1 :
名無し職人:
2 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:00:59
3 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:21:55
べっ別に3ゲトしたくてしたんじゃないんだからね!
4 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:22:02
お、乙なんて言わないんだからね!
5 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:23:07
新スレなんか立ててもらっても
べ、別に嬉しくなんかねーです
6 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:24:15
ツンデレは萌えているかあーーー!?
7 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:32:17
「わ、私はあんたなんかを愛していないッ」
「かまいません」
「あ・・・。・・・あっさり言ってくれるわね。あんたが何を犠牲にしようと、私はあんたに
何一つ返す気はないと言っているのよ!」
「何もほしくない。今まで生きてきて、所長と出会えた。それだけでいい。
生きる意味も死ぬ意味もすでに得た。
何も奪ったりしない。決して傷つけない。ただ愛している。」
8 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:34:24
ピーコってツンデレじゃね?
9 :
名無し職人:2006/07/01(土) 14:36:44
ツンデレ年間行事
【4月】エイプリルフール 入学式 クラス替え 花見
【5月】GW 衣更え
【6月】遠足@
【7月】夏祭り 縁日
【8月】夏休み 海(プール) 花火
【9月】体育祭
【10月】衣更え 中間テスト 文化祭
【11月】球技大会 遠足A
【12月】期末テスト クリスマス
【1月】正月
【2月】バレンタインデー
【3月】ホワイトデー 卒業式
これに誕生日・部活・バイト・登下校・取り巻き(兄弟・先輩・後輩・先生・動物)etc…を追加すりゃあ、無限に広がるツンデレワールド…。
>>9 肝心な探偵業が入ってねえwww
萌えばっかりかよwww
調査、尾行、殺人事件、謎解き
無口系ツンデレ
ツン状態
助「あの」
ツン「・・・・・・・・」(読書中)
助「あのー」
ツン「・・・・・・・・」(読書中)
助「もしもーし」
ツン「・・・・・・・何か用?」(顔を上げる)
助「いや・・別に用事は無いんですけど」
ツン「用が無いなら話しかけないで・・・・・」(読書に戻る)
デレ状態
助「あの」
ツン「・・・・・・・・」(読書中)
助「あのー」
ツン「・・・・・・・・」(読書中)
助「もしもーし」
ツン「・・・・・・・何か用?」(顔を上げる)
助「いや・・別に用事は無いんですけど」
ツン「・・・・・・・・・・・・そう」(読書に戻る)
うはwwwwwwwwww初めて書いたけどワケワカメwwwwwwwwwww
『ほら・・・おかゆ作ってきたわよ・・』
「悪いですね・・・仕事中真っ只中に呼び出して・・・」
『いいわよ、ほっといてあんたに人殺しよばわりされてもおもしろくないから』
「そんなこと・・で人殺しって呼ばないですよ・・・ゴホッゴホッ・・・」
『ああ、ほらっ・・水・・・』
「ん・・・・ゴクッ・・・っはぁ・・・」・・・ピピピッ
『ん・・・・37,5℃・・ちょっと高いわね・・・あら?・・もう食べないの?』
「・・・・腕だるい・・・」
『ったく・・・ほらっ・・・手のかかる奴ね・・・』
「ん・・・・・・・」
『この看病終わったらどこかにつれてってもらうわよ、全部あんたの奢りでね』
「うは・・・そりゃひどいですね・・」
(省略されました…続きを読むには今熱を出して寝込んでるツンデレの所へマジダッシュして看病しにいく必要があります)
「まったく…なんでこんな依頼引き受けたのよ!」
「引き受けたのは所長なんですけど…」
真夜中、小高い丘にある神社の境内の一角でツン達は茂みに身を隠していた。
今回の依頼はこの神社の神主、なんでも最近ここに幽霊が出るとの噂が広がっているそうである。
「もちろん神主さんはそんな事信じて無いそうですが、最近夜中に白い人影らしきものを見たそうです。それが幽霊の正体じゃないかって…」
「賽銭泥棒かもしれない、って言うんでしょ?自分で見張るか警察に届けるべきだと思うんだけど…」
「警察は事件が起こってからしか動けませんからね。賽銭が足りないなんて証明しにくいですし。それに自分が見張るのは…」
「見張るのは?」
「もし本物の幽霊だったら恐いから嫌だそうです」
「ヘタレ神主ね〜」
などと会話しているうちに日付が変わり、あたりは更に深い闇に包まれていった。
町の外れにある神社のせいか、ほとんど雑音も聞こえない。助手の耳にはツンの息遣いだけが聞こえていた。
静寂と漆黒、普段殆ど体験できない空間が、心の底の原始的な恐怖を呼び覚まして行く。
「ちょっと!あんまりくっつかないでよ!」
「この状況は所長が僕にくっついて来ていると言うのが正解ではないかと…」
その恐怖のためだろう、ツンは助手にピッタリくっついて来ている。ここで助手は気がついた。自分は今、真夜中に誰もいない所でツンと二人っきりだと言う事を。
すぐ隣にいるツンから発する甘い香りが鼻腔をくすぐり、暗闇の中不安に怯えるツンの顔が欲情を刺激する。
(い、今は仕事中なんだぞ!こんな事考えている場合か!)
なんとか本能を押さえ込もうとした助手であったが、暗闇に慣れた目がツンの胸元を捕らえる。
暑いせいか、少し肌蹴られた胸元、そして前かがみ気味のツンの体勢。この二つが組み合わさって、助手の視点からツンの胸元がバッチリ見える。
(頑張れ〜!僕の理性!)
だが、助手の理性は結構打たれ弱かった。あっさりと本能に主導権を渡そうとした瞬間
「助手!」
「は、はい!すいません!」
「?何言っているの?とにかく静かに!あそこで何か動いているわ!」
ツンが指差した方向は境内の入り口。確かにそこに何か白いものが動いていた。
危うく開放されそうだった本能はあっさり引き下がり、助手は仕事モードに戻る
「人…みたいですね?」
「こんな真夜中に神社にお参りなんかする人いる?まさか本物の幽霊…」
「まさか…」
口では否定しながらも、助手も心の中ではそう考えていた。
(どうする?幽霊の相手なんかしたこと無いぞ?とにかく所長だけは守らないと…)
やがてその人影はゆっくり境内に足を踏み入れた。微かな月明かりがその人影を照らし出す。
「!」
その姿を見たツンは思わず叫び声を出すところだったが、それを察した助手がその口を塞ぐことにより難を逃れた。
白装束に胸元の鏡、頭に数本のロウソクを立て、手にはカナヅチとわら人形…。
「丑の刻参りか…。まだやる人いたんだ」
呆然と見ている助手の腹にツンの軽い肘打ちが入る。さっきからツンの口を塞いだままだった。慌てて手を離す助手。
「(ヒソヒソ)何時まで口塞いでいるのよ!バカ!」
「(ヒソヒソ)すいません、あっけにとられてまして…あれが幽霊の正体だったんですね?」
「(ヒソヒソ)みたいね。でも今時こんな事する人いたのね…」
白装束のおそらくは女性であろう人影は、履物を脱ぎ捨てると、ロウソクに火を灯し、境内の木にわら人形を打ちつけ始め…なかった。
その女性はそのまま参拝すると、再び入り口に戻るを繰り返す。何度も何度も…
「なんか聞いた事のある丑の刻参りとは違うみたいなんですが…」
「そうね…これはまるで…そうか!わかったわ!」
「何がですか?」
「彼女がやっているのはお百度参りよ。でもどこかで丑の刻参りの方法と勘違いしたみたいね」
「なるほど…同じ「参り」が付くから勘違いしちゃったんですね」
「まぁ、人に見られない方がいいし、裸足の方が効果あるって言うから、夜中にやるのは間違いではないかもしれないけどね」
「所長、何時も思うんですが、そのどうでもいい知識はどこから仕入れてくるんですか?」
「さて、真相はわかったし、解決方法も思いついたから、これで撤収しましょ。」
助手の問いかけを無視して、ツンは撤収を始める。神社の裏口まで行くと、助手は当然の疑問を口にした。
「解決って…どうするんですか?」
「簡単よ、神主さんに言って正しいお百度参りの方法を入り口に書いてもらうの。そうすればあの人もあんな格好で真夜中にうろつくことしないでしょ?」
「なるほど、白装束だから幽霊と間違われたんでしょうね。しかし、何祈願してたんでしょうね?」
「女性があそこまでやるなら、答えはわかるわよ。恋の祈願ね」
「そうでしょうかね〜」
「そうなのよ。叶うといいわね〜」
それが恋敵を退治する祈願だったらどうするんだろう、と助手は思ったが口にはしなかった。
と、ここで助手はあることに気がつき、自分の手のひらを見つめ、匂いを嗅ぎ、少し舐めてみる。
「助手?何してるの?」
「い、いえ所長!何もしてません!」
「嘘、今手のひら舐めてたでしょ?怪我でもしたの?」
「本当、なんでもないですって!」
「正直に言いなさい!」
「その…さっき所長の口塞いだ時、手のひらに所長のルージュとか色々付いたんで、ちょっと味身を…」
助手の告白を聞いた瞬間、ツンの顔を暗闇でもわかるほど真っ赤になっていった。
「このヘンタ〜イ!」
ツンのキックを受けた助手は、石段を転げ落ちていった。
「今度は階段落ちですか〜!」
…普通は重症を負うだろうが、多分彼は無傷だろうな。
「言ってくれれば、直接味身させてあげるのに///」
18 :
長編担当:2006/07/01(土) 23:31:55
>>1 スレ立て乙でした〜。
そんな訳で、新スレ一発目の話書かせてもらった長編担当です。
相変わらず長いわりには中身無いですがお許しをw
今回も皆さまの話楽しみにしてますんで、どんどん書いて行きましょう!
…それとネタ下さいw
早速乙です
またお願いします。
ネタ・・・
なんかいいのないですかねw
職人殿乙です!
読み応えあるw
ツンが注射に行くと言うのはどうだろうか
22 :
名無し職人:2006/07/02(日) 11:33:08
絶対ちゅちゅ注射なんかいい行かないんだからね!!
女「イテテテ、具合悪いわ。病院行こう。」
次の方どうぞー
医「それで、いつからこの状態なんですか?」
女「昨日の夜からです。」
医「何か体調の変化ありましたか。」
女「頭痛と吐き気がちょっとします。」
医「どうやら、軽いツンデレのようですね。」
女「ツンデレですか。」
医「お薬出しときます。」
女「ふんっ!ア、アンタの出すお薬なんていらないんだから!でも、もったいないからもらっとくわ!」
医「お大事にー。」
なんだそれw
でもワラタw
医者もツンデレ病の事わかってるから軽く流すんだなw
一人ベットに横たわるツン。その枕元に初老の紳士が歩み寄る。
「さあ、始めますよ」
「私…初めてなんです。ちょと恐い…」
「おやおや、お嬢さんのような可愛い人の初めてが私ですか。光栄ですね」
「やっぱり助手を呼んで!恐いわ!」
「助手さん…あぁ、あの男性ですか。彼なら別の部屋ですよ。あなたのお相手は私がしますから」
「痛く…しないで…」
「私に任せて…さあ、始めるよ」
「そ、そんなに太いのが私の中に入るの!」
「大丈夫、痛くないから、さあ力を抜いて…力むと余計痛いよ」
「はい…」
言われたとおりリラックスしようとするツン。しかし、その先端がツンに触れた時、恐怖が沸き起こる。
「や、やっぱりイヤ!恐い!」
「もう止まらないよ、ほら、君の中に入って行く…」
最初軽い抵抗を感じたが、男のテクニックなのだろう、すんなりとツンの中に入って行く。
「あぁ!入って来る!私の中に入って来る!」
「そんなに痛くなかったろう?」
「…でも血が…」
「誰でも出るんだよ。安心して、私に任せなさい。もう痛くないだろう?」
「うん…でもなんか異物感が…」
「大丈夫だよ。安心して…」
その後二人の会話は無かった。時折、ベットが軋む音が部屋に響く。そして…
「もうすぐ終わるからね。ほら、見てごらん」
「あぁ…こんなに一杯…」
「そろそろ抜くよ。力抜いて…」
「あん…そんなに急に抜かないで…あっこんなに沢山出たの…私の…」
「沢山出たよ…はい、それじゃしばらく休んでから起き上がってくださいね。受付でジュース貰ってください。献血のご協力ありがとうございました」
「は〜い!」
部屋を出たツンは廊下でばったりと助手に出会う。
「所長、どうでしたか初めての献血は?」
「そ、そんな大したこと無かったわよ!」
「注射恐くなかったですか?」
「こ、子供じゃ無いのよ!バカにしないで!」
こうしてツンの初めての献血は終了した。
「本当は注射キライなんだから…次はあなたに手握っていてほしいな///」
29 :
長編担当:2006/07/02(日) 17:49:02
そんな訳で注射に行く(と言うより注射された)ツン書いてみますた。
しかし、相変わらずこんな書き方好きだよな自分w
短時間で2話も禿乙です
ゆっくり休んでください
き、季節ネタだからって七夕の話はちょっと安易なんだからね!
…ま、まぁ、どうしても話したいっていうなら聞いてあげるわよ…
32 :
名無し職人:2006/07/02(日) 21:26:41
あれ?何書いてるんですか?所長。
な、なに言ってるの?人違いじゃない?
私が書き込みなんかするわけないじゃない
34 :
名無し職人:2006/07/02(日) 22:06:33
いやいや書き込みじゃなくてその短冊ですよ。なんて書いたんです?ちょっと見せて下さい
「Cカップ」
笹の葉吹いたwww
なっ何よ!大きい方が見栄えがいいと思っただけなんだからね!別にあいつのためじゃないんだから!!
・・・本当はあいつに大きくしてもらいたいな////
か、勘違いしないでね!?高気圧があって動けないだけなんだから!
べ、べつに日本が……す……、好きだからとか……
そんな理由でとどまってるワケじゃないんだからね!!(///)
ツンデレな梅雨前線
梅雨デレ
夜の街でネオンが怪しく輝く建物にて〜
「はやくして頂戴!あなたにかまってる時間なんてないのよ!」
「まぁ、そんなこと言わずにこっちにきなよ。へへへ」
「な、何よ、気持ち悪いわね。さぁ、来てあげたわよ」
「フフフ、お嬢さんのほしがってたモノだよ、ほら!」
「キャッ!……って普通ね。でこれをどうするつもり?」
「ヘヘヘ、そうあわてなさんなって。アンタのお望み通りアソコにこれを注いでやるぜ?」
「ま、まって!ワタシあんなこと言ってしまったけどやっぱり無理だわ」
「もう遅い!ほーれ!ドクドクあふれていくだろ?」
「いやー!それ以上するとあふれてしまうわー…………」
へい、牛丼並つゆだくお待ち!
梅雨デレワロスwww
天気ネタで、前スレのThunderを思い出した。
職人の皆さん乙です
ツン「こうして見るとパンダって案外目付き悪いのね〜」
>>44 「パンダも熊ですからね〜。かわいく見えても意外に凶暴なんですよ」
ちょっとそれで1話作ってくれw
久々に書いてみようっと
頼んだぞw
期待してるからなw
尾行中の2人。
ターゲットが動物園に入ったため、2人もやむを得ずチケットを買い入園する。
ツン(・・・・・もちろん傍目にはカップルに見えるようにね♪)
助「さて・・・必要な証拠写真は取れたしビデオもバッチリ、と。
帰ってさっさと報告書作りましょうか、所長?」
ツン「ンフフフフフ。もーーちょっと待ちなしゃい」
助「はぁ・・・もう仕事終わったんですってば・・・」
ツン「うーーっさーいのーーー。もーーーちょっと見るのっ」
助「完全に童心に返ってる・・・・」
ツン「だーーって動物園なんて数年ぶりだもん。少しはいいでしょ」
助「はいはい、じゃあと10分ぐらいですよ」
ツン「ふん。ケーチ」
ツン「ねぇ」
助「なんです?」
ツン「こうして見るとパンダって案外目付き悪いのね〜」
助「パンダも熊ですからね〜。かわいく見えても意外に凶暴なんですよ」
ツン「へーーー。全然そうは見えな・・・」
子供「あはははははは!ママ聞いた今の!?」
ツン・助「???」
子供「このお姉ちゃん、『パンダの目付きが悪い』だってさーー!」
ツン「えっ・・・・・?それが何か・・・・・」
子供「このお姉ちゃんも充分目付き悪いじゃんねーーっ!!
っていうかよく見るとパンダとお姉ちゃん顔そっくり!!あははは!!」
ママ「こ、こらっ!こちらの方に失礼でしょっ!!」
子供「だって本当だもーーん」
ツン「・・・・・こっ、こんのガキ・・・・・殺・・ス・・・・・・!!!!」
助「坊や」
子供「な、なんだよぅお前」
助「いいところに目が付いたね。確かにあのパンダとお姉ちゃんはそっくりだ」
ツン「な・・・なんですってぇ!?」
子供「でしょー?お兄ちゃんもやっぱりそう思・・・」
助「ただ、似ているのは目付きだけじゃない」
子供「・・・・・・?」
助「少し目付きが悪かろうと、内心凶暴であろうと、それでも
ただそこに居るだけでみんなの関心が向き、人が集まり、可愛がられる。
いい所も悪い所も全部含めてパンダの魅力であり、」
一呼吸置き、所長を一瞥した後。
助「このお姉ちゃんもそれに全く引けを取らない魅力を持っている」
子供「う・・・・・・・・・」
助「僕はそんな素晴らしい女性と共に仕事できる事をとても誇りに思うし、」
子供「・・・・・・・・・・・・・・」
助「それ以上彼女をバカにすることは、僕が許さない」
ツン「あっ、あっ、あんたあぁぁぁぁぁ!!!!」
ビッターーーン!!!!
助「痛っ!!なにするんですか所長!!」
ツン「あっ、あっ、あんたぁぁ子供ォあいてにィなにむきニなってぇぇん!!!!」
助「所長!!意味分からない!!怖い!!怖い!!」
ツン「あ、あんまぁワけわかんなぁスこと言ってぇるとぶ、ぶっころ・・・」
子供「ごめん・・・・なさい」
(ごめん退社の時間になったぁぁぁ誰か続き書いてw)
ワッフルワッフルwwwwww
なんかイミフwww
てか仕事場で書いてたのかよ!
オレ書こうか?
人いないしょぼーん(´・ω・`)
落ちノシ
書こうよ
ってひょっとして3分で落ちたのか?
子供「…ふ…ふん!ムキになっちゃって…バッカじゃないの!?」
子供もツンデレかよw
登場人物全てツンデレですw
パンダもか!
「さ、笹ばっかりじゃなくって、もっと肉とかも持ってきなさいよ!」
61 :
名無し職人:2006/07/05(水) 21:32:24
助手「しょ、所長なんかなんとも思ってないんですからねっっ!」
そんなのやだwww
63 :
名無し職人:2006/07/05(水) 23:40:07
いま巷ではツンジョシュがブームか
ツンジョシュてw
「ふん!あんたにはパンダがお似合いよ!(パンダばっかり見てないで私も見てよね…////)」
67 :
名無し職人:2006/07/06(木) 17:02:20
水族館ネタが書きたくなった
ツン「マンボウって前から見ると情けない顔してるのね〜」
またかよwwww
読みたいから書いてくれwwwww
70 :
名無し職人:2006/07/06(木) 20:07:56
学校あるから明日書いていい?
ちなみに三分落ちしたのはオレです…
こないだの動物園の人とは違う人か
余裕のあるときに書けばいいよ
そのほうがいいのができるから
でもあの3分落ちは別のスレで見かけたネタに似てたから
定期乙かと思ったけど違うのかな
期待してるw
わかった 期待せずに待っててくれ おやすみ
73 :
名無し職人:2006/07/07(金) 16:00:39
―水族館―
姉「ちょっと頼みがあるんだけど〜いいかな?」
ツン「なに?お姉ちゃん?」姉「今私水族館でバイトしてるんだけどその中でイルカショーがあるのよ。でもショーの係りの人が盲腸の手術受けなきゃなんなくなって代わり探してるのよ。」
ツン「ふ〜ん」
姉「運動神経いい人探してるんだけど…助手君貸してくれない?」
ツン「はぁ!?」
姉「お願い!無料チケット二枚あげるから〜。」
ツン「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで私に聞くのよ!大体助手貸して欲しいんなら助手に頼んでよ!」
姉「だって〜恋人から頼まれたほうが聞いてくれるかな〜って…」
ツン「だっ!誰が誰の恋人なのよ!(///)」
74 :
名無し職人:2006/07/07(金) 16:11:07
ガチャ
助手「ただいま戻りました〜…ってお姉さん来てたんですか?今お茶いれますね」
姉「ねぇ聞いて助手君!あなたの恋人がひどいのよ〜」
ツン「お姉ちゃん!!」
助手「え?え????」
ツン「わかったわよ!助手を貸してあげる!」
姉「ほんと!?ありがとうツン〜」
ツン「ただし!条件付きで!」
姉「なあに?」
ツン「私もショーに出して」姉「…大丈夫なの?」
ツン「助手にできて私に出来ない事なんてないわよ!」
姉「わかったわよ。話つけといてあげる。土曜と日曜にツンデレ水族館に来て。三週間練習して来月のショーまでに間に合わせるから。」
ツン「わかったわ」
助手「あの〜なにがなんだかわからないんですが…」
姉「ぁ、水着用意しててね。じゃ、頼んだわよ!」
ツン「は〜い」
75 :
名無し職人:2006/07/07(金) 16:20:05
ツン「イルカかぁ〜…一度乗ってみたかったのよね〜」
助手「あの〜状況を説明してくれませんか?」
ツン「あ〜そうね。実は…」
ツン「と、言う訳なのよ」
助手「…イルカねぇ〜」
ツン「なに?なにか文句あんの?」
助手「いや、海のトリトンを思い出しちゃって…」
ツン「…あんた本当はいくつ?」
助手「あれ?所長知らないんですか?」
ツン「そんな手塚治虫原作の金色のイルカ乗った少年がでてくる漫画なんか知らないわよ!」
助手「…ずいぶん詳しいじゃないですか…」
ツン「と、とにかく!来月までにイルカに乗れるようにするの!」
助手「ハイハイ…」
(助手のために新しい水着用意しなくちゃ♪)
76 :
名無し職人:2006/07/07(金) 16:20:50
続きはまた明日にでも…
いいw
ボケが俺好みだwww
また頼むw
そろそろシリアス導入だな。俺にまかせとけ
シリアスも読んでみたいな
エロゲもやってみたいなw
水族館の者だが水着というならやはりちょいエロもいれたらいいのか?
>水族館の者だが
リアルなクレームが来たと思ったwww
自分の好きなように書けばいいさ
てか、書いてるうちに増えてったり方向が変わったりしない?
俺そうなんだけど
期待してるw
「今日は七夕ね」
「そうですね〜。所長は何をお願いします?」
「くだらないわ。私は子供じゃないんだから」
「ボソッ(体は子供ですけどね)」
ゴッ!
「何か言った?」
「いえ…何も…(ほ…本気で…)」
「竹を貰ってきました〜」
「はいはい偉いわね」
「所長…」
「助手く〜ん。お酒買ってきてよ〜」
「あ、ついでにクリーニング屋から服を返してもらってきてよ。頼んだわよ」
「はいはい。わかりましたよ(注文が多いなぁ…)」
「…ツン。ホントはお願いしたいんでしょ?」
「な…なにを?」
「助手くんと…」
「別に助手と結ばれたいなんて思ってないもん!」
「やっぱり」
「あ…////」
「助手君には内緒にしておいてあげるわ」
「ほ…ほんと?」
「肩揉んで欲しいなぁ〜」
「(くっ…)わ…わかりましたぁ〜♪」
二時間後…
「遅いわね…」
「またどこかで道草食ってるんでしょ!減給よ!減給!」
プルルル…ガチャ
「はい!ツンデレ探偵事務所です……え?」
「?どうしたの?」
「助手が…事故にあって…危ない状態だって…」
「「え!?」」
━━━━病院
ガタガタ!
「助手!」
「助手君!」
「お兄ちゃん!」
「ちょっ病院内は静かに…!」
「助手…助手!」
「彼は…今とても危ない状態です…助かる確率は…とても少ないです…」
「そんな!」
「ちょっと助手!起きなさいよ!あんた、仕事サボる気!?そん
なんじゃ減給よ!それでもいいの!?」
「ツン…」
「あんたの仕事まだたくさん残ってんのよ!書類の整理や、掃除だって、洗濯だって、いっぱい…いっぱい!それに…」
ツンの涙が頬を伝う
「わたしを…守ってくれるんじゃなかったの!?」
「ツンさん…」
「ねぇ…!起きなさいよ!起きて…わたしを…」
ポツン、と、ツンの涙が助手の頬に落ちる。
(お願い…助手を助けて…!)
お、終わり?!
ちょっとお!どういうことよ!
べ、別に私が読みたいわけじゃないんだからね!
他の人の為にいってるんだからね!
早くしなさいよ!
やべえ、俺こういうの弱い・・・
マジ泣きするかも・・・
余計なお世話だけど
出演者が多い場合、名前も出して欲しい・・・
ちょっとお風呂に入るけど戻ってきた頃にはちゃんと書いておきなさいよ!
まったくグズなんだから!
トクン…トクン…
「…し……う…」
「じょ…じょしゅ…?」
「先生!患者が!」
「しょ……う」
「お兄ちゃん!」
「助手君!」
「所ちょ…は…僕…が…守り…ます」
「…!じょしゅぅ〜!!」
「…っ!!イタタタタ!!」
「あ!ごめん!」
「あれ…?所長…泣いて…るんです…か?」
「ばっ馬鹿!わ…私が泣くわけないじゃない!これは…あくびよ!」
「それでこそ…僕の好きな…所長です…」
「な…////みんなの前で恥ずかしいこと言わないでよ!馬鹿!」
「でも否定はしないのね、ツン?」
「うぁ…もう!バカバカバカ!助手!さっさと怪我を治して仕事を片付けなさいよね!」
(否定できるわけないじゃない…助手が好きなのは本当なんだから…///)
「そういえばツンさん。たんざくちゃんと書いたの?」
「え…あ、うん。書いたわよ」
「なんてお願いしましたか?」「」
(『助手といつまでも一緒にいられますように』)
「…やっぱり内緒!」
(願いは叶うのかな?でも助手が無事ならそれでいいかな///)
うーん
あんまり期待しすぎたせいで続きはちょっとあれだった
それくらい
>>82>>83の展開は俺好みだったんだ
でもそれは池沼の俺が勝手に思ってる事だから気にしないで
せかしたのも悪かったかも
スマソ
激しく乙でした
こんなバカの感想なんか気にしなくていいんだからね!
職人殿乙です
いい話が多いです
皆さん乙
水族館続き
助手「早速水族館に来ましたけどなんなんですか?今日は土曜でも日曜でもないですよ」
ツン「お姉ちゃんから無料チケットもらっちゃったから下見するのよ」
助手「にしても水族館なんて久しぶりだな〜」
ツン「…実は私…水族館初めてなの…」
助手「えぇ!?」
ツン「今日は初めての水族館なんだから楽しませないと承知しないわよ!わかった?」助手「わ、わかりましたよ」
ツン「へぇ〜マンボウって正面から見るとなさけない顔してるわねぇ〜」
助手「フグ目マンボウ科、全長4mに達することもあり、しばしば海面に姿を現わす。主な食べ物はクラゲ。尾びれが縦に発達していて姿のわりにスピードはかなり早い。」
ツン「…やけに詳しいじゃないのあんた…」
助手「海の生き物大好きだったもんで!」
ツン「あれ?撮影する時はフラッシュをたかないで下さいだって。」
助手「ああ、それはマンボウがデリケートだからですよ。ショックを受けるとびっくりしてしまうんです。」
ツン「ふ〜ん。でも案外かわいい顔してるじゃない」
ツン「きゃあっ!」
助手「どうしました!?」
ツン「あぁあの長いの何!?」
助手「ああ、それはリュウグウノツカイの標本ですよ」
ツン「リュウグウノツカイ?」
助手「深海魚の一種です。ごく稀に水面付近まであがってきてよく網にかかったり砂浜にうちあげられたりします。」
ツン「なんでこんな怖い顔でリュウグウノツカイなのよ!」
助手「それは僕に言われても…」
ツン「うわぁ〜!助手!あれちょっと見てアレ!」
助手「なんですか所長?」
ツン「あのでーっかいやつ!」
助手「ジンベエザメですか?」
ツン「ジンベエザメって言うのアレ?」
助手「体の白い斑点が着物のじんべえに似てるからその名前を付けられました」
ツン「アレ一体何mあるの?」
助手「多分…5、6mぐらいじゃないですか?」
ツン「ジャイアント馬場さんが三人分もあるの!?」
助手「…なんで馬場さんがでてくるんですか?それにこれでもまだジンベエザメにしては小さい方ですよ。」
ツン「これでまだ小さいって言うの!?」
助手「まあ大体20m近くになりますね。でもデカいからといって凶暴じゃないし、むしろ性格は穏やかです。主食はオキアミやプランクトンで沖縄やオーストラリアなどの暖かい海域に生息しています」
「笹の葉さ〜らさら♪軒端に揺れる〜♪…ねぇお兄ちゃん、軒端って何?」
歌いながら七夕の飾りつけをしていた妹が助手に尋ねる。
「軒端は屋根の端って意味だよ。もう死語に近いけどね」
「へ〜、そうなんだ。お兄ちゃんって変なこと詳しいよね?」
「聞いておいてそれか、コラッ!」
怒ったふりをして手を上げると、妹はごめんなさい〜と笑いながら身をかわす。姉に着せてもらった浴衣の裾が微かに揺れる。
(しかし…いくら妹が子供っぽいとは言え、金魚帯は無いよな…。一応高校生だぞ?でも似合っているよなw)
苦笑いしながらそんな妹を見つめる助手。
(しかし…七夕飾りを付けている探偵事務所って、やはり世界中でここだけだろうな?)
何時ぞやのファッションショーに続き、再びそんな事を考えてた。
一方ツンのプライベートルームではツンの叫びが響いていた。
「ちょっと…お姉ちゃん苦しい…帯締めすぎよ!」
「あら、もう少しウエスト細く見せた方が助手クン誘惑しやすいかもよ?」
「私のウエストはもともと細いわよ!それに助手を誘惑してどうする…」
「あら、さっきと言っていることが違わ…」
「お姉ちゃん!喋ってないで、早く浴衣着せてよ!」
「はいはい…あっツン、下着脱いだ方がいいわよ?」
「え〜!どうして?恥ずかしいわよ」
「そのままだと下着のライン丸見えだからかえって恥ずかしいわよ?もっともそれで助手クン誘惑したいなら話別だけど?」
「…脱ぐ」
まだまだ続きます
七夕やりましょ、の提案は何時もどおり姉の発案であったが、みんなに浴衣着せてあげる、の一言で全員賛同(除助手)したのだった。
「助手クンお待ちどう〜」
暫くして七夕飾りの前に浴衣姿のツンと姉が現れた。着慣れないせいか歩き方がぎこちない。しかし、それが結構新鮮に見える。
特にツンは普段よりおしとやかに見える。
「…どうかな助手、変じゃない…よね?」
「良く似合ってますよ所長、可愛いですよ」
リップサービスも含めて助手が感想を言うと、ツンの顔がたちまち赤面する。
「と、当然でしょ!い、言っておくけど、べ、別にあなたに見せたくて着たんじゃないからね!」
「あらツン…またさっきと違うこと言ってない?」
「違ってなんかいないわよ!」
「まぁまぁ、何が原因か知りませんが、折角浴衣着たんだからケンカは止めましょうよ」
「助手クンが原因なんだけどな〜?」
「はい、ツンさんお姉さん、短冊だよ。お願い事書いてね〜」
まったく空気を読んでない妹がツンと姉に短冊を渡す。
「ありがとうね、妹ちゃん。さて、何をお願いしようかな?ツンはもう決ってるでしょうけど?」
「な、何言ってるのよ!決ってなんか…」
「妹ちゃんはなんて書いたの?」
「お姉ちゃん、ふっておいてスルーしないでよ!」
「え〜と、私は「世界人類が平和でありますように」って」
「…コメントするの難しい事書いたわね〜。私は…助手クンを食べちゃうぞ〜って書こうかな?」
「えっ?お姉さんお兄ちゃんを食べたいって、カルバニズム?」
「違うわよw助手クンを食べるって意味はね…」
「お姉さん、妹に変な事教えないでください…。で、所長はなんて書いたんです?」
「な、なんであなたに教えなきゃいけないのよ!」
「そんなに怒らなくても…でも笹に付けないと願いが叶いませんよ?」
「そんなの知っているわよ!(そうよね…誰にも見られない所に飾らないと…ってそんな場所あるわけ…あっ!)」
何かを思いついたらしく、ツンは笹飾りの元に歩み寄る。
「私は所長なんだから、当然笹のてっぺんに着けるべきよね!」
そう言って笹の一番上に短冊を付けようとしたが、やはり身長が足りない。
「もう…なんでこんな大きい笹持ってきたのよ!ちょっと助手!こっち来なさい!」
「え〜まさか僕に踏み台になれ、って言うんですか?」
「あら、ツン浴衣SM?私も参加していい?」
「えっ!えっ!ツンさんそんな趣味あったんですか〜!?」
「違うわよ!助手、私を肩車して!」
「えっ!所長それは止めた方が…」
「さっさとしなさい!」
「一応僕は注意しましたからね…」
助手はイヤイヤながら(?)ツンを肩車する。浴衣の薄い生地越しにツンの太ももの感触が助手の首筋に伝わってくる。
「よ〜し、これなら一番上に届くわね。助手、もう少し前進して」
「起つなよ…我慢するんだ我が分身よ…」
「何ブツブツ言っているの?」
「気にしないでください…」
そんな二人の様子を後ろから眺めていた姉が、唐突に最終兵器を投入した。
「助手ク〜ン、絶対後ろ向いちゃダメよ〜!なにしろツンは今パンツ穿いて…」
姉の言葉にツンは自分の今の状況に気が付いた。
「!助手!すぐに私を降ろしなさい!早くして!それと目をつぶりなさ〜い!」
「わっ!所長、急に暴れないでください!バランスがとれな…うわ〜!」
ズッデ〜ン!バランスを崩した助手とツンは派手に転倒した。
「あいたたた…所長大丈夫……!!!!!!」
「もう、なんで転ぶのよ…!!!!!!!」
尻餅をついたツンは大股開きの状態であり、助手の顔は当然その前にある。つまり…
「助手〜!今すぐその目を潰しなさ〜い!」
「あqwせdrftgyふじこ…あわびゅ!」
豪快な鼻血と供に、助手は星の世界に旅立っていった。
そんな二人をヤレヤレといった顔で見ている姉の元にツンの書いた短冊が降ってくる。
「なになに…ふ〜ん、ツン、願いは少し叶ったみたいね?」
気絶した助手を揺さぶっているツンを見ながら、姉は優しく微笑んでいた。
「いい!今見たもの絶対忘れなさいよ!忘れないなら責任とって…(ボソッ)結婚してもらうんだからね…」
97 :
長編担当:2006/07/08(土) 23:09:03
昨日書こうと思っていたのに酔いつぶれて寝てしまった長編担当です。
職人さんまた増えてきて嬉しいですな。
水族館編書かれていた職人さん、途中挟んでしまってすいませんが、書かせてもらいますた。
そんな訳で自分は七夕ネタでしたが、ちっとも七夕らしくないわなw
相変わらずエロが好きな長編担当ですた。
職人さん乙っす
水族館の人の正体がさかなくんという事がわかりましたw
「リュウグウが上がると地震が・・・」も入れてほしかったっす
って、まだ終わってないっすね
職人の皆さん乙っす
「う〜〜〜〜ん」
「まだやってるんですか?」
「うっるさいわねえ、あんたには乙女のデコレートな気持ちがわからないのよ」
「(バリケードのほうが近そうだけど・・・)」
「なんか言った?!」
「そんなことより早くしないと七夕終わっちゃいますよ?」
「ううううううう・・・ ねえ、これって1つじゃないとだめって決まってるわけ?」
「一人で30枚も結ぼうとしてた人が何言ってるんですか?ひとつだけって言うのが、はかなくていいんじゃないですか」
「ううううううううう・・・」
「大体どんな願い事書いてあるんですか? ちょっと見せてくださいよ」
「やっ!ば、馬鹿!何すんのよ!ちょっと!」 ガタン バサッ
隠そうとしたはずみで短冊が床に舞い広がる
【Cカップ】【楽して痩せたい】【依頼が増えますように】【一日一善】【弱肉強食】【焼肉定食】etc
「・・・なんですかこれ。意味不明なのもあるし・・・;」
ふと見ると 【助手【外人になりたい】 一枚短冊が重なって読めないものがある
「 ? なんですかこれ、僕の事がかいてあるみたいな・・・」
「 (!!!) だ!だめえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!(/////)」
バキャアアアア!!!!!!!
「ぐぼぅばわめちゅけ!」 見事なとび蹴りが炸裂して吹っ飛ぶ助手
「もう!油断もすきも無いわね!今度やったら蹴り殺すわよ!」
「・・・け、蹴っへから、言わないれ、く、くらさい・・・ は、歯、が2本・・・」
「ひとつだけ・・・ ひとつだけ・・・ あーもう! ・・・全部じゃだめ?」
「そんなに願い事頼まれたって織姫やひこ星だって大変ですよ。」
「へ?」
「?」
「何よその「お煮しめと梅干」って」
「・・・はあ? 織姫とひこ星ですよ?七夕伝説の!」
「七夕って竹の中から生まれたガラスの靴を履いたお姫様がかぼちゃの馬車で毒りんごを食べて寝てしまって眠りを覚ますために
王子様も自殺する話じゃないの?」
「なんなんですかそれは! そもそも七夕って言うのは後漢の頃の 〜略〜 ということで、1年に一回だけ会う事が許され 〜略〜
つまり、織姫星はこと座のべガのことで、ひこ星はわし座のアルタイルのことでなんです」
「ZZzz(*_ _).。o0」
「聞けよ!」
「あたしもそれが言いたかったのよ」
「うそつけ!」
「じゃあ、まずその星を実際に見に行こうじゃない!」
「 ? なんでそうなるんですか?」
「うるさい! 馬鹿作者の都合に決まってるじゃない! Σ( ̄ω ̄;)う・・・
実際の星を見て祈ったほうが何百万倍も叶う確立があがるわよ!」
「そんな非科学的な・・・」
「あんたねえ、やって後悔するのと、やらないで後悔するのどっちがいいと思ってるの?!
よく考えもしないでうかつに行動すれば身を滅ぼす事になるのよ! こういうときは勢いに任せるのが一番いいのよ!」
「どっちなんですか?!」
「今日の夜中2時に踏み切りのとこで集合なんだからね!」
「めちゃくちゃだ・・・;」
午前二時 踏み切りに望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい
二分後に君が来た 大袈裟な荷物をしょって来た 始めようか天体観測 天の川を探して
深い闇に飲まれないように精一杯だった 君の振るえる手を握ろうとしたあの日は
見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ
知らないものを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ
暗闇を照らす様な 微かな光探したよ
消えそうなくらい輝いてて 見えなくても輝いてて
泣きそうなくらい近づいてて 触れようと助手の名前を呼ぶ 触れようと手を伸ばしてみた
この星は助手じゃない 私の夢 本当に届くわけない光 でも消えてくれない光 見上げれば現実が巡る
一番眩しいあの星の涙は 私しか知らない
いつだって見つけるんだからね
「1年に一回だけのデート、か・・・ きれいね」
「 ・・・ いい天気でよかったですね・・・ ・・・そういえば事務所出る前に笹に一枚だけ結んでましたけどあれは何の願い事にしたんですか?」
「・・・」
「?」
「う、うるさいわねえ!ほっときなさいよ!(///)」
「・・・Cカップ?wwwww」
「(///)カア こ、こ、こ、こ、この馬鹿ああああああ!!! 貧乳微乳言うけどね!!次スレの頃には、もっとどーーん!となってるわよ!
それから好きになっても遅いんだから!! …ムキ〜〜〜#!!」
【助手とずっと一緒にいられますように】
☆.。 .:* ゜☆. 。.:*:::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::: 。.:*゜☆.。.:*
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☆.。 .:* ゜☆. 。.:*:::.。.:*☆:: 。.:*゜☆.。.:*
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* ☆ 彡 ミミ 。, .゜。 + ☆。,゜. o。 。+ 。゜.,
☆. x 彡\/ []彡 。, .゜☆ + ☆。,゜.,゜. o。 。+
.:*・゜.彡§\|.|/ []彡 * ☆. x。.:*・゜☆.。.:*。 + ☆。,゜.
☆ 彡ミヽ|.|/彡 § ☆.。.: *・゜☆. 。.:*・*☆.。。+ 。゜
彡[]\|.| ミ 彡 § ☆。,゜. o。 。+ 。☆ + ☆。,゜. o。 。
ミヽ彡☆. / ミ/ 彡 ☆.。.:*・゜.。.:*・* ☆. x。.:*・゜☆.。.:
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ミ☆ 彡./ .彡 *・゜☆. 。.:*・*☆.。*・゜☆. 。.:*・*
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職人殿乙です
どれもこれも面白い
ツン「大型特殊免許とりにいくわよ!」
助手「えぇ!?」
つづく
ツン「助手!アクセルに足が届かないわ!」
106 :
名無し職人:2006/07/09(日) 16:22:40
助手「所長!それはブレーキです!」
水族館続き
ツン「助手、魚類のコーナーはここで終わりみたいよ」
助手「じゃあ迫力満点の魚を見てから移動しましょうか」ツン「…あんだけインパクトがある魚が続いたのにまだインパクトのあるやつがいるの…」
助手「まあそう言わずに」
助手「こいつです。」
ツン「………!!」
助手「サメの仲間で名前はシロワニ。」
ツン「ぁ、それ知ってる!因幡の白うさぎにでてくるやつでしょ?」
助手「ぴんぽーん。広島ではサメのことをワニ、と言うんです。」
ツン「確かにどっちも怖いけど…この顔怖すぎじゃない!まるでヤのつく自由業の人じゃない!」
助手「でもこいつもおとなしくてダイバーには人気なんですよ。」
ツン「なんでそんなクロちゃん(安田大サーカス)みたいなのよ!」
助手「サメはもともとおとなしい魚ですよ。」
ツン「嘘おっしゃい!大体おとなしい魚ならなんで映画や漫画なんかの世界では凶暴なのよ!」
助手「それはサメを見た人が顔だけで怖いと勝手に決め付けたことやホオジロザメの印象が強すぎたからです。」
109 :
名無し職人:2006/07/09(日) 19:03:37
ツン「じゃああの人達もいい人!?」
助手「誰ですか!?」
助手が振り向くとそこには微笑ましい親子連れ…の中になにやら小指が半分ない人が…
子「わぁ〜でっかいね〜」
妻「ねぇアナタぁ〜あれなんていうサメなの?」
ヤのつく自由業の人「オウ!あれはシロワニゆうてのぅ、わいの故郷の広島じゃあウヨウヨおんねや!」
子「パパシロワニ見た事あるの〜?」
ヤ「当たり前じゃ!よく海に潜って一緒に泳いだもんじゃあ!」
子「すご〜い!」
妻「アナタ、そろそろイルカショー始まるわよ。」
ヤ「おおもうそんな時間か!ほないくでぇ!」
ツン「…いい人…みたいね…」
助手「…そうですね…いい人…ですよね……きっと…」
続く…
なんで広島もんが大阪弁なのかとw
それはオレが香川県民だからですW
ちなみに大阪弁と讃岐弁はもっとも言い方が近いのです
大変申し訳ありませんが諸事情により今週の3連休に水族館の続きを書かせていただきます。
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
お前はハンターハンターの作者かw
そ・・・そんな事書いたって期待しないんだからね!連休に入ってもわくわくなんか絶対しないんだから!!
ツン「・・・・16号室!証拠はこの部屋ね!」
スコーン
『うぁー・・・
せんせい!!!せんせい だいじょうぶ ですか なんということだ せんせいが
だれかのしかけに ひっかかって しんでしまうとは・・・
あぁ もしさいしょからやりなおすことができれば なんとかなるのに』
『ゲームオーバー!さいしょから やりなおしてください』
ツン「・・・なによこれ」
助手「ゲームオーバーです」
ツン「そうじゃなくて、この頭に突き刺さってるのはなに?」
助手「ナイフです」
ツン「なんで何もない部屋からナイフが飛んでくるのよ!」
助手「そういう仕掛けなんです!」
ツン「わけわからないじゃない!なんで何もない壁からナイフが飛んでくるのよ!それよりも、こんなの避けようがないじゃない!」
助手「そうですかねえ?」
ツン「なによ!アンタならどうにかできるの!?」
助手「ええと、ちょっと待ってください。いいですか、ここの仕掛けはこうやって下に避けるんです」
ツン「え・・・・?」
助手「そして、ここにこの仕掛けがあったここにはこの二重底があります。つまりここのフックを使ってこのメモを取る・・・はい、つまり犯人は・・・わ、ちょっと、なんでクッションで叩くんですか」
ツン「うるさいうるさぁい!なんで全部アンタが解いちゃうのよ!アタシが犯人当てようとしたのに・・・これじゃあただのタカビーな小娘みたいじゃない!」
助手「いや、実際そうなんだけど・・・あ、ちょっと、叩かないで・・・大体、このご時世なんですから、ミシシッピー殺人事件なんかじゃなくて、もっと本格的な謎解きものやればいいじゃないですか」
ツン「なによぉ!ミシシッピーが本格じゃないって言うの!?ア、アタシは・・・だって・・・死体とか・・・サスペンスとか・・・怖いから・・・昔のゲームなら怖くないかなぁ・・・って・・・」
助手「・・・貴方、本当に探偵ですか?」
ツン「うるさいうるさい!大体、毎週死体を見つける探偵の方がおかしいの!アタシは平和主義者なのよ!」
助手「・・・じゃあ、平和の為に犯人を捕まえましょうよ。ほら、このかまいたちの夜なんか、おもしろいですよ」
ツン「・・・やだ、怖い」
助手「大丈夫ですって。別にテレビから殺人鬼が飛び出したりしませんから」
ツン「でたらどうするの?」
助手「俺がとっ捕まえてやりますよ」
ツン「じゃあ・・・プレイしてる間は・・・ずっと側にいてくれる?」
助手「いいですよ。いくらでも抱きついてきていいですよ」
ツン「・・・そんなことするわけないじゃない、もう・・・でも・・・やるときはやるからね」
助手「ほらほら、始まりましたよ。じゃあ、どのモードをプレイしますか?」
ツン「じゃあ・・・・このピンクのしおりってモード・・・」
助手「アーッ!」
>>114>>115 壷だwwwwwwww
助手が淡々としたところと会話も俺好みだし
落ちも俺にはまるwwwwwwww
イイヨイイヨー
アンカーミスった
でも
>>114もこのスレ全部まとめてイイヨー
かまいたちの夜をやったことがないからぴんくのしおりモードってなにか教えてくれないか?
俺もよくわかんないんだけど
多分一番怖いのか、もしくはまったく逆の全然怖くないのかってものだとオモタ
なにやら淫靡な雰囲気もあるわけだが・・・
誰かぴんくのしおりモードの詳細を教えてくれー!
ピンクのしおりモード
→内容がピンクになるのw
例えば主人公がシャワーを浴びてるところに彼女が突然入ってくる
通常モードだと、彼女はナイフを手に主人公に切りかかってくるんだけど、ピンクのしおりモードだと
彼女『ねぇ、背中流してあげようか?』
主『な、なんだよ!急に』
彼女『ふふっ、てれちゃって♪』
主『だ、大丈夫、ひとりで洗えるから』
彼女『だ・か・ら、私の体で洗ってあ・げ・る♪。いろんなとこまできれいにしてあげるんだからぁ〜♪』
みたいな
夢オチになること間違いなし
128 :
名無し職人:2006/07/12(水) 21:32:51
むしろ姉が誘惑したところにツンがツッコミをいれる
>>118 ありがd。
ツンデレ慣れて無かったが喜んでくれて・・・
べ・・・別に嬉しくないんだからね!
「ふ…ふん!荷物持ってきただけよ!あんたに会いたかったわけじゃないわ!いいから…さっさと判を押しなさいよ!仕事が終わらないじゃない!」
「ありが…あっいやっありがとうございましたなんて言わないんだから!///」
「…ま、まぁ…また荷物があったら来てあげるわ。感謝しなさいよ…////」
「私の愛もお受け取り…もう!なに言わせるのよ!///」
ツンデレ宅配便
カワイイw
ツンデレだったら何でもいいと思っている俺ガイル
「ふん・・・わざわざ別料金で来たんだからありがたく・・・ってそんなに嬉しそうな顔してるんじゃないわよ。別に慌てて来たわけじゃないんだから」
「た・・・ただちょっとでも早くあなたに会いたくて・・・って何言わせるのよ////」
ツンデレ速達。
133 :
名無し職人:2006/07/14(金) 03:24:11
>>130,
>>132 意外とかなりおもしろいです!ww
これでいろんなバージョンが出来そうな予感♪
なぜ上がって来てるんだー!
あ…ありのまま 今 起こった事を話すわよ!
