1 :
考える名無しさん:
かれの哲学について語ってください。
2 :
1です。:2001/07/24(火) 03:04
アクチュアル・エンティティ。みなさんご存じでしょう?
一言で言って、地味。
4 :
考える名無しさん:2001/07/24(火) 10:38
そうですね。だから誰も話題にしないのだろう・・・・。さみしいな、ホワイトヘッド。
5 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 00:11
全然盛り上がりませんね。
関西学院大学(院)のY教授の講義はおもしろかったです。
ホワイトヘッドを熱く語ってました。
6 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 00:54
意識感覚と意味感覚!
記号論こそフッサールの後継だよ!
7 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 00:56
ええっ、どういうことですか?
8 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:31
あなたはサルトルの『嘔吐』をどう思いますか?
>>6 もう少し詳しく語って下さい。すげえ興味を引きました。
10 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:35
11 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:39
ろかんたんが、木の根っこを見つめて吐き気を催すのは
誰もが経験することでしょう。
無機質のものがそこにあるということを突然意識してしまう。
自分にはどうすることもできないその事実に嫌悪する。
一種のめまいですね。
12 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:42
>>11 あなたはこれを人間の本質だと思いますか?
それともただの妄想だとおもいますか?
13 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:46
サルトルの、第三者の眼差しと
ホワイトヘッドの外側からの目(だったかな〜)が
共通してる説しか知らない・・・。
14 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:47
ちょっとずれるけれど、キーボード上の自分の手が
サルの手に見えることはないでしょうか。
15 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:48
12様。
人間の本質とちがいますか・・・。
(あの、
>>12ってどうやって出すのですか?)
16 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 01:52
14様。
ありますよ。サルトルしてますよ。
まあいいか。
要は、ヒュームから発する経験論者とカントを元祖とする
先験的観念論者の両派が等しく分かち合う近代哲学の強力な伝統に
、論争を挑んだ男です。
ただホワイトヘッドは曖昧すぎて、論争に至らない。
18 :
阿修羅無限大落とし:2001/07/25(水) 02:00
皆様。
ホワイトヘッドと散逸構造論って関係があるんですか?
教えて下さい。
19 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 02:01
フッサールでしょ。
20 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 02:05
19はまちがいです。失礼。
やっぱりホワイトヘッドは曖昧ですか。
なんか当たり触らず、過激な説は唱えない人だという印象があります。
記号論は過激ですよ、なかなか本筋に入らないし、焦点ボケまくり
だけど、要は
>>15のような人に喧嘩売ってる人ですよ。
そういえば去年の今頃はレス番リンク使う奴少なかったような…。
>>xxってやつね。
23 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 02:45
>>21 記号論を論じているのはなんという題名の本でしょうか。
教えてください。
コリンウィルソンの『知の果てへの旅』という本です。(青土社)
哲板でウィルソン出したら叩かれるかもしれんけど、読んでみ!
25 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 03:22
>>25 何、佐川のって?
関口篤ってのが訳してるよ!定価2500円
27 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 03:28
>>26 いえ、訳者じゃなく、ウィルソンは佐川事件について言及した人でしょ。
他にも沢山書いてるけど。
>>27 それ知らないや!
まあがんばって読んでみて!
感想期待してるよ。
あっ、でもホワイトヘッドの欄ってちょっとだけだよ。
29 :
考える名無しさん:2001/07/25(水) 03:39
ウィルソンは禁句だったのね。ここでは。教えてくれてありがと!
30 :
考える名無しさん:2001/07/26(木) 04:36
age
31 :
阿修羅無限大落とし:2001/08/06(月) 23:11
age
32 :
考える名無しさん:2001/08/07(火) 13:57
アメリカでは宗教哲学として細々と生き延びてるっぽいのが泣ける。
どうやらフランスではドゥルーズ経由で読解が活性化しつつあるみたいだけど。
33 :
阿修羅無限大落とし:2001/08/08(水) 01:09
しつこくage
34 :
考える名無しさん:2001/08/08(水) 01:09
ホワイトヘッドはかなりいけてる!
かれの神概念って、どうしても伝記的(宗教的おいたち)とかからしか
説明されないけど、純粋にロジックの問題として考える方向があって
いいとおもう。カントみたいな「要請」として神概念とか
ひとつのアクチュアルエンティティに何故「神」の機能を付与せざる
えなかったかなど、言語や問いの構造からくる問題としてとらえて
みるのもおもしろいんじゃないかと・・・。実は、卒論のテーマ
(もう10年以上前だけど)だったんだけど、やっぱ一番インパクトの
あった哲学者だったな。
ドルーズ経由ってのは、やっぱあのネットワーク的な概念体系に目を
つけてのことでしょ。でもそれだのような気がするな。
数学者として培った執拗な体系化が不可避的にそれをなす思考(哲学的思考)
の写像として記述されざるをえない、ってとこに彼の面白さが
あるとおもうな。なんか柄谷っぽいけど。
プリコジンとはモチーフとしては重なる部分はあるだろうけど
かれの真価はそこにはないきがするな。
35 :
阿修羅無限大落とし:2001/08/08(水) 01:23
>>34 >プリコジンとはモチーフとしては重なる部分はあるだろうけど
>かれの真価はそこにはないきがするな。
ここら辺の話、詳しく伺いたいです。
散逸構造論って僕は非常に注目しているのですが
哲板で全然盛り上がらないのは、何故?
