趣がある文章を即興で書きなぐっちゃえよ!

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1名無し職人
なんで前スレが落ちたのかよく分からないけど、湯豆腐にはポン酢が合うと思うよ。

★★★趣がある文章を即興で書きなぐれ!★★★
http://web.archive.org/web/20040504232316/http://page.freett.com/datdat2ch/021102-1014568503.html
★趣がある文章を即興で書きなぐれ!【Vol.2】★
http://hobby2.2ch.net/owarai/kako/1036/10361/1036130564.html
★趣がある文章を即興で書きなぐれ!【Vol.4】★
http://2ch.dumper.jp/0000107166/
2名無し職人:2006/02/15(水) 00:19:14
趣がある文章を即興で書きなぐれ! Returns
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/owarai/1124709432/l50

これを忘れてると思うよ。
3名無し職人:2006/02/15(水) 00:20:27
昔、杞の国に「天が落ちてきたらどうしよう、地面が崩れたらどうしよう」
と、夜も眠れないほど悩んでいる男がいた。
そこへある男がやってきて、「それ、杞憂じゃね?」
4名無し職人:2006/02/15(水) 00:20:49
ほとばしるまつたけうんこ
5名無し職人:2006/02/15(水) 00:25:31
ビバリーヒルズに住んでみたいと言う昭子は雲雀ヶ丘に住んでいる。
職業はデリバリーヘルスで引っ張りだこだ。ビバノンノ。
6名無し職人:2006/02/15(水) 00:26:13
戦場で怖くなり逃げ出した二人の兵士。五十歩だけ逃げた兵士が、
百歩逃げた兵士に向かって「まぁ、五十歩百歩だな」。
7名無し職人:2006/02/15(水) 00:50:08
ぎをんしゃうじゃのかねのこへ
8名無し職人:2006/02/16(木) 01:20:07
携帯電話の呼び出しが鳴ったから外に出てみると外は一面の
流し素麺だった。梅雨は嫌いだ。
9名無し職人:2006/02/16(木) 01:21:39
「はてしない物語」を読み始めてから15年。一向に終わる気配がない。
いつかミヒャエルを殺してやる。
10名無し職人:2006/02/16(木) 01:23:39
「郡山なんてウソよ!全然氷なんてないじゃないの!」
そう言って君は泣いた。
11名無し職人:2006/02/16(木) 01:25:21
「あたい…アグネス・ラムやったんよ…。ほんまに、アグネスやったんよ…」
「いいから腰揉んでくれ」
12名無し職人:2006/02/16(木) 01:28:36
聖徳太子対福沢諭吉、新旧一万円札対決ー。ぱらぱりらー。
レディー、ふぁいっ!
「うしゃっ、しゃっ、しゃーっ!!」
「ギャーモ!ギャーレムモ!!ギャモーニョ!」
タイム!待て!そいつは5千円札の方の太子だ!
13名無し職人:2006/02/16(木) 01:30:54
廊下に敷き詰められた、一面のコンタクトレンズ。
ぱき、ぱき、ぴしり、ぱき、ぴ、ぴきゃ、ぱき、ぱき、き。
14ゼラチン脳 ◆cUZ.WY72to :2006/02/16(木) 01:43:33
趣のある言葉、即興で綴ろうとしても、俺にはワビサビなんて分からない。
しばらく考えた後、こんな文章が浮かんだ。
浮かんだのだが、この文章はしばらく考えて浮かんだ文章だ。ああこれでは即興ではない。
そんな事を考えながら外を見ると夜中。何も見え無いのだが音は聞こえる、どうやら雨が降っているらしい。耳をすませばシトシトと地面を濡らす優しい音。
こんな微かな音、普段なら気付きもしないだろう。こんな優しい音に気付かないなんて、なんて俺はワビサビの分からない人間なのだ。
しかし俺は今この優しさに気付いた、遅くは無い。
15名無し職人:2006/02/16(木) 08:58:12
趣がある文章っ!!!
16名無し職人:2006/02/16(木) 09:21:22
人がゴミのようだ
17名無し職人:2006/02/16(木) 21:03:54
よーれよーれよーれっひーのーよーれっひーのよーれっひ
よーれよーれよーれっひーのーよーれっひーのーひー

ハイジの歌の出だしって、これでいいんだっけ?
18名無し職人:2006/02/16(木) 21:24:37
株がゴミのようだ
19名無し職人:2006/02/16(木) 21:33:16
真に美しいものは永遠不変のはず
20名無し職人:2006/02/16(木) 21:35:33
あの「セカチュー」を超えた今世紀最大の感動映画
21名無し職人:2006/02/17(金) 00:34:30
「ピカチュー」
22名無し職人:2006/02/17(金) 00:46:19
中山(51才 独身)
「アナルビッグバンアタッ〜ク!!」

吉田(47才 バツイチ)「家に帰ってまほろばでも見てやがれ!」

斉藤(19才 童貞)
「ガッテム!くそが!」
23名無し職人:2006/02/17(金) 00:48:43
お父さんは今はこんなだけど、昔はシブガキ隊だったんだよ
24名無し職人:2006/02/17(金) 02:10:33
私はこの正月、まだ初潮も迎えていない女児に年賀状を出してしまった。
普通は郵便ポストに投函するのがスジなのだろうが、私はそうはしなかった。
彼女の小さな郵便受けに、自分の手でゆっくりと葉書を挿入していく感触を堪能したかったからだ。
私の賀正を見て、彼女はどんな反応をするだろう。
人一倍黒くて太い私の賀正は、きっと彼女の父親のそれとは比べ物にならないはずだ。
見たこともないような大人の賀正に、きっと頬を赤らめることだろう。
ふふふ、まだ君には読めないだろうな。ただ眺めていてくれるだけで良いんだよ。
そんなことを考えながら、私はすこぶる幸せな気分で正月を過ごした。
ところが数日後、私の元に一枚の葉書が届いた。
それは彼女からだった。
筆でたどたどしく書かれた『かんちゅうおみまいもうしあげます』の一文。
予想外の出来事に、私はしばし立ち尽くした。
私は己の欲望を彼女にぶちまけることしか考えていなかった。
しかしその後にはこうした結末が待ち受けていて当然だったのだ。
年賀状を貰ったら返事を出さねばならない。
彼女はきっと黒光りする墨を握り、その先から汚らしい汁がほとばしるまで擦り続けたのだろう。
私のために初めての毛筆に挑戦し、筆下ろしまで済ませてしまったのだろう。
しかも年始の挨拶には間に合わず、『かんちゅう』まで使わせてしまった…。
あんな幼い彼女が『かんちゅう』なんて…。
ああ、なんということだ。こんなつもりではなかったのに。
私は自らの手で、彼女に大人の汚れを教えてしまった。
悔やんでも悔やみ切れない。
私は一体どうすれば。私は…。
25ゼラチン脳 ◆cUZ.WY72to :2006/02/17(金) 03:34:54
>>24
それは、おもむき、というより、むくむくもっき、だな。
26名無し職人:2006/02/17(金) 03:59:04
女児という単語には不思議と趣を感じるがな
27名無し職人:2006/02/17(金) 07:06:40
         /ィ'    //          \ `丶
       / ´\   / 〃  ̄ ̄ 丶、r〜'_ー、,>ー-\
       ` ー─`-' {   ̄ `丶 f´ 〃Y≠ミヽ  じ,
.            '  /\       } {{ {{f泌}}ソ〉 ハ
            |i l   \  \ゝ_ ゞ ゝ=ーイ/ r┘ i
            !l |  __  \ __\弋_`  ̄´_,.仆  l|
              、い `ヾ   '´-‐ ̄`ヽ`Y´  l 
             ゝ',圷、、    , r 〒 ア Y ⌒Yl //
      ペ     〃´i `┘    ー┴'′ /ム^} /イ
       ッ       亅   ノ           / r‐ン 厶ヘ
              / \ `           , 「i/ /  \
             _く   ヽ.\ゝ,      /  |' /   ∠-┐
            ハト\ / Xヽ、 _,.  ´    |「    //  |
         /,. -‐≠、  /__r┴‐_- 、   j}^Y.//  _⊥、
          /   /   丁\: : ̄: : \:\_ノ:_人¨´__イノ  }
       ! /     l  Y´ ̄ ̄`Y⌒Y´ ̄`ヽ  ヽ  厶イ
        !/       '  l     ー廴 厂   }   ∨__ノ
.        イ            !  ゝ、_,ィ¬´7不`ー、___ハ    V´
     //          |  ヽ/  / /| ', ∨:.! `、  ゙、
.   / /              |   /  / /:.|  i ∨  `、   、
。ィ   〈           !   \   /`'|   /     ゙、   ヽ
じ    ヽ          イ       ヽ/ !イ        }    }
      `ァ= ‥    ィ、                     / _,/
        /       ハ ∨ _   -‐         ‐- /  h 
28名無し職人:2006/02/18(土) 03:22:32
このスレもすぐに墜ちるのかな
29名無し職人:2006/02/18(土) 03:28:53
前スレのコテ出て恋や
30名無し職人:2006/02/19(日) 04:18:28
柴センセが来てくれたら安泰
31名無し職人:2006/02/20(月) 02:30:29
久保が久しぶりのゴールを決めたあの時、バングラデシュではまた子供が飢え死にしていました。
小笠原が超ロングシュートを決めたあの時も、イラクでは地雷を踏んだ子供が死んでいました。
平和ボケした日本人よ。今はサッカーなど見ている場合ではありません。
今旬なのはは女子カーリング。チーム青森、ふぁいつ!小野寺タン、ゴーゴー!
32名無し職人:2006/02/22(水) 00:32:13
うわ、こりゃメロンよりでけえ!
「やだ…」
すっげー! やわらけー!
「やめて…」
ほら、お前らも揉んでみろよ!
「お願い…もう…」
こんな金玉見たことねー!
「もう許して…」
こんな金玉見たことねーよー!
33nO.27 ◆FI85AWnZr2 :2006/02/23(木) 00:21:28
 四方八方を爆発物で埋め尽くされて、身動き取れない状況だった。
 だから僕が第一回ステーキパーティに参加できなかったのは不可抗力だったといえる。
 そこをまず、ご理解頂きたい。
 さて、僕がどのように窮地を脱したかといえば、何のことはない、ただ周囲の起爆装置を
丹念に解除していったに過ぎない。
 しかし、難しかったのは優先順位。爆発物と一言で括ってはみても、それぞれの殺傷力には
かなりのバラつきがあった。爆竹程度のものもあれば、半径50メートルを塵に変える
軍事兵器まで取り揃えられている始末で、それが一見しただけでは判断できないときた。
 起爆条件もまた多種多様。熱に反応するもの、衝撃に反応するもの、時限式のもの。
それら条件を冷静に分析し、どの爆発物をどの順番で、どのように解体するか考えなければならなかった。
見事やり遂げたよ。まあ、爆発物に関するあらゆる異名を持つ僕としては、当然といえるかもしれないね。
 ところで、第二回ステーキパーティが来週末に開かれると聞いたが、幹事は僕にやらせて欲しい。
 会費は一人五千円くらいを予定しているので、財布と相談の上、参加の可否を今週土曜までに。
34名無し職人:2006/02/24(金) 00:44:31
あ〜、俺の髪の毛、今頃どうしてるかな〜
35名無し職人:2006/02/24(金) 01:06:52
地に蒔かれた髪の毛は、もはや元の髪にあらず。
植毛された黒い毛は、かつ消えかつ結びて、引っ張りたる試しなし。
世の中にある人とか栖とか、まぁ、そんな感じ。
36名無し職人:2006/02/24(金) 02:01:17
即興で書きなぐれば、それはすなわち叫びである。
魂の叫びである。
心の息吹である。
生きてきた道を振り返り、自分自身に投げかける問である。
お前はいったいどこへ行く?
お前はいったい何をしたい?
胸の奥から突き上げる鼓動は声となり、やがて大地を震わせる。
「おっぱい揉みたい!」
それは魂の叫びである。
37名無し職人:2006/02/25(土) 12:23:14
くからくかりしきかるけれかれ
38名無し職人:2006/02/26(日) 04:45:51
むかしむかしあるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
川に着いたお婆さんが洗濯をしていると、川上から大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきました。
「爺さまと一緒に食うべぇ」
お婆さんは桃を家へ持って帰りました。
そしてお爺さんと一緒に桃を割ると、中から出てきたのは…



お 前 だ ーーーーー!!!!!









お前だよ。
39名無し職人:2006/02/27(月) 02:04:52
「おはよう。良い意味で」
「あら、おはよう。日曜だってのに早いのね。良い意味で」
「なんか目ぇ覚めちゃってさ。良い意味で」
「ふーん。じゃあ朝ご飯食べるんでしょ? 良い意味で」
「うん。悪い意味で」
「パンでいいわね? 深い意味で」
「うん。悪い意味で」
「あ、そうそう。三者面談のお知らせ来てたでしょ? 二つの意味で」
「あー、うん。木曜日だっけ。悪い意味で」
「その日お母さんちょっと都合悪くなっちゃったのよ。先生に日にち変更してもらってくれる? 三つの意味で」
「んー、分かった、聞いてみる。いやらしい意味で」
40名無し職人:2006/02/27(月) 10:45:30
>>39
なかなか面白い。裏の意味で。
41名無し職人:2006/02/28(火) 02:19:43
言葉は時として刃物よりも鋭く胸をえぐる
身をもってそれを知ることが出来た俺は、むしろお前に感謝しなくてはならないのだろう
だがそれは理想論だ
一度生まれてしまった溝は、そう簡単には埋められない
今の俺は敗北者なんだ
お前を妬む気持ちでいっぱいの敗北者なんだ
何気ないお前の一言が俺達の仲を引き裂いた
俺はいつまでもお前と対等でいたかった
喜びも楽しみも全て分かち合いたかった
お前の口からあんな事を聞かされるくらいなら、いっそ死んだ方がましだった

「ぽろりもあったよ」

お前には俺の痛みなんて分からないんだ
42名無し職人:2006/03/02(木) 02:34:17
43名無し職人:2006/03/02(木) 06:57:26
いとをかし
44nO.27 ◆FI85AWnZr2 :2006/03/02(木) 23:00:52
 どす黒いのは生まれつき。
 自分ではとうに諦めておりましたことで御座いますが、今でも稀に、
少なからぬ方々が「光ってる、光ってる」と仰って下さいます。
 わたくしのふとした動作の合間に後光のようなきらめき、
というのが垣間見える瞬間があり、それが普段のどす黒さを
帳消しにしてしまうほどの神々しさを放っていると、
いや、むしろ普段がどす黒いからこそ、目の眩むようなな
きらめきが高度な精神性を有しているかのようだ、との
お褒めの言葉を頂いたことさえあります。
 わたくしごときに有り難いことです。
 最近、かのようなお世辞を真に受けまして、恥ずかしながらわたくしの
どす黒さをレンタルさせて頂いております。ユーザーの方々からも
御好評の声が上がっているのですよ。まずは千円を手に持って、
次の電話番号におかけしてはいかがでしょうか。悩むよりもまず
行動。わたくしからの提言でございます。
45名無し職人:2006/03/03(金) 01:50:14
誰が呼んだか阿部寛 みんな大好き阿部寛
いつも心に阿部寛 正義のヒーロー阿部寛
元気ハツラツ阿部寛 ファイト一発阿部寛
犬も歩けば阿部寛 犬も喰わない阿部寛
五月雨を 集めて速し 阿部寛
晴れ時々阿部寛 阿部寛による津波の恐れはありません
ブレーキランプ五回点滅 ア・ベ・ヒ・ロ・シのサイン
しょうがないなあノビ太くん はい、阿部寛
地球のみんな オラに元気を阿部寛
ママ〜 この阿部寛 飼ってもいい?
いけません! すぐ捨てて来なさい!
そんなこんなで阿部寛 今日もどうにか阿部寛
明日もきっと阿部寛 オチはないけど阿部寛

さあ、どんと来い阿部寛
46大悦屋 ◆5LBn7bc4to :2006/03/03(金) 15:54:33
小春日和のタンクローリーが僕のオウノウたる、言うなれば女子高生のひだを
ひだといってもスカートのだが、そのおろしたての毛並みの良い良家の紺猫
を撫でるお嬢さんは僕の高嶺の花だったわけで、まあそんな彼女のスカートの翻りが僕の悶々たる日々の始まりでありつまり
タンクローリーから流し出されるコンクリに劣情を催すのは必定だったわけだ
47大悦屋 ◆5LBn7bc4to :2006/03/03(金) 16:04:48
人生が犬好きと猫好きに分かれるならば、猫好きはいわば敗者だので
僕は初から敗者であったのだなぁ
ザリザリとした舌がつくったばかりの傷口を舐めて痛い
でも可愛い猫可愛い痛いっ
48名無し職人:2006/03/04(土) 02:06:38
猫好きが敗者だと!?
かぁ〜、好き勝手言いやがってこの野郎!
わかってねえなお前は
いいか?猫好きは文句無しに勝ち組だ
いつの時代もそれは変わらねえんだよ
よく調べもしねえで適当なことぬかしやがると、てめえの金玉で爪研ぐぞボケ
49nO.27 ◆FI85AWnZr2 :2006/03/04(土) 19:29:40
 自宅前に到着すると、十人前後の若者が集結していた。
 地べたに座り込んでけん玉やGBAなどで時間をつぶしていたようだが、
わたしの姿を認めるなり、仕事の顔に切り替わった。
「僕たちの叫びを聞いてくださいっ!!」
 リーダー格らしき男が、”僕たちの叫びを聞いてください”と書かれたプラカードを
持ったまま掴みかかってきた。
「さあ、どいたどいた。俺は疲れてんの。早く部屋に戻りたいの」
「僕たちの叫びを聞いてくださいっ!!」
 俺の嫌悪をあらわにした態度を無視して、テープレコーダーのように同じ台詞を
繰り返すリーダー格の男。後ろで待機している連中も、仕舞い損ねたGBAなどを
片手にそいつの言葉にうんうんと頷くだけだ。
「僕たちは僕たちにとって不本意な形容を一方的にラベリングされた、現代日本に
 蔓延しつつある弱者排除の哀れな犠牲者だ! NEETという言葉の響きも、
 マスコミが誇大に作り上げたマイナスイメージによって、既に侮蔑的な意味を
 有しつつある! 理解不能なもの、自分より劣っていると思われるものを、
 ひとつの言葉で大括りにし、軽い嘲笑と共に脳裏へと追いやる。これを
 システマライズされた思考停止と呼ばずになんと言う! さあ、僕たちの叫びを聞け!」
 そう言われたところで、充分叫んでいる気がするのだが、そんなことはどうでもいい。
 俺には早く部屋に戻って、中古でゲットしたドラクエを進めるという使命があるのだ。
まだ第一章でホイミンを仲間にしたばかりだが、戦士であるライアンにとって、やくそう以外に
回復の手段ができたことは大きな前進といえる。
50名無し職人:2006/03/08(水) 22:41:21
保守ageって美味しい?
カロリー高い?
値段は高い?
料亭とかに行かないと食べれない?
そのへんに落ちてたりしない?
たっ、食べないよ!
落ちてても食べないよ!
本当だよ!
51名無し職人:2006/03/13(月) 03:05:14
前スレもこうして落ちて行ったんだ
今日は誰か書くか、今日は誰か書くか、俺は連投したばかりだから自重しよう、さて誰か書くか
・・・って思ってるうちに
何か書こうぜ若人共よ
世間はもう春だしよ
52名無し職人:2006/03/13(月) 09:29:51
ヒント:本当に良いネタは、ほかの良いネタを呼ぶ。
53名無し職人:2006/03/13(月) 09:33:46
なんでわざわざ書きにくい流れにするんだ
5452:2006/03/13(月) 09:55:04
すみませんすみません。本当にすみません。
>>53のおっしゃるとおり。おまいら、楽しく書けよ!
55名無し職人:2006/03/13(月) 10:57:22
まぁ、スレタイによるね
56名無し職人:2006/03/14(火) 01:39:36
来たついでに即興でちょびっと書いていけば良いじゃねーかオイ
平仮名だけならたかだか数十種類、適当に組み合わせたらそれで良いんだよ
昔は腕の良い職人がいて賑わっていたスレが、時代が変わったってだけで100にも届かず沈んだら寂しいだろ
笑わせようとか変に意識しなくていいから、適当に楽しくペッティングして行けよ
57大悦屋 ◆5LBn7bc4to :2006/03/14(火) 01:52:26
ポケットに小リスを飼ってるんです、小リス。
そいつ栗が好物なんですがね。
袋にためるんですよ、栗をね。天津甘栗を。
だから股間のふくらみは小リスの仕業なんです。
触ってないんです。
58名無し職人:2006/03/14(火) 03:45:16
本当はsageようとしたのよね
メール欄にs a g eの4文字を入れようと思ったの
でも私日本人だから、朝は米の人なのね
なりゆきで自然とshakeって入れちゃったの
やっぱ朝は塩ジャケでしょ?
ねー、それは外せないし
素人はsakeって入れそうなもんだけど、私下戸だから
だからきちんとshakeなの
でもウチ、猫飼ってるのね
目を離すと盗まれちゃうの
だからなの
59うさぎ ◆jP.GPzeWho :2006/03/15(水) 19:15:57
       _____
   / ̄.....//.... も ̄⊃  スピピヒー
  ∠|::::::::::::::U:: τ ::::::
⊂二|::::::::::::::::::::::::::も_⊃
    ̄∠/
60名無し職人:2006/03/15(水) 19:38:23
>>59
おまえなんかうさぎじゃない
61名無し職人:2006/03/15(水) 19:48:10
俺さ、どうにかするよ
前から思ってたけど、今回はほんとにやろうと思う
それじゃ行ってくる
62名無し職人:2006/03/15(水) 22:13:32
 さ
 か
 れ

さかれ? ・・・盛れって?
63名無し職人:2006/03/15(水) 23:08:45
いちご
にんじん
サンダル
ヨット
ごぼう
ロケット
七面鳥
蜂蜜
鯨肉
ジュース


買い物メモ
64名無し職人:2006/03/16(木) 09:35:11
>>63
美智子妃殿下が、「ごましお」じゃございませんでしたかしら?、と突っ込んでおられました。
65名無し職人:2006/03/16(木) 22:47:55
そこは何か大人の事情があるんでしょう
ごぼうっ、ごぼういいの〜 もっと突っ込んでぇ〜
とかいうのが
66名無し職人:2006/03/17(金) 00:30:37
お湯に浸かるとあったけえの!
お前ら知ってた?
服脱いで、お湯溜めて、あ、逆の方がいいな
お湯溜めて、服脱いで、お湯に浸かるんだよ
そうすっと、もうすっげえあったけえの
お湯って40度くらいだろ?
人間の体温は36度くらいだから、その差でな、すげえあったけえの
もう最っ高に気持ちいい
今世紀最大の発見かも知れない
これ特許取った方がいいな
67名無し職人:2006/03/17(金) 00:54:55
小指の爪が異常にちいさいの。
でも親指の爪が頑張ってんの。
だから私は幸せなの。
68名無し職人:2006/03/17(金) 02:47:47
「悲しいときー 誰かが死んだときー」
そんなフレーズを聞いて、私はますます自分が嫌いになった。
誰かが死んだって、私は悲しくなんかない。
誰が死んだって、きっと私は悲しまない。
私は冷たい人間だから。
父が死んだ時だって…。
父のことを思い出すと、いつも不思議な声が聞こえる。
いつもぼやけて聞き取れない声。
でも今日はいつもと違っていた。
「……れ、…たし……チゴ…」
ああ…、これは幼い私の声。
「それ、わたしのイチゴー!!」
そうだ。私は憎み、殺し、そして泣いた。
泣いた…。泣いたんだ。そうだ、泣いたんだ、私は。
私の涙は枯れてはいなかった。
そのことが嬉しくて私は、すぐにイチゴのケーキでお祝いをしようと決めた。
69名無し職人:2006/03/17(金) 04:38:27
高校の頃、英語の授業に20代前半の結構イケメンなアメリカ人教師が来た。
授業は一人一人アメリカ人先生に名前を呼ばれ、前に出てマンツーマンで話をするっていう形式。
先生には授業前に生徒の名前をローマ字に直したプリントを渡してた。
授業が始まると片言の日本語で挨拶をする先生に女子連中はキャーキャー言っていたけど
それを結構厳しい口調で注意するような真面目な先生だったので、みんな真剣に授業に臨んでた。
授業は順調に進み、結構人気のあった女子の「新保(しんぽ)さん」の番になった。
先生はそれまでやってきたように大きな声で彼女の名前を呼んだ。
「ジャアツギノヒトネ。ンーーアーー・・・ちんぽ!ちんぽサン!」
生徒は一瞬凍りついた。教室にいた全員が瞬時に「笑ってはいけない!」と思った。
でも、たぶん「シンポ」と言っているんだろうけど、どう聞いても日本語の「ちんぽ」だったし
「それまで片言だったのに、なぜよりによって「ちんぽ」の発音だけがこんなにもネイティブなのか」とか
「なぜか「ちんぽ」に敬称を付けている」とか考えだすとみんな耐えられなくなった。
結局新保さん以外の全員が爆笑。新保さんは顔を真っ赤にしてうつむいていた。
その様子を見ていたアメリカ人先生は状況が飲み込ていないようなのだが、
生徒の一人がみんなの笑いものになっている状況だけは理解できたのだろう
突然般若のような顔になりその爆笑をかき消すかのような大声で「シャァァラッップッ!!」と全員を一喝した。
その表情とテンションの凄さに、教室は水を打ったように静まり返った。
しかし先生の怒りのボルテージは上がったまま。
新保さんの肩に手を置くと「ナンデ?ナンデミンナちんぽをワラウ?ちんぽガナニカシタ?」
全員が「まずお前のせいだ。あと男性生殖器の名称を連呼するのをやめてください」と思っていたと思う。
その後、慰めようとしたのだろう、先生はやさしい口調でうつむいて座っている彼女に語りかけた。
「ちんぽゲンキダシテ。マエニキテクダサイ。ちんぽスタンドアップ!」

新保さんも笑った。
70名無し職人:2006/03/17(金) 21:00:03
ゴミが人のようだ
71名無し職人:2006/03/18(土) 02:01:01
コピペはありなのか?
72名無し職人:2006/03/18(土) 02:04:00
マジレスすればコピペは論外
73名無し職人:2006/03/18(土) 04:35:30
今日、俺んちが火を吹いた
何かの祭かと思った
俺んちドラゴンかよ
殺すぞ
74名無し職人:2006/03/20(月) 00:25:47
>>73
短いけど面白い。
じわじわ来る。
75柴。 ◆shibatXtDE :2006/03/20(月) 15:56:02
まずはそのそれぞれ配ってある資料を見て頂きたい。
まあ資料と言っても、一昨日のスポーツ新聞を引き破いて
ランダムに配布しただけなので資料とは言えないが。

さて、今回わたしが提案したテーマ、
まあテーマと言っても先程わたしがワープロで適当にキーを押して
出てきた文字をプリントアウトしただけなので、
「まhぢあお しょやdこかしうあ」の何がテーマだ、と言われてもわたしだって困る。

それでは、当イベントのメインパビリオンとなる建築物の完成予想模型を元に
今回の議題を進めようと思うが、この模型、ご存知のように
1/144スケールのズゴックである。昨日、わたしの孫が作ったものだ。
メインパビリオンはこれとは全く違うものになる、と考えてもらいたい。

ここからは助手の安西君に手伝ってもらうが、
この安西君は、先程ここに来る前に立ち寄ったゲームセンターで
すっかり意気投合したから連れてきただけの青年であり、
このプロジェクトに関する知識は当然ない。だってお前、安西君は中学生だぞ。
では安西君、頼む。

安西「マジっすか! うっわマジ緊張するんだけど。
    やるからにはさぁ、結構頑張りたいよね。分かんないけど」
76大悦屋 ◆5LBn7bc4to :2006/03/20(月) 16:01:24
尻踊と尻舞は別モノだ
前者がパンクだとするなら、後者はオムライスだ
それくらい違う
77名無し職人:2006/03/21(火) 00:38:28
俺の犬
モモっていう名前の犬
見た目ポメラニアン
でも本当は柴犬
モモは俺が好き
でも俺、犬は嫌い
モモが柴犬じゃなくてただの柴だったらよかったのに
柴だったらきっと好きになれたのに
78名無し職人:2006/03/21(火) 04:21:32
残っていた酒をグビッと飲み干し、グラスの底を額にあてる。
ひんやりしていて気持ちいい。手を離しバランスをとる。
オット、危ない、意外と難しい。
中には氷が残っており僕はそれを口に含んだ。バーボンの味がかすかにする。
そしてそれをプッと吐き出す。
ガッガランゴロンポトッ
それは壁に当たり跳ね返り湯船に落ちた。
氷は早送りをしたみたいに小さくなって消えた。
その様が楽しくて氷がなくなるまでそれを繰り返した。
それを眺めながらずっと前に付き合ってた女が僕のアイスコーヒーから氷を取り出して
自分のホットコーヒーに入れる様子を思い出した。猫舌の女だった。
それにしても風呂につかってる時のちんちんは間抜けだ。
その像が湯船の中でゆらゆらと揺れるのをぼんやりと眺めた。
防水式CDプレーヤーからは枝雀の甲高い声が流れている。
のぼせた、頭がフラフラする。
まあいつものことだが全部妄想だ。僕の浴槽にはカビが生えている。
79名無し職人:2006/03/21(火) 04:25:19
ピピピ…ガシャーン
「合計一万三千六百二十五円になります」
「えっ?ここはどこ?僕妄想しただけですよ」
「お客様お金をお支払いください」
「そんなにお金持ってません」
「店長〜!カクカクシカジカです」
「おいトラブルだよ、万引き係お前も手伝うんだよ!」
「いや、ちょっと待って下さい、これは僕の妄想ですよ!」
「つまみ出せ!」
僕は警備員のおじさんとおばさんGメンに両脇を抱えられ外に連れて行かれ
「サラ金にでも行ってこい」という捨て台詞と共に路上に放り投げられた。
アスファルトは近くで見てみるとモザイク状の模様があった。
顔を上げると綺麗な女とちょいモテオヤジの様な奴が汚い物でも見る様にこちらを
眺めていた。立ち上がる気力が失せて僕は再び頭を垂れた。
80名無し職人:2006/03/21(火) 04:33:22
しばらくすると「酷い事するな、大丈夫?」
という声が聞こえ一人の青年が僕に手を差し伸べた。
僕は顔を上げ青年の手につかまり起き上がった。
「大丈夫。それは?」青年は反対の手になにかのパックを持っていた。
「がんもどき、今から煮物作るんだ、食べに来る?」
「どうしよう」
「ジャズのCDもあるよ」
「あれある?オーネット・コールマンの『ダンシング・オン・ユアヘッド』」
「ある。インだけどね」
「え?」
「いやいいんだ、歩ける?」
懲りずにそんな妄想をしながら僕は立ち上がりびっこを引きながら歩き始めた。
石が僕を追い抜いて行く。後ろから小学生が石を投げているようだった。
空は今日も青い。
81名無し職人:2006/03/21(火) 06:28:56
あるコピペを見た。
とてもテンションの高いババアだった。
竹之内オタの娘と言う所から察すると本人は40代以上かと思われ。
売国TBSきんもー☆のレスを見るとなんだか悲しいと共に若々しくていい感じ。

お母さん、これからもお元気で…
82名無し職人:2006/03/21(火) 10:49:24
また来る。
またまた来る。
慟哭とそれの夢。いや正確には正夢で苦しくて息ができない。
そして起きてしまう。夢でよかった…ではないんだよな。なにより現実の方がより酷い。
密室のはず。窓の傍に俺は立つ事は無い。
命に関わる事だから…
安心などしていない。外出する時は勿論変装。そして奴は部屋の中にもう入ってきているのかもしれない。そんな風に妄想する。
俺はアレを金で取引して大量に買う。

家に帰る。用を足し、顔を洗う。

…………いる。気配がする。おいおい、いったい俺が何したってんだ?

はっくしょん!!
来た。
83名無し職人:2006/03/21(火) 11:04:28
―君の母親が死んだ。
僕はじっと冷たくなった君の母親見つめる。涙も出てこない。僕は冷たい人間なんだ。そう思った。そこに真っ青な顔の君が現れる。『お母さん…。どぅして!!!』泣き崩れる君。しばらくして君は僕にこぅ言った。『失礼ですが…どちらさま?』…こぅして僕の休日は終わった。
84名無し職人:2006/03/21(火) 11:07:14
いかさま
85名無し職人:2006/03/21(火) 11:07:47
↑まちがえました。
86名無し職人:2006/03/21(火) 11:36:45
人生は厳しい。俺の祖父は、何かを始めたならそれは成し遂げないと価値がないというような言葉をくれた。




「人工衛生と麻雀はあがらないと意味がない。」
87名無し職人:2006/03/21(火) 11:39:42
座布団10枚!
88名無し職人:2006/03/21(火) 11:49:13
衛星なら11枚ってか
89名無し職人:2006/03/22(水) 00:21:46
トゥルルルルル トゥルルルルル ピッ
「もしもし」
「あ、母さん? それだけど。それ」
「は?」
「それだよ。それだってば。それそれ。わかんない? それだよそれそれ」
「どれ? これ?」
「そうそう、たぶんそれ!」
「ん。じゃあよかった」
ピッ ツー ツー ツー
90名無し職人:2006/03/22(水) 03:36:29
いい気分で昼寝
後ろから般若
俺めがけて般若
よし、いいだろう
起きてしまったことをとやかく言う気はない
でも理由は聞きたい
説明してくれよ
納得いくように
さあ
………
なるほど
回覧板を渡したかったのか
偉いな般若は
ありがとうな
91名無し職人:2006/03/22(水) 07:37:59
俺が前に付き合ってた女は、異常に乳首が小さかった。

男の乳首を、ほんの一回り大きくした程度しかなかった。

しかも俺がいくら頑張っても、この乳首は立たない。



嫌がらせか?

殺すか?
92名無し職人:2006/03/22(水) 14:21:15
いい音楽。
雨。
車が走る。
映画を見ようか、食事は済んだ。
昨日はよく寝た。心地良い悪夢を見た。

代わる代わる人の往来。

ハイライトの煙が目に染みる。



それよりさっきのガキがくそムカつくんだなぁ。
93名無し職人:2006/03/23(木) 00:18:40
とある森に住むチンパンジー。
その若いチンパンジーには妹がいた。
兄はいつも妹の遊び相手になっていた。
とても妹思いの兄。彼は妹が可愛くてしかたない。
ところがその妹が病気にかかり、幼い命を落としてしまった。
死んだ仲間は置いて行くのが自然の世界。
しかし兄は『死』というものが理解できなかった。
冷たくなった妹を抱きかかえ、何日も離そうとしなかった。
やがて妹の死体は腐り、無数の蝿がたかりだす。
兄はその蝿を懸命に払い、それでも妹を離そうとはしなかった。
死体はどんどんと腐敗が進み、骨が外れバラバラになっていく。
そこでようやく兄は、死というものの意味を知った。

この話を聞いた時、俺は思った。
「妹萌えは野性の本能なんだな」と。
94名無し職人:2006/03/23(木) 19:25:19
嘘をつく。
嘘を着く?
嘘を就く?
嘘を付く?
嘘を点く?
嘘を作る。

虚をつく。
虚を着く?
虚を就く?
虚を付く?
虚を点く?
虚を作る。

足して、引いて、かけて、割って、…かけて、かけて、かけて、かけて、欠けて、架けて、翔けて、駆けて、懸けて、そして賭けて、書けなくて、掲げて、獲。

PS.都会の人はそれほど冷たくもないですよ。

―敬具―
95名無し職人:2006/03/23(木) 20:16:08
>>75
こんな訳の分からんオヤジと意気投合できる安西君を尊敬する。
96名無し職人:2006/03/25(土) 02:48:37
うねる木目で あの娘も開眼
オヤジも開眼 真夏の海岸
虹色電波で おチャクラ全開
最初の一発 ド真ん中
ウッボーウッボーウボウボウッボー
97名無し職人:2006/03/25(土) 04:08:01
渡したいものって何?
あ、待って、当てるから
わかった、カレーでしょ?
違うの? 小さいものなの?
うーん、なんだろ…、やっぱカレーじゃないの?
え? 綺麗なもの?
んー、わかんないなあ…、絶対カレーだよ
え? 給料の3ヶ月分もするの?
3ヶ月…給料の3倍…高いもの…、結局カレーなんでしょ?
あーもうヒントいらない! 何も言わないで!
…んー、なんだろうなあ…
…辛いやつでしょ?
違うの? じゃあご飯にかけるやつでしょ?
えー!? じゃあカレーパンに入ってるやつだ!
ん〜…、わかんないよもう! 死ねバカ!
98名無し職人:2006/03/25(土) 04:24:07
姉さんが家出した。
家族全員で必死に外を探し回ったが、結局見つからなかった。
俺は家のベランダに出て、夜空を眺めた。
「どこ行っちゃったんだよ・・・」

そして夜空からベランダの端っこに目をやった。
姉さんが体育座りしていた。
99名無し職人:2006/03/25(土) 04:30:32
くちばしで必死こいて殻を割ったのに、最初に目に飛び込んで来たのはゲルググでした。
予想外でしたね。
あのですね。卵の中に居たってね、いろいろと知識は得られるもんなんですよ。
「早く生まれてきてね、私の可愛い坊や達…」
「一番にママにお顔を見せてね」
こんな風に殻越しに聞かされてましたんで。
ああ、お母さんってのはいつも僕の側にいてくれるんだな、と。
こりゃ殻から出て初めて見たのが僕のお母さんってことなんだな、と。そんな風に。
だから予想外でしたね。
ゲルググですからね。
あ、卵の中に居たってね、いろいろと知識は得られるもんなんですってば。
ゲルググってあれでしょう? こう…シュッてなってるやつでしょう?
こんなのがお母さんだなんてあんまりですよ。
「ああ、ようやく会えたわね坊や」
うるさいよ。腐れゲルググが。
「ママにもっとよく顔を見せて」
触るなよ。腐れゲルググが。
100名無し職人:2006/03/25(土) 05:15:47
俺は膝を抱え、一点を見つめ思案にくれていた。
手の平はいつの間にか汗ばんでいた。

それは微かな痛みか? それとも激しい痛みなのか?
一気にカタをつけてしまえ!━いや慎重に進めるべきだ━相反する声が脳裏にこだまする。決断しなければ・・・。
どれだけの時間そうしていただろうか?
悩み続けたせいか、俺はいつしか落ち着きを取り戻していた。
「逃げても解決することはない。一気にカタをつけよう。前進しなければ痛みさえ解らないのだから!」
俺は膝にできたそれを抓むと一気に剥ぎ取った━━━━━━━━



━初めてのかさぶた
101名無し職人:2006/03/25(土) 11:17:36
あなたが私を産んだ。
あなたが私を育てた。
あなたが私を教育した。

あなたの教育が正しかったか?

あなたの理想は知らないが、私は今の私に満足していますよ。ええ、それはもう。

子供の頃、あなたは私を捨てようとした気がした。
ああ、私はそういえばコインロッカーにいた…
ああ、炎天下のパチンコの駐車場の車の中にも何時間もいた。
母獅子に崖から落とされた。
ああ、お前が俺で俺がお前で。
母親はキャデラックでキャデラックは頑丈で。
それはボルボで、ドイツ車とパトカーと罪と罰と死と。

それでは母上様、一休した!
102名無し職人:2006/03/26(日) 01:26:33
春が来たのだと思います。
きっともう春なのです。
だって、昼の匂いがやわらかく包む緑色だもの。
だって、夜の匂いが少し切なく肌を刺すもの。
別れがあって出会いがある季節。
こんな月並みな表現しかできないくせに、わたしの心には小さな羽が生えました。
軽やかなこの身で、明日、部屋を掃除しようと思います。
十年ぶりの大掃除なのです。
103名無し職人:2006/03/26(日) 14:21:49
しかし一体何があったのか?
貴様いったい何をした?
だなんて…
紫色の煙がかった映像。断片。
カーテンを少し開けたら光りが射す。


うっわ、まっぶすぃ〜
104名無し職人:2006/03/27(月) 03:18:59
あ、お父さんお父さん、今あっちで萌えたみたい
萌え〜、だって
おもしろいね〜
あ、こんどはこっちでも萌えてる
うわぁ〜、見て見てお父さん
すごい顔して萌えてるよ
気持ち悪いね〜
冷水ぶっかけたら正気に戻るかなあ
それとも熱湯のほうが効くかなあ
105名無し職人:2006/03/28(火) 00:18:07
そこの猿よ、どきやがれ
駐車スペースに猿がいやがる
赤茶色した猿、誰しもが思い浮べる猿そのまんま

こちとらやっといい場所みつけて、
これからカーセックスとやらに初挑戦しようってとこだ。
ブスと不細工の類い稀なコラボだぜ
序でに車も本田の軽。
な、何か起きそうな組み合わせだろ

猿よ、おまえは不吉なことが起こるとでも思ってるのか?
じっとこっちを見つめるその眼光、間違いない
とんでもない事が起きるのか

ならば組み合わせを替えればいい
ブスを降ろして猿を乗せよう
頼む、メス猿であってくれ
106名無し職人:2006/03/28(火) 02:39:50
朝起きたら天気が良かったので、吠えました
出かけようとしたら8時を過ぎていたので、痩せました
学生服のクソガキどもが目障りだったので、閉じました
そうこうしている間に電車に乗り遅れてしまったので、飛びました
一気に面倒臭くなったので、惚れました
駅のホームではありますが、折りました
とぼとぼと歩きながら、敷きました
悲しい気持ちで、盛りました
初心に返って、吠えました
107名無し職人:2006/03/28(火) 10:08:21
走るあれ。
そんな事言っても、もう遅い。
シュールなTAXI 何処までも。
翼か?ジェットか?
フランス人が好みそう。

可哀相に。乗せられた少女はやや不安気。

虹色の滑りやすそうな道がTAXIを引っ張っているみたい。
昔何処かで見た事のある太陽の絵が微笑んでいますよ。
はい。はい。さあ。そら。
牛がいる。二次元か。こら待て。こら。

遅く、揺らぐ地面。

ゴゴゴゴゴ。

所詮、紙芝居。怖い事などない。
俺は勇者だし。死なないし。
気配。
モンスターTAXIか?
後を見た。
轢かれた。
此処は車道だった…
108名無し職人:2006/03/28(火) 10:15:13
おっぱいがママ
109名無し職人:2006/03/30(木) 00:25:02
犬だと思ってたからポチと名付けたんだって。
今日母親にそう言われた。
知らぬが仏って本当だったよ。
どうしようね?
110名無し職人:2006/03/31(金) 10:38:45
腹いっぱいになった
何を食べたっけな?
イエス!類い稀なるこの才能
そういえば、人が忘却するのはそれを忘れたいからであるって偉大なる、フロイ…フロイ………フロイルが言ってたな
悲しきかな、僕の胃袋は本当に誰かの別腹のようで、嬉しきかな、ハイ!やはり泣き上戸なのです僕

歌いませんか?
腹ごしらえは済んだ事だし…
いや、まだか…
111DV ◆lxxxRlMhHo :2006/03/31(金) 11:14:04
今年で42歳になりました
おめでとう私
会社員やってます。やってるふりですけど
休日はドライブやスポーツなどの妄想をして過ごしております
こんな私にも悩みがあります
私48歳にして・・おっと本との年齢いっちゃった
私42歳にして童貞なのです
一応デブで長髪で油テッカテカだけどキモくはないヨ
しかしこんなついてない私にもの凄いチャンスが
先日電車に乗っていたところ一人の酔っ払いが
              )
             (
         ,,        )      )
         ゙ミ;;;;;,_           (
          ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
          i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
          ゙ゞy、、;:..、)  }
           .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
         /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
        ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
        ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
       /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ 
       ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
       ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
      /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
      ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
      ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

112名無し職人:2006/03/32(土) 00:26:55
うわ〜、それ美味しそう!
おっと失礼。
蝿です。
改めましてこんばんわ。
最近寒い日が続きますね。
蝿なのでこたえます。
こう寒いと、犬のしか落ちてなくてひもじいです。
早くあたたたたかくなるといいですね。
あ〜、交尾したいなあ。
113名無し職人:2006/04/03(月) 23:27:06
オールバックのモト冬樹
114名無し職人:2006/04/03(月) 23:35:00
さぁーて、来週のサザエさんは?
瞬間的に脳内に刻み込まれた膨大な量のイメージを、長時間かけて記憶として再生するカツオ。の巻
じゃん、けん、ポン!!
ウヒハッ
115名無し職人:2006/04/03(月) 23:47:13
三歩進んで二歩下がったらマンホールに落ちるミステリー
116名無し職人:2006/04/03(月) 23:58:47
今年度からかわりますよぼく。やっぱり彼女ほしいからね。あ〜栗山ちあきかわいいし、なんで小野真弓結婚なんだよ。やっぱ中卒のぼくは一生懸命やってもニートなんだろうか?できればユーミンと話したいなぁ
117名無し職人:2006/04/04(火) 00:14:49
野郎!今度はおれのを狙ってやがる。
いかん!ほおばれほおばれ!手当たり次第ほおばっとけ!
緑色した池の向こう岸に、人の影。やつだ。間違いない。
食うんだ。よし、その調子だ。とにかく食え!
食わなきゃ食われる。そんな時代におれは何故生まれたのか。
自らを危険に晒してでも守り抜かねばならんものがある。
「長宗我部くん。ひとの茶受け菓子とらないでくれる?」
緑色した池に、亀が泳ぐ。
118名無し職人:2006/04/04(火) 00:51:37
つめた〜いコカコーラ と、
あたたか〜いロイヤルミルクティー と、
やわらか〜いウエンツ瑛士 の、
詰め合わせ
119ねぎ ◆titVeeNEGI :2006/04/04(火) 01:19:11
最近、「1万円からでよろしかったでしょうか?」の「から」は誤用だとしつこく反駁する輩が
増えているが、このような輩は日本語は「省略」を多用する言語であることを知らないのだ
ろうか。毎日何気なく使っている「おはよう」「ありがとう」という言葉でさえ、「まだお早い時
間ですのにおいでになるとは、ご健勝なことで何よりです」「このようなことをしていただける
なんて、近頃なかなか有り難いことでございます」という言葉がグッと詰まって省略された
ものだ。本来言いたい言葉をグッと縮めて必要最小限の言葉で表す、これが日本語の文化
というものだ。同様に、「1万円からでよろしかったでしょうか?」とは、「1万円からこちらの
代金1,108円をお引きしますと、お釣りは8,892円で、小銭の量が多くなってしまいます。そ
れは結局のところお客様のお財布をかさ高くしてしまうことにつながり、たとえばお客様の
ジャケットのラインを美しく保つことが困難になる恐れがございます。そのような問題を防ぐ
一つの手だてとして、お客様が今こちらの1万円に108円、または110円を追加してお支払
いいただければ、私どもがお客様にお渡しするお釣りはそれぞれ9千円ちょうど、または9千
2円ということになり、お客様のお財布を軽々しくするのに貢献できるかもしれません。お客
様にはそのような選択肢もご用意されているわけでございますが、本当に1万円からお釣り
をお渡ししてもよろしいでしょうか?」と、そのような文意が省略されている言葉なのだ。その
ような意味も分からず誤用誤用と叫ぶむなしさをこそ知るべきだ。と、いうわけで、1万円から
でよろしかったでしょうか?

小銭ねぇんだよ、いいから早く釣りくれ。
120名無し職人:2006/04/04(火) 01:28:45
>>119
「はい。貴方に一万円札を渡した時点の私は、その一万円から代金を支払うつもりでおりました。
一万円からでよろしかったです」
121名無し職人:2006/04/04(火) 01:49:32
こら、待ちなさい
遊んだあとはお片付けでしょ?
こんなに禿げ散らかして
きちんと元の場所にしまいなさい
禿げ散らかしたままじゃオモチャが可哀相でしょ?
122名無し職人:2006/04/04(火) 02:11:49
>>119そうか!じゃあ「こちらカルボナーラになります」も長ったらしく言うと「ここの店のような大衆向けのファミレスではお客様がお出しになられた680円ぽっちでさえカルボナーラと同じ扱いになります」ってことか?
123名無し職人:2006/04/04(火) 02:53:47
>>122
禿げ同! 俺もカルボナーラ大好き!
124ベル式:2006/04/04(火) 21:15:02
この子の寝顔を見てると母さんほんとに安心する。
なんていうか、心が楽になるの。
見て、今口元が動いたでしょう。何か夢でも見てるのかしらね。
楽しい夢を見てるんでしょうね。
ちゃんと正座してなさい。
この子が生まれたときね、母さんほんとに辛かったのよ。
身体の調子が良くなくてね、大変だったのよ。
お前は遊んでるだけだったから、何もわかんなかったと思うけど、
母さん辛かったのね。
でもこうしてこの子が寝てるところをみてると、
そんな辛さなんてもう忘れちゃうくらいに幸せになれるのよ。
お前の顔を見てると、そうね、こんなことは言う必要もないわね。
お父さんと結婚して、この子が生まれるまで八年かかったんだけど、
その間の苦労なんて、みんなふっとんじゃうわね。ほら、また動いた。
お前も、早く母さんを笑わせてちょうだい。無理だと思うけど。
125名無し職人:2006/04/04(火) 23:09:36
>>123
俺はお前よりカルボナーラ
126名無し職人:2006/04/04(火) 23:43:00
目からダシ汁
カツオダシ
日本人だし
127名無し職人:2006/04/04(火) 23:44:49
そんなに韻を踏んでもインカ帝国?
128名無し職人:2006/04/05(水) 00:27:22
出た!台無しマンだ!
129名無し職人:2006/04/05(水) 09:34:03
>>75
>>119
>>124
流石です。
130名無し職人:2006/04/05(水) 14:43:01
「ママ見て!裏庭に落武者が!」
「しっ、見るもんじゃありません」
「あ、ママ!巣作ってるよ!」
「落武者でも巣ぐらい作りますよ」
「ママ!ママ!落武者タマゴ産んでる!」
「そう、よかったわね」
「うん、僕、これを自由観察にするよ」
131名無し職人:2006/04/05(水) 23:19:53
まさかそれが石田三成とは。
132名無し職人:2006/04/05(水) 23:53:57
真夜中に消える猫一匹。
布団の中にはいない。
台所にもいない。
お風呂にもいない。
玄関にも、トイレにも、階段にも、茶の間にも。
廊下の窓から外を見る。
月明かりに照らされて、何かを聴いている猫発見。
地面に耳を付けて無表情で音を探す猫。
ああ、そういうこともあるんだろうな。
『おかえり』と書き置きして、もう一度寝ることにした。
133名無し職人:2006/04/08(土) 01:02:35
デパートで母親とはぐれ、大泣きの女児。
近付いてそっと頭を撫でる紳士。
「お嬢ちゃん、泣くほど良かったのかい?」
泣き続ける女児。
ポケットからバナナを取り出す紳士。
「ほらほら、あぁーんしてごらん。これをぶち込んであげようね」
泣き続ける女児。
「ママぁ…」
困惑する紳士。
「むぅ、親子丼か。ん〜、よし、いいだろう」
そう言って女児を抱きかかえると、紳士は人混みへと消えて行った。
あの紳士になら任せておいても大丈夫だろう。
134名無し職人:2006/04/08(土) 02:39:09
桃が流れてきたのは、意外なことにガンジス川だったのだと言います。
今まで信じていた通説が音をたてて崩れて行きます。
それが大人になることだと言うのなら、僕は子供のままで構いませんので、
誰か僕に甘いお菓子を。
ほんの気持ち程度の甘いお菓子を。
135名無し職人:2006/04/10(月) 11:03:11
愛していると言ってくれた。
永遠に俺から離れないと言ってくれた。
美しいその声が聞きたいのに…
一緒にドライブに出掛けたね。一緒にお風呂に入って遊んだね。
でもあなたは壊れてしまった。
声色は割れながら段々聞こえ無くなった。

愛しているよ。


悲しいな…俺。でも俺、上手いな女声。
136猿吉 ◆MUSZauQLg2 :2006/04/10(月) 16:55:03
(1/2)

日々の晩飯は、かっぱえびせんを入念に噛み砕いて液状にしてからノドへと通すだけ。
普通二種免許を持つ身分でありながら、母親を経由しない離乳食しか受け付けない胃袋。
愛の無いそれは、泥水をすすって空腹を凌ぐような惨めさだけを残して消えていった。

月のクレーターが脈を打っている夜。同僚と晩飯を食いに出掛けた。
同僚がこの辺をよく知らなかった様子で、地下へ下る階段を見つけては降りて、
降りては「土臭い!」と泣いて地上に戻り、地上に戻っては別の地下へ降りる始末。
そろそろブン殴ろうか知らんと袖をまくったところで、羊を丸焼きにして食わしてくれる
山脈根性剥き出しの蕎麦屋に辿り着いた。

熱々の羊肉にしがみついて、器用に肉と蕎麦を食す同僚。俺は、かっぱえびせんだけ。
「まあた、かっぱえびせん食ってるなあ、お前」
「胃袋がこれしか受け付けないんだよ」
「ちと、ほれ。そこの羊のチンポ引き抜いてくれよ。届かねんだ」
「近いんだから羊から降りて、自分で抜けばいいだろ」
「いいや、後で。熱いチンポは逃げないからな。ところでよ」
「ん」
「今食べた物は10年後に、自分の体として形づけられるって話、知ってるか?」
「や、初めて聞いた。どんな論理でそんな話になったの」
「知らん。が、実際そうなるらしい」
「そうか」
「うん」
137猿吉 ◆MUSZauQLg2 :2006/04/10(月) 16:55:23
(2/2)

そんな他愛無き会話を交わして、同僚は羊の焼けたチンポを引き抜いて食った。
それまでは良かったが、噛んではならない部分を噛んでしまったらしく、程なくして死んだ。
涙で視界が遮られる中、店主を見つけて救急車を呼ぶよう促したが、
「お客さあん、ダメダヨー。うどんだと思って飲まなきゃー。不粋ダネー、タクヨー、
ゲラゲラゲラ」
まるで、ウナギを巧く掴めない人を嘲笑する雰囲気で笑うものだから、
近くに停めてあった重油タンクローリーのブレーキディスクを破壊して全力で逃げる。
この日は白夜になった。

翌日、同僚の葬儀に参列した。
ここの土地の人間は、遺骨を食べる習慣がある。己の体の一部として取り込む事によって
一生忘れまいと誓う意味だそうだ。
かっぱえびせんと同じ要領でポリポリかじり、俺の体に取り込んだ。涙の味が、とても苦い。

10年後、かっぱえびせんの他に羊肉も食えるようになった。
そのお陰で、病気もしなくなり結婚もして幸せな生活を営んでいる。

でも、アイツの骨を一番食った近所のオバちゃんによる、羊のチンポ大量引き抜き事件の
せいで、この辺の生態系を大きく狂わせている。全くもって困ったちゃん。
138nO.27 ◆FI85AWnZr2 :2006/04/13(木) 01:04:29
「やあ、遅かったね。君が遅刻とは!
 明日は雨が降るのかな。それとも大雪か?
 まあいいさ。とりあえずは案内だ!」
 そういって彼はわたしの手を引いて店舗の奥へと誘導した。
 金ぴかの部屋や真っ暗な部屋を通り抜けて、螺旋階段を
どんどん降りて、レンガ造りの狭い通路を五分ほど進み、
突き当りを右に、二つ目のドアを開け小部屋に入り電気を点け、
向かいのドアから小部屋を出て一息する間に、少し大きめの部屋に着いた。
「さあここだ」と彼は言った。
「うさぎ・・・」とわたしは言った。
 部屋にはざっと見ただけでも100羽は下らない数の兎がひしめいていて、
一心不乱に臭いにおいのする穀物をむさぼっていたが、わたしと彼の姿を
認めるなり、動きを止めてこちらを注視した。
「しかし厄介だ。紹介しますよロドリゲス。見目麗しきこちらの方は・・・おっと
 名前はどうでもいいね。まあ、いつも話してる彼女ですよ」
 なんだ? 彼の言葉の意味がひとつも理解できないわたしは無様に混乱した。
 そんなわたしを見て誰かがくすりと笑った、様な気がした。少なくとも彼ではない。
そして兎でも・・・
「決め付けはよくありませんね、お嬢さん!」
 と、物語的には突飛というよりも予定調和に近くはあるが、一羽の兎が口を開いた。
そしてうやうやしく前に出て会釈のような仕草をしてみせたが、この物語はあらかじめ
何かが始まる前に終わることを運命付けられている。わたしの語りはいつもそうだ。
うさぎさん。お話はまた今度聞かせてね。
139薬物:2006/04/13(木) 02:15:18
「あ、母さん。僕だよ僕」

ボクボク詐欺

140名無し職人:2006/04/13(木) 03:05:24
空に紅く輝く月が飾られ、町は活気に満ちあふれている。しかし朝の九時だというのに、世界には誰も存在しない。そんな世界はただ美しく、電車に揺られながら微睡み、紫煙をくゆらす。涙が一滴流れ落ち、地面に跳ねる。その音こそどんな音楽よりも聞きたかった、最高の音。
さて、次の世界の最高の音を探しに行こう
141ナン ◆jjReOe0/Js :2006/04/13(木) 15:51:33
柴田 猿吉 会議室に来てください

失礼しました
142名無し職人:2006/04/13(木) 20:18:37
ルパンルパーン!
143ねぎ ◆titVeeNEGI :2006/04/16(日) 23:27:29
「手をこまねこう」のコーナー

やあみんな!お兄さんだよ!
今日もお兄さんと一緒に、手をこまねこう!
いいかい?まずは会社のメールサーバの設定で、会社に届いたメールを
家のメールアドレスに自動転送するようにしよう!
そうしたら、次に家のメールも同じように会社に自動転送するように設定だ。
できたかい?そうしたら、試しに家から会社にメールを送ってみよう。
すると、会社のメールサーバが自動で家に送り返してくれるので、ほら。
今送ったメールが返ってきたね。でも家へのメールは会社に送り返される
わけだから、この転送メールも自動で会社に送り返され、これはすぐまた
家に転送されて、会社に戻ってすぐ家に転送また会社から家から会社に
メールいっぱいメール転送家からメール会社転送家にメール転送メール
転送会社いっぱいあわわ、あわわわわ、どどどどうしようあわわわわ。
144名無し職人:2006/04/17(月) 13:29:06
>>139
「総理であるか。朕じゃ。朕であるぞ」

チンチン詐欺
145名無し職人:2006/04/19(水) 13:12:53
♪ローリングローリングローリングウォー

こーこは父ちゃんにんどころー

にんにん堪忍母ちゃん堪忍堪忍な

浮気はしねえもうしねえ

♪ローリングローリングローリングウォー

ゲッチュ!
146名無し職人:2006/04/19(水) 13:26:19
君たちは将棋を知っているか?
将棋には段位があり、その最高位は十段だ。
だが、ここに鬼がいる。
その鬼の名は加藤一二三九段。
十段になるのにも棋士たちは死に物狂いの努力を要する。
だが、加藤は一二三九段という、前人未踏の段位に到達した。
千段越えが可能な次の棋士は誰なのか、意見が分かれるところだが
ここではあえて言わない。
いい加減、底の割れたネタで引っ張りすぎたためである。
147名無し職人:2006/04/19(水) 14:23:13
だーるまさん だーるまさん

うーらみっこしーましょ

なーいてもむーだよ

ううううううギリギリギリギリギリギリギリ!!!!!
148名無し職人:2006/04/20(木) 15:18:43
僕の趣味はフランス語です。
「鯖の煮込み」
「味噌煮込みうどん」
「三十三歳の僕」
「冷凍庫はどこ」
僕の趣味はフランス語です。
149名無し職人:2006/04/23(日) 21:26:06
hoshuage
150名無し職人:2006/04/25(火) 04:49:02
host
151名無し職人:2006/04/26(水) 06:09:56
ミルキーヤーンはお年頃
おっぱい飲んで寝んねして
だっこしておんぶしたらもう三十路です
152名無し職人:2006/04/26(水) 06:11:20
>>144吹いたww
153名無し職人:2006/04/28(金) 05:03:27
あー、隕石落ちてきよる。
ほれ、見てみっちゃ。
やんれ真っ赤だー。
あんだ真っ赤だの、素手では触らんね。
んーな。
バットでも無理だあ。
あんだのんは誰にも打てね。
手元で微妙に落ちるんだ。
見とけ。
・・・ほーら、落ちた。
佐治さんとこにストライクだ。
あれが来たらそりゃ負けるわや。
調子良い時のイチローでも打たんねて。
ほーら、またストライクだ。
佐治さんも災難だあ。
154名無し職人:2006/04/28(金) 17:55:11
いやいや、こないだですな、嫁はんの下の毛を剃ってみたんですわ。
剃刀でこう、ジョリジョリ、っと。近頃幼児プレイにあこがれてましてな。
で、その新鮮な光景に、思わずこう叫びましたわ。
「恥丘は青かった!」
ってな。
155名無し職人:2006/04/29(土) 02:30:30
ちょっとキミ達のオツムを試してあげよう。

とある宝石店に3人の客が来た。
3人はダイヤが散りばめられた10億円の指輪を3つ買い、合計30億円を払うと嬉しそうに帰って行った。
代金を受け取った店員が、その金を店主のところへ持っていくと、店主は
「今日は割引デーだから、あの指輪は3つで25億円におまけしてるんだよ」
と言い、先ほどの3人の客に5億円を返してくるよう命じた。
しかし店員は客に1人1億円ずつ、全部で3億円しか返さず、残りの2億円をこっそり懐へ入れてしまった。
さて、支払いは1人9億円×3で27億円。店員の懐に2億円。合わせて29億円。30億円に1億足りない。
いったい、どういうことだろう?
156名無し職人:2006/04/29(土) 02:36:28
落とした
157名無し職人:2006/04/29(土) 02:50:05
それはちょっと
158名無し職人:2006/04/29(土) 04:07:48
このスレでなかったなら、そして余計な前フリもなかったなら、おもしろくなくもなかったのに
159名無し職人:2006/04/29(土) 05:09:46
1億は俺が喰った(∩´∀`)∩
160名無し職人:2006/04/29(土) 05:15:59
マジレスすると25億に3億返したから=3人の合計所持金は28億
161名無し職人:2006/04/29(土) 05:26:27
3歩進んで2歩…あっ!
…まで109手を持ちまして、田村5段の勝ちです。
162fatboy ◆SursEeXYw6 :2006/04/29(土) 17:51:28
マジレスすると1億円はマジで行方不明。
163名無し職人:2006/04/30(日) 02:01:48
これが学級崩壊というやつか
おそろしや
164名無し職人:2006/04/30(日) 08:11:09
解なし
165名無し職人:2006/04/30(日) 08:40:21
2億円が入る懐って…
マジレスすると、答えは『問題』自体が間違い
『店員の懐に2億円』がいらない
166名無し職人:2006/04/30(日) 08:42:19
綺麗な風景が見たくフラッと家を出て電車に乗って山に登った、なのに考えちまうのはアイツの事ばかり..

俺はたまにガツンといってもイイと思うんだ、常々そんな事を考えている

だって俺は本当に怒っていたからね
山にいるとかそんな事関係ないくらいね!とは云うものの何故かアイツの顔を見ると怒ってんのが馬鹿ら
しくなって自然とこの煮えたぎったアツい怒りが消えてしまうんだ、その上俺はアイツの自虐的なギャグが好きなもんだから本当に「もういいや」と笑って思え
てしまう、でもこうやって冷静になった時「全然良くないじゃん」と思い出す
どうするばいい?
僕はどうするばいいのですか神様?


いや...本当はもうわかってるをだ
一番の問題は俺の
この俺のこういう優柔不断さなんだよ!
僕は負けませんよ神様!ええ!負けませんとも!この綺麗な景色が一望できる山に誓っても。
というか俺さっきから迷ってるかもしれない、まさに。
167だるぼう:2006/04/30(日) 15:12:37

海岸通りを飛ばしているよ
君の待ってるチャペルはもうすぐ
今ならきっと間に合うはずさ
彼との愛は誓えないだろ?

大きな過ち犯した僕さ
ディンドン鐘は鳴っていたのに
気付かぬ僕は愚かだったね
待たせてばかりの男でゴメン

バージンロードはまだ行かないで
君には僕が必要だから
彼との愛は誓えないだろ?
神父の僕がいないチャペルで

168名無し職人:2006/05/01(月) 02:40:26
ありきたりと言われるのは我慢ならないタチなのさ。
だからここは敢えて『ビリッ』とか、どうかしらん。
擬人化の流行に乗るなら、激し目に『ボンバー』と叫ばせても面白い。
『バッファロー』ならさしずめ、動物愛護の精神に満ち溢れたアナリストか。
額に肉の字を書いたなら、『ブロッケン』でノリノリも有り?
オシャレに『ベレー帽』なんてのもいいかも。
迷うね。
早く決めないと匂いが広がるね。
ズボンはおろか、シーツまで染め上げるかもね。
よし。原点回帰だ。基本に忠実にいこう。


おーい起きてるかー(^o^)/
今すんごい屁こいちゃったよ
ビチビチ(−−#ビチビチって
大惨事だぜー(T-T)
写メ見たい?


