1 :
考える名無しさん :
04/12/05 04:30:02 「おじいさん、この大きな葛篭と小さな葛篭。どちらか一方を差し上げます。」 先ほどから向かい合う人間がいる。厳密には人間とよぶべきものではない。 それはおじいさんと呼ばれた男の肩辺りまでの背丈である。顔の中心には嘴があり、 体躯は羽毛で覆われている。異形であった。 導出も無いままに差し出された大小異なる葛篭は土産であるそうだ。 葛篭の広がりを比較しても中身を推し量る事は出来ない。 一方を選べば、他方は選ぶ事ができない。 箱の中身を知り得ないなら、一体、おじいさんにできる事は何か。
2 :
考える名無しさん :04/12/05 04:38:27
ド・モルガンの法則ー論理学における連言肢・選言肢に関する法則とされる 連言肢・選言肢 A and B , A or B etc
RPG通りのレジスタンス、遊びでやってんじゃないんだぞ。
4 :
考える名無しさん :04/12/05 04:52:47
大きな葛篭と小さな葛篭に思惟できる対象はあるのだろうか。 大きな葛篭or小さな葛篭である 形状学的な理念導入の必要性 ○全ての大きな葛篭は小さな葛篭である=全ての小さな葛篭は大きな葛篭である ○ある大きな葛篭は小さな葛篭である=ある小さな葛篭は大きな葛篭である ○大きな葛篭は小さな葛篭ではない=小さな葛篭は大きな葛篭ではない 異なる相互の対象を比較する場合には上記のように思考する事は出来ない。 これらの判断には別の視点が必要である。それは一体何か。
5 :
考える名無しさん :04/12/05 06:58:39
優しい設定のジジイが小さいの選んで良い物入ってたってより 意地悪設定のジジイが大きいの選んで大したもの入ってなかった ってのが重要な話では
どちらのじいさんも葛篭を開けて中を確認しなかったことには 意味はあるのだろうか。
7 :
考える名無しさん :04/12/05 15:15:43
>>4 のように目の前の対象のどちらにするかについて考えるとはこのような思考法なのである。
仮想的な共通を前提しても、理念の適用は一方が他方を含む、である。この思考は一方による
他方の総合なのだ。比較する思考とは概念を抽象しても総合なのである。この方法による回答
は、大きな葛篭に小さな葛篭を入れる、小さな葛篭に大きな葛篭を入れる、に類似した回答に
なる。理念による両者の包摂はこのような帰結となるのである。雀の主張は「一方を差し上げ
ます」であり、「目の前の二つを残らず包摂してください」ではない。
包摂する事ができたとしても、「何故、包摂物か」「何故、被包摂物か」を決定する事を概念が
含んでいなければならない。だが、一方を排除する性質を含んでいるなら、その理念が他方を包
摂する事は無いのである。故に、総合による結論は難しいと言わねばならない。
8 :
考える名無しさん :04/12/05 15:44:54
「二つの内の一つを差し上げます」は「二つの内の一つ以外を差し上げません」である。 決して、単なる「二つに含まれるある一つ差し上げます」は含まれていないのである、 これは「二つに含まれるなら、ある一つは差し上げるものである」なのである。総合の総 量を増やしても同様であり、全ての総合は一つのそれ以外を包摂する事なのである。二つ の葛篭以外にもおじいさんが含まれても総合であるならば、一つのものが他方を含むので あり、おじいさんのみが排除される可能性、どれかの葛篭におじいさんが封じ込められて しまう事を含んでいる。三者の総合とは、主体がおじいさんであるなら、食べる、溶解す る、などのような事柄でなければ包摂にはならない。理念であっても、理念のもとに何か が全てを包摂しなければならないのである。功利を追求するならば、大きな葛篭に小さな 葛篭を入れて持ち帰るがこの条件の最良の選択である。
9 :
考える名無しさん :04/12/05 15:52:41
こうして爺さんの葛藤が始まったのは解ったよ
10 :
考える名無しさん :04/12/05 15:52:45
つまり、面妖な雀はおじいさんを葛篭に封じ込めてしまう事や大きな葛篭の 化け物を持ち帰らせるという非常に恐ろしい選択を突きつけた事が明らかに なった。
11 :
考える名無しさん :04/12/05 16:26:36
別にちょっと本開いてみるくらいの気構えでしかし少しがんばって読んでみるかという意気込みで本を開く。それだけで哲学はいいと思う
12 :
考える名無しさん :04/12/05 16:36:55
13 :
考える名無しさん :04/12/05 16:40:11
かつりゅう(←何故か変換できない)
14 :
考える名無しさん :04/12/05 19:04:30
一方が他方を包摂する事について考える、を功利と呼びたい。 功利総計から矛盾する条件が除かれたいき、最後に残るものが利益となる。 だが、功利は際限が無く追求できる。例えば、葛篭を増やす事も可能であるからだ。 そのような際限の無い功利を欲張りと呼びたい。ある功利の部分は欲張りでもある。 欲張りは功利について考える事でもあり、最大限の財の可能性を考える事でにある。 対象の比較過程である。一方が良いを対象の比較において考える場合、このような 過程を経ることになる。
15 :
考える名無しさん :04/12/05 19:40:27
おじいさんは「私は年寄りであるから小さい葛篭が良い」のように一方を選択している。 何故、「私は年寄りである」と「小さい葛篭が良い」は選定理由であるのかである。 どのような理解の形式が選定理由であるのだろう。 葛篭の大小は相対的比較であるが、仮に巨大に含まれる相対的な大小であるならば、年寄 りである事は小さい方を選ぶ理由を含まない。ある量以下という含みを持った語が年寄り である。故に、対象を比較した相対的な包摂関係の前提ではない。 ある量が年寄りである事の意味と考えられるが、対象の比較に由来する量であるなら、必 ずしも、おじいさんが功利関係に加わる事は無い。小さい葛篭の方が大きいという事があ るからである。おじいさんが何であるという事は、現場の相対ではなく、それ以前に由来 する別個の理由である。それが功利関係に加えられる事で相対を区別する導出となっている のである。
難しく考える必要は無い どちらの葛篭を選んだとしても 葛篭の中には半分お宝で半分怖いものである何かが入っている
17 :
考える名無しさん :04/12/05 20:28:11
物語は大きな葛篭を奪いに行った婆さんが驚いて気絶したとことろで完結しています。 婆さんが気絶したことが果ならば、お爺さんが小さな葛篭を選んだことが因となり、 お爺さんは目論み通り見事に婆さんにお灸をすえたことになります。 だとすれば、やさしいお爺さんも隅には置けないしたたかな爺さんであったということになりますが、すべては雀が導いていた可能性も残りますし、雀の舌を切ったばあさんの行動が因となっていたとも考えられます。 因果関係の考察をさらに深めれば、婆さんが洗濯をしていた(洗濯する)理由、雀が洗濯のりを好んだ理由、洗濯のりや葛篭やその中身の蛇やむかでの成り立ちなどと益々深まって行くのですが、 短い話しの中で深く悟るこを望んでいるであろう「民話」の特質から考えて、 ここでは、葛篭を「選択」することと、「洗濯」のりで「洗濯」していたという物語中に隠された掛詞と「葛藤」という言葉の語源にこの物語の最大の謎が秘められているのであろうと推測したところで、次ぎの意見を求めようかと思うのですが、、、
18 :
考える名無しさん :04/12/05 20:48:35
すずめの舌を切るのは、婆さんがひょいと捕まえて簡単にできるようなことなのか?
19 :
考える名無しさん :04/12/05 21:07:47
「葛篭は年寄りのおおきさである」 これに適用される対象がおじいさんの功利である 「おじいさんは大きな葛篭が年寄りの大きさである」「おじいさんは小さな葛篭が年寄りの大きさである」 のようにそれぞれが適用できるかを検分するのである。 「おじいさんは大きな葛篭が年寄りの大きさでない」、「おじいさんは小さな葛篭が年寄りの大きさでない」 を確認する事が功利の追求である。 最大の条件として大きい葛篭と小さい葛篭が与えられている。我々の選択は対象を同時に選ぶ事が許される (連言肢)、一方を選ぶ事が許される(選言肢)がある。 肯定と否定の組み合わせが、おじいさんに許された功利の可能性である。
おじいさんが小さな葛篭を選ぶことは予定されているので おじいさんは予定通り行動すればよい
21 :
考える名無しさん :04/12/05 22:45:35
大きな葛篭と小さな葛篭のどちらであるか。 おじいさんはこれぐらいのものが限界であるというを意識を既に持ちながら葛 篭を前にしたのである。年寄りと対象はこのようなものであるという感覚を含 んだものを規範と呼びたい。年寄りは小さいものを選ぶべきであるという事を 意識するように行動が積み重なってきたのである。その連続が中身が分からない ものであるにも関わらず、このようなものが善いという全体像を持たせたのだ と考えられる。大きさと選択条件は雀が用意したものであり、行動規範はお爺 さんが用意したものである。従って、雀の中に何が入っているかは雀に帰属し、 小さいものを選ぶという事はおじいさんに帰属するものである。
22 :
考える名無しさん :04/12/06 00:05:58
規範においては小さいものが良い。目の前のものも良いようである。 ここまでではどちらが良いものであるのか判断する事は出来ない。 これがある事で初めて、実際に確認するという事が出来るのである。 規範を使用しないならば、全体的な記憶を行い、それを分類・整理し た後に善悪、規範を選定する事になるので、行動がこれに費やす時間 の長さに応じて反応が遅れると考えられる。
23 :
考える名無しさん :04/12/06 03:08:18
お爺さんが規範を用意した後に確認する事になる箱の中身の結果である A:大きな葛篭 B:年寄りのサイズ A and B 大きな葛篭はお爺さんのサイズである ¬A and ¬B 大きな葛篭でないものは年寄りのサイズではない A or B 大きな葛篭は年寄りのサイズである 大きな葛篭でないものはお年寄りのサイズである 大きな葛篭はお年寄りのサイズではないものである ¬A or ¬B 大きな葛篭でないものは年寄りサイズである 大きな葛篭は年寄りサイズでないものである 大きな葛篭でないものは年寄りサイズではないものである
24 :
考える名無しさん :04/12/06 03:34:24
A:大きな葛篭or小さな葛篭 B:お年寄りサイズ A and B,¬A and ¬B,A or B,¬A or ¬B 最大16の事象を含む行動規範は選ぶべきものとして考えられている。 選ぶべきものでない行動規範であるなら、それに適用される事柄は同様 に選ぶべきでないからである。常に選ぶべきものであるという理念に含 まれながら規範を構成する行動を積み重ねる事が必要なのである。従っ て、規範通りであるか、そうでなかったか、という認識が生じるだけで あり、それ以外が生じるなら別の理由からなのである。
我々はスズメが何故洗濯用のノリを舐めたのかという 疑問を解決するため、スズメの故郷である群馬県に向かった。 「まだ日本にこんなところがあったのか…」 思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。 小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、 そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。 高度成長だの、神武景気だの、オリンピックだので浮かれていた 我々は改めて農村の現状を噛み締めていた。 ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人 我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに 「娘が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。 我々はこの時初めてスズメを許そうと思った。 誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。 我々はスズメの母親から貰った大きな葛篭を手に、 打ちひしがれながら東京へと帰路についた。
すずめぶっ殺して両方いただく
27 :
元の話 :2005/04/02(土) 03:15:41
むかし、むかし、ある所にやさしいおじいさんと意地悪なおばあさんが住んでいました。 おじいさん、雀が大好きで我が子のように可愛がっていました。一方、おばあさんは雀は大嫌いです。 ある日のことです。おばあさんが庭で洗濯をしていると、雀が飛んできて洗濯のりを食べてしまいました。 おばあさんはたいそう怒って雀を捕まえると、舌をちょん切ってしまいました。雀は山の方に飛んで帰りました。 おじいさんはこの話を聞くと、その雀がたいそう哀れに思い、雀を探してお詫びを言うことにしました。 おじいさんは、山の中を、「舌きり雀のお宿はどこかいな。」と言いながら歩いて行きました。 おじいさんは、やっとのことで、竹やぶの中に雀のお宿を見つけると舌きり雀に会えました。 「申し訳ないことをしてしもうた。大丈夫かな。許してくれ。」 「わざわざお越しいただきありがとうございます。とてもショックでしたが、私が悪かったのです。夕飯でも召し上がって下さい。」 おじいさんは、その晩は雀のお宿で過ごしました。 次の朝、おじいさんが家に帰るとき、雀がこう言いました。 「これは私たちのお土産です。大きい箱と小さい箱がありますが、どちらがいいですか。」 「どちらも結構じゃが、どうしてもと言うのなら、小さいほうでよかろう。」 おじいさんは背中にお土産を背負って家に帰りました。開けて見ると、大判、小判、着物、色々なものが入っていました。 おばあさんはおじいさんに言いました。 「どうして大きいのも持ってこなかったの。私が行って持ってくる。」 おばあさんは、「舌きり雀のお宿はどこだ。」と言いながら竹林の中に入って行きました。 おばあさんは舌きり雀に会いました。 「どうしてここに来たのですか。」 「お前さんに会いたくなったのさ。可愛がってやったからね。」 「そうですか、それではお入り下さい。」 「直ぐに、お土産の用意を。もちろん大きな箱。」 おばあさんは、やっとのことで背中に箱を背負うと雀のお宿を去りました。 おばあさんは帰り道、箱の中身を見たくて仕方ありません。道で箱を下ろすと、ふたを開けて見ました。 何と、蛇や、お化けや、ムカデや、恐ろしいものが次から次へと出てくるではありませんか。 おばあさんは気を失ってしまいました。
要するに、雀はおじいさんの愛人
________ ∧_∧ /さすがゴッグだ ( ´∀`) < スルーされても ( ) \なんともないぜ | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__)_)
________ ∧_∧ /さすが雀だ ( ´∀`) < 舌をちょん切られても ( ) \なんともないぜ | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__)_)
31 :
考える名無しさん :2005/05/07(土) 12:11:42
おじいさんは中身を知りえない以上、どちらを選んでも期待値は変わらない。 したがって、サイコロを振って偶数か奇数で決めれば良い。
小さい方を選ぶ自由があるのに なんでわざわざ確率に未来を委ねるのだ?
