1 :
初心者 :
2001/07/26(木) 23:14 つい1年前から山好きになった者です。 山に関する小説を読んでいるのですが、 なにかいい山岳小説がありましたら 教えていただけないでしょうか? 最近「孤高の人」を読みました。 六甲往復17時間って信じられない!
2 :
底名無し沼さん :2001/07/26(木) 23:20
有名(定番)の本はどこかのスレにあるので省略。 ○ミッドナイト・イーグル ○脱獄山脈 2cHではまだ出てないんじゃないか? 他にもまだあるけど教えない。 自分で探すのもたのしいよ。
<b><font size=10000 color=red>終了!!</font></b>
4 :
底名無し沼さん :2001/07/26(木) 23:28
タグ使えないんだYO!
5 :
底名無し沼さん :2001/07/26(木) 23:29
title忘れたけど夢枕獏のラジオドラマになってたの
6 :
底名無し沼さん :2001/07/26(木) 23:29
>>4 font size=10000 なんかあるわけないだろうに
9 :
安楽椅子登山家 :2001/07/27(金) 13:26
いい山岳小説は私も知りたい・・ ノンフィクションやドキュメンタリーに嵌ってしまうと フィクションはぬるく感じてしまうからね・・ 新田次郎のものでも 史実にもとずいたものや 実在のモデルがいて ノンフィクションの色合いが濃いものは面白いけど 完全にフィクションのものは 結構ワンパターンなんだよね
in to thin air ジジツハショウセツヨリキナリ
11 :
お気楽一人歩き :2001/07/29(日) 03:39
>1さん >2さんの挙げておられる 「脱獄山脈」太田蘭三 は私も好きです。奥多摩石尾根から親不知までの逃避行、時間と 金があれば歩いてみたいです。ただ石尾根を逆走する人は少ない と思いますが、延々登りですよ。といいつつ私も鷹ノ巣までは 歩いたことがあります。しんどかった。作中に出てくる鷹ノ巣の 避難小屋は立て替えられる前のものです。私が歩いた時はまだ 作中に出てくる様子のままの頃だったので親近感を持ったのを 覚えています。余談ですが、ここの水場の水はうまいです。 奥多摩では一番好きです。 この作者は他に「誘拐山脈」なども書いていますが、これが 一番出来が良いように思います。因みにこの作品の主人公が 出てくるシリーズがいくつかあったと思います。あっ、この ひとのデビュー作、「三面峡谷の殺意」もお勧めです。圧巻。 >5さんのおっしゃっているのは、たぶん 「神々の山嶺」夢枕貘 ではないでしょうか。小説なのですが、主人公の登山家には モデルがあるというのをどこかで読んだ覚えがあります。この 作者は山をやっていたので作中に良く山のことが出てきます。 山岳小説とはいえないかもしれませんが、「猫弾きオルオラネ」 のシリーズもほんのり暖かく、切なくて良いですよ。 日本では梓林太郎氏も山を舞台にした推理ものを書いていますが、 私にはちょっと。 海外ものでは 「スノータイガー」デズモンド・バグリイ がお勧めです。雪崩をあつかったサスペンスものです。この作者 は自然を舞台にした冒険小説を多く書いており、このほかにも 「原生林の追撃」などは山岳小説にいれても良いかも知れません。 「高い砦」「ハリケーン」もよろしいかと。 海外ではジャック・ヒギンズも山を舞台にした作品を書いていま す。「山上の王国」?だったかな。山の上で石油を掘る話、とか。 いわゆる冒険小説といわれるジャンルに山ものがけっこうあります。 あと小説ではないのですが、 「K」谷口ジロー の山岳マンガもお薦めです。他にも山岳ものをいくつか書いて いますね。マンガではあと村上もとか氏が本格的な山岳ものを いくつか書いています。小説に劣らずよろしいかと。 ああ、少し書きすぎたかな?>2さんのおっしゃるとおり、自分 で探すのも楽しいですよ。私の趣味は結構かたよっているのです が、まあ、新田次郎さんは定番ということで。お楽しみください。
12 :
アホアホマン :2001/07/29(日) 03:44
ホワイトアウト(真保裕一)
13 :
底名無し沼さん :2001/07/29(日) 06:21
「白き嶺の男」(谷甲州)は「孤高の人」をモチーフに書かれているので併せて読んでみてはどうでしょうか? あとは定番どころとして「氷壁」(井上靖)とか。
14 :
底名無し沼さん :2001/07/29(日) 07:06
習慣プレイボーイ たまにプレミアム写真あるし
15 :
初心者(5.9) :2001/07/29(日) 09:55
谷甲州に
>>13 さんが挙げられた「白き嶺の男」それに「遥かなる
神々の座」「神々の座を越えて」以外に山岳小説ってありますか?
「神々の座を越えて」に出てくるノルブという登山家は、山田昇
がモデルですか?
16 :
安楽椅子登山家 :2001/07/29(日) 15:22
「白き嶺の男」は新田次郎文学賞を受賞してるよね あれは質の良い小説だと思う 谷さんのは 山岳冒険ものより 純粋な山岳ものの方が読ませると思った 彼は「加藤文太郎をモデルに本格小説を書きたい」と言っていたが どうなったんだろうか ?
17 :
安楽椅子登山家 :2001/07/29(日) 15:44
>>11 さん
佐瀬稔さんの 一連のノンフィクションは読みましたか ?
是非お薦めします
佐瀬さんのを読むと 誰がモデルになっているとか
このエピソードはこれだ というようなことが よくわかります
先に佐瀬さんのを読んだ人が 『神々の山嶺』を読むと
まるで 切り張り小説のように感じるらしいです(w
・・らしいですというのは
私はまだ『神々の山嶺』は読んでいないんですね
でも 谷口ジローさんが漫画化した方は買いました
ただし まだ1巻しかでていませんが・・
村上もとか『岳人(クライマー)列伝』は
私も 大のお気に入りです !
いいですね〜〜
18 :
安楽椅子登山家 :2001/07/29(日) 15:59
>>15 初心者(5.9)さん
あれは やっぱり山田昇さんですよね
作者の山田さんへの思い入れが感じられます
ですが 私はどうも変だと思うんです
主人公は ヒロインとの結婚条件が「山をやめること」でしたが
山田さんに会った事によって
家族も徐々に山に引き込んでいけばなんとかなる
っていうようなヒントを得るわけですが
実際の山田さんは奥さんに離婚されてます
山田さんじゃなく 尾崎隆さんだったら納得なんですが・・
尾崎さんは 1歳児を連れて 家族でヒマラヤ登山してますから・・
19 :
お気楽一人歩き :2001/07/29(日) 23:43
>>17 安楽椅子登山家さん
そうですか、私はまだ読んでいません。なんせ、創元、早川で
育ってきたもので、ノンフィクションはあまり読まないのです
よ、佐瀬稔さんの作品をこんど探して読んでみます。
ノンフィクションでは植村さんの書かれたものは、まだ氏が存命
の頃にほぼ読んだ覚えがあります。
私は 安楽椅子登山家さんと違ってフィクションの方が好きなの
です。でも仰るとおり、作者に山やアウトドアの根っこがないと
作品がぬるくなるのは確かですね。そう言う意味ではデズモンド・
バグリイの作品はディテールもしっかりしているし、人もよく
書き込まれているので引き込まれてしまいます。
>>13 ,
>>15 さん
の挙げられている谷甲州さんはどうも戦争物の人、という思いこみ
があって読んでいませんでした。こちらの方も試してみるつもり
です。
参考になりました。有り難うございました。
マークスの山
21 :
きいちご :2001/08/13(月) 23:35
古本屋で新田さんの「聖職の碑」見つけたので 買いました。 オモシロカータヨ!
22 :
安楽椅子登山家 :2001/08/13(月) 23:58
>>21 ラッキーだったね
「聖職の碑」は現在絶版です
あれは 史実に基づいたフィクションです
半フィクションってとこ・・(w
23 :
底名無し沼さん :2001/08/14(火) 00:00
北 杜夫 「白きたおやかな嶺」
24 :
底名無し沼さん :2001/08/14(火) 00:21
椎名 誠。 あやしい探検隊海で笑う。
25 :
底名無し沼さん :2001/08/14(火) 00:22
海だぜ、海・・・ 逝って下さい。
26 :
底名無し沼さん :2001/08/14(火) 17:10
夢枕獏の「神々の頂き」面白かった。
27 :
底名無し沼さん :2001/08/14(火) 17:14
28 :
安楽椅子登山家 :2001/08/16(木) 11:42
でも 「白きたおやかな峰」は ノンフィクションなんだよね 1965年のデュラン遠征で 北杜生がドクターとして参加した時の 自分の経験を書いてるんだよ
29 :
いしころ :2001/08/22(水) 14:25
>>11 先に佐瀬さんのを読んだ人が『神々の山嶺』を読むと
まるで 切り張り小説のように感じるらしいです。
まったくそう思ったよ。書名上げると「長谷川恒男 虚空の登攀者」
(佐瀬)を以前読んで、今、文庫で出てる「神々の山嶺」(夢枕)
を読んだら、ちょっとエピソードを引用し過ぎなんじゃないかと
思ったな。もちろん夢枕は参考文献として佐瀬本の書名をあげてる
けど。
30 :
底名無し沼さん :2001/08/22(水) 14:33
谷甲州って最近どこの版元で書いているの?
31 :
low_motivated :2001/08/22(水) 14:48
>>17 >村上もとか『岳人(クライマー)列伝』は
>私も 大のお気に入りです !
>いいですね〜〜
なつかしい・・・・。
『裸足の壁』が印象的。
単独登攀にちょっとあこがれました。
32 :
初心者(5.9) ◆vTJcTyYQ :2001/08/22(水) 21:12
>>29 佐瀬の「狼は帰らず」を読んでごらん。
もっとびっくりして、獏にたいしてあきれるよ。
33 :
底名無し沼さん :2001/08/22(水) 21:20
「空ヘ」ジョン・クラカワー著をお勧めします。エベレストで大量遭難が 起きたときに同行していたジャーナリストが自ら書いたドキュメンタリーです。 山じゃないけど、同じ人が書いた「荒野へ」ってのもいいですよ。
34 :
安楽椅子登山家 :2001/08/22(水) 21:42
>>31 私も「裸足の壁」が一番好きです !
あれは泣けました・・
>>33 「空へ」は面白かったけど
難波康子さんの死の様子が 克明に書いてあって
途中で読むのが 辛くなっちゃいました
クラカワーは「エヴェレストより高い山」もちょっといいですよ
山に関するエッセー集といった感じかな
35 :
33 :2001/08/22(水) 21:45
>>34 クラカワーが書くもの結構すき。「エヴェレストより高い山」は
知らなかった。サンクス
36 :
底名無し沼さん :2001/08/23(木) 00:32
>>33 『荒野へ』 山じゃないけれど、アラスカ原野に捨てられたバスの中の
腐乱死体。その青年のそこまでの軌跡を追ってというやつですね。切な
かったです。死因の落ちも凄かった。
「エヴェレストより高い山」は朝日文庫に入っていますよ。原題 アイガー
ドリームスでしたか。日本人にも、クラカワーの様なライターが出てきて
欲しいもんです。テントの中の話は身につまされて爆笑でした。キャニオア
リングにも憧れますし、ギルの章も読ませました。
37 :
底名無し沼さん :2001/08/23(木) 00:38
週間ピアと、えろとピア!
38 :
名無し山 :2001/08/23(木) 00:42
黒部の山賊! 北アルプス歩くの楽しくなってしまいます。 三俣小屋で「ほほうっ、こんな本もあるのか!」と見たいたら後ろに 「あれ?似てる!」。。。って書いた本人でした。 小屋でしか売ってないのかな? ちなみに小屋で買うと直筆サイン入りです。
39 :
底名無し沼さん :2001/08/23(木) 01:34
足柄山の「金太郎」
40 :
安楽椅子登山家 :2001/08/23(木) 12:37
>>36 経験ないんで わかりませんが
やっぱり テントに閉じ込められた時は あんな感じなんですか ?
私は「テントに閉じ込められたときは・・・」を読んでいたとき
ちょうど並行して プルーストを読んでたので
ちょっと びっくりしました(w
41 :
底名無し沼さん :2001/08/23(木) 20:15
マイナーな一冊、「一匹のさまよい」 山岳小説なんかほとんど読まんが、先輩が書いたから読んだ。
田村想山の‘北佐久を越えて’は好きな山岳小説です。 昭和初期に冬の軽井沢から群馬に向かって歩く子供たちが泣けるよ。
43 :
底名無し沼さん :2001/08/25(土) 19:29
>>40 スレ、タイトルからずれますが、
思うまま行動できなかったり天候不良などストレス
状態が高まると、結構イライラしてきます。私は。
風呂に入っていないむくつけき野郎の汚いひげ面が
間近にある。(相手にとっても同じだけれど)
なかなか眠りに就けない時に、パートナーの寝息が
腹立たしく聞こえたり。音をぺちゃぺちゃいわせて
ものを喰うやつには普段以上にいらいらします。
マドレーヌもそうゆうふうに食べられると堪らない
でしょう。クラカワーさんよくぞ書いてくれたもの
だと思います。
44 :
安楽椅子登山家 :2001/08/25(土) 21:27
>>43 そういう時には 鎮静効果のある菩提樹花のお茶があればいいのにね(w
まぁ 紅茶でもいいのですが・・
山の本読んでいると よく紅茶を飲む場面が出てきますね
「山男は 紅茶好きか否か ?」
と常々疑問に思っています
43さんは テントの中でプルースト読んだのかな〜 ?
