1 :
セリナ・モナ:
心の言葉が溢れ出し 魂が指に宿る・・・・
打つべき文字は 心にしまわれ・・・ 美しき文字だけが 語られる・・・・
この指に 何をたくし 何を思うのか 心が決める 心が語る・・・
すべては 魂が 進むがままに・・・ 広き道を行き・・
大きな木の下に腰をおろし・・
人生の筆(ふで)は 自分で 絵の具は 出会ってきた人々たち・・・
時には雨が 筆を荒い流し・・・ お日様が 筆を走らせる・・・
幾千もの 絵を私は描き上げ
人生と同じく・・・同じ色は 2回と 作れない・・・
出来上がった作品たちは わたしの 過去となり
そして・・・次の絵の具(出会っていく人々)が・・
わたしの 新しい未来の色になる・・・
その色が 何色かは まだ わからない・・・
でも・・ できるだけ明るい色でありますよう・・ 願いたい・・・
そして。。きれいな 心を描き 切ない 色を添える・・・
人生は 半分こ・・・
なにもかも まんなか・・が すばらしい・・・
セリナ・モナ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ここを、拝見して下さった 皆様へ・・
目を止めて いただいて ありがとうございます
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
2 :
名前はいらない:04/03/29 10:09 ID:kUoiX9Xl
2げっとおおおお!!
3 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:09 ID:DQHAnT8G
題名を 間違いました・・・すみません
題名 shuu 気づくかな
です・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
4 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:11 ID:DQHAnT8G
名前はいらない 様
初めて 描きこんでいただきました ありがとうございます
素直に うれしかったです。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
5 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:17 ID:DQHAnT8G
名前はいらない 様
大変。。恐縮ですが
2げっとおおおお!! の意味を教えていただけますか
よろしくおねがします なにもわからない 初心者なもので・・
お手数かけますが よろしく おねがい致します
評価2と 言う意味でしょうか ははは。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
君は間違いなくバッシングを受けるぞ。
失敗したからね。
7 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:34 ID:DQHAnT8G
歌川からす ◆ 様
失敗したからね。 バッシングを受けるぞ。
素敵な言いまわしですね いただきます 。
お返事がくるのは うれしいものですね
見てくださって ありがとございました
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
8 :
名前はいらない:04/03/29 10:38 ID:kUoiX9Xl
単に2番を得た。
それだけですよ。意味は無し。自己満。
9 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:42 ID:DQHAnT8G
お早いお返事ですね ありがとうございます
了解です 2は1番好きな数字なのでうれしいですよ ははは
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
10 :
セリナ・モナ:04/03/29 10:45 ID:DQHAnT8G
↑すみません 名前はいらない様 宛てです
あわてて 入力を忘れてしましました・・・・
うかれすぎですね わたくし ははは
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
11 :
セリナ・モナ:04/03/29 13:54 ID:DQHAnT8G
ここへ書き込んでくださった 皆様へ
ここに書き込みを考えてくださってる 皆様へ
書き込みありがとうございます
当人 PCがございませんので
次の お返事が数日後になることも しばしでございます
なにそつ そうようにご理解のほどを よろしくお願い致します
セリナ・モナ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
** おおっと ばくだん **
13 :
クッキー ◆p0KB7L1N7M :04/03/29 16:41 ID:UJmkiREH
あなたの部屋の壁が少し近付いてたら
それはあなたがいない間にあなたの愛人が来た証拠かもしれません
ついでにいなくなってたらバッチリ来てます
14 :
セリナ・モナ:04/03/31 00:06 ID:d0AKuiw5
歌川からす様
2回目のご訪問ありがとうございます
また お寄りのさいは 覗いてくださいな^^
ありがとうございました
15 :
セリナ・モナ:04/03/31 00:08 ID:d0AKuiw5
クッキー様
書き込みありがとうございます
目をとうして くださってありがとうございました
愛人ですか。。。
見てみたい・・・愛人と お話してみたいですね。
お返事ありがとうございました^^文字 素敵ですね
16 :
名前はいらない:04/03/31 01:44 ID:t+E9AjU6
いい詩だとオモタ
はじめての書き込みのせいかなぁ
やけに初々しいぜ
17 :
セリナ・モナ:04/03/31 01:50 ID:d0AKuiw5
>>16 名前はいらない様
目を とうしていただき ありがとうございます
また 新しく書き込ませていただきますので
コメントを お寄せくださいませ
本日はありがとうございました。
ほめられたら 素直にうれしいです。
18 :
セリナ・モナ:04/03/31 23:41 ID:d0AKuiw5
こんばんわ。
数ある中から お寄りいただいてありがとうございます。
お好きな コメントや 詩など
ご自由に 書き込んでくださいませ。
お客様 へ・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
19 :
クッキー ◆p0KB7L1N7M :04/04/01 04:25 ID:19ZYUnui
あなたが好きだ
そんな言葉に騙される人なら
ホントに好きになりそうです
嘘です
まぁかわいいとは思うが
20 :
ポインセチア一本堂:04/04/01 19:57 ID:/peZ7/GG
「フェイ 003」
横断歩道橋から
中央分離帯の緑を見下ろして
風の音を聞いていたフェイ
短めのスカートの裾を
気にする様子もなく
じっと小さな囁きに耳を傾けていた
21 :
セリナ・モナ:04/04/02 01:44 ID:Yp04u4FZ
クッキー様
まめに すみません。ありがとうございます。
先に 触れさせていただきましたように
毎日 返事がかけないときが 多々ございます。
返事が 空くときがございますが ご了承したさいませ。
またの 訪問を お待ちしております。
22 :
セリナ・モナ:04/04/02 01:50 ID:Yp04u4FZ
ポイントセチア1本堂様
目を止めて いただいてありがとうございます。
短めのスカートの裾を
気にする様子もなく
↑の フレーズ素敵ですね 詩をありがとうございます。
今後とも また 詩をこちらに ご提供くださいませ。。。
評価など 大それたことはワタクシには出来ませんが
詩を 読むのは大好きです。
本日は ありがとうございました。
23 :
セリナ・モナ:04/04/02 01:55 ID:Yp04u4FZ
クッキー様
あなたが好きだ ←自分言われたのかと あたふたしました (笑)
詩を 提供してくださいったのですね。
ありがとうございます
今後とも よろしくおねがいします。
24 :
名前はいらない:04/04/02 01:59 ID:ZZh3HoN0
荒野で 君は力強く地中深く根を張り
寒冷な地に 君は生命の息吹をもたらして
漆黒の闇で 君はエメラルドの様に可憐に輝き
混沌とした世界に 君は一筋の光をもたらした
しかし君は向日葵 その顔を僕には見せない
太陽に憧れる向日葵 輝く太陽をいつも見ている
近づけばその緑々しい幹は焼かれ笑顔も消えるとは知らず
それでも君は向日葵 輝く太陽に近づこうとする
太陽は君の事を知らず まして君の願いを叶えられるわけがない
僕は君の事をこんなに大事にしているのに 君は振り向かない
僕も輝こうと努力はするけど それは叶えられない願い
しかしそんな君も皆既月食のときだけは僕だけの向日葵
もしも一つだけ願いが叶うのなら 僕は輝くことよりも。。。。
決して自分で輝くことの無い僕はこの時間が永遠に続くことを祈る。
25 :
セリナ・モナ:04/04/02 02:02 ID:Yp04u4FZ
こちらを お寄りいただきました 皆様へ
こんばんわ ようこそ。。。。
目を通していただいて ありがとうございます。
お好きな詩や 言葉など 載せていただいたり。
また 普通の会話など 自由に御使いくださいませ。。。
詩の評価などは ワタクシでわ まったくできませんので。。
ご了承ください。。。
自由な コメントを お載せくださいませ。。。
御客様 へ
26 :
クッキー ◆p0KB7L1N7M :04/04/02 02:21 ID:+iGpWdNw
少し狙ってみた
そんな感じでし
乙女の心をもてあそぶなんてぇ(´Д`#)
27 :
名前はいらない:04/04/02 02:27 ID:ZZh3HoN0
チリン チリン・・・・ なんのおと?
チリン チリン・・・・ かぜのおと?
チリン チリン・・・・ どこから聞こえてくるの?
チリン チリン・・・・ 窓のほう・・・・・・・
チリン チリン 探してみよう
チリン チリン 夜の部屋を音を頼りに
チリン チリン あった
チリン チリン フウリンか
一段と冷え込んでいる俺の部屋を
この思い出のフウリンの悲しい音だけが
静寂の中に孤独の風を吹き込む
初雪も過ぎたのに
俺はまだこのフウリンをしまえない
チリン チリン こよいもひえるな
チリン チリン おもいでが心をひやすな
はやくこの風鈴をしまいたいな
誰か暖めてください
28 :
セリナ・モナ:04/04/02 02:34 ID:Yp04u4FZ
>>24 名前はいらない様
詩の提供 ありがとうございます。
ここまで 男性に愛されたら 本望ですね・・・
さぞ 素敵な女性だっのでしょうね。。いいな・・・
ラストの1行が いいですね^^
永遠に続くことを祈る ←素敵だ・・
本日は ありがとうございました。
また 覗いてくださいね。。。
29 :
セリナ・モナ:04/04/02 02:36 ID:Yp04u4FZ
>>26 クッキー様
ははっは ご冗談が過ぎますよ。。。あははh
書き込み ありがとうございます。
まだ 何も判ってない 駆け出しですが。
いろいろ ご指導くださいませ。
ありがとうです。
30 :
セリナ・モナ:04/04/02 02:42 ID:Yp04u4FZ
>>27 名前はいらない様
本日は ありがとうございました。
書き出しが 斬新で 最後どうなるんだろうと
わくわく しながら みました。
オチ素敵ですね。。。。
たしかに・・冬に 風鈴聞いたこと ございます。。。
情景が 出てきました 頭に。
ここは フリースペース なので
今後とも よろしくお願い致します。
また お寄りくださいませ。
31 :
名前はいらない:04/04/02 02:46 ID:+iGpWdNw
道にボウボウに生えている草は
人に絡まっても謝れない
口がないから
口があれば言うのだろうか
伸びすぎてごめんね
いやまず先に言うのは
イタタタ、だろう
草もひっかかるつもりはないんだし
ただ僕がおちょくったりしたら
たまに傷つく人もいて
口があるのに謝れない
痛くないのに謝れない
すぐには
ごめんね
32 :
セリナ・モナ:04/04/02 03:03 ID:Yp04u4FZ
>>31 書き込み ありがとうございます。
クチが あるのに 謝れない・・・ たしかに・・・
しゃべれるのに 大事な事は 言えない。。
同感です。。。
草の出だしが なんとも 心にきました。
ありがとうございます。 また お寄りくださいませ。
33 :
クッキー ◆p0KB7L1N7M :04/04/02 03:18 ID:+iGpWdNw
ということで
寝る時間でら
早く寝ないとな
寝る時間が遅いと起きる時間も遅くなる
朝の光も見れなくなる
もったいないからはよ寝ます
またあいましょぅ
ではやすみ
34 :
セリナ・モナ:04/04/02 03:41 ID:Yp04u4FZ
>>33 クッキー様
几帳面な方なのですね ありがとうございます。
おやすみなさいませ。
こちらこそ また よろしくお願い致します。
マクラを3回たたいて 寝てください。
いい夢が 見れるらしいです。。。あははは
35 :
名前はいらない:04/04/02 22:48 ID:ZZh3HoN0
黄昏に染まる町 そんな季節 切なくて
この頬に一つこぼれ落ちた 涙のあと
君が描いた夢の中で 僕は生きることができず
恋人よ も あの頃は眩しい光の中
恋人よ も 抱きしめることなどでいないのに
なくしてもまだ忘れられぬ 君のぬくもりが消えなくて
さよならを 言葉にせず 恋の終わり迷わせた
優しさの意味さえさえも知らない 僕がいた
あの日君より傷つくのが 僕は怖かった とても
恋人よ も あの頃は眩しい光の中
恋人よ も 名も知らぬ誰かを愛してるの
会えないとわかっているから君にとても今会いたくて
恋人よ も あの頃は眩しい光の中
恋人よ も 抱きしめることもできないのに
なくしても未だ忘れられぬ 君の温もりが 消えなくて
scratch your memory with turn table
hunt your memory with chainsaws
until you die on the bed
until you go bad to bad
☆
はじめまして、もったいないおばけです。
スレは1000まで使いましょう
てす
「抜き身の夜」
迷い夜にくたびれて落ちる仕組みあり 枯らす声も奪われている
笑う事の重たさに気づく暇もなく ムリニワラウ クチ ヒビワレル
開き出した傷口はどんなに優しく触れたって痛いの それがわからないから・・
逃げるための口実を無理矢理脳に頼んだって無駄なの 朽ちてみえる心は・・
ただ足音だけが聞こえる ただ足音だけが近づいて来る
どうかノックをせずにいて そのまま放っといて
言葉は限られているモノだと気づいて・・
迷い夜に孤独(サビシサ)を越えた孤高あり 交わす言葉(コエ)も失われてく
誘う人を蹴飛ばした気持ち 相応しく まどろみから 目覚めはない
苛立ちが喉笛に痛みと乾きを呼んだって叫ぶの 声が出なくともいい・・
困り果てた表情も今更どんなに見せたって同じ 汚れていく絆は・・・
また足音響き脅える この足音だけが気持ちを壊す
どうか扉を開けないで そのまま立ち去って
子供でいるのもつらい事だとわかって・・
一人寝の扉の向こうには罪悪を携えし「きらめき」アリ
開けるが吉か 立ち去るが幸いか・・・
私の踊り子しりませんか
暗い場末の小さな酒場で
私は人に尋ねて歩く
私の踊り子知りませんか
黒髪の綺麗な踊り子です
踊る事より口の巧い
お酒の好きな踊り子だった
紫の衣をひらひら揺らせ
けだるくつまらなそうに動く
それでも流し目だけは上手で
彼女の位置はいつも真ん中
夜の酒場で男を酔わせる
女神のような彼女だった
しかし酒場に飽きた彼女は
ぱちんと泡のように消えた
彼女の毒が抜けない私は
狂ったように彼女をさがした
私の踊り子しりませんか
私の踊り子しりませんか
毒は身体の奥まで沁みて
彼女に渇き彼女を求める
彼女の呪いは永久に続く
私の踊り子しりませんか
私の踊り子しりませんか
「伝えない言葉」
君があの時 私に手を差し出したから すべては始まったんだ
私があの時 君の手を取ったから 私たちの時間は回り始めたんだ
私は背中を丸め怯えていたね 叱られた子供のように怯えてた
子供じゃないからわかってた…だから怖かった
大人じゃないから出来なくて…割り切るなんて
そんな私に差し出された手 幼さの少し残る青年の手
優しい手 暖かい手 心強い手…私はその手を取った
どうしてだろう…そこで涙は零れたんだ
その手が 本当に暖かかったからかな?