33 :
sage :2005/07/29(金) 17:20:25
舌切られてなんで喋れんの。筆談?
欲深い人間は痛い目見るよ って教訓だと思ってたんだけど
おじいさんの推論は、帰り道の間に、それぞれは、或る形を具えており 、感覚は分からないのだが、それをもたされると、どれくらいの重さがあ って、もって帰るのに、善いものであるのか、というような考えであろう。
葛篭には大きな葛篭と小さな葛篭がある、 小さな葛篭は正直なおじいさんが選んだものである、 小さな葛篭には財宝が入っていた、 ∴小さな葛篭は正直なおじいさんが選んだものである、 葛篭は小さいものである、 小さいものはおじいさんの選んだものである、 葛篭はおじいさんの選んだものである。 *ここに正直なんて入ってこないだろ。 或は、 小さいものは葛篭である、 葛篭はおじいさんが選んだものである、 だから、小さいものはおじいさんが選んだものである、 *これだと、おじいさんは葛篭が欲しかったということになるじゃないか。
37 :
考える名無しさん :2005/07/29(金) 19:11:25
大きさは関係ない。 結局、スズメが裏で操作してるんだよ、 きっと。
葛篭と大小は関係が無い、 葛篭とスズメが関係している、 すると、スズメに懸かっているのであり、葛篭はスズメの付属物であるということが考えられる。 そして、スズメは化け物や財宝を入れ分けることをした、当然反対であってもよかったはずだ、 何故、スズメはこのような区別をしなければならなかったのか。
葛篭もスズメも関係ない おじいさんとおばあさんも関係ない この話の本質に係わりがあるのは大小だけだよ
あぼーん
41 :
考える名無しさん :2006/01/15(日) 19:48:25
両方ほしいのであれば、二つとも下さいと頼むのが いいんじゃないかな。腕っ節に自信があるなら 奪い取ってもいいし。一つしかもらえないなんて あきらめることはないですよ。近くにお巡りさんが いるわけじゃないんでしょ。
42 :
純一 :2006/03/22(水) 23:32:31
ちょっとは哲学しろよ。
43 :
考える名無しさん :2006/03/31(金) 13:46:17
>28 >要するに、雀はおじいさんの愛人 で、舌わざが上手で、おじいさんの“のり”をなめたので、 おばあさんが怒って舌をちょん切ったってことですか。
44 :
考える名無しさん :2006/03/31(金) 14:49:00
たとえスズメが親しく話しかけているとしても、それにだまされてはいけない。 どうせどちらか差し上げますとか言っても、あとでそれもらったんだから この契約書に毎月1万円づつ払うローンを組みますという約束をさせられるだけの事 たとえスズメが可愛くて、もしかしたらもうこんな可愛いスズメに出会うことなんて 自分の人生にはないかもしれない、いや今を逃したらもう無いだろう。サインしないと彼女は泣いちゃう これは男としてサインするべきなのか?いや、金なんて無い。毎月一万なら払えるだろうか?いけるかもしれない。 いやいやちょっとまてどうして払わなきゃいけないんだ?おいおいスズメさん泣きだちゃったよ。 舌切り取ってやりたい。クソだまされた。このフロアにいる奴皆殺したい。 よし!!逃げよう!
おじいさんが雀ばかりをかわいがる そんな状況に腹を立てたおばあさんは 洗濯の最中に、雀の下を切ってしまったのです 雀は、ミニスカの様な格好で泣きながら故郷に帰っていきました
47 :
考える名無しさん :2006/07/29(土) 22:16:08
しかし、その雀の雌雄を判断する材料は一切示されていない それともこの場合雌雄の別は意味を持たないのだろうか そもそもなぜミニスカのような格好をしていたのか、この点は十分に検証の余地がある
>>39 >葛篭もスズメも関係ない
>おじいさんとおばあさんも関係ない
>この話の本質に係わりがあるのは大小だけだよ
大小でなく、「適度」か「過剰」かでないかと
49 :
考える名無しさん :2006/11/21(火) 11:39:59
糞スレあげ
あざやかに保守
このスレ、有効に使いたいです・・・ 対話のスレにしたいです
謹賀新年 保守します
舌を切られた雀はどうやって対話したのでしょう? 筆談でしょうか? まるでネットみたいですね…
このスレを対話のスレとして使わせていただきたく思います。 この板の趣旨に「 学術的な哲学 」から「 一般教養としての哲学 」 「 個々の経験、人生観、世界観からの哲学へのアプローチ 」なども趣旨にふく みます、とあります。 個々の経験は無論のこと、映画、美術鑑賞、読書感想などを主流に 主に「対話」を主として語り合いと思います。 板のスレがもういっぱいですので、これ以上スレを立てるのは心苦しく 思いますので、このスレを使わせていただきたく思います。 よろしくお願いします。
>>1 >一方を選べば、他方は選ぶ事ができない。
これはまさしく、人生そのものですね。
ブッツァーティーは人生を描く作家ですが、ひとつの生き方を選んだ時点で
別の人生を放棄したことになります。
なぜなら、わたしたちが生きている世界では時間は一方通行にしか
流れないからです。すなわち、現在から未来へ。過去には戻れません。
時間はこの三次元では一回性なのです。
>箱の中身を知り得ないなら、一体、おじいさんにできる事は何か。
「箱の中身」の「箱」とはブッツァーティーによれば「人生」です。
わたしたちは生まれ落ちた時点で箱の中身、人生を知りえないのです。
ですから、わたしたちが「できること」は人生のさまざまな岐路において
自由意志で「選ぶこと」だけです。
中身を知りえないのに選ばなければならないのは、残酷でしょうか?
あるいは、未知の可能性に賭ける大きなチャンスと捉えるでしょうか?
葛飾北斎の娘・応為は選ぶという思考をする前にすでに走り出していました。 本能のままに、といってもいいでしょう。 本能は、思考=哲学から最も遠い行為でしょうか? バタイユは、俗=聖であると主張し、ブランショは始まり=終わりであると 円環を提唱しました。 両者によれば、相反するものは等号で結ばれるのですね。 ならば、おじいさんが大きな葛篭を選ぼうが小さな葛篭を選ぼうが 長い目で見たら結果的にはさほど大差がないのではないでしょうか? 小さな葛篭に大判小判が入っていて一時長者になっても、身にそぐわぬ 大金を得たせいで親戚縁者が押しかけ人間不信になったかもしれません。 大きな葛篭には蛇やムカデが入っていてその瞬間は不快になるでしょうが、 これを機に改心して晩年は穏やかに清貧に生きたかもしれません。 どちらを選んでもメリットとデメリットは相応にあるものです。 人生はあざなえる縄の如し、苦楽に一喜一憂するよりもど〜んと 構えていたいものです。。。(臆病で小心者のわたしの願いです…)
57 :
% :2007/01/17(水) 22:07:57
>>56 塞翁が馬、の精神ですね。
ちょっと立ち寄りました。
おじゃましまーす。
>>1 やはりこの状況において大きな葛篭は、あまりにわかりやすい「罠」を感じる部分、
むしろ裏の裏を考えさせるのかも知れない。しかし異形のものの「復讐心」が
はかれない時点であることを考慮すれば、最悪の戦闘状況を視野に入れた上で
かさばらない小さな葛篭を選択するのは順当であろう。
これは「金の斧」とは似て非なるエピソードである。
むしろその「大小の差」と欲望の関連づけはマンガ「モンスター」の中の
「眼の大きな人と口が大きな人」を彷彿させる。
wwwwwwww
ベケットは確かに「ゴドー」の方が順当だな。 そうするか。シリウス戯曲苦手って言ってたけどだいじょぶか? まあ「死の病」や「アガタ」も戯曲だったしな。 それにおれは「ゴドー」未読だしwwww いい機会だなwwww 「エクリチュールと差異」の次に読むよ。 シリウスゆっくり読んでくれよwww >>% NEMANAIお買いあげありがとうございますww 売れ行きはまあまあだな。ひと月で15冊くらい。 あんま宣伝してないし、知り合いには見本でくばっちゃったしなw 2chでちょっと宣伝してみようかと思ってるww ブランショスレのスレ主だったのか! ちょっと頭っから読み返してみるよ。
>>砂漠620 なんかいろいろ膨らむなww 小説作れそうじゃんww ひなびた田舎でひっそりと暮らすお栄のもとにある日武士が尋ねてくる。 「当主が屏風絵を所望の向き、お願いに参じた次第」 とかさwww >あ、でもその前に「ヘリオガバルス」読了しないと。 >うぅっっっ、、、なんか遅々として進まない。。。。。 >アルトーってブランショやベケット同様、かなりの曲者のような・・・ >(彼の破天荒な私生活や破綻した人生を抜きにしたとしても、かなりアクが強い) アルトーは「猛り狂って」いるからなww無理すんなよww 熱出るぞwww
%さん
いらっしゃいませ♪ このスレもよろしくお願いします。
>>57 >塞翁が馬、の精神ですね。
そうです、そうです! 現状がたとえ悲惨であってもそれは幸運への鍵と
なるかもしれませんしね、、、
ブランショのスレ410 、とても興味深いレスでしたので書きたくなりました。、
本来ならブランショスレに書くべきなのですが、何か煽っている輩がいるよう
ですので、あえてこちらにカキコします。
>トマの立場は、雌カマキリに喰われそうな雄カマキリ。
>つまり、死に臨んだ存在。
>雌カマキリ=単語に喰われる雄カマキリ=トマ?