プルーストを読む山男の図・・・ってちょっといいですね(^-^ )
45 :
底名無し沼さん :2001/08/26(日) 01:19
>>44 安川茂雄「霧の山」読みましたか?
古本屋で見たんですが、面白いのかなと思って・・・
46 :
雉撃 :2001/08/26(日) 02:43
山岳小説じゃないけど、河口慧海「チベット旅行記」(講談社ノンフィクション文庫) 山越えシーンはおもしろい。 同じく、シュピンドラー「「五〇〇〇年前の男」(畦上司訳、文芸春秋 Der Mann im Eis) チロルの山で数十年前と思われる登山遭難者の氷漬のミイラ化した遺体を発見、調べたら実は5000年前 の新石器時代人だった!(日本だと縄文中期) 発見時その場所で、あの聖人メスナーがうろうろしてたり、また古代の登山用品が描かれていたりしておもし ろい。お奨め。
47 :
安楽椅子登山家 :01/08/26 18:04
>>45 残念ながら読んでいません
でも「氷壁」と並んで 当時ベストセラーになったはずなので
面白いのでは ?
でも 私は生まれる前のことなので
実はよく知らないんです(^-^ )
>>46 子供向けに書かれた「アイスマン・5000年前からきた男」と言うのを読みました
それには 発見された翌日に6人の登山家が見にきた
としか書かれてなかったのですが
その一人がメスナー氏だったのかな ?
口絵の写真に 二人の登山家がアイスマンを見てる写真があるのですが
顔が下を向いていて よくわからないのですが
どちらかが メスナー氏なのかもしれませんね
48 :
底名無し沼さん :01/08/26 23:53 ID:OhSdUs.A
>>47 『五〇〇〇年前の男』は文春文庫 シ-8-1 でも出てますね。
これで読みました。アイスマンはナショナルジオグラフィックでも
取りあげられていたのを読みました。かなり前のことですが。
アイスマンの所有権争いとか、俗世的なところも本で面白く読みました。
DNAの検査、調査でアイスマンの子孫にあたる女性がイギリスで
見つかったとNHKの何かの番組で見ました。アイスウーマンとも
呼ばれる様になったとか。(笑)
49 :
ちん :01/08/26 23:57 ID:99EPy8Gs
八甲田山死の彷徨。 新田次郎 これは寒いぞ。
50 :
底名無し沼さん :01/08/27 00:03 ID:SYA0Uo/Y
51 :
倉庫に逝ってしまったが :01/08/27 06:15 ID:NOmvf2Wg
52 :
倉庫に逝ってしまったが :01/08/27 06:22 ID:NOmvf2Wg
「蒼天の白き神の座」 じゃねえか…バカか俺。欝だ。 支社管理で滑落しよう…。
53 :
安楽椅子登山家 :01/08/31 16:10 ID:4iNwz4YM
谷甲州『彼方の山へ』中公文庫 を読みました 谷氏の若い頃の自伝なんですが アルパインガイド協会の主催する講習会に参加したら 講師が 長谷川恒男さんだったとか 山田昇さんといっしょの カンチェンジュンガ遠征のこととか (谷氏は測量の学術隊員) いろいろ面白い話がありましたよ
54 :
馬車馬 :01/08/31 19:39 ID:9PNbLmCw
なんといっても古典ですが井上靖の氷壁でしょ。ラストの魚津の一人で、ひとりで滝谷で死んでいく場面は涙、ただ涙です。 純な山男の心境を美学まで高めています。
55 :
底名無し沼さん :01/08/31 20:15 ID:WBnYnjUE
エドワード・ウィンパー「アルプス登攀記」 マッターホルンへのあくなき執念とアルプスの山の美しさが 行間からにじみ出ている。 惜しむらくはかなり昔の話ってこと・・・今でも同じ村や店が残っているだろうか・・
56 :
底名無し沼さん :01/09/06 00:31 ID:7HuA4wdY
新田次郎は一通りよんだ。 あたりはずれがないのがいい。
57 :
底名無し沼さん :01/09/06 00:40 ID:6ugEo2hQ
両方とも小説ではないけれど 二見書房から出ている 風雪のビバーク 単独行
58 :
やまやま :01/09/06 13:28 ID:ujS7M58Q
日本物ベスト推薦は新田次郎の「点の記」。新田次郎は、これと「アラスカ物語」が一人前ってことよね。 エベレスト遭難登山は、レポーターのものだけではなく、当のガイドの著作(本の名も後日死んじゃったロシア人だかの著者名も忘れた) も読まないとね。モリタマサルをモデル(と思うが)の小説(これ小説なの?)PPP・・。
「北壁の死闘」ボブ・ラングレー(東京創元社) 冒険小説かも知れないけど。
54氏へ。氷壁は要するに、いろんな山岳エピソードの組み合わせなんだな。編集者の安川茂雄が、井上靖にアドバイスしたのさ。 魚津が滝谷で死んでいく時に遺書を残すのは、おなじみの松涛明、ザイルが切れる物語の発端も、大阪の若者二人の実話じゃなかったかな・・・・ 切れたザイルのモノホンが、大町の山岳博物館に展示しておりますぞ。
あれ映画になったら滝谷じゃなくて槍ヶ岳越えて下りてくるっていう ラストシーンに変わったんだよね。ちょっとガカーリしたよ
62 :
安楽椅子登山家 :01/09/13 20:49
>>60 「ナイロン・ロープ切断事件」と言われるのは三件
1954年の穂高・明神岳の東雲山渓会
1955年の前穂高岳・東壁の岩稜会
1955年の前穂高岳の大阪市大
「氷壁」のモデルになった「ナイロンめザイル事件」は
岩稜会(三重県)で 3人のパーティー
この時 亡くなったのは若山五朗さん(三重大一年)です
岩稜会は その後21年もの苦闘をすることになります
でも 岩稜会の事故後も
20年間に ザイルが原因の遭難死は
16人もあったのです
登山者=消費者の安全よりも 利益を優先させる
企業の冷徹な論理ゆえでした
ちなみに このザイルは
東洋レーヨン製ナイロン原糸を用いて
東京製綱が製造した8ミリのものでした
63 :
安楽椅子登山家 :01/09/13 20:51
「ナイロンめザイル事件」→「ナイロン・ザイル事件」 スマソ(w
64 :
底名無し沼さん :01/09/13 21:50
65 :
底名無し沼さん :01/09/13 22:26
>>64 英語の本なら米アマゾン.コムが面白い。以下の情報提供など;
・Customers who bought this book also bought these books
ネットで本買う人、読書人、もちろん独立心あり技量もある登山者も多そうですわ。
・Look for similar books by subject
日本アマゾン.コムよりもカテゴライズが細分化。類書が探しやすい。
アメリカ大変そうなときですが...
山の本を読むとき、言葉では伺い知れない情報にいらつくこともありますが、
Customers who bought this book also bought these DVDs and videos
も、サガルマータでは役にたつことがありそうです。
IMAXの映画ご覧になった方いらっしゃれば、いかがでしたでしょうか?
58から64へ。 そうです、その名!ありがとう。 クロワカー(空へ)を読まれた方、かならずブクレーエフをお読みください。
68 :
底名無し沼さん :01/10/04 00:32
「空ヘ」ジョン・クラカワー著、今読んでるよー! いや、めちゃくちゃおもしろい! 2ちゃんきてて初めて得したとおもってるよ! なんかこれを機にこのスレにある本、がんがん読んでみるよ!
69 :
底名無し沼さん :01/10/04 12:57
「日本アルプス」ウェストン。 「再訪・・・」はいまいちかも。
70 :
底名無し沼さん :01/10/04 16:36
>>68 アメリカではベストセラー入りするほどの本だったようです。
私は著者クラカワーにも興味をもって、『荒野へ』、『エヴェレスト
よりも高い山』と読み進みました。おやじさんとの関係など、この人
どっか壊れてますね。エヴェレストに登ろうとする人は普通じゃない
そうですが。共感をもってそう思います。
『残された山靴 志なかばで逝った8人の登山家の最期』
佐瀬稔 著 山と渓谷社 に、難波康子さんの話もありました。
旦那さんの賢一さんの手記が 雑誌中央公論 平成8年10月号に
あるそうです。
71 :
安楽椅子登山家 :01/10/05 15:50
『残された山靴』は 最終章の 佐瀬さんの奥さんが書いた話が 一番印象に残ったなぁ どうしても 奥山章さんの最期と比べてしまいました ・・いえ どっちがいいとかじゃないですけどね でも 佐瀬さんという人は すごい人だと思いました
まだ読んでないんですが、REIの撤退セールとやらで、洋書激安で売ってたので、 3冊ほど買ってしまいました。4〜5千円の本が、1000円で買えました。 ジョン・クラカワー著のInto the thin sky だったかな、が豪華写真豊富の装丁で 1000円。やすすぎ。 あと、ASCENTという豪華本も買った。14の登攀が載ってるようで、ヒマラヤから ヨセミテなんかのでかい壁の登攀と人が載ってる。すげーいい本だと想像される。
>>72 また自己レスだが、ASCENTめちゃめちゃいい。
クライマーだったら、買い。英語読めなくても、買い。
そうじゃない人でも、買いだな。アイガー北壁初登の時の写真で
ハインリヒ=ハラーの写真が載ってたりもするし、パタゴニアもバフィン島も
載ってるし、シプトンもクスムカングルも載ってる。イラストもなかなかいい。
ついでに道具の変遷見たいのでシュイナードやらヘイミッシュ=マッキネス
なんかも写真付で出てくるし。ステキです。
REI行けば、まだ残ってるかもしれないから、見つけたら買うべし。
↑糞スレ注意
76 :
底名無し沼さん :01/10/06 01:50
>74 「ラオストレッキングの思ひ出」モン族著 読みてぇー
77 :
底名無し沼さん :01/10/06 02:15
小説はない! やぱドキュソメント。 毛色のかわった所でさがしてでも、ジョンギルのスーパーボルダリングは読んでおこう。
全然山岳小説じゃないんだけど、 『SAS戦闘員』『ブラボー・ツー・ゼロ』アンディ・マクナブ著 こーゆー連中が、今頃アフガンの山岳地帯を走り回ってるんでしょうね。
79 :
底名無し沼さん :01/10/15 20:05
長尾三郎『激しすぎる夢 「鉄の男」と呼ばれた登山家・小西政継の生涯』 読み上げたんだけど とっても面白かったよ ! 長尾さんのノンフィクションは読みやすく面白いよ お薦めだなー
80 :
底名無し沼さん :01/11/10 21:06
>72 僕は、クラッカワー氏に反論した、ブクレーエフ氏(彼も、その後 遭難死してしまいましたね)のTHE CLIMBに震えました。 IMAX撮影隊のも読みました。どちらも、もう翻訳されてるみた いですね。 山岳小説ではないですが、高村薫さんのマークスの山も、山を材料 とした点でなかなか良かったです。
82 :
底名無し沼さん :01/11/11 14:08
>>IMAX撮影隊の ってなんてタイトルででてるの?
83 :
底名無し沼さん :01/11/11 17:58
84 :
絶版を集める男 :01/11/11 20:32
「史上最強の登山家山田昇」読売新聞社 世界の8000メートル峰14座の完全登頂を目指し、 志半ばにして逝った男、山田昇。 奇しくも植村直己と同じマッキンリーで消息を絶ちました。 その足跡と栄光の数々をたどります。 山屋、必見。
>>32 御意。
巻末に断りを入れているとはいえ、ひどすぎますな。
剽窃といわれても仕方ないレベルと思われます。
それに反して、「狼は帰らず」は面白い。
「神々の山嶺」を読んだ人にはぜひ読んで欲しい
(それ以外の人もですが)本です。
>>83 デビッド・ブリーシャーズはジェフ・ロウのアイスワールドにも登場する
人物ですよね。ジェフと一緒にカンテガとか登ったのが、載ってた。
クラカウアーの INTO THIN AIR で、IMAX隊に彼の名前がリーダーと
フィルムディレクターとしてあったので、なんとなく活躍してるんだなぁ、
と感慨に耽った。ジェフ・ロウと登ってた時は貧乏みたいだったから。
「剣岳」おもしろかったですよ。
89 :
安楽椅子登山家 :01/11/11 21:01
佐瀬さんの 一連のノンフィクションは大部前に読んでいた その上で 最近「神々の山嶺」を読んだ 夢枕さん・・・酔い過ぎだな・・と思った 面白くない事もないけど ちょっと 御都合主義すぎるんだよね それと 気になったのは メスナー氏の著書にあった 記録の誤りを そのまま引用していた事・・・ 私の他に 気づいた人いる ?