36 :
anw:2001/08/08(水) 01:54
私も興味があります(最近は忙しくて勉強してませんが)。
すでに私が卒論を書いていた10数年前にもすでにプリコジン
との親和性は云々されていましたし、たしか彼自身も著作の中で
Wにふれていたはずです。Wと他の潮流とを関係させて論じる
さいには、当時でも東洋的概念との類似性から仏教や西田哲学
(山本誠作氏)、システム論(ラズローやベルタランフィ)
などと関連させたり、生物学や発生学(ウォディントン)など
と論じるものが多かったとおもいます。とくに工作舎の松岡正剛が
やたら持ち上げていた。
散逸構造論にしても複雑系うんぬんにしても、あくまでまずは
科学ですよね。つまりそうした現象をあらわす科学的な記述(式など)
で表現しえれば、エンドとしてもいいわけですよ。極論すれば。
ところが、W自身が「科学と近代世界」等でもいうように
哲学はそこにとどまれない。そうした現象のありうる「何故」を
問う役割をその思考がになうからです。つまり「形而上学」だ
からです。Wにとっては、「哲学」は科学がとわない「背後」への
問いを発する思考の決断態度そのものであって、不可避的に
形而上学たらざるをえないとかんがえていると思います。
プリコジン自身が科学としての散逸構造論をはなれ、文明論
として語るときにはじめてWにふれているように、逆に哲学として
散逸構造論を引く際には、それにふさわしい記述の形態
をまず形而上学がそなえなければならないとおもいます。
目的論におちいらずに「なるようになる」いうレベルを
こえた自己組織化(このコトバ自体、表現の限界をしめしている
とおもいません?)の表現。まさにこの難題にいどんだのがW
だとおもいません?だから、すごく言語表現や意識・論理の問題
だとおもっているんですよ、私は。
37 :
anw:2001/08/08(水) 01:56
あっすみません34です。
ややこしいのでanwってなまえにしました
38 :
阿修羅無限大落とし:2001/08/08(水) 02:56
>>36 お答えいただいて有り難うございます。
スタンスは良く解りました。
ヴィトゲンシュタインとの関連については、僕は語りうる能力を持たないので
質問に賛同も批判も出来ません。
只、科学と哲学を相反するモノとして捕らえている様な表現が気にかかりました。
科学哲学も哲学ですし、認知科学のように文理問わず
様々なジャンルの学問の統合により成り立つ分野があるからです。
かつて構造主義が思想界に与えたインパクトを
今度は散逸構造論が与えると僕は踏んでいるのですが
余りそういう文脈では注目されません。(何故だ)
僕としては、散逸構造論を認知科学に貢献させたり
「語り得ぬモノ」を語る手法として役立てたいと考えています。
39 :
考える名無しさん:2001/08/08(水) 03:03
rage
40 :
anw:2001/08/08(水) 10:44
Wの認知度はだいぶあがってるよね。
でも「プリンキピアマティマティカ」まで読んでる
哲学科教授っているのかな?
ところで、みすずの「過程と実在」ってまだうってる?
私は松籟社の旧版(著作集でないやつ)しかもってないけど。
でも松籟社ってえらいよ。
41 :
ピーター・ファンデンホーヘンバント:2001/08/08(水) 11:58
私『過程と実在』の訳本見つけられなかったからアマゾンで洋書買ったわ。
わかりづらい文よ。やっぱり訳本欲しいわ。
42 :
考える名無しさん:2001/08/08(水) 12:11
自己組織の定義:入力の処理の結果が処理の仕方を変えることで環境適応する過程
43 :
anw:2001/08/08(水) 20:08
>42
「処理の仕方を変える」?「環境適応」?
なんじゃそりゃ?
トートロジくさくない?
44 :
anw:2001/08/08(水) 20:25
>41 松籟社にまだ在庫あるんちゃう?
でも旧本1冊が2分冊になって、両方あわせて1万弱したような。
45 :
名無しさん:2001/08/08(水) 20:39
ブラックヘッド!!!
46 :
名無しさん:2001/08/09(木) 01:49
イエローヘッド。
47 :
考える名無しさん:2001/08/11(土) 15:05
20世紀最高の哲学者
興味あるよ
49 :
ピーター・ファンデンホーヘンバント:2001/08/14(火) 23:09
いきなりこのひとの著書読んでもわからないわ。
がんばればいいのかもしれないけど。
予備知識として何を押さえとけばいいかしら。
なんか文献ご存知の方のアドバイスを頂きたいわ。
50 :
考える名無しさん:2001/08/15(水) 22:17
いかがおすすめ!卒論のとき参考にしたものでーす。
まずは、次の3冊が入門としてはいいとおもいます。
・ホワイトヘッドの哲学(市井三郎 レグルス文庫)
・ホワイトヘッドの宗教哲学(山本誠作 もう絶版かも)
・ホワイトヘッドへの招待(ヴィクター・ロー みすずだったかな?)
彼自身の著作では、やっぱ定番の「科学と近代世界」がおすすめ
ほかのテーマとからめて考えるなら、つぎのようなものかな。
ラズローやベルタランフィ等のシステム論、
プリコジンの散逸構造論、
科学論や生物学関係、ゲーデルなんかも面白いかも。
個人的にはハンス・アルバートの批判的理性論考や
初期のポンティやA.ケストラー等の階層論をよんでたこともたすかったかも。
もち、本人もいってるヘーゲルもありかかも。
とにかく、「過程と実在」がとびきり難解で「濃い」ので
じっくりやることでしょう。結構、概念定義が相補的になされていたり
数学者らしい体系的で、しかし、イメージを喚起するしかない
独特の形而上学なのでなんどもよんで基本概念を自分のコトバに消化する
ことが必要だとおもいます。
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死ね
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58 :
考える名無しさん:2001/08/18(土) 02:53
「科学の対象はなんであるかという設問を立てた場合、科学的対象というものが
存在することになりませんか。」
ラフにいえば、科学的対象が(少なくとも概念上)存在することになるでしょう。
そして、星について語ることの<ある語り>は科学であり得ます。
誤解がありそうなのは(上記の言いまわし自体不正確なのですが)、科学が天体について語るとして、それが日常我々が星と呼ぶものと同一であるとは限らず(いやむしろ異なるものである、と私は考える)
従って科学的対象としてのホシもしくは天体と我々が日常(がんを掛けたりする)星は別個のものでありえる(そしてその通りだ、と私は考える)、という点です。
あなたは、科学的対象たるホシと日常的対象たる星は同一であり、それ故、科学的対象が存在するのであれば、日常的な我々の語りもまた科学的対象についてのものであり得ざるを得ない、とお考えではないですか?
