◆◇◆マルクス再入門◆◇◆

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1考える名無しさん
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
2考える名無しさん:2006/08/26(土) 18:09:45
生産に参加しない人が収入を得るのはいかにして可能か?

(1)生産者からの自発的な贈与によって(贈与)
(2)生産者から生産物を盗むによって(収奪)
(3)生産者を支配し、生産物を貢がせることによって(貢納)
(4)生産者に貨幣を渡し、その対価として生産物を取得することによって(交換)
3考える名無しさん:2006/08/26(土) 18:40:45
チミも懲りない連中の一人ですね。
さてと、寝たきりで労働なんぞ出来ねー連中なんかは
どの括りに入れるよ? つーか、何を指して生産と
呼ぶかを先ずもって明確にしてくんねーとな。
4考える名無しさん:2006/08/26(土) 18:43:19
生産者に対し、非生産者が取る様々な形態

(1)贈与の場合…子供、老人、病人
(2)収奪の場合…泥棒
(3)貢納の場合…政治的・宗教的支配者、封建領主、奴隷主
(4)交換の場合…商人
5考える名無しさん:2006/08/26(土) 18:43:40
えーと、エッチなんかは生産に入るんでしょうか?
性交じゃなくって成功すれば子供が出来ますからね。
ああ、やっぱ3氏みたいに生産の定義は必要ですよね。
6考える名無しさん:2006/08/26(土) 18:56:22
若いツバメなんてのは明確に性の価値を生産してるよな。
てことで、3及び5さん、生産とは価値を創り出すこと
を指すって理解でどないでっしゃろ?
7考える名無しさん:2006/08/26(土) 19:30:42
非生産者が取る形態のうち、生産者に対して友好の念が
あるか否かについて

(1)子供、老人、病人…ある
(2)泥棒…ない
(3)政治的・宗教的支配者、封建領主、奴隷主…ない
(4)商人…ある
8考える名無しさん:2006/08/26(土) 19:43:43
非生産者が取る形態のうち、生産者に与える損害性の順位

損害性が高い
↑(2)
|(3)
|(4)
↓(1)
損害性が低い
9考える名無しさん:2006/08/26(土) 19:49:46
非生産者が取る形態のうち、嫌われ者の順位

嫌われ者度が高い
↑(2)
|(3)
|(4)
↓(1)
嫌われ者度が低い
10考える名無しさん:2006/08/26(土) 20:39:35
非生産者が生産物を取得する際に生産者に対して持つ意識

(1)子供、老人、病人の場合…感謝の意識
(2)泥棒の場合…罪の意識
(3)政治的・宗教的支配者、封建領主、奴隷主…優越の意識
(4)商人の場合…ビジネスの意識
11考える名無しさん:2006/08/26(土) 21:29:15
ゴミみたいなもんを作って「生産」などと思い込んでいるものもおる。
12考える名無しさん:2006/08/26(土) 22:52:11
社会の全成員が非生産者の場合、その社会は存立可能か

(1)社会の全成員が子供、老人、病人の場合…不可能
(2)社会の全成員が泥棒の場合…不可能
(3)社会の全成員が政治的・宗教的支配者、封建領主、奴隷主の場合…不可能
(4)社会の全成員が商人の場合…不可能
13考える名無しさん:2006/08/26(土) 22:59:21
そういう状態を「楽園」という。
14考える名無しさん:2006/08/26(土) 23:14:00
少なくとも、飢えから開放された日本では、最低限の生活の保全に不可欠な生産物以外は、お遊び

飢えから開放された人生を楽しむための時間つぶしに過ぎない

遇えて、その中からそれでも重要な物を抽出するなら、異性獲得のための生産活動

しかし、動物の強い本能である筈の恋愛に対する情動も、今の社会を見れば理性に飼いならされ、個人にとって絶対的なものになりきれていない

飢えからの殺し合い、異性獲得のための殺し合いが禁止された今の社会は動物として明らかに不自然でストレスが溜まるのは当たり前

しかし、今更混沌の時代に戻れるものではない

ただ、共産主義に思うのは、これ以上社会を窮屈な物にする必要が本当にあるんだろうかということだ

マルクスのお陰で今の生活が豊かな物になったというより、産業革命や、生産技術の向上が今の豊かさを支えているに過ぎない
15考える名無しさん:2006/08/27(日) 00:27:59
米は農家が作っているということを学校などでちゃんと
教えたほうがいい。

米はスーパーで作られると思っている人たちがいるらしいんで。
16考える名無しさん:2006/08/27(日) 12:15:35
昔のマルクスを考えるんだったら現状という物もよく考えるといい
ほれ

ttp://journeytoforever.org/jp/foodfirst/report/hunger/12myths.html
17考える名無しさん:2006/08/27(日) 20:29:20
非生産者のみの社会が不可能であるにもかかわらず、彼らは
なぜ存在できるのか?

@子供、老人、病人の場合…生産者からの贈与によって
A泥棒…生産者からの盗みによって
B政治的・宗教的支配者、封建領主、奴隷主…生産者からの貢納によって
C商人…生産者と交換することによって

このことは、非生産者の生産者への依存性を示している。逆に、
生産者は非生産者へ依存する必然性はない。これは、生産者の非生産者からの
独立性を示している。
ゆえに、非生産者の属性は依存性、生産者の属性は独立性である。
また、依存性は寄生属性と言い換えることもできる。その場合、独立性は
宿主属性と言い換えることができる。
18考える名無しさん:2006/08/27(日) 20:57:10
非生産者はどのような方法で生産者から生産物を引き出すか?

@贈与の場合…非生産者が生産者に憐憫の意識を促すによって
A収奪の場合…非生産者が生産者に暴力を行使することによって
B貢納の場合…非生産者が生産者に権力を行使することによって
C交換の場合…非生産者が生産者に貨幣を行使することによって
19老木羊子:2006/08/28(月) 18:55:37
イ尓覚得我ぜん公木羊?
20考える名無しさん:2006/08/28(月) 20:14:19
■貢納に依存する非生産者の起源に関する考察

生産者の集団Aと生産者の集団Bがあるとする。
集団Aで生産される生産物がX量、集団Bで生産
される生産物がY量とする。

集団Bが集団Aを何らかの方法(軍事力等)で征服したとする。
すると、より大きな集団ABが成立する。集団ABは征服者である
Bの支配下となり、BはAに対し権力を行使しうる
立場に立つ。Bは支配者集団、Aは被支配者集団となる。

権力を行使し、BがAに貢納の義務を負わせた場合、
AはX+Y量の生産物を生産し、そのうちY量の生産物をBに貢納
しなくてはならない。
その結果、BはY量の生産物を自分達で生産しなくて
よくなり、Bは非生産者化することができる。

反面、AはX量のみならずY量の生産物も生産しなくては
ならなくなるので、X量だけ生産していた状態と比較して、
明らかに生産が過重となるが、Bはそれを生産性の向上と呼び、
勤労の美徳、他者(この場合B)の為に働くことの美徳を説く
こととなる。
21考える名無しさん:2006/08/29(火) 19:57:42
■非生産者が有産者といわれ、生産者が無産者といわれる転倒

集団ABにおいて、BがAに対し、Y量のみならずX量の生産物の
貢納を要求したとする。その場合、Aは生産した全ての生産物
をBに貢納しなければならなくなる。

これが実行された場合、Aの手元には全く生産物が残らず、逆に
Bは全ての生産物(X+Y量の生産物)を取得することになる。
ここにおいて、Aは無産者と呼ばれ、Bは有産者と呼ばれることになる。

無論、生産物を消費しなくては誰も生存できない。だから、
全ての生産物をBに貢納したAは生存ができなくなる。
ところで、Aが生存できないということは、X+Y量の生産物を生産する
担い手がいなくなることに等しいので、Aの生産に依存している
Bは取得したX+Y量のうち、X量の生産物を再度Aに引き渡さなければならない。
つまり、BはAにX量の生産物を再分配しなければならない。

このような再分配と通して、状態は元のままとなるように見えるが、
この過程を通じて、AはBからの生産物の再分配がなければ生存
できない無産者であるという転倒が生じることになる。
実際は、BこそがAの生産に依存して生存しているのだが、
再分配の過程を通すことで、AこそがBからの恵みによって
生かされているに過ぎないという転倒が生じるのである。
22考える名無しさん:2006/08/31(木) 00:15:36
■法による支配

全ての生産物を貢納せよというBの要求にAが素直に従わない場合
も考えられうる。Bはその対処法を考えなくてはならない。その
対処法の一つとして、法による支配が考えられる。

ところが、全ての生産物を貢納せよという要求を法にまで高めた
からといって、直ちにAはそれに従う保証はない。
法が有効性を発揮するには、それに違反した時の罰則がなくては
ならない。全ての生産物を貢納せよという法に違反したならば、
厳罰に処するという形で初めて、Aはその法に従うほかなくなる。

要求に従わない者を問答無用で厳罰に処して従わせるという仕方でも、
要求を通すことは可能であるが、それに法という形態を被せることで、
厳罰を下すことの正当性を確保できるという利点がある。
法に背く者は犯罪者であり、犯罪者を罰することは正義である。
だから、全ての生産物を貢納することを拒否した者は犯罪者(悪人)であり、
その犯罪者を厳罰に処したとしても、それは悪人を更正させるという
意味で正義である。疚しいところは何もない。

かくして、貢納しない者は悪しき犯罪者であるという規定が与えられ、
Bは厳罰を行使し、法という正当性に基いて貢納を確実に確保することが
できるようになる。
23考える名無しさん:2006/09/02(土) 01:28:01
法など役人や政治家が自己保身目的に適当に制定、解釈、運用しておるのじゃよ。
24考える名無しさん:2006/09/02(土) 16:18:50
その”適当に”というのが全ての眼目がな。
昔流に言えば”良しなに”ってとこかな。
良しなにって英語では何て言うんだ?
25考える名無しさん:2006/10/17(火) 23:52:46
適当にには2つの意味がある
26日本@名無史さん:2006/10/29(日) 11:05:21
これが日教組某県作成の教科書採点表だ
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4759/20010714.html


マルクスの言葉
「青年に対し、祖国の前途に対する希望の灯を奪い、
祖国呪詛(じゅそ)の精神を扶植(ふしょく)することが革命の近道だ。」
日教組は忠実にこれを実践してきたのではないか。
http://homepage1.nifty.com/1010/newpagekakiko.htm

27第三の波平:2006/10/29(日) 15:10:49
人が生存するために最小限必要なこと、衣食住のために行われる労働は、
効率化によってわずかな労力しか必要としなくなった。
この少ない労働であとはのんびり過ごすことはできないのか。

たとえばパソコンの能力は格段に進歩したが、むしろ以前よりも重い。それにあわせてソフトが重くなっているからだ
しかしソフトをバージョンアップしなければ企業は成長できない。
さらに人々は必要かどうかでなく、ただ新たなものを望んでいる。これは広告の効果だろうか。
企業が、マスコミが新製品への期待をあおり、人々の欲望を刺激しつづけているのだろうか。
この資本主義そのものが、立ち止まると死ぬシステムなのだろうか
28考える名無しさん:2007/01/28(日) 08:28:58
個人的にはマルクス主義の発想が初めてつかめた気がしたのは筑摩の
現代日本思想体系の「マルキシズム2」を読んでからだな。
結局主義者にはならなっかたけどよんで損はなかったな。
むしろマルクス主義的なものにアレルギーが強い人におすすめかも。
特に加藤正とかはおもしろい。
29考える名無しさん:2007/04/24(火) 09:59:14
age
30考える名無しさん:2007/06/29(金) 19:23:01 0
人に資本を借りて、
それを人に貸して、
その利子を収入にする...とうのが究極の理想だし、
精神労働の最終形態でもある...と誰かが言ってたハズ。
だから投資をやっている人(たとえばホリエモン)は正しい、と。
誰かがマルクス談義で言ってたけど。何の本か忘れた。
31考える名無しさん:2007/06/29(金) 19:51:38 0
>>30
推測だけど、吉本隆明さんのような気もする。
32考える名無しさん:2007/07/17(火) 19:53:59 0
補完
33考える名無しさん:2007/07/17(火) 21:33:51 0
http://txpolisci.sakura.ne.jp/aynrand09.html アイン・ランドの思想に関する考察

市場の評価と客観的価値
ランドは資本主義を賞賛しますが、かといって古典的自由主義者(orリバータリアン)のようにモノの価値が
市場によって決まるとは考えていません。何が良いか、悪いかは市場における人びとの評価とは独立して、
合理性によって客観的かつ絶対的に決まるのです。理念の上での完璧な資本主義市場においては、この絶対的な
価値と市場での評価は一致するでしょうが、自分というものを持たない非合理的な人びとや政府の介入が存在
する現実の資本主義市場では両者が乖離するのが普通でしょう。だからこそ、『水源』のガイ・フランコンの
設計する現代なのか中性なのか古代なのかわからないキメラのような建築がもてはやされる一方、ロークの作る
合理性によって貫かれた建築が批判されるのです。その意味で、僕は決してランドは今現在存在する資本主義を
擁護しているのではなく、ロークが評価されるような未だ達成されない完璧な資本主義を擁護していると思う
わけです。「人びとによって評価されないから俺のやっていることは価値が無いんだ…」=市場で欲されない
ものは価値が無いとする古典的自由主義の考え方ではなく、「絶対的な価値を生み出す俺を評価しない世間が
悪いんだ!」=客観主義の考え方なのです。こうした思想は、野望を胸に秘めつつもまだまだ世間に評価
されない不遇に苦しむ芸術家、作家、企業家の若者に勇気を与えることでしょう。その意味で、ランドが
『水源』の出版25周年記念に寄せた序文で述べたように、『水源』は正しく「若さのしるし」(confirmation
of youth)であり、世間知らずで自信過剰の「若さ」への賛歌なのです。ただしこうした「若さ」を認める
思想は一方で「生意気」をますます増長させ、実力も無いのに鼻持ちならない自信家を徒に育てることに
なるのかもしれませんが(実際、ランドのファンにはそういう人が多いような…)。
34考える名無しさん:2007/07/31(火) 22:18:32 0
>>31
だとしたら、ほんまもんの馬鹿だなwww
35考える名無しさん:2007/08/04(土) 00:28:25 0
マルクス(経済学)では貨幣の定義が出来てるの?
岩井や柄谷はいいかなあ思ったら、そうでもないし。
36絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/04(土) 01:15:05 0
貨幣の「定義」なら、機能的な定義については、価値尺度、流通手段、
貨幣としての貨幣というようにきっちり定義されている。
岩井の貨幣論は商品世界が貨幣を産出するということから出発して、
しかし貨幣は価値法則にではなく、それ自体の法則、つまり使われなければ
貨幣でもなんでもないという「法則」にしたがうという意味での、流通手段としての「貨幣」を
導出している。だから価値法則は、さいごには捨てられねばならないというわけだ。
37考える名無しさん:2007/08/04(土) 07:36:08 0
>>30
松尾匡の資本主義解釈に近いものがある。資本主義下でもっともリスクを負っている者が
決定権を持つべきと考えたときに、資本を投資している者=投資家・株主がクローズアアップされる。
よってトレーダーを含む投資家が資本主義世界の決定権を持つべき、という主張だが。。。
それからヒルファーディングなどにも類似点があるかもしれない。。。
38考える名無しさん:2007/08/04(土) 07:41:34 0
>>35
貨幣の起源や由来ならば貨幣の発行元=国家への信頼を体現し体現させるための
ツールでしょう。中世の教会における免罪符みたいなものか。。。
39絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/04(土) 08:48:01 0
38さん。そういう見解はむしろ経済学では貨幣論としては少数派なのよ。
マルクスは商品貨幣説ね。
40考える名無しさん:2007/08/04(土) 20:44:35 0
商品貨幣説だとしてその商品を産出した根源は問われないのかな?
41考える名無しさん:2007/08/04(土) 23:26:23 0
>>40
 「商品貨幣説」は、とても狡猾な論理であって、そういう疑問を良くも悪く
も封じてしまう構造を持っている。
 「そんなことはどうでもいい」を、あらかじめ組み込んである。

 貨幣の起源については「呪物起源説」があり、非常に興味深くて面白い
議論(貨幣の「幣」の字は、神に捧げる「ぬさ」であり、中国でも貨幣の起源
は呪物であった可能性が高い)なのだが、商品貨幣説にかかると、一発で
やっつけられてしまう。
 「他の商品と交換されている以上、呪物もまた商品である。」

 「交換可能性がない貨幣」というのはないから、「貨幣」と言ったとたんに
仕組まれていた落とし所に落とされてしまう。
42考える名無しさん:2007/08/04(土) 23:39:43 0
貨幣を「他の商品と交換」した後に一般商品と違って使用価値がないことについては
どう説明するのかな?
43純一:2007/08/04(土) 23:43:44 0
資本主義社会ではカネをたくさん持っている人が
一番力を持っているなんて認識は自明です。

そんな子供でも分かる認識を画期的認識のように得意げに
語っているのが、最近話題の萱野稔人という現代思想研究家です。

現代思想というのはついにこういうレベルにまで落ちたんです。
44考える名無しさん:2007/08/05(日) 00:04:57 0
それでいいじゃん
45考える名無しさん:2007/08/05(日) 06:26:02 0
フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク(Friedrich August von Hayek 1899年5月8日 - 1992年3月23日)は、
オーストリア生まれの経済学者、哲学者。オーストリア学派の代表的学者の一人であり、経済学、政治哲学、法哲学、
さらに心理学にまで渡る多岐な業績を残した。20世紀を代表するリバタリアニズム思想家。ノーベル経済学賞受賞。
その思想は、後の英国のマーガレット・サッチャーや米国のロナルド・レーガンによる新保守主義・新自由主義の
精神的支柱となった。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは母方の従兄弟にあたる。

1944年に発表した「隷属への道」("The road to serfdom")では社会主義、共産主義、ファシズム、ナチズムが
同根の集産主義であると批判し当時のベストセラーとなる。1947年にはリバタリアニズムに立脚する学者が集結
した組織「モンペルラン・ソサイエティー」を組織し、その初代会長を務めた。。1974年ノーベル経済学賞受賞。
田中清玄と親交を結び、ノーベル賞授賞式には唯一の日本人としてメーンテーブルに招待した。 1991年には、
ブッシュ大統領により、アメリカの民間人へ与えられる最高の栄誉賞である大統領自由勲章を受賞。1992年の
逝去の報に際して、ブッシュ大統領は直ちに追悼声明を発表し、「現代の最も偉大な思想家の一人」と称している。
46考える名無しさん:2007/08/05(日) 06:27:45 0
「隷従への道」フリードリッヒ・A・フォン・ハイエク(春秋社)から

「個々の分散された経済計画を相互に調整し、統合するのが、競争市場下での価格メカニズムである」
「個々の家庭の経済計画をすべて政府が把握して管理するのは不可能である」
「価格の持つ情報力は、市場で価格が誰にも支配されず、かつすべての者を支配している時に機能を発揮する」
「消費者の選択の自由を制限すると、一時的に物資は豊富になるが、新製品が生まれにくくなる。どの新製品が
 将来発展するか誰も予測できない。市場に任せるしかない」
「計画経済下で豪華な設備を作っても、多くの場合、資源の誤用になる」
「生産設備を国有化し、資本市場での取引きを禁止すると、その設備が効率的に使用されているのか全く判断
 できなくなる」
「社会全体の目標を決めることができるということは、個々の国民全員の価値尺度の順位付けができるという
 ことである。個々の国民それぞれの心の内部に葛藤がある。最終的に価値判断するのは個々の国民であって、
 政府ではない」
「議会は利害の対立する特定の経済計画を多数の賛成で決めるのに適さない」
「経済計画を民主的に決めるのは、陸戦計画を民主的に決めるよりも難しい」
「議会が経済計画の策定を行政府に委任する範囲は不可避的に拡大し、経済活動が法の支配から脱却していく」
「法の支配下で行われる自由な経済活動においては、個人は経済活動の結果が予知可能である。政府の支配下で
 行われる計画経済においては、経済計画上の要請で、個人の努力の結果を事後的に無効にされる可能性がある」

47考える名無しさん:2007/08/05(日) 06:29:43 0
「国家の経済が計画化されればされるほど、個人の経済活動の計画化は困難になる」
「配給制では選択の自由が制限される。貨幣を所有することにより、その人にとって不必要な物から切っていく
 自由が生じる」
「私有財産制は、資産家同士を競争させることによって、財産のない消費者にも利益を与える」
「自由な労働市場がないと職業選択の自由がない。自由に職業が選択できて、はじめて能力に応じた職業選択の
 最適化が図られる」
「計画経済下では適正な労働報酬を算定するのが困難である。完全な平等は実現できるが、公正な平等は実現
 できない」
「自由主義経済下での不運な失業は許容できても、社会主義経済下での計画者が決定した失業は受容できない」
「労働報酬が、その職業の社会的価値を表す。所得保障は、自主的配転を阻害し、命令配転が必要になる」
「計画経済における個人の失敗(ノルマ未達成等)は、自由経済のように個人財産の減少という形で償うことが
 できず、犯罪として罰せられることになる。自分が損すれば済むというわけにはいかない」
「ある部門の所得保障は、他の部門の所得を減少させる。また、より安い報酬で参入したい者を阻害する」
「社会全体の目的を追求すると、個人は無視される」
「社会全体の目的を決める人(独裁者)以外は、個人的な道徳的信念を持てなくなる」
48絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/05(日) 06:49:04 0
ぼく、ここマルクスだから、やるんならハイエクさんのところでやってね。
49考える名無しさん:2007/08/06(月) 16:40:05 0
「国家の経済が計画化されればされるほど、個人の経済活動の計画化は困難になる」

遠隔対称性かよ、たいしたもんだな、ハイエクは。
50考える名無しさん:2007/08/06(月) 17:25:03 0
遠隔対称性は吉本の自慰サンだろが。
51考える名無しさん:2007/08/06(月) 19:30:13 0
はっ?
52考える名無しさん:2007/08/07(火) 10:00:48 0
遠隔対称性って概念が出てくる本って心的現象論?
そいとも共同幻想論?
53考える名無しさん:2007/08/08(水) 00:44:20 0
ハイイメージ論だろ
54考える名無しさん:2007/08/08(水) 09:16:19 0
>>53
そうでした。多謝です。
おっと、52氏ではありません。
55考える名無しさん:2007/08/08(水) 20:16:23 0
貨幣の論議してる人たち!
為替レートは各国通貨を通した各国の信用度の現れだろ。
すると通貨は国家の信用を現してる訳だが、
それが何を意味してるのか? わからん。
抽象的過ぎてごめん。通貨が国家の信用を現す意味は何? てことかな?
56絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/08(水) 20:54:47 0
55さん。信用論に行かなくても、貨幣論でもマルクスは「鋳貨」(だったかな?)
という節で、貨幣のまとう「国民的制服」のことを議論している。
別にそれは商品貨幣説と両立する規定であろーーー。
57考える名無しさん:2007/08/09(木) 00:54:45 0
すると、貨幣はなぜ「国民的制服」をまとうのか? てな疑問かな。
SONYやトヨタが日本を象徴すると同じ問題かもしれないが、
貨幣そのものはSONY製品やトヨタ車とは違うし。
58考える名無しさん:2007/08/13(月) 14:29:41 0
>>31
あのマルクスは、労働の止揚と解消を将来の労働者の解放として謳っていた人なので、
労働者を労働から自由にし、不労所得を可能にするための社会構想が共産主義であって、
不労所得の「世襲的独占」を批判するものの、それがプロレタリア階級にも行き渡る権利
として配分されるならば、マルクスにとってそれはむしろ共産主義の実現を意味するもの。
吉本さんの頭にはそういうマルクスの思想が射程にあるんだろう。
59考える名無しさん:2007/08/13(月) 14:56:42 0
フリードリヒ・ハイエク 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%AF

