めぐる季節をおくる言葉たち

このエントリーをはてなブックマークに追加
1微熱くん
花は咲くもの
そして散るもの

やがて実をつけ
また芽生え

風が吹き
風が凪ぎ
そして季節はめぐる

言葉も誰かに
とどいて

ねがわくば
めぐり会って
欲しいと

詩人はぽつりと
言葉をつむぐ
2moon:02/04/01 06:16 ID:u3CrJetA
1 微熱君様

優しくて素敵な詩ですね。
色々ありますが、頑張って沢山言葉を綴ってください
沢山言葉を紡いでください。
3名前はいらない:02/04/01 08:18 ID:???
やっぱ、スレ立てるなら朝だねぇ。
「朝立ち」たぁ、よく言ったもんダ。
4うたた寝死人:02/04/01 08:20 ID:XZBIRWUV
初めまして微熱くん様。ここは・・・他の人間が書きこんでもよろしいのでしょうか?
1に似た季節の詩がここに1つあるのですが。
ご挨拶したいです。・・・ではまた夜にでも(?)。
5名前はいらない:02/04/01 08:22 ID:???
>>3
最強詩人?
6名前はいらない:02/04/01 09:43 ID:???
>>3
おまえは 心身の発育が不全である!


7名前はいらない:02/04/01 09:46 ID:???
>>3 幼稚だ

8微熱くん:02/04/01 10:32 ID:s4sqpdFZ
>>2 moonさん
はじめまして。
色々ありますが、書きましょう。
花だって咲いているだけが、その命ではないですし。
雪も雨も風も超えて在るからこそ美しいのかもしれませんし。
綴りましょう、紡ぎましょう。

まずはそこからはじめましょう。

>>4 うたた寝死人 さん
初めまして。
どうぞ遠慮なく書いて下さい。それなりに感想も書く…と思います。
また夜に誘われてくださいませ。
9moon:02/04/02 01:28 ID:NtHAXu/8
ゆっくりと過ぎていった
子供時代の四季(きせつ)たち
鮮やかで
同じだけ朧気で
掴めそうで掴めない
そんなものばかりで
それでも
何もかもがこの手にあると
信じていた
体一杯に憧れを抱いて
生きていた
子供時代の四季(きせつ)たち
10名前はいらない:02/04/02 01:32 ID:+ZWwiDOr
「愛」があると信じて
君への優しい心を
そんな「愛」と思った
夢見がちな心
 
その甘い感情が
自分のためのものだと
ようやく気がついた
ひとりきりの心
 
夢を見たそのあとに
何が残るのだろうか
元々この世界に
意味はあるのだろうか
 
何が起こるだろうか
自分を取り巻く物よ
僕に教えておくれ
夢はあるのだろうか
 
鳥は飛ぶのだろうか
遠くあの空へ
また夢が生まれたら
ひとりきりの歌を・・・・・・・
11moon:02/04/02 01:33 ID:NtHAXu/8
1 微熱くん様
 すいません、2のとこ「くん」が漢字になってました(汗

 子供時代って、季節感がとても鮮やかで今とはものの見方もまったく違っていて・・・
 微熱くん様の詩を読んでいるうちに、そういう気持ちを綴ってみたくなりました。
 ただ、そこで終わってる感じになってしまったかなと・・・ちょっと反省です。

4 うたた寝死人様
 読みたい・・・微熱くん様のお許しも出たことですし、是非載せてください。
 楽しみです・・・(*^-^)ニコ
12名前はいらない:02/04/02 01:34 ID:+ZWwiDOr
君は死ぬのだろうか
いつか死ぬのだろうか
そしてその時君は
何を思うのだろうか
 
花は散るのだろうか
いつか散るのだろうか
そしてまた似たような
花が咲くのだろうか
 
僕は居るのだろうか
本当に ここに
また夢が生まれたら
ひとりきりの歌を・・・・・・
13名前はいらない:02/04/02 01:36 ID:+ZWwiDOr
心に冬があるなら
いまがそうなのだろうか
だけどあなたはいう
また夢が生まれると
 
夢はあるのだろうか
夢はあるのだろうか
夢はあるのだろうか
ひとりきりの歌・・・・・・・
1410,12.13:02/04/02 01:38 ID:+ZWwiDOr
お目汚しすみませんでした。
 
>>1を見てたら、ふと昔作った詩を思い出し、
つい書き込みしてしまいました。
ずいぶん昔に作った詩です。
若かったなぁ。。。
15名前はいらない:02/04/02 01:39 ID:???
相変わらず
     つまらないな
         こういうの        
             ねえ
              うたたさん
16うたた寝死人:02/04/02 01:52 ID:???
>>15 名前はいらない下線付き紫(笑)様
?おお、私の名が(?)
ねえって・・・(笑)。どうとらえて良いのやら。
ええと、39分ですか。まだいらっしゃるでしょうかねえ。
すみません、他スレに書き込んでからまた来て、全部最初から読ませていただきます
   (立ち寄っただけ)←すみません。あ、あとで・・・。必ず。
17カルマ:02/04/02 02:01 ID:???
「君思う春」

君の姿は
淡い桜の花びらにも似て
僕は
ただ君の面影を求めて
桜の下に立つ

既に萌える緑が目立ち始めた桜は
夏の力強さを見せ始め
それでも
柔らかで優しい花びらは
僕を包み込む

君がいない春に
僕はただ立ち尽くすことしかできない

どうか神さま
花のように柔らかな彼女の微笑を
もう一度だけ僕の手に還してください
18うたた寝死人:02/04/02 02:21 ID:???
中座いたしまして申し訳ありませんでした。
今やっと。状況を把握?したつもりになっているところです。ふー。

>>15 名前はいらない下線付き紫(笑)様。(←先程は。付け忘れたようで・・・)
鈍い上に勘違い野郎なので違っているかもしれませんが(自信無)・・・
 もしや>>10>>12>>13>>14を私の詩だと思っていらっしゃいますか??
4行ずつのところや・・・を使うところ、口調や微妙にフケているところなど、共通点は多いですが(感・親近感)。
私ではありませんよ。
 見分けるポイントは・・・人を気遣っていらっしゃるところ、ですかね。
私ならば長いまま打ち込むと云う他人を省みない暴挙に走りますから(反省)。
意味不明な言葉を使うとか。

