1 :
考える名無しさん :
03/09/03 13:36
2 :
考える名無しさん :03/09/03 13:39
まて、俺が2をゲットしてからにしてくれ はいどうぞ
語りえないものをいかに語るのか、あるいは、いかに語ることができるのか、 それを追究しつづけた人でしたな。
4 :
考える名無しさん :03/09/03 13:42
じゃあおれも3をもらおうかな ↓はい論じて〜
>>4 残念でした(w
この夏に『死』が限定復刻されたね。あいかわらず高いけど。
限定なのか?すぐ買わないとなくなるかな?
7 :
考える名無しさん :03/09/03 16:03
「死」について哲学の側(宗教学や社会学や生物学からではなしに)から 考えたいのだが、ジャンケレヴィッチを研究対象とするのはよいことでしょうか?
人は人であることを教えあうべき
この人、「音楽の嗜みもある哲学者」というよりは、 「哲学者になった音楽家」という感じがする。
ベルグソン論は必読?
ジャンケレヴィッチ読書会でもやってみますか?
読むのはやっぱ「死」ですか? 買っても参加したくても時間がなくて、参加できないかもな〜
ヴラジミール ジャンケレヴィッチ(ヴラジミール ジャンケレヴィッチ) ●著…1903年8月31日、ユダヤ系ロシア人を両親としてフランスのブールジュに生まれる。 22年、エコール・ノルマル・シュペリウール入学。 26年、哲学のアグレガシオン(高等教員資格)に首席で合格。 27年から32年までプラハのフランス学院に勤務。 33年、「シェリング晩年の哲学における意識のオディッセー」で博士号。 39年までカーン、リヨン、ブザンソン、トゥールーズ、リールで教職につくが、大戦勃発とともに動員され、負傷。 レジスタンスの地下活動に参加。 45年、ラジオ・トゥールーズ−ピレネーの音楽放送ディレクター。 47年、リール大学に復職。 53年、パリ大学道徳・政治哲学講座の教授に就任。 78年の定年後も、なお3年間名誉教授として講義を続ける。 1985年6月6日、パリのケ・オ・フルールの自宅で逝去。 邦訳されている著書に『アンリ・ベルクソン』『イロニーの精神』『ラヴェル』『夜の音楽』『音楽と筆舌に尽くせないもの』『死』 『ドビュッシー』『還らぬ時と郷愁』『仕事と日々・夢想と夜々』『リスト ヴィルトゥオーゾの冒険』『道徳の逆説』『最初と最後のページ』『遙かなる現前』がある。
『境界のラプソディー』でも少し論じられてたけど、 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の命題6・4以降の部分を見てると ジャンケレヴィッチと重なる部分が多くて興味深い。
ジャンケレヴィッチには、博識性と愛国心をかんじるね。
この人のラヴェル論は凄い。 小著ながら、いまだにこれを超えるラヴェル論は出てないと思う。 ドゥルーズがジャンケレヴィッチの著作で 唯一これを名を挙げて評価してたってのも分かる気がする。 影響力が強すぎて、一回読むと 別の方向からラヴェルを論じるのが難しくなってしまうほど 危険性(中毒性)がある著作だと思う。
ジャンケレヴィッチっていい人そうなイメージがある。
でも、WWII後のドイツ無視ぶりはかなり極端だし、 レジスタンスに加担してなかった知識人への攻撃姿勢は かなり感情的になってる部分がある。 一歩間違えるとショービニスムになっちまうんじゃないかってくらいに。
19 :
考える名無しさん :03/09/09 00:00
ジャンケレヴィッチの翻訳本はすぐ手に入らなくなってしまう… 『イロニー』はちくま学芸文庫に入ったのにすでに絶版だし、 『ドビュッシー』も復刊されたのにもう手に入らなくなってる…
ジャンケレヴィッチは、ベルグソンが自分の後継者、と認めた人。
なんだかわからないものとほとんど無
22 :
考える名無しさん :03/09/12 21:51
コント=スポンヴィルって、ジャンケレヴィッチの影響受けたのかな? いや、なんか彼の著書見たらそんな感じがして・・・
23 :
考える名無しさん :03/09/13 03:04
ん? その本って何? 邦訳されてるの?
24 :
考える名無しさん :03/09/13 05:22
25 :
考える名無しさん :03/09/13 06:14
ありがとう。みてみます。
この人の特徴的なところは、哲学と音楽が一体化してるところだな。 哲学の本にサティやドビュッシーをはじめとする具体的な作曲家や作品についての論述があったり、 音楽の本にプラトンやアリストテレスをはじめとする哲学用語が普通に出てきたりする。 だからこの人の本は、哲学はやってるけど音楽をよく知らない人は 音楽はやってるけど哲学はさっぱり…って人にはとっつきづらい…のかな? 私は哲学も近代フランス音楽も好きだから、 (理解できているかは別として)結構スッと入っていけるのだけれど。
人は→人や
ハンサムだよね(w
31 :
考える名無しさん :03/09/24 21:07
「ソルボンヌを燃やさねばならない」なんて言うなんて、実は結構過激な人かも。
ヒトラーとアナルセクースしたことありそうな雰囲気
33 :
考える名無しさん :03/09/30 14:16
時効なきもの
ジャンケレヴィッチなんぞアドルノに粉砕されるだろ。 ジャンケレヴィッチって考え方がなんか排他的
まあアドルノも十分排他的だったわけだが。
アドルノ排他的過ぎ! ジャズ氏ねとか、お馬鹿ウザイとか酷すぎ
37 :
考える名無しさん :03/10/03 11:22
ケレヴィッチ
38 :
考える名無しさん :03/10/03 12:07
ジャンケ
39 :
考える名無しさん :03/10/03 12:11
ベルクソン・スレッドはどこでしたっけか?
41 :
考える名無しさん :03/10/06 07:19
「イロニーの精神」は彰の愛読書だよ。ちなみに。。。
死高すぎ
>>41 あー、なんか納得。
音楽と哲学が不可分に融合したジャンケレヴィッチのスタイルは
浅田彰にピターリしてそう。
44 :
考える名無しさん :03/10/17 08:20
ジンメルとベルクソンの影響
純なるものと不純なるもの
47 :
考える名無しさん :03/10/28 05:56
じゃ。
48 :
考える名無しさん :03/11/02 18:38
邦訳高い
51 :
考える名無しさん :03/11/20 14:48
ジャンケレヴィッチの「徳論」だけは訳してほしい。なんせ主著だから・・。
52 :
考える名無しさん :03/11/20 14:55
レジスタンス哲学者ジャンケレヴィッチの倫理思想はもっと日本で知られる べきですね。
「メルロー=ポンティ、あいつはヒッキーのオナニー野郎」
54 :
考える名無しさん :03/11/20 15:02
ポンティは妻帯者だろ?
