寓話を創作するスレ

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1考える名無しさん
哲学が倫理を作り出し、倫理が寓話を作り出す。

さあお前らの詩的才能をうざいほど見せてくれ。
2考える名無しさん:2007/04/13(金) 17:40:28
そしてこのスレは終了した
3考える名無しさん:2007/04/13(金) 17:48:10
【教訓】
このようなスレの場合、1がまず自分で作っていない場合、
誰もついてこない。
4考える名無しさん:2007/04/13(金) 17:58:53
家の妻は30歳になります。前に一回44歳になる見た目も紳士的だったので、デート方で妻を貸し出しました。
一回きりの約束で貸しました。私も四年も前ですからきにしませんでした。
でも相手が悪かったです。ヤクザでした。それも幹部の人です。贈られてきた。ビデオ五本みてびっくりしました。
妻は完全に真珠十五個入りのチンポにはまって、M女に調教されてました。
5考える名無しさん:2007/04/13(金) 19:00:26
「おなか減った」子猫はいいました。
母猫はただ悲しい顔をして、ごめんねと繰り返していました。
ここずっと、ろくにご飯を食べていません。
子猫はいいました。「なぜご飯を食べる事はできないの?」
母猫はただ感情を堪えるのに精一杯のようでした。
しばらくして、口を開きました。
「空腹だと思っているから空腹であると感じるんだよ
最初から食べ物などはないのだから、満腹も空腹もないのだ。」

空腹是空
6考える名無しさん:2007/04/13(金) 19:01:35

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イリガライによれば、物理固力流体遅理学の男性性にあるという。
固体は硬い男性器を想像させるので男性的だが、
流体は経血や膣からの分泌液を想起させるので女性的であり、
それゆえ軽視され、乱流理論が発達しないのだという。
  「最終学歴 東大法学部卒」・・・・
7考える名無しさん:2007/04/13(金) 19:06:18

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          _/ミ   \_
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イリガライによれば、物理固力流体遅理学の男性性にあるという。
固体は硬い男性器を想像させるので男性的だが、
流体は経血や膣からの分泌液を想起させるので女性的であり、
それゆえ軽視され、乱流理論が発達しないのだという。
  「最終学歴 東大法学部卒」・・・・
8考える名無しさん:2007/04/13(金) 20:30:41
人はみな2種類に分けられます。
一方の類は決して死なない人(光り人)。
この人の現実はどんなことが起ころうと
決められた年齢(自然が定めた寿命)まで死ぬことは決してありません。
もう一方の種類の人は死が定められてない人(凡夫)。
いつ死んでもおかしくない人。
この人の死は千差万別。事故で死ぬ人もいれば
病気で死ぬ人もいて、悪い場合には残酷に殺されてしまう
人もいます。

あるとき科学者の研究チームがはこの事実を知ることになります。
人間は2種類に分けられるという事実に突き当たりこの生態を研究します。
あるとき科学者がある事実にいきあたりました。それは光の人は元来
王族に昇りつめることが多いということでした。そして生態学的にこの光の人
の誰かが今生きる時代の王になるということが予め定まっているという
ことが発覚しました。そして研究が進められていくにつれてひとりの
光の人Aの名前があがってきました。彼は今世紀中にこの世の王座につくという
事実を突き止めました。遺伝子学や生物学の精鋭の研究チームが集りこのことを
さらに研究していきます。そして科学者たちはこの光の人Aが自分たちに
利益を及ぼさないことを研究から突き止めました。科学者のグループは
この光りの人が自分たちに利益をもたらさないどころか邪魔であるという
結論に至り殺してしまおうと考え出しました。彼らは世の中の理を変え
自分たちで権力を奪取しようと考えました

(つづく)
9不可思議如来光:2007/04/13(金) 20:46:05
科学者のグループはいくつかの権力やマスコミに接触し
光の人Aを殺そうとします。あるときは彼に毒を盛りました。
そして毒殺の事実を隠蔽し完全犯罪を計画します。
しかしこれは失敗に終わりました。またあるときには
彼を屋上へ呼び出し飛び降り自殺に見せかけようとしましたが
これもうまくいきませんでした。またあるときは交通事故に
見せかけて彼の車に対向車が突っ込みましたが彼は無傷で生き残り
ました。そしてあるときは拳銃を持ち出して彼を射殺しようと
しましたが玉は彼に当たりませんでした。ありとあらゆる手を
使っても彼を殺すことができません。死は光の人Aに近づきまた
離れどこまでいってもAを殺すことができません。

