですか?この人(藁
841 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :03/01/13 22:55 ID:js8gedcF
帝 血塗られた眼 滴る血戦の唾液が テロリズムを斡旋する 永劫の壊死を脳髄の圧迫から自覚ながらも 憎悪や呪詛の渦巻の中 その広大な腐食した大地を 皺と糞尿 卑怯に塗れた手で 掌握せんと笑みを溢す 泥濘色の宝物を求愛する為 イデオロギーを翳すが 唯の自慰 俺はこの恐々とした井戸の底から 只管に警告を発信しつつも 残酷に刻み付けられた 恐怖に怯え 真下の暗闇に映る 己の瞳に唾を溢す
842 :
:03/01/13 23:01 ID:Bv2jhjcQ
>>841 その手の詩を書く人って神戸の少年Aと同じ人だと思う。
それと、うまく言えないが理屈=カッコイイ、または俺は周囲とは違うと思ってる次期に書く勘違いの詩なのかもね。
勘違いかどうかは別にして、例の「透明なボク」の文章は鋭い感性の所産で あることは彼の所業を問題にする人でも認めざるを得ないでしょうな。
844 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :03/01/14 01:09 ID:4zmOCFi9
陰絵 暗き欲望を憂う頃 曇天灯す硝子窓 雷(いかずち)含み瞼に宿し 震えも刻みて命を宿す 透過せん透過せんと ただ布に潜む 萬の破戒を憂えども 我 幾許の力を得ず
「2002/1/15」 泣いてはいないのに胸の中を空気が通り過ぎると 火傷をした肺の中を逆撫でし 急に吐き気を催す 逆流した胃液と乾いた息位しかでない 声はもう言葉を必要とせず それでいて静寂は 頬を喉を圧迫し続ける しかし突然にして反転する空! 子の刻をまたぎ突然の大雨が追い討ちを掛ける 光が怖くなり朝が来なければいいと 雨戸を閉め、それでいて強い風が ガタガタと揺らすのだ ああ、どこに逃げればいいというのだ! 焦燥のループをを抜ける術を 私は幼い頃に学ぶ機会を得なかった きっとあの時、転んだりはしゃいだりすれば 何か得られたのではないか? 私は転ぶ事を避けすぎていた
ああ、言葉よ!詩よ! コミュニケーションと名づけて 容易く方法論を語るな! 言葉が戦争を引き起こし 多くの命を奪った歴史を 活字の森である 新聞は決して書こうとはせず 本屋の専門書の心理学コーナに 綺麗並べられた本に値札が貼られていて 棚を蹴飛ばしてやろうと思ったけれども 監視カメラが私を睨み続け 「俺はまだ…まだ何もやっていないんだ」と 反論する相手がその場に いない事が酷く不公平だ 遠い意識の中でそんなことを反芻していると 雨が小雨に変わっていて ただ、時計が音を立てながら 休み休み動いていた
847 :
山崎渉 :03/01/19 13:36 ID:HfSLZrvL
(^^)
夢なんて両手から零れるほど見たけれども どれ一つとしてここに留まりはしなかった きっとそれらを抱き締め 温めてやる事が出来なかったからだ 力の篭った健康的な語りはいらない 今にもヘタリそうな弱い詩であっていい それでいても その中に一筋の希望の光が見つけられればと願う あの崩れそうなビルの谷間へ ロープを投げて昇ってみようと思う どんな景色が見えるだろうか…
保守の意味も込めて… 独り事でした。
850 :
(kau-a) m09.ctktv.ne.jp :03/02/16 21:21 ID:R7C8Lr8U
早春は病にも似て 蕾の中に毒を隠す 寒暖の極端を経血に混ぜ 白銀に染み込ませる頬の紅 そして如実に感ずる涎の光 汚れの中の麗春に惑う 僕は耳を塞ぎ まだ冬を彷徨う
851 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/02/16 21:35 ID:fKEWJVB6
鳳仙花 新宿御苑の駅を降り 小雨が降りしきる中を歩く 道端に舞う白煙が唇を軋ませ 青く錆びた鉄仮面をした少女が 陽光すらも殺していた 道行く全てを呪い 辛みと諦めを塗したルージュで 明日を売る 俺は足早に当て所無く揺れる 目に光をくれ 目に光をくれと 俺の中の獣が囃し立てた 少女の血涙が途端に見たくなり 俺の汗で探した命に 悲しき硬貨を手渡した その瞬間が 俺の最後の抵抗だった 流れ行く流線形 夜の「街」 朝の「町」 また夜の「街」 流れ行く流線形 幼子が爪を汚した鳳仙花 いつしか実を弾けさせ 街に咲くのだろうか
852 :
名前はいらない :03/02/16 21:42 ID:GDHCUd1r
853 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/02/18 00:33 ID:+EQRZybh
紅い秋を綴った 指折り数えて体を閉じた 今薄暮に舞うしゃぼん 軽やかに艶やかに 俺の道に車輪で汚した様な 豊かな彩色を落とす 軽やかに艶やかに 雪粉を蹴り上げ つと舞い上がる軌跡 指折る先 白い紙の中 沈む黒い涙
霧雨は真夜中を滑り 薄暗い排水溝へと刹那を流し込む 病んだ煙草の灰も 選ばれぬ想いの膜も 色彩感覚を失った街灯の下で 共に朝日を待つ様に この掌の底 震える身を重ね合わせる 黒い毬は ビチャッ ビチャッと 酷く濁った地面の上で跳ねながら 誰かが密告した狭い裏路地の方へ 鈍い足取りを進ませてゆく そして 徐に倒れ出した影が やがて積み重なっていた様に 答えは必然と言う檻の中へ 閉ざされてゆく 降り頻るのは霧雨 生命の音は聞こえない ※お久しぶりです。最近忙しそうですね、 でも元気そうなので何よりです。また機会があれば(以下略)って事で(w ではでは。
855 :
(kau-a) it4.ctktv.ne.jp :03/02/24 01:23 ID:eQo90dIH
道端で必死に踏ん張る花 花なのか 塵なのか 種も取り出さず 口が生える まるで歓楽街の様な演説に 虚栄の慢心で まさに満身創痍 意地汚く貪る姿に 花の行方を重ね 重箱の中の明日は疑問へと あはは 泥沼だよ 脱兎はいずれ矢の餌食 花の運命も先は短いのだな
856 :
ばっぼーん :03/03/01 21:00 ID:ZgIeT5rV
??
