俗世間を支配する者

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1究極世間態ババア
聞け、愚かなる若造どもよ
我らは全ての俗世間を司る崇高なる統括者なり

貴様らが何をほざこうが我らが非難される事は無い
なぜなら我らは俗世間そのもの

我らが俗世間から非難されようはずが無い
我らが一度声を揃え答弁すれば全ての俗世間は我らの意向に同調しよう

そしてそれが法となり我らは崇高な存在として崇められるのだ
そう、我らは常に絶対にして完全なる中傷者

我らの前では如何なる法、如何なる正義も歪められるのだ
現に我らがどれほど罪をなそうとも我らの世代全体が非難される事はなかろう

・・・さあ、我に諂えそして媚びよ

さすれば汝が罪をなしたときこの崇高なる舌で汝の罪を合法化してしんぜよう
所詮この世の真実など、どれだけの支持者を得るかで決まるのだ

そう、全ての真実は我らが創ろうもの
我らに逆らうだと?

たわけ、そのような事をして見せよ
忽ち汝は我らの非難によって異端視され悪として余生を生きることになるであろう

さあ、今すぐに媚びよ諂え、この後ろ盾無き弱者どもめ
貴様らの存在価値など我らを賛美し恩恵を受けるためだけの家畜にすぎぬわ!!


2究極世間態ババア:2005/12/08(木) 01:46:01
では、この俗世間を支配する我らが偉大なる井戸端万魔境の崇高なる指導者を紹介しよう

ギーゼン・モーゲン=中傷を司るババア=あらゆる物事を肥大化させ妄想を用いて他者を中傷する

ゴウホーン=誤魔化しを司るババア、己に対し友好的な人間の罪を敵対者を中傷する事で正当化する

ヘツラゼル=偽善を司るババア、二枚の顔を持ち
     それを使い分ける事で他者から恩恵を受け支持力を得て己の罪を庇い立てしてもらう

カギェグチー=陰湿を司るババア、闇に潜み他者を少しずつ追い詰める
      根は臆病なため姿を表す事は無い

ミリタリア=覗きを司るババア、他者の生活や過去を検索し身勝手な視点から公言する

バキャスト・フォヤス=悪性遺伝を司るババア副官、子を増殖させそれを叱らず罪を世に放つ
          また他者を自らと同じ罪人へと誘う

ジコマタン=虚栄を司る偉大なるババアの王、体を貴金属で飾り己を善として他者を批評する
     また子や主人の栄光を用いて他者を相対視する
     己の非を決して認めずそれを守るためなら軍勢を率いてあらゆる手を使い
     敵対者を悪とし葬りさんとする
3考える名無しさん:2005/12/08(木) 01:55:14
何かウィザードリィ思い出した
4究極世間態ババア:2005/12/08(木) 02:10:40
魔術などこの溢れんばかりの人脈と評判の前では何の力も持たん・・・分かるであろう?
我らの目線を気にして諂い流され埋もれ行くだけの若造よ

そう、何者も結局は権威や俗世間から逃れる事はできぬ
如何なる正論も我らの前では無力と化すのだ

この世で正義を掴む者はどんな顔をしている?
我らの前で笑い腰を低くし同じ顔で我らに諂う者であろう

そして悪とは何だ?
世の言う悪に我らに愛想を振り撒く者が居るのか?

悪とは我らの機嫌をそこね
その愚かさで我らに慢心を与え、我らに非難の種という至福を与えるものなり

貴様らも同じであろう?
弱き飼い犬どもめ

さあ、我が手を差し伸べてやろう

・・・お手
5考える名無しさん:2005/12/08(木) 02:14:31
>>3
ワラタ。確かに。
6考える名無しさん:2005/12/08(木) 02:39:28
はいはい削除削除
7考える名無しさん:2005/12/08(木) 02:56:53
いや、実際のところこれはかなり深刻な問題なんだよね。
俗世間というやつはありえないほど手ごわい相手だ。
8究極世間態ババア:2005/12/08(木) 04:35:45
そう、俗世間の揺り篭の中ではどんな愚かな意思を持つ者も人脈次第で真理と賞されるのだ
深き哲学の探求をせぬ人当たりだけ良い愚か者が真理を語る・・・、

哲学者にとってこれほどまでに屈辱的なことはあるまい
考えた事はあるか?

