1 :
kanon :
02/05/15 23:16 ID:JYmHEeWi 前スレで提案がありましたので、新しくたてさせていただきます。 基本的には私を含めて、詩の投稿が中心です。 批評につきましては、気が向く方が居られたら、してくれると嬉しいです。 物事の表層的な部分と深淵の連鎖を探るレスです。 とは言っても、まぁ、気楽にいきましょうや。
2 :
kanon :02/05/15 23:20 ID:JYmHEeWi
「忘却の湖」 綺麗な湖畔だった 季節が刈り取られ 濡れた花弁が靴にへばり付く 爪先をあわせ 最期の一輪を首だけにして投げ放つ その花は 冷水に殴られ 重力に犯され 自重に耐えかねて やがて沈み行きながら しかし 湖底を見る事はないのだろう 記憶が死ぬのか それとも心が死ぬのか 俺は疾風の如く 走り去った
眠くなったので 寝ます
前スレのリンクは貼らなくていいのかな?
5 :
??? :02/05/16 15:27 ID:???
この2番のポエム。何か誰かのポエムに似てるな、、てか詩に、、 まさかばくってないよな?
6 :
kanon :02/05/16 17:17 ID:GucwarHo
>>5 いや、オリジナルですが・・・
これだけ沢山の詩があれば、多少也とも似たものが出ても仕方ないのでは?
無意識にそう感じる人も当然いるでしょう。
2の詩はちょっとありきたりだからね。 既視感を覚えるのも無理はない。
8 :
kanon :02/05/16 17:23 ID:GucwarHo
>>6 付け足し。
真の「オリジナル」というのは、もう存在しないのかも知れないですね。
>>4 >1は前スレへのリンクって言葉の意味すらわかってないと思われ。
10 :
kanon :02/05/16 19:06 ID:GucwarHo
「紡ぐ人」 雨の一粒一粒を 弦に託した 水鏡を残し 陽を臨めば ただの惨めな即興 賽が残した波紋 恐ろしくとも 弦は弾かれる 今日も 陽に昇華されぬ 泥水が取り囲む
>>1 不用意に、というか、ageると荒らされますよ。気をつけて。
お袋さんよぅー空を見上げりゃ、そそりたつぅー
>>1 トリップをつけることをお勧めします。
最近語りが多いようなので・・・面倒なことじゃないでしょ?
test
17 :
あジャック(シャア) :02/05/16 21:36 ID:s4JdMLeS
女なんかいらない おんななんかいらないと奴は言う。 オレも同感だけどちょっと待てよ 俺たちは女から産まれてきたのさ 病気なんかいらない 病気なんかいらないと彼が言う だけどオレは言う、それじゃいつ健康を感じるのさ 人間なんかいらない 人間なんかいらない と奴が言う。
前スレにもここのリンク貼っといた方がいいよ。
「双頭の虎のフィロソフィア」 虎は昼の闇に順応できない 摩天楼の 陰という陰に身を潜め 落ちた死肉を足掛けに 貪り突き進む 虎は夜の光に順応できない 威を借る狐を嫌い 荒れた指は下ばかりを指し 彷徨することも 咆哮することも無く 沈んでゆく 唯一つ その虎は 己の声の限界に挑んでいた
20 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/17 16:59 ID:fifFF5ug
「我」 その箱舟は 歌う海を弄ぶ 何処まで 夜明け空 思い出している 独りで地を踏んだ日を 来る日も去る日も 夜明け空 曰く 神は楽園より人を追放し 再び近づけぬよう その地を火で囲ったのだ
削除
22 :
TI :02/05/18 12:29 ID:luCemtko
都市生活 埋め立てられる 心 掃き捨てられる 瞳 追い立てられる 命 この街の空は 低く 叫びをあげる 隙間もなく 愛を唱える 静けさもなく ただ 曇り空の灰色が 街角に立つ 女の子の ルージュを 目立たせる 街 ようやく 薄くぼんやりと月がでて お隣には 木星のためらい こんな曖昧な時間が 閉鎖された空間を 忘れさせてくれる あなたは 何処に行く。。
23 :
TI :02/05/18 13:33 ID:luCemtko
波と粒子 座標と動き 無と有 対立するものの リズムで 宇宙はできている 調べが 響くと 音があり 静けさに 戻ると 音があった そう あなたとの会話のように 宇宙は 輝いて はじまり 様々なきらめきで広がり 変化して いつかは 静かに終わる その間こそが 生きている時間 恋は宇宙 宇宙は存在の恋愛
24 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/18 13:58 ID:mw+X9qLz
「若葉のように」 晩秋の 老葉の奏まるで詩人 歳月を辿り 苦汁を省みる 初夏に萌え 風任せに擦れ合う言の葉 余りに若すぎて 未だ いかに謳うべきか知らない 俺の言の葉たち 時流れ 晩秋の 老葉の奏まるで詩人 歳月を辿り 苦汁を省みる 胸に秘めるは 未だ輝く若葉色 審査も終わったようなので、一応載せておきます。
25 :
TI :02/05/18 14:03 ID:luCemtko
<匂い> もう大気は しめやかになり あなたの肌の匂いがする かげのように あなたは 僕の心に 棲んでいて 未来の思い出のようだ なにもすることなく 二人で息をしていると ほんに 生きている匂いがする
26 :
TI :02/05/18 14:30 ID:luCemtko
kanonさんは どんな詩人がすきなんですか。 僕は中原中也、ランボー、リルケ、ヴェルレーヌ、谷川俊太郎、朔太郎を よく読みました。
突然現れた人間がするような質問じゃないでしょう。
深淵を覗いているはずなのに、言葉を飾った詩が多いね。
29 :
TI :02/05/18 14:50 ID:luCemtko
前スレ(824以降)でも書いていたので Kanonさんに 聞いてしまいました。 失礼しました。
友達いないんだね・・・
31 :
TI :02/05/18 15:01 ID:luCemtko
確かに詩の話できる人は少ない。
32 :
名前はいらない :02/05/18 15:03 ID:ZaGnVAob
煽りは放置でいきませう,,,,,,,
こういうのにレスつけると荒らしに発展しますよ。
>>28 >とは言っても、まぁ、気楽にいきましょうや
ヨリ,,,,,
あと細々しい事を,,,,,,,ふ
小さな親切大きなお世話。
相手にとって余計なこと言っていないか、、考えてくださいな。
いじょ。
>>34 オマエモナー。
35 :
TI :02/05/18 15:51 ID:luCemtko
<予言> 視野に悲愴な直線が成長し 精神の空間を埋めていく それが言葉であるか 悔悟であるか なんびとも知りえない 僕に見えるのは 直線が有の中で 無を占めるということだけで 僕 笑い転げてしまう。 クォークの光量子の味わいは 透明な闇で犯されていて イリュージョンの詩のかたちの香りは したたる血のまどろみだ 僕 直線の先端に愛をつきさして 生き長らえていよう 視野が幾重にも直線に覆われたときに 神が姿を あらわすであろう 僕 微笑 狂気か死を代償として 神を拝むにちがいない 神は直線のシルエットに生息している。
36 :
TI :02/05/18 15:54 ID:luCemtko
<存在原理> 瞳の中で宇宙は生まれている リズムはしとやかに 子供が投げた 小石の放物線の彼方 神は 潜んでいるのです たとへ ひと が 悲しみという 言葉を創りだしたとしても。。。 宇宙は あなたが あなたでいて 僕が 僕であることを その糧として 存在しています。
>>35 「。」を使う文末と使わない文末に意味があるのかどうか知りたいね。
38 :
TI :02/05/18 16:00 ID:luCemtko
<生成原理> 宇宙は 音楽が流れて 貴女たちが 踊りだして 美しい笑顔と ひらひらする スカートが 出会いを生むように 生まれた 艶かしいうごきが 同調し 輪を広げ ひとつの意志となった時 時を刻む さえずりや ささやきが 恋しく 気持ちが ゆたらかな 暖かい渦になり 全てを 包み込もうとして 銀河は生まれる 気持ちが激しすぎて 恋がしゃぼんのように はじけるように 僕らの宇宙は 不確かで 綺麗に存在し 虹の命は 淡くにじんでいる 今もどこかで 宇宙の調べが聞こえる
39 :
愛新覚羅 :02/05/18 16:11 ID:zr6Y3V2S
血染めの銀羽織 3 任侠に幸福は似合わない 娘を慕う若者が殴りこんできた おりしもぼくは新婚旅行の打ち合わせ中 馬鹿な若者は家来をきりすて舞台中央に 娘は身をていしてぼくを守ろうとしたが こちらも渡世のはしくれ 娘を安全な場所に放り出し 若者とぼくははてしない戦いのあと息絶えた 注 絶対絶命*3の場面が現実に生じたときでもあった
>>26 詩人はあまり知らないです。ヴェルネールはよく読みましたけど。
どちらかというと、小説家のほうを結構知ってるかも。
>>22 より以降の詩ですが、同じような事を言っている詩が多いように思います。
確かに物事の深淵を突き詰めていけば宇宙の創造、人間存在の理に行き着きますが
それだけが深淵では無いと思いますよ。
>>40 訂正ヴェルネール→ヴェルレーヌ
恥ずかしい・・・。
>>28 おそらくこのスレのカノンの詩は全部暗示的なんだろう。
確かにそのまま読んでもわけわからんものが多い。
前スレでも後ろの方はそういうものが多かった。
“ここから自分で読み取ってくれ”っていうスタンスなんだろうね。
だから評価が両極端になる。正直俺も理解できない詩が多い。
43 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/18 18:55 ID:mw+X9qLz
「慈悲の寝室」 今日の朝は いつもより天井が冷酷に 常闇を甘やかす 躍動を抑える細い瞼 忽然と懐疑心の暴走開始 慈悲深い後ろの敵は なかなかに厄介 朝寝坊
『「理解できない」とは、詩人にとって最高の褒め言葉である。』 こんな言葉なかった?まあ今俺が考えたわけだが。
46 :
青の羊 ◆GtbbWniA :02/05/18 23:06 ID:8tE6Bsn5
「箱庭的な世界を思う」 チュシャ猫の罠にかけられて 僕らは右往左往する アリス達 この不思議の国は 余りにも複雑で 幾つもの思いが 幾重にも張り巡らされ それらが歪み 混ざり合い 眩暈を誘う 極彩色の世界
私が捜した大人 匣の中の享楽 どんどん橋渡る……どんどん橋を 橋が落ちた 自分も落ちる……
>>42 詩は抽象美が制する想像ですからいいんですよ
kanonさんのスタイルは素敵っす
49 :
青の羊 ◆GtbbWniA :02/05/19 00:00 ID:qUeJy/7G
「5つの思いから」 星を撒いた海に 僕は独り 浮かんでいた 夜空と海は 世界の果てで とけ合っていた 僕は待っていた 目を閉じ 耳を塞ぎ 夜よりも深い静寂の内で 一条の閃きが 僕を貫いてしまうのを 僕の知らない僕が 君にしか解らない僕が 僕の魂に何かを悟らせる事を 全てを見透かした様でいて 何も理解していない わかる なんて事は 本当は人には与えられていないのか 僕は知りたいと 想うけれども それは君の事を知りたいと願う自分を見たいのか 自分の知りたい君を見たいと願うのか 君への想いが我儘に過ぎないと 諦めてしまう前に 星に奇跡を願う
50 :
Nothing :02/05/19 07:48 ID:tqHsdgyf
彼は驚くに違いない プライドを取り戻すための道具が、暴れだしたことに 彼の顔はひきつるに違いない ちっぽけなその手が、上っ面を掻き毟る凶器に変わったことに 彼は恐怖に慄くに違いない 見下していた相手が、怒りの獣に変わった時 彼は言い訳するに違いない 憐れだと思ってた相手が、言葉の刃を突きつけた時 彼は逃げ出すに違いない 気も狂わんばかりの恐ろしい形相で愛を囁き 天使のような優しい声で呪いの言葉を吐く こんな自分から遠くに 彼は投げ出すに違いない 救ってももう勲章など貰えないから 新しく、おかしいものを見つけたから そうに違いない、きっと
51 :
Canopus ◆j1h.j3e. :02/05/19 22:44 ID:oqgMAerX
『金星(Venus)』 宵の明星。明けの明星。 一番星を空にさがして願いをかける人は、現在どのくらいいるのだろう。 一番星をみつけるには、この街の空はあまりにくすんでいる。 おまけに現代人は暗闇をこわがりすぎて、すこしだけ世界に夕闇が忍びよった だけで、すぐに街いっぱいに明りを氾濫させてしまう。 ぼくらはオバケにおびえる子供を笑うことはできない。 伝説の、神話だけの存在、預言者さえも縮小して消えてしまった。 宵の明星。明けの明星。 ぼくらはいつの間に、明星を「みょうじょう」と読めるようになったのだろう。 日月星は「じつげつしょう」とはなかなか読めないくせに。 しかもぼくらは、明星は金星のことであると、なぜか知っている。 金星が愛の星、美の星であるとも。 実際には二酸化炭素におおわれた灼熱の地獄だというのに。 小さくなりながらも、なおも ぼくらの胸の奥に住みついている、一つのことば。 宵の明星。明けの明星。 ぼくらはふとしたはずみで、このことばを思い出す。 日々の営みに疲れてまっくらな道を歩くとき、 あるいは淋しい気持ちのまま、膝をかかえて、 夜をまんじりともせずに過ごしたときに。 そんなとき、ことばは ことばとしての意味をはるかに越えるだろう。 何も見えないはずの明るすぎる夜空のむこう、 涙でかすんだ瞳のなかにぼくらは、 ぼくらだけの金星を果たして見つけることだろう。 ごめん。 ぼくには、やっぱり金星の詩は書けそうにない。 金星を語るべきことば、 金星に語りかけることばを知らない。 ふと顔をあげて部屋の窓をあけると、 つめたい空気のくすんだ夜空、騒がしい街の音、 金星のうたう歌さえも聴こえなかった。 他スレに書いたやつですが…。
52 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/19 23:14 ID:E6VHJXTR
「sieeping in the tale」 輪郭を失くした 一つの書がここにあり 鎖を失くした 一人の人間がここにいる 次から次へと 音が紙面より溢れだし 光が一周しても 心に解せない眩暈の連続 fin の文字に至るまで 三日月に寄せて窓に掛け そして俺は 捩りきらない物語を胸に秘め 深い闇に眠るだけ
53 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/20 14:36 ID:O6VoIWK1
「対話」 今 僕の目の前にあるこの樹には 凭れかかってはいけないらしい 遠い昔 初夏が巡るたびに お祖父さんが言っていた 樹が泣くからと 呼吸を忘れたその老木を 見下ろす雲さえも躊躇いがちに通り過ぎる 少し気の早い風鈴が屈折して 僕の頬は光だす 陽をうけ雨に踊り 夏へ伸びゆくこの緑園で 午後の姿で涼しい音に立ち尽くし 淡い対話のこの緑園で 僕はまだ 凭れかかってはいけないらしい
>>51 選んだ言葉は至ってごく普通ですが、なかなかに難解な詩ですね。
簡潔にまとめると希望の明暗でしょうか?
kanonさん、学校は・・・?
前スレってどうなりました?dat落ちする前にDLしようと思いまして・・・
>>55 中間テスト中で午前中で終わりです。まだ3日も残ってるらしい・・・、残ってるらしい。
赤点が無いことを祈るのみです。
>>56 >>11 をご参照下さい。
>>57 ありがとうございます。
見れなくなる前に保存しておきますね。
いや、結構面白い詩が多いのでね・・・
では、この辺りで。テストがんばってください(笑)
もう前スレって終わったの?保存かぁ・・・時間かかるしな・・・
このスレ結構好きです。
62 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/20 22:42 ID:O6VoIWK1
「未練」 早々に知り行く者 取るに足らない自尊の中 全てを知ったように舌をまわす俺は 格言を残した自分を せせワラう心もない
せせら笑う、だね。
>>63 Σ(゚д゚lll)ガーン
修正どうもです。
意外にチャーミング!(w なんか好感が持てた。でもさ、イイ詩作るよね。
66 :
名前はいらない :02/05/20 23:01 ID:HIiAwTMw
模倣子として 電脳空間の海の底に 残ろうとしたら 涙が出ました 本当の私はなんだろうと 今までこの空間でつむがれた言葉は 否定され 虚偽とされ 底から誰も引き上げてくれない
67 :
は? :02/05/20 23:06 ID:???
もう1つを静電気で待て 沈みかけの太陽 知らない壁にもたれて もう一度受け止める小さな言葉 心の中では切れてしまうけど 一瞬の人と朝の改札 静かにまぶたを閉じる 空気が無い動きたくない 鳴り止まない音が消えうせる この指の先で秘密さえも パンのような手触り 苦しいのは街 鏡の中では景色が肩をすべる 羽ばたき降り立った どうしたって過ぎてゆく 僕らは生まれ幸せの物語をつなぐ 未来の誰かに何も言えなくなる 寒いねぬくもり感じる 時に世界を見つめながら 氷のようにきしむ
68 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/22 15:39 ID:GrHawzTs
「十六の夜」 未だ嘗て 夜と言葉を交わしたことは無い 夜は清らかだ 愚につく灰暗い笑顔は 己を映す水鏡に翻り 己を救う酔郷に腐り 永すぎる俺の詞を 偶(たまたま)に鎮める風葬 幼い眼で境目に立ち 先ばかりを見ていた 十六の陽炎のような回想録 残響 近くを遠くを 大きく小さく拡げ 夜は白まる
69 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/24 17:13 ID:MiPZopku
移転したんですか? 好きなスレが見つからんくて困った。 一回ageておきます。
70 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/24 18:23 ID:MiPZopku
「1821 please set me free」 粛然として 馬にまたがり仏の大地を駆け 男は太陽までも 手に入れんばかりの輝き を放っていた 幾つもの闇夜をこえた この島のこの丘で 最期の月に 男は涙した やはり 疲れたらしい
光子48手知っているかい? (都立家政談)
72 :
TI :02/05/25 22:18 ID:/Auv8uL4
「静脈」 今宵も ほんの 少し欠けた月が 出でまして 木星の貴婦人達の 茶話会の話題は 殺人でした。 彼女らの瞳の陰に住む 夜の思い出と 肌の温もりで 僕は 涙を流している。 埋立地の ビルディングの まやかしの光と 汚れたビニイルの ありふれたお人形が 出会うよう 饐えた 匂いが たちこめて あなたの白い手首を かじってみたら ガチョウの青い血の 甘い味がしています
オタク臭いな・・・
74 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/26 00:00 ID:Fow83QGk
「abnormality Mars jaming」 見てごらん あれがearthっていう星だよ 極部には膨大な水をかかえて 昔は海まであったらしい ここから先は 歴史書には載ってないんだけど 生命体もいたらしいよ 可笑しい事に その部分だけいつも空白なんだ 売るんならちゃんと何か書いとけってね(笑 おっと パーティーの続きだ 今夜は僕のピアノをearthに捧げよう そして もしかしたら存在したかもしれない 宇宙の同胞達へ 乾杯 歴史の表舞台
ホントだなオタクくさいな…
77 :
青の羊 ◆GtbbWniA :02/05/26 00:24 ID:yETsEaMU
その虚ろな青い目で 世界の憂鬱に見初められ 涙も流せぬ 深い恐れに 捉えられぬ 迫り来る影に 震えながら、逸らすことはできない 世界の狂いを目の当たりにし 己の破錠していく魂を前に 虚を歌い 広がる空白を彩るだろう 私の目には 喜びの影が映る 命の翳りが明滅する それでも私は 光と影を見つめ続けるだろう
78 :
詩詠猫 :02/05/26 00:50 ID:qLnrc77l
外見を飾った奴が居た その姿は雄々しくきらびやか 華やかで 浅ましい奴らが集まっていく だけどそんなもんは単なる皮だ 皮を破って 自分を見せろ そんな姿じゃ誰も認めてくれはしない 言葉を飾った人が居た その言葉は雄々しく軽やか 華やかで 単純な奴らが集まっていく だけどそんなもんは単なる空だ 殻を破って 自分を聴かせろ そんな声じゃ誰も聴いてくれやしない ありのままの奴が居た その姿は浅ましく醜かった どうでもいいと引きこもった 構って欲しいのか? 放って欲しいのか? 自分でしようとしないなら そのまま首でも吊っていろ そんな心じゃ誰も気付かない認めない聴いちゃくれない 皮も殻も一切合切破り捨てて 新たに纏え自分の鎧
さぞクビがシマルだろうヨ ごタイソウなヨロイオモイだロ? カザッてもアサマシくミニクい ミトメてホシイ? キイてホシイ? おマエもアイツもアマチャンだナ?ン? デ?ツギのHNはナンだゴルア?
>>79 なかなか〈( ^.^)/ ヨイ
本音が見えます
難しい言葉なんて必要ないのが
読んでるとよくわかります
アオリじゃないヨ!!
81 :
尾切れ首断ち猫 :02/05/26 02:34 ID:qLnrc77l
下らないこと書き込む奴が居る 下らなく煽おる奴が居る 下らない自演する奴が居る 最後に一言アオリじゃないヨ!! 誰も聞いていない そんなことは聞いていない 単なる蛇足 無駄な言葉 書かなきゃいいのに 幾分かは響いていたのに もう届かない 俺には聴こえない だったらどうした 全て無駄さ 猫を殺して首吊って回線切って逝ってきます
>>81 なんか、勘違いしてない?
僕は78なんて、それほど良いと思わない
僕が良いと思ったのは、あくまでも
>>79 「憎悪」がちゃんと見える。そして、言葉の使い方もうまい。
たとえば君が
>>79 を書いたって言うなら、謝るけどさ。
83 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/26 17:50 ID:qa0F2Slm
「そして 夏」 目前の海は 相変わらず油塗れ そしてお前が燦燦と 彼らを照らし出すのだ 美しく 鴎が舞う空 朝散歩にはまだ肌寒い だが 月がもう一度満ちれば 油を髪に塗りたくりながら 嬉しそうに お前は水面を泳ぐのだ
オタッキースレはこちらですか?
85 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/27 19:33 ID:JFrt5Hrc
「羨望と絶望」 恍惚として 膝を押さえる彼に見惚れている 敷かれた地面は堅く 直接に伝わる衝撃 難なく皮を剥ぎ 肉を抉るのだが 彼の血は勇ましく 照りつく太陽熱の舗装された道路に 深い染みを残した そして今日 白のシーツの上で 手首に一筋の紅が走る
漢字が読めない,,,, うぅ、、俺って阿呆や。。鬱・・
どれがだよ?読めない漢字なんてあるのか・・・
>燦燦と とか,,,
>鴎が舞う空 とか,,,
>>83 だけやん。。スマソ
89 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/28 21:42 ID:nhdvtpSl
「起承転転」 生まれは知らない とうの昔に忘れてしまった 常に個でありながら 何時でもこの流れとしての存在だ 渇土を潤し 木々に憚(はばか)れ 他に飲み込まれても 巡り会う仲間に 別れ行く仲間に 涙も捧げられない そのものだから 水鏡を嬉しそうに飛び越える子供達 お前達よりこんなにも単純なのに こんなにも哀しいのだ 明日には あの東の空で 明星を遮っているだろう
91 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/05/30 19:37 ID:j2EvLOKl
「関係」 俺は俺である しかし僕は君と話している 僕になりうる僕は あなたがいないと私ではなく 自分はどうすれば自分なのか 結局俺は 何者でもあり 何者でもないのだが
92 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/01 22:01 ID:N+s+ygG0
「Moment」 最期の記憶は女だ 蛇の使いだ 胸糞悪い 嗤うな 眼を閉じると犯されそうだ 過去に癒される事はなくとも 手探りで見つけ出して 殺ることが生甲斐だ 鏡を割れ バラバラに砕け散った破片の上を 裸足で歩け
93 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/02 00:28 ID:0xMqtcA5
「二足歩行の疑問」 灯して定かならぬ 静謐の世界に流れる たった二つの揺らぎ 手元の熱と脳の熱 おぼろげに 空に交じる灰色の歌 彼らを抱いていた 在りし日の大地へ 俺は一つだけ問うてみたい 何故 人は恐れなかった 審査が終わったので載せておきます。
94 :
虚無 :02/06/02 16:03 ID:???
カノン。 いいもわるいもおぼっちゃん的な閉鎖性を感じる。 無理だろうなコイツが変わるのは。 ちらちらっとのぞいてたんだけど、 詩人って感じじゃないんだよね。
>>94 そうかい?
うまいとは思うけどね。
カノンの作風は俺も好きじゃないけど。
97 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/03 23:22 ID:xD9YBnlx
「月迷風影」 僕たちの漆黒の底 意外にも浅い 絶えず灯り続ける産声に 被衣を靡(なび)かす甘い息吹 静の海のなげ掛けた影にも この星で迷うことはない 過ぎた月光は遠ざかる 誰もいない窓辺に何が残るのか もう染まろう 似非た漆黒に 後はただ 風の赴くままに
98 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/04 21:57 ID:U3b/qaA+
「暴走無言」 徒(いたずら)に 俺を追いやる分節化※ 白夜の螺旋階段の途中 踏み外す恐れはない ただただ続く旋回や 単調な靴音に何も望みはしないのに さらに哮をなすのだ 今は既に瞑れた喉を嗄らせて 千切れんばかりに ※分節化・・・連続的でないこと。数値化。デジタル。
99 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/04 23:58 ID:U3b/qaA+
「Bohemian rhapsody」 I'm not a rolling stone but also the singing. The sky give me a strange. A car lost control. I just promised to my self. "where ever" and "let it be". The singing is strolling. whole seasons around and aroud me.
フレディーくんののまんまですか?
>>100 フレディーって誰ですか?
英詩初挑戦の上、英語力も無いので怪しい所が多々ありますが・・・。
>>kanon氏 余計なお世話かも知れませんが、英詩をやるならせめて韻を踏んだ方がいいと思います
>>102 アドバイスどうもです。
恥ずかしながら、英詩は基礎も根本的なルールすらも知らないので。
104 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/06 18:05 ID:/g5EZmpD
「飛翔の祠」 そこは閉ざされた夏の 夏を鎖した部屋 白藍の少年は夏を知らない 潮の匂いや 夕立の織り成す湿気 過ぐ雨粒の餞(はなむけ) 少し重くなった服を笑う声 街は五月蝿かった 笑みが零れてしまうほどに 少年は部屋の波打ち際 自分を抱いていた蒼白い波頭を 渚に一瞥する そして次の瞬間 少年は街へと走り出す 主を無くした夢幻の部屋では 鎖の錆びた匂いが波に浚われた
このスレッドの皆様へ 予め言っておきますと、この文章はコピペです。 そして、当然のごとくマルチポストです。 しかし、荒らしや煽りなどではありません。純粋な意見です。 どうか理解して欲しい。あなた方に直接関わることだから。 近頃、ここ詩板の自治スレにて、 強制IDにするか否かと言うことに関する話し合いが持たれています。 そこで、あなた方にも協力していただきたいのです。 すぐに行動を起こせ、などとは言いません。 ただ、自治スレを覗いていただき、 皆さんそれぞれの意見を持っていただきたいのです。 強制IDになればどうなるか。もしくはそうならなかったら。 あなた方の、2ちゃん詩板における活動に直接関わっているのです。 どうかこの議論に興味を持ち、 いざとなれば議論の場に赴くなど力を貸していただきたい。 もしあなた方がご自分たちの未来を危惧するなら、 自ずと答えは出るはずです。では、この辺りで失礼します。
えー、業務連絡です。 即興詩人スレが、私が進行役で再開しました。で、よろしかったら、kanonさん、 審査員やっていただけませんか?今、あちこちで勧誘をしています。 あまり重く考えなくていいですよ。軽い気持ちで参加していただければいいですからね。 業務連絡を終わります。
107 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/09 23:00 ID:jd02w+QO
「コイン」
世界の縮小
表裏一体
廻るほどに分からなくなる
例えば今
胸ポケに入れていたその一枚に救われたわけだが
しかし元々俺は死んでいたのだ
さぁ
次の一発だ
寂れた銃口を向けるなよ
こんな豪雨の中では
硝煙の臭いすら鼻を衝くまい
>>106 「審査」ですよね?批評で無いなら承ります。
サッカー日本代表おめでとう!
108 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/10 21:38 ID:R+3s7MD8
「牡猫」 汐日の稜線はいざ知らず 無心に街灯は降りていた 擦れたレコードの悲鳴で 砂の世界は縮れる 牡猫は少女を見上げる いつも遊んでくれるその少女が 今日は滑り台に登ったまま降りてこない 待ちきれず脚を躍動させようとした瞬間 先まで見えなかった稜線が 遥か高く遠く聳(そび)える 喉の閨(けい)に爪を隠し よく見る夢の一様に 燃える様なオレンジ色の しかしあの鬱塞とした静寂 牡猫は知る筈の無い涙に 自分を忘れた
君が遠くなっていく 私の知らないところへ行くんだね 二人で感じる それぞれの孤独 言い訳ばかりして 平然と歩いてた 嘘の道 ここまで歩いてきたら もう戻れない 知ってたはずなのに 自由を目指して がむしゃらに走ってきたつもりだけど いつの間にか 自分が自分に束縛されている事に気付く 私には自由を勝ち取る権利なんてものは無い 今更気付いた 夢に見た 永遠は きつく縛られたまま手にいれたのかもしれない
110 :
Zeus Duelie Christ :02/06/10 22:36 ID:MOm4c6sF
111 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/06/10 22:44 ID:UXtO1ZZq
そんなにも深く切り裂かれた まだ新しい傷口 広げる言葉をは知っている 易とも簡単に口にしてその傷を広げ 気づいても笑うその姿 目蓋の裏に焼き付け 復讐するがいい 私を目にしても気づかないだろう しかし 私の傷口を作ったのは その血溜りに横たわる紛れもない君自身
「緑の葉っぱ 綺麗だな」 ○浦綾子の夫、み○世の詩 わかりやすいが 綾子はどう感じたのか この土の器をも この気持ちが あればこそ、か
113 :
タブーポエムに挑戦 ◆ieaIT67Y :02/06/11 13:12 ID:6xr35SVa
日本における中国人の犯罪が後を絶ちませんが、 私が問題にしたいのは、日本国籍に帰化した中国人についてです。 日本国籍を取得する際に、反日的な傾向がないかを調査するのだそうですが、 彼らは、まんまとそれを隠し通しています。 そして彼らの子孫、2世3世へと反日教育を徹底していると思います。 (日本人に対する残虐非道ぶりに罪悪感が感じられないところからその憎悪が窺えます) 一見普通に市民生活を送っている日本人ですが、 彼らは日本人に対して、国益に反する様々な工作をやっています。 数百万人規模のネットワークを駆使して、老若男女が総動員で事にあたっています。 (監視、情報収集、意識操作、いじめ、誹謗中傷、嫌がらせ、挙句は集団ストーカー) 皆さんも例外なく、小学生頃から学友らに工作を受けていることは断定できます。 たとえば、真面目な日本人には不真面目になるように誘導します。 要するに、彼らの中の選り抜きにエリートコースを行かせて要職に就かせる狙いでしょう。 そうです、日本の役所、自衛隊や警察、教師、マスコミに反日の人間がうようよいます。 大変、危機的な事態です。 困ったことに、彼らが日本の苗字を名乗っているために、 普通の日本人と見分けがつきません。 皆さんも特定できれば、「えっ、あいつが?」となります。 それをいいことに、彼らのやりたい放題という現状です。 日本には猟奇的な事件で迷宮入りになったものが多々ありますが、 この勢力によるものだと思います。 彼らは治外法権、手が出せないようです。 日本人は事故やトラブルを装って、次々葬り去られています。 いわば、日本人になりすました連中から一方的に侵略されている格好なのですが、 こういう事情を知ってか知らずか有事法制に反対する社民共産は売国奴である、 とは相応の判断と言えましょう。 最後に言っておきます。 彼らは三文芝居の名手であり、 日本人は戦後から永らくの間、一杯食わされつづけているのです。 PS、創価学会に多数紛れ込んでます。
114 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/12 23:43 ID:oH/7VsaO
「梅雨の葬儀」 水無月に 子を抱く君の足は早い 気紛れな風光に 大地の明暗は定まらない そして今は一介の生口 至高の歌い手だ 大きく広げた両の手両の目 君の子は 僅かに厳しくひどく冷淡に 春の水面に枯葉を浮かべるように 死は追い詰められた
115 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/14 23:14 ID:NnrEDTse
「風と僕の疾走」 薄ぼんやりと僕の背中を追う 両側の大気を切り もの狂おしく駆けること 滾(たぎ)る汗 揺れて止まる電線の声を轟々と耳に刻む 錆びれた地平線にささやかに交じり 刻々と流れる新世界 眼が潤むような この駆ける枢軸のほうを向き 僅かに一陣の残風を掴む そして僕は瞼の裏に 何時までも 大地を 撫でる
116 :
ハサキ :02/06/17 18:09 ID:???
御久し振りです。kanonさん。 「多雨」 窓を殴る雨を背景にして 貴方は私と憂鬱と戦ってくれる 翠の夏はまだ遠く 眼を覆っただけで 視界は雨になる 黒く静かな雨に 光など 私には勿体無い 雨の中 貴方が居てくれれば良い 私と同じ哀しみを 貴方と同じ喜びを この雨と同じ安らぎを 与えてくれれば良い
117 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/17 18:20 ID:Wk9tp72q
「チキンハートカフェ」 髪を梳く その仕草 垂れた前髪から臨む娼婦のような眼 物憂げに何処を見る こんなにも近くで 香を運ぶ風は媚薬 唾が直ぐにも蒸発し 柄にも無く しばしグラスを握り締めたまま 無邪気な太陽に負けた最後の水晶は グラスの中に残響を残し アイスティーの味を薄めてゆく 後はもう 目を合わせ瞳孔を逸らす他 どうしようも無かった
こんばんはKANONさん。 おじさんたちのパワーは凄かったっすね(w あの後何時頃まで残ったんですか? 俺でも終電ぎりぎりだったんで、KANONさんは ちゃんと帰れたのかちっと心配でした。
>>118 1時15分あたりまでいましたよ。タクシーで帰りますた。
15歳のガキがタクシーかよ! いいとこのお坊ちゃまはお気楽人生まっしぐらだね!
121 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/18 21:45 ID:134YcKwp
「生誕」 すっかり寒くも無くなった まだ青が若い朝に 白月の淵をなぞってみる 光と酸素を生成する前の 理由無き胎動 日を追って膨らむお腹 二人 いや三人が見た空は同じだったのか 月がちゃんと割れてました? いやいや もしくは 俺とお前とこのチビッコは 一体なんなのでしょう? 俺の粗末なお頭じゃわからんし 仕方ないので 帰り路は俺が歌っていってやろう 俺も知らない歌を
122 :
n :02/06/19 00:08 ID:???
