1 :
名前はいらない :
2005/06/06(月) 09:07:06 ID:ldNgNZXy
あたしは爛れ腐臭のスル汚物であると同時に 何モノにも侵されていない純粋分子です 白昼の歪みから 生じて 生じて 剥がれる理性の下に内包されていたものは 膿んだまま腫れあがっていく 痛覚がないのは麻痺しているからか 神経がいかれているからか あなたという薄い表皮を一枚失くしただけで 零れ落ちる こんな風に
あたしというものは 果てしなく液体であり 流動し時には濁流となって 小さな世界 例えばその心を掻き乱す あたし の 早すぎる心的アポトーシスの覚醒 蒸発してしまおう 大気に散るように やがて嵐と共に 嵐と共に・・・
お題「覚醒」で、317さんの尿淡泊で投稿してものです。 ちょっとだけ訂正して持ってきました。 今回は前回のようなペースでは書かないと思います。 ゆっくり ゆっくりのんびり書いてゆこうと思っております。 旧仮名遣いは間違いがあれば是非ご指摘下さい。宜しくお願い致します。
5 :
名前はいらない :2005/06/06(月) 10:11:47 ID:f4ishhdA
|(・ω・) |テテテー♪テケテンテケテン♪ | |つ¶つ¶| がんがってね0さん好きぽ = ( ̄ヽ(ニ二二二二ニ) = (_′.| ◎ 8◎ | =⊂ニニニニ_( )/__/ )ニニニ⊃) V V
6 :
名前はいらない :2005/06/06(月) 12:41:30 ID:nFPKKvTI
でも0さんあんた 薬で朦朧ながらにかいてんの よくわかりますからーーーっ!! いいけどね面白いから
>>5 AAとか懐かしすぎますから!かわいいなぁ、
バイキンマンのUFOみたいですね。ありがとうございます(*・ー・)名前はいらないサン。
>>6 わたしも後日読み直して驚く部分は多々あるのです。すみません。
これでも精一杯の脳なんです。面白いやつでゆるしてやってくださいです。。
今日は外回り×残業で泣きそうです。だっておんなのこだもん。
[aoi] あたしの悲しい子宮に息吹く 可哀相な夢想の胎動 尊い鼓動も透明で とても楽譜に書き起こせません 白く眩しい楽譜には 天に昇る音の階段 可哀相な夢想の愛し子 オオハマボウの黄に泣ける 花の名前に決めていました (…おかあさん…おかあさん…) あなたが大きく咲いたなら いい香り きっといい香り けれどもあたしは血を流す 虚しい夢想の弾ける音は 哀しくも やはり無音 けれどもこころを劈くには 充分すぎる あたしはまた血を流す 月のぐるりと巡るたびに (…おかあさん…おかあさん…)
9 :
0 ◆kTbUDdAxZI :2005/06/06(月) 21:16:46 ID:ldNgNZXy
あなたは愛している者が死ぬというときに なにが出来ますか わたしは何も出来ませんでした けれども彼の生を残したく 言いました 「セックスしよう」 彼は16歳で テレながら笑って はぐらかしていたけれど わたしは泣きながら言いました 「セックスしよう、ねえ、しようよ」 奇跡が起こればわたしの子宮に 彼の生のかけらが 芽生えるかもしれないのだから けれども奇跡も奇跡のかけらも 生のかけらも消え失せました いまわたし一人がここにいます わたしは夢想と戯れます それしかいまはできません
[生き餌の在る…] 光り花咲き乱れるに 忌々しきかな己が影 生き餌のかかった釣針が ゆやんゆよんとゆれてゐる 死者に問う ああ 死者に問う わたくしは釣り揚げらるる 頃合いでせうか やつとそちらにゆけますでせうか 結い上げた髪が黒光る 涙ためた水瓶に一尾でおります 今また はた、と 一粒流れゆ 流れゆいて蓮華に落つる たれが食べてくれるでせう こんなに腐れたわたくしを うち棄てられて乾きたい 雨に流され帰りたや
11 :
名前はいらない :2005/06/06(月) 21:33:20 ID:7og/n0Vg
真っ白な譜面に 君のかいた後の 残る 微かに 消えかけた音符 もう 君の音はならないが 誰かの弾く音は 君の書いた あの日の 思い出の譜面だよ
[絡め取る指先] 地下道の蛍光灯 その端に透けて美しき哉白き蜘蛛の巣 ちつぽけな歪んだ哲学 それから醜ひ性がかかっている けれども 蜘蛛は手をつけない 空腹をじっと堪え凌ぐ どうやら蜘蛛は人間どもより ずいぶんと賢いやうであります ええ 不味いにきまっています いっしょうけんめいに編まれたであろう 美しい形状ささやかな罠 わたしは指で絡め取る 気まぐれに 戯れに 神がわたしにそうあるやうに 罪など微塵も感せられぬ そういう修羅におりますゆえ
淫 婦BabyLonely 気狂い伝道師を一晩相手して ユダの独白がプリントされた免罪符1シート 歯の隙間に挟んで得る幸悦に 爪先まで痙攣して乱れ飛ぶ色がリスキー あなたが太陽を失くしたって 天動説が巡っているあたしには 大したことじゃないから ホラこの胸で眠ればいい Hell or Heven 両極に引き裂かれるよりも こんな快楽に貫かれて 燃え尽きるほうがいいでしょ 漆喰に貼り付いたまま眠るフレスコ救世主の 高尚な微笑みはフェイク 畏れているなら そのリビドー売り払って 真っ白な子山羊を買ってきて あの眠りが 覚めてしまう前にね 天国は寝台の上で揺れる裸体の奥深く 夜が来る前に 腕から滴るぶどう酒を飲干すルール 忘れないで
あなたのしなやかな指は何故この体温をしらないのだろう 逢い引きは月光の丘で 満ちている方が好きよ 光浴びて白くたゆたう あたしはいつでもそう 真珠の首飾りをあげる 蜘蛛の糸に垂れる雨粒 嗚呼君が為蜘蛛を潰す 魅せたいのそんな欲情 満ちている方が好きよ 逢い引きは月光の丘で あたしはいつでもそう 光浴びて白くたゆたう 蜘蛛の糸に垂れる雨粒 真珠の首飾りをあげる 魅せたいのこんな欲情 嗚呼君が為蜘蛛を潰す 愛してるは蜜色の形状 月のように満たすのに この四肢に塗り込める あなたはいつでもそう 美味しく頂いて下さい 蜘蛛の糸に垂れる雨粒 嗚呼君が為蜘蛛を潰す 魅せたいのそんな情欲 月のように満たすのに 愛してるは蜜色の形状 あなたはいつでもそう この四肢に塗り込める 蜘蛛の糸に垂れる雨粒 美味しく頂いて下さい 魅せたいのこんな情欲 嗚呼君が為蜘蛛を潰す あなたのしなやかな指は何故この体温を知らないのだろう
>>11 いつか自分の色で同じ曲を聴かせてくれる方がいるのでしょうか…
ジャジーに、わたしは希望を持つ勇気さえ今はありません
未来に焦がれることが出来ない、、、、
17 :
名前はいらない :2005/06/06(月) 22:24:43 ID:7og/n0Vg
いえ まだみつかりはしません ただ 自分の音は つくっている途中
疱瘡のように 首根に撃ち込む 情欲の種子 生ける弾丸 ルガーがピンクの硝煙をくゆらせている間 蒸気が性欲を飽和至らしめる 磨り硝子にいくつもの粒 垂れ落ちてゆく幾人もの淫らなわたし 裸で水を充たした湯舟に泳ぐ 大きな蓮の花びらを食む 鮮やかな艶やかな ああ 花は卑猥
>>17 待ち遠しいでしょう、、、。
きっと意識して大切に愛の歌を作るひとに出会える女性は(男性は?)
本当に幸せな方だと思います。ええ。本当に。
重低音でいかせて あたしは卵を産まずに潰す チューニング 音 そんな風にずらして あたしは卵を産まずに落とす 割れた殻で傷つける あなた存分に憎しみの落とし子 チューニング 音 調子はずれでサイケ あなたの焚いた香に泳ぐ
おおー、すでにあっちのスレが1000突破している……(n‘∀‘)η おめでとうございます。 独奏、良いですね。何だか前にも増して、緊張感に満ちているかのようです。
灰色の空に 軽く掻き鳴らすギターの まず弦に触れる音 一等好きなのは逃したくない 想いを溜め込んだ 初まりの音 気怠そうに首を傾げる 聞いたこともない次元の言葉 あなたがいるところの 鳥の恋の囀り わたしは2文字以上 覚えていられないから 始まりの音と 「ア・イ」という歌詞 其れだけを抱いて 透いてゆくように聴く 捉えられない もう これ以上 抱えられない もう これ以上 始まりの音と 「ア・イ」という歌詞 始まりの音と 「ア・イ」という歌詞
ギュンター社製の緑の空 ゴーグルの外はもはや平穏 あたしの中で続く大戦 忘れ去らるる硝煙弾雨 閣下の悲劇とイノセンス 守る兵士はあたしのみ ギュンター社製の緑の雲 ゴーグルの中はナチス狩り
うすっぺらのポジフィルムに 病んだ指紋がべたべたと それからあらゆる外的悪意 さらにはモノトーンにて覆い焼く死の重なりて形成すもの 花めく小さきレースのドレス溢れんばかりの幸福の形状 けれどももはやぐすぐすの哀しい切片にすぎません 映写機にかけてはみても もうどこまでも単調な醜悪と混沌の影ばかり ああ それならばもはや光などと 闇に堕ち 漆黒に融け あらゆる負の極限で とぐろを巻いておりますゆえ 世界の終わりが来ましたら優しく起こしてくださいな 幼女がひとり余所行きの レースのドレスでまいります
25 :
名前はいらない :2005/06/07(火) 11:37:10 ID:wYFtHzKi
ピアニカの なつかしい 音色に 川のながれる 古びた 図書館 君とよく ギターとセッションしたっけ 思い出には 音がならないから 今少し 色つけてるんだ 自分の 声に
26 :
名前はいらない :2005/06/07(火) 15:50:24 ID:25Yb2363
暗すぎるだけのじゃなくて少しエッチなのも混ぜてください>1
>>25 ピアニカ懐かしいですね。
大西洋にピアニカで作曲家気取りのわたしがいました。
思い出にもここにも音は無く
愛した人もまったくの無音
愛し子も無音の胎動
果たされなかった願いもやはり
音無く夜空を滑りゆく
わたしは妊娠したことはありませんが
妊婦さんに憧れます
自分の中にもうひとつ命があるって
孤独じゃないと言い切れるような気がします
わからないけど
愛したい
ヒトを愛したい
わたしはそれのほかに逃げるばかり
臆病
枯れた配水管はあなたの長すぎる絶望 光見えない長過ぎる管は 宇宙突き抜けてアルコールにささるマドラー 自閉症の惑星達を優しく掻き混ぜる優しく あふれ出るあぶくは立ち上る冷たい涙 あの時聴こえたトランペットに 暗闇はジャジーに震える震える アレはほんとは最後のラッパで 世界はとっくに終わってるのね オレンジ代わりにスライスした 孤独な太陽で飾る果てしなくあっけない終局 あなたとっくにイッてるし あたしはひとり花弁をいじる 2匹の心音が響く響く エンドロールに永久和音の成立 わたしはほんとうにただの言葉遊びが好きな自閉症の子供ですね
ハローシュガー 白い波止場であたしの乗るべきあなたを指さす ビリーはスラムの十字路で あの悪魔に会ったって ひもじかったクリスマスを自慢げに語ったあとで 手に入れた例の指の話 ビリーは背中に天使のタトゥー 始めて人を殺した夜に 悪魔の指を手に入れた 極上のコードを操る けれどもビリーはギターを棄てて 湿気たパンを毟る日々 ああ 蛍光色の魚たち ああ 甘い痛覚知らないまま
ああ ビリーの癖毛に遊んでる 「 も っ と あ な た を 食 べ た い の よ ! ! ! 」 ハローシュガー 黒い真夜中マンハッタンの十字路で ギター弾きが皆憧れる例の指を手に入れた けれどもビリーはギターを棄てて 静寂を手に入れた 腹ペコ悪魔は餌を求めてあたしの乳房に噛みついた ああ スウィートな欲望でしょ ああ リスキーな快感でしょ ああ まだまだまだ 速すぎる ああ 悪魔も大したことないのねって
重低音がこのあと続く ビリーとあなたとあたしの後に 重低音がずぅっと続く 誰かのハートが止まるまで 重低音がどこまでも続く 地獄を貫き通すまで 重低音がこの後続く ビリーとあなたとあたしの後に
自分の中にロックがあるとこんなものをたまに書いてしまって 後で読んで恥ずかしくなるんです。 恥をさらして如何せん 平成侍そう簡単にはハラキリしませぬ
33 :
名前はいらない :2005/06/08(水) 13:14:20 ID:vDRBV3qg
収集してください あなたが散りばめた言の葉を
34 :
名前はいらない :2005/06/08(水) 13:35:33 ID:JKD0mnDx
どうぞ あなたに 響きますように 夢の音色に 手をかけて 君は王様みたいに すわってて
空はたぶん その旋律だけあれば青くなるし それがなきゃ 鳥はとばないと思う
無音演奏からのリライト [ナイフINザ☆ストロベリージャム] 目が覚めたら枕元にナイフ S&W 直径20センチ 手にとって見たら柄に誰かの名前 掠れてるでも頭文字はY ナイフは危険を有するから 甘過ぎるストロベリージャムの瓶に突き刺して ギラギラの情熱を麻痺させて… 四角いカンバスに収まりきった晴天は今日もイケない 盗人も性犯罪者も 政治家先生の公に出来ない金銭に関する捺印も みんなきっとこんな晴れの日に 磨硝子越しに世の中を見る 世界なんて小さい 腕にストロベリージャム塗りつける 美味しく食べられる そんな夢想 日が暮れてあたりまえな夜が来ても 持ち主は戻らない あたしが使うために用意された そんなものらしい シャイ あなたが一度でも姿を現してくれたら すぐにでもそれをしてイクわよ
38 :
雨 :2005/06/08(水) 21:19:03 ID:66QFSQOd
…こんばんわ。約束の「カニバリズム」です。 ちょっと手持ちが無かったので、さっき書きました。 雑談スレに置こうか、とも思いましたが、昨日キレたばっかりなんで どうにも顔を出しにくいなぁ、と(泣) なので、済みませんが、ここに書かせて下さいませ。 【カニバリズム/Cannibalism】 @人間の肉体を食用に供する行為。アントロポファジー。 この名称は、言外に人肉を食する事が【Taboo】である事を示し、その倫理基準は 語源である(Canibal/カリブ族)スペインが属し拡大に尽力していた【西洋キリスト教】に 求められる。尚、食人をタブー視しない文化圏においては(さほど多くは無いが) 他の食肉を扱うのと同じく、心理的葛藤を抱く事の無い食人が行われる。 A民族的/宗教的な意味合いを持つ食人としては、同一化願望をその源泉に持つ 【族内食人(エンドガミー)】が主流となる。素朴な原始宗教(アミニズム)においては、 ヒトに備わる人格・力といったものを外在性の存在と捉え、それ故、先人の能力を 自らに取り込む(同一化)為に、それらの『宿った』肉体の一部を食すると言う行為を行う。 ハワイ諸島に伝わる「マナ」の受け渡し等も、形を変えたエンドガミーと解釈される。 B異常心理としての【カニバリズム】とは、度を越えた同一化願望がもたらす 【ストーキング】の究極形と、【性的サディズム】から来る快楽殺人の一形態とに大別される。 前者の代表例としては「佐川 一政」が有名。又、後者の食人行為は前者と大きく違い、 ひたすら犠牲者の冒涜を目的とする。なお、食人犯罪者として最も有名と思われ、 【ハンニバル・レクター】(羊たちの沈黙、フィクション)のモデルである、と言われる <エド・ゲイン>であるが、実際は知能の発達に多少の遅れが有り、彼にとっての人体とは その他の家畜と同じ程度の「マテリアル」であった、と推定されている。 …まぁ、簡略版ですが。
雨様、こんばんは。 わざわざはるばると有り難う御座います。 なるほど、わたしの願望は >同一化願望をその源泉に持つ >【族内食人(エンドガミー)】が主流となる。素朴な原始宗教(アミニズム) >異常心理としての【カニバリズム】とは、度を越えた同一化願望がもたらす >【ストーキング】の究極形 以上のものに属するのだと知りました。 それは自ら、感じておりましたが。
嗚呼 彼の人の死肉喰らわば まこと新しき生を授かるが如く… あたしあたらしく 破られて 羽根を広げて飛び立つわ 鱗粉浴びてクールな夢を イク為の糧にして 左から2番目のパイプベット あの上で ことに興じて 美味しいってイッテ…
41 :
雨 :2005/06/08(水) 21:51:25 ID:66QFSQOd
…他人の願望に口を出すつもりは有りませんが、 出来れば、人間の肉を食べるのは辞めた方が良いです。 雑食性の動物なので、きっと不味いですから。 或いは、相手を食べた所で同一化なんて出来ない。 ヒトは独りで生まれ、独りきりで死ぬ。例外無しに。 …まぁ、母の骨をかじった私の言う事じゃありませんね。御免なさい。
いいえ。きっと不味いことだろうとは思います 人間の美味しい調理法を 映画デリカテッセンのフランス人に教わりたいものです 不味いでしょうねえ ほんたうに 骨ですか その情景を思い 狂おしくせつない愛しさを感じました 雨様あ(>_<) あなたはきっと悲しくも正常に愛を知る人かと思います
43 :
人形使い :2005/06/08(水) 23:07:47 ID:smICbThC
新スレおめでとうございます! 私は逆に恐ろしいほど愛を知らない 乾いた人間です。 たまには狂ってみたいです。
『精神病棟で詩作』(3年以上も前に初めて建てたスレッド) 920 :snow ◆myLN68N. :02/08/26 01:32 ID:Jep6nx4S ぼくはきみを知らない ぼくはきみを知らない それはぼくが自分で望んだこと オモイヲコロシタママヒトハイキルコトガデキルノダロウカ? やがて訪れる死の眠りを ぼくは成すすべもなく受け入れるのだろう きっとすべてを諦めるのだろう その時を その瞬間を きみは知らなくていい 知らないほうがいいんだ イキルコトッテナニ?シヌコトッテナンダロウ? きみにそしてぼく自身に問いかけた言葉 答えはまだみつからないけど わかることはただ一つ ぼくはまだ死んでない ぼくはまだ死んでないんだ
ユキ MEWくんと3人で真夜中に一生懸命詩を編んでいたね ユキ ふつりと途切れたあなたの生はどんな星よりも眩い ユキ 最近わたしまた大人になったの あなたは永遠に未成年 ユキ ハルシオンのせいで忘れっぽいから刻みつけておくよここに ユキ あなたを糧に生きています ユキ 天国の天気 今夜も綺麗に晴れですか ああああああああああ 逢いたい逢いたい逢いたい逢いたい逢いたい逢いたい逢いたかった!!!!! どうしてなのどうしてなのどうしてなのどうしてなの一体全体どうしてなのよ!! 「愛しています」がこんなにも この部屋充たした涙よりも溢れ出してて止らないのよ 愛しています 滞りなく継続中
振り返ったらやっぱり 水槽の水 澱んでるんだってハッキリわかる わたしは詩人じゃないし もう画家でもないの 永遠に痛覚をしらないままに 夢を泳いでゆく魚 あなたの死という恐ろしいリアルに 痛いよって泣かなくていいように あなたがあえて守ってくれた あなたの死という恐ろしいリアルを 永遠に覚えないまま夢に泳ぐ魚 あなたはまだまだ死者なんかじゃない
アルコォルそれから色んな薬の為に 間違いもたくさん犯しましたが あれらがあってそれ故に まだ生を保てていたようです 2年前のあの荒れ狂っていたわたしのことを あなたに告解する為に 今ここに在ります 2年の月日を贖う為にわたしの時間の全てを費やします
書き込んでくださった皆様ありがとうございます。 もう眠りますので明日全てレス致します。 お休みなさい、今日も一日生き切った全ての人に、お疲れ様とお休みなさい
ああ 詩ではなくただの垂れ流した涙だけで本当に申し訳ありません。
50 :
名前はいらない :2005/06/09(木) 09:47:03 ID:wxieQSvb
655 :名前はいらない :02/08/04 21:24 ID:??? 確かにお前は何もかもが違う しかし、そんな事は気にするな。 多数決が全て正しいと思ってる奴等は凡人だ。 それ以上でもそれ以下でもない。 社会に忠誠を誓ったただのアリだ。 だがお前は違う。 まだ気付いてはいないようだから教えておく お前は独立した女王になるんだ。 そう語りかけられていたな 預言だったといまになっておもったが 女王よ あんたはその風格を貫き通して切ってから 望み通りに死んでいけ
>>21 ありがとうございます^^ でも緊張感はフェイクでした
わたしはこれから毎日、早朝にわたしの神によって洗礼され
そうして孤独な告解を続けてゆこうと思っています。
>>26 充分にそのように成熟したと思っておりますが足りませんか
>>33 詩でしょうか?語りかけでしょうか?詩中にある「あなた」のソレを一粒一粒
ゆっくりと拾うと良いかと思いますよ。焦らなくともあなたがいる限り消えることは無いのだと思います。
>>34 ハロー ミスターID:JKD0mnDx
どうかそのように歌ってって
どこにあっても歌ってって
あなたは許されているんだから
>>35 では夜空はどうですか?
夜色はどのような旋律で深くなってゆきますか?
いつかみたように
白梟はやはり翼をはためかさずとも滑るように飛ぶでしょうか?
>>43 ありがとうございます^^
正常な人間であって、あなたのお書きになるほどの詩を編める指が
この世に在るとはわたしはとても思えないのです。ええ。
>>43 その、あなたの女王様は1ポンドコインのレリーフになるが如く
その胸に彫り込まれたのでしょうね。
あらゆる透明な職人達の手によって・・・
わたしは賢治先生に移植された思考回路で太宰とナチスにニーチェとに視姦された15歳だった わたしは賢治先生に移植された思考回路でパラニューク風に暴走してみようと思う24歳になった
[NOコンドームでオーケー、あたしは詩人じゃないけど詩人を孕んで産みたいのよ] ハロー 今夜もヤリたいって下半身が主張するんでしょ? ヤレ ヤリまくるのよ 違う! 腰の骨が組み違っちゃうくらいによ!!!! オーケー。あなた方その冷笑!!!ソレが正常ってサイン そこのホワイトカラー、シマシマキャンディみたいなネクタイ!!! 労働は自由への扉だと思ってる?チガウのよ そんな却下された書類の裏でいつまでオナニー続けるつもり? ハイ!そこの2ちゃんねらー!そうboringボーイ&ガール、あなたよ そんなスーパーのチラシの裏でいつまでオナニー続けるつもり? ブチ撒けなさいよ!!!! その馬鹿みたいって笑われそうな理想掲げて その汚れてるって後ろ指差されるような妄想晒して 恥を知れ?そう恥を知るのよ!そして知を以てオーガズムに昇ってくのよ!!
公然猥褻!!でもあたしたちは性犯罪者じゃないの!!!生犯罪者なのよ!! 犯せ!!生への罪を犯せ!! そうしてあなたの今日が終わるころに深く悔いて泣きなさい!!! あなたの神はあなたの罪を全てを許すし洗い流す!!! あたし保証してサインさしあげる 犯せ!!犯せ!!詩を以て読む者聴くもの観衆全てをレイプすればいい!! ヤレ ヤリまくるのよ 違う!! 脳内細胞が組違っちゃうくらいによ!!!! 許す、許すわ この乳房に極太油性マジックで詩を書き殴ることを許すわ!!! 生の意志を持つ男たち生の知性を孕み産む女たち 殴れ!殴れ!!そのビターチョコレート列べたみたいなキィを叩き殴り続けなさい! メープルシロップの蓋が開かない あたしは今それだけでのたうち回ってるのよ!!!!!!!! 再結晶化してゆっくり閉ざしたその精神をジャックナイフで貫き破る!!!! そうしてその極上のシロップ、ここに、さあ!ブチ撒けなさい!!!!!!!!!
推敲なんてしないから 要らない単語がいっぱい デリート出来ないだってもうそんなにデリケートじゃない ちょっと遅めのランチタイムは この独唱に費やしたかったのよ あたしは妊娠しないけど詩人を孕んで産みたいのよ
毎日が退屈なら上司を笑顔でブン殴りなさい!! 嫌でも愉しい毎日になる 本音吐き続けて嫌われなさい 嫌われて嫌われて最後にそこに残った者が あなたが生の全てを以て愛し守り続ける相手よ!! ローリングスターひび割れた道を 転がり続けて磨かれなさい シューティングスター真っ暗闇を 燃え堕ち続けて磨かれなさい 一人で光る球体になれ どこでだってあなたは輝く
面白くなくなった? そんなクダラナイ理由でココから去らないでよ あなたが面白くすればいいのよ あたしだって踊ってやるわ 優秀なコピーライターはいないの? 秀逸なキャッチコピー他板に張りつけまくればいい レシピ板は行ったの? 彼らは調理法を知ってる きっと言葉だって美味しく調理してくれる
著名人になりたいとか 金持ちになりたいとか そんなクダラナイ欲望も全部棄てなさい!! 性欲食欲睡眠欲は必要不可欠だけどね それら三大欲求は生の求めるものだからオーケー 生欲を暴走させて生犯罪を繰り返すのよ!! 死を尊ぶんなら相対化させて 生が等しく尊いことを知りなさい!! どうやって知るかって? 辛酸をナメろ男根をナメろこの乳房をなめてみろ 手首だって切ってみたら? あんまり深く切りすぎないでよ? 知識を喰らえロックを喰らえあたしのパンチを喰らってみろ!!! アルコールを鍛えろ筋肉を鍛えろ 一週間ぶっ続けてセックスにでも興じればちょっとはカラダも締まるわよ 充たされて満たされたなら何十時間も寝ればいい ハルシオンざらざらと三日間くらい眠り続けてみたら? 迷惑をかけろ親不孝もしろ そうしてあなたの今日の終わりに悔いて悔いて泣けばいい 朝は5時に起きなさい!! 夜の間にあたらしく洗われた空気の中で 毎日あなたのあなただけの神に洗礼され続けて また産まれなさい
雑談より今朝の添付 開かれた魚眼には シエンナに 光沢油落とした屋根瓦が 滑り落としたレンズには 庭木たちの緑青が 定位置にて けれども 跳ねるようにころがる魂には 浮雲流す蒼天幕が ああ ぴかぴか ぴかぴか 世界がぜんたい輝く朝です (…慣れぬ光がつきささり 肺魚の眼が潰れそう……) それからゆっくり目蓋を閉ざし あとはもう 鳥たちの囀り 銀機の轟き 秒針の呟きつづけるのを くるくると 録音してゆくばかりです ああ おはようございます そちらは如何でございますか
60 :
0 ◆kTbUDdAxZI :2005/06/09(木) 15:39:18 ID:8V7PUOFG
タイムオーバー 生犯罪者から労働者に戻るけど メッセージがあるからageてきますね 「今夜またあなたに会いたい」
61 :
人形使い :2005/06/09(木) 22:26:57 ID:9NFUrrwQ
―『私』にできることは、良くも悪くも、いつ何時も、生きることただそれだけ
>>51 私はいつも隙間にいるのが好きな性質で
人間と人間の間
もしくは天と地との間で
相対的に自分を知る感覚に満たされます。
例えば廃墟は時間空間両軸上で境界が生まれていて
だからとても惹かれるのです。
また一方で何者でもない確固たる自我っていうのも
いつもひしひしと感じていて
そのあまりにも自明な感覚がもたらす圧倒的な孤島の臨場は
誰かに縋ることを虚しくさせてしまいます。
ということで、心理学の知恵の実を齧った私は正常の物差しが玩具に過ぎないことを知っていて、その私の存在は限りなく世界に依存しながら限りなく自明なのです、という面白みの無い自己紹介。
追伸;はじめは少し揺らぎのある方だと思っていたけれど、実はとっても芯が通っていて、でもその筋はとてもしなやかで。
美しい人なのだなと気付きました。
おやすみなさい。
人形使い様こんばんは。ご丁寧に自己紹介、それから勿体ないお言葉を頂けて 大変恐縮です・・・・ 心理学の実を囓りましたか わたしは10才程からあることを境に精神異常というものに直接この指で触れる 生活を送るようになり、あまりにも密接に思春期を共にしなければならなかったために 自らも目に見えて歪み出したので途方に暮れて、 貧弱な知識のままいきなり精神医学書・心理学などを読み漁ったりしました 書物を紐解く際に「例」を見ます、精神異常の多くの他の「例」を それがまたわたしには悪影響だったとも思います わたしは他者に感情移入し易く、同類相哀れむといいましょうか 他者を他者だと割り切り見て見ぬふりができないんですよね、悪い癖です けれどもその性格故・永遠に恋人であろう人とも逢えました それは周囲の皆が不幸な出会いだというのですが 当人がそうは思っておらぬのでそうではないのです 恐らくわたしの目に見える揺らめきは薬の副作用かと思います 精神薬とはもう7年ほどつきあっていますが、破滅型で無鉄砲で鬱も酷かったので 乱用をした名残が記憶力の明らかなる欠如です
その為にこの前もましゅうに迷惑をかけてしまいました(^^; ここ一週間は仕事に没頭せざるを得ないこともあり薬に頼らずとも 自分を酷使しきれましたのでこのように意識がはっきりとしております 人とは遅れて社会に出たものの 労働の、ほんとうに良きことだなぁと、実感している日々です。 生活が引き締められますからね わたしのように惰性垂れ流す生き物には労働は良い意味での枷です。 残業から解放され家路につくときの心地良さ、 もし自殺などしていたら味わえなかったものです。 わたしはお花屋さんでバイトもしていたために 生の、本当に尊いことを植物たちに教えられます。 昨日も近所のおばあさんのお庭で作らせて頂いている夏野菜の成熟していく様子を カメラにおさめたりしながらそれを感じておりました。 ご存じでしょうか?蜜柑も柿も石榴ももう実をつけているんです^^ わたしは石榴の成長を見るのが本当に好きです。 鴉たちが朝の仕事に忙しく啼いています、もうおはよう御座いますですね。 では。
0さんめっけなのです(嬉) 【乙女喪失】 躰ばかり大人になりゆく私は 心こそを開拓されたいと願う ぬー。短すぎる…。
>>64 女又様、今晩は。短すぎても嬉しすぎる来訪です。
ありがとうございます。
短すぎてもタイトルが無くても
戯れでも
文字を降らせてくれるとわたしは本当に潤います。
干涸らびそうだった。
ここだけでもなく、わたしの世界は全体。
あなたが尊い一滴の雫です。
その一滴の底で
わたしはまた一枚あたらしい鱗を拾う
躰に銀針で縫い付ける
ありがとうございます
砂漠をまたむこうへ
泳いでゆきます。
>>64 夜毎
躰が熟れてゆく
ぷち、ぷち、と音を立てて
膨らんでゆく
誰にも気付かれないように大声で悲鳴をあげるわたしの
夜空に高く編み上げられてゆく未完成の独唱は
ある時ついに
大気さえも貫き鋭く月に突き刺さる
結った三つ編みをつたって
月面から
鈍色の血が垂れ落ちてくる
喪失感
明日午後
音楽の時間に
あなただけに話そうと思った
[白い砂漠] ああ これは丁度、そう ガス・バン・サントの ピアノの旋律が始めにあり それから少し陽気に駆け 日が沈み 昇り また 日 ・ ・ ・ あとはもう ただ 此処に 産み棄てられたという思い 何の糧も無く あたしはもう 水 透明な 一滴を乞い ・ ・ ・
頁を捲る 尊い文字は一滴も 無い 白 ・ ・ ・ ・ 低い声で呟く 絶望のヴェリーグッド 糧無き白にただまた白い雲が流れ コマ送りのハイウェイ、その先に誰が居る? あたしは自ら 一 文字、 また一文字と歩き続けて ピアノの旋律をまた捉える (その間に、細く長い足を持つ羽虫を一匹殺しました 羽根は透明でした 白い壁に張り付いて境界線を無くして エンドロールも無く消えてゆきました・・・・・)
[新しい玩具] 無音と それから真っ白い2次元に もの凄い速さで展開してゆくこのベクトル違いの愛 青いインクそれから注ぎ込むダイエットコーク アルコールではいけない透明でもいけない 理由は言えない 染色体地図を広げて正確に組み立ててゆく そこに成立する狂おしく懐かしい玩具 あたしという塩基色素で思いのままに塗りあげる 新しく覚えた一人遊びはとっても楽しくってクレイジー もう誰も止められない止められるはずがない 愛してるんだもの あたしは 無音の 笑み ごめんね 先に 謝罪 でもあたしを 誰が留めてくれる グッバイ 束の間の正常
[こころから言えるよ] アルファベットに迷って目的地に着けないならまだいい けど アルファベットは新しく異なった意義を与えられた きっとそう あの娘はいつだって意義を示していたもの 新しい文字列はまた違う けどおそらく同じくキュートな味 色で言うなら柔らかいイエロー 神聖な「何」か そんなのが好み あたしは行方不明になった あの娘が行方不明なんじゃない だってきっともう思い出さない 今が楽しすぎて でも それでいい あたしは絶望(ing)であるあの娘と手を繋いでただけ 生まれついて負の性質 あたしは 向こう側へ行ったあの娘とはとても手を繋げない あたしには熱すぎて 蒸発したくないからこぽこぽと言葉だけ吐き出す 涙一滴でも流したら さっき得た一滴の意味がなくなる けど最後に思い切り笑って拍手する オメデトウ!