「一緒に…苦しみを半分こしよう?」 君は言ったね
首を振る私をそっと包み込んでくれた 優しい君
あぁ あの時もしも その手を私が取らなければ…
たくさん恋をしてきたよ
でも君は一番だった…だけど…さよなら
差し出された手を離したのは 私
愛しい君よ、今はどこで 何をしていますか
私はちょっとダメだけど 何とかやっているよ
…好きだから離れるなんて 初めて知った
秘密のKISSは 今も切なくこころに残る
もしも誰かと結婚したとしても 君のことは忘れない
君との日々は 私の中でNo1
どんなにセピアになっても No1
>>43 みんなが読む前に…どうしても一言…
ハッチここでは初のモロに恋愛をテーマに詩を書いたのですが…浸りすぎ
…とゆうか独り語りだよ、これ…新しく書くからスルーして♪
>>41「抜き身の夜」
前半の第一連から三連で主人公の「壊れる寸前の心」を
懇願する言葉でその危うさがよく現れていると感じました。
また後半にも共通するところですが『足音』の存在・接近が
作品に独特の緊迫感を出していて、読んでいて心に共鳴してくるようです。
後半の第四連から六連は「孤独」がうまく表現されています。
また最後のニ連で主人公は「思春期」で子供から大人へ移りゆく
不安が主題であることに気づかされます。全体を通してよく構成されており
表現もとても豊かなので見習いたいと思いました。
また、貴方の作品は一度さらっと読んだだけでは解からず、
評論の為に解釈してゆく過程で「あっ」と気づかされることが多いです。脱帽。
>>42「私の踊り子しりませんか」
第ニ連に『踊り子』の魅力とともに暗く妖しく光る
彼女の精神状態がよく表現されていて、
魅了されたあなた(主人公)の感情を全体を通して理解しやすく感じます。
この作品でおもしろいと思ったのは第三連の「ぱちん」という擬音語。
また「…しりませんか」と連呼することで『踊り子』の毒にやられた
あなた(主人公)の精神状態がよく現されていると思いました。
以上、ハッチの評論でした。二人とも『詩人』ですね。
私も「らしさ」の中に奥行きを出してゆけたら…と思いました。
>>45 批評有難うございます。この詞は「子供の親に対する嫌悪」がテーマで、
夜中に起きている子供の部屋に近づく足音がその象徴です。
複雑な詞を書く事も確かに技術のいることですが、ストレートに響く気持ち良さも大事にしたいと思います。
>>42 「私の踊り子しりませんか」
まず視覚的に見てもスマートに洗練された印象を与えるとともに、言葉の雰囲気を伝えることに成功しています。
そして特に後半の言葉のリズムも揃っていて読み手に不思議な世界観を感じさせていると思います。
題名を繰り返す手法も、くどくなく丁度良い感じに使えてると思います。
あえて言えば、話し手と踊り子の関係をもう少し語れると良かったかもしれません。
あえて「私」の存在を曖昧にしてあるのも魅力的ですが、ただの客なら客なりの、恋人や雇い主ならそれなりの表現(表情や感情)を
書いておくと、もっと世界観に深みが出るでしょう。
「想い人」
海は空のきもちをよく知っている
海はいつも空ばかり見てるから…空だけを見てるから
空よりも海は 空のきもちを知っている
海は空が大好きだから 空のきもちを映し出す
空が笑顔のときは きれいな青、透きとおる青
悲しいときには どんより深い青、緑色
泣き顔のときには 涙を受けとめて
ときには一緒に苦しんで 荒れてあげる
気まぐれな空に惑わされない 広くて深い海の愛
私は気まぐれな空になりたい
そしてたったひとりの あなたの海になりたい
>>48 「想い人」
海と空を擬人化し恋愛のあり方を表す・・なかなか面白い着眼点で良いと思います。
2連目の様々な空模様海模様に意味づけるのもとても素敵です。
ただ、夕焼け、朝焼け空が抜けているのが残念です。せっかくなのですべての空模様に意味づけしてみて欲しかった。
最後の2行、内容はとても矛盾していますが、この矛盾が逆に恋愛と言うものの深さを物語っていると思います。
今までにない努力作といった所でしょうか・・。
もう一つ残念なのは題名です。もう少し詩の内容に関連した雰囲気の名前の方が良かったと思います。
題材が良いので、もっと興味をひけるようなパンチの効いた名前を考えて見ましょう。
>>45 批評ありがとうございます。この詩は水商売系特有の
ちょっと嫌な感じだけど、性的魅力にあふれる踊り子
を書いてみたいなあと思って書いてみました
今は自分の言葉を書くのに精一杯で、なかなか演出まで
頭がまわりませんが、ハッチさんやYOSIMIさんの作品
を参考にしてがんばりたいと思います
>>47 批評ありがとうございます。話し手と踊り子の関係、なるほど!
話し手の感情をからめて、踊り子の関係を示すと、確かに意味合い
が深まりますね。自分の表現したいことばかり書くのではなく、
客観的に見た表現をもっと考えて行きたいとおもいます
>>41「抜き身の夜」
最初の一行目から引き込まれました。言葉一つ一つが
一つ一つが印象的で心を突き刺します。
特に1連と3連の冒頭のリズムのよさは流石だと思いました
とても迫ってくる物があって、圧倒されました
>>48「思い人」
あぁ、きれいな詩だな、と思いました
海の懐の深さ、美しさ、青さと空への思いが
透明感あふれる言葉で表されていると思いました。
少し切なげで、でも優しくけなげな海の思いがしみじみ
感じられました。
>>49 批評ありがとうございます。
なるほど、灯台下暗しで、すっかり夕焼けと朝焼けを忘れていました。
「おはよう」と「おやすみ」って挨拶できますね…改訂版出します。
タイトルはもじったつもりが、今思うとストレートでしたね。
びっくりするかも知れませんが、初めて下書きをした作品です。。
>>51 私と雪妃さんの詩は相反するようですが、お互いしんみりと伝わるようで
不思議なものですね。
わたしもあなたやYOSHIMIさんを見習って臨場感を出して見たいと思います。
批評ありがとうございました。
>>51 批評有難うございます♪みんな褒めてくれるから嬉しいなぁ(笑)
ホントは文句つけてもらえると新作に課題が出るからやりやすいけれど・・
批評をされたりしていく内に「穴探し」もできるようになると思うから、お互い良いのを書きましょう♪
54 :
蝸牛:04/11/08 22:21:13 ID:Otte/x6x
少しだけど 読ませてもらったので感想というか 感じたことを一言ね
伝えない言葉・・・・
離れてみて 分ることがいっぱいある
でも 離れて感じたことは 伝わらない言葉
そんな言葉を 大切な人の想いを背負って生きていくのかもしれないね
抜き身の夜・・・・
どんな言葉も慰めも意味をなさない
それは 自分を大切に思う人達への裏切り そう思う自分を責める自己嫌悪
だから 一人になるしかない夜 誰も近寄らせたくない孤独な夜
本当は寂しい夜 なのに どうしようもない夜
そんな事を感じました
私の踊り子知りませんか・・・
本当はなりたい自分 時々そんな自分がふっと顔を覗かせる
華やかで 人を楽しませ 積極的な自分
でも 泡のように消えてゆく・・・あれは本当に自分だったのか
確かに自分の中のもう一人の自分・・・
わたしの中にも そんな自分がいる
色んな自分がて 自分なのかもしれませんね
以上・・・蝸牛のひとりごとでした
>>54 感想&訪問ありがとうございます!
一つの詞にも色々な読み方、可能性があることを示唆してくれる重要な意見だったと思います。
これからは自分の作品が持つ様々な可能性にも注意をしていきたいですね。
これでみんな揃いましたね。カウシさんももしかしたら来そうですが・・
4人とも評価・感想の着眼点や詩の個性が違うので、とても刺激になると思います。
>>54 感想ありがとう…でもあなた、スルーしてってほうの感想(ワラ
でも、あなたの感想が胸に響きました。(題材が実話なだけに)
>>55 あのぅ、ここまた『打つべし』じゃないけどdat落ち防止しないとね…
前回で思ったけど(夜空)あげてもあんまり害なかったよね??
美味なる晩餐
少女は夜が更けたころ外套を着て外へゆく
貧しい少女の行く先は埠頭に佇む精肉工場
無数に輝く工場の明かり、螺子巻き式のカラクリの様
少女はそれを静かに眺め、星が見たいと切に願った
螺子巻き式のカラクリは空の星さえかすませる
工場内も無数の明かり、カラクリ達が肉を捏ねる
少女は震える手を伸ばし、奥の錆付いた扉を開けた
そして鏡の前に立ち、自分の髪から体毛全て
傷もつけずに剃りあげる。
部屋の奥にある浴槽は香料に少しの添加物
赤い色した液体がぬるりと少女の身体をなでた
突然少女は叫びだし、裸のままで部屋をでた
お化け鳥のよな非常音、少女は瞬く間に捕獲
カラクリ達の鉄の手に、両手両足捕まれた
狂った少女の恨みの言葉、機械の耳には届かない
贅沢好きな母のため、少女は貴族の食事になる
少女一人の人生の値段、母のドレスの一着分
>>54 批評ありがとうございます。批評なのに詩的なとても美しい
言葉を使われますね。本当はなりたい自分、消えた踊り子
・・あぁ、私は無意識に話し手と踊り子が同一人物として書いて
いたのかもしれませんね。
>>57 読んでいて切なくなりました…少女は『売られた』のですね?(違ったらすみません)
その少女売買の場を『精肉工場』と表現したところにあなたの少女売買への憎悪を感じました。
…少女は星を見れなかったようだけど…見れたらよかったね…そしたら何か変わったのかも。。
最後の三行(他にも数ヶ所)で改行した方がわかりやすいかも知れませんし、何より効果が出るように思いました。
しかし意図したものならば…一気に間を空けず淡々と…と言うのであればそれも手法で、よい効果だと思います
>>58 54さん(漢字が読めない)は、普通に話している言葉で詩ができる不思議な人なんですよぉ。
>>59 >>54は「かぎゅう」または「かたつむり」と読みます。
本人でないのにそんなことのたまいつつ・・
>>57 「美味なる晩餐」
戸川純の肉屋のようにを思い出しました(関係ない)
カリバリニズムを現実的に表した内容はそれだけで特別な世界観を持つので、着眼点はとても優れていると思います。
>星が見たいと切に願った
その割にはこれについて説明や表現が少ないと思いました。せっかくこの一文を入れたのですから、
後半にもそれを利用した言葉があると切なさや残酷さの表現ができたと思います。
−藍−
あの日から僕は みんなと同じ速さで歩けなくなった
全力で追いつこうとした時期もあったけど…もういいんだ
ずっと考えていたよ『僕って何だろう』
君たちが歩いていた時間、立ち止まって僕は考えていた
カーテンを閉め、真っ暗な部屋に鍵をかけ…
ある日なんとなく散歩に出た 晴れた日だった
河川敷に寝転んで 見上げた空はうつろに見えたけど
うつろな空が心地よかった 空は僕を見ていた
その日から 僕は河川敷に足を運ぶようになった
空は相変わらず僕を見ていた 見守っていた
空は色を変えてゆき 雲は流れ 形を変えていった
ドロドロだった僕のこころ…僕のこころ…
あの日僕はいつものように河川敷に寝転んだ
空は歩けなくなった僕をいつものように見守り
そう、あの日は太陽の光があたたかく僕を優しく包んでくれていた
目をつむり、川のせせらぎを、草と土の匂いを
僕を優しくなでる風を感じた…そしてあたたかい日の光…
そして目を開けると目の前に広がるのは 見たことのない青空
あの日から僕は再び歩き始めた…もう周りなんて気にしない
…だって空は知っている、あの日の僕を
>>61 「藍」
色使いの特徴的な、目に映る風景の美しい詩ですね。内容もよくまとまっていて長さも丁度良い。
しかし5連目の「あの日」が少々不可解です。それより先に出ている「その日」等とは違う日と思われるので、表現を変えた方が解りやすいかと。
4連目の「僕のこころ」の繰り返しは、あまり効果的ではないかも。「ドロドロ」という言葉が重過ぎて、
繰り返しによる強調や変化などが殺されているような気がします。
内容は明と暗の両方が描けているので◎
>>59 批評ありがとうございます。
今読み返してみたら、改行なしで、とても見づらい感じ
がしました。次は要所要所で改行して、起承転結をはっきり
させたいと思います。
>>60 批評ありがとうございます。
星をみたかった少女の気持ちを、最後の方に入れた方が
どろどろした詩が、浄化されますね。
いつも勢い任せに書いてしまうので、客観性を持って
推敲を重ねたいと思います。
>>63 最後に星を見たかった気持ちをいれるのも良いのだけど、私が考えたのは
この詩の〆辺りにこんな感じで↓
少女ののぼった食卓の上には
一際輝く星があったという・・
みたいに「星」が出てくるとDEEPな感情が出るかな?っと。
人の詩に勝手に書き足すのはよくないんだけどやってしまいました。
雪妃さんすいません。
>>61「藍」
ハッチさんの「僕」という一人称は、新緑の中にいるような、
透き通るような少年のイメージがあって好きです。
今回の詩は、何だかとても共感できるものがあり、河川敷の
情景や、空の動きと僕の心の動きの関係なども読み手に伝わりやすい
と思いました。
>目をつむり、川のせせらぎを、草と土の匂いを
僕を優しくなでる風を感じた…そしてあたたかい日の光…
ここを読んで、本当に川のせせらぎや、優しい風を感じたよう
なきがしました。
>>64 少女ののぼった食卓の上には
一際輝く星があったという・・
いい!なるほど、実は少女が捕まったあたりから行き詰って
しまい、〆をどうするか悩んでいたんです。
何か印象的な言葉を入れたかったのですが、とうとう思いつきま
せんでした。「星」という美しい言葉と、「少女がのぼった食卓」
というグロテスクな言葉の対比で、見事に詩を締めくくる事が
できるんですね。自分の頭の中にあったもやもやした案みたいなもの
を、言葉にしてもらったかんじがします
>>62 YOSHIMIさん
いつも評論ありがとうございます。最近は一度ノートに下書きして
推敲しながら書き込んでいるので少しはひねりが加わっているでしょうか?
