京都の講演会に行った人の話が聞きたい
2 :
考える名無しさん:01/12/27 11:17
アガンベンとは?
3 :
考える名無しさん:01/12/27 11:34
もうカンベンしてつって
アカンベーって誰ですか?(マジレス)
2ちゃんねらーに少しでも期待した私がバカだった...
↑
古典的な煽り
7 :
考える名無しさん:01/12/27 18:00
ハイデガーとベンヤミンを一緒に論じるという
けっこう普通のことをやり続けた結果、
「ホモ・サケル」に到達して中ヒット。
発想は大したことないと思うけど、
俺にはできないからスゲー
9 :
考える名無しさん:01/12/27 22:03
四年くらい前だったか・・。ある思想輸入者が一番きになってる
人いってたのを思い出すね。やっぱ流行モノって、とびつく人は
そういう人達だってあらためて思った次第っすよ。
10 :
考える名無しさん:02/01/04 00:46
12 :
考える名無しさん:02/01/14 22:43
いま西谷とNHKに出演中
13 :
考える名無しさん:02/01/14 22:45
終わっちゃった。
まさかアガンベンもブッシュがプレッツェルにやられるとは思わんだろうな。
とほほ。
14 :
考える名無しさん:02/01/15 02:31
でも西谷って何であんなに馬鹿なの?
15 :
考える名無しさん:02/01/15 02:55
西谷sage
16 :
考える名無しさん:02/01/15 05:00
中山元は、アガンベンが大好き。アガンベンはイタリー。
17 :
考える名無しさん:02/01/15 05:03
京都の講演会に行ってみた。
アガンベンは、英語が拙かった。
その前のオバサンは、やたらとパワフルに喋った。
内容は……スマヌ、部屋の中が暑すぎて耐え切れず、
午前中の基調論文だけ聞いて、午後は参加せずに速攻で帰ったw
18 :
考える名無しさん:02/01/15 10:24
>>14 最近のウサマっぷりが?
教育テレビ見逃したんだけど、どんなこと言ってた?
アガンベンは思ってたより若かったとちらり観て思つた。再放送希望
月曜社の『アウシュヴィッツの残りのもの』はいいと思うよ。
20 :
考える名無しさん:02/01/15 22:13
京都の講演会は結局、田崎英明の質問が一番面白かったけど、
メモを見返したら意味不明だった。
西谷修と西成彦のコメントは、コメントというより
不勉強な聴衆のためのアガンベンの他作品の解説。
でもまあアガンベンかっこよかったから良いや。
噂で
再放送があるって聞いたけど
いつ?
23 :
考える名無しさん:02/01/25 01:45
ちなみに「柳腰のドグマ」コーナーです。
26 :
考える名無しさん:02/01/26 10:17
27 :
考える名無しさん:02/01/26 13:14
>>26 えー!アガンベン、パゾリーニの「奇跡の丘」に出てたんだ。
すごい過去だね。
中山元の新刊にも出てるね
中山元ってアガンベン好きそう
31 :
考える名無しさん:02/02/09 22:09
おすすめ邦訳書をあげてくれ
おすすめもなにも、選べるほど出てないyo!
倉庫行き回避
>>35 34 は、バカがすべてのスレに同じレスをしたもの
無視せよ
アガンベンって意外に人気ないのね。
38 :
考える名無しさん:02/04/28 02:05
アカンベー
おーい、誰かいる?
アガンベン、そしてこの間「必要なる天使」の邦訳が出たカッツァーリ、
そしてこの夏、「帝国」の翻訳が出るネグリとちょっとしたイタリア人
思想家ブームが起こるかな?
そういえば、今晩のNHK特集にトニ・ネグリが出てました。
なんとなくだが、仮釈放中というのには、ちょっとガッカリ、
堀の中で執筆しているという、手前勝手なイメージを持ってた漏れ。
98年以来、昼間は外に出られるが、夜は塀の中に戻るという
通勤刑になっていて、去年、順調に行けば仮釈放ということに
なるという話でしたね。『現代思想』2001.7のハートのインタビュー
では。
>>41 それは
グラムシとか
ゲバラとか
の聖なるイメージ
ですね
スー・チーは
どうか?
44 :
考える名無しさん:02/05/13 01:49
アベンガネって見たとき連想した
アベンガネって何?
46 :
考える名無しさん:02/05/21 18:31
アベンガネに該当するページが見つかりませんでした。
"アベンガネ"を含むページは見つかりませんでした。
検索のヒント
* キーワードに誤字・脱字がないか確かめてください。
* 違うキーワードを使ってみてください。
* より一般的な言葉を使ってみてください。
------------------------------------------------------------------------
47 :
考える名無しさん:02/05/26 10:19
ルイジ・ルカ・キャヴァリ=スフォルツァの「文化インフォマティックス」
読んだ人、感想キボンヌ。
48 :
考える名無しさん:02/05/26 14:08
先生! スレのタイトルはさりげない方がいい、
ということがよくわかりました!
ここへ来たかいがありました。
49 :
考える名無しさん:02/05/26 19:00
ハンターハンターのキャラに該当するページが見つかりませんでした。
"ハンターハンターのキャラ"を含むページは見つかりませんでした。
検索のヒント
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* より一般的な言葉を使ってみてください。
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sage さるべえじ
>>51 sage じゃサルベージにならないだろヴォケ
木村敏あげ
>>52 刈り込みの対象って、最終書き込みの早いもの
からではなかったっけ。
荒らされたくなければsage進行って言うでしょう。
ネグリ&ハートの「帝国」はまだか?
>>55 朝日新聞にも 7月刊って出たことあるのにね
『アウシュヴィッツの残りのもの』の第4章は、フーコー論としてもすばらしい。
難解きわまる『知の考古学』の言表概念を解明しつつも、あの「汚名に塗れた人々の生」に言及するくだりには、まったく震撼させられた。
アガンベンってさ、何であんなに明解なんだろ。
明るすぎない?
微妙に違和感を覚えるんだけど。。。
+*
60 :
考える名無しさん:02/08/06 22:21
ああそうかい
イタリア人はみんな明るいんかい
ブラック・アメリカンはみんなリズム感がいいんかい
62 :
考える名無しさん:02/08/07 08:53
出たよ
個々人がどうのじゃねえよ
価値観って規範化されやすいだろ
>> 58
「明解」(明快)なのと「明るい」(雰囲気が?)のは別でしょう
確かに断章形式で訥々と紡がれる言葉は、細部に漲る明晰において一貫してはいるけれど、
書物の全体としては、何らかの「明るさ」や「分かりやすさ」のイメージで消費されることを拒むように書かれている。
一言でいえば、それこそが「アウシュヴィッツ以降の倫理」を引き受けようとするエクリチュールだということでしょう。
ふーん、そんなもんかな…
「収容所」に対する危機感とかは確かにあると思うよ。
でも、暗く(雰囲気が!)はない気がするけど。
その辺りで、オルタナティブ打ち出す使い勝手のいい思想家として
消費され易いかなあ、と。
まあ、得に根拠もない感想ですけど。
65 :
考える名無しさん:02/08/28 22:04
今月の『現代思想』(8月号)にアガンベンのドゥルーズ論の訳が載ってるみたいだね。
「絶対的内在」ってやつ。めちゃくちゃ面白そーなのですが、読んだ人います?
何かコメントください。
超越論的木瓜論
67 :
考える名無しさん:02/09/18 22:34
アガンベンもまた、
つかのまの知の意匠のひとつとして
消費されてしまうのか否か……
>>67 そんなことはどうでもいい
問題は、きみ自身がどうやって読むかだヴォケ
そう言っている間にどんどん忘れ去られていくわけで。
まあ、このスレの不人気ぶりに危惧を抱いていただけなんだが。
きみは何を読んだ?
アウシュヴィッツの残りのもの
は読んだ。
さまざまな文献をより合わせて
見事に一貫させて論じきるアガンベンの読みを
堪能しました。
73 :
考える名無しさん:02/10/10 22:31
『ホモ・サケル』ってまだ翻訳出てないんだっけ?
だいぶん前に近刊予告の広告を見たような気がするんだけど。。
74 :
考える名無しさん:02/10/22 10:06
アガンベンってそんなに認知されてるの?
『現代思想』11月号は
特集「人民とは何か」
アガンベンもかなり言及されてる
76 :
考える名無しさん:02/10/28 17:15
>>75 ありがと! さっそくチェックしてみるよ。
アガンベンもっと広まって欲しいなあ。訳がもっと出ないとダメだなあ。
78 :
考える名無しさん:02/11/06 18:24
79 :
考える名無しさん:02/11/06 23:06
和田勉スレはここですか?
がーっはっはっはっはっは
81 :
考える名無しさん:02/11/12 18:55
>>80 情報ありがとう。知らなかったです。
このスレ書き込み少ないんで、宣伝文のコピペもやっておきますか。
ジョルジョ・アガンベン著/岡田温司・岡部宗吉・多賀健太郎訳
『中味のない人間』
≪専門・教養≫ 四六判上製 240頁 刊行2002年11月下旬
予価2400円 ISBN4-409-03069-8
鬼才アガンベンの幻の処女作
昨年暮に初来日を果たし、その講演がNHKでも放映された
注目のイタリア現代思想家アガンベン。
すでに『アウシュヴィッツの残りもの』(月曜社)、
『スタンツェ』(ありな書房)、『人権の彼方に』(以文社)などの
邦訳書があるが、その代表作『ホモ・サケル』や『到来する共同体』などの
翻訳書が相次いで刊行されるという。
来日の折には、その独自の生政治学――もちろん、主権の危機と生政治とが
過去二世紀のあいだにリンクしてきたというフーコーのテーゼを踏まえた
うえで――の立場から、内戦をはじめとする現代世界情勢に対する鋭い分析を
われわれの前に披露してくれた。
かくいうほどに、アガンベンの名前はどちらかというと、
政治哲学に関わる発言において広く評価され、この十年ほどは生政治あるいは
生権力への方向性を強めているが、その出発点となったのはほかでもない、
ベンヤミンの直系ともいうべき、美学ないしは詩学をめぐる理論的かつ歴史的
な考察である。
ムージルの『特性のない男』をもじったタイトルをもつ本書はその成果を充填したもの。
「処女作にはその作家のすべてが詰まっている」との言葉どおり、
いまにまで続くアガンベンの問題意識のすべてがこの一冊にある。
アガンベンの総体を論じる詳細解説を付す。
人権の彼方に、翻訳本買ってみました。
厨のオレには、まだ歯が立たん。しばらく寝かし徳
『内容のない人間』、まだ出てないなあ
大学生協じゃ平積みなのに、じっさいに読んでる人は少ないのかな
86 :
考える名無しさん:02/12/12 18:48
ざっと見た感じだと普通すぎの気もして買うのためらったが結局買った。
まだ手つけてない
87 :
考える名無しさん:02/12/13 00:35
>>79 ここはワダンベンスレではないよ!!
誰も突っ込まなくてかわいそうだから突っ込みますた
88 :
考える名無しさん:02/12/15 01:00
こんなに重要な思想家だとは思わずにいた。
自分の不勉強さに鬱。
俺以外にもアベンガネでカキコした香具師がいるとは・・・。
90 :
考える名無しさん:02/12/16 09:28
◆中味のない人間 ジョルジョ・アガンベン著
政治哲学者の原点示す
現在、最も深く、最もアクチュアルな思考を展開している政治哲学者は、
イタリアの思想家ジョルジョ・アガンベンである。
そのアガンベンの若き日の処女作が本書だ。
だが、これは、美学的な理論書である。なぜ、かつての少壮気鋭の美学者が、
今日では政治哲学者なのか?
古代思想から現代の思想・文学までを縦横無尽に横断しつつ、
論じられているのは、近代の芸術の運命である。本書によると、現在、
芸術は深い分裂を被っている。
批評と創造、享受なき美的判断と批評なき創造行為の分裂である。
この分裂を規定しているのは、芸術の「否定の構造」である。
今日、芸術家は、どのような中味、どのような素材に対しても、
自身の内奥の主観性の十全な表現を見出すことができない。
そうであるとすれば、芸術は、どこまでも、中味を拒絶し、
否定していく運動とならざるをえない。
たとえば複製技術を用いたポップ・アートは、
オリジナルの真正性からの解放と解釈されているが、むしろそこに、
真正性を求めながら、到達しえぬ者の否定の反復を見るべきだ。
こうした否定は、最終的に自己の否定、自己自身の内容の無化にまで高められる。
かくして、芸術家は「中味のない人間」となるのだ。
本書を読んだ後に、アガンベンの現在の思索に回帰すれば、今日、
政治哲学が美学に根をもたざるをえない必然性を人は理解するだろう。
たとえば、本書が芸術を指示して使った「自らの死(自己否定)
を生き延びる者」という規定こそ、後の政治哲学的主著『ホモ・サケル』
『アウシュヴィッツの残りのもの』のテーマである。
あるいは、作家は修辞家とテロリストに2分されるとするジャン・ポーラン
の議論を受けて、真実の中味を追求し続けるテロリストが、
その追求の果てに中味のない純粋形式(修辞)へと反転する逆説が論じられて
いるが、このテロリストの特徴づけは、今日の狂信的原理主義者にぴったり
当てはまるではないか。
◇ジョルジョ・アガンベン=1942年生まれ。ベローナ大学教授。
人文書院 2400円
●評者・大澤真幸 (京都大学助教授)
92 :
考える名無しさん:02/12/16 11:30
デリダとアガンベンの思想的位置関係についてだれか教えて下さい。
ハイデガー読みとしてはかなり近いところにいると思う。
ちなみに、デリダの息子ピエールがアガンベンの仏訳を手がけています。
デリダが早くからアガンベンを知っていた可能性はある。
94 :
考える名無しさん:02/12/26 10:46
>>92 『現代思想』に出てた「絶対的潜在性」(だっけ?)に、デリダの位置
づけを説明した図があったよ
それと、『デリダの肯定の思考』(だっけ?)にアガンベンの論文があ
った
(^^)
(^^)
ネグリ『帝国』とイタリアつながりってことでsageサルベージ
99 :
考える名無しさん:03/01/29 17:57
ageないとサルベージにならん
あっかんべーすれですか?
101 :
考える名無しさん:03/01/29 18:06
亜厂弁のホモホモがそろそろ発売されるらしいな。
102 :
考える名無しさん:03/02/05 23:38
アガってベンヤミン崇拝しすぎだと思う。
確かにベンヤミンはすごいけどさ
このスレ、もうそろそろアガンベン。
104 :
考える名無しさん:03/02/26 07:30
はやく「ホモ・サケル」を日本語で読みたいっ!
以文社は何やってるんだ! 「帝国」よりもこっちが先だろ!
105 :
考える名無しさん:03/02/26 16:30
Sacerはもうちょいで出るよ。
106 :
考える名無しさん:03/02/26 18:45
本当? いつごろの予定?
107 :
考える名無しさん:03/02/26 19:17
今年中
108 :
考える名無しさん:03/02/26 19:24
をを。関係者の方ですか。ぜひがんばってください!
たのしみにしている読者はいますよ!
