右塔フ菓子スレ part6

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
このスレ内で語られる内容は完全なフィクションです。
実在の個人及び団体とは一切関係ありません。
2名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:06:15 0
【過去スレ】
フトシ犯し隊ご一行様貸切 (実質part1)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1126663637/
フトシ創作お菓子隊2 (実質part2)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1127926072/
フトシモエ隊 (実質part3)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1128588239/
フ創作お菓子隊 (実質part4)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1130438099/
フ菓子 (実質part5)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1130951054/
右塔フ菓子スレ part6 ←今ココ
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1133096595/

【過去ログが読めない人へのヒント】
にくちゃんねる ttp://makimo.to/2ch/index.html
3名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:07:13 0
4名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:08:12 0
━━━━テンプレ終了━━━━
5名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:12:42 0
>>1
乙。テンプレ親切だね。
6名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:18:34 0
>>1 オツ!!もうpart6かよ 早っ!
7名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:58:36 0
(*`皿´)アベは [=.・з・]ウエノの唇にキスをしてみた。
そのとたん、 [=.・з・]ウエノの口から吐息がもれ、閉じていた瞳が開かれた。
(*`皿´)アベのキスにより、 [=.・з・]ウエノは生き返ったのだ。
「ありがとう。あなたのおかげでかけられていた魔法がとけました」
「どういたしまして」
照れる (*`皿´)アベに、 [=.・з・]ウエノはゆっくりと顔を寄せた。
「ついでに…いただきまーす」
首筋にかっぷりとかみついた。
「起きたばかりで、お腹が空いているんです…おいし」
バンパイヤの [=.・з・]ウエノは、 (*`皿´)アベの新鮮な血をごくごくと飲んだ。

http://avg-maker.com/221980.html
8名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 23:11:47 0
なんで上のurlクリックするとピンクにいくのー???
行きたいのはココ
┃;━┏┃ :照ちゃん悪くないもん。
http://avg-maker.com/221980.html
9名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 23:31:41 0
いや、あの…必ず広告ページにいくもんですよ。
下ーの方にあるURLで飛べるよ。
10名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 23:50:01 0
>>8
専ブラをお勧めする。
11名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 00:17:31 0
テンプレに前スレ抜けてない?
でもって、実質7スレ目な気がする…
12名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 00:19:04 0
>>11
本当だ!じゃあ7スレ目なの?すげwwww
13名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 00:20:25 0
あホントだ。
九月からの二ヶ月で七周目ですか。
体もたないねフトシ。
14名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 00:22:45 0
次スレ立てるときには気をつけるようにしとこう
って言ってもこのハイペースならまず忘れる事も無いだろうけどw
15前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:12:56 0
新スレ記念。ダメな人はスルーしてくれwww
------------------------------------------

飲めないアルコールが舌の先でチリリと痺れる。
フロアから地上へと続く短い階段を抜けると、吹きぬけた冷たい夜風が心地良かった。

「はぁ…」

吐き出す息が白い。
身を切るような寒さは地下の籠もった熱気を幾分かさらってくれたが、胸のあたりで渦を巻く感情までは洗い流してくれなかった。
夜が明ける前の、一番闇が深くなる時間帯。
道路側のほのかな灯りを嫌って、いっそう闇の深い場所へ。逃げるようにしてハコの横側の狭い路地に滑り込んだ。
もたれるコンクリートの壁1枚隔てて微かに漏れてくるフロアの歓声に舌を打つ。
俺かてさっきまでは、その空間の中でレコードを回したり、ツイストを踏んだり、それなりに楽しくやっていた。
なのに。

(なんでおんねん…)

「あー、久しぶり」
そう片手を上げて笑った男、たった1人のその存在のお陰で。

俺は2回目のため息を吐き出し、スカジャンのポケットに両手をつっこんだ。
通路の小石をコンバースの爪先で弄ぶ。
自分の心をこうしてかきむしる感情が、どれだけ不毛な想いかと言う事を知っている。
フロアでウエノさんが女と居ても、いつものことやと思って構へんかった。
でもあの男と居るのは別の話しだ…そう思うとますます心がささくれ立つのを感じた。

このまま帰ってしまおうか…
腕にした時計を見ると、幸いにももうじき始発が動き出す時間。
よし、このまま帰って寝てまおう。
置いてきたレコードはウエノさんに会った時に渡してもらうことにして、踝を返した瞬間だった。
16名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:14:00 0
起きててよかった!!
17前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:14:11 0
「あれ…」

「あ」

ほぼ同時に声を上げた。
街灯の明かりが遮られ長い人影がゆらぐ。薄暗くてもわかる、見上げるほどの長身。見覚えのある艶やかな黒髪…紛れもなくアベさん、だった。

「シンヤくんじゃん」

「アベ…さん」

うっわ、きまず…。
よもや帰ろうとした瞬間に、その原因となった人物と出くわすとは。
なんや俺、今日は大殺界ゆうヤツか?苦虫を噛み潰したような顔をとっさに隠して軽く頭を下げる。
「さむいねー」なんて言いながら、革ジャンのポケットに手を突っ込んでこちらに近づいて来た。
ああ、ほんま頼むから絡まんでくれ。帰らせてくれ。

「なにしてんの?こんなとこで」

ションベン?とヘラヘラ笑いながらアベさんが俺の横に並んだ。
コンクリートの壁にもたれてタバコに火を点ける。イコール、タバコを吸い終わるまで長居の態勢。
…完璧、アウト。
俺は観念して、のっそりと口を開いた。

「立ちションちゃいますよ…アベさんこそどないしはったんですか、こないなところで」

「おれ?おれはねぇ、酔い覚まし」

アベさんは大袈裟に両手を広げてみせてヘラヘラと笑った。確かに呂律が回りきっていない。
この人相当酔っ払ってはるなー…
薄く染まった頬や首筋が冷気にさらされ、いっそうその赤みを増していた。
18前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:15:06 0
ウエノさんとヤってる時も、こんな風にしてあちらこちら赤くしてんのやろか…

って、なに考えとんねん俺。一瞬よぎったよからぬ妄想に慌てて面食らう。
繋ぐ言葉が見付からず、とりあえずアベさんにならってタバコに火を点けた。
そのまま2人カベにもたれて紫煙をくゆらす。

あかん、どないしょー…
勝手にイラついて嫉妬して、帰ろうとまでして。
いざその原因を目の当たりにすると、頭の中がぐちゃぐちゃにひっかき回されて何も言葉が継げなかった。
アベさんはと言えば沈黙も気にならないようで、ゆったりとした仕草で空を仰いでいる。
とにかく間を保たそうと手探りで言葉を探した。
じゃなきゃ、俺の方が耐えられそうになかったから。

「あの、アベさんて、ウエノさんとデキてんですか」

「え?」

うわ!何言ってんねん俺!!
聞いていいことと悪いことがあるっちゅうに…口が滑ったどころの話しやない。
「いいお天気ですね」とか、もっとあたり障りなく他に言うことあるやろ自分。
よりによってこんな核心突いた質問…いや核心ゆうたかて、俺には解りきってた事やけど。

あーー…と、言葉に詰まるアベさんを見ながら、俺は激しい後悔と責念と戦っていた。
いきなり失礼やんな。てゆうか、ただの変態やん。
俺も相当酔っ払ってんねんな…ハメ外して飲んだりしなきゃよかった。ああ…
パニくる俺をよそに、アベさんは静かに逡巡したあと、
「うん…まぁ、ね」
そう小さく言った。
しかし表立って取り乱す素振りはまったく見せず、相変わらず飄々としたスタンスは崩さない。
またそれにイラついて…突っかかってしまった。
19前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:15:57 0
「奥さんと子供さんもおるのに?」

やめとけ。やめとけて自分。
頭の中の自分が慌てて警告を発しているというのに、それでも俺は絡まずには居られない。
アベさんは眉を寄せたまま応えず、何を思うのか…長くなったタバコの灰が折れてこぼれ落ちた。

マルボロ…ウエノさんも吸ってるよな。

この男はあの人と舌を絡ませあいながら、同じタバコの味を共有しているに違いない。
俺の中の何かが音を立てて崩れて行くのを感じた。
別々の道を歩いているとはいえ、何年も連れ添ったこの2人の絆に勝るものは持ち得ていない。
今は俺があの人と同じバンドを共有しているとはいえ、俺にはなにもない。
何も。
そう考えると、もう、ダメだった。

「…そんなん、ズルい」

もう自分でも何を言っているのか解らなかった。
ただ、本音だと言うことはわかった。
それでもひたすら込み上げてくる怒りにも似た感情に任せて口から言葉が放たれていく。

「あんたには守るべき宝ものも、愛する人もおるんでしょうに。ズルいわ。」

俺なんかが立ち入れる話しじゃないのはわかってる。
アベさんからしてみたら本当に下世話な話題だろう…けれど1度堰を切ったものはとどまる事を知らず、濁流を巻いて腹の下から駆け上ってくる。
もうどうにも止まらなかった。
20前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:16:42 0
「だったら、俺にください」

半ば困ったように笑うアベさんに、まくしたてるように続ける。
ここまで来たら、もう…なりふりも何も構へん。

「だったらウエノさん、下さいよ。俺に下さい。ええでしょ?」

もはやそれは懇願に近かったかも知れない。
気付けばアベさんの上着をしっかりと掴んでいて、その手が震えて居た。
アベさんが息を飲むのがわかった。自分の心の醜い部分がどんどん頭をもたげ、黒く侵されていく錯覚に陥る。

「他のオトコに喘がされて鳴かされてるアンタ見たら…どないな顔すんでしょうね、ウエノさんは」

戦慄く口唇でそう告げて、気付けば笑っていた…
自嘲かもしれない。それでもいい。
完璧に目覚めたもう1人の自分が、ためらいもなくアベさんの腹を蹴り上げていた。


-------------------------------------

とりあえずここまで。乙。
21名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:22:47 0
ウッヒョー!!ブラックシンヤ!
つかアベが飄々としてカッコイイ…。余裕だ…
22名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:27:47 0
シンヤキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
23名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:35:06 0
ウエノ大好きなシンヤ
飄々と関係認めちゃうアベ
どっちも(*´Д`) モエス…
24名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:35:23 O
三四郎様 ひさしぶり━━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!!!
25名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:37:50 0
今日は多くの住人が疲れて寝てる気配wwww
26名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:40:10 O
>>25
起きたら再び祭りだぞ
27名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:42:20 0
なんか呼ばれて飛び起きたーーーーーー!!!!!
アベ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
28フトシのご利用はry:2005/11/28(月) 01:46:27 0
ハァッハァッハァッハァッ(*゚∀゚)=з
29名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:46:55 0
微妙に伸びてて新スレ云々がまだ続いてるのか?と思ってたら
三四郎さまぁーん!!!!!

(*´Д`)アベカッコヨス!!!!
30前鰓スレ346:2005/11/28(月) 01:54:45 O
あーしまった前スレ埋めればよかった(;´Д`)ゴメンヨ

埋め立て完了まで逝ってくるorz
31名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:57:45 0
>>30
(*`皿´) イくなよ
32名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 02:04:56 0
>>31
ちょwww
シンヤにヤラれるよ?www
33名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 02:50:57 0
前スレ埋め立て乙

明日休みだし土日分読み返してハァハァして寝よ
34名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:21:22 0
埋め立て投下しようとしたら埋まってたので…
やまなしオチなしエロなし意味なしだけど

*****

「アベ君て、いっつもチバの事一番に呼ぶよね」
「え?」

インタビューの進行上、アベと二人別室で暫く待たされている。
沈黙に耐えていたキュウだったが、加速的に質量を増す緊張感に負けた。
ともかく何か、なにか喋ろうと、とりあえず口を開く。
気付けばもう言った後だった。
ここ最近、ずっと気に掛かっていた事。
雑誌を興味なさげに捲っていたアベから頓狂な声が発せられる。

「チバが一番遠いとこに居てもさー、なんか一番に呼ぶよね」
「…そうだった?」
「そうだった。」
「なら、そうなのかも。」

一度、もしかするとそうかもしれない、と思って以来。
意識して聴いてみれば嫌と言うほどによくわかった。
例え泥酔している時であっても。
その場に何人居て、その内の何人に用があっても。
いつもいつも、まずはチバの名前がその薄い唇から紡がれる。
35名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:23:24 0
「…なんで?」
「へ?」
「なんで最初にチバ呼ぶの?近くにいる奴じゃなくて」
「いや…そんなん考えた事無いけど。なんでだろ」

唐突なキュウの疑問に、アベは首をひねって考え込む。

「五十音順?」
「キ、でも、ク、でも俺チバより前なんだけど」
「そーか。あ、て言うかウエノが最初だな、ア、イ、ウ、で」

じゃあ違うな、と呟いてますます首をひねる。
斜め上を眺めながら考え込んでいる。

「でもどうでもよくない?そんな事は」
「よくなくない。もっとよく考えようよ」
「えええ?どうでもよくね?」

アベにとっては本当にどうでも良いのだろう。
視線をキュウの方に戻したかと思うと、そんな言葉。
キュウはここのところずっとそれを考え込んでいたというのに。
鬱々と見返しているとアベが急に、ポン、と音高く手を打ち合わせた。
36名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:24:22 0
「バンドってさあ、名前書く順番あるだろ」
「なに?」
「ホラ、雑誌とかで。バンド名書いて、メンバー名も書くよな?」

言いながら手にした雑誌を見せてくる。
なにやら読み辛いアルファベットの並びを名に持つ、まだ若々しいバンドがいた。

「どこも、ボーカル、ギター、ベース、ドラムって感じだろ。だから俺もソレ」

さっきは五十音順と言ったくせに。

「じゃ、この先もずっと、チバの事を一番に呼ぶんだ?」
「なんでお前、そんな事気にすんの?」

逆に聞き返された。
37名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:29:44 0
「別に気にしてないけどさー…」
「してるよ」
「してないよ」
「うっそ。気にしてんじゃんさっきから。一番一番って…あ、わぁかった」
「なにが」
「お前が気にしてんのはアレだろ、一番最初じゃなくって一番後だろ」

アベは本能で喋るくせに時として真理を突くから困る。

「…気にしてないよ」

確かにキュウは気にしていた。
3人居る時に、順に呼んでいくと必ずキュウは最後だ。
それどころか、豪快に略されて、呼ばれない事さえあった。
キュウ自身も何故だかわからないが、それらが気になってどうしようもないのだ。
どうしてそんなにも気になってしまうのか。
アベの声で名前を呼ばれた瞬間を思い出したら、胸の奥が痛んだ。
唇を噛み締めて俯くと、宥めるように頭を撫でる、骨張った手。
顔を上げて見るとアベは優しく笑った。

「今度から一番に呼んでやるよ」

アベは本能で喋る。
必要な事がなんなのか、屹度、考えなくても教えられなくてもわかるんだろう。
アベの声で一番に呼ばれる瞬間を想像したら、…やはり胸の奥が痛んだ。
どうしてそんな風に痛むのか。
キュウ自身も何故だかわからないまま、ただ、曖昧な返事をした。
*****

おわり。お目汚し失礼しました。
前スレでちらっと話が出て以来、キュウ×アベについて本気で考えている。
どうすれば無理なく成立するか…
38名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 04:37:19 0
キュウかわいいよキュウ
39名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 05:13:52 0
フトシかっこいいよフトシ
40名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 05:27:58 0
ラブラブなキュウアベ読みたいな
逆でもいい
せっかく即答で「結婚するなら」で噛み合ったんだから
41名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 07:07:41 O
キュウが登場するならキュウスレに書いてあげたらどうか?
なんか燃料あれば、あのまま過疎らないですむかも…
42名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 08:19:29 O
キュウスレの過疎は仕様です
43名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 08:41:23 O
わーあべ!そんな殺し文句言われたらマジ押し倒すよ…
44名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 10:38:13 O
「料理上手な男はHに異常あり」

テレビから流れてきた上記の言葉に豆乳噴いた
言葉責めがどうこう…
45名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 10:45:56 0
>>44
つぶ入りコーンポタージュが気管に入りますた
46名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 11:11:29 O
>>44
その番組見てた。
真っ先にウエロを連想したのは言うまでもない。
47名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 13:46:05 0
>>44
>言葉責めがどうこう…

その辺もっと具体的に詳細щ(゚д゚щ)カモーン
48名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 14:47:27 O
ちょ…週末の満腹投下で油断してたら(;゚Д゚)アワワ
なにこのネ申な流れ。昼飯ふいたよハァハァ
49名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 14:47:59 0
言葉責めが長いとかしつこいとか言ってた気がするw

個人的に料理好きな男はいろいろ試して反応うかがって研究熱心な印象
50名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 16:49:09 0
>個人的に料理好きな男はいろいろ試して反応うかがって研究熱心な印象

アベもそうやって色々試されたんだろうなハァハァ(´Д`*)
51名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 20:24:25 0
左の>>227を見てプ厨の続きを読みたくなった件
52名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 20:30:22 0
>>51
黙ってたけどずっと読みたいと思ってる・・・・ww
三四郎様の続きもエロゲーの人の続きも読みたい
欲深くなってしまった
53名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 20:33:32 0
スットコスレを覗いていた。プ厨の文才テラ恐ロシス。
54名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:12:42 0
電波うざかったらスルーして・・・

http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1132490391/l50
電波スレでマジにオフ会計画中です。
女性限定ですが、興味のある人はどうぞ参加してください。
「リアルで電波をぎったんぎったんにしませんか?」
だそうですよ。
55名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:23:17 0
プ厨の文に萌える
んがすっとこでは萌えれ(ry

やっぱ俺はキュッときてガッときてアベッ!
56名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:26:44 0
ウエノとアベのいちゃいちゃに萌えるので
プギャ厨のスットコSSでのウエチラに仰け反ってしまった
スットコカワイソスと心から思うのに…ごめんスットコ
57名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:41:34 0
>>56
あのくだりを読んでから、アベの妙に上手なセクースが
ウエノがアベに教え込んだセクース?と思ってしまい、
またウエアベ萌えが止まらなくなったwwwwwwww
58名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:43:01 0
>>56
私もあそこで日本茶噴きました
59名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:31:01 0
>>57
ウエノに「初めて?」と言われるアベを想像してしまった
60名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:35:24 O
もしかして、みんな真ん中の人のスレに移動中?w
61名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:36:22 0
行ったり来たりw
62名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:37:28 0
>>60
普段はさっぱり萌えないスットコさんに萌えそうになったw
そしてこのスレに戻ってきて>>59を読んでハゲ萌えたw
63名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:57:39 0
カッコイイアベを見たい時は左や真ん中へ
カワイイアベを見たければここに

反復横とび状態
64名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:58:10 0
>>63
ワロス
まさにそんな感じ
65名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:58:50 O
広島萌えの自分でも、あのプ厨作品はヤバス…
正直マジ泣きした…
66名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:59:25 0
>>59
しかし「いや?違う」とあっされ返され、コウジがっかり
67名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:00:01 0
>>65
ウエアベ一筋10年歴の私も号泣した
あれはヤバス
68名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:00:58 0
あっされって…orz
プ厨のおかげで手が震える所為だ
69名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:01:15 0
>>66
誰だ!相手は誰だよ!と逆上してアベを気絶するまで
これでもかと責めまくるウエノ
まんまと引っかかってくれたのでご満悦のアベ
という構図が浮かびました
70名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:01:56 0
>>67
10年ってすげーな
普通にミセルファンとしてすげーよ
71名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:03:48 0
>>69
イイヨイイヨー
個人的にはやっぱりアベが一枚上手な方が好き
72名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:05:27 0
>>66で69になって
全部済んだあとで「嘘だけど」というアベ
「え?何?何が?」とウエノ
放置して身支度整えるアベ
73名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:15:55 0
>>72
「('A`) 何がって、初めてじゃないってのが嘘」
「ヽ(゚∀゚)ノ じゃあやっぱり俺が初めてじゃん!やったー!わーい!」
「(・∀・) そうやってけしかけられると燃えるだろ?おまえの性格だと」
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」
74名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:19:57 0
>>73
デラワロスwww
75名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:24:19 O
>>73
ヽ(`Д´)ノ「ちょ、待てよ!
      俺アベくんの‘初めて’堪能しそこなってんじゃん!」
76名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:29:38 0
うえあべ・あべちば・あべうえすきでよかった
あべちばひとすじだったらぷぎゃSSでころされてたかもしれない
77名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:31:30 0
前スレのプギャ厨の続き待ち
78名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:33:59 0
そろそろかわいいアベが読みたくなってきたね
79名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:37:38 0
>>78
だね。

しかしプギャはチバ描写クオリティにただならぬこだわりを持つ
チバハァハァねえさんの心もがっちり掴んだね。
流石だ。

プギャがアベ好きでよかった。どのアベも萌エス。
実はぬこの続きデータを探してるんだぉ
でも続きはエロ2連発だからスレがお下品になりそうなんだぉ
バカップルだから orz
81名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:39:25 0
 エ ロ 2 連 発 と 言 っ た の か ? 今 ? ?
82名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:39:46 0
エロ2連発バカップルイイヨイイヨー!!

がんばってデータ探してください
このとおり おながいします>orz
83名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:40:44 0
発情期のぬこならそのぐらいやりかねない>エロ連発
84名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:45:26 0
>>80
プギャってどこでその才能を育んで磨いたん?
脱帽ってこういうことだな。
85名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:46:40 0
エロ2連発??
本来のスレタイの意味・志向に相応しい
86名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:48:03 0
ぬこ人間が2連発で丘されるということですか?
今すぐ落とせ こ の や ろ う 
87名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:50:00 0
>>80
スットコスレのも見てきたが、たぶんプ厨は、いくら下品に書きたくても
書けない作風だと思う。文体が下品に落ちないから。
2連発でも3連発でも落としてくださいww
88名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 00:54:29 0
>>86
プゲラウヒョーーーーーーーハゲ萌エス!!! ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
89名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:06:15 0
ウウ…右も左もえっさもっさしてる最中ですが
三四郎様…シンヤ君に蹴られたアベは元気ですか。鳴いてませんか。
あ、ちがう 泣いてませんか。心配です。
90名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:07:29 0
>>89
× 右も左も → ○ 中央も左も
91名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:10:21 0
三四郎様を激しく待ってるよ、私も。
待ちすぎて足が棒になりそうだwwww
92名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:13:54 O
>>87
下品にならない…かぁ。
それがプ厨作品の好きなとこだなー。
93名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:15:29 0
プギャ厨でも三四郎でも他のヤシでも透過キボンヌ
94名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:16:55 0
職人さんはみんな神様です 潤うわ・・・
95名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:17:46 0
>>89  鳴いてませんか 酒ふきますたwwwwwwwww
96前鰓スレ346:2005/11/29(火) 01:26:06 0
あーもう本当ゴメンwww空気読まずに落とし逃げwww
-------------------------------------

「ぐッ…かッはっ…」

革ジャンの背中とコンクリの壁が擦れる音がして、腹を抑えてアベさんが崩れ落ちた。
ジリ、と擦れた靴音を鳴らし、俺も同じ目線まで屈み込む…
激しく咳き込むその頭を、前髪を掴んで引き上げた。

「へェ…そんなエロい顔もできるんですね」

肩で息をしながら眉をひそめるアベさんの顔に、殊更ゆっくりと紫煙を吹きかける。
悩ましげに寄せられた眉、
焦点を失って潤んだ瞳、
だらしなく開いた口許から見え隠れする赤い舌…
絶え絶えに乱れた呼吸でさえ官能的だった。


「…ウエノさんが夢中になるワケやわ」
短くなったタバコと共にそう吐き捨て、アベさんの頭の横に片手を着いた。
ピクリと肩を震わせ力の入りきらない目でアベさんが睨みつけてくる…
不敵にも口の端は上げたまま。

「へぇ…妬いてんの?」

短く咳き込んだ後に、ふふッと吹き出した声には明らかに蔑みの色が込められていたが、不思議と何も感じなかった。
普段の俺なら絶対にカッとなって殴りかかる所だが、ただただ醒めた気持ちでアベさんの頬を張る。
97名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:26:24 0
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
98前鰓スレ346:2005/11/29(火) 01:26:52 0
乾いた空気に小気味のいい音が響き、アベさんの口の端が赤く血を滲ませた。
殴った衝撃で乾燥していた口唇が切れたのだろう…
ツ、と1度玉を結んでジワジワと流れ出したそれを自分で舐めとり、いよいよアベさんの目が険しくなる。

「…なんだよ、お前にとやかく言われたくないし、殴られる筋合いもないんだけど」

目だけはしっかりと俺を威嚇したまま、血の混じった唾と共にぞんざいに吐き捨てた。
そんなの、自分が1番良く知ってる。

「そうっスね」

そう吐き捨てるとアベさんが再び吹き出し、そのまま声を上げて笑った。
嘲りとも、自嘲ともつかない笑い声。
俺はもう1度その髪をわしづかみ、殴るようにして壁に押し付けその口唇を黙らせた。

「…ッンん、ふ…!」

今度はしっかりとした意志を持って抗われる。
タイコタタキの俺にギタリストの腕力が適うはずもなく、構わずに舌を差し込んだ。
それはくちづけと言う愛撫ではなく、ウエノさんの味を知る為の儀式。
かたくなに閉じようとする顎をしっかりと掴み、奥歯から、前歯まで。歯列のくぼみの沿って丁寧に。
微かに血の味がする口内にウエノさんのタバコの味を余すことなく探した。

遠くで聞こえるフロアの歓声に混ざる淫らな水音…あの男は知るはずもない。
こうしていま、愛する男がこうして俺になぶられているなんて。
全てが終わったあと、あの男はどんな顔をするだろう?
99前鰓スレ346:2005/11/29(火) 01:27:44 0

「それでも…こうでもしなきゃ救われないんですよ、俺は。」

口唇を離してそう呟き、自分の口唇に付いたアベさんの唾液と血を拭った。

叶わないなら、手に入らないなら。
ならば、邪魔なものを壊すしか。
俺はそれしか術を知らない。

「…可哀相なヤツ」

アベさんはぐったりと頭を壁に預け、片手で腹を庇いながら空を仰いでゆっくりと目を閉じた。

「それで気が済むなら、好きにしたら」

は…と吐き出された息が白く踊る。
その軽い身体を抱え起こし、崩れる膝を膝で押しやる。
壁に手を付かせるカタチで押し付け、ひやりとしたコンクリートの感触に背中を震わせたアベさんの膝の間に割って入った。
そのままベルトを外しに掛かり、ジーンズの前を割り開く。
外気にさらされた肌が粟立ち、アベさんが白い首筋を仰け反らせた

「あッ…」

下着を下ろしアベさんのモノに手を添える。あまりにも性急すぎる行為。
前戯もなしに引き抜いたそれはやはり反応を示してはいなかった。
…でも、俺が用事があるのは、もっと奥。
愛撫なんて要らない。
いかに屈辱的にこの男を犯すか…それだけ。

---------------------------------------------------------
とりあえず乙。なるべく早く終わらせるwwww
100名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:28:10 0
三四郎様キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
101名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:28:40 O
三四郎様キタキタキタ━━━━(*゜∀゜)=3━━━━!!
102名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:28:47 0
>>99
待て!そこで終わりかよ!!!ww
103名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:29:49 0
>>99
え?終わり?そんなむごいことを  ̄|_|○
104名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:31:03 0
三四郎様キテルーー!!!!!
105名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:34:55 0
>>99
いいところで切るなよ〜w 続き待ってる。ブラック真也萌え。
106名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:36:19 O
貞操に頓着しないアベも萌える
三四郎の焦らしに脳ミソが爆発しそうです(*´Д`)ハァハァ
107名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:43:20 O
>貞操に頓着しないアベ
それがまたシンヤを煽る材料ジャマイカ。
108名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 02:29:50 0
なんか左の仕返しなくらいにブラックだシンヤ
でもウエノが大好きなのは一緒で(*´Д`)ハァハァ
109名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 02:31:36 0
>>56
亀なのですが
禿げ上がる程同意。
110名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 02:39:06 0
すっとこのところに投下されたのみたいに悲惨なシチュエーションの話を
是非チバアベで見てみたいと切に願う自分は
骨の髄までフトシお菓子隊なのだと思うばかりです
111名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:21:42 0
スットコさんにあんなエロかっこいい攻めはできません…
鰓さんかQタンひっぱってこないと
112名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:27:52 0
あのエロカッコヨスな攻めをやってサマになるのは鰓さんだろな、やっぱりw
113名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:30:25 0
もういっそアベアベで
114名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:30:56 0
アベコベみたいで嫌です
115名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 07:48:07 0
アベとやってみたい行為書いて
神々のネタ読んだら欲が満たされて身動きできないw
346氏とプギャ厨氏とエロゲ−の人のSSが楽しみ
116名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 07:48:29 0
レス番214も!
117名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 08:36:37 0
新しい神サマもお待ちしています <(_ _)>
118名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 08:44:54 O
(*ノ皿ノ)
119名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 08:49:48 0
(〃`皿´)つ凸゙[・ε・=]  
 かさかさ  

(*`皿´)ヾ[・ε・=]凸  

゚+。(0。`皿´)+゚ [・ε・=*]  
 つるつる  

120名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 10:50:51 O
プギャすっとこで本筋にメッタ打ちなのは勿論だけど、
チバの唇を褒めるときにウエノを引き合いに持ってくる
アベの天然エロスにも翻弄される
121名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 12:44:20 O
ぬこ人間エロ2連発が早く読みたい(´A`)
122名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 12:58:13 0
チバがアベではなく、てるさんを選択したショックで
アベチバ→アベ総愛されへ意趣変えしたヘタレが来ましたよ
123名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 13:25:00 O
三四郎さま つかぬ事を申し上げますが


これ、シンヤよりアベのほうがブラックな 気 が し ま す

orz ソンナアベモモエス
124名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 17:01:21 O
アベくん発見シマスタwww
http://i.pic.to/4hycs
125名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 17:30:06 0
この足の細さ、確かにアベ…












なわきゃねーだろコンチクショ!orz
126名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 17:43:34 0
AVの人のさらに続き読みたい。
次はアベから誘うのかな〜
127名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 18:54:48 O
>>126
読みたいね
あのアベすごいツボ(*´Д`)ハァハァ
128前スレ322:2005/11/29(火) 19:12:00 O
――――――――――――――――――――――
「んっ…あ…は、ぁ…」
「だめだろ声出しちゃ」
隣の部屋には、他のメンバーとスタッフがいる。
スタジオ内だけど、向こうの部屋とを隔ててる壁は防音ではない。安スタジオだし。

「アベ君とコウジ君行っちゃったの?」
「始めらんねぇよ〜」

向こうの会話が聞こえてくる壁際。
スリリングで、いいよねぇ。
壁からなるべく離れようとするアベ君の身体をその都度、壁に押し戻す。
「…やっ…」
いやいやと首を振るアベ君のTシャツを捲り上げて、乳首に舌を這わせた。
「あっ…ん…!」
「可愛いよ、アベ君」
仰け反る細い身体を抱き寄せて、耳元に囁いた。
「みんな…待ってんのに…」
「もう黙って…」
「ウエノっ…ん」
唇を塞いで、口中を犯す。
咥内を蹂躙しながらぷくりと尖る乳首を指先に挟んで転がす。
胸元を弄くっていた手を後ろにまわして降下させ、黒いジーンズ越しに狭間に指を食い込ませた。いつも俺をイヤらしく咥え込む穴の辺りに指を這わせて布越しにソコを刺激する。
「あっ…だめっ…」
「聞こえるってば」
目に涙を浮かべて、両手で口を押さえて必死に喘ぎを押し殺そうとするアベ君がいじらしくて仕方ない。
129名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:15:08 0
キタ――――――(゚∀゚)――――――!!!
130名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:17:31 0
前スレ>>322て…

アベに「おしっこ」言わせたあの方かー!!!!
131名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:21:17 O
いきなりヤラれてるハァハァハァハァハァハァ
132名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:24:49 0
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
133名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:40:58 0
白黄だか黄白だかの人 キタ━━(*`皿´)━━!!
134名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 19:42:29 0
この人のアベかわいんだよなーホクホクハァハァ
135前スレ322:2005/11/29(火) 20:03:14 O

ジーンズの生地は固くて、でもだからこそ力を込めて指を突き立ててやると、程良い刺激となったようだ。
穴の内部のごく浅いところをつつかれて焦らされる感じに耐えられなくなったアベ君はいつのまにか俺の前に腰を押し付け、
後ろをまさぐる指の動きに合わせてゆらゆらとくねらせていた。

「あれ…?もう抵抗しないの」
「…早くっ、突っ込まれて早くイッて早くリハ戻りてぇんだよっ!」
息を詰めて、一気にまくし立てたアベ君はその後、ぐったりと俺の胸の中にしなだれかかった。
「…じかにさわってよ…ウエノ」

…アベ君。ここがスタジオでほんとよかったね。そんなこと言って、場所によっちゃあ、ただじゃすまないぜ?

