★復刻板 雑誌の編集★

このエントリーをはてなブックマークに追加
1いち編集者
エッセイ、コラム、グラビア、小説、映画批評に対談、クイズにアンケート何でもOK!
とりあえず雑誌ぽければなんでもOK!廃刊間近のこの雑誌。
あなたの力を貸してください!
2いち編集者:04/05/01 09:26
しりとりエッセイ 第1回 【しりとり】

この連載をはじまるにあたって最初のワードを何にするべきか小一時間ほど悩んだ。
それと同時にある疑問が浮かんだ

しりとりは何からはじまるべきなのか?

これはなかなか難しい問題だ。大人が三人集まって『文殊の知恵』だ!と声高に叫んで
みてもなかなか簡単に解決する問題ではない。
「何でもいいから適当にはじめようか?東京スカパラダイスオーケストラ ラ!!」
いくら何でも適当でいいからといって東京スカパラダイスオーケストラは不自然だ!
「なんで東京スカバラパラダイスオーケストラ何だよ!気取ってんじゃねえよ!」
と掴みあいの喧嘩がはじまるはずだ

しかし、喧嘩してる人を見たことがない!  なぜか??

そう大人はしりとり なんかしない!

なぜなら面白くないから・・・子供のころはまだ知識も未熟で使える言葉も当然少ない。それ故
しりとりはとても面白い。手に汗握る。

大人のしりとりは奥深い。選んだ単語、ひとつひとつのその人の人生が垣間見えるから
次の人はしりとりの『り』で何か書かなければならない。子供なら『りんご』とか『リス』とか安易に答えるだろう!
しかし大人のしりとりを侮ってはいけない。
と、こんな風に次の人にプレッシャーを与えつつ連載を地味にスタートしようではないか?

【しりとり】→次のはじまりは『り』
3KEL:04/05/01 09:45
だいたひかるの どうでもいいですよ! 第1回『プロ野球編』


・「当てられたバッターより当てたピッチャーの方が痛いですよ〜という〜・・・論点のすり替え!!」

・「ここで打てないと真の四番とはいえないですよ〜という・・・一方的な条件!!」

・「ここはストレート勝負ですよ〜という・・・勘!」

・「赤ヘル軍団という・・・見たまんまのニックネーム!!」

・「伝統の一戦ですから〜という洗脳!!」
4ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/01 22:40
妊婦と肥満の境界線

久しぶりに電車に乗った。
平日の昼間ということもあり車内は空いている。
車両の中央に座るのも落ち着かない気がして、最も端の席に腰をかけた。
心地良い振動が母体を彷彿とさせ、睡魔氏の当然の訪問もあり、僕は次第に意識が遠ざかっていった。
ふと我に返ると周りは人で埋まっている。
向かいの優先席の若者とちょうど目が合ってしまい、慌てて意識を正した。
電車はゆっくりと速度を落とし、次の停車駅のプラットホームに滑り込むところである。
扉が開き、その女は乗ってきた。下腹部を大きく揺らしながら。
何となく気になったのだろう。視界に入ってきた瞬間に思わず二度見してしまった。
夏のビーチで、パンパンに空気を注入されて左右のコートを行き来するビーチボールのような、
秋の大運動会で、一心不乱に転がり続ける大玉のような、
はっきりと丸い輪郭を帯びた下腹部。
周りを見渡して空席がないと悟ったのか、女は立ったまま優先席前のつり革につかまった。
その時である。
「あら、おめでたですか?席譲りますね、こちらどうぞ。」
優先席に座っていた中年女性が声をかけた。
女は軽く会釈して空いたスペースに腰をかける。
そこまではごく自然でありふれた日常の一コマなのだが、何故か附に落ちない感覚に支配された。
その違和感は次第に膨れ上がり、体から抜け出して車内に充満する。僕は感覚の原点を探した。
そしてすぐに向かい合わせに解答を見い出した。
あの丸みの正体である。
優先席が女を妊婦に仕立て上げたのだろうか。
車内の揺れが母体を喚起させたのと同じように。
5名無し職人:04/05/01 22:48
努力賞をあげよう
6名無し職人:04/05/01 22:50
村上ダウソ神
7名無し職人:04/05/01 23:05
懐かしいな
平凡パチン
8競馬予想:04/05/02 00:09
乙葉の競馬予想  天皇賞(春)  ゲスト:久保竜彦

乙葉「今回のゲストはチェコ戦でも大活躍だった日本代表のフォワード久保竜彦さんです」
久保「メシッ!」
乙葉「ハッ?」
久保「牛乳、リモコン!」
乙葉「・・・よろしくお願いします。今回は競馬の予想なんですが好きな馬とかいますか?」
久保「シルフィードとマルス」
乙葉「ま、それ漫画じゃないですか!・・・今回の天皇賞の予想をお願いします」

久保「賽銭箱に100円玉投げたら馬券買えるWINSがいい〜」
乙葉「賽銭箱なくてもいいじゃないですか!長渕剛さん好きなんですか?」
久保「今はあんまり好きじゃない。だって人間だもん」
乙葉「相田みつをさんも好きなんですか・・・とりあえず予想お願いします」
久保「予想はお前がやれ!おれはやりたいことだけやる!」
乙葉「えっ〜・・・じゃあ私は久保さんみたいにユニヴァース日本代表になりたいのでネオユニヴァース」
久保「頑張ってください!」
乙葉「(適当だな・・・)予想もお願いしますよ〜」
久保「マス、ビィーザ、リンカン!」
乙葉「・・・シルクフェイマスとヴィーターローザとリンカーンの3点買いですね。ありがとうございました〜」
久保「勉強頑張ってください!」
乙葉「・・・ありがとうございました」


編集者「昔Jリーグで試合中骨折させられたのにやられた相手のビスマルク選手を吹っ飛ばすまで
     試合に出続けた久保選手。予想は是非当たってほしいものです・・・」
9ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/02 12:21
二日酔い

いつもと変わらない朝、ではなかった。
顔を洗おうと洗面所への廊下を歩いてる途中、異臭が臭覚を刺激しだした。
そのシグナルの発信源を探して彷徨っていると、次第に臭いが強烈になっていくコースを発見した。
直角に曲がった細い鉄の棒を両手に一本ずつ持ち、地中に埋まっているであろう金属を発見すべく
ひたすら彷徨う。ある地点に来るとその鉄の棒がほぼ無抵抗に両側へ開く。
源の発見である。
僕は開きっぱなしの鉄の棒をイメージしながら、匂いの源へと近づいた。
白くてずっしりとした質感。遠目からみてもその重量が推し量れる存在感の大きさ。
洗濯機の蓋は既に開いていた。
恐る恐る覗き込むと、眼下に広がったのは紛れもない嘔吐物。
洗濯機と嘔吐物という組み合わせがとても滑稽で、思わず声を上げて笑ってしまった。
スイートルームに貯金箱。心中夫婦に避妊具。
様々なミスマッチングを連想してしまい、正常な組み合わを持つものを全否定してしまいたくなる。
奇妙な衝動に駆られながらも、嘔吐物が何故似つかわしくない場所にあるのか、記憶を辿る。
昨夜は大量のアルコールを摂取し、かなり酔っ払っていたはずだ。
深夜に帰宅した僕はソファに横たわり、急激な吐き気に襲われる。
胃が収縮するのを生で感じながら急いでトイレに駆け込み、蓋をあけ・・・
回想シーンの輪郭がそこでぼやける。
僕は急いでトイレに駆け込んだ。そして全てを理解した。
トイレの蓋を開けると、そこには大量の洗濯物が入っていたからである。
10名無し職人:04/05/02 13:03
良いね村上
11 ◆shibatXtDE :04/05/02 22:08
◆◇◆新連載 堂本剛の「ほなどないせぇゆうね」◇◆◇

えっす。堂本です。剛の。二人組の。お腹痛いわー。胃、弱いんすわ。
ラーメン一杯満足に食われへん。マジで。こないだ北海道行って来た
んすわ。写真の。撮影で。寒いわ。北海道。寒い。マジで。ほいで、
折角北海道来たんやから食っていきましょうやーて。スタッフが。鍋。
石狩。おいしい。確かに。おいしいけど、そない食われへん。弱いか
ら。胃が。痛くて。みんなで食うてやーゆうて。ひと口。ひと口で終
了。もう、食うたんか食うてないんか、ようわからへん。いや、食う
たよ。石狩鍋。おいしかった。マジで。寒い。北海道。寒いわ。
12悩み相談室:04/05/03 01:34
★(ペンネーム:今年は受験生さんからの悩み)★

僕は今年受験生なんですけど 全然勉強に手がつきません。
というのも僕には歌手という夢があるからです。二年前から作詞作曲も
やっています。こんな僕はどうしたらいいでしょうか?


★今回相談を聞いてくれるのは現役大学生歌手の倉木麻衣さんです。お願いします

マイです クラキです
It is a prep student this year 
あなたの相談聞いたよ Listen to me
あきらめないで 夢かなえてよ dream come true

もしあなたの夢がかなえられなくても 私は知らない I dont know 
話半分で聞いてよ fifty fifty
もしも 私のように夢かなえれば ラッキーボーイ
そして これから はじまる シンデレラストーリー

だけど 時には息抜きも必要よ Everyday… Everynight・・・
そんな時は 私の歌 聴いて 元気になってね
You gonna play this lonely game through the night

そんな時は私のジャケットばかり見ないで ねえ怖がらないで
It is a prep student this year 

落ち込まないでね
It is a prep student this year 

倉木麻衣でした
13名無し職人:04/05/03 18:20
>>12
ワロタ
14名無し職人:04/05/05 10:56
age
15セル塩越中:04/05/07 03:43
セル塩越中のドラマを斬る 『新選組!』 パート1

香取慎吾 【60点】表情を含めた受けの芝居はさすが!だと思う。しゃべる前に(フ〜)と息を吸う癖?はあれだが・・・
藤原竜也 【60点】天才沖田の天真爛漫さは凄いはまり役。あんまり強くなさそうだけどな気もするけど
山本耕史 【70点】ゴツイ!こんなに男っぽい人だと知らなかった。土方の写真にも似てるしこれからブレイクしそう。
オダギリジョー【55点】棒読みすぎ!ただ殺気をふくめた雰囲気はある。これからに期待!
中村勘太郎【55点】う〜ん。この役が今のところいろんな意味で一番かわいそうかも これからに期待
山本太郎 【60点】コメディ部分を一人で担当。いい役者やねえ〜シリアス度が増せば増すほどおいしくなるかも
堺雅人   【70点】(ニヤニヤ)このドラマの一番の収穫。歩き方からしゃべり方表情、ネタ的なところまで含めて完璧!!
山口智充  【55点】脇役なのに永倉の世界がちゃんと描かれてます。
小林隆   【60点】元東京サンシャインボーイズ。そこにいるだけで安心できる。いい表情する。これからもっと活躍しそう!