55 :
考える名無しさん :03/11/20 15:15
ジャンケレヴィッチ・・・ととなえれば、なんかいい事があるような 気がする。
>>51 徳論
第一哲学
なんだか分からないものとほとんど無
純なるものと不純なるもの
etc.
まだまだ未訳の主著がありますな。
57 :
考える名無しさん :03/11/20 18:16
なんだかほとんど無を覇予約瀬
60 :
考える名無しさん :03/12/02 23:59
合田の翻訳攻勢がはじまれば一気に進むだろう。 ところで彼の訳の評判は分かれるみたいだけど、どうして?
翻訳が良かれ悪かれ、日本語で読めるというのは嬉しい。 今日『ささやかながら、徳について』買っちまった。
>>61 あの原題"PETIT TRAITE DES GRANDES VERTUS"(偉大な徳についての小論)っていうのは、
やはりジャンケレヴィッチの『徳論』("TRAITE DES VERTUS")を踏まえてるのかね。
ステファン・ヤロチニスキ(ヤロチンスキ)『ドビュッシィ 印象主義と象徴主義』 (音楽之友社、日本語訳の底本はフランス語訳版) の序文を、ジャンケレヴィッチが書いてた。 ドビュッシー研究書を書いたこの二人、 それぞれドビュッシーへの視点は異なりながらも 互いの研究を評価し合っていたらしいことが本文から窺えた。
66 :
考える名無しさん :03/12/17 16:01
>>22 影響も何もジャンケレヴィッチの弟子だし・・・
>>66 ああ、やっぱり。
ちなみに『反ニーチェ』の解説を読んだら
「若い頃はアルチュセールからの影響を受けた」とも書いてあった。
最初と最後のページ
「イロニーの精神」は大好きな本なのだが、その他のジャンケレヴィッチ 本はいまいち好きになれない。どうしてだろう。
>>70 相性が悪いのかも。それもまためぐり合わせか。
無理して好きになる必要はないと思う。
また他に相性のいい哲学者・思想家を見つければいいわけだし。
72 :
考える名無しさん :04/01/09 18:28
『死とはなにか』はインタビューを文に起こしたものということもあって、 読みやすく分かりやすい。最初の1冊にいいのでは。
ほっしゅ
『イロニーの精神』注文したら、 もう絶版なんだ。がっかり。
>>76 漏れも絶版でガクーリきたんで、図書館にあったのをコピった。
>>77 >>78 おぉぅ、レスありがと
ジャンケレヴィッチのフランス語を
ちょっと読んだことがある
…訳した人が神だと思えた
>>79 私もミーハーなので、何冊か原著を買って持ってるのだが…
何と言えばいいんだろ。
悪文じゃないんだけど(むしろ文章自体はすごく美しい)、
読む側に求められる教養的背景のレベルがすげー高いというか。
古代ギリシャ哲学からベルクソンまでの哲学はもちろん、
文学、クラシック音楽などなどさまざまな教養を総動員して書かれてる。
人によってはペダンティックと言うんじゃないかと思ってしまうほど。
もちろん本人にそんなつもりはなくて、
「語りえないこと」「なんだかよく分からないこと」を
さまざまな言葉を使ってなんとかして語ろうと思っているうちに
いつの間にかとんでもない量の文章が連ねられてる…って感じなんじゃないかと思うのだけど。
『徳論』が訳される日は来るのかなぁ…
>>80 そう、決して悪文ではない
しかし、
「ぬぁ、なんだこの単語」(語レベル)
「見たことないよ、こんな表現」(連語レベル)
「一体何を指してるの、この逸話」(文の内容レベル)
と、さまざまな場面ではじき返される。
あと、本にもよるんだろうが、基本的に一段落が
めちゃくちゃ長い。これは80氏のいうとおり、
>さまざまな言葉を使ってなんとかして語ろうと思っているうちに
>いつの間にかとんでもない量の文章が連ねられてる
ことに由来するわけだけど。
82 :
考える名無しさん :04/02/02 14:22
『死の拒絶』はベッカーだったか。ごっちゃになってた。
83 :
考える名無しさん :04/02/15 22:05
ほしゅ
.
85 :
考える名無しさん :04/02/28 17:41
.
「死は生に意味を与える無意味なのです」ジャンケ で、ジャンケとレヴィナスとの共通点と相違点が気になる。
87 :
考える名無しさん :04/03/02 01:24
あとブランショも加えて「死」を根本的な主題にした思想家というのは共通項。 そしてその先がややこしい話になっていくと思うんだが。
88 :
考える名無しさん :04/03/02 09:38
ブランショとレヴィナスは、ハイデガー派、ジャンケレヴィッチは反ハイデガー派 という明確な違いがあるとおもうが・・・。
サロモン・マルカ『レヴィナスを読む』pp.148-149.より (レヴィナスが影響を受けた師たちをあげる部分で、フッサールを挙げたあと) マルカ「もう一人の偉大な師はマルチン・ハイデガーです。 あなたがハイデガーから受けた恩恵というのはどういうものなのでしょうか。」 レヴィナス「私にとって大事なことはハイデガーの現象学の卓越性です。 私は彼の最初の書物である『存在と時間』をとりわけ評価するものです。 それというのも、この一連の分析が現象学になにができるかを見事な仕方で証示したからです。 しかし私がこの哲学者に対する賛辞を口にするとき、そこにはつねに恥の感覚がともないます。 一九三三年にハイデガーがなにものであったかを私たちは知っています。 たとえそれがごく短期間のことであったにせよ、たとえ彼の弟子たちが―その多くは高い評価に値する人々ですが― そのことを忘却しているにせよ、知っていることに変わりはありません。人間はどんなものであることも許されます。 しかしたとえ一時の過失からにせよ、ヒトラー主義者になることだけは許されないのです。」 マルカ「ハイデガーの場合は「一時の過失」に当たるでしょうか。」 レヴィナス「それが一時の過失であったか否かを言うことは私の任ではありません。 しかし、ある種のゲルマン文化とある種の集団に見られた、私たちに対する深い違和感と敵意から、 ハイデガーはどの程度自由であったのでしょうか。いずれにせよ、彼が天才であったことは否定しようがありません。 ジャンケレヴィッチ氏は私よりさらにラディカルでさらに論理的です。私は彼の人格の全体を敬愛していますが、 そこにはこの点についての彼の過酷さもふくまれています。 それでもなお、私としては、一九三三年以前に『存在と時間』によってハイデガーが私の形成に与ったことを忘れるわけにはゆかないのです。」 まあここはジャンケのスレなのでこの話題はこのへんで。