ご指摘の通りこの表現だと『僕のこころ』はドロドロなんだか空っぽなんだか…
ご指摘の点を直してお気に入りに登録します。貴方からの◎がすごく嬉しいです♪
>>65 ありがとうございます。…実はこれも実話をもとに書いてあるので
私の地元の自然がそのまま言葉で伝わったのならば嬉しいです。
きっと『僕』はゆっくりと誠実にいきていくのでしょう…私はそう願います。
>>66 本当は作者に無断で書きいじるのは失礼なんですけどね(汗)
もし付け加えるなら題名にある「晩餐」という言葉もいれると良いかと。
>>67 ひねり・・今までの作品よりは「考えましたね」と思えるようになってると思います。
さて・・・私もハッチ殿のように実話に基づいた恋愛詞でも書きましょうかね・・
「初恋part1 R・N君に捧ぐ」
いつも笑顔の素敵な 歯を出して笑う R・N君
頭が良くて 勉強教えてくれたね R・N君
一緒に自転車でそろばんに通っていた
帰りに見た夜空 オリオンに祈っていた この日が続くこと
変わらない関係なんてないのかもね 出会いは偶然でも別れは必然
ふざけてあなたを「ロミオ〜」と呼んだとき
「ジュリエ〜ット」と返してくれたことが凄く嬉しくて
差し出した手に握り返すこともできず ただ握られていた
月日流れて卒業 中学を終る R・N君
頭が良くて 同じ高校(トコロ)にはいけない R・N君
最後は話さずに足もとを見つめていた
帰りはお決まりの友達と帰っていく 進路(ソレゾレノミチ)へと
埋まらない二つの距離が辛いけど 何よりR・N君の夢を祈る
ふざけて遊んだ想い出よ 眠りなさい
微笑みも恋もこの先にあるんだと だからそれでいい
差し出した手に握られていたのは 時間 ただ刻まれていく・・
会えなくなったこの恋はごあさん 初めてなった恋愛はごあさん
>>69「初恋part1 R・N君に捧ぐ」
素直に可愛い!と思いました。いつもと感じが
違っていて、特に前半のくだりは、中学生の二人の
恋が、すごく叙情的に語られていて、微笑みたくなるような
魅力があります。素敵な初恋をされたんですね。
大人になった自分が、過去の自分に語りかける
最後のくだりは、YOSIMIさんらしさが出ていると思いました。
後、ごあさんという単語が聞いたことがないのですが、
これはどんな言葉なんですか?
>>70 ありがとうございます!こんな詞も書けるんですよ(笑)
「ごあさん」と言うのはそろばんの言葉で、0にすることを言います。
そろばんを起こすとすべてのたまが下に落ちてリセットされる。この状態をごあさんと呼びます。
ご破算。
>>71 なるほど。一緒に自転車でそろばん教室に行っていた二人の恋。
それとのつながりなのですね
>>72 ソレダ!さぃきょう氏とは以前詩板に来てた頃は話したことなかったかも・・
ROMるだけなら何度か名前を拝見した記憶が・・
>>69 新しいYOSHIMIさんの一面が見られて嬉しい。くだけた散文調は珍しいし☆
でも軽く見えてちゃんとひねり(おち?)が入っていて
「ロミオ〜ジュリエ〜ット」と笑いの想い出を交えても最後にまとめている。
批評はしない…こんな詩もこれからも時には頼む…PART1ってことは(笑
−希望の種−
優しい人は痛みをとてもよく知っている
優しすぎてたくさん傷ついてきたから
優しい人ほど痛みをよく知っている
だから時に傷ついた人を強く支える
優しく優しく 包みこむ
だけど時に儚くもろく崩れてしまう
優しすぎるから 敏感すぎるから
あぁだけど街は怒りと憎しみに満ちていて
神様、貴方の愛し子たちが消されているよ
あぁ神様、隠してしまわないで
彼らが必要なのです…隠してしまわないで
怒りに愛を、憎しみには許しを
神様、愛し子を…この世に楽園を…
>>75 まぁ・・気が向いたら(笑)part4まで書こうと思えば書けますよ〜♪
>>76 −希望の種−
彼らとは優しい人、つまり希望の種たるもののことでしょうか・・。
内容はまずまず、以前にも言った「もう一度読みたくなるようなフレーズ」が少し弱い気がします。
2連の「だから」と「だけど」で調子を整えているのは上手くいっていますが、3連の「あぁ」で揃えた所は、
声に出して読むとズレている気がします。もう少し全体の流れを意識すると良いと思います。
題名が素敵なので、もっと救いのあるラストにすると素敵かもしれません。
>>77 批評ありがとうございます。
打ちこんでいて何か足りないなぁ…と。やっぱそうですよね??
タイトルに凝り始めたので見ててください。
あとPART4まで見たい…私は…哀しくなるから数えない。。
杏露酒の約束
私がほんの小さい頃に綺麗な男の子がやって来た
男の子の名は李くんといった。彼は私より三つ上。中国からの転校生
彼の真っ黒な髪の毛は、絹糸みたいにさらさらで、触れるとシャラシャラ零れ落ちた
私が一人で校庭で、死人のように寝てた時、彼はかるうく、ほっぺを叩き
「アソンデクダサイ」そう言った。
彼は年の割には幼く、私は年の割りにませていた。禁止されてた二人乗り。
彼のうなじは白すぎて、ひっかいて痕をつけたくなった。
初めて出来た年上の友達。秘密も悪事も全て分かち
甘い李の香りの彼と永久の別れに私は泣いた
最後に私と李くんは小さな小さな式を挙げた
そっと持ち出した杏露酒。真面目な顔で飲み干した
「ユキ、カナシイヨ」とないた彼。
絹糸の髪をいつまでも撫でた。
彼を思い出すこんな夜はいつも決まって杏露酒。
二人で挙げた婚姻の儀式。あの時交わした一つの約束
「カナシクナッテモ、イキテイヨウ」
心が凍って雪が積もり、無常のこの世に絶望しても
あの時交わした一つの約束
穢さないために生きている
>>76「希望の種」
素朴な言葉の中に、温かさと悲しさ、痛みが共存
していて、共感できると思いました。
「希望の種」とは、神様に対する祈りのことなのかな
と思いました。悲痛な訴えと清浄な祈りが胸を打ちます。
題名の「種」という単語が入っていると、さらに素敵
になると思いました。
>>79 「杏露酒の約束」
どうなんだろ、最近ハッチやらが実体験を書いてるからこんな詩になったのでしょうか?
世界観は親近感の沸く、手の届く世界観になっています。
恋愛詩にありがちな独り善がりな語りがなく、客観的に見た視点が効果的だと思いました。
>彼は年の割には幼く、私は年の割りにませていた
>真面目な顔で飲み干した
特にこの辺りが。
最後の約束の内容が子供とは思えない言葉なので、その辺は事実だとしたら仕方ありませんが、
そうでない場合はもう少し言葉を濁して良かったと思います。
>>81 批評ありがとうございます。なんとなく感傷的な気分になって
ついやらかしてしまいました。実体験とは言っても「杏露酒」は
実は「梅酒」だし、お酒を飲み干したというより、なめただけって
感じです。最後の言葉ももうすこし幼い言葉だったのですが、
なんとなく形を整えたくてそういうふうにしました。
ついつい手をくわえすぎてしまったので、あまりリアリティが
なくなってしまいました;
>>82 いや、私もそういうものだと思ったんだけどね(汗)
詩板は向こうと違って芸術作品として扱う場所なので、口を酸っぱくして言っちゃいました。
まあ、とても努力して書いたんだろうってのが感じられたので、この調子でお互い良い詩書きましょう♪
「初恋part2 千の夏」
想い出のオルゴール この胸に鳴り響く
生きた日のソリチュード 純白のその心
君の声が震えるほどに 冷たくなっていくのがワカル
何ができるのかも解らず うろたえているしかない無念
呼ばれる前に・・君の病室(ヘヤ)に駆け込んだ・・サムイ
君の形に沈んだベッドを見つめ 少し自嘲してしゃがみ込む
何処へ行くんだ 体の限界(カギリ)に君は 次に逢えるのはいつになる?
返された君の顔 この胸を切り裂いた
生きた日の面影も 濃い青に包み込み
「幸せなの、今のうちなの」 冷たくなったのは君自身
何もできないまま流れる 「儚げ」とかクダラナイ 無残
千の夏には・・長生きを望んでいた・・らしい
君の全てが沈めた私を見つめ 二度と逢えない事実を知る
もうお別れか 命の最後に君は・・ 次に逢えるのはいつになる?
一緒にシンナーやってたね 歯が弱っちゃってさ
あんたに再開したときに歯軋りしてさ 奥歯割っちゃったよ
だから勝手だけど あんたの病室(ヘヤ)からオルゴール貰ったから・・・
>>79「杏露酒」
初めて見る現代散文体の詩ですが、貴方の持つ雰囲気は残っていて
恋愛詩なのに主観になりすぎず、読んでいてこちらも幸せになれます。
最後の連に貴方の気持ちを凝縮してあるからでしょうか、
程よい甘さの中に、貴方の強い想いが感じられます…この形式パクリます(ワラ
>>84「初恋PART2 千の夏」
運命の非情を感じました。でも主観に入りすぎず事実を淡々と語るその口調に
哀しさという言葉では語り尽くせない貴方の心の痛み…刺を感じました。
>79さんと同じく最後の連に貴方から彼へのメッセージが描かれていて
…悪っぽいその言葉に…私は貴方の涙を見せない強がりなところ(良い意味で)を感じました。
>>85 批評ありがとうございます。こんなのでよければ
パクっちゃってくださいw
読みかえしてみると、恥ずかしくてつらいです。
刃物のように胸を刺す詞だと思いました。
あまりにも貴方の思いがダイレクトに伝わって来たのて、
泣きそうになってしまいました。こんなに思いが伝わって
くることは、すごいことだと思いました。それでも
貴方特有の美しさもきちんとあって、多彩な魅力を放っています
>>87 ごめんなさい!87は
>>84「初恋part2 千の夏」
にです。申し訳ない
−モノトーン−
何となく物想いにふけるとき
私は鉛筆一本を手にとって スケッチブックという鏡の前に立つ
色はいらない 白と黒 それさえあれば充分だ
線は私のこころを描き出す 映し出す
その日、その日でタッチが変わる
繊細なタッチで描かれる日もあれば
ゴッホのように大胆なタッチの日だってある
スケッチブックに映し出された私のこころ
そう、描く時の感情はごまかされない
擦れる 乱れる 軽い 重い 揺れる…
カナシイ サビシイ タノシイ
ツライセツナイ…イトシイ
そう、スケッチブックはこころの日記
今日もまた私は自分のこころを覗きに白い鏡の前に立つ
さて、今日の私はどんな顔?