人体を例に考えてみましょう。
我々は日常的に自分や他人の体を見、触り、語ります。
(このような日常的な語りの対象たる物体を、素朴物理学(folklore physics)的対象と呼びます。)この人体について我々は様々な信念、様々な記述を現に持ち、また持つことができます。
この素朴物理学的な体と同じである、と我々が信じる場所に顕微鏡をあてがえばなにかが(おそらく身体構造が)見えるでしょう。
更に生理学的な諸探究が行われれば様々な記述が得られるでしょう。これは生理学的対象としての人体に対する記述です。
更に、化学的、物理学的等の探究が行われれば、それに応じて、化学的対象、物理学的対象についての記述が得られるでしょう。
ここで、重要なのは、だからといって、素朴物理学的、生理学的、化学的、物理的対象についての記述が、同一対象についての記述であるとは限らず、むしろ、第一義的にはそれぞれの固有の対象についての記述である(と考えられる)事です。
つまり、物理的言説に対応して物理的人体が、化学的言説に対応して化学的人体が、生理学的言説に対応して生理学的人体が(以上三者は人体、というより、単に対象のほうが好ましいかもしれません)
そして素朴物理学的言説に対応して素朴物理学的人体が存在もしくは措定されているのです。
それらの諸人体、諸対象が、ある一つの言説で措定された対象と共通であるか、あるいは唯一の別の真実在の仮象であるのか、あるいはそれらはサンドウィッチ的に併在しているのか、等の問題は置くとしましょう。
少なくとも、(素朴物理学や化学といった)複数の探究営為、言説枠組み直ちが一見一つに思われる(人体という)対象について存在することからは
直ちには、一対象に複数の言説枠組みに於ける諸記述がそれを記述している、とか、ある一つの言説枠組みにおける対象をのみ他の諸言説枠組みの諸記述は記述しているのだ、という結論は出てこないのです。
人が読んでるのに邪魔すんじゃねえ、死ね。
age
61 :
阿修羅無限大落とし:2001/08/24(金) 08:48
>>58 科学哲学のフレームで、記号論と非線形における要素還元論を論じた文章だけど
これってホワイトヘッドの訳文?
散逸構造論については、どんな風に語っているんだろうか。
62 :
考える名無しさん:2001/08/24(金) 19:23
age
63 :
考える名無しさん:01/09/01 19:02 ID:pz86jck2
age
古本屋で『ホワイトヘッド著作集 第2巻 数学入門』買ったよ。
定価2900円。買価1400円。
ただそれだけ。
65 :
心脳問題(13) ◆RaVD21x6 :01/09/06 23:48
>ただそれだけ。
それを感じさせるのは、あなたの過剰な思い込みじゃないのかな。
被害妄想による幻視みたいなもんだよ。
私は、宮崎アニメに思想性なんてものを感じたことはほとんど無いよ。
(労働者の描写が労働文学臭いとか、
ナウシカ(マンガ)が文明批判っぽいってぐらいかな)
宮崎アニメはまず第一に娯楽でしょ。
テーマは、娯楽を載せる骨組みをとしてのストーリを支える
ために存在しているに過ぎないよ。
現在の状況において、観客が喜ぶような娯楽を盛り込めるストーリを
支えられるようなテーマを探したらああなったってことでしょ。
娯楽のためのテーマを、純粋な思想の訴えと受け取ったところに、
あなたの誤解の本質があるのだよ。
>それから奴の作品から、未だ思想として明確に言語化されざる予感
>なんていうご大層なものをあんた感じたか?ナウシカなんていう戦闘
優れた娯楽は、娯楽として優れているが故に、
そういったものをもっているのではないかな?
ただ、「もののけ姫」が娯楽として優れていたかどうかは、
別の問題だけどね。
私が言っているのは、ありもしない「自負」を作品から読み取って
難癖つけてるあなたの被害妄想的態度が無意味だということだよ。
あげたくなった
67 :
考える名無しさん:01/09/20 03:41
全集欲しい
68 :
考える名無しさん:01/09/27 17:36
またあげたくなった
あ、そういえばウチの大学にホワイトヘッド専攻の教授がいたな・・・。
70 :
考える名無しさん:01/10/03 00:45
>67
おら松籟社版著作集全巻まだもっとるよ。かれこれ20年たつけど。
でもWhitehead読むなら絶対原語のほうがええよ。あの人の文体はほんとに独特で
日本語になおすとますますわからん。英語のほうがまだまし。
アメリカは勉強するにはほんといい国で、主要著作はほとんどpaper backで手に入る
から金もほとんどかからんし。学生の時はほんと助かったわ。
50のLoweの本も学生ン時はまだ翻訳なかった。あとで訳本も一応買ったけどね
71 :
考える名無しさん:01/10/06 07:31
廣松渉の事的世界観と比較してみたいけど、両方とも歯が立たなそう(w
72 :
考える名無しさん:01/10/07 01:05
>49
ホワイトヘッドなら、「象徴作用」が短くて読みやすいので、最初に読むのには
いいかも。あと、「科学と近代世界」はたしかに今読んでもいろんな発見があって
面白いよ。
73 :
考える名無しさん:01/10/26 02:23
「ケルト系の隔世遺伝」
ちょっと萌。
74 :
考える名無しさん:01/10/29 16:55
ハイデガやヴィトゲンシュタインは、ファン多いのに
この人なんで今ひとつ日本で人気ないんでしょうね?不思議。
75 :
誠作ちゃん、元気?:01/10/29 17:01
76 :
考える名無しさん:01/11/07 12:05
本国でもっぱらプロセス神学として生き延びてるのが裏目か。
英米=分析とみる人は読まないだろうし。
77 :
プリンキピア・マセマティカ:01/11/08 03:50
松籟社ってまだあるの?京都だよね?