1944年に発表した「隷属への道」("The road to serfdom")では社会主義、共産主義、ファシズム、ナチズムが
同根の集産主義であると批判し当時のベストセラーとなる。1947年にはリバタリアニズムに立脚する学者が集結
した組織「モンペルラン・ソサイエティー」を組織し、その初代会長を務めた。1974年ノーベル経済学賞受賞。

「理性主義」批判
デカルト以来の「理性主義」を「設計主義的合理主義(constructivist rationalism)」と呼び、自由主義的な
「進化論的合理主義(evolutionary rationalism)」と峻別、自由主義を体系的に論じ「理性主義」を批判した。
そもそも、人間の理性は、文明社会そのものを創造する能力はもっていない。人間の行為は、一つは先天的で
本能の欲求によるものであり、もう一つは人間社会が歴史的に経験を通して試行錯誤と取捨選択を積み重ねること
により発展してきた法(ルール)、伝統、規範に従ってのものである。文明社会は人間の営みの結果であっても、
それは人知を超えたものによって発展しているものであり、そこに人間の理性(知力)が入る余地はわずかである。
人間はその本質において、誤りに陥りやすい存在であり、人間社会は「漸進的な発展(改良、進歩)」が期待される
のであって、もし理性を乱用し「革命的な進歩」を目指した場合、文明そのものを破壊する。道徳規則の形成も、
人間の社会における実践的な営みの経験の中で成長したものであり、人間の理性による意識的な発明ではない
(この考えはヒュームの『人間本性論』に通じる)。
同様に、社会秩序も「自生的秩序(a spontaneous order)」であり、自由社会と不可分の関係にある、「法の支配
(rule of law)」と市場経済の二大原則の確立もこれにほかならない。
こうした考えから、計画経済と集産主義(collectivism)、それに基づく社会主義、共産主義、ファシズムに対して
反対し、同時にファシズムも左翼に分類した。
60考える名無しさん:2007/08/14(火) 12:35:13 0
>>59
マルクスは共産主義革命を理性による革命とは考えていないよ。ハイエクはそのことを知らないのか?
マルクスの著書を読むと分かるけど、彼は共産主義を野性的な人類進化の延長で、階級間サバイバル
の歴史的必然と見なしている。マルクスはそういう意味ではハイエクにすごく近い。
61考える名無しさん:2007/08/14(火) 12:40:16 0
それからエンゲルスも、19世紀の啓蒙主義者を理性によるユートピア主義だと批判し、
理性による自然や社会の支配を説いたがそれは失敗に終わったと書いている。
啓蒙主義者が夢見た理性による革命の結果が野蛮な資本主義の到来だったと言っている。
62絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/15(水) 02:29:02 0
はてな?遺稿がまだ存在したとは・・・。メガ編集者も大変だ。
新しく発見されたマルクスの草稿によると、階級間サバイバルについて述べているらしい。
63考える名無しさん:2007/08/15(水) 13:41:40 0
いずれにしろ、マルクスは革命は胃袋によってもたらされると言っていたはずで、
理性によってもたらされるとは言っていないはずでは?
64絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/15(水) 14:22:23 0
慎重に答えるべき問題だが、例えばグルントリッセでは、資本は自らの制限を
自分自身の本性にしたがって自ら措定するとされている。ついには資本自身が
資本の制限となるわけだ。
従って革命は資本自身によってもたらされるもので、労働者の胃袋によって
もたらされるのではない、とマルクスは考えていたように思う。ハイエクが何を
理性と捉えていたかはオレにはわからん。資本主義社会の理性が資本ならば
べつに間違っているとは思わない。

速断せずとも、グルントリッセを読んでから判断するのでいいと思うが・・・・・。
65考える名無しさん:2007/08/15(水) 15:00:50 0
>>64
おっしゃるとおりの意味に考えても、マルクスはやっぱり「進化論的合理主義」者だった
ように思うんですよ。つまり共産主義の歴史的条件は資本家的生産様式の進化論的帰結だと。
ハイエクは自らが隠れマルクス主義者であることに気がついていないんじゃないかな?
66絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/15(水) 15:12:53 0
「資本家的生産様式の進化論的帰結」とは例えば具体的には何をさしているのだろうか?
たしかに経済的な社会構造の発展を自然史的過程として把握するのがマルクスの立場
だが、それが階級間サバイバルをさすものでは必ずしもないものとおもうが・・・。
67第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/08/15(水) 15:26:13 0
進化論的といよりも、進歩主義的(史観)でしょ。進化論的では自然主義すぎる。
68考える名無しさん:2007/08/15(水) 15:34:44 0
ダーウィンの著書をマンセーしていたくらいだから
69第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/08/15(水) 15:51:00 0
あの時代はみんなそうですね。フロイトしかり、しかしそこから動物とはちがう人間を
考えたのです。
70考える名無しさん:2007/08/15(水) 15:53:26 0
>>64
プロレタリアートの団結なしに共産主義が自動的に導かれるということ?
71考える名無しさん:2007/08/15(水) 23:03:06 0
>すると、貨幣はなぜ「国民的制服」をまとうのか? てな疑問かな。
共同性の問題でしょ。貨幣は単独使用される商品ではなく、
共同使用される商品でしょう。
72考える名無しさん:2007/08/16(木) 10:05:36 0
マルクスが優れてるのは資本主義を進化論的にみたことですね。
自然史過程としての資本主義把握だから。
それが唯物論のベースでしょう。
進歩的に見る程度なら、誰でもできるからね。
73考える名無しさん:2007/08/16(木) 10:10:28 0
マルクスの「自然史」てカントの言葉だと最近知った。
これって常識?
74考える名無しさん:2007/08/16(木) 10:36:32 0
2004年09月17日
Natural Law とNatural Right
http://libertarian.seesaa.net/

レオシュトラウスの”Natural right and history"のNatural Rightが 自然権か、自然法かという点については、
以前、池田さんとMLでやりあったことがある。 単数形のNatural rightは、正確には(ロックの)自然権(=Natural rights)
ではなく、自然法のことだということは間違いない。しかし、自然権と自然法の区別は、あいまいなので致し方ない面も
ある。だが、法哲学的には、これらを混同するとわけが分からなくなることは確実だ。
レオシュトラウスは自然法を論じていたというのが一般的な解釈だ。(日本では知らないが) ハイエクが自然権でなく、
自然法をイメージしていたのと同じである。 自然権の場合は、どうしても”ロックの”という前提がつき、限定的なものと
なる。
(中略)
Anglo−Americanの国では、20世紀の後半にイギリス、アメリカ、ニュージーランドとリバタリアン革命(改革)が実現
した。これが可能であったのは、やはりこれらの国がコモンローの国であったからだろう。これはコモンローが、自然権、
自然法への親和性が高いという 意味でである。しかし、これもコモンロー体制が取り立ててよいという意味ではなく、
むしろLegal Positivismが積極的に悪(unjust)であるということだ。”保守”が明確に定義できないように、コモンローも
明確には定義できないが、Legal Positivismというものは、20世紀の現象として、明確に定義できる。
まず、LegalPositivismの大前提となり、その根本にあるのが、Natural Lawの”積極的な否定”である。
”自然”を否定し、”人知”つまり人間の理性を極端に重視するのが、Positivismだ。これに対し、
リバタリアニズムは、自然法、自然権ベースの政治思想である。保守思想が、そうだと言っても良い。
その意味でアナキズムは、保守思想とみなせる。

#逆に、バークの思想をアナキズムだと喝破したのが、M.ロスバードであった。
75考える名無しさん:2007/08/16(木) 10:52:36 0
http://libertarian.seesaa.net/article/37254721.html (Libertarianism@Japan)

ホップは、これから日本でももっと注目されていい存在ではないかと思う。とはいえ、リバタリアニズムの
コンテキストを理解している日本人などまずいないから、まだそんな段階ではない。

日本の研究者?のリバタリアニズム理解はあまりに低レベルで話しにならない。
日本では、ポパーもハイエクも、ノージックもそのコンテキストを理解できている人間は私の知る限りでは
いない。(というか、その筋の第一人者といわれてるらしい連中のレベルが低すぎるし、でたらめな理解を
している。)
これでは研究者というよりは、タダ飯食っているだけの教師というところか。文系の研究は、まっとうな
競争らしい競争がない事務員みたいな公務員社会なのだろう。(足のひっぱりあいだけは凄そうだが。)
中身(思考)が0でも、スノビズムだけで通用してしまうのは日本の文系の伝統のようだ。

しかしホップとかは、いい教師だと思う。こういう人の話からリバタリアニズムのコンテキストを解読して
いくしかないだろう。ホップも、始めは若者らしく左翼がかっていたが、その後、リバタリアニズムの存在
に目覚めたらしい。彼に言わせると、重要な思想家は次の順だ。
フリードマン<ハイエク<<ミーゼス、ロスバード
ミーゼス、ロスバード(ミーゼスの後継者として)が、いわゆるAustrian(オーストリア学派)の
最右翼だ。フリードマンはPositivist!だが、ハイエクは、フリードマンのPositivist的なスタンスを批判
していた。しかし、その反Positivismの姿勢が一番ラディカルなのは、ハイエクよりもミーゼスだ。そして
その正統的継承者としてマレー・ロスバードがいる。
そして、ミーゼスの反Positivism思想を、Praxeology(プラクセオロジー)という。
76考える名無しさん:2007/08/17(金) 07:40:56 O
実はとっくに資本主義は死んでいる。
残された選択肢は選民(賎民)脱出か集団自決だけ。そりゃみんな前を取るわな。
1番迷惑被るのは健全な人々。つまり選民(賎民)がこうありたいとする意味で健全な人々。
77考える名無しさん:2007/08/17(金) 08:24:04 0
そりゃまあ宇野理論あたりによれば、資本主義はとっくの昔に、社会主義より短い寿命
がつきて終わっちゃっているということになるわな。
78考える名無しさん:2007/08/17(金) 09:38:36 0
宇野ってそんなこと言ってんの?
79考える名無しさん:2007/08/17(金) 10:36:10 0
宇野派にいわせれば現代はポスト資本主義。資本主義はとっくの昔に崩壊している。
その代替としてポスト資本主義(欧州では社民主義)が出てきた。しかしそのポスト資本主義も崩壊寸前?
80第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/08/17(金) 10:44:09 0
サヨは資本主義を小さく見たがりますね。
81考える名無しさん:2007/08/17(金) 13:28:47 0
サヨじゃないよ。それは宇野派だけ。
82考える名無しさん:2007/08/17(金) 16:07:19 0
 「小さく」というか「純粋」にだな。「純粋」な資本主義だけが資本主義だと考えるから、それはもう
どこにも存在していないという論理になる。まあ、宇野派独特の言葉のアヤだな。
83第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/08/17(金) 17:04:26 0
そもそもマルクス的な資本主義は存在しないということかな。
84考える名無しさん:2007/08/17(金) 17:09:57 0
「資本論」そのものの資本主義はもともと存在しないしね。
あれは理念型のモデル理論だから。つまり純粋科学。
85考える名無しさん:2007/08/17(金) 18:35:07 0
というか、何かを「資本主義」と呼ぶか呼ばないか、というだけの
問題ではないのか。
それ以外の実質的な意味はあるのか。
86考える名無しさん:2007/08/17(金) 18:40:03 0
>>83
いや、だから>>81 それは宇野派的な資本主義の定義。
87第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/08/17(金) 19:28:02 0
宇野派だけでなく、サヨは資本主義の定義にこだわり、小さく見積もりがちでしょう。
88考える名無しさん:2007/08/17(金) 20:43:22 0
マルクスを読むと「資本主義しかない」と主張してるように感じるけど?
89絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/17(金) 21:35:12 0
>>87
「資本主義」という言葉にこだわってそれだけで一冊の本をものしたのは重田澄男先生よ。
ちょっと変わった本ね。
90考える名無しさん:2007/08/18(土) 16:46:54 0
資本主義なる珍訳語がそもそもおかしい
資本制でいい
91考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:10:26 0
1.自然法( natural law ナチュラル・ラー ) と 2. 自然権 ( natural rights ナチュラル・ライツ) と
3. 人権( human rights ヒューマン・ライツ )と 4. 人定法 ( positive law ポズィティブ・ラー) 
の関係と対立を副島隆彦の本から少し書き写します。

政治や思想を語る上でこの四つの事が分らなければ、欧米では向こうの高校生並みにさえ扱われません。
これらが分からなければ欧米人の本気の議論の輪の中になど入っていくことなど不可能なはずです。
なのでこの事を知らなければ自分の脳が現時点でどれほどのものなのかが分かるでしょう。
と、いってもあくまで一つの側面からですが。それでも判定基準にはなります。
それほどの大きな対立であり、常識ですから。
92考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:11:00 0
分りやすくアメリカを例に取って説明をすると、自然法、これはバーキアンBurkean(エドマンド・バーク主義者)
=「自然法」派である。彼らは「人間社会には、社会を成り立たせている自然の決まり、掟(natural law)がある」
と考える。この伝統保守派の代表は、長年『ナショナル・レビュー』という政治評論誌の編集長を務めているウィリ
アム・バックレーという老大家の評論家である。彼こそは”アメリカ保守の守護神”と呼ばれて、歴代共和党大統領
から尊敬されている人物である。日本でいえば小林秀雄や福田存にあたる。その後継者はABCのコメンテイターの
ジョージ・ウィルである。
アメリカの正当保守派はほかに、レオ・シュトラウス(シカゴ派哲学の大御所)や、フリードリヒ・ハイエクのような
日本でも知られた古典保守思想家も含まれるが、同じ保守思想でも、アメリカ土着の保守であるラッセル・カークらの
フィジオクラット(重農派)や後述するリバータリアン保守派とは区別される。このウィリアム・バックレー派の知識人
の大部分は共和党の本流として保守勢力の中心を支えている人々である。バーキアンの標語は人類の歴史をとうとうと
貫く普遍の真理を暗示する永遠の相の下に”という言葉である。だから彼らは本来あまり泥臭い現実政治には関わり
たくないと思っている。
93考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:11:39 0
この(1)のバーキアンとともに保守二大思想でありながら、バーキアンと激しく対立するのが、(2)の
ロッキアンLockean(ジョン・ロック主義者)である。これが「自然権」(ナチュラル・ライツ)派である。 彼らは
自然法の存在そのものは認めながらも、ジョン・ロック(およびジャン=ジャック・ルソー)が唱えた「すべて人間は、
決して奪うことのできない固有の権利 inalienable rightsとして生命・身体・財産の自由を持つ」という言葉に基づく
自然権のほうを重視する。ロッキアンもバーキアンと同じく自然法(人間社会を貫く自然の掟)を認めるのだが、それ
よりもこの自然権の方をより重要なものと考える。ロッキアンは具体的にはアメリカのエリート層である実務官僚や
法律家や現実的な政治家たちの集団であって、彼らロッキアンは、「法や思想が何を語っているかを問うよりも、自分
たちは個々の法律を解釈運用し実際に社会を運営するのだ」と考えるきわめて現実的な保守思想である。
この自然権派の現在の代表は、ロバート・ボーク(イエール大学法学部教授、連邦高等裁判所裁判官もしていた)であり
格調高く、かつ激しくリベラル派批判をする人物である。
(1)のバーキアンはこのロッキアンに対して、「そんなに憲法典を高く持ち上げてどうするのか。憲法が各種の人権を
保障したからといっても、それはどうせ紙キレだろう」と強い疑いの念を持っている。このバーキアン(自然法派)と
ロッキアン(自然権派)の巨大な対立軸のことが、この百年間、日本の政治知識人層には全く分からないのである。
94考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:12:27 0
この近代憲法典(フランス人権宣言やアメリカ憲法)が定めたジョン・ロック主義の「生命・身体および財産の、
国家からの自由・独立・不可侵」という自然権を二十世紀に入ってから、更に勝手に拡張して、「憲法はすべて
の人間の生活と生存を保障している(つまり社会福祉を保証している)」と言い出したのが、(3)の「人権
(ヒューマン・ライツ)派」たる現代リベラル派である。
この人権派は(2)の自然権という古典保守思想から派生したものだが、今や世界中で最大勢力である。日本では、
本来(2)の自然権派であった福沢諭吉や、「民本主義」の吉野作造の思想が、(3)のリベラル人権派のなかに
飲み込まれて行方不明になってしまい、リベラル人権派との区別がつかないまま今日に至っている。
この人権派は、実際には、社会主義(マルクス主義)思想の影響を受けつづけた人々の思想である。この人権派は、
当然のことながら保守思想ではなくて、左翼的であり、文字通りリベラル派である。あくまで(2)のロッキアン
の自然権派と区別をつけなければならない。このことが日本知識人層にはわからないのだ。
この人権派は、現在も世界中で大勢力であり、「世界人権宣言」や日本でも日本国憲法に定めがあることを根拠に
して、この福祉推進・弱者救済の人権派が主流・多数派なのである。アメリカ民主党はこのリベラル派の政党である。
それはニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙に代表される言論である。
95考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:13:18 0
実はもうひとつ巨大な思想勢力がいる。
アメリカの保守思想には、(1)(2)の外に、同じくイギリス近代政治思想からの源流を持つ(5)の
ジェレミー・ベンサム主義(ベンサマイト Benthamite) という特異な勢力が存在する。
このベンサマイトは、近年アメリカで隠然たる大勢力になりつつある思想派閥である。このベンサマイト
のアメリカ的展開を、”リバータリアン”という。

十九世紀中ごろのイギリスの奇妙な思想家、ジェレミー・ベンサムは、エドマンド・バークやジョン・
ロックの思想に激しく反対した。「その自然法や自然権というものが在るのなら、私に見せてみろ」と
言い放ったのである。したがって、この立場からは、人権派などはさらに木っ端微塵である。ベンサム
は「憲法典に書いてあるからといって人権が無条件に至上のものとはならない」と主張する。
このベンサム主義の立場を、”ポジティブ・ロー”(Positive law)という。日本の法学者たちは、
これを「実定法」と訳しつづけて、彼ら自身にもこのポジティブ・ローという法思想の核心点は全く
理解できず、意味不明のままである。このポジティブ・ローは、本来は「人定法」と訳すべきだ。
ポジティビズムとは、「社会のキマリは、神が決めるのではなくて、この地上の人間たちが決める
のである」という考え方である。「人間たちが人為的に、現実世界のルールを作るのである」
即ち、「自然の法」ではなく「人定」の思想なのである。だからポジティブ・ローとは、「神や
自然が、法を人間に与えるのではなく、法は人間たちが決める」という政治思想かつ法思想なの
である。当然、この立場は「何が正しくて、何が公平で、何が善であるかも、我々人間が決める」
という、恐るべき、神、自然法の否定の思想となる。
ベンサマイト(ベンサム主義)は、徹底的な社会工学的な思想であり、ヨーロッパ近代思想の最後
に登場した、巨大な星である。リベラル派の人々から見れば、悪魔の思想として憎しみの対象
となる。現に、社会主義思想を大成したカール・マルクスは、同時代人ベンサムを「最悪の俗物
ベンサム」と呼び、ジョン・メイナード・ケインズは、「蛆虫ベンサム」とののしった。
96考える名無しさん:2007/08/18(土) 17:14:18 0
さて、ここで注意していただきたいのは、「自然権」も、「人権」も大きくわければ「自然法」という立場に属している、
ということである。簡単にいえば、ある法について「道徳・正義・倫理が100%その法に反映されていなければ法
ではない」と考える人はとにかく「自然法派」に属すると考えて間違いない。副島氏の「世界覇権国アメリカ〜」の
276ページの図を参考にしてあらわしてみると以下のように大柄な対立構造がわかる。

自然法(自然権・人権・アニマルライツ・フェミニズムを含む)

× ――――――――――――――――――

人定法(実証法)
このように法哲学では大まかに言えば「自然法」と「人定(実証)法」という二つの思想の対立があるのである。
例えば「自然権」と「人権」との争いでも、それは自然法という枠の中の争いである、ということがいえよう。
法哲学の議論は、今も昔も自然法と人定法の二大思想の争いの中で行なわれているのである
97絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/18(土) 17:16:00 0
95さん、そんなに気張って書いても読む気が起こらんよ。
もっと読み手を意識して書けよ。それとかならずオチをつけろ。
98考える名無しさん:2007/08/18(土) 18:13:24 0
>>90
> 資本主義なる珍訳語がそもそもおかしい
> 資本制でいい

たしかにあのマルクスでさえ「資本主義」という言葉を
あの膨大な著作のなかでたった一回しか使用していないらしいね。
資本家的生産様式というのが正しい用法なのかも。
99絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/19(日) 03:29:23 0
>>98
「資本家的」とくると、宇野派で確定なのが常識です。宇野先生が資本制的とは使わず
かならず資本家的と使っていましたので・・・。
100考える名無しさん:2007/08/19(日) 08:19:55 0
「資本制的」と「資本家的」では意味が全然違うね。
前者は科学で後者はイデオロギーでしかないだろ。
資本を行使する主体を問う以上それは必然的に階級的になるしな。
宇野派が科学を装いながらもチグハグなのはそんなところにも原因があるわけだ。
101考える名無しさん:2007/08/19(日) 10:54:35 0
>>98
原語(ドイツ語)でも双方の訳が可能なの?
102考える名無しさん:2007/08/19(日) 19:39:16 0
 kapitalische Produktionsweise
 英語なら、capitalist mode of production
 直訳すれば、宇野のように「資本家的生産方法」となる。資本家が労働力と生産手段を購入して
生産を行う方法だから「資本家的生産方法」となる。きわめて科学的である。
 「資本制的」とか「資本主義的」というのはよほど定義を明確にしないとイデオロギー的になる。
103101:2007/08/19(日) 20:08:10 0
>>102
有難うございます。
104絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/19(日) 20:09:14 0
>>102
「資本主義的」はアウトだが「資本制的」はOKよ、たしか。
105絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/19(日) 20:16:58 0
>>104
あーまちがえた、その三つの訳語のどれでも正しい。
106絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/19(日) 20:19:36 0
>>105
大月の全集なら「資本主義的」、長谷部訳なら「資本制的」、宇野先生なら「資本家的」。
107考える名無しさん:2007/08/21(火) 07:49:08 0
訳でずい分違うんですねえ、まいったなあ。
108絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 09:05:20 0
>>107
原語が同じなので・・・、これはもう好みの問題・・・としかいいようがないです・・・。
マルクス経済学では、資本家が主体ではなく「資本」が主体・・・なので私は「資本制的」
・・・もしくは「資本主義的」・・・がいいと思いますが、「資本家的」でも
間違いではありません・・・。。
109考える名無しさん:2007/08/21(火) 10:35:12 0
絶対精神さん、もう経済学板には行かれないのですか?
批判コテがまた現れていますよ
110考える名無しさん:2007/08/21(火) 10:42:47 0
>>108
好みの問題じゃないでしょ。>>102のいうように原著の用語をみれば、
資本家的生産様式と訳すのが正しいことはすぐわかる。
ほかの訳し方はその訳者の考え方によって再解釈された、つまり訳者の
考え方がプラスアルファされたマルクス解釈によってもたらされたもの
であって、マルクスその人の用語ではないということは明らか。
111絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 13:57:51 0
>>110・・・
ドイツ語・・・をやってください。宇野派の人たちと・・・遊ぶつもりはありません。
>>109
・・・楽しそうですね。また行きますよ。でも今は正直、会計学と哲学(ウィトさん)の方が
楽しい。時間を無駄に使いたくありません。
112絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 14:13:21 0
>>111
経済学版に行ってみて、いまだに「私有」という人がいるので、いまだに「新講座派」
などという人がいるので少々びっくりしました。
私は実生活が楽しいので、ゴロツキと遊ぶつもりはありません。
113考える名無しさん:2007/08/21(火) 14:18:57 0
114絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 14:21:57 0
>>113
どうぞご自由に。学会でこの問題を蒸し返されてはどうですか?
115絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 14:50:01 0
>>114
ご活躍なされておられる宇野派の先生方はとても紳士的なのですが、経済学版の
「宇野を勉強した人たち」はゴロツキばかりで・・・或る意味納得いたしました・・・。
116考える名無しさん:2007/08/21(火) 17:15:07 0
>>113にみられるような、
マルクスは資本主義という語を使っていない。資本家的生産様式が正しい。
というのは、重田澄男氏あたりがむしろ宇野派への批判を込めて主張なさって
いるんじゃなかったっけ?
117絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 18:47:12 0
>>116
2ちゃんで経済学がんばってくださいね。
118考える名無しさん:2007/08/21(火) 19:44:25 0
    ____
   /__.))ノヽ
   .|ミ.l _  ._ i.) マルクスはワシが育てた!!ワシが育てた!!
  (^'ミ/.´・ .〈・ リ 
  .しi   r、_) |   フッハッハ!!
    |  `ニニ' /   
   ノ `ー―i´   

119絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 19:46:51 0
>>117
それと、ゴロツキの中に「くろしろー」さんは含まれておりませんので・・・、
一応付言しておきます。
120絶対精神 ◆mk/rozvbWA :2007/08/21(火) 19:48:08 0
>>118
やっとオチがつきました。
121考える名無しさん:2007/08/26(日) 00:57:35 0
kapitalische Produktionsweiseが「資本家的生産方法」?
資本家的といいたいなら、kapitalischeではなくkapitalistischeと
すればいいはずなのに。
122考える名無しさん:2007/08/26(日) 01:03:06 0
>資本家が労働力と生産手段を購入して
>生産を行う方法だから「資本家的生産方法」となる。

「資本家が労働力と生産手段を購入」などという限定はおかしい。

社会的生産と私的取得の矛盾とか生産の無政府状態とか
の意味合いを込めた用語だから、日本語では「資本主義的」
でいい。
の、
123考える名無しさん:2007/08/26(日) 07:20:08 0
124考える名無しさん:2007/08/26(日) 11:14:18 0
[3925] 「アングロ・サクソン人」という言葉は、安易に使ってはいけません。 投稿者:副島隆彦 投稿日:2004/12/19(Sun) 09:00:34
http://snsi-j.jp/boards/sample1/68.html

もっとこういう基本のところでの勉強不足が目立つのです。それから、ビル・トッテンという人物ですが、
彼は、アメリカ共産党(CPUSA、シー・ピー・ユーエスエイCommunist Party of the USA) の流れの人です。
彼は、60年代後半のベトナム反戦の運動の真っ盛りのUCLAにいたのであり、おそらくCPUSA の党員
だったでしょう。
私は、いくつかの研究会で、ビル・トッテン氏にあって、一度は、あからさまに " Weren't you a member of
The CPUSA at UCLA ?"「あなたは、UCLAの学生だったときに、アメリカ共産党の党員だったのではないですか」
と聞いたことがあります。
こういうことは日本語で言えば、非常に失礼かも知れないが、世界基準のインテリの間では、こういう事実確認は、
失礼ではない。これに対する、彼の返事がふるっていた。 「コーミュニズムを、共同体主義(キョードウタイ、
シューギー)と考えれば、ワタシワー、そうでーす」というものだった。 
私は、ビル・トッテン氏が、きっと今も彼のサイトで、自分の祖国であるアメ リカ帝国(この言葉を、最近は
彼も使うようになったようだ)の悪行の数々を、「ユニオン」誌のような、アメリカの堂々たる左翼たちの言論を
日本語に丁寧に訳して紹介して、「アメリカはワルーイ国。日本人を騙そうとしてイール」 と啓蒙活動をして
くれていることは、ありがたいことだと思っている。
おそらく彼のサイトから勉強している人たちのレベルは、それなりのものだろう。私は、ジョン・リードの伝統に
連なる、理想家肌の、古いアメリカ左翼の伝統への尊敬があるので、アメリカ共産党をさえ嫌わない。
私の「映画レッズ論」を読んでほしい
125考える名無しさん:2007/08/26(日) 11:15:20 0
しかし、ビル・トッテン氏は、私が、ノウム・チョムスキーの反戦思想やアメリカ帝国批判に、同調しないで、
彼を深く疑っているように、こういう手合いを、「グローバリストが放つ、第五列」だと思っている。
このことは、「覇権アメ」にすでに10年前に書いた。

ビル・トッテン氏が、「私もアングロサクソン(日本人向けに、WASPのつもりで言っている)ですが・・・」
などということがあるものか。彼は、あの体の特徴からしても、明らかに、アユケナージュ・ユダヤ人である。 
大きな鼻と耳を見てみるといい。自分がジューならジューとはっきりと言うべきだ。そうしないから、私のような
鋭い人間が、彼の言論を警戒するのだ。どうして、これぐらいのことも知らないで、副島隆彦の本の本当の読者に
なれるというのか。

そして、「副島隆彦が書いているアメリカ研究の細部が正しいか否かを、検証するために、ビル・トッテンの文章
と比較する」という事をやった、日本左翼系(リベラル)の人たちが数人いた。彼らは、私の本からたくさんの
ことを学んているくせに、そのことをおくびにも出さない。典型的な属国知識人だ。
126考える名無しさん:2007/08/27(月) 01:48:52 0
いづれのおほむときにかにやうごかういあまたさぶらひたまひけるなかにいとや
むごとなききはにはあらぬがすぐれてときめきたまふありけり
127考える名無しさん:2007/08/29(水) 10:50:16 0
>>122
「資本家が労働力と生産手段を購入」などという限定はおかしい。

社会的生産と私的取得の矛盾とか生産の無政府状態とか
の意味合いを込めた用語だから、日本語では「資本主義的」
でいい。

    Pm
G−W< ・・・P・・・W’−G’
    A

をよーくみてみ。 資本(家)が生産手段と労働力を購入して生産過程を営み、
製品を販売して売上高のうちに利潤(剰余価値)を回収している。
 このような個々の産業資本形式=資本家的生産が多数集まって織りなす社会は、
「資本家的生産方法の普及した社会」と『資本論』の冒頭でいわれている通りだ。

 もちろん、マルクスが使っていなかったからといって、そういう社会を呼ぶのに、
少なくとも日本語世界において、資本主義的とか資本制的とかいったほうがわかり
やすいというならば、それはそれでアリだとは思う。
128考える名無しさん:2007/08/30(木) 00:47:31 0
 個人資本家が中心だった19世紀イギリスのあり方から、株式会社が中心になったドイツ、アメリカ型に
変わっただけで、マルクスや宇野の厳密な概念構成からすればポスト資本家的生産方法に移行し始めた、と
いう理屈になる。

 まあ、概念の厳密な定義→ブロック積みのような厳密な論理構築
というのは、こんなもんだ。
129GoodWill:2007/08/30(木) 01:01:25 0
怨恨に満ちたマルクスは憎むべき具体的な人間像を必要としていた。
エンゲルスは資産家の息子で事業を継いだ資本家そのものであったが、
マルクスよりも人間的には狡猾であった。
130考える名無しさん:2007/08/30(木) 06:34:39 0
>>129
でも、私有財産の廃止という命題に、共産主義にとってそれは絶対不可欠だと一貫して
強く拘っていたのはマルクスではなく、なぜかそのエンゲルスのほうだったんだよね。
マルクスはそうではなかった。

米国の社会学者ランドル・コリンズ氏の本を読んでいたら、マルクスのことがボロクソに
書かれてあった。マルクス主義のなかで高く評価できる功績のほとんどは実はマルクスによる
ものでなくエンゲルスにあるだとか(これは日本のマルクス再評価論者とは正反対の評価?)。
マルクスは封建的な女性差別主義者だったが、エンゲルスはそうではなかったとかね。
131考える名無しさん:2007/08/30(木) 06:46:04 0
>>128
というより、株式会社こそ資本家的生産様式のもっともたるものにさえ思えるんだけどもね。
いまどきのグローバルな金融資本主義なんてのはまさしく資本論の世界なんじゃないかと。
日本的企業コーポラティズムに戦争を仕掛けてきたホリエモンとか外資系ファンドの侵入は
現代版のブルジョア革命じゃないかとね。
132考える名無しさん:2007/08/30(木) 08:55:16 0
 いやだから、個人資本家時代を前提にした概念構成を碁石としてまずおいて厳密な論理体系の
構築を行ったら、その後の歴史的な発展の推移を説明するのにいろいろと窮屈な面も生じてきた
ということがいいたいわけで。
 まあ、金融資本とか独占資本とかいって概念・論理の弥縫策をやってきたのがどこまで有効だ
ったか、という話もしなくちゃならないわけだが。
133考える名無しさん:2007/08/30(木) 11:08:32 0
>「資本家」が労働力と生産手段を「購入」

まるで「適正価格で購入した」かのようなイメージだね。
だったら、誰も困らないし、何も問題ないはずじゃん。
しかも、正当に購入したのに剰余価値を手にできるとは
まか不思議。
134考える名無しさん:2007/08/30(木) 12:56:57 0
>>133 それがマルクスの剰余価値説の基本中の基本。

 わが貨幣占有者は、商品をその価値で買い、その価値で売らなければならぬ。
そしてそれにもかかわらず、この過程の終わりには、彼が投入したよりも多く
の価値を引き出さなければならない。……
 ここがロドスだ、ここで跳べ!

(『資本論』第一巻第四章第二節)
135考える名無しさん:2007/08/30(木) 14:12:04 0
>>133は資本論の最初のほうもロクに読んでないことがここに判明
136考える名無しさん:2007/08/30(木) 15:58:29 0
>>133は資本論を読んでいる。自作自演。
137考える名無しさん:2007/08/30(木) 23:23:42 0
>>134
基本中の基本じゃありませんよ。
もったいつけた前フリの部分でしかありません。
だからさ、本質じゃない部分ばっかり引用するのはもう秋田ですよ。
138考える名無しさん:2007/08/30(木) 23:33:13 0
>>137
もったいぶらずに説明してください。
139考える名無しさん:2007/09/01(土) 19:27:00 0
資本家の本質は「労働力と生産手段を購入」することではありません。
本質的でないことで定義したらアカン思います。

140考える名無しさん:2007/09/05(水) 19:10:32 0
マルクスを読んだことはアリマセンですが興味があります。
それで、資本家の本質は何でしょうか?
いちばん興味があるところです。。。
141考える名無しさん:2007/09/06(木) 16:06:54 0
>>140
資本の人格化=資本家とかマルクスは言ってなかたっけ?
142考える名無しさん:2007/09/06(木) 21:45:07 0
     Pm
G−W< ・・・P・・・W’−G’
     A

の人格化が(産業)資本家。
「労働力と生産手段を購入」して生産、販売を行って
売上高を回収して利潤をもうけて資本を蓄積する。
143考える名無しさん:2007/09/07(金) 00:18:24 0
>>141は短いけど65点、>>142はいろいろ書いてるけど30点かな。
144考える名無しさん:2007/09/07(金) 07:12:35 0
>>143
ほな100点満点の解答をご披露願いまっせ。
145考える名無しさん:2007/09/07(金) 08:40:21 0
>>143
ppp、何を偉そうに。。。
146考える名無しさん:2007/09/08(土) 13:15:23 0
マルクスとエンゲルスはリカードゥよりはスミスの後継者っぽい。
むしろスミスの正統な後継者はマルサス/リカードゥではなく
マルクス/エンゲルスだったんではないかとさえ思える。
147考える名無しさん:2007/09/08(土) 13:16:33 0
>>140
パラサイト賃労働
148考える名無しさん:2007/09/10(月) 00:14:02 0
アメリカ資本主義もマルクスの「機械」に囚われてる時点でマルクスの直接的な後継者http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/scifi~1.htmシュンペーターはマルクスを師匠と仰ぎ、ロストウも元共産主義者なのだhttp://www.jca.apc.org/~yyoffice/dave-shohou(4).htm。
149考える名無しさん:2007/09/10(月) 00:17:25 0
どのSFを見ても階級闘争という亡霊が徘徊している。本来労働者の意であるロボットは資本家の財産ではあるがプロレタリアのトリビューンともなる。メトロポリスのローザ・ルクセンブルクたるマリア同志の如く機械の本性は前衛である。
150考える名無しさん:2007/09/10(月) 00:20:58 0
科学的に究極の未来社会は共産主義と言っても過言ではない。意識や身体が共有できるということはそれらの物質的な起源が解明されたことになる。ソフトウェア共産主義もネットワーク共産主義もその実験の一つ。同志諸君、トーバルズ同志に見習い邁進したまえ!
151大宇宙を共有する異星人:2007/09/10(月) 00:24:38 0
そもそもコスミズム宇宙開発にコミュニズムは密接に関わってきた。宇宙飛行、ステーション、衛星、探査機、宇宙生物学、ロケット工学などなど全ては同志の起源のものだ。これらをミサイルや軍事用として四海同胞の悪夢に変えたドイツやアメリカは責められるだろう。
152考える名無しさん:2007/10/06(土) 18:09:31 0
age
153考える名無しさん:2007/10/06(土) 22:43:59 0
高度化したロボットは階級意識に目覚め得るが、完全な分業用のロボット、つまり旧式が目覚める可能性は低い。
154考える名無しさん:2007/10/14(日) 16:36:00 Q
宗教が社会の基盤でなくなったとき、初めて宗教上の自由と平等が実現された
経済が社会的な認知と満足の基盤となったとき、初めて民主的な自由と平等が可能となった
同じように、経済的な平等は、それが社会にとって
最も重要なことではなくなり、新しい領域における自由と平等が
新しい秩序をもたらす約束となったとき、初めて可能となる
専ら反対するだけの運動は、その反対する秩序が存在して、
はじめて意義と訴求力をもちうる
批判だけが唯一の機能であるならば、社会的勢力としての社会主義は、
その存在意義を資本主義の存在と妥当性に依存せざるをえない
たとえ資本主義の信用を落とすことはできても、
それに取って代わることはできない
資本主義が崩壊するならば、社会主義もまた、
自らの意義と正当性を失ってしまう
−P・F・ドラッカー
155考える名無しさん:2007/10/16(火) 21:02:50 0
>>154
>同じように、経済的な平等は、それが社会にとって
>最も重要なことではなくなり、新しい領域における自由と平等が
>新しい秩序をもたらす約束となったとき、初めて可能となる

 マルクスは、経済的な平等なんぞを主張してはいないんだが…
 マルクスが構想したのは「各人はその能力に応じて労働し、各人
にはその必要に応じて分配される」社会だ。
 マルクスとしては、自分は「平等」などという理念は乗り越えたつ
もりだったのだろう。

 「共産党宣言」では、「平等(Gleichheit)」という単語は、ただの一
箇所だけ出現する。それも「ブルジョア的な自由と平等(b rgerliche
Freiheit und Gleichheit)」という、批判の対象としての論及があるだ
けだ。
 「資本論」はさすがに調べきれないが、第2編第4章第3節末尾で
は、「自由」「平等」「財産」の諸概念が、ベンサムにことよせて、コテ
ンパンにからかわれている。

 イエスが「律法を守れば神の祝福が与えられる」と主張した、などと
言えば、あまりのトンチンカンに誰だってあきれるだろう。
 しかし「マルクスが平等を主張した」という初歩的な誤解が、右翼に
も左翼にも中道派にも広まっているのは、何とも困ったものだ。
156考える名無しさん:2007/10/22(月) 12:24:26 0
次スレ:マルクスとハイエクが意外に近しかった件
157考える名無しさん:2007/11/07(水) 13:55:43 0
資本=蓄積された労働という定義がないため、議論が空回りしていると思われ
158考える名無しさん:2007/11/07(水) 14:06:27 0
>>155
>「各人はその能力に応じて労働し、各人
>にはその必要に応じて分配される」

これは、高度成長期のサラリーマン社会ではある程度実現された。
能力のある者は多いに、ない者はそれなりに働くが、同期入社は同一賃金。
(能力に応じて労働)
能力のある者は多いに、ないものはそれなりに働くが、賃金は年功序列。
これは要するに「中年になって結婚したり家を持ったり、社会的対面を
保つために金が必要になるころに給料も上がる」というシステム。
(必要に応じて分配)

今でも「良い時代」として懐かしむサラリーマンが多いのもうなずける。
159考える名無しさん:2007/11/07(水) 19:40:04 0
>>158
もちろんそれも大企業を頂点にしたピラミッド型の格差社会のなかの上層部で
実現したことなんだよね。アメリカだって勤続年数の長いクラスはいる。
下層の流動性が高いだけど、上のクラスを比較すると米国のほうが終身雇用的。
160考える名無しさん:2007/12/15(土) 20:46:06 0
26 名前:OFW :2001/06/02(土) 00:22
どもです。マルクス関連のスレはこれで幾つめかな・・・。

>>3
ネットに乗ると引用も楽ですね。しかし、対談録という性格上議論が厳密でないせいか、ざっと読んだだけでも
随所に反論したくなる所がある。
「マルクスはたんに「批評的」なんです。」(柄谷)とは、批評家としての自らの立場にマルクスを引き寄せてしまいたい、
と言う動機がなんとなく感じられ。(その後の活動は唐突だが)マルクスは「批評的(評論家的)」ではなく、徹底して
<批判的>なのです。

>>5
>「ルイ・ボナパルトのブリュメール」
私も好きですね。『フランスにおける内乱』を含めて、現代でも間違いなくジャーナリスト大賞を取れるでしょう。

>>6
>マルクスは哲学者としては二流
それは残念だな。しかし、奥さんは美人だったそうな(関係無い?失礼)。

>>12
>資本論を一行づつ読むスレッド
ネット上にはドイツ語や英語訳はあるが、和訳は現在プロジェクト進行中
ttp://www.cpm.ll.ehime-u.ac.jp/AkamacHomePage/
DVProject/DVProjectJ.html
また、下記のサイトで『共産党宣言』その他が参照可能。
ttp://www5.big.or.jp/~jinmink/TAMO2/DT/index.html
その他、(新)左翼諸政党HPに労働者向けの解説がある。

>>16(RAGEさん)
>解説書ってないですか?
17氏も言うように、原著を読む方が良いでしょう。ただいきなり『資本論』から始めるのは、無謀でしょう。
初期の頃の著作から追って行きながら、マルクス独特の思考法に馴染むのが宜しかろうと。
161考える名無しさん:2007/12/15(土) 21:39:16 0
マルクスの思想を追うには、
共産党宣言→空想から科学へ→ブリュメール18日→賃労働と資本と進んで資本論でいいんじゃね。
賃労働と資本の後に経哲草稿を読むのもいいかもしれないが。
162考える名無しさん:2007/12/16(日) 08:37:56 0
>>161
『経哲草稿』って心に沁みる名文句がたくさんあって
私は今でも好きで時々読みます。
もっとも、ガチガチの唯物論者には極めて評判が悪い
著作らしいです。
吉本隆明さんも、現在でも情況に拮抗しうるのは
『ド・イデ』と『資本論』だけ、として『経哲草稿』を
除外してますね。
それと、廣松渉さんでしたか、マルクスは『経哲草稿』を
捨て去った(or 乗り越えた)時にはじめてマルクスになった、
ってなことを書いてましたね。
163考える名無しさん:2007/12/16(日) 12:18:32 0
○経(笑)
164考える名無しさん:2007/12/17(月) 13:11:59 0
※参考:「図解これがネットウヨク(保守派)」

    / ̄ ̄ ̄ ̄\←日教組への反発を言い訳に勉強しなかったので中身からっぽ。
   (  人____)
    |ミ/  ー◎-◎-)←「株」という字が「妹」に見えてしまうほどのヲタク。
   (6     (_ _) )
  _| ∴ ノ  3 ノ←元慰安婦の女性を「売春婦」呼ばわりして恥じない。
 (__/\_____ノ__
 / (__))     )
[]_ |  |  日本会議ヽ←国民の歴史という「大きな物語」との一体感に酔い痴れている。
|[] |  |______)
 \_(___)三三三[□]三)← いま童貞。これからもずーっと童貞。
  /(_)\:::::::::::::::::::::::/
 | 正論 |::::::::/:::::::/
 (_____);;;;;/;;;;;;;/
     (___|)_|)←戦争被害者の声を踏みにじることによってしかアイデンティティーを維持できない。
165考える名無しさん:2007/12/17(月) 19:39:40 0
-----------------------------------------------------------------
1949年 東トルキスタン侵略、占領(ウイグル大虐殺)、民族浄化継続中
1950年 大躍進、文化大革命3000万人大虐殺開始
1950年 朝鮮戦争参戦
1951年 チベット侵略、占領(チベット大虐殺)、民族浄化継続中
1959年 インド侵略(中印戦争)アクサイチン地方を占領
1969年 珍宝島領有権問題でソ連と武力衝突
1973年 中国軍艦が佐渡島に接近、ミサイル試射
1974年 ベトナム、パラセル諸島(西沙諸島)を軍事侵略、占領
1976年 カンボジア、クメール・ルージュによる大虐殺を強力支援
1979年 ベトナム侵略(中越戦争)、中国が懲罰戦争と表明
1988年 スプラトリー諸島(南沙諸島)を軍事侵略、占領
1989年 天安門事件
1992年 南沙諸島と西沙諸島の全てが中国領土と宣言
1995年 フィリピンのミスチーフ環礁を軍事侵略、占領
1996年 台湾総統選挙恫喝、台湾沖にミサイル攻撃
1997年 フィリピンのスカーボロ環礁の領有を宣言
1997年 日本の尖閣諸島の領有を宣言
2003年 スーダンのダルフール大虐殺を強力支援
2005年 日本EEZ内のガス資源を盗掘
-----------------------------------------------------------------

2007年現在でも、非漢族に対する大虐殺、婦女子を強制連行・中絶・不妊手術、
まさしく民族浄化を継続中である。

記録に残ってるだけでもこれだけあるのに、
「中国は歴史上、他国を侵略したり、他国の領土で殺人・放火をしたことはない」
が政府の声明。

侵略と虐殺の限りを尽くすナチより凶悪・残虐な中国共産党。
そんな奴らにシンパシーを感じる馬鹿サヨ連中はキチガイとしか言いようがない。
166考える名無しさん:2007/12/18(火) 02:16:03 0
>>165
>そんな奴らにシンパシーを感じる馬鹿サヨ連中はキチガイとしか言いようがない。

 コピペにマジレス、スレ汚ししてすまんが、文革の真っ最中のML派ならともかく、
今の日本で中共にシンパシーを感じている馬鹿サヨとは、どのセクトのことだ??
 具体的にセクト名を挙げてくれ。話はそれからだ。

 それに、コピペするなら中身をよく見てからにしろ。毛沢東の建国宣言の1949から
時計を回し始めたズルい文章をコピペしているが、中国人が自民族・他民族の虐殺
をしたのは、1949年よりはるか昔からだ。
 清の乾隆帝は10回の内外大遠征(実態はイスラム教徒や異民族の大虐殺)を敢
行し、「十全老人」と自称して開き直っていた。

 中国の歴史と中国人による虐殺の歴史と、どちらが古いか分からないくらいだぞ。
司馬遷の史記に、滅亡した秦の将兵が崖から川に突き落とされて大量虐殺された
話がもう載っている。

 哲学板を荒らしに来るなら、それなりのオツムを備えているかどうか、自覚してから
入って来い。
167考える名無しさん:2008/01/10(木) 00:52:27 0