>>89「−モノトーン−」
スケッチブックと言う名の鏡。ここがなるほど、と思いました
同じものをスケッチしても、その日その日で全く違う。
絵を描くことで、人は自分の心をのぞくのですね。
四連の最後の一行は、自分の心を覗くどきどき感と
わくわく感があって、可愛らしい一文だと思いました。
>>89 −モノトーン−
> 白と黒 それさえあれば充分だ
モノクロな表現をあえて選ぶ。それはその2色に明と暗が隠されているから・・。
一見状況説明でしかない文章からこんな事も読み取れますね。
内容・着眼点も良し☆ 読んでて楽しい気持ちになれますね。
92 :
蝸牛の感想:04/11/11 00:01:54 ID:CMI6rpWx
モノトーン・・
スケッチブックという誰にも入り込めない自分だけの世界
嘘のない本当の自分
でも 黒で描くのは誰かに分ってもらいたい自分
白で描くのは知られたくない自分
どちらも相反するが本当の自分
黒の線しかみえません・・でも白い部分も認めてほしい
自分という存在を認めてほしい
黒い線から 描き出される 白なのかもしれないね
初恋の千の夏
肉体の死には心は追いつかないどんなに望んでも願っても
認めたくない現実がそこに横たわっている
だから 背負っていく為に持って帰るのだ
それは決意にも似ている
君を忘れまい・・重くても 背負っていく想い出なのかもしれないね
杏露酒の約束・・・
約束とは束縛なのだろうか・・そうじゃない
変らないものがそこにあるから帰っていく
あの日の約束が永遠なのかを裁くことじゃない
あの時 感じた気持ちに偽りがないと知ったから
だから、何度でもあの約束に帰っていくのですね
蝸牛の独り言でした
>>90-92 深く読みこんで下さって有難うございます。批評も感謝しています。
これは自分も書いてて楽しかった…やっぱりそういう作品はみんなに楽しまれますね。
これも実話でして言葉にするのが辛かった時、絵を描いて日記代わりにしていました。
白と黒…何故か私は落書きに色を使っても、水彩画や油絵は描かずずっとでデッサンしてました。
…余計な色を入れると混乱するのかもしれませんね…いつか色を描けたらいいな…
−モノトーン−
海へ行った…何となく足が向いたから
そこで犬を連れた家族を見つけた
波打ち際を喜んで駈ける犬
犬を見て嬉しそうな少女と少年 それを優しく見守る親
少年の投げたボールが私の足元に転がってきて
息を切らして犬が駈けてきた
私は犬の頭をなでて 少年のほうへボールを投げた
風が頬をなでた…潮の香が鼻をくすぐる
本当は貴方を追って身体を沈めに来たのに
潮の香が私を刺激した…優しく
素足で波打ち際に沿って歩いた 貴方を想って
波が足に寄せては返し、季節外れの海水は冷たかった
ボトルに手紙を詰めて 海へと託しても
悲しいけれど貴方にはもう届かない
…潮の香よ…私の想いを預かってくれるかしら
風よ、潮の香を乗せて遠くまで届けて 遠くまで
足に何かがチクンと触れた…桜貝…
私はその貝殻を手に、確かな足取りで来た道を戻った
>>94 すみません!題名を間違えました『波打ち際』です…寝ぼけてるのか、素なのか…
恋愛詩(空想)を書いてみました…命や人生の葛藤をどうしても主題にしてしまい
意味もなく彼氏はいない設定でしか書けませんでした。
得意の自然を織り交ぜましたが『海』はあまりにも当たり前にありすぎて書きにくかったです。
だから理想の『海』を背景にして描いて見ました…ご批評、感想お願いします。
>>94『波打ち際』
海の詩ですね。幸せそうな家族の描写と、話し手の悲しさ。
両方が引き立てあっていて、なんともいえない味がありますね。
最後の2行がきゅんと胸を打ちました。桜貝のピンク色が、
この詩に花を添えていますね。理想の海・・うん。美しい海だと思いました。
でもリアリティがちゃんとあるのが、さすがだとおもいました。
−永遠の友情−
また夜がやってきた 寂しい夜がやってきた
零時を過ぎるとあるのは 素顔の自分と月明かり
また夜がやってきた 眠れぬ夜がやってきた
眠れぬ夜には煙草を吸う…いつもの銘柄飼える気はない
まぶしい太陽で見えなかった 月と星
取り繕っていた笑顔に隠していた素顔の自分
優しく哀しさを帯びた月明かりは今の僕には心地よい
無数の小さな星たちは僕に語りかけてくる
疲れた僕に優しい言葉を落としていってくれる
月明かりに照らされた僕が本当の僕
本当の僕を知っているのは
本当の僕の友達は 無数の小さな星たち
人は死ぬと星になるらしい…ならば僕の友達もいるのだろう
彼らは僕に優しく語りかけてくる 優しく 優しく…
…スナオニオナリ ムリシナクテイイヨ ナケバイイヨ…
ありがとう でもまた太陽が昇ったら僕は…
朝がきて 何事もなかったようにいつもの日々がはじまる
だけど見ている星たちは昼間も僕を
>>97[−永遠の友情−」
ひさびさに「僕」で始まる詩ですね。
>でもまた太陽が昇ったら僕は…ここが
私的にツボでした。僕が素顔に戻れる夜の時間。
死んでしまった友達のこと。オルゴールの
音楽が似合いそうですね。
>>94 『波打ち際』
目に浮かぶほど正確な風景描写は相変わらず素晴らしいですね。
ですが理想像を描いたせいか「ありがちな風景・話」になっている気がします。
最後の2連は詩的な風景としてよく映えていると思います。
鬼
逢魔が時の辻うらに
鬼に焦がれる女あり
鬼に喰われる夢を見て、指を噛み切る女あり
黒い着物で髪には椿、赤い血の色で鬼を誘う
女は鬼に逢いたい為に、何千回も辻うらに通う
女は鬼に喰われる為に、体を伽羅の煙で清める
女はほんの少女の頃から、鬼に焦がれて鬼を探した。
しかしどんなに見事な像も、女を喰ってはくれないのだ。
どうかその歯を私に立てて。恐ろしい顔で絶望させて。
堅いその腕で身体を締めて。首だけにして唇を吸って。
逢魔が時の辻うらに
鬼に焦がれる女あり
鬼に喰われる夢をみて、己を噛み切る女あり
>>100 「鬼」
短い世界の中に引き込む技術は流石ですね。ちょっと羨ましいくらいです(笑)
1連と5連の出だしを揃えてあるのもとても効果的だと思います。
狂人的な少女のいる世界観・・詩世界として完成されているのであえて付け加える事はありません。
「呑んで 砕いて」
もう全て 遥か全て 呑まれてしまえばいい
いつもの悲しみもカプセルで飲み干してしまおう
心に沁みだした憂鬱の無限螺旋ループ
イケニエに捧げる自らの肉体(カラダ) 渦を巻き絡み合う腸
このまま限りない因縁をバラバラに砕かう
望みも幻想もとりあえず後回しにしやう
もう全て 何もかもを 呑ませて消してやるさ
Dead or Alive オマエナンカニマケナイ
一人の真夜中もカプセルで飲み干してしまうさ
オマエの望みなど暗闇に葬ってしまおう
イケニエに捧げる自らの希望 花巡りもつれ合う蝶
キニイラナイモノも残さずにバラバラに砕かう
耳障りな音も粉々に・・バラバラニ砕イテヤル
もう全て 遥か全て 呑まれてしまえばいい
Dead or Alive オマエハモウソコマデダ
苛立ちの誘惑 無気力と脱力 優しさの要望 因縁と甘き3度の死
このまま限りない因縁をバラバラに砕かう
望みも幻想もとりあえず後回しにしやう
もう全て 何もかもを 呑ませて消してやるさ
Dead or Alive オマエナンカニマケナイ
>>102 「呑んで 砕いて」
>渦を巻き絡み合う腸
>花巡りもつれ合う蝶
おどろおどろしい言葉とエロチックで綺麗な言葉。
両方とも「ちょう」!脱帽です。
混沌と破壊。ガンガン打ち付けてくるようです。
>>97 −永遠の友情−
言葉選びは良好。内容の説明力も良し。
だけど詩にするには何か物足りない。
多分自分自身の事を書いてるから、内容に独り善がりになっていると思われます。
題材が悪い訳ではないけれど、もう少し「魅せる」文を入れられると良いかと。
詩よりは詞向きなのかもしれません・・
>>100「鬼」
キリ番おめ♪…はさておき、鬼に焦がれる気持ちはわかります。
そしてYOSHIMIさんと同じく最初と最後の連を揃え「指」を「己」とした技法は
シンプルながらとてもインパクトがありますね。
いつも語彙や知識の豊富さに関心させられます。
>>102「呑んで 砕いて」
私が目に付いた言葉は「カプセル」。
カプセルに全て詰め込んで呑みこんでしまえという発想が面白いと思いました。
巧く漢字、カナ、英語を表現として使いこなしていて凄いといつも思います。
またリズム感が感じられて、様々な詩がよく書けるなぁと関心です。
>>YOSHIMIさん・雪さん
批評・感想いつも丁寧に有難うございます。
いつも二人の詩を見て勉強になります。私は視点が固定されて動けていないのと
表現力が文章ならば綺麗なのですが『詩』を書くには足りなさすぎるので
いろんなジャンルの本を読んだりしてゆきたいです。…私の世界観だけは変えないように。。
>>105 批評有難うございます。
視点移動は諸刃の剣・・気をつけてください(苦笑)
>>106 …確かに。聖書だけチャレンジしてみようかな?
あとはやっぱ自然…ワーズワースじゃないけれど…
参考にさせていただきます…
−キモチ−
ここのところずっとベッドに寝転んで
窓の外の景色を見てる
寝転んで見上げる窓からには 空が一面に広がってる
…こんな時に限って 毎日空は晴れていて
流れる雲をただ ぼぉーっと見つめていた
雲は流れ、風に流されて形を崩され
ひっついたり、離されたりしてた
ただ無意味に見ていた 晴れた空
でも それを見ていたら時間は過ぎてくれた
ある日風が、遠くから潮の香を運んできた
…微かな 微かな潮の香を…
途端に涙が溢れた…やっと、やっと泣けた
空が私のこころの変化に気づき、色を変え一緒に泣いてくれた
雨がやんで外へ出ると大きな七色のアーチがかかってた
明日への希望の掛け橋 そこを渡るため、私は駆け出した
>>108 …我ながら駄作です。ネタ切れでワンパターンになってきている私の形式…
次回は変わったものを描きたい(「嵐」とか)のでしばらく時間をください。
>>108「−キモチ−」
共感できる歌詞、読んだ後の後味が良くて魅力的です。
ぼーっと空を見たいことってありますよね。
変わった物も読んでみたいですし、いつものハッチさん、
という感じのものも、ワンパターンというより、味だと思います。
>>109 かけるときと書けない時がありますよね。
私等の作品を見てるうちに発想も浮かぶかもしれないし気楽に行きましょう♪
>>108 −キモチ−
言葉で写真を撮ったような風景描写にはもう批評をつける必要はないですねw
後半3連の「雨」の表現はとても上手だと思います。
希望のある風景、内容も◎
>>110-111 ありがとうございます。これは大失恋が自分的にはテーマです。
「失恋した」と下書きにあったのを消したから広く解釈できるのかもと…
>>111 ピアスをリライトしてみたいと思っています。
少しずつ自分も本当の内面の言葉を外に出してみるのも面白そうです(自爆注意・警報発令)
−ピアス−
現実と立ち向かう勇気と決意を胸に 初めて開けたピアス両耳に光る
ホール完成までの手入れの時は 必ず現実を見据えたからか
ホールが完成したときには立ち向かう勇気と決意 すっかり固まった
またピアスを開けた
一度逃げた修羅の現実、貪欲な社会、腐った世の中で暮らすと覚悟し
娑婆に戻った私は二つ、ピアスを開けた
一つは逃げた自分への戒めに
もう一つは家出先で出会った仲間の幸せを、ただ祈って
四つのピアスが開いていた、四つのピアスホール
今は三つのピアスが私を飾る
友がくれた十字のピアスをなびかせて、左上には星と月踊る
他人の幸せを祈る余裕無く、他人の幸せを祈る傲慢さに気づき
彼らのためだった穴は閉じられた
自分の人生 他人の人生
今は三つのピアスが私を飾る…私を支える三つのピアス
ピアスの穴は人生の転機…出会いと別れ、喜びや悲しみ…
ピアスの穴が増えないことを祈っているのか いないのか
今日も友にもらった十字を躍らせて街をゆく
まだ見ぬ明日を楽しみにピアスとともに今日も生きる
>>113 −ピアス−
リライト後の方が解りやすく、感情移入しやすくなっていると思います。
1連の2行目からのピアスホールについての所は説明臭い響きな気がします。
言葉を選んだ方が良いのカナ・・。
それ以外の点はよくなっています。
一つ一つのピアスの意味などから、もう少し詩世界を広げられるかもしれませんね。
>>113−ピアス−
YOSHIMIさんの仰るように、今度の方が共感しやすいと
思いました。ピアスをあける。何かを祈って。
閉じたり、開けたりすることで、自分の人生に区切りを
つける。主題が、好感をもてますね。
>>114-115 いつもご批評有難うございます。
実はピアスホールの手入れにポイントを置いていたのですが…
毎日毎日、痛いの我慢してピアスを回転させ、消毒…それを繰り返す…という意味で。
それを繰り返してこそ綺麗な穴が開くのです(私はその作業が嫌いでした・・・)
日常会話からピンと来て書いたので、そういうヒントをまた探したいと思います。
蛾
美しいのは夜の蝶 華が似あうのも夜の蝶
蝶に似て非なるは瑠璃色の蛾
自分がとても疎まれているのを判っていながら外に出る
疎まれているのを判っていながら明かりが恋しくて外に出る。
燐粉ばかり撒き散らし、叩かれそうになり飛び立つ蛾
とても美しい瑠璃色は夜の涙の色の様
明かりに恋して身を焼かれ、無残に塵となり風に舞う
風は蛾を飛ばし、世界を見せる
あんなに恋した無数の明かり、自分を疎んだ外の世界を
蝶に似て非なるは瑠璃色の蛾
悲しい害虫の存在は、風すらすぐに忘れてしまう
>>117 「蛾」
雪妃さんらしさを残しつつ、風や涙、夜、明かりと自然が巧く取り入れられていて
新しい一面を見たように思います。また第二連の
>とても美しい瑠璃色は夜の涙の色の様
…という表現力の豊さ、また第三連の
>悲しい害虫の存在は、風すらすぐに忘れてしまう
のくくり方が好きです。哀しい詩なのに哀しさを和らげる括りだと思いました。
>>117 「蛾」
夜の世界の様々な風景を思わせる作品ですね。表現や言葉の選択も素敵です。
3つの連に分けたのもとても解りやすくなっていると思います。
「初恋part3 A・K」
お前ともしも出会わなかったのなら 今こうしてはいないだろう
お前と共に歩いた日々の意味を 今日 これから見つけに行こう
それぞれのワケを抱えて お互いの傷を舐め合うように惹かれ合う
私には価値などないと ずーっと思っていた私にお前は言う
「I can't live without you…」 刻が止まった・・・
人を愛することの喜びを・・最初に教えてくれたね
くちびるの柔らかさも初めての・・何もかもが エチュード・ラブ
それでも気づく時は迫って来る もうこのままじゃいられないよ
互いを縛る 窮屈な恋ならば もう 一緒にはいちゃいけない
それぞれのワケは離れて 触れ合いの日々に別れを告げて雨が降る
塩辛い頬にとまどう 泣いてるんじゃない 走馬燈のデート・メモリー
「You don't have to remenber me…」 精一杯の・・・
傷つけるしかできぬ悔しさと開放された喜びが飽和する生温い6/13
何もかもが 暗闇に消えた・・・
トラウマであり今でも懐かしいお前の笑顔・・
もう甘えられないけど ホントに愛してたと思うよ・・・
>>120 「初恋part3 A・K」
まさに詞って感じ!パワフルな女性ボーカルが似合いそう。
歌声をつけて欲しい位。持ち味も健在。
事実を歌にしているのに、完成度が高くて、更にリアリティも
あると思います。「塩辛い頬」が好きかな。
>>121 有難うっす!自分で見ると鳥肌立つくらいサブイけど(苦笑)
それでは「初恋」の4部作完結編を投入しますよw
「初恋part4 真実のうた」
いつも君を見ているんだ 一人で教室の隅で本を読む君
とても君が気になるんだ その目に映るのはきっと淋しさだろう?
一緒に歩こう? その手は僕が引いて行くから
怖がらないで・・ 体温(タイオン)に脅えないでいいんだ
誰にも否定できないモノがこの世にはあるんだよ・・わかるかな?
きっとこのまま何もなく離れていけば 僕は必ず後悔するんだ
だから君には伝えたいことがあるんだ この世で一つ否定できない・・
今日も君を見ているんだ 目が合えば少しは心 かよえるようで
だけど君は僕を見ない マブタの世界には僕はいないのだろう
一緒に帰ろう? せめて駅まで側にいたいよ・・
高鳴る鼓動を抑えて・・となり歩ければいい・・
誰にも否定できないモノは 僕の心にあるよ わかるかな?
もっと今より素直さを見せてくれれば 僕は必ず気持ちを告げよう
それが君へと伝えたいすべての言葉 この世で一つ否定できない・・
この世で一つ否定できない 君への・・・愛
>>123「初恋part4 真実のうた」
初恋シリーズ完結。乙です!一連のくだりは素直に言われて
見たい、と思いました。多分そう思う女性多いんじゃないかな。
淡い初恋の雰囲気をのこしつつ、悲しさ、切なさも漂っています。
三連の、<一緒に帰ろう? せめて駅まで側にいたいよ・・
自分の初恋を思い出します。完結編にふさわしい、会心作だと思います。
>>118、119
批評ありがとうございます。
蛾は綺麗なものもいるのに、けっして
人には好かれないです。それが悲しいと思って
詩にしました。だんだんリラックスして書けるよう
になってきたので、精進したいです
>>124-125 感想ありがとうございます♪「初恋」はシリーズ物だったんで「ダレないように」と
「回を追う毎に成長する」ことを気をつけて書きました。
大体狙い通りなので良かったです。
続き物が終ったので次からは肩の力を抜いていけそうです(笑)
>リラックスして書けるようになった
良いことですね☆ 雪妃さんの詩も上達しているのがわかりますよ♪
気楽に良い詩をつくって行きましょう♪
聖母
永久に微笑むガラスの聖母。男を抱くはガラスの聖母
働き、養い、疲れても、寝具の中にはガラスの聖母
赤子の姿の男を抱き、慈しみながらミルクを飲ます
聖母に全てを許されて全てを忘れて眠りに落ちる
聖母の子守歌を聞き、ばぶぅばぶぅと寝言で応える
聖母がガラスで出来ていて、男を愛していないとしても
聖母が綺麗で慈悲深いから、男は聖母を母と思う
報酬が要るガラスの聖母。男を抱くはガラスの聖母
男の痛みを海綿の如く吸い込み微笑むガラスの聖母
>>120 「初恋PART3 A・K」
切ない恋ですね…「好きだから離れる」…そんな恋、ありますね(しみじみ)
英語で表現しているところが、切なさを置きかえるような感じがして
最後の連のあなたからのメッセージに胸が…
>>123 「初恋PART4 真実のうた」
これは片想いの切なさでしょうか…一番、素直に気持ちが表れていて好感です。
>誰にも否定できないモノがこの世にはあるんだよ・・わかるかな?