脚本 【65点】脚本は喜劇作家、三谷幸喜。内容に関してはみんな不自然なぐらい近藤勇を尊敬してるなあ〜
        と感じる以外はかなりいいし面白いと思う。登場人物が何十名もいてそれが全員キャラ立ちしてて 
        かぶってないところは流石!!としかいいようがない。これはかなり凄いことです!!!
         ただナレーションの廃止と一日一話に限定したりする縛りは必ずしも成功してるとはいえないかも・・・
        物語は今週から粛清がはじまり 毎週のように誰かが死んでいく悲しい展開になります。
         いままでのようなコメディータッチは当然無理としてもシリアスな部分にどの程度喜劇作家としての
        実力を出してくれるのか注目したいと思う。幕末は色々複雑でわかりにくい部分も多いが
        三谷苦手や小劇団系が苦手な人も多いと思うが回にもよるけど三谷色は薄めです。
16転載記事:04/05/07 20:59
幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった
母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた
土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めての
プロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは
招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ
なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外の
ベンチで弁当を食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、
母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せて
やることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように
「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。
17アンケートコーナー:04/05/08 02:04
ハローケイスケのアンケートコーナー (ゲーム編)

1 自分の買ったハードはすぐ廃れる

2 野球ゲームなら巨人の阿部より打つ自信がある

3 芸能人の出したゲームを集めている。今ほしいのはチャイルズクエストだ!

4 テトリスが夢に出る

5 信長の野望とかで勢力を拡大している時にアメリカの気分になる。もしくはノー小泉だ

6 RPGとかにあるギャンブルの方が本編より好きだ

7 買い取ってもらえないソフトを10本以上所持している

8 ルイージに憧れている。私服は大体黄緑だ!

9 画面が切り替わる時、一瞬暗くなってテレビの場面に自分の顔が映って物凄い驚いたことがある

10 そんな9の自分の顔でも愛している!


え〜10個全てにあてはまった方だけ当編集部に葉書送ってください!
18名無し職人:04/05/08 21:35
しりとりエッセイ 第2回 【りょうり】

最近の男は料理をするとモテるらしい
おもむろに「料理はじめました」の看板を掲げる好青年
僕もお嫁さんもらうために料理でもしますか
しかしねえ、なぜ今、男が、料理なの?
男の料理ってなに?
男にとって料理とは?
 男のカレー 料理してくれる夫 タモリのクッキング
アプローチは少し多彩
 意外と凝ったり 女は作りゃしないし 器用だし
しかしねえ、でもさあ、

 料理、する?
 
高級食材もないのに料理なんかして楽しい?
たくさんある料理漫画や料理番組にわりとレシピが載らないのは
読者も視聴者も、まず、料理なんてしないから、じゃないか?
料理番組ってなにがほしくて見てるの?
贅沢な食べ物を食べる代わりでしょ?
そういうメディアの料理の場面て、
リポーターの「おいしいです」って意味の変な顔や
「やわらか〜い」ってコメントの代わりなんだよ
つまり、料理とは

『まだ見ぬ高級食材と庶民との架け橋』

男とか女とかどうでもいいでしょ

【りょうり】→次のはじまりは『り』
19セル塩越中:04/05/09 00:55
セル塩越中のドラマを斬る 『仔犬のワルツ』

安倍なつみ【60点】台詞回しはあれだがしゃべらないとかなりいい!カワイイということは大事だと思う。
西島秀俊 【60点】棒読みだけど映画的な演技がいいです。この作品にあってます
岡本健一 【60点】胸に愛を刻むぜ〜♪元男闘呼組。演技はうまいのに合う作品がこれとは役者としてどうなんだろう?
杉浦幸  【50点】大映ドラマクイーン。老けた松浦亜弥みたい。演技はほめられたもんじゃない
塚地武雅 【50点】ドランクドラゴン。コントと違って演技はイマイチ。。でも顔が面白いからOK!
風間トオル【50点】役も演技も少し物足りない。これからに期待か?
市原隼人 【55点】ノッティー←これだけで笑える。演技は下手だが雰囲気ある
加藤夏希 【55点】目がいい!この手の役ばかり続けるのはどうだろう?
忍成修吾 【60点】この手の役が本当にハマル。市原隼人との競演もやたら多い   
近野成美 【60点】役もいいしなんともいえない魅力あり。作家の思い入れを感じる
松下奈緒 【45点】特に印象なし
竜雷太  【55点】ゴリさん。

脚本【60点】一応新人の吉野万理子だがこれはどこを切ってもTHE・野島伸司だ!!
      『家なき子2』『フードファイト』『星の金貨』とかミックスさせて大映ドラマにしたような作品です。
      色々積み込みすぎて破綻してるような気もするがその辺は気にせず、楽しめば結構いい作品になってると思います。
      モチーフに『三匹の子豚』があるような気がしてならないのは塚地のせいか?

演出【55点】サスペンス調でいい感じ。主題歌もいいんだけどラストと予告があっけなさすぎてちょっと余韻不足かも。
      ラストにもなんかほしい!音楽は『砂の器』と同じ人でちょい似てるかも

総合【60点】まじめに観ないことを前提にすればかなり楽しめるネタドラマです。
      ここまで作者の手の内が読めない作品も珍しいので翻弄されるのも悪くないかも・・・
      もし自分が作家なら松下、市原、忍成、加藤、近藤の順に消していく。当たるかな?
      キャラが立ってる人は最後まで残してほしい!と願うのみです
      あと犬ワルツ(主役)がストーリーに全く影響しないのもどうなんだろう?
      

20表紙5/10:04/05/09 05:00
http://www.hpguild.com/cgi-bin/2ch/img/62.jpg
色がドギつくなったやもしれない。すぐにでも変えてね
21名無し職人:04/05/10 00:12
しりとりエッセイ 第3回 【りんり】

あたり前の話かもしれないが倫理ってやつは学校の
道徳なんかで教えられるものより実生活で教えられる
ことが多い。
私は、幼少の頃、道端で拾った10円玉を喜び勇んで交番の
おまわりさんに届けた事がある。今でもその時のおまわり
さんの困った顔が思い出される。

「1割もらえるんだよね」確かそんな事を私は言ったはずだ。
するとおまわりさんはニコッと笑って、
「ボクは偉いなぁ。だからこれはお駄賃だ。」
と言って自分の財布から10円玉を取り出して、私の手に
握らせてくれた。
このとき私は「ああ、これくらいは別にいいんだ」と
「程度」というものを知った。
人間社会では「倫理≒常識」なのだ。

だから、私の財布を拾った人は早く届けて欲しい。
中には20380円入っていたはずだから。


【りんり】→次のはじまりは『り』
22セル塩越中:04/05/10 01:51
セル塩越中のドラマを斬る 「オレンジデイズ」

妻夫木聡 【60点】演技に波があるが決める時は決めてくれるいい役者だと思う
柴咲コウ 【60点】やる人がやるとウザイ役だがいい感じ。手話もきれい。しゃべらん方がいいかも
成宮寛貴 【55点】怪しすぎ。高校教師やる前ならもうちょっとインパクトあったのだが・・・なんか昼メロぽい
白石美帆 【50点】一人老けすぎ!「あなたの隣に誰がいる」の時は凄いよかったのにしゃべると見てられない。。
瑛太   【55点】こいつを馬鹿な奴に設定することで楽にストーリーを動かしすぎ。おいしいかは微妙。
小西真奈美【45点】こんな役ばっかり!もうちょっとなんていうかチャンス与えてほしいいい役者なのだが。。
風吹ジュン【55点】あいかわらずいいがとくになし
小日向文世【50点】一応出てます

脚本【50点】脚本は「愛してるといってくれ」の北川悦吏子。ファーストシーンをりんご→みかんにした
      だけなのをみて嫌な予感がしたが。これはちょっと稚拙な話だと思う。白石美帆は田舎から出てきた
      設定なのに柴咲コウと高校から一緒だったということにしたせいで矛盾が出てきたらしいし全体的に
      思いつきで書いてるようなシーンが何個かある。『上海ハニー』とか森山直太郎の着メロとか
      ああいう出し方は寒いだけ

演出【55点】いい感じ、二人のシーンとかとくにきれい。ミスチルは本当に主題歌が多い。何度目だ?ミスチル?

総評【55点】小西真奈美はいますぐ裏番組にいくべき!まず扱い方がひどい!妻夫木と三年も付き合ってたはずなのに
      そんな風に全然見えないし(これは脚本が悪い)ストーリ上ほしい時だけ呼ばれて、いらない時は触れて
      すらもらえないなんて気の毒すぎる。行列のできる法律相談所の弁護士軍団も絶対勝てるといってくれるはずだ!
      
      とはいえなんだかんだいって作品的には総合的には悪くないレベルになってたりするから不思議だったりするのだが。。
      いえることは北川作品の脇役はすごい損をする!ということだけは確かなようだ。





23セル塩越中:04/05/13 00:33
セル塩越中のドラマを斬る 「光とともに・・・」

篠原涼子  【65点】今期二つのドラマに出ていますがどっちもいいです。この年代で一番の女優だと思います。
小林聡美  【70点】一人の力で作品の色をここまで変えれる人はいないと思います。34には見えんが・・・
山口達也  【55点】相変わらず演技はぎこちないですが役もそんな感じなのでいい感じにはまってます。
斉藤隆成  【60点】ひかる君。いい意味で印象に残らないですなあ〜うまいのか下手なのか正直よくわからんです。。
武田真治  【60点】この手の抑えた役が本当にうまい。もっと認められてもいい役者だと思う。
井川遥   【60点】ヤンキー。うまくなってるのか地に近いからいいのかそれが問題だ!
鈴木杏樹  【55点】役的には落ちてるけどいい女優になったと思う。品があるのがいいです。
渡辺いっけい【60点】校長先生、基本的に空回り系なのでこの役にはまってます
高橋恵子  【55点】いつまでもキレイだけど逆にそこはリアルじゃないかも(笑)
市川実日子 【55点】面白い顔。こういう重いドラマにはありがたい存在
子役たち  【???】杏樹の娘役(萌ちゃん)がやたらカワイイ!柳沢慎吾似、森山未來似もいい感じ

脚本【65点】原作は戸部けいこの漫画。自閉症と重いテーマながらなかなか観やすい作品になってます。
        脚本の水橋文美江は前作の「ビギナー」は今ひとつでしたが
        こういう家族愛をかかせたら本当にいいもの書きます。適材適所はやっぱり大事ですな。
        ストーリー的には小林聡美をややスーパーマンに描きするきらいもあるけど
        そこはメルヘンだと思って上手に騙されましょう!
        
