ニーチェ 十二

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952SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2008/05/21(水) 22:57:58 0
強さ特有の憔悴というものがある。

高度に発達した器官ほどほんのわずかの休止期間で深く眠り込んでしまう。
その一時的な機能不全はフル活動時に比べて非常に極端なのが通例である。

例えば、歌手の発声器官はほんの数日活動を停止しただけで閉じてしまう。
そしてもし活動を再開する際の丁寧なウォーミングアップを怠りいきなり全霊
をもって歌い出すならば、脳裏に染み付いている発声の感覚に発声するために
必要な筋肉等の協調がついて行かずバーストを引き起こし、最悪の場合器官そ
のものが完全に破壊されかねない。単に月並みな発声器官であれば自分自身を
粉砕してしまうだけの気力を最初から持ち合わせてはいないが故に、これほど
極端な危険に常時さらされるということは滅多にないのである。

つまり身体における何がしかの強い権力量を獲得すればするほど途中で立ち
止まることが原則的に禁止されてしまい、そしてやむを得ぬ休眠後の措置と
して非常にデリケートな微行を厳しく要求されるのである。
953考える名無しさん:2008/05/21(水) 23:26:03 O
>>951
東京に落とさなかったことで、アメリカは、
日本の指導層にとってはきっと、
命を助けてくれた恩人ってことにもなったんだろうな。
954考える名無しさん:2008/05/22(木) 06:47:57 0
ここはニーチェスレ
955考える名無しさん:2008/05/22(木) 10:05:37 0
ニーチェの思想をお手本にして、真剣に日本のことを考えると
人によっては日本の歴史の流れに目を向けたくなる。というか、そうなるのが
当然のように思える。いくら、ニーチェを学んだところで、当時のドイツと
現状の日本の土壌は雲泥の差だからだ。
そうやって現実をみるのを回避しているニーチェ読者も無数にいて、
《永劫回帰》やら《超人》やらを概念的に捉えて、概念的に論じて
「哲学している」と思いこんでいる。それじゃ、なんの生産もない。
真剣に生きる上での思想と、思想を論じる遊戯とは別なんだよ。
お遊戯は、お遊戯してればよい。
どこで日本人が劣化しはじめたかを考えると、民族的に文化発展が遅く、
他の民族から摂取して文化を発展せざるをえなかったために、昔から劣等意識がある
んじゃないかとか、ドイツの文化を猿真似して、戦争に負けて
アメリカのお膝元で先進諸国などと誇っているようだとか、そういうところにも関心が行くものだと思うが。
それが、《国家主義》に通じるとか、そういう問題に発達しがちだが、そういう意見が出るとしたら、
まさに世論の毒に染まった俗物にすぎない。
956考える名無しさん:2008/05/22(木) 10:15:21 0
幸いなことに、文化の摂取に長けているわりに、文化の本質の同化は皆無の
ような日本人が恥ずかしくなる。
ニーチェには必死に目を向けるくせに、なぜに日本の歴史や小説家の類にも
関心がいかないのかが不思議だ。
葛飾北斎という偉大な画家まで輩出したのに、今じゃ、なんでも受信たけて、
発信は何一つない。思想にしろ、小説にしろ、映画にしろ、音楽にしろ、
皆借り物だ。借り物のまた借り物だ。
そういう憤りを感じるとニーチェを概念的に摂取し続けるのは、むしろ有毒だろう。
右翼との接点などないし、軍事的な無差別な戦争などむしろ嘔吐の嘔吐で嫌悪していた
ニーチェが、《戦争》を肯定しただけで、色んな日本の馬鹿世論と結びついたりしている。
(ニーチェの《戦争》の言葉に潜む意味はもっと別でもっと深い。)
日本に思想家もどきはうまれても、思想家が生まれなかった理由はここだろう。
957考える名無しさん:2008/05/22(木) 10:25:01 0
アメリカは世界で一番原爆を恐れているだろう。
958(酔)短パン:2008/05/22(木) 10:41:40 0
饒舌に、世界の展開を言うのかよ?
・・・ふぅ。まったくさ。。。