「マル経難民」の床屋談義

金子勝 『反グローバリズム』岩波書店

著者は、経済理論学会(マルクス経済学の学会)に所属する経済学者では随一のマスコミの人気者である。「ブッシュはバカだ」とか「小泉改革はニセモノだ」というような床屋政談が受けるらしい。
この本も、最初から最後まで学問とは無縁の「ぼやき漫才」のようなもので、まあそういう読み物としてはいいが、まじめに受け取るべきではない。
マル経は、今でも一部の大学には講座の枠が残っているので、無能な学者でも職にありつける「穴場」である。しかし、よりどころとする理論が崩壊してしまったので、「きわもの」的なテーマを探すしかない。
こういう「マル経難民」が好んで選ぶテーマが「国際」「情報」である。このフレーズさえつければ文部省から科研費が引っ張れるし、状況の変化が激しくて「近経」の理論がついていけないので、「床屋理論」でも何かいえそうだからである。
そもそも著者のいう「グローバリズム」とは何なのか、ちゃんとした定義も書かれていない。国際会計基準と年金改革の話がごちゃごちゃに並んで、「グローバル・スタンダード」への非難が繰り返されているだけだ。
改革を批判するときの根拠は、いつも「リストラしたら景気が悪くなる」というだけで終わりだ。「市場の失敗」を非難するが、「政府の失敗」については何もいわない。
こういう介入主義もマル経の悪しき遺産である。著者は「主流派経済学」を批判するが、それを理解していないことは明白である。「情報の非対称」や「ゲーム論」についての孫引きをもとにした一知半解の「批判」はなかなか笑える。
この程度の学者でも慶応大学に職を得られるぐらい、日本のマル経業界は「売り手市場」になっているわけだ。先進国で最低レベルといわれる日本の大学の恩恵を受けている著者が「グローバリズム」に反対する理由はよくわかる

http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/Kaneko0.html

168考える名無しさん:2008/02/09(土) 10:08:02 0
169考える名無しさん:2008/02/09(土) 10:08:34 0
D
170考える名無しさん:2008/02/09(土) 10:09:02 0
お前もう俺から逃げられないぜ
171死して屍拾う者なし:2008/02/16(土) 15:11:48 0
日本国民に告ぐ。
僕は太田寿だ!
無能だかハイデガーだか知らないが、お前はスポンサーの存在を我が英国にバラし
ていい気になっているらしいが、それではアメリカ南部のゴミクズどもと一体何が
違うのか!僕はつんぼだからいつでもかかってこい!
172死して屍拾う者なし:2008/02/16(土) 15:18:08 0
日本国民に告ぐ。
僕は太田寿だ!
もぐたんだかモグモゲラだか知らないが、お前は地べたを部屋にしていい気
になっているらしいが、それではアメリカ南部のゴミクズどもと一体何が違
うのか!中上酒は路地においてのみ熟成される!
173考える名無しさん:2008/02/16(土) 15:24:17 0
埋め埋め(>_<)(^_−)
174残して届捨う者なし:2008/02/16(土) 15:26:48 0
日木国民に告ぐ。
撲は大田寿だ!
もぐなんだか毛グモゲラだか知らないが、お前は池べたを部屋にしていい気
にたっていろらしいが、それでほアメリ力南部のゴ彡クズどもと一体荷が違
うのか!中止洒は路地においてのみ塾成される!
175考える名無しさん:2008/02/17(日) 07:22:19 0
>>160
おえ、OFWのコピペの続き、早く続けんかい。
待っちょるげな。
176再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:36:51 0
28 名前:OFW :2001/06/02(土) 06:07
>>25
>ヘーゲルを知らずしてマルクスは理解できないって意見をどう思う?
別に知らなくても良いが、商品・貨幣・資本の本質を理解するためには唯物論およびいわゆる
弁証法的な思考は必要でしょうね。実際、マルクスが明らかにしたにも拘らず、「お金って何?」に
関して未だに無理解が続いているのは、<価値><実体>等の概念把握ができていないため。
そもそも<概念的認識>に対する無理解は、専門分化した科学共通の限界であり、社会科学
では致命的ともなり得る。

>>27 (福田でぶ和也さん)
>マルクスの弁護士・柄谷
そうとは思えないな。むしろマルクスを自分の趣味(理念といってもよい)に合わせて解釈あるいは誤読している
だけのようですが。
多分「本当は私も良く分からない」と言うべきなのでしょうが、彼の言うマルクス像をそのまま受け入れてしまう
怠惰な読者が多いため、結果として 「コミュニズムは所詮不可能だ」といった宣伝に手を貸すことになる。
「自由で自立した」知識人が繰り返しマルクスやコミュニズムに言及する理由は一体何なのかな。
労働者に対する倫理感?
177再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:38:59 0
33 名前:OFW :2001/06/02(土) 21:03
>>29(福田でぶ和也さん)
>その可能性とは何かを教えて頂きたいのですが・・・
一般に可能性とはどのような思想や事柄にもあり、結局それを活かす主体に依存して
現実的か否かが決まる性格のものですから、強いて答えるなら、
「労働者階級にとって、自己の解放のために無限の可能性がある」としか言いようがない。
(資本家にとっては無限の不可能性しか無いのと同様)
そもそも「マルクスに可能性はあるのか?」という設問自体が暗黙の前提を含んでいるから、
「あなたは何を<マルクス>と呼んでいるのか?」と聞き直す必要がありますね。
たとえば、また>>3のサイトから引用すると、「コミュニズムというのは世界市民的社会だと思います。」(柄谷)
と言われており、<コミュニズム>に関する平均的な理解から外れているらしく、そうなると「コミュニズムに
可能性はあるのか?」と聞かれても即答できないでしょ?
そしてそれは、「共産主義とは達成すべき何らかの状態を言うのではない。それは現実の中にあって、
それを止揚しようとする不断の運動を言うのである。」(マルクス)とも、さらに異なるし。
(本当にマルクスを読んだのかなぁ・・・)
178再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:40:18 0
40 名前:OFW :2001/06/03(日) 07:25
>>34(福田でぶ和也さん)
>私の理解するマルクスは生産を神秘化したフェティシスト
それはあなたの誤解です。(やすいゆたか氏に近接しているな。)

>子供や老人や病人は誰かから生産物を収奪せずには生存できない
それは「収奪」とは呼ばないな。味噌もクソ(失礼)もごったですね。

>病や老いは人間にとって不可避だからです。
身体的病気や老人は生物学的な自然ですが、階級とは社会的な存在であり、なくす事ができる。
それが、「マルクスの可能性」ですね。
社会学板にもありましたが、小室直樹氏のいう<社会科学的思考>を身につけることが必要です。

>>36(福田でぶ和也さん)
>私はブルジョワ階級の人間
それは自分を誤解しているのでは?
ヒットラー、ニーチェ、三島由起夫を含めて、プチ(小)プルジョアと呼ぶべきでしょう。
本来のグラン(大)ブルジョアはまさに「資本の人格化に過ぎない」(マルクス)から、黄金色を除き、
およそ美などには関心が無い存在です。
確かにファシズムは中産階級の社会経済的な不安定さが社会心理的な不安に反映して起こった
政治現象と言えるが、美的現象ではないでしょう。 
・・・まぁ、限りなくネタスレになりそうなので、この程度で。
179再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:42:27 0
58 名前:OFW :2001/06/04(月) 23:04
>>43
>その二項対立を、・・・マルクス的思考の形式上のダイナミズムとして
「賃労働と資本」の本質的対立=本質的同一関係という形式はまさに弁証法的な運動の中に
置かれているわけです。
<労働力商品>としての賃労働者の生産的労働が<(経済的)価値>の源(実体)であり、
それは社会的生産が私的に行われているという資本家制的生産様式の必然的な結果だ、
という点を捉えたのが<疎外された労働>から始まるマルクス的思考の到達点でしょう。
それは「人と人との関係がモノとモノとの関係として現象する」(マルクス)という、いわゆる<物象化>
(俗物主義や社会システム化でもある)として、社会全般を覆っている転倒した事態の根元でもある。
貨幣の力は何よりも強い。何故ならそれは人間の類的な本質力をモノとして外化(疎外)させた、
全能の神(但しあくまで世俗的な神)の地位を占めているから。
天上の神よりは地上の神の方が無限に多くの現実性をもつのは、けだし当然でしょう。
(このあたりは『聖家族』、『ユダヤ人問題によせて』に詳しい。)
家族の問題として考えても、「父性の復権」「父権の確立」などは全く見当違いの俗物的な精神論
に過ぎない。
家族が協働的社会に開かれているか否かが重要な視点であり、小市民的な父性をいくら振りかざしても、
所詮無力なもの。「お父さんは誰にリストラされちゃったの?」など言われて。
必要なのは、労働者大衆的な<地底からの唯物論>であり、ヘーゲルの哄笑もプロレタリアのそれ
によって歴史的な真理を得ると言えるでしょう。・・・質問の趣旨と違ったかな?
180再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:44:14 0
73 名前:OFW :2001/06/06(水) 02:15
>>61
(横レス失礼)
>ポトラッチの自発性が近代社会の自発性と異なるのか
マルクス主義的・経済人類学的視点から言えば、たとえばポランニーあるいはモーリス・ゴドリエを
参照すれば、一定の経済社会構成体の本質を解明する際には、その社会において
「何が<生産関係>として機能しているのか」がまず問われるべきだ、ということです。
<ポトラッチ>(収奪−贈与)という経済的=政治的関係はそれが社会の再生産を規定する
主要なものであるかどうか、によって生産関係と見られ得るかどうかが決まる。
明らかに、資本家制的生産様式の下では<交換>が支配的な関係様態であり、
<収奪>あるいは<贈与>は二次的なものでしょう。すなわち、擬制の等価交換としての<搾取>
という近代的な関係は<収奪><贈与>というカテゴリーに還元できないということです。

>>62
>アメリカは日本から搾取し、日本はアメリカから搾取する。
不正確な表現ですね。「アメリカ」「日本」とは単一な主体ではなく階級に分裂した<国家>という幻想の
共同体であり、搾取の真の主体ではない。

>搾取できる市場
市場は常に等価交換に基づくのであり、労働力市場もまた同様です。そこに資本主義の秘密がある。
181再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:45:31 0
74 名前:OFW :2001/06/06(水) 02:19
>>64(福田でぶ和也さん)
>彼らはむしろ「国家」にすがるだけですね。
かって「国家社会主義」として登場したナチズムの経験は生かされずかな。

>柄谷も言うように、精神とは「外部性」であり、
そんなことを言っているとしたら?ですね。精神こそ内面の力です。

>元々家庭という閉鎖的共同体(母子一体関係)の外部に立つ者
母子家庭が家庭の原型?

>家族共同体を解体し、社会性へと解放する可能性をもっている。
歴史上、血縁に基づく伝統的共同体が解体され<国家>が成立したが、それは一方で戦争と略奪、
他方で商品交易によってでしょう。

>>69(G-W-G'さん)
(横レス失礼)
>一度交際という「社会的関係」を経ているや否や?
<援助交際>は貨幣と愛情との等価交換ですが、無論「援助」という言葉通り、不等価な等価交換
という<社会的関係の不可能性>を示している。
ギブアンドテイクとは卑小な商人的モラルであり、交際(社交)の本分に反する非社会的な行為(取引)
でしょう。
GがいかにしてG'になり得るか。確かに「政治的動物」としての人間は交際好きであり、引きこもりは
非社会的と言えるかも知れないが、疎外された利己的・打算的社会に対する受動的な反発であり、
本来の精神的な社会(人倫)を求めているとも言える。
182再入門すっかな。:2008/02/27(水) 18:47:35 0
83 名前:OFW :2001/06/07(木) 06:09
>>76(福田でぶ和也さん)
>「交換」は「命懸けの飛躍」を伴うとマルクスは言う
不正確な引用。
等価形態における交換=商品売買における価値実現の偶然性として「命懸けの飛躍」が
言われるのであり、交換一般ではない。
>その命懸けの飛躍を隠蔽するものとして、資本主義と共産主義がある
信用制度は資本主義の高度化ではあるが、資本主義一般ではない。
また、自己流の「共産主義」は共産主義の隠蔽でしかない。
>交換(コミュニケーション) を拒否
経済的カテゴリーと精神的・社会的カテゴリーとを同一視するのは誤まり。
それは類推(アナロジー)という原始的思考であり、類似性を同一性と混同することは<分裂病的思考>
に繋がる。擬電波的と言われる所以です。
>それは命懸けの飛躍という交換の本質の否定にすぎない。
信用は本質の否定ではなく、その矛盾の発展なのです。破局を先延ばしにしても本質力は自己を貫徹し、
運命的必然(精算日)として突如襲う。
>ところで、資本主義者にも共産主義者にもユダヤ人が多いよね。
まさに<ユダヤ人>の実体化であり、類概念と個体概念の無媒介的な同一視。
資本主義がユダヤ人的なのでなく、多くのユダヤ人商人が資本主義的なのです。確かにユダヤ教では
偶像崇拝を禁止するが、商業では現世の神である<貨幣>を崇拝する。
<ユダヤ人性>とは貨幣物神としての物神崇拝の完成を指しているのであり、フェティシズム的資本主義
の精神をです。

>>82(RAGEさん)
>「命がけの飛躍」って何だ?
商品生産の場面において価値が形成されても、商品が市場で売れて価値が実現されるかどうか
(商品が実を示せるかどうか)はまったく分からない。
価値の形成とその実現とが切り離され、市場の偶然性の中に置かれているという、資本主義的市場
経済の無法則的な法則性・非合理性を言います。
通常「付加価値」などと言いますが、利潤とは実現された価値からの控除(分け前)に過ぎない。
183考える名無しさん:2008/02/27(水) 18:55:11 0
OFWってあの唯物論研究会の?
184考える名無しさん:2008/02/28(木) 09:13:17 0
>>183
違うやろ。
マルクス主義同好会とちゃうか?
185考える名無しさん:2008/02/29(金) 14:38:59 0
株板見てると資本主義終了とか安易に口にするバカが多くて萎えるわ
186考える名無しさん:2008/03/01(土) 16:45:36 0
>>185
資本主義が終了しちまうと、共産主義の存立基盤が無くなるので、
共産主義者は資本主義存続に向けた行動を開始するだろう。
安心めされよ。
187考える名無しさん:2008/03/02(日) 08:43:59 0
>>186
つーことは、資本主義あっての共産主義って理解だな。
188考える名無しさん:2008/03/03(月) 03:09:09 0
では封建主義あっての資本主義か。
189考える名無しさん:2008/03/03(月) 23:20:40 0
○のやつらは無能なくせに金にだけは汚い奴ら
190考える名無しさん:2008/03/07(金) 12:54:15 0
向坂逸郎が岡崎次郎に対して行った仕打ちを見れば、
マルクス主義なんて壮大な自己欺瞞だったことがわかる。
どんな利己的な資本家だって向坂ほどのひでえことはしないよ。
191考える名無しさん:2008/03/08(土) 09:31:01 0
>>190
なーるほど、向坂の行為即マル糞主義とは、いやはや短絡の極みだな。
それと、"利己的"でない資本家なんぞ存在しない、つか、"利己的"な存在
を指して資本家と呼ぶのだが。
192考える名無しさん:2008/03/08(土) 12:58:29 0
利己的であることが資本家であることの必要条件だとしても、

>どんな利己的な資本家だって

の文は別にそれを否定していない。利己性の度合いが強いことを述べただけではないか。
193考える名無しさん:2008/03/08(土) 16:43:57 0
他人の手柄を奪い取るやつしかいない
しかも現実の経済と違って報酬すら払わない
194191:2008/03/08(土) 17:09:33 0
>>192
失礼いたしました。
厭味な書き方でした。
195考える名無しさん:2008/03/09(日) 08:06:00 0
>>194
2chなんかで素直に謝罪してるのを読むと、なんか萎えてくる。
やっぱ歳かね。
加齢ってマジ嫌だ。
おっと、俺は192氏じゃないよ。
196考える名無しさん:2008/03/09(日) 13:19:05 0
資本論を全巻読破すると神龍が召喚できるんだぜ。
これ豆知識な。
197再入門すっかな。:2008/03/10(月) 19:39:30 0
89 名前:OFW :2001/06/07(木) 22:03
>>86(福田でぶ和也さん)
>人は「単純な価値形態」の偶然性=命懸けの飛躍にもろに直面する
誤まり。
単純な価値形態(物物交換における価値)は飛躍を伴わないが故に単純と呼ばれる。
それはあくまで価値の可能性であって、現実的なものではない。
物物交換においては、使用価値と交換価値との矛盾が内的に統一されており、
相対する生産物の量に応じて任意に交換比率が設定されるが故に、偶然的な交換なのです。
それに対して資本主義の下では、その偶然性が必然的な偶然性として現実化されており、
誰もが命懸けの飛躍を日々行わざるを得ない。
隠蔽どころか、常に破産や失業の不安を抱えており、それが赤裸々になっている姿が貨幣経済
および信用経済の常態です。
ハイパーインフレが引き起こすもの、それは価値が幻想的な存在であることの現実化であり、
価値の消滅でしょう。
価値法則は、実際に社会的な依存関係にあって協働関係を結んでいる人間が、
その社会経済的な合力を私的に占有しようとするために成立する擬自然的な法則です。
価値とは<社会的な必要労働>が物象化(過去化)した姿であり、社会の再生産にとって
労働が必要である限り、そしてそれが「他者の労働」である限り、必然的な存在でしょう。
また、「類的なもの」と「個別的なもの」の転倒が、<モノ>(所有)の観念論であり、
過去の(死んだ)物質が現在の(生きた)人間を支配する転倒した世界を現出する。
実際、かってのドイツでは、行き詰まったハイパーインフレから先祖帰りの非合理としてファシズムが登場した。
無意味なのは過去の資本であって現在の労働ではなく、
モノに憑かれた人間であって現実的な(働く)個人ではない。
個人の解放のすべてはその類的な解放に懸かっている。
それが共産主義と呼ばれる未来に向かう運動です。
「終りなき現在」の無意味な戯れとは資本の運動の受動的な反映(表象)に過ぎないでしょう。
198再入門すっかな。:2008/03/10(月) 19:45:53 0
107 名前:OFW :2001/06/10(日) 07:32
>>106(くりたんさん)
>(先天的な欠如)は確かに共産主義革命をもってしても、どうにもならない
自然的・先天的な<欠如>は必ずしも社会的な欠如ではなく、
美的価値や社会差別に直結するものではない。
確かに自然は不平等とも言えるが、それが何らかの実効性を持つかどうかは社会の在り方に依存する。
199再入門すっかな。:2008/03/10(月) 19:48:36 0
114 名前:OFW :2001/06/11(月) 20:04
>>109(福田でぶ和也さん)
>精神分裂病
「フロイトの業績」スレにも書いたが、分裂病がいかなるものかは中井久夫氏の本でも読んだ方が宜しかろう。
実際の事件を安易にネタにしないこと。
疎外(Alienation)は財産(Property)の譲渡でもあり、
自己の固有性の喪失(他者化)としての狂気でもあるから、社会的人間の本性に関わる事態でしょう。
フォイエルバッハの人間学的唯物論によって、
宗教的観念が人間の類的本質の自己疎外として捉え返され、観念論の逆立ちが明らかにされたことで、
初めて人間が感性的・情熱的・身体的な現実存在であることが哲学的に示された。
マルクスはその不徹底さを批判したが、「フォイエルバッハにより、哲学は本質的に終りを告げた」と言われたように、
それはおよそ哲学一般の止揚(現実の実践への解消)の始まりを告げるものだった訳です。
(現象的には観念論は未だ花盛りで、この板でも唯物論への関心は殆ど見られないが、
観念論哲学はますます出口無しの様相を呈しつつあり。)
マルクスの唯物論は徹底的に実践の哲学であり、
自然の一部である人間が自然との関係を自己との関係として捉える媒介として、社会的労働を正面に据える。
賃労働においては、労働の成果において対象的自然が主体化されることにより達成されるべき類的・社会的
な自己確信が阻止され、自己対象化活動は自己喪失として、
見知らぬ<モノ>(商品、貨幣)の内に消え去り(実体の闇への消滅)、
その結果、対象世界は疎遠な世界として現象するという訳です。
ちょうど「利子生み資本この逆立ちした資本世界の狂った花嫁」と呼ばれたように、
貨幣の力は類的人間の疎外された本質力そのものであり、(カネがカネを生む)金融資本において、
私的所有(Property)という共同的世界の譲渡が完成する。
イデオロギー的転倒や精神病理学的症状形成も、
それを基礎にした社会心理的な疎外の一つとして見るべきでしょう。
しかし、事柄の弁証法的な本性は資本主義の胎内から<否定の否定>として自己の真理を顕現せずには措
かない、とか言われ。
200再入門すっかな。:2008/03/10(月) 19:49:36 0
118 名前:OFW :2001/06/12(火) 23:40
>>115
>細かすぎて字が見ずらい
どもスマソ。1レスの中にまとめるのは、結構大変なのです。
>>116
>資本と労働者の綱引き大会の歴史??
ある点ではそうでしょう。そして、労働価値説の歴史的な検証でもある。
労働(抽象的人間労働)こそが価値の源泉ということから、
労働時間の短縮は資本家と労働者の双方にとって死活問題です。
労働日(日払い賃金の基準単位)が自然的・物理的な長さではなく、
社会的に伸縮するものであること、そしていわゆる搾取に関する主要テーマであったことが跡付けられている、
と見るべきでしょう。
労働日については、現在でも「時短」として労使間交渉の主要なテーマであり、
また「1日は何時間だ?」とは、納期が迫った時に、上司が部下に向ってよく使う言葉です。
当然1労働日は24時間まで伸ばせる(皮肉)。
>>117(福田でぶ和也さん)
>人間にとっての本源的ダブルバインドは、生と死ですね。
だいぶネタ切れの感じ・・・。ダブルバインドの本来の意味は
「『生きろ』と励ます相手の顔が『氏ね』と告げている」といったコミュニケーション上の背反(バイアス矛盾)の
事態を指しており、生死の矛盾とは無関係。
>「意識のリレー」(埴谷雄高)
正しくは『精神のリレー』です。
それは高橋和巳の追悼から始まった講演会シリーズの記録です。
あの雰囲気はもはや戻って来ないだろうが・・・。
講演者の一人でもあった吉本隆明氏はその後「昼寝のすすめ」だそうで。
>芥川
そう言えば、前日本共産党議長の芥川論である『敗北の文学』は当時の『改造』懸賞評論で1等をとり、
小林秀雄の『様々なる意匠』を破ったが、時代は変り、現代では『マルクスその可能性の中心』が文学賞を取る。
しかしながら、日本の知識人は哲学的あるいは政治的な事柄を文学的に捉え、
客観的な論理を表象あるいは倫理に流す点では相変わらず、かな。
・・・ということで、私も閑話休題デシタ。
201再入門すっかな。:2008/03/10(月) 19:52:14 0
144 名前:OFW :2001/06/15(金) 22:02
>>123
>社会嫌悪に陥って出社拒否になりそう
それは余り感心できないな。
抽象的な否定は第一の否定であり、非現実的なもの。
否定的環境下にせよ会社の中にも真の社会は存在するのです。
>社会嫌悪の人間のための受け皿を積極的に作ろうとしない
「労働者階級の解放は労働者自身の行為でなくてはならない」(マルクス)のであり、
未来を切り開こうとする人間のための(受け皿ではなく)指針ということならいくらも見出せるでしょう。
>実際の生活組織の提供
ではなく、労働者階級の組識が必要なのであり、それは「マルクス派」の人ではなく、
労働者自身が行うことでしょうね。
「未来社会の具体的なイメージが与えられないから、
共産主義反対」とは昔から良く聞いた不満であり、
(進歩主義的知識人および労働者双方が互いに相手に期待している)他力本願的な心理が反映されている。
特に旧ソ連や東欧諸国の「社会主義体制」(実は国家資本主義体制)が崩壊した後では、
もはや社会主義のモデルが見当たらないとして、大量の「転向者」を生み出した。
しかし、要は事柄を客観的に捉えられるかどうか、に懸かっており、
実際の資本主義体制の何が根本的な問題なのか、を正しく理解することから、
本来の社会は如何なるものであるべきか、そしてあり得るかが逆照射されるわけです。
たとえば、商品、貨幣および資本とは何か、を知ることは、その必然性を知ることであり、
「それは確かに一定の条件の下では無くてはならない(他様の不可能性)ものだ」という点を理解することです。
そうなれば、その<一定の条件>がなければ、それはまったく不要なものであり、
より合理的で人間的な仕組みが可能だ、ということが分かるでしょう。
(確かにそこまで具体的に問題を提起している「社会主義政党」は少ないかも知れない。
現存の多くの政党は社会民主主義的か急進主義的ですから。)
202再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:01:05 0
150 名前:OFW@区別モード :2001/06/16(土) 08:13
>>145
>マルクス理論は絵に書いた餅
かどうかは、それを活かす主体によるとは、
前にも書いた。
「かくめいとは人間のこころが変らなければ、成就しないものです」(太宰治)(正確な引用ではない)
ということかな。

>無知な労働者
は学習により、哲学者すら超えることができる。
「哲学はプロレタリアを止揚せずに自己を止揚できず、
プロレタリアは哲学を止揚せずには自己を止揚できない」(マルクス)とも言われ。
現在、労働者学習会はあちこちで開催されており、
労働者自身が自己の無知からの脱却を計っているのも事実。
自己を知らないと、
賃金奴隷は所詮奴隷としてマインドコントロールを受けたまま、
<無知の涙>で一生を終ることになるでしょう。
「汝、自己の無知を知れ」とは、最初の哲学者ソクラテスの金言でもある。
203再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:02:26 0
152 名前:OFW :2001/06/16(土) 21:44
>>151
>そういう太宰治は何故自殺したのでしょう
そう来ると思てた。
無論一言で簡単に言えることではないが、
余りにも倫理的かつ文学的だったから、かな。
しかし、その直言は当時の無頼漢的「革命家」に向けられていて鋭い。
また「共産主義者は倫理的でなくてはならない」とは、
林達夫『共産主義的人間』でも言われている主張で、
当時の政治イデオロギー化していたソ連等の「共産主義」(実は全体主義)に対する批判でもあった。
まぁ、どちらにしても、知識人はとかく個人的倫理に偏り、
客観的現実を捨象する傾向があるから、
労働者にとっては気まぐれな人種でしかないな。
204再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:04:40 0
158 名前:OFW :2001/06/17(日) 22:36
>>153
>労働者の組織って労働組合のことかな?