演出【60点】日テレのエース、佐藤東弥。タイトルどおり光の使い方にも工夫が見えます。
       さりげない伏線の見せ方も本当にうまい。主題歌もせつなくていい感じ

総評【60点】今期障害ドラマが乱立するなかこれが一番直球勝負してます。
       回ごとの波も少なく総合的に見て今期一番の作品だと思います。テーマは自閉症というより
       子育てがメインです。障害ドラマ苦手な人も一度だけでも観てみることをおすすめします。 毎回泣けますよ!!
24名無し職人:04/05/13 01:06
しりとりエッセイ 第4回 【リングサイド】

K1なんか見てるとやたら観客席なんかがよく映る。
アナウンサーなんかが俳優の誰々さんやスポーツ選手のだれそれさんが来てますよ〜なんかよく紹介されているのをよく観る。
初期のK1では知名度ある芸能人を招待してステータスをあげていったらしい。

しかし今回私が気になっているのはそういう石田純一とか石田純一風とか石田純一ぽい人の話ではない。
もっと安い感じのボクシングやプロレスラー中継なんかで必ずみる少し怪しげなおじさんのことである。
格闘技を詳しい人ならよく知ってるであろうそうあの男の話だ。

石田純一の話ではない!!

もっといかがわしい雰囲気を持っている男だ。かりに岩田さんとしよう。岩田さんは趣味の悪いスーツを着てる。
試合に夢中になってたはずの僕たちも知らず知らずのうちに試合よりも岩田さんのことが気になりだす。
今日も来てるかな?この試合楽しんでくれてるかな?誰のファンなのかな?これが恋というものだろう。
試合そっちのけで岩田さんの動きばかりが気になりだすのだ。

しかし、その恋もいずれ終わりが来る。岩田さんが突然僕たちの前から姿を消してしまうのだ。
こうして初恋は終わる。初恋とはいつも実らないものだ。しかし
それはまた次の岩田さんを見つける始まりの時なのかもしれない。

【リングサイド】→次のはじまりは『ど』
25名無し職人:04/05/13 19:00
村上あげ
26悩み相談室:04/05/17 22:47
★(ペンネーム:恋愛初心者さんからの悩み)★

初めまして僕は好きな人がいるんですが。
デートに誘ってもなかなか会ってくれません。告白する
勇気もありません。どうしたらいいでしょうか?

★今回相談に答えてくれるのは歌手の槇原敬之さんです。


君の相談にうまく答えられるかな
でも誰かに聞かなきゃ 不安になるよね?

あのころの僕には黙秘権しかなくて答えられなかったけど
テレビ記者や新聞記者タチの質問よりよっぽど答えたいよ ネコ

どんなときも どんなときも 
好きなものを好きと言わないといういけない気持ちが強すぎると 
打つがはじまるよ!あと覚せい剤とか(笑)

2本打った注射器を1本は捨てよう
そうすれば 君の頭の中ではいつでも会えるよ

もし君に一つだけ強がりを言えるのなら
もう僕に相談したいなんて言わないよ 絶対


27読者投稿:04/05/17 23:06
☆ジャスト100文字の映画感想

【木曜組曲】
6人の女優が描く密室劇。そんなことはどう
でもいい。尚美役が富田靖子、西田尚美がい
るのに、、時子役が浅丘ルリ子、、加藤登紀
子がいるのに、これがこの映画の一番の謎!
なんでこんなに紛らわしいのだろうか???


★ジャスト『100文字の映画・ビデオの感
想』ではあなたが観た映画・ビデオ(ジャン
ルは問いません)を募集しています。ただい
ま原稿が不足しているため絶対掲載間違いな
し!!!あなたの原稿をお待ちしています。
28名無し職人:04/05/20 00:29
保守
29アンケートコーナー:04/05/20 22:59
ハローケイスケのアンケートコーナー (ファーストフード編)

1 「お持ち帰りです」と答える

2 適当に注文すると似たタイプばかり選んで後で後悔する

3 男女の店員が仲がいいと嫉妬する

4 カワイイ店員に当たったことがない

5 吉野家で会計のタイミングが全然わからない

6 サラダをつけることで自分をごまかし続けている

7 モスバーガーを崇拝しマクドナルドをバカにしている。

8 シェイクを飲むと頬のあたりが痛むがそんな自分をカワイイと思う。 

9 笑顔がうまくできずバイトを首になった。

10 1時間待ってるににまだ商品がもらえない


え〜10個全てにあてはまった方だけ当編集部に葉書送ってください!


30名無し職人:04/05/22 01:09
#4 カフェ座談会・1杯のコーヒーから

渋谷を代表する老舗の名曲喫茶、みずいろ。
高校時代からの常連だという東幹久さん(タレント)、バーバルさん(m-flo/ラップ)
をお招きし、お店にまつわる思い出話を語ってもらうことに――

東幹久:ヤバい!!
バーバル:オッ!
東:アツい!!!
バ:ブォォォ!!
東:カップ麺のさ。
記者:エッ?
東:最近結構色んなさ、凝ったカップ麺出てんじゃん。
バ:ハイハイハイハイハイハイ。
東:カップ焼そばの湯切り口なんてさ、湯切り口界はさ、今、革命の真只中じゃん。
ジェット! つってさ。必死でフタ押さえてソローリソローリやんなくてもいいわけ。凄いぜ?
バ:えぇえぇえぇ。
東:味付けも凝ったやつ色々あんぜ? 塩焼そばなんて考えもしなかったもんな。ガキの頃は。
記:ああ。確かに。
東:ペペロンチーノ。
記:は。
東:ペペロンチーノ。遂にここまで来たかカップ業界もっていうさ。
バ:ペ、ペペ、ペペ。
東:買うよな当然。買ったの。湯ぅ入れてさ、待ってる間にこう、俺は今、革命の現場に立ち会っているんだ、って考えるとさ、居ても立ってもいらんないわけ。
バ:ペ、ペ、
31名無し職人:04/05/22 01:09
東:3分も待ってられっか!
バ:ペヒ!
東:1分40秒でジェット湯切り開始。……ところがよ。
記:どうしました?
東:そのジェット穴。具材にミンチ肉が入ってんだけどさ、ミンチよりデケぇのその穴が。
流し台にボロッボロボロッボロ、ミンチが飛び出してくんの。次から次からこう、発進!
って感じでさ。オイオイ貴重なお肉がなくなっちゃうよ。この際キャベツはいいから、
お肉は勘弁してくれよってな。もう、お湯だけをこぼすのに必死。こう、一旦、下げてさ。
全体を。そっから傾けすぎないようにそーっと。それでもミンチ、軽いからさ。
ポロンポロン出てくんの。半泣きでさ。こんなお前、フリーズドライのお肉1コで。なあ。
また前に片寄ってきたら一旦下げて。繰り返し。全然ジェットじゃねぇの。参った。
記:…あぁー。お肉は、ねぇ。
東:あれからどこ行ってもねぇの。ペペロンチーノ。やっぱ不良品だったんだなアレ。
バ:ウゥゥゥッ。
東:遅いな。
記:東さんはこちらのお店、高校生の頃からの常連ということで、やっぱりこう、
退屈な授業を抜け出したりなんかしてここに…
店員:お待たせしました。キリマンジャロです。
東:オッ。
バ:オッ。
32名無し職人:04/05/22 01:10
東:お前さ。
バ:俺スか? 俺スか? はい。はい?
東:もうちょっとお前、記者さんに……いいわ。いい。
バ:え!? え、ちょ、何スか。
東:ズズズズズ。
バ:え、え、え、
記:いや、どう、や、大丈夫、え。
東:帰るわ。
記:いやいやいや、まだ話、アレ?
「カランコロン(東、退店)」
記:……えー、バーバルさんもこちらのお店…
バ:うわぁ…う……
記:昔から通って……
バ:(テーブルに突っ伏し、すすり泣き)

名曲喫茶 みずいろ
渋谷区渋谷○-×△沖ビルヂングB1 営業時間:AM10:00~PM9:00
33広告:04/05/22 01:14
私は、生まれてすぐに親から引き離されたみたいで、物心ついた頃からずっと
 地下牢にいたんです。毎日が、じめじめしたカビと、そこはかとなく漂う腐臭、
 それと毎日食事を運んでくるイカツイ顔をした兵士との生活。こんなんじゃ永遠
 にウダツは上がらないし、彼女だってできない!でもいつかは毎日仮面をはず
 して顔を洗える生活を手に入れてやる!と意気込んでいました。
 そんなとき、安息日にお祈りにくる牧師様が、急に総大司教に出世すると喜ん
 のでいたので問いただすと、なんとハッピーリングを手に入れてからというもの
 幸運続きで、喜捨は集まり、尼僧とイイ仲になり、出世まで決まったというでは
 ありませんか!さっそく私もハッピーリングを取り寄せ、身につけたところ、翌日
 銃士隊のクーデターがあり、私は地下牢から玉座へと一直線!まさにこれこそ
 ハッピーリングの奇跡です!もう手放せません!
                                      [フランス・ルイ(弟)さん]
34ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/22 15:13
腕時計を見ると三時間も経過していた。彼は来ないのだろうか。
球場からの様々な音色の楽器や人々の発する騒音が、巨大な一つの振動となって鼓膜を刺激する。
耳の外側ではなく、内部にヘッドフォンを設置させられたような気がして、一瞬球場との距離感を失った。
意識が遠のいていく、といったニュアンスではない。
球場までの行程に屈折が付加されて距離を曖昧にさせる、というようなものだ。
私は突如、地中に埋められた半球の顔を見たいという欲求に駆られた。
球場は球体を誇示していない。
或いは・・・と私は思った。
球形を露出できないのはある種のコンプレックスなのではないだろうか。
入場ゲートの片隅で、初老の男が警備員ともめている。
巨大な振動のせいで彼らのやり取りが理解できず、何故か理不尽な苛立ちを感じた。
初老の男が球場を指差して口を激しく動かしている。警備員は毅然とした対応で首を横に振る。
一連の件がシナリオのように流れた時、今まで刺激していた振動がピタリと止まり、
無声映画の活弁士が鼓膜の中に出現した。
「いつまで待てばいいんだよ。」
「帰りが無いなんて聞いてないぞ。」
「往復だっていうから乗ったのに。」
腕時計を見ると短針は10に差しかかっていた。
ゲートからは続々と人の溢れてくる。試合が終わったようだ。
まるで球場が人間の形をした卵を放出しているかのようで、私には球場全体の収縮がクリアに見えた。
規則正しいリズムで産卵を繰り返す半球体。
地中に隠された劣等感を感じながら、7回の裏のウェーブが片道だけだった事も許せる気がした。
35名無し職人:04/05/22 17:14
神村上あげ
36こんなテレビを観た:04/05/23 02:52
こんなROMANEXを見た・・・
日朝問題の都合でテレビ放送が30分遅れたTBSのROMANEX。放送中止になるのか
心配で見ていた人も多いだろう。やるのかやらないのか?どれだけ遅れてやって
くれるのか?これってなんか拉致問題みたいだなあ〜やるな小泉内閣とTBS!