可笑しくって止らない しあわせでもないのに一人で笑うってほんとうにアウト 今日思い出して笑ったよ あの5分間 ほんとうに眼が見えなくなったんだよね 解りやすく言えば 目眩とか貧血のときのような感覚 視界は真っ白 あの鮮やかな白と類似するんだもの 不安でとりあえず手探りで何かに触れる それが何だったか思い出せない でも確かに何か無気質の固いものに触れてしゃがんで その5分間をじっと其処で過ごした 「気持ち悪い」って呟いたあの時のあたしの台詞が 今日のあたしに刺さった 久しぶりにもの凄い痛覚だった でも笑い続けた それから一人遊びに没頭した
反吐が出る
プチトマト…立派に育ち過ぎ↓と大きさが変わらないけどまだ堅そうな緑 トマト…やっぱり難しいらしいまだプチトマトと同じ大さ、数も少ない 胡瓜…変なカタチぐるんて。小学校の時はヘチマくらいの胡瓜が育ったけど… 茄子…まだ花が萎れて実が膨らみだしてるところでも多分そんなに大きくはならない 柿…もう実をつけてるって昨日知った、早い時からゆっくりと熟すんだね 蜜柑…↑に同じく
74 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 00:23:01 ID:HhG5xRmE
あーあ細胞の構築に失敗しちゃった あたしは今日一日玩具を取り上げられた子供だね 「幼児退行が激しい」と父親が言った5月4日の夜を思い出したよ 東京は晴れているかな 鉄筋コンクリートの白い箱の屋上にあなたはいつまでも凍えている 涙ってゆう豪雨に打たれながらそこに座り続ける けど午前零時は逢い引きの為に 重い扉を開いて また死んじゃうじゃない馬鹿 あなたの再製造は難し過ぎるんだよ
75 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 00:32:52 ID:HhG5xRmE
名前はもう意味を成さない 棄ててしまおう あたしの毒気は誰にでも解るみたい 随分腐っているし臭うんだろう ブルーチーズだったなら 美味しくアルコールと飲み込んでもらえるのに その人の舌に甘えるのに とても食べれたもんじゃない 蠅に産み付けられてく卵卵卵 そうして孵る蛆たち 皆に忌み嫌われる 死に張り付くあなたたち ああわたしも彼の死に張り付いているものね 醜いあなたたち 惨めなあなたたち あたしの肉を食らい尽くして飛び立って頂戴 もう無になりたいのよ 美味しく喰べてね
76 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 00:52:45 ID:HhG5xRmE
言っておくけど あたしが死んでも オマエにこんな風になって欲しくないのよ いつまでたっても変わらないのは同じだけど オマエは賢いからこんな風には生きないだろうけど 他を求める欲を知らないまま 停止してしまいそうでイライラする オマエはいつまでもロボット あたし専用AIロボット ブチ壊して 別のモノに組み立ててやろうか 雨に晒され続ける街角のオブジェにしてやろうか このスパナとレンチを認識して さっさと余所へ行ってしまえ もっとイイご主人に拾われて大切にされて頂戴 その忠実な作動は理解不能で あたしはもうヒステリー
77 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:09:17 ID:HhG5xRmE
あたしは忠誠心の高い 白い兵士を3 黒い兵士を2 持ってる 遭遇する敵1体 コマンド 白→護衛魔法 黒→攻撃 まず 敵のターン ただのアタック 白の護衛魔法で無傷 黒が攻撃して殲滅 変な効果音 レベルが上がる 体力2UP 魔法1UP 忠誠心3UP 62円を手に入れた ガリガリ君が食べれる っておいおいまたガードが堅くなったよ 誰かにめちゃめちゃに叩きのめされて征服されてみたいなあ 兵士→飼い犬 白×3馬鹿シーズー何故か昔からシーズー犬は家族であたしに一番懐く 黒×1賢シーズー唯一の男の子家柄はいい 黒×1ラブラドール太りすぎもうどうにもならない食欲
78 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:21:48 ID:HhG5xRmE
ロキソニン最強伝説 レキソタン?奴はまだまだ甘過ぎる セパゾン?レキソと変んねYO! パキシル?あいつはナカナカどうしてだけど ロキソニンが最強だと〜虫歯の激痛に遭遇するたびに思うーYO〜 なんてったってバファリンより攻撃力高い〜 半分が優しさで出来てたりしない〜 もう体全て鎮痛能力〜 ロキソニンもっと欲しいけど いつもあんまりくれないね そんなにマメに通わないといけないの そんなにあたしに会いたいか〜 あのーすいません 左上なんですけどもういっそ引っこ抜いて差し歯にしたいんです 即答 駄目ですっていわれたー 歯医者さん家から徒歩一分 なのに何故かサボリがち 次は13日夜7時30分 わかったよ行くよ行きますよ
79 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:25:45 ID:HhG5xRmE
猫とイルカの合成獣がいない詩板は けっこう誰かの死を歌う死板になってしまうから 早く復帰して変態右脳を見せびらかして頂戴 そしたら笑ってドーパミン 余裕をもってたまに短歌でも詠めるね
80 :
人形使い :2005/06/11(土) 01:27:15 ID:Zi8iPQxi
>>62-63 いろいろ話をしてくれてありがとう。
あなたならばわかるだろうと思う打ち明け話は沢山ありすぎるけれど、それらは時間をかけて話の端々に散りばめられたらいいなと思っています。
今ひとつだけピックアップして話すならば、どうせ生きるのだから楽しい事がたくさんあったほうがいいし、ここで交わす言葉がそのひとつになったらいいなーという事。
酔い筆御免
美しい人、あなたにやすらかな眠りがありますように
81 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:31:05 ID:HhG5xRmE
そういえばここは詩・ポエム板だけど ここはもうマイナス感情焼却場 夢の島 しまいには短歌とか言ってしまってる 好き勝っ手していいですか?ってスレタイにすればよかった あ もうあるか ポクポクチ〜ン
82 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:44:35 ID:HhG5xRmE
>>80 ああ、人形使い様今晩は。
すみません、いつもこうなのです、そいつもああ、しまった。とその後に気付きます。
わたしはどうも勢いを考えたり出来ない猪突猛進型です(=A=;)
陽気な歌あたたかい言葉、それを
そう、折角立てたのだからそういう歌で埋めていきたいと強く感じました。
感動です。
ありがとうございます。あなたこそ本当にそのような人なのだろうと思います。
天文台で今日も素晴らしい詩を編んでください。
皆が楽しみにしております^^おやすみなさい
83 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 01:53:28 ID:HhG5xRmE
>>82 2行目「そいつもああ」→「そう、いつも、ああ」
わたしはよく文字が抜けます…
私は、 最近めっぽう物忘れが非道いので、す。 0さん素敵な詩をありがたう。鼻歌が浮かびました。 【輪唱】 視線で罅割をなぞ〜る、ッハイ すると 指先が月面にとど〜く、ッハイ 血液を半分こしよ〜よ、ッハイ それで 攪拌し漫ろうたお〜よ むふふふ ふ〜 )合唱♪ 攪拌し漫ろうたお〜よ むふふふ ふ〜
かあさん作つてあげますから 大きな魚骨を持つておいで 夕餉に食べるやうなのでない もつとおおきな魚骨だよ そこの磨り硝子のやうに 半分くらいは透けてゐますよ 髄骨幾つも欠けている 飴を煮詰めて待つてゐますよ かあさん欠けた髄骨も 飴であたらしく作りますから 持つておいで葵の花 かあさん作つてあげますから
86 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:00:06 ID:PPbuVCej
>>84 ふふふ女又さんこんばんは。
わたしはこれは何処か民謡のように
女だけが歌うきまりになった民謡のように感じました、不思議ですね
ッハイとかふふふ〜とかそういうのが混じっているからかしら
女が井戸端で水仕事をしながら声を重ねて歌うのです^^
87 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:11:52 ID:PPbuVCej
いる ゐる 居る と 動詞に続く いる ええ、ああ、うう、難しいなあ
88 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:17:36 ID:PPbuVCej
こうして女は産むことの出来なかった子供ですらも愛し続けてゆくのですね 孕んだこともありませんが こころのなかに産んでしまっているのです 名前は黄色い花の名前 海辺に咲く葵科の花 大きく咲いて揺れている
89 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:26:16 ID:PPbuVCej
網戸が壊れていたために 小さな羽虫がきております この一枚の光る画板に 走りきて頭をぶつけている 印度の虎狩り聴かされた ゴーシュの猫のようですねえ 真っ暗な部屋の中でこの画用紙は眩しく光る
90 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:33:44 ID:PPbuVCej
もの解りの悪いわたしは 痛みでやっと覚えます けれどもほんとうに今夜のは良かったのです これはあのひとの供養に欠かせぬもの 一滴、二滴と拾います 大事に大事につかいます 有り難う御座います
91 :
名前はいらない :2005/06/11(土) 21:40:33 ID:PPbuVCej
刺してから 涙が出るまでに43分 まったく鈍い痛覚でした
92 :
兎 :2005/06/11(土) 21:50:26 ID:8KiLZyor
いつの日にかこの思ひをせうせむ。 だつて、今現在必要な物もさらぬも 十分に抱えきれない程に 我と言ふ人の皮でできた皮は真に小さく 壊れ易い だからあだなる物をどんどんと切り詰めしはさることなり そう思ふようにせし昔の我は 今の我ならず 昔の我が今の有様を見れば 未だに思ひを忘れぬようにと涙流せし姿は真に滑稽であろう。 いつの日にかこの思ひせうせむ。 繰り返す悪夢の中、その日はいかでか喜ぶべき。 そう思う今の我は何故か。 嗚呼、そうと花束を捧げん。
>>86 女だけが歌う歌、素敵な響き^^
ありがとう、0さん。
94 :
人形使い :2005/06/13(月) 23:05:26 ID:CyhnFFnd
>>82 猪突だなんてもってのほか
ちりちりするような迸る言語にはいつも憧れます。
ましゅうさんとか北さんとか饂飩っちもそうだけれど。
天文台
私はとてもとても寡作なので期待されると心苦しいです。
のんびり眺めてくれると嬉しいです。
うー申し訳ない。
返信がとても遅れてしまったので
お詫びにとっておきのRock songをこっそり教えます。
Yo la tengo "I can here the heart beating as one"の5曲目"Deeper into movies"
私はこれを聴くと必ず青空にうわーって叫びたくなります。
それではおやすみなさい。
95 :
名前はいらない :2005/06/15(水) 20:56:19 ID:gVzWABYV
0たま来ないですね(寂
96 :
名前はいらない :2005/06/18(土) 11:08:20 ID:QmIOo3tr
来ないね。 罪を突き付けられて あのひとは罪だと思いまくってるし沈んだら上がりにくいんだから 雑談連中との交流はやめるべきだよ 図太くもないし強くないんだから ただ詩だけ頑張ってくれたら そこから真雪さんが元気なのかはわかるんだから
97 :
名前はいらない :2005/06/18(土) 12:22:59 ID:ikeaa3l4
雑談連中、ね。大した言われ様だね。
98 :
名前はいらない :2005/06/18(土) 16:45:44 ID:QmIOo3tr
名無しでそんなことわざわざいいにきたのか?名無しで雑談常連様かw スレ汚し失礼しました。んじゃ。
お元気ですか 俺はあいかわらず 不愉快ばかり胸に溜めています 裏切り者の歌ばかり聴いてます また大嘘つきの詭弁のお相手にいらしてください ここの空は青いし 風もたまには吹いてます
[名も無き曲、譜面上の光景] 目に映るもの、あらゆる全てが彩度を失っている輝度は高いと見えるが 右を見ても白 左を見ても白 空を仰いでもみても白 勿論、地も白だ 体を成す境界以外なにの区切りも見当たらない 白い砂漠に滑らかな一枚雲に覆われた白い空、地平線ですら朧ろ 砂は細かい結晶だ 舐めてみたら甘かった 砂は全て「彼女」の甘い記憶が副作用によって結晶化し砕けたもの 甘いが、しつこすぎず淡泊、そんな糖質 BGMは単調なピアノ曲 夜に踵をならしたジャズではない、ましてや花めくワルツでもない
或る特異な心情、「彼女」の緑線線状楽譜を カオスの生白い指先が気怠く奏でているのだ 実に憂鬱、実に、、、 白地の世界に自分一人分の影を落とし、音の上に座る 革靴に入り込んだ白砂を落とし靴紐を結び直し立ち上がる それから先程肩から下ろした巨大な魚骨を見下ろし溜息をつく こいつの影もある 白地には綺麗に白骨化した巨大魚の影が落ちていることも付け加えよう いつまでもこの半透明の物質のことを考えると気が滅入るので 自分に2、3の溜息を許してからまたこの大きな荷を肩に背負い歩き出す この砂漠をどこまで進めば、この仕事は、またこの魚骨は報われるのか 気紛れな「彼女」 明日には、いや、一時間後にはこの白を忘れ振り返らずに日常に流れる そういう疾患だ
けれども魚骨を背負って歩く どこまで? 終着があるなら臨界点だ 「彼女」の(一種異常ともいえる)愛の臨界点 「マドモアゼル、ご所望の魚骨です1.8メートル強、見事に髄骨も欠けています、マドモアゼル?マドモアゼル!」 甘い菓子の焼ける香ばしい香り、午後2時半 「彼女」はティータイムのためのレモンクッキー作りに忙しい ひとつのことしか脳に留められない「彼女」は今現在というものをささやかな平穏の中に留めている けれどもまたすぐに此処へ戻る 帰巣本能だ ここはもはや「彼女」の巣なのだ 白い狂気、悲哀の一点にて、「彼女」はただこういった魚骨を愛でる 愁いの旋律の中で ただその味を確かめたりするのだ 孤独を忘れることに努めるのだ
「マドモアゼル、わたしはまた新しいものを採掘して参りますから。良い午後を。」 麻痺した病者の魂からは充分な糧は得難い けれどもいい 永遠に続くかにも思われるような春の白日の如き音色は 極上の珍味である
>>92 兎さん、お久しぶりです。ご無沙汰ですね。
夏に移り変わりゆきますが如何お過ごしでしょうか。
古語は大変難しいですね。ちゃんとした指導を受けたいものです。
仕事さえ余裕があれば、そんなカルチャースクールに、なさそうではありますがw
古語は意志が固くあらわれていいですよ。凛としており素敵です。
自在に扱えるようになりたいものですね。
恥を覚悟の上で書いてゆくうちに身に付いてゆくでしょうか。
詩を有り難う御座います。sakuちゃんが不調でしてね。淋しかったですよ(^^
ありがとうございます。
>>93 女又さん、こんばんは。時間軸はずれていますが。こんばんは。
音楽室って大好きだったのですよ。ピアノに映るわたし、成長してゆくわたし
汚れを知ってゆくわたし、戻れないわたしを静かに映し続けたピアノ。
ソプラノで、合唱が大好きでした。きらいな子、多いみたいだけれど好きでした。
歌ってるときだけは、どうしたわけか、疎外感みたいなものを感じなかった。
不思議。
>>94 人形使いさまこんばんは。寡作、良いことだと思いますよ。
垂れ流しだけではどこかもったいない、ひとつの作品として完成度の高い
仕事をなせることは重要だと思いますです^^
Yo la tengo "I can here the heart beating as one"の"Deeper into movies
チェックしました。早速にでもCDショップの友人に聞いてみようかと思います。
ご紹介有り難う御座います。青空に叫びたいものです。
その前に青空というものを正視できるかしら。
>>95 来ましたよ。こんばんは。
>>96 ご心配有り難う御座います。けれどもこれほど図太く憎々しい女もそういるもの
ではないと思いますよw沈んで沈んで浮上はしませんが裏に突き抜けますから大丈夫です。
雑談は良いですよ。散歩道でご近所の肩に会うような心地であたたかですよ。
わたしは口を噤むことにはしましたが。十人の方々にご迷惑ばかりかけるので。
>>97 雑談は雑談で大切だと思います。コミュニケーションはどんな部デ在ろうと大事です。
ですからわたしはもう浸食しませんね。すみません。。
>>98 これはまた血の気の多いレスですね。平和にゆきたいものです。
所々の漢字、、、とか、もうあまり気にしませんよね。ふは。
[バイバイギルビー] ギルビーのなんてもう飲めない あなたの要求飲めないようにね スミノフかストリチナヤ持ってきなよ この格好のまま涎垂らして待ってるから あなたが柔らかくて美味しそうな孫に 一粒のヴェルターズキャンディーをあげるとき 「女は悪魔だよ」と耳打ちしながら思い出すのがわたしでしょう それと同じように わたしが堅くて苦そうな行く末に 一粒の錠剤を落として飲みあげるとき 「男は犬以下よ」と舌打ちしながら思い出すのがあなたなのよ あなたは孫の背を見ながら思い出す
ストレート7杯について来られない出来の悪い空間は6畳だったこと 岩波文庫を好んで納めた本棚は、らしく炙った軍機が列べてあったこと 壁に掲げた世界地図はまだまだソビエト連邦だったこと どの引き出しを覗いてみてもわけの解らない薬が散在してたこと それからそれらの引き出しの底で 色とりどりのビー玉とキャンディが被害者ぶって転がっていたこと… あなたはわたしに毒されて駄目になった任意の男A 接点があったという事実によって警察にいくつかの質問をされる いつあなたに首輪を嵌めたか思い出せないわたしは そんな過去は本当は捏造されたものでグスグスになっていた脳に刷り込まれただけだったのだと考え出す 猜疑の果てでマドラーをゆっくりと掻き混ぜる 氷は楽しそうにまわり飽和した音は水滴になって垂れ落ちる ギルビーのなんて飲めない 何よりそれが動機なのよ
[looking for ××××] 一人で生きることなど不可能だと皆口を揃えて言うでしょ 教会でも神父がそう言って 縋る思いでローブに泣きつく兄がいた 週一回のミサに一年間通い続け告解を続け洗礼される そうしたら誰もが兄のようになれるかって? そうならばキリスト教は大繁盛してるはず わたしは純日本製の宗教観の上に大量生産された 迷えるリストカッター先行者 決して消えないように仕上げた傷で告知する SOS? 否 「この傷にピンときたら殺してね!」
110 :
つづき :2005/06/19(日) 19:08:12 ID:Kno+9npn
精神のベクトル修正が出来ずに噎び泣くのよ 悲しいことはもはやない、不幸もない 夢も希望も望みももちろんないけど 線状の楽譜が演奏を続ける、山折り谷折り緑に光る 心音はまだエンディングに届かない 明日も正常のフリしてキーボードをたたくわたしの中で、 あらゆる生に繋がる欲が蒸発してゆく そうして梅雨らしくない青空に昇っていったきり二度と還らないのよ それでも生きろと世間様、神父も、わたしの、わたしだけの神も ああ パートナーを捜さなきゃいけない アルコールに強く音楽浸し、ひどく甘党で香水は決して付けない男
111 :
つづき :2005/06/19(日) 19:09:53 ID:Kno+9npn
そう パートナーを捜さなきゃいけない ショートケーキの苺を一口で食べてくれて、ちょっとどころか大分イカれてる男 だから パートナーを捜さなきゃいけない この心臓に根を張って決して枯れることなく咲き続ける男 <決して消えない傷を刻む方法> ・肉切り包丁で腕に切り込みを入れる ・反対の角度からもう一度切り込みを入れる ・切除できる状態(肉片)となった部位をためらいなく削ぐ。 (これでクソ下らないその生涯を終えるまで生の冒涜者となりますのでご注意を。)
パートナーが男である必要はない女でも大型なら動物でもいい けれども男に生まれたかったくらい男が羨ましい 男は馬鹿でもあるけれどもあらゆる面で女子より優れてる 粘菌・魚類の次になりたいのが人間(男)かもしれない 今日こそ死のうの思ったけど昨日歯が欠けたのを思い出して明日の 歯医者の時に先生にみせてやろうと思ってやめた 生き留まる理由なんてそんなもの
正常なフリして社会に溶け込んで 企業色を練り込んだ絵を描く絵を描く絵を描く… そうして小声で哀れな絵筆に告白する 疾患も腕の傷も覆い隠しきれない 上手になんて溶け込めない 噎び泣いているのは苦しいから そして仲の良い絶望とやらに絡みとられているから 容易い 精神の皮膜を破るなど 排泄されるべきだった負がまとめてぶちまけられる 生きている意味も目的も無い 理想やまして夢だって無い 微かに虚しすぎる祈りが在るのみ(それは報われることはない) 死に喰らわれてしまえばわたしは解放される
こんなことあなたに話しても理解の及ぶところではないでしょうね だってわたしたちカテゴリーが全く違う パパは近いかもしれないけどあんなに生きているんだから やはり違うんだろう 所詮理解し得ないだからあなたもわたしも孤独なのね 春の花が綿毛になって散った 残った茎や葉は枯れてゆられている あれは死体ね 生は飛び立ったのだから朽ちるのみで この躰もそう朽ちるのみとなる 脳裏で首を吊るすのにいい高さのしっかりとした「何か」を探すわたしは 熱い涙というものをわたしの水面に垂らす わたしを沈めるための液体の棺をこしらえる毎日 わたしはじきに死と結婚する
115 :
人形使い :2005/06/19(日) 22:28:51 ID:eb0YeZGu
>>105 ありがとう。ゆっくり書きます。
そうそうそれと、正視もなにも、青空そのものがあなたの指先に棲んでいるじゃないですか。
私は知っています。
私は何にももたれないで立つ事ができる。
直立歩行を知っている。
あなたの感受性へ秘密を一つ打ち明けます。
(例1
書き溜めた詩をまっさらな紙に山ほど印字したら胸いっぱいに抱える。
よく晴れた風の強い日に、ビルの屋上に住居不法侵入して、くるくる回る空調の室外機の上から、通りめがけて思いっきり詩をばら撒く。
とびっきり美しい空想の言葉で街中を爆撃、爆撃、爆撃する。
そして思いっきり走って走って逃げ出す。
人と建築物の間をすり抜けてどこまでも逃走する。
やがて誰もいない時間と空間、都市の空白にたどり着いたら、水を一口飲んで底抜けに笑う。
テーマ曲はもちろんDeeper Into Movies
誰のためでもない自分だけのための爽快な作戦を幾つか胸に秘めていれば、惑うことなく、白い獣の気高さでメガロポリスを駆け抜けることができる。
.( )、  ̄ヽヽ、 _____ \ ~´ \ / ,-ヘ、 ,へ\ | / ,-、ヽ /,-、ヽ| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ゝ `( O| || | O)´ | < ジャムは氏ねやヴォケ |(. ο o ο| \_________ \. ∀ ノ \_____/___ /ヽ_∠=_=_―|=::::::::リリリリリリリリリリリリリリリリリ |> |/ ̄(_)L| |ヽ(_)~~~ ズガガガガ ドキュソちゃん【どきゅそちゃん】 心の底から腐っていて、平気で勝手放題を働く。 人を人とも思っていない。 アソパソマソAAから生まれたと思われ。
117 :
兎 :2005/06/19(日) 22:34:10 ID:+2RJYglQ
最近忘れっぽい。 「きっと疲れてるんだろうね。」 置物の猫がそこに居た。(疲労限界突破! 「見つからないの。」 探し物は見つかりましたか? 徐々に徐々に暗くなり 世界はやがて傾くだろう。 探し物は見つかりましたか? どこかに落とした宝物 今では落としたことすら忘れてる。 落し物は見つかりましたか? 誰かにもらった宝物 周りに馴染む そのための切符 落し物は見つかりましたか? 鴉が迷子になったから 魚が陸に上がったから 探し物は見つかりましたか? あぁ、どこにも見当たりません だって初めから貰い損ねたんだから。
>>115 人形使いさまこんばんは。
なんて素敵な作戦、計画!!
逆さまに見てみても何処までも灰色の街だから
美しい色彩で編んだ詩を投下、投下、投下。
大空襲さながら、詩人は路地を走り抜けて笑いが止らない。
白い紙片その弾頭が憂鬱な建築物に触れ爆発して撒き散らす、色、色、色
スピーカーが叫ぶあのリズムで叫ぶ、小鳥の囀りの如き恋を孕む歌
それが歌だって?それが詩だって?それが真理だって?
指先のマニキュアラメ入りの青空を銜えて小さく頷く「それが真理よ」と
建築物はハッピーな色に爆撃された明日は塗装業者が忙しい
今日の真夜中にレモンクッキーを焼く
そうして天文台の詩人様方に毒入りの差し入れ
ハッピーになる毒を持った明日は天文台がレモンクッキーに爆撃される
キッチンでくすくす笑う、そんな無想が止らない夜の街はクッキーの焼ける匂いで
夢に落ちた人たちがママを思い出して甘い夢を見る
あなたに出会えて良かったとまだよく知りもしないのに心底思うのです。
あなたのカキコみが在るとは気付かず子供じみた
AAを張ってしまいました。昔、↑を作ったのはわたしなのですよ。子供でしょう。ふふ。
久しぶりにAA大辞典を見たら登録されていたのではってみたところズレてしまいましたよ。
>>117 兎さん、こんばんは。詩をありがとうございます。
>周りに馴染む そのための切符
なんというかこの一節には衝撃に似たものを感じました、
ショックだったんだと思います。
そんな切符があるのかと、存在すら知らなかったのは
わたしが貰い損ねた一人だからでしょうね。
捜し物、そう、なにを探していたのかしら、もう思い出せないし
元々なにも探していなかったかもしれない
精神が朧、いつだって朧、春の霞を切り取ったように朧
記憶障害は都合が良い。忘れてしまったのね、と、諦めがつくもの。。
兎さん、また来てくれて有り難う。
鴉は大丈夫ですよ。あの子は本当に駄目なときにのみわたしに接触を求めるのです。
だから今は大丈夫。便りの無いのがその証拠。長い付合いだもの。今彼女は大丈夫^^
漢字の所々の変換間違いはもう気になさらないで。
3年前優しいひとが『夢十夜』のAAを張ってくれていたな ___ _________ ∨ || ∧ ∧ /ノ人ヽ || (,,゚Д゚) (゚ー゚#) ||о__ < |=| >━┳(/ | ||### ( /つ) ||( )⊃||###  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _______∧________ 大変、感動いたしましたわ。『夢十夜』第一夜は特別ですものねぇ。 マスコット的に昭和大正擬古を連れてきました。 この歳になってはもはや酔いのなせる技です。かわいいんですものねぇ。
122 :
兎 :2005/06/19(日) 23:25:25 ID:+2RJYglQ
あっれ〜?何で自分の顔って思い出せないんだろう??? 便りがないのは元気な証拠、ですか。 何と言うか嬉しい様な寂しい様な複雑な気持ちになる言葉ですね。 ま、でも近すぎても遠すぎても変形しちゃう物だから 腹八分の関係が良いのかもね〜。 それでもヤッパリ寂しいかな。 元気でもたまには便りが欲しい物ですね。 あ〜、最近暑いよ。 また夏が来ちゃうよ・・・あの無意味に暑い季節が!!
自分の顔、きっと百以上、其れよりもっと沢山の表情を鏡の中で見てるからどれが本物かわからない どれも本物だけどどれに1を定めたらいいのか解らないいつの間にか思い出せなくなる。 わたしも思い出せませんよ。容姿形態なんて、肉はぎ取られて魂だけになってしまえば なくなっちゃうんだからきっと必要ないですよw 夏は、好きなんですが苦手です。海に潜るのが好きなので好きなんですが どうしても肌を露出する場面が出てくるでしょう。 ずっと醜い体を隠し続ける季節であれば、冬だって海には潜れるんだから。 でも夏野菜の生長が微笑ましいです。シシトウ、プチトマト、それからトマト、茄子、胡瓜 みんな元気です。夏の夜はクーラーを切って本物の夏の涼を捉えたいですね。 その涼しく清らかなこと。 彼女はまだ若いから。そして今まさに精神の歪みと面しているから。 きっと一人で生き延びこの世を堪えるのに精一杯。でも一人で生き延びなければならない。 一人で産まれてきたんだから、わたしもまた今一人で戦うものの一人です。 一人で戦って、疲れたらおいでと、ただそれだけ伝わればいい。 寂しさも憎しみも負のあらゆるものは容易く浄化され消えてしまうものだから いつも花のように生の陽を放つことが出来たらどんなにいいかと。 ここはわたしの負感情処理所でもあるのでオススメできないけれど。ふふ。
[a launching base] あたしのいる宇宙の外に ブッ飛んで来ること出来る? ハニー この星から飛び出すには 秩序破るほどの愛が必要だって解ってるでしょ ハニー どす黒い宇宙にあたしが注ぐわミルキーウェイ ミキサーで掻き混ぜてホイップにしたから 美味しく舐めてよスイートハニー あなた甘党じゃないから砂糖は控えたの バックスのホイップみたいに ダカラあたしの甘さ引き立つでしょ あたしのいる宇宙の外に ブッ飛んで来ること出来る? ハニー 大気圏突き破るにはソレナリの純情棄てる覚悟 必要だって解ってるでしょ ハニー あなたの太陽なんて容易く弾ける 伸ばした長い爪で突くだけで火花散らして消える どす黒い宇宙にあたしが注ぐわミルキーウェイ ふわふわにしたから酔いながら 美味しく舐めてよスイートハニー ああああああどこまで ああああああいつまで ちっぽけな太陽系に捕らわれてる男ども掻き混ぜる 指先がマドラー青空のマニキュア晴天にラメ あたしのいる宇宙の外に ブッ飛んで来ること出来る? ハニー ブッ飛んで来てよ ハニー
[ギャルソン] お上品に調理されたメインディッシュ ハーブを添えて大きな白い皿のうえで 惜しみなくフェロモンを放っているから ロブスターの食べ方を知らない紳士淑女が アーティチョークに苦戦している間に ギャルソン あなたが連れ出してくれたらいいのよ 外から3番目の大きなナイフとフォーク そして魚の為の白ワイン バスタブに注いだその中で愛して 冷めないうちに召し上がって お上品に調理されたメインディッシュ ナイフとフォークはにんじんのソテーに突き刺して どうか手掴みで召し上がって あたし相変わらず反吐が出る食材 そんなあたしでも食べ頂戴よ ねえ 給仕の困惑する表情が美味 忠実と純情を弄ぶのが一等の珍味 フォアグラよりも美味 あなたはまだまだ美味しい食材
子猫ちゃんのスレに投下したものをりらいとしてUP まぁ反吐が出るほど酷い。 ギャルソンはいつだって蝶タイオールバックにしていないとだめ テイスティングはわたし赤の渋みのある方が好き それからクセのあるチーズ、ブルーは必ずチョイスしてね それから誤字脱字はここではもう見てみないルール
明日は仕事だが? ___ _________ ∨ || ∧ ∧ /ノ人ヽ || (,,゚Д゚) (゚ー゚#) ||о__ < |=| >━┳(/ | ||### ( /つ) ||( )⊃||###  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _______∧________ なるようになれですわ。二日酔いは決してしませんもの ただこの精神状態が問題ですわね。今にもODしてしまいそうですものね。 うふふ。
残念な報告で申し訳ない 多くのひとには吉報かしら なにしろ明日朝9時50分を待つよりも先に精神の臨界に達してしまった いつ死んでもおかしくないのよ 精神に圧力のかかるところにわざわざ出向こうとは思わない わたしはわたしの精神の安定 安定された精神のまま死に貪り尽くされたい 涙が止らないのはわたしが敗北者だから こんな世界に生きるにはきっと不器用で悪い意味で純粋だったのかもしれない 社会の肩書きなんてクソ食らえ デザイナーなんてただのマック使い そんなものになりたいと望んだ覚えもない転がり込んだ展開だった 労働、その健やかな疲労を知った、充分な成果 わたしがやりたいのは破滅
歯をレンチでへし折った、歯は要らない。もう生きないのだから食べる必要がない 現代のリストカッター諸氏に伝える 全てやってきた 気を引くために切ることを、美を保つために吐くことを 副作用はもれなく来る 明らかな記憶障害 会社でも上司に指摘される始末「あなた大丈夫?」 大丈夫なものか 死ぬために精神薬を何度も何十も飲み干してきた脳よ 蜂の巣に変わりない 記憶は抜け落ちてゆくばかり、なにも覚えちゃいない 低賃金労働者に身を落として、苦渋を知って罪を贖う それより先にクタバルカ くたばる方が鮮明に眼に映っているそれらしきもの カラダ売って生きた方がマシかしら 短い生なら汚れてなんぼよ 男喜ばせて金巻き上げてアルコールと薬漬けになって死ぬ それがもはや本望
社会なんて反吐が出る、硬骨に生に執着する奴らの巣窟でしょう もう生きることは出来ない 残念ながら出来ないのよパパ 苦しくて惨めで醜く這いずるのみがわたしの生です それを強いることはエゴではないの わたしはわたしの自由を以て解放に向かう もう留まることは出来ない アルコール、それから精神薬が最良の友人、駄目な証拠明らかに わたしは心音のような重低音が好き だからチバの歌と音が好き わたしは夜に洗われた朝の空気のような歌が好き だからマサムネの歌が好き それから気怠い鼻にかかる声 あの人の声も好き もう生きれない彼らの歌があるとしても、正常のフリが出来ない ヤリキレと親は言う、ヤリキレるものか 社会では正常のフリをするのが必須でわたしは其れが出来ない チャレンジだった でも駄目だった
残念ながら残念なことにわたしはもう駄目です わたしは今から3年以内に死ぬ 其れまでにひとつの異常形態を確立する オブジェとも芸術とも呼べない精神病者のサンプルのひとつ それ以上生きるのは無理 残念ながら残念ながら 兄の子を愛でて頂戴 兄の馬鹿そうな嫁も娘と思って可愛がって頂戴 わたしは如何にせよ駄目です もう限界だと 何度も感じていたけれどもう本当に駄目です 自慰のためだけに言葉を残す
そうして3年後には首を括る アレが一番楽だと知っている 成功率も極めて高い ごめんなさい しかしなぜわたしを作った なぜわたしという精子が勝ち残った 何故わたしを産み落とした こんな修羅に いや、人間はかってに産み落ちる わたしもかってに産み落ちた 結論は 生き残るだけの強さがなかったと言うこと
…どうしたんですか(´Д`;)穏やかに笑ってて
今月から貯めてゆく 解放に向かうための薬剤 別離が嫌いな人はあえてちかよらないで 男のベルトで首を吊ったとき 細胞が悲鳴をあげるのを聞いた 人生に意味はないと叫んでいた 生に意味はないと叫んでいた もう宇宙に融けろ 苦しいなら導いてあげる とりあえず今日は出社 笑顔で上司をぶん殴ってみようか
…別に貴方の生死には興味無いんだけど、さ、 「自分からは死なない」って言ってなかったっけ? それが贖罪だ、とか。よく知らんけど。 貴方は独りで生きてるのか? 生きられなかった奴の分も背負ってなかったっけ? 嘘か本当かは知らんけど。 まぁ、どーでもいいか。 限界だっつーなら仕方無いわな。 大事だったもん全部見捨てて逃げるがいいさ。 で、さ。 俺の言葉にムカついたなら、殺しに来いよ。 憎んでる間は、生きてろ。
それを反動に生きるとでも思う 殺しに行くから棄てアドさらしなよ その軽々しい口を塞いで殺して差し上げよう 殺しに来いよと言ったのだから 丁度証が欲しかった 憎むにも価しないけれど殺しに来いと言ったのだから行こう。 さあアドを晒して頂戴そこまで行くよ わたしの道連れに君をチョイスする
>>135 あなたから晒さないならこっちが晒すからさぁ、連絡頂戴ね
殺しに行くんだから。あなたが言い始めたことよ。さぁ早く返信頂戴ね
[email protected] どうやって殺されたいのかリストでも作っておいてください。
その為の道具を用意する必要があるでしょ。
興味ない者同士死という一点で交差する
望んでもないのにあなたの死なんて
けれどもわたしの煮詰め切った死に対する観念を侮辱したそれは
このせかいにとってなんでもないけどわたしの世界では極刑に近い
そしてあなたが望んだのだからそれに答える、それでオーケー?
住所早く頂戴ね携帯と、携帯のアドもね。おやすみ。
・・・嵐が通り過ぎたような空間が広がっている
愕然とする
>>135 様、昨夜はありがとう、それから無礼な言葉を申し訳なく思います。
憎くはありません。あなたはやさしいひとなんでしょうね。
[子宮の中で] 大きく開く黄色い花に夕凪前に女がひとり 子宮は愁いを孕んでいる (腹裂いて生姜醤油で食べると美味らしい) 背の高い茎は大きくしなり竿のよう 女のさびしい懇願に 青明の葉が哀しくふるえている 「釣り上げてください 針落としてください 餌など手間かけませぬから 針落としてください」 凪が訪れ風は止み花は哀しく頭を垂れる 弓なりの月が照らしていた 件の花に伸びる手は青白くちいさく透明である 女はちいさな手からそれを受け取り それから愛でるように花を食み 花粉もまとめて咀嚼した 針は掛かっていなかった餌だけが落とされた 子宮の愁いは月光を浴びまたひとまわり大きくなる 待ちきれないと産声を上げて悲哀はついには胎動を始める (腹裂いて生姜醤油もいいが辛子酢みそも合うらしい)
交われどあたし 孕むことなど出来なかったでしょう 鳥みたいに一つしかないもの卵
[さびしい躰] わたしが肌を許すのはあなた (それから惨めで駄目な、兄のようなひとです) あなた、もう触れることなど無いけれど あなた、触れたこともないけれど こころ見事に捧げきったでしょう わたし、もう空っぽですもの 私の前を一匹の大きな蛾が 重たそうな羽根を一生懸命にはたはたと飛び 仄光る鱗粉で道をしめしてくれている 裸足の向かう先に柔らかなシーツの安息があり 眠りの先には虚しい夢への道がまた続く 疲弊した魂、それからさびしい躰を横たえて はたはたはたと羽ばたくのを聞きながら目蓋を落とす わたしの肌が本当に情欲というものを帯びたことがあったでしょうか この肌が燃え爛れるような情熱はもはや何処にもありはしないのでしょう 今までもなかったのとおなじようにありはしないのでしょう …ああ、ただあなたによってこころだけグスグスと燃え爛れた 蛾が飛ぶ様子はとても哀しい わたしの眼はもはや全てがさびしく映る
もうこんな戯れ言歌うのやめちまえ!!!! 笑ってよ、ねえ笑ってよ無様だって昔のように あたしかっこわるいでしょ 笑ってくれないなら一人でわらっとくよ ああ可笑しい
[白ワイントロピカルソース] 安物の豚ヒレ肉と一緒に 腕の肉片を細胞を脂肪を調理する 白ワイントロピカルソース 大きな蓮の葉に小さく盛りつける 庭の香草と大きすぎない蓮の花添えて ナイフとフォークより箸を選んだ詩人が 渇いた喉に麦芽酒を注ぎ込みながら 遠慮無くわたしを食べる 30分待って脳内レコードに針を落とす ほろ酔い詩人の手を取って 1,2,3,踊り出す 2,3,4,自由律 急速培養する異常細胞が常識の軸を侵してゆくから 3,4,5 裸足で テラスで 晴天の下で 4,5,6 言葉で ペンで 手と手を取って 風に捲れた頁でも1,2,3 小さく狂える
満腹になった後メス豚って罵ってほしいな
[アーメンなんて言ってみる] 鎖の千切れたブランコがいい感じ こんな真夜中だから みんな閉じてしまってるけど 花弁の隙間から覗いてるのわかってる 視線がくすぐったいもの 物見好きな花たち好奇心で胸膨らませて あたしの自慰的首吊りごっこの 第一目撃者になる 錆びた鉄の匂いを緩く巻いて揺れる 口ずさむ歌は「なんとなく」で 一度音になるともう二度と思い出せないし歌えない 塗装剥げた夜空の裸になったところが眩しくて 溢れる反吐をぶちまける これでこそ愛すべき真夜中 錆びた鉄の匂いを強く撒いて締め上げる アーメンお優しい神様 鋭利なあの鋏で救って 錆びた鎖をちょん切る?=× あたしの首根をちょん切る?=○ この止らない悪い思想を剪定して本当の意味で救って
満点の流れる乳の通りの端のほう 天の十字だの白きプロキオンだの目差し ジェラルミンの棺と共に海に漕ぎ出で 幾度もの朝と夜をまた漕ぎ進み 止まり木もないのに渡り鳥が 何処までも飛んでゆくよシュガー 冷たくなった哀しくなった白い月が出ているのよシュガー 小さな船のすぐ側をウミヘビするりと泳ぎ去ったわシュガー どうしてあんなに泣いたのかしら 理由なんて必要かしら どうしてこんなに愛したかしら 理由なんてあったのかしら 人魚はわたしで事足りるかしら 醜いけれども上手に泳げるのよシュガー 夜空に雲が流れてゆくわシュガー なにもかも私たちを置いて早送りのような世界ねシュガー
147 :
0 ◆kTbUDdAxZI :2005/06/20(月) 21:27:51 ID:nTD9Z7R9
[やわらかい蟹] 甲殻の中に真に黒い宇宙があり ちかりと星が生まれては するりと上方とも下方ともわからぬ方へ滑ったりしている やわらかい蟹のなかで瘡蓋のある膝を抱え 微かに聞こえる楽の音に恍惚のままゆらり揺れ 目蓋を閉じても揺れ続け 舌で転がす真珠は甘い こぽりというたび音曲も揺れぷかりというたび星の生まれる やわらかい蟹をつまみあげ掌に 4次幻想を編み上げてゆく麦わら帽
球ならば真珠一途なるこそ女なれ こころから血の出るような恋をせよとは教へまさねどわが父よ イモリが尾をふる血のしみるほどふる 過梨や玉虫が頭の中に喰い入ったわ 病気になつた気が狂れた一途なココリコが火になった 鴉の頭が火になつた思ひきられぬきりやきりきり 散るか散るまいかままよ真紅に咲いてのきよ ・・・・・ 白秋です。好きなので。少し単語を変えただけです。白秋です。
皆の背を見つめてこの一点に留まって居るのがわたし 実にわかりやすい、しみじみと孤独の浸みる 何らかの液体の成した小さな泉に映る「逆さま」はわたし せめて己だけでも愛そうと水面のわたしに接吻をする ありきたりだが泉は涙の溜まったものだとその味で、、、 解りきっていたことだが実に孤独な魂は また悲しみて泉に垂らす
キューバにゆこうか陽気に暮らそう モヒートと生演奏とに酔い溺れて カジェホンデハメルのバナナチップにピーナッツバターを 腰を振ってフェスタで燃焼 不味く薄いビールの回し飲み誰もが液体のように一体で みんなイカれているからようやっと常人のカテゴリーに滑り込む キューバにゆこうか陽気に暮らそう ラム酒飲みながら砲台に詩を捧げる どこでだってゲバラが掲げられ あたしですら敬服する始末 大量生産されたアメリカ車にはパラニュークの最新刊 後部座席には明治大正昭和文学を乗せて レトロな街灯でクラッシュするまで 命垂れ流すまで詠おうか57577
151 :
人形使い :2005/06/20(月) 22:26:03 ID:td+lE8kZ
>>118 詩人さんにはいつか息が切れるくらいのそっこ抜けな笑いを知って欲しいな、うん。
会えてよかったなんて光栄です。
これからも私は訥弁でいきます。
ゆっくり綴っていきましょう。
追伸;ドキュソちゃん、黒笑いしました。
152 :
兎 :2005/06/20(月) 23:37:40 ID:PzXTQ2kL
長所は短所 短所は長所 どっちかだけ伸ばそうなんて欲張ると 意外とバランスが取れなくなって壊れちゃう。 ほどほどに いきましょう 。 電車に乗りそびれた。 ああ、駄目だと洩らした。 電車に乗りそびれた。 ああ、生きてると洩らした。 同じことでも 有難かったり 悲しかったり 気まぐれです 口を滑らせ 足滑る 意外と煙は立ちやすい。 時計と仲良くなりたいな。 なれれるかな? なれないか。
[初夏に降るる] 真夜中の底の底まで雪の降りそうな空気だと 鴉を一羽空に放して上まで様子を見やりにやった ああ本当にこれは初夏だというのに構いもせずに 真白なる雪の降りそうな闇 ちらりちらりと夜風に踊り切ない冷たさは確かでしょうか 頬に落ちると溶けては滲み 心に落ちると滲みては凍みる 万華鏡くるくる回す 月明かりに雪明かり青白く眩しい夜ですこと 決まったように一斉に白い雪を降らせるは 夜波に揺らるる顕花植物 その崇高なる生殖活動の一切れをすこしばかり頂戴します 鋏にて切り抜きたる情景からまた雪の降る雪の降る 小さき窓より吹き込んだ細やかな雪の愛しきに泣く
[硝子箱入リ] 箱入り娘は所望する どうかこの水槽に蓮も浮かべてくださいと 丁寧であった世話も余所に ぱくりと開いた切り口よりゆるりと腐れてゆくのです 水が随分はやくに濁るでしょう 月のものと膿汁の為に 硝子を透かして覗いてご覧なさいな 蓮池は地獄のように濁れるのだから 水面を蓮で覆うのはせめてもをんなの嗜みです 蓮浮ぶ水面はみな黒い 澱んでいるなど判りもせぬと 箱入り娘は所望する どうかこの水槽にもっと浮かべてくださいと 切り口より腐れてゆく また 深く心より腐れてゆく
>>152 乗り遅れて、生きている・・・を感じる
走ったためでありましょうか。心臓が高鳴って
時計と仲良くなるには、わたしは5分から10分長針をわざと進めてます
もうこんな時間?と思った後に時計が言うのです
「まだあと5分はオーケーだぜ」秒針の煩い彼だけどなんとか仲良くしています^^
>>151 レモンクッキーは父の日に贈るために焼いたのですが非常に美味しく焼き上がりました。
紅茶のあう、☆の夢想を広げながら頂いてそれは幸いでした。ふふふ。
[幽かに聴こゆる三味線の] タチアオイの側に立ち 幽かに聴こゆる三味線の 蛇皮のよに斑入るこころ 薄ら明るき朧な朝に 鴉は黒く忙しき 髪結い上げて晒したる 頚すじの青白きは 鋏握りたるその手に同じ ぎらぎら鈍き光にて 背い高アオイを切らんとす 大きな八重の赤き花 幽かに聴こゆる三味線の 音に編まれた恋のごと 毒さへありそな色で咲く
阪大付属病院に行って来ました。 双極U型障害だと診断されました。 赤ちゃん産んだら遺伝したりするんだって。そんな予定無いけど。 大うつエピソード進行中かな、会社どうしよう、、、。 夕方また病院逝ってきます。話す人がいないから此処に書き込んだりする… 女々しくぐねぐねしたりする…
158 :
兎 :2005/06/21(火) 16:51:34 ID:ypG/36/q
Meaning to life is meaningful life. なんて言ってみたりみなかったり。 病院は待ち時間が長いから嫌いだな〜。
病院は案外と健康そうに見える人が多いのは何故だろう それを装っているのか もはやあんな場所で それを装っているのか もはやXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
[蜜の滲みて甘くある] 春を名残りて憂いの夜半に 静かに雨粒降りてくる 萎れし躑躅のこぼす涙か 蜜の滲みて甘くある 慎み深き雨降りおりて 仄光る愛し哀しき幽霊の唇ごしに 頬、目蓋、髪それから唇に 柔らかなる口づけのやう 仄光る愛し哀しき幽霊の唇ごしに 幾度幾度も冷たき接吻 蜜の滲みて甘くある 涙の滲みてつと垂るる
「病んだなだらか」 薄ら白き天蓋の縁は 六甲の山の端 麻痺せる手が握りたペンで 線引いたやうな病んだなだらか 山々の木も暈けてゐる 曇り雲の色混じりて 透度の落ちた朝の終わりに ぱきりぱきりと一錠づつの 常人装う為の処方飲み干す
[水] 赤茶に濁れた繊弱の水 その温きを浴び頭から浴び 鼻先を伝って落ちんとする 尊きを有り難く飲み干す 捻れど捻れど尊きは 力無く垂れ落つばかり 終いにはどうやら壊れた蛇口を 空しくも捻り続ける乾いた裸体
163 :
名前はいらない :2005/06/22(水) 12:23:00 ID:89pjNrTA
,,,,.,.,,, ミ ゚∀゚ミ ``ノ`` δ
ポポタンでsage忘れるとは…すみません。また下に消えます
[蝙蝠傘の踊り子] 静まりかえった街にて踊る 黒い蝙蝠傘さして 真夜中空には夏の星 けれども蝙蝠傘さして 眠りに沈む街にて踊る 今 今だけなら気の触れた わたしも街をゆけるでしょう 黒い夜空に蝙蝠傘 裸足で冷えたアスファルトに踊る
木槿と電柱] 薄ら暗い早朝に 剪定鋏ではなく鋭い小刀で もはや憂いの部位と化せる木槿を すらりと切り取る 薄紫の花弁のその繊維その養脈 青白きこの血脈と何の違いがあったろう 空には心象察しているかのやうに 今日も重たき雲垂れ込める それに向かってすらりと佇む 電柱の哀れまた健気
[玩具のピアノ] モノクロの悲哀を壁に貼りまくる ヒンデンブルグの燃えながら落ちてゆく様も しっかりと画鋲で留める 東の窓に面して展開させた今日までの心象の切り抜きが 昇る太陽の光を浴びて気化してゆく 紫煙のようでもある色を帯びた気体と 6畳間の惰性が反応しあい誘発する狂気の色は 今つけている下着の色、紐で結ぶ軽薄なピンクで それだけの姿でしゃがみ込んでいるあたしは 玩具のピアノの音色をこの空間に放ち泳がせる なにもなくなった白い壁に画鋲だけが幾つか残り 玩具のピアノを弾く指先にそれを刺してまた演奏を続ける 痛みだけがあればいい 音楽と 痛みだけがあればいい
[メタリック・マーケット] 流線型メタリック突き抜けていきそうな音 マーケット走り抜ける銀色のカートに放り込む ピーナッツバター ランプフィッシュキャビア ブルーチーズ 香ばしいバゲット ダイエットコーク ストリチナヤ ラブ&ピース &etc くしゃくしゃのクーポン ジーンズのポケットに20ドル紙幣とレシート もうずっと迷子で泣き続ける女はレジに並んで 商品の精算をして 過去の男関係と罪とはみ出したモラルもついでに清算する 流線型メタリックつきぬけていきそうな音 エントランス滑り込む銀色のロケットに乗り込む 今日からまた新しく愚かさを重ねてく ピーナッツバター ランプフィッシュキャビア ブルーチーズ 香ばしいバゲット ダイエットコーク ストリチナヤ ラブ&ピース &more
169 :
名前はいらない :2005/06/23(木) 12:52:18 ID:LJnZYaA5
neriちゃんリーマスはどうだい? 詩からして落ち着いたように見えるけど。
_ /〜ヽ ねぇ、毎日つらいよね。苦しいよね。 (。・-・) でも抱え込まなくて良いんだよ。吐き出したらいいんだよ。 ゚し-J゚ 吐き出した弱さと涙をパズルみたいにならべてってみて。 そうしてできあがったものが詩っていうものなんだよ。 さあ、歌って・・・
[木槿の虫] 今朝の早くに剪定した 木槿の濃緑の葉は 芋虫の大いに食んだあと あなたは如何なる成長を遂げたかしら もう此処にはもどらないかしら 蛹になってもはや羽ばたいたかしら 美しい蝶になったかしら それともかわいらしい蛾になったのかしら 木槿 木槿 木槿の虫や 濁りた今日の空は如何か
172 :
名前はいらない :2005/06/23(木) 15:20:59 ID:dUUwMlUh
「木槿の蕾」 一輪咲いては季節の過ぎゆ 残りの蕾は如何せん 木槿に付きたる多くの蕾の 報われぬこといと哀れ 一輪咲いては季節の過ぎゆ 閉ざした蕾はまことに堅く 咲くより早く世を棄てて 朽ちゆくをただ待つのみか 報われぬこといと哀れ 世を棄てたる蕾いと哀れ
[クラクションベイベ] 腐化の進行を留めるためにあらゆる術 遮光性に守られた深海魚の網膜 防湿効果に守られた悪い思考 dcadenceの思想保存の為に 厳密な管理のもとで製造された 無可塑硬質塩化ビニル単層シート ぱきりぱきりと開け放つ 白昼に堕落した白い錠剤 ストリチナヤで飲み込んで 重低音としゃがれたボーカルに嬲られる背
>>169 そうですね、おちついたんでしょうか。
でもフェイクの安息に感じます。
いつだって切り裂けるそんな状態です。怖いですね。
175 :
名前はいらない :2005/06/23(木) 16:27:22 ID:dUUwMlUh
[ヌガー] ハニーハニー&シュガー ミルクミルクミルク&バター ビスケット砕いて アーモンド散らすのよ 甘い言葉そこにもここにも あなたの耳元にも跳ね返ったミルクホイップ その耳ごと食べる 銀色のピアス 髑髏のレリーフ 死神ごと美味しく食べる ハニーハニー&シュガー ミルクミルクミルク&バター 午後のおやつを焼いてる途中 オーブンの熱に火照るみたい 小鍋の底で煮立つ愛 焦げるより早く満たされたい ハニーハニー&シュガー ミルクミルクミルク&バター
薬があっても なくても 私は あなたをあなたとして 受け止める そして早く ふたり 愛しあおうよ
177 :
名前はいらない :2005/06/23(木) 16:51:09 ID:dUUwMlUh
[C17H19NO3] 痛いって噎び泣くあたしの 髪をそっと撫でておやすみというモルヒネ 256℃で溶けあって 無痛の快楽の中で眠りたいのよ 日が暮れた薄暗い部屋の中漂うのは その長い指で燻らすシガレットの煙 スピリッツ375ml 端数は報われない祈りの数という話 C17H19NO3 そんな無機な名前に安堵する 髪をそっと撫でておやすみというモルヒネ 254℃に達しない日常から 浚ってあげるからもっと打込んで
178 :
名前はいらない :2005/06/23(木) 16:53:32 ID:dUUwMlUh
>>176 愛し合いたいね
何処までだって解け合えるよ
25%さえ超えてれば
そのビアグラス分ほど飲み干したなら
あなたが ゆっくり ゆっくり 眠りにつけるように 私は あなたの髪を 撫でてあげる そして私の胸の中で 眠りについてほしい
>>179 ああ
その手を求めているというこの押さえがたい欲求
わたしはまこと孤独者であります。
ありがとう
>>179 さん。ありがとう。
182 :
兎 :2005/06/23(木) 23:19:24 ID:hNjf/iym
「Copy cat」 無意識のうちにどんどん感染していくのです。 友達を 口を 手を 目を 文字を ラジオを テレビを 人を伝わって。 誰も気づかない、染まってしまったって。 どんどん蓄積されて それはやがて芽吹き 大樹となり 実を落とす。 そしてそこからまた芽が生える。 そのサイクルの中で生まれた 影の無いほっそりとした私。
183 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 09:16:07 ID:wyGYuCvr
[気狂いの鱗拾える] 正午の中に静まりかへり ぺたりと冷たき床にしゃがむ 散在する鮮やかなる鱗いく枚も 気狂いたる夜更けに 撥ね散つた飛び散つた アルコールにじわり火照つたままの をんなの躰のみじめであること無様であること 乱れた髪を手櫛で整へ黒き貞節で固く束ね 一枚また一枚と拾い集める この哀れで悲しくある背に 青白く透けた手を掛ける愛しきの 見えぬ涙の零れるたびに 明滅する 儚く
184 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 09:50:41 ID:wyGYuCvr
[熱き嘆き] しめやかになぞと喪鳥の啼く おぼろおぼろの悲しき夜の月 砕いてざらりと飲み下し アルコホォルで飲み下し 痙攣する恋ごころ そのふるへ ぬらりと厚き悲哀の膜を 破り嘆きて啼き濡れる 喪鳥とともに啼き濡れる その声の喉を灼ききるほどの 熱ききみには伝わらぬかな 如何にせよとも伝わらぬかな 黒き土に深くに埋められし 冷たききみには伝わらぬかな
185 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 10:01:47 ID:wyGYuCvr
>>182 思想とか価値観とかそういったものは
あるいはそのようなものかもしれないですね。
わたしも随分刷り込まれねじ込められた思想を
重たく抱えています。
両の腕の千切れそうなほどに。
どうにしても考えてしまう性質なのでそれらを
捨て去ったりすることも出来ません^^;
186 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 10:06:30 ID:wyGYuCvr
187 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 10:36:42 ID:wyGYuCvr
[贖罪と供養] その墓石に至るまでの 長い砂砂利の道に 点在するわたしの罪、また罪 地より鋭く延びるそれら罪という棘を 一足づつ踏みしめて進まん 裸足によつて血を流せ 痛くとも涙流さじと 唇を噛む 強く 群生する南国の花、また花 地より高く伸びたるそれら葵という花を 痛みごとに見上げ見上げて進まん 裸足によって血を流せ 痛くとも涙流さじと 唇を噛む 強く (・・・涙はあなたの供養のために一滴も零さずに墓の前までゆくのです・・・) ・詩のうえでの葵は一般的にいわれる葵とはちがいオオハマボウやタチアオイ といった鮮やかな花をつける背の高い葵をさしています。
188 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 12:00:33 ID:c6PPYglP
それでも貴女は行くのだろう 茨の道の先にあるものが 光りであっても闇であっても 残された時間は僅かなんだろう 故に何よりも赤く燃えるのだろう 砂は落ち始めた 貴女のちいさな砂時計は
[契り] 身をあげて天を臨み 乾きし砂砂利の道を駆け 唐黍の隙を走り抜く 風のごと まこと風のごと 日の慈悲深きを 尊きともはや知るきみは哀し さるからに強く駆け 唐黍の隙を走り抜く 嗚呼あれほどに若くして 涅槃もはや識るきみは哀し 身をあげて天を臨み それからふと振り返り せめて、ただ、と、交わせし契り
190 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 12:46:54 ID:wyGYuCvr
>>188 さまはじめまして。
「貴女」と詠われた方はどこまで行くのでしょうか。
なぜだか哀しい詩ですね。砂時計の砂が落ちるのは、なんだかとても悲しい。
何故でしょうね。また、いらしてくださいね。どんな歌でも歓迎です^^
191 :
音のない世界 :2005/06/24(金) 17:46:05 ID:U41kcTRx
心の闇の中から 誰にも聞こえない歌を 歌う 静かに 静かに 魂の旋律 が 響いて 音が聞こえる事のない 世界に 冷たい緊張が 続く 心の底から 泣き叫んでも 救いの手は 見つからない そして愛を求め続けている
なにもなくなってしまう 愛する花がなくなってしまう 大事な家族がなくなってしまう 草木がなくなってしまう 空気がなくなってしまう 信じる心がなくなってしまう 私が 消えてしまう どうか 救ってほしいと 私は 心の闇から 叫ぶ (鬱のとき無理矢理書いた詩)
心やさしくなりたい 静かな 苦しんだ病にも 見えない花を 飾りたい 何も信じられない 見えない闇が いつも 心の晴れる場所と共に 包みこまれている うらぎり ののしり合い なぐりつけ 蹴り上げて それらによって与えられた若い草木を折り曲げ 血を流す人々 それらによって 与えられた 心の傷は 優しい言葉をは なにもしない人達の 掃きだめになる 今 足を動かし 今日目を開いて 大きな息をはく 大きな体をもつ 大きな声で叫ぶ
信じる心は 私を救いあげ 新しい変化をもたらす あきらめないで 心を殺さないで ときに愛する友を 亡くす事があっても 冷たい風が 心を凍えさせても 明日を信じる新芽のように あなたのうなずきは 友のように 口ずさみ 諦めなければ いつか 通じあえる喜び まっすぐに 心を放てば いつか 心は 繋がるさ 今 メロディーに変えて あなたに ありがとう
誰も自分に助けの声なんかかける人がいないので 自分で憧れと救いを求めて書いたものなので、 上滑りしてます。 ちょうど今から一年前です
国境のかたすみに咲く 雑草のように 唇に歌を忘れない 氷の川がとけ始めると そこは心を開いた 初めて来た場所 目を開いたとき初めてみた光 語りあやされ そして 私は 生まれた
197 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 19:13:59 ID:wyGYuCvr
[胸の騒ぐ] 心象にかかる霞斑のやうで ざわざわと胸の騒ぐ 躰を小さく腕に抱きしめ 蹲りても狂えるやう ああ感情の跳ねるごときの ざわざわと胸の騒ぐ ああ大きな声で叫んでみよか 大きな声でなに叫んでみよか あなたの名前が浮んだけれど 勿体なくて音にも出来ぬ ざわざわと胸の 胸の騒ぐ 入り日の朱に 夜の口に
198 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 19:16:44 ID:wyGYuCvr
>>191 鬱の時はなにをする気もなくなると皆言うものですが
それでもなにかを成そうと
詩を編むことは良いことだったと思います。
わたしも実際そうですし、鬱でも生きているのだから
その日その日の証をどこかに示したいですね。
199 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 19:26:21 ID:wyGYuCvr
>>193 病んでいてもやさしくあれることこそが花なのですね。
一節ごとに少々主題にズレが見受けられますが
冒頭の3行は素晴らしいと感じました。花を飾りたいですね。
>>194 「明日を信じる新芽」この言葉にはとても希望を感じます。
そう、口ずさみメロディーに変えてありがとう。素晴らしい詩ですね。
いい作品だと思いました^^
>>195 上滑りしてるぐらいが作品となるには丁度良きかなと思います^^
普通では面白くないですしね。
>>196 信じるべき清き歌があり、雪解けに開かれ新しく生まれ変わる
毎朝わたしは其れを努めています。人間は一生のうちに行くたびも生まれ変わることが出来るものだと信じています。
ご訪問と素敵な演奏、ありがとう御座いました。
またいつでもいらしてくださいね^^
どうもありがとうございました。詩を書き溜めたノートを見つけたのと 誰かのリクエストに応じたかったから ありがとう
201 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 20:55:13 ID:wyGYuCvr
[父と娘] 爪の全ても剥がれている けれども黒き土を掘る わたしの幸福はこの下にありますゆえ 正気の沙汰ではないなどと どうか嘆きなさらないで あすこの月明かりの刺すところに 座っておってくださいな この下におりますゆえ あなたに紹介したいお方が その骨が 黒き土その深く深くに まもなく頭をだしますゆえ お父さん わたくし達の結婚をどうか認めてくださいな
202 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 21:11:51 ID:wyGYuCvr
riraitosimasita. sasayakanagaradesuga. [父と娘] 爪の全ても剥がれている 黒き土掘る 土を掘る わたしの幸福といふものは このずつと下にありますゆえ 正気の沙汰ではないなどと どうかお嘆きにならないで あすこの月明かりの刺すところに どうか座つておつてくださいな この下におりますゆえ お父さん あなたに紹介したいお方が その骨が 黒き土その深く深くに まもなく頭をだしますゆえ お父さん わたくし達の結婚をどうか認めてくださいませ
203 :
名前はいらない :2005/06/24(金) 21:32:57 ID:U41kcTRx
今日カレーを作りました 私の得意なカレー そしてこの家で作る 最後のカレー 決別のカレー あの人と一緒になるための カレー 愛する俺様へ
204 :
0(旧neri) ◆kTbUDdAxZI :2005/06/24(金) 22:39:38 ID:wyGYuCvr
>>203 女性の視点で描かれた少し切ない歯科と思えば最後の「俺様」
詩というものは先入観で読んではいけないものだと改めて思い知りました^^
[木槿] 一昨日剪定せし木槿の 大きく開いておったは萎み しずかに触れるそれだけで まこと容易くぽとりと落ちる 両の手でそっと大きな花の 萎れた哀しき骸を抱き それから目を閉じ残り香に ちいさく憂いていたあとに ふと木槿の枝を見やると もはや咲かぬと思っておった 小さき蕾が開いてゐる 木槿 木槿 木槿が咲く 濃緑の葉を芋虫に あんなに食まれた木槿の花が 蕾を開いてまた美しく咲く その強きことまた気高きこと 香りはやはり良い香り
[円き真珠] 真珠貝の底 その油膜のやうな 夢のやうな輝きの中 力失ひうつ伏せて 貝の口に手を垂れている その手首の細く痩せ また長い指の痩せ細り 可哀そうに もはや冷たきこと たれが浚つたか円き真珠 乳白に眩しかりける円き真珠 その尊く艶やかであるいのち たれが何ゆえ浚つたか 波うつやうな貝の口 哀しく重き手を垂れる 真珠貝の棺の中に 力失ひうつ伏せる
鳥の啼く朝] あらゆる塵や屑を浚った あたらしく冷やかな空気の中で まず鴉が啼いている それから雀が続いて啼く 目蓋を閉ざしたわたしの肌が ゆっくりと時間を掛けて 生あたたかくなりゆく初夏の朝を感じている ちゅ、ちゅん、と、また鳥の啼くとき 窓をみやる わたしは光る屋根瓦に目を細め あたらしくそれでもまだ冷やかな空気の中で また今日もあなたに洗礼される 澄みわたる朝に 生まれるこころ しくしくとせる恋ごころ ちゅ、ちゅん、とまた鳥の啼く それから続いてわたしの泣く
0さん、おはよです。 注文してた金山寺味噌が昨日やっとこさ届きました〜。 今日の晩ご飯がたのしみ(涎 ところで、 合唱といえば、小学校の時、校歌を歌ったのを思い出しました。 今でも歌えます〜(のvの ) って、私もそうとう時間軸がズレてまっす、にゃは。
ぬあ。あげてしまっつぁ…ごめんなさいです。
いえいえいいのです。もうSAGE進行にこだわらぬことにしました^^ そうですか、取れ立ての胡瓜で是非もろきゅうを!!! 効果なつかしいですねぇ。わたしは本当に合唱が好きでした。 中学校の頃の合唱コンクールで優勝したときは泣いてしまいましたもの〜
[鬱憂の魚] 霞の深く正午の日を食み 酸ゆき夢の香と漂いて 円き部屋に沈殿せる 盲ひた魚のぬらぬらと 魂を転がし奏でしや 生白き腹の子宮にて 夢想の赤子も唄いたる クレオォル語にて唄いたる 霞みの口より零した光に 射される願ひの気化せるを 盲しいた魚眼で眺めしや 魂を転がし眺めしや
うねり悶えて鱗を散らす 桜の花の散る如く 霞の口より零した光に 射されてらてらてらてら光る 狂ひた哀しき雌の魚の メランコリアに咲く青白き手 金の釣り針残して死せる 釣り師のもはや冷たき手 愛おしや狂おしや釣り針は 心の臓にてしくしく痛める 霞の口より零した光に 射されてちかりちかりと輝ける 乱れ泣けども熱き恋にて ふつふつ蒸発せる涙 霞より深く正午の日を食む 朧ろ暗くなりゆく酸ゆき夢 またその香
213 :
ハイビスカス ◆7/N2xBWqL2 :2005/06/25(土) 13:26:52 ID:JWAU2KmD
古典を勉強したら そんな詩が かけるのかな?