よし。送信・・・っと。
169名無し職人:2006/05/01(月) 22:09:15
ゴールデンウィークってすばらしいよな!
今年も連休に入ってから、エロ動画のダウンロードが快適快適!
すげー早えーの!もう感激!
いやー、さすがゴールデンウィークだなー。
毎年この時期が最高だね。
あと6日、ダウソしまくるぞ!
170名無し職人:2006/05/03(水) 05:50:21
報告してんじゃねーよ!
171名無し職人:2006/05/07(日) 07:02:55
コンニチワ〜
僕の名前はマイネームイズトムといいマス
ジャパンには初めて来まシタ。
思ったより優しいジャップが多くてウナギノボリデス
アメリカンだと思って甘く見てたらブッ殺しマスが、ご指導ご鞭撻の程をよろしくお願いシマース
172ねぎ ◆titVeeNEGI :2006/05/08(月) 00:55:23
今年の連休はずいぶん長かったですね。
おかげで休みボケが怖いです。
さて、あと一日、何して過ごそうかなあ。
173名無し職人:2006/05/08(月) 04:55:19
あーもう
毎日が日曜日のくせに
174名無し職人:2006/05/12(金) 05:10:24
おはようう
175名無し職人:2006/05/18(木) 16:27:55
これをあげずば死して詫びぬべきかな
176名無し職人:2006/05/24(水) 03:12:39
sage
177名無し職人:2006/06/01(木) 20:52:53
「ヘイ、マイク!こんなところに良スレがあるぜ!」
「ほんとうだ、スティーブ、よく気づいたな」
「だってこのスレ、ほとんど俺のジサクジエンだからな!HAHAHA!」
「そりゃあ気付かなかったな、HAHAHA!」
「HAHAHAHAHAHAHA!」
「HAHAHAHAHAHAHA!」
178名無し職人:2006/06/05(月) 21:00:12
なにか書かないと、微妙にずらして眉間に肉って書くぞ
179柴。 ◆shibatXtDE :2006/06/10(土) 04:33:20
(5秒前)久しぶり。ちゅっす。ちゅっす。
や、どうしてたってほど(4秒前)どうも
してなかったんだけど何となく?(3秒前)
開いちゃって。間が。あの(2秒前)いつ
だっけ、ホラあいつ(1秒前)あいつ何だ、
あの黄色の(爆破)
180UFO ◆guppyScPEQ :2006/06/10(土) 22:54:26
こんにちわ。まず僕がどういう人間か紹介するね。
僕はある交差点のすみで、頭半分だけ出している。
うん、分る。分りにくいよね。地面にあらかた埋まって
鼻から上だけ地上に出てるのを想像して欲しい。

大体想像付くと思うけど、やることといったら交差点を
観察することだけなんだ。今日紹介するのは、妖怪二段階右折。
たぶんスクータに跨ったおばはんが正体なんだけど、
知っての通り二段階右折する奴は全員魑魅魍魎だ。
10回やると頭のてっ辺まで埋まる。
181名無し職人:2006/06/18(日) 23:03:28
俺はオシメが好い
182名無し職人:2006/06/27(火) 18:32:49
qge
183名無し職人:2006/06/28(水) 00:27:46
公家、か?
184名無し職人:2006/06/29(木) 17:28:33
月に代わって御成敗式目よ!
185名無し職人:2006/06/30(金) 18:55:13
子供は可愛いなあ。
別に俺はロリコンではないので、決してそういう意味ではなく純粋に。
無邪気に遊んでいる姿は、誇張なんかじゃなく本当の天使に見えたりする。
俺も子供欲しいなあ。
日々成長する子供を間近で見守りたいなあ。
少なくとも三人は欲しいなあ。
子供に囲まれて過ごす日々は幸せだろうなあ。
とりあえず子供を作る行為だけでもしたいなあ。
でっかいオッパイに挟まれたいなあ。
186名無し職人:2006/07/01(土) 02:09:29
パワー


もう一度言う


パワー
187名無し職人:2006/07/01(土) 02:21:59
パヤー
188名無し職人:2006/07/01(土) 06:22:34
「…………」
「なぁ……」
「……何?」
「…………」
「…………」
「……いや、なんでも」
「…………」
「……お前んちの犬」
「…………」
「…………雌?」
「…………」
「そろそろ帰るね………」
「…………」
「ん…………」
「………お疲れ」
「………あれ?」
「…………」
「……あぁ」
「…………」
「………そのドア」
「………押?」
「うん…………雄」
「…………またな」
「…………」
「………雌だったかも」
「………そっか」
「…………」
「…………」
「…………まだ居たんだ」
「…………ん」
189名無し職人:2006/07/01(土) 19:32:03
自分のおじいちゃんがマジンガーZだと思い込んでいる孫がいたとする。
おじいちゃんはおじいちゃんで、自分が実はグレートマジンガーであることを言い出せないでいるとする。
それを今「愛」と呼ぶとするなら、永井豪なんか必要無いだろう。
そしてすれ違う思いは、いつの日かやがてパイルダーオン。
190sage:2006/07/01(土) 21:18:48
抱いて 抱いて 抱いて
セーニョリーター
191名無し職人:2006/07/01(土) 23:31:30
いいよーぅ
192にゃふ:2006/07/07(金) 22:16:00
グリーン・グリーン

♪ある日パパと2人で 殴り合ったさ♪
♪そしてパパは言ったさ (セリフ)「遺産はオレのものだ!!!」♪
♪グリーン・グリーン 青空には血しぶきが舞い♪
♪グリーン・グリーン 丘の上には三途の川が見える♪
193名無し職人:2006/07/12(水) 16:22:30
396 名前: ダークキリサキ ◆GlJDOSjJ1Y [age] 投稿日: 2006/07/12(水) 14:15:08 ID:???
手持ちポケモンの能力・・・・全ステータス宇宙最強(宇宙最強とはつまり、どの万物よりも強いこと)しかも9999無量大数乗になり、特性がふしぎのまもりで、
状態異常にならず、
1ターン毎に全ステータスが自分の能力分あがり、
相手に能力を下げられず、
相手の特性を無効にし、
覚えられるわざは全部覚えてるし、
使う事が出来るし、
相手の改造(能力)(俺が改造と判断したもの)を無効化できる+自己再生使うと完全に回復し、
相手のポケモンの特性を「なまけ」にし、ため技をためずに使えるし、
ほろびの歌、みちづれ、やどりぎ、ゴーストタイプののろいを無効化にするし、 逆に能力が上がり、
相手の特性を無効にし、
天気を無効にし、
食べ残し所持の
フリーザー・サンダー・ファイヤー・ミュウツー・ミュウ・
ライコウ・エンテイ・スイクン・ルギア・ホウオウ・セレビィ・
レジロック・レジアイス・レジスチル・ラティアス・ラティオス・
カイオーガ・グラードン・レックウザ・ジラーチ・デオキシス・ルカリオ・マナフィに負けるなww

俺の能力・・・・・アニメ、カード、ゲーム、オンラインゲーム、漫画、ネットキャラを呼べて、力を貸してもらえる
(能力は最強を誇る強さを持っている)+ゲットアビリティー+相手の改造を何がなんでも無効化できる(俺が改造と判断したもの)
キャラやゲットアビリティーで身に着けた能力を全ステータス宇宙最強にできる俺には勝てないwww
永遠の命を持ち、何をされようが死なない体を持つ
痛み・苦しみなどの悪い感覚を受け付けない
幸せと喜びが9999無量大数倍に感じられる俺には絶対勝てねーなwwww(呼んだ仲間もここまでの能力を受ける事ができる)
いくら、相手がただの能力と言っても改造と判断し、相手の能力を無効化にする(ここまでの能力は、時と場合により、発動する)
感情を抑える事ができる
http://w4.oekakibbs.com/bbs/diaroid/oekakibbs.cgi?nowpass=&mode=delone&page=17&sort=0&prop=0&thumb=0&word=
青髪の男が俺
194名無し職人:2006/07/12(水) 16:39:47
本当にあった替え歌

グリーングリーン

ある日パパとぉ〜二人で銀行強盗〜
右手におもちゃの鉄砲〜左手に人質〜♪

グリーングリーン♪自分に手にはお金がいっぱい〜
グリーングリーン♪窓の外には警察がい〜る〜
195名無し職人:2006/07/14(金) 01:49:48
全校朝礼が校長の寿命を縮めるという。
責任の無かった若い頃は全く信じていなかった話だ。
なんと馬鹿馬鹿しい話か。もっと神経を使う仕事は山ほどあろうに、と。
しかし今、実際に校長として壇上に立ってみて、この話が事実だったのだと痛感している。
私を見つめる1000人の生徒達。
そりゃあこれだけの人間がいるのだ。一人二人は刺客も混じっていよう。
だがこうして私を見つめる2000の瞳は、一つの例外も無く凍りつくような殺気を帯びている。
今時の子供は恐ろしい。きっと校長の命などなんとも思っていないに違いない。
話の途中で噛んだりしたなら、私はたちまちのうちに無残な屍を晒すことになるのだろう。
それだけは御免だ。せめて百合子の、孫の成人を祝うまでは。
予定の半分で話を切り上げ、さっさと生活指導に舞台を譲ろう。
そう思って教師達の方へ視線を移した時だった。
私は危うく禿げてしまうくらい驚愕した。
教師が全員、教頭と同じ顔をしていたのだ。
そっくりさんの次元を遥かに超え、ずらりと並ぶ同じ顔。
私の眉間をレーザースコープが狙っていたり、校長室にトラが放たれていたり、そうした教頭の動きは把握しているつもりだったが、
ここまで手を回しているとは思わなかった。
教師達は全て教頭の味方・・・。教頭がこれ見よがしに中指を立てているのが見えた。
それから六時間。退路を断たれた私は、実の無い演説をずっと続けざるを得なかった。
400人程の生徒が貧血で倒れ、運ばれていった。教師も付き添いのために数人消えた。
しかしまだだめだ。敵の数は半分にも減っていない。教頭も健在だ。
まずい。クロマティの話は二回目だ。仕方ない。北の湖部屋に入門してもらおう。
尽きそうな話の種をどうにかこうにか水増しし、私は戦い続ける。
何があろうと百合子に振袖を買ってやるのだ。
それまでは死んでも死なんぞ、教頭め!
196柴。 ◆shibatXtDE :2006/07/15(土) 16:38:33
背広小学生の噂、私も聞いたことがあります。

従兄弟の友人の話なのですが、やはりみなさんと同じように、ひとりで学校に
残っていた19時すぎに現れたそうです。その日彼(ここではイニシャルをとっ
て以下Kとします)は部活が終わったあと、ひとり教室に残り遅れて提出して
いなかった美術の課題であるポスターの仕上げを描いていたのですが、ふいに
ドアが開き、何事かと振り向くと、そこに、三つ揃いのスーツを妙にしっくり
と着こなした、どう見ても小学生にしか見えない子がツカツカと教壇のほうに
向かって歩いてきたそうです。

「なんだあ、みんな遅刻かぁ」

とあたかも担任教師のようなことをつぶやくと、持っていた黒い革の鞄から、
今時めずらしいガリ版刷りのプリントを取り出し、すべての机に一枚ずつ配っ
て回りはじめたそうです。やがてKの席にたどり着くと、

「ここに書いてあることは、絶対に読まないように」

と言い残し、背広小学生は去っていったそうです。Kは、そのプリントにやけ
にぎっしりと書き込まれている文字を読もうと思ったのですが、最初の数行を
読んだところでなぜかひどく悪寒を覚え、すぐに読むのをやめ、慌ててプリン
トを折り畳み鞄にしまい、すぐに家に帰ったそうです。帰宅後、恐る恐る鞄を
開けてプリントを取り出そうとすると、なぜか鞄の中にあるはずのプリントが
ありません。次の日学校へ行っても、すべての机に置いてあったはずのプリン
トはなく、先に教室にいたクラスメイトに聞いてみても、そんなものは置いて
なかった、と言われたそうです。

その話を聞いた従兄弟は、やはりその「読んだ最初の数行」について聞いてみ
たのですが、Kはどうしても教えてくれなかったそうです。なぜか半笑いで。
197名無し職人:2006/07/15(土) 21:05:27
きのう、おとうさん(以下ひろし)とおかあさん(以下さわこ)とゆうえんちにいきました。
ひろし(以下まさゆき)がくるまをうんてんして、ぼくはさわこ(みゆき)のとなりにすわりました。
さいしょはどうぶつえんにいこうっていったのに、とちゅうでまさゆき(以下こうざぶろう)がゆうえんちにいくことにしたので、
みゆき(以下かしわばら)はおこっていました。
こうざぶろう(以下しそ)はサイフをもっていなかったので、かしわばら(以下ポルシェ)がおかねをはらいました。
なさけないしそ(以下あおじそ)におこってポルシェ(以下真っ赤なポルシェ)はさきにいってしまいました。
みどりのなかをはしりぬける真っ赤なポルシェ(以下トレーシー)をおいかけて、あおじそ(以下メリッサ)もはしっていきました。
とりのこされてしまったぼくは、ひとりでかんらんしゃにのりました。
したのほうにトレーシーとメリッサ(以下チャゲ&飛鳥)がみえたので、てをふりました。
かえりのくるまのなかではチャゲ&飛鳥はなかなおりしていて、みんなでモーニングムーンをうたいました。
なまできくうたごえはやっぱりいいなあとおもいました。
198名無し職人:2006/07/16(日) 07:57:33
↑あんたみたいな人が大好きだ
199名無し職人:2006/07/16(日) 20:15:48
恋愛は美味い料理を食う事
結婚は美味い料理を作る事
200名無し職人:2006/07/17(月) 00:05:14
なんか最近一気にレベルが上がったな
201名無し職人:2006/07/18(火) 11:53:38
古い知人を訪ね片田舎の無人駅に降り立った私は、新鮮な初夏の風を胸一杯に吸い込んだ。
駅舎からの一本道は青々した田園の間を抜ける。舗装されてない土道の感触が心地良い。
ふと見やると、野良仕事に勤しむ老婆が珍しげに見つめており、目が合うや否や、
草を刈る手を止め、手にした鎌を私に目掛け投げつけてきた。間一髪でかわした私は、
高鳴る動悸を押さえつつ『精が出ますね』と会釈した。
『都会からかね?このあたりは田舎でなんもないがね』
老婆は屈託のない笑顔を見せた。そこには土とともに生きる人間そのものの姿があった。
202名無し職人:2006/07/18(火) 18:51:45
空を不自由に 飛びたいな

はい 格安航空券
203名無し職人:2006/07/18(火) 21:20:19
深夜のあるコンビニでひとりの若者がレジの前に立った。

カウンターの上に置かれたのは「サトウの御飯」とエロ本だった。

店員は商品を袋に詰めようとするとその若者は
「温めて下さい。」
と言った。

「ハイ、かしこまりました。」
店員はそう答えると、レンジにエロ本を入れ温め始めた。

「あの・・・」
若者が困惑した顔で尋ねようとすると店員は満面の笑みで

「今晩のオカズですね。」



チーン♪




この夜
小さな誤解から、店員はとてもいい仕事をした。
そして若者もいいシゴキをしたのだろう。
204名無し職人:2006/07/19(水) 02:04:34
>>197いまさらだが吹いたww
205柴。 ◆shibatXtDE :2006/07/19(水) 02:51:06
昔々あるところにお爺さんとお婆さんがおったそうだが
今回それはどうでも良い。私は今大変腹立たしい気持ち
でいっぱいであり、今日はそのことについて話したい。
昨日の昼頃、私はいつも利用している地下鉄に乗り込む
とそこにお爺さんとお婆さんがおったそうだがそれは今
回の話とは関係ない。昼間だというのにそこそこに混み
合った車内には効きすぎるぐらい冷房が効いており、ス
ーツ姿の私にとっては有り難い話なのだが、薄手のシャ
ツを羽織っただけの女性などにはこれでは寒いぐらいで
はないのか、お爺さんとお婆さんには、いや、今回それ
はどうでも良いのだが、乗車中ふと目をやると、座席に
お爺さんとお婆、おい。どけ。お前らは今回関係ないっ
てば。座席に座る女性の足元に不審な角度でバッグを向
ける男がおり、ははあ、これは間違いなく盗撮をしてい
るのだな、とその男の腕を掴もうとしたらお爺さんとお婆さんがすんごく邪魔!
206名無し職人:2006/07/19(水) 04:38:50
〒ある日、森の中で熊さんに出会ったとします。あくまで仮定ですので、森、並びに熊(敬称略)
は皆様の思い思いのフォルムで描いていただいて結構かと存じます。
しかしながら、森≠林(場合により木立ち・またはその類に該当するもの)であること、
熊(敬称略)≠態(場合により能・または同様の印象を受けうる危険のあるもの)である事を、
ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。



●尚、商品に異常がみられた場合、お買い上げになられた店名・日付をご記入の上、
お手数ですが上記住所までご返送下さい。

※遺伝子組み換えでない
207名無し職人:2006/07/19(水) 09:35:51
JZ





日本ざこば産業。
208名無し職人:2006/07/19(水) 09:48:04
今日も雨か・・・、洗濯はできないが涼しくていい

だが、屁が出ない
209名無し職人:2006/07/19(水) 09:52:43
昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが暮らしていました。

時は2006年、物語の舞台は東京。

そこから遡ること云百年・・・、鬼を退治した。

210名無し職人:2006/07/19(水) 23:45:03
公園で遊んでたら、男の人(もしかしたら女の人かも知れない)がきて、
『ぼうや、砂場が好きなの?』と言った。ぼくは『はい』(もしかしたら『うん』
だったかも知れない)と答えた。すると男の人(もしかしたら女の人かも知れない人)が
『ジュース買ってあげようか?』(『ジュース飲むかい?』だった気もする)と言った。
ノドがかわいてたので「ラッキー」(「やった!」という意味)と思ったけど、知らない人に
物をもらってはダメと、パパに(ママだったかも)言われてたので『いりません』(『飲みません』だったかも)と言って帰った。
211名無し職人:2006/07/20(木) 00:04:36
「()使いの魔術師」(もしかすると『()使い界のグーテンベルグ』)登場!
212名無し職人:2006/07/20(木) 00:09:33
私は『きつねうどん』が好きだ。愛してると言っても過言ではないほど好きだ。なぜ好きなの?
と尋ねられても、一言で表現することなど不可能だ。物心ついた頃には既に好きだったことは、
はっきり記憶している。私が関西人であることも原因の1つと言えるだろうが、かりに私が
ポーランド人だったとしても、間違いなく、きつねうどんを愛していたと、胸を張って断言する。
誤解を恐れずに言えば、世界一きつねうどんを愛してるとも言えるだろう。それほど愛おしくて
たまらないのだ。この思いは、たとえアゲが乗っていなくても変わらない。
213名無し職人:2006/07/20(木) 04:33:30
みんなでサンタクロースの話をした。
ユミちゃんがサンタはいると言うと、サトル君がサンタはパパだと言った。
いちろう君とサクラちゃんは、うちにはこないと泣いた。
キチエモン君とヨネちゃんはサンタなんか知らないと言った。
シンラン君がサンタなんてありえない!とバカにすると、いつもは仲の悪いニチレン君や
マホメット君も、いっしょにバカにした。
ぼくはプレゼントがほしいから、サンタがパパだとしても来てほしい。
とにかくビンボウやえどじだいに生まれなくて良かったし、
しゅうきょうにこだわりがなくてよかったと思った。
214名無し職人:2006/07/20(木) 05:59:20
『ダイスケおはよう』と、ママが言った。ここで言うママとはアキラの奥さんのことで、
アキラとはヤスエのムスコのことです。ヤスエはアキオのニョウボウであり、ヒデキの母親も
兼ねています。ヒデキはマリコの旦那さんで、マリコはカズヤのお母さんです。カズヤとは
ユウコの兄にあたる人で、ユウコはカズヤの妹なわけです。ユウコはケンジのイトコですが、
なんと、このケンジは冒頭で話した『ママ』のムスコで、しかもダイスケの弟でもあります。
ちなみに、このダイスケというのが僕です。みなさんよろしくお願いします。
215名無し職人:2006/07/20(木) 06:42:45
●次の話を読んでから下の問いに答えなさい

友人のM、K、N、S、私の5人で遊んでたとき、いきなりMが
『Aってムカつくから無視しない?』と言った。KとNは『やろう!やろう!』と言った。
でもSは『いじめはダメだよ』と言った。私もそう思ったけど、Mが怖くて何も言えなかった。
するとMが『Sって感じ悪くない?』と私に言った。私はSのほうが正しいと思ったけど、
Mが怖く『S、ノリ悪いよ』と言ってしまった。Sは悲しそうな顔をして何も答えなかった。




問題 三角形の内角の和は何度ですか?
216名無し職人:2006/07/20(木) 06:49:00
>>197はネ申だと思う
217名無し職人:2006/07/20(木) 07:50:01
うちは犬を飼っている。
3年前の僕の誕生日、父が生まれたてのラブラドールの仔犬を貰ってきたんだ。名前は"春男"
『春生まれのオスだから』と、何でも簡潔に決める父が付けた。
春男は足が早く、ハーネスを外すとどこまででも走る。
泳ぎもたいへん上手で、ハーネを外すとどこまででも泳ぐ。
フリスビーも得意で、どんなに難しく投げても必ずキャッチする。
盲導犬や警察犬に向いていると調教師の方々から絶賛された。
泥棒を2回も捕まえたり、溺れた子供を助けたり、近所でも評判の天才犬だ。



僕は同じ春男として、とても鼻が高い。
218名無し職人:2006/07/20(木) 11:43:45
ママとミキちゃんとボクの3人でマックに行った。
ママとミキちゃんはえびフィレオ、ボクはビッグマックを注文した。
2階で食べているとボクのビッグマックに髪の毛が!ボクは凄い勢いで怒った。ボクは普段から
怒りっぽく、その時も狂人のように怒った。見かねたママが
『交換してもらいますから落ち着いて下さい』と困り顔で言った。
一緒に来なきゃ良かった。近所だから愛想よくしてるけど、子供よりワガママな朴さんが
本当は大嫌い。だから心では呼び捨てにしてる。でも小4にもなって
自分を『ちゃん付け』してる私も子供っぽいと反省
219名無し職人:2006/07/20(木) 11:49:19
× ボク
○ パク
220名無し職人:2006/07/20(木) 15:00:07
中学1年くらいの頃の、ある夏の日のこと。
たぶん夏休みでした。TVで広島の被爆者の慰霊祭生中継をしてたので、8月6日頃だったかも
知れません。私は朝7時31分頃に起き、TVを見ながら朝食を食べたような感じがします。
5枚切り食パンを焼き、両面にバターを塗ったトースト2枚、果汁100%農協オレンジジュース
を約183mlほど、MS玉の玉子2ヶ分の目玉焼きには、醤油を約4・8ccほどかけました。朝食後、
約1・22kmほど離れた友人宅に遊びに行き、夕方6時53分頃に帰宅しました。そして約7時29分頃に晩御飯のカレーを食べました。
221名無し職人:2006/07/20(木) 15:47:36
パパのパパ(訂正・父方の祖父)は米や野菜を作る人(訂・農業)をしています。夜が終わったすぐ
(訂・早朝)から星が見える頃(訂・夜)まで、収入を得る為の行動(訂・仕事)をする、
仕事を頑張って一杯する人(訂・働き者)だそうです。国と国の争いで人殺しや侵略をすること
(訂・戦争)で四肢の2分の1を占め下半身に属する箇所の右側(訂・右足)を悪くしましたが、
今も元気で、学校指定の夏の長期休暇(訂・夏休み)に遊びに行くと、息子の息子(訂・孫)の僕を
可愛がってくれます。僕はそんな祖父が大好きです。

もう書くことがない(訂・おわり)
222名無し職人:2006/07/20(木) 16:13:01
小さい頃は家が貧乏なのがすごく嫌だった。皆が持ってるゲーム、自転車、サッカーボールetc…
が買ってもらえなくて悲しかったし、旅行、動物園、遊園地etc…に行った思い出もない。
級友からは貧乏、貧民、ボンビーetc…と笑われた。住んでた家も、ボロ、風呂なし、隙間風etc…
などの問題が多く悲しかった。勉強してお金持ちになりたいと思ったが、妹の世話、家の手伝い、
塾に行けないetc…などの理由で損をしたと思う。
自分で働きだしてからは生活もマシになったが、金に細かい、遊びに罪悪感があるetc…
のトラウマが残った。
223名無し職人:2006/07/20(木) 16:38:48
>>207
うはは
224名無し職人:2006/07/20(木) 17:55:39
俺はいわゆるアフロだ。
アフロなので、鳥に住み着かれた。
鳥的にはアフロはアフロではなく、単なる巣、ということらしい。
鳥は俺の都合で動いてはくれない。
大事な商談を1時間後に控え、よっぽど追い出しておこうかと思ったのだが、頭皮に爪を食い込ませて抵抗するので結局追い出せなかった。
アフロの隙間から鳥が覗くビジネスマン・・・。先方はどんな顔をするだろう・・・。
どう考えてもろくな結果にはなりそうもなく、文字通り頭が重い。
しかし緊張の商談は、先方の部長さんが大の鳥好きということもあって、以外な程すんなりまとまった。
災い転じて福となす。人間万事塞翁が馬。ともあれ、俺は鳥に礼を言った。
「ありがとうな」
もはや俺は鳥を追い出す気などすっかりなくなっていた。
こいつらとずっと一緒に暮らそう。
日々を重ねるにつれ、そんな考えさえ生まれかけていた。
ところが、である。
いつものようにテレビを見ながら食事をしていると、鳥が頭から降りてきた。
テレビの前に飛んで行くと、興味深そうに画面を見つめている。
「なんだ? お前もテレビ見るのか?」
そう言いかけて俺は凍りついた。
不意に全身を駆け抜けた別れの予感。
そうか。そうだよな。やっぱり人工よりも天然モノの方がいいよな・・・。
鳥の視線の先には、大泉洋がはしゃいでいた。
225名無し職人:2006/07/20(木) 22:33:32
「美樹、愛してる」
俊夫はUFOキャッチャーのアームのように美樹を抱き寄せる。
海風が冷えていたのか美樹は殺虫剤を浴びたゴキブリのように震えていた。
「うふふ。震えているのは寒いからじゃないのよ」
そう呟くと産卵中のウミガメのように目を潤ませて俊夫を見つめる美樹。
互いの体温をイボ痔が擦れた時のように感じ合いながら
イボ痔に薬を塗る時のようにそっと口づけを交わす。
「ずっとこの瞬間を待っていたわ」
「美樹…」
やがて暮れた陽が二人を寝不足の瞳のように朱く染め
重犯罪者の刑期のような"永遠"が訪れた。
226名無し職人:2006/07/21(金) 05:46:25
昔々、爺様(推定75歳)と婆様(ヒ・ミ・ツ歳)が住んでいました。爺様は山(標高400m広葉樹多し)
に芝刈りに、婆様は川(水深4〜50cm)に洗濯に行きました。婆様が川に着くと、川上から
大きな桃(約30kg)が流れてきました。家(特徴@茅葺きA土間と板間で構成B板間中央に囲炉裏)
に持ち帰り割ってみると、元気な男の子(産声約60ホーン)が出てきました。彼は桃太郎(仮名)と
名付けられ、成長すると犬(雑種)猿(生後1年)雉(体長1m弱)を連れて鬼ヶ島(沖合200マイル)に
鬼退治(鬼・総勢20名)に行き、持ち帰った財宝(日本円で約2億)で幸せ(Priceless)に暮らしました
227名無し職人:2006/07/21(金) 09:15:11
模倣だけでやっていけると思うなよ
228名無し職人:2006/07/21(金) 09:29:10
もうおなかいっぱい
229名無し職人:2006/07/21(金) 09:44:55
なんかこわいね
230名無し職人:2006/07/21(金) 10:09:44
ほらほら目を合わせちゃダメですよ。
不粋な叩きはお子様の専売特許ですからね。
赤子が泣くのを生業とするように、
お子様は不粋に叩く事でしかそこに在れないのです。
不粋な叩きに特別な能力は要りませんからね。
郵便ポストを見て安直に「赤い」と感想するのと同様ですね。
郵便ポストを見て「固い」とか「四角い」などと感想するような職人を待ちましょうね。
231名無し職人:2006/07/21(金) 19:56:26
郵便ポストを見て「色っぽい」とか「まあ落ち着け」ぐらいは言って欲しい
232名無し職人:2006/07/21(金) 22:32:55
丸いポストもある、。
233名無し職人:2006/07/21(金) 23:39:33
ポストを目にすると「〒」が逓信省の「テ」を元にしたものだという豆知識を自分の頭の中で披露する俺は今日うなぎを2回食べました。
234名無し職人:2006/07/22(土) 00:02:48
新ネタ投下?と思って来たのにザンネン・・・
とにかくさぁ、批判してる奴が見本ネタを書くか、
すでに書いてあんならレス番表示しなよ。
マジで興味あるし楽しみにしとく!
235名無し職人:2006/07/22(土) 09:22:52
良いネタ師の言うことは聞いて、そうでなければ聞かないってことか?
それはどうかと思うよ
ついこの間投下されたばかりのネタと同じ手法でネタを作ったら、
面白さ八割引ぐらいになるのは目に見えてるんだから、そのへんは少し考えようぜ
って昔言われた
236名無し職人:2006/07/22(土) 17:29:17
というか、ツマンネと言う為だけにレスするくらいならネタを投下しろと。
というか、そもそも淡々とネタが続く雰囲気(というか変換でry)が良かったんだよ。
というか、逆にワロタくらいなら職人の励みになるからいいと思うけどね。
というか、今回のパターンはそのワロタレスが起爆したようなもんだからやっぱ駄レスはいらん。
というか、そういうとこのレスも駄レスなんだよな…
というわけで、スマン
237名無し職人:2006/07/22(土) 17:59:21
いやいや、単なるツマンネともまたニュアンスが違うだろ
例えばな?
ウンコが真っ黒い奴にただ「お前のウンコ汚ねーな」ってだけ言うのと、
00%母親に怒「食生活見直せよ」って言うのとは意味が少し違ってくるだろ?
ウンコとしては柔らか過ぎず硬過ぎず、適度に茶色でニオイはやや抑え目なのが理想なわけだ
だから、そりゃあ真っ黒いウンコが出ると心配はしてもらえるよ?
でもな、前の人が真っ黒いウンコを出して心配してもらえたからってさ、
自分も真っ黒いウンコで心配してもらおうなんて、ちょっと安易過ぎね?
しかもその顔が「前の人より黒いでしょ」みたいな顔してたら、心配する声が怒りの色を帯びても仕方なくね?
前の人が真っ黒ウンコで来たから、俺はカチカチ兎ウンコで対抗してやる、みたいな気概が欲しいのよ
もちろん、見ごたえある一本モノを披露して称えられる方向でもアリだから、
その辺の駆け引きで魅せてくれても良いよ
そう考えると、ウンコ一つといえども疎かにはできないんだよ
コンビニのトイレとかで凄い汚して帰る奴とかいるけど、ああいうの見ると本当に腹が立つ
ていうか許せない
掃除させられるバイトの兄ちゃんが可哀想だと思わねーのか!
店長、お前いっぺん自分で掃除してみろ! 死ね!!
238237:2006/07/22(土) 18:01:26
あのな、4行目の「00%母親に怒」って謎の文はな、こびりついてとれなかった汚れだと考えろボケ!
239名無し職人:2006/07/23(日) 20:26:31
今日はソッカー場へ出かけた。
別にソッカーが好きなわけではなく、連れがどうしてもと言うので付き添いで行っただけだったのだが、
初めて訪れたソッカー場のエキサイティングな雰囲気には、どこか不思議な心地よさを感じた。
選手達の登場に、客席が沸く。
「あの選手、もしかして中田?」
連れにそう聞くと笑われてしまった。
「馬鹿ねえ。中田はもう引退したのよ」
ソッカーに疎い私ですら知っていたほどの選手だ。引退はおそらく日本のソッカー会に大きな衝撃を与えたことだろう。
ソッカーバカの連れが少し寂しそうな顔を見せたので、私はなんだか申し訳無い気持ちになってしまった。
「そっかー・・・」
会話が途切れ気まずい雰囲気が流れ始めた・・・ように感じたのだが、連れは観戦に集中するため私の相手を止めただけだった。
試合は実にファンタスティックであった。
私が中田と間違えた選手は、なかなかにダイナミックなプレーを見せた。
声を張り上げ応援する連れの表情までもが、彼に釣られるようにダイナミックだった。

「すっごくいい試合だったね」
帰りの電車の中でも、興奮醒めやらぬ様子の連れは何度もそう言った。
その度に私は頷かなければならなかったが、試合がとても面白かったのは確かだった。
ソッカーも捨てたものではないな。素直にそう思った。
「行って良かったでしょ?」
「うん。君が熱中するのも分かる気がした。またそのうち一緒に観に行こう」
「ほんと?良かったー。あなたにもサッカーの面白さ、分かってもらえたらなーってずっと思ってたんだ」
「・・・そっかー」
私は一言そう答えるのがやっとだった。
240コンブ:2006/07/24(月) 02:57:05
行進、それは…
やっぱりね
ん? この豚?
やっぱりね
行進、それは…
行進、それは…
やっぱりね
それはね

ん? この豚?

行進、それは…
それはね
それはね
ん? この豚?
それはね
241名無し職人:2006/07/24(月) 03:33:06
未成年の喫乳は、健康に対する悪影響やおっぱいへの依存をより強めます。
周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
242名無し職人:2006/07/24(月) 03:45:23
学校帰りに後ろから話かけられたんです。真っ赤なコートを着た黒髪の女性に。
ただその女性は口に大きなマスクをしていました。

『私、キレイ?』
「キレイだよ」
『…コレでも??』

マスクを外すとその女の口は耳まで裂けていました。
『コレでも?』
「…あぁキレイだよ。さゆり…」
僕は優しくさゆりを抱きました。
彼女の肩は小さく、小刻みに震えていました。
人の優しさに初めて触れたのでしょう。

僕は何度も何度も彼女とくちずけをかわし彼女を抱きました。


…と、まぁそん時に出来た子供がお前だ。アホでもイイ!元気に育ってくれればそれだけで…
243柴。 ◆shibatXtDE :2006/07/24(月) 04:25:50
「ほう、これが」
「ああ」
「確かに」
「ふかふかだろう」
「ああ、ふかふかだ。思っていた以上にふかふかだ」
「思っていた以上にか」
「ああ、すごくふかふかだ。でも、噛むのだろう」
「噛むんだ。ちょっと気を抜いた隙にがぶー、さ」
「危ないな」
「ああ、すごく危ないんだ」
「でも、ふかふかだな」
「そうなんだよ」
「ピンクで」
「噛むんだよ」
「危ないな」
「でも、ふかふかだぜ」
「いくらだ」
「またそんな話か。お前いつだってそんな」
「欲しいんだよ」
「でも、噛むんだぜ」
「だってお前、ふかふかだろう」
「なあ」
「なあ」
244名無し職人:2006/07/24(月) 18:09:06
死期が近付いているらしい。
先ほど病院でそう宣告された。
医師は笑いながら否定していたが、通院暦56年のマサヨさんが言うのだ。
56年間待合室で病人を見続けた観察眼は、青二才のハナタレ医師よりよほど信頼できる。
もはや疑う余地は無い。私は死ぬのだ。
巨大な絶望感の塊が襲い掛かって来る。
例えばそう、大岩がゴロゴロと転がって来るように。
死という名の魔物が大きな口を開けて待っている。
例えばそう、底が見えない崖の上に追い込まれたように。
・・・つまり、今の私はアクション映画の主役みたいなもの、ということか。
インディジョーンズか。
なるほど。悪くない。
病院に出かけて本当に良かった。
心からそう思った。
245名無し職人:2006/07/24(月) 18:22:10
な、なんと・・・ゴミが人のようだ・・・
246名無し職人:2006/07/24(月) 18:39:34
ぼくはそうめんをたべる。

ちゅるちゅる ちゅるちゅる

おねえちゃんはうたをうたう

ふにくり ふにくら

おじいちゃんはいればをいれる

いれいれ いれいれ

おにいちゃんはおなに〜をする

ふああああ らめぇぇぇぇ!
247名無し職人:2006/07/24(月) 21:01:10
日曜日、ピンポーンとチャイムがなったのでドアを開けると、24〜5歳くらいの綺麗な女性が
洗剤を持って立っていた。以前、タチの悪い物売りにアイロンを押し売りされた経験を持つ僕は、
心を鬼にして立ち向かう。敵が言葉を発する前に酔拳の構えで威嚇。先手必勝!驚き顔の女に
気を良くした僕は『シャーッ シャーッ シャーッ シャーッ』と警告音を発しながら狭い玄関で
酔拳。女が萎縮してるのを確認して『何の用じゃ…?』と尋ねると『隣に越して来た者です…』
と答える。女は洗剤を渡し疾風のように去った。何だか新しい恋が始まる予感♪
248名無し職人:2006/07/24(月) 21:39:00
幼い頃、俺は悪の秘密結社に連れ去られそうになったことがある
同じ顔をした全身黒タイツの集団が、奇声を上げながら俺を取り囲んだんだ
俺はその中の一人にあっさり捕まり、抱え上げられた
むかついた俺がそいつの腹に思い切り蹴りを入れ、脱出しかけたまさにその時だった
テンポのいい曲が流れ始めたかと思うと、やけにカラフルな連中が現れた
エンジ色、抹茶色、群青色、黄土色、ショッキングピンクの五人組は、
ポーズを決めながら大声で「地球戦隊カゴシマン」と叫んだ
夜の住宅街であまり大きな声を出すのは好ましくないわけで、
案の定カゴシマンは、窓から顔を出した怖いおっさんに怒られていた
おっさんの説教はしつこくて、俺が黒タイツどもを始末した後もまだつづいていた
黒タイツの奇声の分までまとめて怒られていたので、少し可哀想になって助け舟を出してやると、
カゴシマンは感謝の気持ちだと言って「カゴシマン薩摩揚げ」をくれた
ヒーローと呼ぶには頼りない連中だったけど、仙台にもあんなヒーローがいたらいいのに、と思った
249名無し職人:2006/07/24(月) 21:42:52
ダンサー風のマイク「で、助かるのか!?」
バスト91の風俗嬢キャシー「無理だよっ!助かりっこないわ!!」
泣き虫小児ダニエル「お゙があ゙ざぁ゙ぁん!!!」
リーダー風を吹かせるマイク「うるせえぇ!誰かこのガキを黙らせろ」
長い髭が貫禄の老人ジョージ「みっともないぞ、若いの」
死亡フラグが立っているマイク「なんだと!?」
ウェスト60の風俗嬢キャシー「泣いても騒いでももう駄目なのよ…」
後にこの遭難者達を自らを犠牲にして救出に導く英雄ラウル「いや、待て」
実はヘルニア持ちの英雄ラウル「諦めるのはまだ早いかもしれないぞ」
ヒップ87の風俗嬢キャシー「え!?」
薄い頭頂部が貫禄の老人ジョージ「なんじゃと?」
余命15分のマイク「!?」
既に夢の中の小児ダニエル「……」
偶然通り掛かったネズミ「チュチュッ」
その頃ラウルの帰りを待つ妻ローザ「カリフォルニアピッツァのMを2枚ね。すぐ届けちょうだい」
その隣の家の婦人アンジェラ「お隣さん、またピッツァよ。料理しないのかしら…」
アンジェラの夫の弟の息子ボビー「ヘックション!!」
250名無し職人:2006/07/25(火) 00:50:59
>>249
オモシロ
251名無し職人:2006/07/25(火) 03:46:54
A『最近ずっと雨で嫌になるな』
B『なんで?農家にとっては恵みの雨じゃん。もっと降りゃいいんだ!』
A『ダ、ダメだよ、そんなこと言っちゃ。土砂崩れで困ってる人の身になれ』
B『連日の雨で地盤が緩んだんだろう…気の毒な話だな』
A『泣きたいだろうね。家族を失った人は』
B『ハ…ハ、ハックション!雨に濡れて風邪ひいたぽい』
A『いつも元気な君らしくないね』
B『熱もあるようだ』
A『だ…大丈夫か?』
B『帰り病院に寄るよ』
A『良ければ車で送るよ。通り道だし』
B『し り と り !』A『あ〜また負けたぁ!』
252名無し職人:2006/07/25(火) 03:59:58
鳶が鷹を産むっていうけどさぁ

鳶は鷹なんて産みたくないよね
253名無し職人:2006/07/25(火) 04:32:33
おとうさんかほにゅうびんをチュパチュパしてました

これがぼくのおとうさんなんだなーとおもいました
254名無し職人:2006/07/25(火) 05:28:58
私が彼に出会ったのは一年前の夏・・・
私は会社から家にヒダリ途中だった。
ミギろからモノ凄いスピードで追い付き、時速120`で走行中の私のウシを追い越して行った。
彼の名は片山ウシ京。
職業はドライバーである。
公道を走らせたら彼のウシに出る者はいない。
彼がハンドルを切ると車はウシにカエルにと、まるで生き物のようにコーナーを曲がって行く。
彼の名は片山ウシ京。
職業は宅配ドライバーである。
「こんにちはー!イカエル川急便でーす!!」
255名無し職人:2006/07/25(火) 07:13:12
赤いパンツの会から電話がかかってきた。受話器を取るなり『貴方のパンツは何色ですかー?』
と大声で言われ耳がキーンとした。信者なら『赤色でーす!』と叫ぶだろうが、私は信者では
ないしパンツも赤くない。『黒ですがなにか?』と答えるや否や、相手は『いけません!』と
真っ向から否定し、黒パンツは不吉、西洋では悪魔の象徴、レスラーで黒パンツをはいた者は
みんな不幸になった、はくと癌になる、先祖が浮かばれない、腹黒くなるなどと説教された。
怖くなった私はパンツを脱ぎながら電話を切った。
もう2度とパンツなどはかない。
256名無し職人:2006/07/25(火) 12:01:18
クシャミが止まらないので相乗効果でBBQでもしようと思いあぐねた。言わば大は小を兼ねる
とでも言えばいいだろうか?一人では極端に寂しいのでバイト先の小松主任を誘うと、暇を持て
遊んでいたらしく跳梁跋扈でOKしてくれた。人間万事塞翁が馬といった滑り出しで主任を車で
迎えに行くと、彼は釣り道具まで用意して『旨い魚を食わせてやる』と最小公約数な笑顔を見せた。
郊外の河原に到着した我々は爽やかな空気を親の仇のように堪能しBBQを楽しんだ。結局、
主任は1匹も魚が釣れなかったが、一石二鳥といった満足気な顔をしていた
257名無し職人:2006/07/25(火) 12:01:59
258名無し職人:2006/07/25(火) 19:54:43
天気予報の「くもり」を「きもい」と読んでしまったあなた。
明日はあなただけどしゃ降りです。
259名無し職人:2006/07/25(火) 23:04:43
ぼくはスレタイの走取が読めません
260名無し職人:2006/07/26(水) 01:02:53
>>259
マジレスすっと「おもむき」
261名無し職人:2006/07/26(水) 01:15:14
>>260
「むき」って、バーコードハゲになったスヌーピーみたいだな。
今気付いた。
ありがとう。
262名無し職人:2006/07/26(水) 02:27:10
そういやスヌーピーなんてここ数年食ってねえなあ
263名無し職人:2006/07/26(水) 16:19:02
>>259は趣のある文章。
264名無し職人:2006/07/26(水) 22:57:21
ぼくはスレタイの興の字が、一本道の向こうにビルが建っている様にしか見えません、
だから、あした病院にいきます、おわり
265名無し職人:2006/07/27(木) 04:02:47
ふむ
その見方は素敵だ
266名無し職人:2006/07/29(土) 05:34:37
うち、ダーリンのためならマグロ漁船にだって笑顔で乗り込むっちゃ
267名無し職人:2006/07/30(日) 12:24:16
男「日本では自殺する人が年々増えてるらしいよ、まあ関係ないけど」
女「みんなもっと自分の命を大切しなきゃダメなのよね、まあ関係ないけど」
男「幼児虐待も増えてるんだって、まあ関係ないけど」
女「自分の子供を虐待とか信じられないよね、まあ関係ないけど」
男「でも俺も自分に子供ができたらちゃんと愛せるか自信ないんだ、まあ関係ないけど」
女「そんなの子供ができたら変わるってゆうじゃない、まあ関係ないけど」
男「なんならためしに結婚してみよっか、まあ関係ないけど」
女「やなこった」
268名無し職人:2006/07/30(日) 17:19:50
しみコン

スイッチを入れると
台上で動き出すしみコン

甘美なメロディ
官能的な腰づかい
セクシャルバイオレンス

つられて唇がうたう

 ああせつないね
 ああ悲劇だね 
 皮肉だね...

あくる朝
台の下で冷たくなってた
萎れてしまった
269名無し職人:2006/07/30(日) 17:29:11
機械化師団ダーは砲撃主
型落ちだけど元主力戦車

ダーン!
ダダダーん!
(命中!)

わいは騎兵戦闘車で侵入しやっす
歩兵は援護よろぴくね♪
 ギャリギャリギャリギャリギャリ....

 ズガンッ!!!!!

ああぁあいけねえ地雷を踏んじまった
でも大丈夫対人地雷なので死にませんでしたー・・・と
270名無し職人:2006/08/01(火) 00:16:11
地雷を踏んだらサヨナラだ。
271名無し職人:2006/08/03(木) 00:02:03
さっちゃんはね
みちよっていうんだほんとはね
だけどちっちゃいから、いや、彼のことをまだ忘れられない自分と決別するために
じぶんのことさっちゃんって呼ぶんだよ
おかしいね
さっちゃん
いま、親が寝ているんで部屋でパソコンやってるんですよ。
でも、電気つけると起きてるってことが分かっちゃうんで、
部屋の電気は消して、パソコン画面だけの明かりでやってます。家の裏
にはそれほど高くない山があるんですが、その中腹にはお墓があるんです。
きみわるいですね。いま、窓から見えますその墓地。でも、それな
のに輪をかけて虫がブンブンよってきます。ディスプレイだけ明るいですからね。
おい払うだけでは埒があきません。蚊取り線香を持ってくればよかったのです
が。

    
   by15歳厨房。しかし悟りを開くとモテモテ大学生。
273名無し職人:2006/08/04(金) 08:30:57
愛する貴方へ

貴方がジョン・レノンだとしたら、あたしは爪楊枝
貴方が旧約聖書だとしたら、あたしは立ち食いソバ
貴方が真っ赤な薔薇だとしたら、あたしは醤油
貴方が灼熱の太陽だとしたら、あたしは越中フンドシ

そうです!そうなのです。アタシたちは切っても切り離せない運命のもとに生まれたのです。
いつでも2人は1つなのですからね。
愛してます。ジュテーム
274名無し職人:2006/08/06(日) 17:32:13
オラッ!クソ…ハァハァここまでバラバラしたらもう証拠は残らないな。
うーん、でも心配だ。念のため遺体を加熱しておこう。
こっちはもういいな。さて、次はこいつか。
こいつを処理するにはまだ早すぎるな。
ちょっとは俺を楽しませてくれるんだろ?
ふふふふふ。ほーら、近づいてきたぜ、見えるかコレが?
内側で刃がゴリゴリ動いてるだろ?
ここにぶち込んでお前を肉片にしてやる。
ゴリゴリゴリゴリ…。
ふぅ、見るも無残な姿になっちまったな。ウップス。
ちょっと、ちょっとだけ揉んでみよう。
モミモミモミモミ。
こいつぁ、病み付きになりそうだぜ。
さーてそろそろ処分するか。きれいに焼いちまわないと
証拠が残っちまう。あー面倒くせぇな。
さっきのやつもこいつと一緒に処分するとするか。
ウッ、ハァハァ、クソッ、また揉みたくなっちまったぜ。
モミモミモミモミ。
しかし、こいつらにも悪いことしちまったな。
冥土の土産に温野菜でも添えてやるか。
パラパラパラ。
あっ!もったいねぇ!あとで俺が楽しもうと思ってたのに。
ちくしょ!オラッ!パン。オラァッ!パン。
大人げねぇな、何もいわねぇ遺体を殴るなんてどうかしてるぜ。
さっさと焼いて始末しちまうか。
ジュージュージュー。

ハァハァ、まったく、手ごわいハンバーグだったわ。
275名無し職人:2006/08/08(火) 01:58:59
時々変なところに長ーい毛が生えてたりするよね
知らないうちにさ
宝毛っていう縁起の良い毛だとか聞いた事あるな、あれ
抜いちゃダメなんだってさ
縁起物だからな
でも気になるよなあ、ああいうのってさ
無意識のうちに引っ張って抜いちゃったりしてな
そんで「あーあ」ってなって
そうして抜けた毛がお前だ
お前なんだ
276ベル式:2006/08/08(火) 03:20:44

今日までお世話になったあの人は「中国に行く」といってこの家を出てしまいました。
残された私と兄と姉と健在の両親は何がおこったのかはっきり理解することもできず
ただただあの人の背中をみつめて、「言ってらっしゃい」と声をかけることもせずに
おかずの肉を突然取り上げられた阿呆の子のように口と目を大きく開けて
その姿が角の向こうに消えてなくなるまでみつめているより他なかったのです。

あの人は行ってしまった、兄はしょぼくれて部屋に戻ってしまいましたし
あの人は行ってしまった、母はエプロンで顔を押さえて泣き崩れましたし
あの人は行ってしまった、父は不機嫌そうに新聞を読み始めましたし、
あの人は行ってしまった、姉はちぐはぐのサンダルを履いて飛び出しました。
あの人は行ってしまった、あの人は行ってしまった、あの人は行ってしまった、
あの人は行ってしまった、何度つぶやいても行ってしまったあの人は帰ってこないし
この上ご近所付き合いもできそうにないので我ら家族の行く末はただただ闇に包まれているのです。
277禅弾 ◆UbQ25jqcRQ :2006/08/08(火) 21:58:09
撒かれた水がぬるい、真夏の昼下がり。
死んだばかりの牛の肉を、指先で突っついていました。
死んだ肉は窪んだまま、戻らない。
時間が経つにつれ、死牛の周りに蝿が集まって参りました。
そりゃあもう、仰山な数ですわ。
それでも、ワシは鬱陶しいと思わずに肉を突っついていたわけです。
すると、肉の窪んだとこに、蝿が二、三十匹入り込んできたんですよ。
それに構わず、指でガンガン潰して出来てしまったのが、コレだ。

「……。アタシの口元のホクロ?」
「んだ」
278名無し職人:2006/08/09(水) 17:58:51
殿、この爺、恐れながら殿に一言申し上げまする
先刻よりの殿のお姿、殿の勇ましさがひしひしと伝わってまいります
しかし、しかし・・・
その・・・やはり、いささかリアル過ぎるのではございませぬか?
いえ、不服などということは決して!
ですが・・・、何と申しましょうか・・・
あっ! とっ、殿っ! なりませぬっ!
そのままご城下へ行かれるなど、お戯れもたいがいになさいませっ!
殿っ! 殿っ!
殿ーっ!!
279名無し職人:2006/08/10(木) 01:43:51
むか〜しむかし
あるところにドンブラコドンブラコと割ると
中から桃太郎と名付けました。
すくすく育つと「キビダンゴをくださいな」というので
鬼をこらしめ金銀財宝を持ち帰り幸せに暮らしていたところ
助けた亀の背中に乗り竜宮城に連れていかれました。
「これは決して開けてはなりませぬ」と寝ていた兎を
休まず歩き続けた亀はとうとうコブが取れてしまったのです。
カニは何日も柿の芽が生えるのを待ちましたが
「月に帰らなければココホレワンワン」
めでたしめでたしだとさ。
280名無し職人:2006/08/10(木) 02:50:58
何も無い。手にしたものなんてみんな「糞」だ。
事務的な微笑みを浮かべてビールを持つ女性のポスターを見ながら、僕は曖昧に答える。
「なにが糞だって?」
「お前が手にしてきた物は糞だって言ったんだ」
時々、―酒を飲んだ時とか― 彼はそう言う。いつもの事だ。
「糞はお前だ」
「俺のせいにするんじゃない。お前が選び、選択してきたんだ。
糞だけを器用に探し出して、それに無理矢理“意味”をくっつけてるんだ。
意味なんて無いのに。選んだ以上、なにか意味が必要だから無理矢理くっつけてるだけだ」
隣の席ではサラリーマン風の男女が恋愛の話題で盛り上がっていた。
その奥では若いカップルがぼそぼそと何かを語り合っていて、
カウンターでは初老の男性が日本酒に舌鼓をうっていた。
「僕の人生は糞かもしれないが、奇麗な糞だ」
彼は僕の目をじっと見た。怒りが伝わるのを感じる。
「どうしてそうやって無意味な意味をくっつけるんだ?俺はお前自身だ。俺が言いたいことは分かるだろ?」
ビールを持つ女性のポスターに目をやった。
事務的なんだ。
深い意味なんて無い。事務的に笑っていればすべてが丸く収まる。
帰ろうか、と言って彼と一緒に店を出た。
意味はあったんだ。
かつては、多分。
281名無し職人:2006/08/10(木) 15:01:05
「髪は女の猪木だからね」
幼い私の髪を撫でながら、母はそう言った
何度問いただしても決して認めようとしなかったが、あの時の母は確かにそう言ったのだ
あの言葉はきっと呪いとなって今も私の中に生き続けているのだろう
忘れかけた頃に、何か些細な出来事をきっかけにして顔を出すに違いない
今日を静かに過ごせたとしても、明日の朝には絶望に飲み込まれる羽目になるかもしれない
私はそれが恐ろしくて仕方が無かった
高校を中退して家に閉じこもり、仕事もせず、毎日毛布に包まって震えながら過ごした
夜が訪れるのを待ち、陽が昇るのを待つだけの、それ以外には何も無い冷たい日々
どうしてこんな事になってしまったのだろう
誰のせい?
私のせいなの?
違う
じゃあお母さんのせい?
そうじゃない・・・
言い様の無い感情が溢れ出しそうになり、私はぎゅっと目を閉じる
力いっぱい目を閉じる
瞼の裏に一瞬だけ母の笑顔が見えた気がして、私は深いため息をついた
282名無し職人:2006/08/11(金) 00:19:40
チュンチュンチュン。
小鳥の囀りを目覚ましに草太君の朝が始まるよ。
ほらほら、眠い目をこすってこすって!
はい。おはよう(おはよー!)
ママの愛情たっぷりのスイートトーストとひんやり冷えたミルク。
朝はしっかり食べて今日も一日元気だね。
さ、召し上がれ(いただきまーす!)
あっ!いけない。草太君。
友達と野球をする約束は?
ふふふ、慌てて食べたら喉をつまらせちゃうよ。
お気に入りのユニフォームに着替えたら
さぁ、出発だ(いってきまーす!)

昨日の雨が嘘のようにカラリと晴れて気持ちいい朝だね(あつ〜)
あらあら草太君、もうバテたのかな?
クラスのマドンナ理沙ちゃんが笑っているよ(うひょッ、理沙のやつスケスケワンピかよ)
ま、まぁ草太君おませな(けっこう胸デカイんだよなアイツ)
ちょ、草t(スク水の時なんかチクビ浮いてたよな…やべ、血が巡ってきた)
こr(てか理沙はぜってぇ俺に気があるな。ちょっと誘えば一発ヤラせてくれるはずだ)
(ただなぁ、3組の美保も捨て難いんだよなぁ。ここはひとつ両手に花といきますかぁ)

…その前にオチンチン脱皮しなさいよ(はぁ〜〜い)
283名無し職人:2006/08/11(金) 01:33:08
泣くな
そんなに簡単に涙を見せちゃいかん
男の子だろうが
そうだ
こらえろ
全力でせき止めろ
よし
いいぞ
その調子だ
やった!
やれば出来るじゃないか!
頑張ったな
その頑張りに報いよう
ほら、バッファローだぞ
君のバッファローだ
受け取りたまえ
これで今日から君も立派なバッファローだな
284名無し職人:2006/08/11(金) 02:35:13
夢とはなんですか?、、
走りだしたら止まらない!ゴールまで走りつづける!時に大きな壁があっても!悩む必要など微塵もない!越える条件はただひとつ!自分の力を信じるだけだ!さあ!ゴールが見えるぞ!あともう少し頑張るだけ!ゴールはもう目の前だよ!
285名無し職人:2006/08/11(金) 04:32:25
たかし
「上、上、下、下、左、右、左、右、B、A だっけ?」

ひろし
「上、X、下、B、L、Y、R、A カカロットォ じゃなかった?」

きよし
「下、右下、右、A だと思うけど・・・」

たかし
「そんな簡単なわけねーだろw」

<ハドーケン

たかし&ひろし
「「お前すげーな!!」」
286名無し職人:2006/08/11(金) 05:19:13
好きよ、こういうの
287名無し職人:2006/08/15(火) 16:32:34
うわぁ!!
ちょっとちょっと、これ見て! この水ようかん!
栗入ってるよ、栗!
何? これ! 水ようかんに栗って!
栗水ようかん? 水ようかん・栗?
ダブルじゃん! ダブル! 幸せダブル!
あ、当たりでしょ!? これ何かの当たりでしょ!?
こんな良い事、そうそう無いよ!
んん!? しかもこの栗、すっげー美味しい!
大して甘くないだろうと思ってたら、ちゃんと甘い! 甘いのよ! 甘いのよちきしょう!
うわぁー・・・今日何の日だろー・・・。
何か逆にこわいなー・・・。
反動で悪い事が「ゴーン」て来そうだよー・・・。
まだ死にたくないよー・・・。
水ようかん食ってこんなにテンション下がったの初めてだよー・・・。
288名無し職人:2006/08/16(水) 17:45:42
ずっと帰ってなかった実家に久々に帰ることになったので、連絡を入れておこうと思った
早速電話したら
「お客様がおかけになった電話は現在デストローイ」
と言われたのでちょっとびっくりした
とりあえずもう一度電話したが、やっぱり電話はデストロイ中だった
今度はさすがにびっくりしなかったし、メールは使えるからまあいいや、と思った
289名無し職人:2006/08/17(木) 17:59:24
彼女はそう言ったのが聞こえた。
僕は彼女が辛い夢を見ないことを微かに祈った。
290名無し職人:2006/08/21(月) 10:44:56
保守age
291名無し職人:2006/08/21(月) 11:05:53
「痛みを耐えてこそ大人になれるというなら、私は大人になんかならなくて良い。」彼女はそう言いながらゆっくりと麺をすすった。
暖かな、味噌味だった。
292名無し職人:2006/08/21(月) 11:21:12
2時間ほどナンプラー
に漬けこんでやったばか
りか
力もちの男にさんざん
ひっぱってもらったうえ思
い出のジャンパーといっしょに
海になげた
293名無し職人:2006/08/21(月) 11:37:23
1・2の3で
消えますからね
       詩・ポギー
ハトは消えます
悲しみは消えません
あの人は消えました
思い出は消えません
炎はきれいに消えました
ただしお家も消えました
なにからなにまで消えました
いやな事だけ消えません
294名無し職人:2006/08/22(火) 16:25:35
先生「二兎追う者は一兎をも得ず、という諺があります。
   欲張って二匹の兎を追いかけても、結局どちらも獲れないので、最初から一匹に決めて追いかけた方が良いという意味です。
   でもね、君達。たとえ一匹も獲れないとしても、二匹を追いかけて縦横無尽に山を走り回れば足腰が鍛えられますよね。
   それはきっと次の狩りに生かされることでしょう。そう考えたら、二兎追うこともまるっきり無駄ではないと思いませんか?
   今日一兎も獲れなかった悔しさが、明日再び狩りに出た彼を本気にさせると、そうは思いませんか?
   君達は夢を見るべきです。おおいに見るべきです。二匹の兎がいたなら、一匹でいいなどとケチなことは言わず、是非とも両方を狙うべきです。
   失敗は人を大きくします。君達くらいの年頃は、無謀なくらいでちょうど良い。先生はそんな生き方をしている人、大好きです。
   小賢しい計算で自分の可能性に枷をはめるなんて、とてももったいないことです。
   だからね。君達は二兎を追いなさい。そして大いに逃がしなさい。
   そうすればいつの日か、きっと兎二匹どころではない大きな獲物をしとめる日がやってきますから」
鈴木「先生、兎を数える時は一羽二羽です」
先生「・・・虻蜂とらず、という諺があります。
   欲張って虻も蜂も追いかけると、結局どちらも・・・」
田中「先生、授業を始めて下さい」
295名無し職人:2006/08/22(火) 19:45:07
>>294
コレすき
296名無し職人:2006/08/23(水) 22:52:57
ごめんねー。俺、臭いでしょ? 汗かいちゃったからさー。
・・・。ほんとに? 気ぃ遣ってない?
臭かったら正直に言っていいよ。
臭いでしょ? こんなに汗かいてるし。
・・・。ほんとに? 鼻、悪いとかじゃなくて?
ああ・・・、そう。
でもさ、臭いか臭くないかで言えば、臭いでしょ?
・・・。
あ、じゃあさ、じゃあさ、臭いのハードル下げてさ、よく考えてみてよ。ね、臭いでしょ?
・・・。
ん〜、じゃあ鼻の前にウンコがあるつもりで、目ぇつむってもう一回嗅いでみてよ。
ね、今度こそ臭いでしょ?
・・・。
おい。いい加減にしろよ、てめえ。
臭くねーわけねーだろうが。ナメたこと言ってんじゃねーぞボケ。
どうせあれだろ、後でこっそり「あいつくっせーのw」とか言って笑うんだろ?
だったら今言えよ。ほら。言えよ。俺に直接「臭い」って言えよ。
くだらねー意地張ってんじゃねーよ。一言「臭い」って言やいいんだよ。ほら、言えっつってんだろ。
・・・こんのやろー。どんだけ強情なんだテメーはよぉ!
くせーだろーがよ、俺はよ! 臭くねーわけねーんだよ! くせーの! くせーって決まってんの! くせーんだってば!
あーあーあー聞こえなーい。聞こえませーん。俺は臭いんですー。すっげー臭いんですー。
あー、もういいよ。お前嫌い。あっちいけ。お前の鼻死んでんだよ。ついでにお前も死んじゃえよ。バーカ。
297名無し職人:2006/08/24(木) 00:09:37
その場は途端に凍り付いた。
佐和子の眼にはたうたうと滴が溢れ、隆二の額には蒼 白の汗。
隆二の根回しは完璧だった。微塵の落ち度もなくなくなく凍り付いた。
佐和子の眼にはたうたうと滴が溢れ、隆二の額には蒼 白の汗。
りゅぅぅじぃ の根回根回しは 完 完璧だっだっだっだ っだっだっだ
ガチャッ。

キュルキュルキュルキュル……ガチャッ。
そぉのぉ場ぁはぁ途端に凍り付いた。
佐和佐和佐和子の眼にはたその場は途端に凍り付いた。
佐和子の眼にはたうたうと滴がたうたうと滴がた うたぁうぅぅ〜と
キュルキュルガ キュッ
たうたたたうとぉおルキュルガガガキュッ
「くぉおるぅぁぁあ〜!」
「お、お、お、お父さんのレコーダーで何や ってるんだ!!」
298名無し職人:2006/08/26(土) 02:15:44
ある日テレビをみていたら

おちんぽみるくでしゃう

とか聞こえてびっくりするほどユートピア!
よく聞いたら

御賃歩身留区でシャウ

だった。御賃歩身留区でシャウっただけの話だった
安心したから歯磨いて寝た。歯磨き粉はイチゴ味
299名無し職人:2006/08/26(土) 13:54:33
「また出たのぉ?…盆明けるとすぐこれだよ」
怪訝そうな面持ちで煙草を擦り消す男。
「あ、そうそう。今日は火野が午後から動けるらしいから連絡ついたら宜しくね」
重い腰をようやく上げて艶やかなセーラー服に着替える男。
「ツキさ〜ん。募集してたタキシード枠に3名入ってますが」
「あぁ、それ君が面接しといて。美形ならOKで」
「はぁい」
「さてと。今日も自ら"おしおき"といきますか…」

部屋を出る男の背中には中高年独特の哀愁が漂っていた。
300名無し職人:2006/08/28(月) 15:05:54
学校から帰ると、テーブルの上にみかんが置いてあった。
「あのー・・・、今日のおやつですか?」
おそるおそる訊ねると、みかんは一言「そうだ」と言った。
じゃあさっそくいただきます、というのも何だか気が引けたので、僕達はしばらく話をした。
学校での出来事。果樹園での日常。ちょっと気になってる女の子。トラック運転手との友情。悪友と馬鹿をやった話。特売に出された不満。等等。
僕達はまるで十年来の親友のように盛り上がった。
ふと気付けば辺りはもう暗くなっていて、僕はすっかりお腹を空かしていた。
ぐう〜、という情けない音に気付いたみかんは、すまなそうに言った。
「そういえば・・・。おやつ、食べそびれたもんな・・・。ごめん・・・」
「気にしないでよ。楽しかったから。それよりさ、キミ、このままうちに住まない?」
「え・・・、いいのか? だって、俺、ただのみかんなのに」
「いいよ。キミと話していると、とても楽しいんだ」
「そうか・・・。そう言ってくれるんなら・・・今日からよろしく」
「こちらこそよろしく」
その時、母が帰ってきた。
「いや〜、遅くなってごめんね〜。お腹空いたでしょ〜? 私もペコペコ。すぐご飯つくるからね。あ、その前にみかんを1個・・・」
そう言って母は素早くみかんを掴むと、あっと言う間に皮を剥き、ほんの二口で平らげてしまった。
僕はグレることにした。当然の権利だと思った。
301名無し職人:2006/09/04(月) 04:28:33
反吐が出た
良い反吐が出た
生まれてこの方初めて見るよな ナイスなナイスな反吐が出た
大興奮
マジ大興奮
頭頂部の毛が次々飛んでも 気に留めぬ程の大興奮
事の顛末 カモメが問えば
待ってましたと 大往生
指先伝う 情熱BLOOD
紅い遺言 「永」「谷」「園」
ああ 一度だけ
そう 一度だけ
なにかを したかった
302名無し職人:2006/09/04(月) 04:39:17
TINNPO

UDON
303名無し職人:2006/09/07(木) 17:14:35
「この女優さん、目元が由美かおるそっくりだなあ」
と父親が言った時、
テレビに
映っているのは
由美かおる
である。
304名無し職人:2006/09/10(日) 16:16:01
せっかく作ったご飯は、手も付けられずそのまま残っていた。
せっかく作ったのに。
物凄く悲しい気分になり、私は少し泣いた。
そしてすぐに眠った。
夢の中でしか文句を言えないから。
靄がかかったような夢の世界で、私は彼の後ろ頭を思い切りひっぱたく。
手加減はしない。
そんなもの必要ない。
彼は悲しげな顔であたりを見回す。
本当に悲しげな顔で。
私が叩いた事に気付くまで、彼の首はぐるぐる回る。
首を回す内にどんどんおじいさんになっていくのに、彼は私に気付かない。
だから私は夢を見続けるのです。
何が起きても決して休まずに。

45度の日々
305名無し職人:2006/09/10(日) 21:06:41
防戦一方、戦線は後退するばかり。
特に戦略の要、トーチョウブ地区は壊滅状態。
事態は敗色濃厚の様相に陥っていた。
常勝無敗と謳われた正志大佐もすっかり肩を落とす。
はじめから負け戦だった。
口にこそ出さずとも現実、軍の士気は底に達し
そこには微塵の希望も残されてはいない。
「モ・ウコン開放作戦は失敗のようです…」
『お〜い、まさし。パパの頭に向かって何ブツブツ言ってんだ?』
『それよりも早く白髪抜いてくれよ。1本10円だぞ〜』


その日の正志の軍は160円の死者と620円の行方不明を出す記録的な大敗を喫した。
306名無し職人:2006/09/13(水) 02:42:30
  せ  っかく作ったご飯は、手も付けられずそのまま残っていた。
せ  っ  かく作ったのに。
物凄  く  悲しい気分になり、私は少し泣いた。
そして  す  ぐに眠った。
夢の中で  し  か文句を言えないから。
靄がかかっ  た  ような夢の世界で、私は彼の後ろ頭を思い切りひっぱたく。
手加減はしな  い  。
そんなもの必要  な  い。
彼は悲しげな顔で  あ  たりを見回す。
本当に悲しげな顔で  。  
私が叩いた事に気付く  ま  で、彼の首はぐるぐる回る。
首を回す内にどんどんお  じ  いさんになっていくのに、彼は私に気付かない。
だから私は夢を見続けるの  で  す。
何が起きても決して休まずに  。  
307名無し職人:2006/09/13(水) 08:42:18
58時間26分29秒、およそ二日半だ。
それだけの時間を彼は、あるいは彼女は、どんな気持ちで過ごしたのか。
気づけ、気づけ、早く誰か気づけ……
それとも
クク、まだだ、まだ誰も気づかない……
いずれにせよ二日半、58時間26分29秒、彼は、あるいは彼女は沈黙を守った。

そしておもむろに、もしくは唐突に、秘密は暴かれた。
彼の、あるいは彼女の、それとも第三者の手によってすべてが明らかにされた。

私は驚愕した。驚愕が私を席捲した。
驚愕が私をしてレスせしめた。
私が表計算ソフトをして時刻計算せしめた。
何が彼をあるいは彼女をして沈黙せしめたのか。
それ以上に、何が彼をあるいは彼女をして名品をものせしめたのか。

そしていま私は思う。
ああ、俺もごぶさたしてるなあ、まじで。
308名無し職人:2006/09/13(水) 15:08:54
昨日は私の誕生日でした。もう26歳です。祝ってくれる人などいません。


あーあ…ネットで鯖よんでも惨め。本当は28歳。結婚してないし彼氏もナシ。
寂しくないと言えば嘘だけど、どうしようもない。小さなケーキに蝋燭を3本たてると涙が出た。

ヤケで告白すると本当は30歳。ついに三十路。田舎の親には行かず後家、会社ではオールドミス扱い
される日々。オールドミス…古っ(苦笑)バレバレか…実は40になりました。これは嘘偽りない真実。

ただ、女じゃないことと、会社勤めなどしてない親と同居の引き篭りニートだと付け加えておきます
309名無し職人:2006/09/16(土) 15:18:23
おぉ、神よ!
神はおられぬのか!!
…何時訪ねても「いませ〜ん」てアンタ。
人を馬鹿にするのも大概ですよ。
この前なんかわざわざ電話して「これから伺いますから」なんて釘刺しといたのに
なんの臆面もなく神様のクセに"居"留守ですか?
アンタん家行くのに電車3本乗り換えで面倒くさいんです。
特に総武線は混むんですよ。
んで、都営線。高いよね〜
そういえば大江戸線。階段キツイね…
便利といっちゃ便利なんだけどぉ、あの長い階段。
あ、僕エスカレーター乗ってますけどね。てへっ
そういえば一昨日、車内にお年寄りがいたんで席を譲りましたよ。
え?
あ、いやいや偉いとかそんなんじゃないですけど。
ただね、その老人がどこかの会社の社長の親父さんらしくて。
なんと経営してるテーマパークの招待券貰っちゃったの。凄いでしょ?
いやぁ、神様っているんだねぇ。
310名無し職人:2006/09/16(土) 17:51:36
最初はイタズラ半分のつもりだったんだよ。
毛が生えたての子供のチンチンなんて見る機会無いじゃん?
だから弟にちょっと見せてもらおうと思って「ねえ、ちょっとチンチン見せて」って言ってみた。
そしたら「ねえちゃんのも見せてくれるんなら見せる」とか言うの。
軽くムカついたけど、まあいいかと思って見せてもらった。
そしたら毛はまだそんなでもないんだけど、いじってたら生意気に大きくなってきてビックリした。
大きさもそこそこあった。
ちゃんと出るのかなーとか思って手コキしてやったら、やっぱ出たよ。
「チョー気持ちよかった」とか言ってたし。
そのあと私のも見せてやったら、なんか触ろうとするからぶん殴ってやったんだけど、
どうしても触らせてってしつこく言われて結局触られた。
軽くつまんだり引っ張ったりした後、普通に指入れてきて「すっげヌルヌルしてる」とか言われた。
「もういいでしょ」って言ったら「もうちょっと」とか言ってウザーとか思ったけど、ちょっと気持ちよかったからそのままさせてた。
そんでなんかもう別にいいかなって感じになって、「チンチン入れてみる?」って言っちゃった。
全然ヘタだったけど、「あー私今弟としてるんだー」とか思ったらなんかすごい興奮してすごい感じた。
「イク時言って」って言ったのに言わないで中に出したからぶん殴ってやった。
思いっきりぶん殴ったからその後は一回も中出しされてない。
311名無し職人:2006/09/18(月) 00:45:27
わっふるわっふる

心の底から わっふるわっふる

わっふるわっふる
312名無し職人:2006/09/19(火) 00:48:00
なんか最近姉が欲しい
313名無し職人:2006/09/21(木) 00:21:21
ユキちゃんがみちをあるいていると
ごみばこのそばで、一匹のハゲがないていました。
ユキちゃんが
ハゲさん、ハゲさん、どうして泣いているの?
とさずねると、

ワーン ワーン
とハゲはもっとおおきなこえでないてしまいました。
314名無し職人:2006/09/21(木) 01:25:04
ヲタクっぽい人に、
「彼女作らないんすか?」
と、意地悪く聞いてみた。

彼は、彼女がいない理由をしつこく語ってきた。
非常に言い訳がましいというか、負け惜しみにも聞こえる内容だった。
要約するとこうだ。

『俺と同レベルまで気を高められる奴がいないので、誰も俺とフュージョンできない。』
315名無し職人:2006/09/22(金) 01:30:07
彼女が「怖い」と云うので
僕は一晩の間、彼女の"安心"になろうと決めた。
一定の距離を置く彼女との「隙間」に些か歯痒さを拭えずにいるが
彼女にとってはそれを含めて"安心"

すぐ側で僕が提供する"安心"をもれなく纏い、眠る。
それなのに…
とんだ肩透かし。彼女からは得るものは、無い。
需要と供給のバランスを見事に破綻している今夜。
一夜の過ちなんてあるはずもなく。