必ずしもそうではない。
現状の労働組合とは、仰せの通り、
現行法の枠内で許された経済的”闘争”を行うだけの団体になっており、
ますます体制補完的な役割を果たすだけの保守的な存在になっているが。

>国家警察によって粉砕されるのがおち。

それは労働者自身の自覚と団結力に依存することですね。
近くの例で言えば、旧ソ連や東欧「社会主義」諸国(実は国家資本主義諸国)の崩壊は、
労働者のゼネストあるいは蜂起から起こった革命と呼べる。
その場合、法とはむしろゼネストのことを指すでしょうね。
「窓の外を見なさい。あの大衆の行進の中にこそ、生きた憲法がある。」(ローザ・ルクセンブルグ)

>合法的に国政をにぎることを目指す議会主義的な闘争

現在の”先進国”共産党の多くは、
実質的には社会民主主義の党でしょう。

>マルクスを捨てないと、人気が出ないという有様ですな

日本の某党なども、大衆迎合主義(ポピュリズム)花盛りで、
まともな啓蒙・宣伝がないのは、その通りですね(実際、公然とレーニンを捨て始めた。)
205再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:06:30 0
159 名前:OFW :2001/06/17(日) 22:39
>>154
>商品と貨幣の非対称性

ではなく、本質的な対立(矛盾)です。
商品は相対的価値形態にある(他者にとっての)有用物であり、
それは一般的等価物としての貨幣の存在によって初めて価値ある物として社会的に認められる訳です。

>資本が隠蔽する。

のではなく、資本とは労働力商品として購入した賃労働者の剰余労働によって剰余価値を紡ぎ出す、
自己増殖する価値自体であり、
それは生きた人間の社会的労働を価値という物象的形態によって隠蔽するのです。
モノ、カネが人間社会を支配しているのは、誰でも分かるが、
その根拠は生産手段の私有による私的な生産という、社会の生産関係にあるということ。

>その恐慌への治療法は貨幣の過剰投与によるインフレ経済にしかない

最近の傾向は、マルクスをなんとか経済学の枠内に押え込み、
「マルクス理論はもう折り込み済だよ」と矮小化する戦略らしい。
多分、似非マルクス主義者が増えたためでしょうが、
商品、貨幣そして資本の廃止こそが治療法です。
206再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:09:37 0
163 名前:OFW :2001/06/19(火) 00:24
>>161
>労働力の価値は、労働者の生活を維持するのに必要な価値量ですよね。
労働力の価値=(実際に支払われている)賃金ではなく、
一定の社会状態において労働者の再生産(つまり生活自体ですね)に必要な財の価値
という点を踏まえていれば、その通りです。

>現在は労働者が受け取る価値は、生活を維持するのに必要な価値量よりも
>遥かに多くなってますよね。
「労働者が受け取る価値」とは(実際に支払われている)賃金のことを指しているなら
「生活するのに必要な金額以上に十分に支払われているか?」という設問と同じですが、
果たしてそうなっているでしょうか?
(リーマン板を見ても、大企業と中小企業の格差は相当なものだが、
ローンを抱えたリーマンには総じて余裕などないはず。)

>何で多くなったのか?
消費財の豊かさ(富)を価値と混同することが、
すべての誤まりの根本です。
物の有用性(使用価値)とその交換価値、
そして本来の価値とは相互に区別すべきであり、
それを明確にしたのは、
マルクスが初めてなのです。

(近代)経済学でもかっては価値を「限界効用」「稀少性」などと呼び混乱し続けた挙げ句、
今では「ある主観的なもの」としか言わなくなった。
富の増大自体は、
科学技術の進歩および機械性大工業の進展が主要な要因でしょう。
それは労働者の生活レベルを相対的に押し上げたが、
同時に資本の大規模な集中により独占資本化をもたらし、
政治的国家の積極的介入なしには貧富の差の拡大や個別資本間の食い合いを防止できなくなった。
207再入門すっかな。:2008/03/16(日) 13:14:06 0
164 名前:OFW :2001/06/19(火) 00:27
>>161(つづき)
>マルクスで答えられるのか?

上記のように前提が誤まりですから返答しようも無いが、
本質的に何も変わっていない訳です。
「電子マネーとて『日の下に新しきものなし』と言うことです」(岩井克人、正確な引用ではない)。

>消費資本主義とか超資本主義とかいわれる

20世紀の資本主義は「フォーディズム」と呼んだ方が具体的なイメージが沸くな。
それは労働者を消費者として取り込むことで成功した。
「消費者は神様」「大衆の時代」という訳ですね。
しかし、事柄の本質である<資本>の本性に目を向ければ、
「消費者主権」などという美辞麗句も、
資本の<価値増殖欲>が商品に対する消費者大衆の欲望を借りて
自己を貫徹させている姿の裏返しに過ぎないことが良く分かるでしょう。
「美しいボディーと最高速のエンジンを装備した最新のスポーツカー」とはまさに
「月世界までを商品で埋め尽くそうとする<ブルジョアジーの夢>」(ベンヤミン)そのままの
物神崇拝(フェティシズム)ですね。
商品とは何の仮装かは、マルクスが最も鋭く見抜いていた所です。
因みに『資本論』はシェークスピアを借りて商品語を人間語に翻訳した書、とも言えるな。

>消費者の行動

が重要なのは、それが消費を能動的要因にするからではなく、
資本にとってその商品の販路(はけ口)として自己の被誘導的要因にできるからです。
「誘発されるように誘惑せよ」(ヘーゲル)。
それは欲望の化学的作用。(貨幣の示す禁欲は倫理的なものではないから「不買運動」は無力でしょう)
208考える名無しさん:2008/03/18(火) 01:14:34 0
『抽象的人間労働論の哲学』日山紀彦著

誰か読んだ人いる?
興味あるんだけど、価格が価格だけに手を出しづらいもんで
検索しても書評とか感想書いてるページ全くないし
209考える名無しさん:2008/03/18(火) 01:40:20 0
日山氏のは『情況』に連載されていたのは読んだことあるよ。そのときの
をそのまままとめて出したんですよ。たしか広松の解釈を叩き台にして
論理構成してたと思う。逆に言えば、広松しかでてこないイメージなので
ちょっと首を捻った。まあそれなりに面白いが9800円かな?それに見合う
価値はない。
210考える名無しさん:2008/03/18(火) 01:47:47 0
209だけど値段が違ってた。。とにかく値段見て高すぎと思った記憶が
あったの。補足しておくと内容は価値論と価値形態論だよ。彼は哲学畑の人
だからね。
211考える名無しさん:2008/03/18(火) 01:56:13 0
>>209-210
ありがとうございます
広松渉しか出てこないイメージ…ですか
イマイチっぽいですね
何か今となっては陳腐な議論しか書かれてなさそうな感じがしますね^^;
212考える名無しさん:2008/03/18(火) 07:27:30 0
>>211
まぁ、その通りだとは推測しますけど、
温故知新なんてコトバもあることですし。

もっとも、価値形態論の発見つか抽出って、
人類という概念の発見と同レベルの"偉大"なことらしいから、
立ち読みモードでも目を通してみたら。
213考える名無しさん:2008/03/21(金) 16:15:08 0
佐藤優は読む価値ある?
214入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:10:55 0
174 名前:OFW :2001/06/20(水) 23:54 ID:gx5kh4kE
鯖移動作業のあおりでスレが沈められてしまった・・・。
>>170(Rageさん)
>「なぜ東洋では資本主義は起こらなかったか」
さすが世界史板は多彩で本格的な議論が展開されていて、とても面白い。
ざっと読んだだけの感想・・・歴史家は事実的な多様に向かう余り、
事象の本質を見失いがちになり、逆に哲学者は抽象化を急ぐあまり、
実在の多様性を切り捨ててしまう、という事かな。
「ヒトの解剖はサルを解剖する上で鍵となる」(マルクス)という事が、
歴史的事象の本質論的な理解の導きの糸になるという事は確かでしょう。
上記の設問に答えるためには、何よりも
「ある事柄を<資本主義>と呼ぶためには、何が必要不可欠なのか」
という、その本質に関する理解が先に無くてはならない。
そして、それは十分に展開されて普遍的な定在となった現在においてのみ可能な認識であり、
その後に、未だ不十分な形態であった過去からの形成を跡付けて、
決定的な要因と偶然的な要因とを腑分けすることができる。
件のスレでも種々の立場からの見解があるが、幾分欠けているのはその本質認識でしょう。
(それは哲学者の仕事かな。)
資本主義経済に絶対に欠かせないもの、それは<自由な労働力商品>の存在ですね。
何故そうなのか。
資本とは賃労働の別名だからです。
東洋には<自由>で同時に<商品>であるような奇怪な存在は成立すべくもなかったのではないかな。
その為には絶対的な個人主義とその裏付けとしての<(私的)所有>の絶対化(物象的世界観)が必要であり、
また法制度として自由な主体間の<契約>の原則化が無ければならない。
215入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:12:23 0
184 名前:OFW :2001/06/22(金) 00:16
>>176
>唯一神の前に人間をゴミのように物象化できたキリスト教
<物象化>はそういう事を指しているのではなく、またキリスト教の理解としても正しくない。
たとえば、人身売買はまさに人間を家畜と同様の<所有物>として扱うが、
決して自由な主体間の意志に基づく対等の契約による交換、という形態をとらない。
しかし労働者が労働力を売る場合は、まさに物象的な交換契約(売買契約)の形態をとるわけ。
(雇用契約とはどういう契約かを考えてみれば良く分かる。)

>単なる唯物論で何故個人が、所有の絶対化が生じたか説明できない
<物自体>という観念の登場により<ある>ではなく<持つ>という関係性が定立される、
とはヘーゲル『論理学』で論証されているが、所有の観念論はカントから始まったとも言える。
ヘーゲル左派のシュティルナーの『唯一者とその所有』は、近代的個人と私有の不可分性を示しており、
絶対的な主体性とは絶対的な客体性との所有関係を必要とする二元論的観念なわけ。

>ウェーバーや人類学やフーコーをつなぐ問題
とは如何なること(として考えているの)か、具体的に説明下されば、議論可能かと。
大分テーマが散乱しているようだが。

>>180
>資本とは、カネ自体がカネ(利益、利子)を生むような、
>自らを不断に増殖させていく一種の非人間的な主体
まさにその通りです。それを物象化というのです。
「資本家とは資本の人格化に過ぎない」(マルクス)のであり、
主語は人間ではなく、モノ・カネが主体として現れるのが、転倒した資本主義社会です。
216入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:13:59 0
188 名前:OFW :2001/06/22(金) 22:05
>>186
>市場なんか人類にとって普遍的じゃなかろうに。

当然そうでしょう。私は近代以降「世界市場」の成立と共に、普遍的になったと言っているので、
このスレを良く読んで誤解のないように。
人類にとって普遍的だと主張するのは、むしろ(近代)経済学者であり、
アダム・スミスやジョン・ロックの説いた超歴史的なフィクションを受け継いでいる。
彼らは「商品や貨幣のない世界などあり得ない」と言い、
それが最も普遍的で永遠のものであるかのように大衆に喧伝している。
責めるべきはその無能の方でしょう。
217入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:16:37 0
193 名前:OFW :2001/06/23(土) 11:13
>>189
>商品と貨幣の支配は絶大でしょう。
確かにその通り。そしてそれは何故かを考えなくてはいけない。
>その支配に抑圧を覚えていない人も多い
それは資本家階級の人でしょうね。
多くの中産階級(自営業、自営農民、自由業)の人も資本の支配の下で不安定かつ展望の無い有り様。
また先進国特に大企業の労働者は労働貴族と呼ばれ、比較的高収入。
しかし世界の圧倒的多数の労働者は絶大な支配の抑圧に苦しんでいる。
>なにもないですね。
歴史上の社会主義そして共産主義の運動は資本主義の興隆と軌を一にしており、
現在も世界各地で続いています。
>資本を廃止しようとする有力な運動(組織)
確かに、現在社会主義は劣勢にあるが、
それは労働者に対する物質的な妥協(再分配)や精神的なマインド・コントロール
(欲望と利己主義の煽り)が強力なため。
しかし社会の現実を見失わず、自己の解放を目指す人達もまた少なからず存在する。
>>190
>なんで資本主義じゃダメなの?
資本の支配により、類的・協働的人間が疎外されていることが根本的な問題です。
それは社会自体の収奪でしょう。
現実の経済をとっても、19世紀以降、資本主義は矛盾した運動を拡大させ、
まともな資本主義などはとうになく、
国家が介入してようやく維持されている反動的な政治経済制度(生産関係)になっている。
>>191
><マルクスその不可能性の中心>
どこにその中心があるのかと考えることも重要であり、印象だけではダメね。
あなたが労働者なら、労働者の解放に一生をかけた人の言うことに対して
少なくとも感情的な反発をする理由はないはず。
社会の根本認識は重要であり、観念論の迷妄から覚めるというだけでも可能性は十分にある。
218入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:17:55 0
206 名前:OFW :2001/06/24(日) 09:52
>>205
>対人恐怖症
自体が社会の有り様の反映でしょうから

>他人と連帯できない
ことは社会の有り様を変えることに関わる。
連帯とは「すべての人は一つである」ということの実現に向かう。

>労働者に向いていない
サラリーマンに向いている人などこの世にはいないでしょうね。
不自然な愛想笑いの営業マン、ノルマ・納期に追われて異常に攻撃的な中間管理職、疲れたゴルフ談義、
いつも不機嫌な中年OL、電車内の無表情な男女、エトセトラ、エトセトラ・・・
しかしマルクスの唯物論的なユーモアを学べば、アホな経営者や学者の卑小な姿が良く見えてきて、
精神的な優位を得られるでしょう。
219入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:19:48 0
216 名前:OFW :2001/06/24(日) 23:42
>>212
>マルクスを勉強しているサラリーマンっているんですか?
以前の戦闘的な労働組合では勉強会をやっていたでしょうが、
今では一部の組合や有志グループが半ば非公式にやっている程度でしょうか。
また上にも書きましたが、(新)左翼系の政党でも学習会を開いている。
(ネット検索すれば有名、無名政党主催のものがいくつかあります。)

>マルクス思想を保有していると、職場から危険人物扱いされそうですね。
まず間違いなくそうでしょう。「思想の自由」など誰も保証しないのが現実であり、
会社に対する不満分子に対しては実に敏感に反応するのが、資本家・経営者の「階級本能」(笑)です。
しかし、給料(賃金)、労働時間、労働環境に対する不満や失業の不安は
一部大企業の「エリート・ビジネスマン」を除き、殆どのサラリーマンが現実に抱えているものですから、
マルクス如何に拘らず、職場の全員が潜在的な危険分子である事は、経営者の方がよく承知しているのです。

>>213
>見事に疲れきっている。
日本のサラリーマン(に限らないが)は確かに集団志向が強いが、仕事に対する真面目さもあり、
条件が満たされれば主体性も発揮する。
問題は、彼らが階級として組識されていないことであり、個々の会社の使用人として囲い込まれ
ている点です。
実際、現実は階級社会である、とは誰も言わず、小学校の教科書でも市民、国民と呼ばれている以上、
サラリーマンが自己を知らないのも無理はない。
天動説の中世並みの「嘘社会」(宮台真司)あるいは「偽りのリアリティ」(ウォルフレン)ですね。
220入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:22:42 0
228 名前:OFW@区別モード :2001/06/27(水) 23:15
>>219
>肝心のその他の生産様式がないんだよね。
生産様式についての理解は十分でしょうか?
ある時代における支配的な生産様式により、時代の唯物論的区分が可能になる。
今の時代は資本家制生産様式が支配的であり、それが他の生産様式に変わるとは、
本質的に新しい時代が来るということ。
>依然物神崇拝者として振る舞ってしまっている。
お金を使わざるを得ないということは、必ずしもをそれを「崇拝」していることにはならない。
「じゃお前の金よこせ」と来る方が崇拝者。
>>220
>バイトの面接で不採用になった
理由とは事象の根拠としての総体性を言い、
個々の場合について社会的諸関係の中で何が決定的な理由なのかは、無論一概には言えない。
唯物論の主張は、”結局の所”社会の最終的な審級は物質的な土台である生産関係である、というものです。
それは本質論の領域での主張であり、個々の実在のすべてに、現在の不況は影を落としている、ということ。
>>221
>この階級性はカースト制度のような絶対的なものではなく、流動性をもつ相対的なもの。
まさにそれが<身分>とは異なる<階級>の属性です。
但し相対的なのは「誰が支配階級に属すか」であり、「支配ー隷従関係」自体は絶対的。
>自分の不遇を階級社会のせいにする
昔から繰り返される「自分の無能やなまけを社会や回りのせいにするな」という議論ですね。
確かに個別ケースではそう言える場合もあるでしょう。
しかし、仮に「100万人の成員のうち金持ちになれるのは1人だけで後は皆不遇にならざるを得ない」社会だとしたら、
さすがに不遇の原因が当人にあるとは誰も言わないでしょう。
無能はむしろ結果ですね。
>アメリカンドリーム
は夢のように稀な話ですね。
努力とチャンス(幸運)の反弁証法、かな。
221入門つか冷やかし程度でね。:2008/03/22(土) 10:25:39 0
272 名前:OFW :2001/06/30(土) 17:45
>>232
>ちょっと意味がわからないのでもう少し易しく教えてください。

>>193にも書きましたが、私は<(人間)社会>とは一つの共同体と考えます。
それはすべての個人の<類的本質>の根拠となる実体的な存在と言えます。
何故なら、物質的生存のためにすべての個人は互いに依存関係に入らなくてはならず、
個人の自立もあくまで社会の中における自立であり、
社会とはすべての個人の存立の根拠をなす共同的存在だからです。
そして人間が類的存在であるとは、個人において全人類の成果が現れ、
個人は<具体的普遍>として自由にその成果を我が物にできる、という事です。
上記は社会の概念ですが、実際の社会はそうではない。
たとえば近代社会は絶対的主体として個人を立て、社会は外的なもの(無くもがなのもの)とされている。
それは私的・利己主義的個人の立場です。
唯物論的に言えば、それは共同的な社会が、
生産手段の私有に基づいて私的に収奪されているということです(かっての伝統的共同体における共有地が
<囲い込み>によって私有化され、壊されていったように)。
無論その現実を政治的に隠蔽するために、公共性(抽象的共同性)が立てられた訳で、
<国家>とは設立された幻想の共同体(必要悪?いやもはや不必要悪)です。
この辺りは近代主義者ハーバーマスの<生活世界の内植民地化>とも重なるが、
それは抽象的・倫理的にではなく、その物質的根拠としての、
社会の物質的・経済的な下部構造からくるのです。
222考える名無しさん:2008/06/02(月) 13:24:48 0
あのさぁ、コピペするんならお仕舞いまでバッチシきめてよ。
このofwってしとかなり突っ込んで勉強したみたいじゃん。
だからなんだけどね。
もっとも、突っ込むのはアソコが普通だけどね。
223考える名無しさん:2008/06/04(水) 01:34:34 0
OFWって、それなりに勉強していてマルクスをある程度は
正しく理解しているのはわかる。
でも、ところどころに脈絡もなく「共同幻想」とかのアホ用語や
個人的感想や観念論用語なんかを唐突に挟んでくるので、
読む際には注意が必要。
224考える名無しさん:2008/06/04(水) 09:23:29 0
>>223
観念用語ってナニよ?
ことばに観念も堪忍もねーんだよ。
ことば自体が観念の記号化じゃんかよ。
225考える名無しさん:2008/06/04(水) 20:39:50 0
観念用語ってナニよ?
観念論用語って書いてあんじゃねーかよ。
観念と観念論のちがいもわってないじゃんかよ。
226考える名無しさん:2008/06/04(水) 21:42:30 O
高橋洋児さんのマルクスの本なかなか面白いらしいな
227考える名無しさん:2008/06/04(水) 22:45:29 0
>>224 >>225
二人とも糞味噌いっしょだぜ。
ただ、強いて言やぁ、224に一票かな。
228考える名無しさん:2008/06/05(木) 09:21:54 0
>>227
アンタはんも含めて、三人ともドングリの背比べとちゃいます?
229考える名無しさん:2008/06/06(金) 13:22:27 0
マルクスの資本主義分析と批判には妥当性があるとしても今どき共産党宣言に
みられる私有財産の廃止、プロレタリア独裁がその処方箋だと信じているのはバカだよね。
もし暴力的に革命が成功したとしても大衆の心性はひっくり返りませんから。
230考える名無しさん:2008/06/06(金) 17:02:13 0
私有財産の廃止はおk
プロレタリア独裁×
231考える名無しさん:2008/06/07(土) 04:41:22 0
>>229
>マルクスの資本主義分析と批判には妥当性があるとしても今どき共産党宣言に
>みられる私有財産の廃止、

 マルクスが宣言で「私的所有の廃止」を述べる直前で彼は「共産主義の特徴は、所有一般の廃止ではなくて、ブルジョア的所有の廃止である。」と書いている。
 その直後では「資本が共有に、社会の全ての成員に属する所有に転化されても、個人的所有は社会的所有に変わりはしない。所有の社会的性格だけが変わるのである。」と書いている。

 バカバカしいようだが、マルクスの言う私的所有の廃止とは、労働者が食べようとしている皿の上のパンを国有化することではない。
 資本が社会の共有物にされるのである。

 社会全体の富が、自己増殖のみを盲目的に遂行する資本という形態から、社会的所有に変えられることは、マルクスが告発し、現代では新たな形態で現象している「資本主義病」の処方箋として、あながち悪くないと思われるが??