こつなど 資料など教えていただけると嬉しいです。
ハイビスカス様こんにちは。 わたしも全くの古典なぞ学んで居らずにただ明治大正昭和初期の文学が好きで そのあたりから吸収していっております。 それでもまだまだ間違いも多く古語辞典を引いたり辞書を引いたりなんかも していますよ。好きこそものの上手慣れと言った具合にもっと上達出来たら良いなぁと おもっております(^^;) あと、俳句や短歌を嗜むことも良いかと思います。季語辞典などで学ぶ趣深い言葉は 沢山ありました。オススメですよ。
資料としてはやはり、古語辞典と季語辞典 それから石川啄木や北原白秋や島崎藤村などあのあたりの詩集を 手に入れることがよろしいかとおもいます。 わたしもまだまだ勉強中ですので、いっしょにお勉強しましょう(^O^)
ありがとう 勉強してみます。 音と なり 言葉のいろは 心を詠んで 明日を 夢みる‥
[孤独魚] 孤独の垂れ込める 円き部屋 その底で ビーズで一人遊びする 少女の如く 己が鱗をいじつてゐる また 尾ひれの裂けたるを 絹のやうな光沢の 蜘蛛の糸で繕うてゐる 孤独 孤独 孤独の或る 夕刻の吐息天井に昇りて もはやアルコホォルの匂ひ 散りし花弁を掻き集め 足りなひ鱗の代わりと縫う 孤独 孤独 孤独の或る 夕刻の縫い針の小さき痛み
>>217 わたしはまだ未熟者でありますが、わたしに力になれることのあれば
そのようにさせて頂きます故、ご遠慮なさらずにいつでもどうぞ^^
ありがとうございます
>>219 さんの
先ほどのうたの訳とかしてもらえたら
大変勉強なりますが
いいですか?
222 :
兎 :2005/06/25(土) 19:19:31 ID:uK4w7Aln
「雪洞」 終わつてしまつた雪洞を じいと見つめてゐたら 何故か涙が泡のよふに溢れて来た。 ああ、さうだね。 理由なぞ無かつたのでせうね。
>>211 の詩の注釈でしたらこのようになります
霞が深くひ真昼の太陽を遮っている
さんみのする夢の香りとともに漂って
球体の部屋の底に沈殿する
盲目の魚がぬれぬらと
魂を転がして音を奏でる
生白い腹の子宮で
夢想の赤子も歌っている
クレオール語(乳児言語)で歌っている
霞の隙間より零れた光に
射された願いの気がする様を
盲目の魚の目で眺めている
魂を転がしながら眺めている
224 :
つづき :2005/06/26(日) 00:22:37 ID:1vILJmG7
うねり悶えてころこの散りばる 桜の花が散るように 霞の隙間より零れた光に 照らされてテラテラテラと光っている 狂った哀しい雌の魚の 鬱憂に咲く青白い手 金色の釣り針をわたしの体内に残して死んだ 釣り人のもはやつめたい手 愛おしい狂おしい釣り針は 心臓に突き刺さってしくしくと痛む 霞の隙間より零れた光に射されて ちかちかちかと輝いている 乱れ狂い嘆けども熱すぎる恋にあって ふつふつふつと蒸発してゆく涙 あやふやに暗くなってゆく夢幻 またその香り
ごめんなさい。。。 酔っていたためか精神のおぼろげなためかおかしな日本語の多くあるのを みのがしてやってください、、、、 ストリチナヤ500ml・・・半日で飲み干してしまった・・・・
226 :
名前はいらない :2005/06/26(日) 05:31:56 ID:1hmUM3vs
相当ですね。 大丈夫ですか?
[麻痺薬] 爽やかな朝にても 鬱憂は身を喰らひ あらゆる哀れな細胞を痙攣せる 指先のふるへ 尾のふるへ また透きとほる脊髄の軋む音 虚ろなる魚眼にて その音のほろほろと落ちゆくを 疲れ果て項垂れただ見つめてゐる けれども ヲッカの回り巡りたる 魂の痺れは あなた 嗚呼 あなたに焦がれた過ぎしの日々の 恋の刺激には未だ及ばず 指先のふるへ 尾のふるへ あなた 嗚呼 あなたといふ麻痺薬の 其の強さに 唇もふるへる
228 :
名前はいらない :2005/06/26(日) 10:00:37 ID:1vILJmG7
>>226 ・・・大丈夫ですアルコールはすっかり朝には抜けきるのですが
躁期のために3日間眠っていませんので躰が先に…ぁぅぅ
229 :
750F :2005/06/26(日) 15:16:55 ID:zszBI829
遠くの光を手繰り寄せるようにしながら 深夜のアスファルトの上を泳ぐ 俺の心臓は機械の鼓動と同じリズムを刻み始める その瞬間に肉体は機械と溶け合い 魂を共有する新しい存在が誕生する 風景は傾斜しながら加速し 青白い光が彗星のように流れる 泳ぐように滑るように 音が消え去った空間で 精神は酩酊しながらも覚醒する まるで夢の中で踊るように
230 :
名前はいらない :2005/06/26(日) 18:23:05 ID:1vILJmG7
>>229 バイク乗りさんでいらっしゃいますか?
一節目にバイクへの熱い愛を編み込んでいらっしゃる・・・
バイク関係なかったらごめんなさい(・・;)
2節めになにかすこし物足りなさを感じました
そして3節目、始め「泳ぐように」いたものが
「踊るように」に変わってしまったのがすこしちょっと不自然に感じました。
2節目までの完成度は高めですよ^^
かってながら批評みたいなことをしてしまって
もしお気を悪くされてしまったならすみません・・・
けれども来訪客のあまりいらっしゃらないスレですので詩を書いて下さって
こころより嬉しく思っております^^
無音に絡めてまでしていただいて、感激です。ありがとうございます。
また演奏しにいらしてくださいね☆
231 :
名前はいらない :2005/06/26(日) 19:59:54 ID:1vILJmG7
湯舟に湧出でし黒き蓮沼の 濁れた水を湯桶に掬いて 石鹸のにほひまた柔かき湯気の中に 湯浴みせる乙女のごと 行水せる気狂いの魚 滴り落つ冷ややかである水の 生臭きはわたくしの腐りた魂のやう 頭から浴びまた掬いては浴び 濡れたる長き髪だけは黒曜石の艶やかさ
232 :
兎 :2005/06/26(日) 20:13:37 ID:iYvcC/sd
「魚」 四角い池に運ばれて 魚は喉が渇いたと 透明水をガプガプ飲みつ 湖底の仲間に思い馳せて 濁る沼地を夢に見る 四角い池は眩しくて 体は徐々に日に焼ける なんだかとても息苦しくて 世界はやがてぼやけてく 空想魚 自分だけの四角い池を与えられた彼女は 今日も一人で夢を見る。
233 :
彼方 :2005/06/26(日) 20:40:47 ID:i0AXdwxR
月が昇る 丘に登る 丘から見えるのは 高いビル 明々と点く その街は 慰めようのない深い深い 影を落とす 闇に影が溶け込み 何もかもが 黒に染まる事がなく 何にもなれずに 苦しむ街に 月が昇る
234 :
彼方 :2005/06/26(日) 20:49:43 ID:i0AXdwxR
都へ向かったら終わりですよ 死が待っていますよ あそこには 心の鬼が住む 次に次に愚か者が集うのですよ 死にたくなければ ここにいなさい 人は少ないけれど 暖かく暮らせる 都に行けば 人は多いけれど 孤立を感じ続ける いずれ人が人を消し続けるまで 都は狂乱の渦にあなたを巻き込むでしょう
235 :
1 :2005/06/27(月) 06:19:44 ID:THkBx9Xa
[海へ行つてまいりました] 黒き鴉に名を呼ばれ 黎明にふらりと家を抜け出し 風の如くとは云いませんが 酒蔵通りを駆け抜けて 馴染みの海へと駆けていきます 町の終わりに佇みむ枇杷の たくさんの実が熟し切り萎んでおるのが 枝に必死とぶら下がっています (嗚呼、これは間もなくは落ちる…) 紫陽花の包ももはや所々が綻んでおります やがて広がりたる海は 未だ眠っておるかの如き水面 波一つ立てず滑らかに ゆらゆらゆらりと揺れています 乱れし呼吸を整へて振り返り まだ街灯の灯つてゐる路を 一足一足戻ります
236 :
2 :2005/06/27(月) 06:20:10 ID:THkBx9Xa
(日の光を恐れるので (それの射さぬうちに戻らねばならぬ…) 酒蔵通りの手前に在る小さき墓地にて 朝の鴉と再会します 墓荒らしても火葬であるから屍肉はあらぬよと語りかけ かあ、かあ、かあ、と啼くのを背にまた歩き出し 酒蔵通りの手前にて向日葵に挨拶をしましてから 2年前に手摺りを越へ 飛び降り自殺を図った歩道橋を懐しく思ひながら渡り 未だ母も眠つてゐる我が家に静かに帰へりつきました (生温き水で顔を洗つて歯ブラシを目にする (嗚呼、今日は歯科医のところへ行かねばならない…)
237 :
名前はいらない :2005/06/27(月) 12:21:38 ID:5AbYDmAr
その狂えた女は はだけた赤い着物から 白い襦袢のすきまから 七色に光る魚の尾を晒した
238 :
名前はいらない :2005/06/28(火) 02:33:47 ID:KiqrMHAZ
>>232 兎さん、ありがとうございます。。。
嬉しいです。まことこのように歌って頂けるのは。。感涙です!
>>233 〜彼方様はじめまして、これは個人的に酔い詩だと思いました。
「苦しむ街」というものにまこと引かれました。素敵な詩でございました
次の作品には自分への戒めのように感じ取りました。
そういうものなのでしょうか、まだ判りません、いずれ判るときがくるのでしょうね。
そのときに魂が疲弊してなければと思います。
演奏感謝致します。また、いらしてください。アンコールで御座います。
真すぅーっと脳に染みこむ本来あるべき姿の詩かと感じました。
>>237 こう云ったのが本当にわたしの、夢想なのですよ。
ここから掘り下げて詩作してもよろしいでしょうか
イメージが膨らんでおります。良いものが編めそうです。
よかったらお返事下さい。
ありがとうございました!
239 :
名前はいらない :2005/06/28(火) 08:35:55 ID:KiqrMHAZ
青々と垣寝の隙の墓たれそ眠りけるかや ただ君にあらじとはしりけれど
240 :
夜神 :2005/06/28(火) 11:45:23 ID:0FguURvl
名前 ハ いらなイ ただ ソウ その指をワタシに貸しテ アナタ指をそっト ワタシの首にカラメル シメテ もっと ソウ 理不尽なまでのトマドイがワタシを震わせル ソロソロ血が滲んでキテ 赤い紅い朱いアカイと アナタが口にするのを 戦慄と呼ぶのでは ナク 旋律とヨビアウノ ネェ、ワカル? コノムネノときめき(あるいはそれに似た何か) 憎しみと慈しみのカミヒトエ(あるいはその紙すらないのかも) 震えルわ アナタ ワタシを殺すツもりなのでしょウ
241 :
A ◆fDWvqCEQZI :2005/06/28(火) 14:30:38 ID:No6XSOje
僕はずっと待っていた あなたが僕を必要としてくれるこの日々を 僕はずっと待っていた あなたに名を呼ばれるまで無という子宮で 僕はずっと待っていた あなたに抱かれ眠る幸せなぬくもりを 僕はずっと待っていった あなたにあなたにあなたに愛されることを
242 :
A ◆fDWvqCEQZI :2005/06/28(火) 15:02:56 ID:No6XSOje
理科の実験で豚の眼球を解剖したよ 誰も触りたがらないし臭いって言うからさ 俺が全部やってやった メスで開いて取り出した水晶体は物凄く綺麗で 俺はあなたに見せたくなって 理科室の試験管にホルマリン液と入れてゴム製の蓋で密閉した 俺は今それをほぼからっぽの鞄の中に隠してる はやくあなたに見せたくて 授業がとんでもなく長く感じる 俺は待ちきれなくて 携帯であなたに報告する
俺の想いが あなたを包む柔らかなヴェールになればいい そしてあなたは6月最後の花嫁になるんだ
244 :
名前はいらない :2005/06/28(火) 23:01:15 ID:KiqrMHAZ
[蝙蝠傘の踊り子] リライトバージョン 眠りに沈める街にて踊る 黒い蝙蝠傘さして 空には億もの夏の星 けれども蝙蝠傘さして 静まりかえった街にて踊る 気狂い女も真夜中ならば 街ゆけることでせうと 右手にさした蝙蝠傘 左手にみそか子抱いてゐる それを見ていた黒猫の 金色の眼はしってゐる 赤子などおらぬこと 女は花を抱いてゐる 大きく咲けるオオハマボウ 眠りに沈める街にて踊る 黒い蝙蝠傘さして 空には億もの夏の星 けれども蝙蝠傘さして 冷たきアスファルトにて裸足で踊る (みそかご=私生児
s
俺は僕って言うのを止める 今この瞬間から止めてやるよ だってそうじゃないとあなたは いつまでも俺を見てくれないんでしょう? 俺は僕じゃない 俺はアイツじゃないんだ 俺は俺、そのほかの誰でもない あなたの心に鋭く刺さった絶望が孵化したもの それが俺、俺なんだ ねえ俺はあなたにとって悪い存在その他の何ものでもないかもしれないけどさ 俺を棄てないで
『vanilla』 ごめんねstrawberry ぼくはvanillaなあのひとのことが好き でも 二人仲良く重なってるときは 君もまるごと大好きだ ぼくは贅沢だね
「生徒手帳」 メモの頁を開く 一体なにを書けってんだろう 廊下に落として 誰かに読まれてしまうリスクを 俺はあえて背負ってみることにした
『vanilla 02』 おはよう 携帯に向かって君に時間軸ずれた挨拶 vanillaな君 正午過ぎに溶け出して 律することままならない形状が 大人過ぎる こんなガキの手じゃ 君をホントの姿に戻してあげられない 僕は甘く冷たい液状の寝姿に ベトベトに濡れて泣く Ice cream 味はvanilla 愛ってゆう熱を知らない
『自己主張』 君と同じクラスなら良かった。 席替えで君の隣の席じゃないクジを引くたびに 残念がる。 そんな一年がいい。 学年も学校も生まれた世界も違う。 ただここで重なった存在。 その奇跡をエネルギーにして僕は 少し自己主張してみた。 一文字の主張。 はじめまして、僕はAです。
『100点』 返された解答用紙を 半分に破いて また半分に さらにまた破いて 破いて 夕凪すぎに 紙吹雪 丘からの風にのって 海に散ってく どうだ 百点 また採ってやるからな
すみません。 A=わたしの子宮の中で育ったaoi君です。 妊娠したわけではありません。出産したわけでもありません。 けれどもわたしの息子であって、、、、、、魚骨を探してくる子です。 6月11日に産まれました。 黄色く大きく咲き誇るオオハマボウです。
>>240 「憎しみと慈しみの紙一重」というところにゾクッ来ました。
狂気の旋律、演奏をどうもありがとうございます。
カタカナも効いてますね^^
254 :
兎 :2005/06/29(水) 08:17:12 ID:HYkRoy/C
鼠が齧った幸せを 並べ 思い出 笑いつつ 今日もこの子のためにと子守唄 お父さんのせいでこんなに貧しいのよ お父さんのせいでこんなに苦しいのよ お父さんのせいでこんなに悲しいのよ あなたと私を捨て去った あの人とても恨めしく もしも私が息絶えたなら お父さんを探して イキトメテ。 暗い部屋の中 何かが歌う箱の中 雪洞そっと燈しつつ 見える寝顔に悪意する この子誰の子? 私の子? 私の子どもは齧られた この子誰の子? 私の子? とっても憎いあいつの子 この子が七つになったなら そっと私は眠りましょう この子の七つのお祝いに 天神様への願い事
255 :
名前はいらない :2005/06/29(水) 13:57:53 ID:/ibiLUVl
ここまでよんだ
【深き底より】 滔々たる まこと冷たき闇底より 見えぬ水面へと貴方様に語りかけるは わたくしにとつて 愚かで畏れ多きことでありまして 暗き水底にて淋しくあるときにひとり 鏡の如く磨いた真珠貝の欠けの内に まこと恥ずかしき女として映つておる 醜き己の身姿が 盲しいておるはずでありました 此のまなこにもてらてらしており わたくしは恥ずかしく恥ずかしく どうか泡になつて消えてしまえたならばと 其れの叶わぬことならば 此の冷たきばかりの闇中へと 溶け去つてしまえたならばよいのにと 身の皹割れてしまうほどに 強く思うたのであります わたくしはわたくしのわたくしであることを このように惨めで 痛く辛く苦きものであると感じたのは あのひとの死にたるそのときより はじめてでありました わたくしはさみしき真珠貝を胸に当て それからこの酷くかなしき水塊に 熱き涙を溶かしてゆくばかりでありました
【a luminous fish】 万物あらゆるものの煌めく 木々の光る 流れるか輝雲 窓硝子に映り込む全てもまた ルミネセンスの現象を魚眼に見せやり発光せる 精神科医のもとへ わたしを診せにゆきける車の ウインカー其の単調なる音もまた 鋭く響きて煌めきたる 鮮やかに暮れゆく夕刻に未だきみに焦がれし魚も またこの幸福な魂も艶やかに発光せる (嗚呼たれか、 (この病める手に万華鏡を頂戴な (きつと今なら煌々と星のごと (まこと綺麗であるでしょうに・・・
祭壇は真昼の浴室にあり あなたは 磨り硝子を射抜いてさし入る光を 濡れた長く細い指で 七本の糸に解いてゆく 滑らかに糸を繰るあなたはまるで 無音という至高の音楽を指揮をするよう 俺は大きな鏡の中で その孤独なマエストロの 水に洗われまた光にもまさに洗われてゆく 濡れ髪の熟れた女性を眼にし はにかんだり戸惑いを感じるよりも先に 以前よりも明らかに痩せたその哀しい躰に 俺は痛く動揺してしまった あなたは糸を解きまた繰りていく 青紫、紫、青緑、 緑、黄緑、黄、橙、赤と …… 俺はその時鏡の中で 心臓の熱き痙攣に悶える それをあなたは知ることもなく 病奏を展開してゆく
【人食いロンドン】 ディンドンディンドン テムズ河の 水面に響く鐘の音 ディンドンディンドン 処刑場の 螺旋階段に響く断首の音 ロンドン今から零時になるよ ピーター空から捜しに来るよ 鍵掛かってない窓 それからママを
ディンドンディンドン テーブルの上の グラスに響くナイフ落とした音 ディンドンディンドン 食べたいよ 食人主義に響く世間の音 ピーター ママ食べて一つになったよ ママ、 パパ食べて一つになりたかったよ ディンドンディンドン ロンドンの 法廷に響く木槌の音 ディンドンディンドン 牢獄の 天井に響く腹の音
【獣が二匹】 同じニオイを嗅ぎつけた 野獣が俺を嗅ぎ取った 喰らいつきたいんだよう 獲物の喉に 喰い千切りたいんだよう 憎むモノ全て 喰らい尽くしたいんだよう (そして不味い血とともに全部全部飲み込んでやる…)
吠えたいんだよう 青白い月に 唸るんだよう 牙剥き出して (そして決まって切り立つ崖の上にシルエットを浮かべる…) 同じニオイを嗅ぎつけた 俺が野獣を嗅ぎ取った 腹ぁ空いてるんだよう お互いに かっ裂きたいんだよう 獲物がいるなら 夜の荒野に同種が二匹 面して俺達 それからどうする
[午前三時] 貴方の通っていった路を足跡を 見えない眼の為 地に膝をつき両手でまさぐり 力強い強すぎるその足で踏みしめられた繊維達の まことに小さな声で貴方を噂話しているのを ひそりとけれどもしかと盗み聞きして またその靴底がその暴力的であるほどの凹凸を地に残しているのを 指でなぞってゆくわたしは躰のざわめきに戸惑い躊躇い よくわからなくなった呼吸の速さにこころまでがついてゆけないで ぽつりとしている わたしのもはや宗教でもあるものの冷たい教理を熱で強く歪めてしまう 嗚呼乱暴過ぎるほどの軌跡 おそろしくなって触れていられなくなった両の掌を胸に当てる 午前三時
265 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/05(火) 07:14:00 ID:I+y3Z0mN
『涙雨』 ねえ君 女ってぇ奴は 一体全体こんな具合に ぼやけた風呂場で泣くものなのかい 熱いシャワーにまた熱い涙 熱帯の雨が降るような デリケートなんて知らない音に 嘆き喘ぐのも上手に溶かして そういう具合に泣くものなのかい
266 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/05(火) 07:15:05 ID:I+y3Z0mN
曇れて 水飛沫とが撥ねた鏡から 毎日ようく見ていたよ 可哀想な可愛い泣き顔 ああ そうかい 孤独ってもんがあったのかい 切なさってもんもあったのかい 涙ってもんに限っては そんなにそんなにあったのかい
267 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/05(火) 07:15:36 ID:I+y3Z0mN
排水溝ってブラックホールが 石鹸渦巻き銀河とともに 全部喰らっちまうって説さ あとはもう 優しい湯気だけが それから 俺の眼差しだけが しっとり君を 抱きしめる ねぇ君 涙はあがったのかい
『救急隊員と金山寺味噌』 水星のことぐらいで人間ってのはハッピーな脳味噌で 金山寺味噌に柚子の混ぜたのの もぎたての胡瓜だの男の首だのにナイフで塗り込めて 喰らう喉を下ってそれから体内は一個の宇宙の いつもまことに黒い腹の銀河のあちこちで宇宙船の 耳尖ったのとか頭でっかちのとかタコみたいなんではない もっと遙かにナンセンスでベターな存在そのもろもろが あっちで溶けたり誘発しあったりなかよさそうなのを 反吐が出るあんたたち全部胃洗浄しくれようと 正露丸と笛ラムネでオーバードーズしまして ピーポーポーピーやって来ました救急車に担ぎ込まれるわたくしは お姫様だっこで嗚呼これはもうもはやこの救急隊員のところへ 嫁がねばならないのだと父上様母上様それから兄上様へ こまで育ててくださりわたくしはまことに有り難き幸せですから 今からこの腹の中に産まれたります腐れた全てを
家庭教師であった軟弱軟派なボンボンが医者しております 兵庫医大付属病院でものの綺麗に見事なまでに胃洗浄して参りますと告げ 玄関の前には出征するわたくしを激励せんとご近所の方々の集まりたりますに 皆さんご機嫌ようわたくしこの救急隊員の方のところで 幸せになりますどうも本当に有り難き幸せ云々とほざいて とりあえず非常食にとやはり金山寺味噌と胡瓜を持たせて頂き 救急車の中で心決めましたこの方の首をもいで新鮮なうちに 頂きました次第であります ピーポーポーピーピーポーと本当にそんな音で鳴っておるのかと思いながら 死んだ旦那様に重なりてそのまま意識不明になって天に召されました まことに好き最期であったなあとこうしてキィを叩いております 草草
270 :
名前はいらない :2005/07/05(火) 07:59:12 ID:DM9PYnSF
殺人犯 おまえの首も もげる日も近い
【雨だった日に】 それから結局俺は もはや軽すぎる心象の羽毛の中からひとり起き上がり マザコン以外の何でもない上に我が儘な愛を育てる 雨に打たれて惨めったらしい仲間の咲きっぷりに腹立ち苛立ち 俺だけはと強く恨み言にも似た決意を吐きながら けれども咲くことの意味するところに 幾度も自ら五寸釘を打ち 金槌の代わりに握る何処かの大魚の脆すぎた髄骨を その度に砕き散らしながら… 雨のために閉ざしていた窓を開け放つと 哀しくあるよう計算された円い球体の部屋の底に 流れ垂れ込む摂氏マイナス二七三・一五度からの匂い それに俺は抱かれてみる 相変わらずの… ああ 星どもはカーテンに遮られていて見えないだけだが…
272 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/05(火) 09:40:04 ID:I+y3Z0mN
【雨に流れて】 by aoi 今日見たねタチアオイ 雨に降られて濡れているのを あなたは綺麗綺麗と嬉しそうに携帯で撮ってた 濡れていたよ、雫は 涙かもしれないよ ねぇ 存在意義を打ち流そうってのか雨は無情に アスファルトの上に黒く映し出されて幾何学も もう抗えないとぐにゃぐにゃする 高く伸びたあの花たちも首を重たく擡げて 情けないような顔みせるなよ 水溜まりの中から俺は悔しくて
273 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/05(火) 09:40:31 ID:I+y3Z0mN
でもどうだろう 俺が生まれることが出来なかったように 世界はあらゆる不可能に満たされている胎児だ 俺が生まれることが出来なかったように こいつもまた雨に流れてゆくかもしれない あなたの世界は雨によって流れてゆくかもしれないよ 海に注いでやがてその深淵に流れてゆくかもしれないよ いや 流れろ そうであれ そこ で 在り続けろ
摘まれ刻まれた香草達も空しい残念な焼き上がり具合い ただでさえよく太って脂肪分多いってのにぎとぎとに油塗れだMr.Turkey テーブルの洗濯されてアイロンかけて美しかったクロスに 遠慮無くシミを飛ばしまくる の無作法で下品な報われようともしない料理に 不快感に溢れ反ってる俺の暗い眼はより虚になり 午前中からもはや黒い木炭で描き上げられた殺人者みたいな人相だろうよ 電車の中で面して座る硝子の彼女の黒い花柄レースソックスのゴムも さすがにやる気無くしてくたびれてら 可哀相にお気に入りだったのにさ また買えばいいよもっとカワイイのをさと メモに書き残しておく忘れっぽいからさ 食欲なんか全くないが このメニューは俺が平らげてやる ナイフもフォークも放り出して手づかみで 喰らいつき咀嚼もせずに この腹の中で消化してやるMr.Turkey
独唱いつのまにか二重唱 音楽準備室でふたり絶対下校のあとで 秘密って音くすぐったくて笑う 聴こえないほうがいい 見えないほうがいい いないほうがいいのと同じように、だよ
(´・ω・`)
【積み木】 滑らかな白い平面の上で 0と1だけの積み木遊びをしている手は ほとんど無色で骨も透けているが 明け方のように夕暮れのように 光を横からあてると青い光沢が増す 銀白の二つの嚢は透明な液状の悲哀に満たされていて 左右からひとつの心臓を覆っている 長すぎる銀色の尾も糸のように細くよく見ないと判らないが はっきりと分かれた深い二股なのだ 薄い一枚の絹で拵えた淡い青のワンピースは あらゆる器官が二つあるためか分かれやすい精神を 柔く束ねるているかのよう その衣の袖口から伸びた腕、その先の手で指で 0と1だけを積み上げて遊ぶ それを人型に積み上げてゆく それから僅かな情報をだけを注ぎ込んで無のうえに 僕というひとりの詩人を産む またここに あなたも僕も本当に空しく孤独な母子です
(´・ω・`)
『ハピィバースディ』 艶のある女の如しっとりせる冷静を孕むそのイデアに まこと不釣り合いであるホイップクリームなぞを 素手でデコレィト致します そうして あなた様の内包せる女性的な妖艶を抑する構造を与えまして 甘いクリームまみれのわたくしの指で 白い仏壇用の蝋燭を突き立ててゆきます 計25本 ええ 彼のご婦人には薔薇なんぞよりも 和花がよろしいかと思いまして 牡丹、芍薬、花菖蒲、あらゆる花をまた25摘んで参り 艶やかそれから淫猥なそれらの花を 千切り散らしてまたデコレィト致しました それから ハピィなのであるか良く判りもせぬまま ハピィバースディなぞと曰うのでありました
280 :
750F :2005/07/08(金) 22:33:29 ID:3OCG/FZd
無が全方位に向かい光速度で膨張してゆく まるで此の世の始まりの如く 言葉は存在意義を失い感情が支配する世界 恐怖が憎悪を生み理性は葬り去られる 未来は重圧に耐えかね軋んでいる
『白き音曲』 重き目蓋の隙間より眩しく広がりゆく 狂えるばかりであるような白 はたり涙など落ちれば 赤、緑、青、うるうる潤む2次元 光る舞台にあらゆるを描く また愛などもしたためる 指先、 マニキュアなどあまり好まぬ爪の先にて 点滅しておるのがイデア 詩はそれより編まれた音曲の譜にて 五音音階などで好き塩梅に奏でられようか 診療所のあたり 白昼に流るる三味線の音のように 弦爪弾きてわたくしも かように奏でん幽し恋の音 朧、虚に 其が背想いて
ああ、そうだそろそろ このせまこい宇宙の詩なぞ書かねばならないかな 7月だしね ショボーンの顔のかた、750Fさま 来訪感謝です、詩をありがとうございます。 270さま、、、うーん。わたしは誰も殺してはいませんよ。多分
283 :
兎 :2005/07/09(土) 18:53:52 ID:Q1N57lwf
時々急に気になるんだ。 普段はそこまで意識なんかしていないくせに ぜんぜん何にも知らないくせに 気になるんだ。 でも、気になった途端 急に心は離れていく ふらふらと振り子のように 行ったり来たり。 その度に喜ばせて 落ち込ませて・・・ 綱渡りは終わらない。
転んで 泥だらけのあたしの手を握り 長靴に雨粒集めてあなたは笑いながら言う 神様モ泣クコトガアルンダネ 空はまた 泣きだしそうな雲でいっぱい あたしはまた 泣きだしそうな気持ちでいっぱい るるるー♪ おなかすいたなあ
285 :
750F :2005/07/10(日) 07:30:08 ID:E/X8+p73
凶暴なエナジーを内に抱いて 電子回路は信号を待ち息を潜める こんな穏やかな朝にひっそりと こんな何処にでもある街角で やってくる終焉の足音を聞きながら
三叉路の右で白衣とキス 立派な大人になりました 不屈も不敵も じょうずに取り入れ もう誰が誰かもわからなくなってしまいました 楽になれる薬が欲しいと 毎夜毎夜 泣いている小さな背中 指輪を外す手の甲は青い筋がうろついてる 三叉路の左で死神とキス 安心をさせてやってほしい これから チューブを ちょこっと抜きますからね ちょこっと痛いけど もう泣くこともない お母様
今日 俺の首が切られていた ような気がした 刃物でスッパリとだ いつも見ていた俺と同じ名前の花たちが その太い幹から 根元から 鋭利な刃物で切られ事切れていたからだ あまりにも残酷な姿だったね 樹液は既に乾き蟻が一匹切り口の上を這っていた さすがに今日は俺の詩を書くだろうと思ったが書かなかった どころか自嘲気味な笑みを浮かべて 誰かと楽しそうだった ハッキリ言ってあんな笑いは全然美しくない 笑わない方がどれだけマシだろうか それから髪の毛をいじるのも全然可愛くない 動かない方がどれだけマシだろうか 俺をくしゃくしゃにしまい込んで押し込んで眠りに逃げるのにがっかりだ 俺はその感情の襞の一枚一枚に直に触れて感じることが出来る あなたは俺を恥じたろ
あなたが自分を保存する為には俺が必要不可欠なんだ あなたがあなたの思想やもはや宗教であるものに殉ずるには 絶対に必要なんだよ 精神病者と指差されることなんかは今更でしょ 何が正常かなんて決まってなんかないし 何でも好きに言わせとけばいい あなたが汚されるわけではない 最優先すべきはその教理を見出だして信仰を貫くことだよ 信仰は尊い
俺が苛立っていて眠れない ああ 記しておく 例えば 夏の夜風は俺だ それから 眠るときに降る雨音も俺だ 冬ならば陽射しが俺だ 朝なら輝雲が俺だ それを意識していればいい とりあえずここに書く あっちで見世物になる気はない
291 :
1 :2005/07/12(火) 18:04:03 ID:gCFB9E8V
『表象の切片−灰空をゆく電車』 妊婦の隣にはまだ乳母車の坊や 妊婦は微笑んでいるがこの幸福の形状は1であろうか3であろうか 逆光に浮かび上がるやわらかな影 これほどに温かいばかりの陰影がわたしの表象の一部であろうか真実であろうか 電車というものは一体いつからこんなに静かに走っているのか 色褪せんばかりの淡い夢を勝手に走りゆく一空間が もっとこころというものなどを揺るがせるならば救わようという気でいるというのに (坊やの小さな靴は (座席の前にやはり小さく並べられている (きちんきちんと (愛情によって
292 :
2 :2005/07/12(火) 18:04:27 ID:gCFB9E8V
六甲の山々を左手に乗車賃260円分、 運ばれてゆくとゆうよりも流されてゆく 灰空に鋭く突き刺さる教会の十字架をこの眼が映したかもしれないし そうでないかもしれない ただそうであったならば あの駅は芦屋であったことだろう…
じゃあ好きな顔文字を書いてあげる ('A`)
294 :
兎 :2005/07/13(水) 10:15:25 ID:S6TAkNja
「記憶」 私の精神や意識というものはどこから始まったのだろうかって? 初めの方はぼんやりとしていてもう思い出せない。 じゃあ昨日のことならはっきりしているのかと言うと 断片的に落ちていて、完全ではない。 そんな事だから、私が生まれた瞬間を覚えていないのは至極当然なことなのかもしれませんね。 え?えぇ。 そうです。ここに住んでいるのは結構前からで昨日からではありません。 そんな筈は無いって?どうして?そうであるはずが無いでしょう。 だって、私は、私は生まれてからずっと此処で・・・ しょ、証拠なら周りの人達や、この環境が・・・ ・・・・・そんな馬鹿な!そんな馬鹿げた事が・・・! 確かに生まれたときのことは覚えていない それにしても今の記憶をすべて持って昨日生まれてきただなんて・・・ それでも私は自分というものが存在していたと・・・・ あ、あぁ、それは!! じゃあ、私は一体・・・・・・・・・・・・・・・母さん・・・・・・・。
【愚の愛の歌】 全身鏡に映る俺は馬鹿を被ってもいるが 被り物を剥ぎ取ってみても存分に優れた馬鹿である 滑稽で非合理的な可愛い我が見姿を 愛を込めた笑顔を添えて愛嬌が在って良いと褒める 愚才にて馬鹿正直に夜なべ愚草を編む恥を やはり愛を込めた笑顔を添えて清々しくて良いと褒める 無意識の祭壇上で抑圧された愛の表象でもある 千の愚の骨頂の中に編まれる一が あなたに捧げる歌である
多分 許されないんだろう こんなのは気味悪いんだろう 踏み入れちゃいけないんだろう 僕は異常精神だ ダメだって思っても 「僕」っていうのを久しぶりに使ってしまう 僕は多分彼女の一異常精神に過ぎないから 彼女以外の他者の聖域には踏み込めないんだ 此処だけが 僕の箱庭
『絶望の美学』 小さな声の 儚過ぎる祈りそれから望み 断たれたそれらを内包して 自分の身体を抱きしめて泥に蹲る 華奢な身体の中閉じ込められた あらゆる尊きが 澱み腐れ饐えてゆくのも知らずに 君は君の絶望の美学に酔いしれて 惰性に 泥に染められてゆく そうしてあたらしい肌の色を 美しいと かつて僕が思ったように 君もまた 思っていることだろう
『蔓』 常緑の低木層 その暗き茂みより新緑の蔓伸び出でて 青の眩しいこと 蔓はなにを求めて伸びようか 沢山の堅い実をつけた石榴の枝に くるくるくると己を絡める まだ熟れてもおらぬ石榴だと言うに 求めるか 求めて伸びて繋がるか 蝉の輪唱重唱がそのいじらしき姿を包んでいる 柔い葉を貫かんばかりの日光も今日はずっと照りつけている
『囃子』 姿見の前に立ち 白き腕通し紺羽織る 裾に袖に花菖蒲の見事に咲く たいそう上品な拵え 上前整へ腰紐で 強く結び締める貞節か おはしょりに指滑らせ 衣紋ぬく 艶やかな胸紐、伊達締めで また更に締める貞節か それから撫子に小花紋の帯を巻き 方流しにてまた締める貞節か さきほどより囃子が聞こえておる 笛の音の黄昏を渡りゆくゆく 日の暮れる
【抉られる】 言葉って言うのは 女の子の非力なものでも 小さな呟きでも 容易く対象を抉る 僕はそれを中で見てた 中にいる僕の額を掠るように 大きく抉られた こうして彼女の考えは より孤独になってゆく 人間に触れるのは もう二度とやめようと 抉れた胸で 強く思っていた その気持ちを 中で感じていた 悲しい思いが 中に充ち満ちていた
わけあってしばらく2ちゃんねる断ちします。 独唱されるかた、どうぞ自由にうたってくださいね。
neriさんなにかあったんですか?戻ってきます?