90 :
底名無し沼さん :01/11/12 00:01
>85 帯に「どうだ、まいったか」とか書いてませんでした(笑)? 夢枕&集英社ってすごいですね。 まったく山のヤの字も関係ないけど、俺は山へ行くモチが 下がってきたときはくすのきみちはるの「湾岸ミッドナイト」を 読んでます。
91 :
底名無し沼さん :01/11/12 00:38
緑の森田さんと葛飾の望月さんに滝沢スラブの登攀をガイドしてやると言われた ことがあった。条件はノーザイル、ノービレーだった。金額は3万5千円、新卒の の給料が9万の時代、でも登攀が面白くなってきていた自分は迷った。 彼らがちょっといい気になっていた自分をからかったのは明らかだった。 森田氏がK2から帰ってきたとき羽田まで望月氏は迎えに行った。いまや 両氏ともこの世にいない。私はその後パート-ナーが滑落し宙吊りになり 肩がらみで制動したため、左上腕神経麻痺になり、岩登り不能となった。 新大久保の石井で働いていた森田さんは夢枕とは全然違います。
92 :
底名無し沼さん :01/11/12 10:59
俺は最初に「狼は帰らず」を読んでから 「神々の山嶺」を読んだけど別に何とも思わなかったけど? ああ、森田勝(狼は帰らず)をモデルにしたんだ。小説にすると キャラクターいじれるから面白い!と思ったんだけどね。 「狼は帰らず」の森田さんもアレンジしてあるらしいですよ。
93 :
底名無し沼さん :01/11/12 11:56
>>92 山屋は思いこみ激しい人が多いからね。
森田勝をバカにされた、と思う人も居るんじゃないの。
小説なんだから、楽しめばいいのにね。
94 :
底名無し沼さん :01/11/12 13:16
マンハッタン魔の北壁が良いよん。
95 :
安楽椅子登山家 :01/11/12 14:06
『神々の山嶺』を谷口ジローさんが漫画化したのも読んだけど 長谷川さんがモデルになってる 長谷常雄ってかっこよすぎー いや 私は長谷川さんファンだからいいんだけど・・・(w でもやっぱり 山岳関係は ノンフィクションを読みなれてしまうと フィクションは どうしても物足りなく感じてしまいます ほんとに 事実は小説よりも奇なり だなって思います
アイガーサンクション
97 :
底名無し沼さん :01/11/13 12:31
夢枕は「神々」執筆の際に山渓サイドから「狼」を薦められたらしいが・・・。 確かに前半はほとんど「狼」そのものだな。 前半は苦笑するが全体的には割と楽しめた。 漫画はとりあえず最高。
98 :
底名無し沼さん :01/11/14 06:42
「神々」の漫画版、ひとつだけ、どうしても腑に落ちないところが。 幼い頃の羽生が丹沢に登るシーンで、 なぜか富士山から朝日が上っていた。 谷口ジローは大好きな漫画家だけど、 ちょっとだけ醒めた。
99 :
底名無し沼さん :01/11/14 09:36
やっぱクラカウアーかな。 あと山の本とはいえないけど、藤原新也。
100 :
底名無し沼さん :01/11/16 16:29
100GET
101 :
底名無し沼さん :01/11/16 16:55
ズコーケ三人組の山岳救助隊
102 :
底名無し沼さん :01/11/16 18:06
>>93 森田氏にというよりも佐瀬氏に対して失礼だね>夢枕
ふつうだったら盗作といわれてもおかしくない。
103 :
底名無し沼さん :01/11/16 21:46
>>102 でも佐瀬氏も森田氏に対して失礼かと思うよ。
狼は帰らずはかなり佐瀬氏の思い込みつ〜か、
こうあって欲しいみたいなところが多くて本当の
森田氏を知ってる人が「あれはちょっとねぇ」
と言ってるらしい。
>>103 ノンフィクション作家がモデル、あるいはモデルに近い筋から
文句を言われる事はよくあることかと‥‥。
私も「神々の山嶺」は読みました。
物語としては面白く読めました。でも、盗作といわれても仕方ない
とも思います。それは話が面白い、面白くないとは別のことだと
感じているんですがどうでしょうか。
105 :
底名無し沼さん :01/11/16 22:57
>神々 参考文献に佐瀬氏の著書がずらりと並んでいますけど?
巻末の参考文献に載ってますよね。「狼‥‥」 でも載せればいいってもんでもないと思います。 あの内容は、参考ではなく、剽窃・盗作のたぐいかと‥‥。
107 :
底名無し沼さん :01/11/17 00:11
なんつーかあとがきが謙虚なら若気の至りで済ませられるのだが 以下その獏のあとがきから 直球。力一杯根かぎりのストレート。 もう、山の話は、二度と書けないだろう。 これが最初で最後だ。 それだけのものを書いてしまったのである。 これだけの山岳小説は、もうおそらく出ないであろう。 それに誰でも書けるというものでもない。 どうだまいったか。 ↑あきれてくる。作品自体は楽しめたがこれで台無し。 あと漫画の画担当の谷口氏はかなり謙虚な人。
108 :
底名無し沼さん :01/11/17 00:18
実際に山岳小説は「神々」以降強力な作品(たとえ盗作でも)は出ていない。
109 :
底名無し沼さん :01/11/17 01:18
>>107 作家としてはかなりのベテランだから、何言っても言い訳にならない。
作家として逝ってよしだと思う。
>>108 そもそも山岳小説が書かれてない。オレとしては谷甲州に期待しているのだが…
「神々の座を超えて」はよかったけど、航空宇宙軍史はつまらない。
110 :
くらいまーA :01/11/18 22:58
むかし むかし ウオルフガング ギュリヒの書いたクライミングの 本があるそうですが読んだ方感想を聞かせてください
J.シンプソンの「死のクレバス-アンデス氷壁の遭難-」 読んでて,イタ〜イ
北杜夫 白きたおやかな峰 まだ出てないようなので、 デュランハユキダラケダ
113 :
底名無し沼さん :01/11/25 14:12
「神々の山嶺」さっき読み終わった。古本屋で安かったもんだから、ここで書かれてる 評価と比べてみたくて。 まあ、羽生と長谷のエピソードに関しては、確かにそのまんま書きすぎてる感じは するし、読んでる途中もどうしても、佐瀬本のイメージとダブっちゃうからね。 それと、二人の女の絡みが、氷壁とダブってるような感じがした。まあ、普通の 小説はほとんど読まないから、特にそう思ってしまったのかもしれないが。 まあ、でも、よく書けてると思ったよ。夢枕獏って、結構山のキャリアはあるのかな。 おいらもヒマラヤなんぞには行ったことなかったけど、行きたいと思ったよ。
116 :
底名無し沼さん :01/12/01 02:32
小説じゃないけど「アルプス登攀記」。 山岳モノでさえないけど「コン・ティキ号漂流記」 「恐るべき空白」「さまよえる湖」「世界最悪の旅」 ガキの頃これらを読んで「冒険家になりたい」とオモタよ。
「コン・ティキ号探検記」でした。(水口志計夫訳本)
118 :
底名無し沼さん :01/12/01 03:45
>117 コンチキは、小学校の時に読書感想文書いたよ。 あの神様の顔が好きで、凧に書いて揚げてました。 名前はなんていうのか忘れたけど、小さなカニが 住み着いて和ませてくれたんだよね。 それにしても、あれは偉大な探検、民族移動の壮大な 実験だったね。
追加です。 さまよえる湖・・・ロプ・ノールね。 読みましたねえ。あれのしたじきがあったので NHKのシルクロードはすごくうれしかった。 楼蘭とかね。。。 さあ。これから釣りにいってきまーす。
120 :
底名無し沼さん :01/12/13 00:08
夢枕獏の「神々の山嶺」を読んでみて、何か物足りなさを感じて このスレッドにたどり着きました。 佐瀬稔さんの「喪われた岩壁」「ヒマラヤを駆け抜けた男」 長谷川恒男さんの「岩壁よ おはよう」を読みました。 さっき、「ヒマラヤ〜」を読み終えたばかりで、山田昇さんのことを想いつつ ウルウルしています。山男、なんてかっこいいんだ〜!!! 長谷川さんの「岩壁よ おはよう」は、子供が高学年くらいになったら ぜひ読ませたい本だと思いました。 これから、佐瀬さんの「狼は帰らず」を読みます〜
>>120 小西政継さんの本も読ませてください。
あと、多分もう手に入らないとは思うけど、随分前に頂いてしまった
本で、「山男に見る生き方の研究・あるクライマーの肖像」という
渋い題名の本があって、モー(ジュリアン・アントワーヌ)という人の生き様?
みたいのが面白いです。
ジョー・ブラウンなんかと一緒にあちこち登ってた人なんで、ルート図の
初登攀の人名を細かく見ていけば、多分見つかるかもしれない。
登山用品開発史の一端としても、面白い。
ちなみに、121で書いた本の登場人物、モーやヘイッシュ・マッキネス、 ジョー・ブラウンは映画「ミッション」にスペイン兵役としてなぜか 出演してるようで。イグアスの滝?かnなんかを登ってるようなシーンの サポートでもやってたのかな。
123 :
賢犬グルミット :01/12/13 01:29
ノンフィクションだけど・・・ 「いまだ下山せず」東・・さん(宝島文庫) 燕岳-東天井-?遭難者を探す実話 読んでびっくり! 私は、この遭難者たちの一日あと追うように年末中房温泉から入山 合戦尾根でテントを張ったが強風と寒さで眠れず燕岳ピストンで下山したけど 彼らはそのとき稜線で死闘を繰り広げていた。 その状況が実感として読み取れる。 地道な山仲間の遺体捜索は推理小説のよう。 読んで損はないと思います。
124 :
安楽椅子登山家 :01/12/17 23:52
>>123 「いまだ下山せず」は泉康子さんだよ
>>120 さん
佐瀬さんの 「長谷川恒男 虚空の登攀者」も是非読んで下さいね
今「空飛ぶ山岳救助隊 ヘリ・レスキューに命を懸ける男 篠原秋彦」(羽根田治)
を読み終わった
久々に 一気に読んだ 面白かったよ お勧め !
125 :
底名無し沼さん :01/12/24 23:49
>>Xスナーさま、安楽さま ありがとうございます!! 小西さんも、長谷川さんも買いましたよ〜!! ここ数週間で10冊以上の文庫本を買いあさりました。 どんなフィクションも色あせるほどに素晴らしい本ばかりでした。 森田さん、長谷川さん、小西さんにしろ、なんだか読み終わった後の夜になると ぽろぽろと涙がこぼれるほどに悲しくなりました。 小西さんあたりの年代はまさに内の父親と同じなんです。 うちの父は山はハイキング程度ですが、やったことあるようです。 スキーなんかは自分達の同志会で、ラッセルしては楽しんだような、そんな話は 良く聞きました。ひょっとしたら、名前とか知ってるかもね。 帰郷した際にはきいてみようかな、と思っています。 今はですね、植村直己を読んでいます。 「こんな男は今後、まず現れないだろう」と言う感じですね・・・
126 :
安楽椅子登山家 :01/12/25 00:26
>>125 さん
長尾三郎『激しすぎる夢 「鉄の男」と呼ばれた登山家・小西政継の生涯』
も是非読んでください
小西さんと植村さんのからみ
これがまた 面白いんだな〜(W
ほ〜ら ほら 読みたくなったでしょ ?(w
127 :
底名無し沼さん :01/12/25 07:15
神々の山嶺はいい。
>安楽さま んも〜 いけず!(笑 購入決定です。 そう言えば、桐生山岳会だっけかな 中高年隊でチョモランマ登頂を計画しているそうですね。 頑張っていただきたいものです。
129 :
底名無し沼さん :01/12/25 17:20
130 :
タカトーリ :02/01/16 21:58
小説じゃないけど、塀内真人の「おれたちの頂」。 20年近く昔マガジンであったみたい。 古本屋で見つけて、読んでみたら結構面白かった。 モデルが加藤保男っぽい。
131 :
安楽椅子登山家 :02/01/20 14:24
原真『快楽登山のすすめ』を読んだ 岳人などに連載された 辛口のエッセー集なんだけど なかなか面白かったよ なかで 「日本百名山」について言及した章では あれは文学書であってガイドブックではない って書いてある なるほどな〜と思ったよ 日本人って ほとんどの人間がガイドブック依存症だよね そういう自分も思い当たるけど(w
132 :
底名無し沼さん :02/03/06 01:21
新スレ立てるほどでも無いのでココに書くよ。 新田次郎がNHKのプロジェクトXに出たよ! 富士山頂にレーダーを建設する話。 彼はこの業務の責任者だったらしい。 気象庁勤めしてたのは知ってたけど、そこまでは知らなかった。 3月7日深夜に再放送するよ。 気象庁側器課・藤原寛人課長 が彼だ。 番組エンディングで、「後に小説家・新田次郎となった」とあって ビックリしたよ。
133 :
底名無し沼さん :02/03/06 11:45
>>132 おう、みたみた。サプライズだな。
で、ここにたどり着いたよ。
漏れも、「八甲田山死の彷徨」に一票。
山岳小説としてだけでなく、新しくプロジェクトリーダを任せるやつには
必ずこれを読ませる、って言ってた人がいたな。
134 :
底名無し沼さん :02/03/06 14:51
新田次郎「富士山頂」は面白くないな 富士山レーダー設置を小説化したものだけど
135 :
ishim妻 :02/03/06 17:18
日本の山が舞台じゃないと駄目? 外国だけど、神々の山嶺読んで、パキスタンまで逝ってしまった. (本はエベレストの話) ドキュメントだけど、K2嵐の夏っていうのも良かったよ.
136 :
安楽椅子登山家 :02/03/06 19:58
新田次郎は もともと 奥さんの藤原ていさんが 満州引き上げ時の経験を書いた 『流れる星は生きている』でベストセラー作家になったため 負けてなるものかと自分も作家になったのです ちなみに ペンネームの新田次郎は 出身村が角間新田(かくましんでん)で 次男坊だったからです 気象庁と作家の二足の草鞋には 人知れぬ苦労も多かったようです 素顔の新田次郎については 『父への恋文 新田次郎の娘に生まれて』藤原咲子 にくわしいです
137 :
底名無し沼さん :02/03/06 23:10
再放送1時間前で、あげ。
138 :
底名無し沼さん :02/03/06 23:13
>137 何の再放送?
間違えた!明日だったよ。。。 スマソ。
ここではあまり評判よくないけど、谷口ジローの漫画版 「神々の山嶺」の連載、そろそろ羽生の南西壁冬季無酸素 単独登頂の場面にさしかかります
>>132 のプロジェクトX、今夜こそ再放送でage。
了解!ラジャ!