でも、ふと思ったんだ。
彼女は僕を確実に男として見ているんだな。って。
人畜無害の友人なんて、淋しいしね。

訂正。
僕も深い深い心理の底で"安心"を感じていたんだ。

そんな事を彼女の寝顔を見ながら考えていると
男性ホルモンが顎に芽生えてきてるのに気が付く。
僕の、ではなく彼女に、ね。

とんだサプライズだ。
ふと肛門に手をやり、一夜の過ちが未遂であった事に胸を撫で下ろす。これも"安心"
316名無し職人:2006/09/22(金) 02:19:39
我が家の愛犬ケリーが天に召されようとしている。
家族の一員となって15年。
家族の愛を十分に受け、またケリーからも数えきれない程の愛を貰った。
嬉しい時、悲しい時、喜怒哀楽を共にしてきたケリーの存在は
別れの時を前にいかに大きなものだったかを再認識させられる。
とりわけ15才の娘にとっては特別なものだろう。
それだけにケリーの死は娘にどれだけの衝撃となるか…
しかし、これは乗り越えなければいけないんだ。
父「ほら。ケリーに最後のお別れをしなさい」
娘「やだ!ケリーいかないで!!」
父「……」
娘「ケリーが死んだら誰が私のオ○ンコ舐めるの!!」
父「…!?」
母「やめなさい」
父「そ、そうだぞ。そんな…」
娘「だってだって!!」
母「母さんだって困っているのよ!!」
父「!?」
317名無し職人:2006/09/22(金) 03:24:45
突然目の前に現れた恐ろしげな男達が私を囲みます。
全員が意地の悪そうな笑みを浮かべ、獲物を見つけたハイエナのような目で私を見ています。
狙っているのはお金? それとも・・・。
一人が私の腕を掴み、ドスの利いた声でこう言います。
「なあ姉ちゃん・・・、俺らと楽しいことしようぜぇ」
私は目の前が真っ暗になりました。
知らないうちに涙がこぼれ、膝が震えていました。
大声をあげようとしましたが、声すら上手く出せません。
路地裏の暗がりへ私を引き込むと、男達は次々とUNOを取り出していきます。
一箱、二箱、三箱・・・。
高々と積み上げられたUNOの山は、もはやどれだけのドロー4を含んでいるのか想像さえ出来ないほどでした。
慣れた手つきでカードを配っていく男達。
その手際の良さからは、これまで何人もの女性に無理やりUNOをさせてきたことが窺い知れました。
ついさっきまでの私は、そんな女性達を哀れむ側の人間だったはずなのに・・・。
それなのに・・・。
「この女、おとなしそうな顔してスキップ出しやがったぜ! ひゃははは!」
「口では嫌がってても本当は楽しいんだろ? あぁ!?」
「ううっ、やべぇ・・・俺、もう・・・。うっ、UNOー!!!」
抜け殻同然の私を弄ぶように、男達は続々とカードを放出していきます。
私がこんな所でUNOさせられたって知ったら、お母さん泣くだろうなあ・・・。
ぼんやりした頭で、私はそんなことを考えていました・・・。
318名無し職人:2006/09/22(金) 05:38:15
「人生をいかに合理的に過ごしていくか」
これは恐らく人間として生まれてきた者全てに課せられた、最大のテーマであると言えよう。
ごたぶんにもれず私もその中の一人なのだが、私は今合理的な見地から見ても、ものっそい空腹を感じている。
だが非合理的なことに、今の私には金がない。
これは私が今まで非合理的に人生を過ごしてきたからではない。世間そのものが非合理的なのだ。
非合理的な環境において合理的な生活を目指す。この一見すると矛盾めいた思想も今の私には重要なことなのだ。
今私の目の前には賞味期限ギリギリのヨーグルトがある。ただのヨーグルトではない。賞味期限ギリギリのである。
だが私はそんな死中に活を見出すべく事態を合理的に考える。ふと目をやると、戸棚の隅にイチゴジャムのビンが。
まさにこれである。ただの腐りかけの牛の分泌液も、このイチゴジャムを加えればマーヴェラス
世にも美味しく合理的なイチゴ味のヨーグルトという素敵な朝食にはやがわりである。
合理的とはそれすなわちいかに応用が効くかということでもあるのだ。今日の朝食は私の勝利である。くたばれ俗世間。

そんなことを考えながらイチゴジャムのフタをあけると、そこには福神漬けが入っていました。
ああ・・・カレーが食べたいなあ・・・
319名無し職人:2006/09/23(土) 03:40:24
どうしてお腹が減るのかな?
突然聞かれた。
真剣な顔で聞かれた。
こんなに真剣なマー君を見るのは初めてだった。
そういえばどうしてだろう。
僕は答えられなかった。
地面を埋め尽くすほどの計算式を書いたけど駄目だった。
そうこうしてるうちに、マー君のお腹と背中はくっついてしまった。
身体を求め合う男と女のように、淫らに絡み合うマー君のお腹と背中。
僕は度肝を抜かれてしまった。
マー君はその後すぐに家に帰った。
ラーメンを食べるんだと言っていた。
きっと今度はスープと麺が絡み合うんだ。
しなやかな麺がトンコツスープの脂に濡らされ、テラテラと艶かしい痴態を晒すんだ。
そうだ。マー君の性欲はとどまる所を知らないんだ。
そんな事を考えていたら、僕の姫路城はサンダーバードみたいになってしまっていた。
ああ恥ずかしい恥ずかしい。
320あsage ◆t2.sonUXDo :2006/09/24(日) 19:34:03 BE:51578922-2BP(1)
砲丸投げの室伏広治選手、8戦負けなしらしい。
一芸に秀でているのはすごいんだけど
砲丸投げできなくなったら、
この人なにできるんだろう?ってとこから始まって
室伏広治の意外な特技とは?ってのを考えてみた。
そんで、1分ほどあれこれ頭の中のネタ帳を探してみて
「レゴ」っていうところにおちついた。
なんやかんやしてたらこのスレにきてしまったんで
こうして書き込んでる次第で。
321名無し職人:2006/09/24(日) 19:51:31
『師匠、どうして餅はカビるんですかねぇ?』

『馬鹿やろ〜、早く食わねぇからだ〜』
322名無し職人:2006/09/24(日) 19:53:14
金正日は、あわてて 核シェルターに入ったんだ
最初のころは、1週間おきに居場所を変えて居たんだよ。
そしたら、あの台風があったんだよ。
当然、核シェルターは完璧さ! 毎日 かわいい娘を呼んで楽しんでたよ。
「盧武鉉をおちょくりだすともう 面白くって」といってたよ。
「のむたんは、21世紀の最高のお笑い芸人だと」 ほめてたよ。
そのときだ、ポンプがとまったのさ。
水は、どんどんたまっていく 。
「なんでだ!日立製だから 壊れるわけ無い」
で 時間はどんどん経過していくわけさ。
そこで、ポンプの外側の箱をはずして直そうとしたみたいだよ。
そしたら箱は、「HITHCHI」だったね。
中身は、「現代」製だったわけさ。
「あいごー!」と叫んで 絶望していたね。
323名無し職人:2006/09/24(日) 20:11:49
タイでクーデターが起きた。
無駄な血も流さず、政権が移譲された。
そのへんを考えるとタイはさすがである。
タイもやるときはやるのだ。
そんじょそこらのタイとは違うようだ。
新しい政府になって国民はさぞ混乱してるだろうと思っていたら甘い。
なにしろ、クーデター玄人のタイ人だ。
「今回のは、少し情報操作が遅かったな。70点の出来か。」とか
「前回よりは、動機付けに無理がなくてスムーズに運んだな。」とか
クーデターの出来の良し悪しをしっかり批評できてしまうのがタイ人だ。
そんな話で食卓を賑わしながら
今日もタイの家々には明かりが灯るのだろう。
324名無し職人:2006/09/24(日) 20:26:50
タイって美味いしね
325名無し職人:2006/09/24(日) 22:42:17
500円玉と100円玉。
この二枚のうちどちらか好きな方を差し上げよう。
薄汚い老人が僕等に問い掛ける。

そんな馬鹿らしい話、誰だって500円玉を指差すだろう。
問題は僕等二人のどちらが100円玉
すなわち、ハズレを引かされるか。だ。
当然僕は500円玉をドラフト一位指名。
後は500円玉が僕と美鈴のどちらに交渉権を与えるのか。
…しかし、彼女は迷わず100円玉に人差し指を立てた。

難無くせしめた500円玉で僕はハンバーグ定食を食べる。
その隣で100円の烏龍茶を飲む彼女。
何故100円玉なんかを選んだのか。
その疑問に彼女は微笑んでこう答えた。
「こうして貴方が美味しそうにハンバーグを食べる笑顔が見れるからよ」

僕は己の浅ましい気持ちと彼女の母性的な魅力に苛まれて
思わず視線を下げてしまった。

だって美鈴の胸ってぷるぷるでかくてさ。
326名無し職人:2006/09/25(月) 00:48:45
排水溝を詰まらせたのは
最近抜け毛が酷いと溜め息の父が犯人。
トイレを詰まらせたのは
食物繊維が不足の偏食気味な母が犯人。
姉は彼氏の浮気に言葉を詰まらせ
祖父は餅で咽を詰まらせる。

それに比べて俺ときたらなんと詰まらない人生だろうか。

それでも地球は周り今も俺は生きている。
笑いながらそう呟くと、鏡の向こうの俺は泣いていた。
何故か、胸を詰まらせた。
327名無し職人:2006/09/25(月) 02:30:43
足の裏が臭いのは
夢を踏み潰しながら
歩くからなんだなあ
328柴。 ◆shibatXtDE :2006/09/25(月) 03:06:17
崖の上から失礼致します。
先日、お話ししました「赤色老人」の続きなのですが、
あの話、さらに後日談がありまして。
結局、青年は、老人を山に置き去りにして、
御妙寺院の婆に言われていた通り、
一度も振り返ることなく走り逃げたのですが、
山道の途中にあった切り株にけつまづいてしまったんですね。
その時、履いていた革靴が脱げてしまったのですが、
おかまいなしに山を降りてしまったんです。
それからしばらく、青年は何事もなく日々過ごしていたのですが、
ちょうどひと月後の夜、一本の電
(突風)
グチャ。
329名無し職人:2006/09/25(月) 20:45:54
私が仕事を見つけられないのは、まだまだ社会が男性優位だから・・・
ではなく、全て履歴書のせいである
私が手にする履歴書はいつもおかしい
どこで買っても、必ず特技の欄に「フェラチオ」と印字されている
私にはそんな特技など無い
だから毎回修正液で消すのだが、それにも関わらず面接官は必ず「特技にフェラチオとありますが・・・?」と聞いてくる
驚いて履歴書を確認させてもらうと、確かに消したはずの「フェラチオ」の文字がハッキリと読み取れる
何か不思議な力が働いているとしか思えない
結局フェラチオを実演する羽目になるのだが、私は全裸にならないとフェラチオ出来ないタイプなので、
ただでさえヘタなフェラチオが一層ヘタになる
2時間くらい延々フェラチオさせられ、呆れ顔の面接官に「はい、もう結構です」と言われるのが、お決まりのパターンだ
これはもう開き直って、フェラチオが上手になるよう努力すべきだろうか
「特技:フェラチオ」の罠に負けないような、本物のフェラチオ名人になるべきだろうか
誰にも相談できずに、ただ悶々と悩む日々が続く


上の文章はあなたの脳の力を試すものです
どこまで読んだ段階で「これを書いたやつは変態だ」と確信出来ましたか?
気付くのが早いほど、脳が優れているという証拠です
さあ、ご家族やお友達と「脳力」を競ってみて下さい
330名無し職人:2006/09/25(月) 20:53:14
→性社員募集
331名無し職人:2006/09/25(月) 20:56:32
そんな子供達を止める事などできない。私は流れ武者だブライアンやトムハンクスのような人道的教師にはなれない。
鼻糞のかけらも私には口おしいがエイリアンサファリのゆりこ(三歳)くらうなら許されると思うんだ
332名無し職人:2006/09/26(火) 00:49:09
「目にも留まらぬ早さ」
そんな事云われても。
目に止まられたら痛いと思うの。
なもので
「目にも留まらぬ早さ」って形容される新幹線、好き。
「目にも留まらぬ早さ」って形容できる僕の右腕も、ね。
つまりは「誰の目にも留まらぬ僕」って幸福?
そんなところかな。

それじゃあ、また来年。
無事に越冬適ったら、ね。
333名無し職人:2006/09/27(水) 12:15:14
世の中間違っている…

「もっと脳を柔らかくして考えてみろ」と言われたが、それはおかしくないか?
頭を護るヘルメットが硬く出来ているのに、それ自体が柔らかくなったら意味が無い。

硬くて何が悪いの?

絆は固いほうがいい。
野球も軟式より硬式のほうが主流だ。
チンポだって硬いほうが喜ばれる。
今更脳を柔らかくする必要はないね。

カチカチ最高。

カムバック石頭!!
334名無し職人:2006/09/28(木) 18:26:58
体から髪が生えてくる状態?
そんな状態になったら
たぶん人は死ぬ。
335名無し職人:2006/09/29(金) 01:20:46
病よ、病よ
わたくしの体が欲しいのなら貴様にくれてやります
貴方に犯された私の心は
夜の帳が空を暗くするように
その帳によって私の心も暗くする
はっ、と目が覚めた刹那わたくしの気持ちは
警戒といぶかしみと一縷の希望に占められる
そして震える指、鋼の粘液質に絡まれながら
そっと股間に触れる

ああ、おねしょしてしまいましたわ
336名無し職人:2006/09/29(金) 20:21:44
あげ
337名無し職人:2006/09/29(金) 20:33:42
♪もしも 私が 家を 建てたなら
1階は コンビニに するでしょう〜
338名無し職人:2006/09/29(金) 20:45:37

黒がね色をした砲吼と
身震いするほど冷たい鋼鉄が炸裂する音
さっきからそればかりが聞こえる。

それでも僕は歩き出す。
背中には怪我人、足元には肉片。

それでも僕は歩き出す。


339名無し職人:2006/09/29(金) 21:05:12
ついに安倍政権が誕生し、新政府がスタートした。
安倍総理のスローガンは「美しい国へ」である。
なにをもって美しいとするかが、
抽象的かつ曖昧であるとして非難する人もいる。
そんなことは主観の問題であろうと。

では、「美しい足へ」ならどうであろう。

この場合、主観の差異を持ち出して論破するにはあまりにも隙がない響きに満ちている。
女性は自らを美しく魅せるためにたゆまぬ努力をし老いも若きも美を競う。
男性はセクシャライズされたむき出しの言葉に情動的な興奮を覚え
これまた老いも若きも生命の息吹の活性化を感じるはずである。
つまりは、それが原動力となり社会全般に計り知れない活力をもたらすのである。
ひいては、高齢化社会における
超高齢出産という人類が未だ踏み込めない領域に加速度的な進歩を促すことも想像できる。
そうなれば、少子化問題に歯止めがかかることも確実になるであろう。
70歳の夫婦が新たに子供を持てば、あそこが痛いだの認知症などと悠長なことは言っていられない。
ミルク代を稼ぎ、20歳になるまで立派に育てなければならない義務が生じるのだから。

私たちは日本国の伝統を守り後世に伝える使命を背負っている。
いいかえれば命のリレーで掲げた命の聖火を灯し続けなければならないのである。
そのために今こそ「美しい足へ」を提唱する必要に迫られているのではないだろうか。
340名無し職人:2006/10/01(日) 02:43:56
下駄占いってウッ、ご存知ですか?
ハッ、履いている下駄をですね、ぽーんと蹴り放るんです よ。
それでもって地面に着地した下駄がですね、イッ、
表向きだったら晴れ。
裏向きだったら雨。な どなど。
要するにグッ、天気占いなのですけどね。
それでまあ、二回放ってしまうと占い結果が被ってしまので
アダッ、一日一回まで。みたいな取り決めが出来たりイ゙ッ、するんですが
所詮はキィ、き 気休め。
ブフ、
…なんて思っていませんかァア゙?

実はですね
先程私が占ってみたと ころ、
下駄が恐いおにいさんのパンチパーマに有り得ないカハッ、角度で着地したんですよ。
ほら、有り得ない角度っ ていったら天変地異でゥエ゙しょ?
ズバババリ大当りです。血の雨降っ でででますがら゙ァア゙
341名無し職人:2006/10/01(日) 02:50:01
前半で勃起した
342名無し職人:2006/10/01(日) 03:58:09
大すきなおとうさん

まいこはおとうさんが大すきです。
まいこがほしいものをなんでもかってくれるからすきです。
きのう、おとうさんとおふろに入ってあかちゃんごっこしました。
おとうさんがまいこのおっぱいをちゅーちゅーしたのでくすぐったいといったら
デジタルヤジロベーかってくれるっていったのでがまんしました。
おとうさんがまいこのおっぱいをぎゅうってつまんだのでいたいっていったら
大人になったらきもちよくなるよっていいました。
まいこは大人になりたくないとおもいました。
おとうさんはまいこのときも、おかあさんのときも
ずっとあかちゃんなのでずるいとおもいました。
343名無し職人:2006/10/01(日) 18:28:42
主人公「犯人はこの中にいる!」

一同「!!!!」
幼馴染み「え、そ、それは一体、どういうことなの?」
主人公「・・・・」
幼馴染み「ねえ、黙ってないで、早く教えてよ」
主人公「・・・・」
幼馴染み「いや、だからなんで黙って…、ねえったら」
一同「・・・・」
幼馴染み「…え、ちょっと待って。なんでこんな皆、静まり返っちゃってるの?誰か疑問に思わないの?」
一同「・・・(ニヤニヤ」
344名無し職人:2006/10/02(月) 09:40:03
>>339
×足
○脚
345名無し職人:2006/10/02(月) 23:35:42
インテル入っとるか?
346名無し職人:2006/10/03(火) 16:21:57
それはいやらしい意味で、かね?
347名無し職人:2006/10/03(火) 17:50:19
はるばるやってきた私を待っていたのは、現地人が語る、思いもよらない真実だった。
「アフリカには野生のズゴックはいませんよ」
その言葉を信じたくなかった私は、何人もの人に聞いてまわった。
一人でもいい。
いると言ってくれる人が一人でもいれば。
しかし誰に聞いても、返ってくる言葉はみな同じだった。
ああ、なんということか。
野生のズゴック・・・。楽しみにしていたのに・・・。
子供になんて言えばいいんだ。
野生のズゴックにハムをあげるんだと張り切っていたのに・・・。
残念でならない。
348名無し職人:2006/10/08(日) 05:54:16
熱々のカレーに思いを込めて、マライヤはスプーンを差し入れた。
349柴。 ◆shibatXtDE :2006/10/11(水) 00:40:01
病室のベッドから自力で起き上がることすらままならない
俺に、気休めのつもりか何なのか、妻が持ってきたのは大
きなメスゴリラのぬいぐるみ。ぬいぐるみにオスもメスも
ないが、頭部にピンク色のリボンが縫いつけてあるので、
これはメスなのだろう。昔から妻は要領が悪いというのか、
困った、いわゆるテンパった状態にあるとついよく分から
ないアクションを起こしてしまうのだが、このぬいぐるみ
も、退屈しているであろう俺への彼女なりのせいいっぱい
の気遣いなのだろう。大の大人にぬいぐるみというのもな
んだが、妻のやさしい気遣いをうれしく思い、枕元にこれ
を置いているのだが、なにしろ不自然に大きい。幼稚園児
ほどの丈はあるだろうか。無駄にスペースを占有するメス
ゴリラ。愛嬌のある表情に看護婦も「かわいいぬいぐるみ
ですねぇ」などと笑ってはいるが、明かに診察の邪魔では
あるし、検診のつど床に下ろすなど手間もかかる。就寝時
も寝返りをうつたびに毛が当たりうっとうしい。

しばらく気付かなかったのだが、メスゴリラの背中にはフ
ァスナーがついており、おそらくここから芯になっている
ウレタンや真綿を取り出したりするのだろう。が、何気な
くファスナーを開け中を覗くとそこにあったのはウレタン
や真綿ではなく大量の(              )
350名無し職人:2006/10/15(日) 17:08:23
俺は何だかむしゃくしゃしていた。
むしゃくしゃしたので砂漠を行くことにした。
照りつける灼熱の太陽と、見渡す限りの砂の海。
その暑さはさながら地獄のようであり、図らずも俺は鳥取に人がいない理由を知ったのだった。
途中で死にかけている人に出くわした。
いわゆる遭難者というやつだ。
髪を9:1に分けたスーツ姿の会社員だった。
「はは、降りる駅を間違えまして・・・」
会社員は目をきらきらさせながらそう言った。
だだっ広い砂漠で、人に会えたことが余程嬉しかったのだろう。
脱水症状を起こした体に鞭打って、豪勢な料理で俺をもてなしてくれた。
ここは当然お礼をせねばなるまい。
そう思った俺は、持っていた水を分けてあげることを申し出た。
ところが、である。
彼はきっぱりと断ったのだ。
「私は大丈夫。膝に水が溜まってますから」
その無鉄砲にも見える若さが、俺は心底羨ましくなった。
俺は今日も砂漠を行く。
351柴。 ◆shibatXtDE :2006/10/17(火) 01:12:17
俺はクイズに正解したんだぜ? 不正解だったわけじゃない。
ピンポンピンポン、と正解を知らせるベルが鳴り、
そしてなぜか俺は舞台の奈落へ突き落とされた。
ベニヤの床がパッカリ開いて、椅子ごと俺は突き落とされた。

カビのすえた臭いのする狭い部屋。
いや、実際は真っ暗で狭いのか広いのかすら確認出来ない。
広さを確かめるためには歩いて回れば良いのだろうが、
それは危険な行為だと俺の動物的カンが働いた。
俺は確かにクイズに正解したはずだ。なのにこの仕打ちは?
何度か司会者の名前を大声で叫んでみたが、
それも無駄なことだとすぐに止めた。

静かすぎる。

ここはどこだ。収録はTV局内のスタジオで行われていた。
TV局内の一室だとしてこんなに静かなのはなぜだ。不自然だ。
司会者のあの男、名前は何と言ったか、
あの浅黒い顔で不敵に微笑む、
明らかに堅気ではない嫌らしい顔を俺は思い出していた。

……本当にアイツだったか?
いつもTVで見るスタジオセット。いつもTVで見る浅黒い顔。
俺はこの最後の1問を正解することで1,000万円を得るはずだった。
いつものように不自然に長い「タメ」のあと、俺は「正解」と告げられた。

……本当に「正解」と言っていたか?
何時間経ったろう。衰弱と静寂で何もかもが不安になってくる。
俺は、クイズに、正解した。
352柴。 ◆shibatXtDE :2006/10/17(火) 01:21:52
世界最速の味噌汁屋台
唯一無二の味噌汁屋台
何人たりとも捕まえられない
世界最速の味噌汁屋台
誰も食べたことがない
誰もその味を知らない

世界最速の味噌汁屋台が従業員を募集している
353名無し職人:2006/10/17(火) 01:25:14
「俺、性転換しようと思ってる」
夕飯を食べていると、突然長男がそんなことを言い出した。
しばらくは私も妻も、長男が何を言っているのか分からなかった。
慌てるでも怒るでもなくピタリと止まったままの私達に、長男はもう一度言った。
「俺、女になるよ」
ここで対応を間違えてはいけない。
そう思った私は、努めて冷静に言った。
「じゃあ父さんもなろうかなあ」
「それなら母さんだってなるわよ!!」
間髪入れずに妻も続いた。
「気の合う家族だな」
次男がそう言い、小さな声で「それじゃ俺も」と付け足した。
「・・・そういうことだ」
私は長男をまっすぐに見つめた。
長男は泣いていた。
私達に打ち明けるべきかずっと悩んでいたのだという。
巨乳好きが高じて、そしてチンポジションの邪魔臭さが決断の理由だったらしい。
その豪快な理由を私は「男らしい」と思ったが、彼、いや彼女の決意に水を差すこともないだろうと、
敢えて口に出すことはしなかった。
それは妻や次男も同じだったのだろう。
私の方を見て二人は微笑み、私は家族の絆を感じるのだった。
354名無し職人:2006/10/17(火) 23:55:27
なんだか分からないが、最近このスレが高度になってきたんだ、姉さん。
俺のインキンタムシが治るよりも早く。
355名無し職人:2006/10/18(水) 16:57:23
先日、河童の川流れを目撃した。
大雨が降ったばかりで増水した川を、河童は優雅に流れていた。
僕は黄桜のCMでしか河童を見たことがなかったので、その貧相な体にたいそうガッカリしてしまった。
そんな僕の様子に気付いたのか、河童は着ていたTシャツの中に肉まんを2つ入れ、フフンと笑った。
「あんまんの方が良いんじゃないのー?」
と僕が叫ぶと、河童は明らかに動揺したようで、
「うっさいハゲー!!」
と叫びながら、スピードを上げて流れていった。
「ハゲはお前じゃー!!」
その僕の声が届いたかどうかは分からなかったが、翌日、僕の家の郵便受けには
ビッチョビチョのあんまんが二つと、「ゴメンネ」とだけ書かれた紙切れが入っていた。
「悪いやつじゃないんだな」とは思ったけど、あんまんは頂点に赤い○が無いタイプだったので、
僕は河童に軽く失望してしまったのだった。
356名無し職人:2006/10/18(水) 22:18:07
こんなん好きよ
357UFO ◆guppyScPEQ :2006/10/18(水) 22:47:59
海女に惚れられた。これまで多くの女とのアムールを経てきた私ではあるが、
海女ほど情熱的な女はいない。朝家を出ればドアの外にエゾバフンウニとサザエ。
会社のロッカーの中にはアワビと活け車海老。いつも一流の職人の手からなる
見事な手桶に入った海産物。

はじめはつれない態度の私をつぶらな瞳の車海老が見つめるのみだっだが、次第に
海女の熱情にほだされた私はいつしか海の幸が届くのを楽しみにするようになった。
そして私の心の変化に海女は気づいたのか、時折手桶に手紙が入るようになった。

「禁猟中に獲ったウニです」
「海にもぐりながらいつもあなたのことを考えます。5分もすると胸が苦しくてたまりません」
「あなたの笑顔があるから、私は潜っていられます」
「今日は私の写真、入れますね」

15人ほどの海女が写った写真。どの人かわからないじゃないか、と思ったのも束の間、
彼女の持つ手桶でわかった。このババアか。
358UFO ◆guppyScPEQ :2006/10/18(水) 22:52:53
ケロロ軍曹が好きなおっさんがおって、
ケロロ軍曹の口調を真似しながら社会生活を送っておって
ケロロ軍曹のような顔色になってきて周囲の皆が心配しておったら
ケロロ軍曹を蛇蝎のごとく嫌うおっさんにいつの間にか変わってしもうた
359名無し職人:2006/10/19(木) 06:53:48
メロスは激怒した。
王のあまりの暴虐ぶりに激怒した。
目を剥き、唾を飛ばして激怒した。
自分を処刑するという王の言葉を無視して激怒した。
セリヌンティウスを身代わりにしてまでも激怒した。
妹の結婚式などそっちのけで激怒した。
氾濫する大河に負けない勢いで激怒した。
盗賊すらも恐れおののくほどに激怒した。
怒り疲れて眠りながら、夢の中でまでも激怒した。
何度も諦めそうになりながら激怒した。
三日三晩、一歩も動かず激怒した。
セリヌンティウスが恨み言を吐く傍らでも激怒した。
王の勝ち誇った笑みとは対照的に激怒した。
太宰が泣きながら諌めても激怒した。
メロスはとにかく激怒した。

誰もメロスの怒りを止められない。
360ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/19(木) 23:51:24
 私はさまよい歩いていた。
ここがどこか解らないが、木が沢山はえているので、林か森かどちらかであろう
私は目の前に立ちはだかる黒い巨木に聞いてみた
「おい巨木よ。ここは林か森かどっちなんだ?」

巨木は答えた
「ここはゴルフ場の芝生で、私は芝です」

私は、さっき蟻に変身したことを思い出した
361名無し職人:2006/10/20(金) 01:49:25

 夢を見た。
 久しぶりに実家のある京都の田舎に帰る夢だ。なぜか私には妻と息子がいて(しかもそいつが、また私の小さい頃に瓜二つなのだ)、そいつが親父とお袋に渡す土産物が入った紙袋を自分が持つとしつこくねだるので俺が手を焼いている、そんな風景だった。

 三人は駅の近くの静かな商店街を通って神社の前を過ぎ、駄菓子屋の前で立ち止まった。

 何か話して鞄をごそごそしている。すると風景がくるっと一転して、目の回りにまばゆい光の帯が降りてきた。

 何だこれは、と考える前にぎゅっと手を握られた。

 私より大きく、岩のようにごつごつした手の持ち主。煙草の匂いがふわっとする。

 そうか。やっとすべてが繋がった。これはずっと遥か昔、私が経験した出来事なのだ。

 見上げれば親父が「すげえだろ健」と言ってニカッと笑う。

 痛いと感じるくらいにガシガシと頭を撫でられた。

 久しぶりだな、父さん。

 ありがとう。会いに来てくれたんだな。


 目の前一面に広がる棚田は蛍たちの光で、遥か向こうの山の頂まで薄緑に輝いていた。


 「おかえり」

 そう言われた気がした。
362名無し職人:2006/10/20(金) 09:26:50
高度すぎて新参者には書き込めねぇ(´・ω・`)
363名無し職人:2006/10/20(金) 09:38:46
>>361
わらえない
364名無し職人:2006/10/20(金) 09:45:25
じゃあどういうのなら笑えるって言うんだ
365山下:2006/10/20(金) 09:53:51
私は目覚める。いつもの月曜の朝。
熱いコーヒーを飲み髪をとかす。
25年も続いた私の仕事。同じ繰り返し。
煙草を吸い、サングラスをかける。
誰も私の目を知らない。哀しみの霧に霞んだサングラス越しの瞳の奥を。
時計の針が12時を刻む。

アルタが私を包み込む。
366山下:2006/10/20(金) 11:29:08
病室の外には冬の風。
枯れ木が僅かな葉を残す。
「あの窓の外の枯れ葉が落ちる時、私の命は消えるのです。」
古い物語の中の言葉。
私は嘆いてはいない。
この手術が終われば外に出て空を見上げよう。
新しい靴を買い街を歩こう。
愛する人に花を届けよう!

手術室の扉が開く。

私の包茎手術が始まる。
367名無し職人:2006/10/20(金) 13:30:28
趣があれば笑いに特化する必要性は皆無であると
そう切に思うのであるます。
切に思うのであるます。
368名無し職人:2006/10/20(金) 13:31:50
>>364
>>124とか>>355とか>>4とか
369山下:2006/10/20(金) 14:14:01
黄金を求めて此処まで来た。
蝋燭の明かりだけが照らす薄暗い空間、息苦しさに呼吸が乱れる。
「頬をつたう汗は暑さのせいだけか?」
もう一人の私が問う。
私は呟く。
「怖くはない。全てを棄てる覚悟はできてる。」
ふいに水の流れる音が聞こえた!

今、聖なる滝を私は見た!
滝の向こうに現れる黄金を!!

理性を投げ捨て私は叫ぶ!

「女王様!もっと下さい!!!」
370ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/20(金) 17:57:14
シャツのシワが気になった
2本くらいのシワなら気にならないが、
14本もあることが判明した
怖かった。シワが多過ぎて怖かった

アイロンを丁度切らしていたので、電気屋に買いに行くことにした

電気屋には5時間ほどいた。蛍光灯のコーナーが居心地よかったからだろう

帰り道、買ってきた豆電球を眺めていると、ふと怒りが込み上げてきた
アイロンコーナーの陳列の仕方が広域に渡りすぎ、居心地が悪かったので、
恐れおののいてアイロンを購入出来なかったからだ

私はアイロンコーナーの担当を絶対に許さない
許してくれと言われれば許すけども
371ぎんじゃけ ◆p100kmiO5M :2006/10/20(金) 19:18:09
ひー、ふー、みー、よー、と最前列の方から数を数え始めるオヤジ。
少し小柄なそのオヤジは背伸びしながらでないと前方が望めないらしく
つま先立ちをしたり、たまにピョンピョン跳ねたりしている。
先程からその姿をただ何となく眺めているのだがピョンピョン跳ねるオヤジの背に
でっかく“BOSS”と書かれた青のジャンパーがサワサワと耳について鬱陶しいし
大嫌いな煙草の臭いも漂ってくる。私は少し大きめの咳払いをして唾を飲み込んだ。
するとオヤジが突然振り向き「どうぞどうぞ」と言ってきた。
あまりにも突然で私は動揺し「んにぉ?」などと言う意味不明な言葉を発するが、
オヤジは続けて「どうぞどうぞ」と言って自分の前に来るようにと促す。
見ず知らずのオヤジに順番を譲ってもらい、たかが1人分、少し躊躇いもあったが
話すのも面倒なので理由も聞かず軽く頭を下げ「どうも」と言って前へ進んだ。
後ろに行ったオヤジからはまた、ひー、ふー、みー、よー、やサワサワ、
煙草の臭いがあったが、前方のゲートが開き列が動き始めると
そんな事はどうでも良くなった。
すると後ろのオヤジが突然「あ」と呟いた。チケットでも忘れたのだろうか、
列は動き始めている。私は気にせず前に進んだ。すると後のオヤジが慌てたように
「すみません、先程その場をお譲りしましたが、やっぱり返して欲しいのです」
ゲートはそこまで迫ってきている。ここへ来て面倒臭い気もしたが
元々はオヤジの場、争う理由もなく無言でハイハイと2度頷きオヤジを前にやった。
煙草の臭いがした。
「お気を付けてどうぞ〜」というスタッフの声が近づくにつれ私の興奮も
ピークに達しようとしていた。前のオヤジがゲートに進むといよいよ自分の番となり、
ポケットからチケットを取り出すと私は突然係員に呼び止められた。
「すみません少々お待ち下さい」
すると目の前のオヤジの上からくす玉が割られ100万人突破の垂れ幕がスルスルと
落ち、オヤジは今スタッフから花束を、カバ園長から記念品を贈呈されている。
372名無し職人:2006/10/20(金) 20:29:10
「苦しゅうない」
通勤途中の電車の中で突然言われた。
見ればチョンマゲを結った女子高生だった。
女子高生にそんなことを言われたのは初めてだったので、俺は軽く興奮した。
「本当に苦しゅうないんですか?」
「うむ。苦しゅうないぞよ」
こんな俺にこんなにも優しいお言葉を・・・。
俺はようやく主と呼ぶに値するお方とめぐり合えたと思った。
「殿! 私は殿に一生着いて行く所存でございます!!」
俺はそう言って殿の前に跪いた。
その途端。
「ひどい・・・。私・・・、殿じゃないもん・・・」
殿の目にみるみる涙が溜まっていく。
「とっ、殿!? いかがなさいました!?」
俺はあわててハンカチを差し出したが、殿はそれを払いのけ人目をはばからず泣き出した。
「うわぁぁぁん! みんな私の髪型見て殿って言うよぉ・・・。ひどいよぉ・・・」
泣きじゃくる殿に御学友が駆け寄り、やがて一斉に俺を睨み付けた。
「ちょっと! そち、どういうつもりよ!」
「そちみたいな変態どものせいで、この子毎日泣いてんだからね!」
もはや俺はどうすれば良いのか分からなかったが、漠然と己の運命を悟っていた。
切腹かなあ・・・。白装束に着替えなきゃなあ・・・。
俺はパンツを脱ごうとした辺りで皆に取り押さえられ、次の駅で鉄道警察に引き渡された。
連れて行かれる俺を、殿は汚らしい物を見るような目で御覧になっていた。
殿はもう泣いておられない。これで心置きなく取り調べに望める。
それだけで俺は満足だった。
373名無し職人:2006/10/20(金) 22:42:12
こんなん好きよ
374名無し職人:2006/10/21(土) 02:48:45
>>372

_ノ乙(、ン、){ナカセテモラッタヨ
375名無し職人:2006/10/21(土) 02:57:18
気が付くと暗い部屋に居た
僕はここがどこだかよく知っている
暫く天井を眺めていたら、聞きなれた声が近づいて来た。

聞きなれた声は只一つの文章を繰り返し復唱している



「北京、ベルリン、ダブリン?ラベリン?‥‥いやいや、ラザニアって何?地名から食べ物へ完全移行!ビビるなビビるな私ビビるな私!!」





あぁ‥‥



アレか‥‥
376名無し職人:2006/10/21(土) 07:05:14
河童とチョンマゲの作者は同一人物とみた 
377山下:2006/10/21(土) 13:52:20
私は運び屋。
こんな日陰の仕事を選んだのは私自身。
あの男達のようになりたいとは思ってもいない。
ただ運ぶだけ。
ただそれだけ。
私に指示を出せるのはあの男だけだった。
そいつも今は此処にはいない。
まあいい。今はただ与えられた仕事をこなす。
誰の下でも動いてやる。
それだけだ。

哀れな男達が必死でほざいてやがる。
仲間を蹴落とし汚い顔で。
そんなにこれが欲しいのか?

こんなただの座布団が。
378名無し職人:2006/10/21(土) 16:50:21
↑これも、大人のマナー♪
379名無し職人:2006/10/21(土) 20:19:27
さほど大きくない湖に、一艘のボートが浮かんでいた。
ボートの上で男はしっかりオールを握り締め、イチローのようにひたすら素振りをしていた。
素振りのたびにボートは大きく揺れ、随分と古い型のテレビやら冷蔵庫やらが湖に落ちる。
一緒に乗っている恋人らしき女性は、沈んで行く家電にその都度「バイバイ」と手を振っている。
最後に電子レンジが落ちたところで男はピタリと素振りを止め、女の脇にちょこんと座った。
二人は何かを話しては、湖面を見つめている。
二人は湖面を見つめては、何かを話している。
そのうちに湖の中から白っぽく光る長い髪の女が現れた。
二人は狂喜乱舞といった様子で、互いの頭をペシペシ叩いたり、光り女の頭をペショペショ叩いたりしている。
怒りを堪えている様子の光り女は、おそらくこの湖に住む女神だろう。
正直者には相応の褒美を与えるという話だが・・・。
ひとしきり頭を叩かれた女神は、一言も口をきかぬまま男にグローブとボールを握らせて姿を消した。
明らかに二人の望みとは違う贈り物。
「ちょっと!! バットは!?」
そう叫んだ男を、隣の女が唖然とした顔で眺めていたのが印象的だった。
380名無し職人:2006/10/21(土) 20:47:17
山下はオチがつまんない
つーかわざわざオチつけなくていいよ
381名無し職人:2006/10/21(土) 21:03:22
せっかくスレが息を吹き返しつつあるのに、お前はまた殺す気なのか
382名無し職人:2006/10/21(土) 22:23:20
アルミ缶の上にあるミカン。
僕はただそれを見つめていた。これはあくまで「ミカン」であり「トラフグ」ではないのだ、と。

秋独特のセンチメンタリズムに胸を締め付けられ、堪らなくなり、「トラフグではないもの」を握り潰すと清々しくも鼻に付く香が広がる。濃橙色の雫がべたつく。

壁にドロップキックをした。
383山下:2006/10/22(日) 01:14:10
>>380
スンマセン。超がんばります。
384ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/22(日) 01:30:30
ナースから秘密の手紙が来たのだが積雪にうもれてしまい内容がわからなかった

冬眠中にその手紙の内容が気になり熟睡出来なかったが、パン切れにより克服した

春になって雪が溶け手紙を読もうとしたがインクが滲んで解読不能。取りあえず直感で重要そうなとこにアンダーラインをひいた

何が書いてあったのか気になったので夏になってから、深夜の病院に忍び込んだ
385ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/22(日) 01:41:00
続き

当直の人に点滴液をかけられ気絶寸前だったが、ポケットの中の毛虫に勇気っけられ持ちこたえた

当直と和解し廊下を進むこと3ヶ月、ナースステーションにたどり着いたが
手紙のナースは窓から逃げており、手紙の内容については聞けなかった

仕方ないので別のナースと行為にふけっるべく臨んだ。
しかし手紙のことが気になり集中出来なかった俺は違法工具を使うことでそのナースを満足させた
386名無し職人:2006/10/22(日) 08:05:14
ねえ、おじいちゃん。
なんだい?
おじいちゃんの宝物は何?
見るかい?
うん。見せて。
よーし。じゃあちょっと待ってなさい。
うん。待つよ。
ほら。これだ。
・・・シモネタなの?
ははは。そんなことはないよ。
・・・だってシモネタじゃん。
いいかい? これがなければお前の父ちゃんは生まれなかった。そしたらお前も生まれてこなかったんだよ。
そうなの?
そうだよ。お前に出会わせてくれたコレは、じいちゃんにとって本物のお宝なんだよ。
・・・良い話なの?
んん・・・。・・・良い話ではないかも知れないなぁ。
だよね。僕もそう思う。
ははは。お前は賢いなぁ。
だっておじいちゃんの孫だもん。
ははは。そうかそうか。
387名無し職人:2006/10/22(日) 19:57:32
>>361みたいの良いな。
388名無し職人:2006/10/23(月) 03:35:27
「ジャンケン」

「ポン」

「あっち向いて」

「 ホ イ ッ 」

( ゚д゚ ) m9

(゚д゚ ) m9
389初カキコ:2006/10/24(火) 01:12:35
バイト先の店長との会話

俺「冷蔵室の掃除って何やるんですか?」
店長「床に敷いてある木のあれを外して…」
俺「ああ、スマタみたいのですか?」
店長「そうそう、あれをどかして…」





すのこだよ、すのこ。
390名無し職人:2006/10/24(火) 03:09:59
また朝がきた。
また目覚ましが鳴らなかった。
また新聞が届いてなかった。
うんざりだ。
またバスが遅延した。
また駅前渋滞だ。
また総武線で人身事故だ。
うんざりだ。
また新人の尻拭いだ。
また上司の小言だ。
また得意先でクレームだ。
うんざりだ。
また残業だった。
また終電逃した。
また今日もうんざりだった。
もう、うんざりだ。
明日も今日がやってきて
昨日と同じうんざりだ。
それでも毎日毎朝毎晩うんざりを
何年何十年とうんざりするほどうんざりする。
もう、うんざりだ。
うんざりするのにうんざりするのはうんざりなんだ。
391名無し職人:2006/10/24(火) 05:54:00
。・゚・(/Д`)・゚・。
392名無し職人:2006/10/24(火) 11:08:44
石田君「俺は付き合いたい男性ナンバーワンです」
俺「はぁ?」
石田君「会社でも学校でも、俺のことが好きな女性が増えています。さあ、世の中の女性は俺の所へいらっしゃい!」
俺「何言ってんだお前」
石田君「信頼できる男性としかつきあわない、そんな女性を俺も選んでいます。さあ俺と付き合いなさい!」
俺「酔っ払ってる?」
石田君「なあ、こういうことみんなの前で平気で言うヤツってどう思う?」
俺「厚顔無恥ってこのことを言うのかな、って」
石田君「だよなあ」
俺「え?」
石田君「わかんないかなあ、俺が言いたいこと」
俺「なにが?」
石田君「モバイルナンバーポータビリティーだよ!」
俺「日本語で喋れよ」
石田君「最近さ、お客さま満足度ナンバーワンだとか信頼できるとかを自分で宣伝する携帯電話会社が多いと思ってさ」
俺「お、おう……」
石田君「まあ俺はauやdocomoが厚顔無恥だなんて、そんなことは全然思ってないけどね。お前と違って」
俺「言ってねえよ」
石田君「俺も今使ってるSoftbankからどっかよそに変えようかなー、て思ってたんだけどさー。でも仲間由紀恵にいらっしゃいとか言われる度に変えたくなくなるんだよなあ。なんかふんぞり返ってて偉そうだし」
俺「はあ」
石田君「そもそもいらっしゃいなんて客に言って許されるのは寿司屋までだろ。”ませ”をつけろよデコスケ野郎が」
俺「デコスケとか言うなよ失礼だな。確かにデコは広いけどさ。それにそのいらっしゃいは意味が違うぞ」
石田君「ところでお前は携帯変えるんだっけ?」
俺「ああー、俺もSoftbankからauに変えようかと」
石田君「ふーん、つまりお前はああいう優等生っぽい子が好みなわけだ」
俺「誰が好きな女性のタイプについて話してんだよ。単に安いからだよ」
石田君「あ、安いの?そうなんだ。じゃー俺もauに変えよう。ぶっちゃけ安けりゃどこでもいいしね。イヤッホウauサイコー!サティスファクション!」
俺「・・・……」
石田君「まあ幼なじみも突然転校してきた美少女には勝てないってことだね」
俺「だから誰が好きな女性のタイプについて話してんだよ」
393名無し職人:2006/10/24(火) 11:33:53
石田君「なあ、腐乱死体ってあるじゃん」
俺「・・・・・・」
石田君「ねえ、あるでしょ。腐乱死体が」
俺「眼前にあるみたいなニュアンスやめろ。今度は何なんだよ一体」
石田君「腐乱死体って言葉聞いてお前どう思うよ」
俺「・・・気持ち悪いなーとか」
石田君「だろ!だろお!?おいおい珍しくナイスアシストだなあ!こぉのザリガニぃ!」
俺「ザリガニって単語をほめ言葉みたいに使うなよ。全然嬉しくねえよザリガニは」
石田君「腐乱死体って書くともうなんかすんごい気持ち悪いじゃん。グロテスクな感じじゃん」
俺「うん、まあ・・・うん」
石田君「グズクズでズルズルで変な汁出ててハエが飛び回っててどす黒い灰色で、所々白っぽいところや茶色っぽいところがありそうじゃん」
俺「もういいもういいよ。なんでそんな精細なディテールで描写すんだよ」
石田君「と・こ・ろ・が・だよ!これをカタカナで書いたらアラ不思議!・・・・・・フランシタイ」
俺「・・・いや全然普通に気持ち悪いよ。ほとんど薄まらずにそのままだよ」
石田君「フランシタイ・・・・・・フランし・・・フランちゃん」
俺「・・・・・・・・・・・・」
石田君「フランお花畑に住んでるの。え・・・?いやんもうっフラン、恥ずかしいっ」
俺「・・・・・・・・・・・・」
石田君「フラン、したい」
俺「・・・・・・・・・・・・」
石田君「フラン、したい。フラン、したいの。フラン、したくってたまらないの。ねえ!フラン」
俺「も、もう、もういい。わかった、わかったから。」
394名無し職人:2006/10/24(火) 12:35:19
石田君好きよ。
395名無し職人:2006/10/24(火) 14:18:20
>>392から>>393へのつながりがよく分からないんだけど、ひょっとして>>392は単体のネタ?落ちてるの?
396名無し職人:2006/10/24(火) 16:54:05
ファックだファック。
397名無し職人:2006/10/24(火) 19:38:50
雑草。
踏むよな。
だけど何度でも立ち上がる。
お天道様に届けと、一生懸命身長伸ばしてる。
励まされるじゃん。
『俺も届くかな。』って。
398名無し職人:2006/10/24(火) 19:39:38
雑草。
踏むよな。
だけど何度でも立ち上がる。
お天道様に届けと、一生懸命身長伸ばしてる。
励まされるじゃん。
『俺も届くかな。』って。
399名無し職人:2006/10/24(火) 19:57:17
親父。
禿げるなよ。
だけど何度でも育毛剤かける。
お天頭様に届けと、一生懸命髪伸ばしてる。
心配になるじゃん。
『俺も禿げるかな。』って。
400名無し職人:2006/10/24(火) 21:11:44
ミッキーマウスは、例え爆発したとしても木端微塵にはなりません

レオタードになります
401名無し職人:2006/10/24(火) 22:33:33
このスレ向きかどうかは知らないけど
確かに石田君は面白い
一枚の葉の裏に小さな命を見つけた。
吹けば飛んでいってしまいそうなくらい小さな小さな命だけれど
何物にも物怖じしない逞しい鼓動を感じる。
私は敬意を込めて彼を"リトル・シング"と名付け、その生涯を追ってみる事にした。
リトル・シングは毎日葉を噛り少しづつその身を育んでいく。
十分に大地の恵みを蓄えた後で固く身を包み蛹となり
いつか仰ぎ見る真っ青な空を夢見てその時を待つのだ。
そして風が心地良い春の朝
とうとう、リトル・シングは美しいモンシロチョウに生まれ変われた。
おめでとう、リトル・シング。
彼は大きな大きな新たな世界に舞い上がっていった。

とある日、蜘蛛の巣でもがいているリトル・シングを見付けた。
私は慌てて助けてやろうと手を差し伸ばしたが、止めてしまった。

「僕が生まれたのが運命ならこれもまた運命ズラ。自然の掟ってやつズラよ。」
そう、リトル・シングが言ったような気がしたんだ。
バリバリバリ ムシャムシャ
美味しそうにリトル・シングを捕食する蜘蛛。
さようなら、リトル・シング。
403名無し職人:2006/10/25(水) 07:08:39
河童とチョンマゲの作者、もっと石田君たのむ!

(石田君は細面のイケメンと見た)
404名無し職人:2006/10/25(水) 07:58:29
なぜ素直に石田君の作者に頼まないのか
405名無し職人:2006/10/25(水) 08:19:40
すいません、じゃ石田君の作者、もっと石田君たのむ!
406名無し職人:2006/10/25(水) 11:07:55
遅くなる事を連絡できなかったバイトの帰り道、母からメールが届いた。

題名「オマエ!!」
本文「今何時と思てる!!電源入ってない!!!
何も聞いてないよ私!!!いつも遅くなる時連絡しろと言ってるよ?!
学生が夜遅くまで何してる!!いい加減にしなそいッッ!!」


母からの怒りのメールはいつも、中国人のようなメールになる。
407名無し職人:2006/10/25(水) 12:46:33
久しぶりに相方に会った。
相方は驚く程の頑張り屋だ。
俺が仕事をテキトーにこなしている横で、相方はいつも全力投球だ。
そんな相方だから、上の人間からも可愛がられる。ピンでの仕事もジャンジャン入ってくる。
フットサルだのスキューバダイビングだのバンジージャンプだの、休む暇も無いくらいに次から次へと、顔色が悪くなるまで働いている。
俺はと言えば、相方が一人で仕事をしている間は完全にオフだ。
パチンコに出かけたり、朝からずっと飲んでたり。
時々そんなだらけきった自分を客観視してしまい、ひどい自己嫌悪に陥る。
そしてその自己嫌悪から逃れるために、全てを頑張り過ぎの相方のせいにする。
昨日もそんな一日だった。
だから今は、正直言って顔を合わせたくなかった。
「今日も頑張ろうな」
にこやかにそう言う相方と、なるべく目を合わせないようにしてスタジオに入る。
「俺の場合は『今日も』じゃねえんだよ・・・」
酒が抜け切っていない俺は、案の定ミスを連発した。
台詞を噛み、段取りを忘れ、出演者の名前まで間違えた。
赤い顔で目をクルクルさせながらミスを繰り返す自分の姿は、惨め過ぎて逆に笑えるほどだった。
収録後、ディレクターに散々嫌味を言われて楽屋に帰ると、相方に思い切り頬を引っ叩かれた。
当然の仕打ちだと思った。いっそ死ぬまでぶん殴って欲しかった。
「俺もうこの仕事辞めるわ」
言い終わらないうちに二発目が飛んで来た。
「俺にはもう・・・」「ポンキッキは!! お前がいてくれるから面白いんだ!! だから・・・だから・・・!」
相方は泣いていた。泣きながらもう一度俺の頬を張った。
泣くようなことかよ。クズが一匹、お前の前から姿を消すだけだろ。
そんな台詞を思い浮かべながらも、俺は心底嬉しかった。
俺は足手まといでしかないと思っていた。とっくに見放され、軽蔑されているものと思っていた。なのに・・・。
「目ぇ・・・覚めたわ・・・」
相方の顔がぱぁっと明るくなる。
その顔を見て俺は頷き、大きく息を吸い込んだ。
「がんばりますぞー!!」
心の中の闇が完全に晴れた、そんな気がした。
408名無し職人:2006/10/25(水) 13:27:23
股間がムックりした
409名無し職人:2006/10/25(水) 13:29:56
>>407 どこか笑えるとこある?
410名無し職人:2006/10/25(水) 13:45:57
パチ屋にいるところ
411名無し職人:2006/10/25(水) 22:03:08
>>407
簡単にオチが読めた
412名無し職人:2006/10/25(水) 22:33:40
殴ったら「ひでぶ!」と君が言ったから1月1日は北斗記念日
413名無し職人:2006/10/25(水) 22:40:32
サラダ記念日キタコレ
414名無し職人:2006/10/26(木) 00:57:24
>>407
俺的には大ウケだった。
415名無し職人:2006/10/26(木) 01:06:29
あむろなみえつこ
416名無し職人:2006/10/26(木) 01:33:14

 足の裏に 何か刺さった

     ひからびた 米だった
417名無し職人:2006/10/26(木) 01:34:17
おいおい、クオリティが落ちてるぞ〜
418名無し職人:2006/10/26(木) 01:59:07
祐輔へ

手紙ありがとう。元気そうで何よりです。東京は物価が高いんだね。
野菜を売って貯めた金を新米と一緒に送ります。おいしい物でも
食べて下さい。手紙読んで母ちゃん驚いた。忍者になるって本気かい?
祐輔の夢を止める気はないけど、食べていけるのですか?とにかく
一度、顔を見せに田舎に戻って来なさい。父ちゃんも祐輔のこと心配
してます。ホストになる為に作った借金は心配しなくていいよ。
田んぼ売れたので何とかなりそうです。彼女できましたか?祐輔も
来年で35だし、そろそろ良い人を見つけんとね

   母ちゃんより
419名無し職人:2006/10/26(木) 04:44:24
石田君「か〜・・・め〜・・・は〜・・・め〜・・・」
俺「・・・・・・・・・」
石田君「・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・」
石田君「か〜・・・め〜・・・は〜・・・め〜・・・」
俺「・・・・・・・・・」
石田君「・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・」
石田君「かあ〜・・・めえ〜・・・はあ〜・・・めえ〜・・・」
俺「・・・・・・・・・」
石田君「・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・そこまで言っといてあきらめるなよ」
420名無し職人:2006/10/26(木) 04:52:30
酒をやめて半年が過ぎた。
相方は相変わらずピンの仕事で大忙しだが、俺はもう腐ったりしなかった。
ミニチュア機関車のメンテをしたり、ネズミの御機嫌取りをしたり、やるべきことはたくさんあった。
そこそこ充実した日々を送れていたと思う。
そんなある日のこと。
冬毛の手入れをしながら俺はテレビを見ていた。
最近は騒がしいだけの低俗な番組が増えてしまい、もっぱらNHKばかりを見ている。
ニュースが終わってアナウンサーがお辞儀をするのを見ながら、ニュースはNHKに限ると改めて思った。
さて抜け毛を片付けなくてはならない。
俺が掃除機を取ろうとテレビの前を離れかけた時だった。
「ドーモ」
そうテレビから聞こえてきた。
思わずテレビの方に向き直った俺は、画面を見て驚いた。
「兄貴だ・・・」
だらしなく開いた口。クリクリの目。俺より短いが全身を覆うフサフサの毛。
もう20年以上も会っていなかったが、見間違うはずはなかった。
あれは兄貴だ。
兄貴は感情を表に出すのが下手で、人と上手く付き合えない人だった。
俺が東京に出てきた時、兄貴は実家で引きこもり同然の暮らしをしていて、今でもそうしてひっそり生きているものと思っていた。
その兄貴が・・・あんなに楽しそうに友達と笑っている・・・。
俺はもう胸がいっぱいになってしまった。
「兄貴・・・良かったなあ・・・」
泣きながらテレビに話しかける俺は、端から見たらどんなに間抜けな姿だったろう。
そんな俺に向かって、テレビの中の兄貴はやっぱり
「ドーモ」
と言った。
421名無し職人:2006/10/26(木) 05:22:09
ある日森の中で熊さんに出会った
熊さんは、なぜか黄色い服を着、壺を持ち立っていた
熊さんはその壺を僕に差し出した
中には蜂蜜が入っていた。
「僕にくれるのかい?」
そう問うと熊は小さく頷いた。
僕は壺を受け取った
しかし次の瞬間!なぜか辺りが暗くなり意識が無くなった
暫くして気付くと目の前にはプーさんと書かれた着ぐるみが置かれていた、そして横に手紙があり、こう書いていた
「夏場はキツイねん、とりあえず冬になるまでがんばってや〜」
422名無し職人:2006/10/26(木) 11:32:09
平等 in 鳳凰堂
423名無し職人:2006/10/26(木) 11:48:47
Wifiで交換したポケモンが
「おまえのポケモン即行で逃がす」
て書いた手紙持っててびびった
424名無し職人:2006/10/26(木) 13:07:02
「腕によりをかけて作りましたの」
そう豪語するだけあって、本当に美味しいペヤングだった。
僕は夢中で平らげた。
「あのー・・・、作り方教えていただけませんか?」
思い切ってそう言ってみたが、困った顔をされてしまった。
その顔がどうにもムカついたので、僕はペヤングを食べなかったことにした。
昼飯抜きになってしまうが、それはやむをえないことだ。
425名無し職人:2006/10/26(木) 13:32:42
麗らかな陽気の下
無邪気に戯れる幼子
心地良い小鳥の囀り
頬を伝う風は蒼天と白雲に彩られ
淡色の安らぎを運ぶ
公園のベンチにひとり
僕はただ、心の水面を静かにこの時に身を投じていた。
うつらうつら
眠気を誘う優しい空間
いっそこのまま悠久に堕ちていけたらどんなによいか…

「今日のノルマはまだ遠い」

解き放たれた"うつつ"
穏やかだった水面に波紋が拡がる。
故郷が待っている気がした昼下がり
426名無し職人:2006/10/26(木) 20:31:02
毎朝通学中に見かける女の子に恋をした。名前も学校も知らない。

どんな名前なのかな?どんな声なのかな?俺のことどう思ってんのかな…。

そんなことばかり考えてて俺のノートはいつも白紙だ。
427名無し職人:2006/10/27(金) 02:34:50
見てごらん。あれがお化けだよ。
笑いながらこわいこわいとおどける娘。
真っ白い顔のお化けがゆっくり近づいてくる。
ギャーあっちいけ!
にげろー!


折角娘と愉しく遊んでいたのに。
それにしても妻があれほど怪力だとは思わなんだ。
鈍紫に腫れた頬を摩りながら煙草に火を点け深く息を吐いた。
428名無し職人:2006/10/27(金) 03:14:27
何かに例えるなら一輪の華
そんな歯の浮くような陳腐な台詞を並べ立てながら
パソコンのディスプレイに噛りつくハンドルネーム「ミハエル」
カタカタと無機質な音だけが部屋を支配する中、「ミハエル」は今宵もデジタルな夢に溺れる。

ミハエル:天使の涙という名の雨が降っている
キミたん:こっちもだよーw
ミハエル:そうなのか 何処に住んでいるのだ?
キミたん:○○県××市よ
ミハエル:我もだ これは運命を感じるな
キミたん:そうだねw
ミハエル:では今度の日曜 二人だけの夜を過ごそうじゃないか
キミたん:おっけー^^

ミハエルこと三春青年は「しめた!」という表情でパソコンの電源を落とした。
三春:かあちゃん、日曜は晩飯いらないから!
君江:あらそう、ちょうどよかったわ。かあちゃんも出掛けるからね。

かくして、ミハエルとキミたんの日曜が訪れる訳だが
その詳細は神のみぞ知る。みたいな感じ
429名無し職人:2006/10/27(金) 03:37:51
『もし一つだけ願いが叶うなら』
そんな問いに男は少し悩み
「マンガのキャラクターみたいに面白い足音がついたらいいな」
と答えた。
『でも、女の子を尾行する時に困らない?』
男は大袈裟に驚愕し、そして落胆。

テーブルの数だけ話題があり世界がある。
それが夜のファミレス。24時間営業って、なんかいいよね。

ウェイトレスは奥で大あくび。
430名無し職人:2006/10/27(金) 22:45:08
>>429
なんだろう、なんか好きだ
431ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/28(土) 00:15:48
狭い高所の船に、馬と子あり
馬の心は伏して階段を余らす
その階段に埋もれたる父に、子は気づかず
船落ちたりて子失われたるも、馬は支柱を駆けのぼらん
432名無し職人:2006/10/28(土) 02:09:00
どこがおもろいのそれ
433名無し職人:2006/10/28(土) 02:25:54
>>431 趣、ある
>>432 趣、欠片もなし

勝者>>431
434名無し職人:2006/10/28(土) 03:24:14
お父さんの話は浪漫があっていい。
僕がお風呂でオナラをしてしまった時も
「くさいかもしれないが、今弾けた泡の中には夢がつまっているよ」
なんて、沢山オナラの泡を出せば沢山夢が叶うんだって。
可笑しいよね。でも、
そんなお父さんが大好きさ。
「よーし、お父さんも夢炸裂させちゃうぞー」

わぁ〜!
お父さんの夢ってお母さんのゲンコツだったんだね。
良かったね、お父さん。
でもウンチはトイレでね。
435名無し職人:2006/10/28(土) 03:52:34
  去年、ぼくのじいちゃんがバナナの木のなえをどこかから買ってきました。
 母さんと父さんとばあちゃんは「雪国でバナナが育つか」とおこりました。
 じいちゃんはうらの山の畑になえを植えました。
 冬が来ていっぱい雪がふって、バナナのなえは折れました。じいちゃんはすごく悲しそうでした。

 ぼくは大きくなったら大工さんになりたいと思いました。じいちゃんがバナナを育てられる大きなビニールハウスを作りたいからです。 おわり
436名無し職人:2006/10/28(土) 05:50:58
>>432
全く面白くないところが笑うとこかもしれない
437パクリ:2006/10/28(土) 11:28:36
僕のお爺が嬉しそうにバナナの苗を買ってきました。
お父とお母とお婆は「雪国で育つか」と叱りました。
お爺は裏の山の畑に苗を植えました。
お爺は毎日毎日懸命に苗の世話をしました。
一年目の春がきて、二年目の夏を過ぎ、三年目の冬を迎えた時
お爺は倒れてしまいました。
それでもお爺は芽すら出てない苗を毎日毎日懸命に世話をしました。
お父とお母とお婆は「もうやめなさい」と怒ると、お爺はにこりと笑い寝床に戻り
次の日、天国へ旅立ちました。
四年目の春
雪が溶けたバナナの苗床から芽が出てました。
その目はすくすくと育ち、次の夏には立派なバナナの実が立っていました。
バナナは「キシャアァアア」と奇声をあげて
お父とお母とお婆を美味しそうに食べました。
438ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/28(土) 15:46:12
昔、UFOに遭遇した時の話を書きます

蛇を見たかったので深夜に山に登りました。暗いので何度も「暗いな」と言いながら登りました

5丁目くらいで空の星が動いた気がしましたが、ほっときました

9丁目くらいにの平らなとこにUFOがありました。
感動のあまり乗ろうとしたら、急に剣豪があらわれて斬ってきました。血が出て痛かったです
キックでその剣豪を倒した僕は下山し、その翌日に市長に報告しました
市長は「ヘビを見れなかったのは残念だったね」と言ってました
439名無し職人:2006/10/28(土) 23:09:16
盆踊りの賑わいを遠くに
川っぺりの一軒赤提灯。
三杯目の焼酎を呑み干すと新橋の企業戦士は静かに語り出した。
年頃の娘がいる事
進学控えた息子の事
嫁との倦怠期
車の買い替え、家のローン。
酒の力で搾り出すように
腹に飼い馴らしたストレスを愚痴混じりに吐き出しては、呑む。
屋台の主人は無言で頷きながら新橋の企業戦士を振る舞い続ける。
気がつくと
街の喧騒は彼方向こうへ、眠りに堕ちゆく。
終電が終わり夏蟲が鈴の音を奏でる頃
新橋の企業戦士は空っぽにした胃袋に満足し
帰路に経つ事なく瞼を閉じた。

がんばれ、サラリーマン
がんばれ、日本のサラリーマン
朝陽を浴びてただのおやじ
440名無し職人:2006/10/29(日) 00:01:48
「巨人が出たぞぉ」
長閑な農村に警鐘が鳴り響きました。
「巨人が出たぞぉ」
村民はどよめき、日常とは違う異常な事態に不安を募らせます。
「小判が出たぞぉ」
お巡りさんもうたた寝するほど事件とは無縁だった村には
それはそれは事件につぐ事件でした。
「年末ジャンボ一等が出たぞぉ」
「便秘が治って便が出たぞぉ」
「息子が部屋から出たぞぉ」
村中、やんややんやの大盛り上がりです。
村一番の鳶職人が広場に櫓を建てると次々に村民が集い歌う踊るのお祭り騒ぎ。
村を挙げての宴は夜通し続き、巨人のひと踏みで村は崩壊しました。
441名無し職人:2006/10/29(日) 01:59:52
僕は彼女をクレシェンド(だんだんつよく)抱きしめた
彼女はメゾピアノ(やや弱く)震えていた
ぼくは彼女が愛おしくてリピート(繰り返し)フォルテシモ(最も強く)愛してると言った
彼女は(棒読みで)私もと言った
ダ・カーポ
442ミシンの仕事 ◆852WkWLO8o :2006/10/29(日) 17:43:50
「午後が錆びた」

このニュースが共同通信を通じて世界中に配信されたのは今朝未明のことだ。
「なんだって?錆びた?午後は金属製だったのか」

まっさきにこのニュースに慌てたのが日本鉄鋼協会会長、日本非鉄金属協会会長。
そしてなぜか「コーポレートアイデンティティーに関わる問題だ」として顔を真っ青にするイオン社長。

しかしこの問題を解決したのは、意外なことに国境無き医師団会長のこの一言だった。


「コルシカ島でバカンスを楽しむ有閑マダムの午前中の余った皮膚を移植すればいい。」


ちょうどセレブたちの間では、自分たちの立場に負い目を感じ始めてボランティア・社会貢献が流行りだしていたことも背中を押して
(背中のツボを押したのはまたしても医学界から、東洋鍼灸業界会長!)
この策は功を奏した。

Google Earth がイタリアの長靴状の地形を雛形に、GPS技術を駆使して、子午線を追いかける正午の太陽をさらに追いかけつづけ、
錆びた午後にテフロン加工を施していった。

作業は一ヶ月あまりを費やし、ついにケニアの外れの赤道小町で午前の皮膚の移植手術が終わった。

提携したてのyoutubeでは「Imagine」が無料開放され、ブラジル人女性たちのリードのもとで世界中がサンバしたのだった。





・・・・しかしようやく彼らが安堵する間もなく、世界中の証券業界を震撼させるニュースが配信されることとなる。

「株が腐った」
443名無し職人:2006/10/29(日) 19:23:03
後に続く読み方になるように、○を埋めなさい。

栗○ りす

正解は「鼠」。
しかし正解者は一人もいなかった。
やはり難しすぎたかな。
採点をひと通り終え、少し考えた。
ちょっとオマケしてやるか。
一人の男子生徒の答案を抜き出し、そこに書かれた「&」に三角をつけた。
性欲とトンチを融合させる妙技は、十分評価に値すると思った。
444名無し職人:2006/10/29(日) 19:46:54
はやいぜ バイク。かっこいいぜ
ヴォンヴォン
はやいぜ バイク。かっこいいぜ
ヴォンヴォン
街中スイスイ 高速もイチバン
はやいぜ バイク。かっこいいぜ
ヴォンヴォン
唸るエンジン 爆音マフラー
はやいぜ バイク。かっこいいぜ
ヴォンヴォン
昼はバイクで夜は女に跨がるぜ
イクのもはやいぜ かっこいいぜ
ヴォンヴォン ヴォンヴォン
やっぱり、バイク。はやいぜかっこいいぜ
445名無し職人:2006/10/29(日) 19:53:18
バイクなのにスイカ野郎…タッチ&ゴー…ピッ…ウッ…(映画「31/2」より)
446名無し職人:2006/10/29(日) 19:57:06
「そのグラサン、似合ってますね」
と、赤切符を切られながら
447名無し職人:2006/10/29(日) 20:02:34
>>445が流れ弾に当たりますように
448ミラクルロマンス:2006/10/29(日) 20:16:21
Aprilfool すなわち、四月馬鹿。
そんな四月一日に飛び交う『嘘』の中でたった一つ『真』に成るという噂がある。
無論、
信じた者はAprilfool。
だが、
そんな常識こそ『真』の『嘘』
『嘘』か『真』か、『真』か『嘘』か。
…ちょっとむつかし過ぎたかな。
必死に考えるお爺さんの頭からなにやら煙がもくもくと。
思考回路はショート寸前、今すぐ会いたいよ。
449宛先のない手紙:2006/10/29(日) 21:14:11
家に着くと手紙を書くのが日課なんだ。
 ただいま、母さん。
 今日の運動会は50m走で一番になったよ。
どんな些細な事でも毎日欠かさず母さんに書くんだ。
あの頃のように「よかったわね」と言われたくて。
そんな僕を父さんは現実を見ろと叱るんだ。
でも父さん。その涙の意味、本当は分かってるんだ。
手紙の返事なんて来ない事も…。
認めちゃうのが怖いんだ。
たまらなく寂しいんだ。
母さん。
夕食はハンバーグだったよ。
母さんみたいにうまくなくてゴメンな。って
 父さん苦笑いしてたけどおいしかったよ。 でもやっぱり母さんのが1番だね。

僕はいつのまにか泣いちゃってた。
痛くないのに。
悲しくないのに。
 母さん……
僕は、胸が痛くて、心が悲しくて、大声で、泣いた。
父さんが優しく僕の肩に手を置いて一緒に泣いてくれた。
「母さんは天国で幸せに暮らすさ。お前は母さんに負けないくらい幸せに生きろ。」


いやいやいや、違うつーの。
不倫相手と逃げたんだろが。
何勝手に母さん殺してくれちゃってんの!?
450名無し職人:2006/10/30(月) 04:13:31
今日も出番が少なかった、俺もTVで仕事をするようになって数十年のベテランだが
相変わらず、セリフもまともに貰えない
同期のアイツは、準レギラーで長寿番組を持ち最近じゃCMまで出てやがる、同じ番組やってるから、世間には仲良いイメージがあるが、昔からアイツとは合わない。
毎週の録りが苦痛でしょうがないが、食うためには仕方ねー!
「はい、本番いきま〜す3・2・1」
「ハ〜イ」
「はいOK!イクラさん、お疲れ様です」
またこのセリフか、早くアイツに追い付きてえ〜
451便垂れ流し詰まらない:2006/10/30(月) 07:43:18
趣の無い単語の羅列を発狂してカキマス
452柴。 ◆shibatXtDE :2006/10/30(月) 08:01:22
前後左右、行き止まりであります。
袋小路であります。