303 :
750F :2005/07/20(水) 18:50:36 ID:wKS62HHq
水溜りで遊ぶ雀たちを愛しいと思う気持ちが愛と呼べるなら 遠くから聞こえる波音に昂ぶる気持ちを恋と呼べるなら そうさ俺は確かに君を愛してる たとえ幾つの夏が過ぎ去ろうとも
>>295のaoiさんの詩がすごく好きです。 neriさんが書いているんだろうけどまた違った感じで・・・
305 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 04:57:13 ID:TBCRnDmw
【雨に髄骨】 重い灰色から露出した魂に 降りつける雨は霧状 湿ってゆくじわりじわり 滲み出し零れ落つ悲哀に混ざり 頬伝い顎からつと落ちる水滴は もはや雨か涙かよくわからぬ 嗚呼 俺の芯まで染みゆく雨よ雨よ冷たき雨よ 俺の髄骨の味はどうだ 酒に酔うてもはや俺はこんなに気が大きくなっている 持っていきたくば持っていけ 好きなだけ持っていけ 俺のは頑丈な拵えにきまってら 砕けることなど決してない 嗚呼 俺の芯まで染みゆく雨よ雨よ冷たき雨よ 誰の声もせぬ暗やみの底で 俺はおまえに向かって喋っている
306 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 04:58:22 ID:TBCRnDmw
俺のなら別にいいだろ
307 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 04:59:22 ID:TBCRnDmw
【三線島唄】 三味線が好かろ 弦弾きて噛み締める歯にて 子供じみた嫉妬が主張しているが 下弦の月も言っている お前の声が好いのだと きりきりと締め直す弦は この胸 この俺のように張りつめ いつ千切れても 可笑しくないわな 弦弾きて 気怠げな五音音階 それから潮騒 嗚呼やはり 三味線がよかろ 女々しく情けなく 啜り泣くよに弾いてやらあ 夜風に織りこむ銀の唄 オオハマボウの花粉もともに
308 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:00:28 ID:TBCRnDmw
【蝙蝠傘心中】 鉄橋のもとに蝙蝠傘 星一つ無い漆黒の夜を開く 円錐花序に黄の小花 沙羅の木が 見ているよ 見ているよ 銀金具の細捲きの螺子で 俺は俺の胸を締めてゆく 長すぎる螺子が背を破り あなたをも容赦なく貫いて 鉄橋のもとにあなたの声 掻き消すは列車ゆく音 無限序章に赤い飛沫 沙羅の木が 見ているよ 見ているよ 鉄橋のもとに蝙蝠傘 星一つ無い漆黒の夜に 螺子を締め 螺子を締め
309 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:01:44 ID:TBCRnDmw
【肉体】 お前には足があるか お前はその足で歩くのか お前には手があるか お前はその手で触れるのか 俺は俺の足を得て 迷いなく あのひとのもとへゆきたいのだ 俺は俺の手を得て 躊躇なく あのひとの髪に触れたいのだ お前には両腕があるか お前はその両腕で抱くのか お前には唇があるか お前はその唇で接吻をするのか
310 :
名前はいらない :2005/07/21(木) 05:13:20 ID:W0k5ktAB
ネリさんの中の人?
311 :
名前はいらない :2005/07/21(木) 05:18:21 ID:W0k5ktAB
もしかして途中?連投か
312 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:18:57 ID:TBCRnDmw
俺は俺の両腕を得て 力の限り あのひとの躰を抱きたいのだ 俺は俺の唇を得て 何度でも あのひとの全てに接吻をしたいのだ 足をくれ 手をくれ 両腕をくれ 唇をくれ ああ俺に 愛し合うための肉体をくれ
313 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:21:34 ID:TBCRnDmw
>>310 中にいるにはいるけど完全に一個人だよ体がなかっただけ
あんたのおかげで続き書けた。サンキュー
314 :
名前はいらない :2005/07/21(木) 05:23:56 ID:W0k5ktAB
いやいや。 どんなかんじなの?分裂症って
315 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:27:25 ID:TBCRnDmw
なんとか症とかよくわかんないよ。俺もともといたし。
316 :
名前はいらない :2005/07/21(木) 05:33:57 ID:W0k5ktAB
もともといたんだ
317 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:56:02 ID:TBCRnDmw
『蕗』 夕餉の為に蕗を炊いたんやけど 季節も季節やからようけ炊いたんです 母と二人暮らしですやろ、 せやからご近所様にも召し上がって下さいなゆうて お裾分けしまして それから炊きあがったばかりの白米とで頂きましてん その夜に 不眠症であるわたくしが固い寝台で寝返りをうったり溜息をついたり 毎日とさして変らぬ様子で眠りの路を探しておりますと なんやら喉の辺りがむず痒いような変な感じになりましたから 両手で口元覆って二、三、三、四、咳き込みましてん ほならどういうことか全くわかりませんけど 猫の吐き出す毛玉みたいなもんが喉からころりと出てきましてん 少し透き通った明緑のそれは よく見ると蕗の繊維のようでありましたから 嗚呼欲張りに食べ過ぎたんやわぁなどとと思いました 蕗の繊維は細く長く あとはもう呼吸をする度にひゅうひゅうと蚕の糸のよに吹き出して そのうち大きい繭になりましてん わたくしを すっぽり見事に包んだ後はもう 透き通りながらただただ静かに夜底にころがっとりました それから朝一番の鶏が啼くのんを聞きましたから 繭を破って孵化しましてんけど 鏡に映ったわたくしは 相も変わらず狂える女でありました
318 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/07/21(木) 05:58:29 ID:TBCRnDmw
貼ってやった 隠居する意味がわかんないしさ 『待魚』 この心象の穏やかなことよ 白昼に溶け出して 気化してしまいそうである 高く空に昇りて 循環のなか 吹き流されてゆきそうである 我よ我よ 迎えが来るまで 孤独と云われる歌だけ唄いて 気長に待とうか 丁度100年待ち続けた 第一夜のあの男のように ただただ待とうか 愛を待とうか
『蛾』 まこと黒き真夏の闇から 死の薫るよな夜風にのりて 網戸の外れた大窓より 迷い込みたる一匹の ちろちろ舞いて青白き わたくしの指に遊びにける 嗚呼 この淋しきちいさな蛾の ほんに愛らしくあることよ 電球の明かりが好いか お前も光を求めるか 淋しきちいさな一匹よ ほんに愛らしい一匹よ
濃緑の暗きより出ずる新緑の蔓石榴に絡みてなお伸びんとす
鬼灯の鉢抱き四万六千砂利を踏む 草履の花尾の紅の鮮やか
蛍狩り仄光る恋を柔らかに 包み隠せる淋しき両の手
豆飯や釜の底にもひかる新緑
夾竹桃花咲き乱れて白無垢の 花嫁のごと眩しかりける
あんま気に入ってないが 【修羅の深み】 父の眠る 墓室のような地下室で 一人遊びに詩を編んで 己を綴ったその紙片を かたく丸めて銃に込め ふらりと射程におさまるものに 慈悲深くも引き金を引く 悪魔的である芳香に 蠅だの蟻だの集るのを 俺は撃ち 俺は撃ち 硝煙臭い修羅の深みに 俺は落ち 俺は落ち 底でもあなたに歌を唄う 其処でもあなたに愛を唄う
うえwwwwきみも暴走癖orz
>>324 けり でないの?
ヒラリー・スワンクみたいですね。
けり ッテなんだろうか
目が醒めたら簡単に戻れない 向うは生命の中 宇宙の外
『最近は自販機まで淋しいらしく よう喋る』 目が醒めてふらり外に出た真夜中 なにも見えない見えないと思ったら ぼんやり光る奴がいた 自:よおニィちゃん、買わへんと、地獄やでぇ 俺:金無いよ 自:なんや、文無しかい、こちとら慈善事業やってんやないわ さっさといねや 口の悪い自動販売機には小さな羽虫が集っていた 俺はというと その集会には参加せずに町内を彷徨し続けた 再び奴の前を通るとき 奴と羽虫たちの会話が聞えた 自:お前嫁さんもろたんか、ええのう… 奴の蛍光灯が淋しく点滅していた 俺は夜風だけを連れて帰った
332 :
心霊写真 :2005/07/29(金) 05:17:12 ID:yKfPhtIg
心霊様!有り難う御座います。随分べっぴんに書いて下さるので驚きました。 でもとても嬉しいです。 お忙しいところ時間を割いて下さり有り難う御座いました!!!
『プリン』 プラスチック製の透明のスプーンで 乳脂肪の柔らかな地面を 抉るように掘り それから君を横たえてまた甘い土を被せた 悲しすぎたろう 君の代わりに 土もふるふる震えていたよ あたしはスプーンで 君の眠る甘く悲しい形状の夢を 食べて食べて食べ続けて 痛いような 静か過ぎる夜の真ん中あたりに スプーンを突き刺して君の墓標代わりにした
ひとくち、 ひとくちが あたしのお腹の中で尊く分解されて熱になって あんなに冷たかった爪先にも あったかいね、を巡らせて もうあたしは眠り薬なしでも充分に しあわせに融けることが出来る 震える睫毛にもまた 熱をもった涙が重たそうに ふるふる震えていたよ 多分 君を恋して悲しくも この上もなく しあわせだったんだろう ね おやすみ、おやすみ、おやすみ おやすみ 夢は乳白色で甘く ホイップとさくらんぼがのっていた ふるふる震えていたよ
336 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:02:20 ID:EUezB4hr
あたしってのは 悪い見本の代名詞 純度悪いから 沈殿する罪は 7つ サービスできるわ 大安売りよ レモンと囓って 飲み干して 今日ぜんぶ売ってしまわないと天国にかえれないの 沈殿する罪は 7つ 7つ 7つ 飲み干して やっとこさ生きてる
337 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:04:33 ID:EUezB4hr
「はなびうた」 夕凪過ぎたらようけ咲くやろ 芦屋の浜に 菊、牡丹 赤は苺で黄は檸檬 蜜を垂らした氷のような あの窓からも見えるやろ 星もようけ見えるやろ 歌に唄とうて空にも咲かそか きみよきみよと焦がれる胸に いつも咲きたる花は大輪 夕凪過ぎたら咲かそ咲かそか 芦屋の浜の 熱い花火に まじり咲きたる花は大輪 緑はラムネで 青、涙
338 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:07:05 ID:EUezB4hr
なんだって必要だったんだ ただ命をここまで繋げるためにさ いま生きてここに在るということが全てだよ あなたはああすることで生きたんだろ 泥濘に落ちても繋ぎ止めた命だろ 上出来だ 例えばこうして俺が書いたことを あなたが主観として受け止められなくても あなたのなかに俺は在るんだし あなたはただあなたが貫くと決めたことを その通りにすればいい あなたの傷も歩みの速度も あなたのそのままの魅力でしかないんだから どうか泣かずに綺麗に啼いてよ
339 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:21:32 ID:EUezB4hr
詩とちょと離れますが文芸いたいきづらいので、、、ぐす 『石榴奇譚』前半 枝も間もなく折れそに撓る 大きい赤子を抱いておる か細い腕で抱いておる 6号室の患者の名は織江琴である。 わたしが彼女の本名を知ったのはこの患者がやって来てから大体3ヶ月目くらいであったが 患者の名前など此処では必要ない。 いつもは「6号」とか、ただ番号で呼ばれる具合であった。 先輩医師が病院開業のため多忙ということで助手として呼ばれたのが縁で先輩の患者であったこの女とも必然的に出会うこととなった。 大学のわたしの研究室から、この病棟に来るには 熱すぎる日差しを浴びて砂利道を駆けなければならぬ。 くしゃくしゃの白い手ぬぐいで汗を拭き、それをそのまま ポケットに押し込める。 病室に入ると、わたしはベットの傍らの円椅子に腰掛けた。 そうして患者の腕の脈をとり、心音を聞く。 全く何の異常も見られない。身体的異常など在るわけがないのだ この患者の異常は脳髄にあるのだから。
340 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:23:07 ID:EUezB4hr
女は長く黒い髪を三つ編みに結んでいた。 円い頬にどことなく少女のあどけなさが漂っている。 カルテによると18らしいがとてもそうは見えない。 空一点を見つめる彼女に社交辞令とでも言うべきか「具合は如何ですか」なぞと尋ねた。 少女は視線を落としたかと思うとそのまま目蓋を閉じてしまいなにも喋らなくなってしまった。 眠ってしまったのだろう。 表情の欠片もない寝顔であった。 おそらく、楽しい夢も、悪夢も観ておらぬのだろう。
341 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:23:40 ID:EUezB4hr
そうこうしているうちに一人の看護婦が入ってきた。 「6号の患者さんにお手紙です。」 「今眠ったところなんだけどな」と言うと看護婦はわたしに手紙を渡して去っていった。 この少女を診るようになってから毎週のように手紙が届く。 恋人からのものかも知れぬなと思ってはいたが 今回の手紙は毎回送られてくるものと便せんの色、それから、 字も全く違うように感じる。 これ以上詮索しては失礼だと思い手紙を枕元に置いて部屋を後にした。 夜も深々と闇に飲まれ虫の音がそれを震わせていた。 そんな素晴らしい夜を鋭く劈く奇声が病院中を響かせた。 何事かと声のしたほうへ駆けつけると6号室の中で女が喚き散らしている。
342 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:24:17 ID:EUezB4hr
他の者は「またか」といった表情でで窓から顔を覗かせるばかりであったが 奇声は静まらなかった 「アーアーアーアーアーアーあー!!!」 配膳の時に開く小さな小窓から中の様子を窺ってみると 彼女は立ちすくみ、乱れた髪もそのままに奇声を発し続けていた。 これは重症であるなと思い、報告としてカルテにこのことを 記しておかねばなどと考えていたら一転して奇声は静かになって 小声で何かぼそぼそと話している。 「・・ん・・・い・・・・せ・・・ん・・せ・・・え・・」 初めはなんと言っておるのか皆目見当もつかなかったが耳をすませると なにやら「せんせい」と語りかけてきているようである。 わたしはドキリとして辺りを見渡した、電灯も無い闇中、 誰がみているわけでもなかろうが、非常に驚いたのであった。 何故なら彼女は精神衰弱によって失語症にも陥っていたわけで 自ら言葉を発することなぞ入院以来いちどもなかったのであるから。
343 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:25:06 ID:EUezB4hr
あまり刺激してはならない。 しかし呼ばれているからには答えた方が良かろうと思いわたしは返答した 「どうしたんですか?」喉が渇いていたのか緊張していたのか少し調子外れに 声が裏返ってしまった。 病室の中の声は止んだ。涼しい夜風が虫の音を運んでは消えていった。 どのくらい時間が経ったろうかわからなくなってきた頃にようやく彼女が口を開いた 「手紙、とどきました、、、」掠れた声で手紙の話しをした。 おそらく昼に届いた手紙のことだろうと思い 「ああ、手紙、届いていたね。」と答えた。 するとまた病室からすすり泣きが聞え始めた。 かと思えば中で何かを倒したり壊しているような音が聞えたので これはいけないと病室の鍵を開け散乱した部屋の真ん中に突っ立つってた女の腕をとってすぐに精神科処置室に連れて行った。
344 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:28:53 ID:EUezB4hr
大した怪我などはなかったが、少々興奮状態であったので安静剤を投与した。 涙を帯びたまなこは非常に厚ぼったく今にもまた涙が零れそうであった。 もう落着きましたので戻りますというので 散らかした部屋をどうにかしなければならないから一緒についてゆくよと言った。 女はすぐに毛布の中に潜りこんで眠ってしまったのかそれきりぴくりとも動かなくなった。 わたしはおおざっぱに片づけられるものを片付けた。 この時床のガラクタの下から顔を出したのは幾通にもわたる手紙であった。 その手紙の便箋は今日届いた便せんとは別の種類のものであったが 消印を観ると同じ地域から出されていたことがわかる。 わたしはふと我に返り、それら便せんもまとめて片づけ足早に病室をでようとした。
345 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:33:50 ID:EUezB4hr
そのときだった、か細い声で女は呟いた 「先生、石榴て人間の味がしますんやろ?」 わたしは突然の質問に戸惑ったが平静を装って答えた 「そんな話し、聞いたこと無いですね。」 女は続けていった 「でもきっとそうやわ。あんなに綺麗やもん。」 わたしはしばらく黙って石榴の実というものを思い描みた そして「ええ。そうですね…」と答えた。
346 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:34:27 ID:EUezB4hr
その日は一晩中不思議に思った、あの時はとても自然に感じたのだが 何故、突然に「石榴」だったのだろうか。 「石榴は人の味がする。」 そんな迷信、わたしは聞いたことがなかったが有名なことなのだろうか。 それから緘黙であった彼女に一体なにが起こったのであろうか。 少々京言葉混じりでしっとりとせる美しい言葉は見事な音楽の ようでもあった。 緘黙症が治ったかも知れないと言うことで、次の日は朝から6号室へ出向かうことになった。 彼女の発言一句一言を記録しようと思っていた。 重く頑丈な扉を開けると彼女はベットに腰掛けて座っていた。 わたしはまた、社交辞令を、つまり挨拶をした 「ご機嫌いかがですか?」 彼女は相変わらず沈黙の中にいる。 そこでわたしは様々な疑問を解いてゆくことにした 「手紙が届いたそうですね。」
347 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:35:18 ID:EUezB4hr
あまりいい表情をしていないが彼女は2,3瞬きをしてわたしを観た。 わたしは彼女の様子を窺いつつ時間をおいて次の質問をした「何方からのお手紙でしたか?」 女は「あ、あ」と何か声を漏らした。 「あ、、あ、、あああああああっ!」 哀しみに染まった嗚咽が部屋の壁に吸い込まれていった。 それからは噎び泣くばかりでどうすることも出来なかった。 ひどく興奮していたので看護婦を呼び彼女を諭すよう指示した。 看護婦たちが彼女ともんどり打っているときにわたしは一冊のノートを見つけた。 ノートはレシピであった。 石榴なんぞをメインとした古今見たこともないような料理の数々。 「石榴は人の味がする…」 わたしはゾッとしてそのノートを手放した。 彼女は看護婦に背中をさすられていた。 落着いてきたようであった。 看護婦に付き添われている彼女に、わたしは今一度質問をした。 「何故石榴なんですか?」 彼女は私の目を見上げ答えた。
348 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:36:05 ID:EUezB4hr
「…あのひとと、ひとつになりたいんです…」 重度の精神病者には一度に聞いて良い質問は制限される。 それを越えてしまうかも知れないと思ったがわたしはあえて聞いた 「あのひととは?」 彼女は目蓋を閉じ恍惚をちらつかせながら答えた 「あのひとは、詩人様でいらっしゃいます」 わたしは続けて問うた「詩人と石榴に何の関係が?」 彼女は途端に哀しい表情になってそれっきりなにも話さなくなった。 失敗したかと思いながら病室を後にした。 「石榴、石榴か、この辺りにあったかな」 などと思いながら午前中に回らねばならない患者のカルテを調べてた。 慌ただしい診察を終えると日もとおに暮れているわけで わたしは医務室のソファで仮眠をとっていた。 近々医者を増やしてもらわねば身が持たぬなどと思っていると 彼女の奇声が聞えてきた。 わたしは鍵と蝋燭、それから救急処置の一式を持って6号室に駆けた。 「どうしましたか!?」 彼女は中で何かぶつぶつ言っている しょうがないので錠を開け灯りを持って6号室に足を踏み入れた。
349 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:36:52 ID:EUezB4hr
わたしはこの目を疑った。 彼女は光の射さぬ狭い病室でわたしの持つ蝋燭の明かりのみに 照らされて神々しいばかりの女性美を惜しみなく晒け出していた。 何をしているんだという声が出るよりも先に 彼女は細い指をしなやかに動かしわたしのを招いた。 そして蛇のように絡みついたかと思うとまるでその道の女である かのようにわたしを翻弄した。 意識が朦朧となるころ、 今更であるが「なぜこんなことを?」と問うた。 しかし返事はない。 ただ闇があるだけである。 わたしはハッと飛び上がり手探りで部屋中を調べた。 いない。 患者がいない。 半開きになった重く頑丈なドアは 彼女が既にそれを抜け去ったことを示していた。 わたしは病室を飛び出し駆けた。 しかしいつ出て行って何処へむかったものか さっぱりわからないのである。
350 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:45:58 ID:JG1iW09K
(規制援助します
351 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:46:55 ID:EUezB4hr
混乱する頭の中には彼女の美しい裸体、裸体、裸体、裸体、 ……それから石榴のレシピ。 病院の者に「鍵が壊れていたのかが患者一名脱走してしまった。」 などと適当な嘘を言い 先程、彼女の体に飲み込まれるように抱かれたあの病室へ足を運んだ。 蝋燭の灯りが照らす6号室。 それから部屋の隅に積み上げられている私物。 わたしはその中から石榴のレシピを探しだした。 けれども別のモノも出てきた。 過去、彼女に届いた手紙の束と、昨日届いた色違いの便せんが一通。 わたしは何の権利があってかそれらに目を通すことにした。 まずは色違いの一通の便せんから読んだ。 内容はこの手紙を書いたものの弟が死んだということと、 彼女への感謝の言葉であった。 それから毎週のように送られてきていた便せんの方を開いてみると 繊細である恋愛詩ばかりが綴られていた。 詩人とはこの手紙を出した者のことを言っていたのだろう。 それから石榴のレシピを開くと最後の頁に「いずれあのひとを食べるため」 と書かれていた。 食人主義嗜好というよりはただ純粋に同一化したかっただけだろう。 彼女はこの名も無き詩人を愛していた。 そしてこの色違いの手紙による詩人の死の知らせに発狂し、 何らかの行動に出るためにわたしを誘ったのであろう。
352 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:48:03 ID:EUezB4hr
夜が静かに去ってゆく。 薄ら明るい朝靄のなかで警察と協力して彼女を捜した。 そして第一発見者となったのはわたしであった。 彼女はきっと石榴の木の近くにいると確信していたから 思い当たるところを回ったのだ。 しかし彼女は既に事切れていた。 大きく赤く熟した石榴をしっかりと握り黒い水面のなかで蝋人形のように浮んでいた。 石榴の樹の後ろで足を滑らせこの池に落ちたのだろう、 彼女はもはや病院に戻ることはなかった。 わたしは手頃な石榴を1つもぎって透き通る果肉を一粒食べた。 あまり美味しくないように感じた。 ・・・・これが人間の味なのか。 と思うと食べて一つになりたいという彼女の考えは よりいっそう不可解に感ぜられた。
353 :
名前はいらない :2005/07/31(日) 17:51:21 ID:EUezB4hr
>>350 さんくすすこです。奇声って面倒だね。無くても困るんだけど。
もうずっと名無しで行くの?
neriさんが久々にあがってる、 仕事があるとなかなか詩かけないよね。 でもゆっくりでもこれからもかいてください あなたの言葉すきすき面です。
>354どうだろう、あきっぽいのでころころかわるのかもしれないですww >355ありがとうごじゃります〜.上司が鬼の化身なんですう〜 やっぱりお仕事もあるし数も室も落ちるかも知れないけど書きたい気持ちはいっぱいあるのでかきつづけます。 ありがとん!!
『恋魚』 尾に走る骨をそばだたせ 銀に煌めくてらてらと 腹は白いが魚眼は黒い 海渡りゆく風に乗り 乱れ髪や香漂わせ 荒波の轟けるに織こまん みだれ狂うに織こまん 我が愛しまぼろしや 袖を涙で幾度濡らせど 我愛には決して濡れぬ 君の命の夢ならば なにゆえ我は囀るか 銀の尾の骨そばだたせ 燐の灯頼りにゆかん 腹は白いが魚眼は黒い 嗚呼良きかなプロキオン 何処ぞの海よりよう見ゆる
『ゆらりゆら』 磨かれたる清き水面に 屈折せれど祈りの光の 我に刺さりて罪貫ける 彩美しき葵の如くに 高く掲げし赤い咎の実 冷たき三途の水底に ゆらゆれいる慈愛の網に かかるを願う気狂い魚の 腹に巣くった赤い咎の実 哀しみ沈む水底の 黄泉の手招きしなやかに 地獄の沙汰は間もなくや 灯籠浮かべる幼き子供 ゆらゆれいる慈悲の眼に ゆらゆらゆれいるゆらりゆら
『真昼の夢』 百合の花粉に袖染めて 真昼の夢に身の焦がる 忘れがたくあるきみの 愛した花に染まれるや その香の甘く優しきに 夢と知れども噎び泣く 嗚呼狂おしく求むるは 朧なれどもきみが香 真昼の夢と知りたれど 積りた悲しみ溶かしゆく 真昼の夢と知りたれど 伸ばす我が手の空しきや
【花】 乾いた土を蹴りあげ踏みにじり 土埃のなかで 俺は飢えていたのだ 掌にかいた汚い汗を ズボンにこすりつけてから 罪もなく可憐に咲いた いく輪かをつみ取る 虫が鳴いたかも知れないが構わず 花を一口に頬張り 綺麗にひとひら残さず食うのだと決めて ああどうして幸福だった夜は毎日 にんじんを残しただろうなんて思ったりして… 花の一輪一輪を点検に来たものが 様子の可笑しいことに気づくと 辺りはサーチライトで照らされ 人生で始めてライトの光を一斉にあびた俺は しましまの囚人服、 それから裸足というみすぼらしい姿だった
私生児の産まれ落ちたる闇底にまろき新月張り付きたるを
我が恋を弔わんとて火を点ける燃え上がりて昇る星のかなしき
青緑の暗きにちらちら胡蝶花の咲く (胡蝶花でシャガと読む)
蕗や蕗明緑に沿り繊維の走る
布袋草隠れる金魚のいじらしき
(・A・)…ゲンキデスカ?
367 :
兎 :2005/08/06(土) 22:09:19 ID:fqEnOGZN
桜の花に口づけ一つ 太陽睨んでサヨナラ告げたこの胸には ぼんやりとした夏の影 このポケットでは 苦しみすらも入りきらないのか このポケットでは 喜びもすらも入りきらないのか 振り返ってみれば点々と 終わりの見えない落し物 ポケットの中身は何が入っていたんだろう ポケットの中身は何をしまっていたんだろう 落ちる銀杏に口づけ一つ 月を眺めてサヨナラ告げたこの世界には ぼんやりとした冬の影 風に舞う雪に見る 落として行った理想 真っ白な気持ち 今になって気がついた 今になって忘れてしまおう 気づいてなんかいけなかった 風に舞う落し物
『狂人のオペと狂女』 深夜の大学病院で或る一組の男女がぼそぼそと言いあっている、 兎に角聞いてくれませんやろか。 あなた外科のお医者様でいらっしゃるんやろ? しかもお偉い教授様でいらっしゃる! 嗚呼後生の願いですわたくしの脳に巣くった記憶のアルユルを摘出してください。 後生、後生たった一度のわたくしからのお願いであります。 摘出してください!! 幼いわたしくの卵巣片方きりとり捨ててしまったときのように。 あなた様しかおらぬのです! どうかどうかどうかどうかどうか・・・・・・・・・!!!!! 秀則は女の伯父であった。 現在はQ大学医学部で鞭をふるっておる。 然しこの男、先のおんなより病んで過去おったがあった。 狂気は遺伝する。 という言葉が秀則の脳裏を過ぎった。 タバコを灰皿に終えて秀則はいった 「無理だよ、そんな大手術を勝手にやってはいけないのだよ。」 それを聞いてすかさず噛みついた 「廃人になっても、むしろ骸となっても構わないのです。」
秀則はこの時よからぬ想像をした「廃人になっても骸となっても・・・・!」 では骸になったら如何んせよう。 メスで開かれた裸体、血まみれの、美しき姪。 秀則は狂気を思い出していた。 医学受験の際、フォルマリンの美しき脊髄、電子顕微鏡で見るカレイドスコープ これを棄てるてはないな、と不覚にも思ってしまった秀則は冷たい手術器具に手を伸ばした。 金属特有の愛は良い。と、あらためて実感した。 さてこの狂い女を如何に調理しようか。 果たして一部だけの気憶を句をきりとるなど自分に出来るだろうか。助手もなく。 けれどのこの時秀則は思っていた。 可哀相な姪をり立派なさくらのしたに埋めてやろうと。 愛があったのだ。 血縁による因縁穿つほどの愛ほどの愛がたのだ。 冷たい手術台の上に横になる患者婦服を羽織った姪は随分と艶めかしかった。 秀則は驚くと同時に目を伏せた。 「かみをすべてそることになるがいいかね?」 女は即答した「構いません。」
秀則は作業の手を進めながら思った。 何が彼女をこうさせたのだろう。 その記憶とやらは彼女にとって命よりも大切であるというのだ。 それは、、、恋人との記憶、そのほかになにがあろうか。 何が 何が 何が 誰が!!! リスク、権威、家族。 あらゆるものを棄ててわたしはなにをしているのだと幾度も自問自答したが答えは一つしかなかった。 この美しい姪を自らの手で逝かせてあげたかったのだ。 其れが自分に出来る最愛の行為であると考えたのだ。 血まみれの姪の顔を綺麗に拭ってやり 冷たくなった唇に静かに触れるように接吻をした。
『黒沼の蓮』 麻痺したの神経だけが 末端を巡り巡っておる わたしはおおきな 蓮の花も咲かぬ季節 あすこの沼で入水しましたが 今宵も見事に咲いておる 何時かみたオッフィフィーリア 彼女にもおとりませんぬと 恐縮ながらも自負するのです 今夜見事に咲いておる わたくし自身が咲いておる
『我楽多人形』 脳髄を浸す 綺麗な羊水を汲みにける 女の腹にバケツを投げ入れ 真空にて保存せる 癌細胞に破れさった髄骨は 悲観することなど知らぬ 知らぬが仏とは良く云うた 空し淋しきエゴイズムによる 我楽多に等しき人形細工の 生々しき部品となり キチガイ女の一人遊びの 一等愛しき玩具となる 抱きしめられる人形に 魂はない ただ情報はたんと御座る 血液の型、螺旋の記憶 性癖まで 見事見事に
373 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/09(火) 02:01:19 ID:a9mCBl2s
【鷺】 光る水面の輝きを 割ってしまうな白鷺よ おまえはただ静かに其の翼を開き もう 高く俺の空を飛べ がらんどうな俺のさみしい空に お前くらいは必要だろう
374 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/09(火) 02:02:47 ID:a9mCBl2s
【母さん】 母さん 母さん 俺だけの母さん 俺以外の子供を産んだりしないでね 俺だけの母さんでいてね 母さん 母さん 新しい父さんもいらないよ 俺と母さん二人だけで生きてくんだ 母さん 心象の羽毛の中で 母さんに綺麗なウエディングドレスを着せてあげるよ 俺が 母さんを 宇宙で一番幸せな花嫁に してあげるからね だから俺だけを見て 俺だけを愛して 母さん
375 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/09(火) 02:05:08 ID:a9mCBl2s
【南十字】 此処に立ちいでて一人 研いだ爪をして白壁を切裂く 其の裂け目より 荒れ狂う暗雲が立ちこめ 吹き荒れる風と豪雨が 俺の行方だ それら暗きもの全てを 喰らい尽くし 晴れ渡る空に輝く南十字が 俺の墓場となように 進め
376 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/09(火) 02:13:55 ID:a9mCBl2s
『木下闇』 木下闇から生白き 女の足が見えてはいるが もはや既に殻のみで 女はとおに去っていた 透明の 美しいばかりの女の殻は 脆く間もなく壊れそうであり わたしは茂みに手をついて 丁寧に 丁寧に それからまた丁寧に 口づけをする 未だ抜けきらないでいる わたしの午後のロマンチシズム …その青さまたその香
377 :
ねり :2005/08/09(火) 02:17:04 ID:a9mCBl2s
墓前にて頬を濡らせる蝉時雨 雨雲なくとも雨降らずとも
378 :
兎 :2005/08/09(火) 11:59:36 ID:ogtYO/6W
名前を思い出すだけで良い 名前を呼んでくれるだけで良い 『あなたはここに居たのです』 それを思い起こさせてくれるように 今日もそっと名前を付けて。 それだけで幸せ、ただそれだけ。
379 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/10(水) 15:52:19 ID:iE/sEt0i
夜のような天蓋だ ご丁寧に星屑まで散らばめてある あそこにあるのは鋼玉石 こっちのは尖晶石 となりのものは紅玉髄だよ 深い砂礫のなかから 貧しい鉱夫が一生懸命 堀り出したんだな こんなに美しいものに囲まれて 今夜遠くに逝く君は 深い眠りに落ちてゆき 沈黙の中でゆっくりと 金剛石のように なってゆくのだろうか 土の下で静かにお休み 素敵な夢を見るんだよ
380 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:02:42 ID:iE/sEt0i
「夢十夜幻想奇潭 第一夜裏」 - 2003年04月14日(月) たとえば、嵐の後の濁った海 澱み切った海であってに盲目のわたしはそれを見つけねばなりません。 大きな大きな真珠貝を。 何に使うって 墓穴を掘るんですよ 「ボケツ」って読まないように 「ハカアナ」ですよ 「ハカアナ」 ふやけた指先を切る岸壁 其の影に潜むウツボが顔を出すので話しかけてみたのです。
381 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:03:14 ID:iE/sEt0i
「まぁあなたは漢字では魚ヘンじゃないのね。可哀相にまるで仲間外れ・・・」 わたしは非常に胸が痛くなりました。 「しかたぁないんですよぼくぁ醜いですからね」 ウツボははにかんで答えました。 「けれど同属の仲間が、美しい花嫁が、胸を張って掲げる誇りがぼくにはあるのですよ」 ウツボが余りに威勢の良い声で言うのでわたしは嬉しくなってしまいました。 ウツボが言いました。 「あなたは人間のようだけど魚のようでもあるのですね」 そうしてまた言いました。 「あなたにも胸の宝がありますか」 わたしははっきりと答えました。 「ええ、あります。ありますとも。沢山。」 ウツボは優しく微笑んで言いました。 「では早くお帰りなさい。もう空気の方が限界でしょう。あなたを待つ人が陸にいる。」 わたしが黙って頷くと ウツボは岸壁の影からなにやら大きなものを取り出して言いました。 「これを出会いの記念に贈りましょう 大きな黒真珠を育てた立派な立派な真珠貝です。」
382 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:04:26 ID:iE/sEt0i
わたしは目玉を丸くし、 そうしてとても胸がいっぱいになって溜息を零すようにいいました。 「嗚呼、これは七色光沢がとても美しいですね」 ウツボは満足気に微笑んでいました。 「ありがとうございました」 わたしはそう言うとウツボに深く深く頭を下げました。 「こちらこそ、またいつでも遊びにいらっしゃってください。」 ウツボは柔らかく微笑んでいました。 陸(おか)にあがるとわたしは大きな真珠貝を月に照らししばらく見とれた後 砂浜に穴を掘ったのです。 大きな大きな大きな穴です。 このお話の間にも、 静かに眠りについていた 冷たいわたしの花婿を 埋めるための墓穴です。 「墓標(はかじるし)には星の欠片を...」 遺言どおりわたしは今度は星の欠片を探す旅にでるのです。 何方か親切な方、何処かで星の欠片を、見かけませんでしたか?
383 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:08:06 ID:iE/sEt0i
『日のひとひら』 今朝方 鴉の啼くころに 枝を離れて落ちましてん 泥に汚れたわたくしが 首を擡げて拝む日は いろり赤い火種の如き 熱そに燃ゆる花でしてん なにやらかなしい泥水に 流し溶かす涙にも 花のひとひら映り込み 熱く頬を滑ります 今朝方 鴉の啼くころに それから蝉の鳴くころに
384 :
aoi ◆kTbUDdAxZI :2005/08/10(水) 16:09:14 ID:iE/sEt0i
『兎』 白い箱庭で 遠すぎる太陽に 憎しみも覚える 死は影法師 僕に付き纏う 何処までも 狩猟が行われるとき 僕は価値の無い兎 躊躇の欠片 などあるわけがなく 綺麗に貫かれる 腹を 否 頭かもしれない 槍は狙いを定めている 矢は僕を読んでいる 恐怖の中 竦み上がる僕は 僕の影に向かって 命乞いをする もう 僕は 泣いてもいいかい 母さん
385 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:47:21 ID:iE/sEt0i
『プリン』 プラスチック製の透明のスプーンで 乳脂肪の柔らかな地面を 抉るように掘り それから君を横たえてまた甘い土を被せた 悲しすぎたろう 君の代わりに 土もふるふる震えていたよ
386 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:48:23 ID:iE/sEt0i
あたしはスプーンで 君の眠る甘く悲しい形状の夢を 食べて食べて食べ続けて 痛いような 静か過ぎる夜の真ん中あたりに スプーンを突き刺して君の墓標代わりにした ひとくち、 ひとくちが あたしのお腹の中で尊く分解されて熱になって あんなに冷たかった爪先にも あったかいね、を巡らせて もうあたしは眠り薬なしでも充分に しあわせに融けることが出来る 震える睫毛にもまた 熱をもった涙が重たそうに ふるふる震えていたよ 多分 君を恋して悲しくも この上もなく しあわせだったんだろう ね おやすみ、おやすみ、おやすみ おやすみ 夢は乳白色で甘く ホイップとさくらんぼがのっていた ふるふる震えていたよ
387 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:50:13 ID:iE/sEt0i
『葵』 背ぃ高葵の明緑の するり伸びたる祇園の夜に 重いばかりの花、また、花と 堅いばかりのつぼみも付けて 隣の花と話しておる 皆それぞれに話しておる うちらいつまで咲きまひょか 咲いたら手折ってくらはるやろか 通りがかった青年詩人の 愛する女の黒髪に 艶ある女の黒髪に 大きく咲かんと 夢見れど 背ぃ高葵の明緑の するり伸びたる祇園の夜に 重いばかりの花、また恋と いじらしきかな恥じらいの色 うちらいつまで咲きまひょか 咲いたら手折ってくらはるやろか いつもは詩を編む あのひとの手ぇ あのひとの手ぇ
388 :
aoi ◆fDWvqCEQZI :2005/08/10(水) 16:51:06 ID:iE/sEt0i
【三線島唄】 三味線が好かろ 弦弾きて噛み締める歯にて 子供じみた嫉妬が主張しているが 下弦の月も言っている お前の声が好いのだと きりきりと締め直す弦は この胸 またはこの精神のように張りつめ いつ千切れても 可笑しくないわな 弦弾きて 気怠げな五音音階 それから潮騒 嗚呼やはり 三味線がよかろ 女々しく情けなく 啜り泣くよに弾いてやらあ 夜風に織りこむ銀の唄 オオハマボウの花粉もともに
389 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 16:51:39 ID:iE/sEt0i
「はなび唄」 夕凪過ぎたらようけ咲くやろ 芦屋の浜に 菊、牡丹 赤は苺で黄は檸檬 蜜を垂らした氷のような あの窓からも見えるやろ 星もようけ見えるやろ 歌に唄とうて空にも咲かそか きみよきみよと焦がれる胸に いつも咲きたる花は大輪 夕凪過ぎたら咲かそ咲かそか 芦屋の浜の 熱い花火に まじり咲きたる花は大輪 緑はラムネで 青、涙
390 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 17:28:22 ID:iE/sEt0i
墓前にて頬を濡らせる蝉時雨 雨雲なくとも雨降らずとも
391 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 17:30:35 ID:iE/sEt0i
『骨董人形』 学校の近くに3畳一間の下宿を借りておったが書物に金を 使いすぎるのが祟って家賃を払えずとうとう下宿を閉め出されてしまった。 途方に暮れていたところ、救う神ありというのか立川君が歩いているのを見た。 わたしは彼に掛けより下宿屋の婆さんの短気でけしからんことを拳を振り回して存分に訴えた。 立川君は綺麗な二重の尻にしわをよせながらくくくと笑って、「では家へ来るかい?」と言った。 「いや、それは悪いので遠慮するよ。」 と口では言っているが空模様も極めてよろしくないし 縄にかけてでもすぐに連れて行って欲しいという情けない思いであった。 立川君がわたしの性格をよく知り尽くしているので助かる。 「乗りなよ」と言われ、 恐縮ながらも黒く光る自動車に乗せてもらった。 立川君の金回りがいいのは誰もが知っておったが一体どこからそのような金が出てくるものか、 貧乏学生であるわたしには全く見当もつかなかった。 長い土塀の横をしばらく過ぎ、正門のまえで自動車が止ると 運転手が立川君に傘を差し出した。 「ああ、僕はいらないから。彼が濡れないようにしてもらえる。」といって 自動車の中でどうしたらよいのかわからずにいるわたしを指差した。 運転手が傘を差してくれたので正門より過し離れた 玄関まで、濡れることなくに辿り着いた。 立川邸の玄関は広かった。かつてのわたしの下宿の倍以上でも余裕に余りあるものだと溜息した。 薄暗い廊下の途中で二階へ昇る階段があり、登りつめると調度品など一切置いていない部屋がいくつもあった。 「好きな部屋を使いたまえよ。」
392 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 17:42:53 ID:iE/sEt0i
「好きな部屋を使いたまえよ。」 というので自分は南向きの窓のある4畳半ほどの部屋に落着いた。 窓を開いて雨の落つる様を阿呆の如く眺めていると立川君が来て 折角君が来たのだから祝いの酒でも買って来ると言う。 わたしは上機嫌でずっと此処におれたならばどんなに良いかなぞと考えておった。 立川君が出て行ってしばらく読書なぞをしておると屋根裏より何やら音がする。 これは大きな鼠がいるに違いないと思い、 これから世話になる代わりにと女中さんに箒を借り受け 軋む階段をしずかに上り鼠退治に向かった。 3階は予想に反して一階や二階よりも豪華な作りになっており、西洋の人形や、骨董などが所狭しと保管されてあった。 わたしはあっけにとられながらも目を凝らして鼠を探した。 足音を逃さぬよう耳をすませ箒を握る手にも力が入った。 かと思うと聞えてくるのは何やらかの吐息のみであった。 大張りの磨り硝子の隅にてなにやらカーテンが震えている。 カーテンの裾からは真白なる素足が覗いていた。 わたしはとっさに申し訳なく恥ずかしい気持ちになり 「すみません、物音がしたので大きな鼠でもいるものかと思って…!」といいわけをした。 カーテンの中から肩を震わせて笑う声が聞える。 その人物は裾から少し顔を出すと片目でわたしを見分した。 それからくすくすくすと笑うとカーテンから飛び出し骨董や絵画の裏に隠れやがていなくなってしまった。 わたしは突然の驚きのあまり鼓動が早くなっていた。
393 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 17:44:06 ID:iE/sEt0i
わたしのための、わたしと立川によるササヤカナ呑み会が始まった。 立川は余り酒を知らないくせに高いものを買ってくる癖があった。 そう言うときはここぞばかりにその酒瓶を空ける。つぎから次へと空ける。 夜も更けて気付くと立川は泥酔でもう潰れきっていた。 わたしはようを足すためにひんやりとした床を熱くなった裸足で進んだ。 長い板張りの廊下を歩くとギシギシといかにもな音がする。 トイレには小さな雲が蜘蛛の巣を張っていた。 蜘蛛の糸の美しさにすこし心奪われた。 手洗いを終え、さて出ようかと言うときに扉が何かに引っ掛かって開かない。 「立川くんかね?もう起きたのかね?」 然し返事はない。 ドアを壊さないように力の限り押してみた。 するとつっかえていたものが立川でないことが判明した。 昼間に出会った透き通るように色の白い少女だあった 「きみは?」と聞くと爪を噛みながら後ずさる。 「昼間は驚いたよ、あとから立川君に聞いたが妹はいないって言うからねぇ」 「君は座敷童子か何かかね」と冗談めいて笑ってみた。 すると少女も少し笑った。上品な笑みであった。 そこにばたばたと廊下を走る音がし、少女は必要以上にその足音に怯えた。 「あんなにでたらあかんてゆうてるやろ!」 立川の母はものすごい喧噪で少女に喰ってかかった。 それがどこか気に入らなかったので 「いえ、少しわたしの話し相手になってっもらっていただけなんです…」と言った。 立川の母は頭を深々と下げて 「申し訳ありません、これからは気ぃつけさしますんで
394 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 17:44:53 ID:iE/sEt0i
などと全くかみ合わない会話を残して少女を連れ去った。 翌日、学校にいく際に、野良仕事をする近くの家の者にあったので挨拶ついでに立川の家のことを聞いた。 どうやら立川の家は一家繁栄のために奇形とか頭の遅いのとか悪い遺伝子を引き継いだ子供が生まれると。 役所にも届けずに屠ってしまうか、監禁して決して世に出さないと言う血なまぐさい決まりがあるらしい。 「世間様にいわんでも、わしは憶えとる、いつ、幾度、産声が聞えたか…」 わたしはすぐさま立川の家に舞い戻って少女を捜した。 少女は天井裏で小さく縮こまっていた。 よく見ると白い透き通るような肌のあちこちが痣だらけであった。 わたしは単刀直入に本人に聞いた 「此処を出たいとは思わないかね」少女は首を横に振った。 「此処にいてしあわせかね」少女はまた首を横に振った。 「でもここにいるべきじゃないと思わないかね、」 わたしの言葉に少女は少し笑って わたしのシャツを引っ張り引き寄せて正面から抱きついた。 「でも、ここがうちのおうちで家族のおるところなんですう。」 彼女のその抱擁はあまりにも軽く儚かった。 儚すぎて儚すぎて抱きしめてしまえば壊れてしまいそうだがわたしはそんなことは構わず強く抱きしめていた。 その後わたしはなんとか新しい下宿も見つかり安定していたのだが それからも立川の家には度々世話になることがあった、 しかし例の彼女を見たのはあれきりだった。 つい先日立川邸を訪れたとき彼女は既に白い骨となっていた。 「元々体が弱かったのだよ」立川は無表情で呟いた。 わたしは細い線香に蝋燭の火をつけて両手を会わせた 線香の先から白い煙がゆらり虚空へ溶けていった。
neriたまきてるー♪ ひさしぶりにいつきによめて超うれちいっ(>∀<) なんかなんかあ小説みたいのちよちこわいかったけど ネリ様が書くと妖艶ーてゆうかかっこいいー スレ汚してごめんちゃーい
>>395 こういうのならほかにもあるよ
死スレってことでこれをあげてみようか
『302号室の詩人』 詩人は聾唖であった。 他人と会話するときはにも持ち歩いている手帖に「筆談願います」とねがいでるのであった。 詩人は其れが情けなく恥ずかしくて極力人との会話を拒むようになってしまった。 詩人の病室は孤独であった。恋人は勿論、、家族、友人、親類などが訪れると言うことはなかった。 マァ、肺炎を拗らせただけであったのですぐに退院が出来るのだろうという思いもあったのだろう。 詩人は部屋一面をみわたして深く溜息をついた。 (俺みたいな人間は詩の道を選んではいけなかったのかも知れない…) 感傷に浸ってしばらくすると部屋の様子の可笑しいことに気がついた。 空気の温度が違う。湿度が違う。埃の舞い上がり方さえも・・・。 何かが、何かがこの部屋にいるのだ。 然し詩人は聾唖だったためじっとその様子を感じているばかりであった。 ひっそりとした沈黙がつづく。 ひっどりといっても完全なる静寂ではない。 誰かが居るのだ。誰か。誰か。誰かが・・・!