わたしも同意です。
雄カマキリに自身をなぞらえたトマは、言葉という雌カマキリに喰われそうな
恐怖に陥り発狂寸前ですね。
言葉に殺される、つまり“私”の存在は言葉によって抹消される。
当初からしてそもそも言葉とは実体をもたないものであるはずなのですが、 読書していたトマは自身が本のなかの言葉に喰われ、最後には言葉とトマの 立ち位置が転倒してしまう錯覚におびえました。 すなわち、実体をもたない言葉が実体を持ち、実体をもっていたトマは 存在しなくなる。 それがあの「われ思う ゆえにわれなし」とつながっていくのですね。 【われ思う】=トマの思考=言葉は存在しても 【われなし】=私トマの実体は存在しない。 トマが言葉に喰われ消滅したあとは、言葉のみが存在する。 本の中から出てくる夥しい言葉=雌カマキリは、読書するトマ=雄カマキリを 食い尽くし、次のさらなる獲物(未知の読者)を求めてますます肥大していく。 「私についてこなかった男」の“彼”が白日の光とともに最後に消えてしまったあと、 一編の物語のみが残されたように。 もしかして“彼”もトマ同様、言葉に喰われて消された? 残るのは「言葉」だけ。。。 言葉は“彼”の養分をたっぷりと吸って悠然としている。
>読むことは、言葉と刺し違えるような行為で、 >自殺行為にも似たものになるんじゃないか、 ああ、それはいえますね! 「トマ」においては、《読む》行為が命取りになり、 「私についてこなかった男」においては《書く》行為が“彼”を消し去る。 言葉というものは書かれ、読まれなければ意味をなしませんが、 書くことも読むこともまさに「命懸けの飛躍」ということですね。。。 ブランショは言葉に実体を与え、ひとたび存在意識を与えられた言葉たちは 書く人間や読む人間を食い物にして叛乱を起こすものであることを警鐘した のでしょうか? 人間によってつくられた言葉が意思や実体を持ち、最後には人間に闘いを挑み 滅ぼす。ふと、人間がつくったロボットやコンピューターが意思を持ち、叛乱を 起こすSF小説が脳裏をよぎりました。 人によってつくられたものたちの復讐……。 人は神にはなりえない。万能ではない。驕り高ぶった人間への警告?
>>58 soundonlyさん
ようこそ、いらっしゃいませ♪
このスレもよろしくデス♪
>これは「金の斧」とは似て非なるエピソードである。
あ、ホントだ! あの訓話も人間の強欲さを戒めたお話しでしたね。
>むしろその「大小の差」と欲望の関連づけはマンガ「モンスター」の中の
>「眼の大きな人と口が大きな人」を彷彿させる。
あの絵本はどれもこれもよくできていましたね。
眼の大きな人と口が大きな人は願いごとをしてそれぞれ叶うのだけれども
両者とも「こんなことならあんな願いごとなどするんじゃなかった」
と後悔する結末でした・・・・・
人間は願いごとが叶わなければ叶わないで不満と文句をいい、
叶ったら叶ったでまたもや後悔だらけ。
どちらに転んでも現状に満足しない身勝手な生きものなのですよね。。。
>>59 >ベケットは確かに「ゴドー」の方が順当だな。
>そうするか。シリウス戯曲苦手って言ってたけどだいじょぶか?
「死の病」や「アガタ」くらいの戯曲なら大丈夫です。多分・・・
あれは戯曲というよりも、会話体の小説に近かったですので。
ト書きなどの書いてある典型的な戯曲は・・・・・
>シリウスゆっくり読んでくれよwww
了解です♪ むきっっーーとなったらフォローよろしくね。
>売れ行きはまあまあだな。ひと月で15冊くらい。
わたしはあの日2冊買いましたヨ。1冊は手元においていつでも好きなときに
読み返せるように、
もう1冊は愛蔵書としてきれいなまま、折り目なしのまま永久保存版用として♪
>2chでちょっと宣伝してみようかと思ってるww
わたしも何かお手伝いできることがありましたら言ってくださいね。
>>60 >なんかいろいろ膨らむなww 小説作れそうじゃんww
それが読書の醍醐味のひとつですよね〜♪
作品は作者の手を離れて、読者の想像力によってどんどん膨らんでいく。
作品の「その後」を、読者ひとりひとりがそれぞれの物語をつくっていくのです。
>ひなびた田舎でひっそりと暮らすお栄のもとにある日武士が尋ねてくる。
>「当主が屏風絵を所望の向き、お願いに参じた次第」
>とかさwww
あ、いいですね!
けれどもお栄は頑として応じない。千両つまれても首を縦にふらない。
「観賞用として大切にしまわれ、後世の人に展示される絵はそれはそれでいい。
実際はあたしが描いて北斎の名前を入れた絵がほとんどそうだったからね。
でも今はちがう。
あたしの絵はね、飾っておくためのものじゃないんだよ。そんなのはつまらない。
茶碗や手拭い、腰巻でもいい、毎日使ってもらうものに絵をつけたいのさ。
どこぞのお屋敷の奥座敷までいかなけりゃ見られない絵なんて絵に描いた餅と
同じさ。子供たちの前掛けとか、綿入れ半纏のように毎朝身につけるたびに目に
できるものがいい。仙人てたいてい隠居して山奥に住んでるだろ? 都のおえらい
人たちから遠ざかりたかったんだろね。宮仕えから縁を切りたかったのさ」
>アルトーは「猛り狂って」いるからなww無理すんなよww >熱出るぞwww はい。ありがとうです。ゆっくり、ぼちぼち、やります。 では、よい週末を♪ * 。* 。 * 。 >┴< ⊂⊃ * 。* -( ゚∀゚.)- ⊂⊃ * 。 >┬< /^ /^l ,―-y -―-' | ,―-y'"'~"゙´ | ヽ ´ ∀ ` ヽ ヽ ´ ∀ ` ゙': ,| ,ゝ .γ ..ヽ、 ⊂ |几ハ,_,..ハグ, "' ´ミr' | l',:' ´∀`'; ミ ;:' ヽ ノ ミ ミ '; 彡 (/ ̄ ̄ ̄U ι''"゙''u (/~"゙''´~"U
68 :
% :2007/01/19(金) 23:22:00
それにしても「砂漠と水」スレ、非常にバラエティに富んでたね。
ROMしてるだけでも楽しめるスレッドってあまりないからね。
そして、そして、
知人に頼んでおいた『KEMANAI』ようやく到着!!
白い表紙、背表紙には赤いタイトル。
荒い横縞の目のあるしっかりした紙質。
表紙イラスト内にコミカルなタイトルロゴ。
イラストの周囲にとられた余白のボリュームがちょうどいい。
見返しに黒い紙。あとはすべてモノクローム。
シンプルでいい装丁の本だな、という第一印象。
3部構成のこのマンガ(イラストレーション作品)を読んで、
http://academy5.2ch.net/test/read.cgi/philo/1145023625/509-516n のシリウスの書き込みの素晴らしさが改めてわかった!
『KEMANAI』についてはどっちに書こうかな?
それとも毛馬内スレ作ろうか、マンガ板に出張?
あるいはHNをKEMANAIにしようか、どうしようか。
微力ながら、ゲリラ的宣伝活動工作しようかな(笑
あっ、ひとつ聞いておかなくちゃ。
作者名M・Mはペンネーム?
69 :
% :2007/01/21(日) 21:36:58
>>61-63 To シリウス
ブランショについてのレスありがとう。
いつもながらのとても整理された丁寧な文章だね。
もしよければ、一部を引用させてもらって
ブランショスレに書き込もうかとも思うんだけど,どうかな?
(スレッド名やHNは伏せたほうがよければそうするので)
To soundonly
OTO氏の「私についてこなかった男」についての書き込みも
PCに保存してあるので、いつか引用させてもらえたらと。
>>68 >それにしても「砂漠と水」スレ、非常にバラエティに富んでたね。
>ROMしてるだけでも楽しめるスレッドってあまりないからね。
おふたりのおかげで充実したスレッドになりましたね〜。
それにしても、500KBに達するスレってAA板くらいらしいです。
前に移転のとき470KBでいきなり削除されたのかと早とちりして初心者の板で
質問したら「どこの板? 470KBというとAA板かな?」と聞かれ「哲学板です」
と答えたら「学問板とは驚きました。てっきりAA板かとばかり…」とのこと。
「たいていの本の感想」も「砂漠と水」もみんな500KBに達しましたねえ。。。
珍しいほうなのかなあ…?
>シンプルでいい装丁の本だな、という第一印象。 その通り! 装丁は内容を物語る! >シリウスの書き込みの素晴らしさが改めてわかった! ありがとうデス♪ ぎりぎりに抑えたせりふと大きなワンカットは想像力を 掻き立てますね。さながら子供の頃、絵本を読んでいたときのように。 絵本は文字が少なく、1ページにど〜んと描かれた絵たち。わたしはページを めくるごとに想像力をあれこれ膨らませて、わくわくしながら読んだものでした。 >マンガ板に出張? ああ、いいですね♪ 行ったことないから興味あるなあ。 SFノベルのスレでもいいと思いますし。
>>69 >ブランショについてのレスありがとう。
いえいえ、どういたしまして。
>いつもながらのとても整理された丁寧な文章だね。
ありがとうです。とてもうれしいです。
>もしよければ、一部を引用させてもらって
>ブランショスレに書き込もうかとも思うんだけど,どうかな?
どうぞ、ご自由にお使いください。
本来ならあちらのスレに書くつもりの文章でしたので、
あちらに転用していただければちょうどいいかと思います。
あのスレも充実したスレになるといいですね。
>>68 おお!気に入ってくれたみたいで、すごい嬉しいよwww
装丁はねえ、なんせ同人誌専門の印刷会社だから、
紙とか選べる範囲が狭くて、けっこう考えたww
できあがりは割とすんなりあがって、満足してる。
下版用のデータ自体、自分で作ったんだ。画像の補正とか
モノクロだからと思って甘く見てたらえらい手間かかってびびったwww
>シリウスの書き込みの素晴らしさが改めてわかった!
だろ?wwwすごいよなwww
>『KEMANAI』についてはどっちに書こうかな?
>それとも毛馬内スレ作ろうか、マンガ板に出張?
