■□ロラン・バルト□■

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81考える名無しさん:02/01/22 17:40
>>80
ええと、それはどの著作の中に書いてあるっけ?
82考える名無しさん:02/01/22 20:45
>>81
「神話作用」のプロ・レスリングのところに載っております。
83熱血飲料:02/01/22 21:37
>>47
『物語の構造分析』が一番入って逝きやすかったと思う。

あと、『表徴の帝国』の翻訳者は
あの「発信〜 ゆんゆん〜♪」でおなじみ宗左近せんせい。

それだけでも2ちゃんねらーは
バルトを愛していいんじゃないの、と思われ。
84考える名無しさん:02/01/23 00:54
今神話作用読んでるけど、時事ネタが多くて解り難い
85考える名無しさん:02/01/23 06:06
『S/Z』が良い。
86考える名無しさん:02/01/24 23:52
>>47
ちくま文庫の『エッフェル塔』。
注釈と解説が本文より長いけど、わりと丁寧だった。
『象徴の帝国』っていきなり読むと躓きそう。
87考える名無しさん:02/01/25 02:44
>>86
「象徴」ではなく「表徴」ね。
おなじちくまだったら「零度のエクリチュール」の用語解説もかなり親切。

バルトでレポート書こうとしたけど自爆した。
一見、理論も明快そうなんだけど、美文家だから理論の焦点をはぐらかされる
感じ。小説として読んだら一級品で楽しい。
「恋愛のディスクール」読むと、ウェルテルってピンクのフリフリブラウス
着て恋文書いてるようなロマンチストかと思うよね。バルトの抜粋技法すごすぎ。
あれこそ作者の死
88考える名無しさん:02/01/29 00:46
表象の帝国とS/Zは見かけないな〜
89当年とって八十九.:02/01/29 01:11
「批評と真実」の訳キボンヌ、ソルボンヌ、マリアンヌ。
90誰かつっこんで:02/01/29 01:29
「一杯のかけそば」が最高だろ
91incognito:02/01/29 23:51
>>89

中央公論社の、いまはなき『海』という月刊誌に、
岩崎力訳が掲載されたことがあります。
1980年6月号です。(すでに知ってたらスマソ)


92考える名無しさん:02/01/30 01:00
「神話作用」に出てくる<有緑化>とはどんな意味なのでしょうか?辞書とかで
調べてもちっとも出てこないのですが、宜しければ誰か教えてください。
93incognito:02/01/31 10:36
>>92 

これは、有「緑」化? 
それとも有「縁」化?

現代思潮社の邦訳(ないしは Seuil 社版全集)で
出典のページ数をおしえてくれるとたすかりますデス。

94考える名無しさん:02/01/31 20:23
>>93
有縁化です、是非お教えください。(165ページ)
95incognito:02/01/31 22:18
>>94 さん、どーもです、とりあえず手持ちの資料でいま確認しました。
ワタシも言語学のおさらいができて、いい機会になりました。

たとえば邦訳では、「有縁化」の議論は、p.163(篠沢秀夫訳、現代思潮社)から
始まっています。その議論の先頭にあたる個所、「意味作用について検討すべき
最後の要素が決まっている。すなわち、その有縁化である」(p.163)を原書で確
かめてみました。すると、「有縁化」は《motivation》の訳語でした。
( Roland Barthes, OEuvres completes, tome I, Seuil, 1993, p.695. )
ためしに『言語理論小事典』(O・デュクロ、T・トドロフ共著、滝田文彦ほか
訳、1982年、朝日出版社、p.211)で確認すると、「言語の恣意性」arbitraire
linguistique にたいする概念として、ここでも「有縁性」motivation という
訳語が使用されていました。(ちなみにジェラール・ジュネットの『ミモロジック』
も、プラトンの『クラテュロス』以来のこの有縁性というテーゼを詳細に議論し
ていたはずです)。