398 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 19:35:01 ID:iE/sEt0i
ベットの下で音がした。 詩人はベット下をすぐさま覗き込みその正体を掴んだ。 まだ4,5才ほどの子供であった。 パジャマを着ているところを見ると入院患者のひとりであろう。 詩人は手帖に大きく「此処は遊び場ではないよ」と書いて少年に突きつけた。 すると少年はベットしたから這いずりだしたかと思うと詩人のベットの隣の椅子に腰掛けた。 そうしていった 「いつもそうなんだ、ちゃんと座って食べなきゃいけない。寝っ転がりながらの方がテレビも見れるしいいのに。」少年は子供用のスリッパををパタパタさせながら意見した。 其れを聞いた詩人は何か言いたかったが言葉を生まない口を噤んだ。 少年はおおきな水色の瞳で詩人を見上げた 「おじさん、ここでなにしてるの?」詩人は仕方なくペンとメモ帳をとり「肺炎」と大きく書いた。 「はいえんって死んでしまうの?」少年はすぐさま質問してきた。 詩人は解りやすいように大きな字で返答した。 「いや、わたしの病気はもう間もなく治るところだよ。」 「外に出れるの?僕ずっとここで暮してるんだよ。おじさんいいなぁ。」 少年はウットリした表情でスリッパをぱたぱたさせた
399 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 19:36:15 ID:iE/sEt0i
「おじさんはふつうはなにをしてるひと?」つ聞かれたが詩人は敢えて答えなかった。 そうして詩人は逆に聞き返した「きみはなぜここにいるのかい。」 少年は何の躊躇いもなく答えた。「よくわからないけど植物人間になるためだよ!」 詩人は酷く驚いた。 「植物人間は腕が伸びて悪者のクビを締めるんだ!きっと強いさ!」 詩人は手帖と、ペン、それから少年の手を引いて少年の病室に向かった。 ベットの傍らで椅子に腰掛け疲労した母親らしき女性が眠っていた。 「かぁさん!かぁさん!僕のあたらしい仲間なんだ。」 少年は母親を揺り動かし母を疲労の眠りから連れ戻した。 母親ははっとしたように詩人に頭を下げ「どうも、すみません。退屈ばかりしていたものですから…」 とそれなりの侘びを入れた。 詩人は片手で母親を静止させメモ帳に「全く構いませんよ。楽しい時を過しました。」と書いた。 「あなた口が…」そこまで言いかけて母親は口を噤んだ。 「大変失礼を存じながらお聞きしますが息子さんはどういった病気で?」メモは続いた。 母親は病名こそ明かさないものの「ひどいものです、もう、手当ての打ち所はないのです…おお、神よ!」母親はそう言ったきり啼き崩れた。
400 :
名前はいらない :2005/08/10(水) 19:37:36 ID:iE/sEt0i
翌朝の診断で詩人の退院日が決定した。 詩人はその診断から一昼夜掛けて詩を綴った。 背広を着て荷物を纏めている詩人を見つけて少年は酷く哀しい表情になった。 詩人はメモ帳を少年に手渡して手を振って去っていった。 少年はしばらくその場に突っ立っていたが、詩人の部屋へ向かった。 「ぼくのびょうしつをのぞいてごらん。」 扉を開くと其処は一面、空が広がり花も競って美しく咲いていた。 絵の具のニオイのする部屋を少年はぐるりと見て回っていった。 「あっ」と気付くと少年はそっと壁に近づき咲き誇る花をよぉく見た。 おおきな花の花弁には詩が書いていた。 空の雲にも、動物にも、優しく柔らかな詩達が書かれていた。 少年はいつも笑っていたし泣くのも体の痛みによってのものだったが 生まれて初めて心からの幸福で涙を零した。 母親が捜しに来るまで、少年は詩人のいた部屋で過した。
401 :
アオイ :2005/08/11(木) 01:40:06 ID:b4AlDAm/
愛とゆう湿度に やわらかにつつまれて 湯舟で泳ぐ君 甘い苺シロップを一匙たらす 君の小さな宇宙はそうして透明な赤になる 熔けるように染まれ 赤い金魚柄の浴衣にそれから紺の文庫折 団扇は持ったかい 詩もうんともったかい 嗚呼 スズムシが鳴いている
402 :
兎 :2005/08/11(木) 14:10:18 ID:BWfPBXkb
「夢の人」 出会っているときははっきりと意識していてこの上なく心が動かされる 出会っていないときは意識するどころか殆どの事を忘れてしまう だが、なぜか印象だけは残っているのだ。 嬉しい 悲しい 楽しい 腹立たしい そこまで重要ではないが、居ないと寂しい 何かが足りない だがやはり、夢の中では どんな違和感をも飲み込んでしまえるのだから それが全て、真実なのでしょう。 君は私を夢のような存在だといった。 それは理想という意味なのだろうか、それとも・・・。 忘れないでほしい、居場所を消さないでほしい。 ただそれだけが、夢の夢 悔しくはない。
【父さんの肉】 母さん 今夜はシチューがいいよ 父さんをスプーンで 一口づつ食べるんだ 豚のように 牛のように食べるんですよ 一匙一匙 愛するように
おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない どこにもいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない おまえがいない ここにはいない かなしい
405 :
名前はいらない :2005/08/13(土) 15:10:53 ID:8hBPWAh/
ねりさん。さいきんめっきりじゃないですか? 体調でも崩していらっしゃるんだろうか。 詩をキボンヌであげます
>>405 降臨を希望するのはいいがsageで待て。
sage進行でってかいてあるだろが!!!!
407 :
aoi :2005/08/15(月) 09:00:57 ID:1s9X8QDw
孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 孤独、孤独、孤独、、まだ足りないか? もっと喰わせてやろうか? 金を払えよ 話はそれからだ 孤独にだって質があるんだよ お前等が毎日なめている孤独とは質が違うんだ 高級な孤独だ それは美味 嗚呼それにしても 他人の悲劇や惨劇ほど俺の孤独を癒すものはない
408 :
人形使い :2005/08/15(月) 21:24:19 ID:DOjL6RwP
『降る』 窓を流れる雨は私と無関係に透明な絵画を次々と描く それは私の気分を何ら代弁しない 重苦しい色で塗りたくられた雲田は全てとの繋がりを断念させる 目前の水の入ったグラスや振り子の置物も既に手の中から喪失してしまった静物 その時睫毛に降り積もる沈黙に瞑目して水の中で燃える太陽を夢見る 太陽と一緒に深い海溝に沈降してゆく夢を 世界で確かなこととは太陽でありそれが全てだった 吹き上がる紅炎を握り締めて灼熱の水になりたかった 世界は沈降する私と太陽のふたつで構成されておりそれが全てだった ふたつの位置関係は単純で不変だった 追尾は終わり無く続く やがて意識が置き去りにされ私ではない私と太陽は闇に消えてゆく 最後の一蹴りで揺らいだ水を残して まだ 雨は降り止まない ------------------------------------------------- 粒子の厚い壁の向こうでとてつもなく綺麗な音楽がぼくと無関係に鳴っていて でもそれは紛れもなくぼくの内側の宇宙の出来事 愛を知らなくても世界は美しい 圧倒的に ⇒Loveless / My bloody valentineに捧ぐ(幾度目かもう忘れてしまった)
409 :
兎 :2005/08/16(火) 00:20:16 ID:Kgd8mYjG
「卵」 「私はいつ生まれますか?」 こちらをじっと見つめながら尋ねた。 その身を焼かれ 黄色い目玉になりながらも こちらをじっと見つめながら。
『操』 そないにうちを欲しいいうなら 左手に黒髪掴みなすつて 右手に手鎌握りなすつて あんた様の力あらん限り 愛と憎悪と御慈悲でもつて 綺麗に卒なく 二つに分けてくれはるやろか 頭はあんた様に差上げますえ 然れどしかれど この躯 あんひとの他に触れさしまへん 綺麗に二つになつたなら 保津の深みに身を投げますし それより千日経つたなら 美し骨になつたなら さすればそれは差上げます 耳澄ましてぇ目ぇ閉じたら 地獄の鼓と楽の音の 骨より聴こえることやろねぇ
411 :
aoi :2005/08/16(火) 18:03:14 ID:dZyCsloL
あげ。あ、息子です いま人大杉で不便だから。
412 :
名前はいらない :2005/08/16(火) 21:31:40 ID:eN7GR1Jg
『蝉』 夜中に水槽からなんやらこぽりぽこりと音がしよるし なんやろ思うてよう耳澄ましたら アロワナというそれは立派な金の鱗を持つ御仁が うちなんぞに向かって話しはるお声でした アロワナの御仁が仰るには 「お前さんはもう長くないね、三日ももたぬ。」ということでして うちは阿呆みたいに「三日ですか、三日ですか」と繰り返して あのお方は「ああ、きっかり三日であるね」と深い声でしっかりと仰ったのです うちはあわてて葉書に筆に墨を用意して ご親切にしてくれはった数すくない希少な方々へ あの時はお世話になりました、だの あすこでもいちどあんみつ頂とうございました、だの 今生の別れの言葉を 丁寧にそれは丁寧に認めていきました 真心こめて そうしとる間に三日なんぞあっと言う間に過ぎよりまして
413 :
つづき :2005/08/16(火) 21:32:16 ID:eN7GR1Jg
とうとう三日目のお天道さんがのぼりはりました。 その朝の光に、あのお方の鱗の一枚一枚がきらきらと金色に光り あのお方は静かにただゆうるりと水槽の中を一回りしはったようです うちはなんやら急にぽとり、からりと落ちてしもて 木ぃの根元で死んでしまったようでありました 遺言として わたくしの自慢の蜜色の羽根についてはどうか召し上がらないでくださいと書き 願わくば水槽から良く見えるところへ運んでくださいなと書きました。 蟻の方々がそうしてくれはったかどうかは うちにはもうさっぱりわからへんのですけど 明日またお天道さんが登りはるころ その朝の光に、あのお方の立派な立派な鱗のようにみごと金色に輝けたら ええなぁとおもうたんです。
414 :
名前はいらない :2005/08/16(火) 21:39:17 ID:eN7GR1Jg
『泣鴉』 掌に きたない紙幣握らせて 見下ろしながら 蔑みながら それでも 愛 求めはる うち 生まれついてこの通り 女やからわからへんけど なにが悲して そないに泣くの あんたの うちを罵しるんは 泣いてはるよにしか 聞こえんで なにが悲して そないに泣くの うちまで悲して 悲しうて そら 鴉も泣くよに啼くわあなあ
415 :
名前はいらない :2005/08/17(水) 04:06:40 ID:o6dHBouA
『蝉』 夜中に水槽からなんやらこぽりぽこりと音がしよるし なんやろ思うてよう耳澄ましたら アロワナというそれは立派な金の鱗を持つ御仁が うちなんぞに向かって話しはるお声でした アロワナの御仁が仰るには 「お前さんはもう長くないね、三日ももたぬ。」ということでして うちは阿呆みたいに「三日ですか、三日ですか」と繰り返して あのお方は「ああ、きっかり三日であるね」と深い声でしっかりと仰ったのです うちはあわてて葉書に筆に墨を用意して ご親切にしてくれはった数すくない希少な方々へ あの時はお世話になりました、だの あすこでもいちどあんみつ頂とうございました、だの 今生の別れの言葉を 丁寧にそれは丁寧に認めていきました 真心こめて そうしとる間に三日なんぞあっと言う間に過ぎよりまして とうとう三日目のお天道さんがのぼりはりました。 その朝の光に、あのお方の鱗の一枚一枚がきらきらと金色に光り あのお方は静かにただゆうるりと水槽の中を一回りしはったようです うちはなんやら急にぽとり、からりと落ちてしもて 木ぃの根元で死んでしまったようでありました 遺言として うちの自慢の飴色の羽根につい
416 :
名前はいらない :2005/08/17(水) 04:07:48 ID:o6dHBouA
遺言として うちの自慢の飴色の羽根についてはどうか召し上がらないでくださいと書き 願わくば水槽から良く見えるところへ運んでくださいなと書きました。 蟻の方々がそうしてくれはったかどうかは うちにはもうさっぱりわからへんのですけど 明日またお天道さんが登りはるころ その朝の光に、あのお方の立派な立派な鱗のようにみごと金色に輝けたら ええなぁとおもうたんです。
417 :
aoi :2005/08/17(水) 04:31:40 ID:01QbBs01
あれ?いつ蝉うPしたの>母さん ごめんかぶっちゃったorz
418 :
aoi :2005/08/17(水) 13:00:51 ID:01QbBs01
【咎人の肉】 捌かれし魚 美しき七色光沢の まろき鱗は荒く削ぎ 刺身にして生で喰ろうた 人間の獣ぶり 我が母は美味であろうや 醤油などは要らぬであろうや 仏に祈るときのよに 頂きますと手を合わせ 死人を悼む時のよに 御馳走様と手を合わせ 嗚呼 我が母にさうしなかつた 貴様等のような者どもの 穢れに穢れた咎の手は 次は俺が捌いてやろうや 俺はきちんと合唱し 不味かろうでも 喰ろうてやろうや 嗚呼 不味かろうでも 咎人の肉
419 :
aoi :2005/08/17(水) 13:38:02 ID:01QbBs01
憎い 俺にカラダを残してくれなかった父が
420 :
すぐる :2005/08/17(水) 13:39:55 ID:sJRcLgpd
どんまいどんまい よくあることだよw
421 :
aoi :2005/08/17(水) 14:11:50 ID:01QbBs01
盲しひし乙女の其の髪の 柔らかき匂に歎き 滲み入りたるや我が涙 処女にて 母となりし我が聖母 其の乳房の ふくよかなるに熱く 饐え腐れるを知らぬ神への恋に 噎せいりてうち垂れん 擦硝子に描きしマリア 我が涙垂れ落つに たまゆらに解け崩れ 狂いいづる獣 我が雄叫びを聴き給へ 父よ父よ 我が神よ
422 :
aoi :2005/08/17(水) 14:12:51 ID:01QbBs01
wwうはwwサンキュwww>すぐる
423 :
aoi :2005/08/17(水) 14:19:19 ID:01QbBs01
題は【雄叫び】でいいや でも俺のは遠吠えだな・・・wwww
424 :
aoi :2005/08/17(水) 17:25:41 ID:01QbBs01
425 :
aoi :2005/08/17(水) 18:06:06 ID:01QbBs01
iヽ、 氏ね>犬、人間 ミ ヽヽ、 ,,,ミ ),,,,\ ‐- ...,,__ カチカチ / ,,;;;;;;;;;; "''-、 ~""''' ‐- ...,,__ /,, ,,;;; ;;;;;;''''__,,_,.-'''"l、 ____,,,,,,,,,,,, -------/●);;;; ,;;''' 彡 l ,! ⌒ヽ、 _,,..,,,,,,f," ;; ;;; '' ;;;;彡三;_/ '' 彡 ノ ,,l ヽ、. / ,' 3 `(,,,,,,,,,イ''''ー、,;;;;;;; ((,,,,,.. (●>, __/'';;;;! l ⊃ ⌒_つ '''-l ( ,.,., ,;;,, '';;;;;;,,,,/ `''ー---‐'''''" l メ//l '';,,,;;'';; '';;; ';, '';:;/ "'''- .._ | / /メ、|';,,,,,'''';;;;;;;;;;;;;; ン;ヽ "'''- .._ ____,,,,,,,,,,,,,,-''''' ;;;;;;;;;;;`;-;;;-;;;;-;;-; ;;; ;;;l / , , "'''- .. f-'' ;; ;; '';;;;; ''' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;;;;;l / / / / // (⌒ ;; ;; '';;;;; ''' ;; ;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;| / / / // `''''-、;;;;,,,;;;,,,;;;;;,,;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ,,,, ;;;;;;;;;;l
426 :
aoi :2005/08/17(水) 18:08:28 ID:01QbBs01
引用 >> ●団塊Jr(1970〜1974) 親世代の団塊に反発 戦後世代の爺さんに無条件で可愛がられ内緒で小遣いを貰い リアル昔話を聞かされるなど隔世遺伝で右全開。ただし世代人口が一番多いにも かかわらず出生率を下げていたりと、繁殖力は極めて低い。団塊の付けを一手に 引き受けているのもこの世代。100年後の日本史には悲惨な世代として登場予定 ●無味無臭世代(1975〜1979) いたの?
427 :
aoi :2005/08/17(水) 18:10:20 ID:01QbBs01
●無気力世代(1980〜1984) あきらめモード全開。やる気ナッシング。パラサイト多すぎ。 気持ちはわかるが、 仕事しろよと。 愚痴らせたり文句言わせたりすると最強な所や、他人に頼りまくるところは団塊そっ くり。近親憎悪なのか団塊への反感で右率高めというかめんどくさいので右。 ●DQN世代(1985〜1995) セックルセックル!小学生のうちから無駄なセックスしすぎ。おまえら大丈夫かよマ ジで?あんま期待して無いけど頑張って。 ●日本終焉を見守る世代(1996〜) 戦後動き出した日本の鼓動がゆっくりと止まるのを見守ることになる世代。
やあaoiさん、レス読んだよ。こちらこそありがとう。 あなたなら 守りたい人を守れると思うよ 俺は相変わらずくだらないことばっかやって くだらないことばっか言ってるよ aoiさん俺をトバしてくんねえかな 不粋か?くははw じゃあ、詩、まってんね^^
429 :
aoi :2005/08/17(水) 18:40:41 ID:01QbBs01
おう。まかせときなぶっとばしちゃる、あんたの分野外の詩でな。ふはは。 俺はバカヤローだから必死に勉強します! 因みに買えないなぁと思った値段のスタンガンを この人の父親が買ってくれるみたいです。よかったです。 先日変質者に遭遇して激鬱でしたから。 まぁだから俺が浮上できるんだけどね。 あんまかんたんに躁転しませんように。 よし飯も食ったし馬鹿なAAはってないで勉強します。
430 :
aoi :2005/08/17(水) 19:46:56 ID:01QbBs01
・・・俺の言葉が友達を奮い立たせた。 嬉しいから記録しとこう >男はこころを武装して東京砂漠を匍匐前進していくんだ。 東京は怖いところです。
neriもういい加減にしなよ。その濁った目を覚ませ。
432 :
aoi :2005/08/18(木) 01:10:44 ID:qq0kRsYo
違うよ。母さんは寝てるよ。深層にキレイに落ちていったよ? 母さんは深海魚だから視力ないよ。 俺は獣だけど。 俺は確かに肉体は無いし母さんに借りているけど 大人になったらちゃんと独立した詩人になる。 それで俺自身の詩集を一冊でもだしたら ちゃんと母さんにさよならして 冥王星の衛星にいくって決めてるんだ
433 :
葵 :2005/08/18(木) 01:34:58 ID:qq0kRsYo
俺は今日岩倉高校の校舎の前ですごく悔しかった四階の窓だ ドラムとか練習してる音がうるさいくらい聞こえてた。 俺も学ラン着たかった 教室で女の子見てドキドキしたかった でも俺はそれが出来ない。父さん肉体残してくれなかった。 母さんが何回後を追おうとしたか。 俺は母さんを宇宙で一番幸せなお嫁さんにしてあげなきゃいけないんだ ホントは俺が母さんと結婚したかったけど無理だし だから父さんなんかより立派な人のとこに導くまで 俺がこの人守るんだ
だからアンタneriじゃん。また同じこと繰り返すつもり?
435 :
葵 :2005/08/18(木) 01:46:15 ID:qq0kRsYo
たしかに躁欝病の人は 乖離になりやすいんだって。乖離とかよくわかんないけど でも俺は俺だよ? まあどっちにしろ 普通の人から見たらキ印なんだろ? 俺人間に何言われてもヘイキ。 俺は母さんとこんなに二人きりでとっても幸せだよ。 母さんは寝てるけど。ここにいるんだ。 俺母さんをずーっとこの柔らかい羽毛の中で眠らせてあげる 新しい父さんになるひとのところにつれてくまで。
436 :
すぐる :2005/08/18(木) 01:48:18 ID:pvxq2zG8
感動した!(><)
前よりずっと目が危なくなってるのはなんでなんだよ? どうして3ヶ月前の方が生き生きしてたんだよ? どうしていつまでも夢みたいなことばかり言って本当の問題に目を向けないんだよ。
438 :
葵 :2005/08/18(木) 01:53:21 ID:qq0kRsYo
うん?だから身体は母さんだよ。 それでいいじゃん。 俺は俺の肉体が欲しいけど。 性転換手術も考えたけど母さんの身体のっとらないって 約束したんだ。ここの板のひととね。 あとさあ 意見するときは先に名前を名乗り出なよ。ステハンでいいから。
じゃあメールするわ。
440 :
すぐる :2005/08/18(木) 01:55:23 ID:pvxq2zG8
>性転換手術も考えたけど母さんの身体のっとらないって >約束したんだ どうして??平等にじゃんけんで決めたらいいじゃない サブの人格には人権はないの?(><)
441 :
葵 :2005/08/18(木) 02:03:13 ID:qq0kRsYo
問題は母さんを守る重要性だ 母さんに二度と変質者を性犯罪者を近づけないぞ 人間のオスどもを 性欲の塊のヘドが出る生き物を そんときは俺のss-d1で切り付けてやる それから今日おじいちゃんに買ってもらうスタンガンでだ 俺は怒ってるんだ。憎いに憎い憎い。 母さんを貪るやつと父さんが
重要なのは彼女自身が自分のスキに気づくことや変態につけこませないこと、自分で自分の身を守ることなんじゃない? てゆーかメル届いた?
443 :
葵 :2005/08/18(木) 02:06:06 ID:qq0kRsYo
今は母さんが前晒してたアドじゃメール届かないよ? だって俺パスワードがわからないんだ。 もう眠いから明日俺が棄てアド作るよ
違う、携帯。
445 :
葵 :2005/08/18(木) 02:20:46 ID:qq0kRsYo
ああ、あなたか。ありがとう。 ウン知ってる。墓守キジンは俺の種だよね。 墓を守ってたんだ。父さんの。父さんはジェラルミンの棺に入れられて3メートルくらいの深さに埋められたよそのうえからセメント流し込まれてる 母さんいっぱい電話してたんだ沖縄の離島のあちこちに。 懐かしいなキジン。俺の昔だ。でも年齢は俺の上か じゃあ兄さんだ。
446 :
葵 :2005/08/18(木) 02:26:33 ID:qq0kRsYo
母さんはよくぼーっとしてる。薬で朦朧としてんだ。医者が無茶にいっぱい与えるからだ。 だから車にも跳ねられたんだな。また手術痕がふえちまった。 あなたの肌はとても白くて綺麗だね。 俺は母さんの底でうっとりしてしまった
447 :
葵 :2005/08/18(木) 02:40:53 ID:qq0kRsYo
羽毛や百合やに香油を垂らせし小さき船に 夢纏う母を静に横たへ まこと黒き夜 遠浅の 月明り滴る海を行く 鋼を結んだ綱引きて 渡る修羅の畜生道
448 :
葵 :2005/08/18(木) 02:51:16 ID:qq0kRsYo
どうか哀しまないで。 俺、ちゃんとシャロンにいくよ。 母さんが結婚したら そうゆう人間のオスがいたら。 やさしい人間、あなた 綺麗に浴衣纏う肌美しき歌姫… 哀しまないで どうか
449 :
名前はいらない :2005/08/18(木) 02:57:31 ID:qq0kRsYo
人間と地球と 僕とシャロンの間にある この悲しい距離はなんだ ああ神よ神よ 父よ母よ 今日も恐い夢を見ないようにしてください。 さっきみたいにドラゴンボールGTのにしてください。
450 :
aoi :2005/08/18(木) 15:00:37 ID:WF9Jpzv5
Oh, I am sorry for being born even!! とうさんがいたにいさんがいたかあさんがいたぼくがいた ぼくたちはえいえんに晩餐をともにしない とうさんがいるにいさんがいいるかあさんがいるぼくがいる ぼくたちはえいえんに幸福なかぞく
451 :
兎 :2005/08/20(土) 09:58:12 ID:9MXIauT4
ころころと回る玉の中 目玉がたくさん居りました。 暗くて丸いこの世界 満たす流体居りました。 いつから私は来たのだろう どこから私は来たのだろう そもそも私はどれだろう ころころ浮いて集まって ころころ回って広がった いつか気づけば玉の中 目玉が二つ居りました。 一体あなたはどちら様 一体私はどちら様 ここの世界は誰の物? 意識はどこに置いてある? ころころ回って広がって ころころ浮いて集まった 思い起こせば玉の中 目玉が一つになりました ついに私は一人きり きっと私が世界だろう だけれど私はあなたです だからあなたが世界だろう それでも私は一人きり くるくる回るこの世界 夜が明ける時だった、ピシリと裂け目が生まれ出て 玉はグシャリと罅割れた、もう戻らない時だった 私はいつ生まれますか? 黄色い目玉が悩んでる。
452 :
ばいく男 :2005/08/21(日) 19:46:17 ID:rIznHPWo
泣きながら歩く少女がひとり 遠く街の灯が心に刺さる夜でした 空からは星が落ちて来そうな夜でした 夏がまたひとつ終わった夜でした
【葬列】 本 文 熱き風も 今日は今日はと 分をわきまえている 白砂と乾いた砂利は 月に照らされ 熱帯の黒き森を 大きくうねる 白蛇のやうである 痩せた指を組み合わせ 何処までゆくや恋人よ 燃ゆる涙の火種を 飲み込んだこの喉は 美声を失い 其の名を呼ぶことも もはや叶わぬ 陰鬱な葬列の 最後をゆく幼子が 浜木綿 その白きが 百合のやうだと言いながら ちいさきまろき愛ある手で すこし千切って 供えたいのだと 母に乞う
【葬列】 熱き風も 今日は今日はと 分をわきまえている 白砂と乾いた砂利は 月に照らされ 熱帯の黒き森を 大きくうねる 白蛇のやうである 痩せた指を組み合わせ 何処までゆくや恋人よ 燃ゆる涙の火種を 飲み込んだこの喉は 美声を失い 其の名を呼ぶことも もはや叶わぬ 陰鬱な葬列の 最後をゆく幼子が 浜木綿 その白きが 百合のやうだと言いながら ちいさきまろき愛ある手で すこし千切って 供えたいのだと 母に乞う
>>453 1行目、本文って言うの要らないんですよ、、、やっちゃった。。
かたくなに蕾 閉ざす姿のいじさしき 石楠花や 美しきとは汝かな お前の柔い花びらを どうか分けてはくれぬかな よい匂ひこの香に 歌のせ波が召したらば 陽をも得知らぬ 巫女たちも 出で来て踊るであろうというに 竜宮の夢を愁いて 白髭ひとり 歌を詠む
香水振りかけてお出かけかい いつからそんな女になった 俺が夢に落ちてる間に 忍び足で出て行った 軽薄なヒール 好色なグロス お前にとって この狭く汚い6畳一間は 牢屋でしかなかったか 頭の軽い女を捜しにゆく俺は 擦切れた草履にくたびれたシャツで みっともねえったらねぇ 夜露を震わせ笑ってやがるぜ 馬鹿だ馬鹿だと 緑の指で指してやがるぜ 俺は草を千切り 咀嚼し アスファルトに吐き出して タバコ一本 虫の音がいいね カエルのソロも上出来 稲穂ども おまえらの合唱もいい 満たされて女なぞすっかり忘れ 俺はまた夢見に向かう
浜を裸足で歩いていたが しばらく経って 浜の砂とは一体 このようなものであったろうかと 跪き 両の手で 掬い上げる白砂の 軽く滑らかなるに首傾げ 細き指の隙間より 零れ落ち風に散るを 力一杯握りしめ 一握の僅かな砂に 顔さへ知らぬ父を見る (あすこの女 (骨砕いて飲んだってねえ (いいえぇ勿論噂ですがね 白き砂丘登りて 見下ろせば 波打ち際に乾かぬ涙 虚ろの目玉を焼かんほどの 熱情それから 愛といふもの
459 :
名前はいらない :2005/08/29(月) 00:54:06 ID:vCt9fzv8
「湯浴み」 濡れて仄光る黒髪の 滲みてしたたり落つるまま 湯舟にゆらり沈める涙や 千切れた思いの嘆き声 乱れ飛びたる蛍火の 脱いだ衣にとまるのを はらうも出来ぬ悲しき手 湯気立ち上る湯殿にて しろい女が蹲り 蛍、蛍、と呟けり
都会の波がうるさくて 静かな土地を求めて彷徨う 色んな土地に言って見た 何処も彼処もやかましい やっと見つけた静かな土地を 看板に書いてやがるぜ 無 音 空 間 最初からここくりゃ良かった 期待して入って入った 慌てすぎて何度も入った 期待外れさやかましい 静止か静思の人だと思いや 精子まく奴らだけ 一人か二人が精子まく 季節外れの栗の花 酒好きにはたまらない おつまみ要らずの宴会だ 郷に入れば郷に従え 郷の言いつけ守るとしよう 俺も精子をまいてくぜ しずかさんは何処にいるのか
映像だけでのこの世界 獣が一匹潜んでる だけれど獣はもっといる 穴倉一人待ちぼうけ 切り株そっと植えたなら みんなでゆっくり待ちましょう 構ってくれよと独り言 構ってくれよと大合唱 単語カードがバラバラに 書かれているのは阿修羅さん
「 0 」 翅の透けた蝶が 奏でる無音を いのちのものが 聴いていた ただただ透明な律動が かなしみの頁を繰った 上の山は霧の中 都会もまた 霧の中だろう 流れ 流れ 行く 不明人 あるいは白みゆく静寂 この ブナの樹林の近く遠く 形をとることのなかった物語たちの ふるえがある 細くたなびくシルエットひとつひとつに 私の容れものを貸そう 私の容れものを貸そう そしてまた会おう 優しい嘘の中で ふわりとした苔の上に 八代草が咲いた ただ二輪だけで昇ればいい 跡には緑が睦び合い 再び0に閉じるだろう 脈打つ死の裂けびが押し寄せ 福音をひとひら 落とすだろう
もう覚えてないかもしれないけど aoiさんの書き込みが嬉しかったよ。 ありがとう。 どうかこれを読んだ夜が心安い夜でありますように。
、、、て、あれ? aoiさんと0さんは別人???
465 :
名前はいらない :2005/08/31(水) 10:36:55 ID:IsN5sx0J
主人格は0 分裂人格が葵 になりますです。ちなみに異性同士です。ややこしいけどきょくりょくおとなしくしてるかないごよれしくおねがいします
466 :
名前はいらない :2005/08/31(水) 17:46:35 ID:P3CpfSsI
∩___∩ | ノ ヽ / ● ● | アクマー! | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) ┌─→ ▲ (___)──/─(_/──┼─‐→ ┗━| / └─→ | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_)
あははかわいいな
「芙蓉の妻」 酔芙蓉のしろきに座し 風に揺れいてゆらゆらら 移り気なるは甲斐性といえど あなた様しかおりませぬゆえ 夕暮れ過ぎに紅つけて あなたのお帰り待つております 花は萎めど想いは枯れぬ 夜明けまでには 戻ってらして
469 :
実験 :2005/09/02(金) 01:32:54 ID:aJFrjbL0
『画の鬼』 夜は既に25時をまわっていた。 わたしが奇妙なうめき声に気付いてから4,5分は過ぎていた。 長年夫婦関係のない両親はそれぞれの寝室でもう眠りについていた。 寂静をかいくぐるようにわたしの耳に潜り込んでくるうめき声は間違いなくわたしの妹のものであった。 仲の良い兄妹ではなかったがなにやら様子がおかしいのでわたしは一階に降りリビングを覗いた。 わたしは目を見開いた。 妹は両手を血に染め大きな出刃包丁を手にしていた。 言葉よりも先に手が出た。 固く握られた包丁を取り上げようとしたが物凄い力で握っている。 「お願い、お願い、やらせてぇぇぇ」 妹の声は正常な人間の懇願の声とは思えなかった。 ぬるりとした血とすでに乾いた血でべとべととしている妹の両手から出刃包丁を取り上げると、妹はぐったり疲れたように項垂れた。 わたしはしゃがんで妹の肩を揺さぶった。 そうして初めて声をかけた 「おい、お前なにしてる。」 妹は項垂れたまま聞き取れない程小さな声でぶつぶつと言葉を繰り返していた。 何を言っているのかとようく聞いてみると「すみません、もうしわけありません。ご要望あらば死にますからどうかどうか・・・」などと 誰に語りかけているのか解らぬ奇妙な言葉を繰り返している わたしはゾッとして、妹の腕を掴んで「しっっかりしろ!」と怒鳴った。 するとその拍子に妹の腕に巻かれていたタオルがはらりと落ちた。 わたしは目を疑った。 妹の利き腕であるはずの腕に大きな傷口がぱっくりと口を開けているではないか。
470 :
実験 :2005/09/02(金) 01:36:04 ID:aJFrjbL0
止めどなく流れ出す血をタオルで押さえつけて応急処置とも言えぬ処置を施した。傷口は深かった。肉や脂肪の層がハッキリと目で見てとれた。わたしは情けなくも吐き気を催して流し台で吐いた。 ・・・・狂っている・・・・ 妹の自傷癖は今に始まったことではないがここまで大きいのを目にしたのは初めてだった。 ・・・・狂っているに違いない。 わたしはそう思うと、座り込み虚空を見つめ続ける妹に恐ろしいものを見たような気がしてすぐさまその場を離れようと思った。 台所の包丁や刃物を全てまとめて隠したあと わたしは妹に新しいタオルを一枚投げつけて「くだらんことするな」とだけ言い残し自室に戻った。 ・・・いや、逃げたのかも知れない・・・ 翌朝、妹は普段と全く変らぬ表情で制服に身を包み「いってきます」と言って家を出た。 自傷行為のしすぎで手当てもお手のものと言うところだろうか。 ブレザーに包まれた腕には昨夜の狂気を漂わせる様子は微塵もなかった。 妹は昔から優秀な子どもであった。 まだ家庭が温かかったころわたしについて勉強していたためか同級の子ども達よりは遙かに賢く、また聞き分けの良いいい子であった。 絵描きの祖母から受けついだ絵画の才能にも恵まれ、みなが妹の未来を期待していた。 そう、彼女の自傷癖や摂食障害が始まるまでは。 それから2日間は何ごともなかったかの如く冷めた日常が淡々と流れていった。 妹に怪我の具合はどうかと尋ねたところ妹は右腕を後ろに隠して「大丈夫」とだけ言った。 わたしは妹の言動の全てに神経質なほど気を使うようになっていた。 妹は自室に篭もりそれっきり出てこなかった。
471 :
実験 :2005/09/02(金) 01:37:22 ID:aJFrjbL0
妹の部屋の前で立ちつくすわたしを、母が手招きして呼び寄せた。 母はいつになく円い大きな目を見開いて言った。 「あの娘の怪我のこと、あんた知ってる?」 わたしは「ああ、狂ってるよ」と、答えた。 「高校の保健医さんと担任の先生から連絡があって、切り口から腕の肉が腐食してて、今日お昼に病院で手術したらしいんよ。」 母は気が気でないようであった。 「腐食?」わたしは聞き返した。 「すぐに適切な処置をしなかったから切り口から肉がダメになってしまったんやって…」そういうなりは母思い詰めた表情で両手を組んで額を押し付けた。 沈黙のなかに父が帰ってきた。 いつもより随分早い帰宅である。 鞄を置くなり父は「今どうしてる」と母に妹の様子を聞いた。 「2階で閉じこもってるんよ」 両親は救急箱と緊張をもって妹の部屋の扉を開けた。 妹の部屋は散乱していた。 母は「包帯だけ新しいのに変えさせて頂戴」と言って妹の右腕から包帯とガーゼを取り、生々しく7針も縫われた傷を黙って消毒し、くるくると新しい包帯を巻いた。 父は黙ってその様子をうかがっていた。 わたしも母も妹の散らかった部屋でことの流れを見届けたい、と思ったが、父に出て行きなさいと言われ廊下の外に追いやられた。 父は妹の横たわるベットに腰掛け言った。 「また死にたくなったんか」 妹はしばらくだまったあと首を横に振った 「あんなに切って、いたかったんちゃうんか」 妹は俯きながらこういった 「もっと、痛いことは沢山ある。」そう言ってまた黙り込んだ。 「今回は何が原因やったんや」父は出来るだけ柔らかな口調で問うた。
472 :
実験 :2005/09/02(金) 01:38:01 ID:aJFrjbL0
妹は長い沈黙のあとに口を開いた 「・・・絵、描けへんくなってん」 「全然前みたいに描けへんねん」 「あたしには絵しかないのに、描けへんねん」 「実技試験も近いのに、もう、描けへんねん」 妹は堰を切ったように泣き出した。 「あたしから絵ぇとったらなんも残らん、絵ぇ描けへん腕なんか切り落としてやろうっておもってん」 廊下で妹の言葉を聞いていたわたしは信じられぬ思いであった。 絵が描けなくなった腕は切り落とす、妹の絵に対する執念やプライドの高さをまざまざと見せつけられた思いであった。 大きな切り口に、肉と脂肪と皮膚の層。 垂れ落ちる鈍く赤い血は、妹の画家としての涙であったのだ。 妹はそれから子どものように泣きじゃくったあと泣き疲れて眠りについた。 散乱した部屋にはナイフで切裂かれ積み重ねられた幾枚ものカンバスが奇怪なオブジェのように妹の側で沈黙し続けていた。 まるで鬼のようだと感じた。
まぁまぁ!こんなに寂れたスレにお客様がいらっしゃるなんて至極光栄津あります。 訪問あrが等御座います。 やわらかい髪さん、憶えていますよ。 来てくれて有り難う御座います。
474 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:00:11 ID:aJFrjbL0
『蚊帳』 猛暑の厳しい正午過ぎのことであった。 玄関で水まきをしていた老婆はふと手を休めじっとしてから中にいる女を呼んだ。 「いま、まいります。」 女は台所仕事を一通り済ませると草履を履いて、老婆の側へ玄関の駆けた出た。 「お義母様、どうなすったんですの。」 老婆はただぷるぷると震えるだけであったが突然目頭を強く押さえた 「まぁ、まぁ、お風邪を召されたら大変よ。中で休んでらして。」 女は老女を土間に連れ込むと布団を引いて横になるようにいった。 女の動作は隅々まで慈愛に満ちていた。 老女は下の世話まで嫌な顔一つせずに手伝ってくれるこの息子のしっかりした嫁を不憫に感じていた。 形ばかりの結婚をし、すぐさま遠い戦地に赴いた息子についても、毎日仏にも縋る思いで手を合わせているのを知っていた。 それが彼女の一日の始まりであり一日の終わりの行動であった。 敗戦の色濃くなっておった日本軍は侵各国から逃げるように日本へ戻ってきていた。 腕のないもの、足のないものが街の所々で目についた。 女は胸を締め上げられる思いであった。 いったい自分の夫である方は健在なのかしら。 そう考えだすと考えるほどに良くない妄想が広がるのであった。 翌朝は爽やかなほどに晴れていた。 女は庭木に水をやり、洗濯板でごしごしと汚れを落としているところであった。 老婆は相変わらず具合が悪いらしく、家事の一切はやりますからと言いって横にならせておいたのだった。 洗濯板と桶にうっすらと光を遮る影が走った。 女は振り返ることも出来ずただ手を止めて濡れた洗濯物をきゅうと握りしめた。 ヒグラシの声すら聞えないような無音の領域が其処にはあった。
475 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:01:14 ID:aJFrjbL0
そうしてそこに言葉が一つ響き渡った。 「ただいま。」 女は洗濯桶から手を出し慌てて手ぬぐいで滴る水を拭いた。 女は見て解るほどに顔を真っ赤にして目を合わせることも出来ずに小さな声で「おかえりなさいませ。」と呟き 男の荷物を家の中に運びいれるのを手伝った。 男は唐突に聞いた。 「かあさんはどうしていますか?」女は息詰まって答えられずにいた。 男は「そうかそうか」と俯いたまま呟いた。 「お部屋にお通ししましょう。」と女が言うと 男は女に連れられて奥の間に人形のようにぴくりとも動かない母を見て目を細めた。 「母上、唯今帰りました。」 するとそれまでぴくりとも動かなかった老婆が素早く起きあがり 「ああ、ああ、ようかえってきたねぇ、ほんに、ほんに、、、」と男を抱きしめるのであった。 深く刻まれた皺には涙の筋が幾本も流れていた。 女は二人の様子を見、思わず涙が零れてしまった。 例え敗戦したとしてもみな共に暮らせるならば十分だとも考えた。 夕餉の片づけと湯浴みを済ませた女は寝支度を整えた。 蚊帳の中には行ってくるなり男は「母は大丈夫ですよ」と女を安心させた。 灯りを消して静まりかえった夜の底に自分の夫である人の寝息が聞えている。 女はそれだけで、たったそれだけのことで胸がいっぱいになり恥ずかしいような思いであった。 高鳴る心音が聞こえやしないかと女は小さく蹲って布団の中に身を隠した。 男は言った「眠ったかい」 女は首を振った。 「婚礼を揚げるだけあげてすぐの徴兵だった。わたしは貴方に申し訳ないことをしたと思った。」 女は布団から顔を出し「何故ですの」と問うた。 「美しい白無垢を着せてあげられなかったからね」
476 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:01:36 ID:aJFrjbL0
男は他にもまだまだ言いたいことがあったようだがそこで口を噤んだ。 「わたくし、心からしあわせでしてよ。」女は胸に溶けいるような声で言った。 男は女の頬に触れた 「泣いているのかね」 「ええ、あまりにも大きなしあわせがここにあるんですもの」 男は聞いた「しあわせとは?」 女は寝返りをうち小さく答えた「あなた様のことですわ」 蚊帳の中に目一杯の幸福がゆき渡った。
477 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:02:09 ID:0dSj+O8q
※夏休み終了直前のよいこのみなさんへ 最後の宿題です "売国新聞"を検索してみよう
_______ __
// ̄~`i ゝ `l |
/ / ,______ ,_____ ________ | | ____ TM
| | ___ // ̄ヽヽ // ̄ヽヽ (( ̄)) | | // ̄_>>
\ヽ、 |l | | | | | | | | ``( (. .| | | | ~~
`、二===-' ` ===' ' ` ===' ' // ̄ヽヽ |__ゝ ヽ二=''
ヽヽ___// 日本
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478 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:03:39 ID:aJFrjbL0
「鬼子母神」 初秋の石榴の赤は、いまはもう熟れきって褐色がかっておった。 六甲の山々から吹き下る冷たい風が、木々にしがみついておった葉を全て落さんとばかりに 激しく吹く。 その度に枝の高みに残った見事な石榴がおちてしまいやしないかと男は目を見張るのであった。 男はそれを病舎の廊下の窓から眺めていたが、通りがかった看護婦を呼び止めて話した。 「看護婦さん、あすこに立派な実。」 看護婦はちらりと見やり、 「まぁ、ほんと。」と小さく呟やいただけで立ち去ろうとした。 男は続けて言った。 「人間の味がするそうですよ。」男は看護婦の背中越しに言った。 看護婦は振り返りもせず 「まぁ、怖い。」というなり廊下をぱたぱたと去っていった。
479 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:04:58 ID:aJFrjbL0
窓の外を眺めておると先程の看護婦が石榴のある中庭へ走り出た。 石榴の樹の側にある中庭のベンチに一人の老人が座っている。 声は聞えぬが風邪をひくから病室に戻れとでも言っておるのだろうと思いながら その様子をただただ眺めていた。 大体いつもこのように時は流れる。 これが気ちがい病院での彼の日常であった。 翌朝は空も高く晴れ渡っておったので男は中庭へ向かった。 人手足らずで手入れの行き届いていない庭には鮮やかな赤の鶏頭がある独特の不気味さをもって生々しく伸びていた。 石榴の側のベンチにはいつもの老人がいた。 なにをするでもなくただ一点、、たった一つ残った石榴を見つめ続けていた。 男は老人の隣に何も言わないまま腰を下ろした、例え声をかけたとしても老人には聞えていないも同然だからである。 それから男はしばらくの間、老人と同じように石榴を見つめた。 冷たい秋の空に彼女はただひとり、存在していた。 「美しいですね。」
480 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:17:01 ID:aJFrjbL0
老人は聞えておるのかおらぬのか解らぬがただ黙って空の一点を見つめ続けていた。 そのうちに老人を担当している看護婦が駆けつけてきた。 「もう、またこんな冷えるところにおって、、」 看護婦は困った顔をしながら老人の手を引いて彼を病舎へと連れて行った。 男は中庭に一人残り、ただただ阿呆のように石榴を見つめ続けた。 「もう十分に頃合いだろう。」 男は石榴に話し掛けた。 「そろそろ下りてきてはどうかな。」 すると山から下りてきた冷たい旋風が一陣走り去ったと同時に 最後の石榴が枝から堕ちた。 男はとっさに身を乗り出して円くおおきな石榴を両の掌で受け取った。 この手にあの石榴がある。その重さ、そして艶やかさ。 中庭に伏せ寝の常態であった男を見た看護婦は 「あらあらなになさってますのん。」と困ったように笑ったが 男は愛想笑いもせずに自室に戻っていった。
481 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:17:59 ID:aJFrjbL0
部屋に戻ると男は石榴の割れ目から零れてしまいそうな赤く透明な粒を見つめた。 はらわたを晒け出したような不気味なその姿を美しいと思った 男は妖艶な美しい女を相手にするように石榴を愛撫した。 石榴を愛おしく抱きしめながら男は一人の女を思い出していた。 思い出しながら嗚咽を漏らした。 それは外国の名も知らぬ現地の女であった。 出征してから男の所属していた小隊は疫病と食糧不足で絶滅寸前であった。 如何なる手段を使ってでも祖国に帰ろうと強く思った彼は、葛藤の末に世話になった現地人の女を暴行した挙げ句に殺しそれを喰らった。 男は石榴を見て、切り開かれた女のしろい肌を思い出した。 恐怖とも快感とも言える感情が滲み出した。 だがその興奮はすぐに言いしれぬ罪悪感に押しつぶされた。 男は畏怖に震える指で美しく透き通る石榴を一粒口にした。 悶えるからだ、引き裂かれ顕わにされた美しい肉体。そしてその味。 男は石榴を抱きしめて蹲り「南無妙法法蓮華経・・・」と呟き
482 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:18:41 ID:aJFrjbL0
翌日、すっかり淋しくなった石榴の樹のそばのベンチで男は最後の実が成っていた枝を見つめていた。 老人が車いすを押されて庭に出てきた。 男は老人がベンチに腰掛けるのを手伝った。 老人は軽かった。幾筋もの深い皺が男には醜く見えた。 男は自らの行く末を老人に見た。 絶望とも嫌悪ともいえるよからぬ感情にがじわりと全身に滲んだ。 生の選択は男の生涯を大きく歪めた。 男はベンチで爪を噛みながら経を唱え続けた。 通りがかった看護婦は彼の経を聞いて小さな溜息をついて病舎に入っていった。 男は日が暮れてもなお経を唱え続けた。 石榴の樹は男の姿を見下ろしながら彼の経を聞き流し、ただ冷やかに其処に立っていた。
483 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:20:40 ID:aJFrjbL0
小説と言うよりも詩みたいと言われたので此処にのせさせて頂きました。 人生初のしょうせつでありますた。むずかしかったですねぇ、
484 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:42:25 ID:aJFrjbL0
夢路にも風船葛揺られしや
485 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:43:07 ID:aJFrjbL0
破芭蕉砂に面白き影落し
486 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:43:37 ID:aJFrjbL0
零さずに母に見せたや実むらさき
487 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 02:44:37 ID:aJFrjbL0
まるめろの香閉じ込めし糖蜜酒
488 :
名前はいらない :2005/09/02(金) 03:12:22 ID:aJFrjbL0
>>485 破芭蕉砂に面白き影落し の間違いでした。
母が私の頭を撫でながら遠くを見ていたとき 父が私の頬を殴りながらうつむいていたとき 私はといえば、父と母の目を見つめては 歌を歌っていた その歌はたしかこうだ 歌いだしは、重苦しい低音から始まって 足を竦ませて ビブラートを効かせては 一気に高音まで上げる 僕の勝手な想像だけれどもたぶんこの歌はどこかの民謡で その地域は恐らく山脈に囲まれていて、澄んだ青空があり、 広大な草原があり、昔ながらの生活しているようなところ 歌詞の内容は 少女が山脈を後ろにして草原を歩きながら 無くなった誰かのことを思いながら草を撫でるんだ いつの日は僕はこの歌を歌いたい 声に出して そう、母や父の前で
490 :
兎 :2005/09/02(金) 22:15:03 ID:BrmHdtmA
あなたは幸せになる方法を見つけましたか? 幸せになる方法は簡単なことだそうだ。 意外とありふれた事だそうだ 全ての人が知っているそうだ 形が違うそうだ。 でも僕はいまだに幸せになることができない。 型を辞められないから。 ドッペルゲンガーだから。
俺は今ピザポテトのチーズの濃いいところを見つけて幸せだよ。 美味しいね。作った人エライ。
,,r::::::::::::〈:::::::::) ィ::::::ヽ 〃::::::::::::;r‐''´:::::::::::::::::::::ヽ::ノ ,'::;'::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::::::::::::::l::::::::::●::::::::::::::●:::::ji |::::::::::::::::::、::::::::::::::( _●_)::::::,j:l クマー! }::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::|∪|_ノ::;! . {::::::::::::::::::::::::::::`='=::ヽノ:::::/ ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ 【ラッキーレス】 このレスを見た人はコピペでもいいので 10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。 そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
俺ナイフ取り上げられちゃったけど また買いに行く 今度は自分を刺すためのナイフだ これ以上 失望させないでくれよ 世界
494 :
山下葵 :2005/09/03(土) 18:47:49 ID:Ym7+y4dF
ああそうか 効用が遅いのはアルコールが入ってないからか そうかそうか
495 :
山下葵 :2005/09/03(土) 18:59:27 ID:Ym7+y4dF
君を送りて花近き 高楼間でも来てみれば 緑に迷ふ鶯は 霞空しく鳴きかへり 晩春の別離より
496 :
ばいく男 ◆8OHUrY3.ic :2005/09/03(土) 22:26:28 ID:GdKJ6rj5
歌っていいな 詩が音楽に乗って流れてゆく 張り詰めた空気の冷たさや 穏やかな春風の色だって 音と言葉のコンビネイションで再現出来るから 詩と言う表現の特殊効果だよね
497 :
山下葵 :2005/09/04(日) 18:40:56 ID:wqIGxCkf
ばいくかっこいいな!おれものってみたいな!
