マイケル ポランニーについて。

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1一日一禅。
 良かったら、語ってください。
2一日一人:2001/07/13(金) 09:24
マイケル・ジャクソン
3考える名無しさん:2001/07/14(土) 21:56
いい奴だよな
4一日一人 :2001/07/15(日) 00:16
マイケル・ジョンソン
5考える名無しさん:2001/07/15(日) 00:34
6考える名無しさん:2001/07/15(日) 02:18
カールの弟
7四角い売人のトム(イギリス人):2001/07/15(日) 02:26
ブダペシュトのカフェニューヨークに入り浸ってたらしい。
ところで、カフェニューヨークって、何でそういう名前がついたの?
ハンガリー人にはニュー欲に憧れてる人が多いの?
8一日一人:2001/07/15(日) 21:00
マジック・ジョンソン
9考える名無しさん:2001/07/16(月) 07:41
「暗黙知」っていったい何よ?
「身分け構造」のことか?
それとも「言分け構造」のこと?
10考える名無しさん:2001/07/16(月) 07:43
蜜蜂も差異(厳密には差異化)によって対象の識別学習をするらしい
11一日一人:2001/07/16(月) 17:32
ベン・ジョンソン
12一日一禅。:2001/07/17(火) 16:50
マイケル ポランニーについて。
・ハンガリー出身の科学者・哲学者。
・ブダペスト大で、医学・化学の博士号を取得。
・軍医を経験。
・マンチェスター大で物理化学を研究。
・吸着、結晶転移、化学反応速度論などの成果は、
ノーベル賞に値すると言われる。
・マンチェスター大社会科学部門に移る。
・暗黙知の説を確立。

凄そうだね。
天才か?
13一日一人 :2001/07/17(火) 20:42
ジョンソン&ジョンソン
14考える名無しさん:2001/07/18(水) 02:31
>>12
なぜこの人、理工系から人文系に移ったのだろうか?
物理化学で大きな功績を残しているにもかかわらず。
15考える名無しさん:2001/07/18(水) 09:02
>>14
理系文系は関係無いんじゃない?
天才には。
16歩欄二位:2001/07/18(水) 13:05
http://ton.2ch.net/test/read.cgi?bbs=geo&key=994577661&ls=50
こちらも参照(にならないか(笑))。
17歩欄二位:2001/07/18(水) 13:15
マイケル・ポランニーの哲学「転向」は、社会主義国ハンガリーにおける共産党支配と関係があるのだ。
18一日一禅。:2001/07/19(木) 00:45
 歩欄二位さん、そのスレは何板からでしょうか?
19考える名無しさん:2001/07/19(木) 02:38
>>17
もっと詳しく解説きぼーん
20歩欄二位:2001/07/19(木) 10:03
>>18
地理・人類学板からです。
21一日一禅。:2001/07/19(木) 23:58
 歩欄二位さん、レスありがとうございます。
経済「人類学」ですね。
22一日一禅。:2001/07/20(金) 00:09
 カール ポランニーについて。
・マイケルの実兄。
・ハンガリー生。
・経済人類学者。
・経済ジャーナリスト。
・「大転換」「人間の経済」
・栗本慎一郎氏が彼の経済人類学に影響を受ける。
23歩欄二位:2001/07/20(金) 00:58
その通りです。
栗本氏は1980年代中盤に多くの著作でポランニー兄弟を紹介してました。
24一日一禅。:2001/07/22(日) 23:50
 盛り上がりませんね。
25考える名無しさん:2001/07/23(月) 00:25
柄谷って、なんであんなに服装がいつも同じなの。
中上の死について語ってたNHK番組のかれは
髪はぼさぼさ、よれよれジャケット着てたよ。
なんか哀れだった。柄谷を知る人にはそれが魅力なのか。
26歩欄二位:2001/07/23(月) 14:17
>>24
そうですね。所詮趣味の話ですから(汗)。
27一日一禅。:2001/07/23(月) 22:38
 歩欄二位さん、つまり、趣味でポランニー勉強している
人って、少ないと言う事ですか。
 マイナーなんすかね。
俺は去年(大学3年の頃)初めて知ったのですが。