『私はこんなやつ大嫌い!と思ったら
いつのまにかコイツが好きになっていた』
な… 何を言ってるのか わからないと思うけど
わたしも何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった…
幼馴染だとか義理の妹だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ…
ポルナレフwwwツボwww
137 :
名無し職人:2006/07/14(金) 23:28:46
ポルナレフの荷物をゴミと間違えたシンガポールのお巡りさんが好きです
助手「先生・・・痛いんですけど・・・」
ツン「W杯見なかったの?胸に頭突きするのが流行ってるんだよ」
助手「別に流行ってなんかいません。最近、浮気調査ばかりだからって、僕にストレスをぶつけないで下さい」
ツン「・・・だって、面白くないんだもん」
助手「そんな、先生好みの複雑なトリックを使った難事件なんて、そうないですよ」
ツン「あー、つまんないなぁ。それにしても、愛し合って結婚したのに、なんで浮気なんかするのかな」
助手「人によるんじゃないですか。僕は結婚したら浮気なんかしませんよ」
ツン「・・・証拠は?」
助手「えっ?証拠と言われましても、困るんですけどね」
ツン「探偵として、証拠がないものを受け入れる訳にはいかないのよ」
助手「はぁ。それじゃ、どうすれば・・・」
ツン「まったく、頭が悪いんだから・・・そんなあんたには、これをプレゼントしてあげる」
助手「うわっ、痛い。いい加減、頭突きは勘弁してくださいよ」
ツン(・・・ホント、バカなんだから。先生と結婚して、自分が浮気をしない人間だと証明してみます、ぐらいの事、言いなさいよ・・・)
怒っているわけではないのに、少し顔を赤くしながら頭突きを続ける、探偵でした。
>>138 先生…テラ、カワユス!!ハァハァ…(*´Д`)
>>138 これいいなあwww
かわいいなあwww
かまいたちと同じ人か?
>>138さんの
名誉の為に言うと、
違います。
しかし・・・
胸に頭突きか・・・ハァハァ…(*´Д`)
彼女が「マテラッツィ♪」って言いながら頭突きしてきて、可愛い奴と思いながら受け止めたら、意外と良い頭突きがみぞおちに入った
所長さん頭突きは程々にして下さい。助手さん受け止めるなら人体急所は避けて下さい。
〜長足おじさんより〜
暑さに頭がおかしくなってしまったツン
ツン「ほらほらー助手、おしゃれでしょー?見なさいよ」
助手「なにしてるんですか?ブフォ」
ツン「何って、この新しい服よ。おしゃれでしょ?」
助手「おしゃれ?ブフォ、おしゃれですけど僕にはいつもの制服にしか見えないんですけど…」
ツン「うそ!?制服に見えるの…う、うれ」
助手「何を意味不明なブフォ、どういう意味ですか?」
ツン「実はね、この服、馬鹿と一般人には見えない服らしいのよ。」
助手「(さそってるのかな所長は)」
ツン「そしてなんと、私のことが好きな人は制服にみえるのよ!助手!」
助手「ちょっ、僕はてっきり所長が僕のことをからかって」
姉「ちょっとツン、下着一枚よ!夏だからって何やってるの!?私が言ったこともしかして信じたの!?」
ツン「………お姉ちゃん、ゆるさないわよ」
下着で姉を追いかけていくツンで助手は勃起しかけていた。
助手「(制服のことは冗談で言ったんだけどなぁ。ま、いっか 所長の下着〜♪)」
暑さで頭がおかしくなったのか、Bカップの胸を白のスポーツブラでつつんだ美少女が、顔を真っ赤にして走り回っている映像が、浮かんで消えない。
145 :
名無し職人:2006/07/15(土) 15:33:39
>>144 安心しろ。その映像なら、俺は暑さ寒さに関係なく年がら年中浮かんでいるさ。
助手「あれ?先生、眼鏡買ったんですか?」
ツン「ふっ・・・探偵といえば知的な職業、知的といえば眼鏡でしょう」
助手(な、なんて安直な発想なんだ・・・先生らしいが)
ツン「どう?似合う?」
助手「ええ、似合います、可愛いですよ」
ツン「か、可愛いい?バ、バカな事言わないで、私は知的に見られたくて、その、あんたにそんな事言われても、嬉しくないんだからぁ!!」
助手「ハイハイ、わかってますよ。それじゃ、僕は書類の整理をしてきますから・・・」
そう言い残して部屋を去る助手の背中を、眼鏡越しにぼんやりと眺める視線。
ツン(可愛い・・・やだ、何、喜んでるの、私は、知的に見られたいのに)
ふぅ、とため息をつく。
ツン(・・・もし、あいつの顔を遠くからでも見つめられる様に、眼鏡を買ったて知られたら、なんて言うのかなぁ・・・)
助手には決してみせない、せつない表情で、もう一度ため息をついた名探偵でした。
これはいいツンデレですね
どうみてもツンデレです
本当に(ry
149 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:46:09
これはやばいやろ
150 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:46:11
これはヤバイだろ・・・・
151 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:46:31
これはやばいやろ
152 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:46:50
これはヤバイだろ
153 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:47:00
(::::::::::/ ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ
(:::::::::/ 彡 ノ ノ :: 彡:/)) ::::::::::)
(::::::::::/彡彡彡彡彡 ミミミミミミミ :::::::::::)
( :::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
| =ロ '"●> ‖ ‖ <'● ロ===| これはやばちんこ。
|:/ ‖ / /ノ ヽ \ ‖ ヽ|ヽ
|/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| |
.( 。 ・:・‘。c ( ○ ,:○ ) ;”・u。*@・:、‘)ノ
( 。;・0”*・o; / :::::l l::: ::: \ :。・;%:・。o )
(; 8@ ・。:/ _,-'ニニニヽ :\.”・:。;・’0.)
.\。・:%,: )::: ヾニ二ン" ::::(: :o`*:c/
\ ::: o ::::::: :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: /
(ヽ ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_ ノ
\丶\_::_:::::_:::: :::::_/::::::: /
154 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:47:07
これはヤバイだろ
155 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:47:17
これはやばいだろ
これはやばいやろ
157 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:47:51
l/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l/
i: : : : :_/l :∧ :ト、: : l\lヽ_: : : : l
l/. : :l/ `ヽ、ヽ! \!>く ∨. : :l
. _ l、 : : l / 疋ノヽ /´疋ノj | /ヽ! これは
└┴、 V ヽ! ー‐  ̄ l//)l ┌‐┐ _/_ / ―┐ `ヽ _/_ヽヽ
/ / `ヽヽ lくヽ! l/j / _ /´ 二 ヽ _/_ ヽ / _/__/ / ̄ヽ / ―
. l 弋_ノ / ヽ、l - ‐ 、 l/ ̄<´ l 〈 〉 ! (__/ 丿 /^ヽ__ノ(__/ /`ヽ よ _ノ / ー‐
lヽ、_ イ `!( く二二二二/ /: : : : : : :\ /ヽ、ー ' /!
/!__∧ ヽ `ー―‐ ′ ′ : : : : : <ヽ !_∧二∧l / _/__ / \ `ヽ 「/ 「/
∧_/ ̄∨ i / \  ̄ /!ヽ、: : : : : : : :ヽ_ヽ〈_ノノ / 〈_/_ く /_  ̄/ l/ l/
!__∧_∧/ / /| ヽ_/ |、 ヽ ̄ ̄ ̄ / ̄_| |/`ヽ /^ヽ__ノ (__ \ __ノ /\_ O O
\__| |_/ _/ l l l 〈 /´ | |  ̄ ヽ
/ | | ̄ Y^ヽ/! ! _! l ヽ>ー !」‐- !
/ _!」_ノ_ノ | l __ /´ l ! 〈 __ l
/l ヽ l ! ` / l 〈 _ /
158 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:48:51
これって逮捕された前例あったような・・・
159 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:49:01
______ ______
r' ,v^v^v^v^v^il /
l / jニニコ iニニ!. /
i~^' fエ:エi fエエ)Fi !
ヽr > V !
l !ー―‐r l < これはやばいだろ
__,.r-‐人 `ー―' ノ_ ヽ
ノ ! ! ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ ~^i \_
ヽ ! ヽ、_ _.ノ i \
ヾV / ! /.入
160 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:49:27
これはやばいだろ
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r' ,v^v^v^v^v^il /
l / jニニコ iニニ!. /
i~^' fエ:エi fエエ)Fi !
ヽr > V !
l !ー―‐r l < これはやばいだろ
__,.r-‐人 `ー―' ノ_ ヽ
ノ ! ! ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ ~^i \_
ヽ ! ヽ、_ _.ノ i \
ヾV / ! /.入
162 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:50:59
これは
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やばいだろ
kanariyabai
164 :
名無し職人:2006/07/15(土) 22:59:55
これはやべーよ・・・
ツン「あれ・・・?」
助手「どうしました?」
ツン「眼鏡がないわ」
助手「そうですか」
ツン「ちょっとぉ!そこは『僕も一緒に探します』とか『代わりのを買ってあげます』とか!『僕が責任を取ります』とか言うもんじゃないの!?」
助手「・・・一番最後のは何かアレですけど・・・今回は一体なんですか?できることなら静かにしてもらえます?本読んでるんです」
ツン「あ、あのねえ、人が困ってるんだから、そういう時は・・・」
助手「あのですねえ、あんまり面白くないんですけど」
ツン「・・・・・・」
助手「・・・・・・」
ツン「・・・グスッ・・・じゃあ、いいわよ!アンタなんか大嫌い!バカ!もうアンタなんかに手伝ってもらわなくていいわよ!バカ!・・・バカ・・・
知らないくせに・・・なんで眼鏡かけたのか・・・知らないくせに・・・」
助手「・・・・・・もしかして、本気で言ってるんですか?」
ツン「本気ィ!?人が眼鏡なくしちゃいけないの!?」
助手「う〜ん・・・所長さんって天然なのかなあ・・・もう長年の付き合いなのに、そんなことに気がつかなかったとは・・・」
ツン「だ、誰が誰の保護者・・・な・・・なによ・・・あ・・・あ・・・」
助手「このまま顔を近づけたら、どうなりますか?」
ツン「あ・・・う・・・」
助手「さ、どうなります?」
ツン「・・・う・・・したいなら・・・してもいいけど・・・」
助手「なにをするんですか・・・」
ツン「だ・・・だからぁ・・・」
助手「じゃ、もっと近づけちゃいますよ?」
ツン「(うあ〜・・・私・・・ドキドキしてる。唇・・・取られちゃうよぉ・・・)」
コツン
ツン「?」
助手「正解は、『額にのっかってた眼鏡にぶつかる』でした。あ、やっぱりわざとじゃなかったんですか。
今時、波平お父さんでもそんなボケしませんよ。でも、眼鏡見つかってよかったですね」
ツン「・・・・・・・・・」
助手「どうしました?」
ツン「・・・バカ」
助手「へ?」
ツン「バカ!バカァ!なんで乙女に恥かかせるのよ!だからアンタはデリカシーがないのよ!この真性バカ!」
助手「ちょ、ちょっと・・・・そもそも額に眼鏡のっけてる所長さんがいけないんじゃないですか。俺に恥かかされたなんて言われても」
ツン「ア、アタシが言ってるのはそこじゃなくて・・・」
助手「? じゃ、なんのことですか?」
ツン「! ア、アンタだって人のこと言えた義理じゃないじゃない!真性のバカ!気づきなさいよぉ!」
助手「?・・・あ、なるほど。それもそうですね。それなら所長さん、さっきやってもいいって言いましたよね。では、遠慮なく」
ツン「!?・・・・・・・(嘘・・・夢・・・じゃない・・・唇・・・あたたかい・・・)・・・・・・・」
助手「・・・・・・・」
ツン「・・・・・・ん・・・・・・」
助手「あ・・・今の声、可愛かったな」
ツン「ん・・・ん・・・」
助手「いつもそういう可愛い声なら、所長さん、もっともてるのに。眼鏡なんかない方が可愛いのに」
ツン「! バカァ!」
助手「ぐえ」
ツン「アアアアアアアアンタがそう言うなら、もう絶対に眼鏡外さないんだから!」
助手「いてて・・・どうしてですか。眼鏡ない方が可愛いのに・・・」
ツン「眼鏡ない方が可愛いんでしょ・・・他の男に可愛いなんて思われたくない、だから・・・あ・・・」
助手「どうしまし・・・あ、今、振り落とされちゃったんですね・・・眼鏡割れちゃってますね・・・」
ツン「ああ〜・・・うう〜・・・」
助手「・・・ね、諦めなさい。眼鏡なんかしても無駄です。これはそういう神様のお告げなんです」
ツン「・・・どういう意味よ」
助手「所長さんは、何もしなくても可愛いし、何をしても綺麗なんです。無駄なあがきはやめるべきです」
ツン「アンタが可愛いって思わなきゃ・・・意味ないよ・・・」
助手「可愛くない子の唇は奪いません」
ツン「あ・・・唇」
助手「ね?だから・・・もういいでしょ?」
ツン「・・・よくもあっさり人の唇奪ってぇ―ッ!」
助手「あ、ちょっと、鳩尾は、うぐぉ」
ツン「大体、その理論だと、可愛い子の唇全部奪うんじゃない!」
助手「そ、そういう意味じゃなくて、可愛い所長さんだから、あう、延髄は、うがぁ」
ツン「バカ!バカァ!・・・バカなんだから・・・ふふん・・・バカ」
乙ですよ
皆さん
乙ですよ
これはすごくいいツンデレですね
170 :
名無し職人:2006/07/16(日) 19:24:24
いいwwwwwww
肝オタの巣窟
暗号解読の依頼が持ち込まれた。長期入院中だった妻が、夫に残したものだ。
亡くなる前、夫に手渡された、一通の手紙に書かれていた暗号。
「私が死んだら、この暗号を解いてね。まぁ、バカなあんたにはわかんないだろうけど」
そう言い残したそうだ。
普通なら、こんな難しい問題は、助手にまかせるんだけど、たまたま読んだばかりの漫画、金田一少年の事件簿に、似たような暗号があったので、自力で解読する事が出来た。
私は、依頼者に手紙を読んで聞かせた。
「ねぇ、私が推理小説好きなの知ってるでしょ。特に暗号ものがね。
どうしてかを、バカなあんたに教えてあげる。私も良く会話の中で暗号を使ってたからなの。
まぁ、私の暗号は簡単なんだけど。今まで、百万回ぐらい、バカなあんた、って言ったわよね。
ホントはね、バカの部分を大好きに変換しなきゃいけない暗号だったの。
それじゃあね、世界一バカなあなた。世界一素直じゃない妻が死んだからって、あんまり泣かないように、ね」
・・・で、奥さんの遺志に反して、大泣きする旦那さんと、一緒に大泣きする私がいたわけで。
翌日、風邪で休んでいた助手が、3日ぶりに出勤してきた。
「あんたが休んでる間に、依頼を一件解決しといたからね」
誉めてもらいたかったのだが、助手は意外な事を言った。
「凄いなぁ。でも、どんなに凄くなっても、一人でやっていくなんて、言わないで下さいね。
僕は、ずっと、先生の側で助手をやっていきたいんですから」
恥ずかしいとか嬉しいとかせつないとか、そんな気持ちで一杯になった私は、真っ赤になりながら、大声で叫んだ。
「ホ、ホントに、あんたはバカなんだから!!」
・・・助手が私の暗号を解けているかは、まぁ、名探偵の私でも、推理に苦しむとこなんだけど。
なんか急に出てきたこの人いいなあ
雰囲気があるなあ
職人皆さん乙です
うまい人はコテハンをつけなさいって言ってるでしょ!んもう!
>>172 すごくいいツンデレだと思います。この職人さんかなり知的な感じが。
しかも1レスにきっちりおさまってテクニカルな印象も♪
乙です
姉「ふふ〜、よいではないかよいではないか〜」
ツン「あ、ちょっと、お姉ちゃん、やめてよ!」
助手「・・・何やってるんですか」
姉「あ、助手く〜ん、いいところに来たわね。やっぱりこういうのは男の子がやってあげないと」
助手「何をですか?少なくとも男が手を出すべき行為には見えないんですが」
姉「見てわからない?これから夏祭りに行くの。だから着物着せてあげてるの。
・・・あぁ、それにしても、お姉ちゃん嬉しいわぁ。こんなに豊かに育ってくれたなんて」
ツン「や、やめてよ!第一、好きで育ったわけじゃないんだからね!早く着付けしてよ!」
姉「はいはい、焦らない焦らない。この帯をくるりと回してここで結ぶ。はい、できあがり。どう、可愛い?」
助手「・・・・・・・」
ツン「ど、どうしたのよ。驚いたりしないの」
助手「所長さん」
ツン「な、なによ!」
助手「いい加減にしないと、僕だって鼻血で床を汚しますよ」
姉「でしょ〜♪女のアタシから見ても可愛く仕上がってるわよね」
ツン「や、やめてよ!わ・・・わたし・・・アンタの為に着物きたわけじゃないし・・・」
姉「あらあら、素直じゃないんだから〜。それじゃあ、ダメ押し!忍法コマまわし!」
ツン「きゃ!帯を回すのは・・・」
はらり
助手「ぶッ」
姉「むふふ〜。ご開帳〜♪」
ツンデレ「え・・・え・・・ちょっと・・・え・・・あ・・・・う・・・あ・・・
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!バカ!バカ!変態!死んじゃえ!」
助手「ちょ、浮かせて追い討ちは、っていうか、僕じゃ、げふ、がふ、ぶぼぁ」
姉「え〜・・・そんなわけでこれから夏祭りなんですけど、その前に助手君がパーフェクトでGAME OVERになる恐れがあります。
ま、いいよね!」
乙です
いいですw
遠くから祭囃子が微かに聞こえてくる。もう祭りは始まっているみたいだ。
姉から着せてもらった浴衣で早く出かけたくて仕方ない妹は待ちきれなくなり事務所に入って来た。
「みんな何してるの〜。早くお祭りに行こうよ!…何かあったの?」
床に鼻血まみれで転がっている助手と乱れた浴衣姿のツンを交互に見ながら妹は訪ねた。
「うふっ、ちょっとしたコミニュケーションよ。それよりツン、早く浴衣直しさない」
「自分で脱がせておいた何言ってるのよお姉ちゃん!」
「大丈夫、さっきよりもっと可愛くしてあげるから。目が覚めたら助手クン驚くわよ〜」
「べ、別に助手を喜ばせるために着るんじゃないわよ!」
「はいはい、わかりました。妹ちゃん、もうちょっと待っててね」
何があったかわからないまま、妹はキョトンとした顔をしたまま、ツンの浴衣が仕上がるのを待っていた。
「ところで、僕はほったらかしのままですか…」
「まったく、時代劇じゃないんだから普通帯回しなんかしないわよ!」
「僕がやったんじゃないんですが…」
「見ていて止めなかったのも同罪よ!」
「でも、やってみたかったんでしょ、助手クン」
「あ〜私もやってみたい!お兄ちゃん、帰ったら私にやってみて〜!」
「何言ってるんだよ!」
妹の大胆な申し出にドギマギしながらも助手が答える。
(しかし…みんななんか色っぽいな。普段こんな姿見慣れないからかな?)
一歩前を行く三人の後姿を見ながら助手は思った。特に助手より頭一つ低いツンの髪をアップした姿は格別だった。
夕闇に白く映えるうなじ、そして微かに乱れた後れ毛がなんとも色っぽい。助手は歩きながらもその姿に見とれていた。
「あっ!お兄ちゃんリンゴ飴買って〜!」
「射的よ射的!私の腕みせてあげるわ!」
「やるなら型抜きよ!私の器用さ知ってるでしょ!」
「三人ともそんなに動き回らないで!人増えて来たからはぐれちゃいますよ」
祭りもそろそろ最高潮に達しようとしていた。それに伴い人の数は増えて行く。
「助手〜どこにいるの?」
「所長、ここですよ」
「あれほどはぐれないように気をつけなさいって言ったでしょ!」
「ええ、言いましたね、僕が」
「お姉ちゃんと妹ちゃんは?」
「見つかりませんね〜。探してみますか?」
「そうね、それと…」
少しうつむくと、ツンは助手の手を握りしめた。
「!」
「勘違いしないでよ!またはぐれたら困るから手繋ぐんだからね!」
「は、はい…」
手を繋いだまま歩いて行くツンは赤面しながらも嬉しそうだった。
「二人ともどこ行ったのかな〜?見つかりませんね?」
「もう少し見つからなくてもいいんだけど…」
「えっ、何か言いました?」
「何も言ってないわよ!」
「でも困ったな〜。もうすぐ花火大会始まるのに。せっかく取って置きの場所見つけてたのにな」
「このまま二人っきりで花火大会見るって言うのも悪くないわね…」
「また何か言いました?」
「言ってないって言ってるでしょ!その場所ってどこ?仕方ないから行ってあげるわ」
「でも二人捜さないと…」
「迷子になる方が悪いのよ!せっかく見つけたのに勿体ないでしょ」
「でも人気無いところですし…」
「なお結構よ!」
「えっ?」
「なんでもないわよ!で、どこなの?」
「前回神社に来た時(恐怖夜話?編)見つけたんですけど…」
そう言って助手は神社の横道に入って行った。ツンの手を繋ぎながら。
「真っ暗ね…ちょっと恐いわ」
「もうすぐですよ。足元気をつけてくださいね」
雑木林を抜けると、少し開けた場所が現れる。
「わぁ…」
そこは崖の上であり、二人の前に夜景が広がっていた。
ドーーーーン!
豪快な音を響かせて二人の頭上に大輪の花のような花火が広がる。
「丁度始まったみたいですね」
「きれい…」
そう言って花火を見上げるツン。助手はその横顔の方が綺麗だと思った。
「お兄ちゃん、どこ行ってたの?捜したんだよ!」
「お前達こそどこにいたんだよ?」
「私はお姉さんと一緒にお兄ちゃん達探してたんだよ。一緒に花火大会見たかったのに…」
花火大会も終わり、神社の出口でやっと妹達と合流できた二人。
と、姉が二人に話し掛ける。
「で、どうだったの、うまく行った?」
「何がですか?」
「また〜とぼけちゃって!でも初めてが野外で浴衣プレイなんてなかなかマニアックよね」
「だから何もやってません!」
「あら、でも二人仲良く手繋いで人気の無い方に行ったの見てたわよ?」
「見てたならなんで声掛けないんですか?」
「邪魔しちゃ悪いと思ったから♪何も無かったなんて言わせないわよ〜。そうじゃ無かったら手繋いでいる訳無いでしょ?」
「あれははぐれない為に…」
「じゃあ、なんでまだ繋いだままなのよ」
「えっ?」
そう言って二人は同時に自分たちの手を見る。二人の手はまだしっかり繋いだままだった。
「じょしゅ〜!さっさと手離しなさいよ、このバカ〜!」
「えっ!ちょっと待って…ウワ〜!」
ツンが急に手を振り出したせいで、助手はバランスを崩し、更に運が悪い事に、そこは石段の上だった。
そのまま助手は石段を転げ落ちて行く。
「また階段オチか〜!」
「ねぇツン、助手クン大丈夫かな?って何時もこんなオチなの?」
「まぁこの香具師書くのこんなオチ多いし…多分怪我もしてないと思うけど?」
「結構…って言うか不必要なほどタフね〜。」
「現実なら二・三回死んでると思います…」
>>176 読んでたら、夏祭りの話が浮かんだんで勝手に続かせてもらいました。すいません。
相変わらずグタグタの展開になってしまいましたねw
>>172 上手いですね〜。自分は文章まとめるの下手だから、ここまで綺麗にまとめられません。
次の話楽しみにしてます。
他の皆さんもいいです。乙でした!
この三連休、何処にも行かなかった長編担当でした。
乙です!
イイヨー
>>181 >「現実なら二・三回死んでると思います・・・」
よかったなラブコメ世界でw
これがシリアスだったらまず病院送り・・・。
はっ!なんかこれでまた話が出来そうw
職人皆さん乙です
ツン「ねえ・・・アンタの両親って、どんな人?」
助手「・・・それって、結構昔・・・掲示板で言うなら、三スレくらい前に話しませんでしたか?」
ツン「あら、そうだったっけ?ど忘れしてたわ」
助手「・・・んん、じゃあ逆に聞きますけど、所長さんのご両親はどんな人でした?」
妹「あ、それ私も聞きたいな」
ツン「・・・聞きたいの?」
助手「迷惑にならなければ」
ツン「・・・私のパパも、探偵だった・・・あの人は・・・探偵としては一流だったけど・・・人間としては三流だったわ・・・」
助手「・・・・・・?」
ツン「あれは・・・何時だったかしら・・・パパと二人で遊園地に行った時のことだったかしら・・・」
幼ツン「パパ、私、遊園地のソフトクリームなんて楽しみじゃないから(純真無垢な訴えかける目)」
パパ「ああ、いいとも我が愛しの娘よ。ソフトクリームを買ってやろう」
幼ツン「別に嬉しくもないわ(ものすごく嬉しそうな仕草)」
パパ「さ、遊園地に入ろうか。入場券二枚買おうか。大人二枚、もらえるかな?」
係員「はい、かしこまり・・・あの、お客様?大人二枚ですか?」
パパ「そうだ。二枚だ」
係員「・・・大人一枚、子供一枚ではないのですか?」
パパ「なに・・・!?・・・まさか君、娘を子供扱いするのか!?私の娘は立派なレディだ!私の娘を侮辱するとは許さんぞ!」
幼ツン「なにやってるのよ(オロオロオロオロ)」
係員「わ、わわわわわかりました。でも、どちらにしても子供料金の方がお安くなっておりますし、そちらの方が・・・」
パパ「む・・・そうか。それもそうだな。では、子供二枚もらおうか」
係員「は、はい・・・かしこまりました。ど、どうぞ・・・」
パパ「うむ。では、遊園地に入るか」
ツン「そうね(小躍りしながら喜んでる)」
係員「・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・!おい、ちょっと待て!あ、逃げやがった!」
続く
187 :
名無し職人:2006/07/18(火) 20:54:47
父駄目人間じゃねぇかwww
幼ツン「パパ、遊園地って不思議ね」
パパ「ん?どうしてだい?」
幼ツン「メリーゴーランドも、観覧車も、ジェットコースターも、人も、みんなくるくる回ってる。どうしてかしら?」
パパ「それはね、回ってるのはその場に留まっているようで、で動いている。動いているようでその場に留まっている。
誰だって休みの日くらいは動きたくない、けれど、動いてないのもつまらない。だからぐるぐる回っているんだよ」
幼ツン「パパって、つまらない夢想家なのね(キラキラキラキラ)」
パパ「はは、では、そろそろ観覧車に行こうか」
幼ツン「うん(!)」
パパ「・・・おや、君は」
若者「あ、貴方は・・・どうも!お疲れ様です!」
幼ツン「? パパ、このカッコイイ人、誰?(怪しい人・・・)」
パパ「ん、いや、パパの知り合いさ・・・」
若者「どうも、こんにちは。はじめまして。先生、娘さんですか?」
パパ「ん、そうだ、わが愛娘だ。それより・・・ちょっと・・・」
パパ「・・・君、また事件かね?」
若者改め刑事「あ・・・何も聞いてませんでしたか。今日はただ娘さんと遊びにきただけでしたか。これは失礼しました」
パパ「それはいい。事件かね?」
刑事「・・・レプラコーンがまた現れました」
パパ「レプラコーン!・・・爆発を黄金の芸術に例える愉快犯か・・・観覧車か?」
刑事「はい。ヤツめ。観覧車が今日、44回まわった時点で爆破する・・・と。で・・・」
パパ「これで43回・・・ってところか」
刑事「ご名答」
パパ「客の非難は完了しているのかね?」
刑事「はい。既に完了しています」
パパ「そうか。じゃあ、私の出番はないな。さ、行こうか」
ツン「そうね(ドキドキオロオロ)」
刑事「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!まだ爆弾が見つかってないんです!力を貸してくださいよ!」
パパ「そんなこと言われてもね〜。私には爆弾解体の知識はないし、死にたくないし。そういうのはそっちで頑張っておくれよ」
刑事「せ・・・せんせ〜・・・。・・・?・・・!?先生!上!上!天辺のゴンドラ見てください!」
パパ「ん?・・・!あの影は!まだ子供が!一体どうして!」
刑事「そ・・・そんな・・・係員を呼ぶんだ!いや、ダメだ!爆発も近い!危険すぎる!ああ、どうすればいいんだ!」
パパ「・・・私が行こう!」
刑事「そんな!・・・しかし・・・先生、お願いできますか?」
パパ「ああ・・・私にも娘がいる。子を失う親の気持ちは、身を引き裂かれるものだ。私が行く。・・・すぐ戻ってくるよ。待っていられるね」
幼ツン「はじめっから心配してない。頑張ってね。(ポロポロポロポロ)」
パパ「ああ・・・愛してるよ。君が生まれるずーっと前から」
186>シリアス話かと思ったら・・・面白い!!ので、続きに期待。
親バカ(バカ親?)親父がいい感じです。
続きを書き込まれた後に、タイミングの悪い書き込みでしたね、すいません。
でも、変わらず、続きが楽しみです。
パパ「・・・あ〜・・・聞こえるか?通信機は通じてるかい?」
刑事『ええ、聞こえてます。どうですか?』
パパ「半分まで来た。・・・全く、私は観覧車はそれほど好きではないのだけれどね」
刑事『あらら、高所恐怖症ですか?』
パパ「違う。閉所恐怖症だ」
刑事『はは、さいですか。それでも探偵ですかね。どっちにしても、お気をつけて。・・・すいませんね、はしご車呼べばいいんですけど・・・』
パパ「気にするな、時間がない、急がなくては爆弾も爆発するだろう。・・・くっ・・!」
幼ツン『パパ!パパ!落ちたら許さないから!(絶対に死んじゃいや!)』
パパ「あ、ああ。大丈夫だ。風に吹かれただけだ。・・・ここまで何分かかった?」
刑事『三十分です。こんな入り組んだ、日本最高峰の観覧車でこのタイムなら、上等です』
パパ「そうか・・・よし、このゴンドラだな!開ける・・・!?」
刑事『どうしました!?』
パパ「・・・子供じゃない」
刑事『そ・・そんな・・・フェイクだったんですか!?』
パパ「?・・・・ああ、なんだ?風船人形?・・・何か書いてある?」
「よくここまできたな、マザーファッカー。爆弾は二時ジャストで爆発だ。お前がここに来たのは一時四十分のはずだ。
ご苦労様。観覧車と仲良く死にな。永遠にさようなら
レプラコーン」
パパ「! 君、早く近くにいる人を避難させろ!後二十分で爆発する!」
刑事『!? 早く避難させろ!後二十分だ!』
幼ツン『そ・・・そんな・・パパ、どうなるの!?パパ!パパ!』
刑事『先生!先生早く逃げてください!』
パパ「いや・・・もう時間はない!むしろ、後二十分もある!二十分で、この観覧車に仕掛けてある爆弾を解体する!」
刑事『そんな!爆弾の場所なんて分からないじゃないですか!どうするんですか!』
パパ「は、考えてもみたまえ。レプラコーンは、自分の爆弾を芸術的に誇示する癖がある。ただのクズ野郎だ。
そして、奴はあらゆるものの中心を壊そうとする傾向にある!つまり・・・観覧車の中心部だ!」
刑事『な・・・そこまで・・・なんて人だ!』
パパ「15分で中心部まで行く!5分で十分だ!援護を頼むぞ!」
刑事『は・・・はい!』
パパ「あった・・・観覧車のシャフトにピアノ線が巻きつけてある。これが観覧車の回転数によって巻き取られていって・・・ボン、か」
刑事『先生!爆弾はありましたか!?』
パパ「ああ・・・ふ、こんなこともあろうかと、工具は持ってきてある!今、開放する・・・」
刑事『・・・・・・!』
パパ「むう・・・!箱の裏に何か書いてある・・・レプラコーンに注意している奴らを切れ?・・・くそ、ふざけて・・・!」
刑事『中はどうなっていますか?』
パパ「緑の線、オレンジの線、青の線、白の線、黒の線がある。その上に、金色のと銀色のがある・・・!どうする・・・横にはタイマー、四分三十二秒だ!」
刑事『・・・レプラコーン・・・金を探す怪物・・・先生、金です!その金のスイッチを押してください!』
パパ「?・・・そうか・・・!よし、押すぞ」
幼ツン『パパ!違う!』
刑事『!?』
パパ「?違う?どういうことだい?って、何をやっているんだい!早く逃げるんだ!」
幼ツン『ねえ、パパ。覚えてる?大おばちゃまの家に遊びにイギリスに行ったときのこと!』
パパ「ああ・・・覚えてる・・・そうか!道路にそんな標識があったな。『レプラコーンに注意』あれは英国の風習だったな・・・
・・・ユニオンジャック!赤と青と白!・・・いや、違う。ユニオンジャックの配線はないよ」
幼ツン『違う!あそこはイギリスじゃない!あそこはアイルランドよ!』
パパ「アイルランド国旗・・・そうか!緑、白、黄色!この配線か!」
パチン
パチパチパチパチ
パパ「ふう・・・まさか、生きてもう一度地面に足をつけられるとはな・・・」
幼ツン「パパ・・・!心配させるんだから・・・バカバカ・・・!・・・大ッ嫌い・・・!」
パパ「ああ、私も愛してるよ。ふう・・・やれやれな仕事だ。二度と爆弾解体なんてやらんぞ・・・」
刑事「・・・見事でした、先生。さ、その爆弾を貸してください。こちらで処理します」
パパ「ああ・・・あとは任せたよ・・・」
ポン
ピピピピピッピピピピピピッ
パパ「!」
刑事「え?!」
『はーっはっはっは。俺の爆弾を解体するとはやってくれるじゃねえか。だが、やっぱりてめえはバカだな!
この音声と同時に、爆弾は再始動する!ま、お前が爆弾を解体した時点で残ってた時間を残り時間にしてやる!
この腐れ脳味噌やろうが!娘と仲良く死んじまえ!あーばよ!』
パパ「・・・みんな、聞いたな」
刑事「・・・ええ」
パパ「・・・娘は頼んだよ」
幼ツン「パパ!」
パパ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
刑事「先生!どこへその爆弾を捨てるんですか!」
パパ「(・・・どこだ・・・池はどこだ・・・!・・・あった!残り二十秒!・・・!)」
パパ「このまま、池の底に沈めぇぇぇぇ!」
ドボン
パパ「ぐぅ・・・もう・・・愛してるって・・・言った・・・からね・・・愛してるよ・・・だから・・・許しておくれ」
爆音。
幼ツン「パパ!パパァーッ!」
ツン「・・・ね?分かったでしょ?あの人は・・・確かに探偵としては一流だった・・・けど、人間としては三流だった・・・
私を置いて、一人で行っちゃうんだもの・・・」
助手「・・・立派な・・・人だったんですね」
妹「ぐすん・・・ぐすん・・・」
ツン「ううん、全然立派じゃない。約束を破る人間は、最低よ」
助手「いえ、立派です。きっと・・・天国で所長さんを見守っていますよ」
ツン「は?勝手にパパを殺さないでよ!?」
助手「へ?」
ツン「あのねえ、変な妄想してない?あのダメ人間が、爆弾抱えて池に飛び込むなんて真似するわけないでしょ?
いい?爆弾ぶん投げて、そのままマスコミとか事後処理がめんどくさくて、一人であの場所から逃げたのよ!?信じられる!?しかも私を置いて!」
助手・妹「・・・・・・」
ツン「大体ねえ、あの人はそれに輪をかけてダメ人間なのよ!あの時ソフトクリームを買ってくれるって約束したのに、結局約束を破ったのよ!
ああ、あの遊園地のソフトクリーム楽しみにしてたのに!大好きだったのに!とろけるようなあのソフトクリーム!あの人が約束破るから食べられなかったのよ!」
助手「・・・・・・・・ぷっ、はは、はははははははは!」
ツン「な、なによ、何で笑うのよ!」
助手「いやね、色々面白かったんですけど、何より面白かったのは・・・所長さん、お父さんのこと大好きなんですね」
ツン「バ・・・バカ言わないでよ!あんなダメ親父嫌いよ!そんなこと言うアンタも嫌いなんだからね!」
ところが・・・もう少し続く。
助手「でも・・・その話、少しだけおかしいですね」
ツン「え?」
助手「だって・・・その話、少しだけ辻褄が合わない点がありますよ」
ツン「・・・・・・・・・あ」
助手「だって・・・そんな風になるはずないじゃないですか」
ツン「確かに・・・そういえば・・・おかしい・・・わね」
助手「・・・そのレプラコーンは、捕まってるんですか?」
ツン「ううん、捕まってない。時効まで・・・あと三日か。ちょうど十年前の話ね」
助手「・・・その時の通信の記録は?」
ツン「残ってる・・・はず」
助手「現場に残ってたものは?」
ツン「あ・・・あるはずよ」
助手「もしも・・・犯人が・・・だとしたら」
ツン「そういえば・・・観覧車をくまなく調べることができる人は・・・
あのタイミングであんなことができたのも・・・
あの時、パパが観覧車に登ったのも・・・」
助手「・・・お父さんの弔い合戦と、いきましょうか?」
ツン「だから死んでないってば!・・・でも、そうね。あの人も安らかに成仏できるかもね」
姉「さて、ここまで読めば、あとはすんなりと分かるはずです。
大して難しい話ではないでしょうね。犯人もほぼ限定されてますし。
よく読んで、一つ一つの行動が可能だった人間、話で辻褄が合わない点を絞り込めば、
自ずと犯人は見えてくるでしょう。解決編は、後々に―。
解説は私―お姉ちゃんでした。ちなみに私、その時はイギリスの曾お婆ちゃんのところにいました。
運命って不思議なめぐりあわせ―」
ツンデレ「ちょっとお姉ちゃん!なに一人ごと言ってるのよ!」
名作キター!!
はやくもこのスレの一番人気になる予感が
ツンデレあり、ギャグあり、シリアスあり、謎解きありと色々盛り込まれてるなぁ♪
長文なのにサクッと読めてなおかつ、後味スッキリ!
最近の職人さんレベル高い!非常に乙です!!
199 :
名無し職人:2006/07/19(水) 02:45:00
今回の職人さん、凄いです!
まるで、探偵物みたいジャマイカ!!
うーん
ちょっと自分には微妙ですが
ともかく禿乙です
お母さんが探偵じゃなかったっけ?
設定は自由
俺のシチュはまた違うし
自分の世界をぶつけていけばいい
いろいろなものが読めて嬉しいし
ただしツンデレはガチ
そういや水族館はどうなったんだ?
205 :
名無し職人:2006/07/19(水) 21:06:58
ツン、助手、姉、妹の名前ってあるの?
206 :
解決編:2006/07/19(水) 21:48:41
ゴソゴソ
?「そこの君、何をしているんだい?」
新米刑事「あ・・・すいません。ちょっと昔の事件の調べ物をしていまして。あ〜・・・どうも、警部どの」
警部「うん・・・見ない顔だな」
新米刑事「ええ、他の所轄から来ましたから・・・」
警部「・・・まあ・・・よろしい。何の調べ物だい?」
新米刑事「10年前・・・レプラコーンとかいう愉快犯について、ですね」
警部「レプラコーン・・・そんな奴がいたな。だが、もう終わった事件だろう」
新米刑事「ええ・・・その通りです。その事件の担当は確か・・・警部殿でしたね。当時刑事でしたそうですが」
警部「・・・ふ、ああその通りだ。だが、解決したのは私ではない。とある探偵だ。私は手も足もでなかったよ」
新米刑事「しかし・・・その功績が後々の昇進に大きく貢献したそうですよね」
警部「・・何が言いたい」
新米刑事「いえ、ね。今、この場で、レプラコーンが捕まるということですよ」
警部「・・・・だから、一体」
ツン「だから、まだ分からないんですか?レプラコーンさん?」
警部「君は・・・そうか、先生の娘さんか。すっかり大きくなったねえ。しかし、一体何の冗談だい?私がレプラコーン?
バカバカしい。そんなわけ・・・」
ツン「白を切るつもり?助手」
刑事改め助手「はい」
ブツ
『どうしました!?』 『・・・子供じゃない』『そ・・そんな・・・フェイクだったんですか!?』
ブツ
警部「・・・それがどうしたんだい?」
ツン「あら、余裕ね。それなら一つ聞くけど、どうしてフェイクと分かったの?」
警部「・・・それは・・・レプラコーンは・・・そのような手を使って・・・」
助手「過去に、レプラコーンがそんな手を使ったことはありませんねぇ」
207 :
解決編:2006/07/19(水) 21:49:49
警部「・・・だ、だが!レプラコーンには愉快犯的な性質が多くあった!普通そう考えるだろう!」
ツン「・・・結構。じゃあ、もう一つ尋ねるけど、貴方はどうしてあの時、ゴンドラに子供がいるのが見えたの?」
警部「み、見えたんだ!見えたんだからしょうがないじゃないか!」
ツン「どうして?パパだって、ゴンドラの中が完全に見える位置まで昇らないと、中が見えなかった。子供の影すら見えなかったのよ。
なら、どうして貴方は子供がいる、なんて叫んだの?」
警部「ま、まわりの人間だって、子供がいる、と叫んだはずだ!」
ツン「そ〜でもないのよ。その時の当事者の人に話を聞いてみたけど、ほぼ全員がこう言ったのよね。
『自分は遠くて見えなかったけど、まわりは見た、と言っていた。きっと自分はタイミングが悪かったんだろうな』ってね」
警部「あう・・・だが・・・だが・・・見えたんだ!私は見えたんだ!」
ツン「ふ〜ん・・・じゃあ、もう一つ」
ブツ
『緑の線、オレンジの線、青の線、白の線、黒の線がある。その上に、金色のと銀色のがある・・・!どうする・・・横にはタイマー、四分三十二秒だ!』『・・・レプラコーン・・・金を探す怪物・・・先生、金です!その金のスイッチを押してください!』
ブツ
ツン「これでもまだ言い逃れできる?」
警部「ぐ・・・が・・・」
ツン「分かってるわよねえ?パパはスイッチなんて一言も言ってないの。でもアンタはスイッチって言ったわ」
警部「あ・・・う・・・同型の・・・爆弾が・・・・」
助手「レプラコーンの爆弾に、そんなタイプはありませんねぇ」
ツン「これでもまだ、白を切る?」
警部「が・・・が・・・」
ツン「じゃ、とどめといきましょうか。これが、爆弾の残骸から推定した爆弾の形。
爆薬・・・信管・・・配線・・・金具・・・そして、スピーカー。どうもこのスピーカー、中に入るような小型のスピーカーじゃなかったのよね。
でも、パパがその爆弾を持っていた間、そんなスピーカーは爆弾の外にはどこにもなかったのよね。
けど、声がした後のことは、ゴダゴダでよく覚えていない・・・もう、分かってるわよね?誰がスピーカーを仕込めたか?誰が、いかにも状況を見ていたかのような声を吹き込めたか?
以上、チェックメイト。逃げの一手は?」
208 :
解決編:2006/07/19(水) 21:50:45
警部「・・・初めは、みなが言う通り、ただ爆弾を爆発させるのが楽しかったから爆発させていた・・・」
ツン・助手「・・・・・・・・」
警部「だが・・・どんな爆弾も、先生の前に次々と見つけられ、レプラコーンは追い詰められていった・・・
だから・・・私は思った・・・私の爆弾で、あの人を打ち負かしてやりたい・・・と。だが・・・完敗だった。
だが、皮肉だな。先生が爆弾を解体してくれたおかげで、私は今、この地位にいる・・・
さあ、黄金の秘宝を手に入れようとしたツケを払わなくてはならないな・・・」
ツン「ええ・・・残念ね。パパ、貴方のことを信頼していたのに」
警部「・・・・そう、か。残念がっていたか」
?「ああ、残念だよ」
ツン「あ・・・パパ!?」
助手「え・・・あの人が!?」
警部「・・・せ・・・先生・・・」
パパ「残念だよ・・・君はいい相棒だと思っていたのに・・・」
警部「先生・・・許してください・・・昔のことも・・・今のことも・・・そして・・・これからのことも」
カチャリ
ツン「け、拳銃!?」
警部「先生、あの世でお嬢さんと仲良く、ね」
パン、パン。
ツン「う・・・・・え?」
助手「所長さんの大事な人を傷つけるのは」
パパ「私の娘を傷つけるのは」
助手・パパ「許さない」
姉「(どうも、解説の姉です。今回はただ解説です。
この瞬間、何が起きたのかと言うと、
犯人の警部が拳銃を取り出した瞬間、神速でパパと助手君が拳銃を引き抜きました。
そして、パパが犯人の拳銃を撃つと同時に、助手君が拳銃を撃ちぬいたので、拳銃は二回宙を舞ったわけです。
以上、解説終了)」
警部「ぐ・・・くそ・・・もう少しで・・・私の勝ちだったのに・・・なにもかも・・・貴方に勝ちたかった・・・憎かった・・・ちくしょう・・・ちきしょう・・・」
ツン「ねえ・・・?パパ」
パパ「なんだい?マイ・フェア・レディ?」
ツン「チッ・・・・パパならさ・・・犯人すぐに分かったでしょ?どうして?」
パパ「娘に花を持たせるため・・・不満かい?」
ツン「・・・パパのことくらいお見通しよ」
パパ「そうか・・・ま、十年も一緒に事件を解決してきた仲だったんだ。それくらいは・・・・察しておくれ」
ツン「・・・事件に私情を挟むのは関心しないけど・・・」
パパ「?」
ツン「別に・・・嫌いじゃないわ」
パパ「そうか・・・じゃあ、父さんはそろそろ帰るよ。母さんが怒っているからね。・・・いい彼氏をもったじゃないか。結婚報告は早めに、ね」
ツン「! バカァ!そんな関係じゃないわよ!」
助手「確かお母さんも探偵稼業をやってるんですよね?いえ、結構です」
ツン「な、なんでよ!」
助手「教えてもらわなくても分かりますから」
ツン「へ?」
ツン「ねえ・・・?パパ」
パパ「なんだい?マイ・フェア・レディ?」
ツン「チッ・・・・パパならさ・・・犯人すぐに分かったでしょ?どうして?」
パパ「娘に花を持たせるため・・・不満かい?」
ツン「・・・パパのことくらいお見通しよ」
パパ「そうか・・・ま、十年も一緒に事件を解決してきた仲だったんだ。それくらいは・・・・察しておくれ」
ツン「・・・事件に私情を挟むのは関心しないけど・・・」
パパ「?」
ツン「別に・・・嫌いじゃないわ」
パパ「そうか・・・じゃあ、父さんはそろそろ帰るよ。母さんが怒っているからね。・・・いい彼氏をもったじゃないか。結婚報告は早めに、ね」
ツン「! バカァ!そんな関係じゃないわよ!」
ツン「ねえ・・・?」
助手「ん?なんですか?」
ツン「ママのことは・・・聞かなくてもいいの?」
助手「確かお母さんも探偵稼業をやってるんですよね?いえ、結構です」
ツン「な、なんでよ!」
助手「教えてもらわなくても分かりますから」
ツン「へ?」
助手「ええと、試しに所長さんのお父さんの帰った日の会話を当てましょうか?」
ツン「な、は、はん、そんなことできるわけ・・・」
助手「ええと、お父さんが帰って第一声が『爆弾の解体やるなって、バッカじゃない!?』違いますか?」
ツン「う・・・な・・・なんで・・・」
助手「で『アンタなんか爆弾と一緒に爆発してればよかったのよ!』って感じじゃなかったですか?」
ツン「一字一句・・・」
助手「それから『でも・・・心配してなかったからね!本当に少しも心配してなかったから!』ってな感じで泣きつきませんでした?」
ツン「な・・・なんでそこまで・・・」
助手「所長さん見てれば分かりますって。でも、ま、所長さん」
ツン「な・・・なに・・・?」
助手「誰かの嫁さんになった時は、素直に抱きついてあげたほうがいいですよ。その方が、相手も嬉しいし、自分も嬉しいんです。じゃ、とっとと行きましょ」
ツン「ちょっと!」
助手「え?」
ギュ
助手「あ・・・ちょっと・・・何抱きついて・・・あ・・・」
ツン「・・・パパ助けてくれて・・・ありがと。アンタは・・・死ぬようなことしちゃダメだからね・・・アンタには・・・死んでほしくないから・・・これでも・・・好きだから・・」
ギュ
助手「ええ・・・知ってます。ずっと前から」
ギュ
ツン「! ちょっと!今アンタ、胸に触ったでしょ!?」
助手「え、ちょっと、先に抱きついたのは所長さんの方、うわあああああああ!」
一方そのころ・・・
パパ「や、やめたまえ!先に抱きついてきたのは、ハニーの方じゃないか!」
ママ「うるさいうるさいうるさい!アンタみたいな甲斐性なしは死んでしまえ!」
213 :
名無し職人:2006/07/19(水) 22:24:09
どっちもツンデレかよ!w
要するにお母さん似なのですねw
そして娘は父親のような男性を好きになる・・・とw
長編書かれた職人さん乙でした。大作ですね〜!
自分も事件編解決編と分けて書きたいと思ってましたが、なかなかアイデアがまとまらなく躊躇してたので、やられた〜と言う感じですw
長編担当などと言うコテ名乗ってるくせにw
次回作も期待しております。
自分も新しいネタ考えないとな〜。
ネタが思いついたので執筆にあたり設定の確認をしたいんだが、
ツンとツンの姉、助手と助手の妹の年齢設定ってあったりする?
おれの中の脳内設定ではツンは女子高生(高2)で金持ち、助手は大学生(1年)
で姉は20代後半のヒマな仕事 妹は小5ってな感じだけど
あるいは勝手に設定してもよかですか?
