第三回葉鍵板最萌トーナメント支援スレ Round1!!
1 :
超☆コード:
-―-. 皆さんこんにちは。
「 `> ´ ` 、....
'´ ,ー' , i l ! ヽ ヽ ...こちらは、第三回葉鍵板最萌トーナメント支援スレ Round1!! の会場です。
/ 〈\ .〃/‐リノ ノリ)ヘヽ.\`
, ,'i \ /,ィ'"|` f'!ヽト、!.`.. 5年ぶり、そして葉鍵板設立10周年記念の最萌を思いっきり楽しんで下さい。
i ノノ 、{0.))! ヒ1! ,l.!,. l、ヽ.
ヽ.( ゝ リl、"´ lフ イゝ
)) ` __リ,! r._´ リ... 規制等で支援を葉鍵板に書き込めない方は、こちらのスレに
'´ '「 , ‐ゝ>r'l〉く.、. . 書き込んで下さい。
く,`l ,.`Kト〉ヾヽ.
ゝL ヾ.l、〉 r' (書き込みに気づいた方は、本スレに転載をお願いします)
,-| 「 {} !_ |
! l、 `)}´}. ※なお、成りすましを防止する為、コードは書かないで下さい。
また転載もNGです。
◆公式HP
http://hakagi2009.web.fc2.com/ ◆キャラリスト
http://wiki.livedoor.jp/red_purple_lk/d/%cd%bd%c1%aa%c1%c8%a4%df%b9%e7%a4%ef%a4%bb ※関連する関連スレや、ルールの詳しい詳細は>2-10のどこかにあります。
★☆★ 参加の仕方 ★☆★
1.投票形式について
・対戦中のキャラのどちらか萌えるほうの名前を、<<キャラ名>> (←半角の不等号2コ)の形式で投票してください。
<<>>, << >>, ≪ ≫, 〈〈 〉〉, 《 》などは集計スクリプトに無視されてしまいます。 つまり無効です。
・投票するキャラは、
http://wiki.livedoor.jp/red_purple_lk/d/%cd%bd%c1%aa%c1%c8%a4%df%b9%e7%a4%ef%a4%bb からコピペして下さい。 それ以外の投票は無効です。
・<<>>は、本文中の好きな場所にどうぞ。 配置や前後の改行も完全に自由ですが、<<>>内での改行はご遠慮ください。
2.投票用コードについて
・投票の際には、
http://tcode.sakura.ne.jp/hakagi/ にアクセスして、取得した投票用コードを必ず記述してください。
.投票とコードが同じレスにないと、その投票は無効です。 どちらかを忘れた場合は再投票してください。
・コードの発行時間は23:31〜翌23:03です。 (PCは発行まで5分程度かかります。携帯電話は即時発行です。)
・Cookieを全て受け入れる設定にしていないと、予約できても取得ができない可能性があります。
◎有効投票例
[[LK3rd26-nfAEXQe/-WI]]-00001 ..← 投票コード(必須・1行目じゃなくてもOK)
葉鍵板の生みの親だし
シナリオ以外にスクリプトとできるのもかっこいいぜ! ← 投票理由、応援メッセージ(萌え文推奨)
よって<<超先生>>に一票入れるZE! ..← <<キャラ名>>
3.投票時間・スレの範囲について
・投票時間はそれぞれ、00:00:00〜23:00:59まで。時間外の票は無効です。
・有効投票はスレの980まで。 それ以降の投票は次スレで。
.スレの有効利用のため981以前の埋めたてはご遠慮下さい。
(カキコの結果、981以降になってしまった場合は、次スレで再度投票してください)
・同一IDの投票が複数あった場合、1票目のみ有効となります。
.ただし、コードや<< >> が欠けている場合の再投票はOKです。
★☆★ 細かなルール ★☆★
1.投票行為について
・選挙活動は全面自由。 CG、SS、ネタ、自作曲、MAD何でも貼り付け可。
・集計人などによる得票数の中間発表はありません。
.また、(善意からであろうと)票数などについての書き込みはご遠慮ください。
2.判定について
・同票数の場合は両者勝ち上がりとし、次戦は3人で行う。
.ただし0-0の場合は両者負けとする。 決勝で同点ならそのとき考える。
・12時間以上にわたり葉鍵板、及び発行所がdで、試合が中断した場合は後日再戦。
それ以内は有効試合。
3.ルールの変更について
・ルールの変更・日程案に関しては、1週間程度全参加者で議論をした後、まとまらない場合には
.集計人の多数決で投票日時・項目を決定し、その投票結果に従う。
・試合と並行して投票を行う必要がある場合は対戦相手とは別に<< >>で投票可能。 ツールが拾ってくれます。
・ただし、急を要する事項に関しては集計人のみの投票で決定するものとする。
※これらのルールは話し合い・投票により変更することがあります。
★☆★ 参加にあたって ★☆★
・己の萌えに賭けて、多重投票禁止!
※たとえ多重できる環境にあったとしても、誘惑に負けてはいけません。
不正で勝ってもあなたの萌えキャラは喜びませんよ。
※多重投票、自作自演を疑うカキコをするのも避けましょう。雰囲気を悪くするだけです。
・萌えのカタチは十色百態千差万別!
※登場キャラや支援者への誹謗、あるいは中傷ととらえられかねない投稿は禁止です。
・1行レスは萎えるので、なるべくどこに萌えたか書きましょう。
※あくまで投票キャラへの萌えであり、相手キャラへの萎えは中傷にあたります。
もし、審議になれば無効の危険性も強いので、気をつけましょう
・トーナメントの主役は、参加キャラと投票者、支援者などの参加者全員です。
※少数の人に頼るのではなく、より良いトーナメントになるようみんなで汗をかきましょう。
★☆★ 今後の日程(予選トーナメント) ★☆★
一次予選:1/26(火)〜2/4(木) (7票/人) ※上位7名が本戦進出
※上位8位〜13位までが二次予選進出
二次予選:2/7(土)〜2/9(月) (3票/人) ※上位3名が本戦進出
7 :
2-1:2010/01/25(月) 22:58:25 0
クリアな視界のほとんど草のない原っぱのど真ん中に
リビングを思わせるテーブルと椅子が用意されている。
ミスマッチになるかと思ったが一本だけあった木と共に
ナチュラルに情景に馴染んでいて全員がここにいる。
ルール説明とともにスタートらしいのでそれまでここに
巣篭もることにしたらしい。テーブルの脇に立つ一本の
鴨脚樹はその高さといい樹形といい葉の生え方といい
珠玉の一本と言っても差し支えない程のどうどうとした
美しさを誇っている。予選1組と違い何も無いところに
ストライプの趣味の悪い簡易トイレが造られている。
ミネストローネを優雅に嗜むシャーロム姉妹、ベーコン
レタスサンドを折原みさおに食べさせている椎名華穗
ミックスサンドとテリヤキチキンバーガーを半分ずつに
シェアしている巣鴨珠美と河南子、ただし河南子はチ
ェックをその後も続けて何かと追加してた。食前にトレ
ーニングを始めた坂下好恵を同じ学校の吉井がテーブ
ルに着けて関根、原田、仁科りえと一緒にデザートを
森立させていた。漁業組合のおばさんはスミレの様子を
見て構いたがっていたがちょこちょこしていたスミレは理
由はわからないがフロリアと仲良くなっていた。紅茶の
香りでお代わりをうながしながら小さいメイド服の娘が馬
鹿みたいに忙しく動いていた。国産大豆100%豆腐、魚
沼産こしひかり、ブルマン、ダージリン、宇治最高級茶
葉などという言葉を使いながら、食事・飲み物・お菓
子を配っているようだった。鹿沼葉子と岩切花枝は
椎茸の煮物をつまみにお茶を酒代わりにしている。
名乗れないクリミナルは端の方で静かにしてたが中
華飲茶を持ってきていたフォーリィとミシェールに落
穗拾いされた。一人でいた三島有子、イッコ、森見由香も
折りに触れて漁業組合のおばさんが呼び寄せていた。
原形のままの因幡まくらはそのまま片付けられる
みたいだ。まあ出発時間までに救出されるだろう。
さてここは第一組と違い主催者らしき青年が早めに
おおきな声で演説を始めた。
「吉日にこの大会を開催できる事を感謝する。普段市
井の生活を送っていると思うが非日常とも言える
システムに参加できることを誇りに思うがいい。ジ
ャスト7位までが本戦出場となる早いもの勝ち、ゴ
ールはスタート時に渡す地図で示す。断じて10km
ロードレースではない。ルールなど無い、エゴイズ
ムで有れ。諸君にはこれをつけてもらう。未知の装置
Xであるが体温、脈拍などの基本的な体調と位置を
Perefectに本部に伝えてくれる。この先のコースは
岩場有り、砂地有りの悪路ばかり、途中の支援は一
切無い。要るものは今から確保すべし。苦労してこそ
花が咲くと言うものだ。それに勝利などと言うもの
枝葉末節と言える。諸君の奮闘は神が知るぞ。
フッフッフ、それではグッドラック、幸運を祈る。」
ォォォとほんのわずかに反応があった。早速引渡しコ
ーナーに行って必要そうなものを入手する人たちと
リスクを巡って数人で相談するグループ、のんびりテ
ィータイムを続ける人たちと大きく三つに分かれた。
坂下好恵は吉井達に相談された。こういう時に上
下関係に厳しい体育系は困る。相手の年齢次第で
好きにしていいのかがわからないのだ。今回は天
恵なのか年上がいなかったので主導権を取った。
三人寄れば文殊の知恵とは言うものの、ここが
島か半島じゃないかと推論では数々の異論が
有ってまとまらない上に時として吉井が駄々っ
子になるので棚上げして移動時(徒歩等)に
インポータントなものを挙げていった。デイパ
ックが一番よくてないと疲れが早い。正しい
コースを進むための磁石とか、海を渡るとか
河を越えるとか崖を登るとか脱線しすぎ、指
南書があるわけではないのでトラブルの因
子は取り除き切れない。まあ脱水症とかの原
因は飲料と食料でかなり足りる。提供品の
幡の元に行っていろいろと仕入れてきてた。
まあこのグループが最後で誰も飲料食料をた
くさん入手しているようだった。あまりに早くか
ら準備完了のようでそこかしこで井戸端会議、
漁業組合のおばさんの声が一番目立つ。
業物って感じで老若問わず話に引き釣り込み
組合せの不思議なメンバーで会話してる。
合ってるの外れてるのかは微妙なところな
のは間違いなし。とはいえここに来るまでは
お互い顔も知らなかった人たちが近くの人
ばかりでなく場所を入れ替えて話をさせたのは
さすがである。このティータイム組に相談組な
んかも取り込まれて巨大集団ができあがった。
シャーロム姉妹はさっさと引渡しを受けて自主キ
ャンプ、どこかに消えてしまった。岩切花枝もシャ
ーロム姉妹に続いて姿を消し、クリミナルもフォ
ローした。結局のところ大多数はエブリボディカ
ムヒアーなグループで時間をつぶすことになった。
Sirenが鳴り響く。いよいよスタート時間が近い。
Everyone, come here みんなを呼ぶ声がする。
フリーに動いていた岩切花枝が出発地点にきて
ロードレースみたいなものに備えだした。ギリギ
リになってクリミナルやシャーロム姉妹も集まる。
アリバイというのが適切だろうが一緒にいた人に
仁義を切る人もいる。別に裏切ったところで罰則を
科せないので意味はないが気持ちはよくわかる。
りんとした声がスタートを告げた。全員が手を携
えて移動を開始した。先の長さを自覚して、さして
高速になるわけでもないが早足での大人数の移動で
砂が舞い上がる。普通の地面のように見えていたが
風が強くなると全体に砂っぽいことがよくわかる。
花車な少女がテーブルの片付けを終えていた。既に
原っぱには人影がなくなり、皆ゴールへ向かっている。
田舎というだけでは済まない誰もいないその場所に
関心なさそうに一人残っていた高砂風花は鴨脚樹の
根元にたっていたがその目が光った瞬間に姿を消した。
せっかく作ったのでボツネタ貼っておく
11 :
名無しさん@ビンキー:2010/01/26(火) 22:44:09 0
[[LK3rd26-0I4lojc/-WE]]-00063
<<天使@Angel Beats!>>
<<管理人@智代アフター>>
<<神戸小鳥@Rewrite>>
<<シイラアサン@ヒビキのマホウ>>
<<みちる@AIR>>
とにかく、みちるあってのAIR。
ぜひ本戦に勝ち抜いて欲しい
管理人はシナリオ票。
シイラアサンはもう2巻の表紙からしてかわいすぎる
規制なんで、転載お願いします;
※なお、成りすましを防止する為、コードは書かないで下さい。
また転載もNGです。
13 :
名無しさん@ビンキー:2010/01/26(火) 22:54:49 0
<<天使@Angel Beats!>>
<<管理人@智代アフター>>
<<神戸小鳥@Rewrite>>
<<シイラアサン@ヒビキのマホウ>>
<<みちる@AIR>>
とにかく、みちるあってのAIR。
ぜひ本戦に勝ち抜いて欲しい
管理人はシナリオ票。
シイラアサンはもう2巻の表紙からしてかわいすぎる
本当にすみません、コード消しました
転載お願いします
というか、代理投票自体がまだ未決定っぽい
15 :
3-1:2010/01/27(水) 19:36:10 0
広場になっていたのがわかる程度の現状だが
瀬戸物のモニュメントがかつて公園であった事が
真実だと語っていた。ベンチ以外のテーブル等は
希望に沿って搬入されていた。壊れたベンチには
シートがかぶせてあり使用禁止の札が貼ってある。
リスクさえ考えなければ使っても問題ないけど
アトランダムにはまる人がでるから禁じる。まあ
ルインなんてのはこんなものだ。こんな適当な胡
麻化しでも短時間の使用だから問題ないらしい。
宮仕えはつらい、たんたんと準備を進め、ふと
空を見上げた。真っ青な夜明けが広がっていた。
セメントの塊に腰を下ろした。意識が遠くなる。
リズムのよいバスのエンジン音に目が覚める。
オーマイガッまだ途中だ。急いでテーブル拭いて
タイムアップ、本当は案内板設置やハンドマイク
オンオフのチェックもする予定だった。バスは
シートに座っていると外が見えないようにカバ
ーがかかっている。バスは停車した後すぐに車
高が低くなりドアが開いて人が降りてきた。また
宮仕えの悲哀を感じる。案内と配布にてんてこ
舞い、その直後にバスに同乗のメイドロボと朝食
の準備、給仕は彼女らに任せて、こちらはバスの
母衣を外して荷物室にしまう。一部の参加者は
親切にも手伝ってくれたりするのでベリーサンク
スと連発した。やっと手がすくと参加者の一人から
カップ酒を渡された。カンパイやの声についイッキ、
ウルトラハイテンションに釣られてしまった。その
トークからして関西人だろうか。酔ったまま簡単な
16 :
3-2:2010/01/27(水) 19:37:42 0
ミーティングをして参加者に渡すものを用意、シ
ューズや帽子まで用意してある。品目ごとにソ
ートして希望品を手早く渡せるようにする。スケ
ジュールにはあまり余裕がない。ヴァラエテ
ィーがあるのも困りものである。引渡しの間は
殺人的な忙しさであった。引き込んだ叔父を殺
戮したくなる。そんなこんなも皆が満足すると
劇的に改善された。周りを観察余裕ができると
団体様もいろいろ面白いところが見えてくる。全
員で揃って行動することはなくいくつかの片手
クラスのグループと単独または2人でいるパ
ーソン。カスミ、みあ、椎名、ゆり、チョコレッタの
ヤング組。積極的に手伝いしてくれたシリアル、
HMX-12Bマルチ、ハナ、セリオ、麻宮空。
Middle ageの舞の母親リーナ倉橋里美ミュージィ
Xな存在、リネット、スカウト、見習い忍者、タオシ
-、殺戮劇団員。神尾晴子と沢渡真琴(本物)が
1人、広瀬真希と高宮、クーヤと森本美紀が
2人でいるようだ。貴重な時間を空費したのは
Bird watchingならぬGirl watchingでした。
マイクのスイッチを入れて次の残りの必要な
ルールの説明を始めた。参加者にはウォッ
チ型の装置の着用の義務、これの機能は。
カルキュレーターやメモ帳、時計にコンパ
スや体温や脈拍、位置等を主催側にトランス
ミットする。またリタイヤ時は連絡syれば発
見してくれる手筈になっている。使い方を練
習させて今回の説明は終了。残るのは間違
いなく一つだけなだけどこの地図を見ても堪
忍してほしいなあ。これ見て呆然とする犠牲
者に合掌。ほとんど白地図。1キロが10ミ
17 :
3-3:2010/01/27(水) 19:39:07 0
リになる縮尺と海岸線とスタートゴール、イマジ
ネーションないとまったく使い物にならない。ゲ
ットした途端呆れ顔になったのも納得できる。
トップは考えるよりも先に行動して言った。
みなしばらくあれこれ悩んでいたけど結局
あきらめるように出発していった。多分
沢山の不満もかかえてうただろうけど見
渡すかぎりでは誰も見えなくなっていた。
真面目に撤収しできそうだな。昔知った馬
琴のにみたいにばらばらになったものが一
本にまたなっていくようなレースの帰結も
物語的にはおもしろそうだけどその前に
神経的にまいった体を休めよう。後で結
尾だけでも見に行く事にしよう。今日の快
晴は疲労には心地よい。
子供達をつれたおばさんが歩いてくる。
森の中へ行く道にはいらなかったらしい。
本当はいけないことだけどスミレと巣鴨珠
美をつれたおばさんにこっそりと教えた。
紀律をいだすほどではないだろう。まあ
チャンスを少しだけ残しただけ。コースチ
ョイスを間違えた時点でほぼ絶望だ。
コースは複数の中から選べるようには
レイアウトされているがこういう情報がマ
ップには先に述べたように描いてない。ス
タート地点を結んでいる街道の途中から
フリーにゴールへ向かう道を選べるがフ
ィーリングで決められる訳もなく最初のコ
ースに進むのが最善の策とも言える。
ユーザーフレンドリーには程遠いけど
18 :
3-4:2010/01/27(水) 19:41:09 0
リストが多すぎるため載っているメンバ
ーを削るためだからたとえるなら尖った
ナイフですぱっと切るように。さていざ鎌
倉、有事に備えて移動を開始しよう。桟
橋にあるゴールへ向かうため動こう。千
里の道も一歩からで長距離走って肉体
美を作るのもいいけど実際はヒッチ
ハイクみたいな感じでバスに拾われ
ナイショのルートで移動する。そして香
椎造りだったらしい神社を遠くに見て
名ばかりの舗装路に入り港へ着く。
ゆったりと船の旅などとしゃれこんだ
りしてゴール地点へ移動する。
作っちゃったんでこっそり置いておく。
すごいなw
20 :
4-1:2010/01/27(水) 22:32:45 0
折れ曲がったレールがここがかつてはただの
原っぱでは無く線路があったことを示していた。
志半ばであえなく廃止になったのであろう。
乃ち廃線跡である。遺構が少なくてマニアの
プライオリティーが低いのは仕方ない。レー
ルが数mある以外は何も無かったりする。
オリジナルのレールではあるが何かユニー
クな由来があるのだろうか。翻ってここを
トータルで想像するに線路ではなくレール
パークとか車両基地みたいなのかも。他の
ストラクチャーが皆無なのでこれ以上は
シークレットのままだな。さて設営もオールコ
ンプしたので配布物資よりクッキーやらキャン
ディをくすねておく。あとでおやつにしてテ
ィータイムとしよう。そういえば設営前に
宮司に扮して地鎮祭に真似事をしたが時間
内にお供え物が用意できなかったなあ。
キャンディを一つそこに供えてみる。キャ
ャンディでいいのかはかなり疑問だが。ダ
ッシュで呼び出しに答えていろいろなものを
シークする間に忘れたがふと見るとキャンデ
ィを掴んで食べようとする女の子がいる。
21 :
4-2:2010/01/27(水) 22:34:05 0
アラアラってなもので近くに寄って行ってナ
ンサイナマエハ?と、きょとんしてるので
ナンサイナマエハ?ともう一度。その間に
ミルクキャラメルやらマシュマロやらチョ
コチップクッキーやらを用意して待つ。
トークは短く意味がわからなかったがやっと
しのさいか6歳とやっと少女が答えた
ので用意していたお菓子類を両でに乗せて
さしだした。満面の笑みでありがとう言
いながらさっていくしのさいかを見ると
かなりいいことをした気分になれる。
高さはあまりないが南側は丘であり
井筒だけが隅に残っている。その手前
鈴なりに人が集まのはる配布物の時、
美的にはよくない。だいぶ疲れた思わず
岩塩を舐めてみる。というかこんなに
沢山の物を用意する必要があるのか
此のするめなんか誰が食べるんだ。
花咲く乙女の食べ物じゃねえ。ロート
ル連中の御用達だろ。俺達みたいな。
チルドレンはさっきのとゆりっぺくらい。リ
アルでつまんねえなあ。プリムラは何
ゆっても喋ってくれなかったし。さ
りげなく自分の趣味をもろだしにしてちょ
っとずつ仕事をこなしていく。
ぺドフィリアとまではいかないが長年
22 :
4-3:2010/01/27(水) 22:36:12 0
伊達にロリコンを自称してるわけではない。
吹聴するなどは気はもちろん無い。
公開した場合のリスクは大きすぎる。
子供が好きということの中毒性は大
麻並み、微妙な鳳ちはや柚木詩子麻
宮姫里此花ルチア岩沢アンナ等御
姫様抱っこしてもつまらなそうで御
里が知れてるってやつだぜ。
小さい子は元気に遊びまわって
坂を登ったり降りたりしてるが理
由があって立入禁止だった。小坂由
起子折原志乃佐藤千絵美伊吹公
子シンディ宮内高井鈴美といった
柚餅子でお茶してた人たちが
木目細く注意してた。残念。柚木
詩子がトイレに行った時に集合がかかり
子供たちを集めてきた。役得役得。
23 :
4-4:2010/01/27(水) 22:37:00 0
吉本このみとかアクアちゃんってのは
本当にメイドロボなのかどう見ても
この動きはあまりになめらかすぎる。残り
の人たちっていうと若干語弊がある
みたいなキャッシィ、ミコト、ロウニン
プルオクトパス、サンドストーカーも
リアクションして揃いスタートを待つ。
ムードは一触即発。でヨ−イドン。
ラッキーなことに子供らが遅れたので補
佐しながら出発させる。手を出したい葛
藤に耐え与えられた任務を遂行した。心が
千千に乱れてしょうがない。しかしまあ
絵になる幼女だった。鬼が笑うだろうが将来
美少女になるのだろうなあ。ターゲット
ロックオンしてしまおうか。今日はグッド
ウェザーに恵まれたとはいえ逆にそのために
ニーズがあるかもしれないのでマンツーマ
ンでフォローしたいのだがそれはそれで
アングリーな人を大量に産むので諦めて
クールを装い移動用のバスに乗り込む。
アレレなんであんなところに車が置いてあるんだ。
ちょっと理解に苦しむ。基本的に地形等の情報をち
ゃんと遮断するよう主催で用意した移動手段だけな
んだけどなあと疑問を持ちながら移動開始した。
24 :
4-5:2010/01/27(水) 22:37:27 0
鳳仙花の花を見ながら静かなのもいいわねと間
ちがいなくぼけていた。なぜかあれほどあった喧騒
は姿を消していた。想像できるのはすでにちょっと
やそっとじゃ取り返せないほど手遅れだという事。
サッドな気分で今後のことをいろいろ考える。カ
ンニングの手段を探している気分である。どこでも
ドアとか筋斗雲とかが転がっているわけないのに
「ストレートに言っちゃわないと気がすまない。
トイレに行きたくなるなんてもう最低だわ。スーパ
ーティッシュタイムなんてね。あっこれスーパー
カーよね。初めて見たわ。こんなのでエンジンブ
ーストしてハイスピードでコーナー突っ込んで
カっとばせばってあれもうみんなスタートしてる。
マイっちゃうな。はっきり言って超出遅れだよ。
イケナイとは思うけどこれ使えないかな。今なら
タイミング的にはノー問題なんだし、それ以上に
チャンスなんだよね、これって。例えるならガール
ミーツヴィークルとかなんとか言っちゃって。でも
ルールに乗っちゃいけないなんてないよね。レッツ
トライよ、やれることはやっちゃうわよ。」
25 :
5-1:2010/01/30(土) 01:37:40 0
アーケードはほぼ朽ち果てて立入禁止のボ
ードがかかっている。奥のほうではデコ用の
クリスマスツリーが倒れているみたいだ。隣の
デパートの一階が待機場所になっている。デパ
ートといってもかなり昔に.廃業になったらしく
モンスターの溜まり場然としている。ライフライ
ンはすべてとまっているので灯りに関しては
サンシャインが唯一の頼りになっている。
クリーンとはほど遠い状況をゴミをバック
ヤードに突っ込んだりでなんとかお掃除クリ
ア、心地よい疲れに加えて達成感に気分は
ハイテンション、到着した参加者にマシンガン
トークをかましてしまった。この件に関しては
ノープロブラム、どうしてか参加者達にもハ
イテンションが伝染する様はまさにビッグバ
ンかくあるべしというものであった。あるまじき
ヴィジョンに頭をかかえながらすこしだけシ
ェードを伸ばしてひざしを少しさえぎる。ヴェ
ルカと遊んでいるラストの女の子とサクヤと
カーシャが眩しそうにしていたからだ。今日の
天気はまさに快晴と言う言葉にふさわしい。
沢山の食べ物を前におしゃべりをする人達
未悠の世話も片手間にこなし食べて飲んで
悠々と過ごす久寿川かぐらとカロリーネと
26 :
5-2:2010/01/30(土) 01:38:26 0
しのさいか・まいかの母とヒビキと白穂と舞
の親せきのおばさんのすごいテンションの高
さに対抗するようにゲームに歌に話にさわがし
い岡田、鈴木寛子、中村由香里、サクヤ、冬馬
かずさ、広瀬ゆかり、イズミ、三つ編みの女の子
まさに二大騒音源と化している。なぜかおとなし
いアークデーモンと今は動きを止めているらし
かアハトノイン以外は何かとうるさい。メイドロボ
のチップスとチヂミも大きな声で注文に答え乳
母役に加え出し物にも答えている。てんてこ
舞いのはずなのだが機能的に余裕がある
のか一切問題なくこなしている。おっとこれは
親分からの電話だ。ここでのことは2人にまか
せて通話を受けるために急いで外に出る。動
きながら通話ボタンを押し耳にあてて用件
の確認をする。ほんの数分で通話は終わり
おおよその内容は撤収に同行しないでがん
ばれだった。出発地点は街道沿いにあるから
さすがに最初からに街道を外れる人は無い
んだけどさりとてどこかで脇道に入らないと永
久にゴールにはつかない。ここからだと福禄
寿の像の脇から入る道が一番近い。途中の
川に橋が無いのでそう3mを越えるかととに
かく尾根をほぼ山頂まで登る必要があること
ぐらいか。この道の殿役を務めるのが親分か
ら与えられた新仕事だ。街道上は撤収用の
バスがかなりフォローするけど他の場所で
ニュースになるような事故が起きては大変
ライフセーバーとして落ちこぼれを助けたり
27 :
5-3:2010/01/30(土) 01:39:01 0
ナースとして怪我人に適切な処置したり
インストラクターとして貸与機器のチュー
トリアルをわかるように説明したり等々バ
ラエティあふれる仕事する必要がある。
イエローカードもある。参加者に他人に
ダメージを与えた場合に提示する。イエロ
ーで足りないと判断したなら連絡して本部の
チョイスに委ねる。皆が出発後暫くしてビル
ヂングを出て任務遂行に移る。これ以降
ミステイクは許されない。街道を西へ進み
岡が前に見えるあたりに分岐点はある。
田んぼのあぜ道みたいな細さだがアー
チ状だったろうと容易に想像できるブリ
ッジの残骸を越えたあたりからあるアッ
プヒルを見る限り人が4人くらい並べるパ
スになっている。元橋に来ると下流の川の
中に女の子が見える。流されたのか、
村雲のように巻き上がる不安、遅かりし
由良之助という言葉が浮かぶ。やっと
香蒲の群生地のあたりで追いつき一瀉千
里に救い上げた。ずぶぬれになったが
冬じゃないのでなんとかなるだろう。
馬鹿なことをしたかなとも思うが浅い
からといって生命に危険がないとは言え
ず、そういう意味では必要悪なのかな。
さすがにこの娘は続行不可能、棄権の
ヒント与えるだけではできなさそうだしサー
ビスで勝手に棄権させるわけにもいかない。
キーになるのは本人の意思の確認、
28 :
5-4:2010/01/30(土) 01:39:54 0
鈴を張ったような目でこちらを見ながら
木で鼻をくくるような受け答えされても
寛大な心で丁寧に優しく目線を合わせて
子供をあやすような感じで対応する。
広い心が通じたのか自分が溺死する
瀬戸際だったと気付いたせいかいわ
ゆるツンデレ状態になった。そしてそこ
から今の状況と今後の対処方法を有り
りとあらゆる考えられる可能性を説明、ト
ラブルを事前に予防しつついたって
スムーズに棄権させた。これもリス
トにつけた機器の言ってみれば隠し
のボタン二つを同時に押すだけの事。
女の子が動揺してなければもっとそ
の操作は簡単だったろうが動揺してる
子には指がうまく動かず苦労してた。
カットライン考えるとリタイヤして権利
ロストも病むなしとは思うがこちらから
リタイヤを薦めたことに胸が痛む。レ
ースが進むにつれ増えるんだろうな。
ネームを確認する。アンナだっけ?
イエスという返事をもらった。このシー
ズンでも濡れたままでは×なのでホット
ミルクを渡す。いつの間にか悪路用の乗用
カートが隣まで来ていた。アンナをセイバ
ーに預けて戻ろうと引き返す途中キャッ
シィが待っていた。意思の確認後キ
ャッシィも棄権した。首につけている
29 :
5-5:2010/01/30(土) 01:40:45 0
鈴がなった。4組と5組の間にある
Courseなのでこの二組がメインで
Goalを目指す事は当然であろう。それ
にしても道に当たっている場所でさえ
いっぱい草が生えているわけで通
る人がほとんどいないのははずだ。
三人目に棄権者にあったのは橋のたもと
つまり正規の道に戻ったところだ。脳内で再
編した救援計画は初っ端から破綻した。
みたところではどこも異常がなさそうな
のになぜ棄権するのなあか訝んでいると
女性のほうから無駄なことはしない主義な
のよと告げられた。別にそれ以上の
子細を確認は必要ないので高井鈴美の
白旗の提案を受けて手続きの教える。落
穂拾いもぼちぼちと進めよう。
∀・)コソーリ
31 :
6-1:2010/01/31(日) 16:11:42 0
幻の街、かつてここに繁栄があったことは容易に
想像できる。なぜなら今まで通ってきた道に
少なからず名残が残っているからだ。順番に
女神様を祀った神社、公園、炭鉱と引込み線
郁郁たる駅前の繁華街、片側二車線の街道
乃至は平行して走っている鉄道と街道、終点の
の外海へ出る船が寄港できる港。発展の双肩を
担った炭鉱と港が廃止になった時点で現況は
当然なるべき姿だろう。戦争時の鉄道廃止も
看過することのできない問題であった。全く
護国の名に踊らされた暴挙である。おしどり夫
婦とも言える鉄道と石炭を切り離した結果
水運にも頼れなくなった炭鉱には結局浮かぶ
瀬もなくなり紆余曲折はあったが昭和30年
秋頃廃鉱となった。最大の職場を失った街は
子細は省略するが急速に衰退し特に駅前の
ストリートはクリスマスセールの途中でさえブ
ラインドの降りる店が増えていって結局ショ
ピングもできなくなった。10年の間にリダクシ
ョンは更に進み鉱夫とその家族、デパートメン
ンストアやショップの店長、店員、家族なども
ユーザーである彼らともにいなくなり結局ル
インと化した。港のほうも船舶の大型化に
歩みを合わせ発展した。石炭輸送以外にも
兵隊の輸送にも使われた過去はある。
32 :
6-2:2010/01/31(日) 16:12:53 0
シーサイド沿いに南北に伸びる道しかメジ
ャーな移動手段がない時は外海から
クルーズしてきた船を停泊させて商売を
コーディネイトする役割を負っていた。中継
ポイントとしての価値はあったが商品はス
ルーさせるだけだった。富国強兵が大和民
族の興亡を占うようになった頃近くで石炭
の鉱脈が見つかりその開発業者を募ると
娘一人に婿八人という具合に希望殺到で
遊休地の開拓に道路と線路に街作りの補
佐までパッケージにした会社の開発権を
レコグニションした。道路も鉄道も鉱山まで
ビルトして資材を運び電気や水道などの
ユーティリティーを敷設して生活環境を
キチンと整えて数km四方に渡るタウンメー
カー、そして石炭を主力商品にするためレ
ールを港まで伸ばして一連の開発もジエン
ドなんだが地形的に海に沿って東西に走る
マウンテンを抜ける方法が問題となった。
スルーするトンネルはコスト的に合わなく
ターンして途中から南北の海岸線を走るル
ートも線路を引く場所が取れなくて却下、
ピンチを救ったのは少しくらい遠回りル
ートでも構わないじゃないかという意見で
チェックメイト、5kmくらい先に山並が
33 :
6-3:2010/01/31(日) 16:15:13 0
小さく切れているところが有ったため後は
川が流れるようにすいすいとコスト有利な
勝るこのルートに決まった。港から石炭が
沢山出荷され他で加工される様はあたかも
巣立つひなが他で成長する様だ。繁栄も
鴨の脛、線路と炭鉱が廃止された後子守
柚のように残った旅客利用も地震で有終の
美を迎えた。線路を転用した道路が港への
ゴール寸前に崩落した土砂とともにシンケ
ージした。輸送方法のすべて(小道除く)を
レスした港にこれ以上の大量輸送の任は
ムリなためこの地区全部が廃棄された。
辛気臭い昔話をしてもしょうがない。この半
島は今日はこのイベントのため貸切だ。
美しいある意味人に見放された自然の
音と風景に会うと、個人的はこういうものを
子孫に伝えて生きたいと思う。本日快晴微
風。ここ6組もスタート時間、目の前の小高い
岡はボタ山の跡のため人は左右に。思考が
麻痺していたがほとんど無情報の参加者は
理屈ではなく感性でどちらに行くのがいいか
サーチしてるみたいだ。元々仲良しのユキサ
キに続き、シャクコポル族の娘、リオン、レビの
トリオ、その直後に水瀬秋子、巣鴨柚美、ト
ゥスクルの3人も街道を北西へ。様子見だった
スラピョン、歩兵、ゴーレム、ヴァンパイアも
クァルテットで後をつける。ここから移動する
ルートは反対側方向しかないので残りは南
西へ向かう。九品仏桜が引っ張る遊佐、西
園美鳥、勝沢、雨宮理菜、小川、小村明
美の後に幻想少女とカードマスターピーチ。
鳥瞰すると左右への分離がよくわかるだろう。
34 :
6-4:2010/01/31(日) 16:15:44 0
小一時間悩んでいた最後のグループも廃
村のある方へ移動する事に決めたみたいだ。
明確な意思を持って北西へ移動する辛島
美音子、風岡麻理、郁乃の担当看護婦。
ヴァーリ・トゥードみたいなものだからな。ジ
ァッジがすることなんて物資供給とエントラ
ントの安全確保、個人的にもそれ以外は
パスしたい。どうせこの後エントラントのセ
イフティネット役をするわけで暫くすれば
アクティブに活動しなければならないわけで
リタイヤ者の収容とそのための説得とかの
オンステージが待ってる。レッツゴーオ
ンマイステージ、何とか平和的に終れ。血の
雨が振らず、筆舌し難い事件が起きて迷
宮入りにならず、普通の人の世界では
理解できない怪奇な事件が起きず、青
菜に塩になるようなことさえなければいい。
九分九厘トラブルはないと思うが必需
品だけを携帯して南東へ行く。知らぬが
仏だと思うなあこのコース厳しすぎる。
桜さくのは誰だろうなあ。
35 :
7-1:2010/02/01(月) 03:05:43 0
マスター画面を見ていた責任者が「こりゃ
ミステリーだな。こいつが壊れてなきゃスピ
ードはやっぱ人間業じゃないね。こんな時に
千里眼でもありゃわかるんだがな。」「千
里眼なんて無くても監視カメラがあります
朱色の点の位置からここを見れば…」ぐうの
音も出なかった。カメラじゃ追いきれない。
コースを外れて西に向かってるのは2組のメ
ンバーか、調べてみよう。名簿を調べてみて
ビックリだがもしかすると高砂風花は鬼と
ニアイコールの可能性がある。ただ早い
のは間違いないが移動先は見当違い、
パッとしないな、このままだと迷ったままゴ
ーるまでたどり着けないぞ。何ともはや
トロイ娘らしいな。同じ2組のこれ海の中
らしいな。大丈夫か、えっと岩切花枝か、
しょうがないなあ。今見てた二つの点が
きっちり同じ地点で止まった。遭遇か、
おいおいバトルするんじゃないか。心配
ばかり先に立ったが数分後に動き出す。
さすがにルール違反まではしないか。そ
んなもんだよな。さて一ヶ所見過ぎなので
真剣に他の場所も見てみようとしたら竪
琴を持った男が入ってくる。「お前はゴー
ルへ向かうんじゃなかったのか。」「ゴ
ールいてもつまらないじゃない。」「ルー
ト上の要救護者の収容でもしてこい。」
36 :
7-2:2010/02/01(月) 03:06:29 0
シレっと「僕には無理さ。」と言ってヴィジ
ョンを見つめながら後ろにある簡易ベ
ッドに腰をかける。まあいい休憩してカッ
プに飲み物を入れて渡してやる。あばら
屋が集まっている昔の住宅街の、概
ねこのあたりまで家があった場所にメ
ークされた監視基地のすぐ近くできっ
ちり7組のスタートを見届けたあとにち
ゃんと来てるのはわかるが「お前もな
んか仕事があるだろ。」「僕はここでまず
エネルギー充填さ。」「ふっで7組は。」「エ
レミア霧島聖ショップ屋ねーちゃんが北西
ミミックマミーが南東に最後に出発だね。」
「アイホープモアディテイルド。」「そうだね、
岡崎史乃はともを連れて北西、往人の母岡
崎敦子コンビニのパートらしきおばさんも
史乃さんのすぐ前を歩いてたね。それに史
乃さんの後ろにメイドロボ達ジャムHM-12
クスクスだね。南西がメイフォンリーフォンシ
スターズ、冬弥の妹吉田由紀栞の友人薫子
クァルテットにもう一つリズエルアズエルシ
スターズかな。」「だんだん形容が増えるな。」
37 :
7-3:2010/02/01(月) 03:07:18 0
「杉並睦美千里朱音富沢雅美の3人が
並んで行ったのが南西の先頭だね。仲
睦まじい姉妹達とどこかよそよそしい他の
美少女達が対照的だったね。そう言えば前の
岡に登ってしまうともちゃんと止めに行く岡
崎史乃さんだと本当の祖母孫に見えるね。」
「敦厚な人柄だからな。まあそれはともかく
子細報告ありがとうな。」「この点の動きは
ジョークなのかな。」「普通よりか早いなジ
ャスト100kmくらいの動きだ。こんなタイ
ム人には無理だな。よく見るとこの光街道を
往復してるな。もうすぐこの前を通るはず。
人を遣って確認したほうが早そうだ。なあ。
のんきにお菓子食べてる場合か。全く水
母みたいにふらふらしおって。」才能豊
富なのでそれを生かしてさえいれば
沢山のことが実現できるだろうに。優
雅に自由人として生きるなんてのが
美学なんだから否定するわけにもいかんし。
38 :
7-4:2010/02/01(月) 03:07:52 0
リストの要注意人物を再度確認する。
ズルしているってわけではないので
エントラントに何かする訳じゃないが
ルールを守っている証明がいる。五里
霧中のままではそれもできない。まあ
島国根性か決められたルールは神
聖にして侵すべからずみたいなリ
ミットがあるのは認めるがね。
ミステリアスな移動する連中のうちビ
ックリな高砂風花と岩切花枝の
クライシスコンビはどこかに置いといて
Hispeedで移動してるこれを調べるか。
Matchした。柚木詩子か。移動手段は
-−−−−−−不明か報告待ちだな。
1組のみちるはコースのショートカット
2組の岩切もなんだが海上移動は予想外
薫りがするな。「おい帰ってきてるんなら
子細をさっさと説明しろ。」「それが人に
メッセンジャー頼んだ人の態度かい。
インフォメーション…やめよかな。ユース
フルで疑問点全面解決につながるインフ
ォメーション、このまま次の仕事場にト
ンズラしようかな。」「悪かった。ごめん。
39 :
7-5:2010/02/01(月) 03:08:59 0
アイムソーリー。」「わかればよろしい。
ズームした写真見て欲しい。ついでに
エンジン音も録音してある。」「これはミ
ルト、いろいろあって確かに参加者
リストには乗っているので仕方なくスタ
ート地点までは移動させたがまさか
フィニッシュすることはないというフ
ォアキャストだったはず。これはア
ンビリーバブルな出来事だな。このまま
冬眠させておく作戦失敗だな。あそこへ
弥次馬しに行きたくなるな。」「ふーん、何
の秘策を隠しているのかい。」「やはり姉
妹機でもメイドロボは性能に差が有るな。」
「とりあえず誤魔化すってことは何か
ものすごいことを隠してしるね。」「このまま
栞られた先、海岸線沿いに走っていくとそ
の先は道路が崩壊してるんだよ。これは
友達だからこっそり教えることで本当は
人に言ってはいけないことなんだけど。
吉凶は糾える縄の如し、なんだがまあ青
田買いしたと思って車を捨てて人だけ自
由に移動すればトップ通過間違い無し、世
紀の一戦に参加決定だよ。」
てすと
41 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/01(月) 20:04:55 0
代理投票ってまだ未確定なの?
ぐあっ・・・PCが規制受けた・・・
明後日は香里・美汐・まいが出場するのに!
何気に激戦日なのに!!
>>41 運営スレの前スレによると代理投票はダメみたい
44 :
8-1:2010/02/02(火) 02:37:40 0
アトランダムで持ち場が決まる…アトラ
ンダムなんだよな。まあ8から10組なんて
ニアミスのようなもの峠を挟んだアップア
ンドダウンでいける同一の範囲だろう。常
日頃の行いの悪さの所為かもしれないが
吉報はなかった。ここらは森と杉山と道し
かない、端的にひまだ。待機中は子供の
お守りばかりで…。、川口茂美、日吉かお
り、田沢圭子、ひさ子、川越令は南東へ
杉山の中へ、小木曽雪菜、和泉千晶、杉
浦小春は北西へ真っ先にスタート。
小さい雛山ひよこ、しのまいか、雅は思
春期以外のグループ(八百比丘尼、ソポク
ムツミ、アンニン、フラッペ、エクレア、フィール)
ツアーでその後を続いた。少し離れて
ミーイズムなキィちゃんのライバルちゃん
名倉友里、天沢未夜子、南条紗江子も名
倉のリードで続き、ゴブリン、ライカーガスも
友千鳥のように消えていった。まあ山より
里のほうがいいんだろうな。行く先には
小さい差しかないがな。南東は先の大
木の脇から入る尾根道、北西は7組の先
曾ての生活道で海岸行き。途中でクロスして
雪辱戦可能というようになっている。まあ
菜の花や月は東に日は西にみたいかね。
45 :
8-2:2010/02/02(火) 02:38:30 0
ゴールに向かうためほとんど反対方向に
ブランチして行く様は。参加者追いかけて
リタイヤ者の回収だ。悔しいのでテレフォ
ンしてみる。2組の担当で2-3組間ルートの
ライブな話ができる。自分の方は多分ガ
イドすらないだろう。向こうではショt−ト
カットしようとして木に引っ掛かるシャ
ーロム姉妹とか川にはまったミシェ−ル
ガードレ−ルで立ち往生するフロリア、
スルーするには惜しいネタが続く。
ひどい例になると3組の話だけどま
さにスタートって時にチョコレッタって
子と高宮って子が口論になってアイ
ソレーションしようとしたリーナともども分岐
ポイント手前でリタイヤに追い込まれた。
クロックにして15分、最短リタイヤかも。鳳
雛にままにしてもほどがある話だな。
山道に差し掛かったが参加者は見えない。
ひまだ。なおも通話を続けることにする。
よた話もいっぱいあったが道端で
こけたまま起き上がらないタオシーや
田んぼの跡地の湿地にはまったフィーユとか
沢に転げ落ちた殺戮劇団員とか土
圭の見方がわからずミュージィさんは迷
子になってるし、などと話してるうちに
46 :
8-3:2010/02/02(火) 02:39:15 0
キュートガールが助けを求めてるシテ
ィボーイの俺が彼女に手助けしなく
ちゃと言いながら通話は切れた。ち
ゃっかり楽しんでるな。もうすぐなんだか
んだ言っても自分の担当範囲の終点
のクロスロードについてしまう。1組担当と
ライブな話をしてみよう。西側のシーサ
イドを担当してるはずだ。そいつからは
バトル直前ぽい二人を見かけたがバト
ルは無しで片方は海中へ、もう一方は
ちゃんと見ていたはずなのに消えち
ゃったということだった。それは見たらな
んとも言えない恐怖感じそう。後は
南下する前に一度北へ3kmくらい行く不
条理なコースなのでショートカットが早い
紗がかかったように向こうのほうに入り
江なのが見えるからな。ただし最初の
子は抜けてったらしいがこんな一か
八かの作戦はほぼ失敗するよ。そんなの
百も承知で突っ込んでいくのならいいけど
比較的簡単に考えて挑戦して潅木の
丘ににっちもさっちも行かなくなった
尼っ子がいてな、笹原のぞみって言う
しかたないので近くにいた俺が救助
の任に当たったわけだ。最初はその
まま見捨てたくなったが用心深く入って
いってなんとかたどり着いたよ。擦り傷と
か破れた服とかちらりと見える下着とか
47 :
8-4:2010/02/02(火) 02:39:57 0
ファインジョブと思ったね。ただね、プ
ライドを傷つけられたのか悪口ベリマ
ッチだったね。小さい娘が抜けていく
ペースが順調だったので自分にもまるで
川を流れるようにできると思ったがここを
越えることはできなかったらしい。緘口
令をしておくよ、下着まで見えたことは。
雅な身のこなしでに潅木の中をまるで
川を泳ぐように抜けていく人を見た時、入り
口に戻るより出口に抜けようと思ったよ。
茂みを抜けるのには苦労したけど何とか甘
美な思いをができた。ここで例の対立と
和睦も見たんだよな。まあこんなことが
泉のようにわきあがるわけもなく浜
千鳥を追いかけているあすかが愛の結
晶みたいにしてるチャドと古賀茜、
天使みたいな和由を見守るノブコくらい。
沢山仕事していて文句なんていうなよ、
未遂の身とすれば羨ましい、こっちじゃ雨
夜の星さ。おや人が…。十字路にいた岡崎敦
子がリタイヤを希望したので手続きした。リー
フォン、メイフォン姉妹は道に迷い引き返しファテ
ィーグでコンビニのパートらしきおばさん(真琴ル
ート)と小川と勝沢と小村明美は座っているのを
ルートを間違え一回りして戻ったところで
エンドにした富沢雅美と7人の到達点を
クリアにしていた6組担当と合流。とりあえず
レストタイムに入る。必要があれば
アクティブなることにしよう。
48 :
9-1:2010/02/03(水) 00:06:50 0
杉林の中にある9組のスタート地点だけど街道沿いの
坂の頂点にあるため、ここからだとどちらに行っても
ひたすら下るところからスタートする。両方下りだから
と言っても移動する人数がほぼ真っ二つに分かれる
みたいなことが起こる事もなくほとんどの人が固まった
まま南下を始めた。逆方向に行くごく少数の例外を除
いて。ストレルカを追いかけるひとみ、あきら、まいに
古より伝わる神秘の力でナンが続く。その後を杉坂、古
式みゆき、稲木佐織、あーちゃん先輩、桂木美和子が楽し
みながら進んでいく。だるそうな西九条灯花は彼女らより
ゆっくりと、橘郁子、湯浅卯月、ナズナ、ミサキは少し空
き始めた。クー・シー、小豆洗い、ハーピィ、雷様も同様。
稲妻のようにメルクーリオが前の一団に追いつき、脇の
木にぶつかってまた遅れていた。ルチアがソフィアの補
佐をしながら最後尾を歩いている。個々人の考え方が
織り成す勝負の綾はこれから何を引き起こすのだろうか。
クイック移動した先頭は早くも10組に追いつくがハイスピ
ードできた報いかここで一緒に行動することになる。
シャルテ、神岸ひかり、美凪の母、イザヤ、HMX-14ピ
ース、イヴ、ユイ。みずかとしんじょうさおりは追いついた
小さい娘らとストレルカで遊んでいた。10組の先頭は既に
豆つぶのようだが後発グループは綺麗な海を見て命の
洗濯をする。幽霊、ぼーぱるっ、プリーステス、フェアリーは
いっしょに数百m先を歩き、小出由美子、相田響子と遠慮
深く数m後ろを歩く中津静流はその数百m先、そしてその前
山影の所に加藤多香子、反生徒会の女子、後は闇夜に烏
雪に鷺か、やっと三井、舞踏会で舞に話しかけた女子生徒が
見えた。先頭を走ってるはずのエディフェルは全く見えず
今日はここまでで
ズコーッ
50 :
9-2:2010/02/03(水) 01:48:54 0
天晴なことにカルラゥアツゥレイの女の子(デリ子)もその
野性味を発揮して善戦しているらしかった。
美女が道路に倒れている。絶対助けなきゃ熱い乙女の血
汐がたぎる。とにかくこのまま先に行けば人がいっぱい
あつまっているところにつくはずよ。倒れてる人を抱
き上げて助手席に乗せる。でも運転なんて始めてだか
ら乗り心地は諦めてね。なんどもエンストしたけどただ
ハイスピードで走るだけなら上手になったから。レッツゴ
ー。休んでるゴブリンと遊んでるエクレア、雅を見てよりハイ
ピッチに。アンニン、ライカーガス、南条紗江子、フラッペ、キ
ィちゃんのライバルを追い抜くが最後の一人以外は
ミラクルを起こす気力もないようだった。9組10組の人の
サイドを抜ける。残り2km山がえぐられて道路が10mくらい無く
キープアウト。速度を上げ残ったコンクリ製のノリ面を利用して
美しく空へ飛んだ。エディフェルだけがそれを見ていた。
坂を登りきって気力のつきる人は多いが収容は大変。「いい
香りだな。」前に救助した人の香水の匂いらしい。山から
里へアパッチで大量輸送するとは思わなかったぜ。
切りがよかったのでちょっとだけ続きを
51 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/03(水) 21:01:17 0
規制中です。転載お願いします……。
激戦区怖いのであえて一人だけ。
<<天野美汐@Kanon>>
初めて真琴シナリオをプレイした時から、ずっと変わらずファンだぜ。
>>51 代理投票制度は今回無いみたいです
それと投票にはコード取得必須です
携帯電話は使えませんか?
>>52 そうでしたか……ありがとうございます。
コードは取得しました。
携帯試してみます。
書き込み成功しました。
お騒がせしました。
第三回葉鍵最萌トーナメント・予選第十組予想
いよいよ一次予選ラストとなる第十組は22人。
ここは痕勢の名脇役が揃っており、小出由美子と相田響子の二人に期待がかかる。
あかりのママンこと神岸ひかりも恐らくは票を集めてくるだろう。
意外性としてはデリ子を推したい。DVD版で絵がつき、カルト的な人気が出てきた彼女の動向にも注目だ。
一方の鍵勢はみずかが最有力か。EFZでも出番のある彼女はどこまで伸ばせるか。
新規勢としては中津静流に期待している。
ロリ、ツインテ、オッドアイ、無口と設定だけでお腹一杯になりそうな彼女はひょっとしたらひょっとするかもしれない。
※ここからチラシの裏
なお、筆者が静流寄りの予想をしているのは惚れた弱みということで見逃して頂きたい。
そして規制だと…許せん! 誰か転載お願いしますorz
※ここまでチラシの裏
カンベンしてよ、こないだの規制解除からまだ二週間しか経ってないよ
今度はいったい何なんだ、またネトウヨサヨか……?