限りある未来をしぼりとる日々から 抜けだそーと誘った君の目に映る海 昔あった国の映画で一度見たような道を行く なまぬるい風に吹かれて いまけむりの中で溶けあいながら 探し続ける愛の言葉 溶けあいながら・・・ ♬スピッツのうたYORI
私は安全地帯とユーミンしかきかねーよ>おんがくおんちのa だいたい音楽に走るやつは不良なんだよ。
n は粘着の n !
n は荒らしの >いかいか!
126 :
n :02/06/19 00:22 ID:???
さそり座はそもそも粘着気質ありとのこと あたしはs53.11月8日うまれで 占星術でみれば太陽がさそり座の位置で生まれ そして確か、金星も火星(家政ではなく)もさそり座の位置で生まれているのである 粘着気質は否定いたしませんYO!
いってー、さすなよ>射手座の女a
128 :
n :02/06/19 00:39 ID:???
>127射手座!! ちなみにあたくし 射手座的気質もそなえてますの s53、11、8、9:30福島県郡山市生まれなあたしのアセンダントは射手座です なお、火星がさそり座ではなく、射手座だったかもしれないので調査しますと、 やはり射手座でした。さそり座なのは太陽と金星だけのようです。 (汗) 火星はs53年9月7日より、s54年1月6日までは 射手座に位置していたようです 失礼いたしました
nちゃん、がんばれー
130 :
n :02/06/19 16:02 ID:???
>129 ありがと!!
131 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/19 21:35 ID:dZUleFRx
「相対的」 その日 傘は雨を受け入れた 隔ても無く扶(たす)けも無く 誰のモノかもわからない 濡れた心をザァザァと その日 脚も地面に埋もれて歩けない しかしどれが俺の脚だ 誰のモノかもわからない 錆びた脚をピシピシと 最期の嗤いを残し 世界を見限った独我の眼 しかし ならばなぜ今 砕けた脚も心も薨(みまか)らず 俺は雨に溶けない
>>131 タイトルを変更。「相対的な孤独」
※薨る・・・死ぬこと
133 :
木 :02/06/19 23:30 ID:+frL4VvS
宴は何事もなかったかのように 日々の平穏へと還っていった わたしは考えるのです 一瞬で弾ける 花火がなぜ綺麗なのかを 終わった後の情事を 誰も知らなかったことのように 朝になれば 小さな焼け跡が まるで場違いなんだ ==================== >kanonくん こんばんわ。 今度メールか電話でもしよう。k.k
Kanonに質問。 この「薨」って字、元々は何て読むの? 俺のパソの辞書機能だと変換出来なくて読めないんだけど。
ねむ〜〜
「こう」ですな。載ってなかったけど。多分どっかから持ってこられたんでしょう。
>>134 元々「みまかる」。皇族用語。高貴な人物が死ぬこと。
音読みは「こう」。
しかし、夢と死が組み合わさったような、いい字だよねぇ。
138 :
n :02/06/20 00:35 ID:???
>130にせnちゃん、登場
>>134 亀レスだが、追加的なものだから。
ヤフーの辞書検索ならすぐでっせ・・・
140 :
n :02/06/20 01:14 ID:???
「1998」 心がないてる。流れ出して泣いてる。うれしさと泣いてる。悲しみと泣いてる、 自分はいる。誰の中にでもなく自分の中に。そして・・・ナク・・・。 もう泣かぬと・・泣く。泣く。 警戒信号、誰かの声、警戒ランプ、他人の空似。 警戒信号・・笑い声、警戒信号、人の涙、警戒信号、 情けない涙、・・、警戒信号、ゆれるハーモニー、 警戒信号、もういらない。ずっと流れ、入ってゆく・・・悲しみと怒り。 ・・・もう泣くな、泣くーな、警戒信号、もういらない、 ハートはない。なくのさ。なくなるのさ・・・。言葉もこうして消える。 自分もあいつも消えるように、そして、またここで会うのかもしれない。 人も女も汚れている赤く汚れている、茶色く、黒く汚れている。 涙も血も出ない。汚れている。汚れている。うるさい自分。 情けない人情。汚れた裏切り。いいもういい。 (古いノートからのものです 今の自分との違いはどこだろうと考えさせられています。)
(×100μm) _,,.. -──‐- .、.._ 10 ,. ‐''"´ ``'‐.、 9 ,.‐´ `‐.、. 8 / ゚ , ' \. 7 ,i´ , 。 `:、 6 / ,,. -‐‐- .、.._ ヽ. 5 ,i ,;ヾ,.(⌒ヽ、 ``'‐.、_ i、 4 .i , . ,i'" ゝヽ人. `‐、i´o`;、_`'‐、 ゚ , ~ i. 3 .i (◎(,.vっ゚;ヽ、 ヽ( o,)_`i ヽ、 l 2 | ,:< i'、 ミ,イ~i@;;;:'`‐、 ( o `;‐ 、 ヽ、 | 1 | /'// V i `゙'::o,;:' `‐.、`'‐"、oノ i、 ' | 0 | 〃~ |]___ | ,:'⌒゙ヽ、≡、`;、 ゙i _,.),' l、 | -1 . l /|ヽ、l」___ l、.i ヽ :: ;;' ゙i i",:' ヽ、.__ l. -2 . i、 /↑、 i ヽ、 ノ彡_;:ノ ノ ,ノ'´ ̄ ̄ ,i -3 . i、 ゙:、 ` ‐'"⊂'_,, ‐'" ,.‐" ,! -4 . ヽ `'‐ 、._ _,,. ‐'´ ゚ /. -5 . `:、 。 '  ̄ ,‐' -6 \ / -7 `‐、 ゚ , ' , ‐´ -8 ` '‐.、 _ _, ‐''" -9 `` ‐-----‐ '"´ -10
ここですか 女たらしのおかっぴきスレッドは(ww
143 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/21 21:35 ID:9uXV/+J7
>>142 昨日一日後悔しました。
何よりあれだけ親切な都立さんを裏切ってしまった俺は人として最低です。謝罪の言葉すら見つかりません。
何も言い訳はしません。
俺は単なる馬鹿であり、俺は詩を書いて過ちを清算するしかない。
それだけは、よくわかりました。
都立さん、及び詩板の皆様へ。ご迷惑おかけいたしました。
>>143 結局、タクシーで帰るとか言って女とホテル行ったんじゃないの?
16歳ぐらいだっけ?
荒んでるね〜
何でアンタの詩を好きになれないかよ〜くわかった。
145 :
キッド :02/06/21 22:06 ID:???
いや、彼はひとりで帰りました。 できれば俺が一緒に帰りたかった。 kanonちゃん 何がどうなっているのか 未だに把握できませんが、よかったらメールして頂戴。 アドレスはその辺に。
>>143 人と人が出会う場では常に心持ちを反映させるような空気が漂います。
それが重圧であったり、興奮であったり、幻想であったり…
憶測ですが朗読会では、普段しないだろうこともしてしまうような
お互いの信頼の空気や楽しむ空気などが出来あがっていたのでしょう。
それはその時間、その空間に存在しうるものでどこまでも継続するものではありません
今kanonさんは過ちと言いましたがそれは詩板の空気がそうさせるもので
詩板の空気を朗読会に持ち込み、独り孤独を決めこむ自分勝手な人よりかはずっとましです。
楽しもう、その心がけが朗読会の原理であったことは参加した人達が一番ご存知のはず。
誰もがが喜びの提供者であり、受権者であることがオフ会等では不可欠なのです。
もし朗読会が「いいものだった」と言えるならkanonさんのしたことは間違いと誰が言えるでしょうか?
ここはお気になさらず、もし次の会が開かれるなら都立さんの負担を少しでも軽くし
次なる喜びの場を提供することが何よりではないでしょうか。
>>146 自分勝手なのはカノンさんそのものですよね
って誰に聞いてんだろわたし
149 :
キッド :02/06/21 23:06 ID:???
カフェイン様 いやあ、おっしゃるとおりです。 都立さんもわかってくれるでしょう。 今カノンちゃんがやるべきことは とりあえず一つだけ。
150 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/21 23:28 ID:9uXV/+J7
「if」 現実も夢も 常に卑小なもの しかし その卑小さを踏まえない思想は 真に思想たり得ない 無恥なことに 伊達に紅く染まる腕も胸も 既に濡れた手で拭いている 今も 正すべからず 重ねるべからず 忌わしき偽りの響き もはや甘美でないと 俺は死ぬことによって知り 蘇る ならば
151 :
木 :02/06/22 04:09 ID:???
>>143 このスレの流れから見て、カノンくんは
女と踊ったこと=罪 だと思ってるように見えるんだけど
もしかして本当にそう思って謝罪してるのでしょうか?
だとしたら、とんでもない勘違いだと ぼくは思います。
ぼくの推測なので、勝手な押し付けだったら申し訳ないんですけど
きみは、嫌がる女を無理やり誘ったわけではないでしょうに。
何をそんなに卑下しているのです?流れや場の雰囲気を思い出せば
自分がおかしな考えで行動してないことは分かると思いますが。
雑談すんな! 何度言ったらわかんだYo 聞く耳持てや! 傲慢な自己中が!
153 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/24 00:02 ID:XBH31VWj
「蒼の花束」 箱庭の 月光だけを恋しむ根の本で 呆然と見上げていた 日々雷雲轟く中 俺は老婆の肌のような 少し波打つ蒼い空しか知らない 蔦が 空風が洗う眼は さらに眩しさを忘れた 優しく触れられない 貴女の咲き誇る庭では もう歌いも踊りもしない これがハレルヤ これで晴れるや
楽しい人生ならいいんだよ。つまりはね。
ムカついたので友達のハッカーに頼んで あなたの個人情報を 探ってもらうことにしました。あ、もう遅いですよ。 もうすでに友達解析始めちゃってますから・・・(^^; ちなみにこれは自慢じゃないんですがその友達は日本でも 5の指に入るくらい凄腕のハッカーです 。 この前彼の家に遊びに行ったらものの5分で他人の個人情報を 抜き取っていました。 彼にとってそれくらお赤子の指をひねるくらいの行いなんですよね(爆) これであなたもいっかんの終わりってやつですね(^^; まあせいぜい後悔してくださいね。 それからもう二度と荒らしはしないこと(その友達は荒らしが大嫌いらしいです。 荒らしを見つけたら即解析に入るみたいです(^^;) それでは、う〜ん二日後くらいかな?また例の所に来てくださいね。 あなたの住所本名住所その他もろもろのせておきますんで(笑) あ、警察とかに言ったって無駄ですよ。 あなたは荒らし(犯罪)なんだから通報したところで捕まるのは アナタです?????ぢ友達は掲示板のログを自在に操ることができるんです。 と、いうことでbye♪(^0^)/~~
>>155 そんなことより君自身の心配でもしたまえ(大笑
>>155 嘘くささ100%・・この人は幼稚である。
158 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/24 20:07 ID:D+Ieg2Jo
「Soliloquy」 霞の暮れ方に 朝靄の灰色 流砂の夢 己を物差しにした 寂しく鳴る鐘は刺すようだ 沈黙が形成(つく)った 雲の隙間から臨む 支配者の入れ替え 例え幾千の陽が沈もうと 爪は綺麗なまま 眼は冒涜する 喉から出た紅い魂の船出 望月までとどく羽で 縊り殺せ
女と踊ったこと=罪 だと思ってるっていうポーズをとってるんだよ それがかっこいいと思ってるらしいね
160 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/24 22:51 ID:D+Ieg2Jo
「子供達の砂浜」 荒く踏まれた 風紋を微かに残した砂 海が水平線を謳う 全てに似たその名を借りて 今思い出しても 詩人にも絵描きにも その海は完成されていたのだろう 小便を引っ掛けてやった キャンバスに雪を描いてやった 怒られた 僕はその時確かに 二回目の産声を上げた 醜い 小便を我慢して海の家のトイレへ急ぐ俺を 海は怒っていたと思う
あの夏私は小さな魚だった 塩素臭い水道水に包まれる瞬間 無に返る時 静寂の時 鼓動はかき消され しばし痛みから解放される 水と溶け合う赤 水の中で記憶喪失になる 空からの夕立も 私からの夕立も 水が気だるく飲み込む あの夏の悲しい魚は その水槽の中で辛うじて 正気を保っていた あの夏の傷ついた魚が 陸に這い上がる時 狂気の華は狂い咲いた
162 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/25 22:16 ID:7LoIeDeL
「悠久不変」 夕立の蒸せる香 息を荒げて 過ぎる虹が記憶の引導 水に契れど 我が身は流れず かく半生に千歳の傷を知る さて 何が悠久不変なものか 忘れた韻律の断片と 小雨に濡れた小指か それは消ゆる紫煙の隙 明星の嘆き歌 溺れた美しみこそ霞へと
163 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/27 19:56 ID:WFu8mlsv
「幻愛の終り」 音の生まれ 全ての抱膜を拭い捨て 省みれば色彩の楽園 そっと罅(ひび)割れた 知らない知らない オマヘハダレダ 産声の振動 割れたて鏡のように 未だ散らばることも 分かれることも出来ない 覚えている 俺はずっと前から 光に怯えて泣いていた 初めての熱は生温い 面沙の陰消えやらぬ あぁ 心して喉奥に隠そう 焦点の定まらない 終点に共鳴する幼い声を
今日の帰りのできごと 「ばあちゃんの笑顔」 「おかえり」ばあちゃんがいった 「ただいま」とっておきの声で返事を返す ばあちゃんは小さくてアヒルみたい 小さく波に揺れているように揺れる肩 ばあちゃんは小さいけど おおきな おおきな 温かみを持っていた ばあちゃんから 優しい黄色がにじみ出ていた ばあちゃんのほほえみは そらを飛んで俺を 幸せにした 言葉はいらなかった ただのほほえみ 余談だが俺の住んでるとこは田舎だから知らないじいちゃんやばあちゃんに 「おかえり」とか言われる。小さいばあちゃんが肩を揺らしながらほほえんで お帰りなんて言われて日には俺は寝るまでほほえんでいるばあちゃんのように 言葉はいらない。ほほえみが僕を幸せにして ほほえましてくれた。
165 :
名前はいらない :02/06/27 20:06 ID:r9vV3sDq
私は崖の先端に立ち 両手を広げ 大きく息を吸い込んだ 湿った空気が肺を膨らませた 風は海から吹いてくる 夜になれば陸風が吹き始めるだろう 私は夜を待った 風が背中を押してくれる 夜を待った
166 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/28 21:33 ID:8FIezYu9
「旋毛」 果ての無い屈託の折り目 祈りの如く 囁く波音は懐かしく そして風はあなたを揺らす あなたの旋毛を 幾月幾日絶えず揺らす 大それた希望を通した 繋いだ指の隙間 透明なそれは 一夜先まで見通せた あなたは知りえない そして知ら不のうち あなたは無言に嘘を赦す 哀れ我が夢休み無く これはあなたが思うほど 浅くも深くも無い瞬間
月 命 大昔 戦争 ハラッパ モヘンジョダロ シュメール 津波 怒りの矢 地球 冷たくなった月
168 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/06/28 22:46 ID:lJDHg7K2
あの日に綴った黒板の文字 もう語られることのない思い出 追いかけていったのは 無邪気な情景か
音のない村 沈黙の村 猿轡のせいで 何も言えやしなかった 目には稜線の緑が 青い空に溶け合う様 クチナシの花が きつく、濃く漂う 仄暗い村 際立つ音 しなびた乳房を垂らした老犬が とぼとぼと 水を求め歩く 怒るわけでもなく 嘆くわけでもなく 重い足を引きずりながら 水場を探す しかし老犬はすでに 水を口にしている 盲た両目から 滴り落ちる涙を
170 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/06/30 13:41 ID:85u3/i5z
「白と黒の真実」 懈怠の森に 深々とした 雪景色のジムノペディ 供えてくれたゼラニウム(※)は もう枯れてしまったよ でも見ておくれ しだいに白銀を欠いて 私の目の前で歩む春の足音 雪に埋もれていた私の墓は またお前のゼラニウムで紅く染まるのだろう 愛しい人よ 私の上を歩き 異物となった私を目に留めてくれたら そしてゆっくりと屈み 黒に染まったただの石に そっと口づけてくれたら でもお前はもう その花も心も持っていないのだ ※ゼラニウム・・・花言葉は「決意」
そのむせ返る深緑の香りが 記憶の断片を呼び戻し 飢えという名の塔に 言霊を吹き込む あなたの慟哭を あの砂浜で確かに聞いた時 私の頚木はあなたの熱で 断ち切られた 私の魂に海の秘密が流れてる 落ちていく途中で エンジンを入れる 未完のカンバスに 日向の匂いを感じた時 海と太陽と 秘密の契りを交わす >160Kanon様 いつも詩を興味深く拝見させていただいております。 不躾ですが、160の詩について、勝手ながら 私なりに対となる詩を書いてみました。
>>171 Nothing様
「対」というのは「セット」ということでしょうか?
はたまた「反対」ということ?
読んでみる限り「セット」のほうだと思いますけど。
とりあえず有難う御座います。
kanonの意味不明ポエムよりNothingのポエムの方が入りこみやすくていいな ♪
174 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/01 22:08 ID:HMKC0A7O
「aria」 声の踊り子には 一つの舞台 たった今あの楽園の岸より 泳ぎ渡ってきた 微弱の淡い光 それでも闇に慣れた目には少し眩しい 彷徨った果ての 掠れた声 瞑れた瞳孔では 我が詩句の翼は飛翔せん 飲み干した宛ての無い言葉に 素敵な演奏を伴って 胸中高らかに さもすれば 伝わるのだろうか 暫しの渇きに靄がかかる 逝ける男の為のパヴァーヌ 歌い躍るために 次の河を泳ぎわたる
∧∧ ミ _ ドスッ ( ,,)┌─┴┴─┐ / つ 終了 | 〜′ /´ └─┬┬─┘ ∪ ∪ ││ _ε3 ゛゛'゛'゛
176 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/03 23:41 ID:M7TdZkYi
「眩」 燭※の明り 暗がりをその面沙が這う 光は曖々として 突出した部屋を垂れ 躯を収めた冷めた地に 指を灯した影の蛇は 顎を永遠に隠す 渡る夜に隕(お)ちた 一筋の炎の黎明さに覚えた眩暈 懐かしさと息苦しさを余韻(のこ)して やがて地より這い出いで 縦(ほしいまま)に青を創る朝に 俺は薄明かりの底 もう一度だけ 触れようとした その朝に胸は深淵から軋んだ ※蝋燭の光
177 :
(kau-a) :02/07/03 23:46 ID:AxxRj37f
手を見よ 幾重にも走る 命の線が見えるだろう そしてそっと呟け 天を犯して 己を晒せ 地を犯して 己を隠せ それが詩人の言葉 それが始まり
孤独な海が 母と称えられるように 遍く想いの全ては 貴方そのもの 枯渇した砂を 怒りで燃やしても消えぬように 哀しみを注ぎ 刹那の癒しを与えてたとしても 無駄 祈りの言葉は夜に呑まれ 貴方ただ貴方になるだけ 不変で在ることは叶わなくとも ただ貴方や 僕がこのように在ること ただそれだけ
179 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/05 01:09 ID:Y1ks/pxr
「書順」 山腹から臨む頂に 覚えた妙な奇怪 一つ下す筆の途中など 誰の眼にも触れないのに なのに山は青い
180 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/06 14:03 ID:vlHtnO2h
「破鏡への挑戦」 幾夜もの蠢きを超えて 形になったそれを 表していいのだろうか 四肢動かぬ今でさえ 迫り来る奔流を避けることができる 真摯に砕くことなど 然程の苦でもなく しかし割れた鏡をいくら舐めようと 血は流れないだろう だから今は 必死に舐めるので精一杯だ そう伝えてくれ さて もうじきいい空が来る 大きな嵐と 激しい雨を連れてだ
181 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/06 23:18 ID:vlHtnO2h
「異次元へ」 原点からの 焦点の昇華により 盲目の裏に 脳漿の移動を 髄へと伝え 円の球を 幾重にも重ね 暫し祠との対話 を する俺は やはりここにいる
>>181 あ!kanonハケーン!ここにいたの?氏んだのかと思ってたよ。w
183 :
182 :02/07/06 23:30 ID:???
荒らしと違うよ。マジ解からなかった。んじゃ達者でな!
184 :
y-love :02/07/07 00:02 ID:+2IICGQQ
君がいるだけで 何気ない言葉 何気ないしぐさ 何気ない表情 その一つ一つが僕をはげます 心の中にある気持ちを 君に伝えたいけれども 思うように言葉も出ない いつもは言える冗談の中に 「好き」という気持ちをこめても 君には伝わらない 何気なく話す中に 君の思いやりを感じても 僕はどう答えを出せばいいのだろう いつかは話そう心の気持ちを・・・ 真剣な僕の言葉を・・・ 君はどんな顔をするのだろう 何もない僕の中に 幸せを感じる 君がいるだけで・・・
185 :
名前はいらない :02/07/07 22:14 ID:0GiQzhRM
kanon様 ひとつ質問したいのですが、詩と詞の違いって何だと思いますか? もし良かったら、お聞かせください。変な質問ですいません。
>>183 もしかして旧スレの944さんでしょうか?
そちらのほうに移転のお知らせは書いておいたのですが
まぁ、とりあえず死んではいません(笑
これからも頑張りますので。お達者で。
187 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/08 19:29 ID:lwzgRQ+g
「孵る空」 無数の神が溶けた 絵空事の引力 光の粒子は少女の肌を嫌う 茨を負った2本の枯木は 此見よがしに 嘗て外へ繋がっていた 骨組みだけを残した窓 地平線はひどく曲がっていた いや やがてそのことを知るのだろう ただ今は その寝顔を静に見つめている 己の背を 無防備に
>>187 孵(かえ)る
>>185 なんでっしゃろ?
あまり考えたこと無かったですね。
歌詞なら簡単な問いなんですが。
客観的基準は無いと思いますが(いや、あるかもしれないが)
個人的には詩→抽象、詞→具体ってなイメージがあります。
答えになってないな・・・、御免なさい。
メンヘル板ete素人ながら調べてみたがこれは病気の一種だ。(一ヶ月くらい前) 病名は忘れたが(記憶力悪くてスマン) ただの悪ふざけじゃないだろう。あるところがホントにイカれてるのは みんなもわかると思う。 放置したほうがいいのか(詩板の為?彼女の為?) ホントに全身全霊で叩いたほうがいいのか俺にはわからない。(善意ある叩きネ) 叩いて気付けばいいが、そのやり方は違うかも知れない。わからない。 叩いて自殺でもされたら後味悪いしな(俺が)。 そういう精神面、精神病とかにくわしいヤシ、メンヘル板、なんかに 繋がりのある人に色々聞きたい。どうしたら一番いいのか? はそういうのわからんから。 オレはこいつの家に行って、こいつに刺されてもいい覚悟でこの文章を書いてる。 こいつの家の前で一人で詩の朗読してコイツが立ち直るなら嬉し涙だけど そう何もかもうまくいくことはないかもしれん。 強制IDや、例えばこいつがアク禁くらって 詩板が綺麗になったかのように見えても、うーん、、 詩板が綺麗になったとしても、どっかでホントに苦しんでるヤシがいたり 臭いモノにはフタをしろで、詩板が綺麗になって地球(リアルね)汚くするんだったら 意味なくないか、と思う。 綺麗な言葉吐くだけが詩人じゃないだろう。 コイツはホント馬鹿だし、コイツが立ち直ったとしても オレは多分、コイツと友達になるのは遠慮したい。 けどここにきてかかわったまった。情けもでてくる。 とりあえずコイツにどう対処すればいいのか聞きたかった。 ちなみに今少し酔ってる。 けどオレの言ってるのは嘘偽りじゃない。 相談相手求む。
藁 なんだその顔は? クス その顔は難だ! 螺旋階段 何センチメンタルのトラック おいらの臭い臭い嗅いだん? どうせ痛みを伴う 復習しての復讐はオレの提案への服従 複数で挑もうが待っているのは最大派閥というブックっす なんなんだ 出身は?阪南か 微妙な負け具合にANSWERだ 繁華か閑散か オレ それは誤った判断だ 君 時期だよ時期、皆見つけたぜ一匹 大丈夫 大丈夫 トラックは皆最後部・・・か?
>>190-191 このスレッドには誠に遺憾な詩である。物事の大事さを理解させてあげよう。
さあ、俺の前に直立不動で立て。燃やしてあげるから、、、この毒霧で。
>>189 ご返答ありがとうございます。
あの、歌詞との違いは何だと思うんですか?
>>193 歌詞は曲と合わさって初めていいものになる。
そして限られた時間の中で伝えたいことを伝えなければいけないわけだから、
どうしてもダイレクトにメッセージ性を打ち出したものが殆どでしょう。
抽象的、暗示的なものはあっても極一部です。
おまけにあまりにも抽象度が高すぎると
一般のリスナーには拒否反応を起こす方もいるでしょう。
よって、歌詞を純粋に「詞・詩」として捉えるなら、あまりにも稚拙なものが多いと思います。
最初にもいいましたが、歌詞は「歌うための詞(ことば)」だと思います。
195 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/10 16:17 ID:LrQjIWI5
「無題と云う名の」 死を思う時 私の胸はほころぶ 少しばかり水を啜り 少しばかり機敏になった循環機能 夢裏の何処かが 何処かが 私には触れていない
196 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/11 00:42 ID:S65YqfO7
「姉へ」 また風鈴が揺れた。小さく。今年も来たんだな、七月が。 あの閉ざされた夏から、もう5年経つらしい。 さっき磨いたばかりの爪を、また磨いていた。 悪い癖だ。 姉が白い服を着て肉になって現れた日。 葬儀場までの足取りは覚えていない。 きっとお別れを言いに来たのは俺ではなく、姉だったのだ。 「トドカナイ」という言葉と共に。 酒浸りの人だった。でも綺麗な笑顔と、優しい手を持っていた。 心臓病を患っていた姉は、人一倍優しかった。 海外出張が多い両親の仕事柄もあって、 姉は入退院を繰り返し、でも暇さえあれば何処かへ連れて行ってくれた。 今でもたまにアルバムを開くが、写真嫌いな俺の性格もあって一緒に写ってるのは数えるほどだ。 物質的な証など馬鹿にしている俺が、何故もっと撮っておかなかったのだろうと今になって後悔する。 丁度今くらいの季節だった。 いや、正しく言おう。5年前の今日だ。 姉の欲しがっていた、三日前に買ってきた風鈴みたいに 姉は震えていた。小さく。瞳の灯しが薄かった。 伝えたかった。愛してると。 ただまだ幼かった俺にとって、何を言っていいのかわからなかった。「愛している」が何か知らなかった。 どうしようもなく、必死で姉にしがみ付き、「死んじゃ嫌だ」と連呼していた。 そして泣くべきは姉であったのに、笑っていた。 初めて本当の涙を知った。 自分が、 卑小に思えた。 一年位前に煙草と酒を覚えた。 姉が夜な夜な酒とどんな話を交わしていたか知りたかった。 でもこの季節には泣き酒が増える。 時間というのは残酷なもので、あの時の死ぬ程の切なさは殆ど思い出せない。 ただ泣きじゃくった後の自分の頬の紅さはよく覚えている。 愛する家族の死から学び取ったものが、後悔の念一つとは、やはり俺は馬鹿なんだと今でも思う。 でも、真にそのことをわかったのも確かだった。 無償の涙や悲しみというのは、実は少ないのではないかと思う。 姉は本当に俺の血となり肉となり、そして俺となった。 だからこそ姉の分まで生きたい。生きたい。生きたい。 2002年 7月11日 姉へ ありがとう。
197 :
罪人 :02/07/11 00:53 ID:OfF66FxD
kanonくん いい詩だね。同じ想いを抱えてる君に愛を感じるよ。
きもい
>>195 夢裏とはあたしのことで、あなたに触れていないと言うことが
ぴったり当てはまる気がします
なぜなら、あたしはあなたが好きではありません
触れたくない要素があなたにはあるのです。
しかし、そのことについて、深い意味とか理由とかはありませんので、
あまり考えすぎないでくださいね。
( ´∀`)200おめkanonさん
201 :
ジョン :02/07/11 00:58 ID:???
なるほど
202 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/12 02:03 ID:oSIbzgLs
「陽炎逃避」 石の沈黙を 音に聞く 河底の すらり さらり 深い綾を刻む麦藁帽子 愁然と目を凝らすと そこに揺れる対の芯を見る なんとも哀しい 葉月の空気を壊す芯だ 背の瀬で 呟きと共に その芯が俺の足を捕える 疑を抱くこともなく 全ての陽炎が 汗を唾を視力を呑み 対岸へ誘う だが河底の石が流れた その瞬間 何時か知れず 彼方へ目を遣っていた
203 :
n ◆KfuZJ.Tk :02/07/12 02:06 ID:KhMeeLW1
短めの詩きぼー・・・・・・・・ だああって・・・だあて・。 だって。。。。長いと・・・・・(以下略
kanonさん、sage進行にしないのは何故?
>>204 載せる以上、人の目により多く触れないと意味が無い
と、私は考えます。
>>204 ごめん、一行開けるの忘れてた、、、、、
そうすか。なんつーか、前向きっすね。
ならもう何も言いませんです。回答どもですた。
>>205 ワロタです。
こんな詩見せられてもさw
kanon←こいつの詩に意味などないのですよ!! ビク―リしないでねん。ハッタリばっかし!!
209 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/13 22:06 ID:BcVf2c2H
「雲煙の雲宴」
それぞれの柔軟な姿を纏い
雫の残り香が叩く
漏れ出る硬質な軋み
地に伏せた恋は浚われて
明後日の方向を向く
記憶の間を弄ぶ
介入するのは一介の水音色
あがなうでもなく
其の許へ
ポツ ポツ ポツ
光の粒子が雲を抜け始め
打ちまもる(※)藍の瞳に微光を据え
藍の空の明日を目指す
※・・・じっと見つめる
>>207 下手糞だから見てもらうのです。迷惑かもしれませんが。
210 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/14 00:26 ID:e9UgXKAh
「水面にて」 漆黒の 水面にて 火をつける 映すのではなく 光を織るでもなく 望まなくとも 内より外へ 己が己を 炙り出すのだ
kanonはよ、何がいいか?ってそりゃ言わなくたって解かるでしょーに。
>>211
おま、射殺ケテーイ!狙撃手は、kanonの影武者です。
>>213 どうせ、あいつ。そう、それはkanonおまいのことだ。w
215 :
名前はいらない :02/07/14 05:55 ID:AJ7mwWIc
216 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/14 13:51 ID:FeV8FxYx
「旅」 俺は歩く 先人達が吐き尽した 枯れた言の葉の道を 眼前には花が一輪揺れる 既に見たのは何度目か どれも茎筋一本で首を垂れ 手にかけた瞬間折れるものばかり 今日も小雨のそぼる一本道 彼らを拾い集め両手に持ち 次はあの枯葉の山を越えねばならない いつ 俺の言葉は見つかるのか 唯の一輪に俺の全てを向かわせ 脆くも又その花に手をかける だがそれも 悪くは無い
これで明日から君も詩人になれる!!単語集100パートT 1闇 2影 3あなたの後姿 4存在 5意味 6フェアリー 7脳 8屍 9弱い僕(私) 10夕陽 11粘着質 12処女 13光 14薔薇 14白昼夢 15叫ぶ 16灰色 17想い 18風 19そよ風 20瞳 21飢えた 22傷ついた天使 23傷つくことを恐れないで 24失う 25ピエロ 26マリオネット 27操り人形 28毒 29ポイズン 30自分探しの旅 31翼 32鏡 33会いたくて 34○○のメロディーを奏でる 35心のなかの悪魔が 36不器用な僕(私) 37(安易な)永遠 38(安易な)宇宙 39(安易な)花 40(安易な)愛 41物語 42君らしく 43ありのままのあなた 44無表情 45(安易な)雨 45不条理 46(安易な)時空 47矛盾 48せつなさ 49さみしさ 50ただ、 51はかなさ 52(安易な)真実 53嘘 54嫌悪 55無力 56堕落 57細胞 58微笑み 59愚か 60少女 61果実 62機械 63輪廻転生 64堕ちる 65偶像 66福音 67祝福 68オルゴール 69ガラス(全般) 70この出逢いに 71水面 72波にかき消されて 73木漏れ日 74夏色 75幻想 76セピア色 77大地 78精霊 79炎 80腐った 81腐乱した 82フランス 83微熱 84摩天楼 85都会の片隅 86ネオン 87(安易な)季節 88情熱 89虚無 90実存 91ロマン派 92不協和音 93古ぼけたピアノ 94メモリー 95古ぼけたオルガン 96迷宮 97ふざけすぎた季節 98時代 99漆黒の闇 100欲望
これで明日から君も詩人になれる!!単語集パートU 1幾つもの夜を越えて(数えて)2祈り 3凶器 4血 5ため息まじりの 6破壊せよ 7陳腐な 8電脳 9偶然(必然) 10テロリスト 11罪 12罰 13罪悪 14ジュリア(ユリア、アンナ等意味不明な異国の少女の名前) 15悪夢 16残像 17張り巡らされたくもの巣 18面影 19二人の季節 20眼球 21人類よ(とかいってスケールがいきなりデカくなりすぎる) 22死神 23懺悔 24天国への階段(地獄への階段) 25抑えられない衝動 26欲望の街 27言葉を重ねあった(体を重ねあって) 28クリスタル 29カケラ 30破片 31壊れかけた 32(安易に)絶望 33(簡単に)孤独 34群集 35記憶 36暗闇 37砂時計 38静寂 39沈黙の意味 40涙のわけ 41何故? 42何処? 43忘れかけていた 44ひざを抱え 45支配していた 46○○の奴隷 47裁き 48アダム(イヴ) 49覚醒 50感触 51カーテン 52シーツ 53いばらの道を 54モノローグ 55パステル 56キャンバス 57破滅 58(安易に)死 59(安易に)命 60 61淡い 62吐息 63カフェテラス 64カフェバー 65パリ 66叙事詩 67豚共 68未来 69希望 70旋律 71陽だまり 72摩擦 73麻痺 74晩餐 75十字架 76神々 77ミューズ 78神経 79○○主義 80神様のきまぐれ 81○○学的 82うすれゆく意識のなかで 83機械仕掛け(時計仕掛け) 84エチュード 85魔性 86媚薬 87ノーフューチャー 88エデン 89ノスタルジー 90バラード 91エールを贈るよ 92ブルース 93女神 94(安易な)自由 95憂鬱な 96影を落とす 97安易に(融合) 98陰鬱な 99雑踏を行き交う 100鈍い光
219 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/15 17:28 ID:IcqC+mRq
「究極の個を求めて」
疫病と健康は対を成すものである
しかし及ぼす影響は然程変わりないのもまた事実
古来欧州での断末魔を懐古
その中
次いで人々は言われた
「神は居られないのに 悪魔は実在するのか!」
だがその傍らで
呑気に昼から酒浸りな奴もいた
勉学も同様だ
つまり懈怠の概念は
常にリヴァイアサンと共にあったのだ
そしてその身体を食い尽くすのは
俺だ
なんちゃって
赤点とったから言い逃れ
>>217 6のフェアリーってなんですか?