このフレーズがすごく好きです。いい、いいよこれ!!
そして完結編、乙です…私も片思いの切なさを書いてみたくなりました。。
>>127 聖母
キリスト教関係出ましたね…
これは非常に大人な詩ですかね、題材が…大人過ぎて子供の私には難しいですが
(いろいろと余計な妄想が…orz)
>聖母が綺麗で慈悲深いから、男は聖母を母と思う
この行が一番こころに残ります。聖母に喩えられているモノが綺麗なのでしょう。
…仏教とキリストを混ぜた大作を製作、構成中です…どうなることやらですが(苦
part4は現在進行系だから一番素直なんだろうなぁw
>>127 「聖母」
聖母が何を意味するものなのか読み解けない自分にorz
>報酬が要るガラスの聖母
この報酬の辺りを掘り下げるとまた面白くなりそうですね。
−忌み子の夢−
初めて行った葬式は 実の叔母のものだった
棺桶に入った死体…それが叔母との最初で最期の対面だった
涙は出ない…知らない人達が指差し笑った 視線が気持ち悪かった
死体の成仏を祈る僧侶をただ憎しみを持って睨みつけていた少女
電車でたった三駅の距離にいた親戚たち…気持ち悪くて吐き気がした
自分に流れる血を汚らわしく感じた…汚らわしい血を引き生きる自分
感情が消えた 悲しみも憎しみも怒りもない
そこにあるのは死者と自分に流れる、汚れた血への憎悪のみ
…少女は『忌み子』だと信じて生き始めた、たった十の冬だった
仏などこの世にいない…そう信じた忌み子
仏に見放された少女が夢見たのは「愛」を捧げるキリストの教え
ただ「愛」を求めて忌み子と信じる少女は生きた
初めて少女は聖書のページをめくり、修道女の言葉を聞いた
−ヒトヲ ココロカラユルスコトハムズカシイ
ダカラ アイテノフコウヲネガワヌヨウニイキナサイ−
忌み子の汚れは流された気がした…十八の時だった
今、ここに生きる二十四の女 そのこころに憎しみはない
…ただあるのは多くの悲しみと薬のみ
>>131を書いた感想
もう少しキリストや聖書に触れたかったし括りをハッピーエンドにしたかったです。
推敲して改訂したいので、率直なご批評お願いします。
>>131 −忌み子の夢−
内容はよく伝わりましたが、言葉選びに工夫が必要かと。
今のままでは盛り上がりに欠ける(もう一度読みたくなるようなフレーズがない)かなと。
この作品はまだ明らかに未完成・・それは何故かと言うと
「忌み子の夢」と言う題にも関わらず、「夢」を語っていない。
3・4連から「夢」に繋がる兆しはあっても、「夢」を語らないと「忌み子の半生記」で終っている気がします。
だからハッピーエンドに繋がらず、暗い部分で終らざるをえないのでしょう。
あと突っ込むべきか微妙ですが・・
>仏などこの世にいない
これは当然かと(汗)狙って入れてたらスマソ
>>133 批評有難う。
そっか、何か変だな…と思ったら「夢」を明示していないんだ。
仏がいないは意味無くつけたけど10歳までは信じていたからなぁ、神様仏様…って(笑
あと前半が長いね…血族への恨みが貯まってるのかショックだったのか
長々となってしまう…OTL 詩の完成のために個人的感情は捨てねば…客観視っと。
長編になりそうで…怖いぁ…
>>129、130
批評ありがとうございます。報酬のあたりの掘り下げ方、
考えてみようと思います。自分的には後でよんで「ばぶぅばぶぅ」
の所がヴァカジャネーノって感じw。キリスト教は美しい題材が沢山ですね
>>131「−忌み子の夢−」
えも言われぬ妖艶な、悲壮な感じが漂う作品ですね。
少女の感情が十分伝わって来るし、修道女のくだりも
汚れが流されたような気がした、という所でほっと
しました。一連の内容ですが、あれは少女の
せいで叔母が死んでしまった、と親戚が思っていた
という事なのですか?縁起が悪い、というような。
ニュアンスは伝わってきました。でももっと詳しくあのあたりを
知りたいと、興味がわきました。
>>136 これ…実話なんです…信じられないと思うけど10歳の時まで
祖父母と縁を切っていたらしく、初めての葬式で叔母の遺体と従姉妹と祖父母出現。
その前に親の離婚話も出ていて少女は傷ついたんですねぇ…現実味ないけど。
巧く今は憎しみを流して老いた祖父母の世話を、愛を…と持っていきたいけど…orz
客観的に表現、コンパクトを目指して後半を盛り上げたいです。ありがとう。
お魚
私はお魚、熱帯魚。一番綺麗な熱帯魚
赤い、ひらひらの私のドレス、自慢なんだから触らないで
とっても高価な私なの、大事にしなきゃ消えちゃうわ
私のはく泡綺麗でしょ、シャボン玉よりぽわぽわよ
とっても珍しいわたしなの、美味しい御飯頂戴ね
私はお魚の女王様、一番綺麗な熱帯魚
なのにお店のおじさんが、私のことみて笑うのよ
あいつは安い金魚のくせしてお高くとまってすましてやがる
まったく馬鹿なおじさんね、金魚なんかと間違えて
私はお魚、熱帯魚。皆に惚れられる熱帯魚
ある日素敵なお兄さんが、私を買ってくれたのよ
だけどお兄さん馬鹿だから、熱帯魚だって知らないみたい
何を思ったか熱い火に綺麗な私を入れたのよ
あついの、あついの。燃えちゃうわ。自慢のドレスが燃えちゃうわ
私は焦げて真っ黒になって、ビニール袋に捨てられた
まったく馬鹿なお兄さん、いわしなんかと間違えて
>>138 「お魚」
今までになく最後の一言で笑ってしまいました。こういう詩も良いですね!
単純な可笑しさと世界観の奥にある深みの同居・・・
今の私には出せない味です。感服いたした(汗)
>>139 批評ありがとうございます。そう、ちょっと
うけねらってみた♪笑ってもらえてうれしいです☆
女三宮
雛の姫君何思う 猫と戯れ何思う
ぼうっと香でも焚いたよな、紫の瞳の白痴美よ
雛の姫君何思う 猫と戯れ何思う
腹に宿ったややの父、思って猫で慰める
姫君姫君何を泣く夫に知られた不義密通
怖くて怖くて猫を抱く
姫君の不義に光る君、嫉妬に狂って蜘蛛になる
蜘蛛に変わりて光る君、蝶の姫君絡めとる
雛の姫君何思う 薄墨の衣で何思う
今朝の白すぎる露の香、焚いているのは柏木か
>>141 「女三宮」
源氏物語はあまり詳しくないのですが・・(汗)
短い詩の中にその世界観をまとめているのが凄いと思いました。
物語の中に引き込むのにも、1連から続くリズムの良い構成が一役買っていると思います。
>>142 批評ありがとうございます。うーん、ちょっと
マイナーな題材だったかも・・女三宮。
娘程も年下の女三宮をめとった光源氏。しかし三宮に
浮気されて、不義の子を生まれてしまうんですね。
その浮気相手が最後の一行に出ている「柏木」です
とろい所が共感できて好きだったのです;
>>138「お魚」
金魚の表現が雪妃さんらしいけれど、読んでいて楽しめる詩ですね。
ラストも哀しい結末なのに括りの工夫でこうも変わるのかと思いました。
>>141「女三宮」
これはとてもいけないことだった姦通の話ですね?
してはいけない…だけど誘惑に負けてしまい一度の過ちに後悔する姿
猫を抱く…そこの表現がおもしろいと思いました。
最後の二連が雪さんらしく、また第4連の色(白と黒)など工夫されています。
括りの一行の終わり方があなたらしい…古文は知らないけどいいと思いました。
−未来の親友へ−
たまたま友人の車でかかっていたボーカルの声が耳についた
…想い出のボーカリスト、想い出の曲だった…
封印したはずの想い出が走馬灯のごとく曲に流されて訪れた
あぁみんなで一緒に聴いて、歌ったね
流行ったフレーズ、覚えてる?
たくさん話をして笑って…たくさん泣いたね…失敗したね
「友達になりたい」って言葉すごく嬉しかった
でも弱かった私は…離れたくて離れたんじゃない…
あなたは今、どこでどうしていますか?
私は今、元気とは言えないけど自分を頑張って生きてる
「いつか私から会いに行くから待っていて…」
最後のその言葉があなたを苦しめていないか、心配
『いつか』なんて保証の無い言葉…無責任に使ってごめんね
私は友人と別れてすぐCDを買いに行った…そう、あのCD
ねぇ、あなたはあなたを、私は私を、精一杯生きましょう
もう言葉であなたを縛りたくないけれど
会いたくなったら、自信がついたら会いにゆくから…
今は一人で想い出の曲を口ずさむ
…愛しい君へ、遅くなったけれどありがとう
>>144 批評ありがとうございます。もうそろそろ
煮詰まってきそう・・でも色色刺激を受けて、
精進を重ねますね。
>>145「−未来の親友へ−」
お手紙ですね。「いつか」と言う言葉は私もよく
使ってしまいます。お茶を濁すためと、本当にまた
逢いたくても、具体的にいつと言えない時、相手に
逢いたいということを伝えるために。友人と貴方の
友情の深さが、伝わって来て、また会えるといいなぁ
と、祈りたくなる作品ですね
そろそろ保守アゲした方が良いかしら・・(汗)
>>145 −未来の親友へ−
題名は◎
内容が何処か追いついてないのかも・・リライトさせて貰って良いですか?
参考になるかどうか解らないけど、批評であーだこーだ言うより具体的な作例でしめした方が良いと思うので・・
ただ時間がかかるのと、事実から離れた世界になる可能性が高いので、その辺を考慮して返事をくれると嬉しいです。
(仮面太陽からペルソナの太陽を作った時の感じになるかと)
>>147 ありがとうございます。早く自分立て直して会いたいです。
>>148 リライトして下さると嬉しいです…元々がレスだからなぁ、これ…見覚えない?
自分で書いていてもどうも…お願いできたらお願いします。
一度事実と離した方がいいのはわかっているのですが想い出が強すぎて…
あと『忌み子の夢』も長くなるから二部構成にしようかと悩んでいます。
『忌み子シリーズ』…暗い…
「僕らの戦争」
この国ではある一定の年になると戦争に参加させられる
満足に戦い方も教えられずに何処の戦線に行くかを尋ねられる
戦いたくないと言うよりめんどくさい 今までは遊べと言われて・・
突然に争いの中 押し込まれてく 両親(オヤ)の内緒話聞いて鼓動速く
立派な戦士になる為に 一流の戦場を選ばなきゃいけない
いやがおうでも僕らを襲い来る 成長と言う名のタイムリミット
逃げ惑う事も出来ず迷い込み 教官の言葉に答えを探す
とうとう僕らも一定の年になって戦場を選べと言われた
ヤらないとヤられる世界 誰かを倒し次の戦線行くよう勧められる
戦うことなしで安心な生活は得られない 今の時代では
仕方なく争いの中
弾き出されて 夢も理想も届かずに諦めて・・
立派な社会の歯車に 一流の生活を求めたゴールには・・?
いやがおうでも進路を決めなけりゃ周りの流れに残されていく
劣等性の僕にはこんな詞を担任に見せることしか出来ない・・
あやこ
夜が叫ぶぞ妹よ 夜がおまえの乳白の喉を真っ赤な舌で嘗め回すぞ
魔王が叫ぶぞ妹よ 夜の魔王がおまえの邪心に地獄の炎を投下するぞ
妹よおまえが夜の魔王と 毎夜逢瀬を重ねているのを
兄は前から知っていたのだ
汚い妖婦の様な衣装 魔王の為に身に着けたのか
兄様、あやこ林檎が食べたい
そういって夜の林檎畑で 魔王と林檎を楽しんでいたのだ
妹、忌もうと、あやこへの 憎悪と慈愛は等価の林檎
あやこよそうして我が兄を苦しめ、そして地獄に落とすのか
私が地獄で夜の魔王に、くすぐられ嘲笑されたとしても
あやこよ、妹おまえは笑って、魔王に舞で祝福するのだ
兄様、あやこ兄様が食べたい
あやこよ夜の魔王の花嫁
>>150 「僕らの戦争」
選べと言われることは、これをしろ、と言われることより
大変です。今の時代の欠点を戦争という表現で、分かりやすく
かつ風刺的に表していると思います。
>>戦いたくないと言うよりめんどくさい ここが現代を象徴
していると思いました。本当の一流ってなんでしょうね。
>>151 「あやこ」
ずる賢い妹の何とも言えない深みのある詩ですね。
林檎の表現や、忌もうと等の言葉遊びも良いと思います。
>夜がおまえの乳白の喉を真っ赤な舌で嘗め回すぞ
>夜の魔王がおまえの邪心に地獄の炎を投下するぞ
あえて夜の舌が赤いのは炎と対応しているのでしょうか?(自分でも深読みしてる気もしますが(汗)
白い喉に赤も映えるけど、夜の暗闇の黒い舌であっても良かったかなと思いました。
>>150「僕らの戦争」
今回は厳しくいきますね、久々に(眠気まなこで)
>両親(オヤ)の内緒話聞いて鼓動速く
この表現が気にかかりました。「離婚がテーマ?」のように感じてしまいます。
>今までは遊べと言われて・・
この部分が他は完璧に戦争のベースが出来あがっているのを壊しているように思う。
「放任」など気に入る語彙を探して見てはどうでしょうか?
全体的に『現代』を表わしていて良いのではないでしょうか??
でももう一度、気分転換して推敲してみるといいかもしれませんね。好きですよ、この詩。
>>雪妃さん
今日はちょっと見られそうにありません…後日ゆっくり見せてください。
>>152、
>>154 批評ありがとうございます。
テーマは受験戦争でした(汗)離婚か・・そこは変えないとなorz
>>151「あやこ」
兄の苦悩する姿がよく表れていると思います。「兄妹愛」がテーマであってる??