でも、できれは今年度中に。。。
109 :
考える名無しさん:03/03/14 19:19
『ホモ・サケル』期待age
110 :
考える名無しさん:03/03/14 19:33
111 :
考える名無しさん:03/03/14 19:41
こないだのntticcシンポジウムではすみがアガンベン(転じて哲学)はおそく
ゴダール(転じて映画)は認識的発見や進歩が早い、という指摘をしていた。
それはアウシュビッツの残りのものに関してです。
アガンベンはこの本の中でゴダールの名前は出さずに
アウシュビッツではユダヤ人のあいだで回教徒と自分たちの中のあるもののことを
読む慣わしがあったことを論じている。
ゴダールはすでに映画こことよその中でこのことを問題にしていた…と。
アガンベンはゴダール映画を見てきたことが周知の事実なので
ゴダールがこのことをすでに自分より早く問題化していたことを知っていた可能性がある。
にもかかわらず名前を出さなかったのはどういう理屈かという話で。
読者はまず、今年日本で上映される、こことよそ、ヒアアンドゼアを
みてほしいということでした。
112 :
考える名無しさん:03/03/15 04:58
興味ぶかいお話ありがとうございマス。
ハスミンもアガンベン読むんだ。彼にとっては関係ない人だと思って多よ。
ハスミンも無視できないアガンベンがすごいのか、ハスミンの懐が広いのか。
113 :
考える名無しさん:03/04/01 14:23
>>112 >ハスミンの懐が広いのか
そのシンポ、ネットで視聴したけど、いつもどーりの蓮實重彦だったよ。
111の話の切り出し方も「あまり頭の良くない人たちが引用する
『アウシュビッツの残りのもの』という本がありますが、」ってかんじで
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
116 :
考える名無しさん:03/04/22 22:29
アゲ
立命館には、もうそろそろ来るの?
アウシュヴィッツの残りのもの に木村敏が参考文献に挙がってたのはかなり驚いた。
121 :
考える名無しさん:03/05/20 21:41
ああ。木村自身ひとからおしえられたって。書評に、「私を扱った3章はまちがいなく
素晴らしい思索だ」とかあってワラタ。解釈間違ってるとも言ってるけど
122 :
考える名無しさん:03/05/21 23:14
>> 121 なんかいい話ですね
あぼーん
124 :
考える名無しさん:03/05/26 18:54
age
あぼーん
126 :
考える名無しさん:03/05/28 17:16
a
あぼーん
てか誰?
中山元も同じインタビューの翻訳を出したな
あぼーん
133 :
考える名無しさん:03/07/17 22:05
あかん
134 :
考える名無しさん:03/07/18 01:59
亜眼鞭
あぼーん
136 :
考える名無しさん:03/09/10 13:30
アガンベンの新刊
「ホモサケル」の続編、「例外状態」
Etat d'exception
Seuil (24 mai 2003)
ISBN�: 2020611147
orgasm
あっかんべ~
おまえのかあちゃんでえべえそ
140 :
考える名無しさん:03/09/26 19:30
★近刊予告★『ホモ・サケル--主権権力と剥き出しの生』ジョルジョ・ア
ガンベン=著、高桑和巳=訳、上村忠男=解題、以文社、本体予価3500円。
前著『人権の彼方に』(以文社)に続いて、ホモ・サケル(聖なる人=剥き
出しの生)の形象から、現代民主主義の政治空間の隠れた母型を明解に示
す。カール・シュミットの「例外状態」の概念を、アーレントの全体主義
論とフーコーの生政治論の成果に立って総合し理論化したアガンベンの主
著。10月6日店頭発売。bk1で予約受付中。以文社 電話:03-3268-6406
142 :
考える名無しさん:03/10/06 21:47
まだ売ってねーし。嘘吐き!!
本のメルマガでこのスレ紹介されてた!
小林さん見てるのか?
144 :
ニューアカがなつかしい:03/10/20 02:03
アガンベンもネグリもどうしてああ楽観的なのかね。
否定性でしかないものに期待する、なんていう政治哲学はあきたで、ほんまに。
なんか高尚な政治哲学説くなら、なんか行動したほうがえくねえか。
それと、身近な政治問題に触れろよ。
もちろんネグリはやってるよ。ネグリはいいんだよ。
それを奉って喜んでる日本の出版社と思想おたくが馬鹿に見えてしようがねえ。
かっこつけてえだけでねえの。
そういうのは政治的には最低な人間ばっかだとおもうべよ。
だいたいアガンベンを読んで、政治的に何か寄与してる人間いるべのか?
いねえべ。
だったら昔のニューアカみてえに、戯れる楽しい思想の方が罪ねえべ。
政治的に正しいと信じ込むのだけはやめよう。
アガンベンだってこれには反対しねえべ。
145 :
考える名無しさん:03/10/20 13:01
> 144 :ニューアカがなつかしい
まあ君の時代はもうおわってるってことで。
146 :
考える名無しさん:03/10/20 13:20
アガンベンもネグリも年寄り。
若手でも何でもないし、欧米では80年代に広く読まれていた。
日本での受容が最近というだけのこと。
>>146 アガって90年代じゃないの?
ホモ鮭男がスマッシュヒットしたらしい。
148 :
ニューアカがなつかしい:03/10/20 23:34
>145
わりい、おれ二十代前半なんやけど。じじいやとおもたん?
149 :
ニューアカがなつかしい:03/10/20 23:48
>146
ちゃんと調べてからいうてくれんかのう。
八十年代のアガンベンの仕事はスタンツェなどの、
どちらかというと政治色の濃くないものが中心だった。
今日本でわいわい言われている政治的哲学になったのは九十年代だよ。
もちろんそれ以前も政治的な発言をしていることはたしかだよ。
わしははやっている年代のことを問題にしたかったわけではない。
そんなことはわしの発言への批判にはならない。
わしの発言をよく読んで反論して欲しい。
日本の出版社がアガンベンやネグリを
必死になって盛り上げようとしていたのを知ってるかね。
それをリードしたのはニューアカのおじさん達だよ。
わしが言いたいのは、旧ニューアカ世代がいまだに思想のリーダーと
なろうとした結果が、いまの醜態だといってるのだ。
つまり身近な政治問題を無視していることだ。
それで政治哲学といえるのか?
状況を伴わない哲学のほうがむしろいさぎよい。
ニューアカのおやじどもは、ニューアカに帰れといいたい。
しかし、これは反語だよ。
この文章はイロニーです。
この文章は自己言及だよ。
アガンベン批判ではなくて、ヌーアカおじさま批判なのね。
153 :
考える名無しさん:03/10/21 14:55
> 日本の出版社がアガンベンやネグリを
> 必死になって盛り上げようとしていたのを知ってるかね。
> それをリードしたのはニューアカのおじさん達だよ。
20代前半君、きみはどうも偏見と空想で喋るたちらしいな。
いろんな誤情報がごっちゃになってるよ。
特に引用部分は妄想だね。
というかきみの読書経験のうすっぺらさが透かし見えて愉快だ。
若気の至りの愚痴を書くのはウェブログに留めておいたら?
154 :
考える名無しさん:03/10/21 17:03
アガンベンゴミ
155 :
考える名無しさん:03/10/22 01:18
アベンガネ再登場即死きぼん
156 :
考える名無しさん:03/10/22 01:49
> 152:アガンベン批判ではなくて、ヌーアカおじさま批判なのね。
そゆことみたいですね。
157 :
考える名無しさん:03/11/19 00:10
ジョルジョ・アガンベン『ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生』(以 文社)
[bk1, amazon] もついに出ましたな。しかし何でみんなネグリとこの人を並べて論じるんや。
格が違うと思う。
しかし「回教徒」の概念にはあやうさもあるな。大体(実際にアウシュヴィッツでされてい
た言葉遣いとはいえ)ネーミングが悪い。それからこれはインコミ 前々号の鼎談で斎藤環が言
ってたことにも通じるが、これって一種の 「動物化」だよね。だから「動物化」論と相通じる
危うさがある。つまり冷静に考えれば「動物化」それ自体は良いとも悪いとも言えないという
こと。つまり、 「動物化」してもしなくてもその人次第という世の中では、ある個人がマター
リ「動物化」することを誰も責められない。ただし、みんながみんな「動物化」し たら社会が
成り立たなくなるおそれがあるので、全然問題にならないわけではないけど、そこはそれ、問
題の構造は少子化とかと一緒ですよ。
収容所は人を無理に「動物化」させていたわけだが、レッシグなどが問題としているような
現代の管理社会の状況下では、多くの場合人は自ら選んで「動物 化」しているのではないか。
たしかに、社会の全面的な「動物化」はまずかろう。だが他方で、「動物化」した方がいい
人、するしか生きる道のない人もこの世 にいるのではないか。「動物化」させる権力を批判
することが、そうした人々の居場所を無くすことにつながっては、やはりまずいのではない
か。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/books/books.htm
158 :
考える名無しさん:03/11/19 00:15
稲葉先生の書評ですな。
稲葉意味不明だな。
アウシュビッツ状況に落ち込むしか生きる道がない
なんてわけないだろ
ここで言う「動物化」とはあずまんのいう「動物化」なのでつ。
アガンベンは悲惨な「剥き出しの生」しかみておらず、マターリした「剥き出しの生」を見ていない、またあずまんは悲惨な「動物化」について見ていない、少なくともまだ論及していないのでつ。
動物化にも二種類あると。つまらね。
こんなやつらばっか。
>>159,161
すみませんネタだったのでつね。逝ってきまつ。
>>162 舌足らずもいいところだ。
なら「動物化」などという疑わしいタームを使わずにアガンベンを説明しろ。
繰り返して悪いでつが、ネタはシカトしまつ。
誰がネグリと一緒に論じたの?全然違くない?
166 :
考える名無しさん:03/12/11 14:23
どれから読めばおもしろいか教えて下さい
167 :
考える名無しさん:03/12/11 20:39
>>166 やっぱり『アウシュヴィッツの残りのもの』かなあ。
これでアガンベンはブレイクしたわけだし。
>>167 んなあほな!
ブレイクしたのはホモ・サケルだよ。
アウシュヴィッツもホモ・サケルシリーズには違いないが
あ、誤解を招く言い方でした。すみません。
ブレイクというのは、日本でのブレイクということです。
人権の彼方に、が一番取っ付きやすいと思う。
開かれは面白いよ
『残りのとき』『来るべき共同体』も翻訳進行中なんだね。
保守
174 :
考える名無しさん:04/01/13 04:54
流行ってきましたが?
ペニスの大きさでは哲学者のなかでは最大らしい。
来日したとき股間をみたがモッコリしてた。
日本に来たとき六本木でだいぶ遊んだとか
続 現代思想の冒険者たち 2
ローマー - 分析的マルクス主義
続 現代思想の冒険者たち 4
アガンベン - 剥き出しの生
続 現代思想の冒険者たち 7
ノージック - リバタリアニズムと最小国家
続 現代思想の冒険者たち 9
セン - 潜在能力
続 現代思想の冒険者たち 10
ローティ - ネオプラグマティズム
続 現代思想の冒険者たち 11
ルジャンドル - ドグマ人類学
続 現代思想の冒険者たち 15
ド・マン - 誤読
ディヴィドソン、ジジェク、ドゥウォーキン、サンタヤーナ
ネグリ、ヴァッティモ、スピヴァグ、ルーマン
ジャンケレヴィッチ、マイケル・ジャクソン、アイリス・ヤング
178 :
考える名無しさん:04/02/07 15:35
179 :
考える名無しさん:04/02/09 23:04
停滞しているようなので・・・
夏頃に立命館で講師として来日する可能性があるみたいです。
>>179 その話は流れたんじゃないの? 今年度は流れたっていうだけ(来年度は来る)?
アメリカ行きをやめたしなー
181 :
考える名無しさん:04/02/10 02:00
>>180 えーと、もともとは四月からだったのがスケジュール未定になって、
一応夏辺りで交渉してるらしい、ってのが今月頭段階の当局情報です。
ホントは春までにも一度来る段取りらしかったですけどね。
182 :
考える名無しさん:04/02/10 02:05
分析マルクス主義のローマーって、よく知らない・・。主著は何? 翻訳されてる?
183 :
考える名無しさん:04/02/10 02:16
ローマーの主著「マルクス主義経済理論の分析的基礎」は翻訳されてないよ。
あと「マル経の哲学」みたいな本も出してた。最近は分析マル経よりも厚生経済に研究が移ってる。
ネタレスでしか進むことが無いアガンベンスレ・・・。
「ホモ・サケル」という特異な存在を現代的な表象として分析してみたりしてみて。
こういう学者の来日公演ってつまらないからイラネ
189 :
考える名無しさん:04/02/14 12:23
あずまんに大量に引用されてるんでちょっとは盛り上がるかと思ったんだけど。
大澤真幸との対談『自由を考える』なんてモロでしょ。自由とセキュリティーの話だと
たしかにアガンベンはジャストなんだけど、ざっと読んでる限りではフーコー以降の
問題提起になってるのかよく分からない・・・
『アウシュビッツの残りのもの』か『ホモ・サケル』辺り一緒に読んでみる??
「ホモ・サケル」難しくて断念しちゃったよ。
アレント・フーコー・バタイユのパッチワーク
>>191 シュミットとベンヤミンも忘れちゃいかんだろ
194 :
考える名無しさん:04/02/14 23:12
そこまで広げちゃうとアドルノもだね。
そしてレヴィナス。アウシュビッツ・・・というだけでなく
『人権の彼方に』では「顔」という章まであるもんね。
って茶化すだけでなくご一緒に読んでみません?
読みたいけど馬鹿だから無理。
俺みたいな馬鹿だと本とちちくりあうことくらいしか出来ない。
196 :
考える名無しさん:04/02/17 13:20
高桑さんのページにあったけど、面白そうだな。
発表をおこないます.
「「残りの人々」を見抜くために : ジョルジョ・アガンベンと藤子・F・不二雄から出発して」
主催 : バタイユ・ブランショ研究会
日時 : 2004年3月2日13時30分より
場所 : 東京大学教養学部 (駒場キャンパス) 8号館3階306号室
ドラえもん、パーマン、キテレツ、ハットリ君─生政治的キャラクターと不死なるもの
藤子・A・ジョルジョ
『来たるべき共同体』〔インパクト出版会より刊行予定〕
『バートルビー/偶然性について』〔月曜社より刊行予定〕
『ポテンシャリティーズ』〔月曜社より刊行予定〕
『残された時間:「ローマの信徒への手紙」読解』〔光芒社より刊行予定〕
『例外状態』〔未来社より刊行予定〕
邦訳予定情報があれば継ぎ足してください。
>>194 俺うんこみたいな知能してるけど、アガンベ一緒によみたいんやけれども、ええ?
本は
>>194が指定してくれた本でええで。
201 :
考える名無しさん:04/02/23 00:57
>200
194ですが・・・今週は忙しいんですが、ゆっくりなら付き合いたい。
どれでもいいですよ。お持ちのor購入予定のでいきましょう。
>198
おつかれです。
『来たるべき共同体』??よく知らないんですが、
ブランショ/バタイユ~ナンシー???
にしても、先日人づてで教えてもらったAの時間論講演にしても
ベンヤミンの『歴史哲学テーゼ』の翻案にしか聞こえなかったんですよね・・・
『バートルビー』→これはメルヴィルの中編ですね。楽しみなテーマです。
バートルビー論もそれほどすごくない
204 :
考える名無しさん:04/02/23 01:46
レヴィナスの「顔」と、アガンベンの「顔」は、なんかずいぶん
違っているような気がするんだけど、アホなオレの理解力では
よくわからん。
アガンベンはドゥルーズが入っている
よって顔貌性
>>202 『来たるべき共同体』は『到来する共同体』のことらしいです。
個人的にはやはりホモ・サケルシリーズの『例外状態』が楽しみ
>>201 一番簡単なのって『人権の彼方に』ですかね?