お邪魔します。
>>219 普通なら妖精の意だと思います。
調べたら [fairy]仙女。妖精。 ←と仙女も出てきました。
リヴァイアサンや懈怠より有名だと思いますよ・・・(笑)。 失礼しました。
>>220 うたた寝様。お早いお答え有難う御座います。
223 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/16 02:12 ID:q33YQMkC
「憎む 数学を 悔やむ 赤点を」 夜を徘徊する璞(あらたま)には 時計と時間が 等しく刻まれる しかし不燃焼だった俺は 夜明けにチラと顧みた その燃えるような陽の紅さを 無性に赦せなかったのだ
226 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/16 22:29 ID:1TLwiadd
「夢の語り部」 朝は忘却を許さぬ慰謝 燐光のような液体を潰した 月の入りとともに 創り上げた永遠は 張詰めた一紡ぎの糸 時には交じり 時には別れ
227 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/17 01:28 ID:gSXW5paF
「巨人(野球じゃないよ)」 その身 摩天楼なり 地平線の先まで見渡さん 地だけではない 空さえもが既に識る所ではなく 遠い 腕を振れば大気は揺れ 脚を交互すれば疾風が成す しかし夕暮れ時の豆腐屋など 目が行く筈もなく 角に頭をぶつけた 矮小な巨人の視点
228 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/19 23:57 ID:Igbe7sEv
「盲目の独我論」 無数の世界を見た日から 二人の行方は 杳として知れず 彼我の一致するところ 即ち殺し合いを 其れ見たさに 彷徨うだけ
229 :
wildcat ◆nyancoBs :02/07/20 05:18 ID:6ISFxTxQ
>>205 立派な覚悟です。さすがですね。
それにしても、コンスタントに作品上げてるんですね。
そちらのほうが、すごいですね。
ってことで、私もage
Kanonさんは本当にこのスレに書いてあった歳なんですか? その歳でこんな詩を書くなんて凄すぎますよ。 どんな教育をされたらそんな詩が書けるんですか?
ええまぁ、歳、誤魔化しても意味無いですし。16っす。 詩に関する教育は全く受けていませんよ。 家の親は基本的に奔放主義だから、 やりたい事勝手にやれ、そのかわり自分の力でやれ って感じです。
おっと語弊。国語の授業でやってまする>詩に関する教育
233 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/22 00:43 ID:AEXAjn8F
「・」 負の莢(さや)の極北では 永遠にも限りがある 眼球も嬉々として 均衡しながら病んでいる
234 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/23 00:04 ID:Bw0nKIyJ
「Squallmate」 根をもぎ取った花は 一弁ずつ滲む 舌に糧は 鮮やかを見つけ まるで 身篭った処女の涙を 飽くこともなしに吸い続け 鼓膜に跳んでくる 弾めど沈む唇は 二辺に裂いて耳に忍ばせる 彩るのだ 無償など流したくは無いのだ!
235 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/24 01:08 ID:vSeBKk8W
「絶望と解放」 確かに空は青々と晴れ渡っていた しかしこの男にとって それは今や “偶然”に其処へ導くための 妙に片付いた一本道であった 幾許か歩みを進めると 時は恐ろしいほどの速さで影を伸ばしてゆく 絡み合う茜色の臭気が肺を犯してゆく 覚束ない脚を一歩踏み出すが 目を凝らせば 奥底が狭くなっている気がした 夜が来る! 彼は選ばなければ成らない いや選ぶはずだった しかし街灯に揺れるはずの 己の影が見えなかった 彼は識(し)った それ故 終に彼は 霞む意識を一つ汲み取り 不毛の叫びを月へ投げたのだ 夜は重く巨きく 生温い寝息を吐いていた
前スレって、もう見れないんですか?
ん?Linkの方では見れないですね・・・。 一覧の方で探せば見れました。
一覧って??すいません無知なもんで・・・^^; kanonさんの詩、ホント読みたいんですよ。 どうやって探せばいいんですか?
自作自演か、
検索も知らないの? スレッド一覧にて、コントロール+F。
>>241 おかげで発見できました。ありがとうございました。
243 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/24 23:24 ID:5yGAJhdN
「感性の礎」 雷雲のようであり また白砂のようでもある 漲(みなぎ)り渡る荒野の 天駆ける気流に乗る 燕の羽をもいでは 喉躍らせ 筆は走る
ヘッタクソだなぁ・・・
頑張ります。
>>244 ひぐらし。
あんたはもっとヘタクソですよ。
ほほう
ひゃっほう
249 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/25 00:18 ID:gt7If939
「弱さか あるいは 強さか」 人々の憎悪の爪痕で 招く手は奪われ それでもイスラムの少年は 俺の目を凝視へと誘う 杉材の梁(はり)一層を抱き 真昼を切り取る 黒い屍鳥に脚を喰い千切られながらも イスラムの少年は 聖書片手に死地へと急ぐ 俺は優越感と虚無感に満ちている
『ナタデココの雫』 焦点のあわない伊達眼鏡 中華料理が嗜好品 わけ知らずのモノ書きさん 捻り具合が ちと甘党 それらしく それふうに それなりに パズルが好きな少女の部屋には 散りばめられた偏屈な欠片の枕 しかし僕はそんな欠片にも 妙に色褪せた断片を見つけた きっと…ナタデココのしずくだね
251 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/26 02:08 ID:mNK8+IOO
「辛党の激論」 いや 変な目で見るなよ 見た目も味も美味しそうでしょ? え?入れすぎ? 俺こういう食べ方好きなんよ 俺はね おまえこそなんだよ 生卵とか混ぜちゃって この前それで喰ってみたよ? でも俺には合わんね どうもねっとり感が駄目 もっと美味しく食える方法は探すけどさ 吉牛は七味紅生姜だらけ とりあえず今は これ常識 俺のね
何か作風変わったね、kanonさん・・・ 何かあったのかな、私生活で。何にせよ弾けてて(・∀・)イイ!!
253 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/26 16:26 ID:zIfyRTkq
「おと」 びょうしんの きざみに 平行して きかいのように 鳴るおとがある 遠いおと まるで なにもない空に 知らないあいだに とけてしまって 生まれくるものも少ないね 僕って ここらへんからくるのかな でも今はわからないから しずかに くちから チクタク 一つのうちゅうの中で
つーかマジで何かあったんですか?
255 :
名前はいらない :02/07/26 17:04 ID:+juTg6at
しつこい
256 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/27 00:06 ID:Q8iufHBd
「憂い」 今年もと 陽の招かざる俺は 藹々とした七色を 跳んで走って這いで避け 鼓動の確認だけ 地に伏せた 喉まできた息を呑む ここまで潮が来ているの 問う苦悩も与えず それは幻聴だと 金切り声の海は 単調に崩れていく
257 :
ポーリーやかんをのっけてよ。 :02/07/27 00:49 ID:o5p9YAqP
私や私の愛人はダルな指を颯爽と断ち切れ。
258 :
ポーリーやかんをのっけてよ。 :02/07/27 01:22 ID:o5p9YAqP
私が冷蔵庫の裏でポルノ・グラフ ィーを千切っていると、鋭い穴が 沈黙するように語った。「かつて 電話帳を噛んだ者は誰か?おまえ は今日の日、映画を知り得ぬ電線 である。」大いなる眼が、まさに 傾こうとしていた。
kanonよ、、、けっこうアレ(藁 だな、おまい
>>174 「aria」ってクラシックの曲である「G線上のアリア」とかに使われる
アリアのことですか?もしそうだったら、アリアってどういう意味なんですか?
>>260 アリア【aria】
オペラ・オラトリアなどの中の抒情的な独唱歌曲。詠唱。詠嘆唱。
※参照・・・広辞苑
262 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/30 01:19 ID:m2cdeVlP
「四肢戯」 光がとても明るかった 月光か陽光か いずれもまるで波の戯れ 堕ちきった一人の女を掌で弄ぶ 抑揚の無い斜光部屋で 顔だけが 薄く歪む 時間が流れる 朝の注文も忘れたまま その記憶だけが 心に刻み付けられてゆく
263 :
Nothing :02/07/30 10:44 ID:ABWnKcVI
残酷な時間の砂 掴んでは 指から零れ落ちる 月光を浴びて 鱗粉のように まとわりつく 陽光の面影を 街灯に求め その身を焦がす 愚かしくも 狂おしくも その羽が燃え尽きても 後悔せず 太陽がこの身に宿した 白い炎を 消さないために 月の夜の 狂想曲は続く
[追復曲] わたしは朝まで此世に在らぬ わたしはあくまで此世に在らぬ わたしは悪魔で此世に在ろう 翔けてきた夜目の鳥が喚いて 翔けてきた夜目のトリが疼いて 翔けてきた夜目のトライアンフ 豚の探すトリュフの中に 鋼鉄の男の首を見つけた 戻ってこい戻ってこいと 豚の中から声が聞こえた わたしはあくまで朝まで悪魔で在ろう ところで追復曲ってどんなのだろう。 知らずに書いてしまった。
265 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/31 22:20 ID:qPFZt9wW
「不協和音の追復曲(disharmony kanon)」 少しのズレも 少しの濡れも 等しく皆に届けよう 神を語り謳うのではない それは人の子である証
266 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/07/31 23:32 ID:qPFZt9wW
「紐解き」 街を彩る 足跡は 這い蹲る 屍骸を溜めた 俺の目に 一つ二つと 紐解かれ しかし その汚れに 触れたい衝動は 陽炎のように消え 俺は又 独り
自スレうざい
>>267 いいじゃない、自スレ
君も立てたいのに実力が伴わなくってサティスファクションですかな
269 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/01 16:47 ID:p1hICzjq
「×」 人を殺すこと 然程労を伴わない 人を愛すること 然程非を伴わない 僕らが交わる時は 何時でも作為を省こう 交感や交叉は 幾千幾万の肉の掃き溜め そんな一瞬に お前を愛している
そこの浅い嘘は軽々と たたきつけるぞアスファルト 〜UZI ライトアイより〜
リアリティーを帯びた嘘と 嘘で創られた現実は 即ち事実なり 〜自作〜
嘘で作られた現実に 生きているお前は自信も嘘の固まりかい 〜自作〜
273 :
アンドロイドの婚約者 :02/08/01 17:08 ID:maw4L46Q
知らん、知らん
よしよし、別に何事も無いのだよ。kanonよ
>>271
275 :
アンドロイドの婚約者 :02/08/01 17:11 ID:maw4L46Q
嘘だ
276 :
アンドロイドの婚約者 :02/08/01 17:11 ID:maw4L46Q
嘘の塊だよ。
嘘で作られた 現実で生きている 嘘の固まりである人間に 真理や 真実 ましてや 物事の深淵などみえやしない 逸脱せよそうすればみることができるだろう
278 :
アンドロイドの婚約者 :02/08/01 17:25 ID:maw4L46Q
フィリピンパブかソープ逝くよ
>>272 >>277 御免なさい、突っ掛かるつもりで書いたわけじゃないんですが、
気に触れたのならお許しください。
age
情けない
>>281 バカなこと言ってんじゃね。トーちゃん涙でてくらい!
放置と謝りのどちらかを選んだ結果だろ 頭いいじゃない いかいかのID見せないところをみると アンドロイドの婚約者は捨てハンだね いかいかのコテハンいびりは酷いよな 実年齢が自分より年下とか新人とかに絡んでくるんだよね これは嫌われるや
狂気と現実、この国の随所に、仕掛けられたからくりは、 やがて、日本国民を滅ぼす。誰が力をもっているか。未だに 不明だ。俺は、現実を知ってるがゆえに、醒めて見ている。 国民の大半は、分からないまま死ぬだろう。 住基ネット、これが完成すれば、この国の支配体制が確立されたも 同然だ。もう、人間不在の社会。
どうでもいいが。
286 :
名前はいらない :02/08/01 21:15 ID:vjHKMkov
>>284 デムパバリバリの文章だが、あながち見過ごすのもアレだし、、、
『不明』とは『証拠』がないからだろ?ちがうかい?w
証拠なんていらないのと違う?ハッキリしてんじゃん!バレバレじゃんか!
で、醒めさせた現実を暴露してみてはいかが?住基ネット?逃げ場のことだろw
>>285 嘘つけターコ
『脳内決議案可決』 差別なる言葉は 差別あればこそ 憎悪なる言葉は 憎悪あればこそ 愚弄なる言葉は 愚弄あってこそ だからこそ 言葉は無くせない 国によっては 言葉も無いこともあるのだが そして私の中から ある言葉が抹消された 『証拠』という言葉
『相対的マテリアル』 肩で風切って歩く君も やり場のない憂い顔も 忘れがちな絶対値の君には 絶対的な理由がある 相対的に自分を見据えた時 忘れていた絶対値の君の姿 だがなかなか絶対値の君は 真実を語ってはくれない 絶対値の君は真実かもしれないけれど 絶対値の君だけでは生きていけないから 今、とっておきのマテリアルを 君にあげよう それが嘘だと気づくのは 君が本気で焦点を合わせた その時だけど 君には僕のとびっきしの マテリアルをあげる
『約束』 静寂 午前3時の約束どおり カラスの夜這い それは秘め事 朽ち果てること 蠣殻に 2億年のDNAの引継は 跡形もなく絶たれ 影落すことのない闇の中 石ころみたいに 痙攣してるの‥ 振えているの‥ 返す口元には真紅の唇の跡と欠片 相応に逝けと死逝ける者なき故 相応に生けとし生ける者だからこそ おのおのにやり方も違うだろうし それぞれにやり方が違ったのだろう ここに 解かるか! ここに 噛ませ犬のごとく深く深く永い傷 ここに 解かるか! ここに みすぼらしくも清いあの頃の少年の真顔 潔く散れるほどの屁理屈を 幾度も幾度も繰り返しながら あの頃の少年は狂乱へと向かえない 操作されていただけの思考な回路で いったい何が出来るものか‥何が? 狂うに狂えず ひと知れず恥じを晒し 逃げることなく 戦うこともなく ただ少年にたった1つ 誇り高きモノ それだけは消すことがどうしても 出来なかった 10年前の午前3時の約束
291 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/02 19:00 ID:VuryuVN6
「人生」 五里霧中 暗中迷失 失明継続 思理死生 頭痛即止 怠慢指遊 腹減減腹 弱肉強食 貪食開始 焼肉定食 臭気吐出 安酒謳歌 忘全就寝 悟理夢中 全ての外で 俺は最大の哲学をしてこよう 明日からIHのためしばらく家空けます。
>>291 わかりました
それでは数日間ですが
しばらく私がこのスレッドを占領させていただきます
みなさんどうぞよろしく
>286 ,: 三ニ三ミミ;、-、 xX'' `YY"゙ミ、 彡" ..______. ミ. ::::: ::; ,=ミ______=三ミ ji,=三ミi i 、'ーーー|,-・ー |=|,ー・- | ,-v-、 i; ':: ::: ーー" ゙i ,ーー'j / _ノ_ノ:^) ーi:: ::i: /`^ー゙`、_ ..i / _ノ_ノ_ノ /) |:::. ゙"i _,,.-==-、;゙゙i / ノ ノノ// 〉::.:.. 丶 " ゙̄ .'.ノ ____ / ______ ノ / i, `ー-、.,____,___ノ\____(" `ー" 、 ノ ー'/ 'i. ヽ、 ,二ニ/ \ ``ー-、 ゙ ノ / 'i、 /\ / > ( `ー''"ー'" \ 'i," (__) / / \ /ノ
>293 かんざきさんよ、、、そうもいかんざき。
いくぞ…
ハイル、ハイルと鬼の雄たけびを叫ぶ整然とした何万もの軍団が ロシアの大雪原で、凍死することなど、誰が予想しただろうか? 10年も前には失業しただけで、腹が減れば、配給スープの列に 並べば良かっただけの存在が、なぜ、鬼の雄たけびの中に いただけで、飢えと病で死ななければならなかったのだろう? あるいは、浮浪者で街をうろつけば良かっただけの存在が 後世に史上最悪の悪人として名を残し、廃墟の中の穴倉で 死ななければならなかったのだろう。 俺は暴力が嫌いだ。その2次出力が暴力装置の役割をなす 組織はもっと嫌いだ。
空気というものは、怖い 担がれる人も担ぐ人も 空気の結果を予測しなければならない
どうやら創作文芸板からの刺客が来てるようだ… だが…!! しかし戦力では彼奴らは130万石、詩板は70万石だが 戦闘能力ならは彼奴らは1400ポイント、詩板は2930ポイントと 負けちゃいない。 来るならかかってこい!!
300 :
名前はいらない :02/08/02 22:37 ID:z95aLASY
>>298 戦闘能力でものを言うなら
詩板には >いか粘着 >いかいか >ドン亀がいる。
どこにも他板にひけをとるような弱点はないよ。
しかしじつはそこんことが詩板の悲しいところだ・・(悲
『誰かが俺を見ている』
誰かが僕をみつめてる
…というより
すべての僕を知っている
なぜなんだどうして…
わかったんだろう???
ちょろまかした通帳のことも
美和子と不倫したことも
仕事の合間にモロサイト見たことも
奴らはすべて知っている
知らなくていいことでさえ
知っている…
おい!そこのジャポネーよ
あんたなぁ‥ヤブァイんだぜ!
「四苦八苦」ってあるよね
生老病死
愛別離苦
怨憎合苦
求不得苦
五蘊盛苦
そんなことよりよ
ジャボネーたちよ
あんた
一番安らぐトコってさ
何処だい?
あのさ、そこね、一番ヤバイのよ!!!
でね、ヤバイことをヤバク感じさせる訳よ‥
居場所?無くなるよね?ビビルよね‥解かる?
今も、誰かが君を見ている ホントだよ
誰かが俺を見ている(2ch)
http://life.2ch.net/utu/kako/1020/10202/1020278270.html
ピピ 解析中 カノンの戦闘力 ……92ポイント!! ドン亀の戦闘力 ……234ポイント!! いかいか ……粘着付きで1197ポイント!!!!!!
多分、日本のバスは猫バスでなければならないと言えば バスが全部猫バスになるんだろうなあ。鬱出死脳
次いくぞ…
306 :
簡単に解説しておこうか! :02/08/02 23:14 ID:Oe27/U3t
1、いか粘着 誰が何を言おうと一切歯牙にかけず自己の主張をのみビシバシと 連発する。現在無敵の詩板の叩きのキング。詩板で孤立している。 2、いかいか 多数のキャラを使い分けて相手を翻弄する妖術使いの王様。 支離滅裂に議論を誘導して相手を混乱に落とし入れるのが得意。 3、ドン亀 たぶん詩板ではいか粘着とタイマンをはれる唯一のキャラか? マジぎれすると絶対にあとにひくことを知らない強者である。 ↑↑こんな奴等と戦闘する奴は馬鹿というしかありません。
307 :
304 :02/08/02 23:14 ID:???
OK
>>301 よ
おまえ今日、昼間っからビールのんでたろ?グヒグビッって
312 :
名前はいらない :02/08/03 21:25 ID:1QvUP2bW
313 :
名前はいらない :02/08/03 21:30 ID:1QvUP2bW
316 :
名前はいらない :02/08/03 21:39 ID:1QvUP2bW
>>314 灰色でもない!ショッキングピンク!だ!!!!!!!!
318 :
315 :02/08/03 21:41 ID:???
320 :
301 :02/08/03 21:49 ID:???
表現方法には試行錯誤したが、やっぱりTEXTが一番効果的であると断定した。
さて、
>>318 あなたが勇み立ち、逸る気持ちも分らないことじゃない。
が、今の散弾銃の玉?あれ、沈静化してからでいいと思うのだが、、、
私はそのつもりで準備している。
321 :
301 :02/08/03 21:55 ID:???
それと、板違いな方向へ、我々は向かいます。kanonさん、決して、荒らす
つもりは無かったのであります。我々は消えますが、
>>284 のようなレス書かれた
訳ですから、私もやりすごすことができなかったのです。
深淵を臨む 続行して下さい。
「真理とは体験という名の現実」 真理とは体験することによって初めて得られる産物である 脳内でいくら考えてもそれはただの妄想である 〜いかいか〜
妄想上等
リアルでみんなに迷惑かけたくないんだ
↑今でさえ迷惑かけてるよ
つーか何故リアルの人格にまで干渉するの? いーじゃん、作った詩を評価してればよ。
>>322 真理とはなかなか姿をあらわにしないものでる。なぜなら、それは
作為的に固く閉ざされた場所にあるからだ。嘘つき>322いかいか
328 :
名前はいらない :02/08/04 18:44 ID:binEkElj
知らぬが仏というこもある。ほっとけ。>327
>>327 真理とは自己の内に存在し、自らが自らが静寂の内に
体得するものである。
〜いかいか〜
つ〜か、真理にたどりつけた人間なんて少ない。真理がどこにあるかなんて
人それぞれ、だってここに居る奴で真理にたどりつけたヤシはいない。
330 :
名前はいらない :02/08/05 10:04 ID:06Q9dkzr
>>329 いかいかちゃ〜ん。
ま〜た支離滅裂だよ。ほんとにボンクラだな。役立たず!
331 :
名前はいらない :02/08/05 10:10 ID:jFIFMO0i
332 :
名前はいらない :02/08/05 10:15 ID:Q+cxf+Cq
強制IDなんの意味もないみたいだ。
333 :
名前はいらない :02/08/05 10:24 ID:DXLEIX3/
なんだっけ?iモードだっけか、、、IDって何?って言ってたの見たことある けどホントなの?
334 :
名前はいらない :02/08/05 10:44 ID:C7KOB5at
>>332 同意!
なんなんだろね? 強制IDってさ。なーんもかわらんじゃんよな。
>ヤシはいない。 ふふふ無人島の
336 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/05 15:35 ID:QCYPRLSk
「スポーツの夏 テニスの夏」 一昨日の 日影に陽は 匂い立ち 今朝のうち 露に忍び 香せる濃淡 昨日の 弾ける球は 陽炎灰 雑談しないで詩を載せて下さいネ。
337 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/05 21:30 ID:QCYPRLSk
「喰う」 喰おう 喰わねば詩も書けない 寝よう 寝なんだ字もかけない 喰い間違えるな 詩を書くのは 一晩ぐっすり寝て 貪り喰ってからだ
>>336 kanonさん、IHはどうでしたか?
何となく予感はしてましたが、やはりテニスネタできましたねw
団体戦一回戦敗退 6-1 6-1 3-6 6-2 6-0 個人戦二回戦敗退 一戦目6-2 二戦目5-7 怪物君がゴロゴロいました。私を二回戦で破った相手は三回戦で惨敗。 準決勝以降は明日行われるのかな?うちは全員敗退で今日引き上げました。 改めて世界は広いですね。 詩もテニスもまだまだです
はじめまして。kanonさん。 詩かきこませてください。 『詩』 漂うなかれ詩よ 恐れるな 降る雨の冷たさに土に馴染むことを 恐れるな 忘られることを 奏でられる音に 静かに耳をすませ 水に浸れ
341 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/06 00:00 ID:rDVInbMS
「海へ続く断橋」 嵐に朽ちる その昨日を 自由な腕でまさぐる 何処へ続いていたのだろう もう 渡ることも出来ない さあ 波よ雲よ お前はもう自由だ
日の当たる場所での煩悩 それが道標となり 蜜に濡れた三日月を あざとく誘う 日時計が官能的に 重なり合う神殿で 蝶を唇に捧げる 覚醒し、鼓動し始めた水銀は 一時の覇権を握り やがてラグナロクの 引き金となって 月を更なる 混沌へと追い詰める その心臓から這い出た 煉獄の炎で 自らを焼き尽くすまで
343 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/06 14:08 ID:dTVY5vN8
「変わらない成長」 席について ひとつ頼めば 貴女は言います 「女誑しの酒ね」 僕は言います 「唇に触れなければ、ただの孤独な酒ですよ」 グラスの傾け方で 貴女はいくらか 心を傾けるのでしょうか そんな思いをあの日を 同じ酒と流し込みました
こんにちは。はじめましてkanonさん。 スレッドのテーマに興味があるんで、きてみました。 「見せたいものは」 陶器のだんまりには 少し驚いた俺だが 今 あなたのまえで言えることなど とうに言い尽くし ゼロの網から抜け出すことができないでいる 汗ばんだTシャツにまみれる目覚め 言葉は見つからず またはぐらかす受話器 泥のような朝食に口だけ動く顔 言葉は見つからず またはぐらかす受話器 肩ごなしされる急用に慌てる昼下がり 言葉は見つからず またはぐらかす受話器 逃げ道のない一本道の炎天下 要約思いついた 無理のない笑顔は 会えないあなたに 見せることはない
しっかり深淵にいどめYO!! 深淵ってなんですか?
kanonさんって「友情」とか「友人」に向けての詩とかは 書いたりしないんですか?もし良かったら見たいのですが。
348 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/07 00:31 ID:W2HIvo1o
「球児」 クソ!鈍間め! お前の足はいつもそうだ そうさ お前は鈍間さ そう言った 八月の太陽は 一層頬を紅く見させた 水を撒いた 土の淦滑りに 散乱する昼霧に お前の姿はない お前は何処を向いていたのだ 空に舞い上がるあの白球は 今はもう手に届かないのか 八月の太陽は 一層目尻を輝かせた
いかいかの質問は無視ですか?
あ、いや、質問だと思わなくて・・・
「詩ってなですか?」と同じノリだと思ってましたw
失礼しました。
しんえん【深淵】
ふかいふち。主に比喩的に用いられる。
例・両者の間には ― が横たわる
・心の ―
※参照 広辞苑
>>1 にも書いてあるとおり、
物事の本質的な部分を書いてみたいと思ったとき
この比喩がぴったりでした。
よって必然的に本心や真実を隠した、暗示的な詩が多くなります。
>>349 いかいかのは「質問」ではなく嫌がらせなんだよ!わかれ!
352 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/07 19:02 ID:uc8IEpZJ
「死神>道化」 死よ たった今 お前を思う 屍よ たった今 お前の首だけ切り取ろう 死してなお屍よ 生きるがいい 地を這うことしか知らぬその翅で 屍にしてなお生ける者よ 死ぬがいい お前の求めるものが言葉ならば その時誰が咎(とが)めよう 私は一人 転がし転がすだけだ
迷惑かけます。よろしくお願いします。 能無しですが、浮気はしません
354 :
名前はいらない :02/08/07 19:25 ID:CmvgMQjb
>>352 kanonよ、、、捻りがまだ甘いー!支那れ!
正直、kanonは物事の本質的な部分を書けていない気がする。 てっか、「見えていない」から「書けない」んだと思うけどね。
356 :
名前はいらない :02/08/07 19:32 ID:CmvgMQjb
>>355 うぜーんだよテメ!ゴルァ!!!オマエkanonだろ。猿芝居おわり。
357 :
名前はいらない :02/08/07 19:40 ID:mP0UfIZi
???
kanonと糞イカはどう考えても別人だろ。
ズボシ!?か!なんでそんな浅いのー?
>>355 いかいか
kanonに嫉妬してんのか?? kanonの詩は別に好きじゃないけど、それでもいかいかよりはずっとマシな詩を書いてると思うぜ。
>>360 嫉妬するわけないじゃん。
高校生に物事の本質を見抜けるとでも?
362 :
名前はいらない :02/08/07 19:56 ID:CmvgMQjb
『当方散歩騎士団』 緻密に計算づくな酸素やら窒素やら 腐れた電波に乗り載せ 走るよ走る より正確に確実に迅速に 発すも受けるも理由あるがため バラシてしまう訳にもいかない それは己の死を予感させるもの しかし君らーは己の死など 自分だけは死ぬことが無いと とりあえず 知ってか知らずが断末魔のオロチーが 君らーの左側に腰掛けてくる 知ってか知らずが断末魔のアクマーが 君らーの右側で「ポン」と肩を叩く そして、君、日常の覚悟どおり どおりな結末となる 「あっぱれな奴だった。」 そう言いながら搾取主は3Pプレイの途中で 逝った
>>363 だからいってるの。
物事の本質を見抜こうと思ったら、「経験」が必要だよ。
俺はそのちからをのばすために大学で禅の思想を学んで寺に入って
その後外国で、、、。みたいに自分を追い込んで極限に近づくことで
自分をのばそうと思っている。
>>363 お前、火尭烏 ◆ZBPVO3GQ だろ(w
恥ずかしいヤツ、、
367 :
名前はいらない :02/08/07 20:05 ID:CmvgMQjb
369 :
名前はいらない :02/08/07 20:10 ID:CmvgMQjb
kanon!「詩」続行しる!
いかいかって何かの病気なのかな?
>>369 名無しじゃないと俺をたたけないのか?(w
旭 ◆5xbIV.zM さんへ 怖かったんだろ?だから名無しでレスしていたんだろ? 卑怯だねぇ、ださいねぇ。 チキン野郎とは話にもならんなぁ(w
皆さんまたーりいきまひょ。それから雑談じゃなくて詩を載せまひょ。
>>370 kanonに悪いからこれ以上ここで君をたたくのはやめるね。
>>371 ハケーン!! ナニモワラカットラン! バカヤロ!
380 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/08 01:24 ID:nw32u4eh
「嘆き」 喜べ喜べ皆の衆 今から俺が参ろう 夏雪降らせに俺が参ろう 麦茶に汗を授けよう 女子(おなご)に浴衣を着させよう 小麦で肌を彩ろう どうしたどうした皆の衆 怖い顔して そんなに八月の俺は嫌いか? 喜べ喜べ皆の衆 余り睨むと もっと泣くぞ
381 :
名前はいらない :02/08/08 09:21 ID:QpO5CMhD
>イカがウザイ アーホ
382 :
名前はいらない :02/08/08 09:23 ID:xg6hWLUo
イカがマズイよ。腐ってる。
383 :
名前はいらない :02/08/08 09:24 ID:92bzLKko
詩板の恥だ。いかいか君。
384 :
名前はいらない :02/08/08 09:26 ID:XRrAviKQ
どこがインターバル5分なんだよ! いかいか。
385 :
名前はいらない :02/08/08 09:28 ID:o1dktHaN
>いかいか 詩板のコテハン叩き荒らし 詩板の代表的な悪党 詩板のシモネタ書き荒らし
386 :
名前はいらない :02/08/08 09:31 ID:njZIjBFv
>いかいか 詩板のみんなをペテンにひっかけようと必死だなぁ〜。サル。
387 :
イカイカ、あんたのことだ。 :02/08/08 09:34 ID:UV2sk8fP
無職のボンクラ。社会のゴミ。落伍者。詩板のカス。
388 :
名前はいらない :02/08/08 09:37 ID:HLMmLhvn
↑そんなに言われると 、、、照れるなあ。
389 :
名前はいらない :02/08/08 09:40 ID:iewzDlys
いかいかの味はおいしい。しかし生はまんこ臭い。
392 :
名前はいらない :02/08/08 11:42 ID:+CE0cNjK
393 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/08 20:38 ID:KrxndXRp
「かたち」 赤子のように 虚空を掴む とすると 心は 骨だけになる 昼に起きると 余計に悲しくなる 明日から9日間アメリカ行って来ます。 雑談もいいですけど、詩を書き込んで下さいネ。
私にとっては単なる冒涜でしかない 格好悪すぎる甘ったれた精神の詩を書く奴がいた 何時も待っていた、奴が尻尾巻いて逃げる日を ある日気付く それは私に向けてなどいなかったのだと ナルシストになり切る事を決めた 私の修行は終わりそうに無い
395 :
wildcat ◆nyancoBs :02/08/11 15:22 ID:WjkAqw8A
>>339 3回戦くらいになると、シード選手が出てくるのでは
ないですか。シードでもいろいろあって、極端に強い
やつもいますからね。でも、2回戦は惜敗の模様で、
1回戦の勝利をあわせれば、そこそこ楽しめたのでは。
もしかすると、コーチに怒られたカモ知れませんが( ̄ー ̄;
>>395 wildcat
あっ こんなところにペテン師さんがいた!
>>10 「紡ぐ人」ってどういう意味ですか?
また「言葉を紡ぐ」「紡ぎだす」とはどういう意味ですか?
398 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/17 22:01 ID:2l7rJYO7
ただいまage
399 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/17 22:13 ID:2l7rJYO7
「空港にて」 俺は馬鹿で 頭悪いから 来年は お前のこと 覚えてないかもしんないけど せめて痛みに変えようと 握り返した 手を拳を 強く 握り締める
400 :
コギャルとHな出会い :02/08/17 22:14 ID:NuGrYgjQ
401 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/18 00:21 ID:9SLES8lO
「新緑の空間」 絶妙に曲がった 例えば織られたような あの音 俺は色として 俺の耳に酒をそそぐ 共に昇る空を 無の世界で眺めていた あの葉は何色の雫を 搾り出していたのだろう
402 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/18 00:34 ID:9SLES8lO
「狂気」 総括的な夜を呑み込む 黒い塊は 少しずつ波頭を高めて 未練の火を灯す 異国の船に襲い掛かった
403 :
名前はいらない :02/08/18 02:29 ID:feXS0L+q
おまえら馬○か
御免なさい、流し見してました。
>>397 「紡ぐ人」、その通り言葉を紡ぐ人です。
紡ぐというのは、断片的なバラバラの単語を一つの言葉としてつなげることです。
即興というのはこういうものに近いかもしれません。
>>405 なるほど、そういう意味なんですか。
ありがとうございました。
407 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/19 00:34 ID:zbRbsyqg
「./・」 降りしきる雨の 染みを塗りたくった壁 僕のとなり 半分だけ覗く暗雲の下 少女がいた 彼女の腹の音を聞いて 僕は飴を渡した でも口移しだ それくらいが丁度いい 雨脚が少し早まる 翌日になっても 僕達の汗で服は乾かなかった
明日から五日間、テニス合宿行ってくるっぽいです。 留守宜しく。
409 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/24 23:38 ID:t+/n29eg
「麻雀哲学」 合理主義よ だがしかしこれは 対面だけの問題ではないんだ そのツモこそ 世紀の大チョンボ いやそもそも牌 存在自体大チョンボ
>>409 逝くな!早まるな!kanonよ。僕の女友達なら、平らな胸だけど貸してくれると思うよ。
411 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/26 00:22 ID:aI1X7Are
「晩夏」 足首に水流す 重力に溺れる早足 それはいつしか羽を得て 肺に粒子を衝かせる 無の青 見やる 景色の異音は分からない 遠いはずだった夕立も ざわざわと 紅に
412 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/26 23:00 ID:S/r2jVhr
「宿題終わったかい?」 難儀を課す というのは こうまことに難儀である と 言い聞かさなければ 藁人形無くとも あなた方を殺せそうです
かのんさん こんばんわーーーーーーー
414 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/28 18:29 ID:oSjGtr+J
「ほこり」 少し前までは 生まれたてのようだった白壁を 久々に訪ねてしまった この部屋には 汗でもなければ雨でもない 流動体が舞っている いくつかの天使を数え終えて 残した痕は きっとほこりだと 俺は深呼吸した さすがにむせた
詩板の帝王御登場!
