セレスPSですが、詩を評価します

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1セレスPS ◆S/pNXZahJM
【大意と流れ】
【良かった表現】
【工夫してほしい点】
【アドバイス】
【表現】40満点 (場面やそれにあった言葉・描写など)
【構成】20満点 (基礎的な構成部分)
【印象】30満点 (詩的な印象・統一感・季節感など)
【タイトル】10満点(詩に合ったタイトルであるか)

【全体】100満点

上の流れで評価します
2 ◆fdoxaV4ywY :2007/04/01(日) 11:36:07 ID:zVNEy+S3
お願いします!

「おみそしる」

トントントン
にんじんの花びらたくさん

トントントン
だいこんの花びらたくさん

おだしに浮かべて
グツグツグツ

泡の中でオレンジと白
ポコポコポコ

かあさまが作りだした花びら
きれいに踊りだしたわ

ぷるぷるとうふも
ふにゃふにゃわかめも
ポコポコポコ

ねぇかあさま、おあげもいれて
わたしおあげが好きだから

そしておあげも
ポコポコポコ

最後におみそを混ぜてかあさまのみそしるできあがり

すてきね、いいにおい
おみそしるのにおい
かあさまのにおいだわ

ホカホカおみそしる
おねぎをパラリ
湯気ごと食べるわ
3やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/04/01(日) 11:44:58 ID:a17xRJGL
新スレおめ!
少し前に投稿したものですがよろしくお願いします。少し推敲しました。
4やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/04/01(日) 11:55:44 ID:a17xRJGL
「夜明けの殺人」

教会から夜明けの鐘がなる

ガランゴロン
ガランゴロン

近所というだけで 別にクリスチャンではないけれど
その鐘は 私の生活の一部に
迷惑な厳かさを残す

頭の中の悪夢を消してくれるような
熱くも冷たくもない羊水に漂い響く
その鼓動が 鐘だと気付く前に
そのまま深く沈んでしまいたいのに

記憶を飲み込むまでの
目覚めの短いひとときは
なにもかも忘れていて
神をも信じてしまいそうな刹那
無垢な乙女を胸に抱き
そして無下に引き裂いてしまうまでの刹那

毎朝 幸福と
自分の悪しき部分を運んできては
もう清くいられないのだと
私に影を殴り落としたまま
傷もつけずに 体の中に快楽と鉛を詰めていく

ガランゴロン と

聖なるふりをして
5セレスPS ◆S/pNXZahJM :2007/04/01(日) 12:35:19 ID:rqrnxIe6
>>2
【大意と流れ】 お母様の味噌汁についてですね。懐かしい感じもします。

【良かった表現】 トントントン グツグツグツ
        これが味噌汁作ってるところの擬音語ですね。
        それっぽい所が日常的でいいと思います

【工夫してほしい点】 語尾の「わ」がイマイチ詩調に合っていません。
           そこは体言止めにしたほうがいいでしょう。
           あと、比喩表現も忘れずに。

【アドバイス】 一度読み返して違和感がないか確かめてみるといいでしょう。

【表現】擬音語はよいです。比喩表現が欲しいです。22点
【構成】全体の印象を考えてみてください  8点
【印象】優しく、懐かしい印象がありました 22点
【タイトル】もっとひねりがあってもいいです。5点

【全体】57点
6名前はいらない:2007/04/01(日) 12:41:23 ID:GGCg+3da
コテ名の入ったスレは
雑談カテゴリ以外じゃ禁止の筈だが。
7セレスPS ◆S/pNXZahJM :2007/04/01(日) 13:01:23 ID:rqrnxIe6
>>4
【大意と流れ】 人間の深い切望と欲望を教会の鐘に例えている詩ですかね
        全体が隠喩のような詩でしょうか。

【良かった表現】 >ガランゴロン   これがそういうときの効果音。
>そのまま深く沈んでしまいたいのに  ここで不思議に感じさせるイメージ。

【工夫してほしい点】 どうしても宗教的な印象が残ります。
          細かな日常風景の対比が必要かと思います。
          
【アドバイス】 詩としての魅力は高いです。
       ただ、色目をつけすぎているように思います。
      やはり生活の中の表現をもっと取り入れてほしいです。