「アベ君、Tシャツの裾、自分で持ってて」
素直に従い、アベ君の震える細くて長い指先に摘まれて黒いTシャツが捲り上げられ、痩せて肋骨が浮き出た白い素肌が目の前に晒された。
「やっ…ちょっ!なにそれ!?」
ふいに胸元を柔らかいモノで撫でられ、驚いたアベ君の体がビクンと仰け反った。
「これなーんだ?」
得意げな笑みを浮かべて、俺はアベ君の眼前にあるモノを差し出した。
136名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 20:34:08 0
(*´Д`)
137名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 20:43:13 0
>「…早くっ、突っ込まれて早くイッて早くリハ戻りてぇんだよっ!」

フトシの直球、面白杉w
138名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 21:01:04 0
ゆでたまごキタ――――――(゚∀゚)――――――!!!
139前スレ322(ダラダラとスマソ):2005/11/29(火) 22:45:35 O

うっすらと潤む目を開いて、アベ君は自分の胸に視線を落とした。
「…ニット帽?」
「そ。」
ニット帽のてっぺんに付いてるポンポンでゆっくりと、立ち上がった突起の周囲をそろそろと撫でまわす。
「は、ぁ…」
「これ、イイ?」
声を殺して、眉をひそめて苦しげで切なそうな顔。アベ君が空いてる方の俺の手を取って、自らの口に含む。唾液が音を立てて、ねっとりと絡まる舌の感触が心地いい。

「もう待てないの?」
「…」
アベ君は問いに答えない。
湿らせた俺の指先を自分の首筋や鎖骨に持っていき、つ…と滑らせては、ピクッと粟立つ自らの肌を楽しむような淫らに快感を欲するアベ君の姿を前にして、俺はいつになく激しい興奮を覚えた。
ここがベッドの上だったなら、思う存分あんたを可愛がってやれるのにな。
滅多に見ることのない積極的で淫乱なアベ君を。
俺はここがスタジオ内であることを心底呪った。
「アベ君の望みを叶えてあげる」
あらかじめ、ベルトの金具は外しておいた。
下着ごと膝辺りまで引きずり下ろして、白く滑らかな太股の間を手と脚で割り開き、後孔に指を差し入れた。
「ウエノ…!あっ、ぁ…ん」
俺の肩に両手でしがみつき、あえかな吐息を漏らすアベ君の脚は、ガクガク震えて今にも崩れてしまいそうだ。
140名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 22:51:39 0
(*´Д`)アベ生まれたての仔鹿状態!!!
141名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 22:54:50 0
スキモn、いや、えっちなアベだね…ハァハァ
142名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 23:37:30 O
白黄屋の人キテタ―――(゚∀゚)―――!!!
143前スレ322(誰もいない今の内に…):2005/11/29(火) 23:50:45 O

挿し入れた指を2本、3本と増やし、熱く絡み付いてくる内部を解すように前後左右に動かして、アベ君を追い上げていく。でも、指は嫌なんだって。
アベ君の手が俺の張りつめたモノに触れる。俺は苦笑した。
「あんま慣らしてないから痛ぇよ?」
付け根まで飲み込ませた中指で肉壁を擦るたびに、熱の籠もった吐息が頬を掠める。
「痛くてもいい…おまえのなら、早く……欲しいって思っちゃ、だめ?」

ほんとにここはスタジオなんだろうか?と、錯覚するほどの濃密で淫靡な空気に満ちていた。

アベ君を抱きかかえてゆっくりと床に腰を下ろさせた。
壁を背に、脚に絡まるジーンズを取り払い、露わにした下肢の間に体を割り込ませ、自分もズボンを下ろして、大きく開かせた細く長い脚を抱えて、穴に自身をあてがった。
アベ君の長い腕が俺の首に巻き付いて、頭を引き寄せられ、軽く口づけられた。
「…来て」
濡れた唇が艶やかに光る。
「声、控えめにね」
束になって額や頬に張り付いた黒髪をはらってやって、額にキスを落として、俺はアベ君の中に挿入した。
144名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 23:57:25 O
フトシ(;´Д`)ハァハァ
145名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:15:09 O
(゚Д゚Ξ゚Д゚) だれもいないのか?!
146名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:21:30 0
おるよ
147名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:27:24 O
布団に潜って息ひそめて待ってるw
窒息しそうww

「アベ君さ、いつまでそうやってんの…?」
アベ君の中でキツく締め付けられて、自然と息は荒くなる。
「んっ…あっ…なに?」
下からの律動に合わせて自分からも腰を振り、いつになく貪欲に快楽を手繰り寄せようとする珍しいアベ君に見惚れていたが、俺はあることに気がついた。
「それ…Tシャツの裾。いつまでそうやってんの」
片方の手は俺の背中にまわされてるのに、何故か、左手で胸の上まで捲り上げられたTシャツを必死に握り締めているのだ。
「もしかして…さっき俺が言ったやつ…」
律儀に守っていたらしい。無意識とはいえ、なんともアベ君らしいというか、本当に可愛らしい。
羞恥に顔を背けるアベ君の顔を固定して、深く深く咥内を舐めまわす。
できるだけ声を漏らすまいと口を噤むせいで、鼻に抜ける喘ぎは高さと甘さを増して、脳味噌が溶けだしちまいそうだ。
時折、薄い壁づたいに向こう側の部屋から談笑が聞こえてくる。リハほったらかしてトンズラこいた俺らに立腹してたりするのかな。
すぐ隣にいるんだけどな。アベ君も一緒だぜ。こっちの声、筒抜けだったりして。
「あ、あっ!もう…だめ…ウエノっ」
「イく?アベ君」
キツく閉じた目から絶え間なく涙を零しながら、こくこくと頷く。
「さっさとイッてリハ戻らなきゃ…な?」
ニヤリと笑い、俺は動きを早める。
「ウエノ!もうっ…あぁ…くっ…ぅ―――――!!!」
アベ君がいつもより幾分抑え気味な、しかし、甘やかな艶めいた鳴き声を上げ、ぎりぎりと食いちぎられるほど締め付けられ、俺とアベ君はほぼ同時に達した。
149名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:37:07 O
(*´д`)ハァハァ可愛いなぁ
150名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:01:33 0
すぐ隣の部屋…(*´д`)ハァハァ
151前スレ322:2005/11/30(水) 01:16:51 O

「なぁ、アベ君もう行くの?」
下着も履かず、いまだにティッシュで下半身をしこしこ拭きながら、余韻に浸りたい俺を尻目に、さっさと見繕いを済ませたアベ君が冷たい視線を寄越す。
「さっさと服着ろ。見苦しい」
「なぁんか、体に力入んないっていうか〜アベ君拭いて?」
「…蹴るぞ」
「へいへい、すんません」
もそもそと身支度をし出す俺の横で、姿見みたいなやつでしきりに首筋や胸元をチェックしてるアベ君。
「付いてる?」
「あんま付いてない。よかった」
…でも、どうしたって隠しようがないものがある。
例えば、腫れた目元。艶めかしく色づいた肌。最中よりも今が一番エロいかもしれないよあんた。

「でもさ、なんか…燃えたなー、たまにはこういうのもいいよな」
楽しそうに言って、アベ君は立ち上がった。
「俺、先行くぜ。おまえも早く来いよ」

…あんたにゃかなわないよアベ君。
ふつふつと沸き上がる妙な感覚に笑いをかみ殺しながら、俺はアベ君の後を追った。

その後
俺らのせいでスケジュールが狂いまくったと、のーやんにこっぴどく怒られ、チバとキュウにはアベ君との関係を不審がられた。そんな一日だった。

152前スレ322:2005/11/30(水) 01:19:00 O

終わりです。
長々とおつき合いいただき、ありがとやんしたw
153名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:29:02 O
乙!
最後に大逆転すんのが似合うな、アベ…
しかし淫乱なやつだ…ハァハァ
154名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:35:48 0
乙!!!!
アベ(;´Д`)ハァハァ
155名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:44:32 O
ありがとう(*´д`)ハァハァ
直後のアベ見たい(*´д`)ハァハァ
156名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 01:45:34 0
そんな顔してなんて言い訳したんだろうね(*´д`)ハァハァ
157エロなんて書けません。:2005/11/30(水) 04:11:11 0
ホテルの一室、AM4:00。
薄暗い部屋の中で一人、ベッドに俯せのままアベは、顔を上げ、窓の外を見ていた。
三日月 高層ビル コンビニの灯り
浅い眠りから醒めたその目に、何の変哲もない街の景色がぼんやり映る。
こんな時間に目覚めても、出来る事と言えば酒を呑むか、煙草を吸うか。
けれど今夜はもう呑み過ぎていたし、煙草を吸う…のは隣のベッドにいる病人の体に障る。
となればやはり、窓の外を眺めるくらいしか思いつかない。
退屈と言えば退屈。でもまぁ、こんな時間も嫌いじゃない。

「あ、」

ふと思い出して呟く。
自分のベッドから降りると、アベは隣のベッドの横にしゃがみ込み、男の額に手を伸ばす。
冷やして乗せたタオルがすっかり温かい。
タオルを取り替えようとして持ち上げたアベの右手首を、寝ていた筈の男 ---チバが掴んだ。
158エロなんて書けません。:2005/11/30(水) 04:12:04 0
「…アベく…」
「ああ悪い。起こしちゃった?」
「や、だいじょうぶ」
「熱、どう?下がった?」
「わかんね…あたまいてぇ」

風邪ひいてんだから頭痛がするのは当たり前だ、と、アベが笑う。
うん、そっか…と、チバが苦笑する。

「タオル冷やしてくるわ。」

ベッドの傍を離れようとしたアベの手首を、チバの右手が一層強く掴む。

「まって」
「ん?どした?」
「うん、…あれ?いや、なんでもない」

今度はアベが苦笑する。

「何だよ、熱で脳みそ働かなくなったか?」

そう言いながらアベは、空いている左手でチバの額を触る。
アベの手の温もりを、チバは目を閉じて感じ取っていた。

「きもちい…」

額に乗せられたアベの左手に、チバの左手が重なる。
もう一方は変わらず掴んだまま。
159エロなんて書けません。:2005/11/30(水) 04:13:08 0
幸せそうなチバの笑顔。
両の手から伝って来るチバの、やや高すぎる体温。
図らずも拘束されて身動きの取れないアベは、自分の鼓動が早まっている事をチバに悟られはしないかと、それが不安だった。

「…まだちょっと熱あるな。タオル取り替えてくるよ」
「もうちょっと…」
「ダメだって。」

半ば強引に両手を振りほどき、す、と立ち上がると直ぐさまチバに背を向け、バスルームに向かった。
ドアを閉め、洗面台の蛇口を捻り水を出す。
タオルを水に浸しながらアベは、鏡に映った自分の顔を睨み付けた。
頬が、耳が、薄紅く染まっている。
大きく溜息をつき、部屋の中が暗くてよかったと安堵した。

---気づかれるな。
悟られるな。
抑えろ。

頭の中で呪文のように繰り返す。
流れ続ける水を両手で掬い上げて顔を洗う。
何度も。何度も。
何度も。
160エロなんて書けません。:2005/11/30(水) 04:13:54 0
そうして漸く落ち着きを取り戻し、再び冷えたタオルを持って部屋に戻ると、チバはまた夢の中に戻っていた。
幾分か足音を潜ませて近づき、タオルを乗せる。
冷たい感触に一瞬眉を顰めたチバだったが、目を覚ます事はなかった。
それを確認してからアベは自分のベッドに座り込み、窓の外に目を遣った。


酒を呑む訳にも、煙草を吸う訳にもいかない。
退屈と言えば退屈。
でも、まぁ、こんな時間も嫌いじゃない。
161エロなんて書けません。:2005/11/30(水) 04:15:02 0
終わり。
スレ汚し失礼致しました。
162名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 07:06:32 O
>>161
乙です〜。
通勤電車の中でニタニタしてしまったw
こういう短篇好きです。
163名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:08:23 O
イイ!(*´∀`*)
164名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:11:08 0
すいません、ものっっっそい萌えました。
ドキドキしてしまいました。
メロディ隊の二人でこその会話の少なさと空気がたまらん。
何もしてないのにこの緊張感とエロさは何…
そして文章、馬!!
165名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:13:06 0
でも、ここじゃなくてすっとこスレ向きだよね。
166名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:19:40 O
>>165
職人がアベお菓子として書いたならここでいいよ〜
167名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 08:39:52 0
えっチバアベじゃないの!?
アベ絡みなら何でもいいけど
168名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 09:16:00 O
チバアベだよね
どきどきしてるアベかわいい
169名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 09:42:17 0
敢えて確定する必要は無いんじゃない?
どっちに受け取っても萌えるよ。
どっちでも楽しめる自分は2回分ウマー(゚д゚)
170名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 09:51:58 O
>>169
アベが萌え対象なのは確定ww
171名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 10:36:03 O
ここのアベは必然的にお菓され側ですw(*´Д`)ハァハァ
172名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 11:18:46 0
全然流れ読まない独り言
今更って打とうとしたらタイプミス
→いあmさら→慰安皿

なんて持ち主に忠実なPCだろうかと思いました。
173名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 12:26:20 0
174名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 12:52:17 O
[=*.・з・]y-~~ キュウとチバが大阪なら俺ら二人でタイでも行く?

(*`皿´) ヨーロッパがいい
175名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 14:11:17 O
>>174

なにその新婚旅行な会話。ハァハァ
176名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 15:44:27 O
>>174
このエロバカップル、旅行先でヤリまくりそう・・・ハァハァ
177名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 16:28:22 O
あべ…恋するしょうじょ…
178名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:52:07 0
>>110に激しく同意したので誠に勝手ながら奉げさせて頂く、それなりに悲惨な感じの話

大前提
・鬱々としたアベとウエノのうすら暗い話
・大変うじうじとしていて湿っぽくて鬱陶しい話
・相変わらずなんかキモイくらい長い
・エロあんまり無いです
1791/23:2005/11/30(水) 17:53:14 0
酔っ払いばかりの打ち上げ会場ではあったが、アベがチバに口付ける光景はさすがに空気を固めた。
天使か悪魔か通過したのは。
瞬間、静寂に沈んだ会場にアベの普段よりオクターブ高い笑い声が響く。
笑いながら屑折れて行く一際高い頭身を抱きとめたのも矢張り長身のシルエット。
「アベ君、ちょーっと飲み過ぎだからさぁ!」
ウエノだ。
こちらも随分飲んでいる様子で、抱きとめると言うか体勢は羽交い絞めに近い。
「飲んでねーよっ」
言う間にもアベの身体からは力が抜けてふにゃふにゃと膝を付く。
ウエノに抱えられた腕だけが、バンザイをするように上がったまま。
「捕えられた宇宙人」
「…ぶは!」
すい、とちょっと離れた位置から指差してそんな事を言うクハラにチバの硬直が解けて、吹き出す。
「マジ飲んでないマジで。全然酔ってねえから、俺!」
「嘘つくなって、皆そう言うんだから!アベ君それじゃ典型的な酔っ払いだよ…!」
ウエノが苦笑しながら絡めていた腕を離し、代わりにアベの細い両手首を握る。
ずるずるふにゃふにゃとアベは崩れて完全に床に座り込んでしまった。
手首を引かれているので相変わらず腕は上に伸ばされ、肩口から上だけウエノの脚に縋っている。
やれやれ、とかそんな声が聴こえてきそうな、見守るような視線がそこ等一帯で交わされた。
空気もほどけて、場は再び雑然とし出す。
「もう、ホンットしょうがねえな…」
懐くアベの背中をウエノがつん、と膝で突付いて苦笑すれば、もう完全に普段通りだ。
緩んだ雰囲気の真ん中で誰にとも無くウエノが宣言する。
「俺この人回収してホテルに帰りますわ、もうホントしょうがねーの。ホラッ立ってよアベ君」
アベは何事か言ったようだが、それはもう曖昧に口中で消えて誰にも判別出来ない。
ウエノが骨が溶けたみたいにふらつくアベを苦労して立ち上がらせる。
「じゃ、お疲れっした」
アベを半ば以上抱きかかえながら短く挨拶をして、会場を後にした。
1802/23:2005/11/30(水) 17:54:22 0
アベの部屋の鍵をアベは恐らく持っているだろうが、尋ねる事はしないでウエノの部屋へ連れて来た。
どうせ必要無い。
ベッドにくたりと身を投げ出して眼を閉じている痩せぎすの長身。
枕元に腰掛け、その黒髪に指を通して梳きながらウエノが言い放つ。
「で。いつまで酔っ払いのフリしてんのアベ君」
ばね仕掛けのように軽やかに目蓋が開いた。
縁が赤く染まっているがその眼には確実に理性の光が宿っている。
気付いたのはホテルの入口まで辿り着いた時だった。
如何に相手が細身過ぎるアベとは言え、人一人を抱えて歩くなど簡単に出来る事では無い。
ましてウエノ自身もそれなりの量を飲んでいる。
本来ウエノはもっと疲れ果てていた筈だった。
アベが本当に酔い潰れて歩く事も儘ならなかったのならば。
「ホントは酔ってない癖に。いくらアベ君細くても、ここまで俺大変だったんですけどー?」
冗談半分、本気半分で顔を覗き込めばそっぽを向いてアベが嘯く。
「…酔ってるよ。」
まったく…
「さっきは酔ってないつったじゃん」
「酔ってるって。だから何したかなんて全然憶えてねーし」
アベは子供のように口を尖らせて言い募った。
意識ははっきりしている。口調は落ち着いている。呼吸は静けさを保っている。
一体、その態度のどこが酔っていると言うのか。
「そう言う事にしといてあげるよ、酔っ払い。」
言い放ってウエノが立ち上がる。
静かな足音が寝転がったままのアベに遠ざかるウエノを知らしめた。
暫くそのままでいると、シャワーの音がバスルームから聴こえて来る。
シングルと言うには少し大きなベッドの上でアベは身動ぎ1つしない。
ぼんやりと、ベッド脇のチェストに組み込まれたデジタル時計の微かな分刻みの電子音を数えているだけ。
1813/23:2005/11/30(水) 17:55:08 0
チバの事を抱きたいと思って抱かれたいと思った、その感情を殺したのはもう随分前の事だ。
ずっと隣に立ってギターを弾いて来た。
その位置でチバの歌を聞くのが好きだった。
チバの歌声と自分の奏でるギターが調和して、リズムに乗る瞬間が好きだった。
この先もずっと続けて行くつもりだった。
そこにそんな感情の存在の余地は無い。ただ邪魔なだけ。
だから殺した。
ずっとチバの隣でギターを弾き続けられたならそれ以上の幸せなど無い。
そう信じていた。
他に望むものなど無かった。無かった筈だった。無かった筈だった事にした。
ずっと、チバの隣で。
そのために殺した。
躊躇など無く。息の根を止めて心の奥深くに掘った穴に叩き落して埋めて、殺した筈だった。
表面上は平静を努める事が出来た。アベの心で行なわれた私刑。
平静を装うアベの内側、そんなもの、誰も知る事は出来ない。
死人に口無し。
死んでしまった感情はもう何も出来ない。
殺してしまえばそれでお終い。これで全て元通り。これで全て上手く行く。
そう思っていた。のに。
時折、気紛れに情動が鎌首を擡げては理性を灼く。
ふとした瞬間に墓穴から這い出て来た感情がアベを支配しようとしているのだ。
恐ろしかった。
必死で抗ってその首根を押さえつけて再び殺してしまおうとする。
けれど、一度完膚無きまでに殺したものを。
墓穴から這い出て来た屍を、それ以上どうすれば殺せると言うのだろう。
わからない。わからないまま、ただ呆然と深い墓穴の底に突き落とす、何度も何度も。
恐ろしかった。
何度も何度も何度も突き落としても何度でも這い上がって来るその感情。
いつか綻んでしまう気がして。いや、既に綻び始めているのか。
例えば今夜。
1824/23:2005/11/30(水) 17:56:01 0
それは本当に急だった。
すっかり酒宴と化した打ち上げ会場で、心地良いライブ後の高揚感に身を任せて寛ぐ。
メンバーからスタッフから雑誌社の連中まで関係者入り乱れて盛り上がっていた。
本当に何の前触れも無く唐突にやって来た。
抱きたくて、抱かれたい。
健全な興奮に包まれた会場で、ひとりそんな事を思う自分が酷く汚いものに思える。
堪えるように眉根を寄せ、固く眼を閉じグラスを握り込んで俯いた。
大丈夫、大丈夫…とっととやり過ごしてしまえ、ほんの気の迷い。
俯いて感情を鎮めようと必死で、なのに。
チバが。
よりにもよってチバが。
そんなアベの様子を見て取ってしまった。心配そうに覗き込んで来た。
体温が急上昇する。
身体の内部を駆け巡っては喰い荒らす欲情。
目の前には欲しくて欲しくて欲しくて気が狂いそうなほど欲しくて、どうしようもないもの。


アルコールが背中を押した。


唇と唇が触れた瞬間盛大に後悔した。
まるで冷水を浴びせられたかのような心地で酔いはその瞬間一息に醒めた。その癖。
欲情だけは更に肥大した。
足りない。もっと。触れたい。奥まで。
自分が酷く汚いものに思えて。否、実際に、事実に。
酷く汚いものなのだ、自分は。
泣きそうになったのを馬鹿笑いに紛れさせて誤魔化した。どうにか誤魔化せた。自分自身さえ。
湧き上がる情動を抑えようとする内に、それを繰り返している内に、気付けばいつの間にか。
いつの間にか、アベ自身でも驚くほど自分の心に対して嘘を付くのが上手になっていた。
「………ク。」
自嘲の笑みが零れる。
183名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:56:09 0
ウワ−職人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
1845/23:2005/11/30(水) 17:57:15 0
「何笑ってんの」
気付かぬ内にウエノが戻って来ていた。
相変わらずだらりと横たわったまま視線だけで見上げる。
タオルを肩から引っ掻け羽織るようにして、スエットを穿いただけの姿。手には水の入ったグラス。
髪から、裸の胸から、また濡れたグラスから、ぱたぱたと水滴が落ちてシーツに染みた。
「……ちゃんと拭けよ」
「や、どうせ後でも入るし」
言いながら水を差し出す。
「飲む?」
酔いなど疾うに冷め切っている。
ただ気紛れだけで腕を伸ばして受け取ろうとしたら、届かない位置までひょいと持ち上げられた。
ウエノが何のつもりか知らないが追いかけるのもその真意を計るのも面倒だ。
ふ、と短い息を吐いて、伸ばしたままの腕、肘から先は重力に従って垂れる。
軽い音を立てて自身の掌が顔の横に降って来た。
顔の上を斜めに横切る自身の腕越し、ウエノに向いていた視線は枕元に逃した。
ウエノは何か言うかと思ったが何も言わない。
アベは口を開く気が起きない。
部屋は無言に支配された。
空調の音だけがぎりぎりと静寂を締め上げて行く。
不意にアベの視線の中にウエノの手が入り込んで来る。
アベの顔の脇につかれた手。体重をかけるとマットに沈み込む。
それを見ているアベの頬に、顎に、首筋に、身体のあちこちに。水滴が降りかかる。
ベッドに身を乗り上げたウエノがそのままアベに覆い被さって来たのだ。
突き出した格好になっていた肘を掴まれる。
恭しく持ち上げて関節を伸ばされ、痩せた体の横に柔らかく押さえつけられた。
「―――……、」
見上げて視線が絡んでけれどまだ何も言わないアベの唇にウエノの綺麗な指が触れる。
薄い下唇に触れて引き、閉ざされた唇に僅かに隙間を開かせる。
唇が重なった。
1856/23:2005/11/30(水) 17:58:20 0
ぬるい水がアベの噛み合わさった歯に触れ沁みた。
隙間をすり抜けて咽喉まで滑り落ちる。飲み込む。
一度上体を起こしたウエノがグラスを呷って、また屈み込んで口付けて来た。
するりと口移された水を飲み込む。
再び、ウエノが水を口に含ませたのを見てやっとアベが声を出した。
「もういい。」
ウエノが一瞬動きを止める。
グラスをチェストに置いてすぐ、三度目の口付けが降る。
今度は水は無い。代わりにウエノの舌が触れた。
緩々となぞり、擽り、隙間からほんの舌先だけが歯列を撫ぜて離れる。
一瞬唇同士を繋いだ雫が離れて細い銀糸になるよりも早くに柔らかく噛み付かれた。
「んっ…ぅ……」
アベの歯列を辿って、辿りながら奥まで届いた下が内側から擽る。
むず痒い刺激にアベが身を捩る。
ウエノが、少し笑ったらしいのが触れ合う箇所から伝わって来た。
離れた唇が鎖骨の上に落ちて、ねっとりと舐められる。
綺麗な手がそっとシャツを剥ぎ取る。現れた肌の上をなぞっていく。
触れていると言うには遠過ぎて、離れていると言うには近過ぎる位置で行き来する掌。
その微妙な感覚に、焦れる。
「ウエノ」
名前を呼んだらようやくぺとりと肌に密着して、爪の先で軽く引っ掻く真似をする。
「っあ」
ウエノの動きに意識を傾けていたので、零れた自分の声に驚かされてしまった。
両手で口元を押さえるとすぐさまそれはウエノに解かれ、またもとの身体の横へと戻されてしまう。
せめてシーツを握り締める。ひやりと冷えた生地の感触がアベに頼りなく寄り添う。
ウエノの指がアベの肋骨の上から、その存在を確かめるように撫でた。
「…あ、ぅ……」
自分の淫らな声など聴きたくも無いので唇を噛み締める。
その唇をウエノの指先がそっと割り開く。
「傷。出来ちゃうよ」
優しく窘めて、代わりとばかりに静かに、指先が入り込んで来た。
1867/23:2005/11/30(水) 17:59:13 0
そんなにそっと触れなくても良いのに。壊れやしないのに。
ウエノは馬鹿みたいにアベの事を丁寧に扱う。
馬鹿みたいに丁寧に、殊更に繊細に、飴細工でも扱うみたいに優しく、アベの貪欲な情動に付き合う。
どうしてウエノがそんな事をしてくれるのかアベは知らない。訊いた事も無い。
邪魔な感情を抱えているのは、異常なのは、異質なのは自分一人で。ウエノは違う。まともだ。
なのにこうして、アベのどうしようもない情動を昇華するのを手伝う。
どうして。
…調和を乱すのが厭なのだろうか。
四人それぞれ感じ方も考え方も全ては異なっている。
それでもこの四人のままで。続けて行きたいと、その思いだけは共通している。
誰もそんな事、照れてしまうのでまともに口には出しやしないけれど。
アベが自分の心を繰り返し殺すように、ウエノはウエノのやり方で、護ろうとしているのだろうか。

たすけてあげようか

思い出す。一番初めの夜を。
あれは矢張りツアーの最中だっただろうか。
充実したライブで音が満たされると、その分他のものでも満たされたがるのだろうか。
餓えた獣のように際限の無いアベの慾。
抱え込んで飲み込むより他にどうしようもない情動を、その夜はやり過ごす事も出来ず布団を被って丸まっていた。
丁度さっきもしていたように枕元の時計の電子音だけ数えて。
朝まで数え続けるつもりでいた。
眠れない事には慣れていた。ただ、誰にも言う事も出来ず耐える時間がアベの心を竦ませた。
ホテルの一室が切り取られて世界に自分一人きりのように思えて。
全てに見放されてしまった気がした。ひとりきりだった。
せめて外の世界と繋がる扉。
蜘蛛の糸よりも細くほんの少し開けておいた。
何でも良かった、縋れるものならば。
廊下を行き交う、アベの事を振り向かない見知らぬ他人の気配でさえ。

「……アベ君?」
1878/23:2005/11/30(水) 18:00:27 0
明かりの消えた部屋に突然廊下を浩々と照らし続ける光が大きく切り込みを入れた。
身を起こしたアベの視界に見慣れたシルエット。
「危ないよ、ドア開いちゃってんじゃん」
それが誰であれ、寝ているフリをしてしまえば良かった。
後になって思い返すも、どこで間違えてしまったかと言うのなら、どう考えてもそこだった。
寝ているフリをすれば良かったのに。アベはその身を起こした。
「あ、…なんだ、ウエノか。」
似てもいない声が最初に控えめに聴こえていた筈なのに、アベは。アベの心は。
落胆。声音に潜むそれに気付いて視界が歪んだ。
何を考えている。何を考えている。何を期待したんだ、今。
心臓が痛んだ。
シャツの襟首を自身で掴む、引き絞る。痛くて、苦しかった。
俯くアベに、ウエノがその場からは動かないまま言葉を投げ掛けてくる。
「どうした?…寝れねーのアベ君?」
「…ッ何でも、無い。つか入って来んなよお前」
「あんだよ、開いてた俺の部屋で酒盛りした人が。開けてる奴に文句は言えないんじゃなかったのー?」
軽薄な調子が耳に障る。
ああ、そう言えばそんな事も有った。あの頃はまだここまで追い詰められてはいなかった。
「もう閉めるし、寝るし。お前もさっさと」
「苦しくて―――」
視線を上げても、逆光でウエノの表情は判別出来なかった。
「苦しくて、眠れないのアベ君」
疑問符さえ付かない問いかけ。
どうしてウエノにはわかってしまったんだろう。荒れ狂っては心を逆撫でていくアベの情動。
それまで、その夜まで他の誰にも気付かれていない自信が有ったのに。
「………俺が、」
廊下から室内に、四角く落ちた光の形が段々細長くなる。
扉が閉じて行く。外の世界との繋がり、断ち切られて行く。隔てられて行く。この部屋だけ。


「助けてあげようか」
1889/23:2005/11/30(水) 18:01:52 0
何でも良かった、縋れるものならば。
それは今でも思っている。
その夜に現れたのがウエノじゃなくても。
アベの情動に気付くのが他の誰かであったとしても。
誰に手を、差し伸べられても。縋っていただろう。
一人で抱え込むのは苦し過ぎた。
もう限界だったのだ。
けれど実のところそれは、ウエノ以外には決して有り得なかったのだろう。
こんな何の得にもならず何の役にも立たないボランティアをするのは。してしまうのは。
お人好しめ。
行為の最中でアベの事を故意に追い詰める真似をしても、元々は気遣いが過ぎる程に優しい男だった。
どうしても、言葉の足りなくなりがちなアベの事もきちんとフォローして。
底無しに酔っ払っては迷惑をかけても笑って許して。
優しい、男だ。
だからって何もここまで付き合う必要は無いのに。

なあウエノ、お前そんな事じゃ身を滅ぼすよ。
汚い俺に巻き込まれてお前まで地獄に落ちてしまうよ。

思うけれどそれは決して口に出せない。出さない。
綻びが目に見える形で現れつつある今、ウエノがそれをやめてしまったら困るのはアベだった。
優しく誰にでも差し伸べられる手。
自分の目の前に差し出されて思わず縋ってしまった。身も世も無く無様に。
今はもう、その手無しでは歩けない。立つ事さえ儘ならないかもしれない。
狡い自分自身を知りながらも、アベはその口を噤んでいる。
ウエノを利用している自分に、気付いているのに気付いて無いフリをしている。
そんな事は許されないと、やめるべきだと心は千々に乱れて警鐘を発しているのに。
どうしても口に出しては言えない。


…どうしても、アベの方からこの関係を終らせる事は出来なかった。
18910/23:2005/11/30(水) 18:02:51 0
「何考えてるの」
ウエノの声に現実に引き戻される。
指を引き抜いて、唇は解放された。
「……お前の事。」
動かす度に唇にウエノの指が触れる。ぬる付く指はまだ唇のすぐ傍に止まっていた。
驚いたような顔をしたウエノが見返して来る。
「アベ君は」
指の腹でそろそろとアベの唇を撫でながらウエノが呟く。
「嘘吐きだよね。」
どう言う意味だ。
からかったとでも思われてしまったのだろうか。
今度はアベがウエノを見返す番だ。
静かに視線が絡んで、双方けれど何も言わない。
ツ、とウエノの長くて綺麗な指が滑る。
アベの唇の端から滑り出し、顎を伝い咽喉を伝い、輪郭を伝って微弱な刺激を与えながら臍まで降りる。
暫く薄い腹筋を、ト、トン、とリズミカルに指先が叩いて、そしてスラックスに手をかける。
釦を外しファスナーを引き下ろす。
ゆっくりと、勿体をつけるその動き。もどかしくて身を捩った。
肩を押さえつけられて、投げ出した腕でシーツを握り締めた。
また口付けが振って来ると思った。
顔を少し、傾けるとチェストの上に置かれたグラスが見える。
なみなみと注がれていたそれはもう三分の一も残っておらず、暖色の照明を映し込んでいる。
静寂の部屋。
何故かウエノの動作が段々と鈍くなって行く。
擽るようなもどかしい刺激、それでは全然足りない。
ぬるい色を纏うグラスを見ている内に焦れた咽喉がからからに乾いている事に気付いた。
はじめに水を、飲ませてもらったのに。
こんなところまで自分は何もかも貪欲だ。ふと零れる自嘲。
ウエノが、手を止める。
19011/23:2005/11/30(水) 18:04:33 0
愛撫が止んで、じっと、見つめられる。
居心地が悪い。
アベの着衣は乱され脱がされているのにウエノはまだ着込んだ襟元一つさえ緩めていない。
見つめられ続ける。居心地が、悪い。
こっそり視線を逃して、間接照明の光源が幾重にも生み出した影を見る。
影の数を数えていたらウエノが、アベを囲って付いていた手を寝かせ完全に体重を預けて来る。
「何で今日酔ってるフリしてたの」
静かな声が囁いた。
「フリなんか…」
「嘘。全然酔って無いじゃん、今も…ホラ」
言いながらアベの裸の胸に左耳を寄せぴたりと張りついて耳を澄ませる。
色を抜いて少し傷んだ毛先の軽い感触がくすぐったい。伝わってしまう平熱、平静、平常。
慣れた身体は、まだ前戯のその更に前のような軽い触れ合い程度では落ち着き払っていた。
「…フリなんかしてねぇよ。今は、そりゃちょっとは醒めたんだ」
半分嘘で半分本当。
正直ウエノの態度には救われた。
チバに触れた、あの瞬間までは確かに酔っていた。
ウエノはもしかして始めからアベが酔っていなかったと思っているのだろうか。
始めから酔っていなかったなら。
あんな事、そもそもしてしまう訳が無い。死んでもしない。あんな事。
そしてせめてあの瞬間に醒めてしまわなければ。
今も前後不覚に酔っ払ったままだったなら、まだマシだった。
自分のした事を自覚しないですむから。何もかもを誤魔化し、曖昧にし、忘れられたから。
せめて醒めてしまわなければ。

一瞬で冷えた頭に視神経から伝達されて焼き付いた、硬直したチバの姿。

見ていられなくて。
アベを飲み過ぎだと嗜めるウエノの態度に救われた。
逃げ出して来たのだ。
19112/23:2005/11/30(水) 18:05:43 0
「いつから醒めてたの」
話題を打ち切ったつもりでいたのにまだ続けられる。
「帰り道ではもう酔ってなかったよね。いつから?」
やめてくれ。
心で叫んでも聴こえない。ウエノが、言葉を続ける。
「会場出る前?会場出てから?いつからもう醒めてたの?」
細かく区切られる。今日の出来事。この部屋に逃げ込むまでの事。
やめてくれ。
今夜自分が仕出かしてしまった事を、今ここで突き付けるつもりだろうか、ウエノは。
忘れてしまいたいのに。
泥酔して綺麗に空白の頭で目覚めるみたいに。
熱に浮かされて記憶を飛ばしてしまいたいのに。
「いつまで酔っ払ってたの?どこまで演技して…」
上半身、伸び上がって口付ける。
口中に舌を差し入れて一頻り嘗め回せば応じられる。
「もう喋るな……」
続きを。熱を与えて。忘れさせて欲しい。
貪淫な欲望を宥めて欲しい、いつものように。
肩を柔らかくシーツに押さえ込まれる。ウエノが見下ろして、まだ再開してくれない。
「俺がさ、」
「黙れよ」
いつもいつも。
アベが昏い情動に攫われたらすぐに気付くウエノが。
すぐに気付いて、鎮めるための放熱行為に手を貸してくれるウエノが。
どうして今夜はこんなに拘るんだろう。
今更アベから何を訊きたいと言うのだろう。

…何を、言葉にさせて。確認したいと言うのだろう。
19213/23:2005/11/30(水) 18:06:47 0
「チバが」
言われた瞬間不自然に身体が跳ねた。
呼吸が詰まって、飲み込もうとした唾は気管に流れ落ち噎せ返る。
慌てて排出しようとするのと、酸素不足に取り込もうとするのと。
間逆の事を同時に行ないかけて苦しさの余り本格的に咳き込みのた打ち回った。
もう幾度も肌を重ねて来たのに、ウエノは今の今まで一度もその事に触れては来なかった。
だから安心していた。
訊かれないものだと。ウエノは何も訊かないのだと。
安心し切っていたところにその名を言われて必要以上に反応を返してしまった。
今。
ウエノはどんな表情をしてこんな話をしている?
自分はどんな表情をしてそれを聴いている?
知りたくて、知りたくなくて、恐ろしかった。
呼吸を上手に繋げない。
アベの動揺を無視してウエノが続ける。
「チバ、驚いてたよアベ君。あんな熱烈にちゅーして」
ふざけた物言いの響きは裏腹にやけに怜悧だ。
息が絞られて行く。空気が咽喉を通過する音が大きく、響き渡る。
「いつもクールなアベ君があんな風にするなんて思いもしなかったんだろーね。すげぇ驚いてた」
苦しい。ウエノの言葉が首を絞めている。
「俺は驚かなかったけど」
ひゅうひゅうと咽喉を鳴らし必死で落ち着こうとしては失敗しているアベの背を、指先が辿る。
長い綺麗な指が背中の産毛を逆立てるように、触れるか触れないかの距離を保って這い回る。
「アベ君がこう言う時どんな顔して、どんだけヤラシイか知ってるから驚かなかったけど」
淡々と紡がれる言葉がじりじりとアベの首を引き絞る、真綿のように。
どうしてこんな事を言い出すのだろう。
これはいつもの、アベの事を故意に追い詰めるやり取りだろうか。
「ヤラシイ声で鳴くアベ君も、焦れたら自分からキスしてくるアベ君も知ってるから驚かなかったけど」
それにしては音声に余りにも感情が無い。
「アベ君の事、よく知ってるから。全然ちっとも驚かなかったけど。」
アベの事を追い詰めるなら、ウエノは殊更に低く、自分の声の魅力を最大限駆使して甘く囁く。
こんな平坦な、機械的な、感情の無い恐ろしく冷たい声ではなかった筈だ。いつもなら。
19314/23:2005/11/30(水) 18:08:51 0
「チバは」
名前を聴かされただけでも動悸が激しくなった。情けない自分に腹が立つ。
いつからこんなに脆くなったのか。以前は一人で抱えた感情をちゃんと一人で処理出来ていたのに。
裸の身体を滑らかな掌が優しく撫でながら、言葉は咽喉元に絡んで絞め上げて来る。
「アベ君のこんな格好見たら今日よりもっと驚くかな。ねぇ…聴いてる?アベ君」
よく効いているとも。
おかげで窒息死寸前だ。何のつもりだ。何を考えているんだ。今更。
「アベ君はさー、チバの事、さァ、」
決定的な事を言われる気配がした。言葉にされてしまったら終ると思った。
咄嗟に手を伸ばし、その口を掌で覆う。視線が絡む。
この関係。抱え続ける感情も。言葉に出してしまったら終る。もう心を殺せない。
親殺し子殺し心殺し、自分に近しいものを殺すならそれを見つめていては出来ない。
眼を逸らさないと出来ない。直視していては殺せない。
アベの感情。
言葉にして、眼に見える形を与えてしまったらもう殺す事は出来なくなるだろう。

お前の護ろうとしているものまで終ってしまうよウエノ。
屹度。四人で居られなくなるよ。終ってしまう。それはお前の望みじゃないだろう!