416 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/29 00:28 ID:nXVNJVTF
「腐敗神話」 あれほどに声高らかだった 俺の欠片は 次第に夜を延ばしてゆく 流れる吐気に混じり 汚物の共鳴が織り成す 蠢きに翔ぶ そこに羽を休め 眠りを求めたのだが すぐ傍を行く 光からできた女像に 俺は羽を食い千切られたのだ 歩くべきだったのだ
はぅぅ…、詩を抉れば抉るほど気持ち良く読めましたぁ。 飛び散った絵の具の軌跡を一つ一つ辿るかの様に。。 って、俺は表現力乏しく、こんな事しか思い浮かばせれなかったですが(アセ 今夜kanonさんの詩を久しぶりに読めた事を嬉しく思いました、 以前もちょこちょこと拝見させてもらってましたが、やはりカッコイイですね! これからも頑張って下さい☆
>>417 >詩を抉れば抉るほど
このように読んでいただけたのなら大変嬉しいです。
419 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/30 17:21 ID:p//b9AjV
「空の遺言」 朝は余りにも早く 輪郭を重ねてゆく 突然 私は私のカタチを知る それは誰のせいでもないから 私の言葉も世界も無い 空は死んでいたから その目は 私には注がなかったから そしてまた 私のカタチは夜に溶けてゆく ゆっくりと
420 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/30 17:24 ID:p//b9AjV
載せておきます 「森」 静かな風に誘われて 踏み入れたときは知らなんだ それは夜に続く密林で 私は無邪気に葬列に並ぶ 風を見た 同調する 蛸足のような草波に絡め獲られ もとより身から出た錆だとも 彼らは気付かないようだ 私だけを照らす月光とて 道標になりはしない 耳を衝く深い森のため息にうずくまり 一人けさざやかに呟く 躍れ躍れ風躍れ そなた踊れば 私ともに死にたもう 地面より湧いて出た蟲たちや 遠く風に運ばれた種たちが 私の亡骸を彩ってゆく しかし私を連れてきた風だけは その草波に今だ迷い 私を運んではくれない
421 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/30 18:02 ID:p//b9AjV
「雨の街で」 夕刻 混乱の輪を彩った 一紡ぎの喘ぎと向かい合った 灰色の大布に返答を求め 誰にともなく 耳鳴りするほどの囁きで 口を開けたり閉めたりしていた その動きにつられ 真似てみたりもする 私の家は何処だったっけ? 幽かな妖しさを残した 雨の音に隔てられた空間で 人々の声に 死へ向かう残響を見た
422 :
放浪の名無し ◆fIGX9Bno :02/08/30 19:09 ID:4JauWxQA
「ウマー」 声は聞こえて また落ちた 叫ぶ線路に 電車が通過 飛び散った 赤い すべてが 生きてた証
423 :
夜の闇に :02/08/30 22:32 ID:I7dswkIe
いま夜が来た。 だがそれは 本当は、違う 本当は、 夜は続いていたのだ。 俺たちに 聞こえるあの声が消えてからも 夜はまだ 続いていた。 あの声はまた我々の上に響くのだ。 まるで 我らに、 解き明かしの必要な謎の迷宮の監視人にでもなれ とでも言うのか 明日も そして未来にも 夜はまた、・・・・・・
424 :
名前はいらない :02/08/31 04:11 ID:D7ImpYdc
>>420 その先が見えればバツグン!
しかし、先を書かぬkanonだからこそ…詩なんだよなぁ〜
425 :
名前はいらない :02/08/31 12:31 ID:VJmFEo6I
心の奥底に、からだの表面に 染み付いていくものは いとしい殿方、ご婦人のすがた それは大いにあるだろう しかし忘れてはいけない もう一つあるということ ことば、だ ことばの持つニュアンスが 語り合う感じるだろう 誰もが違う意味合いをみている 語る度に感じるだろう その裏側、深いところで ことばたちが光のようにはじけては、スクリーンにすがたを残す
426 :
名前はいらない :02/08/31 12:48 ID:dX70jBIT
そういえば、「ことば!」ってなにげなしに 口からでたんですよ、ことばって、、、 そしたら、「文句ばっかタレてんじゃねーぞ!!!!」 って、、、いきなりシャープペンで刺されたことありますよ。 きっと、“自分“に言われているんだと、錯覚されていたん でしょうね。。。でも、たぶん、本人、さぞかし辛かったん だろうなぁーって…今頃になって思います。 "紳士"という名にふさわしい人物だったのですが、、、 真性の基地外だったんですね。。。
427 :
音の朝日の国 :02/08/31 13:19 ID:f5D5vYED
音の朝日の国 そこはまだだれも 足も、手も頭も 全然踏みも、触りも入れもしたことのない そんな世界。 だが突然に、 それは訪れたその時に 音の朝日の国にあることに気がつかされる。 そこはまだ誰も見たことのない世界・・・ なのになぜ、 彼も、彼女も、皆その国を 知っているのだろう そんなお話はまだ誰も聞かせてくれていないのに・・・ 明日の朝、 また訊いてみよう 誰も知るはずのない いや、音の深い地の底の国の世界のことを・・・・・・
428 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/08/31 16:44 ID:PHy1mMQ6
「脳」 腐りかけの巣を張った ルビーの卵を割って 一つ一つ電子を取り除けば きっと裸になれる
429 :
この茂みの歌に :02/08/31 18:31 ID:f5D5vYED
この茂みの歌に 君は聞き覚えがあるだろう アルデバランも聞き、 そしてアルクツルスもまた聞いた あの歌だ みんな聞いている あの歌があった そうだ、 君も聞いている あの歌を 明日にはわたしも また聞くだろう 遠い未来にも・・・・・また・・・・・
430 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/02 18:46 ID:iXy7x06I
「八月の群像」 時こそ俺の歩いていた浜は 興亡を失くした息の音のように 単調な繰り返しがそこに佇み 星は無く 風も無いようであった 渇き飢えた指の隙は 焦燥を残した虚空の腕を掴む 水汲み人のように 飽くことも無く海を砂へ注いだ 一粒でも涙を零すと 冷たさを増した波の音が また俺を浚っていくのであった
kanonさん、感想というか批判してくれませんか? 「DAYDREAM」 膝を抱えて 壁に凭れた はしゃいだ記憶 零れてゆく部屋 ぼんやりと 窓の外 降り頻る 雨を見ていた 止まない 雨音の中 微唾む僕の前に 現れたのは 柔らかな光に包まれた 愛しい笑顔で 驚いて 身体を起こすと あなたは いなくなって… 頬をつたう涙 憂鬱な想い 白日夢が またひとつ 溜息に変わる あぁ… 夢に溺れることさえ 許されない 響き渡る雨音は 冷たい罰のよう あぁ… 重ねた指先は 音も立てず崩れ もう二度と 繋ぎ止められない
432 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/02 23:23 ID:iXy7x06I
「原点」
私の理由などというものについて、語ろうと思うのだ。
愛が私を創り、私の時間やら欠片やらは何故に愛へと還るのだ。
天は私をたずさえ、何故に私が地を掴むのだ。
愛とか天地とかいうようなものは死をなぞらえて、消えぬ痕跡を呪うのだ。
私が詩文などというようなものをやっているのは、
その言葉の生死も、運命めの中の自由を振れるほどに、
私があるからだ。
>>431 御免なさい。批評に適当な言葉が浮かばないので明日にでも。
433 :
ろすたいむ ◆Gvh/OSVY :02/09/03 08:32 ID:cY8xrSPc
「太陽と影武者の間に」 行く先を阻んだ者たちは 指示通りの絶妙な仕事師 平凡に 普通に 自然に 行動を犯し 言動を侵す 誰かが苦しみ打ちのめされ 理由なき哀しみの彼方へと 追いつめられ 葬られ去られた それは つまり 弱肉強食の定め 蟻が象を倒してしまうように 又 蜘蛛の巣に昆虫が浚われてしまうように 世の一番の指導者は 決して 姿を現わにする事はないし その存在さえ知る由もない ただ誰しもが心の中にある疑惑 それこそが指導者であることは 誰もが知っていることだけれど
>>431 詩と言うよりは歌詞っポい。
もう少し、一つ一つの言葉に深く切り込んでみてはどうでしょう。
言葉の流れはいいけど読者に感銘を与える言葉はないし、考えさせるところもない。
なぜ「あなた」はいなくなったのか、夢に溺れることさえ許されないのか、
私なら一度自問自答してみる。けど「説明しろ」というわけでは無いです。
酷評で御免なさい。頑張って(自分もな)。
>>435 批評ありがとうございました。
そうですね、確かに一つ一つの言葉が薄っぺらい気がします。
もう少し相手に伝わりやすいような詞を作れるように頑張ります。
的確なご意見ありがとうございました。
“犠牲者たちよ“ 脆いボクを大人たちは利用した 脆いボクを大人たちは無視した 脆いボクを大人たちは差別した だからこんなに強くなれた だからこんなに冷くなれた だからこんなに賢くなれた でもね、何も無いんだ 何1つ 無いんだ 無いんだ 無いんだ あるとしたなら1つだけなんだ
438 :
原侑 :02/09/05 15:21 ID:Y5aaQxTw
自我を忘れないことです。 自分の素直な気持ちを潰さないことです。 感銘を受けたものに自分をかさね、 これこそ自分!と思う者は哀れなのです。 装飾を借りて、何が「自分」でしょうか。 装飾を借りて、何が「私のこの思い」でしょうか。 飾りを捨てて、「これが私の胸の内!」 そう叫んでくださいな。 飾りを着けない「自分」だけが、 この世に一つの「自分」ですから。
439 :
名前はいらない :02/09/05 15:39 ID:19e9wb1e
>>438 >飾り
ダサイ装飾となぜ言えない?イミテーョンではないから?
自分がみぢめになるから?出来ないから?それともホカ?
440 :
名前はいらない :02/09/05 15:50 ID:19e9wb1e
あの鳥のようにりたいと 人は飛んでみせたのさ あのように あのように なりたいんだ 携帯も持ってる パソコンもある メルセデスある マイホームある 家の奥さんある 愛人10人ある さして、何よりカッコ付けたいんだ! 愛されるために でも友達といても淋しいのは どうしてなんだろう…
441 :
原侑 :02/09/05 16:02 ID:Y5aaQxTw
>>439 「ダサイ装飾」と言わなかっただけですよ。
みじめな自分への投げかけの言葉に
これ以上のみじめも、糞もないでしょ?
ダサかろうが、派手であろうが、流行であろうが
装飾をつけようという気持ちは、自分を誇張しよう
という気持ちの現れでしょ?「どんな装飾」も要らない
という事ですよ。ありのままがいいんだろうが?違うのか?
という自分への怒りと願いであるからして、「装飾を用いらず」
書いたものなので。
すみません、解り辛い事を長々と(苦笑)
さて、次レスは難しいな。マジレスするか、ふざけてくるか。。。
あ、マジですね。どうも。
>>441 ありのままが一番です。ハイ。
しかし、カッコ付けたいんだ!と思うのもありのまんまなんです。
で
>>441 さんは世間の男性に対し、言っておられるのでしょうか?
444 :
原侑 :02/09/05 16:33 ID:ZeEkLmoQ
>>443 さん、そうですよね。
どうしてもカッコ付けたいと思ってしまう。
でも、カッコ付けたのでは「素」には必ず
成り得ないじゃないですか。
「素」では恐ろしくて生きていけない。
だからカッコ付けて生きていく。
僕も仮面を被って生きていくしかないと思っています。
だから自分が嫌になるんですよね。そんな自分が嫌いです。
仮面を作ることが上手ければ上手い程、世間じゃ生きていき易い。
でも、「素」でありのままそのように生きていければ、
最高じゃないかと思います。
でも、それは確実に僕には無理です、仮面を作り過ぎましたんでね。
だから詩に惹かれたんだと思います。仮面の下の自分を現す。
そう僕は思っています。だから、
詩だけでもありのままでいたいという願いであって、
それでも少々詩の上でもふっと飾ろうとしてしまう
自分への悲鳴でもあって。
だから、世間の男性にどうのこうのと言うものじゃありません。
初めに言ったように、「自分」へのものです。
この文、ごちゃごちゃかな?(笑)
445 :
原侑 :02/09/05 19:29 ID:ZBnk0BB1
呆れられちゃいましたかね(笑) 何にせよ、詩は素晴らしいです! みなさんは、なぜ、詩に惹かれたんですか? 詩に、何を見出されたんですか? 僕は前述の通りですが、加えるなら 「概念が殆ど無いこと」「自由に満ちていること」 「言葉」という人間のもっとも身近なもので 自己を表現しているところ、ですかね。 みなさんの、詩に対する思いも聞かせて下さい。 お願いします。
446 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/06 00:20 ID:2joYklnw
「国士無双を待つ日々 人生」 一日で使い果たした 九つの魂 一同並んで 九人抜かし 一度味わう 九舌の感 東に昇り 南を耕し 西に沈むが 北は未だ知らぬまま 白黒の境目 發ち変える 中間には何もいていない
447 :
さかな :02/09/06 00:35 ID:HFePy024
批評していいですか?みなさん。
>>432 スタイルなのかもしれませんが、ちょっと格好を付け過ぎているという印象です。最後の三行はすごくいいですよ。
2,3,4行はもうちょっと素直に書いていいと思います。
>>433 一連の二行目の体言止めがちょっと入りにくい。やっぱり最初だからもっとスムーズにして欲しかったかなあ。
それと三連目「弱肉強食の定め」は必要ですか?説明的すぎて好きじゃない。これなしでも十分通じるでしょう。最後はいいと思う。
>>437 二連め、強く→冷く→賢くはこの順番でいいんです? しかし最後に一つ残ったのは何だろう。自我か、パンドラの箱の
ごとく希望か。
>>438 批評じゃないが、俺の意見でいくと飾る自分も本当の自分です。どこからが飾りでどこからが胸のうちか分からない
ですから。飾りを捨てて「これが自分だ」って言うのは、「飾らない自分」という格好良い言葉をまた自分に飾ってることになりませんか?
どんな自分も認めて、その場その場で後悔したり自己嫌悪になったりもしつつ、とりあえずがんばってみることが大切なんです。
飾りも自分にしちゃいましょう。
>>440 一連目は人間の投写について。そして憧れの具現化、自己の装飾、それによるむなしさ。といった流れでしょうか。
さして、はそしての間違いだと思いますが、この「何よりカッコ付けたいんだ」は不要、というかもっと別の、間接的な言葉に
置き換えた方がいいと思います。「そして、皆が僕を認めるんだ!」とかさ。例えばですけど。
>>445 詩が好きな理由。短いくせに(故に)意味の幅があるから。
>>447 助かります。他の方も、批評も投稿も御自由に。
449 :
原侑 :02/09/06 01:37 ID:J111o/nq
>>447 ご意見ありがとうございます!やっぱ詩も言葉の修飾にたよらなければ
なかなか出来ませんもんね。難しいです。
なかなか気持ちが上手く伝えられませんがまぁ・・なんと言うかぁ・・・
「仮面の下の自分で生きていってみたい!」
と、ゆーような思いです。誰に悟すとかじゃないんで。
でも、一つ。僕は本当の自分を隠すために飾るんだと思ってます。
「あぁあ、また飾っちゃった。素でいけたら、変な嫌悪にも、
暴かれる恐怖にも、さいなまれずに済んで楽なのに。でも、
やっちゃうんだよねぇ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」の気持ち(裸の自分)から
出来た「叫び」なんで。「とりあえずがんる事が大切」とか教育みたいな
ことを言われても困るのですが。何回も言いますが「叫び」です。
「ありのままの自分の心を言葉に表したものなんです。」
詩ってそういうものじゃないんですか?自分の裸の胸中をさらすもので、
人を悟す為のものでは無いでしょう?
それとも僕の心でも立て治すおつもりですか?
生意気な事を言っているのは謝ります。でも僕はそう思います。
文字への意見は結構ですが、文字の源への意見はどうかと思います。
詩が好きな理由は、僕も同感です!
450 :
さかな :02/09/06 01:40 ID:64f9DeGz
>>449 俺は飾られた自分もありのままの自分なんじゃないかな、と思うだけですよ。
451 :
原侑 :02/09/06 01:50 ID:tojnlUo3
>>447 「飾り」と「胸の内」の境目ですが、自分の心に「自然に浮かんだもの気持ち」(胸の内)をあれにしてみようこれにしてみようとひん曲げて付け加えてとっ代えて(飾り)口にだしたり行動に移したり紙面に綴ったりするということですよ。
452 :
原侑 :02/09/06 02:15 ID:tojnlUo3
>>449 そうですか。この食い違いは直りませんね。
世俗地味た風習やなんやらで胸中を飾らない。
その裸の心だけが、世の中にたった一つの、
一品かぎりのオリジナルな自分なんだと思いたいだけです。
とにかくお互い、
詩が好きな者同志ということは変わらないですからね(笑)
453 :
名前はいらない :02/09/06 13:29 ID:VzBHtx+7
>447 :さかな :02/09/06 00:35 ID:HFePy024 >批評していいですか?みなさん。 あーた、最高だわ。いや、マジな話です。批評バツグン!
454 :
木 :02/09/06 14:38 ID:R9kK0wIQ
すみません。勝手に感想失礼します。
>>447 人としての考えとして、とても共感。
>>449 同じく。
455 :
さかな :02/09/06 14:59 ID:20vO6LCL
456 :
原侑 :02/09/06 16:19 ID:jGI3H7VC
457 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/06 18:55 ID:5UxOiAmo
「残照」 隙漏る光が蒼の森 一晩だけ片腕を貸した この世の絶望を吸い尽したかのような 艶やかな黒蝶は 重すぎた飛翔を終に終わらせ 撃ち落されたように 腹を先に向け旋回する最中 最後の言葉を見つけた それは全てを失い 全てを手に入れて 気付いたのだ 人は人として生きるのではなく 人は生きていくのだと
458 :
トリニティブラザー :02/09/07 00:06 ID:fu4+IKa4
小粒の豆に 書いた文字 四角く 丸い いつもの ヤツ サントリー カクビンを 今年もどうぞよろしく
459 :
SHU :02/09/07 00:59 ID:W+94z4GW
犬がほえる そんなにほえなくても知っている 俺が犬を愛してないことくらい 犬が笑う どんなに嬉しそうにされても 俺が提供できるのは餌と散歩だ 吠え声にまぎれて振られる尻尾を 疎ましいとしか思えないんだ 俺の帰りを待たないでくれ 俺の事を探さないでくれ できたら忘れてくれるとありがたい 静かにたたずむ姿を見ながら 元気がないなとも考えるのだが
460 :
原侑 :02/09/07 14:09 ID:5Dw/7h3M
「・・・」 日が昇りました 緑の世界に昇りました 緑の世界が吐息をかける 鳥は実を食べ糞をする 糞が源!新芽が顔出す 新芽は木になり鳥は鳴く 食われる新芽もありますが 食った奴も食われます! 食う食われないの間じゃなくも 円を描いて食い合う物達 食い合う物達円を描く 意識も意図も何も無い 緑と青の色の円 鳥は実を食べ糞をする 糞が源!新芽が顔出す 新芽を私が摘み取りました ・・・・・・・・・・・・・。
461 :
佐々木小次郎 :02/09/07 22:35 ID:fu4+IKa4
宮本武蔵 ハナハジメ トンガ アメリカ ニューヨーク インド アフリカ ブルガリア ジェダイ ルーカス デススター 乞食 突然 変身し そして あなたも エージェント ああ、 無常の世の常 ナラン
462 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/07 23:08 ID:Ej9de0Us
「焦点」 見知らぬ女の腕を借りた晩は 床は波打っているようだ 壁は揺れているようだ 月の暗いところは落ちてくるようだ 幾つにも分けられた窓の外で 狭間見れども線は無い 雨は牢獄のような静けさで 淡い陰を抱えている 全ての時を眠らなかったお前を添えて 波紋は中心に私を据えている 見知らぬ女の腕を借りた晩は 床は波打っているようだ 壁は揺れているようだ それは例えるしかない息苦しさのようだ
463 :
さかな :02/09/08 00:24 ID:Z7dLptSv
見上げると雲間にちらちらと星が見える みんなは酒を飲んでいる 僕は、昔のことを思い出す 今の僕なら、彼女ともっとうまくやっていけたのに 俺はいいんだよ、と 友達が話している 俺はいいんだよ。けどね 僕は壁にもたれかかる 酒を飲むと、みんな悩んでるんだって分かる 自分ひとりで書斎にこもって 本を見ながら将棋を指し 乾ききったコンタクトレンズをはずす なんで平和にならんのかなあ なんでみんな面白くないことばっかするんかなあ 僕はラジオをつける うるさいからすぐに消す どこかで踏み切りを付けたいんだ 僕の頭はもうよく働かないので、同じことを繰り返す まともな人間になれ 酒を飲むと、みんな悩んでるんだって分かる
464 :
ろすたいむ ◆Gvh/OSVY :02/09/08 06:21 ID:FmW61YhY
『つばめよ…』 鳥篭からのあの頃の景色と 飼い慣らされた日々と癖と 退屈な餌のひとときと そして あの日 飛んだのさ… この電線から見え隠れする意味不明な鳥 かまいたちの如く背後から奇襲しやがる カラスでも雀でも燕でもない 青い色もしていないし、、、 あの鳥はいったい何なんだ!!!! つばめよ… きっとあしたの夜もまた あの鳥との激闘の傷たちが 流星群のように押し寄せ たぶんあしたの朝もまた 言葉にならない虚無だけが この鳥目を醒ましてれる つばめよ… マジ疲れるぜマジで
465 :
パシーリ・マン :02/09/08 10:30 ID:kzfmKRyD
パシリ パシリ と 馬鹿にするな 司令が来れば すぐ実行 これがいいとこ ただ銭もらい 昼寝に 夜寝も ありありで ついでに 短いお散歩 ほいほいと 帰ってくれば高いびき ああ、こいつは イイ商売イイ商売
466 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/10 23:12 ID:37hTWkU+
「静に」 ふと来たる夢幻の誘いは 鋼の遮断機であり 後ろ髪辺りに漂う 風景というにはわびしすぎる 宿も無い花びらを燃やすので 知らずのうちに そう 沈黙や そこに佇む痺れに 恋焦がれていたのです
467 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/11 22:24 ID:D1dhKVeP
「今日という日の歪み」 人の信じるところに於いての差異は 歴史を刻んだ大地の湾曲のように 力をもっても叡智をもっても 堅くきつく 延ばせない
3行目、「叡智(えいち)」でふ。
469 :
カトリーヌ :02/09/11 22:30 ID:UInvxH+N
ども。お邪魔します。
>>kanonさん
お久しぶりです。覚えてますか〜??
kanonさんは前と変わらず周りとは一味違う大人っぽい詩を書いてますね!
kanonさんの詩好きです!こんなにキレイな文章書いてみたいです。
>>466 サラッと読める詩ですね。最後の恋焦がれていたのですってトコがいい!!
すんごいキレイな詩!
いじわる〜
471 :
カトリーヌ :02/09/11 22:39 ID:UInvxH+N
>>470 はっ!!!!!こんなところまで!!汗
身近な人だけど 遠く感じる
あなた輝きすぎている
私は追いつけない
私はあなたの影だから
振り向く理由はないから
影をみる理由がないから
私はもう追いつけない
それでも私はここに居続けたい
いなくなったらきっとあなたは困る
だから
振り向かなくたって良い
私はここにいる
472 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/13 18:26 ID:yWHLGE2p
「顔」 汚れ無きからだが 概念という闇を弄す視線に射られる 其処にいくらの光があろうとも それは際限りなく美しい 水に浮かんで 空の下 時計も壊れ 無用の存在を越えて 真に私を見てみたらどうか 私を
473 :
名前はいらない :02/09/13 18:38 ID:sp2PjPxR
474 :
名前はいらない :02/09/13 20:11 ID:u6UPLwdl
なんか、崖っぷちみたいだな。もうすぐ、深淵に落とされそう。
475 :
名前はいらない :02/09/13 20:16 ID:u6UPLwdl
というかマトリックスなんだけど
476 :
削ぎ落とすベンベン :02/09/13 22:00 ID:fN0Mtv20
あしたのわたし そなたにソナタ おしべのしもべ しもべのアシモ しりめのおしり おかずにしかず ランプに点火 はっかは発火 まいたの種だ かめだのあられ 硫黄と言おう チキュウノヒミツ いのちを願う ちかいのウラナイ 近い誓いは 秘密のカシラ ハタとコマッタ 弟子と師匠は いつもフタリサ やるだけやるさ 世界はワレラニ
477 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/13 22:40 ID:yWHLGE2p
「河原」 秋は 賽の河原にうずくまる 黄昏がよく似合う やがて迎えるであろう 漂白の時を待つ 急ぎ足の寄り添い人のように 景色は誘わず 表情(おもて)冷たい 僅か想う余り その手にとった塊は時化て 再び小石の歌を聞く
>>477 一行目から何言ってんだ自分。
「秋は」→「秋には」
479 :
感動のかなたに :02/09/14 01:23 ID:547WM1sb
あるものは あれ それはそれ どこにも あるものにして そこにあるもの ああ、あのそれが それだ それは深淵に望み いつもそこにある それだ
480 :
らくだのくらだ :02/09/14 01:29 ID:547WM1sb
らくだのくらに いちるののぞみ 見ても見ないも 昔から 深くにあって 浮き出たそれは 有名無名の波の入船 声は必ず命令調で 人は彼には逆らえない 深淵に臨むものそれは ないがしろにされ ないがしろにした おまえのらくだの その耳の中
481 :
軍令の果てに :02/09/14 01:35 ID:547WM1sb
そこにあるもの それは いつもおまえとともにある それだ 必ず深淵に臨む それだ それは どこまでも欺き 欺き通すことを以って 信条とするそれだ 長年置かれたそこには赤い痕が残り 響き渡る軍令の声だけが姿を隠している あざけりと暴虐が支配する世界でも一番の 特別な深淵がそこにあった
『暗い』 暗いからといって、 何かを怖がるような、そんな子どもはもういない 暗いからといって、 そこに鬼を見て泣くような、そんな子どもはもういない 暗い暗い、深淵を臨み そこに敢えて飛び込もうとする大人も、もういない 懐かしい時代はもう戻らない
483 :
嫌煙 :02/09/14 01:44 ID:547WM1sb
煙は嫌いだ そうだ 嫌いだ おまえは命令に背き 嫌いなのを本当だとでも・・・ 本当は嫌いだからではなく それは趣味が悪いから、詩心がないから ただ、うざくみっともないからさ そうだ表現が悪いからさ
484 :
朝までのかたち :02/09/14 01:51 ID:547WM1sb
眠りに就ける幸せ そこに幸せの ・・・根元があった たぶん それが深淵なのだ この煙は有名なあれに諭されて やめておかなければならない
>>484 この詩はムショウに好きだ。
私も、安らかな深淵に就きたい・・・。
486 :
尤も :02/09/14 11:51 ID:547WM1sb
モルモットの 数は本当に 少なかった だから 罪悪感が ほとんど ないということなのさ
487 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/14 16:32 ID:4HuFdVM2
「どうどうめぐりめんどくさい」 礎が異なる傍観は楽でもあり 苦でもあるだろう 理解できぬこと 侵入を許したこと 嘲りに変えるな 俺もまだ餓鬼なのだ
488 :
進軍ラッパは :02/09/14 18:16 ID:547WM1sb
鳴り響き 帝国軍は進軍してきた それは昔もあったし これからもある そして今もある通りの 人心への蹂躙 そしてそれはいつも同じ様相を呈する お定まりの手法で反抗者を蹴散らした おれたちに明日はなく、 できることもない 詩がタブーのためにとうに死んでいたのに 詩人だけはそこでただ 命乞いをするだけだった
489 :
木 :02/09/14 18:17 ID:mEpKsIvw
kanonくん、連絡したいことがあるんだけど 都立くん経由で連絡取ってもOKかな? ホトメかなんかのフリーアドでいいので もちろん強制ではないのでムシもOKです。
>>489 ホトメ登録してないので、
都立さんが宜しければ、都立さん経由でお願いします。
491 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/14 20:27 ID:4HuFdVM2
「内外の認識」 迷信の昼によく通いつめた私は 光が外にあるのを知る その光が何であれ 私の目が湛えたものではないゆえに 終には世界は消え 私を見失い 私をも殺めてさしあげよう
492 :
どらえもんのポッケ ◆iYTdsunc :02/09/14 21:23 ID:u5vy1pAM
493 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/14 22:24 ID:4HuFdVM2
「死期」 最近不眠症の俺は睡眠薬を忌み嫌う 期節の移ろいに頭を抱え にわかに 俺は俺の力で眠りに就きたいと思うようになるが はばかるように髄は朽ちる 笑う心は美しくそして いのちならば ただそこにあり いうこと無にて欺くように語るのに だ
494 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/15 23:45 ID:63SiREak
「ささやかな日々の螺旋」 創世記にも似つかない どっちへ転ぶか分からない世界を 光よりも早く醒めた僕らは 一点の朝日が映す 百万もの地平線をうかがって 眩暈も百万 一つの大地に縛り上げた
495 :
出会いの約束 :02/09/15 23:55 ID:zx68Hb7V
あの約束をしたじゃないか それはどうやってだろう そしてそこにきたじゃないか ああ、楽しそう 初めて見たのはあの日だけれど 二週に一度の出会いの約束・・・ ぴったりの予感 ぱっちりとして どこまでもフィットなそれは まるで桝目に満ちた 京都の町のよう・・・ みんなもきっとそうなんだろうね 本当は嫌な役だねとまた それとも本当は 密かな楽しみなのかもしれない・・・
496 :
お稲荷さんの隣で :02/09/16 00:04 ID:Km5pxIYV
きつねの祟りって 本当にあるのかな あるのかもしれないねと 言っていたよね でもきつねじゃないんだ それは本当は稲荷神社の隣だったんだよね あそこには きっとあのお稲荷の秘密が隠されているね だってそれは・・・
497 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/16 21:32 ID:YIIItjVX
「いのちの憂鬱」 少し暗げに秋は更け 寂しく煙草と夜は更け 見やる部屋の角に埃は浮いている 森の梢は囁いて 澱んだ空に月がある 眠ることも煩わしい 五日も水をやってない 今日も植木は枯れている このか弱い生物が 急に眩しい陽にうたれ 五つの指を震わせて 静に瞼をなぞらって 朝になればまた泣いている 月はそおっと隠れてしまう
498 :
遠雷 :02/09/16 23:03 ID:Km5pxIYV
それは突然襲ってきた まるで獣のように襲ってきた どこまでもまるでそれが何であるのか なぜかしら通じているかのように その獣は襲ってきていた あからさまに、そして獰猛に 獣は秘密を滴らせながらそして 去っていくのがなぜか似合っていたのだが あれにはその意味がわかっていることの本当の 謎をいつも残していくのがただ一つのとりえなのに しかしその背後に真実がどこまでも その刻印を押していることに気が付いたのは 本当に最近のことだったのだろう・・・
499 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/16 23:27 ID:T/6c7KzB
深く深く深く深く どこまで望んでも計り知れない その体温も鼓動も熱も吐息も ただの上辺の飾りでしかない 触れると同時に霞み 奥底を突きぬけ 君と私でひとつ 手を差し伸べあう 何も叶わなくなった遠くで 全てを繋いだものを感じ 今まだ憶えているなら この先溶けてしまうこともないでしょう 君とただ融けていることでしょう 何もなくなった全ての先に見える 2人を感じた瞬間だけが 全ての始まりと終わりを知っていて ただそれだけ
フハハ、500get!
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (;-Д-)< アンタモナー ショウジキ ビミョーン ( つ \__________ U U
502 :
真実の刻印 :02/09/17 22:47 ID:/BvgwKL/
それはまだ刻まれていた 微妙なその肌の上に どこまでも深いしわを 伸ばし どこまでもずっと伸ばししつつ 飾った言葉で真実を繋いできたのに どうしても伴なって染み出してしまう その真実の刻印 詩にしても叩きのめさなくてはならない おろかものに使われて どうしてもそうして行かなければ いられないそのその意味はいったい 何のためだ どこまでも騙し欺いては 意のままに従わせたいその意志の源は あの小さい一粒の薬のようなもの そこから現れる暗黒の力からの声なのだ
503 :
真実の刻印 :02/09/17 22:54 ID:/BvgwKL/
その小粒の薬はいつも自信に満ちて導く 大いなる力の源 それがなければ 誰も勇気を古い起こすことは できないのだ そこからすべての あからさまな欺きのための詩と 勇気が湧いてくるのだ それだけが頼りだ それだけが戦争に勝利するための 礎えだ 空かけるあの戦争は勝利するだろうか それとも監視の目を光らせて あくまでも白を切りと押しつつも 密かに真実の刻印を押されながら 自分はもう大勢の1人だと安心して最後まで
504 :
真実の刻印 :02/09/17 22:57 ID:/BvgwKL/
おぞましい 戦争のうた それが世界の希望だったのだから
505 :
ろすたいむ ◆Gvh/OSVY :02/09/18 03:13 ID:yU+0FNZN
━ 暇人たち ━ なぁ�あんた�何してんの? ぶっ潰すだけの�このご時世に なぁ�あんた�何創ってんの? ぶっ壊すだけの�こんな時代に なぁ�あんた�何言ってんの? ぶっ殺すだけの�今の世界で なぁ そんなに何が恐いんだい?
506 :
名前はいらない :02/09/18 10:16 ID:4WOwRIwy
>>503 な に が キ ミ を そ ん な 風 に さ せ た の ?
