858 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/17 08:59
アニメの世界に登場する美形キャラのような人間を
現実世界においても形成するのが我々の至上命題だ!
現状では社会システムが完全にその枠組みの中で生きる人々の
後塵に突っ伏しているっ!!
人格が社会システムに規範されるならば
アニメの萌え萌え美形キャラから、あるべき社会システムの枠組みを汲み取ることも可能。
我々はそれを実現させねばならぬっ! 火急に!
貴様らキチガイは邪魔するなっ!
俺は正しい! 貴様らは皆間違っているっ! アホっ!
859 :
考える名無しさん:03/10/17 09:00
……頑張ってね
860 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/17 09:22
しかし、まだ美形アニメキャラ(現在の我々から見た理想の人間)
の真の内面を描ける力量を有した作家が存在しないため、その容姿だけが注目され
所謂萌え現象が生じているに過ぎない。
現実世界のアニメキャラの様な容姿を持った人々の心を分析・解釈し
そこから説得力ある美形キャラ内面描写を絡めた物語を構築することこそが
遥かなる領域を実現するための第一歩なのだっ!
俺ガッ! 俺ガッ! ヤルッ!!!!
てゆうか、やってるぜ!
861 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/17 09:25
貴様ら低脳の豚共はっ!
俺を金銭的に支援しろっ!
国は俺に補助金を出せ! いいから出せ!
天皇なんとかしろっ! 勅令を下してみろっ!
862 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/17 09:27
やばい、ガッコいかなきゃ…
もう授業始まってるニョ……
863 :
考える名無しさん:03/10/17 10:39
あんた好きだよ
>>855 それはイメージだろ。それを裏付ける客観的な資料でもあるのか?
865 :
考える名無しさん:03/10/17 20:50
>>856 実写だって浅い。月9とか見てるとウンザリしてこないか?
浅い作品が氾濫している中で、優れたものもある。
それは実写もアニメも同じだ。
866 :
考える名無しさん:03/10/17 20:53
そうそう。才能ある人物と寛容な客が出てくれば、
たぶん面白いのなんぼでも作れる
可能性のある分野だと思うのにね。
特にanimationは、実写より自由度高いし。
867 :
考える名無しさん:03/10/17 20:59
もっと格好をつけて言うと、animationは時間と空間の総合芸術なのだ!
なにもポップなことばっかりやらんでも宜し!
この辺の事は「今井ナントカ」云う人が書いた『漫画映画論』に詳しい。
まだ日本にアニメという言葉が存在しなかった時代、
手塚治虫さえ活躍し始めたころに書かれた名著である。
が、それゆえにジャパニメーションに内容を特化せず、
文字通り「映画論」まで学べてしまう、お得な一冊です。
ぜひ、秋の夜長にお買い求めを。。。。。
あれ?なにやってんだ。(笑) ついつい熱く語ってしまった。
868 :
考える名無しさん:03/10/17 21:01
宮崎作品とか攻殻機動隊とか
優れたアニメが多数出てきている現状を見て、
アートの才能がある若者は黙っていないだろうな。
ジャパニメーションの未来は明るいかもな。
869 :
考える名無しさん:03/10/17 21:03
>>867 だよなー。
アニメは可能性たっぷりの総合芸術だ!
アニメは萌えを意識していてキモいという声は枚挙にいとまがないが、男女共に美形俳優が
一切出ないドラマが売れるかと考えれば(最初ぐらいは話題性ありかもしれんが)、非オタクも
似たようなものだと思うが。
871 :
考える名無しさん:03/10/23 14:17
>>870 萌えアニメ批判で「キャラデザインや声優が変わったら人気が急落しそうなアニメ」なんて
言葉をよく聞くが、ドラマだって「俳優、女優を入れ替えただけで人気が急落しそうなドラマ」は
たくさんあるよな(一概に同列には並べられんが)。萌え目当てでアニメを見るのも、俳優(アイドルの
場合もあり)目当てでドラマを見るのもそう変わらんよな。
872 :
考える名無しさん:03/10/24 19:36
アニメでオナニーしよっと
年配者の場合は文化が低いと嫌う向きもあるだろうけど,
少なくとも40未満の場合は別の理由。
準オタクほどオタクを強く嫌う傾向等,付き詰めれば自然な差別の一つ。
言い換えれば,
・「性的弱者のオナニー」に対する近親憎悪的嫌悪。
・性的弱者を馬鹿にする事で自己の優位を示そうとする意思の表れ。
よくわからんけどアニメを見るでも、子供っぽい、ゴールデンタイムや夕方にやるやつ
を見ている友人はキモイとは感じないけど、萌えっぽいアニメとかを見ている友人は、
その人の性格、社交性などとは切り離して、そのアニメを見ているという点でなんとなく
ちょっと距離を置いてしまう。
>>871 マキハラの曲をSMAPが歌うようなもんか。
みなさん、アニメ以外でどうやってイクんですか?
