1乙
>1 乙
海外駐在員の俺が3GET!!!
4ゲット(・ω・)/
もう6かー。スレ立て乙
>>1 過去エロ時代からずいぶんと優しい気持ちにさせてもらってます。
あ、でも、本当は鬼畜であることは頭に刻み込んでありますよ。
1おつ
スレ2で「根は鬼畜?」とつけてしまった張本人ですが、
今回タイトルから「鬼畜」が外れて良かったと思ってます。
このごろは、鬼畜とは程遠い内容だったもので。
すまん>好色氏。
おばあちゃんとお孫さんの話にはほろりとさせられてしまった。
でも、麻酔が効いてる間は夢も見ないよ。
死ぬときの意識のとぎれかたはああなのかもと
目がさめてから思った。(全身麻酔体験者)
こんばんは。
>>1 スレ立ててくれてありがと。いつのまにか6か…。
>>6 麻酔中は夢見ないのは知ってるけど、「寝て起きたら終わってますよ」より前向きにオペに向かってもらうようにね。オペ前の挨拶の時にオレが必ず言う台詞なんですわ。
前スレが書き込めなかったからこっち来たけど、話戻していいのか?w 前スレ終わり頃のテーマ継続する?
>>前スレ939
基本的には同意だけど
>>928にあるように一応そっちに傾いているんだよね
もう一歩の勇気って言うか、後押しが欲しくて来たんじゃないかな
でな
きゃココではない所で訊くと思うんだよ
確かに明日になれば、来年になれば、成功率99%の方法が出てくるかも知れない
ただ、多分みんな決断する方向に気持ち良く進ませてあげたいだけなんだ
とは言えスレチだし、本人も困るだろうからそろそろ流れ変えた方が良さそうだね
って書こうとしたら好色キテター!
前スレ、とってもいい雰囲気になってるから
あのままそっとしておいてはどうでしょう?
好色さんのスレには素敵な住人がいっぱいいるね☆
見ててほんとに心がほっこりするよ
とりあえず続きを再開ってことでいいんじゃないかね。
みんな応援してるのは
「頑張って手術を受けろ」って意味じゃなくね?
ああ、まだ続けるのねw
じゃあ暫くアップは控えとくわ〜。
10氏の言う『続き』は好色センセの話の続きでは?
あたしは好色センセの話の続きが聞きたいです!
そろそろ好色を構わないと、また継続・打ち切り選択になるぞ〜
>>12 これこれ!
ここは貴方が主役でしょ!!
流れを戻して下さいなw
頼むよ〜
全スレ938だけど、応援の意味で書いたんだけどね。
本人が直そうとする勇気を持たなきゃ病気なんか治らないよ。
そして、大病と気長に付き合ってく覚悟が本人と家族に必要。
病気と暮らすのが自然にならないと、見えない死だけ見たって人生暗くなるだけさ。
言葉きついかもしれないけど、結果がどうなっても、それはその人の人生。
逆に、そうそう経験は他の人には決して出来ないから、自分は毎日が有意義よ。
だけど、
>>12 主役いてのこのスレだから、控えなくていーんですよー。
して下さいよーw
『あんたが主役』って襷を好色氏に贈与したいw
18 :
ほのぼのえっちさん:2007/11/05(月) 08:18:49 ID:YAYFhHdpO
さすがに好色さんはスレ主だけあってたくさん釣れるな。
定期的に自分の身の上を語りたいのが出てくるのはなぜなんだろう?
みんなが優しいから。
類友ってやつだな
不思議なもんでさ、普段そんなキャラじゃなくても
千葉の夢と魔法の国の中だと、みんな若干優しくなるじゃん。
あぁいう空気があるんだよな〜。
U美さん、ミニーの耳とか似合いそうだなぁ
好色氏そろそろ頼むよ〜。
前スレ書き込めなくなってて焦った〜
ようやくここにたどり着いた・・・w
好色氏お願いします^^
強い意志で保守!!
無職3ヶ月目突入の俺が捕手しますよ〜
どうでもいいけど
好色氏の投下を読むたび
U美さんがスラムダンクのハルコさんで再生されてる今日このごろ
永作。
それって吉田?
それは栄作。
あれはナガサク。
なんか閑散としてるね。
好色さんとU美さんのやりとりの続きが知りたい。支援。
>>32 自己レス。
あぁ、ケータイからだからうちもカキコミがわけわからん状態だったorz
何書いてるんだ、自分。
昼メシを食べ終え、U美が後片付けをしている間にシャワーを浴びた。バスルームを出てリビングに戻ると、U美はアイロンがけをしていた。
「せっかく遊びに来てるんだから、そこまでしなくて良いよ」自分でグラスに烏龍茶を注ぎ、ソファに座りながらU美に言う。
「私がかけないと溜まる一方じゃんか(笑)S君が行ってる病院のいくつかには婚約者がいることがばれてるんだから、シワシワなワイシャツで仕事されたら私が恥ずかしいもん」
「クリーニングに出せば良いだろ」
「だからさ、マメに出すなら良いけど、溜まる一方じゃんかって言ってるの(笑)」
「まあありがたいけど…。今からあんまり無理するなよ。これから長いんだから…」
「私はいつも通りのことをしてるだけだもん(笑)良かったねぇ。しっかりした人が彼女になってくれて、結婚までしてくれるんだってさ(笑)」
「ああ…。ホントに良かったな…。ちょっとトシだけどな…。ま、多少の欠陥は我慢するしか…」
「あ!また欠陥って言ったな!」アイロンをこちらに向けて、シューッと蒸気を吹き出させるU美。
「あぶねーっつーのw 欠陥じゃない。欠陥じゃないよねw 欠点…?」
「…………ふん。もう良いもん。何だかんだ言って私の事大好きなくせに(笑)」
「(;゚д゚)」
「もうっ!少しくらい合わせてくれても良いじゃんかっ!(笑)」どうせいつもの事と半分諦めているのだろう。シワの取れた綺麗なワイシャツをハンガーにかけながら、何がおかしいのかクスクスと微笑んでいた。
疲れが大分顔に出ていたらしい。夕方まで少し仮眠すれば?とU美の勧めに甘えさせてもらうことにした。
「…………ん?」何時間くらい眠ったか、ふと目を覚ますと、窓の外は薄暗くなっていた。机に置いてあった腕時計を見ると、夕方6時前。3時間ほど眠ってしまったらしい。
起きてリビングに行くと、U美がまた料理を作っていた。
「…わりぃ。寝過ぎた…」ボーッとした顔でU美に謝り、ソファにもたれ掛かる。
「まだ寝てても良かったのに(笑)」
「いや…。せっかく来てくれたのに家事ばっかやらせてごめん…」
「良いの良いの(笑)これでも結構楽しいのよ(笑)一応今回の目的は、生徒たちへのご褒美購入だからね。目的は達成できたし(笑)」
「ああ。チョコレートか。しかし、生徒のためにそこまでしてやるとは、センセの生徒は恵まれてるな。つーか、今の時代だとそこまでしなきゃいけなくなっちゃったの?」
「そんなことはないけど…。まあ、頑張ったらご褒美があるってのはやり甲斐のある話じゃんか(笑)…はい、コーヒー」
コーヒーの入ったカップをオレに渡しながら言うU美。頑張ったらご褒美…、オレもこいつにはこうやってアメとムチで医学部に入れてもらえた。確かにやり甲斐はあったかも…。
「センセのクラスには、イジメとかないの?」コーヒーを飲みながら尋ねる。
「何よいきなり(笑)…イジメは…、無いと思いたいんだけどねぇ…。私の見えない部分ではどうなんだろうねぇ…」野菜を切りながら、歯切れの悪いU美。
「『おめぇの席、ねぇから!』みたいなはっきりしたイジメはないのか」
「それって、この前の『ライフ』じゃんか(笑)あるわけないじゃんあんなの(笑)興味なさそうなこと言いながらしっかり観てたのね(笑)」
「あのイジメっ子が可愛くてね。最後に『おめぇの席、ねぇから!』っていじめられ側に回っちゃったけど…」
「その台詞さぁ、すっごいインパクトあってさ、次の週学校行ったら、あらゆるとこで生徒たちが乱発してたよ(笑)」
「やっぱイジメあるんじゃねーかw」
「いやいや(笑)イジメの一場面じゃなくてさ(笑)」
「まあ、あの台詞はおもろかったよな…。イントネーションに何か変に東北訛り入ってたし」
「てかさ、普通に流したけど、ドラマの内容が面白くて観てたんじゃないのね(笑)女優目的か(笑)相変わらずだなぁ(笑)」
「あの子可愛いベよ」
「ドラマのあらすじは?」
「…………イジメ、イクナイ!みたいな………」
「近からずも遠からず…。じゃあ、最初に主人公をいじめてた、そのS君が可愛いって言ってた子の役名は?」
「マナちゃん。フルネームは知らん。オヤジ役は『踊る大捜査線』の課長」
「あらすじはちょこっとしか言えないのに、そっちはスラスラ出て来るし(笑)どんな見方してるんだか全く…(笑)」呆れるU美。
「だから、その子が可愛くて観てただけだもんよw」
「…じゃあ、主人公の役名は?」
「……………椎葉………シイバ……………あ!そういやシーバっていうネコのエサあったよな?」
「ごまかすな(笑)」
「そのネコのエサと同じ苗字の主人公の母ちゃん役は、『踊る大捜査線』の映画で『事件は会議室で起きてるのよ』って織田裕二に言って最後失脚した人だったか」
「『踊る大捜査線』好きなんだね(笑)『ライフ』に関する情報はかなり曖昧なのに(笑)」いや、別に好きってわけでもないんだが…。
夕食用に煮込んでいたシチューを、オレが昼にたらふく食べてしまったため、U美は料理をもう一品追加して作っていた。
「ご飯できたけど、食べる?お腹空いてない?」ソファでゴロゴロしながら新聞を読むオレに尋ねるU美。
「センセが作ったメシなら24時間食べれますな」
「そっか(笑)じゃあ用意するね」テキパキと食事の準備を始めるU美。やがて、準備が出来たと言われたので席に着く。
「…あれ?シチューは?」テーブルの上にあるはずであろうシチューの姿がない。
「誰かさんがさっきいっぱい食べちゃったので、お皿に取り分ける量が残ってないんですよお客さん」
「だから水足せば良いんじゃね?って提案したじゃないですか」
「あのねぇ…。私のシチューはねぇ、水使わないんですよお客さん。牛乳と野菜から出た水分だけで煮込んでるのに…。水足したらホワイトソース作り足さなきゃいけなくなるじゃんか」
「え?そなの?シチューの元みたいなので作ってるんじゃなかったのか。だから美味かったんだな…」
「というわけでですね…。アレンジしてこれですよ(笑)」言いながらU美がテーブルに乗せたのは、チキンライスに残ったシチューをかけたもの。
「シチューに更に一味加えて、チキンライスにかけてみたらどうかなって。オムライスのホワイトソースがけみたいのあるじゃん。あんな感じ?あ、オムライスにしたかったら卵焼き作るけど?」
「いや。これで良いよ。つーかよく考えるなぁ…」感心するオレ。
「シチュー無くなっちゃったから、これに合うおかず一品増やしたんだぞ!誰かさんが寝てる間に買い物行って…」
「あら。わざわざそこまでしてくれたのか。それはどうもすみませんでした」
「ま、私のお金じゃないからどんどん食べて(笑)」
おかずは、蓮根のはさみ揚げにちょっと洋風なソースをかけたものと、アスパラのベーコン巻き、マッシュポテト。
「…うん。これは美味いな…」怪我の巧妙ってわけでもないだろうが、『チキンライスにシチューをかけたもの』は大変美味かった。チキンライスをケチャップ濃いめに作ってあるから、シチューの優しい甘みが非常にマッチする。
「ジャガ芋とかさ、もう煮込んで溶けてるから、野菜の甘みが出てるでしょ」
「うん。このほんのり甘いのは野菜か…。これは美味いなぁ」しきりに感心してがっつくオレを、満足そうにニコニコしながら見るU美。
「このマッシュをちょこっととって混ぜると、もっととろみがかって美味しいかもよ(笑)」
「ふーむ…。よく考えるねこういうの。この蓮根だって、醤油かけてしか食った事ねーぞオレ」
「ああ(笑)お醤油だと和になっちゃうしね。それ、オーロラソースってのよ」
「へ〜。初めて聞く名前だ。ソースったら、ブルドックしかしらねーもんなオレ」
「それは商品名でしょ(笑)ホワイトソースとかデミグラスとか知ってるじゃんか(笑)」
「ああ。そういうやつね(´・ω・`)」メンチの中身みたいなのと、とろけるチーズが少し入っているタネを蓮根で挟んでてんぷら粉を絡めて揚げてあるのだが、それがこの何たらソースに非常に合う。ソースに酸味が効いているのでくどくない。
「いやぁ…、料理が上手いってのは素晴らしいことですなぁ…」ホントに心から感心、いや感嘆の声を漏らすオレ。
「奥さんの料理が上手だと、旦那さんは寄り道しないで帰ってくるらしいけど、これなら寄り道しなそうですか?(笑)」
「まあ…最初のうちは…」
「ん?なんだ?そのうち寄り道するの?ならもう食べなくて良いもん」皿を取り上げようとするU美。慌てて皿を押さえながら、U美を心底凄いと思った。
「多分、お袋の味よりセンセの方が美味いと思うねオレは」
「それは誉め過ぎです(笑)まあ美味しいなら良かったね(笑)」
「お前…何気にすげーんだな…」
「その『すげーんだな』の意味が良く分からないけど(笑)色々勉強しましたからね私も(笑)育ち盛りだった誰かさんに変な物食べさせられないなと…」オレの知らないところで、色々苦労かけたんだな…。
「アスパラベーコン巻き好きだったでしょ?昔はホントこんなのしか作れなかったんだよね(笑)」
「これさ、弁当とかに入ってると、何故かテンション上がるんだよな」アスパラベーコン巻きをパクリと頬張るオレ。
「テンション上がるの?(笑)お義母様の定番お弁当おかずだった?」
「んにゃ。お袋さぁ、あの通りめんどくさがりだから、アスパラをベーコンで巻いて爪楊枝で固定とか全然してくれなくてさ、あの…銀の間仕切りっつったらおかしいけど、アルミホイルのカップみたいのあるじゃん?」
「うん。あのギザギザのやつね」
「そそ。アスパラとベーコン小さく切って炒めてそれに入れて弁当に入ってた。味はアスパラベーコン巻きと同じなんだけど…手抜きだな」とはいえ、中高の6年間、ほとんど毎日弁当を作ってくれたお袋。朝練で朝早くても必ず作って持たせてくれた。
「あはは(笑)なるほど(笑)でもお弁当作ってもらえてたんだから感謝しなきゃね(笑)」
「だよな。ホント一人になると良く分かるわ。うち、両親とも大して背がでかくないけど、オレがここまででかくなれたのは、お袋やセンセがちゃんと食わしてくれてたからなんだよなぁ…」
「私は関係ないけどね(笑)あ、そういえば私もお弁当作ってあげた時あったよね?」
「あったなぁ…。あれは何でだっけかなぁ…。ああ、そっか…」記憶を辿り、思い出す。
「何で?あれって理由あったの?」
「うん。ちょうどあの時期さ、うちのじーちゃんが入院してて、もう長くないって言われてさ、付き添い不要の病院だったんだけど、その時に備えてお袋が付き添っててね…」
「あ〜…、そっかぁ…。それでお弁当作れなかったと…」
「そそ。最初のうちはパン買ってたんだけどさ、やっぱ部活であの練習だろ?絶対途中でヘバるのよ。馬力が出ないってのがすっげー良く分かるのよ」
「やっぱパンじゃダメか。コンビニでおにぎりとか買えば良かったのに」
「弁当以外は学校で販売するパン以外食うなってルールがあってね。ってセンセ1年いたから知ってるだろw」
「もう忘れたもん(笑)鹿も私生徒じゃないし(笑)」
「ばーちゃんもさ、おにぎりくらいしか作れなくて…。どうやら料理苦手だったらしいんだな。だから無理に作ってくれって言えなくてね…」
「そこで私に頼んだと(笑)」
「大体10日くらいだったと思うんだよ。医者から、もってあと10日前後って言われてからだから。でもその10日間、長かったなぁ…」身内の死に初めて立ち会うことになるカウントダウン。弁当は無いわ待ってるのは家族の死だわで、今思い出しても鬱になる。
「そっか…。そんな理由があったんだねぇ…」
「だからさ、朝学校に行く途中でセンセが弁当作って待っててくれたじゃん?あれがホント嬉しくてね。あの時ほど『今日も頑張ろう』って勇気付けられたときは今まで無いな」
「そんな大袈裟な(笑)まあでも、確か私が作ったのは5〜6日間だったけど、早起きして大変だったわ(笑)子供持つと毎日これが続くのか〜って(笑)良い勉強でした(笑)」
「ホント迷惑な話だったよな。申し訳ない…。でも、センセが作ってくれた弁当はお袋と違って可愛かったよな。アスパラベーコン巻きとかもちゃんと入ってて、綺麗に盛りつけられてたw」
あの時期はあんまり思い出したくないのだが、こと作ってもらった弁当に限っては別。とにかく量を沢山食わさねばと、彩り度外視で色々なおかずを詰め込むお袋の弁当とは違い、U美の弁当は、いかにも女性が作る可愛い感じの弁当だった。
「でもさ、量少なかったでしょ?ずっと後になって、いつも持ってくお弁当箱を初めて見て、こんなに食べるの!?あちゃー、あの時私が作ったお弁当、量少なかっただろうなぁって思ったもん(笑)」
「いやいや。米が食べれるかが問題だからw」
「でも、お弁当の他におにぎりいくつか握ってって言ってたよね?間食するからって。やっぱ少なかったんでしょ?」
「そりゃ毎日お袋にあの弁当箱にあれだけ詰め込まれた弁当食べてれば、多いか少ないかっつったら少ないけど、あのでかい弁当箱でもおにぎりは別に持たせてもらってたからね。野球やってるか食ってるか寝てるかだったなあの時はホント…」
「ふーん(笑)まあ私もあの時はお母さんの気分を味あわせてもらえた貴重な時間でした(笑)」
「あの時、オレはお袋以外の女の人の手づくり弁当食ってるんだぜ?ってめっちゃみんなに自慢したかったけど、ニヤニヤしながらそれは隠して食ってたw だから、アスパラベーコン巻きとかはめっちゃ思い出の味なんだよね」
「そっか(笑)思い出の味かぁ…。何か嬉しいね(笑)」
嬉しいのはこっちだわ。当時から本当に世話になりっぱなしだったんだなオレって…。文句一つ言わずやってくれたU美に改めて感謝した瞬間だった。
懐かしい話に花が咲いた夕食も終わり、オレは再びソファでゴロゴロ。U美は後片付け…。オレ、ダメ男君だな…。
「今日はもうこれでお仕事おしまい?」皿を洗いながら尋ねるU美。
「んにゃ。センセ送ったら昨日とは違う病院に夜勤。今日は救命なんだよなぁ…」うんざり答えるオレ。
「あらら。なかなかゆっくり出来ないねぇ…。でも頑張るのだ(笑)」
「へい…。働きますよオレは…。って、雨降ってるのか?」微かにベランダを叩く雨音に気付き、リビングの窓を開ける。
「私が夕方買い物行ったときから小降りだったけど、強くなったねぇ」キッチンからでもはっきり見えるほど本降りの雨粒が暗闇から落ちてくる。
「ちっ…雨かよ…。益々やだな」窓を閉めてリビングに戻り、ふて腐れたようにドサッとソファに腰掛けるオレ。
「誰でも、雨降ってる時に出掛けるのは嫌なもんだよね…。何もしてあげられないけど頑張って」洗い物を終え、エプロンで手を拭きながらソファのオレの隣に座るU美。
「車あるし、出掛けるのは苦じゃないんだけどさ、明日連休明けだろ?うーむ…」考え込むオレ。
「何?連休明けで雨降ると何かあるの?」オレの顔を覗き込み、興味津々で尋ねるU美。
「うん…まあ…。多いんだよね…」歯切れが悪いオレ。
「何が多いの?…あ!分かった!交通事故で運ばれてくる患者さんか。雨でスリップとか?」
「ああ、まあそれもあるわね。つーかな…雨の日の夜、週明けの夜は、自殺して運ばれてくる患者が多いんよ」どんよりとした顔で言うオレ。
「え…自殺…しちゃうの…?」さすがにびっくりするU美。
「うん。雨の日、週明けの当直で救命とかだと、たまに出くわすね。今日はダブルだろ?週明け雨降りの夜。遭遇しちゃうかなぁ…」
「やっぱさ、そういう人も治すの?」
「そりゃ治すよ。救急車に乗せられる前に、現代の医学では蘇生不可能と判断されなきゃね」
「…ぐちゃぐちゃ?」痛そうに足を摩りながらも聞きたがるU美。
「お前スプラッタ好きかよw 知りたかったら医学部入って医者になれw」
「ああん!そのくらい良いじゃんか!誰にも言わないから。二人の秘密で(笑)」
「とかっつって、明日学校行ったら、さも見てきたような話にして中坊に話すんじゃねーだろーな?w」
「そんな!…ちょっとだけするかも(笑)ほんのちょっと(笑)」人差し指と親指で量を見せるU美。素直な仕種が可愛いので話せるところだけ話すことにした。
「グチャグチャかって聞かれても、飛び降りたりしなきゃスプラッタにはならないんじゃね?」
「え?じゃあどんな感じ?」普段立ち入れない世界だからだろうか、興味津々のU美。
「そりゃ手段によらねーか?農薬飲んだとかだとゲロ吐きまくりだし、一酸化炭素中毒だと外見は綺麗よ。リストカットはまあ血だらけになるけど、救急車の中で止血されてくるから、ドクターが診るときはスプラッタじゃない」
「水死とかは?何かすっごく膨らむって聞いたけど…」
「それは検死官が診る分野だろw 目に見えて膨らんでたら大体中身はもうこの世にはいないよ」
「今までどんなの見た?」
「どんなの…て…。色々だよ。飛び降りも服毒も一酸化炭素中毒もリストカットも…。ああ、あと焼身もあったかな…みんな未遂な。当たり前だけど」
「全部治した?」
「術中死はないかな。救急車の中で心拍止まって、蘇生効かずに旅立った方は何人かいるが…」
「…自殺した人も治すのか…。何か…」言葉にならないらしい。
「死にたがってる人を助けるなんて矛盾してるって思う部分もあるけどね。まあ仕方ないわな。ただ、一命取り留めてもその後の看護師さんの対応はきついものがあるがw」
「怖い?」
「だってさぁ、救命ってさ、そりゃ大変な症状で運ばれて来るけど、みんな生きたいわけじゃん?医者も看護師も患者が生きるための治療に手を尽くすわけよね。自分で自分傷つけて運ばれてくるような人、本音なら相手したくないだろな」
「なるほどね…。そりゃそうだよね…」
「特に飛び降りとリストカット。飛び降りは下で他人巻き込んで、その他人が死んで飛び降りたのは足の骨折って助かるとか、リストカットはクセになるからな。こいつこの前も来たな、とかいうの何人かいるよ。マジで迷惑だわな」
「なるほどねぇ。何で手首切っちゃうんだろうねぇ」
「そんな自殺志願者心理は分からないでも良いんじゃない?ただ、手首切っただけで人は簡単には死なないんだな。ずっと放置されてりゃ死ぬかもしれんけど」
「アピールなのかな?」
「まあそういうのもあるんじゃない?ただ、迷惑な事だけは間違いないな。救命病棟ってさ、そこから一般の病棟に移るとか、そのまま退院するとかいう人、やっぱ限られるわけよ。
特に何もかも元気になりました!みたいな人はあんまり多くない。出れてもどっかに障害持ったり…」
「うん。何かそんな感じがする」
「でさ、たまーに、元気に退院した人いたんだーって話になって、何で運ばれて来た人?て聞くと、自殺未遂ですね〜みたいなw」
「何か報われないねえ…。あ、今まで一番酷かった自殺未遂者はどんな感じだった?」
「それはグロさで酷いってこと?態度が酷いってこと?」
「…見た目(笑)」
「お前やっぱスプラッタ好きかよw そうだなぁ…『うげっ!これは…』と思ったのは…〇□△▽☆◇(自主規制)」
「…うげ…。それは…、聞かなきゃ良かった…。一般人にはちょっとハード過ぎた…」気持ち悪そうに胸を撫でるU美。医者が見て「うげ」って思ったんだから、U美からしたら相当ハードなのは当たり前なことで。こういう話に興味を持つU美が悪い。
スプラッタの話で無駄な時間を費やした。時計を見るともう帰らなければならない時間。
「チョコレートと鳩サブレ忘れんなよ。つーかな、チョコ食わせたらガキ達にオレに感謝しろって言っといてよ」
「はいはい(笑)ったく子供だなぁ(笑)」冷蔵庫から土産を取り出し、荷物にまとめる。
「そんな高いチョコ、田舎のガキにはもったいねーんだよ。アポロチョコとかで良いのに…。つーかアポロチョコって美味いよな?あの作られたイチゴの味が非常に安っぽくて美味いw」
「じゃあ、S君には今後アポロチョコ買ってあげるから(笑)」
「(´・ω・`)」
車に乗って家を出る。いつものように上野駅へ。
「夜勤、頑張ってね。あ、あと、スプラッタな話あったらまた教えて(笑)」切符を買ってオレの元に戻り、とんでもないことを言い出すU美。まだ懲りてないのかこいつ。
「お前よぉ…。あんまべらべらしゃべるんじゃねーぞ」釘を刺すオレ。
「了解しました!(笑)」
「だから、敬礼すんなよw」
「来週はうちにくるんだっけ?」かばんをオレから受け取りながら尋ねるU美。
「ん?あ、そだそだ。お邪魔してよろし?」県大会の事をすっかり忘れていたオレ。
「いつ来るか決まったら教えてね。あ、あとゲーム教えて(笑)」
「知ってるやつなら。てか何やってんの?」
「ファイナルファンタジー10」
「ああ、ティーダ君とユウナちゃんと愉快な仲間達のやつか。って、あれ別に普通に進めれば迷うようなことないだろ」
「雷避けやって(笑)」
「(;゚д゚) 200回だっけ?自分でやれよ…」
「出来ないから頼んでるんじゃんか(笑)よろしくね。おいしい料理作るから(笑)」
「おいしい料理か…。じゃあそれで手を打つか…」手料理にあっさり折れるオレ。これから嫌ってほど食べれるのに…。
「じゃあ、時間だから行くね。来週はお待ちしております。今週はお世話になりました」深々と頭を下げるU美。
「いや、かえってこっちこそ…。ホームまで行ったろか?」
「ううん。仕事遅れちゃうし、淋しくなるからここで。じゃあまたね」手を振り歩き出すU美。その後ろ姿をぼんやり見送るオレ。エレベーターに乗る前にこちらに振り返り、笑いながら手を振る。やがて姿が見えなくなる。
「…行くか…。雨止んでねーかなぁ…」独り言を言いながら外へ。景色は駅に入る前と全く変わらずだった。ため息をつきながら当直の病院へ向かう。
深夜のほんの少しの休憩時間。仮眠室で携帯を見る。新着メールが1通。
「U美か?」メールボックスを開けるオレ。
以下転載
タイトル:U美だよ〜ん
本文:今週もありがとでした。さっきうちに着いてお風呂上がったんだ〜。
お仕事頑張ってね。で、例の患者は運ばれて来た?あとで教えて(笑)
じゃ、悪いけど私は寝ま〜す。おやすみなさいませ…
これに少し絵文字が入ってた。こいつビビりのくせしてスプラッタ好きなんだな…。
次の週の金曜日、県大会のためにオレは再び地元に帰ることに。金曜から日曜まで休みを取れたのは、病院の常勤ではないのが大きい。
大会は土、日の2日間。6地区の代表合計20チームが、県のナンバー1を目指し戦う。
地元に着いたのは金曜日の夕方前。前に練習したグラウンドで前日練習があるので直行する。U美の家に行っても仕事でまだ帰ってないし、グラウンドに行けば誰かいるかもという淡い期待があったが、予定より早く着きすぎて誰もいなかった。
前はU美と一緒に近くにある我が母校を見学に行ったが、その日は平日だしさすがに行けない。実家に顔でも出そうかと思って電話すると、夕方前で買い物にでも出掛けたのか誰も出ない。仕方なく車の中で誰かが来るのを待つ。
座席シートを倒さなくても普通に寝れるのは、オレの仕事柄どこでも寝れるようになった特技の恩恵か、音楽を聴きながらボーッとしていたら、いつの間にか寝ていた。誰かが車の窓をコンコンと叩く音で目を覚ます。
「こんなとこで寝てるんじゃねーよ。身分照合だ。免許出せ(笑)」Dだった。
「ん?…おう…。お前仕事は…?」目を擦りながらドアを開け外に出るオレ。時計を見ると夕方の5時過ぎ。1時間ほど寝ていたらしい。
「今日は早上がりしたんだ。オレの権限で(笑)」タバコに火を点けながら笑うD。
「ほ〜。中間管理職のくせに随分大層な権限持ってるなw 大丈夫なのか?お前の会社」
「ま、オレをその中間管理職にした時点で十分ヤバいんだけどな(笑)何とかこれからもこの会社で食ってはいけそうだな…」県内ではかなりでかい方の中古車販売店に勤めるDには、現状に十分満足しているからか野心めいた話がない。それがオレには非常に心地良い。
「あれ?先生は?」
「ガッコだろ。普通に平日だよ今日は…」
「あ、そっか。担任やってるって言ってたよな。良いなぁ…先生のクラスは平和そうだ…」タバコの煙をフーッと吹き出しながら呟くように言うD。
「そりゃ昔の面影だけで想像してるお前の幻想だよ。何気にカオスかもしれねーよ?w」
「…カオスでも、先生が担任ならオレは我慢するな…」こいつは…。
「もう9月も終わりだなぁ…。日の差す時間も短くなってきた…」Dが近くにある自販機でコーヒーを買ってきて、1本をオレに投げ渡しながら言った。
「こっちはもう秋の気配いっぱいかと思ったんだけど、まだまだ夏の気配が残ってるのな」コーヒーを一飲みしながら言うオレ。
「今年は暑かったからな…。ま、いきなり寒くなりそうだけどな…」周りは薄暗くなり始め、グラウンドには眩しいくらいの照明が入った。
「つーか、みんな遅くね?」
「オレらが早過ぎなんだよ(笑)集合時間は7時だ(笑)」
「…じゃあ、お前別に早上がりする必要なかったんじゃ…」
「幹事には色々やることがあるんだよ。さっきだって偶然ここの前通っただけなのに、NSX停まってたからよ。気を使って来てやったオレの優しさが分からんのかお前は(笑)」
「そりゃどうもありがとうございやした」
「照明入ったし、キャッチボールでもするか?」Dの提案にグラブを取り出してグラウンドへ。
「…お前、なんか鍛えてる?ボール強くなったな…」オレが投げたボールをキャッチしながら、Dが尋ねる。
「あ、わかる?この前、肩が弱ってるとか散々言われたからな…」
「いや…、あれは奴らの難癖だろ(笑)」
「分かってるっつーのw でももうグウの音も出ないようにしてやるわw」
「あははは(笑)お前らしいなぁ(笑)ま、奴らも奴らで絶対新しい部分見つけて難癖付けるだろうけど(笑)アイドルと結婚すると、ファンからこうやって虐められ続けるのかねぇ(笑)」
「さあ…(´・ω・`)」辺りはいっそう暗くなった。周りに何もないグラウンドだけが異様なほど明るい。その中、グラブでボールをキャッチするパシンパシンという音が乾いた音が、一定のリズムで響く。時間はもう6時半を回っている。そろそろみんな来る頃だ。
集合時間の7時を前に、メンバー全員が集まった。
「まだ来てないのは…監督か」TがU美の姿をキョロキョロ探しながら言う。
「10時になるといきなり照明落ちるらしいから、早く始めようぜ」早速Dが仕切る。
守備の連携、外野からの中継プレイ、サインプレイなど守りの流れの確認がメイン。先日の大会で大分感覚が戻ってきているので、守備に難はない。元々オレは守備が得意、というより好きだった。
「じゃあ、次はフリー(バッティング)ね」Dの掛け声に、順々にバッターボックスに入るメンバー。
「初戦のエースは、スライダーがキレキレだから、スライダー撃つ練習しとけよ」オレの番にきたとき、Dがアドバイス。
「O、スライダーよろ」ボックスの土を足で馴らしながらピッチャーのOにリクエスト。
「縦?横?」
「Vスラね」縦に割れるスライダーを要求。
大きく振りかぶるO。少しトルネード気味に背中を向ける姿は昔と何も変わらない。ゆっくりと上半身をホームベース正面に向け、その奥から出て来る右腕を待つ。
投げるギリギリになるまで腕が見えないので、タイミングが取りづらい。ゆっくりとしたフォームから、投げる瞬間だけスピードアップする。ロッテの成瀬とか、ホークスの杉内みたいなフォーム。
投げられたボールは鋭く手元で沈む。最短距離でバットを出す。キィィィン!快音とは裏腹に、ボールはバックネットへ。
「…無理www オレストレート待つわwww」
「クリーンアップなんだから撃てるようにしろっつーの(笑)お前学生の時カーブ撃ち上手かったじゃねーか」TがOのボールを受けながら言う。昔は昔だろ…。
9時頃まで、野球部らしいきつめの練習を行った。というより、きついと思ったのはオレだけだったらしいが。
9時を回り、見覚えのあるFitが駐車場に停まった。車を降りててくてくとこちらへ歩いてくるU美。
「みんな〜!お疲れ様〜!ドリンク差し入れだよ〜」
「おおお!U美ちゃん気が利くなぁ。こんな嫁さん最高だろ!…死ねS」
「おいおい。まだ生きたいんですよオレは…」
「学校で遅くなっちゃってごめんね〜」袋からジュースを一本ずつ取り出しメンバーに渡す。
「部活でもやってたん?」メンバーの一人が質問。
「ううん。2年生はね、今が三者面談時期なの。遅くなきゃ無理っていう保護者がいたから、待ってたらこんな時間になっちゃった(笑)」
「大変だな先生は…。早く結婚してこいつの財を吸い付くしてやってよ(笑)」
「吸い付くほどねーよw」
「完全に吸い付くしたら自己破産の手続きしてやるからな。友達だから格安でいいぞ(笑)」このTは全くろくでもないことしか言わない。
「もう、練習終わり?」みんなを見回しながら聞くU美。
「ですね。10時になると一斉に照明落ちるから、それまでに後片付けしないと…」
「じゃあも少しあるよね?私一回撃ってみたいな(笑)」
「危ないっすよ?万が一顔とかに当たったら大変なことになりますよ?」必死に止めるDを尻目に、近くにあったヘルメットを被りボックスに向かうU美。
「O君、投げて〜(笑)」
「はいは〜い。って、出来るわけねーべよ(笑)軟球でも痛いんだよ?」
「避けるもん(笑)」
「おいS、お前投げてやれ。俺らだったら責任取れん…」みんなが同意する。
「じゃあセンセ、ちっと振ってみ」オレの提案に、U美がヘロヘロとバットを振る。
「そのバットは重いんだよ。そこにある赤いやつが良いぞ。で、振るっつっても腕を回すんじゃなくて腰を回す。回ったついでに腕がついてくるような感じ」
バットを持ち替えて、言われた通りにブンブンと素振りをするU美。ほんの少し、本当にほんのすこーしだけマシな振り方になった。
「じゃ、いくぞ〜」
「よし!こーい!」セットポジションから、U美に当てないようにど真ん中を狙って弱めに投げる。空振り。
「テイクバック引きすぎ。1、2、3…こんな感じだな」今度はタイミングを教えるオレ。またマウンドに戻り投げる。
チュィィィィン!芯は食わなかったが、カスッた。
「おお!U美ちゃんスゲーな。よく当てたわ。あとは、さっきSが言ってたみたいにバットは上から下ね」
「うんうん。コツ掴んだぞ(笑)さあきたまえ!(笑)」
「調子に乗りやがって…」呟き、再び投球動作へ。
「うりゃ!」
ブゥン!
「あ…あれ?何か今曲がらなかった?」
「スライダーだったね(笑)さすがS、負けず嫌いの旦那だな(笑)」
「スライダーとかずるいぞ!直球で来るんだ!」
「…へいへい」結局照明が切れるまでU美がバッティングしてた。
真っ暗になってしまったので、みんなで車のライトを点けてグラウンドをならし、後片付けをした。U美も楽しそうだったし、全員がまあいっかって感じだった。
好色ありがと。みんな待ってましたよっp(^^)q
ほのぼのをありがとう。
公私共に多忙かと思います…ご慈愛を…
でも、あなたの話せる範囲で聞かせてくださいねっ
好色 ありがとう
>U美がヘロヘロとバットを振る。
微笑ましい光景が目に浮かぶw
おもしろ杉
う美たんの素振り萌えす
好色氏は、フリーランスって形態の医師なのかな?
日々お忙しいとは思いますが、体壊さない様に頑張って下さいね。支援いたします。
好色氏、長文おつです。
しかし、FF10の雷避けとは…
U美さんって結構やり込み派?
お疲れ様
好色の話好きだよ
支援
こんばんは。
>>50 フリーランスってのがどういう立場か分からないけど、オレは整形外科医っす。救命は腕鍛えるために当直で雇ってくれる病院に行ってるだけね。整形だけだといつオペさせてもらえるか分からないし。
>>51 やり込みかどうか知らないけど、オレ見てゲーム覚えたから、そういうもんだと捉えてるみたい。で、難しいのは全部オレにやらせるという…。自分でやって上手くなりたいとかいう気持ちはないらしい。
みんな支援ありがと。眠くなるまで少し書きます。
そして眠くなっちゃったのだろうか。
無理せず頑張ってね。
いつもありがとう的支援
IDがUCC記念
好色コーヒードゾー
(´∀`)つC旦~
照明が落ちて真っ暗になったグラウンド。車のライトを点けて後片付けをする。
「すっかり遅くなったなぁ。今日はここで解散だな」Dが言うと、誰も反対する者もいなかった。
駐車場についているか弱い外灯の光の元で、次の日の作戦を簡単に話し合う。基本的には先日の地区大会と同じ。
「…じゃ、まあこんなとこで。終わりますか…」
「S、実家に行くの?」Dの解散の合図にすかさずTが尋ねる。
「んにゃ。センセんとこに泊まる」オレのこの言葉に、ニコニコしながら頷くU美。
「そっか。朝夜は冷えるからな。あんまり激しくやると風邪ひくし、明日の試合に響くぞ(笑)」
「やんねーよw 帰ったら風呂入って寝るんだよ」
「ほー(笑)」全く信じていない周りの目。そんなに盛りがついてるように見えてるのかなオレ…。
「じゃ、詳しい話は大会終わってからって事だな。先帰るわ」Tが車に乗り込み、クラクションを鳴らして去ると、みんな次々に帰宅の途につく。
「…私たちも帰ろっか」みんなの車を見送り終えたU美がぽつりと言う。
「夏の気配満々だったけど、夜は結構冷えるな…」グラブをバッグにしまいながら、かなり外気の温度が下がっていることに今更のように気付くオレ。
「ね、ね、ね、ね。キャッチボールしよう(笑)」
「はい?もう辺りは真っ暗ですが…」呆れるオレ。
「ここで出来るじゃんか(笑)」
「暗いよ。軟球しかないから当たったら痛いぞ?青痣付けてウェディングドレス着るか?」
「…それは困るな…」何とか諦めたU美。こいついつからこんなにアクティブになったんだ…?
駐車場に、U美が車を置いてオレの車に乗ってU美のアパートに到着。
「疲れたでしょ?簡単な料理作るからお風呂入っちゃって」言われるがままに入浴。風呂を上がると魚をメインとした和定食みたいな感じの食事が用意されていた。
「冷蔵庫の余り物だけど、これで勘弁ね(笑)」
「いや…ぶっちゃけカップラーメンとかでも良かったのに。何か悪いな…」
「何で私が一緒にいて、東京で一人で暮らしてる時と同じ食事にしなきゃなんないのよ(笑)せめて私が側にいる時は、出来るだけマシな物食べさせてあげるよ(笑)」
「そっか。そりゃありがたいな…。みんな聞いたら泣いて喜ぶな」
「みんなって?」
「…適当に言っただけです…」
「………バカはほっといて頂きまーす。お腹空いた〜」料理をパクつくU美。
「三者面談だったんだって?」オレもご飯を食べながら聞く。
「うん。今日は良い子ばっかの日だったから、揉め事もなく終わったね。最後の子はお父さんがどうしてもこの時間しか取れないってんで遅くなったけどね」
「センセのクラスさ、親ってオヤジが来る事多くない?」
「え?…う〜ん…。半々くらい…?」宙で数えている仕種をするU美。
「普通そんなに男親来ないだろw 狙われてますねw」
「あ、そういうことか(笑)ないない(笑)」手を振って否定するU美。ま、知らぬは本人ばかりなりってやつかな…。
食事が終わると、早速FF10をやらされた。データを見ると、後はラストダンジョンに入ってクリアするだけらしい。
「別によ、限界突破武器取らなくても、この感じだったら行けるんじゃないの?」データを一通り見たところでオレが言う。
「雷避けだけ出来ないの。後はガイドブック買って全部やったの」
「ブリッツも?アナタなかなかやりますな…」雷避けのマップに行き、非難所にある記録帳を見ると、最高記録は182回だった。
「惜しいっすねw ここまでやれたんなら自力で出来るんじゃね?」
「もうめんどくて…」やっぱ本音はそこだよね。
久しぶりに雷避けをやった。昔とった何とやらで2回くらい失敗したがその後あっさり成功。
「おお?さすが師匠だ(笑)」
「師匠言うなw 後は全部揃ったん?」
「うん。みんな一番強い武器取ったよ」
「召喚獣は?」
「普通に出てきたの全部取ってるけど…」
「『ようじんぼう』は?『アニマ』は?『マーガス三姉妹(だっけ?)』は?」
「え?何それ?いるのそんなの」
「ガイドブック見てたんじゃないんですか?w」
「アイテムのとこばっかみてた…」
「ま、取らなくても良いんだけど。つーか取らない方が良いというべきか…」
「何でよ。取れるなら取って(笑)」
「後で辛い目にあっても怨むなよ…」てことで、とってない召喚獣集め。
用心棒ゲット
U美:「お金取るの?こいつ。ゲームのくせにせちがらいキャラだねぇ。何か汚い犬連れてるけど、これにもお金やるの?」
…………。
アニマゲット
U美:「あ!これあの嫌な胸毛生えてる男が呼び出してたキモいのじゃんか!」因みに、オレはアニマが一番好きですw 常に1ギル渡して働いてくれる用心棒も捨て難いがw 金受け取るモーションが好きw
三姉妹ゲット
U美:「…ハチ?姉妹のくせにあんま似てないねぇ。弱そうだし。私のヴァルファーレちゃんが一番可愛いな」
論点がズレとる。つーかこいつら強いのに…。
U美のデータでは、ヴァルファーレを相当可愛がったらしい。結構強化してた。
「でも、今取った奴らはその上行くんだなw」
「ふんっ!あんなタカりとキモいの呼ばないもん。ハチは…太ってるハチの顔がダメだな…」そんなこんな言いながら、とうとうラスボス編。
「お前やれよ」コントローラーをU美に渡す。
「え?私じゃ負けちゃうかも…」
「平気だってw」オレが見ても十分過ぎるステータス。
ラストバトルが始まった。次々と呼び出される召喚獣。そして本当の意味でのラストバトル。キャラが育っていたからか、余裕で倒してエンディング。
黙ってエンディングに見入るU美。ユウナがティーダに抱き着…けない。悲しみのシーンだわね。
ふとU美を見ると、マジ泣きしてた。
「お父さんと会えて良かったねぇ…。ユウナちゃんと離れて悲しいねぇ…。ずっと旅してきたのにねぇ…」鼻をぐずぐずさせながら最後まで見守る。あのエンディングはいつ見ても良いもんだ。
エンディング終了。
「これ…。ファイナルファンタジー11に続くの?」まだ鼻をズビズビいわせながらオレに聞くU美。
「11ってオンラインのやつよ?この前見せたでしょ」
「うん。だからあれにティーダ君出て来るの?」
「ねーよwww 全然別のゲームだよ」
「じゃあ、今後どうなったかわかんないじゃんか!」
「なぜ怒るw ああ『X-2』っていう続編っちゃ続編があるよ」
「やってみた?」
「10分でやめたw あれはユウナじゃねぇw」
「ティーダ君とユウナちゃん、ハッピーエンドが良かったな……。あ、それはそうとさ、このゲームに使われてる歌、大〇愛の歌に…」
「それは言ってはいかん!avexに消されるぞ!」
「大〇愛の歌パクったの?」何故か小声で耳打ちするU美。
「逆逆w ま、本人はパクってないみたいだから、その辺はスルーしとき」
「ふーん…。こっちの歌の方が良いな。せつなくも優しい気持ちになれる」分かってらっしゃる。
これで、FFシリーズは4.5.6.9.10とクリアしたらしい。次のオススメは?って聞かれたから、とりあえず7やっとけば?っつってその日は寝た。時計を見たら深夜4時前。次の日試合なのに…orz
今日はここまでっす。
>>54 ごめん。携帯の下書き使って書いてたから、まとめてアップしました。
>>55 コーヒーありがと。濃いのよろしくw
それじゃ、またっす〜。
|= ・ω・)ノ~~
好色さん、お疲れ様でした。
ゆっくりおやすみなさいm(_ _)m
好色 今日もありがとう
私はやっぱクラウドだな。
支援
一緒にいると時間も忘れるんだろうな
「代打私!」でクリーンヒットを見たいものだが、漫画じゃあるまいし好色たちのマジ野球じゃありえんわなw
勝って感動の涙を流すセンセを想像しながら
正座して待ちます
乙乙
毎日ROMってたのに、前スレがいぱーいになってたの今頃気付いた俺アホス orz
>>66 俺もあっちのスレ毎日見て待ってたw
急に書き込みされなくなっておかしいなぁ〜と思いつつも…w
とりあえず支援
まだ続きますよね?
69 :
ほのぼのえっちさん:2007/11/10(土) 10:06:47 ID:4unSluP20
あげ
なぜ?
好色待ち支援
待ちの支援
神龍
なんだ?
「ここ壊れてます」ってメッセージがでるぞ
おはよー保守
75 :
73:2007/11/12(月) 15:53:37 ID:X9x7A4ghO
治ってる〜良かった〜的保守
この土日も東京は雨だったからまた大変だったんだろうなぁ
好色、楽しみに待ってるけど無理しないでね
こんばんは。
携帯はめんどくなって安いパソコン買っちった。これは完全に遊び専用。
これで多少は誤字も脱字も減るかな・・・。
でも書き込む範囲狭いね・・・。これはこれでめんどそう・・・
眠くなるまで続きを書いていきま〜す。
みんな、いつも支援&保守ありがとね〜
枠は狭いけどEnterしてたらいっぱい書けるよ〜支援
<<59 からの続き
もう夜明けが始まった頃眠りについた。
翌朝、U美に起こしてもらい朝食、シャワーで無理やり目を覚ますと球場へ。
駐車場に到着すると、すでにメンバーは顔を揃えていた。
T:「お前はいつも遅いな。夜中まで遊んで足腰に負担かけてねーか?」真っ先に嫌味を言いにきやがる。
俺:「夜は遅かったけど、ずっとゲームしてた。今日はあんま期待しないで「車を降りながらみんなに挨拶。終わるとすぐにこの前のステップワゴンを借りてU美と着替える。
俺:「今日は靴忘れてねーだろうなw」
U:「うん。今日は平気。試合にも出れるよ(笑)」
着替えてグラウンドへ。地区大会と違い、しっかりと開幕式があった。出たくないでの車の中に隠れていた。オレは昔からこの手の集まりが嫌いだ。
開会式を終えて戻ってくるメンバー。
「あ、お前何処行ってたんだよ。開会式ばっくれやがって・・・。昔と何も変わってねぇなぁ(笑)」Dが相変わらずと呆れ、苦笑いしながら言う。
「うちの試合は大ブロックの2回戦からだから、まだ時間あるな・・・」Oが早くも肩を作りたいと言うので、練習グラウンドへ。
「あ!お久しぶりです!」すでに練習グラウンドであっぷを開始していた『やっちゃん』がオレ達の姿を見つけて寄ってくる。
「おお!遅くなったけど、この前の大会優勝おめでと〜」オレとTが代わる代わる祝福する。
「ありがとうございます(笑)Y中OBが相手だったら結果はまた違ったものになりそうでしたけどね〜」あくまで謙遜するやっちゃん。
「Y中OBは1回勝った次が問題ですね。去年の県大会2位で、今年の地区大会1位ですよ」
「ま、4位抜けだから、きついブロックに入るとは思ってたけど、何とかそこを勝ってベスト4目指しますよ(笑)」Tがおどけたように言った。
「そんな・・・ベスト4じゃなくて,やっぱり決勝をうちとやりましょうよ!」最後まで気合を入れてくれたやっちゃん。何とか勝ち進んで夢の実現をしたいと思った。まあそんなに甘くないんだけどねw
「今日はちょっと調子良いぞ」ピッチング練習をしながらOがオレ達に言った。
「む・・・確かに・・・」全盛期以上にキレのあるボールがブルペンキャッチャーのミットに心地よい音を残して吸い込まれていく。
「よし、緒戦はピッチャーが良いだけだけど、4回まではOでいこう。その後はその時のOの状態を見てだな。あくまで照準はその次の試合だから」Dが先発メンバーを決める。地区大会と同じ、オレは3番でスタメンだった。
ごめん。ちょっと眠い中で試し書きしたから、なんとなく要領はつかみました。1話だけで申し訳ないけど、
今日は試し書きってことで勘弁して下さい。
次は試合の展開をそれなりに書いていきたいと思います。
すぐ終わって申し訳ないっす。
それじゃあ、今日はもう休みます。
また会いましょう。
アデュー (^^)/~~
好色のペースでOK!ですよん
>>79 乙!
やっちゃん可愛いなぁ
専ブラはMac用もあるよ
乙&支援。
好色のペースで無理せず書いてくれ。
支援!
投下はもちろん嬉しいけど
好色さんの体調を第一でお願いします
そろそろ保守させて
頂きますです。
昔を懐かしんで「過去エロ話」の過去ログをを読んできた。
当時の興奮と感動が思い起こさせられたよ。
U美先生の再登場で興味を失っていたが、読み返してみると好色の初体験の話が読みたいなあ、と思ってしまった。
なんかの拍子に気が向くようなことがあったら、書いてくれると少なくとも俺は嬉しい。
あっちはヒドい過疎っぷりだしね。
以上、チラシの裏でした。
あれ?初体験の話って初期の頃に書いてなかった?
いずれ書くってことで、そのままになってるんだっけ?
>>87 先生二人とやっちゃった話を書いたあたりで、話がU美先生一本になっちゃったんだよね。
>>87 >>88 初体験の話書いてたよ。
小学校の卒業間近に
EとTと3Pでやった時の話。
>>86は、
「U美先生との再開を果たしてから
U美先生との関係にしか興味を持てなくなったが、
最近になってそういや好色の初体験はどんなだったかなって
気になりだしたから過去ログ読み返して懐かしかった」
と言いたいんだと思われ。
>>89 EとKだっけ?
卒業間近じゃなくて
卒業してからの春休みだっけ?
こんばんは。
>>80 ありがとね。
>>86-90 そうそう。小学校卒業直前から中学入る前あたりの頃のやつね。
またその頃の話、一段落したら書きます。
とりあえず前の続きを書きたいと思います。みんな、いつもありがと。
>>78 からの続き
各地区の大会を勝ち上がってきた代表20チームで戦うトーナメントがいよいよ始まった。
オレ達の初戦の相手は(Aチーム)は、他の地方大会の第1代表。投手力には定評のあるチームらしい。
「いくら第1っても、俺達の方が上だけどな(笑)」メンバー登録表を見ながら冗談交じりに言うD。
「U美ちゃんさ、ベスト4行ったらまた料理作ってくれるんだよね?」Tがオレの隣でオレのグラブで遊んでいるU美に話しかける。
「え?ああ・・・そんな約束してたね(笑)うん。ベスト4行ったら何か作るよ〜」U美のこの一言に盛り上がるメンバー一同。
「負けられねぇ・・・。絶対負けられねぇよ・・・」
「おまwwwドラマの主人公みたいなセリフ吐いてんじゃねーよwww」
「うるせぇ!お前こそポカったら次から絶対ハブるからな!」Tがムキになって言い返す。なぜたかが一教員の手料理ごときでここまでマジになるのか・・・。
『AチームとY中OBは第2グラウンドに集まって下さい』何を作ってもらうかと話し合っていたところで、場内アナウンスが流れる。
「よし!とりあえずは勝たねーとな・・・」バッグを持ち上げながら気合いを入れるDにみんなが合わせ頷く。
「じゃあ、みんな頑張るのよ!私は何もできないけど・・・」
「いや、いてくれるだけで十分っすよ(笑)とりあえず前みたいにジャンケン勝って後攻をお願いします(笑)」
第2グラウンドに入ると、すでに相手チームがアップしていた。ベンチに入り準備をして、相手も様子を探る。
「ピッチャーはアイツか・・・」相手ベンチの奥に小さなブルペンがあり、そこで一人投球練習をしているピッチャーが目に入る。
「あんま速そうには見えないけどねぇ・・・」ピッチング練習を見ながらオレが呟く。
「昨日も言ったけど、スライダーのキレが良いんだよ。他にもいくつか球種持ってるし、なかなか崩せないぞ」Tがプロテクターを着けながら言う。そのスライダーがキレキレのエースピッチャーは、40歳間近らしい。
オレ達の練習の時間が終わり、U美が先攻後攻を決めるジャンケンに出て行った。
「じゃんけん勝ったよ〜」ニコニコしてベンチに帰ってくるU美を喝采で迎え入れ、オレ達の初戦が始まった。
93 :
ほのぼのえっちさん:2007/11/16(金) 03:14:14 ID:jeDOlp2S0
確かに相手ピッチャーのスライダーは凄かった。現役の時でも滅多に見れないほど良いキレをしていた。しかし、ストレートに的を絞ったオレ達は立ち上がりを攻め、序盤から一気にたたみかけ、4回を終了した時点で5−0とリードしていた。
「とりあえずあとは俺は下りるわ」ゲームの先が見えてきたと判断したOが、その回限りで降板を申し出る。
「お前調子良いな。現役の時より良いんじゃね?」Tが冷やかすように言う。
「じゃあ、次から誰投げる?崩れるまでY(2番投手)出したくないな・・・」あくまで目標はベスト4、その日だけでこの試合含めてもう1試合勝たなければベスト4にはなれない。しかも次の相手は強敵のBチームが来ることが決まっていた。
「・・・S,お前投げてみる?」Dがふと思いついたように言う。
「ふざけんなw 投げれるわけねーだろw」当然のように拒否るオレ。
「大丈夫じゃん?相手バッティングはあんまり良くないし。ヤバくなったら変えれば良いだろ(笑)U美ちゃんの前で良いとこ見せろよ(笑)」名案とばかりにTが乗る。こうなるともう他のメンバーまで投げろ投げろと囃し立てる。
「U美ちゃん。Sの投げてるとこ見たいでしょ?(笑)」Tが言うことに、最初ピンと来ない様子で聞いていたU美。
「え・・・?S君がピッチャーやるの?ショートの人がやって良いの?」
「うん。代わりにショート出すから。見たくない?」
「見たい!(笑)ピッチャー交代!(笑)」
「お前ら・・・絶対後悔するぞ・・・。肩だって出来てねーし・・・」オレはこういう責任を押し付けられるポジションが一番嫌いだ。
「肩出来てたって大差ねーだろよ(笑)1イニングだけで良いから投げろよ。その間に他のPに肩作らせるから」TとDに押し切られる形で渋々納得するオレ。
U美が審判に交代を告げ、オレは人生初めて公式戦でマウンドに立った。野球をやって10年以上経ったが、今まで経験した事のないような緊張感に襲われる。
「どうだ?マウンドに初めて立った気分は(笑)」Tが寄ってきて話しかける。
「なんての?何かメッチャ孤独だなここ・・・」Oはいつもこんな気持ちでここに立っているのだろうか。ものすごい精神力も持ち主だと素直に思った。
「とりあえずど真ん中めがけて投げてこいよ。どうせコースつくコントロールなんてねーんだから(笑)フォアボールだけ気を付けときゃ、あとはみんながなんとかしてくれる(笑)」緊張をほぐそうと言葉をかけてくれるT。
「5点なんてあっという間だろ?ホントに知らねーぞオレ・・・」ボールの縫い目に指を合わせながら、呟くように言うオレ。
「平気だって。肩強いし元々球威もあるだろ。強気で行けよ(笑)負けたら負けたで、そりゃおもろいネタの一つになるだろ」オレの肩をポンと叩き、ホームに戻っていくT。
「投球練習は7球ね」審判に言われてはっと我に返り、大きく振りかぶって投げてみる。
「ナイスボール!来てる来てる(笑)」ピッチャーに気持ちよく投げさせたいとするTの優しさか、明らかに力んで投げたボールも、きれいに澄んだ音を立ててキャッチしてくれた。
「S君!頑張れ〜〜(笑)」今までいるのかいないのか分からなかったくらいの存在感だったU美の声がベンチから聞こえる。いつも聞き慣れた声なのに、その声はめっちゃオレの気持ちを奮い立たせた。
バッターがボックスに入り、足場をならす。審判の「プレイ!」という声がやけに強く耳に残った。
「S、落ち着いていけよ〜」バックではメンバーが代わる代わる声をかけてくれる。後ろを振り向き軽く頷くと、オレは投球動作に入った。
こんな時間だけどシエンヌ
こんなに野球に夢中になったのは、何年ぶりだっただろう。Tの差し出すミットめがけて、とにかく無我夢中で投げた。
5回6回、打者9人に対して被安打3、失点0。終わってみればの結果だったが、ホントに全く覚えていない。ただ、撃たれてランナーを背負った時、みんながかけてくれた声に勇気づけられたことはよく覚えている。
いつもは声をかける立場だったが、こんなに力になっているとは思わなかった。
「お疲れ。素人の割には良くやった(笑)あとは抑えに任せるか」6回を終えてベンチに戻るとTが言った。
「いやいや。なかなかナイスなピッチングだったな(笑)今度は変化球も覚えとけよ(笑)」Dが言うと、みんながハイタッチで労を労ってくれた。
「・・もうやりたくねーよ・・・」今までの試合の中で一番疲れたシーンだった。でも言葉にできない充実感があった。
「お疲れ様。はいタオル。かっこいいじゃん(笑)」U美がオレの隣に座ってタオルを渡してくれた。受け取ると照れを隠すように顔を拭く。
「ずっと見ててさ、あ、私このシーン見たかったんだなって思った(笑)ショート守ってる姿も好きだったけど、やっぱピッチャーは良いね(笑)」
「U美ちゃんの旦那は良く投げたよ。素人で普通あそこまでは投げれないからね。現役引退してもちゃんと自己管理して鍛えてたのと、現役の時頭使って野球やってたから、ここまで適応できたんだよ」TがU美を見ながら言う。
「なるほどねぇ・・・大したもんだ(笑)良い子良い子してあげよう(笑)」U美がオレの帽子を取って頭を撫でる。
「あ!いいなそれ!オレも活躍して頭撫でてもらうか(笑)」Tが言うと、またもやみんなが乗ってくる。
「じゃあ、ホームラン撃ったら撫でてあげる(笑)」
「ホームランは無理だべ(笑)」
結局試合は7−0の圧勝。オレは打撃でも4打数3安打、打点1.どうやら前回の地方予選の調子がまだ持続しているらしい。エースも程よく温存して、オレ達はいよいよ前年県2位のチームと対戦する事となった。
今日はここまでっす。気づいたら4時回ってた・・・。
次は大会最後まで書けると良いな・・・。
エロ話もそのあとちょこっと書きたいと思ってます。
いつも読んでくれてありがと。
近況は、この前結納済ませました。結婚に向かって順調に進んでます。
それじゃあまたです〜。
夜中までお疲れ様です!
しっかり休んで下さい!
>>89 見てきたがやはり初体験3Pの話はなかったよ。
初乱交→U美先生→Eと先生の3P→C先生初体験→さよならU美先生→U美先生リターンズ
な感じの流れだった。
乙乙乙
好色のペースでのんびり書いてくらはいな
結納無事済んで何より
おめでとうさん
>オレのグラブで遊んでいるU美
今回はこれがツボだ
>>99 あるから。
じゃないと俺が知ってるはずない。
乱痴気の数日後にKとEに呼び出されてKの家でってやつ。
好色へ
エロ書きたくなかったら無理しなくていいですよ?
十分楽しんでます。
>>103 そうそう。
久しぶりに読んでもやっぱり抜…もといおもしろかった。
>>104 そういう記述はあったけど、一本の話ではなかったよ。
実際なかったから
>>86も書いて欲しいと言ったのでは?
チラシの裏とも書いてあるし、実際に書くのは好色が決めるんだから俺らが議論しても仕方ないよ。
なんかスレ汚しになったな、好色スマン。腹斬って詫びる。
>>105 待て、腹切ったらもう読めないぞ!
好色はセンセとのエロを書きたくないって言ってたんだよ
好色が書きたいもの、書いてて楽しいものが自分は読みたいよ
エロなくても充分楽しいけどエロ読みたくない訳じゃない
好色の文章を読むのが楽しいよ
好色乙です。
結納本当におめでとう。
結納おめでとう支援
結納ぶじ済んでよかった!
おめでとー!!
結納が無事に済んで喜び支援。
そういや、小学生時代なんで乱交みたいなイベントが起きるようになったんだ。
過去ログ読んだら?
書いてるよ
>>好色
今年のクリスマスはどんな御予定なんでしょうか!?
仕事に1ペソ。
イブ日中までU美さんが東京に来ていると読む
「子持ちの人に休みを優先させてあげる」優しい好色
イブ夜は仕事になる代わりにイブイブには豪華ディナー
「ミシュラン?」とかきいちゃうU美さんに
しかも「今更予約できねーよw違うけどその弟子の店とからしいよ」とかで感動するU美さん
翌日は修了式だから後ろ髪を引かれながらも帰らなきゃいけないU美さん
クリスマスの昼過ぎに好色が帰宅するとそこには
「また来ちゃったw」とU美さんが!!
あぁ…自分がキモイ
あぁ、確かにキモイな。
だがキライじゃないぞw
>>116 キモッ
でも、そんなオマイさんの気持ちはよーくわかるw
そろそろ保守させて
頂きますです。
こんにちは。
なかなか書き込めなくてゴメン。また最近忙しい毎日なのさ。
クリスマスはぶっちゃけな〜〜んも予定立てて無かったw そういやもうすぐクリスマスなんだなぁ・・・。一年早いねぇ。
世間じゃ24日は休みなんだね。U美も25が終業式とか言ってたな。しかも夏の補習免除されたから、冬は正月前ギリギリまであるとか。いい気味だなw
まあそんなオレは正月も無さそうなんですが・・・。去年同級会で冬休み一杯もらったからなぁ ( ´_ゝ`)
今日は挨拶だけしにきました。また時間できたら書き込みます。
俺もU美さんみたいな嫁さん欲しいぜ紫煙
保守を兼ねて。
俺にも正月なんてないし、
除夜の鐘を聞いたのも仕事先だ。
クリスマス? それって何?