「プロレスラーは本当は強いんだよ!」

だそうです。確かに強かった。中邑をはじめ新日系のレスラーは全員勝った。
中邑ってバスケでNBAに挑戦した人に似てない?こんなところにもちょうせん問題が・・・
そんなことより気になったのは解説陣、武蔵、魔裟斗のつまんないことったらない。
お前ら試合以外もつまんないだな・・・はるちゃんも泣いてるよ
それに総合のことなんか知らないから言うことないの。「000年の歴史の中で68人しかいないんですよ」
とかなんか面白いこと言えよ!
反面、高山の饒舌で空気を読んだ解説もそれはそれで駄目だろ!
だってこいつ総合で勝ったことないんだよ!藤田にもフライにもサップにも負けてるんだよ!
技術面を言える人材がいないのはこの世界の未来の暗さを良く表してると思う。
しかし凄いなあ〜茶髪の解説陣!茶髪率10割だよ!谷川なんてはげてるのに茶髪だよ!
黒いのは館長の腹の中だけらしいですよ!

あと気になったのは井上和香。すごいわかりやすい人選だと思う。世のおじさん方にすれば
「おれはもうノリカよりワカちゃんだよ〜」とか想定してそう。本当に言ってる人はいないだろうが・・・
今回のサップがノリカで藤田が井上和香だと思う。
勝ったけど勝ってないからね
37ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/23 11:17
「ねえ、レモネードはないの?」
その女はこちらを見ずにそう言った。フローリングにしゃがみこむ格好で冷蔵庫を開けている。
冷凍室と冷蔵室、それぞれ1ドアずつで構成された小型冷蔵庫。
女はその両方のドアを開け放していて、上部の冷凍室からは白い冷気が漂っている。
冷凍室よりは若干容量が大きい下部の冷蔵室からはオレンジ色のライトが漏れ、直接的に
女を照らす。
女の髪の毛が白とオレンジで染色されて輝いているが、横を向いているために顔は見えない。
「レモネードはないの?」
再び女は言った。
誰に向けて発せられたのだろうか。この角度からは冷蔵庫へのアプローチにも見える。
冷気は密室からの開放を受け、ある程度はキッチンを漂うが、すぐに空気と混ざり合ってしまい
透明化する。キッチンを充満させることはできない。
オレンジ色のライトは開閉する動作を象徴するもので、その作業者を光によって浮き彫りにする。
女の言葉が大きく開かれた立方体に飲み込まれていく。それと入れ替わりに白とオレンジが放出される。
まるで、互いの効用を満たした合理的な交換が成立しているようだ。
女の手がゆっくりと伸びて、室内へと吸い込まれる。白くて細い指を、こちらからは完全に見失って
しまった。
腕は手首から先を切断されていて、細やかな五本指の動きや光沢のあるエナメル質の小さな
爪も、もはや見ることができない。
風呂上りだろうか。女の髪が濡れて艶を出している。
カーテンの隙間から見える景色は赤みを帯びていたが、雨が降っている様子はない。
部屋は驚くほど静かで、夕方だというのに外からは物音一つしない。
切断された女の手首が再び姿を現した。
白とオレンジが濡れた髪を最大限に反射させ、室内へと帰省する。
38ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/25 00:27
観賞していない映画批評

第一回「アバウト・シュミレット」

暴風雨によって水嵩が増したガンジス川。その急流からシュミレット(ジャックニコルソン)の薬指が発見される
ところから物語が始まる。冒頭シーンはヘリコプターからの空撮と水中カメラを駆使した激流のショットを
交互に切り替え、臨場感を煽る。シュミレットが薬指を失うまでの過程を時間軸を逆行させて淡々と描いていく
のだが、「現在」「過去」「未来への展望」が交錯し過ぎていて、全体的に窮屈な印象を受けた。
今作でのジャックニコルソンは一風変わっていて、良質な裏切りを果たしたとも言えよう。
中年の倦怠・空虚・消沈を眉間の皺数によって表現する新感覚な演技には劇場のあちらこちらから
溜息が聞こえてきたほどである。本当にリアルで胸を打たれる瞬間は言葉にならないのだ。
決して戻る事のない失われた時間と失った薬指を、サイドストーリーによってリンクさせ、大人たちの忘れ物
の象徴を浮き彫りにする。小学校の校庭で見た夕暮れ、屋上からの工場、うんていを這い登る団子虫。
竹内まりやの歌詞にも表現されるあの感傷。
「人は何故、皆、失って、初めて気づくの?」
シュミレットに付きまとう感傷の正体を本人が認識した時、彼は何を想うのだろうか。
薬指との再会がもたらすものは「過去」か「未来」か。
登場人物を極端に少なく配置した作品だが、主人公がピエロ状態になる事がないのは忘却への一貫した執念だろう。
役作りの為に実際に指を切り落としたジャックニコルソンの役者魂は尊敬に値する。
39名無し職人:04/05/25 02:54
>>37
いいね
40やっちゃん ◆9OJM34okKk :04/05/25 04:53
まったくダメ!!!長いだけで笑えないぞそれじゃ。俺が見本見せる。ちょっと待ってろ。
41やっちゃん ◆9OJM34okKk :04/05/25 04:56
チキショ〜〜〜ヤリてえ・・・・あ。イ・ツ・とヤリて・・チ・キ・ショ・・・ヤリてえけどよ・・・・・・母ちゃん怒るかな〜〜〜wwwwwwwwwガハア!!!ヤリて・・・ヤリてーーよ・・・ヤ・リ・タ・イ・・・ア・ノ・ネ・ノ・ネ・・・・wwwwww(爆笑)
42やっちゃん ◆9OJM34okKk :04/05/25 04:58
あ〜〜チ・キショ・超ヤリたい・・・チキショ・・・・もっとやりたい・・・・・もっとヤ・リ・タ・イ・ア・ノ・ネ・ノ・ネ・・・www(微笑・・・・・・・キリストは血を流すのにウンザリしなかっただろうか・・(パクリ)・・・・・・・・
43名無し職人:04/05/25 15:08
やっちゃんって意外とオモロイんだな。見直したよ。
44セル塩越中:04/05/26 00:32
セル塩越中のドラマを斬る 『ワンダフルライフ』 

反町隆史  【55点】ポイズン。この手のアホな役が似合うだけどいかんせん全盛期の勢いがないのが辛い。
長谷川京子 【55点】こういう受け中心の演技が意外とうまかったりする。でも服とか髪型のセンスはどうなんだろう?
八嶋智人  【50点】役ではなく位置的にホリケンと逆の方が面白かったかも
堀内健   【50点】意外と重要な位置にいるんだけど。この人に突っ込みやらせたらいくらなんでも駄目でしょう
西村雅彦  【50点】この人は面白みのない役だと全然使えない
市川由衣  【50点】いつもワンシーンだけ不自然な形で登場。今日の○○状態。。
子役    【???】棒読み揃いでこれといった人材なし。車椅子の少年の演技はある意味破壊的!!

脚本【50点】救命病棟24時などでおなじみの福田靖。基本ストーリーは「さよなら小津先生」「それが答えだ」と全く同じパターンだけに
        どう作ってもそこそこ面白くなる話なんですが、いかんせん設定を元プロ野球選手にしたせいもあり見る方の目も
        厳しくなるのは仕方ない。少年野球はいい素材だけに残念。。

演出【55点】演出はそこそこいいんだけど試合のシーンがあまり面白くない。他が全然駄目でもそこさえうまくいけばいいのに。。
        野球はみんな見慣れているだけにごまかしがきかないのも辛いところか?平井堅も最近不自然に乗っている

総評【55点】こういうドラマだと子役が主役を食うぐらいになると面白くなるんだけど残念ながらこれといった子役も現れず。。
       ゲスト出演の役者の方が割り切ったいい芝居をするという悪循環にはまってます。。
       主役の性格がころころかわったり、脇役がパッとしなかったり、旬の役者がいなかったりいいところが全くない。
       しかし観終わった後に悪い気は全然しなかったりもするのも事実でなおさらタチが悪い。
       文句いいつつ、観たら観たでちょっと感動してしまうそんな感じのドラマです。
       まあまあ面白いけど見逃しても損した気分にはならないでしょう。
       上記二つのドラマか「コーチ」の方をおすすめします。



45名無し職人:04/05/26 00:52
★松田聖子の夏の扉★のコーナー

阪神ファソ以外の人には泣けるのか?漏れは泣いたが。
http://www.apocripha.net/tigers/glass_tolucky.html

ゲームのデータって考えてみれば半永久的なんだよな。特に最近は。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8300/dq3.swf

俺はこれが一番泣けたな
http://members.at.infoseek.co.jp/mkk_flash/oniityan_02.html
46ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/26 14:25
観賞していない映画批評

第二回「ボウリング・フォー・コロンバイン」

アメリカ中西部に位置するコロラド州。日本の本州とほぼ同面積の国土を持ち、
ロッキー山脈と大平原の狭間に首都デンバーがある。
舞台となるのは同州のとある高校。スポーツ分野で優秀な実績を誇るコロンバイン高校だ。
銃乱射事件で皮肉にも名を馳せる事となったコロンバイン高校の教師たちが、
病んだ精神状態から生徒をボウリングのピンに見立ててしまうという幻覚を引き起こす。
コミカルなその演出を、教師陣のヒステリックな繊細さで巧く中和させ、受け手に良質な
不安と恐怖をもたらしている。妙な既視感を覚えたのはサブリミナル効果のようなものだろうか。
人体とピンを画面上で錯乱させ、ピンの絶妙な曲線と腰の括れがやがて合致する映像効果には
多大な影響力を発信させる力を感じずにいられない。潜在意識を認識した瞬間である。
コロラドでは「今の天気が気に入らなければ10分待て」と言われる程、気候の激しい場所で
劇中にもその移り変わりが垣間見れる。
例えばシーン繋ぎの場面では雷雨から晴天への痕跡が明確に残っており、役者の化粧崩れや
校庭のぬかるみ、池の形成がその激しさを浮き彫りにする。
全校生徒のピンが一斉に倒れるラストシーン。
(実際には屋上から落下しているものと思われる。)
何故か落下後のピンが人体とリンクせず、そのまま横たわる謎めいたエンディング。
疑問と意表でスタッフロールが流れている間、席を立つことができなかった。
物語が教師側からしか描かれなかったのも不満である。
47名無し職人:04/05/26 22:04
次スクールオブロックでやれ
48名無し職人:04/05/27 02:10
やっちゃんLOVEなのである
49名無し職人:04/05/27 02:36