口元を覆い、上半分だけしか見えていないのに良くわかる。ウエノの無表情。無感情。
口調だけがひたすらにどこまでも軽薄だ。何を考えている?今更、どうしてそんな事を言う。
深呼吸を繰り返し、繰り返して声を振り絞る。
「今…は、別にチバ関係無いだろ…」
どうにか音を纏ったその言葉は可笑しいくらい震えていた。
「本当にィ?あんな熱烈なちゅー、妬いちゃったよ俺。…本当に、関係無いって言えるの?」
他人の眼を見ながら嘘をつくのがこんなにも難しい事だとは知りもせず。
「…っ関係、無い。チバは関係無い…今日はさ、酔ってたんだよ。今日は飲み過ぎた。」
それでも苦労して嘘を吐き出す。
チバの事は関係無いチバなんか関係無いチバは関係無い関係無い関係無い関係無い。
100回嘘を重ねたら本当になってくれるだろうか。
1000回嘘を重ねたら真実になってくれるだろうか。
19415/23:2005/11/30(水) 18:10:30 0
子供の頃についた嘘。
今になっては思い出せない、つまらないきっかけで吐いたホンの小さな嘘。
どうしてか両親にはお見通しだった。拳骨が振ってその後困ったように笑われた。
嘘をついてしまった事よりも、困らせてしまった事が悲しかった。

ウエノが。
困ったように笑って手を伸ばす。アベの頬へ。
「泣かないで……」
アベは泣いていない。
行為の熱に浮かされて涙が滲む事はあっても、感情に泣かされる事はもう随分久しく経験していない。
…泣きそうなのはウエノの方じゃないか。眉根を寄せて、辛うじて微笑む痛々しい表情。
「ごめん、苛め過ぎた。アベ君…」
頤を持ち上げて口付けて来る。微かな声で、ごめんね、繰り返し謝りながら。
触れるだけの柔らかな口付けが額に目蓋に目尻に鼻筋に頬に顎に降る。
「泣かないで。」
そんな事を言う癖に、優し過ぎる刺激は却ってアベを泣かせようとしている。
動揺に荒れ狂っていた心が、台風の通り過ぎた後の路地のように、満身創痍の静寂に包まれている。
心が、身体が沈み込む感覚。
横たわるベッドの底無し。どこまでも沈んで行ってしまう気がした。
どこまで?
ウエノを巻き込んで。どこまで堕ちる?
不意にウエノが身を起こした。
ベッドに膝立ちになって呟く。
「今日はもうやめとく?」
「……ッ…」
息を飲む。ただの一度も中断された事なんて無かったのに。
けれど確かに今日は何かがおかしかった。
ひとたび行為を始めたら後は没頭するだけ。
世界中から孤立して、断絶されて。二人きりで夜に紛れて熱を奪い合って。
それが今日は初めから互いに気も漫ろで。
今まで決して触れようとしなかったチバの事にも触れて。
19516/23:2005/11/30(水) 18:11:31 0
アベは疲れている。
繰り返し心を殺し続ける事に。
疲れ果てて、今夜のようにふとした瞬間、身体と心が理性の制御を離れてしまう。
綻び始めている。滅びはもうすぐそこに迫っている。
崩壊の恐怖に耐え切れず、いつか何もかもぶち撒けてしまうかもしれない。
疲れている。
そんなアベにつき合わされているウエノが、どうして疲れていないなどと言えるだろう。
謝るのは、謝るべきはこっちの方だ。
もうずっと。ウエノの優しさに付け込んで付き合わせ続けた。何一つ打ち明けられない癖に。

ごめん。もうやめよう。
今日だけじゃない、この先も、もう。

言うべき事はわかっている。あとは口を開いて音に乗せるだけ。
あとはこの口を開いて。ウエノの視線が突き刺さる。
音を乗せるだけ。間接照明の柔らかな光が包み込む部屋。
言うべき事はわかっている。静かな瞳がアベを見下ろしている。アベの言葉を待っている。
口を、開いても。
言える筈が無かった。
アベは何も言えない。それどころか指一本、瞬き一つ、出来ないでいた。
だって。もう一人では抱え込めない。
差し出されたその腕に頼り切って縋り切って脚は腐ってしまった、もう一人では立ち上がれない。
けれど。これ以上ウエノに負担を強いる訳にはいかなかった。
そんな権利は無かった。アベにそんな権利は無く、ウエノには付き合う義務も無い。
律儀にここまで面倒を見てくれていただけでも余剰に過ぎると言うのに。
理屈はわかりきっている。理屈の上でだけはいつだって正論を吐ける。
これ以上ウエノまで巻き込んではいけないんだ。
頭でわかっていても行動が伴ってくれない。
やめないで、たすけて欲しいと、叫ぶ心がある。
どうしてこんなに欲が深いのだろう。自分は。
せめて渾身の力を振り絞って眼を閉じる。
19617/23:2005/11/30(水) 18:13:17 0
眼を閉ざして口を閉ざしたアベの事を、ウエノは都合の良いように解釈してくれるだろう。
どうしても自分からは言い出せない言いたくない狡いアベのせめてもの賭け。
ウエノが是と取っても否と取っても受け入れるつもりだ。
静寂の中でどれくらいの時間が過ぎたか。
ふ、と息をついて、ウエノが静かにアベの上から退ける。
生地の擦れる音とベッドの軋む音。そして心の軋む、音。
アベは賭けに負けた事を悟った。
判決を待つ罪人のように緊張し切っていた身体から力が抜けて行く。
ベッドの縁にアベに背を向けて座り床に脚を下ろした、ウエノはもう振り向きはしないだろう。
その背中をこっそり眺める。
目蓋に、記憶に、焼き付けるかのように。
もう振り向かない。今夜だけじゃない。屹度もう二度と。
眼を閉じる。最初にこの部屋に入った時と同様だらりとベッドに投げ出された身体。
ウエノが立ち上がる気配がした。
離れていくかと思ったが、そのまま。動かない。
アベは、自分の片腕が何故だか不思議と持ち上がっている事に気付いて眼を開いた。
斜めに持ち上がった腕。
ほんの指先、爪の先だけが掴んでいる、ウエノのシャツの裾を。
ウエノが是と取っても否と取っても受け入れるつもりで、居た、のに。
行動が伴わなかった。
ウエノも見ている。
呆気に取られたように見ている。
アベを裏切った残酷なその片腕。無様に縋り付くその指の爪の先。
やめないでと叫ぶ心が漏れ出た気がした。羞恥で血が沸騰する。
「違っ……」
引き戻そうとするより早くその手を取り上げられた。
と思った次の瞬間にはウエノが圧し掛かって抱きついて来ていた。
きつく、抱き潰されるかと思うほどきつく、両腕がアベの身体を絡め取る。
驚き戸惑うアベの肩口にウエノが顔を埋める。
「何か言ってよアベ君」
密やかな声が聴こえた。
19718/23:2005/11/30(水) 18:14:44 0
「俺に。何か言ってよ。」
耳元で直接吹き込まれる声は切迫した響きを持っていた。
「続けろ、とかやめろ、とか、何か言ってよ。言えよ。なんで何も言わないの」
一番初めの夜からずっとアベは何も言わなかった。
ウエノが近付くのを、アベの手を取るのを、恭しくそこに口付けるのを、柔らかく押し倒されるのを。
何も言わず受け入れた。ただ受け入れた、だけだった。
何も言わなくても、ウエノには全て見透かされてしまっていると思っていた。
「…ウエノ?」
「俺はどこまで踏み込んで良いの、ねえ」
アベはウエノの考えている事がわからなかった。だから黙っていた。
ウエノは、ウエノも、アベの考えている事がわからなかったのだと、今ようやく気付いた。
「何か言えよ。嘘でも出鱈目でもいい。何か言えよ、言ってよ、俺に…ッ!」
泣き出しそうな声だ。
切実に。アベの事をわからないからこそウエノは喋るのだろう。
わかろうと、理解しようと、歩み寄ろうと。言葉を繋げるのだろう、ウエノは。
求めるその声に、アベはけれど応える事が出来ない。
嘘でもいいと言った、その響きは余りに真摯で、この声に嘘など吐ける筈も無い。
でも本当の事なんてもっと言える筈が無かった。
「ウエノ」
名前を呼ぶ。
それで精一杯だ。
「ウエノ、ウエノ」
苦しい。たすけて。もう抱え切れないんだ。
殺した筈の感情はいつの間にか前の何倍にも膨れ上がってしまった。
もう一人では抱え切れない。
俺狡いんだ。お前に頼りたいんだ。何も言えないのに。何も言わないのに。
お前が、居てくれないと。
このままじゃ壊してしまいそうなんだ大切なもの何もかも全て。
…たすけて、たすけて、ゆるして、どうか

「…ウエノ。」
19819/23:2005/11/30(水) 18:15:45 0
かつて無いほど強く唇に喰い付かれる。
馬鹿らしいほど丁寧だった手が、初めて荒々しく触れた。
怒らせてしまっただろうか。
怒らせてしまったんだろう。
当然だ、今までウエノを利用して自分を慰めて?何一つ打ち明けもしないで。
そんな事をさせられて怒らない方がどうかしている。
……遅過ぎたくらいだ。
乱暴な手つきでアベの髪に差し込み後頭部を支え掻き乱して。
頤を捉え強引に口を抉じ開けさせて。
滴り熟れる柔らかな肉が二人の間で絡み合った。
絡み、離れようとした舌を吸い出すようにして搦め捕られてウエノの口中に招き入れられる。
奥まで導かれた舌に、強く、歯を立てられる。
このまま噛み切られても良いかもしれないと一瞬だけ思った。
息の根を止めるようなキスを続けながらウエノの手がアベの身体を擽弄する。
骨の窪みを押し込んで撫でさすり、爪弾くように這い回り薄い腹をその神経を刺激する。
大きく円を描くように這って、這いながら胸の中心へと近付く。
ぎり、と強く捻られた。全身がビクつく。
そのまま強過ぎる刺激を与えられ続けて咽喉の奥で悲鳴を上げた。それも飲み込まれる。
隙間なく合わされた唇。呼吸が出来ない。
酸欠に目の前がくらくらと揺れて、焦点がぶれ始める頃になってようやく解放された。
上体を起こしたウエノも、ぷは、と息をつく。
位置が離れても、アベと確りと眼を合わせたまま、呼吸を整える。
荒い息、肩を上下させて深い呼吸を繰り返す。
アベの見つめる先で微かに開いた唇は、呼吸の度にその隙間を広げてはまた収縮した。
凄艶なその光景。
一気に密度を増した淫猥な空気に圧倒されてしまった。咽喉がひり付く。
「ッは、…ウエノ……」
名前を呼んだら髪を撫でられた。
両側から差し込み、少し強いくらいの力で根元から髪の先まで滑らかに触れる掌。
心を落ち着ける感触はすぐに快感に変わった。眼を閉じる。
剥き出しの神経を撫でられているかのように敏感になっている。
19920/23:2005/11/30(水) 18:17:10 0
ぬる付いた感触が胸元に触れる。ウエノの唇だ。
舌がアベの乳首を舐って遊ぶ。
かと思うと、ガリ、と音さえ聴こえるかと思うほど強く噛み付かれる。
確実な痛みがじわりと広がる。
痛みに仰け反る身体を強くシーツに縫いとめられた。
細いだけのアベとは違う、細くても筋肉質なその腕がアベを力一杯押さえている。
牙があちこちに突き立てられる。
薄い皮膚を、薄い肉を、その下の骨にまで触感を落として。
胸元から上がって来る。その痕跡を残しながら。
振り仰ぐように仰け反った咽喉元にぴたりとウエノが寄り添う。
頤に噛み付かれる。咽喉仏に噛み付かれる。
痛みを与える牙。アベを脅かす。
そのまま喰い殺されてしまいそうだ。
それなのに。
痛みを感じてじわじわと涙が滲んできているのに、同時に身体の中心には熱が集まって行く。
引っ切り無しにはしたない嬌声が漏れる。
…頭が痺れておかしくなる。
自分が。
そんな風にされても感じてしまうなんて初めて知った。
「ァ…あ…!んんッ」
いつの間にか下肢まで降りて来ていた指が予告も無くアベのものを握り込む。
酷くぞんざいに、手荒に扱われて、なのにそこに快感を見つけて総毛立った。
アベに覆い被せていた上体を起こしたウエノが、空いている手を緩めていたスラックスにかける。
「アベ君」
温度と湿度の高い声音がアベの鼓膜を痺れさせる。
「…アベくん、」
ぐ、と下着の内側にまで入り込んでその穿き口を握り締める、筋張った手。
意図にようやく気付いて、アベが腰を浮かせようとする。上手く行かない。
力の入らない腕がシーツの上で何度も滑る。焦る。焦れる。
20021/23:2005/11/30(水) 18:19:00 0
ウエノの眼は感情を映さないで、否、複雑な感情の坩堝で、アベには読めない。

今、何を考えている?
どうして、やめなかったの。なんでまた触れてくれるの。
俺は何も言えなかったのに。訊かれた事に何一つ答えられなかったのに。

揺らめく感情の炎を湛えて冷ややかにアベを見つめる静かな眼。
見られている、と意識するだけで脊髄を快感が駆け下りて行く。
慌てては屑折れる腕をどうにか叱咤し苦労して浮かせたら、下着ごと擦り下ろされた。
膝に引っ掛かったそれを乱暴に蹴落とされて、これでもうアベは何一つその身に纏っていない。
ウエノはその襟元一つさえ緩めていないのに。
…恥ずかしい。
眩暈がした。
裸の太腿を撫でてその手がそのまま脚の裏側へ回り込んで来る。
ぐ、と持ち上げられるのに素直に従う。
M字に開かされた脚。全てをウエノの眼前に曝け出す。
その双丘との境界から、膝裏まで。繰り返しさすられる。
頭の中が白く染まっていった。全身を高熱が支配して震えが止まらない。
普段の繊細さの片鱗も見せない指が荒々しくアベの穴を解す。
「…ん、ッ……ぁん」
爪先から指先から身体の中心に向かって痺れが走る。
ぐるりと円を描いては引き抜き、また潜り込む。
鈍い痛みが思考を灼いて、何も考えられなくなる。
今夜の事。今夜仕出かした事も。考えられなくなる。
アベがはじめ、望んでいた通りに、熱が与えられる。全てを押し流す熱の奔流が、与えられる。
アベの望んだとおりのものが。ウエノの手で。
ウエノが上体を屈みこませ、アベに寄り添う。
間近に迫った瞳。
複雑な感情を映して、けれど、怒りは見つからない。
哀しくて優しい瞳。どうして?
怒ってたんじゃなかったの、疑問を口にする暇は無かった。
20122/23:2005/11/30(水) 18:20:42 0
膝を抱え上げてそのまま突き入れられる。
呼気が固まりになって口から押し出された。
浅く、深く、角度を変えながら、最奥まで。
腰を抱えて穿たれてそれが痛いのか気持良いのか、自分でももう良くわからない。
酷く現実感が薄れていてまるで無重力に浮いてるみたいに不安定だ。
シーツにしがみ付こうとして、その瞬間に思い切り突かれて仰け反る。
一瞬離れた身体をまたすぐに引き寄せられる。
隙間無く骨がぶつかり、身体と身体が穿ち合うのではないかと思うほどに近く。
なのに心は遠い。
飽和した距離。近すぎるその距離が、そうまでしても触れ合えない心の内を知らしめる。
遠くて、遠くて。
ひとりきり、どこまでも落ちていくようで。
恐慌に陥る。
たすけて、たすけて、たすけて、たすけて
腕を伸ばす。
幾度の夜を迎えその度繰り返された行為。
シーツを掴んで沈んで、ただの一度もウエノに伸ばされる事の無かったアベのその腕が。
初めてウエノに縋り付いた。
ウエノの首にしがみ付いて、齧り付いて、ベッドからその背中が浮いてしまっても。
必死でウエノに縋り付いた。抱き付いた。
ウエノが、アベの縋り付く重みを受け止める。アベを抱き込む。
アベの全てを、抱き込む。
心に猛毒の優しさが染み渡る。息が出来ない。苦しい。

ウエノ、ウエノ。
お前、俺を殺す気か。畜生。
……もう、それでもいいよ。それでいいよ。そうしてくれよ。

必死で、齧り付いたその肩に小さく口付けた。
一層深く抱き込まれる。
アベの奥深く、楔は深く、より一層深く抉って繋いで。
20223/23:2005/11/30(水) 18:21:47 0
それでも遠い。
アベはウエノに、矢張り何も言えない、多分これから先も。
ずっと、何も言わないまま、それでもその慰撫を求めてしまうのだろう。
もう見捨ててくれて構わないと思う。
その癖。
本当はその手を決して離さないでいて欲しいと願っている。
やさしいひとにつけこんであんしんしているひどくずるいきたないじぶんにきづくぜつぼうする
それでもウエノは。
まだその手を差し伸べるのか?
アベがその名を呼ぶ度に口付けが降って来る。
アベの不安定を落ち着かせるような宥めるような触れるだけの口付け。
どうしてそんなにもウエノは優しいんだろう。
…泣いてしまいそうだ。そんな資格も無いのに。
疲れ果てた脚は腐り落ちた。腕も多分もう使い物にならない。
もう立ち上がれない。這う事も出来ない。もうどこにも進めない。
ただ沈むだけ。
縋り付いたウエノを巻き添えにして。
心が散らばるシーツの中に。切り取られた狭い世界に。夜に、沈む。
沈んで行く、沈んで行く、沈んで沈んで沈んで沈んで行く。


暗い、深い、夜の底まで。
辿り着いたら、もう。






きっともうどこにもいけない
203名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:22:23 0
以上です。お粗末さまでした。そしてだらだらと長々しくて本当にごめんなさい
話の中のベクトルはこんな感じ
ウエノ→アベ→チバ→バンド
お付き合いありがとうございました。
204名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:34:53 0
>>203
保存させていただきますた
GJ!
205名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:35:35 0
>>203
すごいよ
力抜けた
ありがとう
206名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:38:16 0
どんよりしたwでも好きだ。
昏くて湿ってて艶のある闇だね。GJ!!
207名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:39:18 0
>>203
連投スマソですが、もしかしてAVの人ですか?
208名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 18:39:32 O
スットコのとはせて泣いた
209名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:00:55 0
>>207
AVの人wです。

どうにも毎度長々しくまとまりの無いものばかり…精進したいものです。
ともあれもう一度だけお礼をば。お付き合い、本当にありがとうございました。
210名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:32:47 O
グッジョォォォオオオオオオオブ!!!

ネ申多杉だよここ(*´д`)フガフガ
しかもネ申ネタに萌えまくってたもんで、自分何処まで書いたか分から茄子…(゚∀。)ハッハー
211名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:34:31 0
AVの人GJ!!

いい男だなぁ鰓…
212名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:34:47 O
>>209
一枚上手なアベも一人で立てなくなったアベもモエスです
縺れ合って堕ちていく二人ハァハァ
読んでて楽しいのは前者ですがw
前者のアベツボ過ぎな者より
213名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:41:51 O
神GJ!!!
しかしまたチバ→バンド なベクトルが切ない。
214名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 19:53:50 O
AVの人乙です。どんよりしたけど、
たまには殺伐ウエアベも良いですね。
AVの人のウエアベはかなりツボ。
今度はバカみたいに甘エロいウエアベをよろしくですw
215名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:05:08 O
殺伐というにはウエノがでら優しくてでら甘い(*´Д`)ねっとり…


この上、三四郎様ワクワクサラサラしても許されるだろうかw
216名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:11:15 O
>>215
その上BSでズタズタにされたいのか、このマゾっこちゃんめwww


私もか……orz
217名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:11:30 0
AVの人キタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!

GJ!です〜どんどん鰓が好きになっていく〜w
218名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:42:44 0

短くまとめようと思ったのに長くなった…
ごめん、今日で終わり。>>99から。
---------------------------------------------------------


「ココで散々ウエノさんの咥えてんねやろ?」

足の付け根辺りまでボトムを引き落とす。
左手にモノを添えたまま、右手で露わになった双丘の谷間にツ…と指を這わせた。
その一層窪んだところの蕾の入り口を引っかいてやる。冷たい指の感触にアベさんが低く喉を鳴らした。
迷いなく指を突き立てる。
短く悲鳴をあげた背中は肯定も否定もせず、息を尖らせては石壁に爪を立てた。

「くッ…ぅ、」

大きく息を吸い込んで呼吸を整えようとするアベさんに追い打ちをかけるように、ヌチヌチと嫌な音を立てて狭い肉の壁を抉る。

「ァッあ…あ、」

蠢く指のリズムに併せてアベさんはイヤらしく声を上げた。
解した覚えのないソコがいともスルリと俺の指を受け入れる。それは長い時間をかけて、身体で慣らされて来たものだとイヤでも思い知る。

「…クソッ」

それにまた腹を立て、アベさんの根本をキツく握った。
薄い肩がハデに揺れ、革ジャンの襟元から覗くうなじが、熱の行き場を失っている。ますます赤く染まってゆく首筋…その肌でウエノさんを惑わしているのかと思うと、吐き気を伴う憎悪が募っていく。
219前鰓スレ346:2005/11/30(水) 20:44:41 0
「こんな畜生みたいな声で鳴いて、ウエノさん誘ってんねや?」

チラチラと光るピアスの耳元にそう囁き、ドクドクと脈打つ皮膚の下の血管を食いちぎらんばかりに歯を立てた。
小刻みに震える喉がしきりに固唾を飲み下すのをダイレクトに感じながら、抉る指を増やして責め続ける。
すでに頭をもたげ始めているアベさんのソレを更にきつく握り締め──
男を抱く、と言うことは、相当の執念を相手に抱いていなければ出来ないことなのだと知った。

こうして何の柔らかい部分もない骨張った身体を抱いても、何の兆しも見られない自分のモノが、面白いくらいに笑えんかった。

だとしたら、ウエノさんのアベさんに対する執着はどれくらいのものなんやろう。
その爪の垢ほどでもいいから、俺に向けて欲しい。
そう思う自分が何者なのかすら解らなくなった。
迷いを振りきるようにして指を増やす。

ただ1つ言えるのは…何の関係もない俺なんかにモノをそそらせているこの男が、畜生以下だと言うこと。
震える怒りが腹の奥から駆け上がってくる。
その衝動に任せて滅茶苦茶に突き殺してやりたかった。

どうあがいたって、あの人が俺には決して向けてくれないそれを、この男は平気で裏切り続けている…
あの人だけじゃない、守るべき家庭ですら裏切っている。

「ほんまズルいわ。最低や、アンタ。死ねばええんや」
220前鰓スレ346:2005/11/30(水) 20:45:43 0

「…何とでも、ンッ…言えよ」

アベさんはやっぱり、笑って…
どう足掻いたって適わないのだといわんばかりに、打ちのめされるような敗北感に襲われる。
乱暴に指を引き抜き、その手でそのまま殴るように壁に頭を押しつけた。
腰骨がミシリと音を立てるんやないかって位に強く掴み、こみ上げる怒りにやり場を作るよう…自分のモノに手を掛ける。
「ふ、っ…」
申し訳程度に反応を示したオノレを奮い立たせるように強く扱く。
もっと、もっと。この男突き殺せるくらいに勃て、自分。
無機的に握る指を動かし、ある程度までの硬さを宿したオノレを…無理矢理にねじ込んだ。

「!っっア、ぁ…!!」

包み込んでくるソコを振り払うように腰を回す。
頭を押し付ける腕に力を込め、律動に合わせてしたたかに石壁に頭を打ち付けた。
ギリリと壁に爪を立てる指が血の気を失う程、白く。
恐ろしい速さでギターを奏でて行くこの指全てをヘシ折ったとしても、長い年月をウエノさんと過ごしたあの絆は壊せそうにもない。
身体は犯されながらも笑うのを止めないその余裕が、まざまざとそれを物語っているから。
適わへん。どうやったって、この男には…
だとしたら、俺は何や?ツンときなくさい鼻の奥を誤魔化すように、ただただ滅茶苦茶に突き上げる。

「はっ、ハぁッ…あ、ああ」

割り入った膝に、どちらのものともつかない先走りの液体が伝い落ち濡れて行く。
冷えた空気にアベさんの忌々しい嬌声と、ヌチャヌチャと擦れる内部の熱だけがやけにリアルだった。
消えてまえ、全部。
ぼやけて滲む街灯の灯りも、唸るようなフロアの爆音も、冷たい壁も、この男も…俺も。あの男も。
壊れてまえ、もう…何もかも。
怒りとやるせなさを全てをぶちまけるようにして放った。
引きずられるようにして、遅れてアベさんの白い液体がドロリとコンクリの壁を伝い落ちた…
221前鰓スレ346:2005/11/30(水) 20:46:47 0
* * * *

電話が、鳴ってる。
胡乱な意識を確実に害する鋭い電子音に顔をしかめ、その息の根を止めるように赤いボタンを強く押した。

「…はい、」
『あ、もしもしシンヤッ?』

「ウエノ、さん」

絞り出した声は掠れていて酷く情けなかった。
まだフロアに居るのだろう。遠くに聞こえる笑い声や音楽の中に、はっきりと響くウエノさんの声が、何故かひどく懐かしいものに思えた。
その声に安堵し、縋るように携帯を握り締める。吐き出す息が震えていた。

『おまえ今どこいんの。急にいなくなるしさー』

「あぁ…」

壁にもたれて崩れた身体に力が入らない。
地面に投げ出されていたクシャクシャのタバコを拾い上げ、火を点ける…
僅かな灯りに、力なく丸まっているアベさんの身体が浮かび上がった。
伏せられた瞳、血と唾液にまみれた口唇…その青白い肌を無感動に眺めながら、紫煙を吐き出す。

『なんかアベくんもトイレ行くとかいって戻ってこねぇし。つまんねーよ、俺』

紡がれた名にピクリと肩が震え、俺は言葉に詰まった。
腹の奥で渦巻いていた黒い激情が、ただただ今は鉛のような重圧となって俺にのしかかる。

『シンヤ?どうした?』

「…いや、」
222前鰓スレ346:2005/11/30(水) 20:47:28 0

「ハコ出た横の路地におりますわ…ウエノさんも来たらええですよ」

面白いモン見れますから…そう吐き捨てて小さく笑った。
片手で弄んでいたしわくちゃのソフトパッケージを強く握り潰す。

『お〜〜何?わかった、今出るから』

ウエノさんが言い終わらない内に通話を電源ごとオフり、それを丸めたパッケージと共に投げ捨てた。
携帯が乾いた音を立てて転がり、冷たい空気の中で街灯の灯りに寂しく反射している。

…戻れない、もう。
あと数分後には、全てが終わる。
大事にしてきたちっぽけな繋がりも、育んできた絆も、壊したのは…自分。

俺はウエノさんの持ち得る限りの汚い言葉で罵られるだろう。
殴られるだろう。
そして暖かいベッドの中で、俺を散々殴った腕で、きっと優しく慰めるのだ。
俺ではなく、この男を。

力を失った携帯のその横で、無残に茶色い葉を撒き散らした赤いパッケージに己を重ねた。

「く…は、あはははは…」

タバコを挟んだままの指で鼻を啜り、ひとしきり笑ったあと…俺は、膝を抱えて静かに頭を埋めた。

やたらと染みるマルボロの慣れない味に、舌の先がチリリと痺れた。

- 終 -
223前鰓スレ346:2005/11/30(水) 20:48:30 0
以上。
正直すまんかった。今は反省している。
224名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:57:34 O
さ、三四郎様までキター!!
乙です乙です!
ブラックだけど、真也の一途さがセツナス…
右でも左でも失恋続きの真也…
・゚・(ノд`)・゚・。



つかあの……続きオネダリしたい…このあとのウエアベ。
225名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 20:58:21 0
346様乙です!
ブラック深夜テラセツナス。゚・(ノД`)・゚・。
226名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 21:09:00 O
仕事帰りの電車の中で、AVの人と三四郎様のをガッツリ読んだ。
2人とも超乙ですー。
上手い職人タンが多くて嬉し杉!
227名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 21:18:25 O
の ぉ お お お orz

なにこの破壊力。
ずるいよ本当にずるいよアベ…シンヤがテラカワイソス。。。
228名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 21:27:40 O
三四郎様キテター!!!!
禿しく乙!
やっぱこっちでも余裕のアベ、熱血一途なシンヤ…ハァハァ

>>224
ほんと…右でも左でもだねw
脳内BGMにキョンキョンの『木枯らしに抱かれて』が流れてしまう…
229名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 21:32:38 O
つ、続きのウエアベがアベ視点で禿読ミタス!!
あの時アベが何を考えながらヤられてたのかとか。
アベもズルいなりに思う所はあったはず…それとも本当にブラックアベなのだろうか、三四郎様のアベは…
230右塔前々スレ214:2005/11/30(水) 21:38:20 O
わーAVの人と三四郎様だー!
ワクワクピチピチハァハァゼェゼェ…
231名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 22:25:00 O
三四郎様ありがとう!
ハァハァ慣らされた体ハァハァ
その場を見たウエノの様子を想像すると寒気が…
でもウエノはBSを殴ったりしなさそうだなぁ
アベを責めそうな気さえする
「コドモからかって怪我してんじゃねぇよ」みたいな
コドモって言われてシンヤは胸をえぐられるように傷ついて
殴られるよりショック、みたいな
あかん妄想がW
232名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:25:39 O
>>231
禿萌えた_ト ̄|○
233名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:33:10 O
>>231
そ、それイイ…イイー!!ハァハァ…
234名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:35:28 O
|皿´*)・・・おまいら、シンヤと俺どっちが好きなんだよ
235名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:55:57 0
アベ…何でそんなことを聞くんだ…
お前に決まってるだろ?!

俺達アベお菓子隊だぞ?!
236名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:55:58 O
>>234
お前が好き
237名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:12:21 O
>>234
いや、真也っつーか…
このスレの神ネタ読むたびに、
ウエノにヤラれたい気持ちが増幅しとるw
238名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:31:54 O
>>231さらに助け起こそうとするウエノの手を振り払って
ふらふらとシンヤに近付いて
血をくっつけるみたいにキスをして
「ごめんな」って呟いてふらふらと去るアベを夢想しました
239名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:38:35 0
三四郎様
左でもぜひブラックシンヤを…
240名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:05:20 O
>>231-239
ネタは決まったな。

続編 だれか たのむ
241名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:22:55 O
>>238
膝抱えてうずくまったままのシンヤをチラっと振り返りながら
片腹押さえてふらふら去っていくアベを追いかけていくエラの人……
ちくしょうエラのくせにハァハァ
242名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:33:10 0
「俺、気にしてないから。アベくんがごめんな」と
あべこべに挑発されて取り乱したのかと勘違いした鰓に謝られて
致命傷を負う真也を想像してしまった(;´Д`)
243名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:35:04 O
アベが去ったあと「俺、やっぱガキっすかねぇ…っ」と泣き出す真也の頭をゆっくりとポンポンやってから
アベの後を猛ダッシュで追ってほしいな。
欲しい欲しいって駄々こねて、間違いなくガキやん俺…
って、うずくまって泣きっぱなしの真也…妄想しつつゴメン…
244名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:37:29 O
>>242
そのウエノは真也の気持ちに気付いてないんだね?セツナス
245名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:41:40 0
>>242
そのエラの発言を聞いて、自分が一方的に襲われてるのに、
本当に挑発したかのように「ごめん」と真也にわざと謝るアベであってほしい。
そんなアベを引っ張りながら
「この酔っぱらい連れて帰るから。帰れるか真也?タクシー呼んでやるよ?」と
気遣うエラ。たまりかねて笑い出すアベに「なに笑ってんだよ、なにしたかわかってんの?
代わりにしばいとくから」と真也を安心させようとするエラ。
笑いがとまらないブラックアベ。ダメだ妄想とまらないww
246名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:43:38 O
なんだか猛烈に後を引くのでBS続編を希望したいです…
三四郎様…誰か…orz
247名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:47:18 O
>>245
ブラックアベいいな
シンヤがいかにブラックになろうとも
Mr.ブラッキーブラックは一枚上手
248名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:50:35 O
このアベがイヤイヤやめて系の純粋アベだったらエラに優しく慰められてハイ終了なんだろうが、
実は誰よりもブラックだったアベだからこそ妄想も広がるわけでW
昼ドラ並の破壊力だぜ三四郎…
249名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:52:18 0
>>245
帰ってから怒り狂ったエラにハードなおしおきを体にぶちかまされる予感
ブラックアベは笑いが止まらないね、ほんとにw
250名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:52:45 O
>>245
ブラックアベは「酔っ払って他の男を挑発する奴」なのかハァハァ
そんなアベ(B)にウエノは溺れちゃってんのかハァハァ
251名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:57:11 0
>>250
>アベ(B)
一瞬ベーシスト・アベ!?と思っ(ry
そうするとイヤイヤやめて系はアベ(W)か。
両側にはべらせたいな
252名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:57:35 O
これ、読み返すと後からジワジワ来るね…随所随所のアベの腹黒さがニクイ。
そして最後にアベが落とした(でいいんだよね?)タバコ吸ってるシンヤ…ウエノの味が知りたかったんだね…(ノД`)ウェエエン
253名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:59:56 O
>>242
そのウエノのセリフからいくと、アベにはそういう酒癖が?(*´Д`)
ウエノは酔ったアベから目を離せないね(*´д`)
254名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:00:11 0
ぬこ人間並の一口で自分が砂糖漬けになりそうな激甘から
目から火を噴きそうな激辛まで 
天使から悪魔まで幅広くリクエストにお応えできます
おいでませ右塔スレ(*´∀`)ノシ
255名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:01:01 0
>>253
酔ってスットコさんを押したおしてキスできるアベさんだもの
でもそうやって自分から目が離せないようさせておくのも計算さ
ブラックアベですからw
256名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:01:45 0
>>254
鰓を疑うことすら知らないぬことブラックアベ、隔たり大きすぎ、
バラエティありすぎww おかげで萌えすぎて干からびてる  ̄|_|○
257名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:04:07 0
>>254
鰓さんの手作りケーキからアベさんの激辛パスタ並の幅の広さですね
258名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:07:37 O
>>254
そういやぬこ2連発ログ見つかったかな
259名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:17:35 O
えっ12月!?
アベハァハァしてる間にアベの生まれ月に…
260名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:20:10 O
12月か…どうりで寒い。
シンヤとアベのゴタゴタも、こんな寒い日だったのかな…心が寒いよ
261名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 11:21:45 O
ぬことエロゲーの人を待ちながら週末まで頑張ります
262名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 12:37:39 0
スットコな人のスレの>>920
オレンジのシャツを着たスットコさんの真下のアベ真正面画像が
ぬこ人間にしか見えなくなっている私はどうすればww
263名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 12:47:27 O
>>262
ここにいろ、ここにw
お前の居場所はここしかないだろ(*`皿´)ニャー
264名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 12:56:19 0
>>263
ニャー(*´Д`)ハァハァ
ぬこアベいっしょにお布団でお昼寝しないか?
265名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 12:58:46 0
>>262
今見てきた・・・ぬこだ。あれはぬこだぁぁぁあぁぁ
266名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 13:01:57 0
>>262
あんな顔で甘えられたら
ぬこふとしのせがむことは
なんでもやってあげそうな私がいる(ハァハァ
267名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 13:03:42 0
>>262
あの顔で唇だけでにこっと笑われたりしたらぬこ人間を即、お菓子ます
268名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 14:57:00 0
~~ファンってどのスレに多いんだろう?

779 :名無しちゃん…電波届いた?:2005/11/30(水) 22:36:07
~~<菊門に男の指は入れてもちんちんは入れない
  隊長の留守にごめんね


780 :名無しちゃん…電波届いた?:2005/11/30(水) 22:46:57
指、挿れられたのね…ふふふお休み…ふふふふ…


781 :名無しちゃん…電波届いた?:2005/11/30(水) 23:15:27
こんど女の手首を飲み込んでみないか?


782 :名無しちゃん…電波届いた?:2005/11/30(水) 23:22:02
~~<検診とかガキの頃のカキッコとかで入れただけだよ? マジレス
  手首なんていくら女のでも痛そうでいやだおやすみ

とりあえずおいてく
269名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 15:14:56 0
>>262
携帯から観れないので、パソ動かして観てきたら、
お菓子たい衝動に駆られた。かわゆいよあれ!(*´Д`)ハァハァ
270名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 22:07:04 O
真ん中の人のとこ、無事にプ厨のハピエンド編投下されたんだね〜。
暇な時でいいから例のエロ2連発っての、右に投下してホスイ…
271名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 22:30:04 0
ぬこは週末投下の確率が高い気がするので取り敢えず待つw
272名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 22:38:33 O
プ厨はどうやら真面目にガッコ行ってる大学生みたいだしねw
週末をワクサラしながら待とう。
273名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 01:06:40 0
おまいら最近すっとこヲチスレみたいになってるぞw
274名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 01:18:24 O
住人ダダかぶりなんだから仕方ないさw
275名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 01:46:25 0
だだかぶりでも一応は住み分けしようぜw
276名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:40:04 0
キンと冷えた夜風が、体に突き刺さる。
もうすぐクリスマス。
派手にネオンで着飾った繁華街を抜けて、公園を過ぎ、住宅街へと進む。
徐々に辺りが暗くなる。
俺の数歩前には、酔っ払ってふらつきながら歩くアベくんがいる。
黒で統一されたその身が、今にも夜の闇に溶けて消えてしまいそうで、怖くなった。
足を速めて追いつき、アベくんの腕を掴み取る。
消えてしまわぬように。

「なに?」

アベくんが、気の抜けた顔で振り向き、へら、と薄く笑う。
風に吹かれて髪が靡く。
ピアスが、月明かりに照らされて白く光る。

…クラクラする。

アベくんから放たれる艶が俺の全身に絡み付いて、頭の芯が真っ白になる。

「ウエノ?」

…欲しい。
 アベくんが欲しい。
277名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:40:54 0
甘い感情が首を擡げると同時に体が高熱を帯びて暴走した。
アベくんの前に廻り込み、唇を奪う。
抵抗するでもなく、まだ口角を上げて声もなく笑ってるアベくんの顔を目の端で見た。
酔った勢いで誰彼構わずキスするこの人には、これもその類だと思われているんだろう。

冗談なんかじゃないのに。
俺は本気なんだよ?アベくん。

沸騰した脳から溢れ出す欲望に押し流され、理性なんてもんは最後の一欠片さえ見失った。

首に手を絡め、今度は強くキスをする。
舌を押し入れて、アベくんのそれを舐め回す。

「ぅ…」

もう一方の手を頭に滑らせると、髪を掴んで後ろへ引っ張る。

「…っは」

二人の間に、唾液の糸が細く伸びる。
目の前に突き出された顎に唇を移し、首筋まで舐め下ろす。
アベくんの体が、ぴくり、小さく跳ねた。

「やめ…」

はっきりと覚醒し、自分の置かれている状況に漸く気づいたアベくんが抗い始める。
逃げようとする背中を片手で引き戻し、腰を重ね合わせる。
背中から腰へと落とした手を、ジーンズと皮膚の僅かな隙間を見つけて割り込ませる。
アベくんが、ひ、と息を飲み込み、頭を大きく仰け反らせた。
278名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:41:35 0
なんかキタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
279名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:41:55 0
「…ノ…やめろ…」
「いいから黙ってて。」
「ここ何処だと思って…」

ん?
ああ、そう言えば。
でも、さ、

「いいじゃん。誰も通らないでしょ、こんな時間だし」
「そういう問題じゃ」
「つーかさ、」

意地の悪い笑みを浮かべて、低く、耳元で囁いてみる。

(道路じゃなくて、部屋の中とかだったらヤってもいいって事?)

