おい、おまえらどういう順序で読書すればいいの?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 
どうも。3流大学学部生です。
最近建設的に本を読もうと思い、今よくわからない内容の本を
何度も読み返したり、ノートに書き出して読んでます。

始めに読んだのが取っ付きやすい竹田青嗣「はじめての哲入」
「はじめての現象学」「現代思想をめぐる冒険」
から浅田「構造と力」(2度読みました)と柄谷「隠喩としての」
(これから)「探求」
に移ってきました。橋爪大三郎の「はじめての構造主義」
や木田や池上を少し読みました。どういう風に読んでいいか
わからないから知られてる名前の解説書、入門書ばかりよんでます。
ソシュール(丸圭三)、レヴィ=ストロース、マルクス、ラカンをこれから
読もうと考えています。これだけ本があるとまずどれから手をつけて
いいかわかりません。「そんなこと気にせず適当に読んでけといわれる」
方もいると思いますが、まあ、2ちゃんなんでお手柔らかに。
あ、ちなみにポスト構造主義の外観を掴もうと意図して読んでます。
クリステンバとかドゥルーズガダらへんを読む前の腹ごしらえです。

みなさんはどのような順序で読んできたのですか?
院生、博士、教授のみなさまの実体験で結構です。
駆け出しの素人にアドバイスください
2考える名無しさん:02/06/25 01:27
回り道をしたくないというお前の根性がむかつく。
びんぼーくせーんだよ。
3 :02/06/25 01:31
>>2
2ちゃんなんでそう言わないでください。
ご自分の実体験でいいんで、別にポスト構造主義に拘らなくても
結構です。この分野はこういう風に読んでいけばいいよというのを少し
ご教授ください
4考える名無しさん:02/06/25 01:31
クリステンバ…。おてんば娘みたいだ。
5 :02/06/25 01:46
少し、懸念してたけど、やっぱあんま教えてくれないか。
学際人はプライド高いし、自分が持つ知に対してナルシスティック
だから。でも、まあ、遊び心でレス待ってます。
6考える名無しさん:02/06/25 01:47
俺の経験から。
大体そやってグチャグチャ読んでるうちになんとなく色々わかって、熱もおさまってきて
しまいに「ポスト構造主義」がどうこうっていうのとは違う、深みのある関心が生まれてくるよ。
そんでいつのまにか、よくわかってる部分と穴があいてる部分がマダラになった自分なりの知識と関心の網ができる。
穴はおいおい埋めてきゃいいんじゃないの。いまはとりあえず読書欲が続く限り読みまくれ!
7考える名無しさん:02/06/25 01:49
>1
まずはそういう小役人根性を捨てることから〜
8 :02/06/25 01:56
【ビックリ】TECHSIDEにチョン【やっぱり】
http://corn.2ch.net/test/read.cgi/news/1024572389/

TECHSIDE(テックサイド)は日本一有名な個人運営のニュースサイトです
 HOME http://techside.net/
 BBS http://www.ag.wakwak.com/~spec/yybbs/
 教えて君BBS http://www.ag.wakwak.com/~spec/osiete/
 一言板 http://210.136.179.189/cgi-bin/ch/chabo.cgi

管理人のTECH(テック)さんは、とてもいい人です。みんなでバナーをクリック!
9考える名無しさん:02/06/25 01:57
プラトン、デカルト、カント、ヘーゲルなどはいいのか?
10:02/06/25 02:21
>>6
そうですね。僕もだんだんではありますが、自分ひとりで感じていた
ことと、学問としての知識が繋がったり、また疑問が湧いたり、
背景知識がないのでこれも読まなければという風に世界が広がって
きました。なんてやってるうちに卒業なんですけど、、

>>7
おっしゃる通り

>>9
現象学の起源を辿るのも面白そうですよね。
いつかカントなども読まないとと思います。
11考える名無しさん:02/06/25 02:29
入門書とはいえ1でいってる本を読んでいるのであれば、次は何を読めば
いいのか(というか何が読みたいか)自ずと決まってくるでしょ。
12考える名無しさん:02/06/25 02:30
で、どこまで本気で読みこなそう、使いこなそうと思ってるの?
13考える名無しさん:02/06/25 06:11
いつか、じゃなく、いますぐカントにとりかかるのがいいかと

きみが挙げた本から推測すると充分カントは理解できる。
14考える名無しさん:02/06/25 06:25
ラカンだったら、いま晶文社のHPで斉藤環氏が本人は一番わかりやすい
と自負しているラカン入門を毎月のせてるよ。
15考える名無しさん:02/06/25 06:27
檜垣立哉氏のHPには、ドゥルーズ関連の論文大量に在り
16考える名無しさん:02/06/25 06:32
ポスト構造主義だけを読んでも“ポスト”たる所以がわからんと思うので
構造主義また初期構造主義からバシュラールなんかも面白いかと