>プロレタリア独裁がその処方箋だと信じているのはバカだよね。

 「共産党宣言」にはプロレタリア独裁の「独」の字も登場しない。(「宣言」読め!!ヽ(`Д´)ノ)
 そもそもマルクスは、共産主義者の身内同士でプロ独を論じたことはあっても、公刊した書物でプロ独を宣伝したことは一度もない。(エンゲルスは一度だけ(?)あるが。)事柄の問題性を自覚していたからだろう。
 もう少しマルクスの常識をわきまえてほしいんだが・・・

>もし暴力的に革命が成功したとしても大衆の心性はひっくり返りませんから。

 ルイ16世が首をチョン切られてからナポレオン3世が廃位されるまで(君主制の最終的廃止まで)、フランスでは77年かかっている。
 わが日本では、徳川260年の支配から来る非合理的な権威主義や官僚主義が、まだ根絶されたとはいえない。(戦前に比べれば大幅に進歩したが。)
 あらゆる革命は「暴力的に革命が成功したとしても大衆の心性はひっくり返」らないことを前提としなければならない。
 孫の代を期待することによってしか、革命はできない。
 マルクスは、労働者が「諸君自信を変革するためには、15年、20年、50年にわたる内戦を経なければならない」ことを自覚していた。
232考える名無しさん:2008/06/07(土) 05:04:01 0
>>230
>私有財産の廃止はおk
>プロレタリア独裁×

 マルクスがプロ独を構想したのは、資本主義社会から低次共産主義社会(社会主義社会)への移行期の政治形態としてである。この段階ではまだプロレタリアートが権力を握る国家が存続する。
 プロレタリアートが革命で政権を獲得したら、資本主義者はおとなしくハイハイと資本主義国家機構が破壊されるにまかせ、資本が社会に奪取されるにまかせる、とでもいうのか??
 チリのアジェンデ政権のときのように、昨日までのブルジョア自由主義・民主主義的仮面はどこへやら、資本主義者は反革命に全力をあげ、政権の暴力的奪回とプロレタリアの虐殺に狂奔するのではないのか???
 それを防ぐためには、先手を打って資本主義者に対する独裁を敢行するしか方法が無いのではないか????
 資本が廃止されて資本主義者存立の物質的基盤が消滅し、今日のドイツのユンカーや日本の大地主のように、過去の幻影となるまで、それは続くのではないのか?????
 プロ独をやるな、ということは、革命なしで革命をやれ、というのか??????
233考える名無しさん:2008/06/07(土) 05:15:07 0
>>232
社会が成熟していない段階で政治革命をやっても無意味。権力が為しうることは限定されている。
国家に対する対抗と資本に対する対抗は同時に漸次的に社会の内部で行われる。
234考える名無しさん:2008/06/07(土) 18:04:34 0
なんだよ、「プロレタリア独裁」だの、「暴力的に革命」だのって。
これは有名な誤訳なんだが、誤訳を元にマルクスを否定してもなあ。
マルクスはそんなこと言ってないのに。

235考える名無しさん:2008/06/07(土) 20:17:18 0
>>234
ほんなら、どんなことなら言ってるだよ?
236考える名無しさん:2008/06/07(土) 21:30:07 0
>>229
お前のほうがバカ。
マルクスも読んだことないのがバレバレ。
237232:2008/06/08(日) 02:42:37 0
>>233
>社会が成熟していない段階で政治革命をやっても無意味。権力が為しうることは限定されている。
>国家に対する対抗と資本に対する対抗は同時に漸次的に社会の内部で行われる。

 基本的に、ご意見に賛成です。
 アジェンデ政権云々は、「もののたとえ」のつもりで書いただけです。

 実際に世界的共産主義革命が起これば(?)、その時には生産点において可及的な革命化が、構改派の努力もあって(??)既に相当程度進展しているでしょう。
 従って、あくまで概括的に言えば、ですが、その時には資本主義者は革命を圧倒するような極度の暴力的反動を行う実力がもう無いと思われます。

 ・・・これを裏から言うと、アジェンデ氏とその同志たちの英雄的、悲劇的な最期は、あの時点では歴史的必然だった──必然とまで言わなくても、ほぼ蓋然的だった、と言わざるを得ないのですが。
238考える名無しさん:2008/06/08(日) 12:42:18 0
>>229
共産党宣言には「私有財産の廃止」「プロレタリア独裁」
なんて書いてないだろ。脳内共産党宣言でも読んだのか?
239考える名無しさん:2008/06/08(日) 14:07:04 0
>>238
『宣言』などという三文情宣文章に
ナニが書いてあろうとなかろうと
んなこたぁーどっちでもいいじゃんかよ。
240考える名無しさん:2008/06/08(日) 18:35:05 0
>>239
違うな。
やはり事実関係は明確にしないとね。
241考える名無しさん:2008/06/10(火) 00:53:59 0
>>239
お前みたいな、どっちでもいい奴が
なんでこのスレにいるんだ?w
242考える名無しさん:2008/08/15(金) 10:45:27 0
sage
243考える名無しさん:2008/08/29(金) 05:52:45 0
244考える名無しさん:2008/08/29(金) 06:03:50 0
245考える名無しさん:2008/08/29(金) 06:04:54 0
246考える名無しさん:2008/09/12(金) 03:36:25 0
マルクスの本には「私有財産の廃止」とか「プロレタリア独裁」とかは
書いていません。
社会的な生産手段を私有していることが問題だ、とか
とにかくプロレタリアは権力をとらなきゃどうしようもないんだ、
みたいなことは言ってますが。
まあ、常識レベルの話で済みませんけど。

247考える名無しさん:2008/09/13(土) 04:17:40 0
>>246
>マルクスの本には「私有財産の廃止」とか「プロレタリア独裁」とかは
>書いていません。

 プロレタリアート独裁(あれこれの無産者による独裁(特定の無産者の個人や結社の独裁)でなく、無産者「階級」の独裁)については「マルクスの本には」でなく、「マルクスが存命中に公刊した単行本には」書いていない、としないと不正確になる。

 マルクスが「新ライン新聞」に1950年に掲載し、没後、エンゲルスによって『フランスにおける階級闘争』に第3章として収録された論文より:
 「この革命的社会主義の主張するところは、革命の永続の宣言であり、かつまた、
 階級の差別一般の廃止に、階級の差別の基礎となっている全生産関係の廃止に、
 これらの生産関係の照応する一切の社会関係の廃止に、およびそれらの社会関係
 から生じるすべての観念の変革に、達するための必然的な過渡期としての
 プロレタリアートの階級独裁である。」

 マルクスが1975年に執筆してドイツ社会民主党の幹部に秘密裏の回覧を求め、没後にドイツ社民党機関紙に発表された『ゴータ綱領批判』より:
 「資本主義社会と共産主義社会のあいだには、前者から後者への革命的な転化の時期がある。
 この時期に照応してまた政治的な一過渡期がある。
 この過渡期の国家は、プロレタリアートの革命的独裁以外のなにものでもありえない。」
248考える名無しさん:2008/09/15(月) 15:58:39 0
>>247
よし解った、プロ独ってのは過渡期の形態だと。
で、最終的にはどんな形態になるんよ?
249考える名無しさん:2008/09/16(火) 01:32:46 0
マルクスが「独裁」なんて書くわけないやん。
日本人じゃないんだから。

マルクスは「Diktaur」と書いたんだよ。
で、前後の文脈から判断すると、日本語の「独裁」という
意味ではないことは明らか。
「プロレタリアが権力をとり、プロレタリのための政治を
行うしかない」という意味でしかないよ。
「執権」という訳語を当てているのもあるが、
訳語のセンスとしてはいまいち。
250考える名無しさん:2008/09/16(火) 12:56:13 0
>>248
>よし解った、プロ独ってのは過渡期の形態だと。
>で、最終的にはどんな形態になるんよ?

 マルクス自身は共産主義社会について「素描」「骨格」程度しか書き残していない。(時代がまだ19世紀だけに、詳細に書けない方がむしろ当然だが。)

・共産主義社会の基本的性格付けについて
 『共産党宣言』より
「階級および階級対立をもつ古いブルジョア的社会の代わりに、各人の自由な発展が、万人の
自由な発展のための条件である連合体があらわれる。」

・生産の形態とその計画について
 『フランスにおける内乱』より
「もし協同組合的生産が欺瞞やわなにとどまるべきでないとすれば、もしそれが資本主義制度
にとってかわるべきものとすれば、もし協同組合の連合体が一つの共同計画にもとづいて全国
の生産を調整し、こうしてそれを自分の統制のもとにおき、資本主義的生産の宿命である不断
の無政府状態と周期的痙攣とを終わらせるべきものとすれば──諸君、それこそは共産主義、
『可能な』共産主義でなくてなんであろうか!」

・生産労働とその成果の分配について
 『ゴータ綱領批判』より
「…労働がたんに生活のための手段であるだけでなく、生活にとってまっさきに必要なこととなっ
たのち、また、諸個人の全面的な発展につれてかれらの生産諸力も成長し、協同組合的な富が
そのすべての泉から溢れるばかりに湧きでるようになったのち──そのときはじめて、ブルジョア
的権利の狭い地平は完全に踏み越えられ、そして社会はその旗にこう書くことができる。各人は
その能力に応じて、各人にはその必要に応じて!」
251250:2008/09/16(火) 13:11:04 0
つーか、マルクスに再入門したいなら、せめて「宣言」と「ゴータ」ぐらい読んどけやゴルァ!!

                )         )
                ∧           ∧
               / 入       / 入
               /  入     /  入           ∧_∧
              ノ    入___ノ    入          (・∀・;) ←>>248
            /               ヽ         (二二二)
           / 、__,                ヽ        (二二二)\
__     _     /  ) (  ○          ○   \ .__   _(_(__)\\
__\/ ̄ \ /     ⌒         | ̄ ̄|        ∨ `/_\     // _
 /./ ̄\\              |    |        |//\\\  // ./___ \/ ̄\   ∩
\/\\ \\             |     |        |/  \\\//  | |  |// ̄\\___||
\\/\\ \\ //      /      |      /\   \//\ //.//|    \_ノ
  \\_\\_//      /――――-\    / \\_//\\\∠//.| |
/  \_/\_/                    /   \_/  \ ̄\_/  ヽニ⊃


>>249
>マルクスは「Diktaur」と書いたんだよ。
>で、前後の文脈から判断すると、日本語の「独裁」という
>意味ではないことは明らか。

 よ よ ぎ を つ ! !
 「日本語で言う独裁」なしで革命をやろうとすれば、チリのアジェンデ氏のような運命が待っている。
 先手を打ってピノチェト一味に対して独裁的措置を取る以外に革命を遂行する方法はない。
(このことはチリ・クーデター直後の時点で、アジェンデ氏の友人の米国の経済学者ポール・スウィージーが、遠まわしながらいちはやく指摘している。)
 歴史とは常に非情なものだ。

 あと、揚げ足取るのは本意でないが、「Diktaur」でなくて「Dikuatur」だ。by校正係
252考える名無しさん:2008/09/16(火) 21:36:24 0
"代々木"とか"プロ独"とかの用語を好んで使う奴は
ヘルメット火炎瓶野郎。
それだけでもはや説得力はない。
ちなみに、マルクスの"Diktatur"を「絶対に"独裁"の意味だ」
と言い張ってるのはヘルメット火炎瓶野郎と創価学会w 。
やはり似たもの同士w。
253考える名無しさん:2008/09/17(水) 10:40:18 0
254考えるな無しさん:2008/09/17(水) 10:46:00 0
255考える名無しさん:2008/09/17(水) 18:31:23 0
マルクスのモットー「全てを疑え」と共産党宣言は矛盾しないか?
256考える名無しさん:2008/09/18(木) 01:37:21 0
>>255
「全てを疑え」←を疑った結果、出来たのが共産党宣言。
257考える名無しさん:2008/09/18(木) 06:56:18 0
258考える名無しさん:2008/09/24(水) 16:24:44 0
259考える名無しさん:2008/09/24(水) 16:34:45 0
260考える名無しさん:2008/09/24(水) 16:52:36 0
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
261考える名無しさん:2008/09/24(水) 16:56:06 0
262考える名無しさん:2008/09/25(木) 04:28:38 0
263考える名無しさん:2008/09/25(木) 04:31:49 0
264考える名無しさん:2008/09/25(木) 04:43:23 0
語り得ないことについては沈黙しなければならない
265考える名無しさん:2008/09/27(土) 18:00:03 0
青少年に対し祖国の前途に対する希望の灯を奪い、祖国蔑視、祖国呪詛等の精神を植え付けることが、革命への近道だ

これ、マルクスの言葉らしいのですが出展わかる人いたら教えてください。
266考える名無しさん:2008/09/27(土) 20:47:37 0
マルクスじゃなくてレーニンでは?
267考える名無しさん:2008/10/01(水) 18:53:22 0
>>265>>266

 それは余りにも有名な捏造。
 出典はレーニンの「国家と革命」だ、などとまことしやかに付け加えられる場合もあるが、もちろん真っ赤なウソ。

 マルクスの革命理論(「労働者に祖国は無い」)や、革命当時のロシアの青年(学生含む)がガチガチの保守反動だったこと(レーニンの革命は青年抜きの「オヤジ革命」だった)を知っていれば、一発で見破れる嘘なんだが・・・
268考える名無しさん:2008/10/02(木) 12:09:35 0
>>267
はて、>>265>>266のどっちが捏造だ嘘だと言っているのやら
269考える名無しさん:2008/10/02(木) 12:50:26 0
「労働者に祖国は無い」は、むしろ>>265と合っているのでは。
270考える名無しさん:2008/10/02(木) 13:39:14 0
レーニンは『大ロシア人の民族的誇りについて』とか書いてるから祖国
蔑視とかの考えはないでしょう。革命的敗北主義にしても、それは自分たちが
世界革命の先駆たらんとすることだから。かつての労農赤軍の入隊にあたっての
誓いなんて感動する。
マルクスの『共産党宣言』はパリコミューン以前だからコミューン以後なら
祖国に対する大衆の観念とかをもっと重視したかもしれない。
271考える名無しさん:2008/10/02(木) 22:21:26 0
うーわー。ちょっとそこら中でスレチしちゃったな。

ここで聞くのが一番だ。

死刑ってどういう風に考えるよ。唯物論を基にすると。
272考える名無しさん:2009/02/18(水) 12:29:00 0
sage
273 ◆.dV4F66tAk :2009/02/25(水) 07:58:59 0
ほぅお前がそーか
274 ◆.dV4F66tAk :2009/02/25(水) 08:00:21 0
時間通りだな
275 ◆.dV4F66tAk :2009/02/25(水) 08:01:03 0
時の鼓動だ
276 ◆.dV4F66tAk :2009/02/25(水) 08:02:11 0
生命の鼓動でもある
277考える名無しさん:2009/02/25(水) 08:03:40 0
人の人生は限られている
278考える名無しさん:2009/02/25(水) 09:19:47 0
畢竟、好みだな。
279考える名無しさん:2009/02/25(水) 14:42:21 0
なんなのかな、この連続した捨て鉢なカキコって?
280考える名無しさん:2009/02/25(水) 18:16:17 0
>>279
ありゃ、解んないの?
そのままマルクス主義への"捨て鉢"感でしょ。
281考える名無しさん:2009/02/26(木) 12:47:39 0
崩れ左翼の腐臭がプンプンだな。
282考える名無しさん:2009/03/14(土) 23:20:06 0

マルクスの「予言」通りになっているアメリカについて(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=R7TXHcdEswY&feature=related
283考える名無しさん:2009/03/21(土) 09:33:45 0
<米下院>AIG高額ボーナスに税率90% スピード可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090320-00000077-mai-bus_all


284考える名無しさん:2009/03/21(土) 17:58:47 0
生産性向上の極限
http://niray.blog9.fc2.com/blog-category-8.html

今はノックダウン式のトーナメントを各国の企業が戦っているようなもんだ。

285考える名無しさん:2009/03/26(木) 14:52:23 0
マルキズムは、唯物論の単純な後継者でもないし、観念論を否定しているわけでもない。
この両者には完全に切り離しがたい関係があるとしただけ。
よって、宗教に対するマルクスの考えも、それを否定しているというよりは継承している。
ただし、唯物論の否定の上に観念論的ユートピアを打ち立てるそれまでの宗教と違って、
唯物論的な救いも不可欠だとしたところに、それまでの宗教一般との亀裂があるだけのこと。
286考える名無しさん:2009/03/27(金) 07:21:19 0
>>285
マルクスにとっての宗教とは将来的には無くすべきものでしかないけどね。
その代わりになるものとして持ち出したのが共産主義とはこれまた酷い。
287考える名無しさん:2009/03/27(金) 20:55:56 0
>>286
共産主義がすべての宗教を無くすなんてマルクスは言っていないと思うけど。

要するにマルクスが言っているのは、宗教からの解放は、宗教的観念からの解放によってではなく、
つまり神という存在を虚構であると観念論的に暴くことによってだけでは決定的に不充分なのであって、
唯物論的な解放、すなわち人々が宗教を求めざるを得ないような現実からの解放が伴っていなければ
ならないということだよ。
フォイエルバッハは前者だけを、つまり観念論的な解放しか問題にしていないとマルクスは批判している。

現実的には解決できない問題を想像の次元で(想像界によって)解決しようとして人は宗教を求める。
だから宗教の問題の解決は、現実的な問題の解消によって図られなければならないだろうということ。

逆に言うと、現実的な問題の唯物論的解決なしに宗教は無くし様がないよ、無くせないよ、という話だよ。
288考える名無しさん:2009/03/28(土) 00:16:02 0
フォイエルバッハは単なる己の哲学だから実害がないが、マルクスの思想は社会を変革しようとするもので、
しかもその方向性が完全に間違っているので実害しか齎さない。




289考える名無しさん:2009/03/29(日) 10:18:15 0
以下はOFW氏のコピペですが、金困姦困サンへのアドバイスです。

13 名前: OFW 投稿日: 2001/03/24(土) 10:54
>>7
>もう少し詳しく、商品としての労働/労働力と言う事ですか?
賃労働は通常、労働力市場における使用者と労働者との間での自由な雇用契約による等価交換と
されていますが、何と何を交換するのかを考えて見れば、それは“裸の労働力”の一定量を貨幣と交換
するという点にあることが分かるでしょう。賃労働者は“自由な”商品です。

>有産階級/無産階級、不変資本/可変資本、外在化・物象化・疎外
まず、階級とは“生産手段の所有/非所有に基づく社会成員の区分”です。
資本主義社会では、資本家階級と労働者階級が基底的・本質的な階級であり、両者は弁証法的な
対立関係に置かれています。
そして、その他の階級、自営農民、自営業者、自由業等は中産階級と呼ばれ、不安定な動揺のうちに
あるメンバーでしょう。財産の有無は結果であり、原因ではない。

次に、「外在化」「物象化」「疎外」は相互に関連する概念ですが、
外在化(外化)とは、可能的・潜在的な存在が現実的・顕在的になること。
物象化とは、人と人との関係が物と物との関係として現象するという、近代特有の疎外の一種であり、
資本主義社会の全体に及んでいる(例:貨幣物神、俗物性(スノッブ)、官僚主義、システム主義、
業績主義)です。
疎外とは、自己の本質の外化がその喪失として現象する、ということです。畢竟、それは労働(対象的
な生産活動)の疎外に根拠を持っている。

>>8
>労働は自由への道と言うわけですか?
そうですね。国会図書館のカウンターの上には、「真理は我らを自由にする」という標語が掲げられていますが、
精神論としては正しい言葉も唯物論としては、「労働は我らを自由にする」が正しい。
もっとも、これはヒットラー・ナチが強制収容所の門の上に掲げたものと同じですが…。
290考える名無しさん:2009/03/29(日) 19:45:55 0
>>289
外化の読みはガイカでいいんすか?
291考える名無しさん:2009/03/29(日) 20:43:13 0
>>287
それ、なんだかニーチェ的だな。
292考える名無しさん:2009/03/31(火) 19:36:26 0
293考える名無しさん:2009/03/31(火) 21:56:40 0
>>291
いいえ。ニーチェやフォイエルバッハからは一線を画しているのがマルクスの立場だよ。
ニーチェは現実を是認して宗教を批判するけど、マルクスは宗教を批判するなら現実の問題を
解決してからにしろ! それなしに宗教を否定しても宗教から人を解放したことにならない!と批判する。
294考える名無しさん:2009/04/01(水) 02:32:34 0
それで宗教以上の思想を提供できたのなら評価できるけど、
それで考え付いたのが共産主義だからお笑いなんだよね。

295考える名無しさん:2009/04/01(水) 16:11:18 0
「パラサイト・マルクス」
自分では何も努力せず高みを目指すこともしないのに最もお金に執着し
ボランティアという卑しい自己満足に浸りながら、
努力して財産を築いた金持ちに群がり寄生して
彼らの養分を吸いとることだけを生きがいにしている、
汚いうじ虫どもの総称。
296考える名無しさん:2009/04/01(水) 16:43:05 O
何がパラサイトだ賤民。おい賤民、おまえら脚にうんこついてねえか?
297考える名無しさん:2009/04/01(水) 17:07:08 0
そんなこと言いながら共産党施設でむくむくしとんのかね
298考える名無しさん:2009/04/13(月) 23:30:42 0
マルクスやエンゲルスだって資本主義を頭っから否定したわけじゃない。

資本主義は歴史の一定の段階として必要だし、それがないと社会主義的な再分配社会も、
さらに高次の共産社会も実現不可能だと考えたのがマルクスとエンゲルスの独自性。
資本主義の歴史的発展を通過しない社会主義も共産社会もユートピア的なものでしかなく、
未熟な段階で試みられる社会主義は必ず失敗するし、不可能としたのが彼ら流の共産思想。

資本主義は歴史の一定の段階として肯定すべきだろうし、一定の功績を果たす生産様式で
あること、あったことは、間違いないけれども、それに永遠に縛り付けられるのが当然だという
考えに反対したのがマルクスやエンゲルスであって、ケインズだってそうであったと思われる。
299大車輪:2009/06/11(木) 14:35:13 0
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
300大車輪:2009/06/11(木) 14:36:11 0
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
301大車輪:2009/06/11(木) 14:37:50 0
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
302大車輪:2009/06/11(木) 14:39:41 0
「現実が事実だといえばそれっきり。でも何か引っかかりますね。」
―――ここから始まる、マルクス再入門

●「生産に参加する人だけが収入を得たんですね。」

●「女優なんかが「今お仕事が」…何を言うんだ、
仕事ってほどのものじゃないよ、私を含めてね。」

●「仕事ってのは大地と闘っているとか大海原と闘っているってのが
仕事だという感傷的な判断を私は持っている。」

●「自分の肉体における労働で得る金が一番いいんだ。」

●「金儲けに奔走している奴は下品だったんだよ、
この野郎。分かるか、この野郎。」

http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/kodan/vol308/index.html
303考える名無しさん:2009/06/11(木) 14:41:59 0
もう一回ゼルダヘ
304考える名無しさん:2009/07/05(日) 08:11:15 0
マルクスは1720年のふたつのバブルがなんなのかについて
何も理解することが出来なかった。その程度の人間が貨幣とは何か?
なんて語ってるんだもんね、笑えるわ
もし理解してたとしたら最高のペテン師だけど
305考える名無しさん:2009/07/11(土) 19:46:11 0
マルクスの思想はポストモダンであるか?共産主義、唯物論的歴史観、そして彼の経済学‥これらはポストモダン的
思想だと思う?どうよ
306考える名無しさん:2009/07/12(日) 00:12:50 0
ちげーだろバカ
307考える名無しさん:2009/07/12(日) 00:38:33 0
マルクスは「正しいことを言えばよい」と思っていたろうが、
それがとんでもない間違いだった。
308考える名無しさん:2009/07/12(日) 01:05:42 0
マルクスの座右の銘は「すべては疑わしい」だよ。
「正しいこと」もマルクスにとっては疑わしかったに違いない。
その意味で彼を突き動かしたのは徹底した不信、自らをも疑う
徹底したニヒリズムだね。
これはその後のニーチェにも共通する。
309考える名無しさん:2009/07/12(日) 01:45:57 0
>>305
マルクスは近代主義そのもの。
真に革命的なのは同時期に保守主義を唱えたバーク。
310考える名無しさん:2009/07/12(日) 15:19:37 0
>>309
マルクスは人間は理性や制度より我欲を優先させるということがわかっていない。
だからポストモダンだろ
311考える名無しさん:2009/07/12(日) 16:51:41 0
>>310
>マルクスは人間は理性や制度より我欲を優先させるということがわかっていない。