57 :
9-3:2010/02/04(木) 01:32:55 0
あんまりな救助法だったが2組から1人、3組-5組各2人、え
ーっと7組5人、8組2人で14人で5往復したよ。おそれをなして
ちゃんと自分で下山した人もいるよ。ゆりっぺを助けてアクアち
ゃんもそうだしユキとサキも一緒に行ったよ。後何人かはな
んだかんだいって自分でリタイヤしていったね。彼女らも
先に救助された人の乗る場所見て恐れをなしたからね。年
輩の人優先だったから外にしばりつけられるようだからね。
西海岸でもリタイヤが相次いだ。入江、因幡ましろ、エレミアを加え
九人が1j組からすでにリタイヤし3組から海岸方面に来ながら不
条理にも吉本このみはエネルギー切れになっている。
灯台が見える辺りで巣鴨珠美は疲れていた。岩切
花枝が一度海上に出て遅れを悟り再び潜っていった。枸
橘の隣で三島有子と漁業組合のおばさんが話している。馥
郁たる香が漂う中スミレを連れて三島有子がゴールへ向かう。
子供扱いする気はないが残ったもの同士リタイアを薦めよう。月
桂冠は無理だったけどよくがんばったと褒めながら。なぜか鈴
木寛子は海岸線に出ていた。周りは2組3組4組ばかりだが森本
美紀を見つけた。カスミ、プリムラ、ゆり、麻宮空、シリアルらと平
和な行進を続けた。少し送れてハナ、前には原田、小坂由起
子、雪女、ワイバーン、ソーサレス、渡辺咲子、玲於奈らが
ナローなロードを進んでいく。松本、吉井、一ノ瀬水恵、シイラアサ
ン、カムチャタール、沢渡真琴(本物)、HMX-12Bマルチが
スエットをかきながらその前を歩く。しのさいかを折原志乃とミコ
トとシンディ宮内とクーヤが相手をしながら進んでいる。
レースのトップは今のところみちる、続いて神戸小鳥、別
ルートから来た仁科りえ、折原みさお、河南子、鹿沼葉子。
カレントリー、セリオ、神尾晴子が急激な追い上げ中。頭から
湯気を上げてる広瀬真希は天使、宮内あやめ、さくやを
浅はかな思いつきではめようとして逆襲を喰らったため。
卯建つがあがらなくなったようだ。ゴールまであと少し、、雨
月山の鬼の末裔は現れ去っていった。まだ迷子のようだ。
58 :
9-4:2010/02/04(木) 01:33:27 0
メイビー賭けに勝ったわね。あっちは罠っぽいのよ。山登り
ルートを選んだ勝ち組美坂香里、天野美汐、深山雪見トリオが
クァルテットになったのは休憩所近くの合流点であった。ア
ークデーモンならぬ水瀬秋子と出会ってとりあえずギャザ
リング、最高地点を越えていよいよ下りに差し掛かる。
オッケー?これからは恨みっこ無しで実力競争よ。この
ルートの後続はかなり離れているがカードマスターピー
チを先頭に幻想少女、冬弥の妹、西園美鳥、トゥスクル
アークデーモン、サクヤ、吉田由紀、霧島聖などが
ソロソロくだりにかかるところであった。この後は意外と
ファーな上棄権者も多く休憩所付近は混沌としていた。シテ
ィガールやインハウスクリーチャーには辛すぎる
アクションだったのかも知れない。この先もオールオア
ナッシングの勝負をするには弱すぎるみたいだ。ただ一人
ズームアップしたいのは翼を広げ空へ昇ったムツミであった。
ナイスミルト崩れた場所を跳び越し向こう側の道路に疾風迅
雷の移動をした。そして意を決してエディフェルを飛び越す。その
様子を見たデリ子も続くが向こう側まで届かず海に落ちた。
瑚太朗「というわけで、今日は我らが中津静流くんの出番なわけだが」
静流「……(ぺこり)」
小鳥「最初に断っておくけど、この台詞も妄想の産物ですので実物とは違う場合がございまーす。よいこの皆は覚えておいてねー」
瑚太朗「小鳥、何もないところに話しかけてどうした。とうとう頭をやられたか」
小鳥「うん、昨日階段からね、こう、ごろごろーっと落ちて打っちゃった。てへっ」
瑚太朗「おい待てそれマジで大丈夫なのかよ。見せてみろ、どこ打ったんだ」
小鳥「尻餅だけど。それと一段目で足を滑らせただけだけど」
瑚太朗「……(ぽかっ)」
小鳥「いたっ!?」
瑚太朗「バカヤロウ」
小鳥「ば、ばかって! 瑚太朗が心無い言葉でわたしのハートをブレイクダウンしたことがベリースモール許せなかったから
ちょっとしたジョークを言ってみただけなのに! 殴ったね!? その上ユーアーフールと! どう思います視聴者の皆さん?」
瑚太朗「もうお前引っ込んでろ。ルー大柴かお前は」
静流「……(くいくい)」
瑚太朗「あっ、悪い悪い。このアホー小鳥がな」
小鳥「アホー小鳥ってなんですか! アホウドリの仲間ですか! 赤ちゃん運んでくるんですか!?」
瑚太朗「それはコウノトリ。お前本当にアホなのな」
小鳥「ひっどーい! ね、静流ちゃん。どう思いますこのバカタロー」
静流「……」
瑚太朗「あっ、悲しそうに目を伏せたぞ」
小鳥「ほら、わたしの勝ち」
瑚太朗「どう見てもお前から目を背けてるようにしか見えないが」
小鳥「瑚太朗、視力大丈夫?」
瑚太朗「俺はお前の頭に大丈夫かと聞きたいね」
静流「……あの……」
瑚太朗「うわっ、泣きそうな表情に! お前が変な方向に話を反らすからだぞ」
小鳥「わ、わたしのせい!?」
瑚太朗「いやそんな馬鹿なって顔をされてもな。……これ以上漫才してると本気で静流が泣きかねんから紹介に移ろうか」
静流「……!」
小鳥「あっ、すごく嬉しそうになった」
瑚太朗「とまあこういう風に、無口だけど喜怒哀楽がはっきり表に出るキャラらしいぞ」
小鳥「なんで推定風なの?」
瑚太朗「だって筆者が……じゃなくて俺達設定しか公開されてねーもん。どっかで台詞の一部でも公表されてたら土下座して謝るけど」
小鳥「一人称すら未確定だもんね」
瑚太朗「これで俺の一人称が「わし」とかだったら笑えるぞ」
小鳥「わたしは「あたい」とかだったりして」
静流「……私、がいいな」
瑚太朗「まあそういうことはこれからの情報に期待してだな。次は静流の容姿だが」
小鳥「
http://miriam.sakura.ne.jp/image/img-box/img20100204020249.jpg」
瑚太朗「おい何語だそれは」
小鳥「まあまあ細かいことは次元の彼方に仕舞っておいて」
瑚太朗「……で、見たら分かると思うんだが、金髪にツインテ、眼帯にオッドアイ、そして無口で素直」
小鳥「属性のオンパレードですね。わーお」
瑚太朗「そしてロリに白タイツ。ここ重要なところな」
静流「……」
小鳥「あっ、恥ずかしそうな目になってる」
瑚太朗「まあ本当はお前も人見知りっぽい性格らしいけどな。今回は漫才仕様にさせてもらったぜ」
小鳥「そもそも妄想の産物故許してくだされい。なのです」
瑚太朗「ま、語るのはこれくらいなんだが……」
小鳥「本当に情報が少ないね」
瑚太朗「だって公式ホムペの更新が全くない……げふんげふん」
小鳥「それどころかクドわふたーなるものが開発中だとかっ」
静流「……ひょっとして、出番、まだまだない……?」
瑚太朗「おお嘆くな静流よ。ほれ秋刀魚やるから元気出せ」
静流「ん……(モグモグ)」
小鳥「秋刀魚が大好物らしいね。鍵キャラで好物がはっきりしたキャラって久しぶりじゃない?」
瑚太朗「確かに。名雪のイチゴサンデーとかあゆのたい焼きみたく、キャラを代表する食べ物になればいいな」
小鳥「ってことはわたしにも何かあるかな」
瑚太朗「さぁ……? ガーデニング魔人とは聞いたが」
小鳥「魔人は余計。さて、こんな静流ちゃんを皆様宜しくお願いしますね〜」
瑚太朗「よし静流。最後に何か一言言ってやれ」
静流「みまみま」
瑚太朗「……オーケイ。食ってから言ってくれ」
静流「(ごくん)」
小鳥「さぁ、いよいよ静流選手が最後の一口を飲み下しましたよ! 次の発言に要注目です!」
瑚太朗「……小鳥、絶対本編じゃこんなノリじゃないんだろうなあ」
静流「……」
瑚太朗「……」
小鳥「……」
静流「……(///)」
瑚太朗「あ、いざ本番になってみたら恥ずかしくなっちゃったって顔だ」
小鳥「あ、恥ずかしさのあまり逃げ出した」
瑚太朗「静流もこんなキャラ……じゃないかもな。うん。とにかく頼むぜ皆!」
小鳥「以上、絶対合ってない妄想Rewriteキャラによる中津静流ちゃん紹介コーナーなのでしたー」
これも転載お願いします…ちくしょう、投票できないのが悲しいぜ
はやく規制解除して欲しいよね(´・ω・`)
>>56 こんにちは、ゴッドファーザー。
クドわふたーは買いませんか?
リトバスやってなくても大丈夫で、クドを鬼畜調教できるらしいですよ!
それと、はせしーの活躍について一言。
うぉあ、名付けた子が名付けたままの名前でいる! お久しぶりです
クドわふたー買うどころか、リトバス買ってきました
参加するのに知らないキャラが多すぎるのはあまりに失礼なので、
中旬までにリトバス含めた葉鍵4本を終わらせる予定でし
これがきっかけで鍵っ子になったらちょっと笑う
はせしー?
彼女の活躍を一言で表すのはとても難しいですが、
強いて言えば、かわいそうです(´;ω;`) ブワッ
>>64 実は、今はこんな顔文字コテです。
トリップに名残がありますが。
リトバスは、エクスタシー(18禁版)が、加筆と攻略キャラ3人追加しててお勧めなのですが、もう買っちゃいましたか。
月並みですが、肌に合わないシナリオがあっても、全キャラ攻略して欲しいです。
66 :
10-1:2010/02/05(金) 03:52:56 0
加熱する順位争いをよそにゴール地点はのんびりしてた。その中で葛
藤する人たち、ゴールのテープを誰が持つかである。いい気なものだ。
多数の予想よりかなり早く先頭が見えてきた。坂道を駆け下りてくる美坂
香里と天野美汐、ゴール直前で順位が入れ替わる。少し遅れて水瀬秋
子もゴールイン。桟橋入り口に作られたゴールゲートは予定されたゴール
ショーもなく最初の使用を迎えた。ゴールに間に合わなかったスタッフのシ
ャウトがこだまする。救護班に世話になる3人が一息つく頃西岸道路からゴー
ルに向けてみちるは駆け足、仁科りえは早足、セリオと折原みさお歩いてくる。
テンポよく深山雪見が坂道から駆けてその間に。人が来るはず無い南岸から
幽かなエンジン音がしたと思ったら一台のスポーツカーがゴール前に全身全
霊で周りの人たちに向けてお願いをする柚木詩子に霧島聖が答え熱中症っ
ぼい伊吹公子の具合をみる。神戸小鳥や河南子、鹿沼葉子、神尾晴子もゴ
ールしながら運ぶのを手伝っていた。とりあえず命に別状がないと知るとさっ
ぱりした顔をやっとした柚木詩子にとってダイブ成功後しばらく気を失ってい
る時間があったことがあって悔やみ切れなったらしい。そのうちにサクヤがや
ってくる。きょろきょろと見回してクーヤを探しているが見つからず不安そうだ。
三人で仲良く手を繋いでやってくるのは神岸ひかりとみずかと吉田由紀、市
井での接点はないのだがなぜか意気投合したらしい。トゥスクル婆さんは
反射的に後ろから急いで来た冬弥の妹を避けて先に行かしたがそこには
生憎ミルトが停まっていた。かなりのスピードがついていたので避け切れず
徒に傷を増やす結果だけに終った。杉坂と西園美鳥もすぐ後ろでくすくすと
会話をしながら助け上げてゴールしていた。古式みゆきとあーちゃん先輩
の二人は同じ学校のよしみか仲良く、それを羨みながらすぐ後ろを幻想少
女が歩きながらゴールしていく。天使はゆっくりと進む。10m四方には人っ
子一人いないはずだった。孤独にゴールするそう思った瞬間、目の前に
ユラっと人が現れた。ムツミが空から地面に降り立ったのだ。思わずステ
イした天使の後ろにはエディフェルが急速に近付いてくる。この連中は
神か悪魔かそんな存在だろう。エディフェルは本来なら人が通らない南
岸をやってきたが崩落した道路を飛び越した後に余計な事をしないで
ひたすらゴールを目指していればもっと前の順位でゴールできていた
かもしれないが、海を越えた後車の中で失神してる柚木詩子を起こした
り海に落ちたカルラゥアツゥレイの女の子(デリ子)を助け上げたりとか
67 :
10-2:2010/02/05(金) 03:53:27 0
みずからを犠牲にするような行動をしていたせいでここまで遅くなった。
ずいぶん余計な時間をかけたようだがもともとかなり先行していたせい
か高順位だ。しばらくするとカードマスターピーチが下り坂をスピードアッ
プして降りてくる。エディフェルを追ってとカルラゥアツゥレイの女の子(デ
リ子)がずぶ濡れのまま走ってくる。同時にスタートしての差は元のスピ
ードの違いがあらわれている。ほぼ並ぶようにしてゴールに飛び込んだ。
ストップしたままのミルトが邪魔になるため柚木詩子が呼ばれるがアミ
ティな感じの辛島美音子と宮内あやめが通り過ぎていく。たくさんのクエ
スチョンを辛島美音子が宮内あやめにしているようであった。そんな
中にクーヤが姿を現すとサクヤが飛んでやってきて抱きついた。興味津
津のやじ馬が遠巻きに見ている。ゆっくりと歩いてきた冬馬かずさは
静かに横を通り過ぎるとゴールに向う。早足のリズエルとともはこの
流れに逆らえず集団でゴールインしてる。柚木詩子がやってきてミルトの
美しいエンジン音を奏でる。バックできないと言った時は周りの喋りも
凪いだ。前進させた結果ミルトもゴールラインを越える事になった。そ
の後のアークデーモンは相田響子の取材を受けていた。必要は発明の
母、普段動かないモンスターたちは移動するのには慣れてなかったが
フライして距離をかせぐことを覚えて本戦出場ラインをクリアしてた。チ
ェイスを繰り返す広瀬真希と坂下好恵の前にさくやと九品仏桜と薫子
アークデーモンと相田響子の取材しながらゆっくり歩いていたのを
リカバリーを始めた。結局のところ坂下好恵がすべてをかわしてゴ
ールしたがほとんど差がなく全員その後を続いていった。ずっとマ
イペースできたさくやと九品仏桜と薫子が本戦出場ラインを満足して
ヴイサインを出す。しばらくはばらばらとアズエルやシンディ宮内や
HM-12がゴールしていく。そのあたりとさほど差が無く姿を見せたH
MX-12Bマルチは途中でこけてまだ少し時間がかかりそう。大人
X子供となる一群がやってくる折原志乃、ミコト、名倉友里の三人
-しんじょうさおり、まい、ラストの女の子の3対3で何とかゴールする。
1人岩切花枝はゴールの先の桟橋から上陸して戻るところだった。
4人で競っている一団がいる。実はここ予選1組はここから二人が
68 :
10-3:2010/02/05(金) 03:54:59 0
ピックアップされる。松本、一ノ瀬水恵、シイラアサン、カムチャタ
ールがほとんど差が無く残り500m、まず松本が打ダッシュ、すぐに
スリップストリームに入るようにシイラアサンがつけるが離される。
カムチャタールがそれを追ってシイラアサンを抜き松本に並んでゴー
ルを決める。追い抜かれたシイラアサンはその時点で本戦出場
ラインを割り込んだため本当にゆっくりとなった。わずかの差がト
ゥルーティアーズを生む。こけていたHMX-12Bマルチをしのさいかが
アシストしてゴールに連れてきた。そして桟橋の先からゴールへ逆
ツアーしてきた岩切花枝が反対方向からゴールを越える。ナイスト
ゥミートユー皮肉な言葉で高砂風花が迎える。数時間前と同じ
レスポンスで対峙するする二人。一触即発の雰囲気にニアバ
イの参加者もゴールに近寄れない。しかし岡田が吉井を誘ってこ
の状況を打破しようとする。特に問題も無くゴールできると彼
女らに勇気付けられてまずは川口茂美と沢渡真琴(本物)、そ
の後続いて中津静流、HMX-14ピース、久寿川かぐら、小出由美
子がゴールする。結局他の事に興味ないのがわかってかアクシ
デントが起きないよう祈りながらヒビキとソポクが過ぎていく。
リネットが予選通過で喜ぶのに千里朱音、岡崎史乃、玲於奈は
子犬が捨てられたみたいに後からゴールしたリネットを見ながら
残りは明日
70 :
10-4:2010/02/05(金) 22:51:13 0
しょぼんとしていた。このあたりになるともうほぼ本戦通過な
んて不可能な順位になっている。わずかに残った可能性を信
じて最後までやってきた麻宮姫里と小坂由起子は天沢未悠をし
ょったまま脱力してしまった。日吉かおりと小木曽雪菜も同じよ
うに同じ頃しのまいかを抱いてやってきたがこちらは予選通過を逃
さなかったので飛び上がって喜んでいた。高砂風花も鬼の力を
おさえて睨み合いを終えてゴールする。さてアクシデントにあった
り、気力を失ったり、疲労困憊したりしてリタイヤした人たちも、
小型バイクや乗用カートや武装ヘリコプターで救助され街道に
出たところで迎えに来るバスに乗せられ港まで移動して客船経
由でゴールの桟橋まで来ているのだがこの後集められて御褒
美をもらう完走者を遠くで見守る観衆役になる。ゴールには渡辺咲
子、ソーサレス、原田、鳳ちはや、栞の友人、田沢圭子、雪女、ワ
イバーン、ミミック、此花ルチア、カスミ、中村由香里、関根とナップ
ザックに入れられた皿のままの因幡まくら、杉浦小春、天沢未夜子、
ヤング世代に混じってオールド世代もぞくぞくゴールしていく。
71 :
10-5:2010/02/05(金) 22:51:40 0
エアポケットにように一度人が途切れるが10分くらいでエブリボ
ディ笑顔の集団、西九条灯花、チヂミ、カーシャ、クスクス、フ
ィール、ロウニン、白穂が通過していった。すぐに椎名華穂が
フリーで続く。ユイと雨宮理菜と和泉千晶と鈴木寛子がゴールチ
ェックを受けた後をプリムラとしのさいか・まいかの母がゴー
ルする。その隣をナイトライダーが駆け抜けてゆく。大盤振
舞される完走者はまだ続く。海岸通りを抜けてきたゆりに山道を
踏破した郁乃の担当看護婦、風岡麻理、八百比丘尼ガ軽く
会釈をしてゴールする。雛山ひよこはひとみを追って喜び勇ん
で走ってくるストレルカに興味津々、ゴールで一緒に待って狂喜乱
舞していた。追ってきた橘郁子や後方においてこられた桂木美和子
に湯浅卯月があきらにもはげまされ急坂を登れなかったストレルカを
話し合って交互に抱えて登ってきたのだった。遊佐や麻宮空もゴール
してその後に遅れていたあきらたちも通過した。森本美紀やシリアル
からの励ましの声が聞こえる中スミレが三島有子の手を引いて抜
けていった。そしてヴァンパイヤは孤独にゴールゲートをくぐっていく。
たぶんリタイヤした人を励ましていたのだろうが西岸を通ってきた最後の
女性ハナが本当にゆっくりと時間をかけて終着点に到達する。
子供に遊ばれる犬の雄たけびをバックに美凪の母がやってくる。まだ
生き長らえているのは10組だけになった。平坦な道の後の急坂を
徒歩で登るのがきつかったのかかなり遅れている。もっと悪条件の9組
相手と比べると…。そして三井、ユイ、加藤多香子、イザヤで最後になった。
田舎芝居みたいなかっこ付けで主催者の終了挨拶と今後の予定の口上が
響き渡る。これより本戦参加者12人を選ぶ敗者復活戦を実施する。
子細はこれから発表する要項を確認するように。以上検討を祈る。
白熱したレースの後で行われる12人を選ぶ落
穂拾いの一戦、どういう形式なのか、本日の
栞にももちろん乗っていない。集まってる人達
の緊張が周りに伝わってくる。主催者が言う。
友好的で時間のかからない方法によって12
人を選ぶ。まず今の状態から集団を三つに
シェアする。それから一人ずつスタッフから
イラスト入りの抽選券を受け取ってほしい。イ
ラストに描いてあるのが個々の勝負種目になる。
アウトドアでする必要はないが我慢してほしい。
サインをイラストに入れる。敗者は勝者にサイ
ン入りイラストを渡し0で失格、4枚で勝ち抜け。
鈴がなったら勝負開始。4人勝ち抜けで終了。
木目細かい対応は不可能ですがそこの所は
寛大な心で御容赦願います。グループ分け後
子細について質問ある場合は各スタッフへ。
天運を祈ります。説明は以上です。
沢山の歓声と嘆声につつまれて通過者が
未定になっていた部分の選定が始まる。今
夜、本戦の舞台に向かう豪華客船に乗る椅
子取りゲーム、目の前にある餌に釣られる参
加者たち、そのために一応友情と実利との葛
藤がないようなグループ分けを予定している。
多数の脱落者が最初の勝負で発生する。潮の
香りがうっすらとする桟橋付近にある意味調
子のいい声があがる。イラストカードを配る
スタッフの呼びかけだ。通過者はすでにプレ
ミアムな豪華客船に乗って船室で寝てたり
レストランで食事したりしている。ある意味
ユートピアにいる状態である。その状況を
イメージできる残された有資格者たちは
此処でもう一度別の戦をする必要がある。
花も嵐も乗り越えて参加者が目指すべき
ルートは目の前に提示されている。残りの
チャンスは一回だけ。配布中のスタッフを
アシストしてさっさと終らせる。とはいえ、
湯水のように予算を使えるこのイベント、
浅ましい人間にはわけてほしいと思う。
卯の方向には予選敗退者が集まって五
月蠅くなってきている。自分の応援者を
ロックオンしている人の何人かいる。
ウィットに富んだ掛け声もちらほらと
ニックネームも飛び交う。軍艦ジャンケ
ンがグループ1だったが超不評のため
ソーリーってわけでジャンケンに。グル
ープ2はあっちむいてホイなので決定、
サードグループも紆余曲折あって
レアなゲームなシザーズペーパー
ストーンよりジャンケンに変わった。
あんまり変更してないんだけどな。
きちんとした準備はできなかったか
らとは言え勝負は公平さが必要、
三っつのグループに分けた後に
井戸端会議を始めてしまう参加者
ワイワイ楽しそうなのだがそろそろ
インターミッションも終わりにしないと
バトル準備をさせる必要がある。グル
ープ毎に10人くらいのスタッフをア
ンパイヤに送り各対戦の監視させる。
桂木美和子と白穂、シイラアサンと鈴
木寛子、カスミと湯浅卯月というように
美少女、美女、美人モンスター達が平
和裏に組み合わせが決まっていく。
子供達にだけちょこっと苦労した。
ストレルカと遊びたがって落ち着いて
トークも聞いてくれなかったからだ。
レッツジョイナスとかレッツゴーゴー
ルとか言いながらなんとかストレル
カから引き離して準備をさせる。
カウントダウンも近い。その時エナミ
ーとなった遊んでいたあきらとスミレが
シャウトしてまで嫌がるのでカーシ
ャが後退を申し出た。対戦相手だった
橘郁子も了承したのでスミレが橘
郁子とあきらがカーシャとの対戦に杓
子定規にならないように変更した。
遊び心はこういう時にこそ必要だ。補
佐役が各対戦毎に一人が付く。
西方で待つ船の上から見ている中には
九死に一生を得たようなある意味不
条理な勝敗を潜り抜けたものもいる。
灯火消えんとして光を増す、最後に
花を咲かせる4人以外の人はここで
カットされるが最後にここで光り輝く。
スタッフによるコールがかかる。ここで
ミスなければ3連勝で勝ち抜けだ。
原野が広がっている。厳密に言えば
田んぼの後が少しだけは残っている。
森が山裾を覆っている。そこ以外は基
本的に木が生えていない。かつては
美景でありその昔は南国の楽園と
紀行文に書かれたほどであった。曙
杉の木が数本立っている広場が内
浦のそばにある。もともとは港で大
小様々な建物があった痕跡のみ、幾
春秋を経たせいなのか、噴火で開発
中止になったせいかは不明だが廃
村になった後に全部壊れたようだ。理
由が自然災害による離村なので残り
香はそこかしこにあるのだが一望千
里の平野に現存する建物はなかった。
八百人くらいの人口が観光開発に
百年の計をたてて自然を生かした
比較的ゆっくりと街作りをしていた。
丘や険しい山や急流のになる川や
尼鷺の集まる湿地等の自然との調
和を最優先に自然に湧き出す温
泉とか落下距離の大きい滝とか
千枚板の海岸とか水晶とかがある
晶洞とか噴火口のある山頂とか
岡の上に残る奇岩とか断崖の
崎とか自然物が観光資源とし暦
史の生き証人として一般道路
乃至は遊歩道などで繋いでコンタ
クトできるようにする計画でアクセ
ス道だけはほぼ完成して東西道と
クロスする港山間の小道があった。
ステイする設備はまだ少なく、立体
美なフォルムの宿一つしかなかった。
凪の日の海は穏やかでダイビング等
のマリンレジャーも可能であり、水
母の発生も少なく適格地であった。
雨が降った場合すぐ鉄砲水が起こり迷
宮のような森林が行く手を阻むという
理由以外に火山灰の積もった土地では野
菜すら収穫が困難であり噴火の危険性も要
因として未開発状態だったのを開発の
幡を上げた直後に台風による大洪水と
まさに青天の霹靂というべき火山噴火を
くらって全ての建物を失い総員撤収その時か
ら無人島になっている。ちなみにここは正
三角形を二つくっつけたような形をした
島で東西80km、南北40km南端に港が
有った。東西に長い山が北よりに連なり双
子の山頂が見える。わずかにただよう馥
郁たる花の香りは生き残った植物のもの
乃ち開発の残り香である。土石流や火山灰の
の被害を受けたとはいえ道については
担当者よりある程度注意深く見れば
当たりがつくくらいの状態と報告されているが
看板はほとんど無くなっている。港の
護岸は健在なので接岸するのは問題なし。夫
婦松以外の木は港付近に無い。港から北の
プレイスだけは植物がほとんど無い。その
リーズンは噴火による溶岩やボルカニックボ
ムや火山灰や有毒ガスなどによる全滅。ク
ラッシュする噴火口やその際に広範囲に響き
渡る轟音等の地獄図絵を何とか死者で上
辺だけは惨事を回避した。その場所が狂い
咲くのが数日後に訪れることは間違いない。
子細はまだ発表になっていないがここ数日
ひとつ見てもかなりの人員が島に入り込んで
とっくに準備を始めている。島の北側に回り込
み獣道程度の人が通れる場所を作る。かなり
麻痺していたがここは無人島、森は森で迷
宮みたいだし、岩場は人が歩ける状態で無く
空家の一軒もないので人がたくさん来た時に
ゆっくりする休憩する場所の用意も必要だった
りして大忙しだった。いかにものどかに見える
田舎の風景の裏にある自然の猛威とも言うべき
沢山の傷跡を見るに無人の所以がよくわかる。土
圭の針が出航の時に重なりベル音が鳴る。その拍
子にびっくりして転ぶもの多数、こっちのほうの
チェックを追えたので予選の手伝いに戻る。
ヂーゼルエンジンが唸りを上げて出航する。
ミッションは1日で終るのですぐに戻ってくる。その時は
雪辱戦となるものいるであろう本戦、決戦地に淑
女達が集まるのは数日後になる。
しばらくすると勝負の結果が出始める。1組
の中では加藤多香子、橘郁子、カーシャ、
さらにソーサレス、ロウニン、湯浅卯月、ワ
いバーン、柏木美和子、三井、鈴木寛子。
かわいそうになるくらいにはあっけなく
まずほぼ半数が消えた。ストレルカとあ
いてだったユイはじゃんけんが無理だった
かでノーコンテストになっていた。3組
のほうも結果が出てしのさいか・まいかの
母、ヴァンパイヤ等々、対戦相手のいない
椎名華穂を除いて勝負に勝てなかった10
名が退場してりていた。アッチ向いてホイに
華やいだ場にも沈黙が落ちてくる。話の継ぎ
穗を失ったかの静けさの中で失った者は
天国に召されていくかのように消えていく。
沢山の人がほんのわすかな時間で失格し
未定の人の人数は32人まで減っていた。
悠悠とした時が流れる人の気配のない
玲瓏たる自然にかこまれた本戦の地に
於いてより一層の活躍できるか、このまま
奈落の底に落ちるか結果はもうすぐ出る。オ
ミットされるシリアル、イザヤ、ハナ、岡崎史乃
ミミック、一ノ瀬水絵、麻宮姫里、渡辺咲子、サ
ッと皿に戻った因幡まくら、風岡麻理、雪女、
クスクス、三島有子、八百比丘尼、和泉千晶
ナイトライダー、雨宮理菜、杉浦小春などが
イジェクトされた。そして二回戦今回はカッ
トされるものはほとんどいない。それでもシイ
ラアサンに負けることによってただ一人ユ
イが退場していった。次の一戦次第で0
ダメージでの勝ち抜けが出る。こうしたストレ
ート通過者はカスミ、田沢圭子、玲於奈の各組
一位の人たちであった。とはいえその裏では
ノックアウトされて退場する人も続出する。
瀬戸際で粘ったり、後一勝まで行って努力を
水に流したりしながら進行し結局のところ運に
恵まれなかった人から最終予選という難
関を通過できない。雛山ひよこ、天沢未悠、関
根、チヂミ、森本美紀、プリムラ、 ひとみ、鳳ち
ハや、白穂 遊佐 鈴木寛子 天沢未夜子が
ナックアウトで退場。残るのはユイ、フィール
千里朱音、小坂由起子、美凪の母、中村由香
里、ゆり、郁乃の担当看護婦、麻宮空、既に名前に
朱書されてるストレルカは実質的に敗退扱いで異口同
音、栞の友人、此花ルチア、スミレ、あきら、西九条灯花、
ユーウィルハブアチャンストゥゴーパラダイス。ア
イホープユーハブイト。レッツファイト。掛け声が煽る。
高砂風花とシイラアサンと原田はその前に勝ち抜け
砂塵の舞う最終決戦の場はここに誕生した。潮
風の中で行われるの最終勝負を勝ち抜いて満開の
花を咲かすころのできるのは各組残り2人、時間感覚が
麻痺しているようだが予選開始よりすでに7時間、迷
宮をあてもなく彷徨ってたような状態から囚われの
姫を見つけて救出にあたっている状態になって故
里へ帰る直前のようなところかな。ありふれたRPG
風に例えてもしょうがないのだが最後の山っていうか
岡ってところを迎えている。中村由香里が美凪の母と
麻宮空に勝ち、ゆりが郁乃の担当看護婦に勝ち、
理屈抜きで本戦出場決定、此花ルチアもスミレに勝って
雛形通りの喜び方をし、あきらと西九条灯花を破って
山を越えた栞の友人がもう一人の枠に入った。後
ひとつの組はユイが千里朱音、フィールが小坂由起子を
よりきって本戦に歩を進めた。既にほぼ乗船は終っている。
ここでようやく決まった人たちも確定したらその足で
_^)
シーボートに乗り込んでいく。本戦出場者たちは
リッチな船旅、敗退者のうち運営スタッフ手伝いの
アルバイトを希望するものはプライベート
ルームのないようなフェリーで運営側と一緒に
ヴェリーファストで移動する。本戦を定刻ジ
ァストに始めるためにスタッフ、アシスタ
ントは前日入りする必要がある。エキス
パートでないだけに事前打ち合わせは重要だ。
インフォメーションの共有、仕事内容の徹底、
アシスタントすることについては個々で違うので
インポータントな内容はその仕事ごとのスーパーバイ
ザーが説明していく。TV局などの外部スタッフ、プレイ
ヤーなどの対応とかが話される。そしてこの中で
鳳雛らしき人がピックアップしてリーダーにしている。
ちゃんと見る人はわかるらしい。一泊二日で
はやくも船は現地に到着する。スタート地点のテント
や何台ものTVカメラが明日を予感させる。本来のスタッ
フは島の遠隔地の準備に向かった。夜はそれぞれのフ
ィールドでキャンプらしい。港周辺にいる人はフェリ
ーに戻って今日も雑魚寝になるため少しだけブ
ルーになる。それについてはこの島の特性で
小屋一つないためである。適材適所で兎の登り
坂、前日の準備は滞りなく終わり準備の終了を理
由のプチ打ち上げを早目に終了する。今晩寝て
起きると本戦当日を迎える。まるで遠足前日の
子供のように興奮の中睡眠についた。
てs
83 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/12(金) 00:05:04 0
あげてみる
84 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/12(金) 00:09:18 0
test
そうして帰途についた自分だったが、ロープウェイで耳抜きをしながら考えていた。
発端はネガティブな理由だった今回の参拝だが、気付くと最後には楽しくなっていた巡礼の旅。
霊峰・高野の空気と霊験あらたかな諸施設・諸仏に触れるにつれ、いつの間にか
立派なブッ…仏教徒に近づいていた自分。
よく考えればこれまでも高野山は確かに数々の悲劇的な組み合わせを生んできたが、
必ずしもそれは悲劇で終わりはしなかったのだ。
マルチと葵の奇跡的な同着は屈指の名勝負となったし、主従対決は神奈と裏葉の強固な絆を
誰もが再確認した試合だった。
高野山は悲しみよりも、もっと大きな喜びを与えてくれていたのだ。
ありがとう、高野山。
ごめんなさい、高野山。
いろいろ無茶なお願いをしたけど、どんな組み合わせになったとしても俺は現実を受け入れるぜ!
その決意こそが、今回の旅の一番の収穫だったのだろう。
完
ちょw
支援乙ですが投下中にISP規制された?
それとも連投規制?
代理投下しましょうか?
まさしく両方です…ありがとうございます…
なんかおかしいなと思ってたら見事にうちのプロバイダがまた規制くらってました
それはそれは・・・
代行してきます
おのれ高野山
葵ちゃんの一回戦の相手が由真で吹いた
さらに二回戦がVS綾香の可能性アリで二度吹いた
くそう、規制よ一ヶ月で解けてくれ、頼む…!
全部見たけどこれはやばい、やばすぎる
あちこちで高野山上等すぎる
wktkが止まらないwwww
波乱があったほうが面白いかも、ってちょっとだけ邪念入ったのがまずかったかなあ
参拝のとき
Jリングアナさん今回は来ないのかな
あの口上がすごい好きだったんだわ
92 :
1:2010/02/13(土) 23:23:03 0
カメラが映しているのは台の上でマイクの前に立つ一人の少女
「わっ、わぁーどうしよう… スポーツマン精神にのっとり正々堂々(略)」
ぐだぐだになりながらも選手宣誓が終ると笑いとともに拍手が起きた。
ちょっとかっこ悪い宣誓だったけど逆に参加者の緊張感はとけて
しばらくの間は笑顔がこの場を支配していた。昔名の売れたような
ゲスト歌手が一曲を歌うといよいよスタートの時間が迫ってくる。
みんなに再び緊張感が走る。今回の大会は各作品毎に4-5人で
ひとつのチームを作り直線距離40kmにあるゴールを目指すものだが
ろくすっぽ最初の説明を聞いてないのが多数でスタート直前にも
せめてもの事に各チームに帯同のメイドロボが質問に答えるようにした。
まったくダメだった例が七瀬留美、広瀬真希、椎名繭、清水なつき組や
きいた娘が悪かったしのさいか、しのまいか、ラストの女の子、川口茂美組。
縦読み支援職人キター!!
本戦が始まったら本スレに転載しよう
>Jリング穴さんねー
前回はあれが楽しみの一つだった
ID:cz0PsZmD0さんが実はリング穴さんだったりするのかな
ついに始まりました第三回葉鍵最萌トーナメント本戦!
Zリング穴氏が待ち遠しい気持ちは私も同じ、
降臨されるまで不肖私めが地下最大的に口上を述べさせていただきますッ!
記念すべき第一試合はコアな人気の好カード!
ヒロインになるべき輝きを秘めた、裏ヒロイン同士の対決だ!
両選手入場!
観鈴ちんのご学友は生きていた!! 更なる電話に応え家族旅行へ旅立った!!!
人気者!! 川口茂美だァ――――!!!
七瀬いびりはすでに私が完成している!!
初代とも蔵広瀬真希だァ――――!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第一試合を行いますッ
……ッッ どーやらもう試合が始まってしまっており紹介が遅れている様ですが、
明日からは試合開始し次第ッ皆様にご紹介致したいと思いますッッ
[[規制で書き込めねない…でもそんなの関係ねえ]]
志保「ついに第三回開幕ね。さてさて今回は視聴者にどんなニュースを……」
浩之「お前またくだらねーデマばら撒く気か?」
志保「失礼ね、私は常に正確でタイムリーな情報を……ってあれを見て!」
浩之「ああ?あの鉄パイプが突き立った椅子がどうかしたのか?」
志保「どうかするも何も、あれこそは幻と言われた奥義よ!?」
徹背趺(てつはいふ)…
始皇帝の中国統一に影から貢献したといわれる拳法家・飛楼千(ひ ろうせん)が
考案したとされ、精神力や平衡感覚の鍛錬として行われた荒行。
逆さに突き立てた矛の上に、飲まず食わずで三日三晩座するというもので、
これを極めたものは嵐の船の帆の上でさえ地上と変わらぬ技を振るったという。
ちなみに現代でも、尾根高校に通う生徒が、画鋲や鉄パイプを用いてこの修行を
行い、後に異種格闘戦『EFZ』で勇名を轟かせたことは、
関係者の間では知らぬ者のない伝説である。
民明書房刊『魁!男七瀬』より
志保「まさかこんな所で伝説を目にするとは思わなかったわ。流石は最萌トナメね。
けどあのく<広瀬真希>>って生徒は一体どこでこのような知識を……」
浩之「知識も何も、全部お前の捏造だろーが!!」
志保「あ、そうそう!この修行なんだけど、初心者がやると肛門から口にかけて
鉄パイプが貫通する危険が危ないからくれぐれも真似しないよーに。
勿論椅子に画鋲も厳禁だからねっ!」
浩之「誰もやらねーよ!!!」
うわー志保ちゃん懐かしいw
規制はマジ氏んで欲しい
ゆるやかな滑り出しとなった本戦Aブロック、次の試合は絵画対決だ!
万人向けに描くキャラクターと自分のためだけに描く自画像、
両者正反対ながらその筆にかける情熱はともに計り知れず!
こみパの女王と中世の魔女が今宵、火花と塗料を散らします!
両選手入場!
人気ジャンルを察知ししだい大部数を売りまくってやる!!
愛すべきおバカ代表 大庭詠美だァッ!!!
Leafの最古作品なら麻雀の歴史がものを言う!!
二次元のおねいさん ギタリスト魔女 メイフィア・ピクチャー!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第二試合を行いますッ
99 :
2:2010/02/14(日) 23:24:01 0
おろおろしている(表面上は見えないが)長谷部彩と頭抱える牧村南の前で
おおきな声で言い合いをしているのは猪名川由宇と大庭詠美の二人。
ばかみたいな口論の内容は尾根に沿って少し回り道をしようと言う猪名川由宇と
えりごのみせず直線的に山を越えてゴールを目指せばいいという大庭詠美の
いってみれば玉砕案のぶつかり合い、そんな感じで競技が始まってるのに
みっともなくスタート地点に留まっている。そしてもう一組ここにいるのが
メイフィア「めんどくさいわね、このまま運んでよね、じゃあよろしく」
イビル「この、絵の中に篭りやがって、あたいが燃やして灰にしてやろうか」
フランソワーズ「だめです。それじゃ失格になります。」
イビル「じゃあこの場所に捨ててってやる、こんなもの」
アレイ「これも失格になりますよ。いいです、わたくしが運びます。」
100 :
2-2:2010/02/14(日) 23:44:36 0
ピックアップしたアレイが絵になっているメイフィアを背負った。
くるりと振り返ったイビルの一声「あたいたちもあっちにいこうぜ」
ちゃらりと指差す方向を見上げると聳え立つ山並みが見える。
やばいと思いながらもここにはイビルを止められるものはいない
ーー声なき声を無視してさっさと山に向かって歩き出してしまった。
登録名が変わってるなんて…
[[規制ちょおむかつくぅ]]
志保「朝早っく〜目っ覚めった〜今日は第二戦〜よ〜♪」
浩之「無駄にうるせー……つーかまだデマ作る気か?」
志保「当然よ。最新の情報を全国のべ100万と1人に伝えるのがあたしの任務だしね。
というかデマとかガセネタとか、人の情報にケチつけ……ん?」
浩之「何だよ、また変な電波でも受信したのか?」
志保「そうじゃなくて、あの人が叫んだ『ふみゅ〜ん』って言葉は、まさかあの……!」
巫身遊雲(ふみゆううん)…
その起源は室町後期、京の道仁寺(どうじんじ)での禅問答に由来する。
経典の解説中、意味が分からずに飽きて居眠りをした雲水の栄明(えいみん)が、
和尚に「釈尊のいう悟りとは何ぞ」と問い詰められ、咄嗟に「ふみゆうん」と呟いた。
この悲鳴を「其の身は禅を組み、其の心は雲の如く遊ぶ」と解釈した和尚は驚き、
栄明を許したばかりか己の地位を譲り、数日のうちに隠居したという。
それ以来、追い詰められて咄嗟に呟いた名言を巫身遊雲と呼ぶようになり、後に
入稿を控えた作家が栄明にあやかろうと呟くまじないとなった。
現在でも多忙を極める漫画の編集部などで、しばしば「ふみゅ〜ん」という呟きを
耳にすることがあるが、その由来がこれにあることは言うまでもない。
太公望書林刊『同人日本昔話』より
志保「言葉の語源、声のトーン、そして表情……それらが意味するものはひとつ……
あのく<詠美ちゃんさま>>はいわゆる愛すべき大馬k」
浩之「ンな偽情報でっち上げるお前の方がよっぽど馬鹿だろ!」
志保「むき〜〜!むかつくむかつくヒロのくせにちょおむかつくぅ!」
牧村「すみません、会場ではお静かにお願いします」
浩・志「「ふみゅぅぅぅ〜〜〜んっ!!」」
今回は第二回ほど頻繁には作らない予定なのですが、
入浴中よくわからないネタが飛んできたため寝る前に作成。
詠美ちゃんさまは彩と共にこみパで一番好きなキャラなので(笑)。
と、今まで言おうと思いながらなかなか言えずにいたことですが、
先日のネタを本スレへ転載して下さった方、本当に有難うございます。
それと縦読み職人さんも、予選から毎回GJです!
[[LK3rd15-ZHju7fP2-XE]]-00001
こみパをプレイして以来
<<ふみゅ〜ん>>が口癖になった
>87
由宇とは別の意味で、面倒見のいい、「いい人」ではあるね
105 :
104:2010/02/15(月) 21:40:24 0
誤爆スマソ
106 :
3:2010/02/15(月) 23:15:16 0
カードマスターピーチの後ろを一緒に高瀬瑞希と桜井あさひ、
ーーーーーーーーー(ひそひそ話開始)ーーーーーーーーー
どう思う、コスプレはしたけど本来いないはずよね。
ま、ま、ま、まちがいなく、そ、そ、そうです。
すると偽物、それにしては本物っぽいわよ。
た、たぶん、この時空のせいで、な、なんでも有りなのでは。
ーーーーー(絶句)−−−−−
ピ、ピーチっちゃんが、い、い、いるのが何かうれしいです。
ーーーーーーーーー(ひそひそ話終了)ーーーーーーーーー
ちょっとだけ東へ進んだところで九品仏桜を含めた4人の
うしろに続いているのが神尾観鈴、神尾晴子、神奈、裏葉、
らしくなく無口な神尾晴子をちょっと心配そうに見る神尾観鈴、
はりきって先に行く神奈と他の二人の間を裏葉が取り留めてる。
今日のカードはカード使い対法術使い!
西洋魔術と陰陽道という超能力としてポピュラーなモチーフは
ときに共存し、ときに反発しあい、新たなる魔術体系が日々生み出されていくのですッ
その東西対決の尖兵ともなる今日の二名、揃いも揃って変り種!
どこかで見たことある人と、どこからともなく現れる人だ!
両選手入場!
真の人気コスを知らしめたい!! 流行作中劇 カードマスターピーチだァ!!!
柳也殿は神奈様を愛されたが子作りなら全生涯私が相手だ!!
Summer編の鉄拳 裏葉だ!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第三試合を行いますッ
志保ちゃんの人と同じく、転載して下さる皆様、本当に助かります。
ありがとうございます。
しかし支援する人だけでもこれだけ規制くらってる人がいるってことは、
投票者全体では…
浩之「よう志……って何だそれ?」
志保「ああこれ?今巷でちょっと話題の桃なのよ」
浩之「話題って言われても、お前が桃買うなんて天変地異の前触れじゃねーの?」
志保「違うわよ、ほらあの売り子!」
浩之「ん?売り子が……うおわっ!?」
あさひ桃…
福島県朝陽町は、人口の6割が60歳以上の高齢者という過疎の農村であり、
最寄のスーパーまで行くにも車で40分かかる不便な農村であった。
だがある時、主演の桜井あさひに引っかけて、カードマスターピーチとのコラボ
イラストをHPで紹介したところ評判となり、全国から注文が殺到。
その後この桃は『あさひ桃』としてブランド化され、『あさひピーチフェスタ』など
様々な催しが開かれるまでになった。
ちなみに昨年、町で行われたピーチコスプレ大会で準優勝したHN・モモさんは、
桜井あさひと瓜二つの容姿と声を買われ、現在JAあさひの看板娘として
人気を博している。
柏木千鶴著 時源出版刊行『萌え米リゾット大革命』より
志保「つまりあのく<ピーチ>>コスの売り子はひょっとして今話題沸騰のモモさん、
いやもしかしたら桜井あさひ本人かも!てなわけで早速ねんがんのサイン……」
売子「申し訳ないなヤングウーメン、今モモちゃんは急な仕事でな」
ttp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100216002415.jpg 志保「まーだーみーぬーしーえんーそこにーなにーがーまーあってーいてーもー」
浩之「長岡志保死亡確認、と」
この世に悪があるとすればそれは人の心だったり
辞書で悪魔と引けば一番近いのは人間だったりする今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか!?
天使と悪魔もまた表裏一体、光があれば陰もできる!
黒い翼は悪魔だけのものではないのですッ!
両選手入場!
死神とのコンビネーションは完璧だ!! 無乳悪魔 イビル!!!!
浄化の炎のシステム・ハッキングは私の中にある!!
オンカミヤムカイの始祖様が来たッ ムツミ!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第四試合を行いますッ
112 :
4:2010/02/16(火) 23:50:24 0
イケイケイケーイッケーー、イビルの勇ましい声が響く中を走る。
ビリッケツだったのにすでに先頭に立っている、といってもこの
ルートに来てるのは数組、それも左側の尾根沿いに向かうので
ムリ攻めの真っ直ぐ山に登るのは他にいなかったこともある。
ツアコンがだめな旅行のように引き返して逆方向に行く一団、
ミコトとムツミとソポクとエルルゥとトゥスクル何かを感じたらしい。
[誰か鯖に介入して規制浄化たのむ笑]
ttp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100216235218.jpg 志保 「ちょっとあかり、アレ見てよアレ!」
あかり「わぁ、自作絵支援だね」
志保 「やっぱこういうのが出てくると、『最萌』って感じがしてくるわよね〜。
けどアレはただの自作絵じゃないわ。私の見間違いじゃなければアレは……!」
あかり「し、知ってるの、志保?」
ちちくらべ…
明治を代表する女流作家・水無月双葉(みなづきそうよう)の代表作。
吉原の遊女・睦美(むつみ)と大陸からの留学生・偉瓶柳(い びんりゅう)の間の
恋模様を描いた小説で、当時を代表するベストセラーとなった。
しかし、作中で美しい睦美の胸を羨む偉瓶柳が、彼女に胸を付き合わせるなど
官能的なシーンも多く、発売から半年で明治政府により焚書された。
栄学館刊『世界・ふしぎ発禁!文明開化編』より
志保 「胸を比べ合う二人を描いたこの作者は間違いなく相当な知識人ね。
……けど、この出展とか胸の慎ましやかさを考えると、
もしかしてこのイビルっておとこのkくぁwsでrftgyじゃんきp;@」
ムツミとイビルかなり迷うたのですが、支援や萌え文に惹かれたので
せめて心の中で<<イビル>>に1票っ!
親子姉妹、いろんな家族の絆が描かれる葉鍵ゲー!
特に姉妹はてんこ盛り、男の夢だよ姉妹丼ッ!
しかし二人はときにすれ違い、愛ゆえにうまくいかないこともあるのです!
妹を守りたい姉の気持ちはとってもとってもフクザツなのだ!
わかってあげてね妹さんッ!
両選手入場!
お姉ちゃん捜索なら絶対に敗けん!!
由依カタパルトの威力見せたる 特攻隊長 名倉由依だ!!!
風紀・委員(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
妹思いのピュア・ツンツン 二木佳奈多だ!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第五試合を行いますッ
116 :
5:2010/02/17(水) 23:31:09 0
なんとなく東に向かっている二組、どちらも同じような状態だ。
くっついて歩く先導と少し離れて歩く後続という構図である。
らしくないと思いながら郁未さんと晴香さんとお姉ちゃんが
ゆく先を論じてる時にすこし離れて葉子さんと歩いている。
いったい自分はどうしたいのかなと名倉由依は悩んでいた。
ふりかえるとちゃんとついてはきているが少し離れている。
たった1mとはいえまだまだこのメンバーの間柄は遠い。
きっと最後までそうなだろうなあと二木佳奈多は思った。
かまってやるのも面倒なので棗鈴は葉留佳にまかせて
なんとかあーちゃん先輩とは相談をして今後の方針を
たしかめようと思った。
志保「ちょ、ヒロ急いでこっち来て!どうやらあたしは今とんでもないものを」
浩之「何だよまた怪しげな中国武術か?」
志保「違うわよ!あの長い髪の子が構えてる……
まま間違いないわ、アレはかつて中央アジアを恐怖の底に陥れたという幻の!」
過多破竜弩(かたはりゅうど)…
チンギス=ハンの腹心・ミマハルカンが、奴隷の南空蘭(なんくうらん)に命じて
開発させた協力無比な攻城兵器。
当時開発されたばかりの火薬を用い、一抱えほどの太さのある巨大な鉄矢を射出
するもので、名前は先端が竜の頭を象って作られたことによる。
その威力は想像を絶し、厚さ1メートルの鉄門を一撃で破砕し、シルクロード屈指の
要塞都市ファルゴを半日も経たずして陥落させた。
ちなみに現在、航空母艦から航空機を射出する機械をカタパルトというが、
その語源がこれであることは賢明な読者の推察の通りである。
民明書房刊『星になった騎馬民族』より
志保「それにしてもあの二人、確か『巳間晴香』に『名倉由依』とか言ってたわよね。
なくら……南空蘭……この語幹の一致は偶然で片付くものなのかしらね」
浩之「お前はどんなMMRだ!!?」
>>272に吹いたので
由依「せくしー☆ゆいちゃんだよっ!」
佳奈多「はあっ!?」
由依「かなたくん、きみはもっとリアクションをみがくべきだ」
佳奈多「…(イラッ)」
由依「さあ、えんりょなくわたしのおっぱいにとびこんでくるといいっ」
佳奈多「……」
ぺたっ つるっ
佳奈多「雲泥の差ね」
由依「うわあああん!!」
佳奈多「で、説明してもらえるかしら?」
由依「ううう、気持ちだけでもお姉ちゃんみたいにおっぱいぼーん!に
なりたかったんです」
終われ
温かな小春日和。
まだまだ暦の上では冬真っ盛りといったところだが、旧暦の上では既に春ではあるし、たまにはこういう暖かい日があってもいいだろう。
ぽけーっと窓の外を眺めながら、私はらしくもない惚けた表情を作っていた。
まるで今日の穏やかな天気に合わせるように、今の私には仕事がなかった。
あーちゃん先輩……ではなく寮長がこぽこぽと紅茶を入れる音、それに乗じて漂ってくるほの甘い香りが鼻腔をくすぐる。
いつになく平和だ。私は顎を机の上に乗せ、柄にもなくうたた寝の準備を始めた。
「お姉ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!」
平和はあっけなく破られた。
「……何よ」
扉の前に仁王立ちしていたのは我が妹である三枝葉留佳だった。入る前にノックくらいしろといつもなら言うのだが、
もう100回は無視しくさっているこの妹に言っても無駄だと思ったので、最近は諦めている。
幸いにしてここに残っていたのは寮長だけだったので、いつもの風紀委員との乱戦も起こりそうになかった。
寮長は押しかけてくる妹に対してもすっかり慣れた調子で「こんにちは。紅茶どう?」などと言っている。
「あーいや、すぐ済みますんでお気遣いなく」
なぜ寮長だけにはあんなに腰が低いのか。いつもなら、「足りん。もっと寄越せ」などと言うくせに。
「そこまで厚かましくないですヨっと」
「心の声を読むな」
「以心伝心」
「分かってるなら帰ってくれない?」
「なんか今日冷たくない?」
安眠を妨害されたからだ。視線で応じてみせると、葉留佳はそ知らぬふりで「そんなことより」とスカートのポケットから何かを取り出す。
どう考えてもスカートのポケットには入りそうもない四角形の薄い箱が出てくる。一体どういう構造なのだろう。
あまりスカートのポケットに物を入れない私にとっては不思議の塊だった。
試してみればいいのだろうが、そこまでして確かめたいほどのものでもない。
これ、と差し出されたものは、どうやらゲームソフトの箱のようだった。おどろおどろしいロゴの下には気色の悪い怪物の群れが蠢いている。
サバイバルホラー、というジャンルらしいそのゲームは、間違いなく俗に言うホラーゲームの類だろう。
で、と見返した私に「一生のお願いがあるのですヨ!」と、両手を合わせて懇願してくる。嫌な予感がした。
ここでフリスビーよろしくゲームの箱を窓から投げ捨てていればよかったのだろうが、窓は閉まっていた。
ついでに寝起きでそんな余裕もなかった。
「これ、クリアしてくんない?」
「なんで」
「いやーそれには海よりも深くマリアナ海溝よりも深いわけがありまして」
「大体予想はつくけど、聞くわ」
「さっすが私のおねぇーん! いよっ、風紀委員長!」
早くしろ。どこから取り出したその扇子は。
「で、その深いわけって何よ」
「実はですネ」
「うん」
「事の発端は二月十日、午後十二時五十分頃に遡る」
「要するに先週のお昼休みね」
「まあいつものメンバーでゲームの話に花を咲かせていたわけですよ」
「珍しいわね」
「当時棗恭介氏が持ち込んでいた大乱闘ゲームの話題から始まり」
「ほう」
「何の因果か話題はホラーゲームに」
「あなたにしては適切な省略ね」
「怖がるクド公とかこまりんをいじめていたら、姉御の策略にて私が何故かこれをやらされるハメに」
「因果応報ね」
「まあお姉ちゃんも知っての通り、私は実はこういうゲームが苦手なんですね」
「そうね。で?」
ここまでは私にとってはどうでもいいことだったので、このまま聞き流してなかったことにしよう。
今の私に必要なのは休息の時間なのだ。仕事は思いつかないし、やることもないし。
「で、クリアデータを持ってこいと命じられまして」
キラリ、と葉留佳の私を見る目が輝いた。明らかに何かを期待している目だった。私は黙って目を逸らした。
「お願いお姉ちゃん! どうかこのゲームをクリアしておくんなまし!」
「嫌よ! 大体なんで私があんたの尻拭いをしなきゃいけないの! っていうか正直に謝れば一発じゃない!」
「いやーそれが」
てへへ、と葉留佳は頭を掻いた。嫌な予感がした。本日二回目。
「私にだってこれくらいできるわいっ! と大見得を切ってしまいまして」
「謝れよ」
「そしたら何の因果かクド公が凄いです葉留佳さん、とあんまりにも羨望の眼差しで見るものだから」
「……」
微妙に葉留佳の気持ちは分かった。あの目は反則だ。
が、だからといってここで私が手を貸す義理はない。
私は黙って手を振り、協力する気はないという意思を示した。
「えー」
無視だ。付き合ってられない。
「我がお姉ちゃんともあろう者がっ」
無視無視。
「あー、そっか。そういうことなんですネ」
嫌な予感三回目。たいていの場合、ここで最悪なことが起きる。
「ふふふ、実は佳奈多も怖いんだ。怖いからこの程度クリアできないわけですネ」
自分はどうなんだと即座に言い返したくなったが、挑発に乗ってはいけない。
……別に、怖くなんてないのよ。たかがゲームじゃない。
「まー佳奈多もそんなもんかー。はーやれやれ幻滅ですネ。
姉妹そろってお化けに怯える情けない姿が新聞部の目に留まり、校内のさらし者にっ。
そして私達は一生日陰で暮らしてゆくのです、およよ……」
んなわけあるか。こうなれば居眠りモードに突入して強制排除でもするかと思った矢先、ニヤニヤと笑う寮長の姿が飛び込んできた。
「へーそっか、二木さん苦手なんだ」
……寮長。それは天然じゃないでしょう、絶対。
唖然とする私を他所に、しめたとばかりに葉留佳がマシンガンの口を開く。
「そうなんですよ寮長さん! うちのお姉は見栄ばっかり張る人でして」
「ふーんそうなんだー。意外ねー、うちの風紀委員長は才色兼備のなんでもこなせる子だと思ってたのにねー」
「そうそう! 寮長さんの口から皆にバラしてやってください! きっとかなたんファンクラブができますぜ!」
それはなんか嫌だ。っていうか、葉留佳も被害を被ると思うんだけど。
「ふふふ、これから毎日が楽しみね、うふふ」
「そーそー! 毎日がエブリデイ!」
「……ああもう! やりゃあいいんでしょ! たかがゲームじゃない、一晩でクリアしてみせるわ!」
言ってしまった。何故言った私。
葉留佳が『アイアムウィナーーーーー!!!』とでも言いたげにガッツポーズを繰り広げ、寮長は笑みを吊り上げている。
私は窓から外を見上げた。
澄み切った青空。穏やかな陽光。
今日はとっても平和な一日のはずだった。誰が平和を壊した。
「んじゃっ、頑張ってねお姉ちゃん! ゲーム機持ってくるからー!」
ソフト、記憶媒体を手に乗せ、葉留佳は疾風怒濤の勢いで出て行った。嵐は過ぎ去った。荒廃したのは私の心。
おかしい。あれ以上の危機など私達姉妹には訪れないと思っていたのに。ありえん。
「ま、頑張ってね。頼れるお姉ちゃん。あーこの部屋でプレイしたら? うんそれがいいわ」
寮長は何が嬉しいのかスキップしてどこかへと去っていった。
呆然と見送る私の手には、相変わらず平和な時間とは縁もゆかりもなさそうなゲームの箱があった。
* * *
数時間後。
私は妹から借り受けたゲーム機を使い、黙々とプレイに勤しんでいた。
時刻は既に夕方を過ぎている。
部屋には誰もいない。しんとした空間はいつもなら気になるどころか心地良いとさえ思うのに、今は不気味だ。
こんなのはすぐに終わる。一回クリアするくらい楽勝だ。そのはずだったのに……
ガタッ
「!?」
目を見開いて私は振り返った。当然、何もあるはずがない。
きっと何かのはずみで机の上に置いてあるものがちょこっと動いただけだ。そうに違いない。
全く、驚かせないで欲しいものだ。いや別に驚いていたわけではないのだけど。
『ウォォォォォオオオォォー!』
「きゃあっ!?」
と、今度は野太い不気味な声。短い悲鳴と一緒に向いてみると、テレビ画面の中でプレイヤーキャラがモンスターに襲われていた。
「え、え、い、いつの間に!? ええとバックバッ……ああ間に合わない!」
ガブッ。そして画面には『デッドエンド』の文字が。
もう何度目かも分からないゲームオーバーだった。
あー……やっと操作にも慣れてきたのに……
やたら操作性の悪いこのゲーム、思うように動けず逃げるのも難しいばかりか、
予想もしないタイミングでモンスターが飛び出してくるため心臓に悪い。
おまけにBGMがやたら不気味で、チキン気味に……いや慎重にしか進めない始末。
単にゲームに慣れていないというせいもあるのかもしれないが……
「こんなリアルだなんて聞いてないわよ……」
血の表現やら効果音やらグロデスクさといい、まるでB級映画だ。有り体に言って怖……趣味が悪い。
しかも序盤の序盤でこの有様だ。果たして今度どんな場面に遭遇するのか想像もつかない。
「……今日は帰ろう」
げんなりした私はとりあえずセーブして、ゲーム機の電源を切る。
これは一日では出来そうもない。というか、初心者同然の私にこんなものをやらせる葉留佳が悪い。
寧ろここまでよくやったと褒めてやりたいくらいだった。
部屋の電気を消し、出ようと扉に手を掛けた。が。
「あ、あれ?」
開かない。がたがたと扉は揺れるばかりで一向に開く兆しを見せない。おかしい。鍵をかけているはずがない。
念のためにロックをチェックしてみたが、鍵は開いている。なのに開かない。
私に電流走る。
「ちょ、ちょっと!?」
思い切り揺らしても扉は開かない。叩いても応答などあるはずがない。外は既に真っ暗だ。
嘘、と私は呟いた。多分青褪めているだろう。
最悪の場合、このまま朝になるまで出られないことになる。
つまりこの部屋で一人きり……
「お、落ち着きなさい二木佳奈多。ただのアクシデントよ。そう、ここは冷静に誰かに連絡を……」
制服のポケットを漁る。携帯がなかった。
……今日、寮に忘れてきたんだった。最悪すぎる。私のバカ。
心なしか心臓の動悸が早まっている気がする。そ、そうだ。暗いからいけない。電気をつけよう。
電気をつけると、とりあえずは明るくなった。……周りが暗いせいで、かえって暗闇が強調されたような……
気にするな二木佳奈多! これは緊急事態。だけど心を落ち着かせて素数を数えればだいじょ……
『ぁぁぁ……ぉぉぅ』
「ひっ!?」
どこからともなく聞こえてきた不気味な音。風の音だと信じたかった。
まさか呪いだとでも言うのか。クリアするまで出られない呪い……
は、はは。そんな非科学的なことあるわけないじゃない。馬鹿馬鹿しい。私ったらちょっと焦りすぎ……
『ぁー、ぁー……』
「……」
ぐすっ。どこかで誰かが鼻を鳴らす音が聞こえた。一体どこの誰なのだろう。
夜の学校だからって何も怖いことなんてないのに。
そうだ、どうせ暇なんだしゲームしよう。うん。別にこの不気味な声が怖いわけじゃない。
のろのろと私は歩き、さっき切ったばかりのゲーム機の電源をつけた。
「……よく考えれば、校内にゲーム持ち込むのってご法度よね」
テンションの余り忘れていたが、そもそも許されるわけがない。
全部葉留佳が悪い。明日覚えてなさいよと思ったとき、ガタン! とドアの外で大きな音が聞こえた。
「……」
多分、私の顔は恐怖に引き攣っていたと思う。
もうどうでもいい。
校則違反より、この状況にうんざりしていた。
うぅ、せめて誰かがいれば……
ぐすぐすという変な音が聞こえた。全く耳障りだ。目から汗が出ているような気がするが気にしないことにした。
しかし、何が楽しくてこんなところで一人ホラーゲームに興じなければならないのだろうか。
そもそもゲーム自体あまりやらないし、上手くないし、怖いし。いや怖くない。
そんなことを思いながらピコピコとコントローラーを叩く。
大体最初のあたりは覚えているので何とか行ける。ゾンビの群れはあまり直視しないことにする。
問題はここからだ。謎解きも分からなければいつ出てくるか分からないモンスターも怖……くない。
「えー……また何か必要なの?」
どうやらまたアイテムを取ってくる必要があるみたいだった。こういうとき、大抵モンスターと遭遇する。
角を曲がるたびに武器を構えつつ、慎重に慎重に歩を進めて探索してゆく。
だがモンスターは出てこない。なんだ、今回はミスリードみたいだ。どうせ帰りの段階で出てくるのだろう。
よしそれに備えて心の準備をしておこう。パターンさえ分かればこんなもんよね。
と、思った次の瞬間。
ガバッ、と。
首筋にひんやりとしたものが当たった。リアルで。
「ひゃあああああああああっ!?」
多分我が人生の中でも最高品質の甲高い声だったと思う。
もうゲームがどうたらとか言っている余裕はなかった。
なりふり構わず暴れ、私は一目散に逃げ出した。
* * *
廊下の隅で、私はうずくまっていた。半べそで。
なんであの部屋から脱出できたのとか、そういうのはどうでもよかった。
ぶっちゃけよう。怖い。誰か助けて。
「ふ、ふふ、鬼の風紀委員がこのザマとはね」
吐き捨てるように言ってみたがただの強がりのようにしか思えなかった。半べそだし。
というか、元々暗がりとか不気味なところとかは実のところ苦手だ。
今までは意識的に遠ざけてきたり無視してきたり、大丈夫だと思い込もうとしてきただけで。
「っていうか誰だって苦手よね、そんなの……」
はぁ、と溜息をついていると、ぬっ、と人影が――
「っ!?」
「わ、佳奈多私わたし!」
恐怖の余り拳を振り上げた私の目の前にいたのは妹だった。ホワイ?
