ゲーテルの不完全性定理★★

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50ななし
>>46
数学体系にとってその「外部に究極の根拠を求める必要性」が生じるのは、
その体系内部によってそれ自体の根拠を究極的に証明することは
不可能である(不完全性定理)からであり、ゲーデルやおれといった人間
主体がその必要性を感じるからというわけではない。

さらに、数学体系はその内部だけでは自己の根拠を示せないというとき、
そこから、内部の「ネガ」としての外部、つまり内部以外の何かが
あると推測するにとどまるのが順当な思考の手続きであるはずなのに、
その手続きを踏襲せずに直接「神」を求めるのはやはり性急であると
いってもいいと思うのだが。