クルシミマスなら知っているw
まぁ君のカキコが生きがいの一つかも(^^;
余裕があるときで宜しく〜(^^)/
こっそり保守点検…
ほす
連休明け期待保守
>>96 からの続き
続く3回戦、勝てばベスト4、チームのみんなにとって、勝てば2度目のU美の手料理となる節目の試合だ。
相手は昨年この大会で準優勝したチームB。昨年だけではなく毎年上位に顔を出す常連らしい。
チームBのエースはOと同じで、数年前まで実業団野球ではかなり有名なチームに所属していたらしい。投手だけでなく打線にも元甲子園経験者や大学野球経験者などで活躍した選手がチラホラ。戦力からしたら圧倒的に不利である。
「とりあえず、真正面から当たったら大事故だな・・・」初戦のチームBのスコア表を見ながら、Tがため息をつく。
「だからっつって、特に良い作戦もねーだろ・・・」その隣でDもうんざりした顔をする。2人であれやこれやと作戦を立てるのは中学時代と何も変わらない。いつも頭を使うのはこの2人の担当だ。
「お前らも考えろよ」Tがグラウンドで練習しているオレ達を睨みながら言う。
「2人に出ない答えがオレ達に出せるわけがねーべよw」キャッチボールをしながらおれが答えると、みんな最もだと言わんばかりに頷く。
「とりあえずボコられない程度に頑張るしかないっしょ。コールドだけは逃れようぜ(笑い)」Oがブルペンで苦笑いしながら言った。
TとDが立てる作戦で、オレ達は現役時代いくつもの勝てないと思われる試合に勝利できた。2人の立てる作戦にはメンバー全員が全幅の信頼を今でもしている。その2人が良策を見つけられないなら、せめてゲームらしく組み立てるように頑張るしかない。
「だってよぉ・・・。負けたらU美ちゃんの料理食えねーんだぞ?目の前にしてそれは勿体ねーべ・・・」再びスコア表に目をやりながら呟くT。
「ああ・・・それがあったな・・・」思い出したようにオレが言う。
「お前はいつも食ってるから切迫感がねーんだよ。こっちゃこんなに必死なのに・・・」たかが料理人でもない一教師が作る手料理にここまで本気になる。U美としても悪い気はしないだろうが・・・。
特に良策も見つからないままスコア表とにらめっこしているTとD。時間だけが過ぎ、間もなく試合でグラウンドに入るアナウンスが流れるはずだ。
「お疲れ様っす。Y中OB、やっぱ勝ちましたね(笑)」
「おお、やっちゃん」やっちゃんが初戦の勝利と次の試合の激励にやってきてくれた。
「やっちゃんとこも勝ったんだってね。まあうちの地区の第1代表だからな。勝ってもらわねーと(笑)」Tがやっちゃんの姿を見ながら無理に笑う。
「次が問題ですか・・・」Tの微妙な表情を見てすぐに察知した様子のやっちゃん。
「チームBのエース、腰悪くして多分次投げてこないっすよ」やっちゃんの隣にいる男がボソリと言った。
「あ、こいつうちの内野手やってるKって言います」やっちゃんがその男を紹介する。
「K君か。よろしく。やっちゃんと同じ中学の出身?」キャッチボールをやめてベンチに戻り、オレが聞く。
「そうっす。まあリトルの時から一緒なんすけどね。中学入ったらシニアに進むって言ってたこいつを、オレが無理やり野球部に入れたんすよ(笑)」やっちゃんがKの肩をポンポンと叩きながら言った。
「ほほ〜。で、どこ守ってるの?」今度はDが聞く。
「リトルの時はピッチャーだったんですよ。でも、中学入ってからはショートです」やっちゃんと違い、丁寧に話すK。その丁寧さに、ボソボソとした言い方だが不思議と好感が持てる。
「リトルって、どこにいたの?」
「Tリトルです。卒業するまではエースだったんですけど・・・」
「うへ。Tリトルでエースかよ(笑)何でピッチャーやめたんだ?(笑)」メンバーみんながベンチに戻り、一様に驚く。Tリトル昔も今も全国に顔を出す名門リトルチームだ。
「まあそれは・・・色々とあって・・・」急に歯切れが悪くなるK。みんなもそれを察してそれ以上深くは追求しなかった。
「それより、チームBだけど、エース故障してるん?」Tがやっちゃんに話しかける。
「そうっす。どうも腰悪くして実業団辞めて、今も治ってない・・・ってより、悪くなってるみたいで、調整間に合わなかったみないですよ?」
「でも、初戦で投げてるよ?」Dがスコア表を見ながら言う。
「俺、その試合観てましたけど、あれは別人のようでしたよ。ストレート走ってないし、球も上ずってましたからね。1失点で終わったのが不思議でしたよ。もし彼が次も投げてくるなら、Y中OBならガンガンにいけるんじゃないですか?」Kが代わって答える。
「マジで?U美ちゃんの手料理近づいてきたんじゃね?(笑)」一気に沸き立つメンバー。
「チームBは結構戦力は揃ってますけど、ピッチャーだけ手薄ですからね。エースと2番手の力の差はめっちゃあるから、どっちが来てもイケるんじゃないっすか?」Kのこの一言が頼もしかった。
「ところで、『U美ちゃんの手料理』ってなんすか?(笑)」
「ベスト4に入ったら、うちの監督が料理作ってくれるんだよ(笑)」Dがニヤニヤと笑いながら言う。
「あ〜・・・。Sさんの奥さんの・・・。良いなぁ(笑)」
「・・・・・良いか?ホントにそう思う?」
「うるせぇ!お前は黙れ!良いったら良いんだよ!」Tがオレを睨みながら言った。
「あはは(笑)アツいっすね(笑)良いなぁ。こういうノリ俺大好きなんすよ(笑)で、何作ってもらうんですか?」
「あ、そういや決めてなかったな。・・・おーい、U美ちゃ〜ん」Tがグラウンドでメンバーの子供と遊んでいるU美を呼ぶ。
「な〜に〜?」ベンチに帰ってくるU美。
「勝ったら何作ってくれんの?」
「え?・・・ああ。何が良い?てかね、そういう心配は勝ってからしなよ(笑)次の相手強いんでしょ?」
「弱点が見えたんだ(笑)それに明確なご褒美があった方が燃えるから」みんな一様に頷く。
「別に作れるものなら何でも良いけど・・・。時間のかかるものはダメ(笑)」
「S、何が美味いんだ?」オレに振るD。
「ん?・・・・う〜ん・・・・・・」悩むオレ。
「言え!早く言わねーと試合始まっちまうだろ!」
「急にそんな事言われてもなぁ・・・。カレーとかで良いんじゃねーの?」
「てめー・・・俺達の大事なビッグチャンスを、俺でも作れるようなカレーとかで終わらせるんじゃねぇ!」
「カレー良いじゃんか(笑)簡単だし(笑)」
「もっと手作り感のある料理が良いんすよ。S、他は何かねーのか?」Dが更に聞く。
「う〜ん・・・。ああ、この前作ってくれた春巻きみたいなやつで中に鶏肉入ってたやつ、アレ美味かったな」思い出して言うオレ。
「良し!良くわからんがそれでいこう!U美ちゃんよろしく(笑)」
「え〜〜〜っ。何でそう時間のかかるものばっか言うかなぁ・・・」オレを睨むU美。
ご褒美が春巻きに決まったところで、グラウンドに入るように場内アナウンスが流れた。
「うっしゃ!じゃあ行くか!」さっきまでとは勢いがまるで違うメンバー。みんな準備して立ち上がる。
「あ、ちょっとSさん」
「ん?呼んだ?」やっちゃんに呼び止められて振り返るオレ。みんなを先に行かせてやっちゃんの元へ。
「実はコイツ連れてきたのはワケがありまして・・・」Kの肩を叩きながら言うやっちゃん。
「ん?どっか具合でも悪いの?」
「いや、そういうのじゃなくて(笑)」手を振って否定しながら苦笑いするやっちゃん。
「俺・・・中学の時Sさんを見て、ショートやろうと思ったんです」Kが代わって言う。
「あ、そうなんだ。ピッチャーやっとけば良かったのにw」
「リトルでエースやってて、ずっと天狗になってたんですよ俺。で、中学入ったらもっと凄いピッチャーがいて、俺コイツには絶対に敵わないって思ったら、案の定コンバートするように言われて・・・」
「ほほ〜。Tリトルでエースやってたヤツより凄いのがいたのか。世の中わからんもんだねぇ・・・」
「で、部活辞めてシニアに戻ろうかと思ってたら、その年の中体連でY中と当たって、その時のSさんのプレーが物凄く印象的で・・・。俺もこうなりたいと思ったんですよね」
「うはw そんなwww 目標低すぎるよw」
「コイツにとってSさんは、井端より西岡より川崎より憧れの選手らしいんすよ(笑)」
「高校行ってからもずっと憧れてたんですけど・・・。同じ高校行こうと思ったら頭が足りなくて無理でした(笑)」
「いやいやw でも嬉しいわ。ありがとね。野球で同性にこんな事言われたの初めてだわw」
「だから、決勝をうちと是非やって下さい。次勝って下さい」深々と頭を下げるK。返答に困るオレ。
「俺達で決勝やりましょうよ(笑)俺もY中のみなさんに強く憧れてた一人ですから、ガチで勝負してみたいんすよ。中学の時は歯が立たなかったけど(笑)」
「今なら立つってかw ・・・まあそっちがコケるようなことはないだろうけど、こっちは次勝ったら満足して負けそうなんだけどw でも一生懸命頑張るよ」やっちゃんとKと代わる代わる握手して、オレも荷物を持って歩き出す。
「・・・お前、見てたのか」ふと気づくとU美がいた。
「見てないもん。見えちゃったんだもん(笑)」
「屁理屈言うなw 早く行かないと試合始まっちまうよ」
「は〜い。・・・凄いねぇ。憧れの選手だったんだって(笑)」後ろを歩きながら言うU美。
「実際の素顔知らないでなw」
「ね(笑)」
「同意すんなw」振り返りU美の頭をポンと叩く。
「ごめんごめん(笑)だってホントじゃんか(笑)ところでさ・・・」
「ん?」
「同性に言われたの初めてって言ってたけど、異性には言われたことあるのかな?(笑)」
「え・・・?オレそんな事言った?」
「言ったよ(笑)『同性に言われたの初めてだからめっちゃ嬉しい』って・・・」
「お前・・・思いっきり聞き耳立ててたのかよw」
「聞こえちゃったんだもん(笑)で、どうなのよ」
「・・・忘れた」
「あ!ごまかしたな!そういうのは良くないんだぞ!ちゃんと正直に言わないと!」食い下がるU美。
「10年以上も昔の話にヤキモチ焼くなよw ガキかお前はw」
「ふんだ!ガキじゃないからヤキモチ焼くんじゃんか。もう良いもん。三振してK君にかっこ悪いとこ見せちゃえ」
「スネるとマジでガキっぽいな。分かったからお前は早くドリンク作って来いw それしか仕事ねーんだからよw ああ、あとじゃんけんもあるなw」
「言われなくてもやりますよーだ。三振してエラーしちゃえ」物凄い捨て台詞を吐いて逃げるようにドリンクを造りに行くU美。そんあ昔の話に目くじら立てなくても・・・。
試合は、うちの先攻で始まった。やっちゃんとKの情報通り、相手ピッチャーはエースを出してこなかった。2番手のピッチング練習を見る限り、そう撃てないようなピッチャーでもない。
「・・・なんとかいけるかもな・・・」相手ピッチャーを見ながら言うT。しかしこのちょっとした安心が命取りになる。
相手のピッチャーを打ち崩せないまま、試合は5回まで0−0で進んだ。ランナーは出るのだが、みんな長打を狙って振りが荒いのが無得点の最大の原因だった。
「Oの球もキレがなくなってきたな。疲れたか?」ベンチに戻りOに問いかけるT。
「んにゃ。まだ平気」Oも気丈に答えるが、それが本心か否かは受けているキャッチャーのTなら明白だろう。
「ここいらで1点取らないとやべーな・・・」Dが呟く。回は6回表、打順は2番からの好打順。
2番がボテボテのサードゴロながら、そのボテボテさが功を奏して内野安打になった。
「よし!ノーダウンでランナー出たぞ。S、相手ピッチャーも疲れてるから逃げずにいけよ」ネクストバッターズサークルでバットにスプレーをかけるオレにTが言う。
「へい。とりあえず繋ぐように尽力しますよ・・・」バットを2〜3回素振りしバッターボックスへ。初球、2球目とストレートが来たが、前の打席に見たそれよりスピードは落ちている。
「タイム」やはりどこかに緊張があったのか、気づくとバットをb握った掌が汗で湿っている。審判に告げるとベンチに汗を拭きに戻る。
「どんなでかい試合でも緊張しなかったお前が、随分珍しいな(笑)」ネクストバッターズサークルで次の打席を待つDが、汗を拭いてバッターボックスに戻るオレに話しかける。
「・・・なんか汗かいたw 力んでるかなぁ・・・」軽くバットを振り、力の抜け具合をチェックしながら答えるオレ。
「とりあえずよ、ランナー進めろよ。別に撃てなくても死ぬわけじゃねーし(笑)」
「でもお前らにまたこき下ろされるだろ・・・」
「そのくらいで済むんだから良いじゃねーかよ(笑)」
「・・・それが一番イヤなんだよ・・・」再びバッターボックスに入るオレ。
「1ストライク1ボール。プレイ」後ろで審判が再開を告げる。相手ピッチャーは1塁ランナーを相当気にしているらしく、けん制したりプレートを外したり、随分とあたふたしているように見えた。
「・・・オレ、3番なんだけど・・・」必要以上にランナーを気にするピッチャーに、クリーンアップとしてのプライドを傷つけられたオレ。
内心ムカついたが、頭の中は随分とクリアで、周りの声が聞こえないくらい集中しているのが自分でも良く分かった。ランナーのけん制も挟んで、カウントは1ストライク3ボール。普通なら次の球は見送るのがセオリーだ。
「・・・チェンジアップがきそうだな・・・」一度打席を外し、ワンテンポずらしたタイミングをとってバットを振ってみる。感触は悪くない。チェンジアップじゃなければ見送るつもりで山を張り再び打席へ。
相手バッテリーのサイン交換が終わり、セットポジションから投球動作へ入る。
「きた!」頭の中でオレはそう叫んだ。想像したとおりのチェンジアップ。腰にしっかりと溜めが入り、上から叩きつけるような感じでインハイ近くにきたボールを叩く。
キィィンという済んだ音というより、ギィィンという篭ったような音が響き、オレは夢中で1塁に走る。
ボールの行方を見たのは、ランナーコーチャーが2塁に行くように指示している姿を見てからだった。
ボールはショートの頭を越えて左中間に飛んだらしい。
オレが2塁に滑り込みベンチを見ると、俊足の1塁ランナーは既にホームインしてベンチでみんなとハイタッチしていた。U美がオレを見て手を振り、何か叫んでいる。
「タイムお願いします」セカンド塁上で大きくため息をつき、オレは審判にタイムを要求した。
「よく撃ったな〜。ナイスバッティング。打球にラインドライブかかってお手本のようなバッティングだったな(笑)」
肘当てとヒザ当てを外すと、1塁のランナーコーチャーが寄ってきてオレの頭を叩いた。
「良く分からないけど、とりあえず振ったら当たったw」狙いはつけていたはずだが、まさにそんな感じだった。
ランナーコーチャーはオレからヒザ当てなどを受け取ると、オレの頭をポンと叩いてベンチに戻る。
「1」と書かれたベンチの横にあるスコアボードを見て、ようやく撃った実感が沸いた。手に、ボールを叩き付けた感触がまだ残り軽く痺れていた。が、それが心地良かった。
結局その後Dに続き5番にもヒットが出て、うちのチームは3点を先制。最終回に1点を返されるものの、Oが疲れを見せながら最後まできっちり締めて3−1。まさに番狂わせの結果となった。
「みんなお疲れ様〜。よく頑張りました(笑)」ベンチに戻ったオレ達を、最高の笑みで迎えてくれたU美。
「・・・この笑顔、和むよなぁ・・・」Tがボソリと言うと、みんな笑いながら頷いた。
「このぐらいしかできないから(笑)みんなって強いんだねぇ(笑)」
「おいおい(笑)先生今まで俺達のことそんなに弱く見てたの?(笑)まあ弱いけどね(笑)」汗を拭きながら笑うO。
「そういうわけじゃないけど・・・。勝ったんだから次も気を抜かずに頑張るのよ!」
「もうメシにありつけるし、別に良いよな(笑)」おどけたように言うTの頭をポンと叩いて、更に発破をかけるU美。
監督らしいというか、教師らしいというか、何ともほんわかとした雰囲気が、オレ達の試合の疲れを癒してくれた。
久々の登場で慌てて支援w
C
文章の構成が、凄く上手いですね。
支援致します。
春巻紫煙
レシピも期待支援
2ちゃんじゃなくてもセンセがレシピブログやってくれないかなぁ
作ってあげたメニュー、本のレシピより旦那が喜んでくれたよ
野球大会の部分マンガにならんかなぁ〜
保守
140 :
ほのぼのえっちさん:2007/11/27(火) 06:25:42 ID:OsMYgFCWO
おまえら支援がたりないぞ、こんなんじゃ好色さんの筆は進まないぞwwwあげ
アゲる必要はなくね?
漫画にありがちな光景がリアルで存在してんのな
野球全く興味なかったけど、
好色さんの話読んでたらおもしろくて、
試合の続きがすごく気になります。
努力、実力もあるうえで
やっぱり好色は強運でもあると確信
そろそろ捕手
ほす
週末ktkr
いつもは読んでるばかりですが…
初・保守
U美先生も走り出す師走となりました!
好色も医師だから走る
…医師が走ってるのって患者の容態が悪化とかろくでもない状況しか思いつかないw
>>150 クララが立った的状況を知らされて駆けつけたり
仕事の後家で待ってくれてる愛する人のもとへ急ぐ時とか…
趣味で野球する時とか!
子供生まれたら車何にするんかね?
乳母車じゃないの?
>>152 2台くらい持てると思うけど、都内だともったいないのかな。
ミニバンて感じでもないけどw
最低1日1回保守
週刊○○的に待ち遠しいなぁ。
いや、急かしてるわけじゃなくて。
年末年始にかけて、合併号も覚悟してますよ。
独身最後のお正月だからな
仕事もあるだろうがゆっくり休んで欲しいよ
読みたいのはやまやまだが終わってしまうのが淋しいから
先延ばしされても構わないよ的支援
158 :
ほのぼのえっちさん:2007/12/04(火) 16:34:52 ID:dry+3CrGO
なかなかいい支援だぞ。好色さんも書く気になるだろ。
ありがとうございます監督っ><
160 :
157:2007/12/05(水) 00:14:32 ID:ce169yoFO
161 :
ほのぼのえっちさん:2007/12/05(水) 07:47:52 ID:vEzKNX760
この速さなら言える
紀子 好きだ
>>161 本人に言わないと伝わらないぞ。
ほら、後ろから押してやるから紀子さんに言ってこい。
(;゜〇゜) まさか紀子様・・・。
馬鹿話で盛り上がってる側で
コッソリ保守カキコ
この速さかよw
本人に伝えられないもどかしさはわかったよ
>>152 マクラーレンだろ、やっぱりw(会社違うけど)
みんな、ありがとう
クリスマス誘ってみる
あーどうしよう
そういわずにガンガレ!
>>167 一歩踏み出す!踏み出さなかったら何も変わらない。
人間としても進歩しない。がんばれー。
〜
>>132 からの続き 〜
オレ達はその大会の優勝候補の一つに挙げられていたチームに快勝した。荷物をまとめてグラウンドを出て、次の試合に備える。
「よしみんな。ここまで来たんだから次も勝つのよ!」すっかり監督気取りでみんなに発破をかけるU美。
「次はどこが来るかなぁ・・・」トーナメント表を見ながら次に当たる対戦相手の予想。どちらも今闘ったチームBよりは1ランク落ちるレベルだ。
「Y中OB、やりましたね(笑)」やっちゃんとKが、オレ達の勝利を祝いに来てくれた。
「見てましたよ〜。皆さん昔と全く動き変わらないっすよね〜(笑)」
「いやいや・・・試合中は集中してるから動けるけどさ、終わると節々が痛いんだよな。やっぱ歳には勝てないねぇ・・・」レガースを外して立ち上がり、腰をトントン叩くT。みんなその仕草に笑いながらも誰も否定しない。
「次も勝って、うちと決勝やりましょう」
「だねぇ。まあその前にそっちが次はベスト4賭けて闘う番だから、コケないように頑張れよ(笑)」Dが茶化すように言って笑う。やっちゃんとKはオレ達にお辞儀すると、自分達の試合するグラウンドへ入っていった。
チームの何人かが、やっちゃん達のチームの試合と、次のオレ達の対戦相手を決める試合を見に行った。オレは寝不足気味の体を休めるために仮眠。U美は食材を買いに行くと言って、メンバーの一人の奥さんの車に乗せてもらって買い物に行った。
どのくらい眠っただろうか。夏の終わりが残るようなムッとした空気が、初秋の良く晴れた日の午後、オレが眠る練習グラウンドベンチの上を通り過ぎていった。
「・・・あっちぃなぁ・・・」ムクっと起き上がると顔を掌で仰ぐ。
「よく寝てたなぁ。昨日は寝不足か?(笑)」隣で本を読んでいたTがオレに話しかける。
「寝不足っちゃいつも寝不足だからな・・・。こうやってふと時間が空くと、いつでもどこでもつい寝ちゃうんだよね」
「他人の健康守ってるくせに、自分は随分と不健康そうな生活だもんなぁ」
「風邪も病気も、夜は休んでくれるなら、オレ達も夜寝る普通の生活が出来るんだけどねぇ・・・」
「おお。そりゃ良いな(笑)そういう薬研究して開発すれば良いんじゃねーの?(笑) ノーベル賞物じゃね?(笑)あ、そういやノーベル賞って言えば、ハゲの特効薬開発したらもらえるんだってな」
「ああ・・・そのくらい発毛のシステムはまだ解明されてない部分が多いらしいね。それによ、夜には発病しない薬研究するくらいなら、病気自体発病しない薬開発するよw」
「ああ、そっか(笑)まあ体には気をつけろよ。結婚早々過労死なんてよ・・・みっともねーぞ?」
「だよなぁ・・・。でもよぉ・・・、近い将来オレの鬼嫁になるお方が、都内に一戸建て持ちたいとかのたまうから、激務な日はまだしばらく続きそうだわね」軽くため息をつきながら言うと、Tも笑いながら、U美ちゃんのためなら過労死やむなしの答えを出しやがった。
「次の相手、来まったわ」Dが試合の行われていたグラウンドから戻ってきた。
「随分長かったな」TがDからスコア表を受け取りながら言う。
「延長11回、結構アツいゲームだったな」Dが一緒に試合を見ていたメンバーの一人に話しかけると、そいつも頷く。
「チームCか・・・。聞いたことねぇなぁ・・・」スコア表を見ながらTが呟く。
「初出場らしいよ。ただ、メインのメンバーは俺達の2代下の甲子園出場チームの高校OBだから、強いぞあれは・・・」Dが、今観てきたゲームを思い出しながら言う。
「ふーむ。この大会も甲子園経験とかとか実業団OBとか、随分レベル上がったねぇ・・・」Tの隣からスコア表を覗き込みながら言うオレ。試合の結果は5−4、チームCの延長サヨナラ勝ちだった。
「野球を良く知ってる試合運びだったな。ピッチャーの調子から見てもう少し点取られるかと思ってたけど、結局4点で抑えたのも、要所をきっちり締めたからだし。あれは強いよ。今年はダークホース扱いだろうけど、来年からは常連になるんじゃね?」
「ふむ・・・」考え込むT。この『野球を知っている試合運び』をしてくるチームにうちのチームは弱い。
うちも頭で試合を作るチームなので、駆け引きで深入りしすぎて負ける傾向が強いのだ。
頭で野球をする。というのは、一見スマートで知的な感じを受けるかもしれないが、オレ達はプロじゃない。そこまで野球に対して達観できる立場でないわけで、中途半端な知識は諸刃の剣なのだ。
「とりあえず、先制されるとまずいな。今回は前のめりで一気に決めた方が良いな」
「Oの調子はどうなん?」
「あれ・・・。そういやOまだ帰ってこないな」Oは、やっちゃんのチームの試合を見に行っているはずだ。対戦相手からして試合がここまで長引いているとは思えないが・・・。
「疲れてどっかで寝てるのかもな。だとそろそろアップしないとまずいから、誰か携帯かけて起こしてやってくれ」Tが言うと、DがOの携帯に電話した。
「・・・え?まだ試合やってるの?・・・うん。・・・え?マジ?・・・・。まあこっちの相手はもう決まったから、そろそろ準備しないと・・・ほい」電話を切るD。
「やっちゃんらのチーム、延長12回2−3で負けてて最後の攻撃中らしい」暗い表情でDが切り出す。
「は?相手ってチームZだろ?あそこに2点しか取れないようなチームじゃないし、3点取られるようなチームでもないぞ?やっちゃんらのチームは・・・」信じられないといった顔で驚くT。
「今が最後の攻撃中で、1ダウン2,3塁だから、何とか同点にはなりそうだけど。同点だとくじ引きになっちゃうからな」この大会は延長は12回まで。そこまでで決着がつかないと、くじ引きで当たりを引いたチームの勝ちとなる。
「運だと勝ったも負けたもないからな・・・。何とか2点取って欲しいな」自分のチームのように暗くなるメンバー達。やがてOと他に一緒に試合を観戦していたメンバーが戻ってきた。
「試合どうだった?」戻るなりいきなり聞くT。
「3−3にはなったけど、拙攻で2アウトランナー無しになった。そこで出てきた」
「・・・痛いな・・・」祈るような気持ちと、今すぐにでも応援に行きたい気持ちが入り混じるが、オレ達もそろそろ次の試合が待っている。必ず勝てると気持ちを切り替えなければならない。
「Oの調子はどうなん?疲れ残ってる?」オレはOに聞いた。
「うーん・・・。昔は1日3試合とか普通に投げれたんだけどな・・・」肯定も否定も明確にしない答えだったが、内容は明らかに疲れを認めていた。
「次の試合は先発Wでいくか・・・」Tが、2番手投手Wの先発を決める。誰も反対しなかった。
{Y中OBとチームCは、Aグラウンドに入って下さい」しばらく体を動かしてアップしていると、場内アナウンスが流れた。
「あれ?そういやU美ちゃんは?」バッグを持ちながらキョロキョロと周りを見回すメンバー達。U美の姿がない。
「買い物行くとか言ってたけど、そろそろ帰ってきてもおかしくねーよな?」
「S、電話してみろよ」ということでU美に電話。早く戻るように告げて電話を切る。
「どうだった?」電話を切ると、みんな一斉にオレを見る。
「ああ、下ごしらえしてたらしい。今から急いで戻るってよ」
「そっか。事故でも起こしたのかと思ったわ」みんなホッとしてグラウンドへ。お互いのチームが順番にアップして、先攻後攻を決めるじゃんけんの呼び出しがかかる少し前にU美が戻ってきた。
「U美ちゃんおせーよ(笑) 監督不在で不戦敗になるとこだったぞ(笑)」
「ごめんごめん(笑)って、面倒なものリクエストするのが悪いんだもん(笑)」
「そうだな。今回は全面的にSが悪いな」
「・・・え?オレ・・・?(´・ω・`)」一方的にオレが悪い事でその場は解決し、U美はじゃんけんをしにホームベースへ。また勝って後攻をとってきた。
やっちゃんのチームの試合結果が分からないまま、オレ達の試合が始まった。この試合に勝てば決勝進出が決まる。
先発のWは立ち上がりにアタフタしたが、それでも相手の攻撃も浮き足立っていたために無失点で切り抜けた。
「この試合もツイてるかもな。本当だったら2〜3点いかれてもおかしくなかったし」ベンチに戻ると、Tが汗を拭きながら言った。
1回裏の
1回裏のオレ達の攻撃。
1番バッターが凡打でベンチに戻ってくる。戻り際にネクストバッターズサークルにいる次のバッターに何か耳打ちした。
「・・・あのピッチャー・・・あれ何だろな・・・。多分・・・」どうもはっきりとしない彼に、少しイライラしてTが聞く。
「あれは多分・・・。ナックル・・・だと思うんだ。きっちりミートしたつもりが直前でブレたし・・・」この1番バッターは、まさに1番にうってつけの選球眼と分析能力があった。しかしその彼が今回はどうもはっきりとしない。
2番バッターも凡退して戻ってきた。ネクストバッターズサークルにいるオレに、ベンチに戻る途中話しかける。
「揺れた。ナックルだと思う。キレはそんなに良くないと思うんだけど、でも揺れた」
「ナックルか・・・。厄介だなぁ・・・」ナックルなど殆ど撃ったことがない。
木製バットと違い、金属バットは多少芯を外れてもボールは飛ぶが、ナックルのように球に回転がないと力で運ばなければならない。力で運ばなければ!という気持ちが思わず力みを生む。その力みで体にタメができず、揺れるボールを捕らえきれない。まさに負のスイパイラル。
打席に入り足場を馴らし、バットを引いて構えるオレ。大きく振りかぶる相手ピッチャーのモーションは、桑田のようにダイナミックかつ綺麗なモーションだった。
「ストライーク!」初球はストレート。コントロールは良いがスピードは撃ち頃といったところだ。2球目もストレート。外角に外れて1ストライク1ボール。ストレートにタイミングを合わせるように、打席を外して素振りをする。
打席に戻って3球目。ストレートよりスピードが遅い。ナックルか?思わず出掛かったバットを止めるオレ。ボールはぐっとオレの方に向かって曲がりながら落ちる。
「ストライーク!」
「・・・タイムで」打席を外してサークルに戻るオレ。そこにいるDが話しかける。
「ナックル?」
「いや。オレにはまだ投げてきてない。つーかナックルがどんなもんか知らんけど、アイツのシンカーめっちゃキレてる・・・」スプレーをバットに噴きつけ、グリップを確かめながら軽く素振り。
「ナックルにシンカーか・・・。イヤなタイプだな・・・」Dもうんざりした顔で相手ピッチャーを見る。
「バッターアップ」審判に早く打席に戻るように促され、再度打席へ。最初の打席はじっくりボールを見ていこうと決めた。
「プレイ!」再開を宣言され、4球目。今度は逆にオレから離れるように曲がり落ちる。バットをおっつけてファウルで逃げる。
「カーブも投げれるのか・・・」完全な軟投派ピッチャーらしい。カウントは2ストライク1ボール。シンカーほどではないが、カーブもなかなかのキレだ。
足場を馴らし直し、5球目を待つ。ナックルはいつ来るのか。
5,6球とストレートが外れてフルカウント。少しでも早いボールを見せて、ゆるいナックルでタイミングを外すつもりなのだろう。次のボールに何となく予測がつく。
7球目、それは一瞬チェンジアップかと思うくらい腕の振りと同調しないようなボールだった。でも明らかに棒球だった。力むなと心で叫び始動するオレ。
キィィィン!金属バットの綺麗な音が響いた。完璧に捕らえた!しかしボールは会心の手応えとは逆に、セカンドに鈍く転がった。アウトを宣告され、一瞬オレは何が起きたのかわけが分からなかった。
今までの野球経験の中で、これだけの手応えで内野の頭を越えなかったことはなかったはずだ。それなのに結果はボテボテのセカンドゴロ。本当に頭の中は混乱していた。
そのまま試合は3回を終わって0−0.Wも本当に良く投げたし、相手ピッチャーからの大量得点は厳しいと判断したオレ達の守備もかなり集中していた。
4回になって、2順目の打席が回ってきた。しかしそこでも球筋を見極められず凡退。
多分、インパクトの瞬間のボールとバットが触れるそのわずかな風圧で、球筋がほんの少し心からズレでボールの上っ面を叩いているのだろう。
これだと捕らえたと自分で思ってもボールはゴロにしかならない。みんなも同じ手応えらしく、今まで見たこともないような摩訶不思議な表情をしている。
Wは良く投げた。学生の時から今までの中で、ベストピッチと言ってもおかしくないほどボールはキレていた。しかし相手は甲子園出場を経験している、頭で野球をするチーム。打席が2順3順とするにつれ、良い当たりが目立ち始める。
6回表、ついに均衡が破れた。2番バッターが1,2塁間を渋く抜けるヒットで出塁を許すと、1点を堅く取りにくることを選択したのか、3番は手堅く送りバント。1アウト2塁。
打席には4番が入る。タイムをかけマウンドに集まるオレ達。
「4番はさっき良い当たりしてるから、1塁空いてるし歩かせるつもりでクサいとこついてこうぜ」Tが言うとみんな賛成し、Wを励まして各ポジションに戻る。
ボール前提で投げたが、相手バッターも打ち気に逸っているのかボール球に手を出して、結局フルカウント。次もストライクはいらない。
Tはミットをわざと普通より低く構えて、無言で外すように促す。Wが頷きセットポジションから投げる。が、心のどこかに打ち取りたいという気持ちがあったのか、ボールはTが構えるミットより高めに入る。
キィィン!ボールは左中間を真っ二つ。2塁ランナーは悠々ホームイン。
「3つ(3塁)だ!」Tが3塁に投げるように指示する。中継に入るオレ。ボールをセンターから受け取りそのままサードへ投げる。ランナーは3塁に滑り込もうとしている。クロスプレーだ。
「セーフ!」無情にも審判は両手を広げた。1点を失った上に1アウト3塁と、更に失点のピンチが続く。
5番を2ストライク2ボールと追い込み、次のボールをスクイズ失敗、スリーバント失敗で2アウト3塁。打席には6番。
「W、もう一息だから頑張れ」後ろから声をかけるオレ。Wが振り返りオレを見て軽く頷く。疲労の色が表情にはっきりと表れていた。
6番バッターも2ストライク2ボールまで追い込む。
次をファウルで粘り、6球目。バットを短く持ち直して当てにきたバッター。ボールはWの横を抜けて2遊間へ転がる。
セカンドベースの側でDが飛びつく。そのグラブにボールがすっぽりと入る。しかし思いっきり飛びついてしまっているため、体を起こして反転して1塁に投げるのに時間がかかる。
「D!」Dと目を合わせる。まさに阿吽の呼吸というのだろうか。Dが走り寄ってきたオレにボールをグラブトス。オレはそれを素手で受けて1塁へ。ランナーも1塁を走り抜けた。
審判の判定が出るまで物凄く長く感じた。3塁ランナーは既にホームインしている。1塁の判定がセーフなら2失点目。相手ピッチャーをまだ捉えきれていないオレ達にとって、それはこの時点での負けを意味する。Dも立ち上がって審判を見る。
「アウト!」1塁塁審の右手が高々と上がる。試合を見ていた観客からどよめきが上がって、そのざわつきを聞いてオレは我に返った。
「お前らすげーな(笑) 荒木、井端みてーな真似しやがって」ベンチに戻ると、Tがオレの頭を叩きながら言った。
「いや・・・何か夢中で・・・」オレもDも同じ心中だった。Dが取ったボールをオレにパスしてオレが1塁に投げるという練習は、遊びでよくやっていた。が、まさか実践でやって成功するとは・・・。
「よし!1点くらいなら何とか返せるぞ。とにかく追い込まれる前に撃っていくしかない」Tが発破をかけ、6回裏の攻撃、8番からの下位打線。
追い込まれる前に撃つ作戦は、それまでよりは良い結果を生みそうだったが、それでも6回は1人ランナーを出したもののダプルプレーで3人で攻撃終了。
いよいよ最終回。7回表はWからマウンドを引き継いだOが圧巻のピッチングで3者三振。やはり要所をきちんと知っている。
7回裏、オレ達の最後の攻撃は2番から。粘りに粘り、疲れの見えた相手ピッチャーからフォアボールで出塁。そしてオレの打席。
「タイム」相手チームがタイムをかけてマウンドに集まったが、ピッチャー交代を選択した。リリーフピッチャーがマウンドでピットング練習を始める。打席を離れてそのボールにタイミングを取るオレ。
「バッターアップ」投球練習を終え、審判に促されて打席へ。
「プレイ」再開の宣言と同時にピッチャーはセットポジションから初球を投げてきた。
「ストライク」さっきの投手とは違い、今回はストレートに力がある。
軟投でのらりくらりとかわして、疲れて慣れた頃にこの投手に代えられたらなかなか撃てないだろう。
しかし、オレはストレートには滅法強いという自信があった。オレの中では『よっしゃ!』的な感じだった。
タイミングを合わせるためボールを見極め、更にファウルで粘り、カウント2ストライク2ボール。相手投手は相当ストレートに自信があるらしい。スライダーを挟んで全てストレートで押してきた。
「次もストレートだな・・・・」打席を一度外してタイミングを取り、再度打席へ。バットを引いて構えるオレ。相手ピッチャーはランナーに2〜3度目で牽制しながら投球動作へ。
一瞬バットを短く持ち直そうかと迷ったが、思い切り長く持ったまま振りぬいた。インローのオレの大好きなコース。すくい上げるインパクトの瞬間まで今度ははっきりと見えた。
「わぁぁぁっ!」バットの音がかき消されたかと思うほどの歓声があがった。オレは必死でボールの行方を探した。ボールは左中間を真っ二つ。相手の4番が撃った場所と同じような場所に転がった。
「3ついけるぞ!」1塁を蹴る時、ランナーコーチャーがオレにそう叫んだ。オレは必死で走る。1塁ランナーは3塁を回る。オレが2塁を回った時、相手センターがボールを抑えたのが見えた。オレは2塁を蹴って夢中で3塁へ。
「突っ込め!」3塁コーチャーが滑り込むようにオレに派手なジェスチャーで伝える。言われるまま頭から突っ込んでベースに触ると同時に、サードがボールを受けてオレにタッチした。
「セーフ!」審判の声にホッとため息をついて立ち上がる。準決勝で観客が多かったのか、歓声でメンバーがベンチでオレに何か叫んでいるが全く聞こえなかった。本当に久しぶりの快感だった。我に返り、感極まったオレは、塁上で溢れてくる涙を見せまいと必死だった。
Dが意表をつくスクイズでオレがホームに突っ込む。相手ピッチャーがボールを捕ってキャッチャーにグラブトス。しかし間一髪突っ込んだオレの足の方が早かった。4番の奇襲スクイズで、Y中OBは見事サヨナラ勝ちした。
「いや〜。この試合は全部DとSに持ってかれたな(笑)」終了の挨拶を終えてベンチに帰るやいなやTが笑って言った。みんなが代わる代わるオレとタッチした。U美は感動して泣いていた。
「これで決勝か。やっちゃん達とできるな。てかやっちゃん達のチームどうなったんだ?今準決中かな?」Tが言いながら隣のグラウンドの方へ歩き出す。オレ達は、疲れを少しでも取ろうと練習グラウンドへ移動してストレッチなどをしていた。
Tが帰ってきた。
「どうだった?」軽い気持ちでDが聞く。やっちゃんのチーム力からいってそう簡単に負けるわけもないだろうという考えが頭にある。
「あ・・・うん。さっきの試合はくじ引き勝ちしたけど、今の準決は5回で0−9で負けてた。このままだと負けるどころかコールドかも・・・」
「・・・え・・・」一瞬でみんなの顔が曇る。結局その試合でやっちゃん達のチームは0−11の6回コールド負け。オレ達で決勝をという願いはまたもや叶わなかった。
「おつかれっす」試合を終えて姿を現したやっちゃんとK。相当悔しいだろうと思ったが、案外表情はサバサバしていた。
「Y中OB、俺達の仇とって下さいよ(笑)」
「あ・・・・うん・・・」みんな歯切れが悪い。
「そんな暗い顔しないで下さい(笑)前の試合で疲れすぎちゃって、全然集中できなかったっす。完敗ですわ(笑)」
「そっか・・・・。前の試合きつそうだったもんな・・・。まあ俺達も出来るだけの事をするよ」Oが決意表明のように言うと、みんなが大きく頷く。
「Y中とのドリームマッチはまた来年ってことで。来年もちゃんと出て下さいよ?(笑)」
「いや〜。これで優勝したらもう出たくねーな(笑)」
「勝ち逃げはずるいですよ(笑)」ボソっと言ったKの一言で、一気にその場が和んだ。
「そういや、気づけば決勝なんだよな」ふと思いついたように言うD。
「オレ達がねぇ・・・」オレも夢か現かイマイチ良く分からない。
「U美ちゃんのおかげだな(笑)うちらの監督兼マスコット(笑)」
「え?私何もしてないのに・・・。ホントみんな強くてびっくりしまくり(笑)」
「よし!うちも来年は可愛い女の人を監督にしようぜ(笑)」やっちゃんがKに言う。
「その『可愛い』ってのがいねーべよ。変なの監督にして逆にモチベーション下げるのか?」Kの一言は更にオレ達の緊張を解きほぐしてくれた。
いよいよ今年の夏の大会県のナンバー1を決める試合の召集がかかった。グラウンドに入り、順々にアップを開始。終わって先攻後攻を決め、いざ集合を待つばかり。
「監督、激励の言葉を一つ(笑)」DがU美に笑いながら言う。
「え・・・?ああ。んーとねぇ・・・じゃあねぇ・・」しばらく考え込んでゆっくりと話し始めるU美。
「みんなはこれで勝ったら県で1番なんだって。凄いよね。ほら、沢山の人がみんなの試合を見に集まってくれてるよ。幸せだね。
こんなところで試合できる事を幸せに思って、勝ち負け考えずに精一杯やってきなさい。勝って県で1番。負けても2番。でもね、私の中では勝っても負けてもみんなが1番だから(笑)」
「・・・U美ちゃん。無理やり監督押し付けてゴメン。でもU美ちゃんがオレ達のプレイに素直に笑ったり泣いたり怒ったりしてくれたから、オレ達はここまで頑張れたんよ。ありがとね」
Tが言うと、みんなが代わる代わる感謝の言葉をU美に告げた。
「ほら、泣くのは早いってw 勝ってから泣けw」早くも感極まりグズつくU美の頭をポンと叩き、オレ達は必勝を誓った。勝ってU美を県で1番のチームの監督にしよう。みんながその気持ちで一つになっていた。
試合が始まった。相手のチームDは、優勝候補には挙げられていなかったが、今までの結果を見る限り、守りを中心に守って勝つ野球をして勝ち上がってきた守りのチームだ。
やっちゃん達との試合では思わぬ大差がついたが、それは疲れきっていた相手投手を打ち込んだだけの結果だろう。他の試合はどれも打率は良くない。
試合は初回表、チームDの攻撃。疲れの色が目立ち、立ち上がり不安定の先発Tからフォアボールで出塁した1番バッターを2番が送り、3番が内野ゴロで進塁打。
2アウト3塁で4番相手にワイルドピッチ。ノーヒットで1点を先制された。
その後オレ達のチームも、ヒットは撃つのだが要所を締められ無得点のままゲームは中盤へ。
更にOに疲れの出た5回表、4番の長打でノーアウト2塁。そのランナーを3塁に進め、6番がセカンドゴロを撃つ間にホームイン。2失点。
オレ達は最終回にオレがフォアボールで出塁し、完全にモーションを盗んで2盗。
セオリーでは待てなのだが、なりふりかまっていられなかった。
ノーアウト2塁から4番Dが大きなライトフライ。オレはタッチアップで3塁へ。ワンアウト3塁。5番凡退の後、6番Tが1,2塁間を鋭く抜くヒットでオレが生還。1点を返して1−2。今までの試合展開なら、押せ押せの状況だ。
しかし、今回は奇跡は起こらなかった。打ち気に逸る7番の心境を見透かした相手投手のボール球を撃たされ、ショートゴロでゲッツー。試合は1−2で終了した。
結局この試合で、Oはフォアボールはいくつかあったが打たれたヒットは4番長打の1本だけ。でも2失点。オレ達は7本もヒットを打ちながら要所を締められ1得点に終わった。
「みんな。お疲れ様でした。よく頑張ったね」終了の挨拶を終えてベンチに戻ると、U美が満面の笑みで出迎えてくれた。
「先生・・・ごめんな・・・」Dがうなだれながら言うと、みんなも下をうつむく。
「ほら、下を見るな!県で2番だよ?凄いじゃんか!よく頑張ったし、私はね、別にみんなが1番になろうがなれなかろうがかまわないの。だってみんな一生懸命やって光ってたもん。それだけで十分だよ(笑)」
これがU美の本心なのだろう。本当なら中学1年間だけの付き合いで、お互いが既に記憶にすら残っていない存在かもしれないのに、約10数年後、今度は同じ社会人として再会し、同じ感動を味わう事が出来た。
「みんなには中学生の時も泣かされたけど、10年以上経ってまた泣かされるとはね・・・。でもこんな形で泣かされるなら良いな(笑)」U美の一言に、みんなが笑いながら頷いたが、その誰の目にも光るものが浮かんでいた。
閉会式が終わり、オレ達は県で準優勝という、オレ達にしては本当に快挙を成し遂げた。このシルバーのメダルは、今までゲットしたどのメダルよりも輝き、意味のあるものとしてオレの心に残るだろう。
本当に疲れていたが、不思議なもので打ち上げとなるとその疲れもどこかに消えたように元気になった。
各々がうちに帰り、準備をしてDの家に集まる。U美は料理を作らなければならないし、オレも帰ると親に引き止められそうだから、前と同じくまっすぐDの家に直行した。
Dの家の風呂を借り、一日の疲れを癒す。少し熱めの湯加減は、オレの疲れをきれいさっぱり拭い去ってくれた。
「こっちは昼間はまだ暑くても、夜は結構もう冷えるからな。風邪引くなよ」風呂から上がり宴会場となる外へ出ると、Dがオレにスポーツドリンクを渡しながら言った。
「確かに夜は冷えるなぁ」スポーツドリンクノキャップを外し、グイっと一飲み。乾いた喉を潤す。
やがてみんなが集まり、打ち上げ開始。子供達もみんなが仲良くて、Dの家の広い庭を走り回っている。
「はい。おまたせ〜」U美を先頭に、他の奥さん方も大きな皿を持って台所から姿を現した。
「おお!これがSが言ってた春巻きか。見た目普通の春巻きだな・・・。いや、少し太いか・・・?」Tが皿に山のように盛り付けられた春巻きに目をやりながら言う。
「腹減ったな。早速いただこうぜ」Dが言うと、走り回っていた子供達も集まり、春巻きと飲み物、他に出前で取った寿司などを取り分ける。
「じゃあ、チームU美ーズの快挙と、お疲れ様でしたってことで(笑)かんぱーい」Tが音頭を取ると、みんなでグラスを上げて乾杯。早速春巻きにがっつく。
「うお!何だこれ春巻きじゃねぇ!つーか中メチャクチャ熱いんだけど(笑)」舌を出しながらTが言う。
「これは美味いなぁ・・・。普通の春巻きよりこっちの方がオレは好きだな」Dもハフハフしながらがっついている。
「チーズくどくて苦手な人は、こっちのお皿の食べてね」
「え?こっちとそっち味違うの?」
「うん。こっちはチーズ入り。こっちは甘いお味噌入り」
「ほほ〜。手が込んでますなぁ・・・」山のようにあった春巻きをどんどん平らげていくみんな。子供達にもタマゴコロッケ同様大人気だった。
「巻くのめんどくさいけど、作るのは簡単だから、みんなのお母さんに作ってもらってね(笑)」満足そうに子供達を見ながら言うU美。
前にも書いたけど、春巻きの皮に、鶏のささみ肉と6Pカマンベールチーズみたいなやつを少し太めに棒状に切って、あとネギを細切りにして巻いて揚げただけ。
甘い味噌はスーパーとかで売ってるらしい。チーズの代わりにそれ入れて巻くと、甘い味バージョンが完成する。おかずにもなるし、つまみにもなるね。
「今年はいい年だったなぁ・・・」Dがビールを飲みながら言った。
「おいw まだ今年は3ヶ月くらい残ってますがw」
「いやぁ。これからこのまま良い年の瀬を迎えられそうだなと(笑)」
「お前は式の日取りとか決まったのか?」今度はOがオレに聞く。
「ああ。うん。そのうち招待状送るけど、別に来なくても良いぞ。金だけくれればオレはそれだけでお前らの気持ちは伝わるから」
「お前に会いに行くわけじゃねぇ(笑)U美ちゃんのウェディング姿を見に行くんだよ!」
「ああ、そうかよ・・」
「仲間内最後の結婚式だからな。派手にやろうぜ(笑)」
「おいおい。お前らだけじゃなくて、もっと格式の高いお坊ちゃまの友達も来るんだから、お前ら暴走するなよ。特に医者連中なんて体育会系のノリなんて全く知らないやつもいるんだから」
「そういうやつに教えてやるんだよ。コイツは普段どんな顔してるか分からんけど、本性は体育会系の田舎もんだってな!(笑)」またオレにビールをかけるT。
「うはww この時期ビールはつめてーよw」オレも負けじとやり返す。また大騒ぎのビールかけ。
「よし!さっきは優勝チームに遠慮して控えたけど、U美ちゃん胴上げしようぜ!(笑)」Tが言うと、みんなでU美を囲む。
「え?ちょっとみんな・・・きゃっ!」
「先生、Sに幸せにしてもらってな!(笑)」
「また一緒に野球やろう(笑)」
「U美ちゃんに会えて良かった」←T
みんなが口々に言いながらU美を胴上げする。軽いU美はポンポンと飛び跳ねた。
「みんなありがとね。私は本当に幸せ者だね。私も幸せになるから、みんなも仲良く幸せにね」胴上げから下ろされて、感極まって泣き出しながら言うU美。
「よし!次はにっくき新郎を胴上げだな(笑)」みんなの視線がオレに向けられる。
「え?オレはいいや。オレはちょっと腰が・・・って、おいおい・・・」有無を言わさずオレを持ち上げる。
「結婚おめでとう!幸せにな〜」人生初めての胴上げだった。宙を舞う感じが、今まで経験した事のないような爽快な気持ちだった。
「よし!若松監督みたいに1回転させようぜ(笑)」誰が言ったのか分からないが、誰かがオレの足を思いっきり投げ上げる。見事に宙を一回転するオレ。
「こええよw 誰だよ回したのw」オレは下ろされて言う。
「ばーか。多少のイタズラは我慢するしかねーんだよ、お前のこれからの人生は(笑)」みんな最もだというように笑いながら頷く。複雑な気持ちだったが、不思議と嫌な気分にはならなかった。
4yen
最高!支援
さりげなく一戸建てを希望しているとは・・・U美さんもなかなか侮れんなw
久々の登場&連投乙です!
やっぱり嬉しいねぇ
連続投下ありがとうです。
俺は中学まで野球コゾーだったんだけど、
打席に立った時の、あの静けさと緊張感を思い出してきた。
乱交も憧れの人との結婚も羨ましいけど、
社会人になっても野球で集まれるっていうのが本当に羨ましい。
野球あまり詳しくないけど興奮した!
エロなくても一球一打に興奮した
相変わらず文章力高いなぁ
好色さん 連投お疲れ様です。
いつ読んでも上手い文章で
ワクワクしながら読みました。
ありがとうございました。
投下おつかれ
そして準優勝オメ
読んでてかなりワクワクしたよ
しえんしえん
チームU美ーズの皆様
準優勝おめでとうございます。
春巻きレシピもありがとう
好色サマの文章が大好きです。
最近メタボ気味なんでU美さんにダイエットメニューのレシピお願いしたい。
保守
まったり待ち保守
好色氏並びに皆様こんばんは、前スレ909です。昨日脳手術に挑みました。
吐き気と頭痛は、凄いですが、手足の麻痺はないです。
まだ物事を深く考えると、凄く疲れますが、皆様にもらった勇気で、手術上手くいきました。どうもありがとうございました。
スレ違いすみませんでした。
>>196 よかったな。家族の為にも一日も早く元気になればいいなと思いつつ捕手
>>196さん
吐き気や頭痛がする中、レスくれてありがとうね。
あなたからも勇気を貰ったよ。
早く退院出来るよう祈ってます。
それまでは休憩だと思ってゆっくり休んで下さいね。
>>196 悩んだ分も頑張った分もこれから幸せになってね
手術成功おめでとう
感動した!!
俺も早く嫁が欲しい
守るべき大事な人が欲しい
>>196 遅レスだけど、
手術という勇気ある決断されてたんですね。
成功おめでとうございます。
リハビリにどれほどの時間を要するのか想像もできませんが、とにかく家族の為にもがんばって下さい。
>>196 私も守るべき家庭など持ったことのない存在ですが、手術の成功した今から第二の人生と考えて、ご家族と一緒にお幸せにお過し出来るよう祈っております。
>>196 頭にメスを入れるのは勇気が必要だと思う。
よく決断しましたね。今後に幸あれ!
センセは風邪などひいてないかな…
好色はすぐ治せる環境だけど
教師は休み取り辛いし誰かしら生徒は風邪ひくから
うつされないか心配だ的保守
>>196 オペ成功おめでとうです。今は社会復帰に向けて一番きつく辛い時期だと思いますが、苦しくても不快でも症状が出るということは、体がきちんと元の状態に戻ろうとしている真っ最中です。
苦しいかもしれないけど、主治医やリハビリの先生信じて元の生活に戻れるように頑張って下さい。
そういえば、前に書いた春巻レシピ、一つ食材を忘れとりました。
春巻きの皮に、6Pカマンベールチーズを棒状(細長)に切って、鶏ささみ肉ネギも細切り。肉は大きくても良いかも。
春巻きの皮に、まず大葉を一枚敷いて、その上に細切りしたネギを何本か、さらに肉そして一番上にチーズを乗せて巻く。味噌にするなら、チーズout 味噌in
あとは揚げるだけ。チーズが溶けてはみ出さないように、しっかり巻いた方が良いらしいっす。
揚がったら油を切って、好みで塩をパッパッと。
これが後でU美から教わったレシピです。良かったら作ってみて下さい。
何か書こうかと思ったけど、U美のゲームの相手しなきゃならなくなったので、また後日。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
好色さん お疲れ様です〜
この時間からゲームとか凄い!
好色 来てたのね!
相変わらずそうで
何よりw
何のゲームかな〜?
聞いただけで美味そうだな。
>>209 春巻に初挑戦しますた。
写真撮ってうpしようかと思ったんだが、予想通りカマンベール入れたのが爆発w
少し汚くなって出来上がりの見た目がイマイチだったので、写真うpは次回以降に…。
そういえばレシピを読み返さずにうろ覚えで作ったんだけど、味噌ってのは甘い
中国味噌の甜麺醤(テンメンジャン)なのかな?
味噌って憶えてて、普通のしょっぱい味噌入れちゃったw
鶏+甜麺醤だと北京ダック風な組み合わせだね。もっともあっちは鶏肉じゃなく
鴨皮だけどw
でもカマンベールも味噌も、どっちも美味しかったよ。
味噌はちょっとしょっぱかったけどねw
また何かあったら教えて下さいな。
自分のアイデアなのか本とかに載っていたものかはワカランが、好色のためにレパートリーに入れた
料理なんだろうな。
愛されるって良いな。
追いかけてばかりの俺って・・・(´・ω・`)
>>215 追いかけたくなる人に出会えただけでも幸せなことさ
期待sage
そろそろ保守です。
ほ
し
の
せ
223 :
ほのぼのえっちさん:2007/12/21(金) 06:37:13 ID:8/mokqaEO
ん
い
ち
か
も
し
か
><
野球つながりかw
多摩センの猫ランドより保守(最近は、ウサギに押されてるけど)
皆さん、いいクリスマスを!
