∝ 子供の哲学 ∴ 奇妙な思考のまとめ

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1子供の哲学
子供の頃の奇妙な思考,観念,妄想
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/philo/1012925483/-100
をまとめた。><
よかったら読んでよ。
一応気をつけたことは、
1、一人称は子供らしく、「僕」にした。
2、「〜なんじゃないかな」「〜かもしれない」などの表現を、
  「〜だ。」「〜である。」などの断定言いきりの形にした。
3、省略できるところは独断で省略し、よりわかりやすい文章にした。
4、できるだけ本文の意味に忠実に従った。
5、わかりやすいようにそれぞれ、
   「子供の哲学」、「自己」、「他者」、「自由」、「存在・時間」、
「人間への疑問」、「神・信仰」、「死」、「必然と偶然」・「運命」、「宇宙・宇宙人」、
「科学・科学に対する疑問」、「脅迫観念」、「瞑想」、「妄想」、「太古の記憶」
の15に独断で分けた。
「子供の哲学」ってのはスレタイで、とくに意味はありません。
一応、上のスレは子供のころ考えたものらしいのでつけました。
だからこのスレの一人称、「僕」は子供の頃の自分と考えて読んだらいいと思います。
2子供の哲学:02/06/05 02:44
誰も語ろうとしない「暗黙のルール」がある。
語ってはいけないので、皆知っていながら知らない振りをしている。
皆が普段そういうことに興味なさそうにしているのは、つまり喋っちゃいけないだ。
君も、知ってはいけないことを探っているような気がしてゾッとすることがあるだろう。
ここに書くことを他人に話すことはやめたまえ。きっと後味が悪くなる。
子供というのはみな哲学者だ。
生まれて間もない頃は否応無しにこの世界の
孤独と対峙せねばならない。
しかし、この世の作法、汚濁にまみれていくうちに
次第に世界と直接に対峙するということを忘れてしまう。

子供の頃から勝手な考え事が多かった。
哲学の解説書を読むと、似たようなことが書いてあって驚く。
そして驚きとともに怒りがこみあげてくる。
自分が受けた教育はくそだったと思うからだ。
バカで鈍感な教師をブチ殺したい衝動に駆られる。
3子供の哲学:02/06/05 02:45
僕は、いつも何かに没頭している。

想像しうることは、すべて起こりうることだ。
想像きないものは起こり得ないことだ。
想像外のものを想像するにはどうすればいいのか、それが僕の課題だ。

頭の中で宇宙人や怪獣を描いてみるけど、本当に想像を絶する怖い
エイリアンは、想像の枠の外にいるから、現われようがない。

ウルトラマンを見ながら、簡単に死んで、
すぐに画面から消えてしまう戦闘員の一人に思いをはせた。
「この人の家族構成は? 生い立ちは? この人の人生っていったい何だったのだろう? なぜ戦闘員に志願したのだろう?」
僕が映画監督になったら、この一人の戦闘員の人生をクローズアップさせたような映画を作ろう。

僕は天才だ。
だから自分に解けないはずの問題はない。
にもかかわらず、理解できないこと(例えば数学の難問とか)が
あることに気づいてショックを受けた。
しかし、理解できない問題があるということを認識しているという
ことは、やはりその問題を含めて理解している訳であって、
やはり僕は天才なのだ。
4子供の哲学:02/06/05 02:46
勉強に負けても全然悔しくなかった。
あいつらは僕より勉強しているから当たり前だと思った。
そんな事で勝ちを得ても嬉しくないから努力もしなかった。
それでもその差を考慮すると先天性では勝っているな、と思った。
なにに対してもそう考えていた。
凄く勉強の優秀な奴がいても稚拙に見えた。
但し、俺自身は本気でやっても特に出来るわけでもなかった。
こいつらは、みみずみたいな記号解いて何が嬉しいの?と思っていた。
だからゲームとか、悪戯とか一見他の奴からみれば馬鹿馬鹿しい事を、
半確信犯的に楽しんですごした。

僕のもっている悩みは上等すぎて、一般人には理解できない。
5自己:02/06/05 02:47
人間が嫌いな僕が、何故人間に生まれたのだろう?
人間に生まれたおかげで、自分の嫌な資質を相手のなかに見いだして
人間嫌いになってゆく。

世界はぼくの為にある。
ぼくの為に、周りのみなが演出してくれている。
周りの人は、裏で打ち合せをしている。

ぼくの見ている世界は、ぼくだけのものだ。
ぼくはそれを、一人占めすることが許されている。
ぼくの心の中には、本当に誰も入ってこくることができない。
ぼくの思考は、誰にも干渉されない。
6自己:02/06/05 02:48
「みかん」という言葉を声に出して言ってみる。
「みかんみかんみかん…」とつぶやき続ける。
みかんはどうして『みかん』と呼ばれなければいけないのだろうか?
『ばなな』や『あいうえお』でも良かったんじゃないだろうか。
『ぼく』と言ってみる。「ぼく、ぼく、ぼく…」。ぼくという人間が「ぼく」であるという事実までもが心許なくなってくる。そのたびにゾッとする。
それは、普段だれも見ようとしない、「暗い穴」だ。ぼくはこの穴の存在を見ないようにしているけど、時々見つけてしまう。そのたびにゾッとする。
海の沖にぷかぷか浮いていて、ふと下をみたら、
いつの間にかものすごく大きいクジラがいたという、あの恐怖に似ている。
ぼくは「ぼく」ではないかもしれない。
でもゾッとしたのは確かにぼくなのだ。
なんでゾッとしたのがぼくなのかといつもおもう。

自分が言った言葉に時々違和感を覚える。
例えば雨。
雨雨雨って繰り返し言ってるうちに
「あめ」がなんなのかよく分からなくなってくる。
特に静かな場所や波の音のする場所では。
7自己:02/06/05 02:49
言葉が意味の無い音の連続に聞こえる。
例えば「富士山」という言葉を何度も何度も繰り返していると、
いつもと違うふうに聞こえてくる。
言葉が意味を失って、ただの連続した音になる。
日本語がわからなくなるかもしれない、と思って恐くなる。

言葉が適応のためにあるのなら、
「適応」そのものを言語として認識する人間がいるかもしれない。

右手をじっと見ながら「ボクは誰だ、ボクは誰だ」と、ずっと自問自答した。
そのうちホントにボクが「誰」なのか分からなくなった。
ついに自分が「他人」となった。

頭(意識)は「ぼく」のまま他人の体に入ったようだ。


自分が自分でいる…と、いうのはなぜなんだろう?
自分が自分であることを放棄したら、
一体今の「自分」はどうなってしまうんだろう?
ぼくはぼくという身体(肉体)という器の中で
正真正銘1人で孤独なのだ。
8自己:02/06/05 02:50
「言葉」は、孤独を紛らわせるために生まれた。
肉体というがらんどうから、しばし逃れるために。
しかしそれは錯覚でしかない。ぼくは肉体という器に閉じこめられた、
絶対的に孤独な存在なのだ。

ぼくは世界の管理人、かつ動力源だ。
常に緊張し、努力していないと世界が停止してしまう。
そのため、ぼくはいつも疲労を感じている。

ぼくは地球の生物の一人だ。
何故そのぼくが、今タバコをすって、本を読んでいるのだろう?
こんなに生物はたくさんいるのに。
何故、その中の一人にぼくという意識が有るんだろう?
こうかんがえるたびに、頭が「キューん」となって、遠のいていく。
何かが歯止めをかけているのだ。

「こうなりたい」と思えば「そうなる」。
手足も伸ばしたいだけ伸ばせるはずだ。
怪獣みたいに大きくもなれるはずだ。
飛びたければ飛べるはずだ。
高いところから落ちても、ちゃんと着地すれば死なないはずだ。
なんでそうできないかというと、何かで禁じられてしまったのだ。
孫悟空の頭についている輪のようなものだ。
9自己:02/06/05 02:50
自分の呼吸に耳を澄ませてみる。
意識が遠のく。
自分を認識する事が出来くなる。
ぼくは本当にぼくなのか?と混乱する。
もう元に戻れないかと不安になる。

この宇宙には、ひとつの法則が支配している。
その法則が宇宙を造り、銀河を造り、太陽系を造り、地球を造った。
ぼくはそのなかに存在して、その存在はひとつの法則に基づいて形成された。
体中、どの部品をとってみても、自分にしかないパーツなど、存在しない。
本当の意味での自分らしさがわかった。

ぼくという存在は、自分が主体と思っているけど、
本当は別の存在の一部だ。
逆に、ぼくの髪の毛の1本は、ぼくの体の一部に過ぎないが、
その髪の毛は自分が独立した主体だと思っている。

僕は、文化など要らない。
固有性を掘り下げることで、むしろ世界に通ずる。
しかし、ほんとうに固有性を掘り下げたら、理解などされない。
そしてされる必要もない。
人間の奥底の本質にまで削り込めば、自分に流れる血を発見する。
物質の無い世界に意識だけが飛ぶ。
そこには肉体が無く、死もない。
永遠の時間の中で意識だけが漂う。
瞬間が永遠となり、永遠が瞬間になる。
10自己:02/06/05 02:51
ぼくはテレビ番組を、ぼくだけのテレビでみてる。

