入社式、胸弾み決意も新た…関西テレビは信頼回復誓う
企業や行政機関の多くで2日、入社式や辞令交付式が行われた。
情報番組「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題に揺れる関西テレビ放送では、
既に辞任の意向を固めた千草宗一郎社長が、大阪市の本社内で行われた入社式で「このような
問題を起こして、皆さんに訓示を述べるのは心苦しい」と14人の新入社員に謝罪した。
千草社長は、日本民間放送連盟(民放連)から除名処分を受けることが決まったことなどを説明。
「事実を誤りなく伝える立場に立ったと肝に銘じてほしい」と呼びかけ、「番組で失った信頼は
、番組で取り返していただきたい」と結んだ。新入社員の代表は、
「視聴者の信頼を少しでも取り戻せるよう、いい番組を作っていきたい」と決意表明をした。
10月1日の郵政民営化に伴って解散される日本郵政公社は、公社としては最後となる
入社式を行った。東京・霞が関の本社では、約6500人の新入職員のうち、
将来の幹部候補である「総合職」の91人が顔をそろえた。
1日に就任したばかりの西川善文総裁は「10月の民営化開始という大きな節目を間に挟んで、
1年間でどこまで変われるか、挑戦していこう」と訓示した。
「省」昇格後初めてとなる防衛省の入省式では、久間防衛相が、
「さすがは『防衛省1期生』といわれるよう、中央、現場、世界各地で一丸となって職務に
邁進(まいしん)し、努力していただきたい」と訓示した。
(2007年4月2日12時9分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070402it03.htm