>>435 哲学の意味がわからない・・
大体、3つの意味で使われていると思います。
1.哲学史を学ぶ/研究する。辞書の説明は大方これっぽいだろうな。
2.「自らの行動原理として樹立し、それに沿って行動する」という意味の哲学。
3.知的欲求として。「哲学する」ってな言い方のやつ。
第1項、第2項については別に説明を要さないでしょうから、第3項について、ちと。
「なぜ?」と思ったとき、誰かに問えば答えが得られ、それに納得することもあるでし
ょう。また「なぜ?」と思ったとき、問うても納得いく答えが得られない場合もあるで
しょう。この時、自分なりに考察を深めていくとなると「哲学」の範疇に入っていくと
思います。納得できる答えが得られなくても「まあ、いいか」とそこで思考中断するの
なら、哲学していない、ってこと。
空想との違いは、そこに他人に対しての説得性があるかどうか。「どこそこの部分につ
いては納得できるが、これはないだろう」とか、部分的に納得できるのも哲学としては
ありでしょう。というか、哲学分野で昔も今も大問題になっているもののほとんどは未
解決で、最終的な説得力をもっているものはないわけで、だから今でもひぃこらやって
いる方々がいるわけでして。
宗教との違いは、宗教の場合「俺を無条件に信じろ」ですから、疑いを持っている者が
おいそれと近寄れるものではありません。でも有名な哲学者にも宗教信者とか一杯いま
すけどね。彼らは何とかその信仰心の元になっているものに対して、言葉でもって論理
でもって論証したいってな欲もあっただろうけど、なかなかうまくいってないようです。
自分で哲学(考察)を深めていく場合、先人はどのような思考を試行し指向し嗜好し志
向したのか、でもって、どんな施行なり施工したのか、ってなのが手がかりになること
もあるので、哲学史を学ぶってなのも有用なことになってくる場合もあります。でも、
ミイラ取りがミイラになる危険性も大きいので注意が必要ですね。
もちろん、この文章は、>436さんへの嫌味の意味も込めています。 (笑)