「この男について(T)」 歳月を刻まぬ空の下におれは命を与えられた。 愚の骨頂を先ずは呑み 次いで前提を掲げて後に事と言葉と生活を進めていこう。 無知と足の無い花が咲き溢れていた俺の幼少を奪い閉じ込めた空は、 思い出すを良しとしないようで、まさに神経衰弱の空振りを繰り返すばかりだ。 別にお前に未練や懐かしみがある訳でもなく、 大人になったおれは知的欲求という概念をともにしてお前をまさぐるのだ。 受け入れろ空よ!そして握りつぶしてやる! そう脅してやれば臆病なお前はたちまちに輝くことをやめて しかし嘲笑うように点々とした感情をもたない光を残してゆく。 金輪際認めよう、俺の愛や哀しみにも増す星々は 一層その輝きを増して滅び行くことを。 して、その星々を従えたまま俺を煉獄の涯まで廻すのだ 大地に太陽?知るか!おれはお前しか知らない。 人々と言葉を交わすのがお前の世界だ。走るも謳うもお前の下だ。 労せずして喘ぐおれを弄しているのか? ふざけるな。 その時々ごと夢を隠せばいいとでも? 朝も昼も嫌いだ。夕は眠りには繋がらず、夜は又迷いへと誘う。 すれ違う餓鬼どもは言う。 見知らぬ幼子が生れたままの両の手で、 おれの前で顔をおさえていると。 馬鹿馬鹿しい。
「この男について(U)」 疲れを覚えて腰をおろした青春。 おれは疲れちまった、疲れて死後の感謝とでもいった愛に浸された。 女は要らないが、女の愛は必要だ。 なんておれは我儘なんだ。 娼婦の視線が、汚い聖女の唾がおれを飾ってゆく。 玉はいらない、布をくれ。 接吻するなら目玉にくれ。 夕時の公園で手を繋いで、砂場の幼いペアを見よう。 酔い痺れたその後は、気違い面で静に囁こう。 暗い空と暗い海を歩いて、永劫の朝を躍って、 そして何事も無くはて、何事も忘れよう。 ああ、おれは憎い。おれたちを知らぬ世界が。 おれはこんなにも幸せだ。 見ているか?路傍の石よ。裏道の花よ。目の無い人波よ。大気よ。 おれを独りだと思うなら大きな間違いだ。 いったいどうして彼女を連れてあるくことができようか。 おれはこんなにも幸せだ。 ある散歩を話そうか。 歩き続けた風景を話そうか。 裸になった木の葉たちが、風も受けないで擦れ合っている。 声大きく、擦れ合っている。 時を選ばず、種が届くことも無く、雨を受けても枯れいくことだろう。 こんな世界に独りで生えている。
509 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/18 18:44 ID:nofSeX+c
「この男について(V)」 歳月を刻まぬ空の下におれは命を与えられた。 愚の骨頂を先ずは呑み 次いで前提を掲げて後に事と言葉と生活を進めていった。 終いに俺はこういうだろう。 独白は好きじゃない 馬鹿馬鹿しくて寂しくてやってられないんだ と。
510 :
都立家政 eatkyo027166.adsl.ppp.infoweb.ne.jp :02/09/18 18:49 ID:Axe6yLQt
>>独白は好きじゃない 馬鹿馬鹿しくて寂しくてやってられないんだ かっこいい。
513 :
ろすたいむ ◆Gvh/OSVY :02/09/18 23:18 ID:YtWDiAOm
━ 暇人たち 2 ━ あんたなぁ�何か好っきやねん ぶっ潰すだけの�このご時世に あんたなぁ�何でか好っきやねん ぶっ壊すだけの�こんな時代に あんたなぁ�何なんだろ好っきやねん ぶっ殺すだけの�今の世界で 何でぇなんだろなぁ
514 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/21 22:00 ID:bT9boSKj
「新生」 淡い朝露が残る夜 白い夢を引きずる春 流れて零れた水泡の輝きに 弓のように伸ばされた像の からだもまた 晴海か掌であるのだろうか 花びらや葉を索されて 静かに震え悶えている
515 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/22 23:12 ID:QkDY/R2w
「裏通り」 雨が降ると 錆びれた裏通りは忙しい 疎らな薄命はそのままに 音は針を通してゆく 時間を吸った巣が 重くて眠れぬ蜘蛛の黒 煙草が時化る、 それは身体もまた。 背広が滑(ぬめ)る別世界 俺はまだ死んでない
今気付いたけど、一応縦読みでも可(意味上限定) 4行目だけ「煙、それは」で。
苛立ちが…おさまらねえぜ…くそっ… この静寂も…あの森も…山肌も…もう…見知って慣れてるはずだ… なのになんだ…この水面は…この波立ちは…この荒れ様は…? こんな程度で生きていけるかっつーの… … なあ…お前。知ってるんだろ? 俺がふだん隠してる部分をさ。…見ただろ? お前のも…想像していいかい?匂いを? …ああ…いい匂いだ…たまんねえな… … 今夜は眠れそうにねえぜ… 目も耳も…鼻も…肌も…臨戦態勢だぜ このままこの岩陰で…哨戒しつつ…夜を明かすか… … 相も変わらず綺麗な月だぜ畜生
518 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/23 17:12 ID:q7UOda7S
「無題」 蒼い月光の肌寒くは無い部屋で ジャズバラードを聴く 彼は訪ねたの。「君はなぜ生きるの」って。 私はグラスをとってこたえたわ。 「あなたが生きようとしないからよ。」って。 寒くなってゆく また明日は来るのか とても不安になる
519 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/24 00:03 ID:2ZxyoZaS
「波」 波頭が崩れる 雲が一つ 喰われる 時が移ろう 遠く 眠る者達がいる 幾日も続く明日は 理由もなく物悲しい 沢山の匂いと 少しの香りを残した小波よ あぁ 私と私なる世界よ 私は次第に冬の海へ歩くのだ 触れるのだ しかし 私は決して冬の海なぞ泳がない 鎚が抜けないのだ ほとぼりの冷めない鎚が
520 :
名前はいらない :02/09/24 23:35 ID:wHHqpbbi
なんか、これらの詩を読んでもなにも感じないのはなぜだろう・・・。 信者は多いみたいだが。 批評スレをよく見るんだけど、よくゾワッとしたものを感じることがある。 だけど、kanonが書く詩はなにも感じられない。 自分の感性が鈍ったのか? 言葉を「紡いでいる」からだろうか なにかを考えさせられるようなことがない ただかっこいい、難しい文字を紡いでいる風にしか受け取れない 俺を奮い立たせられるような詩を頼む
>>520 ある程度同感します 彼はなんなのでしょうか
522 :
ろすたいむ ◆Gvh/OSVY :02/09/25 00:52 ID:vuk7YFv+
━ 暇人たち 3 ━ 考えた事と 考えぬかた事とは ちがう だから 考る事を 考え込むことは止めることにした
>>520 んじゃ、俺の糞詩でも読んどけや(藁
好みに合わんモノ読んで感想述べてるような暇あるんなら、
好みに合うモノ探しやがれ、このゾワゾワマニア!!
(藁
525 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/25 16:23 ID:ACaxHPFw
>>520 タイトル参照。
>>507-509 以外は直接的に読んでもわけわからん詩ばかりです。
例えば
>>515 なんかは「闇組織の男」なんかを妄想で書いてみたつもりです。
・・・いや、笑うな。
>>519 とかは世の無常と興亡。
「抜けない鎚」は過去の、または生への惜しみです。
一応「死」「衰退」の海はまだ怖くて泳げない「かなづち」ともかけたつもり。
つまり最終的には、
言い訳でも何でもしてそれでも人は生きようとする。それが「遠く眠る者たち」への繋ぎの役目だとしても。
ってことを伝えたかった。
>なにかを考えさせられるようなことがない
>ただかっこいい、難しい文字を紡いでいる風にしか受け取れない
ここは常に悩んでいます。
伝えたい、考えさせたいことは常に沢山盛り込んであるのですが、
作風が作風だけに伝わり難いことも承知しています。単に実力不足ナだけですけどね。
私自身、前スレからは大分変わったつもりですが、まぁ好みだけはどうしようもない。
しかしそれでも万人が納得する表現、不可能な夢ですが探しています。
あんまり期待せずに、気長に見てやってください。
526 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/26 19:39 ID:0/mkoe4d
「きせつのことば」 ことばがひとつ きえてゆく いろがあせて ゆだねられ しずかにしずかに きえてゆく このみすりへらした いくせんのあおが くずれたおれた いくせんのあかが ぼくをあいした いくまんのしろが かがやきがきえて つもるのです いろをなくして つもるのです つもってうごいて いろめきます そのおどり そのゆらぎ そのながれ そのながれは むいみです きせつのことばは むいみです むいみにながれて いろめきます いろめくことばは きせつです そしてきせつは ながれます
527 :
名前はいらない :02/09/26 19:45 ID:YdmVEyFi
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528 :
てい :02/09/26 20:03 ID:emNBSgwl
太陽なんかいらないよ 僕には闇さえあればいい 太陽の下には おかしな物が見えてしまうから 僕もおかしくなっちゃうよ 僕には闇さえあればいい やさしく見守る 闇さえあれば 太陽なんかいらないよ
信者とか言ってる時点で(ry
僕はkanonさんの詩、好きなんだけどなあ。
うーん、まあ
>>520 さんのおかげで裏話が聞けて、よかったよかった。
>>526 ひらがなだけと言うのも面白いですね。
・・・うーん、やっぱり恰好いいと思うんだけどなあ。はは。
530 :
名前はいらない :02/09/27 01:24 ID:MXtvXrsP
中心から5センチずれた場所から拡がった波紋。 さっきまでみていた夢が思いだせない。(幸せそのものだったはず) 許しとは許し難いものを許すこと。 不可避的な遅れによってのみ知覚されうる真実。 僕が選び取らなかったものだけが僕を襲う。
「深淵」 事物には必ず中心が有って 中心には必ず周囲が有って 周囲どうしは交われるけれど 中心どうしは交われないんだ 深々と頭をもたげて 深淵って漢字を見つづけてみる 明朝体で書かれたそれには 中心が何処にも見あたらなかった 事物では説明できない 獣にも雲にもなりうる 速すぎて光をうしないながらもそこにある 目に写るすべての浅はかさには 必ず育つだろう核があり 深淵を今日も育んでゆく
532 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/27 14:33 ID:R8L1fHEd
「人」 おれの命は 真に魂ではなかった。 おれの鼓動は 単に俺を動かすだけではなった。 おれの命には、 幸福という名の宿命が架せられていたのだ! さて、おれの魂か。 死んで見ぬとわからぬな。
533 :
るん :02/09/27 16:23 ID:QVlPGouG
−−「痛みのわけ。」−− 知人に誘われ、 山に行ってきた。 車にひき殺されたカマキリを見つけた。 あなたたちの痛みを理解してあげることはできない。 それは、ぼくはあなたたちそのものじゃないから。 あなたたちが、僕の思考を理解できないように、 僕もまた、あなたたちが何を考えているのか完全には理解できていない。 だけど、共感することはできる。 ぼくはカマキリをひき殺した車であり、ひき殺されたカマキリでもあるのだから。
534 :
るん :02/09/27 16:28 ID:QVlPGouG
「内に広がる行動理論」 何故こうして書き込むの? これほどまでに忌み嫌われながら。 無限に広がる行動理論。 なぜなぜなぜなぜ? 語る必要などは無い。それこそが理由であることを、ぼくは知っているから。
535 :
るん :02/09/27 16:54 ID:QVlPGouG
この世界のことを少しだけ勉強した。 目立つ奴ってのは、何かと逮捕されたりするらしいね。 追い詰める、追い詰められるも何も、 わたしは平穏に毎日を過ごしたいだけなんだよ。 他人の体温の温度差に惑わされることもなく。 自分が求めているのは、真なる自由。 わたしはかまってほしいわけでもなく、認めてほしいものでもなく、 ただ、暗闇の中で、一つのことと付き合っていきたいだけなんだ。 それにしても、何かとお邪魔したみたいだね。 虫は自然に帰ることにするよ。 自作自演呼ばわりももううんざりだ。すべては運命のいたづら だと言ったとしても、信じる気はないのだろう? ここに書き込みに来る前に、もっと社会のことを学んでおくべきだったと思う。 あ、そうだ、世間知らずが、どうもご迷惑おかけしました。 ほんとに悪気はございませんので。 つまらない思いさせてすみませんでした。 >管理人さん
536 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/27 16:58 ID:R8L1fHEd
>>532 気にくわん。やり直し、てゆうか付け足し。
「人」
おれの命は
真に魂ではなかった。
おれの鼓動は
単に俺を動かすだけではなった。
おれの命には、
幸福という名の宿命が架せられていたのだ!
その他もろもろの生よ。
曙の鶏よ、疾走する鮫よ。
おれは卵や鱶鰭などを喰らって
巨きすぎる力に生かされよう。
そして本物の雑語をするぞ。
さて、おれの魂か。
死んで見ぬとわからぬな。
538 :
名前はいらない :02/09/27 23:29 ID:uSClN8iU
スレッドの止め方 最近名誉毀損等のトラブルが絶えないため、2ch存続の為に公序良俗に反するようなスレを発見したら停止させてください 名前欄に「停止&rf&rusi&ran&ras&ran書けませんよ」と入れる。 本文に「真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ」と入れる
>538観たことあるんですけど...どこかで
540 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/28 00:56 ID:KMj+Fn/p
「幼子」 通いなれた女の部屋 終えた後の気だるい汗 吐息で曇った窓には 霧がかった星屑の水蒸気が 夜半の青空の真ん中で 時おり黄金などをほしがる ちょうど冷っぽい接吻をくれた 艶っぽい椅子の 背もたれのように あぁ、とても孤独だと 泣きがなら女を抱くおれは 慣れ親しんだその椅子に いつでも用心深く腰をおろす
>>538 それって、フシアナサンで、IPを強制表示させる罠だろうが。
542 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/28 22:52 ID:Vmb7K3sE
「力」 一盃の月入り水 一介の夜の生気 常識に疎い幻たちの支配 静かな物狂いの灯りたちを消して おれはここに凛と立ち 夜は何処でも漆黒という噂立ちの その一歩まえで爪先に力をいれ この目で夜空と世界を廻ってやる 抉り跡をたたえた 碧緑の目で
543 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/09/29 00:06 ID:2dCZ3tme
「模倣」 たくさんの言葉と たくさんの指が たくさん を まだ見てないよ
「深海」 往々にして 無駄と思われるものの連なりでさえ 再現不能なほど 連なってしまえば これほど面白いものは無いと 果てしなく考えを巡らした 2〜3日前を怨む 鋭角な言葉を失えば じぎに塔は軋む どんなに 自ら 斜塔の美しさを讃えたとしても
「初めて買われた夜」 歌舞伎町の鈍光を 閃光とカン違いしてないか 宵っ張りの数多の現実のように わたくしよ
546 :
kanon ◆0ztbXCV6 :02/10/01 22:21 ID:FYhWFu6Z
「失恋しますた(´Д`)゜。ウァァァン」 淡い紫煙の立ちこめと 散らかり 夢を繕ったテーブルの 空席 さようなら 愛した人 透けた髪の匂いと 暖かな浮力の朝 肩越しの頸と 静かな引力の夜 さようなら 零れたぼく 柔らかな雨の空 重力 傘の中 君 さようなら
547 :
530 :02/10/02 00:27 ID:XsZ4a/rX
今日僕はまた、僕のなかのいくつかを殺した。 笑われた気分になってる。 昔だったら酩酊して済ませていた話だ。 そんな所をあまり見つめるな、お前には荷が勝ちすぎた話だ、と殺されなかった僕が囁いた。
548 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/04 01:37 ID:ZzrxIgQc
「たたかい(縦読み可)」 おれはそのうちに狂うぞ。 おれはそのうちに狂うぞ。 戦争して恋をして、 地獄を見ておれのなを叫ぶぞ。 おれはそのうちに思うぞ。 おれはそのうちに思うぞ。 帰還の途に見つけた ルビィーの赤と夕焼けの焔は、 べつべつに、そして共に きらめきを取り戻すため、 場数をふんできた 所以なのだと。 おれはそして在ろうぞ。 おれはそして在ろうぞ。 愛すべき人と愛すべき人々よ よんだのか?おれを。
549 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/04 02:01 ID:ZzrxIgQc
「夜」 眠れない夜にすることといえば あなたの微笑む写真を眺めることぐらいだった なんてことをかんがえて かいて きっと深い二時の針が刻まれている 夜空が続いて 明瞭な声がとどかなくなる
550 :
木 :02/10/04 02:02 ID:NX3d3Kdt
>>515 の縦読みがどうしてもできないんだけど
どうやって読むの?
551 :
Mana魔名 :02/10/04 02:06 ID:ygcycWVi
深い森の中で 一つのゆりかごが必死に反復するのを診た 淵を這い 消えた彼を探していたら 絵の具の花火がリコール を交錯させていた 思わず倒れたら地面に溺れていた 臨時便の外で自分の目玉を嗅いだら 少しばかりの水分が むらなく派遣出来たら 君にお小遣いをあげなくちゃ・・・
>>550 >>516 でも書いたとおり意味上限定、てゆかイメージしくだはい。
正確には縦読みとは云わんな、というか全然違うかも。
錆びた(ような)雨の疎らな音。その中に佇む重い時間。
俺の背中は煙のように頼りなく、だが「ある」。
トリップが十桁になったらしいんでtest
554 :
530 :02/10/05 07:26 ID:9jGbRodc
幸せ、あると、いう、山のむこう。 ただ、うつろいだけがあった。 (僕は僕自身でいたい) 僕は僕自身であることを、君によってしか確認できない。 古人はそれを幸せと名づけただろうか?
555 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/06 21:41 ID:Iahp9dtG
「tigth」 萎れ始めた手の筋は 小さな頭と細い髪と笑顔と 魂や鼓動や歌声は次第に抜けて 注がれた わたくしは見つけたのです これは幸せでした
556 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/07 21:49 ID:vF5p1lMH
「歌」 気だるい声たちよ あらゆる病巣と 子供達のために 棄てる時だ 言葉を 歌は 歌になれ そして音楽になれ
557 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/09 16:18 ID:cyFr+CAh
「明日」 朝夜ともに 霧も降りないはずの街に 露たちがむすばれて 野花は揺らめくならば ぼんやりと時を隔てた街灯の腕は 躰の震えに細かく合わさり その爪に描いた奇跡も 女たちの宴や哀咽も 音速で走る哀婉なファシズムのようで 追いつけず 追いつけず 死に遅れてしまうのだ それもすべて 明日のために
558 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/09 21:29 ID:cyFr+CAh
「出」 猛然と走り続けた空 灰色やときたま虹色などがのぞいた空 傘はバァ!っと砕け 滝のような雨粒たちが 私の夢を打って出た 俺は始まった 寝ぼけ面の朝や 金のない昼も
559 :
名前はいらない :02/10/09 23:36 ID:/YWLpnLm
「そうか!そうだったのか!」と松田は声を張り上げる。 「どうしたんだ松田」西本がビックリした表情で松田に問う。 「宇宙星人だよ西本!!!」再び声を上げる松田。 「オイ!!ウゼーぞ糞っ垂れ!!」ヤンキーの入っている西本が叫ぶ。 「ぉ・・おぁ・・す・すまん・・」脅えた表情で許しを許しを請う松田。 「もうおせーンだよ!!!ゴリァアア!!!!」ガッン!!! 工場内に低く乾いた音が響き渡った。
>>559 松田と西本が誰かは知らないけど
少し深読みすれば、ひどく的を得ている作品だ。
風邪辛い。練習できなくて筋力落ちてないか心配だ。
生暖かい匂いが 僕の鼻を刺激する だんだん落ちていく感じ 変わらない ゆっくりと ゆっくりと 眠りにつく 水に浸る 赤は固まらない そのまま タラリ...
562 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/11 20:21 ID:wGzPchfo
「絆」 光 先までを請う目たちを潰してゆく 闇 先までを請う目たちを覆ってゆく やあ! たくましいな 私が見たものは おう! たくましいな 関わりのない手をとりあって 明日にでも誰かの 葬儀とか結婚式とかにけしかけて一騎心中 紅い紅い酒を見つめながら やんわりと待っていたのはなんだったんだい? ほんと たくましいな
これから思いつきの詩には無題で行こうと思う。 無理に幅を利かせた文字は表裏、その双方に、互いに失礼だと思うからだ。
などと言うのは単に、みじかいことばを書く時に題名があると何か嫌だから。 決して独り言が言いたいのではない。・・・と思う。
>これから思いつきの詩には無題で行こうと思う。 いいですね、詩の実験室だ。 まあぼくは失礼だとは思いませんがね( ´∀`) 独り言はなかなか見てて飽きないものだと思ふ、、 あなたのばわいは。 では、がんばって。
566 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/13 23:23 ID:NpFZT+QU
芸術は枯れた たくさんの腐敗をおとした雨鏡の中で 命があちこちにはじけて 水泡が ひとのようにここには残る 詩人や画家や歌人が謳ってきたような そんなひとが
また来まスタ☆( テヘ
>>540 「幼子」をフラッシュ化して良いですか?スモーキングな雰囲気がとてもいいです。
>>568 どうも、ありがとうございます。スモーキングにやります!
570 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/14 20:41 ID:x9xpDDOF
等しく感傷に浸る街を眺めるたびに まことに干渉されがたい季節ではあったと思うが 俺の死病を患ったような奥歯のざらざら 古ぼけたレコードの埃 日増しにリアルになってゆくそれは なめずるたびに現実を奪う 擦れた音と剥き出しのコンクリ壁が ざらざらと じりじりと 黄昏も漂うことも そのうちに白く埋められてゆく 俺は硬化する彼女たちを 日も昇らぬうちに追い求めてドアを開け なのに塵の化粧は愛せない
571 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/15 23:07 ID:oUwHztI/
宇宙(すべ)てあればおれがあるとは限らない。 しかしおれがあるところに宇宙てはある。 ∀−俺=俺
572 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/15 23:46 ID:oUwHztI/
夜半深く 一粒二粒と 千に零れ 静かな夢前に 散りゆくとする
573 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/16 23:37 ID:luP2ei7u
「激夜」 数多の雷鳴 雨散弾 つどい群れた自然は 我らと違い 一振りの鉄槌のごとき 力 狂気じみたトタン屋根の唸りは低く轟き 軽い煙草は簡単に消えようとする 女は哀しみを増幅させ 蕾として確かにあるが またおぼろげない
576 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/19 14:50 ID:nYGjaHYS
「不安定」 真昼の沈黙 穏やかに地平線が番った 向かう少年の眼 翠色した草原の曲線 かろうじて光は空を抱いた 切れ切れの雲だ 河に浮いた森だ 匂いを放った海はどこだ!? 歩きなされ ほかに手立てはないぞ!
577 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/19 23:46 ID:nYGjaHYS
そこにいる偶像よ こころ召される時とあらば (もうこころなどとは とうに別れを告げたが) 晩秋の夜空と 初冬の黎明とを 等しく座れるほどの落ち葉と つかめるほどの空とを (輝きはじめた四肢五感を) 眺めるよりは (潰せ!) むしろ死を! 俺に詩を!
578 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/22 23:26 ID:ervtb5rl
彼は村へ、境地へ踏み入れた。 未だ知られざる神秘の土を嗅いだ。 そこで村人たちも土を嗅いだ。 月と太陽とが巡ると 幻想のパラドックスは彼より生れた。 己に従い、世界を従えずに崇めよと。 草も井戸の水も映え変わらぬうちに 彼は村を出た。
>>578 2連目と3連目の間に追加。
「村の収穫祭は過ぎていた」
580 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/23 20:22 ID:X59rHVid
ヴィオロンのより深い夜は より深いカタルシスの天蓋を穿りこね回す永遠 かに思われた永遠を溺れながら泳ぎだした。 天国の酒場、地獄の朱肉を巡るため アイツの酔いどれ船に便乗して おれもまた囁きだす。 輝かしい黄沙は ぼやけた光にぼやけた色の混ざった、黒い屋根におりた。 いくらかの光学の知識をおこして そのかわりにおれは眠ろうか。 三次元をついにこえた視界は 四次元もみれず月をみた。 白、黒。 このように、明瞭に嫉妬して。 ところでおれはいま気がついた。 大河につづく滝のように 哀しすぎたヴィオロンの叫びは聴こえない。
581 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/23 22:49 ID:X59rHVid
昨日に夢をみたよ 明日に悪夢をみたぞ 悪夢に明日をみたわ 夢に昨日をみたぽ 今日この時は なにもみえなかった わたしのカラダは 大地が恋しくなって 歩いてみた 待ちわびたように 艶やか菖蒲(あやめ)が咲いて すると盲目の女になって 一晩中狂ったように笑っていた
582 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/25 00:10 ID:T0kKYTZI
「盲点」 ある寒い日のこと。 秋を刈り尽くした異邦の屈強な大男達は 赤ん坊のような手をしてこの山小屋を訪れた。 皆宗教など拝めている様子ではないが 小さく隅にすくんでいたので、信仰はあるものたちだろう。 やがて異国語を呟き終えた一人が病的な興奮で飛び出していった。 暖炉の火はあのように集い 燃えさかりながらも孤立し 紅い絹ごしに抱擁をもとめる 火の粉の弾ける閃光 そのような日常的な光景に 意味も無く私は名前を与えていった。 一番私の傍にいた男の仲間が近寄って もどかしい発音で私にいってみせた。 「おれたちの国ではな、あまり知らないものに触れてはいけないんだ。 あの火を見てくれ。 いや違うな、見るんじゃくて、そうだな・・・。上手く説明できねぇな。 まぁ、いいや。とにかくあれだ。 あの中心は美しすぎる。 そうだな、やはりもういちど見てくれ。」 寒さに震えたことも無いし 火が“あたたかい”ことも知らないのではないか。 雪などはじめて見たのだろう。 彼もまた嬉しそうに身悶えていた。
583 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/25 01:21 ID:T0kKYTZI
のらりくらりの青春が 俺に与えたものといえば 自由という名の 根もない花くらいだった
584 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/26 00:59 ID:fzKSuOBT
時よ 君は大変かしこい 天才だか馬鹿だかもわからぬこの僕を 納得させてしまうとは
585 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/26 01:34 ID:fzKSuOBT
(上の続き) 君に流れた血もまたかしこいのだろうから 君と僕や その生活たちへはなむけられた愛憎や それらが過ぎていった季節たちを 穏やかにひろがった空のあかとあおを どうかくらべないでおくれ
586 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/28 21:23 ID:Byfv4Dm0
「白い月が堕としたもの」 小奇麗にまとまった娼婦たちが 永い時に壊された長い列に並んで 夜半より出でたあなたには 私たちの眠りを妨げないで欲しいのと 多淫な唇を寄せ合う夜 男も女も見下して 一人で笑うものがいる ときおり錆びた風が吹き抜けると 男たちが飲みきらなかった酒瓶の残りが 人知れず道端を転がって 女たちは人知れず 眠れる娘の肌にそれを塗りたくる 「そうです。、しかし彼女は眠っています。 酔いつぶれて安らかに疲れています。 何種類もの彼女はおりますが、さてどれが本物でしょう? それがわからぬうちは、どうぞまた明日おいでになってください。」 一晩眠ると それはまるで戦争のようであった 「いえ、あなたが悪いのではありません。 もちろん私が悪いわけでもありません。 悪いのはそれを許容する神様です。 そしてそれを信ぜられる者たちです。 わたしたちでは、けっしてないのです。」 白い月の屑が次々に囁いては堕ちて 今夜から一人になってしまった
587 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/28 21:53 ID:Byfv4Dm0
何を考えたかと問われれば、つまらないことだと俺は言う。 何を見たかと問われれば、つまらない終りだと俺は言う。 なお、なお続けて俺は言う。
Kanon君12月8日来れそうかい?
589 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/10/30 16:55 ID:1KYC5qaE
暴力的な言葉に犯された
哀しみの行方をさがすために
さてぼくは
旧い青の屋根上と
無垢の潔白な睡眠薬
どちらにしよう?
>>588 もう少し待っていただけませんか?期末考査の予定がわからないんです。
590 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/02 12:45 ID:hphwNC8/
遠い向こうの空に 俺は痙攣を起こした といっても大きいのじゃない わずかに低く飛びたった番鳥の隙を狙った ほんの小夜中の蒼い出来事だ
591 :
肉小路泥子 :02/11/03 11:55 ID:Xh6xQriS
あんまりおっさん共と関わらない方がよいよ〜 若さ吸い取られるよ〜。あなたの売りは 危うい脆さと、蒼い林檎のような感性なんだからさ ね、kanon君
592 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/03 22:00 ID:dLJn+XtD
風の日は天地無用だ 午後に雲が晴れて 地面から這い出た穴だ 私事路の断線を3進んで4戻れ 永遠の魂とか太陽とか言っているピエロはみな死刑だ そんなやつらの額を仮面を 夕闇の夕食の臭いで 一撃必殺だ
593 :
肉小路泥子 :02/11/03 22:16 ID:Xh6xQriS
あ〜ん、シカトするなんてかわゆい〜
594 :
名前はいらない :02/11/03 22:30 ID:UntcMcCB
595 :
肉小路泥子 :02/11/03 22:32 ID:Xh6xQriS
594 失礼ね!あたしはkanon君のfreakなの!
596 :
名前はいらない :02/11/03 22:41 ID:quTUb++n
597 :
肉小路泥子 :02/11/03 22:45 ID:Xh6xQriS
いや〜ん、あたしってば人気者。てへっ
598 :
名前はいらない :02/11/03 22:47 ID:quTUb++n
599 :
肉小路泥子 :02/11/03 22:50 ID:Xh6xQriS
598 変な信者ねw。あたしはsweet,foxy,fabulous,classyな女よw
600 :
名前はいらない :02/11/03 22:57 ID:qvS0TA5x
まだ、いたんだ肉子。 ずっとなにやってんの?暇だね。 さあ、寝るとするかな。明日忙しいんでね。 バイ!ニ度と見たくないね!
601 :
肉小路泥子 :02/11/03 23:09 ID:Xh6xQriS
600 あたし、あんたしらな〜い 変なにょ〜 にしても長い独り言 てか痴呆症?ちゃんとDiaperした? kanon君ごめんね〜。悪気はないの 泥子はただの一ファン。キャ!
602 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/04 00:23 ID:HXilFsKF
夢よ 昨日早く眠ってしまっただろう 残念だったな 唇と雪は燃えていたんだ 僕の吹いた血飛沫でどいつもこいつも真赤さ 無秩序 まさしく久遠の砂漠へ辿り着いた 想像の限界を尽した街だ 望みはしなかった 勿論労することも無かった 伝説の墜落 視線は斜め 芳しい疾走が 僕を追いやる この地平線で
>>602 やっちまった。最後に1、2行目繰り返し。
604 :
肉小路泥子 :02/11/04 00:56 ID:OjeBKmEc
Kanon君ってどーてー? 好きな体位は? 利き腕太いでしょ? ボクサー派?ビキニ派?
605 :
名前はいらない :02/11/04 13:55 ID:lyX8c+/R
604>>お言葉ですが、ファンの域にも程が在ると思います。
606 :
名前はいらない :02/11/04 14:02 ID:a7v+4HE/
肉子って哀れ・惨め
607 :
名前はいらない :02/11/04 15:12 ID:3lgtFfaR
608 :
肉小路泥子 :02/11/04 15:57 ID:OE4kezdN
607 あんた、kanon君のなにさ?キィー!! 606 アラ、あたくしは栗ご飯の好きなハプスブルグ家の王女ですとも ええ、そうですとも藁 605 Freakyだから良いのv。Nut bush city limit! Libidoが止まらない
第2天使のご登場です。
610 :
肉小路泥子再び :02/11/04 18:42 ID:zRw4z/ft
言葉とはぐれたあの日、あの場所で 比率との再会を夢見る 丘の上の葦が高すぎて 見えない塵 漆黒の窓を蒼く染めた 滅多に溶けない満月 識天使の羽を得た少年が 黒い瞳の奥で吠える 身支度に暇のない 聖歌隊の少女に 沈黙し、ただむやみに涙し続ける 純朴で、好色な司祭に 斜陽の如き欲望は 緋色に燃えながら 若葉の匂いが立ちこめる あの盛夏の部屋を 掠め取っていく 無邪気で、残酷な雪上で 期間限定である、その唇を使って
>>610 識天使でなくて熾(し)天使ではないかなぁと思います。
間違っていたら申し訳無いですが。
612 :
肉小路泥子再び :02/11/04 18:56 ID:zRw4z/ft
611 そうとも言うわ!あたくしハーフポリネシアン でダルメシアン飼っていて、ナポリタン好きなのよ だから漢字は苦手。いやんスケベ! でも教えてくれて多謝トウチェイスパシーヴァオブリガード 謝謝!
明日から韓国行くそうです。誰がって俺が。 釜山、慶州、ソウルと廻ります。慶州はGYEONGJUと表記するそうです。ジオングです。 ガンダムの敵のアレに乗れます。全然行きたくないです。
ワラタ 韓国かあ、、、2chのせいでどうも苦手なイメージがあ(ry まあ楽しんで来てくださいな、焼肉おいしいと思うよъ( ゚ー^) いてらさい、kanonさん レポートとかは、、ないよね 横レススンマソ
615 :
肉小路泥子再び :02/11/05 18:46 ID:+VBULI8J
613 朝鮮人参ティーと朝鮮人参ガムは人生観変える位 凄いインパクトだからどうぞお試しあれ 旅行好きなんだね〜。ソウルと済州島は行ったことあるわ So what?とは言わないでね。Cause you mean much to meなんだから藁 Have a nice trip! And take care!
616 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/06 00:29 ID:y6Zuwoyl
「月齢」 盃映真麗四季有 山嶺日日欲色形 明月不迷風影雖 況新月博愛雖羞 盃の映す真麗は四季に有り 山嶺日々色形を欲す 明月風影に迷わずと雖も 況や新月博愛と雖も羞す 名詞、動詞、副詞の順番すら余り分かりません。 雖もなんて二回も使ってるしリズムも全く無い。 漢詩はやはり無理でした。 行く前に、寝る前に、ageておきます。
>>616 この詩はkanon氏でしたか。
いえどもの接続が分からなくて、読めませんでした。
なるほど、納得。
んじゃ。失礼しました。
母国語 私はその言葉を話す 文字に身を委ねて 意味に捉えられる 見開かれた目が 自由を伝える 命を吸い込むと 母国語は 決して欺かなかったことが解る 母国語 今日は、罵るためにそれを使う 失った声と、美徳 大怪我を負った音 慎重に扱わなかった罰 何もかも、知りたくない日に 皮肉なことに 自らを痛いほど知る 彼の残り香が染みる終わりと共に
619 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/10 20:28 ID:lq7JsnlR
韓国レポート ソウル市北部にある統一展望台。 行く前は3時間という見学時間が無駄に長く感じられたが 向う岸に禿山を晒していた北朝鮮を見た瞬間は、特別でもないが不思議な感覚であった。 国境線は38度線でくっきりと分断されてると思いきや 河に沿ってジグザグらしい。 実際、国境線を見たのは初めてだった。 それが世界一硬い結び目でもやはり透明であった。正確にはやはりないのだろうか。 そう思うと俺は怖くなった。 自分自身、不謹慎でアホだと思うが 俺は「人類」としてこの壁は崩せないだけでなく、崩れないでほしいと思った。 北朝鮮の子供たちは自分たちは皆 親の体を借りて産まれた金正日の子供だという教育を施されるそうだ。 愛まで支配されているのだろうか。 闇が降りはじめていた。 国、一つの国の前で 俺は闇を焚き、鮮血を焚いて(もちろん想像ではあるが)明日の飛行機を待った。 唐辛子チョコ、俺を殺さないでください。
620 :
さかな :02/11/10 21:52 ID:G4YLobFG
簡素つけます。
>>616 いや、新しい試みですね。漢詩は以前私も挑戦してみましたが挫折しました。
どうせなら韻とか踏んで欲しかったな。
>>618 母国語、Mother tongueですか。
書いてあることは面白いです。所々なるほど、と思わせるような部分がありますし。
ただ各連のつながりが薄い。一、四連を対比させて書いているのですから、
他もある程度それに合わせると全体にまとまりが出ます。母国語の再発見→
自分への戒め、という展開はこのままで良いでしょう。
それから、自分の読解力不足かもしれませんが、最後の一行で突然出てくる
「彼」に不自然を感じます。「自らを痛いほど知る」っていうのは、母国語をおそろか
にしていた自分のおろかさを知った、ということですよね?その説明と置き換えて
もよかったのではないでしょうか。
>>kanonさん おお、お帰りなさい! レポート書いてくださったのですねえ。感謝感謝 むー、唐辛子はチーズまでと思っていたが、、 どうやらかなりヤバいシロモノのようで。空港にはないですかねw ふむふむふむ、食に囚われず境界に思いを馳せてきたわけでござるか・・・ まあ僕の半島に対する考えを書き連ねても仕方がないので、 ここはディスプレイの前でうんうんと頷いているだけにします。 血を焚いたのかー。やっぱりKoreaのイメージはその方にあるのかな。 目の前に火をくべたのか、それとも薪が爆ぜたのは脳内だったか。想像ってのがそこらへん、気になるな 何れにせよ詩的で興味深いレポートですたよъ( ゚ー^) ・・・何を言えばいいのかわかんなくなってきたなあ。 どんどん薄気味悪い長文になってきている。 結び目と言うのも、斬新で面白かったです。 後、空港かホテルかわかんないけど、ぼ〜っと照らされる人の姿を思い浮かべるのもよかった。 禿げしい韓国のイメージが光ったのは唐辛子チョコだったけどね(笑 とにかくお疲れさまでした、ゆっくり眠って、そしてこれからもよい旅を!