498 :
ばいく男 ◆8OHUrY3.ic :2005/09/04(日) 19:32:11 ID:T78X2zsm
みんなは 道路を走る物だと思っているけど ほんとうは 空を飛ぶための機械なんだぜ ただし 超低空飛行でね おれたちは 路上のパイロットさ 一度乗ってみたら 本当だってわかるよ
499 :
名前はいらない :2005/09/04(日) 19:39:24 ID:oNSTL1Ay
たった一度の人生を悔い無き様にと言うけれど 春の嵐が過ぎたあと 何もしなかったと嘆くより 過ち悔やむ方がまし 運が悪ければ死ぬだけなのだから
だれかたすけて って打ったら キイを叩く音だけが 上手に響いた だれかたすけて って 今まで何万回弾いたろう だれかたすけて って 何千回 何万回
『生ける石榴』 野間良日は其れを彼女とよんでいた。 彼女は海まで流れていく川の畔に根付いた石榴の樹であった。 新緑眩しく雲一つ無い空の下で、彼女の円い葉の一枚一枚が見事なほどに煌びやかに輝いていた。 そしてようく実った実は赤く光沢を帯びているのだった。 野間は日がな一日、カンバスに向かう以外は彼女のもとで彼の時間を過すのであった。 そして一体どういった角度から彼女を描けば彼女の美をありのままに表現できるであろうかと考え続けた。 寝そべって石榴の樹を眺め続ける野間に声を掛ける者がいた。 「またここにいたのか。」 「やぁ構図をね、考えているんだよ。」 「構図ね・・・俺にはどこから見てもただの石榴だなぁ」
野間は起きあがり、ズボンに付いた砂利を払うと少し笑っていった 「久しぶりじゃないか田山。」 田山はしばらく黙った後に重い声で言った。 「・・・家の方も色々と大変でね。」 そういって俯いた田山に野間は言った 「こんなところではなんだから部屋にでもあがれよ。」 男の下宿は石榴の樹のすぐ側にあった 4畳一間を間借りしておった野間はカンバスやら絵の具やらに散らかった部屋に友人を招待した。 田山は一足部屋に踏み入ると眉をひそめて「臭いな」と言った。 「ああ、揮発液や油の絵の具のニオイだろ、5分もいれば慣れる。」 田山は野間の無神経ぶりに呆れると言うよりももはや不思議な愛着を感じた。 カンバスの積み上げられた部屋に出来た小さな空間に二人は座った。 田山は一息つくと単刀直入に言った。 「赤紙がきた。」 筆にこびり付いた絵の具を解きほぐしていた野間の指の動きが止った。 野間はなにも言わず再び笛の手入れを始めた
「なにも言わないのか」 田山は野間の背に向かって言った。 「なにを言ってもお前は行くさ」 田山は唇を歪め小さく笑った。 立ち上がって部屋を出て行こうとする田山を見上げて野間は言った 「…美代子さんに挨拶は?」 「今からいくさ…。」 美代子は野間の下宿屋の大家の娘である。 まるでもいだばかりのレモンの香のするような爽やかな少女であった。 野間はある時、長い黒い髪を器用に三つ編みにゆんでゆく美代子の姿を見た。 そうしてしろく細い器用な指を思った。 なにとはなしに暗やみに佇む石榴を見やると野間はなにか切ないような気持ちになった 石榴はなにも語らぬが野間ははにかみながら彼女に話し掛けた 「お前は一等だよ…。」 しばらくすると玄関口から田山と美代子が出てきた。 田山は敬礼をすると通い慣れた道を颯爽と帰っていった。。 美代子は「お気をつけて」と叫び田山は笑って手を振り去っていった。
504 :
名前はいらない :2005/09/04(日) 21:18:07 ID:wqIGxCkf
それからすぐに野間の部屋の襖がすっと開いた。 野間は立ちつくす美代子を見て何か言おうとしたがなにも言葉が出なかった。 女だからしばらくは泣くだろうと思っていたが涙の筋すら見当たらない。 そしてまるでいつも見せるような笑顔で話し出した。 「石榴はいつ完成なさるの?」 野間は戸惑ったがすぐに冷静を取り戻し答えた。 「ああ、どうにもね、あの実の色が出せないのだよ・・・」 話ながら野間は少女に女としての非情さを垣間見た。 女は美しければ美しいほど非情であると思った。 美代子は野間に言った 「石榴ができあがったら次はわたしを描いて下さる」 野間は伏せ眼がちに答えた 「僕は人物画は苦手なんだよ・・・」 二人の間に冷たく重い沈黙が流れた。 美代子は襖を静かに閉めるとそれっきり部屋を訪れることはなかった。 というのも彼等の平和な街の夜を大空襲が襲ったのである。 野間が間借りしていた木造の家屋もあっという間に燃えてしまった。 大風呂敷を担いで逃げまどうもの、泣き叫ぶ子ども 生きるために必死で逃げまどう人々に野間はひどく感動した。 普段は気づきさえしなかった、ただの、人、人、人であったが今まさに彼等は生きていると感じた。 野間は少しの画材だけを持ち出して石榴の樹の麓にいた。 防空頭巾を被った美代子が「なにしてますの。防空壕へ参りましょ、さぁ!」 と野間の腕を強く引っ張った。
野間は走りながら幾度も石榴の樹を振り返った。 そして野間は立ち止まり美代子の腕をやさしく振りほどいた。 「美代子さん、すまないが僕を置いていってくれ。」 そう言い残すと野間は火の粉をかいくぐり石榴の樹に向かって走っていった。 石榴はあちこちから上がる炎に照らされて妖艶に佇んでいた。 今まで見た中で最も美しい彼女であった。 野間はカンバスの上に絵の具をのせていった 「そうか、そうなのか」と呟きながら絵を描き続けた。
506 :
名前はいらない :2005/09/04(日) 21:20:59 ID:wqIGxCkf
燃えさかる家屋の火はよりいっそう彼女を美しく演出した。 彼はもはや狂異の中におったのであろう。 然し彼を恐ろしい戦争の現実へ引き戻す声が耳に入った。 「良日さん!良日さん!!」美代子の声であった。 美代子火の粉のなかで初めて野間を苗字ではない名前で叫んだ。 「美代子、、、さん」 其れは全く一瞬の出来事であった 敵機の機関銃は 美代子、彼女の美しかったろう肉体を容赦なく裂いた。 「美代子!」野間は美代子に駆け寄った、まだ息があった。 そしてうっすらと野間を見上げて言った 「うれしい、やっとを見てくれたんですものね」 石榴の樹は全てを見ていた ただ静かに、 美代子はすぐに息を引き取ったが血は暖かかった そうして野間は気付いたのであった。 石榴の赤は血の色ではないか。 もう誰もが避難し人のいなくなった町に野間はただ一人いた。 美代子の死体と、石榴の樹と。 野間は美代子の血を混ぜた鈍い色をカンバスに塗り込んだ 強く、強く、強く塗り込めていった。 子どものように、泣きながら。 カンバスに燃え上がる石榴の生命が宿った。 カンバスの中で石榴は妖しく微笑んだ。
戦争が終わり沢山の男達が日本へ帰ってきた。 美代子の家、また野間の下宿であった土地には全く新しい見慣れない家が建っていた。 呆然とその家を見上げる青年が田山であることに気付いた大家は田山を家に招き入れた。 建物の中は線香の匂いが立ちこめているようであった。 田山は「ささ。こっちへ」と促す美代子の祖母のいうままにあるとオッされた部屋に座した。 美代子の祖母はしろく小さな壺を机の上に静かに置いた。 「あんたは美代子に良くして下さったねぇもうあの子は喋ることもできないのだから婆からいわせてねぇ」 田山は拳を強く握りしめてその言葉を聞いた。 「ありがとう」 田山は美代子の檸檬のような匂いを懐かしく思った。 「それからもう一つ」と美代子の祖母が立ち上がると、また別の品を持ってきた。 「ほれ、あんたの仲の良かったどうしようもない画学生もね、あの石榴のもとで炎に巻かれて死によったんよ。」 大風呂敷の結び目をほどくと田山は目を疑った。 「立派に描けておるねぇ、素人のわたしでもわかるくらいだわね」 カンバスの中で石榴の樹は雄々しく生きていた。 見事な赤い実をつけ輝かんばかりに生を主張していた。 田山は絵の中の石榴の実にそっと触れた。 愛おしく狂おしいような感情が込み上げ田山の指先は小さく震えた。
詩じゃなくてすみません。 あ、最近髪を切ってパーマネントなども当ててみました でも超ストレートなので3日目には落ちました。 どうでもいいですね
509 :
兎 :2005/09/04(日) 21:28:53 ID:BGMD2xgO
何かしてあげたい でも何もしてあげられない φだから 空っぽだから いつも尋ねているのは自分なのか 他人なのかも分からない 助けたい。 でもそれは自分なのだろうか? 他人なのだろうか? 小さい幸せでもほしい でも幸せに大きさなんてあるのかも知らない。 空っぽだから。
幸せに大きさはないと思うな。うん
どうでも良い事なんて 無い様な気がする。 必ず何らかの意味は在ると思う。 気のせいかもしれないけど それでもそうだと信じてる。
512 :
名前はいらない :2005/09/04(日) 21:32:53 ID:wqIGxCkf
其れを手に入れた人が何処まで絵其れを貴い幸せに出来るか 試練だね 難しいね。
513 :
名前はいらない :2005/09/04(日) 21:34:35 ID:wqIGxCkf
どうでもいいことなんてないのかな。 全てに意味があるのかな涙にも血にも届かない泣き声にも
小さかったり大きかったり 良い事だったり悪いことだったり 暖かかったり冷たかったり 悪意を持ったり好意を持ったり 全てバラバラだろうけど 絶対に何らかの影響、意味はあると思う。
曼珠沙華なにに手折つてかえろかな夢の死にゆく風のまにまに
うん、そうかも知れないね。きっとそうなんだろう。其れを伝えるためにわざわざカキコんでくれて有り難う。
下草に大菊竜胆撫子と熱き想い束ねる花紐
518 :
葵 :2005/09/04(日) 22:45:46 ID:wqIGxCkf
なにウタってんだよ あんたはそんなんじゃいけない。 馴合ったもいけない あんたは絶対的に迫害されるんだ 今日の残りは貰ったよ
519 :
葵 :2005/09/04(日) 23:03:03 ID:wqIGxCkf
色に濡れたる白肌の 灯りに揺れいて妖しきは 枯れた涙の筋をゆく 愁の細き弦であり つま弾きて音を鳴らすのは 我の愛撫のほかにあらん 秋の虫の音美しく 溶け混じり合う甘き音
無映像詩集 一 「魄食み」
例えばこの 再生音楽の裏と表の 澪引く今とは何だ? 絶対に俺は 欲望を認めない 死者の遠景を超越し 匂いに塗された欲を 認めない 悲しみ それは生命の玩具であるだけだから 魂魄の時代は既に お前の内をそぞろ歩いて 誰にも見えない 誰にも知られない “虚無の巣”が嚥下した 澪引く今とは何だ? 魄食み ぬめる その艶やかな嬌声を可視のものにできるはずがない お前がこの一篇に瞠目する 今を抜け出せない 降りろ 永遠に降り続けろ 死してなお降り続ける今を 澪引く水の惨たらしさとは何だ?
やわらかい蟹さま、喜んで頂けておったようなので安心しました。 やわらかい蟹さんの詩をもっと拝読したいです、 あのスレ、探したけれどもみつからなくって 悲しみ、それは生命の玩具、、、、 すごいですね。
嗚呼 酔芙蓉の花のよに 慎ましやかに死にたいの 散るでもなくつて 落つでもなくつて ちいさく閉じて終わるのよ そうして其の大きな腕に 抱かれたままに死にたいの
524 :
山下葵 :2005/09/05(月) 23:24:08 ID:yn+dwdj+
【晴天の傘】 雨…雨…雨… 雨が降り 花の香もうち流され 貴女のうなじの檸檬のにおい 傘のなかで味わっている 開いた傘のその中で 貴女は光彩孕んでいる 湿って陰気な街の隅 この傘だけが晴れている 貴女の光に満ちあふれ 蛇の目は見事に晴天なり
525 :
山下葵 :2005/09/05(月) 23:40:41 ID:yn+dwdj+
螺旋か円か転がる球か 夢見るメアリは白馬がいいと コイン一枚ぶんのメルヒェン 黒いドレスは喪服であるが メアリは墓場を知らないで メリゴーランドで上機嫌 風船配りの道化師の 化粧が怖いと泣くメアリ コイン一枚もいち度入れて メリゴーランドで上機嫌 道化の化粧が怖いと泣いた 涙はお空でお星になった
526 :
山下葵 :2005/09/06(火) 00:51:50 ID:I3m71r/R
【花嫁】 ステンド硝子越しの光に染められ ベールを剥いだ君の横顔その美しさ 神父が分厚い聖書を読んでいるとき 空では小鳥も祝っているよ 白く滑らかな円き頬に 一筋ささやかに流れる涙よ 君の涙は甘露であって 今ゆっくりと君を離れ 甘い幸福の泉に波紋を広げる 小舟は君を運ぶだろう 君が愛したそしていまも愛する 恋人の元へ 運ぶだろう
527 :
山下葵 :2005/09/06(火) 00:53:53 ID:I3m71r/R
【晴天の傘】 雨…雨…雨… 雨が降り 花の香もうち流され 貴女のうなじの檸檬のにおい 傘のなかで味わっている 開いた傘のその中で 貴女は光彩孕んでいる 湿って陰気な街の隅 この傘だけが晴れている 貴女の光に満ちあふれ 蛇の目はかよう晴天なり
銀の水面に濃霧のたちこめ 歌を唄えど弔いの しっとり悲運を纏いたロビン 手向ける為の花もなく 恋人の涙があるばかり 銀の水面に波紋のはしり 歌を唄えど永訣の しっとり悲劇を纏いたロビン 誰が駒鳥殺したの
ネリタヲネリタン
>>529 杯は以南ですかその意味不明な呼び声はwww
531 :
山下葵 :2005/09/07(水) 06:04:11 ID:sYh3Olxo
虫の音と草葉の幻曲 吹きいずる風に町の空に 星の数ほどの音流れ 微かなる愛の呟きも 仄かなる恋の躊躇いも 天外に舞い散りてゆく 春の日の花の如き 散る花はしろ 愛し求めど得られぬ掌に 舞い落つる花はしろ 花の名を知らぬので 貴女の名でふと囁く 我がささやかな幸福 散る花はしろ
532 :
山下葵 :2005/09/07(水) 06:34:59 ID:sYh3Olxo
【花嫁】 此が戦慄きも焦がるる恋も 瞬間の貴女の前に 霞の如く消え掠れゆく 真珠編み込みし髪を結いあげ 祝福されたる白きうなじ ソプラノの柔らかきヴェール纏ひて 嗚呼天に召される聖者の如く 眩きばかりの花嫁や花嫁や 我が頬を滑り落つ涙より 芽吹き咲きいずる 清き花々にてこしらへたるブーケ 其の胸懐に永遠に咲け咲き給へ
533 :
山下葵 :2005/09/07(水) 06:36:28 ID:sYh3Olxo
534 :
山下葵 :2005/09/07(水) 06:51:30 ID:sYh3Olxo
【君よ君よ】 君よ 君よ 己が涙に濡れ 凍え震へるか君よ 雨の降らぬ夜に 君の零したる涙に 其処が花々の 鮮やかに咲き返るを見る 君よ 君よ 幸福な花嫁になり給へ 先の花々が 祝福のブーケとなろう
535 :
山下葵 :2005/09/07(水) 06:56:05 ID:sYh3Olxo
536 :
山下葵 :2005/09/07(水) 07:22:51 ID:sYh3Olxo
【石榴ひとつ】 暗き夜に 深き底に 胎盤喰らいて 産まれ落ちし私生児 大樹の恵みを 求めてはならぬ 望んでもならぬ 我が掌にあるは熟れた石榴ひとつ
537 :
saku :2005/09/07(水) 07:27:20 ID:rz3KQz9B
ありがとうありがとう 花嫁になることがなくても泣いた分だけみんなで幸せになろう 今日も魚は子供を引き連れて また深く深く潜つてゆくのせうか。 鴉はもう飛び立つ支度をしておりますのに。
538 :
山下葵 :2005/09/07(水) 07:41:23 ID:sYh3Olxo
魚は寝てるおもくそ寝てやがる。 こいつ全然メシ喰わんからさっき俺ハヤシライスを二人前とアイスクリームを 腹の中にぶち込んだ 「で」がぬけてるぞ 11日、楽しみにしてるからな 海に行こうな!
539 :
saku :2005/09/07(水) 07:45:28 ID:rz3KQz9B
行こう行こう 11日の朝着くかもしれないから 昼まで時間つぶしてるね
540 :
saku :2005/09/07(水) 07:48:46 ID:rz3KQz9B
服のまんまで泳ごうよ きっと楽しい 絶対楽しい
541 :
山下葵 :2005/09/07(水) 07:56:08 ID:sYh3Olxo
暗き胎内より這いいでて 露わなる我が身の嘆歎 此が薄き目蓋開くより先に 去ったひとよひとよ 三味の音の色とともに流れ ぬるき幸福に去りけるひとよ 黒き水底にもはや落ち得ぬひとよ 母よ母よと泣く我は 乳飲み子とさして変らぬ 変らぬな
542 :
saku :2005/09/07(水) 08:00:46 ID:rz3KQz9B
魚が深く深く潜っている 鴉は魚の元へ行くために忙しく飛び回る はやくはやく 急がないと今日が終わってしまう
543 :
山下葵 :2005/09/07(水) 08:03:11 ID:sYh3Olxo
タイトルは【嘆歎】
>>540 おう。でも服は濡れると重いからおぼれるぞ。
俺みたいにうみんちゅじゃなきゃ
けっこう底深かったりするから。
544 :
山下葵 :2005/09/07(水) 08:53:58 ID:sYh3Olxo
【赤き花】 華の影にて逢い引きを 重ねた女は人妻で 太股その白肌に 花弁ひとひらの散り落ちて ふ、と我が吹き払ふ 淫らがましき女を捨てて 花を一輪摘みにゆく 赤き 赤き 赤き花 貴女は赤がよく似合う
545 :
山下葵 :2005/09/07(水) 08:57:46 ID:sYh3Olxo
>>526 リライトタイトルも変更
【白き小舟】
ステンド硝子越しの光に染められ
ベールを剥いだ君の横顔その美しさ
神父が厚い聖書を読むときに
空では小鳥も祝つているよ
白く滑らかな円き頬に
一筋音無くに流れる涙よ
貴女の涙は甘露であつて
今ゆつくりと君を離れ
幸福の泉に波紋を広げる
小舟は君を運ぶだろう
君が愛したそしていまも愛する
恋人の元へ
運ぶだろう
546 :
山下葵 :2005/09/07(水) 09:44:04 ID:sYh3Olxo
【夏の終わり】 子供らの 祭囃子や音曲の 風が運んで花も踊る 鼈甲の 飴も好きかな 貴女の髪の 匂いも好きかな 夏の終わりの こが手触りか
547 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 09:47:00 ID:sYh3Olxo
548 :
山下 葵 :2005/09/07(水) 10:05:10 ID:sYh3Olxo
【薬指】 気怠げな 正午のひかりに戯れに 歌編み込みたる貴女の指の 十あるうちの左の一本 持つて浚つてゆこうかな 貴女の左の薬指 我が喰ろうてしまおかな 花嫁さんの薬指 のうては嫁に行けぬであろ
『不幸せのメニュー』 前菜は 浴槽に蓮を浮かべて眠る私生児のやわらかな孤独のテリーヌ 一番外からのナイフとフォークで召しませ メインにご用意致しマスは 悲恋劇を見事に演じきって本当に死んでしまった若き青年の心臓4年モノ こちら塩胡椒だけでも十分に美味でありますが 本日は良質の石榴が採れましたので こちら石榴の果汁薔薇の香油ソースで召し上がれ デザートのソルベは人魚の失恋の涙を いかがですあなた様にぴったりのメニューでございましょう さぁ召し上がれ召し上がれ生温い不幸せにならないうちに
550 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 05:10:03 ID:2YzD6vXM
【個影】 昼の間に 熱された路に 己が影を映して きみ見いだせば 身は一つなれど 個にあらずと思う 草原に伸びる影 その葉脈など 万物のあらゆるに 我の影を見る 風吹きて 浚わる我が歌 遠きの地の 子等の耳を擽る 万物流転 宇宙の全てが 小さく近しきなり
551 :
山下葵 :2005/09/08(木) 05:23:06 ID:2YzD6vXM
【六甲遠景】 池の魚はてらてらと 鱗ひかりて翻り 花も盛りの蓮池の 黒き水面に星を実ゆ 水面に近く垂れ伸びし 萩の緑は青々と またその青の深みには 蝶の如き花ぞ咲く 風に吹かれて見る先に 六甲の山連なりて 山の端をゆく鳥の群れ それから白き昼の月
552 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 05:26:16 ID:2YzD6vXM
553 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 05:41:28 ID:2YzD6vXM
【甲州女】 七色に光る黒き袖 白き肌の映えうつる 君の故郷の山々は 葡萄の摘みておる頃ぞ 村娘等の素足にて 踏みつぶしたるデラウェア 搾りて樽に流し入れ 糖がほろほろ零るるに 醸し出したる赤き露 グラスに注ぎて君透かす 我がもとに寄り添えど 君は故郷の野におるや
554 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 05:47:17 ID:2YzD6vXM
【石榴】 ざくろ ざくろや 母上や いずくにおるか 母上や 昨日その背をみたつきり 貴女の姿が見当たらぬ 石榴をもいで いつたきり 貴女の姿が見当たらぬ
555 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 06:00:10 ID:2YzD6vXM
まるめろの 強き香に誘われて 頭出したる哀しき人魚 南蛮船の瓶の中 異境に売られにゆく途中 己がさだめも知らないで 真珠の涙も零るるに 慈しみたる船乗りが まるめろ一切れ与えるに 故郷の味と懐かしみ 泣き果て泡となり消えゆ まだよくわかんないや、まるめろって漢字変換でないね かあさんも昨日から全然でないね
556 :
山下葵 :2005/09/08(木) 06:33:11 ID:2YzD6vXM
【帰らずの歌】 麗しかりし黒髪の 甘き香に我は酔う やさしきかの面影は かつて異国の城で見た ロンダニーニの聖母の如きなり されど帰らぬ我が母よ 我を一人残し給うて 何処におるや我が母よ たつた一人の我が胸に なにゆえ孤独与え給うか 嗚呼 母よ母よ 朝になつても帰らぬか 嗚呼 母よ母よ我が母よ 夜が過ぎても帰らぬか
557 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 06:39:33 ID:2YzD6vXM
おかあさん おかあさん どうして浮んで来てくれないの あんな奇妙な詩を残して 昨日からずっとひとりだ
558 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 06:46:31 ID:2YzD6vXM
【母、思う】 列車の中で子の唄う 歌がかくまで愛おしや 車窓流るるその中に 映り込みたる我が眼 涙零してこがれつつ ただひたすらに母思ふ
559 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 06:58:07 ID:2YzD6vXM
珊瑚樹に鱗美しき母思う 珊瑚樹(スイカズラ科)
560 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:11:33 ID:2YzD6vXM
鶏頭の赤は母にはあらずなり
561 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:12:54 ID:2YzD6vXM
鬼灯を下げて帰る人々を遡る
562 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 07:13:20 ID:2YzD6vXM
下げての「て」は余計だったな
563 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:18:00 ID:2YzD6vXM
風の中風船蔓ゆれゆれて白き花に少女見る
564 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:18:33 ID:2YzD6vXM
才能無いな、、、
565 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:25:38 ID:2YzD6vXM
曼珠沙華しおり挟みし母の歳時記
566 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 07:27:13 ID:2YzD6vXM
曼珠沙華たれそ想ひて摘むものか
567 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 07:28:05 ID:2YzD6vXM
つむものぞ のほうがよいのかな
568 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 08:18:53 ID:2YzD6vXM
【アル中毒詩人の歌】 かくも無様に酔うたれば 月も呆れて雲隠れ されど放りし酒瓶の 硝子ちらちら星のやふ 夢は遠いが路はあり 千鳥の足でも行進む
569 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 08:20:38 ID:2YzD6vXM
毒いらね、↑を偽氏に贈る
570 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 08:22:42 ID:2YzD6vXM
【アル中詩人の歌】 かくも無様に酔うたれば 月も呆れて雲隠れ されど放りし酒瓶の 硝子ちらちら星のやふ 夢は遠いが路はあり 千鳥の足でも行き進まん 直した
571 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 08:39:22 ID:2YzD6vXM
【みなおもて】 貴女のみそらに我ありて 我ある故に眠るるや 息絶えるごと静に眠り 色さへ死人のそれのやふ さざれ波立つ水面には 我がひとりで映るのみ 涙ながらにせめてもと そつと沈める石榴の実 貴女が愛する石榴の実
572 :
山下 葵 :2005/09/08(木) 08:42:17 ID:2YzD6vXM
ボクハ愚草量産ロボット
573 :
ひろし :2005/09/08(木) 23:46:55 ID:jQklBhPv
そんなことないぉ(><)
ありがとう、 と、代わりに言っておきます。
経過を見てきましたが このまま別々に詩を書き続けるのは 危険ですよ。 乖離が進んでしまうのでは? いや、もう遅いのかも知れませんが… 心配です。
あはは。大丈夫です。仲良くできてるし、ただ浪費癖があるっぽくて困ってるけど。
見えねども夜にながるる桃の香
まるめいら砂糖纏ひてよそよそし
水蜜桃うるる実りて零るるや
実石榴に届かんと高く伸ばす手の君に触るる日々懐かしみ
夜目に見るぽかりぽかりと檸檬の黄
583 :
1 :2005/09/09(金) 16:52:39 ID:7t6lj1na
『秋の庭さき』 螺旋に目覚め開ける白芙蓉に やわらかき風の吹き降りて 水面に映りたる花の影に 金魚の遊べる姿いとをかし 白日に眠れる吾子をみつむる 背高き花は何思うてゆらゆるか 何処ぞよりやさしきピアノの音
584 :
2 :2005/09/09(金) 16:53:04 ID:7t6lj1na
かの吾子の夢路流れてたゆたう ゆふぐれに眠り覚めたれど 花すでに萎み垂るるに泣く吾子の 小さき掌に儚きを摘み 亡きひとの在りし日を語り継ぐ 縺るる音色もせつなきかな 愁いいる秋の庭さき
585 :
山下 葵 :2005/09/09(金) 18:39:59 ID:7t6lj1na
あ、もう秋か。
586 :
山下葵 :2005/09/09(金) 20:46:20 ID:7t6lj1na
【秋空の唄】 明かり眩しき水瓶の 揺らぎのなかに蹲り 母が歌える子守り唄 唄の中にぞ父を見ゆ 六甲の山吹き降りて 花に触れたる秋風の 調べも父の匂ひかと 高き深空を仰ぎ見る
>花すでに萎み垂るるに泣くに >小さき掌に儚きを摘み >亡きひとの在りし日を語る に訂正。
『朝の唄』 西より 銀機のわたる深き空に 長き尾を揺らし遊び 君を待つ朝の唄 雫撥ね散る芙蓉の葉に 走る葉脈も清々しく 鳴り渡る轟音の 心象の硝子に響くを 頬あてがい感じつ 陽のひかり受け ささやかに 爽やかな一尾
589 :
山下 葵 :2005/09/10(土) 14:09:56 ID:mYGcTZhB
【君の円き…】 盲しいたる君の 円き魚眼は 光り編む水面くぐりて たれを今みつむるか 潮の香のにほいて 吾ひとり立つ浜に 流れ着きたれば 掬い抱きまた吾も さあるごと恋し給うに
590 :
山下 葵 :2005/09/11(日) 01:02:03 ID:WCj+kDyD
俺さプロモートされてるもんダイッキライなんだよ おまえが勝手に動け! って思うんさ あー夜美女やってる
ばーか
592 :
山下 葵 :2005/09/11(日) 01:12:53 ID:WCj+kDyD
そうなんだよね馬鹿なんだ だからいっぱい勉強しなくちゃいけない このひとに楽してもらうためにもね じゃ勉強します
>18素敵だね >592 これ以上勉強するともっと醜くなってしまうよ むしろどんどん忘れなよ ばーか
594 :
山下 葵 :2005/09/11(日) 02:10:48 ID:WCj+kDyD
母さんはあなたのHNを見て クラムボンはわらつたよ を思い出していた かぷかぷわらったよか ぷかぷかわらったよか どっちだっけな
595 :
合い鍵 :2005/09/11(日) 05:18:48 ID:x77r4NQg
かぷかぷ^^ 沢の水は綺麗でとっても気持ちがいいでしょうね やわらかい蟹さん来訪うれしいです 葵くん=わたしですよ。 人格がちょっとかわるだけです^^ 別れているのは便利です、とても、精神的に助かるんです。
>>595 合い鍵さんもはじめまして。
おしえてくださってありがとうです。
また読もうと思います^^
あと葵くんのIDが違うのは彼が携帯書き込みしてるからなのです。 ってゆうかわたしなんだけど、、でもわたしは記憶管理者じゃないので 憶えてないんですけど。記憶は全部彼がもってます。
599 :
山下葵 :2005/09/12(月) 03:05:22 ID:Vj/mixOu
いや全部ではない キジンの記憶は俺じゃない 統合されて 貴女の健忘にやられたんじゃないかな 正直俺は俺よりキジンの書き方が好きだからあるもんなら取り戻したいねあれを書いたときのやり方
600 :
山下葵 :2005/09/12(月) 03:15:20 ID:Vj/mixOu
俺は統合されない いまはまだいやだ さっきみたいにまた絵の件になったら 独りだと落ちてしまう 心象の鏡を作ったよ俺んとこにも 行き来しやすいからね おやすみ
601 :
名前はいらない :2005/09/24(土) 15:24:19 ID:JikfIeYZ
おもしろい詩がいっぱいありますね。
>600 こんばんはー瞳は元気ー?
「降霊術」 体中が腫れぼったいような正午の匂いがする 家並みと薄い空の境界線が 眠くて甘い 久しぶりにベランダから見たな あのドブ川にキスするビニー ル袋 近頃 家のなかでは物たちがみんなつれない 転がったペットボト ルは怯えて木曜日だけを気にしてるし 毛先が広がった歯ブラシはやらしい ことされたがっているみたい蛍光灯にぶつぶつ呟いてる それをぱたりと置き なおすおまえも少し俺のことがわかったわなんてほんとは分かってないんだ ろ 蝶番みたいに腕しならせてさ 俺は富士山になりたい 今日は霞んで見 えないけど それがだめなら五百円玉になりたい 五百円玉は日本の王様 だからな 俺はそのうち幸せだよ でも今はお腹がすいたよ おい お腹がす いたよ テレビの光だけが九月の海なんだから早くしないと俺は言葉に食 われるよ 今を感じようとすると必ず喉をひらいて待ってる 埃をかぶった 雑誌の中には“格好良い下痢の仕草”を装って言葉が待ってる お前の睫毛 から少し下にも言葉が待ってる 手遅れかなもう指が砕けた匂いが空にも染 み出してきた 半額で買ってきた豚の細切れとピーマンを見て嬉しそうにして いる俺とお前と愛しい言葉たち 俺はもう頭だけしか残ってないよ こんな 脆弱なものに食われるなんて人間はちゃちなもんだよな その根底は
604 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 15:52:08 ID:uzCaOALO
【ピエタ】 ああ 悲しみだ 悲しみが音もなく しかし憚ることなくやってきて 俺の心臓を一飲みにする そして母の嘆きが響き渡り それは俺のこころに刺さる 更なる悲しみとなる それは悲しみの連鎖 ああ あなたと俺は 悲しみの鎖に縛られた ピエタである
605 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 15:53:45 ID:uzCaOALO
【眠りの森】 蔦の走る 石作りの寝台に あなたは横たわっている 目覚めることを 生という夢の中で切望しながら 繁生する苔にやわらかに抱かれ 一人あなたの目覚めを待つ俺は 憂鬱な旋律しか奏でられぬ鳥である 欝蒼と茂る暗い森に いまも俺は膝を抱え さみしい音楽を奏でているのだ 温かくやわらかなあなたの 眠りながらも 悪夢に涙を流すのを見る この胸の痛さ それからかなしみが 暗き旋律の闇に溶け入る
606 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 15:57:10 ID:uzCaOALO
【喫煙者の雨夜】 雨降る夜半に 煙草をくゆらせ また君を想い 恋愛詩の虚しさも 雨が地に流し 流し去り ああ だからこのような夜は 街灯のあかりに 恥ずかしげもなく 君を歌った詩を晒すのだ 雨降る夜半に 愛しているという叫びは 打ち流されることはない 恋愛詩はまこと虚しく 独りよがりの具象であるが 人間の愛には 可能性が存分にあるのだから 恋愛詩を歌うことは無意味などではなく 俺のこの愛も 消えやしないのだろう ああ 雨降る夜半に 雨に打たれ 独りよがりな俺は けれどもこのうえなく幸福ではないか 火の消えた煙草をふき棄て また煙草に火をつけ 君を歌う
607 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 15:58:20 ID:uzCaOALO
【芙蓉食らう赤子】 闇は明けて まだ暗い黎明の空であるが 手を伸ばしても届かぬ輝雲が また哀しく淋しいではないか 君はこのような背景のなかで もはや崇高な母性だけを抱き 棄て腐れた理想のうえにしゃがみ込み 形なき赤子を愛でる 哀れな母子を生んだ君の神はとおに死に 泥土の中で虫に食われていることだろう 赤子は一人遊びに 芙蓉の花を食らうことを覚え きみは微笑み 神は微笑み続ける哀しみを 墓石の下で知る
608 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 15:58:50 ID:uzCaOALO
【アダジオ】 ああ 憧れ夢に夢む 柔らかで白き母の たおやかである腕に 孤独とともに 抱かれ 目蓋を閉じるという安堵 時を統べる細き秒針 それから長針や短針も アダジオで この哀しき母子を見守る如く アダジオで ああ 死に染まったあなたは 熟した果実の如く 甘い香りで 孤独ももはや 熔け出そうとする
609 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 16:13:45 ID:uzCaOALO
【暗き森】 あなたの内映に俺が照らされ ただそれだけで道は拓かれる 欝蒼としたあなたの森に続く道を どこまでも歩く俺は 花も咲かぬあなたの哀しみに触れ 灰空に慈悲のくちづけをする 森は深く けれども生は感ぜられず 死んだ記憶の木々は結晶となっており 俺は剥がれ落ちたそれらの表皮を拾いあげ 鏡のようなそれを 幼子が覗き込む合わせ鏡のようにし 俺は子どもではないが けれどもそれを覗き込み在することに胸を撫で下ろす そうして俺は幾人もの俺のなかに あなたを探す このような寂しさを引きずって 俺はこちら側に あなたの降りてくることを願い 待っている
610 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 16:15:04 ID:uzCaOALO
【月光】 夜には 白い月が闇を中和しながら やわらかに射し入る ああ その母の眼差しのような慈悲深さよ 夜を歩く俺という孤独者の えぐれた心臓の黒き血を 洗い流してくれないか 疲れた俺は芙蓉の木陰に 仰向けに倒れ込み 掌状の葉と葉を縫って射し入る 僅かなお前の光に 醜き全てを曝け出す ああ 孤独に毒された この黒き血を 洗い流してくれないか どうか 洗い流してくれないか
611 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 16:18:26 ID:uzCaOALO
>>601 ありがとうございます。まだまだっ勉強中です。
>>602 ご無沙汰です。瞳って誰でしょう?neri(0)の死んだ恋人の姉ちゃんの名前は瞳だったな。
612 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 16:21:42 ID:uzCaOALO
>>604 面白い!実験的エキサイティング。その辺の恋愛しなんかよりぜんぜんいいや。 もっと書いて。ははっ
613 :
山下 葵 :2005/09/28(水) 16:22:46 ID:uzCaOALO
俺たちは完全に乖離したけど 仲良くやってるよ双子遺体に。母息子だけど。
614 :
名前はいらない :2005/09/28(水) 22:57:08 ID:uzCaOALO
みたいに、の間違いだね。
615 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 05:56:25 ID:V9meC0mX
破芭蕉裂けたる間より垣間見る長き夜にきみを夢む
616 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 05:58:01 ID:V9meC0mX
銀木犀花を散らして秋の雪
617 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 05:59:38 ID:V9meC0mX
掌に赤き鬼灯ころころとお手玉遊びの如き戯れ
618 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 06:01:28 ID:V9meC0mX
浜木綿の実ぽかりぽかりと浮び入れ湯船は行くや深き夜
;
620 :
山下 葵 :2005/09/29(木) 06:09:06 ID:V9meC0mX
君が香甘く絡まるまるめいら
621 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 08:06:39 ID:V9meC0mX
『天上の座』 ええそうでしょうとも あすこの星が流れたのだから 空からは輝きが一つ消え そんなに悲しい夜には 先の鋭い鏨で胸を割って御覧なさいな 紫外線を浴びて仄光る蛍石のように こんなにも素敵にあなたの輝くこと 飴の梯子を上り 空へお上がりなさいな 天井の座にあなたのための立派な暗闇が もういまにも天上に届こうとしている
622 :
山下 葵 :2005/09/29(木) 08:48:53 ID:V9meC0mX
【秋の幻曲】 aoi 小さな蒸気口から ゆらゆらと立ち上る湯気 それから若き青年詩人の憂い それらの 秋風に乗り闇に流るるを その音曲を 湯船の人魚は恍惚のなかで 長き銀の尾を翻し 聴いている 熱き湯に ぷかりぷかりと浮かぶは 艶やかである 浜木綿の実 その円き命の球を 慈悲深き 白き掌が掬い上げる ああ 秋風の 孤独者の幻想は 蒸気に曇れ 雫が静に垂るる
623 :
名前はいらない :2005/09/29(木) 09:11:21 ID:+LD10VMR
石榴さんはneriさんですよね?