妹が小五か・・・
見解の相違ってやつかもしれないけど、俺の中ではツンより年下かどうかって年齢だけど・・・
ま、そこは解釈しだいでしょ。
>>216 設定は各自の自由だから。ツンが学生ってのはまぁ おk(中学か高校かで意見がまた別れるが)
おれの脳内では助手は元刑事で射撃の名手だが
でも押し付けは無しの方向で
付け足すと、ツンが助手に好意があるかどうかも自由。
助手がツンに好意があるかどうかも自由
助手の妹ってのはだんだんアリな感じになってきたけど、それ以外の登場人物の肉親関係も自由。
ギャグチックな設定なら双子のツンとか、助手は6つ子の末弟とかでもおもしろいかもしんない
と、とにかく自由で、人には押し付けない事なんだからね!
聞いてるの!もう!
220 :
名無し職人:2006/07/20(木) 01:21:08
ここらで、簡単な設定でも決めとく?
ツン
本名
年齢
助手
本名
年齢
姉
本名
年齢
妹
本名
年齢
詳細はまた後ほど
決めんほうが書き手としては楽だろ
222 :
名無し職人:2006/07/20(木) 01:38:00
大人の女性がツンっていうのも惹かれるなぁ…なやんでしまいますた。
職人さんいつも楽しませてくれてありがとうございます。
名前は決めるな
夢を見た。とっても、怖い夢。そして、淋しい夢。
寝言で、やだ、やだよぉ、と叫んでいたらしい。みかねた助手が、起こしてくれた。
助手「悪夢でもみたんですか?まったく、仕事中に事務所で熟睡するから、バチがあたったんですよ」
ツン「・・・ごめん」
助手「あれっ?珍しく素直じゃないですか」
ツン「・・・。えいっ」
助手「えっ?どうしたんですか。急に僕のワイシャツの袖をひっぱるなんて」
ツン「あなたも、名探偵の助手なら、それぐらい、推理しなさい」
助手「無理です。所長の行動パターンは、支離滅裂すぎて、推理不可能です」
・・・さっきみた怖い夢。私の目の前から、助手が急に消えていなくなってしまった。
目覚めて、不安になって、助手の実在を確認したくなって、袖なんかひっぱってみたんだけど。
ツン「推理出来ないの?まだまだね。当分、独立しないで、私の助手を続けなさい」
出来れば、ずっと、一緒にいなさい。後、夢の中とはいえ、急に消えた罰を与えます。
もう少し、もう少しだけ、あなたの袖をひっぱるからね。
設定決め論議は1スレ目からあったけど
結局は無い方向で今まで来た
これからも決めるべきじゃない
自分の好きで書いたらいいだろ
俺は俺の世界観で書きたいし
人の読むと「そうきたか」って感じで
驚いたり嫉妬したり笑ったり萌えたり
いろいろな感情に悩まされるよwww
そういった意味じゃエロもシリアスもアリアリで
でもツンデレの本分は萌えだし、ここは藁板なので笑いが中心だと思う
まあ全部自由ってことで
ツンは高卒したはず
助手 「2か3スレで高校生だと探偵業になにかと支障がでるだろうからと高校だけは卒業させようとなったんですよ」
228 :
名無し職人:2006/07/20(木) 09:39:04
世の中にはいろんなツンデレ探偵がいて、それと同じ数だけツンデレな探偵に振り回される助手がいる。
それでいいジャマイカ。
ツンの気持ちになって考えてみろよ!
この流れで「自治厨ウザス」にならないんだな……
助手「すべては所長の力ですね」
ツン「当たり前じゃないの!!(あなたがいなきゃ、やっていけないんだから………これからもあたしを支えていきなさいよ)」
231 :
名無し職人:2006/07/20(木) 11:56:03
>>229 うっさいわね!大きなお世話よ!考えて欲しいなんて思ってないんだから!!
(私の気持ちぐらい、考えなくてもわかるようにしときなさいよ…)
>>226 >>227 なってない
そうしたい人はそうすればいいって言う事になった
俺のシチュでは現役高校生
みんなの自由でいいだろ
助手「あー、うちの所長も高2って設定ですよ。
でも制服がミニスカートなんで犯人追跡中とか目の毒・・・・いでででで!!」
ツン「はん!このスケベ大魔神!!」
(やばぁ・・・・結構見られてたんだどーしよどーしよどーしよー・・・・)
何歳でも いいじゃないか ツンデレだもの みつを
もう!
あんた達何回も言わせないでよね!
議論する暇があったら、私の活躍をもっと書きなさーーーーーい!
あんた達に自由にされた・・・いわけじゃないけど(///)
でも、私はいつでも自由なんだからね!
縛り付けようなんて、無駄!無駄!無駄!なんだから!
次からテンプレに「設定自由」も入れなさいよ
きれいなツンデレの足跡にはきれいなツンデレの水たまりができる
みつを
妹が助手の妹で、
姉がツンの姉なのはガチだよね?
それも自由
職人殿乙です
皆さん頑張ってください
妹は、初登場時は実妹ではなかったよね。
まあ、そのへんも自由なんだろう
ここはもう長編担当さんと同じ設定でよくね?
我がツンデレの推理力はァァァァァァァアアア
世界一ィィィイイイなんだからね!
助手ゥゥウウ――ッ 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないんだからね!
(もう・・・こんなとこにいたのね。)
夜の公園、ベンチに腰掛けて、助手の携帯に電話をかける。
「もしもし、私だけど。うん、みつけた。依頼の品をね」
10分後、助手が公園に駆け付けて来た。私の隣に座って、依頼の品を確認する。
「確かに、間違いありませんね。柴犬、生後3ヵ月、オス、和田さんちのポチです」
「まぁ、私にかかれば、みつけられないものはないのよ。迷子の子犬でも、怪盗ルパンでも、ね」
「さすが所長、名探偵!」
「ふっ、当たり前じゃないの。でも、もっと誉めてもいいのよ」
「それにしても、可愛い犬ですね」
(まぁ、確かに可愛い犬だけどさ。子犬に言えるんだったら、私にも言いなさいよ)
「あれっ?どうしたんですか。なんだが急に不機嫌になったみたいですけど」
「うるさいな、不機嫌になんかなってませんから」
「笑ってくださいよ。大事そうに、子犬を胸に抱えている所長、凄く可愛いんですから」
「なっ、なによ・・・当たり前の事言わないでよ」
(凄く可愛い?私が?)
「あれっ、流れ星ですね」
「えっ?ホントだぁ」
(願い事をしなきゃ・・・君といつまでも一緒にいられますように、と)
「所長は、なにかお願いしましたか?僕は、百年後も所長の側にいられるようにお願いしましたけど」
「・・・バカ」
(ホント、バカなんだから・・・私と同じ願い事なんて)
星明かりしかない公園でなければ、はっきりとわかるぐらい、にやける顔を押さえるのに必死だった。
その時、胸に抱えていた子犬が、「ワン」と、元気よく吠えた。
「どうやら、この子はわかってるみたいね」
「子犬がですか?何をわかったんですか?」
「それぐらい、推理しなさい、簡単な暗号なんだからね」
(ホントに、簡単な暗号。ワン=1じゃないの。二人の願いはひとつ、そういう事だよね、ポチ)
そんな事を考えながら、そっと、子犬の頭を撫でてみた。
癒し系ツンデレ乙です♪相思相愛ですね(^-^)
語りはツン
チチチチ
「うるさいな鳥め。せっかくの休みの朝だっていうのに…」
朝が苦手な助手。だけど今日はちょっと違うみたい
「チチチチ…ちち…父、かぁ。なんかあの日のことを思い出すなぁ」
訳のわからないことを口走って
「所長と初めて会った日のことを」そう言うと助手は半起きのまま懐古し始めた
ノーパンのままで。はずかしいわね…
それは時をさかのぼること数ヶ月前、助手が上京して間もないある日のこと
「ふぅ〜、疲れた。都会がこんなに疲れるとは思いもよらなかった」
疲れた感じで助手に見合ったアパートに戻ってきて一息ついていると
コンコンとドアをノックする音が
助手は「ん?はーい、今あけます」といってドアを開けた
ガチャ
「な?どうしてお前がここにいるんだ?」
なんだか驚いてるみたい。そこにいたのは女の子で
「うーんとね、朝起きたらお父さんが突然いなくいなくなっちゃってたの」
「それでね、机に手紙とお小遣いが置いてあったの」
そこにいたのは助手の妹ちゃんで、お父さんがいなくなってたらしくて助手をたずねてきたみたい
助手と妹ちゃんのお母さんは妹ちゃんがまだもっと幼いころに急な病に倒れて今はもういないって助手がいってたわ
それ以来男手一つで助手と妹ちゃんを養ってきたお父さんの突然の失踪
「親父が!?いなくなった?」
「うん。それでね手紙に住所が載っててここに行きなさい書いてあったの」
「でも、きっと旅行かなんかだよ。だって手紙に探さないでくださいって書いてあったから」
妹ちゃんは妹ちゃんらしく明るく振舞っている
「探さないでくださいって、モロ失踪じゃねーか!どんな旅行だよ!」
「男の一人旅ってやつじゃない?それよりお小遣いもらったから明日遊びに行こうよ」と妹ちゃん
「そんなわけねーだろ。何言ってんだ。それにお小遣いつったってたいした額じゃないだろ」
「えー?ほらー、こんなにいっぱいあるよー」
妹ちゃんは諭吉が縦に立つほどの厚みの札束をもっていた
「なー?いくらあるんだよ!」と助手がマヌケ面
「わかんない。でもたくさんあると思うよ」
「それは、あれだ。さよならのサインだ。親父失踪はガチだ」とうなだれる助手
「そんなことないよ…だって…」何かを言おうとする妹ちゃん
「いいから。親父はちゃんと探しだす。心配するな」
助手にしてはたくましいこと言ってくれてるじゃないの
その日はもう遅かったので妹ちゃんと久しぶりに寝ることにした助手
寝るといっても睡眠のことよ!
>>247の最後から3行目は
×たくましい
○頼もしい
です
職人殿乙です
イイです
助手「所長?」
ツン「…」
助手「所長さん?」
ツン「…」
助手「聞こえてますか?」
ツン「…」
助手「しょぉぉぉぉぉちょぉぉぉぉぉねぇ?」
ツン「うるさいわね!考え事してる最中なの!」
助手「僕の事を考えてたんですか?w」
ツン「当たり前じゃない!他に何があるのよ!?」
助手「Σ(゚∀゚)!?」
ツン「Σ(゚Д゚)!?」
助手&ツン「( ゚д゚ )」
姉&妹「こっちみないでよ!」
↑つづきがあると考えてよろしいか!?
↓誰か続けてくれ
ツン「ぜぜぜぜぜぜ前言撤回!アンタのことなんか考えてるわけないじゃない!」
姉「じゃあ、ほかにどんなこと考えるの?」
ツン「・・・・・・(指折り数え中)・・・」
妹「・・・・・・・・・・・」
助手「・・・・・・・・・・・・・・・ない・・・・・・・・・・・・あ、あるに決まってるじゃないの!」
助手「(貴方、探偵ですか?)」
姉「(初心ねえ)」
妹「(今、『ない』って言ったよね!?)」
ミス・修正版
ツン「ぜぜぜぜぜぜ前言撤回!アンタのことなんか考えてるわけないじゃない!」
姉「じゃあ、ほかにどんなこと考えるの?」
ツン「・・・・・・(指折り数え中)・・・」
妹「・・・・・・・・・・・」
ツン「・・・・・・・・・・・・・・・ない・・・・・・・・・・・・あ、あるに決まってるじゃないの!」
助手「(貴方、探偵ですか?)」
姉「(初心ねえ)」
妹「(今、『ない』って言ったよね!?)」
ええいッ先を越されたわ!
つながるかッ?・・・つながらんか。
でも投下。
姉「もぅ、見てるこっちが恥ずかしいわよ。ねぇ?」
妹「兄さん・・・はっきり言って妬けます」
ツ「ちちちちち違うわよッ今のは嘘!冗談!!」
助「そうなんですか?ちょっと嬉しかったのに・・・」
ツ「え!・・・や、その、今のは・・・」
助「ですよね・・・所長が僕なんかを・・・ああ、期待した僕が馬鹿でしたッ」
ツ「違うの違うの!嘘じゃなくって・・・今のは・・・」
助「今のは?なんです?」
ツ「うぅ・・・」
姉「何かしら?アタシも聞きたいわね、んふふ」
妹「私も是非」
ツ「あ、あんたの・・・」
助「僕の・・・?」
姉「彼の・・・?」
妹「兄の・・・?」
256 :
255:2006/07/22(土) 16:35:53
ツ「きゅッ給料を上げてやろうかと考えてたのよッ!」
助「そうきたか・・・orz」
姉&妹「・・・チッ」
ツ「さ、最近がんばってたしッ?ちょっとぐらいならいいかなー・・・なんて」
姉「わが妹ながら情けない・・・」
妹「正直、期待ハズレです」
助「所長?」
ツ「何よッ」
助「それは・・・まぁ、ありがたいんですけど」
ツ「何か不満!?」
助「別の言葉が聞きたかったかなー、なんて」
ツ「バカね何言ってんのよ。フンだ。・・・待ってるんだから」
助「え?」
ツ「うっさい!なんでもないわよッ
(ずっと待ってるからね、あんたから言ってくれるのを)」
妹「その給料なんだけど・・・ほら、帳簿見てもらえます?」
ツン「え・・・?ギャー!なにこれ!赤も赤、大赤字じゃない!どうして!?」
妹「原因は多々あると思いますけど・・・仕事ほっぽりだして海に遊びに行ったり」
ツン「うぐ」
妹「なんかよく分からない出費があったり」
助手「ぐえ」
妹「気がついたら居候が増えてたり」
姉「あう」
妹「なるべくして赤字になったとしか・・・」
ツン「・・・そうよね。私は探偵だものね!パパみたいな探偵の血をひいてるのよ(orz)!だから頑張らなきゃ!」
助手「所長さん!」
ツン「助手!私のコート!」
助手「はい!」
ツン「変装セット!」
助手「はい!」
ツン「写真入れ!」
助手「誰のですか?」
ツン「そんなこと聞くなバカ!」
妹&姉「(あちゃ〜・・・)」
俺の思い付きからここまで派生するとは…続けてくれた人GJ!
助手「では、僕も行ってきますかな」
ツン「そう?なら早く行きましょ!」
助手「いえ、今回は上から依頼が来てるんで、そっち行かせてもらいます」
ツン「あら、そう?っていうか上って誰よ」
助手「いや・・・それは言えないな・・・その箱取ってもらえる?」
妹「はい、兄さん。チェックする?」
助手「ああ・・・お、アキュラシーインターナショナルシリーズの新型か。有効射程距離は1400か・・・よくあの石頭大佐がこんなの支給したね」
妹「逆に言うと、これだけで精一杯だったんだって・・・あと、兄さんのS&Wも銃身が完全にねじ切れちゃったから、もう使い物にならない、って」
ツン&姉「(あんぐり)」
助手「そっか・・・で、これが代わり?」
妹「そう。ブローニング・ハイパワー。古今東西でも、傑作の一つに挙げられる名作よ」
助手「ふむ・・・悪くない。グリップはS&Wと同じ奴を?」
妹「ええ、壊れたのと同じグリップをつけたわ」
助手「Masterpiece!最高だ。ん、銃身に文字が彫ってある・・・ふふ、なるほど、最高の銃だ。これなら問題なし。じゃ、行こうかな」
妹「いってらっしゃい」
ツン「ちょ、ちょっと!」
助手「?」
ツン「何処行くかぐらい言いなさいよ!」
助手「そうですね・・・北、へですかね。ちょっとややこしい事態になってるらしいんで」
ツン「き・・・北!?ま、まさか・・・」
助手「では、二週間で帰ってきますので、待っててくださいね。では!」
ツン「あ、こら!ダメ行っちゃダメ!」
助手「あ・・・所長さん・・・僕は・・・」
ツン「ダメ・・・行かないで・・・行っちゃヤダ・・・だって・・・」
助手「・・・・」
ツン「いま、事務所にお金ないんだから!」
助手「では、行ってきます」
ツン「あ、バカ!行くな!バカァッ!」
妹&姉「(アチャ〜・・・)」
>>260 上一行はその通り。
上二、三行は間違い。
この流れがないとできんかった。
いや、面白いと思うよ
うまくつながってる
きちんとネタ書く人にカスも空気嫁も無い
このスレでは職人さん全員に乙だ
激乙だ
>>259の軍オタぶりにもビックリしたwww
>>ツン「・・・そうよね。私は探偵だものね!パパみたいな探偵の血をひいてるのよ(orz)!だから頑張らなきゃ!」
声上げて爆笑したw
そろそろageさせてもらいますか、所長さん。
→は、はい!
い、いいえ!
ツンデレなDQ主人公
語りは助手
翌朝妹より早く起きた僕は気になって妹のもっていた札束を確認していた
ぺらぺらぺら…数分ほどかかって札の枚数を数え終わるとなんと150枚もあった。まさしく大金だ
大金を目の前にして金をどうこうするよりも今は親父の行方を探し出して真相を追究することが先決だと感じた。でも…
「は〜、探すといってもな〜。やっぱり自分ひとりじゃどうにもならないかもしれない」
と昨日妹に勢いで親父を探すと言ってしまったことを一人後悔していた
「ん〜〜…おはよう」
おっと妹が起きてしまった。僕の下半身はまだ眠っているようでやや膨張したままだ
「お、おはよう」といってポジションを下げる
「ところでこの大金だけど、お前に持たせておくのは危険だからお兄ちゃんが預かっておくぞ」とごまかす
妹は寝起きでよくわかってない様子で「うん」と言ったままうつろな目をしている
うーん。こんなときに何だが、妹もかわいくなったもんだ
幸い僕はロリコンではないし常識も兼ね備えているので変な気を起こすことはない
審美的に妹を観察していると言い換えることができる。だが今はそんなことを考えている暇はない
これからどうするか頭を抱えているうちに2時間くらい時が過ぎただろうか
親父を探す自信がないといってもこの小動物じみた妹をほうっておくわけにはいかない
とにかく何か行動しなくてはと妹を連れ立ってわけもわからず駅へ向かうことにした
なぜ駅に向かおうとしたかはわからないが、とにかく駅へ向かった
無言のまま駅に向かって歩き続けている途中
「ねー、あれはー?探偵事務所って書いてあるよ」と妹が言った
「ん?探偵事務所?」
見上げると小奇麗な雑居ビルの看板に上品かつデカデカと『ツンデレ探偵事務所』と文字が躍っている
怪しいネーミングの事務所の看板を見て僕は
「あー、駄目だ。うさん臭い。探偵なんてうさん臭い。うさん臭い探偵だ」
素直にそう思った。しかし
「探偵なんかに頼らなくても親父は見つかる。ネバネバをたどって行けば親父がいるかもしれないだろ」
と、心の中の不安が意味不明なことを口走らせてしまった
「ちょっとー、意味のわかんないこと言わないでよ。それに…朝お兄ちゃん…ぼ」
朝の独り言を妹に聞かれてしまったと悟りこれ以上は無駄だと僕は心情を吐露することにした
「聞いてたのか?」
「え?……うん」と妹
意地を張っても妹をさらに不安にさせるだけだ
「お前を心配させないようにしてたけど、実はお兄ちゃんもお前と二人きりで親父を探すのは不安だ」
「ちょうど一番最初に目に付いたこの事務所で親父の行方を一緒に調べてもらおう」
「…うん」と妹
手元に大金があるとはいえ兄妹二人では心細いものである
故にこのいかにもうさん臭い探偵事務所に調査を依頼してしまったことが
幸か不幸かすべてのはじまりだったように思える
↑のとコレは
>>247のつづきです
意を決してコンコンと事務所のドアを叩く
誰も返事しない
ガチャっとドアを開け
「ごめんくださーい」
誰も返事しない
「んんー?いないのかな?すみませーん」
なにやら奥のほうから会話が聞こえてくる
「あら、ツンお客さんよ。ほら、どうせあんたの負けなんだから早く出なさい」
「えー?嫌よ。それに負けないわよ。お姉ちゃんが出てよ」
「なに言ってるの?初めてのお客さんでしょ?所長のあんたがでなさいよー」
「あ、いただき!ほーらわたしの勝ちー!お姉ちゃん出てよね」
勝負がついたみたいだ。どうやら二人はスマブラをしていたようだ
勝負に負けたのか、なにやらセクシーなオーラのお姉さんがお出迎えしてくださった
「ようこそツンデレ探偵事務所へ。あなたたちがこの事務所最初のお客さんよ」とお姉さん
「はあ、どうも。ところで奥にいるのは?」と僕
「妹よ。ここの所長をしてるわ」
ここで「バーロー」とか言っちゃうような少女よ、と言われたら殺人事件は必至だったが
どうやらその心配はしなくていいようだ
「ずいぶんお若いみたいですけど…」大丈夫かなぁ
「そうね。おとり捜査にはぴったりかもね」とお姉さんが微笑む
「それで、うちに用があるみたいだけど依頼は何かしら?」とかしこまる
助手と思わしきお姉さんに親父のことを説明する
「実はですね…人探しを」
「うちの親父がいなくなってしまったもので今探しているんです」
「それでたまたま目についたこの探偵事務所に親父の行方の調査を頼もうかと…」
僕がおおまかに依頼内容を説明し終えると、気の強い声が
「ちょっと!失礼ね!たまたま目についたからって、うちの事務所はコンビニじゃないのよ!」
めがねをかけたきれいな、お嬢さんとでもいうべきか、所長というには若すぎる娘さんがそう言いながらこっちへやってきた
「あんた何?あやしいわ。ちっちゃい子連れて…もしかして彼女?」と白い目で僕をみる
「こっちは妹です。それにちゃんと探偵として捜査してくれるんですか」と反論
「うるさいわね!今あんたの父親を探してるほどヒマじゃないのよ!こっちは重大な事件を抱えてるんだから!」
「何言ってるのツン、お客さんよ。それにその重大な事件とやらはあんたの思い違いだって言ってるでしょ」
「違うわよ!わたしはこの事件を解決するために探偵になったのよ。ほかの人の依頼なんて二の次よ!」
なんだか突如始まってしまった姉妹喧嘩を観戦していると
「なに見てるのよ!」と所長さんに怒鳴れてしまった
「たしかに、今見られてる感じがしましたね」
「あんたよ!って、あんた……違うわねよね」といってしげしげと僕を観察する
「何が違うんですか?というか、さっき向こうのビルから誰かがこっちを見てた気がするんですよ」
「えっ!?」と驚く所長さん。すぐさま向こうのビルを確認するがもう人影はない。しばし黙ってから
「まさかとは思うけど、あんた私のこと知ってたりする?」と所長さんが聞いてきた
「何を言ってるんですか?所長さんとは今日初めて会ったんですよ」
僕がそう言うと、所長さんはなんだか残念そうにした
「ま、いいわ。あんたはストーカーじゃないみたいね」
何のことだろうか
さっき向こうのビルからこっちを見ていた人と関係あるのかな
と物思いにふけっていると、お姉さんが
「実はね、この子、自分のストーカーを捕まえるとかいって探偵になったのよ」
なんでまた探偵なんだ…他の探偵に頼めばいいじゃないか
「この子が言ってた重大な事件って自分のストーカー調査のことよ」
自分のことじゃないか!
「私はツンの思い違いだと思っていたけど、私もさっき誰かに見られてた気がしてたの。もしかしたら…」
お姉さんの表情が不安げになってきた。どうやら自分の妹にストーカーが憑いていると感じ始めたようだ
それはそうと僕の依頼した親父の行方探しはどうなるのだろうか…と思っていると
「わたしをストーカーするなんてどんなヤツか捕まえてみたくなったのよねー」
と自信満々に語りだして
「それで探偵になったの」と言った
「ストーカーを観察してみようと思ったけどなかなかうまくいかないし
このままストーカーされ続けるのもなんだか癪に障るからいっそのこと捕まえてみたくなったのよ」
なんて娘さんだ。かわいい見た目とは裏腹になかなか危ないことを考えている
そうそう見た目といえば僕はめがねがないほうがいーなーと思っている
「あんた、父親探してほしいとか言ってたわよね?」
「そうですけど、探してくれるんですか?」
「探してあげてもいいけど、ストーカーを捕まえてからよ」
「もしかしたら、あのストーカーあんたの父親かもしれないしね」
「なんてことを言うんですか!僕の親父は国家公務員ですよ!手紙を配る」ちょっと本気で怒った
「冗談よ」といって所長さんはクスリと笑った
「あんた、父親探してほしいって言ってたわよね?」
「さっきもそれ言いましたよ」
「だーかーらー、わたしがストーカー捕まえたら探してあげるわ」
何かを期待したように所長さんは言った
僕は意味がわらず尋ねた
「何なんですか、いったい?」
「わ、わたしがストーカー捕まえたら探してあげるって言ってるんだから、あ、あんた手伝いなさいよ!」
赤い顔をして怒っている所長さん。怒った勢いでめがねが外れてしまった
「あ、めがね、めがね…」とベタにめがねを探している
「はい、どうぞ」めがねを拾って所長さんにわたしてあげる
「僕はめがねがないほうがいいと思いますけどね」
「うるさいわね!わたし、めがねがないとあんたの顔もミジンコの顔と区別がつかないのよ」
とまた赤い顔をして怒っている
「はやく父親探してほしいんでしょ?それにお姉ちゃんじゃちょっと頼りないし…」
「だからって何で僕が…僕は依頼者ですよ」
「いいから手伝いなさい!」
「…はい」
怒られてしまったので仕方なく手伝うことにした
お姉さんは笑って何か所長さんに言っている。それを聞いた所長さんがまた赤くなって怒っている
なぜ所長さんが赤くなって怒っていたかはのちのちお姉さんがおしえてくれるだろう
親父の行方を捜索してもらうつもりがなぜかストーカーを捕まえることになってしまった僕
いったいどうやって捕まえるんだろう…なんかすごく損する予感
>>263 いい事言った!
きちんとネタかく職人さんはこのスレでは宝物みたいな存在。
卑しめることは許されません♪
べ、別にかばってるわけじゃないんだからね!
職人殿乙です
これはまた大作ですね
久々に来たけど前スレよりも盛り上がってますね!
職人さん方乙です!!
*探し人
水族館の人 至急書き足されたし
ツン「なんか暇ね」
助手「猫探しの依頼も無いみたいですし…」
ツン「しかも天気悪いし…」
助手「所長はこの夏何か予定あります?」
ツン「涼しい所に行きたいなぁ〜…」
助手「あ〜…北海道なんてどうだべ?w」
ツン「随分ベタな所をw
助手「お金は有りませんがw」
ツン「ガーン」
助手「はい所長の負けw」
ツン「い、今のは卑怯よ!人に期待をさせてその気持を踏みにじったんだから!」
助手「そんな事言われても勝負は勝負ですからw」
ツン「うぅ〜…まさか得意のつもりだった会話しりとりで負けるなんて」
助手「www」
ツン「うぅ…何よ一体何をさせたいのよ!!」
助手「…じゃあこうしましょう!」
↓ネタが尽きたので続けて下さいorz
279 :
水族館:2006/07/24(月) 12:13:50
ツン「…で、今の今までほったらかしてた訳?」
…すいません…
助手「つるしあげますか?」…勘弁して下さい…
ツン「いーや!無理ね!助手!縄持って来なさい!!」
あー!ちょっと待って!助手君!お話しが…
助手「なんですか?辞世の句を書く時間ですか?」
まあそう言わずに…
助手(なんなんですか?)
(ポロリも入れるから…)
助手(いやー駄目駄目)
(着替えでばったり!)
助手(もう一声!)
(かないまへんな、Bまで!)助手(よし乗った!)
助手「…という訳で許してあげましょうよ」
ツン「なんの取引があったの!?」
助手「いや、大人の事情です。」
ツン「私を子供扱いするって訳?」
助手「いや、そういう訳でめ…」
ツン「ちょっとあんた来なさい!!」
え?なんですか?
ツン(…イチャつきシーン入れてくれる?)
(そりゃもちろん)
ツン(…大人の階段のぼる?)(一段飛ばしでCまで行きます?)
ツン(いゃ!その…B…まで…)
(了解)
280 :
水族館:2006/07/24(月) 12:32:38
ツン「へへ〜♪ただいま〜♪」
助手「どうしました所長?なんかいつに無く機嫌がいいですね。ん?なんです、その袋。」
ツン「な、なんでも無いわよ!」
助手「どうでもいいですけど、あんまりごたごた持ち込まないで下さいね。ただでさえ作者が下手くそなんですから」
…ほっといてくれ…
ツン「!!…今なんか聞こえた!?」
助手「裏事情です。さぁもう練習しに行かないと間に合いませんよ」
ツン「お姉ちゃーん。来たわよ〜!」
姉「あ、来たわね。早速ビデオ見て動きを覚えてもらうから。」
ツン「へ〜。新体操みたいな動きするのね〜。」
助手「…」
ツン「どしたの?」
助手「いや…重大な事に気が付きました…」
ツン「なに!?なにがあったの!!」
助手「このビデオに出演してる人…間違い無くFカップはあります!!」
ドコッ 間髪入れずひねりを加えたボディブローが助手の腹に入った。ホセ・メンドーサも真っ青にならんばかりの威力。助手を小一時間ほど黙らせるには充分なものであった。
281 :
水族館:2006/07/24(月) 12:43:54
助手「あ…いてて…あら?更衣室?」
ツン「やっと起きたわね。このおっぱい星人!」
助手「…うら若き乙女が口にするような言葉じゃありませんね。」
ツン「う、うるさい!さっさと着替えなさいよ!」
助手「あれ?一緒に着替えるんですか?」
ツン「更衣室が一つしかないからしょうがないでしょ!」助手「まあいいですけどね。(役得だし…)」
ツン「こ、こっち見ないでよ!」
助手「わかってますって…」ツン「…ほんとに見ないんだもんなぁ…」
助手「なにかかわいい事いいました?」
ツン「言ってない!!///」
助手「もーいーかい?」
ツン「もーいーよ」
助手「あっ…」
助手はおもわず声をもらした。ビキニの水着をまとった所長。水着には小さくイルカの絵柄がプリントされてある。助手の理性を吹き飛ばすのには、充分なほどの魅力が、そこにはあった。
282 :
水族館:2006/07/24(月) 12:57:33
助手「所長…かわいいですよ…」
ツン「えっ?…ほ、ほんと?」
助手「本当ですよ…我慢出来ないくらいに…」
ツン「ふぇえっ?」
ツンをぎゅっと抱き締める助手。驚きのあまり声のでないツン。
助手「…いいですよね…所長。ずっと…我慢してたんですよ…」
ツン「そんな、こんな所で…恥ずかしいよ…」
助手「所長が可愛すぎるからいけないんですよ…」
ツン「んっ…!!」
唇をかさね、お互いの気持ちを確かめあった。今まで、ツンの裸体を見ておきながら、手を出せなかった助手のジレンマが今、その鬱憤をはらすかのようにツンを求めた。
助手「所長…素敵ですよ…」ツン「あっ…はぁっ……ん……っっ!」
すでにツンの水着はずらされていた。助手はふたつの熟れ切っていない果実をやさしく、しかし激しく味わった。
助手「所長の胸…見た目より大きいんですね…」
ツン「やぁっ…ば……かっ…!」
283 :
水族館:2006/07/24(月) 13:14:12
助手の手が徐々に、じらすかのようにツンの下腹部へと伸びていく。水着に手がかかる。
助手「…所長…脱がせますよ…」
ツン「う…うん…」
少し涙目になっている。やはり女の子。それも処女だから仕方がない事だ。しかし助手は意地悪そうにつぶやく。
助手「涙目になってますよ…怖いんですか?」
ツン「へ…へい……き…だもん…っ!」
助手「ふふ…じゃ…」
ツン「はぁっ…」
下も脱がされた。うっすらと毛が生えている。まだ熟れ切っていない証拠だ。手を伸ばし、淫美な手つきで秘部をなであげる。
助手「…もう…濡れてるじゃないですか…そんなに僕とエッチしたかったんですか?」黙ってうなずくツン。こんなに女の子らしいツンを見たのは初めてだ。助手は優しい声でささやいた。
助手「愛してますよ…所長…」
ツン「わ…わた……し…も…」
息が荒くなり、か細い声だったが、確かに助手はその声を聞いた。
284 :
水族館:2006/07/24(月) 13:44:29
姉「ツンー。助手君ー。まだ準備出来ないのー?」
姉の声が聞こえてきた。
助手「わわっ!早く!所長早く水着着て!」
ツン「あぁん!待ってよぅ!」
どうしてこうも邪魔が入るのだろうか。まだうずいている二人の体なんて関係無しに、姉が更衣室に入ってきた。
姉「あら?なーんだ二人とも、ちゃんと着替えてんじゃん。」
助手「いや、まあ」
ツン「お姉ちゃん…」
姉「なぁにツン?睨んじゃって」
ツン「…知らない!!」
助手「まあまあ所長。また今度続きしましょう」
ツン「うー…」
姉「まあなにがあったか知らないけど今日はイルカに馴れてもらって終わりだから。プールに向かうわよ。」
ツ・助「はーい」
ツン「うわぁーひろーい!!」
助手「ここで本番を迎える訳ですか」
姉「イルカは3匹。芸の種類は五つ。名前は近藤に土方に沖田よ」
助手「…なんで新選組なんですか」
ツン「永倉とか藤堂とか芹沢とか新見とか原田とか伊東とか山南とか斎藤とか」
姉「坂本とか岡田とか桂とか高杉とか吉田とか」
助手「尊皇派か攘夷派かなんてどうでもいいですよ」
285 :
水族館:2006/07/24(月) 13:46:45
あー疲れた 続きはまた今度
あ、名字だけで下の名前がわかった人は書いてみてね
水族館編乙した…ふと思う事があるんですが水族館編のラスト付近ををアレンジしてもいいでしょうか
287 :
水族館:2006/07/24(月) 15:32:06
まだラスト書いてないからわかんないけどネタ浮かんだら書いて下さい
>>水族館
長編乙。堪能しますた。
名探偵「パパは絶対ゆるしませえぇぇんッ!!」
勇、歳三、総司・・・
水族館が最初書いたときから絡んで
催促してきたけど本当に同じ人間か?
まあトリトンとホセで年齢が同じくらいなのはわかるけど
広島者でクオリティーが下がってから
今回またえらい飛ばしようだったなw
エロもいいけど本格的なのは読んでると恥ずかしくなるわ
やっぱ俺は微エロくらいが読みやすい
あとラストのボケが飛びすぎてて人間味って言うか
感情が入ってなくて、こういうの嫌いじゃないけど
>>75くらいがちょうどいいなあ
禿激乙!
あと関係ないけど
姉のほうは有名だから全員わかるけど
岡田イゾウは坂本を襲った刺客で
坂本と同じグループじゃないんじゃないの?
>>278の途中でツンが負けてると思うんだが・・・
乙!
292 :
水族館:2006/07/24(月) 20:13:54
ぶっぶー
いぞうはちゃんと坂本の方のグループです。まああんまり坂本とは関係ないけど倒幕という点ではつながりがあるね。半平太といぞう、坂本と望月亀弥太とか
こちら裏の話…場面は更衣室に向かう姉だが…
姉「さーて、ツンと助手くんは準備できたかな、2人一緒に更衣室に押し込めちゃたけど
大丈夫かな。まさか…なんて事になってたりして」
1人ニヤニヤしつつ更衣室へと向かう姉、今まさに
>>282 が行われてるとは知らず…
後2mほどで更衣室に着くという所で…
ツン(ふぇえっ?)
姉「ち、ちょっと今のツンの声じゃないの?あの娘、まさか助手くんと…?」
そこはお話、都合よく鍵穴があるわけで…もちろん鍵穴を覗く姉、中では
>>283 が…
姉「きゃ、1番いい所じゃない。助手くんのアレも思ったより大きいわね、しまったわ〜こんな時ならツンより先に助手くんを食べちゃえばよかったかしら…」
などとわくわくしながら覗き行為に没頭する姉…
ツン(ダメ…お姉ちゃんが来ちゃう)
助(大丈夫ですよ。まだ時間はありますから)
姉「ふふーん甘いわね、こんな大事なイベントにいない訳ないじゃない…でもここで出てっちゃったらツンのロストバージンもなくなるわけだし、姉としては温かく見守ってやらなきゃ」
と、覗きの正当化をしてると、
従業員「あっ、いたい…」
角から出てきた従業員が声をかけようとするが早いが姉が従業員の口を塞いだ。
姉「なに?今いい所なんだけどもう時間なの?」
従業員「むぐむぐ」
姉「そう?後時間どれ位なの?」
従業員「むぐむぐ」
姉「そっか、仕方ないわね、じゃあ呼んでくるから行ってていいわよ」
姉「あーあツンのロストバージンはおあずけね……」
姉 「ツンー。助手君ー。準備できた〜?」
助手「わわっ!早く!所長早く水着着て!」
ツン「あぁん!待ってよぅ!」
なんだかにやけたような顔で姉が更衣室に入ってきた
姉「あら?なーんだ二人とも、ちゃんと着替えてんじゃん。そろそろ時間だから行くわよ・・・・って助手君、それじゃお客さんの前にでれないわよ。ツンの水着みて興奮したの?」
視線を下におろすと助手の息子がはみださんばかりにおっきしてた。
助 「わわっ、こっち見ないでくださいよ」
とあわてて隠す助手、
ツン 「ちょ、ちょっとーなに大きくしてるのよ、ばっかじゃないの。はやくその汚らしいものを鎮めなさい。(いままであんなことしてたなんて絶対お姉ちゃんにバレちゃいけない)」
あーだめだなんだか支離滅裂になってしまった・・・・ごめ_| ̄|○
職人の皆さん乙です!
297 :
水族館:2006/07/24(月) 22:29:52
もういっそのこと初夜編も書いちゃおうか…
あ・・・あう・・・みたい気もするが・・・一線を越えたらツンデレの絶妙なバランスが崩れる気がして・・・
難しい・・・
あー
お前を応援してきたけど、それは読みたくないなあ
まあでも何を書くのも自由だから止めることはできないけど
俺の考えでは、もうちょっとでって言うところで駄目になるのが面白いと思うんだけど
微エロくらいがいいんじゃないの?
笑えるくらいがちょうどいいんだと思うんだけど
300 :
水族館:2006/07/24(月) 22:59:44
じゃあチラとかポロリとかばったりとかにしとくわ
助手「所長って、モテそうですよねぇ」
ツン「ば、バカなこと言わないで!」
助手「いや、でも実際モテそうですよね」
ツン「…何言ってるのよ、モテないわよ」
助手「いいや、モテますよ」
ツン「モテないわよ!」
助手「現にモテてますよ!」
ツン「な、何よ?(ドキドキ、もしかして…)」
助手「所長は『事件に』モテてるんですよ。困った困った」
ツン「助手のバカ!豆腐の角に頭ぶつけて意識不明になっちゃえ!(そこは『僕に』がよかったな…)」
乙です
最近活性化してきていいのがドンドン出ますね
まとめスレとかあったりするのか?
べ、別にまとめてほしいわけじゃないわよ!
日曜日の昼下がり。髪を切りに出かけた。
その、帰り道。あまりにも暑いので、どこかで涼んでいく事にした。
そういえば、この辺りに、図書館があったような。夕方まで、そこで休んでいこう。
図書館に入ると、背後から男の声。
助手「あっ、所長じゃないですか。奇遇ですね、こんなとこで会うなんて」
・・・確かに、凄い偶然だけど。もう少し、お洒落してくればよかった。
助手「たまの休日だけど、やる事もないし、図書館に来たんですけど、所長もそうですか?」
やる事がないなら、私をデートに誘うぐらいしなさいよ、なんて言える訳もなくて。
ツン「私は、その、読みたい本があって」
助手「へー、どんな本を読むんですか」
ツン「えーと、捜査に役立つように、あの、ほら、心理学の本でも読もうかな、と」
適当な事を言った後、私と助手は、同じテーブルで、向かい合わせになって、本を読みはじめた。
正直、心理学になんか興味はないんだけど、とりあえず、分厚い心理学の本を読み始めた。
で、直ぐに飽きてしまったので、本を読むふりをしながら、助手の観察を開始。
助手は、推理小説を読んでいる。何故だろう、いつもより知的に見えて、少しドキドキする。
クーラーのきいた場所で、好きな男性を眺めている、あれっ?もしかして、私って、今、幸せなのかなぁ。
それから、3時間後、閉館の時間になったので、ふたりは図書館を出た。
駅へと向かう道すがら、なんで休みの日まで、あんたの顔をみなけりゃならないのよぉ、なんて言ってみたり。
そして、駅のホームで、私は助手を見送った。電車の扉が閉まる直前、事件はおきた。
助手「あのぉ、又、くだらないお世辞を言うな、って怒られちゃうかもしれないですけど・・・」
ツン「何?」
助手「似合ってますよ、その髪型。ホント、素敵な感じで・・・惚れちゃいそうなんですけど」
ツン「・・・くだらないお世辞は禁止、だから」
助手「お世辞じゃないですけどね。あっ、じゃあ、又、明日」
そして、扉が閉まり、ホームに取り残された私。
おかしいなぁ、もう、夕方なのに、体が熱い。さっきの分厚い心理学の本をちゃんと読んだら、今の私の心理を説明出来るのかな。
少し短くなった前髪を、意味もなくかきあげる私がいた。
さわやかなツンデレですね
風薫る穏やかな夏の夕べ、ツン探偵事務所では夕涼みがてら皆で流し素麺を楽しんでいた。
ツン「ちょっと!助手!あんたしっかり流しなさいよね。そんなドバドバ流されても取れないんだから!」
助手「はーい!やってますよぉ!!(僕だって素麺食べたいのに…ブツブツ)」
ツン「んぁ!?なんて?!」
助手「何もありませーんっ!」
相変わらずの二人に、文字通り水を差したのは姉と妹だった。
姉「こーらツン、そんな様じゃあなたと助手君の恋も、この素麺みたいに流れてっちゃうぞっ」
妹「そしたらあたしがこうやって…(ズルズル)キャッチする!」
これがいけなかった。何を思ったかツンは「何よ!じゃああたしが全部受け止めてやればいいんでしょ!?べっ、別にあいつとの恋がどうこうなんて、関係ないからね!」と息まいて、流し素麺といざ、立ち向かわんとした。
姉・妹「…なんて単細胞な」
ツン「助手ー!男だったらもっとドバーッときなさーい!」
助手「ドバーッと!?(さっきと真逆じゃん…ブツブツ)」
ツン「聞こえてるのぉ!?早くー!」
助手「はぁい!」
ツン(今年の夏は楽しいだろうな。だってあいつが…なんて、思ったりしないんだからねっ!)
夏はまだ始まったばかりだ。
>>306ですが、オチに繋げるまでが無理矢理すぎたorz
皆のが面白くてずっとROMってて、今日初めて投稿してみた。駄文申し訳ない。しかし書いてみて解った。
今までの職人殿、禿しく乙!
ツ「助〜手〜」
助「な〜んで〜すか〜?」
ツ「扇〜風〜機〜こっちに〜」
助「いやですよ〜だ」
うん、なんか助手がツンだね。
助手バーネット
こんな名前の格闘家いるよね
みんなめいめい好きに書いて、十人十ツンデレ だから纏まりようがない…
皆さん乙です
>>304 これは事件の合間の短編としてよさげです
なんか風景が目に浮かぶ
他の人たちもみんな面白いですw
乙です
312 :
名無し職人:2006/07/25(火) 16:38:12
十人十ツンデレか…名言だな
だいぶスレ流れ無視というか、
独自な設定で考えてた長編があるので、
>>310,
>>312の流れに
ここぞとばかりに乗っかってみたいと思います↓
クソ暑い夏のある日。
われらがツンデレ探偵はソファにふんぞりかえってジュースを飲んでいました。
自他共に美少女と認めるこの女子高生探偵は、その顔を物憂げに傾け、さっきからチラチラ助手のジョッシュくんを盗み見ています。
応接机に投げ出した足、その脚線美でジョッシュくんを悩殺しようと企んでいるのですが、向かいあって座る眼鏡の彼は、ミニスカートから伸びた張りのある太ももや引き締まったふくらはぎには目もくれず、手にした雑誌に何やら書きこんでいます。
ツンデレ探偵は小さく舌打ちして、窓の外に目をやりました。
ギラギラと容赦なく照りつける太陽が、もうすぐ空の真上にさしかかろうとしているのに、朝からずっとふたりはこうしています。
そうです、今日も依頼がないのです。
『りんごあめの季節』
ツ「……ヒマ」
助「……」
ツ「……ちょっと」
助「はい」
ツ「はいじゃないわよ」
助「はい」
ツ「……なんかおもしろいことない?」
助「さあ」
ツ「あんたがやってるのは?」
助「クロスワードパズルです。…やります?」
ツ「…いい。そんな低レベルなの。あたしの頭脳の無駄遣いだわ」
助「あら、そうですか」
ツ「………連続殺人でも起きないかなぁ」
助「…そんなにヒマなら、散歩でもしてきちゃどうです?」
ツ「イヤよ、このクソ暑いのに。外なんか出歩きたくないわ」
助「じゃおとなしくしてて下さい」
ツ「……ぶー」
助「……」
ツ「……ズロロロロロ」
助「音たてて飲むのやめてくれませんか」
ツ「おかぁり」
助「はいはい」
ツ「……セミの声がうるさいわ…」
助「夏ですからねー……こりゃアブラゼミと…クマゼミかな」
ツ「ミーンミーンてのが聞きたい…」
助「ああ、そういえば最近聞きませんね、ミンミンゼミ」
ツ「あれ聞かなきゃ夏って感じしないわ…」
助「何言ってんですか外国暮らしが長かったくせに…はい」
ツ「あんがと…ちゅー…ごくん…なんでかしら」
助「なんです?」
ツ「なんでミンミン鳴くセミが減ったのかしら」
助「さあ…環境破壊の影響とか?」
ツ「これは謎ね」
助「は?」
ツ「謎だわ!あたしに解かれるのを待ってる、大いなる世界の謎のひとつなのよ!」
助「…はぁ、いいですけど、調査に行くならひとりで行って下さいね」
ツ「……何よ、つまんない奴ね。…フンだ」
助「(やれやれ)」
ツ「……」
助「……」
ツ「……」
助「……あの、所ちょ」
ツ「あーーーーッッもう!なによなによなによ!ほんとヤんなるわ!どうして貴重な青春の一ページを!十七歳の夏を!こんな狭くてむさ苦しい事務所で過ごさなきゃなんないワケ!?」
助「お父上の後を継ぐと押しかけて来たのは自分じゃ…」
ツ「何か言った!!」
助「いーえっ…何も…ああそうだ、これポストに入ってたんですけど」
ツ「何?……夏祭り?」
助「えぇ、伝統的なお祭りだそうで、使い古した衣類や布団なんかを川に流すんだとか…どうでしょう、学校のお友達と行ってきては?」
ツ「夏祭り……夏祭りか。そうね、いいかも」
助「でしょう?気分転換にもなりますし…」
ツ「そうと決まったら、浴衣を買いに行くわ!」
助「ええ、ええ。いってらっしゃい」
ツ「何言ってんの!あんたも一緒に行くのよ!」
助「ええ…ええ?何で僕が…」
ツ「荷物持ちがいないと困るでしょ!」
助「ええ。え〜えそうでしょうとも」
ツ「それにあんたの分の浴衣も買うんだから…一緒にショッピングと外食できるチャンスだし」
助「はい?何か言いました?」
ツ「なッ…何でもないわよ。さ、はやく行きましょっ」
探偵事務所の前に一台の車が止まりました。
黄色いビートルの運転席から降りてきたのは、黒く長い髪の、赤いフレームの眼鏡をかけた女性です。
眩しそうに細めた目もとと、ルージュをひいた口もと、そして大きく開いた胸元に小さなホクロがあります。
実にセクシーかつグラマラスな美女です。たまりません。
一方その頃、ジョッシュくんを追い出した事務所の中で、ツンデレ探偵は途方にくれていました。
319 :
名無し職人:2006/07/25(火) 20:38:32
〜もしもいろんな方言でツンデレが書かれたら〜
(なにか助手が鈍感な事を言ったら)
ツン「べこのかあ!(馬鹿!)」
助手「なんばしょっと!?(何するんですか!?)」
妹「なんがでっきょんな?(なにしてるの?)」
姉「あ〜、よかよか。ほっといてもだいじょぶたい。(あ〜、いいのいいの。放って置いても大丈夫だから。)」
妹「なんがよがねごとでもあっただが?(なにか変な事でもあった?)」
姉「助手君がでれぇ勘違いしただけ。(助手君がすごい勘違いしただけよ)」
ツン「ほんなやから毎度毎度うちが心配しとったりヤキモチやいたりすんやろ!(そんな事だからいつもいつも私が心配したりヤキモチやいたりするんでしょ!)」
ツン(そないに心配さしちょったら…泣いてまうやん…) 訳:そんなに心配させたら…泣いちゃうんだから…
頭いてえWWW
ツ「……しまった。…あたしとしたことが、ぬかった…」
助「あの、所長ぉ?もういいですか〜」
ツ「きゃあッ!バカ!なに開けてんのようッ」
助「うわッすいません!まだ済んでなかったとは…」
ツ「いいから閉めなさい!閉めなさい〜ッ」
助「ふぅ…びっくりした。………しかし平らだったな…って何を言ってるんだ僕は」
姉「な・に・が、平らですって?」
助「おわっ…お姉さん!?」
姉「うふふ。お久しぶり、ジョッシュくん。この暑いさなかにお盛んね。こっそり覗かなくったって…頼めば見せてくれるわよ?」
助「今日はどうしたんです?」
姉「あら、スルーなのね。お姉さんちょっと悲しいわ…今日はね、ふたりをお祭りに誘おうと思って」
助「神社のですか?それなら僕たちも行こうと…」
姉「あら、そうなの?………あー…そういうことね。ちょっと待ってて」
助「?」
姉「ツン〜、アタシよ、ちょっと入るからね」
ツ「姉さん!?何しに…」
助「……あいかわらずよくわからない人だ…」
妹「……(ちょこん)」
助「わ!いつからそこに!…ていうか、君は?」
妹「……え、えと…わた、わたし…その…」
ツ「(ドアから出つつ)もおっ!姉さんってば、そんなんじゃないって何度言えば」
妹「ツン子お姉ちゃん!」
ツ「妹子?…久しぶりじゃない!おっきくなったわね〜、元気だった?」
321 :
313:2006/07/25(火) 20:46:54
わ、我ながら長い・・・
しかもまだ起承転結でいうたら
起と承の間くらい…orz
しかもやむをえず今日はここまで
これで4分の一くらいかよ!