そう考えていくと、カントは必要なようです。

17考える名無しさん:02/06/25 07:04
カントは、天野訳(講談社学術文庫)か
     高峰訳(河出)がよいかと
18考える名無しさん:02/06/25 07:08
構造主義のチャート本で、個人的にいいとおもうのは
新曜社の現代言語論、
19考える名無しさん:02/06/25 07:11
柄谷行人は、「言葉と悲劇」のなかで
最適な構造主義の入門書に遠山啓「無限と連続」をあげている。
もともと構造は数学用語らしいので、これがベターらしい。
20考える名無しさん:02/06/25 08:16
日本人の書いた現代思想のチャート本のお勧め

浅田彰「構造と力」
大澤真幸「行為の代数学」
東浩紀「存在論的、郵便的」
スガ秀実「小説的強度」
柄谷行人「トランスクリティーク」
21考える名無しさん:02/06/25 08:19
ちなみに「小説的強度」は、柄谷、中上、福田はべた褒め
22考える名無しさん:02/06/25 08:23
現象学の入門としては、悪くはないがセイジの本は、西研「哲学的思考」と山口一郎
「現象学ことはじめ」に完全にのりこえられている とおもう。
最近でた斉藤の本はしらないが

23考える名無しさん:02/06/25 08:58
つーか。
どう考えてもプラトンははずせないだろ。

たいていの現代思想家も、古代ギリシャに
すべてのテーマが出尽くしたことを認めている。
西洋形而上を理解するのに古典ははずせないはず。

プラトンの初期・中期著作は全部読め。
24考える名無しさん:02/06/25 09:07
とりあえず『弁明』からだな。
25考える名無しさん:02/06/25 09:25
>23
御説ごもっともなんだけど、おれの経験からいくと、あるていど
現代思想ばっかよんでて自分の偏向ぶりにきづかないと、
なかなかおれは、プラトンに食指がうごかなかったなぁ
いまではもちろんプラトンは必読っていうかまず読めよっておもうけど
なかなかモチベーションが古典にいかないんだよね 初めのうちって

26考える名無しさん:02/06/25 09:27
解説ではプラトンをもちろんよんだけどね
竹田 青嗣(他)「わかりたいあなたのための現代思想・入門」宝島社文庫¥714
木田 元「反哲学史」講談社学術文庫¥820
井筒 俊彦「イスラーム思想史」中公文庫¥876
井筒 俊彦「意識と本質―精神的東洋を索めて」岩波文庫¥760

ぐらいを読むと解説本として一応網羅的だとおもわれます。
お金に余裕のある人はちくま学芸文庫からてきとうにつまんで読むとなおよいと思われます。
28考える名無しさん:02/06/25 11:11
おおっ物知りな日本仏教哲学100年の集大成さんがセイジの本をあげている。
ぼくはセイジをバカにしてたけどちゃんと読んでみます。反省

井筒のデリダ論はぼくにとってデリダへのイニシエーションになりましたねっ
29考える名無しさん:02/06/25 11:23

まずは谷川徹三『哲学案内』(講談社学術文庫)を読め>ALL
もう一度、立ち止まって、読め。
どいつもこいつも、足が地にも知にもついとらん(藁
>>28
新しい思想ほど同世代間へという意味での横への影響が強くなるのが特徴と思われます。
世代を乗り越えられないので「現代」と冠がついていると思われるのですが、
セイジにはその特徴が最もよくでていると思います。

井筒俊彦と岩上忍の対談が井筒俊彦著作集に入っているのでよければ読んでみてください。
つい先日読んで、井筒俊彦がやはりけっこう電波入っているというのがわかり、大変ショックでした。(敬称略)

・副読本と、非人格的法治主義者の近代での統治例
岩上忍「暗殺者教国―イスラム異端派の歴史」ちくま学芸文庫¥950
コリン・ウィルソン「現代殺人の解剖 暗殺者の世界」河出文庫¥951
井上恭介/著 藤下超/著「なぜ同胞を殺したのか ポル・ポト-堕ちたユートピアの夢」¥1,600

