■ 人工知能全般 ModeIII ■

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933考える名無しさん:04/10/07 21:03:42
人工知能について全般的に話し合うスレを探していますが、どこですか?
934考える名無しさん:04/10/07 22:23:38
>>923
うみねこの言動には一貫性があったんだな
かなり納得した
935考える名無しさん:04/10/07 22:33:30
936考える名無しさん:04/10/07 23:23:54
ここはうみねこ掲示板2ちゃんねる出張所兼隔離スレッドでしたか、そうですか
937考える名無しさん:04/10/07 23:44:25
前進の無いループ話でつきあえる優秀な監視員が2001です
938 ◆EdmocJ6aUc :04/10/08 00:46:36
>>930
> 「異常な程の quantity と complexty を有する」
が、実は基本的な構成要素から成立させられる可能性も
あるんではないの?ってのはこれまで述べたとおり。
これにそちらは、そんな法則ねえだろという見方をしている、
と述べているけど、その根拠は聞いてみたいところ。
(純粋な哲学話にどっぷりと突っ込んじゃうのかな?)

> 記号処理的な手法とは、統合簡略化するといっても、一旦それらを
> 全て吟味する(力技)勢い(姿勢)かと、理解する。
手動で網羅するばかりが能じゃないわけで。
例えば、理論的に量や誤差が最小になる規則抽出手法と抽出母体
構成手法が発見できれば、これを用いてルーリングすることで人と同等か
それ以上の精度・効率でやってしまえる可能性もあり。

これらの可能性を無視する理屈があるなら、聞いてみたいってのは
前に言ったとおりね。おもに「記号処理には限界がある」という主張を
しているように見えるけど、記号処理の限界と、それの根拠を聞きたい
ところなのさ。
「現状がこうだから駄目だ<未来の可能性無視してるよ!」論法は
単に不愉快と思えるかもしれないけど、その可能性を主張できる
根拠は記号処理側の性質から一点、記号処理でない手法との
同等性の比較から一点、述べさせてもらいました。

>>931
> 俺が「幻」と表現したのは、それより前のレベル、つまり
> >>930でも述べた、知識の全抽出を前提とする記号処理の問題。
「スマートな近似」には脳の完全なエミュレート以外のすべてが
含まれていますよ。NNモデルだって近似だし、脳の機能が完全解明
出来ていないことから、今ある手法は近似だってことは明白ですよね。
もし近似という文句を記号処理の類のみとして解釈していたのなら、
ここに誤解を訂正しておきます。
939考える名無しさん:04/10/08 17:59:28
中間言語にエスペラント語を
9402001:04/10/08 18:18:20
>>938
■ 近似について
将棋ソフトのように、探査ルールが明確なら、それが「NP完全」
でも近似の方法(そこそこの解)はありそう。
しかし、意味の理解を含む「完全な翻訳」では
探査ルールすら明らかでない(見当もつかない)
(センテンス単位の純文法解析は知らんが)そのような状況に於いて、
NN等を利用するにしろ「どの様な条件」で近似すればよいのか、
それこそ解からないこと、なのでは。

■ 記号主義(的)
認知科学をベースとする伝統的アプローチ(記号主義)は今も続いている、
しかし、先に進めば進む程、問題は拡大深化し、ゴールは彼方へ遠ざかる一方。
そういった状況にありながら、
『「1000万の知識のカタログ」が定義できれば人工知能は実現する』
などと楽観的なことを言い続ける人もいるが(M.ミンスキー)、
じゃ何故、記号主義じゃダメか、と聞かれても
「この調子じゃどう考えたって途方も無く時間が掛かるだろ」
としか言いようがない。(意味の理解を含む「完全な翻訳も同様」)
--------------------------
だから全く別の発想、オートポイエティック(自己創造的)に
自己発展、自己組織化が可能なメタ学習型AIを考える方が
余程早道では、というのが俺のインプリ(具現化)イメージ。
941 ◆EdmocJ6aUc :04/10/09 01:22:32
>>940
> ■ 近似について
世の中には解っているものと解っていないものがある、
ってのはそのとおりなのですが、それが現状認識でしか
ない、ということを述べているんです。
その認識から未来の可能性についても同様と主張するには、
さらに根拠が必要だ、といったところなんですが、その根拠に
ついては毎度反論の応酬が続いているので白黒つかず。
したがって、未来の可能性が否定できるかどうか
ってのは、下の話題の結論を待つことになりますね。