も少し聞きたいな?
アンタ達の、その、子守唄でも・・・
959考える名無しさん:2008/05/22(木) 19:38:38 0
いや、日本にこそ世界最高の思想・哲学があるわけだが・・・。
960考える名無しさん:2008/05/22(木) 22:16:32 0
>>956
幹爺みたいなこと言うね。
961考える名無しさん:2008/05/22(木) 22:36:40 0
>>950
そのアメリカのおかげで一時期は世界の経済大国2位ぐらいの地位を得ることができたのと
あとは、内心アメリカの文化や優雅なアメリカ人の姿が羨ましく思ってたのだろう。
962考える名無しさん:2008/05/22(木) 23:09:11 O
>>953

かなり打算的な行為だったようだな。
原爆が投下された時期にはすでにドイツは降伏していたし、アメリカは余裕だったろうし。
ドイツ降伏以後はだから今何をするべきかというよりは、これからどうするべきなのかという計画に基づいて行動していたに違いない。
1945年の7月、すなわち原爆投下日時のたった1ヶ月程前、史上初の原爆実験が成功をおさめた。
1ヶ月後、アメリカは出来立てほやほやのその兵器、将来間違いなく切り札となるであろうその頼り甲斐のある兵器を日本に二発投下した。
これは太平洋戦争の終結を早め犠牲者を
減らすことができたという。
そうかもしれない。
だが実際に投下する必要があったのだろうか。
警告すれば済む話ではなかったのだろうかと思う。
日本に警告したのだろうかと。
そうでないとすれば原爆投下はアメリカの将来のための核開発の一貫だった、
核実験だったのではないかと疑われても仕方ないだろう。
963考える名無しさん:2008/05/22(木) 23:24:10 O
>>962

大体一発で十分だったはずだしな。
二発目が投下されるまで3日くらいしかなかったろう。
それで日本の指導部が被害状況を調査し、吟味し、判断を下すのに十分な時間を与えたといえるのだろうか。
しかも一発目と二発目はタイプの異なる原爆だったようだ。
一発目がリトルボーイ、二発目がファットマンというあだ名が示唆しているように、外見からして型が異なっていた。
964考える名無しさん:2008/05/22(木) 23:32:25 O
もしも原爆投下が核実験だったとすれば、
アメリカに較べればナチスも可愛いくみえるとまではいえないにしても、
ナチスと同様のことをやってのけてくれたのだとはいえるだろう。
965考える名無しさん:2008/05/23(金) 03:16:20 O
なんにせよ核開発は内なる自然の力を制御、利用して、急ピッチで進められたのだろう。
ナチスに追われ亡命したユダヤ人科学者が開発の中心になっていたのだから。
これは芸術と似ている。
ニーチェが説くのも、そのような本能と理性の統合のようなものではないのだろうか。
もしニーチェが「本能の赴くままに」を勧めているとすれば、彼はザロメを襲ったはずではないだろうが、
そんなことはしなかったわけだ。
(やりてルソーはそのような事をしたのかもしれない)
かといって合理的であるばかりで血の通っていない物は気にいらないわけだし、
パスカルや、なにかユダヤ人的な理性と信仰の結合も気にいらないと。
966考える名無しさん:2008/05/23(金) 03:20:30 O
>彼はザロメを襲ったはずではないだろうが、