最後のはタイトルだけでおなかいっぱいかも。当時の関係者が今は現実逃避して毎日カラオケをしている、
というのがいかにも仏教的かつ近代的でした。
3128:02/06/25 11:50
>30
無茶苦茶濃いレスでおもしろすぎます。
参考にします。
井筒がデンパなのはおもしろいですね。あんなに端正な文章なのに。
副読本は日本仏教哲学100年の集大成を盲信して今週中に購入します。
では、
3228:02/06/25 11:52
「さん」をいれわすれました 
>>28
>>29も読んで、2ちゃんねる情報全体の信頼感の判断基準に偏りがでないようにしてちょ。
34考える名無しさん:02/06/25 12:13
浮いてますな。
35考える名無しさん:02/06/25 12:25
ちょっとは偏れ。
36考える名無しさん:02/06/25 12:32
>>1
自分で解決出来とるやん。
>>29は、バートランド・ラッセル、ケインズ、ホワイトヘッドなどの電波数学系と思われるので、
数学者集団がエリート主義化しやすい点を割り引かないと訳がわからなくなるかも知れません。
(↑数という対象は共有されやすいという性質あまりに明白なのでそれに偏った上下関係ができやすい)

#エリート主義については岩村忍氏の上記掲載著書の解説部分にかいつまんで引用されているのですが、
思い返すに、そこだけでも立ち読みすれば実は社会にでたり本を読んだりする準備として十分かなと今、思ったりしました。
38Stoa:02/06/25 12:51
なんか哲学に目がいく人って、古代か現代か、どっちかから入っていきますよね。
いきなり中世・近世から入る人っていない。
前提知識なしで入れる著作ってデカルトとアウグスティヌスしか思いつかないんですけど…

>>29 は素晴らしい案内書だと思いますが、最近本屋で見なくなってしまったので、売り切れかも。
>>27 で挙げられてる『反哲学史』は哲学史的に中世への目配りがいきとどいてないので、
リーゼンフーバー『西洋古代・中世哲学史』 平凡社ライブラリー(1400円)
で、穴埋めをしておきたいところです。>>1 氏の関心から離れてしまうと思うけど。

…現象学の起源を本格的に遡ろうとすると、
マルブランシュ(メーヌ・ド・ビラン含?)とかブレンターノもみてかなきゃいけないかもしれないです。
できれば自分の関心を推し進めていったほうがよいと思われます。
39Stoa:02/06/25 12:54
>>38
前提知識なしで、って行を無視してくださいませ。
ロックでもヒュームその他諸々、読める本たくさんありますね。
40考える名無しさん:02/06/25 12:56
本読む前にやることがあるだろ。
>>40
ねえよ。
42考える名無しさん:02/06/25 12:59
>>41
ある。
>>42
そりゃ字の読み書きはできないとダメだが。まあそれ以前に親に放置されたのならスマソ
44考える名無しさん:02/06/25 13:05
パンツくらい自分で履きな。
いちおうパンツを履いた状態で本を読むことを想定しています。
46考える名無しさん:02/06/25 13:07
中世・近世の著名な哲学者って誰ですか
47考える名無しさん:02/06/25 13:13
>>43
読書するためには本の内容を受け入れられるだけの器が必要ですよ。。
48考える名無しさん:02/06/25 13:15
現代から入ったもの(現象学)なんですが、具体的にどのような
ものを読んで穴埋めした方がいいんでしょうか。
ちくまはたまに買って読んでます。
「器」というのが仮にあるとしても読んでみないとわからんですね。
他人の「器」というのを不可視の霊力かなんかで見とおせるという主張であれば
宗教板へどうぞ。
50考える名無しさん:02/06/25 13:21
何煽ってんの。
一を聞いて十を汲み取れなきゃ無意味ってことが言いたいだけ。
ちくま学芸文庫部分だけ担当させていただきます。本職の方にはおめざわりですいません。

ポール・E. ウィリス「ハマータウンの野郎ども」ちくま学芸文庫¥1,450→構成がカルロス・カスタネダのベストセラーと同じなのが笑えますがまじめな本です。ヴィトゲンシュタイン→ガーフィンゲル→カスタネダ?→ヴィリス
ロバート・L. ハイルブローナー「入門経済思想史 世俗の思想家たち」ちくま学芸文庫¥1,500→マルクスの主張とマルキストの主張が分けて書いてあるのが時代を感じさせます。
オリヴァー リーマン「イスラム哲学への扉」ちくま学芸文庫¥1,500→霊魂の数など計算していておもしろいです。
吉田 武 「オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ」ちくま学芸文庫¥1,500→売れているそうです。意味不明。
52考える名無しさん:02/06/25 13:46
カントの『純理』読まないとな。
前提知識なくてもなんとかなるし。
>>50
専門的な職業に就いたり就労を続けたりするのに必要な知識というのは、まあここでは「専門知識」と略しますが、
一そろいそろって一人の人間を養うに足るものだと思われますよ。一を聞いて一を知るということです。
54考える名無しさん:02/06/25 13:56
>>53
知識に養われる人間が育つには足るんでしょうな。
>>54
そういう事です。あらゆる知識は飯の種として同等であるというような意味恩主張をした人がいるんですが、
聖なんちゃらチウスという感じで覚えきれず引用できないので残念です。
56考える名無しさん:02/06/25 14:37
>>20
うさんくさい本ばっかりだな
57考える名無しさん:02/06/25 14:38
>>51
ありがとうございます。
ちくまにこだわってるわけでもなかったんですが
他にあれば教えてください
>>57
欧米人が読んでいるのに日本人が読んでいなさそうな文献(引用含む)で、
日本語しか読めない私が知っているものは全部挙げてしまった気がします。が、