50名無し職人:04/05/29 20:47

51競馬予想:04/05/30 02:41
SMAPのダービー予想

中居「みんなダービー予想しようか?」
草薙「はいっ!」
中居「それ凛ちゃんのモノマネ?古いよ!もう全然笑えないよお、なあ慎吾?」
香取「それがわからない」
中居「あっ!それ新選組!の台詞だろ!本当にちゃんと台詞覚えてる?新選組!って何時代か知ってる?」
香取「何言ってるんですか当たり前でしょう。幕末ですよ、幕末(苦笑)」

稲垣「第71回日本ダービー。9015頭の頂点にたつのはどの馬か?2分半のドラマがいま始まる・・・」

草薙「ゴローちゃん、何さらっとナレーションしてるんだよ(笑)でも木村君の映画登場シーンの3分の1もあるんだね」
木村「おい!今、なんて言った!お前俺より税金いっぱい納めたからっていい気になるなよ!
   人間には二種類いるんだよ!番付気にして期限内に納めない奴とそんなこと気にしない奴」
   中居!今のお前どっちだ!」
中居「まあまあ、もうみんなやめよう!ダービーの予想しましょうよ!」
草薙「ええっー!」
中居「剛!もうそのネタいいから。早く予想してね」
香取「中居君!見て見てグレートジャーニーって馬いるよ(笑)。これ買わないとまずくない?」
中居「本当だ。じゃあ俺これ買うよ、慎吾決まった?」
香取「NHK杯買ったキングカメハメにします。僕、結構好きですよ、このNHK!」
草薙「おれフードファイターだからピサノクウカイにするよ」
稲垣「えっ何で?」
中居「わかんないけどいいや、木村君はどう?」
草薙「・・・食うかい?ってことなんだけど・・・」
52競馬予想:04/05/30 02:42
木村「ぶっちゃけ今回は騎手で買おうと思う」
香取「このレースに森君は出ないの?」
木村「出ねえよ!出たら怖ええよ!あいつだけバイクかよ(笑)おれもっと世界でもメジャーになりたいからダイワメジャーでいいや」
香取「木村君、この騎手デムーロだよ。デニーロじゃないよ。おれ英語得意だからわかるんだけど・・・」
中居「慎吾!木村に謝れ!木村は外国の映画に出てるんだぞ!台詞全部日本語だけど」
木村「・・・」
草薙「木村君!元気だせよ!韓国語しゃべれてもいいことないよ、日本だけでもいいじゃん」
木村「・・・」
稲垣「みんなフォローになってないよ。僕は札幌からやってきたコスモバルクにします」
中居「吾郎マイペースだなあ〜それっZONEで特集やってた馬だろ!」
稲垣「そうそう!あれ見て感動したんですよ。最高のステージで〜♪頑張ってほしいです」
木村「出たよ&Gだよ」
稲垣「来年の印税が楽しみ〜」
中居「とりあえずこんな感じです。ダービーをお楽しみに!」
53転載記事:04/05/30 02:52
松本と内村の話

収録中の事故でUNの番組が軒並み終了したとき、DT松本が、かつて自ら
レギュラーを降りた因縁の「いいとも」の楽屋に内村を訪ねた。
1時間ほどの話の内容はどうということもないものだったが、内村は
それをすごく嬉しく思ったらしい。

また「ごっつ」の件でDTバッシングが激化した頃、内村は高須経由で
松本を食事に誘い、2人だとなんだか気まずいから、と、松本側は
ココリコ、内村側はウドを連れて集合。ウドは松本のファンだったため、
なぜかタキシードをレンタルまでして着用してきたという。

笑う犬が日曜8時に進出するときも、元ごっつの枠ということで内村は
最後まで抵抗感を示し、最終的に松本に電話して「俺は松っちゃんに
聞いておきたい、松っちゃんがいいって言ったら俺はやる」と言った。
松本は「ええんちゃう?」と答えた。

未だに自分の番組で高須に会うと、内村はぽつんと「松っちゃん元気?」
などと言うらしい。

(放送室での松本・高須トーク)
54転載記事:04/05/30 02:53
ジャリズムの話

史上まれをみる大喧嘩で解散したジャリズム。
近日、(今のところ)1夜限りの復活ライブをする。
構成作家をしている渡辺はジャリの時より収入が倍以上。
ベンツに乗ってるらしい。
一方の山下はジャリの頃と何も変わらず。
どんなところにも自転車で仕事に行く日々。
復活ライブがあるということで、二人は再会することに。
二人の間にはケンカ別れということで大きい溝があり、
周りの共通の友達作家や芸人が気を使うらしい。
ある日、山下が道を歩いてるとばったり渡辺の車を見る。
お互い目があったが車は立ち去った。
「あーあ・・」と山下が思ったら、その車はスッと止まり
「乗れや」と山下を車に乗せる渡辺。
「フワフワやな、ベンツはな〜」とはしゃぐ山下に
「頑張ったもん、解散してから」と渡辺。
「俺、何も変わってないもん、ごめんな」と山下。
「それでええんちゃう」と渡辺。
山下は泣きそうになったらしい。
55Ar ◆Argon2R80M :04/05/30 04:47
新連載「ツーリング徒然日誌」@H16.5.29

夏の気配を感じさせるコバルトブルーの空。朱雀萌える森の深緑。
アスファルトに落ちる木陰の黒。
太い色彩の帯を貫く様に、バイクは走る。
僕の住んでいる地域は今日、絶好のツーリング日和でした。
眠りにつく前の、じんわりと体に残っている心地よさを
少しだけ、みんなにもおすそ分け出来たらと思い、
これから何回かツーリングレポートを書かせて頂きたいと思います。

今日は会社に出ても自分以外誰もいなかったので、
朝のうちに集中して仕事を片付け、そのままツーリングに出た。
初めからそのつもりで会社までバイクで来たのだ。
ガソリンを満タンにして慎重に走り出し
エンジンが温まったところで、お待ちかね、一気に加速した。
今日は天気がいいから海辺を走りたいな。進路を南にとる。

夏用のメッシュのジャケットを風がすり抜け、
太陽の日差しが背中を温めた。肌に感じる微妙な均衡を楽しみながら、
まずは熱海まで足を伸ばして、回らなくて安い寿司屋に入った。

熱海の寿司屋はネタの新鮮さに比べてとてもリーズナブルでお勧めです。
今日入った某店では一かんずつ頼める上に、そこそこ食べて¥2,385でした。
本日のお勧めに並んでいる活ヒラメや鯛を片っ端から食べて
その後、好物の蛸の吸盤とえんがわを食べた。
吸盤がパキュっと口の中で弾けると、口の中いっぱいに海の味が広がって
何ともいえない幸福感に包まれる。えんがわも口の中で溶けて
うへ〜 幸せ〜。いつも思うんだけど、えんがわのネタを丼でご飯の上に
山盛りに乗せ、しょうゆを一滴たらして食べたらおいしいだろうか。
時々夢想するんだけど、どうでしょうか。
56Ar ◆Argon2R80M :04/05/30 04:49
腹ごしらえ完了、走るぜ イ―ハ―!
この辺の海岸線は、海にせり出した山が、ゆるやかなRを描いている。
右に左に優しいリズムが続く。加えて、今日は車も少なかった。
明るい新緑をかき分けて進むと、海に出た。

真っ青な太平洋が広がっている。
水平線が斜めになり、道が空に伸び上がっていく。
まるで青色のセロファンをカッターでスッと引く様に、
空と海、2つの青の間を加速しながら駆け上がっていった。

途中、お洒落な喫茶店?を見つけてアイスコーヒーで一服。
出来たばかりの店らしいです。
「茶的食酒空間 く●吉」伊東市八幡野
(書いていいのか分からないから一部伏字)

国道135号線、東伊豆を半島の南端へ向けて走る。
ソロのハーレー乗りと出くわし、しばらく仲良く並走した。
57Ar ◆Argon2R80M :04/05/30 04:50
北川温泉に到着。ここには波打ち際に露天風呂のあるところがあって、
以前にも何度か来たことがある。パッと見、掘っ立て小屋みたいなんだけど、
町営で600円だし、波の音を聞きながら湯船に浸かるのは
なかなか気持ちがいいですよ。
ちなみにここは混浴なんだけど、女性客はバスタオルで全身を
ガッチリ防御して入るので、エロスを期待して来る人には
お勧め出来ないかも。
しかし自分が入ったとき男しかいなかったのでちんこ丸出しで
ウトウトしていたら、いつの間にか女が入ってきていて
愚息を見られてしまった…。ちくしょう。

この後は下田から半島を北上してループ橋を渡ったり、
伊豆の踊り子のトンネルを抜けたりしけど、レポートはここまで。
夜は近所のバーに行って、今日の空の色と同じ
ファンタスティックレマンを飲んだのでした。