私がつまらないのはいつもの事ですが、10,12,13,14は違う方のものなので、
「あ、別の人なんだな。」と、先入観を持たずに見て下さい。そうしたらつまらなくなくなるかと(笑)。

元はと云えば名無しで書きこんだことのある私が悪いのですが。
しかしもう全部わかる形になっているはずです(別スレの1詩とひたすら謝って出て行く物位では)。
ああ、また雑談で申し訳無い。特に微熱くん様、スレ汚し御赦し下さい。
1915じゃないけど:02/04/02 02:27 ID:???
>>18
気にすんなよ。あんたはオモロイよ。
20うたた寝死人:02/04/02 02:40 ID:gLiKT6Ou
困った・・・皆さん本当に季節柄葉桜ですね。か、かなりパクリっぽい(←mixi様等前科あり・汗)。
早く書いてしまえば良かった・・・。しかしまんま書きこませていただきます。
   「葉桜」

満開 咲誇る桜よりも
君には散り始めの 桜が似合う
枝の先端 芽吹く緑
そんな清々しさが良く似合う

新しい生活に思いを馳せ
天に向けて身しならせる
内に秘めた力 昇華させて
伸び行く枝々(しし)は
いつか太陽へ届く

惜しげも無く剥がれゆく誉
さらなる大花を咲かせる日の為
幸せいっぱいほころばせる顔
桜吹雪が降りしきる

薄めの青空を背景にして
君には散り始めの 桜が似合う
成長の片鱗を 夏への期待を
そんな清々しさが良く似合う

   >>8 微熱くん様。  >>11 moon様。
     お待たせした上へっぽこで申し訳無いこと限り無しです(涙)。
     ごめんなさい、ごめんなさい・・・ああ、わたしはつくしになって食われたい・・・。
   >>15 名前はいらない下線付き紫(笑)様。
     最初から気になっていました。文字のたゆたいぶり、ひらがなっぷり、格好良いですね(←漢字莫迦)・・・。
   >>19 15じゃないけど様。
     痛・・・。嬉しいです。木に登って踊る程。
     しかし貴方のこの言葉の後にこのへっぽこは・・・(悲)。あああ・・・(痛)。
21OUTLET:02/04/02 05:16 ID:???
>>20
厳密には「散り始めの桜」と「葉桜」とはちがうのでは?
それにしても「君には散り始めの 桜が似合う」とは、
大胆な発想だ。
わたしがもし「君」だったら、この詩の真意を計りかねて、
かなり悩むかもしれない。
22moon:02/04/02 05:51 ID:NtHAXu/8
20 うたた寝死人様
 あたしは 凄く好きです。
 やはり、季節を時々に言葉にして綴るというのは、自分を冷静に見ることが出来て、自分の言葉を冷静に推敲する事ができて、いいなと思います。
 そして、色々な方達の季節の感じ方、とらえ方を、とても愛しいと思います。
 百人いれば百様の四季のとらえ方があって、とても、楽しいですし、勉強にもなります。
 そういうことも含めて20の詩はとても好きです。
23微熱くん:02/04/02 08:12 ID:ueFjjxyZ
にぎわってますね。驚きです。

>>11
>「くん」が漢字になってました(汗
ははは(笑) あと、様はつけなくていいですよ。
>そこで終わってる感じになってしまったかなと・・・
追々書きますが、まずその問題点に気付いた部分がスタートラインですね。

>>20-21
ははは。感想はOUTLETさんが書いてますね。
散り際の桜と葉桜は別物ですね。
葉桜はそれこそ真緑です。
季節が夏に向かうにつれ、力強い緑に変わっていく、
その前の浅葱よりやや深い緑色の頃ですね。
24うたた寝死人:02/04/02 13:38 ID:???
おはようございます(←早くなど無いが・・・)。
ああ、つっ込まれている(笑)。
しかし一寸・・・いくらなんでも「散り桜」とか「終わりの桜」なんてタイトルは。
・・・つけづらいなあと(笑)。
>わたしがもし「君」だったら、この詩の真意を計りかねて、
かなり悩むかもしれない。
>>21のOUTLET様が仰る様に(←先日まで「煽る」と勘違いして一人悩んでいた・・・)
結構相手にとってはきわどい代物ですので、思い切って題名だけでも清々しく(笑)。嘘をついて。

葉桜そのものはあまり好きではないのです。緑が強すぎる・・・。
しかしその名は好きなのです。何故か桜餅を連想するから。   皆様、ご批評ありがとうございました(感涙)。
25moon:02/04/03 01:12 ID:76E3LFgh
「葉桜」を詠った君へ

薄緑色に咲く
優しい桜がある
何処にあるのか
誰が見たのか
それでも確かにあると
北国でそんな話は聞かない
けれど
薄緑色に咲く
その優しい桜の色を
きっと君は好きかもしれない
優しい優しい
白と見まがうほどの
薄緑だというから・・・
君がいつか
そんな桜を
見ることができますように
あたしもいつか
その桜を見てみたいと
密かに願っている


うたた寝死人様
 あはは(汗)・・・昨日「葉桜」を読ませていただいて、このことを思い出したのですが、なかなか言葉を出し切れなくて今日になってしまいました。
 自分のHPにも載せちゃうとは思いますが、うたた寝死人様に捧げます。あ、でも他意はないです。mixi様をさしおいて、そんな・・・ってそういう仲じゃないって言われてしまいそうです(汗