個人的には簡単なのがええかなーと
凡庸だが秀逸なのがアガ
>>208 禿同。
とくにその順番。
「秀逸だが凡庸」な奴が多い世の中では、
アガンベンの「凡庸な秀逸」は貴重。
つまり、イタリア版のジャン=リュック・ナンシーですね。
211 :
考える名無しさん:04/03/02 14:08
大団円を迎えたようだな。
ところで高桑が講演を行うらしいですが、
いつ?
>210
なある。
しかし!せっかくですからまとめて終わるより
みんなで読みたいのですけどね。
現在徹夜で仕事中なので終わり次第、共同読み始めたいと思ってます。
もしくは始めてくれる方、お願いします!
213 :
考える名無しさん:04/03/30 00:08
『残りの時』の邦訳は一体どうなっちゃったんだろう。
『残りのもの』には光芒社より近刊とあったんだが。
214 :
考える名無しさん:04/04/21 22:51
このスレもうそろそろ終わりかな
215 :
考える名無しさん:04/04/21 23:15
学期はじめは忙しいし、人少な杉
216 :
考える名無しさん:04/05/01 11:14
>>211 高桑氏の講演原稿が活字になりました。以下で読めます。
「その他の人々を見抜く方法:ジョルジョ・アガンベンと藤子・F・不二雄」
『d/SIGN』no. 7 (太田出版, 2004年4月), 122-129頁
217 :
考える名無しさん:04/05/02 11:16
回教徒が英米軍によって文字通り「回教徒」にされたわけだが、
どうよ?
218 :
考える名無しさん:04/05/24 11:30
『例外状態』マダー?
220 :
パレルゴン ◆fMRkzf7x2U :04/05/24 23:05
時代はアガンベンかもなぁ~?
221 :
考える名無しさん:04/06/09 23:40
d/SIGN てどこで売ってるの
w
w
保守します
イタリア語で変な小さい本が出たみたいですが何か?
226 :
考える名無しさん:04/06/18 23:13
お待たせ。久々の新刊age
開かれ
ジョルジュ・アカンベン
2100円
平凡社
7月5日
ISBN4-582-70249-X
人間と動物の生を区別し結びつける西洋思想の系譜を批判的に検証。近代的「生政治」の克服を説く「剥き出しの生」のさらなる探究。
おー これはたのしみ
アマゾンまだ出てないね
アガンベンの動物論か。期待するべ
アガ再来日きぼん。
そのとき握手して貰う。んでサイン貰って、写真もとって貰う。
生まれる子供の名前も付けて・・・
230 :
考える名無しさん:04/06/20 17:34
>アガンベン、『開いたもの』
>このほど仏訳が刊行されたジョルジョ・アガンベンの新著は、人間と動物との関係を主題にしたもの。
>聖書写本挿画からトマス、近代の人間学、ハイデガーなどを題材として、動物から人間を区別するとされるさまざまな契機の不確かさを検証する。
>人間にとっての鏡ならざる鏡として動物を位置づけるというアプローチは、『鏡を持つ神 Dieu au miroir 』で、象徴秩序の成立が必要とする準拠の問題を論じたルジャンドルの理路と、ちょうど裏腹の関係にあると言えなくもない。
とドグマ管理人がいっております。
>>230 ゾーエーあってのビオスでございますので
>>226 この情報はどこから? 平凡社のサイトにもないよ
訳者はだれですか
234 :
考える名無しさん:04/06/25 16:25
なんで日本に来ないんだよ。日本はアガンベンのために無駄に金使ってくれるのに
235 :
考える名無しさん:04/06/25 18:38
アガンベンは立命館で客員の授業もってるだろう
知らないのか?
236 :
考える名無しさん:04/06/25 20:49
アガンベンは日本によく来れても
ネグリの来日はまず無理だな
ネグリなんて犯罪者きてくれなくていいし
238 :
考える名無しさん:04/06/25 23:11
ネグリは入国拒否になるね。間違いなく<日本政府
しかしアガンベンとネグリは所詮同じ穴のムジナだという事を
知らない奴はアフォだな
239 :
考える名無しさん:04/06/25 23:54
立命大生、アガンベン観察記を報告汁。
立命の院の授業ね
242 :
考える名無しさん:04/06/26 00:11
ネグリ アガンベン カッチャーリ みんな同じ極左野郎。
いずれにしろそんなに大差ないよ
そんなに差をつけたかったらもう一度
ドゥルーズとフーコーに戻るべし
245 :
考える名無しさん:04/06/26 00:18
そんなこといったらネグリとマイケル・ハートを並べるのだって
相当に痛いはずなんだが。。。
しかしやっぱりハートもムジナだったのさ。所詮w
246 :
考える名無しさん:04/06/26 00:19
ネグリ アガンベン 立命大生 は同じ穴の狢
247 :
考える名無しさん:04/06/26 00:20
ジョルジョ・アガンベン『ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生』(以文社)[bk1, amazon] もついに出ましたな。しかし何でみんなネグリとこの人を並べて論じるんや。格が違うと思う。
と稲葉せんせいは仰ってますが
248 :
考える名無しさん:04/06/26 00:21
稲葉さん単なる無知とちゃうん?
249 :
考える名無しさん:04/06/26 00:22
>>238 何をもってして、ネグリとアガンベンが同じ穴のムジナだというの?
250 :
考える名無しさん:04/06/26 00:24
いずれにしろネグリがダントツの馬鹿だという事はあるわな
しかし他の連中は要するにただの知識人で所詮ココロ系の不器用者だから
だから活動家でガンガンに権力集中できる奴にはかなわないのさ
それで一目置いてるんだろう
>>250 >ネグリがダントツの馬鹿
この部分非常にネグリへの愛を感じましたw
252 :
考える名無しさん:04/06/26 00:26
実践上の活動家には知識人は一目置かざるえない
辛さが宿命としてあるんだよ。
柄谷はそういう意味で武井照夫みたいなのに一目置いてるし
大西巨人が持て囃されるのもそんなもの
だめ連が持て囃されるのも同じだな
253 :
考える名無しさん:04/06/26 00:27
大西って活動家なのか?
254 :
考える名無しさん:04/06/26 00:28
中上健次は明らかにアフォでも
だからといって柄谷までそれで否定しきれないでしょ
しかし中上と柄谷なんか自称「胞輩」なんだから
おぇっ~という感じだけど
253 大昔の実践家だな
256 :
考える名無しさん:04/06/26 00:29
カッチャーリはアート系だから一味違うね
日本だと岡崎乾二郎みたいなもんだな
258 :
考える名無しさん:04/06/26 00:33
要するに活動家というのは実践上の現実的な草の根コネクションを
豊富にもっている。
知識人の場合は出不精で大学に引きこもりがちだから、
いつもこうしたアンテナとしての活動家系とつるんで情報を得ざるえない。
みんなアガンベン救出に一生懸命だなぁ。にしても、ここまで嫌われるネグリって・・・
>>257 岡崎は議員も市長もやってないでしょ。
岡崎乾二郎はNAM幹部だったね
政治までとはいわないけど実践的によく外へ出てやるタイプだね
261 :
考える名無しさん:04/06/26 00:42
みんなから嫌われるネグリ。まるで疫病神扱い。
イタリア左翼のカリスマ的指導者も日本じゃただのDQNってことなのか。
262 :
考える名無しさん:04/06/26 00:42
今回のジジェクの翻訳書「イラク」では矢部史郎が招聘されてるけれど。
彼は実践上の政治団体まで含めてアクティビストとしては活発で有名である。
しかしジジェクの翻訳をやった人達がなぜ彼のような活動屋を呼ばなければ
学者自身としてもやっていけないのか?
そういう構造によるね。
263 :
考える名無しさん:04/06/26 00:43
話しをアガンベンに戻そうよ。
アガンベンの写真とかってないの?顔見てみたいんだけど
イタリア左翼の本元ではもう既にネグリは終わってるんだよ
アナーキストからは「公安のスパイ」扱いされてる
今時ネグリがブームになってるのは、日本とか韓国とか
ちょっとおかしな国ばかりだね
日本でブームなのか?
韓国ではネグリ解説本がでたの知ってるけど。
ネグリがDQNだということが少なくともあんまり通じていない人が多いねw
<特に立命館とか
そりゃアガンベー
268 :
考える名無しさん:04/06/27 01:15
アガンベンだったら日本でいえばだいたい
丸川哲史とか姜尚中のキャラが近いな
だからあんな感じの人だと思うよ。傾向として
そういや、立命館大学スレってどっか行ったね。ひどい中傷スレだったから消されちゃったのか。
271 :
考える名無しさん:04/06/27 02:17
>>269 君が気が付いていないだけで、実態はこんなもんだよ。
あるいは君がアガンベンに過剰な幻想を見ている。
あんなもんですよ。
イタリアの左翼の実体なんて
要するにその程度のレベルだ。。
という事が言いたかったわけね
273 :
考える名無しさん:04/06/27 03:05
大賛成
どれだけ実物以上に見せるかは輸入業者の腕の見せ所
>>271 おまい、アガンベンのテクストちゃんと読んだこと全然ないだろ?
イタリアでどんな雑誌にどんなことを書いてきたか、何も知らないとみた。
完全に勘違いしてるよ。
芸術に興味がないんだろ
276 :
考える名無しさん:04/06/27 12:41
だからそんなに大したもんじゃないよw
アガンベン批判している奴も、アガンベン擁護している人もどっちも、何処がへたれで、何処がよいのか全然指摘してないので説得力なし。
単純に姜尚中と同じだとか、イタリア左翼なんてそんなもんとか全く理由が説明されてない。
同じく擁護してる人もテクストちゃんと読んでないだろ?としかいえないのなら説得力なし。
そんなもんちゃんと説明してやる筋合なんて
2ちゃんに対して全くないんだよw
2ちゃんは感性的なメッセージだけを一言閃くように書き込んでいけば
それでよいのさ。
どうせ誰もこんな場所に愛情なんかもっちゃいないんだから
おまえ何寝言いってんの?w
アガンベンその正体は如何に?
早く新刊出ないかな♪
開かれ 人間と動物
ジョルジョ・アガンベン=著
岡田温司 多賀健太郎=訳
未刊 四六判 204頁 2004.07
ISBN4-582-70249-X C0010 NDC分類番号 137
人間と動物の生を区別しつつ結びつける西洋伝統の思想系譜を批判的に検証し、近代的パラダイムたる「人類学機械」と「生政治」の停止・克服を説く。「剥き出しの生」のさらなる探究。
7月5日ということは明日発売か
出てないじゃん!
あくまで5日は予定だからね。実際はいつになることやら
ついに発売されたみたいだな
>>288 ををっ、源ちゃんこんなこと書いてたんだ。
リンク?ォくす!
290 :
考えない名無し様:04/07/14 20:10
やっと店頭キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
出る前はあんなに騒いでおいて、出たら音沙汰なしかよ。
それとも今読書中ですか?
もう本屋に並んでる? まだ買ってないけど
ならんでるよ
アガの動物論、ちよつと本屋で立ち読みしてきた
まず装丁のセンスがいい
冒頭読んだ感じでは多賀が下訳をし岡田を手を入れたという訳文はとても流暢で読み易く仕上がっている
ハイデガーの動物論がかなり論じられている幾つかの章が個人的には面白そうだと思った
多賀による丁寧な訳注と力作の解題、岡田による行き届いたあとがきも付いていて、充実している
近日中に買うと決めたー
買ってみた。本文は150位なんだね。
「例外状態」の部分訳が
昨日出た『現代思想』8月号で訳されてるね。
天才高桑の訳か
高桑って翻訳は天才だけど、論文はひどすぎる。
しょせん駒場の語学屋か。
久しぶりにBBSみたら、米山せんせが
アガンベンが「情況」風の文脈で紹介されすぎているのを気にしていますよ。
だからネグリと一緒なんて言わないであげて
高桑さんって天才なの?
翻訳に天才はいらないだろ。
訳文はむしろ平易さ凡庸さ簡素さを心がけ、
加えて、精確・緻密で丁寧な作業こそが必要。
高桑がラクー=ラバルトの邦訳を、d/signという雑誌で
偉そうにこき下ろしていたのには辟易した。
「開かれ」
今まで何冊かアガンベンの本読んできたけど、一番わかりやすいかも
短い章立てになっていて、読みやすくていい。
303 :
考える名無しさん:04/07/30 16:36
つかさ、アガンベンってなんで回教徒という言い方するの?
なんかムスリムの方に失礼じゃない?
もちろんそのままのムスリムを表すわけじゃないけど・・・
304 :
考える名無しさん:04/07/30 16:38
『開かれ』って今までアガンベン読んだことある人じゃないと無理?
いんや、一番わかりやすいぽ。
『ホモサケル』とかのがきびーでござる。
306 :
考える名無しさん:04/07/30 16:42
>>305 シャキーン(`・ω・´)Grazie!
りぷとんれもーね。ぼーの。
308 :
304=306:04/07/30 19:20
アガンベン『開かれ』とりあえず買ってきた。
『中味のない人間』の感想がききたい。
>>309 アガンベンが28歳のときに上梓した処女作。
瑞々しくて鮮烈なアガンベン美学の幕開け。
美学や芸術一般に興味のある人は必読。これもアガンベン入門になります。
イメージのアガンベンって温和そうなおじいさんだったんだが、
これ見るとまだおじいさんって感じではないね。
カッチャーリのアーキペラゴはとっくに翻訳は終ってるのに、出版社の都合でもたついているらしい。
>>314 なんで「アーキペラゴ」なんてタイトルにするんだろう?
イタリア語なら「アルチペラゴ」だし、
日本語で「群島」と言ったって簡単に通じるのに。
>>315 知らん。横文字のがカッコいいと思ったんじゃないの?
しかもイタ語じゃないのも不明。普通に「群島」でいいのにね・・・
317 :
考える名無しさん:04/08/11 13:17
ちんこ
318 :
考える名無しさん:04/08/11 13:51
『開かね』は読んだがツマラン。
何とかしてくれ。
>>318 3回じっくり精読で読み直せ。面白さがだんだん分かるぞ。
320 :
考える名無しさん:04/08/11 15:15
そんな暇はない
いまさらユクスキュルもないだろ
おまいらももっと開かれろ
この板見てると開かれすぎてクルクルパーになってる香具師の方が
多いような気もするんだがな。
アガンベン氏ねで1000目指すスレ立てていい?
324 :
考える名無しさん:04/08/12 00:27
アガンベンってなんで評価されてるの?
超普通じゃない?シンプルなのが売りなの?
325 :
考える名無しさん:04/08/12 00:47
哲学致しましょう♪
>>324 ごちゃごちゃ言ってないで、どれかアガンベンの本を
しっかり読めば、その良さが分かると思うよ。
さっぱり系だよね。草食系哲学者。
次ぎスレは是非とも 草食系哲学者アガンベンに萌えるスレ というタイトルでお願いしますよ。
>>327 そうかな? さっぱりというのは
どういうところを指して言っているわけ?
あれだけの様々な文献を繋ぎあわせて
一貫した議論を紡ぎ出すという意味では
むしろ、雑食系哲学者なんじゃないか。
329 :
考える名無しさん:04/08/30 16:22
アガンベンどの辺が面白いの
330 :
考える名無しさん:04/09/02 03:03
アガンベンってなんか世界中の大学掛け持ちしてません?
立命はもう任期おわったのかな
デリダの亜流腰巾着
今日のhey*3のぁゅきゃぃぃかったね。
やべ、スレ間違えた・・・
335 :
考える名無しさん:04/10/21 21:18:44
さらす
>>336 それ、マジで? それとも画像編集したものかな?
