Panasonic XR55/57/700 その10

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396名無しさん@お腹いっぱい。
>>379
間違いを長文で書かれても困る。
>>378の言う通りハイファイ・モニター派とピュア・オーディオ派は対立する概念ではない。
ハイファイ⇔ローファイ
モニター派⇔色づけ派
ピュア・オーディオ⇔オーディオ・ヴィジュアル
である。
オーディオの歴史は蓄音機、SP、LP、CDと、一貫してハイ・フィデリティを志向して来た。
そこで問題になるのは、ステレオ化がハイ・フィデリティかどうかという問題である。
真のピュア・オーディオ・マニアがステレオ黎明期にステレオを否定し、モノラルに拘ったという経緯がある。
つまり、リニア的にピュア・オーディオはハイ・フィデリティを目指したわけではないのだ。
ローファイに拘り続けたのが真のピュア・オーディオファイルであるという事実がある。
原音再生というタームがオーディオを解く鍵である。
原音再生を志向するマニアはスタジオにおけるモニターこそが原音であるとし、モニター志向に走った。
己の再生装置から出る音の基準を求めた結果、色づけの無い音が、スタジオでマスタリングを終えたときの音であり、それが原音であるとしたのである。
これがハイファイ・モニター派である。
だが、考えても見ればわかることだが、全てのステレオ装置から出る音は夫々である。
どれが原音であるかなどということは出来ない。
その意味では、全てのステレオ装置は色づけを行っていると言えるのだ。
そこで勃興したのがハイエンド・オーディオである。
397続き:2006/11/23(木) 01:22:54 ID:Y2vdq5MQ
ハイエンド・オーディオとは何か。
日本ではハイエンドといえば、ハイエンド・プライスを意味する誤用が罷り通ってしまっているが、本来はHigh-End Audioと書く。
大文字で始まっていることに注意すれば、中学生の英語力でも理解出来るであろう。
これは固有名詞なのだ。
70年代アメリカにおいて、ハイファイを目指して進化しているオーディオ機器の中で、音場再生能力に優れている装置があることが発見された。
これがHigh-End Audioと名づけられたのである。
音場再生とはソースの中にアンビエンス・トーン(ホール・トーン)が録音されていなければその再生は不可能である。
High-End Audioとは限られたソースとの相性の中でのみ成立する特殊な世界であった。
その為、機器とソースの相性の話が先行し、傍から見ればそれが機器による色づけに関する話と映ったのである。
ピュア・オーディオ派を
>ソースに味付けを楽しむ行為そのものが目的となっていて
というのは完全な誤りである。
ピュア・オーディオ派とはソース第一主義(ソース・カーゴカルト主義)であって、トンコンを使うことさえ忌避する。
自分の再生音が味付けをされてしまっているのではないかとびくびくしているのがピュア・オーディオ派である。
笑ってしまうことに、スピーカーのサランネットを外した方が音がいいとか言い出すのが彼等の特性なのだ。
それは、色づけを忌避しようとする神経症的行動であるのだが。
現在の真のピュア・オーディオ・マニアとは、レコーディング・エンジニア毎のカラーを出せるかどうかに腐心するのであって、原音とか言っているのは余程幼稚な輩のみである。
もしくは、どんな色付けがあっても個人の好き好きだからそれでいいとする相対主義者の群れである。