ぽかん、と口を開けている私に、葉留佳はばつが悪そうに頭を掻きながら「あのね」と若干目を逸らしながら続ける。
「ごめん、あれ私」
「は?」
「悪戯なんですヨ」
「……」
はい?
いま?
なんと?
「やー、まさかあそこまで怖がると思わなくて」
ぽっ、ぽっ、ぽっ、ちーん。
オーケイ。
理解した。
「葉留佳?」
がしっ。
頭を思いっきり掴むと「べ、べべべ弁解の余地を!」と被告人の声が。
「許可します」
「いや、その、うん。アレです」
「……」
「……」
「やはは」
がしっ。
ぎりぎりぎりぎり……
「あだだだだだだ! 痛い痛い痛い! だ、だから謝りに来たんだってばー!」
「許さんっ! 怖かったんだからね!」
「あ、やっぱ怖かっあだだだだだだだだ!!!」
にっくき妹を成敗していると、タイムタイムというように手が振られる。
「ま、待って待って待って! いや主犯は私だけど、寮長さんも乗りました!」
「え? 寮長も?」
「楽しそうだから、って」
あの野郎。
妙に嬉しそうに出て行ったのは閉じ込めるためだったのかもしれない。
抜け目ない寮長のことだ、きっと今頃はトンズラしているのだろう。
追及したところで証拠があるはずもなし、私は溜息をついて葉留佳を手放した。
「……もういいわ。もうどうでもいい」
精神的に疲弊していた私はもうこれ以上何をする気も起こらなかった。
「ごめん」
「いいって言ってるでしょ」
「でも謝る。ごめん」
「……いつもそうよね、あなたは」
苦笑が漏れる。
いつも変なところで律儀なのだ、この妹は。
「ゲームのことは嘘なの?」
「や、あれはホント」
「そう」
私は葉留佳の服裾を引っ張り、とある場所に連行することにした。
「ちょちょ、ちょっ」
「罰よ。私を引っ掛けたんだから、葉留佳にも手伝ってもらうわ」
「え、え?」
「ゲームの続き」
ニヤと笑ってみせると、「マジで?」と引き攣った笑顔が返ってきた。
「うるさい。こうなったらあんたも道連れよ。精々怖い思いをしてもらうわ」
「いやその、校則違反とかそもそも寮に戻らなきゃヤバ」
「知らない」
半ば自棄だった。怖がったところを見せてしまったのとか、もう破れかぶれな精神状態だったからとか、理由は色々あったが、
結局のところゲームをクリアしておこうと気持ちがあったのだ、と思い込むことにした。
本当の気持ちなんてぐるぐる混ざりすぎてて、もう分からなかったから。
「今日は徹夜よ」
「ああ、我が姉が不良の道にっ」
「黙りなさい不良の妹。さっさとついて来る」
もう何だか滅茶苦茶だったが。
こういう日もあるのだろう、ということにしておいた。
ふう、途中でさる喰らった…佳奈多頑張れー
10月は委員会がもっとも忙しくなる時期である。特に、私が所属する風紀委員では。
体育祭だの文化祭だのといった所謂『イベント』が集中しておりその機材の貸し出し及び予算の承認、確認などとにかく雑務が多い。
委員の誰からともなく忙しいとか勘弁してくれという悲鳴が毎日のように聞こえてきて、普段仕事に文句を言わない私でさえ、どうしてこんな短期間に集中させるのかと言いたくなる。
とにかく、私達に放課後遊ぶ暇などないのが現状であった。
「委員長、まだ仕事するんですか」
机と向かい合って書類に目を通していた私に向かって、後輩の一人がそう告げる。
「今日中に終わらせたくてね。あなた達は先に上がってていいわよ」
視線を合わせることなくそう伝えると、「お疲れ様です」と遠慮がちな声を響かせながら一人、また一人と教室を後にしていく。
一刻でも早く帰りたかったのだろう。朝から晩まで働いていては身が持たないという気持ちは分かる。委員の一人は今にも廊下で寝てしまいそうなくらいフラフラしていた。
私はと言うと別段眠たいわけでもないし、早く帰りたい気分でもなかったのでこうしている。
……というより体質のせいかもしれない。家での事情から私にゆっくりするほどの余裕はなかったし、常に何かの作業をしてないと今にも伯父達に叩かれるのではないかという強迫観念が身に染み付いてしまっているからだろう。
そんなことなんて、ないのに。
「難儀な体質よね、私も」
自嘲するように笑いながら、シャープペンシルを紙に走らせ――ようとしたが、芯が引っ込んだまま出てこようとせず自分の職務を放棄していた。
芯を変えようと筆箱の中身を漁ってみたが予備の芯も切らしていた。仕事をしたくないのは文房具も同じらしい。
しょうがないので購買部まで芯を買いに行くしかなかった。席を立ち、財布がポケットの中にあるのを確認してから私は一旦教室を後にする。扉を閉めるときに見た教室の光景は、オレンジの色と机の影の色でほぼ二色に染まっていた。
* * *
「……ふぅ」
廊下を歩き始めた時点でようやく感じたのだが、どうも肩こりがひどい。確かに座りっぱなしで作業していたのではこうなってしまうのも当然なのであるが……これは長続きするから困り者だ。
少しでもほぐしてみようと肩を真っ直ぐに伸ばしてみるがすぐに刺すような痛みが私を襲う。
「う……」
身の危険を感じた私はすぐに肩を下げ、これからの闘争の日々にため息をつきながら渡り廊下に出ようとしたところ、一人の男子生徒を発見した。
井ノ原真人だ。何かの買出しにでも行ってきたのか両手には近所にあるスーパーの袋がたくさん抱えられていた。
こういう時くらいは問題ばかり起こしている彼らも真面目にやっているらしい。
……いや違うか。こういう時、だからよね。
どうせ文化祭でもろくでもないな事をやらかすに違いない。それでも彼らの行為は人を喜ばせ、楽しくさせる。どうしてそんなことが出来るのだろう、と私は疑問を抱かずにはいられない。
二木と三枝の抗争の中におかれ、楽しいことを知らなかった私にはどうしても理解できないことだった。
だから、という訳ではないが――
「井ノ原真人」
彼を呼び止めて、少し話をしてみることにする。
呼ばれた井ノ原真人は、まるでダンベルを持ち上げるかのように買い物袋を上下に動かしながら、「よぅ」と言ってこっちに歩いてきた。
「珍しいな、そっちから声をかけてくるなんてよ」
「ちょっと話がしたいんだけど……かまわない?」
「話?」
そう言うと井ノ原真人はしばらく首をひねり、やがて頭を抱え、しまいにはうずくまりだした。
「やべえ、怒られる理由がさっぱり分からねぇ……あ、頭が痛くなってきたぜ……」
「怒るって……どうして私が怒らなきゃならないのよ」
「いや、また説教かと……」
失礼な。私が話すことはお説教しかないってわけ? 私は挨拶だけしてればいいっての?
「……私だって、たまには雑談したい時があるのよ」
「そ、そうか……すまねぇ」
相変わらず袋を上下に動かしながら、ぺこりと頭を下げる。なんか誠意が感じられない。
「おごって」
「は?」
何をいきなり、というような表情で私を見る。ぽかんと口を開いている様がいかにも間抜けだ。
「私の気分を害したから。飲み物の一本でも振舞ってもらうわ」
「いや、オレ金持ってねぇんだけど」
「いくらあるのよ」
「50円」
どこの小学生だ。いや、今時小学生でもそれ以上は持っている。一体に何に使っているんだか……容易に想像はつくけど。
「……お菓子の一つくらい買えるでしょ? 甘いものが欲しいの」
やれやれとため息をつく私に、井ノ原真人が「おお、なるほど」と手を打った。
「そっか、お前筋トレで休憩中だったんだな? 確かに糖分の補給も疲労回復には重要だもんな」
「……バカ?」
「え、違うのか?」
「今の時期にそんなことしてる暇があるわけないでしょう? 委員の仕事が忙しかったのよ」
「なんだそっちかよ……っててめぇっ、その言い草だとこの時期でも筋トレしてるオレがバカみたいじゃねぇかよっ!」
やってたのか。ひょっとしてこの人、買出しの時以外は筋トレしかしてないんじゃ……
「何だよその『お前は筋肉しか能がないからクラスの隅で邪魔にならないように一人寂しく筋トレに勤しんでるんだろうなあ、これからはウンコッコ真人って呼んでやるか』って目はよ!」
前半はともかく後半はありえない。というかどうしてウンコッコ?
「思ってないわよ、そんなこと」
「本当だろうな? オレだってクラスで何もしてねぇ訳じゃないんだぜ……」
「しつこいわね……思ってないから、早く行きましょう」
井ノ原真人はまだ何か言いたそうな目をしていたが、渋々といった表情でついてきた。やっぱり、袋を上下に動かしながら。
「……ところで、あなた達のクラスは何するの?」
少しばかり微妙な空気になってしまったので話題の方向転換をする。
「ああ、演劇をやるんだよ。脚本は西園で、主演が理樹だ」
「オリジナルなの?」
「いや、確かジュリオとロミエットを少しアレンジしただけのものだったと思うぜ」
……ジュリオとロミエット?
そんな演劇があったのかと一瞬思ったが、すぐに間違いに気付く。
「……それ、ロミオとジュリエットじゃない?」
「あれ、そうだったっけか? まぁいいじゃねえか、どっちでもよ」
アバウト過ぎると思う。
「あなたは何か役は持ってるの?」
「オレ? オレは……」
そのまま口ごもったかと思うと、次第にブルーな表情に変わっていった。
「……だよ」
「え?」
声が小さくてよく聞き取れなかったので聞き返す。
「木、だよ」
「……木?」
ドラマかアニメか何かでオチコボレあたりがやらされる、アレか?
「そうだよ、ぼーっと立ってるだけでいいってさ」
「……マジで?」
「あんだよっ、何か文句でもあんのかよっ! オレにも何かカッコイイ役をくれって西園に頼み込んだらこの役になったんだよっ! 1000年間切られる事のなかったってありがたい設定の木なんだよ! って言ってて余計空しくなってきたじゃねぇかっコンチキショー!」
言っていることは大いに同情してしかるべきなのだが、どうにも可笑しくて仕方ない。そりゃ、タイトルを言い間違えるくらいだものね……
「てめ、笑うなよ! 何だよっ、普段滅多に笑わないくせによ」
「ご、ごめんなさい……でも、想像したら……」
あの巨体が何もせず立っているだけというのを考えただけで吹き出してしまう。
「あははは……っ、痛……」
笑っているうちにまた肩が痛くなってきて、私は顔をしかめる。
「おい、どうした?」
すぐに私の異変に気付いた井ノ原真人が慌てて私の顔を覗き込む。私はなんでもない風を装いながら言う。
「大したことじゃないわ。ちょっと肩こりがするだけ」
「なんだ、肩こりくらいで痛がるのか? へっ、お前もまだまだだな」
まるで大したことのないように言うので、私は少しムッとする。
「バカにしてるけど……結構痛いんだからね、コレ。机作業なんてしたことのない人には分からないでしょうけど」
そう言うと、井ノ原真人はやっぱりな、というような感じで意地悪な笑みを浮かべた。
「やっぱり痛いんじゃねぇか」
「……あ」
しまった、つい本音を出してしまった。
「井ノ原真人如きに嵌められるなんて……不覚だわ」
「如きって……オレ、すっごくアホな奴に見られてるような気がするんですけど」
「自覚無かったの?」
「思ってたのかよっ! そりゃ、オレは国語と物理と化学と数学と英語と社会と数学は出来ねぇけどよ……」
ほぼ全教科なのと、数学を二度言っているのには突っ込むべきなのかどうかと思ったけど、まだ続きがあるようなので聞いてやる。
「筋肉とかの身体に関してはよく知ってるぜ。肩こりとかの辛さもな」
オレもよく筋肉痛になってたからな、と井ノ原真人は笑いながら言った。何でもお見通しだ、って事か。
「……どんな人にも、一つくらい取り得はあるものね」
「ありがとよ」
あまり良い言葉ではなかったはずなのだが、気付いているのかそうでないのか、彼は嬉しそうに頷いていた。
「さて、と……菓子奢ってやるんだったな。そこで待っててくれよ、買ってきてやるからさ」
くいくい、と彼は中庭の一角を指す。腰掛けるところもいくつかあり、休憩するには申し分ない場所だ。だけど……
「……あなたに選ばせるのは何か不安なんだけど。どうせプロテインを買ってこようとか思ってるんじゃないの?」
「へっ、残念だったな……50円じゃプロテインは買えないんだぜ?」
誇らしげに語ることじゃないと思う。けどそれなら大丈夫、だとは思うのだがどうにも不安感が拭えない。
「チョコレートがいいわ。お願いだからチョコレートを買ってきて」
「何かオレ、すっごく信用されてないような気がするんですけど」
だって井ノ原真人だし。
「ムカつくぜ……あんたの脳みその中には年がら年中筋肉しかありません。少しは勉強もしなさいこのダメ男、お母さんあんたの将来が心配です、とでも言いたげな顔しやがって」
誰がお母さんだ、誰が。せめて心配性の幼馴染くらいには……って、そんな関係になってどうするのよ。
「してないから、早く行ってきて」
脛の裏を軽く蹴りながら買ってくるように促す。彼は「本当だろうな」というような目をしばらく向けていたが、私が何も言わずにいるので諦めたか、渋々といった表情で外へと走っていった。
「……あれ」
そう言えば、井ノ原真人は荷物を持ったままじゃなかったかしら? どうして置いていかないのだろう。
忘れてる? それとも筋トレの一環?
「多分、両方ね……」
別に困っているわけでもなさそうだったので訊かないことにしよう。それより私も早いところ買い物を終わらせて――
「あ」
私が間抜けな声を上げたのに気付いた人間がいなかったのは、多分喜ばしいことには違いなかった。
* * *
「で、何で二木までここにいるんだ?」
「うるさいわね……私も買うものがあったの」
購買部にて。私はシャープペンシルの芯を、井ノ原真人は40円くらいのチョコレートを、並んでそれぞれ購入していた。
「何だよ、ついでに財布渡してくれりゃ買ってきてやったのによ」
「す・み・ま・せ・ん、忘れてたんです! まだ何か言いたいことがある?」
「い、いや」
何もそんな剣幕で言わなくてもいいのだが、恥ずかしい故か情けない故か、つい攻撃的な態度になってしまっていた。
「……ごめんなさい、大人気ない真似をして」
「いや、別に気にしてねぇけど……ほらチョコだぜ、食えよ」
井ノ原真人がチョコを投げて寄越す。
「ありがとう、でも食べ歩きはしないわ。行儀が悪いからね」
「相変わらずお堅い奴だよな、二木は。別に誰も何も言わねえのによ」
「……性分なのよ」
チョコの袋を弄びながら、私はそう返答する。というより、叩き込まれたという感じなのだけれど。
「なるほど、オレが筋トレを続けるのと同じ理由というわけか。確かに、変えろと言われても変えられないよな」
筋トレと同列に扱われるのがいささか不満ではあったけど、一応の理解を示してくれたようなので何も言わないことにする。
「ところで井ノ原真人、私が言うのもなんだけど……もう私にチョコを買ったんだからクラスに戻らなくていいの?」
何故か井ノ原真人は中庭へと向かう私の横に並んで付いてきていた。
「ん? ああ、言い忘れてたな。マッサージしてやろうと思ってよ」
「誰が?」
「オレが」
「誰に?」
「二木に」
「どうして?」
「肩凝ってるって言ってたから」
……マジで?
「なんだよそのUFOでも発見したような目は」
「いや、その……出来るの?」
「言ったはずだぜ……オレは筋肉のプロだってな」
知ってる。でも理由になっていない。
「仮に出来るとして……どうして私なんかにするのよ。別にする理由もないでしょう?」
「それも言ったはずだ。肩こりの辛さも分かってる、ってな」
見ていられない、ってワケ?
断るべきかどうか迷ってしまう。だって、確かに肩は痛いけどそこまでさせるわけにはいかないじゃない。
「また信用してないのか? 任せろ、理樹のお墨付きなんだぜ」
手をわきわきさせながら自信満々に語る。いや、その、キモイから。
「別に、そういうわけじゃないんだけど……いいの?」
「おう、遠慮すんな。頑張ってんのはお互い様じゃねーかよ」
オレたちには出来ねぇことだからな運営は、と付け加えて。その言葉で気付く。
ひょっとしたら、私たちを信頼しているからこそあんなことをしているんじゃないか、と。
……まさかね。
「それじゃあ……お願いするわ」
自分でも驚くくらいのか細い声で言うと、私は近場にあるベンチへと腰掛ける。少々老朽化しているのか木材が軋んでぎぃ、という耳障りな音を立てた。
「痛くしないでよ?」
「分かってるって」
それだけ言うと、井ノ原真人は私の後ろに立ちおもむろに私の肩を掴んでぐいぐいと揉み始める。
あの筋骨隆々の腕だ、もっと痛いのかと思っていたけどそうでもなく、寧ろ心地よいくらいの圧力がかかっていた。
なるほど、自信があるわけね……
砂糖がコーヒーの中に溶けていくような、身体が染み渡るような感覚が私を満たしていく。風呂に入るときでさえこんなにリラックスしたことはなかった。
「どうだ」
半ば答えを確信しているかのように、井ノ原真人が訊く。いつもなら何かしら一言付け加えるのに、私は素直な感想を言っていた。
「気持ちいい……」
だろ、と誇らしげな声が耳に聞こえる。しかしその声は何故か、さっきより遠くから聞こえるように思えた。
チョコを食べながらやってもらおうと思っていたのだが、これではそんな余裕は無い。何もかもを忘れたように私はぼーっと流れに身を任せていた。
「それにしてもお前、随分凝ってるな。仕事のし過ぎなんじゃねえのか」
「うん……」
「まあこれはこれでやりがいがあるけどな。……で、あとどれくらい続けるよ」
「うん……」
「おい、話聞いてんのか」
「うん……」
井ノ原真人が何かを言っている気がしたが、私の耳には殆ど届いていなかった。次第にうとうととして、水の中を漂っている感覚になってきていたのだ。
「二木佳奈多はもう金輪際オレたちのことを咎めませんか」
「うん……」
「二木佳奈多はもうオレに反省文を書かせませんか」
「うん……」
「二木佳奈多は筋肉が好きですか」
「……」
「おい! 何でそこだけ黙るんだよっ! って、寝てやがる……しゃぁねぇな」
そこまでが限界だった。
私の意識は、ゆっくりと闇に落ちていった。
* * *
「ん……」
ゆっくりと瞳を開いた私に飛び込んできた風景は、茜色と藍色が交じり合った夕焼け空だった。
私の視界を横切っていく鳥の一団が妙に微笑ましい――って!
「起きたか」
「っ!?」
飛び起きようとしたところ、いきなり井ノ原真人の顔が現れた。しかもなんかやけに顔が近い……まさか。
「今の私って……もしかしなくても、膝枕されてる?」
「おぉ、よく分かったな」
最悪だった。予想通りとは言え……
「なんだよそのいい夢見たなぁと思ったけど起きた瞬間にゴキブリを見てしまいましたーうえっ……みたいな顔はっ!」
「そ、そこまで思っちゃいないわよ」
毎度のことながらひどい言いがかりだ。私は慌てて身を起こしながらそう言った。
「筋肉枕はそんなに嫌なのかよ」
なんか後味の悪い語呂ね。
「いや、その……こんなことされてるとは思わなくて。驚いただけよ」
体裁を取り繕いつつ、私は疑問に思ったことを訊いてみる。
「……どうしてクラスには戻らなかったの?」
こんな時間になるまで付き合う必要はないのに。勝手に寝てしまったのは私だし。
「二木がもういい、って言うまでやってやるつもりだったんだよ。で途中で訊いたのにお前寝ちまうからさぁ……待つしかねぇじゃねえかよ」
「……そうだったの?」
意識がぼんやりしていたのでよく覚えていなかった。だとしたら井ノ原真人とは言え失礼なことをしてしまったかもしれない。
「ごめんなさい、寝てしまって……その、すごく心地よかったから」
実際、私の疲れはつき物が落ちたように消え去っていた。ある意味では彼に感謝してもしきれない。
「別に気にしてないけどよ。まぁでもそう言ってもらえると悪い気はしねぇな」
「私の寝顔も……見てたんでしょう? どうだった?」
膝枕をされていたということは当然寝顔も見られていたということだ。けどそれについてどうこう言うつもりもなかったし、言える立場でもない。むしろ……普段眠りの浅い私がどんな顔をして寝ていたのか、気になる。
「そうだな……普通だったが?」
「普通?」
「っていうか、寝顔なんてみんな同じもんじゃないのか?」
それは流石に鈍いにも程があると思う。でなければ『安らかな寝顔』とか『可愛らしい寝顔』という表現があるわけがない。
……別に、私にそれを期待していたわけじゃないけど。
それでも、悪い寝顔でなかっただけ良かったとは思う。
「そうね……なら、それでいいわ」
「で、続けるのか」
「何を」
「マッサージ」
そうか、まだ返答していなかったんだっけ。けどそんなの訊かなくても分かると思うものだけど。
呆れるくらい愚直な井ノ原真人に、私は少しだけ笑いながら言った。
「もういいわ。十分疲れは取れたし。ありがとう」
「どういたしまして……というか二木からありがとうなんて言葉、初めて聞いたぜ」
……そうだったかしら。確かに、よく考えてみればそうよね。普段の関係が関係だし。
「もう戻った方がいいんじゃない? クラスのみんな、待ってるかもしれないわよ」
「お? ……いけね、オレとしたことがうっかり忘れてたぜ。んじゃ戻るわ」
爽やかに手を上げると、井ノ原真人はやっぱり買い物袋を上げ下げしながら軽快に走っていった。
残された私はというと、結局開封することのなかったチョコを掲げながら、これをどうするか決めかねていた。
元々疲れを少しでも和らげるために買ってもらったのに、もう疲れなど感じてはいない。
「どうしようかな、これ」
少し迷った挙句、やっぱり食べないのももったいないので今のうちに食べておくことにする。
封を破り、中にあった一口サイズのチョコレートを口の中に放り込む。久しぶりに感じる甘い味が、私の口内に広がっていく。
けど、それは先程のマッサージに比べれば大したことはなかった。
もし、あれを毎日やってもらえるのだとしたら……どれだけ気持ちよく眠れるだろうか?
「……また、頼んでみようかしら」
直枝理樹が太鼓判を押すほどのマッサージの魅力に、私はすっかり取り付かれているようだった。
後に、私はもう一度……というか幾度となく井ノ原真人に頼みにいくのだが、その度にどういう理由付けをすればいいのかとさんざん悩むことになるのは、また別の話だ。
だぁぁ、寝てたら書く暇なくなった! 過去のものだけど支援…になればいいなあ
道。この道を行けば、どうなるものか?
危ぶむ勿れ、危ぶめば道は無し!
半ばにて閉ざされた剣の道。選んで進むは乙女の道、いや漢女の道!
片や謳歌する青春は順風満帆、遮る者は握り潰す修羅の道!
竹の刀と鉄の爪と!交錯する女の意地が今、熱く火花を散らします!
両選手入場!
韓国料理といえば炎のキムチラーメンでデートだ!! 元祖ツンデレ 七瀬留美!!!
ルールの無い青春が送りたいからトランスファラー(転校生)になったのだ!!
幼馴染の育ちの良さを見せてやる!!向坂環!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第六試合を行いますッ
……ッッ どーやら第五試合が早くも同着の様で思わず吹いたのですが、
一回戦が済み次第ッwktkしながらもういちど支援を練りますッッ
>132-141
乙、だけど投票終了までに本スレにはリンクもされなかった。残念。
2回戦の支援には有力だろう
145 :
6:2010/02/19(金) 00:37:28 0
なんでそんなとこを掴むのよ。相変わらず繭に髪を掴まれて
なきそうな顔の七瀬留美だがなんとかリーダーを務めていた。
せっかくだから優勝したいじゃない、といってもこのメンバー…。
ルールとはいえもう少し頼りになる人がほしかったわよ。
みんなもう少し普通に本当に普通に動いてほしいわよ。
このままじゃまずいわね。九条院三人娘とのチーム編成では。
うっとりした目でこっちを見てるだけで何もしてくれないのは
さすがに困ってしまう。隣のグループも勝手な行動でそれも
かなり大変そう、テールを引っ張る娘はついてくるだけましね。
たたこのままじゃだめよね。一度ゆっくり話をしましょう。
まず今回の目的とそのための方策を決めないとね。
きっと一筋縄ではいかないはずだから。
>>119-141 今ようやく読んだけど、これはたまらん…
特に真人と佳奈多なんていうすさまじいデコボココンビがどうなっちまうのかとヒヤヒヤしたけど
こんなに自然に素敵に筋肉できるとかすげえよすごすぎるよ。
読み終えてニヤニヤしてる自分がきめえ、超きめえ
[まま待ってくれ運営…っあああだだだだだだだ規制規制規制ぃーorz]
志保「ついに最強の乙女といわれた七瀬さんの出番ね」
浩之「みたいだな。なんせあの綾香をして『強い』と言わしめたとか」
志保「そうそう、噂によると電話帳やトランプの束を握力だけで引き千切るとか」
浩之「どこのグラップラーだよ!?てかそんな相手にどうやって勝つんだ?」
志保「一般人には無理でしょーね。でもく<タマ姉>>が持つ奥義をもってすれば……」
タマクロー…
中米の熱帯雨林に栄えた古代都市・ジュンプマンパンで行われた血塗られた競技。
海の神タマーキと森の神タカボの二つの組に別れた神官達が競技場中央に
置かれた生贄の首を奪い合い、先に祭壇に捧げた側の勝ちとなる。
生贄が捧げられた神は、その後一年にわたり信者に大いなる恩恵を授けるとされ、
神官達は名誉と民のために死力を尽くした。
一説によればこの競技のため、神官達は握力を鍛える修行を毎日欠かさず行い、
大理石さえ握り潰すほどの握力を手にした者も珍しくなかったという。
民明書房刊『アトランティスの戦士達』より
志保「彼女だって伊達や酔狂で握力トレーニングを重ねてきたわけじゃないわ。
つまり『力』の上では両者は互角。勝負を決めるのは情熱と思想と理念と頭脳と
気品と優雅さと勤勉さ、そして何よりも 『 萌 え 力 』 ってわけ」
浩之「ンな得意満面の笑顔で言われても、最萌なんだから当たり前だろ……」
148 :
7:2010/02/19(金) 23:23:52 0
みねこ、ダイジョーブ、一樹の陰一河の流れも他生の縁、ネ。
やっぱり一緒に歩くネ。アタシたちもいろいろと仲よくなるの
うれしいネ。やっぱりそうネ、仲よきコトはよきコトデス。
ちょっとスタート地点も離れたあたりの一幕、何故か年下の
レミィが纏め上げた集団は港の前からそのまま右手に海を
みて東に進んでいた。そしてその後ろのグループが
いろいろ揉めてる間に少しずつ差が開いていく。
リディアさんとオクタヴィアさん、知り合いみたいだけど
あのこのまま睨みあっていても遅れていくだけですが
んー、(ギロっと怒りの表示でこちらを見て視線を戻す)
のんびりしてると(モルガンに助けを求めようとするが)
んー(口を塞がれてオクタヴィアに引き摺られるリアンノン)
狩猟…それはとても純粋な、自然との対話である。
人間による自然の支配の第一歩ともとれる農耕とは真逆に、
ただ相手を捕食し自らの血肉とする行為でもって、人はいのちと真正面から向き合ってきたッ!
弓という狩猟の道具!
それはすなわち、ヒトが紡いできたいのちとの対話の歴史なのだ!
両選手…
リアンノン「アロウン様、私の試合日がきましたよ〜」
…ってあれ、今日はモルガンさんじゃないの?
あっ、リアンノンさんの出番でしたか!これは失礼しました…
リアンノン「あれれ?」
とにかく入場!
ぶつかる出会いがRomanticとはよく言ったもの!!
幼少の思い出が今 帰ってきた日本でバクハツする!! 狩猟用弓術 宮内レミィ先生だ―――!!!
魔王の正妻こそが真のヒロインの代名詞だ!!
まさかリメイクとアニメ化がきてくれるとはッッ リアンノン!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第七試合を行いますッ
……ッッ あ、アルサルさん!?その、剣を収めてはいただけないでしょうか…?アルサルさーーん!?
葉鍵作品をプレイして、残った物は何だろう?
感動、希望、キャラへの愛、我々の感じている感情は、
自身の感性を全開にしてこそ生まれるもの!
感じる心は僕らみんなの、何より尊い宝物!
求めろあの人を!追いかけろあの音を!ユーアーマイオンリーフィーリンハート!
両選手入場!
感情回路を積んでここまできたッ? 真相一切不明!!!!
アニメ2期のプロトタイプ(オリジナル)メイドロボ HMX-11フィールだ!!!
私は神への反逆最前線ではない ガルデモの追っかけで最前線なのだ!!
もう御存知?エンジェルビーツ ユイ!!!
以上2名によって一回戦Aブロック第八試合を行いますッ
浩之「よぉく<レミィ>>、試合の方はどうなって……」
志保「らめええええええええええ!!」
浩之「らめーじゃねえよ、耳元で頭が頭痛するような声出しやがって」
志保「そりゃそうよ、今のレミィはレミィじゃない、あれはハンティングモードよ!?」
範転愚(はんてんぐ)…
殷周革命の時代、太公望の腹心・霊民偉(れいみんい)が生み出した訓練法。
その原理は鬨の声や打ち鳴らす音楽、事前に唱和させる詩文の韻律などにより、
理性や論理的思考を司る、脳の前頭連合野の活動を抑えることにある。
これにより恐れや罪悪感などを一時的に抑制された兵士達は鬼神の如き筋力と
攻撃性を発揮し、牧野の戦いでは数で圧倒する殷軍を瞬く間に打ち破った。
この秘儀は後に拳法家達によって更に極められ、兵士には勿論野の獣を相手に
する猟師達にも広まった。
これが英語で狩猟を意味するハンティングの語源となったのである。
曙逢来新聞社刊『狩って候 早くてゴメン』より
志保「この奥義はぶっちゃけバーサーカーモード……
戦闘力は増大するんだけど代わりに理性は消えてるわ。
ヘタに近寄ったら最後、あたしたちまでさながらちはやに狙われた岸田るばっ」
浩之「うおわ!?言ってるそばから……
だが安心しろ、命を懸けたお前の遺言は確かに受けとあわびゅっ」
???「Yes!狙い通りデス!」
???「いやだからあんな寸胴姉の真似なんかしn」
152 :
8:2010/02/20(土) 23:37:44 0
ふるふるこくこくだけでフィール、マルチ、セリオの三人のメイドロボが
いろいろと情報を集めてきている。もちろん田沢圭子もセリオと一緒に
ーー聞こえない声を聞き先行移動しながら情報を集めている。しかしこの
ルートでは来栖川芹香に合わせた移動のため最下位争いをしている。
ユイとゆり、天使、この二つの反目に挟まれてヒビキとシイラアサンが
いったりきたりで仲を取り持っている。こっちも並んで最下位争い中。
ttp://set.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1266057468/565-566 浩之「それにしても脳移植とか人造人間とか、一体どこからあんなデマを……」
志保「いいじゃん、ちょっとくらい科学に夢見たって。
てゆーか気功波とか中華キャノンはないけど、HMシリーズが軍用目的で
開発されてきたのは紛れもない事実よ?」
超対撃装甲(ちょうたいげきそうこう)…
来栖川エレクトロニクスが試作したメイドロボ・HM-11型機に施された特殊外装。
強い衝撃を受けた場合でも、秒間三発までならば衝撃を緩和させ、
メインコンピュータへのダメージを数%以下に抑えることでシステムダウンを防ぎ、
仰け反ったりよろめくことなく動作を持続させる。
本来は落下物への対策として組み込まれたが、格闘や戦地での任務においても
威力を発揮し、米アイハラ大学付属研究所が強盗に襲われた事件では、
鈍器による攻撃をものともせず、付近にあった消火器で犯人全員を昏倒させた。
それ以後メイドロボには密かに格闘戦用の武装がされるようになり、
有名なマルチやセリオにも、マルチコレダーや荷電粒子砲などの武装が密かに
組み込まれていることは、一部の軍関係者のみが知る極秘事項である。
ミュンヒハウゼン出版刊『負ける要素はない!超攻略ストV』より
志保「まあこの装甲は某漢乙女をヒントに制作され後のPS装甲開発に繋」
浩之「お前の中ではマルチは汎用兵器か!?」
志保「あんただって青ラルヴァを高圧電流で黒焼きにするマルチを見たじゃん!」
浩之「……そんなシーンあったか?」
風邪で寝込んでいるうちにこんな時間っ
でも気にせず心の中でく<フィール>>に1票。……おのれ書き込み規制。
154 :
9:2010/02/21(日) 23:32:29 0
えてして好事魔多しという言葉の通りになることがある。集まって
とりとめのない話をしている結花、スフィー、リアン、みどり、なつみ、
うるさいほど仲良くやってるがその代わりに歩くほうはおろそかで
ゆっくりとしか進んでいなかった。山沿いに東に進んでいる中で
かなり後ろのほう、というか後続が追いついてきてほほ最後尾だ。
ソロソロと進むトゥスクルに合わせているエルルゥ、ソポク、ミコト、
ポッと現れてはまた空に飛んでいってしまうムツミのグループが
くっついてきてスタート時を出遅れを分を取り戻しつつある。
浩之「>607とか>615とか、今日は貧乳祭か?」
志保「へぇ〜、もしかしてあんたって貧乳好きとか、ひょっとしてロリ?」
浩之「それはねーけど、どこかの誰かみたいに、中途半端にでかい胸をがさつにPR
してる奴よりはよっぽど萌えるな」
志保「なんでそこでこっち見るのよ!?……けど油断しない方がいいわよ、
あのく<江藤結花>>支援者の狙いはもっと恐ろしい所に……」
錯思効果(さくしこうか)……
人間は周囲の言語によって絶えず思考を影響されているが、それを更に応用し、
言語によって積極的に相手の思考を改変させようというのが錯思効果である。
一例をあげれば、さるゲームの登場人物紹介で、スレンダーな女性アスリートを
紹介する際、『無乳』と書けば額面通りに受け取られるが、『むにゅう♪』と書く
ことによってあたかも豊かなバストの持ち主のような印象を与え、
巨乳好きの者にに貧乳への好感を植え付けようとしたのもこれにあたる。
錯思効果は温和な洗脳技術として世界十九の国と地域で研究が進められており、
日本の結婚相談所や風俗の中にも、錯思の実験場という裏の顔を持つ業者が
存在しているという。
民明書房刊『感じている感情とリアリティ』より
志保「つまり結花陣営は、観客に貧乳萌えを植え付け、同じく貧乳属性のスフィーや
リアンのロリ画像との共鳴効果で大衆を一挙に洗脳する……
戦慄の貧乳条件反射を画策しているのよ!!」
浩之「なんだっ……てんなわけあるかっ!!」
結花「今日はありがとうございました」
ソポク「こっちこそ楽しかったよ」
結花「またお会い出来たら嬉しいです」
ソポク「そうだね、今度そっちのお店に行かせて貰うよ」
あすか「お母さん、迎えに来たよ」
結花「あら、あすか来てくれたの」
ソポク「おや、この可愛い嬢ちゃん、娘さんかい」
結花「はい、ほらご挨拶なさい」
あすか「こんにちわ」
ソポク「あん可愛いわね、このままお土産でもって帰ろうかい」
テオロ「ほら、母ちゃん迎えに来たぞ」
ソポク「・・・こっちの迎えはこんなんだし」
結花「ははは・・・」
テオロ「帰ってパーっとやろうぜ」
ソポク「そうだね、この子お持ち帰りできないかね」
テオロ「なんでい、そんなに子供がほしいなら今晩からでも」(パコーン)
ソポク「馬鹿言ってんじゃないよ、ほら帰るよ」
結花「幸せそうでいいなぁ」
健太郎「そうだな、理想の夫婦ってあんな感じか」
結花「・・・あたしたちもいつかああなりたいね」
健太郎「結花・・・」
結花「健太郎・・・」
あすか「ねー、おかーさん、お父さん。帰ろうよ」
結花「わ、あすか、ご、ごめんね、け、健太郎帰るわよ」
健太郎「お、おぅそうだな」
あすか「二人ともお顔真っ赤ー」
結花・健太郎「「あすか!!」」
江藤結花・ソポク退場
23時以降、集計結果出た後にお願いします
当方書込みは出来るんですけど
その時間書きこめるかどうか不明なので・・・
みなさん規制つづきで大変ですね
160 :
10:2010/02/22(月) 23:33:35 0
るーるる、るーるる、るーるーるー、るーるる、るーるる、るーるーるー
ーーーー(まねして意思疎通しようとするがまったく成り立ってない。)
しょうがない、ここはミステリ研究会会長笹森花梨の出番だよね。
ーーーー(やっぱり何の反応もしてこない。どうしたものかしら。)
まって由真まって、車椅子を押しながら愛佳が後ろからやってくる。
リスクの少ないように道の沿って西進したが途中でなくなっていて
あるくことのできない郁乃の車椅子を押して四苦八苦している。
みちが途中で消えるなんて思わなかったよ。置いてけばいいのに。
そんなことはできません。姉妹がほほえましい会話をしながら集団の
ラストを歩いている。相変わらずるーこの言葉は理解できない。
みっともないので栞も車椅子に乗りたいとか言い出ださないでね。
さすがにもう病気も治ったのに言わないです。もうお姉ちゃんたら。
かわいい顔を膨らませて栞が拗ねる。後ろの姉妹の姉は優しそう、
かわってほしいとまでは思わないけどちょっとだけうらやましいと
おもっていたら頭をなでられた、姉と栞の友人の二人がかりで。
りかいできないけど、「うぐぅ、ボクだけなかまはずれだよ。」
るー「るーるる、るーるる、るーるーるー」
貴明「るーるる」 タマ姉「るーるる」 このみ「るーるーるー」 珊瑚「るー☆」
浩之「……アレはなんて邪教の儀式だ?」
志保「そんなの知るわけないでしょ!?多分どこかのジャングルの古代宗ky
浩之「ちょ、お前いきなりどうs」
ルールー…
ポリネシア最後の秘境・キレナソラ島の先住民・ミソラ族に伝わる儀式。
人が生きる上で溜めてきた淀みを煙に乗せて天に返す祭祀であり、
十四から十八歳の男女が族長の娘が淹れた『聖なる水』を飲み、『ちーの火』を
囲んで日の出から日の入りまで奇声を上げつつ踊り続ける。
民俗学に詳しい小出由美子准教授によると、『聖なる水』に含まれる幻覚成分と、
火を見続けることによる暗示によって、ストレスを開放する儀式とされるが、
一昨年これを真似した高校生数十名が数ヶ月に渡り記憶の異常を起こしたため、
現在キレナソラ島以外でこの儀式を行うことは法律で禁止されている。
栄学館刊『明日から話せる!ルー語頻出例文集』より
あかり「浩之ちゃん、昨日の夕方だけど……志保と河原で何してたの?」
浩之 「は?昨日は学校から志保とカラオケ行って、その後まっすぐ家に帰ったぞ?」
あかり「うーん、でも確かに二人で、こうやって手を上げて「るー」って……」
浩之 「絶対ねえよ!見間違いだろ見間違い!」
志保 「そうよそうよ、世の中には3人くらい似た人がいるって言うし」
あかり「そうなのかなぁ、雅史ちゃんや保科さんも、見たって言ってたんだけど……」
芹香 「……(じょうほうそうさ)」
浩之 「ん?先輩今何か言った?」
「Trick or treatだぞ、うー」
るーこがいきなりそんなことを言ってきたのは、午後も日の高い、昼休みのことだった。
「はい?」
「『Trick or treat.』だ。日本語に訳すと『お菓子をくれなきゃイタズラするぞ』」
両手を上に突き上げたいつものポーズでるーこが言う。ほとんど白に近い、淡い桜色の
髪が風になびいて、一種独特の雰囲気だ。いつもは眠そうな鳶色の瞳も、どことなく得意げ。
「いや、知ってるけど」
今日は10月31日の万聖節。いわゆるハロウィンの日。この日に欧米で行われるお祭り騒
ぎは日本でもそれなりに有名だ。
るーこが先ほど口にしたのは、子供たちが近隣の家々を巡りながらお菓子をもらう時に
口にする言葉である。なんでも、本場ではお菓子をあげないと本当にイタズラされるらし
いが、しかし、日本ではそこまで本気でハロウィンやってる奴はいない。
ああ、そういえばるーこはカリフォルニアから来たことになってるんだっけ。そうする
と何か? ここでお菓子をあげるのを断ったら、何かイタズラされるんだろうか。
それにしても、あの春の日から一緒に住み始めてもう5ヶ月くらい経つが、未だに信じら
れない。そのうち何事もなかったかのように「カリフォルニアじゃないぞ、大熊座47番星
第3惑星『るー』から光より速い光に乗って――」なんて言い出さないか期待しているくらいだ。
「そうか、ならば話は早い。お菓子を出すがいいぞ、うー。さもなくば、イタズラだ」
「どんな?」
「口では言えないが、それはそれは恐ろしいイタズラだ。下手をすると、足腰が立たない」
「物騒な……」
足腰が立たないとは尋常ではない。何をするつもりなんだ、しかも学校で。とりあえず
今この屋上にいるのは俺とるーこだけだから、周りに迷惑はかからないだろうけど……。
「で、どうなのだ、うー。お菓子、出すのか出さないのか」
相変わらず、両手を上に突き上げた『るー』のポーズで迫ってくる。さっき一緒にるーこ
が作ってくれたお弁当を食べたばかりなのに、もうお菓子が欲しくなったのか。
「あるにはあるけど……」
こういう時のるーこに何を言っても引かないのはわかっているので、とりあえず俺はポ
ケットに入れておいたお菓子のアソートを出す。先ほど隣のクラスの十波由真からもらっ
たものだ。もらったというか、投げつけられたといった方が正しいが。
「そうか。なら寄越すがいい。るーがありがたく食べてやろう」
「いや、一応もらい物だし……。一緒に食べようよ」
るーこ以外の女子からの、とはいえ、それでも友達としての贈り物だ。あげてしまうの
はさすがに由真に申し訳ない。ここは二人でいただくのが良いだろう。
「ちょっと待ってな、いま袋開けるから」
だが、その瞬間――
ばっ
目にも留まらぬ速さで、俺の手からお菓子のアソートが奪われていた。
「あ、こら」
「ふむ……」
見ると、るーこの手に由真からもらったお菓子の袋。なんて早業だ、タマ姉の平手打ち
に匹敵するんじゃないか、今の。
「一口チョコ7つ、クッキー5つ、ビスケット5つ、キャンディ5つのミニサイズアソート。
るーが好きなものばかりだ、悪くない」
しげしげと眺めながら、そんなことを言う。そりゃ、その内訳なら、甘いものが嫌いで
ない限りみんな好きだろ。
「では、さらばだ、うー」
「え?」
「るぅ〜〜〜……」
「ちょっ……!」
慌てて立ち上がるも時既に遅し。屋上の扉からどこかに逃げてしまった後だった。
「い……いったいなんなんだ……?」
唖然とする俺をよそに、開け放たれた扉がきいきいと音を立てる。
――なお、これが今日の一連の事件の、その発端となる出来事である。
だが、この時の俺は、その後に待ち受ける出来事の片鱗すら見えず、ただ呆然と立ちつ
くしているだけだった。
「河野くん」
屋上を後にして教室に戻る道すがら、声をかけられて振り向くと、我がクラスの委員長・
小牧愛佳の姿があった。
「あぁ、委員長。どうしたの?」
「こ、これ、ハロウィンのお菓子……。あの、いま"委員長"って言った?」
「いや、ぜんぜん。これ、小牧が?」
受け取った包みは、小牧らしい控えめな模様の化粧紙にリボン。お店でラッピングして
もらうのとは違った趣の、愛らしい装いだった。
「うん。手作りのスコーンなの。河野くんにはお世話になってるから……」
そう言って「えへへ」と笑う委員長。随分前に書庫整理の手伝いをしたことを、まだ感
謝してくれているらしい。いろいろお菓子やらもらっているから、むしろ俺の方がお世話
になっているくらいなのに。
「あ、お、おいしくなかったら、捨てちゃっていいからね?」
「そんなことしないよ、ありがとう、小牧」
ほわんと温かい気持ちになって、素直に礼を言う。この奥ゆかしさが委員長の良いとこ
ろだよなぁ。るーこにも、せめてこの半分くらいの謙虚さが会ったらなと思わずにいられ
ない。まぁ、なんだかんだで、傍若無人なところも可愛いんだけどさ。
ああ、そういえばるーこはどこに行ったんだろう。屋上からこっち姿を見かけないが、
もう教室に戻ったのだろうか。まさかとは思うが他の人のお菓子を強奪してな――
「べっかんこ!」
「うぉあっ!」
いきなり目の前ににゅっと伸びてきた二本の手に驚いて、思わず尻餅をつく。見ると、
高々と両手を天に突き上げたるーこだった。
「な、なんだるーこかよ! 驚かすな」
「わ、私も驚きましたぁ……」
「ああっ、委員長、大丈夫?」
「はいぃ……。あの、"委員長"って……」
「大丈夫、気のせい。……で、るーこ、いきなりなに?」
そう聞きながら、ぱんぱんと服をはたきながら立ち上がる。まったく、神出鬼没にも程
があるよ。どこから出てきたんだ、今。地面から生えてきたのか?
「Trick or treatだぞ、うー」
「は、はい? また?」
こくり、と頷くるーこ。いや、頷かれても困るんだが。
「というわけで、これはもらっておく」
「え? あっ!」
ふと気付くと、さっきまで俺の手にあったスコーンの袋が無くなっている。
そして、瞬間移動でもしたかのようにるーこの手にある、愛佳にもらったお菓子。
いったいいつの間に!
「では、さらばだ」
「ちょ、こらっ、るーこ! 待てよ!」
だが、静止の言葉も聞かずに、るーこは驚くべき早さでその場から逃げ去ってしまう。
もちろん、両手は高々と天を目指したままで。
「ああっ、もう、なんなんだよ!」
「あの、河野くん……」
「ごめん、委員長! 後でちゃんと取り返すから!」
「は、はいぃ……。それと、あたしはやっぱり委員長なんですね……」
何ごとか呟いている委員長をその場に残して、急いでるーこを追いかける。プレゼント
してくれた本人の前で強奪していくとはなんて奴だ。お尻ペンペンしてやる!
だが、昼休みを目一杯使ってもるーこは見つからず、その上、授業が始まっても教室に
すら姿を現さなかった。
「もう家に帰ったのかな……」
学校の勉強など、既にほとんどをマスターし尽くしているるーこなら、奪い取ったお菓
子をゆっくり食べるために、学校をフケるくらいは普通にするだろう。今ごろ紅茶でも淹
れてのんびりしているのかもしれない。
しかし、それが甘い考えであったことを、俺は放課後に嫌というほど思い知らされることになる。
「タカちゃん! タマゴサンドあげる!」
「え! 笹森さんがタマゴサンドを!? 俺に!?」
「ハロウィンだからね! 半分食べちゃった後だけど!」
「そ、そう……。ありがとう……」
「Trick or treatだぞ、うー」
「なっ、るーこ! あ、こら、また奪っていくんじゃない!」
「あたしのタマゴサンド!」
「いや、俺のでしょ!?」
「たかあき〜、ハロウィンのお菓子やで。ウチと瑠璃ちゃんから! これからもよろしゅうな?」
「あ、ありがとう珊瑚ちゃん。こちらこそよろしく。瑠璃ちゃんも」
「ふ、ふん。あんたなんかと仲良ぉしたないけどな!」
「でもこれ、瑠璃ちゃんが作ったんやで? 朝早ぉ起きて……」
「さんちゃん、言うたらアカン〜〜!」
「Trick or treatだぞ、うー」
「なっ、なんやねんアンタ!?」
「センパ〜イ、ちわッス!」
「どうも」
「あ、吉岡さんに、山田さん」
「もう〜、まだ苗字にさん付けなんて水臭いッスよ」
「というわけで、センパイ、お菓子あげる。それとも、イタズラの方が良いか?」
「あ、いや、お菓子もらっておくよ。ありが――」
「Trick or treatだぞ、うー」
「うわっ、るーこセンパイ!?」
「お兄ちゃん、あの……」
「菜……」
「Trick or treatだぞ、うー」
「あうー! 菜々子だけなんだか扱い酷いよぅ!」
168 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/23(火) 01:49:19 O
自分で支援
いったい今日のるーこはなんなんだ……。
俺が友達からお菓子その他をもらうたびにどこからか現れて、強引に奪って逃げていく。
家に帰ったなんてとんでもない、どこからかずっと俺を監視しているらしい。お菓子のため
にそこまでするか!?