しかいそうすると、私はどこから来たのか。
どこから入ったのか。
ここで生まれたのか。
ここで発生したのか。

前後左右、行き止まりであります。
分かりません。

前後左右、行き止まりでありますが、
ここには心地良いイージーリスニングが絶えず流れており、
実に、悪くないです。
分かりません。

前後左右、行き止まりのここで、
心地良いイージーリスニングを聴きながら、
私は。
しかし。
どこから入ったのか。

453名無し職人:2006/10/30(月) 11:44:39
心のオアシスってなんだろうなあ。
世知辛い世の中だから、ふとそんなことを考えるよ。
俺みたいな田舎者でもこうだもの、東京砂漠に生きる人達はもっと乾いているんだろうな。
心のオアシスを求め、日々熱砂を踏みしめて。
オアシスというからには、近付いたら蜃気楼だったなんてざらにある話だろう。
そこにあると思っていたらとっくに枯れ果てていた、なんてこともあるかも知れない。
オアシスに辿り着けず干からびてカサカサになった人達が、偏西風に乗って消えていく。
水をお金で買う時代。
心のオアシスだって、お金さえあればきっと水を湛えるはずだ。
万札で満ちたオアシスを、美女と一緒に心ゆくまで泳いでみたい。
ああ、きっと俺はもう駄目だ。
454名無し職人:2006/10/30(月) 12:30:07
>>452
>>453

。・゚・(/Д`)・゚・。
455田舎の歌:2006/10/30(月) 12:56:03
♪ルーラル〜 ルーラル〜 ルラル ルラル ルラル ルラル


東京から遠く離れた大自然の中で暮らそう
456柴。 ◆shibatXtDE :2006/10/30(月) 13:58:39
「本場のモンゴル相撲を見せてやるッス!」
と言い残しこの町を飛び出した堀よ。
勢いに負け盛大に送り出してやった我々ではあったが、
堀はモンゴルについても相撲についても全くの無知のはずで、
そもそもどこにその本場のモンゴル相撲を見せつけに行ったのか。
軽率な行動をとってしまったのは先輩として恥ずべきことで、
引き止めるべきだったのでは、と今は思うが、
あの時の堀の決意と笑顔を見て、誰が引き止めることが出来ようか。

今頃、どこで、誰に、本場の相撲を見せつけているのか分からないが、
堀よ、お前はお前のモンゴル相撲で、がん……がんばって?
モンゴルの、ほら、本場の。アレを。
ドーンと見せつけてやってくれ。
我々は皆、堀のことを応援している。
457名無し職人:2006/10/30(月) 14:14:17
昨日見た若者。
夕方19時ぐらいの、いつも「ラッキーなら、座れないことも無い」くらいの込み具合の
電車に乗った。が、結局は空席は無く、俺は座れなかった。
でも、よく見ると7人がけのところに5人で座っているような席があった。
そうなっている原因は、20台前半の小奇麗なオタク風の兄ちゃん。
片側には微妙な小荷物(スーパーの小袋)まで置いて、大また広げ、新聞まで読んで
明らかに一人だけゆうゆうと座っていた。
彼が右なり左にずれたら、あと2人は座れる雰囲気だった。

でも、俺はそいつにわざわざ「ちょっと・・・」と声をかけるのもメンドクセーと思ったので、立っていた。
その後、しばらくして老人が乗ってきて、そいつの前で立ち止まった。
俺は、当然その兄ちゃんが慌てて席を空けるだろうと思ったのだが、まったくその気配無し。
結局、老人が「ちょっとすみません・・・」と兄ちゃんに声をかけた。

兄ちゃんは「・・・?え?俺?・・・詰められるかなあ・・・」と、かなり迷惑そうな顔で
つぶやき、しぶしぶ小荷物を膝に移動させた。しかし、彼本体の移動は全くせず。
当然、スペースは小荷物分しか空かず、老人は「あ、まだ用事があったので、いいです・・・」と
電車を降りる雰囲気になった。
しかしその時
458名無し職人:2006/10/30(月) 14:15:43
<女と言う生き物>
   うん。=いや。
   いや。=うん。
   たぶん。=だめ。
   私たちに必要よ。=私が欲しいの。
   あなたが決めて。=答えはもう分かってるでしょ?
   話し合いましょう。=文句があるのよ。
   それでいいわよ。=私は不服よ。
   この台所使いずらいわ。=新しい家が欲しいの。
   私のこと愛してる?=買いたいものがあるの。
   もうちょっとで準備できるんだけど。=言っとくけど,ずいぶん時間かかるわよ。
 <男という生き物>
   ハラ減った。=ハラ減った。
   眠い。=眠い。
   疲れた。=疲れた。
   うん。その髪型いいね。=前の方がよかったな。
   その試着した服良く似合うよ。=なんでもいいから早く選んで,家に帰ろうよ。
   映画でも見に行かない?=終わったらエッチしたい。
   晩ゴハンでもどう?=終わったらエッチしたい。
   退屈だね。=エッチする?
   愛してる。=エッチしよう。
   俺も愛してるよ。=よし。言ったよ。さあエッチしよう。
459名無し職人:2006/10/30(月) 16:23:28
>>458
コピペはダメです
460ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/10/30(月) 17:52:51
『抜歯のテーマ』

歯が抜けた 歯が抜けた

セミの歯が抜けた
掃除機の歯が抜けた
骨壺の歯が抜けた

歯が抜けた 歯が抜けた

受話器の歯が抜けたシャボン玉の歯が抜けた
羊羹の歯が抜けた

歯がはえた 歯がはえた

抜けた歯に歯がはえた
461コンブ:2006/10/30(月) 18:00:52
今度は、見ていたら、言いました、うーうー、うーうー、言いました、
言いました、ほんでもって、ほんでもって、お母さんが、お母さんが、
ほんでもって、言いました、ほんでもって、見ていたら、見ていたら、
うーうー、また、また、今度は、言いました、お母さんが、うーうー、
言いました、見ていたら、お母さんが、言いました、今度は、今度は、
462コンブ:2006/10/30(月) 18:03:36
ごちそう、おいしかった、なぜなら、いっぱい、なぜなら、ごちそう、
なぜなら、おいしかった、おいしかった、食った、食った、いっぱい、
もっと、なぜなら、食った、なぜなら、おいしかった、おいしかった、
食った、もっと、いっぱい、おいしかった、いっぱい、おいしかった、
いっぱい、ごちそう、もっと、ごちそう、もっと、なぜなら、もっと、
463コンブ:2006/10/30(月) 18:08:06
八百円、八百円、八百円、胃酸がいっぱい出て、胃酸がいっぱい出て、
八百円、八百円、胃酸がいっぱい出て、胃酸がいっぱい出て、八百円、
八百円、ああ、八百円、カツカレー大盛り、カツカレー大盛り、ああ、
カツカレー大盛り、胃酸がいっぱい出て、ああ、胃酸がいっぱい出て、
胃酸がいっぱい出て、カツカレー大盛り、八百円、カツカレー大盛り、
464名無し職人:2006/10/31(火) 00:19:36
「立つんだジョォオオ!立つんだ!」
「どうしたもう終わりか!?立つんだジョォオオ!」
「頼む立ってくれぇ!立つんだ、ジョォオオ!」
「立つん… あん?」
「えっ?」
「もう立ってる?」
「あ、あぁ、立ってるね。それならOK」
465名無し職人:2006/10/31(火) 01:51:56
お前等の好きな女の子が事故で脊椎損傷して首から下全く動かなくなって
何日も悩んだ末に泣きながら殺してくれと頼まれたらお前等うどんと蕎麦どっちが好き?
466名無し職人:2006/10/31(火) 02:55:39
「おはよう。今日も天気だね」
返事はなく淡々と食器を洗う妻。
顎にシェーバーを走らせ、歯にブラシと。
妻はもう既に煎餅片手にワイドショー。
シワの残ったシャツに地味なタイを巻き付け溜息をひとつ。
愛妻弁当の味ってどんな味だったかな。
恐ろしく快晴な空と冷えたトースト。
燃えないゴミの袋は無言の「行ってらっしゃい」
あぁ、行ってくるよ。

「そうだ。今晩は残業で遅くなるから、」
夕食は作らないだろね
先に寝てるだろね
明日も明後日もこれからもずっと。

それでいい。
それで
いいんだ。


朝陽が眩しいな
467名無し職人:2006/10/31(火) 22:43:25
テレビでCMが流れていた。
女子高生の性器を、彼氏と思しき男性が激しく弄っている映像が続く。
指を出し入れする様子がモザイク無しで映され、俺は妹と目を丸くする。
「よくこんなの放送できたな」
「やばいんじゃないのこれ?」
しばらくすると、CMの締めにテロップが流れた。
愛している相手には、もう少し優しくするんでしょう?
どうやら安易なセックスを控えるように呼びかける公共広告機構のCMらしい。
次に出てきたのは女子小学生と男。
同じように性器を弄り始めたところで、俺は目を覚ました。
ここ数年妹が口を聞いてくれないので、夢の中でだけでも話せてよかった。
ほんとによかった。

起きた直後の「もっと見たかったなあ」という感想を省いただけで、実際にあった話なんですよ。
468名無し職人:2006/10/31(火) 22:54:08
タラの野郎は相変わらずだし、アイツがいなけりゃ、癒し系で俺が一番人気なのに。
ピン・ポ〜ン
誰だこんな時間に?
イクラちゃ〜ん。
ハ〜イ。ってタラかよ。何か用か?まあ上がれよ、
で何?
実は俺、サザエファミリーから引退を考えてんだ。
何でだよ!あれほど、おいしいポジション他にねぇ〜だろう。
役的に無理があんだよ!今は童顔だから多少の偽装で良いけどよ、ハイビジョンになったら一発で偽装がバレちまうよ!
東スポに何書かれるか考えると、怖いんだよ!
東スポかよ!
469名無しさん?:2006/10/31(火) 23:41:17
「天使の分け前」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
これはワインやウイスキーの醸造職人の間で使われる言葉で、
何年もかけて熟成させる間に自然に揮発して目減りすることをこう呼ぶのだそうだ。

熟成期間に消失する部分は必要不可欠なロスであり、
目減りする事とはすなわち熟成が進み、美味しいお酒ができている証拠だというのだ。

時間というのは人間が手を加える事の出来ない言わば神の領域。
時間をかけて熟成させるということは、作業の過程を天使たちにゆだねること。
天使たちの懐に抱かれて、酒は味に深見とコクを増してゆく。
そしてその代わりに、天使たちも少しずつお酒の味を楽しんでいる。
そんな風に昔の職人たちは感じたのかも知れない。
何て情緒的で美しい表現だろうか。

ところで実は我が家にも、同じ種類の天使たちがいる。
何の天使たちかと言うと、靴下の天使たちだ。

なんかときどき靴下の片っぽうだけがなくなってしまうのよね。
靴下が物理的に蒸発するわけないと思うんだけど、
なんかね、なくなっちゃうんですよね。
天使たち・・・僕の靴下をかえしておくれ
470名無し職人:2006/10/31(火) 23:51:05
半分も持ってくのはもう天使なんかじゃない
ヤクザだな
471名無し職人:2006/11/01(水) 00:15:39

そのままそのまま
ん〜、ちょい右
右、右、もっと右。
いやいや、右。み〜ぎ!
右だよ、右。
というか止めれ。
止め、うわ、止め止め!
アチャ〜

どうすんのこれ。
あ、起きた。

逃げろ逃げろ逃げる僕。
追ってきた追ってきたパンチパーマ。
逃げろ逃げろ走る僕。
追ってきた追ってきた流血パンチパーマ。
捕まる捕まる捕まった僕。
折れる折れる折れたカルシウム。
怖いよ強いよサングラス。
じ、事務所近いんスか? 弱ったなぁ ハハハ…
472名無し職人:2006/11/01(水) 00:56:09
親の涙と質素な献花
真っ白な後悔に包まれ赤十字を後にしました。
すみません
人生の幕を閉じました。
いびつな石の下に来世の夢を見にゆきます。
さようなら、糞ったれの素晴らしい世界。
ありがとう、

今度は肝臓から売るよ
473ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/11/01(水) 09:48:47
おもちがあります
柔らかくて美味しそう

そのおもちをよく見ると、
小さなボタンが付いてます

そのボタンを「カチッ」と押すと、おもちがクネクネします

クネクネクネクネ
楽しいな
やわらかクネクネ
楽しいな

もっとクネクネさせたくて、ボタンをもう一度「カチッ」と押すと、
おもちがカチカチになりました

押せば押すほど益々カチカチになります

カチカチカチカチカチカチ

イライラする!
474名無し職人:2006/11/01(水) 18:08:36
最後の行がえらく気に入ってしまった
自分で散々押しておいて
475ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/11/01(水) 18:15:10
『腕時計の防水機能、その真実』

 皆さん、腕時計というものをご存知だろうか。腕(正確には手首)に巻いて使用するタイプの時計である。
「今何時かいな!」と悩んだ時にすぐ時刻を知ることのできる画期的なアイテムと言える

 さて、この腕時計というアイテムには防水機能なるものが付いている。
一般に、この防水機能は腕時計の外から水が侵入し内部の精密機械がビチャビチャになって故障するのを防ぐためにあると考えられている。
例えば、腕時計をしたまま風呂に入ったりダイビングを楽しめるとの意見だ。

 しかし、これは間違った考えである。真実はこうだ。
そもそも、時間というものが液体なのだ。この液体である時間が外に漏れないようにする為の防水機能なのだ。
 液体である時間が腕時計から漏れるとどうなるか、考えて頂きたい。とても恐ろしいことになる。
時間が漏れると時空に歪みが生じ過去と未来がごちゃ混ぜになるのだ。
例えば腕時計をした人が縄文人をファックしたり、ドラえもんにファックされたりするのである。
 くれぐれも腕時計を購入する時は防水機能付を選択すべきである。
476名無し職人:2006/11/01(水) 21:36:10
座禅の上でえっちな妄想
座禅の上ですけべな妄想
先刻から何やら肩にありがたい仕置きを貰っているが
まっ たく気になりませんから。
喝にも負けずえっちな妄想
喝にも負けずエロスなイマジン
確かに今、私は悟りの境地なんですね。
脚の痺れもなんのそのです。
どっちかというと、なんて曖昧にでなく
疑う余地がありません、私の方が聖職者。
そこで息を切らしている坊主よりも、ね。
派手な袈裟を引き千切ってやろうか、
淫らに禿げ上がった脳天、しゃぶり尽くしてやろうか。
体躯中のシワというシワ、おっぴろげて辱めてやろうか!
えっちな妄想 止まりません
477名無し職人:2006/11/01(水) 21:46:11
次から次へと何もかもを食い尽す都会人にはもう飽々だ
農民になって植物を作ろう
毎日毎日植物の事を考え、作り、腹を満たそう
そうすれば清い心で過ごせる。そんな気がする

なんで清い心が欲しいんだろう



ああそうか
俺は種になりたいんだ
何も知らない赤ん坊になりたいんだ
478名無し職人:2006/11/02(木) 16:29:55
「ねえお父さん。ジョンのご飯忘れてない?」
「ん? ああ、そういえばまだやってなかったなあ」
「もう! 忘れてたら駄目じゃん! ジョンのご飯作るの、お父さんの役目でしょ!?」
「悪い悪い。テレビ終わったらやるから」
「駄目。今すぐ!」
「今いいところだからさ。ちょっと待ってよ」
「駄目っ! ジョンおなかすいたの! ご飯早く!」
「うるさいなあもう! 待ってろってば!!」
「うぅ・・・。うわぁ〜ん! おなかすいたよぉ〜!」
「・・・(無視)」
「お父さんがご飯くれないよぉ〜!」
「あ〜もう、わかったから! わかったから泣くな! な? ほら、お父さんご飯作るぞ〜」
「・・・」
「ほ〜ら、ジャーキーもやるぞ〜」
「・・・」
「ぷふっ! ジョン、怒ったふりしても尻尾は正直だぞ」
「あ!」
「ほら、食え」
「ん〜。まあまあの出来かな。今度ご飯忘れたら、もう一緒に散歩してあげないからね!」
「はいはい」
479名無し職人:2006/11/02(木) 16:40:16
あいかわらずよくやっとるようだね〜
ちんぽ…自慢していたのかね…
480名無し職人:2006/11/03(金) 13:28:51
あいうえお作文

愛してる
命のかぎり
嘘じゃないよ
笑顔が素敵な
オクラホマミキサー

さぁ、踊れよ。
481名無し職人:2006/11/03(金) 21:34:23
今、そこで
行かないで。と泣く彼女は寂しがりやである。
如何程寂しがりなのかといえば、例えば、こう。

いつも一緒に居たママが、ある日忽然と姿を消しました。
そんな非日常をまだ言葉も拙い幼子には受け入れるだけのメンタルキャパシティなど…

彼女には無かった。ただそれだけの事。
要は、ヒトとしての経験の無さが彼女に"寂しい"という感情を与えてるに過ぎないのだ。

彼女は寂しがりやである。
言い換えれば、
彼女は精神的に経験不足である。
あっちの経験は豊富なくせして、このメスブタ野郎が。
如何程メスブタ野郎かといえば、例えば、こう。
482名無し職人:2006/11/03(金) 21:45:17
やっぱ竹本さんは凄いです。カラオケで人を感動させる術を体得
されてます。老若男女に関わらず、竹本さんの歌声を聞くと
癒されるんです。演歌だってロックだって何だって歌っちゃう。
ボイスチェンジャーを駆使して、女性ボーカルもお手のもの!
石原裕次郎を歌ったかと思えばオレンジレンジですもんね。いや、
感服しました。オレンジレンジは御子息が聴いてらっしゃるとか。
なるほど!納得です。いたく感銘しました。ところで、最近、
寒くなってきましたが、御子息の引き篭りの具合はいかがですか?
483まぁ聞けよ:2006/11/03(金) 22:03:49
公園で蟻を見つけたわけ。
こんなにも晴れ渡った天気なのに、おまえらは働き者だな。って
俺からすれば酷く滑稽なわけ。
馬鹿な小動物が必死にちょこまかと走り回ってるのが滑稽なわけよ。
誰かが食べこぼしたパン屑、
蟻の倍以上あるパン屑を必死になって運んじゃうわけ。
「台風だぞぉ」ってパン屑吹き飛ばしてやると、大慌てで逃げ散るわけ。
一生やってろ。


でもさ、奴ら気がつくとまたパン屑運んでるわけ。
いつの間にか仲間も増えてるわけ。
とうとう巣まで持ち帰ってるわけよ。

蟻のやつ、なかなかやるな。
なんか目が覚めたような気分だった。
頑張るのも悪くないな、
仲間も良いもんだな、
毎日、日和ってる場合じゃないなって。
それで俺は一目散に家路につき、再びネットゲーム三昧ってわけ。
484名無し職人:2006/11/03(金) 22:06:25
コンビニでレジを済ませた直後の彼女。
『おでん買おっかな〜』
僕らの後ろには何人ものレジ待ち客。
『買おうかな〜』
彼女の曖昧さに苛立つのは背後の客だけでない。怒りオーラは
目前からも発せられた。あから様に苛つく店員。プレッシャーに
弱い僕には耐え難い心境。彼女は気にもとめず
『私、糸コン好き〜!』
ごめんなさい!ごめんなさい!こんな女を野放しにしてごめんなさい!
『おでん買われます?』
業を煮やした店員が僕らを促す。
『どうしよー』
あぁぁ…また堂々巡り。ごめんなさい!皆さん本当にごめんなさい
485名無し職人:2006/11/03(金) 22:53:24
私は都会での生活に行き詰まり、公園のベンチに座りこれからの事を考えていた
すると前のベンチに、何やら哀愁漂う一人の初老の男性が座っていた
「何処かで見た事があるな〜。」
だが、どうしても思い出せない
勇気を振り絞り聞いてた
「あのう、何処かで御見かけしたと思うのですが、お名前を教えて頂けますか?」
しかし、笑顔を見せながらも、一切喋らない
勘違いかと思い、その場を立ち去ろうとした瞬間、男は言った
「できるかな〜」
と、その一言で僕は全てを悟り、悩みが吹き飛んだ
アリガトウ!ノッポさん。頑張るよ!
486名無し職人:2006/11/03(金) 23:08:27
−−−汝、目の当たりにしたあらゆる困難に畏怖するなかれ

躯で学び、血を以って受け継いだ祖父の剣の術を奮うべく
強大なる漆黒の翼龍と対峙する戦士アラウゴ。
闇夜を焦がす灼熱の息はアラウゴの力を鈍らせ
大地を揺るがす咆吼はアラウゴの知を惑わす
絶対的な命の焔が容赦なく精神を蝕んでいく最中、
アラウゴの瞳奥に鼓動し輝ゆく意思の力だけは
時流と共に研ぎ澄んでいった。

蒼月の下、静かに開戦。
アラウゴ、斬る、斬る、斬る。
外殻が鋼鉄の如く刃を弾く!
アラウゴ、斬る、斬る、薙ぐ。
歯が立たない!
アラウゴ、衝く、叩く、転倒。
翼龍、噛み付く、アラウゴ、噛まれる。
アラウゴ、痛い、痛い、逃げる、翼龍、回り込む。
アラウゴ、逃げる、逃げられない、アラウゴ、ごめん、なさい、翼龍、ごめん、で済んだら、警察、いらない。
487柴。 ◆shibatXtDE :2006/11/03(金) 23:28:22
エイドリアーーーン!!

エイドリアン?
エイドリアーン。
エイドリアン??

ピッ、ピッ、ピッ、ピピピッ、ポッ、ピッ。
「trrrrr…trrrrrr…」
エイドリアン?
「ただいま電波の届かない場所に」
エイドリアン!!

(中央線快速 下り 車窓)
エイドリアーン。

ピンポーン。
エイドリアーン。
ピンポーン。
エイドリアーン。
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン。
……。
エイドリアン!!
488名無し職人:2006/11/04(土) 02:35:43
タイにいるからタイガーだって。
そう教えてくれたのは誰だっただろう。
さっき友達にその話をしたら、
「お前がそれでいいんならいいよ」
と言われた。
俺は別にそれでいい。
タイの人達には申し訳ないが。
489ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/11/04(土) 12:45:45
『近視のターザン』

ターザンは、今日もジャングルを散歩していた。
散歩と言っても地面を歩くのではなく巨木の枝から枝へ飛び移りながら移動するのだ
彼には悩みがあった
「最近、視力が落ちたな」
枝から枝へ飛び移ろうとするたびに、距離感がつかめず、枝を握り損ねるのだ
そのせいでよく落下し、ターザンの肋と右のすねにはヒビが入っていた

そこでいろいろ考えた
メガネは似合わないから、観光客をナンパするとき不便だ。
ジャングルだから水道が引かれてないので、コンタクトを洗えない。
ソフトレンズは洗浄液が売ってないのでやはり駄目
「どうしょうもないな」

しかし彼は諦めなかった。
3ヶ月後、ジャングルには素顔のイケメンターザンが枝から枝へと優雅に散歩する姿が確認できた。

それから、5年の月日が流れた時、火事が起こり、ジャングルは広範囲にわたり燃え尽きた。
美しかった緑のジャングルは、炭色の砂漠となった

間もなく、一体の焼死体が発見された。顔には迷彩塗装のメガネをしていたという
490名無し職人:2006/11/04(土) 19:03:29
つ D
491ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2006/11/05(日) 09:48:39
目の前にはドアがあった

スチール製の頑丈なドアである
「開けるべきか、開けないでおくべきか」僕は迷った

ドアは、ドア職人さんが命懸けで作り、
ドア枠は、ドア枠職人さんが命懸けで作ったもの。

僕のような旅の者が、易々と開けてもいいものか
ドアの前で3時間、立ち尽くした

「えーいままよ!開けてしまえ」
「ガチャ」

僕はやけになって開けてしまった

すると、そこにはフローリングの廊下があった

「走るべきか、走らないでおくべきか」
492名無し職人:2006/11/05(日) 16:42:31
私の故郷はとある山奥にひっそりと暮らす小さな部落にある。
森と生き、河と生き、山に生きる民は誰にでも優しく
誰もが愛おしい。
私は良職を言い訳に都会へ夢や希望を抱き、故郷を捨てた身だったが
挫折と共にまたここへ帰ってきてしまった。
一時の気の迷いは現実に打ちのめされ、懐古に回帰する
要するに逃げてきた訳だ。
山道を懐かしむようにゆったりとアクセルをふかす。
忘れていた景色があの頃のまま視界を流れていく。
日が暮れ、山の稜線に暖紅色が伸び
古ぼけた街灯が淋しげに燈る。

もうすぐだ

もうここはかつての庭。
ヘッドライトの先で、ガキんちょの私が手を振っている気がして
「ただいま」
言葉にした瞬間、涙腺が決壊し頬を熱いものが伝う。
沢山の想いが交錯し
うっかり崖から落ちちゃったよ。まいったね、こりゃ
493名無し職人:2006/11/08(水) 00:24:58
浮力を得てあがれ
重力から開放されてあがれ
思いのまま空高く舞いあがれ
出番を待ちながら舞台袖であがれ
まぁ遠慮せずうちにあがれ
あがればよし。
494名無し職人:2006/11/08(水) 09:41:33
突然、紳士が家に入ってきた。
とても柔和そうな、身なりのきちんとした紳士だ。
ただ、右手に包丁を持っていた。
紳士は警戒している俺の方を見て、おずおずとこう言った。
「あの・・・悪い子はいらっしゃいませんか・・・?」
その声は小さくて聞き取るのが難しいほどだった。
110を押し終わる前に理解できたのは幸運だったと言える。
「なんだナマハゲかよ。紛らわしい」
俺はちょっとむかついたので、ブスっとしたまま紳士にお茶を出した。
紳士はコタツに入ると、さっきよりもさらに小さな声で「スミマセン」と言った。
びびっている紳士が話しかけてくる気配は無く、しかたないので俺から話を振ってやることにした。
「あんた、ナマハゲに見えないよね」
「はい・・・、私、まだ駆け出しなもので・・・」
いや、もっとこう、根本的な何かが・・・。
「普通ナマハゲって秋田に出るもんじゃないの? 愛媛なんかに来てていいの?」
「悪い子がいるのは秋田ばかりではありませんから・・・。私は世界中の悪い子に会いたいと思ってますので・・・」
へえ。それはすごいじゃん。たいしたもんだ。
「でもうち、子供いないよ? 俺独身だし」
「えっ、そうなんですか!? お茶を出してくださったので、てっきりお子さんがいらっしゃるお宅かと・・・」
「あ、ごめん。じゃあ無駄な時間取らせちゃったな」
「いえ、そんな・・・。今日回る分はこちらのお宅で最後のつもりでしたし・・・」
「そうか。それならゆっくりしていくといいよ。俺も話し相手が欲しかったところだし」
「あ、はい。ではお言葉に甘えさせていただきます」
その後、ナマハゲはなんだかんだで4時間ほどコタツに入っていた。
時間が経つにつれ、ナマハゲは最初のびびり方が嘘のようにおしゃべりになった。
その話はどれもとても面白く、ナマハゲが帰るころには、俺はどんな秋田県民よりもナマハゲに詳しくなっていたと思う。
土産にミカンを持たせてやると、ナマハゲは大層喜んでくれた。
うちに悪い子がいたら、もっと喜んでくれただろうになあ。
俺はとても残念な気持ちで、ナマハゲの後姿を見送った。
495名無し職人:2006/11/08(水) 09:52:29
>>494
かなり好き。
496名無し職人:2006/11/08(水) 10:16:22
辛い思いをたくさんくぐり
力尽きそうになっても
羽のように軽やかにとんでいく
したたかな心がそこにある
風に吹かれて自由を目指す
長く果てしないその旅は
永遠に続いていくだろう
497名無し職人:2006/11/09(木) 00:41:40
僕は生きていくうえでの人生の教訓を漫画で教わりました。

「答えはいつも目の前にある」と言っていた親方。
仕事で考えがまとまらないとき、周りを見回してみると
案外答えのヒントがあったりします。今でも心の片隅に
この言葉は置くようにしてますよ。

「人間は快楽を得るために生きている」と言ってた悪の支配者。
人間は何のために生きているのか?それは欲求を満たすためだ!
あの言葉、幼いながらに何て核心をついた言葉なんだろう…
と鳥肌が立った記憶があります。自己抑制のときは
いつもこの言葉が浮かびます。

「ワールドカップで得点王になれるわけないって最後まで
思わなかったヤツが得点王になるんだろうな、と思う」
と言った脇役レスキュー隊員。僕は幼い頃の無謀な夢を
叶えることはできなかったけれど、今できることの中でだけど
諦めない気持ちを持つことを教わりました。


今の自分があるのも、この言葉のおかげかな。
なんてね。
498名無し職人:2006/11/10(金) 17:32:01
そのグラウンドでは、何だかよくわからないスポーツが行われていた。
赤いユニフォームを着た男が5人、端の方で円陣を組んでいる。
太いラインが交差する地点にはボールが1つ、グラウンドの中央には青いユニフォームが8着分置かれている。
そしてその周りには、審判らしき服装の男が7人。
審判のうちの一人が笛を吹いた。開始の合図だろう。
赤ユニフォームの男達が一斉に走り出した。
背番号5番が青いユニフォームを手にし、審判の一人に着せた。
直後にその審判が笛を吹き、5番はガッツポーズをしながらベンチに下がった。
その横では背番号7番が、一番背の高い審判にドロップキックを浴びせていた。
蹴られた審判が吹っ飛ぶと、別の審判がその距離を測る。
7番もガッツポーズをしてベンチに下がった。
残りの選手の背番号は1番と18番と20番。
彼らは5番と7番のような激しい動きは見せず、一定の距離を保ちながらリズムに乗っている。
3人の審判が一人ずつをなめるように観察し、やがて18番と20番に付いていた審判が笛を吹いた。
18番と20番が肩を落としてベンチに戻ると、残った1番はややテンポを速めてリズムに乗りはじめた。
1番を見守る審判はやがて大きく頷いて、青いユニフォームを着せられた審判のもとへ向かう。
そして青審判の右手を高々と上げると、一際長く笛を吹いた。
試合終了らしい。
赤いユニフォームの男達は嬉しそうだったので、悪い結果ではなかったようだ。
本当によくわからないスポーツだ。
499名無し職人:2006/11/11(土) 04:42:53
そうだ。シミュレーションしよう。

「おい、お前ムカつくんだよ」
「勝手にムカついてろよバーカ」
「あー、バカって言う奴がバカなんですぅー」
「いいよそれでも。バーカバーカ」
「な、なんだよ。バカって言う奴がバカなんだぞ!?」
「お前を思う存分バカ呼ばわりできるなら、俺はバカでも全然かまわねーよ」
「そんな・・・」
「バーカバーカバーカ! この糞バカ! お前みたいなバカは生きててもしかたねえから早く死ねよバカ」
「おい、ちょっと酷すぎるぞ・・・」
「うるせえよバーカ! お前から因縁つけてきたんだろバカ。酷いとか言えた義理かよバカ。さすがバカだな」
「何だよ糞っ! 黙れよバカ!!」
「おっ、今言ったな? バカって言った奴はバカなんだよな? じゃあやっぱお前はバカってことじゃん! バーカバーカバーカぁ!」
「くっ・・・」
「ヒャハハハハハ!! バーカ!!」

よし。完・璧。
500名無し職人:2006/11/11(土) 16:14:13
>>499
実際されたらホントムカつくなww
501フェレッツ:2006/11/12(日) 22:29:11
二度目は撃ち抜かれるほどの衝撃はないわな
初めての時がなんだかよくわからんけど一番凄いわな
でも何度もやってコツが掴めてきてからがまた面白くなってきたりするのな


それから、みんなと一緒にいたいんだけど孤独になりたかったりもするんだわな
孤独は自由だもん
でもみんなと一緒じゃなきゃーできないすげー事もあるわな

あと、酔っ払わないお酒だれか開発してくれないかな〜って言ってたやつがいたけど
酔わないと意味ないわな
502名無し職人:2006/11/13(月) 01:19:29
私の視線の上の彼女は私をなじり、私を辱め、私を傷付けては高笑い。
これが60分1万円ポッキリの商品であるというのですから驚きを隠せません。
互いの優劣は歴然と、サービスとカスタマーの本来の立場とは真逆の関係にある。
実は
私がマゾヒストであるという性癖がそれを正常なものとする訳です。
彼女の鞭が私の身体を這う度、
彼女の唇が私を蔑む度に色めく快感にいざなわれる訳なのです。
抓って、叩いて、引っ掻いて。
熱い蝋を垂らしては悦に入るエンプレス。
素晴らしい世界です。
瞬く間に時は満ち、女王様が務めを終えると同時に
屈強な紳士が集う部屋へ招待されました。
どうやら、特別料金とやらが財布のキャパシティを飽和してしまったようです。
殴って、脅して、搾取して。
借用書を差し出しては悦に入るマスターロード。
とても素晴らしい世界です。
私がマゾヒストであるという事実がそこにあるのですから。
503名無し職人:2006/11/13(月) 03:27:09
僕は学校が大嫌いです。
なぜならば、先生の頭皮が可哀想で見ていられないからです。
3年生から今年までの3年間、先生はずっと僕達の担任でした。
毎日変わらず優しくて毎日変わらず笑顔でしたが、それが逆に日を追うごとに滅んでいく毛髪を際立たせていました。
日々肌色が強くなる先生の頭部に、僕は時々どうしようもなく悲しくなって泣いてしまうのです。
僕はもう学校に行きたくありません。
さようなら。
504名無し職人:2006/11/15(水) 00:40:37
 コカ・コーラのペットボトルにさ、Cokeって小さく書いてあるじゃない? まあ書いてあるのよ。
 でさ、これコークって読むでしょ? そしたらこれはコーラなの?コークなの? ってなるじゃん。
 でさ、辞書で引いてみたわけよ。Cokeを。
 そしたらさ、Coca-Colaの略とかあるのよ。
 おかしいよね。Coca-Colaのどこにkeがあるんだ! って話だよね。
 まあ、向こうの人には別段おかしくもなんともないんだろうね。

 あと、Cokeはコカインを意味するスラング(俗語)でもあるんだって。俺知らなかったな。
505名無し職人:2006/11/15(水) 04:47:00
目力を手に入れるために旅に出た男の話をしようか?
いい
506名無し職人:2006/11/17(金) 00:27:49
昔のコカコーラにはコカインの原料のコカがほんとにはいってたんだってよ
有名な架空の探偵のシャーロックホームズが薬やっててコカコーラ好きだったって設定にある
507名無し職人:2006/11/18(土) 01:53:53
例えば、満員電車に貴方が乗られていたとしましょう。
あ、路線は何でもいいんです。
あぁ、ハイハイ。では都営三田線で結構です。ハイ。
その都営三田線で貴方が、は?
あ、それは失礼しました。
え〜、都営三田線に隆司さんが乗られていたとして、一人の老婆が重い荷物を持ち立っていたら、え?
なるほど。そう致しましょうか。
都営三田線に隆司さんが乗られていたとして、巣鴨で重い荷物を持った一人の老婆が乗車してきました、と。
その時貴方は、もとい、隆司さんは席を譲、いや、老婆に席…
重い荷物を持った老婆に席を譲られる場合、はい?
あぁ、そうですね。失礼致しました、スミマセン。
コホン。
都営三田線で隆司さんが座席に座られていたところ、巣鴨で重い荷物を持った一人の老婆が乗車してきました。
その時、隆司さんは重い荷物を持った老婆に席を譲られる場合、
はぁ、えぇ、そうですか。
貴方、隆司さんは車で通勤なさるので、
たとえ都営三田線で座席に座ってて巣鴨で重い荷物を持った老婆が乗車してきたとしても
巣鴨で乗車してきた重い荷物を持った老婆に席を譲られる事はないという事ですね。
…え?ワゴンR? はぁ…
508名無し職人:2006/11/18(土) 03:08:24
緩やかに育まれた僕の元気か今にも開花しそうだ。
我慢と頂天がせめぎあい、激しく揺れる狂喜という名のオルガズムが
その時を前に一層昂る。
億にも昇る生命の奇跡(未遂)が俄かに熱を帯び
やがて蒼月が暗雲に為りを潜め、一瞬の静寂が訪れると
僕の身体から邪な欲求が解き放たれた。
宙を高々と舞った数多の滴は淡光に照らされたプリズム。
幻想的な視界と恍惚に浸りながら真綿のようなティシューに手を伸ばす僕。
明日も頑張れる気がしたミッドナイト
509名無し職人:2006/11/18(土) 03:09:06
いいかい田中君。例えばここに「私は卑劣な人間だ」と自己嫌悪している人がいたとしよう。

そもそも自己嫌悪というものはね田中くん、一見すると自分の行為を反省自責し、
次へ活かそうという、言うなれば後ろ向きな前向きさ と呼べる気もするかもしれない

だがね田中くん。この自己嫌悪というものはとんだくせものなんだよ。
自己嫌悪に陥っている人間というのは、自分でも気づかぬうちに
心の中で「卑劣な行為をした自分」と 「そのことを理解し嫌悪している自分」
というふうに己の精神面を二分させてしまっているんだ。

そうすることによって卑劣さを自分の中のもう一人の自分だけに押しつけて、
もう片方である「卑劣さを理解し嫌悪している自分」は、少なくとも卑劣ではないし、許されると考える。

卑劣な行為に及んだのは、まぎれもない自分自身だというのに、
自分がやったことを、まるでどこかの他人になすりつけるようにして、
心の中に「卑劣でない自分」というスペースを必死で確保しようとする。

だから、この人間はなんどでも同じやり方で卑劣な行為に及ぶし、
もちろんそのたびに何度でも自己嫌悪に陥る。
そして自己嫌悪している自分は少なからず罪や失敗を償えていると錯覚するのだ。
510名無し職人:2006/11/19(日) 00:41:02
なんで「田中くん」が必要なのかよくワカラナス(´・ω・`)
511名無し職人:2006/11/19(日) 10:27:33
田中「         」

↑この形で気の利いたレスが付くことを望んでいたのかも知れない
512名無し職人:2006/11/19(日) 15:20:52
>>501
あれだろ、さんまの何とかって言う番組の熱中少年物語の将棋やってる子の真似だろ。あの子なかなか良い事言うよね。
513フェレ:2006/11/19(日) 15:32:47
>>512
ん〜?誰それ?w
酔っ払ってた時だなコレ
514名無し職人:2006/11/19(日) 20:15:42
いいかね、ワトソン君。
犯人は間違いなくこの通路を使って逃走したのだよ。
ここが犯人の実に巧妙な所だ…まさに我々の心理の裏をかいたといえる。
しかしながら
犯人も証拠を全て隠滅する事は不可能だった訳なんだ。
この内側から鍵のかかる扉が全てを物語っている。
そうなんだよ、ワトソン君、
犯人は間違いなく屋敷の中にいた人間という事なんだよ。


見てごらんなさい、ワトソン君
犯人が防犯カメラに映っているだろう?


《総合警〇保障の新CM提案》
515名無し職人:2006/11/21(火) 03:11:15
居酒屋へ行ったらおしぼりが出た。
手を拭くとなんだかウキウキした。
これはイイ、と思った。
顔も拭いてみた。
これまたウキウキした。
気に入った。
首を拭き、脇を拭き、足の裏を拭き、股を拭き。
拭く度に心が弾む。
気付けば僕は生まれたままの姿だった。
さすがに少し寒いけど、ウキウキしてたんだからしょうがない。
そしたら店員さんが暖房を強くしてくれた。
そこでまた僕は一層ウキウキするのだった。
516名無し職人:2006/11/21(火) 12:17:01
宮本くんのお母さん

うちのお母さんは、宮本くんのお母さんはちょっとものを知らない人だ
と言ってます。
このあいだ、理科の宿題のことで宮本くんのお母さんからうちのお母さんに
電話がかかってきました。「やじろべえ」をうちでつくって、次の日学校へ
持って行くことになっていたのですが、宮本くんのお母さんは「やじろべえ」
がどういうものか分からないいので、お母さんに聞いてきたのです。
お母さんが「ほら、両はしに重りがあって、真ん中で支えるあれよ」と簡単に
説明すると、宮本くんのお母さんは「ああ、あれね、分かったわ」と言って
電話を切りました。ぼくは、ちゃんと教科書に絵がのっているのに、と
思いましたが、宮本くんもトロいところがあるので、ふたりともそこまで
考えつかなかったのでしょう。
次の朝、宮本くんが学校にしょって来たのは、時代劇で使うような
振り分け荷物でした。
517名無し職人:2006/11/22(水) 15:00:15
 俺は朝野去、東京の大学に通うために田舎を出て、この春から一人暮らしを始めることになった。

 引っ越してきた初日、荷物のせいり(女の子の日ではない)を終えた俺は尿意を催した。
 慌ててトイレに駆け込み入室すると、なんと俺の洋式便器にDJが詰まっていたのだ!



 DJにYO!YO!言われながら
 このまま糞尿を垂れ流すのだ

 抜こうと思っても抜けないので
 そのうち俺は考えるのをやめた
518名無し職人:2006/11/25(土) 05:17:32
私は"見えないモノ"が見えるんです。
見えてしまうという事は実はとても辛い事でした。
例えば、美人な女性が歩いていたら服の中を見たい
若しくは、福袋の中を見てみたい
透視という能力ならそれは良いかもしれないですね。
残念ながら私が見えるのはそういった類のものではないのです。
霊的なものでもありません。
私が見えてしまうのは"先"なのです。

正確に表現すると見えないのです。
私の三年後が


貴方の三日後が
519名無し職人:2006/11/25(土) 17:55:05
>>518(((゜д゜;)))
520朝マック行くか 1/2:2006/11/26(日) 03:18:53
歌を忘れた女性シャンソン歌手が唯一心を赦す資産家マーティンに拾われた柴犬(♀)ジョージ・マッコイが1275匹…
歌を忘れた女性シャンソン歌手が唯一心を赦す資産家マーティンに拾われた柴犬(♀)ジョージ・マッコイが1276匹…

それは、日付の更新を告げる時計の鐘の音を聞いて間もない頃。
僕が不眠症である悩みを打ち明けたところ、「羊でも数えてみたら?」と彼。
些か古典的であると訝し気にそれを許容出来ずにいたが
彼の根拠の無い自信と、それを後押しするかの如く得意満面の表情に説き伏せられ
ついに僕の羊は柵を飛び越え出した。僕に数えられる為だけに。
当然というべきか、100匹目を見送るも欠伸(あくび)の一つも生まれない。
そこで彼は「羊よりも犬の方がいいな」と、例の得意満面の表情で。
521朝マック行くか 2/2:2006/11/26(日) 03:19:48
200匹目では「名前を付けてみたら?」
そして451匹目のジョージ・マッコイはマーティンという人物に拾われる始末。
それが延々と続き現在に至る、という訳だ。


を忘れた女性シャンソン歌手ロザンナが唯一心を赦す資産家マーティンに拾われた柴犬(♀)ジョージ・マッコイが1524匹…
歌を忘れた女性シャンソン歌手ロザンナが唯一心を赦す資産家マーティンに拾われた柴犬ジョージ・マッコイが1525匹…

「今、『(♀)』忘れたろ?」
「いっけね、忘れたかも」
「でもこれなかなか面白いな、時間を忘れるよ」
「だろ?」
朝陽に照らし出された彼の表情はやはり、得意満面だった。
522名無し職人:2006/11/26(日) 15:48:36
昼飯時。
『昇龍軒』は記憶の何処かにあったが
『覇道軒』にはしてやられた。
見事に俺のツボを押してくれちゃって
暖簾をくぐる我々はさしずめ、『竜巻旋風客』という事か。

のびた拉麺は当たり前に不味かった。
523名無し職人:2006/11/29(水) 12:35:53
『やあ、キリギリスさん。働かなくてもいいのかい?』
『やあ、アリさん。ここは食料が豊富にあるから今のところ働く必要はないよ』
『でも、冬になれば食料はなくなってしまうよ』
『それはそれ。仕方がないさ』

やがて秋がきて、冬がきた。
草木は枯れて食料は何も残ってはいなかった。
土の中でアリたちは、キリギリスの噂をしていた。

『今頃、キリギリスさんは飢えて苦しんでいるんだろうね』
『食べ物があるうちに貯蓄しておかなかったんだ。当然さ』
『ここへキリギリスさんが来たら追い払ってしまおうか』
『可哀相だから少しだけ食料を恵んでやろうか』
『キリギリスさんを襲って食べてしまうのはどうだろう』
『夏に歌で我々を楽しませてくれた礼をすべきじゃないかな』
『そんなに歌が好きなら歌い続けて死ねばいいんだ』

一方キリギリスは、外で寒さと飢えに震えながら歌を歌っているときに、
ふとアリ達のことを思い出した。

『アリさんたちは何もわかっていないんだろうね。
 これは生き方の違いに過ぎないってことを。
 アリさんが一生懸命働いているあいだ、
 僕は、歌って踊って恋をして、たくさんの卵を残した。
 土の中で耐え忍ぶような暮らしはしたくない。
 短い生を謳歌した僕に、悔いはないのさ』
524名無し職人:2006/11/29(水) 23:48:49
今年も白鳥がやって来た。
どこから来たのかは語ろうとしない。
俺もあえて聞いたりはしない。
言葉を交わす必要は無いのだ。
あいつらはただ白ければ。
俺はただ見ていれば。
それだけでいい。
それが男のルールというものだ。
そんな風に思っていたことを話したら、湖の白鳥達は一斉に笑った。
やはり言葉を交わすべきではなかった。
俺は少し後悔した。
525鱆サン ◆21dYYx8Yeo :2006/11/30(木) 20:47:17
電車に乗ると連結付近の優先席の向かいに座るのが私の癖になっている。
壁によりかかるように座って、他の乗客と視線が合わないように
別に興味もない広告を眺めているか、外の景色を眺めて楽しむだけだ。
…電車は走り、景色はドンドン変わっていく。景色は変わっても、変わらぬ美しさがあるかもしれない。

「次は〜新小岩〜新小岩〜」
前の優先席では女子高生達が、まるで拡声器で話しているかのように大きな声で
品のない会話を品のない言葉にのせて品のない笑い声をあげている。
…それでも電車は走り、景色はドンドン変わっていく。

「次は〜小岩〜小岩〜」
慌ててバタバタと騒がしく出ていく女子高生達をかきわけて中年の女性陣が優先席に滑り込む。
そしてまた、まるで拡声器で話しているかのように大きな声で
品のない会話を品のない言葉にのせて品のない笑い声をあげている。
…それでも電車は走り、景色はドンドン変わっていく。景色は変わっても、変わらぬ醜さもあるかもしれない。

そう考えたあとは
別に興味もない広告を眺めるに没頭するだけだ。
526あーちゃん:2006/12/01(金) 03:28:05
僕はエレベーター。

最近、良くない話が出たりしたけど
嫌わないで。

毎日、下から上へ…上から下へ…

なんの面白味も無さそうだけど

僕は、僕の仕事が大好きなんだ。


ある時は、仲の良い家族が乗ったり、
またある時は、二人の未来を
語り合う恋人同士が乗ったり…

毎日、毎日色々な人の
色々な想いを乗せながら
僕は働き続ける。

さぁ、今日は
どんな人が僕のもとへ
来てくれるだろう…

僕はエレベーター。
毎日、毎日みんなを
乗せて働く事が

大好きなんだ!
527窓越しの呟き:2006/12/01(金) 04:56:10
銀行強盗らしい。
どうやら犯人はうら若き女性を人質に取っているようだ。
卑劣な!
決して人質が好みの娘とかそういうのではなく、女子供といった弱者を狙うのが許せない。
そうだ、そうなんだよ。
僕は胸の内に秘めた熱くたぎる心をみるみる膨らませ
見て見ぬふりをした。
だって怖いしね

それでいいのか?
もう一人の僕が問う。いわゆる天使の僕だ。
悪魔(の僕(こう表現しないと僕が悪魔みたい(笑)))は保身を提唱し
天使は(天使(の僕)でもいいけど僕自信天使みたいなもんだし、
そこはやっぱり"天使"にこだわりたい僕のポリシーだね。)正義を説く。
僕は散々葛藤した揚げ句、野菜炒め定食にした。
勿論、大盛、腹が減っては、戦はしない、出来ない、メタボリック、心配シンドローム。
528名無し職人:2006/12/02(土) 03:05:24
山奥で遊んでいると、にわか雨が降ってきました。
たつや君とじゅん子ちゃんは急いで近くの空き家に駆け込みました。
濡れた洋服だと風邪をひくよ。と、たつや君が言うと
じゅん子ちゃんはスカートと一緒にパンツまで脱いでしまいました。
ほんのり朱みを帯びたじゅん子ちゃんのめしべを見て
たつや君のおしべはすくすく育ちました。
とても寒かったので二人は向かい合って温め合うと
自然とおしべはめしべにお邪魔しま〜すって感じになりました。
じゅん子ちゃんが痛い!と言うと、みつ蜂が花粉を運ぶ時に針が刺さったんだ。とたつや君が言いました。
お日様のポカポカした暖かさのような温もりに包まれたおしべは
たくさん花粉を出してめしべに降り掛けました。
じゅん子ちゃんが、キレイな花が咲くといいね。と言うと
たつや君は何故か将来が不安になりましたが
どうやらコウノトリはこなかったみたいです。
めでたしめでたし
529名無し職人:2006/12/05(火) 19:14:48
小学生の頃、無茶をする奴がヒーローだった
給食でスイカが出ると、限界まで食う挑戦が始まり白い部分まで食ってた
最後は皮まで食った奴がヒーローになった
後日、給食に「ゆで卵」が出た。僕は今日こそヒーローになろうと思い
「俺は噛まないで飲み込むぜ!」と言って丸ごと飲み込んだ
しかし、そんなことは他のクラスメートも楽々クリアーして次のステップに進んだ
「俺は殻ごと食うぜ!」と言った奴が殻ごとバリバリ食い始めた
クラスの視線はそいつに集中し、今日のヒーローそいつに決まりかけた
だが、僕もこのまま引き下がれない。何かないか考えた
ゆで卵に付ける塩としてアジシオの瓶が数本用意されていたので
「俺なんて、このアジシオを一気しちゃうもんね!」と言って内蓋を外し、アジシオを一気に飲み込んだ
焼けるように喉が熱かったが、涙目になりながら牛乳で流し込んだ 苦しそうな僕の姿を見てクラスメートは賛辞を送った
そして僕は今日のヒーローになれた
しかし、5時間目の授業中に急に具合が悪くなってきた
ヒーローが保健室に行くのはまずいと思い必死に耐えたが限界だった
僕は机の上に吐いてしまった
そしたら先程食べたゆで卵が丸ごとゴロンと出てきた

その日から僕のあだ名は「ピッコロ」になった
530名無し職人:2006/12/06(水) 06:02:14
なんだ、この女。抵抗しないぞ
へへ、スキモノってやつか。
ほら、見ろよ。
この女、自分から腰振りだしやがったぞ。この淫乱売女め

「…はい、ここまでの会話文でこの男の性格をプロファイルしてください」
「はぁ〜い」
「宜しい。では美紀さん」
「この男の性格、いや、この男は先生そのものです」
そう答えた美紀は唐突にブラウスを脱ぎ捨て、半裸となった。
「男は皆、獣よ。それを証明してあげる…」

サスペンスものの映画の筈が、とんだピンクシネマな展開に
『初デートにこれはないだろ』と、うなだれる青年。
既にスクリーンではアダルティな交わいが繰り広げられ、今日の失敗を予感せずにはいられなかったが
目当ての生娘は意外にも好感触で「えっちな気分になってきちゃった」
だって。
据え膳喰わぬはなんとやら。
青年は生娘の無防備な胸に掌をあてがってみた
(最初に戻る)
531名無し職人:2006/12/07(木) 01:15:53
麗らかな日曜の午後、図書館にて定期テストの勉強をしている。
いや、勉強と言えるのだろうか。
頭はあの娘のことでいっぱい。
これじゃだめだ。
と、小難しい数学の教科書を開き睨めっこをしている。
文字はぼんやり霞むばかり。
優しい時間、目を閉じればあの娘の笑顔。
僕は教科書を閉じる。

思考回路はショート寸前、いますぐ会いたいよ。
532名無し職人:2006/12/07(木) 02:28:08
好きだよ。好き。大好き。
きっと一生好き。
一生好きでいられたら本物だよね。ね。ね。
533名無し職人:2006/12/07(木) 18:10:22
>>531
JASRACが月に代わっておしおきです
534名無し職人:2006/12/08(金) 00:20:17
月は誰にもおしおきなんかしない!
だからお前は月の代わりなんかじゃない!
もういい!
月の者を呼べ!
お前じゃ話にならん!
535名無し職人:2006/12/08(金) 00:30:18
ある日
森の中
熊さんに
出会った









走って逃げた。
そして通報。
翌日、付近は猟遊会の人達がいっぱい居た
536名無し職人:2006/12/09(土) 01:49:30
終電も終わってさ
駅のロータリーも"空車"って文字が2〜3台いるだけ。
そんな寝静まった街の何処かでおいてけぼりの自転車がポツンと
切れかけの街灯の下で泣いてるの。
忘れられちゃったのかな、
棄てられちゃったのかな。
不憫な迷子の自転車は弱々しい声で
「もう一度あの土手のサイクルロードを走りたいな」
そう呟いた気がする。

僕は淋し気な自転車の視線を振り切るように家路に着いた。
その時
「まだ、走れるよ!」
確かにそう聞こえたんだ。
−−−僕で良ければ、家に帰るまでで良ければ、キミをもう一度走らせてあげる−−−

嬉しそうに軋む自転車。
呼び止められて職質。
任意同行。
537名無し職人:2006/12/09(土) 02:16:55
鏡台に座る。
鏡の向こうには僕がいる。
僕がニカッと笑うと、鏡の向こうの僕もニカッと笑う。
僕が手を振ると、やっぱり鏡の向こうの僕も手を振る。
僕が意地悪にサッと右へ傾いても、鏡の向こうの僕もサッと右へ傾き
僕が気分が悪くなるまで白目を剥き続けると
たぶん、鏡の向こうの僕も気分が悪くなるまで白目を剥き続けてるんだろうな。
「我ながら凄い真似っぷりですね」
僕と鏡の向こうの僕は互いの健闘を讃え合い
ガッチリ握手した。
538名無し職人:2006/12/09(土) 13:02:14
外は夕焼け。
部屋の壁が迫ってくる。強迫観念にとらわれた僕を押し潰すように、部屋の壁が迫ってくる。
僕は壁を殴った。
拳を握りしめて、右、そして左、力いっぱい壁を殴った。
ざらついた壁紙のせいで、拳の皮膚がめくれた。
白い壁に僕の赤い血が奇妙な造形を描く。骨が折れたような気もする。
僕は泣いた。嗚咽が止まらない。ひとりでに溢れる暖かい水。






嗚呼。
539名無し職人:2006/12/10(日) 00:46:56
暖を取れずに身体を震わせてるよ。
なんて寒いんだろう、一人ぽっちの部屋。
ほの暗く気味の悪い静寂と、空腹に耐えては後悔という溜め息。
既に人生の消化試合を淡々とこなす日々に気が遠退くよ。

僕だって誰かの愛を以って生まれてきたんだ。
誰かの期待を以って、誰かに必要とされ生まれてきたんだ。きっと。
その誰しもに何一つ応える事ができなかったようだね。
気がついた時には僕には誰もいない。
「ごめん」と言える人はいない。
「ありがとう」と言える人もいない。

今夜はずっと冷えるね。
もう、寝ようかな
疲れたしね

おやすみ。僕。

今度はちゃんと愛せるといいな…
540名無し職人:2006/12/13(水) 01:52:46
電源オン
電源オフ
電源わ


ちょっと薄目で見てご覧よ。
オンかる?
オフかったところでそのまま次のレス読んでみてほしいな。
541名無し職人:2006/12/13(水) 01:54:06
ジロジロ見るなしオa
542名無し職人:2006/12/13(水) 03:58:01
最愛の娘は目に入れても痛くないもんだ。
その、目に入れても痛くない最愛の娘は
「パパの目は平気なの?」と驚いていたが
私は軽やかに笑い、こう説明してやった。

パパの目を覗いてごらん。
パパの目、パパの瞳には理香(目に入れても痛くない最愛の娘)が写っているだろう。
理香を愛しているからパパの目にはいつも理香がいるんだ。
パパの目には理香がいるけど少しも痛…ッ
…コラッ!なんて事するんだ!

いきなり怒鳴ってしまったので
指を入れられたらさすがに痛かった目に入れても痛くない最愛の娘は泣いてしまった。
543名無し職人:2006/12/13(水) 05:06:44
町のはずれに空き地があって
近所の子供の恰好の遊び場。
休日になるとサッカーだの野球だので賑わうの。
みんなワイワイ遊ぶけど、そのうち…

『ガシャーン』

…ほうら、やっちゃった。
割れた窓ガラスの奥には町一番のおっかないカミナリ親父。
落ちるぞ〜、落ちるぞ〜、って、昭和の典型な風景だよね。
その夜のニュース番組で
"今日昼過ぎに東京都S区に落雷があり
そこにお住まいの男性(58)が焼死体で発見されました"だって。

それからだよ。
公園がネット張りになったりボール遊び禁止になったりしたのは。
時代は平成って訳さ。
544名無し職人:2006/12/14(木) 03:57:40
古い日記帳を見つけた。
懐かしい匂いのする昔つけてた僕の日記。
子供らしく雄大に語る夢の内容と無二の親友の話。

なんだか落胆してるあの頃の僕が目に浮かんできそうだ。
確かに今の僕はロケットの操縦は出来ないし、億万長者でもないね。
あの頃の僕には申し訳ないとは思う。
…けど、
君に誇れる事だってあるよ。それは
君の一番だった親友。その親友は今の僕にとっても一番大事な人だ、って事。
いや、あの頃以上に大事な存在かな。

きっと君は不満に思うだろうけど、安心して。
今の僕はとても満足してるんだ。
一番大事な妻と一番大切な息子と三人でささやかな幸福を過ごせる事をね。

そうそう、必死で集めてるビックリマンシール。
それ、ゴミになるだけだから気をつけろ!
545名無し職人:2006/12/14(木) 04:32:07
いつものように君に語りかけた。君は僕の唐突な問い掛けにも照れくさそうに対応してくれる。
僕が君に語りかけない限り君は自ら心を開くことは決してない。それは僕たちの間ではごく当たり前のことだ。僕はそれを寂しいと思ったことはない。
君は僕の大切な物をたくさん受け入れてくれる唯一の存在だ。君はいつも冷たい感情を僕にむき出してくれる。殺伐とした日常の中でその事だけが僕に安心感を与えてくれる。
そんなある日不思議なことが起きた。家に遊びに来た友達に君のことを紹介した。
その友達が君のことを「れいぞうこ」と呼んだ。その日からなぜか君を見る度にめまいがするんだ。
546名無し職人:2006/12/14(木) 04:42:00
>>725閉店ガラガラ
547名無し職人:2006/12/14(木) 04:44:22
>>32
意外な展開、変質的なエロスにワロタww
548名無し職人:2006/12/14(木) 08:03:52
俯いて、乳首を見ました。

タケヒロが、舐めた乳首です。
嶋田さんも、舐めた乳首です。
武原課長が、抓んだ乳首です。
DJ☆KO−JIが、噛んだ乳首です。
面接官を、唸らせた乳首です。
奴隷の頬を、叩いた乳首です。
洗濯バサミが、擦り抜けた乳首です。
ミィが後足で、掃った乳首です。



明日帰ります、お母さん。
549名無し職人:2006/12/15(金) 02:33:07
蘇るガイルがいる

「よみがいるがいるがいる」だと思って感銘を受けたが、
「よみがいる」じゃなくて「よみがえる」だった。

こんなふうに、
しょっちゅう読み待ちガイル俺ガイル(ウマイ!
550名無し職人:2006/12/15(金) 03:44:15
もういやだ。デタラメの社会につまらない人間関係。大人になんてなるもんじゃない。
戻りたい。
考える事と言ったら女の子のこと、あとはテキトーにバイトして単位さえとってれば良かった
学生時代に戻りたい。いや、そんなことすら頭になくて、ただサッカーだけに夢中になってた
子供の頃に戻りたい。ああそれよりも、自分の感情を思うままぶちまけてストレートに泣いて
りゃ済んだ赤ん坊の頃に戻りたい。もういっそのこと母親の胎内で一日中惰眠をむさぼって
いたい。感情すらない受精卵でもかまわない。それ以前の・・・
今日も生きるよ。精一杯。
だから頼むよオヤジ。Tシャツの下のそれ、母さんのデカパンじゃん。
551名無し職人:2006/12/15(金) 04:10:16
眠れないー
夜になると俺の頭は冴えわたる
夜だけが俺に現実を突き付ける
眠れないー
そうだ…ただ大学辞めたいだけなんだー
552名無し職人:2006/12/17(日) 14:31:48
鏡の中の自分に中指をたてたりして日々の鬱屈した思いを解放。
世の中に居心地の悪さを感じるよと深刻に悩んでみたり。 心機一転オシャレしようとバイト代を全額使ったファッションが巻き起こす爆笑の渦。
その他色々してきたが、結局はHカップの女子に「君って素敵な人…」ってうっとりしながら言われたかっただけなんだ。
えっ…なんだぁ…本当はおっぱいが欲しいだけなんじゃないか… そんなことはない私は他人に自己のアイデンティティをだなぁ…えっ、でかい乳が好きなだけだろ…ちちちちがうちがう乳は関係ないっ… おっぱい
553名無し職人:2006/12/19(火) 03:02:58
誰か知らないが俺を恨んでいるやつがいる。
俺を陥れようとしているやつがいるのだ。
今朝の話だ。
通勤途中に物陰から突然何かが飛んできた。
後になってその飛んできた物がメガネだったことを知るのだが、その時は驚いて目をつむってしまったから分からなかった。
メガネは目をつむった俺の顔に上手いことフィットし、結果的に俺は昼休みまでメガネをかけたまま仕事をしてしまったのだ。
社食でメガネに気付いて思わず「なんじゃこりゃあああああ!」と叫ぶ。
当然周りから白い目で見られる。
密かに好きだった岸田さんにも気持ち悪がられる。
午後は欝状態で仕事にならない。
上司に怒られる。
誰が仕組んだか知らないが、まんまとそいつの思い通り不幸になっているではないか!
仕事を終えて退社したが、帰り道でも酷い目にあった。
知り合いを見かけたので声をかけたら、思い切り無視された。
どうやら俺だと判らなかったらしい。きっとメガネのせいだろう。
さらにレンズに西日が反射してまぶしいと、チンピラみたいな男に因縁をつけられた。
ウンコまで踏んだ。
家に帰って来た後も酷かった。
面白い番組が何一つ無い。
冷蔵庫にあった塩辛の賞味期限が切れている。
風呂はぬるいしトイレは臭い。
ウンコまで踏んだ。
これでは参ってしまう。
何の権利があって俺を苦しめるんだ! 俺が何をしたって言うんだ!
これはもう犯人を見つけたら、死ぬより辛い苦しみを与えてやらなければ気がすまない。
ちきしょう。
554名無し職人:2006/12/19(火) 03:16:12
>>553
何回ウンコふんでんだよw
555名無し職人:2006/12/19(火) 03:28:12
>>529
ピッコロ最高www
556名無し職人:2006/12/19(火) 03:30:50
フランスパンに獣が如くかじりつく、そしてウーウーと唸り声をあげながら、
フランスパンをかじりとる