イドリース・シャー「スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承」平河出版社¥1,800

これはすぐれものかも知れません。ハッラージの用な破滅的な人物が賛美されている部分もありますが、
そういう部分も含めて俗化した信仰・哲学というのがこういうものかと胸が空く内容です。

井筒先生の大乗起信論の復刊されたもの(中公文庫。内容は以前ここで引用したような・・・)もながめていただければ、
問題意識も含めてこの時点での私の知っているものや意識しているものの一切合財出尽くした感じで、もうなにも出ませんです。
59考える名無しさん:02/06/25 16:18
ありがとうございます
大乗起信論・・・・・まだ大乗小乗というんですか?
何処かの宗教会議でそれを禁じたという話を聞きましたが
60考える名無しさん:02/06/25 19:15
>>1
俺は学部に入学したとき、専門課程の教授陣から、「一、二年のうちは
語学だけしっかりやっとけ」と言われたよ。
哲学専攻なら、入門書の類を読んでもあまり意味がない、かといって、
専門書を読むのは無理、と言う意味だったのだろうと思う。
61考える名無しさん:02/06/25 20:09
↑つまり「期待されていない」ということだよ(泣
62考える名無しさん:02/06/26 02:24

考えようによっちゃ、数学からはじめるのがベストかもね。
微積分を理解できずに哲学とかいってると、かなり笑われるよ。
実在しない変化量を抽象的に扱う微積分は、俺にとって哲学の入り口だった。
63考える名無しさん:02/06/26 06:09
1はこれだけの情報をもらっときながら
1つのお礼もないし、立て逃げだ
もう情報提供はやめましょう
SAGEで
64考える名無しさん:02/06/26 09:21
いや、本当にありがとうございますたみなさん。
以外にスレが軌道に乗ってたので1としてレスしなくても
いいかなと思いまして、、

>>60
語学のない僕にとってもっと大学入学当初努力しておけば
と思います。語学は最低限やって読書は自分でやっていけという意味でその教授は
いったのではないでしょうか?

>>62
数学やっぱ哲学理解に不可欠ですか、、、
僕全然だめなんですけど 

カントは柄谷の「倫理21」を立ち読みしたときに少し読もうかなと
思いました。その前にも哲入の本で、大まかに純粋理性と実践理性に
ついての言及とヘーゲルのそれに対する批判に対して果たしてそれが
妥当なものかという風に思いましたが、その時「構造と力」に疾駆八苦
しており、今は「交換」についてもっとよく知りたいとおもい
ソシュール、ストロース、マルクスを読もうかなと思ってる時期なんで
その前に池上嘉彦の文化記号論をさらっと読んでます。でも今の時点で
カントが必要なら早急に読んでみます。上に書かれている本も何かに
書き留めて行き当たったら読んでみます。このスレは自由にこの部分
はこの本読んどくといいよという風にレスしていってくれればと思います。
哲学に素人の僕やそれ以外の人にも質問とか書き込みしてもらえれば幸いです。
>井筒デリタを読んだ人
>大乗起信論・・・・・まだ大乗小乗というんですか?
日本の出版事情のなかでこういう本が再販されるのに意味があるという程度で、
中身は大したことはない(はず)です。最初から瑣末な本は読まないでいいですが、
もし読んでしまったら参考書を挙げるのでちょっと眺めて下さい。上で挙げたちくまの本と
同様にこれも通読する必要なない気もしますです。

コリン ウィルソン「カリスマへの階段」青土社¥2,136
ゲオルグ フォイアスティン 「聖なる狂気―グルの現象学」春秋社¥3,500

とはいえ、やはりこのあたりまで来ると薦めておいて何ですが責任取りきれません。
自己責任でお願いします。ウィルソンの本は本当は必要無いんですが、
緩衝材として先に読む様に挟んでいます。でもまあ何の保証にもならないので、
私自身の気休めの為だと思って下さい。どうもです。