アベくんの体が震えた。
280名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:42:45 0
「…どうなのよ、アベくん?」

横目でちらと顔を覗き込むと、暗闇の中でもはっきり分かる程に、紅く染まっている。
可愛い。可愛いよアベくん。
堪んねぇわ。

耳朶を軽く噛むと、甘ったる過ぎる悲鳴を短く上げて、アベくんの体が崩れ落ちた。

「ちょっと、こんだけでイっちゃったの?早すぎ」

くくく、と笑う俺を、足元から睨み付けて来る。
そんな涙目で睨まれても怖くないけどね。

「てめぇ…」
「どうする?」
「あ?何が」
「続き。する?やめてこのまま自分ちに帰る?」
「…っ」
281名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:43:21 0
アベくんの顔に、惑いが見えた。
限界まで溜まりきった涙が、頬を伝って溢れ出した。
何かを言いたげに口を開いても、言葉が出ない。
俯いて、首を振る。
また見上げて、口を開く。でも声が出ない。首を振る。
赤く充血した目が苦痛を訴える。

自分がどうしたいのか、まだ分かんないのかね、この人は。

「素直になったら?その方が楽だよ?」

アベくんと同じ高さまで目線を下げ、涙を拭ってやる。
その手で顎を軽く掴み、キスをする。
肩が大きく跳ねたが、抵抗はしてこない。
ぼんやり開いたままの口内に入り、舌先を突いて促すと、恐る恐る差し出して来た。
アベくんの片手を掴み、自分の方へ誘導する。
頬に触れたアベくんの手の平が気持ちいい。
ゆっくりと、頬や耳、髪に触れて、アベくんがうっとりと目を閉じた。

その顔、俺だけのものにしたいよ、アベくん。
282名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:44:15 0
一旦唇を離し、再度聞く。

「どうする?」

目を伏せて、アベくんが頷く。

「続き、する?」

頷く。

「俺んち行く?」

頷く。

283名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:44:29 0
「じゃ、行こっか。」
「待て。」
「何?」
「…立てねぇ」

噴き出してしまった俺の頭を、アベくんが力なく叩く。

「笑ってんじゃねぇ。誰の所為なんだよ」
「ごめんねー?」
「肩貸せ」
「はいはい。」

よいしょ、と。

「じゃあ、行きますか。」
「ん。」

痛い程だった風は何時しか和らいで、二人の足元を掠めて行った。
284名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 03:46:17 0
終わりです。
エロ描写がんがってみましたが、これが限界です。
285前鰓スレ346:2005/12/02(金) 03:53:05 O
GJ!仕事終わりに癒された(;´∀`)=3
286名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 06:18:59 O
>>284
ありがとう
感度良すぎのアベカワイス…!!(*´д`)ハァハァ

三四郎様BS最高でした(*´д`)ハァハァ
287名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 11:54:15 0
>>276
dクス!!!!!!泣くアベ可愛イイヨーイイヨー!!!!!
鰓の家で何するか想像してまつ
288名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 12:45:06 0
>>276
美味しく頂きました。
ありがとうございます(*´Д`*)
289名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 12:57:01 O
>>276

鰓さんの家に、盗聴機と盗撮カメラを仕込みたくなりました
ありがとうございました。
290名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 14:06:33 O
>>276
乙です〜
ちょっとチュウされてちょっと触られただけなのに…アベ感じすぎw
なんでそんなに淫乱なのさ…ハァハァ
291名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 14:50:41 O
>>290

鰓のテクニックが半端ないから。
292名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 18:44:43 0
折角>>276さんのGJでスレが甘い雰囲気に包まれているのにごめんなさいまたもどんよりした話です

大前提
>>178のお話ウエノ側
・微妙に腹黒いウエノ
・陰鬱度湿気ともに多く不快指数高し
・エロは無いも同然です
2931/17:2005/12/02(金) 18:45:23 0
許可も取らないままウエノの部屋に連れ込んでもアベは何も言わなかった。
暗黙の同意。それはいつもの密やかな夜の始まり。
けれど今夜は。
違っていた、何かが。
ベッドに身を投げ出したアベは、眼を閉ざしてウエノの存在などまるきり無視している。
繰り返される静かな呼吸は、まるで息を殺して恐ろしい何かをやり過ごそうとしているかのようで。
息を殺して、その身を隠そうとしているようで。
恐ろしい何か。
アベが恐れるものなど、ウエノの知る限りでは唯一つしか無かった。

今夜アベが仕出かした事。

絶対に気付かれたくも無い筈の、選りにもよってその当人に、口付けた。
酔っ払いと言えども熱烈なそれはさすがに度を超している。
場の空気は凍り付いた。
しかしそれも一瞬の事。
飲み過ぎを窘めるウエノ、泥酔し切ってすっかり壊れたテンションのアベ。
その光景は普段通り。疑う余地も無い。
大体からして酔ったアベの仕出かす事の突拍子の無さは、誰もが知るところだ。
その真意を問い詰めたところでまともな応えは期待出来ない、翌朝を待てば忘れられる。
結局煙に撒かれたような形になるのが関の山。
まるきり普段通りの光景に摩り替えられたアベの行動。
過ぎた冗談だと、いつもの酔っ払いのお巫山戯だと、誰も気にしていないだろう。
だけどウエノは知っている。
ウエノだけが知っている。
それが冗談などでは決して無い事を。

今夜。
静かに満ちる杯の端から零れて行くように、アベの心が零れていた。
2942/17:2005/12/02(金) 18:48:24 0
ウエノもはじめはアベが酔っているものだと思った。
アルコールがアベの自律を狂わせたのだろうと。
酔っ払って、ほんの少し、固く閉じ合わせた心の箍が緩んでしまったのだろうと。
ホテルへの道すがら気付いた。
ほとんど全身を預けているようで、その実体重を半身に傾けて、ウエノには重みを感じさせない身体。
アベの足取り、泥酔しているにしては少しの惑いも無いそれ。
そして今。
ベッドにその身を横たえて身動ぎ一つしないアベに声をかける。
「で。いつまで酔っ払いのフリしてんのアベ君」
意識がこちらに向いていないのが癪に障り、つい当て擦るような言い方をしてしまった。
アベの眼が開く。
間接照明だけが点された薄暗い部屋で射干玉の瞳がちらちらと揺れる。
ウエノの方を見据えたそれは確実に理性の光を宿している。矢張り酔っていない。
ではさっきまでの態度は?会場で馬鹿笑いしたテンションは?
…チバに、口付けたのは。
「ホントは酔ってない癖に。いくらアベ君細くても、ここまで俺大変だったんですけどー?」
冗談半分、本気半分。
酔っていないならもっとしゃきしゃき歩いて頂きたかったものだ。
それなりに気を使って肩を貸してた自分が馬鹿みたいじゃないか。
気を使って、わざとらしい演技でアベを連れ出して。
馬鹿みたいじゃないか。
アベがウエノからふい、と視線を逸らした。そして吐き捨てる。
「…酔ってるよ。」
「さっきは酔ってないつったじゃん」
「酔ってるって。だから何したかなんて全然憶えてねーし」
子供のように尖らせた口で言い募る言葉の、裏腹に酷く切実な響きに気付いて、アベを見つめる。
しかしアベはそれきり口を閉ざしてしまった。
そして再び息を潜める。一人で息を潜める。
「そう言う事にしといてあげるよ、酔っ払い。」
頑な空気を読み取って、ウエノはひとまずは溜息一つで切り上げた。
2953/17:2005/12/02(金) 18:50:31 0
シャワーを浴び、ざっと軽く拭いただけの身体にシャツを着込む。
濡れた肌に生地が張り付き、髪からも水滴が引っ切り無しに落ちてなかなかに不快ではある。
しかしどうせこの後また浴びる事になるだろう。恐らくは。
それはウエノとアベのいびつな関係。肌を重ねて熱を奪い合って、欲を鎮めるための儀式。
切欠はいつ頃だっただろう。
ウエノは早くからアベの想いに気付いていた。
日常の狭間で、時たま見せるその顔。
セッションの後、ミーティングの最中、また飲んでは酔っ払った宴会の席で。ほんの一瞬よぎる表情。
チバを、明らかに慾を孕んだ眼で見つめるアベに、ウエノだけが気付いた。
他の人間は気付かないようだった。
ウエノから見ればあんなにも解り易いのに。
どうして自分だけ気付いてしまったのだろうかと自問して出た答えに愕然とした。
何の事は無い、アベを。アベの事を、自分が。
同じ眼で見つめていたのだ。だから気付いた。気付いてしまった。
自覚してから見れば、一層アベの心の動きが手に取るようにわかった。
どんな瞬間に、慾が過ぎるか。やり過ごそうとするのか。
アベはウエノが見ている事に気付きもしないで、ただその心を直隠しにしようと必死だった。
チバから視線を剥がして、慾が通り過ぎるまで息を殺して待つアベの姿を何度見たか。
何度、その度にざわめく心を押さえ込んだか。

始まりの夜の事を良く憶えている。

その日早々にアベが一人部屋に戻った時点で、その心の内を知った。
適当に切り上げ、自身も戻って、ただほんの少しアベの部屋の前を通るつもりで。
苦しむアベを一人にさせたくなかった。アベは知る由も無いと知っていても。
小さな自己満足。
扉の前で、細く、細く、ほんの僅かに隙間が開いている事に気付いた。
閉め忘れたのかと、物騒だと、窘めるつもりで手を掛けた、つもりで居たけれど。多分、本当は。
暗闇で身を起こしたアベ。慾を孕んだ瞳が濡れてウエノを見つめていた。背筋が粟立った。
押し倒しても抵抗は無かった。
多分、本当は。はじめからそうするつもりで扉を開いたのだ。
296名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 18:52:25 O
多分AVの人キタ━━━━(*T∀T)━━━━!!
好きー!
2974/17:2005/12/02(金) 18:53:43 0
グラスにたっぷりと注いだ水を片手に戻って来ても、アベはそのままだった。
ふと、見下ろす先でアベが嘲笑う。
「何笑ってんの」
「……ちゃんと拭けよ」
「や、どうせ後でも入るし」
沈黙の後の言葉は少しも噛み合わない。
幾度の夜を共有して肌を重ね合っても、アベはその本心を決して口には出さなかった。
アベが口に出さない限り、ウエノの予測はただの想像力の産物でしか無い。
アベは、いつだって。いつまでだって?ウエノに心を見せてくれない。
はじめはそれでもいいと思っていた。
いつしか言葉にさせて確かめたいと思うようになった。その想いの程を。
見ているだけでも、小さな苦味と共に満ち足りていた心。
触れたら欲望は加速して、今は際限なくアベを、その心を求めてしまっている。
どうして、今許されている、与えられているだけでは足りないと思ってしまうのだろう。
どうしてこんなにも慾が深いのだろう。
自戒の念もほんの口先だけだ。アベに触れ始めると途端にそんな事は忘れる。
アベのすべて喰らい尽くすまで止まらない。…際限が、無い。
アベに口移しで水を飲ませ、そのまま深い口付けへ移った。
今夜はやけに気も漫ろだ。いや、それは自分もそうだろうか。
気付いて、いつもより殊更に丁寧に刺激を与えながら、様子を観察する。
自分の事はわかっている。先程の、打ち上げ会場での出来事が今も頭を離れないだけだ。
アベが口付けた、チバに。自分の目の前で。
酔っ払いのお巫山戯で済ませるには、余りにもアベの内心を知り過ぎていた。
どういうつもりで。
今まで直隠しにしていた癖に。だからウエノも助け舟を出したのに。
そこまで考えて自嘲の笑みが零れる。
嘘だ。助け舟なんて、そんなもの。
本当はアベの為でもチバの為でも他の誰の為でもない、自分のエゴに従っただけだった。
アベの、隠しても隠してもなお滲み出てしまう、チバへの想い。見せ付けられるのが厭で。
だからアベを連れて出て来た。
違う、アベを奪って逃げ出したのだ。
本当は誰よりも自分のためだった。エゴだった。
2985/17:2005/12/02(金) 18:55:37 0
いつもいつも、アベの情動にいち早く気付いて、アベを逃して、その放熱に手を貸す。
アベはウエノにつき合わせている、と思っているんだろう。
ウエノもまた何も告げないので。
そうやって、アベとウエノ、二人掛りで秘密を共有している。
共有している形に、仕向けた、ウエノが。
二人の秘密、アベの想い。二人掛かりでチバの眼を塞いでいるようなものだ。
両脇から視界を狭めて、脇目をふらないように。
ただ前だけを見るように。余計なものを見てしまわないように。気付かないように。
ウエノが仕向けた。
一人で飲み込んで、全て終らせようとしていたアベを、共犯に仕立て上げた。
アベの秘密に無理矢理割り込んで、勝手に罪を深めて共犯者にして。そして何も告げない。
本当は優しくない。本当は自分勝手だ。想いを向けているアベにさえ、少しも優しくしていないのだ。
チバは。
知ってしまったら。
屹度何かが変わるだろう。変わってしまうだろう。
結果受け入れるにせよ拒むにせよ、アベの気持ちを知ったなら真摯に受け止めて答えを出すだろう。
大真面目に考えて考えて、こんないびつな関係しか築けない自分とは違う、”正しい”答えを。
屹度導き出すだろう。
思い出すのはアベに口付けられたチバの驚いた表情。
すぐさまアベを背後から羽交い絞めにしたウエノにはよく見えた。
俯いたアベには見えなかっただろうが。
驚きに固まり呆然と立ち尽くす、そこに果たして嫌悪は存在していたか?
ウエノには、よく見えた。
チバがアベの気持を知ってしまったら何かが変わってしまうだろう。
アベはその事に気付いていない、まだ。
今夜零れたアベの心。ウエノにタイムリミットを見せ付ける。

まだ間に合う、今ならまだ間に合う。もっと雁字搦めに。
縛り付けてしまえ。身体ごと、チバを想う心ごと。この手に。

本能が囁く。
2996/17:2005/12/02(金) 18:56:27 0
「何で今日酔ってるフリしてたの」
低く問う。アベの眼に一瞬だけ動揺が浮かんですぐに消えた。
「フリなんか…」
「嘘。全然酔って無いじゃん、今も…ホラ」
ぴたりと耳を押し当てれば落ち着き払った鼓動が薄い胸から響く。
「…フリなんかしてねぇよ。今は、そりゃちょっとは醒めたんだ」
それは嘘だ。
醒めたなら醒めたで、そう言えば良いだけなのに。
アベはホテルへの道すがら、酔っ払いの態度を崩さなかった。
その頃にはもう酔っていなかったのに。演技をしていた。間違いなく。
それはいつからだったのだろう。ホテルに辿り着くまで気付かなかった。
いつから?はじめから?
酔っていなかったのは、醒めていたのは。
チバに口付けたのは、アルコールの力を借りて制御を外れた慾か。
それとも、気持ちに決着をつけようと足掻く正気のアベの意思か。
もしも本当に後者だったならばウエノは退くべきだ。
わかっている、わかりきっているけれどまだ諦め切れない。
問い詰める。
アベが嫌がっているのに気付きながらも、止められない言葉。
「いつからもう醒めてたの?いつまで酔っ払ってたの?どこまで演技して…」
アベが肩口から伸び上がって口付けて来る。
するりと入り込んだ舌。黙らせるための行動だと知っている。そこに心など。
それでもウエノの身体には熱が点る。
「もう喋るな……」
振り絞るようなその声。
まだアベは揺らいでいる。
まだ間に合うだろう。
まだウエノが付け入る隙はあるだろう?
肩をシーツに押し付ける。その存在を掌でしっかりと捕まえる。

狡い心が頑是無く嫌だと叫んでいた。
3007/17:2005/12/02(金) 18:57:58 0
「チバが」
持ち出す、今まで避けて来たその名前。
アベの反応は顕著だった。
咳き込み、噎せ返り、涙ぐんで、しかしその見開かれた目はウエノに釘付けだ。
「驚いてたよ、アベ君、あんな熱烈なちゅーして」
軽薄な言葉を紡ぐ、自分は今どんな表情をしている?
アベが怯えている。
アベ自身が直隠しにして来たその心を、今、他人の手で暴かれそうになって怯えている。
ひゅうひゅうと忙しなくも五月蝿い呼吸音がアベの口から引っ切り無しに漏れている。

「俺は驚かなかったけど」
アベ君、今何考えてる?
「アベ君がこう言う時どんな顔して、どんだけヤラシイか知ってるから驚かなかったけど」
ねえ、俺はアベ君の事よく知ってるんだよ。
「ヤラシイ声で鳴くアベ君も、焦れたら自分からキスしてくるアベ君も知ってるから驚かなかったけど」
チバよりもよく知ってるんだよ。
「アベ君の事、よく知ってるから。全然ちっとも驚かなかったけど。」
アベ君は、チバに知られたくないんだよね?そんな自分自身のこと。
だったら、もっと慎重にしてないと。
「チバは」
ばれちゃうよ、全部。
「アベ君のこんな格好見たら今日よりもっと驚くかな。ねぇ…聴いてる?アベ君」
酔いのせいになんて出来なくなるよ、本気かどうかなんてすぐわかる。
現に俺にはばれたよ。アベ君の事、よく見てた俺にはばれたよ。とっくの昔に。
隠したいんだよね。本当に?隠しておきたいの、本当に?
…今ここで、突き付けてあげようか?

アベの身体を撫でながら紡ぐ、追い詰める。切り込むような言葉の群れ。
「アベ君はさー、チバの事、さァ、」
言いかけた途端に口を塞がれた。今まで凍り付いていた身体が、ばねのように素早く動いた。
3018/17:2005/12/02(金) 18:59:54 0
ウエノの言葉を遮るように言い募られる、アベの嘘。
チバは関係無い、チバは関係無い。
必死で紡がれる言葉が、アベの中に巣食うチバへと向かう心を却って露わにする。
嘘を吐く、アベはまだその心を直視出来ないでいる。
まだ付け入る隙はあると確信する。まだ間に合う?
確認のためにわざと追い詰めたのだ。
可哀相なアベは、本当にウエノの思うままに翻弄されてくれた。
もしも。アベが完全に想いを昇華してしまったら。ウエノは必要無くなる。
もしも。アベが完全に覚悟を決めてしまったなら。ウエノは必要無くなる。
チバへの想いを抱えてどこにも行けないアベが。
進む事も退く事も出来ず座り込んで動けないアベだけが。
誰かの支えを必要としていた。不安定に揺れていた。そこが付け入る隙だった。
だからウエノは殊更に優しく。殊更に丁寧に。心の隙間に染み込む毒のように。
アベが覚悟を決めない間に。アベが想いを昇華する前に。
優しいフリをして抱いて、更にアベを追い詰めて行った。
アベはウエノが注ぎ込む毒に気付けなかった。
一人頼りなく想いを抱え込んで疲れたその身に、甘く染み入るものが何か気付かなかった。
ウエノの毒がアベを侵してその身から自由を奪って行くのに気付かなかった。
本当は、本来は。アベは一人でも大丈夫だ。
どうしようもない想いを抱え込んで、それでもいつかは自力で答えを見つけただろう。
どうするべきが。どうすれば一番良いのか。想いに決着をつけただろう。
ウエノが、邪魔をしなければ。
ウエノの毒が雁字搦めにアベを捕えて追い詰める。
中途半端に慾を満たされてしまったアベの心は消化不良を起こしている。前よりもっとずっと苦しいだろう。
こうなると知っていて手を出した。こうなると知っていたからこそ手を出した。
こんな形でアベと身体を繋げて悦んで、こんな形でしかアベに触れる事も出来ない。
優しいなんてとんでもない。本当は誰よりも一番卑怯だ。
本心は綺麗に覆い隠して。
たすけてあげる、なんて恩着せがましい言い方で近付いて、本当は。

逃げる術を。奪ったのだ。
3029/17:2005/12/02(金) 19:02:25 0
アベはウエノを誤解している。
アベの事を抱くウエノを、誤解している。
ウエノがこの四人の関係を、崩してしまわないためにしている事だと思っている。
ウエノがこの四人の関係を護るために。この先も四人転がり続けるために、している事だと。
敢えてその誤解を解く事はしなかった。都合が良かったからだ。
アベが罪悪感を抱え込むほどに動けなくなっていったのを知っている。
本当は護りたいものなんて無くて、ただ、狂おしい程欲しいものだけが在る。目の前に。
浅ましい、誰よりも浅ましい自分。
狂おしい程欲しいもの、今はウエノに散々に心を打ちのめされてずたぼろになって、目の前に倒れている。
可哀相にとまるで他人事のように同情すると同時に、傷付けてなお悦んでいる自分がいる。
このひとがこんな姿を曝け出すのは自分に対してだけだ、そう言い触れたい自分がいる。
チバにだって見せない姿。ウエノにだけ見せる。
当たり前だ。当たり前だ。
曝け出しているのはアベの意思じゃない。ウエノが強引に曝け出させているだけ。
優しい人間だと、疑われもしない自分を上手く利用して。
誰よりもアベを追い詰めるのは、ウエノなのに。アベはほんの少しも疑わないのだ。
狂おしい程欲しいものが在る。
けれどこんなつもりでは無かった筈だ。
狂おしい程欲しいものが在った。
こんなつもりでは無かった。
気が付けばここまでやって来ていた。崩壊の序曲を奏でるこの夜にまで。
掻き乱される心そのままに呼吸を散らばらせたアベが今にも泣き出しそうな顔をしている。
バランスを欠いてしまった心。
それはチバのせいじゃない。
チバへの告げる事の出来ない想いのせいじゃない。
それを唯一知っているウエノのせいだ。
優しく近付いた、アベの気持を唯一知るウエノは唯一の味方などでは無かった。
助けるフリして毒を注ぎ込む。
ウエノはアベにとっての。
敵だ。
30310/17:2005/12/02(金) 19:03:41 0
「ごめん」
「ごめん」
「…ごめんね」
繰り返す懺悔は誰に対して。
告解もしないのに許されるものか。

ごめんねアベ君。でもアベ君の事が好きなんだよ。
好きなんだよ。
好きだよ。
好きだ。

端正な顔がくしゃりと歪んでアベの呼吸がいよいよ引き絞られて涙の気配を色濃くする。
こんな顔をさせたかった訳じゃなかった筈だ。
苦しむアベを、アベの事を見ていると、ちゃんと自分が見ていると。
一人じゃないと告げてやりたかった。本当は。
追い詰められて満ちて溢れて、遂に零れてしまったアベの心。
歪んだ関係は今夜その綻びを見せ付けた。
どこで間違えたかと言うのなら、きっとはじめから。
はじめから間違い続けていた。
まだ間に合う。
ウエノが付け入る隙のあるアベの、だからこそ逃げ道もまだ残されている。
雁字搦めにされて、揺らぐ心はまだ動ける。動けないとはウエノがそう思い込ませているだけだ。
揺らいで、揺れて、するりと拘束を抜けて自由に。
まだ、間に合う。逃げる事が出来る。

もう、良いだろう?
もう充分満たされただろう、卑怯な手で本懐を遂げて、それを充分以上に堪能しただろう?

眼を閉じる。開く。
見下ろす。
息も絶え絶えのアベを。
30411/17:2005/12/02(金) 19:04:46 0
「今日はもうやめとく?」

やめるのは今夜だけではない。
もう潮時だ。手を引くべきだ。
疲れ果てたアベを、ウエノが捕えて追い詰めたアベを、解放すべき時が、やって来た。
最後にする、言葉の裏側にアベも多分気付いた。
こんな時にまでアベに選択権を与えるような言い方をして。
やめる以外、他に選びようも無いと知っている癖に。
どこまでもどこまでも、呼吸するように自然に優しいフリをする自分は本当に骨の髄まで卑怯者だ。
視線が絡む。
せめてその表情を焼き付けようとする。
もう二度と触れない。
もう二度と抱き締めない。
もう二度とアベの心に踏み込もうとしない。
だからせめてその姿を心に焼き付ける事を許して欲しい。
アベの呼吸は鎮まって、目蓋がゆっくりと震えて閉じた。
一瞬微かな落胆が心を過ぎった事に気付いてウエノは吐き気がした。
はじめから。アベははじめから受容するだけだった。ウエノを求めては居なかった。
何度も肌を重ねたのはただ孕んだ熱を鎮めるためだけの行為だ。
行為を繰り返す内にほんの少しでも。チバを想う心のほんの少しでもいいから。
自分を想ってはくれまいか、などと思っていた事に今気付いた。なんて、おこがましい。
息を吐く、胸元をぐしゃりと握り締めて改めて気付いた己の醜さを堪える。
アベの上から身を退かせ、ベッドの縁に座り膝を床に下ろした。
別れの言葉なんて無い。こんな歪んだ関係に。
立ち上がった。

何故か、背中に不自然に重力がかかっている。何故。

振り返って見たのは、指先、ほんの爪の先でシャツを掴むアベの腕。
呆気に取られる。アベは、アベもどこか呆然とした表情で固まっている。
引き止めるなんて。引き止めるなんて?アベが、ウエノを、引き止めるなんて。
30512/17:2005/12/02(金) 19:06:05 0
「違っ……」
言いかけたアベを、何が違うの、そう言ってからかって全てお終いにするのが正解だ。
間違っても。罷り間違っても。
その手を奪い取ってあまつさえ抱きしめるなんて。
一瞬。驚いたアベが切れ長の眼を精一杯見開いたのが視界に焼き付いた。
抱きしめて。きつく抱きしめてその肩口に顔を伏せる。
震える手、震える吐息。感情の奔流がウエノの中を荒れ狂っている。
アベが戸惑う。ウエノの行動に。唐突だなどと思ってでもいるのだろう。
生憎とウエノにしてみれば唐突でもなんでもない。
だってアベがウエノを引き止めたのだ。
決して現実には起こり得ないと思った、それが起きた。
それがどんな意味を持つか。アベはわかっているのだろうか。
「何か言ってよアベ君」
本当はその首を引っ掴んで叫んでやりたかった。
「俺に。何か言ってよ。」
ぎりぎり繋いだ理性が辛うじて声を抑える。
「続けろ、とかやめろ、とか、何か言ってよ。言えよ。なんで何も言わないの」
ウエノの存在。
チバへの想いで満ちている、アベのその心に。
ほんの僅かでもウエノの存在する余地はあるのか?
「…ウエノ?」
「俺はどこまで踏み込んで良いの、ねえ」
この手は。ウエノを掴んだ手は。

ねえ、わかってる?アベ君。絶好のチャンスだったんだよ、今が。
俺から逃げる、絶好の。…多分、最後の。わかってるの。
今、何か言わないと。もう逃げられなくなっちゃうよ。
わかってるの?

シャツの裾に縋り付いた指先の意味は。どう言うつもりで掴んだのか。
…都合の良い解釈をしてしまいそうだ。
30613/17:2005/12/02(金) 19:07:27 0
アベが、ウエノの腕の中で動かない。
きつく抱きしめて、屹度息苦しい程なのに、それどころかますます力は増して行くのに。
アベは振り解かない。緩めさせる事さえ。
ただウエノの言葉を固唾を飲んで待っている。…待っている。
「何か言えよ。嘘でも出鱈目でもいい。何か言えよ、言ってよ、俺に…ッ!」
拒んで欲しいと思う。逃げて欲しいと思う。けれど本心は。
心の表層だけ言い繕っても、アベの事をきつく抱きしめて離さない両腕が如実にウエノの本心を物語る。
離したくない。手に入れてしまいたい。
だってアベがウエノを引き止めた。
逃げるチャンスを与えたのに。ウエノを掴んで、引き止めて。何のつもりで。

意味なんてわかってないんだろ?まだ間に合うんだよアベ君。
頼むから、逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げてよ俺から逃げて今すぐ逃げて拒絶して俺を、


――嘘だ!受け入れてよ!

アベの唇が戦慄く。
戦慄く唇が開く、今、言葉を。
「ウエノ」
触れている髪の毛に、アベが身動ぐ振動が伝わる。
「ウエノ、ウエノ」
しっかりと抱きつかれて不自由な体勢で、精一杯ウエノを見つめようとする気配。
鼓動が高鳴って、体温が跳ね上がって、恐ろしい勢いで流れ駆け巡る血が頭の中を白く染める。
どうしてウエノの名前を呼ぶのか、今。
都合の良い解釈を。

「…ウエノ。」

確かに聴こえた。
切実な、ウエノを求めて切実な、その響き。
30714/17:2005/12/02(金) 19:09:48 0
もう知らない。
もうこの先どうなるかなんて知らない。考えない。
もうどこにも行けない二人だ。
想いに気付かれたくないアベ。
想いを気付かせたくないウエノ。
密やかな夜に澱のように降り積もる心。
脚を搦め取られてもうどこにも行けない。
導いたのはウエノ。
一歩も動けない、抜け出す事の出来ないこの夜に。教唆した。
だけど。
最後の最後で背中を押したのはアベだった。

乱暴にキスをする。奥深くまで直接舌で触れてその息の根まで止めるみたいに。
髪を掻き乱す。どんなに触れても癖一つつかないこの髪が好きで嫌いだった。
ウエノを見向きもしない心そのもののようで。嫌いだった。掻き乱す。
アベの舌を招き入れて噛みついた。
竦む身体のあちこちに掌を滑らせて擽弄する。
強過ぎる刺激を薄い皮膚越しに与える度にアベの細い身体がビクついた。
悲鳴が聴こえる、それを飲み込む。
口付けるなんてきっとこれは言わない。
喰い荒らす。貪る。
触れた箇所から食べて、食べ尽くしてしまう。全て。
口付けるなんて、そんな、慾の無い触れ方じゃ無かった。
酸欠を起こして目の前がちかちかして、それでもまだ開放してやらない。
うなじの辺りで血流がどくどくと五月蝿く響く音が聴こえている。
足りない酸素、必死で運ぼうと心臓が無駄に足掻いている。
取り入れもしていないからどうやったって足りないのに。
代わりにアベの呼吸、アベから奪った呼気を全身に運んでくれている。
隅々までそれが行き渡る頃ようやく唇が離れて、二人分の荒い呼吸が部屋を支配する。
眼下には朱に染まった頬で、濡れた唇を何度も拭うアベの姿。
30815/17:2005/12/02(金) 19:12:32 0
「ッは、…ウエノ……」
まだ散らばったままの呼吸の合間に名前を呼ばれた。
返事の代わりに髪を梳き込む。
アベの腕はふらふらと何も無い空間を彷徨う。この期に及んで。
まだ踏み止まろうとするのか。
もう手遅れなのに。
眼を閉じたその胸元に噛み付く。
ガリ、と歯形がくっきり残るほどに強く、血が滲むほどに強く。
アベの身体が仰け反るのを無理矢理押さえつけて、噛み付く。
噛み付きながら、首筋を辿っていく。ウエノの牙の下に感じる脈動。
細い身体から引っ切り無しに甘い声が上がる。
ウエノが刺激を与える度にアベが甘く鳴いた。
耳から脳まで痺れるような甘い声。もっと聴かせて。沢山聴かせて。
咽喉元に噛み付く、咽喉笛に噛み付く、頚動脈に牙を突き立てる。
このまま喰い殺す事だって出来る。
アベは抵抗を見せない。
乱暴過ぎる愛撫に涙を滲ませながら、それでも抵抗を見せない。
その癖アベの手は。腕はまだ。
シーツにしがみ付こうとする。無機質な無感情な、シーツの中に逃げ込もうとする。
震える唇に名前を呼ばれて最後の箍は外れてしまった。壊されてしまった。
なのにアベはまだ一人きりのような顔をしている。
腕を彷徨わせて下ろして踏み止まっている。その手で最後の一歩を押した癖に。
手遅れだと言うのに。この夜に沈み行く事に気付いていないのか。まだ?
他の、余計な事何一つ考えられないようにするための強く乱暴な愛撫。
まるで暴力のような。
もう、目の前の存在が愛しいのか憎いのかわからない。
ただ触れ合う距離だけが。
近くなる一層近くなる。心だけ置き去りに?
30916/17:2005/12/02(金) 19:14:05 0
下肢を握り込み、アベに協力させて完全に脱がせてしまう。
がくがくと震える膝を抱え上げると、乱暴に解した穴に屹立した自分のものを宛がう。
逃げを打つ身体を引き寄せる。
シーツに頼りなく伸ばされた腕が、目的を果たす前に突き上げてそれを許さない。
貫く、抱え込んで更に深くまで。深く深く深く、穿つ。
繋ぎとめる、どこにも逃がさない。楔を。
がつがつと抉るように。アベの身体全てにウエノを刻み込むように。
快楽など知らない。
ただその身体を強く強く強く引き寄せる。近付ける、繋げる。

アベの腕が。

伸ばされる、持ち上がる、背中に触れる、首にまわる、重みを感じる。
ウエノに向かって伸ばされた腕。
アベがしがみ付いて来る。
この関係を始めて以来、ただの一度も伸ばされなかったその腕。
迷い、惑っては無機質なシーツに逃げ込んでいた腕。
今、初めて。
ウエノに伸ばされた。
半身を起こすかのように、必死でウエノにしがみ付く、その身体を抱き込む。
強く、強く、抱きしめて。
昏い悦びが細波の様に広がって心を塗り潰して行く。
引き攣った咽喉から大きく吐き出した呼気がウエノの肩を撫でて行った。
アベが、小さく肩口に口付けて来る。
それだけで。たったそれだけで頭の芯が痺れた。
まるで麻薬だ。
即効性を持ってウエノの中を駆け巡りたちまちの内に中毒を起こす。

頂戴、俺に、全部頂戴。閉じられた心ごと全部頂戴。
丸ごと全部貰うから。心を明け渡さなくても良いよ、固く鍵掛けた、そのまま全部頂戴。
31017/17:2005/12/02(金) 19:14:52 0
アベを受け止める。アベの重みを受け止める。
全て受け止めて、まだ足りない。まだこんなものでは足りないと、思う。
一層深く抱き込めばすぐ傍で泣き出しそうな呼吸が聞こえた。
譫言のようにアベがウエノの名前を呼んでいる。震えながら。
手に入る。
今、この手の中に?この腕の中に?
…アベが、ウエノの名前を呼ぶ。
口付ける。
繰り返し繰り返し口付ける。
宥めるように優しく、優しく、優しく猛毒を注ぎ込む。
狂おしい程欲しかったもの。今ようやく手に入る。
早くおいで。
早くこの手の中においで。
早く降りておいでよ。


暗い、深い、夜の底で待ってる。
辿り着いたら、抱き締めて







もうにどとはなしてあげない




311名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 19:16:52 0
以上です。誠にどんより暗い話でスレ汚し失礼致しました。
矢張り話が長引いてしまうのも、本当申し訳ございません。精進致します…
312名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 19:34:10 0
>>311AVの人!!
この話大好きです
堕ちていく感じにゾクゾクします
たまらん
313名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 19:37:36 0
>>311
GJ(*´∀`)
素晴らしい。

私もちゃんとしたエロが書けるように修行して参ります…
314レス番214:2005/12/02(金) 19:38:01 O
AVの人?
これ好きってかAVの人のセンスが好き
続き読みたい!
315名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 19:41:02 O
>>311乙です!
ウエノ→アベへの情念めいた壊れた欲望具合いがたまらない。
馬鹿みたいに甘いウエアベが好きだけど、情念系ウエアベも良いな。
316名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 19:55:10 0
AVの人GJ!
317前スレ832884:2005/12/02(金) 20:05:34 0
メンタル面を掘り下げて書けるって凄い
体力と気力と精力と筆力が必要だよね
読んでてウエノの情念にあてられてゲッソリ痩せた気がする
アベサイドと合わせて読み返すと更にゲッソリ(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
318前スレ322:2005/12/02(金) 20:29:14 O
AVの人乙です!GJ!!
気がついたら携帯握りしめる手が痺れて感覚なくすほど、読むのに没頭してしまいますた(*´д`)ハァハァ
私も精進せねばと日々思うばかりです…
319名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 21:16:14 0
アベの色気ってなんなんだろう
はまったら最後って気がするw
320名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 21:59:17 O
AVの人、ほんまGJ!!!!!
何だかウエノの気持ちが痛いほど解ってしまい
切なさ倍増しでした。
アベサイドのやつと合わせ読むと 余計なけるよ〜
321名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 22:11:54 O
AVの人、乙です!
口は半開きのままなのに、息を詰めて読んでしまった…
322名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 09:53:13 0
神 降 臨
323名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 09:57:02 0
変態関係スレできてから噂スレが過疎ってるなw
324名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 11:15:48 0
何気にプギャ厨待ち
325名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 11:28:42 0
私も待ってるw
ぬこ…
データは見つかったのかな
326名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 12:40:01 0
きょ、今日は土曜日週末なり〜(*´Д`)ハァハァ
327名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 21:49:49 0
今週末は静かだねwww
328名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 21:57:37 0
プギャ厨待ちにしょぼしょぼ投下します。
エロなしです。キュウ絡みです。
329名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 21:59:43 0
俺の目の前で、アベ君とコウジ君が仲良く飲んでいる。
二人はカウンターにもたれて立ったまま。
別にいい。仲が良いのは結構なことだ。
でも、でもさ、仲良すぎない? いや、ホント別にいいんだけど。
コウジ君がやたらとアベ君の肩を抱いたり腕を掴んだりしているのは、
フラフラし始めたアベ君を気遣って支えてやってるだけなんだろうし
(じゃあこっち来て座って飲めば?と思うけど。)、
アベ君にやたらと耳打ちして二人でクスクス笑ってるのも…、あ、ソレかな、
さっきから妙に引っ掛かるのは。
皆で飲んでる時に内緒話みたいなことするのは如何なもんよ、コウジ君?
そうそう、これは義憤だ、義憤。
別に、背の高いアベ君に、ああいう風に耳打ちできるのが
コウジ君だけだってことに嫉妬してるわけじゃない。
コウジ君が言った何かに、目を伏せてふふっと笑うアベ君が楽しそうだから、
内緒話してたって、別にいいっちゃ、いいんだけど。

コウジ君の近すぎる耳打ちで息や唇が触るのか、
アベ君は時折くすぐったそうに肩を竦めている。竦めるだけだ。
イヤなら『やめろ』とか言えば? 我慢はしない質のくせに。
コウジ君の隣でフラフラしながら突っ立って飲んでないで、
こっち来たらいいのに。
よくわからないけど、イライラする。
330名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:01:06 0
アベ君の目元や唇や、さっきからずっとコウジ君に独占されてる右耳も
ピアスがちらちら光る左耳も、とにかく肌の薄い箇所がアルコールのせいで
血色良く…というよりピンクに染まっている。
いつもは真っ白な首の辺りや、1コ多めにボタンをはずして
寛げたシャツから覗く胸元も、綺麗なピンク色だ。
…綺麗? 何考えてるんだ俺は! 
知らぬ間にアベ君に注いでいた視線を外して、慌てて思考を散らす。
それでも何故か目が勝手にアベ君を探して戻る。
丁度、コウジ君があの綺麗な手で自分の口元とアベ君の耳を覆って、
また耳打ちをするところだった。
なんだよ、その手は。さっきまでそんなことしなかったのに。
いよいよ本気で内緒話かよ? 
今度ははっきりとムッとした俺の視界で、アベ君がビクッと身を震わせた。
(何だ、今の? )
少し慌てたように身体を離そうとするのを、アベ君の腰を抱き寄せたコウジ君の
左手が邪魔している。
アベ君は酔いのせいで緩慢な動きではあるが、
窮屈に身を捩って腰を抱く手を剥がそうとしている。
がんばれ、アベ君。早く逃げ出して、こっちで一緒に飲もう。
しかし俺の密かな応援虚しく、コウジ君に易々と更に深く抱き込まれて
身動きがとれなくなっている。アベ君、非力すぎる。あーイライラする。
そんな密着して、どんな内緒話だっつーんだよ!!
331名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:02:26 0
焼酎の入ったグラスを乱暴にテーブルに置いたせいで、硬い音が大きく鳴った。
「キュウ? どした? 」
のーやんが不思議そうに話しかけてくる。
「いや、ちょっと力加減が上手くいかなくて…酔ったかな? 」
俺も不思議そうな顔を作って答える。
「そりゃあ、こんだけ飲んでりゃ酔ってるだろ。」
のーやんは笑う。
「気をつけろよ〜。前後不覚な酔っ払いはチバだけで充分だからな〜。」
俺の隣でテーブルに突っ伏して寝ているチバを見ながら
のーやんが言うのに苦笑して、カウンターの二人をチラリと見た。
コウジ君は寄っていったスタッフと談笑していた。
アベ君は一見眠そうにピンク色の顔を俯かせている。
…コウジ君の左手はまだアベ君の腰にある。
アベ君の顔が赤いのは、本当にアルコールのせいなのか?
浮かぶ疑問を打ち消しながら、俺は正体不明のイライラ発散するために
取り敢えず一発歌うことにした。
332名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:04:17 0
***********

「おはようございまーす」

一般的には決して早くない時刻、しかし集合時間より遥かに早く事務所に着いて
爽やかに挨拶。いつも通りの俺。
スタッフが笑顔で振り返る。
「おはようございます。クハラさん、いつも早いッスね。」
「一応、リーダーなんで。」
笑いながら軽口。いつも通り、メンバーの中では俺が一番乗り。
「でも今日、珍しく先越されてます。」
スタッフの意外な言葉に普通に吃驚する。
「えっ、うそ! 誰? コウジ君? アベ君? 」
「その二人です。結構早かったですよ。だいぶ前に一緒に来られて。」
チバの名を出さない俺に彼は苦笑いを浮かべながら答える。
「へえー…。」
俺はそう返すしかなかった。何故か。何故だ?