878 :
考える名無しさん:03/11/21 23:13
879 :
天王星人 ◆IIlf5fRtQc :03/11/23 18:29
オタクは活き活きしている。
眼が輝いている。
時に笑顔が素敵ですら、ある。
しかし!
彼らが生きているその世界は、幻想である。
現実に帰った時、彼らの眼は死ぬ。
そこだけだ。問題は。
オタクを養っていけるほど、この国の経済は余裕じゃない。
>879
俺もオタクは嫌いだが、同族嫌悪でもある、いい年こいたオタク業界人だ。
(若いオタクのあの馴れ馴れしさはなんなんだろうね?)
浜野保樹著『表現のビジネス』東京大学出版会、を読んだか?
日本がオタクカルチャーを捨てることは、日本のアイデンティティーを捨てるのとイコールである。
日本が世界に誇れる数少ない文化輸出品なんだから。
オタク=右翼
ヤオイ=左翼
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
/ ,――――-ミ
/ / / \ |
| / ,(・) (・) |
(6 つ |
| ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /__/ / < なわけねぇだろ!
/| /\ \________
恥の文化が、まだ残っているのだよ
アニメ文化の前に・・・・・・
884 :
考える名無しさん:03/12/24 16:50
なぜ、かってって??・
885 :
考える名無しさん:03/12/24 17:47
このスレで書いても無効かな??
これまで何度かニーチェが出てきたけれど、
アニメとニーチェの接点は「総合芸術」。
19世紀の後半、ワーグナーをめぐっていろいろな議論が起こった。
はじめのころニーチェはワーグナー好きで、
最終的には罵倒に終わっているんだけれど…
つーか時代の流れ上、どっかで差別化っつーか
なんかしらの変化みたいなのがあったよな気がする。
昔は明日のジョーとかハイジとかエースをなんとかとかガンダムとか
「普通の人」でも見てて、それの話題も普通に十分アリみたいなトコが
あったと思うんよ。
でも最近は「アニメ=何かイクナイ」みたいな構図が定番化してるっぽい。
コレは私見で確証はないが
アニメや漫画っつーのは作り手の主張云々みたいなのも有り得る一方、
非現実的性格を持ってる
換言すれば現実の逃避場所としての余地を持ってしまってるんじゃないか
そこに「逃避者」の大量移入が起こった結果、
アニメ・漫画が間から白眼視されるようなポジションに到達したんじゃないか
とか。
で、今や作ってんのが逃避者なら消費者も逃避者。
世界(業界)全体が「開き直った」状態。
中には「まとも」に表現手段として用いようとする
(芸術家が"「まとも」な"人間かどうかという議論はおいといて)
人も居るが、市場の多くがそれを求めてない罠。
887 :
Public enemy No.1:03/12/24 22:18
とりあえずさ、
萌えとかそゆのにも理解を示せるような
イマドキに懐の広い一方、現実に目を向けれる連中が
会社なり団体なりなんなり作って活発にもよもよしてたら
何か変わるかもよ?
とか、夢みたい年頃の漫画家志望の社会の敵。
>886
だから、「ふつうの人」に訴えるべく四苦八苦したトミノの苦闘にあらためて学ぶべきではないかと。
(かれはロボットアニメという子供向けのフォーマットを、それなりにイメージアップすることに成功した)。
かれの最高傑作はファーストガンダムであり、キングゲイナーである。
(ほんとはターンエーと言いたいところだが、設定が細かすぎてふつうの人には取っつきにくいだろう)。
なるほどなぁ・・・
富野氏の言うことも大いに理解できる。が、
あまり熱心に"それだけを支持"しすぎると結局は
ヲタク文化の誘導を肯定しかねない気がするから、そのへんは注意な。
漏れは(少なくとも日本における)マンガ・アニメの存在の方向転換は
そのアイデンティティーを
『人間の「終着点」ではなく「出発点」に変革すること』じゃ内科と思う。
つまり「芸術や文化として極まった存在」を至上に目指すのではなく、
「人の人生に訴えられる」「その人の人生の何らかのきっかけとなる」
みたいなコトを指したいんだが。
その存在の崇高さなんかを求めるのは二の次で、本来の目標だけを真摯に追い求めること。
(それが結局は「マンガ・アニメ=ヲタ」ってイメージもそのうち払拭できるんじゃないかって思うんだが、理想。)
890 :
Public enemy No.1:03/12/25 09:11
いやまぁ、「知的好奇心を刺激する」「高次な段階を追い求める」のは
悪いコトじゃないとも思うけどな。
ジブリだって「神話」の哲学を取り込んでるところだってあるし。
ただ、「程々にする」とこはあってイイと思う。
でもただ、漫画家とかそれだけを至上目標とすると
完璧に社会のアウトローになっちゃうことほぼ間違いなしだし、
そういう「社会」から「外れた」人間を生産したくは無いワケよ。
芸術だ何だに身を投じ命を賭すより、
「普通に」生きた方が、人として絶対そっちの方が漏れはイイと思う。
漏れはもう手遅れだが。(死)
あと今更だが
>>885の言いたかったコトを
も少し詳しく知りたい。
891 :
考える名無しさん:03/12/25 13:16
俺(関西人)的今年のアニメベスト5
1位:灰羽連盟
2位:十二国記
3位:巷説百物語
4位:エアマスター
5位:D.C.ダカーポ
892 :
考える名無しさん:03/12/25 23:10
既出かもですけども、
押井さんの「天使のたまご」とかこの板的にはどうなんですか?
