オーディオのロマンを語ろう パート3

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654カンチレバー細すぎ!
>>647
音の謎さんが言われる「実音・虚音」というのはオーディオマニアの
言う「クオリティの高い音・クオリティの低い音」とは基準が違うもの
だと思います。だから極端な話、「実音だけどクオリティの低い音」や
「虚音だけどクオリティの高い音」も存在することになります。
最初の謎システムの音は「実音だけどクオリティの低い音」でした。
それから「謎メソッド」を外して比較試聴をした訳ですが、
その結果生じた実音と虚音との違いは各人のレポートにあった通りで、
クオリティ的には明確に甲乙つくものではなかったのです。
(ここは人によって印象が違います。ということはブッチギリの差が
あったのではないということになると思います。)
だから「実音とはクオリティの高い音のことを必ずしも意味しない」と
いうことを理解しないと謎システムはクズということになるでしょう。
邦の麻彦さんが露骨に嫌悪感を表しているのも、やはり音のクオリティ
の高低という見方から判断されているからではないのでしょうか。

居残り組が揃って評価している「後半の音」も決して最高のハイクオリ
ティサウンドというものではありません。「最初の音」に聞こえた
ヒステリックな感じやダンゴ感等がとれて、かなり聴きやすくなった
音に過ぎませんから、ここでまたクオリティ至上で評価してしまうと
「たいしたことない」ということになってしまうかも知れません。
居残り組が評価しているのは、あの安い機械を使い、さらにあの
デタラメなセッティングをしておきながら、なかなかのクオリティ、
少なくとも聴いてられないようなイヤな音や、物足りなくていじりたく
なるような音でない、そんな段階に達した音を、後半の試聴では
謎システムが出した点です。これは明らかにヒートアップのためだと
思いますが、謎さんは意に介してませんでした。だからやはり謎さんは
オーディオのセオリーとは無縁のところで自説を展開しているのだと
思います。いわゆるクオリティの高低は謎さんにはどうでもいいこと
なのだと思います。

いい音にはいろんな基準があると思います。ウォークマンやラジカセ、
ミニコンポ等の音の善し悪しを判断しようとする時にハイエンド機器の
クオリティを求めても意味がありません。謎さんの書き込みには、
確かに至高の音を実現したと取られかねない部分があったのも事実です
が、それは彼の文学的素養が高揚しすぎた暴走に近いものだと思います。
冷静になって考えると謎さんの主張の基本は「初心者に音楽の感動を
与えるシステムには高級品は必要なく、虚音を除けばいい」ということ
ですから、実際に聴いてきた音はそれには矛盾していないと思います。
ただそれは、現代最高級のハイクオリティサウンドというものでは
全くありません。