自分とは何かというふうにつきつめて考えていくと、
ゾッという感じの先に、さらに根源的ななにかをみいだささざるえないのだ。

闇のなかで、ぼくは神様だった。
何でも知っていて、疑問はひとつもなかった。
そこにはぼくと、ひとつのボールしか存在しない。
ぼくはそのボールを自由自在に作り変えることができる。
つまらないから、いろいろ作り変えてその中に住んだ。
それが宇宙だった。
で自分が死ぬと、またその闇に戻って、
ボール中で味わったものと同じ分量の「孤独」を味わう。
飽きないように、ボールの中に楽しい人生・辛い人生といろんな人生を創る。
そして経験する。
しかし、闇の中でいつも思うのが「孤独」だった。

ぼく自身はこの世に存在した瞬間から全く動いていない。
まわりがそれにあわせて変化しているだけだ。
ぼくもそれに対応し、歩いたり走ったりした気になっている。
ぼくが目をそらした瞬間に、その物体は消える。
背後には闇が広がっている。

他人に意思があってもなくても、ぼくにとっては無いのと同じだ。
ぼくにとって、この世界はぼくの行動で決まるのだ。
11自己:02/06/05 03:03
ぼくにとって心地のいい存在が善で、
悪い存在が悪だ。

この世界は、ぼくが考えたものだ。
しかも、ぼくのためにある。
だから、何もかもぼくの都合のいいようになる。

ぼくは凄い想像力持っている。
色んな発明は全部自分で考えた。
12他者:02/06/05 03:05
僕以外の人間には、僕のような感情があるのだろうか。
本当は、僕以外はみんなカラクリ人形ではないか。

「他人」との強烈な一体感を体感した時、僕の体はただの枷になった。
自分の周り世界も枷だとすれば、
一体感を感じたはずの「他人」の存在も枷である。
僕は何と一体化したのだろうか。

他人は、僕のエキストラのくせして
何で俺が見て無いとこで小芝居しるのだ?
なかでも、酔っ払いはいい芝居している。
13他者:02/06/05 03:06
僕が見ているTV、聞いている音楽と同じものを見ているひとはいない。

社会には常識や、暗黙の了解があって、
それに従って大人たちは動いている。
そんな小さな、決められた世界に僕も従うのだ。
従わない場合は親も兄弟も家もなにもかも捨てなければ
ならないのだ。

僕の人生は一つの演劇だ。
周りの人間は皆演技をしている。
14他者:02/06/05 03:07
自分と同じシチュエーションの人が、今、世界に何人いるだろうか?
他人がすごく幼く見える。
話のわかる奴はいない。
みんながゲームだテレビだって騒いでいるときに、
僕は独りで人間とはなにかを考えている。
他人は、本当に同じ人間なのだろうか?
そのうちこいつらも大人になって、語り合える日がくるのだろうか。
いや、結局その差は埋まらないのだ。

大人になっても、まわりの世界は想像していたものと違う。
いつしかたどり着いたのがここだった。
バカの多さに失望している。
しかし一方では、なんだ、みんな同じこと考えていたのかと笑ってみたり。

大人同士の会話がわからない。大人はみんな芝居をしているのだ。
15他者:02/06/05 03:07
人と道ですれ違った時、不思議な感じがする。
僕が道を歩くとき、なんらかの目的があって歩いている。
例えばこれから本屋に行くとか。
すれ違った人はどこへ向かっていったのだろう。
すれ違う人達も、おそらく目的をもっている。
でもそれは僕にはわからない。
自分から見ればその人は「無」に見える。
その人から見ても多分僕は「無」に見えるのだろう。
もしその人が今重大な何かを抱えて歩いているとしたら不思議だ。
これからその人がどこへ行くのか無性に知りたい。

もし自分と同じ遺伝子配列の人間を作ったらその意識は?
AとBという人間がいてAとBの脳の部分部分を取り替えることができたら意識はどうなる?
好きな色がなぜ人によって違うのだろう。
本当は好きな色は皆同じ色だ。ただし、人それぞれ色の「見え」が違う
ので、皆バラバラの色を好きになるのだ。

自分の中で生成されるコトバは、他の誰とも理解しあえる共通言語だ、
という奢りがぼくにはある。
きっと、ほとんどの人は僕という人間を理解してくれる、という根拠のない自信だ。
それは、強い自己愛以外の何ものでもないんだが。
16他者:02/06/05 03:10
家族の存在に恐怖した。自分は何故、他人とこんなに近くで生活していて平気なのだろう?
朝起きた時にきまってそうなる。
朝起きたばかりだと寝ぼけていて、自分が人間であることを忘れてしまうからだ。

僕が見る僕の顔と、他人が見る僕の顔は違う。

17自由:02/06/05 03:11
なぜ僕の手は自分の自由になるのに、目の前の物体は自由にならないのか?

自分の手を見つめながら「動け動け」といくら念じても動かないが、
しかし<動かせば>もちろん手が動く。
自分の手をリモコンのオモチャのように動かして遊びつつ、
その<動かし方>を言葉で表現することはできない。
金縛りは<動かし方>を思い出せない状態だ。
<動かし方>を思い出すことさえできれば、金縛りは解ける。
自分に属さない物体についても、その<動かし方>さえ正しく思い出せば、
自分の手足と同様に自然に動かせる。
18自由:02/06/05 03:12
例えば過去を変えるとか、自分の後頭部を直接見るとかのような、
「絶対に不可能なこと」の存在を考えると、
自由が押しつぶされるような何とも言えない息苦しさを感じる。

言葉では伝えられないものが多すぎる。
特に、味を表す言葉が少なすぎる。不便で仕方がない。
なんでこんな不便なモノを、コミュニケーションの媒体として使ってるんだろう?
何故、進化の過程で、頭と頭をくっつけて、ニューロンの電気伝達かなんかを直接
交換するようにならなかったのか?

体が邪魔だ。

19存在・時間:02/06/05 03:13
僕の見える範囲以外のものは、存在しない。
僕が目を閉じてしまえばお母さんも友達も町を歩く人も
みんな消えてしまう。
みんなは存在したいから僕に見られたがっている。
だから、僕は電車の中で目を閉じてやった。

僕の知らない部分には何もない。
世の中にはたくさん人がいるらしいけど、本当はいない。
外国なんて本当はない。
知らないものは存在できない。
僕が生まれる以前の歴史は、本当は存在しなかった。
偉い歴史学者達が寄り集まって、論議の結果作られた。

「今、僕はここにいる」と何度も念じた。
 ここにいるのだと確信した。
20存在・時間:02/06/05 03:14
「きみたちのような小さい頃に戻りたいよ」と、誰かが言った。
大人達は何気なくそういうことをよく口にするようだ。
あの戻りたい、若い頃に戻りたいと。
しかし、それは絶対に不可能なのだ。
という事実に気付いたとき、時間というものの恐ろしさに震えた。
しかもその恐ろしい時間は、無限に続いていくのだ!

感覚で考えると、時間はない。
ある生物にとっての1秒の間に、僕のまわりではじつに100年の時間が流れる。
また、僕が感じる1秒の間に、様々な存在が100年を感じる。

全ての物質、他人、音や色、自分の体や声、本当はそんなものない。
僕の脳が作り出した幻だ。この世界は全部ウソで、本当は自分一人っきりだ。

よく時間が止まる空想をする。

自分の見ていない場所には、実は何も無い。
僕と僕の意識だけが存在する。
そのほかのいっさいのものは存在しない、
という世界に陥って泣いた。
お母さん見て、安心した。
21存在・時間:02/06/05 03:14
朝、僕が目覚めた時。
不思議なまどろみの中で微かに擦れるシーツの音や息遣いが迫ってきた。
物凄くその音の存在感が大きく感じた。
何故か恐怖を覚えた。

スローモーションや巻き戻しで行動して、時間を操作した。

僕は、限られた時代、場所にしか存在出来ないことに
悔しさを感じた。

きみたちの世界は、池の中の石ころくらいのものだ。
石からは、池の外が見えない。
だから、無いとおもっている。

時間は単純にひとつだけ流れていない。
同時期にたくさんの時間が流れている。
同じ時間にたくさんの「ぼく」がいる。タイムマシーンがあったとしても、
僕が歩んで来た歴史にたどり着ことはできない。
22存在・時間:02/06/05 03:19
ハアハア、
1だけど、
さすがにもう、飽きてきたよ。
反響があればまた貼りつけます。

ばいばい。
23びたみん ◆BWLMxAG. :02/06/05 04:51
しゅごく面白いっす。
んまーい!
24存在・時間:02/06/05 06:52
たとえば、誰かが鼻をかむ。
その瞬間は、ものすごい時間だ。
一瞬で、いろいろな歴史が繰り返されるのだ。
鼻をかみ終えた瞬間、その中の宇宙は壊れるのだ。