科学者は不可思議に思いました。物理的には彼を殺すことが可能
であるはずなのに何故彼は死なないのだろう。死は無限に彼(光の人)に
近づいてそれが到達しないのです。科学者はその後ありとあらゆる
手段を用いました。本当に恐ろしいこともありました。しかし
すんでのところで自然は風向きを変えまたすんでのところで人間の
意志も曲がりました。不可思議だ。科学者のひとりはいいました。
これは無限大数に近い。どこまでいっても死に辿りつかない光の人A
は数のように終わりがないんだと科学者は思いました。数は無限で
ある。そして数は数えていっても決して終わりはこない。これは
一体どうしたことだ。決して死に辿りつかない彼は光のような人だ
と科学者はいいました。

(終わり)
10考える名無しさん:2007/04/13(金) 21:09:04
>>9
上手いな。w


マトリックス母体からネオが呼んでるよ。
11考える名無しさん:2007/04/14(土) 08:10:28
空元気〜
12考える名無しさん:2007/04/14(土) 17:51:17
あげ
13:2007/04/14(土) 18:19:24
骨の髄まで冷えるような寒い冬の夜だった。
旅人は暖をとるため焚き火をおこした。すると炎はあざ笑うように言った。
「あんたは炎を求めるけど、自分が炎になろうとはしないんだね」
14>9:2007/04/14(土) 19:37:36
命数法

(大数)
十 じゅう 10 1
百 ひゃく 10 2
千 せん 10 3
万 まん 10 4 (萬)
億 おく 10 8
兆 ちょう 10 12
京 けい 10 16 「きょう」 とも読む。
垓 がい 10 20
( 杼 ) じょ 10 24 正しい漢字は、(禾+予)。
(禾+市) と書いて、「し」 ともいう。
穣 じょう 10 28
溝 こう 10 32
澗 (潤) かん 10 36
正 せい 10 40
載 さい 10 44
極 ごく 10 48
恒河沙 こうがしゃ
(ごうがしゃ) 10 52 (10 56) 恒河 ( ガンジス川 )の無数の砂。
阿僧祇 あそうぎ 10 56 (10 64) 数えられないこと。
那由他 なゆた 10 60 (10 72) 「那由多」 とも書く。
不可思議 ふかしぎ 10 64 (10 80) 常識では理解できない不思議なこと。
無量大数 むりょうたいすう 10 68 (10 88)




15考える名無しさん:2007/04/14(土) 19:44:00
命数法

(小数)
分  ぶ      10-1
厘  りん     10-2
毛  もう     10-3  け。
糸  し      10-4  いと。
忽  こつ     10-5  たちまち。
微  び      10-6  わずかな。
繊  せん     10-7  繊維。
沙  しゃ     10-8  水辺の砂。
塵  じん     10-9  ちり。
埃  あい     10-10  ほこり。
渺  びょう    10-11  かすんでいること。
漠  ばく     10-12  ぼんやりしていること。
模糊 もこ     10-13  あいまいなこと。 「模湖」 とも書く。
逡巡 しゅんじゅん 10-14  決断がつかないこと。
須臾 しゅゆ    10-15  しばらくの間。
瞬息 しゅんそく  10-16  まばたきをし、息をする間。
弾指 だんし    10-17  指の爪の先を親指の腹にあてて、音を立てること。
刹那 せつな    10-18  短い時間。
六徳 りっとく   10-19  知・仁・聖・義・忠・和。または、礼・仁・信・義・勇・知。
虚空 きょくう
(こくう)     10-20  一切が存在する空間。
清浄 せいじょう  10-21  煩悩や悪行が無く、心身が清らかであること。