長えwwwww
でもガンガレ
乙!
>>319 九州のどこだ?
みんな乙!
乙でーす
>>320 妹子……… 小野妹子ですか?(・ω・)
うちの風呂がぶっ壊れた...orz
そんな訳で思いついたネタを一つ
今日も今日とて生活の為またひとつ難解な事件を解決した。
ちなみに今回の依頼は『子猫探し』
あまりにもベタだがこれがまた大変だった訳で
僕と所長は汗だくのまま事務所に戻ってきた。
ツン「はぁ〜〜疲れた〜」
助手「いや〜参りましたね今回は」
ツン「ったく、何でこうゆう依頼の時に限ってこんなに暑いのよ!!」
助手「ははっ、事件は時間と場所を選びませんからねえ」
ツン「笑い事じゃないわよ!!...ん、スンスン...」
(やだ...汗臭い...気づかれたらどうしよう...)
助手「ん、どうかしましたか?」
ツン「な、なんでもないわよ!!ちょっとシャワー浴びてくるから
その間に報告書とうんと冷えたアイスミルクティー作っておいてねっ!」
助手「はいはい、わかりました」
そう言って所長は事務所の隣にある彼女の自室に向かった。
すまん、続きはまた明日
続きが気になるなあw
327 :
313:2006/07/26(水) 10:35:05
助「…妹さん?」
ツ「初めてだったっけ?そう、妹の妹子よ。あたしも会うのは数年ぶり」
助「そういえば3人姉妹だって以前…それにしても、歳の離れた兄弟なんですね」
姉「なんとなく聞き捨てならないセリフねジョッシュくん」
助「お、お姉さん…そんなつもりは全く…」
姉「まぁいいわ。ちなみに3人姉妹ではないわよ。1番上に兄がひとり、妹が11人の12人兄弟なの」
助「そりゃまた…にぎやかそうな…」
姉「嘘よ」
ツ「ジョッシュ。この人の言うこといちいち真に受けてちゃもたないわよ、ねー」
妹「お、お姉ちゃん、あんまりぎゅっとしちゃ痛いよ…」
助「妹さん猫かわいがりですね所長。…あれ?着替えたんじゃないんですか?」
ツ「い…いいのよ、アレは。着てみただけなんだから」
姉「んふ…ジョッシュくん、この娘ね、ひとりじゃきられないくせに浴衣買っちゃったのよ?アタシが来なかったらどうするつもりだったのかしら。よっぽど嬉しかったのね、誰かさんと夏祭りに出かけるのが」
ツ「ね、姉さん!やめてよ!バカが勘違いするじゃないっ」
助「バカとはまた…随分な言われようですね…慣れてますけど」
ツ「ふんっ」
妹「お姉ちゃんお姉ちゃん」
ツ「ん?なぁに?」
妹「自分に素直にならなきゃダメって、パパ言ってたよ?」
ツ「……(かあぁぁ)」
姉「あはは。1本とられたわね。素直に白状しなさい、(耳元で)浴衣姿でジョッシュくんを悩殺したいって」
ツ「な…姉さんのバカァァ!!」
助「???」
ツ「な…ッに見てんのよ!バカ!ドバカ!」
妹「お姉ちゃん、のーさつってなあに?」
ツ「……(かあぁぁ)」
姉「あははははは」
ここは祭りの会場。山の中腹にある、大きな神社の境内です。
神社に続く山道からこの境内にいたるまで、屋台と見物客でごったがえしています。
夜店の喧騒と、あちこちに吊り下げられた提灯や屋台の白熱灯の光が、
幻想的でどこか現実とは違う場所にいるような、お祭り独特の雰囲気を醸し出しています。
ざわ…ざわ…ざわ…
人ごみを縫うように歩くのは、浴衣に身を包んだツンデレ探偵御一行様。
お祭り初体験の妹さんは並み居る屋台に興味津々です。
三姉妹はもちろん助手くんも、浴衣がよく似合っています。
ツンデレ探偵は髪をアップにしています。言うまでもなく、
いつもと違う髪形で助手くんの興味を引こうという作戦です。
助「人が多いなぁ…所長?はぐれないで下さいよ」
ツ「うっさいわねぇ。子ども扱いすんじゃないわよ」
助「壊滅的な方向オンチじゃなかったら、それ相応の扱いをします」
ツ「運動オンチのあんたに言われたくないわよ。
あんたもね、あたしより妹のこと心配しなさいよ。
まだ小さいんだから……って」
助「どうしました?」
ツ「いない…妹が…あと姉さんも」
助「あ、ほんとだ…いつのまに
…っていうか所長、手ぇつないでたじゃありませんか」
ツ「途中から姉さんにかわったの…だめ、近くにはいないみたい」
助「…まぁ、二人一緒にいるでしょうから大丈夫でしょうけど…
探しときましょうか」
ツ「そうね、そのほうがいいわ。万一何かあったら困るもの」
助「じゃ、行きましょっか…はい」
ツ「………何よ、この手は」
助「僕らまではぐれちゃったら、ミイラとりがミイラでしょ?そのためです。はなればなれにならないように」
ツ「…わかったわよ。でも、カンチガイしないでよね、仕方なくするんだから。他意はないわよ?一切!」
助「何を勘違いするんです?とりあえず、来た道を戻りましょう」
ツ「………ばか」
久々に思い出した。
昔の妹は、換気扇の隙間から防弾ガラスに突き刺さった銃弾をもう一発押し切る凄腕のスナイパーだったんだよな。
そんな話しもありましたなぁ(・ω・)
1スレ目からいるけどそんな話し合ったっけ?
ロシア?
334 :
325:2006/07/27(木) 01:03:54
何か投下しずらい雰囲気ですが気にせずGO
>>325の続き
助手「さてと...」
僕はさっそくパソコンに向かい電源をつける。
ピロリ〜ン。ガーガー...カリカリ...カリカリ...
少々古い物なので立ち上がりに時間が掛かる。
ようやくOSが立ち上がり報告書のフォーマットを開こうとした時だった。
ツン?「キャーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!」
助手「!!」
突然、電車が急ブレーキを掛けたかの様な悲鳴が僕の耳を貫いた。
悲鳴はバスルームからのものだった。
助手「所長っ!!」
声を出すと同時に椅子から立ち上がり彼女の所へ駆け出す!
部屋の前に着くなりドアを激しくノックした!
ドンドンドン!!
助手「所長!どうしました!!」
ドンドンドン!!
ツン「大丈夫...開いてるわ...」
中から生気のない声がする。
とりあえず彼女は無事のようだが?
持っていたグロッグ26をホルスターに仕舞い、ドアノブに手を掛ける。
助手「入りますよー?」
一応ことわりを入れドアを開けた。
ツン「あ、あれ...。」
脱衣所にへたり込む彼女は恐る恐る浴室の方を指差した。
僕も同じ方向へ視線を向ける。
助手「えっ!?」
そこで目にした物は...。
335 :
325:2006/07/27(木) 01:06:09
壁に蠢く黒い点の様な不気味なもの...。
助手「ゴキブリ?」
ツン「そ、そう...よ。なっ何とか、ヒック、して...よぉ」
助手(普段は死体を見ても平気なのにこんなのでおどろくなんて
やっぱり、女の子だな...? ん、女の子?)
僕はある重大な事実に気づきあわててその辺にある新聞紙で“ヤツ”引っ叩いた。
ツン「殺っ...た?」
助手「確認殺害、戦果1。任務完了つき撤収します。」
ツン「あ、ありがとう...」
だが、彼女がその事実に気づくのも時間の問題だったりする。
ツン「...って、チョットマテ」
助手「な、何か?」
ツン「見たでしょ?」
助手「何をですか?」
ツン「だーかーらっ!見たんでしょ!!」
助手「見てません!見てません!所長の裸なんて見てませんよ!」
振り向いているから判らないが、明らかに怒りのオーラを出している。
あーあこれで入院一ヶ月コース確定だ。
無論、労災なんて物は出ない。
ところが彼女の反応は以外なものだった。
336 :
325:2006/07/27(木) 01:07:38
ツン「...ばか」
助手「へっ?」
ツン「もっと...見てもいいのに...」
助手「あっ!?えっ!?」
ツン「...こっち向いて」
ヤバイです。今振り返ったら最後の一線を越えてしまいそうです。
自身の身の保守と全国のツンデレ探偵スレファン?の為にも何とか回避しなくては!!
助手「えっっと、ああそうだ!戦闘!!じゃない銭湯に行きません?」
ツン「えっ?」
助手「銭湯ですよ。せ・ん・と・う」
ツン「大きなお風呂がある?」
助手「ええ、その銭湯です。」
ツン「...だったら」
助手「だったら?」
ツン「さっさと支度しなさいよこのスケベ!!」
ドカッ!!
......ばか
続きはまた明日です
長いねえwww
昔のドラマかよwww
1年がかりだよwww
乙です!
〜たこ焼き屋
店長「うちのたこ焼きはね、外はツン!中はデレっとしてるのが売りよ」
助手「へぇ、面白そうですね。2ダースください」
店長「あいよ!へいお待ち!」
助手「(所長にいいお土産できたな。冷めないうちに持っていこう)」
助手「ただいま戻りましたー」
ツン「おっそいわよ!何してたの?」
助手「すみません。ちょっと寄り道を」
ツン「寄り道って何よ?まさか…彼女?」
助手「ち、違いますよ。たこ焼き買ってたんです」
ツン「彼女だったら…こ、オホン。ま、いいわ。私のぶんも買ってきたんでしょうね?」
助手「モチロンですよ。はい、どうぞ。」
ツン「へぇ〜、『ツンデレたこ焼き』ねぇ。面白そう」
助手「早速食べてみましょう」
パクッ!ムッシャー!テュルルン!…ちょ、何これ、アツっ!
助手「熱いけど、アッツ!ハフハウ、おいひですね」
ツン「そ、そうね。名前の割りに普通だけどおいしいわアチュ!」
助手「そーれ最後の一個〜、いただきー!」
ツン「あ、ずるい!わたしが食べるのよ〜!よこしなさい!」
助手「そうはいきません!パク…モグモグ」
ツン「あ!」
助手「ちょっ、直接口でタコを奪うのはやめて、くだ、…すごい」
ツン「フー、タコはいただいたわ」
その日の所長のキスはタコのような舌使いだったという
(´・ω・`)あれ?ツンデレは?
339 :
313:2006/07/27(木) 10:07:04
>>334流れとめてスマソです
気にせずガンガンイっちゃって下さい
>>338ヤバイたこ焼き食う度思い出しそう…
じゃあ俺もたこやきつくるかな
ハムッ!ハフハフ、ハフッ!
べ、別にあんたの事がき、嫌いだから斬るんじゃないんだからね!蜀のためなんだからね…さよなら馬謖…。
泣いて馬謖を斬るツンデレ
ツンデレたこ焼きワロスw
>>340 それが言いたいだけじゃねえかν速野郎w
>>341 前スレにもあったな
じゃあ
あ、あたしは黄忠よっ!ここの大将の首を貰い受けに来たんだからっ!
べ、別に敵が本能寺に居るから行くわけじゃ無いんだからねっ!
ああ
俺勘違いしてた
風呂の話まだかなあって思ってったんだけど
書いてたんだ
乙です
文章うまいですね
最近いろいろな話が読めて嬉しいなあ
ただでいろいろなツンデレノベルが読めて萌えるんだから
こんなお得な事は無い
天下分け目の大戦だなんて、思ってないわよッ!
あんたに七生報国なんて、誓ってあげないんだから!
夏休みの読書感想文は
このスレで決まりね!
ぜっ、絶対あんたを大名にして見せるんだからね!わかった?近藤さん!
大河ツンデレ流行ってんのかw?
「こ、こら沖田!!なに近藤さんとベタベタしてんのよ!離れなさいッ!」
「せ、芹沢の奴……あたしの近藤さんをないがしろにしてくれちゃって……粛清ね」
一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ近藤サンニ近ヅクヲ不許
右条々相背候者切腹申付ベク候也
「ツンデレ新撰組」スレ立ちの予感。
主人公だれだよw
戦時中ツンデレ
何で、アンタなんかのために万歳しなきゃいけないわけ?アンタなんて、どうせ死んだってお国のためになるわけないじゃない!
(だから生きて帰ってきて、せめて私の役には立ちなさいよ!じゃなきゃ、許さないんだからね!!)
近藤「おいトシ、この局中法度の五番目は何だ」
土方「副長と呼べって言ってるでしょ!
………そう呼ぶのは二人きりの時だけにして」
いい加減スレ違いですね。切腹。
助手くんに手を引かれ、俯いたまま歩いていくツンデレ探偵を、お姉さんは屋台の陰からこっそり覗いていました。
艶やかな黒髪を結い上げ、唇に紅を注したお姉さん。
そのうなじ、そのくびれ、その腰の描く優美な曲線……。そして何よりその胸もとに、道行く男性の視線は釘付けです。
姉「んっふっふっふっふ。のっけからいい感じねぇ。作戦成功だわ。ジョッシュくん、意外と大胆じゃない」
妹「ねぇねぇ姉美お姉ちゃん、なんで隠れなきゃいけないの?」
姉「おもしろいからよ」
妹「あ、ツン子お姉ちゃん、顔真っ赤。おーい、ツン…もがっ」
姉「うふふ。あなたは何も心配せずに綿菓子でも食べてればいーの。今にわかるようになるからね、あなたにも」
妹「まふまふ…なんでぇ、まふ…わたしも…お兄ちゃんと手をつなぎたい…な」
姉「あら、めずらしいこともあるもんねぇ…お父さん以外の男の人と手をつなぎたいなんて。んふ、ジョッシュくんたらニクイ男。…それはまた今度ね。それよりお姉ちゃんと金魚すくいしに行こ。ねッ」
妹「え〜、でも…まふまふまふ」
姉「ほらほら、りんごあめも買ったげるから、行こっ」
妹「りんごあめ!食べたい食べたい!」
姉「んふ。…あとは若い二人に委ねるということで…」
一時間経っても二時間経っても、お姉さんと妹さんはまだ見つかりません。
見つからないように逃げ回っているのですから、当然です。
そうこうしているうちに、ずいぶんと人が増えてきました。
助「いませんね…」
ツ「なんで携帯つながらないのよッ!ド田舎ってこれだからキライ!」
助「ド田舎って…山の中だからでしょう。…どうします、こうなったら、放送でもして呼び出してもらいますか」
ツ「そうね。それがいいわ…って何この人の数。抜け出せそうにないじゃない」
助「しかも本部のある方向とは反対に流れてる…どうにかして抜け出さないと厄介なことになりますよ」
ツ「いえ、待って…この人の流れ……ジョッシュ、花火大会は何時から?」
助「えっと…もうすぐ始まりますね」
ツ「それだわ。二人が一緒にいるにしてもそうでないにしても、この群衆に飲まれて花火が見える位置に移動するはず…」
助「確かに」
ツ「ジョッシュ!大急ぎで見やすい位置を確保するわよ!」
助「でも今更花火の見やすい位置なんてとっくに人が…」
ツ「バカね!花火が見やすい位置じゃなくて人の群れを見やすい位置よ!」
助「なるほど…さすがは名探偵。今から横の雑木林を抜ければ、なんとか間に合うかもです!」
ツ「褒めても何も出ないんだからねッ急ぐわよ!」
助「あッ!ひとりで先に行くと迷いますよ〜?」
ツ「もう!……バカ、ちゃんと捕まえててよッ」
359 :
313:2006/07/27(木) 20:26:47
マジで長杉です…やっと「承」が終わって「転」に入りました…
創めた以上、最後までやりたいので、もうちょっとだけおつきあい願います。
続きはまた後日
360 :
名無し職人:2006/07/27(木) 20:56:29
>>355 もちろん、死ぬ事を前提で書いた。
というわけで、続き。
戦死だなんて…本当にドジなんだから。靖国?何考えてんのよ。アンタなんかが行ったら、立派に死んだ他の英霊達に迷惑でしょ。
(しょうがないから、私の心の中にいさせてあげるわよ。全く…おかげで、お嫁に行けなくなっちゃったじゃない!アンタのせいよ、このドジ男!!)
芹沢「新見。これから島原でも行かんか?」
新見「し、島原ですって!?じょじょ冗談じゃないわよ!」(なんで私に任せてくれないのよ…芹沢さんの…野暮天)
>>359 乙です
まあゆっくり書いてください
>>360 もうちょっといい台詞、展開があったと思うが・・・
いい死亡フラグだっただけにちょっと残念
乙です
>>361 こういうの流行ってるの?
よくわからん
ベジータってツンデレだよね
>>362 すいません。はじめてなんですよ、ツンデレネタを書くのは。精進します。
そういや昔、翠星石が人気沸騰してたよな。
366 :
325:2006/07/28(金) 01:33:06
お待たせしました〜続きです
>>336から
姉「ただいまー」
助手「えっ、あ、おかえりなさい」
姉「さっき凄い音がしたけど、何かあったの?」
助手「いえ、何でもないですよ」
姉「本当に?」
助手「何でもないですよ」
銭湯へ行く支度をしようとして廊下に出たところで、彼女のお姉さんに出会った。
あと三十秒ほどダメージの回復が遅かったら言われ無き誤解を受けていただろう。
話を逸らす為にあの話を振ってみた。
助手「あっ、そうだ。みんなで銭湯に行きません?」
姉「いいわね〜銭湯、久しぶりだわ〜」
助手「行ったことあるんですか?」
姉「私は小さい頃よく根岸の伯父様に連れてってもらったけど、あの子は初めてじゃないかしら」
助手「へぇ〜そうなんですか」
彼女達の親戚が根岸にいる事に驚いたが、彼女が銭湯が初めてだって事も意外だった。
姉「あの子は向こうの生活の方が長いからね〜クスクス」
助手「フフッ、そうですね驚くかもしれないですね」
彼女がはしゃぎながら湯船で泳ぐ様子を想像して軽く笑い合った。
助手「それじゃあ、妹にも連絡しておくんで支度してきてください」
姉「解ったわ〜クスクス」
まだ笑っている姉さんを残し僕は事務所へ戻った。
姉「クスクス、まだまだダメね〜助手君」
367 :
325:2006/07/28(金) 01:33:53
妹「おまたせ〜待った〜?」
助手「遅いぞ、おまえ」
妹「え〜」
ツン「コラッ」
ゲシッ!!
助手「ぐはっ!」
彼女の肘鉄がわき腹に刺さった。
ツン「ううん、あたしたちも今来たところだから」
姉「それじゃあ行きましょうか」
妹「は〜い」
途中のコンビニで僕の妹と合流して銭湯へ向かった。
妹「そういえば、ツンお姉ちゃんは銭湯初めてだって?」
ツン「うん、そうなの。だから今ちょっとドキドキしてるの」
妹「大丈夫だよ、わたし常連さんだからいろいろ教えてあげるね」
ツン「ありがとう妹ちゃん。どっかの“おお馬鹿!”と違ってやさしいわね」
妹「えへへ〜」
助手「所長は何であんなに怒っているんですかねぇ?」
姉「さぁ〜ね〜。何でかしら?クスクス」
そんなやりとりをしているうちに銭湯の前へ到着した。
368 :
325:2006/07/28(金) 01:35:05
カッポーン、ザザーン
助手「ふー、極楽、極楽っと」
たまたまなのか、男湯は僕一人貸しきり状態だった。
ガラガラーッ
ツン「うっわー広いー」
妹「やったーラッキー、誰も居ないよ」
姉「貸切り状態ね」
どうやらあちらも同じらしい。
分かっているだろうが、銭湯というのは仕切りの上の方が開いているので
隣の会話もまる聞こえなのである。
妹「ツンお姉ちゃんタオルを湯船に入れたらダメだよ〜」
ツン「えっ!?タオル取らないとだめなの!?」
姉「そうよ、せっかくのお湯が汚れちゃうからね」
ツン「えっ、で、でも」
姉「今更なに恥ずかしがってるの?ほーらさっさと取る」
ツン「きゃー!」
妹「わー、ツンお姉ちゃん大きい」
姉「本当ね。この前見た時よりも大きくなった?」
ツン「う、うん。ほんのちょこっとだけ...」
妹「いいなーあたしもあやかりたいなー。えいっ!!」
ツン「ちょ、ちょっと待ってー!きゃー!セクハラーッ!!」
姉「いいじゃない女の子同士ですもの。クスクス」
......だから会話がまる聞こえですってば...。
369 :
325:2006/07/28(金) 01:35:53
やんごとき事になってしまった“アレ”をどうにか鎮めお風呂から出た。
外に出ると、彼女一人が待っていた。
ツン「男のくせに、遅いのね。」
助手「まあ、男にもいろいろ事情がありまして...」
ツン「フン、まあいいわ帰りましょう」
助手「あのー、ところで他のお二人はまだ...」
ツン「寄りたい所があるからって、先に帰ったわ」
助手「そうですか...」
日が暮れたばかりの商店街を二人で歩く。
よく見ると普段と違って、湯上りの彼女は少しセクシーに感じた。
たぶん纏めた髪から覗く細いうなじとか、ほんのり香る石鹸の匂いとか...。
ツン「ん、どうしたの?」
助手「い、いえ別に...」
コラッ!鎮まれっ!
370 :
325:2006/07/28(金) 01:40:29
無言が続く...。
誰もいなくなった児童公園に入ったとき僕は足を止めた。
ツン「どうしたの?」
助手「ちょっとこれ見てもらえます?」
僕は持っていたバッグを彼女に見せた。
ツン「?何?どうし?んっ!?」
唇に触れる柔らかい感触。
しばしの沈黙...。
ツン「んん...」
助手「んふん...」
自然な抱擁...。
......。
助手「さっきの無礼へのお詫びです」
ツン「...ばか」
助手「さっ、帰りましょう所長」
ツン「...うん」
差し出した手を握り返し僕達は、事務所への家路についた。
とりあえず今回ここまでです。
2〜3レス以内で収めようと思ったら長くなりすぎてしまった...orz
またネタを思いついたらうpします
では、おやすみなさい
371 :
名無し職人:2006/07/28(金) 03:40:48
>>365 翠星石ファンの俺が来ましたよ
べ、別にお前なんぞのために来たわけじゃないですぅ!勘違いすんなですぅ!
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) 急に思い出されたって
l∩#゚听∩ 嬉しくなんか
ノ弋l_介」ン ねーです
≦ノ`ヽノヘ≧
. ミく二二二〉ミ
>>364 別に謝る必要なんか無いですよ
他の人のでもそうだけど、最初がいい感じだとすげえ期待してしまうんで
俺の勝手な過度の期待の個人的な感想なので気にしないでください
乙でした
風呂の人乙
>カッポーン、ザザーン
これは好きだwww
職人さん全員
激しく乙
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) もうこんなキモオタ共に
|l |リ -д∩ 付き合ってられねーです
ノl_|(l_介」).| 翠星石と一緒に
≦ノ`ヽノヘ≧ とっとと寝やがれですう
ミく二二二〉ミ
>>364をリスペクトしつつも身勝手に続けてみる
ツ「うっうっ……骨董屋のばっちゃにそんな過去があったなんて…」
婆「泣くんじゃないよ、バカだねこの子は」
ツ「だって……えぐ…」
婆「誰も悲しい話なんかしちゃいないよ、まったく。
……あたしゃまだ、あのロクデナシに言いたいことが山ほどあるんだ。
のこのこ化けて出てきたら朝まで説教してやろうと待ち構えてたのに、とうとう今日まで顔も見せやしない。
礼ぐらい言いに来るってのがスジじゃないか。
好きな女の夢枕に立つ意気地もないときたもんだ、処置なしさね。
……あの薄情者」
ツ「…ばっちゃん、ずっと想い続けてるんだね…何十年も……ふええええ…」
婆「バ、バカお言いでないよ!
……まったく。ホレ、もう泣くのはおよしよ。
……甘露飴お食べ。
まぁ、あれだね。あたしがあんたに何か言ってやれるとすりゃあ、
……言いたいことは言いたいときに言えってこったね。」
ツ「…うん。ばっちゃんの言葉、あたし絶対忘れない」
婆「ふん。大袈裟な子だよまったく。
………あの助手の坊や、ありゃいい男んなるよ。今のうちにせいぜいがんばるこった」
ツ「だ、誰があんなやつ!」
かの有名な決めゼリフ「ばっちゃんの名にかけて」はこうして誕生したのである。
〜『名探偵ツンデレ回顧録』第三章より抜粋〜
377 :
戦時中ツンデレの者です:2006/07/28(金) 17:45:13
>>375 上手にまとめていただき、ありがとうございます。m(_ _)mしかも、ツンデレ探偵に見事に繋がってるし♪感謝感謝です!
ってか、ばっちゃん。いくつになってもツンデレかYO!まさに「ツンデレの魂百まで」って諺の通りですね。
職人殿乙
「ご苦労様です。
第一発見者は大学生のカップル。
近くの居酒屋にてグループで飲んでいたところを抜け出し、コトに及ぼうと路地裏に入ったところ、死体を発見したそうです」
「バカ学生にはいい薬ね。…死体を見せて」
「はぁ…それが、かなり悲惨な状況らしく…」
「女だからってバカにするんじゃないわよ!この新米が!」
「す…すみません。…こちらです」
「……うっ!…確かに、これはかなり悲惨ね」
「……同じ手口だな。被害者を袋小路に追い詰め、鋭利な刃物で首を切断。その後ゆっくりと腑分けしたか…。
どうやら十人目の犠牲者が出ちまったようだな」
「ええ、間違いないわ。連続斬殺魔、通称デッドエンド…………ってェ、何であんたがここにいんのよっ!」
「しょーがないだろ、通りがかっちまったんだから。…例の如く」
「フラフラしてないでさっさと就職しなさい!このニートが!」
(中略)
「また手柄を持ってかれたわね。……見事な推理だったわ」
「何、あんたのお蔭さ。被害者が最後に口にしたのがカニカマかチーチクか…。
それがすべての鍵だったんだ。あんたが気づかせてくれなかったら正解には辿り着けなかった。
……ありがとさん」
「ふ…ふん、あたしは事件解決のためにしただけよ。あんたの為なんかじゃないんだからね!」
「わかってるって。……ああそれとな、働き口見つかったよ。……知り合いの骨董屋の手伝いだけどな」
「ニートからフリーターに出世ってわけね。………おめでと」
「…そりゃどーも。……あんた、意外といい人だな」
「ななな何言ってんのよっ!このバカニート!……じゃない、バカフリーター!」
名探偵として有名になる前の父之助。
キャリア組ながら現場第一主義の刑事だった母乃。
後にツンデレ探偵の両親となる二人の、若かりし日の出来事であった。
〜『名探偵ツンデレ回顧録』第三十八章より抜粋〜
なんか歴史物が流行ってるみたいなんでちと便乗
信長「あれ…草履が温かい…?。秀吉君…まさか…温めてくれた?」
秀吉「べ、別にあんたのために温めたわけじゃないんだからね!」
信長「こ、こっちだって感謝なんかしないんだから!」
382 :
名無し職人:2006/07/29(土) 16:07:05
つーか、なんで「大河ツンデレ」とか言いながら、今のがないんだ?
千代「べ、別にアンタのために馬を連れてきた訳じゃないからね!私のお金なんだから、私が何を買おうが勝手でしょ!
…何よ。そんなに欲しいなら、こんな駄馬くれてやるわよ。アンタみたいな奴、こんな駄馬が似合いかもね!
べ、別にお礼なんかいらないわよ!その馬連れて、さっさと戦にでも何でも行っちゃいなさいよ!!」
獣道を走って辿り着いたのは、緩やかな山の斜面でした。そこだけ木々の少ない、少し開けた場所です。
ツンデレ探偵が意図したとおりの場所でした。
花火見物の群集を、ふたりは斜め後ろから見おろす形になります。
ツ「はぁ、はぁ、はぁ、…間に合った!」
助「ぜー、ぜー、ぜー、………なかなか、いい場所でしょう」
ツ「確かにちょっとした穴場かもね。祭りの喧騒の中ふたりっきりになるには…ってェ、何の穴場よスケベ!……ったく大体何よ、男のくせに体力ないのね」
助「く…くもの巣とか枝払うの、全部人にやらせといて……その言い草ですか…」
ツ「ふんっ……まぁ、浴衣が汚れないで済んだのには、感謝してるけど?」
助「…いつもそのくらいの素直さがあれば……もっと可愛いんですけど」
ツ「なぁッ…何ですっ…てぇ?ももも、もう一度言って…みなさい…よっ」
助「これは失礼。失言でした。…いましたか?ふたりは」
ツ「いッ今探してるわよっバカバカバカっ!」
助「僕が何したって言うんです……あッ居た!ふたり一緒です!」
ツ「どこどこ?見えない、どこ?」
助「ほらあの一番端の街灯!人の切れ目のとこです!…お姉さん、きつねのお面あみだに被ってます」
ツ「どこ、どこよ…わかんないってば!」
助「あ!お姉さんこっち向いた!…親指立てて…ウインクしてますけどあれはどーいう…」
ツ「ん?んん?…あ!あれか!…何か、言ってる…?」
助「何を言ってるかまではさすがに……わかるんですか?」
姉「(ワ・タ・シ・ノ・セ・ッ・テ・ィ・ン・グ・ハ・オ・キ・ニ・メ・シ・タ・カ・シ・ラ・?)」
ツ「んなッ…ね、姉さん…」
助「え?え?唇読めるんですか?」
ツ「…ハメやがったわね…」
助「何です?どうしたんです?」
姉「(コ・ノ・ア・ネ・ガ・ユ・ル・ス………オ・シ・タ・オ・セ・!)」
ツ「あっ…あンの女狐ェ…!」
助「あ…お面かぶっちゃいましたね…」
ツ「も〜〜ッッ!なによなによなによ!…姉さんめ、覚えてなさいよ…必ず仕返ししてやるんだから」
助「何です?何なんです?説明してくださいよ…」
ツ「いいの!あんたは知らなくて!」
人ごみの中、きつねのお面を被ったお姉さん。お面をとって微笑みました。満足そうな笑顔です。
姉「ん〜っふっふっふ。こうまで上手くいくとは自分でもビックリね」
妹「あ、お姉ちゃん、花火花火!あがったよ〜」
姉「あぁほんと、キレーねー。…………がんばんなさいツンたん。アタシの可愛い妹」
続きは後日です。
職人の皆さん激しく乙!
夏は海、プール、花火、浴衣、水着、山
どう考えてもツンデレの季節だw
ツンモードとデレモードが切り替わるツンデレなど効きはしない
ツンとデレを融合させるのが本当の極大ツンデレ
メラとヒャドの魔法力を混ぜ合わせてメドローアにするみたいなもの。
信長「丸!丸はおるか!」
森蘭丸「な、なに?呼んだ?」
信長「もっとちこうよれ。やはりお主はかわいいのぅ。」森蘭丸「ななななに言ってんのよ!わわ私がそんな事言われて喜ぶとでも思ってんの?////」
信長「フフ…照れるお主もまたかわいいものよ…」
森蘭丸「もう!知らない!////」
蘭丸はおtうわなにをくぁあwせdrftgyふじこlp
ま、待ちに待った時が来たのよ!
多くの英霊が無駄死にで無かったことの証のためにね!
再びジオンの理想を掲げるため!星の屑成就のために!
ソロモンよ!わ、私は帰ってきたんだからねっ!
分かる人には分かるネタ
ミーン、ミーンミンミー。ミーン、ミーンミンミー。
この近くに居るのだろうか?蝉がうるさく鳴いている。
BGMがわりのテレビは球児達の熱い闘いを流していた。
いわゆる日本の夏の情景。
で、我らツンデレ探偵事務所はというと...。
彼女は来客用の応接セットで夏休みの課題をひろげ
僕はパソコンでニュースサイト巡りをしていたりする。
ツン「はぁ〜っ、暇ね〜」
助手「その台詞、もう13回目ですよ...」
ツン「こまかいわね〜」
ようするに暇だった...。
ツン「本ッ当ッッッッに、暇ね〜〜」
助手「28回目です」
ツン「カウントするなっ!!」 ブンッ! コツーン
『ストライークッ!!バッターアウト!チェンジ!』
『ワァァァァ』『ドンドンドンドン』
『弐番組学園西村、このピンチを凌ぎ、みごと0点に抑えました』
彼女の投げた消しゴムが頭に直撃した。
助手「痛っ!いくら暇だからって僕に当たらないで下さい」
ツン「フン、あなたがくだらない事言ってるからよ!」
助手「ひどいな...。」
そんな理不尽な突っ込みを受けているとふいにインターホンが鳴った。
ツン「ほら、お客さんよ。早く出て」
助手「解ってますよ」
そそくさと立ち上がり受話器を取る。
助手「はい、どちら様でしょうか?」
?「ツンデレ探偵事務所というのは、こちらでよろしいかな?」
久々の依頼が舞い込んできた。
助手「麦茶ですがよろしければどうぞ」
?「外は暑かったからちょうどいい。いただくよ」
依頼人は見たところ60代から70代位の男性だが
整った身なりとしゃべり方から品の良さとしっかりとした印象を受けた。
ツン「あのーさっそくですが、ご依頼の内容と言うのは...?」
依頼人「今日はある人の消息を知りたくてねぇ」
そう言って依頼人は一枚の写真を取り出した。
セピア色かかった写真には二人の男女が写ってる。
学生服の男性の方はおそらくまだ若かりし頃の依頼人だろう。
と、言うことは今回のターゲットは...?
ツン「こちらの女性ですか?」
依頼人「ええ、その通りです」
長い話なのでかいつまんで説明すると
今から何十年も前この二人は恋人どうしの関係だったが
結婚を両親に反対され駆け落ちしようとした。
ところが、決行当日に計画がばれてしまう。
二人は引き離され依頼人は留学と称し海外に飛ばされてしまい
以後音信不通になってしまった...と、言うことらしい。
ツン「グスッ...ヒグゥ...たいひぇん、グスゥ、らったんで...すぅ、にぇ...」
訳(大変だったんですね...)
彼女はこの手の話に弱い、一通り話を聞き終え号泣していた。
依頼人「お嬢さん泣かないで下さい、今はもう過ぎてしまった事です」
ツン「はひぃ...すびまぜん...」
訳(はい...すみません...)
助手「ははは...とは言えこれだけ情報が古いと、探し出すのはむず」ツン「わかりました」
助手、依頼人「「えっ?」」
ツン「絶対に見つけ出します!ばっちゃんの名にかけて!」
ツン「あー!もう疲れたー、依頼キャンセルしてもいい?」
助手「絶対見つけますから調査料全部後払いでいいですよって言ったのは、所長でしょ?」
ツン「うっ、わかってるわよそんな事...」
依頼を受けてから三日、調査は暗礁に乗り上げていた。
預かった資料に基づいて現地へ行ってもそこに目的の物はすでに無く
高層マンションだったりショッピングセンターなんかに変わってしまっていたからだ。
ツン「はぁ〜、ここもダメね...」
助手「一度事務所に戻って方針練り直しますか?」
ツン「そうね...そうしましょ」
事務所への帰り道、彼女は足を止めた。
ツン「あっそうだ、寄りたいところがあるけど...いいかな?」
助手「ま、まあその位なら」
商店街の一角にある骨董屋、そこが彼女の目的だった。
助手「すみませーん」
ツン「こんにちはーばっちゃんいる?」
婆さん「いらっしゃい嬢ちゃん。おや?今日は助手の坊ちゃんとでーとかい?」
助手「ちがいます。しごt痛たたっ!」
ツン「ん、えっ!!や、やだー仕事の息抜きだよーばっちゃん」
婆さん「フェフェフェ、まーいいさゆっくりしていきな」
何故モモをツネりますか?この人は...。
少し窮屈な店内にあるさまざまな商品を見て回る...。
ツン「...あのね、ばっちゃん」
婆さん「どうしたんだい嬢ちゃん?」
彼女は溜まっていたものを吐き出す様に今回の依頼の事を話し始めた。
............。
話が一通終わったとき、婆さんがひとことつぶやいた。
婆さん「...嬢ちゃん、今その人の写真あるかい?」
ツン「どうしたの?ばっちゃん」
助手「それなら僕が」
思うところがあるのか差し出した写真を丹念にチェックし、何か解ったようだった。
婆さん「あーやっぱり。○○ちゃんの事じゃないか」
助手「えっ!!」
ツン「この人知ってるの?ばっちゃん!」
僕らが驚いたのも無理はない、何故なら彼女は一応守秘義務の為名前を伏せて話していたからだ!
婆さん「ああ知っているともさー、なにしろこの子の父親はこの店の常連だったからねぇ」
ツン「灯台下暗しね...。」
助手「ヒントは以外なところにあったんですね」
ツン「じゃあその後の消息も解るんですか?」
婆さん「確か...その後横浜の方に引っ越したって聞いたけどねぇ」
ツン「ありがとー!!ばっちゃん!!」
助手「どうもありがとうございます!!」
僕らは重大なヒントを手に急いで事務所へ戻った。
まるで止まっていた歯車が動き出したかのように。
あれから数日後、僕はとある海沿いの道で愛車のステーションワゴンを走らせていた。
同乗者は彼女と依頼人。
依頼人「連絡を受けた時は驚きましたよ。私が何十年掛かっても判らなかったのに
まさかこんなに短期間で見つけてしまうなんて...」
ツン「私たちはプロですから当然ですよ」
はて、調査の途中で泣き入れそうになったのは誰でしたっけ?
ツン「何か言った?」
助手「いいえ何も」
ツン「あなたは黙って運転していればいいの!」
助手「はいはい、わかりました所長」
ツン「ハイは一回!」
助手「はい所長」
ツン「うんよろしい」
依頼人「ハッハッハ、お二人は仲がよろしいんですねぇ」
ツン「えっ!?いや、あ、あのべべべ別にあたしと彼はただの上司と部下の関係ですから
別にそういうのと違くてぇ〜、ちょっと!あなたも何とか言いなさいよ!」
助手「えー、黙ってろって言ったのは所長じゃないですか〜」
ツン「うるさい!うるさい!も〜変な誤解されちゃうじゃないのよぉ!」
依頼人「ハッハッハッ」
バックミラー越しに耳まで真っ赤にして恥ずかしそうに言い訳をする
彼女の可愛い姿とそれを見て笑う依頼人が映った。
でも、いまさら否定しても遅いと思いますがね...。
助手「見えてきましたあの建物ですね?」
ツン「地図によるとその様ね。依頼人さん...」
依頼人「ええ、もうすぐです...」
何十年もの時を越えた再会は近い...。
海に面した療養施設にその人はいた。
あの後の調査で、色々な事が判明した。
横浜に来てすぐ病気がちになった事。
今の入院がすでに半年近くになっている事。
そしてこの施設が終末医療専門だって事。
助手「こちらです」
ツン「あの、依頼人さん?」
依頼人「はい、何か?」
ツン「電話でもお話しましたがこの人はすでに...」
依頼人「ええ、承知しておりますよ。」
助手「じゃあこの荷物はひょっとして」
依頼人「私も今日からここにお世話になることにしました」
ツン「えっ!もしかして」
依頼人「申し訳ない、気負いされても困るので隠していましたが...」
ここに入院するということ。
それがどのような意味を持つかは言わずとわかるだろう。
人生の終末で再び出会うことになる二人。
ツン「こんにちは」
助手「失礼します」
依頼人「...」
三人そろって女性の病室に入る。
老女「...お待ちしておりました...どうぞこちらへ」
ベッドの上で横たわる老女、この人が依頼人の想い人である。
依頼人「お久しぶりです...」
老女「...あなたが何十年も待たせたから...
こんなにお婆ちゃんになってしまったわ...」
依頼人「すまなかった...本当にすまなかった...」
老女「...まあ...あなたも大分老けたから...おあいこね...」
依頼人「実は...僕もここに入ることにしたんです...」
老女「...そうですか...ならあなたが動けるうちに
...逝くことにしますわ...」
依頼人「えっ...」
老女「...同じ屋根の下ですもの...私の最期のときは
...ベッドから這いずってでも...来てくださいね...」
依頼人「...君の最期まで毎日来ます」
老女「...それから...私が逝ったあと...すぐ来てくださいね
...あちらでお待ちしておりますから...」
依頼人「...わかったすぐ逝きます」
老女「...もう待たせないでくださいね...」
依頼人「...わかった」
助手「...」
ツン「グスッ、よぉかったぁねぇ〜よぉかったぁねぇ...ふええええん」
訳(良かったね。良かったね)
感動の再会シーンだというのに実感が湧かないのは何故だろう?
帰りの車の中、彼女はまだ泣いてた。
ツン「...グスッ」
助手「もう泣かないでくださいよ所長」
ツン「だぁって、だぁって...グスッ、ふええええぇぇぇぇんんん」
助手「だーかーら!泣かないでください」
ツン「ううっ、だって何十年ぶりの再会よ!お互い苦労してきた
恋人たちの再会なのよ!あなたは何も感じないの!?この冷血人間!!」
助手「それはちょっとひどくないですか...」
ツン「あなたにはこの位言わないとわからないのよ!この鈍感!!トウヘンボク!!」
助手「...ぷっ、あははははは」
ツン「なっ、なに笑ってるのよ!!」
助手「い、いやすみません。所長の泣いてる顔、見たくないですから」
ツン「それ、どー言う意味?」
助手「笑っていてくださいずっと、僕がその笑顔を守りますから」
ツン「えっ!?あ!ちょ、ちょっとなっ、何てこと言ってるのよー!!」
ぎゅうううううう
助手「ぐぇぇぇぇ、く、首絞めないで!い、今運転中〜!!」
ツン「あなたと一緒なら死んでもいいのよ...」
助手「えっ!?」
プワァァァァァァァン!!!!
助手「うわーっ!!」
ツン「えっ!?」
彼女の力が一瞬緩くなった。危うく対向車のダンプに突っ込むところだった。
助手「あっ危なかった...」
ツン「危なかったじゃないわよ!!あたしを殺す気なの!!」
助手「今、僕と一緒なら、とか言って」ツン「言葉のアヤよ!」
ツン「あたしはまだ死にたくないの!やりたい事いっぱいあるんだから!!」
助手「わがままですね...」
ツン「だからあなたは、ずっとあたしのわがままに付き合ってね」
ああそうか、通りで感動できないわけだ...。
見返して見ると、自分でも突っ込み所多いなー
と、感じてますがおおめに見て下さい。
最後に改めてリスペクト元の
>>364>>375へ
いいネタ乙です
401 :
名無し職人:2006/07/30(日) 20:13:12
sageろキモイ
職人殿乙です
>>379 >カニカマかチーチクか…
なんだよw
それを略さないで説明しろよw
何かジャンヌダルクのHEAVENが合いそうな話だったな
乙!
母「素人が現場を荒らすんじゃないわよ!あんたいったい何なわけ!?」
父「通りがかりの…ただのニートですよ」
↓
父「通りがかりの…しがないフリーターですがね」
↓
父「通りがかりの…私立探偵だ、文句あるか」
↓
父「通りがかりの…名探偵だが何か問題でも?」
みたいな感じでw
夏休み特別企画
〜 本当にあった怖いツンデレ 〜
第一話 「 蛙の怨霊 」
「あーもう、何でこんな糞暑い中、地方まで行かなきゃなんないのよ!」
「仕方ないでしょう。なんか誘拐事件が発生して急に依頼が来たんですから」
「だからってこんな夜中に山道なんか走る事なんて無いでしょ!」
「近道なんですよ。 ・・・あれえ? ひょっとして・・・w 怖いんですか?www」
「ば、馬鹿!何言ってるのよ! 全然怖くなんか無いわよ!」
「じゃあ ちょっと休憩していいですか? 運転しっぱなしで疲れたんですよ」
「え?! こ、こんな何も無い山の中で休憩取るの?!」
「なんかとなりに沼があるしいいじゃないですか」
「何がいいのよ!めちゃくちゃこわ・・・!(///)」
「こわ?w」
「こわ・・・ こ、こわ、、、 壊れやすいのよ乙女のハートは!」
「はあ?」
「とにかくもっと明るい場所まで行きなさいよ!」
「ちょっとでいいんでで休ませてくださいよ。怖くないように音楽かけますから」
カーステレオのスイッチを入れる助手
外の漆黒の闇に包まれ見えない沼からは蛙の泣き声が低音で響き渡ってくる
一瞬真剣なまなざしになった助手が口を開く
「知ってますか?」
「な、何を、よ・・・」
「この沼でその昔死体が上がったそうです・・・」
「・・・え?」
「この沼の蛙はその死体をエサに今でも元気に生きていて、次の死体を求めて今でも鳴き続けているとか・・・」
「ちょ、ちょ、ちょっとおおお! な、な、な・・・ も、もう! 早く出発しなさいよ! 馬鹿!」
助手が口をつぐんでから蛙の合唱がいっそう大きくなり、ついには車内の音楽さえも聞こえないほどになってきた
それにイラつくように助手がカーステのボリュームに手を伸ばそうとしたその瞬間
「変えるの?音量」
第二話 「 埋もれる死体 」
外灯さえ無い山道を走り続けてどれくらいが経っただろう 時間はすでに午前1時を回っていた
「このあたりの山は死体を埋めた事件でよくニュースで出ますね」
自殺の名所で有名な森に入ったあたりから、ふと気がつくとツンデレの様子がおかしい
顔は青ざめ、汗をいっぱいにかいてかすかに震えている
「どうしたんですか?」
「・・・トイレ」
「え?」
「だ、だから、と、トイレ・・・」
「じゃあ止めますか」
「え?!こ、こんな山の中でどうすんのよ!」
「大丈夫ですよあっち向いてますから。なんなら見張っときましょうか?」
「ば、馬鹿あああ! ド変態! ドスケベ! ドンタコス! こんな気持ち悪いところでできるわけないじゃない!」
「じゃあどうするんですか」
「ど、どうって・・・ あ! あそこに家が見えてきたわよ! あそこに行くわよ!」
「こんな夜中にトイレ借りられるのは家主の身になったほうが・・・」
民家に着いてよく見ると、かなり古い家で土壁はところどころ剥がれ落ち、中の竹が見えている箇所がある
明かりは2階の一室から漏れていた 車が着くと一瞬逃げるかのように影が横切った
「こんばんはあ」
声をかけるが返答が無い 寝ているのか?
「すみませーーーん!」もう一度大声で呼びかけ扉を叩く
しかし何の返答も無い
「もういいわよ!勝手に借りるから!」
扉を開こうとしたが鍵が閉まっているらしく開かない 当然といえば当然だが
「こんな山の家だとトイレは離れて外にあるかもしれませんね」
「は、早く言いなさいよ!」急いで家の裏へと回ると
驚いた事に墓が立ち並ぶ墓地となっており、その奥に小さな小屋のようなものがあった
近づくにつれなにか腐ったような異臭が鼻を突くが背に腹は帰られない
ツンデレは急いで走り扉を開いた
しかし小屋の中には何も無かった
「う〜〜〜 漏れるうーーー したいーーーーー!」
第三話 「 山奥の少女 」
もう夜中の2時も越えたが車は走り続けている
普段は鍛えている助手も10時間以上運転を続けるとさすがに疲労困憊だ
やっと県境も越えたかというあたりで
突然道路の脇のから頭から血を流し体中血だらけの幼稚園児ぐらいの少女が飛び出し、彼らの乗る車の前に立ちはだかった
少女は何事かを大声で泣き叫びながら両手を大きく広げ、ツンデレ達の乗る車を停めようとしている
ところが疲労の中運転していた助手は突然山道に現れた少女にすっかり気が動転してしまい、大きくハンドルを切ると少女の脇をすり抜けてそのまま走り去った
しばらく走り気持ちが落ち着くと、ツンデレはさっき見た少女について話しはじめた
「ねえ、こんな真夜中に、あんなに小さな女の子が山道に一人でいるなんて絶対おかしいんじゃない?」
「・・・」 助手は顔をこわばらせてスピードを緩めようとはしない
「2人が一緒に幻覚を見るなんてことは考えられないし・・・」
「・・・」 助手は口をつぐんだまま前も見据え瞬き一つしようとしない
「あんたねえ! なんか喋んなさいよ!」
「 ・・・・・・ ・・・この辺は血まみれの少女の幽霊が出ることで有名なんですよ」
「えっ・・・!?」
ツンデレが顔を引きつらせて目をつぶり身を固めていると、道の前方から若い男が走ってきた
男は車に気づくと、大きく手を振って停めようとしてきた
助手は今度は素直に従い車を道の脇に停めた
「この辺で私の娘を見かけませんでしたか?」
なんでも彼はこの山道を歩く途中で娘がガケから落ちてはぐれてしまい、必死で探している最中なのだという
するとさっきの子供は、父親とはぐれて困っていたのか
そう納得した二人は彼に先ほど幼稚園児ぐらいの女の子に出会ったことを告げ、そのだいたいの場所も教えた
少女を置き去りにした罪悪感から助手は「そこまで車で送りましょうか」と男に申し出たが
「いえ、そこまでしていただかなくても結構です。」と言い残し、少女がいる方角へと走り去って行った
それから数時間後
事件依頼者の自宅に着いたツンデレと助手は
誘拐事件の被害者の女の子と誘拐犯の指名手配写真を見て絶句し悲鳴を上げる
それは数時間前に出会ったあの二人だったから
>>408-410 スレ違いよ!