>1
数学は語学の一種とみなしていいと思われますが、語学の時間がもっとも時間と労力がかかるので
単に理解すればいいような事柄に割く時間はそれほどない・・・ということだと思われます。
本職の哲学者の事情というのはよくはわからないのですが、指揮者同士が会うと、どこの出版社の
どの楽譜の音符は間違っているなどという話に終始するものなんだそうです。
66Stoa:02/06/26 10:51
井筒デリダは分かりやすかった。
って、本人達書簡のやりとりあったんだっけ。

というか、>>52 氏が語るように、純理って解説無しで読めるものでしょか??
徹頭徹尾カントの語る言葉で理解するというなら、
『プロレゴーメナ』から入るのがよいのでしょうけれど…
67考える名無しさん:02/06/26 13:03
29が紹介してる谷川徹三「哲学案内」を読んだ
ともてよかった(29の態度は横柄だが)感謝します

哲学の3つの類型とか、唯心論と観念論の違いとか
ヌースがイデアとアトムの源流とか基本的な説明が厨房のおれにはよかった。
68考える名無しさん:02/06/26 13:12
カントの入門は
石川文康「カント入門」ちくま新書680円
黒崎政男「カント『純粋理性批判』入門」講談社選書メチエ1500円

おれはこれを読んでから原典にあたったら
とりあえず通読はしたよ。もう一度よもうよもうとおもってんだがね
69考える名無しさん:02/06/26 13:56
>66
デリダから井筒への書簡は、オンラインテキストの英訳でよめます

冒頭部分
Derrida and Differance, ed. Wood & Bernasconi, Warwick: Parousia Press 1985, p. 1-5


"Letter to a Japanese Friend"

10 July 1983


Dear Professor Izutsu,
At our last meeting I promised you some
70考える名無しさん:02/06/26 13:58
>>62
数学って必要ですなー‥と、哲学に興味を持ち始めた
今頃感じてますよ‥
私は哲学専攻じゃなくて、神学専攻なのですが
宗教も結局は思想の一端にしか過ぎないのだと思って
今頃(大学卒業した後)哲学を学んでます。
図書館とネットと哲学専攻だった友人との議論、での独学ですが。
数学的ものの考え方って、やはり重要。
自分の考えや、ヒトの思想を頭の中で整理するのにも
実在しない何かを抽象的に考えていくにも
数学が基礎になってるんだわーと
しみじみ思ってます。

1さん頑張れー。
私も勉強中〜。
71考える名無しさん:02/06/26 14:23
ここで話題になっているん本は、基本的に、ひとむかし前のいわゆる現代思想というやつですね。
哲学板だから、あえて言いますが、いわゆる現代思想なるものと哲学とは、まあ、無縁です。
現代思想に飽きたらb、そのことを思い出してください。
中島義道『哲学の教科書』の第2章「哲学h何でないか」には、柄谷行人、浅田彰、橋爪大三郎ら
が、いかに哲学無縁であるかが書かれています。
そういう中島氏自身、最近のほとんどの本は哲学とは無縁ですが。
哲学に興味があるなら、たとえ、25歳の青山拓央が書いた『タイムトラベルの哲学』(講談社)
あたりを、いきなり読んでしまうという手があります。哲学者の名前も、現代思想風の話も全く
出てきません。ただひたすら、時間とは何か、を自分の頭で考えているだけです。
その先生にあたる永井均の『翔太と猫のインサイトの夏休み』(ナカニシヤ出版)でもいい。思
想と哲学が全く違うということがわかると思います。
プラトン、カント等、古典を読むにしても、哲学的に読むか、思想的に読むかで、読み方がまった
く変わってしまいます。
私個人は哲学の方が百万倍も面白いと思いますが、それはひとそれぞれです。
しかし、対象領域は同じなのにどうしてこれほど無縁なのだろうと思うほど無縁なことだけは事実です。
たとえばデリダには哲学的に価値のある議論は存在しません。そういうことです。
72考える名無しさん:02/06/26 14:40
あ、永井が先生なんだ…。
うーむ、永井の仕事はちゃんと種を残しているんだね。
読んでみようかな。
73考える名無しさん:02/06/26 16:40
>71
そんなこと知ってるよぉ

おまえデリダ知ってんのかよ

言ってること自分の具体的な言葉で言え、おまえのいってることは、結局
中島とか永井(そんなのみんな知ってるよ)をかつぎだして
レッテルはりしてるだけじゃん。中島の言葉なんか、おれその本出た時よんだよ。
その本に対する評価おまえしらねーだろ。
柄谷とか浅田の本とかデリダとか現代思想とか読んでからいえよ。
どこが哲学的でないのか、ちゃんとそれぞれの文脈にのっとっていってみ。
永井は柄谷の探究についての論文あるぞ。おまえそれ読んだか?
中島はちゃんと「哲学の教科書」のなかでデリダをちゃんと評価してるぞ
ちゃんと読んだか、