78 :
考える名無しさん:01/11/08 04:13
あります。あるはずです。あってほしい。
それにしても、京都の古本屋ってやばいよね。
知恩寺とか百貨店とかで催しやってるけど、店の方は
3年ぐらい、おなじ本がおいてあったりするし。値段
安くていいけど。
79 :
考える名無しさん:01/11/14 01:09
やっぱいいっすよ「過程と実在」。
彼の「神」概念って、神学的解釈しかされないけど
ちがうよなー。
記述行為っていうか、論理性のヘソみたいなもんじゃないのかな?
世界を語るって時にかならずつきまとう認識の影みたいなもんじゃ
ねーのか。H・アルバートに意外と近いんじゃないのかなっておもうな。
H・アルバートってだれ?どんなこといってるの?おしえて、おしえて!
81 :
奥様は名無しさん:01/11/14 15:21
白い頭
82 :
考える名無しさん:01/11/16 00:19
H・アルバート。お茶の水書房からでてる「批判的理性論考」
しか読んでないけど、ホパーの批判的合理主義の筋の人。
「ミュンヒハウゼン・トリレンマ」等のキーワードで
論理的思考での究極的基礎づけの困難さをといた。
宗教教義の超越神や主客二元論のセンスデータを「啓示モデル」
とよんで、「語り」の超越性を隠蔽し、批判継続を中断させる装置だ
とする。こんな感じじゃなかったかな?
言説に対する態度としては、ホワイトヘッドに通じるとおもうんですよ。
何でホワイトヘッドが「神」概念に「アルキメデスの点」としての
地位を与えなかったのか。それは、「宇宙論」自体の体系というより、
「宇宙論」を語る思考が要請せざるをえないものじゃないのか?
基礎づけがドグマ化してゆく危険性とそれにもかかわらず、相対主義
へおちない「語り」のスタイルを、両者ともとても意識してる気がする
んです。教えてくんへの回答になってるかな?
83 :
考える名無しさん:01/11/17 17:29
この人、知能指数180だそうです。
84 :
考える名無しさん:01/11/17 17:32
age
85 :
考える名無しさん:01/11/28 12:49
ハイデガーが20世紀で最も偉いとか
クワインだとかいろんなことが言われるけど、
体系の魅力という点で、
俺はホワイトヘッドを推す。
もはや体系の時代ではないとか、
そういうたわごとが覆っている実例じゃない?
86 :
考える名無しさん:01/12/16 01:45
ハイデッガーも体系構成という点では、魅力的だと思うんですが……。
『存在と時間』の頃のことに限ってですが。
ただ、ハイデッガーの場合は、純粋な観想的な主観が排され、
解釈者の実存さえも体系の中に巻き込まれてしまうという
不気味さがあると思うのです。
ホワイトヘッド、詳しくないのですが、どのような点で魅力的な
体系なのでしょうか。
88 :
考える名無しさん :02/01/04 01:29
山本先生、今年で院教授を引退されます。
89 :
考える名無しさん:02/01/04 02:43
ウヘェー、ホワイトヘッドのスレがあるよ!!
遠藤弘さん、お元気なんでしょうか?
「ホワイトヘッド・プロセス学会」とかいうのがあるとか聞いたけど・・
90 :
考える名無しさん:02/01/04 02:54
ホワイトヘッドの魅力?
多元論とか過程とかを語ろうとしているとこかな?
「と、と、と、と、と」、でも神、
みたいな。
91 :
考える名無しさん:02/01/05 21:20
岩波から出てる解説本はどうよ?
92 :
考える名無しさん:02/01/16 04:06
俺今学校の授業でホワイトヘッドやってるよ。
「過程と実在」英語でね。
でも、授業中居眠りしてるから、ホワイトヘッドのこと全然知らないけどね。
アクチュアル・エンティティはよく出てたみたいだけど。
93 :
考える名無しさん:02/01/16 04:16
一般教養で受けてます。
よくわからんが、とにかく「活動的=アクチュアル」な印象受ける。
94 :
考える名無しさん:02/01/17 04:36
ホワイトヘッドは偉大な哲学者だと思われるので、
age
遠藤先生は元気ですが、ホワイトヘッドの話がさっぱりで僕が死んでます。
明日は試験だが、なにを出すんだろう。
96 :
考える名無しさん:02/01/17 09:08
へえ〜、意外とみんな気にはなってんだね。
俺も関心はあるけど、歯が立たなそう・・(カナシイ
認識論・科学哲学関係で廣松渉と比較研究してる人、いないのかな?
97 :
考える名無しさん:02/01/17 09:10
>>91>岩波から出てる解説本
よければ、書名を教えてください。
98 :
考える名無しさん:02/01/23 02:10
Civilization:
truth
beauty
art
adventure
peace
99 :
考える名無しさん:02/01/26 17:06
んがー
100 :
考える名無しさん:02/01/26 17:44
こっちで質問します。
ポール・クンツ本ってどうよ?