16:2007/04/18(水) 20:59:13
ある日、賢者が道端を歩いていると、目の前に男が急に現れて彼の服を脱がせた。
賢者は落ち着いて言った「いったいお前は何故こんなことをするのか?」
「俺はお前を羞恥心で満たしたいのだ!」と男はいった「だがお前は少しも動じない、いったいお前は何者だ?」
「嘘をつくでない」と賢者はいった「お前がしたいのはそんなことじゃなかろう」
すると男は彼を睨みつけたが、やがてうなだれて「その通りです」と泣きながらいった。
「ある時わたしはこう思いました。
『人間はあまりにも服を着ることに慣れすぎてしまった。彼らには裸で生きれる強さが必要だ』と。
しかし、わたしがそのこと教えるため道行く人の衣服を脱がすと、彼らはわたしを恨み、怒り、口汚く罵りました。
ある時一人の男がこう言いました。
『いったいあんたはなんだってこんなことをするんだ?親切心からだって?余計なお世話なんだよ、引っ込んでな!』
わたしはその言葉に怒り、ついこう応えてしまいました。
『いいや、俺には親切心などない。ただお前らの羞恥に悶える顔を嘲笑いたいだけだ!』と。
その日からわたしは、それがわたしの本心だと思い込んでしまったのです」
賢者は泣きじゃくる男を優しくあやしながら、こう呟いた。
「お前さんもやはり、その服を一枚脱がねばなるまいよ」

17考える名無しさん:2007/04/25(水) 01:27:56
オランダ人が喜望峰の発見による東海路開拓によ
って、海洋都市国家のベネチア人が支配していた
香辛料の交通手形は、自由海路によって価値を失
い、同時に東西ローマ帝国、ギリシャ、オスマン
トルコのあった大地中海世界は、一文化圏となる。



そして現在。
北を指す羅針盤から東へ向う冒険家はいなくなった。

181:2007/05/02(水) 00:04:49
一人の農夫が余分な作物を川に投げ捨て、魚に与えていた。
それを見た男は尋ねた。
「あんたはどうして魚どもにそれを与えてしまうんだね?畑に埋めて肥やしにすればよかろうに」
「私が作物を育てるのは」と農夫は答えた。
「自分を養うためだけではないのです。それに、いつかこの魚たちが美しく肥えて私の食卓にのぼらないとも限りません」
191:2007/05/02(水) 00:16:42
「羊飼いよ、お前は何故羊を育てるのだ?」と神様がたずねた。
「あなたに犠牲を捧げるためです」と彼は答える。
「よろしい」と神様はいった。

「農夫よ、お前は何故作物を育てるのだ?」と神様がたずねた。
「あなたに犠牲を捧げ、そして私たち家族を養うためです」と彼は答える。
「よろしい」と神様はいった。

「悪魔よ、お前は何故人間を堕落させる?」と神様はたずねた。
「あなたに犠牲を捧げるためです」と彼は答えた。
20考える名無しさん:2007/06/11(月) 02:05:46 0
白夜の民は太陽に愛された。
時々姿を現す月は、太陽の明るさには及ばないが
民は一人たりとも銀の月を馬鹿にすることはなかった。
むしろ彼らは、もう少しその冷たさ触れていたいと願った。

百夜の民は月に愛された。
時々姿を現す太陽は、月の高貴な冷たさには劣るが
民は一人たりとも黄の太陽を咎めることはなかった。
むしろ彼女らは、その暖かさをもう少し触れていたいと願った。

白夜と百夜の間、月と太陽が交わる平野の民は、ただ笑った。
黄の太陽も銀の月も、その両方を手にし崇め求められる民である私達は、幸せであると。
21考える名無しさん:2007/06/19(火) 12:28:53 0
ある中学校での出来事。
サッカー少年が入学手続きをした。
学校側は彼を入学させた。
車椅子の少女が入学手続きをした。
学校側は出入り口にスロープを作り、受け入れた。
小学校では0点ばかりだった少年が入学手続きをした。
学校側はベテランの教員の学級に受け入れた。
知的障害がある少女が入学手続きをした。
学校側は副担任を配置して受け入れた。
中学受験模試の優秀者だった青年が入学手続きをした。
学校側は入学を拒否した。
22早 ◆yxoSe0qFeA :2007/06/19(火) 22:34:20 0
彼は、記憶のある限り幼い頃から、毎晩、夢を見ます。すべての夢が、一続きになっているのです。
夢の中ではいつも迷路を歩いていました。彼が小学生の頃、不安な夢ばかりみるので親に精神科へ連れて行ってもらった際の、
医者の診断は次の通りです。
彼はある不安を昼も意識下では常に感じていて、それが夢の中で迷路という隠喩となってあらわれる。その不安は、彼の生得的な性質上、一生涯付きまとう。