そうだね。ということはポストモダンというより、出来損ないの啓蒙主義ってとこだな。
312考える名無しさん:2009/07/13(月) 23:54:57 0
>>310
ブルジョワジーの我欲が資本主義を発展させると同時に、その所産としてプロレタリアートという社会階層を育み、
そのプロレタリアートの我欲が、将来的に資本主義を革命する動機になるだろうとマルクスは論じたはずだが。
プロレタリアートが己れを解放する我欲にかられたとき、その我欲に導かれて資本主義は高次の段階へ移行する。
それが共産社会であると。
313考える名無しさん:2009/07/14(火) 20:21:16 0
それが空想論であることが、解ってない奴が論じてるだけやと思うで。
実際現場とかで働いてる奴ら見たことあるか?マルクスは、プロレタリア層の人たちが、団結を起こして資本社会が崩壊するって言ってるけど、残念ながら、いまの底辺の労働者に
そんな、気力あるんか?テレビのマスコミが、わーわー、言っているけど対岸の火事って感じやろ。自分に火の粉が、降りかかって初めて事態に、きがつくんやろな〜。
他人が仕事切られた。給料さげられた。資本家は痛くも痒くもありません。って「ヘー大変やな〜」って屁でもこいて缶ビールでも飲んで寝て明日も、会社にいくやろ。
資本主義は永遠に不滅です。(今の日本でわw)
314考える名無しさん:2009/07/14(火) 22:29:06 0
>>313
産業資本主義の交換式は
  
  G−W・・P・・W’−G’→ G−W・・P・・・・@ である。

@式の最初の部分G−W・・Pは投資にあたる。この投資は販売(消費)W’−G’
による生産費用の回収が行われないと、@式の後半部分G−W・・Pの再投資
は行われないはずだが、そこは売れたことにして、信用によって再投資が行われれば
投資が投資をよび、「資本主義は永遠に不滅です。」状態となるのはそのとうりである。

しかし、例えば、売れたことにしてくれず、おカネを貸してくれなかったら、G−W・・P
は行われない。またG−W・・Pの原動力であるアニマル・スピリットが枯渇し、「みんなで
資本主義やめない?疲れたね。」という全世界合意が起こらない可能性はゼロではない。
それほど、資本主義とは、投資が投資をよぶ、という不確実な状態が前提の不安定な制度
なのである。



  
315考える名無しさん:2009/07/15(水) 00:02:10 0
>>313
レーニンも当時のロシアで同じように考えていたみたい。あなたの現状認識はレーニンのそれに近い。
それはそれで重要なテーマであり、議論の余地がありますし、実際にマルキストの間で論争になってきた
中核にありつづけてきたものですね。
ただしレーニンの場合、前衛党が人民を引っ張っていくのだという前衛党主義をそこに持ち出してきてしまった。
そして前衛党に革命の権力を集中させることを合理化してしまった。そこはマルキストたちからも批判されているとこ。
316考える名無しさん:2009/07/16(木) 01:02:08 0
一昔前ならそれなりの定職に就けた資格を取っても、
現在では就職先が無かったりする。
就活を続けながらジリジリとニートぽくなっていく。
317考える名無しさん:2009/07/16(木) 11:09:52 0
ポーランドは、旧共産圏のなかでも資本主義というか、市場経済への意向に成功した事例かと思ったけど、
どうやらそうでもないみたいだなあ。ポーランドでも大学生を出てもニートになってしまう経済状況なんだとか。
318考える名無しさん:2009/07/16(木) 11:11:03 0
意向 -> 移行   大学生を出ても -> 大学を出ても
319考える名無しさん:2009/07/20(月) 22:20:55 O
マルクスを語るのは良い。しかし「無駄」とわかっていながらも、暴力革命を起こしうる人間が日本にはいない。だから、観念左翼で終わってまう。まず、ナイフを手に取りたまえ。自衛隊にオルグは有るか?クーデターを起こせるか?無理だ…俺らチキンには
320考える名無しさん:2009/07/20(月) 23:54:08 O
なんで二百年前の思想家に再入門するんだ?
時代祭か?考古学か?
321考える名無しさん:2009/07/22(水) 00:04:33 0
>>319>>320
マルクスをとりあえず革命から切り離して、その経済分析に着目すれば、再生産表式
や、世界貨幣=金(銀)と国民鋳貨の関係の理論は、恐慌の原因を教えてくれるので
再入門の価値あり。
景気も回復してきたし、今回も資本主義は生き伸び、日本共産党政権も絶望だから、
革命ごっこはやめて、経済学者としてのマルクスを救ってやるのがいいかなって思う。
322考える名無しさん:2009/08/21(金) 14:08:55 0
あのノーベル経済学者ワシリー・レオンチェフが、
彼の著書『エッセイズ・イン・エコノミクス』のなかで、
マルクスのことを再評価していたことは有名だな。

利潤、賃金、ブルジョア的企業について学ぶなら、
マルクスの資本論を読むべきだと。
経済学の教科書1ダース、合衆国センサス資料10年分
を読むよりも有益だみたいなことを。
323考える名無しさん:2009/08/21(金) 16:13:09 0
>>321
>景気も回復してきたし

全然してねえし。
あんなの麻生政権の財出が効いた一時的なもんだぞ。

>今回も資本主義は生き伸び

そんな保障は相変わらずどこにもない。

正直、こんな馬鹿な事を平気で書く奴が経済を語るなと思う。

アメリカ経済は相変わらずいつ何が起きるか予断を許さない状態だし、
印中伯などの新興国がアメリカ経済から分離し、アメリカの代わりとなる
消費大国になれるまでアメリカ経済が持ち堪えなければ世界経済は強制終了、
にもかかわらず分離は全く出来ていると言えない。
それにアメリカ経済でまたやばい事が起きそうだって話なら
経済ウォッチャーしてる連中のスレ行けば普通に出てる。
324考える名無しさん:2009/08/21(金) 22:35:45 0
>>323
>麻生政権の財出が効いた一時的なもんだぞ。
一時的なものだという根拠は?
資本主義と財政金融政策は不可分のもので、19世紀のイギリスじゃ
あるまいし、自律的に景気が回復することが困難なのは常識。
財出をつかって景気回復をはかるのは資本主義の正攻法だよ。
>アメリカの代わりとなる消費大国になれるまでアメリカ経済が持ち
>堪えなければ世界経済は強制終了
なんで一輸入大国がなくなるだけで世界経済が強制終了するんだ?
日本でも民主党の政策は内需拡大であり、外需主導から内需主導に
変わることにより経済は縮小するかもしれんが終了などしない。
あまりにおおげさで強引な論理展開に宗教の匂いを感じる。
そもそもアメリカは崩壊などしない。
>そんな保証は相変わらずどこにもない。
よくも飽きもせず、そういうことばかり言えるなw。そんなにアメリカ
経済が悪いのなら、最近株価が伸びている現状(9000ドル前半)は、
投資家が嘘情報にだまされているってことか?
これから再びダウ平均株価は7000ドル近くまで下がるとでも?
ちなみにTT景気以前の1995年までダウ平均は5000ドル以下だったんだ。
具体的な数字を見ずに、適当に経済について述べているようにしか見えないが。
君みたいなのを狼少年と言うんだよ。
325考える名無しさん:2009/08/22(土) 19:09:49 0
>>324
工作ご苦労さん。

>君みたいなのを狼少年と言うんだよ。

嘘を吐いて騙してるあんたは人殺しだな。
326考える名無しさん:2009/08/22(土) 22:16:44 0
>>325
具体的事例をあげて反論してみろって。笑ってやるからw
327考える名無しさん:2009/08/22(土) 23:02:26 0
>>325
キチガイ?
328考える名無しさん:2009/08/25(火) 10:43:22 0
日共2ちゃん専従工作員と議論しようとしてもムダだよ。
文体と金太郎飴の議論ですぐに分かる。ほっとくが吉。
329考える名無しさん:2009/08/25(火) 10:44:59 0
都合が悪くなると、議論を止めて屁理屈と罵倒だけになる。日共は分かりやすい(笑)
330考える名無しさん:2009/08/26(水) 02:56:25 0
日強?
むしろ考案だろ。
331考える名無しさん:2009/08/30(日) 23:31:46 0
>>323
現在、共産党2議席・・・大笑いだね。
恥をしのんで民主党に合流すればいいのに・・・・
332考える名無しさん:2009/08/30(日) 23:35:12 0
失礼、3議席になったようだ・・・・
333考える名無しさん:2009/08/31(月) 00:12:36 0
日本の大学の理科系(理学部、工学部)の教育の1年生の教育では、この「実験の大切さ」を叩き込まれると私は
聞いています。これは優れた教育法だ。実験の授業では、学生が、自分でやった実験の結果や、目視した物、
それから、実験の結果(成果)として得た数値などを、絶対に、ごまかしたり、改ざんしたりしてはならない。
と教える、という。当たり前のことのように思われるが、この実験と観察の、初歩の訓練はきわめて大切である。
自分の実験の結果が、当初の予定から、どんなに外れていても、失敗に終わってもそれでも出現したおかしな
結果や数値を、そのまま、正直に書いて、教授に提出しなければならない。これが理科系の教育の良さである。
この一点で日本の理科系の学部は優れている。これだけ日本の大学教育の実情がひどいことになっており、
見るも無残な現状なのだが、それでも理科系の学部では、まだ、この実験と観察の方法学(メソドロジー)が
生きている。これが日本の優れた技術者を大量に育てた原因だろう。
それに対して、日本の文科系(社会学問系)は、悲惨である。
自分で何か仮説を立てて、それを実験的に考えて、現実の事柄に適用してみて、自分の頭で苦労して考えて、
そこから何かを導き出す、という訓練など、全く誰も、誰からも、全く、教えられていない。頭の悪い日本
の大学教授たちが書いた、どうしようもない硬直した教科書や、自分の思いつきを書きなぐっただけの本を、
ただ読まされる。あるいは寝言のような自分勝手な考えを、講義と称してひたすら聞かされるだけだ。
日本の大学の文科系の教育は腐り果てている。
文科系の学問は、学問対象が、社会や国家や、人間集団だから、簡単には実験の対象にできない。このことを
言い訳にして、それで、欧米で作られた理論をただそのまま「換骨奪胎して」(つまり日本語という言語に
置き換えて、泥棒して)「和魂洋才」で垂れ流しているのがほとんどだ。
副島隆彦「人類の月面着陸はなかったろう論」P216~217
334考える名無しさん:2009/08/31(月) 00:14:04 0
[155] 自分のPCに保存しあった小室本への私の書評文に、手を加えた。これを定番とする
投稿者:副島隆彦 投稿日:2001/11/24(Sat) 15:12:04
http://snsi-j.jp/boards/mail/4.html

たとえばカール・マルクスの思想の大柱のひとつに、”疎外”がある。この疎外は、エントフレムデュンクという
ドイツ語の訳語であるが、これは、「人間疎外」とも訳されて来た。日本では社会主義者たちだけでなく、
ほとんどの知識人が、この「疎外」を、「近代社会が個々の人間に対して冷淡に振るまい人間性を疎うとんじるに
至った悪い性質のことである」と理解し、そのように何十年も教え合って来た。そして、この「人間疎外から
いかに人間性を回復するか」という考え方をして来た。このように「疎外」を、きわめて感情主義(あるいは
人文じんぶん主義)的に理解して来た。
これが日本独特のマルクス主義である「主体性理論」である。梅本克巳から吉本隆明に至るまでほとんど全ての
左翼知識人が、このように理解した。この日本の新左翼系のマルクス主義の「主体性理論」と、北朝鮮の金日成の
「主体(チュチェ)思想」と、では、その根幹において、一体どれほどの差があったといえるか。実際上、
ほとんど変らないのである。日本の左翼思想などというものは、この程度に、低レベルなのである。
小室直樹は、この「疎外」こそは、まさしく「人間のつくる社会及び市場には法則がある」ということの別の
表現だ、とはっきり正確に理解していた日本では、稀有の、世界基準の学者である。「神の見えざる手」と
アダム・スムスが呼んだところの「市場」なるものが、「人間の個々の、恣意性や願望や意思などでは、
どうにもならない、自然界を貫く法則性のことだ」と、小室直樹は、はっきりと正しく理解していた。そして、
「疎外」とは、この「市場」なるものの、まさしくカール・マルクス的表現であったのだ。
335考える名無しさん:2009/08/31(月) 00:14:55 0
そして、同時に、この考えは、西欧の全ての近代経済学者・政治学者・社会学者の採る根本的立場なのだ、
とする。この「疎外=市場=人間世界を刺し貫く法則性」のことと、同じことを、ジークムント・フロイトは
「フェティシズム(物神化)」と呼び、デュルケムは「社会的事実(フェ・ソシアール)」と呼んだのである。

この、人間の主観から独立した冷酷な経済法則の貫徹は、たとえ、王様でも、独裁者でも阻止することは
出来ないのである。それを、強力な権力を持つ支配的な人間たちの意思で、勝手に動かせると傲慢にも考えたのが、
日本の官僚たちだ、と小室直樹は、断定する。このようにして、この10年の間、経済政策(財政政策と
金融政策の両方)にことごとく失敗した日本型の統制経済が、今、死の宣言を受けつつある。
336考える名無しさん:2009/08/31(月) 20:26:26 0
>>331
改選前議席の9を維持しただけでもよくやったと思うが、
100年に一度というこの不況下でのこの獲得議席は
情けない。これは国民が共産党を「どうでもいい政党」としか
見ていない証拠である。
337バロック:2009/08/31(月) 20:46:31 O
マルハス
338考える名無しさん:2009/08/31(月) 21:18:55 0
比例の得票率で計算した議席はこんな感じ。
小選挙区制は第一党だけトクをする異常な選挙制度!
「どの政党?」の投票行動だと、共産は35議席。
国民は共産党に期待していると言える。

http://uploader.rgr.jp/src/up0721.png

民主 202
自民 128
公明 55
共産 35
社民 20
みん 16
国民 8
日本 4
大地 3
幸福 3
339考える名無しさん:2009/08/31(月) 23:13:16 0
>>338
なるほど。ただその数字が正確だとしても、全部たすと474で6足りない。
340考える名無しさん:2009/08/31(月) 23:21:48 O
秋葉と安倍で繋がって前とやつらが合わさったんだ。
341考える名無しさん:2009/09/04(金) 17:15:36 O
誤爆
342考える名無しさん:2009/09/09(水) 22:12:34 0
あのね、マルクスっていい人だったのよ。いい人すぎたのよ。
単純に言うと、昔は飢餓があったわけ。そうすると100人のうち90人しか食えないのよ。で、10人死ななきゃいけないわけ。
そこでマルクスはどう考えたかっていうと、「100人がみんな1割ずつ我慢すればいいじゃん、そうすれば100人全員食えるでしょ?」
っていうのが計画経済なのよ。
で、それに対して煩悩丸出し集団がいたわけよ、イギリスを中心にして。
「そうじゃない、自由競争に任せなさい。それで競争に負けた10人は死んでもらえ。」これが資本主義の自由主義経済ね。
で、それはそのままヒットラーの論理と同じなんだよ。逆に言うとね。
で、どっちが勝ったかっていうと資本主義勝ったんよ。ソ連なくなり中国なくなり。
それは当たり前で、マルクスは人間の煩悩甘く見たっちゅうことね。
でも、その資本主義対マルクスの計画経済の闘いで、資本主義が勝った、お互いの土壌があったの。
それは100人のうち10人飢えるっていう時代なわけよ。実は人類は、人類400万年の歴史の中で今から3、40年前に飢餓克服してんのよ。
で、今100人が100人食えるのよ。
ということは資本主義もマルクス経済もいらないのよ。計画経済いらん。共産主義いらん。資本主義もいらないのよ。
ところが今逆に来てんのよ。なんと、食料が投機で危機になってるわけ。資本主義成れの果て。
だから、資本主義明日やめなさい。日本は法律を決めて、憲法で資本主義禁止する。
343考える名無しさん:2009/09/09(水) 23:17:12 0
344考える名無しさん:2009/09/11(金) 00:01:56 O
何の脈絡もなく荒らす出張右翼うざすぎだろ、pcなきゃまともに見れないな
345考える名無しさん:2009/10/03(土) 13:49:58 0
以下ほぼ同意ですが、マルクスを近代経済学へ組み込むということでしょうか?

マルクスの再生産表式とケインズの「総所得(Y)=総消費(C)+総貯蓄(S)」はどう融合するのでしょう?

>>321
>>>319>>320
>マルクスをとりあえず革命から切り離して、その経済分析に着目すれば、再生産表式
>や、世界貨幣=金(銀)と国民鋳貨の関係の理論は、恐慌の原因を教えてくれるので
>再入門の価値あり。
>景気も回復してきたし、今回も資本主義は生き伸び、日本共産党政権も絶望だから、
>革命ごっこはやめて、経済学者としてのマルクスを救ってやるのがいいかなって思う。
346考える名無しさん:2009/10/04(日) 23:43:42 0
>>345
総貯蓄にせず、総投資(T)にし、Y=C+T+G(政府支出)
というマクロ経済学の式を出します。
一方、マルクスの単純再生産表式@が
 T w1=c1+v1+m1
 U w2=c2+v2+m2
で、その成立条件は(v1+m1)というT部門の商品が2部門の商品c2と交換
されなければならないので、v1+m1=c2・・A
次に拡大再生産表式Bが
 T w1=c1+v1+mc1+mv1+m1
 U w2=c2+v2+mc2+mv2+m2
BのT部門とU部門の間には、@式と同じように
  v1+mv1+m1=c2+mc2・・C
という関係式が成立する。単純再生産条件AとCを比較すると
  v1+mv1+m1>c2なのはあきらかで、T部門の生産手段の生産拡大
が、2部門の生産拡大を誘発することがわかる。つまり、このT部門の生産拡大が、
マクロ経済学の総投資(T)にあたり、資本蓄積は設備投資に依存するというのは、マクロ
経済学だけでなくマルクスからも導かれる。マルクス経済学に至っても、有効需要政策は重要だと
いうことになります。
 アニマルスピリット=命がけの飛躍G−W−G’というわけです。
347考える名無しさん:2009/10/04(日) 23:54:49 0
 うるせー馬鹿
348345:2009/10/05(月) 04:13:49 0
>>346
ご教授ありがとうございます。
マルクス経済学にケインズを組み込むという感じでしょうか?

>T部門の生産手段の生産拡大
>が、2部門の生産拡大を誘発することがわかる

拡大再生産は搾取ということに必ずしもならないということでしょうか?
近代経済学には搾取という概念がないなら、こうした考え方は逆に近経に組み込まないともったいないですね。

> アニマルスピリット=命がけの飛躍G−W−G’

シュンペーターはマルクスを否定しなかったそうですし、納得です。
ただ意地悪く見れば、見えざる手によって相殺されるから起業家は生産を拡大せよ、後のことは
官僚に任せなさい、ということで、国家(というより半民半官)計画経済に応用するしかマルクスの生き残る道はないとい
う印象を受けますし、

マルクスが理解されても、貧富の拡大の分析が近代経済学では二の次になるのは目に見えていて、やるせない思いです。

個人的には、協同組合(生産の段階で分配がある)こそが長い目で見て経済的繁栄に繋がるという視点が、数値的にもマルクス経済学と
近代経済学を付き合わせたとき
結論としてでてくるはずだと考えているのですが、、、、
 _____
|第1部門 |
|機械と原料|                      _追加的不変資本Mc 
|_____|               産業利潤__/_追加的可変資本Mv
                     /      \_個人的消費Mk
固定資本   流動資本         /_利子______単利 
 \機械)(原料/\         /    \_____複利   
 (土地 消耗品) \       /___地代______絶対地代 
   \  / (労働力)    /          \_差額地代      
 不変資本C 可変資本V  剰余価値M 生産物W      
       __________  /               
          /       /          _追加的不変資本Mc
 ____    /       /    産業利潤__/_追加的可変資本Mv
|第2部門|  /       /    /      \_個人的消費Mk 
|生活手段| /       /    /_利子______単利 
|____ /       /    /    \_____複利   
     /       /    /___地代______絶対地代 
    /       /    /          \_差額地代       
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物  
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣     ☆☆☆
|____|/ _______/_     /  \    ☆☆☆ 
     /               /    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 ________________           四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本  源  的  蓄  積 

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)

参考までに上記の図(再生産表式を含む『資本論』図解)を作ってみました。
間違っているかも知れないので訂正したうえで使っていただけると幸いです。
351考える名無しさん:2009/10/05(月) 20:23:47 0
>>348
>拡大再生産は搾取ということに必ずしもならないということでしょうか?
いいえ、搾取です。一般に企業の投資意思決定は利潤率と実質賃金率に影響されます。デフレ下
で、企業の設備投資が行われにくいことの原因に実質賃金率の高さがあげられます。
景気の指標である経済成長率Y(GDP)は、利潤率(搾取率)の高さ(または、安い労働力の確保)
に左右されます。(宇野経済学では、恐慌の原因として、実質賃金の上昇をあげています。)ちなみに

  利潤率=利潤/資本=利潤/賃金X賃金/資本  ここで、(利潤/賃金)=搾取率です。
この搾取率は
  利潤/賃金=(純生産額ー賃金)/賃金=(純生産量x価格)/(労働量x貨幣賃金率)−1@
となります(賃金=労働量x貨幣賃金率で、1は賃金/賃金のことです)。
一方、純生産量/労働量=労働生産性、貨幣賃金率/価格=実質賃金率 なので、@に代入すると
(@を変形すると 純生産量/労働量x価格/貨幣賃金率 となります。)

 搾取率=労働生産性/実質賃金率ー1Aが導かれ、Aより、搾取率は、労働生産性(Yにあたる)
に正比例し、実質賃金率に反比例することがわかります。
 
参考文献 置塩信雄著『現代経済学の展開』

好況時は経済はインフレ気味となり、企業は潤うが、労働者は仕事はあるがきつい、
という状況です。それでもデフレ下の失業率の高い状況よりは、まだマシということです。

ただ、現在の民主党には成長戦略がありません。企業を潤わせる政策はとらず、直接国民を
助けようとする(子供手当てなどの少子化対策は、成長戦略とも言えますが)。
逆にいえば成長をあきらめ、ある程度の失業を受け入れる時期に日本は来ているのだと思います。
失業者に対してはなんらかの援助は当然必要ですが。
JS・ミルの「定常状態」に日本が入ってしまった、というのが個人的見解です。

352考える名無しさん:2009/10/08(木) 00:01:36 0
http://y-bat.txt-nifty.com/tyo/

言いたいこと伝えたいことの走り書き。ノロいのが特徴。あるいはちょっとトロい、か。スタンスはテッテー的に消費者で受動的! 
  by Y-BAT
353考える名無しさん:2009/10/09(金) 20:09:52 0
ロシア革命=社会主義革命という俗説と同様に、マルクスに関する俗説の一つとして、
マルクスは古典派の労働価値説をそのまま引き継ぎ、ないしはそれを完成させて、
さらには絶対的な教義にまで高めたかのように述べているものをしばしば目にするけど、
しかしそれはマルクスの考えの一面(静態論的視点)を捉えたものでしかないんだよね。

むしろマルクスは、資本家的生産様式の発展→共産主義という史観を彼流の資本の理論
でもって動態論的にモデル化していく過程で、資本家的生産様式が自らの再生産のために
不可欠としている労働価値(説)を乗り越えていく、超越しちゃう、というふうに論じるんだな。

大工業が発展するほど、生産過程から労働が外へ出ちゃって、その代わり科学とか技術
の進歩に依拠するようになると言っている。そうなるともはや労働時間は富の尺度でなくなる。
そしてそれが資本家的生産様式を終わりに導くみたいなことを。
そういうことをマルクスはかなりはっきりと書いている。

あと、『資本論』のなかで、こっちはかなり有名というか、知る人は知っている文言なんだけど、
人間にとって自由というのは、生活的必要による労働から解放された度合いに応じて実現する
ものだというような意味のことを語っている箇所がある。そして労働時間の短縮こそが課題だと。