アガンベンのスレがあがってると思ったら、なんじゃこのザマは、
だけど(;´Д`)ハァハァしちゃう
超期待はずれのアガンベン。全然盛り上がってないね。
浜崎あゆみでちんこをしごくスレになってるな。
高桑先輩も浜崎でしごいてるのか?
342 :
考える名無しさん:04/10/26 00:57:54
高桑先生、文章の気取りが空回りし杉
翻訳マシーンに徹しろ
もうひとりの訳者は?
344 :
考える名無しさん:04/10/26 03:28:09
岡田温司は普通に美術の教師だからな
高桑は自分で文章を書くのをきっぱりと諦めるべきだ。
浜崎と高桑にアガンベン乗っ取られてる・・・
348 :
考える名無しさん:04/10/26 17:04:29
「状況構築マニュアル」
349 :
考える名無しさん:04/10/26 17:05:51
「その他の人々を見抜く方法 ジョルジョ・アガンベンと藤子・F・不二雄」
350 :
考える名無しさん:04/10/26 17:06:26
高桑の最高傑作
「「スペクタクルの社会」の哲学的系譜を書く人、ラクー‐ラバルト」
>>350 ラクーラパルトの訳者を叩いてた文章だな
>>351 高桑さんのHPで今まで書いた文章読めるよ。
アガンベンってノヽゲですょ。
>>350 全然駄目じゃん。
去年のフーコー特集のもひどかった。
>>355 ダメに決まってるだろ。俺は皮肉で最高傑作だと言ったまでだ。
高桑が書いたものは全てが最高傑作だけどなw
えーせめて良いところ探そうよ
一応良い先輩なんだよね
358 :
考える名無しさん:04/10/27 00:24:23
>>356 なるほど。そうだなw
しかし藤子F不二雄が救済って…最高杉
高桑先生は最高という事で。
しかし他に同世代の良い書き手はいないのか?
色々言われているけど、こういうのを見ると、
あずまんは曲がりなりにも書き手だったのだという感慨がわく。
360 :
考える名無しさん:04/10/27 00:57:50
361 :
考える名無しさん:04/10/27 12:25:05
このスレがこんなんだから、デリダのスレッドでアガンベンについて語られちゃうんだよー
アガンベンにサド論を書いて欲しい。
下手に生政治とかいいださなきゃ成功する。
363 :
考える名無しさん:04/10/27 14:32:56
スタンツェにサド言及あるし
高桑先輩2ちゃんねらーなんかに負けないでください。
冷笑的な後輩がいるようだが
ようするに高桑は語学ができる澤野雅樹。
高桑先生の語学能力は 英仏独伊日 ですか?
伊と独は翻訳しながら学んでいます(これマジ)
古典ギリシア語わからんのにハイデガー通気取りか。
それよりドイツ語が中級、これ論外。
この人の名前を見ると高橋和巳を思い出す。
ジョロジョロ、アカンベーって何だ?
このスレだとアガンベンは高桑の金魚の糞的な扱いだな。
アガンベン新訳+新著情報もないし、ネタないよなー。
374 :
考える名無しさん:04/10/29 20:30:31
アガンベンってアメリカでは人気でてるの?英訳は揃ってるようだが
>>374 さぁ?英訳しまくってるのは一人のアガンベンヲタでしょ。
376 :
考える名無しさん:04/10/30 02:25:41
和訳しまくってるのも二人のアガンベンヲタ
米のアガンベンヲタと日のアガンベンヲタ。
どうやら世界には3人もアガンベンヲタがいるみたいだ。
甘いな。その陰には下訳をやってるヲタがいる
アガンベンヲタって何系?B系?
金髪系かな
上村忠男も金髪?爺なのにやるなー。だけど最近金髪の人みないよね。
今は黒髪だし
382 :
考える名無しさん:04/11/03 04:27:37
高桑先生は素晴らしいので早く本を出してほしい。
酒井隆史は余裕で超えるね
高桑の代表論文って何よ?
どれ読めばいい?
384 :
考える名無しさん:04/11/03 18:57:06
とりあえずは藤子かな
385 :
考える名無しさん:04/11/03 19:04:25
漫画とか好きそうに見えない。むりやりっぽい
そんなに好きでも専門でもないくせに漫画を論じようとするのが姑息
ちゃんと漫画好きで思想系の香具師はいる?
藤子言う前にちゃんと思想を論じて下さいよ。
>>383 論文と呼べるようなものはない。どれも短評ばかり。
アガンベン終了
労働中心主義批判の1バリエーションかと。
フランス現代思想全般についても言えることだが。
392 :
考える名無しさん:04/11/08 00:10:01
>>391 で、それはくだらないとおっしゃるわけですね?
代案おながいします
くだらないってことでも無いんだけどさ。
言いたいのは山々なのは分かるが、
それを言っちゃオシマイみたいなところがある。
もう実生活に絶望したもんね! あとはヒキるもんね!
ヒキの世界は汚されないからね! みたいな
>>393 労働だけが実世界なの?
文化は基本的にヒキーなのか?
なにも詭弁じゃなく、それは全然違うだろうよ。
社会思想の香具師なんだろうけど、
もっとベンヤミンみたいな発想を取り入れろよ?
>>394 そうじゃなくて、労働と文化が融合して区別つかなくなってきたから
労働に汚されてない文化世界なるものの防衛運動が
起ってきたわけで。
ベンヤミンはこの点で楽観的だったんじゃないかな。
>>395 フランス現代思想が文化世界の防衛運動だと思っているの?
全然違うだろう。
それって蓮實=ディレッタントみたいな
イメージ的理解では?
ベンヤミンの楽観主義ってだめですかね?
アガンベンのソースは、
基本的にフランス思想というよりはベンヤミンだと思います。
煮え切らないレスだなあ。
ヒキで何が悪いと開き直ればいいじゃん。
そういう要素は必要だと思うよ。
ベンヤミンの楽観主義には賛成なんだが、
それは彼が(ルカーチと同じく)労働と文化の2分法をやりつつも
なおかつ労働に絶望してもいないという
曖昧さのなせる技でもある。
ピレネー山中で氏ね
399 :
考える名無しさん:04/11/08 01:20:14
>>397 あんたが何をヒキと呼ぶのかがわからん。
高桑の文章?なら納得。
「ホモサケル」
405 :
考える名無しさん:04/11/12 13:54:33
高桑ってウホッ?
美形
407 :
考える名無しさん:04/11/12 19:33:47
岡田温司さんはイタリア語はできるけど翻訳はできてない。
>>407 翻訳ができてないのはすべてのじゃっぷについていえる
邪ップなんかにアガンベン大先生が理解できるのかね?
410 :
考える名無しさん:04/11/14 20:17:29
>>409 ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロウ。
ついに武降臨ですか
412 :
考える名無しさん:04/11/16 04:21:26
剛田武と剥き出しの生
むしろ「剥き出しの性」かと
つまらない本しかかけないアガンベン。
「開かれ」超つまんね。
頭も開かれちゃってますか
開頭手術中
終了
418 :
考える名無しさん:04/11/23 13:01:03
高桑はできそこないの若島正。
探偵小説に色目使う割に何も言えない。
そして若島のバートルビー論の方が面白い。
>>1 スレを立てるなんて、ファロ・サントリスムもいいとこだな。
ボコボコ
ポコポコ
ざこい
アガがレイパーって本当なの?
424 :
考える名無しさん:04/12/04 15:28:58
来日時に喰われた香具師がいるってことかい?
来日時にソープ
私は何を隠そう・・・おちんちんを隠そう
427 :
考える名無しさん:04/12/05 11:45:34
アガンベンってやっぱり風俗行っちゃったんだ?
根も葉もない書き込みを信じちゃいかんよ
京大の香具師から聞いたんだけど
来日してハメ外すインテリは多いよ
いちがいにデマとも言い切れん
アガが来日したとき、恋人らしき女性と同行してたんだから
いくらなんでも風俗はないだろw
>>430 そういう書き込みを期待した釣りじゃないの?
外国人が日本に来たら風俗行くのは慣習だよ。
あえて慣習に逆らわないアガたん萌え
さすが剥き出しの性
つうかなぜか来日学者には女が(あるいは男が)よってくるよな
超不細工でもない限りは。
さすが歓待の掟
Piazzaうまそう
喰いたい
こんなネタで盛り上がるなよw
アガンベン来日時の行動
1.何事もなく帰国
2.Piazzaとハメハメ
3.風俗を満喫
すべて両立します。
このエピソードでますますアガが好きになったw
ほ
し
高桑先輩、小森先輩の二の舞は避けてくださいよ。
444 :
考える名無しさん:05/01/09 00:09:17
晒し上げ
445 :
考える名無しさん:05/01/12 21:33:22
もうこのスレ終わったんかい?
デリダの時みたいにアガンベンが死なないと盛り上がらないようだな。
その時には少しは役に立つリンクを貼ってくれるのを待っているよ。
終ってない。
447 :
考える名無しさん:05/01/12 22:20:59
たかくわ先輩がしっかりしないと盛り上がらないスレ
今まで盛り上がったのが、高桑関係と風俗の話題だけだね。
449 :
考える名無しさん:05/01/12 23:01:19
高桑って風俗に詳しいの?
「状況構築マニュアル」ってやつですか。
450 :
考える名無しさん:05/01/12 23:02:36
たかくわ先輩以前の問題。
日本の過去の戦争犯罪についての強い意識がなければ、
アガンベンもへったくれもない。
『ホモ・サケル』や『アウシュヴィッツの残りもの』を読む前に
『中国人強制連行』や『日本軍政下のアジア』(いずれも岩波新書)でも読んだら?
そうしたらアガンベンを読む価値もあるってもんだ。
歴史や政治に無関心な現代思想ヲタはデリダすら神秘思想家としてしか読めない。
451 :
考える名無しさん:05/01/12 23:03:48
プ
氏ねよデブ
452 :
考える名無しさん:05/01/12 23:07:11
そんなにカンタンには氏ねんさ
>>450 ベンヤミンのような神秘主義左翼の存在も知らないで何言ってんだか。
454 :
考える名無しさん:05/01/12 23:12:43
ベンヤミンって神秘主義左翼なの?
初めて聞いた。
あんたがそんなふうにしか読めないだけだろう?
455 :
考える名無しさん:05/01/12 23:13:28
でぶ氏ね
456 :
考える名無しさん:05/01/12 23:15:43
でぶではないから氏ねん
457 :
考える名無しさん:05/01/12 23:49:31
>>450 君は「レイプオブナンキン」でも読んでろよ。
458 :
考える名無しさん:05/01/13 00:00:46
459 :
考える名無しさん:05/01/13 00:03:40
>>454 ショーレム読めよ
アガンベンスレ住人の風上にも置けん
みなさんは高桑さんの実力をどのようにお考えですか?
ベンヤミンは神秘主義でもあり左翼でもあるが神秘主義左翼ではないだろう
463 :
考える名無しさん:05/01/13 00:18:53
>>460 アガンベンスレ住人ってヴァカばっかじゃん
464 :
考える名無しさん:05/01/13 00:28:17
465 :
考える名無しさん:05/01/13 00:40:54
ここはアガンベンスレだけど、ベンヤミン、ショーレムがでてきたついでに
フーリエはどうよ?
アガンベンの下ネタで盛り上がるのはカワイイほうで、フーリエはかなりエロいぞ
466 :
考える名無しさん:05/01/13 00:43:15
糞スレだと思っていたがちょっとはマシになってきたな
467 :
考える名無しさん:05/01/13 00:54:08
>>461 いまのところ凡百の翻訳者
今後もたぶんそう
もちょっと頑張れば紹介者ぐらいにはなれるかも
國分さんと仲が良くないと聞きますが
469 :
考える名無しさん:05/01/13 01:02:37
>>460 アンタにとっちゃベンヤミンもショーレムもおんなじかい?
いっしょくただな
テメエなんぞ西田幾多郎でも読んでろよ
一即多つうのは結局いっしょくたのことだ
アガンベンスレの恥さらしめ
>>469 神秘主義を切断すればいいと思いこむ糞サヨ氏ね
471 :
考える名無しさん:05/01/13 01:23:41
>>469 神秘主義にもいろいろあるよ
君は東洋の没政治的・社会的な神秘思想を念頭においているのではないか?
フーコーも言っていたが、宗教改革期のキリスト教神秘主義者たちのなかには
没政治的ではない反体制神秘思想家もいたよ
472 :
考える名無しさん:05/01/13 01:25:30
アガンベンスレは終了しました
473 :
考える名無しさん:05/01/13 01:33:27
なんか現代思想ヲタと今時サヨ変人が喧嘩始めたよう棚
まァ このスレも仕切り直しってとこでこれでいいんじゃないか
474 :
考える名無しさん:05/01/13 01:42:20
アガンベンはルイジ・ノーノについて何か語っていますか?
知っている方はぜひ教えてください
カッチャーリならともかく、
アガンベンはそれほど音楽に定位した思想家ではない。
ノーノねえ。
477 :
考える名無しさん:05/01/13 02:06:02
アガンベンってドゥルーズやサイードについて何か語っていますか?
ドゥルーズはあったと思うがサイードはしらない
アガンベンで文藝関係がおもしろいんであって、政治関係は焼き直しに過ぎない。
480 :
& ◆xfvx2QuQRA :05/01/14 03:42:39
481 :
& ◆r5mmMKolO6 :05/01/15 00:51:11
>>480 ↑勝手に終わらせないでョ。
もっとアガンベンと高桑さんの話をしようよ。
あと岡田さんの話とかさ~
482 :
考える名無しさん:05/01/21 03:08:24
アガンベンは若い頃パゾリーニの「奇跡の丘」に出演していましたが、パゾリーニ
について何か語っているでしょうか?また、パゾリーニの映画に出ているくらい
だから、ロッセリーニらについても何か語っているでしょうか?ご存知の方が
いたらぜひ教えてください。
アガはパゾリーニにおケツ掘られることを期待してたんだけど、
パゾリーニの方は嫌!だってさ
『栃木県の公立高校で生徒が混浴』
栃木県立共和第一高校で、2年生の課外実習の山歩きの一環として露天風呂での教師、生徒の混浴が実施された。
女子生徒の心境を考慮して混浴の露天風呂(貸し切り)への参加は希望者のみとなっていたが、実際には数名を除いてほとんど全員が混浴に参加した。
参加した生徒達には、橘健一君(17)「すごくいい思い出になった」、岬容子さん(17)「最初は恥ずかしかったけど、ふだんできないような話もできてよかった」等、好評だった。
村田校長(52)の話では、今後も継続して行う予定だが、一部から倫理上の批判もあり混浴は取り止めにする可能性もあるという(写真は記念撮影の1コマ)。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1104305794/
485 :
考える名無しさん:05/01/25 14:13:52
懐かしさすら覚える騙しだ
486 :
考える名無しさん:05/01/28 14:25:16
アガンベン、薄い冊子たくさん出して儲けようとしてないか。未訳だが
儲けた金で風俗ですか?
アガンベンは一度DQとFFを全作やれ
>>488 なぜ?
ウィザードリーとウルティマ、ハーフライフでいいよ
ウィズ厨かよ。(゜⊿゜)イラネ
DQなんて国内限定の似非ファンタジー
また世界ですか、他の国の評価でしかものを評価出来ないのが日本人。
いつまでも欧米様のチンポでけーって逝っとけ。黒人の方がチンポでけーよ。
俺がいいたいのはそう言うことじゃない。
高桑がフジコとか言ってるからアガンベンは鳥山といって欲しいだけなんだ。
鳥山=DG、Drスランプ、DQ だろ?