90 :
考える名無しさん :04/03/02 18:50
>89 サンクス。 >「ジャンケレヴィッチ氏は私よりさらにラディカルでさらに論理的です。私は彼の人格の全体を敬愛していますが、そこにはこの点についての彼の過酷さもふくまれています。」 やはりかなり親近感を覚えているんだなあ。
『死』はもう売ってない?あー逃してしまった・・・ しょうがない合田さんのジャンケレ本で満足しよう。
93 :
考える名無しさん :04/03/03 18:50
「死」についてはハイデガーが発端になってるだろうね。 ハイデガーにおける「死」は各私性という一人称的なものであったのに対し レヴィナスは「私の死」より「他者の死」というニ人称的なものを優先させてる。 まあこれが「存在論」とは別の次元で思考することなんだろうけれど。 で、ジャンケレの場合はレヴィナスとほとんど同じではないかと思うのだが。
94 :
考える名無しさん :04/03/03 21:42
ジャンケレヴィナスといいたくなるほどかなり接点はあると思うけど ニ人称の死=身近な人の死、をいうジャンケレヴィッチの視線と 「他者の死」をいうレヴィナスの視線がどこまで随伴するのか・・・
ジャンケとレヴィナスの親交が深かったのは分かるが、 あまりレヴィナスからばかり照射を当てるような視点はどうかと思ってしまう。
96 :
考える名無しさん :04/03/03 23:55
というよりジャンケレがレヴィナスに大きな影響を与えてると思う、
97 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/04 00:28
そうか、、、
98 :
考える名無しさん :04/03/04 00:53
☆キキ+キ゚Д゚♪=わだじは=@オームでずぅ。 わがあっていづでじょうぅ?
99 :
考える名無しさん :04/03/04 10:09
合田さんの本にジャンケレとレヴィナスの関係について書いてある?
>>94 だね。レヴィナスは全て他者としてしまうけど、ジャンケレヴィッチは違うね。
101 :
◆mhYa6ucRGU :04/03/05 22:26
>>86 :ひとりごと :04/02/28 20:23
>「死は生に意味を与える無意味なのです」
ジャンケレによれば死は無意味であるがゆえに意味を持つという
逆説的な表現で「死」の神秘性を語っているけれども、
そのあたりが面白くも難解な部分だろう。
102 :
考える名無しさん :04/03/06 11:14
ジャンケレヴィッチは、ロマン主義の後継者を自認しているのではないかな? 本質的に他者の思考であるレヴィナスとは大違いという気がする。他者の身代わり というような思想は、ジャンケレには無いか、あるとしても相対化されていると 思うが・・・。
>>102 ドゥルーズはジャンケ死後のインタビューで、
「ジャンケはフランス・モラリストの系譜に連なる人だ」と語っていたらしい。
なんか妙に納得した。
104 :
考える名無しさん :04/03/06 11:28
>>103 それ、興味あるなあ。訳されてないんでしょ?そのインタビュー。
誰か訳してくれないかなぁ。ほかにどんなこと言ってたか、知ってます?
105 :
考える名無しさん :04/03/06 11:44
>>104 合田氏の『ジャンケレヴィッチ 境界のラプソディー』に載ってます。
以下引用。『リベラシオン』誌1985年6月10日に掲載されたコメントの全文。
インタビュアー(以下、イ):あなたはウラジミール・ジャンケレヴィッチと面識がありましたか。
ドゥルーズ(以下、ド):いえ、個人的なつき合いはありませんでした。
イ:でも、氏の仕事のことはご存知でしょう。
ド:氏の仕事のことは私は大いに評価しています。氏はモラリストでした。
道徳的な人だったという意味ではまったくありません。モラリズムはフランスに固有の古来のジャンルです。
このジャンルはずいぶん前に消滅してしまいましたが、ジャンケレヴィッチはそれを
新しく現代的な仕方で甦らせることに成功したのです。
イ:では、氏のモラリズムをどのように定義なさいますか。
ド:ジャンケレヴィッチは極小の概念を取り上げて、それに無辺広大な射程を授けようとしました。
人生にとって決定的な射程を、です。例を挙げれば、何だか分からないもの、ほとんど無といった観念がそうです。
人生の全幅にかかる極小のものを拡張する方法はとても有効でした。
イ:ジャンケレヴィッチの仕事のなかであなたに最も感銘を与えたのは何でしょう。
ド:申すまでもなく、音楽についての氏の仕事には実に深遠な美しさがあります。
氏は哲学者であると同時に音楽家でした。もっとも、フォーレやラヴェルなど限られた範囲の音楽についてですが……。
私はいつも、ラヴェルについてのジャンケレヴィッチの小著を実に力強い書物と感じてきました。
(合田正人『ジャンケレヴィッチ 境界のラプソディ』(みすず書房)、p.80.)
あ。どうも、ありがとう!
スーパーインテリって感じ
合田はドゥルーズがドビュッシー論ではなくラヴェル論に注目したことを重視しているが、 いかんせん、掘り下げが足りないようだ。 誰か詳しいやついる?
「いかんせん、掘り下げが足りないようだ」っていうのは、 合田氏の論考における音楽面の掘り下げのこと?
110 :
考える名無しさん :04/03/08 23:51
ラヴェルなんてぜんぜん聴いたことないが、いいのかなあ。 シューマンもよ・・・。どよ?
111 :
考える名無しさん :04/03/09 01:00
フォーレとか、アルベニスとか、ガブリエル・デュポンとか・・・。
なんか博識の頂点みたいで、ジャンケレはカコイイと思ってしまう。
アドルノとジャンケレヴィッチ、両者ともユダヤ人で音楽ヲタ。
ジャンケレヴィッチの音楽論は、 彼の哲学とどうリンクしているのですか?
>>115 そのものでしょ、哲学=音楽(言いすぎか?)
>>116 いや、言い過ぎじゃないと思う。>哲学=音楽
「語りえないことを語り続けること」や
「生の持続を断ち切ることなく流れそのものとして扱おうとすること」
を追究しつづけたジャンケにとっては、哲学も音楽も異なった別のものではなく
ひとつの同じものだったんだと思う。
118 :
考える名無しさん :04/03/10 14:41
!!