世界には「昨日の世界」、「今日の世界」、「明日の世界」
がそれぞれある。
ある時、何故か僕は「一日先」の世界に来てしまっているのでは
ないのかという疑念にかられた。
前にいた「一日前」の世界では、僕は行方不明になっているのだ。
僕は、そこに帰りたいと思った。

現実の世界は実は僕が作り出した妄想で、実在しない。
今いる世界はつまり仮想の世界だ。

僕は今と比較にならないくらいの進んだ文明の世界に住んでいて、
機械のようなものを脳に取り付けていて、今の世界を疑似体験している。
そして死んだときに元の世界に戻り、その機械の使用料を払う。
25存在・時間:02/06/05 06:52
真実はひとつではない。無数にある。人の数だけ真実はある。
ひとつなのは事実だ。事実+僕の主観が真実だ。

事実は中心には到れない。
幾重にも織り込まれた光線だ。
時も、形も、心も、体も、中心には到れない。
輪郭をなぞる魂の檻だ。

鏡の中は別世界だ。裏返しになっているだけなのに違った雰囲気にみえる。

動けるものと、動けないものがあるというのが不思議だ。

今、僕は京都にいるから、東京は存在しない。
もしくは、私が東京に足を踏み入れるまで
東京はすべてが静止状態にある。
都道府県というひとつの共同体がそれぞれの時間的世界をもっていて、
東京の住民にしてみれば京都は静止しており、それぞれがそれぞれの世界の内に入れ子
のように世界をもっている。

26「人間」への疑問:02/06/05 06:55
目を瞑ってまぶたを手で押さえると見えてくる幾何学模様が不気味だ。

体の狙った筋肉を動かそうとすると意図的に動くのが不思議だ。

「感情」が不思議でたまらない。
寒い、暑い、まずい、眠い、痛い、気持ち悪いとかがイヤなのはわかるが、
叱られたから悲しいとかケンカで負けたから悔しいとかそういう感情があるということが
わからない。そう思えることが不思議だ。そもそもどうしてそんなこと
思うのか?いつから人間はそんな感情をもつようになったのか。

僕が今見ている物は、今見えているような形では存在していない。
僕に見えているのと同じように他人には見えていない。

ぼくは「哀しい」とか「嬉しい」という言葉をいつ覚えたのだろうか。
魂は孤立して存在するのではなく、
無数の魂が交錯する流れの中に存在するのに。

27「人間」への疑問:02/06/05 06:58
鏡の自分を見て、この顔をした人間がぼくなのか?
自分とは何だ?

何故、何も言わないと意思が通じなくて、
言葉を言うと通じるのか。
言葉の意味を、皆どうやって知ったのだろう。
意味はそれぞれ違うはずなのに。

呼吸や心臓の鼓動は意識しないで行われているのに、
何故、他の行動は意識しないといけないのか?

発声してみる。自分の声だ。
耳を塞いで発声してみる。なんか変だ。
発声し録音して聞いてみる。本当に自分の声なのだろうか。
自分の認識など主観でしかない。
客観はなく、それができるのは唯一絶対の存在、神だけだ。

28「人間」への疑問:02/06/05 06:58
「手を動かそう」と言葉で考えることとは別に
実際に手を動かす意志があるのが不思議だ。
何故自分の体が動くのか分からない。
動かそうと思うと同時にもう手は動いている。
その不思議な感覚が快感でもある。

なぜ物に触れることができるのか?
何故触れたという感覚を持つことができるのか。

目を閉じてぐっとおさえると、深い意味を持つ文字がみえる。
それをいつか読み解くのだ。
目をつぶった時に残る光の残像がキレイで、光を見ては目をつぶるのに
ハマっている。
29「人間」への疑問:02/06/05 07:00
自分だけは他人とは違って鏡を通じてでしか
目の前に現れないのが奇妙だ。

今見ている景色は一体どこで見てるんだ?

誰かと自我が入れ替わっても、それまでの記憶が消され新しい身体の記憶が
引き継ぎされたなら、入れ替わったことは気づかないんじゃないか?
今の自分のも誰か他の人から乗り移って記憶を引き継いでいるだけなんじゃないか?

男子が女子を好きになるというのは僕が男子だからわかる。
女の子が男の子を好きになるということが、どうしても理解できない。

なぜぼくの感覚は今のようにできているのか?
快楽を伴う新しい感覚を創ることは可能だろうか。
30「人間」への疑問:02/06/05 07:00
複雑な形状が、ちゃんと視点に合わせて適切な映像になるのが不思議だ。
一方に動くふりをして逆に動いたりするフェイントをかけて、
画像表示の裏をかけないものか。

なぜ脳でものを考えられるのか。

なぜ痛いという感覚が嫌なんだろうと不思議でしょうがない。
本当は嫌なんじゃなくて『嫌』という錯覚と『痛い』という信号に対する肉体の反応
しか存在しないと思った。それで痛みは越えられると思い訓練したがダメだった。

僕は歩くだけで沢山の生命を殺している。
生きてくだけで他の沢山の生命を殺している。
果たして、自分が生きるという事は正しいのだろうか。
僕の観点から見れば、僕が生きることは、死にたくないという気持ちがある以上正しいことに違いない。ほかの生き物の観点から見たらどうだろうか。
人間が一番死ぬべき存在なんじゃないだろうか。
地球に優しくとか、自然を大切になんて言っている奴らは、とにかく人間を殺すべきだ。
いい事とか悪い事とか言うけど、神様を見た事も無いのにどうしてわかるのか。
僕は、悪は信じられるが、神は信じられない。
善、悪はひとがそれぞれに勝手に決めているだけだろう?
31「人間」への疑問:02/06/05 07:02
どうしてぼくの指は太いイモムシみたいな形をしていて、5本なのだろう?
どうしてこの形で、この本数なのか。
なぜいつもは気持ち悪くないのか。
僕の手や指はグロテスクで恐い。体にイモムシが付いていることが
気持ち悪くて仕方ない。普段気持ち悪く思わないのは、みんな同じだし、見慣れている
だけだ。

ビンを芯にして紙粘土をくっつけて手を作った。何度も何度も手を凝視する
うち、気持ち悪いものに見えてきた。

じーっと人の顔を見ていて、ふと人間というものが
大変身持ち悪い醜い生き物のように感じる瞬間がある。
何で目が2つあるんだ?何で眉毛は生えているんだ?鼻って何?
ごく一般的な普通の人間が気持ち悪く見える。
すぐに怖くなって気持ちを切り替え、その感覚は遠ざけた。

32神・信仰:02/06/05 07:03
僕だけの神様がいる。

僕は‘たたり’とか‘呪い’が異常に怖い。
魔術的なことを簡単に信じる。

玄関から右足を踏み出そうとすると、頭の中で悪魔が“今右足を踏み出すと今日一日悪いことが起こるぞ”とささやく。僕は慌ててステップを変える。

道を歩いていてちょっと大きめの石を踏むと、その石に神様が宿っているんじゃないかと気になる。引きかえして、その石に謝罪する。

口裂け女は100メートルを5秒で走る。

プロ野球の生放送は、テレビの前での僕の些細な行動が試合の勝敗を決める。

地震がきたら、息をつめて緊張して自分が力をこめていれば、大地震にならずに収まる。

33神・信仰:02/06/05 07:04
勝負ごとは、あたりたいと意識しているとあたらない。
僕は意識しないように努めていたが、
本当に意識しないと、あたっているのかどうかを見るのを忘れてしまうため
意識しないことを意識するためにはどうしたらいいか、
ということを考えていた。

僕が生まれてから今まで踏んだ地面には、
踏むと死んでしまうというアウトゾーンがいくつもあった。
僕は運が良く、ピンポイントでセーフゾーンを踏み続けている。

ちょうど良い一瞬に手をつけることができたら、全てが上手くいく。
それで、なかなか手をつけられない。

神社の境内、水道の蛇口、押入れなどは特別な場所だ。

人間が発生する前、恐竜もいないころなのに、
三葉虫の化石から「人間の足跡」が発見されたという。
かかとにギザギザの、模様が残っており
その足は 人間の足だという。 
34神・信仰:02/06/05 07:05
良い日と悪い日は必ず交互にくる。

皆平等に幸せが与えられている。
いま幸せそうな友人は、大人になった時どうするのだろう?