即刻出て行きなさい!!さもないと叩き出すわよッ!
………あ、あたしは…こ、怖くなんて、ないわよっ?当たり前でしょ!?
ふん!あっそう!あんたがそんなに怖いっていうなら…
……しょうがないわねッ!あたしと手をつないで寝てもいいわ!
でもいい?今夜だけなんだからね!?今夜だけッ!
調子に乗るんじゃないわよ!?
412 :
名無し職人:2006/07/31(月) 02:17:22
>>411 ツンかわいいなぁ
もういう時って手をすごいギュー
>>411 ツンかわいいなぁ
もういう時って手をすごいギューって握ってくるんだろな、柔らかい手で。
んで朝になるとツンの寝相が悪くて助手におおいかぶさってる。目が覚めたらいつものツンデレ日常スタート、みたいなw
あとやっぱり下げた方が荒らされる可能性が低くていいと思うんですけど、どう?
あげれば、新たな職人さん発掘、知らない人にツンデレの良さを知ってもらう→ツンデレ人口増加、みたいなメリットもあるにはあると思うんだけど…。たまにはあげた方がいいのかな?
あと翠星石の良さもな
職人の皆さん乙です
怖い話も夏っぽくっていいですね
でもあんまりデレが無いみたいですがw
>>413 sageていきましょう
真の職人・ツンデレ好きならば自ずからここに辿り着くはず
べ、別に
>>413のためじゃないんがからね!書きたくなっただけよ!
チュン…チュン…
助「ん…朝か………なんか重い…」
ツ「………ン…」
助「しょッ…所長!?」
ツ「むにゃ……んぅ………?」
助「ななな何やってるんですかぁ!」
ツ「んん……いい匂い………もうちょっと…だけ…」
助「あ…あの所長?………なんて寝顔だ…」
ツ「くー…くー…」
料理ツンデレをください…
>>417 の続き
助「…美しい…所長さん、バイト代と、生活費を切り詰めて買った指輪です…どうか薬指に受け取ってください…」
ツ「ん…むにゃむにゃ…あ…ああ〜…んん…あ、おはよ〜・・・」
助「あ・・・ああ、はい、おはようございます…」
ツ「あ〜…気持ちいい〜…アンタの胸、ぬくぬくしてて気持ちいいのよね〜」
助「そ、そうですか?なら…ずっとこうしてていいですよ?」
ツ「うん・・・そ〜する…ってなんでアンタがいるのよバカ!」
助「え、いや、所長さんが」
ツ「うるさいうるさいうるさあい!あっちいけ!」
助「ふう…また臍曲げちまった・・・」
ツ「…ねえ」
助「なんですか?」
ツ「ア、アンタの胸がいい気持ちだったのは本当だから、そんなに気を落とすんじゃないわよ」
助「え…それって…」
ツ「うるさいうるさい!あ、あそこにカラス発見!いっつも人の家のベランダうろついてて!これでも食らえ!」
助「はは…逃げてきますよ…ん?…あああああああああああ!所長さん!今何投げたんですか!?」
ツ「え…手の中に何かあったから…いけなかった?」
助「は…はは…死んだわ、俺…」
ちょwwwwwwジョーリンwwwwwww
風呂人は文章うまいなあ
文章のうまさ、ボキャブラリーの使い方では花見とロシアが上っぽいけど
なんか懐かしい風景が思い浮かぶというか
ちょっとドメスティックでレトロな感じがする
すげえ長いの書いてる
>>384はマンガっぽい感じだ
どれがいいとか悪いとかじゃなくて
それぞれにいいところがあると思うし
そのほかの短いのも面白い
>>422 確かに俺も最初読んでてただの駄洒落かよwって思ってたんだけど
最後怖えええよwwwww
ある意味3段落ちだな
みんな禿乙です
姉「暑いよ〜ツン飲み物持って来てぇ〜」
ツン「何で私が持って来なきゃいけないのよ」
姉「えぇ〜良いじゃない」
ツン「とにかく嫌よ。助手にでも頼んでよ」
姉「そっか〜…助手ー!」
助手「どうかしました?」
姉「ツンが飲み物持って来てくれないの〜」
助手「それは本当ですか!?」
姉「そうよ…」
助手「何て人間味の無い所長なんだ…グス…分かりました!情けない所長に代わり僕が飲み物を持って来ます!(泣」
姉「ありがとね♪」
ツン「…え?」
妹「待って!飲み物を運んだりするのは新人の仕事…つまり一番年下の私がやるべき仕事よ!」
ツン「妹まで…」
助手「いいや、これは僕の仕事だ!」
妹「駄目!私!」
助手「僕です!」
妹「わ・た・し!」
姉「ごめんね二人とも…やっぱり私が自分で行くわ」
助手「ここは情けない所長に代わり僕に任せて下さい!(泣」
妹「私が行くの!」
姉「いいのよ二人とも…元々ツンに頼んだ私がいけなかったんだから…だから私が行くわ!」
助手「僕が行きます!」
妹「私が行くの!」
姉「私!」
ツン「わ、分かったわよ!私が行くわよ!!」
助手&妹&姉「どうぞどうぞどうぞwwww」
ツン「なっ!?ムキー!!まさかこんなベタなオチに気付かなかったなんて…orz」
助手&妹&姉「wwwww」
ツンデレとあんまり関係無くてスマソ
途中でオチわかったけど、それでも想像してワロタw
『あ……はぁ…ああん』
「遅くなっちゃったねぇ、新見くん。所長とみんな、仲良くしてるかなぁ」
『いやっ…も……やめ……ふあぁっ』
「ただいま帰りました〜。どうも遅くなっちゃっ…………て所ちょおおおおおおおおお!?」
「あん……はぁ…ん……た、助け…あああっ」
「なんなのよこれは」
「猫ですね見てのとおり」
「そうじゃなくて、どうしてここに猫が」
「にゃあ」
「犬が」
「ばう」
「オウムが」
「オウムガ」
「熱帯魚まで!」
「……」
「いるのかって聞いてんのよ!…つーか犬でかっ!猫多っ!」
「ニシキヘビの新見くんもいますよ」
「シャー」
「なんでそんなもん平気で首に巻いてるのよ!?気持ち悪っ」
「憶えてます?設楽さん」
「設楽?あの“引きこもりデイトレーダー豪邸密室殺人事件〜濡れたエプロンの暗号〜”の?」
「関わった事件にいちいち名前つけるのやめませんか」
「いいのよ解決者の権利なんだから!で、その設楽が何?」
「新婚旅行に行かれるそうなんで、その間ペットをお預かりしたわけです」
「ウチは便利屋じゃないのよ!……あの設楽が結婚?相手は?」
「ほら、例のメイドさんですよ」
「やっぱりね………で、これ全部あいつが飼ってるもんなの?」
「らしいですよ。……独りで寂しかったんでしょうね、設楽さんも。まぁこれからは違うでしょうけど」
「ふーん…………ちょっと、どこいくのよ」
「夕飯の買出しです。帰ってきたら犬六頭の散歩に行きますから」
「あたしに全部おしつけてく気?……ちょっと待ちなさいよ!……新見くん巻いたまま行くの?……待ちなさいってば!…こらーー!………行っちゃった……ん?」
「にゃあにゃあにゃあ」
「……か、かわいい…」
『ちょっ!……ばか、どこ舐めてんの…やんっ』
『ああん……も、いい加減にして……はぁっ…ん』
『きゃあ!……ちょっと何よ!……いやっ…あぁん!……ばか、そんなことしたら……!』
『あ……はぁ…ああん』
「遅くなっちゃったねぇ、新見くん。所長とみんな、仲良くしてるかなぁ」
『いやっ…も……やめ……ふあぁっ』
「ただいま帰りました〜。どうも遅くなっちゃっ…………て所ちょおおおおおおおおお!?」
「あん……はぁ…ん……た、助け…あああっ」
「ななな何やってるんですかぁ!……じゅじゅじゅ、○姦!?」
「バ…バカなこと……言ってないで…あっ……このばか犬を上から下ろしてぇぇ!!」
ばか犬(セントバーナード・オス・95s)と格闘すること十五分……
「はぁ、はぁ、はぁ……何故レイザーの鎖を解いたりしたんです…。レイザーは発情期で…誰彼かまわずのっかって腰をすりつけるんですよ…」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……そういうことは先に言いなさいよ……あたしは遊んでやろうとしただけよ…このバカ助手。…おかげであのばか犬にバージン持ってかれるとこだったわ……」
「え?今何て…」
「な、なんでもないわよっ!このバカ!」
その夜…
「あ…やめて…そこは……ああん…はぁはぁ………ふあぁぁっ」
「ね…眠れない…」
「はぁっ……い、いくら下着の上からだってっ……あっ…もういやぁ………ああああん!」
「このばかオウム…なんで所長の声真似ばっかり………もうやめてくれぇ!」
「も、もうだめぇ!イっちゃうぅっ……い、一緒に………あああご主人さまぁ〜〜!」
「設楽さんとこのも混じってるし!」
「あっ…はぁん……だめ、やめて…初めてはジョッシュにって、決めてるんだからぁ!」
オワリ。
>>超乙
女性誌を読む所長
『近頃は「ツンデレ」ブーム!?男は「アンタなんか好きじゃない」って言われると萌えるもの!』
ツン「な…なるほど…そうだったのね!」
ツン「ちょっと!」
助手「はい?」
ツン「アンタなんか好きでもなんでもないんだからね!」
助手「あ〜はいはい、知ってますよ。好きなんでしょ」
ツン「なんで何も反応しないの!?」
>>427>>428 これ面白いなあw
笑いの才能感じるなあw
>>426は誤爆か?
まず“引きこもりデイトレーダー豪邸密室殺人事件〜濡れたエプロンの暗号〜”
これを書けよwww
みんな乙!
>>426-428でセットだな
はじめに話の一部を見せて色んな期待をさせる
バラエティとかで良く使われる手法
バラエティだとそんなにおもしろくなかったりするんだけど
これはグッジョバブ
ν速民乙
なんで新見が出て来てんだよWWWWW
中学の時、英語の辞書忘れたから隣の女子のを共同で使わせてもらった。
家も近所だし気さくで話しやすいやつだったもんで、
彼女が見てない隙に、ふざけてその辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった。
…あれから10年以上が経ち、そんな事ずっと忘れてた。
盆休みで実家に帰省して仕事の整理をしてた時の事。
英語の辞書が必要になって、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きをみつけた。
「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。
それで思い出した。
あの時あたりからだったか、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになった。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいんだなぁ」なんて思ってた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ…。
ツン「あ、この事件ね!あの事件は困ったわよ。被害者が真言宗か日蓮宗かで、事件の迷宮入りかどうか決まったようなものだったからね」
助手「そうそう。この事件なんか、犯人が桂三枝のファンか歌丸のファンかで結末わかれてたでしょうね」
ツン「自分で言うのもなんだけど、わっけ分からない話ねー!バカじゃないかしら!」
助手「全く同感ですよ!あ、叩かないでってば。あはははははは」
姉「…ねえ」
ツン「なあにぃ?お姉ちゃん?」
姉「この…赤い洗面器ってファイル、なに?何も書いてないわね」
ツン&助手「(ピタッ)」
姉「…な、なに?」
助手「聞きたいですか?」
姉「え、なに?迷宮入りした事件なの?それとも後味悪い事件なの?」
ツン「ん〜…後味悪いわけじゃないし…解決してないわけじゃないんだけど…ねえ?」
助手「…っていうか、あれって事件ですか?」
ツン「え…う〜ん…そういえば事件のカテゴリーにはあてはまらないわよね〜…」
姉「…?」
助手「そもそも、あれは始まってる事件なんですか?終わってる事件なんですか?」
姉「な、なによ。なんだか気になるじゃない」
ツン「あのね…お姉ちゃん」
姉「なに?」
ツン「サンタクロースの正体を知ろうとしなければ、ずっと夢を見て生きることもできるのよ?これはそういう話なの。知らない方がいいの」
姉「あ、貴方らしくない台詞ねえ。そんなに嫌な事件なの?」
ツン「だ…だから嫌とかそういう問題じゃなくて…」
妹「今日は洗濯物日和ですよ〜。天気いいですね〜」
姉「…ねえ?」
妹「なんですか?」
姉「貴方、私よりもあの子達といっしょに事件解決してるわよね」
妹「ええ…まあ?」
姉「…赤い洗面器、って知ってる?」
妹「赤い洗面器?なんですかそれ、洗面器は透明感ある色じゃなくちゃ使えないじゃないですか」
姉「いや、事件の名前らしいんだけど…」
妹「ああ…あれですか。何故か二人とも、あの話を話すのを嫌がるんですよね。聞きたいですか?」
姉「(コクリ)」
妹「いいですか〜?私達三人が現場を探索していたら、むこうから赤い洗面器を頭にのせた男が歩いてきたんですよね。
で、所長さんが尋ねたんです。『ここは殺人現場よ。っていうかなんで頭に洗面器のせてるの?』って」
姉「………?」
妹「と、どうやら洗面器には水が張ってあるらしいんです。で、お兄ちゃんが尋ねたんです。
『どうして頭に洗面器をのせてるんですか?』って。そしたら、その男の人、こう言ったんです。『この中には貴方の」
姉「そしたら?」
妹「…あ、お客さん。ちょっと待っててくださいね」
姉「はえ?ちょっと!?」
姉「ねえ、だから赤い洗面器ってなんなの!?」
助手「…だから…」
妹「…赤い洗面器は」
ツン「赤い洗面器としか…」
姉「だから、ありのまま教えてくれれば」
ツン「……あ、事件のコールよ!助手!行くよ!」
助手「え?あ、はい!分かりました!さあ行きましょ!」
妹「あ、私も行きます!」
姉「え、あ、ちょっと!」
バタン
姉「…なんなのよぉ…あ…赤い洗面器…?」
目を向けると、事務所の端に赤い洗面器が何故か置いてあった。足元に、さっき妹が使っていた雑巾が転がっていた。
姉「…バッカみたい」
そっと、雑巾を掴んで、洗面器に放った。
しかし、
雑巾は洗面器の中に、
落ちなかった。
>>440 ちょ、ちょっと!続きが気になるじゃない!
>>441 いや、だから雑巾が赤い洗面器に落ちなかったでしょ?
赤い洗面器→赤洗→あかせん→明かせん
落ちない→おちない→オチない
実は有名な都市伝説だったり。
443 :
441:2006/08/03(木) 20:29:23
怪盗J、一時復活させていい?
助手に罪を犯させるっていうの!?
前半読んでると名探偵ツンデレの鮫島事件的なアレかと思ったwww
>>447 鮫島事件と同じようなもんだろ。
赤い洗面器 古畑任三郎
でぐぐればわかる。
職人殿乙です
確かに古畑の桃井香りの奴で見たことありますね
でも
>>440さんもなかなかミスリードさせたりとか
投げっぱなし感がうまく出てていい書き方だと思います
前のコテの人のホラーとかこういう都市伝説系とか、夏らしくて面白いですね
452 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:05
ここじゃ騒ぎが大きくなりすぎや! ガッツ石松がかぎつける前に場所を変えるで!おめぇらついて来い!
453 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:12
454 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:13
しゃああああああああああああああああああああああああ
455 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:16
ブサイクな試合してすんません
456 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:19
はええよwwwwwwwwwwwwww
がっつ早杉wwww
458 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:35
________
/:.'`::::\/:::::\
/:: \
/::. /""" """\ ヽ
|::〉 ●" ●" |
(⌒ヽ |)
( __ ( ∩∩ ) |
| 、_____ /
ヽ \____/ / 亀田興毅・・・ボクサーさ!
\ /
\ /
459 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:36:45
俺はツンデレちゃうよ。
別におやじのためにベルト取ったんじゃ
ないんだからねっ
っしゃあああああああ
探偵ぶって考えてる暇あったら一発なぐったれや
461 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:19
メンチ切ってカツサンドじゃコラー
462 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:23
ガッツはえーっつーのwwwwwwwwwwww
463 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:29
プシュップシュッ
464 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:30
どんなもんじゃーい
465 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:47
っしゃおら♪
466 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:37:48
シャーオラー
467 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:38:15
どすこーーい
468 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:38:15
,r=''..:::::::::::::::ヽ
./..:::::::::::::::::::::::::::..\
/:::::::_/^゙ヾ、;;:::::::;;;,ノi
i::::::( ヾツ |
i::::::::ゝ | ________
┌ミヾ/ _.| /:.'`::::\/:::::\
.ヾ .d -=五ラ'' /5ラ,! /:: 亀田 \
.ヽソ\ '' .:: ヽ ! /::. .---‐' """\ ヽ
| 、 , ::_ >./ |::〉 ,_;:;:;ノ、 ●" |
.丿 \. ゙=‐-゙ニニ,/| 、 (⌒ヽ |)
⌒ / '\ ゙─-ッ'ヽ  ̄`''ヽ、 、 ( __ ( ∩∩ ) |
_ ゙゙‐--─' ,,.....、_ ヽ ,,・ | /
/ \ヽ,,,,,-''" / `ヽ! , ’,∴. ・ ¨ ヽ / ̄  ̄7 / あれれ〜〜?
/" (ノ i | ’,∴、∵. ’ \ (──-┘ /
| | i | i /\____/ヽ
| r'""/ ヽ ヾ ,.-- | / /\ 〉
469 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:38:54
しゃーコラー!
470 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:39:05
40年間ボクシングの世界にかかわってきたが、これほど失望させられたことはない。
一体どういう見方をすれば亀田の勝ちになるのだろう。
初回にダウンを奪われながらも最終まで持ちこたえた根性は、確かに立派だ。
それ自体は練習の賜(たまもの)といえるだろう。
では最後まで立ってさえいれば、世界チャンピオンになれるというのだろうか。
ランダエタは経験に裏付けられたジャブでうまく距離を取り、手数でも亀田を上回っていた。
ガードを固めて後手後手に回った亀田は、うまくもてあそばれてしまっていた。
残念ながらこの試合で、亀田自身の進歩は感じられなかった。
むしろいいところがなく後退しただけ。
会場の亀田ファンとは正反対かもしれないが、私の採点では7ポイント差でランダエタの勝利だった。
もちろん亀田が憎くて言っているわけではない。
練習熱心だし、将来のある選手であることは間違いない。個人的にも応援している。
だからこそ、こういう内容で勝つというのは今後の本人のためにもならない。
むしろここで負けて、その悔しさを糧にしてこそ強い王者になれるのだ。
私も含めてだが、これまで血を吐くような訓練を重ね、誰からも文句のつけられようがない
戦いをした上でチャンピオンベルトを巻いた者が、この試合を見てどう感じるか。
考えて見てほしい。
社会現象にまでなりつつある亀田ブームは、これでさらに拍車がかかるだろう。
だが、プロボクシング界はタレント養成所ではない。このままでは亀田本人も
真の世界王者になったという誇りが、持てないのではないか。
(元WBC世界ライト級王者・ガッツ石松)
471 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:39:58
,r=''..:::::::::::::::ヽ
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i::::::( ヾツ |
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.ヾ .d -=五ラ'' /5ラ,! /:: 亀田 \
.ヽソ\ '' .:: ヽ ! /::. .---‐' """\ ヽ
| 、 , ::_ >./ |::〉 ,_;:;:;ノ、 ●" |
.丿 \. ゙=‐-゙ニニ,/| 、 (⌒ヽ |)
⌒ / '\ ゙─-ッ'ヽ  ̄`''ヽ、 、 ( __ ( ∩∩ ) | ここで視聴率あがりまくりやで〜〜
_ ゙゙‐--─' ,,.....、_ ヽ ,,・ | /
/ \ヽ,,,,,-''" / `ヽ! , ’,∴. ・ ¨ ヽ / ̄  ̄7 / ・・・い、いや・・・ホンマ・・・うぐう
/" (ノ i | ’,∴、∵. ’ \ (──-┘ /
| | i | i /\____/ヽ
| r'""/ ヽ ヾ ,.-- | / /\ 〉
472 :
名無し職人:2006/08/05(土) 10:50:12
落ちた
ネコ「ニャー!(ガリツ)」
ツン「っ! ちょっと、痛いじゃない!」
ネコ「フゥゥ!」
ツン(もう・・・寝てる時は可愛いのに、なんでおきてるときはこう・・・・)
ツン「興奮し過ぎよ、落ち着きなさい(ナデナデ)」
ネコ「にゃぁ・・・ゴロゴロ」
ツン「もうっ、素直じゃないんだから・・・はっ!」
ツン(そういえば私も・・・アイツには素直じゃないな・・・)
ネコ「にゃぁ?」
ツン「な、なんでもないわよ、アンタはゴロゴロしてればイイのっ!」
かわいいw
〜静かなツン〜
クラスにて〜
先生「はい。じゃあ男女二人になってねー」
ジョッシュ「え〜と…(ツンさんに近づくチャンスだ!)ツンさん?良かったら俺とどうかな…?」
ツン「…!!」ブンブン(首を横にふる)
ジョッシュ「そ、そんな嫌なの…?じゃあ違う人を探すよ…」プィッ
ツン「…」ガシ…!(ジョッシュの袖を掴む)
ジョッシュ「?ツンさん?」
ツン「…しょうがないから…なってあげる…ペア…」
ジョッシュ「ツンさん…!(ジーン)でもペアになってくれるなら最初からなってくれたら良いのに可愛くないな〜」
ツン「!!」バンバンバンバン!!(ジョッシュの背中を叩く)
ジョッシュ「ちょwwwww痛い痛いwwww冗談だってツンさんは可愛いよ!」
ツン「…!!(カァ〜)///」バンバンバンバンバンバンバンバン!!
ジョッシュ「痛い痛い!何で?」
ツン「…(もう…ありがとう…好きな人…)」
つまり、無口系ツンデレが好きなんだな?そうなんだろ?
仲 間 よ ! !
以前も無口系ツンデレはいくつかあって
結構よかったよ
また読みたいな
いろんなツンデレ、設定、物語で読んでみたいよ
亀田はどう見てもツンデレだからな
この嵐も実はツンデレが好きなんだろうな
布教活動乙!wwwww
姉「あんたが探偵始めて、もうすぐ一年か…」
ツ「長かったような…短かったような…色々あったけど」
姉「ジョッシュくんとの仲は進展したのかしら?」
ツ「ばッ……やめてよ!…それより、ほら父さんのことはいいの?」
姉「お父さんがいなくなってから…一年、か…」
ツ「………姉さん、泣いてるの?」
姉「ん…ゴメンね。…いい加減、ふっきらなきゃね」
ツ「そうよ姉さん、元気出して!あたしがいつか、父さんを超える名探偵になってみせるから!」
姉「うん。お父さんも草葉の陰で喜んでるわ…きっと」
父「お前らなぁ…黙って聞いてりゃ人のこと死んだみたいに…」
ツ「とッ、父さん!?」
姉「お父さん…」
父「久しぶりだな、我が愛する娘たちよ。父は帰ってきたぞ…なんつって」
ツ「今までどこで何してたのよ!?」
父「仕事だよ仕事…。信用ないなぁ。…ツン子、アメリカはどうだった。そういえばお前とは一番長く会ってないな」
ツ「ふん。アイビーリーグなんていっても、大したことなかったわ」
父「そうか。それでこそ父さんの娘だ。…姉美、妹たちの面倒よく見てくれたな。ありがとう」
姉「お父さん…心配してたんだからね…」
父「お姉ちゃんだろ、泣くな。…すまなかった、ごめんな。……そっちの綺麗な娘さんは…」
香「はじめまして、ジョッシュの妹の妹香です。お会いできて光栄ですわ」
父「こちらこそ。…そっちのお兄さんは、はじめましてじゃないな」
兄「ええ、その節はどうも」
妹「パパーーー!!」
父「妹子〜!いないのかと思ってたぞ〜?なんだ、重くなったな?少し見ないうちにまた大きくなったかな」
妹「パパ会いたかったよ、パパ」
父「ほらほら、そんなに泣いたらかわいいお顔がだいなしだぞ?」
ツ「姉さん?」
姉「アタシじゃないわよ」
香「当然、わたしたちでもないです」
ツ「てことは…妹子を連れてきたのって…」
助「先生」
父「おう、ジョッシュか。すまん、迷惑かけたな。………………なんだその、ニヤニヤ顔は。………………その電話、何に使った?」
母「あんたーーーーーーーッ!!!」
父「ひいいいい!」
ツ「やっぱり!」
姉「お母さん…」
妹「ママ〜、パパいたよ〜」
母「あんたッ!一年も音沙汰なしで!!どれだけ家族に心配かけたら気がすむのッ!!!このバカ亭主!!!!」
父「ゴメンなさい!この通りです!許して!」
助「や〜久しぶりに見ました。先生の土下座」
父「ジョッシュッ…覚えてろよ…って痛い!…これにはワケが…痛ッ!杖で叩くのはヤメテ!」
母「おだまりッ!ワケなんか聞いちゃいないの!ジョッシュくんが知らせてくれなかったら、あたしに顔も見せずに逃げる気だったんでしょ!?わかってるのよ!あんたの考えてることは!」
父「そ、そんな…ちゃんと会って行くつもりだったさ」
母「やっぱり!またどっか行っちゃう気なのね!そんなの絶対許さないんだから!…どこへも行けない体にしてやるぅ!!」
父「そ、そりゃ困るんだってッ…痛い!痛いってば!勘弁してッ!」
妹「いつものパパとママだぁ〜(^^)」
香「ちぃ兄さん?あの杖って…おばさま、足が?」
助「母乃さんが刑事をしていたときに……名誉の負傷ってやつだね」
姉「なれそめ…ともいうかしら、この場合」
ツ「母さん!もう許したげてよ!…いいじゃない、無事に帰ってきてくれたんだから」
父「ありがとぉ〜父は嬉しいぞぉ〜って痛いッ」
母「甘いわよツン子!この人はね、甘くするとつけあがるの!昔ッからそうなんだから!」
ツ「父さん、そのワケとやらを話して。母さんも聞くだけ聞いてあげよ?」
父「う…うむ。発端は獄中の重犯罪人、指名手配中の逃亡犯の、心臓麻痺による同時多発的な死亡事件だった。国連の要請を受け調査を開始した私は、一冊の黒いノートの存在をゲフン!……これ以上は言えない!」
母「誤魔化すなッ!」
助「その話なら聞いたことがあります。…デマか都市伝説の類かと思ってましたが」
香「わたしも。国連が世界中から名探偵を選りすぐって捜査チームを編成したとかしてないとか…」
母「…ほ、ほんとに?ほんとなの、ジョッシュくん?………………すごいじゃない!さすがあたしのあなた!ほらほら、あんたたちも喜びなさい!お父さん、世界一の名探偵だって認められたのよ!?…キャー嬉しいどうしよう!?………………ってェ、どこ行ったッ!?」
父「しばしの別れだ愛する妻よ〜!キ○を逮捕したら帰るからな〜!娘たちー!母さんをよろしく頼むぞぉ〜!」
母「ちょっと待ちなさいよ!逃げる気!?…絶対逃がさないんだから!」
兄「追いかけて行っちゃったよ…なんていうか嵐のような人だな」
香「厳しくてちょっと怖いけど…優しい人だってことはわかったわ」
助「所長も将来あんな感じになるんでしょうかね。…なるんでしょうね」
ツ以外の全員「なるんでしょうなぁ〜」
ツ「な、何よ?」
母「待てこの宿六!甲斐性なし!キなんとかより先にあんたを逮捕してやるわッ!」
父「しつこいなもう……おい、そんなに無理して走るな!足が悪いんだから!転んだらどうするッ!………………あッ」
母「キャア!?………………………………あ、ありがと、あなた」
父「危ないところだった…。だから言ったろ、走るなって。…きみに怪我でもされたら、事件解決どころじゃないじゃないか…」
母「…引っかかったわね」
父「え?」
母「逮捕よッ!」
父「てて、手錠ぉ〜〜!?おま、どっからこんなもん……んむ!?」
ツ「ちょっと〜!今の悲鳴な…に……」
助「あ」
香「きゃ!」
兄「こりゃまた…」
姉「子供は見ちゃダメ」
妹「パパとママ、ちゅーしてたぁ〜(///)」
母「ん……くちゅ……ちゅ…ん……っはぁ……信じてたわ、必ず抱きとめてくれるって。あなた、あたしが危ないときは必ず助けてくれたものね」
父「バ…バカ言うんじゃない。男として…夫として当然だ」
母「ふふ…顔が赤いわよ?……さ、連行するわよおとなしく来なさい!」
父「痛ててて!被疑者の人権に配慮しろよ!」
母「あんたは刑が確定してるの。あたしの人生を狂わせた罪。ほら抵抗しても無駄よ、車に乗んなさい!……娘たちー!あんたたちも早く乗んなさい!今日は久しぶりに家族そろって夕飯よ!」
ツ「…ったく。我が親ながらあきれるわ」
姉「それじゃアタシたち行くわ、ごめんね」
妹「お兄ちゃんお姉ちゃん、ばいば〜い」
母「騒がしてごめんなさいね、ジョッシュくん。お兄さんと妹さんも。今日は旦那と娘たち、連れて帰らしてもらうわ。…そうだ、今度うちにご飯食べにいらっしゃいな。腕によりをかけるわよ?……それじゃまたね!」
香「さよ〜なら〜……。行っちゃった。嵐というより、あれは竜巻かも」
兄「それも特大のな。そして次女は母親似か…。お前も将来苦労するなぁ、弟よ」
助「え?なんで?」
香「いいじゃない?幸せそうで。……ちょっと妬けるけど
一年後…
助「所長!見てくださいこの新聞!○ラが逮捕されたって!先生、とうとうやったんですね!」
ツ「ええ良かったわよ。あのバカ父が帰ってくれば、少しは子守業務から解放されるってもんだわ。……よちよち、泣かないでくだちゃいね〜?お父さん、もうちゅぐ帰ってきますからねぇ〜」
……弟ができていた。
『父帰る、母連れて帰る』 了
ファミリー増えてるーッ!(ガビーン)
もうgdgdだな
乙です
いいですよw
妹「ねぇお兄ちゃん…もう手じゃ無理なの…なんとかして?」
助「うわ、びちょびちょじゃないか」
ツ「(え、これなんてエロゲ?じゃなくて!!昼間っからなにやってんのよいったい!!)」
妹「あついよ…もう我慢できない、お兄ちゃん入れて」
助「わかったわかった、全くしょうがないな…」
妹「ちょ、激しすぎるよぅ…あぁん……」
助「へぇ、そんなこといってホントは気持いいんだろ?」
ツ「(ちょ、助手!?性格違うくね!?とにかく止めさせなきゃ……!)」
ツ「(ガチャッ)コラーっ!2人ともなにやっ……て…………」
ドアを開けたツンがみたのは扇風機のスイッチを入れた助手(風力「強」)と汗びちょの妹だったとさ
すまん、ふと電波受信して書いてしまったんだ
反省はしてない
助「で、所長は何と勘違いしたんですか?ニヤニヤ」
ツ「なっなんでもないわよッバカーーーッ!!!!」
妹「ニヤニヤ」
ツ「てかお前らわざとやっただろ」
助「(・∀・)ニヤニヤ」
妹「(・∀・)ニヤニヤ」
もうgjgjだな
もうグジョグジョだな
汗で
職人殿乙ですよ
職人さん乙!
もうjojoだな!
ツン「あんたジョジョのキャラでなにが好きなのよ?」
助「そ〜ですね…やっぱり3部のポルナレフの荷物をゴミと勘違いしたお巡りさんですかね」
ツン「(マニアック!!)」
それ好きだねw
ツン「もー暑いわね」
助手「本当ですね」
ツ「もう八月中旬よ!!何でこんな蒸し暑い事務所に篭りぱなしなのよ!!」
助「しょうがないじゃないですか…エアコンの修理はお盆明けまで来ないですし
いつ依頼が来るか分からないですからねぇ…」
ツ「あーもうっ!!今日はもう事務所はお休み!!ねえ、プール行かない?」
助「近所の市民プールなら今日は定期点検で休みですよ?」
ツ「なんでこんな日にかぎって休みなの…」
姉「あら、どうしたの?こんな暑い部屋に二人だけで?」
ツ「この男…じゃなくて、ここのスレ住人が八月だっていうのに誰も泳ぎに行く話を
書かないから仕方なくここにいるの!」
姉「いきなりぶっちゃけすぎよツン…」
助「だったら今、中の人に書いてもらえばいいんじゃないですか?」
姉「中の人は明日から始まる『○○ッ○○ー○ッ○』の準備で忙しいから無理、って言ってたわ」
ツ「使えないわね。ったく」
助「は〜まったくダメ人間ですね」
つー訳で、どなたか泳ぎに行く話を書いてください…orz
私からもお願いします。
書いてください
これがメモ欄に暖めてある話があったりするんだよな。
もしかして明日からの ○○ッ○○ー○ッ○ にこのスレの本があったりして…(´・ω・`)
504 :
名無し職人:2006/08/11(金) 13:53:30
505 :
名無し職人:2006/08/11(金) 13:57:25
>>501 コラッ!ジーコッ!
に決まってるでしょ!
507 :
名無し職人:2006/08/11(金) 18:21:31
思いっきりーTっV
「おはようございます。今朝もお早いですね」
毎朝変わらぬ僕の日常。
それは彼女との逢瀬から始まる。
彼女は当たり前の顔をして僕の用意した朝食を食べ、何も言わずに出かけていく。
「いってらっしゃい」
送り出す僕に涼やかな流し目だけをくれて、無言のまま事務所を後にする彼女。
そんな彼女の凛とした後姿を、優美な脚の運びを、僕は見えなくなるまで見送る。
そう、実を言うと僕は彼女に夢中なのだ。
いつもは自分勝手で気分屋でおまけに気難しいくせに、時折見せるまるで子猫のような可愛らしい仕草や表情。
二律背反とでもいうのだろうか、その二面性に僕はもう完全な虜だ。
再び彼女に会える夕方が待ち遠しくてたまらない。
彼女はすぐ近くに自分の家があるというのに、朝夕の食事は必ず僕と一緒に仕事場で摂る。
それは何故だろうと考えるとき、僕はある期待を抱いてしまうのだが、そのたび「そんなことはあり得ない」と自分に言い聞かせるのを常にしている。
今夜も彼女は夕食を終えて少しくつろいだ後、あくびをひとつしてから岐路につく……………はずだった。
突然、僕の胸に飛び込んでくる彼女。
その時の彼女の大きくて透き通った瞳を、あの潤んだ瞳を僕は一生忘れられないだろう。
その夜が、僕らが同じベッドで寝た最初の夜になった。
僕の腕の中で眠る彼女のぬくもり、その感触は今でもこの手に残っている。
翌朝、まだ空が白み始めて間もない頃、そっとベッドを抜け出す彼女の気配に気付いて僕は目を醒ました。
「もう帰っちゃうんですか……?」
僕の問いかけに彼女は振り返って答えた。
「…ニャー」
>>508殺意が芽生えました。
な、なによ…
言い回しが巧いとか発想が斬新だとか他の作品も見たいとか思ってないんだからねっ!
なんだよ。
いっとくけどこれはただの朝勃ちだかんな!
ツンデレ指数めちゃめちゃ低い推理もの構想中なんだけど、貼ってもいいかな?
しかもかなり長い
いっとけ
やっとけ
分かった。
何日かしたら一気に貼るよ。
スレ違いも甚だしいかもしれないけど、せっかく書いてるから。
純のツンデレ好きの人は気に入らないと思う。ごめんなさい。
>>514 いや、謝ることはない
たまには推理もの医院で内科医?
一応“名探偵”ツンデレだし
>>514 ふーん、あ、そう?
別に期待してないから。
好きにすれば。
待ってるから。
>>515-516 な、何よ嬉しくなんかないんだからね!
本当に救われるよ。書き終わったから見直ししたら載せる。
ツンデレとしてはわからないし、素人の作ったものだから穴は多いと思うけど、得意な人に見せたら大方推理があってたから、一応の筋は通っているはず。ミステリとして楽しんでくれると嬉しい。
ただ、自分でも熱が入り過ぎちゃって、ばっっっっっかみたいに長くなっちゃった。反省してます。次に何か書くときはもっと短くするから勘弁して…
今回の主人公は助手くんです。ほとんど助手の一人称
一応頭の中の設定を
所長(ツン)
高二。母親は産まれてすぐ、父親は二年前死んでる。探偵としては優秀だけど弱い。インスピレーションに頼って推理するタイプ。
助手
24才。大学中退して所長の親父の手伝いを始めた。実質的には今事務所を経営している。そこそこ強い。論理的に推理するタイプ。
妹ちゃんと姉さんはいるけど今回出てきません。
227 名前:ちゅらさん[] 投稿日:2006/05/15(月) 20:59:27 ID:mhxbf.uk [ at-std19.nirai.ne.jp ]
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんです。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ! と思って、慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。
ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。
トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いた。
「死ねばよかったのに」
「いや、でもホント助かったよ。ありがと」
「ば……ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。また来週きてもいいかな」
「ダ、ダメっ! また落ちそうになったら危ないわゎ!!!」
翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。
作りすぎただけで、決して僕のために用意したんじゃないそうです。
東京の残暑は厳しい。しかしただでさえ赤字経営の続く事務所の出費を増やすのは忍びなく(事務所の赤字は僕の給料に直に影響する)、僕一人の時はクーラーは我慢することにしていた。
せめて仕事があれば気をまぎらわすこともできるのだろうが、あいにくここ三日来客はなかった。だから、僕は今日もたいして面白くない推理小説を、事務所のデスクに向かって一人汗ばみながら読み耽っていた。
ピピピッ
携帯の着信音がなった。とる前に時計を見る。午後四時三十分。ちょうどHRが終った時間だ。電話にでる。
「仕事はっ?」
第一声からそれか…。「それがですね、所長…今日もほら、あのインド人が発見した…」
「0…」
電話ごしに大きなため息が聞こえる。
「…あんたのせいよ。」
「はあ。」
「あんたの接客態度が良かったら、もっとお客が来てもおかしくないのよ!」
「仕事は確実ですもんね、所長。」
「っ……あ、明日は頑張りなさいよ。」
「はい。」
軽く褒めておけば、所長の態度は軟化する。所長取り扱いにおける初歩だ。僕がどれだけ頑張ってもお客を連れてくることは出来ないと思うが。
「あ、それからね助手。今から事務所に高校の友達三人連れてくるから。」
「えっ?」
「お茶の用意しとくのよ、分かった?じゃね!」
一方的にまくしたてて、所長は電話を切った。
所長は公私混同を嫌う。姉さんと事務所で会うことも控えている位なのに。ましてや友達を連れてくる?
…まあ、大体の予想はつくけどね。
「ただ働きか…」
と僕はぼやきつつ、クーラーのリモコンに手をのばした。
「ただいま!」
午後五時。所長が三人の友達を連れてきた。「おかえりなさい、所長。えっと…」
「リカとチヒロ、それにケイよ。」
所長が指差しながらぶっきらぼうに紹介した。まだご機嫌斜めのようだ。
みためについて軽く私見を述べると、リカさんは短髪の活発そうな女の子。
チヒロさんは長髪。所長に負けず劣らずの美少女。
ケイくんは眼鏡をかけた長身の男の子だ。
「いらっしゃい。どうぞ座って下さい」
営業スマイルとともに三人を案内し、滅多に使うことのないコの字のソファーに腰を下ろしてもらう。所長も一緒にソファーに座った。
「ところで…」
あらかじめ並べておいたカップに紅茶を注ぎながら、僕はきり出した。
「ストーカー被害ですか?」
三人が目に見えて驚いた。探偵には不向きだな。所長は涼しい顔でカップに口をつけた。
「さっきわたしたちが来るって知ったんでしょ?すっごーい!なんで?どうしてわかったんですか?」
リカさんが言った。こちらとしても嬉しい位大袈裟な驚きっぷりだ。
「所長が事務所で人と会うのは探偵業を営む時だけです。女子高生が探偵に相談することがあるとすれば、ペット探しかストーカー、または人探し位でしょう。あとは推測ですけど、男性のケイくんと一緒に下校している事から考えれば…」
リカさんとチヒロさんの拍手が僕の言葉を遮った。リカさんなんか跳びはねて喜んでる。「当然よ、この程度!」
にやけながら所長が言った。機嫌なおしてくれるといいけど。ケイくんは…あれ、睨んでる?
「頭いいし、顔もそこそこだし。いいなぁーツン、こんな人が…」
リカさんの言葉に更に顔を綻ばせながら、所長は紅茶を口に含み…
「彼氏で。」
吹き出した。
「ば、ばか言わないでよ!ただの助手よ、こいつは!」
「本当、うらやましいわ。」
「なによっ、チヒロまで、わたしはこんなヤツ…」
相変わらず素直なリアクションだ。友達も見てて飽きないんだろう。リカさんは大笑いし、チヒロさんまでクスクス笑っている。一人居心地の悪さを感じていると、またケイくんと目が合った。やっぱり睨まれている気がする。なんかしたかな、僕。
付け加えると、警察ではなく僕たちに相談するということは、まだ実情的な被害はでていないのだろう。ストーカーされているという証拠がない限り、警察は動いてくれない(もっとも最近は証拠があっても動かないそうだが)。そしてこの中でストーカーされるとすれば容姿的に…
考えを巡らせていると、ようやく落ち着いた所長が口を開いた。
「被害者はリカよ。」
あんたかよ。
所長が説明するには、リカさんは二週間程前から下校時、そして夜、遊び終った帰りに誰かにつけられている気がするらしい。毎日リカさんと二人で遊んでいるチヒロさんも、リカさんと行動する時はそう感じたことがあるので、気のせいではないようだ。
今のところ手を出されたり、物を取られたりしてはいないので、警察には相談できない。だから僕たちでなんとかする。無料で。これは決定事項だそうだ。
「それにね…」
所長の口調が少し重くなる。ここからが本題ってことか。
「リカの姓は速見っていうの。分かるでしょ?」
速見という資産家が、都会の一等地にしてはかなりの豪邸を近くにたてていて、ここらでは知らない人はいない位有名だ。おそらくはその速見だろう。つまり所長は誘拐の線もある、と言いたいのだ。
リカさんの生活を観察し、機会を窺う誘拐犯。そうなると僕たちの手には余るんじゃないか?
「やめてよ、ツン!」
いきなりリカさんが怒鳴った。
「わたしあの家嫌いなの。知ってるでしょ?」
「ごめんね。でも何かあってからじゃ遅いから、助手にはちゃんと話しておかないと。」
「……ごめん。」
なるほど。親と上手くいっていないのか。それもかなり。でもそれとこれとは話が別だ。所長の言う通り何かあってからでは遅い。
「リカさん。このことを親に?」
「……言ってません。言っても聞いてもらえないもん。親父わたしのこと嫌いだし、お母さんは別居中だし。」
「…そうですか。すみません。」
ヤブヘビだったか。所長の視線が痛い。後で怒られるだろうな…。
速見家の財力があれば、ボディーガードを雇うなり、自分で言うのもなんだけどもっと大手の探偵事務所に頼むなり出来ると思ったんだけど。
「それでどうするんですか、所長?僕が四六時中リカさんと一緒に行動しますか?」
「な……!?そんなのダメに決まってるでしょ!」
そういう問題か?周囲の冷ややかな視線を受けて我にかえった所長は、みるみる顔を赤くする。そして咳払いを一つはさみ、続けた。
「それじゃあ根本的な解決にはならないでしょ!明日から学校は三連休でしょう。その間わたしたちもリカをストーカーするのよ!」
「はあ!?」
三人の声がハモり、所長がうろたえる。何か勘違いしてるようなので、所長の名誉のために僕が注釈を付け加えた。
「つまり僕と所長が周りに気を配りながらリカさんの後をつけて、ストーカーを発見するんです。二重尾行ってやつですよ。そういうことでしょ、所長?」
「……今から説明しようと思ってたのよ。」
所長の高校は明日の土曜から三日間休みが続く。その間、リカさんにはいつも通り遊んでいるふりをしてもらい、僕たちが犯人をとっつかまえる。所長らしいアグレッシブな作戦だ。
普段一緒に遊ばない所長や僕が一緒にいると犯人に警戒される危険があるし(所長は学校が終るとすぐに事務所に帰る)。いい手だと僕も思う。しかし…
「わかりました。でも所長、尾行は僕一人でやります。」
「えっ、なんでよ!?」
理由は二つある。所長も僕も尾行は上手いので、その点は問題ない。相手がストーカーだったら、捕まえて問い詰め、もっているであろうカメラなりを証拠に警察に引き渡せばすむだろう。
しかし相手が誘拐犯なら?所長に危険が及ぶことがないとは言いきれないだろう。複数だったら僕も危ないかもしれないが、余程のことがない限り一人ならなんとか出来る。これが一つ。
そしてもう一つは、これが更に重要なのだが…
「三日事務所を空けるつもりですか?」
「うっ……」
その後、僕はリカさんとチヒロさんが明日の十二時に待ち合わせる場所を教えてもらい、六時過ぎには三人とも家に帰った。
こうして僕は一銭にもならない最長三日間の外回りをするはめになった。
土曜午後一時。尾行一日目だ。リカさんとチヒロさんはオープンカフェで食事する。僕も離れた席に座り、メニューの中で一番安いサンドイッチを頼んだ。二人の席には豪勢なランチセットが置かれた。
今朝からずっとつきっきりだが、異常はない。二人が人の多い所にばかり行くから気付かないだけかもしれないが。
しばらく僕はサンドイッチを食べながら本を読んでいるふりをしていた。ふと、明らかに二人を意識している人が目についた。
見ている僕が恥ずかしくなる位あからさまな尾行。あれでばれないと思っているのか?今まで気付かなかったから、今しがた来たところなんだろう。昨日昼食はここでとるって二人が言ってたし。彼の方は僕には気づいていないようだ。
僕は定時連絡のついでに、所長に彼の電話番号を聞いた。
「もしもし、ケイくん。」
電話ごしに彼の驚きが伝わる。
「助手さん?なんで俺の番号を?」
「所長に聞いたんですよ。なんで二人の後をつけてるんですか?」
「……いけませんか?」
「んー…まさか例のストーカーって君じゃないでしょうね?」
「そ、そんなわけないでしょ!」
まあそうだろうな。あれじゃあリカさんにだってばれるかもしれない。とにかく、相手にばれたら元も子もない。
「やめてもらえませんか?」
「……休みに何したって俺の勝手でしょう?助手さんには関係ない!」
もっと高校生らしいことしてくれないかな。どうも僕は嫌われているようで、言うことを聞いてくれそうにはない。そこで頼み方を変えてみた。
「これは探偵事務所の仕事なんです。君が余計なことをすると所長にも迷惑がかかるんですよ。」
「………ツンに?」
あれ、思った以上に効き目があったみたいだ。というかケイくん所長に気があるんじゃないかな?それなら僕が嫌われるのも仕方ないか。
「わかりました。でも助手さん、二人に何かあったら許しませんよ。」
「気をつけます。」
電話を切った彼は、駅の方に歩いていった。どうやら帰ってくれるようだ。僕は一息ついて二人に注意を戻したが、今の会話で気が緩んだからだろうか?今日は何も起こらないんじゃないか、という考えが頭をよぎった。
僕はその日のうちに自分の甘さを思いしらされることになる。
その後リカさんとチヒロさんは色んな所を遊び回り、夕食をとるために二十四時間営業のファミレスに入った。午後九時。チヒロさんはマンションで一人暮らしをしているから大丈夫らしいが、リカさんの親は心配しないのだろうか?それ位家族仲が悪いってことか。
何にしてもこの日ケイくん以外の誰かが二人の後をついてきている様子はなかった。僕も所長に最後の定時連絡をいれ、夕食をとった。
二人は夕食を食べ終わり、会計を済ませた。午後十時過ぎ。僕もすぐに会計を済ませ、外に出た。ここからは速見邸も事務所も近い。リカさんの帰宅を確認してからでも、十一時までには所長のいる事務所に帰れるだろう。
ファミレスの入り口は二階にあり、下が駐車場になっている。速見邸は駐車場を抜けた先なので、二人は今駐車場を歩いているはずだ。
時間も遅いせいか、外には誰もいなかった。二人を見失わないように、階段を駆け降りた。駐車場に向かうと、ふいに階段の陰に人の気配を感じた。背後を振り返る前に体に衝撃が走り、僕の意識は途切れた。
僕は映画館にいた。目の前のスクリーンには所長と先生、つまり所長のお父さんが映っている。先生が所長をかばいながら何か叫んでいる。僕はこの後何が起こるか知っている。見たくもないのに何故か目を反らす事は出来ない。
次の瞬間先生の胸が血に染まり、そのまま崩れ落ちた。駆け寄って泣き叫ぶ所長。あの時、僕は何も出来なかった事を悔やみ、所長は何もさせてもらえなかったことを嘆いた。
頭も目もはっきりしなかったが、まるで世界が終わる時のように、顔をくしゃくしゃにして僕の顔をのぞき込んでいる女の子が誰かはすぐにわかった。
「所長?」
「助手!?気がついたのね!良かった…」
所長は目に涙をためながらそう言って、僕を抱きしめた。心配してくれていたのは嬉しかったが、素直に喜んでいるわけにはいかなかった。僕は所長を体から引き離し、言った。
「所長、なぜここに?いや、二人は?」
「助手、落ち着いて聞いて。今は午後十二時。あなたの帰りが遅いからわたしは最後の定時連絡があったファミレスに来たの。念のためケイにも連絡を入れて一緒に来てもらったわ。
そしたらあなたとチヒロが駐車場の車の陰で倒れていたの。二人とも大きな怪我は見当たらないわ。でもリカは……」
「いないんですか?」
無言でうなずく所長。誘拐事件だっていうのか?