微熱くん
 お言葉に甘えて・・・普通に呼ばせて頂きますペコリ(o_ _)o))
 さて、今度はどうでしょう・・・
 時々、思うのですが、ここに詩を載せる人たち、どのくらい、全開で自分の力だして書いているのでしょう?
 パクリとか、そういう不安があって(そんな立派な詩はあたし、書いていませんが)、こんなこと、気にしてるのはあたしだけかなと。。。
 出来るだけ推敲して出すよう、心がけてはいるのですが、普段書くものより一枚多くオブラートにくるんでいるというのも否定できない事実です。
 やっぱり、こんなこと、考えてるの、あたしだけでしょうか・・・(汗
26うたた寝死人:02/04/03 01:20 ID:???
>>25 moon様。
何〜〜〜〜〜!?
何だか・・・何ていうんだろう・・・・・・・うーんと、き、恐縮です(←常套句となりつつある)。
やっぱり優しい詩ですね・・・(羨)。いいですねえ、こういうにじみでるのが書ける方は。
自分より相手を想っている感じが。素晴らしい(泣)。
そういう心の広く深い人間になりたかった・・・(涙)。

しかもこれが本気でないとは。恐るべし・・・(←いつも全力?投球)。

         ・・・誤解を受けるような発言(笑)は止めてください。無実だー!
27moon:02/04/03 01:32 ID:76E3LFgh
26 うたた寝死人様
 すいません。やっぱり、困らせてしまいました。ごめんなさい、ごめんなさい(汗
 優しいふり・・・かも(汗
 うたた寝死人様のを読んでいつも思うのは「痛み」を知ってる方だなと……
 全力投球ではあるんです。いかに客観的になるかって部分で(汗
 たとえ、誰かに真似されても(ってだから、そんな大したものじゃないんですけど<泣)気持ちが痛まないですむように・・・
 ・・・難しいですね(汗
 誤解・・・なんですか?・・・ちなみに、どの辺が?(笑)
 すいません。忘れてください、ちょっと、調子にのってるくさい・・・(汗
 これに懲りず、是非良い詩友でいてください(哀願)
 ではでは・・・
28うたた寝死人:02/04/04 21:57 ID:4XEWni+C
   「小さな心配」

土偶と朝鮮人参が流れてく 青空
菜の花 咲いているだけの 冬色の庭
中央に 鈴なりの金色果実
夏みかん
夏みかん!
風の強い日
29微熱くん:02/04/06 03:16 ID:2Kc/nHan
ぎゅっとかみしめた
くちびるに
こらえたなみだの
あとがにじむ

ぎゅっとにぎった
てのひらとてのひらのあいだに
にぎりしめたものは
なあに?

どんな思いで
どんな力で
にぎりしめた

どんな裏切りや
どんな諦め
どんな悲しみや
どんな絶望を

ほら
いま

うでをおおきく
ふりかぶって

まっさおな
宇宙に

ほうりなげて
しまったの?
30御伽:02/04/06 03:39 ID:???

"何よりも大切な花を差し伸べた貴方へ"

残された時間はまだあると信じていたけれど
どうせ苦しむのなら僕の意味も理由も
ただよう雲に眺め逃げゆけばいい
振り返るこの声はつぼみのまま恋がたみ
1つの季節だけがそこへ連れて行ってくれる
僕は逝き急ぐから
今は瞳閉じてこの香り感じていたい
もしも枯れて行くこの戻れない時だけでも
貴方が愛を注ぐ花になれたなら・・・
この身体を浮かべてきれいな雨になれば
貴方に忘れてきた優しさも連れて行けるね

季節はめぐりまた出逢えたね・・・
31おれの言葉じゃないけど:02/04/06 03:40 ID:RLnb1p7U
 
 何にもない机の引き出しを開けてみる
 
この詩、すげぇよくない?季語はないけど卒業っぽいから春だな。
32moon ◆RUNAgSnE :02/04/06 04:27 ID:???
青空が優しくて
吸い込まれてしまいそうで
切ないと呟いて
呟きを持て余して
優しい青空に
放り投げてしまう
罪深いそんなあたしでも
受け止めて
包み込む
蒼い 蒼い 空の色
33名前はいらない:02/04/06 22:13 ID:???
age
34うたた寝死人:02/04/09 04:34 ID:2B4mfSdL
おひさしぶりです。ageておきますね。
   「散った桜と」

花の季節も終わった みすぼらしい桜木
八方を指す紅い線 花の残骸が 有終の美を汚す

めしべの中で伸びる花粉管 そこに宿る魂
たぎる生への欲求と 止めどない増殖感じ 

幹に手を当てる
触角で道を探してた蟻が 驚いて逃げた

咲かせた満開の花 その日の為に
君が生きてたわけじゃないこと 解ってる
君はこれから一斉に 葉広げるだろう
緑の球を沢山含んだ 苦い葉伸ばすだろう

光食らい水を吸い上げ呼吸しながら
大事な子達 ならすのだろう

君全体を埋め尽す 桜緑
梢の先端 鈴なりにゆれる命

費やされる膨大な 莫大なエネルギー

小さい私は気圧されつつも「わけてあげようか」
小さいながらに蓋ひねる  栄養ドリンク


31>>おれの言葉じゃないけど様。
 私はその詩に特に何も感じる事ができませんでした。きっとツボが違うのです。ごめんなさい。
 でもその詩に心動かされ、「見てくれ!」とここに書き込んでいるあなたに感動しました。
 31を見る度、何だかとても嬉しくなります。あ・・・関係ないでしょうけどね。すみません。
35moon ◆RUNAgSnE :02/04/09 04:42 ID:???
散りゆく
花びらを追って
伸ばした
小さな手のひらは
本当は
花びらを掴むことを
望んではいない

