★★タンノイで聞こうよ!★★

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472彰篠宮
>>471 Kさん
色々とご教示有り難うございました。私がGRF Memory使用中に
この様に熱っぽい姿勢でスピーカーを生かそうと付き合っていたなら、
手放さずに済んだかもしれない、と自分自身の至らなさに反省する
事頻りです。

自分自身の音楽表現(音響表現ではない)にとって、タンノイは如何
なる位置に有るのか?という事が今回の悩みのタネなのです。

先ず、何故以前にGRF Memoryを使っていたか?です。
それまでは、18世紀以前の曲主体であった私の音楽の嗜好が、近代
(マーラー)にまで広がりを見せつつある時、GRF Memoryに出会った
のです。購入する決め手となったのは、以下の3点です。
@音像定位が決まる事
A交響曲の低音部分の大きなうねりを十全に再生できる事
Bそして何よりも、マーラーの血統とでもいうべき何やら濃密な雰囲気を
表現できる事
当初はMarantsCD84→アッテネーター→EXCLUSIVE M4だった組合せも
パワーアンプがU-BROS3に変わり、細かなセッティング変更を行いましたが、
会社の独身寮の四畳半という事もあってか、ゆるんだ低音の制御が出来ず
使いこなせませんでした。

そのご紆余曲折があり、現在のXRT20に至っているのです。
自分で言うのも何ですが、XRT20は素晴らしいスピーカーですよ。
@小さな床面積で設置できる事
A広い帯域にわたって音のエネルギーが満ちている事
B音像定位が決まる事
等は、今でも満足しています。しかし、どうしても納得しきれない部分が
あるのです。それは、GRF Memoryの時の決め手Bです。ひょっとしたら
このXRT20ではマーラーの心の揺らぎの様なものが表現できないのでは
ないか、と思うのです。
ただ、音を鳴らすのであれば、この世に星の如くある「拡声器」で十分です。

・やはりタンノイでなければ私の求める音楽は響かないのでは無いか?
という思い込みは危険だと思いつつ、戻りたい気持ちがあります。
・制御出来なかった低音も、バスレフからバックロードホーン(RHR)になる
事で量的には抑えられるのではないか?(f特はこんなに悪い・・・という
事はさておいて)。へんちくりんな190Hzのディップ、95Hzのピークが
理論的に存在する事も分かっています。
もちろん、その再生音域の量変化で「交響曲の低音部のうねりに身を
まかせる」といった聴き方事が出来なくなるかもしれません。
そうすれば、またモーツアルトに戻れば良いさ、と割り切る事も出来ません。
・低音の質としては、スピーカーユニットの背面がバスレフのBOXより
フリーな状態にあるエンクロージャー形式(バックロードホーン))の
差で、音の反応が早くなるのでは、とも期待出来ます。
・結局、試聴した結果私の求める音では無かった、と夢が無残に打ち砕かれる
かもしれず・・・だからこそ面白いと思います。
新しい邂逅は、いつも発見に満ちているのですから。

今後もいろいろお教え下さい。