僕は、全てを肯定する。

僕は神と勝負をする。
ここで負けたら私は死にますとか、貧乏になりますとか。
そのかわり、勝てば100億円下さいと頭の中で妄想する。
負けそうになったら、途中でうまい事勝負破棄して逃げる。

このゴミを投げて、ゴミ箱に入れば、あれがうまく行くと
占い半分、願懸け半分で思う。
でも、成功しても失敗してもあまり気にかけないですぐ忘れる。
35神・信仰:02/06/05 07:06
僕が1分間息を止められなかったら呪ってもいいです。その代わり…、

大縄跳びで失敗したら死ぬ。
牛乳を一分以内に飲まないと死ぬか、10秒後に教室の床が抜ける。

僕の寿命を1日あげますから、探し物を見つけてくださいと言うと、
探し物は不思議と見つかる。

「神」という言葉を知る以前、大きくて全てを見ているものの存在を感じていた。
そのときの僕は、その存在に一体化することができ、全てが分かっていた。
時々、その存在を試した。
何かを選ぶときに、頭ではこっちにすると思いながら、
ぎりぎりのところで逆を選んだり。
本当に騙せたら、その時はとてつもない事が起こる気がした。
でも、何も起きなかった。その存在は僕がぎりぎりでそっちをとることまで分かっていたから。
36神・信仰:02/06/05 07:07
この世界は僕が見て、自分で創った世界だから神様だって僕のうちにある。
僕は万能であり、いろんな条件で、たまたま今はできないことも
いつかはできるようになる。思い通りにならないことなんてない。

なぜ、崖の壁面に立っている松ノ木は倒れないのだろう。
もし、松ノ木の枝を1本切り落としたら、
その木は崖の内側の根を適当な方向と長さで伸ばして、
失った枝一本分のバランスを保つ。
計算したり演算する訳でもないのに「どの方向にどれだけ根を伸ばせばバランスが取れる」かを知っている。
松ノ木に根を伸ばさせる衝動を起させた「見えない力」は
物事を解決する時「どのようにしたらいいのか?」を知っている。
僕もそうだ。ケガをしたら「自然」と治る。
体の細胞は「全てを解決することができる見えない力」に従っている。
その「力」は全ての完成形を「知っているただ一つの英知」
全ての世界に「ただ一つの力」が間断なく流れいる。
その力は全てを知っている。
自分達も自然の一部分にすぎない。大きな力の一部分だ。
生かされているのだ。

37神・信仰:02/06/05 07:07
この世界を上から見ている、より高次の人がいる。
僕等はその人によって動かされている駒だ。
駒を動かしている人たちに嫌われないよう、役に立つものになるのだ。
駒を動かしている人たちの逆鱗にふれぬよう、控えめに行動し目立たない子を装うのだ。
ここのさじ加減は難しい。
あまり控えめ過ぎると、いらなくなって捨てられてしまう。

誰かが人間を一人一人操作している。
自分で意思決定しているようにみえるが、
世界の誰かがコントローラーを持って決定している。

空間を裏返した場所に巨大な何かがある。
それはここではない場所にいる僕自身だ。
その僕がいつも、僕をみている。
この世界にいる僕がちっぽけに感じられ、
そういうときは、この世界の快楽も苦痛もいとおしくなる。

38神・信仰:02/06/05 07:08
僕の身体・精神は、別次元の管理者に操られている。
この世界は、別次元の管理者がやるゲームの世界だ。

僕が見ているもの、聞いているもの、感じているもの全ては、
何者かにコントロールされている。
僕のこれまでの生き方や出会いなどは、
まるでゲームのようだ。

「もと」は何だろう?
何もない空間から神様がつくった?
その神はどうやってつくられた?
その何もない空間はどうやってできた?
仮に答えがわかったとしても、
その答えの「もと」は?

39:02/06/05 07:10
最後には、死がぼくを掴む。

死ぬと話す事ができない。動けない。見る事も聴く事も感じる事もできない。
どうしよう!いや、待てよ。そう考える事もできない訳だ。
意識がなくなるって?なに?

自分もいつかは死ぬのだ、と気づいた。
とてつもない恐怖におそわれて恐かった。

主人公が死ぬまで物語は終わらない。主人公が死ぬことまできちんと描いて欲しい。

僕は死なない。
人間でなくなるだけだ。
僕は、絶対死なない。
どんなことがあっても絶対自分だけは死なない。
40:02/06/05 07:10
歳をとって死ぬ、という観念はない。
僕は死ということについて、悲しいとは思わない。
別の世界へ行くのだから。
夢を見ればそこで会える。

死んだら、また同じ人生を繰り返す。
死んだ瞬間に自分の生まれた月日に戻って同じ事を繰り返す。
永遠に繰り返すので何回目もくそもない。
その事を知っているのは、僕だけかも知れない。

例えば会社に行くと同僚も出社してくる。
当たり前だし同僚が死んで出社しないなんて普通は考えない。
でも人間は猿の一種だと思うと、動物が死ぬって時々あるんだから、
毎朝何事もなく同僚と朝顔を合わす事が不思議に思えてきた。

人は死ぬかもしれない。
でも、僕だけは絶対に死なないはずだ。
41:02/06/05 07:11
今死んだら、今見ている情景が最後になる。

ひとの馬鹿らしい生より、死んだあとのほうが気になる。
生き返るのか、とか。

僕は既に死んでいて、今の生活は走馬灯の部分だ。

42必然と偶然:02/06/05 07:16
僕は、外界に対して裏をかいたりフェイントかける。

このまま真っ直ぐ行くのが目的地への道だが、
もし、ここで右に曲がったら違う未来があるだろう。
僕が、右に曲がろうか、と考えた時点で未来は変わった。
そう考えたのは必然だ。
そう考えることはすでに決められていたのだ。
右に曲がるのが僕に与えられた未来だ。
では、そう思わなかったときの未来はどうなるのだろう?
いやいや、曲がることはすでに決められていたのだ!
では、逆に左に行ってみよう。
左に行こうとすることこそ最初から決められていたのだ!
ではやはり真っ直ぐに行こう。
いや、真っ直ぐ行くこともやはり決められていたのだ。

どうして2つの事象が並行し得ないのだろう?
僕は、今ここにいて、右に曲がろうとしている僕しかいないのだろうか。
それとも、左に曲がった僕、真っ直ぐ行った僕もどこかで存在しているんだろうか?
こういうことを考えないで過ごす僕もどこかにいるのだろうか。

僕は、意識が無い時に、もうひとつの世界で別の人生を歩んでいる。
無心状態になると、時間を超えてもうひとつの世界の、もうひとつの人生に戻る。
その世界のことはまったく覚えていない。それはあちらも同じことだ。
お互いまったく無干渉なのだ。
しかし、もうひとつの人生は決していいものではないような気がする。
何かに追いかけられているような。

僕以外の人間、世界は全て作り物だ。
そして、すべての出来事、物事は既に決まっている。
僕は箱庭の中で踊らされているのだ。

道端の目立たない石ころをひとつ選んで、目をこらして見る。
そして心の中で呼びかける。
おまえはたくさんの人の目にさらされてきたはずだが、
おまえに注目したのは全世界、全人類の中でこの僕たった一人だ。
僕が選んであげなければ、おまえは一生だれからも注目されることはなかっただろう。
そしてこのこと自体は、僕にとっても注目すべきことだ。
43必然と偶然:02/06/05 07:17
この世に存在するものは全て物理法則に従う。
それゆえ全ての運命は決まっている。
とすれば、幸福な人間ほど真の悪で、不幸な人間ほど真の善である。

偶然にも今日、となりの吉田さんに会った。
偶然にも今日、日焼けした僕の手があった。
偶然にも今日、太陽がのぼっていた。

なにかの行動を選択する状況があったとして、
その時、選択されなかった行動とその結果はどこへ押しやられてしまうのか。
選択されなかったものが集まっている別な世界がある。
選択されなかった可能性が押しやられた世界と、実現されている唯一の世界。
果たして僕は今どこにいるのだろうか?

この風呂のタイルの数には、意味がある。
縦35個横26個。これは偶然こう並んだのではない。
この大きさのタイルがあって、業者の人がこのタイルを選んだから、
この数になったのだ。ということは、すべて偶然ではない。
すべては必然だ。
44必然と偶然:02/06/05 07:18
例えば、僕が自動車で道路を走る。
そのことで、私が走らなかった場合とは、わずかに違う交通の流れが生じる。
その僅かなズレがまた、次のズレを生む。そして3日後にある場所で交通事故が起こる。もし自分が車を運転しなければその事故は起きなかったかもしれない。
もちろん、自分が運転することで、起こるはずの事故が起こらなかったということもあるかもしれない。

草むしりをしていて、僕がもしそれを毟らなかったら誰に毟られて何処へ行って最後はどうなるのか?と思った。

サイコロでどの目が出るのかは、
サイコロがどういう風に置かれていたか、誰がどういう風に手に取ったか
などで決まる。
全ては必然だ。原因がわからないから偶然に思えるだけだ。

45宇宙人・宇宙:02/06/05 07:20
宇宙人は人間の視覚や聴覚を超えたところに存在していて、僕等には見たり触ったりできない。だけど、「ホラ、あなたの隣に宇宙人」ってことは日常茶飯事にあることだ。
いつしかオバケが見えるようになってしまうかもしれない。

僕は、宇宙の外がどうなっているのか考えた。

惑星の科学者が地球侵略のために地球人の思考を研究する実験台、それが僕だ。

うちの母ちゃんは宇宙人だ。
僕はいつも、宇宙人に叱られているんだ。

今、僕がいるこの宇宙は誰かの細胞だ。
そいつがいる宇宙もまた、誰かの細胞だ。

地球は、いま僕がいるここにある。ここは、その中の日本だ。
しかし、どうも地球はどこか他の天体に思えてならない。

地球の地形を地図で見てがっかりした。

宇宙は四角い箱である。その周りで巨大な鬼が二人、
あぐらをかいている。
鬼は、日々ゲーム感覚で
「今日は地球を作るぞ」
「じゃ、その中に、人間を作るぞ」
なんてやっている。
二人で、延々とそのゲームをやっている。