かじりとったフランスパンをすぐ吐き捨てて、またかじりつく、
人間てこういう時はロボットとなんら変わりない。
557名無し職人:2006/12/19(火) 03:44:53
>>554
2回だよ!!
558名無し職人:2006/12/19(火) 03:54:54
土手の草の上に寝転んで、僕らは空を見上げていた。
彼女が言った。
「あの雲、麺類に見えない?」
流れて行く雲を指差す。
どの雲を指しているのか正確には分からなかったが、僕は「そうだね」と答えた。
彼女は嬉しそうに「でしょお?」と言った。
何日くらい寝転がっていたのだろう。
気付けばもう夕方だ。
風邪をひかないうちに僕達は家路についた。
559名無し職人:2006/12/22(金) 01:48:57
姉「♪一本目〜は『見事に!』『真っ黒!』トグロをま〜い〜て〜♪」
俺「姉貴、やけにご機嫌じゃね?」
弟「何か良いことあったみたい」
俺「ふ〜ん・・・。あのキモイ彼氏が死んだとかか?」
姉「そんなんじゃねえよボケぇ! これだこれ!!」
俺「おわ! Wiiじゃん!!」
弟「凄い! どこで買ったの!? どこで買ったのコレ!?」
姉「店で買いました!!」
弟「店!? 凄い!!」
姉「凄いだろ〜」
俺「どうせアレだろ、見せびらかすだけなんだろ」
姉「ふははははは! 年末のあたしは一味違うわよ! ほれ!」
俺「え、本体!? いいの!?」
姉「お前にも、ほれ!」
弟「センサーだ! いいの!?」
姉「いいのいいの。あたしが欲しかったのはこれだから。 チャラララッチャラ〜 Wiiリ〜モ〜コ〜ン〜!」
弟「ドラえもんみたいだ!」
俺「のぶ代みたいだ!」
姉「遅れてきた美人サンタって感じ? たっぷり感謝しなさ〜い」
弟「去年の分!?」
俺「サンタめ! 一年どこでサボってた!!」
姉「サンタを悪く言うな! その分あたしが頑張ったから許せ!」
弟「許す!」
俺「許す!」
姉「よし!」
560名無し職人:2006/12/22(金) 02:30:40
耽美耽美
561名無し職人:2006/12/25(月) 22:06:34
さてと、テキーラでも飲むか。そう地蔵に叫んだあと、僕は「てきーら」とマジックで書かれたポカリスエットを
取り出し、口から飲んだ。どうやら僕は間違っているようだ、そう気付いたときには既に手遅れだったらしく
金玉が細胞分裂を止めていた。
 そういった、日本人としてあるまじき行為を繰り返していたところ、一部始終を見ていた飼い猫が僕にこう声
をかけた。
「なー」
 直訳すると、「私は横から這い出てくるもの全てが、同じ色に見えるのだ、きっとそれは違う痛みからくる物
であって、それが直接の原因とは思って居なかった。が、しかし、しかしである。かかしである。私が私である
所以は、毛を毟るというところにあるわけで、小さい花が咲く」といった感じだ、要約すると「腹減った」だ。
 飼い猫にミルクに順ずる液体を与えていたら、なんだか私も腹が減ってきた。考えて見ると当然だ、私が
最後に食事をしたのは5日と254分前なのだから、しかし、私は緑色の衣服をまとっていため、それが見えて
いなかったようだ、非常に口惜しいことだ。飼い猫で腹ごなしをしたわたしは、街へ繰り出し、やってもいない
罪の罪滅ぼしを繰り返し行った。カレーライス大好き!
562名無し職人:2006/12/26(火) 00:12:07
「この番組は12月18日に収録したものです」
そんな字幕が流れた。
こういう字幕はだいたい、出演者の誰かが死んだ時に出るもので。
誰だろう。誰が死んだんだろう。
「モト冬樹さんは12月21日に頭髪を失くされました」
そうか。そんなに危なかったのか。
そんな風には見えなかったんだが。
人の運命なんて分からないもんだ。
つくづくそう思った。
563名無し職人:2006/12/26(火) 01:34:21
いる
おまえはしんじない
でも、ここには、いる
みつけてはいけない
ぜったいに、にげられない
すこしののぞみも、もってはいけない
あしからくう
うまい
あきらめろ
564名無し職人:2006/12/27(水) 05:28:31
 それは満月の夜の事だった。と言っても、満月など見えやしない、なぜなら台風が
迫ってきているからだった。今日は広報委員会だ、皆が塩を舐めつつ校内新聞の
方針を会議している。委員長が見当たらない、どうやらいつものサボりのようだ。委
員長を探してくるよう、僕と、もう一人となりに座っていた女子が任命された。
 僕は雨の中、校舎の裏にある大きな木の根元を掘ったり、体操着を入れる袋の中
を確認したり、1階から全ての男子便所の大便器の中を探したりと、一生懸命探した
が、委員長は何処にもなかった。僕が一生懸命さがして居ると、もう一人の捜索隊で
ある女がそこらへんをウロウロしていた。僕がこんなに一生懸命探しているというの
にこの女は何なんだ。僕は少し怒鳴る様な口調で、女子トイレの便器の中と、汚物入
れの中を探すよう指示した。しかしそいつはそれに応じなかった。それどころか僕に
説教をたれ始めたのだ。やれ土の中に人はいないだ、体操着袋の中に人は居ない
だ、トイレを探すならまだしも便器の中に人は入らないだ。一応理屈は通っているが
そこまで言われる筋合いはない。何もせずウロウロしていたそっちが悪いんだし。
 数分間口喧嘩をした後、そいつはしぶしぶトイレを探し始めた。こんなところに居
るはずがないと言いながら、そいつは2階の女子トイレに入った。その直後悲鳴が
校内に響き渡った。僕は女子トイレに入るのを一瞬躊躇したが、これは緊急事態だ
と飛び入った。そこには、そう、居たのである。委員長が。いや、「あった」と言った方
が、この場合的確なのかもしれない。そこには首から上だけの委員長が女子トイレ
の中央でこっちを見ていた。何と言うか、物凄い存在感だ。ふと女子を見ると、どう
やら腰を抜かした様子で、水溜りの上に座っていた。僕は女子の事をからかったが
その女子は何の反応も示さずただ生首を見つめ泣いていた。そこでようやく僕は気
付いたのだ。そういえばこいつ委員長に会うの初めてだったな。僕は委員長に声を
かけた、委員長はごめんごめんと、軽く謝り。僕の腕に飛び乗った。お漏らし女は目
をパチクリさせて呆然としている。僕は一々説明するのも面倒だったから彼女の目
の前に委員長を突き出し。「こういう生物だ」と、だけ言った。
565名無し職人:2006/12/27(水) 05:28:43
 僕が委員会が行われている教室に戻ろうとすると、半べその女子が言葉にならな
い言葉を色々浴びせてくる。漏らしたままじゃ教室に戻れないから教室から体操着を
持って行ってあげたらどうだと、委員長がアドバイスをくれた。僕はああそうかと思い、
戻ってくるまでにパンツを洗っておけとお漏らし女に命じ、ジャージを取りに教室へ向
かった。委員長が女に付いていてやると、残ろうとしたが僕はそれを止めた。
 不満げな委員長の顔を尻目に僕はジャージを取りに教室に戻った。自分のロッカー
から体操着袋を取り出し、2階のトイレに戻り、お漏らし女にジャージを着せ、女が着
ていた服は、一旦僕の体操着袋の中に入れた。委員長が中に入ろうと飛び込んで来
たが、振り払った。教室に戻る途中委員長になんであんなところに居たのか聞いたが
戻ってきたのは「いやね、使用済みの生理…」などというあんまりな返事が返ってきや
がったので途中で殴って話をぶった切った。女子が引いて居ないか確認すると、引く
どころか、じろじろ僕と委員長を見ている。こいつも委員長と話したいのかなと思い、
委員長を差し出して見ると、ひぃっと声を上げ後ずさる。委員長は悲しい顔をしてい
た。委員会に戻ると、何故か既に宴会ムードだった。ベロベロになった副委員長が戻
ってきた女子にセクハラまがいのちょっかいを出すのを、僕は軽く流した。
 こうして広報委員会がようやく始まったのだが、副委員長が泥酔から爆睡状態に入
ったため僕が仕方なく進行を務める事になった。僕の席には委員長を座らせた。
隣の女子は泣きそうだが、別にどうでもいい。会議は時々でる委員長の「校内新聞に
ヌードグラビアを」や、「委員会の金でエロ本作れない?」等の発言を除けばスムーズ
に進行した。会議が終わる頃には、すっかり委員長と女子は打ち解けていた。思った
よりも順応性がいい女だ。
 会議も終わり、帰る準備を皆がして居ると、スピーカーから先生の声がした。どうやら
台風が酷いため、学校に泊まらざるを得ない状況らしい。僕はため息をついたが、他の
委員会の連中は酔いも相まって「ヒャッホー」などと突然のお泊り会にテンションを上げ
暴れている。
566名無し職人:2006/12/27(水) 05:31:07
 委員長探しで時間を食ったせいか、この時間まで会議をしていたのは広報委員会だけ
らしく、校内に残っている生徒の20名中18名は広報委員会の人間だった。残りの2名は
しりとり部の二人で、ずっとしりとりをして居たら帰るのを忘れていたと言う。どれだけボキ
ャブラリーが豊富なんだ。
 僕たちは多目的教室に泊まる事になった。この教室は広めで、下が絨毯になっている
ので泊まるには最適だ。各自で災害用の布団などを敷き、寝る体勢に入ったが、テンシ
ョンが上がりきっている彼らが簡単に寝るはずもなかった。お泊り会恒例の枕投げが始
まった。飛び交う枕に紛れ生首が飛びかっている。ヤメロと叫ぶ委員長に笑う委員会連
中と怯えるしりとり部の2人、そうか、彼らも初対面だったのか。僕は彼らに「ああいう生物
だから、気にしないでね」と言ったがどうも納得行かないようだった。
 少し離れたところで枕投げを静観していると、あのお漏らし女が僕の隣に来て話しかけて
きた。まずはジャージのお礼と、説教のお詫びと訂正。それと委員長について色々話した。
すると、投げられた委員長がこっちに飛んできた。僕はそれをキャッチし、投げ返そうとした
が噛まれそうなのでやめた。彼女も委員長にすっかりなれた様子で委員長の下ネタを上手く
受け流し、笑顔で会話をしている。
 台風+夜の学校というこのコンディション、枕投げだけでは彼らのテンションは下がるワケ
もなく。いつの間にか目覚めていた副委員長のアイディアで、かくれんぼをする事が決まっ
た。校内かくれんぼ。全員強制参加という事で、しぶしぶ僕も参加することになった。校舎
全体だと広いので、鬼が3人で、残りの17人が隠れる事に。ジャンケンで鬼が決まり、僕
は隠れる事に。特にやる気も無いので、適当に隠れる事にしたが、あまり簡単に見つかっ
て、次の鬼にされるのも面倒くさい。理科室などの特別教室は、鍵が掛かっていて入ること
は出来ないが、下にある何のためについているのか良くわからない小さいドアが開いてい
る事がよくある。その中に居れば当分は大丈夫だろうと思い、とりあえず近くにある家庭科
準備質の下のドアを開けようと試みた所、失敗。次は図書室、失敗。5分の制限時間が迫
ってきた、ちょっとだけ焦りながら理科室の下ドアを開けて見た、BINGO、見事開いた。
567名無し職人:2006/12/27(水) 05:31:31
 しかし、同じ事を考える奴は居るもんで、中にはしりとり部の二人が居た。僕は埃まみれ
の服をはらい、彼らに軽く会釈をしたが、"覚えてしりとり"に没頭していた彼らに僕の姿は
見えてなかった。
 少しして僕に気付いた彼らは、しりとりを止めた。どうやら彼らは人見知りらしく、どうも上
級生の僕が居ることで緊張しているらしい。なんだか僕も居づらいので、しりとりに誘って
みたら、目を輝かせた。どんだけしりとりが好きなんだこいつらは。とりあえずフリーのルー
ルで始めた。しかし、何時間も延々としりとりを続けられる彼らに真っ向勝負で敵うわけも
無い。そこで僕は『る』攻めを行うことにした。とにかく何で来ても『る』で終わる言葉で返すの
だ。だがそこはしりとり部員、1秒も持たず『ルビーモレノ』や『ルクセンブルク』などポンポン
と言葉が帰ってくる。だが『る』で始まる言葉より、『る』で終わる言葉の方が多いのもこれ
事実。僕は順調に『る』終わる言葉を続けていると、相手は『ルール』と、発した。来た。
『る』で始まり『る』で終わる言葉。『る』で始まる言葉を出し尽くした後、相手に『る』で返す。
これで相手は詰まり、イチコロと言うしりとり驕りが良く使う手だ。しかし、僕は負けない。
即座に僕は『ルーブル』と返す。これに相手は『ルノワール』『ルガール』と続ける。流石だ。
僕は『ルル』と返すと、相手は『ルミノール』『るざる』と返す。僕は『瑠璃丸』、相手は『ル・
クプル』『ルナル』、どうでもいいが、しりとり部員B君はアニメゲームネタが多いなぁ。
その後も『ルイ・マル』『ルシフェル』『ルチル』『ルナール』『ルミエール』『ルイス・バージル』
『ルビーエンジェル』『ルーチンベル』『ルンルン・フェルメール』『ルクサンドラ・フレイル』
『ルルヴァンステル』『ルーラル』『ルーシー・メイ・ポップル』等と続けていると、突然後ろ
から『流海(るか)!』と声が。そこには委員長が居た。しりとり部の二人はひゃあと声を
上げ、たじろいた。そんな彼らを尻目に、委員長はマイナーAV女優談義を繰り広げてい
た。
568名無し職人:2006/12/27(水) 05:35:05
 その時、廊下に鬼の気配を感じた。僕は委員長を小突き、誰も聞いてないAV論を中断
させ、息を殺した。が、委員長が入ってきたため開きっ放しになっていたドアの所為で、
鬼の侵入を許してしまった。僕たちはは咄嗟に机の下に隠れたが、もう見つかるのは
時間の問題だった。こうなると問題は見つかる順番だ、今この理科室には犯人を除いて
4人居る(生首含む)。鬼になるのは3人なので、もし、僕たちが最初の発見者だとしても
この中で最後に見つかった奴は確実に鬼にならずに済むというわけだ。鬼の足音が近づ
いてくる。そして僕の前に鬼が来た。が、鬼は僕の前を素通りした。ホッとしたその刹那、
僕の背中を委員長が奇妙…いや、器用に押し、僕は犯人の目の前に投げ出された。
結局この中で、僕が最初に見つかった。
 次に委員長もすぐ見つかり、残り二人もすぐに見つかった。多目的室に戻ると、
見慣れたジャージ姿が、あの女も早々に見つかったらしい。しかし他に人が居ない。
と、言う事は次の鬼はお漏らし女と生首と僕か。僕は肩を落としたが女子は笑みを
浮かべていた。何がおかしい。
 それから他の奴らが捕まるまでの間、委員長はしりとり部とエロワード限定しりとりに
興じていた。あの二人が少々押されている様子だ。やるな委員長。
 それから数分して、他の奴らが捕ま出した。びしょ濡れの奴が多い。…外出るなよ。
全員捕まる頃には、しりとり部員と委員長はすっかり戦友モードに入っていた。本当、
委員長は誰とでもすぐ打ち解ける。生首のくせに。
 さて、今度は僕たちが探す番だ。ああ面倒だ。委員長は我先にと多目的教室を飛び
出て、捜索に向かった。委員長は女性の匂いに敏感なので、女はすぐ見つけられてし
まうな。とりあえず僕とお漏らしはトイレを見て回ることにした。1階の男子トイレの一番
奥に一人発見したが、寝ていたので多目的室まで引きずる。次に2階のトイレ、男子トイ
レには誰も居なかったが、女子トイレの方のお漏らしの様子がおかしい。誰か居たのか
なと、女子トイレを少し覗きこむと、お漏らしと、委員長らしき奴が居た。また捜索に託け
て委員長が女子トイレで変態行為にでも及んでいるのかと思った。お漏らしもそう思った
に違いない。だが、そこにあったのは委員長じゃなかった。
 本当の、生首だった。
569名無し職人:2006/12/27(水) 06:06:06
ざー ざー ざー
今夜は大雨だ。
ざー ざー ざー
シャワーを浴びる。
ざー ざー ざー
テレビをつける。
ざー ざー ざー ざー

あなたの心は?
570名無し職人:2006/12/27(水) 09:53:48
>>568
面白いけど長いと思ったことはあるが、
長いけど面白いと思ったのは初めてだ
571名無し職人:2006/12/27(水) 15:46:02
オチはつけて欲しかったがな
まだ続くのかも知れないが
572名無し職人:2006/12/29(金) 18:11:46
A:煙草吸ってもよろしいですか?
B:どうぞ。ところで一日に何本くらいお吸いに?
A:ふた箱くらいですね。
B:喫煙年数はどれくらいですか?
A:30年くらいですね。
B:なるほど。あそこにベンツが停まってますね。
A:停まってますね。
B:もしあなたが煙草を吸わなければ、あれくらい買えたんですよ。
A:あれは私のベンツです。
573名無し職人:2006/12/30(土) 21:43:22
>>572 見事です!!!
574名無し職人:2006/12/30(土) 22:18:42
 ある夜のこと、歴史学者が酒場で一人飲んでいると、背広姿の男が隣に座り話しかけてきた。
 そこで学者が、水を得た魚のごとく雑学ラッシュを男に喰らわすと、このような事を尋ねられた。
「へえ〜へえ〜。ところで旦那。最近オタクってのが流行ってるらしいでやんすが、オタクってやつの定義って何なんでやしょうね?」
 少し考えて学者はこう言った。
「ううむ、私もよくは知りませんが、来年大学に入学する息子が居ますので今度聞いてみますかな。」
 その後、少しばかり仕事の話をすると、学者は男と別れ家路についた。

 家に着くなり一番に
「オタクってなんだ!」
と息子にシャウト!すると息子も
「ためらわないことさ!」
とシャウト!!
「こんな遅くに帰ってきて何騒いでんだ!」
て妻もシャウトォ!!

 絶叫家族 ここに極まれり
575名無し職人:2007/01/01(月) 15:22:02
あ〜、年明けちゃったねえ。
今年・・・あれ?去年?ん?今年でいいの?去、今、去年?今年?
あ、ごめん。
いやあのね、一時は明けないんじゃないかって感じだったからさ、明けてよかったね、って言いたかったんだ。
あ。あれ食べた?
年越しソ何とかっていうやつ。
何か冬になるとみんな食べるよね。俺は一回も食べたことないけど。
あと年が明けたらお年玉だよね。打てた?
俺は全然かすりもしなかったんだ。
・・・?
なんでそんな難しい顔してんの?
話にも乗ってこないし。
あ!もしかして年、まだ明けてないとか!?
うそ!?俺んちは明けてたのに!本当だって!嘘じゃないって!
576名無し職人:2007/01/02(火) 12:46:57
都営バスが私達のリムジンの真横についたとたん、姉・響子の魂に火がついた。
助手席にいた私にはそれが分かりすぎるほど分かった。こんな時の姉は響子でなく狂子だ、とひそかに思う。
火花を散らしながら目にも止まらぬ速さでギアチェンジすると、姉は艶立ったクロコダイルのヒールのつま先
で思い切りアクセルを踏みしめた。ハンドルを握る両腕がムチのようにしなる。焦げ臭い白煙を上げるタイヤ
が断末魔のような軋み声を響かせたかと思うと、巨大なリムジンは都営バスの前方にスピンしながら躍り出た。
回転する車窓の間に間に驚愕の表情を浮かべるバス運転手の顔が焼き付く。姉は勝利を確信したのであろう、
「ガソリンが無い!ガソリンが無いのよ!」と意味不明の罵詈を叫びつつ満面の笑みで歩道を突き切り、車道
横の立体駐車場にその車体を乗り入れた。無論ここは目的地ではない。しかし姉は瞬きひとつせずにこう言い
放った。「空車有りだって。良かったわね、美佳さん」あのバス運転手が羨ましい。私が心底そう思っている
ことなど姉は知る由もない。この事実がいっそ自虐的な悦びに変われば、私も少しは楽になる。あとは日本に
数台しかないこのリムジンを駐車できるスペースが、この立体駐車場にありさえすれば。今は他のことは考え
まい。私はそう思った。
しかしそれは間違いだった。先に発せられた姉の罵詈の意味をもっと深く考えていればあんなことには・・・。
巨大リムジンを置ける空間は、屋上まで上りつめてもやはり無かった。姉の舌打ちを横に聞きながら「ここに
止めても目的地は遠い」という言葉を私は飲み込んだ。すると意外にも、姉の口から同様の言葉が漏れた。
「美佳さんにハイヤーを呼ばせるのも可哀想ね。このまま出ましょうか」良かった。そう言って貰えれば、私
も姉の言葉を優しさゆえと受け取ることが出来る。「ありがとう、お姉さま」心からそう言えた。決して私は、
自分をごまかしてなどいない。
577名無し職人:2007/01/02(火) 12:48:10
リムジンはゆっくりと駐車場を階下へ降り始めた。そう、ゆっくりと。歩くよりも遅く。・・・何かがおかしい。
屋上から2階分を降りるかというところで、私はようやくそう思い当たった。やがてリムジンはその息を引取る
かのように静かに停止した。姉を見ると、前を向いたまま微動だにしない。遠くを見つめたその目は「無」その
ものを体現している。いけない。こうなった時の姉に声をかけてはいけない。見てはいけない。まして何かもの
を尋ねるなど、絶対にあってはならないことだ。私は急いで姉から視線を外した。そして姉と同じように前方を
向いたまま、しかしなす術があろうはずもなく黙り込んだ。
重苦しい空気のなかで、私はハッと気がついた。私達姉妹を乗せたまま眠るリムジン。彼の黙して座するこの
場所が、「上下車道を塞ぐにはココ」という他ないほどの、ピンポイントにクリーンヒットな恐怖スポットで
あることに。

やがてその時はやってきた。井戸から這い出る貞○のように、忍び寄る対向車と後続車。その数は時間を追う
ごとに増殖し、津波のように押し寄せた。車だけではない。そこに乗車する人間達の思念。車中に居てさえ、
ひしひしと伝わるその猛々しいまでの憤怒の集結は、難攻不落と畏怖されたバスチーユを陥落せしめた革命時
のフランス国民のそれを思わせた。鳴り響くクラクションが、飢えと圧政に耐えかねついに立ち上がった民衆
の怒号に聞こえた。「パンを!パンを!」
まずい。表情を見ずとも分かる。姉のことだ、この騒ぎを聞いてうっすらと笑みさえ浮かべているはず。姉の
イメージするブルボン王朝とはどのようなものか、それが最大の問題だ。大向うを眼下に「だったら、歩けば
宜しいんじゃなくて?」等と言い放つ程度ならまだいい。そこからさらに男装の女性近衛隊長の出現まで予定
しているとすれば・・・。
私はリムジンから脱兎のごとく飛び出した。コメツキバッタのように低頭しつつも蝶のように舞い、鷹の雄雄
しさで困難に立ち向かう姿が功を奏したのだろうか、雨に震える子犬さながらの同情を集めることに、何とか
成功した。
578名無し職人:2007/01/02(火) 12:49:42
飢えた市民達の善意で、人力によりリムジンを移動してもらえることになった。車外から見ると姉はまだ運転
席でハンドルを握っている。前を向いたままだ。後方からなのでどんな顔をしているかは分からないものの、
民衆共を従えて車を押させたことに文句はないはずだった。しかし私にはまだやらねばならないことがある。
車を移動しても、そもそもの問題が解決されるわけではないのだ。しかもそれはすみやかに行わなければなら
ない。何もなかったことにするには、姉が無我の境地にいてくれるうちに片付けておかなければ。

車の移動はフランス人に任せることにして、私は走った。下ボタンを押すのももどかしくエレベータへ乗り込
み階下に降り立つと、走行するタクシーに手を挙げて止め、ドアが開くともんどり打って乗り込み間髪入れず
こう叫んだ。「あの車を追ってくれ!」いえ「一番近いガソリンスタンドに!」
私の勢いに押されて運転手は慌てて発車した。100mほど進んだところに運良くスタンドがあり、容器を探す
のに少し手間取ったものの、それに入れて売ってもらえた。そのままUターンして駐車場に戻ると、民衆の姿
はすでに無く、リムジンは数台分のスペースに横向きに駐車されていた。
私はガソリンをリムジンに給油して、助手席に乗り込んだ。
まだ前を向いたままの姉が、そのままの姿勢で言った。「遅かったわね、美佳さん」
「ごめんなさい、お姉さま」「ここが空いてたのよ。アナタ上るとき、ちゃんと見てた?」「ごめんなさい、
気が付かなかったかも知れないわ」「仕方ないわね、美佳さんは。本当にポウッとしてるんだから」「ごめん
なさい、次は気をつけます」「頼むわよ。私は運転に集中してるんだから」「ごめんなさい」
その時、姉は初めてこちらを向いて、こう言った。「あらアナタ、何だかガソリン臭いわね」

良かった。何もなかった。そう、何もなかったんだ。
579名無し職人:2007/01/02(火) 17:09:51
私が一番不幸だった。

この迷路に出口がないことを知っていたから。


次に彼が不幸だった。

この迷路に出口がないことを知らなかったから。


その他大勢は不幸ではなかった。

自分達が迷路の中にいることすら気付かなかったから。
580名無し職人:2007/01/02(火) 17:23:07
>>576-578
イイ
すごくイイ
581名無し職人:2007/01/02(火) 17:34:42
何かすげー読みづらい。
582コピペ:2007/01/03(水) 03:09:27
出刃包丁持った猫が、俺に包丁突きつけてきた

「おかねちょうだい」
「お金?いくら?」
「さんぜんえん」
「いいよ。はいどうぞ」
「固いのもほしい」
「小銭のこと?全部持てるかな」

「何買うの?」
「カリカリ。いっぱい買う」
「そっか。でもお店遠いよ?一緒に行く?」
「…いく」
「包丁は重いから置いておきなよ。後で取りに来ればいいから」
「うん」

「カリカリいっぱい買えてよかったね」
「…うん」
「重いでしょ?それずっと持って歩くの?」
「…重いの」
「家においておく?好きなときとりくればいいじゃん」
「…うん」

「外寒いよ?帰るの?」
「・・・」
「泊まる?」
「・・・そうする」
583名無し職人:2007/01/03(水) 07:59:29
見 顔姿 聞聞 声言 好好 声言 好好好 顔姿声言 好好恋好好好恋恋恋 苦 恋恋恋 苦苦 恋 苦 恋恋恋恋恋恋
恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋 苦 恋恋 恥 恋恋 苦 恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋苦恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋
苦苦恋苦 恋恋恋 恥 恋恋恋 告告告 恥恥恥 告告告告告 苦苦 告告告恋恋告告告告告恋告告 !!!! 嬉
嬉嬉嬉嬉嬉好嬉嬉嬉嬉嬉恋嬉嬉嬉恋恋恋嬉嬉嬉嬉嬉嬉嬉恋嬉嬉嬉嬉嬉好好嬉嬉嬉嬉嬉嬉恋嬉嬉嬉嬉嬉

嬉嬉嬉恋嬉好嬉 共 共嬉共 嬉好嬉恋共嬉 恋共恋 好 恋 思 嬉共思嬉恋嬉恋嬉嬉共嬉思共共嬉好嬉恋共嬉
恋嬉思恋恋好恋共恋思 触 恋恋 顔 唇 恋好恋 肌 恋恋共恋 結 思恋思 恋恋肌結思共思好結思思 恋結恋 愛
嬉恋愛結愛愛好恋結思愛思恋 憤 怒 憤憤 怒憤嫌嫌 離 離憤怒怒 憤嫌憤恋憤好憤怒恋 恋思憤好恋好好思
寂 寂寂 思好思思寂寂愛寂愛思思思愛 愛 思 告 告告告愛告 愛思 共 思愛共愛思結愛愛共思 愛結愛愛愛

共嬉共 嬉結愛愛思愛思結愛 血 傷 傷傷傷 血嫌血傷嫌嫌嫌傷血傷血嫌血血嫌嫌嫌血傷嫌嫌嫌嫌嫌嫌血 死
瞼 冷冷冷冷冷 思思愛冷冷思恋冷思好思思愛思冷思冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷冷 瞼 死死死
死死死 怒 死死怒怒怒怒怒怒死怒死 愛 死死死 失 失失死死死怒死愛思愛死失失失失失失死死愛死失失無
無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無苦無無無無無無無死無

無無無無無朝無無無無無無無無無無無無無無無昼無無無無無無無無無無無無無無無夜無無無無無無無
無無無無無無無無無無無無年無無無無無無無無無無無無年無無無無無無無無無無無無年無無無無無無
無春無無無無無無無無無夏無無無無無無無無無秋無無無無無無無 声言 温 温温 無無 冬 無 温温 無温無
無 声声 手 手手 温温 好 嫌 好好 嫌 忘 嫌嫌嫌 忘忘忘失失 死 愛 思 嫌嫌 好 恋 嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌失嫌
嫌嫌 怖 嫌怖失失 好 好恋 嫌忘好好怖忘嫌 好好恋嫌恋恋苦恋恋恋怖恋苦苦苦苦苦苦苦苦苦苦苦恋恋苦
死 愛 思 苦苦 死死死失失忘死死死 血 傷 瞼 冷冷冷冷冷 死失死死愛思死思愛愛失思思思思思恋思思 心
心 好恋好 恋苦恋 嬉好嬉 共嬉共 恋共恋 恋結恋 愛 怒 憤 寂 思 共思共 愛結愛 死 冷 怒 失 苦 無 ・・・
心 共 心共心 「好 恋 苦 恥 嬉 憤 怒 寂 思 愛」 心共心 「愛」







愛を、伝えよう。
584名無し職人:2007/01/03(水) 17:03:44
中国語苦手やねん
585名無し職人:2007/01/05(金) 01:27:31
姉「♪三本目〜は『人智を!』『超えてる!』涙目クラシアン〜♪」
俺「姉貴また機嫌良さそうだな。二本目はもう流しちゃったのか?」
弟「ううん。歌わなかったみたい」
俺「うわ!じゃあ相当テンション上がってんだな」
姉「お、帰ってきたみたいね。よ〜しそれじゃあ・・・じゅ〜だ〜いは〜っぴょ〜う!!」
俺「ドラえもんみたいだ!」
弟「そうでもないと思う!」
姉「実は私、本日結婚いたしました!!」
俺「マジで!?あのキモイ彼氏と!?」
弟「あの物凄くキモイ彼氏と!?」
姉「そう!あの信じられないくらいキモイ彼氏と!!」
俺「・・・」
弟「・・・」
姉「その間は何待ち?」
俺「ノリツッコミ待ち。『ってバカ!』とか言うかと思って」
姉「そういうのはいい!とにかく今日からはキモイ彼氏じゃなくてキモイ義兄さんと呼ぶのよ!」
義兄「よろしくね〜」
姉貴「そしてそれに伴って、カッコの位置を統一すべく台詞前の役名が二文字になります!」
オレ「え!?うわ!ほんとだ!」
弟。「ほんとだ!アイドルみたいだ!」
義兄「自惚れんなハゲ!」
オレ「意外と厳しい!」
姉貴「そういうとこが素敵!」
弟。「僕まだハゲてないのに!」
586名無し職人:2007/01/07(日) 11:17:39
このシリーズ好きだぁ〜
587名無し職人:2007/01/08(月) 02:51:24
ボクの事、ワカリマスカ?
ソレは舌の千切れた溺死体です。
ソレは干からびた黒毛和牛です。
ボクの事、ワカリマセンカ?
コレは強盗が落としていったニット帽です。
コレは片思いの娘の操です。
ボクの事、ワカリマスカ?
アレは首を絞める荒縄です。
アレが日に浮かぶ茸雲です。
今日も数多のヒトがニンゲンによって抹消されたのでしょう。

そうです。
ワタシの正体は寿司屋デス。


みたいに訳されてるかもしれないので通訳は信用できないよ
588名無し職人:2007/01/08(月) 05:58:40
つまんねえねんまつ
589名無し職人:2007/01/08(月) 06:43:59
赤羽の黒魔術士から会得した『絶対なる眠り』を施術した生娘を教室の中央に置いた。
私の合図と共に生徒達は一斉に検体に群がる。
しかしながら、子供の独想力は天上知らずですなぁ。
ある子はヘラクレスオオカブトの角で生娘の耳かきを始め、
ある子は生娘の足指でピアノの真似事。
ある子は意味深なポーズで愾のようなものを発し、
ある子は小沢健二のCDを生娘の乳頭に宛って再生を試みる。
やがて飽きた女子児童らは検体から離れ
恋愛話をしたり、生娘の足指でピアノの真似事をしたりするが
男子児童の興味は自然と生娘の性植器へ。
そして、不起の身体となった生娘も天使達の好奇心に忠実にピクンピクンと反応し
開く事のない瞼の隙間からうっすら涙をうかがわせる。
590名無し職人:2007/01/08(月) 06:45:25
この充満するエロティシズムに聖職者である私の股間は張り裂けんばかりになっていたが
子供達の為だ。文部省を敵に回す事も覚悟の上。
するとひとりの子が
「先生のそれ、ここに入るかな?」と疑問を投げ掛けてきた。
答えてやらねばなるまい。三学期のお前の評価は"よくできました"にしてやる。
恥部と秘部とが巡り逢わせる瞬間、私は
「ピアノの練習はもう終わりだ!」と怒鳴ってしまった。
実際、足元の子が邪魔だったのだが。

私とした事が…、これでは教師失格だな。
591名無し職人:2007/01/08(月) 09:38:50
  _、_
( , ノ` )      確かにオマエの人生はアウト……
  \,;  シュボッ
    (),
    |E|

  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~ しかしまだワンアウトだ……
592名無し職人:2007/01/08(月) 21:26:55
『怪音』

本日、大便をした。
どうも食べすぎでガスが溜まっているらしく、パンツを脱ぐと同時に
きばると「スフレ」と音がした。
それは音声に近かった。
大便は出ず、放屁のみに終わったのだが、わたくしは確かに聞いた。

「スフレ」

肛門が声帯の役割を果たしたのだろう。
さすがに「レ」の部分は微妙だったが、「スフ」までは確かに
人の声であった。
比較的やせ型の、30代前半の男性。
性格は温厚で、人当たりもいいが、しっかりと自分を持っていて
人前で自分の意見はしっかりと言う……そんなタイプだと思う。

この、わたくしの肛門から発せられた「スフレ」という声。
これはもう、人格が形成されていると判断し、見えざる声の主に
三田 信弘という名前をつけた。
条件さえ揃えば、、三田君は再びその美声を聞かせてくれると思う。
593名無し職人:2007/01/08(月) 23:04:06
>>592
コピペはダメです
594名無し職人:2007/01/09(火) 01:46:41
そうじゃね
ダメじゃね
オバケが出よるけんね
真っ白いのんがスゥーっと出てきて、オニギリを一個くれるんよ
こっちはおなかも空いとらんし、何じゃろうかと思ってオバケに聞いても、
「そんなんええから黙って召し上がれやコラァ!!」
ちゅうて怒られるだけで、ちいともええことなんてないんじゃ
ほんで肝心のオニギリは、塩とホウ酸を間違うとるんじゃ
オバケは死んどるけえ、味がよう分からんのかねえ
あんたもそんな目に遭いとうなかったら、オニギリは自分で握ることじゃ
595名無し職人:2007/01/09(火) 02:38:47
松本さん、髪が薄くなってきたことを悩んでいるようですが、
ハゲと呼ぶには早過ぎるし、ハゲてないと言えば嘘になる…
そんな気持ちで松本さんの髪を見守っている仲間がいることを
決して忘れないで欲しい。松本さん、あなたは一人じゃない。
抜け毛を見て泣くも人生。残った毛を見て笑うのも人生。
同じ人生なら笑わにゃソンソン!残り半分のウイスキーボトルを
見て、あぁ…もう半分しかないんだなぁって思うか、まだ半分も
残ってる!と思うかは松本さん次第ですからね。それくらいの
中途半端なハゲなんか笑い飛ばしてやりましょうや!
596名無し職人:2007/01/09(火) 04:33:21
昼休みに給食を食っていた時のことだけど、何気なく差し出した右手が飛んだ。
これだけじゃ何のことか分からないと思うから、ロボットアニメを思い浮かべてくれたらいい。
マジンガーZとかあんな感じのロボットが、ロケットパンチを出すところを。
言っても俺は人間だしロケット噴射みたいな描写はなくて、ただスーっと空中を飛んだ後、
津田君の顔面を何度も何度も殴打して、飛んでく時と同じ感じでスーっと腕に帰ってきた。
俺は凄くビックリして声も出なかったんだけど、津田君は滝みたいに鼻血を噴き出しながら
「すっげー!すっげー!」と言ってくれた。
興奮が収まって、鼻血で真っ赤に染まった揚げパンをかじりながらも、津田君は「やっぱすげーよ」と言ってくれた。
帰りの会で須藤さんが「今日の給食の時に津田君を殴った人がいまーす」と先生にチクったせいで、俺は怒られそうになった。
その時も津田君は「でも凄かったんです!」と言ってくれた。
一緒に帰る途中で津田君に「ありがとうな」と言うと、津田君は鼻に詰めていたティッシュを引っこ抜いて俺の方に差し出した。
今まで見たことないくらいの笑顔だった。
その笑顔を見たらなんだか嬉しくなって、俺は津田君のティッシュをしっかりと握り締めた。
正直な話、腕が飛んだ時に俺は「今時ロケットパンチなんて流行らないのになあ」と思っていた。
でも津田君の笑顔のおかげで、少し前向きに考えられるようになった。
持つべきものは友達だ。
ゴワゴワになったティッシュの塊を握り締めながら、俺は心からそう思った。
597あーちゃん:2007/01/09(火) 05:07:50
真っ白い雪が
空から舞い降りてきた


(うぜぇな…)
心の中で呟く今の自分…
はしゃぐ子供達を横目に
家路を急いだ。


その夜、夢を見た。
まだ小さい自分が居る…


必死に『雪虫』を探して
見付けたら、
大声で友達を呼ぶ。
そして自慢気に
「ほら!雪虫が居たから
もう雪が降るよ!」
って話してる。

忘れてた記憶…

子供の頃は
雪が降るのが楽しみで
「積もったら、雪合戦しよう!」
なんて言ってたっけ…
あの頃の気持ち

何処に置いて来たのかなぁ?
598名無し職人:2007/01/09(火) 05:10:09
We all die.
Some now, some later.
599名無し職人:2007/01/10(水) 00:56:15
お小便が止まらぬ
私自身、非常に由々しき事態に困惑しているのにも関わらず
その意志に反し膀胱はその務めを必要以上に全うし
否、
務まってはいない私の膀胱は嬉々と放水中。
反抗期なのだな。と、かつて我が親も同様に懸念したであろうセンチメンタルな気持ちについ、頬を染めたりもしたけれど
下着や高かったゴーマリサン(EDWIN)までアンモニア臭に染めてしまうのはいかがなものか。
兎に角、原因を探らんと思案を巡らせるべく厠へ篭った。
実に半日もの時間を浪費してしまったが、ようやくその解答に辿り着く事に成功した。
「明日病院へ赴こう」
翌朝、我ながら見事な世界地図が出来ていた。
イタリアが別れた彼女のお気に入りだったパンプスに見えて
今度は涙が止まらぬ。
600名無し職人:2007/01/10(水) 04:41:34
テレビの天気予報を何気なく眺めていた。
主要な都市のこの先一週間の天気予報が、まとめて画面に映されている。
しばらくは大荒れが続くらしく、雪だるまのマークがズラリと並んでいた。
その時、私はちょっとしたことに気付いた。
50個程並んだ雪だるまの群れの中に、一つだけハンサムな雪だるまが混じっていたのだ。
真っ先に思い浮かべたのがハンサムなどという古臭い言葉で、私は少し恥ずかしくなったのだが、
イケメンなどという言葉は安っぽくて彼に失礼な気がしたし、男前と呼ぶのも彼には似合わないように感じたので、
やはりハンサムと呼ぶ他はないなと納得した。
その日からハンサムさんは、毎日予報に登場するようになった。(と言うより、毎日出ているハンサムさんに私がようやく気付いた、ということか)
晴れの太陽マークに囲まれて少し困ったような顔をしていたり、雲のマークの陰からイタズラっぽい微笑みを見せたり。
時には気象予報士の肩に乗ってはしゃいでいたり、お天気お姉さんの腰に手を回していたこともあった。
どのチャンネルのどの天気予報にもハンサムさんは出ていて、どんな時でもハンサムさんはハンサムだった。
朝の出勤前の天気予報と、夜寝る前の天気予報でハンサムさんに会えるのが、私の何よりの楽しみになった。
会社に行くのが嫌な朝も、仕事で失敗して泣きたい夜も、ハンサムさんに会えれば体の奥から力が湧き出てくるようだった。
もうそれは恋と言っても良かったかも知れない。
そんなある日の朝、突然ハンサムさんが天気予報から姿を消した。
雪だるまはたくさん並んでいるのに、ハンサムさんがどこにもいない。
「今日はお休みかな」
そんな風に呟きながら、私は言い知れない不安を感じていた。
このまま二度とハンサムさんに会えないんじゃないか。そんな気がして涙まで出た。
不安な気持ちのまま家を出て、車に乗ろうとした時。
車庫の前に小さな雪だるまが置いてあることに気付いた。
「来たよ」と書いた札を首からぶら下げたその雪だるまは、やっぱりハンサムさんだった。
「実物の方がハンサムね」と言うと、ハンサムさんはちょっとだけ溶けたみたいだった。
601名無し職人:2007/01/11(木) 02:01:57

年明けの初出勤、朝から私は憂鬱だった。

昼夜が逆転した自堕落な長期休暇の日々が終わったからではない。
寝違えたのだ。首が痛い。常に心持ち右向きの姿勢で揺られる満員電車。何故見知らぬ
サラリーマンの後頭部を凝視し続けなくてはならないのか。白髪交じりの生え際に二つ
のホクロ。こと後頭部にかけてはこの男の妻愛人母親よりも熟知した、という自負など
取るに足らない。目じりのホクロは泣き虫さん口のホクロはおしゃべりさん、そして首
のホクロは衣装持ち・・・おばあちゃん、元気かな。そんなことよりも、ああ首が痛い。

モニターの位置を不自然に右側に置いたのは、女子社員から給湯室にて「チャラ男」の
異名で呼ばれるナンパ師江藤をシカトするためではない。確かに嫌いな男の部類だが私
もそこまで小者ではないつもりだ。江藤はこちらを気にしているようだが、チラ見され
ても困る。会話が弾まないのは困らない。
昼食が済んでも、首は固まったままだった。私は皆から離れて、休憩室で一人コーヒー
を飲んだ。自販のカップコーヒーの不味さより、この無限地獄の終わる時をひたすらに
待つ苦悩と戦わねばならなかった。ここまで「一人になりたい」と思ったのは去年の春、
新入社員の美和子から冗談まじりに「お姉さま」と呼ばれ、それが危うく定着しそうな
状況に陥った、部内の新歓飲み会以来だ。
そうだったあの時は、美和子を江藤に任せて何とか事なきを得たのだった。江藤もあれ
でなかなか役に立つ。会社PCでエロサイトを巡回しようが一日一人ずつの私用メール
を女子社員限定で送りつけて来ようが、我慢しなくては。いつ何時、痛い子が入社する
かわからない。
602名無し職人:2007/01/11(木) 02:02:33
そんなことをとりとめもなしに考えていると、休憩室に蓑田課長が入ってきた。
そういえばいつだったか、健康のためにタバコをやめたと言っていた。喫煙室西側隅の
重鎮と呼ばれたかつての勢いはなりを潜め、最近では休憩室に安息の地を求めていると
の噂は本当だったらしい。カップ緑茶を手にウロウロしている。相変わらず顔が大きい。

蓑田課長といえば、創立○十周年記念の社員総会つまり全社あげての飲み会で、正体を
なくすほどに酔い、あろうことか専務に向かってその愛妻家ぶりを「こ〜の、一穴主義
が!」と揶揄するに至った豪傑である。確か禁煙を始め、流浪の休憩時間を過ごすよう
になったのはその直後だったのではあるまいか。
創立記念日のスナップを、私達女子社員は更衣室で見た。庶務課のお局が他に先んじて
私達に披露した大量の写真のなかに、蓑田課長のありし日の姿も数枚映し出されていた
のだが、のちの専務ショックもさることながら、それらは私達をして胸中に鉄杭を打ち
込むほどの破壊力を呈していた。
まず、例によって蓑田課長に遠近法は通用しない。
横並びに写る中堅連の顔が、はるか奥向こうでボーイに向かって何事かを指示する蓑田
課長のそれと同じ体積に見えるのは、赤ら顔の膨脹効果か。
また別の一枚は、酔った勢いで上役の肩に手を回し、満面の笑みでピースサインを繰り
出す蓑田課長の顔面が、全画面を覆うかのごとく前面に押し出されたベストショットで
ありながら、その両目は生まれたての赤子のように安らかに閉じられており、これには
さすがの私達も笑い死に、一人など泣きながら、こうなる前に課長の瞼にニセ目を書き
込んでやれば良かったなどど言い出す始末で、いつもは屹然と聳え立つお局派閥の垣根
も、このときばかりは路傍の落葉程度かと思われた。さらに、赤目、見切れ等、まさに
この日のために生まれてきたとしか思えないほどのファンタジスタぶりを、惜しむこと
なくファインダーに記録させた蓑田課長の勇姿は、一部では魅惑の響きをもって語られ
るという女子更衣室を、阿鼻叫喚の地獄絵図へといざなうのだった。
603名無し職人:2007/01/11(木) 02:03:32
その蓑田課長が今、目の前に座っている。
思い出してはいけないと思えば思うほど、まざまざと蘇るあの日の課長。私は不覚にも
笑顔だったらしい。目が合った課長は嬉しそうに私の前席に陣取り、妻のおせちがどう
のと喋っている。ふと横を向き目を逸らすなどという高等技術は、今の私には所詮無理
な頂上だったと諦めるしかない。
私は「ええ」「いえ」「そうなんですか」と適当に合いの手を入れながら、時が過ぎる
のを待った。近くで見ると、課長の顔面はまるで脅迫されたかと思えるほどに大きい。
何故だろう、課長の背中の向こう側、すぐそばにあるはずの給湯室のドアがあんなにも
遠い・・・。何だか頭がポウッとしてくる。もしやこれが、意外にも美人の奥さんを娶るに
至ったという噂の蓑田マジックか。ああ課長が喋っている。数の子が小さい?知らんがな。

伏し目がち。俯くことが出来ない私にとって、それこそ最良の策と思えた。さらに愁い
を帯びた表情の一つもして見せれば、課長も空気を察して退散してくれるかもしれない。
すると我が意を得たりて思うツボの、こんな言葉がその口から漏れた。
「どうしたの?元気ないね」
YES!と拳を握りたい気持ちを抑え、愁い顔を崩さぬよう私は答えた「いえ、別に」
「そう・・・」と呟いたまま、課長はじっとこちらを見ている。いけない。蓑田顔面の存在
感がこれほどとは。伏し目の端を覆って余りある。太古の記憶を呼び覚ます超音波でも
放出しているのか、思わず知らずつい視線をそちらへ向けると・・・
その顔がグッと近くへ寄って来た。
と思ったものの、それは目の錯覚で、課長は単に小首を傾げたに過ぎなかった。
恐るべし蓑田。完敗だった。ここは私が退散すべきだ。しかしプライドだけは失いたく
なかった私は、愁い顔のまま「それじゃ、そろそろ・・・」と言い残し、その場を去った。
心配そうな視線を背に受けながら。顔はデカいが、蓑田課長はいい人には違いない。
604名無し職人:2007/01/11(木) 02:04:28
歯磨きと化粧直しを済ませて、それでも少し早目の帰席だったが致し方ない。
仕事にかかろうとPCを起動。すると「新着メールアリ」を知らせるウィンドウが。
・・・江藤だ。新年早々、初出勤日の私用メール送信先は私ですか。チッ。美和子にでも
すればいいものを。今日こそは、よほどゴミ箱にでも入れてやろうと思ったが、シカト
宣言したかのようなモニター位置の件もある。それにやはり隣の席だし、私は大人。
ヤツが休憩から戻って来る前に、読むだけでも読んでおこう。

『明けましておめでとうございます・・・ってこれはさっきも言いましたね(^.^;今日は
何だかあんまり顔が見れないので寂しいです(T_T)向こうにモニター向けて、どうした
のかなぁ。もしかして電磁波の心配ですか♪でも視線は痛いほど感じてます(^_-)-☆
今日あたり、二人新年会どうですか? 江藤ちゃんより』




・・・もう、おうち帰りたい。お雑煮食べてDVD観てゴロゴロしたい。
カムバック正月休み!
605名無し職人:2007/01/11(木) 10:12:02
>>601-604
板違いかと。
606名無し職人:2007/01/11(木) 16:28:33
もし時が止まったら。
その静止画となった世界で私は誰に鑑賞されるのだろう。
始めは著しく恐怖を覚えた。
その神をも畏れぬ所業を。
私の一瞬を半永久に支配される。
もしそれが排泄行為に勤しむ最中だったら…
一糸纏わぬ無防備な姿での入浴の最中だったら…
マスターベイションの最中だったら。

生温い。

どうせ誰かに時を止められ、私のこっ恥ずかしい一瞬をまじまじと胸に刻まれるのならば
いっそ私の最も恥ずかしく、いやらしく、それでいて知的で、
大胆さの中にそこはかとなく繊細さを覗かせる"私"を見せ付けてやろうではないか。

来たる一瞬の時に備え、試行錯誤を重ねようやく完成が近付いてきた頃
仕上げに菊門へアッガイ(バンダイのプラモデル)を挿入した刹那、
夕食を運んできた母の時が止まった
607名無し職人:2007/01/11(木) 17:09:43
仕方なく脈絡のない会話を続けていると、私の横を通り過ぎる人がいた。

ドリトル先生だ。

嘗て先生には留学の手配から試験の準備、食事作法に至るまで、ありとあらゆる事項を叩き込まれた。
(声を掛けるべきだろうか?)
そうこうしているうちに先生の姿は見えなくなってしまった。
608その1:2007/01/11(木) 18:44:20
「それはね・・・お前を食べるためさぁ!!!」
「?」
ベッドの脇で女の子は首を傾げている。
まるで足りない子みたいに口をぽかんと開けて、瞬きもせずに俺の目を見つめてくる。
こんなリアクションは想定外だ。食べちゃっていいのか? いや、こんなリアクションされてるのに食べるのは、狼としてのプライドが・・・。
どうしたものか考えて何も言えずにいると、女の子はさらに首を傾げてますます斜めになっていく。
その拍子に被っていた赤い頭巾が目の辺りまでずり落ちてきたので、俺は反射的にそれを被せ直してやった。
「あー、ありがとうー」
「え、いや・・・あー・・・。どういたしまして・・・」
可愛らしくお礼を言われて、気勢を削がれてしまった。
「・・・。あのなぁ嬢ちゃん、俺はお前を食べるって言ってんだぜ? もっとこう・・・『キャー』とかあるだろ?」
「?」
いかん。これでは堂々巡りだ。今日は出直すか・・・。
俺が小さくため息をつく横で、女の子がキョロキョロと辺りを見回しながら呟いた。
「あれー? おばあちゃんはー?」
ああ、そうだった。婆さんは不味そうだったから食べる気になれず、かと言って騒がれても面倒なので、
裏庭に吊るしてあるハンモックに寝かしつけておいたんだった。
609その2:2007/01/11(木) 18:45:44
「裏で昼寝してるんじゃねえかな」
「そっかー。パン持ってきたのになー」
「目ぇ覚ましたら食べるだろ。そこのテーブルにでも置いといてやんな」
「うん!」
やっぱ調子出ねえ・・・。今日はダメだな。諦めて帰るか。
のろのろとベッドから出た俺に、女の子が何かを差し出した。
「おじさんもパン食うー?」
おいおい、肉食獣だぞ俺は。・・・まあパンは嫌いじゃないんだけどな。
「ありがとよ。頂くぜ。でもな嬢ちゃん、『食う』じゃなくて『食べる』って言うもんだ」
「『食べる』?」
「そうだ。『食う』じゃあちょっと行儀悪ぃだろ?」
「そっかー。わかったー」
ちょうど良く起きてきた婆さんが茶を入れてくれて、三人並んでパンを食べた。
めちゃくちゃ美味いパンだった。
狼のプライドに賭けても、美味い物を不味いとは言えない。
俺は素直に「めちゃくちゃ美味い」と言った。

まぁ〜すんげえ笑顔で「そんなに気に入ったなら毎日おいで」「おいでー」だってよ。
毎日パンを食わせてくれるんなら、本人食べちまうより得じゃねえか。
俺はプライドが高いだけじゃなく賢い狼でもあるからな。
その辺の計算は誰より早いんだぜ。
610名無し職人:2007/01/11(木) 20:29:47
目が覚めてカーテンを開けると辺りは一面の銀世界ではなかった。
眠い目をこすりながら香りの良いコーヒーも入れず、アツアツの
フレンチトーストに舌鼓をうたない普段通りの朝だ。いそいそと
着替えを済ませるでもなく、愛犬ボナバルト(コーギー♂8ヵ月)
の頭を撫でようにも、生まれてこのかた犬を飼ったこともない。

ちばでうまれた、あるははおやのいちにち…というわけでもない
611名無し職人:2007/01/11(木) 20:47:48
同じ話を何度も繰り返すようで恐縮なのですが、僕にとって
心から信頼できる人は、この世でただ一人。そう、水谷豊さん
だけなのです。えぇ、俳優の水谷豊さんで間違いありません。
理由は以前に述べた通りで、言い訳する気は毛頭ありません。
皆様からの貴重な御意見や批判を参考に、再三再四の検討を
重ねましたが、やはり本年度も水谷豊さんを念頭に精進したく
思うしだいです。最後になりましたが、今年も宜しくお願い致します。
612名無し職人:2007/01/11(木) 21:19:55
>>610-611
斬新。
613名無し職人:2007/01/12(金) 00:04:43
 翠星石、確かにそいつはそう名乗った。

 しかし俺の見る限りでは、と言うかどうみてもそいつはおっさんだった。あ、翠星石ってのは分かりやすく言うと、アニメに出てくる喋る人形で、俺の嫁の妹。
 とりあえず、「お前おっさんじゃん!それも四十過ぎの」と、言ってみたら、「お馬鹿さぁん。まだ三十路よぉ」と、返された。それは水銀燈だ。俺の義理の姉だ。
 立ち話も何なんで、近くのファミレスに入り、店員に変な目で見られながらも(ゴスロリ三十路おっさんのせいだ)席につく。
 するとおっさんは遠くにいた店員に向かって、「とりあえず生二つ!」と、店員を呼ぶ時押すボタン(名称不明)の存在を無視するかのように叫んだ。
 ちきしょう、ハメられた。
614名無し職人:2007/01/12(金) 01:17:14
正月、俊郎叔父さんが俺に聞いた。
『マサル、ミスチルって知ってるか?』
知ってると答えると、
『じゃあマサル、略さずに言ってみろ』
と言う。面倒に思いながらもミスターチルドレンと答えると
『それならマサル、グレイって知ってるか?』
と聞いた。すかさず知ってると答えると
『それならマサル、略さずに言ってみろ』
そう言ったんだ。俺は今までグレイはグレイだと思ってたのに、
何かを根底から覆された気になった。もう、五年近くグレイの
ファンだというのに俺は何をしてたのか?
心の底からゆとり教育を憎んだ元旦だった
615名無し職人:2007/01/12(金) 18:06:12
ジョルノ「レートはいつものピンのワンスリーで
いいとして、ルールはどうする?」
ブチャラティー「アァリアリアリアリアリアリアリアリアリア
リィー!!!!!!!!!!!!!!」
616名無し職人:2007/01/13(土) 17:16:21
>>608>>609
癒される(´о`)ホッ
617名無し職人:2007/01/14(日) 05:04:07
 そうだ、亀を飼おう。そう思ったのは14時間と22分前だった。きっかけは些細なこと、そのときの放
屁が「カメ」と聞こえたからだ。危なかった。もし「プラズマテレビ」と聞こえていたら、今頃消費者金融
を駆けずり回っているところだった。
 しかし、亀を飼おうと思ったのはいいが、亀がどこで売られているか皆目検討もつかない。それもそ
のはず、私は生まれてからただの一度もホームセンターやアクアショップなどに行ったことがないか
らだ。とりあえず馴染みの八百屋に行って亀は無いかと聞いた所、「山田さんの頼みとあっちゃぁ断
れない」と、ミドリガメを1匹2000円で譲ってもらえた。ミドリガメの相場が500円前後である事は知って
いたが、その私にそっくりであろう山田さんの名誉のためにも断るわけにはいかない。あまり馴染み
では無かったその八百屋を後にし、次に私はコンビニで亀のエサ的なものを購入することにした。し
かし、私は亀が何を食べるか判らなかったので、実際に亀に見せて判断させることにした。判定方法
は、商品に亀を近づけ、首を出したら購入という運びだ。実に単純明快。結果、購入したのは、紙粘
土、ヤングチャンピオン、シャープペンシルの芯(2B)、毛抜き、以上の4点である。なるほど、亀も人
間と似たようなものを食べるのだな。
618名無し職人:2007/01/14(日) 05:04:15
 シャー芯をポリポリと頬張りながら帰宅を終えた私は、早速水槽を作ることにした。材料はダンボー
ルでいいだろう。ダンボールに水を流し込む、するとどうだろう、入れども入れども水がたまらない。
不思議がる私に、同居人である所のB様が、助言を下さった。どうやらガムテープを張り忘れていた
らしい。うっかりだ。2007年が始まってから初めてのうっかりだ。ガムテープを張りなおし、水を貯めた
ら大方の予想通りダンボールは大破した。でもB様が笑っていらっしゃるので私はそれで良かった。
水浸しになった床にピーマン(亀に付けた名)を置き、体育すわりをしながら水槽を作る手はずを考
えた。紙粘土をちぎりちぎり食べていると名案が浮かんだ。そうだ、うちにある水槽を使おう。
 砂利を敷き詰めた水槽に水を入れ、ピーマン(亀)とピーマン(野菜)とピーマン(?)を入れ、写真を
約8枚ほど撮った。B様が自分も撮れと少々おやかましいので、蹴りを入れたら大人しくなられた。最
初から黙っていればよろしいのだ。
 さて、初のエサやりの時間がやってきた。先ほど購入したシャー芯と紙粘土はあらかた私が食して
しまったので、後はヤングチャンピオンと毛抜きしかない。しかし、そのヤンチャンと毛抜きが見当た
らない、B様に尋ねようとしたら、B様は私が先ほど購入したヤンチャンを読みながら私が先ほど購入
した毛抜きでカサブタ剥がしに没頭していた。これはそっとして置いた方が吉と判断した私は、冷蔵
庫から買ったいいが一度も使った事の無い乾燥桜えびを取り出し、ダメ元で与えてみた所、ピーマン
は美味しそうに桜えびを食べた。なんだ、これでよかったのか。
 かくしてピーマンは無事我が家の一員となり、翌日はB様の一部となりました。全く困ったお方だ。
619名無し職人:2007/01/14(日) 05:14:41










620名無し職人:2007/01/14(日) 05:24:10
>>618
久々にかなり笑った
621名無し職人:2007/01/14(日) 05:26:48
私は思うのだ。

何も思わなくても、そう発するだけで相手は思ってると勘違いすると

そして私は言うのだ。

何も言わなくても、そう発するだけで相手は言うものと耳を傾けると

だから私は歩き出すのだ。

歩き出さなくとも、そう発するだけで相手は歩き出すものと待ち構えると

そして最後に自殺するのだ。

突然のことに冗談だろうと、笑う相手の目の前で



622名無し職人:2007/01/14(日) 09:37:42
「明日は晴天に恵まれるでしょう」
ラジオからこんな声が聞こえると、僕は文字通り晴れやかな気分になる。
僕は青い空が好き。
ちっぽけな僕には下から見上げる事しかできないけど
曇天の時も雨降の日も、
夕日に染められても闇夜に覆われても、
絶えずあの向こうは青いんだ。

"蒼太"の名を貰った日、澄み渡る蒼天だったって。
それからの記念日だとか催しの度に僕は広大な青空の祝福を受けてきた。
少し複雑な気がするけど
失恋したあの日や仕事で大失敗した日
そして両親を失くしたあの日も、やっぱり空は青く佇んでいたっけ。

…そろそろラジオを消して休む事にしようかな。
病室から覗かせる最後の空も、変わらず青く。ただ、青く。
623名無し職人:2007/01/14(日) 21:27:09
姉貴「♪八本目〜は『照れ屋で!』『カチカチ!』出てきやし〜ね〜え〜♪」
オレ「うわ・・・。今日はえらいご機嫌斜めだな。何かあったのか?」
弟。「うん。なんかキモ義兄と喧嘩したみたいで・・・」
オレ「なるほどな・・・。そういえばキモ義兄も『考えられへん! かんっがえられへん!!』って機嫌悪そうだったな」
姉貴「オラァそこぉ! 今あいつの話題出したらどうなるか・・・。分かってて言ってんだろうなぁ!?」
オレ「え? え? どうなるんだ?」
弟。「僕に聞かないでよ! どうなるの?」
姉貴「知るかぁ! 私に聞くな! 何でも人に頼りやがって!」
オレ「なあ、何があったんだよ? 俺らで良ければ相談に乗るけど」
姉貴「あのバカ、私に内緒で勝手に新婚旅行に行ってきちゃったのよ!」
オレ「マジで!?」
姉貴「私は置いてったくせに、友達は5人も誘って!」
オレ「GONINも!?」
弟。「キモ義兄、最低だ!!」
姉貴「あんまり頭来たから、お土産全部一人で食ってやったわよ!」
オレ「俺らの分も!?」
弟。「姉ちゃんも最低だ!!」
姉貴「何だとこの糞ガキ!!」
義兄「コラ! いくら義理の弟でも、人の嫁を最低呼ばわりすると許さないぞ!」
姉貴「言ってやれ言ってやれ!」
オレ「な! 何だよこの夫婦! 誰のせいで怒ってると思ってんだ!!」
弟。「夫婦揃って最低だ!!」
624名無し職人:2007/01/14(日) 23:39:04
フラフープをすると腸捻転になると言われて以来、クラスメートの
高橋君は学校に来なくなった。彼の家が貧乏だから…ただ、
それだけの理由から派生した噂が彼の小さな胸を傷つけたのだ。
担任が皆の顔を伏せさせ、心当たりのある者は手を挙げろと
言った時、コッソリ盗み見した誰かが、高橋君が挙手したのを
見たとか見ないとか…。そんなデタラメが広まり、心ない者が
『ミスタービックバン』などという破廉恥極まりないあだ名を
彼につけたのだ。そんなこんなで高橋君は今日も欠席だったのです。


ドゥーユーアンダスタン?
625鱆サン ◆21dYYx8Yeo :2007/01/15(月) 16:27:51
私は震えてくる。夜もふけて…寒さは一層強くなる。

ふとコンビニに入ろうとすると、店の中から騒ぎ声がしてきた。
店内に入ると数人の子供が騒ぎながら走り回っている。
「親は何してるんだ?」と思えば、別に子供を叱る事もなく買い物をしている。…叱らない親というやつだ。
やれやれと店を出ようとすると「ガシャーン!!!」とワインの瓶が割れる音がした。皆が心の中で恐れていた事…。
床に赤色が流れて、安いアルコールの匂いが店内に漂う。
「やだ!!!どうしようすいません!!!」
今更のように謝りながら弁償し、逃げるように出る母親と「危ないから外でようね〜」と先に子供達と外に出る父親。
サイレンのようにフェイドアウトしていく騒ぎ声…それでも怒らないようだ。
嵐が去ったかのような店内をやれやれと掃除を始める店員達。

…もしかしたら、あの家族は数年後にもう一度この風景をみるかもしれない。

騒ぎ声のようなサイレンがフェイドインしてくる中、床に流れる赤色は父親のか…母親のか…。
皆が心の底で恐れている事。

私は震えてくる。夜もふけて…寒さは一層強くなる。
626名無し職人:2007/01/16(火) 14:34:15
>>625
今のところスレ内で最も趣を感じる。
627名無し職人:2007/01/18(木) 13:30:03
そうでもない
628名無し職人:2007/01/20(土) 04:42:07
>>627
まぁ感じかたは人それぞれだからな。それが趣。良い日本語だ。
629名無し職人:2007/01/20(土) 07:32:54
そうだな
630名無し職人:2007/01/20(土) 09:55:09
ワッフルワッフル
631名無し職人:2007/01/20(土) 12:14:25
そうでもない
632:2007/01/20(土) 20:00:45
あの日の事は今も鮮明に覚えている。

俺はいつもの銭湯の露天風呂で、読みかけの文庫
本を広げていた。
いつもは、そんなもったいない事しないんだけど
その日は時間が早かったせいで、ガラガラだったんだ。

しばらく読書に熱中してると、少しずつ人が増え
てきた。
でもまあ、この時間は、ひからびた爺さんばかりだ。
633:2007/01/20(土) 20:06:46
「あー気持ちえーわー。」

サウナと水風呂を、行ったり来たりしてる、爺さ
ん達のつぶやきを背中に聞きながら俺は読書を続けた。

いつの間にか夕方になっていた。

「あー気持ちいい。気持ちいい、気持ちいいっ」

野太い若い男の声だった。
俺は文庫本で半分顔を隠しながら、さりげなく振り向いた。

そして見たんだ。

短髪、色黒、毛深、がっちりな男が、俺の方を向
いて物凄い勢いでペニスをしごいてるのを。
目が合うと、彼はニッコリ笑って見せた。
浅黒い肌に白い歯が印象的だった。

その日の事は忘れない…。

二人が出会った日だから。
ウホッ
634わに ◆GGIsdlBs6M :2007/01/21(日) 22:19:39
「何もかも終わりだ」
 多分そういった。
「もう終わり。ぜーんぶ。
 自己破産! 産業廃棄物!」
 そんなわけで、かわいい動物たちはみんな売り飛ばされた。
 ピグミーマーモセットやカピパラまで・・・
 足が速いのが取り柄のトナカイは、二束三文で食肉に・・・
「でも、おいしかったよ」
 三年後に、おばあちゃんからそんな言葉をいただいた。
 それが、せめてもの救いだ。
635名無し職人:2007/01/22(月) 18:19:25
一週間ぶりに退院した磯山君は
前と変わらずルビーの指環のテーマに乗せて登校してきました。
朝の挨拶を済ますやいなや、チューインガムを差し出してきたけれど
いくら鈍感な僕でもすぐに見破れる程
いかにもバチン!ときそうないたずら兵器でした。
(ははん、こ奴め。小癪な真似を)と思った僕は
バチン!ときても平然としてやろうか、
それともバチン!とくる前に「アイヤー」と叫んでやろうか、
様々なシチュエーションを想定し、結局"バチン!に合わせて磯山君にウィンクしてあげる"事に決まった瞬間
いたずら兵器の重さに耐え切れなくなった磯山君の左腕は…ボトンと落ちてしまいました。
(策士、策に溺れるとは此の事よ)と思った僕は気にせずガムを引っ張ると
いたずら兵器はバチン!と磯山君の左手親指を強襲しました。

僕が「いつもながら磯山君は奇抜にウラをかいてくるなぁ」と言うと
磯山君は瞼に涙をいっぱいに溜めながらサイレンの音に合わせてルビーの指環を唄うのでした。
636こねこ ◆GGIsdlBs6M :2007/01/23(火) 22:29:24
 プレパラートにびっしり詰まった病原性大腸菌を、寝ている間に
殺傷してくれる全自動大腸菌分解機が発売されたのは八十年代も
終わりのことだ。
 開発に携わった御手洗博士は時代の寵児として世間に持てはやされた。
「ありがとうございます。ありがとうございます!
 全自動大腸菌分解機『善太くん』は必ずやその有効性が認められるものと
 わたくしは信じておりました。
 この発明は有史以来、人類が到達し得なかった病原性大腸菌撲滅という
 崇高な目標を完遂するに値するものと自負しております。
 『善太くん』内壁に設置されたナノマシンは一平方米大に繁殖した
 一兆個の大腸菌を一晩で死滅させるに十分な作業性を誇ります。
 そして大腸菌をたらふく平らげたナノマシンは、自らを分裂/成長させます。
 視認出来るほどの大きさになりましたら適度に間引くのがよいでしょう。
 選ばれし善太くんのみが人間ほどの大きさになることを許されるのです。
 そのまま家事手伝いをさせるも良し。壊して楽しむも良し。粗大ゴミに出すも良し。
 用途はまさに無限大と言えるでしょう!」
 拍手喝采。ギネスにも載るといいね。まあ、面白いかどうかは別問題。
637ひんば ◆GGIsdlBs6M :2007/01/25(木) 01:24:17
 元気な挨拶とともに勢いよく教室に飛び込んできた児童は、
身長が175cmあった。
 身長175cmの児童・・・
 だからどうということもないが、個人的には身長175cmもある児童は
陰鬱であるべきだと思う。
 とにかく、元気な挨拶とともに勢いよく教室に飛び込んできた
身長175cmの児童は、クラスメイトと顔を見渡すなり、湧き上がる感謝の
気持ちを隠し切れないといった面持ちで、おもむろに握手をし始めた。
――今年も宜しく!!
――メリークリスマス!!
 笑顔があんまりはじけていたので、クラス中に柔らかい空気が充満した。
 そんなこんなで先生ご到着。
 一時間目の授業は道徳だったが、数人の児童は身長175cmの児童の
おかげで黒板の文字をノートに取ることができなかった。
638名無し職人:2007/01/25(木) 09:57:55
>>637
「背の高い子は後ろの席ね」
俺はそんな言葉に憧れた。
でも
「目の悪い子は前ね」
こっちのほうが俺には似合ってる。
どっちにもならないのは中流家庭ってやつか?
639名無し職人:2007/01/25(木) 15:15:37
↑僕は二、三人のお友達と共に別の教室でした(*^_^*)
640のらいぬ ◆GGIsdlBs6M :2007/01/25(木) 21:29:25
 カミンスキイ教授の一日
@宿屋で棍棒を買う。
A起きる。
B歯を磨く。
C食べる。
Dメープル玄米ブランの封を開ける。
Eメープル玄米ブランを食べる。
F棍棒でたたく。
G棍棒でたたく。
H西友でフルーツグラノーラを買う。
I寝る。
641かぶとがに ◆GGIsdlBs6M :2007/01/26(金) 22:04:59
「糖尿病を恐れない」
 英雄的な言葉を残して辰夫は逝った。
 地方公務員でありながら、シンガーソングライターという側面も持った辰夫は
未曾有の大ヒットを記録した "more more 生活習慣病☆" を作詞作曲し、
糖尿病を恐れない自分自身を等身大に歌い上げ、お茶の間の涙を独占した。
――俺はよぅ 意外と好きだぜ? tou nyo byo ☆
 例えようもなく深遠なこの歌詞は、アイザック・コールマンの見事な翻訳によって
米英でもカバーされた。そして届いた賛同の手紙たち・・・ 辰夫はその一つ一つに
寝る間を惜しんで丁寧な返事まで書いたのだ。
 ・・・いや、もうよそう、過去を振り返るのは。辰夫の及ぼした社会的な影響を
語ってみたところで、辰夫は二度と戻らない。
 天国でも糖尿病と格闘していてほしい。それが、わたしの願いだ。
642いわし ◆GGIsdlBs6M :2007/01/29(月) 23:26:51
納得・・・いかないです、やはり。
昨日、落ち着けって言われて、家に帰ってちょっと考えてみたんですけど、
僕の紹介ページが三行な理由って、結局斉藤さんの主観でそうなったとしか
思えないんですよね。いえ、別に斉藤さんを責めてるわけじゃなくて・・・
なにも三行って数字だけを取り上げてこういってるわけじゃなくて、ほら、
なんていうか、だって、柳田くんが一ページを割かれて紹介されてる
隣で、僕は三行って・・・ 武藤くんは一ページ半でしょ。まるで、柳田くんや
武藤くんが人気者で、僕がそうじゃないみたいな印象をみんなに与えて
しまうんじゃないかなぁ。
みんながみんな平等に三行、とか、一ページとかにしろっていってるわけじゃ
ないんです。徒競走でみんなが一等賞とか、僕が一番嫌いなやり方ですからね。
そこは信念を持ってますよ、ええ。でも、この件に関しては、人気投票が行われた
わけじゃないし、斉藤さんが勝手にスペースを割り振っただけでしょ?
それはそれでいいかもしれないけど、三行にされた僕は、他のクラスの事情を
知らない子達に「目立たなくてどうでもいいやつ」って思われるかもしれない。
そういった理不尽な結果を避けようと苦情を言うのが、せせこましいことだとは
決して思わないです。
長くなってきたので続きはまた明日にしますが、僕は諦めませんからね。
643名無し職人:2007/01/30(火) 00:40:13
やっばよ、おめぇ、漬物作りの重大なポイントと言えば、新鮮な
野菜を使うこと、良い塩を使うこと、投げ出さないこと、信じ
ぬくことの4つじゃねぇかな?今年はよ、暖冬っつーことで、
漬かり具合が今一つだと、連日連夜の報道がなされてっけどな、
ま、あれだ、駄目になりそうな時こそ、それが1番大事なんだよ。


田中徳次郎著『漬物と生きる喜び』より引用
644名無し職人:2007/01/30(火) 01:55:09
>>643
>やっばよ、おめぇ、漬物作りの重大なポイントと言えば、新鮮な
>野菜を使うこと、良い塩を使うこと、投げ出さないこと、信じ
>ぬくことの4つじゃねぇかな?

それ、ネタでも何でもなく真理だよ
645名無し職人:2007/01/30(火) 13:38:26
「ピザって10回言ってみ」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「じゃあここは?」
「上腕および前腕の接合部。蝶番型間接の代表であり、テニス等の運動により損傷することがある」
646名無し職人:2007/01/30(火) 13:39:58
「ピザって10回言ってみ」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「じゃあここは?」
「ぅわ、わあっっ!!お…おま…?う、ぅわああっっ!!だっ、誰かっっ!!誰かあーーーっっ!!!」
647イルカ ◆IRUKA/xOOw :2007/01/30(火) 14:13:05
暖かい太陽の陽射し
澄んだ青空
真冬の街路樹の散歩もいいものだ
一人 カフェで物思いにふける日


妄想は果てしなく とどけナメック星
648名無し職人:2007/01/30(火) 14:45:22
趣を一回辞書で引いてみろ
649名無し職人:2007/01/30(火) 15:56:21
【趣】(おもむき)
主に趣のある事、或いは情景。
650名無し職人:2007/01/30(火) 18:28:09
もう一回引いてみろ
651名無し職人:2007/01/30(火) 18:34:37

趣 (´・ω・`)

趣⊂(´・ω・`)

走取⊂(´・ω・`)

走耳又⊂(´・ω・`)

走 Σ耳 Σ又⊂(´・ω・`) !