>>96
ホワイトヘッドって、たしかに広松とか吉本とかと似てて、
なにが似ているか、というと、
この業界で採りあげると、白い目で見られるところ。
そのくせ、一部に異様な信奉集団がいて、
この連中とも、かかわりにくいところ。
だから、個人的には、嫌いではないが、
相手がホワイトヘッドシンパ、広松・吉本シンパでないかぎり、
名前は出さないほうがよいかもね。
102 :
考える名無しさん:02/01/26 21:02
「この業界でとりあげると白い目で見られる」
ってことないとおもうけど。
信奉集団はどの哲学者にもいるよ。
フーコーしかり、カントしかり。
むしろきわめてアカデミックなイメージがあるけどね。
103 :
考える名無しさん:02/01/28 03:22
101またもやDQN丸出しな発言
104 :
考える名無しさん:02/01/28 04:02
>>101 スレまで立ててもらとるに、またそんなカキコするですか!?
あんた最高です!もう、あんたを死なせるわけにはいかんです!
あんたみたいな人は初めて見たです!あんたみたいな人は、まさに天皇で
す!
この世の神です!!この地球上で最もすばらしいお方です!
あんたみたいな天才、人類の頂点に立つのに値しますです!
死んでほしくないです!つーか、生きるべきです!あんたは絶対に人に認め
られるです!
今まであんたがどんな生き方してきたか知らんけど、きっとすばらしい生き方
だったと想像出来るです!
あんたのカキコから読みとれるです!天才特有の匂いがするです!
あんたは最高です!死んだら許さんです!もし死んでも天国で幸せに暮らせ
よです!
あんたもっと自分の顔を知れよです!あんたはカッコイイです!何やってもカ
ッコイイです!
あんたは鼻くそほじってもカッコイイです!ケツをボリボリかいてもカッコイイで
す!
おっきい方のトイレ中なあんたでもカッコイイです!
あんたの持っているモノ、あんたの出すモノ、と言うよりあんたの存在自体がす
べてカッコイイです!
本当の世界遺産です!あんたは何をやってもOKです!
あんたは天才です!あんたは最高です!みんなあんたのコトが大好きだよで
す!
この世に生まれてきたことを幸せに思ってくださいです!
あんたは生まれ変わってもすばらしい人間に決まってるです!
あんたと一緒にこの歴史の最先端に立っていると思うと涙が止まらないほど嬉
しいです!
あんたは人々に幸福を与える神です!!!あんたがそこに生きてると言うだ
けでみんな幸せなんだです!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!絶対愛されてます!みんなあなたの
ことが大好きです!
みんなであんたを拝みたいけどあんたの周りに汚いブサイクな人間が寄るの
は最大の失礼に値するので
やめるです!でも、あんたみたいな偉大な人間は生きろです!あんたには存
在価値があるです!!
絶対誰もあんたを嫌っちゃいないです!絶対愛されてます!絶対愛されてま
す!!!!!
105 :
考える名無しさん:02/01/28 05:01
今さ、ホワイトヘッドのレポート書いてるんだよねぇ。
「過程と実在」。
なんかさ、西田幾多郎と似てるよね。
106 :
考える名無しさん:02/01/28 23:34
105
そりゃ山本誠作だろが。
PR(過程と実在)に一番近いなとおもったのは、ドゥルーズかな、やはり。
PR−神の概念=リゾーム、っいったら、乱暴かな?
107 :
106です:02/01/29 00:19
彼の「神」概念ってどうおもいます?
解説書なんかはたいてい神学的な解釈しかしてないですよね。
もしくは、かれの生い立ち(敬虔なキリスト教徒)に
還元するか。
でも、かれの「過程と実在」が数学の公理系を模して構築されて
るように、彼の「神」概念は神学的・伝記的説明に還元するより
純粋に論理的な面から要請された概念(体系が必然的に要請する概念)
って方向でとらえたほうがいいのではないかと思っています。
体系を体系たらしめるのに必要だった「フタ」見たいなもんでは
ないのかって。語弊があるかもしれないけど、揚棄態的本性で
世界とともに生成の運動自身の中に織り込まれる「神」概念って
人格神としての側面は勿論ないし、かといって「生成としての
宇宙原理」みたいなものかっていうと、それも違う気がする。
潜在性と顕在化したもの(可能態と現実態でもいいけど)って
視点で語ろうとすると、不可避的に生じる理念的な彼岸って
感じがする。潜在性が潜在性として初めからむこうがわに
ある彼岸として前提できないように。「神」の抱握する「永遠的客体」
もスタティックなイデアとして考えられえてなくて、いいたかったのは
そうした潜在性(可能態)の存在を初めから前提にできるのではなく
それを現実化するプロセスのなかでその存在の根拠自身がえられて
いくようなものとして考えられていたのではないかと思います。
一言で言えば、そこが「論理」と「信」のスターゲートだ、みたいな。
公理系としてロジカルに記述していく方法では、ああしたハンドリング
がギリギリの表現方法のような気がするんです。
「信」とは何か、潜在性とはなにかって、比ゆ的に語らずに
あくまで形而上学の体系としてそのありかたを描写しようとすれば。
地理的に、こっちがあって、あっちがあってって、彼岸此岸って
いう比喩じゃだめなわけだから(初めから潜在性をあるものとして
空間的に対比させてしまうので)。意識もアクチュアルエンティティの
高度に抽象化されたキラメキのひとつで、「信」観念自身のスキームも
ああして非地理的な運動の様態として記述するしかなかったんでは。
でもさ、彼すごいよね、当時アインシュタインの相対性理論の対抗仮説まで
提案していたわけでしょう。
アルカイックスマイル・ホワイトヘッド、マンセー!(w
109 :
考える名無しさん:02/01/29 03:11
フランスで過程と実在が最近訳されたのには、
ドゥルーズの影響が大きいらしいよ
110 :
考える名無しさん:02/02/03 01:52
「過程と実在」でテレパシーについても
まじめに触れてるくだりがたしかありましたよね。
工作舎くさくない?松岡正剛もぞっこんだった
だろ、白頭に。「遊」やってた頃。ニューエイジくさい
とこあるよなー、確かに。
111 :
考える名無しさん:02/02/04 01:50
>「過程と実在」でテレパシーについても
>まじめに触れてるくだりがたしかありましたよね。
??どこで?