>>233 多摩センまで、よく女(≠彼女)を迎えに行ってるけど、駅前のイルミは綺麗だよね。
クリスマス死ね死ね団の団員の方々におかれましては、よいお年を!ということでw
思わぬ快進撃となった野球大会を終え、オレ達は各々の落ち着いた生活に戻った。
季節はやたら暑かった夏を終え、いつの間にか秋の色が濃くなっていた。
オレは、今の生活を続けるか、それとも大学院に入るかで本格的に悩んでいた。そろそろ答えを出さなければいけない、そんな時期に差し掛かった11月の中旬、携帯電話が久しぶりにお袋からの着信を知らせた。
「…もしもし?」当直明けでまだ眠りこけていたオレ。声にならないような声で電話に出る。
「あんた、まだ寝てるの?全く一人だとどんな生活してるんだか…」こちらの事情など関係なしに、呆れたように言う母。
「…夜勤だったんだよ…。で、何だよ。つーか今何時だよ…」寝起きでよく回らない頭。思い付くままに口にする。
「もう午後3時です。全くぐうたらな生活してるんだから…。親の顔が見てみたいわ…」
「自分の顔鏡で見れば即解決だべ。そんな厭味言うために電話寄越したのかよ。早く晩飯の材料でも買ってくれば…」
「お母さんはそんなに暇じゃないの。ちゃんと言うことがあって電話したんだから。あんたがウダウダ言ってるから電話代かかるでしょ」
「はいはい、オレのせいですよ。電話代かかるのもオレのせい、地球が丸いのもオレのせいです。すまんね」
「あんた、来週末、時間空けられる?」オレの返答は一切無視して話を進める母。
「週末?まあ今から言っときゃ平気だと思うけど…」頭の中でスケジュールを確認しながら答えるオレ。
「じゃあ空けときなよ。結納するから」
「あっそ。誰が?オレも行かなきゃならんのか?」素で答えたオレ。
「…呆れたバカだねホント…」呆れを通り越して、薄ら笑いしている電話口の向こうの光景が頭に浮かぶ。
「…あ!オレのか。…いや〜ゴメンゴメン。日頃の雑務の忙しさについ忘れてしまいましてな…」
「U美ちゃん可哀相に。後で報告しとくからね」
「…その辺は寛大なご慈悲を頂けますよう何卒…」
「U美ちゃん、こんなバカと結婚しなきゃならないなんてホントに可哀相。あんた、ちゃんと週末空けなよ」
「ほ…ほい…。あの…結納って、何すれば良いの?『幾久しくどうたらこうたら』ってやりとりするやつだよね?オレそんなの知らねーよ?」
「とりあえずあんたは前の日に帰ってきな。お金忘れないようにしなよ。うち立て替えられないからね」
「…いかほどご用立てすれば宜しいので?」
「あんたはいくらだと思ってるの?」皆目見当もつかないから聞いてるんだが…。
「10(万)もあればお釣りもらえるかな?」
「…あんたさぁ、医者になるのに勉強一生懸命したことは認めるけど、社会のルールってのか、マナーって言えば良いのか、もっと学びなよ」更に呆れる母。
「親を見て育ったからな」オレも精一杯の皮肉。どうやら結納というイベントは、百万単位というとんでもない金が飛び交う場らしい。
母親に指定された週末の土曜日、オレは午前のうちにチームの仕事を終えて実家に向かった。このところ毎月のように地元に戻っている気がする。
「しゃあねぇ…。土産でも買ってってやるか…」某デパ地下で評判のシュークリームを家族分購入。ついでに次の日会うU美のご両親にも土産を買った。
夕方前に実家に到着。庭に車を止め、降りる。玄関のドアノブを回すと、鍵がかかっていて開かない。
「おーい、今帰ったぞ〜」深夜まで飲んだくれて家を締め出された酔っ払いオヤジのように、ドアをドンドン叩くオレ。
「んだよ…出掛けてんのかよ…」そのままズルズルとドアを背もたれして座り込む。散り始めた木々の葉が、そよぐ風に舞って飛ぶ。
「…秋の匂いだな…」東京では味わえない、自然が醸す秋の香り。切ないながらその透き通るような匂いが、オレは好きだった。
「お、ライムじゃん」遊びに行っていたのか、うちの中から出て来たのか、ライムがテクテクと歩いてきてオレの隣に座る。
「お前、また太ったんじゃねーのか?腹がポンポンになってるぞ?」ライムを抱き上げて、腹をポンポン叩くオレ。嫌そうな顔をしながらも、特に抵抗せずに耐えるライム。
「かーちゃんどこ行った?買い物?」ライムに聞いて、ふと帰路の途中で買ったホタテの貝柱(つまみみたいなやつね)の存在を思い出し、車から取り出す。
「食べる?」貝柱をクンクン匂いを嗅いで、よこせとせがむライム。
「ニャーンって鳴いたらあげるよ」
「…………」
「ニャーンって鳴けw」
「…ニャオーン」
「お、通じたw じゃあほれ」貝柱を掌に乗せてライムの前に出すと、いきなりがっつき出すライム。
「そんな食い方してるからポンポンになるんじゃねーのか?w」結局、袋に入ってた貝柱を全部平らげたライム。
それからしばらくしてお袋が帰ってきた。
「あら、あんたもう着いてたの。ごめんごめん」車から買い物袋を下ろしながら言う母。
「寒くて凍えるとこだったろ!この時間に着くって言っといたのに…」お袋から買い物袋を受け取り玄関へ。お袋が鍵を開けてドアを開けると、懐かしい実家の匂いに包まれる。
「今日はすき焼きね。あんた好きだったでしょ」冷蔵庫に買ってきた食材を詰め込みながら言う母。
「おお!すき焼きはナイスだな。さすが母だ」自炊を基本的にしないオレにとって、鍋ものに一番飢えている気がする。
「あ、そういやお土産買ってきたから適当に食ってくれ」シュークリームの入った箱をテーブルに置く。
「あ、じゃあ仏壇に上げて。お線香あげたら持ってきて」
「…そんなしきたり出来たんだ…」言われるがまま仏壇にシュークリームの箱を供え、線香をあげる。ひとしきり拝んだ後で箱を持って母のいる部屋に戻る。
「ほらよ。いちいち上げなくても良いんじゃね?」
「バチ当たりな息子だねホント。もっとご先祖様を大事にしないと地獄に堕ちるよ」箱をガサガサ開けながら言う母。
「そりゃカズちゃんだろ」
「おお。シュークリームとは気が利くねぇ」早速一つを取り出してパクつく母。
「某デパ地下の有名な店らしい。オレは甘いの苦手だから知らんけど」
「…うん。これは美味しい!今まで食べたシュークリームの中で一番美味しいかも」早くも二つ目に突入する母。
「そりゃ良かったけどよ。オヤジの分残しといてやってよ?」結局、オレはシュークリームを5個買ったわけだが、そのうち3つを母、1つをライムが平らげた。
「で、あんたいくら包むのに下ろしてきた?」シュークリームを食べ終えて、オレにコーヒーを入れてくれてから、母が切り出した。
「昨日友達に聞いたら、この辺の結納って100〜200万が相場なんだって?結納って、そんな大金が乱れ飛ぶのかよ」
「これで嫁入りの支度を整えて下さい。ってのと、今まで手塩にかけて育てた娘さんを頂きます。ってことだからね。あんたは医者なんだから、それより少し上乗せした方が良いんじゃないの?」
「じゃあ…プラス5(万)…?いや10(万)……?」お袋の顔を見ながら少しずつ額を上げる。
「セコいわねぇアンタ(笑)もっとガーンと上げなさいよ」
「じゃあ…300(万)?そこそこの車一台買えるじゃないですか!」
「あんたみたいなとこにお嫁に来てくれるんだから、そのくらいは見せなさい。あんたみたいなもんに嫁いでくれるんだから」
「へいへい…。んじゃ、金下ろしてくる…。『持ってけ100万円』やって増えないかな…」
「なにそれ」
「めちゃモテだかめちゃイケだかでやってたんよ。矢部が自腹きって、金をのし袋に入れて、道端に置いておく。30秒だったかな。拾われなかったら、のし袋に入れた金額分もらえる、みたいな」
「拾われたら?」
「拾った人にプレゼントw あれまたやんねーかな…。早稲田の前で張るのにな。ま、下ろしてくるわ」車に乗って銀行へ向かうオレ。わけわからん出費だ。結婚て真面目に進めると金かかるね… (;゚д゚)
オヤジも帰宅し、結納の一連の流れを学んだところで晩メシ。待望のすき焼きの時間だった。
「すき焼きは良いよねぇ…。あ、オレ豆腐いらんから、遠くに離してくれ」
「これお豆腐じゃないよ。焼き豆腐だよ?」
「焼いてあろうが煮てあろうが嫌なんだよ」
「ここの焼き豆腐美味しいから食べてみ」
「美味い不味いの問題じゃねーの。良いからそっちやってくれ…」オレの異様な豆腐拒否に、親はそれ以上理由を求めてはこなかった。
U美の作るメシはオレにとって抜群だが、母親の料理もやはりかなり美味い。まあこの味で育ったからな。
「結婚式の事なんだが…」食事をしながらいきなりオヤジが切り出す。
「オレの仕事仲間も呼んで良いか?」
「ご祝儀よろ^^^^^^^^^^って言っといてねw 1口2万で2口以上」
「あ、お母さんも友達呼びたいんだった」
「条件は先に述べた通りでゲス」
「あんた、お仲人さんは誰にするの?」
「仲人?やりたい人がやれば良いんじゃね?」
「お前はホント楽観的で良いな(笑)」世間知らずなだけなんすが…。
「お前のとこの教授とか、オレの会社の役員ってとこか…」
「じゃあ、役員でよろしく」肉を頬張りながら言うオレ。誰を仲人にするかなんて、今この肉をどれだけ食えるかの方がオレにとっては重要な問題だ。
「あんた、ただ面倒事お父さんに押し付けるつもりでしょ?まずは大学の先生に頼んでみなさい。そういうとこから出世争いは始まってるんじゃないの?」
「おお!伊達にただ歳食ったわけじゃなさそうだなそこのおばさん!別に出世とかはどうでもいいけど、一応頼んでみるわ」
「おばさんは余計じゃ!」
「ちょwww 豆腐こっちに寄せんなっつーのwww」親子揃って幼過ぎるな…。
かくして夜は更け、次の日、オレは人生で初めての大金乱れ飛ぶイベントにいよいよ参加することになるのであった。
好色来てたのか。一様私怨しときますね。
寝起きに久々に支援
好色さん久しぶり!もってけ100万懐かしい紫煙〜
しぇんしぇんしえん
好色乙です。
幸せそうで何よりです支援。
結納ってそういうものだったのね
知らんかったわ
そして俺には結婚は無理だってわかった
>10万もあれば〜〜
ワロタ
好色〜乙
一年が終わっていきますな。それぞれに
好色 君にとっては
独身最後の一年だね
おおむね結納で使った金を参列者のご祝儀で取り返すのが結婚式の図式。
結婚式でとりかえすって・・・どんだけしょぼい式だよ、普通赤字だろwww
この手のものは地方によって様々
俺の場合、学生の時出ていたところじゃ赤字が普通。地元へ帰ればトントンを狙うのが普通
保守
コニチワ。久しぶりっす。
今年も残りあと数日だね。みんなはどんな一年を過ごしたでしょうか。
オレは…、今年はやけに早く感じたなぁ…。年明けに催された同窓会が、つい最近のように感じるわ。
軽くこの前の続きをつらつらと…。
ぅおーー
待ってました!!1
リアルタイムしえん
次の日、朝から爽やかな秋晴れの日曜日だった。
お袋がいつものように朝食を作ってくれたが、オレにとっては「いつものように」ではない。上京してからは、それまでいつも実家で経験してきた日曜の朝の風景がとても懐かしく感じる。
「・・・親父、何か緊張してんの?w」黙々とご飯を口に運ぶ父。
「あんたこそ緊張しないの?今日の主人公なのに」母もモグモグと口を動かしながら言う。
「失敗したら結婚できないとかなら緊張するけど。つーかこんなとこで緊張してたら、人の体なんて切れませんよ」
「ああ、なるほどねぇ・・・」何かやけに納得した表情をした母。
朝食が終わり、オレはライムと遊んでた。ライムはもはや、帰郷して一番身近にいる遊び相手だ。
「そろそろ準備しなさいよ〜」洗面所からお袋の声。とりあえずスーツに着替えて持っていくものを用意する。
「これあれば車1台ファミリーカーが・・・」非常に無念、だが熨斗袋をバッグに詰めた。
「じゃあ行こうか。あんた運転ね」お袋がいつものようにオレに鍵を渡す。オレ達はお袋の車に乗り込み、出発した。
「しかしよ、マジで結納金全く協力してくれないとは思わなかったなw」ハンドルを握りながら軽く嫌味を言うオレ。
「あんたにお金が無いんだったら考えるしかないんだけど・・・てか、お金ないときは結納省けばいいじゃん(笑)」
「お前は大学進学の金で普通の学生の何倍も使ったんだから、これ以上オレのスネをかじられたら老後歩けなくなる」
「ああ…。まあ確かに負担かけたわな。一般リーマン家庭の息子を、一人暮らしさせて更に私立の医大に6年も通わせて…。完済ヘの道程は長いな…。」
「まあお金返すとかはもうしなくて良いけど、U美ちゃんは奥さんであって一生恩師なんだから、手厚く接さないと地獄に堕ちるよ」
「また細木かよw マイブームなの?w」こんな馬鹿馬鹿しい話をしていたら、いつの間にかU美の実家の側に到達していた。
「あ!いらっしゃーい。遠いところわざわざありがとうございます」車を止める音に気づいたU美が、家から出てきた。
「あらU美ちゃん久しぶりね〜。今日は二人の新しい門出に素晴らしい天気で良かったね」母は早速U美と話し始める。親父も話に加わりたいらしいが、恥ずかしいのかなかなか入れない。
「じゃあ、中へどうぞ〜」U美の実家に久しぶりに通されると、客間には既に向かい合う形でお膳が8膳並んでいた。
「お姉ちゃん夫婦も呼んだからね」なるほど。
各々の席に着き談笑していると、お義姉さん夫婦が到着した。料理は近くの料亭に頼んだらしい。イベントの内容に相応しい、めでたい料理がずらりと並んだその様は、まさに一足早い正月を迎えたようだった。
「お父さん、始めますよ」お義母さんがお義父さんを呼ぶと、しばらくしてお義父さん登場。紋付袴姿にびっくりした。
前日に親に教えてもらっていた通りに結納は粛々と進み、ついにオレの手元から結納金が離れていった。
「S君、この結婚に対する心意気をひとつ(笑)」早くもほろ酔いのお義父さんが、俺にコメントを求める。
「いや…えーと…、不幸にさせないように精一杯頑張ります…」上手く言葉が出てこないオレ。どうもこういう挨拶は慣れない。
「もうちょっと気の利いた事言えないの?(笑)」母が余計な事を言いやがる。
「う〜ん…。今の僕があるのは、沢山の人の支えがあっての事だけど、中でも特に先生の献身的な教育の賜物だと感謝しています。一生かかってもこの恩は返せないと思いますが、せめて僕は先生のために精一杯の人生を生きようと思っています」
「Sさん…、至らないところだらけの娘ですが…、どうか末永くよろしくお願いします…」目に涙を溜めて、お義母さんが言葉に詰まりながら深々と頭を下げる。
「娘を…よろしくお願いします…」お義父さんも、涙声になりながら頭を下げた。
「お父さん、泣くのはまだ早いって(笑)」そう言って微笑むU美の目にも、沢山の涙が浮かんでいた。
娘を嫁に出す親の気持ちは、経験したことのないオレにはよく分からない。ただ、U美の両親の表情を見る限り、嬉しいとか悲しいの一言で片付けられる程単純なものではないような事だけは何となく分かった。
「あ、一つお願いというかご報告があるのですが…」全員の視線がこちらを向く。
「出来れば来年から大学院に進んで研究したいんですが、認めて頂けるでしょうか」
「それは学生に戻るって事?稼ぎが無くなるって事?」母が心配そうに聞く。
「いや。院に行っても医師免許はあるから給与はもらえる。もっと先でも良いんだけど、早いうちに学位取りたいんだ」
「どんどん上を目指して頑張って」お義母さんが、今度はニコニコしながら応援してくれると、お義父さんも何度も頷いて了解してくれた。
「大学の話が出たとこで聞いてみたいんだが、S君は大学受験の時、医学部以外は受けなかったの?」お義兄さんが突然切り出した。
「そうですね。現役の時だけは、本当に進みたい医学部以外は受験してなかったです」
「他はどこ受けたの?」今度はお義姉さんだ。
「有名どころだと慶應の医学部ですね。あとセンターで国立の京大…まあこれは本当に記念でしたけどw あとは自治医とか、もっとランクの低い私立の医学部をいくつか…」
「第一志望は?」
「…慶應が僕みたいなお坊ちゃまには合ってるかなとw まあこれは冗談ですが、本音は入学させてくれるならどこの医大でも良かったんです。医学部に行くのが目標じゃなくて、医者になるのが目標だったので」
「あんたは慶應って顔じゃないでしょ(笑)お坊ちゃまでもないし…」母が呆れたように言う。
「オレだって坊ちゃんカットにすればそれっぽく見えないか?…見えねーな…」
「俺は医学部ったらどこもレベル高いイメージしかないんだけど、S君の母校も相当なもんじゃないの?」お義兄さんは、マジで自分の子供を医学部に進ませたいと考えているらしく、かなり色々聞いてくる。
「どうなんでしょうねぇ…。系列が国内あらゆるところに広がってるから、不便じゃないのは良いけど。大学のレベルはよく分からないっす。オレの受験時代と今後の受験環境はまた違ったものになると思うし」
「でも大したもんだな。京大受けるなら、東大受ければ良かったのに(笑)これこそ良い記念だろ(笑)」
「いやいやw 実はオレのタメで理V行ったヤツがいるんですが、あれはもう考え方というか…、異次元ですよw 宇宙人ですよw」
「そんなに違うもんなの?」
「そいつがあまりに強烈過ぎたのかもしれないけど、まさに選ばれし者が行く場所だなと。付け焼き刃的に勉強してきたオレが行くなんて、おこがましいにも程がありますよw」
「でも、君も立派な大学に進んだじゃないか」お義父さんがフォローしてくれた。
「もう、大学進学の勉強の部分は、何もかもがU美センセのおかげですから。センセと巡り会わなかったら僕はどんな人生を歩んでいたか…。考えるだけで怖いですよw」
「本当にアンタは幸せね。ここまで思ってくれる人なんて、なかなかいないと思うわよ」またお義母さんが目を潤ませながらU美に言う。
「それはこっちの方です。先生が見てくれなかったら、うちのなんて今頃ろくな人生歩んでないですよ。本当に恩人ですよ」親父が頭を下げる。たまにしか出てこない割にはろくな事を言わない。
思っていた以上に、結納というのは淡白だった。大金が乱れ飛ぶような事も無く、粛々と進められ、金もオレの手から粛々と相手のうちに移っていった。
日が暮れ始めた夕方、オレにとって人生初のイベントが終わった。帰りはお袋の車をお袋が運転し、親父を乗せ帰った。オレはU美の車に乗せてもらって軽く寄り道。時計を見ると夕方も5時になろうとしていた。焼けるような夕焼けが綺麗だった。
「そろそろ日の入りも早くなったしな。この夕焼けはあっという間に終わるだろな…」助手席に入ってくる夕日に目を細めながらオレは言った。
「どっか行きたいとこある?」ハンドルを握りながらオレに聞くU美。
「う〜ん…あ、思い出の場所行きたいな」
「おお。どこ?そこ」
「ただの野原なんだけど、いつもボーっとしに行ってたんだ。こんな夕焼けを見るといつも思い出すんだ。まだあるのかな…」U美に道順を教えると、その場所へ向かった。
「ここ?」着いた場所は当時と殆ど変わらなかった。真っ赤に照らず夕日に、少し肌寒い風がススキを揺らす。公園とかじゃない、ただの野原。
「こんなとこあったんだねぇ。良く来てたの?」U美も気持ちよさそうに背伸びし、風に吹かれている。
「高校の時、野球引退してさ、勉強勉強になった時とか一人になりたい時に、フラーッと立ち寄ってたんだ。何の変哲もないただの野原なんだけど、何かやけに落ち着けたんだよね」
「友達とかは連れて来なかったの?」
「うん。何故かここだけは誰にも教えたくなくてね。昔はそこに土管があって、いつもそこに寝転がってススキが揺れるのをボーッと見てた」
「何かS君ぽくないね。ロマンチックだもん(笑)」
「そうかもねw まあオレもさ、将来に対する不安とか希望とか色々あったわけよ。たまにプレッシャーに圧し潰されそうになって、考えすぎて怖くなるから、ここで頭の中を整理してたのかもね」
「ふーん…。何かいつも飄々としるように見えてたけど、色々考えてたんだね。高校時代か…。まだまだ幼さが残る爽やか少年だったあのS君が、もうこんな…ねぇ(笑)」
「何だよw 今は爽やかじゃねーってかw」
「あははは(笑) そんな事言ってないじゃんか(笑) …長かったね…。今まで…」急にしんみりしてオレの胸に頭をつけるU美。
「センセ…。オレ頑張るから」ギュッとU美を抱きしめ、オレは自分に言い聞かせるように言った。
正直、この時オレは初めて心から『結婚する』という実感を得たような気がする。浮ついた気持ちだけでなく、重い責任や、二人で生きていく厳しさへの覚悟、そして何より好きな人と二人で歩いていける幸せを噛み締めた。
「もうこんなおばさんになっちゃったけど、私も一生懸命ついてくから…。どうか末永く…お願いします」
オレの胸の中で呟くように言った後、U美は顔を上げてオレと目を合わせた。いつもと同じ、温かく優しい表情。そっと唇を近づけると、U美は背伸びしてそれに応えてくれた。フワッと風に煽られ髪の毛の良い匂いがした。
紫煙
久々にリアル支援
月日は流れて11月の下旬。外は急に寒くなりだした。
Jリーグもシーズンの終盤、大詰めを迎えていた。この時期になると、大体どの選手も対戦相手の他に疲れや怪我といった、色々なものと戦っている。プロスポーツの世界の厳しさを、改めて見せられる。
土曜日、いつものようにオレはチームに帯同していた。遠征で、久しぶりに東京と実家以外の他の県に行っていた。
試合後の検診を終え、オレは一泊してのんびりしようと思ったが、次の日には当直が入っているし、いつものようにU美が来ているということなので、とんぼ返りで泣く泣く帰京した。
マンション下にある駐車場に車を止め、オレの部屋を見上げると、カーテンの隙間から光がこぼれている。もう見慣れた週末の光景ながら、やっぱり自然と笑みがこぼれる。
エレベーターを出て自分の部屋のドアの鍵を開ける。
「あ、お帰りなさーい」いつものように、パタパタとスリッパを鳴らして小走りでやってくるU美。そしてこれまたいつものようにオレから鞄を受け取り、オレの後ろについてリビングに戻る。
「今日は寒いな」スーツから部屋着に着替えながら、オレが言う。
「うん。東京も結構冷えるんだねぇ。今日は鍋ものにしたよ。先にお風呂入る?」スーツをハンガーにかけながら答えるU美。
「鍋ものって、うちに鍋なんかあったか?」
「土鍋が引き出しの奥に隠れてたのをこの前見つけたの」
「土鍋…。うちにそんなのあったっけ…」いくら思い出しても記憶にない。東京に出て来てから、こっちで鍋料理など作ったこともない。
「これ、土鍋でしょ?奥に入ってたよ?」キッチンのコンロに置かれた鍋を指差して言うU美。確かに土鍋だった。
しえん
「大学の時とかに買ったんじゃないの?」
「まあ…普通ならそうなるわな…。卒業してからは明らかに買ってないし…」奥歯にものが詰まるような不快感。どうしても思い出せない。
「鍋だからさ、友達と飲んで酔っ払った帰りにでも買ったんじゃないの?『二次会はうちで!』みたいなノリで(笑)」
「うーん…、どうなのかなぁ。まあそういうことにしとくか…」
「汚れてもいないし、使う前に綺麗に洗ったからね(笑)」
「ほい。そんなら安全だぁね」バスルームに手を洗いに行きながら、オレはそれでも土鍋の入手経路を思い出そうとしていたが、どうしても思い出せなかった。
「ご飯だよ〜ん」いつものように部屋で仕事をしていたら、U美が入って来た。
「ん?ああ…。へ〜い」パソコンの電源を落とし、パタンとノートPCを閉じてリビングへ。食卓の真ん中には既に土鍋がコンロにセットされている。
「このカセットコンロもあったの?」椅子に腰掛けながら聞く。
「ううん。それは私がそこのでパートで買ってきたの。S君て、鍋奉行?」テキパキと準備しながら答えるU美。
「そっかコンロは買ったのね。…いつ土鍋買ったのか、つーか購入したのかどうかすら覚えてないオレが、鍋奉行なわけないっしょw」
「そうだよね(笑)良かった〜」準備を終えて着席するU美。
「何よ。前の旦那か彼氏が鍋奉行だったん?」
「うん…。何かイチイチ細かくて、じゃあ自分で仕込みからやりなよ!って(笑)鍋ものにはあんま良い思い出が無いの(笑)」軽く困ったように微笑みながらU美が答える。
「あ、ビール飲むよね?忘れた忘れた」再び立ち上がり、冷蔵庫からビールを出して戻る。
「はい。じゃあどうぞ〜」
「おお!美味そうだな。まさか東京で鍋が食えるとは思わなんだ」土鍋の蓋を開けると、立ち上る湯気と沢山のネタが顔を出す。
「取ったげるよ」オレの器に、鍋からネタを取り分けてくれた。
「あ!お豆腐食べれないんだっけ?…忘れて入れすぎちゃった…」
「ああ、食べるよ」折角作ってくれたのに、テンションを下げるようなことはしたくない。
「じゃあ…もう少し小さくするね」豆腐をさらに小さく割って器へ。
「さ、食べてみて。味薄いかなぁ…。タレに紅葉下ろし好みで入れてね」
「へい。こりゃあ美味そうだなぁ。いただきまーす」器に取り分けられた白菜を一口…。
いいな〜俺もU美ちゃんみたいな奥さん欲しいよ
支援
「味、薄い?」もぐもぐと口を動かすオレを見ながら、U美が聞く。
「いや…。美味いな。マジで美味い。これ、何鍋?」
「良かった(笑)やっぱこの瞬間ドキドキしちゃうね(笑)何鍋…、うーん…まあ寄せ鍋かな…」ホッと軽くため息をついて強張った表情を解くU美。
「これさ、ちゃんとダシ自分で取ったの?」
「うん。お母さんから教わったうちの味なんですよ(笑)これ食べてみて」
「ん?つみれ…?じゃなく肉団子か。随分でかいな」
「真ん中に鶉の卵入ってるんですよ。これさ、私小さい頃から好きで、ハンバーグとかにも卵真ん中に入れてもらってたんだ(笑)」
「へ〜…」肉団子は、確かにU美の作るハンバーグのタネの味と一緒だった。汁気が多いので柔らかいが、肉の味もダシの味もしっかり染みている。
「ああ…。卵入ると味が優しくなるね」
「でしょ?(笑)こっちはねぇ…、誰かさんの大好きな銀杏入り(笑)はいどうぞ(笑)」
「…チッ」
「舌打ちしないの(笑)事実じゃんか(笑)素直に言っただけだもん(笑)」悔しいが、これも確かに美味かった。
「これは白身のお魚。これも好きだったでしょ?底の方に入ってるから探して食べてね(笑)」
「いやぁ…、随分と豪華な鍋ですなぁ…」もはや東京でこんな鍋料理が食べれることに感動。いつも以上にがっついた。
U美が作る食事は美味いし、何より手づくりの味に飢えてるオレは、いつも食べ過ぎてしまう。その日も動けなくなるほど食べすぎてしまった。
「ご馳走様。食べすぎたな…」苦しそうに言いながら箸を置くオレ。
「メタボに気をつけましょうね(笑)まあS君はもう少し太っても問題なさそうだけどね」後片付けに取り掛かりながら笑うU美。
後片付けも終わり、二人でテレビを観ていた。時間はもうすぐ20:30になろうとしている。
「そういやさぁ…」頃合いを見計らって切り出すオレ。
「センセってもうすぐ誕生日じゃね?来週だよね?」
「え?…あ、そだね〜」
「40にまた近づくわけですなw」
「う…。それは言わないの!まだ30代折り返したばっかだもん!」
「いやいやいやいやいやいやw 嘘はあかん!嘘はあかんで〜!」
「嘘じゃないもん!って、結構嘘かも…」
「おいおいw そんな落ち込むなw 見た目若いからまだごまかせるぞw」
「あ〜あ、やだなぁ…。誕生日とか来なくて良いのに…。もう少し遅く生まれたかったな…」
「誕生日無きゃ出会えなかったでしょうがw …これ、誕生日には会えないからプレゼント。先渡し」隠してあった、小さなプレゼントの箱を見せるオレ。
「えっ!?ありがと〜。凄く嬉しい(笑)開けて良い?」
「良いよ。ハッピバースデー」オレからプレゼントを受け取り、丁寧に包装紙のテープを剥がしていくU美。
「これ………………チョークケース…………?」明らかに期待ハズレの顔がメチャクチャおもろかった。新品のチョークケースを手にして呆然とするU美。
「なかなか売ってなくてよぉ、探すの苦労したんだぞ?都内の文房具屋しらみ潰しに走り回ってようやく見つけたんだ。それにチョーク入れて、いっぱい板書してねw あと何ヶ月しかないけどw」
「う…うん。そうする…。ありがとね。…あはは…嬉しいな…」引き攣り笑いながら怒らずに大人の対応をするU美に、できたやつだと心底感心した。
いつも幸せ報告乙です。
早くも年末ですね、初めて公職が書いた頃がちと懐かしいな。
明らかにテンションが下がったU美。テレビの音も上の空みたいな感じだった。
21:00を回り、オレは反町が出ているドラマを見始めた。
「これよぉ…、内容がすげーんだよな。まさにドラマ!って感じなんだけど、野球のシーンあんま無いんだよなぁ…」
「ふーん。そなんだ…」明らかに張りを失った声。しばらくしてルームチャイムが鳴った。インタフォンでオレが対応し、オートロックを開ける。
「センセ、悪いんだけどオレ食べすぎて動けないから、玄関で荷物受け取ってくれない?」
「うん。良いよ」二度目のチャイムが鳴ると、U美はパタパタと玄関に出ていった。
しばらくすると、U美が玄関から戻って来た。
「あの…………これ…………」
「ん?その辺に置いといて」わざとU美を見ないようにして、オレは言った。
「違うもん!これ…、来たの」
「何が来たん?」うっとおしそうに振り向くオレ。U美が両手に花束とケーキの箱を抱えて立っている。
「うお。どしたのそれ」
「どしたの?って、贈ってくれたんでしょ?何かびっくりしちゃって腰抜けそう…」
「腰抜かすなw オレがここまで尽くしてくれる人にチョークケースしか贈らないわけないっしょw」
「でも…。都内探し回ったって言ってたから…」
「そんなのネットですぐ見つけたよw そんなとこにいつまでも突っ立ってないで、ケーキ食べれば?」
「あ、うん…ありがと…」我に返って動き出すU美。花束を大切そうにソファに置いて、ケーキの箱をテーブルに置いた。
「このケーキ、どうしたの?」
「どうしたの?って、買ったんだよw」
「そんなの分かるもん!そうじゃなくて…え〜と…」多分、何でこんな時間に持って来させたのかの経緯を聞きたいのだろうが、頭の中が整理つかないらしい。
「花もケーキも病院の近くにある店に頼んだんだよ。どっちもお見舞い品の代表みたいなもんだからな。オレが働いてる環境の近くには割とあるんよ」
「なるほど…」よほど感動したのか、それともまだ腰が抜けたままなのか、ぺたんと椅子に座り、力無く答えるU美。
「花屋に、花をケーキ屋に持ってってもらうように頼んで、ケーキをこの時間に花と一緒に届けるようお願いしといたんだよ」
「そっか…。言っといてくれてたら良かったのに」
「ネタバレしたらチョークケースが面白くねーじゃんw 絶望に打ちひしがられるセンセの顔を見たかったんだからw」動けなさそうなU美の代わりに、キッチンから皿などを用意するオレ。
「趣味悪いよそんなの…。酷いじゃんか…」
「まあそう言うなw オレにも楽しみが欲しかったんだよw」
「うわ。すごーい。ちゃんとしたケーキだ」2人用でお願いしたからサイズは小さいが、色々なフルーツをふんだんに使った彩り鮮やかなケーキだった。勿論ホールで。
「んじゃ、切るぞ」
「ちょっと待って」
「ん?何?……ちょwww おまww写メ撮るのかよwww」おもむろに携帯を取り出し、ケーキを写真におさめようとするU美。
「良いじゃんか(笑)…こんな事家族以外の人にしてもらったの初めてなんだもん…」
「そっかw って、ローソク立てなきゃな。忘れてた」ケーキが好きでないオレには、誕生日でもケーキを食べる事がなかったので、基本がなっていない。
「歳の数だけ食べるんだっけ?」
「え?それは節分の豆まきの豆じゃないの?」
「おおぅw これは失敬w ローソクの話してて食べるはないわなw 歳の数だけ…立てるエリアがねーな…。じゃあ、これを×10って事にしようぜ」長めのローソクが5本入っていたので、それを10本分のローソクにすることにした。
「ちょっと!何でこれ5本立てるのよ!これは×10って自分で今言ったじゃんか!私50代じゃないもん!」
「ん?ああ、わりぃわりぃw 素でボケてたw さすが歳の事については敏感ですなぁw」
「そういう問題じゃないもん!」
「はいはいw わかったわかった。…ったくよぉ…、どうせ近い将来こうなるだろうよ…。今だって大差ねーだろ…」×10のローソクを2本抜きながらブツブツ言うオレ。
久しぶりのリアル支援!
「×1を何本も立てるのめんどいから、四捨五入で×10を4本で良いんじゃね?その方が見た目スッキリしそうだし…」
「…………………」
「はいはい。分かりました。どうせ火を吹き消したら抜くんだから、4本で良いのに…。…えーと…、何本立てるんだっけ…」U美にめっちゃ睨まれたので、きちんと年齢分のローソクを立てた。
「はい。じゃあ吹き消してください」部屋の証明を落とす。ゆらゆらと揺れるローソクの炎が幻想的だった。
「ありがとね」ふーっと力強く吹き消すU美。パッと部屋が暗くなる。
「はい。40までラストスパートおめでとうございます」
「ありがと〜♪って、そういう言い方するな!まだスパートじゃないもん!」
「(´_ゝ`)それは失礼」
部屋の電気を点けて、ケーキを切り分ける。U美の方が上手いだろうからU美にナイフを渡す。
「何か切るの勿体ないな〜」
「ああ、じゃあそのまま食べて良いよ。オレ別にいらんし…」
「え〜っ!二人で食べるんだもん!」
「…ですよね」
「美味しいねぇ。小さくても高かったんじゃない?」ケーキをパクつきながら聞くU美。
「女、子供、おばさんは気にする問題じゃねーぜ」
「また余計な言葉が入ってるけど、まあ許す。美味しいから(笑)」
ケーキを食べ終わり、U美はもらった花束を水に浸けておこうと、風呂場からバケツを持ってきた。
「バラだけだと思ったら、色々な花が混じってるのね。綺麗だね」
「それは何より」
「…あれ?何だこれ」花束の中に、小さな箱が入っているのを見つけるU美。その箱を持ってテーブルに座る。
「これもプレゼント?開けて良い?」
「ケーキ屋の忘れ物じゃねーか?」全く耳を貸さずに包装を開けるU美。
「…あ!指輪だ」
「トパーズ、誕生石なんでしょ?まあそれはブルートパーズだけど」
「凄い!綺麗!……………ありがとねホントに………」
「いえいえ。って、泣くなw」
「だって…………。こんな事された事ないんだもん。嬉しいよぉ…」まあこれだけ喜んでもらえれば本望だよね。
U美センセお誕生日おめでとうございます!
トパーズってキレイですよね。
今年もあと3日的支援!
彼女と昨日からケンカしてたが、ココ読んで素直になれて、サッキ、仲直りしたばっかり。
オレ的には、タイミングよすぎて、感謝。
てか、U美センセ可愛くて性格もいいのに好色に再会するまでどんだけ男運悪いんですか?
指輪プレゼントとか、その他もろもろのイベント経験無さ過ぎでしょ
でもその分、好色は遣り甲斐あるね
続き書くつもりが、友達に誘われて呑みに行ってもうた…。
今からは無理だけど、クリスマス辺りの報告して、『大晦日だよドラえもん』に対抗して、何かエロ話書こうかなと考えてますか如何でせう。どの話にも寄るかだな…。
「語れや!」って人は挙手お願いします。もし需要があるような事になったら、明日にでもアンケートさせてくらさい。
それじゃ、お休みの〜ん。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
好色氏、おやすみなさい。
年越し楽しみにしてますw
さらに寒くなるので風邪など引かぬように
お気を付けくださいね。
いるよ〜
ノシ
好色 乙です
年内に必ず、一度は来てくれると思ってたよwdです。
更に年末特別企画をやってくれるとは…ww
勿論、お願いしますだ!
エロ話、待ってます ノ
ノシ
一言・・・語れゃ!
エロスかもーん!
語れゃ!!
ノシ
(^0^)/ ノシ
\(^0^)/
エロ話のメニューを見せてくれたまへ
語ってください!
ノ
289 :
ほのぼのえっちさん:2007/12/29(土) 10:52:01 ID:oILZZB+DO
頼んますノ
エロノシ
ノ~
コニチワ。みんなリクエストありがとっす。
@、A 背は低めで幼児体型。小中学の同級。ロングヘアー。所属部無し(だったはず)
性格はおとなしめで、クラスでは同性だけの目立たないグループにいるような娘。
「ええっ!?こんな娘が小学生でもう処女捨てたの!?信じられん…」って思ってしまうような感じの娘。
A、B 背は高い方。中学の同級。ショートカット バスケットボール部所属 男女分け隔てなく、誰とでも仲良く出来る明るい性格。うちの学校同級ではアイドル的存在。
体型はバスケで走り回ってるのが良く分かるような、しなやかな筋肉が自然についた綺麗な体型。
電車で会っただけだが、高校では弓道やってたらしい。
B、E 背は高い。小中学の同級生。セミロング。バドミントン部所属。クラスでは同性だけのグループで話している感じ。成績も性格も良かったので、同性の良い相談相手(のように見えた)
才色兼備、絵や料理などが凄く上手く、体型含めて女性らしい女性。彼女の描いた絵を見て…
「え?これ写真撮ったの?」←オレ
C、K 背が高い。小中学の同級。Eとは幼なじみ。ロングヘアー。ガリガリタイプのスレンダー。陸上かテニス部に所属していた(はず) 性格は勝ち気。女子グループの中ではリーダー的存在。
普段は勝ち気な性格なのに、ベッドに入るとかなり従順。
D、N 背は高め。中学からの同級。ツインテール 弓道部所属 性格は話し慣れた人には男女関係なく明るく気立てが良い。体型は中肉。
出るとこ出て引っ込むとこは引っ込んでる、標準よりほんの少し肉付き良いような、柔らかいだろうな〜って感じ。クラスでは、目立つ女子グループにそれなりの位置で入ってる娘。
E、T 背は低い。小中学の同級。セミロング。体操部所属。性格は明るい方。でも同性といるのが殆ど。新体操をやっていたが、肉付きは良い方。体が非常に柔らかい。てことはSEXでも…。
F、H 背は小さい 小中学の一学年後輩 ポニーテール 吹奏楽部所属 腰の括れなどはこれからって感じで、ラインは幼児体型だったけど、胸は良く発達してた。性格はおとなしめで、同性とだけ遊ぶタイプ。でもいつもニコニコしてた印象。
この娘も頭が良かったらしく、学年でトップクラスの成績だったみたい。
G、Y 背は高め 中学からの1学年後輩。ショートカット。卓球部所属。モデル体型みたいなスレンダーな娘だった。性格は明るく活発的。聞いた話だが、一つ下の学年では告白されまくりだったらしい。
以下独断と偏見が混ざります。
体型
肉付き良 E≧N>T>H>>>B≧Y>>A>>K ガリガリ
Eが身長/体重=165/55〜57くらいかな。
Kが身長/体重=167/30後半〜40前半くらい。
顔
オレの好み B>E≧Y>T>H≧N>K≧A
こんな感じかな。今回は後輩を追加しました。これを踏まえて、各体験談から選んで下さい。
@、Aとの体験。中1の秋。野外(T:友情出演)
A、Bとの体験。中1の秋。学校
B、Eとの体験。中1の夏。ラブホ(人生初)
C、Kとの体験。中学入学直前。K宅
D、Nとの体験。中1の冬。N宅(B:友情出演)
E、Tとの体験。中1の秋。T宅
F、Hとの体験。中2の春。オレ自宅
G、Yとの体験。中2の春。学校
以上です。中から一つをお選び下さい。仕事が終わる23:00頃で集計採らせてもらいます。
なんだかソープで女の子を選んでる様な感覚だぜ
@で
ごめん。間違い訂正。
B、Eとの体験 は、ラブホじゃなくカプセルホテルみたいなとこ。名前が出てこなくて、思い出したら直そうと思ってラブホって書いておいたら、そのままアップしちゃいました。訂正させて下さい。
あと、後輩との経験談に、中2とか書いたけど、これはオレが中2ってことね。相手は1学年下になります。まあ分かるだろうけどw
以上っす。
超迷う(;´Д`)
ホントは全部!・・・と行きたいとこだけど、とりあえずFかな〜
つうか何回聞いてもウラヤマ
何人食ってんだよ!
@番希望ッスw
?番希望
ラブホ体験談聞きたいっす。
体が柔らかい彼女の話希望です〜('-'*)
後輩との話、お願いします
なぁ、好色先生。一体どんな段階踏めば、そんなにぽんぽん乱交できる機会にめぐまれるんだ?
友情出演がいいなw
てなわけでD
好色さんがもう少し大人になった時の話も聞きたいです。
豪華ですな〜w
全部聞きたいのが本望ですが、ここは体操部で!
うわ〜羨ましいな
やはりある程度以上の顔と体つきの持ち主確定ですな、
俺なんて童貞卒業したの高校卒業してからなのに・・
その経験値わけてほしいよ
7番でお願いします。
いつも楽しみにしていますよ好色氏
こんばんは。みんなありがと。番号、PCから見えなかったみたいね。ごめん。
>>300 どうやったらって、こっちが知りたいくらいですよw人生のモテ期ってやつだったのかなぁ…。
>>304 大人になってからはあんまり無いんすよ。U美と殆ど毎週会ってたし、U美だけで十分だったし。大学入ってからちょこっとあったけど、あんまり覚えてないんだよね。それだけガキの時の思い出が強烈だったのかも。
後輩だけしか指定してない票入れると、1番多いのは7番かな?あと1と6が同票だよね?
じゃあ、7と、二人が出る1を書かせてもらいます。適当に書き溜めてアップするので、気長に待っていて下さい。
後輩とも関係があったとは初耳ですな〜。
支援します
なんだこの羨ましいラインナップゎ!
モテ期など一度もなかったぞ私怨
好色久しぶりのエロ話だな。
そんなにネタ持ってるとか言われた以上は、そのうち全部書いてもらうぜ( ̄ー ̄)ニヤリ
この間の話じゃないが、初体験3Pの話も残ってることだし。
U美たんは射手かぁ。納得。
去年の誕生日から約1年ちょっとが12年に一度の超耕耘機だったんだよ。
まさに見本だね。
超耕運機ワロタ
超幸運期だね。
好色さんは田舎に帰ったのかな?
こんばんは。
>>310 その話はずっと前に書いたような記憶が…。
>>313 今回は元旦からアツく当直なので帰ってません。U美がお節作って東京に来るとか言ってたけど、いつ来るんだろ…。
みんなは喉に餅詰まらせて運ばれてこないでねw そんな年寄りでも子供でもないかw
オレが中学2年に進級した4月の終わり、世間はゴールデンウィークに入り、テレビは帰省ラッシュの激しさを放送していた時の話。
U美は正式に教員として採用され、Y中から異動して、新しい住所と電話番号を後で報告すると言い残し、オレの前から姿を消した。
2年目の中学校生活は、1年目のU美との思い出が強すぎて、早くも何もかもがマンネリしているように感じた。それを打ち消そうとオレは更に野球に明け暮れるようになった。
さて、どこの学校にも『委員会』というものが存在すると思うが、うちの中学もどれかの委員会に必ず属さなければならない決まりがあった。オレは、一年生の時担任に無理矢理学級委員を押し付けられたが、いざやってみるとかなり暇な役職であった。
2年に上がり、クラスはクラス替えをして新しいメンツになった。担任も新しく赴任してきた先生になった。
最初のホームルームで、その『委員会』のどれに属するかの話し合いが行われた。オレは、本当に名前だけの、避難訓練以外に特に出番の無い『防災委員会』に入ろうと決めていた。
「学級委員と、中央連絡委員は大事な役目になるから、先生の方で指名させてもらう」委員会の一覧を黒板に板書し終えたところで、担任がこう言った。
「学級委員は♂○○と♀△△、中央連絡委員は…男子はS、女子は…」
「……………はぁ?」クラス替えしたばかりで、クラスはまだぎこちない雰囲気。変な緊張感が漂う空気の中に、オレの素っ頓狂な声が響く。後ろを振り返りながら、また同じクラスになったDがニヤついている。
「…以上4名、学級委員は一学期間、中央連絡委員は一年間、よろしく頼むぞ」却下も拒否も受け付けられず、オレの『防災委員になって避難訓練だけ活躍計画』は企みだけで終わった。
この『中央連絡委員会』というのは、多分委員会活動の中で1番面倒な役職だ。要は、生徒会とクラスの繋ぎ役と言えば良いのか、生徒総会や文化祭、その他生徒会主導のイベントの準備を生徒会と一緒にする役職なのである。
普通なら学級委員の仕事だと思われるような事まで仕事の範囲に含まれるので、学級委員が思いの外暇であることも、中央連絡委員の忙しさも推して知るべしであろう。
「…ツイてねぇ…」ホームルームが終わると、オレは机に突っ伏した。
「大任ご苦労(笑)」DやOが冷やかしにやってくる。
「何でオレなんだよ。ホントに何でオレなんだよ…」まさに貧乏くじという言葉がピッタリ。
「あの担任から早くも信用されたんだから良いじゃねーか(笑)俺も早く信用を得ないとな(笑)」
「心にも無い事言うんじゃねーよ。そんならお前と代わってやる…」
「断る!俺は今年は部活に賭けるんだ。余計な雑音入れたくないんだよ!」Dが凛とした態度で言うのが、あまりに場違いで笑えた。
「そりゃオレだって同じなんですが…」
「お前はもうショート取ってるじゃねーかよ。Oだって今年の春からはベンチ入り確実だろ。俺だけまだ当落線上なんだよ!」
「あれ?お前…当落の落は分かるけど、当なんて有り得るのか?w」
「馬鹿野郎!そう思ってなきゃベンチに入れないんだよ!」
Dの名誉のために言っておくが、2年の春からDはしっかりベンチ入りメンバーに登録され、初夏の中体連大会から高校卒業まで、ずっとオレと二遊間を守ることになる。
中学の時から、Y中のD―Sは鉄壁の二遊間って言われたんだぜ?軽く自慢させてもらったw
そんなこんなで、オレは中央連絡委員を強制的にやらされることになった。
4月の中旬、早速中央委員召集の放送が流れ、放課後に会議室へ。議題は、生徒会と中央連絡委員の親睦を深めるために、毎年恒例の『リーダー講習会』というイベントの説明だった。
「これ…強制参加なん?」
「うむ。どうやらそうらしいな」オレの問いかけに偉そうに答えたこいつ。これが若かりし日のT君。うちの野球部のホームベースを守っていたTである。こいつも他のクラスで中央連絡委員を担任から押し付けられた口らしい。
「めんどいなぁ…。バックレかますかなぁ…」この『リーダー講習会』というイベントは、校庭にテントを張って1泊のキャンプを行うというもの。
わざわざ校庭にテント張るなら、教室を寝部屋にすればもっと簡単だと思うのだが…。この辺が、リーダー同士一つ屋根の下、親睦を深めようではないか!ということなのだろうか。
「まあ良いじゃねーの。部活堂々とサボれるしよ(笑)」
「なるほど。そういう考え方もあったよね…」どうあがいてもバックレは無理そうだし、サボりの口実に使えるということで無理矢理自分を納得させた。
この『リーダー講習会』は、1〜3年の中央連絡委員が一つのグループを作って食事を作ったりスポーツで対抗戦を行ったりする。こういう表面上の馴れ合いみたいなのが、更にオレのやる気を削ぐ。
グループ分けのくじ引きが行われ、その後は各グループに別れて打ち合わせをすることになった。
「3―3の○○(♂)です。よろしく」
「同じく3ー3の△△(♀)です。よろしくね」最上級生から自己紹介が始まった。
「2ー6のSです。よろしくっす」
「同じく2ー6の□□(♀)です。お願いします」月並みな挨拶が続く。3年のこの△△さんが同じ野球部の先輩だったので、オレには新鮮味も何も感じられなかった。
「1ー4の◇◇(♂)です。よろしくお願いします」
「同じく1ー4のHです。よろしくお願いします」緊張の面持ちで、しっかり挨拶したH。この時がオレとHが初めて顔を合わせた時だった。
食事は何を作るか、各自何を持ってくるかなどを話し合って、結局放課後も夕方遅くなってその日の集会は終了した。
「あ、S先輩」会議室を出て教室に鞄を取りに帰る途中、後ろから声をかけられて振り返るオレ。Hがバインダーノートを抱き抱えて近寄ってくる。
「…ん?オレ?呼んだ?」
「あ、はい。あの…、私小学校の頃から先輩の事知ってたんです」某局のアナウンサー、アヤパンをもっと幼くした感じで、大きく優しそうな目をクリクリさせながら、随分ハキハキと話す娘だなというのが一番印象的だった。
「あ、そうなのね。よろしくね」オレは、小学校の時から良くも悪くもそれなりに目立つ存在だった。知ってると言われても特別驚くわけでもない。
「心細かったんですけど、先輩と一緒の班で良かったです。色々教えて下さいね(笑)」ペコリと頭を下げるH。笑顔がやけに眩しく感じた。
「あ、うん。ってオレもそんなに分かんないけどねw まあ折角だし楽しくやろうよ」1年生は、入学してまだ右も左も分からないような状態だろうし、覚えなければならないことも沢山ある。なるべく不安を与えないように挨拶し、その日はそれで話を終えた。
それからほぼ連日、放課後を中央連絡委員の集会に費やすことになった。打ち合わせに打ち合わせを重ね、連休前に食材の買い物に行き、ついにリーダー講習会の当日を迎えた。
土曜日、半日で学校を終えると、オレ達はそのまま校庭に集合。テントを張り始める。テントは各学年づつ、勿論男女別で使う。
2年、つまり同級の各クラス中央連絡委員は、殆どが野球部のヤツでお互いが付き合いも深く、どこかぎこちなくテントを建てる他の学年と違い、そこだけ変に盛り上がってテントを建てていた。
「あの…先輩」テントを建て終えたところで、不意にHに話し掛けられる。
「ん?どしたの?」
「私達のテントなかなか建てられなくて…。申し訳ないんですけどお手伝いしてもらえませんか?」
「ああ。女の子だけじゃ大変だよね。ちょっと待ってね」オレはそう言うと、野球部の同級に声をかけ、1年生女子のテントを建てた。
「ありがとうございます」深々と頭を下げるH。
「いえいえ。そんな堅苦しく話さなくて良いよw」とはいえ、小学校の時とは違い、初めて実感する下に対する縦関係。悪い気はしない。
テントを建て終えしばらくすると、今度は夕食の準備。これは班ごとになるが、うちの班は女子が各学年しっかりしていて、率先して料理を作ってくれた。
夕食の時間になり、各班で食事を摂る。次第に打ち解けて、学年の境界線が良い感じで崩れ始める。
夕食を終えると、夜9時頃まで班対抗のスポーツ大会。最初は面倒で、どうやってバックレるかを考えていたが、いざ参加してみるとなかなか楽しかった。
グラウンドの証明が落ちて真っ暗になる。各自テントに戻るが、はっきり言って寝るヤツなどいるわけがない。オレ達もテントに戻り、思春期にお決まりの「好きな人カミングアウト大会」を催していた。
話もネタが尽き始める頃、大体のヤツがテントを出て外で時間を過ごす。付き添いの先生は勿論いるが、グラウンドから出なければ特に咎めることもなく、一緒に徹夜する構えらしい。
オレも外に出た。テント内で散々話したような気がしていたが、時計を見るとまだ夜の11時だった。
4月の終わりの夜はまだまだ肌寒い。テントエリアの中心で焚火をしていて、先生や生徒たちがそこで楽しそうに談笑している。オレも呼ばれたが、テント内で話し疲れ、一人グラウンドの隅に座ってボーッとしていた。
いつも野球で使っているグラウンドが、今はテントが張られ全く違う雰囲気を持っている。所々で沸き上がる笑い声を聴きながら、オレは地べたにそのまま横になった。満点の星空が綺麗だ。
「…どなたかいらっしゃるんですか?」暗がりで見えないのだろうが、誰かが多分オレに対して言った言葉だというのはわかった。
「へい。いらっしゃいますよ」
「あ……、S先輩……?」
「お?誰?」
「Hです。お一人ですか?そちらに行って良いですか?」
「一人だよ。それで良いならどうぞ」オレはムクッと上体を起こした。Hが近づいて来て、オレの隣に座る。
「友達は?良いの?」
「はい。何か話し疲れちゃって…」
「若いのに話し疲れちゃダメじゃんよw」
「先輩と一つしか違わないじゃないですか(笑)それに先輩はなんでこんなとこに一人でいらっしゃるんですか?(笑)」
「オレ、ハブられてるから(´・ω・`)」
「じゃあ私もそういうことにしときます(笑)」何か、敬語ってのかな。丁寧な言葉遣いされるのが、どこか嬉しくむず痒いような、複雑な気持ちだった。暗がりでお互いの顔もよく見えなかったのもあって、何か随分リラックスして話せた。
「先輩は、好きな人いらっしゃるんですか?」
「出たなw 思春期の必須アイテムだなw」
「あ、もしかして彼女さんいらっしゃるとか?」
「いやいや。Hが教えてくれたら教えるよw」一瞬、U美の顔が頭に浮かんだ。でも彼女じゃないよな…。
「私は…、彼氏なんていません」
「じゃあ好きな人は?w」
「それは…まあ…。でも良く分からないんですよ。好きなのか憧れなのか…」
「ふーん。ってことは、年上かな?」
「…………ですか…ね…」
「そっか。まあHなら上手くいくんでないの?可愛いししっかりしてるし」何か歯切れが悪いなと思いながら答えるオレ。ただ、確かに本心から出た言葉だった。
「そう思います?ホントに?」Hがこっちを向いて聞いてきたのが分かった。オレははにかみながら頷く。
「…でも、その人、私なんか眼中にないんですよね…」
「それは…、もう気持ちを伝えたの?しっかり口に出さなきゃ伝わらないんでないかい?目にも入ってこないだろうし」
「ですよね。…良し!先輩にもらった勇気で、その人に気持ちを伝えてみます(笑)」いつも通りにハキハキした口調に戻ったH。その後も色々な話をして朝を迎え、朝の10時過ぎに解散となった。
ゴールデンウィークの真っ只中、オレは部活を終えて一人自宅にいた。翌日から練習試合で遠征になる。その用意をしていた。
親と妹は旅行に出掛けていった。オレも誘われたが、野球をとるしかなかった。家には祖父母が離れ家に住んでいたが、滅多にオレがいる部屋に来ることはない。実質一人である。
午後3時過ぎに電話が鳴った。どうせ親が旅先に着いたとかそんな報告だろうと思い、電話に出るオレ。
「もしもし」
「…………あ、Sさんのお宅ですか?」
「え?そうですが」予想外の声にびっくりして、変なトーンで答えるオレ。
「私…、S先輩の後輩のHと申します。先輩はご在宅ですか?」
「ああ。オレだよ。どしたの?」
「あ、先輩ですか?今ちょっとよろしいですか?」相変わらず丁寧な物言いのH。
「良いよ。どしたの?」
「……お話したいことがあるんですけど、お会いできませんか?」
「ああ…。今日さ、うちに誰もいなくて出ていけないんだよね〜」正直なところ、部活で疲れていたし、出ていきたくないのが本音だったが…。
「…じゃあ、私がそちらに伺っても平気ですか?」
「え?うち来るの?…そりゃまあ…」断る理由が見つからないし、頷くしかなかった。
電話を切ってから、Hはうちの場所を知ってるのかと不安になったが、知らないなら知らないで来なくて良いやと思い、オレは再びグローブ磨きにとりかかった。
30分ほど経っただろうか。Hは自転車に乗ってやってきた。
家の前に自転車を止めて、標札を確認してルームチャイムを押したらしい。
「いらっしゃい、さ、どうぞ」ドアを開けてHを招き入れる。Hは白のワンピースを着ていた。制服かジャージ姿しか見たことがなかったので、私服姿がやけに大人びて見えた。
「突然すみません。お邪魔します」ペコッと頭を下げてうちに上がるH。自分の部屋に通して、コーヒーを入れて持っていくオレ。
「親がオレ残して旅行に行っちゃってさ。何にも出せなくて悪いね。親にもハブられてんだオレw」
「そんな(笑)気を遣わせてしまってすみません」
「砂糖とミルクは勝手に入れてね。お子様だから甘くしたいでしょ?w」
「そんなことないです!私もブラックでいつも飲んでますもん!いただきます」何かムキになってカップに口を付けるH。
「う…にが…。やっぱりお砂糖…」砂糖の入った瓶の蓋を開けるH。何かやけに可愛く見えた。
「先輩の部屋、野球関係の物ばっかですね。あ、CDも一杯ある…」部屋をキョロキョロ見回しながら言うH。
「遠征行く時聴くのに買ってたら、いつの間にかそんなに溜まっちゃったんだよ」
「へえ〜。あ、プリプリがある。好きなんですか?」
「うん」
「私も!良いですよね〜」Loversのアルバムを手に取り、ペラペラとめくりながら言うH。
「部活はもう決めた?何かやるの?」コーヒーを飲みながら尋ねるオレ。
「はい。小学校から吹奏楽やってたので、吹奏楽部に決めました」
「ほ〜。文化部か。優等生なHらしいねw 楽器も決まってるの?」
「一応サックス吹いてたので、サックスになると思います」
「へ〜。サックスか〜。全く縁もゆかりもないが、何かかっこいいな。チェッカーズみたいだなw」
「あははは(笑)そんな(笑)野球やってる先輩の方が何倍も素敵ですよ(笑)」
「うわw お気遣い頂いてすみませんw で、今日はどうしたん?うちまで来るなんて。何かあった?」
「あ、はい…」手に持っていたアルバムを棚に戻し、座り直すH。つられてオレも座り直す。
「えっと…。この前先輩が言って下さったじゃないですか。思いは口に出さないと伝わらないって…」
「ああ、キャンプの時ね。で、伝えたの?」
「いえ…これからなんです」
「ほ〜。もしオレの知ってる奴なら、それとなく事前にHのPRしといたろか?」
「先輩の知ってる人…かな…?」
「ほう。誰?まあHならきっと上手くいくと思うよ。オレはね」素直な気持ちだった。可愛いし性格も良い。彼女に出来る男は幸せだと普通に思った。
「ですかね…。でも不安で…」俯いて話すH。
「自信を持ちなよ。大丈夫だってw」
「そっか…。…じゃあ…言いますね」
「おう。言ったれ言ったれ( ^ω^)」
「…………先輩、好きです」
「( ^ω^)…はい?」大きな目がオレを見つめている。一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
「私、小学校の時から先輩の事好きだったんです。一年離れても…気持ちは変わっていませんでした…。本当に好きなんです」真っすぐオレを見つめて話すH。オレは急に恥ずかしくなって、Hを真っすぐ見ることが出来なくなった。
「…迷惑でしたよね。すみません。先輩の事考えずにこんな事言って…。今の忘れて下さい」無理にはにかんで言うH。何か言わなきゃと思ったが、言葉が出ないオレ。
「…………………あ…ありがと………」やっとの思いで口を動かす。
「Hみたいな娘にそんな事言われたら、男はみんな嬉しいと思うよ。ホントにありがとう」
「いえ…そんな…」
「でも、Hはオレの事良く知らないでしょ?多分Hがオレに持ってくれている感情は、Hの中で美化して作り上げられた、別人のオレに対する気持ちじゃない?」
「確かに最初は憧れだけだと思ったんです。でも…、今はいつも私の頭の中に先輩がいる…」こんなにどストレートな告白をされたのは、人生の中で後にも先にもHしかいない。
誰もいないかのような静かな空間だった。時を刻む時計の秒針の音が、やけに大きく耳に入ってくる。
「……………ごめん」やっとの思いで口に出すオレ。
「いえ。良いんです。伝えられたことで私も何かすっきりしました(笑)」
「…今すぐには応えられないけど…、これからHと会う機会は沢山あるだろうから、その中でHをもっと知っていくようにするよ」
「え?それっていつか私を好きになってくれるかもしれないってことですか?」
「今ははっきり分からないけどね。ただ、今の時点でもオレはHの事は良い娘だと思ってるから…。ごめん。こんな事言われた事無いから、何て返したら良いのか分からないわ…」
「ありがとうございます…。その言葉だけで十分です…」オレを見てニコッと微笑むH。しかしその直後、俯いてポタリと涙を落とした。それを見て、オレの頭の中は、盆と正月と彼岸とGWが一緒にきたようにごちゃごちゃに混乱した。
「いや…あのね、Hにももっとオレを贔屓目なしに見てほしいし、オレもHがどんな娘なのかちゃんと見たいし…。その上でまた…」しどろもどろに言うオレ。
「はい…分かってます。ごめんなさい…」俯きながら何度も頷き、涙を拭うH。
何とも重苦しい時間が流れる。生きた心地がしないとは、まさにこんな時をさすのだろう。家に来てまでする大事な話…、その時点で気付くべきだったが、あの時のオレはあまりに幼すぎた。
「あ、あのさ…」恐る恐る切り出すオレ。
「小学校の時からオレの事好きでいてくれたんですよね…?どこで…?」
何を言って良いのかわからず、とんでもないことを口走るオレ。正に傷口に塩を塗り込んで揉んでしている感じ。しかも語尾が丁寧語。どっちが先輩なのか分かったものではない。
「…やっぱり先輩は覚えてないんですね…」
「え?何をでしょう…?」
「先輩が6年の時の球技大会。私が応援中にソフトボールが頭に当たっちゃって、朦朧としてたら先輩がおぶって保健室まで運んでくれて…。心配してずっと付き添ってくれてたんです」
「え?オレぶつけたんだっけ?」
「いえ。先輩のクラスの試合中でしたけど、先輩ではないです」
「…………」記憶を手繰り寄せるオレ。
「…あ!あああ!あったあったw あれぶつけられたのHだったのか〜」モヤモヤとした記憶が一点で重なり、鮮明になる。
「ベッドに横になって、もう大丈夫だから試合に戻ってって言ったら、『みんなグラウンドに出てるし、一人残されたら心細いだろ?』って…」
「…そんな事言ったっけ?w イタい子だなオレ…」オレの記憶では、保険の先生に暫く着いていてやれと言われたから側にいたことになっていた。
「手まで握っててくれたんですよ?頭ガンガンしてる中、先輩の手だけ温かくて…」
「そっかぁ…」手を握ったことは何となく覚えていたが…。
「あの時、この人の優しさかっこいいなって思ったんです。それからいつも先輩の姿を探すようになって…」
「なるほど…」有り難いような恥ずかしいような複雑な気持ちだった。やっぱりどこか欠落している当時の記憶、全く別人の話を聞かされているような感じさえした。でも確かに断片的に覚えてはいる。
「ま、まあオレも野球やってて、ボールに当たる痛みは良く分かるからね。頭とか当たると気持ち悪くなるしね。それでかな…」
「中学に入ってまた会えた先輩は、何か凄く大人になってて、当時も背が高かったけどもっと高くなってて…。何か私からずっと遠くに行っちゃった人になってたけど、でもやっぱり優しくて…」
「そかそか。ありがとね。ずっと覚えててくれたんだね」どこかむず痒さを覚えながら、それでもHの気持ちは嬉しかったし、光栄だった。
「今すぐにHの気持ちには応えられないけど、他に何か希望があったら聞くよ」
「え?良いんですか?」
「うんw 握手でもする?w」