バルトの『神話作用』が、「木」(き)という記号の例をあげていますので(p.163)、
この例をつかって考えてみましょう。「木」という記号の聴覚的イメージ(日本語
ならたまたま[ki]という音韻)は、樹木という意味概念と、必然的な結合をしてい
るわけではない([ka]でも[si]でもありえたはず)、というのがソシュール言語学的
な考えかたです。たとえば、英語だと、おなじ樹木という意味概念を指すのに、
[tri:]というべつの音を使いますよね。仏語になると[arbr]、またドイツ語では
[baum]と、まちまちで、一定しない。このような、記号じたいの音声・視覚面の
次元と、記号の意味内容の次元とのあいだの、偶発的な関係のことを、「恣意的」
arbitraire だと言います。言いかえれば、そこには「有縁性」はないのです。
96incognito:02/01/31 22:20
【続き】
バルトの『神話作用』が、「木」(き)という記号の例をあげていますので(p.163)、
この例をつかって考えてみましょう。「木」という記号の聴覚的イメージ(日本語
ならたまたま[ki]という音韻)は、樹木という意味概念と、必然的な結合をしてい
るわけではない([ka]でも[si]でもありえたはず)、というのがソシュール言語学的
な考えかたです。たとえば、英語だと、おなじ樹木という意味概念を指すのに、
[tri:]というべつの音を使いますよね。仏語になると[arbr]、またドイツ語では
[baum]と、まちまちで、一定しない。このような、記号じたいの音声・視覚面の
次元と、記号の意味内容の次元とのあいだの、偶発的な関係のことを、「恣意的」
arbitraire だと言います。言いかえれば、そこには「有縁性」はないのです。

これにたいして、バルトが挙げている、黒人兵士の写真は、『パリ・マッチ』誌
というブルジョワ的なメディアが、或る種の政治的メッセージを喚起するために
撮った映像です。1950年代後半のフランスは、アルジェリアとの摩擦で、植民
地主義・ナショナリズムが活性化していた時代でもあり、3色旗に敬礼する黒人
兵士という視覚記号が、意図的にメディアによって、フランスの植民地主義の正
当化という意味に結びつけられているわけですね(邦訳、p.150)。つまりこのよ
うな政治的「神話」においては、メディアが、たんなる視覚記号に、特定のイデ
オロギーによる「動機づけを与えているmotiver 」んだ、ということができます。

以上の流れで、「動機づけ」を《motivation》というならば、「動機づけ」と
いうのは、ここでは、記号の発信者が、本来なら恣意的な関係にあるはずの記号
とその意味とを、必然的なものとして結合しているということです。そうした結
合関係のことを、篠沢訳のなかの「縁」だとみなせば、「有縁化」というちょっ
と固い訳語をバルトの議論のなかに差し戻しても、すこし理解しやすくなるかも
しれません。どうでしょうか。(長くてメンゴ)
97incognito:02/01/31 22:23
↑ あう、一段落、ダブってる。。。逝ってきまーす。
98考える名無しさん:02/01/31 23:01
テクスト論において、「読み」のアナーキズムにならないためにはどうすれば良いのですか?
バルトはそのことについてどう考えているのでしょうか。

後ちょっとズレますが、ロシアフォルマリズムと未来派との関係を教えていただけないでしょうか。
レベルの低い質問ですみません。
99考える名無しさん:02/02/01 14:45
バルト・ピカール
100考える名無しさん:02/02/01 15:35
「ロロラン・バルトロ」かとオモタYO!
厨房なもんで・・・
101考える名無しさん:02/02/04 01:34
え?
102考える名無しさん:02/02/05 02:18
>>98
「読みのアナーキズム」って、どの文脈ででてきた?
103考える名無しさん:02/02/05 18:46
バルトっつうと、裸がエロいんじゃなくて衣服と裸の隙間にエロがあるって
言った人だよね。違ったっけ?
104考える名無しさん:02/02/08 16:47
105考える名無しさん:02/02/09 00:57
あげ
106考える名無しさん:02/02/13 01:19
>>80
天井からのスポットライトのことではないの?
そのあと「影もできないほど強い」とか書いてたような…
107考える名無しさん:02/02/21 23:13
age
108考える名無しさん:02/02/25 02:47
>>100
□ロラン・バルト□だとは解るんだが、どうしてもロロラン・バルトロと読みたい。俺は。