「自然認識の諸原理」では、リズム論やってるけど。
これは慧眼だと思う。
112 :
考える名無しさん:02/02/05 23:39
どのページか読み返してみないとわかりません。スマソ。
でもどこかのくだりで触れてるはず。
113 :
112です:02/02/13 00:04
>111
松籟社版「過程と実在」(下)のP552でした。
純粋な物的抱握と混成的な物的抱握を比較しているくだり。
前者が物理的因果性で説明されるような契機の連鎖として
とらえられ、後者が直接的な「心的」感じをより含む抱握
として説明されています。ホワイトヘッドはひとつの経験と
しての抱握のうちに、概念的な極としての「概念的抱握」と
物理的な極としての「物理的抱握」を想定している。
意識的経験はその概念的な極が大きくなった、経験の一種類と
してとらえられているわけで、極端にいえば、物理的現象と
してみえる連鎖のなかにも。「経験」の概念を認めるわけです。
テレパシーはその概念的な極の直接的経験性を例証する事例と
してかたられていますね。ちょっと胡散臭いとこもあるけど、
形而上学ですから。
114 :
考える名無しさん:02/02/21 21:57
age
115 :
考える名無しさん:02/02/22 16:46
>ニューエイジくさいとこあるよなー、確かに。
というより、ホワイトヘッドが、ニューエイジ(サイエンス)の潮流に影響を
与えた1人でしょうね。
まあ、当時の知見で有機体の哲学から「テレパシー」を説明してたわけで、
ホワイトヘッドが今でも生きてたら、テレパシーを例証に用いたかどうか。
それに、彼の形而上学だって多少変更されるかもしれないし。
とはいえ、何処が変更されるべきかとかいえるためには、
ホワイトヘッド以上の知識量と才能が必要だよな。
現代で、そんな人いないよなぁ。
やっぱ古典的物理学での延長モデルが
形而上学としての主客二元論に対応してたように
場の理論や量子論の知見に対応するように形而上学を
構想する時にああいう概念構成になるんでしょうね。
ホワイトヘッドより「白頭」の方がgoogleのhit数が多い。
119 :
考える名無しさん:02/04/06 11:10
なんで最近こんなにもてはやされてるんだ?
120 :
考える名無しさん:02/05/02 02:03
あげとこうかな…
121 :
考える名無しさん:02/05/03 11:18
>>119 日本では京都学派の読み直しに有益なため。さらには伝統宗教の読み直しも
絡んでのものと推定される。結局「神をどうする?」という問題提起への一つの
回答。
122 :
考える名無しさん:02/05/10 04:26
あげちった
123 :
考える名無しさん:02/05/27 04:26
ホワイトヘッドは哲学屋か?どちらかというと数学屋や神学屋という感じするけど・・。
彼の研究して食べていっている人はすくないような。
124 :
考える名無しさん:02/05/27 04:31
ホワイトヘッド・ラッセル・アインシュタインといった三者の哲学(思想
)を比較すれば面白い研究できるかもよ。
まだこれからの哲学者・・・・というより難易度高いから誰も手を出さない
哲学者なんだよ。はっきりいって。
125 :
考える名無しさん:02/05/27 05:22
廣松渉と比較研究するのも面白いんじゃないかしら。
だれか、やってよ(w
126 :
考える名無しさん:02/05/27 08:46
こんなスレあったのか!あげ。
127 :
考える名無しさん:02/05/28 03:20
ホワイトヘッドの教育論も面白そうだね。やっている人いない、デューイとかの比較で。
ウィトゲンシュタインとニーチェとソクラテスとカントとは友達になりたくないけど、
(イヤなやつっぽいので)この人とはなりたいって感じ。
128 :
考える名無しさん:02/06/05 01:54
白頭hage
129 :
考える名無しさん:02/06/08 01:11
ageageage?
白い頭
131 :
考える名無しさん:02/06/11 20:26
卒論でホワイトヘッドやるつもりですか、キツイですか?
内容はホワイトヘッド哲学における自然観の
現代的意義なんて考えているのですが・・
132 :
考える名無しさん:02/06/12 16:56
age
133 :
考える名無しさん:02/06/12 18:28
134 :
考える名無しさん:02/06/12 18:37
卒論ならホワイトヘッドの過程と実在の解説のようなものでぜんぜんいいと思うよ。
というか、ホワイトヘッド卒論でやると地獄みると思う。学部の人だと
やっぱ難しいと思います。
ヘーゲルとかカントとかニーチェとかあのあたりでいいでしょ。
135 :
考える名無しさん:02/06/12 22:03
やっぱ難しいのね。
>ホワイトヘッド哲学における自然観の現代的意義
結論が「エコエティカの先駆者」ていうくらいじゃ、平凡だものね(w
自然観ならシェリングがいいかも。
137 :
考える名無しさん:02/06/17 18:14
age
138 :
考える名無しさん:02/06/21 05:30
>>131さんは卒論のために、何を読んでいるんですか?