「じゃあ…」そこで言葉を止めるH。そこで初めて、オレは何かとんでもないことを言ってしまった事を痛感した。
何を言われるかドキドキしていた。ただ、そのドキドキは『死ね』とか言われたらどうしよう、というネガティブかつガキの発想から来るものだった。
「本当に良いんですか?」念を押してくるところが更にヤバい。今なら撤回できる。というか、これを逃したら撤回できない。
「…おう。何でも良いよ」頭とは裏腹の言葉が口をつく。心の中で激しく後悔。
「じゃあ…遠慮なく言わせてもらいます」
「ん。何?どんな事?」俯くHの姿を見ながら、オレの心臓は爆発しそうだった。勿論、ネガティブな発想で。
「私の…もらって下さい」
「ん?何?何をもらえって?くれるもんなら何でももらうけど?」
「私の…もらってほしいんです…」
「ごめん。俯いたまま言われるとよく聞こえないんよ」死ねとかの要望でないどころか、何かくれるらしいということで一気に気楽になる。
「私の処女もらって下さい!」今度は顔を上げてはっきりと言い切るH。
「え?…と言いますと…」また頭が混乱するオレ。
「私の初めての男の人になってほしいんです!」
「あ…、やっぱそういうことですよね…」また丁寧語になるオレ。この女子は何を言っているのだろう…。何か、その場面を遠くから見ているような、客観的な目線だった。そうしないと冷静になれないような気がした。
「あのさ…。そういうのは大切にした方が良いんじゃ…」
「大切にします。だから先輩にもらってほしいんです」
「っても、ついこの前まで小学生だったんでしょ?ちょっと早過ぎるのでは…」お前自身はどうなんだよと、心の中で突っ込みながら、我ながら常識的な答えを口にできたことにホッとする。
「こういうのって、歳は関係ないと思います。好きな人にならいつでも上げたいと思うし…」
「…でもさでもさ、両思いになってからの方が、きっと素晴らしい思い出になると思うよ。逆に、両思いになる人ができた時に後悔するんじゃない?」
「…何でもしてくれるんじゃないんですか?」
「え?…いや…。でもものには限度ってのがあるでしょ?」
「もらってほしいんです!」
「……いただきます」Hの迫力にあっさり押し切られるオレ。別に嫌な事ではないが、覚悟を決めるしかなかった。
「えーと…、じゃあどうしようか…」別にオレは童貞ではないが、物凄くオロオロしていた。かえって初めてのHの方が冷静だったほど。どんな展開になっても良いやと覚悟を決めて来ていたんだろうね。
「良かったらで良いんですが、シャワーを貸していただけますか?」
「ん?ああそうだよね。ごめんね気付かなくて」箪笥をごそごそあさり、バスタオルを引っ張り出してHに渡す。
「んと、風呂場はこっちなんだ。お湯張ってないから風呂には入れないけど…」バスルームに案内するオレ。脱衣室にHを残し、ドアを閉める。部屋に戻り、とっくに冷たくなっているコーヒーをがぶ飲みする。
やがてHが部屋に戻ってきた。
「お先に失礼しました〜」
「あ。じゃあオレも…」続いてオレも洗い場に入る。ちょっと前に入ったHが使ったボディソープの残り香が、まだほんのり残っていた。
シャワーを浴びて部屋に戻ると、再び重苦しい空気が二人を包む。つい逃げ出してしまいたい衝動にかられる。
「先輩は、経験あるんですか?」
「ん?ああ…。いや…。まあ…」しどろもどろに答えるオレ。何となく雰囲気で感じ取ったらしいH。
「じゃあ…、先輩にお任せします。優しくして下さいね…」ベッドにペタンと腰を下ろし、胸まであるワンピースのボタンを外すH。
「ホントに良いの?」Hの隣に座り、改めて尋ねる。考え直してほしいとどこかで思いながらも、このまま突き進む答えを選んでほしいと思う矛盾。
「私…キスも初めてなんです。キスからお願いできますか?」
「ん?あ、ほい…」引き返せなくなったオレ。Hの肩を抱いて引き寄せると、唇に唇を押し当てる。Hがオレの背中に腕をまわして抱き着く。
唇を離すと、Hと目が合う。何かものすごく恥ずかしい。
「初キスの感想は?w」バカな質問するなよと思いながらも、恥ずかしくて黙っていられない。
「ちゃんと甘酸っぱいレモンの味がしました。すっごく嬉しいです(笑)」軽く微笑みながら頬を赤らめて答えるHを見て、この娘は機転が利くなと妙に感心した。
「…じゃあ…。脱がせて良い?」その後、二度三度とキスをしてから、いよいよ切り出す。
「はい。って、先輩ワンピの脱がし方とか知ってるんですか?」
「いや…。ワンピって何?w」
「これですよ(笑)ワンピース(笑)先輩何か可愛い(笑)」
「ああ。ワンピースの事か。つっても脱がし方は知らんけどw 繋がってるんだよね?」
「そです(笑)じゃあ自分で脱ぐので、先輩あっち向いててもらえます?」
「あ、ほいほい」言われた通り反対を向くオレ。やっぱりどっちが年上なのかわからん。
「やっぱ恥ずかしいから、布団に入っちゃって良いですか?」
「あ、うん。じゃあオレ立つよ?」Hを見ないようにベッドから腰を上げるオレ。ゴソゴソと音だけ聞こえるのが軽く興奮させる。
「…お待たせしました」言われて振り向くと、Hの体はすっぽり布団に入っていた。
「じゃあ…」Hの左隣りに横になるオレ。Hが布団を上げてオレを中に入れてくれた。
「ねぇ、先輩」
「ん?」腕枕をしながら答えるオレ。
「私が初めてじゃないなら、ブラとか外せますよね?」
「さあ…。どうかなぁ…」
「まだ外してないので、挑戦してみて下さいね(笑)」まあぶっちゃけ片手でスイスイですよ。利き手じゃなくてもスイスイですよ。とはさすがに言えない…。
「Hの髪は、サラサラで綺麗だね」ポニーテールを外し、解けた長い髪を撫でながら言う。結っていたゴムの跡がつかないほど柔らかい髪の毛だった。
「ネコっ毛ですぐペタンとしちゃうんですよね〜」
暫く髪を撫でていたが、思い切ってHの上に乗るように体を起こす。Hの体が一瞬ピクッと動いたが、すぐにオレの首に腕をまわしてきた。
「ディープキスしようか」
「え?それはどんなキスですか?どんなキスでも平気ですけど…」
「口を少し開けて」言われた通りに半開きにした口に、舌を滑り込ませる。
「んっ!?」口を塞がれて声が出なかったらしいが、明らかに驚いて身体を硬直させるH。やがて身体の力が抜けるとともに、応じるように舌を絡めだす。暫く舌を絡め、唇を離すと、二人の唇の間に一本の唾液の線がツーッと垂れた。
「何か…、これ凄く気持ちいいですね…」オレを見つめながら言うHのその目は、陶酔しきったようにトロンとしている。
「そう?」言いながらHの顔を右に向けさせる。白く細い綺麗な首筋に、チョンチョンと舌を立てる。
「きゃっ!…あはっ…あはははは(笑)先輩くすぐったいよ〜(笑)」首をすぼめ、オレの首に回した腕を離し、オレの背中をパシパシ叩きながらくすぐったがるH。
「何回もやられると気持ちよくなるかもよ?w」
「えぇ〜っ?ホントですかぁ〜っ?」首筋を伸ばしてはすぼめ、やっぱりくすぐったいということで、首筋愛撫はやめさせられた。
「Hって、細いのにハト胸だね」布団を少し下げ、ブラが見えるギリギリでHの胸を見ると。真っ白の肌が透き通るようだった。
「サックス吹いてるから肺活量でかなぁ…。女でハト胸なんて格好悪いですよね…」
「いや。全然。それに肌も綺麗でしっとりしてるし」肩や鎖骨に舌を当てて愛撫。さっきよりは受けていたが、やっぱりくすぐったいらしい。背中に手を回し、すっとブラのホックを外す。
「さ、オッパイ見せてねw」
「そんな事言わないで下さいよぉ〜。恥ずかしい…って、いつの間に外したの!?」
「今w」ブラを胸から離しながら答える。
「うわぁ…。先輩ってすっごくエッチなんじゃないですか?(笑)」
「幻滅?w」
「ううん(笑)それはないけど…」素直に腕を上げてブラ紐を外させるH。
「うわ。すっげー柔らかそうな胸だなぁ…」マジでついこの前まで小学生だったとは思えないほど、立派な胸だった。雪見大福のように真っ白で、見るからに柔らかそうな胸。その頂点に付いた似つかわしくないほど小さな乳首と乳輪は、鮮やかなまでに桃色だった。
「いつ頃からおっきくなった?」軽く右の胸を揉みながら質問。
「えーと…。小4終わり位かな…。背が伸びなくておっぱいばっか膨らんで、すっごく嫌でした」
「いやいやw 嫌がる事は全くないw 寧ろありがとうだねw」
「先輩エッチすぎですよ(笑)そんな事……はあっ!」乳首を吸い上げるオレ。堪らずビクッと身体を硬直させて感じるH。
「何か…、おっぱい舐められるのすっごく…ふぅっ…」Hがため息に似たような吐息を漏らす。
「気持ち良い?」オレの問いに、快感に顔を歪めてただ何度も頷くH。
わざとチュウチュウ音を立てるように吸い付くと、胸まで真っ赤にして恥ずかしがったが、遠慮がちだった喘ぎ声がだんだん本気モードになってくる。
「先輩、私のおっぱいってどんな味がするんですか?」
「ん?なんで?」
「だってずっとチュウチュウ吸ってるし…。味があるんでしょ?」
「ミルクキャンディーのようなw」
「えっ!?私まだおっぱい出ませんよ?」
「出てはいないけど、味はするんだよw」
「そうなんですかぁ…うぅん…」舐めると敏感に反応する喘ぎ声とコリコリに固くなった乳首。たっぷりと味あわせてもらったところで下に移動。
「うわ。おっぱいと違って腹はすっげー締まってるなぁ」同一人物とは思えないほど引き締まった腹部。すらりと程よく付いた腹筋の更に下の左右、見事なまでに浮き出る骨盤。
「吹奏楽だから腹筋だけ付いちゃって…。何か欠陥だらけなんです私の身体…」
「いやいやいやいや。こんな良い身体、滅多に男に見せちゃダメだよ?w」
「そんな(笑)分かりました。当分先輩だけにします(笑)」
脇腹を愛撫したらまたくすぐったがるかと思ったが、意外にアンアンよがったので、暫く愛撫を続けた。どうやら脇腹は最初から感じたらしい。
感じるたびにピクッピクッと張る腹筋と、プルプル揺れる胸が、オレの脳を刺激する。
「はい。じゃあお尻上げて」
「えっ?…パンツ脱がす…んですか…?」
「うん。脱がさないと先に進まないしw」
「ですよね…」暫く躊躇していたが、やがて覚悟を決めたらしく、少しだけケツを持ち上げるH。真っ白なパンツをズリ下げるオレ。
「あっ!やっぱヤ!」あらわになった局部をさっと手で隠すH。
「何?気持ち変わった?」
「いえ…。恥ずかしいだけです…」
「大丈夫だよ。こんな綺麗な身体なんだからもっと自信持って」言いながら手を退かそうとするオレ。怖ず怖ずと局部を隠している手を離すH。
ガッチリと股を閉じているが、綺麗に生えそろった局部の毛が姿を現す。
「少し股開こうか」
「…はい」真っ赤になりながらほんの少しだけ股を開くH。指を当てて毛を撫でる。真っ白な肌に似つかわないほど黒々と生え揃う毛が、更に興奮を掻き立てる。
「うくっ…」割れ目に指を下ろすと、Hは目をギュッとつぶり恥ずかしさと戦っているようだった。
指が小さな突起物に触れると、今度は大きな目を見開いてビクッと身体を震わせる。
「初めてだけど、濡れてるね」指でクチュクチュと擦り音を立てて言う。
「んっ…。はいっ…。気持ち良くって…」
「もうちょっと気持ち良くなろうか」そう言うとオレは一気にHの股を広げて間に入る。何をされるのか分からないHの身体が再び強張る。
「…ああんっ!やあああっ!そんなのダメですっ!ダメですよぉぉっ」
小さいながら固くなったクリに舌を当てると、今まで以上に身体を激しく震わせて感じ、オレの頭を掴んで離そうとする。
「やだったら!やぁぁだぁぁぁぁ!汚いですよぉぉぉぉっ!」首を左右に振っているらしい。上半身が震えとは別にカクカクと左右に揺れる。
「気持ちいいでしょ?」Hのマンコは匂いも薄く舐めやすかったが、溢れ出す愛液の粘りは相当強く、強い塩味だった。割れ目付近にまで生える毛が、オレの頬をちくちくと刺激する。
「うくぅっ……。気持ちっ…気持ち良いですけど……ずかしい…す…」
「Hのは汚くないよ。シャワー浴びたでしょ。匂いも無いし」唾液と絡めるようにグチュグチュと音を立てて舐め、次に吸い出す。
「あっ!はぁ…………っ!もう良いですっ!何か変になっちゃうよぉっ!」更にオレの頭を掴む腕に力が入る。何とか引き離そうとしている。
大きく広げM字にされた両足。気持ち良いと親指と人差し指を擦る癖があるらしく、舌を這わせるたびに両足の指がクシュクシュと擦れ合う。
「もう良いったらぁっ!先輩お願い!もうやめてぇぇぇっ!」
「あれ?何で急にタメ口?w」更に舌で刺激を加える。
「ごめんなさいっ!ごめんなさいぃぃぃぃっ!謝ったでしょ!もうダメぇぇぇっ!口離してよぉぉぉっ!」羞恥心と快感で、頭の中がゴチャゴチャになっているらしい。
それでも暫くクンニを続ける。Hのマンコは毛がチクチクするが匂いが薄くメチャクチャ舐めやすかったし、素直に反応して固くなるクリが可愛かった。
とりあえず支援
りある支援
「あれ?どした?」喘ぎ声が小さくなったと思った途端、両足がだらしなくドサッとベッドに投げ出される。クンニをやめて顔を上げると、汗で腹部がテカッている。
「どしたの?」
「はあっ…何か力が抜けちゃって…。ごめんなさいです…。今足上げますから…」無理にまたM字に戻そうとするH。
「イッちゃった?って聞かれても分かんないかw」
「何か…宙に浮くような…。不思議な感覚です…」
「そっか。まあ疲れたなら少し休もうか」オレはタオルで軽くHの汗を拭うと、再び隣に横になった。
「初めてのエッチは痛いって言われてましたけど、全然痛くないですね」ぐったりとオレの腕に頭を乗せて言うH。
「いや、痛いのはこれからだからw」
「あ、そうなんだ…」
「少し回復したらまた続けようね」
「あ、もう平気ですよ?今度は私が先輩を…ですよね?」
「バージンなのに何で知ってるの?w」
「友達とかと話すし…」
「え?友達はもう経験してるの?」
「まだだと思いますけど、雑誌とかに載ってるじゃないですか(笑)あそこからの知識ですよ(笑)私は今日でみんなより一歩進んだ女の子ですね(笑)」そう言ってはにかむと、よろよろと身体を起こすH。
「先輩も服脱いで下さい」
「ん?ああ…」言われるがままトランクス姿に。
「初めてなので、痛かったら言って下さいね」そう言うと乳首に舌を這わせるH。ピチュピチュという音が響く。
「さすがスポーツマンですね。こんなに綺麗な筋肉付いてる…」腹を愛撫しながら言うH。
「舐めてる間、頭撫でてくれるじゃないですか。それ何かすっごく気持ちいいですね(笑)」
「あ、そなの?ただHの髪がサラサラで気持ち良いから触ってただけなんだけどw」
「これも脱がせて良いですか?」トランクスを指差しながら言うH。
「あ、ほい」グッとケツを持ち上げると、Hがオレのトランクスを下げる。
「うわ…」思わず声を出してしまったらしいH。勃起したチンコがトランクスのゴムで勢いよく跳ねた。
「見るの初めて?」
「お父さんとお風呂入った時とか見ましたが…。こんなだったっけ…」呆然と脈打つチンコから目を離せない感じのH。
「お父さんもこうなってたら大変だよw これはHの裸見て興奮したんだから」
「ああ。これがそうなんですか〜。でもこんなの私の中に入るかなぁ…」頬を赤らめながら、指先でチョンチョンとチンコを突く。
「これ…。舐めたりするんですよね?良いですか?」
「バージンなのに良く知ってるね」
「フェラチオっていうんでしょ?雑誌とかに載ってますよ」指先でつついてから、今度は握りながら言うH。
「凄いねぇ。そんな事まで載ってるのね。やり方なんかも載ってるの?」
「ええ。図解されてますよ(笑)バナナで練習しましょうみたいな事も書いてあります(笑)」
「で、練習した?w」
「内緒です(笑)でもこの子バナナより太くて固いんだもん(笑)」
「おいw それはイエスっていってるようなもんじゃんよw じゃあお願いして良い?」
「あはっ(笑)そですよね(笑)上手かどうか…いえ、きっと下手くそですがそれでも良いですか?」
「うん。勿論。やってもらえるだけでw」
「こうした方が良いってのがあったら、教えて下さいね」そう言うとHは、オレの股間に顔を埋めた。
「…おぉっ!」裏筋に舌を這わされ、思わず声が出る。柔らかく生温かい舌の感触が、チンコに快感を与えてくれる。根本からゆっくり丹念に舐めるH。
「おいおい…。お前ホントに初めてのフェラなの?上手すぎるんだけどw」
「えぇっ!?初めてですよぉ〜。そんなスケベ女にしないで下さい(笑)でも気持ち良くなってくれてるんですか?嬉しいな(笑)」先っぽをペロペロ舐めながら微笑むH。
「何かしょっぱいのが出てますけど、これ精子じゃないですよね?」
「うん。それは精子じゃないね」
「……オシッコでもないですよね?」
「うん。それは興奮してるから出るんだね」
「あ、そうなんですか。じゃあもっと沢山出して下さいね(笑)」そう言ってHはふうっと息を吐き出したかと思うと、口を大きく開けてチンコを咥え込む。
「うわっ!」温かいHの口の中に包まれる感触。ゆっくりとピストンを開始するH。
「先輩。どうですか?」暫くピストンして口からチンコを抜き、オレに聞く。
「うん。すっげー気持ち良いよ。てかさ、これはマニュアル通りなの?」
「はい(笑)雑誌に書いてある通りにやりました(笑)どこか直した方が良いところあります?」
「いや…。最近の雑誌はホントすげーな…」感心を通り越して呆れるオレ。多分男でいう『HOTDOG EXPRESS』的な雑誌なのだろう。あんまり読んだ事ないからよくわからんが。
「初フェラの感想は?」
「う〜ん…。先輩が声を出してくれると、頭の中がクラクラする感じですかね(笑)気持ちいいんです(笑)」
「フェラして気持ち良いの?w」
「はい(笑)アゴは痛いですけど(笑)苦しくてクラクラしてるのかもしれないんですが、でもそれが嫌じゃないってのか…」唾液まみれになったチンコをゆっくりシゴきながら感想を述べるH。
「じゃあもう少しやってくれる?w」
「は〜い。喜んで(笑)」またチュパチュパとチンコに吸い付き愛撫を始めるH。バージンとは到底思えないフェラテクに、オレのチンコはとろけてなくなりそうだった。
「先輩、気持ち良さそうで嬉しいな(笑)」かなり激しくチンコを咥えてピストンし、抜いて息を切らして言うH。
「サックス吹いてるから、舌使い上手いんじゃね?w」
「あははは(笑)ですかねぇ(笑)こんなに褒められるとは思わなかったです(笑)頭撫で撫でして(笑)」
言われた通りに柔らかな髪を撫でるオレ。大人の雰囲気を見せながらも、やっぱり根は子供なんだなと改めて実感する。ただその微妙なラインがメチャクチャ可愛くオレの感情を刺激する。
「も少し舐めます?先輩女に舐められるの好きなんですか?」
「オレに限らず、男はみんな好きなんじゃね?一生懸命自分のために気持ち良くしようと頑張られたら、誰でも嫌な気はしないでしょ」
「なるほど…。じゃあも少し舐めますね(笑)」
「あんまり激しくするとオレやばいから、ソフトでよろしくw」
「は〜い」また舌を使ってチンコに刺激を与えるH。長い髪が当たらないように持ち上げるオレ。口の中に入れて、ゆっくり味わうようにピストン。ジュボッジュボッという淫猥な音をわざと出すようにチンコを吸い上げる。
「ありがと。もう我慢できないや」
「じゃあ次は…」軽く息を切らしながら言うHの姿が本当に愛おしい。尽くす女だというのがよくわかる。
「私の中…に…ですよね?」
「怖い?やめとく?」
「いえ。怖いけど平気です。だって先輩にあげるって決めてたんだもん」自分に言い聞かせるように言うH。
「じゃあ、横になろうか」Hをベッドに寝かせる。
「あ、私初めてだから、血が出るかもしれないです。お布団汚しちゃうかも…」
「ああ。そっか。じゃあ…」タオルを持ってきて、Hの腰の部分に敷く。
「コンドーム付けるからちょっと待って」
「…あ。最初だけは先輩のままで…」
「え?生で入れるの?やばくない?」
「貫通だけでも生の先輩にしてほしいんです。ゴムに貫かれるなんてヤダ…」
「そっか…。じゃあ最初はこのまま…」両足を抱え上げ、ゆっくりと入口にチンコをあてがう。緊張で強張るHの身体が、震えを通してオレに伝わる。
「無理かもしんないけど、少しだけ力抜いてくれないかな」
「はっ…はいっ!」緊張で声が裏返るH。見れば目をギュッとつぶって恐怖と戦っているようだった。少し身体を倒して胸を揉む。綺麗に天井を向いた乳首が固くなっている。
「あんっ!」予想外の部分を触られ、一瞬腰に対する緊張を解くH。頃合いを見計らい先っぽを挿入。
「うはっ!」今までより遥かに大きく身体を揺らし、目を見開きオレを見つめる。
「力抜かないと痛いかも…」ゆっくりゆっくり奥に突き進むオレ。Hも、分かってはいるのだろうがなかなか力を抜けるような状態ではないだろう。
「…痛い?」
「…少し。でも平気…」
「もう少しで全部入るよ」
「はい…………」更にゆっくりと奥に進み、すっぽりとオレのチンコはHの中に収まった。
「ああ…。入っちゃった…。先輩の…」トロンとした目つきに変わり、オレを見つめるH。
「痛いから、少しだけ動かないでこのままで…」
「うん。どう?初挿入の感想はw」
「ドキドキしたけど、優しく入れてくれたから、想像していたより痛くなかった…かな。先輩の熱い…」
「そっかw 良かった」
「先輩は?私のどう?」
「ん?熱くて柔らかくて気持ちいいよ。すっごい締まってるし」
「気持ち良いなら良かった(笑)」ニコッと微笑むHが可愛くて、腰を振りたい衝動に負けるオレ。
「あああっ!いたっ!やあああぁぁぁ!痛いよぉぉぉぉっ!」ズリズリと腰を振ったら、途端に痛がるH。それでもゆっくりと腰を振るオレ。
「うううっ…。あぁん…。ズキズキするぅ…」でも不思議とやめるようには言わないH。
「ごめんな。少し我慢してな」
「先輩っ!キスしてっ!キスッ!」言われるがままに唇を押し付けると、Hは痛みを忘れようとしているのか夢中で舌を絡めてくる。
「んっ…んくっ…んふっ…」腰を振るたびに漏れるHの吐息。痛みを少しでも忘れさせるように、胸をゆっくり揉みながらピストンを繰り返す。
「んぶっ!」キスした唇を自ら離すH。
「なんかっ…何か変…。アソコがビンビンしてるのっ!…あああっ!これなにっ?うぅっ…。何か…何か気持ちいい…」
「スイッチ入ったのかな?w」少しピストンを速くする。
「あああっ!あんっ!あんっ!痛いけど気持ちいいっ!先輩っ!気持ち良いですっ!もっとぉっ!」オレの首に手を回して抱き寄せ、激しく喘ぎ出すH。
「H、入ってるの分かる?手で触ってみ」
「あっ!ホントに繋がってるっ!すごい!凄いよぉぉぉっ!」結合部を手で触り、真っ赤になりながら感じるH。
「体位変えてみる?」
「先輩の顔が見えなくなるのは怖いから嫌…」
「じゃあ、起き上がってみる?」
「…うん。それならする…」Hの腰に手を回して、一気に抱き起こす。座位の態勢になる。
「何かこの態勢エッチですね(笑)」痛みにも慣れたのか大分余裕が出てきたらしいH。ゆっくりピストンすると、大きな胸がブルンブルンと揺れる。
「自分で腰振ってみ」
「…はい」クイクイと小さく腰を動かすH。そのぎこちない動きが更に淫猥に映る。
「ふっ…ふぅっ…あぁん…」小さく喘ぎながら、オレにしっかりと抱き着き腰を振るH。
「オレ、このまま寝て良い?」
「うぅっ…。私が上って事ですよね?どうぞ…」そのままバタンと身体を倒す。オレの胸の部分に手を置いて自分の身体を支えるH。
「あああっ!もっと奥にきたっ!」背をのけ反らして感じるH。
「…腰振って良いのっ?振って良いんですか?」
「うん。振ってみて」言われるより早くグイグイと腰を押し付けるように振り始めるH。ピストンというより、グラインドのようだった。
「あくっ…うぅっ…あああん…。痛いけど気持ち良いっ!」下から突き上げたら痛がるかなと思ったが、そんな事はなく身体をビクビクと反応させる。
「H、オレ、イキたくなっちゃった…」
「んっ!はいっ!どすれば良いですかっ?」
「また正常位に戻そう。あ!ゴム付けてないや」
「先輩初めてじゃないなら上手く出せるでしょ?一回抜かれたらまた痛くなりそうだし…」
「妊娠したらやばいだろw」
「多分平気です。でも外に出してくださいね」この『多分』がメチャクチャ怖いのを知るのは、暫く後の事で、その時のオレはHの言うことを鵜呑みにした。起き上がるとHを押し倒し、ゆっくりピストンを開始する。
「んっ!んっ!んっ!」痛みと快感に顔を歪ませながら、必死にオレの腕にしがみつくH。更にピストンの速度を上げる。
「あっ!あっ!いたっ!痛いっ!」
「もう少しだから我慢して」
「はいっ!…痛いっ!はや…早くっ!先輩お願いっ!痛いよぉっ!」やっぱりガンガン突かれると痛みが勝るらしい。苦痛に耐える苦悶の表情は見ていて可哀相だったが、このスピードで腰を振らないとオレは絶頂に達しない。
「出すぞ…」息を弾ませながらHに伝える。
「はっ!はいっ!早くっ!」目を閉じて何度も頷き、この苦痛の時間が終わることをただ願うH。
「うっ!出るっ!」チンコを引き抜き、根元を押さえる。
「腹にかけて良いかな?」
「はいっ!お好きなところに…」そこまで聞いて我慢の限界に達したオレ。しなやかな腹筋が付いた下腹部にザーメンを飛び散らせる。
「あっ!熱い…」射精の様を不思議そうに見ていたH。ヘソに溜まったザーメンを指でチョンと触る。
「これが精子…ですよね?」
「そそ。今拭くから待ってて」ザーメンを指で擦り、マジマジと見つめているHに言う。
「先輩のおちんちんを先に拭いて下さい。血が付いてるんじゃないですか?てか、こういう時は私が拭くべきですよね?」
「いやいや。寝てて良いよ」チンコを見ると確かにかなりの血が付着していた。
「なあ。生理だったわけじゃないよね?」
「え?そんなに血が出てます?生理はこの前終わりましたけど…」
「随分出血しちゃったね。大丈夫?させといて聞くのもどうかと思うけどw」
「最初と最後は痛かったけど…。でも気持ち良かった…。先輩優しいから…。初めての相手が先輩で良かった…」夢うつつというか、トロンと陶酔しきった目でオレを見つめるH。ティッシュで腹にかかったザーメンを拭き取る。
「随分出たな。オレも興奮したんだな。Hが良い娘だから…」
「そんな(笑)でも嬉しいです(笑)先輩、拭き終わったらもっかいキスしてもらえます?」
「ほいほい。ちと待ってね」ザーメンを綺麗に拭き取ると、チンコを拭き、Hの隣に横になり、唇を合わせる。
「…ありがとです。今日だけでABCクリアしちゃった(笑)」
「それは喜んで良いのか?w」
「はい(笑)先輩だから素直に喜べます(笑)」大きくクリクリした目が細くなり、ニコッと満面の笑みを見せるHは本当に可愛かった。大人と子供が同居するような、ふと見せる大人の女の仕種は、U美が見せる大人の女のそれとはどこか違い新鮮だった。
「うわ。こんなに血が出たんだ…」起き上がり、タオルにでかい血の染みを見つけ驚くH。多分垂れ落ちた愛液に混じってこれだけ大きな染みを作ったのだろうが、随分と大きな染みだった。
「ベッドまで染みてませんよね?」
「うん。平気みたい」タオルをめくり、シーツを確認したが、そこまでは赤くなっていなかった。
ちなみにHOD DOG PRESS的支援
「先輩、一緒にシャワー浴びてくれませんか?」
「ん?ああ。そだね」
二人でシャワーを浴びる。お湯で赤らんだ肌がまた一段と色っぽい。
「ついこの前まで小学生だったとは思えないね」シャワーをHの身体に当てながら呟くように言うオレ。
「思ったより大人でした?(笑)」
「…うんw」
「あはっ(笑)やったね(笑)」
「そういうとこはまだガキだけどねw」
「むぅっ」頬を膨らませてオレを睨むH。
「怒るとますますガキっぽいよ?w」
「どうせガキですよーだ。私も洗ったげるからシャワー貸して下さい!」引ったくるようにオレからシャワーを奪い、オレにかける。Hは丁寧にオレの身体を洗ってくれた。
「すっかり夜になっちまったな…」服を着て時計を見ると、時間は7時になろうとしている。
「こんな遅くまで外出てて怒られない?」
「友達のうちで勉強して遅くなるって言ってきたので余裕です(笑)」
「マジでホントに勉強しろよ?w もうすぐ人生初の中間(試験)だろ」
「先輩に言われなくてもちゃんとやりますよーだ(笑)」
「ま、確かにオレなんかに言われたくないわなw」
「解らないとこあったら教えて下さいね。先輩(笑)」
「(´・ω・`)聞く相手間違ってますよお嬢さん…」
「あ!そういえば…」帰り支度を始めたHが、思い出したように言う。
「ん?」
「来月、中体連でしょ?ブラバンは野球部の応援に野球場行くので、サックス吹いて一杯応援しますね(笑)」
「おお。そりゃ心強いな」
「先輩は試合に出れるの?2年生だからまだ無理?」
「それはスコアボード見てからのお楽しみw」
「もし出たら一杯応援します!(笑)」
「じゃあ、もし出れたら一生懸命やるよw」
「撃ったらスタンドにいる私見つけて手を振って下さい(笑)」
「そんな事したら、監督に殺されちまうなw」
「じゃあ、わからないように小さくは?(笑)」
「…分かった。撃ったらねw」
「やった(笑)でも、そう言えるって事は、やっぱ先輩レギュラーなんですね(笑)凄いな。うちの野球部って強いって聞きましたけど、その中でレギュラーなんだ…」
「…君、なかなかの観察眼ですね…」
帰り道の途中まで送る。
「ここまでで良いです。うちすぐそこなんです。ありがとうございました」引いていた自転車を止め、深々とオレに頭を下げる。
「いえいえ。じゃあ気をつけて」
「はい。先輩も」
「しっかり勉強せいよw」
「だから、先輩に言われなくてもちゃんとやります(笑)」くるりと背を向けてうちに向かって歩き出すオレ。
「先輩、またね。バイバイ(笑)」後ろから元気なHの声。
「ったくガキだな…w」歩きながら手だけ挙げて挨拶。オレの後輩初体験はこうして終わった。
次の月になって、中間試験の順位が張り出された。うちの学校は、各学年成績上位30人が、校舎の玄関の掲示板に張り出される。
「お、オレ入ってんじゃん」自分の名前を見つけ、変にニヤつくオレ。別に目指しているわけではなかったが、ランクインに嫌な気はしない。
「なかなかおやりになりますな(笑)」野球部のTがオレに寄ってきて話し掛ける。
「いやいやそちらこそ。そちらは…………481点で2位…………死ね」今思えばこいつは当時から頭が良くて、弁護士になれる要素満載だった。
「あ、そういや…」ふとHの事を思い出し、1年生の結果に目をやる。
Hの名前は、意外に早く見つかった。
「(;゚д゚)469点で学年4位……………………女子だけで2位かよ…………」
「せーんーぱい(笑)」呆気に取られていると、ふと後ろから声をかけられるオレ。明らかにHの声にギクリとして聞こえなかったふりをする。
「S先輩。先輩ったら!」肩をバシバシ叩いて気付かせようとするH。
「いてーよ。何だようるせーな…」仕方なく振り返るオレ。
「私の成績、見た?(笑)」友達と一緒にいるHが、ニコニコしながらオレに聞く。
「…興味なーし」
「え〜っ!じゃあ何で1年の掲示板の前にいるんですか?」
「………ねぇw」
「先輩は名前載ってます?」
「載ってねーよ」
「ちょっと隣見てこよ(笑)」
「載ってねーから見るなよ…」
「……………あるじゃん(笑)9番だって。先輩やっぱ凄い(笑)」
「4位のお前に言われたくねーよw」
「やっぱり私の成績見たんだ(笑)」
「…見たんじゃねーよ。目に入ったの」
「もう!先輩は負けず嫌いなんだから(笑)でもそんなとこ可愛い(笑)」
「(´・ω・`)」
上級生を平気でからかう自分の友達。下級生になめられる上級生の様子を、Hの隣にいる友達がとても不思議そうに見ていた。
〜終〜
好色センセ乙
で、大人になったHちゃんの消息は?
テラ乙
『セーラー服を脱がさないで』の歌詞がぴったりくるね。
これで不思議そうにみてたHの同級生がモブから昇格したらwktkなんだがw
ちなみに『多分』のエピソードってガイシュツ(←何故かry)だっけ?
好色超乙!
期待どうりの話で満足
後日談あればお願いします
>>333 俺は読んだ記憶あるな
この板に移動する前かも?
>>333 『多分』のエピソードって何?
その後Hとは、2〜3回させてもらったかな。素直で性格の可愛い娘だったね。高校は、学区で一番偏差値の高い高校に進んでたとこまでは知ってるけど、その後はとんとわかりませぬ。幸せになっていてくれると良いなぁ。
>>336 >>328の「この『多分』がメチャクチャ怖い事を知るのは〜」のくだり。
なんか一騒動あったのかなと。
>>337 ああ〜。『多分平気よ』って言われて生でやって、今月生理遅れてるとか言われると (((;゚д゚))) になるからさ。あえて細かくは書いてないけど、恐怖体験をその後何度かしたということです。そして、その相手は殆どU美ちゃん。
…マジで彼女には色々学ばされますよ…。
好色乙です
でも、このエピソードどこかで読んだ覚えがあるんだけど…
その恐怖体験が聞きたいけど先生の話となると無理っぽいかな
俺はガキの頃に安全日が生理前って知らなくて生理後に思いっきり中にぶちまけた事がある
初の中出しで、白濁液がいつもより大量に出たのを覚えてる
>>339 オレが書いたやつにあった?それとも他の人の?どっちか知らんが明らかにオレのオリジナルだよこれ。因みに後輩談は過去には書いてないです。
>>340 特定の「あの時」ってわけじゃないからねぇ。結構何回もあったしね。責任取れる歳じゃなかったから、生きた心地しなかったさ
また、多摩猫ランドから支援。
場所取りで一人残されてる身としては、楽しませてもらいました。
ウチのヤツの初体験の時を、思い出してます。
元旦から仕事、頑張ってくださいませ。
>>341 このスレではないんだよね。たぶん萌えコピ保管庫あたりで読んだ気が…
特にHが好色の一物を見たときの所が印象に残ってるわ
まあ楽しめたらどっちでも良いんだけどね
>>314 好色へ
初体験3Pの話は書かれてませんよ〜。
前も一悶着あったからあんまりひっくり返したくないけど、俺も読めれば読みたいので一応。
気にさわったらスルーして下さい。
>>343 それ、オレが書いたやつ?って、オレマジで書いてないんだけどw Hって他のHに誰か割り当ててたかな…。でも後輩の話はマジで初めてよ。勿論他人の話パクってもいないし。
>>344 初体験3Pって、EとKの二人とKの家でやったやつでしょ?書いたよそれ。違う事言ってるのかな?それともオレの夢の中で書いたつもりになってたのか…?
でも初体験3Pったらこの話なので…。オレのスレ立ててもらってからだったと思うけど、過去のエロ話板かもしんない。べっかんこあるなら探してみて。オレも探してみる。無かったら書くよ。
俺が中学のときはまだほんとにガキだったのに…
初体験の話って
好色さん用のスレがたつ前じゃない?
電話でコンビニかどこかに呼び出されて行ったらやってほしいって言われたんじゃなかったっけ?
う、うらやましすぎる
>>346 あ、やっぱり読んだ記憶ある?それそれ。覚えててくれてさんきゅ。やっぱり書いたんだね。夢の中で書いてたんじゃないかと心配になったわw
オレの挿入込み初体験は、この話です。
初めの方から読んでるけど、後輩Hちゃんの話しは初めて読んだ気がします…
と現在、顔面神経麻痺なオレですがw
やっぱウラヤマ過ぎw〜
でも好色、今年は本当にお世話になりました!ありがとね。
来年も付き合える範囲で良いので、宜しくです!!
>>350 こちらこそありがと。来年も良い年になるように願っています。
今年も残り2時間を切りましたなぁ。何かあっという間の1年だった…。
今年明けの同窓会がついこの前のような感じだけど、確かにきちんと365日を歩んで来たことを、今隣にいるU美が証明してくれてます。
もう一話アップする予定だったけど、U美が来ちゃったので年明けにさせて下さい。
お義父さんが蕎麦を打ったらしく、年越蕎麦とお節を持ってきてくれたU美。一人で年越しはもう慣れてたけど、やっぱり誰かいてくれると嬉しいね。来年はいきなり仕事から始まるけど、でも良い年になりそう。
それじゃみなさん。良いお年をお迎え下さい。ここでオレの書く話に支援してくれたみんなのおかげで、オレの今があると思って感謝しています。
今年もあと30分。紅白もあと残り1人。
みなさん来年もよろしくです。
好色さんー、仕事もプライベートも頑張ってねー。
明けましておめでと…
好色さん、結納金確かに地域によりますがホント掛かりますよっ。これからはU美さんをしてあげてください。貴方なら必ず出来るから。支援してます。今年も良いお年であります、事を祈ってます。
あけましておめでとうございます。
去年の5月位に好色氏の話を見つけて
あっという間に年が明けてしまいましたね。
U美センセに再会した時とかドラマみたいで
羨ましく思いつつ読ませていただいています。
今年もお二方と、このスレのみなさんにとって
幸多き年になりますように!
356 :
ほのぼのえっちさん:2008/01/01(火) 09:53:25 ID:Wqh1COLIO
好色&U美センセ
並びにこのスレの皆様
明けましておめでとうございます!
今年も感動あり、エロありと楽しくいきましょう!!
頼むよ〜好色
好色+U美さん、明けましておめでとうございますm(__)m。
今年はお二人のゴールインになりますね、本当にお幸せになって下さい。
あけましておめでとうございます。
好色氏&U美さんにとって凄く良い年になる事を、祈っています。
たぶん
>>344は隔離スレwになってからの住人なんだと思う
>>360 初体験の話は隔離スレになってからじゃなかったっけ?
362 :
ほのぼのえっちさん:2008/01/03(木) 22:06:09 ID:VWWHLGBE0
三が日もうすぐ終わり保守
好色のエロ話はすごくツボにくるので、出来れば全部書いて欲しい
ゆっくりで構わないのでご検討ください
謹賀新年(`・ω・´)
三が日終わっちゃいましたなぁ(´・ω・ )
既に仕事が始まっている人、または明日(厳密には今日)から仕事って人、新たな気持ちで頑張って下さい。まだ冬休みの人は存分に楽しんでね。
オレは、今年は人生の中でも大きなイベントがあって、大きな転機になると思います。これからの二人を、温かい目で見ていってやって下さいませ。
あけまして初支援
あけおめ。
みんな好色を見守ってるよ。好色は今年は世界一幸せな年になるな。
そろそろ保守です!
hosyu
1日1回保守
オレもいるぜ
12月の初旬、久しぶりにTから電話があった。
「…もしもし?」
「おお。まだ過労死してなかったか。結構結構(笑)」相変わらずなT。
「…笑えねーよw 何か用?」
「ん?ああ。お前の正月の予定は?」
「元旦の当直。あと…3日の当直だったっけな」
「その3日のやつ、誰かに代わってもらえねーの?」
「うーん…。聞いてみないと分からんけど…。正月だけに誰も代わってくれなそうだなぁ…。つーか、何で?」
「スキー行こうぜ(笑)」
「…正月から元気だなぁ」
「夏に野球で集まったろ?あれで何か一層仲が深まって、冬も何かしようかって話になってね」
「ふーん。夏は野球、冬はスキーねぇ…。ああ、あとバス釣り旅行もあるのか。……何か似たようなサークル、大学にあったな…」
「ほ〜」
「夏はテニス、冬はスキーで『ナイススポーツ同好会』みたいなw 何か軟派な集まりになったなぁw」
「うるせーな(笑)で、何とかしてでも参加しろよ。あとU美ちゃんも誘え」
「そっちが本題だろ?w 宿とか決まってんの?」
「ああ。10月に予約してある。4日から6日までな」
「4日て平日じゃねーかよw 普通三が日に当てないか?」
「元旦と3日は、当番弁護士が入ってんだよ。Dとかも初売りで忙しいらしいし」
「…当番弁護士?何それ」
「どんなシステムかは留置場に入ってから知れば良いだろ。ああ、お前はどうせ俺のこと指名するから、分からないままかもな(笑)俺指名するだろ?」
「うん…。そりゃまあ…って、何で捕まるの前提に話が進んでるんだよw」
「一回くらい入っとくのも良いかもしんねーよ?(笑)自分を見つめ直す良い機会になる(笑)48時間が10日間か、長くて20日間か…。まあ起訴されりゃあ保釈認められない限りそこから最低2ヶ月間拘置所だが(笑)」
「…だから笑えねーっつーのw 何で自分を見つめ直すためにその後の人生棒に振るような真似しなきゃなんねーんだよw」
「棒に振るかどうかは、その人の心掛け次第だわな(笑)じゃあまあ4日から空けとけよ。出来れば前日の夜勤代わってもらえ」
「へいへい。話はしてみる」
「U美ちゃんにも言っとけよ。最悪U美ちゃんだけ参加でも良いからよ。じゃ、少し早いけど良いお年を」
「(;゚д゚)」一方的に電話を切るT。結局、当番弁護士がどんなもんなのかってのは分からないままで、U美にさえ会えれば良いということだけは分かった。
クリスマス前にはDから電話があった。
「…もしもし?」
「ああ。オレオレ」
「…オレオレ詐欺ですか?息子に代わってもらえますか?」
「お前まだ息子いねーだろ(笑)ちょっと相談があってな…」
「何?拾い食いして腹壊したとかなら内科か消化器科に診てもらってね (はぁと)」
「相変わらずだな(笑)オレじゃなくてお袋のことなんだけど」
「お袋さん?どうしたん?」
「秋ぐらいから、膝が痛いってずっと言っててさ。病院行けって言ってたんだけど、行かないまま今になっちまってよぉ。前より痛みが酷いらしいんだよ。お前診てくれないか?」
「そりゃまあ良いけど…。わざわざ東京に連れてくるの?地元の整形連れてけば?」
「少しでも信頼できる医者に診てもらいてーじゃん?」
「…なら尚更地元の整形に…」
「それによ、東京の病院の方が設備とか揃ってそうじゃんよ(笑)」
「…お前の頭の中は、どんだけ地方格差が激しいんだよw 大学病院とかなら大差ねーよw」
「…ま、まあほら…。お前だと遠慮無く質問とか出来るしよ。連れてくから診てやってくれねーか?」
「そりゃ良いけど…。じゃあ大学の病院に連れてきなよ。28日までなら時間作れるから」
「すまねーな。じゃあお袋と話して決めるわ。よろしく」
「ノシ」
Dのお袋さん、オレのお袋と大して歳かわらなかったよな…。まだ若い若いと思っていた親も、実は歳食ってるんだよね。うちの親はまだ元気そうだが、何か急に親の事が気になった。
クリスマスは、その前後にU美は冬季講習、オレは当直が入っていて全くムード無し。イヴの夜に、かろうじてU美が電話をくれた。
「…へい?」
「メリークリスマース!(笑)」
「…何だ?随分ご機嫌だな?」
「クリスマスなんだから、テンション上げてこーぜ(笑)」
「クリスマスだとテンション上がるの?オレ別にクリスチャンじゃねーし…」
「ごちゃごちゃうるさいの!私より10も下のくせに冷めた事言うな!」
「…へいへい」
「で、今何してた?(笑)」
「これから明石家サンタを観るんだ。邪魔をせんでもらおうか」
「何それ。サンタ?テレビ?さんま?」
「ああ。そっちはやってないのか。カワイソス(´・ω・`)」
「ちょっと新聞見てみよ。チャンネルは?」
「フジ」
「フジってどこだっけ?」
「フジはフジだろw フジテレビ。JOCX-TV.…ああ、地方だとどこか、って話か」
「そそそ。〇〇テレビだっけ?」
「ああ。多分そう。つーか、テレビ欄に『明石家サンタの史上最大の何たらかんたら』っての載ってる局だよ」
「んーと…………どこにも載ってない………。みんなそろそろ放送終了…」
「…カワイソス(´・ω・`)」
「その番組、面白い?」
「最近もうマンネリ気味だけどね。これ観ると、ああ、今年ももうクリスマスなんだなぁって実感するよ」
「毎年観てるの?(笑)」
「上京してからはなw 毎年一人で寂しいクリスマスだからな」
「彼女と過ごしたクリスマスは?(笑)」
「…フッ。馬鹿な質問をするもんじゃねーぜ…」
「え?でも大学時代は彼女いたんでしょ?看護学科とか言ってたじゃんか」
「…キミはそういう事はしっかり覚えているんだね…。でも、クリスマスは一人だったなぁ。あれは何で一人だったんだっけ…。バイトで帰り遅かったんだっけな…」
「あらら。結構寂しいクリスマス過ごしてるんだね(笑)」
「…明石家サンタと八木ちゃんがボクの恋人さ」
「あはは(笑)あ、ねねね、サンタクロースって信じてた?」
「…信じてたらプレゼントもらえるよって親に言われてたから信じてた」
「プレゼントもらってた?(笑)」
「うん。朝起きると枕元に包装された箱が置いてあって、キタコレ (ノ∀` )って…」
「へえ〜(笑)純粋な子供だったんじゃんか(笑)」
「毎年12月に入る頃から、新聞の折込広告におもちゃ屋ってのかな。広告入るじゃんよ」
「うんうん。トイザらスとかのね」
「そうそう。もうさ、夢いっぱいの広告でさ。それ見ながらワクテカなわけよ」
「何貰おうかなって?(笑)」
「そそw でさ、真実知ってからだと良く分かるんだけど、知らない時は全く分かんないくらい、親の聞き出し方が上手いのよ」
「何を欲しがってるか?(笑)」
「んむ。自分でも誰にもカミングアウトしてるつもりが無いのに、何故か欲しいなと思ってたものが枕元に置いてあるんだよな。で、サンタはホントにいるんだ!と…」
「あはは(笑)ご両親上手だったんだね(笑)で、何で真実知っちゃったの?(笑)」
「ああ…。小学2年か3年の時にさ、例によって、何が欲しいか知らない間に親にカミングアウトしてたんだよね。で、クリスマスの朝に目を覚ますと、枕元にでっかい箱があったんよ」
「おお!サンタさん来たんだ(笑)」
「んむw 起きて包装剥がして…あれ?これ希望してたのと違う…。名前が似てたけど別のおもちゃだったんだよね」
「あらあら」
「で、親に言ったんよ。正直さ、もらえりゃ別に何でも良かったし、おもちゃ希望してたとこに百科事典とかだったら絶対やだけど、おもちゃだから特に不満も無く、ただ希望してたのと実は違うんだよね〜。みたいに軽い気持ちで親に言ったんだよね」
「うんうん…」
「オレはさ、親がサンタだとかその時は全く思ってなくて、愚痴でも何でもなく、ただ本音を話したつもりだったんだけど、それ聞いた親がいきなりオドオドしだしてさ」
「え?違うの?って?(笑)」
「そうそうw 親父なんか、ごめんな〜とか謝り出すし、サンタが間違ったのに、何で親父が謝るんだ?でもそこは追求してはいかん!と子供心に思ったw」
「あらら(笑)お義父様らしいねぇ(笑)」
「で、自分の拙い頭で考えに考えて、サンタ=親だという結論にw」
「達したと(笑)」
「妹はまだ信じてたし、ばらしちゃいかんって思ってずっと黙ってたな。でもさ、近所はクリスマスプレゼントなんかもらってなかったみたいだし、その点では恵まれた環境だったんよね」
「だねぇ(笑)」
「夢を持つってのは良いことだよな。オレも子供が出来たら同じ事したいなって思ったさ」
「うんうん。良いね(笑)私は、サンタさんじゃなくて、最初から『これは親からだよ』ってプレゼントもらってたから、そういうの良いな(笑)子供が生まれたらそれをやろう(笑)」
「バレないように欲しいもの聞き出さなきゃなw」こんな話をしていたら、明石家サンタ終わってました… orz
久々支援
sien
2007年も残り数日となった日、Dがお母さんを連れて病院にやってきた。
「忙しい時に無理言って本当にごめんなさいね。S君」そう言って深々と頭を下げるDのお母さんとは、野球大会の打ち上げでちょこっと顔を合わせた以来。
「いえいえ。えーと…初診なのでここで手続きしていただけますか?つーかD、お前やれよw」
「ん?あ、ああ…わりい…。何か病院っつーのは緊張するな…」受け付け窓口に保険証などを出しながらキョドるD。
「お母様は、足が痛いでしょうからこちらに座っていて下さい」
「ありがとね。何かすっかり大人になったわねぇS君…。立派になっちゃって(笑)」待合室の椅子に腰掛けながら微笑むお母さん。
「いやいやw Dの方がこうやって家族の心配まで細かく気を使えて、僕なんかよりよっぽど大人で立派ですよw 折角遠いところ来て頂いたので、少し細かく検査しましょう。では後ほど」軽く会釈して、受け付けにあとは頼み、その場を離れるオレ。
「先生、次の患者さん入れますよ?」看護師さんがオレに資料を渡しながら言う。Dのお母さんは、レントゲンなど一通りの検査を終えて、オレの前に座った。
「お疲れになったでしょう?これどうぞ」気を効かせて看護師さんがお茶を入れてお母さんに渡す。それを美味しそうに口にするお母さん。
「…で、どうなんだ?何かデカい病気か?…まさか癌とか言うんじゃ…」レントゲン写真を見るオレにDが責っ付く。
「まさかw 癌なんて一回の検査で見つかるかよw これは…。年齢による軟骨摩耗だあね。お母さんくらいのお歳になるとよく見られる症状ですよ」
「治るのか?」
「定期的に通院が必要になるけど、痛みは抑えられるよ。周囲の筋肉が炎症起こしてるし、水も溜まってるな…。痛かったでしょう?」
「はい…。辛かったですねぇ…」
「水を抜いて、軟骨の代わりになる薬を注射しましょう。あとは痛み止め飲んで少し経てば、痛みは無くなりますよ」
「お願いします。S君がお医者さんで本当に良かったわ〜」ホッとした様子で微笑むお母さん。
「整形外科行けば多分どこも同じ処置をすると思いますよw じゃあここに俯せに横になって下さい」
「おいS、手術とかしなくて良いのか?入院は?」Dだけが焦ったように尋ねる。
「このお歳でメス入れたら、リハビリが大変だしな。入院は必要ないよ。お母さん、痛いと思いますが我慢して下さいね」
「はい…」処置開始。
「お疲れ様です。痛かったですよね。ごめんなさい」体を起こすお母さんに謝るオレ。
「いえいえ。平気ですよ」平然と言ってのけるお母さんだったが、額には脂汗びっしり。相当痛かったようだ。
「多分何ヶ月かするとまた痛くなるから、痛みを感じ始めたらすぐに病院に行って下さい。放置しとくとまた水が溜まっちゃって、抜くのにまた同じ痛みに耐えなきゃならないので」
「分かりました」
「じゃあ、痛み止めの薬と、地元の系列病院に紹介状書いときますね」
「何から何まですみません」看護師さんに、膝に包帯を巻いてもらいながら、深々と頭を下げるお母さん。
「ホントにそれだけで良いのか?また病院に行くのは痛み出てからで良いのか?」
「先生がそうおっしゃってるんだからそれで良いんでしょ!全く無礼ですみません。この子はいつまでも子供で…」Dをポンと叩きながら謝るお母さん。
「いえいえw 誰だって自分の母親が痛がっていれば心配なのは当たり前ですよw D、心配なら年明けにでも地元の病院連れてけw」
「いや、別にお前を疑ってるわけじゃねーんだけど…」
「じゃあ、これで暫く経っても痛みが引かないようなら病院に連れていけ。紹介状出しとくから」
「ん?あ、ああ…。わりい…。何か今までに見た事無いような痛がり方だったから…」
「S君は、うちのこの息子の高校までの同級生なんですよ。あの時からうちの息子と違って何でもよく出来る子だったんですよ(笑)」ニコニコしながら看護師さんに話し始めるお母さん。看護師さんも上手く相槌を打って、楽しそうに昔話に花が咲いている。
「おい、ちょっと…」
「ん?」Dに引かれてその場を離れるオレ。
「これ…。無理に時間とらせちまったから…」他に見えないように封筒をオレに渡そうとするD。まあ中に何が入っているかは容易に想像がつくよね。
「…バカかお前は。いつの時代の話してんだ?w」
「いや、でもよぉ…。オレの甲斐性じゃ大して用意できなかったけど…」
「いらねーよw マジでそういうのは勘弁してくれ。さっきお母さんから地元の饅頭もらったんだ。疲れてるオレ達にはそっちの方が何倍も有り難いわw ナース達も大喜びだったぞw」
「…ホントにいらねーのかよ」
「オレをそんな銭まみれの医者と同じ目で見ないでくれw ちゃんと報酬は出るんだからそれで良いんだよ」
「…ありがとな。医者の友達持ってホントに良かったわ…」
「ばーか。お前の場合は、友達が医者になったんだろw 浅い付き合いみたいな事言うなw お大事に」
最後まで深々と頭を下げて、D母子は帰っていった。
「先生のお母様はお元気なんですか?」オレの隣で二人を見送りながら看護師さんが尋ねる。
「元気なんだろうけどね。タメの親のああいった姿を見ちゃうと、はっきり言い切れないものがあるわな…」
「先生ももしかしてマザコン?(笑)」
「…男はみんなマザコンなんじゃね?生まれて一番最初に愛情注いでくれる異性が母親なんだから…」
「…なるほど…」妙に納得した様子で、看護師は何度も頷いていた。
2007年もいよいよ残り1日となった大晦日、U美がやってきた。
「電話くれりゃあ駅まで迎えに行ったのに…」
「ちょっと途中で買い物しようと思ってさ。デパ地下っての?やっぱ東京は凄いねぇ(笑)」荷物をバッグや袋から出してテーブルに置きながら言うU美。
「別に必要じゃない物まで買っちゃったよ。不思議な力が存在する場所だな(笑)」
「それはあなたに我慢する力が足りないだけなのでは…?」
「一人寂しく年越し迎える可哀相なお医者さんがいるってから、私が付き合ったげようと思って来たのに、そういう事言わないの(笑)」
「(´・ω・`)」
「あーっ!掃除もしてないじゃんか!こんなんで新しい年迎えないで下さい。掃除するからどっか行ってて」
「ちょwww どこ行きゃ良いんだよww こんな年の暮れに…」
「パチンコでも行ってくれば良いじゃんか」掃除機をガチャガチャ用意しながら言うU美。
「オレギャンブルやらねーしw あ、馬券は買うか…」
「じゃあ競馬でも行ってきなよ」
「やってねーよww」
「じゃあ…、あ、年越蕎麦のめんつゆ買うの忘れた。…レッツゴー(笑)」
「…デパ地下で必要じゃねー物まで買ったんじゃねーのかよ…」
「さっさと行く!口動かす前に体を動かすの!子供の時教わったでしょ?早くしないと年明けちゃうじゃんか!」
「へいへい。めんつゆね…」渋々家を出るオレ。
年末のデパートは、夕方前でも大混雑していた。正月料理が並ぶ中を、めんつゆを探すオレ。
「…今は何でも売ってるんだなぁ…。昔はこんなのお袋が自分で作ってたけどなぁ…」黒豆の試食を勧められて、口にしながら呟く。オレの正月料理の記憶は、10年前の上京前のままで止まっている。
揉みくちゃにされながらめんつゆを買い、また色々なコーナーを見て廻る。早く帰ってもU美に邪魔物扱いされるだけだし。
「うお。これ美味そうだなぁ…」とある店舗の前で足を止めるオレ。出来上がったばかりのチャーシューが積まれていく。
「試食する?」暫くその光景に見入っていたら、店のおっさんがチャーシューを切り分けてくれた。
「こりゃどうも…」遠慮なくもらって口へ。
「美味いでしょ?有名な豚肉でね。脂身の味が良いでしょ〜」満足そうに問い掛けるおっさん。
「…うん。これは美味いっすねぇ」口の中に広がる脂の味が、確かに絶妙かつしつこくない。
「もうこれが最後の上げだから、買いっぱぐれると来年末まで食えないよ?(笑)少し引いとくからさ」
「…じゃあ、一本もらおうかなぁ…」
「ありがとうござ〜い」オレが選んだチャーシューを袋に入れて手渡すおっさん。
「ありがとね。良いお年を〜(笑)」会計を済ますと、更に満足そうにおっさんが笑って言った。
更に店内をウロつき、年の瀬の世の中の忙しさを実感する。ちょうど良い頃合いだと見計らって帰宅。
「ただいま〜」既に掃除は終わり、料理を始めているU美。
「あ、お帰りなさい。ずいぶん長かったねぇ」
「これ買ってきた」さっきとは見違えて綺麗になった部屋。テーブルに買ってきた品々を並べる。
「こんなに買ってきたの?(笑)何で?(笑)」
「何かその場の雰囲気で…」
「私の事バカにできないじゃんか(笑)こんなおっきいチャーシュー食べ切れるの?(笑)」
「いやいやそれがあなた…この焼き豚ちょっと他にない味ですよ。脂身の味が違う…」
「ふーん。どれどれ?」包丁を持ってきて少し切り、口に入れるU美。
「あ!ホントだ!なかなかイケるねぇ」
「そうでゲしょ?」あの時の満足そうなおっさんの笑みと同じような顔でニヤつくオレ。
「で、レシートは?…………1本3980円!?アンタなに無駄遣いしてるのよ!」オレを睨むU美。
「ホントはもう少ししたんだけど、年末だからって値引きしてもらったんだぜ?買い物上手だな」
「無頓着すぎだもん!こんな高いの食べたらバチがあたるよ!?ったくバカなんだから…」
「ご、ごめんなさい…」年の瀬の最後に怒られた (´・ω・`)
しえん
サンタの話わらた
うちの子(幼稚園児)は、「悪い子にしてるとサンタさんプレゼントくれないよ!」っていったら
しばらく考え込んだ後「そうだ!!サンタさんがくれないなら買えばいいじゃん!」って言った
支援
「これ何?」ふとテーブルに置かれた重箱に気付くオレ。
「お節。まだ全部詰めてないけど」忙しそうにキッチンを立ち回りながら答えるU美。
「お節か。重箱に入ってるの初めて見た」
「お義母様は?お節作らなかったの?」
「正月料理は作ってたけど、別に重箱に詰めてなかったな。皿に盛って出て来たよ」
「ほほ〜。そっちの方が良い?」
「んにゃ。別に食えりゃ何でも。海老フライとかもあるのか!?豪勢だな」キッチンに入り、並んだ食材を見ながら言うオレ。
「ちょっと!邪魔です!だからパチンコ行ってこいって言ったのに…」
「パチンコしねーもんよw あ、これ何?」今度はタッパーを見つけ、尋ねる。
「サーモンのマリネ。味染みてると思うよ。自信作(笑)」
「ほえ〜。気合い入ってんなぁ…。年越しっつったって、別に日にちが一日経つだけじゃねーかよ…」タッパーを開けてマリネを一口。
「こら!つまみ食いするな!新たな気持ちで新しい年を迎えるんだから、気持ちいいじゃんか」
「…そう思ってる人にはそうだよね」何を言われても、オレには12/31が1/1に替わるとしか思えないし、そこに新たな気持ちも何も存在しない。
「ドライ過ぎるのよ。ちょっと暇なら自分の部屋でも掃除してきたら?」
「え?してくれたんじゃないの?」
「ここと隣(和室)と、寝室とお風呂とトイレ掃除して、買い物行ってる間にS君の部屋まで掃除終わるわけないじゃんか」
「そっか。じゃあオレの部屋は現状維持で…」
「してきなさい!」
「…ほい…」何でたかが正月ってだけでここまで気合いが入るのか…。
仕方なく自分の部屋に掃除機をかけ、多少見栄えが変わったと判断して掃除を終える。
「終わりました」キッチンに戻り言うオレ。
「ほいほい。お蕎麦は冷たい方が良いんだよね?」
「どっちもイケる口ですが…」
「じゃあ冷たいのね。私温かいのダメだから」テキパキと動きながら答えるU美。もう夕方。
「…これは海老天?さっきフライなかった?」
「あれはお節、これはお蕎麦の付け合わせ。ってか、邪魔だからキッチン入らないの!」
「(´・ω・`)」仕方なく椅子に座るオレ。
「蕎麦は買ってきたん?」
「うちのお父さんが打ったの。持ってけって言われたから持ってきたんだ〜」
「へ〜。蕎麦打つのか。すげーな…」
「年末になると必ず打つんだよね。あとお餅もつく」
「…気合い入ってますね。一家で…」
「S君ちはやらなかった?」
「やらなかった。ああ、お袋は何か料理作ってたかな。親父は…何してたんだろ…。ああ、何か電球取り替えたりしてたな…」
「S君は?(笑)」
「年末年始って、何やってたっけなぁ…。そもそもうちにいたんだっけなぁ…」
「ったく(笑)情緒が無いなぁ(笑)」オレ、年末って何やってたんだろ…。
U美が落ち着いたのは、夜8時過ぎだった。二人で食べ切れるのかと思う程大量の料理を作り上げた。
「揚げ物は、食べる直前に揚げた方が良いよね」
「オレ別に冷たくてもイケるけどな」
「…アナタは来年、その貧乏舌を直しましょう」
「オレって貧乏舌だったのか… (´・ω・`)」
「今頃気付いたの?(笑)まあただの無頓着君なんだろうけど(笑)お蕎麦茹でるよ?」
「お願いします。腹が減りもうした」
蕎麦と一緒に、大量の天ぷらが出てきた。
「おお!これは美味そうだな!」皿に盛られた色々な種類の天ぷらが、空腹も増してメチャクチャ美味そうに見える。
「はい。じゃあ頂きましょう。今年はお世話になりました」U美が正面に座り、頭を下げる。
「ほいほい。お世話しました。いただきまーす」早速箸をのばすオレ。
「こらこら(笑)誰が世話したって?(笑)」
「え?ああ…えーと…来年もよろしくお願いします。…平に……」
「ん(笑)食べてよろしい(笑)」
「これ、何の天ぷら?」
「んーと…それは山芋」
「山芋?擦るととろろになるやつ?」
「そそ。とろろ嫌いなんでしょ?でもこれはイケると思うよ」恐る恐る一口。
「む…、結構美味いな」軽い粘り気と衣のサクサク感が絶妙。
「このかき揚げも母直伝なんですよ(笑)」
「どういったところがですか?」かき揚げを取りながら聞くオレ。
「玉葱と人参と、鳥肉にアシタバと三ツ葉が入ってましてですね、甘さの中に少し苦みのある大人の味なんですよ」
「へぇ〜。良く考えるねぇ。大したもんだ。…お義母さんが」
「今作ったのは私だもん!」
「…でしたね。さすがセンセだ…」
「分かれば良いのよ(笑)天ぷらの具で一番好きなのは何?」
「うーん…。ピーマンかなぁ」
「おお!通ですね(笑)海老とか言うのかと思った(笑)」
「エビは天ぷらよりフライが良いな。嫌いじゃないけど。天ぷらは野菜の方が好きかもしれん」
「ほ〜。脂っこいからもたれるしね。もうトシなんじゃないですか?(笑)」
「そこ、黙って食えよ。てか、この蕎麦美味いな…」
「でしょ(笑)意外にイケるのよ(笑)」蕎麦好きのオレが素直に美味いと感じたお義父さん手打ちの蕎麦。下手な店よりよっぽど美味く感じた。
「そんなに喜んで食べたの知ったら、これから毎年お父さんが打ったお蕎麦食べれるかもよ(笑)」
「よろしく言っといてくれ」更にがっつくオレ。
「…しかし、よく食べるねぇ(笑)」
「腹減ってたんだよ」
「あ、そうそう思い出した。お父さんが、お歳暮ありがとって」
「ん?ああ、届いた?」
「かなり前だけどね(笑)九州から送られてきたの?あれ」
「芋焼酎ね。お義母さんも好きだって言ってたし。前に上げた店のやつとは違うとこのね」
「美味しいって喜んでたよ」
「そりゃ何よりですな。オイリオギフトにしようか迷ったんだが、酒贈っといて正解だったな」
「オイリオギフトって、あのCMの?(笑)」