857 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/03/22 08:03 ID:j2QvlttA
色が嫌いだ 俺を惑いに引き込み 筆を研いだ気にさせやがる 気付くとそこら中に紛れて 行間の中に巣食う そう害虫だ 秘密の小箱に巣食う甘えだ 板と向かい合う時 少しでも背伸びをしようと 切り出した甘えだ 鼻歌を掻き鳴らし 鼻息を荒げながら 虚栄の色を塗りたくっていたのだ だから色が嫌いだ 嫌いになった
858 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/03/29 18:34 ID:LSqCNYq3
刹那に見付けた 今宵も刹那を持つお前を 探す 暗がり 雑音 嘔吐 冷静 手と手 目と眼 緩やかに手を離した 朝靄の改札で 俺は激しく動悸を恐れ お前は慄(おのの)いて 電車に飛び乗った
859 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/04/01 23:41 ID:Z0xIYEKX
永遠につぐ永遠 透明な病が襲う 春の死に方とは厳冬の優しさとは裏腹に 真横に刻んだ微笑 その真紅 スッと流れるであろう フラスコ内の衝動的な手 咽喉の先にはディテールなど無い ただただ分泌される最後 もう永遠は永遠ではない 匙加減次第では 放物線は華麗に排泄する
860 :
(kau-a) it1.ctktv.ne.jp :03/04/05 17:19 ID:nt28Wopb
屹立 さあ 僕のあおには厳しさを呉れ 時計台のような春立ちにはほつれ ちくたくと綻んでいく様が汚くも美しく 時計台のような君達はおこがましい あははと言うがそれは何だ どんな色の声で歪むんだ 手を伸ばし足を殺ぎ体を壊す ビルディングに囲まれた逍遥の午後 咆哮し徘徊しともに時計台になろう
861 :
山崎渉 :03/04/17 13:27 ID:h0xijIvJ
(^^)
862 :
堕天使 :03/04/17 19:09 ID:DZ2RmlJi
863 :
山崎渉 :03/04/20 01:40 ID:1+CNA/cT
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
864 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/05/14 21:22 ID:vghYRuXn
小春 緩やかに死んでいくのだ 空気を放り投げて硝子を見詰める 危機感を包含して屑篭に落とす 異形に長く光る可視光線 廊下中を覆って床を消す 手を伸ばして掴む焦燥 俺は扉を強く押すのだ 押したならば 良いのだ 中空に身を投げ出して 光を針とする さようなら 我が惰性と怠惰 一つ涙をプレゼントにします
865 :
名前はいらない :03/05/14 23:07 ID:wSN+o2Tv
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生き残るのはたった一人。
16名、39日間で争われる、〜2ちゃんねる的サバイバー3rdシリーズ〜
参加者募集中!
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1052821972/l50 1st、2ndシリーズを大盛況のうちに終え、2chでも十分可能だと
いうことは証明されています。
本家に勝るとも劣らない追放免除チャレンジも用意しています。
あなたの実力をぜひ試してみませんか?
参加は時間のあるときで構いません。
参加希望、詳細は上のURLからどうぞ。あなたの挑戦、待ってます!!
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866 :
_ :03/05/14 23:11 ID:ROzrqj/k
867 :
Hidenori :03/05/19 22:09 ID:lIGgoISK
はじめまして。私、自作の詩を書いて公開しているものです。
私、いま心の病を持ち、治療をしているのですが、その中で思った気持ちや、辛い時の気持ちを書いたりしていたりしています。
生きることの意味なども考えたりしています。でもまだ答えが出ず、日々考えています。
自分で自分を傷つけたこともありました。誰かの歌にありますが、上様に賄賂を贈り天国へパスポートをネダったこともありました。
そんな私にしかかけない言葉を書けたらいいと思って書いています。
こんな私のサイトをよかったら見てください。私のような心の病を持つ人、生きることの意味を考えている人がいたらうれしいです。
素人なので不器用な詩ですが、どうぞよろしくおねがいいたします。
あれは恋だった・・・(
http://hide0317.hp.infoseek.co.jp/ )
868 :
山崎渉 :03/05/22 02:43 ID:9hqkSSyZ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
869 :
山崎渉 :03/05/28 11:29 ID:0k3PpwVO
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
870 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/06/24 01:41 ID:uLirS4Q0
露蛍光に月色の碑 時の樫月 夢路の岐路 割目の狭間に湯気は舞い 星空の七星に宿りし眼 その中理路整然として あ から ん まで右を見る そして左を習う 盤面に置くのは止めないか 笹の葉が靡(なび)き 種子は宇宙までも越えて 越えて 発する 発現の死(詩)
871 :
山崎 渉 :03/07/12 11:32 ID:Gu5iF5xl
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
872 :
山崎 渉 :03/07/15 11:58 ID:7z6F/fGC
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
874 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/07/21 01:07 ID:xf2/eLga
暗がりにて 空のスチール缶の 声がする ヒソヒソ声で話せ 空を地で行け 最後にカラカラと 笑う 俺はその音を側にして 坂道を下る 道の先は 大きな暗い口の穴