143 :
i-mode :02/03/07 23:46
山岳小説ではないけれど、山を舞台にしているので、太田蘭三の初期作品、 梓林太郎あたりかな。彼らの作品では、あちこちの山でごろごろ死体がでてくるが、 実際にその山域に行って見るとみょうに現実感を感じる。
144 :
底名無し沼さん :02/03/07 23:53
>>143 太田蘭三の脱獄山脈は(・∀・)イイ! ですね。
>>131 >なかで 「日本百名山」について言及した章では
>あれは文学書であってガイドブックではない
これ最初に読んだとき、なんでこの本がベストセラーになっているのかよく分からんかったよ。
なんか、物足りなさ感が残るのだな、どの山も。
で、分かった。
彼は、各山をネタにして、その歴史やら文学やらをひけらかす、雑文=随筆を書こうとしたんだな。
山の本を求めて、あの本を読んでも、物足りなさを感じるのは当たり前だった。
146 :
底名無し沼さん :02/03/13 12:34
147 :
安楽椅子登山家 :02/03/28 10:17
この間はじめて 神田の悠久堂に行ってきました 山の古書が置いてある店です でも2階のちょっとしたコーナーで もっといっぱい置いてあるかと思ってたので ちょっと期待はずれでした それに ほんとにかなり古い物がほとんどで 名前も知らない人のが多かったな そんな中で 私的に掘り出し物だったのは 『エベレスト村長日記』佐伯富男 しかもサイン入り 三浦雄一郎さんが エベレストのサウスコルから直滑降した時の 遠征隊の記録です これから読むんですが なかなか面白そうです
148 :
底名無し沼さん :02/03/28 11:08
他のスレでもあったが、吉尾弘さんの本は小説ではないけどおすすめです。
149 :
底名無し沼さん :02/03/29 14:37
松本清長の「遭難」ですよ。なんといってもこれにつきますね。
150 :
安楽椅子登山家 :02/04/09 19:54
>>148 吉尾氏の『垂直に挑む』中央公論文庫
は いいねぇ
その時の心情が 素直に伝わってくるんで 好感がもてます
読んでてワクワクします
平行して 高野亮『クライマー 登山界の寵児・吉尾弘と若き資獅子たちの闘い』随想社
を読んだんだけど
吉尾氏は この本を絶版にしたかったのに ヒマラヤに行く資金のために
泣く泣く中央公論の文庫化に応じたそうです
でも おかげで今でも読めるのはラッキー !
吉尾氏に 文章を書くことを薦めたのは 奥山章氏だそうですが
文章を書く登山家が もっといっぱいいたら
もっと楽しかったのになぁ(w
単行本化された「登山・キャンプ・アウトドア@2ch掲示板」。 これが近々ノーベル文学賞を受賞する。
最近の太田蘭三は全然山へ登ってないね。車の免許が取れたので専らドライブに はまっているのですかねー。それとも年のせい?
153 :
底名無し沼さん :02/05/16 01:41
「みんな山が大好きだった」山際淳司、中公文庫 おもろかった。
山野井さんを書いた「ソロ」。筆者も文体も文章も今いちなんだけど それが引き立て役みたいになって よけいに題材の凄さを浮き彫りにしてるような。 筆者の目ーこれが多分に俗っぽい。俗っぽい匂いがプンプンしてくる。それだけに ストイックに只ひたすら山に抱かれるように山に向かう山野井さんの大きさ がとても引き立つのです。山が本当に好きで真摯に山に向かう彼。なんか最後は ジーンときます。
山岳小説ではないのですが、大藪春彦の「ヘッドハンター」 野営時の食事描写がなんとも良いです。
156 :
底名無し沼さん :02/05/20 12:49
>>153 あー、俺も読んだ
山際淳司のどんな本より面白かった…合掌
157 :
底名無し沼さん :02/05/20 13:02
>>154 丸山直樹は馬鹿だDQNだと、「死者は還らず」を題材にパンパカスレか
どこかで出てたね。
158 :
底名無し沼さん :02/05/20 17:59
>>153 山際淳司が!!、知らんカタヨ!
是非会社帰りに飼って読みます。
ニュースステ−ションだったっけ?
死の数カ月前まで出演してたの。
日毎に頬がこけ、眼が落ちくぼんでいった…
うろおぼえですが。
ナム〜
159 :
底名無し沼さん :02/05/21 02:39
>>157 なんで丸山直樹はDQNなんですか?気になる・・
160 :
山のオッチャン :02/05/21 08:35
山岳小説と言えば「氷壁」これを読まずして山は語れないでしょう。 著者は井上靖、しらない人が多いかもしれませんが、シニアの登山家なら誰もが知っているのでは、 「切れる筈のないナイロンザイルがなぜ!!」 新潮文庫の大ベストセラーです。
161 :
底名無し沼さん :02/05/21 08:45
>>159 丸山直樹氏のことは良く知らないけど、「死者は還らず」は
ちょっと冷静さ・客観性を欠いてるなあと思った。
遭難を扱ったノンフィクションでは羽根田治氏の「生還」が良かった。
遭難したものの助かった登山者に直接インタビューして書かれた本
なんだけど、遭難に至るきっかけとか、遭難者の心理状態とか、
自分にも思い当たる部分が多くて参考になった。
162 :
底名無し沼さん :02/05/21 09:49
>>158 たしか、アメリカズカップの取材だったのでは?
華やかな話題が通り過ぎた後、静かに訃報が流れたような記憶がある。
163 :
底名無し沼さん :02/05/21 09:55
山際さんがキャスターを務めてたのはNHKじゃなかった?
164 :
安楽椅子登山家 :02/05/21 14:48
>>160 6月9日まで
山形県酒田市の酒田市美術館で
「井上靖 文学の軌跡と美へのまなざし」という展示をしています
酒田は 小坂の故郷という設定で 「氷壁」ゆかりの地なのです
日和山公園には「氷壁」の文学碑もあります
会場には「氷壁」の創作メモや 井上氏愛用の登山靴などもあるそうです
165 :
安楽椅子登山家 :02/05/21 14:57
>>161 「ソロ」を読んだ時は 山野井さんのすごさに圧倒されたけど
「死者は還らず」は 内容そのものよりも
いったい 丸山氏はどういう人なんだ ?
って判断がつきかねたのを覚えています
166 :
底名無し沼さん :02/05/21 18:04
「死者は還らず」は著者の人間性が推し量れるという 意味では貴重かも。読むのが辛くなる駄作の典型。
自己中心的で独りよがり、ただの子供>丸山 「ソロ」も「死者…」も捨ててしまったので、記憶を頼りに書くけど、山野井 さんの山行に勝手についていって(パーティを組んだわけではない)、置いて きぼりにされたと、一人で怒っている。その場でそういう気持ちになっても、 普通は文章にした時点で、自分が恥ずかしくなるものだ。 「死者…」ではわけもなく実名報道にこだわっていて得意になっている。遭難 グループのリーダーの遺族に取材して、リーダーで責任があるから実名で書き ますなんて言い放つんだよ。 そもそも山岳遭難で実名報道の意義がわからん。欧米のマスコミでは犯罪者の 実名報道も止めようという方向になっているのに。関係者でもないのに、遭難 から何年も経って、雑誌に名前を書き立てられるような責任ってなんなんだ?
168 :
底名無し沼さん :02/05/21 22:24
わりいけど、「氷壁」カスだよ。 岩触ったことのない井上靖に登攀シーンは書けない。 実際書いてない。そこ核心部じゃないの? 「もしかある日」歌いながら荼毘に付す?死を美化すな。
169 :
底名無し沼さん :02/05/21 22:25
「北壁の死闘」出たの?
170 :
底名無し沼さん :02/05/21 22:48
>>168 うーん、そういう目でしか本を読めない君のほうがカスだな。(藁
あれは、登攀シーンは全然核心じゃない。
「ザイルが切れてしまった」と言う舞台を作るためのエピソードだ。
死を美化してるかどうかは、まあ難しいところだがな。
ありゃ、ドキュメンタリーじゃなく、小説だ。キミは文学とか向いてないから、
ヤマケイでも読んでなさい。(藁
171 :
底名無し沼さん :02/05/21 23:01
>>169 おいらも書いたけどかなり前に外出だった。でもいいよね。
172 :
底名無し沼さん :02/05/22 13:04
新田次郎の「岩壁の九十九時間」は良かった。
173 :
安楽椅子登山家 :02/05/22 16:03
ちょっと(というよりかなり)古いですが アリステア・マクリーンの『ナヴァロンの要塞』なんて どうでしょう ? 山岳ものではないんだけど 主人公のキース・マロリーは 世界的に有名なロッククライマーで ニュージーランド出身 (まじってますねw) という設定です (映画ではグレゴリー・ペック) エーゲ海の難攻不落のナチス要塞に ロッククライミングで潜入するんだけど ハラハラドキドキの傑作冒険小説です
174 :
底名無し沼さん :02/05/22 16:22
>>173 あれ、映画も結構良かった。
しかし、ドイツ兵が一斉に耳塞ぐシーンは、何度見ても笑ってしまう。
オンライン書店のデータベース探しても無いんだけど、新田次郎の『夜光雲』は読んだことある?
笹本稜平の「天空への回廊」。 チョモランマ北西壁に核ミサイルが搭載された 軍事衛星が落下。米中の争奪戦に巻き込まれた 日本人クライマー。 結構おもしろいかも。
178 :
底名無し沼さん :02/06/09 18:38
絶版だけど山本茂美「喜作新道」。 ご存知北アルプス喜作新道の開削者。 当時の猟師には珍しい経済感覚の持ち主で なんでも自身の殺生小屋の繁盛のため新道を 造ったとか。 しかし新道開通直後の冬に黒部棒小屋沢で 猟師仲間とともに入山したところ小屋で雪崩に 遭い死んでしまう。小説の後半はその死を巡って 疑問の謎解きに展開する。 なかなかおもしろかった。
179 :
底名無し沼さん :02/07/16 15:54
夏age
ヨーロッパの山岳小説で、ミステリーじゃなくて恋愛ものになってるやつって どなたか心当たりありますか?
181 :
底名無し沼さん :02/07/16 17:15
間違えた、sageちまった。
182 :
安楽椅子登山家 :02/07/17 13:33
「北壁の死闘」は 一応 恋愛小説の要素も入っていました 最後はハッピーエンドだったし・・・
183 :
底名無し沼さん :02/07/17 15:36
「マークスの山」はどうだろう。映画化されているし。 北岳に登るシーンはおどろおどろしかったね。
「北壁の死闘」は一応漫画化もされてましたね。
185 :
底名無し沼さん :02/07/30 14:33
”冬のデナリ”は良かったな。 名著だべ
レスついてましたね。ありがと。 ミステリ、アクション系が好きな私としては「北壁の死闘」は読んでいるのですが それではないのです。情報が少なすぎるので申し訳ない。 漫画化は知りませんでした。影丸ジョーヤとかではないですね。
187 :
底名無し沼さん :02/07/30 15:50
私も井上靖の「氷壁」だと思う。 本当にあったナイロンロープ事件をもとに書かれたそうです。 去年の夏は家族で、徳沢まで歩き、舞台となった奥又白まで 行ってきました。
188 :
底名無し沼さん :02/08/01 12:40
190 :
底名無し沼さん :02/08/29 02:54
良スレ保存age
新田次郎 『槍ヶ岳開山』
192 :
底名無し沼さん :02/09/01 07:08
小西政継や長谷川恒夫はよく話題にでてきますが、松本龍雄が出てこないのは、なぜでしょう。 「初登攀行」は日本の山岳文学(ホント文学です。哲学的でありながら感動的)では、私の中で一番です。 長谷川恒夫の「北壁に舞う」を読んだのがきっかけでクライミングを始めましたので、フリーやってても心情はアルパインでありつづけたいなんて思っています。 クライミングを知らない人にもお勧めは、「墜落のしかた教えます」です。ハーディングが最近死んじゃって、すごく切ない気持ちになって読み返しましたが、やっぱ面白いです。 ノーズ登ってるんで(自慢)、感慨一入。 ノンフィクションばかりでスンマセン。
193 :
底名無し沼さん :02/09/01 07:11
太宰なら「津軽」を♂。
194 :
底名無し沼さん :02/09/25 21:45
age
195 :
底名無し沼さん :02/10/03 18:03
>>191 槍ヶ岳開山感動しますた
読み終わったときは駅のホームだったんだけど
涙が止まらずに隠すのが大変だったよ。
いきなり序章で槍ヶ岳登山の核心部が
終わってしまう(!)という意外な始まりで
技術的な描写は新田次郎としてはかなり薄めだけど
おすすめです。
196 :
底名無し沼さん :02/10/06 21:59
谷口ジロー版「神々の山嶺」、1巻P78 「その時・・・むっと獣の臭いが店内にたちこめたような気がした」 ビ、ビ・・・、ビカール・サンの左手の小指が戻ってる!