「そそ。『暮れの元気なご挨拶』だからな。散々迷ったが、今回はTOKIOのリーダーに謝って酒にした」
「また適当な事を(笑)てか、さっきから話してても全然お箸が止まらないね(笑)そんなにお腹空いてたの?(笑)」
「うん。『大晦日だよドラえもん祭り』終わってもお預けくったの初めてだもん」
「それはどうもすみませんでした(笑)じゃあ、私の分もお蕎麦食べて良いよ」
「いらないの?」
「作ってたのと、S君食べてるの見てお腹一杯になっちゃった。あ、ビールもう一本飲む?」立ち上がってパタパタと冷蔵庫へ進むU美。こいつのおかげで、上京して初めて年越しらしい年越しを迎えることが出来た。
特に観ているわけでもなかったが、テレビは紅白が点いていた。
「『天城越え』聴きたかったな…」石川さゆりの番を終えて呟くオレ。
「うわ(笑)演歌も聴くんだ(笑)」
「いや…『天城越え』って良くね?」
「まあ確かに(笑)おばちゃんに混じってカラオケ行ってきたら?(笑)誰かしら唄いそう(笑)」
「…聴きたいのは本人のだけです…」
華やかな紅白が終わり、画面は一転、静かなお寺の様子を映す。
「このさぁ…。23:45からの静かな感じが良いな。カウントダウンって感じだよね」
「あら(笑)情緒あるじゃんか(笑)『行く年来る年』観ると確かに今年も色々あったなぁって思うよねぇ」オレのグラスにビールを注ぎながら答えるU美。
2008年の年が明けた。
テレビでは一斉に新年を迎えた喜びをバカ騒ぎとも言える程に騒ぎ立てている。
「やっぱ、年越しと年明けだけはNHKだな…」
「珍しいね(笑)もっと賑やかに迎えるタイプかと思ってたのに(笑)てか、いつも自宅で新年迎えるの?」
「うーん…まちまち。サザンの年越しライブ行った時もあるし、いつもの連中と遊んでて、気付いたら年明けてた時もあるし…」
「年越しライブ行ったことあるんだ。良いな〜。サザン好きだもんねぇ」
「うん。なかなかオツな年明けだった。国家試験の年だったっけな。他にも何回か行ったから忘れちった」
「じゃあ今年は初詣に行こう(笑)」
「いつ?」
「今から(笑)近くに神社あったでしょ?お寺もあるよね」
「あるけど…。寒いよ」
「そりゃ冬だもん(笑)ジジ臭いこと言ってないで、ほら行くよ(笑)」
U美に促されて近くの神社へ。
「めっちゃ人並んでるぞ?」ごった返す人込みを見ながら、うんざり言うオレ。
「初詣だもん(笑)」
「仕切り直そうぜ。別に数日後に来ても何が変わるってわけでもあるまいし…」
「S君にとっても、今年は大きな一年じゃんか!元旦の今、お参りする事に意味があるんだもん!」マフラーを巻き直しながら答えるU美。
「何で今年は大きな一年なの?」素で聞いたオレ。
「…今年は何があるの?」呆れて聞き返すU美。
「何って……………ああ!オリンピックな。でもあれ別にオレとは何の関係も…」素で答えたオレ。
「オリンピックもあるけど…、私達に関係あることで大きいことあるじゃんか!」
「む…?…………ああ!はいはいはいはいw ついうっかりw」
「うっかりぃ!?」睨むU美。
「いや、うっかりしてないよw 今年は確かに変化の年だね。うんうん…」
「全く無頓着なんだから…。新年を機に直しなさい」
「…ほい」今年は貧乏舌と無頓着を直さなければならないらしい。どっちも自覚がないんだが…。
賽銭箱に賽銭を入れ、おみくじコーナーへ。
「これだけが唯一の楽しみだな…」
「そんなこと言わない(笑)さ、引くよ」箱に手を入れ、おみくじを引くU美。
「…大吉!いぇーい!今年も良い年になりそうだ(笑)」
「元旦なんだから、大吉ばっかなんだよ」次いでオレもおみくじを引く。
「…小吉(´・ω・`)」
「あれあれ?(笑)大吉ばっかなんじゃないんですか?(笑)おかしいですねぇ(笑)」
「だ、だからさ、大吉だらけのここから小吉引くって方が価値あるってか…」
「ああ、なるほどねぇ(笑)一理あるなぁ(笑)」
「(´・ω・`)」敗北感いっぱいでおみくじを枝に縛り付け、お守りと破魔矢(?)とかいうのを購入。
「お!なんか祭りみたいにタコ焼き売ってるぞ」
「そういうのはすぐ見つけるんだね(笑)食べる?」
「でもなぁ…。こういう時に出る屋台のタコ焼きって、あんま…」
「美味しくないよね(笑)」
「お!その先にイカ焼きがあるぞ!あれを買おうではないか」
「はいはい(笑)あれだけお蕎麦と天ぷら食べて、まだ入るんだね(笑)私より食い意地張ってるじゃんか(笑)」イカ焼きの屋台の前へ。
「こういうのは縁起もんとしてだな…」
「うわ(笑)新年とか関係ねぇとか言ってたのに(笑)都合良すぎだもん(笑)」
「………イカ焼き2つね…」聞こえないフリで注文するオレ。年越し年明けに外を出歩いていることは多かったが、神社にお参りに行ったのは初めてだった。なかなかの祭り具合をひそかに楽しんでいた。
深夜2時過ぎにうちに帰宅。
「寒かったねぇ。温かいお茶でも入れようか」帰るなりお茶の準備をするU美。
「それより風呂入ろうぜ。そっちの方が温まるし」
「あ、そだね。新年初の一緒風呂する?(笑)」ってことで、一緒に入浴。
「あれ?お前おっぱいでかくなった?」浴槽で、後ろから抱きしめる形でU美に聞く。
「え?別におっきくなってないと思うけど…。あ!新年早々イヤミか!?」パチャパチャとオレにお湯を飛ばすU美。
「違う違うw 抱いた感じ大きくなったように感じたんだけど…。ああ、肉が付いただけか…」
「やっぱイヤミじゃんか!(笑)もう抱かなくて良い!私の体に触るな!(笑)」
「結婚前からセックスレスですか?今まで散々やっちまったからな…」
「そういう意味じゃないもん(笑)素直になったらするんだもん(笑)」
「…素直ですがな(´・ω・`)」
「どこがよ(笑)」
「だから、素直に『肉が付いたね』って言ったじゃないですか。嘘は申しておりませぬ」
「そういう素直じゃない!…ったく(笑)」
「でもセンセさ、春に会って久しぶりにエッチした時より、何てのかな…体に丸み帯びて、エロくなったな」
「丸くなるとエッチっぽくなるの?(笑)」
「丸くなったわけじゃなくて、ラインが丸みを帯びたっての?前はスリムだなって思ってたけど、今は女らしいってのかねぇ…何か言い方難しいが…。ま、悪い意味じゃないよ」
「ふーん。前の私の方が良い?」
「いや、これもなかなか…。てか、女性は優しい柔らかさがある人が良いな」
ムニュムニュと胸を揉みながら、今発した言葉を改めて実感する。
「そっか。柔らかい方が良いんだね〜」満足そうに微笑むU美。
「だからってお前、デブるなよ?柔らかいとデブって良いは違うんだからな」
「ほいほい。分かってますよ(笑)私も早いうちに子供ほしいし。産む前から興味失われてたまるか(笑)」
体の芯から温まったところで、風呂から上がる。
「冷えないうちに寝よう」ってことで、寝室へ。
「ねねね、新年の最初のエッチって、姫初めって言うんでしょ?したい?(笑)」腕枕された状態でU美がいたずらっぽく聞く。
「え?…あ、ああ…。まあ…」
「はっきりしないなぁ(笑)じゃあ私がしてあげよう(笑)お年玉ね(笑)」もぞもぞとベッドをずり下がっていくU美。トランクスを脱がして下腹部をゆっくり愛撫し始める。
「センセって、そんなに積極的だったっけ?」
「だからお年玉だって(笑)」ヘソ辺りを執拗に愛撫するU美。
「…もちっと下を…」
「え?どこ?どこ愛撫してほしいの?(笑)」もぞもぞと布団から顔を出していたずらっぽく聞くU美。
「ここ」U美の手を取り、チンコを握らせる。
「はいはい(笑)今年の初フェラですね(笑)」またもぞもぞと布団を潜っていくU美。暫くするとチンコが強烈な快感を覚える。
「うわ…。お前やっぱ上手いなぁ…」口の中でとろけてなくなってしまうような感覚。今まで口でしてもらった女性の誰より上手い。まあU美に開発された体だからそう感じるのかもしれんが。
「そんな気持ちいいんだ(笑)もっとおっきくしてね(笑)」ズボズボとディープスロートを開始するU美。
「うわ…」思わずU美の頭を押さえるオレ。
「んぶっ!げほげほっ!…深くまで突っ込むなよぉ。むせちゃうじゃんかぁ…げほげほっ」
「あ、ごめん。つい…」
「深く突っ込ませたいなら先に心の準備させてよ。結構苦しいんだから…」
「いや〜わりわり。つい気持ち良くて…」
「じゃ、もっかいね。ってもうイキそうなの?おチンチンぴくぴくしてるよ?」
「いや…も少し我慢できるかな…」
「口に出す?私の中に出す?」
「妊娠しちまったらやばいだろ?」
「でもコンドーム付けると気持ち良くないんだもん…。いや、気持ちは良いんだけど何か違うんだよね…」
「センセだって入れてほしいでしょ?」
「うん。まあでもフェラだけでも満足よ?」
「いやいやw 寒いから裸になるの嫌?」
「ううん。脱ぐ?」するするとパジャマを脱ぐU美。やっぱり少し丸みを帯びたラインがメチャクチャエロっぽい。
「ちゅーしよか」U美がオレを裸にすると、オレの横に座ってキスをした。その後唇が下に下がり、乳首を愛撫しながら手でチンコをシゴく。
「うわっ!センセそれやばいんだって…」
「ふふふ(笑)これ好きだもんね?(笑)出しちゃっても良いよ。どうせ出したらもっかい勃たせるし(笑)」
「マジすかw」
「1回出してからの方が長続きするじゃんか(笑)ちょうど良いくらいなんだもん(笑)」更に手コキを激しくしながら笑うU美。
「お前、入れる気満々かよw マジで出そうなんですが…」我慢汁で、シゴくたびにクチュクチュいうチンコ。わざと音を立てるようにシゴくU美。
「口に出す?」
「任せる…」
「じゃあ飲んだげる(笑)」乳首から唇を離し、チンコを咥え込んで激しくピストンするU美。呆気なく果てるオレ。
「…んぶっ!ん〜…ん〜…ぶぶっ」かなりの量が発射されたらしく、必死で口の中で受け止めるU美。オレを見つめる大きな目が涙ぐんでいる。
「んっぶっ…」口の中に溜まったザーメンを飲み込んだらしく、喉が上下する。オレの手を掴んで自分の頭に乗せる。撫でろということらしい。
頭を撫でられながら、U美は必死にザーメンをこぼさないように口の中に受け止める。発射が終わったと判断して、口からチンコを引き抜く。ザーメンと唾液の混じった液が、口とチンコの間に一本の糸になってつなぐ。
掌を口の近くに持って行き、口に溜まったザーメンを吐き出す。
「んべ…にが…。ホント苦い…」
「別に口で受け止めなくても良かったのに…」絶頂に達したオレが、怠そうに言う。
「苦いけどくせになるんですよ(笑)」掌に出したザーメンをペロペロ舌先で舐めながら微笑むU美。
「他の女の子なんて、精子口に出されるのさえ嫌だって人多いのに、センセは変わってるね」
「私だってアナタ以外の精子は嫌ですよ?まあ舐めるのすら絶対やだけど(笑)彼氏のだったら、何故か許せちゃうんだなぁ…」
「男にとったら有り難いけどな…」
「さ、もっかい元気になってね(笑)」掌に残ったザーメンをティッシュで拭き取り、またチンコを咥えようとする。
「センセの体触らしてもらった方が元気になるかも」
「そなの?じゃあ…S君愛撫(笑)」ベッドに横になるU美。真っ白で張りのある肌は、全く歳の衰えを感じさせない。
「うぅ…」乳首を愛撫すると、小さく喘ぎ声をあげる。
「既にカチカチかよw チンチン待ち切れない?w」固くなった乳首を甘噛みしながら聞く。
「違うもん!おチンチン舐めてたら興奮しただけだもん…」真っ赤になって否定するU美。
「じゃあチンチンは無しねw」
「えぇっ!そんなぁ…」
「やっぱ待ち切れないんじゃねーの?w」びっくりするほど濡れ濡れになったマンコを触る。
「うくっ!」ビクッと体を奮わせて反応するU美。
「お前の身体はいつ見ても綺麗だなぁ。惚れ惚れするな」
「そ、そかな…」快感に襲われながらはにかむU美。クリを散々擦りあげた後、指を挿入。
「んひっ!」突然の挿入に、変な声をあげるU美。オレの腕にしがみつく。そのままゆっくりピストン。
「んあっ!あっ!あっ!」
「気持ち良い?」
「うんうんっ!気持ちっ…良いっ…」ビクビクと身体を震わせながら悶えるU美。
「じゃあチンチンはいらない?w」
「やだっ!ほし…いよぉ…」感じながら、オレを見つめて懇願。
「じゃあ、ちゃんとお願いしてみ」
「S君の…おっ…おチンチン……入れてくだ…さいっ…あああっ!いくっ!」
「おいおいw 勝手に指でイクなよw」指を引き抜くオレ。
「えええええっ!もうちょっとだったのにぃっ!」恨めしくオレを見つめるU美。
「じゃあ入れてやるから…。分かるよね?w」
「うん…」けだるそうに身体を起こし、よろよろとチンコに近づく。2度目のフェラはあくまでソフトに。ツボを押さえている。
「…よし、じゃあ…」
「はい。どうやって入れるの?」
「センセが上になって」
「はい…」怖ず怖ずとオレに跨がるU美。ケツの方から手を廻し、チンコを掴んで自分の穴に寄せる。
「…んっ!んんんっ!」ズリズリとチンコを擦りつけながら中に導いていくU美。やがてずっぽりと収まる。
「やっぱ…。指より何倍も…気持ちいい…。S君のこれ大好き…」呟くように言うと、いきなり激しく腰を上下し始める。
「うおっ!センセいきなり激しいよ。すぐイッちゃうだろ!」
「ああっ!わたっ…私はさっき寸止めされたじゃんかっ!我慢してよぉっ!あああっ!気持ち良いよぉ〜っ!」更に激しくピストンを繰り返すU美。
「うわっ…オレマジでやば…」情けないことに、2回目の発射寸前なオレ。
「えっ!もうっ?何で今日はそんなに早いのよ!いつもはもう少し頑張ってくれるじゃんかっ!」スピードを少し落としながら、恨めしそうにオレを見つめるU美。
「これだけ激しくやられたらもたないって。正常位でするぞ」
「はい…」U美を寝かせて再び挿入。歳の割には締まりが半端ない。キュウキュウと締め付けて、沢山の愛液でオレのチンコの挿入を歓迎してくれる。
少し高揚を沈めるためにゆっくり腰を動かし、おさまったところでピストン開始。
「ああっ!奥に当たってるっ!これが良いのっ!」目をパッチリ開いてオレを見つめて快感を受け入れるU美。その目がトロンとなり、次第にきつくつぶられる。絶頂の前らしく、喘ぎ声も一段と激しくなる。
「U美、一緒にイクぞ?良いか?」
「はいっ!はいっ!来て下さいっ!」目をつぶり何度も頷くU美。
「腹に出すからな」
「ああっ!私もうイクっ…!まだですかっ?私もうダメだよぉぉっ!」
「もう少しだ…」
「あああっ!だめっ!ごめん…。ごめんなさぁいぃ…くうっ…」全身に鳥肌が立ち、細かい痙攣を繰り返すU美。やがて目をうっすら開けて放心状態。ぐったりとしたまま、オレのピストンを力無く受け入れる。
「イッちゃったの?w」すまなそうにオレを見つめてコクコクと頷く。絶頂時にこぼれたらしい涙が頬に垂れている。
「じゃあオレも…」ピストンを速めるオレ。
「中に出して…」今まで力が入らず、だらし無く広がっているだけだった足に力を入れて、オレを離さないようにホールドするU美。
「だから、腹ボテになってウェディングドレス着るのかってw」
「今日は大丈夫だもん。中に欲しいんだもん!」
「じゃ、マジで中に出すよ?」
「はい…。いっぱい下さい…」一気にピストンを速くして、絶頂を迎えるオレ。
「あっ!熱い…。出てるのが分かる…。すっごく気持ち良い…」放心状態のまま、中でザーメンを受け止めるU美。放心しきった顔が、恍惚の表情に変わる。
「まだ抜かないで…。も少しこのままで…」絶頂の余韻に浸りたいらしく、暫く中にチンコを入れたまま抱き合ってキスを繰り返す。
芯が柔らかくなったチンコを引き抜くと、追い掛けるようにザーメンが垂れ落ちる。
「2回目なのに沢山出たね(笑)」ティッシュでマンコを拭いたオレに、お返しとフェラで掃除してくれたU美。
「私の匂いがするのが嫌だな(笑)」
「散々擦ったからな」
「はい。全部吸い付くして舐めとりました(笑)ご馳走様(笑)」
「お前さぁ、やっぱ体型が色っぽくなったな。いつもより興奮しちまった」
「そっか。まあ興奮したなら良いよね(笑)」満足そうに微笑むU美。満たされた感じで眠りにつく。
元旦の朝になった。U美は早く起きて朝食の準備。
「朝ですよ〜ん。お雑煮お餅いくつ入れますか?」寝ているオレの頬を冷たい手で触りながら聞くU美。
「…ん?餅?オレいらね…」
「まーた朝食より睡眠ですか?(笑)早く起きてきなよ(笑)」鼻をグシグシして部屋を出ていくU美。仕方なく起きるオレ。
リビングに行く。
「お、起きたね(笑)お餅いくつ入れる?」
「餅いらねーって」頭を掻いてあくびをしながら答えるオレ。
「お雑煮にお餅入れないの?」
「うん。好きじゃねーんだ」
「それだと、ただのおつゆになっちゃうよ?」
「それで良いよ。いつもそうだし」
「お腹空いちゃうよ?お餅嫌いだったっけ?この前お団子美味しそうに食べてたじゃんか」
「冷たい団子みたいのは食えるんだよ。そのつゆの中に入ってドロドロした餅は嫌いなんだ。歯に纏わり付く感じが」
「ふーん。珍しいねぇ…」理解できなそうな顔をして料理の準備をするU美。
シャワーを浴びてさっぱりしたところで、朝食の準備が整った。
「今日は当直だっけ?夜からだよね?」
「そだね」
「じゃあ、今呑んでも平気だよね」熱燗をテーブルに並べる。
「お!これが昨日作ってたお節か。美味そうだね」
「さ、食べよか。開けましておめでとうございます」ぺこりと頭を下げるU美。
「ありがとう。いただきまーす」
「おいおい(笑)その意味のおめでとうじゃないでしょ(笑)」
「あ、えーと…今年もよろしくお願いします…」
「こちらこそ(笑)さ、どうぞ」
雑煮を一口。
「お!お袋の雑煮と味が似てるな」
「そう?お餅嫌だってから、少しでもお腹に溜まるように野菜一杯入れたんだぞ(笑)」
「気を使わせて申し訳ない…」雑煮は薄味で野菜の味が出ていて非常に美味かった。
「これも作ったの?」重箱に入っている煮物に手をのばすオレ。
「…………あれ?この味……………」
「あ、やっぱり分かった?さすがじゃんか(笑)」
「お袋の味だな」
「うん。昨日こっち来る前にご両親に年の瀬の挨拶に行ったんだけど、そこで頂いたんだよね。良く分かったねぇ(笑)」
「センセの味もお袋の味も甘みが強いとこは似てるんだけど、これは品の無い甘さだったからな。すぐ分かったよ」
「またそういうことを言う(笑)お義母様の煮物、美味しいじゃんか。夏に食べさせてもらってからハマっちゃって、どうにかしてあの味を出そうとしてるんだけど…」
「んにゃ、真似する必要は全くないな」
「伊達巻き好きなんでしょ?既製品だけど一杯食べて」
「伊達巻き好きって何で知ってんの?」
「お義母様が昨日教えてくれたの。伊達巻きだけ与えとけば文句言わないからって(笑)」
「あの母親はろくな事言わねーな…」まあ事実なんだが…。
「このお豆と数の子の和え物で、いつもバトルするんだって?(笑)」
「そんな事まで話したのか。オレ、箸の持ち方が鉛筆持ちの癖がついちゃって、治すのにその豆掴ませるんだよ」
「で、治ったの?」
「治らねーから鉛筆持ちのまま豆掴んでやった。そっちの方が上手く掴めるんだ」
「お義母様は何か言ってた?(笑)」
「呆れて不思議そうに見てた。もうこの癖だけは治らないな…」
「あらら(笑)」ゆっくりと時間が流れる、正月らしい正月だった。今までのどの正月より幸せだった。
年末から元旦までの流れを一気に書きました。
久しぶりにU美とのエロ部分も書きました。年明けだしねw
続きからスキー旅行まではまた後日書きます。
いつもこんな駄文でも支援くれる人、ホントにありがとね。感謝感謝っす。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
好色氏乙でした。
乙
焼豚のトコいいなぁw
んで、姫初めゴチです。
乙です。
パチンコの方が無駄遣いなのに、
チャーシュー買って怒られるなんて…面白すぎ。
U美さん、好色さん、どうぞ末永くお幸せに。
「正月っつっても、やる事ないよなぁ…」昼頃までダラダラと呑み喰いを続けていたが、テレビは面白くないし退屈そのもの。
「年賀状届いてるかも。下(郵便受け)行って見てくるね」パタパタと部屋を出ていくU美。
「すっごい量来てるよ」年賀状の束を持って、驚きながら部屋に戻ってくるU美。
「センセだってこのくらい来てるんじゃねーの?」束を受け取り、一枚一枚確認しながら言うオレ。
「何年か前から、教員同士の年賀状のやり取りはしないようにしましょうって学校で決まって、昔みたいに住所晒さないから生徒からも来ないし、ホントに仲の良い先生と友達からくらいしか来ないんだ。最近は」
「…そっちのが良いな…」
「あら、患者さんからも来てるんだね。これは嬉しいでしょ」オレが見終わった年賀状をめくりながら言うU美。
「お年寄りが多いからな。最近の若い人はメールなんだろうけど、お年寄りだとやっぱ年賀状らしいな」
「なるほどねぇ…。あ、『こんなに大きくなりました』って。可愛いねぇ(笑)」小さな子供の写真が写っている年賀状をオレに見せる。
「大きくなったらしいな…」
「この子も元患者さん?」「…じゃないの?」
「覚えてないの?(笑)」
「センセはさ、例えば『10年前の卒業生です』って言われて、全員の顔思い出せる?」
「…その子によるかな…」
「でしょ?生徒から見たら、その先生はたった一人だけど、教師から見たら『卒業生』の一括りだろ?医者も同じだよな」
「なるほどねぇ…」
「まあ、元気になってこうやって年賀状くれるなら、楽しくやってるって事なんだろうから良いことだよな。それより問題は…」
「ん?問題は?」
「患者が何でオレの住所知ってるのかってことだな…」
「ああ(笑)個人情報が漏れてますね(笑)医療ミスとかしたら……こわー(笑)」
「(((;゚д゚)))」
夕方になって、オレは出勤の準備。
「明日は何かすんの?」ネクタイを締めながらU美に尋ねる。
「うん。〇ちゃん(妹)と初売りの福袋買いに銀座に行くの」
「ああ、あいつも実家に帰ってないのか」
「元旦からお仕事みたいよ?兄妹揃って大変ね(笑)明日はお休みみたいだから、買い物行こうって前から約束してたんだ〜」オレの知らないところで、U美と妹はメールのやり取りをしているらしい。
「福袋なんて、在庫詰め合わせ処分セールだろ?無駄遣いもいいとこだな…」
「一年の最初の運試しですよ(笑)」
「そういや、4日からスキー覚えてるよな?」
「え?ああ、うん」オレの代わりに、年賀状のお返し分の住所をパソコンに打ち込みながら答えるU美。
「覚えてるなら良いんだ」連れていかなかったら、連中に何言われるか分からん。
「3日にウェア買いに連れてって」
「え?明日買ってくりゃ良いじゃねーか」
「明日は福袋だもん」パチパチとキーボードを叩きながら、画面と睨めっこして答えるU美。
「…板は?」
「借りる。あ、スキー教えてね」
「え?出来ないの?」
「うん。できないの」
「…めんどいな…」
「スキーもスノボも出来るんでしょ?どっちやるの?」
「最近ボードかなぁ」
「じゃあスノボ教えて。年賀状の住所代わりに打ってるんだから」
「…へいへい。あんなん転んで覚えるもんだろ…。ついでに足でもポッキリ折ったら、痛くて次から転びたくないから嫌でも上達すんぞ」
「スパルタはやめてね(笑)ああ、てことは4日から出掛けるのか。お節作りすぎたねぇ。病院に持ってく?」
「ん?ああ。あんなにあっても食べ切れなそうだな」
「じゃあ準備するね。あ、明日〇ちゃん(妹)にもおすそ分けしよ。彼氏に『私(妹)が作った』って言って食べさせなって(笑)」
「食品偽装キタコレ (ノ∀` )」
「そういえばさぁ、隣の部屋(和室)にあったけど、あれはお歳暮?箱が積まれてた」お節を取り分けながら言うU美。
「ああ。欲しいもんあったら持ってって良いよ。どうせ全部実家に送っちゃうし」新聞を見ながら答えるオレ。
「あれも患者さんから?」
「が殆どかなぁ。どこから住所漏れてるのかマジで分からんな」
「ホントにもらっちゃっていいの?」
「既に開けてあるインスタントコーヒーだけ残しといて。あとは全部持ってって良いよ」
「そんな。全部はいらないけど(笑)じゃあ遠慮なく…」
「ほいほい」
出勤の時間。
「これ、重箱持って帰るの面倒だろうから使い捨ての容器に入れといた」お節をオレに渡しながら言う。
「おお。さんきゅう」
「こっちはおむすびね」
「え?おにぎりまで握ってくれたのか。ありがとな」
「いえいえ。お正月からお仕事、ご苦労様です。ホント、頭が下がるね」
「いつものことですよw じゃ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」玄関で軽くキスして出発。
「開けましておめでとうございます」ナースステーションに行くと、待機していた看護師さん達から新年の挨拶。
「あ、ありがとね」引き継ぎデータを確認しながら答えるオレ。
「先生(笑)先生個人へのお祝いの言葉じゃないです(笑)」
「ん?ああ…ごめん。今年もよろしくお願いします。あ、これさ、うちの将来の嫁が作ったお節のおすそ分け。と、こっちがおにぎりって言ってたな」
「うわ〜!ありがとうございます〜。みんな呼んでこよ(笑)」
消灯を待ってから、みんなでお節をつつく。
「先生の奥さんは、お料理上手ですねぇ…」しきりに感心しながら食べるナース達。
「このサーモンのやつ、美味しいわぁ〜。レシピ知りたいわ〜」
「この大根の煮付けも味がしっかり染みてるし、丁寧な仕上げね」ベテランの看護師さんも、随分と褒めていた。
「このタルタルソースも、レストランで出るような味だし、から揚げもしっかり下味付いてるし…。美味しいわ〜」あっという間に無くなっていくお節。
「このチャーシューも手作りなんですか?」
「ん?ああ、それ?それ美味いでしょ?そこいらの豚肉とは違うんだな。脂身の味が違う…」
「奥様の手作り?」
「んにゃ、そっちの伊達巻とかのエリアは既製品。チャーシューはなかなか美味いよね」
「何でそんなにチャーシューばかり推すの?(笑)」
「…え?いや…」言葉に詰まるオレ。
結構な量だと思っていたが、あっさりとカラになる容器。U美が作る料理はどこに出しても評判が良いのが嬉しい。気付けば、知らない科の看護師さんやドクターまで来て食べていた。
当直を終えてうちに帰ると、U美は既に出掛けた後だった。
テーブルにおにぎりとおかずが用意されていて、隣に書き置きが置いてあった。シャワーを浴びておにぎりをパクつく。
「箱根駅伝か…」テレビを点けると、いつもの正月の光景が飛び込んでくる。
食事を終えて、ボーッと箱根駅伝を観ていたが、いつの間にか眠くなりウトウト。ソファでそのまま眠ってしまった。
「…ん?」目を覚ますと、いつの間にか毛布がかけられている。
「あ、起こしちゃった?ごめんごめん(笑)」いつもの笑顔のU美。
「…福袋買ってきたん?」
「うんうん。お客さんいっぱいいた(笑)」
「新年早々物好きだなぁ。〇(妹)も買ったの?」
「うん。お兄ちゃんに会っていけば?って言ったら、今日はデートなんだそうですよ(笑)」
「カズちゃんってのは地元東京なのか…?」
「兄としては気になるところですか?(笑)」
「いや、普通実家に帰ってるもんじゃないかなと思っただけ」
「…何だ。随分豪華なもん入ってるな。これでいくらなの?」テーブルに並ぶ福袋の中身を見ながら尋ねるオレ。
「3万円」
「これで3万は結構割安だな。在庫一斉処分セールじゃないのか」
「ふっふっふ(笑)羨ましがってるねぇ(笑)」
「そういうわけじゃないけど…」福袋って、当たりもあるんだね。
「明日の当直は代わってもらえたの?」夕食の準備をしながら聞くU美。
「ああ。無理に無理言って代わってもらったよ」
「そかそか(笑)じゃあ明日、ウェア買いに連れてってね」
「へいへい」
「あ、今日の箱根、どこが勝ったの?」おかずをテーブルに並べながら聞くU美。
「…さぁw 途中で寝てもうた。どっか応援してるの?」
「うん。お父さんの母校が早稲田だからさ」
「あ、そうなんだ。早稲田前の方にいたな」携帯で調べるオレ。
「お、早稲田往路優勝だってよ」
「おお!凄いね。S君の母校も出れば良いのにね(笑)」
「…無理だろ…。つーか陸上部なんてあるのかな…」
「順天堂だって医学部の大学じゃないの?」
「順天堂って、他にも学部あるんじゃねーの?良く知らないけど」
「S君の母校って、医学部だけ?」
「あと看護」
「あ、そっか。…ホントにお医者さんになるためだけに行く大学なんだね(笑)」
「んむ…。潰しがきかなくて資格試験落ちると大変ですな。まあ滅多にいないらしいが…」
夕食を終える。何かあっという間に2日間が終わってしまった感じがした。
C
しえん
>>397 好色センセ・・・
VF(お台場の観覧車の隣のとこ)で買ったレストローズパリの福袋いる?
(気合で並び、圧死未遂に逢いながら購入したものだが諸般の事情で宙に浮いてしまったので・・・)
好色改めてあけおめ!
お年玉代わりのカキコをありがとう。
まったりとした人並みのお正月もいいもんでしょーw
>「え?出来ないの?」
>「うん。できないの」
この返しが良いな。機転が良いと言うか会話してても飽きないだろーなー
いつも会話のネタを探してる俺はテラウラヤマシス
好色は
アルツ派?
スベニール派?
自分は鉛筆がお箸持ち。
治らんよね〜w
こばわ〜。
>>401 そんなに苦労して手に入れた物なんだから、何か理由を見つけて自分で有意義に使って下さい。
>>404 派って事は無いけど、膝間接に使うのはスベニール。インターン時代の先輩の影響が強いけど。
>>405 今じゃもう箸を鉛筆持ちした方が上手く食べ物つかめるんだけどねw お袋がそれ見るたびに不思議そうにしながら、しつけが悪かったと嘆くね。ちゃんとした持ち方も出来るんだけど、めっちゃ不自然な感じw
1/3、昼過ぎにウェアを買いに出掛けた。
「これなんか可愛いんじゃね?」ボードジャケットを手に取ってU美に合わせるオレ。
「服とか無頓着なのに、珍しいじゃんか(笑)でももう少し明るい感じが良いな〜」
「…じゃあ、これは?」
「お、良いね。ちょっと着てみよ」試着するU美。
「どうかな?」女性のボーダー着は可愛い。ぶっちゃけ何を着ても似合うと思った。まあこの辺が無頓着なんだろうが…。
結局、板から全て揃えた。シーズンなのに割引セールしていたのが大きい。
「S君の板ってどこに置いてあるの?部屋にあったっけ?」遅めの昼食に入ったレストランで、パスタを食べながら尋ねるU美。
「ああ。いつもは自分の部屋に置いてあるんだけど、去年の年明けの同級会の後に滑りに行ったから、そのまま実家に置きっぱなしだな」
「じゃあ、明日一回実家に寄るの?」
「Tにうちに寄って持ってきてもらうように頼んであるよ」
「なるほど。S君はボード上手いの?スキーは何でやめちゃったの?」質問攻めしてくるU美。
「スキーは飽きた。ガキの頃からやってたし、大学の時にペンションに泊まり込んでバイトしてたし、その時滑りまくって飽きたな…」
「ボードは?」
「最近始めたばっかだから上手くはないと思うけど、人に見せられないほど下手でもないと自己判断してますが…」
「じゃあ、教えられるんだよね?(笑)よろしくお願いします」頭を下げるU美。
「でもめんどくさいよね(´・ω・`)」
「彼女の面倒見れないのか!…じゃあこのウィンナーあげるから、これで手を打とうではないか(笑)」付け合わせについてきたウィンナーをオレの皿に乗せるU美。
「…教えましょう!」
「これ一式持ってくのめんどいな」うちに帰って来て、板などの荷物を見ながらうんざりするオレ。
「明日はどうやってくの?」
「新幹線で地元帰る…かな」
「え?車は?」
「タイヤ換えてないんすよ。那須越えられないだろ」
「え?12月になったらタイヤ換えるのは常識ですよお兄さん」
「こっちゃ滅多に雪降らないから、そんな常識無いんですよ田舎のおばさん」
「なんだと!?(笑)」
「まあ、もしスタッドレスに換えてあったとしても、あの車で雪道は走りたくねーけどな…」
「じゃあ…、これだけの荷物持って移動するのね」U美もうんざりしてため息。
「Tのうちに宅急便で送るか…」携帯をとり、Tに電話するオレ。午前中に着くように指定して送ればOKということなので、近くの集配センターに車で持って行って、荷物を出す。
「明日って、みんな来るの?」集配センターからの帰りの車の中で、U美が聞く。
「夏に河口湖行ったでしょ?あのメンバーは来るみたいよ」
「T君の部下の弁護士さんとか、S君の勤めてる病院の看護婦さんも?」
「あ〜、そっちはどうなんだろね。あ、でもほら、その絡みで付き合うことになったカップルいたじゃん?あの二人は来るかもね」
「なるほどね〜。何か一年中イベント盛り沢山で楽しいグループだね(笑)」
「春には花見もあるしな…。ホントよう集まるよなw一昨年の花見でよ、Dの会社の後輩君が参加したんだよ」
「ホント来るもの拒まずなんだね(笑)」
「去るものも追わないけどなw で、その後輩君、元々下戸らしかったんだけど、その時ムチャ呑みしてさぁ、急性アル中で救急車呼んださ」
「うわ(笑)そういうのニュースでやってるね。お花見シーズンになると(笑)」
「救急隊員に、付き添い誰か乗れって言われて、まあ間違いなくオレになるじゃんよ」
「お医者さんだしね(笑)」
「で、乗ったさ。救急車の中で応急処置したら、隊員に、あんた医者?って」
「聞かれたと(笑)」
「そっすけど、みたいに答えたら、医者がいる花見で急性アル中患者出すなよ。みたいに怒られた」
「それは救急隊員が正しいね(笑)」
「はい…(´・ω・`)って感じだった」
夕方に外に出て来たので、外食することに。
「お節まだ余ってないか?」
「余ってるけど、一人になったら食べなよ。寒いから日もちするよ」
「そっか。じゃあ何食べたい?」
「焼き鳥(笑)」
「焼き鳥か…………ああ、良い店知ってますぜ。正月休みかもしれんが」
焼き鳥屋に到着。
「お、やってるぽいな」
「ぽいね。てか、ずいぶんお洒落な焼き鳥屋さんだね」
「んむ。赤提灯ぶら下がってるかと思った?w」車を降りて、助手席のドアを開けてU美を降ろす。店に入るとなかなかの混雑ぶりではあったが、隅に1つ空ききテーブルを見つけて座る。
「なんか知らないメニュー一杯あるねぇ…。ぼんぼりって何だろ…」
「食ってみりゃ良いじゃんw」普通に盛り合わせと、U美が興味を示したぼんぼり、オレの好きな生レバーをオーダー。
「生レバーなんて大人ねぇ(笑)」
「ここの生レバーだけ食えるんだ。臭みがなくて良い」
やがて運ばれてくる焼鳥の数々。
「ぼんぼりって、卵黄付いてるのかな?これだよね」
「だね。高いんだからぜってー食えよw」
「…どこの部分のお肉なんだろ…」思い切って食べるU美。
「あ…これ結構美味しい!黄身の部分が味を優しくしてくれる。もう一本頼んでいいかな?」
「気にいったんかw 好きなだけ食えw」普段食べれないような部位まで食べれて、すっかりご機嫌なU美。驚くほど沢山食べた。
帰りにコンビニに寄って帰宅。
「明日は地元まで新幹線?どこで合流するの?」
「駅まで迎えに来てくれるってさ」
「スキー場に行くような車乗ってる人いたっけ?」
「Dのツテでレンタカー借りたらしいよ」
「なるほど。何から何まで準備万端ですか(笑)」
「遊ぶときだけは完璧に揃えるからなw」
「楽しみだな。ゲレンデデビュー」
「転んで雪だるまになっちゃって下さいw」最初はあまり乗り気でなかったオレが結構ワクワクしているのは、やはりU美が側にいてくれるからなのだろう。
次の日、新幹線で地元の駅へ。昼過ぎに到着する。
「いらっさい」新幹線の改札でTが待ってくれていた。
「おう。ご苦労。うちから荷物持ってきてくれた?」
「ああ。お袋さん出掛けてたみたいでよ、親父さんは何がどこにあるかわからんっつって、全部オレに探させたぞ(笑)」
「まじで?w サーセンwww」
駅の近くのパーキングに停めてあった車の前に移動する。
「うお!ランクルかよ」
「うん。Dが3台確保してくれたらしいよ」
「2台しかねーじゃん」
「残りはDが、今日の仕事組拾って後から来るってさ」
「ああ。なるほどね。じゃあ早速行こうぜ」車に乗り込もうとするオレ。
「おいおい。お前はここ」運転席のドアを開けるT。
「…え?オレ運転すんの?」
「他に誰が運転すんだよ」半ば強制的に運転させられることに…。
雪道に慣れていないオレは、久しぶりに運転で緊張した。隣にはU美が乗っていたが、何を話したのか殆ど覚えていない。
夕方、無事スキー場近くのペンションに到着。大して大きくないそのペンションは、オレ達メンバーだけでほぼ貸し切り状態だった。
「雪は見慣れてるけど…何かこう…圧迫されるものがあるね…」辺り一面の銀世界を見渡し、呆然とした様子で呟くU美。
「やっぱり雪景色は綺麗だよな。めっちゃ寒いけどw さ、中に入ろう」
部屋は2階、洋式の洒落た部屋だった。白を基調とした部屋の作りに、鮮やかなブルーのカバーに包まれたベッドが2つ並んでいる。
「凄い!可愛い部屋だね〜」U美は満足そうに言って、窓から外の眺めを楽しんでいた。
その日はもう夕方遅かったし、下の階の大広間でDを待ちながらダベッてた。日も落ちて真っ暗になった頃、Dの運転するサーフが到着、仕事組が合流した。そしてちょうど良いタイミングで食事になった。
「ナイター行こうぜ」食事を終えると、Dがそそくさと動き出す。
「仕事して運転して、まだナイターで滑るスタミナあるのかよ…」呆れる一同。結局、同意した何人かがナイターに出掛けていったが、オレは昼間の運転でくたくただった。部屋でU美に肩を揉んでもらっていたら、いつの間にか寝ていた。
次の日、朝食を済ますとゲレンデへ。
「U美ちゃん、初心者なのにジャケットは似合ってるな(笑)」
「小さいから可愛いよな」マスコット扱いされているU美。もうおばちゃんなのに…。
ボードの初心者コースでU美に滑り方を教えるオレ。
「…重心かける方向が逆でゲすよ…」
「もっと丁寧に教えてよ!」何回も尻餅つきながらも、思っていたよりは上達が早かった。運動神経が全くないわけではないらしい。
「私さぁ、好きな人とリフト乗ってみたかったんだよね(笑)」あまり転ばなくなったし、少し高いところへ行こうとリフトに乗る。
「ユーミンとかかかってないのか(笑)」
「恋人はサンタクロースってか?w クリスマス終わったばっかじゃねーかよw」リフトに乗る時に聞こえてくるBGMは、どうやらユーミンで想像していたらしい。
「スノボって楽しいねぇ(笑)」自分でも思いの外上達が早いと思ったのか、かなり上機嫌なU美。
「そりゃ良かったな。あんま揺らすな…」
「あ、高いとこ苦手なんだっけ?(笑)お!あそこにT君発見」滑っているTを見つけて指差すU美。
初心者コースのてっぺんに到着。てっぺんとはいえ中腹なのだが。
「わ。上から見ると結構傾斜があるね…」
「怖くなったらすぐ転べ」そんなやり取りをしていたら、上からDが滑り降りてきた。
「やっぱボードは楽しいなぁ。お前は今年はお守り役か。お疲れ(笑)」
「そう思うならちっと代わってくれよ…」
「先生のお守りなら苦じゃないだろ(笑)」
「だから、そう思うなら代わってくれっつーの…」
「いくよ〜」こっちの話などお構いなしに、よろよろと滑り始めるU美。
「お、なかなかサマになってんじゃんよ(笑)」
「コーチが良いからな」なんてDと話している間に、ボテッと尻餅をつくU美。
「あらら(笑)早速やりましたよ(笑)」
「お前行って起こしてやってよ…」
「お前が行けっつーの(笑)」などとDとやりとりしていた。
「…あれ?先生ナンパされてね?(笑)」見ると知らないジャケットを着た男に起こされて、何か話し掛けられている。
「行った方がいいんじゃねーの?」
「いや、面白そうだから少し見てよーぜw」
「おま(笑)彼氏じゃねーのかよ(笑)」離れているので会話は聞こえないのだが、明らかに誘われている様子。必死で手を左右に振って拒否するような仕種をしている。
「何か誘われてるぞ?行ってやった方が良いんじゃねーの?」Dは笑えなくなってきたらしい。顔がマジになっている。
「自分で何とかするだろw あの男もなんでU美みたいなおばちゃんナンパするかねw 悲しいものがあるわなw」
「おばちゃんなんてわからねーだろ。普通に見た目イケてるし。早く行ってやれよ」Dがうるさいので、仕方なくU美の側へ。
キョロキョロとオレを探しているらしいU美と目が合う。
「あっ!あれ私の彼氏なんです!だからごめんなさい。怒られちゃうから…」
「えっ!マジで彼氏いたの?…残念だなぁ…」などとやり取りしているところに割って入るオレ。
「何か起こしてくれたみたいで。すみません」
「あ、いや…」もっとおもろい展開になるかと期待したが、その男はオレを見たらさっさと立ち去ってしまった。
「ナンパされてましたねw」
「何で側にいてくれないのよ!」オレを睨むU美。
「たまには良いじゃんよw 久しぶりにときめいたろ?w」
「何で自分の彼女がナンパされてそんなに楽しそうなのよ…」
「お前がホイホイついてくような尻軽だったら、真っ先に駆け付けるけどなw ま、そんな尻軽と付き合わないけどw」
「ふーむ…。私を信じているわけだな?(笑)それならまあよろしい。許してつかわすぞ(笑)」
「まあ、ホイホイついてって、その短い足でも折ってくる展開も期待したんだけどな。ひそかにw」
「もうっ!そんな期待するなっ!今度はついて来てよ?離れたら泣くぞ。大声で」
「…へいへい。さ、どうぞ…」満足そうに再びよろよろと滑り始めるU美。
大喪の礼の日はミュージック無しのゲレンデだったなぁ的支援
412 :
401:2008/01/14(月) 23:19:08 ID:9+m/JIet0
理由と言われても・・・的支援
つか、レディスの服ってわかっているのか?好色センセ
初今年ネタ乙
支援
(´・ω・`)つC
>>412 わかってるから「理由を見つけて」なんだろ
奥にでも出せや
まあまあ
もちつけ名無しの同志
俺たちのwU美さんがナンパされてるのに傍観者な好色、惚れさせてる男の余裕ってか!
やはり「好色をフクロにするオフ」を開催しないと収まりがつかんぞ〜w
418 :
ほのぼのえっちさん:2008/01/16(水) 00:06:44 ID:Oo6chl6qO
てか、U美さんをナンパしてみて〜
スノボ、楽しそうだなぁ。
スキーは合わなかったけど、やってみたくなった!
そして横レスだけど、レストの福袋、ほしいw
U美さんが買ったウェアってどんなやつですか?
私も再来週に初ゲレンデだから気になります。
ナンパされてみたい…
ナンパやめれw
好色氏はがたいがいいみたいだし、ガチでいざという時に怒ったら強そうw
>>420 ゲレンデ教えてくれたら、ナンパしに行くでww
こばわ〜。
>>417 (´・ω・`)
>>418 もっと若い女性をナンパすることを強くお勧めします。なんでU美みたいなおばちゃんをわざわざ…
>>420 白地にピンクのラインが入ったジャケット。下もブーツも白。ゴーグルはピンクの縁取りだったかな。
ゲレンデで一人でコケると誰か助けにくるんじゃないかな?ナンパ目的でw
この前の続きを少し…。
夕食時
「U美ちゃん、一日中滑ってたけど、筋肉痛とかになってない?」食べながら聞くT。
「そんなトシじゃない…ちょっと痛い(笑)」
「初心者は余計な力入りますからね。歳とか関係なく筋肉痛になるんすよ(笑)」Dも笑って合わせる。
「でも、今日滑って今日痛くなるんだから、先生まだ若いね(笑)」Oの奥さんが、ビーフシチューを食べながら答える。この半年の間に、U美は奥さん連中とも大分打ち解けた。
「みんなさぁ、凄いよねぇ。野球やってる姿しか見たこと無いけど、他も何でも出来るんだね」感心した様子のU美。
「遊びに関しては手広くやってるからね(笑)Sとは学生の時スキーしたりしなかったの?」
「うん。野球引退してからは勉強ばっかだったし。ね?(笑)」同意を求めるようにオレを見るU美。
「ん…。そうだったっけ?忘れた」
「オレ達からすれば、Sがおとなしく勉強してる姿の方が信じられねぇよ。なぁ(笑)」Tの一言に、みんな笑って頷く。
「おとなしくなんて誰も言ってないじゃんか(笑)いつもブーブー言ってたもん(笑)」
「ま、そんなとこだろうな(笑)ブーブー言いながらも医者にしてもらえたんだから、お前は一生U美ちゃんの奴隷だな(笑)」
「奴隷て…(;゚д゚)」
「まあ遊びに関しては、Sが1番多趣味だよね。色んなことに手を出してるよな」
「あ、やっぱそうなの?インドアスポーツとかも何でも上手くて、何やっても勝てないんだよね〜」U美が思い出しながら言う。
「でもさ、こいつスキーは上手いけどスケートは笑えるレベルだよ(笑)一緒に行ったことある?」Oが聞く。
「スケート?無いね。下手っぴなの?」
「うん(笑)生まれたての子馬みたいになるな(笑)」
「おお(笑)運動神経のかけらも見えないくらいにな(笑)」みんなが思い出しながら合わせる。
「スケート苦手なの?」U美に質問されるオレ。
「…うん。てか、他にも苦手なのいっぱいあるけどな。スケートは群を抜いて苦手かな」
「あれは苦手とかいうレベルじゃねーだろ(笑)苦手っつー言葉に失礼だ(笑)」
「滑ってねーもんなあれ(笑)歩行だよ歩行(笑)」
「…うるせーよ。黙って食えよ…」何故かスケートはものすごく怖い。
「じゃあ、今度スケート行こう(笑)私が優しくレクチャーしてあげますよ(笑)」
「…お前に教わるくらいなら、醤油飲んで死んだ方がマシだな…」
「よし!次の俺達のイベントは春の花見だけど、その前にスケート行くか(笑)」Tの提案に賛成する一同。
「…ボクは当直があるから…」
「まだ日時決めてねーだろ。お前ぜってー来いよ(笑)」
「うんうん(笑)ぜってー来いよ(笑)」Dの台詞をまねするU美。
「…この冬は、研究室に入る準備しなきゃならないんだ。ボク」
「大学院この前決まったじゃんか(笑)」
「…U美さんはちょっと黙っててくれないか?」オレの動きを逐一把握しているU美の前では、嘘つくことさえできない… orz
「ナイターって綺麗だね」夕食を終えて、ナイターに出てきたオレ達。綺麗にライトアップされたゲレンデが映える。
「ホントにロマンチックだわ。テレビで見て想像した通りだったな」
「またナンパされてみれば?w」
「うーん……。私はこの人で良いや(笑)我慢する(笑)」オレの背中に飛び上がってつかまるU美。
「…センセ…何か重くなったな…。餅食いすぎだな」
「違うもん。ウェアが重いんだもん!」
「…ウェアだけでこんなに重くなるかよw」まだ踏み固められていない雪の場所に、U美を振り落とす。
「いたっ!もうっ!子供産めない体になったらどうするのよ!」尻餅をついてオレを睨むU美。
「別にこんなことで産めない体になる前に、自然に…」
「またおばさん扱いしてるなっ!まだまだイケるもん!」
「だと良いですね^^^」U美の手を引っ張って起き上がらせるオレ。
「S君と再会して、もうすぐ1年じゃん?このたった一年の間だけで、それまでの人生で味わったことも見たこともない風景や経験ができたよ」
「ほう。そりゃ何よりですな」
「私にはまだ知らない事が多すぎるんだなって痛感したよ。こんなんで今までホント何教えて来たんだろ…」しんみり言うU美。
「…英語だろ」
「そりゃそうだけどさぁ(笑)もっと哲学的ってか…もう良いや(笑)」
「センセは、良い教師だと思うよ。いくら可愛いっつったって、それだけじゃあなかなか生徒は覚えてないもんだよ。でも、奴らみんな昨日の事のように覚えてるし、そりゃ昔のノリみたいなのもあるだろうけど、基本的にはみんなセンセの味方だと思うよ。奴ら全員ね」
「かなぁ(笑)」
「虐められ、泣かされても一生懸命教えてたし、別け隔て全くしてなかったし、そういうとこがやっぱ強烈に思い出に残るんじゃね?オレは、お前のその贔屓しない性格と、一生懸命問題にトライしていく真面目さが好きだ」
「…そか…」
「そして、オレもそうなりたいと思ってやってきた。センセは、人生の恩人であると共に人生の目標なんだ。オレの」言葉が白い息となって消えていく。
「ありがと。そんな事ホントに初めて言われたよ。そんな大した人間じゃないのに……」
「また泣く〜。少しは涙腺締めろw」
「泣かせるのが悪いんだもん!この人はちゃんと見ててくれたんだなって思ったら…」
「泣くのはやめようぜぃ」雪の球を作ってU美にぶつけるオレ。
「いたっ!頭に当てたら脳みそ減っちゃうじゃんか!」
「減ったら足せばよかばいw マルコメ君あたりでよかばいw」
「あったまきた!(笑)」U美も雪の球を作って応戦。
「お前ら楽しそうだな(笑)あ、邪魔か?」Dが上から滑り降りて来た。
「センセ、さっきナンパされたっしょ?こいつさ、早く助けに行けよ!って顔引き攣らせてやんのw」Dにも雪の球をぶつけながら言うオレ。
「お前が、面白いからもう少し見てようぜとかいうからだろ(笑)」真っ赤になりながら言い返すD。
「なんだ?私の彼氏はナンパされてる私を見て面白がってたの?あたふたした私を見て…。甲斐性なし!」更に雪をぶつけるU美。
「いてーよw ちゃんと助けに行っただろ?結果として助けたじゃねーかよw」
「良い話してくれてたのに感動が吹っ飛んじゃったじゃんか(笑)」
「だそうですよ?いけませんねぇD君」
「こら!人のせいにするな!(笑)S君が全部悪いんだもん!地球が丸いのもS君のせいだもん!(笑)」わさわさとオレに雪をかけるU美。
「ちょwww 難癖つけんなw それにお前筋肉痛じゃねーのかよww」
「うっさい!そんなの忘れたもん(笑)雪だるまになれ〜(笑)」
「…お前ら、ホントに幸せなんだな…。マジで良く分かるわ…(笑)」Dがオレ達を見て妙に納得していた。
スキー旅行最終日。
妙に寒いと思い目を覚ますオレ。寝ぼけ眼で掛け布団を探す。
「…ん?」掛け布団がやけに重い。無理矢理引っ張るオレ。
「…あれ?何でお前が丸まってんだよ…」隣のベッドで寝ていたはずのU美が、オレの布団に潜り込んでいた。
「センセ寒いよ…。布団返せよ…」
「…ん?…………はい」包まっていた布団を解いてオレにかけるU美。
「…冷たいよぉ…」オレの体に抱き着き、すぐ離れる。
「お前が布団持ってくからだろ。てか自分のベッドで寝ろよ」
「しみったれたこと言うなよ(笑)」こんなやり取りをしていたら、すっかり目が覚めた。
「何か今日は天気が荒れるらしいな…」朝食を摂りながらTが呟く。
「残念だけと、今日は早めに切り上げた方が良さそうだな」Oも合わせる。結局、午前中に少し滑って終了。昼食前にそそくさと地元に向かって動き出すオレ達。
夕方に少し雪が酷くなったが、その頃には豪雪地帯を抜けていたため、帰り道にあちこち寄りながらも暗くなると同時くらいに地元に到着した。
「まだ時間あるな。S、お前仕事は?」
「明日は当直からかな」
「じゃあまだ時間あるよな?メシでも食ってかないか?」
「あ、うん。おけおけ」オレが言うと、結局みんなで食事することに。
「今回はちょっとタイミングが悪かったなぁ…」入ったレストランで、明らかに消化不良の表情で箸を置くT。
「まあ雪山だからな。無理したってろくなことないし。つい数日前にも、雪山登山した人達が遭難してたしな。年明け早々に」Dが答える。
「でも、スノボ初めてやったけど、すっごく面白かった〜。また連れて来てもらお(笑)」U美が噛み締めて言う。
「ああ、U美ちゃん頑張ってたよな(笑)楽しかったなら良かった良かった(笑)」
「ナンパもされましたしね(笑)」Dが余計な一言を付け足す。
「何!?ナンパだ?どこの誰だよそいつ!Sは側にいなかったのかよ!」Oが過激に反応。こいつはマウンドでは冷静なのだが、マウンドを下りると1番沸点が低い。
「いたけど、面白いから少し見てようぜって放置してたな(笑)」
「D、余計な事言うなよ…」
「放置だぁ!?てめー何考えてんだよ!誰だよそいつ。ちっとここに呼んでこいよ!」収まりがつかないO。
「別に強姦されたとかじゃないし、転んだとこを起こしてもらってただけだよ。な?w」
「うんうん。そうそう。そうなんだよO君。ナンパとかそんな大層なものじゃなかったんだよ(笑)」当たり前だが、Oのこんな姿はU美は知らない。必死でフォローしていたが、明らかにドン引きのU美。
「D、そいつどんなやつだった?オレはSにU美ちゃん取られるのは許したけど、そんなカスには許してねぇんだよ!」
「だから、そんな大層なもんじゃねーってw ヤバイと思ったらオレだって放置なんかしねーもんよw」
「けっ!おめーには自覚が足りねーんだよ…」ようやく収まった感じのO。
「アンタは先生の事になると何でそんなにアツいのよ(笑)その愛情を少しでも私に注ぎなさいよね(笑)」隣に座る奥さんが、ポンとOの頭を叩く。
「…すみません。取り乱しました」
「竜ちゃんじゃねーんだからよ…。つーかおめーの怒りはネタじゃなかったろ(笑) いい加減歳相応の落ち着き持てよ。もう子持ちなんだからよ(笑)」Dもホッとしたように言う。
「お前が昔っから導火線短かったから、オレらいっつもトラブルに巻き込まれてたじゃねーかよw 少しは学習しろよw」
「S、おめーが言うな(笑)お前も喜々として喧嘩に出張ってっただろ(笑)」
「…そんな昔の話忘れましたね…」
「えっ!S君ってヤンキーだったの?」U美が驚いて聞く。
「いやいや。ヤンキーとかじゃないっすよ(笑)ただの首突っ込みたがり屋というか、揉まし屋というか…(笑)な、T」Dが昔を思い出しながらTに振る。
「……………………」
「T。どした?」俯いているT。
「………そのナンパした奴、意地でも探し出すぞ………。オレが社会から抹殺してやる………。二度と日の目見れねーようにしてやる………」
「まだナンパの話続いてたのかよw おめーが言うとシャレにならねーんだよw みんなもう少し大人になろうぜ。冷静にだな…」
「…じゃあ冷静に抹殺してやるよ…………」明らかに目がマジなT。
「ちょwwww」オレ以上にU美が引きまくり。
「…あ!あれはナンパじゃなかったな〜。私モテた事ないから見栄張って勘違いしちゃった(笑)ゴメンゴメン(笑)…T君、目が据わってる…。怖いよ〜」
OもTも冗談半分で言っているし、付き合いの長いオレ達にはいつものことだから笑い話で終わるのだが、こんな黒い部分を初めて見るU美はビビって泣きそうになってたw 言い出したのはDなのにとんだとばっちりが…w
「何かよ…。もう少し騒ぎたいな」会計を済ませ外に出ると、Tが切り出す。
「じゃあ、駅裏にでも溜まってるゾクにでも喧嘩売ってこい(笑)やられそうになったら訴えてやれ(笑)」
「うお!w 自分から喧嘩売っといて負けたら訴えるとかwwww 非道だろww」
「やらねーよ(笑)弁護士バッチ取り上げられたら、メシの食い上げだろ(笑)」
「それは家族としてマジ困るやん(笑)けしかけんといてよ(笑)」大阪出身のTの奥さんが答えながらDを叩く。関西弁混じりの言葉に笑う一同。引き続けているU美。
「よし!夜はこれからだ!ボウリングだボウリング!今宵はボウリングの宴だ!」
「おお!やるか!」
「良いね!行こう!」次々に挙がる同意の声。
「S、お前は平気なのか?」
「オレは良いけど、お前ら明日朝から仕事じゃねーの?」
「一日くらい寝なくても何とかなるべ(笑)」
「若いなお前ら…」ノリが良いのがうちらグループの楽しいところだが、ノリが若すぎるのが何とも…。
「U美ちゃんは?疲れちゃった?帰る?帰るなら送ってくけど」
「ううん平気。私もやるもん!」
「おお!若いな!(笑)」ちゃんと空気を読める女で良かった。
Tの兄が店長?支配人?をしているボウリング場に移動。
「お〜。みんなお揃いでいらっしゃい。開けましておめでとう」カウンターで挨拶する兄。
「眠くなったヤツいたら、仮眠室貸してやってくれない?」Tが言う。
「仮眠室でも事務所でも、好きなところで寝て良いよ。で、何人?ボウリングで良いの?」Tとは違い小柄な兄。いつもニコニコ人当たりの良さそうな感じは、到底Tと同じ遺伝子とは思えない。
「みんな夫婦だから、ペアでペアマッチするか」ってことで、7カップル14人が2つのレーンに別れる。
「センセとペアかよ…。いきなりハンデでかいな…」靴を履き変えながら言うオレ。
「失礼な!私はボウリングは得意なんだぞ!」オレの言葉にムキになり返すU美。
「お前、オレの前でよく言えるなw」
「…そか(笑)もうバレてるのか(笑)」
「罰ゲームどうするよ(笑)」
「何が良いかなぁ…」
「え?罰ゲームとかあるの!?」びっくりするU美。
「当たり前じゃん(笑)U美ちゃんもそろそろオレ達のノリに慣れないとな(笑)」
「とりあえず、軽いところでマヨネーズ一気で良いんじゃねーの?」
「え?マヨネーズ一気って、一気飲み?それが軽いの!?」
「負けなきゃ良いんだよ(笑)」
「………………」言葉を失うU美。
3ゲームのトータルスコアで争うことに。
「センセ、オレのスペアの後だからな。分かってんだろうな?」
「わ…分かってるもん!」投げるU美。…………ボールは大きく右に曲がり、倒れたのは1本………。
「…………分かってねぇ………………orz」
「マヨネーズの足音がするな(笑)」オレの隣でニヤつくT。
「あれ?(笑)今のは失敗失敗(笑)」
「さっきから失敗ばっかじゃねーかよ…」
3ゲームが終わった。
「じゃあ、順位言うぞ〜」Tが合計スコアと順位を発表する。5位までにオレ達の名前は無い。
「6位〜。………………」溜めるT。
「………ちっ!SとU美ちゃんペア。ビリはO夫婦。てめぇら空気読めよ(笑)」
「っしゃぁぁぁぁぁ!」ガッツポーズするオレ。
「わーい。マヨネーズあっち行った(笑)」U美がオレにハイタッチしようとピョンピョン跳びはねる。
「ぷっ!(笑)U美ちゃんSの手に届かねーのかよ(笑)」
「かわええなぁ(笑)つーかS、お前が手の位置下げてやれよ(笑)」
「いやいや。甘やかすとクセになるからw」
ボウリング場を出てすぐのところにコンビニがある。そこでマヨネーズの中くらいのサイズを買ってきて、結局Oが一気飲みすることに。
「……ぶほっ!きついぞこれ……」残りあと少しまで頑張ったが、とうとう吹き出すO。
「あーっと!一気飲み失敗!!!はいトライアゲイン(笑)」
「…え?また買ってきてやり直すのか?」
「一気してねーべよ。契約不履行だからな(笑)」
「そんな。T君酷すぎじゃんか!…でも約束は約束だもんね(笑)もっかい頑張ってねO君(笑)」
「U美ちゃんの方が鬼じゃねーかよ(笑)ニコニコしながら突き落とすなよ(笑)」結局、涙目になりながらOは2本マヨネーズを飲み干した。
「次の3ゲームの罰ゲームはどうする?」
「そうだなぁ…」
「そこのコンビニで、エロ本のタイトルをレジで読み上げながら5冊買おうぜ。で、パートナーが携帯動画で録画」Dが考えながら言う。
「よし!これは是非奥様方に実行していただきたいな(笑)」ということで、ゲームスタート。
「順位言うぞ〜」またTが計算を終え、発表を始める。
「4位。……………SとU美ちゃんペア。S、少しは手抜けよ。お前が稼ぎすぎなんだよ………」
「ふざけんなw オレは罰ゲームなんてぜってー嫌なんだよw」
「さすが私の彼氏だ(笑)最高!(笑)」またピョンピョン跳びはねながらハイタッチしようとするU美。
「S、お前がこんなに空気が読めないヤツだとは思わなかったぞ」Dが言うと、みんなが同意する。
「ゲームっつーのはな、人生と同じで勝たなきゃ意味がないんですよD君。古畑で草刈正雄がそう言ってたぞ」Dに向かって言うオレ。
「何だよ。さすが言うことが違うと思ったらドラマの受け売りかよ(笑)しかも勝ってはいねーし(笑)」
結局、そのDペアが最下位に。奥さんが猛烈に拒否したので、Dがエロ本を買って奥さんが撮影してきた。
「…………声が小せぇなぁ。これはトライアゲインかな…」
「トライアゲインしかねーな(笑)」動画を見ながらみんなで口々に繰り返す。
「そんな!マジででかく言ったって!こいつ(奥さん)が遠くから撮るから声が入らなかったんだって!」必死に言い訳するD。あまりに必死だったので、情状酌量が認められた。
「次が時間的にラストだな」
「え?まだやるのかよ。オレ明後日オペが入ってんだよ。腕がこんなに張っちゃったらやばいんだよ…」肘から下がパンパンに張るオレの右腕。
「左で投げれば良いだろ(笑)お前が勝つことをオレ達は望んでねーんだよ(笑)罰ゲームどうすっか(笑)」
「………………」オレの悲痛な叫びは全く聞き入れられなかった。
結局、ラストゲームの罰ゲームは、コンビニで弁当を買って温めてもらってその場で食べることに。後からTが言っていたが、これらの罰ゲームは、昔こち亀でやっていたらしい。
「4位。…………またSとU美ちゃん…」さも無念そうに発表するT。
「やった〜!罰ゲーム全部逃れたぞ!(笑)この辺のコンビニなんて、いつ生徒に見つかるか分かんないし、お弁当なんて食べたら学校中に広められちゃうとこだった(笑)」ホッとしながら喜ぶU美。
罰ゲームは2度目のOペア。コンビニで三色弁当を買って温めてもらい、その場で開けて食べ始めたところで、バイトにつまみ出される直前で動画が終わっていた。あまりの迫力に大爆笑。
「おめーら…。オレ警察呼ばれるかと思ったんだぞ………」Oだけがビビりまくってその時を振り返る。
「取っ捕まってもTがいるだろ(笑)もし店員に暴力受けて怪我したら、Tに訴えてもらってSに手当てしてもらえば良いし(笑)」
「報酬はもらうけどな(笑)とりあえず着手金で20万(笑)」
「保険証出さないと全額負担になるぞ?w」
「お前ら…。なんて友達甲斐のない……」
「これが国家資格の力だな(笑)」
みんなが学生に戻った時のようにハジけていた。
「みんなホントに有言実行なんだもん(笑)凄いってか、おかしいんじゃない?(笑)みんな子供過ぎ(笑)」U美が呆れながら言う。
「みんな、野球でボール頭にぶつけられて、頭の線5〜6本切れてるからなw」オレの言葉に頷く男性陣。奥さん達もさすがにここまでやるのかと呆れていた。
sien
おはよう支援
医者的にマヨ一気は大丈夫なん?
コレステロールとか血圧とか…
急性アル中の二の舞はやめてねw
罰ゲームの過酷さに噴いたwww
ああこち亀ね〜
エロ本のやつ見たことあったわ!
とりあえず店員が男性だったことを祈るよw
ピョンピョン跳びはねながらハイタッチしようとするU美ちゃんを想像して
禿しく萌えたのは俺だけじゃないはず。
436 :
420:2008/01/17(木) 22:52:38 ID:IsuPwHL1O
好色さん教えてくれてありがとうございました!