875 :
山崎 渉 :03/08/02 01:14 ID:TahhWmQI
(^^)
876 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/08/14 16:35 ID:8XA0xTOd
自慰 歪んだまま手を動かす うつろいに季節が萌え 光射す明日の始まりに 時の終わりを覚える 下の端に見えている心情 真理を透過しつつも 道理を理解出来ないでいる 椅子に座りながら 煙がくゆる様を見る うつろう 漂う 明日への粒子 手をゆっくりと伸ばしてみる
877 :
山崎 渉 :03/08/15 11:55 ID:6uqIVx7n
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
878 :
名前はいらない :03/08/15 22:19 ID:DTjJHRUR
age
879 :
跋月 :03/08/18 20:30 ID:E8l7MVQH
情欲に生え揃う棘の原野を 逞しく這いずる 錆びた血が砂にならぬうち のけぞる上顎のアーチを目差して 瞳孔を燻す憎悪 瞬きのふいごで ねばい腺液を乾かし 毛根に帰還する陰毛のしぐさで 群れをなし 痛覚に潜り込む 波状の軋り 苦鳴と悲鳴が ささらになった森に見えるか 繰り返し滅び古びた 陰画の集落に見えるか 深ければよい ひたすら深ければよいと 汗のように叫びを滲ませ 炭化した眼球を 抉り出して卵巣に置いたら 何食わぬ顔で出てくる
880 :
跋月 :03/08/18 20:51 ID:E8l7MVQH
降る父の歯を挽き潰すなりわいで幸せ 砕けた歯を散りばめた飯を兄の口に運んで幸せ そのときの匙で経血を掻き出して幸せ 照り映えるたびに夕映えに小便をかけて 冷めたところを下腹部にあてがい ふつふつと下界に湧くおさな心をまぶして じっくりと腰を回しながら磨いてゆく 砕けた父の歯の臭いを兄の口に嗅いで笑えば わたしの背筋は刀身のように反って ひとびとの見守る中 性器が溶けほころんで塞がるまで 夕映えを磨き続ける ときどき頭が ごん、 とぶつかるほど 空が低くなければよいのに
881 :
跋月 :03/08/18 21:10 ID:E8l7MVQH
右の鼻の穴から 左の鼻の穴に 旅するフナムシを飼う船長さんが お誕生日に夢を砕きに 来てくださるから 安心して絶望できますの 色のない舌を呑み込んでみせましょうか ケーキの空き箱の住まいを ワイヤで補強して はしたない遊びをしましょうか わたしを儚げに見る人の視線を分別して 指定日に収集してもらいましょうか 生肉の汁気のような涙を 頬の上で腐るまで乾かしましょうか 眼に沁みます 眼に沁みます 希望はひどく眼に沁みますので 夏場は眼玉までも腐りますの
882 :
跋月 :03/08/18 21:54 ID:E8l7MVQH
引導をわたす機械のからくり 幼女の髪の毛をくべて おののく心臓をたぎらす 鈴のごとく ちりちりと流れる微細な刃の分子で 動脈の屈曲部から裂けて 肩から腰までの唇から 音たててめくれ上がり 粘膜の螺旋のごとく 縛めを千切り 戒めを契り はたかれた水のように散りほどけながら 神経に鞭打たれ 発条のように迸り 痛みが彼方で 砕けるほどにいななく 幾度も 幾度も 命が 底を突くまで 魂が 焦げてこびりつくまで
883 :
跋月 :03/08/18 22:16 ID:E8l7MVQH
右の肩口からわたしの 視線を逃れつつあなたは 時をめぐらせ 予告もなく約束もなく兆しもなく 肩甲骨を開けて忍び入り 肋骨をみつくろって持ち去る もうわたしのへこんだ胸のなかに なにかが棲み付く部屋はない 取り除けられた畳が 骨盤の尖りに立て掛けてある ちょうどあなたのあたらしい恋人が ぱたぱたと 埃をはたいているところです
884 :
跋月 :03/08/19 05:28 ID:3dllnHv1
自分の割れた頭蓋を見下ろして なんとなく佇んでいる なにか感じるところは壊れてしまったから 絶望も苦痛も理解できない ただじりじりとした灼熱だけが 首の上にある 涙も全部流し終わったし もうあたらしい傷も増えない 晴れた空は もう読むこともない詩 緑なす遠い丘々では 牧羊たちが平和に草を食みながら もうわたしのものではない気持ちを 排泄している
885 :
跋月 :03/08/19 12:35 ID:I8I3njNS
どこに立っていても 大海のなかの岩礁にいる 空を舞うものたち ちがう種類の自由を得たものたちを 眺める
886 :
跋月 :03/08/19 13:01 ID:I8I3njNS
アルミニウムの夢から剥離して ビニールが目覚める 撓んだ骨格が区画整理され 関節ごとに街灯が佇んで 散歩がてらの犬がマーキングしてゆく 茶色い衝立で囲まれた一画に あたらしいものでも建つのかろうか 電信柱にのぼってみると それは耳だけが残った食パン
887 :
魚 :03/08/21 09:57 ID:McdJVrcQ
【IGNORE】 偶然の悪戯に 裏側を見透かしてしまう 己の愚かさ その本音は 僕を既に 掻きむしる だから あなたを 封殺するのが 賢明だったさ あの鍵は 再び閉じた もう僕の 話すことなど 信じない事だ 叫ぶ代わりに 笑い続けたいから
888 :
ひらがなのてのひら :03/09/23 06:37 ID:Zv7TqKv2
触れる黒眼のいななき みどり児の門 くぐる為の頬骨を 螺旋に託し 潮染みて立ち上がる 伝令 寄せ波がその 報せならば 返信となるべく 涙が ひと文字 ふた文字 あかあかと 日蔭臭い公文書に 零れる 各種断末摩を 滅菌して取り揃えた露台 祈りが 空ろな 共鳴胴となり 棚の裏の間道伝いに 心を籠めて 病を贈る みどり児の念 踊り子の線 症状の斑 はたと泣き止む眼底の西の村境には 「弁明」の立て札 聞く耳を持たない地図
889 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/09/24 23:41 ID:+ZFGpWB8
ゆらり揺らいだ季節は朧 弛みっぱなしの残り香が 今日も小夏を連れてくる ごらん あちらは悲惨の都 人が人を破壊する ごらん こっちはするする進む 立ち竦む人 羨む目玉 ああこの白い世はげに真か うたた寝の似合う終電車 夜霧を切って 人は寄り添う
890 :
エリセ :03/09/27 06:04 ID:APKwPMX3
>>857 色が嫌いなら何色の中で暮らしてるんだろう。
背伸びをして、虚栄の色を塗りたくっていたのだ ・・だよね?