おまえが批判する本をおまえが読んでナイのバレバレなんだよ
エラソーに自分の哲学とかいうなら中島とか永井とかひっぱって
くんじゃないよ。自分の言葉でいえよ。
現代思想に対するおまえの批判がおまえにあたってんだよ

とにかく読んでから、批判するならちゃんと両者の文脈を提示しろっ

いちじるしくおまえのは非哲学的だよ
74考える名無しさん:02/06/26 16:42
永井はデリダについてもスリリングな論文かいてるぞ
おまえその論文読んだのかヨォ
75考える名無しさん:02/06/26 16:52
永井はちゃんと自分の言葉で柄谷とデリダにあたってて すごいいいぞ

それにくらべてお前は なにさまのつもり


76考える名無しさん:02/06/26 17:17
>71
おまえみたいな厨房にも簡単に手に入る本の
永井「こどものための哲学」の1箇所で永井は
デリダの思考のするどさを指摘してるところがあるぞ。
おれはこの本でたときよんでいまでもおぼえてるぞ
おまえ ちゃんと読んだのかョっ おいっ

77考える名無しさん:02/06/26 17:37
良スレが一気にガキのけんかに転落(わら。
いかにも鉄板的だねぇ。
78ふにゃぽん:02/06/26 18:38
>>1
何より、歴史やりなさい。

きみはまだ専門を決めていないようだけど、歴史こそ万学の基だよ。

たとえ、理系のことやるんでも変わらない。

世界史の薄い通史の本から入りなさい。
79猫電波:02/06/26 18:41
え?アナクシマンドロスからよむんじゃないの?
って時間かかりますな。
80考える名無しさん:02/06/26 18:42
>78
けっこう同意
歴史は大事
無知なおれには最近このことがじわじわ効いてきた。
81考える名無しさん:02/06/26 18:48
歴史ー には、バンジョーが必須 !
82考える名無しさん:02/06/26 18:50
バンジョってなんでっか
83考える名無しさん:02/06/26 18:59
語学、より現実に即していえば古典の注釈をしてみることは、読む力を増大する
ために有効。解釈をしたり、あるいは著者の意図するところを読み取るために
遅遅とした努力を日々こつこつ続けることは有効である。決して初心者のみでなく
進んでからもそれは変わらない。
しかし現代語訳されたものを読書することも同時にする必要あり。古典をよむべし。
84考える名無しさん:02/06/26 19:06
やっぱりみんな蘊蓄をのべたいのね

おれもかいたけど
85あちょー:02/06/26 19:13
社会を勉強したいならタウンページ、ニヒリズムについて勉強したいなら
ジャポニカ学習帳は必読だな。
86考える名無しさん:02/06/26 19:25
うわーリーゼンフーバー(先生)の名前が挙がってるー。
おいらの恩師だよー。
でもこの先生の著書と授業は、
哲学思想史の下敷きがないとわかんないと思うよー。
全然初心者向けじゃないよー。
哲学科1年生のおいらに「実存」という言葉の意味の説明もなしに
蕩々と話を進めて行かれたお方だ‥
リーゼン‥
ごめんなさい、すれ違いぽいのでsageます。
87Stoa:02/06/26 23:05
>>69
オンラインで見れるとは知りませんでした。
どうも有難う御座います。
>>89
そうですね。初学者にとってはかなりとっつきにくい本(人?w)であるように思われます。
だから、順序として哲学史の本の後、中世の穴埋めという感じで挙げたのです。>リーゼン
トマスについての記述がとりわけ難解かもしれません。
しかし、この本を押さえておくと非常に近世以降の著作に近づきやすくなります。
(少なくとも実体験として

歴史理解については必須ともなってくるでしょうね…特に古典で。
88P:02/06/26 23:21
>中島はちゃんと「哲学の教科書」のなかでデリダをちゃんと評価してるぞ
>ちゃんと読んだか、