怒涛の攻撃を仕掛けた僕の目が穏やかな午後 りんごやオレンジに動けない絵画のナイフが のらりくらりと錆びてゆく 日々さめざめ泣いた神でさえもとめえなかったほどの にがく温かい血の記憶と果実の丸み 類の呼ぶ友は多数いた 稀に哀しく輝く切っ先には なにものをも翳めた悦びがひそむ 絵を艶かしく這いずった失敗の後は彼の涙だろうか 具合よく俺はそこで覚醒したが がっかりするまでに眠っても イアーゴ※に憑かれた魂は突然に ンんと可愛げに吐息を漏らした届かない女を想像させてやまない クルシイ と恍惚に痺れた不安が俺を虜にする にわかに言葉はざあああああああああぁぁぁぁ...と消えてゆき 滲んだ先はまたしても俺に嘘を答えた みずみずしい音楽よ そのような慰安や新生を今聴きたい うつ空のこの遠景を虚しく走りながら だいたんに殴り書き込んだは俺の名 ※イアーゴ・・・シェークスピア「オセロ」の登場人物。 虚偽・利己・冷酷・嫉妬などの権化。
築くことが不得手な神 真実が見えないから 信頼を築く人間 恫喝された未来 萎縮した現実 自ら輝けないから 帰滅を求める 意識の種子は 宙を彷徨い 仮の容器の中を 無為に転がる 壁越しに見た 飢餓も、憎悪も 一つの集合体の様に 遠くで麻痺し続けている 衰退するこの激情と 滅び行く利己は 流れ着いた、その場所で 果たして、再会でき得るのだろうか?
624 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/12 21:30 ID:rT2tWqOQ
夕暮れの頃 夕暮れの頃 凪をとるために茜の屋根にのぼった。 一つ二つと黒い鋼の斑が疲労に終わりを告げると やわらかく 見えない地平線に腰掛けた。 それから僕は歌って、命の高まりが星と交叉する。
裏路地の月食が 長く患った空腹を 一時の間癒す 肺病の寝床で 最後の悪足掻きをする 泥濘の暖かさと 湿った砂利が 彼の誇りと欲望を 慎ましいものに変える 汚物の入ったブリキのバケツは 時を刻み、彼がここで漏らした秘密を 綺麗に、処理する 夜道をふらつきながら、口にした歌が 一瞬で駆け抜けた奇跡と交わるまで 誰かの落としていった 彼女の灰を、今日もまた掻集める
626 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/13 19:50 ID:/tdKwHmP
新築 人に騙されておれたちは家を買った。 入ってみると埃と光が美しいが、しかしそれにも薄気味悪すぎる、ここはなんだ! 真新しい床と壁がおれの臭いに障った。 彼女とて違わないようで、似たような眉間をしていらっしゃる。 飴やらカビの生えたパンやらを投げ合って、細く深い唇で掴まえては 落としたものについては手足を使わずに 一緒に這いずりながら、舐めとり喰った。 新しいものはなんであれ略奪を繰り返した。 床中つば臭くなったところで、おれたちは裸になって転げまわった。 するとすっかりおれは嬉しくなった。 彼女にも笑みが戻ったようで、おれは安心した! 立ち込めた異臭は開け放たれたものを想って窓に張り付き、 おれたちの視力を奪った。 ついで朝夕がわからなくなり、季節がわからなくなり、 虫や鳥や風の訪ねてくる方角がわからなくなった。 ついにおれは彼女を彼女と覚えていることを止めた。 やはりあの不動産屋は殺すことにした。
>>626 各行、踏み込みが浅かった。気が向いたらリトライしまふ。
628 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/15 21:51 ID:gFn5kSW9
おお 紅い紅い太陽の真っ只中 猿よ! お前は幾日か絶望の淵に落ちた山頂で見ただろう 全身では受けきれないほどの 光 を! おお とうとうキリマンジャロを越えたか 猿よ!
629 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/20 00:07 ID:64Z6UGUR
ヴィナスども、まったく変わった娯楽が好きなやつらだ。 一人を愛してるときを狙ってか、昨日の夜はいつもの夜だ と。 静まりは 静かに 動いた 黎明が示した輪郭に囚われ、盲人が消えてゆく朝。 白でも黒でもないものは灰色でもなく、 よごれた熱のような、 軟らかい塊を僕は吐き出した。
631 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/24 13:24 ID:pfL6yf03
「やはり流れや構造だ」 舌よくおれたちは小さな夜をわけた。 交わした酒を通して、 一人一人見ればいい奴もいるもんだが、 でもおれたちゃ民族だ。 そんなこと言ってる余裕もねえよ。 彼奴はうまく言い包めてるだろ? 「あななたたちは偉大なるモルモットです」 ってな。
632 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/25 00:33 ID:iSSi/nq/
連絡なのでage。 今日朗読会の打ち合わせに行ってきたのですが、 当日、会場の階段に展示するパネルの詩が不足しています。 自他推薦なんでもいいので、載せたい詩がある方は ここか朗読会スレッドに載っている都立家政さんのHPに連絡お願いします。
633 :
銅鑼衛モンちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/25 23:38 ID:c7twQ2s4
目をつけられちまったな。可愛そうに。
>>633 ま、そんなに固くなるようなことでもないですけど
自作の詩でもないですし、本人に直接持ちかけてみないと。
いい加減な判断もできないですし、俺にはどうとも答えられません。
個人的には全然大賛成という方向で。
>>633 ありゃ、こりゃまた珍しい。あの詩でよければどおぞお使い下さい。ってか。どおぞ。
637 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/26 02:32 ID:gNPCIlSO
638 :
名前はいらない :02/11/26 03:15 ID:+UHj+bz5
639 :
upちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/26 06:15 ID:P9ujDTF0
>636 yasbe殿、うぷりやしたです☆
あぼーん
641 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/26 10:58 ID:dp0MwYpc
たずね方がまづかったかな。。。
kanonさん
>>515 「裏通り」を前回のように、是非フラッシュ化したいのですが、宜しいですか?
642 :
魔王殿 :02/11/26 12:09 ID:KRRsJcEo
>>640 氏へ
白鑞金・月夜の葦・White Wedding
すべてA型。次に常識など口にしないが、それには慎重かつ尊重もする。
そして少数派。
寝る。
643 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/26 23:24 ID:urHG163l
終幕 お前は今天高く腕を振り上げた、力のいっぱいに。 音楽と言葉は始まり 全ては光と無の前に形を許された。 不条理の物語を、聖書を、 狂おしいほどに繰り続けた。 魂とゴミの混物に火の手は上がった。 近づくこともままならない背中は疾走する、 火の粉は集い、腐敗臭を漂わせる洪水の。 それは太陽と平行して敗北した愛、欲、身体は 灰となり色合いよく空に青く溶けては 黒い虹は眩しくまたかかった。 幻覚だ。 眺めるまでもなく皆で渡ることはない。 孤独より湧いた眩暈は再びお前を、家族を、街を、国を焼いた。 殺戮による殺戮、により血は繋がり、 しかし温い水も砂漠も家に積もった埃も全ては敵となった。 ポケットに入れた手は小さいも大きいも赤黒い轍を握り、踏み、 こぼれた刃先は確実に美しい果実に潜み、 つまり冷たく輝きをまして痛みに笑い、 動かなくなったとき、 お前は再び愛された。 振り下ろせ、振り下ろせ、 今かかげたその腕を。 そしてお前は、 もっと遠くへ行くべきだった。
644 :
名前はいらない :02/11/26 23:29 ID:o8MjmJQl
詩ね 詩ね 詩ね 詩ね 詩ね 詩ね 詩ね 詩ね 詩ね
645 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/26 23:35 ID:WtAYsNQz
>643 kanonタンてば、、、質問にぃ、、、答えてくれませんか???
646 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :02/11/26 23:37 ID:WtAYsNQz
>643 kanonタン yes!かno!かでもいいでつ。(古っ
>>645 ごめんなさい、素で忘れてた。いや、もちろんOKですよ。
>>647 ありがd☆。>素 でってところがですね、、、やっぱ凄いところでつ w ども!
>kanonさん、UP完了しくすた。
UP完了しくすた。× UP完了しました。○ スマソ。
652 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/11/30 22:20 ID:S5uVTwlx
おお見ろ、真夜中の埃が踊り、 映した俺の愛! 眩暈のはずれたガタに収斂されたそれは、 黒の上に戻り立つ赫く自画像。 まるで死刑囚。 くたばり損ないじゃなきゃ飯だって喰えない。 毎晩のように手を変え品を変え、 変わらないのは 毎晩の懺悔の灯り、瘴気にいては もう少しすれば破鍵してもいい精神だ。 お前はどれほど歌わずにいられるか? 回転に疾走に惰性に続け従えただ一人でいろ。 青い弓には隠れきらなかったぞ、 絶望と幸福は。 真上に夢を見るのだ、 太陽ですら、真上に、な。
>>652 収斂(しゅうれん)※収縮すること、まとまること。
赫く(かがやく)※どっちかっていうと赤々と光ってる感じ(個人的見解)
ぶっちゃけタイム(俺の告白・T) 俺の親父はハーフだ。日本人と中国人のハーフだ。 中国で生まれ育ち文化大革命の最中に青春時代を迎える。 当時は必ず奉仕があって、農村に出て畑仕事を3年間しなければならなかった。 記憶が間違っていなければその頃親父は確か14歳だったか。 食い物はなく一日一食、干しサツマイモだけの3年間。 動物性たんぱく質など夢のまた夢。 気が狂いそうになって、農家に忍び込んで鶏を盗ろうとしたこともあった。 大勢だと動きづらく、その日は仲間三人でいった。 しかし農家も大変なのは同じことで、 つい2週間前に忍び込んだ仲間が、片腕を斧で切られて帰ってきたのだという。 それでもやつれた三人の顔にはもはや 食欲が先立って理性が効かなかったのだという。 生きるので必死だったのだ。 そしてその夜、 鶏たちの鳴き声、の中で、仲間の一人が猟銃で打たれて死んだ。 革命が終わる頃、親父はようやく大学へ入った。25歳だ。
ぶっちゃけタイム(俺の告白・U) 親父は勤勉で頭もよかった。 当時は大学を卒業して田舎へ帰ればいくらでも職はあったが、 親父は敢えて都会へ出た。 会社を設立し、なんなく成功し、中国ではお金持ちとなった。 だが親父は感づいていた、違う、と。 そのころの事を親父に聞くとただ「別に何も考えていなかった、ただ挑戦したかったんだ。」 と答える。 しかし中国はまだ復興どころか都会の半分はホームレスという状態で経済面も苦しく、 日本へくる飛行機のチケット代だけでほぼ貯金は使い果たした。 成田の地へ降り立った時、ほぼ無一文だったのだ。 池袋の小さな料理店の台所で皿を洗いながら、何度も挫折しながら、夜はひたすら勉強した。 一年後、東大へ。お袋と出会い、俺、産まれる。 化学博士課程終了後、土浦の三菱油化に就職。
656 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/01 18:31 ID:1/SPjKPo
ぶっちゃけタイム(俺の告白・V) 5年後独立。 中国との友好関係を生かして主に化学薬品を取り扱う貿易会社を設立。 当初は苦労も多かったようだがたった一代で株式公開まで漕ぎ着ける。 42歳、現在に至る。 とまぁ、前振りは長いが、 ようは今俺は会社を継いでほしいと言われているのだ。 親父の苦労はもちろん痛いほどにわかっている。 お互い目指すところが違うだけで夢を持つ男なのは一緒だ。 しかし、自分のやりたいことをやればいい、 と簡単に言えるほど単純なものでもないのだ、現実は。 再三親父とは言い合ってきたが、今日土下座されてしまった。 あの男が土下座をした。 俺は言った。 「おれは親父が帰ってきたあのドアと、おれの言葉しか知らない」
無雪地帯T この街に雪は降らない それは男と女が住み着く前から変わらない 最初男たちが 王の心臓を貫いた槍を天高く投げ 代わりに鍬を持ち土と木とへ誇りをぶつけていると 女たちは夜のために 実によく唄っていたものだが 今に至っては 男たちが眠りを神聖なものと崇めて働きに出ると いつの間にやら娼婦と変わらぬものたちは二度寝する そして夕暮れになると 無数の彼女たちの一人の 星の数ほどの接吻の一つが僕を目覚ませる 騒がしく帰路につく男たちの声を聞いて 彼女はまた少し軽やかに舞い なだれ込み僕の眼前で拳を握る 彼女は実に穏やかに存在した 癖である爪を噛むあいだ 長く垂れ下がった 僕の胸板をくすぐる髪が痙攣するあいだ セックスの前の快楽や 食事でさえ彼女は与えてくれないが 彼女は実に穏やかに存在した
658 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/02 20:56 ID:S9jtAWQY
無雪地帯U 仕方なく彼女はまた息を荒げ 頸を一回転させた さまざまな形の玄関に溶けた夕日 紅く染まった窓の枠 だけに飛び交う鳥が 打ち落とされるのを静かに眺める アフターセックスという銘柄をてにとって 気だるそうに火をつけては 肺へ奥へと彼女は落とす 無数の星とその瞳とともに 彼女上手に女をしていたのに 暗い遠景の向こうに迎えるであろう 春をまなざしていることが寝涙からうかがえた 今この街は人々にとって まさしく理想郷であった この街に雪は降らないために そして彼女はまた朝焼けに全てを奪われ 僕の朝食の支度のために起きるだろう
ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;
http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/ )には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
保全パピコ。色々考えさせられるなあ。 頭がパンクしそうです、色んなことで、そう。
いっとき の 事実 それは 崩れた ほしだよ こわれた 砂糖の あまさを まき ちらし ながら
662 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/04 22:52 ID:tAS+z09T
一 句 不 灯 限 宙 唯 一 色 遣 我 不 持 贈 言 将 葬 虚 空 仰 あいだ空けてるけど普通に横読みで。
>>662 一句は限りを灯さず
宙(そら)は唯一色を遣う
我贈る言(葉)を持たず
将に虚空を仰ぎ葬らんとす
最後に韻踏めなかったの痛かったな〜。
最初普通に書こうと思ったけど、
やたらと漢字多くなたので漢詩挑戦、第二回戦、1Round KO負。
664 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :02/12/04 23:12 ID:WA4abpNx
>>663 kanonさん
いえ、そんなことはないですよ。新たなる新鮮味があります。どうでしょう?
フラッシュ化していいですか?お題もつけていただけると幸いでつ。
>>664 お構いなく。お題って難しいなぁ、20の単語に題か・・・。
んじゃ「一」で。
Rajah!
>kanonさん、うpりやした。別にコメント不用です。
668 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/06 23:35 ID:1GhT6iOw
或る戦いによせて それは巨大で鈍い陽射しだ。 柱には容赦が無い。 正しくやりたくなる浄福。 すると、綺麗に測って殺してやりたくなる。 おぉ、塔よ! 見渡す限り一面の自由を囲む鉄の自由。 崩れた柱に住む奴隷たちよ。 英雄が嫁にしたくなる乙女たちよ。 光る砂漠に居る佳人たちよ。 死は美しいとするならば、 殉教する代わりに、 死ぬ一歩手前まで喧嘩しろ!
人々の足の向かない、 捨てられた未知にぽつっと一つブーツの跡。 それが少女ではなく大人の女性のものだとわかったとき 今日一日のための生きる元気が出てきた、 そんな雪の日の朝。(独り言)
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。 お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。 お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。 お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。 お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
>>672 こちらこそ、サンクス and お疲れさま。
病床に降る雨(T) 私は長く語ることを良しとはしない だが私はこの国に生まれいいものを食べているのできっと長い 最上級の選択も食い物も消化しきってしまうと 糞のような視線を投げてしまうように 老いも若きも轟々と鳴り響く警告音の中で そうだ奴らは無防備に出す 仄かに漂う異臭 それはどのように匂うのか たとえば黒い装束に白い花束を持って 雨の中へ 雨の中へ 雨の中へ 突き進んでみよう 唐突にやってくる静かな夜に倒れるかも知れない 別れた女や破談した仕事の話はあまりにも眩しくて それは過去を懐かしむのと同じようなものだ 未知への復讐は けど夜々にはいろいろがあって でも朝々はひとつで 私は結局眠っているので明日も会話をするのは同じ人々なのだ あぁつまらない上このなんと楽しいことか きっと熱だ! 楽しくてしょうがない! もう耐えられないと感じているこの病弱な身体も 鼓動を拒否して続けられる妄想も できるならば神以外に誰が裁くことも欲してはいないのだ 現と眩暈と戦いと愛の その連続よ
病床に降る雨(T) 俺があの晩この晩に吐き出した唾液は 誰を汚すことも無く 俺の唯一の黒でさえもその色形を奪ってしまう 毒々しい肌の隅々にまでいきわたって どのような言葉を発してか 科学におののき飾るべき絵と成り果てた 畏怖を抱いた顔を待つ 地獄行き決定の後 数日間の猶予を美女の膝元に甘んじるような浄福を壊すために 俺は一生懸命咳き込むのだが 物腰柔らかな一発の慈愛は砕けて それぞれに窓の外で泣いているのだ 午後3時の雲泥の重さにも どのようにあがなっていいものか 沈むための水たまりも海もないのなら 買ってやろうじゃないか この熱の涯に拡がってゆく砂漠 眩むがいい ほとぼりが冷めてしまわぬうちに あの禍々しい閃光を 哀れにも黙々と過去の陳腐な遺物に駆け寄り 沢山の驚喜の往来に落ち着かぬ瞳孔の その一瞬よ
病床に降る雨(U) 思考というよりは回想に近いのかも知れぬ 人々の行い 歴史 百年にわたる戦争 古き西欧の町並みに焦がれるのは度々で 所謂行われた過去はあまりにも美しくだが 俺は好きであったのは その連続が俺へ繋がったこの夜 同じ雨に降られるこの床 手を伸ばし 心を延ばせば届きそうな 柳を殴るような魚網に どちらかといえば結局は酩酊であった 滴るるるるる 雨の幻覚 冷や汗びっしょりで 早速お構いなくで俺が頬張った 前世紀 いや違う太古に跳ぶ烏に塗られた 俺が純潔と生気と思うもの 小さな上昇気流に乗って降らせる大嵐 全てを壊し消えてゆくもの 憧れだ 今この首の下につけた十字架の偽品は あのようにあのように おお!あのように! 数センチの離れ をも駆け上がってはくれない そして両の拳はまた歌に聴き入った
病床に降る雨(V) 驚いて? ええ驚きましたとも 猫が震えながら外で喧嘩をしとる 毎度のことだ 驚きはしやせん しかし今に限っては もうそれはびっくりしたこの俺だ やつらはきっと寒さとも 毛に住み着いた虱(しらみ)とも闘っているのか 護るべきものもいない 気高い戦士の血と叫びのようだ 唯一 己の誇りだ すっかりと室町の犬合わせのように スペインの闘牛のように 止まらぬ咳と涎をつまみにして すっかりとその叫びの終わりまで聞き届け やさしさの雨よ 俺は羨望も悔恨もなく 消え行く前に 少しずつ短くなってゆく猛りを この野暮な夢との長期戦を続けよう さして気違いの愛は眠りにつくだろう 四肢の奮え五感の 激しいまどろみのことも 明日の平熱による疲労のことも
678 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/15 01:06 ID:/Uo8Gt0P
病床に降る雨(W) 目覚めの昼の空にかかる 月から降る 黎明よ 私は 永遠など とうに 過ごしてしまった
679 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/15 15:08 ID:/Uo8Gt0P
僕は 三次元の階段を ただ下る
680 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/16 15:33 ID:usLjR7g/
丸の内の変態共と無能一匹 永田町で降りる。 表を数秒歩いただけで 舗装道路のあちこちから黒い蛆が這い出てきた! パッパッと視界に散ってすぐさま消えてゆく。 自分の服装を見るとまるで異教徒のようだ。 ジハードでも起こす気だったが、 あまりの喜劇ぶりに自主規制。 そんなものだ。 馬鹿に非ず。 ただ万死に値するほど無能。 しかも、無力。 黙認は賛成と同じだ。 笑いを自嘲に変えた煙にも 泣けるほどの重荷が乗る、 2003年6月には、 あのほの暗い雲すら買いだめせにゃならん。
681 :
いきぬきを :02/12/16 15:40 ID:QToo1FsI
682 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/17 23:55 ID:d4D8Iiy+
健康診断に潜む悦楽 それはピアノの前にいれば 鍵盤を掻き回す白魚の 血が吹き出す前の真っ赤な肉の切れ目 鋭い音の窒息がおまえを酔わせはじめるだろう 油絵の1mmの現実の上でモナリザが微笑み 紅色の植物をいっぱいに生やした 夢想中であるヴィナスの身体の奥で 呼吸になびく白裾が静止する 深針が喉を刺し筋となり肉に埋まり 水を流れる汗に錆びて重力に逆らい続け ついに喘ぎにも似た悲鳴をあげるならば 止めだ と囁いたお前をそれを抜くだろう 腰をクネクネさせたお前は無愛想に たった一本の細いフィラメントと 八肢の蛇のセックスを終わらせる 見事に艶やかな そのなんという触れがたき命であることか!
rom戦だ。しばらくは…。
684 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/19 01:17 ID:bWXseAQW
幕引き・ベートーヴェンによせて 酒盛りのうちに耳を剥ぐ伶人*たちよ、 私はなお、夢中の指揮者である。 そして時代と人々の夢よ、 これは果て無き断章であり、一睡の幻でもある。 友よ 拍手せよ ここに一つ 喜劇は終わった。 *伶人(れいじん)・音楽家
685 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/27 01:11 ID:GrC6+dNp
外傷 或る朝に 霞に女が佇んでいるのを見つけたのは 乱れ重なった積雪の 手に拾われて最後に残った たった今目覚めた者のように 空を見上げる水晶と 雪窓の前に跪き じっとしていた私の眼前であった その全てには 全てに語り終えられた銀色の花々の姿 朝焼けが丘陵の息吹を変えようと昇る その眩みの一瞬 お前は小夜泣きでもするかのように そっと滲み出したのだろう そして私は 何を見つけたのか いや もういいのだ 全て知らぬ
スノボ行ってきました。山の朝って感動的ですね。 どうでもいいけど、俺のボードには「翼」と一文字でっかく書いてあります。 でもまぁ、ハーフパイプは難しいですね。 俺の「翼」はまだ上手く翔べないようです。
宣うセリフが臭い。かつ詩に関してはランボーのコピーレベル。ちっとはましな詩書けや。
688 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/27 12:41 ID:GrC6+dNp
>>687 ランボーには多大な影響受けてますからね、
気づかぬうちに似通っちゃうんです。こっちはまだ稚拙ですけど。
個性というのは、いやはや難しいもんです。
頑張ります。
sage 忘れ スマソ
すまねぇ!初めてじゃねぇな! 前にちょっとだけお邪魔したことがあったぜ! ハンパネーく失礼!
>>690 (゚Д゚)ハンパネー!!!ぐらいに感謝。
693 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/29 00:07 ID:3HMqAyZD
懐かしき紫煙 膝曲げて 腹抱えて 目を閉じて おまえと笑いこけてる 雨の日でも 空 遠くに感じてたよ
694 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :02/12/29 23:56 ID:3HMqAyZD
発見 古棚の奥に 愛用せずして 郷愁だけが沁みたグラスがあることを知っている 越した日に見つけたものだが 幾分おれには背が足りなかった 陽のよい午後だったので ちょうどなんでも見たくなっていたおれは 目を大きく開け斜陽を頼りながら 混沌の中を大伝いで探っていた 知性と推し量れぬ観念を感じさせる 重厚な造りのその奥で 厚いガラスが形を成していた その傾いた初老の肌は様々にざわめいていた 微弱の闇が角度を荒げて滑り 中心より蠢き旋回しながら 一筋の時間が 刃よりも鋭い口を開けおれを待っていた ――嵐を待つ心であった―― 光源から目を離し 乱れた髪を掻き上げると 喝采 嫉妬 羨望 戦争 慈愛 あるいは 光 といったものが 遥か遠くから流れ落ちる音がした
>>694 訂正。
愛用せずして→愛用されずして
年内に700getしたい気紛れ。
大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。 俺も大学受験まであと一年とちょっとになりました。 今年も詩作、それから“今年は”勉強も頑張ります。・・・ちっとは。
697 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/04 00:42 ID:q9ANk9fj
冬の日の靴を脱いで 白い呼吸に あなたとぼくはまかれた あるいはそうする意思のない抵抗で 消えてゆくものを わずかに濁して 雪が雪を待っていた 靴を乾かして あなたはドアを開けた 雪だったから 長い髪がまっすぐに伸びて あなたは凛として消えていった そして僕 泣いていた
698 :
木 :03/01/04 03:13 ID:sW3bsDm6
あけおめ!
699 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/04 23:43 ID:0KZ+Lmtl
夜空に飛んでいる 強がりの希望たち どこに行こうかと 今宵も独りで 大忙しで
あげない。
700ハンパネーーーーーー!!!
702 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/05 14:43 ID:cCWa8bah
時 いちばん近くにいて 今日もやることあんまりなくて 同じだなって思いつつ なんとなく眺めていると なんとなく容(かたち)を変えて 雲は勝手に逃げていく
>>702 ごめん、訂正追加。
時
いちばん近くにいて
今日もやることあんまりなくて
同じだなって思いつつ
なんとなく眺めていると
なんとなく容(かたち)を変えて
雲は勝手に逃げていく
仕方ないので俺も
他のことをやろうと思う
704 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/08 00:16 ID:WqFNDjzX
16才 能力もない 行動力もない 金もない 何も ない 明日へのための血を欲しがっている 16才のリアルだけが 山盛りの茶碗の中に 白く輝いている
705 :
名無し :03/01/08 00:17 ID:uI3m9ty6
雪の中を歩いた 地上の音が吸い込まれてゆく感覚 それは いつからか僕の心に 降り積もる雪へと… 記憶の雪は 溶けるでもなく 凍るでもなく 不思議と暖かさを ましてゆき 心傷を包み込んで…
ぼくがころしたあのこへ ぼくが堕ろせといった、 おまえよ。 ぼくが殺せといった、 おまえよ。 まだおとこの子かおんなの子かもわからなかった、 おまえよ。 はなのように、あめのように、くうきのように消えていった、 おまえよ。 おまえよ、 いったいどうしていたのだろう、 たたきつける雨のみぞに 紫陽花がちっていく、 紫陽花がちっていく、 いちまいいちまいちっていく。 きっとおもえはいま あのくらがりのはこのなかで あたまをつぶされているね ぎんいろのきょうきが おまえのうみをひやしているね おまえのかあさんのあめのおとも まだきくことができないね おまえよ、 いったいどうしていたのだろう。
ぼくがころしたあのこへ(続き) ――なにかできたかい―― ぼくが殺しているとしっていたかい。 あせをながしたお金で殺していると。 ぼくはもうたたくこともない電卓を しずかにおいた。 あれからたったの半年。 日々は去り逝きぼくは日々にそまった。 あれからたったの半年。 もうせかいには雪がおりてくるきせつになり、 陰鬱な梅雨まえに おまえのことをほほえんだ おまえの母さんのはずんだこえも が、うもれるふゆ。 きいておくれ、おまえのかわりに 生きている ぼくたちも すでに他人になってしまったよ。 はなのように、あめのように、くうきのように消えていった、 おまえよ。 さくらはまだ夢のように、 とおくみなみにいるよ、 おまえのためにさくはずの。
ぼくがころしたあのこへ(終り) でもね、きいておくれ。 もうすこしさむいきせつがつづくだろう。 なかなかゆきはふりやまないだろう。 けど、それからそらがあおくなるだろう。 やさしいあめがだいちをぬらすだろう。 まぶしいたいようがいのちをうながすだろう。 だからね、きいておくれ。 ことしのさくらは きっとおおきく咲く。 ぼくの愛した、 おまえのために。
710 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/12 19:54 ID:+bSv2vGR
上の詩はリアルなんだが、 今日久々にそのときの夢を見た。 覚めたときの荒い息が、 このことは「悪い夢」「悪いこと」だと言っているようで、 情けなくて泣いてしまった。 気持ちを書けば楽になれると思った。 俺は卑怯者だ。
>>707-710 不覚にも言葉が出なかった。
上手い詩ではないが、
まぎれもなくいい詩を読ませてもらった。
712 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/13 18:31 ID:LREbVZmc
この穏やかな窓に
微細な光が
幾筋にも渡って浮かんだ
揺るがぬ6月の痕よ
私はただ生きてみせよう
>>711 ありがとう、ありがとう。 ありがとう。
713 :
名前はいらない :03/01/13 18:42 ID:rKNnu5hq
ヤリチン死ね
714 :
kanon貴様は :03/01/13 18:58 ID:ziWYCble
性欲だらけの暇人。
715 :
出来損ないの中学生 :03/01/13 20:21 ID:Bq8xcYpc
「真っ黒な海」 いつの間にか 太陽は死んでいた 煙草の煙だけ お空に滲んだ 気がついたら 僕はここにいた 一握りの小石 足下に転がす 僕は頼り無い舟を漕いだ 見えない月光を探して ぽっかり開いた胸には 僕の問いかけが吐き出される ならば 僕が積み上げよう そして 真っ黒な海よ 僕の為に唄を唄ってくれないか 僕は深い海へと沈んだ
716 :
放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/13 20:23 ID:REmg/UaF
うまぁ〜いものがたべた。
717 :
放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/13 20:26 ID:REmg/UaF
どうしよっかな。 「漆黒の海に生えるは虚無の木」 延々とうなる欲望 たたずむは空虚の木 根はる心臓 突き抜けるは煩悩の渦 叩きつける波 飲み込んだ少女はエクスタスッィー それはスバラスィイー
718 :
名前はいらない :03/01/13 20:41 ID:7K13CI03
719 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/17 23:19 ID:wEdb6uKB
‘メトロポリス’ 外套は夜のように揺れている 遠鳴りは弦の音に似ては足のばし 酒を騒がせる 下弦の月が討論している 俺たちが喋り創める前より 明日の天気を それをヒィックと 流し聴きながら きちんと立てないでいる
>>719 「外套」
防寒、防雨のため洋服の上に着る衣類。オーバー。
※ 参照広辞苑
わりぃな 。酔ってる。 誰かに酒を理解してもらえるのか。 きっと俺の酒癖は悪くない。きっとそうだ。 ナに言ってんだ。俺。
>>721 酩酊のおり
あなたの脳を流れるのは
やはり「カノン」の調べなのでしょうか?
それとも、もっと全然別の世界へとトリップされるのでしょうか?
なんとなく、素朴な疑問です
>>722 >>722 よくわかんない。
ら文普通の人と同じ。独り酒がこんなでこんなに酔ったのはひさしぶり。
最近しh後t個厳しくて。ああよく伝わってなかったらボ面ね
素手か亜r。あはは。こpんなに飲んだの久しぶり。
キーボードとかかす手見えるわ。
今あれだよ。灰皿の中にの中につば肺とらhしめで跳んだ。 きうっとあれやね。おんナに【嫌われるたうぷ。 ごめん「、忘れて。
7割り理解……(w 明日の二日酔いにご注意あれ……
.