 >>25さんのは、書き込みミス?
28考える名無しさん:2001/07/23(月) 23:17
>>26 いや、そんなこと言わず、「暗黙知の次元」を御教示くだせえ、師匠!
29わかりません:2001/07/24(火) 02:43
私が学生のころは、栗本さんが勉強会みたいの作ってて、みんなそこで勉強しました。
私も通ってたんですが、下手なこというと怒られちゃったりして、きびしかったです。
以前の科学哲学の学会なんかでは、メタくそだった時期があって、ほとんど評価されて
ないんじゃないでしょうか、学界的には。今後評価が高まる余地も少ないでしょう。
ただ、彼が哲学をやったのはハンガリー動乱がきっかけとかいうのじゃなくて、
もう少し内在的ですね。ただ科学のミノタウロスについてはかなり頭に来てたと
いうのは否定できないですし、暗黙知の次元でもそう書いてますが、直接の弟子筋
の人が言うには、言語学者が化学やってるようだったという証言もありますから、
きっといずれはやりたかった課題だったんだと思います。それでマンチェスターに
行ったと考えてます。詳しくは「創発の暗黙知」をどうぞ。
話は変わりますが、TACIT DIMENSIONって直訳すると「暗黙の次元」
であって、知はつかないですよね。何でこんなタイトルにしたんだろうね。
30歩欄二位:2001/07/25(水) 11:42
>>29
そうだったのですか。
私の場合、80年代後半に栗本の著作を通じてポランニー兄弟を知りました。(今はもうほとんど彼等の本を開くことがないので、内容の大半を忘れているか、曖昧な記憶になっています(汗)。)
当時、栗本のものも相当数目を通しましたが、彼が経済人類学に移った(もともとはイギリスの石炭産業史か何かの経済史家だった)のは、当時の「主流」だった経済史研究におけるマルクス主義への抵抗という動機が内在しているだろうと思っています。
ただ、経済人類学の学界レベルでも、彼は余り評価されていない感じですね。もったいない。
従来の経済史研究なぞよりも、よっぽど知的刺激に満ちていたと思うのですが、今では「トンデモ本」の類に混ぜられているのかな。

ところで、
>TACIT DIMENSION
これは「阿吽の次元」とでもするほうが、日本人には分かり易い(かな?)ですね。
31考える名無しさん:2001/07/25(水) 16:19
>>20
ついでに言っとくと、若き(つっても高校生ぐらいだったような)日の
P.F.ドラッガーを見いだしたのは彼だそうな

栗本によれば、当時ヘタレだったヒットラーの台頭を予言したとか…
32考える名無しさん:2001/07/25(水) 16:24
31です。
>>22の間違いでした
でカールのお話です
33歩欄二位:2001/07/25(水) 19:47
>>32
だから、ドラッカーは実は経済人類学者だ、ということを、栗本は昔言ってましたね。
34わかりません:2001/07/25(水) 22:24
カールポランニーがピータードラッカーって面白い若手がいるから
いっぺんなんか書かせてみようとかいって、それがデビュー作だったんでは
ないでしょうか。ピーターが20代のころだったと思います。
ちなみに、カールは、比較体制論をこのころやってて、まだ弱小政党だった
ナチスとかいうのの党首であるヒットラーがヨーロッパを揺るがすといって、
回りから馬鹿にされてたということです。
予言は的中しましたね。カンの鋭い人だったのでしょう。
35わかりません:2001/07/25(水) 23:09
かぶっちゃいましたね。
思い出しましたが、マイケルの「知と存在」を訳していたのは、同志社大学
のグループで、かなり評判の悪い訳でしたが、重要な論文集ではあります。
それとなんといっても明治大学では、「個人的知識」を訳した長尾史郎と、
中村雄二郎と、法哲学の土屋恵一郎と栗本がいましたし、東大系では伊東
俊太郎が日本で最初にマイケルを紹介してますし、それなりの歴史はある
んですね。
私も大学にいたころ、いろんな人に聞いてみたんですが、70年代から
ぽつぽつ読む人が出てきて、80年代をピークに、主な著作の翻訳が出
たという感じですね。愛読書とか推薦図書として暗黙知の次元を上げる
人もいるにはいるんですが、これ売れつづけてるみたいで、たいていの
大きな書店で見つけることが出来ます。
お奨めの論文としては、「生命の非還元的な構造」1968年がいいんじゃな
いでしょうか。
36歩欄二位:2001/07/25(水) 23:58
>>35
>「生命の非還元的な構造」1968年