「ではない」ではない。
967考える名無しさん:2008/05/23(金) 03:40:05 O
戦後は本能と理性が協力していないどころか斥けあっている感があるな。
これは信仰と同様の状態だと思われる。
すなわち理性が本能の邪魔をし、本能が理性の邪魔をしている状態だ。
また互いに弱めあっている状態といえるのかもしれない。
968考える名無しさん:2008/05/23(金) 06:41:20 0
原爆投下した後にやっとこことの重大さに気づいたアメリカ君は、
現在はもっとも外国からの原爆投下を恐れている核保有国だろう。
日本はまた落とされると思う人がいるから安保などに縋っているわけでしょう。
(まあ、アメリカが全世界の目の敵にされれば、安保どころじゃないわけだ。)
核保有の国でも中東に対しては高圧的なくせに、イスラエルに対して弱気に思う。
アブラハムの子孫であるアインシュタインの恩恵を受けた理論の元の核だし、
ナチスの迫害を受けたのを移民させた受け入れた。
日本は未だにアメリカの忠実な犬でしかなく、国際協力と称して中東の恨みを余計
買っているだろう。海賊にミサイル撃たれた例の事件。ただの海賊じゃなくて、
日本を邪魔者としている中東の過激グループじゃないのか?
打たれて当然だ。そのうち、捕獲されて首はねられるわな。
自業自得。アメリカが好きな国なんてイギリスと日本だけだろ。
アメリカは日本をなめきっているくせに、軍事や産業の面で頼らざるをえない分、
外需中心の資本主義奴隷国家の日本は貢ぎ三昧だ。
馬鹿だね。
政治的なものに対する洞察は必要だが、政治熱は不要。
諸外国などおかまいなしに、日本は日本で歩めばよい。
まず、アメリカ奴隷を脱することだね。
969考える名無しさん:2008/05/23(金) 06:58:00 0
悲しいことに、既に偉大な思想家があるから、
内的な思索や訓練でもって風潮や制度を覆すような異端的な人物が
日本にも育ち、自ら書物を記すくらいの人間が排出される土壌ができなければ、
超人云々なんぞ遠い夢だ。所詮は、社会で働き、刹那に追われて、思索など
する余裕もなく、気づけば半生を過ごし、満たされない現在に怯え、年金などを
あてにして国家や政治熱、新聞を読むのが習慣になっているのが大半だろう。
それこそ、まさに民主主義国家という毒蛇の集まりの思う壺だ。
「あなたがたは戦闘によって疲れている。今度はその疲労が新しい偶像に使えることになる!」
うろ覚えだが、ツァラトストラにこんな一句あったが、ほとんど現状の日本の風潮の末期自体にぴったりだなw
はっきり言えば、本当の思索しだしたら、社会に属することなど本当は煩わしいことでしかなくなる。
時間を無為なものに使いたくないと思うはずだ。
970考える名無しさん:2008/05/23(金) 07:12:12 0
ところが、思索しながらとか書物を真面目に書いて過ごそうと思うと、
金がかかる。資産でもあればいいが。
だから何処かに所属して生活していくうちに、「偶像」やらに巻かれてしまうわけだ。
その結果、政治熱や世論に染まり、道徳観に固められておしまい。
現代の場合、出来損ないのようなクソ芸人とそれを必要とする賤民どもで
人気やそれに付随する経済が成り立っていて、全ての物事に需要と供給の原理だけ
で当てはめて、質を落としている。量産的人間のための自動生産コンビナート。
男女平等などおしまいの理論で、女性をのさばらせるフェミニストによって
勘違いして質がおちた女のために経済が動き、そのために男が動く。
そしてこのせわしない社会が成り立っているといえる。
以上の意見が良心の咎のように思うなら、恐らく国家に奉仕している人間なんだと思わざるを得ない。
国家に奉仕すということは、犯罪に間接的に奉仕しているのと同じだ。
それが後ろめたいなら、隠れて過ごすか、他人の行動などにほぼ関心が行かない人間が続々と出てくるはずなんだが。
そういうのが目に見えないのか、ただ隠れているのか知らないが、
ニーチェに限らず偉大な思想の影響を受ければ、上記のような異端児が必然的に出てくるようになるはずなんだがね。
971考える名無しさん:2008/05/23(金) 12:11:34 0
皆さんは、メイドインへヴンについてどうお考えですか?
972考える名無しさん:2008/05/23(金) 13:17:42 0
「トリアージ」とニーチェ思想を絡めて誰か
973考える名無しさん:2008/05/23(金) 19:47:13 O
>>964

> もしも原爆投下が核実験だったとすれば、
> アメリカに較べればナチスも可愛いくみえるとまではいえないにしても、
> ナチスと同様のことをやってのけてくれたのだとはいえるだろう。


w 多分実験だったな。最悪の実験。悪魔的な実験。
アメリカ礼賛の帰国子女に聞かせてやりたいね。
974考える名無しさん:2008/05/23(金) 20:21:57 O
>>969
> 「あなたがたは戦闘によって疲れている。今度はその疲労が新しい偶像に使えることになる!」
> うろ覚えだが、ツァラトストラにこんな一句あったが、ほとんど現状の日本の風潮の末期自体にぴったりだなw
> はっきり言えば、本当の思索しだしたら、社会に属することなど本当は煩わしいことでしかなくなる。
> 時間を無為なものに使いたくないと思うはずだ。