(終わり)
58ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/30 11:58
椅子から立ち上がると、右足に激痛が走った。
靴下を脱がせてやると足の甲は酷く腫れ上がっている。
触れると熱を帯びていて、まるでその部分に新しい生命が宿ったかのようだ。
寝ている間に口や鼻や耳といったあらゆる人体の玄関口からその生物は侵入していき、
肺や肝臓や胃といった器官をまるで芸術品のように観賞し、
小腸や大腸を市民プールのロングスライダーを楽しむ少年、もしくは真っ二つに切り裂いた竹の上を
颯爽と流れる素麺のように身体全体で満喫し、膀胱という巨大な湖で遊泳し、やがて終着点に辿りつく。
種によっては、肛門の襞に寝そべって仮眠をとる者もいるだろう。無数の皺によって身体はスリップするので
危険性はなく、安心な睡眠を確保できる機能的なベッドなのだ。
全ての旅路は足の甲で幕を閉じる。腫れは冒険心のシンボルなのかも知れない。
引きずるようにしてキッチンまで行き、冷凍庫からアイスパックを取り出した。
表面に霜が降りていて、去年の冬にアパートの前で見た雑草を思い出し、思わずアイスパックを滑らせてしまった。
指が触れた部分だけ霜が取り除かれ、パックの柄をより鮮明にさせている指跡が幾分気持ちを和らげた。
木造で出来た古びたアパート。窓からは光が漏れていたが、インターフォンの反応は無かった。
見返りの来ない電子音を鳴らし続ける作業は思っていた以上に虚しく、私は部屋の前の駐車場に腰をかけた。
タイヤ止めのコンクリートは12月の寒気によって冷やされていて、尻を中心に徐々に感覚が麻痺していくのを感じた。
どれくらい経っただろうか。
夜という生き物が眠りに就き、太陽が主張をし始めている。
空気は白く煙っていて、タイヤ止めに寄り添うように根を張った雑草の葉が、葉脈が見えなくなるほどの霜を携帯していた。
それは私自身を如実に表していた。
錯覚や例えのような曖昧なものではなく、絶対的な事実を突きつけられているような明確さがあり、
私は逃げ出したい衝動に駆られた。選択肢が削られていて、それしか選ぶことが出来ない状態。
身体の周りにこびり付いた霜を払いのける事なく、アパートを後にした。
今でも霜は降り続けている。
59ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/05/31 11:30
そのカフェには先客がいた。
白を基調にしたモダンな外観。入り口には店長らしき人物が半裸で腕組みをするモニュメントが置かれ、
私は何故かその像に既視感を覚えながら敷居を跨ぎ、数個の布石を生真面目に踏んだ後に扉を開けた。
扉は長方形ではなく、一メートル四方に型取られ、引き戸や押し戸や自動ドアといった類でもなく、
客の一組毎に使い切りといった斬新なアイディアである。
扉の板は非常に弾力性があり、且つ負荷が加わると重心が力点とは真逆の方へ傾くので、
扉には一切手を触れることなく、入場ゲートを通過することが出来る。
難しい名前の南国にしか生えていない木を使っていて、店長自らが伐採に立ち会ったそうだ。
扉の両脇に植えられた二メートル程の苗木も、この国では生育が不可能だそうだ。
よく見ると苗木がある扉前から布石の中腹まで、他とは異なった土の色をしている。
色の境目は非常に明確で、まるで太陽光が建築物によって遮られた時に出来る影のように
明暗を分けていた。
木の枝や葉は限りなく直角に近い角度で上方へと伸びていて、店内への採光を決して邪魔しない。
半永久的に精気を奮い起こし続けなくてはならない幹は、垂れるという老衰を絶対に許さない。
頭を垂れる、という表現はその木にとって妥協でしかないのだ。
客は一人だった。
私はその客と対角線上にあるテーブルにつき、備え付けられたメニューカードを見た。
店長の手書きと思われる丸文字が、様々な色のペンで縁取りを繰り返されている。
店内にはポップアートが飾られ、キャッチーなジャズが程よい音量で流れていて、その部屋そのものが
一つの絵画になっているような錯覚を引き起こす。
客は作品の一部なのかもしれない。対角線上に目が合った。
ウェイターやシェフといった「アクセサリー」は、この店に入った時から見ていない。
絵画は未完成なのだろうか。
上下水色の作業着を着た仕入れ業者らしき人物が店内に入ってきて、私の前に伝票を置いていった。
60お塩語録:04/05/31 19:00
「ボブ・サップだかナップサックだか知らないけどマジ勝負なら俺の方が強いって・・・・幼少時代米軍基地で戦ってたから。」

「最高の俺は他人は当然、俺自身も超えられない」

「俺の音楽にロックを感じない奴は二度とロックの本質に触れられない」

「俺がそこにいるだけで俺の持つ心の陰鬱さが自然と漂ってしまう」


「日本の腐ったシステムとか音楽シーンとか、そういうの変えてやりたいですね。」

「今でも姉とは英語でしか喋らない」

「俺の守り神は竜だと思う」

「童貞って化石以下だよ」

「虎舞竜なら13章かかるところも、俺なら2小節だから」

「反町さんはもっと評価されていい。「ロイヤルミルクティー」の歌詞は、俺にも書けない」

「俺を越えてみろ、俺を愛してみろ」

「コピーできるならコピーしてみろっていうまあそんな感じの曲だね」。

「カートが生きていたら、俺に嫉妬しただろうか」

「明日があるさ」はとんだ茶番。俺には明後日がある」

「ヒーロー不在のこんな時代だから、俺への負担も自然とデカクなる」

「目をつぶると俺の顔が浮かんでくる・・・そういう存在でありたい」
61不定期連載時代小説:04/06/03 22:57
燃えよケイン  第1回 『サスケ』


ケインがSASUKEを制覇したがっている。
ということはTBS関係者で知らぬものはいない。
一連の筋肉系スポーツ番組はケインと共に大きく育っていった。
ただ一つ残っているとすればそれはサスケ完全制覇。
ただ
できるかどうか。
が、問題だった。

SUSUKEには4つのステージがありそれぞれ参加者をふるいにかけようと
虎視眈々と待ち構えている。黙ってやられてくれる男ではない。
無理だろう。
古館伊知郎の見解だった。
62名無し職人:04/06/07 11:42

63名無し職人:04/06/11 23:20
村上神あげ
64Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:41
「ツーリング徒然日誌」AH16.6.5

来週からしばらく忙しくなるので、
今のうちにガソリンをたらふく食わせておこうと
陽気に誘われるままバイクで箱根へ向かった。

交換したばかりのタイヤを満遍なく剥くつもりで、
攻めるでも流すでもなく遊んでいた。
2時頃。コンビニの駐車場で缶コーヒーを手に
休んでいたら、なんだか急に眠くなってきた。
「ゆうべ飲みすぎたしな…。昼寝の場所でも探すか」
コンビニを出て芦ノ湖スカイラインに向う。

芦ノ湖スカイライン。標高1,000mからの手頃な天空の道。
アップダウンのある広くてきれいな路面を
誰でも踊るように楽しむことが出来る。
そして自分の前後左右に広がる空、空、空。
遠くには富士山も浮かんでいた。

ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012527.jpg
ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012602.jpg
65Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:43
湖を見下ろすレストハウスの脇に
手頃な芝生の山を見つけてバイクを止めた。
若い家族連れやカップルたちが手をつないで斜面を登っている。
中腹には先客のライダーも一人(おそらく駐車場に止めてあるTLの持ち主)
つなぎを着たまま気持ちよさそうにぶっ倒れていた。
振り向けば上半身裸になった少年が、砂利の上を
アメリカンで乗り回して嬌声をあげている。
何もかも、のどかだ…。
売店で缶ビールを購入し、草を踏みながら登っていった。

売店のヤギ ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012640.jpg
ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012837.jpg
66Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:44
山のテッペンにおあつらえ向きの木を発見。
この木陰を昼寝の場所にしよう。
草の上に腰を下ろし、幹に背を預けて冷たいビールを開けた。
目の前には壮大な景色が広がっていた。

ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012923.jpg
ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614012953.jpg
67Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:45
広々とした草原の先には新しく瑞々しい森が茂り、
クリアな日差しが作り出す陰が、風景のコントラストを高めていた。
緑の稜線を見下ろすその先にはどこかの町が薄く白く広がっていて、
建物に反射した光がキラキラと水面を思わせる。
そして町の向こうには海岸線が大きく弧を描いて、
はるか遠くまで左右にのびた二つの半島が、優しく海をいだいている。
水平線は淡く、水色で書いた水墨画の様に微かに霞んで、
そこが海なのか空なのか、もう分からない。
そして空はこれらのすべてを飲み込んで360度を蓋っている。

ふかふかした草の上で、俺はやがて仰向けに転がって
青空に散らばった木の葉を見上げた。木漏れ日が頬に落ちる。
ビールで上気した肌を、爽やかな風が撫でるように通り過ぎてゆく。
目をつぶると小鳥がさえずる声や、草や木の葉がさらさらと
風にそよぐ音が聞こえる。時折り気持ちよさそうなバイクの走る音も聞こえる。
腕の上をちっぽけな可愛い虫が歩く。背中の草が体の線に沿って沈んでいく…。
お金をかけずに出来る贅沢もあるもんだな。
だとしたら、世の中は案外簡単かもしれない…。

ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614013026.jpg
ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614013103.jpg
68Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:46
目が覚めた頃にはだいぶ日差しの色が増していた。
酔いもしっかり醒めたし、そろそろ帰ろう。
ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614013155.jpg
69Ar ◆Argon2R80M :04/06/14 01:48
芦ノ湖スカイラインの残りを快適に飛ばし、
続けて箱根スカイラインで御殿場に降りる。
スカイラインの途中では、峠の茶屋でおしるこを食べた。
窓から差し込む西日が木製のテーブルに長い影を
作っていた。お茶を飲みながらお汁粉を待つ間、
ケータイで今日撮った写真を彼女へ送った。
「今箱根にいるよ」

ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040614013255.jpg

絶妙な焦げの付いた餅の香ばしさが、
小豆の深い甘さと相まって最高に美味い。
食後は付け合せの漬物が甘くなった口の中を引き締め
お茶がスッキリと洗い流してくれる。
小さい店だけど演出の妙に心から感心した。
もう一度彼女にメールを送った。
「今日は何してた?こちらはいい一日だったよ」

御殿場ICからは家路をまっしぐらだ。

70名無し職人:04/06/14 18:41
マターリと良い一日を過ごしたようで。なんか文章から眼差しの温かさが伝わった
また、どこかふらりと旅に出た折には気軽に書いてくださいな
71名無し職人:04/06/14 18:45
そんな感想は要りません
72名無し職人:04/06/14 18:49
そんな指摘もいりません
73名無し職人:04/06/14 18:59
存在が要りません
74松嶋菜々々子:04/06/15 21:17
連載「女性上位時代」松嶋菜々々子  #4

生まれたー。いや、生まれたわー。そんなこんなでひと段落、通常
営業・松嶋、復活であります! イエス! 100m11秒台で走り、
垂直に落ちるシンカーを投げ、体重差20kgの相手にも4点ポジショ
ンからの打撃を認める松嶋の復活ですよ! 松嶋にプライドを完膚
なきまで崩されたい奴、出てこいや!

すっかり運動不足の松嶋、さっそくウォーキングを始めました。ジ
ョギングよりも効率良いらしいですね、ウォーキング。わざわざウ
ォーキングのためのジャージも買っちゃいました。モスグリーンの
ってオイ、生茶色とか言うな馬鹿! モス!
住宅街を少し離れたところに大きな公園があるので、そこをまず目
指します。公園を一周回るだけでも結構な距離ですけど、ゆっくり
と景色を楽しみながら歩くんです。ワンちゃんの散歩をしてるおじ
さんに声かけたりして。ワンちゃんはもちろん、私が松嶋だなんて
知りませんから? キャンキャン言ってとびかかってくるんです。
かわいいですよねー。とびかかってくるぐらいまでなら…。あのな、
マジでしつけとかちゃんとせぇや飼い主。新品のジャージになにさ
らしてけつかんねんちう話ですよ。汚ねぇ足ガサー乗せてよ、吐息
ハムハム漏らしながらすり寄ってくんなや駄犬が! 迷わず蹴り上
げたら飼い主、ウワーやて。ウワーてお前。ウワー言う前にしつけ
ろや。チンチンは出来ますよやて。何やそれ。喰い千切るぞっつの
な。ミルコ顔負けのサッカーボールキックをお見舞いしてやりまし
たよ。犬でなく、爺に。
75セル塩越中:04/06/15 23:38
セル塩越中のドラマを斬る   『アットホーム・ダッド』    

阿部寛【65点】アベちゃん。変な役をやるより普通の役やる方が面白い!哀川翔と似た部分を感じます。
宮迫博之【60点】はまり役。シリアス以外だとこれまで今ひとつだったけど今回は笑いの部分もよいです
篠原涼子 【60点】この人はとりあえずマイナス要素が少ないので安心して見れますね
中島知子【50点】一人だけコントの演技してます。もう少しうまくなってほしい。。
永井大 【55点】どのドラマでも無駄によく脱いでますなあ〜
滝沢沙織【60点】モデル系の人はどうしてもドラマだとイマイチだけどこの人は意外にうまいと思います。
中村繁之【55点】ジャニーズ。胡散臭い二枚目がはまる。ナイスキャスティング!!
川島なお美【60点】うまい下手でいうとあれだがこの手の役を完璧にこなせる人は少ない!!