いつもメンバーの溜り場になってる部屋のドアを開ける。
『おはよー! 早いじゃん、どうしたの? 』の言葉を準備して。
でも、そこに二人はいなかった。
333名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:06:00 0
「コウジ君もアベ君もいないけどー? どっか行った? 」
俺の声に電話を掛けかけていた手を止めて、スタッフの彼がのーやんを振り返る。
「アベさんとウエノさん、外、出ましたっけ? 」
スケジュールを確認していたらしいのーやんがちょっと考えてから
「さあ? 」
と答える。
「もーいい! 俺、ちょっとコンビニ行ってくる!」
ガクッときつつも、しょうがねえなと笑いながら廊下へ出た。
今日は移動時間が長いから、タバコを買い足しておこう。
もしかすると、あの二人もコンビニに行ってるのかもしれない。
エレベーターのボタンを押そうとして、考える。
うーん、待てよ。昨日は盛大に飲み食いしたし、階段を使おう。せめてもの運動に。
334名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:07:20 0
踵を返して階段へ。
タタッと軽快に駆け下りようとしたその時、上の方から、
微かだが確かに声が聞こえた。
普通の話し声なら気にせず降りていったかもしれない。
でも聞こえたそれは、ため息まじりの甘い嬌声。
情事の時の、そんな感じの声だった。
しかも聞き覚えがある声。そして聞いたことのない声。
……アベ君?
動けずにいる俺の耳は、微かに聞こえるその声を鮮明に拾う。
それはとても甘くて、ちょっと認めたくないけど、俺の下腹部を疼かせた。
え、え、ちょっと待って。アベ君なの? 本当に?
何してるの? この上でまさか、女の子連れ込んで…? と、思おうとした。
でもこの声は女を抱く時の声なんかじゃない。
こんな、こんな声は…
ますます身を硬くしていると、アベ君の信じられないほど甘い声の合間に、
更に聞き覚えのある声を見つけた。
「嘘…。」
あんな声を出してるアベ君と一緒にいるのは。
ショックは大きかったが驚きは少なかった。
沸騰しそうだった頭が妙に冷えていく。
全てに合点がいった、そんな感じだった。
335名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:09:24 0
しばらく固まってた俺の耳に、衣擦れと微かな金属音が聞こえた。
と思ったら、階段を降りてくる足音に変わった。
俺は飛び上がるようにして廊下へ戻り、事務所へと飛び込む。
「お、なんだ、お帰り。早いな」
のんきに言うのーやんの声に、詰めていた息を吐き出す。
それと同時に、事務所のドアを開け姿を現したのは、やはりコウジ君だった。
「お、キュウ。おはよ。」
ギギギと音がしそうな首でコウジ君を振り返る。
のーやんが「キュウ、ウエノウエノ。いたいた。」と今更言うのを
イライラと聞き流していると、コウジ君は俺やそこにいる皆を見渡して
「俺、コンビニ行くけど、何か要る? 」
と聞いてきた。
「た、タバコ! タバコ欲しい! 」
衝動的に『アベ君は? 』と聞きたいのをどうにか抑えて、
声をつかえさせながら俺が言うのにコウジ君は苦笑して、
「わかったわかった。了解。」
と軽く答えて出掛けていった。
後を追うように廊下へ飛び出し、エレベーターが降りていくのを確認して、
階段へ向かう。
何故か確かめずにはいられなかった。
あれは、あの声は本当にアベ君なのか?
336名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:12:16 0

事務所のある階から上へと続く階段は、普段あまり使う人はいない。
でも、まったく使わないわけじゃない。
そんなとこで何してたんだ、あの人達は。

少し上った先の階段の踊り場を見上げる。
ブーツを履いた細い脚が投げ出されているのが見えた。
アベ君だ。やっぱりアベ君だったんだ、…あの声。
確認は済んだ。これ以上上へ行かなくてもいい。
俺が階段を降りようとしたその時、
「キュウ?」
足だけ見えるアベ君が言った。
「キュウだろ?」
「うん。」
観念して返事をする。
タバコに火をつけたのか、ジッポの音が響く。
俺はアベ君の長い指が弄ぶジッポを思い出した。どきどきする。何故か。
━どうして来たのが俺だってわかったんだろう?
「キュウ?」
黙ったまま姿を見せず、立ち去りもしない俺を訝しんでアベ君が呼ぶ。
「アベ君、こんなとこで何してるの?」
慌てて発した言葉に後悔する。が、もう手後れ。
「あー…、休憩、かな。」
アベ君が億劫そうに答えた。
休憩…。
頭の中で、さっきのアベ君の甘い声がリピートする。
それを振払うように俺は頭を振った。立ち眩みがしそうだ。
337名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:13:43 0
顔を合わせないまま話をするのも戻るのも不自然に思えて、
アベ君がいる踊り場へと上っていく。
「そうだ、アベ君、なんで俺だってわかっ…」
努めて軽く声を掛けようとしたが、失敗した。
目の前のアベ君の姿に絶句する。
アベ君は気怠げに壁に寄り掛かり、片足を投げだして座っていた。
体に引き寄せ膝に頭をもたれさせているもう片方の脚を、両手で抱えている。片手にはタバコ。
黒いシャツは袖を通しているだけで前は全て開けられ、
レザーパンツはファスナーを降ろしたまま放っておいてるようだ。
何よりその顔が、あらわな胸元の艶を残す肌が、先程までここで何があったのかを
如実に語っていた。
腫れた赤い目元、色づいた唇、赤みを帯びた細い首筋と痩せた胸。
冴えて光るシルバーが映える。
アルコールで染まった色と似ていたが、質が違う。…艶が、全然違った。
338名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:14:33 0

アベ君が、明らかに余韻を漂わせる濡れた目で俺を見た。
「匂い。」
「え?」
アベ君に見とれて自分がした質問も飛んでしまっていた俺は、訳がわからなくて
キョトンとする。
「キュウが来たの、匂いでわかった。」
アベ君が目を伏せて、ふ、と笑う。
「キュウ香水つけてるじゃん?」
うん、うん、と頷くしかできない。
瞬きも惜しいくらい、アベ君から目を離せない。
タバコをくわえ、一口吸う。
ゆっくりと頭を起こしてゆるゆると煙を吐きながら
「ちょっとその匂いがして。だから、わかった。」
そう言って薄く微笑んだ。
瞬間、カッと顔が熱くなった。
だめだ、俺きっと顔真っ赤だ。やばい。なんで?相手はアベ君なのに?
そう、アベ君だ。あんな声を出してた、アベ君だ。
俺はどんどん頭に血が上って、どうしたらいいかわからなくなった。
そしてずっと頭の中をぐるぐると回ってたことが口を突いて出た。
339名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:15:43 0
「コウジ君と、してたの?」
何故そんなに、ダメ押しのように確かめたかったのか分からない。
否定してほしいと、オレの勘違いだと、どこかで思いたかったのかな。
アベ君はそんなことを尋ねた俺を手招いた。
ぎこちなく、でも吸い寄せられるようにアベ君の傍へ行く。膝を付く。
真っ赤な顔を強張らせた俺を、濡れた上目遣いで見る。
そんな目を間近にしたせいで心臓が跳ね上がった。
アベ君の痩せた長い腕が持ち上がる。
キレイな指が、俺の首に絡んで引き寄せた。
唇に湿った息が触れる。ぽかんと開けた俺の口の中に、アベ君の舌が入ってくる。
その甘さと柔らかさに、理性が焼き切れそうになる。
一旦唇を離して落ち着こうとするが、アベ君の唇が誘うように薄く開くのを見た。
たったそれだけでダメだった。俺は我を忘れてアベ君の唇に吸付いた。
アベ君の薄い唇をゆるく噛んで舌を這わせた。
そのまま唇の間に入り込んでアベ君の舌を探す。
舌先を触れ合わせ、摺り合わせる。アベ君が応えて舌を絡めてきた。
滑らかで、熱くて、柔らかくて、甘かった。
お互いを愛撫し合い、唾液の絡む水音を聞く。濡れた音が洩れる。
上顎を舐め、舌の付け根を舐め、歯列をなぞる。
アベ君が、混ざりあった唾液を嚥下する。
アベ君の口の中で、俺の舌が触れていない場所は多分もうない。
340名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:17:49 0
唾液の糸を引かせながら唇を離す。興奮に脳ミソが沸騰しそうだ。
はぁはぁと荒い息を付く俺の唇を、アベ君がチロリと舐める。
「内緒な? 」
乱れた呼吸を抑えて整え、唇は濡れたまま笑みを敷くアベ君が
笑いを含んだ声音で言う。
 誰に? 何を?
チバに、コウジ君とのことを?
コウジ君に、俺とキスしたことを?
どっちでもいい。誰にも何も言わないよ。
俺は返事の代わりにアベ君の細い体を抱きしめた。


アベ君とふたりで事務所に戻って、いつもの溜り場の部屋に入る。
落ち着かず、特に見たい訳でもないテレビをつける。
アベ君を見ると、椅子に掛けてそこらにあった雑誌をめくっている。
動悸がいまいち平常に戻らない俺と違って、いつも通りのアベ君だった。

すると部屋のドアが急に開いた。
「キュウ! 」
コウジ君に呼ばれて、俺は吃驚して椅子から立ち上がってしまった。
「!! なに!? 」
「…? いや、ほら、タバコ。」
俺が驚いたのに驚いた顔で、コウジ君がタバコを投げてきた。
「あ、ありがと。」
「いえいえ。何、チバまだ来てないの? 」
部屋を見回してコウジ君が言う。
確かに、もうそろそろここに着いてないとまずい時間だ。
「まさか寝てないとは思うけど、ちょっと電話してみよっか。
 …たまにはアベ君かけてよ。」
コウジ君が携帯電話を取り出し、チバの自宅の番号を選んでアベ君に渡した。
341名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:19:57 0
アベ君が面倒くさそうにコール音を聞いている。
アベ君が耳に当てている携帯電話に、コウジ君も耳を近づけて
電話の向こうの様子を窺っている。
「…出ないな。さすがに家は出たんじゃないの?」
アベ君が電話を切ってコウジ君に返そうとするが、
コウジ君はアベ君の横に屈み込んだ体勢のまま動かない。
「何? 」
アベ君が聞く。
「アベ君から、キュウの匂いがする。」
返すコウジ君の呟きに、俺は血の気が引いた。
「…ような気がする。なんで?」
そう言ってアベ君を見るコウジ君の目を正面から見つめ返して
アベ君は表情も変えず、
「そう?」
とだけ言い、携帯電話を胸に押しつけて返す。
アベ君は椅子から立ち上がってドアを開けると、
チバが自宅は出た後らしいことをのーやんに告げながら、部屋を出ていった。
納得いかない顔のコウジ君と、俺を残して。

342名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:23:03 0
消化不良ですみません
343名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:23:22 O
いやー!ステキ!
344名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:29:03 O
>>342
誘い受けエロフトシ最高!ハァハァハァハァハァハァ
345名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:47:21 O
このフトシならチバにも手ぇだしてそうだ…!
346名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:25:35 0
淫乱子フトシ最高です(;´Д`)
347名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:38:58 O
>>342乙!
続きを書いてみる気はないか?
いつでも歓迎するぞ〜!ハァハァ…
348名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:44:08 0
>>346
毎晩チバキュウウエノに順番に回される淫乱ふとを想像したじゃないか!w
349名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:51:37 0
ハァハァ(;´Д`)淫乱ふとしの林間学校
350名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:00:53 O
淫乱皿回し(オールナイト)
351名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:01:39 0
どこの三流AVのタイトルですかお前らwww
352名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:03:06 0
>>348
広島マニアックスな自分としては全員に皿回しに遭いながらも
ウエノにマジなふとしを希望。でもウエノは全然気付いてないw
353342と書いてアホ:2005/12/04(日) 00:08:53 0
すみません。コピペミスって途中、文が抜けてました。

>>340
>俺は返事の代わりにアベ君の細い体を抱きしめた。
のあとに↓

「いー匂い…」
ため息まじりにアベ君が言うのを耳元で聞く。
俺は完全にこの人に蕩けてしまった。


が入るはずでした。
あーくやしいw
354名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:11:57 0
>>353
自分のPCに保存する際には追加させていただきます。
355名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 00:24:53 0
>>353
保存の際にプラスしましたw
356名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 02:29:26 0

357名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 02:33:33 0
寒いね
さすが12月
358名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 06:14:53 O
プ厨さーーーん!!!
359名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 07:19:28 0
フトシベタ甘界の巨匠プ厨はどうしたんだww
360名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 08:27:11 O
o(*T皿T*)o<ふとしは毎日ヤラれ放題!
361名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 12:21:49 0
フトシ嬉し泣きですか  ハァハァ
362名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 12:45:36 0
よがり泣きでもいいよハァハァ
363名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 13:36:42 0
感じすぎて泣いちゃうぬこアベ可愛かったなァ
えろ2連発データ…
ないないの神様ないないの神様…
364名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 14:20:07 O
BA続編も期待している私はどうすれば…w
甘くても黒くてもフトシかわいいよフトシハァハァ
365名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 16:23:28 O
>>362
よがり泣き(*´Д`)ハァハァ
366名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 16:38:28 O
>>342
亀ですが、乙です。

「内緒な?」って…ハァハァ…ハァハァ
ウエノともチバとも関係してて、
キュウが最後の1人だったんだろうな。
ウエノに不審がられても表情ひとつ変えないアベにハァハァ…
367名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 17:36:47 0
むしろチバが最後の一人なのかと思ってた
368名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 18:11:46 O
>>367
そうか。チバが最後って可能性もあるか。
どっちにしても続編が期待できるネタだよねー。
369名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 18:32:10 O
>俺はジッポを弄ぶアベ君の長い指を思い出した。
にしたら良かった。
投下した後にアラ続出…やはり推敲は要るという教訓。
レスありがとうございます。精進します。
370名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 19:43:01 0
>>369
また投下よろしくお願いします〜
楽しみに待ってます。
371名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 19:59:52 O
>>369
淫乱フトシをまたお願いします。
372名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 11:36:23 O
アベフトシ─愛と背徳の肖像─
アベフトシ─愛の巡り会い─
アベフトシ─異常なる愛の快楽─
アベフトシ─華麗なる官能の日々─
アベフトシ─密かなる妄想の日々─
アベフトシ─秘められた快楽の日々─
一挙放送!
373名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 12:58:39 O
>>372
観てえぇえェエ(;´Д`)ハァハァ
374名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 13:06:19 O
>>372の元ネタはエマニエル夫人(*´д`)ハァハァ
375名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 13:48:51 O
歴代の職人たちが1本ずつ書けばいいんジャマイカ
376名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 14:43:59 0
どの職人がどのスレの住人だか
さっぱり分からなくなってる俺様が来ましたよ
377名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 20:32:36 O
プ厨よ…
ぬこふとしエロ2連発のログは見つかったかい?
378名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:11:18 0
シチュもなにもかもどうでもいい
ぬこ人間に限ってはヤラレてアンアン言ってればそれでいい
ぬこふとがヤラレてるのを想像するだけで興奮するから
379名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:12:10 O
プギャ厨どこいったの(つд`)ゼミ旅行?
380名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:15:21 0
12月の大学生は忙しいからなァ・・・

>>378
ハゲドゥ ベッドで焦らされ洗面所で首を噛まれた上に
床に転がされて放置プレイされた猫人間が体にベビーローション塗り込まれて
正気でいられるわけが無い(;´Д`)ハァハァハァハァ
381名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:17:27 0
面白くなった鰓にわざとベビーローションをぬりぬりされて
悶える猫人間を想像して抜いたなんて言えない('A`)
382名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:21:12 0
どうやったら洗面台前で寝転がるフトシをスルー出来るんだ
ウエノは鬼か
383名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:22:14 0
いいえ、魚類です。
384名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:24:47 0
>>380
初体験の翌朝からベッドで発情出来る淫乱天使なぬこ(*´Д`)モエス
385名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:25:24 O
>>382
プレイの為なら目先の欲は我慢できるタイプ
386名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:27:45 0
>>384
なんつうか、発情っていうより、猫人間は
もっと可愛がって、もっともっと
みたいな気がする 全身で鰓に可愛がってもらいたいんだとオモ
387名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:28:04 O
(*`皿´*)あんあんあんっあんああんあんっ
388名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:29:49 O
騎乗位アベヨミタスカキタスw
389名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:30:31 0
>>388
書けばいいじゃないw
>>386
そんないやらしい子にはお仕置きだよ
390名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:53:45 O
飼い主ウエノとぬこふとが、コタツとかソファで
ぬくぬくぬぷぬぷイチャイチャしている脳内
プ厨の2連発ネタがこんな感じなら萌え死ねるハァハァ
391名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:56:30 O
>>390
…ぬぷぬぷ?


ハァハァハァハァハハァハァ(;;´д`)ハァハァハァハァハァハァ
392名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:00:02 O
携帯の人、けっこうきてるね?
専ブラの讃岐メニューが落ちた(つか消えた)んだけど、
皆さん何使ってんの?
讃岐ないとかなり不便。・゚・(ノд`)・゚・。
393名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:03:32 0
おまいら投下がなくても自給自足で食いつないでるんだなw





人のこと言えないが。
394名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:04:27 O
>>392
今はとりあえずJane使ってる。
しかし使いにくい…なんか今やたら不具合起きるし。
讃岐ないと私も困る。携帯使用時の強い味方だしね。

…ってなんか禿しくスレ違いだなwごめん…
395名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:05:38 O
>>392
讃岐ショックでした
今これで見てる
http://c-docomo.2ch.net/
396名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:11:00 O
>>395
マジ?それだと投下あっても保存できないじゃん…
397名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:26:52 O
讃岐で保存できたんだ…今知った
398名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:30:09 O
保存つぅか、コピペして自分のテキストに写すなら、讃岐以外でもできるけど…
トータルの使い勝手は讃岐が一番だった。
399名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:52:15 O
[=.・з・] どんな無愛想ぽい顔してても
      基本的に口角が上がってるかわいいアベくんにZOKKONです
400名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:00:11 0
>>399
貴様あああああ



モエス…ハァハァ(;´Д`)
401名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:29:23 O
ぷちゅうぅぅぅ〜…
402名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:57:36 O
>>401
ぬこふとしからのキッスですか
403名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:23:04 0
ぺろりん
ジョリッ
404名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:26:53 O
ジョリッてなに
405名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:34:19 0
猫の舌じゃね?
舐められるとジョリジョリくすぐったいwww
406名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:37:25 0
残念、ジョリッは剃らないととんでもないことになるアレだ。
407名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:59:38 O
ぬこはツルツルだったからウエノのヒゲジョリーか
408名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 01:48:54 0
>>386
亀だが同意
何つか、ぬこアベは大好きなウエノに甘える延長で
エロに至っちゃった、て感じがする

だからこそ発情期がきた暁には
とんでもない事になりそうで想像するだけでハァハァ
409名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 03:07:22 0
>>406
それはアレかw
410名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 04:36:24 0
>>386
>もっと可愛がって、もっともっと

これだけでやばい _ト ̄|○
411名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 08:09:43 O
>>386
チュウの意味を
「すっごく好きです」
って気持ちを表わしたい時にするものって教えられてるし、
ヤル直前に鰓さんに、思い切り可愛がってあげるとか言われてるしねw
味わったことがない気持ち良さもあるだろうけど、
鰓さんが好きで好きでたまんないから、
チュウしたり抱かれたいって思うんだろーなあ。
412名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:03:03 0
思い切り可愛がってもらうって、
こんなに気持ちいいのか!<猫人間の脳内でのセクース観
という気がしてならないw
413名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:20:24 0
かちゅーしゃ使いはおらんのか?もう古い?(;´Д`)
414名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:23:33 0
根強いかちゅ〜しゃヲタはぎょうさんいるのになにぬかすw
415名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:28:02 0
2ちゃんねる古参ほどかちゅ使いが多いよ。
確かひろゆきもかちゅじゃなかったっけ?
416名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:29:23 0
つうか急に何の話?
と問う私こそがかちゅ使いな訳だが
ホント何の話…誤爆か?
417名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:31:10 0
>>412
気持ちいいことしたい&可愛がってもらいたい
このダブルコンボで発情してるなら大変だろうな、ウエノがw
向こうは変な邪気がないから下手にあしらうわけにも・・・w
418名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:44:50 O
>>417
あしらうも何も、ウエノもウエノで
「俺のアベくんだもんね」と、ぬこあべに萌え萌えしているジャマイカww
419名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:52:54 0
('A`).。oO(ぬこふと私も欲しいナァ・・・)
420名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:55:22 O
ウエノ大好きなぬこあべは勿論
ぬこあべに萌え萌えデレデレのウエノ読みてぇぇ
(´・ω・)プギャはどこだー
421名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 11:56:21 0
ぬこシリーズは結末があるんだろうか?
それが心配だ。唯一最大の心配だ。
悲劇の予感がしてならない・・・
422名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 12:12:15 0
ちょww平日昼間なのにこのスレ人多杉wwwww
423名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 12:22:15 0
プギャ、プギャ、どこにいる
嵐で見えやしねえ
424名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 12:46:44 O
プギャはもしかして、エロ2連発をフトシ誕生日に投下して
フ菓子隊を幸せ+発狂させようと企んでいるのでは。
425名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 13:13:24 0
そんなわけのわからん期待をしてると
実際そうならなかったとき無闇にがっかりするぞ
426名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 13:27:51 O
12月はプギャ投下なしかも試練(´;ω;`)
427名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 14:36:35 0
なんらかのPCトラブルかもしれないよ
気長に待とうぜ
きっと猫人間は陽の当たるソファでお昼寝してんのさ
428名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 14:54:01 O
今日の東京はすんごい寒い。
ぬこは寒がりだから、ウエノにベッタリだよきっと。
429名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 16:08:02 0
なんでプギャがそんな義務感を感じなければならんのじゃ
430名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 16:21:10 O
>>429
どんな義務感?
プギャ厨は落としたいときに落としてくれたらいいんだけど
何しろ自分含め読みたい人が多いんだよねw
431名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 16:30:53 0
元々SS投下のみのスレじゃないしな
最近の流れ見てると数字でやればいいじゃんって思わないでもあwせdrftgyふじこlp;@
432名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 17:22:17 O
そんなレスし始めると変な感じになるよー
ぬこじゃなくてもアベを完全なる飼育してみたい(*´∀`)
433名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 17:32:52 0
>>430
ファソが多いから話題が出てもしょうがない
フトシのライブも近いしまた別の話題もでるでしょう
マターリしる ヽ(´ー`)ノ
434名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 18:54:39 O
>>429
エロ2連発のログが見つかったら落とすって、
プ厨が投下予告してたから、みんなワクテカなんだよー。
強引に書いてくれなんて、誰も思ってないと思うよ?
435名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 19:44:21 0
ログを探す時にHDかなにか壊したな。間違いない。私もやったことあるw
436名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 19:51:30 O
437名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 20:08:16 0
プギャはまた週末家族とお出かけでもしてたんじゃない?
438名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 20:47:36 O
家族と仲良しのプギャに萌える(*´∀`*)
439名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:10:24 O

「フトシ君、プレゼントをあげるよ」
「おぢさんはサンタさんなの?」
「物騒な世の中だからね、確かフトシ君はまだ持ってなかったよね」
「わぁ!携帯電話!おぢさんどうもありがとう!!」
「この携帯でおぢさんはフトシ君に何をさせたいと思う?」
「…セクシー写真撮影会?」
「さすがフトシ君、勘の鋭い子だ。大きくなったら何になりたい?」
「僕、もう子供じゃないよ」
「ごめんよ。不躾な質問をしたおぢさんを許しておくれ」
「僕のウォティンティン写メりたいんでしょ?」
「こらフトシ君、オブラードに包んじゃいかん」
「オチンチン…撮るの?」
「撮るとも。おぢさんの携帯でフトシ君のオチンチンを撮るから、フトシ君は自分の携帯でおぢさんのオチンチンを撮りなさい」
「僕、おぢさんのチン写メなんていらないよ」
「チン写メ!!wちょっwフトシ君wワロス」
「いらないもん」
「頑固だねフトシ君。職人気質のフトシ君がストイックで好きだよ。さぁ、ズボンを脱いでフトシ君。セクシー写真撮影会を行おうじゃないか。ところで、フトシ君、料金はおぢさんが払うのかい」
「座って撮るの?」
「はっはっはっ。もうすっぽんぽんじゃないか。気の早い子だな、フトシ君は。」
440名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 00:21:09 O
441名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 00:53:02 0
不覚にもウォティンティンで笑ってしまった
442名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 01:13:34 O
>>439
オマエもんっのすごーく気持ち悪くて大好きだよ
443名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 02:00:27 O
変態おぢさんバンザーイ
444名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 10:04:36 O
アベはチンコ以外のパーツが魅力的すぎて
チンコそのものには執着しない
しかし、ないと困る
445名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 17:41:24 0
>>439
また書いてくださいw  
HNはウォティンティンでwww 
446名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 17:59:43 O
おぢさん娼年フトシに自慰を教えてまだイカせてあげてないよね?
447名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 20:26:42 O
ショタフトシにはきょーみない…
448名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 20:42:51 0
                     __
                  _/, -‐ニミY´ヽ
             , -─一''´///  ニミYニヘ、.,_
        /     / ///// ' ハ`ヽ l  ` ー-、__
        _ノ `ヽ、 / l '″/ / / / ハ i |!   /  \
     / ̄ ̄\  ヽ  |l / / / / イi川 } i |'  / / , -、_ハ_
.    / /´ ̄` ‐- 、} jW / / ///,イ| l|ハlリ  { !/ ィニニ、ヽ、
   〈 イ          ` ー-'∠ '/厶-┴┴く   .> '´    \ゝ
    _>ヘ、              />ー、ヽヽヽ Y¨´          冫   またやっちまった
   /::::::::::::;` ー‐、 ¬…─-く/   `┴'┴'′   __    _ノ_j
.  |::::i::::::::{:::::::::::::::\L    (_,ィ_> ,  ,.ィ"¨´ ̄/:::::::::::: ̄´::::゙、     俺下手過ぎ
.  !:{::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ. 、     丁`´   //::::/:/::::::::::::::::::〉::',
   ヽ:::、:::::::::::::::∧:::::::::ヽ `  ー─{ -- ─ '' /:::::l::,'::::::::::::::::::/::::/
    ゙、',:::::::::::/::ハ:::::::::::ヽ、     弋  /  /::::::::l:l:::::::::::::::::/::::/
    i:::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::|    `¨_フ   / /::::::::::::l!::::::::::::::/::::イ
    ヽ::::、::::::::::::::::::l:::::::::::::`ーz_辷_/ '  |:::::::::::::l:::::::::\{::::::::〉
      ト、::ヽ::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::/   イ::::::::::::l::::::::::::::::冫:::|
      ヽ::{:::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::|__/:::::::::::::::;イ::::::::::::::/:::::::j
       ',::>::::::::::'::::ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l::::::::::::::'::::::::/
        : :〈:::ヽ::::::::::::::ヽ `: :ー‐-----‐一 '´: : l::::::::::::::::::::イ : :
      : : : : ト、:ヽ::::::::::::::〉、: : : : : : : : : : : : : : :/:::::::::::::::::く:::ヘ: : : : :
    : : : : : :〉:::::::ゝ::::::/:::::〉: : : :    : : : : : : :{::::::::::::::::::::::::::/: : : : : :
   : : : : : : : :ヽ:::::::_::::::::::::/: : :         : : : :`ト、__,. -─イ : : :
      : : / ̄  `ーrイ: :         : : : :ヽ     ヽ
      /       ノ               : : ヽ     ゙、
      /      /                  ',       〉
    7/ ,.     , '                      l   !!j l′
.    ヾ(_/ /                        弋_ノ-'¨´
449名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 20:52:13 0
>>448
そんなAAどっから拾って来るんだよw
続編期待してるよ。うーんと気持ち悪いやつね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
一人だけ少し年上の俺を、メンバーは皆、「アベくん」と「くん」付けで名前を呼ぶ。
それは何故ですか?とインタビュアーが問うと、

「一応、年上だから」
「背も一人だけ上だし」

チバとキュウが、いつものようにそうやって答えるから、インタビュアーやスタッフが笑い出す。
俺もつられて、グラサンをかけたまま、何となく笑顔になる。

笑い声の中、ふと、向かいに座っているウエノが俺の視界に入った。
皆が笑い出した時、ちょうどウエノは、すこしうつむき、目を伏せて、
何本目かの煙草を唇にくわえ、ライターの火を近づけているところだった。

皆の笑い声が耳に入ったのか、あいつの表情がかすかに笑みを帯びる。
普段の気の良い兄ちゃんキャラの時にはほとんど見せない、
冷たさを帯びた、それでいて甘い、かすかな微笑。
ふっ・・と、声を出さずにかすかに笑ったせいで、火の点いたばかりの煙草の先の煙が少し揺れる。
揺らめく煙が、不意に俺の耳元に低い囁きを呼び起こす。
「アベくん。」

普段は、年上の俺に気を遣ってか、単に軽い敬称としてしか耳に入らない呼び名を、
あいつだけが、恐らくわざと、別のニュアンスを込めて耳元で囁く。

「ねぇ、アベくん。」

時には、俺のこめかみあたりにわざと額を押しつけながら、二人しかいないのに、
押し殺したような囁き声で、ねだるように、脅すように、耳元であいつは呟く。
いつだってそうだ。
俺の理性を少しずつ消していくような真似をしながら、そんな俺の反応をすらあいつは楽しんでるんだ。
いつだって、最後の最後まで、俺の名前は「くん」付けで呼ばれる。
溺れているのはお前だけだと嘲るかのように、いつもいつも最後まで、
「アベくん」としか、あの唇は俺を呼ばない。

「・・・さん。アベさん」

名前を呼ぶインタビュアーの声に、視線を宙にさまよわせていた俺は、ふと我に返る。

「また別の世界に行ってます」

キュウがおどけてフォローする言葉に皆が笑う。

「アベくん。」

呼ぶ声に目を上げると、向かいの席のウエノが、
今度はいつもの気の良い兄ちゃん顔で笑いながら俺に言う。
「ちゃんと話、聞いてろよ」
「ごめん」

俺も笑って、椅子に座り直す。インタビュアーの質問に、今度はちゃんと答える。
長いことで有名な某誌のインタビューは、それから更に1時間半も続いた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「・・・っあー、やってらんねー」

ベッドの上に、派手にひっくり返ってウエノが溜息をつく。
ツアー先に押しかけてきての某誌インタビューが、さっき終わったばかり。
せっかく、日程の関係で今日は1日オフだったのに、午前中が丸つぶれだ。
俺は冷蔵庫の前にしゃがみ込んで、缶ビールを取り出す。

「・・・お前、自分の部屋行けよ」

そう言いながら、まるで自分の部屋かのようにベッドの上でゴロゴロしているウエノの手の中へ、
ビールの缶を置くと、長い指がだるそうに冷たい缶を握りしめる。

「部屋の場所を忘れました」

言いながら、缶ビールを抱えてまたベッドの上で嬉しそうにゴロゴロしている。
(バカか、こいつは・・・・)

俺は、適当に半分くらいカーテンを開けた窓の方を向き、
ベッドを背もたれがわりに床に座り込んで、缶ビールを開けた。

「あそこ、いつも取材長すぎなんだよー」

声と一緒に、横にウエノが落ちてくる。
ベッドから降りるのもめんどくさいと言わんばかりに転がり落ちてきたのだ。
呆れて俺がそんなアイツを眺めると、へへっと笑ってビールを開ける。

「お前、俺が追加料金払うの分かってんだろうな」
「アベくん、やっさしー♪ さすが年上♪」
「バカが(笑)」

余りに調子が良いんで、つい笑ってしまうと、ウエノが、そんな俺の笑顔を見てまた笑った。
あの取材の時の笑いと同じ、口元だけの微笑。
不意に、また囁き声が耳元に蘇りそうで、俺はウエノから目をそらしてビールを口に運ぶ。

「さっきさぁ」

隣でウエノが、ビールを飲みながら言う。
「さっき?」
「取材の時」
「うん」
「俺の方見てから、目が宙を見てたの、なんで?」

俺は、ちょっとびっくりしてウエノの方を向いた。

「よく、見てたってわかるな」
「わかるよ」

ウエノは軽く言う。

「いつまで経っても、治んないね」

微笑しながらこっちを向く。

「何が?」
「人前で放心する癖」

・・・誰のせいだと思ってんだ。
毒づきたいのをかろうじて押さえて無視すると、ウエノが今度は声を上げて笑い出す。

「なんだよ?」

早くも酔っぱらいか?まだ1本目だろ?と、横のウエノを振り向く。
笑いながらあいつが言う。
「あの時さぁ、なに考えてた?」
「何って・・・別に何も」
「う、そ、だ、な!(笑)」

ウエノが、飲み終わったビール缶を、カシャッ!と壁にぶつけて「ストライク!」と笑う。

「お前・・・・」

壁に傷つけんな、と言おうとしたけど、かなりゴキゲンでヘラヘラしている顔を見ていると、
何だかどうでもよくなって、俺も空になった缶を近くに転がす。
空きっ腹に昼間からビールを流し込んだせいか、それとも長すぎるインタビューの疲れか、
少し気怠い感覚を覚えながら、もう1本ビールを持ってこようと腰を浮かせかけた時だった。

「おーい!」
「うわっ!」

いきなり、ウエノが俺に、どん、と身体ごとぶつかってきて、
俺は物の見事にベッド横の床にすっ転がされた。

「・・・てめえ」

いきなり何すんだ!とむかつきつつ、起きあがろうとジタバタする俺を、
ウエノは簡単に片手でひっくり返すように押さえつけて、うつぶせにしてしまう。
「やめろって!」

(昼飯もまだなのにプロレスごっこに付き合う体力ねーぞ・・・)と、
うつぶせのまま暴れる俺の背中に、するするっと覆い被さってウエノが抑え込む。

「教えてよ」

耳元でウエノがねだる。
まだ、囁いてもいない普通の声なのに、一瞬、肩のあたりにぞくっとくるような感覚を覚えて俺は慌てた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・・・俺の可愛いアベくんは、都合の悪いことをごまかすのが苦手です。

いつものことだけど、長身なのに信じられないほど華奢な身体は、
一瞬にして、俺にふっ飛ばされて床に転がる。
長すぎる手足が、こういう時は邪魔で、すぐに起きあがれないんだよね。
うつぶせにして抑え込むのなんか、いつも簡単だ。
こっちはキュウといっつもプロレスごっこして遊んでるからねぇ。お手のもんですよ。
このためにしてるわけじゃないけどさ(笑)

身長なんて5cmも変わらないのに、明らかに俺よりほっそりとした肩に、
ぐいっと右腕を回して抱え込むと、鎖骨の上を通って、左肩にまで俺の右手の指が届いて余る。

・・・相変わらず、ほっそいな。

すっぽりと俺の胸の中に収まってしまう肩を抱えて、最初は単にふざけてるつもりだった。

「教えてよ」

耳元で普通に言ったのに、アベくんの肩が、ほんのわずか反応するのが分かった。
「・・なんも考えてなんかねーよ」

言い返す言葉が、ほんの少しだけ遅れる。
ちっともじっとしない身体が、また起き上がろうとしてもがく。

「うそつけよ〜」
「なんなんだよ! てめーはぁ」
「絶対、考えてただろ。言ってよ(笑)」
「考えてねーってば。いちいち覚えてるもんかよ!」
「分かってるんだって〜♪」
「分かってるなら別にいいじゃん、どけって!」
「おーしーえーろ!」
「ったく・・プロレスごっこしてーなら、キュウとやれよ!」