その迷路の入り口には「人生」と書かれていたことを彼は漠然と覚えています。
彼は元来、死ぬのが怖くて、寝ている間に死んでしまいませんように、とキリスト教徒でもないのに枕元で十字を切って祈るほど、臆病な変わり者でした。
しかし、十代中ごろから哲学書を濫読するほど形而上的認識への欲求は強く持ち合わせていました。

夢の中。
彼はいつも逃げています。追ってくるものの正体は分かりません。彼自身は、それを「死」だと思っています。
だから彼は、その正体不明の影から、死に物狂いで、もう足の感覚や身体の疲れすら消えていきそうなくらい忘我になって、逃げています。
夢だから疲れないのかもしれない、彼は毎晩同じ夢なので夢を夢だと自覚できるものですから、そんなことを思っています。
とにかく、何を考えようとも、あまりの恐怖感から、自分が地に足をつけない幽霊にでもなったかのように、高速で逃げます。
迷路の途中には、「学校」「社会」などが入り口に表記されている部屋があって、そこでいつも人々が話し合っているのですが、
彼は、「死」が自分の後ろを追っているのだから、と思っているので焦って人々を無視して通過して、先を急ぎます。

昼の世界の彼は、学校時代は授業中は哲学書ばかり読み、宗教にも興味があったりして、高校こそは卒業しましたが、
それ以来は、一日中、一年中、読書と文筆に専念しています。(1/2)
23早 ◆yxoSe0qFeA :2007/06/19(火) 22:36:31 0
ある日、これ以上の哲学的境地は得られない、と自信をもって断言できるほどの終局へ、彼の哲学的探究心はたどり着きました。
彼は独語しました「僕は、完全なニヒリストだ」
明日最後の論文を発表し、哲学はこれで終わりにしよう、そう思って眠りにつき、夢の中へ潜っていきます

いつもより、怖い。
何かが違う。

彼の逃げるスピードは加速します。

そして、ついに、生まれて始めて、夢を見始めてから初の出来事、行き止まりに出会いました
その行き止まりの壁には、黒で一文字、こう書かれていました

「死」

夢の中、身体の感覚はないのに、彼の全精神は戦慄しました。
しかし、夢からは覚めません。恐怖のあまり、引き返そうと回れ右することすらできません。
彼は、ゆっくり、ロボットのように、ぎこちなく、首を後ろへ回転させます。
自分を追っていたものの正体が判明しました。自分自身の影。
その影には白い一文字
「生」

影は立ち上がり、彼の方へ歩み寄ります。「生」と「死」にはさまれ、押しつぶされ、夢は終わりました。

それから一週間、彼は眠らずに、本を一冊書き上げました。題名は「虚無」
そして、致死量の3倍の睡眠薬を飲み、彼は自死。
その著作は数百年ものあいだ、恐ろしい影響を与え続けたとのことです。
冒頭は以下のように始まります。

純粋な認識とは
生への意志の奴隷にならないこと、
死を直覚すること、
その終局は死ぬこと。(2/2)
2421の解説
青年が入学できなかったのは、年初の時点で15歳以上だったから。
身体障害でも、成績が悪くても、知的障害でも、
その特性に配慮した上で、入学を受け入れた。
しかし年齢が高いだけなのに入学を断られた。
これは、日本で現実に起こっていることである。
どんなに異質な生徒が受け入れられても、同質な人が受け入れられないでいる。
年齢が高いということは、障害者であることよりも、教育に不適だとはいえない。
そこに気付かない教育界の愚かさは、まさに寓話で語るにふさわしい。