脚本【60点】主夫の日常を描くということ以外書く気が無いストーリーに好感触。
      ただのラブストーリーじゃないですよ!という感じの某ドラマよりこういう一点突破的な話の方が作るの難しいが
      はまるとでかいと思う。インターネットをここまでストーリーやギャグにうまく使った話は初めてみた。

演出【60点】音楽の入れるタイミングが絶妙!主題歌は奥田民生の「イージューライダー」を早回しで流した感じ
        単調な曲だけどドラマにはまっててイイ!!

総評【60点】これは紛れも無いドリフがやっていたコントです。『もしも阿部寛が主夫だったら・・・』を連続ドラマにしたそんな感じです。
       主役が阿部寛じゃないと成立しないぐらいその存在感は絶大です。
       最初全然期待してなかったけど気楽に見れる作品としては今期NO1だと思います。
       つくづくドラマは一話観ないといいかは悪いか全くわからないなあ〜と痛感させてくれる良作です。
76転載記事:04/06/15 23:45
笑い飯の話

ふたりはプロになる前からそれぞれ別にコンビを組み、インディーズでライブ活動をしていた。 
しかし、どちらのコンビも同時期にツッコミが辞めてしまうというアクシデントに見舞われ, 
ボケのふたりだけ取り残される形となった。

気の合うふたりは一緒にコンビを組もうとも考えたが、どちらもボケでは漫才にならない。 
ふたりは「ツッコミが現れるのを待つか、どちらかがツッコミにまわるか」悩んでいた。
「ま、そない早く結論を出さなくてもええやろ。ゆっくり考えよう」と、いったん漫才の活動を休止。
そして、哲夫はこの時期に他のお笑いをたくさん観よう、と考えた。

しかし大阪のどのコンビを見渡しても、自分たちが笑えるようなものはない。
「大阪では刺激がない。俺らのやりたい笑いはここにはない。ならば東京へ観に行こう」と、
てつおは何度も東京へ出向き、お笑いライブを観てまわった。
そして「東京も、たいしたことないな〜」というのが正直な感想だったのだ。

東京のお笑いにも失望しかけていた、ある日。ふと飛び込んだライブで、てつおは衝撃を受ける。
「凄い……こんな漫才があったのか……」

それは、なんと「おぎやはぎ」のライブだった。

「こうしちゃいられん!」と焦ったてつおは大阪に戻り、西田とコンビを組みましたとさ。


77転載記事:04/06/16 20:04
昨日、恋人が死んじゃったんです。病気で。
そしたらなんか通夜が終わって病院に置いて来た荷物とか改めて取りに行ったら
その荷物の中に俺宛に手紙が入ってたんです。
で、よく見たらなんか「わたしの人生は普通の人よりも短かった、だけど〇〇君と一緒に
過ごせたことで普通の人よりもずっと幸せな日々を送れた」、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、そんなこといまさら言ってんじゃねーよ、ボケが。死んだ後だよ、もうお前いねぇんだよ。
なんか最後の方はろくに起き上がれもしなかったくせに。弱々しい字で必死で書いてたのか。おめでてーな。
よーし〇〇君のことずっと見守ってるぞー、とか書いてるの。もう見てらんない。
お前な、俺だってまだ言いたいこと沢山あったんだから生き返ってこいと。
愛の言葉ってのはな、もっと生きてるうちに伝えるべきなんだよ。
初めて出会った頃みたいにドギマギして恥ずかしさの余りいつ心臓が破裂してもおかしくない、
言おうか言わざるべきか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。今になってこんな事言い出すやつは、すっこんでろ。
で、やっと涙堪えながら読み終わったと思ったら、最後の方に、「わたしの事は忘れて他の人と幸せになって欲しい」、
とか書いてあるんです。 そこでまたぶち切れですよ。
あのな、俺はお前がホントに死んだなんて信じらんねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、見守ってる、だ。
お前は本当にこの世にいないのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、これは全部タチの悪い夢でホントはどっかで生きてるんちゃうんかと。
独り残された俺から言わせてもらえば今、お前に対してできる供養はやっぱり、 お前の事を忘れないこと、これだね。
たとえジジイになってボケたとしても。これが俺の生き方。
お前との思い出ってのは俺には辛すぎる。そん代わり忘れない。これ。 で、それにお前の事をずっと想い続ける。これ最強。
しかしこれを貫くと次から恋人が2度と出来ないかもしれないという危険も伴う、諸刃の剣。 軟弱者にはお薦め出来ない。
まあお前みたいな寂しがりやは、俺がいつかそっちに行くまで待ってなさいってこった。
78ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/06/19 18:14
知識を持たずに理論展開 第一回テーマ「SM」

自身がサディズムの傾向にあるのか、マゾヒズムの傾向にあるのか、
自覚する事は非常に難解である。
世の中の全生物を双方に選別する事は不可能だからだ。
完璧なサディストが存在する一方で、両者の比率が完全均衡状態にある者も存在する。
その比率はミクロレベルで変動しているので、素手で分銅を触るといった雑な作業を徹底的に嫌うのだ。
構成する因子の中に、もう一方の要素の混入が皆無であるといった完全なる偏倚は、
サディストのみに見られるいわば特権であり、真正なるマゾヒストは存在しない。
幼少期における虐待や偏見や両親の離婚などといった典型的な環境によって形成されていくものであり、
進化過程の途中で偶然拾う、といったニュアンスを持つ。
先天的なものではなく、パーソナリティの書き換えを後日行う、という後付け。
個人情報の捏造は国境や世代を越えて、全世界で繰り広げられているのだ。
欧州には多少の差はあれ、「階級」がある。
「何故、日本人はSMに拘り、行為の追及に熱心なのだろうか。」という問題を考える場合、
前述した欧米の示す「階級」を度外視せずにはいられない。
階級への密かな憧れを、寝室というプライベートな空間で性的にそして演劇的にゲームする事で
昇華しているのである。
ゲームの最終ステージを必ずしも射精で幕を閉じないのは、終着点が常人とは異なるからだろう。
様々な最終形態を持つことは、平均的な人間よりも遥かに崇高で、格上な存在であるという事の証明なのではないだろうか。
79Ar ◆Argon2R80M :04/06/23 23:14
「ツーリング徒然日誌」2と3の隙間

このところ日本と中国を往復する生活が続いている。
圧倒されるビルの谷間、雑然とした車の流れ、行き交う人々。
書類を抱えて走り回って、組織のプレッシャーに耐え、
我ながら頑張って生きてるよ。

あー北海道行きたい。
何にもないところを、真っ直ぐ走ってみたい。

日本にいても季節は梅雨。
ずっと土日も働いているから今週くらい晴れてくれないかな…。

中国ではタクシーの様にバイクで運んでくれるサービスがあります。
それをツーリングと呼べるなら、次行った時乗ってみようか…。

ttp://2ch.senshin.org/owarai/cgi-bin/img-box/img20040623231202.jpg
80ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/06/24 19:19
ひょんな事から家出少女と同居生活を送ることになった。
駅から徒歩五分の道程が妙に長く感じる。
1Kの賃貸アパートに着き、密室空間が完成されると、外部からの情報が完全に途絶え、
世界から一人と一人の男女が置き去りにされたような悲壮感が押し寄せてくる。
一人ではないのに孤独だと感じるのには妙な矛盾を感じる。
当時、僕は記者の真似事のようなことを趣味で行っていて、風俗嬢・不良少女・援交女、その他諸々の
アウトローな生き方をしている子や、幼少期に心的外傷を負った子、不幸な家庭環境に在る子と直接
対談形式でインタビューを行い、その過程で深層心理やバックグラウンドを探るというのが一つの流れであった。
対象はもちろん異性であり、10代の少女が圧倒的に多かった。
向かい合って対話している時間が何よりも充実した瞬間であり、その後のセックスは「オマケ」のようなものである。
対談後には必ずと言って良いほどセックスをした。
閉ざされた空間でプライベートな事情を話す事によって、カウンセリングのような解放効果があるのかも知れない。
取材へのご褒美も込めて、毎回「オマケ」を行う。
取材に二度目はなく、一発本番の緊張感が興奮を増していく。僕も少女も後戻りは出来ないのだ。
しかし、今回に限っては少し勝手が違う。家出少女という性質上、期間は限りなく無期限に近いからである。
その事実に何となく現実味を感じることが出来ず、二人とも無言のままアパートへ向かった。
家出少女との対談は比較的退屈だった。
途中で切り上げようかとも思ったのだが、収穫の無い芋掘りが何よりも嫌いだし、気持ちよさそうに口を開く少女が
別の意味で滑稽だったのでそのまま放置する事にした。
「疲れちゃった。」
うつ伏せに横になる少女。
81ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/06/24 19:20
一時間弱のインタビューで疲労が溜まったのだろう。
僕にマッサージするよう促し、太腿あたりを軽く揉んでやる。
季節は12月だったが16歳の家出少女はミニスカートを履いていて、白くてムチムチした生足が視覚を刺激する。
触れなくても柔らかな感触が伝わってくるその太腿を揉みながら、両手を上方へとスライドさせていく。
張りのあるお尻。スカート越しにもその質感が鮮明に感じ取る事ができる。
スカートの裾を軽く捲るとビビッドなカラーの下着が露になった。
少女はうつ伏せのまま無言である。
僕の両手は次第に大胆な行動に出る。少女が沈黙から恍惚へと変わるのはあっという間だった。
「オマケ」を堪能し終えた僕は着替えながら改めて少女を見た。
未だに蕩けそうな瞳でぐったりとベッドに倒れこんでいる。
華奢な体に貧相な胸、右胸の乳首脇に米粒大のほくろがある。気にしている、とセックスの途中で少女は言った。
黒々と生い茂った決して濃くない陰毛、まだ仄かに香る膣の臭い。
キッチンのゴミ箱に使用済みのコンドームを捨てに行き、取材が一回限りでない事を思い出す。
六日間の同棲生活は少女の友人による通報という呆気ない幕切れを迎えた。
僕は毎日セックスをして、毎日憂鬱に浸った。
取材は一回勝負に限る。「オマケ」は数量が限定されているから貴重なのだ。
82回し職人:04/06/24 19:22
83回し職人:04/06/24 19:24
84回し職人:04/06/24 19:25
85回し職人:04/06/24 19:26
86回し職人:04/06/24 19:27
87回し職人:04/06/24 19:28
88回し職人:04/06/24 19:28
89名無し職人:04/06/24 19:55
 村 神 
90奪三振 ◆cvgy/Enbqk :04/06/25 00:53
「鎖国」で衝撃のメジャーデビューを果たした西郷隆盛が遂に待望の1stアルバムを発売。
その類希なる歌唱力やライブでのパフォーマンスでインディーズシーンを沸かせてきた西郷だけに、今作も期待して損はなさそうだ。
発売1ヶ月でミリオンを達成した1stシングル「鎖国」はもちろん、同じくミリオンを達成した「開国」「初恋」も収録。
他にも、英語詞やラップに挑戦したり、岩倉使節団をバックコーラスに迎えるなど、その豪華さに業界は騒然。
夏フェスへの参加が決まった今、このアルバムを聴いてあなたも西郷隆盛というアーティストを知っておこう。

