調べたのでカキコ。ソルボンヌ大学というのは今はないのね。
http://www2.ocn.ne.jp/~tkn/france/f6j.html フランスの教育制度
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バカロレア
フランスでは高校(lycee:リセ)を卒業する18歳でバカロレア(BaccalaureatまたはBac)
を受験し、合格すると大学入学資格を得る。Bacの合格率は政府が大学大衆化政策を発表
した85年から急伸し、90年には受験した高校3年生の約8割が合格、同年齢層の45%がBacの
資格を持つようになった。1997年の合格率は77.1%であった。さらに政府は、2000年まで
に同年齢層の80%がBacを持つようにする計画である。この計画は「80%目標」と呼ばれ、
1985年にシュベーヌマン文部大臣が提唱した(J.P. Chevenement, Apprendre pour
entreprendre, 1985)。
Bacに合格すれば原則的にどの大学にも入学できる。日本の国公立大学の二次試験のよ
うな個別の大学入試はない。事実上の無選抜である。したがってBacで一般大学に進む学
生は、もはやエリートではない。
最近はミニテル(ビデオテックス)で入学申し込みができるが、昨年はレンヌ大学の定員
が15分で一杯になり問題になった。ソルボンヌ(Sorbonne)はパリ大学文学部・理学部の通
称だったが、1968年の大学改革で解体され、現在はパリ大学の一部(第一・第三・第四)の
ことを指すので、ソルボンヌ大学という大学は存在しない。Bacさえあればソルボンヌに
も無試験で入学できる。なおフランスには私立大学はほとんどなく、パリにおいても宗教
色の強い学校が一つあるのみである。
(つづき)
グランドゼコール
フランスの真のエリートたちはBac合格後、一般大学に行かずに高校に併設されている
グランドゼコール準備学級(class preparations)に進み、詰め込み暗記競争に耐え、数倍
から数十倍の難関入試を乗り越えてグランドゼコール(grandes ecoles)に進む。グランド
ゼコールは全部で約300校あり、学生総数は10万人弱である。上位20校に入学できるのは
同年齢人口の0.19%、つまり500人に一人である。フランスの主なグランドゼコールには次
のようなものがある。
・国立行政学院 Ecole Nationale d'Adninistration (ENA:エナ)
・高等師範学校 Ecole Normale Superieure (ENS/ノルマル)
・理工科学校 Ecole Polytechnique (ポリテク)
・国立土木学校 Ecole Nationale des Ponts et Chaussees (ポンゼショセ)
・陸軍特別士官学校 Ecole Speciale Militaire de Saint-Cyr-Coetquidan
・経営大学院 Ecole des Hautes Etudes Commerciales (HEC)
・国立高等音楽院 Conservatoire National Superieur de Musique(コンセルバトワール)
準備学級は2年だが、最近は1年でグランドゼコール入試を受けることができるようにな
った。グランドゼコールは普通は3年で修了して修士号を取得するので、最短22歳で修士
号相当の資格を持つことができる。なお学校名の和訳は諸説あって、例えばHECは経営大
学院の他に、高等商業学校とか高等商業専門学校とかの訳語もある。
グランドゼコールは1747年のポンゼショセ設立から続くフランス独特の教育制度であり、
その特殊性と特権性を説明するのは難しい。が、例えば、歴代のフランス大統領・閣僚
の多くはENA修了者(enarque:エナルク)である。サルトルやパスツールはノルマル出身で
ある。HECを修了すれば30代で重役になれることもある。しかし、このようなグランドゼ
コール修了者の少数支配に対する反発も存在する。現場を知らない、庶民の気持ちがわか
らない、入学後は遊んでいる、というのは古くからある批判である。
(さいご)
一方でソルボンヌを卒業しても、15-24歳の若年層に限れば28%の失業率(1997年3月)の
中で職を見つけることは難しい。しかし新卒で就職できなくても、生活費5万円程度に加
え家賃の半額が国から社会保険給付として毎月支払われる。したがってあせって就職せず、
じっくり自分のやりたい仕事を見つけたいという人が多い。何ともうらやましい話である。
26 :
考える名無しさん:04/06/08 14:43
神はいつ生まれたのか
27 :
考える名無しさん:04/06/08 15:03
アンドレ・コント=スポンヴィルの専用スレは無いの?
もしくは彼の系統の哲学家の。
徳とは得のことですが、何か?
w
この人の『哲学はこんなふうに』と
ブレンダン・ウィルソン『自分で考えてみる哲学』(東京大学出版会)を比べながら読むと、
フランス流の哲学入門とイギリス流の哲学入門の違いが際立って、なかなか面白いかも。
ささやかじゃなかったから痛い。
34 :
考える名無しさん:04/06/25 21:55
500ページくらいw
いわゆる倫理学とは違うのですか。
徳の倫理(virtue ethics)てのは英米系でも大人気だよ
もともと英米系のお家芸は功利主義だけど、アンスコムとか
アイリス・マードックとかの超強力な批判のせいで、
道徳的実在論とか、徳の倫理とか、ギリシャ的な倫理観は
全面復活。
37 :
考える名無しさん:04/07/07 17:41
さびれているのであげ
アンスコムとかアイリス・マードックについても教えて!