それでDQといえばFFだからDQFFと言ったまでさ。
とりあえず、アガは鳥山か赤塚嫁。
494 :
考える名無しさん:05/02/08 23:25:46
高桑のアホさに感化されることで最後の知性まで失いかけているようだな
ゴッド赤塚は世界の知性。
また来日しないのかな
497 :
考える名無しさん:05/02/25 19:26:44
アガンベンがこのスレ読んだら泣くな・・・
>>492 それって、あなた自身、確認したんですか?比較・・・
ウラゲツブログより
『涜聖論』
原著近刊予定*の最新論文集。アガンベン自身が「私が大いに重要視している主題について、可能な限り明確に語った」**と宣言した注目書。堤康徳+上村忠男訳。
*全十章のうち、イタリアでは三つの章が独立して二冊の小冊子「審判の日」「ゲニウス」としてノッテテンポ社から先行出版済。
フランス語の全訳が、リヴァージュ社より『審判の日』と題してまもなく発売。
イタリア語版が先述のノッテテンポ社から刊行されるのは、仏訳刊行後になるようだ。アガンベンの著書では、仏訳が原著に先行して発売されることが昨今はある。
500 :
考える名無しさん:05/03/01 20:52:19
500
501 :
考える名無しさん:05/03/11 00:30:56
502
503 :
ローカルルール審議中:2005/04/13(水) 23:05:26
「例外状態」の刊行は、なぜ遅れているのですか。
翻訳が少し遅れています。ですが、確実に刊行するので暫くお待ちを
506 :
考える名無しさん:2005/05/08(日) 15:37:24
結局高桑さんって翻訳屋なんですか?
その方がいいけど。
高桑先輩は翻訳は上手だし、人間的にもいい人ですよ。
508 :
考える名無しさん:2005/05/08(日) 23:24:28
でも論文もどきのエッセイはみっともない。
訳者後書きはしっかりしているのに、あれはなんなんだろう?
>>498 巨根世界一決定戦で一位になったのアフリカ(何処だったかな?)の人で勃起時38cmだよ。
510 :
考える名無しさん:2005/05/14(土) 11:26:53
そりゃ、アガンベン
アッガンベー
新刊出てるな
ついにというか、あんまり期待しなくても良いバートルビー論が翻訳かぁ
みなさんと違って、人に勧められて「スタンツェ」のみ読んだ
ことのある者です。すごく、面白かったです。
具体的には、キットラーとかにも通じる問題を、違う方向で考える
ヒントのようなものがある気がしました。
政治哲学は(現実の身の回りと乖離しすぎている気がして)苦手です。
アガンベンは、どうして美学的領域から政治哲学的領域に移ったの
でしょうか? 読んでみたいと思っているのですが、なかなか他の
本には手が伸びません。
どなたか、彼の著作の中で、彼自身が「美学→政治哲学」への移行を
説明しているようなものを、ご存知ありませんか?
あるいは、みなさんご自身がアガンベンの政治哲学を必要とする
理由のようなものを、お暇みて教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
>>516 >>キットラー
ぁぁぅキトラー読んだことなぃょぅ
>>読んでみたいと思っているのですが、なかなか他の本には手が伸びません。
あへ、漏れはきみと同じでアガなら美学関係の本が好きだぉ、デリダとかも文学論しか読まない(読めない)し。
スタンツェ以外にもアガの美学本は沢山あるよぉ。翻訳されているのは、『中身のない人間』くらいかな?
『開かれ』もそういった雰囲気はあるけど、政治、哲学的色彩もあるよねー。
>>499なんかも、おもしろいかも。
>>「美学→政治哲学」への移行
彼自身ではないけれども、
>>90-91あたりが参考になるかも、
ハイデガー『芸術作品の根源について』は参考になるぅぉぅ!
ド・マンの『美学イデオロギ』とかもそれ系の論考(アガとはあんまし関係ないけど)
>>アガンベンの政治哲学を必要とする理由
少なくとも漏れにはんなぁもんはない。おもしろければ読むし、おもんなければどうでもいい。
漏れ自身は生活保守なのでw
ぁぁぅ、ぃぅの忘れとてたヴァールブルクもオススメめめめ!
Blanchotの文学と政治が切り離せないのとオナディー
ケキョーク読んでみると流れでフムフムってなるんだぉ。
ホモ鮭は比較的ムジーから、『中味のない人間』『開かれ』で攻勢をかけて
次に『アウシュヴィッツの残りのもの』だ!
それじゃア゙ガンベン!
516です。
焼き茄子大好き! さん、丁寧なレス、どうもありがとうございました。
早速、『中身のない人間』、『開かれ』の順で読んでみようと思います。
キットラー云々に関しては、自分の適当な読みですけど、
アルゴリズム(形式?)のみに特化して人間が消えてしまうような
流れを提示するキットラーに対して、アガンベンは、スタンツァ(詩
の形式であり、同時に、人の生活する部屋、を意味する)という言
葉で、それとは違う可能性を提示していたように思います。
『芸術作品の根源について』は読んだことはないのですが、
そこにはやはりハイデガーの影響が自分にも感じられました。
ヴァールブルクもブランショもあたってみます。
大澤さんの書評も、参考になりました。
大感謝です。重ね重ね、ありがとうございました。
ヴァールブルクはいきなり読むと撃沈するから、
まず田中純の評伝を読むといいのでは。
ブランショなら迷わず『文学空間』。
516です。
521さん、フォローしてくださって、どうもありがとう
ございました。
田中純さんの評伝というのは、こちらですね。
http://www.suntory.co.jp/sfnd/gakugei/si_reki0050.html ざっとここにある評を読んでみたのですが、大変興味深いものでした。
「都市という夢に酩酊する危険を冒さぬかぎり、形象との遭遇
など望むべくもないのだ」というのは、おそらくベンヤミンの影響
ですね。
個人的な読解ですが、「スタンツェ」では「パサージュ」論の
前提となるようなものを、やはり(ラカンやデリダなどとも接続
可能なものとして)取り扱っている印象がありましたので、
田中さんご自身のお仕事にも関心を持ってしまいました。
ブランショの『文学空間』だけでなく、田中さんの前著『都市表象
分析』とあわせてあたってみたいと思います。
重ね重ね、ありがとうございました。
アガってぇぃ、なんかホモ鮭のいめえじ強いから、フウコウとかシュミット、アレントのイメエジあるけど、
べんやみんはいでがーう゛あーるヴるくの3人の影響が一番つおいよ。
525 :
考える名無しさん:2005/06/11(土) 10:35:27
テラキモス。しかも誰もがわかることを書いている。
しかも少なくとも今は、ベンヤミンやヴァールブルクの影響力は下がってる。
フーコーやアーレントのが大事だ!マジでぬるぽだな。
フーコー、アーレントを軽視しているのでアガンベンの政治哲学なんか読めるわけないなwww
氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね
526 :
考える名無しさん:2005/06/11(土) 10:48:09
アガンベンの政治哲学のラディカルさを全然理解してない。
アガンベンの美学と政治の組み合わせ技はおまえみたいなフーコーやアーレント読めないやつに少しでもわからせようとする努力www。
それでもおまえたちは理解できないwww
本来ならアガンベンは政治哲学一本だよ。法学部卒だし
527 :
考える名無しさん:2005/06/11(土) 10:48:38
マジでテラシネスwww
>>525-527 釣り乙。アドルノ、リクール、ハーバーマス、新カント派スレまで同じような餌撒かなくていいから。
516です。
いえ、フーコーもアーレントも読んだことがあるんですよ。
読んだことがあるだけ、といえばあるだけなので恐縮なの
ですけど。
(現在、カントの判断力批判を参照している
アーレントの講義にもあたっています)
非常に簡単な自分の理解だと、たとえば、
アーレントは「無限の他者」と「日常の親密な領域」を
峻別して、「親密な空間」を薄暗い場所としてまったく
可能性を見ないですよね。
(違っていたり、誤解があったら、すいません)
そこが自分の中では苦しいのです。少し、強引なような気がして、
困っているのです。頭では(なんとなく)判った気にはなるの
ですけど、「それだけでいいのかなー」と不安な気持ちになるの
です。
「パサージュ」は未完ですけど、「都市の夢」に入り込んでみつける
「形象」を通して、そこから政治哲学的なものを見直したり、組立て
ようという青写真があると自分には感じられます。
それなら、自分には納得がいく気がするのです。
ですが、おそらく、アガンベンの仕事には、
「ベンヤミンetc. → アーレント、フーコーetc.」へのシフト
(と取れるもの)がたしかにあるのですね。
そこの移行に何があるのかな?と思って、先日は投稿させて
いただきました。週明け、教えていただいた「中味のない人間」、
「開かれ」を購入して、勉強させていただきます。
523さん、またしてもありがとうございました。
個人的には、ベンヤミンやヴァールブルクの問題意識から伸
びるものの感触が、アガンベンの政治哲学の領域にもあると
よいな、と期待しています。
そういう図式化には無理があると思います。
むしろ、初期から最近まで一貫して、
バタイユをどう読み直すか、
というテーマがアガンベンにはあるような気がします。
バタイユにとって、
美学的考察と人類学的・政治的考察は、
切り離すことができないものです。
最近のテクストはまたベンヤミン側にも転回してた筈
というか、もともと簡単に二傾向に分離できる訳はないのだろうけど
こちらの都合による短絡で、ご心配(?)をお掛けし
てすいません。
532さんのおっしゃるように2つの傾向(のようなもの)は、
分けて考えることはできないのでしょうし、その背後にある
一貫性のようなものには、きっと簡単にいえない経緯や経路
があるのだと思いました。
たくさんの参照系を教えていただいて、もはや感謝と自分
の許容範囲の限界は抱えきれない程ですが、できる
だけバタイユのことも意識しながら、読み進めたいと思います。
>>531 アガンベンにとって、バタイユはそんなに大きくはないだろう。
バタイユについては、たいした読解を示していない。
>>534 アガンベンの政治論には、
至高性のロジックが色濃く影を落としているでしょう。
そこが標準左翼に嫌われる(日本で読める人だと、パオロ・ヴィルノのような)
アガンベンスレなのにまともな話題で盛り上がってる!
高桑が活動していないからだね
>>535 バタイユ的な「至高性」というより、シュミット的な「主権」の問題じゃね。
souverainete' を「至高性」と訳するのはある種の美学化だと思うが。
>>538 とにかく「文学」や「美学」に関係する話題が出ただけで、
何らかの欺瞞を感じ取るあんたのような偏見はどうかと思う。
>>539 いや、単に俺はアガをバタイユに引き付けて理解するような
読み方は間違っているといいたいだけ。
>>540 なんで?あんたがバタイユきらいだから?
『啓かれ』とか読むとバタイユとアガンベンの関係が重要なのはわかるけど
アガンベンがバタイユの読み直しを初期から今までのテーマとしてというのは疑問。
雑食アガンベンの重要なエネルギー源の一つとして読み直し作業が行なわれている。というのならわかる。
漏れが変なこと書いたのもいけないんだけど、(ヴァールブルクが一番強いとかわけわからんこととか)
当然だけど、この人って色んなもの吸収してるから、色んな立場で読み込めるんだよね。
私はヴァールブルクとかベンヤミン読んでからだとアガンベンにその影を見るし、
バタイユ読む人だとアガンベンがバタイユから受けた影響を読み取るだろうし、フーコーから、ハイデガーからと色々読める。
あんましバタイユ読まない私にはとってはバタイユの読み直し作業が初期から続けるられているというのはあんまり実感湧かない。
彼の重要なツールだとは認識しているつもり・・・これから色々ご教授願いたい。
続けて書いてスマン。
「アガンベンは問題です・・・・・・。アガンベンはほん
とうに優れた思想家なのですが、私の考えでは、全く
政治的な資質のない思想家でもあるのです。したがっ
て、アガンベンが「生政治」(biopolitica)を語る
とき、彼はそれをひとつの存在論的範疇に変容させて
しまい、古代ローマ法にまで遡る価値を与えてしまう
のです。この点において、私の考えからすると、アガ
ンベンは曖昧なのです」
「問題は生政治というものが労働力という概念から派
生した効果に過ぎないということだと、私は考えてい
ます。労働力と呼ばれるひとつの商品があるとき、そ
こにはすでに暗に「生の統治」があるのです。アガン
ベンは、これとは反対に、労働力こそ生政治の諸局面
のひとつに過ぎないと言うでしょう。私が言っている
ことは反対のことなのです。まず何よりも、労働力は、
ひとつの「逆説的な」商品―というのも、労働力は書
物やミネラル・ウォーターのように実在的な商品では
ありませんから―であって、純然たる「生産する力能」
(potenza di produrre)なのです」
535さんが、おっしゃるのは、たとえばヴィルノ「マルチチュードの文法」
における、このような部分ですね。
参考url:「マルチチュードの文法」抜粋
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0100pv.htm
シュミットの「主権」、バタイユの「至高性」の厳密な
定義は判らないのですが、アガンベンは、バタイユ的な
もののシュミット的なものへの先行性を説きたいのでは
ないかと思ったのですが、どうでしょうか?
ざっと「マルチチュードの文法」の抜粋をみてみると、
(これだけしか読んでないので乱暴ですけど)、特に
<一般的知性>に関するくだりは、とても素朴なもの
に読めてしまいました。同時に、「生産する力能」と
いった時の「力能」が漂白された、抽象的で味気ない
ものになっているとも感じられました。
「スタンツェ」にも、ポトラッチなど消尽的なものが
消費財にフェティッシュな価値をもたらすというくだ
りがありましたし、様々なものを可能にする「不可能な
場所」を常に確保する姿勢が、もしかしたら一貫してい
るとも考えられるかも知れません。
なんとなく、バタイユだけでなくドゥルーズなどにも
通じる「生の(不可能性を介した)強い肯定」のよう
なニュアンスを感じたのですが、535さんはどう思
われますか?
547 :
535:2005/06/13(月) 11:55:00
例えばドゥルーズなどと比べると、
アガンベンの場合、
その「不可能な場所」の規定が概念としては曖昧だと思います。
「グレーゾーン」一般というか。
しかし、それこそが彼の美点なんだと思います。
『ホモ・サケル』は、
ハンナ・アレントとフーコーをつなぐと宣言しているように、
概念の一貫性にこだわるだけでは見えてこないような、
思想史に潜むテーマを探っている本のように思うからです。
548 :
535:2005/06/13(月) 12:00:10
ヴィルノの「味気なさ」は、
彼が言語哲学を参照する仕方に原因があるような気がします。
「文法」という言葉が単なる比喩になってしまっています。
「一般的知性」の方が可能性がある概念ですが、こちらもちょっと濫用しすぎですね。
でも、消費資本主義には使えないとされがちなマルクスを読み直す一つの試みとして、
重要なラインを示していると思います。
簡潔にして明晰なコメントを、どうもありがとうございました。
大変勉強になりました。
ちょうど「絶対的内在」をコピーしてきたところでしたので、
535さんに教えていただいたことを念頭に置きながら、読
みすすめてみたいと思います。
ヴィルノについても了解しました。
抜粋を読んだだけでは、言語哲学のことには気が付きません
でしたので、試みとしての意義を踏まえながら、そのあたり
のことも勉強してみようと思います。
550 :
考える名無しさん:2005/07/05(火) 13:24:54
この人ってどうなの?
ただの流行もの?