この地面を真下に掘り進めていったら、
どこにどうたどり着くんだろう。
ストローを何本繋げていけば月に届くのだろう。

水道の蛇口からしたたる水滴の中に、宇宙をみた。
蛇口から落ちる瞬間、水滴の中に小さな宇宙が生まれ、
水滴が落ちた時に宇宙が終わる。
今住んでいるこの宇宙が突然終わることも
あるだろう。
46宇宙人・宇宙:02/06/05 07:21
「無から宇宙ができた」と聞いて思った。
この宇宙の他にも、無数に宇宙がある。
その1つに、僕等のいる宇宙をいとも簡単に消せる宇宙がある。
しかし、何故消さないのか?
消すことを妨げる宇宙もまた、無数に存在しているからだ。

家族で焼肉を食べているときに、なぜか必ず思う。
この延長線上に、宇宙があると。

宇宙が膨張するには、膨張できるだけの空間が宇宙の周りに必要だ。
その空間は、「無」に違いないのだが、
この「無」を想像することができない。
どんなにがんばっても、「無」が想像できない。
想像できた時点でそれは「無」ではないのだ。
僕は、宇宙は巨人が作った世界だと思った。
宇宙の周りは「無」ではなくて、巨人の世界がある。
その巨人が住む世界も、更に大きい巨人が作った世界なのだ。
これが延々と続いているのだ。

この世に幽霊なんていない。
死んだら「無」になるんだよ、と言われても、信じられない。
「無」が想像できないからだ。
幽霊になる自分は想像できても、
自分が存在しているというこの感覚が「無」になる状態が想像できない。

無の「実感」は、落胆とか、戦慄とかに似ている。

僕たちが、宇宙人を探し好奇心を持つのと同様に、
宇宙人も僕たちを探し好奇心を持つだろう。
宇宙人からみて、僕たちは誰しも貴重で、この地球はどの場所も貴重だろう。
どの人間も、目に映る土地も、全てが美しいだろう。

今、目の前に無数の宇宙が存在している。
空気中にいくつもの宇宙がある。

47宇宙人・宇宙:02/06/05 07:22
身近にいる犬や猫は、地球を偵察に来た宇宙人スパイの仮の姿だ。
このことをまわりの連中に話すと、きまって笑われる。
僕はいつもこう反論するのだ。
「おまえら誰も信じないだろう。そこが奴らの思うツボなのだ。でも俺にはわかっているぞ!」

今、自分が住んでいるこの地球を含む大宇宙が1つのカプセルの中におさまっている。
なにかとてつもなく大きな世界があって、その世界のアマゾン奥地にある樹の葉っぱの先にそのカプセルがちょこんとのっている。
ある時、そのとてつもなく大きな世界の住人である、ある探検隊がジャングルに踏み入って歩いていると偶然そのカプセルがのっている葉っぱに接触してしまう。
その瞬間この世が崩壊する。

どこか遠い場所の光景を想像して、
なぜ今、自分がそこにいなくて、ここにいるのか
わからなくなって泣き出してしまったことがある。

今の全宇宙はひとつの原子核の中にある。
そのような原子が膨大な数集まって構成されている。
その宇宙もまたひとつの原子を構成していて、
それが無限に繰り返されている。

無限に小さくなっていく世界が、限りなく大きい世界(ぼくらの世界)に包まれている。
その小さな世界もまた、限りなく大きい世界を包んでいて、
メビウススの輪のようになっている。

世界には膨大な書庫があって、
僕たちの行動はそれに逐一記録されているか
もしくは、それどうりに命令が下され
ぼくらは、無意識的にそれに従って行動している

顕微鏡で見ると、僕の細胞には街が存在している。
宇宙が広大だとしたら、細胞も広大だ。

枕を下にして、目を閉じ枕に顔を埋めると、細かい光の粒が見えてくる。
それがだんだんと宇宙の星になる。
それはだんだん大きくなる。
僕は宇宙空間に放り出される。


モノにはみんな輪郭線がある。
じっと目を凝らしていると見えてくる。。
同一視角内にあれば、モノとモノの間には、たとえそれが遠く離れていても、
ぜったい輪郭線がある。

遠くのものが小さく見えて、近くのものが大きく見えるのが
不思議だ。

音が脳内で図形や色に変換される。
音が見える。光が聞こえる。

地球が丸いと聞いたとき、なんとなく地面が丸いように感じた。

距離や長さは正確に測れるのか?定規で測ったとしても、
メモリには厚みがあってその中心はどうやって決まるんだろう?

平行はどこまで行っても平行で、二つの直線は
決して交わることがない。
しかし、世界のあらゆるところを駆け巡って、直線を描いていくと
世界の果ての果てでは、二つの直線が交わるところがある。

四角形の定義が四つの角を持つものだと習ったとき、紙に四つの角を持つ
四角形ではない図形を書こうと何度も繰り返した。

分子を細かくしていくと何が残る?

六角形や五角形のものには必ず意味や、法則がある。

科学はこの世の全てを既に解明している。
政府は国のありとあらゆる事まで完全に把握している。

折り紙をハサミで切ると、切った部分の紙はどこにいくのか不思議だ。
目に見えないくらい細かい、粒みたいになるのかな。
物が壊れるのも不思議だ。例えば割れた皿は
何故割れてるんだろう。それまで一つだったものが
分離するのはとても不思議だ。
なぜ「離れている」のかがとても不思議だ。

49脅迫観念:02/06/05 07:25
物の名前に違和感がある。特に三文字の物に。

地球が破壊されたら、地球のかけらにのってどこかの宇宙にでも行くか。
自分の行動はずーっと見えないカメラで観察されてて、それがどこか別の世界で放送されている。

頭を洗っているとき、後ろに幽霊がいて、
後ろを見ると、うえのほうに幽霊が逃げて、
上を見るとまた左右に幽霊が居ると感じた。

バスや電車に乗っていて精神障害者を見ると、
言動がおかしいのですぐそうであるとわかる。
でも、もしかしたら他人から見れば、
ぼくが精神障害者に見えるのではないかと疑問をもった。
その疑問が正しいことも誤っていることも証明できないのだ。
しかし、ぼくが本当に精神障害者であるならば、
そんなことに疑問を持ったりしないであろう。
とかんがえ、自分を現実世界にに引き止めるようにしている。

人類はこのまま文明を発展させ、過去のどんな人間の意識までも再生でるようになる。
そして未来人の価値観でぼくに裁きが下されるだろう。

街を歩いていて、ふとすれ違った車がこの後轢き逃げ事故を起こすかも知れない。
ぼくがナンバーを覚えておかないといけないの?

白い巨大な画用紙の上に、黒い巨大な画用紙を乗せて、
「もしこの巨大な黒い画用紙の一部がなければ
人類の知らない物理法則の公式が現れる。」
と思った。

ある日突然、お母さんの意識が変化した。
聞いてもどうせ「お母さんは、お母さんよ」と言われると思い、
何も言わなかったが悲しかった。
以前のおかあさんに会いたいと思った。

暗闇の中でひとりで泣いている赤ん坊は
無にあらがっているのだ。

50脅迫観念:02/06/05 07:28
ふっと大昔の友達に会った。
もう誰も使わない忘れ去られた昔のあだ名で呼びとめられた。
多くの見えない断層が、ぼくの人生にもたくさんあるのだ。

それが、どうしてぼくらにはこんなに恐ろしいのだろう?

「あしたはない」としたら、眠れない。

想像してごらん、自分の存在が永遠に消え去るということを。
目覚める事の無い眠りにつくことを。

この世にいる時点で既に落ちているらしい、
『無限』という落とし穴が常に恐い。

親はどうやら魔法使いらしい。
学校の友人や教師に化けて、いつも僕を監視している。
しかも、ウチの親だけが魔法使いなのだ。
うちの親もいたずらが好きで、何度も引っ掛けられた。
そのカラクリがいまだにさっぱりわからないところをみると、やはり魔法使いだとおもう。
いっしょに夕飯食べたり、遊んだりするときは、そうは思わないが。

年をとるのが怖い。

「虚無」が「混沌」としている。
自分の居場所が脳の中になくなる。

ぼくは独房に生きながらに閉じ込められ、
虚無の世界に意識だけが取り残された。

風呂に入っている時、風呂場の中が密室になるけど、
今風呂場の外では、お父さんとお母さんが悪魔の姿にもどっているのだ。

この世界は全てベニア板でできた舞台のセットだ。
ぼくは誰かの実験でしかない。
テレビの映像はぜんぶうそだ。
僕の目に映るものも、そのつど見えるとこだけを作っている。
友達はみんな、そのことを知っているけど、秘密にしている。
51脅迫観念:02/06/05 07:29
友達が家に遊びにきて、みんなに麦茶を出したとき、
友達といっしょに、Aの分だけ醤油を混ぜた。
Aがこれは何?って聞いてきたから
それは「新しい麦茶だよ」といった。Aはそのまま飲み
何も知らずにスーパーマリオ3をやっていた。
ぼくはAの横顔を見ているうちに、もしかしたら自分がだまされているのではないか?
と思った。何も信用できなくなってしまった。いっしょに麦茶を
調合したやつが笑い転げたことを思い出しては、だましたのは
ぼくなのだ。だまされたわけではないのだ!と心の中で平静
を保つ努力をしていた。