> しかし、先に進めば進む程、問題は拡大深化し、ゴールは彼方へ遠ざかる一方。
見つかったバグが根っこに近いほど、作り直しの規模が
でかくなります。で、そこでプログラムを捨てるか直すかの話。
> などと楽観的なことを言い続ける人もいるが(M.ミンスキー)、
記号主義を作ってきて、さらに進める気のある人と、捨てた人との、
気分の差でしかないように見えます。取捨選択に判断はあれども。

> としか言いようがない。
ほんとうにそうとしか言えないのですか?
こちらはすでに、処理時間の短縮については可能性がある
ことを示して、その可能性を否定する、または否定的に見る
に足る根拠の提示を待つ状態です。
端的に言えば、その台詞にはすでに反論しました。

> 余程早道では、
新しいということは、遠い道のりであってさえ先が見えないということもあり。
記号主義は早道ではなかった、と。そして新しい道は、ええ、単純に可能性
の上で、早道であるかもしれないと言えるでしょう。早道であったかどうかは、
前か後ろに道が見えてからやっと分かるのだけれど。
942亡くなった白黒猫:04/10/09 02:16:39
>うみねこ
しばらくROMに徹していて思ったんですが、
うみねこは延々とノイマン否定を繰り返すが、ノイマンと非ノイマンの違いがわかっているのか?
コンピューターを昔のBASIC的なプログラムの記述&処理的イメージを持っているのではないか?
また、ノイマンと非ノイマンが、かけ離れた物であると認識していないか?と感じる

>>928, >>930>>940
言語機能が他の特定(運動や空間認識)の機能と不可分であるか可分という問題、
音声という情報からの言語処理と、文字という情報からの言語処理が同等でないことから、
記号主義や、絶対唯一ルール(普遍文法)での処理には限界を感じることは私はある。
(アプローチを否定するつもりはない)
少なくとも、究極的な言語処理はヒトは唯一つの処理を行ってるのか?という命題が生じるのではないかと思う。

話が、翻訳→言語→記号主義→記号主義の妥当性→その他の手法との比較→etc へと話が急速に発散していますが、
すでに、言語・意味理解の分野は終了なのでしょうか?
943うみねこ:04/10/09 03:29:45
>>942
チューリング・マシンにしてもノイマン型コンピュータにしても、
情報の入力→処理→出力というシーケンスで動作している、
入力を待っていることには変わりがない。
私はこれではダメで、本体(脳)→行動出力→帰還情報の処理
というシーケンスで動作するものが必要なのだ、と繰り返し指摘して
いるんだよ。

2001氏の
>だから全く別の発想、オートポイエティック(自己創造的)に
>自己発展、自己組織化が可能なメタ学習型AIを考える方が
>余程早道では、というのが俺のインプリ(具現化)イメージ。
この構想はよい、と私は思う。しかし、それは上記の
情報の入力→処理→出力というシーケンスで動作するマシンでは
実現できない、と言っているんだよ。

今は翻訳が話題になっており、翻訳自体は情報の入力→処理→出力と
いうシーケンスに乗りやすいからね、ある程度は今のマシンでも行けるだろう。
しかし発話となると、やはり無理だろうな。

亡くなった白黒猫は最近黙っているので、何を考えているのかな?と
思っていたのだが、相変わらずだったようだね。
944うみねこ:04/10/09 03:40:08
ただまぁ、私の掲示板[564] で述べている調理ロボットの例に関し、
いつも肉料理ばかり作ることを命令して、それを言われた通りに
作るロボットでいい、と考えているのであれば、今のマシンでも
今の人工知能でもできるだろ。
しかし、私はそれでは満足しないわけだ。上で書いたようなものは
人工知能ではなく人工無能だ、と言いたいの。
945 ◆EdmocJ6aUc :04/10/09 04:10:27
>>942
> 翻訳→言語→記号主義→記号主義の妥当性→その他の手法との比較→etc
記号主義の妥当性を示せたら、心置きなく
いろんな手法を平行して語れる環境になるだろーな。
そうしたらいろいろな考えをみることができるんだろうけどなぁ。

「〜的だから駄目」論法撲滅し隊。

> 言語機能が他の特定(運動や空間認識)の機能と不可分であるか可分という問題、
言語機能の振る舞いについての理論と、
運動機能の振る舞いについての理論と、
それぞれは本質的に等価となる、という可能性も。
どちらでも同じ内容が表現可能、というか。
個人的には、これは結局不可分で、まとめて考えないと
いけないだろうなぁ、とは思う。主に学習の点で。