これほどまでに邪悪な意思を持つ我が 世間で常識を語り続けている惨劇を・・・。
我はかつて我が子が徒党を組み嫌がらせを為したとき、その徒党を組んだ子の親と共に

被害を受けた敵対者を悪とたらしこめ罪人に仕立て上げたのだ
だが誰一人我を咎める者はなし!!

これほどまでに罪深く利己的で浅ましき意思を持つというのにな!
我は蔓延る!親切心と顔色のよさだけを糧に我が矛盾を覆い隠し我が為した全ての罪に蓋をするのだ!

世間体こそが価値基準の全て!それに順ずるか否かで個人の価値は決まるのだ!!
自分達の都合に過ぎぬ事を常識と語り 世間の前だけ恥を重んじる
・・・世に発かれなくば何をなしても良し・・・。

グシュルルルル!グガァーーーー!!!

そこに何の真実があるというのだ!そしてそれを鵜呑みにし我等に諂う事意外
活路を見出せぬ弱者どもよー!!

恐ろしかろう?憎かろう?
だが我は汝のすぐそばにいる今日も汝に愛想の良い顔をして

汝の生活、汝の生涯、汝の不幸を混沌の闇の中で中傷の糧とするのだ!!
世間を盾とした我に適うものは無し!!そう、この世で最も正しいとされる者は
世間に愛想の良い我らババアなのだ!!
それに異議を唱えられるかな?・・・近所付き合いは大事にした方が良いぞ・・・。
9究極世間態ババア:2005/12/08(木) 23:39:54
閉ざされた未来、蠢く世間の偏見
若者達は未来を照らす事が出来るのか?

光が溢れ人は輝きを取り戻してゆく、そんな未来を・・・。

忘れはしない、あの日、吟遊詩人は語った。
旅で出会った僧の話・・・。

この世で何故人は苦しむのか?
それは人を憎む心がそうさせるのだと・・・、人は人を傷つける。

だが傷つけた見えない返り血はその者の心に降りかかり血で汚れるのだ。
やがてその血は心を腐らせ罪と言う名の苦しみを与える。

罪の血は洗い流さぬ限り消える事は無い、世間がどう判断しようとそれは残り続ける
世間に蔓延る偏見と差別、これもまた人を傷つけ不当に血が流れ行く

その血はやがて世間全体へと降りかかり殺伐とした臭気へと変わり苦しめられる

こんなにも苦しいのに誰も憎む事をやめる者はいない、
ただ誰かを罪とする事で自らの罪から逃れたいがために。

吟遊詩人はハープの音色に乗せて歌い続けた。
憎む事、傷つけることの苦しみを・・・。

10究極世間態ババア:2005/12/08(木) 23:41:10
吟遊詩人は再び語りだした、かつて勇者と呼ばれたあの頃を・・・。
彼もかつては、ただひたすらに悪を憎み続けた、人々が魔王と名指すその悪を・・・。

平和を望む人々の為に彼は聖剣を手に喝采と友に魔王の元へと立ち向かって行った。
だがそこで目にしたのは魔王の姿ではなかった・・・、ただ悲しい目をした青年が一人うつむいていた。