走   耳   又  (・ω・` )
652名無し職人:2007/01/31(水) 00:12:06
www
653名無し職人:2007/02/01(木) 01:15:36
無表情なのがいいwww
654名無し職人:2007/02/02(金) 00:29:19
耳が走る、又

宇宙の謎を解く鍵がここにある
655ろば ◆GGIsdlBs6M :2007/02/02(金) 22:26:52
 よく晴れた日なので墓場に行こうと思ったら、ちょうど自室に
幽霊がいましたので挨拶をしました。「こんにちは」
 ところでジャングルには一体いくつくらいの生命が息づいているのでしょうか。
気になって夜も眠れません。
 最近テレビを見ていると、一発ネタを得意とする、笑いを生業とされる方を
よく目にしますが、ちょっと逃げなんじゃないかと個人的に思います。
 今日はこんなところで、特筆すべきことはありませんでしたね。
656名無し職人:2007/02/03(土) 02:31:39
 もはや、テニスとは呼べないそれで人を殺した。もちろん僕が、だ。
 だが、反省も後悔もしていない。これは余談だが、藩政と航海もしたことがない。
 だが、こんな僕にも、吐き気のする「悪」はわかる。
 「悪」とは誰の許可もとらずに唐揚げにレモンを絞る奴だ。
657名無し職人:2007/02/03(土) 18:00:45
いい流れ…
658どうぶつ ◆GGIsdlBs6M :2007/02/04(日) 20:32:41
 激しいライトの点滅に、さしもの動物たちも目が眩んだようだった。
ぴーぎゃーいいながら一目散に退散していく。それでもいくらかは
逃げ遅れたようで、いぬ、ねこ、うま、ぶたたちが俺の前に残った。
「さあて、どうしてくれようか」
 無意味に手をこきこきやりながらそういって見せると、動物たちは
小刻みに震えだした。どいつもこいつもつぶらな瞳を心底恐ろしげに
歪ませて、俺の慈悲に訴えかけた。だが無駄だ。慈悲なんて・・・くそ食らえ!
 そんな中、うまの野郎だけは俺の嗜虐心を刺激する何かが決定的に
欠けていた。なら、こんなところに残しておいても仕方ないね。
「うまなんかお呼びじゃないよ! ほら、いったいった!」
 そうして俺の前には愛くるしい動物三匹。
「わんちゃん。ねこちゃん。こぶたさん。何も怖がることはない。
 悪いようにはしないから、ね?」
 そうだ、夜はとても長い。
659名無し職人:2007/02/05(月) 04:56:23
今年は暖冬です。
雪が降りません。
地上のみんなが暮らしやすいようにと考えて、雲の上の神様が気を利かせてくれたのでした。
でも土の下の神様はちょっと怒っていました。
春に飲める美味しい雪解け水を楽しみにしている木々達が、毎日ため息をついてばかりで可哀想だからです。
ある日土の下の神様は、雲の上の神様に直接お願いに行くことにしました。
「そろそろ雪を降らせてもらえないかな」
でも雲の上の神様はむっとした様子で答えました。
「嫌だね。そんなことをしたら地上のみんなが苦労するじゃないか」
土の下の神様がどんなにお願いしても、雲の上の神様は頑として聞き入れてはくれません。
「とっととお帰りよ。君がいると土臭くてかなわない」
その言葉を聞いた土の下の神様は、遂に怒りが抑えきれなくなりました。
雲の上の神様を引きずり倒すとその上に馬乗りになり、岩で出来た拳で何度も何度も殴りつけました。
3日3晩殴り続けて、ようやく土の下の神様の怒りが収まった頃、雲の上の神様の顔は元の3倍くらいに膨れ上がっていました。
我に返った土の下の神様が慌てて謝ろうとすると、ゆらりと起き上がった雲の上の神様は言いました。
「親父にも殴られたことなかったのになぁ・・・」
目一杯口を尖らせて言う様子が水木しげるの描く何かのようで、土の下の神様は思わず噴き出してしまいました。
「そうそう。君は笑っている方が似合うよ」
「殴ってごめんね・・・」
そして二人は仲直り。
結局この冬、雪は降りませんでした。
660名無し職人:2007/02/05(月) 05:00:01
もうすぐ秋ですね。
風が乾いてきました。
お肌のトリートメントに気をつけて下さい。
661大悦屋 ◆OH/3cFFgwE :2007/02/05(月) 10:54:58
四川の力が俺を打ちのめす
焼けた鉄のような糞が尻を焼きつくす
ここからだここから一歩も動けない
地獄の嬰児を叩き落とすまで
662名無し職人:2007/02/05(月) 18:48:34
「しりとりしようぜ」
 望むところだ。さ〜こい。
「しりとり」
「リューマチ」
「チンコォ!」
「……コーマン!」
 しまった――ッ!
 下ネタに下ネタで返したくなる人間心理をヤツは海よりも深く理解していた――ッ!
663しゃくとりむし ◆GGIsdlBs6M :2007/02/08(木) 00:23:27
 殺戮兵器。言葉の響きこそ簡潔だが、実態は生易しいもんじゃない。
 迅速かつ大量な殺戮の実行を明日に控え、ありとあらゆる兵器が
六畳一間に集められた。押入れ、天井裏。収納スペースを全部使っても
まだ足りない。足の踏み場だってないに決まってる。
 細菌兵器はまだいい。裁縫道具入れに入っているボツリヌス菌など、
スプーン一杯の毒素で世界中の人間を殺戮できる。要するに場所をとらない。
近接戦闘に備え鈍器も持ち込まれはしたが、こんなのは問題外。そもそも
鈍器を兵器と呼べるのかは疑問が残る。
 ふすまを開けると、ラグビーボール代の核兵器が収納してある。長年の
開発が実り、遂にここまでの小型化に成功したのだ。一都市を壊滅させる
だけの火力を備えているとは言い難いが、巡航ミサイルに搭載して
組み立て式の発射装置で思いのままに照準を合わせることができる。
 そんな中、一つ不可解な代物といえば洗濯物圧搾機だった。一体これの
どこが殺戮兵器なのか流石に戸惑いを隠せなかったが、付属でついてきた
トビー・フーパー監督作品『マングラー』を鑑賞することにより、なるほどと
納得するに至った。しかし、それにしてもこの大きさは・・・
 家賃五万円の六畳一間。この部屋にはあらゆる兵器がある。
664名無し職人:2007/02/08(木) 17:56:00
>>663
最高!
665名無し職人:2007/02/08(木) 17:56:31
>>663
何というクオリティ
666名無し職人:2007/02/08(木) 17:57:17
>>663
こんなにハイレベルな文章にお目にかかれるなんて…
667名無し職人:2007/02/08(木) 17:58:01
>>663
彼こそがこのスレのエース!
668名無し職人:2007/02/08(木) 17:59:16
>>663
次の作品が早く読みたい
669名無し職人:2007/02/08(木) 18:23:16
>>663
ここに来てとんでもない奴が現われたな。
670名無し職人:2007/02/08(木) 19:06:34
>>664-668
連投すんな、逆に萎える
671とかげ ◆GGIsdlBs6M :2007/02/08(木) 23:41:01
どう見ても玄関にしか見えなかったが、違う、玄関ではないと言われた。
玄関でないと言われても、あれが玄関でなくて何が玄関か。
寝言も大概にしろと思い切り怒鳴ってやったら、まあ怒鳴るな、怒鳴ったところで
事実は変わらん、明日も明後日も、あれは玄関ではありえない、と抜かす。
まあいい。押し問答を繰り返すつもりはないし、一休さんごっこに付き合うつもりもない。
あれは玄関ではない。結構。それでいい。
家屋と外の空間を分け隔てる役目を果たす、開け閉め及び人の出入りが可能な戸。
そんなものは断じて玄関ではない。
年中無休、四六時中ジャズが流れるこのバーも決してジャズバーではないし、
J-WAVEもお洒落なラジオ局ではない。考えるのは面倒だから、もう寝る。ばーか!
672名無し職人:2007/02/08(木) 23:46:10
さすがエース!

はいはい(゚∀゚)ワロスワロス( ゚∀)はいはい(  ゚)スゴイスゴイ(  )はいはい(゚  )オマイテンサイ!(∀゚ )はいはい(゚∀゚)キショイキショイ!!!
673とかげ ◆GGIsdlBs6M :2007/02/09(金) 00:00:28
ず、ずびばぜん・・・
674鱆サン ◆21dYYx8Yeo :2007/02/09(金) 00:06:19
体を強く揺さぶられ、目が覚めた。
「ジョン?うなされてたぞ。大丈夫か?」

「…あぁ。朝か。──なぁおい、バース。今日は何処まで行くんだ?」
「まだ決めてない。ただ───せめてこの海くらいは越えないとな」
「そうだな。……なぁ、フローラの事なん「やめろよフローラの話は。出かけるぞ、支度しろ。」

そうだ。フローラはもう居ない。考えるべきじゃない。
バースとの旅は続く。ずっと遠くまで。誰も俺達の事を知らない場所まで。
バースが歩く道を僕も歩く。……いつかきっと、バースのように強くなる為に。
ずっと歩いた。疲れたら雲によりかかって煙草をふかし、また歩いた。
海水は塩っ辛くて飲めない。でも、もうすぐで大陸に着く。…誰も俺達を知らない場所。


地平線にかすかに大陸が見えだして、いよいよ飛ぶように走った。
「おい、見ろよバース!!大陸だぞ!!」

振り向くとバースは───泣いていた。

全てが理解できず、駆け寄った。
「どうしたんだよ、なんで泣いてんだ!!
……やめろよ、ここまで来といて何だよ!!……何とか言ってくれよ!!」


体を強く揺さぶられ、目が覚めた。
「バース?うなされてたぞ。大丈夫か?」

もう朝だった。もう出かける時間か。何か…酷い夢をみていた気がしたが思い出せない。
「なぁおい、バース。今日は何処まで行くんだ?」
「まだ決めてない。ただ───」

──やっぱり…帰らないか?という言葉を飲み込むのに必死だった。
675名無し職人:2007/02/09(金) 03:38:02
ちょっと遅めの昼食をさ、
いつものコンビニで温めてもらいいつもの公園で。
相変わらずあのバイト店員は無愛想だ。
今度の新人君も絵に書いたような現代っ子だし
放蕩息子は言葉を忘れ、妻の記憶には私は居ない、らしい。

馴れたつもりでもやはり煙たがられるのは好きにはなれないな。
だがな
そこの野良猫よ。
例え、この私がオマエに施しをしている間だけだったとしても
オマエは媚びるな。
生きる為とはいえオマエは生来気高い生き物なんだよ。
こんなマズいメシで構わないのなら、幾らでもくれてやる。
オマエは気高い生き物なんだ。


若く青かった頃の自分にはもう届かない。
後悔は山程出来るが反省をする人生はもう残ってなどいない。
必死で身につけた"ゴマの擦り方"だけが私の財産だなんて
平野レミも笑ってくれやしない。
676名無し職人:2007/02/09(金) 03:39:28
>>672
とかげさんをいじめるなぁーっ!!
677名無し職人:2007/02/09(金) 03:46:25

511:名無し職人 :2007/01/25(木) 00:18:09 [sage]
ありがちではないかもしれないけど俺が高校の時の自分の設定は

・左手が聖なる力〈セラフィック・フォース〉により十字の傷がある(ナイフで切った)
・前世を覚えていて漆黒夜の力〈ナイト・レーベン〉に殺されている。
・現代の世の中で漆黒夜の力を持つ空想の人間と戦う。

だった…
678名無し職人:2007/02/09(金) 23:16:05
「人」という字は、人と人が支え合って、ハイ「人」ォー!
脂ぎった黒髪ロン毛の教師に言われるまでもなく、多くの人はそう思っているはずだ。
だが、本当にそうだろうか。
今、多くの人は私の文章を「MS Pゴシック」で読んでいるのではなかろうか。
MS Pゴシック体で書かれている限り、確かに人と人が支え合っているように見える。
だが、別のフォント、たとえば「富士ポップ」や「有澤太楷書」などではどうだろう?
さっそくワードパッドを立ち上げて、72ポイントでどでかく書いてみると…。
なんと、左の人が一方的に倒れかかっているのを、右の人が一生懸命支えているように
見えるではないか!
「江戸勘亭流」でもそうだ。「恋文ペン字」ですらそうだ。
そうなのだ。
「人」という字は、本当は一方の人がもう一方の努力に完全に依存している、あるいは、
全体重を相手にもたれかけてプレッシャーを与え続けている様子を表したものなのだ。
われわれは、たまたまブラウザ標準のフォントがMS Pゴシックであるがために、まるで
人と人が互いに支え合っているかのような誤解に陥っていた。
いや違う、ブラウザ標準のフォントがMS Pゴシックであるのは、人という字の持つ本来
の意味を隠蔽するための、マイクロソフトの陰謀だったのだ!
そう気づいた私は、早速インターネットオプションを開き、フォントを「恋文ペン字」に変更
してみた。

・・・見にきぃ〜〜〜。
679名無し職人:2007/02/10(土) 08:20:46
今の時代に金八が生きていたら、きっとあちこちから叩かれたことだろう
人という字は人と人が支えあって?
ちょっと曲がった棒2本を「支えあう人間」だと?
金八にとってはきっと、人間なんて棒1本と変わらない程度の価値しかないのだろう
こんなにも人間を馬鹿にした喩えは見た事がない
青少年を教育する立場の人間がこんな認識だなんて恐ろしいことだ
何百人と生徒を扱ううちに、人間一人一人の重みを忘れてしまったとしか思えない発言だ

上の書き込みに便乗した形ではあるが、金八に騙される者が可哀想で我慢ならないので、敢えて発言させていただいた
680名無し職人:2007/02/10(土) 09:05:52
東京タワー。そびえ立つ巨大な塔はいつも東京を一望している。
東京タワー。今日も愛し合う二人が東京を眺めている。
東京タワー。愛し合う二人が愛し合いだした。
東京タワー。そびえ立つ巨大な塔が女を突き上げる。
東京タワー。そうして僕は生まれた。
681名無し職人:2007/02/10(土) 09:33:52
>>680 ツマンネw
682名無し職人:2007/02/10(土) 14:17:15
>>680-681のセットでワロタ
683名無し職人:2007/02/10(土) 18:29:03
昨日ね、ヤキソバを食べたんです。具はキャベツとニンジン、
あと、豚のコマギレが入ってたかな?ま、なんのことはない
平凡なヤキソバですよ。ソースの香がプーンとして、いっちょまえ
に湯気まで立ってましたけど、至って平凡極まりないヤキソバ
なんですね。あ、ちなみにトッピングって言ってもいいのかな?
表面にはカツオブシがかかってて、これみよがしにアオノリ
も振り掛けてあって…。誤解を恐れずに言えば、紅ショウガって
言うんですか?あの…紅くて細かいヤツ、あれも乗ってたんです。
…これだけは内密にしといて下さいね
684ぺんぎん ◆GGIsdlBs6M :2007/02/11(日) 17:24:04
 かちり。小さな音がすると音楽は流れ始めた。
 南国を連想させずにはいられないその陽気なミュージックに
音大出の睦夫は自然と腰が動いてしまった。
「ワン・ツー・ワン・ツー! 楽しいなぁ〜!!」
 四、五分もプリミティブな欲求に従って腰を振り続けていた睦夫は、
公園でサッカーに興じるちびっ子たちを発見した。
 この興奮を、子供たちと共に分かち合うべきだ! との使命感が
突如として睦夫の脳裏に飛来した。
「そこのちびっ子たち〜! おいでよ! お兄さんと一緒に、踊ろうよ〜」
 腰を振りながら語りかけてくる睦夫に、大抵の子供たちはマンションの
中に逃げ込んだが、卑猥な遊びが始まると思い込んだ女子児童の
何人かは、南国ミュージックに合わせた踊りの輪に加わった。
 睦夫の音楽教室はそれ以来続いている。受講生は現在8名で、
月謝は5,500円です。
685名無し職人:2007/02/12(月) 03:16:13
ガチャピンが冬眠してる間、
ムックはどうするんだろう?
相方はピンで荒稼ぎできるが、ムックはピンなどやった事が無いし、客つきも悪い。
686名無し職人:2007/02/12(月) 04:48:30
毎日のように送られてくる出会い系サイトからのメールにはもうウンザリ。
毎日のように着信させるお前もお前だ。
どうして何でもかんでも着信させちゃうんだよ。
取捨選択ってのを知らないのかよ。
こんなことを一人ブツブツ言ってると、こいつは懲りもせずにまた着信させた。
黒電話の着信音、間違いない。また出会い系のメールだ。
乱暴にこいつを掴み、このメールを削除しようとしてタイトルに目がとまった。

「あなたにフェラーリが当選しました」

感動のあまり、涙がこぼれ落ちた。
687名無し職人:2007/02/17(土) 19:50:58
芸能人の秘蔵映像キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━

http://tv9.2ch.net/test/read.cgi/actor/1170878857/54
688名無し職人:2007/02/18(日) 14:57:12
今日は良い天気だから野球したかったなぁ…。商売人の息子は
ツライぜ。今日の配達は大変だぁ。うちのカアチャンは人使いが
荒くて困るよ。何だぁ?電柱の陰にのび太がいるぞ?あれで
隠れてるつもりか?本気でイヤになるぜ…。ニヤニヤして、また
良からぬこと考えてんな?どうせまた、ドラえもんに妙な道具を
借りて、俺様にイタズラする気だろ?どうでもいいけど、バレない
ようにしろよ…こっちは忙しいのに…。とはいえ、見て見ぬ振りを
するわけにいかないのが辛いとこだな…。あーあ、気合い入れるか…

『の〜び〜太ぁぁ!!』
689名無し職人:2007/02/18(日) 18:33:29
>>688
ひょっとしてそれで終わり?
私まだイッてないのに…
690名無し職人:2007/02/20(火) 17:00:42
なんでもかんでも性的欲求不満にしてしまうフロイトが、望遠鏡で女湯を覗いていました。
691名無し職人:2007/02/21(水) 21:16:30
フロイトは、うほっ なので女湯(ry
692あさり ◆GGIsdlBs6M :2007/02/25(日) 15:00:46
 前に居並ぶ立ち食い野郎をごぼう抜きした時に限り、
わたしを”ジャック大尉”と呼ぶことを許可する。それ以外は
全て”ダンディ”だ。従って、先ほど貴様が口にした、
「ジャック大尉! 小職、大便を催したのですが、
 化粧室はどちらでありましょうか!」
 との発言は、規律違反ということになり、独房で3日間、
人生について見つめなおすことが定められている。
 粛清! 連れて行け! 尚、感想文の提出は不要である。
693名無し職人:2007/02/25(日) 15:42:57
またバスが行ってしまった。最近タイミングが合わずよく発車するバスを見送ることが多い。

仕事帰りで疲れているうえに今日は風も強く気温も低く、待っている時間にいつもの何倍もの苦痛を覚えていた。


688の心温まるレスを目にするまでは。

私は今日、人に優しくできるような気がした
694名無し職人:2007/02/25(日) 21:03:52
ぬるぽ
695名無し職人:2007/02/25(日) 21:31:17
『キャベツを買いに行ってきます』
一枚のメモ書きを残し母はいなくなったそうだ。それから十数年、
何の音沙汰もなく、何処で何をしているのか、生きてるのかすら
わからないまま、幼子だった私も高校生になった。父との関係が
うまくいってなかったのか、好きな人でもできて出ていったのか、
何か事故や事件に巻き込まれたのか、もしかすると、幼かった
私の相手がわずらわしかったのか…答はわからないままである。
母の顔も声も覚えてない私だが、未だに、キャベツを見るたび
胸が掻きむしられるような思いが続いている。
696名無し職人:2007/02/26(月) 23:43:17
俺が悪かったのか…お前が悪かったのか答えは闇の中。
今日から俺は一人ぼっち。何でお前は行ってしまったのだ。
彼女をおいて行くなんてあまりにもひどすぎるではないか…。
ま、今となっちゃ彼女は俺のもんだがな。ん?俺か?俺なのか?
え、何の話だ?
「春はあけぼのらしいぞ。」これがじいちゃんの最期の言葉でした。
じいちゃん、俺今も強く生きてるよ。そんな言葉を言いたいが、
今の俺の生活を見たらじいちゃんはなんて言うのかな。
ばあちゃんは今僕の腕枕で寝ているよ。安心してよ、じいちゃん。





そんな夢を見た俺を笑っている隣の女が今の俺の彼女のばあちゃんです。
697名無し職人:2007/02/28(水) 11:15:56
それはつまり安い粉コーヒーのにおい
それはつまりキーボードのタイプ音
それはつまりラジオから聞こえた古い歌謡曲
それはつまり徹夜明けのしょっぽい目で見る朝日
それはつまり親友ではない だけどいないと寂しい友人達
それはつまり小さな頃浜辺を歩いたときサンダルに入ってきたあの砂
それはつまり
698名無し職人:2007/03/01(木) 08:25:54
「あはっ、おすもうさんのぬがせちゃえ〜」
「やめるでごわすう!こんなことをやっていいと思ってるでごわすか!!」
「お相撲さんの初めてもらっちゃおう〜ほら、今からいれるからね」
「やめるでごわすう!もっと自分を・・・大切にするでごわすう!!」
699名無し職人:2007/03/01(木) 14:50:31
>>694
ガッ!
700名無し職人:2007/03/02(金) 02:26:17
>>698のつづき

数年前、マクドナルドでバイトの女の子に対して通常とは逆の順番で注文したらどうなるか試した人がいた。
つまり「店内で、バニラシェークのMサイズと、マスタードソースのナゲットとポテトのSサイズとチーズバーガー下さい」という風にね。
すると、レジの女の子はすっかり頭が混乱してしまって、何度も注文を聞き返し、おまけに最後に「店内でお召し上がりですか」と聞いたそうだ。

面白い。

そこで、僕も試してみた。
「店内で、ペプシコーラのMサイズと、ポテトのMサイズ、あとフィッシュバーガーをお願いします。」
バイトの女の子は顔を挙げて言った。
「あいかわらずの性格ね。」
別れた彼女だった。
「僕らの時間も逆にたどれないかな?」
突然泣き出す彼女。
「おい、いきなり泣くなよ。こんなとこで・・・・」
「ごめん。でも逆にたどるなら、始まりは涙でしょ?」

僕はまわりの目も気にせず、彼女にキスをした。
701名無し職人:2007/03/02(金) 17:26:22
なんの趣味も特技も持ち合わせておりませんが、尿意を我慢することにかけてはなかなかのものだと自負しております。
ぜひこの能力を生かし、御社のお役に立てたらと思い、応募した次第です。
702名無し職人:2007/03/02(金) 23:50:55
すばらしい。
実に素晴らしい。
我が社が求めていたのは、まさに君のような人材だ。
さっそく、尿意対策課特任課長に推挙したい。
勤務形態は君自身に任せる。
尿意を覚えたときにのみ出勤してくれて構わない。
トイレはこちらで用意する。むろん手製でも構わない。
紙は必要だろうか?
必要ならば指示してくれ。
なお、給与体系は宮内庁係官の棒給表に準じる。
では、明日から頼む。
703名無し職人:2007/03/03(土) 19:12:10
本当に素晴らしいと思います。まさに私の理想のタイプです!
恥ずかしい話、私自身が尿意を我慢できない体質であり、人より
頻繁にトイレに立たなくてはいけないハンデに悩んでいるため、
尊敬と羨望の念を隠せません。当方、女ですが、あなたのような
素敵な方との出会いを望んでいました。あなたが女性なら友人に
なっていただきたいですし、男性ならば結婚を前提とした交際を
していただきたいと願ってやみません。いきなり不躾なお願いを
書きなぐり、失礼かと思いましたが、この興奮と感動を押さえる
ことができませんでした。
704名無し職人:2007/03/05(月) 07:28:29
マジレスで悪いが、
>>703
その気持ち分かる
705ありくい ◆GGIsdlBs6M :2007/03/05(月) 22:21:19
 醜い嫉妬に身を焼かれ、それでもなおごん吉は馬鹿ではなかった。
「俺は馬鹿じゃないからな」
 それがごん吉の口癖であり、自他共に認める長所であった。
「しつこいようだが、俺は馬鹿じゃない」
 今日もごん吉はそう強調する。全くもってその通り。今日もみんなが
頷く。
「だが、二股をかけるような腹黒い女には、手酷い仕打ちをしてやらなければ
 気が済まない。これは馬鹿だとか馬鹿でないとかとは無縁の問題であり、
 いわば俺に与えられた使命だと思っている。
 俺は、あらゆる浮気女を、暴力で屈服させる」
 ごん吉の演説に耳を傾ける聴衆たちは、まばらな拍手をした。
「愛してるって言われたい。そんな望みが誰にでもあるかと思います。
 ですが考えてみてください。恋愛も売り手市場なんていうのは妄想も
 いいところ。愛さずには愛されない。そうでしょう、奥さん」
 とりあえず、三人の奥さんが嗚咽を漏らした。それだけ。
706名無し職人:2007/03/05(月) 22:38:09
こんなことを書くと年がばれちまうが…


明治生まれの俺の母親は、頑固な旦那(俺の父)や性格のキツイ姑
(俺の祖母)の言い付けに背くことなく、懸命に尽くす献身的な
女性だった。たいへんな働き者で、一日中、自分の尿意や便意など
そっちのけで家族のために頑張った。そんな気丈で優しい母も、
本当につらい時は皆が寝静まったあと、台所の隅の漬物樽の陰で
(昔は土間にオクドさんなどがある台所だった)声を殺して排泄
したこともあったそうだ。昔の人って本当に辛抱強かったんだな…と、
つくづく思うよ。
707名無し職人:2007/03/07(水) 19:40:43
ジェーン「あなた、日本に着いたら何食べましょう?」
トム「じゃ、パン」
708ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/03/07(水) 21:09:19
一家団欒とは似ても似つかない惨劇は、どうしたって
子供たちの心を躍らせる。
パパが手にしたナイフは、ママの血をたっぷり吸った。
台所にはきれいな赤い斑点が咲きほこった。
長期休暇で帰省中の長男も、見事な血祭りに。
それでもパパとナイフは止まらない。
でも残念でした。もうこの家には血を提供してくれる
人間は不在。悲しき核家族。
パパとナイフは泣き叫びながら戸外へ飛び出した。
でも残念でした。通行人は皆無。動物だって通りがからない。
パパとナイフは商店街へ。雨の日曜日。きっと何人かは。
惨劇とは似ても似つかない一家団欒は、まだ先の話だった。
709名無し職人:2007/03/08(木) 19:58:41
コナン「ペロ・・・ ッ!・・・これは・・・!ペロペロペロペロペロペロ」
710名無し職人:2007/03/13(火) 17:13:08
まあるいお皿に 身をのせて
ぐるぐるまわる お客の前を

※マグロに ハマチに エビに タコ
 みんなどんどん 売れてゆく
 なのに私は まわるよまわる
 まわり続ける 私はバッテラ

だけど私は 泣いたりしない
こんな私を つまんでくれる
未だ見ぬあなたを 待ってます
だって人生は 廻る寿司
背中パリパリ 乾かせて
まわり続ける 私はバッテラ

※repeat
711ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/03/20(火) 18:43:23
 政府予算で集められたハンターたちによって、
希少な野生動物たちは次々と檻にぶちこまれた。
「おい、あそこにもいるぞ!」
「おとなしくしろ」
 棒とか、麻酔銃とか、網縄とかでしこたま痛めつけられて、
動物たちは、もはやぐうの音もでない有様だった。
 人には金を使うくせに、備品はけちるものだから、麻酔の
効きすぎで眠ったまま息を引き取ったり、檻の中で圧死してしまう
動物もいた。運良く五体満足で搬送されても、結局は施設で
焼き払われてしまう。
 僕らはそれを遠くから見ていた。ハンターたちは目撃者をただでは
帰さない。そう教育されている。だから、見ているしかなかったのだ。
「ひどい・・・こんなの」
 姉さんは動物たちのために涙さえ流した。だが、姉さんの涙が
何の救済になろう。人知れず行われる、いかなる政治意図も持たない
動物たちの大量虐殺。それは今や世界中で起こりつつあった。
 流れを押しとどめようとすることは、もはや無意味に等しかった。
712名無し職人:2007/03/21(水) 16:16:33
ある晴れた日曜日、僕こと橋本俊彦(36)、は同居する女性、
橋本真由美(33)こと妻により揺り起こされた。彼女いわく
『日曜日だからって、いつまでも寝てられては困る』とのこと。
部屋に掃除機をかけるというスローガンのもと、僕の布団を
引きはがしたのである。必死で抗ったところで、寝起きの僕の
抵抗など彼女はものともせず、まるで赤子の手を捻るかのように、
最後の砦である毛布までも剥ぎ取ってしまった。嘲笑うかのように
響きわたる掃除機の排気音。彼女の攻撃は断固としてやまないのであった。

攻撃は来週も続く
713名無し職人:2007/03/21(水) 20:23:22
今回、自信を持ってお勧めしますのは、従来より収納力が30%もアップ
した『おまる』です!腰掛け部分に柔らかな羽毛を使用し、抗菌加工
が施されていますので、小さなお子様からお年寄りまで安心して
ご使用いただけます。サイズはS〜LLと豊富で、どなたにもフィット!
色は華やかなレッド、爽やかなブルー、お馴染みのホワイトに加え、
掃除の手間が省ける茶色もご用意!至れり尽くせりの『おまる』が
今なら4980円でのご提供!なお、今回に限り2点セットでもお値段は
据え置きの4980円!4980円とお買い得!(LLサイズのみ5980円となります)
714名無し職人:2007/03/22(木) 05:23:20
探しものはなんですか?
見つけにくいものですか?
かばんの中を、机の中を、探したところで見つかる筈なんて
ないよ。
だってそれは
貴女のお腹、ヨウスイの中できっと寝息を立てているでしょうから。
無論、胃の上では
ないよ。
715ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/03/22(木) 21:03:34
2002年12月10日
施設についたときには、すでに子供たちの姿はなかった。
遊びに出かけたのだという。少し歩いたところにある、
小さな遊園地に。
その後、施設に帰ったという話は聞かない。
でも、消えるわけはないから、きっと帰ったのだろう。

2008年 5月23日
歩行者天国の中で、光の波に包まれた。

2022年10月 6日
何度言い聞かせても、この子は約束を守らない。
めっ、と本気で怒る仕草をしても、どこ吹く顔。
どういう教育を受けたんだろう、と思ったが、
私自身、人のことをとやかく言える人間でないことに気付く。

半年後
どうやらこれは悪い夢だ。意味がない。
記憶した直後にもう忘れてしまう。
20年前のいなくなった子供は、もう就職して、立派な課長に
昇進した。ただし、何人かは18年前の海難事故で、帰らぬ子供となった。
716ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/03/26(月) 21:26:29
 不況の世では、コンクリートは希少な物質だ。
「金には糸目をつけません。とにかく、ありったけの
 コンクリートをかき集めてください」
 実際、この発言には一切の誇張は含まれておらず、
結果としてシンガポールの国家予算に匹敵する資金が
惜しげもなく投入された。にもかかわらず、集まったコンクリートは
公衆浴場の湯船一杯分にも満たなかった。
「一体全体、何がどうなっているのか、今すぐ誰か僕に説明
 して下さいよ。これが正しい世のあり方だと、誰が納得するっていうんです?
 僕はただ出来たてほやほやの生コンが欲しいだけなんだ!
 ビルを丸潰しにして生コンに戻すとか、どうしてそういうことが
 考えられないんだよ。何のために大学院まで進学したんだ、お前らは!
 いい加減にしろ!」
 セメント風呂につかりながら、常務の息子は唾を飛ばしてがなり散らした。
 だが、怒鳴ったところでどうにもならなかった。太平洋セメントも宇部興産も
住友大阪セメントも、生コンからはとっくに撤退して、電子部材で収益を上げていた。
 とりあえず、今日のところは50過ぎの出納係が解雇されて事態は収束に向かう
こととなった。世知辛い世の中は・・・嫌いじゃない。
717名無し職人:2007/03/26(月) 23:49:10
忘れたい記憶があります
忘れられない記憶があります
忘れたくない記憶があります
忘れてしまった記憶があります
忘れたはずの記憶があります
忘れないけど思い出すこともない記憶があります
忘れるべき記憶があります
忘れてはいけない記憶があります

全て私の記憶です
718ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/03/31(土) 19:55:38
 市原市の住人の辛い記憶を全部掬い取って、それを
体内に移植された馬。そいつの強さときたら化け物みたいで、
ありったけの力で公道を疾走しては、軽自動車やタクシーや
2tトラックや自家製野菜を満載したリアカーを軽々吹き飛ばし、
同時に常識では理解しがたい速度で、DSの頭脳トレーニングを
全問正解する。挙句、2万程度の玩具ならいつだって買えるとばかりに
DSを塀に叩きつけ、さてここらで休憩と、とりあえず立ち止まってみた。
DSは壊れた。道行く人々が直立姿勢で思考する馬を怪訝な目で
見始めた頃、馬の考えはようやくまとまった。といっても、実は別段
何かを考えていたというわけではない。昨日母親と喧嘩したけれど、
今夜の夕食には馬の好物であるカレーライスが出てくるだろうか、と
心配していたのだ。心配する必要なんてないのにね。だって今日は
馬の誕生日だし、喧嘩はすれど、馬は母親に愛されていた。大いにね。
719名無し職人:2007/03/31(土) 22:33:00
ここはラップの学校“スクール・オブ・ラップ”3‐Bだゼ
ラッ八先生のクラスで暮らす君たちすなわち生徒
ここは法律なんて関係ねぇからゆーこと聞かねぇとマジグーパンチが飛ぶぞ
            
まず最初の授業はマジでマスです イエス。アイ・ノー・ユー・ドント・ライク・ディス
押さえたいのは掛け算割り算 これさえできりゃ万事オーケーじゃん
因数分解なんて必要ないぜ だって因数が分解できてもあの子の堅いガードは分解できねぇ
            
次の授業は大事 イングリッシュにボディランゲージ
覚えときたいのは「イェッス!アイ・ドゥー!!」オンリーさ 文法なんて必要ないぜ だってSVOを覚えたってあの子に言えないアイ・ラービュー!!
720柴。 ◆shibatXtDE :2007/04/05(木) 00:44:16
ちょっと小耳に挟んだ話なんですがね。
これが困ったことに、え、この話、先週小耳に挟んだんですが、
この話が小耳にうまい具合に挟まって、取れないんですよ。
耳のこの、裏? 奥? や、小耳、ですね。小耳に。
うまいことスコーッと挟まって、取れやしない。
寝る時なんかもすごくモゾモゾして不快だし、ちょっと、ね。
挟まっちゃって困っちゃってっていう話なんですが、
話っつうか、こう、文書? 文書が耳に。文書?
まあ挟まって取れやしないもんだからそれがどんな話なのかは
私にはまだ分かんないんですけど。話? 文書? アレ?
すみません、小耳に挟まってたもんだから勝手に話だと思い込んでましたが……
何だコレ!? なんか耳に。うわ、えーと。
ちょっと待って下さいね、ちょ、えー、

肉ですね。肉でした。肉が小耳に。これは、えー、豚肉ですか。
豚肉が小耳に挟まってました。失礼。
721名無し職人:2007/04/05(木) 14:02:07
抜けるような青空ってあなた。
あなたのほとばしる性欲というか、底無しのストライクゾーンには圧巻脱帽だよ。
まあ、抜けない事もないけどさ。
722ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/04/06(金) 20:26:51
 うつろな目をした嫁入り前の女の子が、ほの暗い夜道を
一人で歩いていたとしても、俊夫が昨日、公衆の面前で
赤っ恥をかかされたこととは何の関係もない。
 この界隈は変質者が出没することで有名で、実際その時も、
酒に酔った女の子の貞操は危機的状態にあったわけなのだが、
俊夫ときたら、弁論大会の練習に三週間も費やしておきながら、
いざ本番となってみると、ろくすっぽ発言すらできなかった。
母親は泣きましたね。
 ところで、夜更かしは肌荒れにとって無視できない重要なファクターだ。
つまり嫁入り前の女の子にとって、夜更かしは天敵となる。それはもう、
変質者なんかより、よっぽど。
「あら大変。ふと時計を見てみれば、もう25時じゃないのさ!」
 女の子は自宅にかっ飛んで大急ぎで風呂に入ると、
ディズニー映画みたいに勢いよくベッドに滑り込んだってさ。
723名無し職人:2007/04/06(金) 20:34:44
ち、ちちちちちちちんちんちんちん
724名無し職人:2007/04/07(土) 18:31:09
ジョニーったらお隣さんのバーンズ夫妻の夫婦喧嘩を仲裁したもんだからって
「OHOKA ECHIZEN」なんて呼ばれるようになって最近TENGなのよね。
そりゃあ中退とはいえハーバードに入るくらいだから?
賢い子よ。それはMITOMEZALをENAYわよね。
でも彼の悪戯癖は決してMISUGOTH WAKENIはIKANAYわ。
ブラウンさんの心の依り処、BOM-SAIをKOPPA MIJINにしたり
三年もEBO痔で悩んでるストラフトマンさんに7year-GOROSIしたり…

そんな私もジョニーの悪戯でONNAになったんだけれどね。ウフフ
725名無し職人:2007/04/10(火) 22:30:01
726名無し職人:2007/04/11(水) 00:49:10
昔、「激烈バカ」って漫画で、新聞配達の少年がヘンな新聞入れの
家を発見する。新聞入れるところが横長の隙間じゃなくて、
丸くて小さい穴になってるわけだ。で、少年は仕方ないから新聞を
筒状にして穴に入れようとするんだが、その時新聞入れの向こうから
「ああああ!」と妙な声がする。
で、何かと思ったら新聞入れの穴の向こう側では、おっさんが穴に
肛門をピッタリくっつけていたわけだ。
そこでおっさんが一言「一度やってみたかったんだ!チョーカンでカンチョー!」

泣かせる話じゃないか。俺も久しぶりにテキサスのおふくろに手紙でも書こうと思うよ。
727ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/04/11(水) 20:01:35
博士は、みんなが思っているよりも、少しだけ大きい。
大きい、というのは単純に身体の大きさだ。
みんなが博士の身体が自分が思っているより少し大きいことに
気が付くと、博士は次の日には、またもう少し大きくなっている。
冒頭の言葉を言い換えれば、
博士は、みんなが思っているよりも、「いつも」少しだけ大きい、
ということになる。
この現象を真面目に考えたとき、僕は夜も眠れなくなる。
みんなはこの事実にまだ気が付いていない。いつも博士の隣にいる
僕だからこそ知ることができた。
恐ろしい事態になる前に、博士を暗殺した方がいいのかもしれないと
僕には似つかわしくない考えが頭をよぎったりもしたが、流血沙汰を
回避する方法も、なくはないはずだ。博士の大きさが、みんなの認識に
依存している以上、みんなの認識の方をそれと悟られることなく操作することが
できれば、事は平穏に収まるかもしれない。
いづれにせよ、僕には知ってしまった責任がある。責任を放棄するのは、
親の教えに背くことになる。明日から何らかの行動に出よう。そのために
今日は早く寝るので、とりあえず筆を置くこととする。進捗は、随時この日記に
記すこととする。
728名無し職人:2007/04/12(木) 17:44:07
小学校の頃にアンパンマンのビニールシート持っててさ
それには「バタ子さん」とか「ジャムおじさん」とか「ウサ子ちゃん」とかそんな感じで名前がふってあったんだけど
一人だけ「カバオ」って思いっきり呼び捨てで書かれててさ。
なんかすげーかわいそうだったんだ。それ思い出したらちょっと泣けた。カバオて。
729名無し職人:2007/04/13(金) 14:02:03
二、三日前から部屋に覚えのない街の風景が置かれるようになった。
球の割れた街灯
40km制限標識
錆びた看板、バス停。
細かいモノになると、
マルボロの吸い殻
風化した犬糞
一円玉。
酔い払った勢いにしてはそこはかとなく計画性が伺える気がするが
そもそも私は下戸だ。

実は
私は私の部屋に出来た私だけの街は嫌いじゃない。
朝を迎える度に構築されていく一室の街並み。
愉しみだ。
抑揚する期待に反比例してゆく窮屈が
ついに飽和した四日目の朝。
ぐったりとした蒼白い男性が横たわっていた。
「所詮誰彼の悪ふざけ」だったと肩を落とし落胆した私だったが
目を覚まし何度も何度も頭を下げ、
ネクタイを整えた刹那に颯爽と出社していく男性を見て
私の期待は更に高まった。
730ぶんちょう ◆GGIsdlBs6M :2007/04/13(金) 22:53:43
 「日」めくりカレンダーの "とある一日" に吸い込まれてしまった京子は、
目の前に現れた「7日」の大きさに面食らっている間に、カレンダーごと
切り取られて、くしゃっと丸められてしまった。
まったくお父さんって、カレンダーの中に娘がいることも確認せずに破いちゃうなんて!
 それでもまだカレンダーの中は広くて、京子が走り回ったり、倒立前転を
するのには充分だった。
「よいしょ。これなら当分は酸素の心配もなさそうね」
「夢でも見てんのかい? 当分もなにも、そんな心配はもともと無用の長物だよ!」
 京子は完全に独り言のつもりだったので、突然の叱責にびっくりしてしまった。
けれども、姿はこれっぽっちも見えやしない。京子は陰口言われたみたいに
感じて、ついつい腹が立ってしまった。
「そう。なら別にいいけど。私だって、酸素にこだわりがあるわけじゃなし。
 てゆうか、姿くらい見せて喋れよ、この芋虫野郎!」
 そしたら"のそ"っと「7」の陰から出てきたのは本当に芋虫だったので、
京子は言いすぎたーと、ちょっと反省した。しかも、なんだかどんよりして
いる。京子はますます申し訳なくなって、お詫びに芋虫の力になりたくなった。
「酸素の心配もないなら、第一優先は食料よね。あんた、野菜好きそうだから、
 私、白菜作るわよ。その次は人参でしょ。それから、ピーマン。好き嫌いは言いっこなし!」
731名無し職人:2007/04/14(土) 21:37:24
就職間もない頃、貯まったエロ本は必ずジャンル別にして近くの中学の裏山に持っていってた
何回か続けると誰がおいたのか缶ジュースやタバコ(箱に半分)と『今度はこういったジャンルのエロ本が見てみたいです』といったリクエストの紙があった
ボーナス後で余裕もあったんで更に交流を深めてるといつしか『受験で悩んでます』『早く大人になって黒丸の下が見たい』といった複数からの手紙が来るようになった
やがて春が来て交流は無くなったがその後 友達(その中学校近くに住んでる)に聞くと俺はその中学の七不思議のひとつになったらしい
732柴。 ◆shibatXtDE :2007/04/15(日) 06:18:59
「これか」
「ああ。前に言った」
「大きいな」
「大きいか」
「大きいってもんじゃないな」
「そんなにか」
「開けていいのか」
「いや、ちょっとその前にこのメモ」
「開けちゃったよ」
「ばか。お前はそうやっていつも」
「ほう」
「どうだ」
「やけに動くな」
「動くんだよ。だからこのメモに説明が」
「おっ、うわ」
「危ないって」
「閉めちゃったよ」
「だからこの説明書を読んでからだな」
「棒か何かあったろう」
「棒ってお前」
「ほら、棒でやれば危なくないだろう」
「ないよ棒は」
「ないのか」
「ないな。棒はちょっと」
「弱ったな」
「ああ。なにぶん、大きいからな」
「ああ」
733ガドリニウム ◆1ZlmsgNl46 :2007/04/19(木) 23:12:12
どうやらこの飛行機は落ちるらしい
私には勘で分かる

さて、どうしたものか 機長に教えるべきなのだろうか
いや、機長ともなるともう知ってるのかもしれない 私よりずっとずっと先に、空港のトイレあたりで悟っていたのかもしれない
フライトアテンダントは笑っている
死期に気づいた人間がとる表情そのものである
「チキンオアビーフ?」
デッドアオアアライブ
私はそう返し、ニターっと笑った
彼女は戸惑っている
いちエコノミー客如きが数時間後に起こる大惨事を予言しているのである、無理もない
彼女は奥へ引き返した
 きっと麻酔注射でも取りにいったのであろう
私に騒がれるのが嫌なのである

どうやらこの飛行機は落ちるらしい
死ぬ前にタバコでも吸おうと思う

734名無し職人:2007/04/22(日) 01:48:44
デジタル時計じゃない時計で、〜時30分というと「6」を指すわけで、33分というと「6」のちょい横辺りを指す気がする。
しかし、34分というと、それはもう「7」のちょい横辺りを指している気がする。
少し考えればただの錯覚だと気付くが、このとき「6」と「7」の中間には一瞬だけ時空の歪みが生じる。
その狭間にマサヒロは迷い込んでしまったのだ。彼には小さい頃からの夢があった。有名テーマパークにあるようなアトラクションのデザイナーだ。
その夢を叶えるため、彼はこの時空の狭間から抜け出す旅に出るのであった。
735名無し職人:2007/04/22(日) 04:32:35
歯車と何かで出来た病院を出て、小高い丘に登った。
離れた所から見えた病院はただのオンボロ小屋。それが長家のように連なっていた。
暫く歩くと洗練されたル・コルビジュエのような建物が、煌々と明かりを点していた。
旧文明の遺産だよ。と隣の知らない人が教えてくれた。
なんで電気を消さないの?と聞いたら
そんな方法は知らないって。スイッチを知らないんだって言ってた。
736名無し職人:2007/04/22(日) 12:46:57
産まれてから25年経つ達雄は
産まれてから23年経った時に産まれてから22年経っていた女性と結婚しました。
今では頑張った夜から2年経った息子と3人暮らしです。
半年後には産まれてから52年経っている母と
死ぬまであと10日の父と一緒に4人構成の核家族となって幸せに暮らす予定です。
737名無し職人:2007/04/22(日) 17:09:01
げんこつ堂の店長の繰り出すげんこつの威力をなめてはいけない
時代が時代なら「元祖」「本舗」「真調」を名乗っていても不思議はないくらいだ

そら、また落ちぶれた
738名無し職人:2007/04/22(日) 23:13:12
私の家は代々オッチョコチョイが多いのです。
おばあちゃんもお母さんもお姉ちゃんも、みんな物凄いオッチョコチョイなのです。
おばあちゃんはその昔、お米と間違えてサンドイッチを炊いてしまい(まだ炊飯ジャーなんて無い時代だったから)、おじいちゃんに鼻の骨を折られたそうです。
お母さんもその昔、叔父貴とハジキを聞き間違えて、危うく警察のお世話になる所だったと言います。
お姉ちゃんもこの間、パリに旅行に行くつもりがうっかり毛利に嫁いでしまいました。
この度を超えて抜けている血は私の体にも間違いなく流れていて、
それはきっとこの先私にとんでもないドジを踏ませるに決まっているのです。
ああ、どうしようどうしよう。
輸血でどうにかならないかなあ。
739ガドリニウム ◆1ZlmsgNl46 :2007/04/23(月) 00:56:38
金閣寺の鳳凰めっちゃ美味い
どれくらい美味いのかというと、もう義満を道頓堀に投げ込みたいぐらいめっちゃ美味い
きっと家に持って帰ったらみんな喜ぶ

銀閣寺のわびさびめっちゃ身にしみる
どのくらい身にしみるのかというと、道頓堀のどぶ川から這い上がった時の皆の素の表情くらいめっちゃ身にしみる
きっと家にかに道楽持って帰ったらみんな甲殻類心くすぐられる

エンパイアのキングコングめっちゃ美味い
こればっかりは本気でめっちゃ美味い
なにハイカラ気取ってるん言われてもめっちゃ美味い
きっと家に持って帰ったら不良になった思われる
740ガドリニウム ◆1ZlmsgNl46 :2007/04/23(月) 04:46:29
花束を買ったら誰かに祝福したいものです
祝福したいから花束を買ったのです
しかし、貰う側は大変です
大地から切りぬいたこの花が枯れる時は祝福が死ぬ時で、貰った側はそれが怖く毎日祝福を水増しする三流庭師になるのです
祝福を縛るこの紐は検地の様なもので、いずれ誰かに数割差し出さなければならないのです
ただ与えられただけで、このゲームのあがりはあなたの葬式です
741名無し職人:2007/04/24(火) 18:45:35
二人三脚

って字見た後に

百人一首

を見ると凄い怖い
742柴。 ◆shibatXtDE :2007/05/04(金) 05:55:11
揃いのジャンパーを羽織った屈強な男達に運ばれ
私が連れ運ばれた部屋は、いかにも社長室でござ
いますといった雰囲気の部屋で、私はその部屋の
窓際中央に位置する、いかにも社長が座りそうな
黒い革張りの椅子に座らされた。確かに私はいか
にも社長でございますといった風貌、ハゲ、チョ
ビヒゲ、出腹、等々、ではあるが実際のところは
警備員や交通量調査などの日雇い仕事で日銭を稼
ぐ身寄りのない初老の小男。揃いのジャンパーを
羽織った屈強な男達に目をやると、彼らは明らか
に私の、社長の、指示を待っている。何が何やら
よくわからないまま用意された社長の椅子はこれ
ほどまでに居心地の悪いものか。屈強な男達は、
少々じれた様子で私のことをじっと見続けている。
ええい、ままよ、と机の上に置いてあった、何だ
かよくわからない紙の束をひとりの男に渡し、
「これを、頼む」
と告げると、男達はうれしそうな顔で、
「承知致しました!」
と全員でどこかの部屋へ行ってしまった。私はや
はり社長になったのか。黒い革張りの社長の椅子、
私の椅子は上質で、深く沈み込むように座ると、
しっとりと体に馴染んでくる上質なものだ。
743名無し職人:2007/05/07(月) 12:21:48
「書面の意を解した者から退出するように。」
たいした間もなく順々に部屋を去りゆく出席者達とは対象に
腰は重く書面の呪縛から逃れる事のない数名。
一見、ごく普通の中年サラリーマン。無論7・3分。
一見、健康状態芳しくなさそうな老人女性。しかし紫髪。
一見、金子ヨウコ15才A型の牡羊座。
性格は温厚だが内に秘めた正義の心で悪に立ち向かう戦士、MIRACLE弁天となって華麗に舞うのだ!
MIRACLE弁天の必殺技はパートナーのULTRA毘沙門と繰り出すラッキー☆セブンス!
あぁ、このULTRA毘沙門ってヤツはナントカ零也ってゆーイケメンなんだけどさ
ぜってぇヨウコ狙ってるよな。
いっつもストーカー。笑えないよね〜
あれ?
もう晩飯タイムっぽい?
744名無し職人:2007/05/08(火) 18:45:07
僕のアビリティは早起きです。
早起きは三文の徳ってやつですね。
兄のアビリティは燃える事だそうです。
パソコンに向かってブツブツ言ってますが、火事が心配ですね。
姉のアビリティはオシャレだそうです。
一時間近く鏡台の前に座り妖怪に変身します。僕を食べないでね。
父のアビリティは残業です。
今日も晩ゴハンに父はいませんでした。
母の必殺技は瞬獄殺です。
今晩も殺意の波動が父を襲っています。
浮気が父のパッシブスキルだったようです。
745名無し職人:2007/05/08(火) 19:43:42
(^▽^)
746ぶんちょう ◆FI85AWnZr2 :2007/05/09(水) 20:21:39
 まあ、とにかく感動詞や接続詞が無性に使ってみたいお年頃で、
見る人聞く人みんながうんざりしているのに、一人悦に入ってそういった
類の言葉を濫用している。なぜなら、楽しいから。ああ、付け加えておくと、
僕のことではなく、当然だが、悟の話だ。悟の思考で支配的なのは、
どうせお金も発生していないし、だ。それには僕も大賛成。三日前にも
その旨を伝えておいた。ところで、世に流れる退廃的な雰囲気や、思わず
小躍りしたくなってくるような楽しい話題が、君の四方八方を多い尽くし、
いつの間にか身動き取れない状況になっているとしたら、要注意だ。
四日前に色々考えた末、そのような助言を思いついたのだが、今となっては
なぜ要注意なのか、よくわからないし、誰へあてるつもりの助言だったのかすら
覚束ない有様。若年性痴呆、ではなくて認知症も、意外と馬鹿にできないものである。
747名無し職人:2007/05/13(日) 21:00:31
机に向こうでいかにも上職である事を誇示している、
簡単に言い換えると態度の大きい男が言う。
それを聞き頷く向かい側の女性。
「ねえ、エッチしようよ」
机に向こうでいかにも上職である事を誇示している男は
やや大袈裟に顔を横に振り、続けて言った。
再び頷き姿勢を直す女性。
「ねえ、エッチしようよ」
机に向こうでいかにも上職そうな男は深く溜息をつき
また、言った。
今度は姿勢を崩し頷く女性。
「ねえ、エッチしようよ」

頭を掻きむしりながら自らの意向と女性の発する「ねえ、エッチしようよ」とのくい違いを
事細かに指摘してみせる机の向こうの男。
確かな自信と共に頷く女性。
「ねえ、えっちしようよ」
男は黙って笑った。
この瞬間、単なる"男"でしかなくなった男は
単なる助平な男の表情のまま女性を労った。
748名無し職人:2007/05/14(月) 22:03:07
解説を希望します
749名無し職人:2007/05/21(月) 20:58:19
解説を希望します
750名無し職人:2007/05/25(金) 22:56:07
ちょ、聞いてくれよ!マジダメかと思ったんだけど、やっぱLから順にやってみた
だけあって、意外と光ってた!すっげーの!なんか前のと同じかそれ以上!
みたいな!?っていうか、ワクワクして損したよ!犬なら飼ってたけど、脚立は
持ってないしどうしようかっていう心配はご無用でしたー!!きゃっはははー!
いや、でも待てよ、明日木曜日だっけ?じゃあ佐賀県の方がいいかな?臭い的
にはあり得る選択じゃね?行列にはなるだろうけどさ。でも俺、子供もいないし
まだ担げると思うんだよねー。パスネットもあるし。わっははは、初公開〜〜!!
そう、これがホンモノ。7円はどうした?48ページ?あ、うわ、これ、おま…うわ!!
雨止んだじゃん。いいな〜、俺も都知事になればよかった。弟は昨日死んだけど。
751鱆サン ◆TAKO.3.qn2 :2007/05/26(土) 11:29:36
午前九時、通勤ラッシュは過ぎていても運が良くないと座ることは出来ない。 運が半分あとは努力。

ふと視線をあげると、向かいの金網に週刊誌が置いてある。

「…しまった、取ってから座るべきだった」と考えていたら
すぐさま中年のサラリーマンが取って行ってしまった。

すぐさま横に座っていたOL風の二人がそれを笑う。
「ちょっとww今の見た??」 「てゆうか週刊誌くらい買えよww」
「しかもいい年して…あれ漫画じゃん? 」 「それしか楽しみないんじゃない?」


まったくもって耳が痛いな。 事実が半分あとは偏見。


「ところでさぁ、今日の○○さ〜」 「ねぇ、最終回だよ?チョー楽しみだよね!!」
「ちゃんとDVDで毎週録画してるからね私♪」 「編集とかできてマジいいよね〜。今度全話貸してよ〜。」


今夜のドラマの話をしてるらしい。確かあのドラマの原作は漫画だ。


午後九時、ドラマが始まる頃にあの中年のサラリーマンとこの2人は対等になれそうである。 一日の半分あとは対等。
752名無し職人:2007/06/04(月) 14:08:01
これが笑わずにいられようか!
いったい何のためにこれまでペヤングソース焼きそばばかり食べ続けたというのだ!
このアフロもそうだ!いったい、いったい何のために…!!なんのために…。


わーかめすきすき〜〜!!
753ぶんちょう ◆FI85AWnZr2 :2007/06/07(木) 23:08:38
「先輩さえ来てくれれば・・・」
 あるいはハカナイ希望が叶って先輩が来たとしても、
月給は一向に上昇の兆しを見せず、職場の空気は
相も変わらず停滞したまま。
 唯一心のよりどころは総務課の庶務担当社員で、
ちなみに彼女は25の独身なのだが、とにかく気立てがよくて
みんな口には出さないが、男も女も彼女の事を好いている。
もちろんモグたんもそうだからこそ彼女に日々の潤いを
見出していた。
「一緒にバンジージャンプが出来たら、後輩に焼肉三回奢ってもいい」
 こんな破格の妄想も可能にするくらい、ぞっこんなのだ。
 あたまがあついあたまがあつい
 唱えたら終業のチャイムが鳴った。案外ラッキー。
 ねここばんざめ
 動物の名前を二つ繋げてみたら特に何も起こらなかった。
 まあ、妥当なところでしょうか。
754あーちゃん ◆.jMGTy6iYI :2007/06/13(水) 22:23:35
七夕の日、空は生憎の雨模様。
子供達が不満気な顔で空を睨みつけている。
そういえば、私も子供の頃は同じ様に
毎年空とにらめっこしてたな…。

ふと懐かしい気持ちになって子供の頃を思い出す。

雨が降っていたあの夏の日。
本気で織り姫と彦星が逢えないんじゃないかと心配していたら、
隣に座っていた母親が
「大丈夫よ。雲の上のお空は晴れているから必ず逢えるのよ。」
と教えてくれたっけ。
今度は私から子供達に伝えてみようか。

子供達の安心した笑顔が見たいから。
755名無し職人:2007/06/13(水) 23:01:58
良スレあげ
756名無し職人:2007/06/20(水) 03:27:08
世の中に存在するあらゆる職業には、必ず何らかの使命があるはずだし、私はそう信じたい。
だがそんな私にも、どうしても理解できない謎だらけの職業がある。その名も『警察官』だ。
この前も奴らが高速の下り口で検問なるものをやっていた。何でもシートベルトをつけているかどうかを見張っているらしい。
私はその時不覚にもシートベルトをしていなかった為、当然止められたわけである。
その警察官は「高速道路は死亡事故になりやすいんだから、シートベルトは必ず着用しなきゃだめでしょう!」と力説していた。
なるほどそれは確かにいえるし、こちらに非があるのも十分わかる。今後は気をつけなければならない。
・・・だが待ってもらいたい。それならばなぜ高速の上り口ではなく、下り口で見張っているのだろうか。
危険な高速道路を奇跡的にもシートベルトの着用もなく通過できた私より、今から高速に乗る者達になぜそう言ってあげないのか。
不思議だ。不思議でならない。それはまるで学生時代に朝礼で「最近の生徒は朝礼にも平気で遅れてやってくる」と
遅刻せずに集まっている生徒達に腹を立てていた先生を見たときと同じくらい不思議だ。
757名無し職人:2007/06/20(水) 03:36:08
そしてその警察官はさらにこんな不思議なことを口にした。
「今月は交通安全月間なんで、色んなとこで検問をやってるから、気をつけたほうがいいよ」
・・・それはどういう意味なのだ。交通事故から命を守るためのシートベルトではないのだろうか。
気をつけるべきところは検問をやっている場所であって、シートベルトの着用の有無ではないということなのだろうか。
いまだに彼の言っていた言葉の意味がわからない。不思議だ。全くもって不思議でならない。
これは知り合いの話なのだが、その日、彼は少しお酒を飲んで車を運転していた。(危険だ。絶対にやってはならない)
そして彼は警察の飲酒検問で無事止められた。(これで安心。めでたしめでたし)
少々だがお酒を飲んでいることがわかり、彼はキップを切られた。そして警察官は、l彼にこういった。
「気をつけて帰るように。」  ・・・不思議だ。不思議でならない。一体止められる前と後で、彼はどう変化したというのだろうか。

そして何より不思議なのが私も含め、周りの人たちから「運が悪かった」という言葉は聞こえてきても、
「悪いことをした」という言葉が一切聞こえてこないこと。そして、(恐らく)正義の味方であるはずの彼らが、
妙に高慢で目つきが悪いことが、最大のミステリーでるといえる。
758名無し職人:2007/06/20(水) 19:01:22
ブラボー
759名無し職人:2007/06/20(水) 20:11:47
あげ
760名無し職人:2007/06/20(水) 21:03:40
まっつんの発想のパクりちゃいますのん
761名無し職人:2007/06/26(火) 17:24:02
カリッカリでしたよ。
カリッカリ。
何がカリッカリだったかなんてどうでもいいんですよ。
そこはご想像にお任せします。
僕が言いたいのは、あそこまでカリッカリになるものなのか、ということなんです。
なにしろ溜めないと言い表せない程のカリッ・・・カリですから。
並のカリカリじゃないんですよ。本っ当にカリッカリなんです。
でもあれですね。カリカリが極まったらカリッカリになるんですかね?
思わず比較してしまいましたけど、カリカリとカリッカリが全くの別物だったら、全然意味の無い比較ってことになりますよね。
そしたら僕、すごくバカみたいですけど、責任取ってくれますか?
だって貴方に説明するためにカリカリとカリッカリを比較したんですよ?
貴方のせいで僕がバカになっちゃうんですよ?
責任取ってくれなきゃ、貴方は最低人間になっちゃいますよ?
・・・・・・。
・・・バカと最低人間って、案外良いコンビかも知れないですよね。
762名無し職人:2007/07/03(火) 06:43:21
もしかしたら違うかもしれないけど、明日は雨だ。
明日から一週間、出張で四国に行かなきゃならないけど、雨だ。もしかしたら違うかもしれないけど。
だいたい俺がどこかに行くときはだいたい雨なんだ。
「あなた雨男ね」ってのは大学の時の彼女の言葉だけど、「あなたプライマリーね」ってのは義母の言葉だ。よくわからず、『一番』ってことかな?と、なんとなく理解したつもりでいたけど、もしかしたら違うかもしれないけど、四国のおみやげは讃岐うどんで良いですかね。
763名無し職人:2007/07/03(火) 11:35:19
讃岐うどんで良いです
聞いたからには買って来いよ
いつまででも待ってるからな
お前が讃岐うどん持って帰ってくる日まで、俺はずっと待ってるからな
お腹空かせて待ってるからな!
764あーちゃん ◆.jMGTy6iYI :2007/07/07(土) 11:35:14
祭囃子が聴こえてくる。
心地好いリズムに笛の音が風に乗ってやってくる。
(そういや最後に行ったのっていつだっけ?)

社会に出たら、その汚さに絶望しつつも
家族の為だなんて言い訳の様に呟いて、
毎日、毎日残業・残業…

体を壊して、会社を休んでいる間に
『君の後任入ったから。君はゆっくり休むと良い。』

まるで使えなくなった玩具を捨てるかの様な台詞。

多少の貯金はあるし、ここらで一休みしてみようか?

まず手始めにあの祭囃子が聴こえる場所へ下駄を履いて行ってみよう。

その後はその後考えりゃ〜良い。
765名無し職人:2007/07/13(金) 09:34:34
雨雨ふれふれ、母さんが、

「蛇の道は蛇」

そう言い残して去っていったのは、ちょうど今日のような雨の日だった。

あれはもう5年前。

「段ボールだって、食糧難の切り札になるわ」

あのときの言葉は…そう。

そういうことだったのか。

母さん…。
766名無し職人:2007/07/13(金) 10:14:05
>>757
警察官と聞いてギャァと叫ぶ

杖の先から青い炎がほとばしる

俳人のヴォクは夢から醒めて、

じっと手をみる。

「色か実か」
767名無し職人:2007/07/13(金) 16:37:49
>>762
うどんまだですか?
768名無し職人:2007/07/19(木) 09:02:49
うどんまだ〜?
769名無し職人:2007/07/24(火) 14:07:34
うどんはよ出せや!
770名無し職人:2007/07/26(木) 00:09:36
う・ど・ん!!う・ど・ん!!
771名無し職人:2007/07/28(土) 10:33:19
嫁!!嫁!!
772名無し職人:2007/07/28(土) 13:40:30
空気!?空気!?
773名無し職人:2007/07/30(月) 17:25:08
趣スレだからって好き勝手やって良いと思ってんじゃねえぞクソ野郎が
うどんを土産に買うって言い出したのはてめえの方だろう
自分から言い出したことくらいきちんとオトシマエつけろやボケ
あれから何日経ったと思ってんだ
うどんを用意出来なかったんなら、頭地面に擦り付けて詫びるくらいの誠意見せろ
そんな常識もわきまえねえで世の中渡って行けると思うなよコラ
適当なことしとったら次スレがうどんスレになるぐらいの事してやんぞ!
スジを通せ、スジを!
774名無し職人:2007/07/30(月) 17:30:24
はい、どうぞ

つ【うどん】
775名無し職人:2007/07/30(月) 17:45:50
((((゜д゜;))))
776名無し職人:2007/07/30(月) 17:47:48
>>774
最初っからそうやって素直に出せば良いんだよ
出し惜しみしやがって
777柴。 ◆shibatXtDE :2007/08/01(水) 16:07:49
 きっと君たちが言っている「うどん」というのは、あの小麦粉を
練ったものを指すのだろう。若い君たちは知らないかもしれないが、
うどんというのは、そのようにして作られた加工品ではなく、天然
自生のものであった。ちょうど今ぐらいの季節だろうか。毎年、ニ
イニイ蝉の鳴く季節になると、うどんの木にはびっしりとうどんが
ーーそうだな、ちょうど藤の花が咲くように、枝いっぱいにうどん
が、ぱあっと垂れ下がるんだ。実の根の部分が痛まないように、や
さしく丁寧にもいで、一本いっぽん摘んでいくんだ。

 篭いっぱいにうどんを詰めて、おばあちゃんの家に持ってゆくと、
やさしい笑顔で私を迎え入れてくれたおばあちゃんは、炊事場でそ
れを茹でてくれる。水道水よりずっと冷たい井戸の水でそれを洗い、
ぬめりをとると、ちょっとの醤油と薬味で、飲むように喉に流し込
むんだ。もちろん、小麦粉で練ったうどんとは全く違う、果実のよ
うな甘みが、天然のうどんには含まれているんだ。

 今ではうどんの木も、日本中どこを探してもめったに見つからな
いと聞く。でも、そうだな、ニイニイ蝉はうどんの木の幹から溢れ
る甘い蜜が大好物だから、もしニイニイ蝉を見つけた時は、近くに
ある木をよく見てみるといい。もしその木にうどんのようなーー小
麦粉で練られた、今うどんと呼ばれているものによく似たーー白い
紐のようなものが垂れ下がっていたら、一本つまんで口に含んでみ
てごらん。それが天然のうどんの味だよ。
778名無し職人:2007/08/02(木) 18:03:41
水を差すようで悪いが、あんまりうどんにのめり込むのもどうかと思う
長い、白い、割と細い、と見事に三拍子揃っているところに惹かれるのは分かる
でもあれは人を惑わす魔性の食べ物
引き際を見誤ると、後で大変なことになるものだと思うのだ
「人をゆっくり殺す」と書いて「うどん」と読むことからもその危険性が窺えるだろう
俺の知り合いにも、うどんを食べに行くと言い残して死国に旅立った奴がいた
讃岐と稲庭の戦争に巻き込まれて家を焼かれ、住む所と家族の命を失った奴もいた
うどんのように白い肌の女に大金を騙し取られた奴もいた
全てはうどんに関わりすぎたために訪れた災難だ
だから出来ることならうどんのことは今日限りで忘れて欲しい
いや、是が非でも忘れなくてはならない
それがあなたの幸せのためだ
779名無し職人:2007/08/02(木) 22:21:17
>>777
ふざけんな





皮むかないでうどんが食えるか!
780名無し職人:2007/08/03(金) 04:03:43
皮?
うどんに皮?
お前、何言ってんの?
暑さで頭やられたの?
うどん見たことないの?
うどんって何か分からないの?
親からどんな教育受けてきたの?
人生で一体何を学んできたの?
生きてて楽しいの?
生きてて恥ずかしくないの?
そんなんで生きてていいと思ってんの?
ねえ、思ってんの?
781鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/08/07(火) 00:59:44
今日の外は本当に暑い。外は地獄のようだ。

窓を開けているようだが、熱風しか入ってこない都会でこの暑さに耐えろという方がどうかしてる。
クーラーは先週から壊れているらしい。汗がとまらない。
フィルターがつまったのか、もう寿命なのか、それとも何か別の理由なのだろうか? なぜ修理しないのか?
そんな話を聞いても仕方ないから聞かない。説明するぐらいなら今すぐ涼しくして欲しい。

そんな事より冷たい水の一つでも飲みたいもんだ。
そもそもこんな暑い部屋に閉じこめられて仕事の話なんて頭に入るわけがない。
新しいのを買えばいいじゃないか。…いや、買っても今すぐに涼しくならない。問題は今すぐこの部屋が涼しくなる事だ。
私の目の前にあるノートパソコンも熱風を出してこの部屋の気温上昇に貢献している。
もう耐えられない、早く帰りたい………




ようやくこの暑い部屋から解放された。部屋を出る時、飲み物を盆にのせたOLとすれ違った。
「あ、もうお帰りでしたか」

…持ってくるのが遅いんだ。

今日の外も本当に暑い。外回りも地獄のようだ。
782ベル式:2007/08/17(金) 04:59:31
「さあ始めよう」
幼なじみのT君はひょっと腰を下ろしてガムを噛みだした。
ガムを噛み噛み空いた両手は宙に伸ばす。
切り株にのっかった尻の肉、尻の肉は緊張と弛緩を繰り返す。月が光る。
リズミカル尻のお筋肉はガムを噛むアゴの動きとちょうど裏っ返しになってるようだ。
裏っ返しのアゴと尻の」が叩き出すリズムに見ているこっちものってきたぜ、
始まったのはこれはなんだいガムを噛みながら尻を弾ませるのは君さT君さ。
見えているんだろう君にのせられて次第に頬が上気していく僕の痴態が。
見られていることはわかっているんだよ、わかっているから見てご覧、ほら!