> 記号主義や、絶対唯一ルール(普遍文法)での処理には限界を感じることは私はある。
{A,B,C} ≠ {A,B,D}
{A,B,C} ⊂ {A,B,C,D}
{A,B,D} ⊂ {A,B,C,D}
{A,B,C,D}は絶対唯一ルールとなります。
こんな調子で増やしていくととても全部を理解し得なくなるほど
肥大化するであろう事は、現在の学問を見ればよく分かるので、
エリート教育の標準化か、人類の進化か、人工知能の支配か、
そーんなことになるかもしれず、ならぬかもしれず。

> 究極的な言語処理はヒトは唯一つの処理を行ってるのか?
共通の処理はある程度あるんだろうね。
さらに進んで、処理機能の共通部位から行動の種類の近さを
分類したりする事で、またいろいろ面白いことが判るんだろうなぁ。
でもその一方で、詳しく解れば解るほどに、「言語処理」といったような
機能の区分けが難しくなるかもしれない。
946論外な人 ◆R/rLuLKeEI :04/10/09 09:09:21
チューリング・マシンについてはwikipedia他を参照のこと。
チューリング・マシンでは駄目ということは、数学では駄目だということ。
数学では駄目だということは数学を基礎に置く学問は軒並み根底から駄目ということ。
それらを寄せ集めたところで駄目なものは駄目。
数学でないものが人工知能の秘密を説き明かすのか?
信じたくはないね。
947考える名無しさん:04/10/09 09:49:13
1+1=∞が基本だろ?
948考える名無しさん:04/10/09 11:59:12
>>946
チューリング・マシンだって、いろいろな発展形があるよ。ここはWIKI程度?
949うみねこ:04/10/09 12:08:40
>>946
そのwikipediaのチューリングマシンに関する記述をもじると
うみねこマシンの挙動は以下のようになる。あくまで暫定案。

このマシンの内部状態は常に自発的に変化している。これは
マシンがヘッドを常時左右に動かして、テープに書き込んだり、
テープを読み込んだりしていることに他ならない。
テープにはときおり何かが先に書き込まれていて、マシンはそれを
読み込むと、作動しているマシンの内部状態が擾乱を受ける。
このマシンは故障しない限り、事実上永遠にこの動作を続ける。

このマシンの内部状態が常に自発的に変化することを保証して
いるのは、この宇宙に存在する化学反応性という性質である。
950亡くなった白黒猫:04/10/09 12:13:07
>>943
書き込みがなかたのは、単純に忙しかっただけだけど
ノイマン・非ノイマンは説明できないと理解していいのかな?
単に文系本程度のコンピュータ知識程度しか持っていないのか、
工学的な本を読んで、システムの構造を理解した上でいっているのか判別したいだけだよ

>>945
>> 記号主義や、絶対唯一ルール(普遍文法)での処理には限界を感じることは私はある。
>{A,B,C} ≠ {A,B,D}
>{A,B,C} ⊂ {A,B,C,D}
>{A,B,D} ⊂ {A,B,C,D}
>{A,B,C,D}は絶対唯一ルールとなります。

言語処理は空間認識・運動座標と不可分に処理されている。
もしかしたら、言語は空間として(空間認識と似たような機構で)処理されているのではないか?と考えてしまう。
上の例だと知識データの獲得・一般化で問題が発生するのがわかっている。
プラトンの問題・言語獲得の理論的問題がある。
日本語の例を出すと、
1.うみねこが2001に新しい自分の理論を見せた
このとき、「自分」は誰を指すのかに注目する。
「自分」は「1人称単数の代名詞」と「2人称代名詞」の2つがある。
つまり「自分」という言葉のみを抽出すると文が完結した表現にならない。
他の文と関連付けてはじめて「自分」=「うみねこ」と処理できる
こういった「自分」という名詞表現は先行詞と呼ぶ。
この「先行詞」が一般化困難である。
こういったことから、類推や一般化などの知識獲得の原理みでは説明困難といえる。
詳しくは上のキーで調べて下さい。
951考える名無しさん:04/10/09 12:14:41
>>948:
WIKI程度でもチューリング・マシンの如何なる発展形でも駄目なんだろうよ。
952考える名無しさん:04/10/09 15:36:29
そもそも
ここでの議論よりはWIKIのほうがマシだろうに
953 ◆EdmocJ6aUc :04/10/09 16:07:08
>>950
>言語処理は空間認識・運動座標と不可分に処理されている。
そっちじゃなくて、「言語処理が同等でないことから」への反論です。