>妹、忌もうと、あやこへの 憎悪と慈愛は等価の林檎
>あやこよそうして我が兄を苦しめ、そして地獄に落とすのか
この表現が綺麗かつ兄の苦悩をよく表わしていると思います。
解釈の力が足りず「林檎」が何のシンボルなのか掴めないのが情けない…
よければ教えてくださいね?いつも表現力と揺るぎ無い世界観に圧倒されます。
−鎧−
荒廃した社会…食うか食われるか…そんな空気が街に満ちている
街を行き交う人々の目はギラギラしている
そこで食われた私…心臓の一部までを食われてしまった
辛うじて命を取りとめた私は 街へ出るとき武装する…二度と食われぬ為に
RayやJJ…そんな雑誌は現代の孫子…読みあさって集めた武器
INGNI・エゴイスト・CECIL McBEE…
私はそれらの鎧を手に取り丹念に身に纏ってゆく
茶色く伸ばした髪は自慢の兜…必ず帽子をかぶって視線を遮る
次は鏡に向かって自分を高める為の儀式を行なう
丹念にファンデを塗り重ね、頬に明かりをともす
目には特に時間をかける…食われぬように牽制する為
一重を二重に シャドウにアイラインを引いてゆく
マスカラを重ねる毎に身が引き締まる…充分に重ね
最後に唇に紅をひく 艶やかに光る紅をひく
ヴィトンのバッグは最大の武器 それを手に取り
ヒールの高い靴を履き 胸を張って戦へでかける
…ワタシハ ツヨイ ワタシハ ムテキ…
本当の私をベッドの上に置き去りにして 街へ繰り出す私
中身は空っぽ…街を歩くは空っぽのマネキン
そう、もう一人の私も偽りで重ねられた硝子の鎧を着たマネキン
>>153、155
批評ありがとうございます。
黒い舌・・そうだなぁ。なんとなく(いつも)赤を多用するけど
黒の方が怖い感じでいいですね。サイトの詩には黒にしちゃおうかな☆
(パクリ)林檎は、「愛の果実」というらしいので、魔王とあやこが林檎を
楽しむという所は、「情事」を楽しむと、言うつもりで描いてました(汗
>心臓の一部までを食われてしまった
ドキリとする表現の中に、共感を覚えるのがすごいです。
マネキンという表現も、悲しく、美しい人形のような女性が
街をあるく情景が思い浮かびます。女性であればきっとこの詩
に共感すると思います。
>>159 批評有難うございます。原作からいかに発展させるか…それが課題でした。
現代の日本人のブランド志向のくせして中身は意見の1つもない…
そういった背景も加えてみたかった(昨日、友人とそんな話をして…)
『心が壊れた』の表現を誉めてくださったのは正直嬉しいです(考えたので)
−修羅の仏−
昔、どこかで怖い顔をして僕を睨みつける仁王像を見たんだ
どうしてそんなに怖い顔をするのかわからなくて
小さな僕は母さんの胸にしがみついたのを微かに覚えている
あれは東大寺の仁王像だ…ふいに思い出した記憶…
授業で習ったことをついでに辿ってみる
たしか仁王像は邪鬼を追い払う為に造られたんだっけ
東大寺の大仏は有名だけど…仁王像はどうだっけ
きっと大仏を守るために日夜、修羅の顔で門番をしてる
修学旅行で参拝した時は大仏に夢中だったのにな…
少し仁王像が可哀想な気がした…
今ならわかる、大切なものを見つけた時
命をかけてでも守りたい、大切な人ができた俺には
大切な何かを守るその心…その心は修羅の仏の顔をする
大切なものが大仏のように安らかでいられるように…
東大寺の仁王像は修羅の顔をした心強き仏なのだと
彼らの大切な大仏様を守るために日夜、彼らは…
そう思ったら幼き自分を少し恥ずかしく思った
きっと仁王像はそんな小さな少年を怖がらせたことを悔やんだろう
不意に仁王像を見たくなった…俺は奈良への切符を買いに足を踏み出した
>>161「−修羅の仏−」
珍しく「俺」ですね。いいと思います。仁王像や、不動明王
は、魅惑的だと思ってみていたのですが、大切な物を守るために
あんな顔をしているんですね。タイトルと内容のギャップも
面白いと思いました。
−獅子座流星群−
毛布に包まって 深夜姉と夜空を見上げた
姉と流れ星の数を数えては 喜んだ
親が見かねて 温かい紅茶を持ってきてくれた
初めて見た獅子座流星群…18の受験の前の前の日
今年は凄いと有名だった年があった
みんな寝ずに流星群に夢中だったとバイト先で話題だった
私は流星群を見るためにバイトを蹴って実家に帰っていた
一人暮らしの街中は 夜のネオンが邪魔をするから
一人、実家のベランダで星を数えた…おびただしい数だった
叶えて欲しかったよ…流れ星
叶わぬ恋心を収めてくださいとあんなに頼んだのに…22の秋
毎年、獅子座流星群は私にちょっと切ない想い出を運んでくる
毎年やってくるから、忘れられないじゃない…
でもなんだか憎めないよ…私が獅子座だから?
…それとも忘れたくない想い出だからかな…また来年会おう
>>162 いつも有難うございます…ちゃんと東大寺の前にいる像のこと
調べて書けばよかったのですが…言葉が先走ってしまいまして。
東大寺にいる二つの像…何ていうんでしたっけね(苦
またロクに考えずつらつらと…日記を書いてしまった
流星群好きなんです…鬼束ちひろの流星群…好きです♪
−晩秋−
一雨ごとに秋から冬へと季節を変えるが如く
冷たい雨がしとしとと
夏の雷雨のような激しさも伴わず
ただしとしとと じわりじわりと寄り添う晩秋の雨
冷たさを増してゆく雨
冬を呼ぶ雨…
木枯らしよりもずっと心に染み入る冬の色を伴って
我らに寂しさを呼びこむ、晩秋の雨
空も不気味に我らの心を暗くする色模様
いつもより暗さと寂しさ溢れる霧で霞んだ灰色で
我らの心を一層暗くしてくれる
その中で一際目を引くは、色とりどりの紅葉たち
赤、朱、黄…晩秋の雨の中、薄暗い空の下でも鮮やかに
我らの心を和らげるは…晩秋からの贈り物
寂しさがあるから喜ぶが映えるのかもしれぬ
冬の前後に彩る草木の力、大地の喜び
本格的な冬が直に来る…彩りと哀しみを伴う晩秋
我らに自分を問う時節…喜びと悲しみを感じようではないか
季節感と雨の悲哀が、心に染みる詩ですね。
雨だけでなく、空の色まで描写されてて、着眼点が
鋭いと思いました。一番好きな表現は、紅葉のあざやかな
描写と、>寂しさがあるから喜ぶが映えるのかもしれぬ
という所。完成度が高い上に、美しく、語りかけるテーマ
もあって、いいなあと思いました
繭
奥深き繭のその中に蓮花のような美女がいる
匂いたつ甘いその肌は、香油を塗ったよに艶放ち
全て忘却し蕾のように、無垢に無邪気に深く睡る
いつかその繭がふわりと解け、美女が睡りから醒めるのを
彷徨う死者が見たならば、仏の言霊胸に抱いて
蓮花を運ぶ風になろう
しかし繭は解けはせぬ、誰かがまじないかけたよに
仄かで祀り燈篭のような幽玄の光ばかりのぞく
美女を繭から出すために、鳥が目覚めの歌を歌う
しかし繭の中で美女は、鳥の愛らしい歌に怯え
舌を噛みちぎり絶えたという
感じ易すぎ、無垢故に繭から出られず逝った美女
鳥の愛らしい歌に目覚め、世界に怯え交わりを絶つ
だからこそ死骸は美しく、繭の中でだけ永久に光る
>>166 有難うございます。ちょっと手法を変えて詩らしく…
薄暗さだけだとな…と紅葉を思いついて入れたのが良かったようです。
「光があって闇ができた」の逆バージョンですね。(今、思ったけど)
>>167「繭」
たしか繭って蚕が作るんですよね…蚕を美女に見たてた視点
そして美女のままに完結した括り…
第三連の表現が好きです…鳥の歌声をここで使うのか…と脱帽です。
変わらない世界観・多彩な表現力に頭が下がり、勉強したいです。
>>168 批評ありがとうございます。
そう、鳥は思いつきでいれたんですが、なんとなく
気に入っていて;でもねたもそろそろつきてきたかな、
精進します!
−霧の中の少女−
朝霧たちこめる湖を 白い服来て少女が歩く
霧に霞んで表情は見えないが
朝霧をつかもうと白く細い腕を伸ばし
つかめぬことを哀しんでいるようだ
朝霧の中をさまよう少女は足を止めた
一本の老木を見つけて
愛しげに寄り添った 愛しげに…
老木を背もたれに少女は腰をおろした
朝霧の冷たい空気…そこは
瑞々しい大地の香りに満ちているのに
少女に何も与えるものは何もなかった
老木だけが愛しく感じられた
少女は老木に抱きつき
やっと一筋の涙を流した…哀しい哀しい涙
朝日が昇り始めると少女は森の中へ消えて行った
今の彼女には太陽はまぶしすぎて
また明日も霧が出たら少女は来るだろう
たったひとつの安らぎを求めて ふらふらと
−鏡−
海は空のきもちをよく知っている
海はいつも空ばかり見ているから
…空だけを見ているから
空よりも海は 空のきもちをしっている
海と空はなかよしで
朝、起きておはようをいうときの
海と空はキラキラとかがやく…だってうれしいから
でも夕暮れ、お別れをいうときは寂しくて
海と空は目を真っ赤にして、世界を真っ赤に染めてしまう
海は空が大好きだから 空のきもちを映し出す
空が笑顔のときは きれいなきれいな青
悲しいときは どんより深い青や深緑
泣き顔のときには涙を受け入れて
時には一緒に苦しんで荒れてもあげる
気まぐれな海に惑わされない大きくて広く深い海の愛情
私は気まぐれな空でありたい
でも大切なあなたの海になりたい…
綺羅星
彷徨う綺羅星、空には昇れぬ
触れ合い求め、地を彷徨う
空に昇れぬ綺羅星は、ただの彷徨う魂で
どんなに光神々しくともただの鬼火のともし火よ
地上で暮らす恋人に、毎夜枕の上にたち
最期の別れをせつせつと訴え訴え泣いている
訴え訴え切なく訴え、裂けた喉からまた鬼火が
どんどんどんどん泉の如く、湧き出てくるは綺羅星よ
>>170 少女と老木の組み合わせが、物語的で、面白いです。
霧の表現と合わさって、うるおいある静かな世界が思い浮かびます
少女の白い服、白い腕が、白樺か何かの綺麗なイメージが浮かびました
夢幻的な情景が、信州でみた朝霧を思い出しました
>>171 さらに可愛らしい感じになった感じです。こっちも好きです。
「なかよし」「おはよう」このへんが。ハッチさんらしい
よさが凄く出ていて、海と空の情景が、鮮明に浮かびます
景色を読み手の心の中に写す力はさすがだなぁと思います。
タイトル忘れてしまいました;ごめんなさい;
>>173-174 いえいえ、いつも有難うございます。
対照的な二つの詩…どうなっているんでしょうね、私の頭w
いろんな詩を書いて、いろんな心にあるもの、メッセージを込めて
外へと出してゆけたら…と思います。日々精進です。でも楽しい♪
>>172 「綺羅星」
すみません、スルーするところでした…orz
愛する人への届かぬ思いを「鬼火」だけでなく「星」にも、
二重に喩えることで深みが増し、哀しさ、悲壮感が増すように思いました。
>空に昇れぬ綺羅星は、ただの彷徨う魂で
>どんなに光神々しくともただの鬼火のともし火よ
最近感じたのですが、四連にまとめると綺麗に仕上がる気がしませんか?
言葉の不思議でしょうか…自分は書いててそう思うのです。
この連が好きです…きっぱりと言い切る所に強さを感じました。
>>157 「鎧」
流れも内容もよく練れていますね。
最後の連はもう少しまとめられたかもしれません。
具体的には「空っぽ」と「街」が二度出てきているので、リズムを揃えてみたりすると面白いかもしれません。
>>161 「修羅の仏」
僕と俺の使い分けで成長を表すことに成功している。
相変わらず面白い着眼点だなと思いましたw
>>163 「獅子座流星群」
確かに日記的になっていますが、最後の連から膨らませれば結構良い詩になるかも・・!
あえていえば「おびただしい」と言う言葉が浮いてしまってるかもしれません。
>>165 「晩秋」
最後に語りかけてる辺りが力強さを感じました。最後の連の一行目は「喜び」のタイプミスですよね?(汗)
>我らに自分を問う時節
このフレーズだけ読み解けないorzもう少しヒントが欲しかったかもしれません。
>>167 「繭」
綺麗な言葉選びが映える詩ですね。
余白が多く、こちらにも読み解くことの出来ない底のつきない深さがあって良いかと。
もしかしたら美女は幼虫で、死骸が蛹なのかな・・?と俺は解釈してみました。
>>170 「霧の中の少女」
少女の儚げな存在感がよく表されていると思います。
情景描写も綺麗ですね。特別ケチつけたい所はないですねw
>>171 「鏡」
最後の2行、素敵ですね。前よりよくなってるのは明白ですが、
>気まぐれな海に惑わされない
海と空を間違えてませんか?(汗)
内容はよくなってるけどタイプミスに気をつけましょう(滝汗)
>>172 「綺羅星」
終わりのない果てしない結びがとても綺麗ですね。
繰り返しの使い方もしつこくなくて良いですね。
>鬼火のともし火
この表現だけ気になったんですが、消えそうな危ういともし火である鬼火という意味なら、
逆の方が良いかと思いました。もしくは「儚い」などの言葉で弱弱しさを表現した方が、
流れ的にも良いかな・・。
一気に文句たれてみましたw
>>天虫さん
どうもありがとうございます。
タイプミスは本当に多くて自分でも後で読み返してよく凹みますね(苦
またたくさんの詩を書きあって(無理はないように)
コメントしていって詩の楽しさを味わいましょうね…マターリ新作待ってます。
>>176.177.178
批評有難うございます。そう、つい4連になっちゃう。
なんか形になるような感じしますよね。私なんかごまかしっぽいけど;
「鬼火」そうかあ。危うい感じしないなあ。確かに。結構何となく
単語使っちゃうけど、一つ一つ気をつけるだけで完成度は変わりますよね。
あと「繭」<美女は幼虫で死骸が蛹 実はそうです分かってくれてうれしい♪
>>天虫さん
ここで言って良いのか…『霧の中の少女』は朝の田んぼにかかった霧を見て
YOSHIMIさんを連想して書いたものです(爆
(ちなみにスレのほうはリアルの友人がモデルになっています)
>>雪妃さん
…「繭」を私は読みきれなかった・・残念!