197 :
底名無し沼さん :02/10/06 22:11
股間の人 エロリ
198 :
底名無し沼さん :02/10/27 16:42
フリゾン・ロッシュが出てこんなぁ〜。必読の古典だと思うんだが? 『ザイルのトップ』と『山に還る』の二部作。当然絶版になってるが、 大手の古本屋ならきっと見つかるはず。ただし、近藤等訳というのが ちょっと気に食わんが・・・
ここに紹介される本を片っ端から図書館で借りてきて読んでます 今日は「大いなる山の日々」ボナッティを読んだ。 冒頭のモンブラン中央岩稜の遭難はもの凄い。屈強な7名の有名な登山家中4名が 雷、60時間も続く猛吹雪でのビバークも限界になり、懸垂下降で下山を続ける 疲労困憊して次々に4名が死亡。ボナッティほか2名が生還 ボナッティの「僕が生き延びることができたのも、ただ僕が、他の者よりいっそう 死なないように抵抗したからだと思う」とにかく凄かった
200 :
底名無し沼さん :02/11/03 19:30
昔の学習漫画で1冊全部がエベレスト初登頂までの足取りというのがあった。 マロリーをはじめいろんな登山家のアタックが漫画化されていたけど、子供ながら のめり込み、最後のヒラリーとテムジンの登頂では涙した。 途中で登山用具や技術の解説もあり、楽しかった。
201 :
底名無し沼さん :02/11/03 19:32
202 :
底名無し沼さん :02/11/03 19:42
>>201 隊員同士の軋轢って雲取登る時ですらあるよ。パーティーの数だけ軋轢がある。
203 :
底名無し沼さん :02/11/03 21:14
「雪煙を目指して」 がなぜでないのだろう?
「湯煙を目指して」だと思ってしまいました、すまね。
205 :
底名無し沼さん :02/11/03 22:01
>>201 新作だ!知らなかったよ、ありがとう。
谷甲州は山岳小説もっともっと書いて欲しい。。。
労力かかるわりに売れないからヤダよん。
207 :
どんちゃん :02/11/03 22:07
やっぱり、新田次郎だよね、全部読んでみな、面白いよ。
208 :
底名無し沼さん :02/11/03 22:10
新田次郎の小説は女の描き方がリアリティなさすぎで、萎える。 それとも世代的なものなのか?
谷甲州の「遥かなり神々の座」と その続編「神々の座を越えて」もイイ!!!
新田次郎はこのスレ見つけてからずいぶん読んだよ。読みやすくてぐんぐん引き込まれて 一気に読んじゃう。富士山頂はまだ。面白くないって書いてあったから。 八甲田山もまだ。テレビや映画で見ちゃったから。それに遭難した人が尊敬しちゃうくらい凄くないから。
211 :
底名無し沼さん :02/11/06 00:38
>>208 確かにそんな気もするなあ。
「縦走路」とか、特に。
安っぽいTVのメロドラマみたいだ。
作者の女性経験の乏しさが反映されてるのだろうか?
でも、「銀嶺の人」の女主人公二人は好きだな。
今井通子と若山美子がモデル。
充分リアリティあると思うよ。
212 :
底名無し沼さん :02/11/06 00:49
>>211 禿げ同。
モデルがいるのはさすがに話を聞いたりするだろうからな。
今井さんとか若山さんや、文太郎妻はちゃんとしているけど。
「縦走路」はまさに典型。あの女性の心理描写を見ていると新田氏の奥さんってよほど
ヤな人だったのかな、とか勘ぐってしまうね。
213 :
底名無し沼さん :02/11/06 00:59
「山岳」小説ではないけど、綱淵謙鍵「極 白瀬中尉南極探検記」を読みました。 遠い昔の日本冒険史に残る壮挙としてしか語られない昭和初期の南極探検のどろど ろした裏面を忌憚なくことなく語った力作です。700ページ近い長編ですが、一気に 読みました。
214 :
底名無し沼さん :02/11/19 23:50
215 :
底名無し沼さん :02/11/22 21:13
新田次郎はまじめすぎたんだろうね。 でも、富士山レーダーの計画の中心人物の一人、というだけでもすごいと思う。 山が好きで書いてる雰囲気が感じられるのが結構好き。
216 :
底名無し沼さん :02/11/22 21:47
小説ではないけれど、佐瀬稔の「長谷川恒男 虚空の登攀者」と 「狼は帰らず」が泣ける。特に「虚空の登攀者」の文中で、彼とパートナーを 組み、散々な目にあった遠藤甲太氏の「今では愛しくてたまらない」という 言葉に感動した。彼を憎み、嫌う人もたくさんいた反面、遠藤氏のような 思いを持っている人も大勢いたのだろう。何度も読み返してしまう。
217 :
底名無し沼さん :02/11/23 02:15
おい、レス全部読んだが、植村直己の本が出とらんぞ。 やっぱり「青春を山にかけて」は名著だろう。でも小説ではないけどね。
>216虚空の登攀者読んだ。面白かった。初登攀にこだわるところが悲しいけど これを返して狼は帰らず借りてこよう。「青春を山にかけて」も借りてくるかな 「死者は還らず」作者が感じ悪かった 純粋なフィクションあるいはノンフィクションよりその中間の新田次郎が面白いと言う点では一番 あと「遥かなり神々の座」「銃走路」借りてこよう。「遠き幸峯」もよさそうだな
×幸峯 ○雪峯 遠き雪峯貸し出し中で無かった
爺さん、本屋で買ってくれよ!
221 :
出版業界及び書店業界一同 :02/11/23 19:35
222 :
底名無し沼さん :02/11/23 19:42
そんな本は古本屋で一冊¥100だよ。
神保町の古本屋で山関係の本いっぱい置いているところが何軒かあるから、 そういうところまわると、いっぱい収穫できるYO。
>>デブ自慰 「喪なわれた岩壁」「残された山靴」佐瀬稔著もいいよ。
「残された山靴」は泣いてしまふ
226 :
底名無し沼さん :02/11/23 21:45
新田次郎はやっぱ富士山あつかった作品が一番筆がさえてる。
いんや。点の記が傑作。
228 :
底名無し沼さん :02/11/23 23:18
『惑星CB8越冬隊』 読めばひたすら涼しくなれる。是からの季節にぴったり。
229 :
底名無し沼さん :02/12/01 23:47
>>228 航空宇宙軍シリーズはまだ続くのかな?
CB−8=地球がブヨブヨするようななった理由はまだ書かれてないよね。
谷の新作「遠き雪稜」は大作だけど今一だった。
夢枕ほどモデルから飛べなかったのが原因か?
231 :
底名無し沼さん :02/12/01 23:55
夢枕先生! 「神々の山嶺」なんですけど 改行つめて1冊にしてもらえませんか?
232 :
底名無し沼さん :02/12/09 02:02
寒いので読書age
233 :
底名無し沼さん :02/12/09 15:12
新田次郎はうちの大学のOB age
234 :
底名無し沼さん :02/12/17 23:54
クリスマスになると、シュティフターの『水晶』を思い出す。 幼い兄妹が山中で迷子になってしまうのだが・・・ ひたすら兄を信じて従って行く妹の、 「そうよ、コンラート」っちゅー台詞が泣かせます。 岩波文庫で手塚富雄の名訳で出てたけどまだ手に入るのかな。
235 :
底名無し沼さん :02/12/18 00:38
新田次郎は軽い読みモノでもアルプス紀行のヤツなんかも良かった。 今でいう癒し系つーか、寝る前に読むと夢でスイスに行けそうw
237 :
底名無し沼さん :02/12/18 19:28
>236 100%同意。アルプス紀行ものは地味にイイよね。 その後、ジョン・クラカワーの「空へ(エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか)」を 読むと夢で雪山遭難しそうになる(w.
238 :
底名無し沼さん :02/12/25 23:03
age
白い蜘蛛(新編)はいかが?
(^^)
(^^;
242 :
底名無し沼さん :03/01/28 07:50
あげ
243 :
底名無し沼さん :03/01/28 20:37
過去ログからお勧め本をまとめてみました。ベストテンを集計しよう と思ったけれど、作品が散っていて叶わず、2名以上の推薦のある本 を挙げてみました。 ★創作部門 「氷壁」(4票) 井上靖 「脱獄山脈」(3票) 太田蘭三 「マークスの山」(3票) 高村薫 「八甲田山死の彷徨」(以下2票) 新田次郎 「槍ヶ岳開山」 新田次郎 「北壁の死闘」 ボブ・ラングレー 「白きたおやかな峰」 北杜夫 「白き嶺の男」 谷甲州
244 :
底名無し沼さん :03/01/28 20:38
★ノンフィクション部門 「空へ」(4票) ジョン・クラカワー 「残された山靴」(3票) 佐瀬稔 「長谷川恒男 虚空の登攀者」(3票) 佐瀬稔 「アルプス登攀記」(以下2票) エドワード・ウィンパー 「みんな山が大好きだった」 山際淳司 「激しすぎる夢 『鉄の男』と呼ばれた登山家・小西政継の生涯」 長尾三郎 「狼は帰らず」 佐瀬稔 ★選外 何回も言及されるんだけど、否定的意見が多い作品 「神々の山嶺」 夢枕獏 あまりにも「狼は帰らず」「虚空の登攀者」からのパクリが多す ぎるということがその理由ですが、なぜか谷口ジローのコミック版 の評判は悪くないです。 「ソロ」「死者は還らず」 丸山直樹 著者の人間性を疑うということが大きい理由になっており、そのこ とは山野井氏遭難スレや過去のパンパカスレでも話題になってます。
245 :
底名無し沼さん :03/01/28 20:50
いろいろな登山家の方々および小説家の方々が書かれたものを、 少しは読んだこともありますが、少し雰囲気が違う、特に「氷壁」は 登山経験する前に読み、登山するようになって、「えらい違いだ」 と思ったりしたものです。 短編だったと思いますが、松本清張が登山の雰囲気を伝える もの(題は忘れた)を読み、ほとんどピッタリ一致する感覚でした、 彼は登山を趣味にはしていなかったと思いますが・・・ それだけで、取材は自分でこまめにやっているのだろうと確信 できました。
246 :
底名無し沼さん :03/01/29 02:12
ソロ、選外に賛成。 丸山氏、ありゃだめだよ。
>何回も言及されるんだけど、否定的意見が多い作品 >「神々の山嶺」 夢枕獏 > あまりにも「狼は帰らず」「虚空の登攀者」からのパクリが多す >ぎるということがその理由ですが、 普通の読書人は知らんが、山好きで山の本好きの香具師は、小説の元となった 森田氏や長谷川氏のノンフィクションなんて読み込んでるわけだから、 この小説を読んでも面白くないわけね。
いいや、剽窃ウンヌンを抜きにしても、「神々の山嶺」の自己陶酔しきった 文体は気持ち悪い。長谷常雄が何かしゃべるたびにいちいち殴られたような 衝撃を受ける主人公がバカに見えた。あと女性たちの行動も意味不明。山の 中の描写は臨場感があって面白かったが、下界で繰り広げられるドラマは陳 腐で読むのが辛かった。なんかオタク臭がするんだよな、この本…。
…と、悪口だけ書き込むのも何なので小西政継「マッターホルン北壁」を 挙げておきます。今読んでるってだけなんだけど、この人文章うまいなあ。 あ、ノンフィクションか。すんません
250 :
底名無し沼さん :03/02/17 02:07
「ソロ」 生ける伝説、山野井泰史を通し、他を認められぬ俗物中の俗物、 「丸山直樹」の煩悩を描き切った自伝。 俗物に純真な山野井を全く理解できない部分、強引に意味付けを 行うことで、自分と同じ俗物として山野井を捉える傲慢なまでの誤解、妄信は驚愕。 「死者は還らず」 「自分の価値観以外は全て屑」を貫き、ミスを犯した人間、その家族を 意味もなく暴力文章で蹂躙する「丸山直樹」の赤裸々なマスターベーション集。 「責任あるから実名で」は全く持って意味がわからない。
251 :
底名無し沼さん :03/02/17 02:13
佐瀬稔さんの作品はどれも大好き。 「残された山靴」、これほど切なく、泣けた作品は初めてです。 「空へ」は最高。具体的な描写はあまりに鮮明で恐ろしく、 夜1人でいるのすら震えた。こんな恐ろしいのは「ホットゾーン」以来。
「空へ」にもう一票。陰々滅々とした描写が続くのに、なぜだか 読み終わった後にはエベレストに登りたくなった…
「空へ」が面白かったので、ベック・ウェザースの「死者として残されて」を読んでみた。 前半がエベレストの件だけど、「空へ」とあまり重複しない内容になってるんで飽きない。 後半は筆者のエベレスト遠征に至るまでの課程(登山歴など)が書かれてるんだけど、 むしろ後半の方が面白かったな。確かに山登ると躁状態になるよなぁ…。 クラカワーのは、「エヴェレストより高い山」もオススメ。上の方でも出てきてるね。 「荒野へ」は、俺的にはあまり…。
254 :
底名無し沼さん :03/02/18 09:28
クラカワーのは全部読んだよ結局。まあ、「空へ」が頭ひとつ抜けてるね。 べックウェザーズのも購入済み、次読む予定。あとはブクレーエフのデスゾーンも読んだ、 これもあの事件に興味あったら是非読んで欲しい。 あとは・・・IMAXの「EVEREST」、日本でもDVDにならないかなぁ。
255 :
底名無し沼さん :03/02/28 10:32
安芸
256 :
底名無し沼さん :03/03/05 00:03
「空へ」に一票。 読んでると、ホント息苦しくなってくる。
257 :
底名無し沼さん :03/03/05 03:58
「空へ」にもう一票。 リアルな描写で息苦しくなったり、ドキドキするのが好き。 遭難本の中では他に「K2 嵐の夏」(山と渓谷社刊)も良かった。 それと「死のクレバス」(岩波文庫)。 どっちも公募登山隊じゃないせいかあっさり死なないが筆者たちの状況を想像すると呼吸が浅くなる。
∩
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`)// < 先生!こんなのを発見シマスタ!