> こういった「自分」という名詞表現は先行詞と呼ぶ。
「自分」に対する「うみねこ」(or話者)がその場合の
先行詞じゃないんでしょうか。

> この「先行詞」が一般化困難である。
> こういったことから、類推や一般化などの知識獲得の原理みでは説明困難といえる。
代名詞に対する先行詞の決定規則が一般化困難ってことでしょうか。
それは決定困難であることが示されたんでしょうか、
それとも単に今のところ決定法が見つかってないだけでしょうか。
なんにしろ推定できるだけで十分だと思います。

文のみの提示で先行詞が決定できない以上、文章中で
決定できない可能性もあります。つまるところ、文章に
対してある代名詞の先行詞は必ずしも決定可能では
ない、ということになります。
これによって、推定方法は検討するにしても、"決定"方法
は探しても存在しなかろうということが示されます。
そもそもある文の内容は文章のみに依存するのではなく、
文章の提示時期や場所、背景の事情などにも依存します。
従って、もし完璧な翻訳など目指そうとすれば、極端な話、
世のあらゆる事情を考慮しなければなりません。

たとえば文章に使われる言語の文法なんかの事情は、決めうち
する、という形で考慮されてますね。少し種類は違いますが、HTML
解釈における文字コードの推定は、言語推定に近いものがある
かもしれません。
先行詞の決定についても、推定手法のセオリーを確立すること
すらできない、ということはないんじゃないでしょうか。
954 ◆EdmocJ6aUc :04/10/09 16:30:14
>>953自己レス。
> そっちじゃなくて、「言語処理が同等でないことから」への反論です。
あぁこれは語弊がある…。一応、こっちもそっちも含めた反論です。

まず、{A,B,C,D}の各要素は、ルール・処理内容の一部ね。
それと、言語と運動が不可分、ってのは、運動に使われる処理すべてを
外すと、言語処理は成り立たなくなる、という意味で使われてるとする。

言語処理は、言語処理を言語処理足らしめる処理Cだけ
取り出してみても、{A,B,C}で機能が構成されるものだから
処理が完結しない、ということがひとつ。

ここで「A,B,Cのようには機能を分離できない」可能性に対して、
Aの機能を使ってBを構成、Bの機能を使ってCを構成、という
形でも、分離して考えることはできなくはない、ということを
反論として挙げておく。(C言語における#includeの話に近いか。)

{A,B,C} ≠ {A,B,D}というのは、言語と運動が一見違う機能で、
言語に用いる領域の一部は運動の領域にあたる、という場合に、
これらは単に共通処理の部分があるだけだ、という可能性を
示している。

でだ。たとえば文法がCにあたるとして、A,Bを含めた上位の
ルールを構築する事ができる。その統一理論は文法の範囲に
納まらないが、これは文法を内包するだろう。
で、それが文法の発展の先で見つかるかもね、ってのは記号処理
の発展の先に知能が見つかるかもね、って話と同じね。

結局、今の範囲の記号処理や文法のままじゃ駄目だろ、ってのは
賛同するところです。運動を言語に見立てて(ボディランゲージや
手話じゃなくてね)考えることは出来ると思うけれど。言語は(自分含む)
聞き手を操作するもので、運動はこの点共通だからね。
955亡くなった白黒猫:04/10/10 03:52:53
>>953,>>954
>> こういった「自分」という名詞表現は先行詞と呼ぶ。
>「自分」に対する「うみねこ」(or話者)がその場合の
>先行詞じゃないんでしょうか。
その通りです。途中で「相手の」が抜けていました。
あなたが、>>953で述べていることがプラトンの問題です。
「できない」とは明言はできませんが、一般化困難な問題であることは解ると思います。
ただ、直感的には記号主義的なアプローチを完全回避は完璧な人工知能を求める上で避けて通れないと思います。