>あるいはHNをKEMANAIにしようか、どうしようか。
>微力ながら、ゲリラ的宣伝活動工作しようかな(笑
まあおれはおまいらとか知り合い連中が面白がってくれれば
目的は達成したようなもんなんだが、まだ150冊以上あるからなあww
みくしでちょっと宣伝してみたが、ダメだねあそこじゃww
2chでは自分で宣伝するのはなんか気が引けてww
何やってもいいし、おれ的にもなんかやりたいんだけど、
表紙の落款「游芸」とあるとおり、「遊び」の感覚を忘れたくないなww
>>71 さんきゅww
MMは本名だけど、晒しても問題ない。ぐぐっても別人が2〜3出てくるだけ。
みくしでは本名登録してあるが、これもまずい点は無い。
>>65 おまい2冊も購入してくれたのかwwほんとありがとww
>>66 おもしろいおもしろいww
だけどお栄の暮らす村は貧しく、干ばつで上納米も満足に納められない。
薬も買えずに死んでいく村のの子供を抱きしめながら、お栄は再び絵筆をとる決意をする。
彼女は仔細を告げずに村を出る。行き先は村に重税をかける悪徳領主の城。
その領主が屏風絵を欲しがってるんだなww
ここで領主をぎゃふんと言わせる絵柄を描いて、それが実は、実在するこの屏風だった、
みたいな歴史的に裏をとれる部分が欲しいなwwww
うーん時代小説っぽいなあ。
>>69 >OTO氏の「私についてこなかった男」についての書き込みも
>PCに保存してあるので、いつか引用させてもらえたらと。
もちろんおk。シリウスに言ったから知ってるかも知れないけど、
ブランショスレ148,151,153,156はおれwwスレ汚し失礼www
76 :
% :2007/01/23(火) 00:10:41
>>70-72 To シリウス
>「砂漠と水」もみんな500KBに達しましたねえ。。。
恐るべきシリウス。。。
500KBという限界があることも以前は知らなかった〜。
>行ったことないから興味あるなあ。
>SFノベルのスレでもいいと思いますし。
当方、漫画板はおろか他の板はまったく無知。
そういえば、中野のタコシェは結構有名なのかな?
漫画、SF、一般書籍、同人、などなど、
ジャンルはどこがいいのかわかんないけれど
どこかにタコシェスレでもあれば(立てれば)、
そこに書き込もうかなと思ってるんだけど。
>本来ならあちらのスレに書くつもりの文章でしたので
じゃあ遠慮なく引用・転用させてもらいますね。
77 :
% :2007/01/23(火) 00:17:09
>>73-76 To soundonly
>下版用のデータ自体、自分で作ったんだ。
多芸多才だね!
手書きのイラストをスキャンしてデータ化して、
フォトショップやイラレで加工?
>だろ?wwwすごいよなwww
うん、あの書き込みはすごい。参ったって感じ。
あの後で何か言うのはかなり難しいヨ(笑
しかし、あの落款は確かに効いてるね。
スーツの胸ポケットにバラを一輪さした感じ。
Mixiはよく知らないけど、以前に2回招待メールもらって
ページを一応つくったことはあるんだけれど
何にも書いてないのにやたら他の人の「足跡」がつくので
何か悪い気がしたのと面倒さとですぐにやめてしまった。
もちろん自分のホームページもブログも作ってないけれど、
出版関係の知人のサイト等には断続的に連載してるんだ。
何ヶ月もほったらかしにしても文句も言わないから楽でね。
>ブランショスレ148,151,153,156はおれww
その前後に書いてる100$というのが当方だったりする(笑
スレ汚しなんてとんでもない! 遠慮なくいろいろ書き込んじゃって。
まあスレッドを立てたとはいえ、当方はあまり書き込んでないけど。
>>73 >装丁はねえ、なんせ同人誌専門の印刷会社だから、
そういう専門の印刷会社があるとは初めて知りましたよ!
>下版用のデータ自体、自分で作ったんだ。画像の補正とか
うんうん♪ あなたの「こだわり」が感じられますよ。
>だろ?wwwすごいよなwww
エヘッ♪ 赤面、赤面、、、
読書する際の過度の「思い込み」が思わぬところで
役に立ったようで何よりです。
>何やってもいいし、おれ的にもなんかやりたいんだけど、
同人誌板とかもしあるのでしたら、そちらに宣伝してもいいと思いますよ。
どこの板がいいのかな、、、
2ちゃんねるは何でもありだから、時間をかけて少しずつ調べてみようかな。
>>74 >MMは本名だけど、晒しても問題ない。ぐぐっても別人が2〜3出てくるだけ。
とてもいいお名前ですね♪♪♪ 深みがあってまっすぐで。
以下、隠れ○○探しクイズ♪
「真理への道」
あなたが真理の道を究めたいのであれば
舗装された大きな通りをいくのはおやめなさい
人里離れた森の中のけものみちをいきなさい
藪ばかりの道に疲れ、一歩も前に進めなくなったとき
茂みの脇にひっそりと沸く清流の音を聴くだろう
その清流でしばし憩いなさい
そして、空を仰ぎなさい
昼ならば抜けるような碧い空を、夜ならば満天の星が降る空を
それから、ふたたび歩きだしなさい
正直なこころで歩むならば、それは真理へとつづく道
あなたが歩みをとめない限り、真理の道はいつでも開ける
>みくしでは本名登録してあるが、これもまずい点は無い。 ミクシィってよく知らないのですが個人情報をすべて正確に登録しなければ ならないのかな。。。 ちょっと窮屈な感じがしますが、その分セキュリティもしっかり管理されて いるのが利点ですかね。平和な対話が可能なサイト。 2ちゃんねるは匿名で誰でも書ける気楽さがある分、荒しや中傷もある。 わたしは匿名性の持つ自由さはとてもいいと思いますね。その分リスクもあり ますが。。。真面目に対話している板もいくつかありますし、良い対話相手に 恵まれれば2ちゃんねるは有効活用できると思います。 >おまい2冊も購入してくれたのかwwほんとありがとww どういたしまして♪ 某スクールの講座で講師の方が指定教材として講義に使う 本は2冊買って、1冊は書き込みしたり線を引いたりし、もう1冊は保管用に 取っておくのだとおしえてくれたのです。いいなあ、と思い今回真似しました。 わたしが買った1冊目には鉛筆であれこれコメントが書き込まれていて、 一番終わりのページには前スレにupした感想文とそれに対するあなたの コメントをプリントアウトして貼りつけました。
>お栄は再び絵筆をとる決意をする。 >ここで領主をぎゃふんと言わせる絵柄を描いて、それが実は、実在する お栄はひとつの大きな決心をしていた。 「このたびは手前の絵を所望いただき光栄に存じます。ここの領主さまは 民に慈悲深い方だと伺いましたので、慈悲の絵を描きとう存じます」 愚鈍な領主はお栄の言葉の裏に針のような皮肉が込められていることに まったく気づかず、すぐさま快諾した。何ヶ月か過ぎ屏風絵は仕上がった。 極楽浄土の蓮の花の上にはでっぷり太った領主がふんぞり返るように 座っている。 宙には金銀の小判が舞い、領主は手を下に向けている。 遥か下方には野良で仕事をしている貧しい村娘の姿が見える。 娘をぐるりと囲むように描かれた真紅の彼岸花がひと際鮮やかだ。 「釈迦のようにお情け深い領主さまが不作にあえぐ貧しい村娘に小判を 恵んでいる図でござります」お栄はすまして言った。 単純な領主は自分が釈迦のように蓮華座に鎮座していることに気をよくし 相好を崩してお栄に千両を与えた。 「さて、賢い領主さまにこんなことを申し上げるのはこころ苦しいのですが、 慈悲というものは人前で見せびらかすものではござりませぬ。 陰でこっそりやるものでござります。この慈悲の絵も人前で見せびらかし ますと恩着せがましくわざとらしくなってしまいます。どうかお一人のみで ご覧になってくださりませ。それでこそ極楽浄土の美徳は輝くというものです」
領主はお栄の言葉に「わかった。この絵はわしひとりだけで見ることにしよう」 お栄はさっそく村に帰ると千両をみなに分けたが、金の出所は決して 言わなかった。 月日が流れ、強欲な領主は孫と争った正月の餅を喉につかえて急死した。 強欲で大喰らいものにふさわしい死に様だった。 家の者たちがあれこれ遺品を整理していると、大きな唐草模様の掛けられた 屏風が奥の奥座敷から出てきた。 不思議な絵だった。見る方向や角度によって描かれている意図が まったく逆に見えるのである。 小判をばら撒き施しているはずの手は、よくよく目を凝らして見ると、 宙に舞った小判を一枚たりとも逃さず必死にかき集めているふうに見える。 蓮華座として仔細に描かれた蓮の花は、とぐろを巻いた蛇のように見える。 さらに、蓮華座に鎮座している領主はふんぞり返り過ぎて、釈迦どころか 出っ張った腹はまるで閻魔大王そのものに見える。 村娘をぐるりと囲む毒々しく紅い彼岸花は血のようにも炎のようにも見える。 赤い血は絞り取られた血税を象徴しているようでもあり、炎は煙にむせび 全身を熱い火に焼かれる娘の悲鳴をあらわしているようにも見える。 さよう、お栄の描いた絵は「慈悲」ではなく「無慈悲」なのである。
領主の一族は、お栄の絵師としての腕前は見事であると認めざるを えなかったが、一族の頭首が非道な強欲者だったことを知られるのを恥じて 爾来、誰から所望されても決してこの屏風を人前で披露することはなかった。 また、お栄によって千両をもたらされた村人たちも、お栄が有名な北斎の 娘であるとは最後まで知る由はなかった。 この屏風は実は芥川龍之介が「地獄変」を書くきっかけになった屏風である。 芥川は領主のあまりの強欲さと絵を観る眼が皆無であることにあきれた。 人一倍芸術信仰に篤い彼は、ぼんくらな領主を美に長けた殿様に すげかえ、絵師は絵のためなら身内をも見殺しにするという、 およそお栄とは正反対の非情な男絵師に設定し、貧しい村娘は 芸術のために実の兄に焼き殺される美しい妹に設定した。 芥川はこの屏風を見せてもらうにあたり、持ち主にひとつの約束を させられた。 この屏風の持ち主の名は絶対に口外しないように、と。 彼はこの約束を固く守り、「地獄変」を書き上げたあとも屏風のことに 話しが及ぶと頑なに口をつぐみ沈黙を守り通したという。 芥川が自殺したとき、いくつかの遺書が公開されたが、その中には この屏風の持ち主についてはひとこともふれていなかったようである。 ただ「ぼんやりとした不安」という不吉なダイイングメッセージだけが残された。
芥川はお栄の絵に自分とは正反対の、迸る生へのあこがれを見ただろう。
「ぼんやりとした不安なんてかっこつけてんじゃねえっ!
あんた、アタマよすぎてええかっこしいなんだよ。そんなんだから鶴のように
やせ細っちまうのさ。お天道様はどんな人にもあたらあな、そうだろ?
あたしはあの強欲領主が大キライだったけど、孫と争って餅を喰らう最期は
実にあっぱれだと思うね。あんたも餅の食い比べでもすりゃあいい」
……これは土台、芥川には無理な話だった。
なぜなら彼の歯はほとんどが入れ歯だったからである。。。
(注) 芥川は歯が悪かったことは事実。資料で前歯が欠けている写真を見ました…。
*【彼岸花】 別名、曼珠沙華。法華経中の梵語に由来し"天上の花"の意。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、とも呼ばれる。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/higanbana.html >>75 >もちろんおk。シリウスに言ったから知ってるかも知れないけど、
>ブランショスレ148,151,153,156はおれwwスレ汚し失礼www
あの人形フェチのくだりは妄想が炸裂していてとても楽しいレスですよね♪
妄想、バンザイ! もっとやって〜(笑い)
>>76-77 % さん
>漫画、SF、一般書籍、同人、などなど、
>ジャンルはどこがいいのかわかんないけれど
そうですね。いろいろな板をあたってみてよさそうなところに宣伝したいですね。
できればあまり荒れていない板&スレがいいなあ。。。
>じゃあ遠慮なく引用・転用させてもらいますね。
さっそく転用していただき、ありがとうです。どうぞご自由にお使いください。
>うん、あの書き込みはすごい。参ったって感じ。
恥ずかしいデス。。。でも、とてもとてもうれしいデス♪
>しかし、あの落款は確かに効いてるね。
>スーツの胸ポケットにバラを一輪さした感じ。
うわあっ、かっこいい表現ですね〜、男のダンディズムみたいな感じ?