>>725 iaytabubブンしないよ。俺強いから。きっとね。
明日ね、えなkkなあ芸術鑑賞会。行くわkじゃrbb羽。
お休みね。tysんとう手他阿寒。どゆで、もいいわ。
727 :
山崎渉 :03/01/19 13:30 ID:33JLtwpT
(^^)
728 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/01/24 15:36 ID:PzgeaxSL
墓参 俺、あんまり風呂には入らない。 大体いつもシャワーだけ。 あれがあたると、他の部分が急激に冷えてく感じ。 どうでもいいけど、どうでもいい。 本当にそんな感じ。 今日は墓参り。だから学校休み。 黒い石が重い温度。 そこ、多分暖かいけど、世界が急激に冷えてく感じ。 どうでもいいけど、どうしようもない。 本当にそんな感じ。 枝葉とか線香とか適当に揺れている。 そんな感じ。
中世っぽいな。ここ(スレ)。
それは奇妙な時計の対面。 構想ばかりが膨らむ。境地が見つからない。言葉がない。泡吹きそう。 でも明日も学校、終わって愛想振り撒きながらバイト。狂いそうです。 _/ ̄ ̄ ̄ ̄\ アヒャ 煤Q ∪ ゚∀゚) アヒャ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
731 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/02 01:46 ID:ILL3jtYh
なぜ詩が健全な肉体にやどらないのか。 健全な肉体にやどったはずの 健全な精神を狂わせ 終いには肉体を腐らせていくのか。 それは詩が狂っているからです。 とりわけ山よりも海に潜りたがる太陽のことです。 あなたは決して異常者じゃあございません。 しかし以上をもてない愚者であることには 間違いありません。
ジジくせえスレタイだな
アヒャ
734 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/02 15:01 ID:ILL3jtYh
俺を遊んで玩具にしている言葉に、 俺ができるのはきっかけを与えるくらいだ。 後は勝手に崩れなが形成されればいい。
735 :
名前はいらない :03/02/02 15:03 ID:7zv+mO/4
736 :
名前はいらない :03/02/02 16:51 ID:85F2Xb+e
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737 :
名前はいらない :03/02/03 00:01 ID:YzQQNA/1
世を見ている 意思とは 指先から腐敗し 肉と爪の隙間に根が生える 人間が存在する 世を感じている 希望とは 精神を病み 稀に異と身体を同じにし 人間が存在する 意を重んじ 無を軽んじる 必要に生命を滅し 必要に生命を弄ぶ 存在とは何か? 感じることができるでしょうか? 他に認識されることが存在? 自で認識いていることが存在? でも 確かに君は存在している
738 :
石川力夫 :03/02/07 02:21 ID:czAmEijT
大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ
739 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/08 23:20 ID:NHlbhnkE
文章は芸術たり得ない。 それは魂を媒介するものではないからだ。 私は芸術とは、一方の魂が壁を通さず対する一方の魂に 直接伝わる過程であると考える。 文章はあらゆる表現が存在する中である種、特殊な存在と言える。 音楽や絵画などは思考を用いずともその実在は、 我々の肌に粒子として認識されるがしかし、 文章は作者の論理的思考を伝えるものであり、 それが読者の論理的解釈を通る限り 狂音、狂画というものは成り立つが、 狂文というものは事実上存在しないと考える。 その羅列は論理的解釈を通る以上、ただの文字であり それならば口頭にしたほうが早く、文章にする必要性はない。 それは詩も然り、衝動は我々自ら創りだした最大の秩序によって 意味を放つ鈍光となる。 詩人にとってアカデミックから逃れることは、それ即ち失せる事である。 これは一つの見解に過ぎないが、 最も否定したいのは、 私である。
だせーしキモい
741 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/11 01:11 ID:SOt1eCms
土の目 ある朝のこと、土が俺を見ていた 半年ほど前に枯れてしまった花の土。 安売りの女に芽生えた奇妙な情のような 成りに任せて彼女の散りゆくと想い、 彼女に酔いしれた。 去るときは当然のように言葉を残した。 彼女は心臓を顕わにする。 「これを最初に剥いだ人が花になるわ。」 そして 遥か上空で、青い空が記録する。 滅びの最下層で、彼女がニタつく。
( ´ム_,` )アッソ
743 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/16 01:24 ID:J58fnNGZ
確かに覚えてもいないことを記すほどに 愚にもつかぬ筆を執ること それは夏の色に疲れた 普通の日々たちの 死のこと そう記して 私はここに逃亡を図る
744 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/16 01:56 ID:J58fnNGZ
いよいよ私に自らの破棄が訪れるとき 。 その前に言葉を残すとすれば あなたの口を塞ぐと欲するだろう
745 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/16 02:27 ID:J58fnNGZ
およそ賃金をはたいて殺人をさせる者ほど 善悪の主観性を論じる現代において 正しい者はいない
746 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/16 02:29 ID:J58fnNGZ
ある朝起きると手足が無くなっていた どこ行ったと思えば 頭の上で咲いていた 私はすっかり人間になってしまった
【おくりもの】 放課後の教室でピアノを弾くのが日課だった いつものように椅子に座って音の扉を開くと しわくちゃの紙が入っていた 大きな字で「へたくそ」って書いてあった 家にはピアノがない
748 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/19 01:30 ID:IGUdqSRQ
「三文小説」 夜毎に酒を飲み歩き 訪れた先々で嘔吐を繰り返すこの男 これが実に三文程度の値打ちもなく 人々には小説のようだと よく言われている
749 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/02/23 01:43 ID:SUGOMmO2
未完成作品はいつも無題 昼夜そんな顔々が伏せ 渇いた手で覆われている 「お止しなさいよ」 そういう隣の凄惨な顔は美しい と 誰かの魂と響きあう私の仮面は 泣きっ面を我慢して 頬骨が逝く
750 :
名前はいらない :03/03/01 21:02 ID:W2iQm+3T
挑む!
751 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/02 17:14 ID:wN+LhKXl
朱嘘 朱と蒼とも美しいのに 朱はおぞましいなどと 沈黙に沈黙で語り惚けていた私は 唐突に恐怖になじられました。 庭先の綺麗な裾の人が膝小僧を並べて 肩を潰しあうよう体を交わすそれは 花のつぼみのように どうぞ暗躍して 夜霧が襲来する街の無言を 呟くために痙攣する 動かないように、動かないように 息もせず 私という輪郭をなぞるように滴るべく 蜜やかに私を反復するその姿に 途方といふ言葉はないやうで、 可笑しいのですね という逸れすらも暗溶し 揺れはじめているようでした。 青い空が出てしまつたら そうあるようにそうあってくださいと 私の眼着は徘徊しながら その筋肉の収縮に苛立ちながらも 永く眠ろうとしきりに 動きつかれようとするのでした。
>>751 3連目の「輪郭」とありますが、これはどういう意味を表しているんでしょうか?
754 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/03 19:56 ID:jqUmKgVr
>>753 この部分は全体に関わってくるので、説明しようとするとなかなか大変です。
まず全体で言うと「朱」は「血」です。
輪郭という外縁を強調する表現で
身体の透明感(悪い意味での)を表そうかなと。
一般に想像する透明人間は体が透けてて
でも縁でどうにか存在するような物体です、よね?
で、灰暗い夜霧の中で
「あれ、なんか俺、蒼くね?てか蒼くてもいいんでね?」
ってこいつは思っちゃうんかな(勝手)。
空に「青」を持ってきたのは、
朱だの蒼だのを一掃する自然色、ムカつくくらいスッキリしていて
無駄な途方もない苦悩の徒労感を嘲笑う感覚を表そうかなと(いい加減)
てか、全体で幻妖さに挑戦してみたので
それなりに意味は持たせてありますけど
正直、雰囲気、描写重視なので勘弁してください。
それから今日は暗黒大魔王こと(心の色診断)
俺様の誕生日なのでどうか祝ってください。
>>754 説明ありがとうございました。
kanonさんの詩は前から読ませて頂いてます。
個人的には前スレの始めの方の詩が好きですね。
これからも影ながら応援させてもらいます。
ついでに、おめでとう。
>>755 ありがとう。
わたくしkanon17歳はこれからも気分屋で
だらだらと詩作を続けていく一発屋であることを誓います。
757 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/04 17:58 ID:D/8wm0yy
臨界点を超えてしまった感慨を おまえは詰まらなそうに並べて それを拝む行為は 詰まっていない手どもをたいらげて 不幸などはこういったものに過ぎない おまえ、向こうを向いて歌うな 楽しそうに笑えよ
758 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/04 19:01 ID:D/8wm0yy
逆行 眩しすぎる太陽よ、 なるほど、私の水辺の懐は誰よりも浅い。 が、逆にそれが深すぎるほどの衝動を 浅薄な私に差し向けたのだ。
759 :
(・) :03/03/04 21:07 ID:DDxgEzi/
水平線 心を通す直線 心中に細い糸が張り巡らされる 無限数の糸が私を縛る 操る 君は1本の糸しか使っていない 君は何処?君は誰? 糸を切っては探す 彼方と繋がっている事を確かめたくて。 (・) ー
全てを見透かされている 黙ってると神様みたい 君の真理を観る瞳が恐かっただけなんだ。 君には私が観える?誰のためでもない その綺麗な瞳に惚れたのです。 私を食べたいかのように優しく笑む 彼女は私を食入る様に見つめ続ける
761 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/09 00:52 ID:L8JWSIyv
遠い国の戦争反対のお話 「せんそ〜うはんた〜い!」 「せんそ〜うはんた〜い!」 なるほど、確かに訊いたが そのような私用なら明日聞こう その時であれば二度と参ろう 「つみきらい! ばつきらい!」 掲げるてるのは 白いボードの 白い文字だろ 「急げ! 契れ!」 もう頭で行ったじゃないか 麗しい唇じゃないか 「こんなの狂ってる! こんなの狂ってる!」 安定剤を置いときます 会社には黙っててあげます 「つかれたつかれた さわいださわいだ」 なら休憩しようか、眠ろうか よい風が来る頃だから 民(みん)なの素晴しい思いをその尾に引いて ゆけよ戦争反対 明日まで (どこかであのこがふるえています) 「かわいそうに でもかわいいね」
762 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/09 01:00 ID:L8JWSIyv
雲がはぐれてゆくと ちょうどいい器に お空が収まりました
763 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/09 01:07 ID:L8JWSIyv
点滅 誰もいない 午前4時50分の交差点 信号が変わって あなたがいることを識る
764 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/09 01:12 ID:L8JWSIyv
点滅(U) 踏み場もない 午後4時50分の交差点 信号が点滅して あなたがいないことを識る
月の中で踊る人形の関節音 太陽の契りと決裂したネジの右腕 黄色い道化師たちは紫の鏡を手に自分の顔を見る 邪悪な魔女の魔法にかかってしまった悲しい人間 固い鉄格子のような門の前に佇む鬱蒼の犬 壁に塗り込まれた人々は涙の夜に溶けてゆく 赤の中に見出された高貴な言葉を書き留める指 地味なリボンは絡めることでメビウスへと変わり 外套の内部に詰め込んだ光の鳥を陽の没する空へ投げる 盾に突き刺さった剣は愛しさを増す 腐りかけた木の中で眠る火と水の子供 零れる筈の粒は愚者の喉へと・・・ 夕陽の最中の月
766 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/10 21:02 ID:6Jy8mdla
夜風 はだかの 散り散りの 単調な 強い風が吹きました 命の瞬く危うさに 足並みが揃いました つかず離れず 脅しあっていました その度々と 白い歯が見えました はだかの 散り散りの 単調な 夜のことでした なぜかここに 風が集まっているように 思われました
767 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/18 22:41 ID:CbcLHQZ/
できればこの戦争に 何らかの形で関わりたいと思う俺を 今すぐに殺してやりたい と考える俺に 何か を
∩
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`)// < 先生!こんなのを発見シマスタ!
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http://saitama.gasuki.com/hiroyuki/ __| | .| | \
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悶絶 真夜中に喉の渇きを覚え 床から這い出て台所へ向かいました 昼間、散々酷いことを言われたので 夜をゴクリと飲みました 手を洗い始めて 異物を感じました 滑る自分の手肌と泡の混合物の中に それ以上の異物を感じたのです あっちへ行きこっちへ行き いったん手を止めて 手探りで探そうとしてみるますが なにしろ砂の粒大の大きさなのです 灯を点そうか迷っているうちに 手を洗っていました これを この苛立ちとも快感ともつかない感情を どう詩にしようか、独り空を想しながら 水はポタ、ポタ、ポタ こぼれ続けるのでした。
770 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/21 02:08 ID:rlPXkkoo
横になれば人生も楽になる 非常に同意できぬという顔をした雨鏡のこの男は 被虐趣味でもおありになってか 数えたことも殆どない 幾人分もの ああではないこうではないに 地上1mmで耐えている膝を 誇っているのか ひどく辛そうなこの鏡を掬った 両掌を震わせて 銘酒ではないか なだれろ なだれろ せめて 覆え と 再三嬉しそうに泣いていた
京都行ってきたよ。 厨房の時も一回修学旅行で行ったけど、そのときはまだ日本文化というよりも 文化というもの自体に興味Nothingだったから、歳をとって独りで行くと なんかこう、いいもんですなぁ。身体にしみてきます。 舞妓さんの笑顔が。
772 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/03/27 15:17 ID:fl4lKQXH
京都は不思議な町だ 適当な行き当たりばったりの足運びでも 細道で迷っても 必ずどこかの寺社に行き着く なるほど 人は信じないことはできないものなのだと 独り相槌打てば 私は東京駅に着いているのであった
773 :
名前はいらない :03/03/27 15:20 ID:uyMaLG1u
774 :
名前はいらない :03/03/27 16:11 ID:hc5saVaD
お金持ちは、金持ちなんだ だからお金持ちなんだ 色々な色を塗って交換しよう それはいいことだ、嬉しい事だ、楽しい事だ、心地良い事だ。 ああいい按配だ、五とロクのあいだの無限の黄緑と、赤色が散々やりましたと喚き散らしているんだ。 ああいい按配だ、僕は君が大好きだ。 数限りないカードが、笑ったり泣いたり、呻いたり叩いたりの七転八倒を支援する。 窮屈な靴のかかとを踏みにじって、踊って涙。 なんだろう。 言葉は言葉を読んで相槌打って適当に挨拶してわかれて、またこんにちは。 誰だってできちゃう。あはは、みっともねえ。 いやん。
言葉は結構勝手に吸い上げるんだよ、 奥底にあるあるらしいこと。 それはみっともないなあと思うから、 黙っとけと思うわけか。 一旦開いたら、勝手に続く。 そういうもんなんだな。 こんな「感じ」?ってところでおわる。 不思議なもんで。
水位の上げ方、 門の開け閉めのやり方次第の問題だから。 あなたも挑戦してみればいい。 意外といけるぞ、多分。
>>774-776 賛同するよ。
俺に言うてるのか詩に言うてるのか、
それとも文学全体に物言うてるのか、
ハッキリしたところじゃないけど。
けど
>言葉は結構勝手に吸い上げるんだよ、
>奥底にあるあるらしいこと。
これは悪いことじゃないと思うよ。
これを埒の明かない愚劣なことだと全ての人が認識するなら、
誰も何も書けなくなる。
777getっていっときゃあよかった。
779 :
名前はいらない :03/04/04 16:49 ID:deyrv07c
780 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/04/06 17:45 ID:CyIZwZt6
つつむ 包丁の柄の先からのどの奥を見てみたい 白熱灯の容にぐるぐると包帯を巻いて その奥を手探りでつつくんだ 悲哀の中にあった飯時を 明暗少しチカチカさせながら 細い圧力でひび入れろ 彼女いい加減にしてと喚くけど そろそろ容は影に似る 薄灰色の影に似る 結局沈黙を選ぶしかなくなるだろうその愛で 五感を包んでいてくれないか
781 :
名前はいらない :03/04/06 21:38 ID:HuKivarI
深遠に臨んだことのない私が 何を言っても空しく響くのみだが チェキチェキチェキラッチョチェキラッチョベイベー 共にケーキを切る人は今どこに?
782 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/04/12 23:54 ID:neIFkzxI
思い出せない夢ほどの宝物を私は知らない 宗教分布図をもって彷徨う真夜中の陰影道に 修正液を一点垂らし そのうち塗りつぶしたくなる気持ちを 諦めてしまうような まさに人が創りし神であることを立証するような 敬い蔑むことを忘れてしまったそれを
愛を知らない虹のひかり
784 :
山崎渉 :03/04/17 13:13 ID:eCtYXLid
(^^)
785 :
堕天使 :03/04/17 23:23 ID:DZ2RmlJi
786 :
山崎渉 :03/04/20 01:39 ID:tQHi8HIt
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
787 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/04/25 22:12 ID:zJ3WLLji
生命の本質から言って 老いは生命そのものである しかし人間にこれを言わせると 老いは麻薬そのものである
788 :
名前はいらない :03/04/25 22:51 ID:+gnTHcC6
愛、と言う名の殺人鬼
深遠に臨んで勝つ奴ァいない。なんたって深遠だから。本当に?
790 :
名前はいらない :03/04/29 02:47 ID:udPskaQg
791 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/01 23:53 ID:xw6hNiRG
受験戦争哀歌 散りゆく運命めの後釜を 長い春の夜の跡が ゆきつ戻りつ続けられ 風があいにくびゅうびゅうと 鯉は上れど恋昇らん 窓は閉められ血は滲み まぁるくなぞれば達成感 おクニのためにガンバリマス そう言やちっとは責任感 はてなどうしたどこいった 芸術主義にケセラセラ ペンと頭脳と感性で 国の統領の首も取る 右腕墓に突っ込んで 僕はますます平静に 思考の枠組みパラダイム 自己革新の酔っ払い 空を見上げりゃ星一つ もうすぐ季節は梅雨時ね ポツポツポタポタザァザァザァ カリカリカリカリカリカリカリ
792 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/04 23:43 ID:bCnevrVA
愛することを知って最悪だったのは やはり明日が今日でなかったことだ
793 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/12 22:55 ID:wg6Tgx2m
どこの国にでもコトワザというものがありますが 先日英和辞書を引いていたら「早合点するな」、という意味でこんなことわざが載ってました。 One swallow does not make a summer 少し意訳すると「一羽のツバメが夏を運んでくるわけではない」 というところでしょうか。 そのことわざの本意自体はは厳かな雰囲気を漂わせているわけですが 喩えがあまりにも爽やかすぎです。これはもう秀逸な一行詩でしょう。 何気ないところにいい言葉は胡坐をかいてるものですね。 そんだけ
794 :
_ :03/05/12 23:02 ID:Mn/lvYcT
795 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/14 23:45 ID:6jOHFF0o
故郷の風が どこぞのだれかの故郷の風が 破天の夕闇の奥から 形を変えてなお優しく歳を老いて 物静かに情熱と苦悩を閉じ込めた 古い聖像のような格子戸に雨を浸らせて 朽ちた木の柔らかな匂いをそそいだ 鉛色の瞼がなんら抵抗もなく繋がって 語弊を許すならば 真理さえ矛盾すると思っていた 60億の原子のざわめく渦中で 人を愛そうと 私は黙っている
その者黙して語らず60億の月日が流れ 星々の配置変わるまで素粒子の河を駆け抜け ほの暗き煌めきの先に何を見給うや
こいつよく飽きねーな どんだけ生活に刺激がないんだろう
798 :
山崎渉 :03/05/22 02:53 ID:HGif30+j
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>797 ほんまやね。まぁ受験やし、しゃあない。
800 :
木 :03/05/23 09:48 ID:3jbjh7eN
800get!
802 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/23 21:41 ID:DCz8sRus
働きたい者に月を見せろ 自己犠牲を苦にせず 常に社会的であった 太陽のような屍の山を、 その足元に並べて ある主義体制の下で もはや崩れてしまった 一握りの楼閣を、 動かない隣人と見上げて 消石灰色の歯を 互いに見合わせほくそ笑み 隙間に僅かに垂れた涎を、 健全なる異常者よ 目が見える朝が来るまで 総じて踏み固めたのは いつの夜からだっただろう
803 :
山崎渉 :03/05/28 10:49 ID:91alohpq
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
804 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/05/30 00:06 ID:iHt5Yf0N
無力の腑へ倒れこんだ 滅亡といった類の暗い興奮を 一瞬で駆けた閃きのような類の 行く先へ 髪の毛をかきむしって 闇になれない眼をうろつかせて 終いには重力が反転してしまったように白目をむいて 上に引っ張られた そういえば あなたは昔美人だったっけ 僕は面食らって ものも言えない
805 :
名前はいらない :03/05/30 10:10 ID:JfJ0zXtg
白と黒は表裏一体 許し続け、受け入れ続けた 笑顔と優しさが 悪に変わる わざとなら許さない 苦しむ私を見て 楽しんでいたのか? 憎しみが生まれつつある
806 :
動画直リン :03/05/30 10:28 ID:qaeaRijf
今日は5日続いたコンビに生活を止めて自炊。 二時からぐつぐつとカレーを煮込んでる。楽しみ。 勉強ちと失速。
808 :
山崎 渉 :03/07/12 11:54 ID:Cc9F2JY5
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
809 :
山崎 渉 :03/07/15 11:54 ID:91J1lTCd
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
811 :
名前はいらない :03/07/15 13:30 ID:SEfWjOAP
長い棒。
812 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/07/23 18:18 ID:KOupLdP/
どうだろう と一つ提示、いや示唆 ポエジーを捨てた死は冷たくなった蟻のように動かないのだろうか 日常生活に即していない日常を誇るならば 詩もあったもんじゃない という鉄則が私を解放する 死だ。私は詩を捨てよう。 叡智に彩られてさらなる上智(大学)を目指し 私は文章の中の恐怖の表皮を埋葬し、安堵を送ろう 示唆を停止する 毎度のこと、癖でこの停止が遅いため 朝早く教室に駆けつけては毎度のこと蛇足を喰らう 後2時間ばかりで試験が始まる 瞳孔がまるまると開く 熱の多い朝日が黒板の消された方程式の跡をうっすらと映し出している
813 :
_ :03/07/23 18:20 ID:pQDkOEf0
814 :
山崎 渉 :03/08/02 01:11 ID:8+jueK0E
(^^)
815 :
山崎 渉 :03/08/15 12:50 ID:6uqIVx7n
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
安らかなる永遠の眠り というキャッチコピーで死体の上に置く目印みたいな四角い石が 何百万するそうだ いつか死ぬ俺たちが 永遠に生き続ける魂の世話をしなくちゃならないらしい ナイジェリアで死んだ人間は何故盆に帰って来ないのか 安らかなる眠り安らかなる眠り安らかなる永遠の眠りを提案するどうのこうの、、、 だがハピネス石材の広報会議室は熱気むんむんで 真剣そのものだ 死ぬ奴も埋める奴も拝む奴も 大抵の糞は真剣なのだ
>>816 朗読会、お疲れ様でした。
あいかわらず行動力には驚嘆させられるばかりです。
今日はゆっくり休んでください。
818 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/08/24 10:25 ID:h71g/1Ag
死の懐疑は抽象であり 詩の会議は愁容に始まる 詩には氏の死をのぞかせながら 死は詩であり続けるだろう 絶対的な死をいつからか黙認し 絶望の淵にありながら死は形を変え力となり 希望になるわけでもなく ただ詩となる 何も生まない 何も残さない それが死であり死の詩であり しかしその詩は詩として 唯一残り続け もはや詩でしかありえないのだ いつか矛盾が 氏を抱き合わせても
Kanonさんこんにちは。 話せて楽しかったよ。また機会があればどっかで。 君はどうだった 土道の草を見た その段差に腰掛ける、折れて落ちた花を見た そいつは茎にまだつながれて そして黄色い花弁は 冷たいコンクリの枕でにやりとわらい、ほっとしていた だから君に聞きたい、と思う 君はどこでそれを見た 若い血液は零れ抜け まっすぐな骨は捻れても 美しいという物は死にはしない どんなに卑劣に生きようと 君の美しいのは変わらない * 細い道では 道と敷地との境に草がはびこり 堺は土に溶け、フェンスの根は腐り穴があいている その穴から、あちらからこちらへ 覗き出てくる小さな猫に 目を持っていかれた訳なのだけれど 猫は赤い目で小さな石を一瞥し 塀沿いに真っ直ぐ来て去っていった
820 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/08/28 08:21 ID:6Z1sHJKI
821 :
木 :03/08/28 09:46 ID:/6tycsXg
わぁ、めっちゃ久しぶりに上がってるの見た。 kanonくん、顔を合わせてから一年が経ちましたね。。。 今年はお会いできることがないかも知れませんが、こうして 一年経っても、活動が見られることがなんだか嬉しいです。 わたしは一年で、だいぶんマシなリーディングが できるようになりましたよー(・∀・)・・・多分。また聞いて もらえる日が来ることを待ってます。ではまた。
822 :
曙 :03/08/28 11:47 ID:V2yblR3X
風の唸り声と馬の鬣と渺茫たる草原
>>821 勉強詰めで暇なかったですから。
リーディングは最初からインパクトは物凄いものでしたがw
「1の母です」のやつ聞きたかったなぁ。
824 :
名前はいらない :03/09/28 01:36 ID:xl6ls40P
意識が吸い込まれる感覚 六十兆の細胞から発せられる熱と光を帯びた膨大な信号が一点に向かって集束していく 末梢神経から脊髄へ 脊髄から脳幹へ 脳幹から眼球へ 激痛をを伴う一瞬の熱と光 暗闇から激光の世界へ昇華した刹那 意識は消滅し 永遠の闇に新たな魂が宿る
V
>>1 ひさしぶりにボクとナイフのフラッシュ見て思い出したんだけど
おまえそのフラッシュの詩をパクって自分の詩として投稿した事あったよな
827 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/12/10 23:50 ID:4P7I3BrV
>>826 返答送れてスマンです。
ありましね。この板に来たばかりの頃だから2年くらい前ですか。
久々なんでage。
うお! kanonハンパネー久し振りだな!!
829 :
新種のアユだってさ!!すげえ!! :03/12/11 02:20 ID:wjEuwWHY
>>828 お前、まだいたの?目障りだから、痩せて失せろw
831 :
名前はいらない :03/12/11 04:46 ID:gqzGGWkC
>>827 Σ(゚д゚lll) なんでそゆことしたの!! めっ
( ´,_ゝ`)プッ(´・∀・`)ヘー( ´ム_,` )アッソ
人生の誇大化されたモラトリアムとして 休息と滋養との合間こそが挙げられることを 私はたびたび目にしてきた、と 奇想にも似たものから生じたと思われる手癖を幾つも重ね 冬の太陽の幻影に一層映えた街々を ゆくゆく人々 何を見ても何かを思い出す、そんな 朝靄に減光された 希薄な蒼さの波を打つ鼓動 目に付く 目に付く 目に付く 目に付く それらは自堕落に拡散して なにもかもがひたすらに近く 缶珈琲を取れる距離にはいない (人生に憑いて廻るという一日を 私は悟りたくない ということを露呈するような矛盾を 突き止める過程を省く時のような快感) 照らし続ける太陽よ
834 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :03/12/17 20:37 ID:Bxe3oit0
(続き) 照らし続ける太陽よ 単なる事象に因縁をつけて 事件に仕立て上げわめいている私の憂いは 灰色の小雨のようではなく あの大衆的な一挙一動のカタルシス を含む激情でもなしに 影を持たない光源のように ただそれだけだったと おまえに謝らねばいけない 遠景のその遥か先で 輝かしくも狂おしく燃えゆたう おまえの敗北に おまの敗北に 真っ赤に染まった硬質の視界に 焦点を彷徨わせたまま なのに 彼方ではもう 海が夜を眺めはじめている
留学します。2月9日に出発決定です。 それまでひたすら1000get目指して埋めます。 ひっそりと埋めます。 でも時々ageるかも知れません。
人それぞれの違いなんて 相変わらず細かすぎて ザラザラしてて 可愛くもない から(けど) 目に入れると 時々涙が出るほど 痛い
ありゃ、まだ9時半か。 今年も例によって例のごとく必要単位数にとどくかず、 一昨日、晴れて28日まで毎日罰掃除する使命を受けました。 6時起床なのに床についてんのが深夜2時なのでそりゃおかしくもなります。 この無駄に高いテンション、久々です。 アメリカの土を踏む前に冥土の土を踏みしめそうです。 義務はきちんと果たすべきですね。 毎年この時期になるとつくづく思います。 そして例によって例のごとく、結局この悪癖は直りません。 縦笛でも吹きたい気分です。
だから、つまらん詩書き込むごとにageるのヤメロよ。目障りだから。
>>839 済まんかった。
面白い詩を書けるように頑張るよ。
面白いか面白くないかなんて個人の価値観は違うだろ オレは好きだからチェックしてるぜ!
842 :
クロラ :03/12/19 19:20 ID:1CeSLAV3
留学かあ…、あれは留年と比べると一字違いなのに激しくポジティブなオーラがボルケーノしてるよね。 なんでだろうね。あれは。駅前じゃないからかな。 良いね、アメリカ。アラスカもあるけどね。
>>841 thanks
>>842 今駅前もしてるよ。兎んとこじゃないけどね。
アラスカ?寒いよ。
朗読会のスレッドが全て消えているんだけど、どうなってるんだろう?
ほんとだ。何でだろう?
846 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :04/01/10 15:22 ID:O1ryUKSR
春景 初雪晩至帯来寒 暖気在夢中未感 飯卓総是厭茹豆 等待季節菜花乱 但是冷天依然続 種子真正開我撒 很遠很懐春景呵 君是己行一年南 春景(訳) 遅い初雪が一層の寒さを帯びて到来してしまって 暖気は未だ空想の中にさえ感じられない 雑穀ばかりの食卓にも飽きて 菜の花が乱れる季節に焦がれるている けれどもこれだけ厳しい寒さが続くと 撒いた種子たちも本当に芽を出すのだろうか あぁ遠く懐かしき春景よ 君が既に一年先に行ってしまったように感じる
春景(part-2) 初雪晩至寒又寒 春風送暖夢中感 燦紫煙紅菜花碧 醒来寂是黄梁飯 凛々北風氷雪界 茫々一色天地乱 貯穀満腹更衣急 懐種借汗追到南 春景(part-2訳) 遅い初雪が一層の寒さを帯びて到来してしまい 春風の送る暖気を夢の中にだけ感じていて 一面に見える燦々とした紫、かすんだ紅、菜の花の碧も 目覚めてみればあるのは黄色い粟飯ばかり すさぶ北風に氷雪が踊り 延々と白一色の世界は乱れ狂う 貯蓄の雑穀にも飽き飽きで、急いで厚い服を着て 懐中に種を入れ、脇の温かい湿気さえも借りて、一刻も早く南へ急ぐ
>>848 おれには情景を飾り立てて書いたという印象しかないです.
結局何を表したかったのかが読み取れませんでした.
>>849 ぼくの漢詩に対する認識としては
漢詩は主に2種類あって、それは明確に分かれており
1つは情景詩、1つは抒情詩、といった具合です。
唐の時代の軒並み有名な詩人たちもこれを混ぜて書いていた
というようなものはまだ見たことがありません。
李白の「白帝城」などの有名な情景詩にも
核心の予想と後付はいくらでもできるのですが、
漢詩はリズムと想像の膨らみを楽しむものだと思っています。
言葉の流れを聴き、情景を思い浮かべてみるだけで
様々な感覚(爽快であったり悲哀であったり憂愁であったり)
を思い起こさせることのできる詩が本当の漢詩でしょう。
もちろん
>>848 の詩などは初心者の戯言程度のものなので
どうあっても情景だけで読者を押し切れませんが、
(このスレの)かなり昔に書いた奴に比べると
韻、対句、中国語の文法の基礎など、基本だけはしっかり抑えてあるので
このへんでそろそろ勘弁してやってください。
次、頑張ります。
851 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :04/01/19 20:21 ID:2Pp0M3NM
親知らずが出てきやがった。 普通は20代前半に出始めると聞いていたから、 ここ2,3日は口内炎かと思ってしつこくチョコラBB服用してたんだが 治る気配が無いどころかますます痛くなるし 「なんだか患部硬くなってきてるよ!やばいんじゃないかコレ!?」 てな感じで、今朝ようやく悟った。何かを。 激痛ではないんだがうざ痒い痛みが続く。 抜いた経験がある人に聞きたいんですが、どうでした?痛い?
抜くのは麻酔打つから痛くねーな! 一瞬の出来事だぜ!! しかし!! 帰ってから麻酔が切れた時が地獄の痛みだ!! 一本目の時はなめてたから痛み止めを飲まなかったんだけど、マジでのたうち回る程痛かったぞ! だから処方された痛み止めは必ず飲め!! 次の日とかになるともうそんなに痛くねーけど、何週間かは穴がぽっこり開いた感じになってて、 そこに米粒なんかが入るぜ!! 軽い貯食だな!!
むしろ俺がビビッてるのは局部麻酔。 どこになにをを刺されてもいいんだが、 歯茎と目んたまに注射されるのだけはもう、想像もできん。 虫歯の、治療にしても抜歯にしても それだけを恐れて今まで麻酔無しでやってたからな。 我慢強いっちゃあ我慢強いわけだが。 あぁ、穴がぽっこりか・・・。 リアルすぎて一番臨みたくない深淵だな。
麻酔が無理ならその後の痛みには耐えられないぞ 麻酔なんて一瞬だ 抜いた痕は痛み止めさえ飲めば問題ねーよ
>>おやびん 参考になった是。
都市の景観 夜 書き殴る夜 推敲が夜陰に淘汰され インスピレーションのみが窓辺に我を張る 眼捕らえし廃屋の群像 簡潔に朝陽を保障するお休みなさいとの一言が 入り乱れた一介の人生に 放たれた剥き出しの自由には 断ち難い足枷つき 身に綺麗な幼児を頼る術は無く 心は音を絶って雨曇の 愛のための流産ならばひとしおななのとの 矮小な断絶に首を擡げる 細やかなざわめきを忠実に従え 胸にこの熱を保ちつつ 熟れすぎて腐爛しはじめた思念を維持するのは 五畳半という空間の無機質の民衆たち 一方の彼らを統べる俺は左派の気質もあるときて 衝突もしばしば 壁に開いた穴の数は六を数えた
(続き) 我が城の革命と弾圧の歴史は 帰宅のたびに持ち込まれる慄きを 圧倒的な不支持のもとに拡散させた彼らの民俗 それは俺の正直だったとでも言うような彼らがための 縫い散らかされた傷口を掻きむしるような日々 のような非日常のなかにあってでさえ 安穏の場所に腰を下ろした 行く人々の夕暮れたちの一切は 死ねよ死ぬわと いつか必ず死ぬ人々のわめく声で たとえ共鳴する空気がなくても わたしは復唱し続けると ある人々たちはいうのかもしれないが しかしそれではいかにも簡単に死んでしまいすぎる ので理由があろうとなかろうと 死の質量は変わらないとは 誰かに告げておくのだ 果たして大儀を掲げた死の報らせ 千々にちぎれて 感情という名の空気に乗り 脳髄を振興しはじめる錯乱が まるで割愛された日々の飛沫のさんざめき かのように続く果て無き流産よ おまえは既に尊き流れを欺いて 雨玻璃の向こうをも踊り逝くほどに 人を憎むというのなら 愛は あっちさ
よし、この調子、この調子で埋めていこう>俺 推敲一切無用で逝こう>俺 もう、ボロボロの地金晒しながらでいいから逝こう>俺 時々こーやって暗唱なんかしたりして、せこく稼ぎながら逝こう>俺
胚歳の謙遜に坐りて逝きし冬
860 :
緋陽 碧谷 ◆m0T5I/FREE :04/01/21 03:10 ID:f995Ns8e
そうしたかったわけじゃない、 そんなことをしたかったわけじゃない。 何度叫んでみても、 二度と戻ってこぬ秒針の軌跡。 二度と見ることのできない、 まだかたちをなしていなかった、 あなたも、 その叫びの中にうずもれていった。
>>251 抜かなきゃいたい。いたかった。
一度軽い痛みがあって、その後ほっといたら2ヶ月後ぐらいに再発。飯が食えなかった。
片方はわりと軽くあせかくぐらいですんだ。血が出た。
三週間後2本目抜いた。歯、割ってから抜いた。衝撃時はあたま割れるかとオモタ。
正直たいした事は無い。
>>860 お久さ
>>861 話し聞いてる限りじゃたいしたこと無い、とはとても思えないんですけど。
863 :
緋陽 碧谷 ◆m0T5I/FREE :04/01/24 03:34 ID:44x9I2VP
立ち上る紫煙はかつての私を映してはいない。 そんなものをくゆらせてはいなかったはずだ。 私は確実に弱くなり、自分の中に逃げる法を見つけただけなのだ。 確実に溜っていく吸い殻よ。 一体私から何を奪おうと言うのだ。 しかし、それらにそうさせた私は、八つ当たりをしているに過ぎないのである。 それらは何も奪ってはいない。 私は、自分でなくしてきたものを、それらに問おうとしてできないだけなのだ。
864 :
緋陽 碧谷 ◆m0T5I/FREE :04/01/24 03:39 ID:44x9I2VP
>>862 kanon様
お久です。部屋が片付きません。
噛みつくな 噛みつけば理屈屋に成り下がるからだ 退くな 退けば臆病者で終わるからだ ではどうすればいいと問うな 問う者は早く死ぬ しかしながら 生きるために笑い続けるには あまりに苦い雨だ
おいおい今頃になってようやく気づいたよ
>>1 さんよ!