ただ流行ものと捉えるかはあなたが判断する事ですよ。
他人の判断に頼っては、あなたこそただの流行好きになってしまいます。
7/27にBatleby
『涜神』 ジョルジョ・アガンベン 上村忠男+堤康徳訳 [現代思想]
2005年春に出版されたアガンベンの最新著、早くも翻訳刊行。
月曜社、頑張ってますね。
555 :
考える名無しさん:2005/07/31(日) 18:28:36
ホモ・サケルみてるとショーペンハウアーの影響アンのかなと思う
バートルビー出たのに無反応だなぉぃ。
小林さんここ見て泣いてるぞ。
>>556 出版するタイミングを逸したんじゃないの? バートルビーってもう語られ過ぎた感がある。
この本も、ドゥルーズのバートルビー論やホモサケルの訳が出たりしてちょっと盛り上がってた
3、4年前に出ておいてほしかった。
558 :
考える名無しさん:2005/08/18(木) 15:00:30
英語圏におけるメルヴィル研究の動向をどう刷新したかとか、
そういう交流要素も紹介してくれないと、
単なるフランス思想ネタに終わるんだよね
あとブランショの「破滅のエクリチュール」も訳さないと駄目だろう。
確かにねー出版社側が仕掛けてたときにこれも出すべきだったよね。
でも今は(邦訳の)新刊は手に入らないからそれだけでも価値あるかな?
560 :
考える名無しさん:2005/08/18(木) 18:47:05
高桑が例によって、
アカポス得てから翻訳をやる気を失っているのかね?
高桑さんって慶應の理工だっけ?
翻訳は業績にならないらしいしねやる気なくなっちゃったのかな・・・
論文書けないしな
書けるけど、めちゃくちゃなだけだろ。
ジョルジョ・アガンベン
上村忠男訳
残りの時
─パウロ講義─
岩波書店
2940円 230頁
4-00-001817-5
9月27日発売
現代思想の最前線に立つアガンベンの方法序説。
終末論でも永劫回帰でもないメシア的な時間と
は何か。パウロ書簡の挑戦的な読解によって、
階級・止揚にど哲学の基本概念を蘇生させ、
思想史的な現代の風景を見事に更新する。
あれ?光芒社が出すんじゃなかったのか?
>>565 「アウシュヴィッツの残りのもの」の「訳者あとがき」では
上村自身が「残りの時」は「大橋喜之氏による邦訳が光芒社から近刊の予定」
と記しているな。
訳者まで変わっているが何があったのだろうか・・・
パウロといいバートルビーといい、ネタが被りますね
上村が名前貸したんじゃないか?でも出版社が変わってるのは・・・
「瀆神」9月刊行決定!
じゃなくて予定です。
ぜんぶ文字化けしてて読めねーよ
「涜神」9月刊行予定らしいよらしいよ~
573 :
名無しさん:2005/09/15(木) 21:03:06
「例外状態」の刊行が遅れているようです。
どなたが翻訳される予定なのですか。
別に遅れてないだろ。このペースが普通。
>>564 「残りの時」本屋に並んでましたな。
買った人はこのスレにはいないのかな?
月曜が出す本って田舎だと全然売ってないわけだが・・・
「涜神」買いました!
意外に小ぶりの本だったので驚いた。
題名とは裏腹に可愛らしい本です。
>>577 同感。本屋行って探してしまったよ。そしたらあんなちっこかったとは・・・
sage
パ
581 :
考える名無しさん:2005/11/08(火) 20:00:52
↑パ、ウロ?
今夜から読むよ。たのしみ~
パウロ講義の「残りの時」は本当に面白いよー
アガンベンの実力が遺憾なく発揮されてる。
アガンベンてこういう注釈してる時の方が面白い物が出てくる気がする。
少なくとも漏れにとって面白さでは「ホモ・サケル」より上ー
hoshu
584 :
考える名無しさん:2005/12/05(月) 11:44:15
InterCommunication No.55のP99によると、放送大学「知のシリーズ」で
アガンベンのインタビューが放送されたそうだが、どんなんでした?
585 :
考える名無しさん:2005/12/05(月) 20:53:20
バートルビー読んだけど、アガンベンの文章ひどいよ。単なる屁理屈だよ、あれは。
第一、可能知性の話を、ああいう風に説明していいのか?歴史的に表舞台につねにあ
ったのは、まさにその可能知性を現実化する能動知性だったわけだし。
「バートルビー」の小説自体は面白かった。
ドゥルーズの『批評と臨床』バートルビー論で十分だよな
>>585 もう少し詳しく説明してくれないか? 不平の意味がよく分からない。
(丹生谷貴志+田崎英明+坂部恵)/3@小泉義之
月曜にはガッカリかなり前にカッチャーリの翻訳は上がってるのに、出版する気配ゼロ。
小さいところだから色々と大変なんだろうけど、他のものは出せてカッチャーリが出せないわけないのに・・・
591 :
考える名無しさん:2006/01/11(水) 08:12:42
月曜社の小林ってひとは、結局有名人とメル友になりたいだけなんじゃないの?
アガンベンさん、とか、ウェーバーさん、とか。
591自身がそうしたいんじゃないの?
米沢先生は群島を2年前に翻訳した。
うへぇ先生ごめんなさい。なんで米沢って書いたんだろ?
米山先生です。
595 :
考える名無しさん:2006/01/11(水) 22:03:02
カッチャーリさんとはメル友じゃないからなんじゃないの?
カッチャーリはちゃんとでるよ。
597 :
考える名無しさん:2006/01/14(土) 22:38:25
カッチャーリの翻訳、そんなに急いで出してもしかたがないぜ。
ヘルダーリンだのシュミットだの調べなきゃならないことがたくさんある。
アガンベン『残りの時』の翻訳のようでは困る。あれははっきりいって
やっつけ仕事だろ。上村忠男(未來社に圧力をかけて、高桑訳『例外状態』を
出させようとしないというウワサだ)もいい加減引退しろよな。
解説対談、あれはいったいなんだ?
そういう問題ではなくて、翻訳が既に完成しているのに音沙汰なしということですよ。
翻訳が遅いから問題だ。とは言ってないんですよ。
翻訳完成後、1年後に少し編集から音沙汰があった程度でね。
オリンピック保守
文
かなしいな
604 :
考える名無しさん:2006/03/29(水) 00:01:09
あがんべん
寂しい限りだ
606 :
考える名無しさん:2006/04/28(金) 02:08:30
「中身のない人間」の表紙の絵が俺にとっては最高。
現代思想で特集組んでもほとんどレスがこないアガンベン
さみしいかぎりだ。現代思想の特集は全く売れないだろうな。
アガ特集、対談を少し読んでみたが、
上村忠男の語りが醸し出す自画自賛モードが禿しくウザイと感じたのは俺だけ?
611 :
考える名無し:2006/06/04(日) 04:39:18
たしかに上村はうざい。うざすぎる。なんであんなにエラソーなんだろう。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは現代思想6月号を読み始めたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにかジョジョ批評を読んでいた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 無能だとか邪悪だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいありのままの生の片鱗を味わったぜ…
613 :
考える名無しさん:2006/07/24(月) 20:59:58
現代思想、山積みされとる
614 :
没個性化されたレス↓:2006/07/26(水) 19:56:01
あがんべん
あがんべん
あがんべんべんべべんべん
そんな無駄レスしたらあかんねん
このスレも、もういよいよアガンベン。
キレ痔でトイレが赤ン便。
618 :
待ってます!:2006/08/10(木) 16:07:27
「例外状態」
もうそろそろかなあ。
619 :
考える名無しさん:2006/08/14(月) 00:10:18
いやまだですよ。
620 :
考える名無しさん:2006/08/14(月) 22:57:48
621 :
考える名無しさん:2006/09/05(火) 00:57:28
政治の主体は身体だと。精神ではなく。
意志を発しなくともそこにいるだけでいいんだと。
622 :
考える名無しさん:2006/09/09(土) 23:18:14
うん。そうだね。税金払わなくちゃいけないからね。
623 :
考える名無しさん:2006/09/09(土) 23:43:34
>1 名前: 1 投稿日: 01/12/27 10:29
もうすぐ5年
625 :
考える名無しさん:2006/10/25(水) 18:21:04
放送大学でアガンベン出ていたよ。
インタビューに答えていた。
あんな感じで講義とかするのかなあ…?
626 :
考える名無しさん:2006/11/05(日) 11:25:07
627 :
考える名無しさん:2006/11/05(日) 20:19:33
>>627 足を組み、手を使いながら、丁寧に説明していた。
うん、第一印象は「丁寧」だった。
あと意外に若く見えた。細身だったな。
けど、なにいっているか結局理解できなかった…orz.
629 :
考える名無しさん:2006/11/06(月) 13:51:26
見た目はコメディアンみたいだよねw
630 :
考える名無しさん:2006/11/23(木) 11:14:04
さいきんほんでないね
例外状態が期待してたより遅れてるなー。今年中に出ると思ってたんだが。
『ホモサケル』の続編だし、早く読みたいよ。
632 :
考える名無しさん:2006/12/11(月) 19:31:16
ホモ・ケツマン・サケル
1月26日にアガンベンの『幼児期と歴史』が岩波から出ますよ。
これはかいだね。
これ破壊だね?
>>633 ゲットしましたー!
ちょっと読み始めたがイイヨイイヨこの本はイイヨ~
636 :
考える名無しさん:2007/02/21(水) 00:44:54
「アウシュヴィッツ」読んでますが、読んでる最中はなんとなく何が言いたいのかわかる希ガスるんですが、本を閉じて考えると結局なんだかよくわかりません。
とりあえず、「アウシュビッツ」の特殊性っていうのは回教徒みたいなのがいたってことなんですか?
回教徒っていうのは、例えばポルポト政権下で夫を殺され、強制労働に従事させられていたカンボジア人の中には発生しなかったんですか?
例外状態ってどうなってんの?
なかなか出ないみたいだが。
638 :
考える名無しさん:2007/04/11(水) 22:26:16
アガンベンつまんねー
高いんだよアガンベン
640 :
考える名無しさん:2007/04/24(火) 00:40:35
いつからあるんだよ!
新訳こないかな~
643 :
考える名無しさん:2007/07/13(金) 06:29:04 0
保守age
アガンベンを2年後の卒論で扱う予定だが、
その時までこのスレが生き永らえているかどうか・・・
それよりもアガンベンの思想が生き永らえているかどうか・・・
>>643 2回生の時点で先を見据えててえらいな。
大丈夫だ。アガンベンの思想は柔じゃない。
卒論がんがれ!
645 :
考える名無しさん:2007/07/14(土) 23:24:33 0
アガンベンでどういう卒論書くつもりなの
ドカベンとの差異性について
648 :
キタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!:2007/09/04(火) 02:08:15 0
649 :
第三の波平 ◆v97jOX.oqY :2007/09/13(木) 22:47:25 0
お手ごろ価格でいいな!
アガンベンは難しいけど読みやすいし楽しみだ!
651 :
考える名無しさん:2007/09/27(木) 20:10:49 0
今日書店でみかけた。
別の書店に注文してるから買わなかったけど。
フラゲかーいいなー。
最近までジョルジュだと思っていた俺が素朴な質問をしますが、
アガンベンが「潜勢力」に拘るのはなぜですか?
654 :
考える名無しさん:2007/09/30(日) 09:57:13 0
>>653 俺も良く分からないが
アリストテレスの研究の積み上げから来てるみたい。
ジョルジョ・ジョバァーナ
ホモ・サケルシリーズ第三弾ってなってるけど第二弾ってどの本だ?
657 :
考える名無しさん:2007/09/30(日) 15:53:12 0
アウシュヴィッツじゃない?
658 :
考える名無しさん:2007/10/01(月) 01:02:11 0
演奏者は演奏しないこともできる
つまり、
存在することもできる、かつ、存在しないこともできる
この彼の言うところの潜勢力は、ニートのおまえらにおすすめの理論ぶそうじゃね?
だからニート=バートルビーなのか
バートルビーは無職じゃないよ。
ただし、働かないけどね。
バートルビー:
働ける(可能的)、かつ、働かないことができる(偶然的)
ニートルビー:
働けない(必然的)、ゆえに、働くことができない(不可能)
だがニートルビー自身としては、
働ける(可能的)、しかし、働かないことができる(偶然的)
だと自己を存在づけているのが特徴である。
これがニートルビーの哲学である。
アガンベンって何か救いがないんだが・・・
哲学者は悲観的でもあるが、それを克服しようとする人が多いのにアガンベンはそんなことないよね。
不徹底な救済(例えばニーチェ的な救済)を否定しているからそうみえるのかも
アガンベンは全的な回復を肯定してる。テラポジティブ
『王国と栄光』とか言う本も出るんかな?
3年前に最初の書き込みに爆笑このスレ、まだあったのかよww
666 :
第三の波平 ◆q5y3ccmqnw :2007/11/05(月) 16:37:19 0
保管
668 :
考える名無しさん:2007/12/02(日) 00:37:55 0
おお!産休。
670 :
考える名無しさん:2008/01/24(木) 01:39:56 0
671 :
考える名無しさん:2008/01/25(金) 09:12:35 0
お手ごろ価格ですな
ニコニコにアガンベン上げてるの誰だよw
>>672 2種類の動画あがってるね。
2005年のバウマンとの対談と、2007年のヴェネツィア建築大学での講義「権力と栄光」。
クリプキ講義なんかも上がってて、割とこのカテゴリーの動画が充実しつつあるな。
>>672-673 アガンベン初めて見たが、著作から受ける印象と全然違った。教えてくれてサンクス!
675 :
考える名無しさん:2008/02/05(火) 18:51:02 O
上げてんの訳者さん?
こいつがアガンベンか・・・と思ってる方と違う方がアガンベンだった
677 :
考える名無しさん:2008/02/06(水) 19:07:10 0
ttp://urag.exblog.jp/ アガンベン@ラジオ・フランス
ラジオ・フランスの番組「哲学の金曜日」でのアガンベンのインタビュー(フランス語)を、明後日の8日までウェブで聞くことが出来ます。
一時間番組。生政治/統治の考古学的・系譜学的探究としてのアガンベン独自の哲学のスタンスについて、アガンベン自身の肉声を聞くことができます。
日本にもそんなラジオがあればいいのに・・・
vendredi de philosophieでしたっけ。
あれは大体のメンツが来ますよね。知ってる中でも、デリダ、ラクーラバルト、ナンシー、スティグレール
なんかもすでに出演してますし、ジャック・アラン・ミレールが講義みたいな企画やったのもradio franceだったっけなぁ。
ブランショが死んだときには追悼特番の連日企画で何人も交えた番組組んでましたよ。
このへんは、emuleってp2pだといくつか落ちてるので、どうしても聞きたい人は。
あと、エコール・ノルマルが講演動画・シンポジウム動画の全記録をCC(クリエイティブコモンズ)扱いで放出しはじめたから、
興味があったら見てみるといいよ。
関係ないけどクラシック系ネットラジオも、仏のは異様に充実しててすごかったりする。
アガンベンとは直接関係ない話題でごめんね。
sage
681 :
考える名無しさん:2008/03/20(木) 01:37:16 0
スタンツェage
682 :
考える名無しさん:2008/03/29(土) 20:11:35 0
今放送大学でしゃべっとるぞあげ
683 :
考える名無しさん:2008/04/26(土) 18:25:20 0
スタンツェいいな
684 :
メタP ◆p1AdJ397o. :2008/05/05(月) 00:34:57 0
「中身のない人間」読んでるけど、これを28歳で書いたってすごいな。
685 :
考える名無しさん:2008/05/06(火) 22:29:36 0
早熟なのか
「(略)彼の遺書を哲学の使命として引き受けるとともに、近代哲学ーその大部分は、新たな意味での「生の哲学」であるーを内在の線と超越の線ではっきり区別するような系譜図を遡及的に再構成してゆく
という仕事も、その一端として必然的に課されるのである。それはたとえば、
このような概略的な系統図が目安になるだろう。」「絶対的内在」『現代思想2002.8』
超越 内在
カント スピノザ
| |
フッサール ニーチェ
L /
ハイデガー
/ L
レヴィナス、デリダ フーコー、ドゥルーズ
>94 名前: 考える名無しさん Mail: 投稿日: 02/12/26 10:46
>
>>92 >
>『現代思想』に出てた「絶対的潜在性」(だっけ?)に、デリダの位置
>づけを説明した図があったよ
訂正:
「(略)彼の遺書を哲学の使命として引き受けるとともに、近代哲学ーその大部分は、新たな意味での「生の哲学」であるーを内在の線と超越の線ではっきり区別するような系譜図を遡及的に再構成してゆく
という仕事も、その一端として必然的に課されるのである。それはたとえば、
このような概略的な系統図が目安になるだろう。」アガンベン「絶対的内在」『現代思想2002.8』
超越 内在
カント スピノザ
| |
フッサール ニーチェ
¥ /
ハイデガー
/ ¥
レヴィナス,デリダ フーコー,ドゥルーズ
ところで、アガンベンって新訳予定ありますか?