デリダがジャンケレヴィッチの赦しに関する考察について「ジャンケレヴィッチ、尊敬しまくりですよ」って言ってたんだけれども、 ジャンケレヴィッチが赦しについて語ってる本は邦訳されていますか?
120 :
考える名無しさん :04/03/13 19:09
>>119 ジャンケがその辺の話題を扱った本というと
Seuil社から出てる"L'imprescriptible"(『時効なきもの』)あたりかな。
邦訳はないけど、そんなに厚くない本だから、頑張れば読めないことはないかも。
ところで、デリダがそのことを言ってたのって、どの本でですか?
>>120 邦訳ないんですか、残念です。短くても如何せんDQNなもんで・・・
デリダがジャンケについては『言葉にのって』の「正義と赦し」という章で少し語っています。
お礼をいうのを忘れていた。 情報さんくすです。
>>122 『言葉にのって』ですか。
こちらこそ教えていただいてサンクスです。
死の神秘と死の現象:1──越経験な悲劇と自然な必然性 ・何故、死は自然な、超自然的なものであるのに、異常なことなのかという疑問。 ・トルストイの『イワン・イリイッチの死』を取り上げながら、 死は誰にでも必然的なものでありながら、自分が死ぬという事を日常において理解しないと言う事。 死は真理ではない真理。 死はつねに他者に訪れるものである。 要約の仕方が全然わからない。他スレを覗いてもみなさん上手にやってますねーって感じで・・・ 最初で最後の恥さらし・・・かも・・・
合田氏の本に誤記発見。 ジャンケレヴィッチの『アンリ・ベルクソン』が藤原書店の出版となっている。 実際は新評論なのに
岩波書店から出ている「へるめす 1994年52号」では
ジャンケレヴィッチ特集がある。古書で手に入ると思われ。
既出だったらスマソ。
>>125 どうしたらそんな誤りを犯すのだろうか。
ショーペンハウアー、ニーチェ、ベルクソンをはじめ 音楽の精神を自身の哲学で活かそうとする哲学者は結構いるね。
今度は誤植を発見。163P「ジンメル論」が「ンンメル論」になってる。 境界のラプソディーおもしろいのだが、合田の意味不明なレトリックは少しどうにかしてほしい。(デデキントだとか、エネルギー保存則だとか) ところでジャンケレヴィッチの著作は何から読んだらいい? やはり『ベルクソン』から読んだほうが良いのだろうか、いきなり『死』なのか、それとも『最初と最後のページ』からなのか・・・ はたまた『リスト』『ラヴェル』なのか、あるいは『還らぬ時と郷愁』なのか・・・
>>128 著作ではないですが、インタビュー集の「仕事と日々・夢想と夜々」
は、作曲家の引用もあるので、とっかかりにはいいと思います。
著作としては、う〜ん、どれもなじみにくくて、私もまだ
ほとんど読破していません。「道徳の逆説」なんてどうでしょう?
あるいは、「死」も個人的にオススメです。「リスト」や「ラヴェル」は
哲学的著作よりも幻惑されます。すぐに弾かれると思います。
130 :
考える名無しさん :04/03/20 19:08
>>128 インタビュー集の『死とはなにか』がジャンケの生の声が聞けて一番入りやすいかも。
>>129-130 早速レスどうも。対談系のやつが入りやすいのね。なんか音楽系の著作もおもしろそうですね。
ベルクソン、ジンメル、両者とも読んだこと無いんだけど・・・突っ走るのはあり?
ぁぁ『徳論』読みてー
>>131 やっぱりジャンケ読む上でベルクソンは避けられないだろうね。
ベルクソンの精神的継承者にあたるわけだし。
合田氏が最近ベルクソン関連の著作の翻訳に取り組んでいるのも
レヴィナスやジャンケレヴィッチらにベルクソンが与えた影響の大きさから
遡ってという意味が大きいだろうし。
自分も最近ベルクソンに興味もってます。
>>131 どの本を読むにしろ、ある程度、覚悟を決めて、また
じっくり読み込もうとしないとすぐに、何が書かれているのかが
わからなくなります。あと、自分の言葉に置き換えていくと
理解が深まります。
>>134 アドバイスどうも。やっぱり自分の言葉にするのが大事ですよね。
またまた誤記発見。アガンベンの『人権の彼方に』が『人権の彼方へ』になってる。
>>136 …あなたは誤記を発見するために読んでるのか?(w
つーか、そういうの見つけたら著者or出版社に送ってやれよ。
アンチ合田なんだろうな 別に嫌うような著者でもないと思うんだが。 合田の本は便利だし。
しかし、一つの本に5個以上誤植があると、校正やってんのかと思うことはある。 多くて2個かなと個人的に思う。
>>139 お前が名乗りをあげろ
そんなの無理だとわかるから。
印刷物に「検索」コマンドはないからさ
では何事もなかったかのように次からどうぞ。 ↓
142 :
考える名無しさん :04/03/27 18:42
>>139 バカだなあ。校正じゃなくて編集者チェックだろうよ。
原稿から違うんだから。それに「多くて2個かなと個人的に」
ってなんだよ偉そうに(w
>>136 アガンベンって日本語で書いたんかよ(プ
おまいら、なさけないくらい読解力ないくせに、
本の題名と人の名前ばっかりもてあそびやがって。
やめちまえ!
では何事もなかったかのように次からどうぞ。 ↓
荒らし・煽りは無視・放置でおながいします。
保守
>>126 激しく遅レスだが、情報サンクス。
図書館で借りてきました。
保守
150 :
考える名無しさん :04/05/03 16:50
『イロニーの精神』買った記念age
しょぼいすれだな
しょぼいれすだな
ジャンケがよく著作で引用するバルタザール・グラシアンって、邦訳ほとんどないのな… あっても自己啓発用の本で、改変が加えてあるのがほとんど。
>>127 他に、アウグスティヌス、デカルト、ルソーなんかもそうだな。
.
159 :
考える名無しさん :04/06/14 20:56
Seuil社から出てる"Sources"買ってきた。 ジャンケがいろんなところに書いた小論を集めたもの。 トルストイ、ラフマニノフ、ユダヤ性とイスラエル、 クサヴィエ・レオン、ブラウンシュヴィック、ジャン・ヴァールなどについての文章が入ってる。
森有正の本には、時々ジャンケの名前が出てくる。 それだけで、妙に親近感がある。
161 :
考える名無しさん :04/06/14 21:54
>>159 ジャンケの原著置いてある本屋なんてあるの?