>何にも書いてないのにやたら他の人の「足跡」がつくので
ミクシィを退会する人は他人の「足跡」にいや気がさす人が多いそうですね。
人気度、親密度が試されているような感じに拒否反応してしまうのかな?
>>77 その前後に書いてる100$というのが当方だったりする(笑
やっぱりww最初はおれに答えてくれてる詳しい人がおまいかなあと
思ったり、だけど100$もおまいっぽいし、二人ともおまいかなあと思ったり、
読み込むと、答えてくれてるひとは女のようだから、郷原さん?とかww
だけど郷原さんは「うへえ」とか言わんだろwとか思ったりwww
>出版関係の知人のサイト等には断続的に連載してるんだ。
これちょっと読んでみたいな。シリウスも読んでみたいだろ?
>>79 うはは、子供の頃は下の名前きらいだったなあww古臭くて、
なんか照れくさい名前だった。いまはまあ好きだな。
インチキ宗教家の偽名みたいというかwwww
>わたしが買った1冊目には鉛筆であれこれコメントが書き込まれていて、
>一番終わりのページには前スレにupした感想文とそれに対するあなたの
>コメントをプリントアウトして貼りつけました。
すごいなwwだけどおれも哲学書はアンダーライン引きながら読んだり、
「死の病」の解説が気にくわなくて解説のページだけきれいに切り取ったり、
「明かしえぬ共同体」や「幾何学の起源」はボロボロになって自分で装丁
し直したりしたなww
>>81 〜84
「しゅごいしゅごい!」だなこれはwwwww
おもしろい!84の入れ歯オチもさいこー!
wwwwwさしづめ「応為清清録」だなww
これちゃんと書いてさ、
最初の方に北斎の死後の浮世絵業界にお栄が愛想を尽かすシーンを入れて、
「応為以降若手女流絵師が流行し、浮世絵の技術は低下の一途を辿っていた」
とかいうことにしてww(山本昌代が大学時代に文藝賞受賞したこととと
近年の若年受賞ブームを揶揄する)文藝賞に送ってみたら……
ぜったい受賞できないかwwwwww
90 :
% :2007/01/25(木) 01:53:29
>>86 ちょっとだけ立ち寄り。いろいろスレがあるんだね。
今度暇を見つけていくつか覗いてみるよ。
(ちょっと今夜は飲みすぎた〜)
☆☆速報☆☆
前スレ「砂漠と水」がちょうど1週間で昨日めでたく殿堂入りしました!
>>86 >「中野ブロードウェイを語ろう Part 3」
>漫画サロン板で「マイナーだけど面白い漫画を紹介するスレ」
両方見てみたのですが、宣伝し、かつ語り合うにはちょっとコワイかも……。
同人板、わたしもちょっと覗いてみましたよ。
>あそこは地雷原みたいなとこだからなww
確かにねえ。。。
>SF/FT/ホラー板はほとんど小説の話題ばかりだが、
そうですね、この板が自費出版本を許容してくれるといいですね。
>一般書籍板は自費出版に関するスレもあったと思うが、
自費出版する際の費用のこととか、出版社について語り合っているスレが
ありますが、残念乍ら自費出版された本の内容についての対話はなかったかなあ・・
どこかの板にスレを立てるとして考案してみましたよ。(内容の変更の可能性あり)
【スレッドタイトル】
☆☆自費出版した本&購入した本について語るスレ☆☆
【テンプレ】
同人誌、または独自に書いたものを自費出版した本について語りましょう。
自費出版した本の置いてあるお店、自費出版された本を購入したお店の
名前も明記し、互いに本の感想やお店の情報交換をしながら、楽しく
まったり語れるスレにしましょう。
>>87 >これちょっと読んでみたいな。シリウスも読んでみたいだろ?
そうですね、興味ありますね〜♪
>>88 >なんか照れくさい名前だった。いまはまあ好きだな。
凛としていて、とてもいいお名前ですよ。(きっぱり!)
わたしは大好きです♪♪ ふるる♪
>「死の病」の解説が気にくわなくて解説のページだけきれいに切り取ったり、
>「明かしえぬ共同体」や「幾何学の起源」はボロボロになって自分で装丁
>し直したりしたなww
ええっっっっーーーー!!! しゅごいしゅごい!
自分で装丁とは、それはもう完璧にオリジナルの本ですね〜。
お気に入りの本だと手に取る頻度が高い分、傷む度合いは速いけれども
それがまたよかったりするのですよね。
ページ数を見なくてもお気に入りのところはそらで開けたりします。
>>89 >「しゅごいしゅごい!」だなこれはwwwww
>おもしろい!84の入れ歯オチもさいこー!
>wwwwwさしづめ「応為清清録」だなww
ありがとうデス♪ 面はゆいながらもそういっていただけてうれしいデス♪
某スクールの某講師によると、芥川は自分が頭がよくて美男だということを
過剰なほど自覚していたようですよ。
なるほどね。だから、写真を撮るとき絶対に口を開けなかったのですね。
だって間抜けて見えるもん。スノッブを気取ったキャラは一気にお笑い系に。。。
にこりともせず憂鬱な面持ちが売りの、美男であると自他共に認める彼は、
前歯の欠けた顔は死んでも晒したくなかったでしょうねえ。
わたしが見た資料は学研から出ている「芥川龍之介」だったかなあ…?
(図書館で見たから、うろ覚え…)
>これちゃんと書いてさ、文藝賞に送ってみたら……
>ぜったい受賞できないかwwwwww
できないできない(笑い)。
文芸路線狙いではないし、ネット上でのみ面白がれる読みもの。
>最初の方に北斎の死後の浮世絵業界にお栄が愛想を尽かすシーンを入れて、 >「応為以降若手女流絵師が流行し、浮世絵の技術は低下の一途を辿っていた」 >とかいうことにしてww ではざっと概要だけ。。。 (最終話ゆえ、前回とは打って変わって、シリアスに書いてみましたよ) 北斎の死後、お栄はあちこちの村を転々とした。 それも寒村ばかりに、短いときは数ヶ月、長くても一年であった。 お栄が江戸を離れたのにはわけがあった。 北斎の死を商売にしようともくろんだあちこちの版元は「北斎遺作」と称し、 お栄に絵を依頼したのだった。 生前、北斎が生きていた頃もお栄が代筆して北斎の名を入れていたのであるから 同じことなのだが、父の死を利用して金に換えようとする版元につくづくいや気が さしたのである。なるほど北斎の遺作と銘打てば、確かに絵には高い値がつくだろう。 けれども、お栄は金にかまけた彼らにほとほと愛想がつきたのである。 「あたしは身ひとつだ。面倒を見なけりゃならない家族もいない。 細々とでいい、食べていけるだけの実入りがありゃ女ひとりどうだって生きていける。 ……いい機会だ。江戸を離れよう。北斎の代筆をしていた応為とはおさらばしよう」。 お栄が江戸を離れたのは強欲な版元と縁を切りたかったのと、もうひとつ理由が あった。浮世絵に限界を感じ始めていたのである。
浮世絵は所詮、男たちの願望の女を描くものであり、版元も売れる絵柄ばかりを 注文する。絵師や絵柄、筆の調子がそれぞれちがっても煎じ詰めれば金太郎飴。 みな同じなのだ。売れている絵師の図案をなぞらえて真似る。 お栄は絵になりやすい遊女や花魁などのきれいな女たちは好きだったが、 描きたい女はほかにもいた。 前掛けをきりりとしめ家の仕事を手伝っている商人の娘や、朝早くから野良で はたらく農村の娘。彼女たちは紅おしろいやだらりの帯とはほど遠かったが 額に汗して無心にはたらく娘たちはつくられていない剥き出しの美しさがあった。 引き目、鉤鼻、おちょぼ口の美人画のように家宝にならなくてもいい、 あたしは自分がいいと思ったものをこれからは描いていこう。 ある寒村でお栄は娘に頼まれて娘の唯一のよそ行きの着物に絵をつけた。 本来なら着物の柄は桜や牡丹など華やかであでやかな花が主流であるが そうした絵柄がふさわしいのは高価な絹織物の生地に限る。 思案の末、お栄が描いたのは、林道に咲く真っ白な辛夷(コブシ)の花と猫柳。 雪国の春の花だ。 清楚な絵柄に娘は大喜びだった。実は内心娘も質素な生地にそぐわない派手な 花模様だったらどうしようかと心配していたのである。
お栄の絵はたちまち村で評判になり、女たちは競うように着物の柄や巾着、 針箱、暖簾などに絵をつけてもらった。 お栄はお金の代わりに三度の食事を届けてもらう算段をして日々の 暮らしを立てていたのであった。 娘はお栄が絵をつけた着物を京都の親戚の家に行くときに着ていった。 着倒れの京という名で知られるこの都でお栄の図柄はたちまち羨望の的になった。 贅沢で豪華な着物に慣れすぎた京の女たちは、雪国でしか咲かない花や 可憐な野の花に打たれたのである。 しかし、着物の絵がお栄の手によるものであるとは、誰ひとりとして見抜くことは できなかった。 また、お栄は着物の図柄だけでなく絵の中に寓意を取り入れることも得意とした。 先の強欲な領主の屏風でその腕前の見事さは実証済みである。 お栄が寒村で頼まれるものは粗末な襖に絵をつけるのがほとんどだったが、 頼まれればお栄は決して手抜きはしなかった。
ここに「羽衣」と題された一枚の粗末な襖が残っている。 夕陽に染まった菜の花が一面に描かれている。 手前には数人の子供たちがぐるりと輪になって遊んでいる。 黄金色に染まり春風に揺れている可憐な菜の花はこの世のものとは思えない 荘厳な光を放ち、無心に遊ぶ子供たちは金色に輝く羽衣のような光を全身に 纏い今にも天に昇っていきそうである。 浄土とは何もあの世にだけあるものではない、日々の暮らしのなかにもある、 素朴な菜の花が黄金色に輝くように、天女の羽衣は無垢で無心なものには いつだって降りてくる。。。 あるとき江戸に奉公に出ていた娘が里帰りした。 娘は描かれた「羽衣」の襖絵を見ていたく感服した。 多少なりとも絵心のある娘はこの絵師にぜひ習いたいと望んだが、お栄は半年 ほど前に村をあとにしていた。 娘は自己流ながらもお栄の絵を手本として見よう見真似で必死に習得した。 江戸に戻った娘は奉公の傍らお栄の手法に倣った絵を描いた。 娘の絵はお栄の絵にはほど遠いしろものだったが、たちまち評判になった。
肝心なお栄はあちこちの村を渡り歩いていたから、自分の着物の図柄や
お栄の手法を真似た襖絵が都で評判になっていることなど知る由もなかった。
保守的な男の浮世絵師たちは家宝にもならず、たいしたお金にもならない
お栄の絵に倣ったお栄流の女絵師の絵などはなから見向きもしなかった。
お栄の絵に触発されたのは主に若い女絵師たちだった。
今は武士の時代だけれど、この時代がずっとつづくはずがないことを女特有の
鋭い勘で知っていたのだ。これからの時代ははたらくものたちの時代だと。
ものは大切にしまわれておくだけではない。それは金のある限られた一部の人に
だけ許される贅沢だ。市井の人たちに広く流布してこそ、ものは生きるのだ。
若くて柔軟な発想のできる女絵師たちはお栄の手法を瞬く間に取り入れた。
彼女たちの絵は夢を与えこころを和ませ、安価なので人々に喜ばれ歓迎された。
女絵師たちの新しい潮流を決して認めず、苦虫を噛みつぶしたような顔で旧来の
手法にしがみつく男絵師たちの描く浮世絵が衰退の一途を辿っていったのとは
実に対照的であった……。
「観るものに夢見るちからを喚起させなければ、未来を変えることなどできない」
お栄の襖絵は無言で語っていた。
――「応為清清録」――【完】 【原案と構成指導】soundonly 【文】シリウス
「辛夷・こぶし」↓
http://www.hana300.com/kobusi2.html
>>91 いざカテゴリとか板とか眺めてみると、なかなかしっくりくる感じが
ないな。「自費出版した本&購入した本について語るスレ」だと
続けるのが苦しくなりそうな気がするなあ、どうだ?