あのソクラテスでさえも死ぬ時には、やっと面倒から開放されるというような意味のことをいったとニーチェはいっていた。
衰退した力、退廃した生、生の糾弾者の第一人者だったとか。

「社会に属すること」というよりは生存自体が煩わしいことだ。
なぜなら精神的にも肉体的にも良いものは修行なしには得られないし、
後天的に得られたものも天与のものでも維持することができず、漏洩していくばかりだからだ。

ニーチェが病気に悩まされながらも生きることに疲れず、アルコールにもタバコにも頼らず、
他人の疲弊した生を蔑視し続けたとすれば、大変意外なことである。

疲れさえ知らなければ、凡人でも非凡になれるだろう。しかし、疲れるのが凡人なのだ。
975考える名無しさん:2008/05/23(金) 20:35:48 O
>>973
投下候補地に始めは京都も挙がっていたんだよ。
誰か日本を見知っている人がなんとか止めてくれたらしい。
だから最悪は危ういところで免れたんだ。
976考える名無しさん:2008/05/23(金) 21:19:22 0
>>973
ほぼ実験だったと思っている。核の恐ろしさを知ったのは、広島&長崎を
見てから気づいたんじゃないだろうか?
但し、「実験」といって舐められていたわけじゃなく、相当日本に手を焼いて
いたのは想像に難くない。それでお試し+憎らしさで落としてみたんだ。
「シン・レッド・ライン」という戦争映画があるが、あの映画で描かれている日本兵は
厄介だよ。

被爆は戦争と人間の科学技術の恐ろしさを世界中に知らしめた。
今、落とされるのを怯えているアメリカは必死だ。
だから、落とされた経験のある日本も二度と落とされたくないと必死だ。
(ここで安保に縋り続ける理由があるように思えるのだ。)

日本人は背伸びしすぎて疲れているのだ。
偶像(国家の誘惑)に目が向かうのもそのためだ。
977考える名無しさん:2008/05/23(金) 21:38:49 O
>>976

>>973
> ほぼ実験だったと思っている。核の恐ろしさを知ったのは、広島&長崎を
> 見てから気づいたんじゃないだろうか?
いや結構わかってたね。
そもそもナチに核開発されたら、おしまいだってことで、アメリカも大忙ぎで開発を始めたんだから。
978考える名無しさん:2008/05/23(金) 21:40:20 O
とはいえ、目も当てられない真の恐ろしさはわかってなかったな。
979考える名無しさん:2008/05/23(金) 21:55:49 O
アメリカはニーチェのこの言葉を知らなかったようだ:
怪物と闘う者は自らも怪物とならぬよう用心することだ。
汝が深淵を覗く時、深淵もまた汝を見つめているのだ。
980考える名無しさん:2008/05/23(金) 23:12:34 O
>>974
> 疲れさえ知らなければ、凡人でも非凡になれるだろう。しかし、疲れるのが凡人なんだ

フロイトも人間本来怠け者なんだといってたな。
つまりだね「努力しないんじゃない、努力できないんだ!」ってことだ。
やっぱり努力しないと死にますよっていうぐらいの逆境に身をおいてないと普通は大した努力は出来ないんだと思う。
しかもいまやかつてないほど娯楽の多い時代だし。
それでいてつまらん虚しい時代なのだ。
進歩主義と安楽は両立しないだろ。
そしてまた、ある意味、豊さと安楽は両立しないのだ。
981考える名無しさん:2008/05/23(金) 23:13:46 O
>>974
> 疲れさえ知らなければ、凡人でも非凡になれるだろう。しかし、疲れるのが凡人なんだ