一応『思考の潜勢力』と『王国と栄光』は出版が予定されているみたいですけど、
前者はかなり前から予告されているのに、まるで音沙汰無いし、後者は大著でしょうから時間がかかると思います。
私はまだ『人権の彼方に』しか読んでいないのですが、次ぎは何がおすすめでしょうか?
ホモ・サケルシリーズはかなり難解だと聞いているので、『残りの時』『幼児期と歴史』『開かれ』あたりでも読もうかと思っていますが、読みやすいのはどれでしょうか?
>>688 読みやすさで言うなら『バートルビー』をおすすめする。
アガンベンは読むのはやめておいた方が無難だよ。
彼は現実に醒めていて、諦めの論理が介在している。
若いものが読む本じゃない。
『アウシュヴィッツの残りのもの』なんてそれが顕著に現れている。
あんまり読んでないが、690の言いたいことは何となく理解できる。
690が言うところの「諦めの論理」の匂い、鼻につく感じあるよね。
その結果、ああも美学の議論になっているというか何というか…。
ある意味でネグりの対極にいる人って気がするよ。
数年前、邦訳が出始めた頃、そのへんが気に入らず、妙に疎んで読まないでいた。
ただし、そう簡単にはかぶれんぞ、と妙に高をくくりながら最近読んでいる私としては、
「なかなか悪くないんじゃないかなアガンベンも。ところどころの知見は良い」とか思ってる。
で、『アウシュヴィッツの残りのもの』が特に顕著ってのは同感だ。
私がアガンベンに疑問をもったのはこの本でだったからね。
最近では、ちょっと視点を変えて読むこともできるのかな、と思いつつあるが、そもそも再読してないなw
693 :
考える名無しさん:2008/06/24(火) 13:38:06 0
アガンベンに何らかのメッセージを期待するのは間違いではないかな。
読み物としておもしろいし、光るところがある。その意味ではベンヤミンに近い。
694 :
691:2008/06/24(火) 13:42:14 0
読み物とまで言ってしまうとちょっと躊躇するけど、まあメッセージを期待するものではないよね。
アガンベンは、読ませどころが玄人向けなので
「諦めの論理」とか言っちゃう人は近寄らないようがいいよ。
もとが美学の人だし、一種のエッセイとしてとらえてもよいと思う。
もはや体系化された哲学を語ることができない。
現代のメッセージの伝え方でしょう。
作風は全く違うがジジェクもエッセイ風。
>>690の言うことはわかるし、そういう風に読める。
けど、
>>695が言うように、そういう人には向かないんだよな。
おもしろいんだけどね。
アガンベンの主旨は殺害可能かつ犠牲化不可能な聖なる人間(ホモ・サケル)
の剥き出しの生の持つ矛盾を再び可視化
(バディウの言う「出来事」として)することだ。
その点で誰よりもパゾリーニを受け継いでいる。
彼に欠点があるとしたら(カール・シュミット的な意味で)あまりにも過度に政治主義的である点と、
フーコーの歴史主義を軽視している点と、ハイデガー的な(これが諦念と誤解される)存在論から完全に
は抜け出ていない点だ。
個人的にはヘーゲル批判が不十分だからバタイユの後釜になってしまっているのだと思う、、、、
アガンベンに政治的なものを読み込みすぎているんじゃないかな。
アガンベンの注目は例外状態を描写することにある。 ホモ・サケルも同様。
この意味でポスト構造主義を受けついているが、いわば出来事としてエッセイ
のように描写するだけ。そこに美学論のような軽やかさが或る。
そこをめざしすぎると否定神学になる。
バタイユ?ベンヤミンでしょ。
アガンベン実はむつかしいよね。
『幼児期と歴史』読んだけど、むついよ・・・
スタンツェは楽しいよ
【このスレッドは ル・サンチマン™ の提供でお送りしております】
のりこの時 パウロ講義
いみわかんねーな
706 :
考える名無しさん:2008/08/30(土) 14:00:53 O
最古のスレあげ
707 :
考える名無しさん:2008/08/30(土) 15:03:04 O
もうブームオワタべw
ネトゲで「ホモ・サケル」って名前にしようとしたら、使用できないって言われた。
どうやら、ホモが引っかかったらしい・・・
哲オタで老人嫌いってのも変わってるなぁ。
>>698 あくまで受容状況の話だが、、、
ヘーゲル美学を脱していないからベンヤミンではなくバタイユ。
アガンベンの優れているところは近代化に遅れたイタリアを反映している部分。
アガンベンをめぐる言説が十分に脱政治的化していないのは美学によって脱政治化できるとの勘違いしているから。
712 :
考える名無しさん:2008/10/28(火) 06:59:40 0
救済のないベンヤミン、エロスを欠いたバタイユ、それがアガンベン。
>>698 アガンベンをバタイユに結びつけて理解するなんて勘違いも甚だしい。
あと、ハイデガー存在論を抜け出てる現代の思想家なんていないし、
抜け出るべきでもない。フーコー、ドゥルーズ、デリダ、なんであれ
ハイデガーの影響圏で仕事をしている。ハイデガーはむしろ前提条件。
フーコーの政治関係の議論がハイデガー存在論に依拠してると思えるなら幸せでいいですな。
>>714 フーコーはハイデガーを直接論じることはなかったけれども
フーコーの仕事全体の枠組みをなす歴史=系譜学的なパースペクティヴが
ハイデガーの存在史を踏まえており、時代区分においてそのまま重なる
という点は、よく指摘される有名な事実じゃん。
>>715 何気にブルデューもそういう指摘してるよね。
ハイデガーの解釈学的手法は大いに評価するがハイデガーの思想自体にはアンチなので
現代の哲学者は抜け出ていて欲しい
718 :
考える名無しさん:2008/11/03(月) 22:36:41 0
新刊のデリダの講義録にアガンベンの、主にHomo sacerの批判有り
マジか。詳述してくれたら一番うれしいが。
とくしんはいいね。
アガンベン入門だ!
721 :
考える名無しさん:2008/11/07(金) 20:15:58 0
>>719 例によって厚い(本文450ページ)
とはいえ講義録なので反復も多いし読みやすいのだけれど
まだ読めていないので、アガンベンのところだけ適当に斜め読み。真面目に取らないように
2001-2002の講義録なので授業に出ていた日本人もそこらにいそうですが
・アガンベンは『Homo sacer』の中で何度か「~を(その限界まで)~したのは誰々が最初である」
といった形で、最初の人探しをし(その際に「ある種の形で」「その限界まで」と留保を付け
批判がでてもかわせるように予防線を張った上で)、同時に最初の人を指摘する最初の人となることで
起源を創出している、というレトリックの指摘
・またそうした起源の発見という構図には、同時に、発見した対象が特定の年代を超えて
遙か以前より存在していることを確認する(一見矛盾した)身振りを伴っている
・アガンベンはzôêとbiosを区別されていたとし、その区別の上に論を組み立てているが
これは彼のテキストから見られるように、そうした区別は実は難しいということを
知った上で意識的に行われた操作だろう。だが、これには、やはり無理がある
アリストテレスの『政治学』の読み直しと、フーコーも含めた批判なので
そうした要素も考慮に入れて評価する必要がありますが、とりあえずこんな感じ
>アリストテレスの『政治学』の読み直しと、フーコーも含めた批判
なるほどな、その批判ラインは重要だし、
デリダの議論からもつながってるから、単にアガンベン言及したというだけじゃない意味があるね。
とても興味を持った
723 :
エターナルラブ ◆8Vylq27qIQ :2008/11/07(金) 20:45:25 O
デリダってこんなことばっかり考えてるだな
ま た 言 葉 遊 び か !
は?
デリダ・フーコー論争も知らない人間は、デリダ読まなくていいよ。
721氏の抽出した論点の一つ目二つ目は、デリダによるフーコー批判の議論からなつながってる。
そんで、触覚論やプシュケにいたるまでも長年デリダは
独特にアリストテレスに関して議論しているわけで、三つ目の論点はつながってる。
言葉遊びとか何だそりゃ。
いわゆる後期デリダとかばかり読んでいる人はデリダフーコーの論戦は知らんのじゃない?
これ以上はスレ違だからやらんけどね。
デリダの的確な読解だね。アガンベンは例外状態でもそうだけど、
ローマ法の時代に既にフーコー的統治の問題は始まっていた、
みたいな感じで、一気に時代を越えちゃうのがおかしいと思ってたけど。
>またそうした起源の発見という構図には、同時に、発見した対象が特定の年代を超えて
>遙か以前より存在していることを確認する(一見矛盾した)身振りを伴っている
729 :
エターナルラブ ◆8Vylq27qIQ :2008/11/08(土) 10:25:29 0
デリダは的確すぎて、中二病。
言葉が不完全なんだから、言葉を使うことを非難しているに近い。
自分の言葉を使っている癖に。
730 :
考える名無しさん:2008/11/13(木) 08:25:11 0
最近のやたら薄いシリーズは何とかして欲しい。
そのうち、まとまるのだろうとは思うが。
731 :
考える名無しさん:2008/11/13(木) 09:15:17 0
本の3分の1が訳者解題と訳者あとがきとか辞めてくれ
アガンベンを砕いて解説するなら有益だけど訳者の自論なんていらんわ
その分値段下げろ
あれって翻訳だけだと業績評価が低いからだと思ってたけど違うの?
>>730 アガンベンの薄いのって『涜神』のことか?
元々アガンベンってあんまり分厚い本を書かない人だし、しょうがないような。
>>731 アガンベンの本だと、ちょっと思いつかないけど、デリダの『シニェポンジュ』はすごかったなw
あとは月曜の本はそんなんが多いような気がする。あくまで気がする程度だけどね。
『開かれ』も解説長いし、月曜だけに限ったことじゃないと思うよ。
あとは、頁数減らす=安くなるってわけでもないだろうし、そこんとこは微妙なんじゃないかと思う。
人文書の場合、売れる部数が価格を実質決定するからね。
翻訳だけやってるって疲れて退屈なんだよ
頑張って翻訳した自分へのご褒美ってことで許してあげてよ
気持ちは分からなくもないけど、それで水増し料金取られたらたまらないよ。
「人権の彼方に」も薄いよなぁ。
まぁ俺はあんましきにならんけど
>>733 『涜神』に入ってる Genius と審判の日は、元々同じ出版社から薄い冊子で出てたんだけど
この薄い冊子シリーズで、さらに
『ディスポジティフとは何か』、『同時代性(時を共にする)とは何か』というのが出てて
これが要するに『涜神』の文章一つ分を、ペラペラ印刷したもので、3ユーロなので割に合わない…
おまけにコピーの山の中に消えてゆきそう。
739 :
考える名無しさん:2008/11/20(木) 01:18:21 0
モンザンなどのソースと思われる論文・本に言及しないことで、
フランスでは一部で剽窃者扱いされ評判を一気に落としつつあるアガンベンですが
アメリカでの人気により、この事態を乗り切れるのか、それとも晩節を汚して終わるのか興味が尽きません
>>739 >モンザンなどのソースと思われる論文・本に言及しないことで、
>フランスでは一部で剽窃者扱いされ評判を一気に落としつつあるアガンベン
まじ!? もう少し詳しく! おながいしまつ!
確かにアガンベンって読んでみると面白い。
モンザンって、マリ=ジョゼ・モンザン(ボディネ)のこと?
744 :
考える名無しさん:2008/11/22(土) 10:55:15 0
どこでモンザンぱくってるの?
>>739は釣りでしょう。
アガンベンは、幅広い分野の文献の重層的な引用を多用するから、
たまたま論点が部分的に重なっただけで剽窃呼ばわりするさもしい
連中がいるのは分かる気がする。
>>745 モンザンと似てるところあるよねといった評判とか、そんな論文が出たのを
739が誇大にあげつらってるだけだろうね
アガンベンスレなのに、誰も Il Regno e la Gloria を読んでいない悲惨
14ページの、院生がしばしば書くような言い逃れを読めば、いかにアガンベンが「さもしい」か分かる
デリダが批判したアガンベンの「ハジメテ病」は日に日に酷くなっている
もっとも思想輸入業者にとっては、そういう身振りをする人の方が売りやすくてありがたいんでしょうけどね
最近の著作が荒れ気味ってことなのかね。
当方イタリア語できんから、訳されるの待つしかないけど。
>デリダが批判したアガンベンの「ハジメテ病」
そういうのはたしかにかなりあると思う。
アウシュヴィッツの残りのものにしてもその匂いがきつくて拒否感あったな
『スタンツェ』ぐらいまでは、もう少し丁寧な仕事をしていたので(とはいえ、あの頃から
ギリシャ語・ラテン語の引用文は、どこから孫引きしたのか、結構間違いがあった)、
長年アガンベンを読んでいる人達からも、最近のやや粗い仕事について批判が出る
のも分かるけれどね。
俺はギリシャもラテンもわからんからなぁ
英語くらい。仏語はほんの少しだけ
752 :
考える名無しさん:2008/11/23(日) 21:36:18 0
>> 747
Il regno e la gloria, p. 14 に確かにモンザンの名前も出てくるけど、
この注記はいわゆる先行研究批判ってやつでしょう?
別に「さもしい」「言い逃れ」でもなんでもないと思うけど。
>> 750
ギリシア語ラテン語の引用もそんなにおかしいか? アクセントが違って
るくらいだろう? 孫引きも多いだろうけど。
ちょっとした孫引きとかアクセントのミスとか、
鬼の首をとったように勝ち誇って騒ぎ立てる馬鹿って
なんなんだろうな。
人間だから間違いはあるだろうし、
指摘するなら具体的にさくっと指摘して黙ってればいい。
その程度で、アガンベンの思想の真正さは、いささも揺らぐことはない。
日本のアガンベン受容の危うさがよく分かるスレですね
一見、実証的な顔をしており、テキストの細部を読み込んだ振りをしているのだから
ギリシャ語やラテン語の最低限の知識があれば間違えないはずの間違いを犯していることが
どういう意味を持っているのか少し考えれば分かるでしょうに
さすがに上の書き込みはアガンベン信者はこんなにバカですって
アンチが工作してるレスなんでしょうけれど
>>754 >ギリシャ語やラテン語の最低限の知識があれば間違えないはずの間違いを犯している
もーいーから具体的に指摘よろしく。
756 :
考える名無しさん:2008/11/24(月) 02:47:34 0
語末の重アクセントが鋭アクセントになってるくらいだと思いますよ、754さん!?