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http://saitama.gasuki.com/aomori/ __| | .| | \
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259 :
◇ピンクエンジェル◇↓↓↓↓↓↓↓↓↓ :03/03/05 05:50
260 :
底名無し沼さん :03/03/05 12:34
マークスの山
「狼は帰らず」読んだ。……ここまで引用しまくってもいいのか、夢枕貘? エピソードの大半が引用だ…。これは剽窃っていうんじゃないのかな?これ がOKなら、立松和平が謝罪を余儀なくされた「光の雨」なんか無問題のは ずだ……
(^^)
263 :
底名無し沼さん :03/03/24 09:32
マークスの山、文庫の方を読んだ。 単行本とどれくらい変わってんのかな。
264 :
底名無し沼さん :03/03/24 20:43
長尾三郎の『エベレストに死す』『マッキンリーに死す』は良かった。 でもそれより『サハラに死す』の方が感銘を受けたのだが、スレ違いなんだよなあ。
(^^)
266 :
底名無し沼さん :03/04/19 07:16
「マークスの山」面白かった。 それでついビデオも借りてみたが、これがとんだ失敗作。
267 :
(´д`;)ハァハァ :03/04/19 07:35
268 :
底名無し沼さん :03/04/19 11:56
>>266 在日韓国人が作った作品に文句を言うな。
269 :
底名無し沼さん :03/04/19 12:50
そうだね。 以後、在日韓国人への批判は禁止する。
270 :
底名無し沼さん :03/04/19 14:02
映画、漏れも見たよ。 駄目だね、ありゃ。
271 :
底名無し沼さん :03/04/19 14:04
>>270 ダメだよ。
在日韓国人を差別してはいけません。
272 :
底名無し沼さん :03/04/19 14:17
釣師はあまねく存在する。 ユビキタスてか。
273 :
底名無し沼さん :03/04/19 23:13
漏れはクラカワーは into the wild→into thin air ときたクチ。アラスカで餓死した主人公より、著者が デビルズサムでテント焦がした話とか、のほうに共感を覚えた。 さいきんリッジウェイのseven summitsを300円(!)で手に入れて 読んでいる。でも、クラカワーを先に読んでるからね。 登山は死ととなりあわせだね。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
275 :
底名無し沼さん :03/05/12 12:02
あげ
トレヴェニアン「アイガー・サンクション」を手に入れたぞ。ネット古書店で 1000円。読んだ感想は、うううううーん……。面白いことは面白いけど、 割に平凡な小説だった。期待しすぎたかなあ?
>>276 「北壁の死闘」の巻末で紹介されてた。
他に「諜報作戦/D13峰登頂」、「氷雪のゼルヴィス」
読んだ人いる?
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
お勧めじゃないし、小説でもないが『生徒諸君』・・・
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
281 :
底名無し沼さん :03/05/28 17:57
ドキュメント気象遭難 羽根田治 山と渓谷社 ISBN4-635-14004-0 これから読む。
282 :
底名無し沼さん :03/05/28 18:12
283 :
底名無し沼さん :03/06/18 07:40
山際淳司の「みんな山が大好きだった」を読んだが、いいとは思えなかった。 死を美化しすぎだし、なんか非常に薄っぺらい感じがした。 佐瀬やクラカワーが死というものを捉える場合、自分の中に内在化させて 安易に答を出すのではなくて、ずーと考え続けている。山際にはそれがない。
284 :
底名無し沼さん :03/06/18 09:59
山際は自分自身の死期の近さを悟っていたのではないか?
285 :
底名無し沼さん :03/06/18 10:05
「マークスの尻」これ最強。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
287 :
底名無し沼さん :03/07/16 11:15
神田の古本屋もいいのかもしれんけど、 松本市中央図書館の山岳書コーナーはすごいよ。 個人的には、「狼か帰らず」も「虚空の登攀者」も含めてたいがい読んだあと、 「神々の山嶺」を読んだけど、あれはあれでおもしろかったよ。 真保祐一の一連の小説みたいでとっても楽しめた。 あれはエンタ小説として割り切ることができるかがポイントなのでは。 でもさすがにそのあと、 タイトル忘れたけど、マロリーの白骨化した遺体の写真が表紙になってる ノンフィクション読んだあとは、「神々の山嶺」も終わりましたけど。 やっぱり事実は小説より奇なりってやつですか。 (ほんとかどうかは知りませんけど)
288 :
底名無し沼さん :03/07/16 11:18
まちがえました 「狼か帰らず」× 「狼は帰らず」○ すみません
289 :
底名無し沼さん :03/07/18 00:36
クラカワーの「空へ」って、なんか 「俺は他の奴より優秀なクライマーだったから生き延びた」 っつーのが見え隠れしていません? どうも臭いが鼻についてしまうのだが。
290 :
底名無し沼さん :03/07/18 00:39
>>289 「俺は他の団体旅行者よりマシだったから生き延びた」
という感じに読めたけど。
291 :
底名無し沼さん :03/07/18 00:45
293 :
底名無し沼さん :03/07/18 00:57
>>290 おいら的には
「クラカワーはたまたま高所順応が他の人よりもうまくいったのが幸いし、生き延びた」
のだと思う。でも当人はそれ以外の能力の差と見ているのでね・・・
もっと時間をかけて書けと周囲に忠告されたと冒頭に書いてあるけれど、
そうしていればもっと客観的に書け、良いものになったと思う。
クラカワーが別に優れているようにも、それを誇っているようにも 読み取れなかったけど…。 この本の真価は、高所登山の迫真の描写に尽きると思う。読者まで頭は くらくら、呼吸はぜいぜい。遭難して、一晩放置された人間が生きていた なんて展開は、フィクション作家じゃちょっと思い付かない。
296 :
底名無し沼さん :03/07/18 12:01
>フィクション作家じゃちょっと思い付かない。 思いつかないというよりか、小説だと反則。
>>295 劣等感の強い人は何を読んでも、何を聞いても
自慢話をされてるみたいに感じてしまうんだよ。
>>297 禿げ同。
漏れも読んだけど特に優越感みたいなのは感じなかった。
299 :
安楽椅子登山家 :03/07/19 17:12
>>291 『空へ』の原題は『INTO THIN AIR』です
希薄な大気の中へ ってとこかな
『空へ』のあとに
『デス・ゾーン8848M〜エヴェレスト大量遭難の真実』
(アナトリ・ブクレーエフ)を読むと
クラカワーの記述はフェアではないな と思います
>>293 さんも言うように
もっと時間をかけて 多面的な見方が出来るようになるまで
待つべきだったと思います
『空へ』を読んだ方は
『デス・ゾーン』の方も 是非読んで見て下さい
あの・・・ 『みんな山が大好きだった』の話だったのですが・・・ こいつはKKベストセラーズ刊の 『山男たちの死に方 雪煙の彼方に何があるか』 を改題したものです。 と、後書きの前に書いてあります。 原題のほうがやっぱり本の内容にマッチしているように思います。 新題のほうが売れそうですが。 それはさておき、『デス・ゾーン』については『空へ』の中にも 触れてありましたね。今度読んでみよっと。
301 :
底名無し沼さん :03/07/19 21:54
>>299 単行本の方を読んだ人かな。
文庫判の「空へ」の著者あとがきとして、『デス・ゾーン8848M〜
エヴェレスト大量遭難の真実』 の方がフェアではないとのクラカワー
によるブクレーエフ批判が載っていますよ。クラカワーの言い分の方に
信憑性があるように自分は感じました。
そういえば『藪の中』って小説があったなぁ・・・ 全然山岳小説じゃないけど
303 :
安楽椅子登山家 :03/07/19 22:36
>>301 私が読んだのは単行本の方で
文庫本の後書きは読んでいないので
それについてはなんとも言えませんが
結局のところ 立場が変われば物の見方も変わるものですから
両方とも真実なのでしょう
どちらを先に読むかでも 印象が変わるかもしれませんね
私としては 何となく ジャーナリストよりガイドの方が好き
みたいな思い入れもあるものですから(w
ちなみに
『死者として残されて〜エヴェレスト零下51度からの生還』
(ベック・ウェザーズ)も合わせて楽しめます
一人の男が 山にのめりこんで行く課程が興味深かったです
ワシにはよくわからんが、 ブクレーエフ = フセイン クラカワー = ブッシュ という感じか? ドッチモヨンデネカラワカンネ
305 :
底名無し沼さん :03/07/20 00:37
今、古本屋逝ってみたら話題の『空へ』の文庫本が100円で売っていた。 ま、カワンかったわけだが。
>>304 関心があるんだったらハァ?なこと言ってないで読んでみ
307 :
底名無し沼さん :03/07/22 00:29
質問です。以下の3冊の本は同じ内容のものなのでしょうか? 「冒険手帳」谷口尚規著・石川球太画(21世紀ブックス、主婦と生活社) 「冒険手帳」西丸震哉(角川文庫) 「野外ハンドブック」西丸震哉(光文社文庫)
308 :
底名無し沼さん :03/07/22 19:50
新田次郎の息子って数学者? それはともかく山際淳司で、 エベレストだかどっかの頂上直下のラッシュアワーってな感じのヤツ。 あれは思い出深いんだよな。 富士登山を決意させた作品だった。
309 :
新宿歌舞伎町発 :03/07/22 19:53
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>>307 「冒険手帳」谷口尚規著・石川球太画(21世紀ブックス、主婦と生活社)
これは他の2冊とは全く別のはず。
「野外ハンドブック」西丸震哉(光文社文庫)
光文社カッパブックス(昭和47年発行)の文庫化
ハッタリが効いてておもしろいです。
「冒険手帳」西丸震哉(角川文庫)
この本は見たことがないのでわからない。
タイトルからすると光文社版の焼き直しかもしれないけど、全く別かもしれない。
ただ、西丸氏の著作はどれも同じテイストではある。
311 :
底名無し沼さん :03/08/05 20:23
久しぶりに「脱獄山脈」を読んでみた。 おおまかな粗筋はおぼえてたけど、やっぱり面白い。 4人が次第に山好きになっていく様子が読んでいてうれしい。 ただ、みんなで山の歌を歌うのは滑稽な感じがする。 昔は当り前のことだったのかな。
>>310 冒険手帳(主婦と生活社)って、虫の食い方とかが載ってるサバイバル読本みたいな
やつだったかな?なんか、ボーイスカウト時代に読んだ事があるような気がする。(w
なつかしー。
でも、山岳小説じゃないので、sageとこう。
夢枕バクのヒマラヤ物、面白くねー
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
315 :
底名無し沼さん :03/08/16 19:56
age
久しぶりにこのスレきました。「空へ」が話題になってるな。 読みたい。早速図書館へ行ってみよう
クライマーズ・ハイ 出版記念age
>>313 獏の本、面白いと思ってるヤシいるのか、と書いてみるテスト
319 :
底名無し沼さん :03/08/24 13:39
K2〜嵐の夏 と 空へ も泣けたが、 「ミニヤコンカ奇跡の生還」 松田宏也 が一番泣けた。 神々の山嶺 は、漫画の方は好き。 富士山から日が昇っても、筑波山と思えば何とか「可」だ。 きしよぉ〜ってコトで…。
>>243 さんが挙げているが、ボブ・ラングレーの「北壁の死闘」は実に感動した。
つーか面白かった。
この作品は、獏も絶賛していたらしい。
漏れはマンガ版から入ったが、今では古本屋でも見つけることが難しいと思われなので
原作でお勧めしたい。
創元推理文庫252で出ていた。
原作も充分面白いっす。
>>321 俺も読んだよ。面白かった。
漫画まであるとは知らなかった。
>>322 超マイナー雑誌に載ってたみたいだし、漏れが古本屋でゲットしたのも、
13年くらい前だからなぁ・・・
>>318 オイラは獏のおかげで「狼は帰らず」に出会えたから、まんざらでもないYO ヽ(´ー`)ノ
獏は改行しすぎ。紙の無駄遣い。
>326 右に同じ。賛同者がいてくれて本当にうれしい。おれの周りは夢枕まんせー な奴ばかりナリ
聖職の碑 → 劔岳・点の記 → 空へ と立て続けに読んだら さすがにお腹いっぱいになりました。でも、どれも大変面白かったです。 厳密には山岳小説ではないけど、吉村昭「高熱隧道」は面白いです。 黒部・下ノ廊下に興味のある人なら一読を。 このスレの住人なら既読かもしれないですが。
「空へ」「デスゾーン」「死者として遺されて」を続けて読んだ なんといっても、ベックウエザアースの奇跡の生還が衝撃的。この人はすぐ置き去り にされる。登頂を南峯の下で断念し下山しようとしたが隊長のホールからそこで待つように言われ 結局ホールは戻ってこず10時間も待ちぼうけで凍りつき生ける屍に。第4キャンプ近くまで引っ張り下ろされたが 全員道に迷う。最終的にここで難波康子さんと2名もはや救出は無駄と判断され放置12時間。奇跡的に自力で第4テント に帰還。帰還後もテントに一人放置され、苦痛に声をあげても誰も来ない。隣のテントで彼の遺体を どう処理するのかの相談が聞こえてくる
>>329 IMAXのエベレストを観てから、「空へ」を読んだ。
もう一度「エベレスト」を見れれば入院中のベックに
泣けるかもと思った。完全に「死んだ」扱いだもんね。
331 :
底名無し沼さん :03/10/26 19:36
>>330 IMAXはどこで見たの?DVDとか出てるのかな?
