【最前線】哲学思想系雑誌総合スレ【現代思想】

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932考える名無しさん:2008/07/09(水) 19:33:51 0
>>930
お前さんは学会誌でいいんじゃね?
933考える名無しさん:2008/07/09(水) 19:56:03 0
>>930は院生くさいな。

大学に縁がなくなった一般(?)読書人にとっては
学会誌・論文誌なんてほとんど読む価値がないわけだ。
あくまで1冊の「本(雑誌)」としての面白さがすべて、という意味で
>>921の言いたい事は理解できる。

個人的には『大航海』の内容が濃くなったやつとか、
『ユリイカ』がより哲学寄りになったようなのがいいんだが。
934930:2008/07/09(水) 20:20:07 0
院にいったこともないよ。
書籍読んでると論文ぐらいに踏み込んでないと、わざわざ読む気がしないって気持ちがある。
また、どんな論文だってサーヴェイの面がある以上、あまり知らない領域であっても、
一定の関心をひくことぐらいあるし…、
そういう意味では、論文にだって短期的な情報価値や効用もあるわけね。
個人的には論文は数年のちに全部データベースになって読めるようになってほしいぐらいだけど。

ニュースや書評に対して一概にケチをつける気もないし(論文誌だって書評はある)、
言われるようにそういうのっていいかもね、と思った。
たとえば、英米やら独仏やらの誰々氏がこれこれという本を出した、
とかこれこれというシンポジウムがあって、これらはこの数年のこうした潮流があり、
これこれという興味深い論点を作っていて、誰々の著書もまたこの動きのなかにある、という記事とか、
他学問の動きについて手広く学際的に(なかば書評的に)ニュースにしていくとか…
面白くはあると思うよ。
やり方次第では必ずしも専門的読者以外の興味ぐらい引くんじゃないかな。

でも、
>『大航海』の内容が濃くなったやつとか、
>『ユリイカ』がより哲学寄りになったような
これは確かに私も言われてみれば、ほしい。
あるいは、『ユリイカ』をより哲学と交差させて、
外国文学の紹介・翻訳と哲学・美学との連関を記事にしていく雑誌とか。
935考える名無しさん:2008/07/09(水) 20:23:37 0
俺は学会誌・論文誌が読む価値がないとか言うつもりはなくて逆にもっと充実しなきゃいけないと思ってるんですが、
それとは別に入門的な位置付けの雑誌も欲しいなと。

今、哲学関係の出版物で一般読者に向けてアピールしてるのってほとんど新書じゃないすか?
科学ならブルーバックスがあって更に『ニュートン』とかがあるわけで。
裾野の広がりがやっぱ違うなあと。
これはやっぱり>>930さんが言うようにニーズがないのかなあ?

吉永良正さんの『アキレスとカメ』が科学読み物として出てるのが象徴的かなあ・・・。
936考える名無しさん:2008/07/09(水) 20:38:36 0
いや、入門的な位置付けってのはちょっと違うかな?
結局俺が求めてるのは「雑誌」としての色気を十分に持った「一般向けの学会誌」なんすよね。
937930:2008/07/09(水) 20:39:57 0
>>935
まあ私も、一言でもって「無理っす」とか言うつもりじゃなかったので補足すると、

>一般読者に向けてアピール〜ブルーバックスや『ニュートン』〜広がり
そうだね、人文だと図解シリーズとかぐらいしかないもんね…。
で、方や新書だと一長一短あるし。ちくま学芸文庫がデリダやら英米言語哲学やら
もろもろの入門機能を持ちそうなものを出しているのは、たぶんここを狙ってるんだろうと思う。
「ちくま学芸買う時点で層が限られてる」って言われそうだけど。

>ニーズ
うーん、思想系統の雑誌の制作スタイルが
たぶん70-80年代以来のものに束縛されているってのもあるんだろうね。
『思想』/エピステーメーとかパイディアみたいな構図がかつてあって、
 →ユリイカ・現代思想 みたいに青土社が出てきて
 (このエピステーメー→ユリイカのラインは文芸誌の海外動向紹介ものの拡大だと思う)、
 環をやや異色のポジションにしながらも続いている。
VOLとかSITE ZEROなんかは一応論文誌っぽい路線だからいまの文脈では措いといて。