紀伊国屋新宿南店では見かけなかったが。
>>161 池袋ジュンク堂に何種類か置いてありましたよ。>ジャンケの原著
あと、以前に丸善行ったときもいくつか置いてあったような記憶が。
まあ、丸善の通販かAmazon.fr使った方がいいでしょうけどね。
追伸。 ラフマニノフについての文章は、 ラフマニノフのピアノ全集のレコードの、解説に捧げられた序文とのこと。 そういえば『音楽と時間』には、リムスキー=コルサコフ論が収録されてるんだった。 リムスキー=コルサコフについての作曲家論なんて、これまでほとんど書いた人がいないような気がする。 やはり自らのルーツであるロシアへの愛着・郷愁が深いんだろうな。
毅然たるage
ジャンケレヴィッチの道徳というのはどちらかというと一般的なものにもとづいていると思います。 どっかの誰かみたいにわけわからんものに根付いている道徳とは別。
>>165 一般的というか、プラトン・アリストテレス・ストア派・プロティノスなど古典哲学の伝統だね。
>>166 そういう時代の人ってあんまし突飛なこと言わなくない?
勿論突飛なこと言ってる人もいるだろうけど、(つか詳しくないからなんとも言えないけど)
プラトンとか読む限りでは一般人でもわかるような道徳と説いてるよね。
そーいう意味で一般的といったのでございます。
なのでジャンケレさんの本は難解だけど、思想的には共感できそうです。
ジャンケレさんのお弟子さんが書いた『ささ徳』も豊かでよかったし
ジャンケレヴィッチはなんか幾何学的なイメージがある。
>>167 ジャンケレの徳論の場合、一般的な徳から始まって、
だんだん誇張的な愛の領域まで上り詰めていって、
誇張的なところのぎりぎりまで行きつめて、
で、実はそれはとても日常的なことでもある、
という感じでオトす。
死論もそうだけど。
なので、彼の書いたものを読むと、平凡であることが美しく思える
中庸こそが最強!
何となく、インタビュー『死とは何か』を読み返してみた。 「ですから、死亡と誕生はシンメトリックではありえません。 シンメトリーとは空間にかかるのであり、時間にはかかりません。 生は誕生に始まり死に終わるのだから、一見その両者を並べて 見ることができるようにも思えますが、この両者の間に共通の ものは何一つないのです。言いかえれば、それらは決して経験の 内部に同時に与えられることがないのです」 (pp.15-16 一部訳文を微改変) そうだよな。 誕生と死と「釣り合い」で考えようとするのは、 図形的(ないし空間的)なアナロジーでしかないんだよな。
>>171 >シンメトリーとは空間にかかるのであり、時間にはかかりません。
こういうところを読むと、
やっぱり彼は基本的な思考法をベルクソンから学んでるんだなぁって思う。
ウラジミール・ジャンケレヴィッチ(Vladimir Jankélévitch,1903年 - 1985年)は、フランスの哲学者。 プラトン、アリストテレス、新プラトン主義をはじめとする古代哲学を深く修め、またショーペンハウアー、ジンメル、ベルクソンらの「生の哲学」の流れを汲む。 その中でも特にベルクソンの哲学からは強い影響を受け、独自の道徳哲学を構築した。また、音楽美学者としても非常に優れ、特にドビュッシー論やラヴェル論は有名である。 ユダヤ系ロシア人の子としてフランスのブールジュに生まれる。パリの高等師範学校を卒業後、1926年にはアグレガシオン(1級教員資格)に首席で合格。 1931年にベルクソン論を出版、ベルクソン本人からも激賞される。1933年に学位論文『シェリング後期哲学における意識のオデュッセー』を提出。 その後各地で教職につくが、第二次大戦が起こり軍に召集され、負傷。だが負傷中にヴィシー政権の対ユダヤ人政策よって除隊、さらに教職剥奪という事態に遭遇し、レジスタンス活動に身を投ずることとなる。 終戦後、ラジオ音楽放送の顧問を務めた後、教職復帰。1949年に『徳論』を出版。1951年よりパリ大学道徳哲学教授を務めた。 サルトルやレヴィナスとはほぼ同世代に属するが、いわゆるフランス現代思想の流れからは距離を置いた位置にいたといえる。 「道徳」「倫理」「死」「音楽」といった問題における「語りえぬもの」「何だかよく分からないもの("je-ne-sais-quoi")」をめぐって、哲学の概念のみならず古今の文学や音楽までも幅広く用いつつ、 体系にとらわれることなく自在でしなやかな思索を展開しつづける彼のスタイルは極めて独自のものであり、それゆえに「分類できない哲学者」("Philosophe inclassable")とも呼ばれた。 1985年、パリにて死去。
174 :
考える名無しさん :04/08/05 02:45
ageiru
176 :
考える名無しさん :04/08/30 15:52
178 :
考える名無しさん :04/10/01 10:31:00
ジャンケレヴィッチを読むために、最近、ベルクソンを読みはじめますた。
オレも夏休みは『物質と記憶』に挑戦したよ。
白水社文庫クセジュの トロティニョン著『現代フランスの哲学』(1969、原著1967)に、 ジャンケレヴィッチについての著述が6ページあった。
境界のラプソディーの剛田タケシ先生は悪文家ですね。
ジャンケレヴィッチのような超インテリもオナニーするんですか? 合田氏の本の中にはジャンケレヴィッチはオナニーしたという記述は見当たらないのですが
183 :
考える名無しさん :04/10/18 14:16:13
ジャンケレヴィッチがホロヴィッツについて書いている文章とかってありますか? ホロヴィッツの神技をどう見ていたのかしりたいです。
あ
ら
ふ
保守
倫理について語るなら、ロールズは外せないよね ロールズ 哲学史講義 J・ロールズ著/坂部 恵ほか訳 みすず書房・12月中旬・4,830円・ISBN:4622071118 道徳哲学、政治哲学、倫理学をめぐる名講義をまとめた大冊。上巻はヒューム、ライプニッツ、カントの定式を論じる。
ほしゅ
ミシェル・オンフレの最近出た本にジャンケレヴィッチの本が少しだけど引用されてルネ。
このオンフレの本はおもしろくないんだけどね。
>>192 「赦し」に関する部分だったな。
著作でいうと『時効なきもの』かな。
そうれす。
ヤンケレビッチ
197 :
考える名無しさん :04/12/15 09:47:08
ジャンケレヴィッチの最高傑作は若いころに書いた「イロニーの精神」 である!!