ああ。あれね。
小学生が書いたのかと思ったよ。っぷ
89きょうのトレンド:02/06/26 23:29
                           ト-、___
                     _,,-‐‐‐‐‐‐t-:、_ `‐、、_
                __,,,-‐'´     .:. ,,:.:``‐、;:;:;ヽ_
  ,,,_____,,..、_,,,,,-‐‐‐-、、_,,-'´    ............:.:/: .:.     ````ヽ、_
 〈=__,,,,__,,,,,,,,,,,,..::::::::::...  ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;ノ::.            `‐、、
/ .._____.. .. . `````ヽ- '--‐‐'''''~~~'`::::ヽ:.:.:.....        、     ヽ、
ヒ;-'´  ````:‐:‐:-:-.:__,,、、、、、  ....:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:,;,;,;,;.:.:.;,;...........ヽ、ヽT   ◎ ヽ、
                 ````‐--:-:‐:':´:`:`´:: :::``:..、_:.:.:.:.:.:.:.ヽ、__ ,-==,
                                 ````‐‐:-:-:-:-:‐"
90考える名無しさん:02/06/26 23:37
どんな順序で読むかなんてことを質問するときはよくよく知っていてしている
のだろ。孤独だから読書は、だから同じような人と志を語りたいだけなんだろ。
91 :02/07/05 20:41
マルクスを読もうと思うのですが、どれから手をつければいい
のですか?やはり資本ロン一巻からのほうがいいですか?
経済学のほうも全くわかりません
92考える名無しさん:02/07/05 20:45
多分言う資格はないけれど、ボクは草稿から入ったョ。
つーか後期サルトルから。つーかレーニンから。
んでもってブリュメールと草稿しか読んでいないというアフォ。
夏に読むけどね〜。
93 :02/07/05 20:56
>>92
草稿ですか。何がかかれているかはわかりませんが
共産党宣言とか短いのが読みやすそうですね。
資本論1巻はだいたい言いたいことが書かれているそうですが
でも読むんだったらもっと読まないとわからなそうだし
なにせ多すぎますから
94考える名無しさん:02/07/05 21:08
草稿はね、味があるよ。
悪文も頻出するけど、とびきりナイスダヨ。
95考える名無しさん:02/07/05 21:27
「磯野家の謎」を読んだら、
「磯野家の謎おかわり」も読むこと。
96 :02/07/05 21:57
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ああ、ソフィー。そうだろ、ソフィー。ソフィー、ソフィー→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ヒロスエソフィーの世界→ソフィーの世界→
ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→ソフィーの世界→どこまでもソフィー
いまもソフィー、とことんソフィー、結局ソフィー。
97既知外:02/07/21 10:55
1ページ目から順番に読め。逆から読んでもわからんぞ。
98コギャル&中高生:02/07/21 10:56
http://go.iclub.to/ddiooc/
     
     i/j/ez/対応です

お役立ちリンク集
必ず役立ちます

 サイト管理者お役立ち集
    1日4000HIT以上

http://kado7.ug.to/wowo/
      
     i/j/ez/対応
    
   コギャルとH出来るサイトはここ
ヌキヌキ部屋へ直行便

         ↓
   http://kado7.ug.to/wowo/-a.htm
    
       i/j/ez/対応

99 :02/07/24 06:58
ここらへん参考にしたら?

http://www.maromaro.com

http://www.isis.ne.jp
100考える名無しさん:02/07/24 13:56
中島信者はスレッドを腐らせるな
101考える名無しさん:02/07/24 13:57
自分哲学を最初の一冊として読んでしまう読者が悪いのかと
102考える名無しさん:02/08/12 15:03
「自分哲学」って?
103考える名無しさん:02/08/19 17:34
ベンヤミンの著作を読みたいんですが、何から読むのが良いですか?
104考える名無しさん:02/08/19 17:40
>>103
岩波現代文庫に、
多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』と、
今村仁司『ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読』があるよ。

『パサージュ論』は後回しでいいのでは。
105考える名無しさん:02/08/19 17:45
>>104
早速ありがとうございます。

いま手元に晶文社の『複製技術時代の芸術作品』があって、
それをちまちま読んでるんですが、結構、わからないまま
すっ飛ばしてます。多木さんの本、読んでみようかな…。
ますますわからなくなったりしませんよね?
106考える名無しさん:02/08/19 19:31
ベンヤミンはちくま文庫の3冊から読んだほうがよい。
たぶん、解説なしで読めるし単純におもろい。
短い文章がいろいろあるのでそっからせめれば?
個人的には解説書がなくともとりあえず読める人だと思うけど
107考える名無しさん:02/08/19 19:44
ところがロマン主義論文あたりから段々あやしくなってくる罠
108考える名無しさん:02/08/19 20:18
>>106
ありがとうございます。『複製…』読み始めちゃったんで、あと一章、
読んだら、ちくまに移行したいと思います。ベンヤミン・コレクション
ですよね。
109考える名無しさん:02/08/19 20:22
ベンヤミンはフランス現代思想がわからんという人もよく読んでる
坪内とか鹿島とか
110考える名無しさん:02/08/19 20:32
思想家として一流、哲学者として二流。
この辺がびみょーな所だよね、ベンヤミン。
111考える名無しさん:02/08/19 20:55
>>109
ベンヤミンってドイツ人…ですよね?
112考える名無しさん:02/08/19 21:43
>>111
いんや、ユダヤ人。
ナチスドイツから逃れようとしたが
もう逃げられんと絶望して自殺した悲劇の人。
ちなみに、師匠のアドルノはアメリカに亡命できたが
自分がアウシュビッツで死なずにすんだことに
罪悪感を感じ続けた。
113111:02/08/19 23:06
>>112
ドイツ語が母語ですよね、ってことだったんですけど…。
「ドイツ人」っていう言い方は良くなかったですね、ごめんなさい。