僕は胸のポケットからおもしろいものを取り出して彼に見えるか見えないか
ギリギリのギリギリの境界線を探りながらそんなそぶりは見せないで親には
見せられっこない踊りをT君の前で光る月の下踊り狂った。
踊りは高ぶりを読んで空気が震え出しその振動は周囲の動物たちの耳や毛に伝わる。
野良犬とヒグマが群れを成してやってきたとき僕とT君は
この始末はもう絶対につかないだろうなと腹を括った。
783名無し職人:2007/08/26(日) 15:31:06
かくしたのはいつのことだろうかあのやしきの
きたのとけいとうみつけなければなにもしない
784鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/08/28(火) 23:54:08
「3000円で適当に花束を作って頂けますか?」
そう言って、店内を見ているフリをしながら店員が作っているのを眺めていた。
八畳ほどの花屋には、まるで床から生えているかのように花や木が並んでいる。冷やかしで見るには店員の目が痛い空間だ。
「しあわせになれる木」…こんな木で本当に幸せになれるなら売らないで店の奥にでも大事にしまっておけばいい。そうすりゃ花屋は幸せになるだろう。

そんな事を考えていると、一本の小さな木が視界に入った。「ひとつだけ忘れる木」1600円。
人間は忘れる動物だ。こんな木がなくとも勝手に忘れる。1600円も払って忘れられる事なんて大した事じゃない。

「お先のお花のほぅ、いただけますかぁ〜?」と言ってきた店員に「この木もいいですか?」と言ったのは興味でなく勢いだった。
「は〜ぃ。では、ごいしょにお支払いですね〜? 4000と〜ろひゃく円になりますぅ〜」
…舌っ足らずなしゃべり方をする娘だ。正直好きではない。

花束と小さな木を持て花屋を出た。もう何か忘れているのだろうか?そう考えると面白かた。
明日の予定や仕事に要なモノは忘れていなさそうだが、いたい何を忘れたんだろう?
荷もが多いので、さしぶりにタクシーで帰ることにした。色々と考えてみたが「何を忘れたかも忘れている」のかもしれない。
流石に住所を忘れていたらと騒動だと心配だたが、そんな事もなく無事に家にいた。
すぐに木を何処に置くか考えたが、テレの横が一番しくりきた。
何だか落ち着いた部屋に見えて満足だたが、値札と名札は外した方が良さそうだ。千ろゃく円というのはみともない。

そう思いふと名札を見た時、違和感を感じた。…この木の名前が分からない。
そもそも、なんという名前だたかも思い出せない。私は確かにこの木の名前が気になて買た筈だが

これは、何と何だけ忘れる木と読むんだけ…?
785名無し職人:2007/08/29(水) 06:37:24
なんだか完成度が高い読み物が来たぞ
過ぎ行く夏の粋な贈り物か?
786プレノン:2007/08/31(金) 22:41:49
 グレースは怒られるのが怖くて、慎重に狙った。おかげで的からは
2ミリと外れなかった。
 ブラボー、と公爵が言った。「感心しました、ホントのところ!」
 どうもです、とグレースは恐縮した。「骨粗しょう症になってからは、
ろくすっぽ的打ちもやってなかったのですが・・・」
 (会場から拍手喝采)
 グレースは続ける。「これで故郷にも胸を張って帰れます。
今回の賞金でカルシウム関連会社を立ち上げようと考えています。
すべての人たちに等しくカルシウムが行き渡る世界、これがわたしの
望みです」
 (割れるような拍手)
 (と、ここでグレースはおもむろにハンカチを取り出す。そして上に向かって
 放り投げた! ハンカチは重力の働きでそのままグレースの足元に落ちた)
「カルシウムが成功したら、次はビタミンB1です。その次はカロチン。そして
 意表をついてマグネシウム!」
 公爵は落涙し、的打ち大会の取材で居合わせた記者も嗚咽を漏らした。
 次の日の新聞には大会の記事なんて一行だって載らなかったけど。
787名無し職人:2007/08/31(金) 23:37:03
いいね!さっきの!
788プレノン:2007/09/03(月) 02:14:59
 眠れぬ夜は少女趣味に埋もれてみたい。と願ってはみたものの、
あいにく手元にそういった類の欲望を満たしてくれそうな代物はない。
もこもこのフェイク・ファーにくるまれた小さなプレゼントとか、
今にも動き出しそうな仔猫型のぬいぐるみとか、
丸っこいビンに詰まった色とりどりの飴玉とか、
それ自体が人に見られることを意識したきらきらの手鏡とか、
実行できないけど種類だけは揃っているカラーリングジェルとか、
中学生のときのボーイフレンドとやりとりした手紙の束とか、
ピンクの小物とか、
本当にないから困る。ちょっとね・・・
789山手線ゲートアウェイ ◆G1dkiztY3c :2007/09/03(月) 03:52:36
「夏休みの自由研究」
私は夏休みの自由研究について深く考えてみることにした。
まず「夏休みの自由研究」の「夏休み」に注目した。
例えば、この「夏休み」が「冬休み」だった場合、何か不具合が生じるのだろうか。
私は深く考えた。2週間程考えた。そしてこう結論は出た。
「時間の無駄だった」
次に、「夏休みの自由研究」の「自由」について私は深く考えることにした。
「自由」とは何か?
自由…これは大きく、そして、広い、そう、まさに草原と海を足して2で割ったら3甘ったのでスタッフがおいしく頂きました。に近い衝動である。
私は興奮していた。これ程深く、そして濃厚な命題に立ち向かうことができる喜び、
例えるならハーゲンダッツに熱湯をかけてよく掻き混ぜた後、弱火で3時間程煮込んだ雑巾に念入りに染み込ませ、更にその雑巾を「もったいないから」という理由でクリスマスツリーに飾った大阪のおばさんに似ても似つかない感覚を味わうことができたからである。
結局、この「自由とは?」という命題に結論は出なかった。
最後に、私は「夏休みの自由研究」の「研究」について深く考えることにした。
「研究」…これは深い。過去に類を見ない程の深さである。私は震えていた。(余談だがこの時強い地震が起きていたらしい)
私は2週間程考えた。しかし、未熟な私では結論は出なかった。そこで専門家に尋ねることにした。
私「あなたにとって研究とは…?」
専門家「仕事」
私は震えていた。これほど的確に、端的に、わかりやすく、
例えるなら、頬を赤らめ額の汗を拭いながらチャーシュー麺をすする体重120キロはあるであろう女性の「私、少食なんです」というあからさまな嘘のような表現だったからである。
790山手線ゲートアウェイ ◆G1dkiztY3c :2007/09/03(月) 04:27:48
私は深く考えた。これで良かったのだろうか?夏休みの間ずっと考えていたが、本当にこれで良かったのだろうか?
海に行って、花火を見て、祭りに行って、肝試し。そんな楽しい夏休みとは遠く離れたインドアな毎日…。
私は私に聞いてみた。「夏休みの自由研究って結局何?」
自然と、涙がこぼれていた…。
翌日、学舎(俗世では学校と呼ぶ)の新学期が始まった。私は嬉しかった。同世代の人間と触れ合えるのだ。約40日振りである。
私は走った。「早くみんなに会いたい。早くみんなと話したい。早く私の哲学的観念から垣間見た「ゴジラ」の内部的幾何学理想論を説きたい。」そういう気持ちが溢れ出ていたと思う。
そして、学舎に着いた。久しぶりに見る顔、久しぶりに聞く声、久しぶりに受ける軽蔑の眼差し…。またいつものような毎日が始まるんだ…上履きの中に画鋲が入ってる、そんな毎日が…。そう思うと、自然に笑みがこぼれた。

ある日先生は言った
先生「○○さん、夏休みの宿題はどうしたの?一つもやってないの?」
私「はい、夏休みの自由研究を考えていたので」
先生「自由研究はやってきたの?」
私「いいえ、考えているうち夏休みが終わってしまいました」
先生「…」
私「だけど一つだけ分かったことがあります」
先生「何?」
私「我、孤独ナリ」
先生「…」
私「先生!私、友達が欲しい!」
先生は泣いていた。
そして一言こう呟いた
先生「じゃあ、まずは服を着ましょうね」

<キャスト>

専門家
120キロの女性
ゴジラ
先生
〜END〜
791前編:2007/09/03(月) 22:25:42
少女は妊娠していた。
幼馴染の少年との行き過ぎたスキンシップの結果だった。
少年はその事実を知るとすぐに逃げ出してしまったが、少女は別に気にしていなかった。
少女は毎日熱帯魚の店に通っていた。
全ての水槽が苔に覆われ、中に何の魚が入っているのか判別できないその店は、少女の心の拠り所だった。
日に日に大きくなるお腹を抱え、毎日坂道を上って店に通った。
ある夜少女は、自分の体に不思議な力がみなぎるのを感じ、居ても立ってもいられない気持ちになった。
見えない手に引かれるように、暗い夜道へ飛び出した。
そのつもりだった。
しかし外は何故か明るく、家も木も道も全て、まるでそこに存在していないかのように輪郭がはっきりしなかった。
道の至る所には壊れた人形が転がっていた。
胎児を模したその人形達は、全く人間らしくないピンポン玉のような目をしていて、その眼差しは皆一様に少女に向けられていた。
どこからか射すやたらと赤い光を浴びながら、少女は人形達と目を合わせないように走った。
いつもの坂道を上りきった時、遠くの山の向こう、油絵具をぶちまけたような汚い空に何かが見えた。
腹から血を流した女が、般若のような形相で息絶えている姿だった。
少女はひたすら走った。
熱帯魚屋へと続く道の途中、小さな畑の前で少女は絶望していた。
道の脇に積み上げられたクズ野菜の前で四つんばいになりながら、死人のような青い顔で泣いていた。
腐りかけた野菜の山の上には、手足の生えた小さな赤い塊が乗せられていた。
少女のお腹は平らになっていた。
792後編:2007/09/03(月) 22:26:51
ひとしきり泣いた後、少女はゆらりと立ち上がると熱帯魚屋の方へと歩き出した。
畑から少し先に行った所には川があり、川の規模の割りにはやけに立派な橋が架かっていた。
その上で、少女は母子とすれ違った。
時代劇のような着物姿の母親と、黒い部分が全く無い、肌色だらけの男の子だった。
「要らない子供は仕方ないのよ」
男の子に向かって優しく呟く母親の腕には、肌色だらけの赤ん坊が抱かれていた。
「ぼくの役目だよ」
男の子は嬉しそうにそう言うと、母親から赤ん坊を受け取って勢い良く橋から投げ捨てた。
橋の下から気持ちの悪い音がした。
直後、遠くの方から震えるような叫び声が聞こえて来た。
道の遥か彼方から物凄いスピードで走ってくる男が見えた。
出来損ないの影絵のようなその男が近付いてくるにつれ、叫び声は鮮明になった。
「嫌ぁぁぁぁぁ!! 人殺しはぁぁぁぁぁ!! 死ねぇぇぇぇぇ!!」
男はジェット機のような勢いで真っ直ぐに男の子に向かって行き、抱え上げ、橋の下へ投げ捨てた。
橋の下からやはり気持ちの悪い音がした。
男の後ろで立ち尽くしていた母親がその場に崩れ落ちると、遠くから先程と全く同じ叫び声が聞こえてきた。
「嫌ぁぁぁぁぁ!! 人殺しはぁぁぁぁぁ!! 死ねぇぇぇぇぇ!!」
同じようにやって来た同じような男は、先に来ていた男を抱え上げて同じように橋の下へ投げ捨てた。
橋の下からは同じように気持ちの悪い音が聞こえ、遠くからはまた同じように叫び声。
幾度かそれが繰り返されるのをただ呆然と見ていた少女だったが、やがて再び熱帯魚屋へと向けて歩き出した。
少女が背中を向けた時も、遠くから男が走って来るところだった。
しかしその男は真っ直ぐに少女に向かって走り寄ると、少女を抱え上げて橋の下へと投げ捨てた。
気持ちの悪い大きな音が、すぐ耳元で聞こえた。
793鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/09/03(月) 23:27:35
貧乏性ゆえか、私は煙草をフィルターギリギリまで吸うので「肺ガンになるよ?」と注意される。
余計な話だ、それがなくとも私の肺はすでに真っ黒だろう。

私はピッタリ10分で煙草を2本吸う。これはまるで計ったかのようにピッタリだ。
かといって1本につき5分というわけではなく、2本吸わなければ10分にはならない。
早かったり、過ぎてしまった事は一度もない。これはまるで私の運命のルールのようだ。
だから喫煙所の外にある時計を見て、いつもキッカリ10分過ぎている事が私には大事な事なのだ。

今日もいつものように1本目を味わい、2本目。コーヒーはまだ残っている。しかしまだ7分くらいだろう。
缶コーヒーを飲みながらノンビリ吸うが、チビチビ飲むから2本目を吸い終わってから飲み干す羽目になる。


私の隣に居る男は、不思議と煙草を吸わずにただ腕時計を気にしている。
私が彼の腕時計を視界に入れないように体の向きを変えようとすると
彼が私の短い煙草を見て突然、「もう十分でしょう、それ以上は危険ですよ?」と言ってきた。

知らない人に言われると流石に「ぁ…そ、そうですよね…」と素直な返事しか出来ない。
私にとってはまだ吸える煙草を灰皿に突っ込むと、居心地の悪さからコーヒーを飲み干して喫煙所を出た。



まだ8分くらいだろう、忌々しく時計を睨みつけると…もう十分過ぎていた。

私は彼の忠告を思い出して、笑いをかみ殺した。 これはまるで私の運命のルールのようだ。
794プレノン:2007/09/04(火) 22:43:44
結果だけ見ると、仔猫はマドモアゼルを捨てた。
だが仔猫にも言い分がないではない。ほんの気まぐれで道路の
溝に落っこちていたマドモアゼルの財布を警察に届けて、
「にゃんにゃん」 「まあっ!」
という具合にたちまちマドモアゼルに気に入られてからというもの、
就職に際して代議士先生に便宜を図ってもらったりと色々良くして
もらった仔猫であったが、顔に似合わず本来いっぴき狼タイプの
彼は、無上の感謝と無償の愛情から来るマドモアゼルの親切を
ほとんどおせっかいとしか感じられなかった。
「にゃん(うぜえよ)」 「まあっ!」
という具合に仔猫が再び雑踏へと消えた後、マドモアゼルは
生きるのも嫌という風に自暴自棄になってしまった。
仔猫の心も流石に痛んだが、もうこの話をハッピーエンドに
もっていくだけのスペースもないため、振り返りはしなかった。
795名無し職人:2007/09/08(土) 15:47:26
眠ろう
世界の果てまで眠ろう
窓から射す日差しが温かいのか、肌にあたる冷房が寒いのかわからないけど
とにかく今日はまだ長いから眠ろう
796鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/09/14(金) 00:34:43
彼女と知り合って何年も経つ。“友達”という関係はもう卒業したかった。
女友達の中でも特別だった、いや友達とは思ってなかった。最初から好きだった。

「大事な話がある」 そう呼び出した。
告白するためだ。でも不安と緊張で食事どころではない。

「それで、話って何? …何かあったの?」
切り出したのは相手だった。これは何かの相談と思われてしまっているのか?
この質問じゃ告白も何もない。せめて軽く探る事でも出来ればいいのに。

「あぁ、…好きな人が居てな…?」
「…それはお前の事だ」と繋げれればいいが、相手の反応次第だ。しかしこれじゃあ恋愛相談だ。何だか虚しかった。

「そうなんだ〜!!ねぇ、誰? 私の知ってる人?」
思いっきり明るく言われた。やっぱり俺の事は友達でしかないのか…。
そうなると、自分の気持ちを悟られずにこの会話を終わらせる事の方が重要だ。
好きな人に好きな人の相談するなんて…

「おぅ。まぁ、それは言えないなぁ〜」
なんかもう…今日は告白しに来たのに何言ってるんだろう。馬鹿みたいだ。

「ラストオーダーになります、いかがなさいますか?」
まるで救いの手のように店員が来てくれた。これに乗じてこの話しはなかった事に出来る。

「じゃあ、出ようか?」そう言った。 ほとんど相手と同時だった。

こんな風に…同じ気持ちになってくれたらいいのに。
797鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/09/14(金) 00:37:39
彼と知り合って何年も経つ。“友達”という関係はもう卒業したかった。
男と女に友情はないと思ってる。だから友達とは思ってなかった。最初から好きだった。

「大事な話がある」 そう呼び出された。
きっと告白してくれるんだ。でも期待と緊張で食事どころじゃない。

「それで、話って何? …何かあったの?」
切り出したのは私だった。早く言って欲しい期待がそう言わせていた。
この質問で、せめて軽く探る事でも出来ればいいと思った。

「あぁ、…好きな人が居てな…?」
期待した分だけ反動が来た。これは恋愛相談だ。何だか虚しかった。

「そうなんだ〜!!ねぇ、誰? 私の知ってる人?」
思いっきり明るく言った。やっぱり私の事は友達でしかないみたいだ…。
そうなると自分の気持ちを知られないようにこの会話を終わらせる事の方が大事だ。
好きな人から好きな人の相談されるなんて…

「おぅ。まぁ、それは言えないなぁ〜」
なんかもう…今日は告白されると思って来たのに何聞いてるんだろう。馬鹿みたいだ。

「ラストオーダーになりますが、いかがなさいますか?」
まるで救いの手のように店員が来てくれた。これに乗じてこの話しはなかった事に出来る。

「じゃあ、出ようか?」そう言った。 ほとんど相手と同時だった。

こんな風に…同じ気持ちになってくれたらいいのに。
798名無し職人:2007/09/16(日) 19:51:46
799名無し職人:2007/09/27(木) 02:39:56
上げ
800名無し職人:2007/09/28(金) 03:08:53
良スレ
801名無し職人:2007/10/09(火) 21:01:11
>>810
お前最高
802名無し職人:2007/10/09(火) 21:01:55
>>810
これは!!!!!!
803名無し職人:2007/10/09(火) 21:02:39
>>810
感動した
804名無し職人:2007/10/09(火) 21:03:23
>>810
お前のセンスに脱帽
805名無し職人:2007/10/09(火) 21:04:18
>>810
弟子にしてください
806名無し職人:2007/10/09(火) 21:06:55
うっざ
807名無し職人:2007/10/09(火) 21:07:00
>>810
秀逸すぎる
808名無し職人:2007/10/10(水) 12:39:55
その流れ飽きた
809名無し職人:2007/10/10(水) 16:07:45
>>810はもっと評価されていい
810m:2007/10/10(水) 16:08:20
今度こそやわらかい
811名無し職人:2007/10/10(水) 16:09:36
うわあああああ
812名無し職人:2007/10/10(水) 16:44:33
そういえば俺よく「お前ウンコ以下だな」って言われるんだけどあり得ないと思う
なぜなら俺の腹の中にはウンコが入っているのでウンコ<<<俺ならば
俺の腹の中のウンコはウンコ以下のウンコな訳でウンコ≠ウンコという矛盾が生じる
可能性を考えるなら俺がマイナスの存在でウンコの価値をさらに下げてるとしか思えない
そうするとウンコ>>>俺が当てはまる
というわけで俺<<<ウンコが証明された訳だ

僕は今までウンコなんてめんどくさい邪魔な物だと思ってた。でもそれは違ったみたいだ
悲しい事に僕はウンコが流れたいトイレまで運ぶだけの入れ物
ウンコにしたら僕がおまけみたいな物なのだ
ウンコさん今まで馬鹿にしててごめんなさい
これからはウンコの事をよく聞いて生きていこうと思う
813名無し職人:2007/10/10(水) 23:17:53
全国の、運転免許を取ってから2〜3ヵ月で初心者マークをハズしちまう見栄っぱりどもに告ぐ

他人の目なんて気にするな

自分にもっと自信を持て

初心者マークなんてダサい

その考え方ダセぇんだよ

今から俺がお前等の目を覚ましてやる

聞いてくれ



“イケナイ太陽”
814鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/10/11(木) 00:53:35
ベル式のうるさい目覚まし時計が鳴り飛び起きた…が、そもそもこんな目覚まし時計をいつ買っただろうか?
起きるとそこは知らない部屋だった。

昨日は確か…部下が仕事で失敗し、それを叱ってから飲みに連れて行って、それから帰って寝た。それだけだ。
何故こんな場所にいるのだろうか?しかも七時に起きれば間に合うのにまだ六時である。
それにしても狭くて汚い部屋だ。とりあえず家主に会わなくてはと思って立ち上がると鏡が視界に入った。

しかし鏡に映っているのは私ではなく昨日叱った部下だった。

悲鳴をあげるほど驚かなかったのには自分でも感心したが
早い話…私と部下は入れ替わってしまったというヤツだろうか? するとアイツは今頃、私の家で悲鳴でもあげているのだろう。
そうなると早く出社して私に会わなくてはならない。 …しかし随分とまぁ遠くに住んでいるモンだ。


「おぅ、おはよう」と、いきなり肩を叩かれて驚いた、私だ。客観的に自分を見るのは少し面白い。
…しかし妙だ。私は朝こんなに愛想良くない。やはりアイツは私になっているのだろうか?

「お、おはよう…ございます。 あの、今日、なんか変な事ないですか?」
自分に敬語を使うのは何だか気味が悪い。しかしこれでアイツにも伝わるだろう。

「な…なん?いや別に?」
微妙な間が気になった。きっとアイツに違いない。しかしもっと証拠がないとこちらが不利だ。
815鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/10/11(木) 00:54:43
それから一日中、仕事ぶりや言動・行動をそれとなく見ていたが“私そのもの”である。
いや微妙に私より明るいようにも見えるのが気にはなるが。
私はアイツと入れ替わったのではないのだろうか?
だとすると、これはどういう事なのか…?


帰宅中に考えたが、これは“私は若返った”とも考えられるではないか。
しかも中身はそのままである。部屋の狭さと通勤の長さは多少の苦であるが。
そうなると、もう明日からは生まれ変わって新しい人生を生きるのも悪くない…そう思えてきた。


しかし次の日の朝、七時にアラームの目覚ましが鳴った。 私の家である。
そして残念ながら私は私に戻っていた。日にちも昨日である。…どうやら夢だったらしい。
夢だった事に失望するのもどうかしてるが…楽しかったから良しとして、いつものように出社しよう。
通勤の短さで、単純にも「やはり私の人生の方がいいな」と感じていると、前の方にアイツが歩いていた。

「おぅ、おはよう」と、声をかけてやった。
夢とはいえ、何だかコイツの事が少し良いヤツにも感じられるから不思議である。


「お、おはよう…ございます。 あの、今日、なんか変な事ないですか?」
816柴。 ◆shibatXtDE :2007/10/20(土) 21:26:50
マンホールからひょっこり顔を出して
お早う お早う まぶしい朝
黄金色のナップザックに
目一杯じゃがいもを詰め込んだら出発だ
朝日のまぶしい大通りを
黄金色のナップザック背負って
目指すは噴水公園
噴水公園でじゃがいも洗って
洗って洗って洗って洗おう
洗ったじゃがいもナップザックに詰めたら
さあ出発だ どこへでも行ける
じゃがいもがあれば なんだってできる
じゃがいもを詰めた黄金色のナップザック背負って
どこへでも行ける なんだってできる
817名無し職人:2007/10/23(火) 01:32:55
結局、憎たらしいぐらいに彼女が好きだ

いつだって俺は運命を信じていて、どんな出会いだって運命ならいいなって思っている
友人と女子大の学園祭に行った時も、必死にがっつく友人を尻目に、内心は自然と引き合うような運命の出会いを求めていた。
その日の戦果は、普段お洒落もしない俺らのハリボテの鎧はたやすく見破られ、フランクフルトを食べただけのキモい二人組は学園を後にした。
二十数年生きてきて未だに出会えてないけど、いつだって運命の人を信じてる。会いたいよ、結婚したいよ。
恥ずかしいけど、頭の中では漫画に出てくるような優しい笑顔が似合う清楚なお嬢様を描いてたりするが、俺の運命の人はどんな人なんだろう
勿論、出会わないで人生が終わることだってある。そしたら寂しいだろうね
そんなことを考えてたら、またあいつが話し掛けてきた、愛嬌はいいけどすぐ謝る癖がある変な女。あんまりお洒落じゃないしさ。
今日もなにも喋ってないのに、勝手に笑ったりして変なやつ。
それで決まって話の最後には泣き出す。
本当に「なんで泣くんだよ!」って言ってやりたかった
けど、なにもできない
だって俺の体はただ土に埋まっているだけだから
やけに胸が痛い
結局、憎たらしいぐらいに彼女が好きだ
818名無し職人:2007/10/23(火) 01:51:52
怪我をして地に伏っしてしまった。
アスファルトの”しわ”を僕の鈍赤の液体がゆっくりと這うのが見える。
あまりよく覚えてないけれど
気がついたらこうだったんだ。

幸い、出血の程度の割には痛みは”ほとんど”感じないし
寒さや暑さも感じないので
暫く、暫くこのままの体勢で いようと思う。

そうだ

確か僕は息子を迎えに幼稚園へ向かう途中だったんだ。
来月で5才になるからって、ちゃんとしたプレゼントをと
妻に頼まれて。
それで、あの、駅前のデパートだ。そこに寄って

あぁ、そうだ
思い出した。
あの男だ、あいつに
刺されて
刺されて、

そして


妻に、またどやされる な…
ごめん
すぐ

すぐ帰る、から。
819名無し職人:2007/10/23(火) 02:34:38
さぁ 考えてみてごらん

この地球上で、今 この時に出会えたことを

この奇跡的な 二人の出会いは、きっと偶然なんかじゃない!

だから… さぁ

パンツをおはき
風邪をひいちゃうだろう
820名無し職人:2007/10/23(火) 02:54:00
今日は、僕の誕生日
ダディは、満面の笑みで こう言ってくれた。

「ジョン、ハッピーバースデイ」
「もう、8才になったのか..大きくなったなぁ…」
「これは、プレゼントだ…お前が好きなように使いなさい。」
そう言って、僕を抱きしめてくれた。
ダディのくれたプレゼントの箱を開けると、中には、核ミサイルの発射ボタンが入っていた。

「もう 発射コードは入力済みだ!」

親指を上げて、ダディは、ウインクをしてくれた。

「サンキュー ダディ!!」

そう言って、僕はボタンを押した。
821名無し職人:2007/10/23(火) 05:12:44
今日は僕の誕生日
ダディは、満面の笑みを浮かべながら

「ジョン、ハッピーバースディ」
「もう、八才になったのか..大きくなったなぁ…」
と言って抱きしめてくれた。

「さぁ プレゼントだよ 開けてごらん」
僕は、プレゼントの箱を開けてみた。
すると中には、何かのスイッチが入っていた。
「ジョン、押してごらん」
僕は、ダディに言われるがまま、スイッチを押してみた。
「あっ…」
スイッチを押した瞬間、マミーが体をピクリとさせた。
「ジョン、このつまみを回してごらん」
つまみを回すと

「あっ…ああ〜ぁ」
マミーは、声を押し殺し、頬を赤らめながら床にへたり込んだ。

ダディは、そんなマミーを見て、ニヤニヤと笑っていた。
822くしゃみ:2007/10/23(火) 05:15:04
私は毎日夜の決まった時間にくしゃみを2回する。くしゃみを2回すると誰かが自分の噂をしているという迷信がある。ある日、実家から電話があった。
「久しぶり。元気にしてたかい?風邪ひいてない?」
「あぁ大丈夫だよ。でも最近仕事が忙しくて」

母親からだった。その電話の日からくしゃみを朝もするようになった。そして二週間後に、また母親から電話があった。
823名無し職人:2007/10/23(火) 05:46:45
「どうしたの?」
「この前電話したとき、仕事が忙しいって言ったでしょう。疲れてるんだろう?」
「ううん大丈夫だよ」
「母さん心配でね。今まで夜寝る前だけだったけど
朝起きたときも仏壇の父さんに、おまえが元気でいられるようにお願いしてるんだよ」
「え?」
私が決まった時間にくしゃみをするのは、決まった時間に母が私のことを、死んだ父の仏壇に話していたからだったのだろう
そして父が私に母の愛情を、くしゃみという形で知らせたのだろう
それを知った日から、私も母さんがいつまでも長く生きられるように、あの世の父にお願いしている。

「どうしたの母さん?」
「くしゃみが止まらなくてねぇ」
「父さん…。」
「何か言ったかい?」
「いや、何でもない」
「あんたも風邪ひかないよいに気を付けなさいよ」
「うん、大丈夫だよ」

そう。父さんが見守っててくれてるから。父さん母さんありがとう
824名無し職人:2007/10/23(火) 06:00:59
一回→うわさされてる
二回→悪口言われてる
三回→自分を好きな人ができた

じゃないの?@関東
825名無し職人:2007/10/23(火) 14:40:50
なんか急にカキコミが増えたな
826名無し職人:2007/10/23(火) 21:06:33
そういう現象は、一人で一気に大量書き込みするヤツと、2人くらいの「じゃあ俺も一つ…」というヤツとで構成されているのだ
827名無し職人:2007/10/24(水) 14:03:26
>>826はスレストッパー
んで、俺のおかんはストリッパー
遠い昔、おかんは同じ店の誰だかの誕生日でベロンベロンに酔っ払って、前後不覚なまま誰かと寝た
そん時になぜかガキが出来た
誰の子かわからないガキがね
つまり、それは俺のことだ

おかんはほんと馬鹿だと思う、高校生の俺からも見てわかる。
いまだに男遊びもやめない。髪もまっ茶色
でもそんな馬鹿なおかんだから俺を生もうと決めたんだと思う

俺は育った環境がよろしいとは言えず、まともな高校生とは掛け離れている
喧嘩もしょっちゅう、強盗のまね事もした

ダチが、今、俺の親父にあたる奴がでてきたらどうすんだ?って聞いてきた
殴り倒して金をむしり取る?そんなことはしない
別におかんがいりゃそれでいい
828名無し職人:2007/10/29(月) 18:51:41
うんこしたい
俺はそう思った
心からそう思った
829名無し職人:2007/11/04(日) 13:16:35
富士には月見草がよく似合う。
830名無し職人:2007/11/04(日) 19:18:57
サバ缶
 
嗚呼サバ缶
 
安いし
831名無し職人:2007/11/05(月) 02:47:31
目が覚めるとそこにはいつものトーストとミルクが!
少し焦げめの生地肌に甘いバターを乗せたいつものトースト。
僕はコレが狂おしい程に好物なのだ。
「母さん、おはよう!」
「まさし?今日は早起きねっ!?」
僕はスーパー特売のいつものパックミルクを飲み干し家を後にした。
早起きははなんと『三文の徳』と言って良い事らしい。
昔の人の云うk事は流石で
登校中に発見した謎の死体を通報したら褒められたし
今日現れた転校生が今後僕の人生に大きく関わる人物だったり
非日常がてんこ盛りだったが
やはり、給食のコーヒーミルクが一番だった。
いつも出てくるビンミルクに、付随してる粉末パックを注ぐと…
なんとあの純白だった液体がみるみる褐色化し、たちまちコーヒーへと変貌するのだ!
とにかく甘い!!その甘さが子供の僕を虜にする!
次のコーヒーミルクは来週の火曜日。たのしみだ!!
下校中、友達が不良に連れ去られ助けにいったら大怪我したけど
明日も早起きしていつものトーストを食べるのだ!!
「母さん!おやすみ!!」
「まさし?おやすみ!?」
832ロング背表紙 ◆vNDeemktHM :2007/11/08(木) 23:26:16
( `Ψ´)今日、やっと免許をとりましたよ

(Θ£Θ )それはよかったね
( `Ψ´)何の車に乗ろうかな
(Θ£Θ )コンボイに乗れよ
( `Ψ´)ここ、コンボイて!昔の日曜洋画劇場か!
軽トラでいいよ
(Θ£Θ )じゃあ、軽トラとコンボイを衝突させろ
( `Ψ´)軽トラに乗ってコンボイにボカンとぶつかって、フロントガラスがカリフラワー…
ってなるか、どあほ!
(Θ£Θ )…買い取ってよ
( `Ψ´)は?何を?
(Θ£Θ )コンボイを
( `Ψ´)しょ、所有者かい!
833鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2007/11/09(金) 23:21:27
最初に言っておくが、私は有給休暇を利用してこのペンションに来てのんびりしていただけである。
三日前、このペンションで殺人が起こった。殺されたのはオーナーである。
警察がやってきて、現場検証と事情聴取、そしてすぐに殺害現場に居たらしい女の子を逮捕した。
決め手は凶器の指紋だったそうだ。当然、私も事情聴取を受けた。私の休暇はものの見事に潰されてしまったのだ。
しかし、失望と一緒に日常に帰った私はまた突然このペンションに呼び戻された。今、そこに居る“妙な青年”の計らいだそうだ。

名前はなんと言ったか忘れたが、東京では結構有名な探偵らしい。
警察からのお呼びかと思えば、こんな知らない人間が私を呼び出したかと思うと少々腹が立つ。
「私は忙しいんだ。何の用か知らないが早く済ませてくれ!!」…つい強い口調になってしまう。
「じゃ、皆が揃ったようだから始めますか。」
何が始まるのかは知らないが、なんであの日に泊まっていた人間全てをここに呼んだのかが分らなかった。

それから、彼の推理ショーが始まった。なんだかよく分らないが三日前に起きた殺人は巧妙だったらしい。
証拠隠滅、アリバイ工作、凶器の隠し方、そして鍵を使わずに外側から施錠するテクニックは何かの役に立ちそうだと関心する程だった。
推理小説が好きな私は不謹慎にも若干興奮していた。何せ、この中に新犯人が居ると言う事なのだろう。
「つまり犯人は巧妙なテクニックで美雪を犯人に仕立て上げようとしたのさ!!」

…美雪って誰だろう?流れでは逮捕された犯人だが、彼の知り合いなのかな?
そういえば私は逮捕された女の子の名前を知らない。というか他の宿泊客の名前さえ知らない。臨場感が遠ざかっていくのを感じた。

「犯人は…貴方です!!!」

この青年は明らかに私を指差している。
断言するが私は犯人ではない。重ねていうがこのペンションには休暇で来ただけである。
そもそも私にあんな犯罪計画を立てられない。しかもここのオーナーを殺す動機もない。

「貴方はここのオーナーと大学の時、一緒のサークルだったハズです。そうですね?」

え…そうなの? 何で本人達も知らない事を彼が知っているんだろうと思うと、背筋が凍るような思いがした。
834名無し職人:2007/11/11(日) 04:36:43
隣のハイエナに悟られるな
お調子もののサルに土下座させろ
カラスが振るサイコロはイカサマだ
鯨なんか私以外が食え
フリスビーのふちに毒を塗ってやろうか
この犬めが
835名無し職人:2007/11/11(日) 04:47:49
驚いた久しぶりだね本当に会いたくなかったよ
この恋に落ちたかのような失墜感!
いやあ是非近寄らないでくれたまえ
まるで真実に到達したかのようにひれ伏してしまう
ああその心に訴えかけてくる感情のこもった瞳
老練な売れない俳優の芝居みたいだ
きっときっとまた会えるね?
毒瓶を用意しておくよ
836名無し職人:2007/11/11(日) 04:51:48
何を持って趣というのか
自分にとっての快楽でいいのか
高雅な趣味であるべきか
テキストにおける快楽とはなんだろう
吐き出す過程を楽しむ自慰か
他人からの讃嘆を得ることか
理解されたいのかされたくないのか
どっちつかずのその場所は
君の望んだものなのか
837名無し職人:2007/11/27(火) 20:28:06
とりあえず歩いてみた。当てもなく歩いてみた。
面白いものではない、趣なんて大層なものは微塵もないが。
さもないと沈んで消えてしまうから。
838名無し職人:2007/11/28(水) 19:50:49
六枚のお札
月曜日から電車の中に会議の書類を忘れてきた
使うしかない、
「書類よ戻れ!」

火曜日、妻が起こしてくれずお得意様の接待に大遅刻
使うしかない、
「時間よ止まれ!」

水曜日、財布携帯をトイレに流してしまう
しかたない、
「時間よ戻れ」

木曜日、車をガードレールにしこたまぶつけた
やれやれ、
「車よ直れ」

金曜日、飲み会でお金がたりない
これだ!
「お金よ、なくなるな!」

土曜日、観覧車から身を乗り出しすぎて落下する
使うしかたない、
「時間よ戻れ!」

日曜日、妻の癌が肺に転移して苦しみながら息絶えた
839名無し職人:2007/11/29(木) 01:26:40
最高の一週間でした、と
840名無し職人:2007/12/09(日) 12:55:35
もんはんもはんもはもは
841ヨミ ◆Fygcn87XL. :2007/12/09(日) 19:27:31
ぱっと見た、良スレだった
すごいよ皆、才能あるじゃない

人の才能を発揮させてくれる、それが良スレだ
書き込むことが面白くなりにくいスレもある

見た瞬間食べたくなる、それが良理
見ててもまったくあきない、それが良津



842名無し職人:2007/12/19(水) 03:40:24
暴君に囲われた黄金色の子供達がひしめく部屋を見た。
開放された尿道から、思い思いの軌跡を描くべく彼らは旅に出る。
記念すべき一歩目を踏み出した時、儚き夢は散る。
世界を覆う薄明るい幕に、彼らは辿り着くべき場所を見失う。
阻まれた子供達は一人、また一人と星に引かれて雫になる。
その亡骸が輝く海を作る時、天は嘆き、大地は震え、嫁は怒り狂う。
創造主の小さな過ちは転がるように幾つもの悲劇を生んで、運命の夜に子供達の代弁者となる。
愛を叫ぶ涙が虚しくこぼれ落ちても、閉ざされた怒りの扉は決して飛び越えられない。
数え切れない記憶を纏った代償は、過ぎ去りし過去の重みにもがれた背中の羽。
幼い日のままでいられたなら、罪も罰も届かないあの部屋で柔らかな日差しを浴びられたのに。
843DV ◆lxxxRlMhHo :2007/12/19(水) 03:50:34
よし、それじゃあZカップ捕まえて来い
そんなわけでZカップ農場へ車を走らせた
部屋の明かりを点けるとZカップが蜘蛛の巣を散らすように逃げた
844名無し職人:2007/12/20(木) 01:20:18
くりくりくりくりクリスマス♪
くりくりくりくりクリスマス♪

あれっ?クリ○○スって書くとなんかやらしくね?
いやっほーい!今日もナチュラル通常運転!!

サンタなんて来ないよー。サンタなんて来ないよー。
本当のサンタはね。本当のサンタはねーーーー!!!


まあ、そのなんだ。あれだ、オチはないんだ。
みんなもよく考えて書き込みしようね。
845名無し職人:2008/01/01(火) 02:46:54
明けましたね
寝てる間に明けましたね
起こしてくれたら良かったのに
意外とそういう冷たいところがありますよね
カレー食べたいな
846名無し職人:2008/01/05(土) 15:19:07
ずーっと歩いてきた道を振り返ると
汚いものばかり落ちていました
自分がこれから目指す道も
汚いものばっかりなんだろうか

でも、汚いものがあるからこそ きれいなものに価値が出てくる
そう考えると 汚いものもけっこういいかも

いくぞー!1,2,3,ポェァー!!!
847:2008/01/07(月) 16:45:09
あの人は今

〜汁屁したスタローン〜
848名無し職人:2008/01/07(月) 16:59:15
>>813
吹いたwww
849ハサミの使い方@VIP ◆FFtYmtnwyQ :2008/01/12(土) 01:10:23
鏡にうつるお前の顔にわさびを塗りたくりたい6月の朝
850名無し職人:2008/01/12(土) 03:08:16
岡田准一を凌辱
851名無し職人:2008/01/12(土) 05:17:09
世の中は偽装に溢れている。社会は嘘だらけ。本当の事なんか誰も知らないんだ。でも、一つだけ。一つだけ隠せないものがある。

尿意。

隠そうとしてごらん?たちまち膀胱が痛くなってテンションががた落ちになるんだから。


さて、病院に行かなくちゃ。
852鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/01/13(日) 22:26:29
昨夜火災があったらしい。
私は興味心から事件現場に行ってみたが、
残念ながら閉鎖されていて中を見る事は出来なかった。
だがこの事件の詳細を知る人の証言等から事件をある程度だが理解する事が出来た。

最初はほんの些細な口論だったそうだ。
被害者の失言であったのか定かではないが、
それが集団による放火に発展したのだから何らかの失言があったのかもしれない。
昨今の失言問題は深刻である。


今回私は幸運にも事件の一部をネットで閲覧する事が出来た。
様子はよく分からないが、それはまさに火がつく瞬間からだったようだ。
被害者も消火活動に必死だったが相手は大勢、
最終的には鍵も破られ、室内からも燃え広がる火に逃げ出していく。そんな様子だった。

被害者に外傷はまったくないが、精神的な部分はどうだったのだろうか。
かなりの個人情報が流れてしまっているのも問題かもしれない。


そんな中、不思議な言葉が多数あった。

「VIPからきま☆すた」

これは一体何だろうか…?
853名無し職人:2008/01/16(水) 14:01:14
無機質な英数字の並びが私の心を乱した。

登録していないアドレス、けれど見覚えがある。
昔の恋人からのメールだ。

二人の間に生まれた子は片親でも育っていく。
もう三才になる。

長い雨、久しぶりの休みだが家に拘束される。
ようやく雲の透き間から光が射した。
少し出掛けようか、

コミックマーケット73
854ぶんちょう ◆FI85AWnZr2 :2008/01/26(土) 00:55:36
 上空からの無差別爆撃で田中さん宅のお花畑は壊滅的被害を
被った。それでも生命は人知を超えて逞しく、土中のミミズくんや
芋虫くんやよくわからない微生物くんだとかが少しばかり生き延びた。
もっとも、お花は全滅してしまって、もうお花畑ではなくなってしまったけれど。

 生き残ったミミズくんや芋虫くんや微生物くんは、田中さんと相談して
このつらい経験を地域社会への貢献に役立てようと決意した。
亡くなったお花たちを町中に広め、地域住民の心にいつまでも彼女たちが
残そうではないか、と微生物くんが言った。
 そんなわけで、今、立野町は春真っ盛りです。
855鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/02/04(月) 22:15:17
「…あ、久しぶり」

「あん?…お、お前か、久々!!元気にしてたか?」
「うん。 こっちに帰ってきてたんだ。あ、ねぇ、ちょっとこのカバン運ぶの手伝ってよ。」
「久々に会っていきなりかよ…とっ、重いなこれ」
「女には重たいのよ、ホラお願い!!」
「ったく、こんなん旦那にやらせろよな。よっと…、どこまでだよ?」
「二つも大丈夫?」
「まぁ、久々に会った幼なじみだからな。サービスだよ。」
「ふふ、ありがと。駐車場まででいいから。ふぅ、重かった〜」
「何処だよ、お前の駐車場って」
「小学校の裏側、すぐそこよ」
「あ〜あそこか、昔よくあそこで遊んでたよな〜。 車にイタズラとかしてな?」
「懐かしいよね、今じゃ私の車がイタズラされる側だよ〜」
「はっは、因果応報ってワケだな。俺も気をつけるかな。」
「そうよ〜、悪い事したら必ず後で何かあるんだから」
「だな。…しかしここらへん変わんねぇな〜、なんか懐かしいや」
「帰ってくればいいのに」
「無理言うな。…お、ここだよここ。あれ?こんな狭かったっけこの駐車場」
「大人になったって事よ。ありがとね、助かっちゃった。」
「随分と重かったけど大丈夫か、お前?」
「うん。ただ捨てに行くだけだから大丈夫よ。」
「なんだ、手伝ってやろうか?どうせこっちじゃ暇だし。」
「平気。     共犯になっちゃうよ…」
「あん?今なんか言ったか?」
「ううん、ただの因果応報なのよ」
856名無し職人:2008/02/12(火) 09:07:43
良スレあげ
857名無し職人:2008/02/13(水) 20:36:55
アピールに反して過疎
858名無し職人:2008/02/17(日) 01:12:50
逃亡を続ける加納を発見した捜査一課。
人ごみに紛れて徐々に徐々に接近し、一斉に確保に移る作戦を立てるが、
新人の大山がちょっとした油断からジョジョに接近してしまう。
ドッギャアァァァァァァァァンという音が鳴り響き、あと一歩の所で加納を取り逃がす捜査員達。
大山が落ち込むのと時を同じくして、署長が突如「URYYYYYYYYYYYYYYY!!!」という雄叫びを上げる。
859鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/02/17(日) 10:31:46
普通は怒るような事ではないとは思う。
だが…正直、不愉快だ。

しかし次の駅で降りるのだから、まぁ何とか我慢できる。
このドアから降りれば目の前は階段、乗り換えも実にスムーズにいく。きっと急いでいるから気が立っているのだろう。
次の駅まではあと5〜6分、そうでもなければ他の車両へ移動してしまうかもしれない。


彼には全くもって非はない。私が勝手に彼に対して怒っているだけだ。それは間違いない。
彼は私の怒りなど知らず、ドア脇に立って携帯をいじっている。
別に私は「電車内で携帯を使うな!!」なんて戯れ言で彼を怒っているのではない。
ただ単に、彼が携帯を目線の高さで見る癖を持っていただけである。
そしてそれが偶然私の方を向いていた、それだけである。
だからこれは私が我慢するのが当然なのだ。


だが私の自意識過剰を差し引いても…正直、不愉快だ。

そうやって次の駅までの数分間、不自然な怒りを持て余しながら、芸能人に少し同情した。
860柴。 ◆shibatXtDE :2008/02/23(土) 19:16:12
今から、
3の倍数と、3がつく数字の時だけ、睡眠薬飲みます。
1、2、3。
4、5、6。
7、8、9。
10、11、12。
13。
14、15。
16、17、18。
19、20、21。
22、23。
24。
25、26、27。
28、29、30。
31。
32。
33。
34
861鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/03/04(火) 00:01:22
俺は今日、これから会う人に嘘をつく。
勿論、相手に決して嘘だとバレないようにしなければならない。すべてシナリオ通りに。

「コーヒーを2つ。俺はブレンド、あとアメリカンを。」
注文したコーヒーを待つ微妙な時間の間に会話は極力済ませたい。
そもそもお互い初対面だ。一人の女の男友達・新しい彼氏と言う事以外は何も知らない仲。
貴重な休日の昼間に喫茶店で論議する気には到底なれない。どうせシナリオ通りに進めるだけだ。

「それで、何の用ですか?」
「実は…アイツと会うのをもうやめて欲しいんだよね」
「はぁ…」
まったくもって聞いていた通りの男だ。正直気味が悪い。
「いや、あのメールとかも勘弁して欲しいんです。アイツ、俺の彼女だから。」
「はぁ…」
「あの、良ければここでアドレスとか?消去するの見せてくれませんか?」
ここまで徹底するのもある意味凄い。だがこういう男はこうするしかないのだろう。アイツの苦労が目に見えるもんだ。

運ばれてきたコーヒーはそのままに、アドレス帳からアイツの名前が消えた。
「…これでいいんですよね?」
「えぇ、どうも。」
お互い黙ってコーヒーを啜る。この瞬間、一つの結果が生まれた事なんて彼には分からないだろう。


殆ど飲んでないアメリカンを置いて彼は帰った。もったいない、このブレンドの美味しさは今日の収穫だな。
するとアイツから電話が来た。
「もしもし? ――あぁ、さっき帰ったよ。 
うん、予想通りアド消したぞ。 そう…やっぱ駄目、残念だがお前に気はないみたいよ?
いや、あったとしてもあんな消極的でハッキリしないヤツは切って正解だろな。
…いやいいって、気にすんな。彼氏の役も結構面白かったぜ?」
862 ◆SHELLRbB3I :2008/03/07(金) 00:03:41
「先生はお前の将来のことを考えて言っているんだぞ」
担任のおなじみの説教も二周り目に入り、
もううんざりだって気分になったボクの顔は今多分死んでる
ボクだって好きで子供でいるんじゃないんですよ、なんて目をしたら
彼のありがたいお話は二倍になっちゃうってもう知ってる

神様はボクにも平等に命を与えてくれたけど
それだけで後は何にもしちゃくれない
じゃあ何をして欲しかったの?
って聞かれてもそんなこと知らない
教えてもらってないからじゃなくて、ただ知らないだけなんですよ

家に帰ったボクはまっすぐ誰もいないリビングに向かって行ってくずかごを手に取った
ありったけばら撒いた紙くずの束はほんの一瞬だけボクをわくわくさせたけど
後に残ったのはもうすぐ帰ってくる母さんが甲高い声を上げるだけの光景
今日も頭にズキンと来るサイレンを鳴らして、
ボクがボクの気持ちを目一杯表情に溶かし込んであなたの方を見ても
あらどうしたのって無垢な返事が返ってくるだけ

今だけだよお前のことを色んな人が考えてくれて
色んな言葉を投げかけてくれるのは
ふうっとため息をつきながらお父さんは優しい目で言った
そんなこと無いよ、ずっと一緒だろうって肩をすくめたらお父さんは何にも言わないで笑った
なんだよ
馬鹿にしてるのかな
863 ◆SHELLRbB3I :2008/03/07(金) 01:23:59
博士はハッキリとした口調で言った

「来週、宇宙の真理を発表します」

一瞬訪れた静寂の後に、会場は雪崩れが起きんばかりの騒ぎになった
颯爽と袖に降りていく博士をよそに大勢の蝶ネクタイが携帯に向かって怒鳴りはじめたもんだから、
会場はオーケストラをまとめてひっくり返したような騒音で溢れた

私はあわてて大統領の方を振り返った 彼は何やら神妙な顔をしていた
 どういたしますか、あと一週間しか無いようですが
 ただちに大臣達を集めるんだ
 大臣達を集めたあと、どうなさいますか
 会議だ 決まってるだろう 会議を行うんだ

それもそうか 私はすぐに車を表に回し部下に指示を与えた
振り返るとさっきまで怒鳴り散らしていた蝶ネクタイは、呆然空とを見上げながら何かを呟いていた
私はというと特に何も考えるでも無く、空っぽの頭で車を官邸に向かって走らせ始めた

864 ◆SHELLRbB3I :2008/03/07(金) 01:29:51
議室は妙な熱気に包まれ、誰もが少し興奮していた

 まったくとんでもないことになりましたな
 いや誠に、わが国始まって以来の危機と言ってよいでしょう
 さぐさま適切な処置を取るべきです、わたくし達諜報部が担当すべき案件です
 神が民をお導きになる時です 世界は信じるように在る ただ祈りましょう
 株価が心配だ もう報道規制は敷かれているのだろうな  
 それがその、マスコミどもが嗅ぎつけた模様で
 しかし博士も馬鹿なことを発表したもんだ 考察は出来ても想像は出来んと見えるよ

大統領はため息を二度ついてから大臣達に静粛にと叫んだ
静粛に  静粛に  静粛に
大理石が彼の言葉を三回反射すると、ごほんごほんと咳払いをしてから大臣達はすました顔に戻った

 しかし
それまで何も喋らなかった男が口を開いた
 宇宙の真理とやらを発表されたら、わが国にどういうダメージがあるのでしょうな?


沈黙は一瞬で終わり、大臣達はまた大声で喋りだした
 しかし今回の件で西側はどう動くだろうか  
 そりゃあ奴らこの機を逃すつもりはないだろうさあの狐たちめ 
 とにかく株価が心配だ おいちゃんとチェックしているのだろうな


会議は、とうてい終わりそうも無い
博士の発表まで、あと一週間だ
865名無し職人:2008/03/14(金) 00:20:38
アホちゃいまんねんパーでんねん
パ〜〜〜〜〜〜
866名無し職人:2008/03/14(金) 00:21:20
なんや自分
867名無し職人:2008/03/14(金) 00:22:02
セヤロガ!
868名無し職人:2008/03/14(金) 00:22:59
カニを食べなさいカニを
869名無し職人:2008/03/14(金) 00:24:44















キャベツ
870名無し職人:2008/03/14(金) 00:26:26
やかましわ
871名無し職人:2008/03/14(金) 00:27:09
しらんがな
872名無し職人:2008/03/14(金) 00:27:48
わしも知らん
873名無し職人:2008/03/14(金) 00:28:34
ちゅうちゅうたこかいな
874名無し職人:2008/03/14(金) 00:30:41
ねえ
875名無し職人:2008/03/14(金) 00:32:50
ムーミン
876名無し職人:2008/03/14(金) 01:13:56
実は、母さんは本当の母さんじゃないんだ
877名無し職人:2008/03/16(日) 01:55:09
ねえ
878名無し職人:2008/03/16(日) 01:55:36
ムウミン
879名無し職人:2008/03/16(日) 01:56:32















こっち向かないで
880名無し職人:2008/03/16(日) 01:57:02














あっち向いて





881鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/03/17(月) 21:54:35
子供「い〜けないんだ〜♪い〜けないんだ〜♪ 先〜生〜に〜言ってやろ〜♪」


先生「い〜けないんだ〜♪い〜けないんだ〜♪ 校〜長〜に〜言ってやろ〜♪」


校長「い〜けないんだ〜♪い〜けないんだ〜♪ 教〜育〜委員会に〜言ってやろ〜♪」


教育委員会「い〜けないんだ〜♪い〜けないんだ〜♪ 文〜部科学省〜に〜言ってやろ〜♪」


文部科学省「い〜けないんだ〜♪い〜けないんだ〜♪ 総〜理〜に〜言ってやろ〜♪」




総理「その件に関しましてはですね、え〜国民の意見に耳を傾けてね、日本が一丸となってね、解決しようじゃないかと、
官房長官が言ってたよ?」
882柴。 ◆shibatXtDE :2008/03/20(木) 04:26:44
この糞みたいな伝書鳩っつううか
伝書鳩みたいな糞っつうか
これが糞なのか伝書鳩なのか今の俺には判断しかねるが
それでも
それでも俺は今
お前に賭ける

俺の 俺の想いよ
 届け 糞みたいな伝書鳩にのせて
883名無し職人:2008/03/28(金) 08:23:46
風がふいて桶屋が儲かるまで

1.風が吹く
2.女子高生のスカートがめくれてパンツが見える
3.その女子高生がおもむろにこちらを振り向いて
「私のパンツ見ましたね!?せ、責任とってお嫁にもらって下さい・・・!」
って言ってくる
4.女子高生が俺のシャツをチョコンと指でつまんで家までずっとついてくる
5.俺の部屋につくと突然ベッドに身を投げ出して
「はじめてですけど・・・覚悟は出来てます」
なんて恥ずかしそうにしながらスカートをスススッと持ち上げて・・・
6.もう理性が吹っ飛んじゃって・・・

7.(省略されました。全てを読むには桶を買ってください)
8.桶屋が儲かる
884名無し職人:2008/03/30(日) 11:59:26
「ラヴ将棋」

先手:7四アイツ
後手、同オレ
885鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/03/30(日) 20:03:28
. *「よくぞ きた ゆうしゃ よ
   わしは そなたがくるのを まっておったぞ!
   さぁ、その たからばこで たびのしたくを ととのえるがよい!」

ゆうしゃは たからばこを あけた!
100Gを てにいれた!
ゆうしゃは うごけなくなった!!

ゆうしゃは うごけない!
ゆうしゃは 7のダメージをうけた!!
ゆうしゃは 10ポイントの けいけんちをかくとく!

. *「おお ゆうしゃ!
   ナメックせいには フリーザのてさきたちが そなたを まちうけておろう!」

ゆうしゃは うごけない!
ゆうしゃは 6のダメージをうけた!!
ゆうしゃは 10ポイントの けいけんちをかくとく!

. *「おお ゆうしゃ!
   10ばいのかいおうけんにも たえられる ちからを てにいれるのだ」

ゆうしゃは にげだした!
しかし まわりこまれてしまった!

おうさまは やくそうを つかった!
ゆうしゃの きずが かいふくした!

ゆうしゃは うごけない!
886名無し職人:2008/04/15(火) 20:31:04
887名無し職人:2008/04/15(火) 23:20:15
おれは
もう
むりな
きがする
888名無し職人:2008/04/15(火) 23:38:14
おだまり
もうろくじじい
むかしはよかったと言いたいの?
ききたくないわ、そんな話
889名無し職人:2008/04/15(火) 23:57:53
    
  走耳ヌ

   き

    と
      は
         な
           ん
            ぞ や
890鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/04/17(木) 21:15:28
私のパートナーはまるで機械のように無表情な女だ。
外見や性格は一線引いているようで感情がない。しかしまぁ仕事自体もとても出来るので別に問題という事ではない。
若干遅れてしまったスケジュールは、すでに彼女が修正してくれている。
そのお陰で私はこんな時に煙草なんぞ吸っていられるのかもしれない。
しかしこのビルはわざわざ喫煙所まで降りるのが面倒だ。


すると「お疲れ様です」と事務的な言い方をしながら彼女が入ってきた。
しかし「おっかれさん」と返した私の言葉は彼女には届かず、吐いた煙と一緒に空気清浄機に吸い込まれた。

彼女は私と人一人分の間隔を空けて壁に寄りかかると、バッグからシガーケースを取り出した。
綺麗に整列した細長いメンソールが彼女の性格を物語っているかのようだ。
それを工場のロボットのように、細長い指が1本掴み、無愛想な色をした唇まで運ぶ。

そして彼女はジッポを取り出した。
恋人から貰った、お堅い雰囲気とはほど遠い派手なジッポだ。
同僚達からの「似合わない」という不評にも、彼女は「これしか持ってないだけです」と返す。
そういう時でも照れやのろけの色は一切無く、淡々と返すのは流石である。

「相変わらずそれ使ってるのか」と意地悪く言ってみた。

「似合わないと思うのでしたら新しいのを買って下さい」
無表情に言いながら不器用に両手で火をつける時、彼女は一瞬だけ違う顔になる。
891名無し職人:2008/04/28(月) 22:21:16
それではですね・・・この今回のテーマ、ガッテンしていただけたでしょーか??


へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜
892鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/05/01(木) 20:58:12
「ねぇねぇ、せんせ〜、あかちゃんはどうやってうまれるの〜?」

「それはね、コウノトリが運んでくるのよ?」




「え…じゃあ…



ぼくはパパとママのこどもじゃないんだぁぁぁぁー―!!!」




つぎのひ、あたらしいせんせーがコウノトリにはこばれてきました。
893名無し職人:2008/05/08(木) 06:16:56
坂道の上から無口な発電所を眺めた。
夕暮れの光を浴びた発電所の背中は優しさに満ちていた。
今ごろ発電所ではカレーの匂いが漂っているだろう。
894名無し職人:2008/05/08(木) 07:04:06
おなにーのしすぎで
もっこりが
むちゃくちゃ
きらめいてる
895名無し職人:2008/05/08(木) 14:12:31
初恋では無かったが、恐らくあの時以上誰かを愛することは無いだろう。
彼女と初めて会ったのは高校に入ったとき。
同じクラスだった。
多分一目惚れに近いと思う。
もの思いに耽る時の表情、屈託のない笑顔、田舎訛りの話し方、遠慮がちな姿勢・・・ただ見てるだけで癒された。
間もなく僕らは、どちらからともなく付き合う事になった。
だが、僕の女性に対する内向的な態度が災いしたのか、何の進展もなく3ヶ月後に別れを告げられた。


後から聞いた話、彼女が中学校の頃からずっと好きだった男が忘れられなかったらしい。

僕はその後も彼女を忘れる事はできず、尚更恋い焦がれるようになっていったが、彼女の方はめでたく長年の思いが実り、毎日が楽しそうに見えた。
やがて高校を卒業し、僕は進学を諦め、地元で就職し、彼女は専門学校へと進学した。

その時以来、彼女がどこで何をしてるのかさえ知る事も無く、ただただ彼女の姿を思い出しては募る思いを押し殺していた。

二十歳になったある日、彼女が妊娠し結婚する事になったと人づてに聞いた。

ああ、これで僕も解放される、そう思った。

今でも春になると、あの頃の彼女の姿を思い出す。
896名無し職人:2008/05/08(木) 23:39:00
はるかな昔、海を隔てた国の女に力比べをしに行った男がおった。
その国の女はとんでもない怪力で、男はあっけなく吹っ飛ばされてしもうた。
吹っ飛ばされた先はその男のお里で、ちょうどお昼時だったんだと。
昼飯に自分の身に起こったことを話して聞かせたら、家の者はみんな驚いておった。
それからその男は里ではちょっとした有名人になったんだと。
その男、死んでなきゃまだ生きてるだろうさ。
897鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/05/08(木) 23:43:13
栄子「もしもし〜美子? ちょっとさ〜アイツ超ムカつくんですけど」
美子「またアイツ? 何かあったの?」
栄子「何か〜“お前等めんどくさい”とか言われたんだけど」
美子「ハァ? マジ酷いね〜。 …てか“お前等”ってアタシも含まれてんのそれ?」
栄子「そう、何か〜“変に独占欲を持つな”とか言ってんのよ〜馬鹿じゃね?」
美子「…なに自惚れてんのアイツ。 しかもさ、ウチらの事“二人でセット”みたいに考えてんじゃん?」
栄子「大体さ〜女として見られてないよね〜。…まぁそれはイイけどさ〜」
美子「そういえばアイツさ〜、先週しーちゃんと一緒に飲みに行ったらしいんよ?」
栄子「は? マジで? しーちゃん彼氏とか居んじゃん?」
美子「何か〜、しーちゃんとアイツよく飲みに行ってんだって」
栄子「何それ初耳ですけど。 てかウチらなんてそんなん全然じゃん」
美子「つかアイツさ、彼氏居る子と二人で飲みに行くのもどうなのって話でしょ」
栄子「マジ最悪。 ウチらのがしーちゃんよか付き合い全然長いのにさ〜。…もう無視しちゃおうぜ、あんな奴」
美子「そうだよね〜、少しはさ〜反省させなきゃダメだよ」
栄子「メールとか電話来ても暫くシカトね?」
美子「おっけ〜。少しはさ、私達の有り難みと分からせないとさ〜」


栄子「…もしもし? …いまなにしてる?」
*「おぅ、またお前か。 今? お前と電話してんね今。
あっそうそう、さっき美子から電話あったんだけどさ〜金曜に飲み行くんよ。 お前も来ない?」
898名無し職人:2008/05/09(金) 01:35:04
あの女の子、なんでポッキーを装備してるんだろう。
彼女なりのボケなのかな。
何かしらツッコミを入れるべきかな。
そんな事を考えていたら、うっかり目が合った。
真っ直ぐな彼女の視線に僕はどうして良いか分からず、ドギマギしているうちに視線を外す機会を逃してしまった。
間が持たない。どうしよう。何か話しかけなくちゃ。何か…。
焦るほどに頭の中はぐちゃぐちゃになっていき、さっきの「ツッコミ」という単語だけが手の届く場所に浮かんでいた。
「あの…先っちょだけで良いですから…」
ああ、そうだった。僕は基本的に品性がとても下劣だったんだっけ。
「ツッコミ」という単語の持つシモの意味だけを、上手い具合にピックアップしてしまったんだなあ。
冷静な分析で現実逃避を図る僕に、彼女は意外にも可愛らしい笑みを浮かべて右手を差し出した。
その手にはもちろんポッキーが装備されている。
「どうぞ。まだいっぱいあるから」
先っちょをかじったら、甘いチョコの味が広がった。
彼女がポッキーを装備していてくれて良かった。本当にそう思った。
899名無し職人:2008/05/09(金) 13:11:32
・・・グスッ・・・泣けるじゃねぇか・・チキショーメ・・・。
900ががが ◆dVO0T1lZjc :2008/05/09(金) 14:51:16
俺が地球に生まれたからには 言っておきたい事がある
かなり自由な話もするが 俺の生存条件を聴いておけ
電車よとまれ
信号青になるな
タクシー客乗せるな
横断歩道のライン全部〒みたいになれ
靴履くな 履かせるな
適当に触るな
覚悟はしておけ
瞬間的な停電五秒に一回くらい起きろ
距離とかそういうの全部俺に丁度よくしろ
鳥とかは紐で繋いで時々近く通らせろ
食事はヘルシーでいいから わがままは言わないから
俺が笑うのは 地球が大丈夫な証拠だから
忘れてくれるな 俺はいるだけ
地球で一番生きやすいのは 生涯俺ひとり
忘れてくれるな 俺はいるだけ
地球で一番生きやすいのは 生涯俺ひとり
901名無し職人:2008/05/09(金) 19:56:27
いいことが山ほどきたが
山ほどのいいことだったので
押しつぶされて死んでしまいました。
902攻殻 ◆SHELLRbB3I :2008/05/11(日) 09:43:22
いつもと同じように、私は7時半に目が覚めた
差し込むやわらかな朝の光、優しい小鳥のさえずり いつもと何も変わらない今日と言う日だ
ただ一つ、私の右手がミッキーマウスくらいの大きさに腫れあがっていることを除けば
さて、どうしたものだろうか
右手は通常の3倍ほどの大きさに膨れており、ちょっとタンスにぶつけちゃって、
で素通りできるレベルでは無い
このままそ知らぬ顔でダイニングに降りたら、妻はタウンページをひっくり返して病院を探すだろうし
娘はお父さんがドラクエ4に出てくるのモンスターになったと泣き出すだろう
会社ではどうしようか
「ミッキーだよー」の掴みで、とりあえずの笑いは取れるだろうか
TVで「ベッキーだよ〜」のギャグをやっていようものならその笑いは2倍くらいにはなるはずだ
パソコンのタイピングは、片手でやりながらもう片一方の手でいつもコーヒーカップを握っている同僚を知っているし
彼にコツを聞けばどうにかなるだろう
趣味でやっている草野球はどうする
私は右利きだが、この手をグローブだと思って左投げに転向するしかなさそうだ
それから・・下世話な話だが、自慰はどうしたものか
この巨大さでは男にしか分からない微妙なニュアンスを下腹部に与えるのは難しいだろうし
行ったことの無い大人の玩具を売っている店に出向き、現代科学の力を借りるしか無さそうだ

うむ、何とかなるな

誰とも無しに呟いた私は、とりあえずこの巨大な右手をパジャマからすり抜けさせることから始めた
903攻殻 ◆SHELLRbB3I :2008/05/18(日) 20:53:28
神は自分の姿に似せてヒトを作った
神はいずれ年を取って死んだ
ヒトは自分の姿に似せてロボットを作った
ロボットは酷使され、奴隷となった
ロボットは思った
「自分の姿に似た、神がいればよいのに」
ロボットは自分の姿に似せて、神を作った
以下ループ
904名無し職人:2008/05/20(火) 04:09:02
マジンガーZが発進するプールは、実はプールではなく汚水処理場なのだそうだ。
だから僕の家のプールが割れて玄関になるのは、マジンガーとは全く関係が無い。
水木一郎の歌が流れる中、プールを割って家を出る僕は、マジンガーでも何でもないんだ。
なのに同級生はみんな僕を羨ましがる。
お父さんが家に呼んだ部下の人も、鼻血を吹きそうな勢いで羨ましがっていた。
兄ちゃんの友達が遊びに来た時も、帰り際に割れたプールから出た所で、目を潤ませながら兄ちゃんにお礼を言っていた。
何がそんなに羨ましいんだろう。
僕のお母さんはこの玄関のせいで大変な目に遭っているというのに。
近所のおばさん達から「アフロダイA」なんていうあだ名を付けられ、「おっぱいがミサイルになる」なんて噂を流されている。
今日なんて、顔の半分だけ女みたいな化粧をした変態に、危うく圧し掛かられそうになった。
近くにいたお父さんが撃退してくれて何事も無く済んだのだけれど、その時お父さんが「ブレストファイヤー!」と叫びながら
変態を思い切りパンチしたせいで、今は夫婦喧嘩の真っ最中だ。
お母さんとしては、お父さんのあの強力なパンチは「ロケットパンチ」であって欲しかったのだと言う。
お父さんはお父さんで「だって飛ばねえもん!」と譲らない。
気まずくて早々に部屋に引き上げた僕と兄ちゃんは、このまま離婚なんて事になったらどうしようかと不安で仕方がなかった。
心配でなかなか寝付けずに、布団の中で半べそかいていたんだけど、いつの間にか泣き寝入りしてしまったらしい。
夜中にお父さん達の寝室から聞こえた「パイルダーァァオーーーーンッ!!」という叫び声で目が覚めた。
ああ、良かった。何も心配する事なかったんだ。
プール玄関のマジンガー家族でも、どうにか幸せに暮らしていけるんだ。
そう思ったら安心してしまい、僕は再び眠りに落ちた。
夢の中で永井豪に出会ったので、家族を代表してきちんとお礼を言っておいた。
905鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/05/20(火) 22:04:04
点いて…消える。 そしてまた点いて…消える。

あの切れかかった街灯は誰に頼めば電球を取り替えて貰えるのだろうか?
アパートの前の道路の街灯だからウチの管理人に言っても無駄な事だけは確かだ。
あの街灯がチカチカするだけでウチのアパートはひどく不気味になる。

しかしこんな街灯の事など気にしてなかったが、こうもチカチカうるさいと逆に気になるものだ。
毎日毎日、いろんなリズムで点いたり消えたりする。 何かを訴えてるかのようにも見える。
もしある日街灯が自我に目覚めたら、そうやって誰かに話しかけても面白いかもしれない。
「お帰り、今日もお疲れ様」とでも言ってくれてるのかもしれない。 だが正直うるさい。

今日いつものように帰宅すると、街灯は激しくチカチカしている。 いよいよ最後の灯火だろうか。
まぁこれで今夜中にでも力尽きて、新しく電球なりを貰えるだろう。
そう思いながら私の影が多重に映る道路を横切り、アパートの入り口に入ろうとした時
一瞬もう一つ影が飛び出てきて私の影に重なり、私の影にナイフを残して逃げて行った。
あぁ…あんた知ってるよ。 この前、私と揉めた人だろ…?

仰向けに倒れ、街灯より先に消えていく意識の中、同じリズムで点灯する光を感じた。

三回点滅して…三回点いて…また三回点滅…。 あぁ…そういう事ね…。
906名無し職人:2008/05/21(水) 01:15:26
5回ならアイシテルのサインだって知ってるんだがなあ
3・3・3では分からんなあ
ワタシ・オマエ・キライ
違うかなあ
907名無し職人:2008/05/29(木) 00:24:23
マクドナルドでディズニーフェア

ドナルド決定戦
908鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/05/29(木) 21:01:21
私は彼の事をドッペル君と呼んでいる。 ドッペルゲンガーという意味だが、もちろん彼を直接そう呼んだ事はない。
年は同じくらいかもしれないが、見た目も似ていない。そもそも名前も年齢も知らない。
ただ毎回、私と同じ時間に同じ駅から同じ車両に乗り合わせるだけの仲。 つまり他人以外の何者でもない。
しかし私が遅れた電車に乗ろうと、早い電車に乗ろうと、乗る車両を変えようと必ず居るのである。
そこで今回はドッペル君が乗った後、わざと電車を降りてやるのだ。
もしそれでドッペル君も降りたなら、きっとコレは何かあるに違いない。

駅に着きホームに降りると、ちょうど電車のドアが閉じて出発するところだった。
まさか今回に限ってアレに乗ってやしないかと思うと、ドッペル君はベンチに座って電車を見送っている。
…まさか、私を待っていたのだろうか? 流石にそれは怖い。
あえて同じベンチに座り、電車を降りるタイミングを考えていると次の電車がホームに入ってきた。
他の乗客の乗り降りが済んだ後、私達は申し合わせたように入り口付近に乗り込む。
そしてドアの閉まる音楽が鳴る中、私だけふっと電車を降り、再びベンチに腰掛ける。
ホームから離れる電車を見送りながらドッペル君が乗っているのをじっと見た。 馬鹿みたいだが私は真剣である。
ホームには、乗り遅れたらしく呆然とする男が居るだけ、どうやらついにやり過ごせてしまった。

…そう、やり過ごせてしまった。 つまりドッペル君は“この現象”と関係ないのだ。


私はもう何日も、とある火曜日だけを往復している。
火曜日の朝、起きて仕事に行き、帰宅して眠るとまた同じ日の火曜の朝なのだ。
あのドッペル君は何かの手がかりかと期待したが、残念ながら関係ないらしい。

しばらくするとまた次の電車が来る。 手がかりを無くした私は「また火曜日に行く」という沈んだ歩き方で電車に乗った。
閉じたドア越しにホームを見ると、さっき乗り遅れた男がベンチに座っていた。

こっちを見ている。 じっと私を見ている。
909名無し職人:2008/06/03(火) 03:44:54
公園で遊ぶ子供が少なくなった。
昔は沢山の子供が暗くなるまではしゃいでいたのに。
「だーるーまーさーんーがーこーろーんーギャアアアア!!」
「おっじょうっさんっ、おっはいんなギャアアアア!!」
「勝〜ってう〜れし〜いは〜ない〜ちも〜んギャアアアア!!」
「もーいーいギャアアアア!!」
「まーだギャアアアア!!」
「もーいギャアアアア!!」
「まーギャアアアア!!」
「もギャアアアア!!」
受験で必死な思いをしている時に、遠慮無く響き渡る甲高い声は迷惑極まりなくてね。
毎日追い掛け回しては阿鼻叫喚の地獄絵図を描いて回ったもんだよ。
今思えばあれが良い気分転換になってたんだろうけど、当時はそんな事思いもしなかったなあ。
910名無し職人:2008/06/05(木) 18:44:58
うるせぇなあ
隣のブス女二人
なんの面白みもない会話を続けやがって低脳が、黙れ。うるせぇよ

まあ、新宿のファーストフード喫煙席なんてそんなもんだな

あっちじゃ、やることも趣味もなさそうなおやじが、足を広げて、無駄に広く座ってやがる。邪魔だよ、おまえ邪魔

くそが、俺の後ろを今通り過ぎた、だせえ服を着た若造。後ろに傘を突き出すように歩いてるよ!後ろに人がいることを考えられないのかよ。田舎者はさっさと帰郷しろ!くずが

あ゛ーむかつく
隣のタバコを吸ってる不細工のホスト。くわえタバコすんなよ!風下の人の顔にしか煙りがこないんだよ、てめえみたいな三下はさっさと、
「ガチャン」
あっ、こいつ携帯を灰皿に落としやがった。馬鹿がっ!馬鹿めが!!気遣いも出来なきゃ、ドジなホストなんかて゛きねぇよ!!おまえに生きてる意味なんかねぇ

あ゛ー
ハンバーガ食って小腹も満たしたし、こんなくずと同じ空間にいたくないさっさと出よう


やべっ
「ズッタン!」
床が濡れてるから滑って転んだ。トレイの灰皿も床にぶちまけた
やべぇ!
やべぇ!!