じゃんけれさんの思想が凝縮されているよね。 でも音楽関係の著作もいいと思うなー。
私も音楽についての著作から彼の哲学に関心を持ったクチ。 彼の音楽関係の著作は、演奏する立場からの経験が反映されてるから、 そういった経験のある人なら意外と理解しやすい部分があるんじゃないかな。 (もちろん、全部の部分がそうというわけじゃないけど)
究極のインテリらしいね。
ウラジーあけおめー
202 :
考える名無しさん :05/01/06 23:43:47
ジャンケレヴィッチのドビュッシー論がきっかけで人生が変りました。
203 :
考える名無しさん :05/01/07 17:36:08
音楽と筆舌に尽くせないもの、読んだことある人います?
あるよん
205 :
考える名無しさん :05/01/08 15:44:47
ジャンケレヴィッチの音楽論の中で一番お好きなのどれですか?
どれも好きだよ。甲乙つけがたい。
207 :
考える名無しさん :05/01/08 16:23:10
フォーレに関するのってありましたよね。まだ読んでないんですが、 いかがでした?個人的にはドビュッシーが一番ぶっ飛びました。 言語表現の可能性ってこんなに豊かだったんだって。愛が詰まってるし。 なんちゃって(爆!!
流れぶった切ってスマソ。 「死は生に意味を与える無意味なのです」 これが出てきた本てなんですか? 「死とは何か」かな?
そうですよ。
>209 マリガトー ノシ 早速明日買ってきますわー
211 :
考える名無しさん :05/01/10 01:45:47
何処のスレか忘れたのですが、ジャンケレヴィッチの沈黙に関する言及と ウィトゲンシュタインのそれには重なるところがあるよねとかいうことを どなたかいってたんですよね。私もなんとなくそう思っていたのです。。が くわしく言及できないのですが。。何か感ずるところのある方、お話くださる と嬉しいな。。と思うのです!
>>211 そういう比較は確か合田さんの本に出てきたはず。
もっとも、厳密にに議論をつめていたわけでなく、
ふと気付いたことを記した覚書みたいな記述だったけど。
213 :
考える名無しさん :05/01/10 15:39:37
>>212 ありがとうございます。私、音楽が専攻のものです。
合田さんとはどういうかたなのでしょう?ご教示くださいますか。
合田さん 学歴:一橋社卒 都立大院 研究:20世紀ユダヤ思想関係。特にレヴィナス、ジャンケレヴィッチ 業績:著書、翻訳多数。 性格:写真見る限りでは気難しそう 語学:日英仏独。ヘブライ語もできるんだっけ? 趣味:ロック ギャグ:バカ! 合田さんのジャンケレ本いいけど、索引が欲しかった・・・
石原都知事が嫌いなので、都立大辞めて明治大の教授になった。
216 :
考える名無しさん :05/01/10 17:53:05
>>214 >>215 ありがとうございます。合田なにさん?
ジャンケレヴィッチの音楽論についての著書ありますか?
>>212 レヴィナスやジャンケレヴィッチなどの研究・翻訳をしている研究者です。>合田正人
『ジャンケレヴィッチ 境界のラプソディー』という本を書いてます。
音楽関係の著作はきっと人気あるんだよな。 色々翻訳出てるし、なのに何故いまいちパッとしないのか。
220 :
考える名無しさん :05/01/10 20:21:38
>>217 ありがとうございます。聞いたことあります、この本。面白かったですか?
音楽は詳しくないんですね。イロニーとかも面白そうと思っていたんだけど、
もう手に入りませんね。ちなみに音楽論以外で入りやすくて面白いのはどの
著作でしょう。←ジャンケレヴィッチの
>>220 「境界のラプソディー」はおもしろいけど、音楽関係には詳しく無いから、220氏にはどうだろう?
ジャンケレヴィッチのオススメ本は
邦訳なら「死とは何か」「イロニーの精神」(ただし現在品切れ)あたりでしょうかね。
222 :
考える名無しさん :05/01/10 22:58:05
>>221 ありがとうございます。早速探してみます。
>208です。 今日『死とは何か』買って来ました。 一気に読んだけどおもしろい。 イロニー、東京ならジュンク堂にまだあったよー。
224 :
考える名無しさん :05/01/11 21:51:39
>>223 え〜、ホントですか?でもHPみたら品切れって書いてありました。どこの
ジュンクだったか教えていただけませんか???
226 :
考える名無しさん :05/01/11 22:41:14
>>225 ありがとうございました!買にいこ〜!!
>>226 俺はあくまで推測しただけだからね。売って無くても俺に文句言うなよ。
223です。場所かかずにスマソ。池袋ジュンク堂です。 なんだか検索するより実際には多くの本があります。
新しい翻訳こないかなー。 ジャンケレの原書難しすぎ。
230 :
考える名無しさん :05/02/13 20:24:10
保守
231 :
考える名無しさん :05/03/12 17:18:41
ほっしゅ
また保守
233 :
ローカルルール審議中 :2005/04/15(金) 06:16:44
保守
234 :
考える名無しさん :2005/05/08(日) 01:27:49
押守
来る6月6日がジャンケレヴィッチ忌です。
ジャンケレヴィッチのよき理解者ポール・リクールが死んじゃったね
はははにんきねー
プププにんきねー
ケケケにんきねー
ヒョヒョヒョにんきねー
のまのまいぇい
チンコノイローゼ
244 :
考える名無しさん :2005/08/01(月) 19:14:15
ユダヤ人だったんだね。
もろユダヤ人ですよ。
ジャンケレヴィッチとかメルポンってなんかしなやかなイメージがある。 色で言うと白ぽっいイメージ。
247 :
考える名無しさん :2005/10/02(日) 19:42:53
ほしゅ
248 :
考える名無しさん :2005/10/02(日) 19:47:12
はははにんきねー
249 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 23:46:41
ジャンケレってパパも凄かったんだね
当時の現代思想に被れた医者だろ?