アナログ時計が読めなかったときがあった。
どうしても定規を使って字を書かないときがすまなかったときがあった。

遠足の日の朝や、始業式の日の朝は
学校に行く途中誰かに出会うまで、
本当に今日でいいのか?この時間でいいのか?と思っていつも不安だ。
自分ひとりだけがまわりと違うっていうことがものすごい恐怖だ。
みんなと同じじゃなきゃいけないと、学校で植え付けられたせいだ。
異質に対する恐怖がもともと備わっているのかもしれないが。

椅子に重ねてあったセーターが
戦に破れて逃げていく兵隊に見える。

周りのものが何も信じられなくなる。
52脅迫観念:02/06/05 07:30
僕の考えと、その言語表現にギャップがある。
言葉は僕のイメージを十分に表現していない。

周りの人間は、ぼくを殺そうとしている。

みんなは僕のいないところで悪魔の指令を受けている。
僕は外に遊びに行く前に、茶の間をこっそり録音するためにテープレコーダーをセットした。「決定的瞬間」を聞くために。
だがそれは失敗に終わった。
こうやって隠し録りしたことも見透かされていた。

自分の考えていることが、全て他人に漏れている。
みんなぼくの考えていることを知っているけど、
知らないふりをしている。
皆は、本当はぼくのことを精神異常だと思っている。
にもかかわらず、つとめて平静に接してくる。

鏡をじーっと見ていると、鏡の中のぼくが勝手に動き出しそうで怖い。
鏡に写っているぼくの後ろに宇宙人が出てきそうだ。

何を見ても悲しくて、なにかあるとすぐに泣いた。
すべてが「僕」に対して持っている個人的な悪意の表明に思える。

感情を表に出すのを止めた。
落ち着いていると言われるけど、それは誤解だ。
単に感情を表に出さないだけだ。


53瞑想:02/06/05 07:31
速くて小さくて、苛立たしいものと、
ゆっくりでちょっと苛立たしいものがぐるぐる回っていた。
速いほうは、きてほしくなかった。

思考だけが肉体を離れていく。
→自分→建物→町→国→大陸→地球→太陽系→自分→

何か巨大なものから極小なものへ、極小のものから巨大なものへ振り子のように移行する。
暗闇の中の極小の物体でもあるし無限大のものでもある。
球体で、変化自在。
あれこそが「虚無」だ。
あれに喰われていたらと思うと寒気がする。
巨大が『良い』で極小が『悪い』だ。
真っ暗な平面の中心に良いがあって周りに悪いがある。
これがこの世を現している。自分は中心から凄く
遠い位置にいた。でもそれが嬉しかった。昔から、早く帰りたいと思った。
何か小さなものを、大きなものが
飲み込んでしまう感じだ。

学校のなかでもし〜〜んと静まり返った場所が必ずある。
給食まえには、そこへ行って騒がしい教室とのギャップを楽しんでいた。
そこへ行くと荘厳な気持ちになって、頭がくらくらするのだ。

無心になるということを体験したこともあるよ。
禅を組んでると、そうなって、自分の描いたことが雑念なしに
きちんと浮かぶ。

いつもだったら想像で、空を飛ぶことを考えるが、なんか知らんが
まっすぐ飛べない。 変な雑念がじゃまをして「まっすぐに飛べさせないように
してやる」というあまのじゃくがいる。
でも、禅組んだら、そういうのがきれいに無くなって
普通に飛べる

下を向いて歩いていた。
足元の地面は、いつのまにか何百メートルも下にあった。
僕は、高空を浮遊していた。
54瞑想:02/06/05 07:31
人ごみにいると遠くから自分を見てる視点になる。意識を向けてる方向の空中から自分を見下ろしてるような。
小人数でいるとけっこうおしゃべりなのに、大人数だとしっくりこなくて黙ってしまうのはそのせいだ。

グラウンドに大の字になって空を見上げた。
地球と一体になった。一緒に自転していた。
心がぽおっとあったかくなった。
と同時に、空に落ちるんじゃないか?と思った。

夜中に誰も居ない野原で、
一人で星を見て寝転んでると、
突然意識がどっかに飛んでいきそうになる。
でもそれを何かの力が阻止する。

野原にねっころがって晴れた空を見てたら、重力が無くなった。
空に落っこちそうになる。
このまま体が浮けば、宇宙に漂い出すのかもしれない。

心と体が分離する。
それを僕は意図的にできる。

55妄想:02/06/05 07:43
世界全体は誰かの夏の自由研究みたいなもんだ。

叱られると、本当の母親はどこか遠くにいるのだとおもった。

母親は宇宙人から洋服借りているのだ。

透明人間になって好きなあの子のハダカを見たかった

どこかに「自分の脳みそ(みたいな物体)」だけが存在していて、
見えるもの、感じるものすべてがその脳の中だけで完結しているという錯覚によく陥った。
すべて自分の作り出したもの。横を走っている自動車も、自分の母親も、母親との会話も、友達も・・・。
要するに、この世には自分しかいない。だから、自分が宇宙だ。1人、2人っていう概念も、本当は無い。

大抵誰でも超能力を持っているけど、ソレを使う機会がないので自分がどんな超能力を持っているか分からないだけだ。

魔法使いになりたい。何でも出来るからだ。
何でも出来る人は何でも知ることができる。
僕は、世の中の真理を手に入れたい。

両親が実はなにか違う怖い正体をもっている。

自分の念で誰かを殺してしまうことが怖い。
念じちゃいけないとか思うほど、念じてしまう。

今トイレで尻むき出しにして便器に座っているというのはただの思い込みで、
本当は平和な授業中の教室で、僕はいきなりパンツを脱ぎ出して、
周りをパニックに陥れ人々に押さえつけられて精神病院に収容されようとしているのかもしれない。

僕は垂直に登っていった。

時々漢字が読めなくなる。
56妄想:02/06/05 07:44
じぶん以外は機械だ。

地面と空が逆転した。

“今、ここ”で見えている光景は、
ほんとうの光景ではない。
ああ、もう何の違和感も感じなかった以前の感覚に戻れないかもしれない。
しばらくすると、また僕はここに居た。
以前の感覚に戻った。

ドラえもんが、未来からドラえもんを連れて来た。
過去からもいっぱい連れて来た。
ドラえもんが20人になったとき、
寂しくなった。

僕は走っていない。地面が動いている。
ためしに地面の野郎をちょっとからかってやるか、
と、フェイントをかける。

本当は今、僕は黙っている。
話しているのは、適当にしゃべらせているだけだ。
おうおうにして、支離滅裂なことをしゃべっているわけだが。

お母さん、どうして僕は赤ちゃんの時の事を覚えていないの?
僕は産まれる前はどこにいたの?

考えるってことを考える。そしてそれを考える。
当然そのことも考えるわけだ。一体どこまでいけるのか。

写し鏡を見てゾッとした。
初めて実感した無限に恐怖したのだ。

なんで口の中にべろがあるんだよ!このべろを早く外に出さなくちゃ
 閉所恐怖症になってしまう。
めんたまをじゃまなんだよ。こんな眼底にあって、眼球はせまっくるしくて
  つらいだろうに。
57妄想:02/06/05 07:45
外人は頭の中では「リンゴ」と認識しているのに口に出そうとすると「apple」に
なってしまうのか。
日本人でも外人でもない人はリンゴのことを何と呼ぶのか。

「先生の先生」は「先生の先生」になるために、「先生の先生の先生」に教わって、
その「先生の先生の先生」は、「先生の先生の先生の先生」に、、、、
とどこまでもつながってはいないだろう。

“7965873回の抄便”というのは、全世界で自分一人しか知らないことばだ。
そのことばには重大が意味があり、これは自分しか知らない秘密なんだ。
僕は、学校で机の裏とか人目につかない廊下の壁とかにその秘密のことばを書き込む。
ふと見たら、まったく別の人が過去に“7965873回の抄便”ともし書いていたなら怖いが。

家族と一緒にいる茶の間は、自分がトイレとかに行けば
何か全く別のものになる。それは、絵の具を混ぜたようなぐちゃぐちゃの世界だ。

自分にはいまの兄弟のほかにも、死んだ兄弟がいて、
しかもその兄弟を知っている。

おやじとおふくろはエッチしてない。
僕はきっと拾い子だ。

テレビからきこえる笑い声は、何処かの家で見ている視聴者の声だ。
だから、こっちの声も聞こえるはずだ。僕は、テレビに向かって叫んだ。返事は無かったが、聞こえたはずだ。