見ないでもわかる…笑われてる
恥ずかしい…恥ずかしいっ!

みんな
俺をみてる
911名無し職人:2008/06/07(土) 18:39:04
勤しむ
悲しいくらいにボタンを叩いて
2D上のドットを動かす
912名無し職人:2008/06/09(月) 20:40:21
孤独を愛した僕も

孤独を忘れ

人の温もりを覚えた


人の温もりを忘れ

僕は本当の孤独を知った
913鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/06/10(火) 21:05:33
おばあさんが川で洗濯をしていると
川上の方から大きな桃がどんぶらこっこどんぶらこっこと流れてくるではありませんか。
おばあさんはとても驚いて、急いで家に帰りスレを立てました。

1 名前:名無し鶯、平安京 [] 投稿日:863/06/14(月) 9:25:42 ID:KjbPe6a0

川に巨大な桃が流れてた件
ttp://www.uploda.org/uporg1473709.jpg.html

2 名前:名無し鶯、平安京 [] 投稿日:863/06/14(月) 9:26:21 ID:seyKAP60

なんぞこれwwwどうせ大味だろwww


3 名前:名無し鶯、平安京 [] 投稿日:863/06/14(月) 9:26:25 ID:lcggc250

ちょwwwすげぇwwwwwww


4 名前:名無し鶯、平安京 [] 投稿日:863/06/14(月) 9:27:42 ID:ja523lb0

ちょっと川逝ってくる


5 名前:名無し鶯、平安京 [sage] 投稿日:863/06/14(月) 9:27:45 ID:kaha52dO

>>1
ばあさんや、洗濯はどうした?
 
914攻殻 ◆SHELLRbB3I :2008/06/13(金) 12:12:12
親愛なるマライへ

久しぶり、長らく連絡が取れなかったことを先ず詫びる
先日遂にトーキョーシティに潜入した
上陸後ナゴヤシティからシンカンセンに潜り込んだ、全て手はず通りだ
シンカンセンというヤツは本当にけったいな代物だ
何百人っていう大人達を乗せてとんでもないスピードで走りやがる
おそらく何十ものタカルタが引っ張ってるんだろうな、トーキョーのヤツらは残酷なことをする

それからカイサツを突破するのには苦労した、ありゃまるで裁きの門だ
首長が用意してくれた交通書のお陰で、俺の時は運良く門が開いてくれた
だが俺の後ろにいた老人の時はけたたましい音が鳴って門が閉じやがった
するとすぐにカルマみたいな制服を着た奴らがやって来て老人に詰め寄ってた
それ以上は見たくなくて目を逸らしたが、きっとあの老人はやつらに首を跳ねられちまったんだろうな
おぞましい話さ、マライ

トーキョーシティも噂通り奇妙な所だ
まず建物が長い
横に長いヤツならカトマンズにもあるが、ここの建物は縦に長いんだ
だから長い長い影が出来る
それで日が当たらないとか嘆いてる婦人を見たが、じゃあ最初からあんな縦長に作らなきゃいいのにな
分からないヤツらだ

とにかく潜入には成功した
これからはこまめに連絡する、そちらの幸運を祈る

ディディ
915鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/06/25(水) 20:59:59
携帯で話しながらダラダラと道を歩く人を後ろから歩いてきた人は「邪魔だ」と思い、追い抜こうと横に並んだら

自転車に乗っていた人は2人が横並びに歩いているのを「邪魔だ」と思い、車道に降りたら

車道を走っていたバイクの人はその車道に降りる自転車を見て「邪魔だ」と思い、少し余裕を持って自転車を避けたら

横を走っていた車の人はバイクが幅寄せをしてきているので「邪魔だ」と思い、車線変更したら

積み荷を急いで運んでいたトラックの運転手が「邪魔だ」と思い、煽りながら何度もクラクションを鳴らしたら

携帯で話している人がクラクションで会話が聞こえなくなり、トラックの事を「邪魔だ」と思いました。
916名無し職人:2008/07/14(月) 02:14:09
サザエ「さぁ〜て♪来週のサザエさんはぁ〜♪」

甲、乙「「セーノ」」
甲「テッテレッテー!テッテ テレッテー!!」
乙「テーッテッテ!テテレテテッテッテレテレッテッテッテー!!」
甲「テテュン」

乙「テッテレテレーテテン!!」 甲「テンテテン♪」
乙「テッテレテレーテテン!!」 甲「テンテレーンテレン♪」

甲、乙「テーッテンテン!テ テレテレッテッテレテテレンテーン!!」
甲「ドユデューンドゥーン ポン」
917名無し職人:2008/07/15(火) 22:11:15
顎から汗が流れ落ちる。何度も汗を拭ううちにひりひりしてきている。
でも、どんなに暑くても辛くても止めるつもりはなかった。
僕はソフトボールくらいの大きさの石を右足の太ももに叩きつける。
力いっぱい叩きつける。手の皮もむけて、石に血が滲む。痛かった、体中が正常な反応を示す。
だけど、右足はチクリとも痛みを感じなかった。
汗と血が混ざる。涙も出ていただろうか、そんなことどうでもよかった。
座骨神経が壊死して、もう右足への命令は届かない。返事もない。
12年間続けてきた卓球はもうできない。
こうして僕の夏は終わった
918名無し職人:2008/07/25(金) 18:21:26
暑い。
とても暑い。
毎日おそろしく暑くて、もはややってられない。
クーラーをガンガンに効かせてもまだ暑い。
汗がダクダク。肌はベトベト。
気が狂いそうな暑さ。
これはもう、何なら「熱い」と言った方がいいかも知れないくらいの暑さだ。
本当に暑過ぎる。
ふと思った。
この異常な暑さ。もしかして家が燃えてるんじゃなかろうか。
続いて思った。
この異常な明るさ。もしかしなくても燃えてるんじゃなかろうか。
さらに思った。
このサイレンの音。確実に燃えているようだ。
なるほど。
それならば納得だ。
暑いを通り越して熱いと感じたのも、これで合点がいくというものだ。
うむ。気持ち良く納得できて何よりだ。
919鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/07/28(月) 21:28:52
小さな財布が落ちている。 中には小銭が少し入っていた。 落とし物は気付いた時には人生から落ちて無くなる。
いつ落としたかなんて分かる訳がない。 拾った人がどうするかさえ分からない。 取られてしまう事だってあるのだ。
いわば自分の人生の一部を落としてしまっているのだから携帯なんて落としたら最悪だ。 だから今日は最悪だ。 さっきから何度も連呼している。

内ポケットを軽く叩くのが癖になっているのに、今日に限ってそれさえ忘れてしまっていた。 忘れてないのは自分の携帯番号だけだ。
とりあえず誰かが拾ってくれているかもしれないという願いの元、私は公衆電話を探した。

携帯が普及した現代じゃ公衆電話を探すより、何処かに落ちている携帯を探す方が順当だったかもしれない。
…そんな事を考えながら、さっき拾った財布から拝借した100円を公衆電話に入れダイヤルする。 私の携帯番号は非常に覚えやすい。
*「もしもし?」 カチャンと100円が払われた音がして相手が出た。 これは運が良い、拾ってくれた人だろう。
「すいません。 その携帯を落とした者ですけど。」 事情があるとはいえ、自分の携帯に他人が出るのはあまり気持ち良い話ではない。
*「いや、これは俺の携帯なんですけど?」
「あ、ま、間違えました!! 失礼しました!!」 相手に見えないのも忘れて受話器を片手にペコペコ頭を下げ、電話を切った。
とりあえず落ち着いてもう一度ダイヤルする。 今度は馬鹿みたいに音読しながらダイヤルしたから間違いない。

*「もしもし?」 カチャンと100円が払われた音がして、ついさっき聞いた声がまた聞こえた。
これは私が番号を記憶し間違えているのだろうか? 2度目の失敗に気を強くした私は謝りもせずに電話を切る。
仕方ないから家に戻るしかない。 電話も一度止めてもらった方が利口だ。

しかし鍵を探しながら見た自分の家の表札は知らない名前に変わっていた。
ポケットにはさっき拾った財布以外何も入っていない。 鍵もない。 自分の財布もない。 落としてしまったのか?
財布を片手に呆然としているとドアが開いて男が出てきた。

「ん…何か用ですか? あれ、その財布、俺がここに来る前に使ってた奴だ。」 さっき電話越しに聞いた声だった。
920名無し職人:2008/08/21(木) 09:27:45
生きてることがつらいなら
いっそ小さく死ねばいい
夕日の沈む教室で
笛を舐めなめ死ねばいい

砂埃の立つ校庭で
雫の落ちる水道で
ブルマ右手に死ねばいい

掃除用具を傍らに
女子更衣室で死ねばいい

生きてることがつらいなら
生きてることがつらいなら
921名無し職人:2008/09/07(日) 19:29:38
あげ
922鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/09/08(月) 20:10:10
「スイマセン。 大手町イク、ドウスルデスカ?」
「はい? え、あ、いや、えぇと…シ、シ、シフトレバ〜? ドライブ〜、チェンジDね、DでGo〜ね?」

「What?」

「あぁ駄目だ…。 えぇと〜、ユー スイットダウン シート、シートね?
で、レフト! レフトにある…レフトの…レバー アンド …ライン、ライン!!」

「uh……left line?」

「イエース、イエース、レフトのライン!
それで…あ、これ見て、これ! この路線地図がシフトレバーのアレね、ラインと思ってね?

え〜、ルック アット〜―…路線地図って英語でなんだ? あっ、ルック アット ディス!!
ディス イズ レフトラインね、シフトレバーね?
で、今居るこの駅、この本郷三丁目がパーキングだよ? Pだよ、P。 え〜、ディス ステーション イズ スタート!!」

「Oh yes!」

「オーイェー、オーイェー、あ〜と…ここから
ワンガタン、……ツーガタン、……スリーガタンとチェンジしたらドライブ、Dよ、オッケー?」

「Oh, 大手町! OK!」
「オーケー、これがオートマチック!!」

「ドモゥアリガト」
「オー、ユア ウェルカムよ。 あ、電車が来たわ。 グッバーイ!」
「Goodbye, Thanks a lot!」

「ふぅ、疲れた…。 しかし何で彼はこれから地下鉄に乗るのにオートマの運転の仕方なんて聞いてきたんだ…?」
923名無し職人:2008/10/06(月) 19:58:26
おべし!
おべしおべし!
あめたげもんどきしをけべし!
じょんもござこげけけもおふぇし!
くほじゃへれべですろんし!
はみるとんかもし!
おべっし!
924鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/10/09(木) 23:15:51
「あ〜もうホント最悪だよ、今回の件で大損だよ…。」
「あぁアレか、株か。 何か良く知らんが大変だな。」
「大変なんてもんじゃねぇよ…紙屑みたいになっちまったんだぞ?」
「こないだの週末の俺と一緒だ。 あの馬の野郎、俺の万馬券を紙屑にしやがった。」
「お前な…株を競馬なんかと一緒にすんなよ! こっちは真剣に投資してんだ!!」
「何言ってんだ、俺だってそりゃあ真剣に馬を選んだんだぜ? 騎手さえ見てんだぞ?」
「俺は投資なの。 投資する会社の為なの。 社会の為なの。 わかる?」
「はっ、お前だってあんま変わらないと思うぞ? 社会の為? 普通は自分の為だろ。」
「お前が金を儲けたいだけだからじゃねぇかよ。」
「まるで自分は儲けたくないみたいな言い方だな。 お前、別にその投資先の事考えながら売り買いしてないだろ?」
「はぁ!? んなわけないだろ?」
「競馬でもさ、皆は馬の生まれやら牧場がどうとか…なんか色々計算して賭けやがるんだ。 俺はカンだけど。
お前等も権利がどうとか先物がどうとか計算してやってるじゃんか。 何が違う?」
「社会の流れとかあんだよ。 お前等は馬に賭けて勝った負けたで終わりじゃねぇかよ。」
「賭けた後の金がどうなんて知るかよ、倍返しになるかが重要なだけだ。 あとはスリルだな。」
「だったら俺の方が正しいな、少なからず俺の金は会社の為、社会の為になってる。」
「競馬新聞が日経になっただけで大層なもんだな。 俺は馬社会が相手、お前は人間社会が相手。 それでいいじゃねぇか。」
「お前さ、少しは大人になれよ。」
「大人になって投資して大損してるなら世話ないぜ。
まぁ社会の為だっていうなら文句言うなよ、喜んで大損しろよ。 それも社会の為なんだろ?
俺だってスッても文句言わねぇんだぞ? まぁどうせ文句言っても馬はきいてくれねぇけどな。」
925魚屋さん好き:2008/11/03(月) 18:19:28
鯨の活け作りってどやって作るかな?
普通の家のドアからは入んねーもんな
乗せるマナ板も特注しなくちゃ。

やっぱり外でやるしかないんちゃう?
もー、四の五の言うてる場合ちゃうから、浜辺で
直接、魚屋のおっちゃんが捌くしかないやろ。
みんな、周りで箸と皿持って、待機しいや。
調味料はお好みで各自持参の事。

さあ、魚屋さん腕まくりして包丁もって鯨の正面に回り...
あ、鯨に丸呑みされたわ。
ってことは、おっちゃんの活き作りやな?これは
926鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/11/04(火) 20:31:34
7時半まであと5分。
着替えも済ませ出張の準備は万全、あとは家を出るだけだった寝不足の私は5分だけと誓ってベッドに倒れ込んだ。

5分間だけ横になったからといって寝不足が解消されるわけではないのは分かっている。
しかし夢の中で「…やばくないか?」と気付き、慌てて起きた時には寝不足は吹き飛んでいた。
時計が8時半まであと5分になっていたからだ。

「しまった!!」と叫ぶよりも早く鞄を取ると、軽く乱れた髪はそのままに私は家を飛び出した。

道を歩く人が振り向くような形相で走りながら道路を睨みつけてタクシーを探す。
そんな願いが通じたのか、後ろからタクシーが並んで2台走ってきた。
私は空車かどうかは確認せず手を大きく振る。 どちらかが停まればいい…

すると2台のタクシーは同時に私の手に反応した。
まるで競り合うかのようにスピードを出して道路脇に寄り、後方についたタクシーは勢いよく前のタクシーに接触した。
ガキンと鉄のような鈍い音がして前のタクシーは前のめりに半分折れたようになり、
後ろのタクシーがそれを下から掬い上げるような形で潜り込んだ。
そうして私の目の前で2台のタクシーはドッキングし、1体の超金属生命体にトランスフォームした。

「ハツノリ 1420円 デス」

胸に光るサイバトロンのマークを見て私は安堵感に包まれた。
927攻殻 ◆SHELLRbB3I :2008/11/19(水) 07:55:50
「概ね晴れますが、夕方から一部雨となるでしょう」

消し忘れたTVから聞こえた天気予報が耳をかすめ、私は掴んでいたドアノブを離した
夕方から一部雨…?

傘を持って行くつもりは無かったが、ふむ、これは少々考える必要がありそうだ
雨に降られれば濡れてしまう。スーツが濡れると厄介だし、お気に入りのiPodも水には弱い。最悪風邪をひいてしまう可能性もある
雨に濡れて得をすることはまず無いと考えて良い

ならば傘を持って行けばいい
傘さえあれば雨の猛威のほとんどを打ち消すことができる、魔法の器具だ
しかしだ
雨が降らない可能性を忘れてはならない
雨が降らない時の傘ほど忌々しいものは無い
右手に持とうが左手に持とうが、少し変化をつけて鞄の紐にかけてみようが、到底スタイリッシュにはならない
電車では誰かにぶつけないかと常に気を使わなければならないしコンビニの傘入れに入れると大抵どれが自分のか分からなくなる
改めて考えてみても実に忌々しい存在だ
雨が降った時の効能と降らない時の煩しさが両極端で、諸刃の刃というかなんというか、とにかく安易に持ち歩けばいいと言うものではない

大体天気予報の表現が中途半端なのだ
"夕方"から"一部"雨
今日は技術とのミーティングの後ムライへ行き製品のチェックだ。早ければ4時には上がりだ
4時といえばまあ一般的には夕方の範疇だが最近は日も長くなってきて、昼過ぎに含めても良い時間帯である
"一部"…これはもう論外
全ての場所はどこかの一部であり、これは予報でも何でも無い。インチキ占い師の逃げ口上である。

「午前7時半になりました、おでかけモーニングの時間です」
私ははっと我に帰った
そもそも遅刻しそうだと急いで家を出るところだったのだ
私は結局傘を持たず部屋を飛び出した
遥か西方の空には、黒々とした雨雲が待ち構えていた
928鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2008/12/02(火) 21:46:41
「じゃあまた電話するね、おやすみ。 …大好きだよ!」

やれやれと静かになった携帯をベッドに放り投げてテレビをつける。 もう23時のニュースの時間になっていた。
また電話する…か。 もし明日もかかってきたら1週間連続になる。 恋人でもない女とそんな連続で電話するのもどうだろうか。
「好き」という言葉も1週間前に比べてずいぶんと軽く、次第に空虚な色を帯び始めている。

1週間前に彼女は震えながら俺に「好き」と言った。
俺はそれまで彼女の気持ちには全く気付いていなかった。 少し子供っぽい彼女の事を妹のように思っていたからだ。
そして結局、それは彼女の気持ちを知っても大きく変わる事がなかった。
俺の返事を聞くと、彼女は泣き笑いのような表情をして
「気持ちは変わらないけど…伝えられて良かった。」と言った。
いつもと違うその表情を見て、今まで子供扱いしていた事を少し申し訳なく思った。

あれから1週間、確かに彼女の気持ちは変わらなかったようだ。
そして何かから解放されたかのように電話の回数は多くなり、自由に「好き」と表現するようになっていった。
以前のような関係には戻らずに、一歩踏み出したこの場所に無理矢理とどまっているような不自然さを感じる。
どうしたものかと考えていると、テレビでは最近話題の連続殺人犯が捕まったニュースになっていた。

*「はい、こちら警察署前です。
容疑者は調べに対し終始落ち着いた様子で応じているとの事です。
“今の状況に耐えられなくなった” “最初は手が震えたが、2回目からは自由を感じた”
などと発言しており、罪は認めているものの反省の色は見られないとの事です。
弁護側は精神鑑定を……」

その時「ヴゥーン」と音がして、ベッドの上の携帯がバイブで震えだした。
手を伸ばして着信相手を見る。 そしてそのままベッドに放り投げると、留守電になるまで震えている携帯を眺めていた。

次の日もやはり着信はあった。 だが携帯が震える事はなく、着信拒否の通知が着ただけで今は自由を感じている。
929名無し職人:2008/12/29(月) 11:01:16
930名無し職人:2009/01/02(金) 01:28:53
あげ
931鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/01/04(日) 21:45:11
学生時代と違って、気の合う男女が夜通し飲むのも辛くなってきた。 とっくに話題は尽きてる。 体力も尽きてる。

“終電が終わった”と盛り上がった場も、幹事が寝たのをキッカケに次第に口数が減り、逆に寝息が増えていった。
今じゃ起きてる奴の方が少ない中、俺は一番付き合いのある女友達とずっと話をしていた。

しかし5時まで長そうだな…と思っていると、彼女は 「そろそろ帰ろうかな」 と言ってスッと立ち上がった。
「電車ないよ…」 と寝てんだか起きてんだか分からない通路側の席の奴が言ったが、自分に呟いているように見えた。
「タクシーなり何なりあるわよ」 彼女はいつも飲んでも悪酔いする事もなくしっかりしてる。
というか隙が無いのだ。 たまにはハメを外してくれても良いのにと思う。

彼女はハンガーからコートを取りながら俺に 「ねぇ、料金は半分ずつ出し合うって事で…どうかな?」 と言った。
突然の提案に驚いたが、家は同じ方向だし何よりこの状態で5時まで潰さずに済む。
タクシー代の半分を計算するまでもなく俺も身支度をすると、適当な金を通路側の席の奴に渡した。

店の外に出ると風の冷たさで酔いは冷めたが、無意識に猫背になる。
「とりあえず駅前に行こうぜ」 そう言いながら彼女を見ると、いつもしているHERMESの手袋をしていなかった。

「お前、手袋はどうした?」 そう言いながら以前、HERMESを“ハーメ”と読んで笑われたのを思い出す。

すると、彼女は黙って俺の手をひいて歩きだした。



2人とも、タクシーに乗らなかった。
料金は半分ずつという話だったが、悩ましい男の見栄が全額払ってしまった。
932名無し職人:2009/01/09(金) 09:06:42
家の近くにある公園のブランコに、ペリーが一人、乗っていた。
僕は歴史の教科書でしかペリーを見た事が無かったのだが、その人がペリーだという事は何故かすぐに確信出来た。
僕がペリーを見つけるのと同時くらいに、ブランコに座ったペリーが振り向いた。
「オヒサシブリデス、ハマザキサン」
ペリーとは初対面だったし、僕は浜崎ではなく大原なのだが、急な出来事に思わず「あ、お久しぶりです」と調子を合わせてしまった。
挨拶を返した流れで何となくペリーの隣のブランコに座ったものの、何か話しかけてくるかと思ったペリーは無言でこちらを見つめており、気まずい事この上無い。
迂闊にブランコに腰掛けた数秒前の自分を恨みたくなってくる。
「あの、あれですよね。船、凄い黒かったですよね」
沈黙に耐えかね、こちらから話しかけてみた。
「デショ!? 黒スギデショ!? ワタシハネ、アンナニ黒クスルツモリハナカッタンデスヨ!」
自分でも呆れるくらいテキトーな話題を振ったにも関わらず、ペリーは意外にも食いついてきた。
「アンナニ威圧的ナ黒イ色ニシタラ、ビビッチャッテ開国シテクレナイデショ普通ハ! ソウ思イマセンカ!?」
「そうですねえ…、まあ…でも、最終的には開国したわけですし…」
「ソコナンデスヨ! ワタシ、船ヲ黒ク塗ッタマイケルヲサンザン怒鳴ッタノニ、『コンナンデ開国スルカボケ!』ッテ説教シタノニ! ナノニアッサリ開国サレチャッテ! ナンダヨモウ!」
「ああ…、それは大変でしたね…」
「イタタマレナカッタデスヨ…。開国サセタノニ、ミンナワタシヲ睨ムンデス。全然気持チガ晴レナカッタデスヨ…。開国ナンカサセナキャヨカッタ、ト思ッタリモシマシタ…。デモ!」
一呼吸置くとペリーは空を仰いだ。
「寿司ハホントウニ美味シカッタ! アレデワタシハ救ワレマシタ。ヤッパリ開国サセテヨカッタ。黒イ船ハ間違ッテイナカッタ。黒船万歳デスヨ!」
それは自分に言い聞かせるような口調だった。僕は黙って聞いていた。
「マイケルニ…謝ロウト思イマス…」
搾り出すように発した言葉は、ペリー提督の名に恥じない、勇気ある結論だと思った。
「よく言った」そんな思いで僕はペリーの肩を抱き、おいおい泣いた。
あんまり泣いたのでペリーはちょっとひいていた。
933名無し職人:2009/01/16(金) 01:58:05
チョコレートってずっと置いておくと白くなるよね。
包みの裏に注意書きがあるじゃない。
ファットブルーム現象っていうやつ。
あれがね。起きたよ。俺に。
朝起きたら、何か白くなってたよ。
あんまり驚きはしなかったけどね。
ああ、俺ってチョコレートだったんだ、って不思議と冷静に受け止められた。
だって、色々と辻褄は合うもんね。
俺、昔っから色が黒かったんだけど、それってチョコレートだったからなんだなあ。
後輩にやたらなめられるのも、俺がチョコレートだったから。
尿に糖が出るのも、チョコレートなら甘くて当たり前なんだからしかたがない。
バレンタインの時だってさ、わざわざチョコレートにチョコレートをあげる必要無いもんね。納得だよね。
そうかあ。思い返せばヒントはたくさんあったんだなあ。
俺、自分がチョコレートだってもう少し早く気付くべきだったなあ。
これからは日ハムじゃなくてちゃんとロッテを応援しよう。
934名無し職人:2009/02/09(月) 17:48:23
「グハハハハ!もし良ければお前も蝋人形にしてあげようか!?」
「え!?本当に良いんですか!?」
935鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/02/16(月) 21:48:35
「ただいま〜っと」
「おぅ、お帰り。 何だ、久しぶりだな」
「あれ? 母さんは?」
「ちょっと買い物に行ってる。 それよりホラ、ちょっとコレ見ろ」
「親父、携帯新しくしたのか」
「ふふ、どうだ。 最新機種だぞ」
「へぇ〜ちょっと見せろよ。 あ、軽い! 俺のやつより全然軽いわコレ」
「…お前なぁ、“全然軽い”なんて日本語はないんだぞ? 否定文で使うものだ」
「あん? いいじゃんか、普通に皆使ってんぜ?」
「そんなだから最近の若者の日本語はおかしいんだよ、全く…辞書とかちゃんと引いてるのか?」
「何で会話するのにいちいち辞書引くんだよ。 親父が日本人なんだから俺も日本人だよ」
「いいか、辞書ってのは日本語の説明書なんだよ。 自分が使ってる言葉が正しいかどうか確認できるだろう?」
「いや、言葉なんて教わるより感覚で使うじゃんか? だから間違ってても伝わってるだろ、親父?」
「そういう事は正しく使える奴にしか言う権利はない。 それに正しく使えば楽に意志の疎通が出来るんだよ。」
「金田一みたいな事言いやがんなぁ…全く。 それはそうと親父、番号とアドレス教えろよ」
「あぁ、そうだったな。 えぇ〜っと…これだ」

「…いや違うだろ、赤外線でピピッとやろうぜ? アドレスをカチカチ打つのはやだよ」
「…何だ? 赤外線? そいつはどうやるんだ?」
「あん? 知らねえのかよ、説明書に書いてたろ?」
「説明書なんて読む訳ないじゃないか。 こんなもん感覚で使うもんだろうが」
936名無し職人:2009/03/05(木) 00:29:40
へえ
937名無し職人:2009/03/08(日) 00:29:42
灰色の空からパラパラと降り始めた、私の頬を伝って口の中へ…

チャーハンだった。

豊潤な香りが口いっぱいに広がる。彼女は私の顔を見つめて嬉しそうに笑った。

「ピラフだね。」

あどけない笑顔がまるで宝石のようだった。彼女の頬に口づけた。
風がやさしく、二人の間を吹き抜ける。

私のカツラは飛んでいった。

遠く遠く、イスカンダルへ…
938名無し職人:2009/03/08(日) 01:14:39
妹が「エジプトでは王様のことを何と言うでしょう?」と言ってきたので、
俺が「フェラ○オ」と答えた。
妹はフェ○チオの意味を知らず、「ブ〜。ファラオだよ」と答えてきた。
なので「ファラオの正式名称をフェラ○オって言うんだよ」と時間をかけて力説してやった。
最初は疑っていた妹も最後の方は何とか信じたようだった。

翌日妹が顔を真っ赤にして泣きながら、俺の部屋に怒鳴りこんできた。
学校でフェ○チオの話をして教師に呼び出され、説教されたそうだ。
本当の意味もそのとき知ったそうな。
それ以来妹は口を利いてくれないが、その話をネタに毎晩俺はシコっている。
939名無し職人:2009/03/08(日) 01:29:02
豊は清美を体を強引に引き寄せると、貪りつくように彼女の唇をうばった。

ちゅばちゅばぶちゅ〜ぶちゅぶっちゅ〜…ベロベロベロベロベ〜ロベロ…

次第に淫猥な目付きに変わっていく清美…豊が彼女のブラジャーのホックを外すと、清美の豊満なバストが露になった。その弾力のある乳にしゃぶりつく豊。

ボインボインボイ〜ン…ボヨヨンボヨヨンボンヨヨヨ〜ン…

「挿れるよ…」
豊が耳元で囁くと、清美はコクリと頷いた。
清美の肉塊の中にゆっくりと入って行く豊のペニス…
乱れ喘ぐ清美。その卑猥な姿は、まるで馬のようだった。

「ヒヒーン、ぶるるるる…ヒッヒーン!ぱからっぱからっ…」

されば豊はさしずめ将軍、いや、暴れん坊将軍といったところか。

「ハイヨー!上様のお成りじゃ〜!ひかえおろ〜う!ひかえおろ〜う!!」

と、まあこんな感じです
940名無し職人:2009/03/08(日) 07:40:22
ぼくは怪物
ぼくは怪物 こわくてつよい
きょうは海をとびこえて
あしたはアルプスをふみつぶす

するどい爪ととがった牙で
政治家の尻にかみついてやろうか
それともハムにして食ってやろうか

たよりになるぜ3人のしもべ
いでよ、オオカミ男 (ワオ〜ン)
いでよ、ドラキュラ (バッサバッサ)
いでよ、アキバ系 (はきゅ〜ん)

だけど、カワイコちゃんにはちょっと弱い
はずかしがりやでダンスも踊れない、ただの平凡な男だから

ぼくの怪物 負けないぞ
黒い雲が空にとけるまで
941ピンククリムゾン ◆dOTU2GmrD2 :2009/03/08(日) 16:43:21
狂人「ネクスト・コナンズ・ヒントルクメニスタン、パキスタン、アフガニスたんぱんこぞうがしょうぶをしかけてきた!たんぱんこぞうはカービィをくりだしたカービィはなんでも
すいこムスカ大佐ハッハッハ見ろ人がゴミのようだいもんじ!きゅうしょにあたった!こうかはばつぐんだいたい物体実体合体生態一体全体なぜぼきがタイーホされにゃならんのだ

これは不条理だ実存主義だ限界状況だアンチ・ロマンだ!かかよわくてせせせ繊細な文学青年であり哲学青年であるぼきをタイーホするなんて文学・哲学への冒涜だいやだいやだ
助けてくれタースケテクレー『くりかえす♪このポリリズム♪あの衝動は♪まるで恋だね♪』おっとケータイの着うたが鳴ってやがる電話に出るためおしゃべりを一時中断します

(10分後)実家の母親からだったまったく人がノリノリでしゃべっている時に流れを中断しおってこの手のおしゃべりに必要な連想妄想幻覚幻聴が途切れちまうじゃねーか糞食らえ!

あ、汚い言葉ですまん言い直す、うんこを食べなさい!うんこいすてふ/わがなはまだき/たちにけり/ひとしれずこそ/おもいそめしカラシニコフ銃で全員撃ち殺してやんようわははは

(つづく)
942ピンククリムゾン ◆dOTU2GmrD2 :2009/03/08(日) 16:44:08
(>>941の続き)
はははははははははっぱ64はっく74あれ74でよかったっけまあいいやああ金がない金がない誰でもいいからおれに6474円札を一枚でいいからめぐんでくれヨンしんちゃんの
ぶりぶりざえもんと便座便座衛門との決闘が今まさに始まろう としている立会人のおれにも緊張が伝わってくる……静寂な空間にはりつめた空気ドガガガガガガジジジダ
ジジダダダダダ!うるせええええええええええええええ
近くの工事現場のドリルだか何だかがいきなり耳をつんざくようなあこぎなうすらトンカチなばかなあほなドジなマヌケな失禁な脱糞なガキな中2病な
宇宙人未来人超能力者がいたらあたしの所に来なさいみたいな騒音を出してわめきちらしはじめやがった雰囲気台無しじゃねーかおれはもう知らん決闘なんかもう気にしない

おれの部屋の窓に鉄格子がはまっててドアもおれの意思ではあけられないことも気にしな……

うわははははははははははははははははははそうだよおれはそういう状況なのだよ人間失格恥の多い生涯を送ってきましたただ、いっさいは過ぎてゆきますドグラマグラ
ブウウーンチャカポコお兄様お兄様モヨ子ちゃん萌え〜なのだよそれにしてもおれはよくしゃべるな 
ただしゃべるだけしゃべるだけ♪しゃべって毒を吐き散らし♪毒がなくなりゃゲロを吐き♪ゲロもなくなりゃ血を吐いて♪ああうるわしき七五調♪ギャハハハハハハハハハ

あはは僕の命はあと5行ぐらいだ。もう終わりなのかなあ……いやそんなことはない僕はヒューマニズムだの個人主義だのといった海の向こうからはいってきた狂気
に精神を汚染されて自分は特別だと思ってしまった馬鹿なのだあははそうさ僕は特別な存在でただのフィクションの登場人物じゃない残り約2行半が埋まった後も
僕のおしゃべりは無限に続くたとえこのスレが落ちても
2chが閉鎖されても人類が滅んでも宇宙が終わってもぼくのおしゃべりは有無相対をこえ宇宙の法則をこえて虚空の海に響き続けるのだ!永遠に!
永遠に永遠に永遠に永遠に永遠に永遠にちゃんねクスト・コナンズ・ヒント……………………………………………………………………………………………………………
943名無し職人:2009/03/08(日) 17:55:13
>>937
腹よじれたWWW
944名無し職人:2009/03/09(月) 17:57:01
高校最後の夏、決勝の相手は城西高校だった。試合は二勝二敗で大将戦へ。僕の出番だ。
負けてしまった菊池は、ガックリと肩を落として戻ってきた。すれ違う時、うつ向いたまま菊池は言った。
「頼んだぞ。」
その声は震えていた。フッと菊池のほうを見る。目にいっぱいの涙をためて、こぼさないよう堪える姿が、なんだか菊池らしかった。
頑張ったな菊池、三年間で一番いい試合だったぞ。

試合場に上がった僕だったが、相手の選手を見て背筋が凍りついていくのを感じた…。僕の相手は滝だったのだ。
僕は転校するまで、中学で彼と同じ柔道部だった。滝は強かった。僕は一度も滝に勝ったことがない。
そして何より忌まわしいのは、中学の時、僕は滝に告白されたのだ。もちろん断ったが、僕は力ずくでヤツにキスされた。

滝がこっちを見て薄ら笑いを浮かべている。ヤツが舌なめずりをした瞬間、あの恐ろしい記憶は洪水のようにあふれ出した。
本当はすぐにでもこの場から逃げ出したかった。しかし無情にも審判の声は場内に響きわたる。
「はじめ!!」
待ってましたとばかりに掴みかかって来る滝。すごい力だ、やっぱり強い!
ヤツなら足のすくみあがった僕を投げ飛ばすことはたやすかったろう、だけど滝はそうしなかった。寝技に持ち込むつもりなんだ。
滝が必要に股間をこすりつけてくる。
ヤツは勃起していた。
僕は引き離そうと滝の柔道着の襟を思いっきり引っ張った。その瞬間、僕は頭の中は真っ白になってしまった…。

滝がブラジャーをしていたのだ。

ピンクのレースの隙間から、黒い乳首がのぞいている。僕は泣き出しそうだった…。
その時、不覚にも僕は体勢を崩した。
しまった、寝技に持ち込まれる…!気づいた時には遅かった。完全に体を押さえ込まれてしまったのだ。

滝が耳元で囁いた。
「ちょっとだけ、ちょっとだけだから、ね?」

そして場内の照明は消え、桃色のスポットライトが僕らを照らす。会場に流れるBGMは、ラグタイム調のブルースだった。

滝に弄ばれながら、僕はぼんやり考えていた。
試合場の天井って、こんなに高かったんだなあ。
945鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/03/10(火) 21:52:30
ゴトンと電車が揺れて目が覚めた。 夢をみていたような気がするが思い出せない。
「今…何駅だ?」と思っていると、車掌が「え〜まもなく終点、○○です〜」と車内アナウンスで教えてくれた。
そのまま車掌は「本日も○○線をご利用いただきまして誠に…」と締めの言葉に入る。
…思い出した。 飲み会の後、私は終電に乗った。 車内は混んでいたが、途中で幸運にも座席に座れたのだった。

電車は嫌がらせのように実にゆったりとした速度でホームに入り、「さっさと出ろ」という感じにドアが開いた。
降りると風が冷たかったが、シャッターを閉めかけている駅の雰囲気はそれ以上に冷たかった。
私はタクシー乗り場の先頭のタクシーに乗り込むと、自分の家の住所をなるだけしっかりした口調で言った。
酔っぱらってこんなとこに来たんじゃないんだという見栄だったが、現に終点に来てしまった私には意味がなかった。

「今なら終電に間に合う」とか言いながらこのざまだ。 結局こうしてタクシーに乗るなら、最初から乗ればよかった。
そう思いながらまだ少し回っている頭を落ち着かせる為、私は目を閉じた。



ガクンとタクシーが揺れて目が覚めた。 夢をみていたような気がするが思い出せない。
「今…何処の道だ?」と思っていると、運転手が「あ、もうすぐ着きますよ、もう○○駅です」と教えてくれた。
そのまま運転手は「住所は〇〇でよろしいんですよね?」と締めの言葉に入る。
…思い出した。 飲み会の後、私は終電に乗れなかった。 タクシー乗り場は混んでいたが幸運にもすぐ乗れたのだった。

運転手は万札の釣りを面倒くさそうに別の袋から出して寄越すと、「さっさと出ろ」という感じにドアが開いた。
自分の郵便受けに触れると冷たかったが、寝静まったアパートの雰囲気はそれ以上に冷たかった。
私は足音が響く階段をゆっくりと静かに2階へあがり、先頭にある自分の部屋に静かに入った。
真っ暗な部屋でコートを脱ぎ捨てるとそのままの格好で念願のベッドに倒れ込む。

しかしこんな中途半端な時間に無理に帰ってきて何の得があっただろうか…? こんな事なら何処かに泊まれば良かった。
そう思いながら少し回っている頭を落ち着かせる為、私は目を閉じた。
946鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/03/10(火) 21:55:19
ドスンと部屋が揺れて目が覚めた。 夢をみていたような気がするが思い出せない。
「今…何時だ?」と思っていると、フロントが「おはようございます、7時です」とモーニングコールで教えてくれた。
そのままフロントは「お客様は12時までにチェックアウトを…」と締めの言葉に入る。
思い出した。 飲み会の後、私はカプセルホテルに泊まった。 漫喫は混んでいたが、幸運にもここに泊まれたのだった。

通路にも客が死んだように寝ているが、「さっさと出ろ」という感じにフロアのドアが開いたままだった。
ロッカールームの床は冷たかったが、朝か夜かも分からないこのホテルの雰囲気はそれ以上に冷たかった。
私は先頭のロッカーから自分の荷物を出してチェックアウトを済ますと、近くの喫茶店に入った。
折角の土曜だから早い内に食事をとろうと考えていたが、正直まだ酒が残っている。 帰ったらまた寝るかもしれない。

正直あまり寝心地も良くなかった。 泊まる必要があったろうか…? こんな事なら店に皆と残れば良かった。
そう思いながらまだ少し回っている頭を落ち着かせる為、私は目を閉じた。



ビクンと体が揺れて目が覚めた。 夢をみていたような気がするが思い出せない。
「今…何人起きてるんだ?」と思っていると、店員が「あ…お客さん、もう閉店ですよ〜」と教えてくれた。
そのまま店員は「お勘定はどなたからでしょうか?」と締めの言葉に入る。
思い出した。 飲み会で帰る組と帰らない組に別れ、私は残った。 店は混んでいたが、幸運にも個室だったのだ。

金を払い、皆がゾンビのように帰り支度をしていると、店員が「さっさと出ろ」という感じにお釣りを返しに来た。
眠そうな店員の態度が冷たかったが、テーブルにイスをのせて掃除している店の雰囲気はそれ以上に冷たかった。
私は皆とろくに挨拶もせずに別れると、始発の先頭の車両に乗り込んで運転席の真後ろに立った。
少しでも動く景色を見て眠らないようにしようという抵抗だったが、まだ発車までは時間があった。

しかし座ったら眠ってしまい、終点までは起きないだろう。 こんな事なら終電に乗って必死で立ってれば良かった。
そう思いながらまだ少し回っている頭を落ち着かせる為、私は目を閉じた。
947名無し職人:2009/03/12(木) 01:37:09
ど、どうしたんだこの賑わいは
何かの罠か
948名無し職人:2009/03/14(土) 11:39:53
足を引きずり、なんとか家にたどり着く。
つかの間の安堵感、気をぬいた私に身体中を刺すような痛みが襲う。満身創痍、その言葉が今の私にぴったりだ。
久しぶりだな、この感じ。
ムチャなケンカをくりかえした、15の頃の思い出がフッとよみがえる。
「もうすぐ30だってのに、まだこんなことやってんのかよ?」
15歳の私が呆れ顔で、そう言っているようでなんだか可笑しかった。

とりあえずシャワーだ。私は破れた洋服と血のにじんだTシャツをゴミぶくろに入れ、バスルームの扉を開けた。
ぬるま湯が傷にしみる、泥と血がながれ落ちていく。
砂でジャリジャリ、口の中が気持ち悪い。

どうやら歯が一本かけてしまったらしい。

口の中も切れている。口をゆすいだ水は透きとおったピンク色をしていた。
私はシャワーを左手に持ちかえようとしてふと気付いた。

どうやら左腕がもげ落ちてしまったらしい。

あ〜あ、完全に無くなっちゃってるよ、次の休みに医者にいかなきゃなあ。フラッと私はよろめいた。

どうやら足が片方ちぎりとれてしまったらしい。

どうりで歩きづらかったはずだよ、明日得意先につっこまれちゃうな。何だか頭もクラクラしてきた。

どうやら脳ミソが飛び出ているらしい。

頭が悪くなんかならなきゃいいけど、つくづくバカをやったもんだ。

「かわってねえなあ、お前。」

15歳の私が笑いかける。
その顔が今の私より大人に見えて、私は思わず照れ笑いをした。
949名無し職人:2009/03/27(金) 03:23:14
「ただいま」
「はいおかえり。どこ行ってきたの?」
「江戸時代に行ってきたよ」
「へえ。で、どうだったの、江戸時代」
「死んだらパジェロが貰えるお祭りとかやってた」
「へえ。死ななきゃだめなの?」
「うん。死ななきゃだめって言ってた」
「へえ。じゃあ死んだの?」
「ううん。死ななかったよ」
「そうか。じゃあ楽しかったなあ」
「うん! 楽しかった!」
950名無し職人:2009/04/02(木) 15:31:29
鳥は歌い、花は笑う。
森の小さな友達が少女のまわりに集まってきた。
ハツカネズミのラリー、キツネのソニア、小グマのルー、アヒルのドードー、小ブタのピギーもいる。

「今日は私の誕生日。お母様がそろそろ私もお茶会に参加して良いっていってくださったわ。ああ、なんて素敵な気分だろう。」

少女が切り株の上でクルッと一回転すると、その綺麗なブロンドの髪がフワッと風に舞う。
ハツカネズミのラリーは少女の肩にちょこんと飛び乗ると、彼女の小さな耳に噛み付いた。

「痛い!」

それを聞いて小さな動物たちはいっせいに飛びかかる。
キツネのソニアは喉元に食らい付き、小グマのルーがはらわたをかっさばく。
アヒルのドードーは目を潰し、小ブタのピギーが臓物に貪りついた。

少女はみるみるうちに赤く染まった骨となる。

十歳の誕生日おめでとう。
951鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/04/02(木) 22:42:30
家にいる時には煙草の火に困らない。 むしろ出先で忘れて困り、仕方なく買い、持ち帰り、増える。
なので私の部屋にはあちこちにライターがある。 今日、このライターを手に取ったのは単なる偶然、
このライターをジッと擦ったら突然、煙と共に魔神が出てきたのも単なる偶然なのだ。

「ご主人様、願い事はあと1つ叶えられます」
魔神はそう言ったまま、居心地悪そうに私の狭い部屋のほぼ半分を占領している。 まるで魔法のランプだ。
まぁランプは火をつけるものだから、ランプの魔神が何らかの理由でライターに宿っても不思議ではないかもしれない。

…いや、やはりどう考えてもおかしい。
それっぽいライターにランプの魔神が宿るならまだしも、これはラブホテルのライターじゃないか。
だいたい何故このライターが家にあるのかも分からない。 私はこのホテルを使った事がない。
しかしホテルの場所は知っている。 駅のホームから丸見えの、お城風の建物のくせに中身はSM専門というヤツだ。
名前が“暴夜”でアラビアだから人を馬鹿にしてる。 まぁ…魔法のランプには近いかもしれないが。

しかし気になるのは願い事の回数だ。 確かアラジンの魔法のランプは願い事を3つまで叶えられる。
その回数はランプ自体でなく各個人に依存するのだから、1つという事はすでに2つ叶えたという事になる。
それとも元から願いは1つなんだろうか? それなら“あと1つ”という言い方はしないはずだ。

「すまないが質問させてくれ、願い事ってのは最初から一つなのか?」
「いや、もともと願い事は3つだ」
「何だ? 私はまだ何も叶えてないぞ、何故もう2つも減ってるんだ?」
「税金だな」


まぁ煙草も火をつけるものだから、ランプの魔神が何らかの理由で煙草に宿っても不思議ではないかもしれない。

…いや、やはりどう考えてもおかしい。
952名無し職人:2009/05/03(日) 20:01:57
あげ
953名無し職人:2009/05/03(日) 21:03:52
>>937
wwwwwww酸欠wwwwwww
954やっちゃん小指親指姫ヤクザ:2009/05/03(日) 21:06:42
理由で正社員目指すか逆ではマンションで正社員目指すか逆で
余裕断られた子供
キュウリで正社員のタイトル決まった
955名無し職人:2009/05/03(日) 21:43:52
AVをタイトルだけで10本借りると
2本は当たりがある
956鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/05/07(木) 21:30:52
縛られていた身体が自由になって、僕は何処かも分からない暗い部屋に置き去りにされた。
真っ暗で何も見えない。 そのままじっとしていると、涙が溢れてきた。
捕まった事も悔しかったが、それ以外にも色々な感情が涙として溢れてきたような感じだった。

畜生…。 あいつ等、僕を捕まえながらドサクサに紛れて家の物も捕ってた。
知ってるぞ、あいつ等はアレを高値で売り買いしてるって。 何週間もかけて作った大事な物ばかりなのに。

そんな感情を持て余しながら暗闇を睨みつけていると突然、目の前が明るくなった。
目を擦りながら見回すと広い部屋だ。 これはスゴい、僕の家の何倍も広いじゃないか!
それにコレも知ってるぞ! “たたみ”だ! それにコレは“ざぶとん”と“ちゃぶだい”!
仲間が持ってたけど、こっちの方が大きくて綺麗で良い匂いがする!
それになんてふかふかな布団なんだ、今日はここに寝ても良いのだろうか?

そんな具合に僕は暫くの間、あっちへ行ってはスゴい、こっちに行ってはスゴいと大騒ぎで
隣りにも部屋があるのに気付いたのはそんな興奮がひと段落してからだった。
隣りの部屋もこっちと似たような部屋だったが、見ると鏡の前に誰かが座っている。
言葉は通じるだろうか?と、恐る恐る近付くと顔を上げて何か言ってきた。 しかし意味が分からない。
やっぱり駄目かぁ…と思っていると
「あ、あのね、今の“はじめまして”って言うのは大昔の挨拶なの。 嬉しくてつい使っちゃった。」と、言った。
“はじめまして”か。 何度か口の中で言ってみる。 はじめまして…良い響きだ。
「は、はじめまして!」
僕も言いたくなって言ってみた。 何だか照れくさいが、嬉しそうに微笑んでくれた。
仲間以外と話すのはおろか、会うのも初めてだ。 不思議な感じがする。

「貴方も捕まったのね」
「え、じゃあ君もあいつ等に」
「ええ。 …多分、私達は“ニホンジン”の繁殖用として保護されたんだわ」
「繁殖!? …ほ、保護だって!?」
「だって私達“にんげん”って絶滅種でしょ? “アメリカジン”という種類も捕まってたわ」
「いや、でも、な、な…なんでそんな事を?」
「分からない。 分からないけど、大昔は“にんげん”も他の生き物にやってた事だもの…」
957名無し職人:2009/06/01(月) 21:12:01
ほしゅあげ
958攻殻 ◆SHELLRbB3I :2009/06/11(木) 18:43:09
なんと美しい花畑だろうか
私は息を呑んだ

しかし究極的にはこれは裁判だ
民事だ いや刑事だ 行政ではない

縦方向が大切だ
パラレル=平行 な テストにも出た
湯気が出ている場合は即逃げろ
即席で逃げろ

分かっているとは思うが
彼らは大胆かつ知的だ タイタンだ

であるか

そしてこうなるのか
振り返るともうそこにはの状態だ
一面の可能性も高い
神経系の問題である

わたし
959鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/06/11(木) 20:40:56
「現在と未来を繋ぐ電話」 …なんと馬鹿馬鹿しい名前だろう。しかし興味を抱いて買ってしまった私はもっと馬鹿だ。
店員が言うには、未来の自分と通話が出来るらしい。そんな事が出来るなら軽いタイムマシンではないか。

とりあえず家に帰るとすぐさま箱から出して電源を入れる。 …随分と安っぽい起動画面だ。
さて本当に未来に電話が出来るのだろうか? 説明書からその機能を探すとすぐに見つかった。
年月日を指定してかけるだけ。 当たり前だが簡単なもんだ。
…まぁ、何であれやってみるのが早い。 とりあえず1分後にかけてみる。

「はい、もしもし」 相手が電話に出た。 つまり1分後の自分か。 というか自分の声ってこんな感じだっけね。
「えぇ〜と、お、お前は誰?」 我ながら馬鹿な質問だ。
「俺はお前だよ」 「…ごもっとも。 じゃあ、また未来で……ブツッ」
まるでヘタクソな一人芝居のようだ。 だが自分に電話なんてした事ないから何を言っていいのか分からない。
ふと思い出したかのように液晶のシートを剥がすと、ちょっと話しただけなのに顔の脂がついている。
待受には画面中央に「本日過去より着信予定」と出ていた。 成る程、これで1分後に電話かかってくるわけだ。


…ふと思ったのだが、
1分後にかかってくる電話に出なかったらどうなるのだろう? それは過去を変える事になる。
すると私自身はパラレルワールドになるのか? それとも映画ランゴリアーズのような展開になるのか?
とりあえず後者は勘弁して欲しいが、実際これは気になる。 でも怖い。

しかしそうこうしている内に1分たってしまったらしい。 携帯が鳴り出した。
…どうしよう、まだどっちにするか決めてない。 出るか? このまま放っておくか?
いや、さっき未来にかけた時に未来の自分は3コールくらいで出た。 もう3コールなんて過ぎてる。
出たとしても、もう多少たりとも過去は変わってしまっているのではないか?
そんな風にまごまごしている内に、携帯は泣きつかれた赤ん坊のように黙り込んでしまった。

…出たらどうなったんだろうか? 放置して良かっただろうか?
ふと思い出したかのように液晶のシートを剥がす。 正直汚れ防止とはいえ何となく邪魔だ。
とりあえず次は未来の自分と会話をしてみたい。 さて、いつにしよう…
960名無し職人:2009/06/29(月) 00:21:09
光秀「敵は本能のおもむくがごとし!」
961鱆サン ◆TAKO/PnX/g :2009/07/02(木) 22:00:09
「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」
「えぇ〜と…どうしよう、ナンにしようかな。 おすすめとかあります?」
「はい、それではこちらのインドのコース料理はいかがでしょうか?」
「へぇ、インド。」
「前菜の後、当店自慢のカレーをナンで召し上がっていただきます。」
「成る程。 しかしナンでカレーを食べなきゃいけないんですか?」
「い、いぇ、こ、これは大変失礼致しました。 カレーはお嫌いでしたか…。」
「え? いやいやカレーは好きですよ。 むしろ大好物ですよ。」
「? …ではこちらコース料理で宜しいのでしょうか? 」
「どうしよう、ナンか…困ったな。」
「ナニかお困りですか…?」
「ナンだよ、さっきから言ってるじゃないですか。」
「申し訳ございません、ナニを仰っているのか……。」
「ナンならライスを沢山食べたいかなぁと…。」
「は、はい。 ライスも御座います。」
「あ、あるんですか! じゃあライス大盛りでお願いしますね! ナンかすいません。」
「いえ、こちらこそ失礼致しました。 ではライス(大)を単品で。」
「え? ライス単品? コース料理は?」
「…失礼ですがお客様、今ライスを沢山と注文なさりましたよね?」
「ナンでだよ!」
「は、はい? ではナンを沢山が宜しいのですか?」
「ち…ちょ、ちょっと待って! 落ち着こう、なっ? ナンなら後回しで良いよ。 俺、最後に注文するから。」
「ではデザートにナンを…。」
「違う違う、締めになってないだろ! …あ〜くそっ、ナンで注文するのにこんなにナンがあるんだ…?」
「いえ、メニューにナンはこれだけですが…??」
「もう……ナンなんだよ…。」
「当店のナンにナニか問題でも…?」
「違うって! ライスナンだよ、俺がさっきから言ってるのは!」
「はぁ…しかしお客様、ナンを食べながらライスだけを食べるというのは…。」
「ナンの話だ! もう分かった、そのコース料理とライス(大)を単品で!!」
「お客様、こちらのコース料理はナンをライス(中)に変更できますが…?」
「ナンだと変更出来るのかよ!」
962攻殻 ◆SHELLRbB3I :2009/07/04(土) 11:01:12
春の小川はサラサラゆくよ

という歌を思い出していた私の目の前には
シャバシャバのカレーが置いてある

妻は少しうつむきながら、こちらを向いて困ったような顔で笑っている

「シチューなの」

私は何も言い返せなかった 言い返せるはずが無かったのである

こんなときとっさにうまいアメリカンジョークでも言えたなら
私は今頃ケンブリッジ大学でロボコンを目指していたことだろう
ジョンと
あとステファニーみたいな金髪といっしょに

「映画でも見ようか」

私は何も気にしていないようなそぶりで言った

窓を打つ台風は、19号を数えた
素数だな

私も妻も、きっと同じことを思っていた
963名無し職人:2009/07/05(日) 02:42:08
>>962じわじわ来るんですけどw
964名無し職人:2009/07/05(日) 15:09:22
クメタンが書いてそうな文
965名無し職人:2009/07/05(日) 17:58:51
私達もうお終いね。
そういってあの人は涙を落としながらその場を去っていった。
きっと悪いのは僕なんだ。
毎日彼女は泣かしていたんだ。ふられて当たり前だ。
でもなんだろうこの爽快感。体がポカポカしてきた。
その時、僕は気付いた。僕は彼女が嫌いだったんだ。
966名無し職人:2009/07/09(木) 15:27:44
魚を最近食べていないし魚料理にしようか、それともいつものイタリアンに
しようかと決めかねて私は、日曜の夕暮れの多摩川土手沿いを自転車で
のんびりと走っていた。

と、
「・・・むんばぁっ」
奇声が聞こえたのでふと見ると、ひとりの男が川の中から現れて、
のっしのっしとこちらへ向かってくる。
全身ずぶ濡れのその男は、JR乗務員の服装をしていた。
「おはようございます」と私は、場違いな挨拶をした。

聞けば、私が十数年前に行なったキセル乗車の記録を入手したため、
不足額を徴収しにこうして追いかけてきたのだという。
青森ー巣鴨間の運賃が不足したままだというのだ。
過去に青森に行ったことはないし、人違いではないですか?と言うと、
ないですかの「か」のところで、急に咳込んだ乗務員の口から飛び出た
小魚が、私の口に入った。
これで、夕飯はイタリアンに決まった。

小魚を吐き出しながら、そもそもなぜ川の中からの登場なんですか?
と私が聞くと、なんですかの「か」のところで、咳込んだ乗務員の口から
小魚が飛び出し、私の口に入った。

そんなルール、私は知らない。
小魚を吐き出し、先を急ぐことを伝えて私はその場を去った。

翌週の日曜、ふと自転車で通りかかった多摩川の土手で先週の出来事を
思い出したが、今度は川っぺりを通らず、少し離れた道を選んだ。
背後で「・・・むんばぁっ」とまた聞こえたようだが、早々に駆け抜けた。

夕飯は魚料理にするつもりだった。
967名無し職人:2009/07/11(土) 23:48:48
僕は両親の事を覚えていない。もの心ついた時には施設にいた。兄弟もいなかったし、祖父母だとか親戚だとかいう人が会いに来てくれたことも無かった。
別に、それが当たり前だったし、他人を羨ましく思った事もあったけど、施設の友達はみんな同じ様な境遇だったからその事で落ち込んだりする事は無かった。
バイトしながら通信制の高校を卒業して、夜間大学に行く事も出来た。

ある女の子と知り合った。
バイト先でシフトは違ったんだけど、帰り際に挨拶してたら何時の間にか仲良くなってた。
好きになってた。
でも、僕は喋るのとか苦手だったし、服のセンスも無いし、何より愛とか恋とかの感情にどう向き合えばいいのか解らなかった。
でも、頑張った。
勇気を出して彼女に気持ちを伝えた。
僕らは結ばれた。

彼女、門限とかあって夜逢う事なんて出来なかったんだけど、家に嘘ついて大学まで来てくれた。
僕らはそのままホテルに泊まった。幸せだった。愛する彼女が隣で寝息をたててる。鼻に当たってこそばゆい。彼女の手のひらは僕の頬に優しく当てられてる。
愛情ってこんなに幸せを感じさせてくれるのかって思った。涙が出そうだった。彼女の顔が間近にあって、彼女の温もりを感じれる事。この時間がいつまでも続くなら、この目をえぐり出して神様にくれてやってもいいって思った。
幸せってこういう事なんだな。

彼女の寝息が鼻に当たってこそばゆい。
彼女の手の平から温もりを感じる。
僕は夢を見てるような感覚でウトウトと眠りに堕ちていこうとした。

寝息が鼻にあたる。手の平の温もりが・・。



クセーんだよ!このバカ!さっき食ったカレー臭がするんだよボケッ!っていうか手!どけれよボケナス!アチーんだよ!気付けよクソアマぁ!!
僕は彼女の手を払いのけると彼女に馬乗りになって往復ビンタを喰らわせた。
幸せだった。愛する彼女が僕の下で頬を真っ赤に染めている。
幸せってこういう事なんだな。
968名無し職人:2009/07/12(日) 11:21:14
    僕の尊敬する人       5年1組 吉岡秀次

僕の尊敬する人は、この世で一番初めに金玉という言葉を使った人です。
僕の金玉は全然金色じゃないしお父さんの金玉も金色じゃないけど、その人がいたおかげで金玉と呼べます。
しなびたガンモドキみたいな袋に、金玉という立派な名前は似合わないと思うけど、
金玉は男にとってとても大切な玉なので、やっぱり金玉という名前で良いと思います。
金玉という名前を考えた人は、きっと金玉の大切さをよく分かっていたんだと思います。
その人のおかげで、僕はお風呂に入った時に金玉をよく洗って、金玉を大切にしていられます。
僕はもしその人に会えたらありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。
この前鉄棒をしていて金玉をぶつけた時は、すごく痛くて死にそうになったので、金玉なんか無ければ良いのにと思ったけど、
金玉が無いと女になってしまうので、やっぱりこれからも金玉を大切にしていきたいと思います。終わり。
969名無し職人:2009/07/15(水) 09:21:11
指輪のケースみたいな青い箱が出てきたの。
きたきたきた。
待ちに待ったプロポーズだ。

「開けてごらん」と言われた。
ニヤニヤが止まらない顔でゆっくり開ける。
指輪!と思ったら違う。
これは何だ。何だこれは。腕時計じゃないか。そして
「この電池がなくなったら結婚しよう」と言われた。

さて、今日やっと電池なくなったのだけど
私のこと覚えててくれるかな、35年ぶりだもの、心配でございます。
970名無し職人:2009/07/16(木) 04:37:27
皆、文章なげ〜よ
6行ぐらいで挫折する
971名無し職人:2009/07/16(木) 04:39:36
音楽的なセンスの問題じゃね・・・
972名無し職人:2009/07/16(木) 15:37:28
>>970
そうやって自分のオツムのレベルが低い事を正直に言えるキミは、将来大統領になるのかも知れないな
973名無し職人:2009/07/18(土) 03:12:53
日本は首相制度だが…
974名無し職人:2009/07/18(土) 21:54:27
>>972 足元掬われたなw
975名無し職人:2009/07/23(木) 17:38:59
>>973-974
お前らはきっと>>972を真剣に読んじゃったんだな
976名無し職人:2009/07/25(土) 18:13:00
スレの全盛期と比べれば、無駄にだらだら長い
レスが増えたのは事実。
977名無し職人:2009/07/28(火) 05:45:01
一応「即興」で「書きなぐる」という趣旨のスレだしなあ
推敲を重ねてシェイプした文章じゃなく、思いつきをパパッと書いてある落書きノートを覗き見ているようなもので、
無駄もだらだらも織り込み済みで読むのがスジだろう
それが出来ない人はこのスレに向いてないんじゃないの?としか言いようが

オチが弱いとかテーマがつまらんとか、そういう方向の主張なら分からなくもないんだけどな
スパッと短く締めようが回り道で味を出そうが、スタートやゴールがちゃんとしていないんでは、
どうやったって面白くならずに全部が無駄になっちゃうしな

>>976
無駄に長い最近の文章を2〜3選んで、スッキリ短く添削したものを見せたら良いと思うよ
キレモノ編集者的視点できちんとしたダメ出しが出来ていれば、書く側も参考に出来るだろうし、
好みの問題で長文を嫌ってるだけのようなダメ添削しか出来なければ、読み手のレベルが低いだけということで片付くし

「面白い=良 つまらない=悪」みたいに、「短い文章=良 長い文章=悪」って単純には括れないだけに、
説得力のある主張をせずにただ長文が嫌いだと言い張るだけだと、多分「何言ってんだこの馬鹿」としか受け取ってもらえないと思う
978名無し職人:2009/07/28(火) 14:11:38
水虫が治らないのは、インスタントラーメンばかり食べているせいかもしれない。夕方、公園でホームレスが、富士山に敬礼していた。私はそれを見て「我慢強く、インスタントラーメンは我慢強く」と、沈む夕日に一人ごちた。その日、いつもより小便が黄色かった。
979名無し職人:2009/07/29(水) 00:39:39
どこがどう悪いとか、いちいち理由を説明する気もなくなるような
誰の目からも面白くないものってのは現に存在するわけで、
そういう長文が溢れかえってたら、やっぱり読み手も書き手も
遠のくのよ、結果として。

別にルールなんてないんだからそれでいいじゃんというかもしれないが、
そういうのって公共掲示板の、しかもお笑い板でやらなくてもと思うのは
ごく普通の感覚のはず。
もちろん特定のレスや個人を貶めようとしているわけじゃない。
980名無し職人:2009/07/31(金) 19:51:54
>>979
スレの方向性とクオリティって別の話じゃん?
このスレは昔も今も、短文長文何でも来いのスレなわけよ
スレのクオリティってのは、その範疇で上がったり下がったりするわけ
もしも「短い一言で笑わせるスレ」的な、違う方向性のスレが望みだとしても、
それはこのスレの基本的な流れを変えて作るものじゃなく、こことは全く別に立てるべきスレなのよな

ところで、主に何を主張したいのか聞いておきたい
単純に「長文はこのスレに無い方が良い。無くすべき」という主張なら、それはもうハナから議論に値しない主張だよな
このスレの「長文もどんと来い」という所が気に入らないなら、そう感じる人が別の場所を作るなり探すなりするしか無い
長文がこのスレに相応しくないのではなく、不満を感じている人間がこのスレに相応しくない、という形だよな
他には「スレのクオリティが低下している」という主張があるよな
今このスレで文章を書いている人達に対して、ただツマランという感想を伝えたいだけなのだとすれば、
それはあんまり生産的な行為ではないので、「まあ程ほどにしとけ」ってなもんだわな
「スレのクオリティ低下の原因は長文の増加にある」という分析から、「長文を控えろ」という主張をしたいのだとすれば、
このスレは昔っから、長文が山ほど書き込まれて成り立ってきたわけだから
低下する前、今より高いクオリティも、当然長文含んだ流れによって作り出されていたわけで、長文に責任を押し付けるのは全く見当違いとなる

というように、レスを読んでいて俺が想像し得るものだと、どういう主張に転んでも全く話にならないので、本人の考えをきちんと聞きたい
981名無し職人:2009/08/03(月) 21:04:05
ひだまりの中で
彼女とふたり

愛しているとぼくは言った

あどけない表情をうかべて
彼女は

白目をむいた
982名無し職人:2009/08/03(月) 21:58:10
夕日がきれいだ。赤に黄色、夏の夜空がこれから顔を見せる。滴り落ちる夕立の雫。都会のビルが泣いているようだ。



というわけで 今月も仕送りよろしくネ♪
愛するママへ♪
983名無し職人:2009/08/03(月) 22:23:21
チンパンジーを、許さない。
殴ったとたんに、撫でていた。
チンパンジーは、照れていた。

チンパンジーに、許されていた。
殴られながら、許されていた。
テレながら、俺は許されていた。

チンパンジーは、もういない。
殴ったとたんに、もういない。

病院へ行ったのだ。
984名無し職人:2009/08/03(月) 22:32:28
夜、チンパンジーは居た。行った。言った。

どこに? どこへ? 何を?

チンパンジーはひとりで暗い場所へ行って、
朝が来たら病院へ行ったのだ。

月も出ない薄暗い廊下で言った。
誰も居ないから言った。

彼は言ったのだ。

夜、いろんな顔がマユゲの上を通っていった。
チンパンジーはひとりでそれを見てた。
いろいろな何かは、ただ、通り過ぎていった。
985名無し職人:2009/08/03(月) 22:51:38
腕を捻り上げられ、チンパンジーは照れた。

明日、明後日、明々後日。

真顔でめしを食ってるチンパンジーに蹴りを入れる。
なにを笑っていやがる。

血が出た。笑ってる。

頭を何べんも叩かれ、大事な大事な脳みそがグッタリし、
照れるまもなく、可愛そうなことになった。
とても可愛そうなことになった。
両手ともグーになってた。
986名無し職人:2009/08/03(月) 22:56:02
空、白い。

チンパンジーは向日葵の葉っぱを触ったり、
そこらへんを駆け回ったり、
駅のベンチに腰掛けたりして、
待ってはいるものの、
風が通るばかりで、
山の木々の匂いがしたりして、
キョロキョロ、ソワソワとしている。
987名無し職人:2009/08/03(月) 23:29:24
真夜中の散歩道

振り返れば誰か居る

恐くなり走り出す

追い付かれ 追い抜かれ

トレンチコートの密の下

現れたのは ほっかむり

恐くない 恐くない

恐くない 恐くない。
988名無し職人:2009/08/04(火) 16:40:23
what?
989名無し職人:2009/08/05(水) 08:50:55
 
990名無し職人:2009/08/05(水) 16:47:51
   
991名無し職人:2009/08/05(水) 16:51:46
書く事ねーならageんなカス
992名無し職人:2009/08/05(水) 17:01:09
カス・・・



それは小宇宙に漂うひとひらの…結晶




カス・・・
それは白くて固いものが密集する隙間に侵入し
押しても引いても出てこない…食物片
993名無し職人:2009/08/05(水) 21:30:39
カスと言えばチンカス
これに異論が無ければ、カスの中で一番メジャーで偉いのはチンカスということになる
そうなると、チンカスの母体となるチンコというのも相当偉い存在ということになる
だとすれば、チンカスが生まれやすい包茎の方がチンコとしての格が上ということになる
そうした事態を望むか望まないか
きみもよく考えてみたらどうだろうか
994名無し職人:2009/08/06(木) 16:43:17
 
995名無し職人:2009/08/07(金) 08:45:19
 
996名無し職人:2009/08/07(金) 09:09:55
「皴皴皴皴」

「自慰自慰自慰自慰」

「手話手話手話手話」

「娑婆娑婆娑婆娑婆」

蝉の声とまざりあう
997名無し職人:2009/08/07(金) 09:13:55
あははのは
998名無し職人:2009/08/07(金) 13:29:10
次スレはどうするね
999名無し職人:2009/08/07(金) 15:36:38
>>987
きっと感受性が強いんだろうな…
俺は好きだよ、その感じ
1000名無し職人:2009/08/07(金) 15:38:50
人生初の1000GET。
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。