「イエーイ」について考えてみた。
「イエーイ」。
現代の日本人が「素で」これを言っている様は、あまり見かけることがない。
しかし大まかに言えば、主に歓喜した時に発する言葉であろう。
少なくとも、自分の親が死去した際に「イエーイ」などと言う者は、あまりいないはずだ。
しかしここで一つ問題が。
去年の11月頃にニュースになった、ファミリーマートの情報漏洩問題である。
自分はファミマの会員ではないので、ニュース等も自らすすんで見た記憶はないのだが、
どういったわけかファミマの記者会見での幹部らしき人の発言は覚えている。要旨は以下の通り。
『140万6006名(平成15年10月31日現在)の会員全員について流出の可能性を調査し、
流出データの数は18万2780名が最大であるものと判断いたしました。(イエーイ)』 (以下略)
(参考:
http://2.csx.jp/users/idiot_famima/ )
驚愕の「イエーイ」である。一体、何が「イエーイ」なのだろうか。
少なくとも自分は、自分の会社で情報漏洩があったのに記者会見の席で「イエーイ」とは言えない。
しかし「イエーイ」とここでは言っている。
18万人の個人情報が流出し、会員に架空請求が届こうが迷惑電話があろうが、思いっきり「イエーイ」である。
これはどういう事であろうか。正気の沙汰ではない。
しかしそこまで考えて、自分は解った。
そうか。これは要するに、「俺の個人情報は漏れてなくて良かったぜ」の「イエーイ」なのであろう。
そう考えれば、合点がいく。と言うか、そう考えなければ合点がいかない。
これで今夜も安心して眠れる。上記の謎に悩まされることなく、いい夢が見れそうだ。
我ながら今宵も冴えている。
イエーイ。