オーディオのロマンを語ろう パート4

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352TK
>>344 虚音さん
試聴記でも書きましたが、もう一度書きます。
>前半の最後に片チャンネルのみPCケーブル単独に換えて比較試聴をした。 この比較試聴
>で音の謎氏がいうところの虚音、実音の違いを確認した。 この違いは私の予想通りであった。
>そしてこの差を謎システムは明確に示していた。 虚音とは実音にゴーストが乗ったものである。
>このゴーストを除くことで音は蘇る。 音の滲みは消え、音像が明瞭になり、音場が明確に示
>されSN比が向上する。 音の謎氏の「音脳」は明確に効果を発揮していた。
>もちろん入口からパワーアンプまでの音の精度品位は再生音に反映されるので、 さらに性能の
>良い機器を使えば更なる再生音の向上が見込めると想像された。

私の理解しているのは下記のような事です。

実音、虚音と書くと両者は全く相反するものとの誤解を受けやすいですが、
虚音=実音+ゴーストと考えてください。
このゴーストをいかに少なくするかということです。
音の謎さんはゴーストの出来るだけ少ない音を求めていらっしゃって、
安価な装置でもゴーストを少なくする事で、良い音で音楽が楽しめると主張されています。
音の謎さんにとってはゴーストの無い音が至上命題で、一般的に考えられている音の
クオリティについては第一義にはされていないようでした。

前半に聴かせていただいた音はクオリティは低く特別な音色が付加されていましたが、
ゴーストの少ない音が確かに認められました。
それは比較試聴ではっきり認識できました。PCケーブル単独では一般的な音のクオリティは
謎ユニットより少し高かったかもしれませんがゴーストのある虚音(すなわち普通に
鳴っている音)だったわけです。

一般的な音のクオリティの高低と実音虚音とは別のファクターです。
実音だから音のクオリティが高いという訳ではないのです。
この部分を皆さんは誤解しているのではないでしょうか。
すなわちクオリティの低い実音とクオリティの高い実音があるのです。
音の謎さんのところで聴かせて頂いた前半の音がクオリティの低い実音で、
後半の最後の音がクオリティのかなり高い実音でした。ただしやはりほんの少し
金属的な音色が付加されていたように記憶しています。

同時に虚音にもゴーストの程度によって実音に近いものから遠く隔たったものまでの
いろいろな段階の虚音があることになります。さらにこれもクオリティの高低があります。

虚音対策(ゴースト除去対策)をしなければどんなにクオリティの高い音でもやはり虚音であるという
謎さんの主張はその通りだと思います。虚音対策をすれば安価な装置でも良い音で鳴る
というのも納得できます。
ただし、5万円の実音が1000万円の虚音より良いというのは、音の謎さんの実音第一主義の
立場での発言で、一般的な音のクオリティの高低を言われているのではないと私は理解しています。