アドルノのことはよくわからないんですけど、面白い本はありますか?
114考える名無しさん:02/08/19 23:09
ネガティブディアレクティケー
読みにくいことだけがとりえのような本
115考える名無しさん:02/08/20 22:43
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4878932554/ref=sr_aps_b_/249-1112479-3344323

これは、買ってもいい本ですか?やっぱり、「読みにくい」だけ?
116ねこ:02/08/21 00:37
>>91

マルクス入門は、内容からも分量(wからも
「ドイツイデオロギー」を薦めます
広松先生ほか、ドイデをもって、マルクスとなったと言われています

その内容は、現代の分析哲学、その他に照らしても
まさしく先進的だと、本気で思います

通りがかりなので遅レスですまそ
117考える名無しさん:02/08/21 03:34
>>91,116
入門書としていきなり「ドイツイデオロギー」は
むずいんじゃないかい。
やっぱ、ヘーゲル左派についての知識なんかないと辛いだろうし。
てなわけで、入門書として「マルクスの現在」がお薦め。
もともと新入生向けの講演を本にしたものだから
常識として知っておくべきことを簡潔にまとめてくれている。
ただし、マルクス解釈自体は正統派(?)とはちと違うのでご注意を。
118117:02/08/21 03:45
>113
アドルノはあまり読みやすくはない。
とりあえず、全体像をつかむのがよろしいかと。
というわけで、マーティン・ジェイ「アドルノ」がよろし。
あと若手の細見和之の「アドルノ(現代思想の冒険者たち)」もよい。
これらの本はすぐ読了できるので、その後で
否定弁証法なり音楽・美学なりお好きな方へ。
119考える名無しさん:02/08/22 00:03
ドイデは新日本出版がいいね
120考える名無しさん:02/08/22 19:59
>>118
ありがとうございます。そういえば細見さんの『アイデンティティ/他者性』は面白かったです。
121考える名無しさん:02/08/24 01:48
哲学を読むというとき、だいたい以下の順でいけばいいのかな、
という気がするんですが、

(1)体系的な哲学の訓練がなくて読める名著
(2)1を土台にして読み進めるべき名著
(3)1、2を踏まえて、専門的に読んでいく

(3)は自分でどうにでもなるとして、
(1)および(2)の段階のことが知りたいな、と思います。特に、
哲学について無知なわたしなどにしてみれば、(1)などを
紹介していただければ、とてもうれしいです。
122考える名無しさん:02/08/24 10:48
このスレろむれ
123考える名無しさん:02/08/24 11:34
行き当たりばったりがいいよ。

124良識:02/08/24 11:49
>1さん
「池上の論文を読んだ」となっていますが、
哲司教授ですか?

彼の論文はいきなりでは辛いです。

>121さん
『哲学の歴史』新田義弘著、講談社新書がいいかも?
こればかりは、薦めるしか出来ず、確実に読めますとはいえませんが・・・
125考える名無しさん:02/08/24 11:52
むしろ、行き当たりばったりじゃなきゃいけないよ。
126考える名無しさん:02/08/24 11:55
充分に行き当たりばったりになれたら、
哲学と哲学の無意味が理解できるよ。
127考える名無しさん:02/08/24 12:07
書店にいって綺麗な女を探す。
その女の後ろの棚から背表紙の赤い本を選びたまえ。

128121です:02/09/06 01:07
>>124
『哲学の歴史』読み始めました
首をひねりながらですが、なんとか読めてます
面白いです
129考える名無しさん:02/09/06 01:28
正直、なるようにしかならんよね
130名無し:02/09/06 01:53
中学の時に「哲学の冒険」をよみました。
感動して失神しましたよ。
131121です:02/09/06 12:35
>>130
内山 節の?
132考える名無しさん:02/09/07 05:43
まず最初に解説から読んで、それから本文を読んでいくってやり方やって人いない
かな?俺かな(笑)
著者の言いたい事を大まかに掴んでから読んだ方が私は理解して読んでいけるん
だけど。
133考える名無しさん
じゃあむしろ前書き読みなよ…