4連はもしかしたら基本なのかもしれませんね(詳しく知らないけど…)
上に書いたように(?)日常からガァーっと妄想の如く発展させるので
そろそろネタ切れですね…何かないかなぁ…ネタネタ♪
−瀬戸の四季−
霞みがかるは春の瀬戸
穏やかな波に細かく日の光が反射して 金箔の如く輝いて見せる
我らは海で鍛えられ子供は毎年いろんな思い出を作る
小麦色に焼けて弾ける笑顔が夏を彩る
秋の夜長は月で愛でる
海は静かに月の色を映し出し 琥珀色の終端を敷く
瀬戸は波がない故 満月の昇る様は格別の光景
行き交う多くの漁船
ポンポン船の音が朝の静けさに木霊する
当たり前にある瀬戸の海…いつしか有り難みを忘れ
成長とともに海から気持ちは離れてゆくけれど
地元を離れると一番に心に浮かぶ光景…それは我らの海
潮の香は我らの心を安らかにしてくれる
もうすぐ冬がやってくる…穏やかな瀬戸が唯一荒れるこの時節
白波立てて荒れる瀬戸を目の当たりにしても
知っているから瀬戸の穏やかさを…嵐が過ぎると穏やかな春が待っている
>>182 瀬戸内海の上で考えてみました…普通の詩ですね。
海への想いをぶつけてみたけど
思ったのは、書ききれないほどに海は私に溶け込んでいるということでした。
>>182「−瀬戸の四季−」
瀬戸内海を見たことのない人に、憧憬を抱かせるような
優しい、強い詩ですね。ポンポン船を出したあたりが
いいと思います。響きも可愛いし、風情が出て。
海の幻想的な部分を月ですごく綺麗に表現されてるなあ
と驚きました。
>>184 ありがとうございます。
インパクトが薄いので音を探したけど…波の音はありきたりだし小さくて
絞りに絞って見ました…祖父母の住む島ではポンポン船の音をよく聞いた。
第5連は省いて他の詩に拡大していってもおもしろいかも…
みなさんの声で「瀬戸内海」を客観視できるようになりました。
(当たり前過ぎて一人では題材に出なかったと思う)
>>182 「瀬戸の四季」
情景の表現は言うまでもなく良いですねw
もう少し心情を風景に絡めても良いとも思います。1〜3連は情景を描くことに比重が行ってしまってる様なので。
他はケチつけるトコはないかとw
>>186 有難うございます。瀬戸内海のド真中で作成したもので…
この詩から2つ詩が分割して作れそうな…そんな余韻を残す詩だと思います。
瀬戸への心情だけで一つ詩が出来るほどに
思った以上に海は密接に関係していることに気づかされた詩です…
−紅い月−
夕暮れの海岸線を一人ふらふらと歩いていた
誰かに見られている気がして振り向くと
月が僕を見ていた…大きくて紅い月が僕を見ていた
紅い月…あの紅は何で人の心を不安にさせるのだろう
まるで僕のことを見透かすかのように
紅い月が僕を見て不気味に笑っていた…無気味に
いつもの月明かりはあんなにも穏やかで
人々の心を切なくも温かく包みこむのに
月も疲れるのだろうか、苦しくなるのだろうか
人々の切なさを抱え込みすぎて辛くなる時が…あるんだ
本当は知っているさ…夕焼けと同じ現象なんだろう
…だけど紅い月はめったに見ない…それは月が決めるから…
あの紅は僕たちの不安や切なさ、哀しみを混ぜた色
月が僕を見ていた…苦しいよ、助けてよと泣きながら笑って
>>188「紅い月」
たまに見える紅い月は何だか不穏で恐ろしい
感じですが
>月も疲れるのだろうか、苦しくなるのだろうか
この解釈が新鮮で、うん、優しい・・すごくいいなあ
と思いました。一見不気味な月の意外な一面。
話手と月の不思議な交流が悲しくも物語的で素敵です
>>189 いつも有難うございます。
昨日、満月のような月が見えて、それで紅い満月を思い出して書きました。
不穏な感じで行くつもりでしたが、月に思いを巡らせたらこうなりました。
…不思議です…
なんだ・・岡山も良い月が見れてたのか〜
俺も同じ題材で昨日書いてたや(苦笑)
>>188 「紅い月」
・・orz
主観が入って批評できないから感想とそれにまつわる話おば
紅い月に悲しさや辛さを感じたようですが、俺には熟れた果物のように見えました。
美味しそうに丸くて大きな紅い月・・・昨日書いた詞はそんな内容の詞でした。
あとは今は北海道に引越しちゃった面白い旧友との思い出でもあるのでw
俺は楽しいイメージを感じちゃうんですよね(苦笑)
>>191 感想有難うございます。
私、部屋の窓一面に瀬戸内海…だから月の出も見れるのだよ(藁
同じ題材でも全く違うと思うから、是非カキコキボンヌ+.(・∀・)゜+.
紅い月はいろんな気持ちを生み出すよね…売れた果実かぁ…
思い出も入れて見たいな天虫での1発目♪
−罪−
神の小羊
世の罪を除きたもう主よ、我らをあわれみたまえ
学生生活を終える前の日、ミサが行なわれた
社会へ出てゆく私たちを見送るが如く
創立当初から行なわれてきた伝統
まともに社会には出られなかった はみ出してしまった私
4年間の学生生活の罪を許されて
この2年の間にどれだけの罪を犯したことか…
神の小羊
世の罪を除きたもう主よ、我らに平安を与えたまえ
今、心の中で繰り返し唱える祈りのことば
講堂で唱えた時の何倍もの想いをかけて祈る
…あの日の笑顔はもう戻らない…変えられぬ事実…
神を信じぬ私が神に祈りを捧ぐ
誰よりも強く 誰よりも清く…主よあわれみたまえ…
>>193「−罪−」
祈りの詩ですね。
卒業式のミサの話など交えて親しみやすさを出しつつ
祈りの言葉が入ることで厳かな優しさも感じられます
最後の>神を信じぬ私が神に祈りを捧ぐ
ここに共感しました。最後の2行が一番心に伝わってきますね
>>194 ツライ時に不意に頭をよぎるんですよね…覚えさせられた祈りの言葉…
詩というか、散文ですが、ちょっと違うスタイルになったような…
主への祈りの言葉は長過ぎて使えそうになく(天にまします我等の父よ…)残念…かな?
主題としては「無信仰な日本人…でも困った時の神頼み」をアレンジしてみました。
いつも感想、ありがとうございます。
−祈り−
おばあちゃんの家で高熱を出して寝こんだことがあった
私はまだ小さくて、苦しくて、母が恋しくて泣いていた
「花火ができない」と幼い姉が怒ってたのを覚えてる
熱はどんどん上がって危険な状態だった
祖母の家は瀬戸の小さな島にあり、どうしようもなかった
姉たちがふてくされているのを叔父と叔母がなだめ
必死に「ごめんねおねえちゃん」って弱虫な私は謝ってた
姉たちが寝ついた後、祖母が私のそばに来てお経を読み始めた
始めて聞いたお経は、不思議な呪文みたいで
おもしろい響きに自然と笑顔が零れた
不思議な呪文を聞きながら眠りに落ちたのは…八つのとき
夜が明けて熱が落ちついたのを確認して祖母は
仏壇に手を合わせて何度もお礼を言っていた…何度も何度も
祈りの姿がそこにはあった…気づいたのは…二十四のとき
今は仏壇に手を合わせるのは私
祖母はあれからどんどん記憶を無くしていって
そらで読めたあの呪文ももう唱えられなくなった
だけど最後まで覚えていたのは祈りの言葉だったという
私は祈りの言葉は知らないし仏を信じてはいないけど
天国にいる祖父たちが私の祈りを聞いてくれると信じて祈る
>必死に「ごめんねおねえちゃん」って弱虫な私は謝ってた
けなげだ・・小さい子のいたいけさが現れていて、その後の
お経の魅力と対象的で引き立てあってますね。お祖母さま
のお経のくだりは不思議さと同時にコミカルさがあっていいですね。
「千と千尋」みたい。物語としても楽しめる作品で好きです。
>>193 「罪」
ちょっと批評できる作品じゃないかもorz
内容はわかりやすいけれど魅せる詩ではない気がします・・。
2、3連が肝になる代わりに他の部分から浮いてる感じがします。
そこをいじればより詩作品的になるかと。
>>196 「祈り」
5連の冒頭を読んでベルタースオリジナルのCMを思い出したのは俺だけでいいorz
呪文、お経、祈りの言葉などの使い分けがよくできていると思いました。
文句たれました〜w
>>197 雪妃さん
感想ありがとうございます。ちょっとしたことで思い出す記憶ってありますね。
お経でこんな思い出を思いだせるなんて思いませんでした。
>>198 天虫さん
いつもご批評ありがとうございます。
『罪』は祈りの言葉が先走り過ぎてるのでバランス悪いですね、確かに。
『祈り』で思い出されたCM気になるのですが置いておいて、
完全に過去の日記みたいなんですが、多少いじれば詩になるのかなと思いました。
だんだん「自然」からそれてきた私ですが…何処へいくのでしょう??
教えや祈りの言葉を加えることの難しさを感じた2編でした。
「未来の親友へ」
聞き覚えのあるボーカルの声 閉じ込めた記憶が解かれていく
想い出のあるボーカルの声 偶然が現実(リアル)に交差していく
あぁ みんなで一緒に聴き歌ったセピアなフレーズ
あぁ 重なる記憶と歌声の冷たいセッション
たくさん話した たくさん笑った たくさん泣いて 失敗もした
「友達になりたい」と言ってくれた君に返せたのは臆病な不器用
離れてく残酷さ知ってるのは君の方だけど離れるしかなかった
君は今何処にいるのかしら それなりに私は頑張ってるよ
会いに行く いつか私から行く 無責任に期待もたせてゴメン
あぁ 「いつか」が来る日を待ち続けてないか心配
あぁ 手元のCD聴くことで少し近づけた
あなたはあなたを 私は私を 精一杯に 生きていこうね
もう二度と言葉では縛りたくないけど会いたくなり臆病な私に
自信と勇気と愛持った日には君のところへと必ず会いに行くよ
今は一人でいつもの歌を口ずさんでる
愛しい君へ最後になったけど・・ありがとう
>>200 わぁ、見事なリライトありがとう♪(゚∀゚)ハッチ!!
これなら行けるね…ちょっとアレンジしなおして仕上げてみるよ♪
ありがとう…いつも思うけど上手いよね…天虫さんの表現力と解釈に脱帽です。。
>>200 「未来の親友へ」
これ好きだー・・。ハッチの可愛さと
天虫さんの洗練が良く混ざってて魅力的です。
今時の女の子の恋の歌って感じですね。有線で
流れてきそうな自然なよさがありますね
私の好きな詩を紹介なんてしてみたり…
訳は私がしたので間違いもあるかと思いますが…まぁまぁ…
−暗黒の木−
友人に対する怒りというのは、その気持ちを伝えることで静まる
真に憎い者への怒りの場合、気持ちを伝えはしない…育てるのだ
そう、その気持ちに朝と夜、震えながら涙の水を与え
その気持ちに笑顔という日光にあててやる
…相手に気づかれないように策を練って
そう、朝も夜もその気持ちが重みのある輝いた林檎の形となるまで
あぁ、憎きやつが林檎を見ているよ…それは私のものだと知りながら…
奴は柱に隠れて、こっそりと暗闇の中私の庭に忍び込む
朝になって私は喜ぶのさ、腕を広げて倒れて死んでいる奴を見て…
(William Blake "A Poison Tree")
たくさんの比喩(隠喩)が使われていて
憎しみの感情を林檎に喩えているあたり…禁断の果実ほど欲しくなるのですよね…
何か感じてもらえたら、それで嬉しいです。
−一方通行−
気がつくと、いつも目の中に映っているあの人
いつも背中を眺めてた…いつからだろう…わからない
気がついたらもう、目が離せなくなっていた
彼の声、動き、笑い声、眠そうな顔、厳しい表情…
どれだけの瞬間をこころに収めたか…わからないよ
人を好きになる瞬間なんてわからなくて
人を好きだってわかった時には…もう走り始めてる
どれだけ相手をこころに収めても
私のことは相手には映っていないから
私のこころは何処へ向かえばいいのかわからなくなる
近づけば近づくだけ遠くなるような錯覚
私の想いは一方通行だから
引き返せないの…進むしかないの…でも前が見えなくて…
「好きです」その言葉が口から出るまで一方通行は終わらない
一方通行を抜けたら大通りへ出られるよ…自由に走れるよ…
>ハッチ
批評の前に自分の詞について・・
「未来の親友へ」の3連目の2、3行目はもう少し説明が必要だったかも・・。
元の詩を頭に保管していないと「いつか」という言葉の重みが軽い気がする。
歌詞にするとこういう弱点が出るんですよね。
アレンジするときはその辺の加筆に注意してみてください。
>>204 「一方通行」
2連目のラスト2行は良い感じですね。そのまま歌詞にも使えそうな感じ。
3連目の「相手」と言う言葉は「あなた」に置き換えたほうが恋愛っぽい雰囲気が増すかなと思いました。
「相手」と呼ぶことで突き放すことを狙っていたのでしたらすいません(汗)
>>天虫さん
アレンジの心配までしてくれてありがとう…気をつけてみるよ♪
キーは「いつか」という言葉にあるからね…大切に、でも客観視で行ってきます!
「一方通行」
ご指摘のところは、「一方通行」の車を意識して「相手」と表現してみました。
恋愛詩だけどちょっとユーモアを入れれたら…と思って…
過去になった恋愛だからこそできる技かもしれません(藁
いつも丁寧にご批評有難うございます。
>>203「−暗黒の木−」
最初の2行が人間を語っているなあと思いました
題材は禁断の果実なのにすごくリアリティが
あって、人間は悲しい物だなあと思いました
ていうか深いですね・・。
>>204「一方通行」
2連目のラスト2行、私も歌詞になりそうだと想いました。
リズミカルさが出ていて、気持ちも伝わってきます。
片思いの切なさ、なかなか伝えられない思い。
「一方通行」、「大通り」という言葉が共感を
与えてくれますね。
>>雪妃さん
いつも有難うございます。
「暗黒の木」は本当に怖い詩だと思うんだけど(憎しみの感情を育てる過程とか)
何となくわかる気がして…人間をリアルに表していながら、物語のようで…深いです。
「一方通行」はお褒め頂き有難うございます。
バイト先で片想いしていて「好き」と言うまでの切なさ・苦しさを書いてみました。
私だから、勇気を出して告白したけど…片想いだけど行動してしまうと
大通りに出てしまうんですよね…ほろ苦い想い出を排除した、純粋な片想いを書きました。
−バーチャル−
私たちの生きる世界は一つじゃなくなった
『リアル』と『バーチャル』…時々わからなくなる
私たちは開拓者だからまだ上手く使いこなせていない
『リアル』と『バーチャル』は違うと先人たちは言う
だけど『バーチャル』が『リアル』とつながることもある
私たちは開拓者だから私たちの後ろに道はできてゆく
『バーチャル』で生まれた感情をどうして否定できるの
『リアル』は大切…わかっているよ…でも誰か教えてよ
生まれる感情が純粋であれば…なんて夢見すぎなのかな
『リアル』でも騙されるよ…この気持ちはどうすればいい?