確かに少し離れた場所にチヒロさんとケイくんがいる。チヒロさんも今気がついたようだ。ケイくんが僕に侮蔑の眼差しを向けている。
長すぎ
迂濶だった。恐らく犯人はスタンガンで僕を気絶させたんだろう。
この時間帯、駐車場には全くと言っていいほど人が来ないし、暗いので、車に人を乗せて連れ去る作業もしやすい。今も十台以上の車がとまっている。街中で人を誘拐するにはこれほど好都合な場所はないだろう。なぜその可能性を考慮しなかったのか。
しかも僕を待ち伏せていたということは犯人は僕の尾行に気づいていたと言うことだ。僕は全く向こうに気づかなかったのに。完全に僕のミスだ。また僕のせいで人が……
「助手!」
突然所長が声を荒げ、僕の思考を遮った。そして僕の目を見据えて言った。
「今わたしたちがしなきゃいけないのはリカを助ける手段を考えることよ。犯人を捕まえた後にたっぷり説教してやるから覚悟しなさい!」
一番責任を感じているはずなのに。所長の言葉で僕は冷静さを取り戻した。所長の言う通りだ。後悔は後からでもできる。まずは今の状況を確認するんだ。僕はチヒロさんに声をかけた。
「僕は物陰からスタンガンで襲われて犯人を見ていません。チヒロさんは犯人を見ましたか?」
「いえ、私も後ろから襲われて振り返る間もなく…」
「何を偉そうに!」
所長がとめようとしたが間に合わず、ケイくんが僕に掴みかかった。
「あんたがしっかりしてりゃこんな事にはならなかったんだ。リカに何かあったら…」
「僕を殺して下さい。」
ケイくんはためらって手をはなした。
「君の言う通りです。責任は僕にある。でも今は待って下さい。チヒロさん、犯人を一切見ていないんですね?」
「はい。」
手掛りなしか。これ以上ここにいても仕方がない。誘拐なら何か要求が自宅に伝えられているはずだ。今から向かうか?
「……ねえ、助手。それリカの携帯のストラップじゃない?」
所長に言われて見ると、確かにポケットから見慣れないストラップがのぞいていた。すぐに取り出して開いた。所長ものぞき込む。メール作成中の画面だ。既に文章がうたれていて、所長がそれを読み上げた。
「速見リカを誘拐した。身代金は二億。警察に連絡したことが分かったら、人質を殺す。
明日の午後四時までにルイヴィトンのバック四つに分けて、この探偵と人質の友人三人の四人に運ばせること。車を用意して、この探偵の事務所で待機しろ。受け渡しの方法は追って連絡する。」
僕の財布が調べられた形跡があった。犯人は運転免許証を確認したようだ。僕の名刺を見れば事務所の名前も分かる。調べれば電話番号もすぐだ。
「なぜ運ぶのは助手さんとリカちゃんの友達なんでしょう?」
チヒロさんの質問に所長が答えた。
「助手の顔はさっき見たとして、犯人がリカの行動を観察していたんなら、リカの友達の顔もある程度知っているはずよ。
身代金を渡すときに、顔を確認すれば警察の人間かどうか一目でわかるっていうのは犯人にとってはかなり有利だわ。それよりも……」
おそらく所長も僕と同じ疑問を感じているだろう。犯人はバックまで指定している。何故だろう?
「とにかくわたしは行くとして、ケイ、チヒロ。協力してくれる?」
「当たり前だろ、ツン。」
「私も行くわ。リカちゃんのためだもの。」
二人は快諾してくれた。これで金を運ぶメンバーは決まった。
その後速見邸に行くことにした。チヒロさんは元々独り暮らしだし、ケイくんは一人っ子で両親が金曜の夜から月曜までずっと旅行に行っていて、家には今誰もいないと言った(所長とチヒロさんは知っていたようだ)。
二人も一緒に来ることになった。
速見邸でリカさんの父親に事情を説明した。父親は初め半信半擬だったが、メールを見せ説得すると、身代金を出すことを了承してくれた。金は午後五時までには用意できるだろう、と言った。
そして、僕の知り合いの警視に連絡を入れることを条件に、僕たちが金を運ぶ事も認めた。
その場で警視に電話し、大まかな事件の説明をし、無駄に捜査網をはって犯人を刺激しないでほしいと伝えた。
午前二時には家を出て、明日の午後十時までに再び事務所に来てくれるように言って、二人には帰ってもらった。
僕と所長は事務所でしばらく意見を交した。情報が少なすぎるため、すぐに話す事も無くなり、その晩は解散した。
日曜の朝、僕は車で警察に出向き、警視の事情聴取を受けた。その後速見邸で金の入ったルイヴィトンのバック四つを受け取り事務所に着くと、午後六時になっていた。所長はずっと事務所にいたみたいだ。
午後九時半にはケイくんとチヒロさんが事務所についた。二人は今までずっと家にいたそうだ。おそらく事務所の電話に犯人の指示が来るだろう。僕たちはしばらく待ったが、電話はならなかった。
午後十時過ぎ、僕の携帯がメールを受信した。犯人からの指示だった。僕が気絶している間にアドレスを調べたのか。
すぐに車に乗り、出発した。初めは警察と思われる車が僕たちの後をついてきたが、犯人の指示通りに、高速に乗ってすぐ下りたり、いりくんだ道を走ったりしていると、後をつける車はいなくなっていた。
人気のない道をしばらく走り、指示された場所についた。かなり回り道をさせられたが、まっすぐ向かえば事務所からここまで一時間半で着くな。
「ここは?」
チヒロさんが誰にともなく尋ねる。
「ここは海に面した老人ホームって触れこみで以前に少し話題になりましたよ。半年前に経営者の不祥事で潰れたそうですけど。」
開いていた門をくぐり、建物の敷地内に車を進めながら僕が答えた。
この老人ホームはきりたった崖の上にたっていて、その崖の下は海になっている。本館は崖のすれすれに立っていて危なっかしい。これじゃお年よりも安心して暮らせなかったことだろう。
しかし老人ホームの類に漏れず街からかなり離れた人気のない場所に立っていて、土地が安いぶん敷地はかなり広い。本館は大きく、十階以上ありそうだ。
周りに他に建物がないため、本館の上から見渡しがきいて、僕たちについてくる車があったらすぐに発見できるだろう。身代金の受け渡しには向いていると思えるが、ホームには車が通れるような入口は一つしかない。ここを封鎖されたら犯人の逃走経路はなくなるんじゃないか?
敷地内に入ると、僕たち以外に、本館の陰に一台の車がとまっているのが見えた。何のへんてつもない乗用車だ。犯人が誘拐に使ったものか?
適当な所に車を止めてしばらく待つと、僕の携帯にまたメールが届いた。『車から降りて、車のライトをつけろ』
僕たちの顔を確認するためか。犯人は本館の中のどこかから僕たちを見ている。僕は大人しく従った。
しばらくすると、次のメールが。『一つずつバックを持って、本館に入れ。まっすぐ進み、突き当たりの階段をのぼって屋上までこい。』
だんだん僕にも犯人の意図が読めてきた。犯人は屋上にいるのだろうか。僕たちは言う通りにバックを持って本館にはいり、まっすぐ進んだ。
中は暗く、目が慣れてきてもほとんど何も見えない。しばらく歩くと壁が見えた。この壁の向こうが崖になっているはずだ。壁には窓があり、それが開いていた。
壁に向かって右手に階段があり、しばらく登ると、広めの空間がある。そしてさっきとは逆向き、つまり崖側の壁に向かって左手の階段を登ると二階についた。二階の突き当たりの壁にも窓があった。どの階にもあるんだろう。
同じような構造の階段が延々と続いた。十二階を通り、階段をのぼると、屋上にでるドアがあった。僕が先頭にたってそれを開けた。
屋上にはほとんど何もなかった。周りは2m弱の金網で囲まれている。ドアの向こうに貯水タンクが並んでいて、あそこなら人が隠れられそうだ。
犯人はそこにいるかも知れない。しかし、仮にいてそれを捕まえたとしても、共犯者がいたらリカさんの命にかかわる。迂濶な真似はできない。
またメールが届いた。『バックを四つとも海に落とせ。その後建物の中に入りドアを閉め、車まで戻ってまたライトをつけろ。確認したら人質の場所を教える』
予想通りの指示だった。犯人はおそらく下に海上を移動する手段を用意しているのだろう。ルイヴィトンのバックを指示したのは、水に浮くためだ。仮に警察が僕たちの後をつけていても、外海に出てしまえばまず捕まる心配はない。
所長も気づいていたようだ。ケイくんとチヒロさんは不思議そうな顔をしている。
説明は後回しにして、僕が金網に昇ってバックを受け取り、海に落とすことにした。下をみると、本館の壁と崖はほとんど一続きになっていた。これならバックを海に落とすのは簡単だ。
すぐに四つともバックを落とし、四回海に落ちる音が聞こえたのを確認すると、僕たちは建物の中に入ってドアを閉めた。
僕たちは、僕を先頭にして、今度は階段を降り始めた。
車のライトをつければ、リカさんは帰ってくる。犯人もこの犯行でリカさんを殺す必要はないはずだ。後は犯人の良心を信じるしかないか。そう考えながら僕が八階から七階への階段を降りていた時だ。
ドボン!
何かが海に落ちる音がした。なんだ?後ろを振り返ると、所長が階段を降りている途中だった。階段を駆け昇ると、チヒロさんとケイくんが窓の外を見ていた。僕と所長も窓の所まで走り寄った。
「どうしたの、ケイ!」
「わからないけど、何かが下に落ちたみたいだ。この窓からじゃ真下は見えないんだよ。」
僕も窓の外を見た。確かに窓の下には人一人の歩幅位の幅の平らな屋根があり、真下は見えない。見えてもこの暗さでは意味がないだろう。
屋根は窓から少し手をのばせば届くくらいの高さにある。雨をしのぐためというより、人が落ちるのを防ぐためにあるようだ。ここから落ちたら海までまっさかさまだし。それにしては幅が狭いが。
上を見ると同じような屋根がある。どの窓にもついているのかも知れない。
「もしかして犯人がリカちゃんを?」
チヒロさんが呟いた。その言葉で僕たちは全員同じことを考えたはずだ。犯人が不要になった人質を海に叩き落としたのか?と
「そんな事考えても仕方ないでしょ。とりあえず本館を出ましょう。」
所長が言った。僕たちはその後車まで戻ってライトをつけたが、二十分程たっても連絡はない。皆の不安が募る。ケイくんが言った。
「ツン、犯人はもう逃げたんじゃないか?」
「そうね。」
しばらく迷った後、所長は決断した。
「犯人は逃亡したと見て間違いないと思う。リカが本館にいる可能性は高いわ。全員で下から一階ずつ探しましょ。」
探索を開始しても犯人からのメールは届かなかった。本館は部屋数が多く、見て回るのは手間がかかった。三階を調べていると、かすかに人のうめき声が聞こえた。
僕たちはその部屋に駆け込んだ。リカさんはその部屋のベッドに寝かされていた。両手両足を縛られ、目隠しに猿ぐつわ。拘束のフルコースだ。所長が一番に駆け寄り、縄をほどいた。
「リカ、大丈夫?良かった……」
「ツン、恐かったよ〜〜」
リカさんは泣きながら所長に抱きついた。リカさんに怪我はないようだ。チヒロさんも泣いてる。ケイくんまで。
「……ツン。」
「なに、リカ?」
「おしっこ漏れちゃう。」
「っ……!?」
所長は素早く飛び退いた。その日初めてケイくんとチヒロさんが笑った。
しかし、リカさんが無事ならさっきの音は何だったんだ?
リカさんは本館のトイレで用を足し、僕は速見邸と警察に連絡を入れた。しばらくして警察が到着した。その日はもう遅かったので、僕以外は全員すぐに家に帰してもらえて、僕も今夜起こったことをかいつまんで説明した後に帰ることができた。
次の日、つまり月曜の朝に改めて全員が署に出向き、事情聴取を受けた。僕の担当は警視が引き受けてくれたので、事件の経過について聞くことができた。そこでようやく音の正体がわかった。
まず、現場にあった乗用車は一週間前に盗難届けが出ていたものだった。車の中にはスタンガンと、リカさんを三階まで運ぶのに使ったと思われる、かなり大柄な大人でも入りそうな大きなトランクがあったが、指紋は検出されなかった。
また、犯人が使った携帯はプリペイド式のもので、いずれも手掛りにはならなかった。
ここからがこの事件のおかしな所だ。崖の下にはモーター式のボートが用意されていて、やはり犯人は海に出て逃げるつもりだったらしい。警察はこれも盗品であると見ている。
しかし、そのボートは崖の下にとまったままだった。さらに身代金の入ったバックまでもが、四つ全て付近の海で浮いていたのが見つかった。これは一体どういうことなのか。
理由はすぐに判明した。屋上を調べると、麻のロープが金網の支柱に結ばれていたのが発見された。犯人はそれを使って崖下まで降りるつもりだったようだ。そう難しい事ではないだろう。
しかし、そのロープが上の方で千切れていた。つまり犯人が降りている途中で、ロープが千切れ、海に叩きつけられたのだ。僕たちが聞いたのはその時の音だったのだ。
ロープはかなり古いもので、いつ切れてもおかしくなかった。犯人はいざ使うまでそれに気づかなかったのだろう。どの程度の高さから落ちたのかわからないが、生きてはいないはずだ。
僕たちの証言もあり、警察はそう考えて、現在死体を捜索中らしい。
リカさんは駐車場では後ろからスタンガンで襲われて、振り返る間もなく気絶し、その後はずっと目隠しをされていたため、犯人の姿は見ていないと供述している。しかし、その正体はすぐにわかるだろうということだった。
誘拐犯にはふさわしい顛末かもしれない。
火曜。所長たちは普段通り登校したが、僕はまた警察で事情聴取を受けた。
その日の昼に、警察が現場からかなり離れた場所で水死体を発見した。
名前はA。長身の男性だ。海で溺れ死んだために死亡推定時刻はわからないが、警察は彼がこの誘拐事件の犯人だと発表した。
理由は二つ。一つはAの前歴だ。前にも一度彼に誘拐事件の容疑がかけられたが、証拠不十分で不起訴に終わっている。他にも様々な犯罪を犯していると思われるのだが、逮捕されたことはなかった。
さらに、現場からの海流の流れを考えると、Aが発見された場所まで死体が流れつく可能性はあるそうだ。
他に死体は発見されないのだから、彼が犯人なのは間違いないだろう。
今後、警察はAの動機について捜査していくそうだ。
「……ということらしいですよ、所長。」
その日の夜、僕は事務所に帰って警察で聞いたことを所長に報告した。
「そう。これで今回の事件は解決ね。あ〜あ、私たち何にも活躍しなかったわねー。」
「まあリカさんは無事だったんだし、お金も戻ったし、良かったじゃないですか。」
「そりゃそうだけど。なーんかね。もっとこう、わたしが輝く仕事がこないもんかしら。」
「仕事自体ありませんけどね。」
「う、うるさいわね!どんな仕事でもわたしは輝けるって言ってるのよ!真の探偵ってのはそういうもんなの!」
いつも通り、探偵事務所に似つかわしくない穏やかな時間が流れた。
こうして今回の事件は終わった。
その週は浮気調査が一件、ペット探しが二件と、所長のストレスがたまりそうな仕事しか無く、三つとも僕がこなした。
その合間をみて、僕なりにAについて調べてみた。Aはその道では有名人で、情報はすぐに手に入った。彼の本職は誘拐ではなかった。むしろ、もっと酷いと言えるかもしれない。
彼は詐欺やゆすり、たかりを主な生業とし、時には借金の取り立てを代行したりもしていた。彼のせいで人生を絶たれた人間もいたようだ。
Aは本当に屑だった。死んでも喜ぶ人間しかいない程に。僕も、自分が関わった事件で死んだ人間が彼で、少し救われた。
この先彼のような人間が何人死んだ所で、僕は何も感じないだろう。
「仕事はっ?」
「それがですね、所長…今日もほら、大戦期の日本の戦闘機の…」
「……ゼロ戦?分かりにくいのよ!」
所長が事務所に帰ってきた。リカさん、チヒロさん、ケイくんも一緒に。翌週の月曜、事後報告という形でまた三人に学校帰りに事務所に来てもらったのだ。僕は事件の経過を話した。
リカさんが父親が身代金を出してくれた事を聞いて、少し親子仲がよくなったそうだ。本人は否定してたけど。
「じゃね、ツン!また遊びにくるねー。」
「事務所にきちゃだめよ。」
「固いこというなよー。助手さんにも会いたいし!」
「も、もっとだめよ!」
あはは、と笑いながらリカさんが言う。
「助手さん、お世話になりました。ツンちゃん、明日学校でね。」
とチヒロさん。最後にケイくんが僕に対して気まずそうに頭を下げてから出ていった。
皆が出ていってから、「今日も暇ねー」と言い、所長は椅子に腰掛けた。今日も何もないんだろうな。
「あっ、忘れ物してますね。」
「えっ、何を?」
「僕ちょっと行ってきます。まだ近くにいるでしょうし。」
「……そう?」
行ってらっしゃい、という所長の言葉を最後まで聞かずに、僕は事務所を飛び出した。
〜〜〜〜〜〜〜
二人と別れて、周りには誰もいなくなった。大丈夫。またこの言葉だ。あの助手も、ツンも。刑事だって疑っているような素振りは見せなかった。当たり前だ。巻き込まれただけなんだから。
今更ながら、何百回と繰り返したシュミレーションをまたしてみる。やはり問題ない。
唯一悩みの種だったスタンガンも、足がつかないように入手することができた。万が一疑われた時のために些細な証拠も残したくなかった。でもそれも杞憂に終わるだろう。
大丈夫だ。
なんとか自分を落ち着かせる事に成功した丁度その時、後ろから声をかけられた。
「少し話をしませんか?」
〜〜〜〜〜〜〜
その公園には僕たち以外誰もいなかった。僕は自販機で買った緑茶をベンチに座っている相手に手渡し、その隣に腰掛けた。そして僕の分、ブラックの缶コーヒーの栓を開けた。
「それでよかったですか?」
「……はい。」
口をつけたのを確認して、僕も一口飲んだ。泥水をこしたような味が口に広がった。
「誘拐のタイミングです。」
「……え?」 何のことか分からない、か。演技が上手いな。きっと、ずっとそうやって生きてきたんだ、この人は。
「なぜ犯人は土曜に誘拐したんでしょう?犯人は僕の存在に気づいていました。今までずっとリカさんの生活を観察していたのに、僕がリカさんをつけ始めた途端に誘拐する。おかしいと思いませんか?」
「そうですね。」
何も顔色が変わっていない。僕は少し寒気を感じた。
「でもね、助手さん。人の行動は必ずしも一貫性があるものではないでしょう?助手さんが尾行し始めたのを見て、犯人はあせったのかもしれない。」
「犯人は極めて知能的ですよ。その一点を除いてね。僕は理に反する事は見過ごせないたちなんです。そこで僕は考えました。僕が尾行していることで犯人に何かメリットがあったんじゃないかと。」
「そんな事を言うために追いかけてきたんですか?」
相手は僕の方を見ていない。
「もう少し聞いてください。」
僕も前を向きながら続けた。
「こんな話はいかがでしょう。仮にA以外に今回の事件で罪を犯した人間がいるとしましょう。その人物をXとします。Xはリカさんといつも一緒に行動していました。
もしXが「人につけられていないか」と言ったらリカさんはどう思うか。自分かXのどちらかがストーカーされていると考えるでしょう。もしかしたら狙いはXの方だと思ったかもしれませんね。僕も最初誤解しましたから。
しかしXと別れた後もリカさんは誰かが後をついてくる気配を感じます。リカさんは思います。「ストーカーされているのは私の方だ」と。それがXの仕業だとも知らずに。」
相手は緑茶を一口飲んだ。
「金曜、二人は身近にいて相談に乗ってくれそうな人物、所長に相談します。Xはケイくんが話に加わることも考えていたでしょう。リカさんがストーカーされていると聞いた所長は、誘拐の可能性も考える。確実に手を打ってくれます。
そして事務所にくる。Xは次の日に僕か所長の一方が二人と一緒に遊ぶか、または二重尾行するだろうと確信していた。そして二重尾行する可能性が高く、その方がより都合が良かった。二人いっぺんに気絶させるより、一人一人の方が姿を見られる危険は少ないですからね。
そしてリカさん以外に誰か一人、Xも犯人に襲われた、Xにはリカさんを連れ去る時間は無かったと証言してくれる人間が必要だった。それが僕か所長です。」
「随分回りくどい言い方をするんですね。」
怒られた。我ながらそう思うけど。じゃあ率直に言おう。
「リカさんを誘拐したのはあなたです、チヒロさん。」
間をおいて彼女は言った。
「私は、駐車場でリカちゃんを気絶させておぶって連れて行ったんですか?そんなことしたら流石に誰かに気づかれてしまいますよ。」
「車を使ったんです。」
「私は高校生ですよ?運転は……」
「高校生は免許はとれませんが、練習すれば車を運転することはできますよ。」
「……大体わたしはあなたと一緒に犯人に襲われたじゃないですか。」
「あなたは駐車場でまずリカさんを、次に僕を気絶させた。そして駐車場にあらかじめとめてあった自動車にリカさんを縛って乗せたんです。とめたのは十二時の待ち合わせの前でしょうか。
そして速見邸に行った後にその車を動かし、老人ホームまで行った。日曜の午後十時まで時間はたっぷりありましたからね。」
彼女はため息をついた。ちょっと冗長だったか。
「私が犯人と共犯だって言いたいんですよね、助手さん。それなら運転なんて犯人にしてもらえばいいでしょう。
わざわざ免許のない私が危険を犯してまで運転してリカちゃんを運ぶはずありません。自分が何を言っているのかわかっていますか?」
彼女の抗議ももっともだが、僕はとりあえず話を先に進めた。
「そして日曜、車を老人ホームにとめたあなたは電車か何かを使って帰ってきます。そして九時に事務所にくる。僕の携帯のアドレスが入ったプリペイド式の携帯を持ってね。」
「私は午後十時からずっとあなたと一緒にいましたよね。ツンちゃんとケイくんも。私があなたにメールをうつのを誰か見ましたか?」
その時、突然携帯の着メロが流れた。彼女は動じずにメールを見た。『へのへのもへじ』って内容のはずだ。彼女はクスリとも笑ってくれなかった。
「所長にアドレス聞いといたんです。僕が今メールを送った事に気づきましたか?」
僕はポケットから開いたままの携帯を取り出した。
「あの日の夜犯人が僕の携帯に送ったメールは四通。その全てを前もってうって携帯を開いたままポケットに入れておけば、僕たちに気づかれずにメールを送ることは簡単です。少し練習すれば手元を見ずにできるようになる。」
僕は携帯を閉じてポケットにしまった。彼女は微笑みながら言った。
「あなたの話はどんどんおかしくなるんですね。まるで何から何まで私一人がやったように聞こえます。」
「言いませんでしたか?リカさんを誘拐したのはあなたです。今回の事件の犯人はあなた一人だ。」
ついに彼女は声に出して笑い始めた。堪えきれなかったといった感じで。
「それじゃあ助手さん、Aって人は何にも関係ないの?偶然あの日あの場所で死んでいただけなんですか?」
「まさか。」
僕も負けずに笑って言った。ここからが本当の勝負だ。
「今回の事件はね、あなたがAを殺害するために計画したんですよ。」
彼女は相変わらず微笑んだままだ。
「助手さん、確かにあの夜私はあなたにメールを送ることはできたかもしれません。でも人を殺す事は絶対にできなかったと思いますけど。」
「身代金はいくらでもよかった。自分が運ぶことができれば。そして突き詰めると、あの夜あなたが老人ホームでするべき事は二つだけです。一つは僕にメールを送ること。もう一つは犯人が転落した時の音を僕たちに聞かせること。」
「その後者が無理だと言っているんです。」
僕は持っていたコーヒーを飲み干した。二度とこのメーカーの缶コーヒーを買うことはないだろう。
「言い方を変えましょうか。人間が高いところから落ちたと錯覚する音を立てればいいんです。本館の廊下の突き当たりの壁にはどの階にも窓がありましたね。窓の下には、少し手を伸ばせば届くくらいの所に屋根があった。」
「そこに人を用意しておくんですか?まさか私が落とすまでじっとしていてくれるとは思いませんけど。」
「それは非現実的ですね。」
「でしょう?」
彼女は急にこちらを向いて嬉しそうに言った。かわいいな。冗談ですって言って帰ろうか、って考えた。楽しんでいただけましたか?なんて。
「だからあなたは前もってAを殺しておいたんです。スタンガンで気絶させた後、窓から突き落としてね。何階の窓かは知りませんが、車の中にあったトランクを使えばあなたでも運ぶことができる。
そうすれば死亡推定時刻は分からなくなり、僕たちが音を聞いた時間がそのままAが落ちた時間になります。
そして八階の窓の下の屋根には、海に落としたら大きな音がする何かを置いておけばいい。例えば大きめの石なんかを。それならあなたが落とすまでじっとしていてくれるでしょう?」
残念なことに彼女はまた前を向き直ってしまった。
「屋根に物を置いておけば手をのばして押すのなんて一秒もかかりません。本館は暗かったし、僕たちが音を聞いた時、僕は先頭を歩いていたのでわかりませんが、あなたが最後尾だったはずです。これはケイくんに聞けば分かる。
これだけ条件が揃えばあの場の誰にも気づかれずに落とせたはずです。その何かを落とす時、プリペイド式の携帯も一緒に海に捨てたんでしょう。
そしてあなたは言った。「リカちゃんが落ちたのかも」と。これで僕たちはその音を、人が海に落ちたような音、と記憶することになる。」
相変わらず公園には誰もいなかった。彼女はあくびをかみころした。
「日時を仮定してあなたのとった行動を整理すると、まず金曜の夜、Aをあらかじめ盗んでおいた車の中に呼び出します。そしてスタンガンで気絶させ、縛りつけるかトランクに入れる。Aを乗せたままファミレスの駐車場に車をとめ、リカさんと会う。
そして速見邸から帰った後日曜の十時までの間に老人ホームに車で行きます。そこでリカさんを本館に運び込み、Aを殺した。ボートもこの時用意したのかもしれません。後は話した通りです。反論はありますか?」
「ありませんよ。」
あれ?あっけなく認めてくれたな。
「あなたが何を考えるのもあなたの自由ですから。いい気分ではありませんけどね。」
さらりと返された。というか、驚いたことに彼女は全く動揺していなかった。少なくとも僕の目にはそう見えた。
「分かってるんでしょう、助手さん。今のあなたの話は全て希望的観測に過ぎません。裏付ける証拠は何もありませんもの。大体私が人を殺すならそんなに回りくどいことしませんよ。」
「死体を隠すのはとても難しい作業です。普通にAを殺し、もし死体が発見され、他殺の線で警察が捜査を進めたら自分が容疑をかけられることがあなたには分かっていた。今回の方法ならあなたが警察に疑われる心配はまずない。」
「皮肉ですか?あなたは私を疑っているんでしょう。」
「僕なりにAについて調べてみました。警察には言えないようなつても当たって。あなたは今独り暮らしをしているんですよね。」
今日初めて、チヒロさんの表情が曇った。
「あなたの両親は昔自営業を営んでいましたね。でもAに騙されて多額の借金を背負わされた。その後お二人は交通事故にあい、借金は保険金で支払われた。その事故もAの差し金です。
日本の警察の質量共に豊富な捜査ならすぐに突き止めますよ。そして、推測ですが恐らくあなたもAに何らかの被害を受けていたんじゃありませんか?例えば肉体関係を強要されていた。」
「私はAって人なんて知らなかったけど、それが本当なら確かに私にはAを殺す動機はあったことになりますね。」
彼女の表情はすぐに元に戻った。
「それにあなたの言う犯行は私にしかできませんね。あなたとツンには私たちが相談を持ちかけたんだし、手足を縛られていたリカちゃんは論外。
ケイくんの家には誰もいなかったから、作業はできたかもしれませんけど、ケイくんには私たちをファミレスに誘導することはできなかった。
私なら独り暮らしだし、夕食をどこで食べるかも決めることができましたものね。」
チヒロさんは淡々と言葉を綴る。まるで自分を追い詰めるように。
「でも私は犯人じゃありません。それにあなたの考えにいくら筋が通っていても、Aが犯人でもなんの問題もないんですよ。むしろそっちの方が説得力があるんじゃないかしら?あなたの発想は奇抜すぎますから。」
仮にここで彼女が口を滑らしても状況証拠にしかならない。しかも、その望みはほとんどないようだ。僕は彼女と話している内に、すごく暗い気分になってきていた。
「僕は、あなたはAと頻繁に接触していたと考えています。そこであなたのマンションにAの指紋か髪の毛なんかが残っていればと思いましたが、あなたのことです。細心の注意を払って掃除したでしょうね。誘拐に用いた車の中からもあなたの痕跡は一切発見されないでしょう。
後の望みはスタンガンの入手経路位ですが、これが駄目なら完全にお手上げです。」
僕が降伏しても、彼女は少しも嬉しそうには見えなかった。
「それでは、頑張って調べてみて下さい。もうよろしいかしら?」
そう言って持っていた空き缶をかばんの中にしまい、彼女は立ち上がった。そして立ち去ろうとする彼女を僕は呼び止めた。
「待って下さい。これで最後です。」
彼女は立ち止まった。
「……まだなにか?」
勝敗は完全に決したはずなのに。不可解な顔をしながら彼女は振り返った。
「確かに物質的な証拠はない。けどこの犯行ができたのはあなただけです。」
「何故ですか?」
先に罪を認めて欲しかった。これだけは言いたくなかったからだ。
「いいですか。駐車場で襲われた時にあなたは言いましたね。後ろから襲われて振り返る間もなく気絶してしまった。犯人は一切見ていないと。そしてリカさんも事情聴取の時に同じことを言いました。これがどういう事か分かりますか?」
彼女はとても頭の回転が速い人だ。僕の言いたいこともすぐにわかってくれたようだ。その証拠に、初めて彼女にはっきりとした動揺が見てとれた。
「どちらが先に襲われたとしても、片方の人間は絶対に異常に気づくはずです。どちらも後ろを振り返らないはずはない。」
彼女のほほを一筋の汗が流れた。
「……それは、その、私の気が動転していて……」
「僕はあなたの事情聴取について警視に聞きました。あなたの供述は襲われた時と同じものだった。襲われて二日たって落ち着きを取り戻した時に、後ろを振り返った事さえ思い出せなかったんですか?」
「は、犯人は二つスタンガンをもっていて二人を一緒に……」
「何十個持っていても同じです。なんならリカさんに聞いてもいい。あの時絶対にあなたはリカさんの後ろを歩いていたはずだ。あなたは後ろからリカさんを襲ったんですからね。
そして隣同士で歩いていない限り、二人の人間に気づかれずに、同時に後ろから気絶させる事は不可能です。さあ、まだ何か思い付きますか?」
そこまで言いきってから、僕は彼女を見据えた。核心をつかれたはずなのに、彼女は全くの無表情だった。僕は彼女の言葉を待った。しばらくして、彼女はふっと微笑んだ。
「頭がいいんですね、助手さん。」
「あなた程ではありませんよ。」
彼女はすとんとベンチに腰を下ろして、言った。
「もう通報したんですか?」
「まさか。依頼でもないのになんで警察に言わなきゃならないんですか?」
「えっ?」
彼女は僕の顔をじっと見つめた。横からのぞかれると何だか照れるな。
「僕はね、あなたが何をしても構わないんですよ。誰を殺そうが知ったこっちゃない。それがAのような人間なら尚更です。」
「それならどうして推理を私に話したんですか?」
僕は彼女の顔から目を背けた。
「あなたほど聡明な女性が人を殺したんだ。余程辛かったんでしょうね。誰も信じられなくなる位に。でもそれだって僕にはどうでもいい事だ。」
彼女は黙って僕の話を聞いていた。
「勝手かもしれませんが、学生の頃の僕とあなたは似ている気がします。色々あって、昔の僕は目に映る全てのものを否定して生きていました。所長と先生、つまり所長のお父さんに、ある事件がきっかけで出会うまでは。」
鼓動が徐々に速まってきたのが分かった。
「探偵という仕事は決して自慢できるものではありません。でも先生は誇りを持ち、自分の信念に基づいて行動していました。そして二人は掛け値無しに僕の事を信頼してくれた。
恥ずかしながら僕にとって、それは産まれて初めての事だったんです。だから僕も初めて人を好きになれた。」
手に力が入り、持っていた缶が潰れた。
「所長は優秀な探偵です。でも親しい人間を相手にすると途端に盲目になってしまう。
あなたに対してもそうじゃありませんでしたか?だからあなたも安心して所長を計画に組み入れる事ができた。僕を救ってくれた、所長の無償の愛情を、あなたは殺人に利用したんだ。」
世界で最も美しいものを、世界で最も汚らわしい行為に。
「僕は絶対にあなたを許さない。」
「それだけ伝えにきたんです。」
僕は持っていた缶を近くのゴミ箱に放りなげた。ようやく夏が遠のいてきたらしく、夕方らしい涼しい風が吹いた。彼女が何を考えているか僕には分からなかった。
二人とも無言のまま、どれだけの時間が過ぎただろうか。彼女はふいに呟いた。
「一年もかけて計画したのに、まさか一週間で見破られるとは思わなかったわ。車を盗んで運転の練習するの、大変だったのに。」
そして立ち上がった。僕は尋ねた。
「どこに行くんですか?」
「警察です。」
彼女はそう答え、公園の出口に向かって歩いていった。途中で立ち止まって振り返り、微笑みながら言った。
「ツンちゃんに伝えて下さい。ごめんなさいって。」
とっさに言葉が出なかった。それほどまでに彼女の笑顔は綺麗だった。彼女に手を出したAの気持ちが僕にも少しだけ分かる気がした。一人の男を狂わせるには十分過ぎるように思えたのだ。
「はい。」
そう答えると、彼女は「ありがとう。」とだけ言い、前を向いて歩き出して、そのまま公園を後にした。僕はベンチに座ったままその後ろ姿を見送った。
「行かなくていい。」という言葉が喉まででかかったが、そんな事を言う権利は僕には無かった。
彼女が行ってしまった後も、しばらく僕はベンチに座って、考えていた。
彼女の完璧な計画のたった一つの穴。あれがなければ完全犯罪だったかもしれない。「前を歩いていたリカさんが先に襲われた。顔は見えなかったが犯人は長身の男性だった」と彼女が言っていれば。どんな人間にもミスはある。それは彼女のミスだったのか?
僕はこう考えていた。もしかしたら、彼女の唯一の誤算はケイくんの親の旅行だったんじゃないだろうか。それさえなければ、家に帰ればケイくんのアリバイは成立し、決して疑われることはない。しかし、家に誰もいないことで、ケイくんにも老人ホームでの作業が可能になる。
ここで長身の男性に襲われたと言ったらどうなっただろう。ケイくんも長身の男性だ。警察は、ほんの少しでもケイくんを疑わないと言えるだろうか。彼女はそれを恐れて、当初の計画のセリフを変更したんじゃないだろうか?
自分を犠牲にしてでも友達を守るために。
これが、僕が最後までこの切札を使う事を躊躇した理由だった。しかし、これこそ何の根拠もない、僕の希望的観測に過ぎなかった。
事務所に帰りついた時には既に辺りは薄暗かった。
「おかえり。忘れ物を届けるにしちゃ随分遅かったじゃない?」
所長が椅子に腰かけていた。別に怒っちゃいないようだ。僕は彼女の伝言を伝えるべきか悩んだ。それには彼女の殺人にも触れないといけない。いずれは分かることだろうけど。
「ちょっとこっちに来なさい、助手。」
所長が言った。やっぱり怒ってる?僕はびくびくしながら所長のそばまで歩いていった。そして、覚悟を決めて次の言葉を待っていると、急に所長が力一杯抱きついてきた。
「ちょ、ど、どうしたんですか、しょちょ……」
初めはうろたえていたが、すぐに気づいた。所長は泣いていた。僕は一番重要な所で間違っていた。
「所長、犯人がわかっていたんですね……。」
所長は答えなかったが、僕の背中に回した腕に更に力がこもった。爪を立てられて少し痛かったが、僕も所長を抱きしめた。
所長の涙を見たのは、先生が死んだ時以来だった。あれから二年たっても、僕は全然成長していないみたいだ。今度も僕は、所長を慰める言葉を何一つ思いつかなかった。ただあの時と同じように、この心優しい女の子を、二度と泣かせたくないと心から思うことしかできなかった。
まだ読んでないけど、まず乙と言っておく!
禿乙!
長編なら自分でブログ立ち上げるなりして
そこでやったほうがいいかも
別に長編でも短編でもシリアスでもエロでもいいんじゃないの
まあ基本は萌えて笑えるのがいいんだけど、
設定も自由で何でもいいってのがこのスレのいいところなんだから
面白くなければ読む人は特にレスしなかったり
自分はもっと別のを書こうと思うわけだし
いい悪いの読んだ感想はいいけど煽りはやめよう
>>569 乙
誰も煽ってないよ
たまにならいいけど頻繁には勘弁
>>569乙
なかなかいい感じですよ
たまにはこういうハードな物も良いですな〜
職人殿乙です!
事件編と解決編に分けても良かったかもしれんね
乙!
ここで心機一転ネタ投下
助手「所長大事な話があります」
ツン「な、何よ…いつになく真剣ね」
助手「はい…誰にも知られたくありませんから」
ツン「だから非常階段に呼び出したのね?(い、一体何の事だろ?な、なに私ったらドキドキしてんのよ!)」
ツン「で、話ってなに?(ドキがムネムネする…まさか告白!?)」
助手「所長…実は凄く恥ずかしいんですが…」
ツン「な、何よ!ハッキリ言いなさい!(本当に告白!?な、なに私ったら期待してんのよ!)」
助手「実は…」
ツン「実は?(じれったいわね!でも助手が本気なら付き合っても良いかな…)
助手「…あの聞いてますか?」
ツン「…え?も、もちろんじゃない!早く言いなさいよ!(どうしよう顔赤いのバレちゃったのかなぁ?)」
助手「では言います。誰にも言わないで下さいね?」
ツン「分かったから早く言いなさいよ!(付き合ってこのまま非常階段で突き合って…あぁ鼻血でそう)」
助手「実はう○こ漏らしてしまいまして、拭こうと思ったら紙が無かったので所長に買って来て欲しいなと…テへ♪」
その後ツンそして聞耳を立てていた姉と妹は一週間事務所からいなくなりました。紙はもちろん助手が自分で買って自分で処理しました。めでたしめでたし
ツン「わ、私のドキドキを返してよねバカッ!!」
なんだそりゃw
間違ったツンデレ
ツンツンツンツンデレデレツンツンツンツンデレデレデレデレッデー
ちゃんとしたツンデレ
ツンツンデツンデツンデツンツンデレツンデツンデツンツンデレ
581 :
名無し職人:2006/08/17(木) 19:37:23
シリアス読んで切なくなってから笑わして頂きました
ありがとうございました
>>578 ズコー(AA略
心機一転すぎるわ!wwww
事件を解決したのは、助手ではなく(珍しく)ツン探偵だった。
ツン「さぁ、私を称賛しなさい。ひざまずいてもかまわないわよ」
助手「そんな、自分で言わなくても、誉めますよ。今回の推理は素晴らしかったですから」
ツン「・・・じゃあ、ご褒美、ちょうだい」
助手「いいですけど、その前に教えて下さい。どうして誘拐犯が被害者の恋人だと見破ったんですか?」
ツン「簡単よ。被害者の女子高生は、夜中に近所のコンビニへ買い物に行く、といって、出掛けた」
助手「はい」
ツン「そして、それから30分後に、身代金要求の電話がなった、と」
助手「はい」
ツン「で、コンビニの防犯カメラに、被害者の姿が残されてたわよね」
助手「はい」
ツン「その時の女子高生の格好が、夜中にコンビニへ行くだけにしては、少し気合いが入りすぎてたんだよね」
助手「あぁ、なるほど」
ツン「コンビニに行くと親には言って、こっそりと恋人と落ち合う。ありがちな話じゃない」
助手「手ぶらで帰れば親に疑われるので、一応、買い物を先にすましてたんですね」
ツン「そう、そして、待ち合わせ先の公園で、恋人が誘拐犯に豹変したの」
助手「・・・でも、その推理だと、恋人に会いに行く途中に、赤の他人に誘拐されてた可能性もあるんじゃないですか?」
ツン「うっ、うるさいわねぇ。解決したんだから、別にいいじゃない。それよりも、ご褒美、ご褒美」
助手「はい、はい。それじゃ、恋人に会いに行く時に着れるような、素敵な洋服を買ってあげますよ」
ツン「・・・恋人いないの知ってるくせに。まぁ、好きな人に会う時にでも着ようかな」
それから、一週間後。朝からツンは、ドキドキしていた。
今日は、助手からプレゼントされた服を着て・・・出勤してみよう。
助手「先生、おはようごさいます。あれっ?その服を着てるって事は・・・もしかして・・・」
ツン「な、なによ」
助手「仕事帰りに好きな人に会いに行くつもりなんですね。隅に置けないなぁ」
ツン「・・・」
バカ・・・もう、会っているのに・・・。
(珍しく)せつないため息をつく、ツン探偵でした。
ふんわかツンデレwww
乙です
職人さん乙です
しょーもないネタ思い付いたので投下
ツン「…うっ!!」
助手「大丈夫ですか所長!!」
ツン「た、助けに来なくてもこんな奴余裕よ!」
助手「無理はしないで下さい!」
ツン「カ、カカロット…」
ツン「今日も暑いわね〜」
助手「本当ですね」
ツ「で、どうしてあたし達はあいかわらずこんなサウナ状態の所にいる訳?」
助「しょうがないじゃないですか…エアコンは修理中ですし、いつ依頼が来るか分からないですからねぇ…」
ツ「何そのコピペしたような言い訳?」
助「で、でも
>>508とか
>>569の長編とか...
>>578>>583の小ネタとか
>>586とかあったじゃないですか」
ツ「うん、確かにそれぞれ味があって面白かったけど...って、話をそらすな!」
姉「あら、どうしたの?こんな暑い部屋に二人だけで?」
ツ「ここのスレ住人がもう八月後半だっていうのに誰も泳ぎに行く話を書かないから仕方なくここにいるの!」
助「まるでコピペした様なやり取りですね...」
姉「仕方がないわ。だってこれ書いているの
>>498ですもの」
ツ「だったら今すぐ書きなさい!このばか
>>498ッ!」
助「そうだ!そうだ!ネタを考えてから書けーっ!」
姉「中の人は今、明日の『○○○ー○ェ○○ィ○○』の準備で浮き足立っているから無理ね」
ツ「結局使えないのね。ったく」
助「やっぱりダメ人間ですね」
つー訳で、再度お願いどなたか泳ぎに行く話を書いてください...orz
ツン「ねぇ海に行きたい」
助手「その前に所長泳げないじゃないですか」
ツン「うぅ〜…」
助手「浮き輪楽しいですか?w」
ツン「…何か悔しい!助手に命令!私を泳げるようにしなさい!」
助手「僕が教えたらきっと溺れますよ?」
ツン「どういう事?」
助手「僕と言う名の海に溺れますよ?」
ツン「なっ(///)」
ちなみにこれは俺と彼女のやりとりを少し変えたものです。キモいとか言わないで
>>588 きめえええええええええええええええええええええええええええwwwwwwww
590 :
名無し職人:2006/08/20(日) 00:15:48
きもい
\_ __ /
 ̄\_ _|_ /|
 ̄\ |_ |
創作板行けやキモいんだよ!!!
ツンデレ\(^o^)/始まったな
板違い糞スレageんなカス
てかおまえらそろそろいいかげん創作板に移れよ
言っとくけど俺の4つのレスは突っ込みで悪気なんか無いからもっと書いてくださいw
でも
最後の一行が
やっぱりきめええええええええええええええええええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwww
これは名誉挽回、汚名返上の泳ぎ話を書かないといけないな
>>588 タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!
>>596 そうやって丸め込めると思ってるのか?
マジで他板いけよ
ツンデレ最高wwwwwww
俺もツンデレと付き合いてえよ・・・orz
ネタスレ会議というスレで、あなた方のこのスレが話題にあがっています
そのスレであなた方のことがボロクソ言われているので、配慮してスレ誘導はしませんが、見てみたいのなら自分で探して見てください
そして自分達が板違いということに早く気付き、次スレなり新スレを、より適した板に立てることを推薦します。
それであなた方が困ることは何もないでしょうし、むしろ職人も増え、このスレの質も向上することでしょう。
ツンデレってやっぱ人気あるんだなwwwww
605 :
名無し職人:2006/08/20(日) 00:32:48
vipでやれ
いやマジで
コレだけ盛り上がるとは・・・www
>>588の才能なのか・・・釣りなのか・・・
じゃあ次スレは創作板に
じゃあ創作は創作で笑板は笑板で頑張っていこう!
>>608立ててな!
お互いの交流もできるし!
俺は笑板ツンデレ盛り上げるよ!
お前ら最高!
>>609 携帯だからかしんないけど、立てられなかった
613 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:09:58
六割オナニー、二割自演称賛、二割馴れ合いのスレはここですか?
ああ、確かにここですね
614 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:20:02
気に入らないんなら埋めれば?
615 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:21:37
何人が嫌ってんだ?
617 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:22:33
一人10レスもすれば埋まるだろ?
618 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:23:36
ここを嫌ってる奴40人はいるだろ?
620 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:24:43
ごちゃごちゃ言ってないで埋めなさいよ
まあ埋まっても次スレができるだけだし
てかどうせ埋まらねえしwww
622 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:26:20
このスレが叩かれてるところなんて、見てらんないんだから ///
623 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:30:05
灰色の単細胞
624 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:30:51
金田一ツンデレ
625 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:32:29
明智別にアンタの為吾郎
626 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:33:48
明日の午後、私が創作板に新スレを立てます。それでおk
627 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:34:02
時刻表なんて見てらんないのよ!殺人事件
628 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:35:35
温泉街のけむりに消えたわけじゃないんだからね殺人事件
629 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:37:00
多重人格の謎を萌え!
630 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:40:30
完全犯罪!最後は犯人が双子でしたトリック殺人事件
631 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:42:29
出所した双子のツン&デレが探偵になるストーリー
632 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:46:45
借金を内職のツンデレで返す母娘に襲い掛かる悲劇!!
633 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:47:37
浅見ミツンデレ彦
634 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:51:31
ボンクラ警部「またキミかね〜」
635 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:53:41
トンヌラ巡査「警部にバレたら始末書じゃ済みませんよ〜」
636 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:55:12
テンプラ料理長「そんな客は来てないね〜」
637 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:57:03
センブラねらー「ageとか気にならないよ」
638 :
名無し職人:2006/08/20(日) 01:58:49
アンディ書記長「書類はドコにあるんだい?」
【チンコのレス】
〓〓〓〓〓
|〓|
|〓|
|〓|
(⌒⌒)
\/
〓
【チンコお守りレス】このお守りを見たあなたは超超超幸せ者!
2週間以内に必ず彼氏・彼女が出来るよ!
すでにいる人は超〜ラブラブ みんなが幸せになりますように…
そのかわりこのコピペを1時間以内に、5つ別のスレに貼り付けてね・・
でないと、あなたはインポや性病になります。
断る
641 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:09:05
チンコの脅迫状なんか興味ないんだからね!
642 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:09:56
ネ・・・ネタが尽きてきたわけじゃないんだからね!