あ、ひょっとしてやきもち妬いてるのか? 女の子からお菓子もらうから? でも、今ま
でそんなこと一度もなかったのに、どうして今日に限って。
まぁでも、悩んでても仕方ない。本人に聞いてみるしかないよな。
幸いというか、るーこは俺と一緒に住んでいるんだし、今どれだけ逃げていたとしても、
家では顔を合わせる。なんたって、許嫁なんだから。
……でも、部屋に籠もって出てこないとかだとお手上げだな。るーこの頑固さと来たら折
り紙付きだから、もし何か気分を害しているのだとしたら、ハンストすら辞さないだろう。
だが、その心配は帰って居間のドアを開けた瞬間、杞憂だったことを知る。
「べっかんこ!」
すぱぱぱぱーん!
「うぉあ!」
いきなり響いた大声と共に、軽快な破裂音。驚いて、思わず尻餅をついてしまう。見る
と、るーこがクラッカーをこちらに向けて、心なしか得意げに微笑んでいた。
しかも、何やら格好が尋常ではない。いつものセーラー服の上に真っ黒いマントを羽織
り、頭の上には同じく真っ黒い三角帽子。どちらも少しよれており、それが却っておどろ
おどろしさを醸し出している。
「驚いたか、うー」
「驚くよ! ていうか、何その格好!?」
「魔女だ」
「魔女!?」
言われてみれば魔女に見えないこともない。ああ、これ仮装か? ハロウィンの?
「Trick or treatだぞ、うー」
そして再びお決まりのセリフ。やっぱりハロウィンの続きか。
「まだお菓子欲しいの? あれだけ奪っていけば気が済んだだろ」
「そういう問題ではない」
「は? え、じゃあいったい何……」
「とにかく、Trick or treatだぞ、うー。お菓子、差し出せ。さもなくばイタズラだ」
「くっ……」
残りのお菓子はあと二つ。このみとタマ姉にもらったものだ。カバンの中にしまってあ
る。だが、物心ついた頃からの友人にもらったお菓子。せめてあの2人の分くらい、自分
で口にしたいぞ。
「なるほど、そのカバンの中か」
「やべっ」
くそぅ、ちょっとカバンを気にしたのがバレたのか? こういうところばっかり鋭い!
でも、いかにるーこといえど、男の俺の方が腕力はあるはずだ。全力で守れば……
「カバン、ゲットだ」
「へ? あああああ、なんで!? 今ここにカバンあったのに!」
「るーの力」
「るーの力って、お前その設定、エンディング後は無しのはずでしょ!? 地球人だよね!?」
「そうだ。るーの名前はルーシー・マリア・ミソラ。アメリカ・カリフォルニア州出身。
父は弁護士、母は自然保護活動家。星を見るのと、サンマの開きが好きなちょっとおしゃ
まな女の子だ」
「だから、るーの力なんて使えないはずで……」
「なにをわけの判らないことを言っているのだ、うー。全ての民は、白鳥座を目指さねば
ならないのだぞ」
さすがに頭を抱えた。何この反則設定。
「というわけで……」
ぽんっとソファにカバンを投げると、またしても『るー』のポーズでこちらににじり寄ってくる。
さすがにちょっと怖い。
「Trick or treatだぞ、うー」
「もうないよ! 今ので全部だよ!」
「ない? では、うーはもうお菓子を持っていないのだな?」
「全部るーこが持っていったじゃないか。一つ残らず」
「そうか、もうお菓子を持っていない……」
ふんふんと何やら少し考える風のるーこ。そして、すぐにぽんっと手を打つと、こちら
にずずぃっと寄ってくる。
「ならば、イタズラせねばならない」
「そんな理不尽な!」
俺がもらうもの全部横からかっさらっておいて、無くなったと見るやイタズラって
何!? なんなのこの嫌がらせ!
「イタズラするぞ、うー……」
「ていうか、最初からイタズラする気マンマンだっただろ!」
「ふふ、そうかもしれないな……」
かもしれない、じゃなくて、間違いなくそうだよ!
だが、俺の抗議など知ったことかというように、るーこは不敵な笑みを浮かべて距離を
詰めてくる。一歩、二歩。それに合わせて、俺も一歩、二歩と後ろ向きで逃げる。
「あっ……」
だが、足に何かが引っかかってしまい、再び尻餅。見ると、掃除機の電源コードだった。
なんで今こんなところに掃除機が!?
「ふふ、大人しくするがいいぞ、うー」
そして、床に落ちた俺と目線を合わせるようにるーこも四つんばいになり、じりじりと
這うように近づいてくる。
うあぁ、足腰立たなくなるイタズラってなんだろうな。俺、明日学校いけるかな。
そうしてついに、俺の背中が壁とくっつく。もう逃げ場無し。
仕方ない、覚悟を決めよう。なんでこんな目に会わなければいけないのか皆目わからな
いが、どうでるーこと付き合ってこっち、何かが皆目わかったことなんて一つもないしな。
そうして、俺はぎゅっと目を瞑り、るーこの攻撃を待つ。
――と
さわっ……
「ひぇあっ……」
172 :
名無しさん@ビンキー:2010/02/23(火) 01:53:20 O
自分で支援二回目
首筋にぞくぞくっとした感覚が走り、思わず声を上げてしまう。何?なに?
「な、なに?」
「何って、イタズラだ。大人しくしているがいい」
「イタズラって……」
さわっ…さわさわっ……
見ると、るーこが俺の首筋を撫で回している。それどころか、今度は制服のシャツのボ
タンを外して、胸板やらお腹やらをるーこの手が……手が……うぉぉ……
「ちょ、ちょっと、るーこ……」
「嫌……か?」
「え?」
その声に目を開けると、驚くほど近くにるーこの顔。先ほどまでの不敵な笑みは消えて、
今度はどこか不安げな、頼りない表情。
「るーにこういう"イタズラ"されるの、嫌か?」
さわさわと、素肌の上をるーこの手がなぞる。正直、気持ちいい。
「いやじゃ、ないけど……」
絶え間なく俺の肌を撫でる、るーこのすべらかな手。少し冷えた彼女の手が、撫でるにつ
れてだんだんと熱を帯びていくのが感じられ、よりいっそう――
「まさか……このために俺のお菓子を?」
「そうだ、お菓子を持っていたらイタズラできない」
Trick or treat. お菓子をくれなきゃイタズラするぞ。
逆に考えれば……、お菓子をもらえてしまう限り、イタズラできない?
そ、そんなバカな。いや、でもヘンなところで律儀なるーこならあり得る。
「そして日本では、万聖節は仲の良い者同士がもっと仲良くする日だと聞いた」
親しい者が仲良くする日――。お菓子とイタズラ――。
――そういう、ことか。それで、こんな手の込んだことを……。
「だから……」
俺が嫌がっていないことがわかると、少し不安げだったるーこの顔に、再び笑みが戻る。
いつものクールな笑みではない、何かを内に秘めた、女性独特の妖艶な笑みを。
「だから、イタズラするぞ、うー……」
そうして――
「んぅ……」
唇に、柔らかいものが押しつけられる。
それと同時に、ふんわりとフローラルの香りが鼻腔をくすぐる。はだけられたシャツの
間から、るーこの長い髪が俺の胸に垂れていた。
『下手をすると、足腰が立たない――』
るーこの言葉が思い出される。
はは、足腰って、こりゃ…なんとも……
「うー……」
「な、なに?」
「今夜は、寝かさないぞ、うー」
「それ、どっちかっつーと男の俺の台詞……」
そもそも、まだ夕方なんだけどな……飯も食ってないし。
でも……
「ずっとずっと、仲良しだぞ、うー」
ま……、いいか――
――――――――――――おわり
175 :
白詰草 ◆Pd9gE38GCU :2010/02/23(火) 02:04:47 O
長くなってしまったうえ、さるさんくらった
えっと、コピペしてくださる方いたら、
>>163が多分容量オーバーするので
最後の行の「もらったというか」以降を削ってください
お手数をおかけして申し訳ありません!
「ほう、お前が今日の対戦相手か」
「美坂香里よ」
「喜べうーかお。この誇り高きるーの戦士と戦えることを光栄に思うがいい」
「はいはい。で、名前は?」
「……るーの誇りはさりげなく傷ついた」
「まあ変人相手は慣れてるし」
「むむ。うーも侮りがたし。ならば聞かせてやる。るーこ・きれいなそらだ」
「ルー=コキレイナ=ソラ?」
「……」
「冗談よ」
「このうーは凶暴だ」
「失礼ね。普通の学生よ、私は」
「ふふん。るーはうーの言葉で言う宇宙人だ」
「ふっ、こっちにゃ10年のキャリアがあるのよ。たかだか5年かそこらのあなたに負ける筋合いはないわ」
「愚かだな、うー。年功序列がまかり通ったのは遥か昔の話だぞ。戦は性能だ」
「ふーん……」
「何だ」
「……ふっ」
「胸をじろじろと見られただけなのに物凄い敗北感だ……く、機体の性能差が決定的な違いではないことをうーに教えてやる」
「さっき全く反対のことを言ってなかった?」
「うーは全く愚かだな。戦術をその時々に合わせて変えてゆくのは兵法の常識だ」
「ああ言えばこう言う」
「口だけは達者なうーだ。いいだろう、ウェイトレスで培ったるーのモヱ力を見るがいい」
ttp://miriam.sakura.ne.jp/image/img-box/img20100223025546.jpg 「くっ、コスプレネタはこっちにはないわ……! だけどこっちにだってアニメの力があるのよ!」
ttp://miriam.sakura.ne.jp/image/img-box/img20100223025823.jpg 「ぐ……」
「むむ……」
戦いはなおも続いた! さあ! 戦いも盛り上がってきた! こいつはすごいぜ! そして・・・・・・!
どっちも好きなので両者支援? なのですよー
規制なんて……くやしい、でも(ビクンビクン
転載の人、連投規制?良かったら転載引きつぎましょうか?
転載してくれた方、ありがとうございますー♪
どうもすみません、うっかり連投規制もらいました…引き継ぎありがとうございます。
「お姉ちゃん、おねーえちゃんっ」
「んー?あれ栞、もうテレビいいの?」
「モンハンやろっモンハン、とミサカは言います」
「はあ……、あんた宿題はちゃんとやったの?」
「大変です、数学の提出が明日までなんでした!とミサカは思い出します」
「ちゃんとやっときなさいよ、もう…」
「はーい、とミサカはしぶしぶ机に向かいます」
「…ねえ、それ何?」
「なんでしょう、とミサカは」
「いやそれよ」
「はい?」
「その状況説明、何?あと私も美坂なんだけど」
「それは秘密です、とミサカは口をつぐみます」
「何か別の混ざってない?それ。ああもうわかった、いいわググるから」
「じろじろ…」
「何よ」
「お姉さまのパソコンは相変わらずゲームのひとつも入ってなくて
味気ないなー、とミサカは不思議がります」
「余計なお世話よ。パソコンなんてネットができてレポートが書ければそれでいいじゃない」
「えー、お姉ちゃんもやろうよ。ゲーム貸すから、とミサカは提案します」
「はいはい。…っと、これかしら。なになに、『とある科学の…』…ああ、漢字が違うのね。道理でカタカナじゃないとヒットしないはずだわ」
「ところでマンガやゲームで御坂とか沢渡とか川澄とかの苗字が使われてると反応しちゃうよね、とミサカは話題を変えます」
「いいから、さっさと宿題終わらせてきなさい。なんなら、見てあげるけど?」
「ほんと!?ありがとうお姉ちゃん!と」
「ミサカは喜びます」
「むー」
「私も観てみようかしらね、それ…」
「じゃあDVDに録ってあるから一緒に観ましょう、今から」
「はいはい、宿題のあとでね」
「えー、酷いです」
別のミサカがどうこうってレス見て電波を受信。書いてるうちにはるかかなた姉妹になってきた…
183 :
11:2010/02/23(火) 23:29:32 0
かってに集合場所を西端の岬に決めて姿を消した岩切花枝のこと、
きっと海岸沿いに泳いで行くのだろうと他の三人は確信していた。
ついでに言うと単に先頭でゴールするだけなら最有力であることも。
ばらばらのゴールになるとチームの最後尾で順位が決まるので
たぶん合流地点で作戦タイムをするつもりなのだろう。ただ二人の
きよみのうちの片方の体力が持つかどうかだけが心配であった。
よほどのことが無い限りは大丈夫だろうけど明らかに未就学児と
みうけられる子と同じ速度でしか進めないのは計算外であった。
くろうしそうだなともう一人のきよみは思った。石原麗子といい
ろくなことになりそうにない組合せにも若干のため息がもれる。
いろいろと思うところがあったのだろうが突然汐を抱き上げて
ぶんぶん振り回している風子を見て止めに入るのは公子さん、
きゅうなことにおろおろしている渚に微笑むだけの早苗さん、
ふと周りを見てみるとこちらを見ている白衣の女性とよく見ると
うりふたつの少女達と目が合った。思わず頭を下げてみる。
こうした行為が何の意味も持たないことは重々承知で。
185 :
12:2010/02/24(水) 23:25:22 0
ゆかりあそこまで先についたほうのものだからね、宗一。
あーダメ、卑怯だよ皐月ちゃん、宗一君だけは譲れないよ。
さすがにつきあいきれなーい、頑張ってねお姉ちゃん。
ふふふ、私も参戦しようかしら。少しだけ燃える展開ね。
みっつの影が道無き道を駆け抜ける。先行する皐月と
つづいてゴールの岩に登ろうとしたリサが一緒に落ちる。
きっと神の采配なのだろう岩の下で揃った三人に文月の
くるしそうに笑い転げた声でこの勝負無効の声が響く。
ルートのかなり前方のこの光景をセリオは見ていた。
すこし急がないとこのままもっと差がつきそうです。でも
がっかりすることもなさそうです。先の見通せ無さに少し
わくわくしている自分がいる。田沢さんもマルチさんも
せりかお嬢様もフィールさんも一緒ですし不明部分の
リサーチに関しては任せていただいています。そこは
かなり得意分野のはずで生かしていけると思います。
187 :
13:2010/02/25(木) 23:33:49 0
エントランスはこのあたり、まあ途中までは道無さそうだけど。
ビックリするほど好調に山への入り口らしきものを見つけた。
ルミラさまとたま、それに役に立たない天使の二人と一緒に
とにかく先に進めため真っ先に登り始める。港から北西へ
きっちり一時間、尾根伝いに山へ登る道に次に来たのは
どうやら四人グループのようだ。笹瀬川佐々美と中村由香里
さらには朱鷺戸沙耶が山へのショーットカットを強硬に主張して
やめるように言っていた古式みゆきを説き伏せたようにみえる
189 :
14:2010/02/26(金) 23:42:53 0
ここに来るまでに感じた事、ここが火山島だという事実、落ちている
いしの感じや遠くに見える風景がそれを証明する。カメラがなくても
できることをするのがジャーナリズム魂なのかメモを取る事優先で
ゆっくり移動する相田響子と職業精神に従ってるのか何かと面倒を
みたがる可愛いメイドの高砂姉妹といっしょに小出由美子は歩いて
こうして島の現状を確認している。勝負はほぼ度外視である。隣に
にたようなグループが来ている。仁科りえ、杉坂、原田の三人で
しきりに一ノ瀬ことみに話しかけていて、一緒に行動するなどと
なにくれとなく面倒をみてる。結局のところ年長の相楽美佐枝が
リーダーシップを取っているがこちらも勝利することは目的でなく
えてしてこの場所に対する興味だけで行動してるように見える。
190 :
15:2010/02/27(土) 23:46:34 0
しかたなく椎名繭に自由にさせたまま七瀬留美は歩いていた。
みかねた広瀬真希が時々は注意をしてくれてはいるが結局
ずるずるとその状態が続いている。このにぎやかな三人から
なんとなく離れて清水なつきは一人歩いていた。広瀬真希は
つまるところ七瀬留美に同情してかなり協力的になったようだ。
きまぐれである。当初に比べれば移動スピードも上がっている。
くらい顔をしている一群が前を歩いている。久寿川親子から
すこし離れてまーりゃん先輩と菜々子が続く。久寿川かぐらが
がなりたてているが歩みはさほど速くならない。その様子は
わざとゆっくり歩いているかのようである。久寿川かぐらに
かなりこっぴどく叱られたのが容易に想像できる。拗ねて
ぐずぐずと動いているから。大人しいまーりゃん先輩なんて
らしくないがさすがにいい大人には敵わないか。
192 :
16:2010/02/28(日) 23:32:07 0
リスク覚悟で直線的に山へ向かったのは二組、メイフィアが
ネックになってるイビル組が序盤走ったが途中で圧倒的な
つよさを持つエルクゥが抜いていった。アズエルがリズエルが
とおく離れてエディフェルがそして最後にリネットが通った。
しょうがないと川口茂美は思う。わずかに存在する砂浜で
のんびりとしの姉妹とラストの少女の水遊びを見ている。
さすがにこのメンバーで勝負になるわけないことはわかる。
いい加減飽きてきたので自分も参加することにする。水の
かけっこで午後のほとんどがつぶれてしまった。
193 :
名無しさん@ビンキー:2010/03/02(火) 19:31:49 0
こっちも復帰あげ
194 :
17:2010/03/02(火) 23:29:46 0
あまりひらいてはいないが前の3人と後ろの2人に差は
まったく変わらない。それでも前の3人が止まった時は
さすがに追いついたが出発するとすぐに3mの差になった。
わらい声も出る前とほとんど会話もない後ろ、このままで
いい訳がない。そう思った巳間晴香は元凶の名倉由依が
くらい顔をしているのを無理やり笑わせようとする、いつも
みたいに。原因が姉との関係であるのを察知しながら。
ひっきりなしにあることないこと喋り続ける長岡志保には
なれている神岸あかりが相手をしている。あぶれた同士が
やはりペアになっているが、その雛山理緒と神岸ひかりは
まさに主婦の知恵みたいな話をして盛り上がっている。
リスクが少ないように別グループについていってるだけで
おしゃべりするほうを優先している一団である。
196 :
18:2010/03/03(水) 23:36:55 0
ついつい話に夢中になって歩みが遅くなるがそんなことは
きっと誰も気にしてないだろう。すっかり遠足気分になって
しまったのはチーム一喝の面々、普段は同人とコスプレで
ろくに運動もしてないことから進む速さが出発当時くらいに
ゆっくりすることは想像されていたがそれ以上に遅くなり
かなり先頭とは差がついているがそれもよしなのだろう。
くすくすと笑う声がする。眼鏡をした不満そうな顔の横で
りんとした少女が笑っている。栗原透子と榊しのぶ仲良く
はなしているようだ。木田恵美梨に葉月真帆がするのは
ラクロスの話、それは腕を振りまねをしているのでわかる。
ところが木田恵美梨はあまり乗り気じゃない様子、どうも
うしろを歩いている須磨寺雪緒をちらちら見ているみたい。
これでも前の集団より早いらしくチーム一喝を抜き去った。
197 :
19:2010/03/04(木) 23:55:50 0
ゆらぐ意識が「お母さん大丈夫」娘からの声で戻ってくる。
ずいぶん歩いたように感じるけどまだ半分も来ていない。
はるかかなたのゴールまでまだあるので休憩してもらう。
ラッキーなことにいままでなかった大木の下で休憩する
はこびになった。とにかくスポーツ飲料を摂って横になる。
ルート選定をしている娘とその友達と優季ちゃんがいる。
かなり回復してきたので上半身だけ起こして周りを見る。
まってる間に一つのグループが過ぎていく。ひまなので
ついつい目で追ってしまう。保科という娘と岡田という娘
もめているようではあるが松本という娘と吉井という娘の
とりなしをみていると日常茶飯事のようだなと思った。
200 :
20:2010/03/06(土) 00:07:31 0
しかたなく歩き出したもののこの連中やる気のかけらもない。
えっちらおっちらと歩いたと思うとほどなく休憩に入ってしまう。
ラフィエルがそのリズムを作っているみたいだが遅すぎて前と
みるみるうちに差がついていく。そりゃ時速2kmで30分進んで
レストタイムが10分ではしょうがないところでもある、現状では
ー○○○○ーーーーーーー◎ーーーーーStartこれくらいの
ぬきかえすことなんて不可能なまでの大差がついている。
かなた先を歩いているいくつかの中に寄せ集め隊がいる。
ただ構成としては決して悪くない。ムードメーカーの榊倫子、
ぎよわなリーダー麻生明日菜、肉体労働の武闘派バディ、
りちてきな参謀役片桐恵、移動速度とか疲労とかの情報と
めざすべき目標の設定がすでに終っていて他グループが
ぐずぐずしてると一気に順位を上げそうな勢いではある。
みちなき尾根を山頂目指してる時点ではまだ中位である。
201 :
21:2010/03/06(土) 23:41:41 0
きっと今日は天気のようにいい日になる。霧島佳乃は
りりしい姉の姿を見ている。普段から頼りにはしている。
しかし今回はいるだけで何の役にも立っていなかった。
まあ同じグループの遠野美凪も同様であってみちるを
かまっているだけであった。誰もリーダーシップを取らず
のんびりしているこのグループと同様のグループが一つ
こわれたロボットの歩く早さに合わせているようだった。
のろのろと近くを歩いているうちに二つのフループは
はなしをするようになりやがてほぼ一つのグループに
なってしまった。神戸小鳥と中津静流と此花ルチアでは
ルート決めも意見が出ず周りに流されて出発しただけに
ちょうどよかった。此花ルチアと神戸小鳥と中津静流は
あまりな役職、××123号と霧島佳乃からつけられた。
203 :
22:2010/03/07(日) 23:28:41 0
エディフェルが止めるのも聞かずアズエルは山を登りきった後
でかい火口にそのままつっこんでいった。リズエルは気付いて
いたが、アズエルをそのまま一人にしておくと危険だと判断して
フォーリングダウンして後を追う。かなり降りたその先には湖が
エンドレスに広がっている。遅れてきたエディフェルはその先の
ルート上にカルデラ湖を見て戻ってくるのをここで待つ事にする。
みつめるのに飽きて後方をみるとリネットが登っている。さらに
ずいぶん向こうに人が歩いているらしいのを見ることができる。
かなり遠方柚木詩子が里村茜と長森瑞佳とみずかを引率中。
204 :
23:2010/03/08(月) 23:48:41 0
こまっているのはルミラ、エビル、たま。無関心なのはユンナ
リスクがあるのは承知していたがここまでダメ天使だったとは
んにゃー、いいかげん立つにゃとは怒りを持ったたまの一言。
ほかのグループで体調悪そうな人を見かけた。こっちのほうは
しょうもないメンバーだけど今のところ元気だけがとりえである。
なんとなくこれはこれでまだ恵まれているのかもと思ってしまう。
とりあえず出遅れているのは確かなので一頑張することにして
もう少しいったら休憩を取る事を提案しよう。最初から無理して
こんなところでリタイヤになったら目もあてられない。
206 :
24:2010/03/09(火) 23:47:31 0
かおりがいるので鬼の力は使えないので柏木4姉妹は
しかたなく普通に歩くことにする。とはいえ日吉かおりが
わざとらしく柏木梓に助けを求めてきて周りには敵意を
ぎんぎんと見せてくるので他の三人は遠巻きにしている。
ちょっと地面が荒れてくると抱きかかえることになった。
ヅカみたいだとだと思えば微笑ましくもあるがかおりの
るんるんぶりと梓の泳いだような目が対照的だった。
しらじらしい呼び声が左右で響く。険悪な雰囲気の中に
いるうちにヒビキとシイラアサンの気持ちも沈んでいく。
ライバルかと思ってたら不倶戴天の敵同士でこの有様、
あんまりな展開よね、天使VSゆりっぺ&ユイの抗争に
さすがにうんざりしてるがそれでも歩みだけは止めない。
んがー×ぐるるぅ、こんなのをどうすればいいのか。
208 :
25:2010/03/10(水) 23:28:08 0
あまりの折原明乃の空気の読めなさに綾之部可憐は
やつれていく。リーダーになって欲しかった折原志乃は
のん気過ぎて役に立たずだし、香月ちはやはいつも
べったりだった兄がいないけいか空気そのもの、妹は
かってに動くけど偵察とか行動のヒントとかで役立つ。
レストタイムが終って出発して30分また折原明乃が言う。
んー、疲れた、休憩しよ。この声についに可憐が切れた。
ああ可愛そう、片桐恵のいつも通りとはいえ醒めた目が
そう言ってるように見える。順調に遅れを取り戻してきて
うしろから抜いていく。折原明乃の呼ぶ声が聞こえるが
あえてここは無視する。麻生明日菜が心配そうな顔を
するけど無問題と手を振る。榊倫子は結構空気を読み
なにも言わないバディも一緒に先を急ぐ。
209 :
26:2010/03/11(木) 23:32:39 0
うとうとし始めたコロネ・ココ・ネココ、飽きて座り込んでままの
ルビィ・リリン、祈ってるだけのシェラミレーヌ、ウルル・フルルも
ルビィ・リリンの隣にいって座り込む。相変わらずラフィエルは
フリーダムであるがそこから一歩も移動しようとはしなくなった。
ルール上日没以降の行動にはすべてペナルティが課されるが
ルート上の宿泊施設まではかなり遠い。先が思いやられる。
たまたまこういう組み分けになったとはいえ主がいないことに
かなり戸惑った。それでもそれはそれでこの場でも仕事として
サービスしようと思う。姉さんと二人のうえにメイドロボもいて
ご奉仕する事も少ない。こんなものが実用化されているので
リクルート先もそうそう見つからなってるのかもしれない。
ついでに言うともう永久就職先は決まってるので必要性を
かんじないとも言える。
210 :
27:2010/03/12(金) 23:27:48 0
アルルゥ、ユズハ、クーヤ、サクヤはムックルに乗っている。
ルーズといえばそうなるが歩行できない娘がいる以上若干
ルールを緩めるのは仕方ないのかもしれない。時々カミュが
うきあがって前方の様子を調べては方向を指示している。
HM-12はすることがない。そこで辛島美音子に要請されて
m単位での距離や時間を測っている。他人の役に立ってると
−方向へは思考がいかないで済む。映像取りや用具持ち用に
1グループに1体主催者側からメイドロボが提供されてるので
2体の区別するため参加者はメイド以外の衣装をしている。
ttp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100313021110.jpg ルビィ・リリン
Ver.Leaf 4.0 収録
普通リセでは、登場させたキャラが攻撃するには次の自分のターンまで待たなくてはいけない。
ところが基本能力[アグレッシブ]があると、その制限を気にせずいきなり攻撃ができる。
2コストで出られるAP3アグレッシブキャラは数少なく、しかもEXが2あるのはこのルビィ・リリンだけ!
しかしもちろんデメリット能力があり、せっかく攻撃してもターン終了時に破棄されてしまう。刹那すぎる。
終盤トドメのワンチャンスにどうぞ。
ちなみに能力起動によるアグレッシブ付与をしなければ、普通に3/1バニラとしても使える。
AngelBeats!は早くもヴァイスがツバつけちゃってるけれど、リセではどうなるんだろう。
ゆりっぺと沙耶を並べてみたい…が、その前に沙耶の値段が下がらねええええ
214 :
28:2010/03/13(土) 23:55:22 0
リアンノンを引きずっていくオクタヴィアに声をかけるモルガン「おお
デートか?」思わず頭を抱えながら答える「とにかくこのまま先に進む
いつまでもここにいてもしょうがない」「そうか」「でもどうするんですか
あの人?」少し離れた所にいるリディアを見てリアンノンが言う。「まあ
かってについてくるだろう」そうこうしてる間にリディアのすぐ後ろまで
みんな仲良くしているグループがやってきていた。追い抜かれるという
ぎりぎりのところでリディアも歩き出すが同グループかのように移動を
している。遅れてきた神岸親子と長岡志保、雛山理緒のグループは
あきらかに前を歩くオクタヴィア、リアンノン、モルガン組を追っている。
かなりうるさいのが一人いてある事無い事をのべつまくなし喋りながら
リードしているようである。
215 :
29:2010/03/14(日) 23:33:52 0
ルーチンワークのように繰り返す移動休憩のバランスが休憩よりになる。
ビジョンが全く見えない行動をしているのはここくらいである。このままで
いると日没までに宿泊用のいろいろな施設にはたどりつけそうにない。
リッチなお茶会が始まっているがそれこそキリギリスそのものお行動で
リアルタイムで破滅に進んでいる。10分歩いて30分休憩を繰り返して
んー、もうこのままでいいわ、どこからともなくつぶやきが聞こえてくる。
ゆっくりと景色に向けてた目を天使に移したがすぐに目を戻す。諦めて
リスク覚悟で離れて歩いていたヒビキとシイラアサンはそれに気付いた。
216 :
30:2010/03/15(月) 23:14:37 0
HMシリーズの量販最新機種が撮影とフォロー用に各グループにいて
M字形に西へ進んでいる各グループの最後尾を占めている。今回の
Xデイは明日と推定されるので荷物は多くない。量産型以外の存在は
-要因ではないが特に+でもない。今回テネレッツァとロロのパーティが
1つのグループで3人ものメイドロボをかかえていることになっている。
4人に1人のメイドロボのグループに比べれば耐久性と奉仕力の高さで
ピンチにも対応しやすい。テネレッツァとロロも冒険の旅になれている為
ーーーーーーとーーーーーくらい他のグループとスピードは違っている。
スムーズな移動なのに無駄な移動多すぎで現状は集団に埋没してる。
ライバルたちが苦労しているのにこのグループは本当に暢気である。
フリーダムな存在だと思っていたがついにラフィエルが「もう進まない
いまから引き返す」という一言を発し出発点に戻り始めた。進んでも
エンカウンターできない宿泊所に唯一到着できるのが出発地に戻る
ルートだけということで大正解とは言えるのだが目的外でもある。
いつも転載してくださってる方、ありがとうございます。
前回はややこしいことをしてしまってすみません、
なるべくその日に自力で支援スレに投下できるようにしようと思います。
219 :
31:2010/03/16(火) 23:24:28 0
スムーズにここまで来たのはメンバーの妖精たちの能力をできる限りに
いかしたからであるがここに来て少しずつ問題が出てきた。エルミンが
ーーーと息も絶え絶えになって休憩する事になる。用意するリムリスと
ルンルン気分でスィール、ラスティ、エポナ、エルミンがお茶会を待つ。
さらさらの砂浜を歩いていると一ノ瀬ことみが組成を語りそれに対して
がらにもなく哲学的な杉坂に原田がつっこみ仁科りえがフォローする。
ラストを歩く相楽美佐枝はそんな4人を見守っている。このような砂浜が
みうけられるのは少ないのでわざわざコースを変えている。溶岩跡を
さけていたのではないが凹凸の少ないこちらのほうが歩きやすいと
えりごのみしたというのも若干ながら理由としてあげられる。
221 :
32:2010/03/17(水) 23:54:57 0
アークデーモンはティリア、サラ、エリアとグループを組、現状では
ー◎ー○○○ーくらいに西方面をリードして他のグループが後を
くっついてくる。しかし好事魔多しと言うが真っ直ぐに進んでいたら
デッドエンドに迷いこんでしまったので引き返すことになった結果
ー○○○ー◎ーという感じで順位が丸っきり入れ替わってしまった。
もう少し注意深ければ海岸付近が崖なのも気付いたかもしれない。
んー、まあここから再スタートと思えば問題無しとはティリアの弁。
みた目小学生に引っ張られるグループがある。引っ張ると言うより
づんづんと先に立って進んでしまう感じと言ったほうがいいだろう。
きっちり先頭の観月マナについていけるのは冬弥の妹だけで後は
まともについていけない。森川由綺、澤倉美咲、河島はるかの順で
なんとか離れきらずに後を続いている。
223 :
33:2010/03/19(金) 23:16:31 0
きまったこととはいえ唯一の規定の人数いないグループがある。
ぬけた一人分の影響はどう出るだろうか、それは全くわからない。
たまたまこのグループになった桑嶋高子、三井寺月代、砧夕霧は
ゆうゆうと溶岩あとと思われる大地を歩いている。序盤の行動は
うまく立ち回ったと見えて西方向に向かう中ではそこそこの位置で
きている。途中で道を間違えそうになったがうまく修正できたようだ。
いろいろな事をし過ぎたせいで少し出遅れているのを感じたので
ちょっと歩く速度をあげてみようとした。しかし体力的に無理なため
のろのろと進んでいる。砂浜を歩いている事もくかなり影響がある。
せいては事を仕損じると言葉もあるのでここでは無理強いはしない
ことにする。やっと砂浜が切れる頃後ろを振り返ると数人が見える。
とりあえず手を振ってみると向こうも振り返してくる。子供ばかりに
みえる。ことみ、美佐枝、りえ、杉坂、原田は岩場に道をとった。
226 :
34:2010/03/20(土) 23:17:04 0
あまり運動が得意でない藍原瑞穂には付いていくだけで精一杯、
いつの間にか月島瑠璃子と一緒に先頭を歩く新城 沙織との間が
はなれたりもするがそこは太田香奈子がうまくフォローしている。
ラバトリーに行きたくなった吉田由紀が後ろのメイドロボに頼むと
みるみるうちにテントで周りを囲った簡易トイレができあがった。
ずっと我慢していたのか早速使用する。今日は服を着ているので
ほんのわずかだが余計に時間がかかっている。用を足してる間に
かたわらで喋っている4人の前をムックルがするすると通過する。
みたところ目が見えなさそうな娘も上にいる。落ちない様に気持ち
ゆっくりと進んでいるようにみえた。空飛ぶのも反則っぽく感じる。
227 :
35:2010/03/22(月) 00:23:04 0
ゆっくりと上に乗った人が落ちないようにムックルは進む。ここまで
ずいぶん来たようだけどまだまだ半分も移動していなかった。前に
はなされているがどちらにしてもこのまま行くしか選択肢は無い。
もう少しで抜かれるところをなんとか順位を保っているが後ろはノー
ルックのためリディアがどれほど遅れているかわからない。それでも
ガンガン先に進んでいく。リディアはリディアで着かず離れずでいる。
んーんー結局リアンノンは余計な事を言って口塞いで引きずられる。
228 :
36:2010/03/22(月) 23:28:13 0
リュックの中から文月が取り出したものを各人に一つずつ配ってくる。
さすがに断るのも悪いとは思ったのか口にした途端リサが顔を顰める。
ヴィクトリーといった感じでVサインの文月の頭を皐月がはたく。体に
いいのはたしかだから、特に塩分の補給には最適とはゆかりの弁。
くったくの無い笑顔で文月がうちの梅干は日本一だからと言っている。
せめて水だけでもと荷物の中から取り出して口を洗うように飲んでいる。
んーちょっと口には合わないかなとリサは心の中でひっそりと呟いた。
かおりさんを抱えている梓姉さんには悪いけどスピードアップしましょう。
しょうがないけど遅れた時は遅れた時、なんとかするでしょう。お先にと
わざわざ宣言して千鶴姉さんと初音に目配せしてジョギング程度に
ぎっちりスピードを調整して走り出す。少しして後ろを振り返ってみると
かおりさんの幸せそうな顔と梓姉さんの困惑した顔、そして驚愕の事実
ええ走り出してる…梓姉さんがかおりさんを抱えたままで差がつまる。
でもいつまで持つのだろうか、その後のことがちょっと心配。
229 :
37:2010/03/23(火) 23:21:29 0
あっさりと休憩要求を却下して抗議する折原明乃を置いて歩き出す。
やっぱりこの組み分けは間違っていると綾之部可憐は思う。そして
のろのろしてる折原明乃を見て片桐恵が逃げ出した事を悟った。
べつに行動していた綾之部珠美が戻ってくる。溶岩でできた岩場に
たまたま平坦な場所があるらしくそちらに歩を進めることになった。
まさしく後ろの三人が遅すぎるのが怪我の功名なのであった。そして
みるみるうちに再び探索に出た綾之部珠美は見えなくなっていった。
なさけないことの悪魔三柱のリノン、ヤハ、ナタスは役に立たなかった。
ただ足を引っ張る事もなくセシリアをリーダー、マリアをサブリーダーに
することで大きなトラブルもなく進んでいる。
[[LK3rd24-AL4PzQFQ-TU]]-00014
規制で書き込めないので<<ナタス>>
>>230 >>1 > ※なお、成りすましを防止する為、コードは書かないで下さい。
> また転載もNGです。
携帯で書き込めないかな?
233 :
38:2010/03/24(水) 23:30:33 0
すっかり年下二人に懐かれた須磨寺雪緒は飛び交う質問に対して
まるで石のようである。葉月真帆は木田恵美梨の想いは知らない。
でも何かと二人が仲良くなるように図っているように見える。最大の
ライバルがいない現状は絶好の機会だというのに空回りしている。
ゆっくりと質問してゆっくりと答えを待つようにしたらぽつぽつとだが
きっちりと話し始めた。その二人の様子を確認した上で葉月真帆は
お邪魔虫は退散ということで栗原透子と榊しのぶチームに合流した。
ほのかな百合の匂いに気付いたのかチーム一喝は抜かれた後に
しばらく直後についていた。そしていよいよその雰囲気が濃くなると
のりのりで会話を始めた結果少し引き離されてしまった。その後は
みるみるうちに差ができるほど内輪で楽しんでいた。気付いた後は
ほんのわずかながら差をつめたがまた別の話題で遅れ始めてる。
234 :
39:2010/03/26(金) 02:54:27 0
おろおろしている藍原瑞穂が見下ろす先には砂浜に仰向けの吉田由紀、
おそらく大怪我をしてるのだろうかまったく動かない。新城沙織が安否を
たしかめるために崖を慎重に降りていく。それを追うように太田 香奈子も
かなり恐々と崖に張り付いて下に行く。先に着いた新城沙織が動かなく
なっている吉田由紀の呼吸と脈拍を確認し安堵の表情をした。他の人も
これを見て安心する。補助のメイドロボが駆けつけて治療を始めていた。
とにかく先頭を引っ張る観月マナについていけるのは冬弥の妹のみで
うしろのほうは離されていた。森川由綺の「マナちゃん待って」の一声で
やっと歩を緩めて後続を待つ体制になった。ここで休憩するとは言っても
のんびりしてるだけの河島はるかはまだしもともとゆっくり歩く森川由綺と
いきも絶え絶えの澤倉美咲では今後も不安一杯の状態でる。その中で
もくもくと歩く冬弥の妹の存在は重要であった。観月マナと冬弥の妹は
うまく休憩を利用して先の状況を偵察し進路等のプランを立てていた。
とっくに出発の用意はできているのに休憩はずるずると長引いていた。
235 :
40:2010/03/26(金) 23:58:51 0
なかなか前のグループには追いつかない。時々休憩が入るせいか
かなり接近するのだがすぐに離されてしまう。おちょくられてるようで
むかっとしているせいか何度も近くまでにせまるのに追いつけない
ライバルチームのせいか笹瀬川佐々美と朱鷺戸沙耶の間が険悪に
ゆらゆらと燃え上がってる。中村由香里が一方的に笹瀬川佐々美に
かた入れするため古式みゆきはバランスをとるためか朱鷺戸沙耶を
りする発言が多くなっている。内輪もめの火種が燃え盛っている。
しんじょうさおりがネックになるかと思っていたが意外に元気であり
んーもうだめと最初に根をあげたのは姫川琴音であった。とはいえ
じっとしていられない坂下好恵と松原葵は稽古を始めてしまう。端に
よって応援するしんじょうさおりと動きをただ見つめてる来栖川綾香
うつむいてちょっと疲れてる姫川琴音。坂下好恵が来栖川綾香を
さそうが断れてしまうとレストタイムも終了。出発に辺り姫川琴音は
おそらく疲れが抜けてないと判断されて荷物を来栖川綾香が持つ。
リスクを減らす意味でしんじょうさおりの荷物は坂下好恵が持った。
236 :
41:2010/03/27(土) 23:29:14 0
さすがに今までの事が無駄になって来た道を戻るのは気が重いが
ラッキーなことに途中の崖で登れそうなところを見つけ這い上がる。
くしくも崖の上に来ていた松原葵が気付きサラとエリアとティリアを
ルーチンワークのように引っ張り上げた。あまりに手際がよすぎて
すぐそばにいた坂下好恵と来栖川綾香は手を出す暇もなかった。
がれきのような小石が散らばる場所で体のほこりを落としながら
われさきにお礼をするティリアたち一行に別れを告げて西方向に
あらためて出発する来栖川綾香一行だったが格闘家三人以外は
やっぱり疲れがあるせいか足取りは重かった。負担を減らすために
かばってやりたくても荷物を持つ以外ほとんど手段はなかった。
237 :
42:2010/03/28(日) 23:39:33 0
とにかく前へ進むために段差があれば全員で小牧郁乃と車椅子を
なんとか持ち上げていた。途中まではいい勝負だなと思った集団も
みるみるうちに離れていったが途中で一度だけ見かけた。その後は
ゆっくりせざる負えない状況でまた離れていった。その集団の行動が
まさに解決策なので十波由真が主張するが笹森花梨が却下する。
まだ元気なしんじょうさおりはなんとか歩いているが、非常手段として
ついに姫川琴音を松原葵が背負って歩く事にした。そうこうする内に
ばらばらになっていた後続集団が見えるくらいまで差がつまっている。
ライバルには負けないとばかりに松原葵がスピードを上げてしまうと
あまりの速さにしんじょうさおりがついていけなくなって来栖川綾香が
おんぶを始める。一人背負うもののない坂下好恵が松原葵に対して
いつ交代するのかと聞いている。これも特訓の一部らしい。
なんとか途中の段差を全員の力で小牧郁乃と車椅子を持ち上げては
がんばって越えている。急に行く先に今までなかった人影が見えたが
せっかく一度は見えるくらいになるまで近寄った前方の集団に対して
ゆっくりせざる負えない状況でまた離れていった。その集団の行動が
まさに解決策なので十波由真が主張するが笹森花梨が却下する。
まだ元気なしんじょうさおりはなんとか歩いているが、非常手段として
ついに姫川琴音を松原葵が背負って歩く事にした。そうこうする内に
ばらばらになっていた後続集団が見えるくらいまで差がつまっている。
ライバルには負けないとばかりに松原葵がスピードを上げてしまうと
あまりの速さにしんじょうさおりがついていけなくなって来栖川綾香が
おんぶを始める。一人背負うもののない坂下好恵が松原葵に対して
いつ交代するのかと聞いている。これも特訓の一部らしい。
240 :
43:2010/03/29(月) 23:31:56 0
オクタヴィアは後続のグループとの差を保つような速さで歩いている。
クールを装ってはいるが実際には離れて歩いているリディアに対して
ターゲットロックオンしているのがはっきりわかる。過去にオクタヴィア
ヴァーサスリディアで何があったかはリアンノンもモルガンも知らない。
いらない心配をさせたくないからあえて聞かないでいる。それにしても
あれだけお互いに意識しまくりなのに無視しているつもりなのだろうか。
エネルギー切れで崖の上に登った後で休憩していたが抜かれた事で
リスタートする事をそろそろ実行に移したのはティリアとサラとエリアと
アークデーモンの四人組、一度遅れたのを取り戻しにかかった。
投票本スレ
>>760さん、私ゃ、あなたのSSの方が鬼に見えるよ(笑
ああいうネタSS、私には書けないから(でもいつか書いてやるっ)
数少ない支援組ですが、今後もお互い頑張りましょ〜
242 :
名無しさん@ビンキー:2010/03/30(火) 01:14:49 O
age
243 :
44:2010/03/30(火) 23:30:30 0
かなり距離を歩いてきたがいまだに西方へ同一行動をとる二組、
みるからに能力の高そうなウルトリィ、カルラ、トウカ達に対して
きちんとコバンザメ戦法とる来ヶ谷唯湖率いる一隊の溢れる奸智。
たしかに体の弱い西園美魚をトウカに運ばせるような戦略を使い
ここまでの地形はウルトリィに空を飛んで調べさせコース選択し
ますます二組の共同歩調が進行している。尾根沿いに山へ登る
リスクを回避し海岸線へ出て崖に行き先を阻まれるというわなを
かわし最初は中位にいたのにいつの間にか先頭に立っていた。
ムリなコース取りもないので疲労も比較的抑えられており優勝の
チャンスもそこそこあると思われるので一緒に行動をすることを
やめる時がいつ来るのかは勝負の行く末を決めるかもしれない。
ただその時は高能力持ちのウルトリィ、カルラ、トウカ、カムチャタ
ール、デリ子のグループが有利だろう。来ヶ谷唯湖と西園美鳥が
ルールの隙間を神北小毬、能美クドリャフカ、西園美魚と供に狙う。
248 :
45:2010/04/01(木) 23:28:21 0
あっさりトラップを回避できるのは先行するグループをしっかり
マークしている事による。逆に若干遅れているこのグループは
ノーマークであり、いざという時には簡単に方針転換ができる。
みた目はのほほんでも実は陸上部の水瀬名雪が主に偵察を
して水瀬秋子と天野美汐が作戦をたてて沢渡真琴がムードを
おおきく盛り上げるそんな感じで何とか役割分担ができている。
すいすいと先頭を歩く春原芽衣に比べ藤林椋と宮沢有紀寧が
のろのろぶりが目立っている。間を歩いている藤林杏が声を
はりあげて春原芽衣を停める回数も増えいる。とにかく当面の
ライバルを後ろから来ているグループに設定して速度維持を
めざす。数百mは併走したけど結局は少しずつ引き離されて
いく。勝負はこれからだがこのままでは何もできないだろう。
249 :
名無しさん@ビンキー:2010/04/02(金) 21:33:46 0
くっ…携帯をなくしたこんな時にPCがアク禁とは……。
<<芽衣>>さえいれば萌え死ねる
[[LK3rd2-9mT2Pj6k-VH]]-00036
どなたかコピペよろしくお願いしますm(_ _)m
>>249 >>1 ※なお、成りすましを防止する為、コードは書かないで下さい。また転載もNGです。
252 :
46:2010/04/03(土) 00:04:12 0
さすがに疲れたのか三島ともが座り込んでしまう。ここに来るまで
かなり歩いてきたのだが未だに右手の山は切れない。後、もう少し
がんばれば休憩小屋があるはずなので少し時間は早いがそれを
みつけて今日は終わりにしようかと坂上智代が考える。その間に
ともに話しかけるのは可南子であった。ともの希望を聞き出して
もう少しだけがんばってみるよというともの出した結論を尊重した。
よって小休止の後出発する。おんぶすることも覚悟の上である。
みっともないから栞も早く立ちなさいとは後から休憩のグループが
さっさと出発するのを見ての姉の言葉、たしかに小さな子供にすら
かなわない私を見たら言いたくもなると思う。自己嫌悪になりつつ
しかたなく重い腰を上げて出発の意思を表す。休憩時間のせいで
おくれた分は取り返しがつかないけどそれでもあゆさんが元気に
リードして進む。お姉ちゃんと栞の友人にかなりフォローされてる。
ばけらった
254 :
47:2010/04/03(土) 23:33:36 0
さっさと後続を引き離して先行グループを追いかける。その為には
わざわざ後続に情報を流す事もないので隠れるようなコース取りを
ためしたりしている。ここらは水瀬秋子と天野美汐の年の功でもって
リードをしている。この策が成功したおかげで後続のグループ達は
まったく見えなくなった。天野美汐に静かにさせられてた沢渡真琴が
ここぞとばかり喋りだす。そのうち海を見て人がいるよと言い出した。
とにかく皆で海を見る。確かにそこに泳いでいる人が見え隠れする。
いわゆる見間違いだとは思えないほどはっきりとした人の姿がだと
わかる。かなりの時間潜水しているが時々浮かび上がってくる時は
きれいに上半身が見えた。ともかく泳いでいる岩切花枝には一番
リスクの少ない行動であるのは間違いない。水戦試挑体がゆえに
はなから陸上移動は考えていない。そのためにこんな単独行動に
なっているが夕方までに西海岸突端の岬で再開するという約束を
エクスペクトしながらひたすら泳ぎ続ける。
256 :
48:2010/04/04(日) 23:22:14 0
うまいコース取りで西方面トップ、山際を行き丘に登ったまま海へ向う
ルートに変更したのはウルトリィが空を飛んで先の状況を確認した為
トラップをかわしたせいである。これ以外にもいろいろと緻密な戦略で
リードを保っている。ウルトリィ、カルラ、トウカ、カムチャタール、デリ子と
いう身体能力の高さを生かして他グループまでをも引き連れている。
みかねた巳間晴香が天沢郁未と鹿沼葉子と話し合い対応策を考える。
まるで他人のように振舞っている名倉友里と名倉由依に無理やりでも
はなしをさせようと二人っきりにして歩かせることにした。東方のこの
ルートは比較的平坦な地形であり他のグループは散らばっている。
かなり進んできたが未だに山を越えて北へ行く道は見つからない。
260 :
49:2010/04/06(火) 23:31:22 0
エンドレスに思えるほど同じ風景、左に山右に原野が続く。この
ルートはかつても道路跡がほとんど残っていてかなり進み易い
ルートであった。.エルルゥ、トゥスクル、ミコト、ソポクが勝手に空に
ういて景色を伝えたムツミの言葉を疑いなく信じた結果であった。
さらりと自分がペーパードライバーだと告白する梶原夕菜に対し
くしくもその言葉を理解できない立田七海とさくやはミルトに乗り
やばい運転でかっ飛ばすのを体験しながら同じ道路跡を進む。
261 :
50:2010/04/07(水) 23:40:45 0
トップを快走するカルラ、ウルトリィ、カムチャタール、デリ子の一行、
うっかり海に落ちたりするトウカのようなトラブルも身体能力だけで
カバーする。そうこうするうちに岬が見える。そろそろ西端が近い。
なんとか歩き易い道路跡を探して歩いていると後ろから来た車が
がんがん飛ばして抜いていく。慌てて道から外れてそれを避ける。
もう少しで轢かれそうになった柚木詩子がその車をミルトと呼ぶと
リズミカルなエンジン音で答えたような感じがあった。.長森瑞佳と
みずかと里村茜が不思議そうな顔で柚木詩子に話しかけるけど
ずっと車の行った先を見つめている柚木詩子は何も言わない。
かなりの時間そうしていた後で一言行こうとだけ喋った。
262 :
51:2010/04/08(木) 23:29:12 0
たちどまってばかりのコリンに怒ってばかりのたま、困ったエビルに
まったく意に介さないユンナ、呆れ顔のルミラ、リードもとうに無い。
やはり出遅れは大きい。セシリアとマリアは若干の焦りを覚えるが
はなれてく事に無頓着なリノン、ヤハ、ナタスがいてどうしようも無い。
263 :
52:2010/04/10(土) 00:03:36 0
なんとか遅れながらも丘の下までやってきた。登れないほしのゆめみを
かつぐ神戸小鳥と中津静流と此花ルチアは他のグループの手も借りて
ついに登りきることができた。あまりにも体力をつかってしまったために
しばし丘の上で休憩をするつもりだったのだが居心地がよかったためか
ずいぶんと長居をしている。前方を遠く見ていると進むことのできそうな
ルートは丘の上を山か海または降りて曲がりくねった道かの選択である。
ゆっくり歩いてきた結果後続のグループに追いつかれ先行されてしまう。
んにゃー、抜かれたじゃにゃいかというたまの叫びにも動じないコリンが
なぜかユンナに耳元で囁かれてから普通に動くようになった。
瑚太朗「ということで今回もしつこく始まりました中津静流さん支援である」
静流「……」キョロキョロ
瑚太朗「安心しろ静流よ。今回は小鳥はいない」
静流「……別に嫌だったわけじゃないです」
瑚太朗「お、しゃべった。っていうか敬語なのか」
静流「『後輩』……」
瑚太朗「おーなるほど。しかも『いじらしい』とあるからな。ふふふ、瑚太朗先輩、かぁ」
静流「……」
瑚太朗「ああ悪い悪い。俺がどう呼ばれるかなんて決まってないもんな。しかしどうなるんだろうな」
静流「ん……分からない」
瑚太朗「俺的には『こたろー先輩』なーんてちょっと舌ったらずな調子で言ってくれると萌えるね。ああ萌えるともさ」
静流「……こ、こたろー……先輩」
瑚太朗「ウゴハァ!」
小鳥「瑚太朗が血を吐いた! 謝れ、中津静流! 瑚太朗に謝れ!」
瑚太朗「おいお前なんでここにいる」
小鳥「支援が始まったと聞いて」
瑚太朗「帰れ」
小鳥「ひっどーい! 我が親愛なるラブリーしずるんのために駆けつけたというのに、この扱いはいただけないと思うのですよ! ねえどう思います視聴者の皆さん!?」
瑚太朗「だああ! お前がいると静流の影が薄くなるんだよ! 漫才はお前の試合のときに目一杯やったるからさっさと帰れ!」
小鳥「聞きました!? このバカタローはわたしを使うだけ使ってポイですよ! わたしの扱い一山百円のミカン! 異議アリ!」
静流「……」
小鳥「ああっしずるんが泣きそうになってる! バカタローめ、早くもこのいたいけなしずるんをポイ捨てにしたとですか!」
瑚太朗「お前のせいだよアホードリ! つーかお前、絶対本編じゃその性格じゃないだろ!」
小鳥「だってサンプルが一言もないし」
瑚太朗「いやそうなんだけどさぁ」
小鳥「っていうかですね! わたしはしずるんに一言物申しに来たのだ!」
静流「!?」ビクッ
小鳥「ひっさびさのリライト公式の更新でわたしがトップ一面じゃないのはどーいうことなんですか!」
瑚太朗「ああ、あれか。っていうかあれは嘘ネタだったじゃないか」
小鳥「エイプリルフールってのは別によろしい。でも、でも、メインヒロインのはずのわたしの立場は……っ!」
瑚太朗「諦めろ。お前の人気はそんなもんだと開発が判断したんだろ」
小鳥「ロリか! (21)じゃないのがいけないと申したですか! くきーっ許すまじロリっこー!」
静流「い、いひゃいいひゃいれふ」
瑚太朗「……見てる分には微笑ましいな。ほっぺた引っ張ってるだけだし」
静流「せ、せんぱいたすけてくださひ〜」
瑚太朗「後輩いじめはそこまでにしておけ」
小鳥「うう……いいもん、脱いだらきっとすごいんだもん……」
瑚太朗「……まあ絶対そんな性格じゃないだろうから、小鳥だってきっと可愛いと思うぞ。多分」
小鳥「ホント!?」
瑚太朗「っていうか、お前の支援してどうすんだ……」
小鳥「あ、そっか。つい仁義なき戦いの道に染まってしまったのですよ。てへ」
瑚太朗「いいから支援しろ」
小鳥「あいあいー。ってことで、ふふふ、し〜ず〜る〜ん〜♪」
静流「!?」
瑚太朗「うわ、なんかあからさまに怪しい」
小鳥「全年齢になった記念ってことでボディチェックしまーす!」
静流「ぜ、ぜんぜん理由になってな……ひゃん!」
小鳥「おおお、これは……ついでにこっちもぷにぷに」
静流「……ぁ! だ、だめ……」
瑚太朗「……やべえ、興奮してきた」
小鳥「おーおー、これはこれは……あー、しずるん、エロ太朗がこっち見てるよーうわーけだものー」
瑚太朗「そ、そんなんじゃねえっ!」
小鳥「あーあーいくら18禁じゃなくなったからって……これだから男は」
瑚太朗「お前がセクハラしてんだろうが!」
静流「……」
瑚太朗「いや違うぞ静流。俺はそんなやましい気持ちなんてない」
静流「……すけべ」
瑚太朗「ウゴハァ!」
小鳥「瑚太朗が血を吐いた!」
瑚太朗「もういいからそのネタは」
小鳥「まあ18禁じゃあないけど、きっとそれっぽいのは暗転でぼかしてプレイヤーの妄想を煽ってくれると思うのですよ」
静流「……可能性はあると思います。ルチア先輩と……その、抱き合う……シーンが……」
小鳥「おお、えろいえろい」
瑚太朗「……ま、その分日常でのいちゃつきが増すってことだな。そこに期待しようぜ」
小鳥「あ、上手くまとめた」
瑚太朗「やかましい。お前が茶々入れなきゃもうちょい早く言えてたんだよ」
静流「……とにかく、らぶらぶ……に、注目です……」
瑚太朗「恋愛色が強いゲームになるといいな。んじゃ、静流をよろしく頼むぜ!」
267 :
53:2010/04/10(土) 23:25:52 0
よせばいいのに保科智子に下手な論戦をしかけて論破される岡田を
しょうがないなあと感じで見守る吉井と松本。気疲れした保科智子が
いい加減にせいとばかりに打ち切りついでに休憩も打ち切り出発する。
リスク覚悟でスフィーは魔法を使い一気に距離をかせごうとしたけれど
あからさまに失敗し少し進んだだけで終った。結果、もたらされたのは
んーんー江藤結花に抱きしめられて下でもがくレベル1のスフィーのみ
えてして欲をかき過ぎるとこういう結果になる。途中で変身することは
ルール上違反ではないがレベル1になってしまっため魔法を使うのは
あきらめなければならない。リアンにまかせたほうが失敗が少ないが。
ともかく遅れを取り戻す方法の一つが失敗した為地道な努力が必要な
わりにこのグループのお気楽行動はほとんど変わらなかった。その中
リアン一人は若干心配していたが、レベル1スフィーは言わずもがなで
あり、江藤結花の運動脳、高倉みどりの天然お嬢様、牧部なつみの
クール無関心で真っ当な判断ができる人が他に誰もいない状況では
リアンの心配を理解できる人はいない。こうしてたった一人リアンのみ
エンドレスでこの先を憂える事になる。遅れたとはいえここまで来ても
ー─┬────┬────とこんな感じで左に曲がって山を越える
ルートは見つからないためとにかく山際を東に進んでいく。
268 :
54:2010/04/11(日) 23:24:35 0
イルファはすごく悩んでいた。ミルファとシルファの口げんかは
ルール無用で続いているし珊瑚様と瑠璃様は動こうとしない。
フィットネスウォーキングだと言い含めてなんとか出発する事を
あきらめずに済んでほっとしている。後は数時間の辛抱だろう。
あからさまに前方を歩いている二木佳奈多を警戒して棗鈴が
ーーと声にならない威嚇をしている。棗鈴の隣の三枝葉留佳も
ちょっと困って苦笑いをしている。前方にいるあーちゃん先輩は
やさしく時々棗鈴に話しかけてはなんとか警戒心を解こうとして
んーと威嚇状態はだいぶ改善された。三枝葉留佳も一緒になり
せめて棗鈴と二木佳奈多の関係が普通になるように努力したが
んーとそこから変わらない。二人の視線に二木佳奈多が折れて
ぱっと見だけは問題がなくなるようにと棗鈴に話しかけていた。
いろいろ問題は残ってるが何とか一体で行動できるようになった。
269 :
55:2010/04/12(月) 23:20:34 0
やすんでいるうちに柚原春夏の体調も回復する。医師の診断も受けたが
まさしく軽度の脱水症であり注意は要するが動く事自体は問題ないとの事、
だましだまし移動を開始することになった。今日の行動は最小限に押さえ
ミラクルが明日起きる事に期待して一番近い宿泊所を目指す。そうすれば
チャンスは少ないながら残る。地図には宿泊所の場所は載ってるのだが
ルート上で一番近い場所までは多分数キロここまでの距離とほぼ同じだ。
はるかかなたの山頂を見ながらため息をつくチーム一喝の面々はすでに
がんばる気持ちは失せていた。地図を見ながら一番近い宿泊所を探すが
レスト時間が増えるばかりで結局、何の役にもたたない。戻る案も出たが
いくほうがましだろうということで先に進むことになった。出遅れたために
ここからはもう先を行くグループはまったく見えない。
270 :
56:2010/04/13(火) 23:43:31 0
かなり進んできたけどまだ東端まで達していない。ここまでの道のりは
ラッキーなことに平坦に近いものであったので比較的順調に来ている。
しかしこのあたりに来ると段々上り下りが激しくなってくる。ここから左に
まがって山のほうにいくかこのまま海岸線を進んでいくか二択のように
みえる。結局そのまま海岸線を進むことになった。あまりの遠いので
ネガティブな意見がシンディ宮内から出た頃にやっと岬が見えてきた。
ここまできたら一頑張りと宮内レミィが姉や母や辛島美音子を鼓舞する。
なだめたりすかしたりおだてたり喜ばせたり笑わせたり感動させたり
ついには抱きしめたりだっこしたりなでたりという非常手段まで使って
めったに起きない奇跡を達成した。棗鈴が二木佳奈多から逃げない。
リーダーシップを発揮する二木佳奈多とそれを珍しく思う三枝葉留佳と
んがーかまわれ過ぎて荒れてる棗鈴とあーちゃん先輩で一団になった。
273 :
57:2010/04/14(水) 23:29:17 0
かなり長時間に渡った休憩を終えて観月マナが出発の号令をかける。
わざわざ河島はるかにお願いして先頭を冬弥の妹と二人にまかせた。
しばらく行くと丘への登り道にたどり着いた。人の痕跡からするとこの
まま丘を登ったほうが多そうであったので登ってみる。少し高い所から
はるかかなたを望むとそのまま進むのは凹凸が激しそうなのがわかる。
ルート選択は右に曲がって山登りか左に曲がって丘に乗り海に向うか
かまわず丘を降りてでこぼこの荒野を進むか戻るかの四択で停止中。
おちついて行く先を決めたおかげでそれなりに順調に進んでいるけど
リーダー綾之部可憐の頭を悩ます存在がいる。いつの間にか後ろから
はなれてしまう折原明乃を見つけては急ぐように言うのだが繰り返す内
ライトな口調が段々ハードになってしまい折原志乃がやんわりと嗜める。
しかたなく香月ちはやに代わりを依頼するが埒があかないようだった。
のろのろしているうちに斥候に行った綾之部珠美が戻ってきていた。
休日、遅目の朝食。Tシャツにスェットのズボン姿でトーストを齧る俺に明乃が声を
かける。
「恭ちゃん、それじゃ、えーと、役所に書類を取りに行って、銀行に行って、それから
入院してる友達のお見舞いに行って……くるね」
結婚して半年経ったっていうのに相変わらず明乃は頼りない。
「やっぱり、役所と銀行は俺が行ってこようか」
明乃は必死にぶんぶんと首を横に振る。
「ううん、子供じゃないんだからそれぐらい。それよりもお母さん、お願いね。大丈夫
と思うけど」
「ああ、わかってるよ」
俺は明乃と結婚し、義母の志乃さんと同居している。
岸田の一件の後、志乃さんは長い間、入院していた。肉体よりもむしろ精神的不安の
問題で。
今は日常生活を送る分には問題はないという診断を下され、自宅療養中。
「やだ、なんか引っ掛かったー!」
玄関口で明乃がわめく。
「おいおい……」
俺は席を立ち、玄関に向かおうとすると。
「待って」
囁く声。背後から俺の腰に手を回し、行くのをやめさせようとする人。
「志乃さん起きてきたんですか」
俺も小声で答える。
「ええ、だから」
俺の腰を抱く手に力を入れてくる。志乃さんの胸が俺の背に押し当てられているのを
シャツ越しに感じる。
「じゃあ、行ってくるね」
明乃の声。少し遅れてドアの閉まる音、それから鍵のかけられる音。
二人の間にどこかほっとしたような空気が流れる。志乃さんが少し音量を上げる。
「恭介君、お願い。抱いてよ」
「明乃がいなくなった途端にもうそれですか」
誰が問題がないなんて診断したんだ、藪医者か?