>>954
(以下は、究極的な人工知能を目的にしたらの話です。)
空間認識は運動座標(又は運動属性データ)に変換して処理していると今は考えられています。
運動座標とは、砕けていいますと、自己が手をどれだけ伸ばせばりんごに届くといった記録です。
こういった運動座標をヒトは自己を中心にした空間認識を行っていると考える説があります。
同様に言語も空間認識と運動の神経から派生したものと考える傾向にあります。
最も困難に思う理由はヒトが「自己を中心にして処理する」ことに対して、コンピューターのデータは
一般化したもの(いわば客観的なデータ)であり、ここで質的な処理の差がてでくるのではないかと?感じるのです。

私も含めて工学の人間だと、ヒトの脳も「意味」「言葉」「文字」で記録されていると勘違い(又は自我に騙される)してしまいがちですが、
純粋に脳内の記録は「自分が声帯をどう動かした」という記述です。他にも「自分がこう声帯を動かしたらこういう結果が起こった」など、
動作の結果と関連付けて記録していくのでしょう。(ただ、関連付けのみでも言語ができないw;)
この決定的な差をどう克服するかが重要ではないか?と思うのです。
956亡くなった白黒猫:04/10/10 03:58:07
>>955
>ただ、直感的には記号主義的なアプローチを完全回避は完璧な人工知能を求める上で避けて通れないと思います
訂正
ただ、直感的には、記号主義的なアプローチを回避して究極的な人工知能作成はできないと思います。
957考える名無しさん:04/10/10 08:01:23
>>949
まるでOSみたいだ
958セスナ機:04/10/10 09:30:41
>>954 : ◆EdmocJ6aUc
>{A,B,C} ≠ {A,B,D}
>たとえば文法がCにあたるとして、A,Bを含めた上位のルールを構築する事ができる。

運動制御と言語表現を関連付けするコネクションルールが違うだけだからこそ、
言語表現の側からルール変換を行うだけで、C型の人とD型の人が壁を取り払えるんだろうね。
で、A、Bが謎のままではどうしようもない、となるかもしれないけど、もしかしたら
{A,B,C} ≒ {E,B',C}
なのかもしれなくて、AやBを解明し尽くす必要や解明する意味はなく、それでも人間と同等の
人工知能が実現する場合もあるんじゃないか、と、可能性としては考える時もある。
959セスナ機:04/10/10 09:33:43
>>955 :亡くなった白黒猫
>こういった運動座標をヒトは自己を中心にした空間認識を行っていると考える説があります。
>最も困難に思う理由はヒトが「自己を中心にして処理する」ことに対して、コンピューターのデータは
>一般化したもの(いわば客観的なデータ)であり、ここで質的な処理の差がてでくるのではないかと?感じるのです。

座標とは言うまでもなく絶対座標と相対座標があって双方が変換可能なので、
それからすれば主観中心と客観中心の機能差は原理的にありえないのでは? と思う。
「自分に置きかえる」「相手の身になる」っていうのが、実は座標系変換処理だとするのは
心と数学がいきなり接近してしまい過ぎかな。

>ヒトの脳も「意味」「言葉」「文字」で記録されていると勘違い(又は自我に騙される)してしまいがちですが、
>純粋に脳内の記録は「自分が声帯をどう動かした」という記述です。

そういう記録もあるだろうけど。
文字も言葉(文法、文章)も記録されているだろうし、それぞれの関連付けも記録されてるでしょう。
そうでないと文面の記憶能力とか字面の記憶能力などを説明できない。
でも、音色の判断能力もあるので、音声波形の何らかの特徴を記録していることは明らかですね。
960 ◆EdmocJ6aUc :04/10/10 15:58:30
>>955
> 一般化困難な問題
一般化困難なのは、判断基準が人間の感性であり、これが母語や
環境や状況や知識によって異なる可能性を有し、さらに人の評価関数
が判明していない、といったことが所以で、判断基準の実装の困難さが
本質的な難しさを成しているのではないと思います。

文法が括る「言語」という枠の中に納まる事柄について記号処理的な
アプローチをとって、その文法という括りが間違っていたときに、
記号処理が前提の違った範囲での事柄の処理に失敗したことをもって
一般化困難だというのは、ちと早計だと思われます。
その場合、古い文法概念では一般化困難、とまでしか言えないような。

総合して考えると、一般化困難である、とは(俺は)言えないです。

> コンピューターのデータは一般化したもの(いわば客観的なデータ)であり、
ロボット本体のセンサだけが入力ならば、そこから得られるデータは自分を
中心としたものになると思います。それを絶対座標的なものへ変換するか
どうかは、処理内容・方針によりけりではないでしょうか。