やっぱ馬鹿にされておしまいですか?
確かに、アニメはいろんな意味で実写に劣りやすいジャンルだと思う。
ストーリーはよりお約束に陥りがちだし、役者のリアリティや表情は乏しい。
また昨今の不況から、業者も安価で一定の売り上げを見込める萌えアニメに走り勝ちのようです。
でも、なぜ海外で日本アニメ・漫画が売れるという現象は、
単にオタク批判だけしていても決して理解できないと思う。
自分は97年の映画エヴァ以来アニメをぼちぼち見てますが、まだよくわからんなあ。
普通のテレビドラマより面白いアニメもあることは確かですけど。
893 :
考える名無しさん:03/12/25 23:19
残酷な天使のように 少年よ 神話になれ〜
894 :
考える名無しさん:03/12/25 23:28
研究者としての自分 母親としての自分 そして女としての自分
マギー四郎
>892
おれもエヴァでアニメの表現力というものにびっくりした者だけど、
あれはいかにしてアニメキャラに実在感を付与するかという試みだと書いている人がいた。
死と狂気を描くことでキャラクターは単なる絵から生々しい存在へと変貌する。
(「アニメ評論家宣言」藤津亮太)
で、いま仕事でアニメを見るようになった。エヴァ以後にもざっと思いつくだけで
カウボーイ・ビバップ、OH! スーパーミルクちゃん、アベノ橋魔法商店街、
アニマトリックス、デ・ジ・キャラット、ギャラクシーエンジェル…
こんなふうにならべてるとたんなるアニオタだなぁ。
>895
あ、レスどうも。>892です。
仕事でご覧になってるんですか。
やっぱり義務感が入ってくると、ときには見るのが辛くなってきますか?
>実在感を付与する試み
アニメーション、語源がアニマですしね。
ただ、いろんな方が評論しておられるようなんですが、
それはそれで個人的にどうもピンときません。なんていうか文芸評論より、
もっと文明論的なアプローチが自分は好きなようです。
でもほんと、「Air/まごころを、君に」は
わけのわからないエネルギーに満ちた映画ですよね。筋なんかないに等しいんだけど、
初見時には「絶対終わらせてやる」というようなパワーを感じました。
>896
エヴァ以後に注目し、感動しつつ観賞したアニメということで列挙してみたんですが、
送信ボタンをあせって押してしまいました。
つまらないアニメ、面白いアニメはあります。
あだち充のいい人系アニメとかは自分には合いませんね。ファンは多いようですが。
宣伝という目的をもって、必要な情報を収集するために見るアニメ視聴は、べつに苦痛ではないです。
早送りしまくるし。
藤津亮太の指摘は、エヴァ評論を片っ端から読んだ自分にも目新しかった。
架空のキャラに実在感を与えることに苦労するのがアニメであり、エヴァはそのことを意識的に課題とし
文芸的なレベルで解決することに成功した。
実在感とはべつに「動きフェチ」なアニメーターもいますが。それはそれでおもしろい。
富野由悠季も端役にまでいちいち名前をつけ、こまかい具体的な設定づけにこだわっていた。
それが実在感という課題のためだったと、おくればせながら知ることができた。
現代はスピードの時代だと、仮に定義してみます。すると、実写よりアニメのほうがポンポンと
テンポよく進行し、情報密度が濃いともいえる。実写が情報量多くみえても、それはしょせんノイズにしかすぎない。
と、アニメ界に染まってしまった者としては、いってみたいんですけどね。
898 :
考える名無しさん:03/12/26 03:31
アニメが哲学的でなければならないと思ってる時点で哲学板は糞
>>889 そのアイデンがなににかかってるんだよwww
パトレイバーからナデシコへつながる同世代ドラマをやるには、ネットがある以上
もはやアニメの出番はない。
901 :
考える名無しさん:03/12/26 15:13
>>897 アニメ界に染まろうとしている者としてアニメーションのリアリティに対する意見を。
ある場面があるとして、そこを実写とアニメーションで作り比較するとどうなるか。
圧倒的に実写のほうが表現力が高い。
アニメーションがこれに限りなく近づく為には、圧倒的な作り込みが必要である。
例えば口の動きにしても、アニメの場合は口の動きだけで表現される事が多いが