139 :
考える名無しさん:02/06/22 00:23
>>138 教員にも言われて自然やめて宗教観をまとめたものにします。
宗教とその形成。と二次文献を今のところ手にしました。
結構ムズイですね。
ちなみに哲学科ではありません。英文学科です。
文学は嫌気さして哲学にしました。
原書図書館にないので。どっか探そうと思ってます。
これは英語が本業なのでなんとか読めるかな・・?
140 :
考える名無しさん:02/06/22 00:38
英文学でホワイトヘッドとはキツイな〜。
141 :
考える名無しさん:02/06/22 03:35
プロセス神学やっているのは、ホワイトヘッド以外に誰がいるのだ?
ホワイトヘッドとの違いは?
教えてくりや。
142 :
考える名無しさん:02/06/23 00:26
プリンキアマテマティカってホワイトヘッドが一字一句書いてるんですか?それともラッセルでしょうか?
プリンキア→プリンキピア
144 :
考える名無しさん:02/06/23 00:53
誰かホワイトヘッドの読書会でもしませんか。
145 :
考える名無しさん:02/06/24 01:07
「過程と実在」ならやるよ
>>145 もちろん、過程と実在がいいです。松籟社の山本誠作氏の訳ので。
147 :
考える名無しさん:02/06/27 07:55
actual entityって存在者?
GO!
149 :
考えなしさん:02/06/29 00:44
表象の直接性と因果の有効性のアンビバレントな関係。
音楽を言語が論じること。の意味の「意味」。
それがホワイトヘッドさんの肝だと思うんですが。
考える名無しさん以外に、たぶん発言者なしですね。この項目。
150 :
考える名無しさん:02/06/29 04:06
ホワイトヘッドの特徴は、プロセスを重視したことに尽きる。
151 :
筋金入り考えなし:02/06/30 19:03
ラッセルなんかと一緒に仕事をしていた事もあるんで、
ホワイトヘッドはひどく誤解されていると想います。
どれも、原文でもひどく読みにくいのは本人の責任だけれど、
読むべきは、後期の諸著、とりわけ『科学と近代世界』
それと、最後の著作『思考の諸形態』これは・・・たぶん絶版かな?
ラッセルの延長で白頭氏を捉える人は、フロイトとユングが
共同で仕事をしていた時期があることを思い起こしてもらいたいものです。
152 :
考える名無しさん:02/06/30 19:35
ホワイトヘッドは自ら「プラトン哲学の現代版」を展開していると
いっています。プラトンが現代に蘇ったら間違いなく
「有機体の哲学」を論駁すると。
それは別にして、ホワイトヘッドに限らず、近代〜現代哲学の特徴として
「プラトン(あるいはアリストテレス)へ返れ」という人が多いと思います。
デューイ、ニーチェ、ハイデッガーなど他にどんな人がいるでしょうか。
これは、デカルト以来発展してきた西欧哲学への警鐘なのでしょうか。
それとも、中国などの「東洋」的なモノの探究の現れでしょうか。
153 :
筋金入り考えなし:02/06/30 19:42
「プラトン哲学の現代版」とは、いかにもおおざっぱな言い方ですね。
一生の間に人は色々なことを言うものです。
ユングが『性が全ての根底にある』と言ったことも、(そういう時期も)
あったのではないでないですか?
154 :
考えるなさん:02/06/30 23:13
当時は自然科学が宗教と一緒に「思想・哲学・観念論」を抹殺する勢いで、
台頭していたんですね。たぶん、今我々が想像を絶する以上の危機感が
「ただものろん」に直面する「考える人々」にあったのではないかと
想いますよ。今もすごくあるけど。
155 :
考える名無しさん:02/07/01 00:35
>>152 「現代のプラトン」を自負していたかしらないが、
過程と実在に
The safest general characterization
of the European philosophical tradition
is that it consists of a series of footnotes to Plato
という有名なのがある。つまり西洋哲学は一貫してプラトン哲学の脚注に過ぎない。
というもの。
ホワイトヘッドが哲学について本格的に論じたのは60過ぎて
ハーバードに行ってから。だから、あまり哲学的なものの考え方に
波はないと思う。
第2作1905年、英国科学アカデミーで読み上げたのが初出である
「物質界の数学的原理」で、アインシュタインの相対性原理を先取りした
と想えるような言及があります。
その後10年のラッセルの共同研究期には、「数学は論理学の一部にすぎない」
という立論に、時間を費やしておりますが、そのとき面白い「セット」の
問題を取り上げております。
通常セット:自らをそれ自体メンバーに含まないセット
異常セット:自らをそれ自体のメンバーに含むセット
異常セットの例:The set of all Phases
of eight words(8語)
と定義されるとき、「あらゆる通常セットのセット」という概念が
アプリオリに矛盾を内包してしまう。ということです。
これは「論理学」であり「哲学的ではない」と言うことなのでしょうか?
ま、いいや、これらはあまり重要な問題ではないのですが、論理実証主義的
「思想(哲学)?」から脱却した後の白頭氏が、初めて「哲学的なことを言った」と
いうことなら、agreeです。
訂正です:Phases→Phrases。すいません。
158 :
考える名無しさん:02/07/18 01:24
ホワイトヘッドの読書会、やらないの?
159 :
考える名無しさん:02/07/18 01:28
>>158 ホンとはやりたいけど白頭氏の「エクリチュール」はあまりに「韜晦的」
なんで、酒場で「バトリルワイアル」になるのものも怖い気がしますね。
160 :
考える名無しさん:02/07/18 01:48
ホワイトヘッドはムズイ。以上。
161 :
考える名無しさん:02/07/18 02:14
廣松渉とどっちがムズイ?