『バーチャル』で生まれた純粋な感情…ねぇ誰か否定してよ
そうしたらラクになれる…だけど本気で否定して…本気だから
紋白蛾
毒婦は清純の擬態をする
毛皮の内掛け無の白さ
触覚は麻薬を仕込んだ櫛
性的な味の果実の樹液、貪欲にすする其の様は
吸血しているようですらあり
赤子のように無心に吸うので
知らずに見る者に誘いかける
白い内掛けには黒の斑点
この世に生まれた穢れを意味し
不用意に手を触れた愚者達の
滲んだ血をも思い出す
>>209「−バーチャル−」
親しみやすく、興味深いテーマで、着眼点がいいな
と思いました。素直に共感出きる作品で話手の
思いも胸に語りかけてきます。
>生まれる感情が純粋であれば 一番印象深いです。
今度は第三者の目でみた『リアル』と『バーチャル』
の詩も読んでみたいなあと思いました
>>210「紋白蛾」
すごく少ない言葉に凝縮されていて、蛾の悲壮感や無垢な姿に世間の汚れ
そして詩に流れる官能的世界…無駄な言葉は無く完成度が高いと思いました。
第2連の紋白蛾の表現に脱帽です…表現力の豊さ、世界観…
そして締めの言葉
>不用意に手を触れた愚者達の
>滲んだ血をも思い出す
たくさんの解釈が出来て素晴らしい余韻を残していて素敵です。
>>211 雪妃さん
いつも丁寧なご批評有難うございます。
思いついたことを言葉にしていくので生活密着系になるのでしょうか…orz
でも親しみを持っていただけたなら嬉しいです。
そして次回のお題まで用意してくださって有難うございます…
『バーチャル』にはまり込んでいる姿…友人から見た私を連想して書いてみます♪
>>212 批評ありがとうございます。紋白蛾は真っ白で
ふわふわのとても綺麗な蛾なのですが、毒があり駆除対象の
害虫です。写真を見てあんまり無垢な姿だったので
書きたくなってしまいました。ハッチさんの詩はすごく
共感できるのが好きです。いつか私も生活密着系を書いてみたいなあ。
生活密着系・・生きている実感がないと書けないものですから
それがリアルでも、バーチャルでも。
>>209 「バーチャル」
非現実であるバーチャルの世界を開拓していくという発想はとても良いかと。
3連目はもう少し肉付けしないと一人で踊ってるだけな感じがします。
最終連の〆方は非常に綺麗ですね。
>>210 「紋白蛾」
触覚を櫛に喩えたのは流石ですねw
>>212でも言われてるけど、こういう余白の残し方は楽しみやすくて良いですね。
「思い出す」と言う言葉で〆てあるのがまた綺麗ですね。
>>215 天虫さん
いつもご批評ありがとうございます。勉強になります…
確かに三連目は私の気持ちが走り過ぎていて、
もう一連足した方がよかったですね(4連でまとめたい欲求に負けた…orz)
〆は私は2行に気持ちを込めることが多いですね…しっくりくるんです自分でも♪
雪妃さんからのお題提供に応え、天虫さんの意見を頭に新作考えてみようと思います。
−仮想世界−
友人が結婚した…出会いは今流行りの出会い系サイト
披露宴では遠く離れた二人の出会いを
何とかごまかそうと司会者が必死になってて笑ってしまった
どうしてごまかしたりしなくちゃいけないの?
友人は真剣だった…出会いがメールなの不安がっていたけど
二人は着実に普通の恋愛を築いていって幸せをつかんだのに
どうして彼女たちの恋愛を大人たちは認めてあげないの…
変に誤魔化しを入れたから折角の披露宴も私は興ざめだった
友人は恋をしていて喧嘩した時
授業をサボってまで新幹線に飛び乗って
ただ会いに行ったことがあった…当時はわからなかった
今ならわかる…我を忘れるくらいただ真剣だったのだろう
インターネット・携帯メール・出会い系サイト…
それらは仮想の世界で現実じゃないと年寄りは言う
たくさん事件が起こって危険だから止めなさいと言われる
現実でも事件は起こってる…二つの境界線って何なわけ?
そう言うと彼らは口を閉ざす…お決まりのコースってヤツ
わからなかったこの世界…今、私は現実と仮想世界の境界にいる
立って始めてわかるんだ…何も知らずに口を挟むのは止めにしよう
気持ちはどこででも産まれるよ…人と人が繋がってしまえば必ずね
−ふたご座流星群−
今年は12月13日にふたご座流星群が見れるらしい
獅子座流星群より寒いから綺麗に見えるかもしれない
午前二時前後が最もたくさんの星が降ると聞いた
午前二時前後…時間を聞いて心に迷いが生まれたよ
丑三つどきじゃない…空から降りてきてくれるの?
私は貴女たちは星になったと信じているから
流星群の流れ星をみては貴女かと確認するでしょう
私のもとへ来てくれるのかと落ちつかないでしょう
流れ星を数えては貴女たちとの想い出を数えては
想い出の数だけ涙を流すのでしょう
ねぇ私に会いに降りてきてくれるんだよね…
一方的な想い、届かぬ想い…もうわかっているよ
わかってしまうくらいに時は流れてしまったから
貴方たちの一番大切な人のもとへ降り立ちなさい
そして笑って、そして涙を拭っておあげなさい…
私は眠りに就くことにするから…夢の中でいいから会いに来て
>>217−仮想世界−
写実的で「バーチャル」の時より客観性があってまた
違った魅力があります。三連目は共感を呼ぶし何より
恋物語的で、他の連を盛り上げていると思いました
>>218「−ふたご座流星群−」
13日・・見れる所にいれたらどんなに楽しみか。
でも大多数の人は星のあふれる空を想像して其の日を
迎えるのでしょうね。1連の寒いから綺麗に見えるかもしれない
という所で人間の場合に置換えて考えてしまいました。
苦労するほど世界も美しく見えるのかな、と
本題に戻って三連目からがキラキラと悲しい盛り上がりを見せて
くれますね。「涙」と「星」この対比も綺麗ですね。
切ないけれど何度でもかみしめたくなるそんな詩だなあと思いました
>>219 雪妃さん
丁寧なご批評有難うございます。
「ふたご座流星群」は深読みしてくださって世界を広げてくれて感謝です。
>苦労するほど世界も美しく見えるのかな、と
本当にそうかもしれませんね…意識的にかけてはいないのですが
味わい深くなって良い詩に認定しそうです(藁
「仮想世界」は実話です(汗
友人は幸せに暮らしているとその後も聞きました
星といい…現実ばかりなので空想の世界観を書けるようになりたいです。
−いつかの親友へ−
聞き覚えのある声を耳にした…この曲…どこかで…
思い出した瞬間、時計が逆回転し始めた…過去へ過去へと
こころはあの日々に戻っていった…セピアとなった日々へと
暖かい想い出と冷たい現実が絡み合って過去を紐解いていった
たくさんの笑顔 たくさんの涙 夜通し語った夢は今どこへ…
思わず口ずさんだあのフレーズ…たくさん失敗もしたっけね
「友達になりたい」と言った君に返したのは臆病で不器用な返事
離れてく残酷さを知っているのは君だけど…そうするしかなかった
「いつか…いつかまた会えるから」…いつか…何て無責任な言葉…
君が「いつか」を待ちつづけていないか、忘れていないか心配なんだ
ねぇ君は今何処で何をして、何を見てる?
私はそれなりに頑張っているよ…見てるのは青空と月明かり
ねぇ私は私を生きるから、君は君を生きて…精一杯生きようよ
寂しくなったら空を見て…空はみんなとつながっているからさ
二度と言葉で君を縛りたくないけれど…いつか
そういつか君に会えるだけの自信と勇気がついた日には…
もう二度と君を傷つけたくないから強さと優しさも必要だね
帰り道街角のCDショップで思い出のアルバムを買った
…少しだけだけど近づけた気がして泣きながら歌ったんだ
今は一人、寂しい時に苦しい時に聞いては口ずさむ
愛し君へ…たくさんの想い出と未来への希望をありがとう
>>221「−いつかの親友へ−」
一連の流れがテンポ良く、話手の思い出を語って
いますね。そして「いつか」・・色んな意味を含むこの
言葉を上手に取り入れて、深みを出していると思いました。
詩物語・・そんな言葉が似あうなあと思います
>>222 雪妃さん
ご批評有難うございます(キリ番ゲトゥおめです♪)
前よりはマシですが…やはり思い入れが大きすぎて
ショートストーリーにしたほうがいいのかもしれません…
『ハッチ家出物語』中々のドラマが…
いつか過去になったら書こうかな…「いつか」という詩は書けそうです。
−いつか−
いつかっていつのことなの
これから先の未来のこと?
それって近い未来、遠い未来??
よく昔母親に「いつかね」と言われてた
でも「いつか」は来ないことの方が多くて
母親の「いつか」は「嫌よ」を意味してた
でも「いつか」という言葉は
淡い期待を持たせる言葉
無責任だけど
来るか来ないかわからない
だから余計に期待が膨らむ言葉
美しいものには刺がある
「いつか」という
甘い響きに酔いしれて
血だらけになってはいけないよ
いつかという日はこの世で一番見えない日
いつかという言葉は最も残酷な甘い蜜
−恋敵−
恋敵がいた…負けて私は身を引いた
身を引いて数ヶ月、好きな人から
彼女が星になってしまったと聞いた
恋敵にはばれていたのかもしれない
勘の鋭い女だったから
強そうに見えて弱い…不器用な女だったから
私の想いを見透かしていたのかもしれない
悲しいけれど私は本当に姿を消した…
苦しいけれど彼が本当に彼女を忘れられるように
あれから一年が経とうとして
私は他に好きな人が出来て毎日ドキドキしてる
一年という月日は私には長かったけれど
彼や貴女を想い出にするには充分だった
今の恋に悩んでいる私に優しい貴女は
夢枕に立って会いに来てくれた
お互いの好きな人のことを話し合って
貴女は姿を消した
不器用な貴女の精一杯の思いやりを感じて
そんなんだから長生きできなかったんだよ
だけどありがとう…これで思い切り新しい恋に走れるよ
本当にありがとう…貴女と和解ができたようで嬉しいよ
226 :
名前はいらない:05/01/06 23:06:34 ID:ZkTq+uio
age
age
牡丹雪が音も無く空から落ちてくる
空は行き詰ったような
疲れ果てたような
どんより重たい色をしてるのに
そこから落ちてくる牡丹雪は
純粋無垢な色をして
黒いコートに落ちた牡丹雪
黒いコートを見る見る白く飾って
街ゆく人をお揃いにしてく
やがて溶けて無に帰る牡丹雪
ほんの束の間の出会い
ありがとう
大地に戻り空へお帰り
くろのこーとでした
こわいですね
230 :
228:05/01/23 22:04:36 ID:wmtemxJY
>>229 『黒』に意味はなくてたまたま着てただけだけど(黒のコート流行ってるよね)
意味づけして表現してゆくと面白いものになるかもしれない…
評論・コメント…かな??ありがとう、色を使う時、心得てみるよ。
雨の音が止んだから窓の外を見てみれば
空から静かに舞い降りてくる雪が見えた
どうして雪は音も立てずに
華麗に舞い降りてくるのだろう
雨よりも冷たいはずなのに
どうして私の心を暖かくするの
空から静かに舞い踊って地上に降り立つ
白くて繊細な雪の結晶
手に乗せればすぐに溶けて水にかえるキミ
お日様の光ですぐに溶けて水にかえるキミ
とてもとても儚いキミ…
私の住む街は この冬二度目の雪化粧
明日の朝には化粧は落ちるだろう
だからしっかり見ておくよ
キミに出会えた喜びに感謝して…
僕らはいつも笑っていたね
それぞれに深い深い哀しみを内に秘めて
夜通し語った未来や夢
今でも僕はキミに教えてもらったタバコを
今は一人で吸っているよ
果てしなく広い夜空の下で…一人
いつまでも一緒にいられないってわかってた
…そう、あの日にはもう戻れないけれど
僕はあの日々を忘れない…輝いてた日々を流した涙を
一緒に聴いたCDを手にすると胸が痛むけど
ちょっとだけキミに近づけた気がして嬉しいんだ
ギターが生み出す切ない音は
あの日の僕らのよう
まだ上手く弾けないでいるけれど
上手く弾けるようになる頃には
良い想い出になってくれるかな…会いたいよ
今日は大切な人の誕生日なの
大切な人が今日まで
生きたという
とても嬉しく神聖な記念の日なのよ
祝いに何を贈りましょう
祝いに何を贈りましょう
私は想いを唄に込めて歌いましょう
彼女の心に届けておくれ春の風
桃の香りを風に乗せて
大切なあの人に
貴女と出会えた奇跡に感謝して
貴女と同じ時間を共有できることに感謝して
感謝の唄を歌いましょう
貴女は暖かな春の匂いがする人です
訪れる人を優しく暖める、春の人…
優しく暖かい翼を持つ
春の風よ、彼女を高く高く飛ばせてあげて
たくさんの景色を見せて写真(絵)にしてもらいましょう
ほら、笑顔が零れるのがわかるでしょう、春の風
私はもう次の記念の日を待っている…
気が早いかしら春の風…
寒い冬を越えて訪れる春は
人のこころを暖かくする
梅が、桜が咲くのを人々は待ちわびて
木々のつぼみを目を細めて見守っている
一冬を越えるごとに人は大きくなる気がする
厳しい冬があるからこそ
ほら春はこんなに私たちに優しい
235 :
名前はいらない:2005/09/22(木) 17:28:37 ID:1qNb4bTq
保守
236 :
Y.S:
人 作Y.S
朝学校に行く時に色んな人に会う
PTAの人
通勤の人
地域の人
色々な人がいる
色々な人がいる