フロイトも人間本来怠け者なんだといってたな。
つまりだね「努力しないんじゃない、努力できないんだ!」ってことだ。
やっぱり努力しないと死にますよっていうぐらいの逆境に身をおいてないと普通は大した努力は出来ないんだと思う。
しかもいまやかつてないほど娯楽の多い時代だし。
それでいてつまらん虚しい時代なのだ。
進歩主義と安楽は両立しないだろ。
そしてまた、ある意味、豊さと安楽は両立しないのだ。
982考える名無しさん:2008/05/23(金) 23:40:39 0
日本人の他国(他民族)に対する劣等意識は、ほぼ共通だといえる。
現に、日本の思想家で世界に強烈な名を馳せた人間がいない。
アメリカですら、ニーチェ受容度は高いはずだ。

どう背伸びしようとも、劣等意識がついてまわる。
追いつこうとも、追いつこうとも。
例えば、地方から都会に来る人間にもそういう劣等意識があるから、
方言・なまりを直すのが当然になる。それが、日本人全体にある劣等意識の
地方化板だ。
外国人(スウェーデン人)がインターンで会社に来たが、みなそいつに英語で話している。
日本語はなせるのにさ!w
しかし、その外人は芥川が大好きで必死に日本文化を愛していた。
ちなみに、ニーチェのことも読んだことあるが難しくてわからなかったと。
母国ではストリンドベリがいるがあまり趣味ではないとのことだった。
(ニーチェとストリンドベリはお互い発狂。文通もしていた間柄だ。)

日本人が民族的発生が遅く、文化的にもシナにも西欧にも、エジプトにも
劣っているから、いつも「見上げる」側だった。
それでも、日本人的なものはずっと保たれていた。
最近じゃ、何か精神的な遺産や思想面で世界に発信できるものは何もないと
思う。せいぜい、自慢にもならない豊田の自動車の販売台数くらいだろw

世界に誇る日本!
オワタw

983考える名無しさん:2008/05/23(金) 23:55:59 O
鳥山明と黒澤明
この二人が我々の光明ではないか。
まあ、世界で評価されなきゃ価値が低いというような価値観が可笑しいと思うがね。
984考える名無しさん:2008/05/24(土) 05:02:14 O
>>965
> ニーチェが説くのも、そのような本能と理性の統合のようなものではないのだろうか。

まあ、何事もメカニカルにしか実現しないともいえるからな。
非機械的であるとすれば人間の無意識、心の奥底ぐらいだろう。
機械的、論理的には何も始まらないわけで動機が必要だ。
人間が自発的に何かを為すための源泉となるのが本能だろう。
だが「本能の赴くままに」では、大概、成しても為らない。
理性を通すことで、少なくとも、失敗を学ぶことができるわけだ。

まあニーチェが説くのはこんな打算的な話ではないと思うが。
985考える名無しさん:2008/05/24(土) 05:12:03 O
正しくは為しても成らないだろ。
そういえば「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」などと聞いた覚えがあるがね。
正しくは「為さねば成らぬ何事も、為して成るは些事ばかり」ではないかな。
986(酔)短パン:2008/05/24(土) 06:47:15 0
ひとつ確認したい事があるのだけど、

ファゥストって、著者はニーチェだったっけ?
987考える名無しさん:2008/05/24(土) 07:42:58 O
>>985
> 正しくは「為さねば成らぬ何事も、為して成るは些事ばかり」ではないかな。
些事も積もれば大事に成るさ。
重要なことは、ピラミッドを建てるように、しっかりと計画的に積んでいくことだな。
メカニカルにな。そうしないとボロボロになる。
それが自然の掟なのだよ。
だから人間の心がその深部において混沌としており、メカニックでないとすれば、実に悲劇的なことだな。
その混沌たるものは、ディオニュソス的なるものは、表層に浮かび上がってくるにつれて、
ガチガチに型に嵌められ整然たるものにならねばならないのだから。アポロン的なるものにな。
意志を実現することが、意志を打ち砕いてしまうのだといえるのだろう。
カチカチの鉄の意志になってしまうわけだ。
いわば鉄人28号になってしまうと。
喜劇かな。
988考える名無しさん:2008/05/24(土) 07:54:03 O
打ち砕いて鉄になるのも妙な話だ。
打ちのめすか叩きのめすというべきだったな。
989考える名無しさん:2008/05/24(土) 08:12:54 O
力への意志がその表現を求めても既存の型に嵌るよりないわけだ。
マグマのように地表に近づくにつれ冷えて固まってしまうのだ。
たとえその意志が無限であったとしてもその表現は必ずや既定の型に嵌る。何度試みても同じことだ。
永遠に回帰するだけだ…
990考える名無しさん:2008/05/24(土) 08:48:13 O
非常にメカニックな世界において混沌たる「生」を肯定するというのは、
世界において無力になることだと思うね。
死に至る病だなw タナトス。

