■支給iBookで管理者を出し抜いた米国の高校生、訴えられる(08/10/2005)
カッツタウン13と呼ばれる高校生グループが、重罪に問われて裁判にかけられようとしている。
学校から支給されたノートPCのセキュリティを迂回し、利用禁止のソフトをインターネットから
ダウンロードして面白がって使ったり、監視ソフトを用いて学区の管理者のコンピュータをこっそり
のぞき見したりしていたためだ。
(中略)
事の起こりは昨年秋、カッツタウン学区当局がフィラデルフィアの北西約50マイルに位置する
高校の生徒全員を対象に、AppleのノートPC「iBook」約600台を支給したことだった。これらのコンピュータは、
インターネットアクセスを制限するフィルタリングソフトを搭載していた。また、生徒が画面に表示する内容を
管理者が監視するためのソフトも組み込まれていた。
だが、こうした制約は簡単に取り除けるものだった。生徒がコンピュータの構成を変えてインターネットに
無制限にアクセスするための管理パスワードは、たやすく入手できた。パスワードは高校の住所を略したもので、
コンピュータの背面にテープで貼り付けられていたためだ。
パスワードは知れわたり、生徒たちは人気IMツールの「iChat」など、利用が禁止されていたプログラムを
ダウンロードするようになった。
(中略)
コンピュータ教育の専門家団体International Society for Technology in Education(ISTE)は、コンピュータ
利用についてより制限の少ないアプローチを取る方が効果的だと判断している。学区当局がセキュリティ上の
制約を課すほど、生徒はそれらを破りたくなるとISTEは考えている。
「何かを保護する方法をいくらたくさん考えても、結局は誰かがそれを回避する手段を編み出してしまう」と
同団体の副CEOレスリー・コンリー氏は語る。「締め付けを厳しくすると、かえって逆効果になる」
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0508/10/news104.html (引用元配信記事)
CutUsABreak.org〜生徒側の言い分を伝えるWebサイト
http://www.cutusabreak.org/ 依頼
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/pcnews/1091558547/865