・・・またそういう事を言うか。アベくんは。

俺は、えいっ!と、床についていた左肘を落として、アベくんにそれまでより体重をかけてのしかかった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ぬこログ探しに手間取ってるから
代替え投下だぉ 前半だぉ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
460名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:18:00 0
キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
461名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:23:38 0
プ厨キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜~(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
待ってたよ待ってたよ(*´Д`)
462名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:28:14 0
>俺の可愛いアベくんは

待てよエラwwwwwwwww
463名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:56:57 O
ぷちゅうキタ―――(゚∀゚)―――!!!!!!!!!!!!!!!
464名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:56:42 O
ぎゃー!!!!!プ厨キテタ―――(゚∀゚)―――!!!!!!!!!!!!!!!
465レス番214:2005/12/08(木) 00:00:20 0
プ厨キテタ…(*´Д`)
466名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:03:19 O
プギャ…プギャ… 。.゜.(ノ∀`).゜.。
467名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:19:15 O
>>465
レス番フトシ様wwww
左の皆さんがあなたを待ち焦がれているというのに…w
468名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 02:04:20 0
プ厨またなんていいところで切るんだプ厨w
469名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 05:33:03 0
>>462
全く同じところに反応したw
470名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 11:41:45 0
プ厨は良い子だな(*´Д`*)カワユス
471名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 16:25:38 0
ダラダラやってるだけでクオリティないぉ 何年か前のでゴメンだぉ
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>458つづき

「・・・!」

いきなり、今までより体重をかけられて、アベが慌てる。
さっきまで、上半身を起こすために、アベの左肩脇に突かれていたウエノの左腕が、
今は床にほとんどつけられて、顔が首すれすれに降りてきたのが気配で分かる。

「俺、プロレスごっこしたいんじゃないんだけど」

ウエノの声が、少し低くなった。
長い腕が、左から回り込み、ほっそりした指がアベの前髪をするするとすくいあげては落として弄ぶ。

「いーから、どけ」

声が低くなるのが、何の前触れか、誰よりもよく知っているアベが、更に暴れる。

「俺の事、考えてただろ?」

・・・図星。言い当てられて、一瞬だけアベの動きが止まる。

「・・・バカ言えよ」

肩をひねるようにして動こうとするが、ウエノの右腕が更に力を加えて抱え込むのを誘っただけだった。
472名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 16:26:13 0
「いっつもそうじゃん。で、放心するんだよね。人前で(笑)」

声が少し、普通の感じに戻る。そして笑いを帯びている。
俺の考えすぎか、とアベが元気を取り戻してじたばたすると、
ウエノが、どのくらい効果があるかを充分に心得た上で、ゆっくりアベの耳元へ唇を寄せて囁いた。

「・・俺の、なにを、いつも考えてんの?」

瞬間、抱き締めた右腕に、ぞくっと粟立つアベの肌の反応が、はっきりと伝わった。
ウエノは、アベから見えないのをいいことに、ニヤッと声を出さずに笑う。
最初はふざけていただけのつもりだったけど、久しぶりに抱き締めた細い肩と、
どうせならキュウとやれよ、と言い返された言葉が、何だか妙に癇に障って、
段々と欲情してきていたのだ。
それなのに、じたばた暴れるだけのアベに焦れて、試しに弱いのを知っていて耳元で囁いてみる。
反応は予想通りのものだった。

「いいだろ、別に・・・」

両腕を突っ張るようにして、まだ起きあがろうとしながらアベが呟く。

「いいだろ別に、だって。やっぱ考えてたんじゃん」

言いながら、鎌首をもたげるように首を持ち上げて、
ゆっくりとアベの滑らかな首筋にウエノが唇を埋める。
「・・・・・っ!」

アベが一瞬、身を強張らせた。その反応を確かめて、小さくウエノが笑う。
そのまま首筋でウエノが囁く。

「言えないようなことですか、アベくん」
「・・はなせ」

絶対に、感じてる。
だって身体の動きが、さっきとは別人のように鈍い。
感じるもんか、と身体を強張らせるから、動けなくなるんだよね。
そう頭の中で呟いて、ウエノは、左腕を黒シャツを着たアベの胸元へと滑らせた。

「言わないなら、脱がすよ」

首筋に埋めていた顔を上げ、笑いながら言い放たれて、

「いい加減にしろ!おまえ」

さすがにアベが、半分本気で慌てながら言い返す。

「昼間から、正気かよ。離せって」

くっくっと笑いながら、左手で器用に、ウエノの指が黒シャツのボタンを1つ外す。
「おまえ・・・何考えてんだよ」
「騒ぐなよ〜」

いたって呑気なウエノの口調にも腹が立つ。

「マジでやめろって」

二つ目のボタンも難なく外されてしまう。
暴れるせいで、シャツが大きくはだけた隙間から、ウエノの指先がすーっと滑り込んできた。

鎖骨のわずかに下あたりの胸元の肌を、するすると滑るように這う、
指と手の平の感覚に、小さくうめきそうになるのを危うくこらえる。

ウエノが、左腕を胸に這わせやすくするためか、アベを右腕で抱きかかえるようにしながら、
一緒に覆い被さって、本格的に寝ころぶ。そして、アベの耳にキスをしながら囁く。

「・・・感じてるだろ」

言いながら、手慣れた指が、鎖骨を撫で、滑らかな胸の肌を確かめるようになぞっていく。

「・・んなことねー」

声が段々小さくなるのが悔しい。だけど迂闊に声を出せない。
ほんのわずかの声の乱れも、震えも、絶対にこの男は聞き逃さないからだ。
くっくっと耳元で笑いながら、ウエノの指が、胸の突起の片方へと伸びる。
中指と人差し指の腹で、くいっとこねるように弄ばれて、
たまらずにアベの唇から小さく声が漏れる。

「・・・んっ」

ふふっ、とウエノが小さく笑う。

「アベくん」

指がまた動く。指の腹で撫でるように、つまむように、胸の突起を弄ぶ。

「感じてんでしょ?」
「やめ・・・」

執拗に蠢く、胸の突起の周りの指に気を取られていたら、同時に、首筋にウエノの唇が当てられた。
そっと押しつけられたかと思うと、いったん少しだけ離れる。
そしてまたすぐ、今度は小さく唇の間から伸ばされた舌が、一緒に首筋を這う。

「・・・・うっ」

ホテルの部屋の絨毯に、額を押しつけるようにしてこらえようとしたが、
間に合わずにアベの唇から小さなうめき声がまた漏れる。
「今、思ったんだけどさ」

首筋に舌を小さく這わせながら、ウエノが呟く。

「あっ」

同時に胸の突起を押し込むように動く指に、アベが身体を一瞬よじらせて喘ぐ。

「俺がさぁ・・・アベくんをさ」
「ん・・っ」

また指の腹で、突起をぐいっとさするように愛撫されてアベがたまらずに呻く。

「今みたいに、可愛がってる時のことなんて、まさか思い出してないよねぇ」

またしても図星の指摘に、アベの頬が、少しずつ赤味を帯びて上気していく。
うっすらと染まる頬に、引き寄せられるように、唇を、舌を這わせてウエノが更に呟く。

「顔、赤いよ」
「やめろって」
「図星ですか、アベくん」

耳たぶあたりに舌が絡みつく。胸の突起をまた指が弄ぶ。

「俺のこと、思い出してるんだろ?」
「・・・っく」

声を堪えようとして、アベが顎をそらして荒い息をつく。
「こんなんしてるのとか、思い出して」
「う・・・・っ」
「放心しちゃうわけか。アベくんは」
「あ、あっ」
「まあしょうがねえけど。退屈だしな」

執拗に胸の突起を弄ぶ指先のせいで、アベの唇から声が漏れるのが止まらない。
かすかに、早くもアベの首筋がしっとりと汗で湿り気を帯び始めている。
さっきまで、ウエノの腕や、のしかかる上半身を追い払おうとして暴れていた、
アベのほっそりとした腕が、今では絨毯の上に投げ出され、快感の為にかすかに粟立っている。
目ざとくそれを見付けたウエノは、少しの間、わざと無言でアベの首筋を唇で、舌で愛撫する。

「・・・あっ・・・・・・あぁ」

長い指先が、執拗に、上半身をねじって逃れようとする胸の突起を、追いかけては弄ぶ。
真昼の静かなホテルの部屋に、アベの荒い息遣いと、時折こらえきれずに漏れる声だけが響く。

「やろうよ、アベくん」

ウエノの低い声が耳元で囁いた。

「バカ言うな」

かすかにかすれた声で、それでも間髪を入れずにアベがぴしりと言い返す。

「やらせて」

細く長い首筋へ、下から上にちろちろと舌を這わせながらウエノがせがむ。
「場所と時間、考えろよ、タコ」
「んー?」

ウエノが耳元にキスを繰り返しながら答えた。

「いいじゃん、みんないねーもん」
「は?」
「昼メシ食いに出てった。ここさぁ、近くにレコード屋あるんだって」

首をねじって顔を見上げるアベを、見下ろしてウエノが笑う。

「能やんとかもみんな行っちゃったよ。メシ食った後、チバとキュウも一緒にレコード見るって」
「マジかよ」
「アベくん、一人でさっさといなくなったじゃん。その後の話だから」
「お前も行きゃ良かったのに」

そう毒づくアベの、柔らかい黒髪を、またするすると指に絡めて遊びながら
ウエノが笑いを帯びた声で言い返す。

「せっかく、アベくんと昼間から二人きりになれるのに、俺が行くわけない(笑)」

ぬけぬけと言い放つ顔を見ていられなくて、思わず目をそらすアベのうなじに、
ウエノが唇を這わせながら呟いた。

「そういうところは、要領良いから、俺」

そうやって話しながらも、ウエノの長い指が器用に動き続けていて、
気付くとアベの黒シャツのボタンは全部外されてしまっている。
>>471からなんこか名前入れ忘れたぉ(;^ω^)
落としてみたら意味無く長くてゴメソだぉ・・・いったん切ったぉ
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
480名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 16:37:38 O
プギャー!
潤うよー…ありがとう 。゜+.(ノ∀`).+゜。
481名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 16:56:26 0
プ厨キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

続き楽しみに待ってるよ〜!
482名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 20:05:20 O
プ厨、何年も前に書いたって…
おまえ今でさえまだ大学生なのに、すげーわw
483名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 21:07:31 O
>>482
うむ。
しかし、そこはかとなく初々しさも漂ってる感じだねw
とにかく、続き待ってるよプ厨―――(゚∀゚)―――!!!!!
484名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 21:55:09 0
アベを性的玩具扱いのウエノが萌える(;´Д`)ハァハァ
485名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:05:48 O
言葉攻めのオンパレードだな、鰓めw
この先も楽しみだなー。
それにしてもプ厨は、ぬこログ見つかったかな…
頑張って見つけてくれ。・゚・(ノд`)・゚・。
486名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:08:41 0
「やろうよ、アベくん」
「やらせて」

鰓萌エス(*´Д`)
487名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:26:19 0
>>485
普段無口だったり喋りが苦手な人は
達者な言葉責めだけで軽くイケると聴いたことがあるw
488名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 23:14:27 0
>>487
だったらフトシは鰓のなすがままジャマイカ!
489名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:24:35 0
ウエノは口達者の上に声がまたいいからなァ
490名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 11:15:44 0
ウエノの声がえなりみたいな声じゃなくてよかった(*´Д`)
491名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 11:24:35 O
シャワー先に浴びてこいよ!
492名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 11:49:17 O
朝からdvd見倒してるけどいつでもアベは最高だね(;´Д`)ハァハァ
493名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 12:00:23 O
>>491
こんなことで声を出して笑ってしまったのは不覚だ
494名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 12:10:07 O
ゴッジャズの終わらない世界の終わりは何度見ても胸が熱くなる(;TДT)ハァハァ
連投スマソ

プギャ厨続き楽しみにしてるよー!
三四郎様のBSというかBAの続編を宛も無く今尚待ってます・・・
495名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 19:25:09 O
讃岐が復旧しなくてツラス
讃岐なら移動中に携帯で、サクサクとこのスレを楽しめるのにー…
496名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 19:36:48 O
>>495
同じく…orz
497名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 20:41:45 O
プ厨、続き落としてくれるかなー。
498名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 20:42:35 0
あ〜今日は金曜週末なんだよね。
神の降臨はあるかしら?
499名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 03:59:53 O
沖縄でウエノがアンコールの際にくわえ煙草で出てきたのを見たとき
ふーん、アベの味か…と思いました
ネック舐めてるの見ると
ふーん、アベの首か…と考えこんでしまいました

どっちかというとこっち向きかなと思ったのでこっちにw
500名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 14:40:39 0
あのフラッシュを思い出すね
501名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 23:47:36 0
アベが銀行強盗出演イベに居たらしい!
詳しくは真ん中にgo!
502名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 02:20:46 0
真ん中のアベレポ読んで以降、動悸息切れ目眩がヒドス(*´∀`)
503名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 02:36:17 0
>>502
つ[救心]
効くらしいのでw


…って違うよね。
そういう自分も泣いた口。
504名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:20:44 0
師走は忙しいぉ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>478つづき

観念したように、うつぶせになったまま、絨毯に額を押しつけて溜息をついたアベを、
ウエノがぐるりと仰向けに転がした。
アベに寄り添うように絨毯の上に体をのばしたウエノが、
長い指先と手の平をはだけられた黒シャツの中に滑り込ませて愛しげに肌を撫でてゆく。
アベの黒髪に額を押しつけるようにして、耳元で甘みを帯びた低い声が囁き続ける。

「アベくん」
「ん・・」
「今朝寝坊したって言ってたよね」
「ああ、うん」
「いくら寝坊したからって、素肌に黒シャツですか。エロいな」

首筋に血の色をのぼらせて顔をわずかにそむけると、そんなアベの首筋に
ウエノが顔を埋めて舌を這わせてくる。
505名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:21:28 0
静かなホテルの部屋にアベの少し荒い息遣いだけが、時折詰まりながら響く。
午後の暖かい陽射しが差し込んでいる中でのウエノの愛撫は、
わざとなのか、単に楽しんでいるのか、必要以上に丁寧でゆっくりとしていた。
黒シャツを指先で押して片方の肩を露わにさせる。
指先が、手の平が、アベの細い骨を浮き出させた肩を這い、鎖骨を撫で、
それから胸元へと降りていって、ゆっくりと胸の突起をもてあそぶ。
愛しさを動作に充分すぎるほど滲ませた動きで痩せた体を愛撫される心地よさと、
じわじわと確実に皮膚を犯していく快感の両方を感じて、アベが目を閉じてウエノの背に手を回す。
背中に絡みついてくる細い腕の感触に気付いて、ウエノが首筋に顔を埋めたまま、
声を出さずに小さく笑う。体温を持った吐息を首筋の皮膚に感じてアベが小さく身をよじる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ふと、アベは、ウエノと数年前に初めて関係を持った時のことを思い出していた。
楽屋でソファに座ったウエノの前に、着替えのために上半身は裸のキュウが座り込んでいた。
二人は笑いながらなにごとか話をしていた。キュウがウエノに煙草をねだり、
ウエノが忘れたのかとキュウをからかいながらも煙草を手渡していた。
煙草をくわえて背をわずかにかがめ、火を点けていたキュウの白い背中を、
見るともなしに眺めていたアベは、ふと一点に目を留めた。
506名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:22:48 0
滑らかな白い背中のかなり下の方、ほとんど腰にかかるほどの位置に、
性交の時にしかつくことのない生々しい色を持ったアザが顔を覗かせていた。
ここ数日は連日のライブと移動で、女など回りにいることはない。
しかし、アザの色合いはどう見ても昨夜あたりにつけられたに違いない生々しさで、
くっきりとキュウの白い肌に痕を残していた。
女を連れ込む暇などなかったはずなのに、どうしてだろう。
しかも夜はウエノとずっと相部屋のはずだ。女と遊ぶなんて出来る筈が・・・

そこまで考えたアベが、あることに思い当たって顔を上げると、
長い指に煙草をはさんでふかしながら、じっとアベの顔を眺めていたらしいウエノと目が合った。
わずかにたじろぎながら視線を受け止めたアベに、ウエノが目の端だけで小さく笑ってみせた。
自分が何を見て、何を考えていたか、悟られたに違いない。
そう気付いたアベが目をそらす。ウエノはまたキュウと変わらずに話を続けていた。

それからしばらくして、トイレの鏡の前でアベが髪をかきあげていると、
扉がバタンと開く音がしてウエノが入ってきた。他には誰もいなかった。二人きり。

「おっ。昼間からキュウの背中見て変なこと考えてたアベくんじゃん」

いきなり笑いながらそう声をかけられて、アベはウエノを仏頂面で睨み返した。

「なに言ってんだよ」

面倒くさそうにそう言うと、アベの斜め後ろで壁にもたれて、ウエノが笑った。
507名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:23:27 0
「キュウの背中のアザ見てただろ、さっき」

無視してドアの方を向きかけたアベを、

「待った」

と、ウエノがぴしりとした声で呼び止めた。
足を止めて目を上げると、鏡の中からウエノがじっとアベを眺めていた。

「なんでキュウの相手を、すぐ俺だと思ったの? アベくん」
「お前しか、毎晩一緒にいる奴いないだろ」

その答えを聞いて、ウエノが鏡の中からアベをせせら笑う。

「毎晩一緒にいたらそれが理由? それはそれは。」

何が言いたいのかという思いを顔に出して、じっと鏡の中のウエノを見ているアベに、
ウエノが簡単に言った。

「アベくんもやってるからじゃないの」
「なにを」

アベの返事を聞いて、ウエノがくっくっと面白そうに笑い出した。

「アベくん、アドリブきかない人だねぇ、ほんとに」

むっとして睨むアベの視線をあっさり受け止めたまま、ウエノがゆらりと壁から身を起こした。
508名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:24:25 0
そしてアベの方へと足を踏み出す。アベは動かなかった。なぜか動けなかった。
そんなアベの反応を観察しながら、ウエノが数歩だけ歩くと背後に立ち、
そのまま後ろから両手を絡めてアベの背中を抱き寄せた。

「チバと遊んでんだ?」

耳のすぐ後ろで声がする。アベは鏡の中のウエノの顔を見ていた。返事をしなかった。

「それで最近、浮かれてるんだねぇ、あいつ。」

どうして自分はウエノを振り払おうとしないんだろう。
返事もせずに、自分の肩の上にあるウエノの顔を見つめているアベに、
ウエノが小さく笑みを帯びた表情のまま言葉を繋ぐ。

「アベくんのことがだーい好きだからね、チバは。やりやすいだろ?」

無言のままのアベの体を、ウエノが腕に少し力を入れて引き寄せた。
アベがわずかによろめくようにして、ウエノの胸の中にされるがままに体をもたれかからせる。

「やりやすいし、言うこときくだろうけど。あいつ、うまい?」

アベがやっと身を少しねじった。
ウエノがすかさず腕に力を入れて細い体を締め付け、アベが小さく眉をしかめた。
509名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:24:59 0
「痛いでしょ? 痛くしたもん、今。」

答えずに鏡の中の目を睨み返すアベを見て、ウエノがにやりと笑みを浮かべる。

「痛いかって訊ねてるんだよ、アベくん」
「うるせぇ」

小さく答えたアベに、肩のあたりからウエノが質問を重ねる。

「で? チバはどう?」
「うるせぇって」

ぐいっと肩をひねって抜け出そうとするアベを、ウエノが更に力を入れて押さえ込む。

「可愛いだろうねぇ。でも下手くそだろ、たぶん? 上手には見えねぇもんな、チバ」
「なにが言いてぇんだよ」
「アベくんは、気持ちいいの?」

見透かすような目で、鏡の中からアベを眺めながらウエノが言う。

「わけわかんなくなるぐらい気持ち良くなって、涎垂らすぐらいにイイ時がある?」

普段のどうでもいい喋りの時と変わらない顔で、卑猥なことを簡単に言うウエノを、
アベが見つめかえしていた。身動きも出来ずにただ顔を見つめている。
510名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:25:41 0
「俺がやってあげようか、アベくん」

じっと鏡の中から目を見つめてくるウエノから、アベは目をそらすことが出来ずにいた。

「やってみたくない?」

鏡の中で、ウエノが少し後ろに顔を引き、アベの目から離れた視線が、
ほっそりと伸びたアベの首筋をゆっくりと眺めおろしていく。
自分の首を眺める視線を鏡の中で追っていただけで、首の皮膚がかすかに粟立つような感覚を覚えて、
アベはウエノの腕の中で小さく身を強張らせた。

「面倒なこと、なにも考えなくていいよ。ただイッときゃいいんだよ。楽だよ」

ゆっくりと目が上げられ、またアベの視線を捉える。

「したくなったら呼んで」

低い声が耳のすぐ横でアベに囁いた。
柔らかい茶髪が頬をかすめ、アゴを撫で、そして首筋に唇が柔らかく押し当てられる。
アベの体が一瞬小さく震えた。その反応を充分に確かめながら、舌先が首筋の皮膚をくすぐり、
そしてすぐに離れ、皮膚の数ミリ上で吐息のように言葉を囁いた。

「狂うまでしてあげるよ、アベくん。」

そして身を起こして腕をほどく。長い腕がすっと伸び、指先がおどけた仕草でドアを指す。

「お引き留めしてすみませんでした」

もう一度アベの視線を捉えて小さく笑うと、そのままウエノはくるりと背を向けて
トイレの中へと用足しに歩いて行く。アベは1歩あとじさり、そして無言のまま背を向けて出て行った。
それから数ヶ月後のツアーの時だった。チバとキュウが珍しく先に揃って酔いつぶれ、
ウエノと相部屋で寝るより仕方のなくなった夜、順番にシャワーを終えた後に、
またあの長い腕がアベに絡みついてきたのは。
あの日と同じように動けなくなったアベの耳元に、低い声が、初めて知る甘さを帯びて囁いた。

「したいなら早く言いなよ、アベくん」

背後から、わずかに痛さを覚えるほどの力で抱きしめられているだけで、
かすかに息が上がり始めているアベに、ウエノが笑いながら言った。

「俺が前に言ったこと、思い出してたんでしょ」

なにか返事をしようとして薄く唇を開くが、呼吸の音しかしない。

「部屋に入った時から、俺の目を避けてばっかりでさ」

アベは言葉が出なかった。喋ることすら出来ずに、アベは自分の体の欲情を悟った。
ウエノ本人というより、狂うまでしてあげるよと耳に囁かれた「それ」が欲しくて、
言葉も出せず、身動きすら出来ずに、ウエノの腕の中で身を強張らせていた。
「固まっちゃって」

囁きながら首筋に舌を這わされて、アベが小さく喘ぐように息をする。

「やらせて」

甘さを帯びた低い声が囁きながらアベにねだった。
細い体を抱きしめていた片方の腕が、ゆるゆると下に降りて、
Tシャツの下から潜り込み、アベの薄い腹の皮膚をゆっくりと愛撫する。

「俺もしたいんだよ、アベくん」

あの夜が関係の始まりだった。不意に低くなった囁き声と同時に、そのまま床に引き倒され、
最後までベッドに上げてすらもらえず、安いホテルの硬い絨毯の上で、
言葉どおりに狂うまでアベはやられた。Tシャツを口に噛まされても漏れる声が止められなかった。
腕に、足に、力が入らなくなるまでやられ、いくら懇願してもやめてもらえず、
しまいには生まれて初めて数分だったが意識が遠のいた。
全てが終わって、まだ落ち着かずに喘ぎ続けて横たわるアベの、
汗に濡れた髪を愛しそうに指で梳きながら、ウエノは耳元にくちづけて囁いた。

「したくなったら いつでも言っておいで アベくん」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
また最初名前を入れ忘れたぉ もう漏れバカだぉ( ;ω;)
おまけになかなか終わらないぉ みんなごめんだぉ・・・
⊂二二二(;^ω^)二⊃ ブ--ン
514名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:30:17 0
プギャ厨キタ――――――(*´д`)――――――!!!
長くっていい!むしろ長くして!!
515名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:32:56 0
プ厨のを読むと
読むたびに
鰓の人に萌えまくって呼吸困難になる件

今回のは一番ツボった。ウエノに誘惑されたい。あぁ・・(;´Д`)ハァハァハァハァ
516名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:36:22 O
プ厨キタ━━━[*.=・з・]人(`皿´*)━━━!!



ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
517名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:38:36 0
チバをやりまくるだけでは足りずに今度はウエノにやられて喜んでるのか?
とんだ淫乱だよアベ・・・
518名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:40:13 0
>>515
(*´Д`)人(´Д`*) 鰓サマ萌えです・・・耳元で「やらせて」と言われ隊
519名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:48:02 O
プギャキテター!(*゜∀゜)=з
520名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:48:32 0
さすが神いわゆるゴッドなウエノだ。
手際の良すぎる誘導に乾杯。アベのキャラを読んでるなあ・・・
521名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:51:35 0
自分の欲望に正直なフトシが可愛くてたまらない私は少数派ですか orz
522名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:53:02 0
プ厨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

続きも楽しみに待ってるよーん!
523名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:54:57 0
>言葉どおりに狂うまでアベはやられた
kwsk
524名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 19:59:04 0
>>517
鰓に体で教え込まれたゴッドなテクで今度はチバを狂わせるわけかw
525名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:03:57 0
>>515
ハゲドゥ たまらね
526名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:05:31 O
>>521
ノシ 欲望に正直なエロカワフトシが一番モエス
527名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:05:45 O
>「狂うまでしてあげるよ、アベくん」
ってなーー!!エラ…(;´Д`)ハァハァ
ぷぎゃ鰓に萌え狂わされて大変だよ(;´Д`)ハァハァハァハァ
528名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:09:44 0
>>517
チバを可愛がり、ウエノに可愛がられる
一番の勝ち組=アベww
529名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:22:14 O
>>528
いや 案外 キュウを可愛がり アベも手玉に取りで
いつでも両手に花状態な鰓が勝ち組かもしれんで。
530名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:23:36 0
>>529
その上に、やけにヘタクソ状態に詳しいということは
チバも鳴かせている可能性が。足ツボで変なツボが痛いのも納得w
531名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:26:54 0
>>529
キュウとフトシを両方可愛がれたらなにもいらんわ・・・
532名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:31:09 O
>>530
スットコも鳴かせた経験アリだろうな、間違い(・∀・)ナイ!!
533名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:32:44 0
毎晩一緒にいたらそれが理由? それはそれは。」

鰓さんにせせら笑われてからいじめられたいのですがこれは恋ですか?
534名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:37:08 O
>>521
アベに萌えるのは基本だからw
快楽に正直なアベ可愛いよなぁ
535名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:38:22 0
ヤッて欲しくて身動き出来なくて息が荒いアベ・・・最高です。最高です。
536名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:46:18 O
エラが満遍なく手を出してても
アベにだけは本気でいてほしいのはアベ好きだからだなww
537名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:03:22 O
トイレの鏡の前の2人…
>>506のシーンの挿し絵はやっぱこんな感じか?
http://i.pic.to/5o6i0
538名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:05:24 0
thee mic(ryが鰓のハーレム王国だったとは
539名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:09:13 O
自分も真っ先に>>537の画像を連想したw
540名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:13:21 O
>>539
同じく
541名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:21:07 0
>>537
これのグラサン無しバージョンで妄想した
アベが痛がるぐらい抱きしめてみたい
腕の中で痛がるアベを想像したらハァハァが止まらない
542名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:23:58 0
なにこの正直すぎる淫乱な体のアベ(ハァハァ
543名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:33:41 O
>>542
「淫乱なアベ」も大好きですが
「淫乱な体のアベ」も禿萌えすぎる
544名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:38:03 0
>>541
>アベが痛がるぐらい抱きしめてみたい
禿げ上がるほど同意!!!!
545名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:46:11 0
鰓に殺し文句をいくらでも言わせるプ厨の脳はどうなってんだww
ボキャブラリー多杉ウラヤマシス
546名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:51:40 0
>>541
アベの体をはがいじめにして「ほせぇ」と言いたい
ただそれだけなんだよ・・・ _| ̄|○
547名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:55:47 O
>>545
プギャが男だったら言葉責めに不自由することなく女関係が物凄いことになってたかも。
ある意味勿体無いw
548名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:05:57 0
>>543
ドウイ
Tシャツ噛んでも声が止まらないアベ
手足に力が入らないくらい感じるアベ
数分間意識が飛ぶほどイキまくりのアベ
淫乱な体のアベが可愛いすぎて(*´Д`*)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
549名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:26:57 0
で、誰が好きなんだいフトシよ…
550名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:29:30 0
「俺を気持ち良くしてくれたり、反対に気持ちよくさせたくなる人なら誰でも」
551レス番214:2005/12/11(日) 22:33:28 0
プ厨の鰓がすげー好きだ…なにこの余裕っぷり…ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
552名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:33:56 0
>>549
可愛い子なら誰でも
553名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:37:29 O
(´・ω・`)<コウジ君の甘い声とチバの歌う声、どっちが好きなの?
554名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:39:56 0
鰓さん 私もされたいです・・・
555名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:40:57 O
>>551
レス番フトシ様www
あなたの書く、いい声でなく可愛い鰓も俺は好きだぞー!w
556名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:41:06 0
>>553
プ厨の鰓に鳴かされまくるキュウちゃんが読みたいよ(ハァハァ
557名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:42:08 0
>>551
214様キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!

214様の可愛い鰓は変態的に萌える
プ厨のエロカコヨイ鰓はむしろ彼氏になって欲しくて萌える orz
558名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:42:45 O
>>556
(;`皿´)が妬くよ〜
559名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:44:10 O
鳴かぬなら 鳴くまでヤるよ アベフトシ
by鰓
560名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:46:17 0
>>557
>プ厨のエロカコヨイ鰓はむしろ彼氏になって欲し
頭が床に落ちるほど頷きながらドウイする
561名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:51:05 O
レス番214さんはアベはもう鳴かさないのかな
562名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:02:17 0
>>558
やきもちをやいてとりみだすがいいよふとし
そんなふとしをそうぞうするだけでもえまくりだよ
563名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:15:06 0
キュウちゃんとの空気感は特別だからね鰓さん・・
ガイシュツだけどドゾ。 http://i.pic.to/5p8ww
564名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:21:58 O
>>563
ご…ごめん…キュウとの2ショ以前に、
この指でアベをアベを…(*´Д`)ハァハァ…
って方に集中しますたw
565名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:38:05 O
>>513
続きが気になって仕方ないよ〜ハァハァ
アベコマシのこの男ウラヤマシス
狂うくらい、意識飛ばすくらい気持ち良くしてあげられるなんてハァハァ
566名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:46:12 O
>>563
この鰓さん、いつ観ても鬼畜な顔をしているのでテラモエス
かわいいフトシはこんな鬼畜顔に・・・ハァハァ
567名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 23:47:29 0
>>566
捕らえた獲物を眺める顔してるよね
満足げな笑みがS全開w
568名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 00:18:04 0
だからどんどん鰓好きになってるんだってば
なんてカコイイんだ…orz
569名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 01:02:35 0
職人達の書く鰓は本当にカコイイ。
意識飛ばすくらい……………ハァハァ
570名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 01:33:50 O
カコイイアベを鳴かすには、それ以上にカコイイ奴が相手じゃないとね。
ウエノ流石だよ。
テクとエロスと言葉責めでアベをたらしこんでるウエノスゴス。
571名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:19:44 0
>>517
>>524
アベはチバにもやられてる方だと思って読んでた…。
572名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:34:08 0
>>571
゚+.゚ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ゚+.゚ナカーマ
やられてる側だと信じて疑いもしなかった。
573名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:45:44 0
ま、どっちにしても
フトシが淫乱で鰓がゴッドなことに変わりはないなw
574名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:52:56 0
>>571-572
そうとも読める。どっちなんだ?w
575名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 03:36:30 0
フトシやられ側だと思ってた。
読んで想像したのは
自分にベタ惚れてる童貞のコドモをリードする淫乱オトナ
そんなイメージw
576名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 03:43:59 0
自分にベタ惚れてる童貞チバをリードする淫乱フトシが狂わされたのがゴッド鰓
これでいい?w
577名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 04:40:40 O
チバが上手いかどうか質問されるアベに改めてハァハァ
578名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 04:44:22 0
エラの言葉責めこそがゴッドレベル
579名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 04:57:02 0
>>575
そうそうw ナカーマ
580名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 06:48:33 0
>>575
インスパイヤされてはみたものの、実際書いてみたらちっともリード出来てなかった淫乱
_______________

「チバ…ッ、いたい、いた、痛いってぇ……」
喘ぎよりも悲鳴の色濃いアベの声にチバが慌ててその顔を覗き込む。
「ごめ、ごめんねアベ君っ…大丈夫?」
大丈夫ではないからこその悲鳴だったが、しかし涙の滲んだ視界で見上げたらチバの方が
よほど辛そうな表情をしていた。
「なんっで…お前が泣きそうなんだよ……」
大きな痛みの波はひとまず通り過ぎた。
強張っていた全身から力を抜くと共に、こちらもまた脱力した声音が零れる。
「だ、だって俺のせいで…アベ君がさ」
チバはいよいよ泣き出しそうだ。
と、急にアベの内部からチバ自身が出て行こうとする。
「ちょ…だからっんな急に動くなって!」
思わぬ動きに焦ったアベの鋭い叱責に身を竦ませてチバが途方に暮れた顔になる。
「あ、ご、ごめ…痛いなら、抜いた方がいいかと思って……」
アベは思う。今一つチバと言う男は気遣いの方向がずれていると。
「急に抜いたり出したり…される方がいてえよ…」
「俺、どう……アベ君、痛い?痛い?ど、したら痛くない?」
身体は覆い被さったまま中途半端に身を起こしかけ、それ以上身動きもしないまま。
熱は体内を駆け巡って解放を求めているが、さっきからあと一息のところで手間取っている。
突き上げられる度にもどかしい快感と鈍い痛みとがアベを蝕んで息苦しいくらいだ。
581名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 06:49:07 0
「だから…抜かないでいいし、から、あんま奥に突っこむよりも浅い所を…」
何を口走っているのか。
どこかで冷静な自分が呆れたように呟くも、遠い。
ともかく解放してしまいたかった。
「押し上げる、感じの、が、気持イイから」
「こう?」
「ああっ」
途中まで聴いてチバが腰を動かす。
完全に不意を突かれてアベの身体が跳ねた。
「……アベ君、痛い?」
眉根を寄せ眼を閉じているとチバが不安に染まった声で尋ねて来る。
眼を開けば声以上に不安に染め抜かれたその表情。
迷子の子供だってそんな顔はしていないだろう。
「ん…まぁ、平気…っけど、も少しゆっくり…」
本当に、何を口走っているのか。
自覚すると羞恥の余り死んでしまいたい程なのにそれをチバは大真面目に聴き入っている。
その視線を真正面から受けるのに堪えられずそっと枕に横顔を押し付けた。
チバがアベの様子を窺っている。
またも静止する時間。じりじりと焦がれる。
「…アベ君?」
「も、そのままで…イイから続けろよッ、早く…!」
半分自棄に、切実な声で急かしてようやくチバが動きを再開してくれた。

______________
お眼汚し大変失礼致しました…
582名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 08:55:48 O
>>581
大変です
萌えて萌えてびっくりです(*´Д`)ハァハァ
583名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 09:36:35 0
>>581
これ前戯編から読みたいw
584名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 09:42:09 0
こんなチバは心底愛しいだろうな。
でもこの後にウエノから徹底的にヤラレたら離れられなくなる予感ww
585名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 11:19:14 0
で、アベは誰が本命なんだよww
586名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 11:31:43 O
それは職人ごと、ストーリーごとでいろいろさ。
587名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 11:43:09 0
プ厨の話読んだあとにキャロブログの鰓見たら
なんだかもう脳味噌沸きそう
おかしいな、アベヲタだったのにな
588名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 12:07:21 O
>>585
テレキャス
589名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 12:35:13 0
>>588
凄い納得した
590名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 12:59:08 O
>>588
ワロス
591名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 17:01:18 O
>>587
禿げあがるほど同意。
なんですかあのいかがわしい空気は。
592名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 17:07:20 O
やおいって

やるなら
お前しか
いない

の略らしいよアベくん
593名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 18:41:24 0
鰓とキュウが関係を持っていた設定なら
「どうせならキュウとやれ」発言とそれが癪に障る鰓が
また深い意味を持ってくると思った。テラ萌エス
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>512つづき

「いつでも言え」と向こうから言ってきているのだから、遠慮することもないと思った。
最初は1回だけ味見するつもりだったが、あの夜から、人目を盗み、わずかな時間を狙っては、
俺とウエノはよく二人きりになっては遊んだ。