僕は、両親が夫婦であることと、自分がこの2人の子供であることが、
どうしても信じられない。

口臭は、電話の受話器から相手に届く。
テレビでも届く。

物の名前は、全て滑稽である。

58妄想:02/06/05 07:45
物質的な世界は馬鹿らしい。

透明な猫が身の回りを歩いているという妄想をした。
その猫は目にも見えないし、声も出さないから誰も存在に気づかない。
「誰からも知覚されないけど存在しているもの」を妄想していた。

ひょっとして犬は話す事ができるのではないか?
ただ、犬の世界で人間と話すことは禁止されていて、話すと死刑になる。
犬を家の中に入れて「誰も見てないから、話してみろ」と犬に話しかけたが
犬は一向に話してくれなかった。なんて強情な犬だと思って、何度も何度も説得したがだめだった
ひとりでいる時は何もする気がおきないので、好きな子とかが自分を見ているのだと妄想して行動を律していた。


フッと目の前がテレビの「ザーッ」というノイズでいっぱいになった。
映像効果があらわれて、中心に吸い込まれていく。
そのあと、ミジンコが上から下に落ちていく。

暗いところで目をつぶると、ぼくは緑色の樹木に迫っていく。

僕は時々、母のことが心に心地よく、恋をした。
母親が心配で心配でしょうがない。

友達と遊んで帰ってきて、ふとお父さんとお母さんを見てこの人たちも友達と一緒かなあと思ったとき、ぞっとした。
お父さんとお母さんも生きている、生き残っている。

車の窓の外の電柱などをジャンプする。
速度に合わせて僕は猛ダッシュする。
屋根や道路を走る。
速度が速くなると、僕は大ジャンプする。

今僕の背中は見えていない。今、僕の背中は無い。

59妄想:02/06/05 07:47
手の中にあるテレビのリモコンとか、ジュースやコーヒーの缶が、
急に勝手に一方向へ向けて動き出す。
それを必死に掴んで放すまいとするが、体ごと引き摺られてどんドン振り回される。
空の彼方まで持っていかれる。それでも僕は放さない。
いつまでもどこまでも、引き摺られて、引っ張られていく。

猫はぼくがみていないときに、ぼくをみて笑っている。

僕は、身近なミクロの世界に多大な興味がある。
1匹の蟻をいちにち見ていても飽きることがない。

全人類のハナクソは、25メートルプールで何杯分だろう。

鏡の中の世界に行こうと試みた。

蟻の巣の前で蟻を潰して、他の蟻が悲しむかどうか観察した。
蟻を水で溺れさせたり、あらゆる手段で苦しませた。

未来人は過去を全て把握でる。
僕の行動もすべてお見通しだが、
ふふ、僕にはそんなことわかってるんだぞ。

お母さんの財布の中を見た。
これさえあれば一生安泰だと思った。

サンダーバードは現実だ。顔に油塗って、口の両端に線書いて。
あの動きは違和感があって、ものすごく不思議だ。
僕はすぐ騙される。だから、すぐ興奮する。

漫画の中の登場人物が、本当は存在していなくて、意識もないのだ、と考えると
ものすごく切ない感情に襲われる。
不思議でもある。
ぼくは主人公と同じ意識になって命をかけてがんばってのだ。

僕はいつか、空を飛ぶだろう。
これは、正しいことに違いない。
飛べることについての疑念をどうしても振り払うことができないのだ。

60妄想:02/06/05 07:47
「一番」というものに興味をもった。
過去から現在までの、一番快楽を味わった人間や、一番不幸を味わった人間、
一番痛みを感じた人間や一番痒みを感じた人間、一番綺麗な人間等は
どんなんだろうと思った。

物体に何かを感じる。
物同士で自分の気持ちを伝えているのだろう。

ぼくは、当たり前のように周囲と自分を切り離して考える。

鉄道は自然物だ。勝手にできたり消えたりするものだ。
壁に貼ってある時刻表も同じで、時刻が書き変わる瞬間を見ようと待ち構えているが、最近、人が見ているときは書き変わらないと悟った。

鏡の前に立って自分の姿が見えるには、
自分の姿が鏡に光子で飛んでいって、鏡に反射した光子が網膜に映って見えるのだから、こっちの姿が認識されるまで、ほんの0.000コンマ差がある。
鏡の前で自分の鏡像からずれようとした。
もし一瞬でもずれたら、鏡の中の相手が出てくるのだ。

絵を描く時、骨髄の中の神経叢から描いて、血管を一本一本描いて、皮膚を
薄く描たら、本当に生きた人間になる。

61太古の記憶:02/06/05 07:49
初めて来たところが、妙に懐かしいときがある。
綺麗な景色でもないのに、ずっとそこにいたい衝動にかられる。

忘れることが、ひどく不快だ。
本当は何も忘れたくない。
僕はずっと、忘れるフリをしてきた。
僕は覚えている。時間は流れていなかった。
死はもっと身近にあった。いまのように怖くはなかった。

僕は、忘れてきたかわりに、儚いすべてのものに希望を与えてきた。
それが何かもわからないのに、必死になって手をのばし、触れてきた。
ふと気付いたら、僕が誰なのかわからなくなっていた。
そうやってたくさんのことを忘れたかわりに、たくさんのこと覚えてきた。
もう雑踏の中でも迷わないし、あのひとのところまで行けるようになった。

でも、本当はどこにも行きたくない。ずっとそこにいたい。
探せばみんなどこかに消えていく。なくしたものは、見つからない。
きっと、わたしは何かをしようとして未来にYESと答えて信じたのだ。
救いようがないのだ。けっきょく何ひとつできなかった。
でも、最後にたったひとつだけ残ったものがある。きっときみにも、それはある。

その時にきみが生きていたわけじゃあない。
たった今、そう思っているだけだ

ある日を境にして忽然と人類が消え去り、自分一人だけが缶詰などを食べながら、街から街へと歩き回っている。
地球の動きがいきなりピタっと止まり、その瞬間地球の物や人が全部ぶっ飛ぶ

雨の日、阿弥陀如来像や阿修羅像を何時間も飽きずにみていると、
太古の昔にトリップする。
僕は、その太古の時代のことをよく知っている。
この時代に自分が生きていたことがあると確信した。
夢にもよくでてきて、ますます夢と現実,現在と過去の区別がつかない。
62太古の記憶:02/06/05 07:52
歴史を遡ってみた。
46億年前、地球ができた。
その前は?その前は?と考えていくと、
宇宙の遠くの方に自分の意識が吸い込まれていくような無限を感じた。
未来にも行った。どこまでいってもここでお終いという所が無かった。


これで全部です。
みなさん、ごきげんよう。

パート2でまたお会いしましょう!
子供の頃考えていたことなんかを、
かきこんでくれよな。
63考える名無しさん:02/06/06 02:19
乙彼〜!!!!
64考える名無しさん:02/06/06 02:34
ご苦労様でした
65永井きん:02/06/06 02:47






66考える名無しさん:02/06/06 04:57
hinajinn
67考える名無しさん:02/06/06 20:37
すごいや、これだけやったらかなり充実感あったでしょ?

これからじっくり読むね。
68考える名無しさん:02/06/06 21:22
空間があり
そこに何もない
重力やいろんなものの干渉を受けない世界があったとすると
そこには色や光があるのか?
69:02/06/06 22:51
1ですが、ひとつ忘れていたので追加して貼っておきます。
「夢」についてです。これも全部>>1のスレにあったものです。

小さいころ、夢の中によく「絶対的に嫌なもの」がよく出てきた。
それがなにかはよくわからないが、とてつもなく恐ろしいものだった。

ときどき、何故か二回連続で目を覚ましたような気分になった。
いつもより一回多く目を覚ましたので、自分がみんなより
一日早い世界へ行ったのではないかという気分に襲われた。

毎晩眠りに就いてから、その日に通った場所を幽体になって反芻していた。

朝起きたら誰も居なくて静かだった。
窓から陽の光が差し込んでいた。
その時、自分が世界と完全に隔絶されている孤独な存在だということを知った。
宇宙的な孤独だ。

なぜ、夢という自分で作った内的世界で自分の予想しえない事態が発生するのか?