「コンビニにでも行ってきます。その間に頭を冷やして」
「待って」
外に出ようと玄関口の廊下に出た所で、志乃さんに立ち塞がれる。
「いい加減に……」
「ねえ、岸田を殺したのは貴方なのでしょう?」
それは事実だ、だけど。
「貴方が責任を取ってくれなきゃ……ほてりを鎮めてよ、ねえ」
俺が返事もなく立っていると。
「いいでしょ? 私が脱がしてあげるから」
跪き、俺のズボンをトランクスごと引き下ろす。
志乃さんの慣れた仕草から引き起こされるのは、マンネリ感ではなく……悔しいけれど
期待感で。
理性とは逆に本能はいつものあの快楽を待ちわびて、下半身の物に血を集中させる。
「もう、こんなになってる……」
嬉しそうに舌を突き出すと裏の筋に沿って舐め上げる。それにつれて、俺の物は更に
反り上がっていく。
「くっ……」
思わず漏らした吐息に目を細め、先端の部分を咥え込む。
「志乃さんこそ」
俺は無理に彼女を立たせると薄い布地の下着の上から秘所を指でなぞる。
「ほら、こんなにわかるぐらい濡れて」
そのまま下着をずり下げ指を潜り込ませる。
そこは熱く、充血し。
「ああ、もう、駄目」
彼女の腰が砕け、へたり込む。
「こっちに尻を向けなきゃ入れてやれないんだけど」
俺の言葉に慌てて四つんばいになる。
丸みをもった尻。程よい肉付き、柔らかさ。欲情が一気に高まる。
一瞬、俺はこの女を抱くために恵じゃなく明乃と結婚したんじゃないかと錯覚す
る……一瞬だけだ。
俺は志乃さんの腰を掴むと、言葉もなく真っ赤に熟れ切った秘裂に一気に自分の肉棒を
差し入れる。
「んんっ!」
「ほら、もっと背を反らして」
不意の快感に背を丸めそうになる彼女に、俺は強引に腰を掴んだ手で彼女の背を反らさ
せ、更に突き入れる。
「あん!」
湿った音を響かせながら、俺は志乃さんをバックから犯す。
「もっと、もっと、奥まで来ていいの、抉って欲しいの」
「淫乱女が」
吐き捨てた言葉に。
「そうよ、そうよ……だって、私は岸田に狂わされたから……でも」
「でも?」
「あ、の、人より、素敵……恭介君の気持ちいいの!」
律動は止めないまま、初めて聞く言葉に俺は僅かに片眉を上げる。
「どうせ、お世辞だ」
子供がいやいやとするように彼女は首を横に振る。
「違うの、今は恭介君に抱かれたいの! いじめて欲しいの! 貴方にイカされたいの!」
「な……」
見知らぬ他人を犯すあいつが狂った獣だとしたら、目の前の女を妻の母親と知って犯す
男はなんなんだろう。
つい動きを止めた俺を気にして彼女が振り返る。
俺の複雑な表情を見て取ったのか。ヌポ。音を立て、俺の肉棒を引き抜くと膝を突いた
まま俺の方に向き直り。
「ねえ、信じて」
そう言いながら俺を押し倒し。
「今度は私がしてあげるから」
仰向けになった俺の腰にまたがった。
「ん……ん……ああっ……」
ゆっくりと味わうように蜜壷に肉棒を咥え込む。
「じゃあ、してくれよ」
俺の言葉に頷くと、彼女は動き出す。自分の感じる所を探りながら
ぐちゅぐちゅと粘膜を蠢かし、俺の物を包み込むように擦り上げるように。
俺は堪らず、自分でも腰を使い出す。
「そう、腰を突き上げて、私を壊しちゃっていいの」
絶頂が近づく。
かすれた声で囁く。
「……お望み通りに……俺の子種を注いで上げましょうか」
「ねえ出して出して。妊娠しちゃってもいいの」
彼女は俺に覆い被さる。乳を口元に押し付けられ、俺は存分にほおばる。
「あん、もっと吸って」
玄関の靴箱の上に何かあるのに気づく。僅かに上半身を上げる。恐らくお見舞いに持って
いくつもりだった菓子折り。相変わらず明乃は……。
彼女の腰の動きが激しく速くなる。俺のも、だ。
「イク、いっち……ゃう」
家の前、小走りな足音が聞こえる。破滅の足音? 構うものか。
足音は俺のうちの前で止まり、それから。カチャ。鍵を開ける音が聞こえた。
278 :
58:2010/04/15(木) 23:08:06 0
エルミンも休んで元気が出たようだ。リムリスがエポナに何か言うと魔法の
ポケットを持ってるかのようにいろいろな物が出てくる。スピードの速くなる
ナイスな靴をエルミンに履かせた。夕方には疲労困憊になるに違いない。
まっすぐ行くと言う大庭詠美の意見を却下して少しだけ西に向かってから
きれいに伸びている尾根伝いに山へ登る。すでに数組は先行しているが
むすっとしてる大庭詠美や長谷部彩に疲労の色が見える。猪名川由宇も
らしくなく口数が少なくなっている。それでも前が見えるためもくもくと歩く。
みかねた牧村南が休憩しましょうかと言うが三人とも徹底的に拒絶をして
なかなかうんと言わない。そうこうするうちに先行するグループも疲れたか
みるみるうちに近付いてくるのがわかる。
279 :
59:2010/04/16(金) 23:30:38 0
しっかりとした目的も無くまっすぐ歩いてきたせいでアップダウンの激しさに
おいて一番ひどいルートかもしれない。休憩小屋を見つけた時の美坂栞の
リアクションは見ものであった。息も絶え絶えの状態から一気に生き返って
のりのりの状態で小屋の中に入っていく。その変わり身の早さに後ろから
ゆっくりと小屋に向かう美坂香里と月宮あゆと栞の友人が呆然としている。
うれしそうに小屋への宿泊する者のために用意してあったアイスクリームを
じっと見つめる美坂栞を呆れ顔で見ている美坂香里に姉妹の愛憎を見た。
んーお姉ちゃんと何か言いたそうな美坂栞を美坂香里が引き摺り出発する。
ゆっくりと進むこのグループはとにかく休憩小屋を目指していた。直進すると
ずいぶん前に通っていったグループが辿り着いたばかりの休憩小屋がある。
はたしてそこまでの悪路に柚原春夏が耐えられるかどうかの保証は全くない。
ラッキーが起こる事を期待したが、人生はそんなに甘くなく上り下りが激しい。
ここまで進んでは戻るという選択肢はないだろうとの事で皆で覚悟を決めて
のろのろと前へ進む。出発から4時間、期限になる日没までは残り約2時間
みょうに明るい柚原このみを山田ミチルと吉岡チエと草壁優季が不思議がる。
281 :
60:2010/04/17(土) 23:46:19 0
おんぶしているのは古河早苗、昔取った杵柄と娘を制する。背中で
かわいい寝息をたてているのは岡崎汐、遊び疲れてしまったらしい。
ざぶんと波が岩にあたって砕けるあたりで伊吹風子がヒトデを探す。
きょろきょろと夢中になってる妹を呼び寄せてるのが姉の伊吹公子、
うっかり置いていかないように気をつけている。母親にすまなそうに
しているのが古河(岡崎)渚、体が弱いので娘を取り上げられている。
おくれて突き当たりの砂浜から山の方向へコースを変えて移動する。
なんとなく仲直りをしたような感じで名倉姉妹が並んで歩いている。
クロスする道らしきものを幾つか通り過ぎて左のほうのある尾根の
ラインが段々低くなるにのに気付いたのは二人ほぼ同時であった。
ゆえに声が重なりそしてそれが笑いを二人に生んだ。相談の末に
リスクの少なそうな海岸線に近いほうを選び山には向かわない。
282 :
61:2010/04/18(日) 23:41:07 0
ティリアとサラとエリアとアークデーモンのグループは崖登り=
イレギュラーなコースを手助けを得て実行後、休憩していたが
リスタートをした。コースを間違えてロスした時間も多かったが
アイドルタイムも長過ぎて遅れてた後続グループが迫っていた。
さすがに人一人をずっとおんぶするわけにもいかないので手を
さしのべるのは段差のところだけだが、丘を登り切るとそこには
もりあがったままで平らに海の方に延びていた。それで遅れの
リカバリーが可能になった。小牧郁乃の車椅子がスピード用に
カスタマイズされているから平地だと小牧愛佳や笹森花梨は
リードされてしまう。十波由真やルーシー・マリア・ミソラで五分
んーんー待って郁乃という姉の叫びを無視して突っ走る。
283 :
62:2010/04/19(月) 23:33:23 0
おちついて手元の地図と見える風景を加味してルートを決めたが
がらがらと崩れる火山灰のかたまりに足を取られて思うようには
たどりつけなかった小屋にやっと着き休憩したのは暫く前、依然
リードを保ち山沿いに西進しているのは篠塚弥生の冷静な指示、
なれた緒方理奈以外冬馬かずさと小木曽雪菜は少し怯えている。
きっと今のアタシ須磨寺先輩の隣でまともな状態じゃないと思う。
だけどここで行かなかったら一生後悔する。お兄ぃには負けない。
えいえいおーと自分の心に勢いをつけて猛アタックを開始する。
みつめる瞳に気付くのは先行の三人のみ、なかば呆れながらも
リーダー役の榊しのぶが遅れてる須磨寺雪緒と木田恵美梨を呼ぶ。
285 :
63:2010/04/20(火) 23:27:57 0
いつの間にか岡崎汐をおんぶする人が伊吹公子に変わっていた。
ぶんぶん振り回したせいでお触り禁止になった伊吹風子の攻勢に
きりきり舞いしながら他の三人で交替で岡崎汐をおんぶしている。
ここまで海岸から山に向かって移動すると左の崖が低くなってきて
うまく登れば越えられそうだが子供を背負ったままだと危険なので
ここでは越えずにもう少し山の方に向かって移動してからにする。
さくさくと登り道を進むことにより先行していたグループに追い付き
かわしていく。バディ 、麻生明日菜、片桐恵、榊倫子という隊列で
きちんとした行動予定をこなしているわけだから、このルートでの
リードを広げていく。今日の目的は頂上付近の宿泊小屋までの為
んーんーんーと苦しそうな声をあげながら少しずつ頂に迫っている。
ここまでくれば3/4くらいは登ってきただろうと思われる。
286 :
64:2010/04/21(水) 23:39:25 0
たまに凹凸があるくらいでほとんど平坦な荒野を淡々と東に進んで
かなり先まで来ている。カードマスターピーチが存在する不条理さも
せっかくの機会だからと棚に置いてきたのは高瀬瑞希と桜井あさひ。
みんなでなんとか山が低くなったきたあたりまでやってきた。このまま
ずっと真っ直ぐ行くか左に曲がって山登りするかを歩きながら話して
きめたが根拠になったのが九品仏桜の”感”というただ一言であった。
しばらく砂浜で遊んでいたがすでに日没までの時間に大半が過ぎた。
のんびりできるのも後少しだけと川口茂美は感じている。進むも引くも
まさに選択時期を迎えている。しの姉妹とラストの少女の事を考えると
いかに苦労してこの先に進んでも宿泊小屋に辿り着けると思えない。
かんがえるまでもなく引き返すのが最良の方法だと感じている。
287 :
65:2010/04/24(土) 00:08:34 0
はっきりいってもうダメ、先ほど過ぎた砂浜を下に原田はそう思う。
ららららら、休憩中のわずかな時間に歌いだす仁科りえを見てると
だいぶ回復する。一ノ瀬ことみ、相楽美佐枝、杉坂もそんな感じだ。
さてどうしようかと澤田真紀子は考えていた。立川郁美がいる事を
わすれてしまうと移動の途中で立ち往生する事間違しであろうと。
だが実際に起こった事は非現実過ぎるものであった。風見鈴香が
まさに運送屋魂を発揮し簡易な車を用意した。元になった物体は
きかないほうがよさそうだ。多分ゴールの後で戻して何も無かった
ことにするのだろう。御影すばると鈴香が引き塚本千紗がこける。
288 :
66:2010/04/24(土) 23:51:25 0
はりきって歩いたおかげで休憩するグループにやっと追いついた。
せめてもの目標を達成したのでしばしの休息を取り再度出発する。
べつに競っていたわけでもないが追いつかれたグループも同様だ。
ある程度の距離を並走したが相手のほうが疲れが激しかったようで
やっと離して牧村南、猪名川由宇、大庭詠美、長谷部彩は前を追う。
ヒビキは困っていた。天使とゆり、ユイの関係を殺し合う仲と聞いて
ビックリしてそれ以上は何も言えない。いつもと違う場所にまで来て
キルユーなんて言わないというゆりの言葉だけが救いであった。
289 :
67:2010/04/25(日) 23:23:58 0
のうのうと先頭集団で西側の岬付近までやってきた。相談した結果
うまく行けば全体の2/3くらいまで行けそうということで小屋を無視し
みんな揃って先に進む。来ヶ谷唯湖や神北小毬はまだ問題無いが
くるしそうな顔をし始めた能美クドリャフカと西園美鳥は少し心配だ。
どうにかしようにも西園美魚みたいに他のグループに運んでもらう
リスク皆無の方法が取れるわけもなくもう少しだけ頑張るしかない。
やばくなったら一緒に行動する他のグループに置いていってもらい
ふつうに自分達だけで進む腹を固める。こうして見ると西園美魚は
かなりの策士だと思う。他のグループの力を利用してここまで来た。
ここまで遅れていたらもうどうしようもないがイルファが引っ張って
うるさいミルファと何考えてなさそうな姫百合珊瑚とそれにべったり
のったりの姫百合瑠璃と引き篭もって動こうとしなかったシルファと
はっきりいってどうにもならないメンバーを移動させている。ここの
ルートはすでに何組も先に進んでいる。そして日没までに宿泊所が
みつからない可能性は幾分か存在するため多少は心配が募る。
292 :
68:2010/04/26(月) 23:32:29 0
かなり北のほうまで来ていたが先の様子を見て南下して海岸線まで
わずかなところまで来ていたのは倉田佐祐理をリーダーにした一団、
すくなからぬ遠回りに先頭とはそれなりの差がついている。とはいえ
みわたすと数組がいるのが見え、すべてが丘の上を海に向っている。
まいと川澄舞は周りに興味なさそうだが沢渡真琴(本物)はそうでなく
いろいろと周りの人と話をしていたが今度は前を歩く娘に話しかけた。
みちるは遠野美凪に話しかける人に警戒心を持って邪魔しようとした。
ちょっとしたいたずらは霧島聖にとめられて何起こらなかった。これも
ルーチンワークのように繰り返される一齣であった。
293 :
69:2010/04/27(火) 23:34:16 0
まだ山が続くと思われたが遊歩道の壊れた入り口を見つけたのは
きちんと周りを観察していたリアンだった。ここまで遅れてるだけに
ベストの選択として山中に足を踏み出した。細い上に登りとあって
なかなか前には進まない。時として道が消えて周りを探しあるいて
つき当って引返し谷を見て迂回する。そして目の前に広がるそれを
みつけたのはなつみでスフィー、リアン、結花、みどり皆で感嘆する。
しばらくはそれなりに進んでいたけど足場の悪さとでこぼこの多さで
のろのろとしか進まなくなった。何事か考えた篠塚弥生は向きを変え
づんづんと山の方へ登っていく。しょうがないわねと身振りしてから
かすかに微笑み緒方理奈が後を追う。圧倒的な存在感に気圧され
やたらに息を飲んで冬馬かずさと小木曽雪菜もそれに続いていく。
よろよろ先へ動く二人の前で堅実に坂を登る篠塚弥生と翔ぶように
いわばを進む緒方理奈の姿は輝いて見えた。
294 :
70:2010/04/28(水) 23:36:49 0
ふらふらしながら汐をおんぶする渚を見ながら早苗と公子は相談し
ルートを最短距離の宿泊小屋へ向ける。ここから行くなら小一時間
かからないと思われる。またバトンタッチ、疲れ果てた渚から早苗に
わたる汐はまだ寝たままだ。ここまで交代で汐をおんぶしてきたけど
さすがに少しずつ疲れが出てきている。一番元気な風子に頼むのは
なんか怖いので誰も言い出さない。地面はでこぼこで歩き辛いけど
えらんだ道なので注意深く先へ進む。目的地まではあと少しでつく。
ゆらりとゆれたかと思うと湯浅皐月が岩場で1m下まで落ちていた。
あまり大丈夫とは言えない状況であったが少しの切り傷で済んだ。
さすがにそのままで先に進むわけには行かなく緊急救急隊による
サービスを受ける事になった。サポートのメイドロボによる応急手当
つぎに到着した医療班による治療で処置が終った。湯浅皐月だから
きっと怪我のままでも進むんだろうとゆかりリサ文月は確信してる。
296 :
71:2010/04/29(木) 23:30:02 0
おそるおそる坂を登ってくる小木曽雪菜と冬馬かずさを上の方から
ぎろりと見据えながらも待っている篠塚弥生、とんとんとリズム良く
そこまで登っていき並んで待つ緒方理奈。ここまで差がついていると
せめて足だけは引っ張らないようにしなければならないという思いが
つよくなる。息も絶え絶えに二人で手を取り合って少しずつ登り切り
なんとか前の二人に追いつくとそこは尾根を越えるところであった。
かつがれている日吉かおりが暴れだす。スピードが上がらないので
しかたなくお姫様抱っこから肩にかつぐようにしたのだがダメなのか。
わきに抱えるほうがよかったのだろうかとか注意散漫になっていたが
ぎりぎりのところで妹二人に実力行使で止められ海に落ちずに済んだ。
はっきりいって落ちたところで個人的には大した問題じゃないと思うが
ついでに落ちることになる日吉かおりには迷惑なことだろう。本日着の
ねらい位置まではまだ距離があるため先を急ぐ柏木四姉妹だった。
298 :
72:2010/04/30(金) 23:17:46 0
にしのはずれの岬まできた来ヶ谷・西園グループ、カルラ達とともに
しばしの休息を取る。南岸は切り立った崖だったが北岸は砂浜な為
ぞろぞろと揃って北東方面に下へ降りて砂浜のほうに進路を取って
のろのろと急な道を注意深く降りていく。何人かが立ち往生したので
みかねて西園姉妹とクドリャフカをウルトリィ、カルラ、トウカが抱えて
おろしていく。小毬と唯湖、カムチャタールとデリ子も後を続いていく。
フランソワーズ以外の二人はもう歩けないようである。頂上までなら
ラスト300m直線なら大した事がないが高度だとすると大違いになる。
んーんーと荒い息を繰り返すイビルとアレイが絵の方を睨んでいる。
そろそろ出てこいとイビルの罵声も最初の頃の勢いがまったくない。
わざとらしく半身のみを絵から出して嫌よというメイフィアにイビルが
ーという形に口を引っ張った上で無理やり引っ張り出そうとしている。
ずいぶんそんな攻防をしていたが結局絵の中に逃げ込まれてた。
昼休みの中庭。
ケヤキの木の下で、枝々の隙間から射し込んでくる初夏の木漏れ陽を日傘で遮りながら、私はいつものように本を開いていた。
ひんやりとした芝生の上に横座りになって、今日はミステリー小説の文庫本を読み進めていく。
その間、時折膝元の小さな弁当箱からおにぎりをちぎっては口に運び、あるいは寄ってくる小鳥たちに投げ与える。
どれに熱中するということもない、淡々としたローテーション。
私が独りこの世界から消えていくそのときまで、ただ静かに時間は流れていく――。
そのはずだった。
だが――。
「西園さん、三枝さん知らないかな?」
見上げると、最近中庭に来ることが多い直枝さんが立っていた。
けれど、今日は他の用事に追われているみたいだ。
「いえ、知りませんが」
「そう…。ありがとう。邪魔してゴメンね」
そう言い終えると踵を返し、立ち去ろうとする直枝さん――。
そのとき、背後の植え込みから「ぷぷっ」と小さな含み笑いが聞こえた。
三枝さんだ。いつだって落ち着きのない彼女にしては、よく我慢している。
「みおちん、しばらくかくまってー!」
いきなりやってきた三枝さんが、そう言って植え込みに隠れたのは数分前のこと。
私は了承した。
けれどそれは、もちろん純粋な親切心からなどではない。
なにか面白いショーが目の前で見られるかもしれない――。そう思ってのことだった。
(あ、もう行ってしまうの…?)
――だから、直枝さんがあっさりと去ろうとするのを見て、私は心の中でそう呟いた。
それでも、私の方から引き留めるようなことはしない。
舞台の上の探偵に答えを教える観客など、いないのだから。
(…さようなら)
束の間だったショータイムを惜しみながらも、私の関心は再び活字の中へと戻ろうとしていた。
――と、そんな思考を巡らせていた私の目の前で、直枝さんは再びこちらを向き、信じられない言葉を口にした。
「西園さん、そこに三枝さんがいるでしょ」
「えっ…!?」
三枝さんは観念したらしく、神妙にお縄についた。
三枝さんを連行していく直枝さん。私は彼を呼び止め、問いかける。
「どうして分かったんですか?」
「西園さんのお弁当、まだ残ってたでしょ?それなのに、鳥たちが今日は近寄ってきてなかったから」
彼の思いがけぬ観察眼の鋭さに、私は素直に賛辞の言葉を送らざるを得なかった。
ttp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100501002833.jpg この人なら、もしかしたら気づくかもしれない――。
どこまでも凪いでいた海原に、小さなさざ波が生まれた瞬間だった。
(おわり)
お手数おかけしますが、転載よろしくです。
規制で投票できないだけでなく、
帰省で観戦すらできないとか残念すぎる。
皆さんよいGWを。
305 :
73:2010/05/01(土) 23:51:27 0
シルファもミルファも姫百合姉妹もイルファすらも諦めている。
ルールでは休憩小屋に日没までに着けない場合宿泊地は
フリーに選択できるが野宿だ。それも宿泊用の設備、装備も
あまりない状態で眠る事になるので非常につらい事になる。
かなり早くに西端に到達した岩切花枝は砂浜で待っていた。
きっとここに来るという確信があったからだ。偵察も終了して
つまりこの先の道の状況もわかっているので待っている間に
ばったり会った10人のグループを見ても心中でほくそえんで
ただ無視することにした。砂浜の先は切り立った崖しか無く
きっとこの先苦労するという確信があったからだ。その難所を
よけるには戻って山の尾根に沿って登っていくか岩切花枝
みたいに泳いでいくしかないと考えていた。海を行けば有利。
しかし待ち人たる杜若きよみ(白)(黒)と石原麗子は来ない。
ロンリーな気分のまま待ち続ける。
306 :
74:2010/05/02(日) 23:25:33 0
かくなる上はと覚悟を決めた直後に小屋を見つけてみんなで入る。
なかよく休憩する河南子、三島とも 、坂上智代、幻想少女だったが
ここまで来たならもっと先を行こうという三島ともの声に再出発する。
ふらふらしている古河渚から汐を受け取り古河早苗達は小屋に行く
ルートを進む。完全に道無き道ではあるけど人が歩いた形跡があり
かまわず進んでいく。一人元気な伊吹風子が無鉄砲に進んで行くが
われさきな様子に伊吹公子が心配して時々声をかけてとめている。
なんとか怪我もしないで遠くに小屋が見えるところまで来た。そして
ぎりぎりの時間まで移動することなく今日の行程はそこまでにする。
ささの小屋から出て行く人達が見える。日没までまだ1時間有った。
307 :
75:2010/05/03(月) 23:29:51 0
クールを保ったままの川澄舞と笑顔を張り付かせたままの倉田佐祐理
ランナウェイしたい気分を秘めたまま、沢渡真琴(本物)は行き詰って
ただ意味も無く周りの他グループと交流していく。表面取り繕えるのは
さすがに年の功だと言える。この道を通るグループは多いのもあって
ゆるゆると数グループが一つに近い状態で進んでいく。倉田佐祐理が
リードする笑顔の表情に比べて底が知れないところが見受けられる。
ひまそうな顔をしていた坂下好恵が後ろのグループから呼掛けられて
メンチを切ってしまい怯えられていた。それに気付いた来栖川綾香が
かわりに返事をしたがその後の坂下好恵を見る目がからかうようで
わざとらしい。この機会におんぶしていたしんじょうさおりを下ろし歩く
ことにした。それを見て松原葵も姫川琴音を下ろし一緒に歩き始めた。
とにかく速度が鈍っていたのは後続に迫られた時点で明白であった為
ネガティブな状態が終ったことでひとまず満足する。
308 :
76:2010/05/04(火) 23:26:12 0
つまるところこのまま真っ直ぐ岬に向うか少し無理して山を越えるかの二択、
きっとこのまま進むほうがリスクが低いけど地図では小屋は山越えた位置に
みえる。歩き辛い場所を延々歩くより少しぐらい無理してでも山越えるほうが
やはり上策だろうと美坂香里は判断しその策を披露すると、なぜか反対して
あばれる美坂栞の首筋を捕まえた上で月宮あゆと栞の友人を従えて山道を
ゆっくりと登り始める。何も無さそうな場所だがよく見ると道らしき物が見える。
しばらく東端の岬で海を眺めていたがそろそろ出発だ。真っ先に宮内レミィが
んーさあ後少しがんばるよと背伸びをしながら立ち上がると他の四人も続き
デッドエンドになっている岬から少し戻る。もともとここまで来る必要は無くて
イレギュラーな行動をしたのはただ島の東端まで行ってみたいとの好奇心を
みたすためであった。宮内一家は来ただけで満足したが辛島美音子だけは
やはりラジオのネタ探しも兼ねているようで一生懸命記録をしていた。そして
うまいこと北側の砂浜に下りて北上を始める。砂浜を歩いているとシンディが
ちょっとでも砂が体に付くのを嫌がっているのがよくわかった。
309 :
77:2010/05/05(水) 23:33:03 0
カスミと薫子の疲労状態を向坂環が横目で確認する。現在前のグループに
スリップストリーム状態で付いているだけに体力切れは避けたいところだし
ミスコースの危険性を減らすためにも今の状態を保ちたいと向坂環は思う。
よろよろしながら道なき道を歩いていると遠くに小屋らしきものを見つける。
しかしそこに行くまではまだしばらくかかりそうなので一度休憩を取る。その
おからしきところから小屋を出て行くグループと入るグループを見てとれる。
かなり人の出入りがありそうだ。柚原春夏の様子を柚原このみと草壁優季が
チェックして問題無さそうだから最後の一頑張りをするために立ち上がる。
エネルギー充填100%と言って山田ミチルと吉岡チエがじゃれている。
310 :
78:2010/05/06(木) 23:38:50 0
ラグジュアリーな船での宿泊が最善と判断した川口茂美は引き返した。
スムーズに移動するためにしのさいかとラストの女の子を元気付ける
トークで宥めたりしのまいかを時にはおんぶやだっこしたり休んだりして
のんびりと来た道を戻る。移動時間はと言えば時速1kmくらいで1時間
おそらく全グループの中で一番移動距離が短いグループだと思われる。
んーおなかすいたというしのさいかに同調するラストの女の子、しょうが
ないのでもう少し我慢してと言う。すぐに目的とした豪華船が見えてきて
のりこむ。食事と睡眠の心配が無くなったことに川口茂美が安堵する。
このままなら明日は棄権扱いになるだろうけどそれはそれで仕方ない。
なんだかんだと言ってもまーりゃん先輩はっぱりまーりゃん先輩だった。
なにげなく久寿川かぐらに対していつの間にか主導権を握り始めてる。
こうやって茶々入れて久寿川かぐらと久寿川ささらと菜々子を誘導する。
311 :
79:2010/05/07(金) 23:05:57 0
マップによれば最初の小屋までは後30分程、次はそこから約30分、
ルートをそちらに向けるのはセリオと田沢圭子とフィールとマルチの
チョイス、来栖川芹香の歩く速さに合わせてだが粛々と進んでいる。
いらいらしながらも仲間の到着を待つ岩切花枝に朗報が来たのは
しばらく経ってからだった。こうして待っていた約30分という時間が
はやいのか遅いのかはわからないが挽回可能なタイム差である。
ラッキーなことに先行組が先が行き止まりの海岸線に進んだので
レイト時間もカバーできそうである。明日ゴールで合流、山へ進め
いろいろ両杜若、石原、岩切で決めたが主な内容はこれだけである。
これで作戦会議は終了、岩切花枝はここで野宿他3人は先に進む。
312 :
80:2010/05/08(土) 23:33:10 0
きまぐれな行動も普段は目立つ霧島聖だったが霧島佳乃の前でだけは
りっぱな姉でいようと頑張っていた。いつもは妹にたかる蝿退治している。
しかし今日は遠野美凪に寄ってくる人にいたずらするみちるを止めている。
まあ男が不在というのが一番の理由かもしれない。過保護さは増していて
ひざしの強さにくらっと来る霧島佳乃に対しては飲み物の準備とか日陰で
じっとしてろとかずっと世話していた。霧島佳乃は人を見ると話しかける為
リアルに大集団ができていた。もちろん他グループも同じ事する人がいる。
みるみるうちに後続を引き離し爆走するミルトと運転する梶原夕菜他二人、
ルート上の落石等の障害物は避けたり除けたりしてきたが遂に立ち往生、
とにかく道が無くなっていた。深い谷に掛かっていた橋は礎石のみが残る。
313 :
81:2010/05/10(月) 23:29:56 0
みなみの崖下に海を見ながら歩く集団は数グループがまとまって
なぜか大集団になっている。西の岬まで来ると道が分かれている。
せっかくだから砂浜まで下りて海岸沿いを進もうというグループと
あまりに先が見えないところから尾根沿いに登ったほうが安全だと
きめて山道を進むグループとに分かれた。水瀬秋子と天野美汐が
ここで話し合い水瀬名雪と沢渡真琴を連れて山道を行く事になった。
さらに来栖川綾香達のグループが続くと分岐点で決めかねていた
かなりのグループが山道に進んだ。他グループが安全との判断を
したのに対し来栖川綾香と坂下好恵と松原葵の三人は自分の力を
ためすために山登りを敢行している。姫川琴音としんじょうさおりは
よれよれなのでもっぱら三人のおもり役となっている。とは言っても
しんじょうさおりの体重だといい感じなのだが姫川琴音だと重過ぎて
えいえい言いながらかつ交代交代でおんぶして登っている。
314 :
82:2010/05/11(火) 23:31:50 0
ゆっくりと歩いてばかりだった為、単独で残された感の有るチーム一喝、
めざすのは今夜の宿だけなので今までの行動をちょっと反省して上で
じっと地図を確認して最短距離で移動を開始する。この先にあるのは
まさしく古河親娘・柚原親娘のグループが着いたり目指してる小屋だ。
ゆるゆると進んだ結果日没直後にやっと辿り着くのはこの先の話だ。
ようやく船についた吉田由紀は念のため一晩様子を見ることになった。
しかたなく藍原瑞穂、月島瑠璃子、新城 沙織、太田 香奈子の四人も
だらだらと船で過ごす。もしも続けられそうなら現状復帰が基本になる。
ゆえに明日の朝事故の現場から再スタートすることになるので今日は
きりのいいところで無理にでも眠りに入る。明日があることを信じて。
315 :
82:2010/05/12(水) 00:46:10 0
ただただ壊れた遊歩道を登っていったところそこに現れた勇壮な滝は
かなり凄かった。スフィー、リアン、江藤結花、牧部なつみ、高倉みどりは
クォリティーの高さに感嘆の意を強くした。こんなすごいものを見られて
ラッキーと思う反面、この先の道が無い事には気付く。滝壺は下に深く、
みると対岸にも同じような展望台があり頭上から真下の落下を観られる。
どうにかリアンの魔法が成功して対岸の展望台まで移動した。滝からの
リバーは海まで深い谷になっていて人が渡れそうな場所がまったく無い。
かなり歩いてきたようでそろそろ北の山並みが低く見えてきた。そのため
みんなで話し合い北へ進路をとる事に決めた。しばらく前までは天頂で
ぎらぎらしていた太陽も西に低くなって日没も近いと思われる。北へ向い
しばらく歩いていると少しずつ道が上り坂になってくる。無口になりながら
ひたすら歩いていると長岡志保が静か過ぎて耐え切れないと言い出し
かつてないほどのスピードで喋った後でぜいぜいと息を切らしたせいで
リズムを乱していた。神岸ひかりと神岸あかりと雛山理緒は呆れ顔だ。
316 :
84:2010/05/13(木) 23:53:40 0
みんなが西の岬から山方面へ行くのに従わずに砂浜方面に向って
いる中に三井寺月代と砧夕霧と桑嶋高子の唯一の三人組がいる。
でも今までの大集団に比べればかなり寂しくなったのは事実。そこは
ライバルが減ったと思って坂道を少しずつ降りていく。ようやく砂浜に
つくと案外広くなっていている上、崖の真下は地面の固いところも多く
くろうすることもなく進んでいく。順調に見えているが好事魔多しとは
よくいったもの、この先に待ち受ける障害にこの後苦しむ事になる。
ここまでは比較的道路が良い為、一時の出遅れを取り戻し大集団に
まぎれていたがどちらが車椅子に優しいかを熟慮する必要があった。
きっと砂浜より山道のほうが進みやすいよという意見が多数をしめて
いたが上り坂の不安も残っていた。他人事のルーシー・マリア・ミソラ、
くのうする小牧愛佳と笹森花梨と十波由真、そっぽをむく小牧郁乃が
のろのろと考えていたためにすっかり前のグループに置いていかれた。
317 :
85:2010/05/14(金) 23:16:04 0
ころげおちそうに大集団の最後尾で坂道を登っていた折原明乃が
うつむいて息を切らして座り込む。その少し前で立ち止まったまま
ヅガンというべき表情を見せる綾之部可憐は少し哀れでもあった。
きなくさい雰囲気を感じ取ったのか、香月ちはやと綾之部珠美は
ちょっと離れた先の方にさっさと行ってしまい折原志乃も後に続く。
はたして綾之部可憐が大声でまくし立てる。離れた場所での3人は
やばいなと思ったが折原明乃は意にも介さずもうダメを繰り返す。
なんとか道らしき跡を進んでいくと壊れた橋でその先には行けない。
がけの下には川が流れているのが見えるが急過ぎてとても下には
おりられそうにない。神岸ひかりの鶴の一声で下流を目指す事にし
かわに沿って歩いていく神岸あかりと長岡志保と雛山理緒の四人。
しばらく歩いていると小屋があり既に何組かが休んでいる。一度は
ほかを探して通り過ぎるが結局そこに戻って一夜を過ごす事になる。
318 :
86:2010/05/15(土) 23:29:00 0
クルクルと上空で回転してカミュが周りの様子を伺った。遠くを目を凝らし
ーとすると同じように空を飛ぶ人が見える。お姉様が困っているみたい、
やばそうな海岸方向には行かずムックルに他の人達を乗せ山道へ向う。
しょうがなく部屋に入ったものの日没さえまだなのにすることもなく困る。
んーどうしようと新城沙織はつぶやくと甲板に上ってみる。先に来ていて
じっと立っている月島瑠璃子に声をかけようとしたが思い止まる。無視が
よいとは思えないがかなり異様な様子に気が引ける。遅れてやってきて
うしろに来ている太田香奈子と藍原瑞穂を誘い吉田由紀の様子を確認に
さっさと移動する事にする。医務室に行くまでに会話は殆ど無かったのは
おそろしいものを見てしまって口にするの憚れるようなものかと。食堂では
リスキーな野外を避けた他のグループが二組が楽しそうに食事している。
319 :
87:2010/05/16(日) 23:44:21 0
ラッキーにも恵まれて大集団の中、そこそこの位置で行動できている。
すっかりお疲れのエルミンの様子を見ると早目の行動終了がよさそうだ。
テント生活を避けるためもう少しで到着できそうな宿泊所に狙いを絞り
いそいで目指すがスィールとラスティとリムリスとエポナはまだ余裕ある。
ここにいても仕方ないので小牧愛佳が車椅子を押して登ろうとした時に
まさに救世主というべきものが現れた。突然乗ると声をかけられたのだ。
きっと上に乗っている少女達と同年代と思われたのだろうが小牧郁乃も
まざって白い獣の背中の人口密度が少し高くなった。白い獣の動きに
なんとか振り落とされないようにつかまっている内に上り坂から外れて
かなり広い平らな土地へ入った。奥のほうの小屋らしき物が見える。
[[LK3rd17-ZIoFxxxx-Cq]]-00009
<<ハルキゲニア>>
kiseidashi!
