理想?の日本語入力「飛鳥」配列3打鍵目

このエントリーをはてなブックマークに追加
249Ray ◆GuTbk9G1MQ
よろしければスレ http://pc7.2ch.net/test/read.cgi/pc/1136856710/210-212
の210さん  飛鳥に触れていただいて有り難うございました。

>たとえば飛鳥配列の作者は、
>文書の打鍵列は、ある意味的なまとまりのある小単位
>(単語〜文節くらいの大きさの単位だと思われる)に
>別れているのであって決して連続単一のストロークではないとし、

はい飛鳥では、名詞や活用付きの動詞の打ち易さを
一つの単位として打ち易くなるように配列しています。

そのあとで、名詞ならその次に来る助詞との組み合わせを
動詞なら活用の後の定型文末との連続した運指を一つの単位
とした、打ちやすさを確認して作ってきました。

また言い回しでは2〜3の単位の連続の打ちやすさを考えています。
例えば、たとえば、「思います。」というような頻出表現では
「おもい」と「ます。」の二つのブロックの打ちやすさ
実現した上で、「おもい」に「ます。」をシームレスに
に「連結できる」ことが重視されています。

ブロックを「渡る」というより、「接続/連結」するという感じです。

他にも、「かんがえて/います・かんじ/です・ない/から/です。
もの/です。・されて/います。」など、このレスで使っている頻出
表現も、全てシームレスに連続しやすいと確認した後配列しています。
250Ray ◆GuTbk9G1MQ :2006/02/27(月) 18:42:30 0
>つまり飛鳥の設計方針では、ブロックとブロックとの間を渡るとき
>(助詞の後とか)の打鍵のしやすさは犠牲にされていることになる。
>このことから飛鳥は、小単位内部に拍が発生するのを嫌い、
>小単位と小単位のあいだに拍を招くべく設計されていると解釈できるのでは?

まあ「設計方針」と言っても、飛鳥には「親指シフトで指に優しく打ち
易い配列を作る」以外の方針はなかったので、色んな飛鳥の法則は最初の
方針に沿った配列を作るために捻り出した「設計結果」みたいなものです。

それは別として、上のは少し違います。このことは*重要性が
低く、私も今まで書いてこなかったために、210さんには無用
な疑心を起こさせてしまったようです。

私の知る限りでは、飛鳥はこの部分「も」最も考えている配列です。

というのは、今のIMEは性能がいいので、昔みたいに
文節単位の細切れ変換をすることは少なくなっています。
このため、助詞とその後に来る最初のカナのようなことも
*「一応」考える必要はあります。

これについて、上で*「重要でない/一応」と書いたのは、単語の
最後とは違って、「特にある種のカナで始まる単語が多い」という
ような特異性が、単語総体としては少ないという事情があります。

ですから、助詞とその後に来る単語の冒頭のカナの
運指などに囚われる必要性は小さいのです。
251Ray ◆GuTbk9G1MQ :2006/02/27(月) 18:45:36 0
助詞とその後のカナの運指を余りに重要視すると、もっと
大切な他の運指に悪影響を与えるだけで、意味がありません。
それでも考察は必要なので、7年も掛かっている飛鳥では、
一応このことは考慮に入っています。

この「助詞とその後の単語の最初のカナの運指」
については、重要性が低いのに、書き出すと簡単に
20レスくらい消費しそうなややこしい問題ですから、
ここでも詳しく解説をするのは控えます。

良かったら、「飛鳥がこのことも考慮に入れた配列」
になっている理由を、ご自分で考えてみてください。

ヒントは飛鳥の配列表を眺めながら、2ちゃんの、助詞の
絡んだ連接二文字のデータを助詞以外のものと比較しながら
「問題意識を持って」検索することです。

これだけではわかりにくいのでもう一つ。

上で私は、「『特にある種のカナで始まる単語が多い』
というような特異性が、単語総体としては少ない」
とは書きましたが、「特異性がない」とは言っていません。

つまり、「単語の冒頭に来られないカナ」があるということですね。
句読点も来られませんが。。

あと、片側の連打の可能性は左では最小化し、右では起こっても
構わないという、飛鳥の「利き手活用」の法則も関係しています。