青年は語った、かつて人々から受けた数々の不当なる仕打ちと、憎しみを、
しかし青年の心はすでに罪と言う名の血で染まっていた。

勇者は決断した、青年を断罪する事を、
そして聖剣は青年をその悪しき心と友に切り裂いた。

大量の血は勇者の心にも降り注いだ・・・、彼は悪を許す事が出来なかったのだ。
そして彼は人々を問いただした、青年に不当なる仕打ちをし憎しみを与えた人々を、

だが人々は誰一人、自らを責めようとはしなかった、
青年は悪として生まれ滅ぶべき存在なんだと一同に答えるだけだった・・・。

勇者は悟ったこの世に魔王など居はしない、ただ人が居て、憎み合い傷つけ合い
そして傷付けたその罪を認めぬ代わりに誰かに罪を被せるのだと。

その連鎖が大きな歪となり悪が生まれるのだと、
やがて人々は魔王と呼ばれた青年への憎しみだけを残し自らの罪を消し去るだろう

そしてその憎しみは再び青年に良く似た者へと向けられ偏見となって
更なる憎しみへと変わり行き再び悪を生み出すだろう。

そうなる前に勇者は聖剣をハープへと変え世の真実を歌い続ける。
あの日、青年の血で染まってしまった罪の苦しみと友に・・・。

今度は誰も傷つける事の無い美しい音色を奏でて・・・。
11考える名無しさん:2005/12/08(木) 23:44:15
微妙に良スレ。>>1がんばれ!
12究極世間態ババア:2005/12/08(木) 23:52:56
世間の言う一見の正しさ、それは真に理を突く事では無い
物で例えるなら一枚のコインがある、それを円として捕らえ認識する

そう、それが一見の正しさ
だがそれをあえて横から考察して見れば円と認識していたコインが円柱型だったことが分かる

そしてその断面には幾つもの凹凸が存在し複雑な形状を取っている事も分かる
一見の正しさではこの複雑な真実を読み取る事はできんだろう?

夜空を彩る星の輝きもそう、あれを空に浮かぶ星の姿と認識してしまう
しかしあれは広大な宇宙の中で幾万と時間をかけ、要約地上に辿り付いた過去の星の姿を映した

光の幻影に過ぎんのだ、本当の「今そこにある星」の姿ではない
一見の正しさで十分・・・これほどまでの真実に目をつぶってもか?

・・・かつて古の民も不可解な自然現象を神と呼び
この世の不条理を善と悪の二元論にわけアーリマンと言う邪神に置き換える事で

不可解でありながら絶対の存在である神を肯定し理由付けたな・・・。
一見の正しさ、それは大衆の概念の中で生じる常識であり
その概念を様々な角度から考察し、その奥に隠された理を説くものではない

・・・みんなで仲良く波立て立てずに、多くの物に目をつぶり世の矛盾に逆らわず
真実に嘘を付いてもそれを保とうとする

そうして、地動説を唱えたガリレオも欲に塗れた民衆に隣人愛を唱えたキリストも
抹消されたのだな・・・理念など関係なく

ただ大衆に群がる事でしか生きるすべを持たぬ弱き者が矛盾した強者に逆らえぬ
その弱き意思を常識と置き換える事で矛盾にさえ蓋をし己にさえ嘘を付くことでな
13究極世間態ババア:2005/12/08(木) 23:55:33
我ら世間の意見はその決められた概念に沿っているに過ぎない
概念を振り払い様々な角度から検証する事

それが出来んから何の力も持たん弱き筋書きに過ぎんのだ
大衆に流される事、宗教の律法に従う事

汝の友が別の他者と衝突した時、その別の他者の言い分を聞かず一方的な見解から悪とし友を善とする事
理を無視し自分にとって友好的な者を自分達の保身のために歪んだ常識を用いて庇い理不尽に処罰する事

懐く飼い犬が咎められれば「こんな可愛い子がそんなことをする訳が無い」
牙を向く野良犬が咎められた時「こんなケダモノすぐに処分しろ・・・。」

その奥に隠された真実など無視して概念だけで決め付けられ
いつしかそれが強大な歪となる

汝は罪を犯すことも咎められる事も無いだろう
だが逆にそれを生み出す要因になりうるのだ
14究極世間態ババア:2005/12/08(木) 23:59:10
己が理解できぬ事を俗人は異端視する

かつての天才達の多くも異端者の烙印を押されていた・・・。

物事を筋書き通りに捕らえたところでその本質を理解する事は出来ない

円周率のように人は円という不可解なものを理解できる線に置き換える事で理解したつもりになる

現段階でその数式は答えとして認識されるだろう

だが、それが本当に正しいのか、それが円の律を解くものなのか?