春風と共にかけゆく
子供たち……

36yuki ◆DIe/YuKI :02/04/09 22:34 ID:r0g4fVYg

しょっぱいあじは 
きおくをうしなう

きみのなみだを 
すすってあげよう

まっかなたいよう 
まいごのこいぬ

きみとぼくと 
ひとつにまじわる

ぐっとにぎりしめた
そのてをひらいて

いつもとおなじ
じゃんけんぽん


37悪夢(アクム):02/04/09 23:00 ID:TAAxSPtP
白い白い雪の世界
そっと吐息を漏らした
寒さで吐息が凍って消えた

音もない風もない雪の世界
温かい涙落とし
頬に届く前に静に凍った

やがて春が訪れて
凍った涙を溶かして落とす
季節の変化 心の変化

季節が巡り 気持ちが巡り
ゆらりゆらりと浮かんで消えた
38名前はいらない:02/04/10 03:56 ID:h5VYAb3n

春の終りに

窓ガラスを開けると
はっきりとわかる
湿った風があって

けれども
そこには何の気配もなく
今、まさに春は終わろうとしている

春の終りに見た灰色の風景
春の終りにすれ違ったひと
春の終りのひび割れたくちびる

今、まさに春は終わろうとしている
春の終りの哀しさは
乾いた口笛の音

春の終りの寂しさは
淀んだ川の橋の上

そこには何の感傷もなく

そして静かに
春の終りに
39名前はいらない:02/04/10 04:06 ID:h5VYAb3n

あいまいな夜
 
熱くもなく冷たくもなく
ぬらりとした風の吹く夜
ぬらりとした風の吹く夜
曖昧な関係の二人は
曖昧な話をしながら
曖昧な夜を過している
 
だって
 
先の事はわからない
先の事はわからない
先の事はわからないから
 
曖昧な関係の二人は
曖昧な二人の未来について考え
曖昧な夜を過している
40#:02/04/10 04:08 ID:h5VYAb3n

詩はいつもそこで

あなたの心の四丁目あたりに
詩というものを解する場所があって

初めて見たその言葉を
あなたはそこでおぼえ

初めて聞いたその声を
あなたはそこでたしかめ

初めて触れたその手触りを
あなたはそこで思いだす

------

詩はいつもそこで
  
ただ黙ってぼんやり座って
あなたを見ている
41名前はいらない:02/04/10 23:45 ID:???
海を見てきたねずみが

わたしにいったの

広さってどんなものか

だけど・・・たわ言でしょ・・・

「ひろいひろい海、ちっぽけな自分」

みせびらかしのつまんなさに
ああ・・・腹が立つ

あなたがちっぽけだからって

押し付けることないじゃない

あたしがぼんやりと

頭をかかえる・・・ないしょ
42名前はいらない:02/04/11 14:17 ID:???
「ネズミ詩人」

ナイフを背負ったネズミが
ちょろちょろはいずりまわる

刺す力などないくせに
刃物の光だけで脅すつもりか

ペンを背負ったネズミが
ちょろちょろと書きまくる

ろくなもんじゃない詩で
なにを納得させるつもりか

ナイフとペンをもちかえもちかえ
腐った目のネズミが

羊のような愚者を相手に
声高に叫んでいる

「利口になれ」

ネズミは所詮
ネズミでしかない事にさえ気付けず

上から見下ろされて
大きな足が降りてくることさえ気付かず

今日も嘘と法螺を吹く
4341:02/04/11 18:27 ID:???
>>42
あの…何か気に障りました?
一生懸命書いたんだけどな
44名前はいらない:02/04/11 20:53 ID:???
>>43
微熱ってネット詩のテロリストだから
微熱を叩く詩ではないかと思われ
45名前はいらない:02/04/18 07:15 ID:???
突風に
散り急ぐ桜の


それは
悲嘆か
喝采か
喜びか

桜のみが知る
46名前はいらない:02/04/26 03:37 ID:???
age
47名前はいらない:02/04/26 03:43 ID:???
疲れんなよ・・!
48名前は:02/04/26 03:58 ID:???
ごめんなちゃい
49名前はいらない:02/05/30 16:14 ID:???
保守sage
50名前はいらない:02/05/31 14:36 ID:???
>微熱君へ
君の詩をもっと読みたいのに・・・
子供相手に遊んでないで、書いてよ。
つまんない。マジレスだから・・・。
じゃあ、またのぞくね。
51名前はいらない:02/06/05 03:24 ID:???
最近、活動してるみたいなので、ageてみる
君の詩が数多く載ることを期待して・・・
52微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/05 03:27 ID:???
>>50-51
ぼちぼちやってますんで、前の〜スレでも見て下さい。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1018599501/l50
5350-51:02/06/05 03:32 ID:???

ここはもう、放置?だったら余計なことしたかなあ
頑張って!!
54微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/05 03:47 ID:???
>>53
いやいや。立てた以上はそれなりに続けます。
でも、個人スレって禁止の方向に向かってるんじゃなかったでしたっけ。
5550-51:02/06/05 04:04 ID:???

2chルールと、ローカルルールに則ったものなら大丈夫だと思う。
詩板だから、「詩」は当然のものとして、あとは一部コテハンだけの排他的
な利用をしないなら問題ないと思うよ。
そこら辺は、ほら、ボクみたいな名無しがカキコしてる以上、クリアだし。
スレタイ通りの詩が沢山のれば、オッケーじゃないかな?
56微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:56 ID:OntPw26N
何もかも見届けた月は
最後の角を潰しながら
水平に消えていく

今夜は月のない夜だ

噂話は盛り場をめぐり
安宿では嘘のバーゲン・セール

人はただ欲望に
従う獣へと雪崩れていく

どれほどの涙や
どれほどの血が
流れたか知らないが

夜はそれでも朝へ向かう

何もかも吐き出した人々は
最後の毒を吐きながら
夜明けに微睡んでいく


今日は朝から
月が見える

また、なにかを
見届けるための月が

夜を迎える前の
嘘や涙を救うために

月が昇っている
57微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:56 ID:OntPw26N
空のサクマ式ドロップの
缶を振ってみた

空だったはずなのに
からからと
歌い出す

からからからから
しばらく振っていた

思い出していた

このドロップの持ち主は
ハッカが嫌いだったことと
やけに歌が巧かったこと

からから響く、
歌のような音が
広くなった部屋に
響いて

まだこのドロップ
大丈夫なのかなあとか

思ったりした


空だったはずなのに
まだ残っているんだなとか

思ったりもした
58微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:57 ID:OntPw26N
俺がアカンのん
知ってて出すか