321 :
88:2010/05/17(月) 23:22:11 0
とりあえず尾根に出た所で冬馬かずさと小木曽雪菜が追いつき全員揃う。
うっすらと尾根沿いに人が通った跡があるが山を下って遠回りをするのも
まっすぐ頂上を目指して山登りするのもタイムロスが大きそうだ。この地で
かなり考えた末に地図で確認できた宿泊所に向うべく山を下ることにする。
ずっと歩き続けだったからこそ早目にかつ確実に宿泊できることを優先し
さっさと場所を決めたほうがいいという緒方理奈と篠塚弥生両者の判断だ。
かつて橋のあったところに辿り着いたけどそこを越えることは不可能だった。
みずの激しく流れる音を聞きながら神尾晴子と裏葉が内緒で相談を始める。
おそらく数分のことだったがもむろに相談が終って神尾観鈴と神奈のほうを
みたら座って肩を寄せ合ったまま眠りについていた。あまりの可愛らしさに
すこしの間そのまま見つめていた。そろそろ起こさないといけなかったけど
ずっとこうしていられたら幸せかもと二人とも思っていた。
322 :
89:2010/05/18(火) 23:17:12 0
おくれる折原明乃に対する綾之部可憐の叱責は激しくなるが効果も無い。
リーダーとして責務だけでなく個人的感情も混ざって声も荒くなっている。
はなれたところで見ていた綾之部珠美がやってきて落ち着くように宥める。
ラストになっていたがまだ前のグループが見えるのでとにかく先に進むが
あきらかに差が開いていく。香月ちはやと折原志乃がいる場所は近い。
けれどもそこに行くまで十分くらいかかった。一番近い小屋を目指して
のろのろと移動した結果日没直後に小屋に着き明日は5分遅れになった。
リクエストに答えて早目に宿泊小屋について場所を確保する。エルミンが
ムスっとしているが無理やり魔法の靴を履かせて歩かせたせいだろうか。
リムリスがお茶の用意を始めるがエルミンとスィールとラスティとエポナで
すべてではなく到着する他の数グループ分も提供していた。
323 :
90:2010/05/19(水) 23:11:09 0
つかれてきた御影すばると風見鈴香のために数回の休憩を入れた。
かわいそうな傷だらけの塚本千紗の手当てはメイドロボと立川郁美に
もとからまかせ澤田真紀子は地図と移動距離で場所を推定していた。
ともかくもう少しで北東側の海が見えてくるはずそこで宿泊もできる。
ちょっと頑張れば次の宿泊所まで今日中に辿り着けると判断した上で
さあ後一頑張り、まずは宿泊所を目指しましょうと皆に気合を入れる。
ロンリーロンリーここまで大集団できたからこそテネレッツァから零れる。
ロロが人と違う道を選んだからでしょと突っ込む。砂浜へ行くのは一割だ。
324 :
91:2010/05/20(木) 23:28:32 0
さすがに上の人が増えたせいでムックルが苦しそうだったからアルルゥが
くだって歩き始めた。ユズハやクーヤやサクヤや小牧郁乃では歩けない。
やばそうなものを見るカミュが上空にいる。人が空に飛ばされているのだ。
カルラが人の登れそうに無い崖を見てニヤリとする。上空のウルトリィを
ルックアップしカルラゥアツゥレイの女の子(デリ子)をそこに投げ上げる。
ランアウェイして人なら登れない崖に挑戦するはトウカとカムチャタール。
ウルトリィがデリ子を見事にキャッチして崖の上に下ろす。二人の息の
あいかたは崖の上にわずかに高く放りあげ方向を変えるだけで済んだ。
ついで一緒に行動するグループにも同じ事をする。恐怖の涙かはたまた
うれし涙か神北小毬、能美クドリャフカ、西園美魚、西園美鳥の目が光る。
れんぞくして投げたためかより恐怖心を煽るためか少し時間を空けたが、
いまいちな来ヶ谷唯湖の反応しか得られなかった。そういう間にも崖を
のぼっていたトウカが上まであと少し、2/3まで来てるカムチャタールも
おそらく10分ほどで着くだろう。実際に投げ上げを経験した来ヶ谷唯湖の
んー楽しかったという反応がすべてだった。ウルトリィの迎えに×を出し
なんとか登りきったトウカが下を見る中で準備運動らしきものを繰り返す。
のこされたカルラが登り始める。登るというより崖を蹴ってジャンプする。
このスピードが尋常ではない。一歩、一掻きでぐんぐん上に進んでくる。
でもって途中で追いついたカムチャタールの腰に手を回してそのまま
リストを効かせてほおリ上げそれを追うように崖の上まで駆け上がる。
この様子を見ることができたのはこの2グループとカミュだけであった。
325 :
92:2010/05/21(金) 23:20:11 0
ひどく遅れていたはずだが前の方に別のグループを見つけた。それを
めざして姫百合姉妹とHMX-17シリーズが初めて意欲的に歩き出す。
ゆっくり前を歩いていた長森瑞佳と里村茜と柚木詩子とみずかの持つ
リードなどあっという間に失われ合流する。姫百合珊瑚や柚木詩子は
ルート上でやっと見つけた人間に対して話を振り続ける。宿泊関係の
リスク軽減のためにイルファと長森瑞佳に加え時々里村茜が討議し、
ゆらゆらしながら歩いているみずかにはミルファとシルファが支える。
ずっと先まで道らしき跡が続いているためそのまま東進する事を決め
きっとその先に存在する宿泊所までなんとか今日中に着く事を目標と
した。地図を参考にしてここまでの距離と時間を照らし合わせたところ
いろいろと問題は残るが日没数十分後には着けそうである。そこまで
この九人で頑張ろうと励ましあった。
326 :
93:2010/05/22(土) 23:42:11 0
もりのほとんどないこの島で山頂部を除いたの東部と西部の山にだけ
リッチに木が生えている。西端に回って山道を登るグループは両側に
かなり木が生えている尾根道を歩いている。左手北側が少し開けると
われ先にそちらに向うグループが出てくる。宿泊場所があるというのと
ゆるいとは言え登りを続けるより海岸線を進んだほうが良さそうとの事、
きっと森川由綺、澤倉美咲、河島はるか、観月マナ、冬弥の妹も判断した。
かわいた笑いをしながら深山雪見が船の食堂で自棄酒をあおっている。
わらいながら付き合う川名みさきが元凶なだけに時々酷い罵詈雑言が
なげつけられるが見て見ぬ振りで一緒にいる。この島のような荒野を
みさきが歩ける訳もなく昼間は深山雪見が上月澪と折原みさおを連れ
さんざん近くで遊び倒している間も船で一人過ごしていた川名みさきは
きっとずっと食堂にいたのだろう。
327 :
94:2010/05/23(日) 23:12:30 0
くるくると周りのグループを回りながらまーりゃん先輩が何かを吹き込んでいく。
するとそれに感化されたようにかなりのグループが真っ直ぐ尾根伝いに進む。
ガッツポーズを小さくしながらまーりゃん先輩が戻ってきて無理やり休憩する。
わざと遅れた上で左に道を取って尾根道を外れ手近の宿泊小屋に到着する。
さすがに早い時間なので一度中に入ってお茶会に付き合って休憩をした後で
さっさと次を目指す。ただここに戻ってくれば明日は日の出時間で出発できる。
ライバルのかなりのグループがそのまま山道を登った為日没に間に合わない。
バンザイと登りきった所で榊倫子と麻生明日菜がするが目的地にはまだ遠い。
でもここで立ち止まっていても仕方ないので感動をよそに火口に沿って北側に
いく。バディと片桐恵も下のほうに見えるカルデラ湖に人知れず感動している。
328 :
95:2010/05/24(月) 23:25:18 0
かなりの距離を走ったけれど川を渡れる場所が見つからない。仕方なく
じっと橋の跡を見ていたが、川に向って上りなのに気付いて飛ぼ越えて
わたれないかと思う。ミルトの後押しを得てチャレンジすることになった。
ラッキーにも5mの川幅を飛び越える事ができたが高速悪路にさんざん
ゆすられてグロッキーになった立田七海とさくや二人の体調に気付いて
うろたえていた梶原夕菜も二人が回復すると落ち着いてきた。ミルトに
なにもないのを確認した後この先の宿泊小屋まで再び移動を開始する。
みつめる先は手の届きそうで届かない場所、もっとも御影すばるならば
かまわず飛び越えるだろう。澤田真紀子率いるグループは宿泊場所を
ゲットした上で先に進める場所を探しいた。塚本千紗と立川郁美を含む
すべての構成員が渡れるような場所は見つけられない。進んでみたり
バックしてみたりするが打開策が見つからず同行動のグループを誘い
ルート上にある障害の打開策を練るため宿泊小屋に戻って検討する。
329 :
96:2010/05/25(火) 23:34:20 0
ミコトとムツミなら飛んで対岸に越えられるがエルルゥとトゥスクルとソポクは
これを越えられない。そう悩んでいると近くに同じ行動するグループがいる。
とりあえず一度宿泊小屋に行ってそこで一緒に打開策を考えることになった。
リーダーのセシリアとサブリーダーのマリアに従って西の岬から一路山頂に
のぼっている。流言蜚語に騙された結果と言え苦労する結果が待っている。
んーんーとリノンは苦しそうな声をあげヤハとナタスもかなり疲れている。
こちらも保守
331 :
97:2010/05/27(木) 23:09:26 0
みあげる先にある頂に向けてひたすら歩く。しかし藤林椋と宮沢有紀寧には
やはり負担が大きかったのか息も絶え絶えという様子に藤林杏は熟考する。
ざわざわと心がざわめく。距離的には日没までに十分着くはずだけど勾配を
わすれていた、多分このままでは宿泊所に着けずに日が沈み立ち往生する、
ゆえに引き返すという結論に達した。方針を間違えたので引き返すと告げて
きちんと謝罪する。疲労困憊の藤林椋と宮沢有紀寧は言うに及ばず自分から
ねを上げることのなかった春原芽衣も賛成し集団を離脱して引き返し始めた。
くるくる回りながら崖の上に投げ上げられているカムチャタールをウルトリィが
ルーチン通り受け止めて下で待つ来ヶ谷唯湖達に渡す。その直後にカルラが
ががっと一気に登ってきた。後続グループが別ルートから近付くのがわかる。
ややこしいことになる前に宿泊所を通り過ぎて先を目指して移動する。後続は
ゆっくりお茶会をするので追ってくるグループは皆無だった。カルラとトウカが
いるので神北小毬と能美クドリャフカと西園姉妹も体力以上の速度で進める。
ここまで来ると次の宿泊地まではもうすぐであった。
336 :
98:2010/05/28(金) 23:34:24 0
ここまでくれば山頂まで後少し後方にはまったく人気が無く前方の人影も尾根の裏。
しばらくしてやっと登りきったと思ったら目の前には火口が広がっていた。脱力感に
きれいなカルデラ湖があることにも気付かずにその場に座り込む中村由香里と古式
みゆきに腰を屈める笹瀬川佐々美。ただ一人朱鷺戸沙耶のみが先を見回しながら
ゆっくりと話し始める。目的はあそこねと火口及びカルデラ湖の向こう側を指差す。
きっとそれは正しいとみんな思ってても体が動かずそのまま沈黙を守るのみだった。
とりあえず最寄の宿泊所を目指すエルルゥ、トゥスクル、ミコト、ムツミ、ソポクの一行、
うしろにいる御影すばる、風見鈴香、塚本千紗、立川郁美、澤田真紀子のグループと
すこし前から一緒に行動している。もちろん利害が一致したのが一番の理由であるが
くれる直前の時間帯というのも影響している。宿泊所について早速対応策を考えるが
ルーム内での作戦会議には段々参加者が増えていく。
昨日の姉御画像を転載してくれた人ありがとうございます。
ずっとお世話になってたここの存在をすっかり忘れてたぜ…
340 :
99:2010/05/29(土) 23:44:40 0
みさきと雪見の自棄酒会場に上月澪と折原みさおもくる。この二人にアルコールは
やばいのでジュースやミルクで乾杯をさせる。それを見つけて三人の子供が乱入し
ますます賑やかになる。しの姉妹とラストの女の子と折原みさおがよってたかって
ゆきちゃんお代わりとみさきのまねをして言うので雪見はそれらを用意しながらも
きつくみさきを睨んでいるが意味のない行動ではある。上月澪がスケッチブックを
みせた途端に動ける人は自分自身でするようにと身振り手振りで指示をしている。
エルミンも甘い物を食べて機嫌を直す。リムリスのお茶会には別のグループからも
ルーシー・マリア・ミソラの参加をきっかけに芋蔓式に増え、ムックルに乗った一団に
ミントティとクッキーを振舞っている。小牧愛佳と笹森花梨と十波由真とカミュも揃い
んーおいしいと皆で和んでいる。
342 :
100:2010/05/30(日) 23:41:27 0
ひたすら山登りしていた一団もここでそのまま登っていくグループと日没の近さに
より手近な宿泊所を目指すグループに分かれる。急げば日没までには着く距離、
しかし山道でその通りに行くわけがない。しかも灯りのなくなった山道を歩くのは
かなり危険な賭けであり柏木4姉妹と日吉かおりのグループは安全策をとった。
おそらくずっと日吉かおりを抱き上げてた梓の疲労も考慮に入れたに違いない。
リスクをおかした結果得られる物の少なさに千鶴も楓も多分初音も気付いている。
まいが山を登っていってしまったので川澄舞と倉田佐祐理と沢渡真琴(本物)も
いやいや登っていくが途中で見つけて引き返すことに決めたらしい。
343 :
101:2010/05/31(月) 23:12:02 0
かなりの力技で危機を乗り越え目の前の宿泊小屋をスルーした一行は
ルールに定められた日没までの間に次の宿泊所を目指しているが結局
ラストに近く時間切れで辿り着く事になる。カルラでもフォローしきれない。
このグループは最初からやる気が全くなかったのは確かだった。ロング
ロングワインディングロードを前にまともに移動もせずに休憩の繰り返し
ねてたりお茶したりとさんざん休んだあげく、宿泊場所と朝夕食に困って
ここまで戻ってきた。スタート地点からそのまま停泊している豪華客船の
こうして乗り込んでいる。行く時より帰る時のスピードが速いのは行動の
ネックがモチベーションであることを明確に表している。それは別として
ここに帰ってきて最初にラフィエル、ルビィ・リリン、シェラミレーヌ、コロネ・
ココ・ネココ、ウルル・フルルが向ったのは食堂であった。
test
346 :
102:2010/06/01(火) 23:16:30 0
ほしのゆめみの速度に合わしているため他のグループに遅れ西端を通過
しかも海岸から上ってくるグループと一緒になった。そのために遠回りから
のがれることができた。海岸線を進み崖にぶつかり引き換えしてきたために
ゆっくり来た神戸小鳥と中津静流と此花ルチアとほしのゆめみのグループと
めざす方向が同じになった桑嶋高子と三井寺月代と砧夕霧のグループは
みんなでしばらく一緒に行動する。ただ桑嶋高子と三井寺月代と砧夕霧は
くるくると余分な距離を歩いたために疲れが激しく時々休憩をしていたが
わざわざ一緒に休む必要のないほしのゆめみ以外は付き合って休んで
しまっていた。先行するほしのゆめみに追いつくと休憩する、先行させては
また繰り返す。道が上りになっているのもありなかなか速度は上がらない。
ただ遅いとはいえ少しずつ先に進んでいる。先行した大グループとの間は
かなり離れてしまったのかまったく前方に人が見えない。とりあえず進むが
このまま行くと日没までに宿泊小屋に着くかは微妙なところだった。
350 :
103:2010/06/02(水) 23:37:03 0
アズエルが火口に飛び込んで早数時間、リズエルが追いかけていったが
ずいぶん長い時間カルデラ湖で悪戦苦闘していたみたいでずぶ濡れで
エディフェルとリネットの前に戻ってきた。湖の対岸にある宿泊小屋への
ルート上にはすでに他のグループ来てがいるので急いで移動を再開する。
かたに日吉かおりを乗せた柏木梓が息も絶え絶えになり宿泊小屋に着くと
しばらく前に着いていた柏木千鶴と柏木楓と柏木初音はお茶会にいたが、
わざわざ外に出て出迎えてそのまま建物の前でリムリスのお茶会に参加。
ぎりぎりまで体力をつかった柏木梓は文句を言う体力も無く数杯の紅茶を
あおっている。そしてクッキーもばくばくと食べ始める。その様子を見ながら
ずっと柏木梓にくついている日吉かおりはクッキーと紅茶を差し出すが
さすがにそれには無視を決め込んでいるようだ。
352 :
104:2010/06/04(金) 00:00:36 0
とっくの昔に宿泊小屋に着いた霧島佳乃と霧島聖と遠野美凪とみちるは
お茶会に参加していた。一体何人分を用意しているのかわからないけど
のんびりとした心地よいものであった。材料は小屋に準備された物から
みつくろえるが飲食できるようにするのは大変だからリムリスはすごい。
なんとなくみちるの世話を遠野美凪、霧島聖の世話を霧島佳乃がする。
ぎりぎりまでそうしていたかったのか最後のほうまでその場に残っていた。
たしかに紅茶はおいしかったが高砂風花六花の姉妹にとって他の人に
かしずかれるのは立場が違うという思いが凄く強い。紅茶とクッキーの
サービスには手の出しようがなかったが片付けのほうはお手の物である。
ごろごろと配膳台を移動させてティーカップと皿を回収しては水で洗って
ふいている。最初は断っていたリムリスも忙しさに黙認するようになった。
うまいこと大集団になって宿泊所まで来た事に相田響子と小出由美子は
かなり満足した1日であった。
l>おつげをきく
神の声が聞こえます。
くどこうよ。
あと2.02センチの胸囲で
次のカップに なるでしょう。
はるちんよ。
もう そなたは じゅうぶんに大きい。
354 :
353:2010/06/04(金) 00:16:05 0
なんか書き込めると思ったら誤爆だった
すみません
357 :
105:2010/06/04(金) 23:27:23 0
さすがにお茶会で一息ついてしまうと次の宿泊所まで行こうという気は
わずかになる。河島はるかはもとより観月マナと冬弥の妹の二人さえも
くつろいだままなのを見て森川由綺と澤倉美咲の二人も半ば安心して
らくなポーズになっている。結局紅茶とクッキーを食べながら作戦会議、
みるみるうちに周りのグループから意見や進言や推奨や否定や他にも
さまざまな声が飛び交ってくる。ここで集めた情報をうまく処理さえすれば
きっと明日の行動の役に立つと観月マナと森川由綺と澤倉美咲は考える。
スフィーは自分の魔法が失敗したのに妹のリアンの魔法が成功した事で
ふてくされてしまった。なだめすかしてなんとか最寄の宿泊所まで歩いて
いく。部屋に入ったスフィーはこうなればよかったと有り得ない想像をする。
ー−−−−−−−−−−(妄想開始)−−−−−−−−−−−−−−
リアンの魔法が失敗して途方にくれる一行、スフィーが名乗りを上げるが
ムリムリって周りから言われるけどそれにもかかわらず発動した魔法で
あっという間に対岸へ移動する。いや、対岸へ移動するだけではなくて
とっくに対岸の物見台を飛び越えてその先にまでどんどんと進んでいく。
わっと驚くいとまもなくその先に見えてくるのはただゴール地点であった。
リスクもない方法での圧倒的な速さでのゴールはただ一人スフィー・リム・
アトワリア・クリエールのあふれるような能力のたまものであった。そして
クールに自分にできることをしただけですとインタビューに答えるといった
リアリティーあふれる自分自身、狂喜乱舞する仲間達の姿、そして勝利の
エールと歓喜の声で歓迎される優勝パレードなどなどで浮かれまくる。
ー−−−−−−−−−−(妄想終了)−−−−−−−−−−−−−−
ルンルン気分は江藤結花が作ってきたホットケーキによりもたされた。
358 :
106:2010/06/06(日) 00:30:49 0
あい変わらず忙しそうな高砂姉妹を見ながら他のグループと
いろいろ意見交換をしている相田響子と小出由美子の二人、
だいぶ各チームの考え方がわかってきた。特に相田響子には
きっちりとした文章にして自分の体験を雑誌に掲載しようという
よこしまな考えがあって周りから言葉を拝聴している。今回は
うまいこと大集団に潜りこめたのでいろいろと参考になるネタを
ここや道中で集める事ができ小出由美子を助手として確保した。
テレテレと歩いているのは道を間違えて遠回りしたせいである。
ネタにもならない大失敗にテネレッツァとロロが凹んで会話も
レス状態になっている。一緒に間違えたグループは先に行き
ついにただ一組置いていかれた現状になる。そのために一層
つかれが襲ってくる。けどHMX-12BマルチとHMX-14ピースは
あまり役に立たないがメイドロボだけあって疲労もない。
359 :
107:2010/06/06(日) 23:17:16 0
いよいよ本日の目的地に着くと思うと重かった体もほんの僅か軽くなり
なんとか辿り着く。すでに榊倫子、バディ、麻生明日菜、片桐恵の組が
がらがらの小屋の一室を占めていた。早速、一室を占拠するが食住で
わがまま言うだけの大庭詠美を猪名川由宇がたしなめて喧嘩になるが
ゆとりの出てきた牧村南と長谷部彩の二人は完無視を決め込んでいる。
うるさい二人は置いといて他グループ含めて皆で夕食の準備を始める。
みちを山登りに取ったものの一部のグループは途中で引き返している。
なぜか知らぬが水瀬名雪と沢渡真琴と天野美汐と水瀬秋子の一団も
せっかく登ったのにという心残りを抱きながらも引き返し始めている。
なんとか日没までに宿泊小屋に着きたいと気持ちが一番強いせいだ。
ゆっくりし過ぎたせいかお茶会は片付けに入っていて参加できなった。
きっと水瀬名雪と沢渡真琴の二人は後悔してるだろう
360 :
108:2010/06/07(月) 23:40:15 0
しょうがなく真っ直ぐ北北東に向けて歩く七瀬留美をリーダーにした集団、
いよいよ日没も近付いてきたので最も近い宿泊所を目指していた。途中で
なかなか前を行くはずのグループを見なかったが清水なつきと広瀬真希が
まったく逆方向から来たグループを見かけると椎名繭が小屋を見つける。
ゆっくりしたわりには他のグループとそう変わらぬ時間に宿泊所に着いた。
ここまで人が増えると自棄酒というより宴会みたいになってくる。上月澪が
うまいことスケッチブックで子供達の注目を惹きさっさと夕食を始めている。
づくしとも言うべき海鮮料理が並べられるが川名みさきの勢いに給仕者が
きりきり舞し、深山雪見はラフィエルやルビィ・リリン、コロネ・ココ・ネココと
みるみるうちに意気投合して空皿が積み重ねられている。シェラミレーヌは
おそらく我関せずだろうがウルル・フルルは子供組に混じっていた。
361 :
109:2010/06/08(火) 23:40:44 0
みつめる先に宿泊所があるのに気付いた宮内レミィが大きい声を上げる。反対側から
やってきたグループもこちらに気付いたようだ。宮内一家と辛島美音子もそっちからの
うれしそうな声を聞いた。宮内レミィ一人が小走りに宿泊所に急ぐ。他の3人とHM-12は
ちょっとだけ速度を上げて目的地に向う。さっき見つけたグループがすばやく走り抜いて
あっという間に宿泊所に飛び込んでいくのを見ながらまあまあの速さで小屋に近付いて
やっとの思いでついて一部屋を確保する。先ほど見たグループ以外もいて集まっている
メンバーの仲間入りをする。なんでもこの先にある川を越える方法を相談中との事だった。
まーりゃん先輩はお茶をしながら不満がっていた。作成成功でこうなる予定だったらしい
ーーーーーーーーーーーーー(卑怯な作戦)−−−−−−−−−−−−−−−−−
リスクが多い山道をほぼすべてのグループhが登っていき、自分たちは最寄の宿泊所で
やすむ。山道を進むのは急ぎ足でかつ平地という条件なら日没ぎりぎりにつく距離だが
んーんーとか言って山登りするとその倍くらいかかる。早めに引き返せれば問題無いが
せっかくここまで来たのにの思いで先を目指すと途中で日が暮れることになる。その場合
んーんーという疲れた状態かつまったく前の見えない状態で足場の悪い山道を進めない。
パスする方法もなくよくて野宿、悪いと大幅な遅刻で頂上付近の宿泊所にやっと辿り着く。
いい加減疲弊して明日はほとんど行動が取れない状態になる。
362 :
110:2010/06/09(水) 23:55:14 0
ル−ト選択としては厳しいものがあったのは確かだが宿泊所には時間的には日没までに
ミス無く到着できるため成功と言える。ルミラとエビルとユンナはしっかりとした足取りだが
ラスト100mはほとんど幽霊みたいふらふらしていたたまとコリンは宿泊所で倒れこんだ。
さっさと登っていってしまったまいに連れて山道を引き返してきた川澄舞と倉田佐祐理に
われ関さずを貫いて下で待っていた沢渡真琴(本物)が合流して宿泊所の歩を進める。
たしかに遠回りになったが比較的早く引き返したため結局ロス時間が発生しないで済む。
リードしてても日没までに同じ建物についてしまえば御破算になるからである。到着すると
まいにお茶とクッキーが渡される。お茶会は終ったが残り物を有志で配っているらしい。
ここでしばらく待っていたら川澄舞、倉田佐祐理、沢渡真琴(本物)にもお茶が出てきた。
とりあえず用意済みの一杯を小さい子に先に渡しただけらしい。落ち着いて口をつけると
ほんのりと甘さのを感じる。メイド服姿の小さい娘がかいがいしく給仕とか片付けをしてる。
んーおいしいと思わず声を合わせて言ってしまう。片付けくらいは手伝おうとカップと皿を
もって建物の中に入る。半分くらいの部屋が埋まっているが残りから適当に選んで入ると
のんびりとできる空間が狭いながらも広がっていた。
363 :
111:2010/06/10(木) 23:27:31 0
リードはかなり大きいものがあったはずだけどエディフェルとリネットがアズエルとリズエルを
ずっとここでを待っていたので無くなっていた。火口内のカルデラ湖からリズエルを救い上げ
エディフェルとリネットの待つ場所に戻ってきたアズエルは急いで行こうと意志を伝える。その
ルートは道で無い所を飛んでいくわけでいつの間にか前後の集団の合間に入り込んでいた。
とにかく急な上り坂を行くと尾根道に出てそのまま登っていく。ともと幻想少女が疲弊していて
もう少し先にの意識で進んできたが登りきる直前で遂に日没を迎えてしまった。
リードはかなり大きいものがあったはずだけどエディフェルとリネットがアズエルとリズエルを
ずっとここでを待っていたので無くなっていた。火口内のカルデラ湖からリズエルを救い上げ
エディフェルとリネットの待つ場所に戻ってきたアズエルは急いで行こうと意志を伝える。その
ルートは道で無い所を飛んでいくわけでいつの間にか前後の集団の合間に入り込んでいた。
みなが途中の小屋で早めに今日の行動を止める中で三島ともが行くと言うので先へと進む。
しばらくはだらだら登っていたがその先には急坂が待っていた。坂上智代と河南子の二人が
まさに鬼神もかくやとばかりにその力を発揮して三島ともと幻想少女の移動を援護している。
とにかく急な上り坂を行くと尾根道に出てそのまま登っていく。ともと幻想少女が疲弊していて
もう少し先にの意識で進んできたが登りきる直前で遂に日没を迎えてしまった。
三島ともバージョン
365 :
112:2010/06/11(金) 23:22:19 0
かつて寄らずに通り過ぎた宿泊所に戻ってきたのは川を越えられなかったからだ。
ぬるい議論をしている中に天沢郁未が割って入って話を引っ掻き回す。巳間晴香が
まったくしょうがないわねと言うふうにそれを止め名倉友里が有意義な提案をする。
よそを向いたままの鹿沼葉子は名倉由依が天沢郁未にいじられてきゃあきゃあと
うるさくしても興味無さそうである。川を渡ることのできる人はいることを前提にして
ここに来て橋の代わりの木とかを探すかロープみたいなものを作る方向で決まった。
くちにしているのは柚原春夏さんお手製の夕食、手伝ったのは古河早苗ただ一人
さすがに年の功だけありおいしい。.柚原このみと山田ミチルと吉岡チエが岡崎汐を
かわいがっている。伊吹風子は古河渚が止めていたが草壁優季が代わっていた。
べつに一緒に食事をする必要はなかったのだがここにはこの二組しかいないので
ゆったり仲良くしている。料理の手伝いをしなかった伊吹公子だけが少し肩身が狭く
うつむいている。楽しく夕食をしている間に太陽が西へ沈む。日没それを迎えた時
きょうの行動可能時間は終了した。灯りの無い島は殆ど先が見えない闇夜になる。
たしかに年の功だけありおいしい。柚原このみと山田ミチルと吉岡チエが岡崎汐を
かわいがりて食べさせてるが。伊吹風子は古河渚と草壁優季の二人掛りで防御を
している。料理をした柚原春夏と古河早苗の二人は追加料理に厨房に行っている。
ろくに料理もなくなるほど夕食が盛り上がる偶然出会っただけのここにいる二組は
高城バージョン くさかべ → たかしろに置き換え
367 :
113:2010/06/13(日) 23:08:27 0
さんざん迷ったあげく日没を迎えてしまったがなんとか明りをみつける事ができた。
いままでこの先の宿泊所がさほど遠くないためそこへ進むために
ぐるぐると回ったのは目指す場所まで行く道がなかった事である。そのため長時間
さまよった後に次善の策を選択するために方向転換をしている。宿泊所についたら
はっきり言って同じ悩みのグループが揃っていた。相談中の集団に対してその中の
ルールに従うと三枝葉留佳と二木佳奈多とあーちゃん先輩が同意して仲間に入る。
かわいがられるのを嫌って棗鈴が部屋に篭ってしまったが空部屋は僅かしかない。
かなり遅れていたが日没頃には宿泊所が見えていた。十分遅れで着き部屋に入る。
んー疲れたと脚を伸ばす三井寺月代と砧夕霧と神戸小鳥と中津静流と此花ルチア
べつに一緒のグループになったわけではないがこの二つのグループが着いた時は
この宿泊小屋に空き部屋が一つしか残ってなかったからである。ほしのゆめみは
とくに快適な睡眠場所が必要ではないで小屋の入り口通路辺りにいて桑嶋高子は
リラックスしている5人をそのままにして人数超過分の寝具を借りに他の部屋にいた。、
369 :
114:2010/06/14(月) 23:10:10 0
すくなくともあそこまで行けば休めると相楽美佐枝が一ノ瀬ことみと仁科りえと杉坂と原田の
ぎりぎりになった体力も考慮に入れて叱咤する。なんとか宿泊小屋に辿り着くと歓迎された。
さすがに多すぎると思ったが沢山準備したが意外とここに来る人が少なかったらしく食事が
かなり余ったらしかったとは食事の準備をしてくれた柚原春夏と古河早苗の様子で気付いた。
たしかに直線距離なら日没までにつけるはずだった。目の前の坂を見上げる田沢圭子には
ざわつく心を抑えられない。先に進むことに底知れぬ不安を感じて止めようと訴えてみると
わけもなくその要求が通った。要するに誰も一度決めた方針を覆すと言い出さないがため
けして最善と思っていない行動をそのまま実行していたのである。このグループに指導者が
いないことが悪い方向に行ってしまっていた。最も近い宿泊小屋に行き先を変えてやっと
ここについた。そこでは先ほど着いたばかりの別グループが先客に食事を提供されていた。
>368
投票終了までに転載できませんでした。申し訳ありません。
371 :
368:2010/06/15(火) 00:08:43 0
こちらもこんなぎりぎりの時間での投下ですみませんでした。
間に合った!と思ったらまた規制という…
転載ありがとうございます
372 :
115:2010/06/15(火) 23:24:46 0
せっかくの料理もメイドロボのセリオ、マルチ、フィールの3人は食べられない為に
リッチな夕食にご相伴に預かったのは来栖川芹香と田沢圭子の二人であった。
おいしい料理と今夜の宿の確保でほっとした結果すぐに睡眠感が強くなってくる。
おそらくここを降りていくグループは殆どいないだろう。保科智子の要らぬ説教に
かんかんになって横にそれたところでそこに道らしきものがあるのに気付いた。
だいぶ進んでいたため日没には30分間に合わなかったが岡田の怪我の功名だ。
H型に立っているプレハブが今回の宿泊所で中段に入り口があり入って右には
Men's Lady's Bathroomの三つの扉がある。その中の一つMen's の上には大きく
X字が付いているので使用できない。入り口から正面部分は食堂でありHの字の
-部分に各3部屋あるので合計9部屋があることになる。そのためこの建物でいうと
10組以上が到着するとあぶれたグループは食堂が寝室になる。今ここにいるのが
3組だったため今回着いた集団で4組目であった。料理が残ってるので誘われたが
せっかくの料理もメイドロボのセリオ、マルチ、フィールの3人は食べられない為に
リッチな夕食にご相伴に預かったのは来栖川芹香と田沢圭子の二人であった。
おいしい料理と今夜の宿の確保でほっとした結果すぐに睡眠感が強くなってくる。
おそらくここを降りていくグループは殆どいないだろう。保科智子の要らぬ説教に
かんかんになって横にそれたところでそこに道らしきものがあるのに気付いた。
だいぶ進んでいたため日没には30分間に合わなかったが岡田の怪我の功名だ。
セリオ版とHMX-13セリオ版
374 :
116:2010/06/17(木) 00:00:26 0
さすがに日没後に荒れた地を歩くのは苦労が必要であった。普段の倍ぐらいの時間と
さらに最新の注意を払って少しずつ先へ進んである程度まで行くと建物からの明りで
セメントで固められた鉄筋コンクリートの建物を見る事ができたがその余りのしょぼさに
がっかりする。外壁には傷だらけ、窓には布がガムテープで布が吊り下げられている。
わすれられた前時代の遺物をそのまま流用している。大噴火で内外装とも燃えたけれど
さすがにきっちりした造りの建物本体は残りそのまま放置されていた。どうでもいいので
さっさと部屋に入り休みたい、笹瀬川佐々美、朱鷺戸沙耶、中村由香里、古式みゆきは
みなそういう気分であったので適当に食べ物飲み物を調達して空いている部屋に入る。
かなり前からの宿泊所で相談していたためだんだん人数が増えていたが話は進まない。
んーどうしようと堂々巡りをして裏葉と澤田真紀子とエルルゥと名倉友里と神岸ひかりが
なんとか川を越えるための橋の材料を考えていた。木材かロープがどこかにないのか。
ビニール袋が多数、缶の飲み物、食材多数、食器、調理器具などが食堂厨房にはあった。
のこりの部屋も確認したが持ち出し不可とされている布団毛布枕シーツ等の寝具しか無く
みごとに当面の行動に必要なもので固めている。小屋本体やテーブル椅子も禁止令出て
ここに至って白旗も有り得るかと思うほどで、違いはあるが会議は踊る、されど進まず状態、
とりあえず暫く頭を冷やそうと5分間の休憩に入ってついでに文殊の知恵を借りに行く。
376 :
117:2010/06/17(木) 23:38:53 0
てっきり野宿かと思ったけれど遠くに灯りが見えたためなんとか宿泊所に辿りついた。
んー生き返るとゆりの一声でヒビキとシイラアサンも少しは笑顔が戻る。さっさと食事を
してユイは先についたグループと歓談していて天使は相変わらず無表情で食べている。
アレイはメイフィアが絵から出てきたため泣いて喜んでいた。移動速度が一気に上がる。
レッドゾーン突入直前で立ち直り日没までに山登りを終え一時間もせずに目的地に着く。
イビルは相変わらず文句を言っているが宿泊所に着いたためトーンは下がっている。
たすかった。遠くに灯りを見つけた時の偽らざる感想、ヒビキとシイラアサンのとっては
ちがうグループが一緒にいればぎすぎすした関係もかなり緩和されるのではないかと。
ばらばらになりがちだったグループも日没後は一応の協力を見ていたがユイ以外とは
なかなか会話ができなかった。それでも宿泊所について他のグループの歓待を受けて
かつてないほどの笑顔をゆりも浮かべるようになった。柚原春夏と古河早苗の料理は
なかなかに美味しくていつもクールな天使こと立華奏も少し顔が綻んでいるようだった。
でも皆が天使って言うのでそのまま呼んでたが本名の立華奏は早く教えて欲しかった。
アレイはメイフィアが絵から出てきたため泣いて喜んでいた。移動速度が一気に上がる。
レッドゾーン突入直前で立ち直り日没までに山登りを終え一時間もせずに目的地に着く。
イビルは相変わらず文句を言っているが宿泊所に着いたためトーンは下がっている。
377 :
118:2010/06/18(金) 23:33:58 0
レークサイドに着いているのに全く気付かない。湖面が数十m下なのもあるけど
おそらく光量が足りていないのだろう。動揺して泣きそうな玲於奈と薫子とカスミを
なだめすかして向坂環は表面を繕い引き連れて遠くに見える光を目指している。
くらくなってしまってこそ見えるものがある。今まで川を渡ることばかりに気を取られ
ほんのわずか川から離れた宿泊所に気付いていなかった。到着次第部屋を確保し
んー落ち着くと高瀬瑞希が一言、そうだねと九品仏桜も相槌を打つ。桜井あさひが
ぶるぶる震えているのでカードマスターピーチ含めたみんなで風呂に入りに行く。
ついでにアルコール分も持ち込んでいい気持ちになった。若干空腹感も感じるが
さすがに肴は持ち込めないのでお風呂を出てから食堂に食べに行く。といっても
クッキングまでする時間はないので出来合いまたは簡単な食べ物幾つかチョイス
ライスだけ準備されているのでそれでも意外とさまになった。
いつも両者縦読み乙です
「ん」に苦労しますねw
玲於奈、というか九条院トリオ
tp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100619124212.jpg
tp://miriam.matrix.jp/image/img-box/img20100619124224.jpg
380 :
119:2010/06/19(土) 23:42:29 0
おやすみと子供達(折原みさお、しの姉妹、ラストの女の子)は部屋に向かっていった。
リッチな豪華客船でも船室はさほど広くないが今日はみんな一緒に寝るのと言っている。
はっきり言って酔っ払いばかりのこの場に居てもいいことはないだろう。そうこうしてると
ラフィエルが食堂に来た一団に気付いて声を掛けるけど簡単な挨拶のみを返してくる。
みるみるうちに料理と酒が無くなってく集団に恐れをなしているようだ。離れた席に着くと
さっさと静かに食事を始めている。結局宴会の盛り上がりはそれとは無関係に進行する。
おそい時間になっても宴会は延々と続いている。もう目的の無いなら当然の行いだろう。
さすらう中でどうやら坂道は登り切ったようだ。同じ目的地を目指す他のグループもいて
かつ距離も近いのだが真っ暗なためお互いに気付いていない。時々雲が切れる時以外
きわめて困難な移動を強いられてはいるがそれでも一歩一歩着実に先に進んでいると
しっかりと灯りが見える。はやる心を抑えて榊しのぶが皆に冷静になるように言ってから
のこり一時間で着けるだろうと須磨寺雪緒と栗原透子と葉月真帆と木田恵美梨に告げる。
ぶーぶー言うのもまだ元気な葉月真帆と木田恵美梨の二人だけになっている。
転載してくださった方、昨日はurlをうっかり削りすぎてしまって
ご迷惑をおかけしました…すみません
383 :
120:2010/06/20(日) 23:43:39 0
ふるえる膝を叩きながら藤林椋がほんとうにゆっくりゆっくりと歩く。噂に騙された
じだんだを踏むがどうにもならず藤林杏は内心自分の判断ミスを強く嘆いていた。
ばらばらになった隊列も声を掛け合って再び纏め上げる。藤林椋と宮沢有紀寧は
やはりもう足が動かないみたいだ。藤林杏と春原芽衣が顔を寄せ合ってうなづき
しばらく休憩することにした。どちらにしてもこのまま野宿をしたなら明日の行動が
きつくなることに違いがない。なんとか宿泊所までは辿り着きたいところであるので
よろよろしている二人を叱咤激励して再度歩き出す。今まで以上に遅いスピードと
うつろな瞳が気になるが最悪は春原芽衣と二人で背負うと藤林杏は心に決める。
つかれているのに食欲がない、そのはずだったが医務室で吉田由紀が大丈夫だと
きくと急に空腹感が襲ってくる。新城沙織と藍原瑞穂と太田香奈子がそこで相談を
して食堂へ行こうとすると月島瑠璃子と一緒になったので誘った。食堂についたら
まるで優勝したかのような宴会で盛り上がっている集団がいる。声を掛けられたが
ルールでは明日の日の出が出発時間でそれまで9時間くらいしか無い為遠慮する。
リードされている距離は大きくてもここでくだまくよりも少しでも上を望みたい。それが
ここまで治療のゆくえを見てきたことへのお返しだと信じている。
386 :
121:2010/06/21(月) 23:24:01 0
にこにこできていたのは日没まで。まともに歩くことさえ困難な地形に思うように進めず
しばらくして真っ暗になると余計にその状況が悪化した。一列になって手をつなぎながら
ぞろぞろと進むのは電車ごっこでもしてるかのようだったが一足ごとに足場を確かめて
のろのろとしか進めない。明らかな判断ミスだったが来ヶ谷唯湖やウルトリィやカルラが
みなを元気付けて一時間半くらい遅れて宿泊所に着いた。ここまで引率したメンバーが
どんよりした気分の中で神北小毬や能美クドリャフカやデリ子らが音頭を取って見かけは
リッチな夕食を準備する。西園美魚と西園美鳥はダウンしていたが少しだけ元気が出た。
せく心を抑えながらセシリアとマリアがリノンとヤハとナタスを率いて進んでいる。暗闇で
しかたなく前の人の裾をつかんで歩いていく。山登り時に一緒だったグループもフロント
リアにいるのだが山頂のため強い風音に阻まれてまったくわからない。その先の方に
あかりが見えて目的地までそれほど距離がないことがわかる。
387 :
122:2010/06/22(火) 23:28:38 0
ひそひそと今後の対応を話す長森瑞佳とイルファと里村茜の後ろで大きな話し声がする。
めずらしく姫百合瑠璃も混ざっているがミルファ、シルファ、柚木詩子、みずかに対して
ゆがんだ性癖を姫百合珊瑚によって暴露されているらしい。しかもその話している内容が
リアル過ぎるため姫百合瑠璃が大声で打ち消しているらしい。このまま放置しているのは
さすがに相談する声も聞こえなくなるため後ろの面々に注意をしようと声をかけてみたけど
んーとねえわあわあわあという大声にかき消されて聞こえないみたいだった。疲れ果てて
ごろんと寝転んでしまうみずかをみんなが心配して周りを囲むように腰を降ろす。このまま
さまよっていたら体力が尽きて遭難するじゃないかと思ったがぶらぶらしていた柚木詩子が
とおくに見える灯りを発見する。喜び勇んで移動を開始する姫百合瑠璃と柚木詩子に遅れ
むれなすように移動する。みずかを背負うのはメイドロボ三姉妹、残りが前後を歩いている。
ランニングしている二人はさっさと建物の中に消え遅れること数分で全員が到着した。ここが
あまりにも見つけにくいのは建物が裏が崖で高くなっていて前に珍しく大木があるからだ。
かなり空腹だっためまず食事をしようと思ったら先客がいていろいろ教えてもらう。みずかを
ねかすため部屋を探しに行くがなんとか空室を見つけ確保する。
388 :
123:2010/06/23(水) 23:20:29 0
さっと用意した割には量も質もある食事をしていると遅れてきた他のグループ九人がやって
くる。食欲を満たして気もおおらかになっているので高瀬瑞希が夕食用の惣菜やデザート、
ライスの在り処を教えている。それどころか調理まで手伝っている。食堂で歓談してる中、
イルファとミルファとシルファがみずかを部屋に寝かしつけにいく。食事以外にもつまみと
アルコールが出てきてプチ宴会が始まる。カードマスターピーチと九品仏桜と桜井あさひの
さけ癖は褒められたものではなかった。メイドロボ三姉妹が戻ってきて食堂以外の部屋が
ひっそりとしていた理由が皆に知らされる。川越えのため全員で相談中だと言うことだった。
たった3kmも車で進むのに2時間もかかるのは完全に想定外、一応それまでは整備の後
つながりが絶たれた道が存在したが川を越えた場所にある宿泊所から海岸船着場の上に
たつ宿泊所までの間に存在したのはごく最近物資搬入に人が歩いた跡だけしかなかった。
なんとか少しずつ少しずつミルトを進めて日没から2時間を切ってここまで到着することに
なった。立田七海はすでにおねむだったので梶原夕菜とさくやの二人でベッドへ運んだ。
ミルトで明日ゴールまで行けるのかという疑問はあるがとりあえず今夜は眠ることにする。
389 :
124:2010/06/24(木) 23:28:44 0
かなり遅れてきたグループが食堂にいるのを知り会議に疲れた面々が休憩にやってくる。
ざっくりと現状を説明する澤田真紀子に服を脱げーおーと掛け声を上げる酔っ払いたち、
みっともないと仲間内でたしなめられるが替えの服がたくさんあるならそれでもいいけどと
すずしい顔で答える。バスタオル巻けば大丈夫と呼応する酔っ払いたち。はっとした顔が
ずいぶん悩み抜いた問題にけりがついた瞬間であった。すぐに風見鈴香が浴室へ走り
かついできたのは大量に用意されていたバスタオル、念願の材料が手に入った瞬間だ。
ふらふらしたままの伏見ゆかりはやっと宿泊所について腰が抜けたかのように座り込む。
しばらくそうしていたが湯浅皐月と湯浅文月が唯一の先客の助けも受け夕食準備をする。
みるみる内に豪華に見える献立が完成するが半分以上は下準備した江藤結花の力だ。
ゆったりとしたディナータイム中の話題は川の超える方法だった。伏見ゆかりを両側から
かかえて川を飛び越えた湯浅皐月とリサ=ヴィクセンの運動神経も非常な驚きだったが
リアン使う魔法で超えたというのは人の理解の範疇を超えていた。
390 :
125:2010/06/25(金) 23:07:48 0
たちまちのうちに眠っている人を除いた全員が集まって作業を開始するはずだったが
ちょっとだけ風呂に入りたい人を待つことになった。その間に作業手順の説明をする
かわいい女の子、立川郁美が簡単なロープの作り方を説明するがその上を人が川を
わたることを考えるともっと強化が必要だと思われるがやり方についてはそこら中から
いろいろな意見が出て混乱するが裏葉や澤田真紀子が中心となり対応方法について
くわしく煮詰める。一度決まってしまえば後はさほどの問題は無く全員で作業するので
みるみるうちに数本の長いロープが出来てくる。予備も考えるとまだまだ必要と材料に
かまわず作ったため使えるバスタオルは0になった。手のすいた人が食堂でジュース
ミルクアルコール類を用意している。作業が終わってほっとしている面々数十人に対し
お疲れ様といいながら一人一人に配っていく。希望を聞きながら全員に渡ったところで
ハイになって乾杯の声が上がるが夜遅くなったのでさほど盛り上がらない。懸案だった
ルールについては遅れてついた集団から先着順でと声が出たのでそのままで決まる。
これで準備は終了明日の日の出から宿泊所への到着順に川を越えることになる。
391 :
126:2010/06/26(土) 23:25:14 0
ふつふつと沸いてくる自分に対する怒りが今現在藤林杏の原動力になっている。
じっと背中で小さくなっている妹・藤林椋に対しもうすぐよもうすぐよとだけ繰り返し
バランスを取るのも難しい下り坂で荒れた道を暗闇の中で一歩一歩ゆっくり進む。
やっと坂を降り切ると先に光るものを見つける。背中の妹を下ろし周りに呼び掛け
しばらく待つと宮沢有紀寧を背負った春原芽衣が現れた。こちらの組み合わせは
リフトする側とされる側にアンマッチ感が拭えない。最後の力を振り絞り皆で歩き
よろよろになって宿泊所に転がり込む。先客の残してくれた夕食と飲み物に少し
うれしくなって鬱な気分も浮上する。入浴後は部屋が無いため食堂で雑魚寝する。
ゲットした寝床でともと幻想少女はすでに寝息をたてている。坂上智代と河南子は
んー気持ちいいと風呂に入って足を伸ばしていた。日没近くに山頂を目指すは4組
その中では最初に着いたこのグループでも日没後2時間以上経っていた。日中で
うまく移動できたなら30分ほどの距離にもかかわらず数倍の時間がかかっている。
しばらく湯船につかってゆったりして食堂に行くと他の3グループも到着していた。
よく話を聞くとちょっと前に2組が到着し食事の準備をしているところでもう一組と
うしろからわたしたちが現れたらしい。ともかく一緒になって食事の準備を始める。
じっくりと作るわけにもいかないので手軽なものをささっと用意するはずだったが
よくわからないままハンバーグを作っている。
392 :
127:2010/06/27(日) 23:14:33 0
まあこの状態になったのは近い時間についた4組中2組の以下のような行動による。
リノンのお腹空いたの一言にヤハ、マリア、ナタス、セシリア以外からも同感の声が
あがる。一緒に着いた須磨寺雪緒、栗原透子、榊しのぶ、葉月真帆、木田恵美梨だ。
ハンバーグがいいと言葉に夢遊病のように肉を挽肉に玉葱を微塵切りにという風に
づづっと作業が進んでいたせいだ。遅れてきた1組と風呂上りの2人が参加したので
きちんと出汁を取った味噌汁とハンバーグと付け合せの野菜、サラダ、漬物にパン
まったく取り留めの無い組み合わせの夕食が出来上がった。なぜか和気藹々とした
ほほえましい晩餐が進んでいる。
まあこの状態になったのは近い時間についた4組中2組の以下のような行動による。
リノンのお腹空いたの一言にヤハ、マリア、ナタス、セシリア以外からも同感の声が
あがる。一緒に着いた須磨寺雪緒、栗原透子、榊しのぶ、葉月真帆、木田恵美梨だ。
ろくに考えてもいないせいでメニューのあてもなく厨房に行ってそこではたと考える。
この場合簡単なメニューのほうがいいはずだがどこからともなく発声された絶対に
ハンバーグがいいと言葉に夢遊病のように肉を挽肉に玉葱を微塵切りにという風に
づづっと作業が進んでいたせいだ。遅れてきた1組と風呂上りの2人が参加したので
きちんと出汁を取った味噌汁とハンバーグと付け合せの野菜、サラダ、漬物にパン
まったく取り留めの無い組み合わせの夕食が出来上がった。なぜか和気藹々とした
ほほえましい晩餐が進んでいる。
一応マリア・ロコバージョンも
エレミア「みんなに集まってもらったのは他でもない。
"第3回葉鍵板最萌トーナメント"!!