やるというより遊ぶというのがしっくりくる関係だった。
人目を盗んで死角や無人の部屋に滑り込んだ時、しばらくしてメンバー1人ずつに宿泊部屋が
与えられるようになってからはどちらかの部屋のドアの内部に滑り込んだ時、
俺とウエノはよくおかしくてたまらないと言わんばかりに声を上げて笑った。
欲情はあった。だが変な言い方だが健康的だった。
子供が菓子をねだるように、俺はウエノにあれをせがんだ。
ベッドに寝転がっている俺の横で、ベッドに腰を下ろしたウエノが、
サイドボードに置いた灰皿の中へ煙草を押しつぶす。
煙草をまだ灰皿の中でひねりつぶしているウエノのTシャツの首を、
ベッドに寝転がったまま、笑いながら引っ張ったこともあった。さっさと来いよと言いながら。
ウエノは大袈裟に咳き込んでみせ、同じように笑いながら派手にベッドに倒れ込み、
そのまま素早く体を反転させ、俺の上におおいかぶさり、
両手を俺のTシャツの襟元にかけたかと思うと音を立てて胸の中ほどまで引き裂いた。
一瞬、素で驚いて身を起こしかけた俺を体ごとまた枕の中に押し倒し、
破れた襟元の生地を押し開けて、ウエノは鎖骨に噛み付いた。
そして「人のTシャツの首、引っ張るから仕返しだよ」と笑いながら舌を這わせた。
俺も笑い出した。Tシャツなんて何枚でもある。仰向いて笑い出した俺の喉に舌が這う。
笑いがなしくずしに欲情をはらんだ喘ぎに変わっていく。
向こうが、いつだって気の済むまで俺を許さないんだから、
俺も気が済むまでウエノにあれこれと求めた。ウエノはいつでも最初の一言で俺の要求を悟る。
時には俺がなにか言う前に察して先手を打って俺に声を上げさせることもよくあった。
あの頃、俺は行為が終わると夢も見ないほどぐっすりとよく眠った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

最初はいい遊び仲間が出来た、その程度にしか思っていなかった。
しかも俺がなにも言わなくても目配せだけで欲望を悟り、口の端だけでにやっと笑うと、
数分後には人のいない空き部屋で俺を引き倒す、あれが上手な遊び相手。最高だった。

変質したのは半年くらい前からだ。
打ち上げも終わりかけて席がかなり乱れていた頃、ウエノとキュウが上半身裸になって
げらげら笑いながら酒を浴びるように飲んでいた会場の片隅に、追加の酒をもらった俺が、
ふらふらと通りかかって一緒に座り込んだ。

3人で床に座り込んでいた。ウエノのすぐ横にキュウがいた。話の内容は何も覚えていない。
俺がキュウとウエノに、おまえら気持ち悪いぐらい仲がいいからなと笑って言った。
するとキュウが「んー? うん。たぶん。」と変に戸惑ったような気弱な笑みを浮かべて返事をした。
いつものように「もちろんですとも」とバカ笑いが返ってくると思っていたから、
どうしたんだ?と泥酔した頭で言おうとした俺の前で、ウエノがそんなキュウの肩に、
片腕を伸ばして自分の方へと引き寄せた。
自分の肩にもたれかかるようになったキュウの顔を斜め上から覗き込んで、

「たぶんってなんだよ?」

そうウエノが笑いながら言う。

「別に・・たぶんじゃない。絶対!」

普段どおりおどけて手を上げてみせながら答えるキュウを、ウエノが小さく笑いながら、
ぐいっと腕に力を入れて抱き寄せた。
「どうした?」
「なんでもないよ」
「まーたそうやってためこむ。どうしたよ?」
「なんでもないってば」

すっかり見慣れた、均整のとれた上半身の中に、片腕でキュウを抱え込んで、
軽い口調と優しい表情で、ウエノがキュウの顔を覗き込んでいた。
酔いのせいか、それとも別の感情のせいか、腕の中でくすぐったそうに身をよじる、
キュウの白い首筋や頬の肌にうっすらと血の色がのぼる。
俺は、片腕で後ろからキュウを抱き寄せて甘やかすその姿が、普段遊ぶ時に
自分もよくされている体勢だということに気付いた。自分も同じようにあの肩や腕の中に
おとなしく身をまかせて、なにも考えずに言いたいことを言っては、それをウエノが受け止めて
気が済むまで際限なく甘やかしてくれているということも。
ちょうどその時に後ろから名前を呼ばれて、俺は立ち上がって場を離れた。

嫉妬したとか、そういうわけじゃ全く無い。
一言で言うなら不愉快だった。
ウエノが自分と全く同じことをキュウにしたからじゃない。
目の前で際限なくキュウを甘やかすウエノに、俺に見せ付けるとか、意識してやっているとか、
そういう素振りが微塵もなかったからだ。
意識なんてしないほど、ごく当たり前にキュウを片腕で抱き寄せて甘やかすウエノを見て、
俺は理由のわからない不愉快に襲われて手に持っていた酒を一息にあおった。酒がまずかった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

あの日から、俺だけ、なにかが変質した。
いつもお互い夢中になって笑いながら遊んでいると思っていた。
けれどたぶん違うことに1年以上も経ってからようやく俺は気付いた。

「やらせて」とせがみ、「やろうよ」とねだり、「したいんだよ」と囁くウエノは、
けれども決して「したいんだろ?」とは言わない。
俺は実に巧みに手の上で転がされている。
後ろから俺を片腕で同じように抱き寄せて、耳を甘噛みしながら、
いかにも俺次第だと言わんばかりに言葉を注ぎ込むウエノの腕は、
たとえ俺が本当に嫌だと抜け出そうとしても、絶対に無理な腕力でもって俺をからめとっている。
俺はそれに気付かない。甘さを帯びた低い声でせがみ、ねだるウエノにOKを出して
自分がやらせてるつもりになっている。あいつが本気を出したら力ではたぶんかなわないのに。

やろうという目配せも、最中のあれをしろ、これをしてくれという要求も、
ウエノは一度も間違えたり見逃したりすることがない。
ずいぶんと冷静に観察されていたものだ。どうして今まで気付かなかったか。
最後の最後まで、俺の体のツボを、指が、舌が、腰が、的確に刺激しては俺を狂わせる。
俺の体や、肌の小さな蠢きや、かすかな身のよじりまで、最後の最後まで、
じっとあいつは観察出来ているんだろう。そうでなければ、あんなに正確に、そして滑らかに
俺の体を思うさま反応させることなど出来るはずがなかった。
しかし、なにより俺を苛立たせたのは、行為の最中のウエノの声を思い出した時だった。
「アベくん」「アベくん」と何度も名前を甘く囁くその声は、決して我を忘れることがない。
俺はチバの声を知っていた。
あの最中、熱に浮かされたように、うわごとのように俺の名を呼ぶ別の人間の声を知っていた。
俺が快感と欲情に押し流されて、気持ち良く理性をなくしていっているというのに、
ウエノの低い声はどこまでも甘く、けれども決して我を忘れない。
あいつはきっと、そういう俺の反応すら楽しんでいるんだ。
そう気付くのに時間はかからなかった。

誰となら、お前は我を忘れる?

楽屋で、練習スタジオで、取材や打ち合わせをしている部屋で、
俺は時々ウエノを眺めては頭の中で訊ねていることがあった。無意識に。

熱に浮かされて、抑制がきかなくなった指が手荒に体をまさぐることがあるのか?
うわごとのように名前を呼ぶ相手がいるとしたら誰だ。
理性をなくして求める相手は誰だ。

見当もつかなかった。
そして、その相手は少なくとも俺ではなかった。
そう認めるほかないという現状認識が、俺をいつまでも不愉快にさせた。
ウエノになにか特別な思いがあるわけでもなく、一人だけ特別にして欲しいわけでもない。
人目をかすめて体を求めれば、いつでも完璧な快楽がセットになって返ってくる。
文句を言うところなど何一つ無いはずなのに、しこりのように小さな不愉快がいつまでも消えない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今も、こうして長い取材の後、俺がだるそうだと悟れば、
必要以上に丁寧に、ゆっくりと、ウエノは俺の体に手を滑らせる。
心地よさと快感が混じり合ってどっちがどっちなんだかよくわからない。
そうやってじわじわと俺の体の中に欲情がせりあがってくるのを
辛抱強くいつまでも、楽しそうにすらしながらウエノは待っている。
実際楽しいんだろう。実験でもするかのように体を愛撫しながら相手の反応を見るのが楽しくないはずがない。
俺はそこまで気付いていながら、それでも今日もまた、ウエノの下から体をどけようとはしない。
細く均整のとれた体に腕を這わせて、逆にからめとろうとする。
俺が帰れと行ったら、きっとさらりと帰っていくのがわかりすぎるほどわかっているからだ。
本当は、時々そうであるように、たいしてやりたくもないんだ。
でもなにも考えずにウエノに身をまかせてしまえば、気付いた時には、
全身の肌の上に小さい火が無数に燃えているかのような欲情に襲われて
いつだって俺は喘ぎながらウエノに求めている。イカせてくれとせがみ、限度を超えると
もうやめてくれと懇願する。そんな俺を無視して、意地の悪い言葉でからかいながら、
ウエノはさんざんに俺を責めては満足するまで離すことがない。
挙げ句の果てには、俺は口から唾液が糸を引くほどになっても許してもらえないことすらあった。
しかも俺はそれをまるで嫌がってはいないのだ。そうしてくれるのがわかっているから求めている。
お前はどうして俺とやるんだよ。

ウエノの背中を指で掴むようにしながら、俺は頭の中で呟いていた。
耳に囁かれる言葉を俺はもう聞いていない。
ただ、その低く甘い声の音だけを聞いている。
午後の陽射しが差し込むホテルの部屋で、気付いたら上半身に何も着ていない俺を、
ウエノがまだシャツを着たままで愛撫し続けている。
指も舌も、密着させている体全体すらも、ウエノの動きは相変わらず的確だった。
さっきまでだるそうにしていた自分が、時折小さく声を漏らしては喘ぎながら指や舌をねだっている。
いつもと変わらず、たまに小さく笑いながら俺を体で甘やかすウエノに、
俺は訊ねてみたかった。どうして俺とやる?いつまでする気なんだ?
そもそも、最初に、俺を誘ったのはどうしてだ。

最近では、俺は、行為が終わった後もなかなか寝付かれなくなっていた。
平和な顔をして眠るウエノの寝顔を、黙って覗き込んだことが何度もあった。
自分がこの男に何を求めているのかが、自分でもよくわからなかった。
揺り起こしたところでどうにもならない。
だからいつも、また黙って自分のベッドに潜り込むしかなかった。眠れるはずはなかった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
601名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:04:24 0
よし、キレろアベw
602名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:12:07 0
難しいこと考えるのが苦手と言っていたフトシに
こんなにたくさん考えさせる鰓は海に帰ればいいよ
603名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:22:07 0
プ厨乙!!!
続き楽しみにしてるよ
604名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:22:51 0
掴み合いのケンカになればいいと思ってる私は一体何萌えなんでしょう
605名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:49:18 0
一番の淫乱野郎は 鰓のような気がしてきた
606名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:50:57 0
>>604
ウエノの相手がチバかキュウならなあ・・・
めんどうくさがりのアベだとそうならない気がする
607名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:53:08 0
>そもそも、最初に、俺を誘ったのはどうしてだ

Σ (゚Д゚;).。oO(もしかして鰓の腕試し・・・)
608名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:57:21 O
フトシが可哀想過ぎて何だかへこむorz
609名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 19:57:33 0
ウエノみたいなタイプがキレるとマジで萌えるんだがフトシじゃダメってこと? orz
610名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:00:15 0
アベくんアベくん
不愉快なのはね 嫉妬してるからだよwww



自覚出来ずに苦しむアベがなにげに悲惨な件 _| ̄|○
611名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:03:13 0
フトシは猫体質だからあんまり上手に甘やかされると
逆にフトシの方がなついちゃうんだろうね(;´Д`)
612名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:04:52 0
>>607
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工


_| ̄|○
613名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:06:48 O
>>609
わかる!ああいう普段温厚な男が切れるとテラモエス。
614名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:06:50 0
最初はあんなに脳天気だったのにフトシカワイソス
615名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:10:56 0
Tシャツを引き裂いてフトシを襲う鰓の人に
震えがくるほど萌えてしまったのですがこれは恋ですか
616名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:13:05 0
>>609
萌えすぎて大変ですよ姐さん ノシ
617名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:16:53 0
>>607
あ ん ま り だ 
618名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:21:16 0
>>615
たぶん鯉です
619名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:23:14 0
鰓に鯉…
620名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:23:58 0
カープってことだろ
621名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:25:27 0
>>615
笑いながらビリッとやるところを想像するとツルッパゲになりそうなくらい萌えるね
622名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:26:51 0
しかし、これでデカい二人がお互いマジになったら
チビな二人がどっちも悲惨な件
623名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:32:49 O
まさか…この話の中のウエノの本気はチバに向かってたりしないだろうか
だとしたらチバに嫉妬して仕方ないんだけど(´А`)
624レス番214:2005/12/12(月) 20:35:44 O
小ちゃい組ふたりが悲惨なのは断固としてイヤだが、
大きい組ふたりが悲惨なのには萌えるSな私がいるw
625名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:37:51 O
だめだ…この鰓テラモエス…orz
626名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:40:17 0
>>624
フトシ様キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!!!!
>>625
この鰓が我を忘れると想像しただけでヤバイすwww
627名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:43:41 0
>>623
チバと共有するためのフトシ・・・ありえる
628名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:53:53 O
>>624
真逆で小さい組の悲惨萌えですwww
629名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:08:50 0
>>601
この状態でいきなりアベがキレても、
ウエノは本気でなんでキレられてるのか
わからないんじゃないだろうか・・・ orz
630名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:17:14 0
この鰓はわかっててもわからない振りでうまく切り抜けそう
631名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:17:45 0
>>611
>逆にフトシの方がなついちゃう
なんか凄い萌えますた
無自覚で鬼畜風味なウエノに、気付いていながらも
甘やかされてうっかりなつき倒しちゃったフトシ(*´Д`)ハァハァ
632名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:21:43 0
苛められるフトシに萌える
633名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:26:58 0
続きがきになる〜プ厨待ってるからね〜!
634名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:27:26 0
鰓が本気になる相手は誰?なんて考えてしまう時点でアベは充分本気じゃないか orz
635名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:30:45 0
チバはともかくキュウは気づいてそうだね
636名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:32:39 0
>>635
>>595を読む限りじゃ気付いてるね(´・ω・`)キュウカワイソス
637名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:34:03 0
この話、ウエノとやって以来アベはもうチバとはやってないのかな
638名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:34:39 0
>「やらせて」とせがみ、「やろうよ」とねだり、「したいんだよ」と囁くウエノは、
>けれども決して「したいんだろ?」とは言わない。

アベがOKしたからやりましたよという形をあくまでも取る鰓は悪魔
639名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:35:22 0
>>635
気付いてるよー。絶対気付いてるよ。
理由は>>636タソと一緒w
640名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:35:40 O
鰓の本気の先は…
やっぱチバに向かってんじゃないのか? orz
641名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:38:08 0
>>602
>>638
昨日は絶賛されてたのに今日は悪魔扱いのエラってなにww
642名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:39:16 0
>>640
本気だからキュウやアベにするように軽く手を出したりしないとか?
だったらチバに襲い受けされて狂えばいいよエラがww
643名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:42:04 0
>>640 もうめちゃくちゃだよそれじゃww

キュウ
 ↓
ウエノ→チバ
 ↑    ↓
 |__アベ
644名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:43:10 0
アベには本気であって欲しいよ、鰓
645名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:43:16 O
そういえば真ん中スレで、チバのカラダに溺れる鰓キボンの声があったな…w
646名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:44:55 0
>>643
なにその絶望的な関係式。ふざけてるの?
647名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:45:07 0
>>643
もうこうなったらアベとキュウができちゃえばいいよ
好みのタイプも同じもの同士で、きっと上手くゆくよ
648名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:45:38 0
>>644
でもそしたらキュウちゃんの立場は(;´Д`)マジカワイソス
649名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:46:14 O
>>645
あったねw
でも今、真ん中住人たちは2年越しの夢が叶って
清らかなリアル萌えの真っ最中だしw
650名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:47:31 0
>>645
チバに溺れてエロエロの鰓の人はすごく読みたいのに、
どうしても鰓の人が一線を越えるとは思えない葛藤 orz
651名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:48:33 0
もういいや。プギャ厨が好きなように書いたヤツを読みたい。
652名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:50:01 0
>>634
そこよりも「なんで俺?」と思ってしまっている方がヤヴァイと思う。
どちらにしてもアベが自覚してないだけで本気なのは違いない。
ただチバはどうなってるのかと小1時間(ry
653名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:51:07 0
鰓がフトシに本気だったとしても、キュウを見捨てることが鰓に出来るとも思えない件
654名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:52:32 O
アベにチバのことを持ち出して
「可愛いだろうねぇ。でも下手くそだろ?」
とか言ってたのは、すでにチバにも手を出してるわけじゃなく
ほんとに欲しいのがチバだからか…?
655名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:53:23 0
>>653
そこんところを上手に捌いてこそのゴッド鰓です
656名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:55:13 0
あんまりこういうことばっかり書き込むと神が投下し辛いのでは?
657名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 21:58:16 O
ん〜?この話、プ厨が何年か前に書いたやつなんじゃないの?
ぬこふとしのログが見つからなくて、代わりに投下してくれたんだよね?
だからどう想像しようと、すでに結末は決まってんじゃないのか?w
658名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:00:11 0
>>643
一人くらい矛先が女に(ry
659名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:00:42 0
>>656
おまいやさしいな
660名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:02:07 0
>>654
そんな鰓にうっかり本気でなついてしまったフトシはいったい・・・
661名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:03:20 0
>>657
ドウイ なぜかプ厨のはあれこれ語りたくなる。なぜだ(;´Д`)
662名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:04:25 O
>>660
しかも自分で本気だと自覚がない。
ある意味、チバよりスットコなフトシ…
663名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:05:45 0
>>657
結末が決まってるからこそ落としづらいのではと
>>656は懸念したのではないですかね

でも語りたくなっちゃうんだよね…ホント面白いよプギャのは
664名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:06:00 0
鰓がどうしてわざわざ危険を承知でフトシに手を出したのかがどうしても読めません orz
665名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:06:54 O
>>645
ほんと、清らかだよね〜真ん中は…
ここでこんな風にエロエロドロドロと妄想してて申し訳ないくらいだよw
666名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:07:31 0
>>664
なんの理由もなく動くキャラ設定になってないもんね>鰓
667名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:09:40 O
>>666
どう考えても策士だもんなあ…鰓のやつ。
目的はなんだ!?誰だ!?
チバか?チバなのかー!?。・゚・(ノд`)・゚・。
668名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:11:29 0
フトシを奪いたいのかも知れないジャマイカ!
669名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:13:21 O
>>668
ああ、チバからアベを?
670名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:16:31 O
ぬこログが見つからないから繋ぎに落とす、クオリティも何もないとプ厨は言ってたが、
住人にこんだけ語らせるプ厨はやっぱスゴス!!!!!
671名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:16:46 0
>>668
最初からそうだと思って(゚∀゚)ますた
672名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:18:14 0
>>668
そうだと嬉しい(*´∀`)
673名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:18:51 0
>>664
それが読めれば結末が読めるんだが _| ̄|○
674名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:22:53 0
>>664
たぶんこのあと、フトシが鰓にキレる <予想できる
フトシが鰓を問い詰める <予想できる
鰓の答え <予想できない orz

鰓の返答しだいでどうにでもなる。ここはテレビドラマ板かwww
675名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:26:39 O
>>674
だってプ厨作品はワクテカな連ドラですもの!
676名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:27:17 O
>>668-669
それ禿希望!
だけどプギャ厨の書いたものそのまま受け入れる準備はできている…
それでもアベがんばれアベと思ってしまう淫乱な体の不器用なアベに幸あれ
677名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:28:27 0
ううむ・・・
鰓にしてみればキュウはすでにゲッツ
フトシもそろそろゲッツ
そしたら残りはチバしかいないんだよね
フトシに先に手を出す→チバに悟られる→チバ、マジギレして鰓のところへくる→チバを逆ゲッツ
こうじゃまいか?w
678名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:30:40 0
>>677
あてうまで手を出したにしてはアベに鰓が溺れすぎてる件
679名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:31:30 0
>俺の可愛いアベくんは
  ↑
エラはフトシが本命だと信じた一言
680名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:33:38 0
>>679
ソレダ!
681名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:35:07 O
…アベはウエノと遊びながら、
チバの本気を受け止めてたのかな?
682名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:36:03 0
>>677
チバが本命だったら、そもそもアベと居残りしないと思うんだぉ
683名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:38:00 0
>>681
メムバの部屋が一人部屋になって1年くらいてことはロデタン−サブリナあたりだと思う。
ちょうどアベとチバがぎくしゃく最高潮の頃だと仮定すると、
アベがウエノに傾いてもしょーがない気が・・・
チバに本気だったのにぎくしゃくして気付いたらエラに惚れてたんぢゃ?
684名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:38:32 0
>>673
禿萌え
685名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:38:56 0
>>682
策士だからそのぐらいはすると思うぞ
ただ俺の可愛いアベくん発言は本気かなと思うねw
686684:2005/12/12(月) 22:39:21 0
アンカー間違えましたよこのやろうorz
>>683
687名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:40:25 0
>>683
チバともお互い心が離れきってない状態で苦しんで
でもエラがどこまでも受け止めてくれたらそりゃフトシを責められない
だってその時期だったらチバには既に照さんがいるから
688名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:40:54 O
ウエノの愛撫は愛しさを充分に滲ませた愛撫だそうじゃないか。
アベが無自覚でウエノに本気になってるから
珍しく色々考えて不穏な思考になってるだけだよね。
そうだよねウエノ様。
アベくんを泣かさないでくださいね。
思い切り狂うほど鳴かすのは大歓迎だけど。

…プ厨ったらスゴス
689名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:41:49 0
>>683
>>687
(ノ∀`)アチャー
チバは照に持って行かれ、遊び仲間だと思っていたウエノは
フトシウォッチャーだったと悟るってか? フトシマジカワイソス orz
690名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:42:44 0
>>687
_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○

フトシ・・・・・・・・・・
691名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:43:41 0
>>687   。・゜・(つД`)・゜・。
692名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:45:21 O
>>683
アベがウエノと遊ぶようになってから
チバと遊ばなくなったのがギクシャクの原因だとしたら。
それでウエノ→チバだったら酷すぎて泣くよ。
フトシに代わって泣くよ。
693名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:45:57 0
>>683
チバ・キュウ・ウエノは、レコードショップと昼飯の予定を
話してて、ウエノだけ居残って・・・でもフトシは一人だけいなくなってるんだよね。
ぎくしゃく絶好調の頃なのかコレ(;´Д`)

そう考えると「アベくんと二人きりになれるのに俺が行くわけない」なんて
ウエノは冗談めかしてさりげなく優しすぎて涙がでてくる
694名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:47:56 0
>>693
余計なこと考えないためにはセクースが一番てっとりばやいしな
そう考えると鰓の人がフトシを気遣いすぎ
ヤバス萌えてしまうww
695名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:48:58 O
ぷ厨…早く楽になりたいよorz
マジで連ドラだw
696名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:49:09 0
>>693
優しさというより、愛の告白だよそれはw
697名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:51:24 0
鰓テラモエス
698名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:51:56 0
>>689
読んだだけで泣いたぞこのやろう
699名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:54:42 O
>俺の可愛いアベくんは
ああそうだった、そう言ってたなーと思い
最初から読み返してみたんだけど…
導入部あたりと現段階で、なんか雰囲気違う気がすんだよね。
もしかしてプ厨、投下するにあたって加筆修正してる……?
って、んな暇ないかw忙しそうだもんな。
700名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:56:39 0
続きがたのしみだ〜〜〜〜〜
701名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:58:09 0
>>699
「ひろってください名前はアベです」みたいなふざけた導入部が
感動物語になるプ厨だから急転直下の惨状はアリかなとも思ってたw
702名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:59:13 0
>俺の可愛い(玩具の)アベくんは



・・・・・なーんてね、フフ・・・
703名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:00:47 O
>>700
完全に同意するしかないレスキタw
704名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:03:37 0
俺の可愛いアベくん呼ばわりされてるようじゃ
本気にはされてない罠

・・・という見方の私はきっと少数派  _| ̄|○
705名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:04:20 O
>>701
ああそっか…そうだよね。
プ厨ネタはそこがおもしろいとこだもんね。
ただ、導入部は「何年も前に書いた」ってのが頷ける文体だったんだけど、
中盤に入ってガラッと変わった感じがしたんだよねー。
706名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:04:49 0
>>702
>俺の(性的玩具で見た目も)可愛いアベくんは

なーんてね・・・ww
707名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:05:39 0
>>699
それは、今の部分がアベサイドの過去回想で
中盤(僕のかわいいアベくん発言あたり)が現在のウエノサイドだから
状況が違うように思えて当たり前なのでは…?

なによりも、プロの作家の書いた話でもここまで思案しながら読むことないよー。
プ厨の才能テラスゴス!
708名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:06:16 O
>>705
内容以外の分析イヤンww
709名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:07:45 0
>>707
そうなると、
悶々と疑心暗鬼で苦しむフトシ
脳天気にフトシとセクースしたい鰓
絶望的なすれ違い乙 ということになるわけだがww
710705:2005/12/12(月) 23:08:44 O
>>708
あ〜ごめんごめんw
711名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:09:10 O
フトシはそそるもんな
712名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:09:16 0
導入部の脳天気モードは鰓の脳内か・・・
しかし鰓ほど他人の気持ちを読むことにさとい男が、
フトシの疑心暗鬼をきづかないはずがあろうか。いやない。
713名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:11:05 0
>>712
しかしアベほどの男を手に入れておいて
舞い上がらない男がいるだろうか。いやない。
鰓は単に浮かれているにFA(勝手に)
714名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:11:38 O
鰓はアベが自分に本気モードになったことも見抜いてんだろーな。
ちきしょう…鬼畜なやつめ…(*´Д`)ハァハァ
715名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:13:44 0
>「・・俺の、なにを、いつも考えてんの?」
>「感じてんでしょ?」
>「図星ですか、アベくん」 「俺のこと、思い出してるんだろ?」

>>714
どう読んでも見抜かれています。ありがとうございました。
716名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:15:56 0
今、帰ってきてプ宙の続きを読んで
おまいらのレスを読んだらもうなにがなんだかwww
結局どうしたいんだフトシ。どうしたいんだエラ。
717名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:16:12 0
>>709
あぁ、そうだったとしたら… セツナス _| ̄|○

でも個人的には、アベの態度と「キュウと遊べば?」の一言に鰓がカチンと来たところで
やっと自分=鰓がフトシに本気なことに気づいた〜
的な希望を持っていたりします。
なんて身勝手な解釈だ・・・スマソ。
718名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:18:34 O
>>715
でも心とカラダは別モノだって、
一番良くわかってんのは鰓だしなあ。
鰓が見抜いてんのは
『アベくんは究極の淫乱』
ってことをだけだったりしてw
719名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:19:44 O
悶々とフトシの行く末を案じるのに疲れてきたw

チバ(童貞・下手)×アベ(熟練・淫乱・鰓仕込み)の初夜をほのぼのドキドキと読ミタス…
挑戦して挫けましたorz
720名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:23:06 0
>>715
それ、フトシの本気を見抜いてるんじゃなくて、
キュウのことを言われてむかついたからフトシをいじめてるんだと思ってたよw
721名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:28:31 O
全部分かってるキュウがかわいそすぎて切なくなってきた‥
本気なのに‥・(ノД`)
722名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:29:48 0
取材中にアベくんが放心していました。
きっとエロいことを考えていたんだと思います。
アベくんは取材が終わったらさっさと一人で帰ってしまいました。
一人ぼっちに出来ないなと思って残りました。
どうせ二人きりならエロいことを考えていたアベくんに
おのぞみどおりのことをしてあげようと思いました。以上です。

↑エラの脳内天気予報図
723名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:31:02 0
チバだったらアベが心変わりしたらキレるだろうけど
キュウの性格じゃウエノにキレたくても無理ぽ(´・д・`)
724名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:31:44 0
>>722
氏ねよ魚類wwwwwwwフトシの気もしらないで orz
725名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:32:31 0
>>721
心変わりの相手が同じバンドのフトシじゃなおさら何も言えないよね orz
726名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:32:52 0
おいおいおまいらまだ続き読んでないのに
浮かれたり凹んだり忙しいなwww
727名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:32:52 0
>>722
ちょwwwおまwwwwwww「以上」じゃねえええええええええ
728名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:35:47 0
>>722
本気で鰓の丸干しにしたろかとwwwwwww
729名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:36:37 O
ウエノが羨ましすぎます
アベとキュウ両方とやれるだけでも羨ましいのに
二人ともウエノに本気だなんて憎いくらいです
730名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:39:13 0
>>726
ハッピーエンドにしろバッドエンドにしろ
噴火寸前のフトシのモードを考えれば今から暗雲たれこめ嵐が来る予感
731名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:40:05 0
チバには照がいても
キュウには誰もいないんですが。ウエノさん・・・
732名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:42:33 O
>>729
だったらやはり鰓→チバか?
これでチバまで鰓仕込みだったら‥
733名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:42:38 0
>>730
我慢強いチバやキュウと違って、フトシは直球投げるからなw
734名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:43:10 0
だからキュウとアベがくっつけばいいって
二人で散々ラブラブして非道鰓に目にもの見せたれよw
735名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:43:21 0
>>730
修羅場は避けられないだろうな
736名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:44:25 0
すげ…
プ厨の投下以降の議論で既に130以上のレスがついとるよw

フトシ、愛されてるよ〜(いろんな意味でw)
737名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:44:33 0
>>734
アベキュウが好物なので萌えたw
738名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:45:28 0
>>736
可愛いフトシの行く末が心配でならないからです
739名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:46:14 0
>>735
ウエアベの陰気な修羅場・・・! ヨダレが・・・
740名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:50:53 O
フトシがぐるぐる考えてるのと同じくらい、
鰓が我を忘れるほど溺れる相手が誰なのか知りたい…
741名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:52:57 0
>>740
鰓が最初から狂うぐらい溺れてるのが読みたいぉ
742名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:53:40 O
>>740
ここはひとつ、アベ相手に我を忘れそうなのを
必死で堪えてるということでお願いします
フトシは大切に!
743名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:53:41 O
おまえら…月曜から元気すぎるwwww
744名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:54:16 0
>>740
鰓は要領が良すぎて、自分をガードする意味でも
あえて我を忘れないようにブレーキかけてる気がしてならない件
誰に対しても。
745名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:55:17 0
>フトシは大切に!
でらわろすwwwwwwww

フトシの誘惑は計画的に 襲うのはフトシに無理がない範囲で
よーくかんがえよー ふとしはだいじだよーww
746名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:57:47 0
>>730
フトシみたいな瞬間湯沸かし器が沸騰しても想定内だぉ
鰓みたいなタイプが噴火した時が一番怖いぉ
747名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:59:15 0
>>744
それやりすぎると誰にも本気が出せなくなるw
748名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:00:28 O
>>744
でも、ぬこフトシ相手に我を忘れてる瞬間があったよね…
一夜明けたら余裕シャクシャクだったけどさw
749名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:01:58 0
ウエノってなんかすごい静かに怒りそうな気がする
あんま怒鳴ったりしないでひたすら理路整然と怒りそうな気がする
相手が反論してもそれを論破して一つ一つ逃げ道を潰してくような
そんな怒り方のイメージ
750名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:03:24 0
>>748
あったね・・・ぬこ相手に「めちゃくちゃにしてやりたい」
激萌エス(;´Д`)ハァハァ
751名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:04:18 0
>>749
それやだよ〜一番怖い orz
752名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:05:04 0
>>748
ちょっとぬこ人間読んで癒されてくるww
753名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:06:09 O
>>744
そのブレーキが外れると、ウエロ100%状態になる訳ですね。テラオソロシスwww
754名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:07:03 0
>>753
ブレーキはずれた鰓の自制心 状態になると
相手がぬこでもかまわず犯します 鰓魔王モードです
755名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:07:51 O
たぶん…たぶんさぁ、各お菓子スレ住人みんなが、
我を忘れて溺れる鰓ってのを読みたがってると思われw
756名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:09:20 0
>>755
それ、ぬこの続きがまさにそれだと思われ(というか思いたい)
だってエロ2連発だよ? どう考えても鰓に自制心のカケラも無いぉww
757名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:09:48 0
>>755
フトシと同化してる件w
758名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:10:26 0
>>755
Σ (゚Д゚;).。oO(もしかしてぬこネタ大人気の秘密はぬこふとより溺れる鰓か・・・?!)
759名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:12:05 O
>>755
鰓はフトシに溺れて沈めばいいよ
鰓もフトシも住人も気持ちイイよ
760名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:12:37 0
>>755
我を忘れて攻め役の鰓が希望です
しかも甘いのがいいんです
逝ってきます _| ̄|○
761名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:12:57 O
いつも余裕しゃくしゃくな浮気者が、
自分にだけは必死になるんだよ。萌えないわけないw
762名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:13:18 0
>>758
意外とそうだったりしてねw
ぬこ相手に溺れまくって2連発セクースするような鰓はヨミタスww
763名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:14:53 O
フトシとウエノがお互いに溺れて堕ちていく話を読みたくなったので
帰宅したらAVの人の投下物を読み返そうと決心しました
764名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:15:08 0
>>758
ぬこフトシの可愛らしさも大きいけど、溺愛モードの鰓もあれは萌える。
765名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:15:39 0
>>763
あれぞネ申ネタ。素晴らしいよ・・・
766名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:18:23 0
>ぬこ相手に溺れまくって2連発セクースするような鰓
(*´Д`*)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア
767名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:21:07 0
しかもぬこは初体験の翌日(?)に2連発だよ、身が持たないつーの。
鰓の人、我を忘れすぎwwwwwww
768名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:21:10 O
真ん中は真ん中で、チバに溺れて我を忘れる鰓ってのを読みたがってるし、
左は左で、我を忘れて鳴きまくる淫乱鰓を読みたがってるしw
なんなんだ鰓ってw
769名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:22:57 0
要するに、みんな、あの常に変わらない鰓に我を忘れて欲しいと願っているわけかw
770名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:23:34 O
>>767
いいんだよ!ぬこだって、もっと可愛がって、もっともっと〜!
って状態なんだからさw
771名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:23:40 0
>>767
いったんブレーキはずれたウエノには関係ないんだよ、きっとw
772名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:24:25 0
>>767
ぬこの性格だと、鰓がしたいといったら20連発でもNOと言わない予感
773名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:25:39 0
>>769
[=.・з・]y-~~~ ま、そうやすやすとは忘れないけどね 
774名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:26:06 0
>>768
左ではそれを鳴かすのがいいという不穏な話題になっているよw
775名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:27:14 0
>>767
普通はやらないよねーw 思いやりがねーぞウエノ!ww
相手はぬこだってのに。
776名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:29:16 O
>>773
あのれ鰓め……今に見てろ
777名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:30:05 0
>>776
[=.・з・]y-~~~ おのれ?あのれ? 俺は要領良いからそこんとこヨロシク
778名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:31:00 0
>>775
1〜2日は体を休ませて・・・など全く考えない鰓はブレーキはずれ放題
あの流れでいくと初体験の翌日に2連発ぽいもん、ぬこ、マジで腰抜けるって・・・
779776:2005/12/13(火) 00:31:13 O
く…クヤシスw
780名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:34:41 0
>>778
自制心を崩壊させた鰓に襲われ放題、怒ってもいいのに、
こんなに可愛がられて幸せ・・・と腰を抜かして意識がなくなりそうなぬこ orz
781名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:34:45 O
>>778
そうだよねぇ。さすが俺とか自画自賛してたけど、
最終的には絶対我慢できないってw
頭ポンして起き上がろうとしつつ、
我慢できずに覆いかぶさってチュウしちゃうくらいだもんなw
782名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:34:59 0
>>777
左塔で思いっきり鳴かされるがいい。
783名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:36:48 0
>>781
ハゲドゥ。ベビーローションプレイに、ぬこより鰓が耐えられないとみたw
784名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:36:55 O
>>775
アベ萌え的には、ぬこふとが可愛く鳴きまくればそれでいいんだよ
非道でごめんね、ぬこふとw
785名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:37:33 O
>>780
ダメじゃん!我を忘れてるの、ぬこの方じゃん!wwww
786名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:39:39 0
やっべー ぬこネタ読んでこよww
787名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:43:34 0
>>780
ぬこはその程度しか認識なさそうだから、
たぶんほんとにそうだろね・・・鰓めw
788名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:47:02 O
じゃあ誰ならいいんだ‥残るはパッチしかww
789名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:51:18 O
>>788
いや…それはチョット…ww
790名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:53:48 0
>>787
初体験の時に可愛がってあげるからねと前置きされて
やられてるからなー ぬこは翌日2連発なんていう鬼のような仕打ちをされても
拒むなんてことはハナから頭に無いはずだ。
791名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:55:26 O
スレが一気に静かになったけど
皆、ぬこネタを読んでいるのか?www
792名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:56:43 0
>>781
読んでたw
そうじゃなくても平日だからなー
そろそろ寝る罠ww
793名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:57:08 0
>>791
ごめん、今読んでるw
794名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 01:04:47 O
あー…読んでた。
初夜翌日の続編まで全部w
やっぱ早く続き読みたいなあ。
795名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 01:24:35 O
…みんな、ぬこ読んで果てたか?w
おやしみー。
796名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 09:56:01 0
今朝かちゅで見たら新着レスが126もあって
投下キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ?ておもたら
住人さん達の熱い語り合いだったのん…更に萌えちゃった…
797名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 11:50:23 0
なんか桃電やりたくなった
798名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 15:37:03 O
プ厨投下のあと、そんなにレスついてたのか。
毎回すげーなぁ…
799名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 16:09:56 O
>>796
真ん中でプ厨がアベチバ投下した時なんて、
ひと晩で300以上レス付いたもんなw
800名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 16:13:52 0
プ厨のネタはこれからどうなる?っていう
ツッコミがやりやすいってのはあるよなw
801名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 17:52:33 0
ほんとどうなるんだろう。
アベが辛い目に遭わなきゃいいけどな〜。
802名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 18:50:30 0
しかしとことんひどいめにあわされるふとしもよんでみたいわたしがいる
803名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 19:29:56 O
ぷ厨が書く可愛がられているアベが好きだな
非常識なくらいに可愛いよ

エロゲの人と三四郎様はご多忙かな
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブ--ン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>600つづき