そら、お前は
関東人やろうけどな

カラダにいいのよ、って
毎朝、俺の分も
出してた納豆

俺の分は
次の日のオマエの分
やったってこと

冷蔵庫あけた
今、はじめて知った

ラップして
浅葱ちらした納豆

オマエがおらへんようになって
はじめて食うてみた

そないに
まずうないやん

明日からなら
毎朝、食えるかもしれへんけど

もう、遅いんやな

もう、遅いんかな
59微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:57 ID:OntPw26N
♪次の雷がなる前に

そんな歌詞の曲を
何気なくくちずさんだ夕立ち


あの年はニュースで流れるくらい
夕立ちの雨がひどくて

いつもの年ならこんなに
ひどくはないんだけど

ってこの街に来たばかりの君に
説明したっけ


♪ぼくの想いを全部いうよ

君がつづけて歌って
クルマはまるで川のような
第一京浜を超えていった


今年もまた
雷雨の夕立ちがきて

もう、君は
こんな気候にも馴れたかなと
思い返して

何の想いも話さず終わった
夕立のような日々を

少し
悔やんだ
60微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:59 ID:OntPw26N
触れたぬくもり以上に
何が必要なのだろうと、思った

あの日

いま、こんなに
ぼくがまるで狂ったように

叫びつづけているのは

なくしたぬくもりを
とりもどしたいから


もう、すべてが遅いと
わかっていても


いま、こんなに

叫びつづけているのは
61微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 01:59 ID:OntPw26N
手を振った

なんども
なんども


きみの手を
なんども
握っていた
ぼくの
手を振った


なんども
なんども

手を振った
62名前はいらない:02/06/14 02:14 ID:O3WO3/x7
>>61
イイ詩だけど5行目のなんどもはいらないね、微熱くんはもっと推敲するべし、だね
でも好きな空気だし頑張って!
63つなぎ:02/06/14 02:19 ID:???

つぎの雷が鳴る前に
数を数えたあの頃は
まだ君を好きになるなんて
思わなかった

好きな曲です。
64微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 02:29 ID:???
煽られると思いきや。

>>62
うーん。いや、要る。推敲したよー。これは。
でも、よく、推敲するなとも言われるという罠。
結局は自分で落とし所みつけるしかないんだけどね。
ソリティアみたいに、どこかで1つ間違えただけで台無しになるけどね。

>>63
ええ曲ですな。その連ちゅうか、くだりはいいですね。
65名前はいらない:02/06/14 02:50 ID:???
>>58
関西弁と納豆が好きで恋愛詩が苦手の私は静岡県人ですがね、
(これだけ書けば私が誰かはわかるでしょ)
けっこうこの詩すきです。ものごとには例外があるのだ(藁
66微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 02:54 ID:???
>>65
あああ。なんでこんなところに。
これゆーとあれですけど、あれのそれ、おめでとうございますー。
大成功して、後進に高速道路並みの轍を、ぜひ。
67名前はいらない:02/06/14 09:25 ID:???
>>62 のあとに何で微熱はIDを隠してんの?
>>62 の前まではID出してたのに(爆笑
68ホントだね!:02/06/14 09:32 ID:FWpJQtxN
>>67
自画自賛の自作自演なんだろ!
いか微熱がいつもやるのことだ!>>62

>>64 では笑わせていただきました♪
69微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 09:35 ID:???
70名前はいらない:02/06/14 09:38 ID:/PriA6Vp
>>62自作自演はウザィナー、いか微熱。
71名前はいらない:02/06/14 09:42 ID:???
>>69 図星だったな!いか微熱さんよ!
自分で書いたものを自分で誉め上げてどうするの(ぷぷ

72名前はいらない:02/06/14 09:43 ID:8LnpBsf5
詩板の秘宝、いかいか玩具・・・。
73名前はいらない:02/06/14 09:52 ID:FWpJQtxN
>>69 いかいか微熱へ
そういう反応をするから自演がバレルんだよ!アタマ使えよ!
でもしかし>>62>>64の自作自演には笑わせてもらいました♪

74名前はいらない:02/06/14 10:17 ID:???
>>56

「月の水」

月の水 飲めば綺麗になると
黒猫が囁いた
恐いのはあなたの純粋さ
もがくほど溺れそうで

さあ おいで 
静かな腕が呼んでる
私に資格はあるの?

ビー玉のような嘘 並べてる
蓋をして 整えて 忘れてく
そうしなければ 私では いられない

月の水 飲めば綺麗になると
黒猫が囁いた
痛いほど 喉の奥を焦がす あなたへと 溶けるまで
あと少し 待っていて
そのままで 待っていて
 
75微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/14 11:43 ID:???
地震である。
76微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/18 23:34 ID:XA2Iz57m
高く飛べ
ああ、お前は高く飛べ

与えられた
翼で、空を飛べ

遠くへ遠くへ
ああ、お前は遠く飛べ

みずからの
力で、空を飛べ

季節を越え
夜に微睡み
月を仰ぎ
星に未来の

夢を飛べ
ああ、お前は夢を飛べ

縛られた
この、詩人の焦がれを

抱いて飛べ
ああ、お前はどこまでも

どこまでも
高く遠く飛べ
77名前はいらない:02/06/19 23:55 ID:???
「トランス」

夏の夕暮れは
ベランダでトランス
糸が切れるように

私を覆っている肉体を
サナギみたいに脱ぎ捨てて
ぶどう色の空に
流れていきたいな
78微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/21 23:54 ID:ldczItlW
自スレがダメって事はこのスレもダメって事か・・・。

イヤな世の中になったねぇ。
79微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/22 12:20 ID:rfW7kqgh
http://jbbs.shitaraba.com/movie/1108/ 詩人のくずかご

とりあえず、避難用につくったJBBSです。
微熱くん粘着の為のネタがいっぱい!