今度は"メギド"の萌力を見せつけてやるんだ!」
セシリア「フフ、お前もたまには良い企画を立てるものだ・・・・・・
望むところだ! 私は誰の挑戦でも受ける!!」
ナタス「あ・・・あの、私はそういう争いはあまり・・・・・・
・・・・・・ところで優勝したらベーグルと結婚できるって本当ですか?」
ヤハ「・・・・・・やる気まんまんだな」
マリア「ちょっと待って・・・・・・」
エレミア「何だ、元シスターの背教者?」
マリア「"第3回葉鍵板最萌トーナメント"に備えるのはいいんだけど・・・・・・
だけどその前に一言だけ言っておきたい事があるの・・・・・・
何で、わたしの教会でやるの・・・・・・」
エレミア「またマリアちゃんはいいところで水をさす!」
マリア「このあいだ大掃除したばっかりなのよ!!」
マリア「勝手に冷蔵庫を開けるな!!」
マリア「ロールケーキ喰うな!!」
マリア「このクロワッサン邪魔!!」
エレミア「コレ、リノンだぜ」
もしかしてこみパとメギドって立ち位置似てたりするのかな。改変するのに飽きたけど。
395 :
128:2010/06/28(月) 23:33:14 0
かなり充実した食事が終わるとグループ毎に部屋に別れた。風呂に行った向坂環を
おって玲於奈と薫子とカスミも恥ずかしそうに浴室に姿を現す。入り口から向坂環の
ルックスもさることながら豊満なスタイルに憧れの視線を向ける。向坂環に促されて
ころがるように湯船の前に入ってくる。満足し切った顔で一緒に湯船につかっている。
H地区(島の東端)12組、そこから順次西に向けてG地区2組、F地区1組、E地区0組、
M地区(島中央山頂部)10組、D地区0組、C地区4組、B地区最多の18組、A地区5組、
X地区(スタート地点)4組、ゴールした者岩切花枝1名、そして建物に着かないという
-方向に極限に行ったのがテネレッツァ、ロロ、HMX-12Bマルチ、HMX-14ピースの
1組。日没とともに野宿宣言をしてその場で野営を始めてしまった。元々メイドロボ
2体は宿泊自体いるわけでもないのだが少し前まで一緒にいたグループが着いた
B地区までならさほど時間もかからないのにテネレッツァとロロが進まなかったのは
まったく意図がわからなかったので全員がゴールした後でその事を確認したところ
ルールを見た時に日没後移動のペナルティが同時間だけ翌朝スタートを遅らせる
ちいさいものだったことに疑問を持ち日没後の移動を避けたということだった。
396 :
129:2010/06/30(水) 23:46:07 0
広いとは到底言えないがそれでも人が飛び越えるにはかなり難しい。
瀬の音からして流れは速そうだが水は見えない。手作りのロープで
真剣になって渡っていく人を広瀬真希達は見送っている。昨晩より
希求した川越の順番が回ってくるのを日の出の元で待っている。
大馬鹿野郎どもは早朝より騒ぎをおこしている。怒号飛ぶ中窓から
庭に逃げる大庭詠美を追いかけたイビルは怒りにまかせ火の魔法を
詠唱したがすんででかわされた。その直後に建物の中から出てきた
美女達に止められ騒ぎは収まったが参加者攻撃で失格1号となった。
397 :
130:2010/07/01(木) 23:49:45 0
裏返って元に戻るのを繰り返したり重さに耐えられず下方に伸びたり
葉っぱのように川の上でゆらゆらとしたりと多くのトラブルが起きるのを
ムッとした表情で対岸で見つめるムツミの元にエルルゥ達がたどり着く。
ツールがうまくいったのを確認し先を急ぐ。ムツミの羽は非常に有用だ。
ミスが命取りの川渡りを澤田、裏葉、神岸、天沢、リアンノンの各組が続く。
398 :
131:2010/07/02(金) 23:17:49 0
名人芸として人一人抱えても何の苦もなく渡る者有り、飛び越える者有り、
倉皇としてなかなか渡れず仲間に対岸まで投げられる者有り、不注意に
由って落ちそうになっても自分で実況放送をする者有り、仲間以外にも
依頼して手作りロープが揺れない様に抑えてもらう者有り。20分罰則の
二木佳奈多とあーちゃん先輩が来た時には先行の4組目が越えていた。
木っ端微塵になるかと思っていた手作りロープは案外丈夫なため川越の
佳境を迎えた各組もだんだん不安感が無くなっているようだ。ほどければ
奈落の底へ落ちるため初めの内は心配のほうが勝っていたようだったが
多くの人が特に問題も無くスムーズに越えて行くので安心感が増している。
七組目が越える順番の時にちょっとしたトラブルがあった。あわや棄権の
瀬戸際まで行ったが怖がる椎名繭が掴んだ七瀬留美のおさげに意識を
留めさせて無事に対岸に渡った。掴まれた七瀬留美には災難であったが
美事な策と自作自演する広瀬真希に文句を言っても受け流される。
399 :
名無しさん@ビンキー:2010/07/03(土) 21:56:31 0
<<二木佳奈多>>
ちょっと苦戦してるかな・・・頑張って欲しい
規制なのでどなたか転載お願いします。
400 :
132:2010/07/03(土) 23:56:31 0
宮内一家+αが8組目であり川を越える頃は日の出より1時間近く経っていた。
内輪で集まりがちな母や姉と違って妹は積極的に周りに話しかけ協調している。
レッツトライよと辛島美音子とHM-12をも勇気付けて川を渡らせ終わった時には
ミッションクリアよと元気付けていた。それだけに終わらずに後続組にもセーフテ
ィープレイね、ノープロブラムよと励ましてから去っていった。
フィレオフィッシュ、ホットドッグにアップルパイ、ハッシュポテトやミルク、アイステ
ィー、アイスコーヒー、オレンジジュース等が朝食用に用意されていたのは某モ
ーニングセットを意識したものだろうか。来栖川芹香と田沢圭子は自分達がまだ
ルームに篭ってた頃に準備をしていたお母様方に感謝の言葉を述べた。
401 :
133:2010/07/04(日) 23:45:13 0
江藤結花は他の4人が寝てる中で起き出してホットケーキを焼く。これだけは
藤四郎には任せられないという自負がある。万が一を考えて数十枚焼いたが
結果として数は足りたがスフィーがいつまでも食べ終わらず出発が遅くなった。
花より団子とはよく言うがスフィーの執着心と江藤結花の可愛がりはおかしい。
ルール通りに日の出時に出発するが同様の行動するものが十数組ある。スタ
ート地点からお互いに牽制しあい大集団のまま進んでいる。その中で車椅子の
シートに座ったまま動かない小牧郁乃を抱えるグループのみが遅れている。ゴ
ールの方向をじっと見つめて動かないこのグループが何をしているのかと言うと
マップを皆で見つめて考えている。どう進めばいいかという結論がでなければ
リタイアも考慮に入れている。そうこうする内まずカミュが空から降りて来て次に
アルルゥもやってくる。今まで通りムックルに乗れと言う意味で「来る」の一言、
ミス無くそれで意味が通じるルーシー・マリア・ミソラが車椅子を慎重に押して
ソフトに荒地を進んでいく。アルルゥ達にとっては小牧郁乃を含むグループは
ライバルというより友達として認められたらしい。
402 :
134:2010/07/05(月) 23:52:03 0
伊達や酔狂で朝食の準備をしたわけではなくさりとて手柄として
吹聴するわけでもない。主婦の意地というものだったがどういう
風の吹き回しなのか伊吹風子も起きてきていたのは驚きだった。
子供だと侮っていたが責任感あると感心したら興奮し過ぎらしい。
来たる出発時間の日の出までに全員分の朝食が用意する予定だ。
栖息する鳥類もいないこの島では朝を告げるものは全くいないが
川の字になって寝ていると隣の気配に眠りも浅い。けれど来栖川
芹香が目を覚ました時には古河早苗と柚原春夏によってみそ汁の
香ばしい匂いが台所を満たしていたのでそこで待っていた。
403 :
135:2010/07/06(火) 23:26:09 0
エビルが暴れまわったため失格になったイビルをこんこんと諭している。
ビックリするほど萎れて素直に聞いているイビルを見てもういいでしょと
ルミラが止める。この事件の為ルミラの一行は他より遅れて出発したが
朱く昇る朝日に照らされて3組が先に出発している。笹瀬川佐々美と朱
鷺戸沙耶の間に詰まらない口論が起きている。どちらにしても人の口に
戸は立てられぬため2人の不仲の噂を消すことはできない。全く正気の
沙汰じゃないわねと中村由香里と古式みゆきは嘆息してかつ事態を有
耶無耶にする方法がないか不可能と思いつつも挑戦している。
仁義を通すべく後片付け一切を他グループとともに引き受け大げさな
科白で朝食を準備した2組を日の出に合わせて送り出す。約10分後に
りんりんとなるスタート合図に相楽美佐枝・一ノ瀬ことみ・杉坂・仁科り
え・原田のグループも出発する。残り3組はもう少し時を待っている。
404 :
136:2010/07/07(水) 23:13:34 0
清水の舞台から飛び降りる決意で清水なつきが川を越えた時仲間にも
水をあけられていた。声をかける勇気が出なかっため急いで走ったけど
なんども転んでしまった。七瀬留美と広瀬真希と椎名繭には悪気はなく
ついつい川を渡った勢いそのまま進んでしまっただけだった。椎名繭を
きっちり無事に対岸まで連れてきた事に安心してしまったのだろう。
リズエルとアズエルは足場もままならない崖を脱兎のごとく駆け下りる。
ネガティブ要素を感じ取ったリネットと,エディフェルは一歩一歩足場をゲ
ットしながら下っていく。同時にスタートした数組もゆっくり山下りしてる。
トップを快走する2人は既に見えなくなってしまったが勝負はこれからだ。
しの姉妹、ラストの女の子、折原みさお、上月澪、ウルル・フルルが部屋で
のんびりと寝ている日の出の時間帯前に前日の事故の影響で特別に許
された藍原瑞穂、月島瑠璃子、新城沙織、太田香奈子、吉田由紀が出て
いく。日の出までに前日中断した場所まで行くためだ。その頃、食堂では
かなりのメンバーはつぶれて寝ているけどまだ宴会が延々と続いている。
405 :
137:2010/07/09(金) 23:33:12 0
雛形ができれば後は真似るだけ、最初に比べればスムーズに渡っている。
山ほどの不安も成功例ばかりになると消えてなくなる。何をしてはダメかを
理解すれば失敗もない。そのあたりは後続の方が有利だがその後まで一
緒になるわけではない。雛山理緒達も既にかなりの距離を移動している。
栗羊羹を切りながらため息をつく。未だに出発できないのは昨日の遅延が
原因とわかっていてもどこか割り切れていない。透子のせいじゃないと見え
透いた慰めをされたが足を引っ張った事はどうしても忘れられない。寝てる
子達の分の朝食も準備してるがどこか外してる事にも本人は気付かない。
406 :
138:2010/07/11(日) 00:38:22 0
柚原このみが先行して登っていき登山道に出たところで周囲を見渡す。
原始的な方法ではあるが確認のためには最適な遣り方でもある。柚原
春夏をフォローする草壁優季の前に山田ミチルと吉岡チエが進んでいく。
夏を思わせる日差しに昨日の事もあってより慎重に行動しようと誓う。
片時も息をつけない下り坂にすでにバテ気味、榊倫子と麻生明日菜と片
桐恵は数m下っては休み下っては休みを繰り返している。落石避ける知
恵で各グループは横に大きく広がっているため近くに他の人はいない。
連投規制の泥沼にうっかりはまりました。
じょれから出かけなきゃならないので誰か転載をお願いします。
***************************
救命ボートの中二人は揺られていた。恭介は恵の膝枕に満足げにしている、まるで昼寝
中の子猫のように。頭上から恵が話し掛ける。
「案外、私一人でけりはつけられてたかもよ。むしろ二人で救命ボートに乗ることになっ
て、生き延びる可能性が減っちゃたかもね」
恭介が答える。
「それでもさ。もし、恵が絶対に大丈夫ってわかってても、俺はきっと船に戻っていた」
「何で?」
ごろん。恭介は膝枕されたままで背中を恵に向ける。少しふてくされたように。
「だって、言っただろ。『恵の事を守る』って。いつだって恵は言うこと聞いてくれない
けど、覚えてくれてるかも、あやしいけど」
くすくすと恵が笑う。恭介は言葉を続ける。
「お前の背中はいつだって俺が守るから」
恭介は再び寝返りをうち、顔を恵のおなかに押し当て、呟いた。
「……だから、俺のいない世界なんか、もう選ばないで」
まるで、母に泣きながら訴える子供のように、そのまま、ぎゅうっと恵を抱きしめる。
恵はそんな恭介の髪を、ただ黙ってなでてやる。それから、やさしく微笑んで目を閉じる。
ブォー ブォー
船の汽笛の音が近づいてくる。二人はたゆたう夢の中でそれを聞いていた。
―― 了 ――
<<片桐恵>>でも甘いエンドがあったっていいじゃない
408 :
139:2010/07/11(日) 23:18:52 0
霧島聖が寝坊して若干出発は遅れたが大差無く続いていく。今回
島で迎える朝は普段とは全く違うものだったがそれでも相変わらず
佳境にもかかわらずどこかのんびりした雰囲気が周りを漂う。姉妹
乃至は擬似姉妹の間柄がそれを助長しているのかもしれない。
みずの入ったコップを見つめて柚木詩子がため息をつく。待機して
ずいぶん経った気がするがまだペナルティ時間の半分も過ぎない。
かたはらには眠っている里村茜とみずか、朝食準備中の長森瑞佳。
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'フイi::{::{:{レ'{{´ }:!jハト、!i::i::!:i j:|
ijハ:;イ:ハx==ミ、 x==ミ、メノi:}::i:|
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i:|i 人 `__,ノ _//::;':l::|
人fり > 、 ._, ノ/:::ハ::::::l::ト.、
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∠.,';:;:;:;i ,' : : : : , ' ¨'''‐,,,\\:;/ \ .i:;:;:;:\
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i ' !;:;:;i i .,': : , \冫 ', \:;:;:;|
i. / ' ,:;! i.i .) \ \i
y !/ \
. / / \
千鶴さんのおへそまわりは綺麗だと思いますが、お腹の中身は真っ黒だと思います。
410 :
140:2010/07/12(月) 23:20:38 0
保険が必須なのがよくわかる。道のみの字も見当たらない。懲罰を
科されたかと思うほど両手両足でゆっくり進むしかなかった。文殊の
智恵のかけらもない岡田達に苦笑しながら保科智子が先頭に立ち
子供を扱う要領で他の3人をなだめすかして一歩一歩前進している。
柏木梓はもう日吉かおりを追い払う気力も無いようだ。そうは言っても
木で鼻をくくったような対応をしてやり過ぎと思い優しくする。その度に
千変万化する柏木梓の表情は面白い。害が及ばぬように柏木千鶴の
鶴の一声で昨日と同じように2人と3人に少しだけ分れて進んでいく。
411 :
141:2010/07/13(火) 23:27:57 0
麻痺しだしたのは恐怖心、そうでもなければ平静を保ったままで
生命の危険すら感じる崖に近い地形を下ってはいけない。まだ
明確な差は今朝同時スタートした他グループとはついてないが
日中になればどうなるか。バディは常に先行してるが麻生明日
菜と片桐恵と榊倫子は時に転げ落ちそうになっては降りていく。
高いところへ登る者数組、ほぼ今の高さを何とか進む者十数組、
砂浜まで降りて進む者0組、最大勢力のB宿泊所から先は分れた。
六時頃の日の出から約一時間、高砂姉妹達も十数組の一員で
花崗岩や火山岩の岩場しかない荒地を次のC宿泊所に着いた。
412 :
142:2010/07/14(水) 23:18:55 0
アルルゥはユズハとクーヤとサクヤそれに小牧郁乃をムックルに乗せて
ルートを進んでいる。十数組に渡る多くの人が同一方向に向かってゴー
ルを目指しているが道が存在しないため次第に分散していく。アルル
ゥ達はカミュの道案内の元その中では先頭のほうを進んでいた。
神頼みはこんな時にするのだろうか。神岸親娘と長岡志保と雛山理緒が
岸沿いに西へ進んでいる間はそれなりの道路があり普通に歩く事ができ
あまり苦労はしなかった。F宿泊所に着くとそこにはペナルティがあるため
か一組のグループが待機していた。わずかな休憩の後そこを出るとあま
りに理不尽な光景が広がっていて一歩も先に進むことができない。
413 :
143:2010/07/15(木) 23:32:43 0
ゆっくりできたモーニングタイムは終了、他より30〜50分遅れで宿泊所を繰
り出した。天使とゆりの仲も昨日よりは良くなっていると他の3人は感じてる。
ラム酒を一人であおっていたラフィエルがつぶれた時点でやっと宴会終了。
フロアには死屍累々と化した酔っ払いの集団とビール瓶、日本酒の瓶、ウ
ィスキーの瓶と言った酒の残骸と肴がのっていたと思われる空皿の山々。
エアコンが切れて少し蒸し暑くなった食堂を嫌ったせいなのか自分自身の
ルームに戻った数人以外は朝食に来た子供達に奇異の目で見られてる。
仲の悪さがどこから来たか思い出せない。そしてこのたった一晩の間に
村八分にしてたところから仲直りするまでの夢を見たがあれはなんだろう。
ゆっくりできたモーニングタイムは終了、他より30〜50分遅れで宿泊所を繰
り出した。天使とゆりの仲も昨日よりは良くなっていると他の3人は感じてる。
苗字があったのでこっちのバージョンも
415 :
144:2010/07/16(金) 23:24:26 0
相談の上選んだのは基本他のグループと同じく真っ直ぐ北へ行くコース、
楽な方法は無いと言う前提で高低分も含めた最短距離を目指している。
美声の持ち主のあえぐ声って色っぽいと相楽美佐枝は思う。何くれと補
佐して一ノ瀬ことみと仁科りえと杉坂と原田と坂の上まで引き摺り上げ
枝道を見つけると今度はそちらの方向に下っていった。
観察をかかさないおかげで若干ましなところを歩いていても先行組とは
月とすっぽん、だんだん引き離されていく。とりあえず前方の目立つ獣を
マークして先へ進む。遅れがちな森川由綺と澤倉美咲にうまくいかずに
ナーバスに成りがちな観月マナを河島はるかの不思議さがカバーする。
416 :
145:2010/07/18(日) 23:33:56 0
一本道になっていたのでしばらくは迷わなかった。とはいっても
ノーミスでないと怪我するほど急な坂、連続するピンチに事故の
瀬戸際で相楽美佐枝がナイスセーブを続け何とか凌いでいく。
こうして坂道を抜けるとしばらくはある程度の凹凸があるものの
とりあえず歩くのには支障のない場所が続く。小屋を見つけて
みっともない歓声をあげてしまった杉坂を皆で笑ってからかう。
カミュが先行してその後を4人を乗せたムックル、ルーシー・マリア・
ミソラ、小牧愛佳、,笹森花梨、十波由真、アルルゥが続く。時々カミ
ュが戻ってきてコースを決めるのは今まで通りだが様子がおかしい。
417 :
146:2010/07/19(月) 23:40:00 0
ユーターンとか方向転換とか少しきな臭い言葉がならぶ。どうもスムー
ズにはこの先進めそうにはない。けれどムックルの上の小牧郁乃、ユズ
ハ、クーヤ、サクヤは話し合いの蚊帳の外に置かれていて何もできない。
柏木楓と柏木千鶴が少し先に行き立ち止まって柏木初音を待つ。柏
木梓と日吉かおりはそれに遅れること数分である。突然先行する柏木
楓が驚いた様子で歩を止める。その先には崖しか存在しなかった。
418 :
147:2010/07/20(火) 23:32:06 0
綾之部可憐はいらついていた。山頂の宿泊所を見つけて食料を取りに行くのは
之までもさんざん足を引っ張ってきた折原明乃と妹の綾之部珠美、待つ間にも
部屋から出てきた坂上智代、河南子、三島とも、幻想少女が出発する。綾之部
珠美が利用できそうな物を探すのは想像できたけどもう一人は一体…。勝利の
美酒を目指す綾之部可憐がいらいらして香月ちはやと折原志乃が動くのが必
須事項になっていた。リノン、ヤハ、マリア、ナタス、セシリア達と榊しのぶ、須
磨寺雪緒、栗原透子、葉月真帆、木田恵美梨達が出発する頃に砧夕霧、三井
寺月代、桑嶋高子の三人も現れる。ようやく戻ってきた折原明乃に時間無いから
雪隠くらいにしなさいと叱り付ける。登山靴を持ってきた綾之部珠美は皆に内
緒で隠し玉を持っているみたいだがとにかく前の二組を追うことにする。
419 :
148:2010/07/21(水) 23:29:31 0
太りそうな暴飲暴食グループを尻目に船から唯一朝外に出たグループは昨日の吉
田由紀のアクシデント地点から一路山登りをしている。鬼気迫るその姿には女の色
香のかけらもなかった。怪我人が出たために棄権寸前にまで追い込まれて一度は
奈落の底に落ちたこのグループにはすでに甘えが無くなって新城沙織と太田香奈
子の叱咤激励に他の三人がよくついていっている。やがて山頂が見えてきた。
中々下る速度が上がらなく相変わらず笹瀬川佐々美と朱鷺戸沙耶の仲も険悪、中
村由香里と古式みゆきの悩みはつきない。どちらが先に行くのかとのくだらない理
由でますますエスカレートしていく。周りが呆れる中で二人の関係性にはある種の
香ばしさが漂うがなぜか降りていく速度だけは速くなって行く。このような事態は千
里眼の持ち主でもなければ想像できない事柄であったのだろう。
420 :
149:2010/07/22(木) 23:55:02 0
来たるべき苦労はカミュから伝わっていた。島の北側は切り立つ崖が多く来
栖川製の安全装置等が目立たぬように配置されている。しんじょうさおりと姫
川琴音を後続に託し空飛ぶカミュの案内の下、坂下好恵、、松原葵、来栖川
綾香が近くの小屋から探し出したロープや杭を打ち込む。立ち往生中の美坂
香里、美坂栞、栞の友人、月宮あゆの一行も手伝いに加わり、苦心の末に
十分な強度を持った道を作り上げた。その証拠に人以外に白い獣も抜けてく
波状攻撃にも耐え切った。今後も同じような事態の発生が予想されると言う理
由でロープのみ回収して先に進む。昨日はだらけた雰囲気もあったが今日は
真剣な顔をして進んでいる。進んでるうちにもう一組、保科智子、岡田、吉井、
松本も小牧愛佳、笹森花梨、十波由真、ルーシー・マリア・ミソラ、アルルゥの
原隊に合流して一緒に行動している。今この集団は来栖川綾香が大輪の向日
葵としてリーダーを勤め松原葵や坂下好恵や十波由真らが補佐している。
来たるべき苦労はカミュから伝わっていた。島の北側は切り立つ崖が多く来
栖川製の安全装置等が目立たぬように配置されている。しんじょうさおりと姫
川琴音を後続に託し空飛ぶカミュの案内の元で、坂下好恵、松原葵、来栖川
綾香が近くの小屋から探し出したロープや杭を打ち込む。立ち往生中の美坂
香里、美坂栞、栞の友人、月宮あゆの一行も手伝いに加わり、苦心の末に
長く続く道を作り上げて移動を始めている。この付近にはこのような入り江や
瀬戸に挟まれた地形が多く存在しているので同じことが起こるだろうと言う理
由でロープのみ回収して先に進む。昨日はだらけた雰囲気もあったが今日は
真剣な顔をして進んでいる。進んでるうちにもう一組、保科智子、岡田、吉井、
松本も小牧愛佳、笹森花梨、長瀬由真、ルーシー・マリア・ミソラ、アルルゥの
原隊に合流して一緒に行動している。この集団は来栖川綾香が大輪の向日
葵としてリーダーを勤め松原葵や坂下好恵や長瀬由真らが補佐している。
ついでだから長瀬バージョン
<<十波由真>>
規制引っかかってる
だれか気づいたらよろしく
423 :
150:2010/07/23(金) 23:39:28 0
オーバーな表現ではなく先の道は無い。北の海岸は崖の下、西方に大きい
クラックがあり行く先を塞ぎ、南側は山に沿った形で険しい崖が続く。もしU
ターンした時には朝やっと越えた川が待っているのでその線は考えにくい。
ヴォルカーノとはいえここまでの地形は有り得ないと思う。とは言えオクタヴ
ィアとリディアが危機に際して無言ながらも協力を始めたのはよかった。リ
アンノンとモルガンも一安心して困難に立ち向かうこととなった。
神がかった移動をしながら詰めが甘く一時間半のペナルティ、やっとの事で
北の海を見ながらの移動が始まる。同宿だけでなく後方の宿泊所の組からも
小さくないリードを奪われているがそれを取り返すべく先を急ぐ。対岸の娘が
毬に見えるほどの入り江にぶつかり来ヶ谷唯湖とカルラが内緒話を始める。
424 :
151:2010/07/24(土) 23:29:46 0
天険の地に足を踏み入れたのは水瀬親娘、沢渡真琴、天野美汐の一行。
野性の感であろうか宿泊小屋の方に行かずにそのまま山くだりを始める。
美しい遠景にも目を向けることなく近くの別グループに対しては沸立つ血
汐を燃やす。その別グループはペナルティがあったためやっと移動開始、
坂を先頭に立って下っていくのは坂上智代、続いて三島ともと幻想少女、
上に残って殿を務めるのが可南子だった。想定外の出来事に対して無い
智恵をしぼって少しでも安全なようにしてるのが手を取るようにわかる。現
代では自分から求めない限りこういう危険は経験できないものだ。
425 :
152:2010/07/25(日) 23:21:58 0
沢山のライバル達がゆっくりゆっくりと山を下っている。そして辺りを見
渡すと横並びとわずかに先行するのが同数くらいに見える。何にしろ
真剣にならないと危険だろうと言う事で水瀬秋子と天野美汐が沢渡真
琴に対してかんで含めるように諭している。
ウルトラC並みの技ではこの入り江を越えられない。ということで再びカ
ルラの力が発揮された。順番にカルラゥアツゥレイの女の子(デリ子)、
トウカ、カムチャタールと対岸まで投げ飛ばし最後は自分が飛んでウルト
リィが途中でキャッチして下ろすを繰り返した。ここでお別れはセーフテ
ィに行く神北小毬、来ヶ谷唯湖、能美クドリャフカ、西園美魚、西園美鳥。
426 :
153:2010/07/27(火) 23:56:34 0
エルルゥ、トゥスクル、ミコト、ムツミ、ソポクはF宿泊所で探し物をしていた。
ルート上には道は無く人が通るには厳しい崖しかなかった。そこら辺りを
ルックした上で必要なもの=ロープを見つけ出した。エルルゥ、ソポク、ト
ゥスクルは海岸まで降りてミコトとムツミが海上を引っ張るようだ。
長い間ペナルティで待たされていた姫百合姉妹とHMX-17三姉妹の組と長
森瑞佳、里村茜、柚木詩子、みずかの組も遅れてF宿泊所もついた。長森
瑞佳が食堂で牛乳を探す間に柚木詩子はミルトと再開していた。熱戦の
佳境を前に棄権する立田七海、梶原夕菜、さくや、ミルト組に別れを告げる。
427 :
154:2010/07/28(水) 23:43:21 0
ただ足元だけに気をつけてルミラやエビルが下山する中でたまだけは
まったく無頓着に降りていこうとしてそのまま滑り落ちていった。
中途半端な参加を嫌って棄権して見送りするエルミン達妖精組の興味
津々の質問に言葉を濁す中津静流を庇う神戸小鳥と此花ルチア、少し
静寂が続いた後、ほしのゆめみのあまりにも空気の読めない言葉が
流れて時が動き出す。そこからもう既に二時間近く過ぎている。
428 :
155:2010/07/30(金) 00:20:40 0
リードを保ったまま絶望的な地形を見た末に再び頼るのは魔法、
アバウトなままでそれを使用してしまうスフィー、当然移動ポイ
ントもアバウトになる。かなり離れた場所まで行く全員揃っての
エイビエーションは大きく目的地を離れてあわや海中にフォー
ルするところだったが何とか岸近くの岩礁に着地した。しかしこの
アクシデントでこれ以上の移動は不可能となった。魔力のショー
トするスフィーは言うに及ばず魔力自体は足りているリアンだと
ワンクッション置かないと辿り着けないほど本島とは離れたため
リスクを考えるとお薦めできない。このまま居る訳にもいかずリ
アン一人なら問題なく戻れるはずだから助けを呼んでくるとかア
クシデントに備えて受け取っているレシーバーで助け呼ぶとか
リタイア一直線の意見ばかり出て埒があかない。無意味な話が
エンドレスで続くさまは小田原評定か『会議は踊る』で有名なウィ
ーン会議かって有様で時間だけが過ぎていった。そして周りのブ
ルーがいつの間にか消えていることにもなかなか気付かない。
イルファ達が着いた頃、先行組みは目前の入り江を避け山沿いを
ルートにしようと崖の中腹を進んでいた。シルファとミルファが海に
フォーカスを合わせると干潮により浮き上がってくる一筋の岩場をフ
ァインドして荷揚げ用の道を降りて海岸線の簡易港まで降りていく。
429 :
156:2010/07/31(土) 00:02:18 0
山を越えてみるとしばらくはなだらかな場所が広がる。柚原このみ、山
田ミチル、吉岡チエの三人が若干先行して小屋に寄ってスポーツ飲料、
ミネラルウォーター等の飲み物とバナナやクッキー等の携帯可能食料を
チョイスして持ち出してくる。そのまま先行するものが多数いる山沿いの
ルートを選択して東に向かう。
棗鈴が崖を進み始めた三枝葉留佳を呼び海を指し示す。一時は人で
鈴なりになった山沿いの崖から海の方向に人の流れが変わった。
430 :
157:2010/07/31(土) 23:47:46 0
河豚みたいに冬弥の妹はふくれて観月マナは口を尖らす。前方には
島のように固まった一群がいるがそれを追って崖沿いにを歩いている。
はっきり言って先行組のようにロープなどを使っていたならここまで困
ることもなかっただろう。無策なまま険しい所に進んだのが間違いなの
か、河島はるかが他の人を支えなければこのまま立ち往生しただろう。
牧歌的な雰囲気が漂っていた昨夕に比べ殺伐とした雰囲気が漂う。牧
村南の注意と猪名川由宇の叱咤と大庭詠美の不満と長谷部彩の……、
南側に高く聳える崖より長い距離をこれから降りていかねばならない。
431 :
158:2010/08/01(日) 23:11:41 0
柚原このみと山田ミチルと吉岡チエも入り江前でとまっている。地球の
原風景のような切り立つ崖に沿って先に進む五人のグループと既にそ
こを抜けて対岸を行く歩く大集団を見ながらこの崖を進めるか考えてる
のだろうか。柚原春夏と草壁優季と一緒に伊吹姉妹も到着して出発時
みたいに同一行動、崖越えの為のロープを準備する。対岸の大集団は
岡を越えて見えなくなっていたが崖のグループは苦戦している。古河岡
崎親子の到着時には先行組が途中までロープを張っていた。海では潮
汐の関係で朝に比べると海底が露出していた。
432 :
159:2010/08/02(月) 23:50:04 0
笹森花梨は気になっていた。空を飛ぶ羽のある人、白い獣とそれを操る
森の母と呼ばれる獣耳と尻尾のある少女などなど、探りを入れてみるが
花花しい戦果は得られなかった。間を取り持ってもらおうと依頼するけど
梨の礫で結局自分でいろいろと話をするところから始めていた。
緒に行き先を間違わなければもう少し早く進めただろう。最初に行った
方向には海があってその先には進めなくなった。山の方が安全という
理由で南に移動すると前の集団がロープに捕まり崖沿いを進んでいる。
奈落の底に落ちないためにはいい方法と思い緒方理奈がお願いする。
434 :
160:2010/08/03(火) 23:23:25 0
伊達に年は取ってないとロープに気付いた古河早苗は思われている。繁
吹が飛んでいた入り江内は干潮の為波は無いが落ちれば大変、ロープは
公開してるからと後ろからの呼掛けに答える。前の一団も吸収し背負った
子供に注意しながら一歩一歩ゆっくり進んでいる。
高くなっているところが姿を現して渡っていけそうである。もし落ちたとしても
瀬の流れも大分弱くなっていて危険が少なそうである。露出した岩礁からは
瑞々しい海草が見るようになった。このまま海が道に変わったままである事
希望して高瀬瑞希とカードマスターピーチと九品仏桜と桜井あさひは進む。
435 :
161:2010/08/05(木) 23:56:09 0
澤田真紀子が天を仰ぐ。遠く海上を見てみると多くの人間が
田植え後の稲のように水面上に突き出しているのがみえる。
真実は時に残酷なものだ。遅れた組が干潮の海を過ぎる世
紀の一瞬は見ないようにしている。それでも御影すばるの獅
子奮迅の活躍と風見鈴香と澤田真紀子の協力で崖を抜けた。
長く続くきつい斜面を降りていくと目の前にはさほど深くはない
谷があった。十数mを飛び越えたり昇降する少ない人を除き大
部分の人は迂回するため一度西へ移動し始めた。下り中は精
彩を欠いていた漫才も始まり長谷部彩と牧村南はため息をつく。
436 :
162:2010/08/06(金) 23:57:10 0
河川を越えてくるのが一番最後だった姫百合とメイドロボの姉妹も
野山から海に行き先を変えて進んでいく。いろいろあったため朝、
はっきりあった差がほとんどなくなっている。東回りの組は遅れてく
るほうがノートラブルで進めたためだ。時には腰まで水につかって
みては粛々とかなりの人たちが前に向いて歩いていく。
川のような音は地面の下、人の声は東方よりこちらに向けて響く。
澄み切った空が山頂組に追い付いて賭けに勝った心を表すようだ。
舞い上がりそうな沢渡真琴(本物)を川澄舞と倉田佐祐理が制する。
[[LK3rd7-1cmEwq02-KD]]-10012
<<川澄舞(Kanon)>>
規制で支援できん
誰か転載たのんます
転載しておきました
投票の転載はダメです
>1
<<はるみ>>に投票してやりたいのに規制で出来ねぇ
クソッタレめ
こういう場合泣き寝入りするしかないってのは・・・
せめて気持ちだけは誰か汲み取ってくれ
442 :
441:2010/08/07(土) 23:20:05 0
誤爆失礼
443 :
163:2010/08/08(日) 00:18:21 0
牧部なつみは海面の降下に気付いたのは泳ぐ人の気配だった。大
部分の人は海の中を歩いていたがごく一部に泳いでいる人もいた。
なにか音がすると思ったら三人泳いでいた。などと思ったらロープで
つながれて後ろにもう一人、あっと思って岸のほうを見ると人間が蟻
みたいに並んで海中を歩いていた。すぐにリアンの魔法で移動する。
湯水のごとく力を使えるわけでもないのでその辺りまでしかいけない。
浅くなった場所を避けて泳いできた集団ではリサ=ヴィクセンと湯浅
皐月がロープで体を結んだ伏見ゆかりを引っ張りその付近を湯浅文
月が一人で泳いでいる。覚悟さえ決めれば確かにこのほうが早い。
444 :
164:2010/08/08(日) 23:51:28 0
柏木梓が海の中で両手をばたつかせ怒声を浴びせている。船着場にいる柏木千鶴は
木で鼻をくくった様子をし傍らの監視用メイドロボに何かを頼んでいる。それが何か最
初はわからなかったが柏木楓と柏木初音と日吉かおりとともに着用して海に飛び込み
音を立てて近付いてきた分る。ライフジャケットだ。怒りにまかせて掴み掛かろうとする。
西方からゴールに向かうところは干潮でも海底は見えなかった。今こうして歩くのも学
園では得られない経験だと思うが空中を飛ばされたり今見た水上を走ったりするのは
美事なとこだと思う。神北小毬と能美クドリャフカとは単純に感嘆していたが水を得た
魚のように西園美魚と西園美鳥が考え始めたのに来ヶ谷唯湖は気が付いていた。
445 :
165:2010/08/09(月) 23:44:47 0
シーサイドは岩場になっているが海面に出るか出ないかで先のほうまでブ
ルーの海の中に連なっている。さすがに最後の10mくらいは足の届かなく
フィッシュの真似事をしなければならない。ただ先頭も辿り着いてなくイルフ
ァ、ミルファ、シルファ、姫百合珊瑚、姫百合瑠璃が経験するのは後になる。
古い、といっても数十年前の火口の一つが眼下にある。ぱっと見たところでは
河川のようだが水の入る口は無い。東側にある同じような火口跡と比較すると
渚が無い点が大きく違う。大集団になって安全性が高まり古河渚も安堵する。
446 :
166:2010/08/10(火) 23:16:08 0
倉田佐祐理の読みが当たったので山頂組と西回り組の機先を制した。倉
田佐祐理、川澄舞、沢渡真琴(本物)の3人で最年少のまいをうまい事補
佐してきたがコースとしては厳しいもののこの中では一番楽だったのは神
祐天助だったのかもしれない。山頂からの急坂を降りて火口を迂回する
理由で遠回りの山頂組と崖沿いの通り抜け再度丘を登る西回り組は辛い。
月宮あゆと美坂香里と美坂栞と栞の友人は棄権も考えていたが結局月
宮あゆの一声で何とか出発した。同時スタート組よりかなり遅れていたが
あっけに取られているだけの神北小毬と能美クドリャフカ、今後の行動を
ゆっくりと考えている来ヶ谷唯湖と西園美魚と西園美鳥の組に追い付く。
447 :
167:2010/08/16(月) 00:03:14 0
吉報が前方より届く。ロープが向かいまで渡し終わったらしい。先行組が
岡の下の方で座って待っているのが見える。そこに柚原このみと山田ミ
チルと吉岡チエと冬弥の妹と観月マナと伊吹風子がいて後続の人達に
エールを送っていた。そろりそろりと進んでくる人達にも手を貸している。
菜々子が前方を行く倉田佐祐理達を見つけたため道無き場所を降り堂
々とそれを追いかけることにするまーりゃん先輩をリーダーとする一団、
子供のような体型だが悪知恵だけは達者なのが前を追う。
せっかく菜々子ちゃんの投票日なのに書き込めない。
誰かお願いします。
[[LK3rd16-q6CHrPoY-VC]]-00009
<<菜々子>>に一票
>448
>1
>※なお、成りすましを防止する為、コードは書かないで下さい。
[[LK3rd16-Bxhyxxxx-Vq]]-00010
<<菜々子(ToHeart2)>>
規制されてた
意思表示だけしておく
451 :
168:2010/08/16(月) 23:55:33 0
マイペースで歩いていた来栖川芹香,とマルチとセリオと田沢圭子とフィールも
ルートは古河早苗組や柚原春夏組と同じなため遅れながら崖道に辿り着いた。
チーム一喝のように諦めてリタイヤすれば楽だがそこは最後まで頑張るようだ。
霧島姉妹と遠野美凪とみちるもほぼ同時に辿り着いた。海に突き出している為
島みたいな中で道に迷っていたらしい。そのせいか霧島聖の機嫌は良くないが
聖人君子気取り押し隠している。霧島佳乃や遠野美凪やみちるには当れない。
452 :
169:2010/08/18(水) 23:27:29 0
水の音が聞こえる。もちろん川とか泉とか清水があるわけでは無い。
瀬や渓流ほど大きくないが確かに音が聞こえる。すこし歩いて水瀬
秋子が地面の亀裂から地下に川があるのに気付いた。先を行く組に
子供のいることに気付いてもう一頑張りと気合を入れる。
神岸親子と長岡志保と雛山理緒も一度進み始めた崖道を離れ移動し
岸に着いた。そこから覚悟を決めて海の中へ歩き出す。最初の内は
ひたすら水に入らないように飛ぶように歩いていたが半分過ぎた辺り
からはそうもいかず最初は靴を次は膝まで、最後は腰まで水につか
りながら進むことになった。それでも崖道より早く着きそうだ。
453 :
170:2010/08/19(木) 23:35:59 0
吉田由紀の事故の影響で朝の時点では出遅れていたこのグループも太
田香奈子のリーダーシップと新城沙織の尽きない体力で藍原瑞穂と吉田
由紀と月島瑠璃子をフォローして順調に遅れを挽回していた。それでも世
紀の逆転劇を演じるにはまだまだ足りない。
小さいとはいえ丘に登ったところで前方の視界が少し開けた。谷のようで
牧草のような草が生えているところが北東にあった。先行グループを小牧
郁乃が見つけた。東に向かって谷を越え再び丘を登っている。追い付く事
乃ち首位争いだとこの時には判っていなかったが目標ができた。
454 :
171:2010/08/20(金) 23:40:00 0
長い間海の中を歩いていたような気もするがそれほどでもなかったようだ。
岡の上には先に行った人たちが見える。下半身が濡れたままのせいで大
志も萎えそうであったが長岡志保が着替え出しなさいよと言ったために確
保してあった服と靴が同行するメイドロボから出てきた。
新たにスタートするのと同様だったのに峠を越えた。望み少ないので船に篭
城してもよかったのにそれでも出発した甲斐はあったようだ。人と遭遇はご無
沙汰だったが遠くに見えるようになった。もともとゴール時に大差が付くのは
織り込み済だったが少し欲が出てきた新城沙織達であった。
公式wikiにここもしたらばの避難所も載ってないのが問題なんじゃない?
投票・運営スレのテンプレにはしたらばしか載ってない
そのしたらばの避難所は運営のメモ帳みたいな使われ方してるから
転載依頼しにくそうな空気を感じるかも
投票・運営スレの>1にこのスレは載っていますが
公式Wikiにはどちらも載っていませんね
提案に感謝します
458 :
172:2010/08/22(日) 00:48:27 0
小さい丘を降りて谷に向かって歩いて先行者を追っていく。そこを降り切った
牧草地に見えたところはこの島には珍しく湧水がある。大集団が次の丘を他
愛無く昇り切る中ムックルと背中の娘達だけが水を嫌ったために遅れている。
佳景に小牧愛佳が感嘆の声をあげるが遠くのゴールと近くの小屋も見える。
神のいたずらで朝のスタート時点でのリードがご破算になったためほぼ最後
尾で海の中を歩いてやっと対岸に着きそこから物資輸送路を登った場所の景
観は絶景であった。一面を照らした太陽光が消えて遠くからの黒雲に神尾観
鈴が気付いた頃にはもう雨は避けられなさそうになっていた。
459 :
173:2010/08/23(月) 00:32:47 0
折に触れて疲れた休むと言う折原明乃に対する凄い怒りが綾之部可憐の行動の
原動力になっている。先行する綾之部珠美と協力して谷の向こうに渡したロープに
明らかに悪意を持って縛った折原明乃をロープスライダー、悲鳴と絶叫の中折原志
乃と香月ちはやも同様に送って綾之部可憐もその後を続く。縛ったのは落下防止。
塚穴を掘る可能性も頭に浮かんだけれど何とか崖道を抜けることができた。ここが
本当に大変だったのは後続がすべてコース変更したことで明らかだろう。ここまでの
千変万化な地形と展開に新しい要素が加わりそうであった。御影すばるが塚本千
紗を風見鈴香が立川郁美を抱きかかえ,澤田真紀子も含め先を急いで走り出した。
>>457 ああごめんなさい
関連スレしか見てなかった
461 :
174:2010/08/23(月) 23:24:32 0
カルラの馬鹿力によってカルラゥアツゥレイの女の子(デリ子)、トウカ、カムチャター
ルと向こう側まで飛ばすことに成功した。ウルトリィはキャッチするのに苦労していた。
ラストに残ったカルラの元にウルトリィがやってきて抱えて運ぶと言ってくるがゴート
ゥバックと向こう側を指差すカルラにやれやれって顔をして飛んでいく。その二人が
アイコンタクトを交わした後で一度後ろに下がり崖の手前まで勢い良く助走してワン
ツースリーのタイミングでジャンプした。さすがに距離は足りなくて半分も行かずにト
ゥーショート、すかさずウルトリィがフォローに入ったものの運ぶ距離が長いために
レストの距離が持ちそうにない。そのまま高度を落としつつ向こう岸に着く。ある程度
イレギュラーな処理になるが崖の途中にカルラが取り付きそこから自力で登っていく
ので皆はその上で待っている。こんな芸当ができるのもギリヤギナ族だからこそ並の
女性ができることではない。この間にも黒雲はだいぶ近付いてきており何より近くで
の雷鳴も聞こえてくる。やっとのことでカルラが崖を登りきるとそれに合わすように
子供だと泣いちゃいそうな大きな音がした。急いで小屋に避難しようと歩を進める。
(この時点でゴールしているのが岩切花枝、アズエル、リズエルの三人、色々なアクシ
デントなどで棄権したのが立田七海達のルーツ組、芳賀玲子リーダーのチーム一喝組、
リムリス達のTtT妖精組、テネレッツァとHMX-12Bマルチのテネおでマル組、桑嶋高
子達誰彼組、ティリアなどのフィルスノーン+α組、失格がイビル(参加者への暴力行為
)と岩切花枝(ゴール後の競技参加)で所属するグループも実質棄権状態である)
柚木詩子がみずかを肩車して海の中をじゃぶじゃぶと歩いている。そろそろ疲れて
木のように浮かべれば楽なのにとか考えると岸についた。そこから崖道を登ったら
詩的な風景が見えるがそれを覆い隠すように黒雲が近付いて来るのもよくわかる。
子心に怖いのかみずかがこわばってるのを感じる。避難するべきなのかもしれない。
462 :
175:2010/08/24(火) 23:25:34 0
川になって寝ている二日酔い組をそばにおいて川名みさきが朝食をとっていた時、
名前を読んできたのは深山雪見、その極悪人に裸に剥かれて連れて来られたのは
みえないけど波の音で海と判る。しのさいか、しのまいか、ラストの女の子、折原み
さおの騒ぐ声が聞こえてくる。腕を引っ張ってくるのは多分上月澪、背中を押すのは
きっと深山雪見その二人に引きずられて怖いながらも海中に足を入れてみた。
久しく見なかったしてやったりの悪人顔をするまーりゃん先輩をふと見つけてまた
寿命の縮む思いをしているのが久寿川ささらだが先の様子が見えると先を行く
川澄舞組の前に誰もいないことがわかりますます不安が強くなっていく。けれど
さすがに離れていて何かができるとは思えないことだけが心の支えだった。水を
さしたのは落ちてきた水滴と鳴り響く雷、たった今通り過ぎた小屋に戻るかここか
ら先に強行して進むかの選択が必要となっている。
463 :
176:2010/08/26(木) 00:02:49 0
御誂え向きの場所に小屋を見つけ飛び込む。黒雲の
影になったのか辺りは少し暗くなっているけれど雨は
すぐには降ってこないみたいだ。立川郁美を休ませて
ばてた澤田真紀子と風見鈴香と塚本千紗。御影すば
るだけはまだ元気に小屋の中を探っていた。その時
ミコトとソポクが小屋に入ってくる。海に回った組より
コース的に近かった分先に到着したらしい。ムツミが
トゥスクルとエルルゥを連れて現れた後、別組が続く。
464 :
177:2010/08/27(金) 23:45:21 0
宮沢有紀寧が珍しく主張したために雨が降り出す前に小屋に居る。そこから
沢のように水が流れているのが見える。藤林杏も藤林椋も春原芽衣も焦りも
有って落ち着かない様子であるのは大幅に遅れてるせいでもある。けれど世
紀末すら思わせる豪雨になすすべもなく苛々指数が高まる。宮沢有紀寧は丁
寧に入れた紅茶とクッキーを用意し午前のティータイム、場の雰囲気も和む。
古式みゆきと中村由香里が笹瀬川佐々美と朱鷺戸沙耶に置いて行かれる図
式が成立しかけた頃雷鳴が轟いた。すでに山を降り切っでゴールまでは近い
みたいだが暗雲もひろがっており身の危険を感じる状況に早めに小屋に着き
ゆったりとしている。結局遅れていた者は急いで移動し、先行していた者は引
き返して西と山頂から来たグループの過半はこの小屋に避難してきた。
465 :
178:2010/08/28(土) 23:18:26 0
深いほうには行かないように子供達を見守りながらそれ以上の問題の
山を作るトラブルメーカーをかかえて深山雪見は嘆息していた。昨日の
雪辱戦はここ砂浜に来た時点で達成したわけで後は周りの光景を全く
見ることができない少女にも海を経験させることだけであった。
日が黒い雲に隠れてから暫し大粒の水玉が海上に打ち付ける。早速日
吉かおりが柏木梓にすがりつくが泳いでいる最中では邪魔になるだけで
かなり邪険に扱われていた。ライフジャケットを着けているとスピードは
おろそかになっていたので他グループが豪雨でストップしているのはあ
りがたいことであったが泳いでる柏木四姉妹達は知らないままだった。
466 :
179:2010/08/29(日) 23:48:45 0
カーブする海岸線に沿って西南西に移動している時に雷鳴と黒雲を見つけて避難
ルートを選択して若干南下していたウルトリィ、カルラ、トウカ,カムチャタール、カル
ラゥアツゥレイの女の子(デリ子)が小屋に着いたのは雨の降る直前でその時点で
ほんのわずかしかいなかった人も雨の激しさに比例するかのように増えて行った。
しばらく雷と雨の音が響いた後に到着した神戸小鳥、中津静流、此花ルチア、ほし
のゆめみの一行はびしょ濡れであった。風呂とか着替えとかの準備も皆で手伝い
ゆったりした雰囲気がその後に広がっていた。西方及び山頂から出発してゴールを
めざすグループの大半がここに集まっていて雨が止み次第再び揃ってヨーイドン
みたいな勝負になるが雨中に強行軍の数組の行方も気になる。
467 :
180:2010/08/30(月) 23:23:43 0
柏木梓は人一人引きずって泳ぐのに苦労している。それに加えて周りの流
木などを見ると段々潮流に流されて沖の方に移動しているみたいだ。柏木
梓は柏木千鶴と柏木楓と柏木初音は大丈夫と信じ日吉かおりを連れている。
遠くの方を窓から見てみると谷になっているところは雨で激流になっている。
野営でもしてたら全部流されていただろう。霧島佳乃、霧島聖、みちる、遠野
美凪の4人は暇そうに揃ってため息をついていた。でも豪雨は避けられたし
凪にならないとゴール周辺は高波の危険が高いため好判断であった。
468 :
181:2010/08/31(火) 23:39:57 0
スコールのような雨にびしょ濡れになってはこれ以上進むのは無理、極めてタ
フな状況に陥っている。雨宿りのため小屋に向かったがリアンの魔法でパーテ
ィーごと何とか辿り着く事ができた。雨雲は西から東に動いているためにスコ
ールになったのは西側より遅かったがこちらも振り出してほとんどグループが
リスクを避けて避難している。もともと殆どの集団に差が無かったため各ルー
ムに複数組詰め込んでも部屋が足りないくらいだ。江藤結花、高倉みどり、リ
アン、スフィー、牧部なつみのグループはなまじ先行していたばかりに黒雲にス
トップがかからずぽつぽつから本降りになってから引き返したため余計にハード
ワークになっていたが小屋についてからも休むための空間がまったく足りなくて
リビングルームの片隅に座り込んでいた。風呂は入れ替え制で待っている間は
アウターは脱いでバスタオルを被っている。少し暑いくらいの気候だったけれど
クーラーも急激な温度低下に除湿のみの稼動になっている。風呂が開いたので
リビングルームからバスルームに行くが戻ってきた時の居場所は確保できない。
エアコンのない布団部屋の布団の上くらいしかあいていないがそれならバスル
ームにいるほうがましなレベルである。結局食堂を使っていたグループが自分の
ルームに引き上げるまでそこにいたためスフィーはのぼせてしまった。
相変わらず高砂風花と高砂六花はタオルや着替えを運んだりメイド仕事中だ。
田植えすらできそうなくらい水位が増すのを相田響子が取材している。雨の影
響で移動できなくて暇をもてあましている小出由美子は周りで話し相手になる
子を物色しているらしい。
469 :
182:2010/09/01(水) 23:21:24 0
水浸しになっている中庭を見ながらお湯を沸かすのは水瀬秋子、お茶葉と
瀬戸物の中から湯飲みを用意して濡れて到着する人に渡している。水瀬
名雪と沢渡真琴と天野美汐もそれを手伝っている。きっと昨夕のお茶会の
雪辱戦に水瀬名雪と沢渡真琴にとってはなっているのだろう。
上に羽織ったパーカーを脱がせて川名みさきを海に送り出す。世話を上
月澪に任せるのもちょっと不安だった深山雪見だったが他に方法が無い。
澪の方向だけは近寄らないようにと言い聞かせて子供達と一緒に行く。
470 :
183:2010/09/03(金) 00:23:40 0
まさに集中豪雨と言う中を強行軍している一行がいる。河童とレインシュ
ーズで完全防備しているがそれでも体が濡れるのは防げない。叱咤した
り激励したりするまーりゃん先輩の声も聞こえない。雨が流れになってじ
ゃぶじゃぶと流れるようになると危険を感じ取り久寿川親娘と菜々子はな
んとか高いところに避難するがまーりゃん先輩だけは進むぞと主張する。
先行するだけでなくあわよくばゴールまでと考えていたが欲まみれの俗
輩にそのような幸運は訪れない。激流に逆らえなくて流されていく。エビ
ルとユンナが見つけて拾い上げるがたまでないことに気付き投げ捨てる。
ミニサイズの体が水の無い岩の上でぐったりとしている。息はあるようだ。
ラッキーなことにたまのほうはルミラとコリンが見つけて助け上げていた。
デンジャラスな体験をした直後こそ静かにしていたまーりゃん先輩だがヴ
ィクトリーロードを目指す意欲は全く衰えることない。さっきまで流されて
デス寸前まで行ったのに。天使すら飛べない天候にエビルとユンナがデ
ュエットで引き止める。というか水位こそ大したことないけど急な流れがト
ラブルの現況、気を抜くと足を掬われ流されていく。何もできないでいると
ルミラとコリンがたまを連れてくるがこちらはダウンしていて暫く動けない。
ルミラ・ディ・デュラルバージョンの追加分
472 :
184:2010/09/03(金) 23:33:59 0
リードを保ったままアズエルを振り切りリズエルがゴールインしたのはサプライ
ズと言っても過言ではない。何しろ朝の出発から30分も経っていないのだから。
エルクゥの身体能力の高さを示すものではあるが実はほとんど意味が無い。
ルールだとグループ員の最終順位しか使わない。よって暇を持て余している。
草草に自グループへの給仕を終えた後柚原春夏は他の一行にも出している。
壁の前に一列になって提供をを待っている人たちはいるがびしょ濡れの人に
優先して出していく。それを手伝う柚原このみと山田ミチルと吉岡チエと草壁優
季の4人もすっかりお手伝いが板についたようである。
高まった意欲も雨のためのしぼんでいく。けれど柚原春夏などは期せずして篭
城になった人達に飲食物を提供して嬉々としている。濡れて入ってくる人々に
優先して提供しているけど手伝う柚原このみと山田ミチルと吉岡チエと草壁優
季の4人もすっかりウエイトレスが板についたようである。
草壁版と高城版
473 :
185:2010/09/06(月) 00:27:19 0
三角形の頂点がゴールとすれば底辺の両端に小屋があって
枝別れして栄光を目指していた各組はどちらかに集結して言
葉通りに再出発を待っている状態になっている。その場所に
留まっている間、暇を持て余している二木佳奈多、三枝葉留
佳、棗鈴、あーちゃん先輩もじっと好機を待っている。
田んぼのように水を湛えたくぼ地も豪雨のために大量の水で
沢のようになった荒地も前進の為の支障になっている。田沢
圭子にとってもこの時間は辛い。知らない人と打ち解けるのは
子供の頃より苦手なため結局セリオと取り留めない話をする。
474 :
186:2010/09/06(月) 23:48:55 0
セリフの端々から誤解が生まれそうな言葉が混じっている。イ
リュージョンが喋ってるんじゃなければ今、セリオの口から出る
オナニーとかセックスとかは一体どこから得た知識なのだろう。
神経的には滅入りそうな現状でも神尾観鈴には神尾晴子が神
奈には裏葉がフォローをしていて何とかなっている。
Hなのはいけないと思いますと言ったメイドロボもいたような気が
Masturbationというものは一日何回くらいするものでしょうか?
Xmasには全国の女性全てがSEXするのは本当でしょうか?
−みたいな筋なら万が一見えたとしても問題ないのでしょうか?
10代の性交率が2/3を越えるそうですが経験済みでしょうか?
3Pとは男2人と女1人かそれとも男1人と女2人なのか?とか
セリフの端々から誤解が生まれそうな言葉が混じっている。イ
リュージョンが喋ってるんじゃなければ今、セリオの口から出る
オナニーとかセックスとかは一体どこから得た知識なのだろう。
神経的には滅入りそうな現状でも神尾観鈴には神尾晴子が神
奈には裏葉がフォローをしていて何とかなっている。小屋にある
備品を確認するのはいい機会なので裏葉は神奈の方がそれを
命じるように誘導しながら二人で倉庫に移動していった。
476 :
187:2010/09/07(火) 23:29:04 0
天は試練ばかりを与えない。天使とユリの間にも神のよって
使わされたように仲を取り持つ者が出てきた。
九分九厘優勝は無理と思っても悪足掻きはできる。とはいえど
品格を欠く行為をしてまで勝とうとは思わない。この雨も地獄で
仏であって今までの遅れは取り返した。高瀬瑞希、九品仏桜、
桜井あさひ、カードマスターピーチの4人は心機一転が似合う。
立華かなでバージョンも
立場的に厳しい面があったヒビキとシイラアサンに安逸の時、豪
華船を降りて以来どこか反目をしていた仲村ゆりと立華かなでの
かけていた記憶が蘇った結果この二人とユイを含めた関係もか
なり変わったものになった。話もするようになったし笑顔を出る。
でもどこかライバル心が有るらしくぴりぴり感は漂っている。
477 :
188:2010/09/08(水) 23:59:59 0
榊しのぶにとってのこの休憩は栗原透子と一緒にいる時間、
しかし他の三人にとってはどうにも微妙な時間。木田恵美梨
の望む未来は普通の人の望むものでもない。葉月真帆の呼
ぶ声に答えながらも心は須磨寺雪緒のほうに向かっている。
月桂冠を頂くには出遅れたというだけで不可能に近いだろう。
島を二つに分ける峠を越えた辺りで雨が降り出したけど月島
瑠璃子がさりげなく主張したので合羽を着て強行する。月島瑠
璃子が何を考えていたかは不明であるが新城沙織、太田香奈
子、吉田由紀、藍原瑞穂も同じ気持ちであったのも確かだろう。
478 :
189:2010/09/09(木) 23:31:48 0
西方からのグループと山頂からのグループの殆どが集まって幼稚
園のような統制のほとんど取れない大騒ぎ状態だ。神北小毬や能
美クドリャフカやリノンが率先して大騒ぎ、マリアやヤハや西園美
鳥や西園美魚が意図してないけれど煽り、来ヶ谷唯湖やナタスや
セシリアが何とか抑えようとして火に油を注いでいる。小屋全体を
シェアリングするため一部屋に三組いたのにいつの間にやら一組
リーブしていた。その分割りを食う部屋があると思うと不憫になって
アーメンとセシリアは祈りをささげてみる。
里村茜達が雨の中小屋に着いた時、服はびしょ濡れであった。里
村茜がため息をついていると柚木詩子が着替えを持ってきて里村
茜の服を脱がし長森瑞佳もみずかを助けて風呂に一緒に入る。
479 :
190:2010/09/11(土) 00:03:06 0
桜井あさひがおたおたと手だけを動かし九品仏桜は思考中、高瀬瑞希は
井の中の蛙を実感して意気消沈、カードマスターピーチも困っている時に
あとから来たグループが部屋に入ってくる。一組一部屋は到着数が増え
さすがに守れなくなったらしい。先頭で飛び込んできた湯浅文月に対して
ひたすら追いかけてきた湯浅皐月が続いてくる。逃げるように部屋の隅に
伏せているとリサ=ヴィクセンがいつの間にか入口に立っていた。それを
見た九品仏桜と高瀬瑞希が何かを言おうとしたところリサの後ろから伏見
ゆかりが顔を出し同室になるお願いを言い出した。沈鬱だった雰囲気も
かなり変わってなぜかハイテンションにチェンジした。ムードメーカーに成
りえたのは湯浅姉妹と伏見ゆかりの漫才があったおかげでもある。
480 :
191:2010/09/12(日) 00:04:21 0
神尾晴子が見つけたビールで一人で乾杯している時にも裏葉は徹頭徹
尾冷静さを貫き自分達に有利になるものを探してる。その姿勢すでら天
晴れであるのに神奈に指示させて仕事をした気にしている。神尾親子の
子供に心配されてビールを取り上げられるダメ母の構図もできている。
藤林杏も藤林椋も春原芽衣も忙しかった、もちろん準備する宮沢有紀寧も。
林立するコップとカップと皿がそれを明確に表している。ダウン寸前の藤林
椋を春原芽衣がいろいろ世話を焼く。藤林杏と宮沢有紀寧も余裕が無い。
481 :
192:2010/09/12(日) 23:53:23 0
葉書を書いている向坂環の周りに集まる玲於奈、薫子、カスミの三人
月餅を持ってきたので一緒に食べようとしてしている様子、それに対し
真意は別にしてお裾分けを受けた榊しのぶが配慮をして結果順風満
帆に三組の仲良し集団ができている。葉月真帆から見るとあの三人の
薫陶ぶりもすごいと思うけど須磨寺雪緒の対する木田恵美梨、,栗原透
子に対する榊しのぶも少し歪んでいるように見える。
482 :
193:2010/09/15(水) 00:12:29 0
大した用事も無く一つの所に押し込められしかも人口密度も高いとなると
庭のような場所を窓から見ながらいらいらを抑えるのがやっとだ。魔法を
詠唱して雨を上げられたらどれほどいいだろうか。西の小屋ではいつもの
美学みたいに猪名川由宇と大庭詠美と口げんかが始まってるがそういう
ムードは伝染するようであちこちで小さなトラブルが起きている。もちろん
ツインのように東の小屋の中も似たような状況である。たとえばムツミと
ミコトの間にも険悪な雰囲気が漂っている。
483 :
194:2010/09/15(水) 23:29:37 0
七色の虹が見えたのは島の西端、やがて雨も止むのだろう。海底が見えた浅
瀬も潮が満ちてきてまた海面下に沈んでいった。大会の実質的な再開を待ち
留まっている小屋内での対立はあちこちであるが多くはグループ内の各人の
美意識の違いみたいなもんから起こっている。とは言えその中で広瀬真希と
宮内レミィみたいに別グループ間での言い争いも発生する。普通に話している
内にお互いの喋り方が気に入らないとかそんな些細な理由、どこで気持ちがブ
レークしたのかは判らないがお互いは喧嘩している意識が無い。傍からはエナ
ミー同士に見えていて七瀬留美や辛島美音子が仲裁に入るも二人に通じるフ
ィーリングが理解できないので治められずにいる。
484 :
195:2010/09/16(木) 23:31:43 0
ルーム内に漂う微妙な空気はここにもあった。ムックルを知らない他のグル
ープの目には怯えみたいなものが見える。白い大きな獣が体を丸めている
シーンを目の当たりにしてそう思わないのもおかしいことかも知れない。ル
ームと言っても個別の部屋なら見る人も少なかったがムックルが怖がって
マルチに使える居間兼集会所兼奥への通路の一端を占拠しているせいで
リアルに対面する人が大量になってしまったのも理由として大きい。最強の
アーマーが一体何に怯えているのかはムックルの存在を知っていた人には
ミステリーみたく思えるのかもしれない。動けないユズハ、クーヤ、サクヤが
ソファーに座ってカミュとアルルゥだけでなく小牧愛佳、ルーシー・マリア・ミソ
ラ、笹森花梨、十波由真が昼食と飲み物の準備しようとしていたけどそこに
伊達に年は召していない古河早苗が登場してきぱき用意する。下手な口笛
吹きながらの伊吹風子と古河渚が手渡しようとしていたがその内にどういう
風の吹き回しかソファーのほうまで運んできた。その後ろをちょこちょこと
子供が付いてくるが車椅子の少女の前で立ち止まり声を掛けていた。
485 :
196:2010/09/18(土) 00:10:51 0
仁王立ちするルーシー・マリア・ミソラが見守る前で岡崎汐と小牧郁乃が教
科書通りの挨拶をしている。どこか微笑ましい。アルルゥがやってきてかな
り強引に岡崎汐を誘いムックルに上って一緒に食べ始めている。それが見
えるあたりで遠巻きにしていた仁科りえ達も安心できるようだった。その時
リネットとエディフェルが濡れた状態で飛び込んできた。それを見た瞬間エ
ネルギッシュに動き出す人が数人、タオルを持って水気を切る。厨房からホ
ットミルクを雛山理緒が持ってきて座れる場所を空けるのは笹森花梨、ス
トップをアルルゥがかけるまで仁科りえや岡崎汐などをムックルに乗せる。
486 :
197:2010/09/18(土) 23:28:30 0
雛人形のように並んでムックルの上に座る人達で背中の上は既に
山盛り、限度を越えているのと場所余りでアルルゥが止めるのは
理に適っている。とは言え被害者たるムックルに問題無いのは内
緒である。西でこのようにトラブルが未然に防がれた例が有れば
柚原春夏と草壁優季が言い争いを治めた東の例もある。元々の
原因は大した事でないが止まらなくなった広瀬真希と宮内レミィに
春風駘蕩とした様子で話に加わったと思うといつの間にか柚原春
夏と草壁優季のペースで普通の打ち明け話に変えてしまっていた。
雛人形のように並んでムックルの上に座る人達で背中の上は既に
山盛り、限度を越えているのと場所余りでアルルゥが止めるのは
理に適っている。とは言え被害者たるムックルに問題無いのは内
緒である。西でこのようにトラブルが未然に防がれた例は他にも
柚原春夏と草壁優季が言い争いを治めた例もある。いつも通りの
原因で始まっている猪名川由宇と大庭詠美の相変わらぬ喧嘩に
春風駘蕩とした様子で話に加わったと思うといつの間にか柚原春
夏と草壁優季のペースで普通の打ち明け話に変えてしまっていた。
488 :
198:2010/09/19(日) 23:49:12 0
霧消した口論を見て遠くから止めようとして来た霧島聖も感嘆する。
島に来てからはいろいろと面白いことが起きる、まことに佳きかな
佳きかなと。怒る姉の後姿を恐々と伺う霧島佳乃にとっては調停者
乃至は裁判官の立場をさっさと手放した事が意外であった。その頃
柏木姉妹は海上で大粒の雨と波に翻弄されていた。思うにならず流
木と一緒に波に流され陸地からは大きく離れていく。海上移動自体
千載一遇のチャンスであったのは確かだが悪天候のために柏木千
鶴の目論見は大きく外れてしまった。そして誰にも知れず事は進む。
489 :
199:2010/09/20(月) 23:22:50 0
麻薬のように闘争心を麻痺させていく雨の中でバディの顔に
生気が消えている。片桐恵も興味なさそうにはしてるが隣室の
明るい声に多少苛立っている。麻生明日菜と榊倫子の二人も
日和見を決めていたが様子を見ようとしたら同室の小木曽雪
菜と冬馬かずさも一緒に部屋から出てきた。そこで見たのは
アルルゥがムックルに上ろうとする人を止めている姿、ムック
ルの背中はは既に人の山になっていて一体全体どういった
ルールでこうしたことが起きたのか理解できないけどアルル
ゥの様子に怖がっていたムックルに親しみが湧いている。精
神的に追い詰められていた人達にも諸々変化があった。対
岸の火事を気取れる東の方は西よりかは人が少ないが為か
あまりトラブルはなかったが広瀬真希と宮内レミィの口喧嘩は
かなり余計に長岡志保が火に油を注ぎ神岸ひかりと神岸あか
りが鎮火に導いていてさほど特記することも無い。
「今日の種目は…これよん!」
志保に連れられて来たコーナーには、ボタンも何もついていない画面だけの台がいっぱい並んでいる。
「マジアカか…俺、やったことねーんだよな」
夏休み前の、期末試験の最終日。私達はいつものように志保の誘いでゲームセンターに遊びに来ていた。
「タッチパネル式だから、初めてでも問題無いよ」
クイズを遊んでいる人の後ろからこっそり覗いてみると、○×とか四択の問題がいくつか連続で出ていた。
うーん…これなら私でもできる、かな?
「じゃあ早速はじめましょ。悪いけど私、容赦しないわよぅ〜?」
志保がお財布から何か赤いカードを出して、台に入れている。
えっ、あれが無いとダメなのかな?
「けっ。こういうのはな、テクニックじゃなくて知識なんだよ、知識。こう見えて博識だぜ?俺」
浩之ちゃんは台に座って、カードを入れずにお金を入れた。
…別に無くてもいいのかな。
「志保には悪いけど、僕も本気でいくよ」
あれっ、雅史ちゃんもカードを入れている。しかも志保のと違って女の子の絵がかいてある…
「???」
「どした? あかり。百円だぞ、百円」
「あ、うん。…百円、だけでいいの?」
ちゃりん。
「雅史や志保はカードで成績を記録してるけど、別にこういうのは無くてもできんだよ。気にすんな」
「そうなんだ?」
「そうだぞ」
…ごめんね。私、ゲームのことはよく知らないから…。
そのあとは、志保と雅史ちゃんに教えてもらいながら画面の案内通りに進んでいった。
「キャラクターを選んでください、って出たよ」
「どれ選んでも違いは無いから、テキトーに選んじゃいなさいよ」
「うーん…じゃあ、これ」
私は女の子のキャラクターの中から一人を選んだ。
元気そうな茶髪の女の子。ちょっと、志保に似てるかも。
「ここでくぎゅを選択するとは…お目が高いわね」
志保の言っている意味はよくわからなかったけど、可愛い子だったので私は満足。
「えっと、この出題ジャンル…って?」
「なーんでもいいわよ?あかりの得意なのを選んじゃいなさい」
「あかりちゃん、料理の問題はライフスタイルのジャンルに入ってるよ」
「ほんと?じゃあ、それにするね。雅史ちゃん」
「おい志保おめー、芸能ジャンル以外からっきしじゃねーか」
「ちっちっち。このグラフは相対評価よ?私は、あくまで芸能問が得意なだけなの」
「へっ、どーなんだか」
「何で来ようが無駄よ、ムダムダ」
全員の準備ができて、いよいよ対戦!最初の6問は…理系学問、四択。
「ちょっ、何投げてんのよヒロ!?やめてー、学問は勘弁して〜!」
志保の悲鳴が聞こえるけど、私はそれどころじゃなかった。アンモニアの化学式って、えっと…どれだったっけ?
「へっ、やっぱしダメなもんはダメなんじゃねーか。今更泣きついても遅いぜ?」
「なによう!せっかくテストが終わったってのに、なにもゲーセン来てまで勉強しなくていいじゃない!」
「いーや、真面目に勉強しなかったお前が悪い!」
ふたりの掛け合いが聞こえてくる。私は学校のテストを思い出しながらなんとか解答していくのに必死。
「…うーん、なかなか、一筋縄ではいかないね」
「なんだ、あかりもなかなかノリノリじゃねーか」
「そ、そう…かな?」
うん。これ、けっこう面白いかもしれない。
理系学問の問題は6問全部がすぐに終わって、次の問題が出てきた。
「芸能タイピング…あたしの入れたやつね」
「ちょっ、おい志保、汚ねえぞっ」
タイピング、って…
「ええっ、これ何!?」
突然、解答欄にいっぱいボタンが出てきた。50音みたいだけど…これでクイズに答えるの!?
「わっ、わっわっ」
ジリリリ。入力が間に合わなくて時間切れになって、私の使うキャラクターに雷が落ちた。
うう〜、無理だよ…こんなの制限時間内になんてできないよ…
また次の問題が出る。どうしよう、答えはわかるけど指がうまく動かないよ。
こういうの、志保とかは得意なんだろうな。私だって、志保みたいに普段からゲームに慣れてたら…
「タッグマッチだ!雅史!」
にょきっ!