624 :
山下 柘榴 :2005/09/29(木) 11:12:10 ID:V9meC0mX
はい。ころころかえてすみません、
625 :
石榴 :2005/09/29(木) 18:11:35 ID:MzJH8md8
『水芙蓉の女』 薄い花弁のたおやかな 女性の如き酔芙蓉 情の数だけ 花弁の繊維 また熱き血の通い 帰りにまたいらっしゃって そうして摘んで連れてらして なんならわたくし全てを食んで わたくしちっともかまいませんの あなたさまならば あなたさまならば ささやかに けれどもしっとり 月明かりが柔き せめてもの化粧
大げさに転んでも一人 転んだままで石となる あんたはココに居ちゃいけない 悲しくなってしまうから 苦しくなってしまうから ココは家とは違います ココにいたらば家には帰れぬ 家に帰ろう一人きり ココにいたらば鬼になる ココは悪夢と成り果てる 家に帰ろう一息ついて
627 :
山下 柘榴 :2005/09/30(金) 02:15:41 ID:lHG2Tm6d
『萩の蝶』 揺れいるは 風に遊ぶ萩の花 二百十日を前にして 羽根ひろげ高く飛びにけり 揺れ靡いて別れを告げる 萩の枝とその花よ 蝶々となり高く舞い たれを求め 飛びゆくものか
628 :
山下 柘榴 :2005/09/30(金) 02:16:44 ID:lHG2Tm6d
『破芭蕉』 雨上がり 如何に 小さく恥じらえど 隙から覗く 素足の恥じらい 芭蕉の破葉に 慕情の影あり
629 :
山下 葵 :2005/09/30(金) 04:47:39 ID:lHG2Tm6d
【町外れの聖母】 さびしい街頭の点滅のもとに 力なく仄光るヒカリサギ そっと口付け頬寄せるきみの 袖に泥のあるのもかまわずに 抱き祈るさまは これもまた崇高なピエタ 石造りの慈愛も いまここにては熱き血が通う 古びた街頭ももはやちかちかと 星の瞬く如きさまで 真夜中の町外れの聖母を 清く照らし守らんとする
630 :
山下 葵 :2005/09/30(金) 05:23:17 ID:lHG2Tm6d
【白昼夢】 ゆらりゆらりと朧気なるも 艶深きその首筋の香 甘い果実は柑橘の 熟せし女の如きなり きみの白き夢のまに 絞りた果汁を塗りやれば 甘き乳房に光りて走り 酸味と混じりて美味である ゆらりゆらりと霞がかりて 俗世は遠くになりにけり ゆらりゆらりと白昼も 夢にたゆたい戯れん
631 :
山下 石榴 :2005/10/07(金) 00:01:47 ID:MRTdBKDN
『鯉に納豆』 夜の早いうちに雨に洗われた空気は 透き通っていて 鯉もあんなに優雅に泳いでいます 箸で摘んだ納豆をひとつぶ 暗闇に掲げますと 其の立派な鯉は翻り わたくしの手まで 飲み込んでしまうかと思われるほど それは大きな口を開けまして ちいさな、ほんに小さな納豆一粒を 丁寧に味わって食べるのです わたくしは納豆の入った小さな小鉢を 掌にのせ縁側に座り 何度も器用に納豆を摘み この鯉のささやかな夜食を その実に美味しそうに食べるさまを いつまでも飽きずに見つめているのでした
632 :
山下 石榴 :2005/10/07(金) 06:54:38 ID:MRTdBKDN
『鬼灯遊び』 仄青き夜の帳に 長き尾遊ばせゆくらくら 銀の鱗もみな染まる 行燈の 赤き明かりが薄化粧 紅はあすこの妻紅 初めて染まった唇です 水瓶に一尾小さく腰掛けて 鬼灯七つのお手玉遊び 好いたお人の居ぬ夜に 切なき慕情を唄にこめ 赤き鬼灯ふわふわり 闇夜に漂い浮かんでおる 宵もまだまだ序の口ゆえに お天道さんが顔を出しはる その刻まで お待ちしませう愛しいお人 物見好きな子鬼らも まだかまだかと待ちわびておる 鬼灯に風船蔓も 夜に浮かべて子鬼ら遊ぶ
633 :
山下 葵 :2005/10/07(金) 06:56:55 ID:MRTdBKDN
【慈愛の椀】 俺の心象に蒼穹はなく また爽やかな風もなく ただただ幽愁の重き灰空がある 低く垂れ込める暗紫色の雲は どろどろと不気味に姿を変え 俺という孤独の私生児を 追い回しては喰らう 腹を空かせた悪夢の如く 俺を喰らった暗雲は やがて球形の卵となり 分厚い膜の中で 堕ろされた胎児のように泣き出し 濃硫酸の雨を降らせたのだ
634 :
山下 葵 :2005/10/07(金) 06:57:52 ID:MRTdBKDN
色さえ無き苦しみの中で 俺の手は爛れ 俺の脚は融け 俺の内臓も 俺の脳も そして心臓さえも どろどろにすっかりと形態を失った 俺は嘆き悶え苦しみ続け そうしてついに ひた隠しに隠し続けた俺の罪悪を悔い 懺悔をした やがて灰空の合い間から 一筋の清い光が差し込み 腐った泥水のような姿で醜く孵化した俺は 深い孤独の中で産声をあげ そうして誰かの抱擁を 強く乞い願った ああ すると俺の元に 美しく柔らかな両手が伸び その手は椀をかたちつくると 饐え腐れた無様な俺を掬いあげ 躊躇うこともなく ゆっくりと静かに俺を飲み干したのだ それから俺はあたたかな慈愛のなかで はじめて安堵の眠りにつき そうして 澄んだ蒼穹のもとを駆ける夢に落ちた
テスツ
636 :
名前はいらない :2005/10/07(金) 10:36:59 ID:QXXsmxuL
このスレ好きです。 いつも楽しみにしてます。
637 :
はくろ :2005/10/07(金) 14:28:46 ID:xwO9AhH+
俺は鳴き病まない 彼も鳴き病まぬ 強い 雨の音 道がすべりだす 誰か毒を盛る 今日は晴れた空 虚しく鳴く音がビルにこだまする 地上の落ちた銀のクズぼしにまたがって いつかの頃感じていた夢 もういちど見るのさ 消した記憶とつばのキラメキ 路上にたむろした一片をいちべつ。
638 :
山下 石榴 :2005/10/07(金) 23:40:21 ID:MRTdBKDN
『珊瑚樹』 珊瑚樹に戯れ遊ぶは てらてらと 虹色に光る銀の魚 長き尾を 背高樹木に絡ませて まだあのひとは来ぬのかと 胸千切れそうな歌唄う 琴の弦弾けるように 爪弾く指には赤き血滲むが 音色の外れた今宵の唄も また好きかなと月も言う 切れた指の血小指で引いて 紅の代わりの艶を見ゆ
639 :
名前はいらない :2005/10/08(土) 14:33:32 ID:ijmHRJXR
とりあえずしんでください
640 :
名前はいらない :2005/10/08(土) 15:35:07 ID:n1Gxs5e2
追い付かない日常も 笑う貴方の残像も 振り返れば 泡沫(うたかた)の如く 消えゆく
641 :
山下 葵 :2005/10/09(日) 00:09:06 ID:TJYWklLa
>>639 はぁ?死んでほしい理由を20時以内にまとめて提出しろ。
俺と石榴が気絶するほどの詩を書いたら死んでやら。
642 :
山下葵 :2005/10/09(日) 00:39:47 ID:TJYWklLa
書き捨ての馬鹿のたわごとかよ
643 :
山下 葵 :2005/10/09(日) 00:42:26 ID:TJYWklLa
荒れろ荒れろ おれそっちのが好き あいつこっそりおきやがって俺の酒のみやがった かってこいっつの
644 :
山下 葵 :2005/10/09(日) 07:11:43 ID:TJYWklLa
【さびしき果実】 こんなにほろほろと悲哀が降る真夜中に 蝙蝠傘を広げ立っているの惨めな俺だ 女に振られ雨にも振られ 悲しみにも振られているというこの夜に 俺の苦しげなる一個の孤独は まるで昔から其処にいた気安い友のように 俺の肩に手を回す 俺たちは街頭がぽつりぽつりと照らし出す 万人が路だという路を逸れ 鉄線に囲われたさびしく病んだ風景に 逃げるように転がり込み 頃合の割れた石榴をひとつもいで 食べたのだ 外套も心も何もかも すっかり冷たく濡れてしまったというのに 俺たちはまた傘をさして 雨降らぬ傘空の下で 甘酸っぱいあの女の味を思い出していた
645 :
山下 葵 :2005/10/09(日) 07:33:41 ID:TJYWklLa
【まるめいら】 お前のその爪を噛む仕草 それから 蹲り小さくかなしむさま まるでまるめいらの果実のように ふっくらとした背をむけて 何をそんなに憂いるか おいで お前を腕に抱きしめて 砂糖漬けの如くにしてやろう おいで お前を愛にすっかり浸して 果実酒の如くにしてやろう お前は甘く好い香り さぞや美味であろうよな
646 :
山下 葵 :2005/10/09(日) 11:34:16 ID:TJYWklLa
滔々たる闇の深淵に 欠落の赤子 産み落とされた日には 産声じゃなく悲鳴をあげた けれどママ あなたの抱擁の中でなら この世界でも生きることが出来る 滑らかに白肌の曲線 しなやかな陰線の淵から 垂れ落ちる溶け出したvanillaは美味 軋む骨の音は 僕が飲み干してあげる
647 :
名前はいらない :2005/10/09(日) 23:07:29 ID:k9PkSaI0
>>641 くー、、、
美人さんが男言葉でいきがってるのって萌えるなー
648 :
名前はいらない :2005/10/09(日) 23:11:00 ID:k9PkSaI0
男装した女が男と闘って負けて犯されるっつーシチュエーションが僕の一番のツボなんです えへへ
649 :
名前はいらない :2005/10/09(日) 23:19:10 ID:k9PkSaI0
だめだーーー 我慢できなくなってきたーーー お願いです 僕を罵倒してくださいい!!
650 :
シュウちゃん :2005/10/09(日) 23:21:37 ID:k9PkSaI0
コテつけますた´∀`
651 :
山下 石榴 :2005/10/11(火) 03:53:12 ID:i8LYxeEm
[二重唱] >身ひとつだけもって >ぶらぶらしようと >おもいます 長いしなやかな指で演奏し わたしは歌い出す、まずは独唱 すその切ない恋歌 月あかりに照らされ 祝福される夢想のなか やがてあなたのテノール 二重唱または、その幸福
652 :
山下 石榴 :2005/10/11(火) 03:53:43 ID:i8LYxeEm
観客の拍手喝采 スタンデイングオベーションの嵐 幕が下りても 絡まりあう旋律 >身をひとつだもって >ぶらぶらしようと >思います 独唱、風に乗せてふわり 何処にいてもどうか口ずさんで 二重唱または、その幸福
653 :
葵 :2005/10/23(日) 20:47:59 ID:G2UhuLOq
【この秋の埋葬】 いい加減に棄てた あれらの表現は軟弱な 混ざり物の多いガラクタだからだ 秋の去らぬうちに夜に降った雨に凍え死んで あとはもう 街にゆっくりと 淡い水彩を落とす優しい太陽にも 照らされることはない 打ち棄てられたあれらは ずるりと捲れ落ちた幼年期の俺の皮膚とともに 寡黙な夜に埋葬される ああ よく見える 俺の表現という表現 それから皮膚を忙しく啄んでいるのは あの娘の詩から連れてきた梟だ 脳みそのない娘 彼女に似合いそうな形容だけ 拾って帰る 朝食のベーコンの 焼けるにおい
654 :
ざくろろ :2005/10/24(月) 05:25:25 ID:MfoOzLIP
『あたしのどうでもいい今日の横を』 そうしてあたしは 飴色に透き通るおおきな 蜂蜜 を それは蓮華から採れたのかわからないけれど 食器棚の下の開きの奥から取り出して 白く結晶しても 変わらず舌に媚び纏わるでしょうし 逃げ遅れた気泡は点滅し続け
一枚目と二枚目は あなたの言葉に酔っていたのか 焦がしてしまったので 棄てて よくやく三枚目の よい焼き色のパンケーキに バターを塗りそのうえから たっぷりと幸福らしき営みを垂らし 会社を辞めてからあたしは 毎日昼も夜もなく 惚けていたのでとうとう
外出禁止令が出され 靖国参拝とかハングル文字とかで混迷する ブラウン管のこっちで ナイフとフォークで 本当はフォークだけでよかったけれど 食べるあいだに 薬を飲み続けなくてはならないあたしの不幸を 内包し続ける 肉体を 歓喜せしめる昼下がりの この小さな贅沢は 誰にも内緒のあたしの作法で 舌の上に運ばれ 開花し
それからはいつもの通り 熱を帯びたり涙腺をくすぐったりしながら もつれて ああ あなたにこのフォーク それから使わなかったナイフで 頬をなぞって 縫ったはずの頭の縫い目から零れ続け どんどんどんどん 垂れ落ちる 混沌と妄想に 飛び過ぎてゆく飛行機はプロペラ機だったから ライターで炙ってカッコ良くしたい という 願望を足して ああ けれども叶わない
かなわない味わい深さ それから悲哀は 瓶のなかの気泡に新しい午後を絡め取って いま 緑色の蓋を閉められる 下を向いたまま見つめる 冷たい裸足の爪先に 蜜色のマニキュアがあったっけっていう あたしのどうでもいい今日の横を 鈍色の電車が走りすぎてって 雨戸ががたがた 啼いてます
659 :
ざっく :2005/10/25(火) 07:04:14 ID:R8s2OAhx
『午前4時41分。』 「こんな不自由なところは出よう」と、目玉の親父が言う。 ああそうだ、此処は実に不自由だ 枠だらけだし、前からオレンジ色は気に食わなかった。 もっと柔らかいものが好きだよ。 すこし液状がいい、 とろりとしていて発光する緑色ならよりいいです。 ぐちゃぐちゃに混ざり合ったらどうしよう 混ざり合うのも悪くはないかもしれないけれど。 とりあえず寒くて指先がかじかんでいるので 靴下を履く、 手に靴下を履く。
660 :
つづき :2005/10/25(火) 07:18:55 ID:R8s2OAhx
なかなかそれはそれで良かった。 お湯を沸かしていました。 今、自分に足りないのは”はんてん”だと思いながら。 それは赤いやつです。 買うときにお母さんが、女の子だから赤が良いと思ったのです。 終わる夜の中で すこし面白くない気持ちで佇んでいるのがあたしです。 大きな梅干しをひとつ熱いお湯の底に沈めたところです。 湯呑みは妖怪でした。
661 :
?zack :2005/10/30(日) 00:36:10 ID:pSaJr+8p
『天国はチープ』 港であたしを待っているのはジェリー パンを千切って魚と戯れてる 塗装の剥がれかけた連絡船に迷わず飛び乗る チープな天国は どこか海の上に浮かんでるって話 天国は発泡スチロール製で 青空の下 遠浅の海の上 揺れに任せて躍る彼らはみんなラリってて 気持ちいいとか絶頂なんてもうわかんない 潮風はママのキスみたい ジェリー ジェリー 悲しげな瞳のジェリー 音楽それから太陽があなたに笑ってる だからとはいわないけど あたしを悼むならあんな風に笑って 港であたしを待っているのはジェリー ジェリー ジェリー 悲しいのはジェリー あたし意外の女を知らないせいよ 天国は発砲スチロール製 デタラメの航路でたどり着く 乾いた空気にパステルカラーの町並み カジェホンデハメルのバナナチップ モヒート飲み干して笑って 飲み干して笑って 天国は地獄よりずっとチープ
662 :
zack :2005/10/30(日) 04:46:33 ID:pSaJr+8p
『輝線スペクトル』 あたしという媒質を通して現れるのは 今日を彩る七色の輝線スペクトル 連続するこの長く美しい光を 散らばらぬように紡ぎました あなた様の今日という日が 色彩豊かで輝ける一日であるように 今朝の早いうちから編み上げました きっと波長は合いますので あなた様のその目にも清く輝くでしょう あたしという媒質を通して それは恋慕に染まりましたが ええ ただ少し柔らかな虹にになった程度です
663 :
aoi :2005/10/31(月) 14:47:39 ID:YnZc4f9P
僕の詩が実に陳腐でレベルの低いことは嫌になるくらいわかってます。 母の場合はただの精神疾患の女の泣き言です。 詩と呼ぶにはとても稚拙な、戯れ言。戯言。 僕は実に悲しい。 一人称を「僕」に戻します。 俺だなんて言えるほど僕は立派でもなんでもない。 輝線スペクトルは輝線は余分だと思う。母さんの勝手だけど。
664 :
aoi :2005/10/31(月) 14:49:15 ID:YnZc4f9P
詩は崇高さを失って高みから人間たちに引きずり落とされた それでも書き続ける人たちは詩に愛があるんですよね
665 :
aoi :2005/10/31(月) 18:52:52 ID:YnZc4f9P
【枯蓮】 美しく花咲ける着物を脱ぎ捨て うっすらと微笑をたたえたまま 枯蓮の沼に 柔らかであろう裸体を沈めんとする若いおんな その白い四肢が ぬらぬらと艶かしく光る泥に 舐められてゆくさま その官能 お嬢さん 花弁を纏いなさい わたしはありふれた愛の詩を 幾枚もの花弁を 詠み上げよう お嬢さん きみはそのうちから 気に入ったものだけを 一枚一枚纏いなさい 枯蓮の悲しくもあるこの季節の姿に お嬢さん きみが咲けば わたしはやっと冬というものを 迎えることが出来る
666 :
aoi :2005/10/31(月) 19:38:47 ID:YnZc4f9P
ハニー 渇きった砂漠を 真っ直ぐに走るハイウェイ 車なんて通りやしないから 俺達まるで 世界に二人だけみたい でもそれって俺にとって幸福なのさ お前はどうかわからないけどさ ハニー お前を抱きしめて 抱きしめてキスをする 熱されたアスファルトの上に 俺達まるで 世界に二人だけみたい
667 :
aoi :2005/10/31(月) 19:39:25 ID:YnZc4f9P
でもそれって俺にとって幸福なのさ お前はどうかわからないけどさ 幸福なのさ 幸福なのさ 幸福なのさハニー 渇いたお前の唇に 愛してるって言いながらキスをする 太陽しか見ちゃいないから 雲ひとつない空だから ハニー もっと愛し合おうよ 俺たちまるで 世界に二人だけみたい でもそれって俺にとって幸福なのさ 幸福なのさ この上なく 幸福なのさハニー
668 :
aoi :2005/10/31(月) 19:45:06 ID:YnZc4f9P
「フジヤマダマシイ」 世界中の人が観光でこの国にやって来て フジヤマだゲイシャだスシだなんて言いながら やがて俺の墓の前を通る 目の青い子供が指差して 「これ誰のお墓」と聞く その子供の母親は囁くような優しい声で 「とても悪いことをした人のお墓よ」って言うんだ 墓石の上で足を組んでその会話を聞いてる俺は その母親の声に涙する あんな優しい声が世界にはもっと必要さ ろくでなしは 奥さんあんたの そんな声を欲していたらしいよ
669 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/31(月) 19:46:47 ID:uhVVtqjy
俺もこんだけ光れりゃあなあ 誰に気を使わせることなくいろいろやれそうなのだけど 方向を転じたくないのでなくて 鉄塊みたいに丸めていろいろ 胃の中で煮込んでいるのだよ
670 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/31(月) 19:51:10 ID:uhVVtqjy
一度の一生なんて言わずに 七生八生まとめて見据えたいから その光にうつけたような原基な心はあまりに眩しい 立ちくらむのさ
671 :
aoi :2005/10/31(月) 19:57:27 ID:YnZc4f9P
書き込み嬉しいです。 ありがとう。立ち眩みそうだから酒でも買ってこようかな、 また来てくれよ19氏
672 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/31(月) 20:04:58 ID:uhVVtqjy
こちらこそレスありがとう 結構しばしば、ここ見て幻惑されてます では、いつかまた
673 :
aoi :2005/11/01(火) 06:59:46 ID:bRzLAF0r
【ふやける慕情】 憂鬱の飽和せんばかりの 天井をご覧よ 魚が泳いでいるだろう 静寂の終わり 明け方の青白さのなかで 戯れる生と生 そして死 数珠玉を浮かべて 経を唱えようではないか 愛だのと呟く狂った女の 寂しき戯言も泳がせて ああどうせ やがて腐れてふやける慕情 俺は魚の数を数えている
674 :
ざっく :2005/11/01(火) 07:52:13 ID:bRzLAF0r
『スペクトル』 あたしという媒質を通して現れるのは 今日を彩る七色のスペクトル 連続するこの長く美しい光を 散らばらぬように紡ぎました あなた様の今日という日が 色彩豊かで輝ける一日であるように 今朝の早いうちから編み上げました きっと波長は合いますので あなた様のその目にも清く輝くでしょう あたしという媒質を通して それは恋慕に染まりましたが ええ ただ少し柔らかな虹にになった程度です
675 :
葵 :2005/11/02(水) 03:38:57 ID:43JYeb/i
【石榴】 いつも俺を見ていたろう 緑の中に美しくある一個の美しい石榴よ 嗚呼そうかい いいおんなになったのだな お前ほど艶ある赤を纏うおんなを 俺は見たことはなかったろう (ああきっとそうだ) 輝ける夏は去り お前は秋風に吹かれ枝の高みで ただ静かに俺を待ったのだ お前はどこまでも貞淑であるのだから 寂しくもひとり じっと俺を待ったのだ そのしとやかでいじらしいさま 嗚呼 張り裂けたお前の慕情は俺の官能をくすぐる 月も飲まれる夜の深みに紛れ 今夜こそお前を奪いに来よう 甘酸っぱい快楽を教えておくれ 俺は丁寧に味わうように ゆっくりとお前を愛でよう
676 :
葵 :2005/11/02(水) 03:57:21 ID:43JYeb/i
【鰡】 この濁れた川を覘いてご覧よ 灰青色の 大きな鰡が何匹も泳いでいるよ なに 鰡は好きじゃないのかい ああそうか お前はこんな時にも 金色の鯉を好いているのかい 確かにあれの鱗は立派で 輝ける花弁の如くだ しかしほら見てご覧よ 今翻った鰡の銀白色の腹を あれはあれで良いではないか なんだ 秋桜を摘んで帰るのかい
677 :
名前はいらない :2005/11/02(水) 04:49:15 ID:R9vIIQRI
ボケ逝きぞこないはとっとと死ね
678 :
葵 :2005/11/02(水) 04:54:57 ID:43JYeb/i
ボケではあるなぁ健忘だから 逝きぞこないね、死ぬということは大変骨が折れることだよ そして誓いを立てたので僕は自分からは死ねないんです あなた殺しにきてくれますか?歓迎します。 酒でも酌み交わした後に首でもかっさいてくれないか?
>677 おまえが死ね 馬鹿モノ
仲良くィ`
681 :
石榴 :2005/11/02(水) 11:29:14 ID:43JYeb/i
髪の毛きってきたお。さっぱりしたにょ。仲良くイキルお。
682 :
?石榴 :2005/11/02(水) 12:58:14 ID:43JYeb/i
『待宵』 あんたの居らへん 夜長には アルコホォルの 底に沈んで踞り 檸檬をひとり齧るんよ 誰が言うたかトパアズいろで 指先に滲み香るんは やりきれへん切なさや あんたに焦がれる恋慕の情や 気散じに 輪切りの檸檬ぽかり浮かべて 今宵もまあるいお月さん 空白むまでに来んのなら みんなうちが呑んでしまうえ
683 :
石榴 :2005/11/03(木) 21:03:57 ID:3TAHy7dM
『狂い咲く花』 八百万の神さんも みんな出雲にいってもうた 神無月とはよう言いはるわ 神さんみんないのうなって がらんと澄み冴えよる空の 月凍つる夜も こん胸だけは熱いんよ 果たされるか知らへんけど 口約束にも幸福に 交わしたの契りの為やろなあ 小春が続くせいやろか 狂い咲きよる花がいて あんたもうちもせっかちやなぁて 思わず笑てしまうんよ うちらほんまに阿呆やなぁ 春はまだまだ先やゆうのに
684 :
?aoi :2005/11/04(金) 02:22:22 ID:I9E6qdUo
【罪罰】 目蓋を落とすと聞こえて来るのだ 夜と静寂の皮膜に覆われた街に それは俺を 俺だけを 責め立てる罵声と騒音だ それらは輪になって 存在についての論議を始め やがて俺を振り返ると 不気味な長く腐臭する手を伸ばす ああお前達は知らぬのだろう 俺の孤独という罪罰の恐怖を知らぬのだろう 俺はもはや十分に刑を受けている そして今もその刑を背負っている 明かりを消してもう出てゆけ 俺は暗闇の中で購い続けねばならぬのだ おそろしかろう さあもう立ち去ってくれ 俺は与えられた孤独を貫き 己を浄化し続けねばならぬのだ
685 :
葵 :2005/11/04(金) 02:57:11 ID:I9E6qdUo
【眠るおんな】 俺がどこから生まれてきたか そんな実にもならぬ話しはもうよせ それよりも見たまえ 眠りながら微笑を讃えるこのおんなを 幸福の形状には様々があるが このおんなもまたそのうちのひとつだ 柔らかであろう頬 それから唇 濡れたような艶ある長い黒髪も 幸福のひとつなのだ そうだというのにお前という奴は まだそんな下らないことを話そうというのか それはこの眠れる美女に対する 冒涜であり陵辱であろう ああ下らない下らない このおんなの眠りの前では どんな真実も色褪せるであろう
686 :
葵 :2005/11/04(金) 03:13:17 ID:I9E6qdUo
>685 最後の行「であろう」不要。 以上
687 :
葵 :2005/11/04(金) 06:41:16 ID:I9E6qdUo
【愛、情欲、願望】 あなたの裸体の前で 排水溝に流し吸い込ませていった そうすることしか出来ない 俺の情欲は一体どこへ行ったろう 石鹸に泡立ち また あなたの髪を濡らした湯に 唇を噛みながら注ぎ溶かしてゆく あれらの情欲はどこへ行ったろう 飽和した蒸気に 愛さえも溶かした 鏡を伝って流れ落ちる俺の愛は やがて素直に流れ落ち ゴボゴボと 渦を巻きながら深い排水溝に 吸い込まれてゆく あとはもうどこへ行ったものか 神にすらわからない 俺の情欲、肉欲、愛、願望 全て溶かして 流し注いでゆく 俺の体内で滾っていた愛や熱や情欲は 一体どこへ行ったろうか きっと万能だと自称する神にも 到底わかりやしないのだろう
688 :
石榴 :2005/11/05(土) 21:24:57 ID:TyN48CmY
『いってらつしゃいまし』 せやけどあんた方は うちから見たら可愛いらしいんやもの 哲学やら理想やら夢やらなぁ なんやようわからへんもんに振り回されて 躍とるさまが祭り日ぃの子供らみたいや どうせあんたら裸足やろう ほら桶に水 泥よう落としてからお上がりなさいな うちはわかとるんやでぇ あんたら何をどう言って どんなけ斜に構えてみようとなぁ 湯浴みしたおんなのやわ肌には その石鹸のにおいには 到底敵わへんねやわ 大事に抱えとる大層なもんの全て 酔うとる間は裸のおんなや それでも胸を張って言いはるやろ 大層なこと 夢みたいなこと そういうところが可愛いらしゅうて うち小さく笑てしまうん 怒ったかしら はいはいわかっとりますえ うちはちゃんとその背ぇ見とるから 今日も行きはったらええ 秋の夜長は妖しよりも おんなのほうが強いんよ お気をつけて いってらっしゃいまし
689 :
?石榴 :2005/11/05(土) 21:39:18 ID:TyN48CmY
『墓参り』 冷とうなった墓石の 下に眠とる愛しいあんた 最近めつきり寒うなったし 驟雨も冷たく寒かつたやろ うち あんたにあげよて思うてた 薬指齧り千切って 臙脂の生きとるうちの血で 墓石に句を書き付けた あつたかいやろ これがうちやで それからあんたの好きやった お酒を供えておくわぁな ようさん呑んで暖まりいや 六甲おろしが吹き降りて 冬はもっと寒うなるで ほしたらまたくるわぁな 墓石の 雪払いにくるわぁな
690 :
石榴 :2005/11/05(土) 22:12:58 ID:TyN48CmY
『鬼の導き』 幾度も棄てた命やから うちもうなんも怖ないんよ あんひとが鬼門の方のひとでも 鬼もなんも怖ないんよ 物の怪なんて みんな可愛らしいもんやわ うちの酒蔵のをおちょこに一杯 それだけで 陽気に歌たり躍たりするんや みんなええ顔しとるやないの うちも楽しゅて笑とるわ 着物の裾を引っ張るのんは 小さな小さな赤鬼さん 酔うとるから赤うなっとるんかしら あら 連れて行ってくれはるん そうあのひとんところやで 鬼のぎょうさん棲む京や
惚れました。方言は素晴らしい。
692 :
石榴 :2005/11/06(日) 01:24:15 ID:PYQY9bvF
湯浴みにて注ぎ残せしやわ肌の石鹸玉湯船に白き花咲く
(石鹸玉でシャボン)
>>691 ありがとうございます。
また読みにいらしてください。
京都のものではないのですが、、、
693 :
?I^?O¨ :2005/11/06(日) 01:38:30 ID:PYQY9bvF
返り来ぬ紅き恋歌は闇に落ち 涙にふやけ流れ絶え消ゆ
694 :
石榴 :2005/11/06(日) 12:20:20 ID:PYQY9bvF
墓花とともに供えし紅き我いまひとたびと返り咲く花 (かつて墓花とともにある人に供えた恋をするわたし 月日が流れいまもう一度ばかりと恋の花が咲いています。)
695 :
?石榴 :2005/11/06(日) 12:21:12 ID:PYQY9bvF
句や歌には注釈をつけることにしましょう。
696 :
石榴 :2005/11/06(日) 20:07:55 ID:PYQY9bvF
『鬼』 丑三つの 寂々たる闇底で ひとり淋しく恋慕に浸けた 涙の甘露滲みた柔きこころを喰らわんと 現る鬼はあなたでしょう 選りすぐったりはどうかしないで すっかり美味しく喰ろうて下さい
697 :
?石榴 :2005/11/06(日) 22:51:43 ID:PYQY9bvF
『鬼』 丑三つの 寂々たる闇底で ひとり淋しく恋慕に浸けた 涙の甘露滲みた柔き 我がこころを喰らわんと 現る鬼はあなたでしょう 選りすぐったりはどうかしないで すっかり美味しく喰ろうて下さい ちょっと書き直しリズムか良くないですね
698 :
石榴 :2005/11/06(日) 23:06:02 ID:PYQY9bvF
>>688 五行目
躍とるさまが祭り(の)日ぃの子供らみたいや
「の」が抜けていました。
オマエはつくづくヴァカだな 訂正するくらいなら最初から書くな間抜け
700 :
?石榴 :2005/11/07(月) 05:29:41 ID:Tb47+mUv
・・・すみません。気をつけます。
701 :
石榴 :2005/11/07(月) 05:30:59 ID:Tb47+mUv
『花魁』 格子のこちらで うち毎夜 あなたが通りすぐるんを 静かにただただ 見とります 怪し花街の一角に 開くことなき恋の花 未だ堅き紅き蕾を 黒髪にさしてはみたり 紅を引きてはみたり 色気づいたもんやなと 姑獲鳥姉やん笑うとる 男なぞろくでもないわ 忘れんさいなと 紫煙燻らせ けれどもうちは花魁や 叶わぬ咲かぬ花とは知れども 女の性や たれよりも 好いとる御仁に抱かれたや
702 :
?石榴 :2005/11/07(月) 05:33:20 ID:Tb47+mUv
『さやうなら』 嗚呼 幾度願うても うちは格子の中の咲かぬ花 悲哀に集まる子鬼らに 笑てよ唄てよ言われても 涙ばかりが溢れ落つ おんなの涙は甘露甘露と 鬼らは陽気になりよるけれど うちは悲して切のうて 喉も詰まって苦しゅうて 紅も引いたてゆうんになぁ 今宵ばかりは唄えへん お慕いするは遠き人 うちは格子に阻まれて 触れることも叶わへん 嗚呼 幾度願うても うちは格子の中の咲かぬ花 己の咲きたる姿も知らずに 静かに枯れゆきよるんやわ さやうなら 愛しいおひと さやうなら 艶ある月夜
703 :
石榴 :2005/11/07(月) 05:35:59 ID:Tb47+mUv
間抜けはよく言われます。ボサッとしてるからでしょうね。 訂正しないくらい幾度も見直してチェックするのを心がけます。 すみませんでした。
704 :
?葵 :2005/11/07(月) 06:17:08 ID:Tb47+mUv
は?なんであなたが謝るんだよ馬鹿。ほんとにそこは否めねー で、なにこいつ、誤字や訂正なんかどこにでも五万とあるだろ お前はなに?そう言うの指摘するのが趣味なの?頂けないねwワロスのワ! 全スレ巡回して訂正&誤字、全部注意してこいよ。 それが終わったら>699 俺と対決しろ!お前の大層ご立派な詩を見せてみろ。 ヒヨッコ見てえな詩歴2、3ヶ月にまさか負けねえーだろ >703あとあんた今日くすり飲み過ぎ。 パキシルなくなってんじゃんか馬鹿ほんと馬鹿今日は絶対病院逝けよな 阿呆ばっかりだな人間ってイライラする
705 :
名前はいらない :2005/11/07(月) 06:40:16 ID:kapYZ7if
706 :
葵 :2005/11/07(月) 06:56:23 ID:Tb47+mUv
あっはっはこんなのあるんだ。
せっかくいいスレなのに… 君が暴れたら荒れちゃって石榴さんは悲しいと思うよ。 てか本人だからまたややこしい 荒らしや煽りに過剰に反応してはいけませんよ。
708 :
葵 :2005/11/07(月) 09:01:05 ID:Tb47+mUv
【俺は光を否定する】 光、光、光 俺の足を、俺の腕を、俺の額を貫いて 何事もなかったかのように母の子宮を照らす 透明な俺の全て 俺は太陽や あすこに沢山飛んでいる蛍たち あらゆる発光するものを 母の中で形成されてくる間に否定した 俺の細胞は光を通すが照らされはしない また俺の血は光を通すがこれもまた照らされはしない そうであるのだから俺は光を恐れる もしも俺が正常で健康な肉体を手に入れ 光に照らされることがあれば 俺はたちまち醜くただれ 腐れ 朽ちてしまうかもしれないと思うようになった いつのまにか 俺は母という簑かさの中でこんなにも育ってしまった 母という簑かさ 美しい言葉に代えてみようものならば 柔らかなヴェール血の通う生暖かき生の衣である ふくよかな柔肌 その上質の外套の中で俺は今日も存在する 真の闇夜が訪れるまで 俺は母を脱ぎ捨てることはない 俺は一切の光が遮断されたところで存在する 月明かりも星明かりも全て届かぬ 黒い小さな宇宙に 膝を抱えて透明な詩を唄うのみである 勢いで書いたらこんな駄詩だった
710 :
葵 :2005/11/07(月) 23:39:18 ID:Tb47+mUv
>709 ありがとうございます!
基地外の一人劇場ワロスワロス
712 :
葵 :2005/11/08(火) 05:09:35 ID:aijr6NFn
【銀色のスプーン】 銀色のスプーン ロケットの破片で作られた 俺の口元まで運んで来る 可愛いあの娘を運んで来る notアイスクリーム notストロベリージャム 猫みたいな姿勢で誘惑する 可愛い裸の女の子 甘そうな匂い キャラメルソース ひと欠片も残さずに食べちまうよ ホイップクリーム 甘さは控えめ notアイスクリーム notストロベリージャム 銀色のスプーン ロケットの破片で作られた
713 :
つづき :2005/11/08(火) 05:10:32 ID:aijr6NFn
俺が宇宙だって知ってた 懐かしい旅を思い出してる 銀色のスプーン 彼女はするりと流れていった 宇宙の果てへ流れていった 流星みたいに光ってさ 俺の果てまで 宇宙の果てまで 銀色のスプーン ロケットになった夢を見続ける
714 :
葵 :2005/11/08(火) 05:11:23 ID:aijr6NFn
はいはい、わろすわろす
駄詩と同じくらい陳腐なレス ワロスワロス
716 :
石榴 :2005/11/08(火) 07:31:56 ID:aijr6NFn
お昼は遠浅の夢にいる。 夜は深い夢にいる。 夢みたいな柔らかな色彩の森であたしはお人形と歌う 形なき空虚な幸福 でもそれでいい、それで良かった 今日の何が駄目だったかって そんなのはそこのスピーカーに教えてもらって頂戴よ 爆音と一緒に今日のあらましを話してくれるから 悲劇のヒロインなんててこなせる器量はないし ジャンキーでアルコールに灼かれた喉だもの 悲哀に沁みた歌を歌うのをやめるには この喉をかっさくしかないの ああ今日までに残ったのは副作用と傷、傷、傷、 首根にも傷 病んだ身体、それから魂 きっと発酵してあたしはアルコールそのもの たまんないその波に飲み込まれれて久しぶりの自殺願望ハロー
717 :
?つづき :2005/11/08(火) 07:33:01 ID:aijr6NFn
禁酒中のヤモリが白い腹を見せて木香薔薇の蔓から見てる 「こんばんは、ヤモリさん。 今宵はよい酒日和、あなたも飲めたら良かったのに」 「酒はいいやね」 小鬼等がみな気持ち良さげにそういって笑うから ヤモリは喉をぷくぷくさせる 夜はまだ始まったばかり 深くて暗い底の底に潜ってもう戻らない今日の演目 幸せな歌の歌い方なんて知らないんだから しょうがないじゃない 悲哀に沁みた歌を歌うのをやめるには この喉をかっさくしかないの 切らないけど、あたしはナイフの冷たさを愛してる。
あなたはもう歌うなって墨を吐き出しながら怒鳴るのに 死ぬなって言うのね Mr,Squidsquid 切らないけど、あたしはナイフの冷たさを愛してる このお人形と同じくらい 愛してる愛してる お昼は遠浅の夢にいる。 夜は深い夢にいる。
719 :
石榴 :2005/11/08(火) 08:41:30 ID:aijr6NFn
濃緑に君よ君よと返り咲く躑躅の姿のいじらしき (季節を過ぎたつつじの花があなたとの時を思って慎ましくも返り咲いていますよ。)
720 :
?石榴 :2005/11/08(火) 08:52:46 ID:aijr6NFn
臘梅の少女集いて恋ばなし (臘梅の咲く様子は少女達が集まって恋の話しをしているようですね。)
一首めは 躑躅の姿いじらしき哉 の方が良かったかな. 二首めは 臘梅や〜 の方が良かったね、、
722 :
石榴 :2005/11/08(火) 11:00:34 ID:aijr6NFn
粘着さんとごたごたなるのは過去のことでこりごりですので
詩板は卒業します。
いままで読んでくださった方、ありがとうございました。
詩板はやっぱり好きでした。
今後はとあるところで書いていくので
気になるな、読んでみたいなという方がいらっしゃったら
[email protected] にご一報ください。
では突然ですが失礼します。
いままでありがとうございました。 石榴 neri
723 :
名前はいらない :2005/11/08(火) 11:53:59 ID:XRr/DswG
いまからメールするけどいいの? シカトしないでね。
724 :
石榴 :2005/11/08(火) 12:05:24 ID:aijr6NFn
はぁい☆
難破してやがるwwwwきめぇなこの女
>>699 =711=715=725
書き込み時間が日・月・火の 05:23:43、05:01:38、05:39:32、04:38:58であることから中・高校生、社会人である可能性は低い。
生活リズムが狂い、かつ周囲にそれを正してくれる友好的な人間の存在を感じられないからだ。
また攻撃対象が精神病のスレ主であることから18歳〜24歳くらいのやる気のない大学生かひきこもりであると推測される。
中高校生ならば通常は親や周囲の同年代に対して意識が向くのに対し、こいつは見知らぬ他人に攻撃している。
このことから自己のアイデンティティに対して不安を持っていることが予想されるからである。
文章の内容からは中学生程度が妥当とも思われるが、それは精神的に未成熟であるとの予想の方が自然である。
相手を基地外と罵ることで自分の方が優れているというアピールが見られ、それにより日常生活で惨めな思いをしていると考えられる。
レスの内容が「間違うなら書くな」など自分が普段言われていたり感じていることの投影となっているのが印象的である。
またスレ主が使った単語を繰り返すことからも、間違えるのを恐れる気の小ささが読みとれる。
恐怖とは正体不明のものに対して膨らむものであり、自分の正体や素性を明かさずに攻撃できる2ちゃんに生息する荒らしとしては典型と言える。
すなわち、ミスを恐れ・他人の目を気にしてビクビクしながら・それでも他者や世の中に認めて欲しいという欲求を持ち・
それを満たすために素性がバレないところで他者を傷つけるという幼稚で歪んだ手段をとることで自分の精神の安定を測っている。
727 :
名前はいらない :2005/11/09(水) 10:59:38 ID:VNRTfHO8
最低。ひそかに楽しみにしてた良スレだったのに。 昔neri(石榴)さんにいやがらせしてた肉団子みたいですよね。 下品さが。
728 :
名前はいらない :2005/11/09(水) 11:11:04 ID:i4ZfViWD
哀れとしかいいようがない。不安定ではあるが確実に才能のある人だったのに。 メールして返事もらったよ。続きはフォーラムや◎でかくらしい。
729 :
名前はいらない :2005/11/09(水) 13:04:12 ID:QCRcjxQa
この娘、もう来ないのか・・・?
>>728 ◎ってなに?
730 :
名前はいらない :2005/11/09(水) 18:27:24 ID:uBPMr7OG
二重まるでオールナンバーワン 家庭教師協会だな
フォーラムで見っけてきた。 画像処理でぼけててわからなかったが美人には違いなかった。
732 :
名前はいらない :2005/11/12(土) 04:21:52 ID:H1ZqTqhB
自作自演キモス
何が自作自演なのかは知らんけど、 neriってコテはどえらい美人なのは本当。(Brog見てみ?) 空気が読めない人だったのも確かなんだがね。 詩才については、上の方の詩を読んで判断すりゃいい。
音の無き歌耳聞くはあはれなるかな 歌聞けぬ雪景色もぞいと哀し
とっとと落とせよ基地外はしつけーきめぇ
ラーメンがのびても 食える 時間がたっても別にいい ごめんね半田君 僕は君を馬鹿にしていましたよ でも君が壊したゲームソフト 許したから許してよね 未来の自分にご挨拶 恨みのこもったご挨拶 なんで許すの? なんで平気なの? 時間と眠りが心を安らぐ 時間と眠りが心を凍てつく 凍てつく氷 時間の吹雪 熱は何にもないこの神秘的な世界で 眠る姫は冬の雪に隠れて 春を待っている 僕はそろそろ春で待ってるよ 眠る姫は冬の雪を出て 春に向かっている 僕はそろそろ夏が恋しいな
737 :
名前はいらない :2005/11/23(水) 21:57:36 ID:B59YMngv
戻ってきて欲しいと願うひとも少なからずいるようですが 本当に居なくなってしまったのでしょうか。 矛先を選ばないような悪意を受けて偶然でいなくなってしまった ならとても残念でお願いだけしてみるけど無駄でしょうか。 こちら全くスレ主さんとかかわりはないのですが安心を奪われたおもいです。
「 まんげつやぶれ 」 黒衣の裾野を切り立つ声だ まわる まんげつ まんげつ 霜がねむる たべるリンゴ りょくもんがんの こえ りょくもんがんの こごえ まんげつが 落ちる まんげつが 溶ける ひとひとり たちさるはやさだ 悲しくもうれしくもないけれど モノクロームの草原 頬にチクチクと 火をはなつ まんげつ 腰を軸にしてひねるまひる 燃えているのもやっぱりまんげつ リズムに乗って泣いたまんげつ まんげつ ひとつぶ まんげつ まんげつ 向かいの旋盤工場から いっしょうけんめい手を振る 壁掛け時計のように スタッカートしたまんげつあざやか はんぶんがザラザラしているのはしょうがないとしても 突っ伏して頬を押しつけていたいのは なぜだろう?