文芸誌をモデルにしたスタイルでもなく、論文誌でもなく、
科学雑誌のような区切りで「雑誌」として何かあってもいいはずが、
スポンとその下地がない感じがするなぁ。
企画能力の面でも、そういう人が育ってないのかもしれない。
938考える名無しさん:2008/07/10(木) 14:24:35 0
ようは色気のある分析哲学系雑誌が欲しいってことじゃん
939考える名無しさん:2008/07/10(木) 18:46:37 0
>>938
昔の現代思想はその意味では割といい線行っていたと思うんだが。
940考える名無しさん:2008/07/11(金) 01:29:12 0
>>936
>>891みたいなのは「一般向けの学会誌」と言っていいんじゃない?
941考える名無しさん:2008/07/11(金) 01:51:20 0
たしかにね。>>940
学会誌は地味で別にいい、と私は思ってるんだけど、
それに>>936の求める色気を足すとしたら、特集形式と翻訳、書評などを付加することかなあ。
942考える名無しさん:2008/07/13(日) 00:26:58 0
やっぱり紙媒体の雑誌の時代は終ったと改めて感じる。

優れた雑誌の編集は、多分野の人材を一箇所に動員できなければならないが、
ネットであれブログであれ、個々の書き手が発信できる媒体は
今や既に沢山あるのだから、わざわざ一箇所に集まって書く
必然性がなくなった。そもそもそういう環境を超越できる権威やカリスマを
持った編集者や出版人も存在しない。

今後雑誌のようなものが可能だとしても、一般向けの雑誌で、テンションの高い、
濃密な誌面づくりはもう不可能で、ネットと地続きの緩い読み物を並べる
ぐらいのことしかできないと思う。

論文が雑誌で読みたい読者は、これからは、個々の興味に応じた分野の学会誌
をチェックするのが一番合理的だろう。


943考える名無しさん:2008/07/13(日) 13:33:47 0
それはない
パブリッシュすることの意味はますます高まってるじゃん
944考える名無しさん:2008/07/13(日) 13:44:05 0
>>943
というと?
945考える名無しさん:2008/07/13(日) 14:23:14 0
ウェブの情報の信頼性が低いことは常識と言って良い
946考える名無しさん:2008/07/13(日) 14:25:35 0
論文は、学会誌をpdfで無料配布するのがいいよ。
そういう意味でのパブリッシュなら分かるが、
紙媒体はもう要らない。
947考える名無しさん:2008/07/13(日) 15:42:49 0
いるって
948考える名無しさん:2008/07/13(日) 17:40:30 0
紙媒体が終わったかどうかはともかく、
書籍価格が部数で決定される現在の書籍生産にあって、
学会誌、論文誌が高額化しやすいのは事実なので、
単純に「安く入手できるルート」はほしい。
その意味で、pdfでDLできるようになってほしいね。

アメリカなどで進行している有料データベース利用とは違う感じになってほしいな。
あんなの、民間人で使ってる人いないだろう。
949考える名無しさん:2008/07/13(日) 21:26:21 O
ところで最近読んだ中で面白い雑誌はあった?
950考える名無しさん:2008/07/14(月) 11:49:20 O
新日本社の『経済』はどうだい
読んでみると結構面白いよ
951考える名無しさん:2008/07/14(月) 12:00:02 0
>>950
哲学関係の記事が載ってるの?
952考える名無しさん:2008/07/14(月) 12:17:03 O
>>951
哲学雑誌というより思想系の雑誌だね
こないだ書店で気になって買ってみたら意外に面白かったので書き込んでみました
それと新日本社じゃなくて新日本出版社でした スメソ
953考える名無しさん:2008/07/14(月) 12:22:17 0
この雑誌のどこに思想系の記事があるんだか。
理解に苦しむな。
http://www.shinnihon-net.co.jp/magazine/keizai/
954考える名無しさん:2008/07/14(月) 13:12:53 0
>>953
見た。>>950はふざけているかキチガイだろう。
955考える名無しさん:2008/07/14(月) 14:10:57 0
代々木
956考える名無しさん:2008/07/14(月) 17:09:19 0
『経済』は代々木の機関誌だけど
たまに鶴見俊輔とか出てたりするから面白い
講座派特集とかは本家だけあって詳しかったな
957考える名無しさん:2008/07/14(月) 23:36:37 0
鶴見俊輔が出ると面白いというのは全く理解できんが、
代々木と聞いて流れのポイントが良く理解できた。
俺的には、まあ、どーでもいいわ。
958考える名無しさん:2008/07/15(火) 02:01:34 0
新日本出版って段階で理解しろよ・・・
959考える名無しさん:2008/07/15(火) 12:24:22 0
>>900あたりで既出だけど一応確認な。論座休刊。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000906-san-soci

