オーディオのロマンを語ろう パート3

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220楠 薫
>>192 キルロイさん
>・ハイ落ち
これに関しては、私は高域を整理しているようにも聴こえましたが、あくまで聴感上であり、
周波数特性を測ったわけではないので、そうだと断じてしまうわけにはいかないかと思います。

>・ピーク、ハイが潰れて歪みが倍音になる
いや、これに関しては、むしろ「中間機器」を外した時の方が、高域に聴感上のピークを感じ
ましたから、うまくその「中間機器」で整理していたと思います。

>・極性で違う特性なので、波形の上下が非対称的になる
これについては、むしろ極性を合わせる方へ「音の謎」さんは努力されていた様に思います。

>・コンプレッションがかかり、音の密度が増す
これはちょっと自信がないなぁ。コンプレッションのせいなんでしょうかね?
他の方のご意見を待ちましょう。

>・位相が狂う事により、音が広がる
コメントにもお書きしましたが、「音の謎」さんは、音が広がらないように広がらないように
言葉を借りると「スピーカー全面に口が広がるのではなく、口がキュッと締まった音」を目指
していたと思います。
実際に「中間機器」を外すと、高域の余計な響きがストレートに出てくるせいか、ボーカルな
どの場合、他の音を消してしまうケースがありました。
こういったコントロールは見事だと思いました。

>でも、バイオリンなんかまるでハイ落ちで、輪郭が甘くなり、おまけに
>ホールの響きも死ぬから俺はダメだな。
ホールの響きは確かに減じていた様に思います。
でもそれは、好きずきの範囲かも知れません。
ただ、輪郭については、むしろ余計な響きを整理することにより、クッキリ浮き上がってきて
いたのが印象的でした。

そうそう、他のコメントに書き忘れてしまったのでこの場を借りて書いておきますが、「音の謎」
さんが「中間機器」をスピーカーの前に入れられた理由の一つとして、やはり私はスピーカーケ
ーブルの音を整理するためではないか、とにらんでいます。

よく私もCDプレーヤーの出力にトランスを入れたりしますが、スピーカーケーブルに個性が強
いものを持ってくると、その効果も半減してしまいます。
もし「音の謎」さんが「中間機器」やケーブルの細工を、インターコネクトケーブルに使用して
いたのなら、ここまで効果が出なかった、あるいはスピーカーケーブルのクセがもっと表に出て
いたのではないかと思います。

そういう意味でも、MITの様な位相を整える「箱」をスピーカーケーブルのスピーカーの前に
取り付けてやるのは、効果としては一番大きく、理にかなっているのではないかと思います。