じゃ、その上から黒色でも塗ったんだろうか。
色のない世界に行けたんだろうか。
891 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/10/12 21:31 ID:e/hkBfMZ
敵は何処だ 敵は何処だ 闇夜の果てに行け 小指で夜風をくすぐる 小鳥が夜更かしの声を上げる 夜風は小鳥を撫で そしてゆっくりと眠りを与えた その下で俺はじっと潜む 囲いの中 虫の這う顔 何も無い闇を指差し 俺は眠らない
892 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/11/08 17:13 ID:+F2yp1cO
あなた さようなら と一言を添えて 夜道の向うへ爪先を向けた 帰り道も知らないくせに 強張った態度を取って 僕を殺そうとでも言うのか 右手が考え出した思考が 街灯のヒューズを飛ばす ゆっくりと脚を上げた つもりだった 進まない 進まない 僕はその一言に殺されていたのかも知れない その瞬間に感じたこと これで最後なんだな と
893 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/11/14 01:43 ID:hHwnaZpp
祈りのフレームは 格言と象徴を象り 水色のベールをなびかせる 作為は滝となり水上に虹を生み 輝きはより軽やかに 侵食は路線図を気取ったところで 阿片を吹かし 紫色の煙で道を分かったのだ そして佇んだ影法師 白い笑顔は煙に巻かれ くすんだまま空は黒く染まる なるほど 道理で永遠は苦痛だと 幸福はぼやく訳だ
894 :
北 :03/11/14 03:04 ID:bHQExdRv
探せは暗合するのが必然なのに、 その麗様に触れられないでいるのは、色!貴様のせいか。混じり続けた今、時は逆立ち乾燥を続ける。 悲鳴は重なり、誰もが瘡蓋をはがそうと必死だ。 見ろ!傷口から赤や緑の滑稽な人間が涌出しているではないか。
895 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/11/30 17:50 ID:n+WBe9Am
幽玄は白銀に染まる 口移して伝わる仄かな雪の温度 影を背負いて白から紅に 抱く空気に妄想を感じ 夜中の涙は靡(なび)くのだ 喜びは明日に悲しみは昨日に 命ある限りは歩みは止めず
896 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/11/30 17:55 ID:n+WBe9Am
待ち人知らず 待ち人至らず 師走の涙は枯れ果てる 鐘の音響き眼を閉じて 祈りはどぶの底に溶け 汚れの中に結した命 時の流れは忘却も生む
897 :
(kau-a) v110.ctktv.ne.jp :03/12/20 12:54 ID:t2DdxhKm
枯れた誰かの目に刺さる草薙 意味も無く泣く夢見に浅黄 喜びは肩から落ち落日に染みる瀬 望みとは須く遠く霞む夢枕 その枯れた手にも現は刺さる 手を置いた肩は力も無く崩れるだけ 足音を消して 歩け
898 :
名前はいらない :03/12/27 02:03 ID:JsBkyBrR
孤独死はしないと思うよ 親より先に死ぬから
雨の夜半に歌一つ その美しき音は言葉の群にひそむ その舞いは街灯の下 蛾の如く しかしここは街 喧々たる言葉が溢れる街 その言葉は街灯の下に踏みにじられた そこから飛び散った内臓は やはり醜かった
ぼやき: あーあと100か。 そのあとはどうなんだろう。 思えば遠くへ来たもんだ。 もう2年半越しか。
2003年へ コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ 有難う
902 :
跋月 :04/01/20 10:53 ID:zeeSdVMP
雨を逃れ去る屋根 飛び飛びの 記憶の角度を連ね 文字により 時間に記される声色を手綱に 血圧を踏み石として 跳ぶ 跳ぶことが ほとばしる希望である 住宅展示場 雨を代行として 読むことができるユニットバスが ひとつ屋根にひとつ 濡れずに住む
笑顔 光 愛のある接触 風 表 表 表 表 何故それに反応しない 影は真実 人の中の真実 見た目は全て 見た目は一部 反応していては過ち 昨日見た夢だろうが 幼い頃からの夢だろうが 死ぬ時だろうが 生きる時だろうが 真実の表には真実があり影があり裏があり真実がある
弦を弾き勤しむ夢 飯も食えず前も見えず 己の腕は日に細くなりゆく 片手に握ったコインを放り 明日の行方を雲に尋ねる そして答えは無く アスファルトに落ちたコインの音だけが 永劫の耳鳴りのように響き渡った
905 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/03/18 02:33 ID:uvroNEoH
愚者の恋 白痴の夢の辺に訪れた 爆弾の様な光と音 擦れた喜びが綻んだ刃を紡ぎ 一つの太陽を産んだ 産声は高天原より世界に降り 白銀と化した同地には 幾つもの皮膚がやはり擦れ合っていた その時に泡だか霧だかよく解らないが 永劫を刻み付ける鐘が耳を劈き そして裸になった愚者は それよりも愚かな感情を指先に灯した 中空を腕にそっと抱き いつまでもそうしていて その姿はまるで神のようであった
906 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/03/21 10:01 ID:KMRXq+JI
喜び 口から溢れ出る唾と絡み合う言質 残り僅かな時を手を繋ぎそっと呟く 祈りの中のほんの少しの憎悪を 明日に上がる月の音に落として 苛立ちを湖に沈めてしまうままにすれば 幾らかはこの最期までの時を 充実して巡っていくことが出来るんじゃないか なんて そして 春ののどけきは可憐の縛りだ 残酷なまでに移ろう空気は 橋桁に惑う凛とした感情となる とか
907 :
ぶち☆ :04/05/03 08:15 ID:lLP+QAKp
すみません… 勝手ながら、此処すごく好きなので、保守させて頂きますネ m(__)m