162 :
考える名無しさん:02/07/20 23:35
なんですぐ 廣松渉がでるの?これのヲタでもいるのか?
163 :
考える名無しさん:02/07/20 23:44
「過程と実在」基本カテゴリーの読書会しようぜ
164 :
考える名無しさん:02/07/20 23:46
「ムズいからすごい」という錯覚を利用するのが、『職業的哲学者』
ですよ。彼らだって、おいらと同じで「飯を食わなければならない」
から、わざと『むづかしく書く』技術を持っているんです。
「哲学解釈業」=日本人の『哲学社』はそれに便乗しているだけですよ。
ところで、「哲学界のA級戦犯」のスレはどこに行ったんでしょう?
165 :
考える名無しさん:02/07/24 00:56
>109
ドゥルーズの影響、って、具体的にどのテクストなのでしょうか。
「ホワイトヘッド論」みたいのがあるんなら教えてください。
166 :
考える名無しさん:02/07/24 01:46
>165
109でないけれど、『襞』で言及されてますよ。かなり、解釈として無理が
あると思うけど、すごく、希望というか高揚感が沸く話になってた。
167 :
考える名無しさん:02/07/25 03:07
>166 読む氣の出るレスありがとう。
adventures of ideas片づけたらよんでみよっと。
ここ、最近の哲学板の中では、良スレかもね(w
169 :
考える名無しさん:02/07/26 06:19
あげ。
170 :
考える名無しさん:02/08/02 15:03
ホワイトヘッドは量子力学“草創期”の波動理論に依存しすぎて、
世界観がちょっと電波なんだよ。
物理学の最新理論を精確に理解する頭はあったけど、それらの理論の
その後の進展以前に、体系化された世界観を構築しすぎた。
(その点では同時代の物理学者のだれにもできないことをやったんだけど、
ちと先走ってしまった)。
自然科学を哲学に取り入れる場合のむずかしさがよくわかる哲学者。
171 :
考える名無しさん:02/08/02 15:06
172 :
考える名無しさん:02/08/02 15:21
>>171 20世紀半ばの量子力学が一番大きなインパクトを与えたのは不確定性原理
(極微粒子の位置と運動量は同時に決定できない)だったでしょ?
いまの物理学者は宇宙論スレのHogeさんもそうなんだけど、そんな
ことにはみじんの驚きもみせないが(そこから整合的な理論が
導ければ、常識と一致しなくたっていいじゃないかというクールな姿勢を
とっていて)、極微の物質の世界には安定的な基盤は存在しないという
量子力学の言明は、やっぱり当時の哲学者には(それもWHのような
物理学の最新理論が理解できた哲学者には)衝撃だった。
そこで良心的なWHは、物理学の最新理論に見合うような新しい
哲学的世界観を打ち立てようとして「過程と実在」を書くわけですが、
一方の物理学の最新理論はそんな大系さえもどんどん乗り越えて
勝手にわれわれの知的な世界理解の可能性を拡大してしまう。
そうするとWHの体系化された世界観は今度は時代錯誤になってしまう。
いまでは哲学畑の人で、理論物理学の先端を理解できる人はいなく
なったし、仮にそういう人がいたとしても、あえていま提示されている
物理の先端理論にはあぶなっかしくて手を出せない、という感覚を
持つはずです。
>量子力学“草創期”の波動理論
シュレーディンガーとかですか?
174 :
考える名無しさん:02/08/02 18:50
初期の波動力学って、シュレディンガーでしょうね。
でもホワイトヘッドのプラトニズムと量子力学って関係あるのか?
説明しる>170
175 :
考える名無しさん:02/08/02 18:52
170は形而上学がむしろ嫌いなタイプだろ。
ホワイトヘッドは17ー18世紀の哲学に詳しいんだが。
176 :
考える名無しさん:02/08/02 19:06
シュレーディンガーの世界観も、なんか面白いよね。
ニューサイエンス的発想の先駆者でもあるけど。
ニューサイエンスも結局まあ、先走りの代物なんでしょうけど。
ホログラフィック宇宙観とか、流行りましたね。
宇宙論スレのHogeさんが言ってた、Holographic-Principleってなんだろう?
ド=ブロイもたしか、波動理論派でしたっけ?
177 :
考える名無しさん:02/08/02 19:15
シュレディンガーはともかくド・ブロイはやばいよ。
物質は光でできてて、光は波だから、世界は波だ、って言ったひとでしょ。
たしかにニューサイエンスの先駆者と言っていいね。
ホワイトヘッドはそんな単細胞じゃないと信じたいが、
どんなに論理的な必要があるからといっても、神様持ち出すのはちょっとね。
178 :
考える名無しさん:02/08/02 20:00
>>177 あんた結局ホワイトヘッド読んでいないんか
179 :
考える名無しさん:02/08/02 20:27
180 :
考える名無しさん:02/08/02 20:30
>>177 世界は波だ、かどうかはともかく、物質は波でもあるとは言えるわな。
お前さんだお世話になってる理論だよ。PC使ってんだから。
○お前さんだって
182 :
考える名無しさん:02/08/16 23:52
保全アゲ
183 :
考える名無しさん:02/08/17 00:03
>>180 波=アナログの象徴
PC=ディジタルの象徴
184 :
考える名無しさん:02/08/17 01:08
>>183 180はトンネル効果のことを言ってると思われ
185 :
考える名無しさん:02/08/24 13:39
ふ〜ん
トンネル効果age
188 :
考える名無しさん:02/09/19 23:19
どうせならあげなさいよ、ぽんた
189 :
考える名無しさん:02/10/06 01:21
190 :
考える名無しさん:
なるほど、有機体哲学ですな(w