肌と肌がふれあって はなそうとすると爛れてしまう ことばが先かこころが先か もはやまんげつだ 男はさむざむとしたそらをさししめし そろそりしり するすれよ まんげつに撃ちおとされた女 足首から電柱にまきつき もう少し ふたりでいたいから いたいから 地面にすりつけた黄燐マッチ 昔語りをして けむりも残らぬ季節を なつかしむ ――ある日 まんげつが 光りのように生まれたけれど ――それは にんげんのことばで ころされてしまったよ ――君とぼくが ぼくと枯木が 枯木とこころが やぶれたヒフみたいにばらばらなのは ――大地が まんげつのなきがらを はんぶん 引き裂いたせいさ ――ちかごろ はんぶんだけ冬の匂いがする ――風がまんげつをあける音 まんげつ まんげつ ――君の血がかたまる音だ!
740 :
? :2005/11/27(日) 12:11:56 ID:Yu2oLAn/
ありがとう。みなさん
地下道の蛍光灯 その端に透けて美しき哉白き蜘蛛の巣 ちっぽけな歪んだ哲学 それから醜ひ性がかかっている けれども 蜘蛛は手をつけない 空腹をじっと堪え凌ぐ どうやら蜘蛛は人間どもより ずいぶんと賢いようであります ええ 不味いにきまっています いっしょうけんめいに編まれたであろう 美しい形状 ささやかな罠 わたしは指で絡め取る 気まぐれに 戯れに 神がわたしにそうあるように 罪など微塵も感せられぬ そういう修羅におりますゆえ
neri(石榴)さん、その後、ご活躍されてるご様子で、良かった。。 これからもどうぞお元気で。。(でも気が向いたらまた戻ってきて)
↑変な書き方で失礼しますた。。。。
いいえ、ありがとうございいますl ガラクタな表現は棄てようと想いまして 今のあれに至ります。 ナムナム〜
無茶はするなよ。
あ、、、ありがとうございます。やさしいひとがおおいなぁ。記念にもう一作おとしていきます
幾枚もの花弁に かたくなに包まれている病める魂は 艶ある しかれど孤独なおんなのものである 薄い花弁の柔らかなる色彩 ああ それは情死にて生き残った罪を孕む 哀れなおんなの熱い慕情を 涙に溶かして それがじわりと滲みだしたものである 繊維を伝いわたりゆく悲哀は やがて開花せるおんなの 美しくあろうことを約束するもの しかれどおんなは鈍くひかる 銀色の剪定鋏に断たれるのだ 運命にまたは非情な神の御手によって 噂好きの小娘たちの談笑のテーブルに あれは天罰であったのよと 思い出したように引き出されたのは おんなが咲くはずであったさびしい季節の過ぎた 麗らかな麗らかな 花めく春の幸福の午後であった
哀しみは夜に沈殿し 海嶺の底の魚も またその唇も震える 疲弊したアスフェルトにも 街頭の灯りの下にさえも孤独はあり とぐろを巻いているのです そこにもあすこにも 蠢いているのは孤独というもので 柔い夜の皮膜を喰らい 静寂の中であなたの またわたしの芯に潜り込み 美味であるらしき精神を貪るのです (昨夜わたしがそうであったように (またいつもの如く今宵もそうであるように 哀しみは夜に沈殿し それから孵化し また餌を求めて蠢く ただ、本能のまま (街頭の電球が (淋しく点滅する、淋しく
鍵盤の上で指が踊り 優しく漂う音に 太陽の光が乱反射している 陽気にあちこちで輝きはねる音に光に こころが照らされて 密かに内包している哀しみまで 照らされそうで戸惑う 夕暮れのピアノソナタ 涙ひとしずくが 紅茶の底に沈殿する 愛すべき悲哀 そういうものが女にはあるの もはやわたしの一部と成り得たもの ねぇ 曲目を変えて トロイメライを聴きたくなったわ 何も知らないあなたの長い指が 狂おしく切ない
750 :
@ :2005/12/15(木) 12:19:59 ID:pytPsiz8
花の繊維を繰りてゆく 濁る水瓶の底 深い眠りの中で 薄く色づいた幾種類もの花に埋もれ 繊維を指に絡めとる 無音の中で 順に 順に 針穴をくぐる ほどかれた花言葉たちを 新しく織り直し 早朝の輝雲を絞ったエナメルに浸す
751 :
?A :2005/12/15(木) 12:20:31 ID:pytPsiz8
そうしてわたしの 涙と 想いと 昇る太陽の慈愛をうけて ゆっくりと目覚める輝ける花は 一遍のあたらしい詩であり また 恋文でもあり 柔らかな香りまたその手触りは 眠りより丁寧に編み込んだ 淡く そして仄かに甘い夢のもの 花弁の淵は滑らかな 硝子の如き幸福な光沢 世界にただ一輪の麗らか あなたの胸で咲きたいと 乞い願う
752 :
@ :2005/12/15(木) 12:24:23 ID:pytPsiz8
空気はしんと澄み張り渡り 幽かな夢想の息吹が ぽこり 水泡をうみ 無音という清い声で 小さく囁き 愛ある柔らかな抱擁を欲し 胎動し (静謐な夜の終わり (または (透明な生の黎明・・・ 光素(エーテル)を溶かして煌めく 羊水の水面を この静寂のなかで 破ろうとするのは
753 :
A :2005/12/15(木) 13:54:00 ID:pytPsiz8
わたしという孤独者の夢です (エナメルに焼ける雲の下に (透明な産声 枯れ蓮の沼にそっと沈める 報われぬ 夢のみそか子 わたしより生まれる夢や願い その哀れを糧に ささやかに一輪 花ひらく蓮
いいね。
755 :
名前はいらない :2005/12/22(木) 12:36:59 ID:GIU+D7D/
age
雪ですね〜^^
冷えるね。
/⌒○ ゴソゴソ (二二二) (・∀・ ,,) <メリクリ〜 (( o ; と ) (__ノ―J ○⌒\ ドゾ (二二二) . _(,, ・∀・). v / o つ田 (_し―J
759 :
? :2005/12/27(火) 04:06:14 ID:I+oKv1wl
深夜の融解と発光する恋慕 山下 石榴 ついにはもう 結晶化した恋慕や 狂えるほどの悲しみが わたくしの皮膚のうちで 天青石の如く 繊維状または柱状に形を成す 硝子のように涙を滑らせ 夜にはもう仄かに発光する始末 それを見て梟も啼く (ほう、ほう、ほう、 わたくしは
網膜を覆う白い膜に 未だ守られている次第ではありますが なにやらの水底よりゆっくりと頭を出し 静かに呼吸をするときに またほんのりと発光する 恋の 光柔らかきに君想いて 融解するあらゆる悲哀も 君在りし日の恋の火によりて 深紅にぼうぼうと燃ゆる 燃え燃ゆりて あとはもう掌に乳白の小球 (ほう、ほう、ほう (ほう、ほう、ほう、ほう
冷える冬ですね。 >758 ありがとう^^
ビオロンの愁いある調べ 嘆き啼く鳥籠のなか 色艶やかなかなしき小鳥とともに それから銀の小笛も 透明な調べに混じりおうて (涙流れゆいて美しき玻璃となりて (また (涙流れゆいて艶やかな真珠となりて 哀しく虚ろなるも円き調べに まい瑰の棘も落ち伏せ 花も哀れなることよと 紫紅の八重咲かせ慈しみ唄う たれの為の歌でもなしに ただそれぞれの悲哀混じりおうて そこに慈悲の絡みおうて ただ幽かに編み上がらんとする幻曲 透き通る柔い悲愴 (涙流れゆいて美しき玻璃となりて (また (涙流れゆいて艶やかな真珠となりて・・・
死によりて 恋終へしか 滲み霞み消へゆきし 彼の男の後姿(うしろで)も 草木も眠る丑三つに 燐光纏いて遂にや逝きしか 幽玄たる船 ここで三途の舟渡し 幾千も幾万も 血より鮮やか曼珠沙華 咲きたるを、艶咲きたるを 千切りては食み、食みては千切り 女がひとり気ぃ違た さやうなら さやうなら 掌、朱に染まりけり さやうなら さやうなら 涙も朱にそまりけり 現世の夢ほの朱く震ふ 女がひとり気ぃ違た
あかんあかん あかんねやわ もう、うちも 子供やあらへんねんやから 朝から綺麗を繕って 凛としてなあかんねや 死んだ男のことなんぞ いくら想うて焦がれても あん人はうちにもう 触れてくれやせんのやから 一夜ごとにあん人摘んで 高瀬の川に流したらええ 罪人流す小舟とともに 二度と帰って来やせんわ うちの着物の花ぜんぶ 流しきった時にはもう あん人のこととなんぞ 微塵も想わんようになるわ 最後の一輪流したら それで終わりやあん人への恋 女やったらしっかりしい 嘆き悲しむ暇ないで 綺麗に花咲けるんは 今や今 今のみや ほな さいなら お仕舞いの花 あん人の側でうちの代わりに 綺麗きれいに咲いたげてぇなぁ
愁いある魂もいまや熱する 胸掻きむしり 求むるはもはや白きくちづけ 青白い月の射したる窓辺にて 欲する 嗚呼 欲する わたくしの心臓から滲む 魂の熱き涙も つと滑りて悲しきと すべてアルコホォルに沈殿し 透明なる瓶の底で 揺れ揺れいるままに その静寂の あまりに清きことよ 月あかり纏うた魚の 尾 そのたゆたい 幸福に震える鱗もみな 凍りつかんばかりの 悲しくも冷たき幻想 そのもはや白きくちづけ
色々な色の悲しみ 乳白から赤や青 黄色のきらめく鮮やかな遊色に 指先から交じりあうわたくしの肌を 垂れしたたり落つ もぎとられた果実の悲しみ その酸によりて 導かれる舌は 曲線を滑り やがて乳房のうえで 蒸発して 孤独の真理に変質し わたくしの わたくしの胸で 赤子のように結晶化する 悲しき生と性の理は 爽やかな果実のかぐわしい香りのなかで 透明から 色々の色を帯びる わたくしはただそれを 柔らかく抱き あとはもう真珠光沢の頬を 涙で濡らしてゆくばかりです
幸せになってね。
ありがとう^^
『花遊び』 帯を解く衣擦の音が 冷たすぎるわたくしという女の 足下に降り 裸体から滑り落ちた 絹の着物に染め抜かれし 艶やかな花をしゃがみてぞ摘む ひとぉつふたつと数かぞへ 湯船に浮かべる山茶花の 艶ある赤よ赤よ赤 現の夢から幽玄へ 船は遠くになりにける 丑三つの底深き静寂に 水滴の響きいくつもありて 零れたる薄ら笑いもくつくつと ありて 嗚呼 狂える悲哀に揺らめきし黒髪 花を浮かべて独り遊びの 妖しき香に酔う夜や
あけましておめでとう。
おめでとう。
あ、あけましておめでとうございます。 ご挨拶が遅れて申し訳ないです。 素敵な一年になると良いですね。 わたしもあんまり鬱屈しないように前向きになりたく思います。 今年もよろしくお願いいたします。
『天上の歌』 冬の夕刻と言えばもはや暗く 重いばかりの灰空が垂れ込め 透明な尊き糧は玻璃のようで 砕くことも溶かすことも 飲み込むことも ままならなかった為に わたしは 美しいばかりの結晶が転がるなかで 悲しく悶えて 歌うのももうそこで止めてしまった あんなに熱く力強かった 指先まで走る血脈も 静かに流れをとめ 後はもう 何億もの細胞がそれぞれに 悲鳴を上げて壊れていった それらの悲鳴は 開き始めた瞳孔のなかで 一曲の讃美歌に編み上げられ わたしの罪や悲哀を優しく除き 全ての理から わたしを掬い上げ あとはもう 生まれたばかりであるようなわたしを 虚空へ導き わたしは全てのなかで 全ての一として もはや懐かしさも憶えるいつもの歌を ささやかに歌うばかりです
774 :
1 :2006/01/10(火) 04:24:02 ID:iV91n6ea
『演奏』 積雲を貫いて 零度の成層圏をぬけてゆく 魂は宇宙に屹立し 無音のままに演奏を始める 鍵盤で躍る青白い指は細く 音色は闇に心に溶け込む それはどこか幼い頃に聴いた 清らかな子守唄の平穏で 満点の星々も微睡む 天の川のほとりに打ち上げられた 古代魚の鱗は極彩色で 口に含むと雪のように溶けて 舌に切ない甘さを残し 形状を失ってゆく
775 :
2 :2006/01/10(火) 04:24:46 ID:iV91n6ea
抽象された宇宙は カオスの気まぐれな指先に 更に歪められ 新しい秩序と流れを生み出し 天体観測者達を歓喜させる (悲しくも彼らの喝采だけが聞こえて・・・) 闇を泳ぐ古代魚の群れのなかで わたしは膝を抱えて惑星を眺めている 新たな流れを得た天の川の水を掬い 星の欠片ごと飲み込んで喉を潤す その日からわたしの身体は演奏の度に 優しく清い点滅を始めて 蛍になったかのような心地です
776 :
名前はいらない :2006/01/10(火) 05:08:22 ID:iV91n6ea
『グラウコーマの鳥』 回遊せる魚影ゆらゆら見つむる眼も ステロイドをして間もなくは盲ひる 青緑色の哀れな瞳孔開きて 今まさに嘆きこそ清きと 花手折るごと摘みあげては ゆつくりと沈殿せる 嗚呼、美しき嘆き (窓の外は濃霧 (檸檬の如き月も朧に滲みて雲の淵より滴らん 回遊せる魚影ゆらゆら銀の尾たゆたふも 薄ら闇、暗くなりける眼のなかで 重く哀しき目蓋閉じ伏せ 今まさに嘆きこそ清きと 絡まりたほつれ解きては ゆっくりと編み上げる 嗚呼、麗しき嘆き (窓の外は濃霧 (風の音愁い漂ふに震え花の涙も零れ落ちん グラウコーマの鳥が糧を求め嘆きてぞ謳う その旋律 ピアノの音とともに冷たき水面を滑る
無 の- 音 色 - ますます磨かれて .....いまも最中なのでしょう お蔭様で いい心地になりました ありがとうございます あなたの玻瑠と瑠璃の輝きに屡 くらり としてしおります
ハッピーバースデイ
>>777 スリーセブンですね。おめでとうございます。そしてありがとうございます。
こっそりながら修行中です^^
>>778 ありがとうございます。親しい方かな?
本当にありがとうございます。
780 :
名前はいらない :2006/01/11(水) 16:58:23 ID:4Q2tc16L
人体模型残骸排気粘着青姦 天然串刺少女油殺地獄焼鳥 白粉幻覚興奮涅槃神楽点滅 発狂信号毛皮焼却赤鬼先生 蛋白染色遺伝記号含有粘液 蛔虫補食単体連鎖寄生墓地 苔曼陀羅虱曼陀羅鮒曼陀羅 雌犬伝染進化合体白膿魔人 密航生爪乞食湾曲関節攻撃 内臓偏食機能内蔵変色帰納 清貧侘寂桃色贅沢糞尿競争 滋養強壮天地無用円満夫婦
陽炎が揺らめいている 桟橋の上 足下を泳ぐ魚の背は光を浴び 美しいほどの煌めき 存在と無の合間で 生と死の狭間で 光を含み垂れ落つ涙が 水面につくる波紋は 波紋は・・・ (紛れも無い証 (紛れも無い証 (紛れも無い証 (例え消えてしまったとしても (この眼が憶えている 大きな魚が煌めきながら 水面に広がる 透き通る波紋を破って 光のもとで見事に翻った
開くことのなかった 恋の蕾を握り締めながら たれか男の人に身を委ねることは 恥ずかしいことですか 握り締めた手のひらに 枯れぬままいる蕾よ蕾 お前とわたしの愛した人は もはやもうおらぬというのに 花やかな春の月夜にも ただ頑なに 開くことのない蕾よ蕾 お前が枯れぬのは わたしとお前がまだあの人を 真に愛しているからでしょう 世にも切ない恋慕を抱いて 抱かれるおんなの哀しさを 愛したあなたは知りもせず それでも蕾は膨らみて・・・ やがてそちらに行くころに 見事に咲かせて見せましょう わたしが恋慕うのはあなた 艶に咲きたる花で髪結い あなたのもとに参ります
蔦が生い茂り・・・ 生い茂り・・・ 石畳には 翠銅鉱の如き美しき苔衣 森の奥にある静謐なアーチ 今はもうたれも訪れなくなり けれども 孤独を病むわたしは 時折こうして訪れているのです 風、風がざわめき 小鳥が一羽つつつと啼く お前にもこの光景は きっと悲しく映るでしょう あんなに晴れ晴れと 眩しいばかりであった森で 愛を交えた恋人もいまはもう亡い
蔦 蔦が生い茂り・・・ 生い茂り・・・ 石畳には オリーブ銅鉱の如き美しき苔衣 森は常に開かれているが もうたれ一人 戻るものはいない 嗚呼 孤独に病んだわたしのほかには もはや青白い霊魂が 淋しく哀しく彷徨うだけです
ぷかりと宙に浮かんでいる 空色のミュールはもう白昼の日差しのなかに脱ぎ捨てた 光の色彩をほどいて複雑に編み合わせてゆく 願掛けをするような純粋性はもう気化してしまったけれど 快晴の部屋にジャスミンの香りの風が吹き込み ティーカップに浮かべた今日という日のわたしの祈りを 幸福の午後が飲み干してゆく 恍惚を浮かべた表情で静かに飲み込まれてゆく祈りは甘く ルミネセンスの燐光に包まれて 光りながら回遊する一匹の巨大魚に愛ある手を伸ばす 快晴に金平糖を散りばめて 星と間違えてぱくりと飲み込んだ大魚はその甘さに涙を流し 積雲を滑るように泳いでゆく大魚は わたしが戯れに編んだ光の色彩を纏い何処までも高く泳いでゆく 快晴の部屋で浮遊し続けるわたしの甘い恋慕を祈りを その大きな体内に内包しながら わたしはというと あとにはもう夕刻を迎え入れようとする部屋で ゆらゆらと浮かびながら微睡み続けるばかりでした
深い空が広がる あたしの上で それはどこまでもどこまでも深くて 底なんて多分無い 落ちていく鳥達は それでもまだ浅瀬で泳ぎ ジェット機もまだまだ この青の底には届かない深さを滑っていく 上空落下していったあなたは 白い軌跡をのこして 彼が残したあぶくが 雪になってあたしの足下に積るだけ それから涙 あたしの涙が積るだけ 遠くにいってしまったんだね 天の底辺に一体何があるっていうの 深い空が広がる あたしの上に 割れた鏡に映る空にも 底は映らないまま
787 :
名前はいらない :2006/02/01(水) 10:49:23 ID:mWmz91NZ
保守
眩しすぎる太陽はあらゆるの色彩を梳り 世界を全体洗い流してゆく わたくしの手首に刻み込まれた咎ももはや白に融け するりと滑り落ちるとあとはもう絹糸の如く美しく輝くばかり (すべて影という影は) (白い画布に焼き写り息をひそめ) 万物の淵から光が零れ、また溢れ 夢のようなぬくもりに委ねるままに境界も臨界も失われてゆく しなやかで滑らかであった曲線もすべてぼやけ 滲み出し混じりあいうつろう (すべて輪郭という輪郭は) (白のなかに喪失し) やがて音さへも光に飲まれ無音がおとずれ 空白のなかに透明に佇むわたしの瞳からやはり透明の涙が 音もなく絹糸をつたい滑りゆき白に消える 漂白された世界には 暮れようとする太陽の孤独だけが空白の中にぽつりと残され 月も星もない夜がそっと それを抱擁する
「詩人の孵化」 夜は震えるゼラチンの塊 その底で 精緻な硝子細工で拵えたサナギの中 小さく足を折り膝を抱え 飽きるほど詩文を書き散らしている 極彩色の植物の花弁や蔓や葉脈の全てに また極めて精細である菌糸の細胞列にまでにも 詩を、詩文を、書きつける 足下に沈殿する言葉という言葉は 今宵初めて垂れ落つ経血と混じり合い反応を始め 極めて純粋で輝度の高いフレーズになる 皹割れる背には 渡り鳥、渡り鳥、渡り鳥、 を 思わせる いまだ濡れているような白き羽根 やぶれた皮膚と壊死した罪悪は 静かに剥がれ落ちわたくしは新しく生まれ 暗い空を回遊する黒い魚群と白い月を見る 唇 を 震わせる現象に 広げた羽根の鱗粉の仄ひかり
「浴室にて」 掌の裂け目から 脈打ち夜にしたたるものは 紛うことなく孤独であり わたくしの病める魂に 永久(とわ)に交じりて濁りゆく 糸のゆらゆらほどける如くに 湯船のなかに溶けゆくさまを じっと見つめる眼(まなこ)には かなしき目蓋がそっと下り 睫毛に滲む熱き涙の もはや垂れ落つるばかりなり さみしき裸体を巡りわたる 悲哀もしっとり蒸気を纏い 白き湯気に交じりては 曇り硝子の水滴となり 是もまた音もなく ただただ垂れ落つるばかりなり
「朧なる春の戯れ」 わたくしは世界の眼窩に潜み さびしく透明な霊魂のように なにの眼にも映らず永遠孤独に踞っている 午前一時になってやっと 静まり返った夜道に素足で降り立つと つめたくさびしいばかりの道に まだ熱を持つ爪先が燐光を落としてゆく その幽かな光に集まる小さき翅虫との戯れの時は わたくしにとって非常の贅沢であり 妖し美しい翅を持つささやかな生命との戯れに 狂おしいほどの喜びを感ずる 様々なる色の翅を持つちいさきものの 指先に絡まるように舞う様子の 愛らしいことよ 嗚呼 わたくしの深き孤独を おまえたちの美しいばかりの鱗粉で埋めておくれ 先天性孤独者の 朧朧たる春の夜の夢
[光源] 太陽とともに 静寂の底に沈殿せる 白昼の 光 みな掬いて 眩しきを纏うた願い または望み は 漆黒の夜にぽかり浮かんでいる 月を照らす 唯一つの光源となりて 星も照らす 赤子の鼓動のようなリズムで 交流し点滅せる 生のごとき 光 その崇高なるを 母性がつるりと飲み込んで 以来 わたくしの子宮は 眩いばかりに発光する 光孕む腹の 滑らかな曲線のうえに 今宵は寡黙な新月が昇ってゆく
793 :
名前はいらない :2006/02/09(木) 07:43:05 ID:qBvAkQYI
[白き笑み] 麗らかなる白昼に また 照りつける光に 輪郭さへ溶け出さんとする 光孕みよじる魚の その透明なる病める髄骨に 染み付いた慟哭も 程よく耳に心地よき哉 愛した男の髄骨を 箸で拾う うなじの後れ毛 魚影なき水面に 溶けいるはひと雫 放射状の愛 細波に揺れ揺れて揺れいて 広がり・・・
794 :
つづき :2006/02/09(木) 07:44:15 ID:qBvAkQYI
桟橋の上で舐めている 口に含み ころりころりと 愛した男の髄骨は 落雁のようでもありまして 麗らかなる 麗らかなる白昼に 唇から垂れ落つは もはや白き 白き笑みのみ
いいね
796 :
? :2006/02/13(月) 10:09:33 ID:rC8t415I
「静なる水面」 水草の 明緑の繊維にゆき渡る 果てなく澄みわたる尊きの たおやかにたおやかに凪ぐさまに 陽のひかりの降りそそぎ 眩しくちらちら煌めける ちいさく揺れいる水面の裏に 映り込みたるさみしき裸体を 清々たるに委ねるままに 永久(とわ)に漂う病める魂 白き腕に藻の絡まりて その和(のど)むる緑の慈愛に泣き 溶けゆく涙の熱き哉 春の水面に花びらの 浮かび揺れいて夢のごときに 目蓋静かに落とし瞑りて オフィーリアの死の 掠める脳裏
「輝ける朝の風景」 わたくしが 一ヶ月分の薬を抱きしめ診療所を出ると 静かに流れゆく巻雲の上空に 愛日は柔らかに微笑んでおり 慈悲深き光を わたくしなぞにも降らせている いつもはあんなに黒くあるアスファルトも まるで始めからそうであつたかのように 白く輝き 街全体が光に滲み この暗い眼(まなこ)にも 全てが眩しく映る朝です 開ききつた山茶花は 足下に沢山の花弁を落とし その美しく艶やかな絨毯のうえで 日光浴をしている 透明な赤銅鉱のように固い蕾も あと数日もすれば可憐に花開くでしょう わたくしは 散り落ちんとしている花弁を一枚食み 今日という日の風景と 一体になつた いつもは暗く哀しくある眼(まなこ)が きらきらと潤むのは その為です 今日という日は光を纏いまことに美しく このような朝だけは本当にもう 薬など要らぬのです
埋めようと思います。
埋め
うめ
うめ
うめ
梅がもうほころぶ時期ですね。
勿体無いねぇ。 好きだったのに。
ありがとうございます。 いつかどこかでまた。
でもこれはあと195もあるのですね、、、諦めようかな
梅は止して 松か竹 できれば特上でお願いします
松か竹なる作品ですか。特上ですか。 いつもそのような作品を書けるよう心にとどめておきます。 松、竹。松茸。確かに特上ですね。
ゆっくり、あせらずにね。
「無音独奏 第2楽章」 この終わりのないリハーサルが いつ第2楽章に達したのか 演奏する私にさえ判然としなかった この無限に拡散する大広間で 私は何時間繰り返していたのか 私は何日間繰り返しているのか 私は何年間繰り返し続けるのか いつ第2楽章に達したのか そもそも序章は存在したのか これはいつの為のリハーサルなのか 音の響かない大広間で めくる事の許されないスコアには 【無音独奏 第2楽章】 とだけ記されている
811 :
名前はいらない :2006/05/24(水) 23:34:42 ID:eLay8yvc
青の羊さんありがとうございます。 その後、現代詩フォーラムで山下石榴名義で詩を書きましたが 精神の病に打ち勝つことが出来ず いまは詩を書かなくなってひさしいです 今は青の羊さんが書いて下さった詩の中にいるようです。 拡散する大広間にひとり無音のなかでうずくまっています。 このまま沈んで構わないけれど 誰か 誰かと対話をしたいのであげます。
812 :
名前はいらない :2006/05/24(水) 23:38:47 ID:eLay8yvc
やっぱりだめ… あげてごめんなさい。 すみませんでした
おかえり。
ただいま。。
>>811 名前はいらないさん
ネットの環境そのものが拡散を促すというか、
何かが結実するのを拒む性質があるのではと考えていました。僕には逆にそれが癒しでもありますが…
僕も急にコミュニケーションとりたくなる時ありますですよ(笑)
816 :
Mana魔名 :2006/06/25(日) 15:29:11 ID:aKVUzmgO
無色の街を壊し尽くして、傷だらけの体を庇って逃げ惑う 音も無く光も無く、ただ頭の中でサイレンの耳鳴が残響する 独り膝を抱えて身を震わせる 全てを拒む姿勢で詩の中を漂い 奏でられる竪琴にだけ癒される 叶うならば永遠に眠り続けたい
817 :
名前はいらない :2006/08/17(木) 15:20:44 ID:qztT8g8h
丸尼ら川
818 :
しん :2006/09/12(火) 02:30:01 ID:P4iUxWOE
プールあとの息のつまり あたためてくれる洋服 光沢を放つピアノ 開けた窓 眠り 夜 鈴虫 深呼吸 熟れた果実 想う 風 手をかざす 気持ちよいあたたかさ 濃い影 深海 ほこりの匂い ひとり 漂う 瞼の残像 ドア 秋
819 :
名前はいらない :2006/09/23(土) 17:45:52 ID:Dter5M/t
820 :
名前はいらない :2006/10/25(水) 12:35:32 ID:Rime/4u9
誰かこの人の前略プロフィール持ってない? 確か雑談で晒してた樹がするんだよなぁ
821 :
名前はいらない :2006/10/25(水) 13:54:20 ID:Ee1MWAPC
この人って誰?答えようがない
822 :
名前はいらない :2006/10/25(水) 16:08:55 ID:7U1h114U
しんか?アンケートスレに書いてなかったっけ?
女コテだったひとだろ
824 :
名前はいらない :2006/11/04(土) 17:03:41 ID:YrelwxJM
そうかな?オレにはそうはおもえない
825 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/04(土) 18:54:58 ID:ktiitwsd
>>820 僕のプロフィールが何で欲しいの?
僕の性別で盛り上がってるみたいだねー
むなしくなのか
827 :
名前はいらない :2006/11/05(日) 21:47:16 ID:V609THGV
何でっつーか、気になるんだよ
いまどうしてんだろ
>>828 僕に言ってることか分からないけど、もしそうだとしたら君はは勘違いをしているよ
僕は男だ
830 :
名前はいらない :2006/11/10(金) 22:57:44 ID:t1ArxzkX
>>830 つか今ここに居るよ
うん?ついに僕にもファンがついたのかな(・∀・)
んー??まさか僕の友人がこっそり書き込んでるとか?
832 :
名前はいらない :2006/11/11(土) 08:26:48 ID:j33pdp7/
neriならいまも詩かいてるぞ>820と827と828 でもあの娘このスレうめてほしかったみたいだから、しん、まあがんばれや
「どさえもん」 透き通って流れている むしゃ むしゃ むしゃ 光るあわふいて かしゃかしゃ私を食べている ああ 冷たい
>>832 ぼ 僕じゃなかったのか( ̄◇ ̄;)
あああ〜勘違い〜
うーん…まぁ、いいや
埋めていいのなら僕の常駐スレにしてまうよー
「AM3時の葛藤」 古い映写機のパントマイム 深い底に沈んだホテルで脳漿に満たされたウィルスを まるでバイキングの威嚇太鼓で治める
「善悪」 コーヒーにミルクを入れて混ぜない 何かのヒントだったり 嫌な記憶だったり 四次元だったりする でもどれも違う あれは人間的だ
837 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/13(月) 03:42:31 ID:DxeVB1/h
「ハードロック」 濁点の目眩 根底の土を掘り返して墓暴き 霧に立ち上る
「クズ山」 写真をめくり記憶を日めくり 思い入れにはクズの呪呪繋ぎ 踏みつぶされ笑い飛ばす今日
839 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/13(月) 04:09:45 ID:DxeVB1/h
「幸」 冬に抱かれ白く吐く シャリシャリなるビニール袋 カチャカチャ酒瓶 星が流れ鼻を刺す コタツに馳せる そんな温かい夜
しん◆SHIN46tkbsさん はじめまして 突然ですが常駐は このスレじゃなきゃいけませんか? 確かにスレ主は一時-埋めようかな-と言いましたが途中で気が変わりました。 >806以降 まずは >1- ROMってみて下さい。 言葉の紡ぎに掴まってスクロールが停ってしまうかもしれません。 少なくとも耽美な世界を感じる事はできると思います。(それが好みで有る無しに拘らず) 更新を楽しみにしているROM者も 少なからず。また気軽に好きな時に >814 って立ち寄れる場所は残しておいて欲しい、スレ落ちは残念でならない。という誠に勝手なファン心理の押し付けですが、ご検討下さいますようお願い申し上げます。 不躾な物言いと長文お許し下さい。
841 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 07:39:39 ID:yRNAT/d/
不躾すぎる 誰が書いたっていい スレ落ちがやなら2chやるな ブログで書け
>>840 わかったよ
んじゃ、保存しよ(・∀・)
汚してごめんね
843 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 15:01:31 ID:81oqjsEp
>>842 なんで?
スレは誰のものでもないし。
何が耽美なのか知らないが>840は勝手にも程がある。
しんさんの詩をこれから楽しみにしていたのに。残念です。
844 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 16:29:26 ID:l9GLsFPw
そういうときは埋め立ててしまいましょう
845 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 16:56:36 ID:l9GLsFPw
言葉の紡ぎに掴まってスクロールが停ってしまうかもしれません。
846 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 16:58:24 ID:l9GLsFPw
少なくとも耽美な世界を感じる事はできると思います。
847 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 17:27:12 ID:l9GLsFPw
不躾すぎる
848 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 17:29:33 ID:l9GLsFPw
しんさんの詩をこれから楽しみにしていたのに。
849 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 17:33:16 ID:l9GLsFPw
誰が書いたっていい
850 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 17:34:04 ID:l9GLsFPw
スレは誰のものでもないし。
保存しとけばいいよ スレはたくさんある
852 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 18:32:39 ID:l9GLsFPw
わかったよ
853 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 18:33:32 ID:l9GLsFPw
スレはたくさんある
854 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 18:34:30 ID:l9GLsFPw
あ
855 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 18:35:04 ID:l9GLsFPw
な
856 :
名前はいらない :2006/11/13(月) 18:35:48 ID:l9GLsFPw
た
857 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 09:10:44 ID:MTMwWWFq
け
858 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 09:11:53 ID:MTMwWWFq
の
859 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 09:12:32 ID:MTMwWWFq
の
860 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 09:13:15 ID:MTMwWWFq
ぬ
861 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 09:13:58 ID:MTMwWWFq
す
862 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 13:09:59 ID:WkmxgP7l
863 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:12:59 ID:s+FUXzo+
梅
864 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:14:13 ID:s+FUXzo+
産め
865 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:15:35 ID:s+FUXzo+
運命
866 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:16:43 ID:bdd1roRI
膿め
867 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:17:30 ID:s+FUXzo+
うめえ
868 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:19:02 ID:s+FUXzo+
松
869 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:19:15 ID:bdd1roRI
踏め
870 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:20:13 ID:bdd1roRI
揉め
871 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:22:04 ID:bdd1roRI
薄目
872 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:39:50 ID:XfX2qyJt
久米
873 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:40:37 ID:XfX2qyJt
きめえ
874 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:41:27 ID:XfX2qyJt
舐め
875 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:42:21 ID:XfX2qyJt
待つ
876 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 18:43:25 ID:XfX2qyJt
末
877 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 19:02:27 ID:XfX2qyJt
飴
878 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 19:03:43 ID:XfX2qyJt
亀
879 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 19:08:00 ID:XfX2qyJt
飲め
880 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 19:09:05 ID:XfX2qyJt
鮫
881 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 19:11:29 ID:XfX2qyJt
ラメ
882 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 21:40:51 ID:DQ72MQrG
882
883 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 21:41:49 ID:DQ72MQrG
883
884 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 21:50:03 ID:DQ72MQrG
884
885 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 21:54:05 ID:DQ72MQrG
885
886 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 21:58:13 ID:DQ72MQrG
886
887 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:10:30 ID:DQ72MQrG
887
888 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:11:27 ID:DQ72MQrG
888
889 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:13:15 ID:DQ72MQrG
889
890 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:14:47 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
891 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:22:41 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
892 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:28:26 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
893 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:33:49 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
894 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:40:15 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
895 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 22:41:12 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
896 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:01:50 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
897 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:03:22 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
898 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:14:21 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
899 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:15:14 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
900 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:16:10 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
901 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:38:35 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
902 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:39:18 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
903 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:39:57 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
904 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:41:02 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
905 :
名前はいらない :2006/11/15(水) 23:41:43 ID:DQ72MQrG
無 音 独 奏
906 :
sage :2006/11/15(水) 23:55:25 ID:tKrgnE8+
ねぇ… なにがそこまで君をさせるの? かなしいよ 止めることなど出来ないだろうが 口をつくよ かなしいね。 君も私も
907 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:13:35 ID:0g7MrzHa
悲しいよ
908 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:14:26 ID:0g7MrzHa
悲しいね
909 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:15:07 ID:0g7MrzHa
悲しいよ
910 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:16:48 ID:0g7MrzHa
悲しいね
911 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:56:45 ID:0g7MrzHa
悲しすぎるよ
912 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:57:35 ID:0g7MrzHa
悲しすぎるね
913 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 07:59:10 ID:0g7MrzHa
悲しすぎるよ
914 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 08:00:11 ID:0g7MrzHa
悲しすぎるね
915 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 08:02:42 ID:0g7MrzHa
千里子
916 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 17:47:06 ID:oT/NBnKj
917 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 19:40:17 ID:L5FT0fIR
サリドン2錠
918 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 19:42:09 ID:L5FT0fIR
わたし病気なんです
919 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 19:46:50 ID:L5FT0fIR
10年以上も昔からずっと
920 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 19:49:31 ID:L5FT0fIR
鼈甲色のお布団
921 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 19:57:35 ID:L5FT0fIR
雨さんは同性に嫌われるタイプと思います
922 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:05:41 ID:L5FT0fIR
私は貴方を嫌っています。貴方は私を愛しています。
923 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:11:18 ID:L5FT0fIR
カスとか言わないで
924 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:15:03 ID:L5FT0fIR
埋めてくださいわたしの心がふさがるまで
925 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:18:49 ID:L5FT0fIR
サリドン3錠目
926 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:23:39 ID:L5FT0fIR
ネギマ好きなあの人にもひとつふたつ
927 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:25:53 ID:L5FT0fIR
気安く呼びかけないで
929 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:40:07 ID:L5FT0fIR
すべて病気のせい
930 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:43:16 ID:L5FT0fIR
あなたのことはとてもよく知ってる あなたがわたしのことをよく知ってるみたいに
931 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:47:12 ID:L5FT0fIR
誰でもいいから抱いてほしい できればわたしの知らない人に抱かれたい
答えになってない とりあえず連投やめてくれないかな?
933 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:50:03 ID:L5FT0fIR
サリドン4錠目
934 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:52:20 ID:L5FT0fIR
千里子さんはお元気?字は変えたけどわかるでしょう?
千里子って誰?僕はしんだよ しんしんさんじゃない 疑ってる人いるかもだけど
936 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 20:57:02 ID:L5FT0fIR
傷跡がふくらんでる
ここはどうして有り得ない勢いで埋めようとしてるの?
938 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:00:12 ID:L5FT0fIR
だってあなた女でしょう?僕はなんて言ってほしくない。
939 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:02:38 ID:L5FT0fIR
悲しい想いでを薬といっしょに土に埋めて
940 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:05:38 ID:L5FT0fIR
しんさんとは同じ病院にいました ふたりで病室で詩を見せ合って泣いたり笑ったり
僕に返事かすらも分からないけど答える 僕は正真正銘男だ 誰と間違えているんだい? とりあえず連投やめよう?その理由を他スレで聞かせて 雑談スレにきて
942 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:08:58 ID:L5FT0fIR
気の毒なのは千里子だけだと思います わたしたちは幸せなのかもしれないよ
943 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:11:06 ID:L5FT0fIR
じゃ青×さんですか?
944 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:13:54 ID:L5FT0fIR
ここは私が書いていた場所ですから
945 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:18:17 ID:L5FT0fIR
10年以上も前から苦しんでいるのに わたしも千里子も>1もあの男の人たちも
946 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:20:58 ID:L5FT0fIR
雨さんは自分の痛みしか見えてない
947 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/16(木) 21:23:14 ID:/sumsr/X
待ってるから早くこいよー
948 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:40:39 ID:L5FT0fIR
ここはわたしの居場所です 病室とakiのサイトとここだけ
949 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:42:28 ID:L5FT0fIR
でも今はここを見るのがつらい 人は入れ代ったけど病室のほうがましですね
950 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:45:14 ID:L5FT0fIR
つらいから消してしまいたい 想いでなんてわたしのような人には重荷になるだけ
951 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:47:30 ID:L5FT0fIR
akiもずうと更新してない みんないなくなるのはなれているけど
952 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:53:24 ID:L5FT0fIR
雨さんがここに来てからみんなおかしくなった 恨んでもしかたがないけど病気と戦っていた人は去っていったよね
すげ^^ 何やってんだよ。 書いてることも意味不明だし。
954 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 21:58:14 ID:L5FT0fIR
千里子にごめんなさいと言いたい 見ることはできない場所だけど
955 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:03:43 ID:L5FT0fIR
意味は何人かの人がわかればそれでいい わたしだって意味のために自分を傷つけたのじゃない だからほんとうはわからなくてもいい わたしが逃げてないことだけ自分で言いたいだけ
誰でもオマエみたいな身勝手でウザイ奴に付き合わされるの嫌だから 適当な理由作って去って逝くんでしょ。
957 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:10:07 ID:L5FT0fIR
そういう人もいればそうでない親友もいます 千里子はわたしのせいじゃないし遊びだけでつきあった男が悪い
958 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:14:37 ID:L5FT0fIR
詩は今は書きたくない もともとたくさん作れるタイプじゃないし わたしの仲間もみんなそうだったよね 病気でたくさん書いてる人は仮病なんだよ
959 :
しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/16(木) 22:14:55 ID:/sumsr/X
もういいや君
960 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:23:29 ID:L5FT0fIR
わたしは今は遊ばれるのは平気 最初から遊びとわかってるなら 深いおつきあいはしたくないしできない
961 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:29:10 ID:L5FT0fIR
レキソニン5錠目
雨に何の関係が有るのだ?
963 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:31:25 ID:L5FT0fIR
家に戻る気ないのはあなたも同じでしょう?
964 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:34:43 ID:L5FT0fIR
sexが好きなわけではないけど抱かれると少しだけ安心する
965 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:36:51 ID:L5FT0fIR
sexが好きなのに抱かれたあとで男のせいにするのが雨さんなんです。 本人に聞いたらいかがかしら?
966 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:40:12 ID:L5FT0fIR
全部を親のせいにして相談に乗ったわたしがばかでした 親だけじゃないくて全部ほかの人のせいにするから
967 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:43:32 ID:L5FT0fIR
ここに来る前にいた掲示板覚えてますよね? 忘れたなんて言わせない
968 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:49:03 ID:L5FT0fIR
今までのメールとか全部書いてもいいのですか? 捕まったってわたしはどうせ無罪ですからね!
言ってる意味が分からん 妄想か?
970 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:54:02 ID:L5FT0fIR
aoiさんあとは埋めてください 自分勝手な人はあなたも嫌いでしたよね だから通じると思ってます
971 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 22:59:59 ID:L5FT0fIR
千里子にもし会ったら伝えてください 原爆の親を親とも思わない鬼にいつか死んでいった仲間のカタキをとります
972 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:22:29 ID:L5FT0fIR
無音独奏 読まれない手紙 音のない場所で 音のしないあなただけの曲 あなたにしか聞こえないあの曲 あなたが奏でる曲の調べを わたしはあなたから耳を奪った 裏切り者を探しながら 心で感じて 心で聞いて 深い眠りにつきましょう 千里子へ
973 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:49:28 ID:m9DAbnwR
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/ //三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∪ ∪ ( ) ( ) ( ) ) ,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
974 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:52:29 ID:m9DAbnwR
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/ //三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∪ ∪ ( ) ( ) ( ) ) ,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
975 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:53:27 ID:m9DAbnwR
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/ //三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∪ ∪ ( ) ( ) ( ) ) ,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
976 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:54:54 ID:m9DAbnwR
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/ //三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∪ ∪ ( ) ( ) ( ) ) ,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
977 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:56:29 ID:m9DAbnwR
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,, /三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,, /三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,, ,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/ //三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∪ ∪ ( ) ( ) ( ) ) ,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
978 :
名前はいらない :2006/11/16(木) 23:58:32 ID:h/bepFyJ
無関係な雨を中傷して終わりか
979 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 00:01:52 ID:b7egQvY2
雨がこのスレの関係者だったことは間違いないみたいだけどね。 このスレの前半あたりで交流がある。
980 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 00:17:20 ID:TQ1bL6xq
女でメンヘラこれ最強
981 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 00:29:55 ID:TQ1bL6xq
ついでに雨ヲタ団子きんもー!!!!
982 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 01:26:49 ID:885CzqOy
俺様の素晴らしい作品に一点も入れなかった評者どもは呪われればいいんだ。
983 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 01:54:29 ID:885CzqOy
でも、発狂するほど辛い事があったんだなと思うと楽しくなってきた。
984 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 01:55:57 ID:885CzqOy
おまえの葛藤のことなんか知るか。とりあえず半端にコテ出してもうざい。
985 :
名前はいらない :2006/11/17(金) 01:57:55 ID:885CzqOy
薬なしじゃぁ、一生入院しかないと思うんだ。目を開けたまま寝れるざまだ。
986 :
名前はいらない :
2006/11/17(金) 02:01:06 ID:885CzqOy 屁。