>>331 新宿高島屋IMAX映画館で観ました。
DVD漏れもぽしー。やたら高いビデオは出てるみたいだけど…
レンタルビデオがあると聞いたので「つたや」に行ってみたけど無かった
>>332 昔どこか別のスレで書いたけど、アマゾンでVHSのエベレスト買ったよ。
届くまで、すげー待たされたけどね。
画は綺麗だけど、内容はチョト薄井。ちゃんとしてんのはサウスコルまで。
>>334 在庫切れでした。(・_;)
にしても高い!観たことあるだけに1万以上も出したくない…
336 :
底名無し沼さん :03/10/28 04:38
バーティカル・ハンガーお勧め
337 :
底名無し沼さん :03/10/28 10:31
一瞬、バーティカルリミットとクリフハンガーがごっちゃに なって間違えてるのかと思った(w
338 :
底名無し沼さん :03/10/28 12:26
>>337 俺もソレで期待せずに観たら、その二つより良かったよw
339 :
底名無し沼さん :03/11/01 00:22
既出でなかったら、『天空への回廊』お勧めします。
「死の地帯」(ラインホルト・メスナー著)は、諸事例を哲学的解釈で 紹介してて なかなか面白いよ。
山際淳司さんの「みんな山が好きだった」が好きだな 小説とかじゃないけど、加藤さんや森田さんのことも書いてるし あと、沢野ひとしさんが書いた物はなんか暖かくて好きです
小説じゃないんだけど 「超火山 槍・穂高」 スケールが大きすぎて想像力が追いつかないけど、 あのへんの山を見る目が変わる。
344 :
底名無し沼さん :03/12/01 10:20
ホワイトアウト 真保裕一
J・ケルアックの「禅ヒッピー」。 これっきゃない!間違いない!
346 :
底名無し沼さん :03/12/02 01:40
後で、見たいからageとこ…
347 :
底名無し沼さん :03/12/02 06:45
ウェストン「日本アルプスの登山と探検」岩波文庫 明治の頃の話しだが、意外に面白くてやめられずあっという間に読み終わった。 現代の視点を入れて訳しなおしたのかな?
348 :
底名無し沼さん :03/12/02 11:09
>>347 同じく岩波文庫のウィンパー「アルプス登攀記」も無茶苦茶おもしろいよ。
19世紀生まれの登山好きのイギリス人ってとてもユーモアが豊富だったんだね。
349 :
底名無し沼さん :03/12/02 15:15
同じく「アルプスの少女Heidi」 かわいくて切なくて、いいです。 見てみて
350 :
底名無し沼さん :03/12/02 19:49
同じく「平成狸合戦ぽんぽこ」 かわいくて切なくていいです 見てみて
351 :
底名無し沼さん :03/12/02 23:25
「空と山の間」、 中島みゆきを聴きながら読んでいます
352 :
底名無し沼さん :03/12/03 11:44
「狼は眠らない」山岳警備隊を舞台にした、ハードボイルド。 切なくて、いいです。
眠らないじゃなくて瞑らない 面白く読めたけど、実在の山を舞台にしても良かったと思う。
354 :
底名無し沼さん :03/12/05 11:55
age
さげ
356 :
底名無し沼さん :03/12/21 23:32
古本屋で新田次郎の「聖職の碑」見つけた。 おもろかった。講談社、なんで絶版にすんのよ。
>>356 売れないからだろ、
良かろうと悪かろうと売れないものは絶版
>>356 暇があれば、聖職の碑はシナリオ版でも読んでみて下さい…
小学生(今から二十年以上前…)ですが、泣きまくりました。
映画は若干ロケっぽくて泣けませんでしたが。
今はくだらない職業についていますが、読んだ時は本当に
教師になりたいと思いました。
>>357 そうですね。映画なんかも昔の映画の方が元ねたとしては
明らかに面白いと思うけど、奇をてらった最近の映画の方
がもてはやされるようなものですね…別に最近の映画を非
難する気はありませんが。
359 :
底名無し沼さん :03/12/27 04:37
隠れた名著『いのちの山』『わが岩壁』。 知ってる人はかなりのツウ。
362 :
底名無し沼さん :04/01/08 18:32
「晴れのち曇り 曇りのち晴れ」 熊谷榧 「霧の山稜」 加藤泰三 どちらも平凡社ライブラリーの画文集
363 :
底名無し沼さん :04/01/09 05:43
霧と言えば「霧の山」(安川茂雄) これも良いよ。 森田勝みたいな奴が出て来る。 エンディングが特に好きだよ。
最近になって、山岳小説を読み始めた新参者からしてみれば、 書名と著者名と一緒に、出版社名も触れてくれれば、大変助かります。。。 調べれば分かることなんですけどね。 このスレを普段何となくぼんやり眺めて、 たまたま入ってみた書店で、ここで挙げられてた本に出会うと嬉しいもので、、、 きっと出版社名も頭の片隅にあれば、そういう出会いが増えるかと思いまして。。。
367 :
底名無し沼さん :04/01/10 06:19
岡部一彦著『新版 登山技術』山と渓谷社 350円 登山家たる者の精神論からオロクの焼き方まで書いてある。(^^; 親以上に歳の離れた先輩から貰って読んだ時は焦ったぜっ! その後読んだ小西の『ロック・クライミングの本』にも、 一部だが似た様な事が書いてあった。 でも、岡部には負けるぜっ! つーか、岡部の本に出て来る道具なんて、博物館へ行かないと無いよ。
おろくと言えば、森村誠一の「密閉山脈」 鹿島槍を舞台にした殺人事件を描いているんだけど、 遺体を焼く場面がすごく詳細に書き込んである。 気持ち悪くなるくらい。
山岳小説では全然無いけれど・・・ 昨日、古本屋で藤原ていの「流れる星は生きている」 を見つけて、つい買ってしまった。
370 :
底名無し沼さん :04/01/17 06:34
一番熱心に読んだのは、RCC?�著「新版 日本の岩場」だよ。
「空へ」と「デスゾーン」は合わせて読んで一冊の本と行った感じだね。
372 :
底名無し沼さん :04/01/17 12:30
北杜夫「白きたおやかな峰」を読み終わった。 おもろかったけど、 最後の唐突な終わり方に不満。 おもしろかっただけに、その先も描いてもらいたかったもんだ。
ボブ・ラングレーの「北壁の死闘」はほとんど読んでる人いないんだな・・・
375 :
底名無し沼さん :04/01/31 04:19
原武の『北壁に死す』なら読んだよ。 読む価値無い本だから買わない様に。 つーか、買えるものなら買ってみてくれ。
376 :
底名無し沼さん :04/01/31 10:32
377 :
底名無し沼さん :04/01/31 11:53
>>373 あれはあれで良いのだと鷲は思うが、あの余韻がね。
デュランハユキダラケダ
悲しさが募っていいだろ
379 :
底名無し沼さん :04/02/01 10:42
『黒岳の魔人』 角田喜久雄 『八ヶ嶽の魔神』 国枝史郎
380 :
底名無し沼さん :04/02/01 22:11
新田次郎…山岳ホラー小説だよ…。 「聖職の碑」「八甲田山死の彷徨」読んだの中学生頃だったかな、 夜遭難シーン読むと怖くてトイレ行けなくなる。
381 :
底名無し沼さん :04/02/01 23:51
梓林太郎だな!あの古き良き時代的なところが微妙でいい!
382 :
底名無し沼さん :04/02/02 03:10
「白きたおやかな峰」の元になった京都府山岳連盟隊(だっけ?)のディラン遠征って、 実際にはどうなったんですか?
384 :
底名無し沼さん :04/02/02 03:33
なんで山登るねん
385 :
底名無し沼さん :04/02/12 01:04
大学の部室に置いてあった「復讐渓谷」に痺れました。 山岳小説ってジャンルじゃないかもしれないけど、クライマーの心を 言い当てていると思います。
386 :
底名無し沼さん :04/02/12 01:17
「強力伝」新田次郎が出ていないような気がするんだが。 新田次郎の原点と思うのだが。
387 :
底名無し沼さん :04/02/12 01:49
ここで氷壁を語ってる人いるけど、あれは山の話よりも 構成力がすごいから有名なんじゃないか。 そして、井上の恋愛観。 何を求めての山岳小説なのでしょうか? とてもじゃないけど、ここではおすすめ言えない。 あまりにも、捉え方が一次元過ぎ。あきれた。 まあ、番外であえて言うとゴルゴ13のチベットからの逃亡コースで エベレスト単独(子供一人連れて)越えのルートを取った話。 文学と実話、乏しい読書量の人が大半のようなので漫画十分。 もちろん、一部同感の人いてます。 もっと、いろんな本読んでくれよ。
>387 いろんな本を読んでる割には日本語が不自由ですね
>氷壁 登攀のシーンを日記で辿っている描写が良かった。 中途半端に実況的な描写をされたら激萎えだったと思う
390 :
底名無し沼さん :04/02/12 17:00
舞台が山周辺てことで… 「高安犬物語」が好き。小学生の頃に読んでいまだにたまに読む(37歳) それと畑正憲のムツゴロウの博物誌 の中で山でうろうろしている描写が好きで それが今の俺と結びついている(w 中学の頃は北さんの白きたおやかな嶺(だっけ)で感想文書いたら先生に呼び出されて なにごとか! と思ったら 「なんだ、おまえ本読むのか?俺も以前読んでこれ好きだったんだ」とかいうことだった。
392 :
底名無し沼さん :04/02/12 17:31
最高に頭の悪そうな発言をして下さい in 登山板
http://travel.2ch.net/test/read.cgi/out/1076548630/ 12 :底名無し沼さん :04/02/12 17:26(´∀` )
387 名前:底名無し沼さん :04/02/12 01:49
ここで氷壁を語ってる人いるけど、あれは山の話よりも
構成力がすごいから有名なんじゃないか。
そして、井上の恋愛観。
何を求めての山岳小説なのでしょうか?
とてもじゃないけど、ここではおすすめ言えない。
あまりにも、捉え方が一次元過ぎ。あきれた。
まあ、番外であえて言うとゴルゴ13のチベットからの逃亡コースで
エベレスト単独(子供一人連れて)越えのルートを取った話。
文学と実話、乏しい読書量の人が大半のようなので漫画十分。
もちろん、一部同感の人いてます。
もっと、いろんな本読んでくれよ。
13 :底名無し沼さん :04/02/12 17:29(´∀` )
>>12 すげー頭悪そうw
393 :
底名無し沼さん :04/02/12 17:39
「ムツゴロウのペットショップ」なるものが家の近くにあるけれど、 どう好意的に見ても、とても動物好きの人が経営する店ではない。 狭苦しい檻に閉じ込められた子犬や子猫がキャンキャンニャンニャン狂ったように泣いている。。。 なんでも、あの人、自分の映画のために、猫を何百匹も殺したとか。 ただの守銭奴にすぎない。
>>383 私も気になって なにか資料がないか心がけていたのですが
なかなか見つかりません
もともと北杜夫は 山が好きでというより
昆虫採集が好きで山登りをしていたので
山関係の著作も 昆虫がらみが多いようです
『日本の名随筆 山』なんかの編集もしていますが
やはり 昆虫がらみの随筆を載せています
>>393 板違いになるから、これだけ
自分でちゃんと金稼いで好きにしてるだけさ。どんな分野でもいいけど、あれだけのことをやれるかい?
では。
396 :
底名無し沼さん :04/02/12 18:05
>>395 気を悪くせんで下さい、、、と言っても無理か、、、
人が好きだと言っているものにいちゃもんつけてしまって申し訳ありません。
でも、
>>395 の意味は分かりません。
あれだけのことをやれるかとは?
あんな非道なことばかりやってて、それを崇めろと?
私には無理な話です。
397 :
底名無し沼さん :04/02/12 22:15
>393 鷺沼のはなし?
398 :
底名無し沼さん :04/02/13 00:25
>>393 あの人がちっとも動物の事を考えてないなんて、見る人が見ればわかるよ。
アッテンポローに少しは見習ってほしい。
動物をかわいいなんていって頭なでるのは、おかしい。
ずいぶん板違いな話題になってるが… 著者の人格とその作品をつなげることないだろうに 大量殺人鬼の書いた大人気純文学作品あったら、読まないのかい? 上にもでている北やら新田が実はものすごいホモで山に入ると実は犯しまくり だったとかでも、その人の作品がよければどーーーーーでもいいことだ。
400 :
底名無し沼さん :04/02/13 18:39
フーコー以降の時代に住む我々は、 テクストに作家の顔を求めてはならないのだ。
ふーコー ダースベイダーですか?
402 :
底名無し沼さん :04/02/14 00:47
ここは、書き込んでる人の知識の差がすごい出てるな。 俺はばかですけど。
>>399 大量殺人鬼のは読まないな。永山なにがしのも筒井さんとか誉めていたが
読む気にならなかった。
ホモのはいいんじゃないの。三島由紀夫もジュネもホモだし、かく言う漏
れもホモだ。
404 :
底名無し沼さん :04/02/14 04:49
そういや、フーコーもゲイだったよね
>>400 ゲイの作家の作品にはまったく違和感はないな。
かえって、その視点の面白さに魅了されたりする。
ヒトラーの『我が逃走』なんかも、面白く読んだよ。
こうなると別に作家の人格なんて本当どうでも良い。
ただ、ヒトラーほど大物の悪人じゃなくて、
小物の悪人だったら、読む気になるには何らかのきっかけが必要なのかもね。
暗夜行路 現実逃避が登山の本質と教えてくれる
406 :
底名無し沼さん :04/02/14 07:29
新田次郎の『チンポの裁き』に出て来る蛭川繁夫は、 古川純一がモデルだそうだ。 「新田の野郎、オレを殺しやがった」って本人が言ってた。 集う〜我等ぁ〜は JCCの仲間〜 夢多〜き青春〜 我等が〜登攀〜
407 :
底名無し沼さん :04/02/14 07:38
813 名前:/名無しさん[1-30].jpg[] 投稿日:02/11/25 22:34 ID:od67g4ST 【不幸のレス】 このレスを見た人間は十三日以内に死にます。 ※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。 それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です。
408 :
底名無し沼さん :04/02/14 16:52
メスナー大先生の本とかはどうなんでしょうか?