そこまで考えた時に、ふと、アベは今夜のことを思った。

今日は1日だけの空き日。夜は飲みに行くだろうか。ホテルで気ままにしているだろうか。
まだ分からないけれど、いつかは眠らないといけない。
そしたらまた、暗い部屋の天井を眺めて、一人、ベッドの中で転々と寝返りをうつのだろうか。

ウエノから絶え間なく与えられる刺激に喘ぎながらアベは一瞬目を閉じた。
不意に、もう耐えられないという思いがこみあげる。
時を同じくしてウエノの指がアベの腰へと服の上から伸びてきた。

−それ以上されると、また何も考えられなくなる。

「ウエノ」
「ん?」

アベが名を呼ぶと、胸元で返事をする声がした。

「ウエノ」

シャツの背中を掴んでもう一度名前を呼ぶと、ウエノが身を起こして顔を覗き込んできた。
「なに?」
「おまえさ」
「うん」
「どうして俺とするの?」

一瞬、きょとんとした顔をしたウエノは、すぐにあっさりと返事をした。普通の顔で。

「どうしてって、したいから。」

アベがほんの1秒ほどウエノの顔をまじまじと眺めた。
そしてウエノの体をおしのけて絨毯の上に身を起こす。
ウエノは怒りもしなければ、質問もしなかった。一緒に自分も身を起こし、
いつもと同じ顔で、横に脱ぎ捨てられていたアベの黒シャツを拾い上げて差し出す。
アベが露骨にその手を無視すると、ちょっと肩をすくめてシャツをベッドの上に置いた。

体を伸ばす気配にアベが視線を戻すと、最初にビールを飲む時に一緒に持ってきて
床に置いていた灰皿を、ウエノが体を伸ばして引き寄せるところだった。
ベッドを背もたれがわりにして絨毯の上に座り込み、ポケットを探って煙草を引き出している。

「ほかに言うことないのかよ、おまえは」

アベの声に、ウエノがまだ火を点けていない煙草をくわえたまま顔を上げた。
そしていったん煙草を指にうつして口を開く。ちょっと驚いた顔をして。

「無いよ?」
「いきなり中断されようが関係ねぇって顔だな」

不機嫌というより、険悪な空気を隠さないアベの声音に全く頓着する気配の無いウエノは、
その言葉を聞いて笑い出した。
「だって一人でするもんじゃないからねぇ。アベくん、したい気分じゃなくなったんでしょ?
 それなら無理矢理になんてしないよ。そんだけの話ですよ。」

まだ笑いを残した穏やかな顔のまま、また煙草をくわえてライターの火を点け、顔を寄せる。
くちづける前のような角度で炎にかがみこむ顔を、ぶん殴ってやったらどんなに気持ち良いだろう。

「お前はしたい気分だったんじゃないの?」
「どうしたのよ、アベくん?」

煙草の煙を吐きながら、ウエノが今度は小さく声を上げて笑い出した。

「こっちはこっちでなんとかするよ、心配してもらわなくても」

アベは答えなかった。ウエノの方を見てすらいない。
半分開いていたカーテンの隙間から見える窓の向こうの景色をぼんやりと眺めているように見えた。

「こっちでなんとかするのも気に入らないの?」

押し黙ったまま返事をしないアベを、しょうがないなと言わんばかりの苦笑を帯びた表情で
眺めていたウエノは、からかうような、あやすような口調のままで言葉を続けた。

「じゃあ舐めて」

その言葉にアベが振り向いた。ウエノは目が合うと笑った。
アベが酔っぱらって絡み始めた時などによく見せる見慣れた顔で。

「冗談だよ」

アベは返事をしなかった。
黙ったまま、自分のすぐ横に伸ばされていた長い片脚をまたぐと、
ウエノの両脚の間に体を割り込ませて、ジーンズの金具へと手をかけた。

「ちょっと」

初めて、わずかに慌てた声でウエノがアベの肩を片手で掴んだ。
ウエノが煙草をすっていたのが、アベにとっては好都合だった。
片手が、慌てて煙草を灰皿におしつけるために使えない。
自分の肩にかかる手を思い切り振り払って、アベは乱暴に金具を押し開き、
下着を無理矢理押し下げて半分ほど立ち上がっていた陰茎を指で絡め取った。

「いいって。冗談だって言っ・・・」

息を詰まらせて喘ぐ呼吸にウエノの語尾がかき消された。
アベに無理矢理しゃぶりつかれた刺激に言葉が続かない。
一瞬引きかけたウエノの細い腰は、背もたれがわりにしていたベッドにすぐ当たって逃げ場を失った。

「マジかよ」

吐息のようなかすれ声でウエノが喘ぎながら呟く。
アベの口の中で、半分ほどしか立ち上がっていなかったそれは、たちまち堅さを増していく。
アベは、無心に舌を絡ませ、舐め上げてはしゃぶりついていた。
長い指が根元に絡み、絶え間なくしごきあげて刺激を加える。
ウエノが背もたれ代わりにしていたベッドが、
喘ぎながら背を小さくよじり、のけぞらせているウエノの動きに合わせて小さく軋む。何度も。
荒い呼吸に、時々小さな呻き声が混じる。アベは顔を一度も上げなかった。
けれどもウエノがどんな顔をしているかは、そのこらえきれずに漏らす小さな声混じりの喘ぎが、
目を上げるよりも雄弁にアベにその表情を伝えてくれる。
長い指がアベの黒髪の中に差し込まれ、うつむいているうなじを撫でていく。
夜、アベが同じことをやる時は、いつもそうしているように。
しばらくそうしていると、ウエノが少し声を詰まらせて呻いた。

「もういい」

アベは聞こえないふりをする。そんなアベの肩をウエノが掴んで無理矢理自分から顔を引き離す。
やっと顔を上げてウエノの目を見たアベが、一杯に開いたままだった唇を戻すと、
薄く開いた唇の隙間から唾液が幾筋か糸を引いて口から溢れた。
興奮と、不自然に這いつくばるような姿勢で身をかがめていたせいで、
血の色をくっきりと帯びた見上げ顔は、唇からつたう唾液をぬぐおうともしないせいでひどく淫猥だった。
見下ろすウエノは、荒い呼吸で喘ぎながらも、そんなアベの黒髪をいつもと変わらない動きの手で撫でた。

「もういいよ」

自分は、アベのものに食らいついて平気で出されたものを飲み込むくせに、
ウエノ本人はアベの口の中に出すのを異常なほどに嫌がった。
絶対に口の中では出そうとしない。けれども今までは別に支障はなかった。
いつも行為の最中だったから、アベの口からそれを引き抜いて、体を引き倒せばそれで良かった。
けれど今は違う。「もういい」って、それでどうする気なんだ? 
ほんのわずか、せせら笑うような表情を浮かべたアベは、ウエノの太腿の付け根あたりを片手で
掴むように押さえ込み、もう片手で陰茎に指を絡めるともう一度むしゃぶりついた。
「やめ・・・うぁっ」

啜り立てるように吸い上げられて、ウエノが小さく声を上げて喘いだ。
押しのけようとした手が、逆にアベの肩をぎゅっと握りしめた。

「やめ、ろって」

言葉を途切れさせながら、それでもまだウエノがやめさせようとする。

「アベく・・・」

無視して舐めしゃぶると、喘ぐ呼吸がウエノの語尾を奪った。

−さっさとイケよ。いつまで我慢してんだよ。

頭の中で罵って、なおさら刺激を強めると、押さえ付けた手の下で腰がひきつった。
もたれているベッドが軋んだ。ウエノが声を滲ませて喘ぐ。

「あ・・・っ」

ぎりっと指が食い込むほどの強さで肩を握りしめられる。
次の瞬間、腰を小さく痙攣させて、ウエノがアベの口の中に精を放った。
最後まで吸い上げてやっておいて顔を離すと、ウエノがそんなアベの肩を、
ぐいっと引き上げて顔を持ち上げた。

「飲むな」

黒髪を乱して目の上にふりかからせ、血の色を帯びた顔で、髪の隙間からウエノをアベが睨む。
喉がごくりと1回動いた。アベが顔をしかめた。お世辞にも美味いと言えるもんじゃない。
「吐けよ」

顎を掴まれてアベが唇をきつく引き結んだまま抗った。喉がもう1回動く。更にもう1回。
その様子を見て、ウエノが正面から片手でアベの細い喉をぐいっと絞め上げて怒鳴った。

「吐けって!」

たまらずにげほげほとむせたアベの唇から、まだわずかに口内に残っていた白い液が
一筋二筋と唇からあふれて顎へと垂れ落ちていく。
ウエノが喉から手を離し、粘りながら垂れる液を丁寧に指でぬぐった。
指先で足りなくなると指の背を使って、唇まで丁寧に液をぬぐいさっていく。
突然喉を締め上げるような行動に出た同じ指先とは思えない動きだった。
思わずと言う感じで抑制を失って怒鳴った声も、力まかせに喉を絞め上げるような行動も、
今まで見せたことがない。目を上げて顔を見ると、ウエノもアベの顔を見返してきた。
戸惑いと、驚きと、手荒な言動に出た自分を責める後悔と、
色んな感情をごっちゃに浮かべた、こんなに無防備なウエノの表情をアベは見たことがなかった。
それにかすかに驚いて顔を見つめていると、ウエノが目を伏せ、
わずかに赤くなってしまっていた首筋に、空いていた手をゆっくりと這わせた。

「ごめん」

ぽつりと呟くその言葉を聞いて、アベは宙に浮いたままだった、
自分の唇や顎に垂れ落ちた精液をつけたままのウエノの手を握って引き寄せ、
そのまま指へしゃぶりついた。
ウエノはもう止めなかった。目を伏せてアベがウエノの汚れた指を舐めていく。
舌先が這い、手の甲まで垂れてきていたものを舐め取ると、顔を上げた。
ゆっくりと手を離すと、ウエノが腰を少しだけ浮かせて下着ごとジーンズを引っ張り上げた。
金具は閉めない。そのまま、ウエノが両手を伸ばしてアベの体に腕を絡めて引き寄せてきた。
おとなしくされるがままに、アベが正面から抱き寄せられる。
肩に頭を乗せて目を閉じると、ウエノもアベの肩と首筋に顔を埋め、細い体をゆっくりと抱きしめた。

「アベくんにああいうの飲ませるの、俺、嫌なんだよ」
「自分は飲んでんじゃん」

細い首筋に顔を埋めて呟くウエノの言葉に、アベが苦笑して言い返す。

「俺はいいの。アベくんのは別にいいんだよ」
「変なやつ」

子供のような口調も、普段はウエノが聞かせないものだった。
笑いを帯びた声でアベが短く返事をする。そのまま少しの間、二人はそのまま動かなかった。
しばらくして、ウエノが落ち着きを取り戻した口調で言葉をかける。

「アベくん」
「ん?」
「さっき、なに言おうとしてたの」

アベが肩から顔を起こす。目に降りかかる黒髪を、愛しげに払ってやりながら、
ウエノが言葉を続ける。

「なんか言いたかったんでしょ。今日、らしくないよ」
「もう言った」
「え?」
「なんで俺とすんの」

アベの言葉を聞いて、ウエノがやってられないと言わんばかりの表情をして返事をした。
「だから・・さっき言ったじゃん? したいからだよ」

腕を振り払って体から離れようとするアベを、今度はウエノが離そうとしなかった。

「ねえアベくん」

無言で腕の中から顔を見返すアベに、ウエノがゆっくりと喋った。
普段のからかうような空気など微塵もない、ごく真摯な声で。

「ほかに何の理由が欲しいの。何か理由がいるの?」

アベは答えなかった。答えられなかった。

「理由がほかに無いから、時々、こうやって二人でいられるんじゃん。違う?」

ウエノがゆっくりと話し続ける。
返事が出来ずにいるアベの黒髪をウエノの指先が撫でる。
これ以上は望めないほどの優しい手付きで。

「チバはどうすんの? 俺だってキュウをほっとけないよ」
「・・・じゃあ」

アベが言葉を同じようにゆっくりと押し出す。

「じゃあ、なんで俺に声かけたりしたんだよ、あの時。
 言ってることと、やってることがズレてんじゃん」
「・・・わかんねぇ」

ウエノがぽつりと呟いた。
それだけは予想をしていなかった答えに、驚いて見つめてくるアベの視線の前で、
ウエノが初めて、視線をそらし、そして目を伏せた。

「アベくん、あの時、一人きりだったじゃん?」

ぽつぽつとウエノが話を続ける。

「それに気付いたら手が伸びてた」
「おまえさ・・」

呆れたような、戸惑ったような口調でアベが返事をしかけると、
ウエノが顔を上げた。

「やめるなら、今日、これでやめよう」

言葉を切ったアベに、ウエノが呟くように言葉を繋いだ。

「もう潮時かもしれねぇしさ」
「断る」
「はあ?」

言い切るアベの口調にウエノがわけがわからないという顔で声を上げる。

「なにそれ、断るって。だってさっき・・・」
「や、もうわかったから」

ウエノが素で「意味不明」と書いた文字が浮いて見えそうなぽかんとした顔でアベを見つめた。
「わかったって・・は? なにが?」
「お前には関係ねぇよ。とにかく俺はやめるのは断る」
「ちょ・・・」

さっさと腕から抜け出すと立ち上がり、まだ座り込んで薄く唇を開いてぽかんとしたままの
ウエノに向かって、アベは備え付けの机に向かい、
そこからホテルの案内ファイルを取り上げるとぽいっと投げた。
条件反射的に受け止めて、条件反射的に手の中のファイルに目を落とすウエノに、
アベがベッドに腰掛けて普段と変わらない口調で簡単に命令した。

「はよ電話しろ」
「電話って、なんの」
「昼メシ」
「は?」
「ルームサービスだよ。外行くのだりぃもん」
「え?」

意味の分からない返事と、くるくる変わる態度に振りまわされ、
混乱しつつも取りあえずファイルを開いてメニューを探そうとしたウエノに、アベが一言付け足した。

「おごってやる。年上だからな」

ファイルから顔を上げて、ウエノがアベの顔を見た。
そして表情を読みとると、次の瞬間、ファイルをベッドの上に放り投げ、

「あぁ〜、もう〜」

と言いながら、絨毯の上に頭を抱えるようにしてごろりと転がった。
「やってらんねぇよ〜、なんなんだよ!」

代わりにメニューを開きながら、アベが笑い出した。

「わがまま野郎!」

笑いながら罵るウエノの声を聞いて、なおさらアベが笑う。

「転がってねぇで、さっさと食うもん決めろよ、おまえ」

うながされるままにベッドの上によじ登り、アベの横からメニューを覗き込んで、
ウエノが笑いながら小さくアベに向かって呟いた。

「絶対許さねぇ」

一度落ち着きかけていたアベが、またこらえきれないという雰囲気で笑い出す。

「あ、ビールある。ビール頼もうよ」
「まだ飲む気かよ、お前。真っ昼間から」

そう返事をするアベにウエノが答える。

「食い終わったら、さっきのもう1回最初からするよ、俺。ビール飲むところから。」
「それじゃいくらなんでも、他のやつがみんな帰ってくるじゃん」

時計に目をやって笑いながら答えるアベに、
ウエノがやっと普段に戻った口調で軽く言った。
「全くもって関係ございません。理由ならいくらでもつけてやる」

遂にげらげら笑いを爆発させたアベの手から、ウエノがファイルを引ったくると床に放り投げた。

「笑ってんじゃねぇよ、むかつく!」

なおも笑い続けるアベを、こちらも笑い出したウエノが乱暴にベッドに押し倒した。
アベは全く拒まない。唇を軽く噛みしめて笑いをこらえながら見上げる顔に、
口惜しさ半分、愛しさ半分といった表情のウエノが同じように笑いながらかがみこむ。
くちづけた唇の隙間からは、どちらからも最初から舌が伸びてきて絡み合った。
子供がじゃれあうように絡み合っていた二人の体が、安ホテルの狭いベッドから
転げ落ちて床に転がる。また声を上げて笑いながら、さっきと同じ窓際の絨毯の上で深いキスを続けた。
なしくずしに笑いが喘ぎへと変わっていく。もどかしげな指先がお互いの衣服を剥ぎ取る。
この部屋の電話から、予定通りルームサービスの電話がかけられたのは、夕食の時間帯になってからだった。
部屋飲みと一言告げたら、ツアー中の久々のオフだったこともあり、皆それぞれの予定で浮かれていたせいか、
怪しむ者ものもいなかった為に、ウエノは結局翌朝まで自分の部屋に戻らず、
そしてアベは久しぶりに夢も見ないで熟睡した。ウエノの隣で。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なななななんか期待にたぶん応えられなくてごめんだぉ
取りあえずこれで終わりだぉ ⊂二二二(;^ω^)二⊃ ブ--ン
818名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:48:40 0

(*´Д`)  あ  ま  −−−−−−−−−− い !!!


ありがとうプ厨ありがとう フトシが笑ってるよそれだけでいいよ
819名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:54:09 0
姫受けフトスィにでら萌エス
820名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:56:21 O
良かった、ハッピーエンドで。
やっぱり甘甘ウエアベがハゲモエス!ハァハァ
821名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:59:05 0
この淫乱なでかい二人を誰かなんとかしろ
おまえら小さい二人をなんだと思ってるんだよw
822名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:59:59 0
鰓さんどうしてそんなに飲ませるの嫌なんですか鰓さん
823名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:02:45 0
イイ━━━━━━(´∀`)━━━━━━!!!!!!

プ厨ありがとう!ご機嫌フトシ可愛いよフトシ
ぬこのほうも楽しみに待ってるからね〜
824名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:07:01 0
>>822
本命の彼女や奥さんには飲ませないとか、そもそもフェ○すらさせない人もいるよー
鰓もフトシに飲ませるの嫌なのは割と本気だから?
825名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:08:54 0
この終わり方イイ──────!!
826名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:09:44 0
…鰓がかわいい
気のせいですかそうですか
827名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:16:10 0
>>826
(*´Д`)カワイイヨネ・・・たまらないよ鰓
828名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:19:10 0
>>824
じゃあ平気でウエノに飲ませるアベはww
でもウエノはアベが嫌がったらなお喜んで腕を縛り上げてでも飲みそうなイメージ
829名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:22:24 0
>「断る」 に禿萌えました ぷ厨乙
830名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:26:28 O
でもキュウのことほっとけないわけだ?
鰓め…鰓め…

つかアベもチバと出来てるから、お互いに不貞を働いてるわけだ…(*´Д`)ハァハァ
831名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:27:56 O
ちびっこチームが不憫だなぁw
832名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:30:17 0
このでかい二人は、
心を小さい二人に求めておいて、
体はお互いで欲求不満を解消してんのか?とんだ淫乱だなおいww
833名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:30:55 0
おまいら、これこそがオトナの関係(ry
834名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:34:22 0
>>832
そんなにちびっこチームはへたっぴなのかよ!


・・・・・・・・・・・・上手くはなさそうだなww _| ̄|○
835名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:34:22 O
でもアベは、心も欲しくなりかけてたんじゃないの?
カラダだけ欲しいくせに、あんなにグルグル考えてたのか?
836名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:36:06 0
ウエノのセリフが全部言質を取られないようになってるけど
言い方を変えたアイラブユーに聞こえる
837名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:36:51 O
結局、鰓の本気の先はわからずじまいか〜。
838名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:37:16 0
>>835
全てに置いてちゃんと考えて要領よく動くウエノが、
自分でも抑えられずに手を出したという事実でいったんフトシはご満足したと思われるw
「わかんねえ」と言ってるけどたぶん嘘だな>鰓
839名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:38:04 0
鰓が最初から我を忘れられる相手は結局誰なんだよ ヽ(`Д´)ノ
ぬこだけじゃねーか!ww
840名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:39:53 O
最終的に一枚うわ手だったのはアベか。
さすがだよ(*´Д`)
841名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:41:05 0
「断る」を読んで噴いた
理屈もへったくれもない強引アベ(゚∀゚)イイ!w
842名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:42:12 0
>>839
我を忘れるという設定がこれほど似合わない男もいない>ウエノ
843名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:42:17 O
>>839
そうだねぇ…今んとこぬこだけだね。
プ厨、ぬこログ見つかるといいなー。
844名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:47:22 O
左右真ん中、全スレで大募集中!!!!!>我を忘れる鰓


あ、やべ…。キュウスレ忘れたw
845名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:49:14 0
アゴを掴まれて睨みかえし、指をなめるアベを想像して萌え死んだ
846名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:56:33 0
>>845
そこは確かに激エロいのに、最後の幸せモードでエロがどうでもよくなった。なんだこれw
847名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:59:05 0
>>826
我が同志よ
848名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:59:40 O
よかった!アベが笑っててよかった
ぐっすり眠れてよかった
俺はただお前とやりたいだけ〜という感じでイイ(*゜∀゜)!
恋をしようよ広島!!

で、アベには飲ませたくないってことは
キュウは飲んでるのかな
849名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:01:07 0
キュウは飲ませてとか言いそうだから飲ませてるのかも orz
850名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:01:47 0
>>845
乱れた黒髪 唇からよだれ たまらないですよね姉さん
851名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:03:11 O
>>839
アベが一人きりだったからって
「つい」手を出してしまったというだけで
ウエノがアベの色香wwに我を忘れたということになりはしないか?(*´Д`)ハァハァ
852名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:04:40 0
大きい二人はまず最初に体の相性バツグンなんだろうなー
853名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:05:38 O
>>851
ある意味そうかも。
で、それが分かったからフトシご満悦w
854名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:07:48 O
>>849
ちっちゃい組のことは考えるな!
へこむからorz
855名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:08:33 0
>>853
いいのか。それでご満悦でいいのかフトシ。とんだ淫ら(ry
856名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:12:18 0
>>852
割りきったカラダだけの関係(;´Д`)ハァハァ
857名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:14:48 O
キュウをほっとくわけにはいかない、
でもずっとアベくんも気になってて
「アベとやり始めて最近ご機嫌なチバ」を見た為に
アベくんへの欲が抑えられなくなったのかな
大きい人達の体がふしだらでテラモエス
セックスの相性最高で少しだけ心も欲しい、ってくらいがまた気持ちイイんだな
858名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:16:37 0
大きい二人のやりとりを読んでいると、心の相性も抜群に思えるんだけどな。
先に小さい二人にお互い出逢ってしまってるから話がややこしいのかな?
小さい二人がもしいなかったら確実に大きい二人で最初からくっついてたヨカーン
859名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:19:32 0
チバはどうすんの?と言ってから、すぐに自分とキュウもつけくわえる鰓さんは優しい人だな
860名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:19:45 O
快楽に忠実な大きい組…たまらん(*´Д`)ハァハァ
861名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:25:52 O
連日(*´Д`)ハァハァしてたから危うく忘れそうになってたが、
もうすぐフトシの誕生日だね。
862名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:26:19 O
チバがいなけりゃ最初から上手くいったかも。
キュウとアベ両手にうはうはw
863名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:26:32 0
>>845
我が同志よ
864名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:27:29 0
>>862
けなげで一途な淫乱天使のキュウをなんだと思ってるんだ魚類め!!!! 
865名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:29:46 0
>>チバがいなけりゃ最初から上手くいったかも

ぶ、ブラックですな…
866名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:33:28 0
>>861
[=*.・з・]y-~~~  「年の数だけイカせてあげるよ、アベくん」 

(#`皿´) 「殺す気かよボケ!」
867名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:39:35 0
キュウは多分全部知ってるぞ〜
868名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:43:00 0
アベにふらふらとなってるウエノを全部知ってて、
それでも好きなのか? キュウver.が読みたいぞ ヽ(`Д´)ノ
869名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:43:34 0
>>858
心の相性もいいよね
出会いのタイミングという他ないな・・・
870名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:44:30 0
フトシですら捨てさせることが出来ないんだから
ある意味キュウが一番の勝ち組のような・・・
オンリーワン願望があればつらいだろうけど・・・
871名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:47:19 O
何にも知らないチバはある意味幸せだな‥
872名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:48:49 0
>>867
常に終わりを覚悟しながら、ウエノの隣で切ない笑顔を浮かべるキュウ
アベにふらふらしててもウエノは酷いくらい自分に優しくて、
そんなウエノを大好きで自分からは離れられないキュウ
かわいそうでモエス(*´д`*)ハァハァ

アベもキュウも大好きなのでウエノが憎いww
873名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:50:29 0
>>872
これでウエノが急におざなりになったりすればキュウも諦めがつくだろうけど
キュウはキュウでほんとに好きっぽいからな〜>ウエノ
いつも特別扱いしてたよね、最後まで。
874名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:51:02 0
>>871
スットコさんの脳内はアベくんで満杯で他が見えてません
875名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:53:47 0
淫乱につける薬はないな
876名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:02:57 0
チバは全部わかってる

としたらやだな 可哀想で
877名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:11:29 0
全部わかるような気の回る男に思えない件
878名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:13:52 0
あまり色々考えない方がいいような気もする
879名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:14:35 0
>>873
こういうの読むと、やっぱりどうしても、
鰓さんが他の人間が一人も見えなくなるくらい我を忘れる相手が気になる。
・・・いなかったりしてな orz
880名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:14:48 O
ウエノが吹き込んだとか
881名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:20:59 0
職人様  みなさん随時お待ちしています <(_ _)>
882名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:22:42 O
そしてもう900目前だ。ハヤスw
883名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:24:17 0
>>879
性格の問題もあるから・・・のめりこむ相手がいないんじゃなくて、
もともと過剰にのめりこむ性格に見えない(と、エラヲタの友人は言うw)
884名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:32:00 0
>>866
鰓さん絶倫ですね鰓さん
885名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:56:42 O
>>883
だからこそ!
だからこそ妄想の世界では我を忘れた鰓を堪能したいんだよ!!!!!w
886名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:01:17 0
ぬこ もしくは新たなる神降臨を平伏して待つのみ >>885
甘甘でウエノが我を忘れてるのが最高萌えでつ
887名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:03:54 O
全てのお菓子スレで我を忘れる鰓さんが、
投下されますように‥と願う全員萌えの自分‥
888名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:05:54 0
アベが最後に笑顔ならそれでいいのさ
889名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:09:09 O
>>888
それに尽きる
過程がどんなに悲惨でも最後にアベが笑顔なら(*´∀`*)
890名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:25:44 O
>>810のウエノは充分に我を忘れていると思いますが甘いですか
ウエノの本気はアベに向かっている
間違いないよ!
モテモテアベが大好物でごめんねキュウ
いっそのことキュウもアベに惚れて
891名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:28:49 O
チバ完全無視w
892名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:31:49 0
昨日はTシャツ破いて襲われたいと思い
今日は「吐けって!」と首絞められたいと思っている私は
どう考えてもアベからウエノに持って行かれています
ありがとうございました
893名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:34:53 0
>>890
>>810のウエノは鬼畜喉絞めぶりと、直後のこわれものを扱うような丁寧さが
二重人格ぽくて大変萌え。口から液体だらだらのフトシにはもっと萌え。
894名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:46:08 0
フトシがぐっすり眠れたというくだりを読んで私もぐっすり眠れそうです
フトシよかったねフトシ
895名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:50:18 O
ウエノのくせに理由もなく訳もわからずただ したい って
普通に告白してるよウエノ

「アベくんのは別にいい」ってことはウエノが飲むのはアベのだけ
そしてウエノが飲ませたくないのはアベだけとは凄い愛の告白だな
896名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:57:07 0
入り乱れた人間関係をきづかってか物凄く遠回しだけど本気バリバリだよね>鰓
897名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:50:28 0
フトシも眠れなくなるほど本気なわけだが
898名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:59:57 0
フトシそれは嫉妬っていうんだよ。
ウエノそれは好きっていうだよ。

ふたりともエロ可愛い…(;´Д`)ハァハァ
899名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 02:04:11 0
>>898
お互いがわからないふりをしているようにしか思えないよ
アゴをつかまれてあらがうフトシ(;´Д`)ハァハァ
900名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 02:23:30 O
お互いに本気なのが分かったお陰で
本気の一歩を踏み出さないまま
また楽しめるようになってよかったねアベくん
でもいつまでも気持ちを踏みとどまらせることができるとは思えない
特にウエノw
ウエノにとって自分こそが
計算外の行動を起こさせる存在だと知って満足なアベはともかく、、、
901名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 02:30:28 0
このネタの題名は「フトシご満悦」でよろしいか?
902名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 03:10:49 0
よろしいです。
903名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 03:17:20 0
>>810
目の前で自分の手指を舐めていくフトシを眺めるってどういう気分だろう
ウエノまじでうらやましす
904名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 03:21:50 0
それよりも真っ昼間に服を着たまま
フトシの口でイケるなんてさぞや気持ちいいことだろうね
905名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 03:30:54 0
>>903
音がするだろうからね、音が・・・
906名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 08:41:35 O
ぬこが舐めるのを覚えたら天才的なテクを発揮しそうだなー
ウエノ専門で…マジテラウラヤマシス
907名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 14:52:57 O
ぬこの続きん!!!!!
プ厨よ…頑張ってログ見つけてくれー!
908名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 17:59:43 0
プ厨以外の職人さんもドキワクしながら降臨をお待ちしております <(_ _)>
909名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:31:59 0
スレ消化前の最後の燃料投下キボンヌですー
職人さんよろしくお願いします。
910名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:50:31 0
あと年末までにフトシが見れる予定はなんかあったっけ?
911名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:56:14 O
ルスタズイベントとタイガホルイベントの他はわからない
912名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:57:51 0
りすぺくたぶるるーすたーず
二塔が揃う日
913名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:02:47 O
ありゃ?なんか数日ぶりにスレが静かだねw
914名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:27:02 O
皆さん、連日萌え萌えし過ぎて疲れたのではないかと。自分もですがw
915名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:34:28 0
萌え疲れはしないけどリアルで忙しいw
職人さま、余裕がありましたら活力を下さい
916名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:09:01 O
投下も嬉しいけどリアル萌えが間近に迫ってる!
何かあるといいなワクワクテカテカ
917名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 00:16:56 O
私は萌え疲れと仕事疲れでバテバテだ…w
918名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 08:33:37 O
とりあえず明日はフトシのばーすでーだあ!!!!!
919名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 10:33:39 O
ぬこふとしカモーン!!!!!
920名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 10:43:02 0
ぬこふとしはもふもふできないからちょっとさみしい・・・
921名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 13:21:54 O
?(*`皿´)・・・(もふもふってなに?)
922名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 13:51:09 0
ウチの柴犬は冬毛モフモフです。
だから四六時中モフモフしています。
モフモフ最高(*´∀`)

>>921
毛がフッサフサモッコモコってことよん
923名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 15:20:56 O
>>920
髪がサラサラだからきっと撫で甲斐はあるよ
すりすりしてくれるしw
924名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 19:05:20 O
ぷちゅう〜!!!!!
925名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 19:11:24 O
ぬこふとし、モフモフは無理だけど
ベビーローションプレイのおかげで全身ツルスベだぞ。
すりすりしたら気持ちイイだろうなー。
926名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 19:47:04 O
>>925
まだプレイまではww
ワクテカ
ウエノの髪もふわふわの猫っ毛で触り心地よさそうだよね。
先に起きたぬこが寝てるウエノの髪をそっと撫で撫でしてるといいなw
チバの髪もやわらかそう。
キュウさんも金髪の頃はふわふわそうだったなー
927名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 21:07:38 O
>>926
先に起きてウエノの髪を撫でるぬこ!
たまらなくカワユス…!
928名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:33:32 0
左からお祝の品です。

        人☆人
    人  [・ε・ =.]       人
   (  )/つ∞ソ )ヽー─⌒ヽ (  )
  ノ゛"゛" /ノ_ソ /____/ /ソ_"゛"゛ヽ
 (ノ~八⊂___ノ"゛"゛"( ー──⌒-つノ~
 |\(ノ~八ο 川οο  ̄ ̄ ̄ ̄川ο八\
   .|⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒⌒~⌒~⌒|
   .|◎∋∞∈∈◎∋∋∞∈◎◎∋∞∈.|
    (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.)
929名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:46:41 O
フトシの誕生日だね。めでたい。
今日は鰓さんの手作りケーキでも食べて
ニコニコしてるかわいいフトシとか
生クリームプレイをしてる妄想でもして過ごそうっと。
930名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 01:39:05 0
おめでとうございます。
真ん中から思い出の一品です。
ttp://h.pic.to/675zo
今年も可愛いアベ君に、あ、会えたらいいな。
931名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:02:41 0
愛してるよフトシ。誕生日おめ。
932名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:09:39 0
  ./\   /\   /\   /\   /\   /\
 ./    ヽ/    ヽ/    ヽ/    ヽ./    ヽ/    ヽ
 ヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノ

      *      M  
  ☆         *ヽ {
     ∧∽∧     ))     *       ☆
    [=.・з・=]   ((          *
   (⌒ ,へ ⌒,へ ノノ            *
    \ \\=^\ \         /)
      \__)  l⌒\⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ /   *
        ノノ\//| ヽ  \ ̄ ̄ ̄`ー'
  Σヽ  ( (   \   \ \        *     )))
    ヽ {  ))   ヽ_ノ \ `ヽ、        Σ(゚ω゚ i!!)
     `='          `ー'    *      しし ヽ
 ,―――――――――――――――――――――
 | アベくん誕生日おめでとう
 | いくつになっても仲良くしてね

 |
 `―――――――――――――――――――――
  ./\   /\   /\   /\   /\   /\
 ./    ヽ/    ヽ/    ヽ/    ヽ./    ヽ/    ヽ
 ヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノヽ__人__ノ
933名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 06:24:19 O
フトシー!おめでとう!!!!!
934名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 11:15:20 O
おめでとうおめでとう!
39歳のフトシも愛してるよー!!
935名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 15:39:12 0
おめでとうフトシ。
ごめん今年の年号勘違いしててうっかり今年40だと思い込んでたよ…
30代最後の年を満喫して下され。



まったりペースとは言えこの週末おたオメコールでどれくらい進むかな?
先に念のため…

次スレ立てる人、もし次も番号つけて立てるなら気をつけてね〜>>11-12
936名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 16:53:15 O
オメコールに反応してしまったのは僕が関西人だからでしょうか?
937名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 17:03:48 O
誕生日おめでとう!
こんなスレでごめんなさい。
938名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 17:06:31 0
>>936
激しく反応してしまったのはお前だけじゃない!
でもそういえばオレも関西人だった
939名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 17:28:00 O
広島では何て言うんだろうなフトシ
940名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 17:56:56 0
誕生日祝いに、後で短いの投下しようかと思ってますが、エロ皆無でも宜しいですか?
941名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 18:09:39 0
宜しいです!
フトシ目出度いねフトシ
942名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 19:04:49 0
>>940
щ(゚Д゚*щ)カモォォォン
943名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 20:10:33 0
>>940
待ってまーす(*´∀`)ノ
944名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 20:58:46 O
プ厨…今日はアベの誕生日だよ。
ぬこー!ぬこщ(゚Д゚*щ)カモォォォン!!!!!
945名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:09:21 0
アベ日があと1時間を切ってしまった。
なんにもSS捏造できなくてクヤシス
946名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:25:14 O
とりあえずフトシお誕生日おめ!
947940:2005/12/16(金) 23:40:10 0
投下させていただきます。が、折角のめでたいふいんきをブチ壊すかもw
948940:2005/12/16(金) 23:41:34 0
もうすぐ夜が明ける。

ライブハウスを抜けて外へ出ると、雪がちらついていた。
午前4時。
都心の繁華街と言っても、こんな時間だとさすがに人影もない。
あまりに静かで、違う街にいるような錯覚に陥った。
ここは本当に東京なのかと、呟いた言葉にチバが笑う。

吐く息が目の前を真っ白に曇らせ、やがて空に滲んで行く。
冷え過ぎた空気の中、ジーンズのポケットに手を突っ込んで、寒さを凌ぎながらチバと2人。
他愛もない話を繰り返して歩く。
足取りは軽く、けれどゆっくりと。
すぐまた来る別れの時を、出来るだけ遠ざけようと、ゆっくり歩く。
949940:2005/12/16(金) 23:42:23 0

不意に立ち止まったチバが、革ジャンのポケットからタバコを出す。
そこから1本を取り、ライターの火を点ける。
アベくんも吸う?ともう1本、こっちに差し出す。
タバコを銜えようとした唇に、チバの指先が触れる。
氷のように冷えたそれが、すごく愛おしかった。

暖めてやる、とチバの手を握る。
指先から少しずつ熱が溶け出して、やがて2人の体温が混ざり合う。
じわじわと温かくなる感覚に、チバが嬉しそうに笑った。
手を繋いだまま、チバの銜えたタバコの先から火を貰って自分のタバコに点ける。
煙を空に吐き出して、幸せだよ、と心で呟く。

そしてまた歩き出す。
午前5時。
静寂をカラスが引き裂いて、気付けばすぐそこに別れの場所が見えた。
手を解いて、じゃあまたね、とチバが笑う。
駅へと向かいながらチバは、振り返って手を振った。
何度も、何度も、手を振った。
片手を上げて応える俺の顔を、笑いながら、何度も。
それがすごく愛おしくて、すごく嬉しかった。

チバの姿が駅の中へと吸い込まれ、人影がまばらに増え始める。
夜が明けた。
じゃあまたな、と、もうそこにいないチバに告げて笑う。
チバの感触が残る手をジーンズのポケットに突っ込んで、歩き出す。
またいつか。その日へと向かって歩き出す。
足取りは軽く、心も軽やか。
吐く息が目の前を真っ白く曇らせ、やがて薄明るい空に滲んで行った。
950940:2005/12/16(金) 23:44:21 0
終わりました。
951名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:47:24 0
しんみり…(´∀`)
952名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 01:32:19 O
。・゚・(ノд`)・゚・。
953名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 01:53:43 O
これはこの間ことですか…!
954940
…正直すまんかった。
あれでも明るくしたつもりだったんですがorz

>>953
そのつもりでした。