「えっ!?」
突然、私の肩の上から腕が2本…って、えっ?浩之ちゃん!?
「オッケー、わかった。志保、隣座るね」
「ちょ、ちょっと!あんたたち、自分の台は!?」
「こっからはルール変更だ!おいあかり、問題の答えは何だ?」
「えっ?えっ?」
「問題の答えだよ。今出てる問題の答え」
「えっと…も、森川由綺!」
「よし。任せろ!」
そう言うと浩之ちゃんは、私よりずっと早い動きでパネルを押していった。
「も…り、か、わ…ゆ、き、っと。…正解!」
「浩之ちゃん…」
「おう。パネルのほうは任せてくれ。あかりは問題の答え頼むぜ!」
「う、うん。わかった!」
「二人羽織りで来るとはね…。雅史、アタシ達も負けないわよ!」
「もちろん。負けるつもりは無いよ」
とっさのことで何も考えられなかったけど、浩之ちゃんが助けにきてくれたことだけはわかった。
「お、今度のはわかるぞ。えーと、や、ま、も、…と、け…」
「ちがうちがう!極楽とんぼのツッコミは山本じゃなくて、加藤だよ!」
「うおっ!そーだ、そうだった!」
「ふふっ、浩之ちゃん、それよく間違えるよね」
私が笑って言うと、頭の上からチョップが降ってきた。
「あうっ」
「余計なことは言わんでよろしい」
頭に当たったその手は、やっぱりとってもあったかかった。
浩之ちゃん、優しいな。小さい頃からそうだった。私が困っていたら、いつでもすぐに助けてくれる…
「ありがとう、浩之ちゃん。うれしいよ」
私は心の中でそっとつぶやいた。
「えへへ〜、じゃーん」
「あかりっ!?まさか、それは…」
2学期の始業式の日。
いつものように集まって寄ったゲームセンターで、私はついに「それ」をみんなにお披露目した。
「えっ、あかりちゃんも買ったんだ?」
私の手にはゲームの成績を記録するための、あの赤いICカード。
「うん。あれからすっかりはまっちゃって、ちょっとずつ特訓してるんだ」
「あのあかりがねぇ…志保ちゃんもビックリよ?」
「嬉しそうだね、志保」
「そりゃもう当然よ。ライバルは強いほど燃えるってもんだわ!」
「マジかよ、持ってないのって俺だけか!?」
「じゃあヒロも買いなさいよ。んで、みんなでハマっちゃえばいいじゃない」
「そうだな…ならあかり、お手柔らかに頼むぜ?」
「うんっ」
四人で台に着いて、対戦を始める。
私の画面には、前と同じ志保似の女の子。
志保のことが羨ましかった。志保みたいになれたらとも思った。
だけど、私にも無理しないでできることはあるんだ。
「ライスタ、グルメ&生活か…負けねーぜ、あかり!」
「うんっ。私もだよ!」
494 :
200:2010/09/21(火) 23:55:58 0
仲直りした感のあるゆりと天使、いや今は仲村ゆりと立花奏か
村八分状態だった昨日と違いいろんな記憶を取り戻したことで
ゆるゆるムードで居られるユイとヒビキとシイラアサンはまった
りと出て行った4人を見つめていた。それを含めて周囲をじっと
観察している篠塚弥生にとって要警戒だとと思われるのは観
月マナと片桐恵であった。この二人だけ付和雷同していない。
マネージャー稼業のために緒方理奈のいるここを離れられず
ナーバスになっているのがわかるがそれも一人だけでない。
495 :
201:2010/09/23(木) 23:32:03 0
一人席に座り無表情の仮面を被っている片桐恵だが隠すのは
ノイジーな外に対する苛立ち。机を蹴ってる観月マナは爆発する
瀬戸際までいっていたが部屋に入ってきた集団に怒りが静まる。
ここの隣で白い獣の上に多くの人が乗って遊んでるが森川由綺
と澤倉美咲がその様子を仁科りえと杉坂と原田が重なり親子亀
みたいとか一ノ瀬ことみが涙目だとか教えてくれた。それと同時に
柏餅と緑茶の組み合わせを部屋の皆に配っている。配り終えた
木のお盆を持っている二人にご馳走様の声が周りから飛ぶと
楓みたいに頬の色が朱に染まっていく。
496 :
名無しさん@ビンキー:2010/09/24(金) 07:56:07 O
佐々木さん!
497 :
202:2010/09/24(金) 23:54:25 0
須磨寺雪緒はほんとんど何も話さずまるで人形みたいだ。隣で神経が
磨耗して少し疲れた感のある木田恵美梨と葉月真帆が内緒話。労働が
寺銭になる賭博が同室内で始まっている。榊しのぶが来ヶ谷唯湖に対し
雪辱戦で勝利して追いついたもののその後は一進一退、そして劣勢な
緒戦をおくった来栖川綾香が最終的に勝利して昼食の種類多くを確保、
太ることなんて微塵とも感じさせず完食していた。一番少ない人で味噌
田楽のみの神北小毬だったし余り物はどんどん人に譲られていく。お新
香みたいに人数分以上あると最後まで余って賭博の意味なんてない。
奈良漬とか沢庵とか昼食後のおつまみ代わりになっていった。太田香奈
子組が到着した頃はほぼ全組の食事が終わったくらいの時間だった。
498 :
203:2010/09/25(土) 23:47:07 0
来客現るに気付いたのは偶然飲み物を取りにきた松原葵だった。終の
栖とは言えないこの小屋は既に人数超過で居場所が無い。外では水が
川のように流れているが山から降りて来る場所は歩き易かった。勝負の
綾という面では朝あれだけ出遅れていた月島瑠璃子、新城沙織、太田
香奈子、藍原瑞穂、吉田由紀のグループが先行者に追い着いたのは
神の力が豪雨を呼んだからに他ならない。ここからゴールに向かう為に
北へ進むのは雨が止んでからなので勝負は全くわからなくなった。ただ
小さな場所すら空いてなく松原葵と遅れて飲み物を探しに来た神北小
毬が場所探しを手伝う。結局どの部屋も無理でキッチンの中へ進む。
499 :
204:2010/09/26(日) 23:53:26 0
天火でパンを焼く古河早苗と鍋と薬缶でお茶やコーヒーやホットミルク、それに加え
野菜サラダなどを作っていく水瀬秋子と手伝いの天野美汐と水瀬名雪と沢渡真琴
美しく盛り付けして最後の作り溜めを終え、そこらの隙間に遅参組を迎える。岡崎
汐や古河渚や伊吹風子は隣の部屋に行ったまま戻ってこないため五人も入るとア
ウトだったのが何とかセーフに変わっていた。とは言えそれまでぎりぎりで後ろをス
ルーできた場所が通れなくなって安全面と効率性を考えると調理関係は完全にス
トップせざるを得なかった。そうこうする内に何人かが飲み物を取りに来るがウルト
リーとカルラはこの場の様子を確認し倉庫の方へ向かう。ワインかブランデーかウ
ィスキーあたりならもしかして残ってるかもしれないとの希望で満ち溢れている。
500 :
205:2010/09/28(火) 00:03:03 0
長じているのはその嗅覚か、あっさりと発見したのは種々の酒類、木は
森の中に隠せとばかりに他の瓶缶に混ぜて有ったのにあっさりと見つけ
瑞兆とか言って酒盛りを始めてしまった。当然偶然同室になった人達と
佳宴を開いている。その部屋のかなりの人数が参加しているけれどその
中で一部だけ不参加の人々がいる。とは言っても酒宴そのものには興味
津々だけど年齢的なもので無理なのだそうだ。此花ルチアが中心になり
静かに部屋の隅で身を律している。神戸小鳥と中津静流も含めてこれは
流石に自制する限度を越えているのではないかと思われる。
501 :
206:2010/09/29(水) 00:36:15 0
イリーガルな状態は東の小屋でもあるのだがこちらはチューハイやビー
ル缶が転がっていて姫百合姉妹や三枝二木姉妹やあーちゃん先輩など
フラフラしてる者が混じっている状態になっている。カシスオレンジとかフ
ァジーネーブルとかカクテル類の缶も飛び交うようになってる。その中で
棗鈴にも勧めようとするが威嚇の声で拒否を示している。それに加え鉄亜
鈴を投げようとしたので触らぬ神にたたりなしということで落ち着いた。
502 :
207:2010/09/29(水) 23:40:56 0
牧歌的な西の宴会は喧騒に明け暮れる東のそれとは大違い、どこか
村社会を思わせる遠慮ない関係ができているのも多い人がいる上に
南船北馬とばかりにアルコールを薦めていく人達が多くいることだろう。
柚原春夏や古河早苗や水瀬秋子らの人生経験豊富な人のフォローも
原因の一つに加えられるだろう。若年者は基本はジュースやお茶です
こし不満顔だが隠れて飲酒するもの多数いる。各種昼食、おつまみ類
のみならずお菓子などもふんだんに振舞われそれを各部屋や食堂や
みなの集まる用途のわからない部屋に持ち込んで楽しんでいる。
503 :
208:2010/09/30(木) 23:45:50 0
緒は何であれどの部屋もいい雰囲気になるのには部屋不足の為仕
方無く8畳間に4組20人弱押し込まれて周りと濃厚な接触があるのも
理由の一つになるかもしれない。最初は浮いてた篠塚弥生と緒方理
奈も森川由綺が戻ってくると自然と会話の輪に巻き込まれてしまい孤
高を気取るわけにもいかなくなった。まあ森川由綺の賛美が過ぎて逢
瀬を邪魔して御免と冬弥の妹に謝られそれについ過剰な反応をして
瑞々しいフルーツを咥えて誤魔化そうとして余計に墓穴を掘ったが
希薄だったコミュニケーションが始まった瞬間でもあった。
504 :
209:2010/10/02(土) 23:18:17 0
長年に渡る愛憎が今の二人の絆ってほど日数も経ってないが。山有り
谷有りの関係はここに閉じ込められてる間に少し昔を取り戻したようだ。
部屋の中で牧村南、猪名川由宇、大庭詠美、長谷部彩が集まって声や
彩色の話を始めるがいつのまにか柚原このみ、山田ミチル、吉岡チエ、
川澄舞、倉田佐祐理も加わっている。話してる内容は昨今のアニメ、清
澄とか風越とか聞こえてくるので例のあれだろう。イラスト描き大盤振る
舞いの大庭詠美と猪名川由宇ちょこっと長谷部彩に皆で熱狂している。
505 :
210:2010/10/03(日) 23:42:55 0
湯舟の中は西に劣らず東も和気藹々だった。付き合い自体はまだ
浅く直前に始まったのだが高瀬瑞希、九品仏桜、,桜井あさひ、湯浅
皐月、伏見ゆかり、リサ=ヴィクセン、カードマスターピーチ、湯浅文
月で仲良く洗いっこをしているのは長年の付き合いのようだ。そして
柏木姉妹とおまけの日吉かおりは相変わらず波の荒い海の中を流
木のように漂っていて今現在水の中にいるのはこの3組だけだ。最
初に風呂に入った組はすべて上がっていて鉄砲水に流された者も
音を上げて高台に避難するか息をしてなくて棄権かの二つだった。
506 :
211:2010/10/04(月) 23:35:22 0
シリアスな展開になるかと思われたか流されて心肺停止だったたまに
ルミラ達は救助を呼んだため死亡したものと収容したが仮死状態から
フェニックスのように起き上がり唖然としている。エビルとルミラならフ
ァミリー状態だったのに過去の件を忘れていたことでがっくりしていた。
古い話なので完全に失念していたらしい。残されたまーりゃん先輩は
河川みたいになった地面を避けて雨を避けられず岩の上に座り遠くの
渚を見つめている。その心中に何を考えているのか想像はできるが五
月蝿いはずのまーりゃん先輩がじっとしているのは不気味である。迷
宮で彷徨う思考に何か思うところがあったのか黒い笑みを浮かべて
あまり準備も無く岩を降りようとするが流されそうになって再び戻る。
ゆっくりと周りを確認し別の場所から濁流の中へ足を進めた。
507 :
212:2010/10/05(火) 23:38:48 0
吉報は届くのだろうか。屋外でのそんな行動が危険だと感じるのは
岡目八目だろう。端から見てるから気付く事ができる。とは言っても
チャンスを得ようと果敢にチャレンジするのは悪くない。ただ脳内に
エンドルフィンを分泌させてるかのようなこの状況を打破することが
マストだといえる。それを怠ったばかりにまた流れに逆らえ切れずに
ルフラン繰り返す。今回はまーりゃん先輩の悪運がまさったか逆に
チャンスになった。ゴール近くの海岸に流れ着いたのだ。
508 :
213:2010/10/06(水) 23:29:35 0
水の音は一時に比べれば小さくなり見える位置にゴールがある。命の危機の
瀬戸際からゴールまでジェットコースターみたいな浮き沈みだった。ゴール後千
秋の思いで後続を待ったが船に乗せられて島へ戻ることを許されなくて駄々っ
子状態になっているまーりゃん先輩は4人目のゴールイン、だけど結局仲間の
吉報が届くことがなかった。この頃になると雨の勢いも翳りを見せて水を張った
田のようだったそこかしこも下が見え出した。そして豪雨がふっていることを理
由にして休んでいた各組もいつでも出発できるように各種の準備を始める。世
紀末を思わすような豪雨はありきたりの強い雨に変わっていた。
509 :
214:2010/10/07(木) 23:46:43 0
長い間豪雨に打たれ続けるしかなく何とか濁流に流されない
岡の上の久寿川親娘と菜々子は気力レスになっていた。優勝
志向のグループ東西双方の小屋に一定数いてこちらは気力を
保持している。雨の峠を越えたことによって次なる問題はいつ
新たな戦いが始まるかに絞られた。期せずして訪れた今の篭
城状態もタイミングを図っている。今までは外に出るのは気違い
沙汰だったが今のこの状態ならどうだろうかと予想やら心配を
織り交ぜているがまだ決断できたグループはいない。けれども
神経戦は始まっている。準備完了や準備遅れを装ったり徹頭徹
尾勝負には興味ない振りをしたりで周囲の様子を感じ取れる
観察眼がないと状況の判断は難しい。遠目なら出入り口近くに
鈴生りになった人波に気付くのは造作がないことだろう。
510 :
215:2010/10/08(金) 23:42:02 0
塚本千紗がうとうと微睡んでいる内に御影すばると風見鈴香で
本気の準備が終わっていた。ゴールまでの作戦は天候に合わせ
千変万化の末、澤田真紀子と立川郁美の二人が立案状況を面
紗で隠しながら最終案がまとめられた。それを偶々同室になった
柚木詩子と里村茜もじっと見ている。出会い時の澤田真紀子の
木で鼻をくくった対応にここまでは没交渉のままきたけれど柚木
詩子がどうしても気になって里村茜に相談した結果であった。お
子様のみずかと長森瑞佳は塚本千紗と同じくシエスタの最中だ。
511 :
216:2010/10/09(土) 23:26:45 0
川名みさき達数人も南岸の砂浜でシエスタの最中だったが指
名されて連絡を受けた深山雪見が取りまとめ急いで船の方へ
みんなを連れて移動する。この時間まで客船に人がいることは
さすがに想定外だったようで棄権して一緒に移動するか引き続
き参加して自力で移動するかの二者択一を迫られたようだ。船に
御世話になることに決めたためにこういう状況になっている。船
影が見えてくると船員達が忙しく荷物の積み込みをしているよう
すが見えてくる。シエスタの間も仕事をしていたと考えると楽しむ
ばかりの自分達がちょっとだけ恥ずかしい。そう思ったからでき
る限りの笑顔でお疲れ様と声だけは掛けておこうと思った。
512 :
217:2010/10/11(月) 23:19:04 0
宮仕えの悲しさを漂わすのは客船の乗務員も同じこと、見れば
沢山の汚れが食堂のあちこちにある。一晩中宴会を続ければ
有りえることだろう。その上あちこちにいる潰れた人達、まるで世
紀末の光景、このような悲惨な状況がひろがっても一つ一つ丁
寧に掃除や介抱をする。内外の船員の活躍で準備は大詰め、
深さのあるこの港は桟橋に直に着けるのが可能なため荷物の
山もどんどん積み込まれ消えた。出航すれば潰れた酔っ払いも
雪辱戦でまた飲むのだろう。砂浜まで出かけてた人が戻るのを
見て豪華客船は出発準備に入った。
513 :
218:2010/10/12(火) 23:39:17 0
ほんのわずかな可能性を信じて悲壮な様相で朝出て行った組が実は優勝争いを
していると言うのは信じられないかもしれない。午前中に砂浜に行った川口茂美、し
の姉妹、ラストの女の子、川名みさき、上月澪、深山雪見、折原みさお達と船でゆる
ゆるルビィ・リリン、シェラミレーヌ、コロネ・ココ・ネココ、ウルル・フルル、ラフィエルの
めいてい組は正式に棄権してそのまま船でゴール近くまで移動する。棄権しないと
みずから歩いてゴールに向かうか結局この場所で救援を待つかの選択しかない。
遠くに陸地が見えるくらい離れて航行する船からでも北の空が暗いのがわかると
野原も乾燥状態から濡れた状態に変わったくらいはわかった。島の南岸だとただの
美しい海が北岸は時化ているのだろう。西へ向かい岬を通り越す頃北へ針路変更
凪状態から若干波の高くなり小雨が降る様になった。西岸は峠を越えたらしい。
[[LK3rd13-sznCyFJQ-WD]]-10016<<美しい三千院>>
515 :
219:2010/10/14(木) 00:01:49 0
スムーズに進んでいた客船も波の高さのために少なからず
フィーリングに居心地の悪さが加わる。西端を仰ぎ見てデ
ィレクションが北へ変わる。陸地もほとんど見えなくなりクル
ーズも半分以上過ぎた。食堂では子供達を中心にルビィ・リ
リン、ウルル・フルル、川名みさき、深山雪見、川口茂美も
ムースと紅茶やジュースでおやつの時間、時間的には少し
アバウトではあるが歓声と一部怒声でかなり賑やかである。
トークもそこそこに皿を積み重ねる川名みさきを制するハード
ワークをこなす深山雪見には上月澪の慰めが心の支えで
リアルに癒されていた。隙を見てはさっさと注文しているので
アッと思ったら皿が増えている。このあたりはもう才能か。コッ
クのほうはいろいろ作れるので喜んでますよと給仕の人にド
リンクを持ってきながら慰めされている。どういってもゲーム
エンドなのは変わらない。今していることは終点までのクル
ーズであり到着しだいゴールした者を迎えるだけだ。このク
ルーズも東に向きを変えている。そろそろ客室から出てきて
上部の甲板にでも行くってみるかと深山雪見は川口茂美と上
月澪を誘う。子供達はついてきて甲板から海を見る。客船は
澪を引いてそろそろ目的地に着きそうだ。
516 :
220:2010/10/14(木) 02:11:20 0
まみなみに山頂が来る辺りで客船が停止する。陸へはテンダ
ーボートが必要になる。水深不足で接岸できないからだ。あま
りゴールしてないらしく最初に船で乗ってきたのはゴール者じ
ゃなく棄権した十数人だった。この頃になると潰れていた皆さ
んも復活し一緒に宴会が始まっている。続いて第二陣として
先にゴールした岩切花枝、リズエル、アズエル、まーりゃん先
輩が到着した。この4人が引き起こしたトラブルは後々の語り
草になっている。表彰可能性のための別区画待機に関わらず
壁を越えて宴会に参加していたり、海に飛び込んでみたり
優勝商品を勝手に持っていこうとしたりと様々であった。雨
季を思わす雨は既に止んでいた。
517 :
221:2010/10/14(木) 02:11:51 0
三時間に渡った雨の足止めも終わり完全に上がる前から次々出発する。
枝別れして進んだ二百人程がこの先で一同に会することになる。誰も言
葉を発せずひたすら歩く。濡れている上凹凸の激しい地面がここまで足
留されていたのにも関わらず走ることの抑制になっている。優勝争いの
佳境なのにどこかのんびりした雰囲気もあるのはこのせいかもしれない。
センセーショナルな煽りが微かに聞こえてくる。ゴール地点での収録に
リアルに終わりが近いのがわかる。そして一番いい場面も予想がつく。
オンエアされる時は一番目立つのはもちろんゴールの瞬間だ。
518 :
222:2010/10/14(木) 02:14:29 0
立ち看板がいくつか大会名とかそういうのもあるがスポンサーのが多い。
華も用意されている。優勝者への花束以外に飾り付けの華もあった。演
奏の準備もされている。優勝者がゴールした時に生演奏をバックにして
月桂冠の授与の予定である。実際の冠は月桂冠では無く金属リングで
島内では人の数が捌きれないため最終の表彰式は客船内になるのに
瑠璃色の冠だけはTV写りの為だけにその場で授与するらしい。なぜ瑠
璃色なのか不明であるが現物がそこに置いてあるので確かだろう。式の
子細は船のほうでないとわからない。
519 :
223:2010/10/14(木) 02:16:20 0
里数にして1を切っている短距離なのとお互いの牽制意識と雨の影響と
村すらできなかった荒れた大地に足を取られたのと有り差は開かない。
茜色の空に予想以上の時間が掛かったことを実感させる。式次第を
伏せていたのがよかったと安堵するスタッフの顔がわかる。目の前に
見える現実に大変更をするための相談を始めている。ばらけてくれば
ゆっくりと表彰しても問題がなかっただろうがもうそれが不可能なのは
かなり抜けている人でもはっきり判るだろう。ほんの数分で相談は終わ
り直後に次々と参加者がゴールしていく。
520 :
224:2010/10/14(木) 02:16:42 0
藤九郎の飛ぶのが見える。立錐の余地も無い位の間隔で人間が
林立している。狭いゴール地点には一斉に押し寄せたのだ。藤林
椋みたいに転んで泣いている娘もいる。ゴール地点の混雑は言
葉に表せない。この場での表彰を諦め混雑解消と時間短縮の為五
月雨式に到着する人を客船に送り込みそこでやっと結果発表され
真剣にゴールを目指すものだけが栄光に輝く権利があり順風満
帆な組はいなくとも優秀の美を飾るものはいた。優勝は
ということで完結です。
優勝は の後は実際の優勝者で補ってください。
何人か辻褄が合わなくなりますが。
長い間、乙でした
青のショートは良いものだ!
溢れる元気と爽やかさの最高の調和がそこにある!
黒のロングも良いものだ!
日本古来からの美意識は、今でも我々の遺伝子に刻み込まれている!
髪型で人を判断しているんじゃない、女性の命の輝きが眩しいだけさ!
両選手入場!
おりぼん恋娘 上月澪!
セーラー服タイム 草壁優季!
以上2名によって四回戦Gブロック第二試合を行いますッ
527 :
名無しさん@ビンキー:2010/11/09(火) 17:09:06 0
スレ、お借り致します。
最萌本スレには、リンクのみ貼らせて頂く予定ですので、転載は不要です。すいません。
トントントン。
キッチンから、包丁の音が聞こえてくる。
「もう少しですから、待っていて下さい」
その、包丁を使っている主は天野美汐。俺より年下の割に、おばさんくさい、と評判の娘だ。
いや、そう言っているのは主に俺だけなのだが、やはり、どう考えてもおばさんくさい。
「物腰が上品と言って下さい」と本人は言っていたが、どうもしっくり来ない。
今日も、俺の家(と言っても、居候している水瀬家なのだが)に来ては、そつ無く料理をこなしている。
「やっぱり、おばさんくさい……」
天野には聞こえない様に、そっと呟いてみる。その表現以外、彼女を上手く言い表す言葉が見つからなかったからだ。
「出来ました」
不意に彼女が、お盆を持って現れる。そのお盆の上には、湯気がたったご飯と味噌汁、そして、水瀬家の昨夜の夕食の残りが献立てられていた。
「さすが天野だな」
何でも器用にこなす、その年下の少女を見ていると、やはり、俺の表現は的を射ている気がした。
「相沢さん。何か変な事、考えていませんか?」
「どうしてそうなる?」
「……いえ、何となく。違うならいいです」
上手く誤魔化した俺にそう言うと、表情を変えずにこちらを見つめる。
「よし、いただきます」
「はい」
そう短い言葉を交わすと、黙々と料理を口に運ぶ。
「うん、美味い」
「ご飯とお味噌汁、お代わりありますから」
何だか、所帯じみた会話をしている気がするが、気にしない事にする。
「ごちそうさま」
「お粗末さまです」
一通り食べ終え、ゆったりとしている俺。横では彼女が、空になった茶碗を片付けている。
で、どうして天野が、水瀬家に来て、俺の食事を作っているかと言うと……
話すと長いが、俺と天野は定期的に会う関係になっていた。
理由は、真琴が消えたあの日に遡る。
真琴がものみの丘でいなくなって以来、俺と天野は近況を報告しあう仲になった。
天野にとっては、二度目の辛い別れのはずだが、案外にも二人共、それをしっかりと受け止めていた。
理由は、真琴が帰って来る予感がありありとしていたからだ。
それは彼女も同じらしく、「いつか、真琴が帰って来る気がするんです」と以前言っていた。
それで、いつ真琴が帰って来ても良い様、定期的に会っては、お互い、近況などを報告する事になったという訳だ。
心無いクラスメートからは、後輩の女の子と付き合っているなどとからかわれもしたが、名雪や秋子さんなど、事情を知っている人が側にいてくれるおかげで、特に問題無くいっている。
今では、天野も水瀬家の面々と顔なじみとなり、いつの間にやら帰ってきていた、あのピロまでもが懐いてしまっているという有様だ。
そして今日は、名雪、秋子さん両名とピロは買い出しに出て行き(ピロは単なる散歩の様だが)、俺のみが留守番をしていた所に、天野から電話があり、水瀬家に来た彼女が、何故か俺の食事まで作っていたという訳だ。
正直、そこまでしてもらうのは気が引けたが、「ご飯を炊いて、お味噌汁を作るだけですから」との申し出に、断るのも気が引けた、という具合。
今天野は、キッチンで洗い物をしている。
少し彼女に甘え過ぎかとも思ったが、言葉を交わす間もなく、てきぱきと家事をこなしていく姿を見ていると、つい言いそびれてしまう。
「やっぱり、おばさんくさい……」
一つ年下の女の子でありながら、恐ろしいまでに家庭的な少女を眺めていると、自然と何度も口にした言葉が無意識に出てくる。
「結婚したら、いいお嫁さんになるだろうな」
彼女のまだ見ぬ将来を想像しながら、そう呟く。
「何か言いましたか?」
「いや、何も」
こちらを振り返る事なく、洗い物に没頭しているかと思ったら、ちゃんと聞こえていた様だ。
「何か、手伝うことはないか?」
さすがに、彼女一人に全てを押し付ける訳にも行かず、手伝いを申し出てみる。
「もう、終わりますから……」
そんな、俺の気持ちを知ってか知らずか、そっけ無い答えが返ってくる。
手持ち無沙汰のまま、洗い物の片づけをする彼女の後姿を眺めつつ、俺は立ち上がる。
「せめて、食器の後片づけくらいはやるよ」
食器棚は、小さな彼女の背では届かない場所もあるだろう、そっと驚かせない様に後ろから近付き、作業をしている彼女の横にある、水切り台に近付く。
そしてその時……
「きゃっ」
手にコップを持ちながら、急に振り返った彼女と激突する。
パリーン!
「うわっ」
持っていたコップを落とした天野が、躓きながらこちらに倒れてくる。
もつれ合い、倒れ込みながらも、何とか彼女だけは怪我させまいと、必死に庇う様に抱きしめる。
バタン!
どうにか天野を庇う事に成功した様だ。俺は下敷きになりながらも、その小さな体を何とか受け止めている。
「だ、大丈夫ですかっ?」
天野の取り乱す様を、初めて見た気がする。
「大丈夫だ」
彼女を心配させまいと、あえてはっきりと言う。
天野が持っていたコップは割れてしまった様だが、幸いにもその破片は周囲に散らばっただけで、二人を傷つける様な事は無かった。
「良かった……」
安心したのか、安堵の表情をこちらに向ける天野。
「……」
そんな、普段の彼女があまり見せない、感情豊かな表情を見ていると、急に彼女との距離を意識してしまう。
二人だけの家で、年下の女の子と、倒れ込みながら抱き合う光景。もし、この場面だけを他人が目撃したら、明らかに誤解してしまうだろう。
「た、立てるか?」
「は、はいっ」
天野も何か意識している様だ、顔を上気させながら、すぐさま立ち上がろうとする。
「あっ、ちょっと待て」
急に立ち上がろうとした天野の腕を強く掴む。
天野は一瞬、ビクンッと体を震わせ、その後硬直する。
「コップが割れているから、怪我しない様に気をつけて立ってくれ」
「はっ、はいっ」
俺の言う事が理解出来た様だ、ゆっくりと上半身を起き上がらせる。
と、不意に彼女の動きが止まる。
「相沢さん……」
途中まで上半身を持ち上げた格好で、ピタリと静止する。
「ど、どうした?天野」
急に、微動だにしなくなった彼女が心配になる。
「い、いえ。その……」
天野は何か口篭ると、上気した表情のまま、身じろぐ事無く、体を硬直させる。
「……」
「……」
不意の沈黙。
お互い、何か喋ろうとしても、言葉が出ない。
何か、喋らないと……
そう、焦れば焦るほど、余計に言葉が出なくなる。
天野の小さな体が、少し震え出した気がした。
どれくらい時間が経っただろう。
「そっ、その。相沢さん……」
長い沈黙を破って、天野が口を開く。
「な、何だ」
「相沢さん、私、その……」
何か言いたそうな、懇願するような目でこちらを見つめてくる。
ゴクッ。
思わず緊張し、息を飲み込んでしまう。
「わ、私、その……」
極度の緊張が、辺り一帯を包み込む。
「ただいまー。あれ?誰か来てるよ」
その、張りつめた緊張を突如突き破る、場違いな声が玄関から聞こえてくる。
買い出しから帰ってきた名雪だ。
まずい!
何がまずいのか、自分でも良く分からなかったが、とにかく何とかしなければという思いが頭の中を過ぎる。
「天野、立てるか?って急に立つと危ないんだった。ゆっくりと立てるか?」
「は、はいっ」
「祐一。誰か来てるの?」
焦る俺たちを尻目に、まるで緊張感のない声がこちらに近付いてくる。
とにかく、今の状況を名雪に見られると、かなりまずい気がする。
「名雪っ!来るなっ!来たら死ぬ」
どう考えても、割れたコップの破片程度では死なないのだが、怪我をする可能性はあるのは間違いない。とっさにそう言って、名雪をこちらに近付けない様にする。
「わっ。死ぬのは嫌だよ〜」
また、緊張感のない声で返事が返ってくる。だが、状況が上手く飲み込めないまでも、危機感は伝わった様だ。キッチンの手前の廊下のドアの前で、立ち止まってくれている様だ。
「名雪。どうかしたの?」
少し遅れて玄関から入ってきたであろう秋子さんの声が、ドア越しに聞こえてくる。
「うん。何だか大変な事になってるみたいなんだよ」
「……祐一さん、いますか?」
慌てている俺たちとは対照的に、落ち着いた声で、秋子さんがこちらに尋ねてくる。
その声に安心したのか、少し、頭が冷静になってくる。
それは天野も同じだったのだろう、努めて冷静に、秋子さんに返事をする。
「すいません、私がコップを割ってしまったせいで……今その破片が散らばっているんです」
慎重に立ち上がりながら彼女は、こちらの状況を説明する。
「分かりました」
そう言うと秋子さんは、ゆっくりとドアを開け、床と俺たちを交互に見る。
「名雪。ほうきとちり取り、掃除機を持って来て」
「うん、分かったよ」
名雪が秋子さんの言に従って、てきぱきと掃除道具を取りに行く。
…
……
………
「すいませんでした」
深々と天野が、頭を下げる。
「いいんですよ、コップの一つくらい。それより、怪我が無くて良かったわ」
秋子さんが、いつもの微笑みで彼女を気遣う。
「誰も怪我しなくて、本当、良かったよ〜」
名雪が、落ち込んだ天野を元気付けるように、秋子さんに続いて言う。
「今度、その……割れたコップを、弁償しますから」
それでも天野は、申し訳無さそうに謝罪する。
「いいんですよ本当。コップの一つくらい」
「そうだよ。ぶつかった祐一も悪いんだし」
秋子さんも名雪も、まるで気にしていないという風に明るく話す。
「でも……」
まだ、事態を気にしている天野の言葉を遮る様に、秋子さんが口を挟む。
「また今度、ウチに遊びに来て下さいね。その時は、こちらからごちそうしますから」
「うん。お母さんのジャム、おいしいんだよ。今度食べに来てね」
甘い方のジャムは、本当においしいからな。
「あら?もうこんな時間。良かったら夕ご飯、一緒に食べていきませんか?」
秋子さんが時計の方をちらりと見て言う。いつの間にか時刻はもう、夕方の様だ。
「すいません。今日はもう帰ります。そして今日の事は、いつか必ずお返ししますので」
未だに恐縮している天野が、そそくさと帰り支度を始める。
「……祐一さん。もうすぐ暗くなりますし、送って行ってあげたらどうですか?」
「そうだよ、祐一」
二人にそう促され、俺は天野を送る事にした。彼女は遠慮したが、途中の賑やかな所まで、と言う事で納得してくれた様だ。
「……」
「……」
夕焼けに染まった帰り道、無言の二人がとぼとぼと道を歩く。長くなった影は、重なり合いながら動いている。
「なぁ、天野?」
思い切って沈黙を破り、彼女に問いかける。
「何ですか?相沢さん」
天野はこちらを見ずに、俯きがちに歩きながら返事をする。
「さっき倒れて立ち上がろうとした時、何を言おうとしたんだ?」
さっきから引っかかっていた事を訊ねてみる。天野があの時、何か言いたげにしている様が、どうしても気になったからだ。
「……いえ」
一言そう言うと、彼女は押し黙ってしまう。俺の問いに答える事無く、俯きがちなまま歩を進める。
どれくらい歩いただろう。不意に彼女が、ある場所で立ち止まる。
「相沢さん。ここ、覚えていますか」
そこは、少し寂しげな空き地。
「ああ。覚えてるよ」
そしてそこは、天野と真琴が初めて出会った場所だ。
「もし真琴が……無事に帰って来たら。……その時に話します」
途切れ途切れに言葉を発しながら、彼女はそう呟く。
「そうか……」
何か、話し辛い事情があるのだろう、俺もそれ以上、問い詰める事を止めた。
「今日は申し訳ありませんでした。必ずいつか、お詫びをしますから。そう、伝えておいて下さい」
俺に深く頭を下げる天野。
「いや。ぶつかった俺も悪いから。今度秋子さんの手料理、食べに来てくれよ」
「……はい」
夕焼けの赤に染まった世界で、ぽつんと一人、小さな体でいる彼女を見ていると、「おばさんくさい」という俺の評は、訂正しないといけない様だ。
「では」
もう一度ぺこりと頭を下げて、彼女は静かにこの場から去っていく。いつしか真琴が帰ってきたら、この場所でも彼女は、笑顔でいられるのだろう。
いつかその日が来る事を信じて……
後日。
「相沢さん」
不意に、学校の廊下で呼び止められる。
「よぉ天野」
振り返りながら、俺は答える。
「相沢さん。今度そちらに……水瀬さんのご自宅に、行かせて頂いても宜しいでしょうか?」
「ああ。いつでも来てくれ。秋子さんも名雪も、歓迎だ」
いつものクールな表情で尋ねる天野に、俺はそう、気軽に返事をする。
「はい、ありがとうございます。先日、割ってしまったコップの代わりに、急須と湯飲みのセットを持って行きます。自宅に仕舞ってあった物で悪いんですが……」
うーん訂正。やっぱり彼女は、おばさんくさかった……。
以上です。バイト数制限の違いが分からず、長々とスレをお借りする事になってすいません。
最後の最後で規制はつらい
[[LK3rd27-rQGtDG3/-NH]]-00046
<<川名みさき>>
規制とかないわ〜
[[LK3rd27-YqT6ghGE-WH]]-00083
<<アルルゥ(うたわれるもの)>>
ですよね〜
548 :
225:2010/11/27(土) 23:37:35 0
川名みさき、深山雪見、上月澪、折原みさお組。
名調子でならした実況アナの一言がゴール現場に
みっともないほどの混乱を巻き起こした。たしかに
さきほど船から下りてゴール地点に全員いたので
きっと棄権を知らない審判が優勝にしたのだろう。
アクシデントとは言え一度発表したことを覆す為の
ルールは存在しない。ムックルに乗り一気にゴー
ルに達したカミュ、サクヤ、クーヤ、ユズハ、アルル
ゥ達と意気投合してつまみ食い、表彰もふっ飛んだ。
辻褄が合わないのでちょっと付け足し
身体が弱くて医者からも止めとけと止められてるのにセクロスするのが携帯小説
身体が弱くて医者からも止めとけと止められてるのに自宅出産を強行するのがクラナド
予想通りに死ぬのが携帯小説
予想通りに死ぬのに予想外の様に演出するのがクラナド
主人公が育児放棄されて育ったのが携帯小説
主人公がはなぜか愛する人が命と引き替えに産んだ子を育児放棄するのがクラナド
何年もほったらかしで親戚の家をたらい回しにされるのが携帯小説
子を何年もほったらかして嫁の親に預けてたがついに押し付けられるのがクラナド
なんだかんだで家族の有り難みを知るのが携帯小説
なぜか突然「良心が残ってた」という理由で覚醒、悟りを開き子供と暮らすが子供が病気になるのがクラナド
家族の為に必死で頑張るのが携帯小説
子供の側にいたいとかいう理由で仕事辞めちゃう後先考えないのがクラナド
援助交際するのが携帯小説
仕事も辞めて金もないのになぜか周囲からの援助を拒否するのがクラナド
死んだ恋人を大雪の中で抱きしめるのが携帯小説
大雪の中に何故かわざわざ高熱の幼児を連れ出し共に死亡するのがクラナド
結論
携帯小説は中身の無い空っぽな作品
クラナドは人生
なんだかんだで家族の有り難みを知るのが携帯小説
なぜか突然「良心が残ってた」という理由で覚醒、悟りを開き子供と暮らすが子供が病気になるのがクラナド
家族の為に必死で頑張るのが携帯小説
子供の側にいたいとかいう理由で仕事辞めちゃう後先考えないのがクラナド
援助交際するのが携帯小説
仕事も辞めて金もないのになぜか周囲からの援助を拒否するのがクラナド
死んだ恋人を大雪の中で抱きしめるのが携帯小説
大雪の中に何故かわざわざ高熱の幼児を連れ出し共に死亡するのがクラナド
結論
携帯小説は中身の無い空っぽな作品
クラナドは人生
Angel Beats!信者=ゆとり脳
だから、物事を合理的に判断できないばかりか他人への気遣いもできない。
強盗が30分も待つ不自然さ、岩沢消失後も誰も、それを話題にしない不自然さ、
天使を殺そうとしてたのに天使に助けを求める身勝手さ。
伏線一切なしで唐突に結婚してやんよ!
直井に虐殺されたのにSSSの誰一人として仲間に加わるのに反対しない不自然さ。
天使が人間だとわかったのに、今までの行為を反省しない。
皆を成仏させるといいながら、天使と二人きりになった途端、残ろうと言い出す、背信行為。
死んだ人間でも数時間で元にもどる設定なのに、心臓は戻らない。
まともに国語の授業を受けてなかったやつ、あるいは日本的感覚を持っていないやつが信者になる。
レールガンの作者にも同じことが言える。
クローンの美坂シスターが1万人殺害されている設定は六四天安門大虐殺以上の殺害人数。
基本設定だけでも人間の生命を異常に軽視しているのがわかる。まるで中国人のように。
それだけで嫌悪感を抱くのが普通の感覚だ。
/: : : : : __: :/: : ::/: : ://: : :/l::|: : :i: :l: : :ヽ: : :丶: : 丶ヾ ___
/;,, : : : //::/: : 7l,;:≠-::/: : / .l::|: : :l: :|;,,;!: : :!l: : :i: : : :|: : ::、 / ヽ
/ヽヽ: ://: :!:,X~::|: /;,,;,/: :/ リ!: ::/ノ l`ヽl !: : |: : : :l: :l: リ / そ そ お \
/: : ヽヾ/: : l/::l |/|||llllヾ,、 / |: :/ , -==、 l\:::|: : : :|i: | / う う 前 |
. /: : : //ヾ ; :|!: イ、||ll|||||::|| ノノ イ|||||||ヾ、 |: ::|!: : イ: ::|/ な 思 が
/: : ://: : :ヽソ::ヽl |{ i||ll"ン ´ i| l|||l"l `|: /|: : /'!/l ん う
∠: : : ~: : : : : : : :丶ゝ-―- , ー=z_ソ |/ ハメ;, :: ::|. だ ん
i|::ハ: : : : : : : : : : : 、ヘヘヘヘ 、 ヘヘヘヘヘ /: : : : : \,|. ろ な
|!l |: : : : : : : : :、: ::\ 、-―-, / : : :丶;,,;,:ミヽ う ら
丶: :ハ、lヽ: :ヽ: : ::\__ `~ " /: : ト; lヽ) ゝ
レ `| `、l`、>=ニ´ , _´ : :} ` /
,,、r"^~´"''''"t-`r、 _ -、 ´ヽノ \ノ / お ・
,;'~ _r-- 、__ ~f、_>'、_ | で 前 ・
f~ ,;" ~"t___ ミ、 ^'t | は ん ・
," ,~ ヾ~'-、__ ミ_ξ丶 | な 中 ・
;' ,イ .. ヽ_ ヾ、0ヽ丶 l /
( ;":: |: :: .. .`, ヾ 丶 ! \____/
;;;; :: 入:: :: :: l`ー-、 )l ヾ 丶
"~、ソ:: :い:: : \_ ノ , ヾ 丶
690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/03(金) 04:02:21 ID:K76WQBlc
流れ切って済まない。関西の再放送でトンネル回が終った。Bパート終盤あきれた。
生前酷い目に遇って、あの世界に来て生前よりはマシな日常を送れてる連中を、音無と奏が騙して成仏させる陰謀の始まる展開。
何に転生するか、果たして生前より幸せになれるか?の実証実験も無しに成仏が望ましいなどと危険な発想に走る。
それまでの回の脚本は他者が(介入できれば)細かい箇所を修整すればなんとかなったが、この回以降は取り返しの付かない程に歪な方向に向かう。
次回犠牲になるユイが気の毒だ。
705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/03(金) 11:05:40 ID:Tp41DBrg
>>700 自分達が悪質なイタズラをして生徒会長の座から引きずり下ろしておいて
その次の話で「規則破ったっていいじゃん。もう生徒会長じゃないんだし」
と無神経に言うのは、好き嫌いの問題じゃなく、完全に悪だろう
こういう無神経な言動に対して作中で否定的に描かれているのならまだ納得は出来るが、
そうじゃなく、主人公側が善だと言わんばかりの描写だけが続く気持ち悪さ
好き嫌いでは括れない、作者の無神経さが浮き彫りのシーンが多いから
叩かれてるんだよ
棚に上げているというのは、こういうモラル的に明らかにNGなシーンを
見てみぬフリをしてマンセーしている信者の事だろ
706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/03(金) 11:16:18 ID:4W4JWRpP
ABファンの擁護の仕方って斬新だの媚びてないだの想像力を要するだの異様に大仰な言葉が多いけど、
結局どれも根本を辿れば、社会性に欠ける連中が麻枝(鍵)をえこひいきしてるだけだからねえ
そいつらの共感を得つつもより客観的でポジティブな方向に導いてやれるだけの器と実力が
麻枝にあれば良かったんだけど…
711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/03(金) 14:17:06 ID:gufOkz/v
アニメに比べると小さい市場のとある趣味の世界にも
麻枝とソックリ(言動とか状況とかね)のやつがいる。
当然まともなヤツがアンチスレ立てるわけだが
擁護する信者のレスのやり取りはこのスレと同じ。
使う言葉まで一緒で痛々しい。
こんなところにまで来て、規制でもされたの〜
792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 12:52:00 ID:Y+eTvLvB
200 :ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] :2010/12/04(土) 12:39:02 ID:???0
現代用語の基礎知識2011見たら、けいおんとラブプラス載ってた。
203 :ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] :2010/12/04(土) 12:42:44 ID:???0
>>200 「エンジェルビーツ」と「ガルデモ」は?
けいおんと同じくらい売れたんだから当然載ってなきゃおかしいよね?
204 :ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] :2010/12/04(土) 12:45:05 ID:???0
>>203 無いです。
793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 13:00:01 ID:+Wq8Jq4/
>>792 全米が吹いた
563 :
名無しさん@ビンキー:2010/12/08(水) 08:40:38 0
全英が泣いた
全鍵信者が泣いた
日向も消えれば、ユイを騙して殺したみたいな気持ち悪さは解消して
少しはマシになるものの「マジ日向最高」というまでには遠く及ばないわなぁ
心中って体裁にもならんしなー
願いが叶わないから心中…この場合それじゃあないわな。
願いが成就したから心中…なんだそりゃ?
まぁ、無能な作者が、ありがちな成仏モノの体裁をパクッただけなんだろな。
ピンクの状況は現世を彷徨う哀れな幽霊とはかけ離れてるのに。それどころか、
楽しく生き直すことのできる学園世界なんて設定を用意しちゃったのに。
ピンク1人だけでも青髪と2人まとめてでも、どちらにしろ、キャラの消滅を肯定的に描く限りは、気持ち悪いシロモノだわ。
しかも、これ以降は、キャラ達が自分自身の好きなタイミングで消滅する
「自殺」の体裁になっちゃう。 作中のキャラ視点でも「成仏=消滅=死」なのに、
何かを妄信しちゃうキャラ達。 そして、作者の分身、教祖音無は、
「 次は 誰に すっか なー 」 て…
コレって、シナリオ書きながらの呟きじゃねぇのか?ヒド過ぎるわ
日向も消えれば、ユイを騙して殺したみたいな気持ち悪さは解消して
少しはマシになるものの「マジ日向最高」というまでには遠く及ばないわなぁ
心中って体裁にもならんしなー
願いが叶わないから心中…この場合それじゃあないわな。
願いが成就したから心中…なんだそりゃ?
まぁ、無能な作者が、ありがちな成仏モノの体裁をパクッただけなんだろな。
ユイの状況は現世を彷徨う哀れな幽霊とはかけ離れてるのに。それどころか、
楽しく生き直すことのできる学園世界なんて設定を用意しちゃったのに。
ユイ1人だけでも日向と2人まとめてでも、どちらにしろ、キャラの消滅を肯定的に描く限りは、気持ち悪いシロモノだわ。
しかも、これ以降は、キャラ達が自分自身の好きなタイミングで消滅する
「自殺」の体裁になっちゃう。 作中のキャラ視点でも「成仏=消滅=死」なのに、
何かを妄信しちゃうキャラ達。 そして、作者の分身、教祖音無は、
「 次は 誰に すっか なー 」 て…
コレって、シナリオ書きながらの呟きじゃねぇのか?ヒド過ぎるわ
Angel Beats!10話は麻枝自身も認める超唐突展開→おかしな妄想EDで泣く事に恋愛経験値は関係ない
あのシナリオを書いた麻枝本人ですら唐突だと言ったというのに
それに女を上から目線で「結婚してやんよ」なんて恋愛とは言わない
keyではかわいそうな女の子に手を差し伸べてやるっつー上から目線がデフォ
どう考えても恋愛経験無い奴が書いたとしか思えないお人形キャラによる安い恋話を、童貞信者が「あれこそリアルな恋愛」とか言ってるようにしか聞こえないな
リアル恋愛知ってたらあんな風にはならんわ
いつからそんなに親しくなったんだ?
何度も言ったことだが、この話の根底の根底である
・・・『この世界から消えるべき、居続けるべきではない理由』が納得いくように説明されない限り・・・
その上にどんなストーリーを展開しても支離滅裂にしかならんのさ。
そしてその根底の根底を、製作側にもまったく説明できない。
だから・・・音無の演説が無言だったわけだからな。あの部分に、最も根底の破綻が集約されている。・・・
奏を嵌める回って
よってたかって完全にいじめだよね・・・
自分が奏だったら、銃で撃たれたり、女の子である奏の部屋に勝手に侵入して来たり、
さらには、答案すりかえられて生徒会会長失脚させられたりしたら、・・・仲間達をすんなり許すことは出来んわ・・・。
前から思ってたけど、部屋に勝手に侵入されたら誰だって怒るだろ。ましてや秘密を改ざんされたら・・・。
Angel Beats!が准度100%体制の下で麻枝准がほぼ全体を作ってるっていう事実がある以上、
岸とPAの余計な手が入らなかったとしても完成度の高い傑作になるとはとても思えない。
鳥羽に騙されたとはいえ、破綻と矛盾だらけの麻枝脚本を岸は映像にまでしてみせたんだから…
俺も岸はむしろあの環境で本当によく頑張ってたと思ってる。
よくKEY信者がAngel Beats!の出来の悪さを岸とPAのせいにしようとしてるからね。
岸はこうなることを予期して、
「放映前から准度100%!麻枝准氏の脚本はいじっていません!!」って予防線張ってたけど・・・
・・・評価が良かったら麻枝准の手柄、悪ければその他の誰かの責任・・・KEY信者脳にかかってはさすがにどうにもならんのだがなあ。
岸は逃げたも何も、先に契約違反したのは麻枝准の方だろう
「Angel Beats!は学園コメディです」って言うから岸は引き受けたのに、
麻枝准が勝手に引っくり返しちゃって…
てっきり、PAにオファーをかけた鳥羽が既に嘘をついていたのかと思われてたが…
実は鳥羽もその時点では学園コメディにするつもりでいたのに
・・・突然、戦闘やりたいと言い出したのは麻枝で・・・
鳥羽もそれは止めた、ってのが
他ならぬ麻枝自身の発言によって判明してしまったわけだし…
Kanonも他のKEY作品と同様泣きも感動もありゃしないが、相対的に見れば久弥シナリオの圧勝
☆何故ならメンヘラ臭が薄く今でも普通に萌えられるから
前田ヒロイン=ガチ精神疾患
久弥ヒロイン=アホの子可愛い
香里はとても人間くさいキャラだ。KEY作品キャラの良心と言っても良いくらい
つーかアニ版Kanonは前田のひどい監修によって前田風に劣化脚色してあるんだよね
久弥が退社したのを良いことに酷い原作破壊だね
しかしまあKanonは原作の時点で久弥は前田キャラ無視するわ、前田は名雪を黒キャラ化させるわで両者喧嘩腰だったけどね。
オネカノの頃は普通に久弥の方が人気あったしなあ。
麻枝准の熱狂信者が必死に「だーまえの方が人気あった!」って歴史改竄に励んでたけど、
麻枝教祖様自らに否定されてた。
ちなみに、PCで最初に出たCLANNADのアンケ葉書感想で一番人気だったシナリオは涼元のことみシナリオだった。
いつの間にAB麻枝アンチのコピペスレになったんだ
麻枝准は単純で素朴なシナリオしか書けないからな
エロゲは複雑で緻密なシナリオは要求されないからこれでよかったんだがね(シナリオの分岐や文章量こそ多いが)
1:可愛いけど、ちょっと風変わりの女の子と出会う
↓
2:女の子が不幸を抱えている事を知る
↓
3:女の子の願いを叶えてやるために奔走する
↓
4:女の子の願いは叶うが、女の子は消えてしまう
↓
5:奇跡が起こって、女の子が生き返るオイオイ(^^;)
麻枝はこれしかできない3流ライターのくせに
複雑な事やろうとして自滅した感じだな
自分で脚本の粗や整合性をつけることも出来ないくせに、
今回はチェックしてくれる他人の目を排除してるんだからAngel Beats!は失敗して当然と思える
テキトーな“死後の世界”じゃなく、ちゃんとした“第2の人生”として、
物語を考えて描く能力があれば、ずいぶん違ったのかもなー
それにしても、「人生賛歌」だなんて勘違いな事をよくも言えたもんだわ。
成長して、本当の意味で学校を卒業して、あの世界の現実に適応して
生き行き続けていくわけでもない。“モラトリアム物”としても成立していない。
それどころか、キチガイなカルト思想で消滅自殺しちゃう。
というより、人生ゲームをリセットするみたいなノリなのか?
あまりにも気軽に当たり前に消滅しちゃう。 あれじゃ、まさに「リセット」。
「失敗だったこの1プレイにも意味はあったよねー」と、サクッとリセットして
次の使い捨て人生を始めりゃそれでいいじゃん、ということか?
「人生を、素晴らしいものだと思い出せる何かが、ここにあります」
今となっちゃ、とんでもなくテキトー過ぎる広告コピー。
Key脳思考を、ずさんなものだと思い知らされる何かがここにあります。
部活してればってのもおかしいな
部活で未練があるとしたら大会とかで良い成績出せなかったっつー場合だろ
誰もがSSS団の連中みたいに自己完結で満足できる訳ではないんだし
でもあの世界では外の世界はないから大会が開けない(校内のイベントなら有るけどw)
つまりずーっと練習、練習、練習ってな訳だ
それでも怪我のリスクは有る(治るけどw)
仮に大会が有ったとして(どう考えてもないけど)
納得いかない結果だったらまたやり直せるってか?
都合よすぎだろ
人生賛歌なら良い結果を残せなくてもそれが人生、ってな事になるけど
そう思えなかった奴があの世界に行くんだよな
勉強にしても同じ事が言えるな
なりたい職業に就くとか目標のために勉強するっつーのに外の世界は無い
つまり目標達成することが出来ない、つーかその前に卒業すら出来ない
色々考えたけど、脚本は麻枝が書くんだからどうにもならないか
結局無音演説で謎の納得&そして「3日後」で強制成仏させられちゃうんだよな
普通の感覚なら納得できねーよ
そもそも、生前にドナーになって心臓失ったからって、
あの世界に来ても心臓が無いとか有り得るのか?
その理屈でいえば、生前、寝たきりだったユイとか、
あの世界に来ても寝たきりにならないとおかしいのに、
後天性の障害で失った機能が戻る訳だから音無の心臓云々の事は間違っている。
ついでにいえば高松や竹山だって視力は正常な筈なんだが…
その場その場で都合の良い設定ひねり出してるだけだからなぁ
後で見直して食い違ってる部分の辻褄を合せる作業すらしていないのか…
観てる者にはそんなの分からないと麻枝准は高をくくっていたのか?
まともにアニメのシナリオの感覚を持ってたなら10話の日向とユイのエピソードの後に日向が芋にあんなセリフ言わないだろう(ユイルート完って思ったんだろうな)。
麻枝准はゲーム脳すぎる様だ。
そういう看過できない矛盾が大量に有って、
しかも、それが開発日記等でいい加減に作られた物であると自白してるからなw
本当ににスゴイ糞アニメと思うな。Angel Beats!って
『その子天使じゃないわよ(ドヤ顔)』
→ゆりは奏が天使ではない事に前から気が付いていたと自慢げだったが…
◆気が付いていたならまず自分の勘違いが原因で行われたSSSによる一連の攻撃について、一言だけでも奏に詫びるべきではないのか?◆
→そもそもゆりにとって奏を天使と勘違いして喧伝した事は恥ずべき事であり…
誤まった認識を植えつけた張本人が……
◆「(私はその子が天使じゃないってとっくの昔に気付いてたわよ。アンタたちまだ)気付いてなかったの?」
と自慢げに語るなど愚の骨頂である。威張ってる暇があるならSSS集めて
「天使じゃなくて人間でした」と訂正&周知すべきではないのか?◆
→ 天使じゃないと気付いていたならなぜSSS内での奏の呼び名を「天使」のままにしておいたのか?
→そもそも…ゆりが奏を天使じゃないと気が付いたのがいつなのか…という重要な部分が明確に描かれていない。
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