おれももっとよく考えてみるよ。さんきゅ。
>>94 〜
うーん、面白かった。おまいよく短時間でこんなの書けるなwww
すごいすごいwwお栄のキャラがすごく安定していて、スジが通ってるよwww
この気の強いキャラはおまい自身の「気の弱い、びびりな面」の
裏にある性格なのかも知れんな。何かを「信じたら」一直線で、
まわりを気にしないというか。
>今は武士の時代だけれど、この時代がずっとつづくはずがないことを女特有の
>鋭い勘で知っていたのだ。これからの時代ははたらくものたちの時代だと。
>ものは大切にしまわれておくだけではない。それは金のある限られた一部の人に
>だけ許される贅沢だ。市井の人たちに広く流布してこそ、ものは生きるのだ。
ここらへんは微妙に現代とダブるな。おもしろい。
「エクリチュールと差異」読了。 様々な雑誌掲載論文や講演を1冊(2冊か)にまとめたものなのだが、 そこにはある流れがある。構造主義とは何「だった」のか?という点と 構造主義の発生と向かう方向を、目的論的、というよりも 必当然的な動き、差異、差延として見ている点だ。 バタイユに関する第9章「限定経済学から一般経済学へ」 についてのみの、簡単な感想を、来週中に向こうにアップするよ。 「なぜおれは吹き出したのか?」ってとこだなwwww よーし次は「ゴドー」かな。 二人ともよい週末を!!!!
今日ひまだったからもうむこうに書いちゃったよww
いきなり「人大杉・・・」の表示が
仕方ないからギコナビを起動しましたよ。。。
>>99 >「自費出版した本&購入した本について語るスレ」だと
>続けるのが苦しくなりそうな気がするなあ、どうだ?
そうですね。
それだけだと単発スレと思われてしまうかもしれませんね。
住人たちの顰蹙をできるだけ買わないように細心の注意を払ったほうが
いいですよね。
>うーん、面白かった。おまいよく短時間でこんなの書けるなwww
ありがとうです♪ いえ、実際は前の晩に書いたものですので・・・
あなたの原案を当日の午後に読み、帰りの電車のなかでだいたいの
プロットを立て、夜の9時から書き始めて12時頃には書き終えていたかな。
で、翌日のお昼休みにupしました♪
>この気の強いキャラはおまい自身の「気の弱い、びびりな面」の
>裏にある性格なのかも知れんな。
そうですねえ。。。
お栄だったらこういうだろうな、ああいうだろうな、と考えながら彼女のキャラクターに
便乗して好き勝手に言いたい放題のせりふを書くのは結構楽しかったですね。
お栄のケ・セラ・セラな生き方はわたしのあこがれ、願望でもあり、
書いているうちにお栄の一本気な気性に感化され憑依されたというか、、、
>何かを「信じたら」一直線で、まわりを気にしないというか。
おおっっ! 鋭い! そうなんですよ。わたしは何かに没頭するとそれしか
見えなくなるようなのです。
まあ、アブナイ人にならないよう気をつけてはいますが。。。
って、もう充分アブナイ??? ぎゃぼっっっっーーーーー!!
>>100 >「エクリチュールと差異」読了。
お疲れさまでした。
学術書の哲学書を読めるってすごいなあ。こころからそう思います。
哲学には昔からあこがれを抱いてはいるのですが、悲しいかな、読んでも内容が
まったく把握できない。。。たった1ページを読むだけでへとへとになる。
何かね、読んでいると芥川の「歯車」じゃないけどアタマのなかがぐるぐるに
なるのです。ある一点から遅々として進まない、しまいには毒づくというパターンの
繰り返し。。。
>構造主義とは何「だった」のか?という点と
>構造主義の発生と向かう方向を、目的論的、というよりも
>必当然的な動き、差異、差延として見ている点だ。
ぎゃぼん・・・・・・わ、わたし構造主義という言葉自体すでにわからない。。。
ポストモダンとか脱構築って何?
「応為清清録」みたいなお気軽なものならば数時間で書けるけど、哲学書となると
数ヶ月かけてもちんぷんかんぷん。
>簡単な感想を、来週中に向こうにアップするよ。 >「なぜおれは吹き出したのか?」ってとこだなwwww 面白かったです♪ それにしても難解な哲学論文を読んで笑うってすごい・・・・ そうか、バタイユの哄笑に倣って笑ったのですね。 >よーし次は「ゴドー」かな。 >二人ともよい週末を!!!! 『ヘリオガバルス』読了。何とか感想文書きあがりましたよ。。。ふうっっ。 傲慢と同情という二律背反的な性向を帯びたヘリオガバルスは、アルトーよりも ニーチェに近い性格のような、、、 ニーチェは同情や憐憫を極度に嫌いましたが、その一方で、ある街角で 老いたロバが御者に鞭打たれているのを見て涙しながらこれ以上ロバに 鞭打ってくれるなと御者に乞うたといいます。 ふたりとも中庸というものがないのですね。極端から極端に走ってしまう。 ベケット『ゴドーを待ちながら』読了。感想、昨夜書きあがりました。 次はカルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』がいいのかな、 それともベケット続きで「また終わるために」のほうがいいのかな? それにしても、『ゴドー』は全編に亘る膨大なる雑談というか、言葉に継ぐ言葉の 垂れ流しというか…。それでも最後の一行は感動的ですらありますね。。。
>>103 おまいその「ぎゃぼっっっっーーーーー!! 」つのは
なんなんだよwwwww
>哲学には昔からあこがれを抱いてはいるのですが、悲しいかな、読んでも内容が
>まったく把握できない。。。たった1ページを読むだけでへとへとになる。
おれが始めて読んだ論文はフロイト「精神分析入門」だったかな。
確か高校の頃で、3部はわからなくてやめた。だが1部は誰しも経験あるごく日常的な
できごと「しくじり行為」についてだったから読めた。
その頃おれは海外文学を理解するためには聖書とギリシア神話とシェークスピアと
フロイトを読まなくてはならない、という強迫観念に取り憑かれていたようだww
ちょっとしたSFを読むにしても、だいぶ理解が変わってくると思った。
哲学だとニーチェ「ツァラトウストラ」かな。あれは「論文」じゃないだろ?
だから読めた。精神分析に興味を持って「現存在分析派」について知り、
そこからハイデガー「存在と時間」(無記憶w)、サルトル「嘔吐」(無記憶w)、
メルロ・ポンティが面白くて、フッサールも何冊か試してみた。
現象学の考え方が面白いと思ったんだね。あとは構造主義さ、
フーコー、ドゥルーズ、デリダ。
哲学の古典はほとんど読んでないし、読んだものもほとんど記憶がない
wwwwwww
いまちょっとウィキの「構造主義」見てきたんだが、
ありゃなにがなんだかわかんないなwww
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E4%B8%BB%E7%BE%A9 「エクリチュールと差異」の冒頭でデリダは「視線の冒険」と呼んでいるな。
それまでの哲学の歴史的なモードとは違う、みたいなことも言っている。
おそらく連綿と続いてきた概念をいじくりまわす行為に一段落ついた時にそれらの行為を
端から見る眼、として現象学のアイデアが提出され、その歴史や社会やらの「しがらみ」から
脱した眼で見つめた時にいろいろなものの「構造」が見えてきた、といったことなのかな。
すでに土台にがたが来ている象牙の塔を一度ぶっこわして(脱構築?w)
もう一度基本の骨組み作って見るとしくみ(構造)がよくわかった、みたいな?
wwwwwwww
>>104 『ヘリオガバルス』読了。何とか感想文書きあがりましたよ。。。ふうっっ。
wwwおつかれおつかれwww、だいじょぶか?www
今度様子を見て、話し合おう。
>ベケット『ゴドーを待ちながら』読了。感想、昨夜書きあがりました。
はえーなwwちょっと待ってくれ、おれはまだ途中ww
>>106 >おまいその「ぎゃぼっっっっーーーーー!! 」つのは
>なんなんだよwwwww
これはですね、「のだめ」御用達の奇声なのですよ〜♪
パニックになったときや怒り心頭に達したときは、
「むきっっっっっっーーーーー!! 」とか「ぎゃぼっっっっーーーーー!! 」
トホホの心境のときは「ぎゃぼん・・・・・」
あこがれの千秋先輩が気にかけてくれると「あへーーーっっっ」と発しマス♪
お正月にのだめ1〜16巻まで一気に読んで習得(?)しましたよ♪♪
>その頃おれは海外文学を理解するためには聖書とギリシア神話とシェークスピアと
>フロイトを読まなくてはならない、という強迫観念に取り憑かれていたようだww
す、すごい・・・・・・!
そうですねえ、わたしの場合は、海外文学ってやたら聖書の語句が脈絡もなく
あちこちにでてくるので「なんなんだろ?」と思い、聖書を読みましたね。
シェークスピアはねえ、正直いって苦手の部類でしたね。。。
映画化されたものをレンタルで観ることはあっても原作そのものを読もうとは
しませんでした。心理描写はせりふやお芝居ではなく、文章で読みたいという
思いが強かったのかなあ・・・
ギリシア神話は星座伝説に通じているから好きでしたね。 気に入った男を動物に変えてしまうキルケや実の父親を愛したエレクトラ、 水鏡に映った自分の姿に恋したナルシス・・・ そういえば泉鏡花の「荒野聖」にはキルケの化身のような妖女がでてきましたよ。 >哲学だとニーチェ「ツァラトウストラ」かな。あれは「論文」じゃないだろ? >だから読めた。 そうそう、「ツァラトウストラは読めますね。 あとキルケゴールの「誘惑者の日記」も哲学書ではないので読めました。。。 その後で「死に至る病」を読んだのですが、記憶がおぼろげ・・・ 全編にわたってキリスト信仰に貫かれた著作は、何というか、痛ましくすらありました。 自ら人生を呪縛し、あえて悲痛なほうに向かっていく、、、
>>107 >いまちょっとウィキの「構造主義」見てきたんだが、
>すでに土台にがたが来ている象牙の塔を一度ぶっこわして(脱構築?w)
>もう一度基本の骨組み作って見るとしくみ(構造)がよくわかった、みたいな?