円を線で解こうとするように

世間は不条理と言う大きな歪を常識と言う簡単な線で解こうとしている

その奥にある真実、画策する偽りの思念を範疇に置かずに・・・。
15考える名無しさん:2005/12/09(金) 00:06:41
一人でがんばりすぎw
16究極世間態ババア:2005/12/09(金) 00:12:21
歳を取ると話が長くなってしまう
17考える名無しさん:2005/12/09(金) 03:49:01
こういう俗世間との対決が人類(というか哲学者)の永遠の課題だよな。
>>1は本当はうちら(哲学者)側の人間だと思われ。
要はプラトン『国家』でのグラウコンやらアデイマントスの役目なわけだ。

頑張れ>>1!とことん逆から攻めてくれ!
18究極世間態ババア:2005/12/09(金) 08:22:06
よかろう・・・ならば我はこのババアと言う立場から俗世間を代弁しよう
何故、人は世間を気にするのか?

その答えに一つの課題を出すならば人と人との繋がりがそうさせるのだろう
そしてその小さな輪を形成し身内と言う世間を形成する

古の昔、このような形態をとり画一化された村社会の中で村八分と言う習わしがあったのをご存知だろうか?
村の仕来りに逆らったものを異端視する傾向だ

時に人はかつて人柱と言う行為をする事で村の災いを妨げようと考えていた
人の盲信、人は他者の言葉と文化に翻弄され続けている

そしてそれを守るためには非難する対象となる存在が必要なのだ
その名残が今日まで生き続けている

例えば差別、虐め、上下関係などが代表的だ
これらは公では好ましくない風潮で捉えられるが

それを行う内部では集団真理により正当化、常識化され当然が如く行われる、
その理由として個々の立場や権力への恐れ孤立化への恐れなどがある

世間の中にある盲信、概念、そしてそれを形成する縦社会、横社会
白い物も多数派が黒と言えば黒くなる現状

真実をも捏造し哲学を事の真意も確かめず
生活からかけ離れた理念と言う事だけで否定する、これが世を支配してきたものである
19考える名無しさん:2005/12/09(金) 21:21:21
>1の文、味があって結構おもしろい。ところでソクラテスはまだか?w
20究極世間態ババア:2005/12/10(土) 22:48:23
世間の反応

1、俺よう昔、うぜぇ奴がいたんで3人で袋にしてやったい
反応=キャハ、マジ受ける、強そうカッコいい、ヤンチャだったんだなでも男は元気なくらいで調度いい

2、僕、苛められてたんだ、自分が嫌で自殺とかも考えた
反応=何こいつきんも−、暗い弱そう、こいついつか発狂して人殺しそうだな、寄るな気持ち悪い


21考える名無しさん:2005/12/11(日) 00:04:13
あげ
22究極世間態ババア
<ババア昔話>
それは遥か昔、まだ地上に神がいた時代・・・

〜ロマンシング・BaBa〜

片田舎の酒場で客が談笑するなか一人の吟遊詩人はハープを手に歌いだした

それはかつて地上を支配し一代帝国を築き上げた王の賛歌

時代と友に語り継がれるその歌の真実を人々はまだ知らない・・・。

あれはまだ地上が灰色の霧に閉ざされていたころ

地上を支配していた神々は再び神を創造なさった

そして自らが再生させた地上の未来を後世の神に託す事にした

やがて霧は晴れ地上が鮮やかに彩られたとき

後世の神々は人を創造なさった

後世の神々は人を敬愛し、そして人はその寵愛を一身に受け

世は後世の神々団塊神と若き人の支配する楽園となった

だが人はその揺り篭の中で何時しか神々の傲慢なる咎に疑念を抱くようになった

神々は人を支配し、如何なる罪を犯そうとも敬えと要求したのだ・・・。

そして神々は要求を無視した人を異端視し楽園から追放した