マルクスがしばしば俗説として広められているような労働中心主義者だとしたら、資本主義の
発展と終わりを労働時間の終焉と結びつけて論じるだろうか。人間の自由に関する彼の哲学を
果たしてこのように語るだろうか。
354泡沫 ◆aSaxWJY.NA :2009/10/18(日) 17:11:05 0
『これら十三篇』"These 13"(1931年)
『医師マルティーノ、他』"Doctor Martino and Other Stories"(1934年)
『征服されざる人々』"The Unvanquished"(1938年)
『行け、モーセ』"Go Down, Moses"(1942年)
『ポータブル・フォークナー』"The Portable Faulkner"(1946年)
『駒さばき』"Knight's Gambit"(1949年)
『フォークナー短編集』"Collected Stories of William Faulkner"(1950年)
『大森林』Big Woods(1955年)
『ニューオリンズ・スケッチ』"New Orleans Sketches"(1955年)
355泡沫の記:2009/10/18(日) 17:12:44 0
『これら十三篇』"These 13"(1931年)
『医師マルティーノ、他』"Doctor Martino and Other Stories"(1934年)
『征服されざる人々』"The Unvanquished"(1938年)
『行け、モーセ』"Go Down, Moses"(1942年)
『ポータブル・フォークナー』"The Portable Faulkner"(1946年)
『駒さばき』"Knight's Gambit"(1949年)
『フォークナー短編集』"Collected Stories of William Faulkner"(1950年)
『大森林』Big Woods(1955年)
『ニューオリンズ・スケッチ』"New Orleans Sketches"(1955年)
356泡沫の記:2009/10/18(日) 17:14:00 0
『これら十三篇』"These 13"(1931年)
『医師マルティーノ、他』"Doctor Martino and Other Stories"(1934年)
『征服されざる人々』"The Unvanquished"(1938年)
『行け、モーセ』"Go Down, Moses"(1942年)
『ポータブル・フォークナー』"The Portable Faulkner"(1946年)
『駒さばき』"Knight's Gambit"(1949年)
『フォークナー短編集』"Collected Stories of William Faulkner"(1950年)
『大森林』Big Woods(1955年)
『ニューオリンズ・スケッチ』"New Orleans Sketches"(1955年)
357考える名無しさん:2009/10/18(日) 17:15:19 0
海の主と同化した力を見よ
358考える名無しさん:2009/10/25(日) 03:06:17 0
労働の中にこそ神に仕える喜びがある。
359348:2009/10/28(水) 10:32:27 0
「極端なケースと
して、すべてがオートメーション化されロボットによって生産できるような企業を考えてみよう。す
ると、ここでは可変資本分はゼロであり、剰余価値率はゼロである。にもかかわらず、平均利潤率が
確保される。マルクスは、それを,総資本の総剰余価値が生産価格を通して配分されているからだと
考える。そのような資本は労働者を直接搾取していないが、他の個別資本のもとで働く労働者を間接
的に搾取しているのである。」

      「一定の個別資本が得る利潤には,他の部門の資本の労働者,独立小生産者から得られ
た剰余価値が配分されている。しかし、そのことがつねに不透過になっているのである。」

(定本柄谷行人集3、p386-387より)

*剰余価値率=搾取率
360訂正:2009/10/28(水) 10:36:28 0
>>359
>
    「一定の個別資本が得る利潤には,他の部門の資本の労働者、独立小生産者から得られ
た剰余価値が、また、一国の総資本が得る利潤には、海外 (植民地)の労働者から得た剰余価値が
配分されている。しかし、そのことがつねに不透過になっているのである。」
361東と南:2009/12/20(日) 09:53:43 0
『兵士の報酬』"Soldier's Pay"(1926年)
『蚊』"Mosquitoes"(1927年)
『サートリス』"Sartoris"(1929年)
『響きと怒り』"The Sound and the Fury"(1929年)
『死の床に横たわりて』"As I Lay Dying"(1930年)
『サンクチュアリ』"Sanctuary"(1931年)
『八月の光』"Light in August"(1932年)
『標識塔』"Pylon"(1935年)
『アブサロム、アブサロム!』"Absalom, Absalom!"(1936年)
『野生の棕櫚』"The Wild Palms"(1939年)
『村』"The Hamlet"(1940年)
『墓地への侵入者』"Intruder in the Dust"(1948年)
『尼僧への鎮魂歌』"Requiem for a Num"(1951年)
『寓話』"A Fable"(1954年)
『町』"The Town"(1957年)
『館』"The Mansion"(1959年)
『自動車泥棒』"The Reivers""(1962年)
362東と南:2009/12/20(日) 09:54:54 0
『これら十三篇』"These 13"(1931年)
『医師マルティーノ、他』"Doctor Martino and Other Stories"(1934年)
『征服されざる人々』"The Unvanquished"(1938年)
『行け、モーセ』"Go Down, Moses"(1942年)
『ポータブル・フォークナー』"The Portable Faulkner"(1946年)
『駒さばき』"Knight's Gambit"(1949年)
『フォークナー短編集』"Collected Stories of William Faulkner"(1950年)
『大森林』Big Woods(1955年)
『ニューオリンズ・スケッチ』"New Orleans Sketches"(1955年)
363東と南:2009/12/20(日) 09:55:46 0
『大理石の牧神』"The Marble Faun"(1924年)
『緑の大枝』"A Green Bough"(1933年)
364東と南:2009/12/20(日) 09:56:33 0
日本ウィリアム・フォークナー協会 編、『フォークナー事典』松柏社 2008年
ハンブリン/ピーク 共編、寺沢みづほ 訳 『ウィリアム・フォークナー事典』雄松堂出版 2006年
365東と南:2009/12/20(日) 09:58:46 0
366考える名無しさん:2009/12/20(日) 09:59:45 0
367考える名無しさん:2010/01/11(月) 01:08:15 0
マルクスなんか古いよロバート・キヨサキの方が新しい。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」と「金持ち父さんの投資ガイド 上級編」はかなりオススメ。
独創的な部分は人の分類。
マルクス主義みたいにプロレタリアとブルジョアみたいに経済的な問題で人を分類するでしょ?
あれみたいな感じで、言われてみると簡単な分類だけど納得って感じなんだよ。
ElB
SlI
Eは従業員、Sはスモールオーナー、Bはビジネスオーナー、Iは投資家。
あるいはEはシステムのために働く人、Sは自分がシステムになって働く人、
Bはシステムを作ったり管理したりする人、Iはシステムにお金を投資する人でもある。
これは「EとS」の左側と、BとIの「右側」で一応区切ります。左側はラットレース(イタチごっこ)で
右側は(高速道路)のようなもの。左側では経済的自由は無理だと言っています(もちろん例外あり)
この左と右以外の分類同士の対立もあると言っているし、あるいは金持ちVS高学歴者の戦いとかもあると言っている。
まあその戦いの部分はメインじゃなくあまり掘り下げてないけど。
368考える名無しさん:2010/01/11(月) 01:11:17 0
ロバート・キヨサキであとよかったのが社会主義批判というか現代的な左派リベラル派の主張というか
金持ち批判の部分で、中流家庭の「金持ちから税を取れ」という主張が結局自分たちに跳ね返り、政府が
中流家庭からも税金を取り始め結局は貧乏人のへの税を払っているのは中流家庭で、金持ちは会社というものを
使って税はあまり払っていないということ。
そしてどんどん拡大されていく税金は結局はどこにいくのか?
それは政府と金持ちに渡っていた。
自分で自分の首を閉めてたとさ。
これをキヨサキは「金持ちVS高学歴者の戦い」と言っている。
369考える名無しさん:2010/01/13(水) 00:51:44 0
それマルクスが言っていた、ブルジョワとプチブルとの闘いと一緒じゃね?
370考える名無しさん:2010/01/21(木) 15:06:05 0
>>342
苫米地英人
371考える名無しさん:2010/01/27(水) 02:58:27 0
フリーザ=チーカマ(病気持ち 尿結晶)=はだかのヘリコプター=国民所得になってだな、利潤率としての性欲が資本としての息子を再生産して自立した息子が飛行機にたとえられるように角度と大きさを維持しながらドドリアさんに包摂されるんだねつまり
372考える名無しさん:2010/02/22(月) 16:19:29 0
373考える名無しさん:2010/02/22(月) 16:20:14 0
374考える名無しさん:2010/03/03(水) 16:07:13 0
復活
375考える名無しさん:2010/04/15(木) 00:37:50 0 BE:721130843-2BP(0)

以下はリエター氏の話についての簡単なメモです。



* 経済の崩壊は、そのときにもっとも経済が発展している国で起こる。
* 1990年代には日本で起きた。
* それは、経済の仕組み自体に問題があることを示している。

* どのような複雑なネットワークシステムも、以下のふたつのトレードオフの 中にある。
(1) 効率性
(2) 復元力
* これらは、多様性と相互接続性の関数として現れる。
* 多様で相互接続の度合いが高いシステムは効率的ではないが、弾性があり復 元力に富む。
* 効率性を追求するシステムは、外部からの小さなきっかけで崩壊する。
* 復元力を追求するシステムは、内部のオーパヘッドのために停止する。
* 適度に多様であり相互接続されてきた生態系は、効率性と復元力のバランス の中で生き残ってきた。


* 基本的にリエター氏は複雑システムの上のような性質を通貨システムに適用し、
単一の通貨システムでなく多様な通貨システムを利用していくべきだと主張 している。
* そのため補完通貨と命名している。

* 通貨の多様性の卑近な例としてはマイレージシステムなどがある。
* これらの「忠心通貨(顧客を引き留めるための通貨)」の問題点は、
それが馬鹿馬鹿しい領域だけに適用されていることにある。



* 通貨が通用するという幻想を維持されているのは、
最終的には税金の支払いに使わなければならないからである。
376考える名無しさん:2010/05/13(木) 01:05:29 0
>>334がおもろかった
エントフレムドウングについてはいい解説をしていると思う
377考える名無しさん:2010/05/15(土) 10:29:19 0
資本主義とは、マルクスによれば労働者を商品化する社会。
雇用市場によって生計を立てる労働者階級という奴隷階級を
不可欠としてなりたつ関係を市場と定義する法の支配による社会。

労働者階級の子女をいかに将来の従順な労働力として鍛え上げるかが
資本主義の再生産にとって根本問題。これがいわゆる再生産問題ってやつ。

ニートは資本主義が永遠に再生産されていくためのシステムを脅かす存在。
だから労働者階級の子女がニートになること(事実上のストライキ)に
次々に目醒めはじめたら資本主義はおしまい。
それを阻止するために資本主義は、資本に服従することの対価として賃金を
与えるというシステムを制度化し、労働道徳を労働者階級の子女に叩き込み、
それを普遍の原理だと布教してやまない。
 _____          
|第1部門 |  技術革新等 |労(絶対的                 2:21  
|機械と原料| _空間的差異_|働_剰余価値)      _追加的不変資本____ Mc
|_____|  (相対的  |時   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約10で償却    剰余価値)|間  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |の  |___利子_____単利_________|
 \機械)(原料/\     |延  |      \___複利_________|
 (土地 消耗品) \    |長 /|___地代_____差額地代_______|
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤___3:1〜_____  |
|第2部門|  /      \/    |                 | |
|生活手段| /       /\   _|_利子_____3:21〜____| |
|____ /   労賃__/__\ / |        3:24     | |  
     /    /  /   \\  |_地代_____3:37〜47__| |
    /    /  /    /\\          3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_________________/_/ 
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆     1:1、3、
     /                    \ 三: \| 一般的 3:33
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 ________________           四:   ● 貨幣
              /       (相対的価値形態  =  等価形態)  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    本  源  的  蓄  積                     1:24
380↓ブックマーク推奨:2010/06/18(金) 17:47:01 0


NHKの極左売国捏造路線何とかなりませんか?19
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1273991231/
次スレ
NHKの極左売国捏造路線何とかなりませんか?20
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1276388465/






381考える名無しさん:2010/06/30(水) 05:08:46 0
>>377
そりゃあ、そうでしょ!
これだけマルクス再入門なんて立派なスレを建てたわりには、やはり資本者を肯定。
あたりまえだろ!
いったい、誰のおかげで生活できてたのかのかさえ消してしまうのが左翼思想。
世界に誇ってた日本航空をみろ!

左翼が勘違いを起こして、労働者の権利を主張し始めたら会社は終わり。
労働組合に会社を乗っ取られるような状況になれば、最終的に労働者が自分の首を絞めるだけ。
教養のない連中は、目先の利益ばかりを追い求めるからねw
マルクスがその典型。
貧乏人マルクスの正義仮面には、これからの時代ではウサン臭く見られるだけ。(信用できない人間だと)

マルクス経済哲学は国の経営には不適格なんだよ。
382考える名無しさん:2010/06/30(水) 05:17:50 0
実際、左翼の奴らは一見では、まじめで上司には従順で賢そうに見えるけど信用できない。

元国鉄からJRで生き残っている親父。
若い頃は中核派の労働組合で活動してたらしけど、本当に名誉心の強い人だったよw w w
383考える名無しさん:2010/06/30(水) 22:04:37 0
釣り針が大きすぎるんだが
384:2010/07/03(土) 23:17:28 0
Bist du Klug,so tu mir`s Kund.


385383:2010/07/04(日) 23:20:04 0
>>381>>384
>そりゃあ、そうでしょ!
>これだけマルクス再入門なんて立派なスレを建てたわりには、やはり資本者を肯定。
>あたりまえだろ!
「資本者」とは何だ?資本家のことか??日本語の文章として意味不明。

>いったい、誰のおかげで生活できてたのかのかさえ消してしまうのが左翼思想。
相変わらず日本語として意味不明だが、その「左翼思想」とは何のことなのか?
まさかマルクスとバクーニンとラサールとレーニンを同列に並べてはいなだろうな。
なお「労働者は資本家に労働力を購入して貰えるおかげで生きられる」はマルクス自身の主張だ。

>世界に誇ってた日本航空をみろ!
?????
バカさ加減と無能ぶりを世界に誇っていたJALのことか?

>左翼が勘違いを起こして、労働者の権利を主張し始めたら会社は終わり。
会社が終わりとは結構なことだ、とマルクスなら言うだろう。
その「左翼」とは何なのか、なにをどう「勘違い」するのか相変わらず全く不明だが。

>労働組合に会社を乗っ取られるような状況になれば、最終的に労働者が自分の首を絞めるだけ。
マルクスは労働組合が会社を乗っ取ることを主張しているのではなく、
株式会社など廃止して協同組合生産に置き換えることを主張しているのだが?
仮にもここは哲学板のマルクススレだ。
マルクスも読まずにマルクスと関係ない主張を持ち出すな。
386383:2010/07/04(日) 23:22:01 0
>>381>>384
>教養のない連中は、目先の利益ばかりを追い求めるからねw
>マルクスがその典型。
>貧乏人マルクスの正義仮面には、これからの時代ではウサン臭く見られるだけ。(信用できない人間だと)
マルクスはボン大学、ベルリン大学で学び、イェーナ大学哲学博士号を取った教養人だ。
マルクスは「目先の利益を追わずに人類の大局的な利益を目指そう」と主張した。
マルクスの主張とマルクスの懐具合は関係がない。デカルト哲学とデカルトの家計が無関係なのと同じだ。
マルクスは死ぬまで貧乏をしていた訳ではない。妻の母が死んで遺産が入ってからはロンドン郊外に一軒家を構えていた。
マルクスは「正義漢」として名を上げて労働者運動の信認を得たのではない。
パリコミューンの動乱後、資本主義者がマスコミや著書を通じて
「マルクス博士というマッド・サイエンティストがいて、インターナショナルという陰謀団体を率いて反乱を起こした」
という論陣を張ってインターナショナルを攻撃した。
ところが労働者たちは
「俺たちのためにそんな理論と組織を作っている先生がいたとは素晴らしい」
という反応をしてマルクスは一躍ヨーロッパ労働運動の巨頭と目されるようになった。それまではone of themに過ぎなかった。
資本家が「恐るべき陰謀家マルクス」というイメージを紙上で宣伝し、逆に労働者がそれに乗っかったのが歴史の実情だ。

>マルクス経済哲学は国の経営には不適格なんだよ。
マルクスは国の運営を主張したのでなく国の死滅を主張したのだが??

>>384
それがドイツ語の最新正書法なのか?
俺は「Bist du klug, so tu mir's kund.」と習った。
俺は賢人ではない。知を愛し求めている人間にすぎない。
Ich bin klug nicht, sondern philosophiere.
387考える名無しさん:2010/07/18(日) 12:15:57 0
マルクスの入門書だと何がいいですか?
今村とか広松とかも出してますが。
388考える名無しさん:2010/07/18(日) 19:41:44 0
マルクスが書いてる薄いやつでいいよ
389考える名無しさん:2010/07/19(月) 02:53:08 0
>>385>>386
現代(時代の流れ)を甘く見ている馬鹿か?
だったら成功している例を見せて欲し〜いん。(マルクス解釈が間違ってただけって主張するの?)
プライドだけの高い左翼学者にはついてけない。成功した実績がないかぎり、いくら主張しても
無理。(レーニンを馬鹿にしてるだけだからw)

もしかして中国?
それともキューバ?を例にでも出すの?
まさか北朝鮮?
あれだけ同じ思想主義で団結してたっていうのに。まさに内ゲバじゃんかよ!

日本赤軍の重信房子は、ほんとうに理想を追い求めただけの無駄な時間を過ごしたねぇ〜。
390385 386:2010/07/20(火) 01:00:59 0
>>389
俺はプライドだけの高い左翼学者でもレーニンでもないが、

>だったら成功している例を見せて欲し〜いん。(マルクス解釈が間違ってただけって主張するの?)
>プライドだけの高い左翼学者にはついてけない。成功した実績がないかぎり、いくら主張しても
>無理。(レーニンを馬鹿にしてるだけだからw)

なにがどう成功すれば何の実績になって、主張が無駄にならなくなるんだ??
哲学的主張の正誤を判定するその奇妙な真偽基準はどこから持ってきた?
プラトンが「国家篇」「法律篇」で描いた国法が実現しなかったからプラトン哲学はタワゴトなのか??
仮にもここは哲学板だ。
得手勝手な真理論を振り回す前に、せめてそれが哲学的に共有されている基準かどうかぐらい考えろ。

それから>>385-386でいちいち指摘してやった事実に一つも反駁できていないぞ。
新しい珍物を持ち込む前に>>385-386に反論しないのか?
>>381は間違っておりましたm(_ _)m」と認めたのか?

>日本赤軍の重信房子は、ほんとうに理想を追い求めただけの無駄な時間を過ごしたねぇ〜。

誰だそりゃ?大隈重信の親戚??
391:2010/07/21(水) 00:25:16 0
ほんとうの馬鹿だな。
いったい君の指導教授って誰だったんだ?w w w

てか世代が全然違うのか??????
392考える名無しさん:2010/07/21(水) 13:12:27 0
>>387
>マルクスの入門書だと何がいいですか?
>今村とか広松とかも出してますが。

『資本論』に限定されるが、朝日新書の
『いまこそ『資本論』』(嶋崇)はおすすめ。
超訳よりいい。
『資本論』はある一定以上のスピードで読むべきで、
そうでないと資本の循環が体感できない。
内容は超初心者向けで、電車のなかで中学生が読む
のに適している。
ただ中級者でも『資本論』全体をおさらいするのにはいい。
393390:2010/07/21(水) 22:29:26 0
>>391
どこがどう馬鹿なのか具体的に指摘しなさいwww
 _____        1:10
|第1部門 |  相対的   |絶(労働時間                2:21  
|機械と原料|__剰余価値__|対__の延長)      _追加的不変資本____ Mc
|_____| (技術革新等)|的     _産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却2:4、9    |剰    /      \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本2:8 |余  _/__利子_____単利_________|
 \機械)(原料/\     |価 / \       \_複利_________|
 (土地 消耗品) \    |値/   \_地代_____差額地代_______| 
   \  / (労働力)  |/           \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /     産業利潤___3:1〜_____  |
|第2部門|  /      \/     /       3:20     | |
|生活手段| /       /\   _/_利子_____3:21〜____| |
|____ /   労賃__/__\ / \        3:24 27組合| |
     /    /  /   \\   \地代_____3:37〜47__| |
    /    /  /    /\\          3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物W________________/_/ 
          /        /       (相対的価値形態 = 等価形態)価値形態論  
 ____    /        /            形態一:◯=☆ 単純  1:1
|第3部門|  /        /   W0ーGーW        ◯       
|総生産物| /        /     生  X  消    二:|\  拡大
|____|/ _______/_       WーGーW1     ☆☆☆
     /                  産  X  費    ☆☆☆     
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物W  W1ーGーW2 三: \| 一般的 
                           流 通       ◯     
                           1:3\__四:  △ 貨幣   
               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
                  本  源  的  蓄  積(原始的蓄積) 1:24
用語解説:

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13
(Mc,Mv,Mkに関しては略語は後年の解説者が使用したもの)

資本の一般的定式はG−W(A、Pm)・・・P・・・W'−G'
(貨幣G、商品総額W、労働A、諸商品あるいは生産手段Pm、生産資本P)
1買い手  G−W・・・P・・・W'−G'  
2商品生産者  P・・・Ck(総流通過程)・・・P
3商人資本 Ck・・・P(W')         2:4
(商人資本 W'ーG’ーW・・・P・・・W')    2:3

約10年周期の固定資本の償却 2:9、21
恐慌2:21、3:30、35
産業利潤p1、利子z、地代r 3:15
p1+z資本ー利潤、r土地ー地代、v労働ー労賃、三位一体的形態 3:48
追記:
通常、拡大再生産は 「1(V+M)>2C」とのみ書かれる。
398:2010/08/25(水) 12:21:42 0
んで!
どう?

儲かってる?w
399394,395マルクス価値形態論:2010/08/25(水) 13:47:33 P
形態一:単純な価値形態

布(相対的価値形態)=上着(等価形態)
///                 \\\
(●                   ●)   |
  >                 <    |
 フ                   フ_  |
   ___    ____  ____   | |
| /  /   |    \/    | _/ |
 >)  )   |__      __|<  /|
>/___)      |    |  <__/ |
            |____|     | |

                   ||
                   \/
400394-395マルクス価値形態論:2010/08/25(水) 13:50:08 P

形態二:拡大された価値形態

布(相対的価値形態)=上着、小麦、金☆、その他(等価形態)
///                  \\\      \\\ 
(●                   ●)  |    ●)  |
  >                 <     。   <   |
 フ                   フ_   。。。 フ_  |
   ___    ____  ____   |  。。_   | |   
| /  /   |    \/    | _/ |   |_/  |   _ 
 >)  )   |__      __|<  /|   <   /|  (☆) 
>/___)      |    |  <__/  \_/<__/ |    
            |____|     |  |     | |


                   ||
                   \/
401394,395マルクス価値形態論:2010/08/25(水) 13:52:55 P

形態三:一般的等価形態

    金☆、小麦、上着、その他(相対的価値形態) =布(等価形態)
                                  |\/\/|
       ///   ///                  |____|   
       (●    (●                    ●)  |    
         >。   >                  <     |  
     |  フ 。。。フ                    フ_   /
     |  | 。。_  _____  ____   ___    | |   
   _    \|   |\|    \/    |  \  \  _/ |   
  (☆)  \ >   | >__      __|  (  ( <  /| 
        \>\_/ \>  |    |     (___<__/ |   
    |             |____|           |  |

                   ||
                   \/
402399,400,401マルクス価値形態論:2010/08/25(水) 13:59:18 P
形態四:貨幣形態
                          金☆
                             |\/\/| 
  ///   ///       ///        |____|        
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                  貨幣

まとめ:
>>399-402 価値形態論
>>399 形態一 単純な価値形態
>>400 形態二 拡大された価値形態
>>401 形態三 一般的等価形態
>>402 形態四 貨幣形態
403考える名無しさん
労働組合が権利主張ばかりを主張するようになると、結果は全てをつぶしてるよなぁ〜w
あいつら我々労働組合が会社を支配できるだけの力を持ったんだと酔いしれてるよなぁ〜w
バカだよな〜。
労働党を立ち上げて,
国の経営さえできるんだと自信に満ち溢れるなんてうらやましいわw w w

んで?
どこが成功してるのさ?