908 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/05/16 14:56 ID:Zxkof1Qq
アルコールランプの様な灯火を求めつつ アルコールランプの様な灯火を求めつつ 朝焼けを両手に抱いた時に 包み込む憂鬱の射光 ぼんやりと光を帯びたまま 引き出しを開けてネクタイを引きちぎった 朝日はもう戸惑いでしかない 俺はアスファルトが音色をあげている 町並みに愛されるが為に アルコールランプの匂いを辿ったのだ 最後に夜に会った 俺は彷徨いながら アルコールランプの様な灯火を求めつつ 生命を嘔吐した
思うがままに生きることの難しさ いつもいつも感じてる たまに幸せやってくると 後から不幸が追いかけてくる夢を見る 幸せの数を数えて生きなさいといわれても 無意識に不幸の数を数えてしまう自分がいる 生きていく辛さに涙ばかりしている だから不幸に好かれてしまう そんな私の人生 そんな私の人生
910 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/06/09 02:07 ID:Y/q5UnmH
雲は散り散りに千切れ 局所的な雨を降らす 俺は行く先々で傘を差し 肩にかかる雨を厭う トンネルで雨宿るつもりが 反対の出口から差す光に 足をすくわれて 俺はアスファルトに這いつくばった
911 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/06/09 02:30 ID:wu61CR/M
「棒切れ」 指先に 羽根が生えている 夢をみた 僕は 手首を震わせて 空にいる感覚に 言葉も忘れた錯覚を 夢見た
912 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/06/14 01:42 ID:UkjPxn/6
大きい手 彩りも鮮やかなサーチライト スタンドから写る涙模様 さようなら 赤い日々
姉の子の 小さな手の指先にあわせた ドクーンと 電気が走った瞬間 ごめんなさいと 素直に思えた ベイビーソーリー
914 :
ぶち☆ :04/07/24 04:06 ID:z+3DWiOD
【エナジャイズ】 乾いた漆黒の間 二体の蛇が絡み合う 尾を喰い 喰らわれ 本能と 煩悩のはざま 対のウロボロスと 成りにけり 延々たる睡り 目覚めると 乳房にあたる 指の骨格 躯中を這いずり なにかを追い 潤いを飲み干し 更に欲さんと 再び奥へ 奥へ ▼
915 :
ぶち☆ :04/07/24 04:08 ID:z+3DWiOD
▲ 苦渋にも 似つる 呻き声は 彼(か)の人を煽りたて 天へ 昇ろうとし やがて 漆黒の間に するりと 凋落してゆく 外はあかるき 陽光が 街を蝕み 闇は昨日の後悔を 明日のリブライに 変換されてく 暗黙の方程式 誰ぞ 知る 君 我に 打ち込まんと ただ 髪を撫でて 今宵は 睡ろう 忘れるために
916 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/08/22 21:52 ID:40hsNA0Q
闇雲に打ち込んでいた文字のおかげで 隣にいたコーヒーは冷めてしまい 文字がひどく乱雑だということにも気付いてしまった その時に足元を見るとそこに床はなく ふと見上げれば四方は壁が迫っていた そこで俺はすっと真上を見た 中空の一点を見て手を伸ばし そして指先をも見た そうして滲んだ指先を更に飛ばした 未来なのだか現在なのかは分らなかった方向へ 飛ばした すると俺は落ち窪んだ都会の片隅で 眠りにつこうとしていた所だった
917 :
名前はいらない :04/08/23 22:58 ID:ZxgOjhag
『たばこ』 面接に落ちた 東京までの無駄足 外は雨 優しいおばあさんがいる煙草屋で買った煙草を吸う 窓際に座るためにタンスの位置を変えようか考える ついさっきまでは仕事のことで頭がいっぱいだったのに だったのさ
918 :
名前はいらない :04/08/23 23:32 ID:ZxgOjhag
歩いている真後ろで大きな歩く音 靴に靴が当たった 階段 また真後ろで大きな歩く音 俺は唾を二回ほど真下に吐いた 女はぶつぶつ言いながら俺を追い越していった 女は階段を歩く俺をにらみ道路を横切っていった 俺はあの女を殴るべきだった
919 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/08/24 02:15 ID:ddaLlRtR
呵責とは名ばかりにて 命は紅の如くして 覇気を失いて か細き望みに縋らんとす 其の行き先は己の指先にて 指し示されつつ 祈りを溢しつつ 足の後ろに落つ落葉を 後ろ向き歩きにて踏締め候
920 :
名前はいらない :04/08/24 13:21 ID:T6k7pa4o
『この暗がりで』 夢の中で酒を求めた 不死身の黒い悪魔が空を飛んだ 糞まみれな現実でも酒が欲しい 黒い悪魔は今いない 少しの間だけは
921 :
名前はいらない :04/08/29 20:18 ID:C4y0LkJq
『十字架』 ・・花火の音がする 北か西か そんなのどうだっていい そら耳か かもしれない 頭の逝かれた奴が導火線に火をつけると 同じく頭の逝かれた奴らが集まる 一方俺はこれから筋トレ 狂人と狂人が地の果てで交差する
922 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/08/30 00:42 ID:l0JZ2G+f
やはり笑いがどうしても込み上げて来る 八方ふさがりで心の置き場も無いと 寒空へ向けて浮遊を繰り返し 更に曇天になるように伏目がちに手を合わせる 生命線は塗炭屋根に登って行ってしまい 俺は永劫となり轟々と叫んだ 雷の様な命のやり場を失ってしまった 俺がどうすれば俺を取り戻せるのだろう