>wwwwwwww
リンクの貼り付けとわかりやすい説明をありがとうです。
サイトの説明では「他の異文化と比較しながら」みたいなことをいってますが、
要はひとつのものを述べるにあたり、単体のみで語るのではなくあちこちの
分野からも取り入れましょう、ということなのかな??
>wwwおつかれおつかれwww、だいじょぶか?www
>今度様子を見て、話し合おう。
折りしもギリシャ神話がタイミングよく話題になっていますね。
エディプスコンプレックスの典型ともいえる破滅型のヘリオガバルス。
五歳のとき祖母の計らい通り太陽の祭司として聖別された
アポロンの化身のような美少年ヘリオガバルス。
彼の短い生涯は母の指定した舞台で踊りつづけること。それが母への愛の証し。
>はえーなwwちょっと待ってくれ、おれはまだ途中ww
どうぞゆっくりお読みくださいね。
そういえば、「ゴドー」もキリスト教をある程度踏まえていないと意味不明。。。
>>108 >これはですね、「のだめ」御用達の奇声なのですよ〜♪
やっぱそうかwwwったくwwおれみたいな見てないやつにしたら、
びっくりだぜww
おれもシェークスピアは苦手。7〜8冊読んだと思うけどぜんぜん
おぼえてませんwwwだけど海外の小説だとハムレットのセリフとか
普通に引用されてるだろ?そういうのに何回か出会って、
「こりゃ読まなくちゃ」と思ったんだよ。
リア王の道化だけは印象に残ってるな。
「なんだよこいつが1番鋭いじゃんww」と思ったからだな。
>>110 おれは「ヘリオガバルス」は感想書くためにはも一度読み返さないと
ダメだなwwけっこう好きな作品だ。徹底的にアナーキーだからねwww
ゴドーは第2幕に入りました。おもしろいな。
神を待ちくたびれて、消尽しきった人間達ww
もうちょっと待ってくれ。
>要はひとつのものを述べるにあたり、単体のみで語るのではなくあちこちの
>分野からも取り入れましょう、ということなのかな??
体系を解明するためにな。その際重要になるのが「差異」という概念だ。
正否や選択的な考え方はやめて、いろいろなものを、その差異が生まれ、
独自の構造を持ったものとして考えるっていうのかなあ、
ドゥルーズ「差異について」に「否定に至らない差異の感覚」という言い方がでてきたな。
たとえばめちゃくちゃ散らかってる部屋を「きたねー部屋!」と考えるのでは無く、
「異なる秩序」として見るんだよ。そうすると、その、めちゃくちゃ散らかってる
部屋にすんでるやつのことを理解できるというかwww
へんなたとえだなwwww
たこしぇの方はじみーーーーーーに売れてるなww 1週間に1冊か2冊の割合。こことむこうでちょっと喋ったからかな? 二人ともどうもありがとう! おれは今ちょっと海外の販路を探ってフランス在住の日本人と メールでやりとりしてる。なんかおもしろい動きがあったら報告するよ。 下書きは第5話の5枚目まで進んだ。 んじゃ
114 :
シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2007/02/02(金) 11:38:34
>>111 >やっぱそうかwwwったくwwおれみたいな見てないやつにしたら、
>びっくりだぜww
1月11日からフジテレビ系でのだめのアニメ版が始まったようですよ。
>>112 >おれは「ヘリオガバルス」は感想書くためにはも一度読み返さないと
>ダメだなwwけっこう好きな作品だ。徹底的にアナーキーだからねwww
あの極端に矛盾する性格と行動は眼を見張るものがありますよね。
ヘリオガバルスは母親のいいなりになっていますが、実は「ふり」では…?
>「ゴドー」もうちょっと待ってくれ。
どうぞ、ゆっくりとお読みくださいね。
>体系を解明するためにな。その際重要になるのが「差異」という概念だ。
>正否や選択的な考え方はやめて、いろいろなものを、その差異が生まれ、
>たとえばめちゃくちゃ散らかってる部屋を「きたねー部屋!」と考えるのでは無く、
>「異なる秩序」として見るんだよ。そうすると、その、めちゃくちゃ散らかってる
>部屋にすんでるやつのことを理解できるというかwww
おおっっ! 大変わかりやすい説明に感謝です♪
そうか、のだめの部屋の散らかりようをただ罵倒するのではなく、自分とは異なる
秩序の持ち主として考察するのですね?
散らかっているなかにもその人なりの秩序があり、例えばティッシュなら手の届く
ところから15センチ以内のところに散らばっている、本ならば身体から50センチ
以上離れたところとか……? ううむ、深い・・・・・
>>113 >たこしぇの方はじみーーーーーーに売れてるなww
>1週間に1冊か2冊の割合。こことむこうでちょっと喋ったからかな?
それはそれは何よりです♪
本当は過疎板の学問系板よりも、もっと集客力のある板にゲリラ的戦略で
宣伝したほうがいいのかな、とも思うのですが、その分荒らしも多いし、
流れるのも速い!
その点、学問板は地味ではあってもROMしてくださる方は良心的ですし、
ゆったりと対話できるところがいいですよね。
文学板のスレや哲学板のスレで名無しの方がときおりエールをおくって
くださったことがありましたが、ほんとうに涙がでるほどうれしかった!
その方たちが「ケマナイ」を買ってくださっているといいな。
>おれは今ちょっと海外の販路を探ってフランス在住の日本人と >メールでやりとりしてる。なんかおもしろい動きがあったら報告するよ。 す、すごい! 何か国際的ですね! 英語で書かれているから海外でも充分通用しますものね! >下書きは第5話の5枚目まで進んだ。 もうそんなに描かれたのですか? 早い! 土日は創作のために集中して使ってくださいね。 あちらのスレはゆったりペースでいきましょう。 幸いなことに学問板は1ケ月以上レス間隔が開いても 落ちないというありがたい板ですよ♪ では、よい週末を♪ もう立春ですね、春はそこまで♪ 「一冊の 本の絆に 春立ちぬ」
☆☆お知らせ☆☆
え〜、ROMされているみなさま、中野ブロードウェイの「タコシェ」にて
SFイラストコミック「KEMANAI」が絶賛発売中!
http://www.tacoche.com/ 原作者と「KEMANAI」を購入したわたしとの対話が今、リアルタイムで
「このスレ」で行われています♪
男の究極のロマンとは? 孤高のKEMANAIの生き方にあなたは失われた武士道、
サムライ魂を見るだろう。
真の男は自分の胸のなかにある大切なもののためにだけ闘う。
それが男の美学だ。
敵の数が多くとも日本刀一本のみで立ち向かう。よく生きよりよく死ぬために。
KEMANAIの容貌は高倉健に似ているかって? いえいえ、これが実にユニーク。
こればかりは購入して絵を見ていただかなければご説明できませんねえ・・・
クールなだけじゃなく、ちょっとお茶目さんでもあるのです♪
やっぱりイイ男には意外なギャップがあるものです。
みんなで「KEMANAI」を読もうね〜♪♪ ふるる♪
☆☆立春だよ♪ Shall We ReadKEMANI? ☆☆ |ハ,_,ハ |´∀`';/^l |u'''^u;' | Shall We ReadKEMANI? |∀ ` ミ |⌒|⊂ :, |⌒ ミ | 彡 |''~''''∪ しゃーる うぃ りーど けまない! l^丶 | '゙''"'''゙ y-―, 〃 ミ ´ ∀ ` ,:' (( (丶|⌒|⌒|(丶 ミ )) ミ ⌒⌒ ;': ハ,_,ハ. ゛ ;: ミ c;´∀` ;っ )) ⊂ ,つ C っ "゙'''~"^'~"''´ '''~゙''" _人_人_
/^l しゃるぅぃ りーど 〃 ,―-y'"'~"゙´ | けまない ヽ ´ ∀ ` ゙': ミ .,/) |⌒|⌒|、/) Shall We ReadKEMANI? ゙, "' ⌒⌒ ミ ".ハ,_,ハ (( ミ ;:' c',,´∀`'っ と ,つ C っ _人_人_ ´゙'''~"^'~"''´ '''~゙'''´" /^、 ひょい! ,--y'"'~"゙´ヽ, ,ハ,,,ハ ヽ ´ ∀`゙': ;' ';, しゃるぅぃ りーど ミ , ,"''つ⊃c,, o:,ミ けまない '; ,;: "u''゙"J ミ ;:' ヽ ili / (/'"゙''"゙''u~" - -
くるんっ l^丶 ハ,,,ハ, | '゙''"'''゙ y-―, ,:' ´∀ '; ミ´∀ ` / しゃるうい りーど (( ミ,: ,,っ⊂⊂''", , ミ )) けまない u"゙''u" ミ ;' ':; ミ "~u''゙"''゙"'丶) /^、 ぶん!! ,--y'"'~"゙´ヽ, ,ハ,,,ハ ヽ ´ ∀`゙': ;' = )) Shall We ReadKEMANI? ミ ,= ,"''つ⊃c,, == === ,;: "u''゙"J (( ==== ;:' (/'"゙''"゙''u~"
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Let's buy KEMANAI at タコシエ! 中野ブロードウェイだよ♪
http://www.tacoche.com/ 「ケマナイを 読む君の眼に 春の虹」
122 :
考える名無しさん :2007/02/02(金) 13:45:23
なんだこのスレ?
家庭的雰囲気が売りだったんだから、仕方なかったと思う。
>>117 〜123
これで2冊売れたかな?www
もふもふなAAで宣伝されるとけっこう得体が知れない感じで
いいなwwwwwwwwさんきゅwww
>>114 >1月11日からフジテレビ系でのだめのアニメ版が始まったようですよ。
へえ、見た?絵の感じとか原作と比べてどうだい?
割と白っぽくて線がすっきりした感じじゃなかったっけ?
色がついて動くとなるとだいぶ変わりそうな気もするが。
おれは最近なんか面白いアニメシリーズ無いかとレンタルでちょっと
1話だけ試したりしてたんだが、ピンときたのは
エルゴ・プラクシーくらいかな。
http://www.ergoproxy.com/ もう全部見てしまったww4話くらいまで痛快にわからないぞww
4話まで見てもう1度頭から見直した。
「蟲師」も主人公の微妙なノリがうまく出てて、いいが、
連続してガーーッと見ちゃう感じじゃないな。2巻まで見た。
125 :
考える名無しさん :2007/02/05(月) 13:33:09
あ、移動した方がいいかな?
>>125 すみませんね。流浪の雑談トリオで、下層で動いていないスレを選んで
雑談してたんです。何かスレにそったレスがしたいのであれば、どうぞ。
すぐ他に行きますので。
スレ主さんですか?
…あのう、このスレ書かせていただけないでしょうか……?
もう少し潜るまで様子見た方がいいかもね。150超えくらい。 また批判があったら移動しよう。 異動先のリンクはあっちだけに貼ればいい。 どうかな?
了解です。 ……すみません。わたしが宣伝のためageたせいでこんなことに なってしまいました。。。
ぜんぜんだよwww はしゃいだから近所のおじさんに注意されたのさwww
もうだいじょぶかな? でもアク禁ww
あけたw えーと何だっけ?ww「ゴドー」はシリウスからでいんじゃないか、 おれはそれ読んでから書くわ。 %はけっこういろんな「ゴドー論」押さえてそうだなww 楽しみだ。それじゃふたりともよい週末を。
シリウス、復活♪
>>124 >もふもふなAAで宣伝されるとけっこう得体が知れない感じで
エヘッ、ちょっと宣伝してみましたよ♪
>へえ、見た?絵の感じとか原作と比べてどうだい?