バルトロage
109incognito:02/02/25 14:04
バルトの実家のあるバイヨンヌに旅行したとき、
現地のかたたちはBarthes の末尾のエスも発音してたです。
おーっ、なんか《S/Z》みたい、とオモタ(どこが)。
110考える名無しさん:02/03/03 02:32
あげ〜
111考える名無しさん:02/03/09 14:05
>>103
>裸がエロいんじゃなくて衣服と裸の隙間にエロがある

おもしろいですね。
これって
裸=意味する物
隙間=エクリチュ−ル
衣服=意味される物(概念)
って理解でいいの?
112考える名無しさん:02/03/16 18:16
>>111
違うのでは
113考える名無しさん:02/03/17 03:21
あー「S/Z」が見つからない〜
114考える名無しさん:02/03/18 09:43
日本語で、いままでに出たR・バルト論だったら、どれがおもしろいの?
115考える名無しさん:02/03/23 11:50
にぶやたかし、のはどうよ?
116考える名無しさん:02/03/24 07:33
この人の作品、概して翻訳悪くないか?
原文に当たった方が理解しやすいような…
117考える名無しさん:02/03/24 11:08
神話作用は内容が捻じ曲げられているし
118考える名無しさん:02/03/24 15:34
零度のエクリチュールは、あの時代のあの教養を共有してないと厳しいものがある。
分かったふりしてたが、原書をじっくり読んでみて自分の浅薄な理解に呆れた。

また恋愛のディスクールは、僕の血となり肉となっています。
模倣して僕も断章を書き綴りましたが、これは墓まで持っていかねば。恥ずかしすぎる(^^)
119考える名無しさん:02/04/06 11:20
アゲン
120考える名無しさん:02/04/16 17:55

 と、とにかくバルトでなんかない?
121考える名無しさん:02/04/16 20:13
ミシュレとサド・・・が復刊するかも?ってとこかな。
122考える名無しさん:02/04/16 20:25

121さん、そうなんだぁ。どうもどうも。
123123:02/04/16 21:46
>>109
サッカーの選手(キーパー)でバルテーズって人がいますね。
綴りが、おそらくはほとんど同じ。

それと、発音の s と z については、
南仏では z になることが多くて
communisme が「コミュニスム」じゃなくて
「コミュニズム」になる、
そして「コミュニスム」は「コミュニズム」ではないと思う、
などというくだらない文章を
バルトは書いていたと思います。
124考える名無しさん:02/05/07 00:52
あげ
125考える名無しさん:02/05/10 19:12
バルトからはずれるのですが,motivation とarbitraireの違いについて教えてください.
とりあえずソシュールに限定して質問した方がいいと思うので,ソシュールにおける使い分けを...
えっとmotivationはシニフィアンとシニフィエの間の問題だと思うのですが,
それに対してarbitraireはparadigmeや syntagmeでの記号どうしの関係についても,
signifiant signifie の関係についても使われるようなきがする..
ソシュールにおいてはせいかくなところどのような使い分けがあるんでしょう?
ごめん..バルトなのに...だってきになったんだもん!

126考える名無しさん:02/05/14 13:02
あげ
127考える名無しさん:02/06/05 02:58
篠沢教授
128考える名無しさん:02/06/05 04:55
>>83
>あと、『表徴の帝国』の翻訳者は
>あの「発信〜 ゆんゆん〜♪」でおなじみ宗左近せんせい。
解説きぼん。「ゆんゆん」と操作紺って関係があるんですか?
129考える名無しさん:02/06/19 20:20
彼ほどすき焼きのことを文学的に説明した人はいない。
130考える名無しさん
afe