>>422 まだどこ行くか決まってないんです。ちなみにU美さんサイズです。
スレ汚しすみませんでした。名無しに戻ります
(´・ω・)ノおはようさん
>>433 毎日飲むわけじゃないから、まあ平気なんでない?w今も元気にしてるしw
コレステロール値は上がっただろうけど、その辺は、若さでアタック!春の高校バレーって感じでw
>>434 もう片方のレジ打ちはおねーちゃんだったのに、男のレジの方行きやがったんすよ。チキンが…。撮影者の奥さんいわく、後ろで立ち読みしてる客がクスクス笑ってたらしく、Dの顔は今まで見た事ないくらい真っ赤だったとw で、あのエロ本誰か持って帰ったのかなw
>>436 いえいえ。ナンパされると良いっすねw でも、好きな人作った方が何倍も楽しいとオレは思いまーす。医者仲間で良いなら紹介してあげたいがw なーんてねw
まだ辺りは暗く夜明け前だったが、朝は6時になろうとしていた。
「んじゃ、帰るか〜」Tが靴を履き変えて、大きく背伸びをする。
「久々のオールだったな。今は元気だけと、昼過ぎに一気に来るんだよなぁ…。今日は外回りは無理だな。稼ぎ時だけど」Dも疲れた顔を見せながら言う。
「S君、腕大丈夫?」U美が心配してオレの腕を触る。
「うわ。パンパンじゃんか!ちょっと、早くうち帰って冷やそう」あまりの腕の張りにびっくりするU美。
「そんなんほっときゃ治るだろ(笑)」Tが笑いながら言う。
「何言ってるのよ!この人のこの手で、何人もの患者さん救ってきたんだぞ!明後日手術なんでしょ?」Tを睨むU美。
「うお…。U美ちゃんて怒るとおっかねぇな…」ビビるT。
「たまに怒るとこえーんだよなw でもよ。誰かがもう少しピン倒してれば、ここまでオレ頑張る必要なかったんじゃないか?w」
「う…そっか…。ごめんなさい…」
「まあオペっつっても執刀医じゃないし、内容ももう慣れたやつだから、何とかなるばい」少し責任を感じていたらしいTの表情が少し明るくなる。
「あ、そういやSよぉ、うちのかーちゃん痛み無くなったっつって喜んでたぞ。ありがとな。今度リンゴでも贈るってよ」Dが思い出したように言う。
「気を使わんでくれマジで。当然の事をしただけだから。それより良かったな。定期検査行くの忘れないように言っといて」
ランクルを運転してU美の部屋まで帰る。助手席にTが乗り、後ろに奥さんとU美が乗っている。他の連中は、他の二台に便乗して別れた。
バックミラーを見ると、後ろの女性陣は眠っていた。
「U美ちゃん、疲れただろうな」Tがタバコに火を点けながら言う。
「それでも楽しかったんじゃねーの?あれだけはしゃぐのは久しぶりに見たよ」
「そっか。楽しいならよかったわ。まあでも…良い女だよな…」しみじみと言うT。
「まだ言うかぁ?w」
「だってよ、おまえが中学の時からずっと勉強教えてたんだよな?」
「まあそうだな」
「中二からは、お前を教える義務も責任も無いのに勉強教えて、医大まで入れたわけだよな」
「そだねぇ…」オレも窓を少しだけ開けてタバコに火を点ける。
「何の見返りもない、自分には何の得もないことを、U美ちゃんはお前が高校卒業まで続けたんだよな?なかなか出来ることじゃねぇよそんな事…」
「…だよねぇ」
「U美ちゃんの、お前に教えた5〜6年間っつーのは、プライベートは殆どお前のために使ったんだろうし、生活の中心が学校とお前だったんだろうな。何の見返りも求めずに…」
「感謝してもし足りないさ。マジで一生頭上がらないよ」
「でも、お前は責任をきちんと果たそうとU美ちゃんのところに戻ってきた。恩返しなんだろうけど、それもなかなか出来るこっちゃないとオレは思う」
「10も離れてるしな」
「U美ちゃんがお前にゾッコンなのがよく分かったよ。お前がU美ちゃんに対してゾッコンなのもな(笑)幸せになってくれ」
「ああ。さんきゅう」
「俺は、お前もU美ちゃんも心から笑っている顔が好きだ。だから、絶やさないでくれ」
「ああ」Tとこんな真面目な話をしたのも珍しい。この先の人生に不安が無いと言ったら嘘になる。でも身近に強力なサポーターが付いていてくれると思うと、本当に心強かった。
「お世話になりました。気をつけて帰ってね〜」U美のアパートに着き、オレとU美を降ろして家路につくT。寝ぼけた目を擦りながら、それでもニコニコして手を振るU美。
「次は花見か?その前にSの大学院入学祝いか?(笑)」
「金だけくれれば問題なっしんw」
「…ちっ(笑)相変わらずだな(笑)そんじゃまたな。春に会おうぜ」車は発進し、緩やかに右にカーブしながら姿を消した。
「明日ってか今日か、当直なんでしょ?何時頃出る?」
「今から出てもいいし、昼ごろでも夕方前でも」
「じゃあ夕方前ね(笑)起きたらご飯作ったげるから(笑)」
「そう?んじゃ遠慮なく」
「その前に…」
「ん?」
「そのパンパンな腕を冷やしましょう。大事な腕なんだもん」
「へい。お手数かけます」夜が明け始め、周りは薄暗くなり始める中、部屋に入る。
「えーと、氷氷…。あと湿布湿布…」がたがたと準備するU美。一生懸命オレのサポートをしてくれるU美を、オレは一生守らなければと強く思った。
〜スキー旅行・終〜
昨日関東でも雪を降りましたね。
私もスノボやってみたくなりましたw
そしてU美センセのような素敵な女性に
なりたいと思いました!!
書き込みお疲れ様です。
お幸せに!
で、温泉旅行以来ゼリーINフェラはつづけてもらってますか?w
昨日久しぶりに読み返して思い出したw
前のスレが自分の気付かないうち落ちて以来、約3ヶ月このスレを見失っていた。
今日の明け方に気付いて一気に(ほとんど)読んだよ。特に野球。
自分が苦難にあっても、ここを見ると何となくホッとする。
それにしても、結納の金額すごいね。
最近では結納の代わりにお食事会にするところが増えてるらしいけど。
(´・ω・)ノおはようさん。まだ暗いが…。
最近寒いっすね。皆さんも風邪などひかぬよう、体調管理には十分お気をつけ下さいませ。今年の風邪はタチ悪いですよ。まあ毎年同じセリフ言ってるんだけどw
>>439 U美なんか相手にならないくらい素敵な、素晴らしい女性になっちゃって下さい。
>>440 たまーにやるよ。口の中に味があって良いらしいよ。ゼリーよりヨーグルトとかの方が多いかな。U美の口に入るものだから、やつの好きなものを。
>>441 去年と今年は散財の年だと覚悟しとります。DやOの他にも、オレの友達には長男が多くて、みんな結納入れてから式に進んだらしく、うちのど田舎では当たり前の風習らしいね。あんまり有り難くない傾向なんだけどねぇ…。
1/19 土曜日。三学期が始まってから、初めてU美がうちに来た。
オレは仕事で夕方帰宅。
「…ただいま…」
「あ!おかえりなさーい」パタパタといつものように玄関まで迎えに来てくれたU美。
「お仕事、ご苦労様でした。はい、鞄」
「おお。悪いな」U美に鞄を預けて靴を脱ぐオレ。
「…あれ?お前頬っぺた何か赤くね?」いつものU美の頬より若干赤い感じがする。
「好きな人に会えたからかな?照れちゃって…(笑)」
「…体調悪いのか?」
「…う〜ん……………ちょっと。ほんのちょっとだるい…………かな(笑)」台所に立ちながら、料理を再開するU美。
「体調悪いのに、メシなんて作る必要ないよ。ちっと熱計ってみ」体温計を渡すオレ。
「…………うん。あんまない(笑)」モニタを見てケースにしまおうとするU美。
「見せなさい」
「……はぁい」怖ず怖ずと体温計を渡すU美。
「8度4分…。何でこんなので東京来たんだよ…」
「そんなにないと思ったから(笑)」
「バカか!インフルエンザの予防接種は?」頬に手を当てながら聞くオレ。
「それは受けた。てか、手が冷たくて気持ち良い(笑)」
「インフルエンザじゃないのか。じゃあ知恵熱か…?」
「私子供じゃないもん!」
「怒るな怒るなw 余計熱上がるぞ。ちょっと肺の音聞かせてくれ」聴診器を鞄から出すオレ。U美の胸に当てる。
「…………熱出てるなぁ。マジで今日無理して来たからここまで酷くなったんだぞ?まあここで安静にしてろ」
「ご飯作らなきゃ…」
「良いから寝てろって」無理矢理U美を寝室に連れていくオレ。
「暖房入れるけど、乾燥するから加湿器点けとくからな」
「…ありがと」ベッドに潜り込むU美。余程怠かったらしい。
「だるい他に症状は?頭痛いとか吐き気とか喉痛いとか」
「んーと…。ちょっと頭痛い…」
「それだけ熱あればな…。今氷持ってきてやる。その前に、センセって何かアレルギーある?薬出す時に、これはダメって言われた記憶とか」
「ううん。ない」
「おけ。じゃあ寝てろ」寝室を出るオレ。
U美さんの体調が心配だ
シエンヌ
妹に電話をするオレ。
「処方箋書くから、薬出してくれない?」
「ん?アニキ風邪ひいたの?自分の病院で点滴でも打った方が、治るの早いんじゃん?」まだ仕事中の妹。ナイスタイミングだった。
「U美が無理してうちきて熱あるんだわ。インフルエンザじゃないから、風邪薬と痛み止め&解熱薬出してほしいんだけど」
「お姉ちゃんか…。可哀相に…。一応アニキ宛てに出すようにして、今から内科の先生に処方箋書いてもらってくる。もし話がまとまらなかったら電話代わって」
「ほい。よろしく。悪いな」電話を切り、冷蔵庫から氷を出す。ジップロックに氷を詰めてがっちり栓をし、タオルで包む。
「ほれ、センセ氷」
「あ、水枕?ありがと…」
「水枕は次。これ腋の下に挟め」
「腋の下…?」
「股に挟んでも良いけど、嫌だろ?w 水枕なんかより熱が下がる場所なんだ」
「そなんだ…」氷を両脇に挟むU美。そのあと水枕を作り、デコと首に冷えびたを張ったところで、妹から薬を出してもらった電話が来た。
「一応義理通しておいてよ?」
「了解。内科の〇先生ね。電話しとく。お前にも今度メシでも奢るわ」
「良い心掛けだから、薬を持って行ってあげようではないか(笑)退勤まであと少しの辛抱を」
「ああ。悪いな。よろしく」
お粥を作るオレ。大した料理など作れるわけがないのだが、たっぷり卵と野菜を細かく切って入れたお粥を作る。他にみそ汁。
「センセ、起きてる?」寝室に入り聞くオレ。
「うん…」
「妹がもうしばらくしたら薬持って来るから、もう少しの辛抱な。腹減ってないか?」
「私は平気だけど…。S君お腹すいたでしょ?何か作るから…」モゾモゾ起き出そうとするU美。
「そこまでしなくて良いってw 薬飲むためにも、少し食べれるか?お粥作ったけど…」
「え?S君が作ったの?食べる!食べたい(笑)」
「かえって体壊すかもしれないけどw」キッチンに戻り、お粥とみそ汁、梅干しなどを持っていく。
「へぇ〜(笑)ちゃんと作ってくれたんだね。インスタントじゃなくて(笑)」
「お粥とみそ汁しかないんだけど…」
「じゃあ、いただきます…………あーん(笑)」口を開けるU美。
「ん?」
「あーん(笑)」
「ふざけんなw オレは介護士じゃねぇw 自分で食えw」
「だって怠いんだもん…」
「…ったく、しょうがねえなぁ…。ほれ、口開けろ」
「ふーふーしなかったら熱いじゃんか!」ふーふーして冷ますオレ。
「…………ん。これは美味しいぞ………。私の作る料理より………」
「鼻詰まってるから、味わからなくて舌がバカになってるんだな」
「この小さく細かく切った人参と大根が、すっごく良い歯ざわりで…。お料理上手だねぇ…」感心するU美。
「オレが上手いとかじゃなく、ガキの時風邪ひいたら、お袋がこんなお粥作ってくれたなっての思い出して作っただけだよ」
「それでも大したもんだね。私負けそう…」
「センセが逆立ちして目つぶって作った料理でも、オレの作るメシの遥か上を行くから心配すんなw」
「…ありがとね。ここまでしてもらえたの初めてだわ…」誰でもこのくらいは…ねぇw
妹が薬を持ってきてくれた。
「お姉ちゃん。大丈夫?」ベッドの横で話し掛ける妹。
「あ、〇ちゃん。わざわざありがとね…」
「ううん。こういう時に医者が彼氏だと頼りになる?(笑)まあこんな時くらいしか頼れないんだから、いっぱい我が儘言って甘えとくと良いよ(笑)」
「そんな(笑)でもそうしとく(笑)」
妹は薬を渡して、軽く挨拶を終えるとさっさと帰っていった。
「この薬飲め。あとこれとこれ」薬をU美に見せる。
「そんな一杯?…あ、これ粉の薬じゃんか。嫌いなんだよねぇ。その粒の二つだけで良いや」
「これは鎮痛と解熱。で、これは胃薬。その粉のが風邪薬。みんな効果別なんだよ。ガキみたいなこと言ってないで早く飲め」
「オブラートない?」
「ない」
「粉の薬嫌だよぉ…」
「じゃあ、喉が痛いとこから吐き気、頭痛、咳、鼻づまりと連鎖して、すっげー苦しむぞ…」
「う…。飲みます…。…苦い?」
「苦くはないよ。粉で飲みにくいだけだな」
「そっか。なら安心…」袋を切って、薬を口に入れるU美。水で一気に流し込む。
「うぇ………すっごく苦いじゃんか!びっくりするほど苦かったもん!」
「あははは。こりゃ失礼w苦いっつったらまたゴネるだろうからなw」オレを睨みながら鎮痛薬と胃薬を飲んだ。
「とにかく、あとは帰るまで寝てろ」
「ふぇーい」薬が効き始めたのか、氷で熱が下がり始めたのか、少し余裕が戻ってきた。
「汗かいたら、これに着替えろよ」替えの服をベッドの横に置く。
「…たまに風邪ひくのも良いな…(笑)」
「バカな事言ってないで早く寝ろ」
「じゃあ、昔話して(笑)」
「ふざけんなw」
「お義母様からこの前聞いたんだけど『記憶の無い3時間』の話して(笑)」
「なんだそれw」
「高校生の時の学校帰りの話だって言ってたよ?」
「…ああ!お前怖がって眠れなくなるからダメw 別に怖い話じゃないけど」
「寝るから教えて(笑)」
「じゃあ、明日起きたときに教えてあげるよ。大して面白くもない話だけど…」
「じゃあ、今日は寝る。世話してくれてありがとね。彼氏がお医者さんって、やっぱ安心感が違うね(笑)」
「オレ内科専門じゃないけどなw」寝る前は大分元気も戻って来てた。無理して東京に来るからだ…。
身内に医者と薬剤師がいる幸せ
U美センセお大事に
よーし、仕上げにエロ注射だなw
おだいじに。
好色スレできる前から見てたがなぜかこのタイミングで初レスw
U美さん大丈夫かな?
しかし本当に医者や薬剤師は素晴らしいね
特に今回の好色や妹さんを見て憧れが増したよ
オレにも頑張ればなれるかなぁ…w
無理して来なくて良いのに、と思いつつその無理してくれたことが嬉しいんだよな
しかし我らがU美さんは粉薬が苦手だったかw
いつも液体ばかり飲んでry
保守
用事があったのかもしれないが、長居しないあたりはさすが薬剤師だな<妹
ヤクザ医師と薬剤師・・・
それは流石にこじつけすぎでつまらん。
好色はセンセとのエロ最中は鬼畜だが
患者とライムにはめちゃくちゃ優しいんだぞ!
893じゃねーぞ!!
捕手
(´・ω・)ノオハヨウサン
みんな、U美の心配してくれてありがとね。オレの献身的かつ的確な処置によって(ま、勝手に寝かせといただけなんだけどw)、日曜の朝には熱は下がり、
「月曜日の学校休む!」ときかないU美を
「田舎へ帰れ」と諭したら、嫌々ながら帰ってったw
>>451 学生さん?まあ医者や薬剤師だけが素晴らしいわけじゃなく、素晴らしい仕事は沢山世の中にあると思います。
医者なりたいの?そのためにはそれなりのハードルを越えないと医者になるための試験も受けれないよね。勉強するのは当たり前として…。
「医者になりたい」じゃなくて…
「医者になるんだ!」と言い聞かせることが必要じゃないかと思います。
オレはU美に勉強を教えてもらってたけど、
「医者になるんだ!」と常に発破かけられてました。その言葉が、夏の終わりから受験終わりまでの間、平均睡眠2時間くらいで頑張れた原動力だったなと思います。
ホントは、覚えたことを記憶させるためにはある程度の睡眠時間は必要なんだけどね。そんな悠長な事言ってられる状況じゃなかったし。懐かしいな…。でも戻りたくねぇw
医者不足なので、憧れあるからウェルカム!頑張って。
あと、AとTとの経験談、現在執筆中でございます。仕事しながらだからあんまり進まないけど、昔の記憶を呼び起こして執筆しております。もう少ししたら書き上がると思います。
楽しみに待っててくれてる人(いるのか…?)もう少しのご辛抱を…。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
乙だもん!
楽しみにして待ってるもん!!
乙なのであります
>>460 我慢汁を毎秒6リットルで放出させながら待機中。
俺は、『記憶のない3時間』の話が気になります。
あたりまえに楽しみですがなっ!!
(´・ω・)ノ コバワ!
>>464 その辺の話書くの忘れてまして…、ツッコミ入らなかったらスルーするかと思ってたんだけど…。別に大して面白い話でもないけど、一応書きます。
U美が風邪ひいて寝込んだ次の日の朝…
「あら。ソファで寝てたんだ…。ベッド占領しちゃってごめんね」リビングに入って来ると同時に寝ているオレに声をかけるU美。
「テーブルの上に体温計あるから熱計れ」
「は〜い」体温計を脇に挟むU美。
「…あ。下がったぽいよ!平熱だ」
「そっか。そりゃ何より」
「あれ?『オレに見せろ』って言わないの?」
「顔見て声聞いてりゃ大分回復したなってくらいは判断できるよ。てかよ。今日もゆっくりしていいから、パジャマの上に何か羽織れ。振り返すぞ」
「さすがお医者様だわねぇ…」感心した様子で寝室にカーディガンを取りに行った。
朝食はオレが用意した。
「お粥と…これスープ?」テーブルに並べられた料理を見て言うU美。
「んむ。あと卵焼き。卵は滋養回復に良いからな」
「ふーん。まずスープいただきます…」恐る恐るスープ皿にスプーンを近づけるU美。
「……………これ美味しい!!U美ちゃんちょっとびっくり!(笑)コンソメスープだよね?」
「そそ。そこに玉葱、人参、ジャガ芋のカレートリオとキャベツを入れて、生姜擦って入れた。あとウインナー」
「うん。シャウエッセンってやつでしょ?ここからもダシが出ててすっごく美味しい!コショウ効いてるからピリ辛なんだけど、人参と玉葱が甘くて何倍でも飲めるね」
「解説ありがとうw まあ美味いなら何よりだな」病気明けとは思えないほどがっつくU美。
「これ、お義母様から教わったの?」
「んにゃ。オレのオリジナルw 上京した時にさ、お袋が調味料と実家から近所から頂き物の野菜持ってきて置いてったんだ。
一人で食い切れないほど置いてかれたから、調味料であったコンソメスープ作って、冷蔵庫にあった野菜切って入るだけ入れて、ウインナーも余ってたから入れて煮込んでみたw」
「そしたらこれが出来たと(笑)」
「なかなかイケるじゃん!ってなって、暫くそればっか食ってた」
「ヘルシーじゃんかw でもお料理作れるんだねぇ…」
「いやいやいやいやw もう引き出しは全部開けてもうたから…」
「味付けが上手って事は、お義母様のお料理の味が良いんだね。その味で育つから、勝手に味覚が鍛えられるんだね」
「ならセンセのお母さんも、味付け上手いんだな。センセの飯美味いし」
「いやぁ……………昨夜のお粥からびっくりし通しですよ(笑)」
「能ある豚はケツ隠す。ヤットデタマンだな」
「ヤットデタマン?(笑)それ昔のアニメじゃないの?」
「んむ。オレは再放送しか観てないんだが…」
「あ!昔で思い出した。記憶の無い3時間の話して」
「ああ。良いけど面白い話じゃないよ?マジで会談めいた話とかじゃないよ?」
「うん。でも聞きたい(笑)」
ごめん。この1レス枠で終わらせるつもりが、余計な事書いたら跨ぐことになっちった… orz orz
つC
朝早くからお疲れ様です
冷え込み厳しいけど好色さんも風邪ひかないようにね
「その前にお前薬飲め」昨日の薬を渡すオレ。
「うう…。この粉の苦いのやだよぉ…」
「風邪にはこれが一番効くんだよ。アレルギーないならな」
「あ!私アレルギーあるかも!」
「昨日飲んでシレッと寝たじゃねーかw 早く飲めw 良薬は口に苦し。とは良く言ったもんだな」
「…うう…」鼻をつまんで粉薬を飲み干すU美。
「…うぇ…苦いのが舌に残ってる…。オレンジジュースとか飲んじゃダメ?」
「ダメですw ああ、無果汁だったら良いよ。カルピスかファンタが、お歳暮の頂き物であったな…」
「…ふぃ〜、苦かった(笑)」
「お前、オレとセックスしてる時ザーメン飲むじゃんよ。あれだって苦いんだろ?」
「あれは愛のある苦さだもん(笑)これはただ苦いだけだもん…」そういうもんなのか?w
「記憶の無い3時間の話な」
「うんうん。待ってました(笑)」手をパチパチと叩くU美。
「オレが高校2年の、あれは新人戦前だから、晩夏から初秋頃だな。まあオレはいつも通り、部活で野球をやって、練習が終わるのが大体夜の9時半頃。終わってシャワー浴びて着替えて帰るわけだな」
「うんうん。いつも遅くまで練習してたね」
「ホントはもう少し長くやりたかったんだけど、当時の電車って終電早くて、10:10だかの逃すと、次の電車は1時間後、しかもオレが降りる駅の手前の駅が終着だから、殆ど毎日10:10に乗って帰ってた」
「お腹すいたでしょ?」
「弁当の他におにぎり握ってもらってたから、それ食べながら帰ったね。で、うちの最寄りの駅に着くのが10:30過ぎで、そこからチャリで帰るわけだな」
「おうちまで自転車で20分位?」
「そんなもんだね。Dと一緒に帰って、Dの方が先に家に着くから、そこでバイバイだわな」
「D君の家からS君ちまで、自転車で7〜8分だよね?」目を宙に上げて計算するU美。
「だな。22:35位に駅を出て、二人でチンタラ走ってD宅に着くのが22:50ちょい前。そこで別れて、オレが自宅に到着するのが、大体23:00頃なのよ」
「だねぇ」
「殆ど毎日そんな感じでうちに着いてたんだけど、その日さ、いつもの電車に乗ってDと帰って、D宅で別れた時時計見たら22:50」
「まあいつも通りだよね?」
「そうね。で、オレはいつものようにそのままうちにチャリ乗って帰ったわけよ」
「うんうん」
「玄関開けて、ただいまーって言ったら、親が物凄い形相で睨んでるわけ。で、何だよって返したら」
「お前はこんな時間までどこほっつき歩いてるんだ!って、玄関にある壁掛け時計を指差すのよ」
「うんうん…」
「こんな時間って、いつもこんな感じだろ?って時計見たら…。23:00にうちに着いたとばかり思ってたオレが見た時間は…夜中の2:00…」
「え?2時?…3時間ズレてるね…」ビビり出すU美。
>>467 さんくす。お互いにね。
〜続き〜
「親が、駅まで車で迎えに行ったけど、駅にはもちろん、道中にもいなかったらしい」
「…何でだろ?うち帰るのに別ルートあったり?」
「通称 裏道ってのがあるけど、たんぼに行く人のための農道でジャリ道なんだ。チャリではまず走らないし、街頭もないから怖いよ。明らかに本道通って帰ったね」
「じゃあ、どっか寄り道?」
「あのさ、おれ自身はホント普通に帰ってきただけなんよ。だって、親が何でここまで怒るんだ?ってめっちゃ疑問だったもん」
「D君は…?」
「ああ、うちの親が電話したらしいんだわ。そしたら、いつもの電車で帰って来て、いつもの時間くらいに別れましたよって」
「え…じゃあ何で3時間…?」腑に落ちないU美。オレだって未だに落ちないw
「オレはさ、Dと別れてウォークマンで音楽聴きながらチャリ運転して帰っただけで、途中転んだとかないわけよ」
「あ、気絶しちゃったりしたんじゃない?」
「だったら転ぶだろ?意識戻って立ち上がる時に、記憶失ってた事に気付くだろ。オレは、真っすぐチャリ運転して帰っただけなんよ。Dは普通通り着いたってことだから、オレはたった10分もかからない距離を3時間かかったってわけだな」
「ホントに普通に運転して?」
「じゃあもし歩いたところで3時間かかる距離か?w 10分かからない場所までなんて、這っていっても3時間は使わねーだろw」
「自分はただ運転して、いつも通りに帰ったんだよね?」
「そ。その日だけ特別な事なんて何もしなかったし、聴いてた曲が間飛んでたとかいうのも無かったね」
「えぇぇ!?何でだ…?」
「多分宇宙人に連れ去られたんだな。キャトルシュミレーションで脳抜かれて、あまりに空っぽなんで哀れに思って詰まった脳入れ替えて地球に戻してくれたのかもしれん。そこまでやるなら、ターボ君みたいに超能力までセットで付けてくれれば良いのになw」
「またバカな事を(笑)でも不思議だね。何があったんだろうね」
「何か途中で寝てたとかさ、そういう自覚症状があれば思い当たるんだけど、おれあの日うち着くまでチャリ降りてないし…」
「ご両親何か言ってた?」
「神隠しにでもあったか、人さらいにでも掠われたか、とは言っても、こんなガタイの良い男掠うか?って」
「負けなそうだもんね(笑)」
「で、今夜一晩戻らなかったら、明日捜索願い出すかって、まったり話してたらしい」
「S君て、不思議な体験結構してるよね?お友達事故で亡くなった時のお話とかさ。説明つかない不思議な話だね」
「うん。まああれ以降、ここまで変な目にあったことは無いけど、自分の動きを説明できないってのは怖いね」
「宇宙人さんが情けで脳みそ足してくれたなら、感謝しなきゃね(笑)」
「だなw センセと宇宙人のおかげで医大に入れましたw」
「それはホントに良かった(笑)ま、自分の努力だけどね(笑)でも不思議だねぇ」
「オレ、夢遊病とかのケもないからなぁ…。ま、迷宮入りですよ」
「だねぇ。凄い人がいるもんだなぁ…」到底理解できないというように首を左右に振るU美。オレだって到底理解出来んw
と、いう話でした。つまらない上にオチがなくて申し訳ないっす。
好色、朝から俺のリクエストに応えてくれてありがと。
しかし不思議な話だなぁ…
出来立ての誰もいない公園とか見なかった?
ちょっと怖いじゃないかw
エロでほぐしてちょ
そろそろ保守です
(´・ω・)ノ コンバンワ
>>471 特にそれらの物を見た記憶が…。なんせオレはDと別れて普通に帰っただけだからね。23時頃にいつものように到着するものだと…。
なかなか書き込めなくてごめん。週末にU美が来たり、来なくても、いつもの仲間うちでFF11やろうって事になって、オレはキャラ育ってるからみんなが追い付くまで放置なんだけど、U美がキャラ育てるのやだっつってオレのキャラいじって調理ばっかしよるんですよ。
分からないから教えて〜ばっかで、自分で考えろっつったら何しだすかわからんし、オレのキャラだから、見張ってないと…。調理ギルドでエプロンもらうっつって頑張ってるけど、激しく散財されてます(´Д`)
ちょこちょこ進めてるから、もう少しご辛抱を…。
|= ・ω・)ノ~~ ノシ
>捜索願い出すかって、まったり話してた
まったりって・・・(;´Д`)
やっぱ母ノンキダネだなw
保守です
先生ってゲームがかかわると駄目人間化するんだな。
そこがまたかわいい
保守
同じく保守
好色センセ元気かなぁ?
東京は雪で怪我人やら大変みたいだね
と、北海道在住の自分が思いを馳せてみる
484 :
ほのぼのえっちさん:2008/02/04(月) 16:12:33 ID:vZy8aNtF0
そろそろ保守です
ほしゅ
保守
好色来るまで雑談でもしてる?
荒れないか?
荒れなきゃ別にイイと思うけど
テーマ決めたらどうだ?
U美センセ以外の人気投票とか。
自分は好色母とライムだ。
好色さん元気してますかー
昨年は自宅警備員しつつ就活していて千葉から大阪まで行った者です
実は昨年11月から職に就いております
好色さんも使ってるかもしれないぐらい大手に就けました
まぁ入社して3ヶ月だけど疲れが溜まったので明日は温泉にでも行ってきまーす
みんなにお土産買ってくるお(σ・∀・)σ
>>491 おめでとう!
自分も希望の職場で働けるよう
頑張ろうって思いました。
お仕事お疲れ様です。
温泉でゆっくりしてください。
式の準備で多忙かな?
>>491 おめでとう!
大手いいなぁ〜。
人気投票は妹に一票!
タカリ具合がおもろい
保守
保守
好色!
元気ですかーーー?
(´・ω・) S君朝だよん
1日1回保守
一日一膳 保守
保守だよ〜ん
このスレのおかげか、私にも10歳年下の彼が出来た!
とても幸せ。
>>502 おめでとー。
好色も来ないことだしなれそめでも聞こうか。
やるなら別スレでやれ
>>502 おめでとう!
いいねいいね〜。
簡潔に報告よろです。
久しぶりっす。最近ずっと忙しくて、休みが無い…てか、ほとんど病院から外に出れなかったっす。
結婚式の準備も始めなきゃいけないみたいだし、今はまだU美とうちの親が進めてくれてるけどやらなきゃいけない事一杯あるみたいだし、忙しさと疲れで頭が爆発しそうです…orz
色々書きたいことはあるんだけど、時間が出来るまでもう少し待っててね。
今日は挨拶まで…。
>>491 おめでとう&お疲れ様。新生活を頑張っているみたいで何よりです。嬉しい報告でオレも嬉しいっす。
>>502 ここのスレのおかげかどうか知らないけど、おめでと〜。U美も最近良く言うけど、やっぱ10も下の彼氏だと自分も気分的に若くいられるみたいっすよ。どうぞお幸せに〜。
また近いうちに。寒いけどみんな体調に気をつけて元気でね〜。
でわでわ |= ・ω・)ノ~~ノシ
>>506 お久しぶりです、好色氏だ!
やはり結婚式の準備がお忙しいのですね。
お体に気をつけてください(・∀・)ノシ
好色 何とか生きてたw
ほっしゅ
保守
結婚式もうすぐなんですね
最近再会したばかりだと思っていたのに
月日が経つのは早いです
おめ!!
1日1回保守
保守
恭しく保守
久々保守
24時間過ぎたので保守
保守的に保守
ちょっと寂しくなってきたな保守
( ・∀・)ノ こんばんは。
ずっと放置しっぱなしで申し訳ないっす。先月と今月はマジで忙しくて、気付いたらもう2月も終わりかという感じです。
4月から研究室に入るのでまた忙しくなりそうだけど、3月は多少ヒマになる予定なので、また時間が出来たら色々書き込みます。
U美は来月で退職です。今は2年生の担任なので、卒業するまで見てやればと提案したんだけど、もっと身体の心配とかしないといけないヤツが東京にいるからそっちを優先するらしい。
有難いような申し訳ないような・・・。
また来月お会いしましょう。
(´∀`*)ノシ
( ・∀・) こんばんは
毎日覗いてたけど、好色氏来てくれたんだ。
相変わらずお忙しそうですが、お身体ご自愛下さい。
時間のある時に、また近況を教えて下さいな。
>>519 久々にキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
おつかれちゃんです(・∀・)つ且~~
U美さん退職は年度末しかないな、随分と先だな〜なんて思ってたらもうそんな時期にw
好色の上京話に涙してからもう1年くらい経つ訳か・・・
ホントに早いよね
春が来るんだな。。
え、もう一年たつんだ!?はやいなあ
専スレがたったのがつい昨日のことのようだよ
好色さん、かなりお忙しいようだけれど
くれぐれも体には気をつけてね〜
幸せな生活がもうすぐそこに待ってるんだからね!
結婚準備は忙しいからね〜
生徒を親身に応援するセンセは受験生だからこそ
集中出来なかったら生徒に申し訳ないとか思ったのかもね。
それに…2人のラブラブ加減じゃいつ産休入っちゃうかわからないしねw
好色さんお身体気をつけて下さいね。
最初の極エロ回想から締め付けられるような別れ&感動の再会と凄い展開だったもんな
俺的にはU美さんと後輩のトラップにひっかからなかった好色にただのエロ医者じゃない真の
漢を見た希ガス
531 :
526:2008/03/03(月) 22:50:33 ID:AspWU31AO
>>527,529
ごめん素でわからん。
なんか失礼なことしちゃったかな?
前スレのログを持ってる人、教えて欲しいんだけど、
902以降、好色氏の書き込みってあった?
>>531 >>526の最後の「〜しねw」っていう部分に、お馬鹿でデリカシーに欠けるボケを
かましただけだから、あなたは全く気にしないで大丈夫ですよ。
>>532 前スレ902以降は909さんの書き込みに対する922の1レスのみですな。
土曜日にやっているロス:タイム:ライフ
というドラマを観ていると
好色氏の不思議体験を思い出すよ。
こんな風にロスタイム中だったんじゃないかって。
好色氏。
体調にお気をつけてくださいね。
すてきな結婚式になりますように。
535 :
532:2008/03/04(火) 10:01:46 ID:K4bbQpor0
>>533 どうもありがとうございます
そこだけ保存しそこねたので、よろしかったら好色氏のレスだけコピペしてもらえないでしょうか
よろしくお願いします
カエレ!
>>535 携帯のべっかんこで●すれば読めるから自分で頑張ってくれ
久しぶりの保守
ほしゅ
過去ログ回収完了記念保守
U美センセのイニシャルってH.Uだったのね。
こら
ほっしゅ
保守
橋下徹
まだまだ保守
まったりと保守
ねっとりと保守
ほっしゃん。
保守
550 :
☆人肉少女帯☆ (V) ・ω・ (V) ◆f9Q6b2bnvg :2008/03/17(月) 02:01:26 ID:EtOxqQcL0
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
______ / ヽ__/ ヽ
| ____ / :::::::::::::::\
| | // \ :::::::::::::::|
| | | ● ● ::::::::::::::| 保守・・・
| | .| :::::::::::::|
| | | (__人__丿 .....:::::::::::::::::::/
| |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::<
└___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::|
|\ | :::::::::::::::::::::::|
\ \ \___ ::::::::::::::::::::::::|
コテとAAが釣り合ってないワロス
保守w
552 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/03/18(火) 00:48:25 ID:9Ux37rih0
>>551 アンバランスが いいとゆう事で保守(≧∇≦)b
雨だよ〜
保守
うぅ…
禁断症状が…
好色、元気なのかい?
入学準備+結婚秒読み(+おめでた)でここを覗くどころじゃないと見た。
(´・ω・)ノコンバンワ
3月になったら時間出来るみたいな事書いたのに、ずっと放置で申し訳ないっす。
研究室に入るのに、今まで入ってた病院いくつか辞めるから、引き継ぎでなかなか時間出来ないんすよ。
U美は明後日終業式で、いよいよ教師生活〆のカウントダウンです。毎日のように送別会だとかで遊び歩いてるらしいw
引き継ぎがもう少しで決着するから、もう少しご辛抱を…。マジで申し訳ない。
結婚式に向けてオレが全く動けないので、いつもの連中がこの前U美を連れて式場見学に上京したらしい。オレはまだ写真でしか見れてないんだけど…。C先生もついて来たらしく、軽い同窓会だったとDからメールが来てました (´・ω・`)
|= ・ω・)ノ~~
>>556 お久しぶりですね、好色氏!
引き継ぎでお忙しかったんですね。
お体に気をつけてくださいね。
>>556 好色おひさ!!
カキコありがとうございます。
大きな節目の中での結婚準備、大変そうだけど体に気をつけて頑張って下さいな。
これで禁断症状も和らぎますw
ひっそりと保守
ぴっとりと保守
がっちりと保守
もっちりと保守
おはようございます。
みなさん、お久しぶりです。U美です(^O^)
久しぶりにカレの部屋に遊びに来てます。お正月を一緒に過ごしてからなかなか会えないまま、気付いたらもう桜の季節ですね。早いなぁ〜。
私はそうでもなかったんですが、カレは年明けから本当に急がしそうでした。
大学院に戻ることになって、それでも稼ぎを減らさないようにあちこちに根回ししてました。私があと2年働いても良かったんだけど…。
つい先日、私は教師生活を終えました。まさか自分の教え子と結婚するなんて、夢にも思ってませんでした。
生意気なガキだなぁと思ってたカレが、大きくなって自分の夢叶えてお医者様になって、まさか私の旦那さんになるなんて(笑)世の中分からないものですねぇ〜。
昨日、式への招待状を送るリストをやっとカレからもらいました。私の知っている懐かしい名前と、私の知らない人達の名前を見て、カレも今までの人生の中で沢山の人と出会い友情を育んできたんだなぁとしみじみしました。
最後の教師目線で、お医者様になった事も嬉しいけど、沢山の友達を作ってきた事が本当に嬉しいです。
カレ、まだ忙しい日々が続きそうです。昨日も帰って来たのは夜中の3時頃だったし…。
何か書くように言われていたので、携帯を借りて書きました。カレはまだ夢の中です。私はそろそろ起きて朝食の準備をします。
朝食作るのは楽なんだけど、起こすのにいつも疲れます(>_<)こんなに寝起きが悪いとは思いませんでした(笑)
それじゃ、次はまたカレがそのうち何か書くと思います。気長に待ってあげて下さいo(^-^)o
(^0^)/~~ bye now.
教師のお仕事お疲れ様でした
末永くお幸せに〜
何気ない幸せってのが溢れでてるね。
お幸せに。
寝起きを悪くしてるのはU美さんも同罪(
・・・いえいえ失礼。
好色氏が無理をするということはよほどU美さんに惚れてるんですね。
羨ましい限りですが、だからこそ好色氏を引っ叩いてでも休ませる時は休ませて下さい。
今日のU美さんの書き込みを見ると『めぞん一刻』で響子さんが五代にあの言葉を言った気持ちが分かるなあ。
>>563 ありきたりになりますが、お疲れ様でした。
また、書き込み待ってます。
今までの話を聞いていて、2人なら必ず幸せになれると信じています。
辛いことを経験したのに、他人にあんなに優しくなれるセンセみたいになりたいです。
心から愛し合っている人と送る結婚生活の喜びを、これから毎日味わってください。
あまりU美さんを晒すのは乗り気じゃないんだろうけど、俺らに気を使ってU美さんに頼んだのかな?
好色のこういう気配りがリアルでもここでも好感度高い理由なんだろうなー
U美さんのレスを見るに好色自身が書き込む余裕がないのだろうと思われる。
だからU美さんからの申出かもしれない、と勝手に妄想してみる。
どちらにせよ2人が順調ならそれでいいんだけどな。
おまいらに禿同保守
ひっそりと保守
ひっそりと保身
574 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/03/28(金) 22:16:15 ID:DqEBATKY0
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・) カキカキ
ノ つ_φ))____
 ̄ ̄\ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・`)
| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄|
|もっちりと保守
|_______|
575 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/03/30(日) 02:53:14 ID:djodYR9Z0
むっちり保守。
むきっと保守
好色帰宅。
「土産あるぞ」と言い残し寝室へ着替えに行く好色。
ケーキの箱などを期待し上着などを片付けながら荷物をあさるが、なにもなくてがっかりするU美さん。
「あっ、エイプリールフールだ!くやし〜」
「おお、そういやそうだな。すっかり忘れてた。」
「え?じゃあ関係なく嘘ついたの?う〜、まんまと騙された…。すっかり甘い物モードだったのに…」
「ちげーよ、ちゃんとあるって。つか、食いもんって勝手に決めんなw」
カバンから出してきたのはナースにもらった写真。
「あれ、あの旅行の時の?」
「遅くなってすみません、だとさ。自分のカメラにあったものはとっくに焼き増してくれたけれど、あの時付き合いはじめた彼の持っていた写真らしいよ。」
「わ〜、なんかずいぶんたった気がするねぇ」
「ホントだな。まぁ、結納やら退職やらお前の引越やら色々あったしな」
「私、髪伸びたなぁ〜」
「体も伸びてるぞ、横にだけどなw」
「ウソ?!体重は変わってないんだけど…式までに痩せなくちゃ!」
「嘘だってw でもお土産=食いもんって思考じゃ時間の問題じゃね?」
「いじわる!ウソツキ!」
「だってエイプリルフールじゃんw」
「うっ…。もういいもん、え〜と、じゃあS君なんてキライになちゃうもん」
「わかりやすい嘘だなw」
って妄想を書いてみた。
まぁ、期待して読んで騙されたと思ったヤシは
今日にちなんで許して的保守
今更だけど、もし不快に思ったらごめんなさい>好色&U美さん
あと、最後のは面白くなくて騙されたと思うって意味ね。
俺はなかなか面白かったぜ保守
ユルス
同志よ
調子に乗った住人による妄想書き込みで好色が不快感を示し、スレが荒れた過去を
知ってる身としては、悪いけどこういうのはあんまり…ホス。
582 :
577:2008/04/02(水) 04:42:06 ID:0F9eIUmUO
>>581 いや、悪くないっす。
自分も後で思い出しての
>>578だったんだ、今は反省している。
しかも好色もう病院行ってないってことも後で気づいたんだ…orz
いや、おもしろかった
ありそうな展開なのでマジで好色かと思ったぜ
好色やU美さんの特徴をしっかり捉えられてると評価する
ほんと上手に捉えてるよ保守
586 :
577:2008/04/03(木) 09:18:11 ID:m3DotqPeO
何度も出て来てごめんね。
でもこれだけ書かせて。
名無しで三人称で書き込んだし、好色みたく文才も無かったから会話のみだから
まさか一瞬でも好色の書き込みと勘違いされるとは思わなかったんだ。
でも自分が「妄想は荒れる元」ってのを忘れていたように記憶って曖昧だから
数スレすぎた時に実際に好色に起きたことだと勘違いする可能性を考えたら、やはり書くべきじゃなかった。
好色の話を読んでいるから、勝手に昔からの友達みたいな親近感持っちゃって
「あの2人、仲良く頑張ってるかなぁ」みたいな想像しちゃったんだよね。
それを、つい。
最後に、許して面白かったって言ってくれた人、ありがとう。
ここの住人がwktkしているのは多分ホントにエロよりも2人の幸せなんだよな〜って勝手に感じて、
上記の好色に対する親近感同様、共通の友人みたいな気持ちで嬉しい。
でも、やっぱり「じゃあオレも書いてみよう」みたいな輩が出ても困るから
以降はむしろ叩いてくれ。
ジャスト一周年記念age
仕事中にも関わらず、PCの前でオッキしたり涙をためたりしてからもう1年か。
ズビズビしてるのを誤魔化すので大変だったもんだw
ご無沙汰っす。
年度が明けてしまった・・・。3月には時間できるとか言っといてゴメン。ちっと発言が無責任すぎたorz
>>577 オレが書いたのか?って位会話の内容が上手く捉えられてて、思わず笑ってしまったw
ただ一つ!食べ物絡みで嘘つくと、ヤツはこんな手緩い返答では終わりませんw オレはU美と付き合って、食い物の怨みの深さってものをマジで知りました(((;゚д゚)))
でも、オレが書く文を良く読んでいてくれてるんだなぁと嬉しく思いました。あと、病院全部辞めたわけじゃないっす。今までが行き過ぎだったので数減らしただけね。チームドクターもチームの好意で続けさせてもらえる事になったし。
U美は教職から離れ、今は式の準備と新居探ししています。全部任せっきりにしていて心苦しいんだけど、式の準備はもうすぐ片付きそうだということです。
新居は、今オレが住んでるマンションでも問題無いとオレは思うんだけど、U美いわく「キッチンが狭い!」んだそうで・・・。一戸建てでもあるまいし、都内マンションならどこもこんなもんだと思うが・・・。ま、地方の方だから基準がね・・・。
また近くカキコミに来ます。なかなか書けなくてゴメン。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
>>589 本物だ!
そっか、U美さんが収入減らないように〜って言ってたもんね。
順調そうで何より!
体に気をつけて頑張ってください。
やっぱ何か嬉しいなぁw
594 :
ほのぼのえっちさん:2008/04/04(金) 00:42:07 ID:E/7gEL7x0
先のことが分からない以上、あの時点でああ言ったことは誰も責めないよ。
もしU美さんのことで愚痴ったら殴るだけじゃすまんかったかもしれんがw
それより残り400レス消費するまでには結婚するんだろうな?な?
こっちはもういい加減足がしびれて大変なんだけど。
>>594 レスの消費スピードなんか好色に責任ないからそんなん言われても困るだろ
つかageんな
597 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/04/04(金) 19:55:06 ID:QXoQS7gi0
このスレは、マタ〜リと待つべし!保守!
598 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/04/05(土) 01:59:24 ID:PTjV9bh70
599 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/04/05(土) 02:01:00 ID:PTjV9bh70
うらやまし〜∈(・ω・)∋
600 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/04/05(土) 02:02:02 ID:PTjV9bh70
2レス分だけ経過報告。
1月はみんなとスキー旅行に行った以来、U美と直接会うどころか、迫る新生活の準備に終われ電話で話すこともままならなかった。
1月の終わりに、久しぶりにU美から電話があった。
「・・・・」
「もしもーし。こらこら(笑)久しぶりに電話したのに無言か!(笑)」
「・・・誰!」夜勤明けで寝起き。まだ寝息のまま素で質問するオレ。
「はぁ!?(笑)彼女の声も忘れたの?・・・もう私は過去の女なんだな・・・」
「・・・?ああ、はいはいはいはい。ちゃんと覚えてますよ。てか寝起きなんだから多少ボケるのは勘弁してくれ」
「いつから寝てるの?」
「徹夜明けだから昼過ぎだったかな。テレビ点けたら『いいとも』やってたし」
「・・・あの〜、もう夜の10時過ぎですけど・・・」呆れたように言うU美。
「・・・む。何か辺りが暗いと思ったらもうそんな時間か・・・。このまま朝まで寝るか・・・」
「最近忙しいんだね。疲れ溜まってない?」
「もう慣れてるし。で、今日は何か用事があってかけてきたの?」ベッドの横のテーブルに置いてあった飲みかけのポカリを一飲みしながら、受話器を持ち替えるオレ。
「あ、そうそう。退職願い、ホントに出しちゃって良いの?」
「センセは出しちゃって良いのか?今2年の担任で、普通に行けば来年持ち上がるんだろ?卒業まで付き合えば良いんじゃねーの?」
「う〜ん・・・。それも考えたんだけどねぇ・・・。東京に、生徒より手のかかる大人がいるからさぁ・・・。その人の面倒見ないとね(笑)」
「ちっw まあセンセの考えで決めれば良いよ。どう決断してもオレは尊重するし」
「でもさ、大学院行くんでしょ?大丈夫?生活費とか・・・」
「ああ・・・。一応チームには残れることになった。今通ってる病院からも、スケジュールを調整してもいいから辞めないでくれっていう誘いはもらってるけど、体がついていかんから数は減らさざるをえないな・・・でも生活に困るようなことはないと思うよ」
「うん。でもさでもさ、研究に没頭したいんじゃない?院に行ってる間は私が働いても良いよ?」
「センセが働きたいなら続けても良いけど、オレのためにとか思ってるなら余計な気遣いっすよ」
「・・・何でっすか?」
「院に行くってのはオレが勝手に決めた事だし、学位とったところでセンセに何かプラスになるわけでもなし・・・」
「その後のお給料上がったりするんじゃないの?(笑)」
「残念ながらねw 上がったとしても雀の涙程度だよ。それに、センセはもう散々オレに協力してくれたしな。自分の人生削ってオレを医学部に入れさせてくれたし」
「そんな。別に削ってないもん。それに私は結婚するんだよ?もっと甘えてくれて良いのに・・・」
「こんな事で甘えたら、オレは一生甘々の人生になっちゃうよw 自分の我が儘で決めた事なんだ。相応の責任は持たないとな」
「ほほう(笑)立派な心掛けですねぇ(笑)じゃあ、無理しすぎないようにずっと側で見てないとね(笑)」
「今のガキ達来年も持てば、修学旅行行けるんじゃないの?w」
「修学旅行かぁ〜。って東京だもん(笑)」
「何だ。ゆとりだけにハワイとか行ってるのかと思った」
「ゆとりとハワイは関係ありません(笑)至って普通の中学生が楽しむようなコースよ」
「つーことは、上野動物園にネズミの国、台場テレビ観覧とかか?w」
「おお。よく分かったね(笑)あとは東京ドームで野球観戦とか、国会議事堂観覧とか・・・」
「今も昔もあんま変わんねえなぁ」
「S君の修学旅行も東京だったよね?お土産買ってきてくれたもんね」
「ああ・・・。何か買ってったっけ。あれからもう10年くらい経つのか・・・」
「ね(笑)懐かしいね(笑)あの頃はまだ子供だなぁって思ってたんだけどねぇ(笑)いつの間にやら立派な大人になって・・・。私も歳とるはずだわよね(笑)」
「ついでに結婚相手にまでなっちまったな」
「それは有り難い事なのでOK(笑)じゃあ、退職願出すね」
「今の話とどう繋がったのか良くわからんが了解。せめて食いっぱぐれないようにだけはするわ」
「よろしくね(笑)旦那様(笑)」次の日、U美は教職を辞する願を学校に提出した。
2月の中旬、結婚式の打ち合わせのために実家に帰ることになった。
「うお。雪積もってる・・・。タイヤ交換してきて良かった」那須を越えた辺りから辺りは一面の雪景色だった。ただ、最近の道路は良く出来ているのか、凍結はしていなくて割とスムーズに実家に到着。
車を降りて家のドアを開けようとするオレ。
「・・・鍵かかってんじゃねーかよ・・・」ドアノブをガチャガチャと鳴らし、ルームチャイムを連打。しかし誰も出てこない。
「3時に来いっつったから時間通り来たのに、また出掛けてるのかよ・・・」ドアを背もたれに座り込むオレ。頬を突き刺すような寒風が通り抜ける。
「さみーなぁ・・・。車の中で待つか・・・」ズルズルと立ち上がり歩き出すオレ。背後から視線を感じる。
「ん・・・?お、ライム」居間の窓からオレを見ているライム。窓に近づくと鼻を合わせて挨拶をしようとするが、ガラスがあって勿論無理。
「かーちゃんは?どっか出掛けたのか?」適当にライムに聞き、車に戻る。
暫く運転席に座り、ボーっとしていた。
「・・・あれ?ライム。お前どっから出てきた?」ライムだけが知っている出入口から外に出て来て、ボンネットに飛び乗った。ドアを開けてライムを入れる。
「ナイスな暖房だなw」膝にライムを置くと本当に暖かい。久々の再開で、一生懸命オレの指を舐めるライム。ちゃんと覚えていてくれるところが非常に嬉しい。
30分くらい待ったところでお袋が帰宅。
「あら。あんた随分早かったね」買い物袋を車のトランクから取り出しながら言うお袋。
「3時に来いっつったのはそっちだろ?こんな寒い中で待ったら凍死しちまうよ」お袋から買い物袋を受け取り、オレはようやくわが家へ入ることが出来た。
「何か随分買い込んだなぁ・・・」買い物袋をキッチンに置き、中身を見ながら言う。
「U美ちゃんとご両親とお姉さん夫婦が来るからね。腕によりをかけて作らないと」
「よりをかける腕なんてあったのか・・・」
「あんたがそこまででかくなったのは、お母様の愛情こもった料理のおかげでしょ?」早速料理に取り掛かるお袋。
夕方になり、U美の両親が到着。夜には全員が揃った。
「思えば、S君のうちに来るのは初めてだな」
「ボロ家なので恥ずかしいのですが・・・」
「誰かの学費で新しい家なんて建てられませんでした(笑)」お義父さんとオレの会話に割って入るお袋。
「誰の学費だ?・・・妹だな!ったく金食い虫だぜあいつは・・・」
「おいおい(笑)まあこれからはS君が新しい家を建ててあげれば良いじゃないか(笑)」
「S君には、東京で一戸建て建ててもらうんだ(笑)」U美がいきなりとんでもないことを言い出す。
「これからは田舎の方が、何かと暮らしやすいんじゃないか?」嫁に出すのは認めたものの、やはり側に置いておきたいらしいお義父さん。
「田舎はもう十分堪能したの!一戸建てが無理なら・・・・ハイタワーマンションとか・・・ディズニーランドの側に住みたいな(笑)あ、六本木ヒルズも良いなぁ」夢を次々と語り始めるU美。
「( ;^ω^)・・・」
「S君申し訳ない。こんな娘にしつけた親の責任だ」頭を下げるお義父さん。恐縮するオレ。
「夢はおっきい方が良いじゃんか(笑)ねぇ?」
「・・・ねぇw・・・」
唖然とするしか出来ないオレ。ひたすら謝るU美の両親。
お袋がよりをかけて作った料理を堪能しながら、式に呼ぶ人や披露宴に呼ぶ人など、大体の見当をつける。
「式は海外で挙げるんだから、本当に近い人間だけで良いな」親父が珍しく仕切る。オレは他人事のようにライムと遊んでた。オレ、何しに行ったんだろう・・・orz
好色 乙〜
体だけには気をつけて!
釈迦に説法かw
ぬこいいなぬこ
ほのぼのってことに4円です
好色 U美さん
いつまでも
お幸せに(^。^)y-~
新GT-R用は130マソと聞いたが、NSXのスタッドレスも高そうだな(´・ω・`)
ほしゅ
ライムタン、ハァハァ、保守。
ウチのバカどもは外だと逃げてく。
部屋の中じゃ足に乗ってくるのに。
611 :
∈(・ω・)∋make.a.wish∈(・ω・)∋ ◆bRmbG51iEE :2008/04/13(日) 02:14:56 ID:jW0PLwPa0
せっせと保守
もんもんと保守
愛さんさんと保守
こんにちは。やっと少し落ち着きました。U美とは今月の頭から一緒に暮らしてます。
3月にU美の教員生活が終わり、送別会やら離任式やら一連のイベントが終わったところで、一緒に暮らすということでU美が自分の部屋を引き払ってうちにきた。
「今日からよろしくお願いします」深々と頭を下げるU美。
「そういう堅苦しいのはやめようよ。つーかお願いするのはオレの方だけどねw」
「私、もう帰る場所ないからね(笑)ていうかここが帰る場所になった(笑)」コーヒーを入れカップを渡しながら、満足そうに言うU美。
「で、センセの荷物は?部屋引き払ったなら家具とかどうしたの?」コーヒーに口を付けながら聞く。
「いるものは送ったから、明日届くみたい。いらないものは実家に送った」
「実家も良い迷惑だな・・・・」
「まあホントにいらないものは捨てちゃったから、大した量じゃないよ。それより今夜何食べたい?」時間は午後2時頃、オレは夜勤明けで凄まじい眠気に襲われていた。
「別に何でも・・・」
「新婚初の料理なんだぞ!って、眠そうだね。夜勤明けだもんね。じゃあラインナップは私に任せて、S君は寝てなよ」
「・・・いや・・・ああ、やっぱそうさせてもらうわ・・・」ソファからフラフラと立ち上がるオレ。
「しかし、濃いコーヒー飲んでも眠い時は眠いんだね(笑)」おかしそうに笑うU美の声を背後に聞きながら、オレは寝室へ。
「・・・・ん?」いつもは寝起きの悪いオレが、パチッと目覚めた。
「今何時だ・・・?」窓の外が暗いので夜になっていることは確か。時計を見ると8時過ぎだった。
「5時間くらいしか寝てないのか。にしては何でこんなにパッチリ目が覚めたんだろ・・・」身体を起こしながら独り言。
「・・・ああ。腹減ったのか」空腹感を感じてオレは何で目が覚めたのか理解した。
のそのそと起きてリビングへ。
「あ、起きた?おはよ〜(笑)」キッチンで料理を作りながらニコニコ笑顔をくれるU美。
「腹減って起きた。昨日の晩から何も食ってねーんだわ」
「あらら。じゃあ急いで仕上げるね。先に何か食べとく?」
「いや待ってるよ。何か冷たいもんある?」グラスに烏龍茶を注いで手渡すU美。
「今日はから揚げですか。良いですなぁ」から揚げが揚がる良い匂いが、食欲を一層かきたてる。
「好きでしょ?S君に作った初めての料理がから揚げだったんだよね。覚えてる?(笑)」
「うん。あれは強烈だったからなw」U美が初めてオレに料理を作ってくれたのは、オレが中学二年になったばかりの頃だった。確かに見た目はから揚げだったが、揚げすぎで衣は硬いわ肉はパサパサ。今のU美と同一人物が作ったとは到底思えない代物だった。
「あの頃はさぁ、食べさせるものは変なのばっかで、いつもファミレスだったよね(笑)でもファミレスじゃ足りないって言われて、本気で料理頑張ったなぁ(笑)」当時を懐かしむように微笑むU美。
「よく頑張ってくれました。おかげで今は美味いメシにありつけますよw それはそうと、ご飯まだ?校長」
「あ、それケータイのCMだ(笑)あの犬の」
「腹減ったよ校長」
「私校長じゃないもん(笑)」
「校長!」
「わかったわかった(笑)もう少しで出来るから校長はやめて(笑)てか声少し似てるし(笑)」
「はい!校長」
「はいはいもうご飯にするから校長はやめてっての(笑)あのCM可愛いよね」
「犬だけなw 犬が集まって会議してるバージョンも好きだったけど」
「私は女風呂から『間違えました』って出て来るやつが好きだったな(笑)」言いながらテーブルにおかずを並べるU美。
「うお。沢山作ったなぁ」
「今日は私の新たな人生のスタートですから(笑)S君の好きなおかずを並べました(笑)」から揚げに肉じゃが、サーモンのマリネが並ぶ。U美が作る料理の中でも、特に美味いと思うラインナップ。
「さ、食べましょう。お待たせしました(笑)」お椀にご飯を大盛に持って手渡すU美。
「毎日こんなメシ作ってもらったら、幸せ太りするだろうなぁ」よく味の染みた肉じゃがを頬張りながら、オレは本気でそう思った。
「S君は少しくらい太っても平気だよ(笑)かえって見た目にハクがつくんじゃない?(笑)」
「ヒョロくて格好悪いかな・・・」
「ううん。スーツとか着るとやっぱ映えるなぁって思うけど、ほら、お医者様ってぽっちゃりした人の方が安心できる感じがする(笑)」
「じゃあどんどん食べるか」がっつくオレ。
「・・・やっぱり腹八分目でお願いします・・・太った人と結婚したなら仕方ないけど、痩せてる人が太るのはやだよぉ・・・」から揚げの皿をオレから遠ざけようとするU美。やっぱり誰かと一緒に食べる賑やかな食事ってのは良いもんだ。
夕食も終わって後片付けするU美。
「あ、そういやさぁ」ふと思い出して切り出すオレ。
「ん〜?な〜に?」
「センセってセンセじゃなくなったんだよな。長い間お疲れ様でした」
「え?あ、ああ・・・。お粗末様でした」突然言われて変な返答をするU美。
「また教壇に立つとか考えてないの?」
「え?だってついこの前辞めたばっかじゃんか。S君に頼り切るわけじゃないけど、S君の稼ぎだけで十分生活してけると思うし・・・」
「いや、そういう意味で聞いたわけじゃないんだけど、まあ良いや。一応オレから長い間お疲れ様ってのと、医者にしてくれてありがとう感謝祭ってことで、そこの戸棚にプレゼントが入ってる」
「そなの?別に良かったのに・・・。でもありがとね。いつもいつも。それに私がお医者さんにしてあげたわけじゃないよ。自分の頑張りでしょ(笑)」
洗い物を終えて戸棚の引き出しを開けるU美。
「この箱?開けて良い?」綺麗に包装紙を剥がす。
「あ!宿泊券だ。・・・へぇ〜〜。湯布院か〜〜。さすが色んな所行ってるだけあるねぇ。これ連れてってくれるの?」
「友達と行っても良いよ」
「え?なんで?やだよ。S君と一緒に行きたいもん」
「じゃあ行くか。センセ、長い間お疲れ様ね」
「ありがと。でもこれからの人生の方が長いからね(笑)S君は大変だ(笑)若いのに(笑)」
「まあ楽しくやってこうよ」
「うん。私は二回目の結婚だけど、今度は絶対幸せで楽しい毎日になるだろうなぁ・・・」この先を想像するように目が宙を泳ぐ。オレはこの目の前の恩人を必ず幸せにしなければと思った。
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
(´・ω・`)つC
湯布院か〜〜。
いってみてぇな〜
なんだか読んでると、泪が・・・
もう入籍したんですかね?
おめでとうございます。
やはりお料理上手なU美センセ憧れちゃいます。
末永くお幸せに!
本当におめでとう!
本当に幸せを感じてるんだろうな
イカン、遂に俺も花粉症が発症してしまったようだ
鼻がグズグズだ
湯布院、いいとこだよ。
俺も行きたいな。
好色の文章を読むと世の中捨てたもんじゃないと改めて思うよ
> 私、もう帰る場所ないからね(笑)ていうかここが帰る場所になった
ジーンと来た
ほのぼのと保守
目から汗が保守。
二人に永遠の幸せあれ。
期待。
式は終わったんだろうか?
ジューンブライドかもよ
好色に対してはロマンチスター全開でくるU美さんなら大いにありえるな
どっちかっていうと好色の方がロマンチスターだと思う
それでまたU美さんのご両親が喜んでくれるんだよね〜
家族も仲良くていいよなぁ
634 :
ほのぼのえっちさん:2008/04/22(火) 13:40:42 ID:STDKG4bOO
このスレ見てると恩人だとか医者にしてくれたとかがやたら多いが…義理結婚の話?
んでもって医者って仕事を神格化しすぎでしょw
久々に来たな
それでも保守
たまにはわたしが保守
いえいえココは私が保守
いえいえ、何をおっしゃいます、
ここはひとつ私めが
どうぞどうぞ
ではでは
えー、千葉から大阪まで就職の面接に行った元ニートです。
その後は好色さんなら知ってるであろうちょいと一流な会社に就職し、最近では彼女もできて新車も買いました。
2ヶ月待って、ようやく明日納車です
最近幸せすぎて帳尻合わせに不幸があるのではと心配になるぐらいです。
新車で彼女とウキウキ出かけるのもいいが
しっかり親孝行するんだぞ
ニートの間支えてくれた人がいるから今がある
今の幸せを守るのは周りへの感謝・尊敬・思いやりだ
そして 自分語り 乙
いい話ではないか
ライムたん、ハァハァ保守。
ココ見て、行動起こす切っ掛けになったモノ(オレもだが)もいるんだろうから近況語る位、いいんでない?
もうあれから1年なんだね。
あっという間だったなぁ。
この春から遠距離になったorz
ガンガ!
648 :
ほのぼのえっちさん:2008/04/30(水) 15:46:56 ID:u4mzrddgO
やっぱりわたしが保守
作り話に夢中になる奴
649の今更感は神々しくすらある
新婚Hも聞いてみたいオイラは不謹慎?
お変わりございませんかw
8連休折り返し保守
653 :
!GW:2008/05/03(土) 01:13:09 ID:CVdtaEFvO
連休突入保守
654 :
ほのぼのえっちさん:2008/05/03(土) 17:45:19 ID:OFZmwnJ7O
10も上でしかも生徒とヤっちゃうバツあり尻軽とか三重苦(((゜д゜;)))
(´・ω・)ノ
長い間放置してごめん。世間はゴールデンウィークですな。オレは6日だけかろうじて休み…の予定です。研究室休みの時にきちんと働くって約束で病院とか残してもらったからね…。早くも後悔ですわ。
まだ籍も入れてないし、式は来月です。とりあえずまだ同棲状態ですね。式の準備とかは有り難いことに地元の友達が進めてくれています。仲間内最後の披露宴だからって気合い入ってるけど、どうなることやら…。
もう少し落ち着いたらまた書き込みます。みんなも元気で連休を楽しんで下さい。
|= ・ω・)ノ~~ノシ
おおっ、好色乙
連休?俺は大晦日と元旦しか連休とかないですけど、何か?
ジューンブライドってやつですか
好色氏お疲れさまです。忙しそうですが体に気を付けて下さい。
好色 乙 !