>>904 >>907
くやしいのうwww
960考える名無しさん:2008/07/15(火) 23:09:38 0
>>959
情報遅くね?
961考える名無しさん:2008/07/15(火) 23:27:52 0
>>960
記事によると>>959は朝日新聞社の正式発表より数時間遅いな。
962考える名無しさん:2008/07/16(水) 00:00:29 0
何週か前の週刊文春で宮崎哲ちゃんが書いてたな。
週刊誌より遅い新聞、さらに遅いネット。
963考える名無しさん:2008/07/16(水) 00:22:25 O
スレが終わっちまうぞ!
結局、読み物として比較的面白い記事の多い雑誌はどれだらう
964考える名無しさん:2008/07/17(木) 17:17:14 O
スレの最後に各々のオヌヌメの雑誌を挙げていかない?
漏れは『経済』だな
最近、この雑誌を発見して読んでみたら面白かった
漏れもだが共産党支持じゃなくても勉強になる記事が多い
そんなに厚くないし 一気に読める
965考える名無しさん:2008/07/17(木) 17:23:04 0
この雑誌のどこに思想系の記事があるんだか。
共産党支持者じゃなないなら理解に苦しむな。
http://www.shinnihon-net.co.jp/magazine/keizai/
966考える名無しさん:2008/07/17(木) 18:06:42 O
>>965
思想の字義は辞書によると『生活の中に生まれ、その生活・行動を支配する、ものの見方』だそうだ。また『思考作用の結果生じた意識内容』でもあるそうだ
つまり『経済』でも思想は展開されてるといえる
それと実際読んでみると勉強になるんだって
他に良い雑誌があったらそっち読むけどね
965さんは主にどんな雑誌を読んでますか
     ´・ω・`
967考える名無しさん:2008/07/17(木) 18:20:27 O
>>950
同じ事を繰り返し繰り返し書いてるだけだろ!
金太郎飴
968考える名無しさん:2008/07/17(木) 18:32:34 0
だから代々木話はもういいよ…
969考える名無しさん:2008/07/17(木) 21:50:30 0
特集ごとに買うべし、雑誌単体で読み物を期待せざるべし、
という原則になっちゃうな私は。

なんでついつい論文誌でもない特集形式の雑誌を買うかというと、
密かにコスト問題でしかないのだとも思う。
一人の筆者でもないし、当たり外れがあってもある程度リスクを分散できるわけね。
かつ、多様な論点の追求を期待できるかもしれないし。
しかし、個々の論文は追い込みが甘く、結局一長一短で、
単行本の充実した議論の方がいいや、という読後感になることもしばしば。
現状では高価になりがちな専門書籍やその翻訳が低額になれば、
雑誌のもつ意味や機動力もそれに即して変化せざるをえなくなると思う。
現在、雑誌という役割は、コストや(同じことだけど)部数によって
単行本と示唆的に振舞う、一種のニッチなのではないか。

>>934が言うように、いや、あえて雑誌として特化していくと、
こうもできるだろう、という構想も価格設定プロセスの変化が生じたときには、
再びリアリティが出てくるかもしれない。
970考える名無しさん:2008/08/02(土) 12:18:36 O
(´・ω・`)そろそろ『環』summer版が出版される時期だね
楽しみだな
971考える名無しさん:2008/08/02(土) 18:57:27 0
そういえば環デリダ特集号を忘れないうちに買っておかないと
972考える名無しさん:2008/08/06(水) 18:12:48 O
>>971 デリダかぁ。興味はあるんだけど理解できるか自信がない
もしよかったら読んだ人の感想聞かせて欲しいよ
973971:2008/08/06(水) 20:09:37 0
まだ買ってないけど、「デリダ本人の方が面白いのに、
特集号でこんな高価なもの買う気になれない」という言葉を出た頃に読んで、
そのとおりだなあ、と思い、つい買ってなかったんだよね。
>>972さんがデリダ経験がないなら、雑誌よりもゆっくりじっくりデリダの本なり
よく書けてる解説書・入門書などから入った方がいいと思います。

