東洋哲学と西洋哲学はそんなに違うのか?

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 東西の哲学は難易的にも質的にも案外にたものではないか? だって、明治人は中国哲学を学んでいたのに
ほとんど苦労なく西洋哲学をものにしたではないか? 内容的に差はあるか
もしれないがそれは上下の差ではなく、考え方が違うだけで、難易の差は
なかったと思う。
 現在の日本人はかつてのように東西両洋の哲学を学ぶのは稀なので思わんかもしれんが、
がちだが、おれはそう思う。
2考える名無しさん:02/08/03 23:07
>明治人は中国哲学を学んでいたのに
ほとんど苦労なく西洋哲学をものにしたではないか? 

バカを言うな。
どっちもモノにできてないよ。
3 :02/08/03 23:09
これは面食らった。そういう答えがあったか! しかしどんなもんだろ。
解釈を加え、また自己を修養したりえたのではないか? どこまでが哲学を
なしたといえるかはまた一つの問題であるが。常識内で考えてみてくれ。
4candrakaant ◆sen2Ebks :02/08/04 00:26
>>1
例えば。
インド哲学にも論理学(因明)なんかがあるけど、方法論としては西洋論理学と一緒なんだよね。
レベルも一緒だと思うよ。論理学は専門ではないから詳しくはよくわかんないけど。

でも、西洋哲学の概念で、東洋思想を捉えるのは無理ではないかと。
その考え方だと、当然、東洋哲学は「哲学のスタンダードから外れている。低レベル」ということになっちゃいがちから・・。
5 :02/08/04 01:03
論理についてということだが、確かに西洋哲学、印度哲学の論理が高いレベルで
あることは承知である。さて中国哲学が昔から仏教に比べ論の点で劣っていると
認識されていた。しかるに中国哲学でも易学は論理の学であり、宋代の儒教ルネサンス
によって易の理論を中心として理気二元論をはじめとする形而上哲学が生じたのである。
往々にしてそれは道仏の影響を蒙っていたことは確かであろう。しかしそうした従来
儒の弱点である論理が補強されたのであり、そうした動きの中で欧米人の科学の影響
とされるが、より科学的に論理的に経を解釈する考証学が明末から清代にかけて興る
のである。よって中国哲学に論理がないなどということはない。その中心が易経。
 哲学のスタンダードという時、現在の標準と思われていることが欧米中心であり
欧米スタンダードなのだからそう思ってしまう。これは大変浅はかである。何しろ
東洋哲学と欧米哲学ではその発生の状況もよってたつ基盤も共通したところもあるが
大方は異なっているのだから。特に西欧哲学は自己の内面と外部をきりはなし、内面の
理性なるものに忠実に思考することをよしとする。が、中国哲学などは理を内面だけにもと
めない。自己と外部をきりはなさない。よって環境などより現代的な問題と深く関わる。
 そうした意味で結して西欧哲学だけがこの世の標準ではないときっぱりいっておこう。
6ニョねずみ:02/08/04 01:25
>>4
>東洋哲学は「哲学のスタンダードから外れている。低レベル」ということになっちゃいがちから・・。

そういうこといってるから馬鹿にされるのだと思う。
西洋哲学では「哲学のスタンダード」は強固に生き続けてきたが、その内部か
ら根底を覆す哲学も産み出して来たんだよ。
そういう力学が幾つかの前人未踏の哲学を創造してきたわけ。
それを考えれば、東洋思想は伝承哲学だよ。
東洋の思想家にも世界レベルで天才的な者がいたのだろう。
僕はそれを疑ってはいない。
彼らの不幸は「力学」に置かれていなかったことだ。
結果的には哲学としては流産して伝承哲学となる他なかった。
だから東洋思想はひとつの刺激にはなってもそれ以上のものにはなりえない。
では「力学」に置かれていない日本人が西洋哲学をやる意義はどこにあるのか?
実は現代の日本人はある「力学」に置かれているのだ。
それゆえ今こそ西洋哲学をものにし得るのであり、東洋思想は二重に「刺激に
はなってもそれ以上のものにはなりえない」ということになってしまう。
7考える名無しさん:02/08/04 01:39
ショーペンハウアー、ニーチェ、ハイデガーなどは東洋哲学の影響を
かなり受けてるから、そういう哲学者を研究するなら、東西両方を
学ばざるを得ない。
8考える名無しさん:02/08/04 01:41
>>6
で、駄文を連ねるあんたは東洋思想を真剣に学んでそう言ってるのかと問いたい。
どうせ聞きかじりだろーさ。
9考える名無しさん:02/08/04 01:45
東洋哲学は宗教的な匂いがあちこちにするから
説得力のない人が話すと、胡散臭くなる。
悪いと言ってるのではないよ。
10ニョねずみ :02/08/04 01:54
>>8
電波男さんがいたらこういう書込みはしなかっただろうね。
僕は徹底した人が好きだ。
11考える名無しさん:02/08/04 01:56
黒柳 徹底子
12 :02/08/04 10:18
 東洋哲学とひとくくりで語るのはよろしくない。中でも儒教は宗教かそうでないか
きっぱりいいきることはできない。また儒教の中にも宗教的な部分もあれば宇宙論
哲学のような部分もある。
 それから西洋哲学が完全に宗教を脱しているなどとまさか誤解しているのではある
まいな? だとしたら発狂ものである。どこかしこにも宗教の影響がみられる。
 また乗り越えの力学は西洋哲学のみではない。東洋の哲学でも歴史上中世の否定
などがおこっている。また学問の傾向も時代にしたがって変化している。まったく
古代そのままであるはずがないだろ。
 西洋哲学にどっぷりつかって東洋の哲学に触れていないから周りがよくみえない。
これは内面にひたるだけの西洋哲学の悪い面である。
 また哲学の乗り越え主義は最近は批判されている。前人未到の哲学などといっても
結局は哲学の自己保存のためにすぎないことが多い。新しいという理由だけで
過去の思想を見下したりする。
 