38 :
考える名無しさん:04/07/07 17:47
マードックは小説化としても有名だけど(映画『アイリス』のモデル)、
哲学者としても知られている。
『善の至高性』は翻訳もあるし、徳に関心のある人にとっては必読。
徳とは、国のありかたですな。
40 :
考える名無しさん:04/07/07 17:51
徳の倫理とかゆうと、
>>39みたいなお気楽バカが必ず出てくる
両刃の剣
>>40 具体的に指摘してみな。
どういう風にお気楽なのか。
42 :
考える名無しさん:04/07/07 18:02
詳細に論ずるだけの内容を欠いた空疎な言葉(としか見えないもの)を
平気で撒き散らしてる点
それは
>>40のレスも同じではないのかね。
いや、二次的なものだけに、
>>40のほうがタチが悪い。
44 :
考える名無しさん:04/07/07 18:07
何いってるのか分からん
>>44 それは、きみの想像力が欠如しているからだよ。
きみこそ、意味のあるレスをしてみたらどうだ。
詳細に。
46 :
考える名無しさん:04/07/07 18:09
「徳とは、国のありかたですな。」
>>46 他人の言葉しか借りれないのなら、
いくら詳細に記述したって無駄だ。
結局のところ、きみの読書は信仰でしかないだろう。
そのまま、続けたまえ。
48 :
考える名無しさん:04/07/07 18:22
徳を涵養するには
屑の生態を観察してみることも重要だ
49 :
考える名無しさん:04/07/07 18:29
生態観察あげ
50 :
考える名無しさん:04/07/07 18:36
>>37 アンスコムに関しては論文 "Modern Moral Philosophy" が必読。
でも(たぶん)翻訳がないのが残念。
51 :
考える名無しさん:04/07/07 18:40
屑を屑として見て取れるようになることが
徳を養い、徳のある人になるということれす
52 :
考える名無しさん:04/07/08 03:32
おトク
53 :
考える名無しさん:04/07/08 03:51
そのまま、続けたまえ。
54 :
考える名無しさん:04/07/08 03:53
クズハケーソ
徳について語ってる罠
55 :
考える名無しさん:04/08/04 15:20
徳って最近再び注目を浴びてるってどっかで聞いたけどそうでもないのかな。
だいたいなんでこの本がフランスでベストセラーになったのか誰か知りませんか?
俺のせいじゃねえよ。フランスにはモラリストの伝統あったからよ。
57 :
考える名無しさん:04/08/04 15:43
ポモ叩きと裏表の関係にあるんじゃないの?
まぁ、人文の盛んな国ではあるね。
59 :
考える名無しさん:04/08/04 16:03
よく知らないけど
コント=スポンヴィルて人は、人脈的にも
アラン・ルノーとかリュック・フェリーに近い人ざんしょ。
フランスの場合には、そうした政治的な文脈があると思うけど。
60 :
考える名無しさん:04/08/04 16:06
仮面ライダーうざいし
>>60 しかもアホすぎる。来なくていい。この板に。
62 :
考える名無しさん:04/08/05 07:53
ソルボンヌ大学はパリ第四大学で、第一はパンテオン・ソルボンヌで、第三は
ソルボンヌ・ヌーヴェルです。
パリ大で哲学科があるのは第1、第4、第8(ヴァンセンヌ・サンドニ)、第10(ナンテール)
第12(クレテイユ)です。
>>59 仰るとおりだと思います。ルノーも今ソルボンヌの先生です。
フェリーもつい最近まで文部大臣でしたしね。
FNACなどにはコント・スポンヴィルのコーナーがちゃんとあり、
オーギュスト・コントの本を探していた僕は少しびっくりしました。
63 :
考える名無しさん:04/08/05 17:13
日本人で喩えると誰に近いんだろうね、竹田?
徳を考慮する際においては、「善」という概念と同じく、ひどく定義付けする
のが難しい概念であるという事だ。
あるいは有徳性とか呼ばれるようにあって有効的という作用があるのだろう。
積み重ねてきた行動集積という風に捉える。
とるすると「あの人は徳がある」という言い方は、行動の集積パターンが
ある一定の方向付けに向かってされてきたという事である。
その積み重ねが徳なのだ。
私は一般的に言われている徳がいわゆる善徳であって、悪徳と区別する事が出来る。
もちろん善なる行動集積を繰り返してきたという意味において「徳」が成立するのだ。
トクトクトクトク
おっーーーーとっとっと
『カトリックの教え 新カテキズムのまとめ』(ドン・ボスコ社 1994)
240 徳とは何ですか。
善を行うことがしっかり身についた状態を徳と言います。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
より正確に言えば、徳とは知性と意志がつねに理性と信仰とにかなった仕方で
行動を律し、情欲を秩序づけ態度を方向づける一定した状態です。
徳は、賢明、正義、剛毅、節制という四つの枢要徳にまとめることができます。
このカトリックの「徳」についての考え方、とらえ方は
こんにちではもう完全に説得力を失ったものだろうか?
68 :
考える名無しさん:04/09/02 02:09
virtue ethics
ソクラテスは徳とは、真の知のことであるとした。
なぜならば、徳についての真の知なしに、真の徳を実践することはできないし、
また、徳の本質を知るならば、必ず実践にまで至るはずであるからである。
(ソクラテスは実践を伴わない知は真の知とはいえないとした)
知と実践が一致して徳となるというわけですな (知徳一致、知行合一)。
例えば、勇気の本質を知ること無くして真の勇気は実践できないし、
真の勇気を実践することなくして人は勇者とは呼ばれない。
知っているからには行うということであり、
行うからには知っているこということである。
これが真の知である。
プラトンは、人間の身体(頭・胸・腹)に例えて徳を説いた。
<身体> <心の機能> <徳> <個人の正義> <階級> <国家の正義>
[頭部] 理性 真理を捉える 哲人
高い知恵 政治家 三階級が哲人
の指導のもと
理性によって この三者が理性を に分業して
[胸部] 元気 統御される 中心に調和して 軍人 協力して調和
正しい勇気 正義がもたらされる することに
より成立
[腹部] 欲望 理性によって 商工農
導かれる節制 業者
ゲ・・・。ずれてしまってスマソ。
72 :
考える名無しさん:
卓越性