そりゃ間違ってないにこしたことはないでしょうけど、それで実証性がどうのこうのいうのも
おかしな話ですし、そもそもアガンベンは「実証的な顔」なんかこれっぽちもしてないでしょう?
757 :
考える名無しさん:2008/11/24(月) 04:04:39 0
アガンベンのも含めて、欧州大学院(EGS)での現代思想家の講義が
YOUTUBEにかなりうpされてるな。
アガンベンやジジェクやバディウやボードリヤールといった
日本でも有名な思想家の講義もあれば、
まだ日本では全く無名の思想家の講義もたくさんある。
英語やフランス語が聴き取れればすっげえ面白いんだろうけどなぁ。
ヒアリング力皆無のおいらには何話してるのかサッパリ分からんよw
このスレってイタリア思想ブームに乗り遅れたフランス思想屋が泣き叫んでるんでしょw
イタリア思想ブームって存在するのか?
作り出そうとしていたけど、結局翻訳されているのはアガンベンやネグリくらいじゃんよ。
最近になってラッツァラートやらヴィルノが翻訳されているけど、やつらもネグリ一派だしなぁ。
第一ブームに乗ってる/乗り遅れた云々で評価してる時点で下の下。
イタリアの哲学者・批評家は個別でそれぞれ面白いだろうと。
そんで、アガンベンについて是々非々にここで盛り上がってるというわけだ。
>>761 岡田の本は「これを契機として翻訳ラッシュになるといいね」
という呼びかけみたいなもんだし、実際個別的にいろんな問題系を紹介しようとしているので、
「イタリア現代思想ブーム」なるどこにもない話、大味な枠よりも
個々に問題を見ていった方がいいと思われ。
それを反映するようにして向こうのスレも止まり、新刊紹介スレと化しているのだ。
亀レスですが、デリダのアガンベン批判に便乗して、、、
>>713 >アガンベンをバタイユに結びつけて理解するなんて勘違いも甚だしい。
あくまで受容の構図が似ているということです。
>あと、ハイデガー存在論を抜け出てる現代の思想家なんていないし、
>抜け出るべきでもない。
これは同意です。ただし晩年のハイデガーは自分で自分の哲学から抜け出ていると思います。
また、バタイユは否定神学的にヘーゲルと対決していて、ハイデッガーと同じことがヘーゲルにも言えると思います。
ジョルジョ・アガンベン『王国と栄光 オイコノミアと統治の神学的系譜のために』(青土社)
ん?もう来たのか?
仕事が速いな高桑さん早いな。
あえて翻訳マシーンを自称するだけあるな
767 :
考える名無しさん:2008/12/25(木) 10:24:16 0
「王国」じゃなくて「君臨」じゃないかと思うけど。。。
それはフランス語訳者のつけたタイトルのことかと思うけど。。。
岡田も何かのあとがきか短文で、王国と栄光、と書いてたような気がするので、
あたかもこのタイトルが定訳と化していたのでは・・・
770 :
考える名無しさん:2008/12/25(木) 11:42:27 0
「君臨すれども統治せず」を踏まえてのことでしょう!?
regnumとgloriaの対比を踏まえてのことでしょう?!
イタリア語のregnoはroyaumeともrègneとも訳される
774 :
考える名無しさん:2008/12/25(木) 19:30:08 0
『スタンツェ』の文庫版あとがきで、岡田さんは
『王権と栄光――経済と支配の神学的系譜学のために』って書いてるね。
王権と支配か。。。
775 :
考える名無しさん:2008/12/25(木) 20:47:00 0
グレアム・グリーンのパクリやん
日本語で両方の意味をカバーする語だから
どちらで訳しても正しいけれど、現代のイタリア語だだと王国の意味が強く
現代のフランス語だと君臨の意味が強い
777 :
考える名無しさん:2008/12/25(木) 22:15:06 0
グリーンのパクリだよ! The Power and the Glory とはいわないけれど
ちゃんと名前も出てくるし。
あとはモンザンとか
酷い名前の引き方をしてるが
779 :
考える名無しさん:2008/12/30(火) 10:54:52 0
『開かれ』でリンネがHomo sapiensに "Noſce te ipſum." とだけ注釈したと書かれてて、
アガンベンは「自分自身について知ることは云々」と偉そうに解説していた。
「それはただ単に人間が読者自身だといっているだけだろう」みたいに、
アガンベンの読みこみすぎだと思っていたら、
実際に『自然の体系』の第10版にも "Homo noſce Te ipſum. (*)"
注に "(*) NOSSE SE IPSUM gradus eſt primus ſapientiæ," とあって驚いた。
疑ってすまん。
nosce te ipsumってギリシャ以来の「汝自身を知れ」のラテン語定訳
何を感動してるのか分からん
781 :
考える名無しさん:2008/12/31(水) 11:39:51 0
>>779 ごめん。わかりづらかったな。
アガンベンは、sapiensがNosce te ipsumの卑属化したものと述べている。
俺は『自然の体系』の初版を見て、Homoのところに、Nosce te ipsumと書かれているのを確認したんだけど、
sapiensがNoste te ipsumの卑属化というところまでは書かれていなかった。
というのも、『自然の体系』の初版は、ただの簡単な表だから。
そのため、その卑属化の件は、アガンベンの読み込みすぎだろうと思っていた。
で、こないだアガンベンの参照している第10版を改めてみたら、
ちゃんと注に卑属化を示唆している注
NOSSE SE IPSUM gradus est primus sapientiae
がちゃんとついていたというわけ。
>>781 なるほど、分かりました
丁寧な説明をどうもありがとう
783 :
考える名無しさん:2009/02/13(金) 13:13:29 0
>>783 こんなサイトあるんだな。自分の知らないところで
頑張ってるやつらがいるんだなと思える。
保守
786 :
考える名無しさん:2009/05/10(日) 09:33:31 0
なんだか上村忠男訳の『幼児期と歴史』を読んでも、
さっぱり頭にはいってこないんだけど。。。
おいらの頭のせい?
訳文も堅いけど、あのへんは原文も堅いからなあ・・・
788 :
考える名無しさん:2009/05/10(日) 10:02:47 O
>>787 まったくイミフメイで役に立ちもしないさ
sage
790 :
考える名無しさん:2009/08/18(火) 20:10:53 0
8年あげ
最近ぴかぁ~がアガンベンを批判する書き込みを沢山している
ぴかぁ~にも批判できるレベルであるということは事実なのだが
ぴかぁ~が批判するのであれば、擁護してあげようかと思う
792 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 10:13:33 0
これか
■なぜアガンベンらはフーコーの生権力を誤読してしまうのか。
形而上学的二元論としての「動物」
規範、法というのは「人間」を管理する方法だ。フーコーが生権力というのは、管理方法が
生=人間の動物面=「人間」の最小公倍数(様々な文化、思想は排除されて残るのは身
体的な機能)へ代わっていることだ。
ここにあるベースは形而上学的二元論だ。人間/動物、精神/身体。人間は、完全な動
物=身体的な存在になわるわけではない。法、規範が溶解し、アーキテクチャ(物理現
象)、市場(数値秩序)で管理される。だからある種の例外状態だ。例外状態は、シュミット
で有名だが、戒厳令下、非常事態など、通常法が使えない状態をいう。
フーコーの生権力は自由主義=市場による統治。東がいう「動物化」もここに繋がるが、
フーコーよりもコジェーブの影響から、市場にゆだねた生管理をある種の幸福状態と考える。
アガンベンは生権力をアガンベンは、フーコーの生権力をより広義に、極限へ拡張する。す
なわちより真なる例外状態へ。ホモサケルのようなギリシア時代の奴隷や、そしてナチスの
収容所へ拡張する。このためにより形而上学二元論の構造を広く展開する。「開かれ」など
読めば、すてきな二元論的世界を楽しめる。ボクは好きだが、このわかりやすい広げすぎ
は一部では不評だ。
法・規範---人間
----------
自由主義統治、市場、アーキテクチャ---生、動物
----------
奴隷、収容所(例外状態)---ムーゼルマン、ホモサケル
793 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 10:14:21 0
アガンベンの誤読
東の動物化がヘーゲル-コジェーブ経由の、二元論から来ている。またアガンベンも強い
二元論の元にある。しかしフーコーはこのような二元論にはない。フーコーの生政治とし
て、マクロレベルの生権力と、ミクロレベルの規律訓練権力を分ける。これらはともに身体
へ作用するが、規律訓練権力は二元論とは異なり、経験主義の影響が強い。フーコーが
例とするのが軍隊の訓練である。二元論的に抽出された「身体」、精神から分離された身
体は、たとえば東の動物化に見られるように、情動、生理反応であるのに対して、フーコー
の身体は、訓練され規律を学ぶインテリジェンスな身体である。このような経験論的な身体
があり、それを包囲する環境を管理するというマクロレベルでの生管理がある。
アガンベンの例外状態は、フーコーの影響を受けながらも、むしろヘーゲルからの形而上
学的な二元論が強い。いわば超越論的な身体である。フーコーの生権力は、自由主義統
治技術に限られていた。それは先のミクロ、マクロで包囲された、18世紀以降の自由主義
という特殊な統治技術である。これに対して、アガンベンこのわかりやすい二元論であるが
故に、生権力的なものはどの時代にも見いだせるとして、ギリシア時代の奴隷(ホモサケ
ル)から、収容所の囚人まで拡張する。このようなフーコーの生権力の安易な拡張には、
フーコー本来の考えから逸脱するものとして、批判されている。
794 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 10:15:15 0
しかしまたアガンベンは、ネグリ、ヴィルノなどのイタリアの左派運動と連動し、逆に現代の
自由主義統治(ポストフォーディズム)批判として、フーコーに基づきながら、新たな言説を
獲得している。これらに、フーコーがもつ経験論的ものから、超越論的な面へのシフトがあ
る。彼らは、フーコーが規律訓練権力と切り離された、マクロな生権力をより重視する。こ
のような傾向が東にも特徴的である。東のフーコー読解では、規律訓練権力/生権力=
人間/動物という形而上学的な二元論へ送り返すという誤読されることは特徴的である。
アガンベン、ネグリ、東とむしろフーコーの誤読が主流になりつつある。これらは、まさに
フーコーが英米の経験論の影響を取り入れたことを、本来の独仏の合理論の系譜へ押し
戻されているのだ。これは或る意味で宿命であるといえるだろう。
795 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 12:08:15 O
フーコーが導入した主にウィトの影響が消されている。
おー このスレまだあったのか
『アウシュヴィッツの残りもの』に感動したことが懐かしい
『ホモ・サケル』は記号論の教科書のようだったことも思い出した
これから大流行のはずだったのに一気にブームが廃れてしまった
だって、よく読んでみると、フーコーから退行しているように感じるんだもん
>>798 アガンベンは別にフーコー路線じゃないだろ。
基本はハイデガー+ベンヤミン路線で、テーマ的には、
アーレントとフーコーの生政治を混ぜた感じ。
フーコーのみと比較するのが的外れ。
やめときゃいいのに政治ネタを語り出してから落ちぶれた
フーコーを批判してるような顔をして全然批判になってないんだから
比較されて当り前
つうか別にアガンベンは、フーコー批判なんていうほどフーコーに否定的ではないだろ。
あの世代のイタリア知識人連中は多かれ少なかれパゾリーニの影響受けてるから
強調してもあまり有益な話にはならないのでは?
フェリーニ→ロベルト・ベニーニ
パゾリーニ→ナンニ・モレッティ
映画で言うとフェリーニ派(カトリック)が今も主流。
パゾリーニの再評価はドゥルーズ映画史、ゴダール映画史を待たなければならなかった。
なんて酷く偏ったカイエ史観w
っていうか映画史の文脈でもそれはおかしいw
イタリアでは、自分でメガホンを撮る以前から
作家として知識人の間で有名だったでしょ
ドゥルーズ自身はカイエ史観じゃないよ。
黒澤も評価したし。
ゴダールもパゾリーニ生前はパゾリーニを評価できなかった。
追記:
イタリア国内ではエーコあたりの記号論理解が主流だから、今もパゾリーニは
評価されているというより論争の対象
ということになるだろう。
ドゥルーズは映画論書くためにはじめて映画館通った悪く言わばにわか
パゾリーニは影響なかったよ派の人は、
映画史の、それもごく一部の文脈だけしか見てないみたいだけど
イタリアの知識人サークルって基本的に小さくて
パゾリーニは映画の評価とは別に存在大きいのよ
>>808 交差的評伝よめ,20代から映画館通いまくってるわ
フランスでは遅い方だね
ジョルジョ・アガンベン『言葉と死』
上村忠男訳 筑摩書房 3,150円
>>812 ハイデガー講義の訳、出るのか! 楽しみ。
2010年1月20日発行予定
イタリア的カテゴリー
[著者] ジョルジョ・アガンベン [訳者] 岡田温司
四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/280頁
定価 3,150円(本体3,000円)
ISBN 978-4-622-07510-3
上村訳の『幼児期と歴史』『残りの時』はどちらもいまいちの出来だったよな。
上村は単独訳だとダメで、誰かが優秀な人と組んで、訳文を検討するぐらいの
役回りがちょうどいい。
またハズレ訳か
その道の権威では一応あるんだけどねぇ
まあ翻訳って言うのは、他の能力とはまた別の才能だから
脱政治化は美学によってではなく経済活動でしか成し遂げられない。
そこがアガンベンにとってのアポリアだ。
ジョルジョ・アガンベン/高桑和巳訳
『思考の潜勢力 論文と講演』
月曜社、5460円
822 :
考える名無しさん:2009/12/19(土) 23:39:16 0
出版記念アゲ
高桑のは良い訳だよ
825 :
考える名無しさん:2010/02/02(火) 01:14:25 0
ジジェクにアガンベンに、新刊が立て続けに出版されるなぁ。
しかもその多くが大著で高価だ。
一気に買い揃えたいが金がキツイw
サゲるぜ
827 :
考える名無しさん:2010/03/19(金) 17:17:41 0
このスレまだあった
相変わらず立命館の掲示板状態なのか?
l| ト、
l | ヽヽ.
l |、 -‐lヽ-ヽヽ.
,イ 」_ | ヽ._ヽヽ
/ └-...二| ヽ/.゙l
l ,. -ー\,,/. 、 l
| /____';_..ン、 |
/、./´<二> , 、<二ン ト!
/ /| ,----─' `ー--、.| \
<-‐''" !/ (__人__) |::::::ヽ、 イタリア語を原書で読めないくせに口を慎め!
`''‐.,, |:::::イ |::::::| ノ::`f‐'′
ノ::::::> l;;;;;;l <:::::::{
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
ホモ・サゲル
830 :
ホモ・ケツアナ・サケル:2010/03/26(金) 02:19:23 0
『アガンベン入門』とかいう本が出てるが、あれはどうなの?
読んだ人いる?
また新刊でるな
832 :
考える名無しさん:2010/06/11(金) 18:02:29 0
age
もう(つくられた)ブーム終わったな
この人って転回以後のハイデガーに対してはどういう立花の?