また、どっかの民族では、向きを表すときに、左右などの主観的な
表現を使わず、東西などの絶対的な表現を用いるそうな。それでなくても
我々は、頭の中に描いた北が上の地図を見ながら行動をすることも
あるでしょう。このように、少なくとも表象の部分では、処理方式において
相対座標と絶対座標のどちらかだけということはなさそうです。
(といってもこれでは例が少なすぎるので、素人論に過ぎませんが。)

とはいえ、(知識の解釈ではない)感覚からの一次入力は、どうあっても
自己中心にならざるをえないことには同意します。
961 ◆EdmocJ6aUc :04/10/10 21:48:51
>>955
> 純粋に脳内の記録は「自分が声帯をどう動かした」という記述です。
根拠も例も提示されてないので、自我に騙されていると言われても
ピンと来ないです。
Wikipediaの記憶の項の、感覚記憶のところに、「言語的記憶は音声的な
形態に変換される」とあったけど、あれにはどんなソースがあるのかなぁ。
これやあれは、聾唖者の場合どうなるんだろうか。

そういえば、数を心の中で数える際に、声で数える人と絵で数える人と
がいるそうな。声で数えながら喋ることは出来なくて、絵で数えながら
本を読むことは出来ない、と。これが、文字の記憶は声帯の動きのみ
で成り立っているわけではないことを示唆する例になると思います。


ほとんどセスナ機氏の>959分と同じ内容のような気がしてきた。

> あなたが、>>953で述べていることがプラトンの問題です。
ここらへの反論に追加。
問題というか、「ルールの一般化は困難だなぁ」ということに対する、
「いや、"完璧"ってのはそもそも不可能だよ」という結論。
理論上最高の合致率を誇る推論規則、だとか言う意味での完璧
ならばあるかもしれないけど。

・いわゆる文法・意味理解における原理の構成は出来るかも。
・文章から、完璧な意味理解が出来るということはありえない。
という二点を俺は主張しているけど、混ぜないでね。


脳の記憶の話題が出ているので、それに少し乗ってみる。
記憶において、思考は入力の一部として、運動は思考と感覚入力に分解
されるとして、連続的な行動(手続き的?)は一方向の関連付けとして、
言語も論理もそのバリエーションとして、記憶されるんじゃないかなぁ。
962セスナ機:04/10/11 18:58:47
>>961 : ◆EdmocJ6aUc
>Wikipediaの記憶の項の、感覚記憶のところに、「言語的記憶は音声的な
>形態に変換される」とあったけど、あれにはどんなソースがあるのかなぁ。

MITのどのあたりかは知らないけど、言語処理を意味処理に進展させる上で
言語を発声と直結させる的なアプローチをとって、それが一部で「最新」と言われてた時期があるので、
編集者が正統扱いで記事にしたんじゃないかと。そのアプローチの成果までは聞かないので何とも。
というか何となく、言語〜意味の核心からは外れかけた苦し紛れの一つに過ぎない感じがする。

>連続的な行動(手続き的?)は一方向の関連付けとして、
>言語も論理もそのバリエーションとして、記憶されるんじゃないかなぁ。

場所(脳皮質上の部位)が区分けられて脳にそれぞれが記録されているだろうね。
単語を記録する部位、構文を記録する部位なんかは症例や実験が明確で特定しやすいんだろうけど、
一方、関連付けの記憶や手続きの記憶となると、それらは思考の駆動に直接関わる部分だから、
それらの不全は言語機能全体の停止を伴う。明確な特定が不可能なので、どう仮定してどう実証すれば
いいんだろう。
963亡くなった白黒猫:04/10/11 20:58:01
>>955
プラトンの問題の文献を探して読んでください。
実際に読んで頂くと、ご納得されると思います。
964亡くなった白黒猫:04/10/11 20:59:13
訂正
>>955>>961
965(´∀`):04/10/12 04:32:13
生成文法でいう「プラトンの問題」とビミョーにずれとると思うけどにゃ
ま,ヤボはいいっこなしにゃ,にゃはは
966考える名無しさん:04/10/12 07:37:51
亡くなった白黒猫は生成文法を勉強中の学生か?
967考える名無しさん:04/10/12 23:57:36
ハードオフのジャンク森川君2号は結局売れてしまってたが、
その後日ブックオフに105円で20個ほど並んでるのを見て
そういうランクのゲームなんだなと知った。