これって、今風にいえば、なんとなく複雑系やカオスを連想させるタイトルですよね。
昔だと、ケストラーのホロンってことと同じになるのでしょうけど。
37考える名無しさん:2001/07/26(木) 17:11
38考える名無しさん:2001/07/27(金) 02:01
生命の量子論ってその後どうなったの?
39歩欄二位:2001/07/27(金) 12:41
マイケル・ポランニーが主張していた暗黙知的なものというのは、人間の認知の問題を扱っていたわけで、物事の真か偽か問われたとき、それは政治的に決定することなどは到底出来ない。
では、圧制のある社会で真理の追究作業は不可能かということになると、そんなことはないと。
そこには人間の認知能力があるはずだと。

このような主張というのは、言語学におけるいわゆる反チョムスキー派というか、認知言語学の主張の流れと酷似しているように思っていたのですが、どうなんだろう?
全くの誤解ですかね?

当時は、ニューアカデミズム流行りで、「要素還元主義への批判」みたいな面ばかりが注目されていた気がするけど、マイケル自身は(栗慎も含めて)要素還元など否定はしてないはずだし。
40わかりません:2001/07/28(土) 03:00
ケストラーはハンガリーのポランニー家の長女がやってた私立幼稚園で園児
だったらしく、写真が残ってますね。
>39
暗黙という言葉に対立するのは陽表ですが、いわゆる客観的知に先立って
暗黙的知があり、純粋に客観的知識はありえないと主張します。
例えば、「自転車の乗り方」という教則本があったとしますね。多分ここにかかれている
事柄は、自転車にまたいで、サドルに腰掛けてハンドルを握り、ペダルを踏んでバラン
スをとりながら前にすすむと書いてあると思います。これは事実正しい記述ですし、
極めて客観的に誰でもが認める事実であると思います。
しかし、自転車の乗り方をまったく知らない人がこの記述を暗記したところで、
次から自転車に乗れるというわけではないように、それがどういうものかを身を
もって実際に知らなければならないわけですよね。実際ポランニーも自転車の例
を出しています(暗黙的推理の論理)。
身をもって体験するとか、実際に身体で覚えるという言葉を日常的に使いますが、
何の事はない、暗黙知というのは、そういう日常的で実践的な認識を言っている
のであって、暗黙知といきなり言っちゃうからわからないんで、陽表知には暗黙
の次元があるんだといった方がわかるんじゃないでしょうか。
つまりTacit Dimensionがあるんだということだと思います。
41考える名無しさん:2001/07/28(土) 08:24
今更ウザイsage
42一日一禅。:2001/08/01(水) 17:25
 俺は勉強不足です。
43考える名無しさん:2001/08/01(水) 21:12
やな思い出で出も?
44わかりません
ちょっと発見したのですが、ナレッジマネージメントという分野があって、
ここで暗黙知やらなんやらというタームが使われているらしいのです。
たしかにシステム論とポランニーの思想は親和性が高いですし、ここに
ベルタランフィなんかがからんでくるともろシステム論になるわけですから、
実はポランニーの思想とITは親和性がすごく高いということを最近認識
しました。間接的にポランニーの思想は受け入れられているんですね。