251 :
考える名無しさん :2005/10/18(火) 11:38:37
斎藤環からジャンケレか想像出来ないな。
この人俺が生まれた日に死んだのか(`・ω・´) 襟が正される思いだ。
255 :
考える名無しさん :2005/10/22(土) 12:31:10
>>254 あなたはジャンケレヴィッチの生まれ変わりです
256 :
考える名無しさん :2005/10/23(日) 02:05:00
もうフランス語勉強します。 ドイツ語は人生に余力があればするときがくると思って諦めます…(´・ω・`)
257 :
考える名無しさん :2005/10/23(日) 23:11:34
ジャンケレヴィッチはよく『死』とかで「事実性」(クォディテ〉って言うけど、 これってハイデガーの事実性(ファクティツィテート)と同じことを指してるのかな? おしえてエロい人
ほしゅ
259 :
256 :2005/11/22(火) 06:09:15
今更誤爆してることに気づきました。
260 :
考える名無しさん :2005/12/14(水) 14:31:35
age
à
ほす
ファビョテンジャネーヨ。
とりあえず保守スター
ジャンケレヴィッチの翻訳はでる機会が無さそうですね。
ワクチンの概念を導入したようだ。
267 :
考える名無しさん :2006/04/12(水) 23:46:42
hoshu
ほしゆ
うーん。ところで3人称の士について
俺思ったんだけど、この人の死論はハイデガーの存在論と係わり合いがあると思う
ほしゅ
272 :
考える名無しさん :2006/07/21(金) 02:56:39
意味が分からん
274 :
考える名無しさん :2006/08/14(月) 00:08:02
合田さんのサルトル本でジャンケレヴィッチについて少し書いてあるね。 まぁ今までの繰り返しみたいな感じだけど
触れられているというか、名前が出てる程度。 中身はなんもない。
276 :
考える名無しさん :2006/09/16(土) 06:38:08
『徳について』(徳論)が出たよ。 第1部だけだけど・・・ ジャンケレヴィッチ密かにきてる?
278 :
考える名無しさん :2006/09/20(水) 01:10:17
あと三冊出るかな・・・仲澤さんはもう76だよ・・・ それとも名義貸し? っても学生さんもいないからやっぱり本人が訳しているのかな。 だとしたらすごいなぁ。本当にがんばってほしいよ。
・哲学 『死』(2年前?に復刊されたが現在では入所困難か?) 『仕事と日々・夢想と夜々』(現在入手困難) 『道徳の逆説』(現在入手困難) 『還らぬ時と郷愁』 『アンリ・ベルクソン』 『イロニーの精神』(現在入手困難) 『死とはなにか』 『徳について I意向の真剣さ』 ・音楽 『音楽と筆舌に尽くせないもの』 『ドビュッシー 生と死の音楽』 『リスト ヴィルトゥオーゾの冒険』 『ラヴェル』 『遙かなる現前 アルベニス、セヴラック、モンポウ』 『フォーレ 音楽から沈黙へ 言葉では言い表し得ないもの… 』 ・その他 『最初と最後のページ』 こう見ると結構翻訳されているね。 メジャーな思想家と言っても問題ないほどなんだけど・・・
281 :
考える名無しさん :2006/09/25(月) 23:16:10
『徳について I 』買ってきた。 プラトンからベルクソンにいたる古今の哲学、 さらに古今の文学作品・音楽作品、 そういったものを自由自在に引用してどんどん議論が展開されていくんで 読んでる側はその議論になかなか追いついていけん。 まさに「ジャンケレヴィッチ節炸裂!」って感じ。
282 :
考える名無しさん :2006/09/30(土) 12:00:07
ウィキペディアのジャンケレヴィッチの項目を充実させようとしている のだが、全部の邦訳・原書を持っているわけではないので、不十分に ならざるをえない。協力してくれまいか?どんな情報でもかまわんので、 このスレで教えてください。
どこらへんを協力すればいい? 他の哲学者に比べれば結構充実してるとは思うけど
284 :
考える名無しさん :2006/09/30(土) 20:05:37
新刊『音楽から沈黙へ フォーレ―言葉では言い表し得ないもの』新評論
>>283 邦訳名は判明しているが、原題と原著発行年が不明の書籍があります。
もしご存知でしたら教えてください。
また、ジャンケレヴィッチについての論考・記事のある文章か書き手の
情報があれば教えてください。
それなら、合田さんのジャンケレ本に書いてあるからたぶんわかります。
286 :
考える名無しさん :2006/10/15(日) 22:08:46
287 :
考える名無しさん :2006/10/17(火) 20:54:46
ジャンケレヴィッチって結局何を論じた人なの? 死についてだの音楽についてだのいってるけど、 だから何? 誤解を招くという覚悟でいいから誰かその輪郭を教えてよ!!
288 :
考える名無しさん :2006/10/18(水) 18:11:36
>>287 死・音楽・倫理、etc.、語りえぬものについて語り続けた人。
289 :
考える名無しさん :2006/10/20(金) 21:43:08
要約してよ! 何がなんだかわかんないよ!
要約なんてできない。それがジャンケレヴィッチの文章。
291 :
考える名無しさん :2006/11/10(金) 13:48:01
>>289 ジャンケレヴィッチを知るための迂回をしてみましょう。
ジョン・ケージっていう音楽家、知ってますか?
知らなくてもいいんですけど、彼に『サイレンス』という著書があります。
まずここで音楽家が沈黙について語るって変じゃないの、という疑問を抱いてください。
わかりにくいかもしれませんが、彼の態度は(タイトルに反して)
「沈黙はありえない」というものです。
「沈黙はありえない」つまり「この世は音楽で満ちている!」というわけ。
じゃあそのことを知るためにはどうすればいいかって、
「沈黙」に近い状況をつくればいいわけですね。
そのために自分で無響室に引き籠ったりもしますが、
そのことを「4分33秒」という作品で「実証」します。
どんな作品かというと、演奏家が何もせずピアノの前に座り、
その間ただ客席が「ざわついている」というもの。
ふざけんなと思うかもしれませんが、演奏家が演奏せずとも「音は持続している」んだ、
という態度をここから読みとってください。
(もっとも「4分33秒」の意義はそこにとどまるものではない)
で、ジャンケレですが彼の言わんとしてることはケージとはまるっきり逆。
つまり音楽を通して沈黙を見出す、というものです。
沈黙なんて聴けるはずねえよ、てふつう思いますね。
じゃあケージとジャンケレ、どっちがわかりにくいですか?