さあ、急いでアクセスだ!
80sou:02/06/22 14:20 ID:SBDLCXC+
狂いなく繰り返す季節の中で
僕は何を思い生きてきたのだろう
忙しい毎日の中で自分を見失っていた?
自分の事は全部わかっていた?
わからない。
でも、小さな花が咲いた季節に
その花を見て僕は微笑んだんだ。
心から。
本当に、心の奥底から。

81微熱くん ◆/504x/.Q :02/06/23 17:03 ID:???
「respect myself」

死にたくなければ
生き方も考えるだろう

生きたくなければ
死に方も考えるだろう

どちらも
それほど変わりはなく

死なないことは
わりと簡単で
生きていればいい

生きることは
わりと簡単で
死ななければいい

選ぶことは
わりと簡単で
悩まなければいい

助けてほしければ
わりと簡単に
たすけてくれと
叫べばいい
82783:02/06/25 16:37 ID:???
移動
83783:02/06/25 16:39 ID:???
自作自演のヤシが何言ってやがる!!
84名前はいらない:02/06/25 16:39 ID:???
雑談とか自己弁護は http://jbbs.shitaraba.com/movie/1108/ でどうぞ。
85名前はいらない:02/06/25 16:43 ID:???
自作自演の基地外詩人が居るスレはここですか?
86名前はいらない:02/06/25 22:00 ID:???
age
87名前はいらない:02/06/25 22:02 ID:???
ここで露を出してもいいですか
88名前はいらない:02/06/25 22:02 ID:???
815 名前:微熱くん ◆/504x/.Q 投稿日:02/06/25 14:32 ID:psfnl1nN
 ウザスレ775ってスゴイ粘着だな
 微熱は好きじゃないけど
 こんなストーカーにくっつかれたらスサむよな。。。


816 名前:微熱くん ◆/504x/.Q 投稿日:02/06/25 14:32 ID:psfnl1nN
 あはは。失敗(笑)

今のあなたも助けが必要ですね。天理教のところに逝ってよし
89名前はいらない:02/06/25 22:02 ID:???
>>87 もぅ充分だろ
90名前はいらない:02/06/26 12:11 ID:???
「週間天気予報」

くもり
くもり
くもり
くもり
くもり
あー
気持ちが塞ぐ
私の人生を
晴れにするのは
私自身だけ
打ち破れ雲を
91名前はいらない:02/06/26 21:55 ID:???
「雨」

音のない雨が
夢の中まで追いかけてきて
私を埋める

ぬぐえない不安は
透明なシミのようだ

けっして
やむことのない雨を見据えて
眠り込まずに
生きていく
92名前はいらない:02/07/13 16:04 ID:???
こいつもか!
93名前はいらない:02/07/13 22:15 ID:???
ふーん
94名前はいらない:02/07/15 09:11 ID:???
「熱光線」

殺人的太陽光線よ
じめじめと潜む細菌を焼き尽くせ
私はピンと張ったシーツのような
清潔な心が欲しいのだ



95名前はいらない:02/07/15 09:19 ID:???
このスレ誰も見てないのかと思ってたけど、そうでもないんですかね。
これからも思いついたら、書き込ませていただきます。
「めぐる季節をおくる言葉たち」という題名がいいじゃありませんか。
96名前はいらない:02/07/16 09:45 ID:???
「台風の日」

安全なマンションから
暴風雨を眺めている
自分の半径15メートルが幸福ならO.K.
あとはテレビドラマと同じ
世界が滅びる時も
みんな死ぬ直前までそう思っているのだろう
97Rom:02/07/20 00:00 ID:???




希望の光は必ず射す
それを信じて
ずっと待っていたい

明日を見つめて
どうか
見つめて

いつか きっと
やってくる

どうしても
つらくなったときは
わたしの胸で
泣いてほしい

何にもできないけど
何も力になれないけど
心の中では ずっと
いっしょに いるつもり

おこがましいのは
わかっている
でも どうか 希望を失わず
明日を信じてほしい

わたしも
お祈りしてるから
ずっと
お祈りしてるから

98Rom:02/07/20 00:15 ID:???




風を送りましょう

心地よい そよ風で
緑滴る木々のこずえを
揺らしながら

そっと
そっと
あなたのほうへ

風を送りましょう

心配事が 吹き飛ぶように
野山の豊かさを 共有しながら
ずっしりとした 力強さで

ぐっと
ぐっと
あなたのほうへ

風を送りましょう

希望の光が見えてくるように
夏空の透明な青にも 
負けないくらいの潔さで

すっきりと
すっきりと
あなたのほうへ


99微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 16:59 ID:???
詩がうまくなる方法
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1008586280/222-260
に書いた一連の文章を再掲します。
かなり邪魔が入り、読みにくくなっているので。

222 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 10:39 ID:sAF0+9U+
0)はじめに
>>44にある、簡潔に、という項目から続けてみたい。
もちろん私みたいな駄詩を紡ぐ者がとやかく講じるような事ではないのだが、
スレッドの主旨を著しく外した反省として、うまくなる方法についていくつか考えてみたいと思う。
もちろん、うまくなる、という事に近道も絶対的な手段があるわけではない。
あくまでも私が書いてきた中での経験則みたいなものを中心に、例を出して考えてみたい。

227 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 10:56 ID:sAF0+9U+
>>223-226 雑談スレへ
1)簡潔に、そして饒舌に
>>44にある「妻と暮らして、25年の月日が流れた」
これを例に、短い詩を書いてみよう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
妻と暮らして、25年の月日が流れた
結婚してから、いろいろなことがあった
長女の出産、バブル経済、会社の倒産
次男の出産、再就職、長女の中学受験
私と妻とはそんな中、がんばってきた
明日は長女が嫁ぐ、よかったと思う
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて。これでは事実の列挙に過ぎない。
さすがにここまでの詩はないだろうと思うだろうが、
恋愛詩の大半はこれと同じ、事実列挙にすぎないのが現実だ。
詩はレポート文ではないから脚色があっても当然構わない。
さらに理解されやすく(このへんは賛否両論あるだろうが)
胸の中にすとんと落ちていくような表現を心懸けるべきである。
事実に基づいて書かれる詩ならば、脚色と演出が必須ということになる。
では、その2点を考慮してリライトしてみよう。
100微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 17:00 ID:???
238 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 11:16 ID:sAF0+9U+
で、リライトしてみた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
穏やかに晴れた秋の日
私は長い旅の伴として君を迎えた