>探るレスです。
っておまえ、(wみたいなね。馬鹿ジャンみたいなね。
大逆転だね、大どんでん返し。
今までの全部やらセでした〜みたいなね。
鬱だ。
最後まで見届けるぜ! ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
野球との付き合いも、もう大分なもので 以前から度々このスレでも言及してきたが俺は大のカープファン。 特に、俺がまだ男女見境なくキスできていた(当然ほっぺだが)頃に 侍魂を込めたプレーで俺に漢としての自覚を促してくれた前田智紀。 俺のヒーローはイナゴ方人間でも白赤斑超人でもなく彼だった。 当然ながら周りの奴らとも話が合うわけがなかった。 「そんなやつ前田が一振りすりゃ一発だ!」などと所かまわず敵を作っては 独りになっていく恐怖を前田のグローブをさすりながら擦り消すのに必死だった。 ある日のこと、俺はライダー信者(5,6人だったか)に呼び出された。 彼らの手に持つライダー人形と俺のグローブどっちが強いか、という訳だ。 おかしな話だとは俺も含めてその場にいた誰もが思ってはいなかっただろう。 まるで雛鳥の刷り込み現象のようなもので、餓鬼の頃は一度自分の信じ込んだものは 例え相手が米国大統領であっても認めさせようとするものだ。 勝負の形式は単純で、俺の持つ前田のグローブが 迫り来るライダーキックを防げるかどうかというのもだ。
はじめは余裕シャクシャクだった信者たちも、俺の鬱陶しい粘りに血管を曲げ始めて あの餓鬼の遊びに見られる特有の感覚、 ふざけているつもりが徐々に力が入って行き 終いには本気でぶつかり合い始めているあの感覚が徐々にその場を支配していた。 俺の左頬に突き刺さったイナゴ型人間の必殺技は徐々に鋭さを増して食い込み、 かなりの力で俺を吹き飛ばした。 どうだ見たかという、最早勝ち誇ったとはいえない鬼気迫る表情で俺を睨みつける信者たち。 俺がバットでなら負けないんだ!と叫ぶとついに我慢が限界に達したのか 十余りの、人間の足の裏が俺を踏みつけた。 泣いて帰った記憶が今でも鮮明に残っている。 その年の10月、既に消化試合に入ったカープの試合を観に広島まで行った。 応援団の練習にも今ひとつ覇気がなく、あれほど待ち焦がれていた球場は 気を張らなければ眠ってしまいそうなほどだった、が 練習のために出てきた前田を見つけて一気に眼が醒めた。 俺はあのこと以来ずっと、一度でいいから訪ねたかったことを有らん限りの力で叫んだ。 イナゴ型人間の人形を大振りして叫んだ。 「前田ー!ライダーより強いよなぁ!?」 前田は無言でバットを振り続けていた。 試合は前田のHRもあって広島が勝った。 俺は満足して人形を球場においたまま東京に帰った。 ※正確にはバッタ型人間らしいが。
前田の名言 試合前、入り待ちしていたファンに声をかけられて。 女性ファン「前田さん、がんばってくださ〜い!」 前田 「お 前 に 言 わ れ ん で も わ か っ と ん じ ゃ 〜 !」 前田” (゚Д゚)ハンパネー!!!
青春て、いいモンだったよ。 泉のように湧き出る様々な感情を苦く思いそれでも止められない。 だからこその詩だったんだろうな。 ただ暇だったんだとも思えるし、かけがえのない時間だったとも思えるよ。 一昔前までは哲学的悩み多き若者だったけど 最近はそんなことに苦悩する余裕も留学という巣立ちを目前にして消えて 生活を第一に考えた人生計画を発動中。 当面の目標は完全なる自立。 だけど、がんばって最後に一花咲かすか。
9日まで後少し・・・
873 :
クロラ :04/02/04 09:31 ID:pzF+/yCY
某スレで放ったらかしててごめん
あたまが軽いもの同士では気軽だ 気も軽ければ台詞も軽い ほらほら口から幾らでも飛び出す どこへでも飛んでいくものだから そろって口を上に空く ほら躯もこんなに軽い 酔っているのに飲んでいなくて 眠っているのに散歩の気分だ ユージラフレウ塔も光って応える 振り回したらコップが零れ 広がる端に僕ら並んで居るのか あー、青春の詩とか難しくて書けないな…
>>873 俺は放置プレイが続いてたのかとおもたw
時間なかったなぁ、日本最後になんか書こうとは思ってたが。 まぁ、でも 向こうからも二ヶ月に一回くらいは詩を載せようと思ってるよ。 大分陽気な作風になってそうだがな。
kanonハンパネー乙!! やりたい事たくさんやってどんどん吸収しろよ!! 向こうからも書き込めたらよろしくな!
kanon出発!
879 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :04/02/10 01:24 ID:x1Epn2IE
ていうかもう着いたけどな。今留学生寮にいる。 3月には卒業式で一回帰るけど、その後はもう査証の問題もいろいろとあってわからなんだ。 NOVAやあらへんけど異文化コミュニケーションはやっぱりええもんやで。ホンマに。 パソコンをインターネット接続設定までしてくれたジョンに感謝!
880 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :04/02/10 01:25 ID:x1Epn2IE
ていうかもう着いたけどな。今留学生寮にいる。 3月には卒業式で一回帰るけど、その後はもう査証の問題もいろいろとあってわからなんだ。 NOVAやあらへんけど異文化コミュニケーションはやっぱりええもんやで。ホンマに。 パソコンをインターネット接続設定までしてくれたジョンに感謝!
「死の快楽―失われた肉体」 空が途切れて 息が途絶えて ふわぁと浮んで 横たわる はだしで 地面を撫でる さぁあと砂ぼこり舞って 涙がこぼれたのは かなしさとかさみしさとか そんなんじゃなくて やさしさとかあたたかさとか そんなんでもなくて 湯気でふやけた指先とか ジェットコースターの急な下り坂とか ふわふわの毛布を何枚も重ねて ぬくぬくとねむっている裸体とか あくびのせい 庭の木に縛られた縄に 首を括った影が 振り子のように 規則ただしく揺れ続けているような そんな浮遊感のなかで 生きたいという願望が 縄の軋むギスギスという音を 倍増させていく ここは ぜんぜん痛くなくて ぜんぜん雑音もしない だらしなく垂らした両腕が 地面に届かないくらいの 世界
捕手、っと。
884 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :04/03/08 22:06 ID:5Bnc6uMo
投手はただいま勉強で大変です
審判は仕事中だ。
どんな国でもしがらみはあるもんだよね。 頭でわかっちゃいても実際外で暮らすまで日本にしかないもんだと思ってたよ。 すると途端に詩なんてものを書きたくなることがあるよ。 器ちっちぇ〜、俺。
うむ
おほほ
KANONさんって本当に16? 騙しても仕方ないっってすぐについて出るセリフ 大人びた発想。実年齢が事実でも精神世界は諦観した人みたいね。
「深淵に臨む」 深淵を覗くとき 深淵もまたこちらを覗いている その視線を感じた瞬間≒永遠 果てしなく逆さまに浮ぶ事は 自由落下していく事と どれくらい違うことなんだろう と 少し弱ってるんだと 憎悪する相手に腕を絡ませるような 矛盾≒恋 それについて 貴方に告白する事も決別する事もできずにいる 最低なのか 最良なのか その答を求め 否 抱きながら 私は深淵に臨む
892 :
名前はいらない :04/11/14 23:02:11 ID:He0InHtx
>>882 幸せボケしてるっぽい
差し迫った生命の危機を味わったことなさそう
何を言いたいのかよくわからないし。
差し迫った生命の危機を味わったことあるんですか
894 :
名前はいらない :04/11/14 23:21:54 ID:He0InHtx
ないです。 死の実感も生の実感も感じられない。
895 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :05/01/27 06:31:11 ID:9Mh+BdgZ
「人間と詩人と言葉と神」 詩人とは何か、かっこいいことだ、狂っていることだ でも狂っているだけじゃダメだ 狂ったものが何故かより正解に近かったと思わせることを言えるやつのことだ 言葉には意味がある それぞれの言葉に一つづつその言葉だけの意味がある しかしながら人間と言うものはこの言葉というものに傲慢を押し付ける 自分なりに今までの人間が作ってきたその言葉の解釈を理解してそれを「本当の言葉」として捕らえてしまう 詩人とはそれを取り払えるやつのことだ それをみんなは狂っていると思うだろう でもそれは狂っているからこそ言うことのできる真の言葉なのだ そして本来その言葉が持っていた意味に気づかせてやることのできるやつだ それが本当の詩人なのだ とにかく詩人はかっこいいのだ しかしですね、それが詩人の悲劇なのですよ。 なんせ言葉は人間が創ったんですからね。 はじめから誰かの解釈と理念が盛り込まれている者をはだかにしてやろうと戦っているわけですよ。彼らは。 神に立ち向かうようなもんですよ。言うなれば言葉は神みたいなもんですよ。 悲劇でしょう、本当に。そしてね、 ひょっとすれば最初から未来が決まっているかもしれない世界の中でもがいてる、 要は神に立ち向かおうとする我々は、もしかしたら誰もが詩人なのかもしれませんねぇ。
>>895 思ったことを全部書き出してるようじゃ駄目なんだよ。
さて、ホットケーキでも食べながら仕事しようっと。
深淵を臨む/都市の景観 透明な霧がここからそこを移動する あの、豪華なパンのように分厚い雲の下 見える互いに食べ合う雑草たち、建てられては崩壊する静かなビル 動物を一匹一匹確実に消してゆくアミューズメントパーク、 白い家、白い家、白い家、白い家 あれは人間の潔癖でつくられているのか? とんでもない、あの白は白人の皮膚の色や、脱色した心臓の色 水滴の音がするたびに、独特の臭いが流れてゆく、そんなまち まるで垂直に見下ろすこともできない ほら、あの泡を吹いてビルの屋上から流れてく液体、なに? あれは彼ら自身だよ、ああやって自分から崩壊してる それはあまりに美しく、僕はそのまちから目をそらす事が出来ない
898 :
名前はいらない :05/01/28 01:44:18 ID:yre/cU5L
『望み』 光を望んだのに 太陽は昇らなかった 空に臨んだのに 飛ぶ事は叶わなかった 振り回した腕 砂すら掴めず 傾倒していくこの身と共に 深い深い 海の黒へと 魅せられて 波紋も立たない 水の揺り篭へ 横たわった
黒々とした淵に立つ かすかに聞こゆ阿鼻叫喚の声 瘴気漂う 再び臨む 阿鼻叫喚と聞こえしは、風の音 瘴気は畏怖と躊躇の幻想 暗闇への跳躍、 のびやかに、しなやかに、歓喜せよ。 生命へ向かって。 ーーーーーーーーーーーーーーー 初めまして、お邪魔します。
900 :
緋陽 碧谷 :05/01/30 05:42:25 ID:EdhYR7qZ
語る言葉も 歌う旋律も みんな落ちて行ってしまった 縁に捕まって 叫び声を上げた それも落ちて行ってしまった 私には何が残った? ただ外に出ることのできない薄暗い薄明かりたちが ぐるぐるととぐろを巻き 澱を作ってしまった 私が落ちて行ってしまえば 今ですら行き場のない光は 一体何を目指せばいいのだろう ただ最後の決断だけができない私が 緋色の陽に照らされながら 碧い谷底を覗き込んでいる ―――― お久しぶりでございます。 最後自分のHNの由来入れて見たり。して。あはん。
901 :
クロラ ◆oNwpnhIJYU :05/02/02 23:01:19 ID:zc7jNVOs
冷たく煮つまる花の要素
鍋のなかで花だった
いまでは強い花のにおいをさせている
へや
花で覆われた
それで、
カーテンは
ビール缶は
目薬は、かつて天井は、
花であったこともなく
ただ不似合いな
花のにおいに咄嗟にまごつく
にがわらうその、空想の
沢山の風船たち
よりかかってくる空気
かき混ぜる
鍋の底から見えるのは
そびえ立つ鍋の側面と湯気ごしのひかり
そんなへや
表札の名前のひとは遠くの隣室
ガラス窓で風を見ている
>>895 久しぶり。
902 :
葉 :05/02/03 15:18:14 ID:gc30lK95
信頼、 されていない奴ほど、この言葉が大好きだ。 実感、 してるときに、この言葉は生まれない。 自らの中に全て存在する。 自らの中から全てが始まる。 自らの中に全てが戻ってくる。 この言葉を目にした奴は、 悲しいかな、生きている。
903 :
名前はいらない :05/02/03 23:27:29 ID:DIxjHl+C
当り前のことを毎度滔々と
904 :
葉 :05/02/04 00:03:24 ID:gc30lK95
おめえも突っ込んでないで、なんかやれ。
905 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :05/02/04 07:15:43 ID:BO71N8gP
>>901 久しぶり。元気?こっちは元気。
もうすぐ日本に帰るんだ。多分来週中には。
ほぼ一年間来てなかったし、久々にきてみたよ。
面子は変わってもスレは変わらないもんなんだねぇ。
てか、最近なんでも骨に見えるんだよね。
変な勉強やりすぎたせいかな。大丈夫だろうか。。。
なんていうか黒い逆光の中にいるみたいだよ。
まぁ、つまりなにも変わりないってことなんだけどね。
日本帰ったらあそうぼうね。
ついでに近況報告なんかもよろしく ノシ
若さ!
907 :
名前はいらない :05/02/06 06:59:46 ID:zlF+e1P/
おはよう
908 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :05/02/07 18:06:42 ID:UTV7mYwn
日本帰ってきたど〜!! らーめんウマー
おかえり どこのラーメン?
地元っす
そうか 地元ラーメン懐かしい味だろうな
>なんでも骨に見える 骨相学? いや、こっちも最近は2ちゃんサボり気味でよく分からない(カオスだ…)。。 現実の方では、色々と面白いことをやろうと思っていて、 ミキさんたちと夏には大きなイベント(夢の島×100くらい)を企画したり 個人でもまあ、ちょこちょこ動いてるよ。 暇だったらメール下さいな。 そんで遊ぼう。
なんかパソのメールの調子悪くて送れないので携帯のアドレス晒しときます。 連絡ちょうらいな。
914 :
名前はいらない :05/02/15 06:56:03 ID:idw8Jnne
おい、背中のニキビっつーの?いや違うな、あれは なんつーのかな、なんか脂の塊だな!あれは! 塊っつーかよ、それを指でとろうとしたらドロっとつぶれてな! 白い脂の塊よ!もうこりゃ汚いったらありゃしない!! そんでティッシュでとったんだけどよ! 指の臭い嗅いだらトンコツラーメンみたいな臭いしたぜ!!! うへへへへへへH!!! これって加齢臭だよなW!!w!w!!!んj
915 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :05/02/16 21:58:31 ID:0sQ1AB1Z
あーあれね。くさいよね。 とるときティッシュとか使わないけどねー。指でがりっといきます。
年をとると凄いものができるんですね
917 :
名前はいらない :05/02/26 19:24:08 ID:qql+BQpU
留学仲間なんですけどこいつ女癖悪すぎ
918 :
名前はいらない :05/03/04 05:58:44 ID:cmxHU8ij
悪いところも萌えっ
919 :
名前はいらない :2005/03/29(火) 19:02:04 ID:4y2FKyL5
祝!!! 本日田代まさしがバカ殿復帰!!!
920 :
名前はいらない :2005/03/29(火) 20:53:56 ID:4y2FKyL5
921 :
名前はいらない :2005/04/12(火) 22:57:34 ID:ToayxM9p
深淵ってどこですか 詠めるものなのですか
922 :
名前はいらない :2005/04/14(木) 19:22:06 ID:5CiL00Kb
マムコじゃね?
923 :
名前はいらない :2005/05/15(日) 03:41:33 ID:+DBIk43g
ゲーセンで100円いれたら、豪快な音楽とともに対面の碑が倒れ 「天和 親48000点」 と表示されたす 一瞬、警察に捕まってもかまわないから、ゲーム機たたき壊そうかとおもたす��
924 :
緋陽 碧谷 ◆e59FREEWX. :2005/05/16(月) 02:25:12 ID:0p7fM+bn
Room is full of excuse. 海色のクッションに顔を埋めた 私を一瞬だけそこへ連れて行く思考 ───In tne Room─── 波の音は聴こえないけれど 舞い上がる泡のような光の粒 差し込む硝子の向こうから もし呼ぶ声が聞こえたら 迷わずそこへ行ける? ここは海の見えない部屋 ホモ・サピエンス・サピエンスの私 ───In the Room─── 口実 まだ ここにいる理由も尽きなくて
なるほど
926 :
名前はいらない :2005/10/18(火) 15:18:42 ID:dF8Bc7Wk
眠くなったので寝ます
927 :
名前はいらない :2005/10/18(火) 17:44:01 ID:jULCypZW
kanonさん帰ってきたの?
928 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2005/10/20(木) 18:57:07 ID:uZEyacgf
もう3ヶ月も前に帰ってきてるだよ。今吉祥寺に住んでるだよ。
929 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 19:06:49 ID:a7qmLAFo
〈 お帰りなさいませ! ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ (´Д`;)、 ノノZ乙
ブランコに座った子供は動きもせず 地面に写った影を見ている 右に左に歩くあれは樫の木かな 風を少し知っている 空を少し知っている 木の幹は 地面は嘘だと知っているのに
ブランコに座った子供は動きもせず 地面に写った影を見ている 右に左に歩くあれは樫の木かな 風を少し知っている 空を少し知っている 木の幹は 地面は嘘だと知っているのに
932 :
名前はいらない :2006/01/11(水) 15:12:20 ID:a8JPj3jX
わたくしの肌をなでる指は 空気の粉塵に汚され 爪は彼岸を映し 指紋に一つの無を見る
933 :
名前はいらない :2006/01/11(水) 15:14:23 ID:vwKm+Rqv
kanonキタ━━(━(━(-( ( (^一^) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
934 :
名前はいらない :2006/01/15(日) 20:19:41 ID:w7LEic7a
kanon砲。
おかえり。茶でも飲め。 ○ ○ (しu u ノ)  ̄  ̄
936 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/01/27(金) 05:55:00 ID:onkOYIgC
どうもご親切に。いただきます。
937 :
ちっち :2006/01/27(金) 07:55:50 ID:zj9x7tEY
kanonキタ━━(━(━(-( ( (^一^) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
938 :
名前はいらない :2006/01/28(土) 04:26:42 ID:u64GFZBF
忘れるな 忘れるな 声 記憶を重ねる 記憶を重ねる 生きている記憶を重ねて 死んでいない理由を紡ぐ ああ、ボクはさっき車にひかれてなかったか? 大丈夫だ、そんな記憶はない。 ボクはさっき鉄橋から飛び降りてなかったか? 大丈夫だ、そんな記憶もない。 ホントに? ホントに信じても大丈夫? ねぇ、ボクはさっき手首を切断してなかった? おいそれ、俺の指先じゃなかったか?
939 :
名前はいらない :2006/02/06(月) 11:27:52 ID:71nyhLdh
綺麗な湖畔だった
940 :
名前はいらない :2006/03/32(土) 19:08:09 ID:62sPTpB/
__ 〈〈〈〈 ヽ 〈⊃ } ‐' ⌒⌒⌒ ヽ ∩___∩ | | ,_;:;:;ノ ● | ノ ヽ ! ! 、 /ヽ ゝ / ● ● | / ,,・_ ヽヽ二二二二二 / | ( _●_) ミ/ , ’,∴ ・ ¨/ ─-----─ \ 彡、 |∪| / 、・∵ ’ / _ヘ- /´> ) / __ ヽノ / (_「____) ⊂ ` ゝ (___) / / / ( ノ
941 :
____________∧_______________ :2006/03/32(土) 19:10:03 ID:62sPTpB/
いやね、kanon出てこないかってね。思ってね。
942 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/03/32(土) 19:12:14 ID:SF32QIO2
kanon砲。キボンヌ
943 :
名前はいらない :2006/06/06(火) 00:28:22 ID:qj9St3bF
邪魔スレ
944 :
ちっち :2006/06/06(火) 20:25:23 ID:mzMpfzyF
kanon砲キボンヌ!!
945 :
名前はいらない :2006/06/15(木) 16:26:06 ID:xIcBEOnc
綺麗な湖畔だった
あぼーん
947 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/19(水) 12:42:56 ID:ggdGqGQ9
まだ生き残ってたのかこのスレ。 たまにはご期待に添えてやりますよ。>944 ところでまだこういう個人スレみたいなのって詩板にあるんでしょうか。 この板にはじめてきたのが5年前のちょうど今くらいだったっけな。 当時から過疎板だったことに変わりはないけど(てか今どうなのか知らんけど とにかくまぁ、コテハンの多いこと多いこと。なつかしっ! んでもってはじめてたてたスレのタイトル、うろ覚えだけど 「切なく儚く美しい、愛や恋を探してみませんか?」 50年後も生きてるとしてそんときに言われても間違いなく赤面するね。 まぁいい思い出ではあるけど。 というわけで特に理由も目的もないけど俺様がこのスレを埋めにかかります。 一ヶ月くらいかけて。
948 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/19(水) 13:41:45 ID:ggdGqGQ9
部屋の様子は何も変わらない 窓は閉め切っているしドアにも鍵がかかっている カーテンは半分開けられている ソファの向こうのイスに日が触っているので 午後4時くらいだろうと思う 部屋の様子は何も変わらない テレビを見る習慣がないので 画面はただただ自分を映し続けている タバコの煙が画面を外れて行く先を見ると白基調の天井がある その一部分だけが黄ばんでいるのは 自分がずっとここに座っているからだろうかと思う 部屋の様子は何も変わらない 外からなにやらけたたましい音がする 自転車のブレーキ音に似た あるいはゴムの悲鳴のような などと言葉を遊んでみる 結局なんの音かはわからずじまいだなと思う 部屋の様子は何も変わらない 画面に目を戻すと自分がいない あぁ、そうかテレビがついたのかと 尻の下あたりをまさぐるがリモコンがないので 立ち上がってみるもソファがなくなっているので はてさっきのあれはなんの音だったのかと思う 部屋の様子は何も変わらない
949 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/19(水) 13:46:36 ID:ggdGqGQ9
つか
>>940 ひどいなこれ。
原形とどめてねーじゃんおれ。
950 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :2006/07/19(水) 14:17:10 ID:qUVz0KtD
kanonさん、おひさしゅうございます。久々の、てか何年ぶりかの詩ですね。 kanon節は健在ですね。嬉しく思います。でわでわ、、心ゆくまで 埋め立てになって下さいませ。
951 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/19(水) 15:58:25 ID:ggdGqGQ9
言葉と文章と詩についての考察レベル1(海の空、海と空) 起承転結のしっかりしている文章は美しくある種の詩的観念に訴えかけてきます。 例えばわかりやすく最短でそれを表してみと 一例 海(起、全ての言葉は起となりうる) の(承、所有格の意識付け、所有と被所有の区別というよりは差別) 空(転、この場合は、一般的な所有先概念との矛盾という非論理の意識効果の利用) に(結、「海の空」の別意からの切り離し) 文章が詩になりうるその可能性というのは 全ての言葉が起となりうることがまずあげられます。 この全文「海の空に」を起とした場合 単純な掛け計算をしただけでも16倍の表現法を有し そして更にそれを起とするような無限倍数が有効なのですが それに対しての承転結の単純な文字数の変化だけでも更に多くの可能性を秘めています。 言葉の質や選び方という話題にはまだ一切触れていない段階ですでにここまでの可能性を秘めているのです。 次に、これを例えば「海と空に」とした場合 承部分の並列の接続詞である「と」が全文の起承転結を否定してしまいます。 更に「の」を使用した場合に発生する 一般的な所有先概念との矛盾によって得られる非論理の意識効果を得られなくなります。 この場合ではその意識効果が私達の詩的観念に訴えかけてくるので このたった4文字の中で詩的文章を目指すのであれば 「と」より「の」を選択をするのが正しいと言えます。 ただ、詩的観念に訴えかけてくる文章は それは既に詩なのではないかという問いに対しては今のところぼくにはまだわかりません。 詩が何か、ぼくにはわからないからです。
952 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/19(水) 16:01:53 ID:ggdGqGQ9
>950 確かに何年ぶりかに書いたですよ。 kanon節と言われましてもまぁ、自分ではわからんですけど。
断っておきますが 僕は想像通りに持ち上げられるほど軽くはありません もちろん反抗している訳ではありません
954 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/21(金) 19:11:26 ID:LUPbTLaE
「壁に」 月は 冷たい 太陽は 熱い 海は 空は それでも 裸で 命は 一度も 孤独に 逢うことなく 打ち 開かれた 壁の 向こうで 光る ように 永遠の 加速を 許さず その 優しさに ほころぶ 私を 壁の 向こう から 打ちつける
どうも今晩は、お久し振りです。と言っても覚えているか どうかはあれですけど・・。自分が昔ここで書いてたのはもう4年くらい 前だっけかな。スレの方、がんばって下さい。KANONさんと 同じくめっきり詩を書いてないんで、感覚が狂っちゃってるかも 知れませんが、まあ、ということで。
956 :
yuu ◆j1vYueMMw6 :2006/07/25(火) 01:51:37 ID:yRD/RYcq
「海の記憶」 ある日 男は漠然と海を見に行こうと思い立った それではいつ頃 どうやって出発しようか 一時の思案の後 男は海を観にいく自信を失った 海に行く前にこの仕事を片付けるべきだ この問題を解決してから この人との関係が悩ましいから どろどろとした 先の見えない沼地を歩むような感触に苛まれる 男は自分に問いかける 何故 海に行くなどということを思い立ったのか 海とは何の暗喩なのか もしかしたら いわば真青な海を 茫然と眺めたいという 幻想に支配されていたのではないか 男はだんだんと その理由を見失ってゆく そのうち瞳の中から 白波に照りつける太陽の日差しを失い 二つの耳から 砂浜に打ち寄せる穏やかな波音を失う 部屋の外に激しく振りしきる雨が 無声映画の様に流れる 男が思い浮かべていた海の光景とは いつの時代のものだったのだろうか 自信という言葉すら知らない 真白な時代に遺された記憶の跡を 男は考え込んでしまった この窓の外の雨空が遠く繋がっているところに 果して僕の海はあったのだろうか それはつまらない悩みだったのだろうか 海は百年でも待ってくれるというのに
957 :
名前はいらない :2006/07/25(火) 02:19:28 ID:zLRi9PHj
「白い嵐」 海は記憶する、 そのヨットの転覆を。 復元するために。 やがて来る、それを待つために。
不安いらない
959 :
kanon ◆/.0ztbXCV6 :2006/07/26(水) 14:31:09 ID:PTvLWeP1
高校卒業してもう2年半もたつのにほんといつまで経っても 高校球児は先輩にしか見えない。高1でも先輩にしか見えない。 他のスポーツでは絶対そんなふうには見えないんだがなぁ。 ふしぎー。
960 :
ぐるぢい人だずげでだずげないでいいよ(うましか) :2006/08/27(日) 13:13:05 ID:PfdOpnJX
「高校球児なんて絶対嫌」 高校球児なんて絶対嫌 高校球児なんて絶対嫌 高校球児なんて絶対嫌 どっかーん どっかーん どっかーんと 破滅するまで 突き進むのだ
わかっちゃいるけどやめられない 冗談半分興味半分 あ〜あ〜やんなっちゃつた あ〜あ〜驚いた
あんた古いね961
古い工場が立ち並ぶ町 私はそこを寝倉にした 古い町には決まって野良犬が多く私のバックの中をあさったものだ トラックが出入りする建物に入ると 目をぎらつかせた黒人が近寄ってきた 私はすかさず一人を倒してその場を離れた しかし財布を落としてきたのでまた行かなければならない 大きな道路に面したところにコンビ二があった 主婦と老人と学生が働いていた 私は初めてつけで物を買った どこにいても眠気はやってくる すいまとは不思議なものだ どんな状態でも何がなんでもよい気分になってくる たとえば冬が近付いてきていて戦争が始まろうとしている これといって不足のない部屋に私はいる
964 :
名前はいらない :2006/11/07(火) 03:20:28 ID:hlrMd+fS
はははじゃねえええええええええええええええええええええええええええええええ えええええええええええええええええええええええええええええええ ええええええええええええええええええええええええええええええええええ えええええええええええええええええええええ えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!じねえええええええええええええええええええ えええええええええええええええええええええええええええええええええ ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ えええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!
965 :
名前はいらない :2006/11/07(火) 03:46:06 ID:hlrMd+fS
ははじゃなうぇpがwねぱおうぇいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい^^
966 :
名前はいらない :2006/12/22(金) 16:55:25 ID:6adCtxbL
眠くなったので寝ます
うごめく鉄の箱のなか或る女が下呂を撒き散らしている 知らない誰かを罵っている からっぽの中身 無意味な挑発 哀れの極致 何がこうも人を貶るものか 催す臭気は連れ下呂招き 私もここで嘔吐する こうして連なっているんだ 人の病は
あんまり抽象的過ぎないやつが読みたいです。
葬送 soso sawsaw わたし あなた じかん 深み 皺 襞(ライプニッツ) 生成 成長(儚さ) あおい あわい 理 (ことわり) bye
test
972 :
mao :2008/05/14(水) 16:13:01 ID:u9CTY8fO
te
ふかぶち!
974 :
名前はいらない :2008/07/01(火) 20:23:57 ID:SDDtN49/
>これでほんとに人間と会話できるの? >サルと単語カードでも交換してるの? 犬山で鍛えたぱんたろうラップ(自称)www
風の強い日にカーテンは物騒 頭の左側がキンキン痛むと俺は言う 偏頭痛ですねと医者は言う 医者にどういった具合ですかときかれて上手く伝わらない時 日本国のパスポートを持つべきは俺かその医者か 右側から左腕で胸倉を捕まれたら勢いの良い喧嘩が始まるだろう 右腕で掴んでくるやつは本気じゃない 「上海はすごいよね、発展がもう、こう」 こう、どうやねんと思いながら既に10回は繰り返したであろう会話をする というより作業をする 「僕もね、上海行ったことあるんだけどすごいよね、あそこは」 「高度経済成長期の日本みたいなもんですからね」 「今に東京は追い抜かれるよ、上海に」 「そうですね」 「まるでね、高度経済成長期の頃の日本を見てるようだよ」 「・・・そうなんですか」 患者と前回どんな会話をしたかなんていちいち覚えてられないだろう 俺もなにも覚えていなかったかのようにうなずいたり 微笑んだりする 「・・・よね日本は。・・・じゃ、とりあえず前回と同じ薬出しておきますね」 「はい、ありがとうございます」 高度経済成長片頭痛がとりあえずのカルテをとりあえず書いている間しばらく窓の外の雲を見る 左側でカーテンが揺れている
今度の祝日いよいよ新装開店することになった青山通りの喧騒を一歩小道に抜けた公 園向かいのデザイナーズレストランはシンプルなモダンの中にもどこか懐かしい昭和 の香りを感じさせる大人の隠れ家的雰囲気を湛え、フランスで長年修業を積んだシェ フの腕から生み出される数々の逸品はまさに芸術と呼ぶのにふさわしいと語る彼を知 る友人(32歳、ショットバー経営)は今働く現代女性のための癒しの空間を演出する サロンとカフェを融合したまったく新しいスタイルの開発に着手しておりシェフのフ ランス時代のスイーツ職人である友人にも企画打診しているらしいとメールで送って きた彼の弟のモトカノの後輩のOL(26歳、商社勤務)は最近自分でも知らなかった 新しい自分を探すためにインドへ旅に行った帰りの成田空港で溜まった旅の疲れと老 廃物をデトックスするために早速アロマサウナに行ったらしいとお笑い種にしている 彼女の友人(27歳、看護婦)は不規則な生活で掃除もろくにする時間がなく通販で見 つけた掃除用品を片っ端から買い漁っており完全な買い物依存症だと診断をくだした 女性精神科医(34歳、クリニック経営)の最近の一番の悩みは廻りの男たちのレベル が低すぎてなかなか自分に見合う結婚相手が見つからないと女性誌にコメントを載せ ているのを見つけたスタッフ(21歳、クリニック勤務)は影響されたのか三高三低+ αで外車が男として見れる最低条件ねというのが最近の口癖で大変疎ましいと嘆く高 校時代の親友(21歳、専門学生)は3年ほど前から自殺サイトに入り浸っており情緒 不安定な時期がいまでも続いているらしいという情報を手に入れたバイト仲間(21歳 大学生)が生きるも死ぬも人の勝手じゃんと同意を求めてきたので俺は本当にその通 りだと思いながらそいつを殴った。
端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 球は鋭い 端っこに気をつけろ 言葉は鋭い
前を向きながらときどき 後ろを見ているような気分で そこに一つの具体性も見出せない 雨が夜を整えるように 風邪が長引くように 反復する作業は思念を持たない 医療は常に人体を求める 目の前の男をボコボコにするイメージ アニメを見ていた子供を旧型の電信柱の支線にくくりつけて 少しずつ肉に食い込むそれを 眺めながらの 雨が降り続いている 水嵩は増すばかりのようだ 雨は夜を整え すべての記憶は再び記憶されるためだけに存在する 腸よりも胃よりも上に 心臓よりも口よりも脳よりも上に子宮は存在を認められる 天地無用であるのはその意味と 用を足す目の前の男だけ 根は土を突き破って雨を飲む モザンビークはすでに先月から黒人も白人も一切いない 猿たちもとうに野生ではない 太陽は雨を降らせるばかり 木は成長を続ける 肉を湛え 血を滾らせ 記憶の枝をめぐらせている 前を向きながらときどき 後ろを見ているような気分で
何も言うことがないんだよ ということを 誰かに伝えたくなるのは 何故だろう こんなにも話して 何一つ 言えないのは
980 :
kanonつーかゆーいちだよ :2008/07/09(水) 15:14:05 ID:4XfIKxdR
ラストage。今までこのスレに書き込んでくれた人、ありがとう。
いつか1000まで行くなら>>981-
>>1000 に書き込む人、ありがとう。
ばいばい。
981 :
名前はいらない :2008/07/09(水) 19:28:58 ID:Yp+mweCO
え、kanonさんいなくなっちゃうんですか? すごく寂しいです。 詩板にくる楽しみがまた一つ減ると同時に貴重な詩人がいなくなると思うと やりきれません。 でも 本当におつかれさまでした。
982 :
名前はいらない :2008/07/09(水) 19:54:50 ID:enAYWSSV
983 :
名前はいらない :
2008/07/10(木) 00:00:34 ID:JzKuLxVM お前の深淵に触れることが出来るようになった