ソフト開発のエプソンコーワ(上田市)は国内のソフトメーカー五社とともに、
無償OS(基本ソフト)のLinuxでプリンターを制御するための統一のソフト仕様を開発、
インターネットで無償公開を始めた。Linuxでのプリンター接続の統一仕様は「世界初」という。
Linuxではこれまで、プリンターの機種ごとに異なるソフトが必要で、メーカーが独自に開発していた。
統一化でメーカーの開発負担が軽減されるという。
Linuxでは、画面に表示されている文字や画像などのデータをすべて画像データとしてプリンターに送信、
印刷している。このため、マイクロソフトのOSウインドウズと比べ、同じ画面でも大幅に時間がかかっていた。
開発した仕様は、表示されたデータを一律に画像としては扱わず、プリンターに搭載されている
メーカー独自のコンピューター言語に変換して送信する。特に、各プリンターで共通化できる部分を整備。
メーカーの開発工程がほぼ半減するほか、Linuxが改良されても開発をやり直さずに済むという。
また、ウインドウズと同様、用紙詰まりやインク切れもパソコンに表示できる。
http://www.shinmai.co.jp/news/2004/08/06/007.htm