俺は未だに森川君2号を知らない。多分これからもずっと。
968考える名無しさん:04/10/13 00:36:58
ガンパレードマーチでも買っとけ
969 ◆EdmocJ6aUc :04/10/13 03:47:00
>>962
> MITのどのあたりかは知らないけど、(略)
情報ありがとうございます。
その後は大々的に取り上げられたりしてないのかぁ…。
興味深いのに残念だ。

> どう仮定してどう実証すればいいんだろう。
前行性健忘において手続き記憶は出来る、という例から
記憶の手段は一通りじゃないんだね、ということがわかったり
わからなかったり。
神経細胞をつかって実験することも出来るだろうし、色々かね。

>>963-964
「完璧な翻訳ができない」→「それがプラトンの問題だ」
→「問題ではない。理屈から出来ないし、出来なくてよい」
という流れだと思ってた。完璧さは本質じゃない、ということ。

もしかして、翻訳の完璧さに対してじゃなくて、規則作成に
ついてプラトンの問題と言ってたのかな。で、生成文法が
出てくる理由くらいまではまず頭に入れといてくれ、と。

俺は生成文法が出てくる理由が分からん。ゼロ知識からの
知識獲得でも大枠があっての学習でも、出来上がる規則
があるかないかと言う点では、論理的には何の差もなかろうに。
さらに言えば、知識獲得、入出力からの関数の推定という経路を
規則作成においてとる必要も必ずしもない。

じゃなくて、生成文法つか普遍文法に限界がそもそもある、
ってことを言ってるのかな。完璧性はいらんと言うことは
もう言ったしなぁ。

正直よく分からん。えー、生成文法の必要性の根拠も知らん。
970セスナ機:04/10/13 23:34:22
言うまでもなくコンピュータ上の文章処理ってのは文字列処理が基本なので、
単語も文章も文字列として扱えるので処理はできるけど
それだけだといつまでたっても文字列としてしか処理できない、と。

そこにきて生成文法は、構文の変形を規則化する手法で、
それを用いれば、構文規則に従った文章処理ができる、と。そこまでは分かる。
しかし、構文規則が成立すれば意味も成立してくれるかというとなんだかいろいろ足りな過ぎると思う。
なので、プラトン問題の存在は、生成文法自体の限界によるところのような気がする。
>>950の例文の場合は、単語「自分」が多義語、という問題で済むような。

>>969
>前行性健忘
ググってみました。宣言的記憶が不全になっても手続き的記憶は健在というところが特徴なんですね。
メインメモリへの書き込み機能が故障したけど読み出し機能とキャッシュメモリーへの読み書きが
正常な状態と言えるのかな。
971考える名無しさん:04/10/14 20:44:28
ディープ・ブルー方式の人工無能が
人間一生分の会話内容を実装したなら
それは人工知能に等しいだろう
972考える名無しさん:04/10/15 01:00:13
>>971
ぶあっはっはっは
9732001:04/10/15 10:57:43
>>971
その人工知能に「昨日、何してた?」と尋ねたら何と応えるだろう。
つまり人工知能とは文法繋がり以外に「多くの処理要素」を持つってことだ。
今、問題にしている「意味の理解」もその一つ。
974考える名無しさん:04/10/15 21:57:08
今は人口知能の研究は氷河期なのにおまいらは
ありもしないものにぎゃーぎゃー騒いで元気ですね。
975考える名無しさん:04/10/15 22:06:22
>>974
まぁ確かに「人口知能」の研究なんてものはありもしないが
976考える名無しさん:04/10/15 22:27:11
人工知能に置き換える事もできんのか
977考える名無しさん:04/10/15 22:31:45
入口知能・・・
978考える名無しさん:04/10/15 22:48:54
979考える名無しさん:04/10/16 13:33:07
>>974
哲学はおまいにとってもっと縁が無いだろ。食うて寝てお幸せ。
980考える名無しさん:04/10/16 13:39:51
>>977
世界中の人間の脳をオンラインで接続し、提示した課題を解決する統合知能
即ち『人口知能』のことだろ。
981考える名無しさん:04/10/16 13:51:49
続き、
脳をオンラインで接続した際、脳内情報をメインコンピュータに丸々バックアップ
して自己を保存することも出来る。但しこれは有料サービス、別のオプションと
して脳内情報にバナーを貼ってもよければ無料でバクアップできる。
サービス開始は来春。
982考える名無しさん
すでに2chで実現しているので終了