それぞれの連休…保守
(´・ω・)ノ コバワ
連休もいよいよ残り一日ですね。土曜日にU美が実家に帰って、月曜の夕方に帰京したんだけど、Uターンラッシュに巻き込まれてヘロヘロになって帰ってきましたw
3月にU美は教師を退職し、4月の頭頃から一緒に暮らすようになったんだけど、とりあえず慰労も兼ねて湯布院に行ってきました。
「私さぁ…、S君と付き合ってから一杯飛行機乗ってるよね?」飛行機のシートに座りながら言うU美。
「そう?沖縄行ったくらいじゃね?」前の日寝ていないオレ。座ると早速アイマスクをかけて爆睡モードに入ろうとする。
「北海道にも行ったじゃんか。あと大阪も。って寝ちゃうの?(笑)おーい」アイマスクを引っ張るU美。
「昨日研究室で徹夜やらかしたから寝てないんだよ」
「知ってるもん(笑)帰ってこなかったじゃんか(笑)」
「すぐ着くだろうけど、2時間位寝られる…」
「頑張って起きてられたら、ご褒美あげるよ(笑)」
「む!何くれんの?」
「何が良い?私のちゅーとか?(笑)」
「………おやすみ」って事でマジで寝たw 気付いたら空港に着いてたw 着いたよってオレを起こした時のU美の冷ややかな目が忘れられないねw
湯布院の宿に到着。隠れ家的な古風な作りがオレは大好きだ。
「落ち着けそうな良い場所だねぇ」U美も気に入ったらしい。
久々に畳の良い匂いのする部屋に通してもらった。少し高台にある宿なので、窓から下界とその先に連なる山々の緑が綺麗だった。
「畳はやっぱり落ち着くねぇ(笑)」…こいつも同じ頭なんだなw
U美が入れてくれたお茶を飲みホッとため息。これからはこういう場面が一杯増えていくんだろうなぁとしみじみしたところで、早速温泉へ。
部屋についてる温泉と、大浴場がある宿だったけど、勿論部屋の温泉をチョイス。石で固められた浴槽に二人で浸かり、夕焼けの遠くの山が絶景だった。
まるで絵に書いたようなその風景に吸い込まれてしまうような感じがした。今までも色んな景色を見て来たが、間違いなく記憶トップクラスの夜景だった。
「ねぇねぇ」U美が声をかける。
「ん?」
「S君は、ホントに忙しいと思うのね。研究があったり病院当番とか、チームの事もあるし…」
「好きで選んだ道だから、多少忙しくても覚悟してるばい」
「うん。私も出来る限りサポートするから。でね、忙しいのは分かるけど、どっかでぽっかり空いたお休みとかでさ、またこういうとこ来れたら良いな」
「だなぁ。色んな場所行こう。思い出は一杯作るに越したことはないからねぇ」
「ホント!?嬉しいな。そういう人が旦那さんだとホント嬉しいわ(笑)」
「そりゃようござんしたな」
「照れるな照れるな(笑)S君と付き合って、アウトドアもインドアも色々学んだわ(笑)」
「ああ、そういや今年の河口湖は場所変えてキャンプらしいぞ」
「あ、私のとこにも参加申込書来たよ。海なんだってね。楽しみだな〜(笑)」
「今月からは、センセが参加費振り込むときオレのも入れといてくれ」
「は〜い。って、ちゃんと分割で貯金していくのね(笑)初めて知ったわ。しっかりやってるんだね(笑)」
「去年はTが結婚祝いとして俺達の分出してくれたからね」
「なるほど。そんないきさつだったんだ」湯にのぼせて軽くほてったU美が色っぽかった。
夕食の時間。山の上の宿なのに、魚料理が多かった。しかも海の魚。
「この鍋に入ったお魚、なんて魚なんですか?」料理を運んで来た女将さんに尋ねるU美。
「アラです。アラ鍋です」丁寧に答える女将さん。
「アラって、クエのことでしたっけ?」
「あ、そうそう。こっちではアラなんですよ(笑)」
「すっげー高級料理だぞ。心して食えよw」
「え?そなの?高級魚なんだ〜」
「旬の季節ギリギリか、少し足出ちゃってますけど、良いアラが入ったので是非、と思いまして(笑)」
「マジで有り難いっす。では頂きましょう」
「いただきまーす」U美がクエを一口。
「うわ…………これ凄いね。さすが名前で『食え』って挑戦的な名前付けてるのも分かるわ…」余程その味に驚き感心した様子のU美。でもその感心した表現に吹き出す女将さん。
肉も地元で飼育された牛で、久しぶりに高級料理を堪能した気分だった。
ちょっと書いたけど、もうおねむさんなので、続きはまた今度で。
U美ちゃんは、OやらDやらTの嫁さんとFF11やってる。子供がいる家庭は、このまま起きて弁当作ってから寝るんだそうな。U美もそれに付き合って、もう少しで調理ギルドのエプロンもらえるらしい。てか、自分のキャラ作ってやれw
オレのキャラ1億ちょい持ってたのに、この前見たら愕然とした額になってたw まあやらないから良いんだけどねw
また近く続き書きます。いつも読んで支援くれる人、ホントにありがとう。
|= ・ω・)ノ~~ノシシ
おはようございます。・・・って好色氏来てたのか。
相変わらずの激務のようで、その中をカキコありがとう!
・・・って言っても自分もココ見るの久し振りなんだが・・・。
とにかく、順調に進んでいることが何よりです。
「その日」を楽しみに待ってますよ。>好色氏・U美さん。
『食え』ワラタ
今日は休みだったっけ?ゆっくり休んでください
好色 順調そうで
何より 何よりw
エロ系の予感がするのは俺だけか・・・?
やっぱおもしれぇ〜
支援
ノシ
地震大丈夫だったかなぁ
>>669 とりあえず俺は落ちてきた時計で手を痛めた。
うちは震度4だったけど大丈夫だった
好色が高層マンションとかに住んでたら
昨日午前の地震もひとりで留守番のU美さんは
きっと怖かっただろうな
保守であります!
(´・ω・)ノ コニチワ
先日の地震、結構大きかったっすね〜。オレはあの日研究室に明け方までおりましてうちにはU美だけがいたんだけど、大きな地震2回あったでしょ?
最初の大きな揺れの時は本読んでた最中だったので気付いたらしいんだけど、2回目の揺れの時は寝てて気付かなかったそうで…。
たかだか30分くらいの間でよくそこまで深い眠りに入れるなと呆れますな…。被災したら真っ先に死ぬなあれは…。
好色センセktkr
大切な時期なので無理なさらずにご自愛くだされ
お疲れっす
眠ってすぐの辺りが一番眠りが深いって聞いた事あるけど・・・
地震があった直後に眠れる度胸がステキ!
さすがw
でも、もしかしたら本当は怖かったけど
好色に心配かけまいとそう言ったんじゃ?
どちらにしても肝の据わったいい奥さんになってくれるね
中学1年の秋だった。
2学期も中盤から終盤になる晩秋の11月に入った頃だ。学校は大きなイベントの一つである『文化祭』に向けて各クラス準備に入っていた。
当時うちの母校では、文化祭にかなり力を入れていた。中学の文化祭などというものは、所詮クラス単位で合唱コンクールがあったり下手な演劇があったり程度だと思っていたが、
うちの中学は町の商工会が全面的にバックアップしていたこともあり、露店やアトラクションの商品もかなり本格的な物が多かった。
うちのクラスは何を出すか・・・、連日放課後に話し合いが行われた。やる気のある者とない者の温度差が激しく一向に進まない話し合い。
部活の時間が潰れる事が嫌なオレが適当に『学校の7不思議を巡るツアー』という、お化け屋敷的なアトラクションを提案したら、結局それが採用された。
言ってみたは良いものの、学校全体を使ってコースを作るため、膨大な準備時間を必要とした。音楽室や理科室、地下倉庫などに大掛かりなセットを組む。
文化祭まであと2週間となった土曜日、学校全体が文化祭モードに突入する。泊まり込みで用意するクラスも出てくるほど、学校中が活気に満ちる。
「今日から少しずつ現場にセットを組んでいくので、みなさん協力して下さい」帰りのホームルームで、女子の学級委員が発言する。解散となった後も帰るそぶりを見せる人はいない。
「あ〜っ!S!帰るの!?学級委員でしょ!」鞄を持って教室を出ていこうとするオレを目ざとく見つける女子。
「う・・・違うよ。部室に鞄置いてくるのと・・・、合宿所の荷物片付けろって言われてるから、終わったら戻って・・・」明らかに語尾がゴニョゴニョ。帰る気満々です!と宣言しているようなものだ。
「ふ〜ん。言い出しっぺなんだからちゃんと戻って来てね」疑惑の目でオレを見ながらも深く追究しない事に救われた。オレはそそくさと教室を出て、真っすぐ校門を抜けた。
高台にある学校を出て、ゆっくりとなだらかに下る帰り道をやや急ぎ足で歩くオレ。秋の風、というより晩秋のひんやりした風が頬を通り抜ける。久しぶりに明るい時間に帰ることが出来る。
「あ、S君だ」早歩きで歩くオレにかかる背後からの声。オレはギクリとして恐る恐る振り返る。
「・・・・なんだ・・・Aか」そこには小学校からの同級生であるAが微笑んで立っていた。背丈の小さい、かなり細い感じのAは、肩掛けカバンを重そうに揺らしながら駆け足で寄ってくる。
「ひっさしぶりだね(笑)」
「ん?ああ…。そだね〜」オレ達は並んで歩き出しながら答えた。
「あれ?S君部活は?」ふと気付いたように言うA。
「ああ。文化祭までは自主練習期間なんだ。全員揃うのもきついだろうからね」
「ふ〜ん。鬼の野球部でも文化祭優先なんだ(笑)何か不思議(笑)」
「Aも野球部が厳しいの知ってるのか。よっぽどなんだな〜」自分達でも練習はきついと思うが、こうやって部外者に言われると余計に痛感する。
「Aは?何か部活やってんの?」夕焼けが始まる少し前、段々空が赤くなるこの瞬間が好きだ。
「ううん。私は帰宅部(笑)」恥ずかしそうに言うA。当時うちの中学は、部活に入って当たり前の風潮が強く、1年生から帰宅部はかなり少数派に数えられたはずだ。
「ま、人それぞれ色々あるだろうしな」恥ずかしそうに俯くAに、似合いもしない言葉をかけるオレ。思わず吹き出すAに、今度はオレが恥ずかしくなる。
「でもさ、凄いよね。S君とうちのクラスのT君(弁護士のヤツね)は、もうレギュラーなんでしょ?」
「うお。何で知ってんの?そうそう。秋の新チームからはレギュラーなんだわ」
「うちのクラスの数学の先生が野球部監督で。1年からここまでやれるヤツらがいるんだから、お前らも自分の可能性を否定するなよって前話してたんだ」
「ああ…。なるほど…」
「それなのに、帰っちゃって良いのかな?(笑)」隣からオレを覗き込むように見て微笑むA。
「…やっぱ、休養も必要だと思うんだな。うん」しどろもどろに答えるオレ。
「文化祭準備は?学級委員じゃなかったっけ?(笑)」
「あ!それはほら…。あの…女子の学級委員がうちはしっかりしてるから、オレの出る幕がないっつーか…あははは……」
「そっか(笑)まあそういうことにしとこう(笑)」
「…帰ったこと黙っててくだせぇ……何卒この小さな田舎者に寛大なるご慈悲を……」
「あははは。同じ町生まれじゃん(笑)じゃあジュース奢って。そしたら黙ってるよ(笑)」
「ジュースね……。了解致しました…。お主も悪よのおw」余計な出費だが、チクられるよりは何倍もマシ。ジュース一本で手を打つオレ。
「Aちゃ〜〜ん」歩くオレ達の後ろからAを呼ぶ声。
「あ、Tちゃん」これまた小学校から同級生のTが走ってくる。背丈はAと同じくらいで小柄だが、綺麗な肉付きはスレンダーなAより大分大人の女に見える。
「何で先に帰っちゃうかなぁ。今日Aちゃんち行くって約束したじゃんよ〜」膝に手をつきながら息を整えるT。
「あれ?今日だったっけ?ごめんごめん(笑)」
「全くいつもこれだもんなぁ…。あ、S君じゃん。野球は?」
「何でお前らはオレを見ると第一声がそれなんだよw」
「野球部もお休みなの?珍しいね。良かったね(笑)」息が整い、並んで歩き出すオレ達。
「Tは体操部だっけ?」
「そ。新体操ね」
「休みなのか?」
「うちは野球部みたいな猛練習するような部じゃないし、文化祭には協力する方向みたいなので休み」
「うちも文化祭に協力する部なんだが…。てか、Tは全く協力してねーじゃんよw」
「S君に言われたくないな〜(笑)学級委員なんでしょ?良いの?」隣ではAがニヤニヤオレを見ている。矢継ぎ早の質問に返答に詰まるオレ。
「野球部も出し物やるんでしょ?何やるの?」質問を変えるT。
「野球盤ってゲーム知ってる?パチンコ玉転がして…」
「ああ。うち弟が持ってる」思い出したようにAが言う。
「そか。それのリアル盤。ピッチングマシーンの速度めっちゃ遅くして、なるべく当たるようにするらしいが…」何かこれさ、年明け特番とかでとんねるずがやってるよね。やったのはうちの方が早いと思う。
「打つと何かもらえるの?」
「1年のオレがそこまで知るわけないっしょw まあ何も無かったら面白味ないし、何かあるんじゃね?」かなり適当に答えるオレ。
「新体操部は何かやんねーの?」今度はオレが質問。
「え?ああ、演技見せるよ〜」
「レオタードでか!?」
「こらこら。そこに食いつくな(笑)でもまあユニフォームだからねぇ」
「ほっほう…。で、何時から?場所は体育館で良いのか?全席指定か?チケットはいつから売り出されるんだ?びあか?」
「このエロ男(笑)全席指定とかあるわけないし(笑)あんたさぁ。レオタードで隠れてる部分までもうしっかり見てるでしょ(笑)ねぇ?(笑)」
「ふふふ。そうよね(笑)」Aが同意する。
「違うんだよ。レオタードはレオタードで良いところがあるんじゃないっすか。レオタードってあのピンクのだろ?壮行会で着てた…」
「うん。うちの学校のユニフォームだからね。ってよく覚えてるねアンタ(笑)」
「よし!文化祭の回るコースは決まった!体育館を中心だな!」
「演技を見に来なさいよ?(笑)先輩達一生懸命やるんだから」呆れたように言うT。
「分かっとる分かっとる。皆まで言うな。芸術を体言するその姿を見に行き、共に感動の涙を流そうではないか」
「…こいつ、絶対エロ目的だね」
「うん(笑)何かそれっぽいこと言う時に限って本心違うんだよね(笑)小学校から変わってないね(笑)」
「(´・ω・`)」ま、バレてたわけですがw てか、新体操なんて競技関係者でもなきゃ目的はそれなんじゃねーのか?
「あ、そういやさぁ」思い出したようにTが言う。
「うちの先輩でWさんって人がいるんだけど、新しく部長になった人なんだけどさ、その人がS君の事タイプらしいよ」
「ふーん。あっそ」
「おいおい。そこは食いつかなきゃ(笑)」Aが笑いながらツッコむ。
「この前新人線の壮行会で代表で話したでしょ。あの人だよ?結構ボーイッシュで綺麗な…」
「ほほう」
「嬉しくないの?」
「いや、嬉しいけどさ。別に直接言われたわけじゃねーし、タイプなんだ〜そうなんだ〜。で、あなたが知ってるオレってどんなオレ?って感じ」
「紹介してってS君のクラスの新体操部のYちゃんに言ってたよ」
「そうなんだ」誰だか顔も思い出せないような人から想いを寄せられても、何か他人事にしか感じられないわけで…。
「女には不自由してないみたいだね(笑)」オレの微妙な表情を見てAが言う。
「いやいや。毎日野球ばっかでそんな事考えてるヒマすらねーよ」
「確かに野球部きつそうだもんな〜。練習終わって体育館から出てグラウンド見ると、大体一人は倒れてるもんね」
「うわ…。そんなにきついんだ」内容を想像して表情を曇らせるA。
「ま、好きでやってる事だしね。鬼の監督と毎日対決さw」
「でもさ、やっぱ鍛えられてるだけあって、こうやって隣に並ぶとよく分かるね。肩幅とか広くなったし。首も太くなった感じがする。身長も一気に伸びたねぇ」AもTも中学に入ってからはクラスが別。小学校のイメージしかお互い持っていない。
「まあ、あれだけきつい練習して筋肉付かなかったら、何か重い病気かもしれんしねw Tだって身体柔らかくなったりしてんじゃねーの?」
「ああ。まあ確かにストレッチするからね〜」
「二人とも女っぽい体つきになったよね」
「また出たエロ発言(笑)溜まってるんじゃないの?(笑)」Tがニヤニヤしながら言う。
「いや、そういうつもりで言ったわけでは…」
「S君さ、あれから誰かとやった?」あれから、というのは例の乱痴気騒ぎの事ね。
「いや、それどころじゃなくなっちまったよ」
「私、処理したげよっか?(笑)」いたずらっぽく微笑むT。
「は?そんな事頼めるわけ…」
「私も混ぜてよ(笑)」Aも乗ってくる。返答に困るオレ。
「良いじゃん。その学ランの下の身体にどれだけ筋肉が付いたか見せてみ(笑)ね?Aちゃん(笑)」
「うん(笑)マッチョになってるの?あんまりマッチョだと私は引くかもだけど…」
「すっげーマッチョかもよ?」
「それは見てから私たちが判断するからさ(笑)久しぶりに良いでしょ?(笑)」
「つったって、どこでやんだよ。ガッコは文化祭準備でガタガタしてるし、うちにはお袋いるし…。AもTの家も自営だから家族いるだろ?」
「う〜ん。そうねぇ…」考え込むT。
「Aちゃんちって美容室だよね?使わなくなったタオルとかない?」
「タオル?あると思うけど…」
「それ持って来れない?後は見つからないような場所探すしかないでしょ」
「うん。そだね」どんどん話を進める二人。ついていけないオレ。
一度Aと別れた。
オレの地元は相当な田舎だ。今は多少は開発の手も入ったが、それでも一歩外に出れば、そこには果てしなくたんぼが広がる。
晩秋で、どこのたんぼもとっくに稲の刈り入れも済んでいた。
オレ達は旧国道からお国入り、農面道路を歩く。刈り入れが終わっているため、当然たんぼには人もいない。
「あの辺の茂みだと見つからなくない?」たんぼの先にある茂みを指差しながら言うT。
「お待たせ。使えそうなタオル持ってきたよ」紙袋に沢山のタオルを入れてAが再び合流。3人で茂みに近づく。
「うん。これはばれないよ」太い木々に囲まれて、その中に牧草のようなものが繁っている。中に入り足場を固めるオレ達。
「こんな季節にこんなとこに来る人いないよね(笑)」そういいながらタオルを出し、一面に広げるA。準備はあっさり整った。
「じゃあ、はいS君。裸見せて(笑)」Tが言う。
「何でオレが先なの?w女子からだろw」
「え〜っ!じゃあじゃんけん。負けた人が一番に脱ぐのね」半年前にはかなりやりまくった仲なのだが、久々だとやはり恥ずかしい。
じゃんけんの結果、Aが負けた。
「はい。じゃあAちゃん脱ごう(笑)」
「ジャージだけで良いでしょ?」
「マッパに決まってんじゃん(笑)ね?(笑)」同意を求めるT。
「そだよ。めんどくさいことやる前に脱いじゃえよ」抵抗していたが、やがて諦めてジャージを脱ぐ。真っ白のブラとパンツももじもじしながら外す。
「Aちゃん、前よりオッパイ膨らんだね〜。スタイル良いじゃん。新体操やらない?(笑)」Aの側に寄り、ムニュムニュと胸を揉みながらスカウトするT。
「やん!まだそういうのは早いの!次早くどっちか裸になってよ〜。恥ずかしいよ〜」真っ赤になりながら屈んで手で胸を隠し、オレ達を睨むA。
「じゃあ、またじゃんけんね」Tがオレを見てじゃんけん開始。
「はい。次はTねw」
「うぅ…。負けちゃった…」Aの脱ぐ様を見ているから多少は平気かと思ったが、やっぱり踏ん切りがつかないらしい。ジャージのチャックを胸の辺りまで下げ、でもその先に進まない。
「早くしないと日が暮れちまうな」
「わかったようるさいな。脱げば良いんでしょ!…笑うなよ?」
「女の裸見て何で笑うんだよw」
「良いから約束して!Aちゃんも!」わけがわからなかったがとりあえず約束する。
ジャージの上着を脱ぎ、真っ白なブラが顔を出す。手を後ろに回しホックを外す時に前屈みになる。大きな胸の谷間がくっきり見える。ゆっくりとブラを外すT。弾け出るようにボロンと飛び出す真っ白な乳房。
「Tちゃんオッパイおっきいね〜。凄い…。柔らかそう…」あまりの大きさに呆気に取られた様子のA。
次いでジャージの下を脱ぐ。また真っ白なパンツが姿を現す。もじもじしながらパンツを下ろすT。
「…えっ!あれっ?」先に気付いたのはAだった。隠すように座っているため、角度的にオレには見えない。
「Tちゃん。剃ってるの?」Aの問いかけに、頬を真っ赤にして俯きながら小さく頷くT。
「レオタードだとはみ出ちゃうから…。私何か他の人より濃いみたいで…。というか、うちの部は全員剃ってるの」
「ああ!毛を剃ってるんだ」会話の内容からようやく気付くオレ。
「確かにレオタードだとはみ出ちゃいそうだよね(笑)」
「サポーター付けるから滅多に出ないとは思うんだけど…。でも濃い人は動きの拍子に出ちゃうかもしれないから、剃って細くしろって言われてるんだけど、面倒だから…」
「へー。すげーな。ちっと見せてみ」
「先にS君脱いでから!」真っ赤になりながらオレを睨むTが可愛かった。
女子二人はジャージ、オレは学ランだった。学ランのボタンを一つずつ外す。
「あ。ワイシャツ着てない。いーけないんだ(笑)」
「襟カラーも外してるし。不良だな〜(笑)」体育座りのような体制で胸を手で隠し、笑いながら言う二人。
「…バレなきゃ良いんだよ…」
「でも長T姿かっこいいね。ウエストが締まってるから逆三角形でスタイルが良いな」
「そかな…」体型の事を褒めてくれたなんて、U美以外だとこの二人しかいない。何か気恥ずかしくなりながら長Tを脱ぐ。
「うわ…………」呆気に取られた様子の二人。
「え?何?何か付いてる?」
「いや…。私さ、男の人の上半身なんてプールとかで何回も見てるけど…。これは…」
「うん。私も…」
「何だよ。何か付いてるのか?めっちゃこえーじゃねーかよw」
「鍛えてる男の人の身体ってかっこいいかも…」
「うん。ボディービルのあんなのじゃなくて、自然に付いた筋肉って感じがするし、胸板とか厚くて腹筋も…。凄いわ…」
「二人ともこんな身体が好きなのか。もっとスラッとしたのが良いのかと思ってた」
「それも良いけど、これはこれで…。ちょっと胸板触ってみて良い?」
「あ!じゃあ私腹筋!」TとAがオレの身体をまさぐり始める。
「凄い!堅いし余計な肉ホントに付いてないね」胸板から肩の筋肉に手を移し、撫でながら言うT。
「腹筋もゴツゴツだけど、ホントに鍛えて自然に割れた感じが…」
「美術のモデルになれるかな?w」
「これはでも触りたくなるからダメじゃん?(笑)」乳首にゆっくり下を這わせながら笑うT。
「あ〜っ!私も〜っ!」左の乳首にはAが吸い付く。チュパチュパという音がステレオで聞こえてくる。
「どっちが気持ちいい?」いたずらっぽくTが聞く。
「どっちも気持ちいいよ」
「どっちか決めるの!決められないならここで終わり!」
「え〜っ。だって二人とも上手いもん」
「早く言ってよ!乳首舐めるのどっちが上手?」Aも乗ってオレを追い詰める。
「ん〜…。まあオレの感じとしては…。Aの方が気持ちいいかな…?」
「やった!(笑)もっと舐めたげるね(笑)右側も私が舐めて気持ち良くしたげるよ(笑)」Aが今度は右の乳首に吸い付き、左の乳首を指で転がす。
「気持ち良さそうな顔しないでよっ!絶対私の方が上手いのに…」マジで悔しそうにオレを睨むT。
「いや、お前のも気持ち良かったんだって。どっちか決めろって言うから…」
「この口が余計なんだよ。窒息死させてやる」Tがオレの顔の上に覆いかぶさり、胸で顔を挟んだ。人肌の温かさとマシュマロみたいな胸に挟まれ、オレは脳に稲妻が走ったような衝撃を受けた。
「Aちゃんにはこんな事出来ないよね(笑)」悔しさを晴らすように、胸でオレの顔を挟みながらTが言う。
「私だって出来ますよーだ。ほら、どいて」Tを押し出すようにオレから離し、胸を押し付けるA。でも発達途中のAの胸では顔を挟み込むまでは至らなかった。
「ほらできないじゃん(笑)ってS君!何でAちゃんの乳首愛撫してるのよ!私には全然してくれなかったのにぃ〜」
「え?だって目の前に乳首あるんだもん。舐めたくなるじゃんw」
「S君、しゃべってないで続けて」グイグイと乳首をオレの唇に当て、愛撫を催促するA。
「私のも愛撫してよぉ〜」半泣き状態で言うT。
「じゃあTちゃんのオッパイは私が気持ち良くしたげる。それ触ってみたいし(笑)」
「S君にしてもらいたいんだけどな〜」
「後でするから、今はAにしてもらえよ。この態勢じゃ無理だな…」オレが仰向けになりAが乳房をオレの顔に上から押し付けているため、AがTの乳房を舐めるのが難しい。
「Tちゃん。正座してS君の頭を膝の上に乗せてあげて。そうすると私の顔がTちゃんのオッパイに届くから」
「…こうするの?」寝ているオレの頭の上からオレ向きに正座し、オレの頭を膝の上に乗せるT。
「うわ。近くで見るとホントおっきいね〜」オレの顔の上でAの声がしたと思ったら、やがてTの小さい喘ぎ声が聞こえてきた。わざと音を立てようとしているのか、かなり唾を絡めてジュルジュルと愛撫しているようだった。
「Aちゃんも気持ち良い?S君にオッパイ舐めてもらって…。声が漏れてるよ…」Tの乳房を舐めながら、喘ぎ声を漏らすA。
「…気持ちいいけど、そろそろS君にも気持ち良くなってもらわないと…」Aがそう言ってオレから離れた。
「これだと気持ちいいのは私たちだけだね(笑)」まだ膝枕をしたままオレの髪を撫でるT。
「S君。私が脱がしちゃって良い?」言いながら早くもベルトを外しているA。そのままスルスルとズボンを脱がす。
「うわ。太腿も凄く締まってる。スポーツマンだね〜」太腿を撫でながら言うA。
「くすぐったいよw」
「あ、ごめん。つい(笑)」太腿を触っていた手をそのままトランクス越しにチンコへ。
「あ、今ピクッとした(笑)気持ち良いんだ(笑)」膝枕をしながらTが微笑む。
「結構固くなってるね。どうしてほしい?(笑)」トランクス越しに軽くシゴきながらいたずらっぽく聞くA。
「ナメナメしろって言ったら?(笑)」Tが笑いながら言う。
「舐めてほしいの?」Aも聞く。
「まあ…。でも洗ってないし汚いからそこまでしなくて良いよ」
「昨日お風呂に入った?」相変わらず軽くシゴきながら聞くA。
「そりゃまあ入ったけど…」
「じゃまあ大丈夫なんじゃない?やってみてダメだったらTちゃんに代わるわ(笑)」
「え〜っ!だったら私が先に舐めるっ!おチンチンのニオイより同性の唾のニオイの方がやだ。ちょっと代わって」
「T、ひざ枕気持ちいいからこのままやっててw A、無理に口に入れなくて良いよマジで」言うより早くトランクスをずり下げるA。
「うわ。久しぶりだ(笑)」
「ね(笑)ここは半年前とあんまり変わらないね(笑)」半勃ち状態のチンコを見ながら恥ずかしさを紛らわすように笑う二人。
「じゃあ…」手で優しくチンコを持ち上げ、ゆっくりと口に入れるA。口の中の生温かさがチンコを通して伝わる。
「どう?Aちゃん」
「ん…。汗のニオイ?あとオシッコのニオイ?でも臭くないし、何かクラクラして気持ちいいかも(笑)」チンコにヨダレを一筋付けながら言うA。そのまま再び咥え込み、ゆっくりスロートを開始する。
「あ!S君うっとりしちゃって(笑)気持ち良いんだね。後で私にもナメナメさせてね(笑)」少し屈み胸をオレの額辺りに押し付けながら言うT。
「S君、立ってみて。Tちゃん一緒にナメナメしよ」Aがオレに立ち上がるように指示する。立ち上がるとタオルでチンコに付いたヨダレを拭き取る。
「もうこんなに固くなってるんだね。イッちゃいそう?」Tがオレのチンコを摘みながら聞く。
「いや…。まだ平気だと…」イマイチ自分でも良く分からない。ずっと我慢できそうな気もするが、気を抜いたらすぐに果てそうな気もする。
「Tちゃん。じゃこっちどうぞ(笑)先走りいっぱい出て来るよ(笑)」Tにチンコを咥えるように言うA。
「…うおっ!」Tのフェラに思わず声が出て腰が引けるオレ。口のすぼめ方というのか、舌の当て方というのか、うまく説明できないが、TのフェラはAのそれとは全く違い、凄まじい快感に襲われた。
今までフェラしてもらった中でもU美の次くらいに上手いと言っても良いかもしれない。
「あ!私にはそんなリアクションなかった。悔しいなぁ」恨めしそうにオレを見上げて睨むA。
「いや、立ってるから力が入らなくて…」言いながらもビンビン快感に襲われるオレ。
「私はこれ舐めて良い?」Aが玉を優しく揉みながら聞く。黙って頷くオレ。
「Tちゃんも少し横に行って…。そそ」空いた側から顔を近づけ、下を伸ばして玉筋を舐め上げるA。
「うはっ!これやばいってw」サオと玉を同時に舐められた事など無いオレにはかなり猛烈な快感だった。
「おチンチンが私の口の中でビクビクいって、しょっぱいのいっぱい出してる(笑)」
「袋もフニャフニャだったのにカチカチになっちゃった(笑)」満足そうに二人が言い合う。
「あのさ…。ちょっと我慢できないかも…」
「ぇ?本番無し?マジで?」びっくりするT。口からチンコは離したが、激しくシゴくので堪らない。
「何回か出来るでしょ?これ出したら終わりになりそう?」Aが立ち上がりオレにキスしながら聞く。
「出来ると思うけど…。オレコンドームとか持ってないよ?」
「中に出さなきゃ平気でしょ。半年前もちゃんと外に出せてたでしょ(笑)」マジでこんなやり取りを当時してた。今考えるとガクブルだよねw
「とりあえず一回出しちゃう。こんな状態で中に入られても、どうせあっという間でしょ?(笑)」
「それはやだもんね(笑)じゃあS君、出して良いよ(笑)Tちゃんの口の中に出す?顔にかける?それとも私が良い?」
「口に出して良いの?」
「昔は平気な顔して出してたくせに何を今更(笑)」
「あ、おチンチンもうやばそう。腰が引けてピクピクいってる。どっちに出す?どっちに飲ませたい?」Tが、シゴくスピードを落として聞く。
「どっちでも良いから早く出させてくれ…」
「あ!じゃあこのまま出してよ(笑)飛び出るんでしょ?見てみたい(笑)」
「あ、それ見たい。手にかかったのは舐めるから飛ばしてみて。はいじゃあラストスパートね」Tはそう言うとチンコを握る力を強め、激しくシゴきだす。
「沢山飛ばしてね(笑)」耳元でAが囁き、首筋を舐めながら乳首をコリコリ。呆気なく発射するオレ。
「きゃっ!すごーい!ホントすごい。ビュビュッ!って出た」シゴきを弱めながら驚いた顔でオレを見上げるT。
「まだ出てるね〜。気持ち良かった?」まだドロドロと出続けるザーメンを見下ろしながら何回もキスするA。そのままヘナヘナと膝から力が抜けるように座り込むオレ。
「手に一杯かかったよ。ほら(笑)」TがAに、自分の掌に付いたザーメンを見せている。
「久しぶりのニオイだわ(笑)こんなんだったよね(笑)」
「〇〇君のなんてもっと生臭かったよ(笑)無理矢理飲ますから吐きそうになっちゃったし(笑)」二人で過去を思い出しながら、ペロペロと手についたザーメンを舐める。
「S君のって苦いね」
「ぇ?人によって違うの?」ぐったりしながら聞くオレ。
「塩味っぽい人もいたな。大体苦かったけど…。S君のはかなり苦いね」U美も苦い苦いいつも言うから、相当苦いんだろうな…。
「男の子って立て続けには無理なんでしょ?」まだ脈打っているチンコを愛おしそうに撫でながら言うT。
「あれ?でもまだ固くない?できるの?」
「いや…。やろうと思えば出来るかもだけど…」
「そっか(笑)じゃあ暫くおチンチンは休憩ね(笑)」
「回復早くするために、二人のアソコ触らせて」
「え?あ…うん。じゃあどっちの先に触りたい?(笑)」Aがまたいたずらっぽく聞く。
「大人の私のアソコと、剃って子供のTちゃんのアソコ(笑)」
「私のだって大人のだよ!もう男の人のちゃんと受け入れてるんだから!」ムキになって返すT。
「二人の一辺に触るから、並んで横になって」言われた通りに素直に並んで横になる二人。足を交差させて広げ、ゆっくりと両手を各々のマンコに近づける。
剃ってツルツルのTのマンコ。少し毛が生え始め、真っ白な肌が露出するが、茂みだった部分が青々としている。
Aのマンコは毛の生える範囲は狭いが長い。小さなデルタを作っている毛の一本一本がやけに長く見えた。
「く…ぅっ…」始めに小さな喘ぎ声を上げたのはTだった。毛が無い分クリやら濡れの状況が良く分かる。さっきのフェラと乳首愛撫でかなり濡れている。
Aはタオルの端を噛み、必死に快感に耐えているようだった。こうして二人同時に触ってみると、クリの大きさや穴の形が個人によって違うのが良く分かる。
Tのクリは大きく、Aのそれは小さい。割れ目の形も貯金箱の口のようなAの割れ目に対し、Tのそれはビラビラが大きく大人の女性を思わせた。どっちも中一なんだけどw
暫く指でクリを刺激していた。Tの喘ぎ声は次第に大きくなる。Aは恥ずかしいのか必死にタオルを噛み、声を出すのを我慢している。オレはどうしてもAに声を出させたくなった。
クリを摘み擦っていた指を、そのまま穴の中へ滑り込ませる。グチョグチョに濡れていたためあっさり指を受け入れるA。そのまま一気に中指の根本まで挿入した。
指が挿入された瞬間、必死にタオルを噛んで快感に耐えていたAの体がビクッと大きく震え、ぎゅっとつぶっていた目を大きく見開いた。
お構いなしにそのまま奥深くまで挿入すると、大きく見開いた目でオレを見つめ、小さく首をイヤイヤと振る。ゆっくり出し入れを続けていたが、必死に声をあげるのを耐えているため、オレはいきなりかなりのスピードでピストンを開始した。
「うあっ!やだっ!あああああっ!やだやだっ!」今まで我慢していたものが一気に爆発したように、いきなり大きな声で喘ぎ、身体をよじるA。長い髪が激しく乱れる。
あまりの喘ぎようにTが身体を起こす。
「あっ!何でAちゃんばっかり指入れてもらってるの?私に入れたくないの?」
「違う違うw こいつずっと喘ぐの我慢してたからどうしても声出させたくてw」ジュプジュプとオレの指二本を飲み込み、激しく喘ぐA。
「もっ…もういいっ!もういいってっ!そんなされたらおかしくなっちゃうよぉっ!抜いてよぉっ!」Aがオレの手を掴み、身体から離そうとする。
「Aちゃんすごい。おかしくなってる(笑)そんなに気持ち良いんだ(笑)S君野球やってるだけに手がおっきいし指も長いもんね〜」Aの乳首を舐めながら笑うT。
「Tちゃんそういうのやめてっ!ホントにちょっとヤバイのっ!」感じるたびにグッグッと腹筋に力が入るのが分かる。貯金箱のような一本筋のマンコだが、さすが半年前にしっかり開発されたからなのか2本の指をしっかり受け入れている。
「もう一本入れてみよか」中指、薬指、そして人差し指を入れようとするオレ。
「もう入んないって!今のでもう私の中は一杯だって!うぅ…無理だって…ぐうっ…」ズブズブと指を3本受け入れるA。ゆっくりピストンしようとしたその時…
「プピッ」
「あ!Aちゃんオナラしちゃった?指一杯入って力んじゃったんだね(笑)可愛いオナラ(笑)S君、もっと派手なの出させたら?(笑)」
「聞かないでよぉっ!てかもうやめてよぉっ!恥ずかしくて死にそう…」両手で顔を隠すA。首まで真っ赤になっていた。
グチャグチャのAのマンコに舌を這わせるオレ。きつい尿のニオイと愛液の濃いニオイの混じった、子供から大人に変わるようなニオイだった。愛液はニオイに反して薄い塩味だった。
次いでTのマンコをクンニ。毛が無い分舐めやすい。毛にニオイが篭らないからか、尿のニオイは薄く、愛液の大人のニオイだけがした。でかいクリを弾き上げるように舐めると大量の愛液を分泌させてヒクヒクと震えた。
「なあ、二人でシックスナインして見せてよ」クンニで二人ともぐったりしているところにオレが言う。
「ぇ?どっちとシックスナインしたいの?」Tがトロンとしたけだるそうな目つきでオレに聞く。
「違う違う。お前ら二人で」
「え?私がAちゃんのアソコ舐めるの?嫌に決まってるじゃん」
「私だってTちゃんのおマンコなんて舐めたくないよ」ムキになって言い返すA。
「やって見せてよ。それ見たら回復しそうなんだ」実際、もうオレのチンコは回復していたが…。
「……オッパイとかならいくらでも舐めれるけど…同性のアソコは…」踏ん切りがつかないT。Aも同じ様子だった。
「じゃあここで終わるか。みんなそれなりに気持ち良くなったし…」
「ちょっと待ってよ!…………でもさ、S君が自分の友達のおチンチン咥えろって言われてできる?それと同じだよ?」
「確かに嫌だけど、見てみたいんだw」無茶苦茶だと思いながらも押し通すオレ。やがて渋々Aが起き上がり、Tの身体の上にシックスナインの態勢で覆いかぶさった。
「…おええっ!気持ち悪…。何この形…。てか男は何でこんなのに興奮するんだろ…」AがTのマンコを見て言う。
「Aちゃんのおマンコオシッコ臭いよ。ちゃんと洗いなよ。それに毛ももっと短く切るとかしなよ。こんなの男の子に舐めさせたら、舐める男の子が可哀相…」
Tもやり返す。やがてピチャピチャとお互いがお互いのマンコを舐める音が聞こえてくる。
「ちょっとTちゃん。指で穴広げないでよ。恥ずかしいでしょ!」
「だって毛が邪魔で…。これも小さいし…」多分「これ」というのはクリトリスのことなのだろう。
暫くシックスナインを続けさせていた。二人とも喘ぎながらも負けじとより強い快感を相手に与えようと必死に舐めている。
「A、Tのマンコ美味い?」
「美味しいわけないじゃん!おチンチンなら多少臭くても平気で舐めれるけど、女のなんて目の前で綺麗に現れても舐めたくない」
「Tは?Aのマンコ美味い?」
「ただ臭いだけ。ダラダラ出て来る汁も臭いし。Aちゃんに限らずもう女のこんなとこ絶対に舐めない」
やっぱり特殊な性癖がないと、女性が他人のマンコを舐めるというのは受け付けないものらしい。まあ男でも同性のなんてまっぴらゴメンだしな…。
二人のシックスナインを見て、すっかり回復したオレ。
「T、そのでかい胸で挟んでよ」立ち上がりながら言うオレ。
「ぇ?胸で挟むって…こうやるの?」自分の胸を掴み寄せてチンコを挟む。
「こんなのが気持ち良いの?」不思議そうにオレを見上げるT。
「胸動かして擦ってくれない?」
「あ、はいはい。なるほどやっぱり擦るのね」シュッシュッとチンコを胸が擦るリズミカルな音がする。
「ちょっと乾いてて上手く擦れないから、Aちゃんおチンチンに唾付けてくれない?」
「唾?こうするの?」胸の谷間に見え隠れするチンコを目掛けて唾を垂らすA。
「お、擦りやすくなった。S君気持ちいい?ガチガチに固くなってるから聞くだけ野暮か(笑)」
「口に咥えられるのと、手でシゴかれるのと、オッパイでこうされるのとおマンコの中に入るの、どれが一番気持ち良いの?」隣でパイズリを見ながらAが聞く。
「うーん…。口でされるシチュエーションからしてもうやばいなw だってチンコを口に入れるってすげーじゃんw」
「そっか。オッパイが一番とか言われたらショックだったと思うけど良かった(笑)私のオッパイじゃこれ出来ないし…」
「Aちゃんだってこれからまだおっきくなるかもしれないでしょ。てかさ、これ擦るオッパイも気持ち良くて良いね(笑)」
Aのよだれと自分のよだれ、さらにオレの先走り汁で、Tの胸の谷間はテカテカになっていた。
まだピンクの乳首がチンコを擦り上げたときたまに下腹部に当たる。そのポチッと感がまた気持ち良かった。
気付けばもう辺りは薄暗くなり始めていた。
「じゃあ入れるか」
「どっちに入れたい?(笑)」
「言われると思ったw じゃんけんでもして勝った方に先に入れるわw」素直に二人がじゃんけんする。勝ったのはAだった。
正常位でAに覆いかぶさるオレ。
「ああああっ!久しぶりだわ〜〜〜〜っ!」少し微笑みながら恍惚の表情を見せるAがやけに大人っぽく見えた。
「うわ!マジで入ってる。ホントにこうやって入るんだ…」ケツの方から挿入部を見ているらしいT。
「あんっあんっあんっ…。気持ち良いっ…。S君は?私の気持ち良い?」オレの首に手を回して抱き着きながら聞くA。
「ちょっと!そんなに激しく突いて…大丈夫?イッちゃったりしないでよ?」喘ぎまくるAを見て心配になったのか、Tが横からオレにキスをして言う。
「Aちゃん気持ちいい?」
「うんっ!うんっ!すごっ…凄く良いっ……」息も絶え絶えの声で必死に頷くA。
「ホントに気持ち良さそう…。良いなぁ〜〜〜〜(笑)」Tが微笑みながら、オレの方に振り返りしがみつく。オレの乳首をあま噛みしながらペチョペチョと音を立てて愛撫する。
「私何か…………」急に喘ぎ声が静まったと思ったら、Aは放心したようにただオレをじっと見つめている。
「イッちゃったの?」ピストンを続けながら聞くオレ。Aは小さく頷いたように見えたが、自分でも絶頂が良く分からなかったのかもしれない。
もう十分だろうと判断し、Aからチンコを抜く。予め濡らして持ってきてくれたタオルを袋から取り出し、丁寧にオレのチンコを拭くT。大股を開いたまま脱力しきっているAのマンコも綺麗に拭くと、待ってましたといわんばかりに横になるT。
ツルツルのマンコにゆっくり挿入。
「はぁぁぁぁ〜」奥まで貫くと、合わせたように深いため息をついてチンコを味わうT。ゆっくりピストンを開始する。
「T、新体操ならではの絡み方できる?w」ピストンしながら聞くオレ。
「あんっあんっ…えっ?新体操……んっ……」喘ぎながら考え込むT。
「じ…じゃあ後ろから突いて…」一度チンコを抜くと、くるりと俯せになって横になるT。
「バックって女四つん這いになるんじゃないの?」
「この態勢でも入れられるでしょ?」俯せになった正常位みたいな感じで再び挿入するオレ。締まった尻がまた色っぽい。
奥まで入ると、Tは大きく背を反らしてひっくり返ったブリッジのような態勢になった。そのままオレの首に手を絡ませディープキスをした。
「Tちゃん凄い!めっちゃ柔らかい!」放心から回復したAが驚きの声をあげる。
「おチンチンいっぱい突きながらオッパイ揉んで…」背を大きく反らしたまま、オレの耳元で囁くT。あんなアクロバティックなセックスをしたのはあれが初めてで、今後もうないだろう。
さすがスポーツをしているだけあって、Tの中はかなりの締まり具合だった。こういうのも二人を一度に相手にしたからこそ良く分かる。
体位を正常位に戻し、オレも2度目の発射に備える。Aが今度はオレの乳首を愛撫して絶頂を促す。ピストンが速まり、Tの喘ぎ声が益々大きくなる。
「う…イキそうだ…」搾り出すように声を出すオレ。オレの乳首とTの乳首を交互に愛撫していたAがオレの耳元で囁く。
「出すなら私の口にね(笑)」この一言で、オレはあっさり絶頂に達してしまった。急いでチンコを抜き取ると、サッと濡れタオルでAがチンコを簡単に拭き、パクッと咥え激しく頭を前後にピストンする。
「う…出る…」多分言うより早く発射したと思う。予告がなかったためか、Aがびっくりしてチンコに歯を立てた。Aの頭をがっしり押さえて、オレは快感に酔いしれた。Aも必死にオレの発射を受け止め、搾り出してくれた。
ズポッと口からチンコを抜く。ザーメンと唾液の混じった白濁液が、オレのチンコとAの唇に一本の筋を作った。
口の中にたっぷり発射されたザーメンを、AはTの胸に吐き出した。
「うあっ!一杯出したねって、Aちゃんの唾も混じってるからか…」吐き出されたザーメンを胸に塗りたくりながら言うT。
「うぇ〜苦かった〜。口に出してなんて言わなきゃ良かった…」Aが舌を出しながら言った。
「ああ、Aちゃんが口の中に出してって言ったのね(笑)S君が無理矢理Aちゃんの口に突っ込んで出したのかと思った(笑)うわ、可哀相…って横で見てて思った(笑)」
「無理矢理とかしねーってw」Aに濡れタオルでチンコを綺麗にしてもらい、AとTも二人で交互に体を拭きあった。
辺りは暗くなっていた。終わったら急に寒さが身に染みた。急いで服を着るオレ達。
「とんでもないところでやっちゃったね(笑)」Tが辺りを見回しながら言う。
「まさか外でやるとはねぇ…。気持ち良かったから良しとしよう(笑)」Aも笑いながら言う。
旧国道まで戻って来たオレ達。
「じゃあ、気をつけてな」ここからオレは左、二人は右に帰る。
「またやろうね(笑)やりたくなったらいつでも言いなよ(笑)」Tがいたずらっぽく言う。
「今度は二人でやろうよ。ちゃんとした部屋で(笑)」Aも笑いながら手を振る。
「野球頑張ってね〜」遠ざかる声に手を振り、オレも帰路についた。
次の日…
「昨日、文化祭準備に出なかったのはS君だけでした。合宿所に見に行きましたがいませんでした。どこに行ってたんですか?」女子学級委員が朝のHRでオレを睨みながら言う。
「S!お前学級委員なのにサボんなや!」
「お前がこんなだと、こっちまでやる気無くなるわ〜」次々と巻き起こる不満の声。
「どこ行ってたんだよ?家に電話したら、まだ帰ってきてねぇとか言われたし、どこに隠れてたんだよ」←D
「か、隠れてねーよ。ちょっと自分のスイングに納得できなくて、素振りしてた…」
「ほーう。ってそんなの信じるわきゃねーだろ!お前練習嫌いじゃねーかよ!」←D
「野球部!静かにしろ!というかD、お前だって昨日残ってはいたが他のクラスに遊びに行ったきり全く仕事してなかったろ。こういうのを目糞鼻糞と言うんだ」担任がオレ達を睨みながら言う。
「この場合はオレが目クソですよね?」
「黙れS!オレが何で鼻クソになんなきゃいけねーんだよ!ぜってーやだからな。オレが目クソだ」
「馬鹿野郎!オレだって鼻クソは嫌なんだよ!」あまりに低次元なやり取りにクラスが凍りつく。
「分かった分かった。もう二人とも目クソで良いだろ…」呆れる担任。
「おお!さすが先生だ。大岡裁きってやつだなw」
「鼻クソじゃなきゃオレは良いんだ」納得するD。
………………………………情けねぇなオレ達……………………………… (終)
(´・ω・)ノコニチワ
すっきりしない天気が続きますなぁ…。
去年末?今年明け?に書くって約束した2つの話のうちの残り1つがやっと書き終わったのでアップしました。
今更感があるだろうけど、一応約束だったし、暇な時にでも読んでやって下さいまし。
それじゃ、オレはガッコに行ってきます。
|= ・ω・)ノ~~ノシシ
690 :
ほのぼのえっちさん:2008/05/14(水) 12:20:34 ID:GnRUqWbO0
おおwリアルだしえん
好色氏おつかれさまです!
学校頑張ってくださいね。
ちんちんたったった
えろえろ〜
好色 乙&あり!
そうだよな
昔の快感は電流が走るって感じだったよなwナツカシス
好色あざーす!!
69の拒否反応ワロスw
好色不意打ちすぎるwww
相変わらずクオリティ高いw
保守
いいなぁ好色氏。
俺の不毛な少年時代を思い返して鬱になる。
アクロバティックなセクスしてみたいよ
保守
今更だけどやっぱりやりまくってたんだなぁ
もう一人の後輩の話は?
>>697 後輩の話って
>>315からのやつ?他のなら何か書き忘れてるっけ?年下ってオレこの子としか経験なかったような…。ど忘れしてるかなw
>>698 後輩は二人としたって聞いたと思ってたけど…
こちらの勘違いかもです><
ああ〜ってそれ書くって言ったっけ?w 後輩の一話と先日アップした分だけ書くって言っといたようなw
それはリクエスト落ちでないかい?
そ、そうか…
おつです!
くれくれ族になりそうな衝動を抑えて
保守であります!
保守
保守
ほ
し
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| そして次の日の朝・・ |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
ほしゅ
またまた
保守であります!
落ちると嫌なので保守
みんな、保守してくれてありがとう。
オレ達は、先週の中頃から海外に行っとりました。海外で式を挙げるU美の夢を叶えてきました。どこまでも青く済んだ海と、真っ青な空に囲まれた小さな教会で親戚だけを集めて式を挙げました。
U美のウェディングドレス姿は歳を感じさせないほど綺麗だったよ。
まだ籍を入れたわけじゃないし、来月には披露宴もあるけど、今までは「結婚する」ということを漠然としか考えていなかったオレが、U美のドレス姿を見て本当に身の引き締まる思いがしました。
今までU美がオレにくれた幸せはとてもでかいけど、それ以上の幸せで包んでやりたいと本気で思う。
何だっけ。ブーケ?花嫁が投げて、キャッチした女性は次に結婚できるとかいうやつ。今回は親戚しか呼ばなかったので、独身女性はオレの妹しかおらず、淡々と受け取ってたw
海外での楽しいイベントかと思っていたけど、家庭を持つ事の大変さ、家族を養う意味の重さを痛感しました。
…オレにも守るべき女性ができたよ…
リアルタイムおめ
よかったな
こっち(既婚)の世界へようこそw
リアルタイムw
あっちの世界に行ってしまったか
おめでとう
おめっとおさん
これからも二人で数多くの夢を叶えていってくださいね。
あっ、昔話を書いて私の夢を叶えてくれるのも忘れずにw
おめでとう
いつまでもお互いに尊敬し感謝しあえる
今の2人でいてね
末永くお幸せに
(´・ω・`)つC
おめでとう。
おめでとう。
幸せにするどころか
きっともう十分なほど幸せだろうから、
その幸せを絶やさないでください。
おめでたぅ
これからの二人に幸れあれ
つ【乾杯】
3週ぶりにきてみたら・・・
オメデトウございます。オレも今年中には、ソッチの世界を目指してます。
おめでとう!お幸せに!
…そして暇があれば過去の体験談で幸せのおすそわけをw
本当におめでとう!
感動のゴールインですね。。
これからも今の気持ちを忘れずに
久しぶりに覗いてみたら
好色 おめでとう!!
末永くお幸せに!!
あれ、涙が・・・
あれから一年か…
早いねぇ
好色さんおめでとう!!!
お幸せに!
ず〜っと拝見しておりました。 おめでとうございます。
おめでとうございます!
好色さんU美さん。
おめでとうございます!!
U美さん姓が変わって、変な感じしてませんかね?
私は婿養子で姓変わったんで、2、3ヶ月は違和感ありまくりでしたわ
劇的で激動の一年でしたね。
長かったような短かったような…
好色さん&センセおめでとうございました!
これからもお幸せに(^O^)/~~
遅ればせながら、おめでとう(´;ω;`)ウッ…
本当におめでとうございます。
忙しい中報告乙です。
おめでとう、末長くお幸せに。
>>728 まだ籍入れてないし。
そもそも再婚の人にする質問じゃないぞ…
まあまあ
好色さんおめでとう。
まだ披露宴を控えて気が抜けないでしょうけど
二人で楽しい生活を送ってね☆
ハッピー保守
本当おめでとうございます!嬉し初カキコ
めでたい保守
久々カキコ
好色さんもU美さんもみんなおめでとう!
そろそろ昔のエロじゃなくて今のエロ話を聞きたくなってきた今日この頃。
>>740 それはもう話したくないって言ってるんだから仕方ない
でも自分はエロじゃなくてもいいから過去話より今の幸せな話が聞きたいな
オイラなんて
何でも嬉しいぞw
743 :
ほのぼのえっちさん:2008/06/11(水) 12:43:22 ID:q8sSbvec0
メゲずに保守
地震大丈夫かね?
大きな地震の後、何百回と余震に襲われると
揺れる何秒か前に地震が来るのが分かるようになります。
人間にも野生が備わってると感じた13年前
とにかく、お見舞申し上げます。
そして保守
(´・ω・)ノ お久しぶり。
みんな温かい言葉ありがとね。
U美と暮らすようになって早くも太り始めましたw やっぱ時間時間でちゃんとしたメシが出て来るってのは有り難いことだけと気をつけないといかんね…。
この前DがU美の車を持ってきてくれたんだけど、オレを見るなり太った太ったと言い続けていたので、ちょっとやばいかもしれん…。まあ幸せ太りってやつですな。
先日の地震で被災された方、どうかくれぐれもお大事に。オレも東北の生まれだから他人事のようには思えないけど、何も出来ないのが非常に悔しい。せめて少しでも早い復興を祈っています。
好色氏の故郷は大丈夫でしたか
幸せ太り、いいな〜 披露宴は終ったのかな?
>>751 心配ありがと。実家の方も揺れたらしいけど、惨事にはならなかったみたい。ライムだけがあたふたしてて、その慌て方が大惨事だったらしいがw 地震と雷はマジで嫌そうな顔で逃げ惑うらしい。そんなライムもネコ年齢だとオレと同じくらい。松坂世代ってやつだなw
披露宴はまだっす。下旬やね。U美の同級生(おばちゃん)連中から毎日のように祝福の電話をもらって浮かれまくってるU美ちゃん。平和で何より。
6月の初旬、オレが夜8時頃学校から帰宅。
「…たらいま〜」
「あ、お帰りなさ〜い」U美のいつもの声が、家に帰って来たということを更に実感させる。
「お疲れ様でした。はい、カバン」炊事をしていたらしいU美が玄関へパタパタとやってくる。濡れた手をエプロンで拭きながら、ニコニコ笑顔でオレからカバンを受け取る。
「あれ?その箱なぁに?」
カバンを受け取りながら、もう片方の手に持っているダンボールの小さな箱に気付くU美。
「ん?いや、これはなんでもない。研究資料ってやつやね」
「ふ〜ん」特に深く追及することもなくキッチンに戻るU美。オレは自分の部屋に箱を置き洗面所で手を洗う。
「今日はコロッケ。好きだったでしょ?」部屋着に着替えてリビングへ行くと、ジャガ芋を丸く固めながら聞くU美。
「コロッケか〜。まさか東京で手づくりのコロッケが食べれるとは思わなかったな〜」ソファに座り、新聞を広げながら言うオレ。
「今日のコロッケはねぇ…、U美ちゃん特製なのだ(笑)」
「ん?特製?益々楽しみだな」
「…アンタねぇ。飄々とそんな事言われても、ワクワク感が伝わってきませんよ。ま、いいけど(笑)」
「楽しみにしてるって。センセが作ってくれるメシ全てがオレにとっては楽しみだもんよ。あ、オレちと部屋で仕事してるわ。データまとめなきゃならんかった」新聞をパタンとたたみ、立ち上がるオレ。
「ほいほい。出来たら呼びに行きますよ」背中にU美の声を受けながら、オレは自分の部屋へ。
暫くパソコンと向き合い、データを打ち込む。
「ご飯できたよ〜ん」U美が部屋に顔だけ出して言う。
「おお。もうそんな時間か…」ノートパソコンをパタンと閉じ立ち上がるオレ。
「あっ!今その箱から何か音がしたよ?」持って帰って来た箱の中からガサゴソと音がする。
「気のせいだな。うん。さあメシだメシ」部屋を出ようとするオレ。逆に入ってこようとするU美。
「何が入ってるの?これ」箱の前に立ち尋ねるU美。
「…研究資料が…」
「嘘だもん。資料がなんでガサゴソ音立てるのよ(笑)」
「…資料をガサゴソさせるようにする研究なんだよ…」
「そんなの絶対に嘘だもん。医学に関係ないじゃんか(笑)」箱を開けようとするU美。
「あ!開けてはならん!祟りが…。祟りが…」オレの脅しなど一切無視して箱を開けようとするU美。
「…引き返せ…引き換えした方が良いぞ…」
「それ、ドラクエVじゃんか(笑)」こいつ、最近暇だとゲームばっかやりよる。とうとう箱が開いた。
「…ん?何だこれ…。あ!ハムスター?」
「んにゃ、ラット」
「ラット?ネズミじゃんか!ばっちぃな」
「別名、モルモットとも言う」
「モルモット?ああ、研究の?これ研究の犠牲になるのね。可哀相に…」
「いや、研究対象は全部研究室で飼ってる。こいつ余りなんよ」
「余り?じゃあ助かるの?」
「業者に発注したのが多すぎて余った。置いとくわけにもいかないから持って帰って来た」
「飼うの?ネズミを?ばっちぃじゃんか」
「その辺のドブネズミと一緒にすんなw これは綺麗な場所で育てられたモルモットだから…」
「でもさでもさ、ネズミ飼う人なんて珍しいじゃんか。どっかに逃がせば?」遠回しに飼うのを反対するU美。
「他のお仲間はみんな研究材料にされて死んじまうんだ。こいつは生きる権利と奴らの分まで生きなきゃならない義務があるんだな」
「でも…ネズミ…」納得できない様子のU美。また納得できるわけがないわなw
sien
モルモットの運命やいかに!?
「まあオレの部屋に置いとくし、箱からは出さないから心配すんな」
「…あ、これエサ?」人の話を全く聞かずにエサを見つけるU美。
「ちょっとあげてみようよ。何かの種かなこれ」袋の封を切ってコロコロとしたエサを出し、オレに渡す。自分ではやれないらしい。
「…………お!食べた食べた(笑)この子の名前は?」
「ねぇよw」
「え〜〜っ!何か付けてあげようよ。そうだなぁ……ケセラにしよう」
「ケセラ?何でよ」
「“ケセラセラ”で“どうにかなるさ”じゃん。どうにか助かったじゃんこの子(笑)」
「…ま、好きにしてくれ」
「今日からキミの名前はケセラですよ〜。実験に使われなくて良かったねぇ(笑)」必死にエサを食べるラットを見ながら話し掛けるU美。
「それは良いんだけどよ、オレのエサは?」
「あ!もう出来てるよ。コロッケ冷たくなっちゃうな。早くリビングに来てね」
テーブルに座るオレ。
「はい。じゃあ頂きましょう。今日も一日ご苦労様でした」深々と頭を下げるU美。
「お互いにな。いただきまーす」見た目は普通のコロッケだが一口…。
「あ、これチーズ入ってんのか?」コロッケの中心にとろけるチーズの塊が入っていて、噛むとトロリと流れ出してくる。
「お肉使ってないんだよね。ジャガ芋と玉葱だけ。あとチーズね。どう?」
「美味いな。ジャガ芋とチーズって合うしな。玉葱の甘さも絶妙でめっちゃ美味い」本当に美味いコロッケだった。
「ジャガ芋買い過ぎちゃってさ。芋尽くしで悪いんだけど、スープはビシソワーズね」
「センセそんなのまで作れるの?すごくね?」
「味は保証しないけど(笑)大して難しくもないよ(笑)」ビシソワーズを一口…。
「ちゃんと芋の味がしっかり残ってて美味いな。前にどこだかのファミレスで頼んだろ。マズかったね〜。びっくりするほどマズかったね〜。味なかったもんなw」
「こらこら(笑)そんな事言わない(笑)でも美味しいなら良かった〜。沢山食べてね」
毎日こんな感じなんです。そりゃ太るわな…。
因みに次の日、買い物に行ったU美はケセラ用のゲージ買ってきてたw なんだかんだ言って一番可愛がってるw 今ではオレの部屋から移動し、リビングの日当たりの良い場所でぬくぬくと生活するケセラ。U美の良い遊び相手になってます。
遊んでもらいたい C
(´・ω・`)つC
かわいいな
支援
まだまだ保守
保守
もしも2人に双子の男児が生まれたら
「保」「守」はどうだろうw
披露宴は今週末かな?
おいらの兄弟、次男が守、三男が保だw
保守
ほしゅであります!
771 :
ほのぼのえっちさん:2008/07/02(水) 17:46:30 ID:F7oEVCvGO
あげ
7月だよ
今年の夏のイベントは
何だろう保守
梅雨明け保守
こっちも梅雨明けっぽい保守
ライムに餌(ケセラ)登場捕手
( ノ゚Д゚)こんばんわ
なかなか書き込めなくてホント申し訳ない。
とりあえず先月末に披露宴は終わり、籍も入れました。
今は引越しの用意と仕事と学校だけでスケジュールが一杯で、なかなか時間が作れません。
もう少ししたら夏休みだし、来月にはまた野球大会もあるので、何とか生活を落ち着かせようと毎日動いとります。
もう少し時間が経ったら一連の流れを報告させてもらいます。
放置してホント申し訳ないっす。また近いうちに。
(´∀`*)ノシ
>>776 好色氏だ!
ご入籍おめでとうございます。
お引越されるんですね。
こんど野球大会のエピソードもさわりだけでも
レポしてもらえると嬉しいです。
毎日暑いですが、お二人ともお体に気をつけてくださいね。
末永くお幸せに!
好色氏、とにかく、おめでとう。
まあ、報告のほうは、いつでもいいから、必ず書いておくれ。
待ってる。
名実ともに夫婦になった感じかな?
心からおめでとうを言わせてもらいます
>>776 おめでとうございます。
これからも楽しい毎日を送ってください ノシ
気が向いたらでいいのでアツアツな話聞かせてください。
おめでとうございます
好色氏はGT-Rには興味ない?
おめでとうございます、お二人ともお幸せに。
好色&U美さんおめでとう!
好色氏、U美さんおめでとうございます。
今後も子作り励んでくださいねw
U美さんは年齢的に出産が大変そうだからなるべく早めの方がいい気がしますな
>>784 すごい勢いで余計なお世話だよアンタ
そういうのは当人同士以外が言うべきではないんだ
善意のつもりで発言したのはわかるが
悪気がなきゃ人を傷つけても構わないなんて思うなよ?
まあまあ
仲良く!!
>>786 荒れそうな予感がするのでスルーでいきましょう。
788 :
785:2008/07/16(水) 08:06:26 ID:BsHopp2yO
今読み返すと感情的になりすぎた。
あんな言い方されたら聞く気にならんよな、すまん
スレの空気を乱したことも謝るよ
好色達はまだ籍を入れていないから避妊していた(とは言い切れないが)わけだし
年齢に伴うリスクも釈迦に説法だろ?