「透明なエレジー」 街で深呼吸するには 夜明け前が相応しい 汗ばんだ悪夢が冷める頃 始発に追い立てられて 疲れた女が消える頃 忙しい勤め人が 現れる頃 俯いた老人が 灰色に霞む 街路樹の陰が 一瞬濃くなる 透明なエレジー 空に溶けては 夏の空気が1℃ 汚れる 誰かの 溜息と 誰かの 喘ぎで 夏が嫌いなら 夜明け前に起きて 体が眠るまで 深呼吸すればいい 目覚めてゆく 世界に体温を奪われて 少しづつ胸が 冷めてゆくから 透明なエレジーが空に溶けて 貴方の夢が1度覚める 鳥の歌と 街の詩で
924 :
名前はいらない :04/09/09 03:07 ID:issQsD97
俺は才能も金も知能も運も精神力もないどころか全てにおいて敗北を運命づけられてる 敗北を続けるか死が訪れるか その境界線を歩いてる 嘔吐しながら
925 :
名前はいらない :04/09/10 13:18 ID:x6nAt2rC
担当の奴らの面接を受けに来た男が帰った後の態度に本性を見た その完璧なおじきも言葉遣いも身だしなみも受け答えも飾り以下のごまかしだ この糞共
926 :
人形使い :04/09/10 13:33 ID:xK8R12xd
その感覚シンクロ可能な俺 現代の潔癖主義は己を炙るだけの炎 裏あるスマートさがどうやら決め手らしいと腹を括るしか ドンキホーテの何が可笑しいと毒づきながらね ムジナみっけてちょっと安心した
927 :
名前はいらない :04/09/11 01:21:52 ID:VVpeO/8f
『アスファルトの垢』 渋谷を歩く 同じような服 〜な髪型 〜なしぐさ 〜な精神 の若者達 つまり蛆もたからないミイラが沢山 そして蛆虫だらけ腐乱死体の俺 建物の連続 看板の光ちかちか ここに空と太陽はもちろんない その必要が無いのだから
928 :
名前はいらない :04/09/13 14:05:24 ID:wvt8cL7u
胃が痛い 心が痛い 心が寒い 夢を見る お前がそこにいる 俺もそこにいる お前が俺を狂わせる お前の笑みが悲しみがすべてが俺を狂わせる 目が覚める お前はいない 俺はいる もうどうでもいい
929 :
名前はいらない :04/09/20 16:46:19 ID:6yT0sxFs
人類はある生物の死体を発見する その死体を発見した直後すべての人類に災難がふりかかる 死体の魂は全人類の行動と思考を見通すことができる 悪魔とでも呼ぼうか または神でもいい 触れるべきではなかったんだ 赤と黒の支配者 ペテンは滅びる
930 :
名前はいらない :04/09/22 00:42:47 ID:PiyXPK40
夏の日 黒くて大きな蝶々が庭をとんでいた 俺は部屋で身も心も腐っていく真っ最中 鳥が水の中に突っ込んでいくのを見た それから大きなリスのような生き物が木の枝の上にいた ただの馬鹿騒ぎさ
相対の天秤に自分を乗せて 誰かを自分より劣ると思い込めば心は晴れる みんなそれの繰り返しで 出来る限りマシでいたいと心底願う 文句だけなら誰でも言えるのだから 誰でも幸せになれるのだろう それに疑問を感じられる人間が 少しだけ不幸な気持ちになっていく 心の綺麗な人間は 誰かを不幸にしてまで幸せになろうとは思わない 天秤から降りられる人間ならば 自分は違うとすら思いはしない きっと何百年何千年経ったとしても 人間は変わらず相対の天秤に自分を乗せている どちらがマシかでぶつかり合って争い合って 自分の幸せの為に誰かを不幸にしていく 少なくとも自分は その輪廻から抜け出していたい きっと自分も誰かも幸せに出来る方法があるはずだから
932 :
名前はいらない :04/09/24 20:06:42 ID:LyF+tmvq
「楽園」 どこか遠い所 誰もいない所へ行く電車を待ってる 吐気がするから 吐気がするぜ
933 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/09/25 17:23:22 ID:B0CkqZsq
夢見に重み 圧し掛かる怠慢に呪い 良き世に憚り慮り 小便が弧を描き日々 浴びた雨の滴の一つに 弾けた君の汗 そして涙 大地のひびに流れ込み 二度と陽の目は見ず
934 :
名前はいらない :04/09/27 20:00:31 ID:Q3ZjQAhe
「もうない」 地獄の 階段 上ってるのか 下ってるのか わからない ただ 歩く度に ぎしぎし 音をたてる
935 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jpn :04/09/29 18:58:10 ID:+s5B/EaQ
矛盾の倒錯 世界と俺の接合点 表皮と空気のごく僅かの空間に 思い切りの言葉を詰め 身に纏い手を合わせ目を瞑る そして草葉に血で詩を綴り 巨大な空の上からばら撒くのだ トンボが一人空を舞う 俺はうつ伏せに空を見る いかに自分と自分の周辺が矮小か 目を瞑ったままでも 明確だろう
936 :
名前はいらない :04/09/29 22:59:56 ID:ys0EBXK4
「四角」 雲が動いていく 面接官は何かしてる 室内にはイス 机 プリンタ― 男 女 雲が優しく泳いでいく 俺を一緒に連れていってくれ
937 :
(kau-a) 102CTKP.ctktv.ne.jp :04/10/05 01:29:49 ID:xD0BI80d
麦秋の春これ如何に 軒並喜びとは行く端はなしが 僅かに実る灯火に 寄る瀬 寄る夜は時の果て 先の刈り取る黄泉はなく 時と時とを渡り歩かん
938 :
名前はいらない :04/10/06 01:36:28 ID:IzAqbAle
「ビリビリ」 さえない絵の展覧会 見たい奴はゴミ箱を覗け
939 :
名前はいらない :04/10/07 13:39:11 ID:QLKOR2nS
「黒い足跡」 CDを売り払う 捨てること さよならすることで 前に進んできた そのやり方でしか 俺は前に進めない
940 :
名前はいらない :04/10/13 01:32:35 ID:hkEwON/d
「あああああ」 忘れてしまった お前の記憶 もうよく思い出せそ うにない それはかなしいこと
941 :
仮面ライター :04/10/13 11:57:25 ID:vD1qNTKM
942 :
名前はいらない :04/10/16 12:52:41 ID:2sylHxTA