643 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:23:05
ガンバレ応援団長「頑張れ」
644 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:24:59
オンドレ構成員「俺がやったって証拠でもあんのかよー」
645 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:26:40
カンテレ局長「その時間はハチエモンと飲んでました」
646 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:27:44
マケレレ「ボール蹴りまーす」
647 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:30:36
ボンゴレ船長「今年はアサリの当たり年」
648 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:31:42
ツンデレ「全く事件が見えてこないな」
649 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:33:44
ミスターハヤブサ「拙者、影に生きるものでゴザル」
デレデレ隊員「隊長!」
651 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:34:53
ダンマリ人間国宝「帰ってくれ」
652 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:36:28
ロンパリ放送作家「事件なんか知らねえよバカヤローコノヤロー」
653 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:37:28
トンガリ「そりゃないよブタゴリラ〜」
654 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:38:55
ツンデレ「だんだん事件から離れて行ってる気がする・・・」
655 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:41:08
パリコレ林マヤ「すごいビキニだね〜ツン、ツン」
656 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:44:38
名探偵ボンジョビ「動くなー!レーイユァハァーンズォーンミー」
イレズミ公務員「そう!そこだ!」
658 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:48:36
キントレ東山「森さんの死因は老衰ではないと?」
659 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:51:05
トレトレ浪速のモーツァルト「この事件はハッキリ言うて下品やね」
660 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:52:44
クツズレ自営業「昨日買ったばっかりなんです」
661 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:55:10
ツンデレ「ツンデレ無視の方向で楽しんでんじゃないわよ!」
662 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:56:01
バンプレストの新作「またロボット」
663 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:56:50
ツンデレ「事件すら無視かよ!」
664 :
名無し職人:2006/08/20(日) 02:58:48
トンヌラ巡査「警部にバレたら始末書じゃ済みませんよ!」
665 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:00:48
ツンデレ「またお前かよ!」
666 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:01:41
ボンクラ警部「またキミかね!」
667 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:02:35
ツンデレ「真面目にやってよね!」
668 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:04:22
助手「凶器は納豆です!」
669 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:08:31
ツンデレ「そーか、この糸で首を絞めて・・・ってバカ!」
670 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:11:08
助手「さすが所長、納豆だけにネバネバしたノリツッコミですね!」
671 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:13:43
ツンデレ「なんか
>>588に『ノリ突っ込みっすかw』って笑われてる気がするけど関係無いわ!」
672 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:14:19
イレズミ公務員「お...俺は関係ないぜ!」
673 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:15:16
トンヌラ巡査「ノリ突っ込みっすかw」
674 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:16:18
ツンデレ「お前かー!」
675 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:19:32
助手「さらに自分で振ってボケを呼び込んでからのツッコミなんて高等テクを…
もはや神の領域に達していますね、所長!」
676 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:20:11
ツンデレ「イレズミ公務員とかクールビズできませんから!もっと地球にやさしく!」
677 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:22:27
ツンデレ「じゃあアタシはもう寝るけど、事件について調べといてよね!」
678 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:28:13
クーデレ「私には関係ないわ。」
679 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:28:43
ヨイドレ犯人「はーい!」
680 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:32:04
1から読んだけど勃起が収まらない
ありがとう
681 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:32:15
マケレレ「ボール蹴りました」
682 :
名無し職人:2006/08/20(日) 03:32:59
クーデレ「死ねばいいのに」
収まらない勃起のボールを蹴るマケレレ
なるほど
685 :
名無し職人:2006/08/20(日) 07:09:28
686 :
名無し職人:2006/08/20(日) 07:10:17
ば、バーローなんだから
あらしは去ったようだ。
定期的にこういうのはくるから気にしないように。
これは588のツンデレの才能というよりも釣りの才能だなwwwww
これから588は宣伝係なw
689 :
名無し職人:2006/08/20(日) 20:33:23
笑板的には、板違いなスレこそ荒らしみたいなものだけどな
笑板に限らず他の板でもそんなスレは山ほどある
ツンさんが好きです!
でも
デレさんがもっと好きです!
俺は誰がなんと言おうとツンデレ蛾好きだああああああああ
>>687 板違いですよ
そちらは板を荒らしているんですが…
板嵐のスレなんかもっといっぱいあんじゃねえか
ここは笑いも入れてるだけ他よりよっぽど藁板スレらしいわ
このスレが板荒らしだって荒らすやつって矛盾してねえか?
荒らしはスルーでよろしく
そんなことより助手
いつになったら海に連れてってくれるのよ!
もう夏も終わりなんだからね!
697 :
名無し職人:2006/08/21(月) 05:51:24
キモヲタage
板違い糞スレageんなカス
588を書いた者なんだが…俺のせいで荒れてしまったようですまん
もう書き込まないでROMってるよ
700 :
名無し職人:2006/08/21(月) 18:25:06
削除依頼出した
701 :
名無し職人:2006/08/21(月) 18:29:58
>>699 ぜんぜ〜んそんなことないよ
参加してよ
断る
ちょっと!ウダウダ言ってないで少しは書いたらどうなの!?
704 :
名無し職人:2006/08/21(月) 20:47:18
助手「しょちょ〜う、仕事の依頼来ないですね。」
ツン「うちは宣伝なんかしてないんだから、しかたないでしょ。それよりもあんた、何本アイス食べるつもりよ。」
助手「クーラーも扇風機も無いんだからこれ位良いじゃないですかぁ。」
ツン「あなた。私が扇風機も買えない貧乏だって言いたいのぉ?」
助手「そっ、そういう意味で言った訳じゃありませんよ。ただぁ、」
ツン「ただ?」
助手「やっぱり言うのやめときます。」
ツン「何よ、言いなさいよぉ。」
助手「今月の売り上げ、全部水着に使うのはどうかと思うんですけど。」
705 :
名無し職人:2006/08/21(月) 20:49:14
ツン「なっ、何であんた知ってるのよ。分かった。あなた尾行してたのね、ずっと私を監視してたのね。」
助手「ハァー。僕もそこまで暇人じゃ無いですよ。これ、落ちてました。」
手渡した先には一枚のレシートが。
ツン「こ、これはその、えぇっと……」
助手「遊びにでも行くつもりだったんですか?」
ツン「ちっ、違うわよ。言っておくけど、これは私用に買ったん訳じゃないんだからね。水着はちゃんと仕事に使うんだから。」
助手(所長、完全に開き直ってるよ(-_-;)。)
助手「わかりました。でもこの年になって浮輪はないんじゃないですか?
706 :
名無し職人:2006/08/21(月) 20:51:59
ツン「うっ、それはぁ……」
助手「しょうがないなぁ。所長、今からプール行きましょう。」
ツン「え!?」
助手「僕が泳ぎ方を教えてあげますよ。」
ツン「でも、」
助手「ほらほら早く!!」
ツン「わっ分かった、行くわよ。ただし条件があります。『私がちゃんと泳げるようになるまで絶対に手を放さないこと!!』これは所長命令です。」
助手「……」(*゚_゚*)
ツンの発言に少し顔を赤くする助手。その顔を見て微笑しつつ、さらにツンはもう一言。
ツン「ほら、早く行くわよ!!」
そう言って、助手の手を取るツン。
助手「えっ?」
ツン「ぶり」
助手「ぶりぶり」
ツン「くん」
助手「くんくん」
ツン「パ」
助手「パッパク!」
ツン「ごちそうさまなんて言わないんだからね!」
助手「大変おいしゅうございました」
708 :
名無し職人:2006/08/21(月) 20:55:13
ツン「言ったでしょ?私が泳げるようになるまで手を放しちゃダメだって!!」
助手「ハイ!」
彼等の夏はまだまだ終わらない。
711 :
名無し職人:2006/08/21(月) 21:03:00
>>704から書いてみたけど、やっぱ俺文才無いな。他と比べたら全然見劣りするし。今後ROMに徹します。板汚してスマン。
>>711 とりあえず乙ね
落ち込んでる暇があったら早く続きを書きなさいよ!
べっ、別にその先が気になって催促してる訳じゃないからねっ!
「ROMに徹します」っていってる奴って
偽者の荒らしじゃねえの?
本物だったらもっと書いて板ごと盛り上げろよ
助「おそいなー」
俺と所長は今、海に来ている。所長が言うにはここは穴場らしい。確かに人は少なく見通しはきく。だが、混雑した海も乙なもんじゃないか?とか何とか思っているうちに所長がやってきた
ツン「・・・お待たせ」
助「まったく遅い・・・ですよ」
なんつーモノを着てますか、所長さん
ツン「・・・何」
助「い、いや・・・何と言うか・・・結構凄いの着るんですね」
ツン「・・・」
あ、赤くなった。流石に赤ビキニは恥ずかしかったのか
ツン「・・・じょ、助手は・・・こう言うの・・・どう?」
助「い、いや、好きだけれどもちなみにはもっとこうなんつーの?」
ツン「・・・何?」
あ、所長がすっごい睨んでる。この状態で【所長にはスク水の方が似合う】とか言ったら・・・どう言う反応するだろう、やってみよう
ツン「・・・助手?」
助「あぁ〜似合ってるには似合ってるがやっぱり所長にはスク水が一番似合うかと」
ツン「っ!・・・えぅ」
えっ・・・ちょ・・・
ツン「・・・えぐっ・・・ひっぐ」
助「じょ、冗談です」
ツン「恥ずかしかったのに・・・ひっく・・・助手が喜んでくれるかなと・・・あぅ・・・思ったのに・・・ふぇぇ」
(省略されました 続きを読むには他の職人のツンデレパワーが必要です)
ツッフル!ツッフル!
もっとツンデレをwww
ツンデレの彼女が欲しいです!><
ツンデレかわいいよツンデレ
ねこじゃらし使用時のツンネコの台詞
1回目「…お前 私をただの猫だと思ってるだろ?」
2回目「・・・だからそんなものみせつけられても困る。」
3回目「馬鹿にするな!そんなもので誰が喜ぶものか!」
4回目「しつこい奴だな お前も。そんな草・・・突きつけられても・・・」
5回目「・・・・・・・・・・・・。 な 何でもないぞ!」
6回目「くっ・・・そ そんなもので・・・ 人間と た 戯れるなどっ・・・!」
先週の日曜コンビニでアイスを買いあさってたら
普段ひとの顔見りゃ 「大学出てフリーターなんかしてるんじゃ無いわよ。」とか
「オタクっぽいからチェックのシャツは止めなさいよ。」
とか悪態をつく近所の女子中学生に見つかった、
「昼真っからアイスを自分で買うなんてもう男失格ね、なにが楽しくて生きてるの?」とか言われるも
「お前こそカリカリして脳に糖分が回ってないんじゃないか?」
年上の余裕を見せて切り替えし半分やるから家に来るよう誘ってみるとあっさりついて来た、
たたみに座らせ部屋の冷房をガンガンに利かせてこっそりブランデーを垂らしたコーラを飲ませ
顔が真っ赤になった所を背後から抱きしめるとほとんど抵抗せずアッサリ押し倒せた
セクースの後「別に高校に上がる前に処女捨てたかったからやらせてあげただけからね!」
とか「いい気になって彼氏面しないでねっ!」とか言われた。
そっそれ…なんて…性犯、罪…?
くやしい……ビクビクッ
ブランデーさえ、ブランデーさえ効いてなければ…
こんな奴なんかに…くやしい…! ぶるぶる
同じ部活のブッサイクな女子が「ツンデレならモテる!」と勘違いしたらしく、
こないだあたりからツンデレにモードチェンジしています。
お目当ての男子の所へタオルを渡しに行き、
「べ、別にアンタのためじゃないんだからね!」とかほざいて
「は?タオルならマネ(マネージャー)から貰うからいいよ」って断られて泣きそうになってた。
「これ使えば」 ボソッ wwwwwwwwwwwww
ツンデレを実生活に求めるのは難しい気がする
ヨソでは「何よバカうっさいわねー」とか言っといて
二人きりのときにはゴロゴロなついてこられても
「なんだこの二重人格女」て思いそうだ
ツンデレってやっぱ自分の気持ちに正直になれないような不器用さが欲しい。
単に形だけ真似ても困る。
正直、ツンデレがリアルにいても
最初のツンで性格悪い女だと思い
近付かないと思う。
そうだよ
男と二人っきりになればデレデレするのは当然のこと
リアルで言えば普通に高飛車とか気の強い女がツンなわけで
性格悪いなあって思われるだけ
現実にツンデレはかなり難しいと思う
ジャンルかわっちゃうけど、現実で居てほしいのは素直クールだよ俺は。
でもやっぱりツンデレがいいんだけど・・・
アニメとかマンガのツンデレとつきあいたいよお
735 :
名無し職人:2006/08/25(金) 06:12:16
俺もつきあいたいよお
見事な推理で犯人を追い詰めたツン探。
しかし逆上した犯人に物理的に追い詰められてしまう。
いかなIQ200の天才少女といえど、少女であることに変わりない。
その肉体は脆弱であり、その肉体ゆえに彼女は狩られる側なのだ。
「10人も11人も同じだ」
連続レイプ殺人犯は隠し持っていたナイフを抜く。
その凶暴な煌めきにツン探は竦みあがった。
「ヤられてから殺されるのと、殺されてからヤられるの、どっちがいい?」
俺は同時進行が好きなんだが、と付け足した。あまりにもおぞましい笑みで。
「助けて…!」
思わず口にしていたのは、彼の名前。祈りが天に届いたのか。
乾いた破裂音。立て続けに三回。
レイプ魔の身体が、どう、と倒れる。それきり動かない。
「大丈夫ですか!」
拳銃を手に駆け寄ってきた助手の胸に、ツン探は泣きながら飛び込んだ。
その胸を、拳で殴りつける。何度も何度も。泣きじゃくりながら。
遅い。バカ。危ないところだったじゃない。あたしの護衛があんたの仕事でしょ。バカ。遅いのよ。
嗚咽にまぎれてその声は聞き取れない。
助手はただ、ツン探の身体を、震える少女の華奢な身体を強く抱きしめた。
「ごめんなさい。これからはずっと、そばを離れませんから」
「約束、したからね…」
助手の胸に顔を押しつけて、ツン探はただ静かに、すすり泣くのだった。
いいよwww
これはいいよwwwww
発砲するのはやりすぎだと思ったけど
いいよw
乙です
職人の皆さん
夏の話が書けるのもあと少しですよ
悔いの無いように頑張ってください
739 :
名無し職人:2006/08/25(金) 15:10:10
ツンだくデレぬきで!
「殺し、ちゃったの…?」
ようやく落ち着きを取り戻したツン探が、おずおずとそう訊く。
「いいえ、気を失っているだけです。非致死性のゴム弾ですから」
背後から3発。正確無比に人体の急所を狙えば、ゴム弾といえど気を失わせるには充分な威力がある。
「所長、いつも言ってるじゃないですか。死は贖罪にならないって」
ツン探は嬉しかった。顔が赤くなるのを感じて、照れ隠しにこう言った。
「運動オンチのくせに、射撃だけは上手いのね。のび太みたい」
言ってしまってから、ああわたしはなんて素直じゃないんだろう、とツン探は思う。
「じゃあ所長はジャイア………ドラえもんですかね。なんでもできるから」
「もう!なんでしずかちゃんじゃないのよっ」
優しく笑う助手の胸に、ツン探はもう一度顔をうずめる。
目を白黒させている助手の耳には、ごめんね、というかすかな呟きは届かなかった。
「大丈夫かね〜!」
盆倉警部たちがようやく助けに来て、実に四十八時間ぶりにツン探は真夏の太陽を仰ぐ。
忌々しいはずの輝きが、今は懐かしく思える。
急に吹き抜けた涼やかな風。ツン探は髪を押さえながら、夏が終わろうとしているのを感じた。
隣に立ち、やはり太陽を眩しげ見上げている助手を眺めて、ツン探は今年はまだ海に行っていないことを思い出した。
わたしから、誘おう。
包装も開けないままクローゼットの奥に仕舞い込んだ、夏の初めに買った水着に思いをはせ、ツン探は決心するのだった。
気持ちを、打ち明けるんだ。この夏が終わる、その前に。
いいねえ
これはいいねえ
うまいねえ
乙です
職人殿乙です
もっと読みたいです!><
おっ津です!
海に行きたい、と彼女は言った。
ならば望みを叶えてやろう。
それがどのような意図によるものであれ、だ。
なんたって、それが僕の仕事なんだから。
助手は即座に行動を開始した。
ネットで調べ、旅行会社に電話をかける。
ついでに人脈もフル活用してみた。
「もしもし、お姉さんですか?助手です。実はですね…」
「あ、兄さん?僕だけど。悪いけど車出してもらえないかな。今度みんなで…」
ツンたんにとって、それは誤算。
彼女の計画はその当初から破綻していた。
助手任せにしたお前が悪いと言われればそれまでだが。
当日の朝、それを知ったツンたんの落胆はいかばかりのものであったか。
助手は知る由もない。
「な…なんでよおおおおお!!」
いるはずのない自分の姉が、そして妹が。助手の兄と、妹までも。
事務所の前に、探偵ファミリー御一行がずらり勢ぞろいしていた。
おっそろしいことにまだ続くんだこれが。
事情が在って、頻繁には書き込めないんだけど。
こんな時間に書き込んでること自体、例外中の例外だし。
期待しないで待っててちょんまげ。
スレ汚すまそ。
乙です
どうなるんだこれはw
助「そろそろいいですか?」
ツン「うん」
助「じゃあいきますよ・・・」
ツン「あ・・いたい・・・」
助「大丈夫ですか?」
ツン「気にしないで入れて」
助「あ、うん」
ツン「あっ」
助「入った!!」
ツン「凄い、凄いョお」
助「大きさあっててよかったですね^^」
指輪をプレゼントされたツンであった
こ、これをみて違う想像をしたひとは変態なんだからね!(///)
削除依頼したっての
北村弁護士はツンデレ
北村「フン…あんたなんか完走無理に決まってるよ…」
丸山「君のために完走するよ」
北村「…な!な、何言ってるんだ!…ば、ばか」
丸山「楽しみにしててくれ」
北村「…待ってるから…(ボソッ)」
丸山「ん?なんか言った?」
北村「な、何も言ってないよ!油売ってる暇があったら早く行ってきたら!」
夏はツンデレ。
デレのころはさらなり。
ツンもなほ。悪口の多く飛びちがひたるうちにも、
思いあまりて、頬など、ほのかにうち染まりてゆくもをかし。
言の葉など篭もるもをかし。
※夏はツンデレがよい。
デレの出ている頃はいうまでもない。
ツンのころもやはり、罵詈雑言がたくさん乱れ飛んでいるのだけれども、
隠し切れない心の内が溢れて、頬がかすかに赤く染まっていくのもいいものだ。
思わず口調がどもるのも、趣がある。
今日も今日とて助手は日課の妹いじめをしていた。
「うっ、ひぐっ……お兄ちゃんのばかぁ、いじめっこ! こら、逃げるなぁ!」
「わはははは! 馬鹿め、怪盗助手様が捕まってたまるか!」
窓から身を躍らせ、助手は事務所を飛び出した。
「ああっ! 逃げたぁ!」
「ここ3階なのに……相変わらず助手は後先考えてないわね」
地面に落ちていく助手を見ながら、ツンデレは妹に近づいた。
「……ねぇ、妹ちゃん。助手に仕返ししたくない?」
「えぐっ……し、仕返し?」
「そう。……やる気があるなら、私の『ぽかぽかぱんち』、伝授してもいいわよ」
その傍で話を聞いていた姉は、ツンデレの言葉を聞き驚いていた。
「ぽかぽかぱんち!?」
「知っているの? 萌えの・・・げふんげふん・・・お姉ちゃん」
わざとらしい咳をしながら、ツンデレは姉に問いかけた。
ぽかぽかぱんちとは、歩禍歩禍班血のこと。
その技を喰らった者に禍を与え、使い手の歩いた後には斑に血が付着するという伝説とまで言われた技……
よもやツンデレがその伝承者だったとは・・・
(省略されました。続きを読むにはあんたたちもっとガンガリなさいよ!)
エラー:メモリ不足です。この作業を実行できません。
少しPC休ませてあげたら?
べ、べつに働きづめのアンタの体心配してるワケじゃないからねッ(////)
Aさんは、いつものように2chのツンデレスレで『ツンデレハァハァ』などと書き込んでいました…
自分が冒されている、恐ろしい病に気付くことなく・・・
病名『ツンデレ萌病』
あなたは、キモオタではありませんか?
そして、ツンデレ喫茶に行きたいと思ったことはありませんか?
ひょっとして自分の幼なじみがツンデレだったらなんて思っていませんか?
そのまま放っておくと
大変な事になりますよ…
望む所よwww
愛しすぎて踏み外した道なら本望。
ツンデレお願いします!
読みたいです!><
友人が居酒屋にイタリア人の友達を連れてきた。
飲み進むうちに食べ物を追加しようという話になり、じゃあこれにしようとなった中の一つが「めんたいこピザ」。
それを食べたイタリア人が
「これはピザじゃない!!ピザというのはモッツァレラチーズが〜〜〜!!!」とピザに対する講釈を始めた。
「日本じゃこういうのもピザって言うんだよ」
「違う!これはけしてピザじゃない!」
やはりピザの国の人からしたらこういうのは邪道なんだろうなと皆で納得。
しばらくするとそのイタリア人、
「それ取って」
「ピザ?」
「違う!ピザじゃない!」
「じゃどれ?」
「そこの『ピザじゃない食べ物』取って」
決してピザとは認められないらしいが、とても美味しかったらしいです。
金星「まったく、地球の奴、冥ちゃんが惑星じゃないなんて勝手に決めて。 ちょっと木星あんたも何か言いなさいよ」
木星「い、いや、だって、俺の衛星よか小さいって何か違和感あるし・・・」
金星「な・・何いってんのよ、あんた、まさかみんなもそう考えてるんじゃないでしょうね、みんな、冥ちゃんは妹なのよ・・私、許さないから」
惑星一同「・・・・・・」
冥王星「いいの、いいの金星お姉ちゃん。わたし何とも思ってないから。 それにね私なんだかとてもワクワクしてるの」
金星「冥・・・」
冥王星「だって、今度から私お姉ちゃんになるのよ。矮小惑星の。軌道も上手く回れない私だけど お姉ちゃんになるのよ。金星お姉ちゃん。だから、悲しくなんて無いの」
金星「冥…あなた…」
冥王星「金星お姉ちゃんはかっこいいからなあ。私、金星お姉ちゃんみたいになれるかな…もちろん、金星お姉ちゃんみたいにキラキラと輝く事出来ないけどね…えへへ」
金星「駄目……あなたは私の妹なの、ずっと、ずっと妹なの、勝手なこと許さないから……」
冥王星「変な事言うお姉ちゃんだなあ、だって……あ、あれ…可笑しいな悲しくないのに涙が出ちゃうよ……」
冥王星「もう、行くね。私の事なんて忘れちゃって、もっともっと輝いてね金星お姉ちゃん。泣いたら大気がもっと雲っちゃうよ…………じゃ…あ…ね」
金星「駄目…行っちゃ駄目よ……冥〜!!!」
金星「忘れない。忘れる訳ないよ………冥…」
ちょっと泣けるw
>>753 ( ⌒ ) ポッポー
l | /
⊂(#・∀・) 病気なんか怖いくらいでツンデレ職人なんか
/ ノ∪ やってらんないっすよ!!
し―-J |l| |
人ペシッ!!
(_)
)(__)(_
⌒) (⌒
⌒Y⌒
「先生・・・ダメだと分かっていてもどうしてもツンデレを求めてしまうんです・・・
なんとか治してください先生・・・」
「ちょ、聴診器当てるから胸はだけなさいよっ!////」
今日の所長は何かおかしい。
「あの、味が変でした?」
黙りこくった所長は、自分のお皿と、その上に乗せたスプーンをじっと見つめている。
今日は金曜で、だから夕飯はカレーで、所長の大好物なはずなのに。
細かく刻んだピーマンがばれたか。にんじんを星型に切らなかったせいか。あるいは。
「シーフード嫌いでしたっけ…?」
所長はカレーといえばビーフな人なので、その代打として入っているイカやエビが気に入らなかったのかもしれない。
……いや、違う。綺麗に平らげている。米粒ひとつ残していない。皿にうっすらこびりついたルーにも、幾筋もスプーンを走らせた跡がある。完膚なきまでに食べつくしている。そこはいつもの所長と同じだ。
しかし、……おかわりがまだだ!これは由々しき事態である。所長はカレー大好き人間なので、2杯以上のおかわりはカレーに対する礼儀だと信じこんでいるような人なのだ。
ではいったい何が気に入らないのか。まったくわからない。
こういうときは黙っているに限る。ヤブヘビは御免だ。何もしなくてもどうせ蛇は勝手に出てくるんだから。それも猛毒のあるやつが。
さあ、鬼が出るか蛇が出るか。おそらくは両方だろう。気づけば僕は、腋の下にびっしょり汗をかいていた。
所長はさっきから相変わらず、まるで叱られてしょげている子どもみたいに俯いている。
両の手のひらは軽く握ってひざの上だ。今にあれが飛んでくるんじゃないだろうな。
「…あのね」
所長は重々しく口を開く。僕は小さく飛び上がってしまった。
「…に、行きたいの」
所長は口の中でボソボソと喋っている。よかった!この人が怒るときは、それはもう大声で怒鳴り散らすんだ!だから所長は怒ってない!わーい!助かった!……多分。
とりあえず肝心な部分が聞き取れなかった気がしたので、聞き直してみた。
「え、なんておっしゃいました?」
所長の目が一瞬僕を見て、またすぐに伏せられる。
次に所長の口から出てきたのは、予想外の言葉だった。
「海に行きたいって言ったの。……あたしを海に連れてって」
そうか。そうきたか。ようやく解せた。
その言葉が意味するものはただひとつ。
………水責めかぁ。
そして、海である。
深く煌めくコバルトブルーがはるか水平線まで続いている。
先日の台風の影響か少々波が高いが、まるでラムネのような色合いをしたうねりが、点在する岩礁にぶつかるたび白く砕け散る様は圧巻だった。
そのとき海面に立つ泡ときたら、まるで牛乳石鹸の泡のようになめらかなのだ。
さすが、条約で保護されるだけのことはあるなぁ。
車窓から海を眺める助手が素直に感心していると、隣りからもう何度目かになる舌打ちが聞こえてきた。いや、何十度目かの、である。
誰あろう、ツンたんであった。あからさまにふくれっ面をしている。
「すご〜い、おっきぃ〜」
「太平洋っていうんだよ。世界で一番おっきな海なの」
「ちょっと波が高いけど、泳げないこともなさそうですね」
「よかった。せっかく買った水着が無駄にならずにすみそうね」
沿岸道路を走るワンボックスカー。ハンドルを握るのは助手の兄であり、助手席にツンたんの姉が座り、ツンたんと助手それぞれの妹をはさんで、一番後ろにツンたんと助手が並んで座っている。
海に行きたい、あの日その言葉を聞き届けてしばらく遠い目をしていた助手は、すぐさま計画を立てるため行動を開始した。
ツンたんは計画に一切関知しなかったため、計画が当初の段階から破綻していることに気がつかなかったのだ。当日の朝まで。
なんとも間抜けな話であるが、その間にツンたんが何をしていたかというと、ツンたんはツンたんで計画を立てていたのである。彼女には、夏が終わるまでに果たすべきことがあるのだ。
かくして、姉が妖しく目を光らせたり、その流れで妹がはしゃいだり、助手の妹がここぞとばかりにハッスルしたり、何故だか兄もハッスルしたり、とか何とかそんなことをツンたんは一切知らぬまま、当日を迎えたのであった。
考えうる限りで最悪の情況である。
なんのことはない。言葉が足りなかったのだ。はっきり言うべきだった、二人きりで海に行きたいのだ、と。
和気あいあいと楽しそうな、いらない人たち合計四名を見て、ぼそりとツンたんはこぼした。
「誰が家族旅行したいっつったのよ……」
「所長、ここの海は有名なダイビングスポットらしいですよ。やってみます?ダイビング。海中散歩、いいじゃないですか」
このバカ。あたしがしたいのは、夕焼けの浜辺を二人きりでどこまでも歩いていくような、そんなロマンチックな散歩よ。なにが海中散歩だ。このバカ。鮫に食われて死んでしまえ。
そんな感じでグダグダに、探偵と助手の一度きりの夏は、幕を開けたのである。
ツン姉の水着にコーフンした助手兄が我を忘れて海に飛び込み、波にさらわれ、なんとか自力であがってきたときには全身ウニだらけだったとか。
海中で拾ってきたナマコを興味津々にいじりたおしていたところ、内臓を吐き出すという前代未聞の威嚇行動をされ、ツン妹が絶叫したとか。
オイルぬってくれるかしら。兄さんわたしもわたしも。いやぁ困ったなぁでへへ。なにデレデレしてんのよこのスケベが。そんなやりとりの後、砂浜に埋め立てられた助手の位置を誰一人として憶えていなかったとか。
そういうどうでもいい小事件は起きていたのだが。
誰が予想しえただろう。本物の事件が起きてしまうことなど。
人が、死んだ。ツンたんたちが宿泊する旅館の一室で。
現場は、藤の間。助手とその兄が泊まる、隣室である。
内側から施錠された部屋。その中心に横たわる死体。死因は毒物によるものと判断。
服毒自殺、と誰もが考えた。状況の全てがそれを示している。しかしツンたんは違った。
何かが、おかしい。
それは直感。彼女の直感はいまだかつて外れたことがない。
「これは密室殺人よ」
そしてツンたんは、直感を裏打ちするための論理を展開するため、調査を開始する。
刑事の助手兄。医者のツン姉。自身が優秀な推理者であるがゆえに、誰よりも的確な反論が可能な助手妹。ツン妹の、子どもだけが持ちえる、その曇りなきまなざし。そして、最高の隣りにはパートナー。
最強の布陣で、ツンたんは真夏の夜の謎に挑む。
「必ず犯人を見つけてやるわ!ばっちゃんの名にかけて!」
夏の浜辺の風物詩、ナンパヤロー。
そういう不逞な輩もいるにはいた。
しかし、ツンたんの醸し出す険悪なオーラと、濃密な殺意のこもった助手兄の視線に恐れをなして、すごすごと去っていった。
パラソルの下には助手兄とツン姉、そしてツンたんが座っている。
波打ち際で遊ぶ妹二人を眺めていた。ああいいな、楽しそう。
ツンたんはまだ、水着に着替えていない。初日から、ずっとだ。
「まだ体調はよくないですか?」
ジュースを買って戻ってきた助手だった。缶を差し出すその顔は、逆行で影になって見えない。
「…ありがと」
兄と姉にビールを手渡し、助手はツンたんの隣りに腰を下ろした。
背後では兄と姉が乾杯している。いい気なもんだ。
「そうですか…。昨日は無理してらしたんですね…」
すまなそうに言う助手に、ツンたんは心が痛んだ。
「き、昨日の夜は大丈夫だったの!…それに、あたしがあんたたちをつきあわせたのよ?あんたが引けめに感じること、ないわよ…」
昨日の夜。密室殺人の夜。ツンたんの推理力が遺憾なく発揮された夜。
「ならいいんですけど…。せっかく海に来たのに、何もしないのはもったいないですよね…」
うーん、と考え込む助手。その童顔の横顔、少々貧弱ながらうっすら体に浮き出た筋の筋。ツンたんは手を触れてみたいと思った。
「そうだ。…兄さん、車に釣り道具積んであったよね?」
助手兄はニヤリとする。ツン姉もニヤリとする。それぞれ別の思惑から。
「おう。…ほら鍵だ(ナイスな気づかいだ弟ッ!)」
「気をつけていってらっしゃいね(そろそろおもしろくなってきたかしら?)」
「ちょ、ちょっと待ってよ!あたしは釣りなんか…」
「いいじゃないですか。楽しいですよ、魚釣り。同じただ座ってるのでも、何かを待ちながら座るのとは違うもんですよ?人の少ないところでまったり、二人で海を眺めましょうよ」
優しいなぁ、とツンたんは思った。同時に、チャンスだ、とも思った。
兄も姉もそう思った。
「…仕方ないわね。つきあってあげるわよ」
ここは防波堤。二人並んで釣り糸を垂れている。
ツンたんは水着に着替えていた。
肩に白いパーカーをかけているが、その下の、大胆なビキニを隠しとおせるわけもなく。
というか、見て欲しかったのだが。
チラチラと横目で盗み見る。助手は海面で揺れるウキだけを見つめていた。
ちぇっ。
ツンたんは燦然と輝く太陽を見上げた。空は突き抜けるように青く、海は紺碧をどこまでも湛えている。打ち寄せる波の音と、頭上を舞うカモメの鳴き声が、二人の間の静寂を引き立てた。
何もかもが計画とは違っている。本当なら、今頃は水をかけあったり楽しくおしゃべりして過ごしているはずなのに。
ツンたんは助手に気づかれないよう、小さくため息をついた。
「あの」
「えっ?」
「引いてますよ」
「ええっ!」
そこからはおもしろいように釣れた。エサも自分でつけられなければ、魚から針もはずせないツンたんだったが、時間を忘れるほど楽しかった。
「うわっ!なにこれ!すごく重い!」
「大物ですよ所長!」
「一人じゃ無理!手伝って!」
ツンたんの握る竿に、助手が手を添える。二人で力を合わせて、魚に対抗する。
助手の顔がいつになく近い。それだけで力が湧き出た。
「絶対釣り上げるわよ!」
魚との力くらべ。どれくらいそうしていただろうか。終わりは唐突に訪れた。
ブチン。
二人一緒に倒れこむ。背中から、どういうわけかあまりにもソフトな着地。
倒れた姿勢のまま、しばらく顔を見合わせ、そしておかしくて笑った。
二人の笑い声は長い間続き、それがどちらからともなく止んだときには、あたりは夕焼けに染まっていた。
「ねえ、所長?」
防波堤に寝転んだまま、オレンジの夕空と紫の夜空のせめぎあいを見上げていた。
「なに?」
「すみませんでした」
「いいのよ。逃げられたのは残念だったけど、楽しかったし」
「そうじゃなくて」
ツンたんは首だけ助手の方に向く。彼は淡い色の空を見上げたまま。
「所長、僕に何か大事な話があったんじゃないかと思って」
「…え?」
「だから、誰もいない海に来たかった。……それを僕は」
助手は起き上がって、膝をついた姿勢でツンたんを見下ろしている。その目は真剣だった。
「ごめんなさい。もっとはやく気づくべきだったんです」
ツンたんも起き上がって、助手と同じ姿勢で、向かい合う。
助手は見る。ツンたんの瞳に浮かぶ憂いの色を。ふがいない自分。助手は目を閉じて俯いた。
「バカね」
ふわり、甘いにおい。
「鈍感なんだから」
やわらかな、感触。
「言わなきゃいけないと思ってたの、ずっと」
かつてあの地下迷宮で自分にしてくれたのと同じように、ツンたんは助手の顔を胸に抱きしめた。
「ごめんね…!」
ツンたんは悲しかった。自分の素直じゃない性格が助手をふりまわし、挙句悲しませていることが。
ツンたんは嬉しかった。助手がこんなにも、自分を見ていてくれたことが。
「所、長…?」
ではこの涙は、少女の頬をつたう涙は、悲しみの雫なのか。それとも喜びの証なのか。
助手にはわからない。きっと、本人にも。
「さっぱり流れが読めないけど、いい感じじゃない」
「ににに…兄さん…!」
「わたしも双眼鏡みたい〜!」
「子どもは見ちゃダメ!…ところでお姉さん、わたしのもう一人の兄さんどこ行ったんですか?」
「んふふ。お兄さんには、ちょっと探し物をしてもらってるの」
人のほとんどいなくなった砂浜。助手兄は木刀を上段に構えている。沈みゆく夕日に向かって。
たったひとり、目隠しをされたまま。
「お、お姉さ〜ん?…スイカはどっちですか?誘導してくれなきゃ割れませんよう!」
言うまでもなく、スイカなど何処にもありはしない。
水平線に消えた太陽。あとはただ、夜の帳が下りるのみだ。
夏の黄昏はすべてを覆い隠す。
ツンたんが口にした言葉は、さざめく波にさらわれて。
ひとつに重なった二人の影は夜の海に溶けていく。
ゆっくりと終わっていく、それぞれの夏。
明日の朝日が待ち遠しい。明日からは、新しい季節が始まるのだ。
Fin.
海ネタ、八月中になんとか間に合ってよかった。
長く待たせたわりにはツマんなくてゴメンよ。
あと小ネタ。↓
30日、JT(日本たばこ産業株式会社)がマスコットキャラクターを発表した。
『たば子ちゃん』と名づけられた彼女は時代の潮流に乗った、いわゆる“萌えキャラ”である。
世に言う“おたく”達の間で高く評価される、「ツンデレ」と呼ばれる要素を加えることで、そのキャラクター性を見事に表現している。
「バカ!調子に乗ってひっきりなしに吸ってんじゃないわよ!………大切なあなたが肺ガンになったら、あたし悲しいよ?」
「吸殻は必ず灰皿へ!それが常識よ!………あたしに火をつけた責任は、とってもらうんだからね?」
「いやん、ダメよ、なにすんのこんなところで………たばこを吸いたいときは、ルールを守って、正しく吸ってね」
「あたし、こんなにもカラダが熱いの………優しく、丁寧に扱ってくれなきゃいやよ?火のついたあたしは、ちょっとキケンなんだから」
「ねえ、今日は吸ってくれないの?………寂しいな」
禿乙です!
文章うまいなあ
773 :
751:2006/08/30(水) 18:57:16
「へー」
まったく興味を示さない姉にツンデレは軽く殺意を覚えたが、ツンは妹に伝授を終えた。
「これで大丈夫。助手なんて一撃よ♪」
「は、はぁ……これ、やっても死なないよね?」
「…………」
「なんで目をそむけるの!?」
明けて翌日。助手はいつものように妹をいじめていた。
「ほーら妹お、象さんだよー。ぱおーん、ぱおーん」
「うううううっ、お兄ちゃんのばかぁ、セクハラ大魔王! 食らえ、ぽかぽかぱんち!」
妹の拳が唸りを上げて助手の顔に! ……へろへろへろ、ぽすん。
「……? なんだこれ? ぽかぽかっていうか、へろへろぱんちだなw」
むにむにと妹のほっぺを引っ張りながら、助手は言った。
「うう〜、ひっひゃらひゃひへほ、はは〜!」
「はいそこまで!」
「ぐぎゃあ!」
一撃で事務所の端まで助手を吹き飛ばし、ツンは妹に話しかけた。
「あーもう、何やってんのよ。昨日ちゃんと教えたでしょ?」
「う……だ、だって、あれやっちゃうとお兄ちゃん死んじゃうんでしょ? で、できないよぉ……」
「……ぷ、あはははは! だいじょーぶだいじょーぶ。死にはしないわよ。後遺症残るけど」
「一緒だよぉ! い、いいの! お兄ちゃんは私が自力でどうにかするから!」
吹き飛ばされて目を回している助手の元へ、妹は駆けていった。その様子を、ツンは微笑ましくも、羨ましそうに見ていた。
『探偵と天敵』
深夜、眠る俺の肩を突っつく者がある。
「……ちょっと。ねぇちょっと、起きなさいよ」
女の声だった。おぼろげな意識の中、俺はすぐその正体に気づく。
これはあれだ、夢だ、夢に違いない。女が出てくるんだからきっといい夢だろう。なんでわざわざ起きなきゃならないんだ?
「鈍い男ねぇ…」
女は俺に馬乗りになって、俺の胸をポカポカと叩いた。なかなかに“クる”シチュエーションだ。もうちょっと味わっていたいが、どんな女なのか気になる。うっすら目を開けてみた。
「やっと起きたわね」
ぼんやりと視界に浮かんできたのは二十代前半ぐらいの女。黒く長い髪が美しい。
しかし見覚えのない顔だ、モデルは誰だろう。こんな美人、俺は見たことがないはずだ。きっと半分寝ながら見ていたテレビに出演していた女優か何かに違いない。
現実じゃめったにお目にかかれない、ストライクゾーンど真ん中の美女がせっかく夢に出てきてくれたんだ。……エッチなことしちゃおっと。
「そんじゃいくわよ、う〜ら〜め〜し〜…………きゃあ!?」
ぐっと抱き寄せて存分にそのぬくもりを味わい、ついでにキスもしてやった。
「……んぅ!?」
うわぁ、なんてリアルな感触。俺の妄想もここまで来たか。
この際そっちの感触も確かめておこうと、女の胸に手を伸ばしたそのときだ。
「いやあーーーーッ!!!」
バッチーーン!
思い切り頬を叩かれて、俺はベッドから転げ落ちる。
俺を突き飛ばした腕も、今の平手打ちも予想外の力だった。というか、女の抵抗そのものが予想外だった。
こら女、お前は俺の妄想の産物だろう。なぜ俺の思い通りにならない。せめて夢の中ぐらい、好きなようにさせてくれよ。……痛てーな、くそ、顔がヒリヒリする。
ん?痛い?たしか痛いと、夢から覚めるんじゃなかったっけ?
俺は試しに殴られた側とは反対の頬をつねってみた。
しっかり痛い。……ということは、これは現実?
壁の時計に目をやると、時刻は午前二時半。電灯はつけっぱなしで、俺はネクタイを解いただけの格好で寝ていた。そうだ、疲れて帰ってきた俺は、そのままベッドに倒れこんで……。
「なんてことすんのよこのヘンタイ!バカ!ドスケベ!エロリーマン!」
女は胸を身体全体で庇うようにしながら、呆然と見つめる俺に怒鳴った。
驚いたことにこの女は白い浴衣みたいな服を着ていて、その薄い布を通してベッドの上で折り曲げている身体のラインが浮かび上がっていた。正直堪らん。
よっぽどヤっちゃろうかとも思ったが、そこはさすがに俺、自重した。
「なんなんだお前は」
「見てわかんないの!?……幽霊に決まってるでしょ!」
言われてみればたしかに女の浴衣は死装束に見えたし、なにより女の額には、あの三角の布が巻かれていた。
「……マジか」
「大マジよ!……よくも人の唇、勝手に奪ってくれたわね!絶対祟り殺してやるんだからぁッ!」
それが彼女との出会いだった。
「怪談話にしては、いささか季節はずれだと思いますけど…」
「作り話じゃありません!彼女は実在するんです!」
所長は言う。探偵たる者、決して認めてはならないものが二つある、と。
「しかしですね……さすがにそんな話はとても…」
「信じられないって言うんでしょう!?警察でもそう言われましたよ!!」
それは犯罪と、そして超常現象だ。
「まぁ、そうでしょうね」
「だから!こうやってあんたに頼みに来てるんじゃないか!」
「うーん……」
例えば、背中を刃物で刺された死体があるとする。場所は密室の中だ。凶器と思しき刃物はどこにもない。
まぁ、明らかに他殺体なんで、この場合密室にする意味はないのだけれど。
とにかく、犯人はどうやって現場を密室に仕立て上げたのか、を推理するのが探偵の仕事なわけだ。
犯人は透明人間でしたー、とか、壁をすり抜けて逃走しましたー、とか、部屋の外からなにか得体の知れない超能力みたいなもので殺したんですー、とかがまかり通っちゃったら世の探偵はそろって失業するであろう。いわゆる、おマンマの食い上げ、というヤツ。
まぁ、実際の探偵の仕事というのはもっと華やかさに欠けると言うか、ぶっちゃけて言えば“醜い”仕事が大半なので、大丈夫だろうけどね。
僕はその醜い仕事専門の助手だからいいけど、“ちょっと待ちなさい!あたしの活躍の場がなくなっちゃうじゃないのよ!”…とか言って本格推理派の所長は怒るに違いない。
そんなわけで、所長はもちろん僕も、そして先生も、あるいは兄さんも、超常現象の類には一切耳を貸さないことにしている。
しているのだけれども……。
「……わかりました。残念ながら見つけるという確約はできませんが、できる限り探してみましょう」
「本当ですか!よかった、ありがとうございます!」
「で、ですね。……基本料金はこんなもんで、成功報酬がこれだけ。あとは必要経費がプラスされるんですけど……」
かまいません、と、この依頼者の男性は即答した。あーあ、この人本気なんだもんなぁ。
それでも僕は内心ホッとする。所長に相談もせず、本来なら断るべきこの依頼を受ける理由はただひとつだ。そう、おマンマのタネ。
「では、この書類にサインを…」
ちょっと、というかかなり後ろめたいのだけれども、背に腹はかえられないのもまた人間。
……しょうがない、僕一人でやろう。
契約書をさっさとしまって、代わりに手帳とスケッチブックを用意する。
「それでは詳しく教えてもらえますか、人相や身体的特徴なんかを。その…………幽霊さんの」
しかし、どこをどう探せばいいんだ?“尋ね幽霊”なんて、前代未聞だぞ……。
「幽霊が俺の部屋で何やってんだよ!?」
「うるさいわね!何してようとあたしの勝手でしょうが!」
「てめーこのヤロウ!幽霊だったら他人のプライバシー侵害してもいいんかよ!?」
「なにがプライバシーよヘンタイのくせに!いきなり抱きついてきて胸触ったくせに!」
「んなっ……あ、あれはだなぁ!夢だと思ってたんだよッ!」
「夢の中でなら何してもいいと思ってんの!?」
「ああいいさ!それこそ俺の勝手だろが!」
「フンだ、どうせ現実じゃ相手にしてもらえないからなんでしょ!」
「お前こそ、あの世で男に相手にされなかったんだろ!」
「うるさい!男漁りに来たんじゃないのよ!あんたを祟り殺してやりに来たんだから!」
「この二十一世紀になにが祟りだバカヤロウ!やれるもんならさっさとやってみやがれ!」
「言ったわね!後悔しても遅いわよ!?」
言うが早いか女は両手の人差し指と中指を額にかざし、なにやら念じ始めた。
「むううぅ〜ん…」
俺は平静を装っていたが、実は内心ドキドキしていた。
「……あれ?……むむむむうぅ〜〜ん…」
何も起こらない。
「……なんで!?なんでなの!?なんで呪いがかかんないのよ!」
「ギャハハハハ!なにが呪いだ、変なポーズでうなっただけじゃねえか!」
「う、うるさい笑うな!ほんとだったらあんたは今ごろ、内側から爆発して跡形もないんだからね!」
「なんじゃそら!祟りってのは北斗○拳か何かなのかよ?ギャハハハ!」
「うるさいうるさい!今日は調子が悪いだけなの!」
ドンドンドンドンドン!
部屋のドアが激しく叩かれた。わかってる、隣のアンちゃんだ。
「うるせーぞ畜生ォ!!眠れねえだろうがッ!」
「ス…スイマセンお隣さ〜ん……」
俺がタトゥーのアンちゃんをどうにかなだめて部屋に戻ると、女は煙のように消えていた。
僕の特技は三つあって、“料理”と“射撃”、そして“似顔絵”だ。
前の二つは先生に仕込まれたものだが、似顔絵は僕の生まれつきの才能である。
路上で売っていたこともある。あれはまだ僕が十歳のときだ。
「すごい!彼女に生き写しだ!」
柳という名のこの依頼者は大喜びで、コピーしてもいいか、なんて聞いてくる。
「かまいませんけど?」
「やった!彼女が帰ってくるまで、部屋に飾ろう!」
すごい入れ揚げようだ。百歩譲って実在するとしても、相手は幽霊なのに。
まあ分かる気がしないでもない。美人だもんなこの幽霊。これを妄想で作り上げたんなら大したもんだと思う。生き写し、か。この場合“死に”写しのほうが正しいような気がする。……なんつって。
「それで、彼女の行きそうな場所とか、心当たりは?」
「いや、それがまったく……。夜中にやってきて、朝方帰っていくだけでしたから…」
「彼女が何か言ってませんでした?未練とか、誰かに恨みがあるとか」
「うーん、どうでしたかねぇ……」
頼むよなんか出てくれ。何も手がかりがないままじゃ、墓場や心霊スポットめぐり以外にやることが思いつかない。
「あ!そういえば…」
よかったぁ……。恐山まで行くのは億劫だと思ってたところなんだ。
「しきりにガトーショコラが食べたいと……」
なるほど、彼女はガトーショコラが食べたくて食べたくてしょうがないまま死んだ、と。……アホか。
「で、食べさせてやろうと買って帰ってみたらですね、この店のは違う、とか文句言うんですよ。結局全部食べるんですけどね。……そんなことが何度か」
幽霊は甘党、こだわり派、と。……メモを見てるとバカバカしくなってくるが、これは仕事だ。真面目にやらねばなるまい。
「それで、彼女はお望みのガトーショコラにめぐり会えたんですか?」
「ええ一応ね。ようやく当たりを引いたと思ったら、飽きたから今度はティラミスを買ってこい、とこうくるわけですよ。ワガママでねぇ。でもそこがまた……」
彼のノロケに少々カチンと来たが、僕は店の名前を手帳に控えておいた。
>>774すでにあったのか!
いやはや、人間の想像力って有限だよね〜
サンクス
782 :
751:2006/08/31(木) 22:30:05
連続でこんな大作出してくるなんてすげえな
乙だよ乙!
職人殿乙です
いいです
乙です
カツオはショウガ醤油で食べるのが決まりなのよ!
マヨネーズなんてバカじゃないの!?
…なによ、士郎の奴…鴨料理なんかにムキになって…
(後日)
ふ、ふん。血のソースも悪くないじゃない。
787 :
名無し職人:2006/09/02(土) 07:21:08
はい
ツンデレお願いします
読みたいです
夜半、人の気配に目覚めると、やはり彼女がそこにいた。
「またお前か……」
「そうよ。なんか文句ある?」
「大ありだ。毎晩毎晩人の命を狙いに来やがって。……これじゃ女も連れ込めねーじゃねーか」
「……いるの?彼女」
「…………いません」
あれ以来、毎晩のように彼女はやってきた。その度に新しい祟りだの呪いだのを仕入れてくるのだが、いつしかそれを酒の肴にすることが俺の楽しみになっていた。
「で?今日のは?」
「ふふん。……じゃっじゃ〜ん!!『黒いわら人形』!!」
「…へぇ。今日はまたエラく本格的っぽいな」
「でしょでしょ!?首のところにね、こーして」
「痛ッて!」
「呪いたい相手の髪の毛を結ぶの。そんでね『……いっぺん、死んでみる?』…って言いながらほどくと、相手に地獄の苦しみが……あれ?」
「ダメでしたね、今日も。全然苦しくないでーす。むしろほろ酔い加減で気持ちいいでーす」
「……だまされた!せっかくインターネットで取り寄せたのに!!」
「幽霊がインターネット使えるのかよ?」
「甘く見ないでよね。最近じゃ霊界にもIT化の波が押し寄せて……な、なによ。なにじっと見てるのよ、やらしいわね」
「そーいやさ、俺、お前の名前知らないんだけど」
「べ、別に知らなくていいんじゃない?」
「いやいや、俺を殺すヤツの名前ぐらい知っておきたくてね」
「なによカッコつけて。…………忘れちゃたの」
「え?」
「何も憶えてないの。自分が誰だったか、何をして生きていたのか、……どうして、死んだのか……。何一つ思い出せないの」
彼女にないのは、きっと名前だけじゃない。
この世にとどまる理由も成仏する理由も、きっとない。
何一つ見出せないまま空っぽな心で彷徨い続ける、永遠に孤独な魂。
彼女は、話し相手が欲しかったんじゃないのか?