13考える名無しさん:02/08/08 13:33
講談社現代新書の「道徳を基礎づける」って良かった。翻訳書なのにどんな日本の
哲学書よりもわかりやすい。こういう本を日本の哲学者は何故かけないのかが問題だ。
14考える名無しさん:02/08/08 14:09
東洋哲学の解説書をおせーてくらさい
老荘思想も入っているものを・・・
15考える名無しさん:02/08/08 14:41
>>14
「論語」は最高の哲学。老荘は形而上学的であまり感心しない。
16 :02/08/08 19:17
伝承哲学だと思っているのは努力が足りないからである。儒教でも江戸時代の日本に
おいてさえ多くの儒者が出、古代中国の思想に膨大な注釈をつけ、明・清に劣らぬ
ほどの著作が出版され、膨大な新見解が生まれていることを今の日本仁は無視しているか
知らないでいる。
 つまり古典を読み、注釈を加えたり自ら考えを触発されて記すことによりその
思想は生きることになる。だから読んでみなければ死んでいるということになる。
 伝承哲学だと罵倒するきりでなく、まず読み思考を重ねる努力が必要なのである。
17考える名無しさん:02/08/16 17:30
>>14
手軽さと手に入れやすさで森三樹三郎先生の『中国思想史(上下)』をオススメします。
出版社は忘れた。

>>15
あんたの独善はどうでもいいからレス付けるなら答えてやれよ。
18考える名無しさん:02/08/16 18:04
解説書ではないが、
講談社プラスアルファ文庫に東洋思想の漫画がありますよ。
1914:02/08/16 19:13
>>15-17-18
ありがとうございます。
といっても皆様の推薦の本はまだ購入してません・・・
代わりに『東洋の賢者の思想がわかる本』(富増章成 著)を読みました。
駄本かもしれませんが初心者の自分にとってはよくわかりました。

インド・中国・日本を総括した良書なんていうのは無いんでしょうか・・?
20考える名無しさん:02/08/16 19:19
やりますか
21考える名無しさん:02/08/18 11:19
東洋哲学は(中国哲学)、まず「陰陽五行説」を理解する必要が有る。
そして、三才、十干十二支、を学んでから、「命相卜占医」に入る。

中国哲学は、ここから始まります。
基本を学ぶのが大変なんです(笑
22考える名無しさん:02/08/18 22:19
>>21
んなアホな(w
23考える名無しさん:02/08/18 22:56
針灸・整体師の方でしょ?
24考える名無しさん:02/08/19 12:36
>>23
私の鍼灸の先生は、整体師と一緒にすると怒るよ。
鍼灸は3年間学校へ行ってから、国家試験を受けて資格を取るんだって。
整体師は半年から1年間講習を受けて、すぐに開業するんだって。
だから何の資格も無いって言ってたよ。
関係のないレスでスマン。
25考える名無しさん:02/08/29 19:55
儒学は日本の伝統思想である。
26考える名無しさん:02/08/29 20:07
東洋思想というのはわかるが、東洋「哲学」なるものが存在するのか?
東洋思想を西洋哲学風に研究してそう称してるんじゃないか?
その時点で、劣ってるって言われてしまうんじゃないのか?
27考える名無しさん:02/08/29 21:28
東洋思想愛好者は、西洋の哲学者が東洋思想に関心を示すと有頂天になります。
その哀れな猿ぶりはもう滑稽としかいえません。
しまいには調子こいて仏教徒としてのハイデガー的なこと言い出したりして、
滑稽を通り越して、猿が人間の真似するなと怒鳴りたくなりますです。
28考える名無しさん:02/08/29 21:29
>>27
ステロタイプですね
29考える名無しさん:02/08/29 21:31
>>27
東洋思想のことで、なんか痛い目にでもあったのか?
3027:02/08/29 21:50
すばやい対応にビクーリ。
ご苦労様です。
31考える名無しさん:02/08/29 21:51
もう結論がみえてきたね。
32考える名無しさん:02/08/29 22:11
>>26
知らないと言っているだけ。
>>27
実例をだしてないし、ただ嫌いと言っているだけ。
33考える名無しさん:02/08/30 01:33
>>16
受験参考書の類だったんじゃないの?
34考える名無しさん:02/08/30 01:37
玉城康四郎『東西思想の根底にあるもの』はどうなの?
35考える名無しさん
結局長続きしなかった・・・・