それから互いに白髪も皺もふえた
25年は、私たちが老いるには十分な時間だった

あかねが産まれる夜は
私は雪に阻まれた特急列車の中で凍えそうになっていた
母に聞いた話では君は何度も私の名を呼んでいたらしい

一歳になる前に熱をだした
あかねを抱きかかえておろおろしていた
その日も大雪で新米の父と母はどうしようと
積もる雪で氷嚢を作りすぎて笑ったものだ

(中略

この娘の晴れ姿を見て淋しい気持ちになったせいか
君が嫁いできた日を思い出した
時の経つのは早いものだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
101微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 17:01 ID:???
248 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 11:51 ID:sAF0+9U+
2)報告文から詩的文へ
>>238のリライトでは一、二連目だけを、詩的な表現にしてある。(一応ね)
一、二連目が「妻と暮らして、25年の月日が流れた」に相当するのだが、
実はこれ、>>44のwildcatさんと方向性が正反対なのだ。
ここらへんが作風の違いになってくるのだと思うが、私は自分の書き方しか
知らないので、私のやり方で説明することにする。
で、三連目
>あかねが産まれる夜は
>私は雪に阻まれた特急列車の中で凍えそうになっていた
>母に聞いた話では君は何度も私の名を呼んでいたらしい
ここで長女にあかね、という名をつけた。
詩で長女が産まれた、では些か事務的であるし、全体の骨子として、
その娘が嫁ぐという設定を考えたからである。
そこまではいいとして、この三連目はやはり事務的な説明に終始しているだけである。
ここで、詩的文書に置き換える作業を行う。
>深い雪が君と私を阻んだ
>はじめての出産で心細い君の叫びをのみこむように
>雪はただ降り続けた
>立ち往生した列車の中まで凍える頃
>君のぬくもりに守られていた
>あかねが寒いと
>この世に目覚めた
てな具合。ちょっとくどいけど。
102微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 17:02 ID:???
250 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 12:05 ID:sAF0+9U+
ここらへんの、変換の過程は説明しろと言われても難しい。
人によっては簡素化するのが正しいと思ってる人もいれば
抽象化してメタファーの奥底に眠らせるのが正しいと思う人もいるわけで
言うなれば才能が問われる部分だと思う。
私の場合はよく評で言われるのだが、陳腐になるギリギリの線まで
説明的に物語が見えるようにしつつ、適度に情景描写を交えて
書いていくって感じ。
もちろん作品によっては全く違う場合もあるが。
この次にべからず集的な事を書いたが割愛する。
それを禁じ手だと思うのは私の主観にすぎないからだが。
新しいものなんて、えてしてその禁じ手の中から産まれたりするものだし。
103微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 17:02 ID:???
252 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 12:16 ID:sAF0+9U+
3)校正と推敲
校正といってもレイアウトしてるわけでも版下にするわけでもないので、
ここでは文字の誤りを訂正する作業だけを指す。これは他人に読んで貰う場合には
できるだけきちんとやらないといらぬ恥をかく。
こと2ちゃんねるではそういうのを論われる場合が多々あるので要注意。
推敲に関してはやりすぎると、なんだかヌルい感じになるし、
やらないと前後の意味関係が不明なんてものが放置されたりする。
ここらへんも各個人で差があると思う。
104微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 17:03 ID:???

260 :微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/22 05:22 ID:XQPacdO0
4)読ませることと、読んでもらうこと
これは似ていて、全く異質なことである。
詩をどうしたいか、という事にもよるが、少なくとも書いたものを
掲示板に投稿するということは、読ませたいという欲求があるのだと思う。
読ませようとする事は至って簡単な作業で、ただ書いておけばそれでいい。
が、読んでもらおうと思えば、それなりに仕掛けが必要である。
仕掛けといっても難しいことではなく、作品に力があればそれで十分。
とはいっても客観的にそれを判断することは難しいので、
まずは評価してくれるスレでどんな判断、評価をされるか見てみよう。
それなりに評価が得られるようであればコンテスト系のスレに書いてみるといい。
それなりに才能があれば無評価ということにはならないはず。
また、評価は真摯にうけとめてフィードバックするようにしよう。
悪評であれ悪口であれ、それが出てくる理由は存在する。
もちろん万人に受け入れられるものはあり得ないが、
ある程度の評価を見れば自分の詩の傾向や不足するものが見えてくるはずだ。
105名前はいらない:02/07/23 14:09 ID:???
うひゃーなんかいっぱい書いてあって嬉しいー!
106微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/28 08:17 ID:???
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1027761475/l50

こんなんやってます。
きてね。かいてね。
107微熱くん ◆/504x/.Q :02/08/17 08:13 ID:YMi1vcJw
安っぽい
メッキさえかけなくなった
きみのウソが
どんどん錆びていくんだ

きらきら光っていた
約束とかアイノコトバとか

そんなものが
赤黒く錆びていくんだ

ウソなら
メッキぐらいかけてくれたって
安っぽい
オモチャみたいなメッキぐらい

かけてくれたって
いいじゃない

赤黒く錆びていくんだ

安っぽい
メッキさえかけなくなった
きみのウソが

ぼろぼろと
108微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/10 09:00 ID:2X4ocCBK
タイムマシンが通り過ぎた後
ぼくらは、
結末をかいま見てしまった





で、さ,

この、つないだ手


どうしようか?