少しでも口が動くに従って顎のラインは変化するわけであり
このような一つ一つの細かな点が積み重なって 最終的に大きな差となってくるわけである
実写であれば俳優が台詞をそのまま喋るので違和感はないが
アニメは見た目適当に近い口の動きに声優の台詞を合わせる手法であるから
映像と声が完全に一致していない以上、洋画吹き替え程度の表現力となる。
このことだけでも作品の品質、視聴者の感情移入度は格段に変化するだろう。
年々進化しているアニメーション分野だけに、このような高品質アニメを普通に
作れるようになる日もそう遠くないのではないだろうか。
しかし現実的には制約が多く、そのぶんリアリティに欠けるきらいがあり、それが
アニメーションを実写に比べ単純な物としているわけだが、単純ということは複雑でない
理解しやすい形態になっているということでもあり、子供に受け入れられやすい要因の一つと
なっているわけだが、その単純さ、リアリティの無さゆえに大人に受け入れられ難いのも事実である。
その壁を越えることが出来たら、すなわち実写並のリアリティとアニメならではの表現力の豊富さを
同時に得る事が出来たならば、アニメが最高の映像作品としての手段となったと言えまいか?
そうなれば自ずとアニメに対する一般的評価も変わってくるだろう。
以上長文失礼しました。
902 :
考える名無しさん:03/12/26 22:18
文学ぽが混ざってる感があるのでsage進行で。
業界の方がおられるようで、戦々恐々。
>>899の仰ってることがいまいち理解不能なのは俺の頭が足りんのだろうか。
要は、(一部でも)市場としての方向性の転換を試みてみれたらいいのに
とマネージメントもくそも無視した発言のつもりだったんだケド。
>>901 まぁ言ってることを一言でかたづけてしまうと
>>897のいう「動きフェチ」にあたると思うんだが・・・
むろん、このようなことを熱心に追求してくれる方あっての発展や変化。
実践実行に移されることを大いに期待します。
実在感云々の話ですが、
「実在感がある=肉体的にリアルなバーチャル(仮想)体験」
を意味しているのでなければ、
多少「設定」はすっ飛んでいてもかまわないんじゃないか
とか個人的には思っています。
いや、そんなこと言いつつ自分も細やかな設定は何か執着する方ですが。
自分個人の話で恐縮ですが、自分が最も重視しているのは
(同じ作り手同士、いわば内輪で欲求や嗜好を満足させるものはそれとして)
マンガやアニメを読んだ・観た後、その人(「一般」人)に「何を残せたか?」です。
「何」ってのはもちろん「受ける人次第」ってのが理想ですが。
903 :
考える名無しさん:03/12/26 23:09
特にアニメのリアリティを出すには物語り進行の妨げにならないよう
その人物の思想を綿密に設定する事が重要です
ステレオタイプの人間を作り出し、それから外れるような言動は誇張して取り上げられ
人間の成長や堕落として登場人物全てから非難を受けます
>>902 設定はそのキャラクターに存在意義を与えるものなので、
それを突き詰めて作品にフィードバックするのはリアリティ追及のみならず作品の世界観
を広げるためにも不可欠な要素だと思います。キャラを只の人の形をしただけのものにしないためのも。
それに美しい映像、素晴らしいストーリー、音楽等が噛み合ってこそ
最高に深みのある作品が出来るのだと思います。そうすれば製作者の伝えたいことは
言葉で語る以上に観てくれた人へ伝わると思います。
自分は監督業ではありませんが、このあたりは映像作家の命題なのではないかと思っています。
12人の妹のバーチャルアニメよりは、12人の裸のAVの方がましだ。
12人の裸のAVよりは、12人の裸のセクキャバの方がましだ。
12人の裸のセクキャバよりは、12人のセフレの方がましだ。
12人のセフレよりは…
アニメと実写の線引きは、最近曖昧になりつつあるでしょう。
CGです。もう実写の到る所にCG,CG。
座等市の血しぶきとか、気がつかなかったでしょう。
楽して物が造れるようになると、
現実感・達成感が希薄になります。
薄めのアニメが好まれます。
テーマが重い物も、描写の濃淡であれやこれや……