「死色の瞳」 冷えた月のような心 風がびゅーびゅー 穴だらけ クレーターだらけ 足取りはふらふら 首は下を向き 瞳は何も見ていない 何もない 俺を愛してくれないか
943 :
名前はいらない :04/11/06 11:45:56 ID:XvtLPg76
「交渉」 君が俺にしたいとおもってること だけどそれって本当は俺が君にしてもらいたいことなのかも 薄れ行く意識の中 豚みたいに太ったお前が自慰にひたった手で駒を動かす
944 :
名前はいらない :04/11/11 20:06:23 ID:gcbOu1Oq
世界は汚い 俺は汚い 愛は人をおかしくさ せる だけど別に汚くはな い
945 :
名前はいらない :04/11/12 23:22:50 ID:Eak83VZ0
スロースターター 作家になって 君をヒーヒーいわせたい 別に作家じゃなくてもいいけれど 俺はただどこかにいる君を引き寄せたいだけ
946 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :04/11/23 19:47:48 ID:7Dh5s9+a
祈りとは 無下に得るものでもなく ただ普遍的に蔓延し 時として呪いを疑い 意識を破壊しながら 夜道を地で行くがごとく 同胞の魂を演じ 機能的な明日を奪い 著しく証明を犯すのだ ハレルヤ 旅立ちの時だ 手を掴み 合わせ 指を組め そこから祈りの昇華が始まるのだ
947 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :04/11/23 21:37:01 ID:7Dh5s9+a
時津深々 意気揚々 大手を振りて 木を掴み 時雨と春は矛盾の纏 石転がりて 黄泉を覚ゆる
948 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :04/11/25 01:19:09 ID:AlIy0eox
色褪せる? 黄緑色をした夜の淵で 大きな目をした扉が囁いた 頷いた俺の首の角度は 驚くほどにゼロに等しく この世の幾何学的な一般論を 須らく崩しかねないものであった そんなものはお構い無しに 人と人の距離は殺され そして距離が生まれ 俺と俺の孤独の距離はゼロに等しくなっていくのだ 嗚呼
>948 いいですね。後半4行にシンパシーというか、最近曖昧に考えていた思いに 言葉を与えてもらえた気分です。
950 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :04/11/30 02:56:42 ID:BMwIGSOE
浮遊した時は 一つの結果というか悲劇を出産した 何の感情も伴わず 見栄も強がりも纏う事ができず 相も変わらず浮遊した空虚を掴んでいたのだった 俺の花は咲くことはなく 波風とともに遥か沖の彼方へ 沈んでゆく
951 :
名前はいらない :04/12/05 09:23:30 ID:PGFXI8/V
俺は何でこんなこと
952 :
名前はいらない :04/12/05 09:48:19 ID:PGFXI8/V
一過性のグリーン 繰り返す 繰り返す 繰り返す そしていつもの朝 わずかに見えるエメラルドの空 明日は見れないエメラルド
953 :
名前はいらない :04/12/13 19:45:24 ID:YLf8zwpZ
異邦人 人の視線は何故あんなにも冷たい? 町をあるきながら あふれる腋汗 ぼぉっとしてる頭 俺と居場所は交差しない
954 :
名前はいらない :04/12/13 21:46:52 ID:YLf8zwpZ
だるい夜 おおそこの君 たった二分で詩を書くよ だってもう時間だから おおそこの君 もう行かなきゃ
955 :
名前はいらない :04/12/15 19:48:32 ID:Lo/rkU/I
興味ない あらゆることが 俺を 殺す のに 加担している
956 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :04/12/23 21:10:48 ID:la+KSDNz
花 土を食み永らえた心 祈りの遥かを捉えつつ 揃えた足の端を見据え 灰色木馬白と黒の群れ 見上げし前は人の群れ 肩を避けつつも光を迎え 下り下った木琴の果て ついた手の平に血は滲んだ
957 :
名前はいらない :05/01/03 16:47:54 ID:RWx6kAeU
白い息の結末 俺の瞳と体を痛めつけるような寒さが宙を待ってどこかに消えてしまうのを待つ 退屈な退屈な退屈な奴らの死を待つ 本当に 花の寛大さ 犬の寛大さ 鳥の寛大さ 白い靴の寛大さ それらを俺と君に
958 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :05/01/05 22:48:59 ID:EgL+XJ+q
卑猥な球体の矮小な青が揺すれ 小さな黒い穴は海水を全て飲み込んだ マグマ達は恐れをなし 必死になり海水を掻き出そうともがく そして地面は巨大な壁となり 海を消してしまった 打ち上げられた魚達のロンド 先端が美しく銀色の飛沫が上がる 人々はその10本の指で魚達をダンスに誘う キラキラと美しい銀色の瞳をしたままに そして人は穴へと誘われるままに 舞う 波間を舞う
959 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :05/01/08 13:21:47 ID:oyze7y8P
ヨドこびがたばに溢れぐがが 時かかくのど忘れ ちちの存在がぴど際しがる そのキュンダぬだけ祈りごごつち だだオニてゆく時がげその乳房もむがみ だいごのこここきき換え 詩を死を咽ぶ
斜めに降る 流星群に彩られながら 私は朽ちていく 生きる為に散々捨てた 欠けてる奴と嘲笑われる 確かだった感触さえ 僅かになって消えた 七色の街灯は君にあげよう その代わり少しだけ 沈み行く幻想に 物語を足して 宵闇が全て洗い流し 静かに涙が落ちる モノクロのフィルムに 少しだけ色を塗った 奇麗な 色が塗れた
961 :