姉が妊娠のことを周りから言われて悩んでいるのを身近で見ているんだ。
もしも好色がみんなからのお祝いコメントをまたU美さんに見せようとしてくれたりで
このレスを目にしてしまったら…と思ったら切なくなってしまって。
八つ当たりしてしまった部分もあったかもしれない。
今は反省している。
すっきりした所で保守
もういいよ、このスレ、終わりにしようぜ
好色お幸せに
荒れるからスルーしましょうね
連休に保守
ほす
好色氏の実家は大丈夫だったかな?
最近大きい地震が多いですね。
保守であります!
(´・ω・)ノオハヨウ
毎日暑いですね。皆さんも暑さに負けず楽しい夏の日を送って下さい。
お祝いレス本当にありがとう。毎日、帰ってくるといつも同じ笑顔で出迎えてくれるU美。当たり前の光景になってきたけど、でもやっぱりずっとこの笑顔でいてほしいから頑張ろうと改めて思います。
>>781 GTRは…興味ないっすねぇ。そこの会社の車あんまりオレは好きじゃないんすよね。
>>795 地震は実家の方も揺れたらしいけど、惨事にはなりませんでした。先月に続きライムだけ大惨事で、あたふたする様子をおふくろが動画で撮って送ってきてたw 録るほどの余裕とオロオロするライムが可愛かったっす。
なんか立て続けに大きな地震起きてるけど、被災された方々の無事と一日も早い復興を祈っています。
5月の終わりに結婚式があって、オレ達は南国へ行ってきました。水上コテージっての?そこに泊まって、海岸沿いにある小さな教会で式を挙げました。
「海の上に建ってるなんて凄いねぇ」窓から顔を出して床の下を覗き込むU美。
「落ちるなよ。ピラニアいるからな」
「嘘だもん(笑)ピラニアなんかいるわけないじゃんか(笑)」しゃべっている途中に背中を押すオレ。
「きゃあああ!ちょっと何すんのよ!食べられちゃうじゃんか!」目がマジw
「ピラニアなんかいないんじゃなかったの?w」
「そうだけど…。あ!サメとかが来るかもしれないじゃんか」
「こんな浅瀬に人を食うサメなんか来るかw」
「来るかもしんないじゃんか。私の美貌に引き寄せられてですね…」
「もし近くまで来たとして、あ、何だおばちゃんか。イラネってUターンだな」
「何だと?(笑)」
「目尻のシワがポインツねw」
「シワまだないもん!ほら!ほら見てみ」ムキになってオレに目を近づけるU美。
「わかったわかったw 参りましたw」
「ったく。すぐおばちゃん扱いするんだもん…」
「だっておばちゃんでは…?」
「何だと?もう海に落ちちゃえ!」窓からオレを落とそうとグイグイ押すU美。
「海パンに着替えるからちょっと待てw」
「着替えなくて良いもん(笑)」更にグイグイ押すU美。力がマジ。
「…まあでも…10も違うんだもんねぇ…」ふと押す力が弱まる。
「ホントに私で良いの?」
「何を今更w」
「何かさぁ、私より良い人なんて世間に一杯いるのにさぁ…。何で苦難の道を選ぶの?(笑)」
「苦難だと思ってねーしw」
「キミは昔から変わってるね…。ホントに…。でもありがと…」涼しい風が窓から吹き抜けると同時にU美が言った。
「センセこそオレで良いの?明日になったらもうキャンセルききませんよ?w」
「うん。私はこれで大満足だから平気(笑)」
「これ扱いかよw」
「幸せにしろよ〜?(笑)」U美がオレの胸に顔を埋めて言った。
「…頑張ります」
「私も幸せにするからね(笑)」オレを見上げニコニコするU美が愛おしかった。軽くキスをして強く抱きしめた。結婚するんだという実感が初めて沸いた気がした。
>>797 当たり前のことが一番尊くて、一番見失いやすいんです
それをわかってる好色氏はきっと大丈夫
それはともあれライムカワイソスw
都内の披露宴でいかにU美さんが綺麗だったか、時間のある時にノロケ希望w
久しぶりに来てた〜。
たまには、日記がてらにかきこよろしくです。
あ、できれば、ライムムービーアプ希望(^^;;
式の日は快晴だった。着替えて教会に行くと、もううちの親もU美のご両親も到着していた。
「あんたもとうとう結婚か…。時間が経つのは早いねぇ」お袋がオレを見ながらしみじみと言う。
「まさかオレも自分が結婚するとは思いもしなかったよ」
「ちゃんとU美ちゃんの事幸せにしてあげなさいよ?」
「へいへい。で、センセは?」
「着替えてるんでしょ。あの子がウェディングドレス来たら映えるわねきっと」
「ふーん。いい年なんだからそんな気合い入れなくてもなぁ…」
「あんたはホント馬鹿だね。悲しくなるくらい馬鹿だね…」呆れたように言うお袋。
「アナタの子ですから…」
「あのくらいの歳が一番色気あるんだよ?20代なんて小娘じゃん」
「へー。にしてはオレ別に色気感じたことないけどなぁ…」
「アンタはニブいのよ」
「…アナタの子ですから…」こんな事を話しているうちに準備が整ったらしい。教会の中に通されて、オレは神父の前に立たされた。
暫くするとパイプオルガンで音楽が奏でられ、教会のドアが開いた。お義父さんに連れられたU美がバージンロードをゆっくり歩いてくる。
「………………」オレは初めてU美を見入って言葉が出なかった。やがてU美はオレの隣に並んで立った。
数分前にお袋に言われた言葉の意味を知った気がした。真っ白なドレスで飾られたU美は本当に綺麗で、同じ人間とは思えないくらい透き通って見えた。
その後は月並みな神の前で交わす契約云々が神父によって進行され、指輪の交換、誓いのキスと進んだ。今まで見たことのないU美の透明感がやけに眩しかった。
式が終わり教会を出ると、近くに住む現地の人達まで参加してライスシャワー。ライスってか、小麦投げてたけどw
「〇ちゃん。はい(笑)」妹を見つけ、ブーケを渡すU美。
「え?良いの?おねぇちゃんありがと(笑)アニキ、おねぇちゃんの事幸せにしろよ!」
「分かってるよw」
「S君…」お義父さんに背中から声をかけられるオレ。
「やっぱり娘が嫁ぐのは悲しいな。特にうちは女二人姉妹だったから…。今日は本当におめでとう。U美を末永く側に置いてやってほしい」深々と頭を下げるお義父さん。
「これからは、僕が必ず守ります。あとお義父さん、僕を実の息子だと思ってこれからも色々教えて下さい」
「…………ありが………」涙で声が出ないお義父さん。U美は本当に愛されて育ったんだな。
「お父さんはすぐ泣くんだから(笑)」隣で手袋でお義父さんの涙を拭うU美。そのU美も目が真っ赤だった。
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
好色氏のご家族も無事でよかったです。
きっと素敵な結婚式だったんでしょうね。
U美さんのウェディングドレスは
判ちゃんに変換して想像しておきますw
末永くお幸せに!
好色おめでとー
また、暇な時に書いて下さいな
好色さん、U美さん本当におめでとうございます。
ここで好色さんの言葉から学ぶことが
色々あります。ありがとー
自分も好色さんU美さに負けず
幸せになるぞー
おれらまで嬉し泣きしてきちゃうじゃねーか(ノ△T)
乙
好色さん改めておめでとうございますww
お幸せに
8月保守
(´・ω・)ノ コンバンワ
みんな温かい言葉、本当にありがとう。いつも読んでくれて本当に感謝してます。
今月はお盆前にいつもの連中と旅行があって、今回はクイズラリー。つまりミステリーツアーらしい。
どこに連れってくれるのやら。
お盆明けには野球大会にまた出ることになりまして、DからU美に監督依頼がきてた。
結構ノリ気だと思ったら意外にも猛烈に拒否ってた。でもありゃあ最終的には引き受けるだろうなw
生徒のために〜とか言われると断れないタイプらしいからなw
今月は予定が沢山ありまして、少しは夏っぽさを満喫できそう。
主催のD君へ。クイズラリーだか何だか知らんが、目的地:山 とかKYなことすんなよ。
「夏はやっぱり海だね〜」って、ビーチボーイズで反町も言ってたぞ。
|= ・ω・)ノシ
好色氏、お元気そうでなによりです。
お盆は楽しんできてくださいね!
U美さんとお幸せに。
ご結婚おめでとうございます
本当にほんわかな気分になります
自分のことでもないのに幸せな気分です
水着か?水着なのか?
先生にスク水着せたくて仕方ないんだな
夏バテ保守
保守
深夜保守
北島保守
谷本お見事保守
盆だね保守
(´・ω・)ノオハヨウ
お盆ですね。みんなお元気ですか。
オレは今日から夏休みです。U美連れて実家に帰ろうと思い、昨夜遅くに東京を発って今着きました。
ラット置いとくわけにもいかないから連れてきたけど、マジで前誰か書いたみたいにライムの餌になるかもしれんw
まあ、実家にはインコも飼ってて、小さい頃からライムが鳥カゴ見るだけでバンバン叩かれてしつけられたらしいから、ゲージに入ってさえいれば大丈夫と母親は言っているが…。
また報告しにきます。ここ最近携帯から書き込めなかったんよ…(´Д`)
|= ・ω・)ノシ
少し前までDoCoMo規制されてたんよ
え〜そうなの
お盆休み良いなぁ〜
捕手
五輪過疎過疎保守
保守
産科医無罪記念保守
夏の終わりの☆
朝の定期ほす
保守の嵐
誰も保守してくれない保守
ケセラに生まれ変わりたい保守
スマソ
ちょっとサボってたぜ
保守☆
(´・ω・)ノ オハヨウ
久しぶりっす。夏ももう終ですなぁ。
今年は長めに夏休みが取れたので(まあ学生だからね)8月入ってお盆になったらずっと実家に帰っとりました。
夏の旅行は地元の海で、毎年の如くはちゃめちゃ騒ぎで面白かったわ。
野球大会は、去年4位だったけど今年は優勝。やっちゃんのいるチームと延長11回サヨナラゲームで勝ちました。来月は県大会です。
そして、これが一番のニュースかな。U美ちゃんのお腹に新しい命が宿りました。まだ4週目くらいだけど、本人達より親連中が大喜びさ。初孫できたらうちの親はどんな顔をするんだろうw
近く妹の彼氏に会わなきゃならなくなりまして、親に会わせる前に俺で試すらしい。圧迫面接決定だなw
詳しく書くのはもう少し待ってね。あ、因みにライムはラットに全然近寄りませんでした。遠くから見てたりするんだけど、オレらの視線を感じると、さりげなく目線を別の方に移すのが可愛かった。ありゃよっぽど小さい時に怒られたんだな…。
とりあえず近況報告でした。またそのうち書きます。
雨で大変な地域あるけど、どうかご自愛して気をつけてください。
|= ・ω・)ノシ
おはようございます!
新しい命!!!
楽しみですねぇ。
色々とこの夏は充実しまくりですね。
本当におめでとうございます。
近況報告感謝w
幸せそうで何よりですぞ。
たまにでもいいから、こうやって報告があると
やはりうれしいw
4週目でおめでたが分かるなんて早いですね。
U美さん、お体たいせつに!
おめでとうございます。早く出来て万々歳でしょうね。
下世話な反応で悪いけど、好色さんのあれが濃いとか多いってのもあるんでしょうかね。
過去の書き込みからの想像だけど。
生殖能力ってのは、なんだかんだ、男冥利に尽きることだと思いますね。
俺のも相手がむせるほど出ないかなw
U美さんおめでとう!
好色&U美さんオメ!
男の子なら、野球チームのドラ1有望株ですな。
女の子なら、U美監督とペアで最強の応援団だw
嬉しいですね〜おめでとうございます。
幸せマンマンテン!
妊娠何ヶ月とかってどの時点から数えてるの?
嬉しい知らせありがとう!!
U美さんお体大切に☆
好色おめでとう♪
順風満帆だね〜♪
おめでとうございます!
でも、人生、山あり谷ありだよ
これからも、しっかりと頑張って!!
>>843 実際には、排卵日ごろにHして、受精・着床で妊娠ですが、
計算上は、H(排卵日)の約2週間前の、最後に来た生理の初日から数えます。
4週は、普通なら次の生理が来るころで、ちょっと遅れてる?
などと思い始める時です。
この時点で、妊娠2ヶ月目に入っています。
安定期前で、公表には早い気もしますが・・・(芸能人並みにずらしてる?)
U美さん、30代後半での初産だけど、そばにお医者様がいるので安心ですね。
心穏やかに過ごされます様に、ご無事の出産をお祈りいたします。
好色 U美さん
ご懐妊おめでとうございます。
暇になったらでいいので近況報告を待ってます。
ノシ
ぬるぽ保守
U美さんご懐妊おめでとうございます。お体お大事にしてくださいね。
保守
もう一丁保守
家事育児の空いた時間に
U美ちゃんのお料理ホームページとか
作ってくれんカナ〜
新橋駅でご懐妊の号外(σ・∀・)σ
保守
お料理ホームページいい案!作って欲しいねぇ〜
(´・ω・)ノ コンバンワ
お久しぶりです。みんな温かい言葉いつもありがとね。
お料理教室みたいなブログ作る?ってU美に聞いたら、面倒だってさ(´・ω・`)
我流過ぎて分量とか計らないし、レパートリーも少ないんだって。残念です。
眠くなるまで今までの報告をつらつらと…。
6月の終わりに、都内某所で披露宴があった。
「私先行ってるから。絶対遅刻するなよ!」土曜の夕方に披露宴が行われるホテルに宿泊することになったU美。披露宴を挙げた二人には、式前夜と式の次の日までホテルに泊まれるサービスらしい。オレは研究で当日式場入りすることに。
研究室に入ってデータをパソコンに打ち込んでいると、携帯に着信が。出てみるとTだった。
「今忙しいんだよ。そんじゃ」出た瞬間切ろうとするオレ。
「ちょwww お前何様だよwww ってか切るんじゃねぇ!」まくし立てるように言うT。
「ちっ…。何だよ」
「オレっちはもう東京着いたんだわ。今U美ちゃんがいる部屋にきた」
「あっそ。ご苦労。田舎には無いもんいっぱいあるんだから、堪能しとけw」
「てめぇ…侮辱罪で告訴するからな。それにオレは大学時代東京にいたんだよ!」
「お前って大学どこだったの?」
「おい(笑)ダチの行ってた大学知らないのかよ(笑)どこだと思う?」ややこしいデータを打ち込んでいるオレにどうでもいい質問を投げかけるT。
「東大?」
「ふ。やっぱオレはそこまで優秀に見えるんだな(笑)残念ながら違うが…」
「オレが言った東大って、東洋か東海の事だけど?」
「…死ね」結局どこの大学卒業したのか分からないままU美に代わった。多分Tは早稲田か慶応なんだよね。
「もしもーし」やけに明るいU美の声。
「おう。元気にやってるか」
「数時間前まで一緒にいて、元気だったでしょ(笑)それより、明日遅刻するなよ!」
「へいへい。早朝に出るから8時くらいにつくわな」
「S君のお友達だけ前日入りだってさ(笑)」他の人は当日の朝に新幹線でやってくる。
「どっかの祭と間違えてるんだろ。じゃあオレ忙しいから明日な」
「遅刻するなよ(笑)」電話を切るオレ。そこから数時間データを打ち込み続けた。
10時までには式場に来て下さいと、プランナーの方に何度も念を押されていた。
「……ん?」データを打ち終え、少し眠ってしまったらしい。何となく腕時計を見る…9:30…。
「はい!?」誰もいない研究室で大声を出すオレ。見ると携帯にも散々着信が残っている。
「やっべ!」白衣を来たまま研究室を飛び出るオレ。学校の駐車場に走り、車に飛び乗る。ここから式場までどんなに飛ばしても40分はかかる。恐る恐るU美に電話。
「もしもし?着いた?もう!遅いよ!」
「誠に申し訳ない。今出まして、間に合わなそう…」
「全く!だから遅刻するなってあれだけ言ったじゃんか!全くバカなんだから…。とにかく安全運転ね。『101会目のプロポーズ』みたいに途中で事故死とか冗談じゃないからね!」
「随分昔のドラマ知ってますなw オレ死んだら武田鉄也みたいな人と結婚できるよw」
「そんなのやだから言ってるんじゃんか!プランナーの人には言っとくから、なるべく早くね」
「…ほい。申し訳ない…」電話を切るオレ。日曜だからか日曜なのにかわからんが、大した渋滞もなく15分遅れで式場に到着するオレ。
プランナーに指定されていた部屋に入るオレ。
「あ!きたきた。式当日に寝坊とか何やってんだか…」一番最初にオレの到着に気付いたのは妹だった。その後両親からバカだアホだと罵られ、プランナーに謝罪するオレ。
「もうみなさん会場に入られてお待ちです。お身内の方もどうぞ会場へ…」プランナーの指示で部屋を出ていく親たち。
「とりあえずですね…。その髪は整えないとまずいでしょ(笑)」デスクに顔を横に付けて寝ていたので、髪も変な寝癖がついていた。
ヘアスタイリスト?に髪を整えてもらい、本来ならタキシードを着る予定が、マジで時間が押しまくっていたらしい。
「新郎はその白衣のまま行きますか(笑)」とんでもないことを言い出すプランナー。
「すぐ着替えます」必死に拒否るオレ。
「良いじゃんか(笑)お医者さんなんだし白衣自然じゃん(笑)」明らかに先の展望を予想しニヤニヤしているU美。
「新婦もこう言っていることだし、正装はお色直しでということで(笑)」
「…はい」遅れて来たのはオレだから強く出れない。
「コレ付けようよ(笑)」U美がオレのバッグから聴診器を見つけて渡す。
「おい!これじゃあ普通の回診だろw」
「首にこうかけるんだっけ?(笑)」人事だと思いやりたい放題のU美。病院に入るときに必要なネームプレートまで引っ張り出して付けられた。
おはようシエンヌ
「では、新郎新婦の入場です。皆様盛大な拍手でお迎え下さい」ドアを一枚隔てた部屋の中で、登場を促す司会者。両開きの扉が重々しく開けられる。ワーッという声と拍手。でもそれは一瞬で終わった。
TとかDは大爆笑。大学関係者はキョトン。U美の知り合いは何が起こったと顔が引き攣り、うちの親は顔が真っ赤。まさに十人十色ってやつだね。
「新郎は大学院で研究されていて遅刻されてしまって、とりあえず皆様を待たせるのは悪いとこの恰好で出ることを選びました。お仕事上の正装です(笑)」司会か絶妙にフォロー。でもオレは着替えさせてくれと言ったんだがw
式場の上座に招かれ、腰を下ろす。うちの教授が仲人でなんか言われるかと思ったが、君らしいとゲラゲラ笑ってた。
式次第は順調に進み、U美の友達にも沢山挨拶した。みんなU美と同い年くらいなのにとても若く見えて、しかも可愛い。まあ中には生活に疲れた主婦みたいな人もいたけどw。
「S君、おめでとうね。U美先生の事幸せにするのよ?(笑)」
「おお!C先生か。きてくれてありがとね」
「うちの友達がまだ独身でさ、お医者で年上好きな子紹介してあげてよ(笑)」
「あのブロックにいるのが同年齢の医者だから、唾付けにいけば?w」医者が座っているテーブルを指差して教えるオレ。
「お前、何で白衣で来たの?(笑)純白のウェディングドレスに対抗?(笑)」TとかDが寄って来て更にゲラゲラ笑う。
「うるせーな。遅刻したら着替える暇なかったんだよ…」
「ま、主役はU美ちゃんだしな(笑)U美ちゃんが可愛ければお前なんて何着てても良いよ(笑)付け合わせみたいなもんだろ」
「うむ。カレーの辣韮の方だな」言いたい放題のヤツら。
「ラッキョかよwせめて福神漬けにしてくれ…」でも本当にこれだけ集まってくれたことには心から感謝だね。
体育会系のいつものメンバーが、高校時代の野球をしているオレを録画したビデオを式の中で見せてくれた。医学部に入ってから友達になった面々はめっちゃびっくりしてた。スポーツとは無縁な人生だろうからな。
最後に、U美からご両親への手紙が読まれ、これがまあ泣ける内容だった。U美は本当にご両親を大切にしてるのが良く分かった。
「では最後に、新郎からここにいらっしゃる皆様にご挨拶をお願いします」司会がオレに挨拶を促す。
「そんなのきいてねぇ…」何にも考えてこなかったオレ。新婦が親に感動の手紙でもう十分だろ…。
「えーーっと、今日は遠いところありがとうございました。お気をつけてお帰り下さい」マイクから口を離して一礼するオレ。
「おいおいおい(笑)それで終わりとかふざけんな(笑)」体育会系が騒ぎ出す。もう一度挨拶するように促されるオレ。
「今の僕があるのは、もちろん両親のおかげですが、その他にも僕を非行の道に走らせないようにしてくれた仲間達。そして僕が何の気無しに言った夢の実現のために、本人以上に頑張ってくれたコイツ(U美)のおかげです。
今度はオレが幸せにする番だ。オレは絶対コイツを幸せにします。今までオレに関わってオレを作り上げてくれたみんな。そしてこいつに関わってコイツを作り上げてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
これからも未熟な私達にご指導ご鞭撻の程を…とかみんな良く言うけど、みんなこれからも仲良く楽しい思い出だけが残る最高の仲間でいようw」
年配の方々はどう思ったろうねw 最後の方、オレとか平気で言ってたし。例の奴らは感動したとか言ってくれたか結果オーライかなw
今日はここまで。バーイセンキュウ
またそのうち続き書きます。みんな季節の変わり目、風邪などひかないようにね〜。
|= ・ω・)ノシ
好色おつオツ乙
さすが稀代のエンターティナー、俺たちに出来ないことを平然とやってのける! そこに痺れる!! 憧れる!!! www
ほんまやw
でもかなり思い出になる良い式になったと文面から感じ取れます!
さすがひと味違う事がおきますねw素敵ですw
改めてご結婚おめでとうございます
末永くお幸せに^^
箱の中でもあなた方二人に出会えてよかったです!
素敵なプレゼントをいつもありがとうです♪
ただただ予定通りに進む式よりも面白くてよかったじゃんw
これならいつまでたっても鮮明に思い出せるよ
おめでとう
おいしい?結婚式だったねw
好色らしくて最高!
もう一回言わせて貰う〜本当におめでとう!!
白衣の新郎ワロタ
おめでとう!
U美先生の「遅刻するな」の前フリに応え、人生の晴れ舞台にもかかわらずしっかり白衣で笑いも取る好色先生W
よくもまぁ毎日そんな面白イベントを
こりゃ最高。仕事疲れも吹き飛んで、前向きにさせてくれる。
おめでとう。
保守
しかし、好色氏、幸せそうだが、根はドエロつうか、鬼畜なんだよな〜
なんかくやしい
幸せ保守
>>874 披露宴の直後?におめでただ
人類史上に残るような猛攻撃をU美さんは浴びたに違いないw
保守
定期ほす
保守
初秋保守〜
この板って↑こんな間隔でレスしなきゃ保守出来ない位スレ維持が大変なの?(普通に質問)
他の板じゃ一ヶ月位レス付かなくても落ちないところもあるようだけど
好色への挨拶も込めてるんだよ〜保守
?
新着は保守のみか
>881 普通に挨拶の文字打った方が良いだろw
おはよーございます保守
ほ
し
の
せ
ん
ず
星野仙豆投手、じゃなかった捕手
好色ぅ〜元気?
懲りずに☆
ひさびさ保守〜
好色きちんと
締めて終わろうや
☆保守☆
899 :
ほのぼのえっちさん:2008/11/11(火) 11:49:28 ID:jn1dA9SE0
899
好色夫妻、寒くなってきたから体を冷やさない様に♪
解るけど、好色夫妻ってなんだかイヤだな。
嫁さんも入ってるからな・・・
でも実はU美先生の実態とも離れてなかったりして。鬼畜じゃないけどw
902 :
ほのぼのえっちさん:2008/11/18(火) 00:29:38 ID:0ydQtrauO
まだまだ☆
好色忙しいのかな?
(´・ω・)ノ コンバンワ
久しぶりです。夏から秋にかけてめちゃくちゃ忙しくて、ホント遊ぶヒマすらなかったっす。
重ねて引越の整理だとか、実家の近所に挨拶まわりとか…。本当は近所まで式に呼ばなきゃいけなかったらしいんだけど、破産まっしぐらだったので挨拶だけ…。
やっとこれから少しだけ余裕が出来そうです。
待っていてくれている人達、マジでありがと。もう少し時間が出来たらちゃんと書き込ませてもらうから、今日は挨拶だけってことで…。
じゃあまた〜。寒くなったけど身体に気をつけてください〜。
|= ・ω・)ノ~~
体に気をつけてがんばって!
>>904 好色も奥さんも体に気をつけて
あと、ひょっとしたら次に書き込む時は新スレになってるかもしれないから
なかったら探してみてください
好色 乙です。U美さん共々風邪などひかない様に気をつけて下さい。
好色、来てたんか
909 :
ほのぼのえっちさん:2008/11/24(月) 20:27:33 ID:J5UFI5+a0
好色さん妊娠おめでとうございます
家にも待望の第一子が生まれました
すごく可愛いのでこれからU美さんと
同じくらい自分の子供を幸せにしてくださいね
>>909 おめでとう!
奥さんとお子さんを大事にしろよ保守
師走保守
今年は暖冬だねぇ保守
好色!
今更ながら濃いぃのを頼むよ
もうすぐ、クリスマス!!
みんな良いクリスマスが過ごせたらいいねぇ〜♪
(´・ω・)ノ お久しぶりっす
今日は何ヶ月ぶりかの徹夜明けから日中オフです。気付いたらもう年末なのね。何か夏から一気に冬になった感じだわ。
U美と買い物行く約束してたんだけど、一時間ほど前に起きまして…。もはや家には人らしきものは誰もいませんでした(´・ω・`)
引っ越した家もU美が殆ど片付けたので何がどこにあるのか分かりませぬ…。とりあえず起きてリビングに来たら、日当たりの良い場所にあるゲージの中でラットが寝てる。今はオレのエサを探してるんだけど、どうやら何もなさそうな様子ですな(´・ω・`)
良い天気だけどまた寝ます。今年はなかなかに忙しい一年でした。また近く来ます。
|= ・ω・)ノ~~
好色おかえり。
色々と急がしそうで・・・。
待ってたぞ〜
忙しそうだけど、U美さんの為にも無理するなよ〜。
お二人とも元気で何よりだ
…なんか微妙に結婚前に比べて放置されてないか?w
>>919 ・・・されてますな。まあオレが凄まじく不規則生活だから、どこまで介入して良いのか分からんみたいね。
一緒に暮らし始めて8ヶ月くらい経つけど、この前体重測ったら8キロも増えてた・・・orz この前一緒に風呂に入ったら・・・
U:「何かお肉が付きましたねぇ(笑)」
俺:「肉が付くようなもんばっか食わせるからじゃね?」
U:「む!私のせいにするのか!じゃあこれからはメザシとタクアンだけね!」
俺:「・・・病院とか刑務所とかでももっとマシなメシなんじゃね?」
U:「嫌ならちゃんと体重キープしましょうね(笑)」
俺:「ほい・・・」
なんて言いつつもやっぱり食べすぎてしまうわけで・・・。
結婚式に来てくれたU美の友達も結婚してこっちに嫁いできてるらしく、よく遊びに来てくれていて有り難い限りです。暫く友達できるまで淋しいだろうなと思ってたから。
そのお友達は数学の先生だったらしく、U美と一緒に学習塾やるかと計画してるらしい。田舎の中学生じゃあるまいし、みんなもっとちゃんとした塾行くだろww って思ったけど、その場の悪化を考えて黙ってた。オレって大人だな・・・。
幸せ太りテラオソロシスw
精のつくもの食べさせて貰ってるなら、ちゃんとカロリー消費してるかぃ?
( ´∀`)ほのぼの
年末保守
初めての年末年始かな、来年も、好色にとっていい年でありますように。
924 :
ほのぼのえっちさん:2008/12/30(火) 21:30:07 ID:8j4P6fhWO
さっき過去ログをみようとしたらサーバが切り替わったせいか読めなくなってちょっと焦ったよ保守
大晦日保守
みなさん良いお年を〜
今年はありがとう!
来年も少しだけでいい
ほのぼのさせて下さいな
皆さん、良いお年を!!
皆さん今年もよろしく〜
松の内を過ぎてしまいましたが、謹賀新年です。今年もみんなにとって良い一年になりますよう・・・。去年は凄まじい忙しさで遊んでる暇すらないくらいでした。(実際は遊んでたけどw)
前の事だけと徒然なるままに・・・。
結婚式が終わって、一日の殆どを薄暗い研究室で過ごすオレでも分かるくらい、季節は真夏になっていた。
「・・・ただいま〜」その日は久しぶりに夕方に帰宅、新築のマンションに引っ越したばかりで、まだ新しい匂いがする。
「おかえりなさい。今日も一日ご苦労様でした(笑)」リビングからパタパタと音を立てて玄関にやってくるU美。結婚しても笑顔で送り迎えしてくれるのは変わらない。
「今日はこの後夜勤?」オレの鞄を持ちながら聞く。
「んにゃ。休み」靴を脱ぎながら答えるオレ。
「おお!じゃあ久しぶりにゆっくりできるじゃんか(笑)やったね(笑)」
「まぁそうね・・・。まとめなきゃいかん資料溜まってるんだけどな。それより・・・腹減った」
「あははは(笑)ハラ減ったか(笑)今作ってるからもう少し待つのだ(笑)」
寝室に入って着替え、ベッドに横になる。久しぶりのベッドの感触がメチャクチャ心地よい。
「・・・しばらくソファで寝てたからな・・・」急激に襲われた睡魔に抵抗するように独り言を呟いたが、あっさり降伏し眠りに入るオレ。
「・・・・くん」
「・・・・S君ったら!」
「・・・ん?」U美がオレの身体を揺すって起こす。
「あ、メシ出来たの?」ボーッとしながら身体を起こすオレ。
「ご飯も出来たけど、〇ちゃん(妹)から電話だよ」
「・・・いねーって言ってくれ」またバタンと身体を倒すオレ。
「いるって言っちゃったもん。てか妹に居留守使うな(笑)はい起きて起きて」
「・・・ちっ」仕方なく起きて受話器を受け取るオレ。
「・・・何だよ。気軽に電話してくんなよ。忙しいんだよこっちは・・・」明らかに迷惑そうに言うオレ。
「忙しいって、寝てたんでしょ?お義姉ちゃん言ってたよ」
「寝ながら色々考えてんだよ」
「何を考えてるのよ(笑)」
「・・・・世界平和とか・・・」
「はいはい。それはそれは壮大な考えですね。さすがうちの兄貴だな」
「・・・棒読みでよくそんな長いセリフ言えるな。劇団ひまわりにでも入ったら?」
「あの〜、私もう職就いてるんですけど・・・」
「あ、そうか。で、何だよ用事?。オレは腹減ってんだよ」どうせまた何かタカろうとしてるのだろうが・・・。
「あ、あのさ、・・・会ってもらいたい人がいるんだよね」照れているのか歯切れが悪い妹。
「誰に会えば良いの?」ベッドからむくりと身体を起こし、タバコに火を点けながら聞くオレ。なかなか話し出そうとしないので、深く煙を吐き出しながら、さっきU美が持ってきた烏龍茶が入ったグラスに口をつける。
「私の・・・・彼氏?」やっと口を開く妹。
「彼氏?カズちゃんか。親に会わせれば良いだろうよ」そんなめんどいことを頼まれても正直困るわけで・・・。
「親に会わせる前に予行演習?(笑)力になってよアニキ」
「オレでリハすんなっつーのw」でも結局根負けするオレ。 都合を合わせて電話を切り食卓へ。
「〇ちゃん、どしたの?」U美が聞く。
「彼氏を会わせたいんだと。オレに合わせても何の意味もねーのに・・・」ゆっくりと食卓の椅子を引き座りながら言うオレ。
「まあまあそう言わずに(笑)いつ来るんだって?」テーブルに料理を並べながら聞くU美。
「明日だってよ。晩メシ一緒に食べるんだろうから寿司でも注文するか?」
「お寿司でも良いけど、私で良ければ何か作るよ〜」
「彼氏の方も実家から離れて生活してるらしいから、手料理の方が喜ぶかもな。じゃあ面倒かけるけどよろしく頼むわ」
「了解しました!(笑)」その日はから揚げだった。オレはU美が作る料理の中でから揚げが一番好きだ。家庭では滅多に味わえないくらいさっくり柔らかく揚がる。
「これ、から揚げ粉みたいなの使ってんの?」から揚げに噛り付きながら聞くオレ。
「味にプラスするのにほんの少しね。基本はちゃんとタレに付け込んでますよ(笑)」
「いやぁ、立派立派。良い奥さんになれますな」
「お〜い(笑)もう誰かさんの奥さんですけど〜(笑)」
「あ、そうかw これからも精進せいよw」
「何だその上から目線は(笑)肉ばっか食べないで野菜も食べるの!」サラダを取り分けてオレに寄越すU美。まあマジで料理の上手な女性は良いね。本当に有り難い。
次の日、早めに研究室を出ると、久しぶりに明るいうちに帰宅。
「おかえりなさい。〇ちゃん7時過ぎに来るって電話あったよ」オレのかばんを持ち歩きながら報告するU美。
「ふーん。別に来なくても全然構わないんだけどな・・・」ネクタイを緩めながら言うオレ。
「またそういうことを(笑)今日は肉じゃがとキンメの煮付け。あとは箸休め少々。こんな感じで良いかな?」
「良いんじゃねーの?そう気合い入れなくてもよかばい」
「ハンバーグでも追加で作っとく?」
「そこまでしなくて良いってw」
夜7時半にルームチャイムが鳴った。
「私出るよ」U美が受話器からオートロックを外し玄関で待機。オレは新聞を読んでた。
「あら、いらっしゃい(笑)待ってたよ〜ん(笑)」玄関先で明るいやり取りの声が聞こえる。オレがいなくても良いんじゃなかろうか。
やがて部屋に入ってくる3人。
「アニキ、こちら〇〇さん。これは私の兄ね」これはて・・・(´・ω・`)
「初めまして。私学生の頃から〇さんとお付き合いさせていただいている〇〇と申します!お兄様にお会いできて本当に光栄です!」
「お、おぅ・・・初めまして。この妹の兄をやっとりますSです」若さというか勢いに圧倒されるオレ。
「まあまあ立ち話も何だしさ、お腹すいたでしょ?料理用意したから食べてって。味は保証しないけど(笑)」U美が二人を促して食卓に座らせる。オレもソファから食卓に移動。
「じゃあ、乾杯しようか」U美にビールを注がれ、みんなで乾杯。
「この肉じゃが、うちの母親のより美味しいです!」彼氏が感動しながらがっついている。
「・・・お前もこのくらい作れなきゃなw」ニヤニヤしながら妹を見るオレ。
「あたしはこれから義姉ちゃんに教えてもらうから良いの!アニキは黙れ」
「あ、さよですか」
「〇さんとお兄さんて仲よろしいんですね(笑)」
「良さそうに見えるかい?こいつはオレにとってはタカ・・・」
「ほらほら、煮付けも食べてみて。ちょっと甘味かもだけど」割って入るU美。どれもこれも美味いと大喜びで、完食する彼氏。
「あの・・・お義兄さんと呼ばせていただいてよろしいですか?」食卓から皿を下げ、U美がお茶をいれている間にいきなり言い出す彼氏。
「ん?別に好きなように呼んだら良いよ」
「食事中も話しましたが、大学が一緒で私は今都心にある銀行員です」
「あの、店行くと『いらっしゃいませ』とかいう人?」
「あ、いや違います。私は本社勤務ですので、接客は致しません」
「ほー。そんなとこもあるんだねぇ。ってかそれってエリートなんじゃないの?どうも医学の事以外には疎いもんで・・・」
「私の働く基盤もようやく固まり、〇さんと結婚させていただきたく承諾をもらうために今日はきました」椅子から下りて土下座する彼氏。
「・・・結婚させていただいてよろしいでしょうか」真剣にオレの目を見つめて訴える彼氏。
「キミ、ホントにこんなので良いの?ホントに?人生長いんだよ?これからもっと良い女性が沢山キミの周りには現れると思うよ。何か揺すられてるの?力になるよ?」
「アニキ・・・・あとで絶対殺す・・・2回殺す・・・」妹がオレを睨む。
「ほら、実の兄を殺すとかのたまうんだよ?今ならまだ間に合うよ?」
「いや(笑)〇さんが良いんです(笑)本当ですよ(笑)揺すられたりもしてません(笑)」やっと緊張が解けたのか笑顔がこぼれる彼氏。まあしっかりしてそうだし、礼儀礼節常識は備わっているとオレは感じた。オレと違って二枚目だし。
「・・・・ホンマに幸せにしてくれんのやろな?」
「ちょっと!アニキは父親じゃないんだから(笑)それに何で関西弁?(笑)」
「何あんたは圧迫面接みたいな事やってんのよ(笑)〇〇君可哀相じゃんか!〇ちゃんはいい子だから、大切にしてあげてね(笑)」U美が言うと「はい!」と元気よく答える彼氏。
「冷蔵庫たかられたのによく良い子だなんて言え・・・・いてっ」途中でU美に叩かれた(´・ω・`)
「アニキ、来週うちの親に合わせるからさ、上手く言っといてよ」帰り際、靴を履きながら言う妹。
「何て言えば良いの」
「好青年だって事とか、経済的に不安もなさそうだとか。色々聞いたでしょ。それをうまーくね(笑)」
「へいへい。気をつけて帰れよ。〇〇君はまた手料理が食べたくなったらいつでもおいで。こいつ(妹)じゃああはいかないよw」
「ありがとうございます。でも〇さんにも頑張ってもらいますから(笑)」端正な顔立ちでニッコリ笑う彼氏。幸せにしてくれるだろうな。オレには無い優しさを持ってる。兄としては大満足の妹の彼でした。
後日、妹は彼氏を親に合わせたらしいが、オレはすっかり忘れてアピールも何もしなかった事はここだけの秘密w ま、上手くいったみたいだから結果オーライってことでw
二人は今春結婚予定です。そして同じく今春はオレとU美の初めての命が誕生します。ダブルでめでたいと良いな〜。
世間では夏休みに入ったらしい。
7月に入り、Tから電話があった。
「過労死せずにやっとるか。ご苦労ご苦労(笑)」こいつはいつもろくな事を言わない。
「院に行ったら余計忙しくなったわ。やめときゃ良かった・・・」
「まあそう言うな(笑)研究結果で医療の可能性をどんどん広げられるんだろ?」
「かもしんねーけど、代わりにどんどんオレの寿命が縮んでる感じがするよ。で、何か用か?」研究室を出て喫煙エリアに行きタバコに火を点けながら聞くオレ。
「ああ、今年の旅行、御前崎らしいぞ」
「おお!海か!いいねぇ」テンションが上がるオレ。
「休みうまく合わせるようにしろよ。あとさ、一つ頼みがある」
「何よ」Tからの頼みなんて初めてじゃないだろうか。
「この前、うちのお袋人間ドックやらせたんだわ。そしたら再検査だって言われてよ・・・。その病院信用してないわけじゃないけど、お前のとこで診てくれないか?」
「何が引っ掛かったの?」
「大腸にポリープがあるらしい。良性か悪性か細かく調べたいんだと」
「そっか。じゃあ内科に予約入れといてやるから、都合つけて電話くれ」
「悪いな忙しいのに・・・さすがにオレもビビっちまってよぉ・・・」まあ不安だわね。
「あんま深く考えない方がいいぞ。その病院からデータもらっとくから名前教えれ」病院の名前を聞くオレ。とりあえず都合の良い日をお母さんと話して決めるということで電話は切れた。
その病院に電話してデータをもらい、同期の内科医に意見をもらう。
「う〜〜〜〜ん。こっちでもちゃんと検査してみないとわからないけど、良性って断言はできないな」画像を見ながら難しそうな表情で言う彼。
「確かに嫌な感じはするんだよな・・・」オレも正直暗い気持ちになった。
「早めに検査受けに来いって言ってやれよ。今なら切れば何とかなるだろ」
「やっぱそうだよな」オレはすぐにTに電話、なるべく早く来るように伝える。
「・・・やっぱりやべぇの?」Tの声が沈む。
「まだ何とも言えん。早く来ればそれだけ、もし悪い結果だったら処置にあたれるからな」
「・・・・分かった。明日オレ休んで連れてくわ。S・・・・母ちゃんの事助けてやってくれ・・・」泣き出しそうな声で話すT。こんな声を聞いたのは初めてだった。
「別に悪性ですって言ったわけじゃないんだから心配すんな。早めに検査すればそれだけ手の打ち用があるんよ」
「俺・・・母ちゃんにまだ何も孝行してねーんだ・・・。頼むよS・・・おまえしか頼るのいなくて・・・」鼻を啜りながら話すT。
「診るのは内科で切るのは外科だからオレにはどうしようもないけど、ただ、力にはなるから。とりあえずお前は元気出せ。お母さんが変に心配するだろ」
「だよな・・・・。だよな・・・うん。わかった・・・」分かってねー、とかツッコミたかったが、電話はそこで切れた。
次の日、Tが母親を連れてやってきた。
「遠いところ良くいらっしゃいました。多分なんですが、カメラを体内に入れる事になるので、腸を綺麗にしなきゃいけないんですよ。準備してくればすぐにでも検査できたのですが、他の部分もこの際徹底的に診ましょう。一日入院していただくことになりますが良いですか?」
「あ、それは全然構わないけど、S君お仕事大変でしょ?」
「検査は僕じゃなく専門の担当医がつきます。僕が信用している男ですから間違いないですよ」この言葉に、お母さん以上にTがホッとした表情をした。
次の日、腸を綺麗にして内視鏡検査が行われた。
「おい、S君」検査をした内科の彼に呼び止められるオレ。
「まだ所見の段階だけど、良性だな。今検査してるけど、悪性ではなさそうだ」
「そっか。良かった良かった。ありがとね」
「Tさんには正式な結果が出てから俺から話しとくから。それで良いかい?」
「よろしく頼むよ。専門医から言われた方が本人達も安心するだろ」
一昨年にはDの母親が膝が痛いと病院に来た。去年はDの母親が・・・。うちの親はまだ若い方だがやっぱり同じように衰えていくんだろうな・・・。
入院生活二日目で、医者からポリープは良性だったと正式にTの母親に伝えられた。力が抜けるようにホッとするT。
「良かったな。まあこれから色々身体が思うように動かないとかなっていくので、心配だったらいくらでも相談してください」お母さんにいうオレ。
「お友達にお医者様がいてくれて本当に助かりました。ありがとう。ありがとう」何度も頭を下げてTの車に乗り込む母。
「どうぞお大事に」助手席からオレに何度も頭を下げるお母さん。まあ大事じゃなくて良かったね。
久しぶりにお袋に電話するオレ。
「もしもし」相変わらず間の抜けたような返事で電話に出るお袋。
「ああオレ。いや別に用はないんだけど、元気かなと思って」
「2ヶ月くらい前に結婚式で会ったでしょ。調子悪そうに見えた?」のんびりとした言い回しが和ませてくれる。
「だよな。いや、元気なら良いんよ。そんじゃ・・・」電話を切ろうとするオレ。
「ああ、でも最近胸やけが酷くてね。食べた後が辛いのよ」思い出したように言うお袋。
「食いすぎなんだよ。後で薬送るから飲め」
「何か悪いねぇ。じゃあよろしく」電話を切った後、薬を処方してもらうオレ。ひよこ(饅頭)と、バナナサブレ(だっけ?)を送る箱に入れて送ってやった。
数日後、所用で実家に帰ったオレ。
「・・・あれ?この薬・・・」地元の病院の名前が刻印された薬の袋を見つけるオレ。
「ああそれ(笑)いやさ、一応地元のお医者さんに診てもらったんだけど、同じ薬出されたわ(笑)アンタってやっぱ医者なんだね(笑)」
「・・・・何ヘラヘラ笑ってんだおばさん・・・」呆れてものが言えないオレ。医者って身内から信用されないんだな・・・(´・ω・`)
謹賀新年!!
妹さんおめでとう!!
Tさんのお母様も、大事にならなくてよかった!!
今年もいろいろと忙しくなりそうですね。
Uさんは安定期に入ったいるようですね〜お大事に!!
安定期だからって好色、あんまり激しいのはご法度ですぜ。
好色乙
春が待ち遠しいやね。
どーせなら、自分で取り上げたりするん?
年明け早々好色分補給されて幸せです
あけましておめでとう
幸せそうで何よりです
今年もよろしく
好色氏、U美センセあけましておめでとうございます。
この春はおめでたいこと続きで楽しみですね。
今年もまた、たまーに書き込みに来てくれたら嬉しいです。
新年早々に好色氏の話が聞けてよかった
今は失業中の俺だけど、好色氏の幸せにあやからせてもらって
なんとかこの先乗り切っていこうと思った日曜の昼
>>935 さすがに取り上げたりは無理っすw 産科研修もかなり適当に受けてたからね〜
みんなたまにしか書かないのにいつも読んでくれてありがとね。
7月の終わりに、チーム恒例バス釣り旅行が開催された。まあ今年は海だから、ただの旅行だったんだけどw
「御前崎って灯台有名だよな」助手席に乗っているU美に聞いたつもりが、各車に取り付けられてる無線?トランシーバー?みたいな装置から他の車を運転しているDが答える。
「波乗りのできる海岸でもあるな。久しぶりにサーフィンしたくてね。選んださ」
「サーフィン久しぶりだなぁ・・・」運転しながら言うオレ。
「S君ってサーフィンも出来るんだ。スポーツ万能じゃんか(笑)」明らかに感心したような表情でオレを見るU美。
「遊びには全精力を傾けてますからw 学生時代死ぬほど勉強したんだ。今は遊ばなきゃな」
「死ぬほどやってないじゃんか(笑)私の前ですぐばれる嘘つくな」頭をコツンと叩くU美。オレなりには死ぬほどだったんすよ・・・。
ビーチは快晴、本当に海に来た実感。散々遊んでTを波が届くギリギリのところに顔だけ出させて埋める。
「お前ら!ぜってー後で訴えるからな!・・・うおっ!水すぐそこまで来てるじゃねーか!早く掘り出せ!」しまいには半泣きになって懇願したが、そのまま暫く放置しておいたw 体を縦に埋めたので、自力で出るのは無理だろう。
「綺麗な浜だねぇ」サーフィンを終えてビーチでのんびりしていると、U美が隣にきて座った。
「センセは入らないのか?」U美に渡されたジュースのストローに口を付けながら聞くオレ。
「うん。一応さ、この子冷やすと可哀相じゃん」自分の腹を摩りながら言うU美。
「え!?U美ちゃん妊娠したの?」やっと穴から出されたTがやってきて、驚いたように言った。
「おかげさまで(笑)まだ何週目って感じなんだけどね(笑)」
「いやいや!おめでとう!マジでおめでとう。S、やったな」旅行に来ていた全員から祝福を受けるオレ達。
「さんきゅ。まあ生まれてからだけどな」
「高齢出産になるのか?でも旦那医者だから心配ないっしょ」Tが何か一番喜んでくれていた。
「U美ちゃん水に入れないなら・・・何か特別な思い出作りてーな」Tが何か良い策はないかと宙を睨む。
「私の事は気にしないで良いよ。ここにいるだけで楽しいし(笑)」
「いやいや。あのよ、昔ビーチボーイズってドラマあったっしょ?あれでさ、バカデカイ砂の船作ったんよ」Oが言うと、奥さんの何人かが、ああ!知ってる!的な反応をした。
「船って、カチカチ山のタヌキが乗ったドロ船みたいなん?」Dが聞く。
「ちげーよ(笑)そんなんドラマで作っても何の感動もねーだろ(笑)客船だよ。客船」
「ああ、オレも何となく覚えてるな。誰だかの息子喜ばせようと作ったんだっけ?」オレも記憶を辿りながら言う。
「それそれ。明日作らねーか?U美ちゃんの腹にいる子供に見せてやろうぜ」
「・・・あれ結構大変なんじゃね?」
「出来ても出来なくても良い思い出になるじゃんよ」Oの提案に特に奥さん連中が賛成した。
「じゃあ、いっちょやったるか!オレ達のチームワーク見せてやろうぜ(笑)」Tがみんなを結束させる。ほんの少し前まで埋められてたのに・・・・。
次の日、泊まった旅館からスコップやらバケツやら一輪車を借りてビーチへ。あまり人がいない場所に移動する。
「この辺に作ろうぜ」Oが砂浜にデカイ楕円を書く。オレ達は砂を集め、そこに水を含ませて楕円の中に積んでいく。
「このぐらい積んだら良いだろ。まず適当に客船の形に整えていこうぜ」Oは元々実業団時代、機械の設計などをやっていたらしく、簡単な設計図を書いた。
何時間かしたら、何となく船の外観になった。
「おっしゃ!じゃあ肉付けだな。水をよく含ませて装飾作ったり削ったりしろよ。渇いてると一気に崩れるからな」現場監督のように振る舞うO。工作なんて何年ぶりだろう。男達も奥さん方もみんな楽しそうに作っている。
「あの〜すいませ〜ん」声のする方を振り返ると、女の子3人組がいた。
「良かったら私達も交ぜてくれませんか?なんか楽しそうで・・・」
「おお!よろしく!どんどんやっちゃってよ」Oが言うと大喜びで製作に参加する女の子3人組。
炎天下のもと、まともに食事もせずに製作を続け、気付いたら夕焼けで辺りは真っ赤だった。そして、いつの間にか知らない大学生グループや遊びに来た女の子達、更には家族連れまで参加し、大人数でその砂の船は完成した。
「ビーチボーイズみたいに綺麗には出来なかったけど、かなり良い線いってんじゃね?」Tが満足そうに船を見る。凄い凄いと子供達が船の周りを走り回っている。
「うし!今日はここでキャンプファイヤーとバーベキューしようぜ」Tが言う。
「それってオレ達も参加して良いんすか?」大学生の一人が聞く。
「良いに決まってんじゃん。仲間よ、仲間(笑)」ってことで、どうしても帰らなければならなかった人達以外は、そこでバーベキューとキャンプファイアーの準備。既にもう辺りは薄暗くなっていた。
「食材はオレ達が用意したから、もう遠慮なく食べちゃって。ビールもジュースも好きなだけ飲んでね」オレが言う。
「マジでゴチになります!今年の夏はめっちゃ思い出になりました!みなさんは同じ会社の同僚なんすか?」大学生グループの一人が聞く。
「いや。中学からのツレ。バカばっかだからこういうことしかやらないんだけどねw」
「いや、そういう仲間って良いっすね。オレ達もそうなりたいっす」
「焼けたぞ〜。どんどん食え〜」Tがなかなかの焼肉奉行ぶりで網を仕切る。家族連れもカップルも勿論他の人達も、みんなが初対面。でもみんなが笑顔だった。
「私達花火一杯買ってきました。みなさんでやりましょう」女の子グループの一人が、バカでかい買い物袋を差し出す。キャンプファイアーで赤く見えていたみんなの顔が、花火の色とりどりの明かりに照らされる。
Tが砂の船の淵に花火を何本も並べ、導火線を繋ぐ。
「U美ちゃん、お腹の子に見えるように点火係を(笑)」Tに言われて導火線に火を点けるU美。手持ち花火が一斉に船のデッキ部分から火花を噴き落とす。
「うわ〜綺麗・・・」女の子達は感動で目を潤ませ、子供達は大喜び、カップルは自分達の世界に浸っているようだった。
「この子も見てるかな?(笑)」U美がオレの隣で言う。
「うん。きっと見てるよ。綺麗だなって思ってるよ」
「珍しくロマンチストじゃんか(笑)でも、みんなと会えてホントに良かったな。こんな楽しい人生になるなんて思ってもいなかったもん・・・」そっとオレの手を握るU美。
「まだまだ序の口ですよ。もっともっと楽しいことが、これから一杯あるよw」U美の手を握り返しながら言うオレ。腹の子供もきっと喜んでくれただろう。
キャンプの話まで書きました。また書けるときにちょこちょこ書いていきます。
拙い文章をいつも読んで支援くれる方々、本当にありがとう。
寒い日が続くけど、体調に気をつけて冬を元気に乗り切りましょう。
|= ・ω・)ノシ
乙。
(´・ω・`)つC
おつかれ〜
風邪引くなよ〜
お疲れ様
すげー、青春だw
遅まきながらの
あけおめ!です〜
今年は好色一家にとって、良い一年になりそうで何よりですw
その幸せの1/10000位でいいから、ここの名無し達に与えたもう〜♪
今年もよろしくです
U美さん、3月にご出産予定でしょうか?
もうあと少しですね。
まだまだこれから寒い日が続きますが、
お身体大切になさってください。
楽しそうな旅行ですね。
羨まし〜。
そういえば好色氏がここに来るようになって最初の旅行で知り合った弁護士ナースカップルはその後順調ですか?
(´・ω・)ノコンバンワ
みんなありがとね。
>>949 予定日は4月っす。ここにはちょっとずらして書いたのもあるんだけど、4月の初めだね。母子健康であることを祈るばかりです。
>>950 あの二人は、実は看護師さんの方が病院を彼が働いてる地元に移り、今は同棲生活しとります。夏の海にも二人で来てたし、彼は去年からうちの野球チームのメンバーです。
あと2−3月、楽しみだね
ところで好色 おまえにひとつ 言っておきたい ことがある
・旦那さんやスタッフを気遣ってるうちは産まれません。
・旦那さんを罵倒しつくして力尽きた頃に産まれます。
・何を叫んでも私たち(スタッフ)は覚えてないから大丈夫。
・お産は自然の摂理なので、獣にならないと産めません。
・産まれるころにはいつもの奥さんはいません。
・旦那さんたちは覚悟しておいてください。
〜女神たちの伝説より〜
950すぎたし,新スレたててみる
956 :
ほのぼのえっちさん:2009/01/18(日) 20:59:29 ID:X3uqqRNn0
>>954 TBSラジオ…違った、乙
埋め立てには早いかな?
過去ログ読んでフルボッキ保守
早すぎた次スレがデータ落ちしたようだ。
(^Д^)9mプギャー
半年ほどスレから離れていたが
まさか懐妊しているとはw
オメデトウゴザイマスほす
鬼は外
福は内
☆
ほす
ホームでの別れを思い出しては涙する俺が久々に来ましたよ
しかし絵に描いたような幸せ生活だなー
かつてとは違う意味で殴りたい衝動にかられるw
>>965 上京する時の駅のプレゼントね。うんうん。
はたしてバレンタインネタはあるのか?
968 :
ヒウマ:2009/02/16(月) 19:56:53 ID:3JoGyBhI0
ほし
保守
(´・ω・)ノ 久しぶりっす〜
なかなかに忙しい毎日なわけで、気付けばもう2月も終盤なわけですな。WBCゆっくり観たいなと思ってたけど、どうも難しいかな・・・。
U美の体調も順調で、実家帰れって言ってるんだけど完全拒否w 理由は、産まれたって報告しても実家じゃオレが面倒がって病院に来なそうだから・・・オレ、信用されてないんだな・・・。でもやらかしそうで見透かされてる・・・orz
バレンタインの日は外来で当番日でした。看護師さん達からそれはそれはもう沢山頂きましたよ・・・義理チョコを。
オレ、甘い物あんま好きじゃないから、去年まではもらっても当直室の冷蔵庫に放り込んだままにしてたんだけど、今年は消費者が側にいるのと、その消費者から「もらったら持って帰ってこい!」という厳命を受けまして、全部持ち帰りました。
最近のバレンタインチョコって、すごく凝ってるのね。開けてビックリみたいな新鮮な感じだった。
頂いたチョコを紙袋に入れて持ち帰るオレ。
「ただいま〜」
「おかえりなさい。お仕事ご苦労様でした(笑)」
「これ・・・」靴を脱いで紙袋を渡すオレ。
「おぉ!いっぱいもらったねぇ。こんなに食べ切れないな(笑)」紙袋をごそごそしながら驚くU美。
「・・・無理に食う必要はないのでは・・・?」オレの言葉など聞きもせずリビングに戻るU美。
着替えて手を洗ったりしてリビングに行くと、U美がコーヒーを入れてくれた。
「あ!これ可愛いねぇ」もらったチョコを開けてオレに見せるU美。でもその『可愛い』の基準がオレにはわからん。
「みんな同じチョコレートにしか見えん。それより腹減ったんだけど・・・」コーヒーを飲みながら言うオレ。
「相変わらず予想を裏切らない答えを返してくるなキミは(笑)晩御飯は今焼いてるからもう少し待ってね」
「そういやセンセってやっぱり同僚の先生にチョコ配ったりしてたん?」
「ああ〜若い時はね〜。その後はキリがないからやめようっていう学校の規則が出来て止めたな」チョコを開けて食べながら答えるU美。
リアルタイム紫煙、初かも
試験間近の俺に好色さんからエールをください!
お医者さんとはほど遠いけど医療系の学科受けます
「本命にチョコ渡したりしたことねーの?」
「本命・・・?一応本命っぽい人には渡してたつもり」
「ふーん。何か曖昧な言い方だな。ま、昔の話だろうしな。記憶も薄れるってやつだな」テーブルにあったクッキーをかじりながら言うオレ。
「クッキー食べるならチョコ食べりゃ良いのに(笑)それにさ、昔の話って・・・失礼な事をサラっと言うな!(笑)」
「そもそもバレンタインっつーイベントが現役の頃にはまだなかったろ?」
「何だと?(笑)あったもん!ちゃんとありました。それに現役の頃って、今は何なのよ(笑)」ムキになるU美。
「じゃあ思い届かずってやつか。青春だな。ご苦労ご苦労」
「こらこら(笑)勝手に失恋させないの(笑)一応本命とは成就したもん(笑)」
「あ、そうなん。それは何よりでしたな。めでたしめでたし」
「もうね、その最後の『ご苦労』とか『めでたし』とかいう言葉が、全く興味を持ってないのが良く分かるし、2回繰り返すとこがムカつく(笑)」
「そんなことねーよw 興味津々に聞いてるよ。早く焼けねーかな、晩メシ。ところで何焼いてるの?」
「やっぱどうでも良いんじゃんか(笑)ちゃんと手づくりで渡してたんだぞ?忘れてるのはそっちじゃんか」
「え?オレ?センセってオレにチョコくれてたっけ?」
「やっぱ忘れてるんじゃんか(笑)昔の話なのはどっちよ(笑)」
「いやー、あっはっは。えーと・・・手づくり・・・だっけか・・・」手づくりだろうが既製品だろうが、食べないオレが覚えているわけがない。U美が作ったメシはよく覚えているつもりだが、チョコは全く記憶に無かった。
∧_∧
(0゚・∀・) ワクワク
oノ∧つ⊂)
(0゚(0゚・∀・) テカテカ
∪(0゚∪ ∪
と__)__)
「手作りと店売りって何がどう違うの?店で売ってるのを溶かして固めただけじゃねーの?」
「まあそうだけど(笑) その一手間に意味があるんじゃんか(笑)」そういうもんなんだね。
「バレンタインってさ、1ヵ月後にお返しするっしょ?オレちゃんと返してた?」
「うん。ちゃんと返してくれてたね。無頓着なくせにい結構センス良いお返しくれてたんだよね(笑)」
「あ、そうだっけかw なら良いんだw」実は当時もらったチョコは全部お袋が食べ、お返しもお袋が用意していたことはさすがに言えなかった。まあセンス良いと思われていて何より・・・。やがてオーブンが焼けたことを知らせるブザーが鳴った。
「甘いもの好きじゃないからチョコあげてもどうせ喜ばないでしょ。だから私からのプレゼントはこれね(笑)」そう良いながらキッチンに入り、オーブンを開けて料理を取り出し、しばらく何か仕上げてきな処理をしていた。やっとメシにありつける。
「はい!私からのバレンタインプレゼントはこれでーす(笑)」テーブルに料理を並べながら言うU美。
「おお!これ すげーな」オムライスにハンバーグ、グラタンなど、U美が作る料理の中でも特にオレが好きなラインナップが並ぶ。
「S君って何気に子供舌だよね(笑)オムライスにハンバーグとかホント子供の好きな料理の2トップみたいなもんじゃん(笑)ま、好きなだけ食べて(笑)」何と言われようが好きなものは好きだ。
「ハンバーグもグラタンもハート型にしてあるのか。オムライスもソースがハート型になってるし・・・。凝ってますなぁ。食ったらあっという間に崩れるのに」早速オムライスにスプー ンを入れるオレ。
「キミはどうしてそうドライなのよ(笑)」形は別にどうでも良かったが、いつもと同じ優しい味に大満足だった。
晩メシが終わり、後片付けを終えてテーブルに戻るU美。またチョコをつまみ出す。
「そんなに食ったらデブるぞ?体型戻らなくなるぞ」お茶を飲みながら言うオレ。
「う・・・、やばいかな?」手を止めるU美。一応気にはしているらしい。
「そりゃセンセぐらいの歳になったら代謝も悪くなるし、やばいだろうねぇ」
「そっか・・・・。じゃあこれを今日の最後にしよう・・・」愛おしそうにチョコを口に入れるU美。
「あ!今蹴った!」
「は?蹴ってねーよ」
「違う違う(笑)そうじゃなくてここ(笑)」笑いながら自分の腹を指差すU美。
「ああ。ってマジ!?」実はオレは忙しすぎて、まだ胎動に立ち会えたことがなかった。
「うんうん。何かこう『ぼわ〜ん』って感じ。触ってみて」
「え?・・・良いの?」
「何遠慮してるのよ(笑)」オレの手を取って自分の腹にあてるU美。
「・・・・わかる?」
「・・・・・・・・わかんねw」視線を宙に迷わせながら、必死に手の平に神経を集中させたが、何も感じない。
「そっか(笑)さっき蹴ったのに(笑)残念ってほらまた!」
「あっ!!」確かにオレの手の平に伝わる今までに感じたことのない不思議な感触。でも確かにU美の中では新しい生命が育っているのを実感した。
「・・・感じた?(笑)」
「・・・うん・・・。ああ・・・うん・・・おぉ・・・」変な声を出すオレ。
仕事柄、いくら専門外とはいえそれなりの知識はあるわけで、何の感動もないと思っていた。なのに、まだ産まれた姿を見たわけでもなく、ただU美の腹を伝って感じた感触だけで、オレは本当に衝撃にも似た感動を受けた。
「父親になる実感、少しは感じましたか?(笑)」オレを見て微笑みながら聞くU美。
「ん〜〜〜〜・・・・うんw 少しな・・・」まだ半分放心気味のオレ。
「素直だね(笑)さすがにお医者さんでも自分の子供だとこんな様子になるんだね(笑)」
「オレ産婦人科じゃねーし・・・ってかすげーな・・・マジですげーわ・・・」まだ言葉にならないオレ。女性ってのはホントに凄いね。心からそう感じた。
>>972 受験頑張って下さい。体調に十分注意して全力を出せるようにご自愛下さい。
医者とか関係なしに、同じ医療の世界で将来働ける事を祈ってます。
今日はここまでっす。初めて胎動に立ち会って、本当に感動したから書いてしまいました。
春までもう少しだけど、まだ寒い日が続くみたいです。身体に気をつけてみんな元気でね。
ではまた近いうちに。
|= ・ω・)ノシ
幸せ報告さんくすw
おつかれ〜
二人とも体には気をつけてね
風邪とかひくなよ〜
好色 乙〜
生まれる前に、また来てくれよぅ
一日一回書き込み保守しないとオチマッセー
ほしゅ