ね。
109微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:08 ID:tTLzNnHa
 孫歯車の五十九番目の
 歯がこぼれていて



君は正確に
まるで精密機械のよう


カチコチと
営む日々と生活


その日、
四十七回目の
踏切の警告音を
催促するように帰宅する


午前零時から
刻まれる水晶発振子の
振動の数が
七億七百七十八万八千八百回目に
目を覚ます


はず…だった
110微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:08 ID:tTLzNnHa
 今日になり親歯車が回転して
 孫歯車の五十九番目


君は正確に
まるで精密機械が
破綻し始めた暴走みたいに


美しく壊れていく


踊るように舞いながら
ステップを三十二回
繰り返して


はみがき粉を
混ぜたメレンゲを
シェービングクリームの中に詰め込んで


華麗な手つきで
百二十八個の鶉の卵を割り
くるみの実を混ぜて
フードプロセッサーに
ハムスターを投げ込んだ
111微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:10 ID:tTLzNnHa
焼き固めてきつね色は
毛の色だか焦げ色だかわからないけど
パンケイキの様で

メイプルシロップは
八丁味噌と赤ワインに
エンジンオイルで甘みを引き出す


天井から夕日が落っこちて

自転車のスポークが
宇宙船を呼び出して
瞬間転送

レベル5のゴミ分別は
火曜日だからNHK

パソコンのキーボードには
醤油さしのネジを組み合わせ
ガスコンロに
USBケーブルを刺して

冷蔵庫のファームウエアを
Ver0.1-Aにリビジョンダウン
112微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:12 ID:tTLzNnHa
スニーカーに
スーツを着こなし
セーラ服のマフラーで

ウイッグは三輪素麺で
ピーコ対策も完璧


バスルームで
黒髪を抜いて
正確に四千九百六十六本目で
詰まるから
ラッセンのシルクスクリーンで
三角巾を塗った


朝日と夕焼けが
満月に照らされた月のない夜
星が輝き流星が走査線のようで
台風15号が訪れて
近年稀にみる大量積雪で
異常乾燥注意報とともに
降雨量が1000mmを超えた
最低気温35度の

一日はそろそろ零時を迎える
113微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:12 ID:tTLzNnHa
午前零時から
刻まれる水晶発振子の
振動の数が
七億七七八万八千八百回目に

孫歯車が咬み合わぬとも
テンプが押し下げた勢いで
六十番目の歯車に接続された

午前零時から
刻まれる水晶発振子の
振動の数が
七億七七八万八千八百一回目に
目を覚ます


君は崩壊現場を見渡して
静かに意識を失った


もう


四十七回目の
踏切の警告音で
君は帰らない
114微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/20 06:13 ID:tTLzNnHa
孫歯車の
欠けた五十九番目を
握りしめている僕は


愛しているよ。



君を、


ただただ


不正確に。


---------------------------------
行数制限緩和キボンヌ(泣)
115Rom ◆peach.SMOs :02/10/30 07:37 ID:Mqc5WPw0

チーズケーキ

彼はいつも、この恋が
甘くなり過ぎないように用心している
いまさら愛だの恋だのなんて柄じゃない
まるで幸せを恐れる亡命者
ニヒルを気どり煙草をふかす
そんな彼に
チーズケーキを口へ運ぶ
はい、あーん
フォークの先には
いたずら心の小さな一切れ
彼は一瞬、カメレオン
くるくるっと泳ぎまわる眼
すばやく必死に確認する
知らん顔のカップルの視線を
戸惑いの口が
ほんのり甘いチーズケーキを
まごつきながら飲み込んでいく

じんわり熱くなっていく私の胸
何度でも、このニヒルな亡命者に
柔和なカメレオンの平和を
もたらしたくなる

はい、あーん
くるくるっと

はい、あーん
くるくるっと
116岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 09:09 ID:jQ1XlmRW



ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
117Rom ◆peach.SMOs :02/12/06 06:13 ID:Ma8TPRsU

こわい
こわい
すべてがこわい

あなたからメールが来ないことも
メールが着いたとしても

あなたと手をつなぐことも
手を差し伸べられることも

あなたから口づけをもらうことも
口づけをねだることも

あなたの瞳に映すことも
瞳を追うことも

あなたの汗を感じることも
汗を思い出すことも

あなたの あなたの あなたの
すべて あなた

今日も 明日も 明後日も
すべて あなた

こわい
そんな毎日がたまらく

生きたまま死んでしまった

石として
118岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/10 15:05 ID:mI4SHxec



お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
119真実:02/12/31 22:39 ID:rZtl+QbF
    あるネット関連会社の社長は、「いずれにしても2ちゃんねるは
資金が底をつけば終わり。あまり知られていないことだが、
2ちゃんねる内部関係者によると今、大手通信会社系が調査費名目で資金提供している。
だが、それが止まれば続けてはいけないだろう」と証言する。
2ちゃんねるが判決によって力を失った場合、資金提供の打ち切りも予想される。
http://ascii24.com/news/reading/causebooks/2002/07/01/636911-000.html

 以下、別の記事のキャッシュ http://memo2ch.tripod.co.jp/article.html
 2ちゃんねるに近いあるインターネット関連会社の社長は、2ちゃんねるの幹部から得
た話として証言する。「2ちゃんねるは、運営者や幹部などがそれぞれ別々に会社を
作りカネの流れを見え難くしているが、実際の資金源は複数の大手通信会社系からの
調査費名目のカネ。月額で計約700万円と言い、年間にすれば1億円近く。額はともあ
れ、これは通信会社系的には、ぼう大なトラフィックを調査すると言う表向きの理由
が一応は立つ。自社系に都合の悪い書き込みがされた時に優先的に削除してもらうこ
とも期待している」と前置きし「通信会社系の削除の期待も含めて、2ちゃんねるは
総会屋と同じになっている」と言うのだ。
 その具体的な理由として社長は、こう話す。「2ちゃんねるはボランティアの削除人
が書き込みをチェックして、好ましくない書き込みを一所懸命削除している、という
ことになっているが、あれはウソ。削除人には給料が支払われ、その給料の原資と
なっているのが、まずいことを書き込まれた企業が削除要求とともに渡す裏金。これ
はまさに、総会屋の構図そのものだ。これまで裁判になっているのは金額で折り合え
なかったり、裏金を出さない強い態度の企業とだけだ」
120山崎渉
(^^)