>割と白っぽくて線がすっきりした感じじゃなかったっけ?
そうですね、絵は原作にかなり近いです。線の硬さとか、角ばった感じは
忠実に表現されていますね。
ごちゃごちゃしていない省略された線の使い方も原作に近いです。
>エルゴ・プラクシーくらいかな。
おもしろそうですね♪
あ、でも今、ベケット読んでるから、見るのはもう少しあとになるかなあ、、、
>>126 ううむ・・・・・
かなり映画通の作品ばかりのような。。。
ほとんどTSUTAYAに置いてない、、、
わたしの住んでいるところから電車で行ける近距離のTSUTAYAは2軒
あるのですが、あまりマイナーなものとかマニアックなものが置いてない、、、
くすん
>>131 ……わたし、喜怒哀楽がストレートすぎるから、はしゃぐときは思い切り
はしゃいでしまうのです、、、反省・・・
>>133 >「ゴドー」はシリウスからでいんじゃないか、おれはそれ読んでから書くわ。
了解。では、お先にあちらにupしますね。
楽しい連休をお過ごしくださいね♪
――シリウスより宛名のない手紙―― 哲学されている人と対話するのが好きです。 哲学に興味を抱いている人が好きです。 なぜなら、哲学は十代の頃からわたしのあこがれであり、生きていく上での 大切な支柱であり、礎となるものであったから。 初めてキルケゴールを読んだ日、解説に彼の日記が引用されていました。 truth for me 「わたしにとっての真理を見つけたい」 若き日のキルケゴールはそう記していました。 その瞬間、わたしも同じことを思いました。万人に共通する真理でなくていい、 普遍性を持たなくてもいい、わたしにとっての真理こそが大切なのだと。 わたしはものごとに感化されやすい性質ですが、哲学は一切の感傷を排除した、 人間だけが持ち得る理性の領域で思考する学問です。 精緻な言葉、限定された用語、ひとつの思想からさらなる深遠な思想への飛翔。 人の思考ははかり知れない無尽蔵なものを秘めています。それが哲学の魅力。 わたしは哲学板がとても好きです。 できれば、この板で書かせていただきたいのです。ささやかな願いです。 わたしの想いは届くのでしょうか? 願いは叶えられるのでしょうか? どうか、どうか、どうか……
138 :
考える名無しさん :2007/02/16(金) 02:47:57
一 現代には、定年退職したおじいさんとおばあさんが住んでいます。 二人は子供を作りませんでしたから、部屋の一室を改造して孔雀を飼っておりました。 或る日、おじいさんが床暖房のパンフレットを読み、おばあさんが住宅税の計算をして いましたところ、おばあさんが先に片付ける用事に取り掛かっていると、孔雀が逃げ出 しておばあさんの計算機のボタンを嘴でくすぐり計算を無茶苦茶にしました。おばあさ んは用事を片付けて、計算に戻りましたところ、収支が合いません。孔雀が押したこと が判ると、孔雀の羽を一纏めにして縛ってしまいました。 「人様より多く羽を広げて贅沢ものが」 そのまま縛り上げて、インターネットのオークションで転売してしまいました。 おじいさんは床暖房のパンフレットを読み飽きて、孔雀を見に行ったところ、孔雀が いません。おばあさんに尋ねたところ、 「家には贅沢だから売りました」とみんなの為を思っているような顔でいいました。 おじいさんはひどいと思い、実際のところ泣かされました。
139 :
考える名無しさん :2007/02/16(金) 03:13:24
二 おじいさんは転売された孔雀のことが心配でなりません。吉日に、おばあさんの検索 履歴を調べて、購入先に行きました。 「羽を縛られた窮屈な思いをしている孔雀の家はここですよ。ケンケン。」という声に 呼ばれていくと、赤い屋根の豪華庭付き三階立ての一軒家がありました。 「おじいさんに合えて嬉しく思われます。」 「おお、孔雀や。お前が忘れられん、お前こそ一番の孔雀だ。そう思って会いに来たのだ。」 こうして、孔雀は立ち話も何だから、家の中に招き入れました。 「おじいさん、私は新しい飼い主のもの。今や、食事にミルクを出されて、こぼしても嘆か れない身です。そこで、私にも少しばかり余裕ができました。後生がいいようにプレゼント を差し上げます。おじいさん、重い葛篭と軽い葛篭のどちらがいいですか。」 「それぞれのものがあって、それぞれに良いのじゃろうから、重い葛篭の上に軽い葛篭を乗せ て二重にもって帰るわい。世話になったのお、又、お土産をもらいに来るからね。」 「そうですね。私も心中複雑ですが、それはようございました。お気をつけて。」 こうして、ホクホクのおじいさんでした。
三 おじいさんは自宅に戻ってきました。おばあさんは定年してからというもの、無為に過ごし ているおじいさんらしくないと考えました。おばあさんは、おじいさんが外出するからには、 無為に過ごしていたのは嘘を付いていたと考えなければ辻褄が合わないとまで疑い出したので、 「無為に過ごしていたなら、ネットぐらいする」と言ったので、おばあさんはネットをしたな らば、最近あった出来事の全ては孔雀である。おじいさんは孔雀に会いたがっている。ネット をするならば、孔雀であると忽ち推理しました。おじいさんが孔雀に貰った金の扇を出して、 満足しているところを屈辱感をもって眺めていました。そんなものを用意できる孔雀だとは知 らなかったからです。明くる日、おばあさんは転売者を訪ねていきました。 「羽を縛られた窮屈な思いをしている孔雀の家はここですよ。ケンケン。」という声に呼ばれ ていくと、赤い屋根の豪華庭付き三階立ての一軒家がありました。おばあさんは、今まで養育 した恩を説き、こんな生活をできるのは一重に私の御蔭である、これだけ手をかけたのだから、 お前の所有権は私のものであるといいました。 「おばあさん、私は新しい飼い主のもの。今や、食事にミルクを出されて、こぼしても嘆か れない身です。そこで、私にも少しばかり余裕ができました。後生がいいようにプレゼント を差し上げます。おじいさん、重い葛篭と軽い葛篭のどちらがいいですか。」 おばあさんは考えました。こういったものは、一般的に重い葛篭を選ぶのは悪いことである。 軽い葛篭を選ぶのは善いことなのである。孔雀は私を試しているのだろう。だから、軽い葛篭 であると考えました。 「私は欲張りものという訳ではない。従って、軽い葛篭をもらうよ。」 「そうですね。私も心中複雑ですが、それはようございました。お気をつけて。」 こうして、ホクホクのおばあさんでしたが、小さな小さな葛篭には放射線物質が入っていて、 途中に帰らぬ人になりましたとさ。 お し ま い
141 :
考える名無しさん :2007/02/19(月) 08:26:11
>>136 どうも私は鈍い性質なのでしょう、ものごとを理解するのに時間が掛かるのです。
お返事が遅れたのはそのためです。
どこからやってきたら真実なのでしょう、先ず真実は第一にあるのでしょう、何故な
ら、真実に前提するものがあるのなら、真実というのはそういったものに付属したこ
とになるでしょうから。そうしたら、真実ということは私に届いた連絡方を指している
ことになるのです。真実の方法というもので充分なのです。しかし、先ず真実がある
というならば、真実は物事の始まりになって生み出すようなものになるでしょう。真実
を見出したなら、そういうものから私に届いたのだと理解するのです。第一のことを考
えたら、納得するところがあると考えるようです。
シリウスさんは真実を求めていらっしゃる。他には譲れないところがあるのでしょう。
それがどこか遠いところであるのか、あなた自身が既にもっているのかをわからなけ
ればならないようです。あなたがご存知でしたなら、どこかで出会うことになるのでしょ
う。
哲学板があなたの考えるようでありますように。
142 :
横レス :2007/02/19(月) 15:37:22
おもしろいですね。 真実という言葉の存在はヒトがその存在を疑った証拠のような気もします。 もし未だ真実がどこかに存在しうるならば、それはそれを自明のものとして 行為する人間の中に、それと意識されない状態で存在する、と言えたとしても、 普遍性はまた別の問題になるでしょう。あるいは普遍性自体を個人的なオブセッション の収束不可能な集合体と見ることもできそうな気がします。
143 :
考える名無しさん :2007/02/20(火) 18:56:31
存在というならば、もっと一つ一つのものを考え得る。 例えば、分子や原子に留まらず、原子核がある。疑うな ならば、このように続けることができるでしょう。 真理の存在とされるものはもっと詳細なものとみなせる。 存在するというと、これくらいのものであると考え得る。 存在を確然と区別しておく。これは、これぐらいのものに 相応しい区別を与えるのであるが、単純に分解する疑いで ない。疑う人は組み合わせを作ることができない。簡単に言 うと、解体するのでなく、物を判る様にしている。 つまり、物を判る様にしている。そうでないと、疑っていった ものが自分でも判らない一つ一つの何かになるのであって、 誰もが判らないようなものになったら終わりであるようです。 疑いといっても、混乱するようなことでは全然ない。 小さいから正直というものでもないようですね。
「贈られて、ある」とでも言ってしまえば、存在は、 言葉のこちらがわ(あちらがわ?)にあるような気もしますが、 実際は言葉のあちらがわ(こちらがわ?)、 ソラリスの海のような、未だ意味を見つけぬ液体のうねりww として、あり、ます。 疑いも理解も、そして区別も、言葉の冒険、と言ってしまえば 無邪気なものですが、判らないことに対して感じる、言葉にならぬ畏れの中、 「誰もが判らないようなもの」とともに存在は到来する、と 言ってしまいましょう。 それが真実ですが、真理についてはさほど興味はわきませんね。
145 :
考える名無しさん :2007/03/17(土) 18:30:41
146 :
考える名無しさん :2007/03/20(火) 06:46:41
やさしい夫 「あなた、浮気しているでしょ」 「すまない、出来心だったんだ」 「わかってる、素直に認めてくれて、あなたは立派だと思うわ」 「本当にすまない、上手くいくことはないとは思っていたんだ」 「これからはやめてくれるわよね」 「もちろんだとも、君のことを愛しているからね」 「本当にすまないと思っているなら、これからあなたの行動を私がチェックしていいわね」 「当然のことだと思ってるよ、なんせ僕はやましいことなんてこれっぽちも無いと証明す るいい機会だと思うしね」 「それと、このことを会社の同僚の犬養さんに連絡しておきます」 「そんな! それとこれとは別のことだろうが!」 「あなたが浮気しないする為に当然のことなのよ。それとも、何か私に隠していることがあるの」 「・・・」 こうして、妻は夫の友人に連絡を取り、夫の行動を逐一把握することに成功しました。妻は、財布 の紐を握り、給与から買い物まで好き放題にしました。夫は同僚に陰口を叩かれ、友人の監視の 目が行き届き、栄達の道は閉ざされましたとさ。 お し ま い
147 :
考える名無しさん :2007/05/23(水) 12:41:09 0
w
美光!って何ですか? ∩ノ / つ / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ∧ ∧/ < 美光! ⊂(゚Д゚ ) 彡 \ ⊂彡  ̄ ̄ ̄ ̄ ____●●●___ バイーン / 〇 〇 \|/ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ∩ノ / つ / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ∧ ∧/ < 美光! ⊂(><) 彡 \ ⊂彡  ̄ ̄ ̄ ̄ ____●●●___ バイーン / 〇 〇 \|/ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|