寝つけない夜は自分の死について考えていた。

雪山でスキーをしていて、崖から落ちた夢を見た。
体が無重力状態になったまさに、宇宙の空間を体験した。
起きたら心臓がばくばく鳴っていて、死ぬかと思った。

70:02/06/06 22:52
夢やデジャヴ現象には意味がある。
デジャヴは魂の記録を見ているときだ。
前世の記憶だ。前世もまったく同じ生があった。
デジャヴのデジャヴを見ることもある。おそらく前世でもここでデジャヴを見たのだ。何度も何度も同じ生を繰り返してるうちに、かすかに記憶が残ることがあって
それがデジャヴになる。

宇宙が消滅して、またビックバンが起こって、現世とまったく同じようにすべてのことが起こる。
人との会話とかの何気ないことも、まったく同じように再現される。だからこそ
前世の記憶としてのデジャヴが成り立つ。

テストの答えがデジャヴで出てきて欲しい。
もうこれから先のことが決まっているなら、試験勉強がんばっても意味無い。
すべてが繰り返しなら、俺はなんで生きてるんだろう?生きることに何の意味があるんだろう?予知能力がある人は、デジャヴのように記憶が甦ることにおいて常人離れした人だ。
「ワタシの前世は猫」とか言っている占いかぶれの女はバカだ。

71:02/06/06 22:52
圧倒的に荘厳な夢を何度か続けて見る。この夢を見ると、心臓がドキドキして目が
覚める。
わたしの今生活してる全ては、未来の誰かが脳に電流流して見てる夢だ。
夢の中を自由に意識できる。空想の町を散歩する。
そこで、手当たり次第強姦しまくった。
逃げていく女を追いかけたり、自分の体を
少しでも激しく動かすと目が覚めてしまうので
慎重に追いかける。

夢の中のやつに「お前は俺の夢の人物なんだよ?わかる?」
と問いかける。

ゆめでほっぺたをつねってみたら、普通に痛かった。

夢でレイプするとき、
「もしかしたら現実だったらどうしよう
と、感じるときもあるが、周りが白っぽいので
夢だと確信して、けんかしたり、レイプしたりする」
めがさめて思うことだが、こういうことの反対の状態が
麻薬中毒者だとおもうと
ぞっとする。

物事を包む透明な球があり、それは幾つもの列になっている。
またそれを包む球があり、その球も同じ様に幾つもの列になっている。それが永遠に繰り返される。

眠りに入る瞬間をコントロールできないのが怖い。
自分の意識してないところで眠りが起こるってことは、
眠ってしまったら一生起きられない可能性もあるわけで。
自分の描いた絵の町を散歩した。
景色は藍色で、「これゆめじゃん!すげえ景色!」
とおもって、散歩している。ありえない世界で
歩いていると楽しい。 
72:02/06/06 22:53
車が走っていた。とりあえず轢かれてみた。

夢だな、とわかった時は色々冒険してみたり
わざと怖い目にあってみたりして楽しむ。
「覚めるな、覚めるな」と思いながら夢を楽しんでいる。

夢だと自覚した瞬間に、空を飛んでみた。

夢の中で首を動かしたりすると目が覚めるから、女を追いかけているときも、首を固定したまま走って追いかける。
街中がゾンビでいっぱいになり映画のようだった。
あまりに非常識かつリアルなので「夢だ」と思い、死ねば覚めると思い
楽に死ぬ方法を考えた。
追いかけられて恐かったが最後は道に落ちていた拳銃に弾を込めて頭を打ち抜いて死んだ。その瞬間目が覚めた。ちょうど朝だった。
ゾンビの夢はみた。 空が青くて、周りが炎だらけ、ゾンビをコタツで殴っていても
ぜんぜんしなない。いっくらけっても死なない。マジ怖い。
走ろうとしても上手く走れない。

四人くらいで食卓を囲んでいる。みんな黙々と静かにゆっくりと食べている。
突然その中の一人が大声で怒り出す。それでもみんな静かに食べている。
びっくりしているのは僕だけ。

地下デパートみたいなところにピエロがいて、
そのピエロのくちから、おみくじみたいな紙がでてきて、
その人に忠告をする。その忠告がだんだん激しくなり、
さいごは…。

眠りにつく瞬間を朝になって覚えていないのは、何かが起こったせいで、
忘れいるだけだろうから、今だけはちゃんと覚えていようと思っていた。
そうしようと思っていてもそれが起ったら
忘れてしまうのだから、無いのと同じだなあと毎日寝る前に考えていた。

73:02/06/06 22:54
眠りに入る直前は、水面に浮かんでいるような感じだ。
ある精神的緊張を残している間は水面に浮かび続けているが、
その精神的緊張を緩めたらそのまま水中に沈んでいく、
ということが判る瞬間がある。
その微妙な感覚のところで、石を水面に弾ませるようにして、
睡眠と覚醒との間を行ったり来たりすることができる。
そのさまよう瞬間には死を感じる。

眠る前、天井がどんどん遠のく。
ベッドは、どんどん大きくなる。
何度目を閉じても、それは止まらず、
このまま意識がどこかに消えていく恐怖に泣き叫んだ。

両親は自分のほんとの親ではないと疑って、不安になっていた頃のはなしだ。
庭の苺をじっと眺めていたら、そこが扉になった。
身を乗りだして、そっと開けてみた。
ぼくは真っ白な氷の世界にいた。
しばらくすると、遠くから何かが歩いてきた。
赤い色のそれは、ゆっくりこっちにやってきた。
ああ、蟹だ。と思った瞬間、どこかに消えてしまった。
不思議なことに、それで不安も消えた。

高熱を出して寝込んでいたとき
妹の顔が茄子顔に見えた。

夢の中では、テレビの後に、緑のゴブリンが住んでいた。
そいつの悪口をいうと、見えない力にひっぱられて緑のゴブリンの前まで
飛ばされる。その夢は何度もみた。
目が覚めると、その都度確認するが、居なかった。

夢の中で、何者かに追われる。一生懸命逃げるのだがなぜか足がとてつもなく重く
なにかに引っ張られているようでなかなか前に進めない。 ありったけの力とありったけ
の知恵を絞って 敵の裏をかき撒いて撒いて絶対ここは見つからないだろうという
地点まで隠れるのだが、なぜか敵は物凄く頭の切れるやつで、こちらの考えている
ことが読めているらしく、普通だったら絶対にわからない自分の隠れ場所を
突き止められる。あとちょっとのところで捕まりそうなところをまた逃げる。

74:02/06/06 22:56
大きいブラックホールに吸い込まれていった。涙が出た。
そして朝起きたらケロッとして朝御飯食べる。

夜には、怪しい老人が自分のもとに来て
その日の夜の記憶を全て奪っていく。
いつも意識を失って朝に目覚めると、
「畜生、明日こそ老人にかみついて倒してやる!!」
と悔しがっている。老人を屈服させればこれまでに生きていた
「もう一人の自分の記憶」を奪い返せる。
記憶を消されるまでに抵抗するの自分の長き闘争の記憶を。

夢は、人と人の脳をつないでいる。

ぼくは、何か仕事を放棄してこの世に逃げてきた。

最後には、小さな紫色の球体が、大きな紫色の球体に衝突する。

一般的な夢と、違う人の意識に依存する(宇宙人を含む)
パターンがある。 



これでほんとに終了です。
御清聴感謝します。
そしてパート2もはりきっていきまっしょい!

これはパート1
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/philo/1012925483/-100

75本スレ865:02/06/07 00:30
正直ここまで徹底してるとは思いませんでした。
おつかれ!!!
76考える名無しさん:02/06/07 00:47
あげよう
77考える名無しさん:02/06/18 18:17
あげ
78考える名無しさん:02/07/13 19:59
1さんは夢を見てる時に夢だと認識出来るんだな。
認識夢ていうんだっけ?

全体的に共感出来る観念が多く興味深い。
凄い。もういっその事本でも出したらどうだろうか。
79考える名無しさん:02/07/13 20:00
1さんは夢を見てる時に夢だと認識出来るんだな。
認識夢ていうんだっけ?

全体的に共感出来る観念が多く興味深い。
凄い。もういっその事本でも出したらどうだろうか。
80考える名無しさん:02/07/13 20:17
2重カキコ済まん。

俺は食肉とか魚がたまにグロテスクに思える。
特に煮魚は死んで池に浮いてふやけた鮒に見える。
結局おいしく食うんだが、自分も雑食性下等生物だという嫌悪が伴う。
食肉する人がどんな美人でも野蛮に見え、幻滅する事がある。

俺も荘厳な夢をよく見た。
非現実的に綺麗な星空に感動する、幻想的な天体写真の影響か。
科学が進歩すれば夢や想像、思考をプリントアウト出来るだろうか?

他には終末的な暗雲や、赤い月が地球に迫ってぶつかる夢も見た。

1さんの続編を楽しみにさせて貰います。
81考える名無しさん:02/07/13 20:27
美人でも体内にはグロテスクな臓物があると思うと萎える時がある。
二次元コンプレックスではないが。

核爆弾が投下されて死ぬ夢も見た。
これは原爆などの記録映像や映画などの影響か。

俺は悪夢とか破滅的な夢が多いな。
花畑とか楽園にいるような夢は見た記憶がない、忘れているだけかも知れんが。
82考える名無しさん:02/07/14 19:51
ガイシュツかも知れんが、昔は鼻が変な感覚に襲われる事がままあった。
何もないのに、ホコリ臭いというかカビ臭いというか。
妙な気分になったもんだ。

あと耳鳴りと目の周りを星が漂う...これらはどういうメカニズムなんだろう?
83考える名無しさん
個々に書き込んでる人たちは、それぞれ独創的な世界観を持った人だと思う。
とりあえずその世界観は大事にしてほしい。世間に迎合する必要はない。
いつまでたっても世間からは認められないかもしれないが、
ひょっとするといつの日か偉大な業績を残すかもしれない。
子供の心をいつまでも大切に・・・