前にUL(V9?)の回路がアップされていたので、どれぐらい効果があるのか試してみた。
ttp://dl6.getuploader.com/g/PC_transport/28/CMx5.png 左からUL推定1(ウィルソンの中にウィルソン+ベース電流補償)、UL推定2(ウイルソン+カスコード+ベース電流補償)
EX推定(ウィルソン+ベース電流補償)、素の高精度ウィルソン、ウィルソン+カスコードブートストラップ。
EXとULは
>>626と
>>627の回路ベース、カスコードブートストラップは
>>568にバランス用の定電流源をつけたもの。
全回路バイアス3.5mA時で1mAの1kHz正弦波電流を加えた時のTHDをフーリエ解析で解析。
RL=1e-012(出力ショート時相当)
UL推定1:0.000016%
UL推定2:0.000016%
EX推定:0.000013%
ウィルソン:0.000018%
カスコードブートストラップウィルソン:0.000013%
RL=10K(最大出力付近)
UL推定1:0.005979%
UL推定2:0.005978%
EX推定:0.005746%
ウィルソン:0.011181%
カスコードブートストラップウィルソン:0.000109%
VCEが揺れる条件で、素のウィルソンに比べればULとEXでTHDが1/2ぐらいにはなってるけど、
根本的にVCEの変動をキャンセルしているカスコードブートストラップのほうがより低くなってる。
ULのベース電流補償にTr3個も使うならカスコードブートストラップにしたほうがいいんじゃね?