この場合、後者の方が古典的な音楽(芸術)観の持ち主で、
前者は「異端」だということをひとまず知って下さい。
292 :
考える名無しさん :2006/11/10(金) 13:50:03
メル・ギブソンの『パッション』っていう映画、知ってますか? 知らなくてもいいんですけど、そのなかのキリストの磔刑があまりに生々しいんで、 クリスチャンからも難癖つけられたという、いわくつきの作品です。 さらに言うならこれはユダヤ人からは根本からして受け容れられないモチーフです。 ユダヤ教とキリスト教の違いは何か。 その一つにユダヤ教の本質には「媒介(性)」を認めない、というのがあります。 一神教という点で二つの宗教は同じだけれども、 キリスト教では天上の神と(この世に生きる)私たちの間にイエス・キリストが「います」。 これが媒介っつーことです。 そしてイエス・キリストを通して神につながっている、ということを確認するために 手っ取り早いのが絵画ですね。分かりやすさがある。キリストの顔、見たことあるでしょ? この世で一番有名な顔かもしれない。さらには映画なんかも作れちゃうわけです。 覚えておいてほしいのは、『パッション』は極端な例ですが、 「見ること」っていうことにはその根本に猥雑さをはらんでいる、ということです。 よく聞く「偶像破壊主義」というのは、この視覚の猥雑さへの否認ということがある。 それゆえ、ユダヤ教における宗教的なメディアは美術ではなく音楽でなくては「ならない」。 (絵を描けない、ということではありませんよ) 少なくとも、古典的な世界ではそうでした。 話を戻すと、音楽で沈黙が訪れるときってのは神が訪れるサインなんです。 わかりにくいですね。 なぜかって、当たり前だけれど、沈黙は語れないものだから。 でもジャンケレが「沈黙」とか「語り得ぬもの」とかいう言葉によって 何を指示しようとしてるのか、気づいてきませんか?
293 :
考える名無しさん :2006/11/10(金) 15:59:18
>>291-292 ジョンケージの4分33秒は知ってますよ!
音楽から沈黙を見出す、ですか、、、なんか宗教的に絵は駄目だけど音はOKって態度は安易に思えるけど、、、
そこからなんか見出そうとしたのがジャンケレなんですか、、、><
294 :
考える名無しさん :2006/11/10(金) 19:21:39
>>293 なんか誤解されやすく書いてしまったことを補足すると、
本来、キリスト教でも「神」というのは見えないものだったんですよ。
なぜかって、神様は人間を超越した光のようなものだから。
でも、イエス・キリストは「媒介者」というか、
一度この世に「実在」した人間ですから、絵で描いたりできるわけです。
でもユダヤ=キリスト教では「言葉」(聖書)を介して、あるいは聴覚を介して、
神を知るんだ、ということでは共通してます。
そして音楽というのはそもそも超越的なものに近づくための
神秘的なメディアだったんです。ずーっと長い間。
じゃあジャンケレは宗教音楽だけ聴いておけばいいと言ったかというと、
そうではないですよ。
ジョン・ケージの何が革新的だったのか、
現在聞いてるポピュラー音楽の祖はワーグナーだったりしますが、
そことは異なる伝統を知るため、世俗化された私たちにこそ
ジャンケレを読む意義があるかもしれませんよ??
>>293 あなたは何というか、短絡的に結論を急ぎすぎる。
そういう結論を急ぐような意志から、
ある意味最も遠くにいようとしたのがジャンケレヴィッチのように思う。
ジャンケレヴィッチの著作に 『ラプソティー』La Rhapsodie-verve et improvisation musicale というものがあるのですが、どなたか内容ご存知のかたいますか? タイトルが自分の興味にひどく近く読んでみたいと思うのですが、 なにぶん邦訳はないそうで原書買って内容が興味と違ったりしたら悲しいので。。
297 :
考える名無しさん :2006/11/25(土) 17:33:51
>>296 ジャンケレヴィッチの他の著作を読んでも大丈夫なら大丈夫
でしょう。おそらく、悲しい思いをすると思いますが。
298 :
考える名無しさん :2006/11/29(水) 00:42:48
>>296 とりあえず『リスト ヴィルトゥオーゾの冒険』伊藤制子訳(春秋社)
(原題:Liszt et la Rhapsodie: essai sur la virtuosite,1989)
を読めばいいのでは?
『ラプソディー』(1955)は実際に読んだことはないけど、リスト論なのは確か。
299 :
296 :2006/11/29(水) 03:12:04
>>297-298 ありがとうございます。
ジャンケレヴィッチのリスト論はいくつかあるのでしょうか?
WebCatでは次のようなものも引っかかりました。
Liszt : rhapsodie et improvisation / Vladimir Jankelevitch ; edition e
tablie par Francoise Schwab
私はジャンケレのリスト論よりはジャンケレの即興論に興味を持ってます。
(多分リストを論じる際に即興ということが問題になるのでしょうけれど・・)
300 :
考える名無しさん :2006/12/04(月) 00:48:02
>>296 伊藤訳のあとがきによると
Liszt : rhapsodie et improvisation / Vladimir Jankelevitch ; edition e
tablie par Francoise Schwab
は、La Rhapsodie-verve et improvisation musicaleの第1章と第5章を
編集したものらしいです。
それから、次の論文も有益かもしれません。(当方未読。)
「ジャンケレヴィッチの即興論--「定形表現」の両義的機能を中心に」 / 近藤 秀樹
音楽学. 42(1) [1996.11]
近藤さんは『遙かなる現前 アルベニス、セヴラック、モンポウ』 の訳者です。
301 :
296 :2006/12/04(月) 22:29:02
>>300 ご丁寧にどうもありがとうございます。
邦文の論文から読んでみて、
興味が沸いたら"Liszt : rhapsodie et improvisation"読んでみようと思います。
保守
303 :
考える名無しさん :2007/02/11(日) 16:04:49
ほしゅ
304 :
考える名無しさん :2007/03/21(水) 17:03:41
新作の情報どこかにないかね?
305 :
考える名無しさん :2007/03/27(火) 17:34:56
クラシック板のモンポウスレでジャンケレヴィッチの『遥かなる現前』に ついて触れたら、良好な反応があったよ。 個人的には、『悪』『なんだか分からないものとほとんど無』 『赦す』『時効なきもの』を翻訳してほしいね。 『最初と最後のページ』に著述目録があるんだけれど、哲学・音楽 双方でたくさんの本と論文を書いているんだな〜と感心したよ。
306 :
考える名無しさん :2007/04/07(土) 07:30:10
アドルノもそうだけど、ユダヤ性を感じる部分があることは確か。
307 :
考える名無しさん :
2007/05/02(水) 19:46:22 ドビュッシー、がなかなか見つからぬ。