「…そっか。じゃあ俺が名前つけてやるよ。………ヨミ」
「ヨミ?」
「黄泉の国から来たからヨミ。シャレてんだろ?」
「……人の名前をつまんないダジャレで決めるなっ!」
帰宅するとすぐに寝て、彼女を待つ。夜中は彼女と過ごして、朝方二度寝するというのが最近のライフスタイル。さすがにちょっと睡眠不足だったり体がダルかったりするが、それでも彼女に会うのが楽しみだった。
今日なんか会社に遅刻しちまった、なんて笑い話のつもりで話したら、彼女に叱られた。……おいおい、元はといえばお前のせいだろ?
「バカ!クビになったらどうすんのよ!このご時勢、あんたみたいなボンクラどこも拾ってくれないわよ!?……今日はもう寝なさい!いいから寝るの!…………寝ろッ!!」
数時間後に目覚めると、驚いたことにテーブルに朝食が用意してあった。きれいにラッピングされ、その横にはメモが添えてある。
『朝食ぬきはからだに悪い
これ食べてから会社に行くこと
あたしが殺すまで死ぬんじゃないわよ! ヨミ』
「さあて、どうしたもんかな」
僕は件の幽霊の絵を前にしていた。
依頼者のリクエストで人相書きには不必要なほど詳細に書き込み、陰影をつけ、肖像画チックに仕上がっている。
ここにあるのはコピーで、原画は依頼者が大喜びで持って帰った。
どうせならちゃんとした肖像画にして売りつけてやればよかったかもしれない。
「どうやって納得させるかだよなぁ…」
あれから数日が経っている。
夜中に調査活動を行えたのは所長の目から逃れられて一石二鳥だったが、予想通り、というか当然、僕は何の成果も挙げられずじまいだった。
やっぱり見つかりませんでした、で彼が満足してくれるはずがない。
失望して他を当たってくれればそれでいいが、怒り出したら厄介だ。
いや、見つかるまでお願いします!なんてこられたらそれこそ面倒だし。
いっそのこと、幽霊なんてこの世に存在しません!とか?……それこそ不可能な話だ。
「まさか病院に連れてくわけにもいかないしなぁ」
今日び、科学が万能でないことくらい小学生でも知っている。
そもそも科学で解明できないからこその超常現象であって、証明できることならとっくに誰かが証明しているだろう。
筋道立てて説明してやれば片がつく問題ではないのだ。
ロジックを武器にする探偵にとって、幽霊なんてものは天敵に他ならないのである。
「おまけにあの人、ゾッコンだったし…」
冷静に話を聞いてくれるんだろうか。恋愛は理屈じゃないとよく聞くし。
こと恋愛についての諸々は、僕には幽霊以上の天敵なのである。
「どうしたもんかなぁ…」
やはりこの以来は断るべきだったのだ。
自分の浅慮を絶賛後悔中の僕がソファに沈みこんでいると、ノックもなしに事務所の扉が突然開いた。
しまった!所長が帰ってきた!
>>791 くっ、この展開で止めるとは…
続き!続き!AAr
続きまだー?
職人殿乙です
なにこの寸止め感はww
乙だよ乙!
「ただいま〜。…………今なんか隠したでしょ!出しなさい!」
さすが所長、帰って早々めざとい。この人に抵抗が意味を成さないことはよく知っているので、渋々幽霊の絵を手渡した。
「誰この人。ずいぶん美人さんだけど……まさか」
あ、ヤな予感。またいつものカン違いが始まりそうな気がする。
「……あんたの好きな人?」
ほらきた。
「違いますって!」
「ごまかしてもムダよ!あんた、この人に惚れてるの?どこで会ったの?……まさかもうつきあってるの!?」
「そんなわけないじゃないですか、そんな人実在しませんよ!」
「じゃあ何?あんたの理想の女性像?……そんなもの描いちゃって、いやらしいヤツね!」
なんでそうなるかな所長は。まったくもって謎なのだが、この人は僕に女性の影ありと見るや必要以上の追求というか糾弾を開始する癖がある。
言うまでもなくそのどれもがカン違いなのだが、まったくもって迷惑な話だ。
雇用者だからって従業員に過度の貞操観念を要求するのはいかがなものかと思う。
普通ならみんな辞めちゃうぞ。部下が僕一人でよかったですねーだ、所長め。
「まぁいいわ……参考にしとく」
いったいなんの参考なんですか、と言いかけたところで、僕は戸口に立つ人物に気がついた。
「依頼者の方ですか?」
「違うわよ。純粋な意味での、あたしのお客さん」
丁寧に自己紹介してくれたこの高見沢清美という女性は、所長の通う高校の先生だという。気の合う二人はよく話をするらしく、所長の悩みなんかも聞いてくれたりするらしい。
……所長、悩みなんかあったんですか?
少し気弱そうな印象を受けるが、近くで偶然所長と会ったので寄っただけというにしては、ご丁寧にお土産まで持参してくれるあたり、真面目で律儀な人となりを表していると思う。
紅茶を出しつつ、応接セットに座る彼女を観察した。
教師らしくきちんとした身なりをしている。……いや、きちんとしすぎている。
化粧もスーツも地味すぎたし、いまどきひっつめ髪の三つ編みなんて、戦時中の女学生じゃないんだから。
そしてその眼鏡。ビン底丸眼鏡なんて、僕はアニメでしか見たことがない。
どうもこの年代の女性にしては“うるおい”みたいなものが決定的に不足している気がする。
「一度本物の探偵事務所を見てみたかったの」
ピンと背筋を伸ばして腰掛ける彼女はぐるりと室内を見回した。
「意外と普通でしょ?父はあんまりインテリアとかにはこだわらない人で…」
「でも掃除が行き届いてるのね。……こちらが、例の助手さん?」
例の、とはなんだろう。まさか所長、学校で僕の悪口言いふらしたりしてませんよね?
「い、いいんですこいつのことは!……それより、さっきの話の続きを」
「そうね、どこまで話したかしら。そう、『ハンニバル』で描かれたレクター博士の…」
そこから先はちんぷんかんぷんである。
どうやら小説の登場人物の心理をことこまかに分析しているらしいが、僕にはさっぱりついていけない。
どうやらこの人、古典の先生だというのに犯罪心理学やら精神病理学にやたら詳しいらしい。
なるほど、それで所長と話が合ったというわけだ。同好の士、というやつ。所長は自身が探偵であるくせに、大のミステリーマニアなのだ。
「そうか、なるほど…。さすがは先生。これは仕事の参考になるかも…」
なりませんて所長。この町で連続猟奇殺人なんか起きっこありませんから。
しかし所長が舌を巻くほどだ。この先生、かなり頼りになる。
……所長の新しいブレーンに決定。あとで連絡先訊いとこっと。
なんにしろ僕には興味のない話だ。お土産のケーキだけいただいて、仕事があるからと事務机でファイルの整理をしつつ、二人の会話をなんとなく聞いていた僕の耳に、ある単語が引っかかった。
「『ジキルとハイド』のように、自己の抑圧された感情を発露するための別人格を創り出してしまうのが……」
……二重人格。
閃くものがあった。
「あの、すいませんお話中に。先生にお訊きしたいんですが、その、自分の中に創り出してしまった別人格と、本人が対話するなんてことは可能ですか?」
「どうしたのよ急に。……なんでそんなこと訊くの?」
「あ、いや、ただの興味ですよ、興味」
所長の不審そうな目つきに内心ヒヤリとしたが、なんとかごまかせたようだ。
高見沢先生はビン底をクイッと上げて、所長の後ろに立つ僕を見る。
「…ケースにもよりますが、不可能ではないと思います」
期待していた通りの答えだ。というか、そのままズバリ答えみたいなものだった。
秘密の懸案事項、とりあえず解決。やっぱり柳さんには、医師の診察をお奨めしよう。
お礼を言うと、お役に立てたのなら、とにっこり笑って、イカス眼鏡の碩学女教師は腕時計に目をやった。
「……あら、もうこんな時間。そろそろ帰らないと」
「じゃ、明日また学校で。ケーキありがとうございました。おいしかったです」
たしかにおいしいケーキだった。今度所長のおやつに買ってきてあげよう。
「気に入ってもらえてよかったわ。お気に入りの店なの。雑誌にも載ってない、隠れた名店なのよ」
ケーキを持ち帰るための、取っ手のついた紙製の箱。
側面にプリントされた店の名前に、僕は見覚えがあった。
「あの…このケーキ屋さんて、どこにあるんです?」
「ちょっと口で説明するのは難しいですね…。簡単でよければ、地図をお書きしましょうか?」
「ちなみに、一番おいしいケーキは…?」
「抹茶ケーキが評判ですけど、私はガトーショコラが好きかしら」
ああ、僕は勘違いをしていた。
事件はまだ解決していなかったのだ。今、この瞬間までは。
「高見沢先生に、ひとつお願いがあるんですけど……」
幽霊とこんなことになってしまった自分にもビックリしたが、幽霊がシャワーを浴びるのにはもっとビックリした。
「……なに見てるの?」
幽霊には足がないというけれど、彼女には足があってよかったと思う。
「もう、ジロジロ見て。……やらしいわね」
クスクスと笑う彼女の、バスタオルからすらりと伸びた二本の脚。
もう幾度も手をふれ、唇すらはわせたはずのその脚を見ると、いまだに俺は目を離すことができなくなる。
「やらしいさ。……これからやらしいことしようってんだからな」
「………ばか」
口づけ。
バスタオルが音もなく、俺の足元に落ちた。
月明かりに白く浮かび上がる彼女の肢体。それはどこまでもしなやかで、喩えようもなくただ美しかった。
「……なぁ」
ベッドに横になったまま、明かりの消えた天井を見上げていた。
「お前さ……」
背を向けていた彼女は、ごろりと寝返りをうつ。
「なぁに?」
上目づかいで、笑う。その顔はやはり喩えようもなく美しく、そして淫らだった。
言いかけた言葉を呑みこませるには充分すぎるほどに。
「なんでもない…!」
再び肌を合わせた。俺の下でクスクスと笑う彼女。淫蕩に蠢くしなやかな肉体。
熱く白く濁っていく意識の中で、俺は気づく。とうの昔に呪いにかかっていたのだ、と。
まさに取り憑かれたように、むさぼるように、俺は彼女を抱いた。抱けば抱くほどに、呪いは深くこの身に刻まれていく。
言えるはずはないのだ。幽霊なんかじゃないんだろ、などとは。口にしたが最期、俺は彼女を永遠に失う。
突き動かすたびに漏れる押し殺した彼女の声が、俺には呪詛に聞こえる。
もう彼女から離れられない。
彼女なしでは、生きていけない。
商店街の一番端に位置する喫茶店に、僕は依頼者を呼び出した。
かつて先生がここの常連だったこともあり、マスターとは顔なじみだ。
『Asyl』ドイツ語で“聖域”を意味する言葉が、この店の名前である。
その名に相応しく、整然と配置されたテーブルと窓から斜めに射し込む光は教会を連想させ、厳かで神秘的な静謐が店内を包み込んでいる。耳をすませば賛美歌さえ聞こえてくるようだった。
心地よい静寂。それがこの空間を満たす唯一のBGM。
客の会話、食器のふれあい、コポコポという音はサイフォンの。すべての音はなりをひそめ、かすかに耳のうぶ毛を震わせるのみだ。この店の澄み切った清浄な空気は、振動することをあらかた投げ出してしまったのかもしれない。
窓際の席の一つ一つにやわらかく降り注ぐ斜光は、眩しすぎるほどではないにせよ、限りなく白く清潔だった。
その光が磨き上げられたガラスを透過して、僕らのテーブルにも十字架を思わせる窓枠の影を落としている。
そんな席で物憂げに頬杖をつく所長はまるで一枚の絵のようで、僕は見とれていた。いつか本当に絵にしてみたいと思う。
「あのぅ……私は何をすればいいんでしょうか?」
高見沢先生と所長は立会人として僕がこの場に呼んだ。
「なに、この前僕らの前でしてくれたことを、もう一度やってくれればいいんです」
「はぁ。……多重人格の話ですか…?」
ガラン、カラン、カラン…。
依頼者が乱暴に扉を開けて駆け込んで来たのが見えた。僕は手を挙げて合図する。
「見つかったんですか!」
走ってきたのだろう、肩で息を切らせている。
「まぁ座ってください。まずは落ち着きましょう」
滴り落ちる汗をハンカチで拭っている。僕の電話のあとすぐ、仕事場を抜け出してきたらしい。
「それで、どうなんです。……彼女は見つかったんですか?」
マスターが無言でコーヒーを運んでくる。慣れたものだ。
「まずはコーヒーでも飲んで、落ち着いてから話に入りましょう。……ここいらじゃ、まともなコーヒーが出てくるのはこの店だけでね」
僕は先生のセリフを真似る。先生が謎解きを披露するのは、いつも決まってこの店でだった。その相手は時々の依頼者だったり、警部だったり、あるときは謎を仕組んだ本人だったこともある。
「あーあー、そんな一気飲みしちゃってもったいない。…せっかくいい豆使ってるのに」
熱さにむせかえりながら、依頼者はカップを乱暴に受け皿に戻す。
「そんなことはどうでもいい!はやく教えてくれ!」
「ええ、それでは参りましょうか」
もう一度先生のセリフを借りて、僕は一呼吸置く。
ここからは僕の領域だ。今日の僕は助手ではなく、探偵の役を務めなければならない。
「……まず最初に言っておくこと、それはあなたの探している人はもうこの世におられないということです」
「何を言ってる!そんなことはわかって…」
「やっぱり。あなたは初めから知っていたんですね。彼女は幽霊だと」
「それは…」
「おかしいとは思ったんです。なぜ初めから幽霊と決めつけるのか、とね。なぜ幽霊のふりをした生きた女性と考えなかったのか。しかしあなたは幽霊を探して欲しい、と僕のところに来た。……それはなぜか?」
「………」
「彼女が姿を消してから、あなたは方々を探し回ったんでしょう。例のケーキ屋の一件から、彼女がこの町か、少なくともこの近郊の住人だということはあなたにも察しがついた」
「……そうだ。生きている人間なら、きっと探し出せるはずだと信じていた…」
「おそらくあなたは、ケーキ屋の前に張りこんだのでは?しかし彼女は一向に現れない。痺れを切らしたあなたは、店員に尋ねた。彼女の特徴を挙げて、こんな女を知らないか、とね」
「ああ、そのとおりだよ…。そして、知ってしまった……」
「そう。店員は彼女のことを憶えていた。かなりの美人さんでしたからね。確かに彼女は店の常連だった。しかし彼女は……死んでいた」
「病院や葬儀屋に問い合わせて確認したよ。彼女はすでに死んでいた。それも……俺のところにくるずっと以前に…」
「そしてあなたは、彼女は本当に幽霊だったと信じざるを得なくなった。しかしそれでも、会いたい気持ちは変わらなかった。……そして、僕のところへ来た」
「そうだ…。全部合ってるよ…。だがな、俺があんたに頼んだのは、俺の依頼の動機を解明することじゃなくて、彼女を見つけることだろう!」
「もちろん、わかっていますよ。解答を用意できたから、あなたをお呼びしたんです。………高見沢先生。以前お願いしたように、髪を下ろして、眼鏡を外していただけますか」
先生は頷いて、ゆっくりと大事そうに、豊かな黒髪で編んだ三つ編みをほどき始めた。
その光景を見ている依頼者の顔が、次第に青ざめていく。
「ヨ…ミ……」
眼鏡を外してそこに現れたのは、あの肖像画の幽霊だった。
「お前…どうして……どうして何も言わずに……」
「待ってください。こちらの女性は、正確にはあの幽霊ではありません。彼女の名前は高見沢清美。あなたがヨミと呼んでいた女性の、双子のお姉さんです」
「確かに…俺の調べた彼女の本名は、高見沢美澄……。じゃあ、お前が」
「それも違います。あなたの考えるとおり、あなたの元に毎晩通ってきたのは確かに彼女です。ですが、彼女は彼女として、あなたに会いに行っていたのではない」
「それは…どういうことだ……?」
「二重人格ですよ。
清美さんと美澄さんは、性格こそ違えど仲のよい姉妹だった。しかし突然、美澄さんは病気でこの世を去ってしまう。
あまりにも当然に襲ってきた、最愛の妹との死別。妹さんの死は、清美さんにとってあまりにも受け容れ難い出来事だったのでしょう。
悲嘆にくれ、打ちのめされた清美さんは精神が崩壊する寸前だった。
このままでは心が壊れてしまう、そこで精神の安定を保つために自分の中に美澄さんの人格を創り出してしまった。
…いや、妹さんとの記憶を元に人格を構成したんです。……知らず知らずのうちにね。
清美さんは自分の中の清美さんの人格と会話することで、彼女はまだ生きていると信じ、心の平静を得ていた」
「そんなことが…」
「あり得ないことではないらしいですよ、清美さんご本人によるとですが。
……そうして作られた第二の人格は、ときに主人格を押しのけて表に現れることがあります。
元々が双子ですから、美澄さんの人格に支配された清美さんの体とはいえ、まさしく美澄さんが蘇ったように見えることでしょうね」
「しかし……俺は高見沢美澄なんて人間は知らなかった。なぜその彼女が、俺のところに来る?……幽霊のふりまでして」
「幽霊のふり…のことはよくわかりませんが、妹とはいえ他人です。人格の再現が完璧とはいかず、少々歪な形で美澄さんが生まれてしまったのでは。
……なぜのあなたの元に来たかのかも、正直なところわかりません。しかしあなたが忘れているだけで、過去に彼女とどこかで会っていたとか…」
「それで一応納得しておくとしても、なぜ俺の前から急に消えてしまったんだ?」
「精神と肉体は別々に見えても不可分ですから、密接な関係にあります。
肉体に急激な変化が起これば、それは精神にも影響するわけで、それで美澄さんの人格が消えた…あるいは表に出てこなくなったのではないでしょうか。
……そう例えば、妊娠とか」
「……ッッ!!」
依頼者と所長は驚愕の目で高見沢先生を見やる。二人の顔には明らかに狼狽の色が浮かんでいた。
「……高見沢先生、心当りはありませんか?」
誰よりも驚いているのは本人に違いない。僕は申し訳ない気持ちでいっぱいで、高見沢先生の顔を見るのが躊躇われた。
「驚かれたでしょうが……大事なことです。はっきりさせるのは早いほどいい」
そう言ってから僕は高見沢先生を見た。辛い。この上なく辛い。
例え妊娠はしていなかったとしても、自分の知らないところで男性と関係を持ってしまっていたこと、それがどれだけ彼女を傷つけるだろう。
そしてもし本当にそのお腹に命が宿っていたとき、彼女は選択を迫られるのだ。どちらを選ぶにしろ、彼女の背負うものはとてつもなく大きい。
地味なスーツを着た黒髪の美女は、俯いて肩を震わせていた。……お腹を抱えて。
僕はきりきりと心が痛むのを感じる。やはりあったのだ、心当りが。
しかし……。
「クックックックック……」
彼女は泣いているのではない。笑っていた。もうこらえきれないと言わんばかりにしだいに大きくなっていく彼女の声は、最後には哄笑に変わった。
「アッハハハハハハハハハハハ……!」
まさか……美澄?
2秒で看破できるオチだとは思いますがw
もうしばらくおつきあい願います。
続きは後日。
乙なのですよ
乙すぎる
続きに期待
ツンデレの誤った定義
最近話題(?)の「ツンデレ」とは一体なんでしょうか。
「現代用語の基礎知識」や、ツンデレでぐぐって一番上に来る
はてなのキーワードにはこう書いてあります。
ツンデレとは例えば、“普段はツンツン、二人っきりの時は急に
しおらしくなってデレデレといちゃついてくる”ようなタイプのヒロイン、
あるいは、そのさまを指した言葉である。
しかしこれは断じて違うと言っておきたい。正確には間違いでは
ないのですが、これは「ツンデレ」という言葉が作られた当初の
定義であり、今は一般的にツンデレと言えば
本当は好きだけど、気が強くて素直になれない
という性格を指すと思います。例えば
「べ、別にあなたのために説明してるわけじゃないんだからねっ!!!」
という感じでしょうか
以下サイトより引用【記事続く】
http://tangerine.sweetstyle.jp/?eid=568273
最強のツンデレはジャガー横田
ベジータはツンデレ
ピッコロもツンデレ
鳥山明はツンデレの宝庫w
817 :
名無し職人:2006/09/06(水) 12:09:06
>>816 「Dr.スランプ」はそうでもないと思うが…
助手「皆さん、麻雀やりましょう!」
姉「急にどうしたの?」
ツン「どうせまた変なこと企んでるんでしょ…」
助手「正解!!脱衣麻雀です!」
妹「別に…私は構わないけど…」
姉「よし助手君。共同戦線よ」
ツン「この変態共が…ようし、返り討ちにしてあげるわ」
助手(フフ…俺が一時期、麻雀で飯を食っていたことも知らずに…)
妹「牌も積んだし、それじゃ始めましょ」
助手「それじゃあ牌を取っていきますね。まず最初は俺が親をやります」
姉「みんな取り終わったわね。じゃ助手君早く切って」
助手「今切ります…」
(ビュッ!!)
助手(ん…?いま卓上に違和感が?……きっと気のせいか)
ツン「早く切りなさいよっ!!もたもたしない!!」
助手「わ…わかっってます。切ります」
ツン「………ロン」
助手「ちょwwwwww」
妹「ツンさんすごいwwwwwwしかも國士!」
ツン「さっさと脱いで帰りなさい」
10分後…とある路上にて
助手「ひ…ひどい…なにも服を没収しなくても…」
刑事「おいそこの歩く公然猥褻罪!! ち ょ っ と 署 ま で 来 い」
助手「ちょwwwwww」
折り重なって眠る。
その重みも、ぬくもりも、すべてが愛おしい。
毎夜俺たちは体を重ねた。
俺たちは持てる時間のすべてを、その行為に費やした。
営業成績は見る間に落ちていき、社内での肩身は狭くなる一方。
お前の顔には生気がない、上司に言われた。そりゃそうだ幽霊にとり憑かれてるんだから。
しかし、彼女がいつか言ったように本当に職を失うわけにもいかない。家賃が払えなくなったら、それこそ彼女との日々が破綻してしまう。
爛れた愛欲の日々、俺にはあまりにも得がたかったそれ、手放したくはない。
でも一番手放したくないのは、彼女という存在。
ヨミと呼んでいるだけの、本名すら知らない女。俺のすべてを持っていった女。自分のすべてを俺にくれた女。
「今夜は帰らないでくれ」
互いに果てた直後、まだ呼吸も整わぬうちに、俺は彼女に告げた。
「陽の光の下でお前を見たい。……これからはずっと」
陶然とした眼。上気した頬。汗で額に張り付いた前髪。壮絶に美しい。
幽霊は荒い息の漏れる唇をゆっくりと動かした。
「……いいよ」
彼女を強く抱きしめながら、俺は幸せなまどろみの中に深く深く落ちていった。
それが最後の夜だった。
「アハハハハハハハ……!アッハ!アハ、アハハハ!」
高見沢は笑い転げる。おかしくておかしくてしょうがない、といった感じに。遠慮も躊躇もなく。高らかに笑う。
そこにはやはり、あの折り目正しい女教師の面影はなかった。
「美澄……さん?」
「ヨミ…お前なのか?」
「あは!はぁはぁ…バカね、あんたたち…!あはははは!」
そこで笑いはピタリと止んだ。
「とんだ名探偵だわ、助手さん」
鋭い眼で僕をにらむ。
「二重人格?妹?妊娠?…どれも大間違いだわ」
どういうことだ……まさか、まさか彼女は?
「あたしは最初から最後まで、高見沢清美よ」
「じゃあ……お前…」
依頼者の声は震えている。
「そう。楽しい遊びだったでしょ?
まさかあんた、想いを伝える勇気のない自分を好きな女が、幽霊のふりして通ってきた、とか本気で考えてたわけ?バカじゃない?遊びよ、遊び。
相手は誰でもよかったわ、別にあんたじゃなくても。……幽霊になるとき、コンタクトくらいしとくべきだったわね。あんたの顔まともに見たの、今日が初めてよ」
「嘘…だろう…?嘘だと言ってくれ…」
「嘘じゃないの。残念だけど。あたしは男が欲しかったのよ。めんどくさいカケヒキのいらない、自分の都合のいいときにだけ遊べる玩具が。……あんたみたいなダメ人間、うってつけだったわ」
「信じない!俺は信じないぞ!」
「どうぞご勝手に。でもあたしはあんたに飽きたから、もう会うことはない。今後二度と。
……なにさ、せっかく後腐れないよう幽霊らしい消え方してやったのに。
あんたみたいなうだつの上がらないカスみたいな人間があたしみたいないい女抱けたのよ?せいぜいいい思い出として胸にしまって、これからはその思い出にすがって生きなさい。
……感謝してほしいぐらいだわ。あたし、処女だったでしょう?」
依頼者は、泣いていた。すすり泣く彼を、高見沢清美は冷酷に見下ろしている。
「いい思い出よね?今は医学が進歩しているから、本当は三回目の処女喪失だったけど」
僕は、彼女への怒りを抑えきれそうにない…!
「先生……もう止めませんか」
職人さん乙っす
ツン「夜に鳴く蝉?」
?「はい、この地方の古い言い伝えで…」
−それは 死を招く声−
ツ「一体この村はどうなってるのよ!」
助「狂ってる…」
−狂気と怒り−
助「所長、どうして?」
ツ「わからない…あたしが殺したの?」
−巻き起こる疑念−
ツ「やっぱり貴方が居ないとダメみたい」
−そして 愛−
ツンデレ史上最高のスタッフがこの秋に送る超大作!!
〜名探偵ツンデレ THE MOVE 開乃瀬村連続殺人事件〜
(あくのせむられんぞくさつじんじけん)
1千年の謎にツンが挑む!
ツ「この事件、絶対解決してみせる…ばっちゃんの名にかけて!」
思いつきで書いた。
本編を書く気はまったく無い。
今は反省してる…orz
面白いからサブタイ「あぶらぜみのなく頃に」で続き書いてwww
825 :
823:2006/09/08(金) 00:39:06
>>824 ったく、しょうがないなあ(ブツブツ)
>>823続き
ツンデレ史上最高のスタッフがこの秋に送る超大作!!
〜名探偵ツンデレ THE MOVE あぶらぜみのなく頃に〜
1千年の謎にツンが挑む!
ツ「この事件、絶対解決してみせる…ばっちゃんの名にかけて!」
同時上映 『迷!?探偵つんでれ ざ む〜び〜 あぶらとりがみでふく頃に』
1千円の謎にツンが挑む!?
ツ「この事件、絶対解決してみせる…ばっちゃんの名にかけて!」
くどい様だが、本編を書く気は本当に無い。
>>825 本当にやる気ねえな!w
惰性すぎるだろ!www
なんか角川映画金田一シリーズみたいで
シチュと雰囲気がすげえよさげなんだが
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
どんな映画も予告はおもしろい
てか、夏場は夜でも蝉鳴いてるけどね。
田舎でスンマセン(´・ω・`)
ひぐらしの声降り注ぐ中で出逢った少女は、まるで羽化したばかりの蝉のようで……
平成十×年 夏 開乃瀬村
「君は……」
その肌は白く、触れれば壊れそうなほど、脆く儚げに見えた。
「………去れ」
いくつもの鈴が微風に鳴るような声で、彼女は確かにそう告げた。
風が、止む。
「夜に蝉が鳴くとき、また一人隠される……」
「蝉……?」
夕闇の中、少女はあたかも発光しているかのように白く浮かび上がっている。
いつの間にか蝉の声は止んでいた。無音の森。
すべてが静止した世界で、僕の鼓動だけがしだいにその存在感を増していく。
「去れ……!」
吹き抜ける風。湿った落ち葉を舞い上げるほどの、脈絡もない強風。
再び眼を開けたとき、そこに少女の姿はなかった。
僕だけがとり残され、辺りは何の変哲もない夏の夕暮れに立ち戻っていた。
ゆるい風が髪を揺らす。
ひぐらしの声だけが、いつまでも降り注いでいた。
そしてこの夜、最初の蝉の声を僕たちは聞く……。
色々パクってやってみた。
ゆっとくがこれ以上やる気はねえ。
なんかちょっと微妙だねw
乙
探偵『君が好きだ』
助手「くんがこうきだ?」
探偵『君に恋してる』
助手「くんにれんしてる?さっきから、何を言ってるんですか」
探偵『簡単な暗号なのに、解らないの?それじゃ、いつまでたっても助手どまりだわね』
助手「はぁ・・・かいけたら、れんじんにしてくれますか?」
探偵『はぁ・・・えっ、ちょっと、やだぁ、あんた、解ってたの?』
助手「はい。あれは、本心として受け取って、いいんですよね」
探偵『バ、バカモノ、あれは単に君をテストしただけで』
助手「なんだ、残念だなぁ。でも、なんで、顔が赤いんですか」
探偵『気、気のせいよ』
助手「ふーん、そうなんだぁ・・・本当にれんじんにしてくれませんか?って、ますます顔が赤くなってますよ」
探偵『うー、助手のくせにからかうなんて、生意気だぁ』
(素直に恋人にしてくれますか、って言って欲しいのにぃ)
自分の事は棚にあげて、そう思うツンでした・・・。
なんか独特のキャラだけどいいよー
乙です
くんにれんしてる
……… ごめんわたしはエロい人ですすいませんいい話なのにエロい見方してしまいました吊ってきますね
職人殿乙です
ああ、勘違い・・・女性雑誌の「ツンデレ」に対する誤解とは!?
普段はツンツンしているくせに、好きな人を目の前にするとデレッとしてしまう萌え属性、通称「ツンデ
レ」。今やオタク業界の人気者という枠を飛び越えて、某ティーン向け女性雑誌に“モテキャラ”とし
てフィーチャーされるまでになっているらしい。さっそく、その件の女性雑誌を読んでみたぞ!
まずは、ツンデレの特徴を紹介している箇所にて。
●コーヒーはブラック派(最初はムリしてブラックを飲む、らしい)
●武道を習っている(ヤンキーと違うのは武道を習っているところ、らしい)
ええっ!? ツンデレって武道の練習後にブラックコーヒーでひと息つくようなキャラだったっけ!?
・・・どうやらこの女性雑誌、ツンデレから派生するイメージ像をツンデレとして(勝手に)解釈してい
る模様。カフェオレを飲むツンデレだっていると思うんだけど。
しかし、ここまではほんの序の口。本当にスゴいのは、ツンデレの生活を再現したコーナーにあった!!
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2438392/detail?rd
>>837 女性雑誌はツンデレを男っぽいと勘違いしてるなw
「こ、こんなのいつも飲んでるんだからね!」とか言いながらブラックコーヒーをむせるのもアリなのかもしれんが…ちと違うだろw
840 :
名無し職人:2006/09/13(水) 22:32:37
>>838ごめん。
そのうち書くつもりではあることは確かだ。
sage忘れたさらにごめん!
もしもし姉さん?あたし。助手のやつがどっか行っちゃって事務所にいないんだけど。姉さん何か知らない?
“助手くん?……今あたしの所にきてるけど”
……え?なんで?助手はそこで何してるの?
“んふふ……助手君ならいつも通り精一杯、一生懸命くんにれんしてるわよ?”
く……れん!?
ガチャン!
な…!…何考えてんの助手の奴ッ!!
い、いや姉さんのことだし、悪い冗談かも…………そう、そうよね?冗談よね?でももし、本当だったら…?
……上等だわ。帰ってきたら練習の成果を見せて…じゃない、じっくり話を聞いてやろうじゃないの。
なんで戻って来ないのよ……夜になっちゃったじゃない。……助手のやつ、もう家に帰ってるのかな?……電話してみよう。
もしもし…あ、妹ちゃん?あたしだけど、あいつ家にいる?
“いますけど、ちょっと今電話に出られません”
……どうして?あいつ今何してるの?
“お風呂で……うふふ、くんにれんしてます”
ガチャンッ!!
……。
…………。
……………………。
トゥルルルル……
“あ!もしもし所長?僕です助手です!今日はすみませんでした!勝手に…”
この、すけべヘンタイ色情魔!死ね!お前なんか死んじゃえ!……うわああああん!!
ガチャン……
「ひどい風邪ねえ。どうしてこんなにこじれるまでほっといたの?」
「はぁ……所長に迷惑をかけたくなくて…。あ、熱のせいか頭がボンヤリ……」
「…ったくもう、あたしが医者だったからいいようなものの……。今日は休診日よ?倒れでもしたら救急車を……聞いてる?」
「……うふふ〜…お花畑が見えるぅ。お花畑で舞う所長…白いワンピースがひらひら翻って……あなたはまるで蝶々だぁ…」
「熱で完全におかしくなってるわね。……ほらしっかりしなさい!あなたは名探偵の助手でしょ!(ビシッバシッ)」
「痛い!痛いです所長!そんなに叩かなくても、僕はあなたの忠実な下僕……犬と呼んでくらはい…………って、ハッ!」
「正気に戻った?……あなた、とんでもないこと口走ってたわよ?深層心理の奥の奥までゲロしちゃったわね。……まぁ、ちょっと妬けるけど」
「……明日は金曜日じゃないかッ!帰ってカレーの下拵えをしないと!所長に!おいしいカレーを食べてもらわなくちゃあ……!?(ガクン!)」
「(ムンズ)帰らせないわよ、絶対安静。……ん、電話?まったくもうこんな時に……」
「兄さん、本当に大丈夫かなぁ?あんな熱でお風呂入って……。“風邪は暖めて治す”なんて言ってたけど、もう随分長いし。
まさかのぼせて?……いや、これはむしろひょっとしたら、兄さんてばしゅい…キャーバカバカ!乙女は手淫なんて言葉は口にしないの!……でもちょっとだけ、覘いてみようかな?(どきどき)」
「うう〜……しょちょお〜熱いです〜のぼせそうです〜……でもがんばりますあなたのために!」
「……兄さんてば…妬けちゃうんだからもう!……あ、電話だ」
「今の電話所長!?なんで切っちゃったのさぁ!!」
「え、だって向こうから勝手に切れて……兄さん、ちゃんと服着てよぉ!」
「所長に謝らなきゃ!今日の無断欠勤!…………あ!もしもし所長?」
「助手のバカ…!助手のバカ…!…………あいつのせいでっ……ん、はぁ…」
「謝らなきゃ!謝らなきゃ!(カンカンカンカンカンカン…!)」
「こんなに…カラダが切なく………んぅ…ぅあ!……あたし、なんて淫らな………あぁん!も、イっちゃいそ…」
「(ガチャッ!)所長ぉぉッ!!今日はスミマセ……うわあああ!?何やってんですか裸で!」
「いやあああああ!……みッ見ないでえぇぇ!」
「スッスミマセン!!後ろ向いてますッ!」
「絶対振り向いちゃダメよ!!絶対だからねッ!?」
「わわわわかってます!…………でも所長、一人でいったい何を…?」
「全部あんたのせいなんだからね!全部あんたが悪いの!…………だから、責任とって(むぎゅ)」
「ひゃああ所長!な…なに抱きついてるんですかぁ!……当たってますッ!」
「あててんのよ……ねぇ助手、お願い…」
「……ゴクリ。しょ、所長
乙です
続きは・・・
職人殿乙です
XYZ 至急ツンデレ求ム
キターーー!と思ったら依頼か・・・
でも俺も読みてえ
「先生……もう止めませんか」
立ち上がろうとした僕をさえぎったのは所長だった。
「もう、止めましょう、先生」
見つめ合う教師と教え子。
僕も、そしておそらくは依頼者も、わけがわからない。
呆然とする高見沢、毅然とした所長。唖然とする僕と依頼者。
「先生、もういいんです。……もう、いいんですよ…」
どうやら、その一言で充分だったらしく。
高見沢は放心したように、全身の力が抜けたかのようにその場にへたり込んだ。
次第に曇っていく顔。こぼれ落ち始めたのは涙。両手で顔を覆う。
聞こえてきたのはすすり泣きで、それが慟哭に変わって依頼者が彼女を抱きとめた後になっても、僕はその意味がまだ掴めないでいた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい……」
僕はただ抱き合う二人を呆然と見つめ、そこに立ち尽くしていた。
所長に耳を引っ張られて、店から連れ出されるまでは。
二人を残したまま、僕らを店を後にした。
所長はそのまま事務所へ帰ろうとする。
「所長!?……まだ成功報酬もらってませんけど?」
「とりあえず、今日は帰るのよ」
それきり無言で歩いていく所長に追いつき、さっきからの疑問をぶつけてみる。
「ねぇ所長、あれはどういうことだったんですか?」
「はぁ!?あんたまだわかってないわけ?」
「はい、全然……。すみません、僕の推理力不足です」
「推理力?……まぁ、確かにあんたには決定的に不足してるわね、女心に対する推理力が」
「女心…?あの僕、そういうの経験不足で……」
「な、なにも……経験豊富になれ、なんて言ってるわけじゃないわよ?」
「でも…事件の裏に金と女あり、って言いますもんね。……これからもっと勉強していかないと」
「……勉強とかそういうことじゃなくて…。ただ気付いて欲しいだけなのよ?女の子はみんな」
「所長…もですか?」
「ばっ…バカね、あたしは違…………ってそれがダメなのよ!いちいち確認しないで!先回りしてて欲しいの!」
「先回り…?すみません、やっぱりまだ僕には……」
「もう!ここまで言わせといて!……あんたなんか知らないッ!!」
そう言い捨てて所長は歩調を速め、僕を置き去りにしてしまう。二つの意味で。
「鈍感なのもいい加減にしないと、あたし化けて出てやるから!!……あたしにそんなことさせるんじゃないわよッ!」
一度だけ振り返り、所長はそう叫んだ。
僕はやっぱり意味がわからず、その場に立ち竦んで、小さくなっていく所長の背中を見送っていた。
「………どーいう暗号だろう?」
ひとつだけわかったことがある。
僕にとっての天敵、それは幽霊でも超常現象でもなくて、女心だということ。
今の僕ではやはり足りないのだ。
僕が挑むべき最後の謎。それは深遠なる迷宮、解読不可能の暗号。いやむしろ宝の地図に近い。
もうほとんど見えない所長の後姿を目で追いながら、僕は誓う。常に名探偵の側にいられる、一流の助手になろうと。
何よりも解き明かしたいのは、他ならぬ所長の女心なのだから。
Fin,
乙です
激しく乙です
良かったです
乙!
いい!
ツンデレっていいよね
《名古屋在住ツンデレの話》
べ、別に中日なんか応援してないわよ!
ただ、中日が優勝すると近所のスーパーで安売りするし、デパートの優勝セールもあるし…本当にそれだけよ!川上さんとか井端さんとか…私には関係ないんだからね!!
>>855 監督の嫁こそツンデレ
「ほら落合、さっさとマジック減らしなさいよ」
なんで嫁が旦那を苗字で呼ぶんだよ
ツンデレじゃなくてただのDQNだろw
859 :
名無し職人:2006/09/21(木) 22:05:48
《名古屋在住ツンデレの話》
信子夫人は、監督の事を「父ちゃん」って呼んでるのよ。名字で呼ぶのは、TV用に決まってるじゃない!
…って、だから私には関係ないって言ってるでしょ!「山本さん、ノーヒットノーラン最年長記録おめでとう!」とか、そんな事どうでもいいんだから!
助手と2人きり…じゃなかった、荷物持ちにして優勝セールに行く事だけが楽しみなんだから!!
助手「所長〜来月のナゴヤドームのチケット取れましたよ〜」
うるさい、馬鹿!ちょっと黙っててよ!…って、後ろの方じゃない!こんな席じゃ、荒木さんが見えないわよ!この役立たず!!
ツ『へへっwかわいいなぁクマ人形ww』
ツ『助《実は前からお前のことが・・・・
ツ《わ、わたしも・・ずっと、ずっと前から・・・
助《ツン・・・・(ドサッ
ツ《きゃっ!(ごそごそごそ・・・・
助「トントン ガチャ 所長これに・・・・何やってんですか・・・
ツ『なっ!?ちょっ!何勝手に人の部屋にはいてぁlskdfさいさd!!!
助「おちついてw日本語しゃべってww それより今・・
ツ『な、なんでもない、なんでもない!!
助「俺は・・・あの展開、結構期待してたりして・・・なんてww
ツ『えっ!?・・・・・ば、ばかっ!わ、わたしはあんたのことなんて
これっぽっちも・・・ わ、わたし・・・・・・・う、う(ry
なんだこりゃ
ある日、俺は花咲く森の道を歩いていた。そしたら、突然、目の前に熊が現れたのだ。
俺は、突然の出来事に、どうしていいのかわからずに固まっていたところ、突然熊が、
「ふ、ふん!アンタなんか逃げてもすぐに追いついて食べられるんだけど、まあ、
逃げ切れると思うんなら、試させてやってもいいわ。」と言い出した。
俺は、(ここは逆らってはいけない)と思い、無言で後ろを向いて走り出した。
しばらく走った後、ふと、後ろを確かめてみると、なんと、さっきの熊がトコトコトついて来る。
熊との距離はどんどん縮まり、ついにはすぐ後ろまで来たところで再び熊が言った。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。これ、落としたでしょ。」それは白い貝殻の小さなイヤリングだった。
「あっ、そ、それ。」俺が思わず立ち止まって答えると、熊は「あっ、か、勘違いしないでよ?
別にこれを届けてあげるために追っかけたわけじゃないんだから、あたしはあんたを食べるために・・・。」
俺はちょっと熊が可愛くなり「ありがとう。」と礼を言った。すると熊はあわててこういった。
「ば、馬鹿じゃないの!あたしはアンタを食べようと・・・・でも・・・あんたがどうしてもっていうなら、
一緒に踊ってあげてもいいわよ・・・。」
>>861 あの唄の熊さんはツンデレだったのかwwwww
ツンデレ最高
スレタイと関係ねぇw
でもイインダヨ!
グリーンダヨ
なっ、なによ。
挨拶したのに声が小さいじゃない。
もっと大きな声で挨拶しなさいよ!
べ・・・別にあなたの声が聞きたい訳じゃなくて、最低限のマナーなだけなんだからね!!<おいーっす!
867 :
名無し職人:2006/09/28(木) 22:28:54
ツンデレ可愛いよツンデレ
「犯人は、いつもお前だっっ!!」
「……い、いきなりどうしたんですか所長。新しい決め台詞ですか?」
「そ、そうよ。『ばっちゃん〜』はもう飽きたのよ」
「にしたって、なんか二人分混ざってません?……しかも意味わかんないし」
「意味ならちゃんと通ってるわよ?犯人はいつもあんたなんだから」
「へ?僕ですか?……ええ??」
「この胸が切ないのも、動悸が激しくなるのも、ときめくのだって……
……全部あんたのせいなんだから!」
かわいいwww
なんか絵が浮かんだwww
ワロタw
だめだ思い出し笑いするwww
その最後の無理やりな台詞が壷ったwwwww
あほやwww
871 :
名無し職人:2006/10/05(木) 03:23:36
保守
ツンデレて、本当に、いいですよね!
読みたいです!><
よ、読みたいって…どれくらい読みたいのよ!?
ちょっとやそっとの読みたいじゃ…読ませてあげないんだからね!もう!
書きたいけど、書けないです!><
文章能力が無いからです!><
2スレ目を立てた者だが、まだ続いてたんだなw
すっげぇ嬉しい。
これは本当に良いスレだ。
>>875 ちょ、長文じゃなくっていいんだからね!2、3行にギュッとまとめるくらいが読みやすいんだから!
A「ちっ、また殺人事件かよ」
B「最近多いね〜」
A「まったくだな…って、何故お前がここに居る!?」
B「しょうがないじゃん。だって俺、刑事だもん」
A「あ、そうか。そうだったな」
B「て言うかAこそ何でここにいるんだ?」
A「俺はたまたま居合わせただけだ」
B「さすが名探偵。事件を嗅ぎ付けるの早いね〜。じゃあ、いつものように名推理頼むよ」
A「勘弁してくれ、今日はOFFなんだ…」
A「はぁ〜、今回は難解な事件だったな」
B「お疲れさん。また借りが出来ちゃったね」
A「借りってお前にいくつ貸しがあると思っているんだ!?」
B「しょうがないな…じゃあ」(ちゅ)
A「んん…!」
B「…」
A「…」
B「プファ〜。今回はこれでいいかな…?」
A「…ふん、いいわけないだろ…」
B「だったら今度の休み、お前宅行くよ」
A「わかった。いいだろう」
ガチャ
助手「何読んでるんですか所長?」
ツン「べっ、別に何も読んでないわよ!」
ちゃんちゃん…
たまには別の角度から攻めてみようと思った
反省はr
乙保守
883 :
名無し職人:2006/10/16(月) 20:56:37
ふぉらっちょぱっきむ
ツ「終盤で追い上げても遅いのよっ!
何が首の皮、薄皮1枚つながってる状態よ。
直接対決で目の前で胴上げされなかったたげでも良かったと思いなさいよ!
数年前までBクラスの常連が連覇なんて・・・えう・・・うぐっ」
助「所長・・・気持ちは分かります。けど、少し古いかと・・・」
なっ・・・なによ!
調子が悪いと思ったら変な薬物が入っていたじゃないの。
あんた達がちゃんと見ないからこうなるんでしょ!
もう・・・
一時も目を離すんじゃないわよ・・・////
886 :
名無し職人:2006/10/21(土) 00:25:15
福岡在住ツンデレ探偵
助「あ〜あ、負けちゃいましたねホークス。あっ、所長は野球見ないんでしたっけ?」
ツ「…………」
助「しょちょう?」
ツ「ちょっと出掛けてくる。」
そう言って足早に事務所を後にすりツン。
助「えっ?俺、何か気に障る事でも言ったっか?」
妹「お兄ちゃん。所長さん、どこ行ったの?」
助「さぁ、試合が終わってすぐ、どこか行っちゃった。」
妹「所長さん、野球見てたっけ?」
助「見ないって言ってたけどなぁ… ちょっと探してくるよ。」
887 :
名無し職人:2006/10/21(土) 00:42:47
その頃、ツンは、ヤフーBBドーム(前福岡ドーム)に向かって何やら叫んでいた。
ツ「ダイエーの馬鹿やろー。なんで負けるのよー。」
周りの人達「クスクス。」「ダイエーだってさ。」「あれでもファンかよ?」「 ママーあのお姉ちゃん。」「シッ、見ちゃダメ。」
ツ「ダイエーなんか、ダイエーなんか、大ッきら、」助「しょちょう?」
ツ「えっ?えっ?な、なんであんたがここに居るのよ?」
助「心配になって迎えに来たんですよ。それよりダイエーって……」
ツ「か、勘違いしないでよね。私はただ、優勝セールに行きたかっただけなんだから。」
888 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:00:54
助「なんだ、そうだったんですか。てっきり所長も野球が好きになっ」
ツ「ちちち違うわよ。私が、あんなガサツで汗臭いスポーツなんて見る訳無いでしょ!」
助「えっ?あっ、あはは、そうですよね。所長が野球応援してる姿なんて似合いませんもん。」
ツ「え?」
助「冷えて来たし、そろそろ帰りますかぁ。」
ツ「いい。」
助「でも」
ツ「ほっといてよ。私なら一人で帰れる。」
助「でもやっぱり、」
ツ「バカ、人の気持ちも知らないで。ダイエーよりも、王監督よりも、あんたが一番大バカよ。」
889 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:17:24
それぞれの帰り道、二人はある約束を思い出していた。
ツ(人の気持ちも知らないで……。リーグ優勝したら一緒に応援しに行こうって言ったのは貴方じゃない。バカ……)
助(あーあ、また怒らせちゃったな。それにしても所長、忘れちゃったのかなぁ。あの約束……)
それぞれの考えが結論に達した頃、偶然にも二人の帰路は同じ道にたどり着いていた。
ツ「えっ?何であんたがここに居るのよ?」
助「えっ、いやー何て言うか帰る場所は一緒だし。あ、ほらっ、事務所に通じる道ってこの道しかないじゃないですか。」
ツ「まあ良いわ。」
890 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:37:07
助「あのー、所長?」
ツ「なに?」
助「まだ怒ってますか?」ツ「もう怒って無いわよ。私も少し言い過ぎたわ。」助「もしも、もしもですよ。来年、ホークスがリーグ優勝したら一緒に応援しに行きませんか?」
ツ「バカッ………(ちゃんと覚えてたじゃない。)」
助「へ?」
ツ「そーねー、考えといてあげる。でも約束忘れちゃダメだからね。」
助「任せて下さい。」
ツ「だったら私も少しは野球見なきゃね〜。」
助「そうですね。だってダイエーはないですよ。見ててこっちが恥ずかしかったですもん。」
ツ「えっ、だってダイエーホークスでしょ?」
891 :
名無し職人:2006/10/21(土) 01:43:28
助「違いますよ。今はソフトバンクホークスです。CMでもやってるじゃないですか。」
ツ「バ・バ・バッ・バカーーーーー!!バカバカバカバカー。あんたのせいで大恥かいたじゃない!やっぱり、やっぱりあんたはオオバカ者よー。うぇ〜ん、」
助「所長………、それも俺のせいですか?」
>>886-891乙!
久しぶりに長編キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
なかなかいい感じですよ
でも、ここ荒れやすいからsageてね(はぁと)