私は、なんとなく特集号に入ってる浅利誠の記事にはデリダの講義受講者としての話でも入ってるんじゃないか、
(ラクーラバルトの『政治という虚構』の訳注部分などにそうした話が紛れていて、意外に面白かったりした)
という期待とか、何となく混ざってる興味なので。ま、それでも高い特集号なんですけどね。
参考にならない駄文ですみません
974972:2008/08/07(木) 08:46:16 O
>>973 なるほど。ある程度、デリダの著作に親しんだ人が読むといいのかもね
わざわざありがとうございました
975考える名無しさん:2008/08/08(金) 00:15:33 O
今日は『経済』8月号の発売日だよ
漏れ的には記事内容はちゃんとした内容だと思う
現代の社会や思想や政治を考える上でも読むことは無駄では無いと思う
批判的に読んでも思考力が鍛えられると思うよ
  /´・ω・`\
976考える名無しさん:2008/08/08(金) 01:54:57 0
そこまでして読みたくもない
977考える名無しさん:2008/08/08(金) 14:41:08 O
『経済』9月号を買ってきたよ。隣街まで自転車道があるんだけど、その道を散歩がてらに買いに行った。
途中、にわかに蝉時雨の雨に幾度か打たれ、並木の葉に道は隠れ涼風がかたえを通り過ぎ、自転車で駆け抜けると木漏れ日がキラキラ輝いた。
今、帰ってきてこれから読むところだ
僕は共産党に全幅の信頼を置いてるわけじゃないし、共産党員も色々だろう
だけど、数ある雑誌の中で、自らの思想を鍛えていく上でも毎月読むに値する雑誌は『経済』だと思うな。
漏れなりに色々な哲学・思想系雑誌を読んだ上での結論だよ。現時点での
後は単行本や新書や、漏れが今読んでる岩波の叢書などで勉強すれば良いと、漏れは思ってるよ
今夜は北京オリンピック開会式か
978考える名無しさん:2008/08/08(金) 16:36:50 0
代々木うせろ。くどい。
979971:2008/08/08(金) 18:44:43 0
『経済』を読んだこともないが、
かといってマルクス新訳の版元として新日本出版も悪いもんじゃないんだろうと
思う私の意見:

根拠や論旨、議題の取り扱いに関して言及することなく漠然と
「読むに値する」「無駄ではない」「思考力が鍛えられる」などと連呼されては、
どういうつもりで書こうが、ネガティブキャンペーンやってるのと一緒。
私も「共産党員も色々」だと考えているので、ネガティブキャンペ−ンまがいの振る舞いはやめてほしいな。
実際に共産党関係の媒体で面白いことになってても、そんな紹介では逆効果になる。かわいそうに。
980977:2008/08/08(金) 20:47:05 O
>>979
そうだね。ごめんなさい。けっしてネガティブキャンペーンのつもりではありませんでした。
僕は前回の8月号からこの雑誌を読んでいるのですが『こんな雑誌もあるのか!』と思い嬉々として、軽率な書き込みをしてしまいました。
あなたのレスを読んでいて自分が恥ずかしくなりました。
遅すぎですが僕がこの雑誌に感じていることを紹介させてください
9月号はまだ少ししか読んでないので、8月号の僕の悪い頭でちょっと乱暴に短くまとめた感想です
8月号の特集ではサブプライム問題を取り上げ経済の金融化が資本主義にとって何を意味するのかを扱っていました。
過剰生産による利潤率の低下と世界的な金余りが経済の金融化を促した、
しかし資金は利潤率の低い実物生産への投資に向かわず短期的利益を求めて金融商品や原油市場などに向かってしまった。
その結果、物価の上昇と乱高下、所得格差が広がってしまった
と、まとめてみたんだけどこの雑誌の記事にはマルクスがイギリスやフランスの経済学を研究した同じ動機(批判的意識)、
つまり『(労働力商品の処分に関して)自由であるだけでなく、自由に自由(労働過程)を求める事が問題だ』
といい現実の人間がいかに資本家の私有する労働手段によって、または物象化によって類的本質からいかに疎外されてしまっているかを分析しようという情熱、が感じられました
今気付いたんですけど長文になってしまいました。それと、バカな文ですいません。
前にも書きましたが、僕は共産党支持者ではないです。以上にします。
981考える名無しさん
>以上にします。

ほんとにそうしてくれ。頼むわ。