実際にはむしろ「生」をカチカチに凍死させるつもりでかからなければ実力はつかないだろう。メカニックなエロス。
991考える名無しさん:2008/05/24(土) 09:08:52 O
まあ一流の人間はニヒリストと言っていいだろうな。
色々捨てまくってきたに違いないわ。
そして中でも「捨ててきたつもりはない。好きなことをやってきただけだ、欲したまでさ」なんて抜かす奴が超ニヒリスト、ニーチェ的なる者なのだろう。
992考える名無しさん:2008/05/24(土) 12:08:48 0
ニーチェ映画ってあるのかしら
観ないけど

俳優があのヒゲ付けるだけでコメディになってしまうという
993考える名無しさん:2008/05/24(土) 19:13:32 O
>>991
でも近現代における一流の人間ってニーチェに言わせればいわば「ヒルの脳の専門家」だけどな。
つい踏みつけられてしまうような基本的に注意を引かない蟻のような生き物というわけだ。
994考える名無しさん:2008/05/24(土) 20:06:59 O
いわゆる進歩、発展というのは、社会的なもので、人間の役割を限定制限し、結局、人間を無意味化し、無能化し、不要にする方向に向かっているわけだが、
ニーチェの「人間とは克服されるべきものである」という言葉に窺われる進歩観はそれとは逆の方向性を持っているのだろうか。

恐らく同じ方向性を持っているんだな。
ニーチェは一流の文献学者だったんだから。
ニーチェが途中で暴走しだしたのは一種のランナーズハイによるのだろう。
あまりにくだらないことに集中しているとハイになってきたりするからね。
だいたいなにか有意義であるようなことは無効だから、無意味に集中してハイを求めるべきだな。
天才文献学者ならではの生の充溢だったんだろう。
あまりにも抑圧され、叩きのめされた生の怒りが爆発炎上したんだろうね。
怒りだ、この怒りが私をスーパーマンに近づけていくのだ…
995考える名無しさん:2008/05/24(土) 20:44:23 O
メカニックな世界に不満だからとて、そこから目を背け、有意義な真の世界などを探し求め、夢想すること、
それこそが生を退廃させ衰弱させる死に至る病なんだな。
敢えて生を機械的なものに矯正する圧力を加え続けることで、いわば戦い続けることで生はハイに弾けるわけだ。

無意味だからとてなんだというのだろう!
ハイであれば無意味さなどてんで問題ではないのだ。
賢者たちは、気が滅入ってるのだ、そんなに馬鹿らしいならとっとろ墓に入るがいいのだ。
996考える名無しさん:2008/05/24(土) 21:16:33 O
ところで中国や欧米の影響を受けていない無教養な日本人って、
大和民族って、元気と根性、勇気はとてもあるが無駄に頑張るばかりの哀れで汚らしい野蛮人って気もするけどな。
文化輸入しまくって然るべきだったんじゃないのって感じだな。
997考える名無しさん:2008/05/24(土) 21:32:31 O
>>996
無教養な奴ほどすぐキレちゃうようだからな。もう殺されるかと。恐るべし。
ゆとり教育はヤバいよ。
998考える名無しさん:2008/05/24(土) 21:59:04 O
遺伝子的には現代人も原始人とほぼ同じなんだから、教育を疎かにすれば、原始人ができるんじゃねーの。
999考える名無しさん:2008/05/24(土) 22:23:23 O
幼児は原始人みたいなものらしい。
蟻を虫眼鏡でじっくり焼き殺しつつウケてるような異星の者たちは。
危険を省みず狩りに出かけていったり、しょっちゅう取っ組み合いをして、泣いて叫んでいたかと思えば、溌剌たる軽快な笑い声をあげる。
教育を施さないとそうゆう大人が発生するんだろう。
1000考える名無しさん:2008/05/24(土) 22:25:10 O
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