【表現】もう少し日常的な場面が欲しいです。 28点
【構成】ほどよい技法でした。 20点
【印象】庶民的な印象が欲しいです。 22点
【タイトル】詩調にあっています。 8点

【全体】82点
8セレスPS ◆S/pNXZahJM :2007/04/01(日) 13:08:15 ID:rqrnxIe6
>>6 あまり来られないのでどのくらい大変か試してみてます。削除覚悟で。
9 ◆fdoxaV4ywY :2007/04/01(日) 13:29:50 ID:zVNEy+S3
>>5
評価ありがとうございました!
アドバイスしていただけて嬉しいです!
10呼ばれた気がした:2007/04/01(日) 15:17:05 ID:9Q6wpsu9
「十等星」

宇宙の果てまで 数多の星があるならば
夜の闇は 光を持たぬ星の色
目に映らぬ輝きの下に生まれる 我らは星の子

宇宙は回転している 運命の輪
神の傀儡である以前に 星屑の塵
人は 青い星の上に生まれた飢える病

光に焦がれた黒い星々が 偽りの太陽を崇める
心の闇を照らすのは やはり闇
飢え病み かぼそく 衰え果てても
心が宇宙である限り 闇から逃れられない

宇宙の果てまで 光が届くのであれば
夜の闇は 誰かが生きた記憶
目に映らぬ輝きの下に営まれる 我らは光の子

宇宙は平衡している 天秤の皿
神の審判が来る前から 終末を歌う
人は 青い星の上に営まれる儀式の羊

影に怯えた黒い星々が 偽りの太陽を滅ぼす
心に影を作るのは やはり闇
血を流し 狂い悶え 涙が果てても
心が宇宙である限り 闇から逃れられない

幾億もの黒い星々がスターバトマーテルを合唱する
「ドロローサ! ドロローサ!」 これは渇望だ
嘆き叫べよ 震える夜闇の中で
叫びに応えた青い星は その弧状に聳える鉄の島々を溶かすだろう

心は宇宙 我らは闇の子
11  ◆UnderDv67M :2007/04/01(日) 15:39:36 ID:Ydh/oJBn
>>6
セン5の7割が馴れ合いだからそんな硬いことを言っているとポエ板自体が成り立たない
12  ◆UnderDv67M :2007/04/01(日) 15:40:14 ID:Ydh/oJBn
ちょwwセン5関係ないじゃん<;`∀´>
13セレスPS ◆S/pNXZahJM :2007/04/01(日) 15:59:37 ID:rqrnxIe6
【大意と流れ】 宇宙とその中の小さな地球、それから人の対比ですね。
       上手な表現も見られます。形も整えられてますね。
       そして闇の心の中に生きる人間を主として描いてるのでしょうか。

【良かった表現】 >宇宙の果てまで 光が届くのであれば 夜の闇は 誰かが生きた記憶
        ここはとても上手いです。 不思議さの中に希望もあるので。
 
【工夫してほしい点】 やはりこの詩も色目をつけすぎている印象を受けます。
           詩調を崩さずに日常描写を入れるといいと思います。

【アドバイス】  ある程度親近感が必要かと思います。 

【表現】 日常の場面が欲しいです。 31点
【構成】 七連の飛び出した部分が痛いです。 17点
【印象】 庶民的な表現と印象を。 22点 
【タイトル】詩調と合ってますが、もう少し工夫が必要かと思います 7点

【全体】77点
>>7の全体訂正。 78点です。
14降る日 1:2007/04/05(木) 05:51:22 ID:cYJlRfiR
天気を想像していた
顔を洗う猫
机の上に載せて

あの日
猫を見かけた
崖の先

端から
転がり
落ちても
立つだろう

簡単に君なら
だから
選べた

そんな君
似ていると
言わなければ
眺めることも
無い
無かった
はず

15降る日 2:2007/04/05(木) 05:52:19 ID:cYJlRfiR
なぁ、猫。

命名された
から

命を剥ぎ
取って

名だけを
残したの
だろう

そう
君が
突き倒したのだろう
その装束で
闇夜を駆けて

雨音のように
静かに
激しく
闇夜を駆けて

そうしてまた
天気を想像していた

きっと
あの日と
明日には
何かが降る

なぁ、猫。

お前の名をなぞるよ
そんな時は
あの
可愛い笑顔を

重ねて

重ねて
16名前はいらない