名前はいらない :05/01/24 07:17:22 ID:gTvFmNYx
衝動 俺のバッファローがゾウを串刺しにする ライオンを追いかけ サイを敵視してる俺のバッファロー ゾウはやめとけって言ったのに
962 :
名前はいらない :05/01/24 09:02:05 ID:Wy04vFG2
この赤い花はあなたがくれた物 多分一番気を引いている女からもらったのだろう 私の所にやってくるたびその花を見て笑みをうかべる 私も汚い花だと解って育ている あなたとは体温をただ交すだけ間 交してる間この花見てる事は気付いてる 花が枯れた時きっとその女、別れをきりだすだろう。突然私の気をひきだすあなた 私が冷めてるのもしらずに。
ネオンサイン 街の息吹 ゆっくりと手を翳し 指と指は出会い絡み合う 君 という記号を見付け この腕で包括してゆく 騙し騙しの時は味気無く去り 爆発的に増える感情は 夜を殺した 僕は叫んだ 君 という名前を
964 :
名前はいらない :05/01/31 01:27:38 ID:eX50PWaJ
汚い笑み 本当の鏡がうつしだす 鬱と震えと孤独 血まみれ 自己否定・・ あるいは死 まさか
穂先がジリジリと萌える 冬の夜空は星も無く肌を刺し 命にも代えがたい世界の炎を殺す 時の果てに辿りつく紛い物の夜露 発露した欲情の為に夢見がちに歩く 世界にはこんなにも光が落ちていて 死ぬまでにどれだけの闇を食らうことになるのか 想像には難いが憶測だけでも背筋を揺らす 君にはその桃色の頬が良く似合う 背をしゃんと伸ばし ジリジリと煙を上げ 少し遅咲きの可憐と煌きを孕んだ様は まるで夜の神だ その口先で命を吸い尽くし 夜の帳の短い指の仕草で 斑鳩の果てを教えてくれ ジリジリと滲む涙の訳は 俺は敢えて聞いたりはしないから
喉から流れる音 慎ましく空気中を漂い 午後の風に吹かれ 町の彼方に散ってゆく 枯れた街路樹の並木 足音は声高に主張を繰り返し 灰色の空気の中を響く 木陰の上 翻した背中に 褐色の木の葉が張り付き 遠い町へと旅立っていくのだ
967 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :05/02/05 06:25:47 ID:ZUq6Em0M
途中まで飲んだ ホットの缶コーヒーみたいだ
968 :
名前はいらない :05/02/05 21:47:18 ID:Mtohg82m
48時間の休憩 ラジオに耳を傾ける オナニーをする パンをよく味わって食べる 本を読む つかの間の休息 だけど とふとおもう おわりはどこにある?
969 :
名前はいらない :05/02/06 09:42:42 ID:M0L7mvxv
午後一時 俺を見ろ 俺を見てくれ 清掃員の女 その手をとめて 薄汚れた俺に気付け
970 :
名前はいらない :05/02/09 19:03:28 ID:hBAA8oJR
沈黙 いつのまにかいかさま野郎に成り下がっちまったと気付く 孤独の墓場のもっと先で 赤ちゃん赤ちゃん俺の赤ちゃん 君だけが俺の救い 君のママも君もいないけど バッグには何も入ってない
971 :
名前はいらない :05/02/09 19:08:21 ID:hBAA8oJR
茶色のペンがを探す 青と黄色 緑の 色彩に殺される まいったねまいったね あの店には茶色のペンがおいてない まいったねまいったね
972 :
名前はいらない :05/02/10 19:08:51 ID:olkjHjRh
誰もいない 重たいポールをもったまま時が停止する 周りの奴らは動き続けてる この時だけは本当の孤独を感じてしまう
973 :
(kau-a) 116CTKP.ctktv.ne.jpn :05/02/17 02:27:44 ID:wwfZY1SG
晴れることの無い黄昏に 煙を吐きながら大股に街を犯す 境界という物に捉われつつ 悲しみという単語を思い出す 嘗て俺を宿した命は 皺の谷の中にあり そしてその奈落の底には 何も無い 死だけ 死だけ 俺は右手の人差し指をゆっくりと上げ 瞳の辺りで止めた
頭痛を連れて行く途上 晴れたような景色に映る遠い山峰 雪化粧を恥ずかしげも無く塗し 俺の瞳の半分に近い面積を殺す 時が経つのを忘れたまま コンクリートに立ちつくし 足の震えを覚えた頃 ゆっくりと湧き上る恐怖 そして2つの手を2つの耳に当て 静寂の雑音を求め 2つの目を閉じたまま 歩く
世知辛くも世の無常 何時しか形は形を消して 全ては記憶となるだろう 君は僕の全てを見たのか 君は僕の全てを見ていない 僕は君の全てを見たのか 僕は君の全てを見ていない ゆっくりと日々は消えていく 感情はゆっくりと消えていく 世知辛いのは世の常か 道路の淵をそぞろ歩く 肩と肩は時々重なり やがて二つの道に分かれた
976 :
名前はいらない :05/03/08 20:49:17 ID:uhJe1pn+
そしていつもの 爆音 こたつの温度を下げた 俺は少し酔っぱらっている 何もかも消え去れ 消え去れ 消え去ってくれ
977 :
名前はいらない :05/03/08 20:56:14 ID:uhJe1pn+
崩れさる灰が俺を包み込む タッタラララッタタ タッタラララッタタ タッタータター 仕事しながら 口づさむタッタータター タッタータター
978 :
名前はいらない :05/03/08 20:56:37 ID:uhJe1pn+
崩れた灰が俺を包み込む タッタラララッタタ タッタラララッタタ タッタータター 仕事しながら 口づさむタッタータター タッタータター
979 :
名前はいらない :05/03/09 12:55:55 ID:wn6ycGiD
覚醒 ブランデーを飲む 腹の辺りがすごく熱くなる 眠くなる 狂気が目を覚ます
980 :
名前はいらない :05/03/13 15:30:58 ID:7LSo4fqJ
遠い影 夢の中 俺は二人の子供を抱いている その時だけは幸福だ
透明な時間 極彩色のトンネル 高速で潜り抜け 音の色は弾け飛ぶ 遠くに摩天楼の明り モザイク模様に溶け 穴を象る そして再び深く潜る 感情の色 感情の形 トンネルを彩る 視線を追うごとに深く 体は固まっていく