収録曲
1.鎖国        8.SAMURAI
2.開国 9.鎖国(ラップver.)
3.My dream 10.虹を追いかけて
4.夕暮れ狂想曲 11.幸せであれ
5.不平等条約 12.対岸の火事
6.九州に捧ぐ 13.初恋
7.俺、西郷 14.西南戦争(ライブver.)
91名無し職人:04/06/25 11:56






















おまんこ
92名無し職人:04/06/25 14:28
>>80-81
good!
93奪三振 ◆cvgy/Enbqk :04/06/28 01:47
激しいながらもどこか哀愁を感じるメロディーと、恐ろしいほどに直球的な詞。
その二つが合わさった時、そこに一つの世界が誕生する。
「生きる事に意味なんかいらない。理由なんかいらない」
その詞から発せられる強烈なメッセージは心に直接届き、激しく心を揺さぶる。
新世代のロックを担う男、西郷。今回は彼の原点を探る為、独占インタビューを決行した。

―――売れたいと思った事はないんです

記者「今回遂にメジャーデビューとなったわけですが」
西郷「ええ。なんかいつのまにかそうなってたって感じですね」
記者「あまり望んでいなかったと?」
西郷「いや、まあ、そういう部分もありますね。売れたいと思った事はないんですよ、今まで。
ただたくさんの人に歌を聴いてもらいたかったというか。まあ、そういう面ではメジャーデビューってのは良い機会ですかね。
ライブとかも精力的に行っていきたいですが、その前にCDという形で自分の歌を知ってもらいたい」
記者「自分の気持ちとかを伝えたかいいう事ですか?」
西郷「ええ。人が抱えてる悲しみとか悩みとか、そういうネガティブな気持ちをぶっ飛ばしてやりたいんです」

―――「変えたい」って思いは常にありますね

記者「よく新世代だとか言われていますが、それについてはどう思われますか?」
西郷「うーん。一体何をもって新なのか分かりませんね。基本的に自分のやりたい事をやってるだけなんで」
記者「それが結果的に『新しい』ということになったんでしょうか?」
西郷「今までの音楽をよく知らないんでなんとも言えませんが、『変えたい』って思いは常にありますね」
記者「変えたいというと、今までの音楽をですか?」
西郷「いや、自分自身を変えていきたいんです。一つの場所にじっとしていたくないというか。
常に何かに挑戦し続けて、変わり続けていきたい。『こんなこともできるのか』っていう感じで」
94奪三振 ◆cvgy/Enbqk :04/06/28 01:48
―――転んだら起き上がればいい。ただそれだけなんです

記者「西郷さんの歌はどれも詞が印象的ですよね。すごく前向きで、聴くと元気が出るというか」
西郷「典型的なポジティブ人間なんですよ。とにかく前向きであれっていつも思ってます」
記者「それがあの詞を生んだんですか?」
西郷「生んだというか、自然に生まれたんです。感情のままに書き殴ってみたらああなった」
記者「西郷さん自身がそこにいるわけですか」
西郷「そのまんまですね。思ってる事、感じてる事、全部ぶちまけてます。
たくさん泣いてたくさん笑えばいい。転んだら起き上がればいい。ただそれだけなんです」

―――誰かを目標にするって事は無いです

記者「尊敬しているアーティストはいますか?」
西郷「大久保さんとかは凄いと思いますね。自分とは感性が全く違う。
ライブとかでよく一緒になるんで結構仲がいいんですが、話してるだけでそう感じます」
記者「目標にしているアーティストは?」
西郷「いる、いない以前に誰かを目標にするって事は無いです。越えなきゃいけないのは自分なので」
記者「なるほど。『変えたい』とはそういう事なんですね」
西郷「ええ。どんどん越えていきたいです」

記者「これからやっていきたいことは?」
西郷「一にライブ、二にライブです。ファンの方々とたくさん接していきたい」
記者「では、最後にそのファンの方々にメッセージを」
西郷「悲しくて悔しくて泣きたい時。そんな時にこの歌を聴いてください。きっと元気になれると思います。
それでも駄目な時はライブに来て下さい。抱きしめてあげます」
95名無し職人:04/06/28 08:31
村上神あげ
96ダウソタウソ ◆G2Br4zLoMU :04/06/28 19:45
「PO's」というクラブの斜向かいに、そのBarはあった。
ホール正面のエレベーターには体格の良い筋肉質の黒人が立っていて、
開いた扉に乗り込んでいく客一人一人を、顔の筋肉を一切動かさずに素早くチェックする。
腕を後ろに組んだまま遠くを見据えるその様は、玄関ホールを飾る巨大な銅像のような煌びやかささえ感じる。
Barと言っても「親密な男女が寄り添って語り合う静かな空間」ではなく、
「今さっき知り合ったばかりの男女が絶叫しながら踊るダンスフロアー」と形容すべきであろう。
店内には大音量でハウスミュージック流れ続けていて、客の大半は外国人だ。
ドレッドヘアの黒人や限りなくトップレスに近い格好の白人女性が国境を越えて騒ぎあい、
様々な異国の匂いが充満するのだが、不思議な事に20分ほどで違和感を感じなくなる。
毎週木曜日はオールカクテル300円均一デーなので、客入りは一層賑やかさを増す。
フロアーはビルの3階から5階を貸しきっていて、5階はひたすらロッカールームが整列しているだけのフロアー。
3階は踊りつかれた者たちがクールダウンしに来る比較的静かなフロアー。
内装も一般的なBarのそれと大差無く、カウンターとテーブル席の合計が30ほどだろうか。
BGMの選曲も穏やかな曲調のものが多く、会話のトーンも幾分低めである。
4階がメインのダンスフロアーで、人も物も絶えず動いていて、静止して休憩している人がいるとその部分だけ時間が
止まってしまったかのような停滞を生み、フロアーの循環を悪くしているかのような錯覚に陥る。
問題なのは、常にグラスを手に持っていなくてはならないという暗黙のルールがあり、グラスを離した瞬間に
「ドリンクの注文は?」と聞かれてしまう。
タバコとグラスを両手に持ち、隣の人と密着しながらリズムを刻む。
四つ打ちの軽快なテンポは客を見事に躍らせてくれる。
五年ほど前、私は週の半分をその楽園で過ごした。
地下鉄の階段に座り込み、瞳孔の開いた瞳でシャッターが開くのを待ち、よろめきながら始発に乗る。
車内に居る大勢の会社員は、楽園の中のどの臭いとも結びつかず、
一瞬にして私はあの体臭とウォッカと副流煙と汗の混じり合った臭いに飢えを感じてしまうのだ。
97名無し職人:04/07/04 13:14
>>90 14.西南戦争(ライブver.)

↑ あークソ,爆笑してしまった
99だいたひかる:04/07/05 23:51
という














報告
100だいたひかる:04/07/06 14:14
という














嫉妬
101名無し職人:04/07/06 23:26
しりとりエッセイ 第5回 【ドメスティックバイオレンス】

世の中には名前負けしてるなあ〜と感じる言葉がある。
プロレスの技なんかにとくに多くて藤波辰巳が使う技はドラゴンロケット、ドラゴンスクリュー
と格好いい名前がついているが総じて地味な技が多い。

ドメスティックバイオレンス。なんていうのもプロレスの技のような気がしなくもない。
「おっと〜ここでヒロ斉藤コーナー上段からのドメスティックバイオレンスだぁ〜」
どんな技かわからんがなんか想像できるでしょ?

日本語の意味は家庭内暴力のことなんだけどこれなんかやたらと格好良くないか?
例えるならシャイニングウィザードぐらい格好いい。

プロレスに興味ない人に『シャイニングウィザード』を説明するとプロレスの技で全日本プロレスの
武藤選手のフィニッシュホールドでかけられる相手が片ひざつかないとかけらなれないとても
高度の技だ。

これはこれでドメスティックバイオレンス的な技といえるかもしれない。


【ドメスティックバイオレンス】→次のはじまりは『す』


102転載記事:04/07/06 23:31
吉本はライブチケットの売り上げ枚数をチケットぴあの売り上げで決める。
手売りで完売しても、事務所は芸人が自分のバイト先、友達、コンパなどで義理でかってもらった
ものと思い、実力とは認めてもらえないため。
それを踏まえて。
ルミネができる前。品川庄司の初の単独ライブ。毎回、ライブは完売してたが、全部手売りで品川が
さばいてたものだった。この単独のチケットの売り上げがよければ、ルミネでの
前座をさせてくれると事務所に言われてた。
でも、品川はネタ作りに追われ、チケットを手売りすることも、宣伝することもできなかった。
庄司はネタ作りに励む品川の家を一度も訪ねることはなかった。
品川はいつものことだ、と庄司のことを親友のぺナルティやニブンノゴに悪口ばかりを言っていた。
チケット発売5日目のある日、マネージャーからチケット完売の知らせが入る。
チケット完売の日に庄司が始めて品川を訪ねてきた。
そして、品川は「オマエ、俺が一生懸命ネタ作ってるのにナニしてたんだよ!」
とキレて数発殴った。でも、庄司はただ殴られて、部屋を出て行った。
その話をワッキーにした品川。庄司の悪口ばかりを言う品川をワッキーは怒った。
そして、
「庄司に黙ってて下さい、って言われたから黙ってたけど、
庄司はバイトしたお金を全部チケットぴあでチケットを買って、それを
道でずっと売ってたんだ。知らない人に売らないといけないからって。発売日からずっとだぞ!
アイツ、150枚(200人定員の劇場)チケット買って売ったんだぜ。
マネージャーや俺は知ってたけど品川に言ったら、怒るだろうから言うなって
言われてたんだ。完売したら品川、喜んでくれるかなーってアイツ笑ってたんだからな!」

品川は泣きながら庄司に電話した。
そして、庄司も泣きながら一言。
「ライブ、頑張ろうね」
ワッキーと品川は一晩中、泣いたらしい。
103名無し職人:04/07/07 00:14
↑既出の転載記事はいらねーよ
104名無し職人
村上の新作エッセイまだぁ?