あの人は大悪党だから駄目 品行方正な人でないと!心が汚れるよ!!
チングルマ!チングルマ!
411 :
底名無し沼さん :04/02/14 17:00
>>409 大先生は悪党なんですか!
知らなかった_| ̄|○
詳細キボン
なにせ生き物殺すわ食べるわ!草花まで食べるんだぜ! 食べたものウンコにまで貶めるし…あんな人を悪党といわずなんと言おうか!
413 :
底名無し沼さん :04/02/14 17:18
小説じゃないけいれど、「山靴を履いたおまわりさん」、 「ザイルを担いだおまわりさん」、「ピッケルをもった おまわりさん」など、山岳救助隊のエッセイ集「おまわりさん シリーズ」はすごく感動した。 関学の学生達を救助に行くような話が満載。 成功した時の話ばかりじゃなくて、胸が締め付けられる ような悲しい話も包み隠さず載っている。 確か、山と渓谷社から出ていたと思う。
414 :
底名無し沼さん :04/02/14 17:30
>>413 あの一連のシリーズは、もろ取り調べ調書の文体そのままなので激しく興醒め。
突っ込まれると思うので、一応言っておくが、漏れは前科持ちや犯罪者じゃな
いぞ(藁
岐阜はなかなか面白かったが、長野は「こいつらアフォ?」とオモタ。 乗鞍の滝の下りなど。
おまわりさんシリーズは エッセイと言うより手記なので 文体云々はしかたのないところでしょうね 私は 現場にかかわる人達の話として 面白く読めました でも 山の経験がまったくなくても 人事で配属されちゃったりするんですね ちょっとびっくりしました
フカキュンの100名山なんか屁のツッパリぐらいになるぞ
418 :
底名無し沼さん :04/02/14 21:47
>>414 もともと出版されると知らずに「宿題気分」でペンを取った
おまわりさんもいたらしいからね。
署内での報告文みたいになっているのはそういう人でしょ。
419 :
底名無し沼さん :04/02/15 06:07
パンパカ物が好きなら『この山なみの肥』。 オロクになった我が子と対面してる母の姿がイテーよ。
Touching the void
>>393 そのペットショップって何処にあるの?
検索したけどワカラソ。
>>386 遅レスの上ベタだ、って言われそうだけど、アレいいよねぇ。
何ていうか、読んでいるうちに自分の腕に力瘤ができるって感じがする。
・・・でも新田さんの小説は登場人物に必ずいやらしい部分があるような気がする・・・
いや、でも「強力伝」は傑作だと思うけど。
>>422 > ・・・でも新田さんの小説は登場人物に必ずいやらしい部分があるような気がする・・・
人間らしくていいじゃん
椋鳩十の山窩小説集 『鷲の唄』 『山の恋』 動物ものは子供の頃たくさん読んだけど、こういうのも 書いていたというのは最近まで知らなかった。 三角寛の山窩小説よりも読みやすい。
椋鳩十なつかしいね。 子供の頃よく読んでた。 角が立派で胸に白いマークのある鹿のイラストが本の表紙だったことを覚えている。
ぼく、うな重
428 :
底名無し沼さん :04/02/17 21:03
新田次郎さんの孤高の人既出だろうな。加藤文太郎さん、モチーフ だけどこの人も山に消えたんだよね。シンシン・・
429 :
底名無し沼さん :04/02/17 22:18
>>428 このスレでは、
新田次郎及び加藤文太郎は禁句となっています。
一度その言葉が発せられると、
熾烈な文学論争が巻き起こるので注意しましょう。
さて新田次郎と加藤文太郎について語りたいわけだが・・・
431 :
底名無し沼さん :04/02/17 23:33
新田次郎の人物描写は最悪。 性根の醜さがにじみでてる。 文太郎は最高!
432 :
底名無し沼さん :04/02/17 23:38
古本屋でやっと見つけたよ、孤高の人。 上下セットで\400だったから、良心的な値段。 ブックオフみたいな店だと、新田次郎は割と見つからない。 読み終えたら語りに来ますね〜。
>>431 孤高の人を読んだことのある人は釣られちゃうだろうな、やっぱり(w
434 :
底名無し沼さん :04/02/18 07:23
新田次郎で文学論争をするのは初心者の証拠。 夢枕や森村で盛り上がるのはど素人。
谷甲州で盛り上がった私は、いってよしですか?
航空宇宙軍史で盛り上がったら合格
六法全書で盛り上がりますた。
あしなか復刻全巻読破しました あ、小説じゃねーや
439 :
底名無し沼さん :04/02/22 15:59
山にピアス
bookoffで節婦げと! 何で?と思ったら新古本だった(w DQNが漫画ばかり4000円くらい買っていて、レジで待たされた。
441 :
底名無し沼さん :04/02/23 05:54
谷甲州で盛り上がるのは玄人!
442 :
底名無し沼さん :04/02/24 00:50
蹴りたいガレ場
エリヌスで萌えた漏れは逝ってよし!ですか?>441
444 :
底名無し沼さん :04/02/24 06:29
エリコで萌えた漏れは変態ですか!
第二次外惑星動乱まだ〜(チンチン)
>>325 いちおう突っ込んどくと、アレはタイポグラフィーつう文章技術のひとつね。
やっぱり獏は山板じゃ評判悪いなぁ。
俺みたいに、狼は還らずも神々の山嶺も好きだって人は少ないだろな。
447 :
底名無し沼さん :04/02/29 14:09
>>446 文章技術がどうのこうのって┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
漏れは「狼は還らず」の方が面白かったが、獏はきらいじゃないよ >446
449 :
底名無し沼さん :04/03/08 20:22
スレ違いだが昨日市川でIMAXのエベレスト観てきた。よかったヨ。 前に観たときつまんねーなと思ったんだがそのとき観たのがフランス語 吹き替え版だったので言葉が分かってなかったことが判明。ま、 最近ブクレーエフの本読んだってのもあるかもしれないけど。 千葉県立現代産業科学館で今週末まで午前11時20分からやってる。 \610ってのも安くないか?
>>446 漏れも両方好きだよ
フィクションとノンフィクション
ネットには区別つかない香具師が多すぎw
451 :
底名無し沼さん :04/03/08 22:09
452 :
底名無し沼さん :04/03/08 22:14
新田次郎の「山は見ていた」をブクオフで買った。100円 俺でも小説が書けそうな気がした。まる。
>>449 徒歩圏内に住んでいるのに知らなかった・・・
週末は予定があるし 鬱
>>449 いいな2回も見たの。是非見たいんだけど市川は遠すぎ
驚異の生命力ベックウェザースの救出の様子みてみたいなあ
456 :
底名無し沼さん :04/03/21 23:32
劔岳〜点の記 新田次郎 前から一応知ってるだけの作品で登山家の事じゃないからあんま興味なかったけど、 友人が無理矢理読め、というから借りたけどむちゃ面白かった。長次郎とか出て来るし 山岳部入った頃の事が思い出されるし、なんか山岳「初心者」小説の神髄みたいw 孤高の人より山好きには楽しめると思うよ。
457 :
底名無し沼さん :04/03/21 23:41
読んでみる。
これは名作だyO
459 :
底名無し沼さん :04/03/23 03:50
リオネル・テレイの「夢精の制服射」は読んでて興奮した。
460 :
底名無し沼さん :04/04/30 23:10
age
461 :
底名無し沼さん :04/05/19 01:17
このスレでは神々の山麓は評判よくないみたいね。 気持ちはわかるけど。 俺は好きなんだよな。あれ。 深町ってなんかいい。 よくもないか。
462 :
底名無し沼さん :04/05/19 12:36
笹本稜平「天空の回廊」はどうだ サントリーミステリー大賞、大藪治彦賞をとった気鋭の作家だ
松浦忍は低脳バカヒス
テレイ、俺も読んだ。面白いけど、日本人をコケにする表現もあって、一瞬気分がわるくなったな
小説じゃないんだがビッグコミック増刊号に連載の 「岳-みんなの山」ってマンガどうですかね。 単行本出たら買おうと思ってるんだけど。
>>465 あれなかなか面白いよね。あの女の子は山が嫌いなのになんで山関係の仕事に
就いたのか疑問だが。
467 :
底名無し沼さん :04/06/27 17:14
>>466 そうそう、そのあたりの説明かねてストーリーが展開していくと
面白そうだなって思ってるんですが。今後に期待。
468 :
底名無し沼さん :04/06/27 18:01
大藪春彦「ヘッド・ハンター」 荷物100kg担いで山を越える男、杉田。 もちろんダッチオーブンも持ってくすごい奴だ。
ブクレーエフ「デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実」読了 事実は関わった人の数だけ存在するのかもしれない。 「空へ」だけ読んでわかった気になってたら駄目だね。 ベック・ウェザーズの「死者として残されて」も読んでみよう。
荷物100キロ 無理だろ。
471 :
底名無し沼さん :04/07/05 12:54
前レスずっと読んできて意外に出てなかったのですが、 星野道夫さんの「旅をする木」、小説じゃないけどすごく好きです。 彼の人間形成過程とか、孤独の中で考えてた事とか、凝縮されてる感じ。
472 :
底名無し沼さん :04/07/06 16:59
誘拐山脈
佐瀬稔さんはもうなくなられたのか、、、
小説ではなく、ノンフィクションだが、感動的だ 『現代の冒険』上下巻 クリス・ボニントン著 岩波書店
475 :
底名無し沼さん :04/07/08 13:01
トールキンの「指輪物語」なんてどう? 山岳小説ではないけれど、登山シーンが結構出てくる。
476 :
底名無し沼さん :04/07/08 13:32
>>456 柴崎測量官がむちゃむちゃ堅実な技術者で、その鋭く明快な観察眼を通して語られる未踏峰剣岳の勇姿。
実直で献身的な宇治長次郎とともにルート開拓を試みる過程がリアル。
史実を元にしながら、これは超一流の冒険小説です。
477 :
底名無し沼さん :04/07/08 13:37
象と山を越える「脱走山脈」
過去レス読みましたが、ずーーーっと前のレスで
>>234 まさかシュティフター読んだことのある人が2chに来ているとは…
驚くと同時にちょっと嬉しくなりました。
岩波文庫は『水晶』に加えて昨年『森の小道・二人の姉妹』が追加された。 そして、つい最近、ちくま文庫から『晩夏』が! 上下巻で各1300円と凄まじい価格だけど。(よっぽど売れないんだろうな) 終わりまで読み通したらポーランドの王冠がもらえるよ
>>479 「晩夏」も出てたんですか!
情報ありがとうございます。
作品集、出てもすぐ絶版になってたりするんですよね。
登場人物もそうですが、自然や気象の描写が素晴らしいと思います。
「水晶」や、測量官の出てくる「石灰石」などが気に入っています。
マンガだけど 「山靴よ疾走れ!」は(・∀・)イイ!
聖職の碑で 「リアカーいっぱい文房具をうりにきたおじさんが校長先生に 慰霊碑を作るからかってちょうだいといわれた。ああそうだ 慰霊碑をつくるんだからかってやらねばとおもった」 ってこわひ。なむあみだぶつ。
483 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 18:56
シュティフターの小説 仕事で疲れたり、対人関係ですさんでいたりするときに読み返す。 どこかほっとするんですよね。 一人山行でテント泊の夜、本を読むのが好きですが、今度持っていこうかな
>478 >まさかシュティフター読んだことのある人が2chに >来ているとは… >驚くと同時にちょっと嬉しくなりました。 こういうことをよく書き込む人がいるけど、どーいうつもりなんだ? 見下してるの?いろんなやつが書き込んでるに決まってるじゃん
気にしすぎ
>484 はけ口なんだから大目に見ようや。
487 :
底名無し沼さん :04/07/15 21:16
熊谷達也が直木賞トッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
マタギ小説お好き?
良スレあげ
490 :
底名無し沼さん :04/07/19 23:37
富士山頂
491 :
底名無し沼さん :04/07/20 00:01
>>490 あそれ、本棚の奥に読まないでおきっぱにしてたんだ、
思い出させてくれてありがd。
今みたら紙がまっ茶色に変色して目が変になりそうだけど(何十年ほっといだんたか)
今夜はこれ読んでから寝マースです。
492 :
底名無し沼さん :04/07/21 20:25
「山靴よ疾走れ!!」読みますた。結構面白かったでつ。 ハルカちゃんカッコイイ! 特に山岳警備隊の冬季の制服(?)を着ているとき。
493 :
底名無し沼さん :04/07/21 21:49
図書館を利用することが多いんだが、 新田次郎の本は高い確率で汚れが激しいことが多い。 図書館一つだけなら、たまたま本扱いの荒い新田ファンがいたという こともあわるが、複数の図書館へ行っても、新田の本は妙に汚れて 痛んでる本が多い。なんでだ?
494 :
底名無し沼さん :04/07/21 21:52
>>493 臨場感を高めるために、みんな山に持っていって読むから。
495 :
底名無し沼さん :04/07/21 21:59
>>493 井上靖の『氷壁』はきれいなのが多いね、なんでだろ。
古いからだろ
497 :
底名無し沼さん :04/07/22 08:36
氷壁って恋愛小説? 山岳小説だと思って読んだらなんか期待はずれだった
高田宏さんの名前があがっていない。 why?
>>498 高田さんのエッセイおもしろい
見つけると買うようにしている。
「木に会う」とか
500 :
底名無し沼さん :04/07/26 03:57
500
「クライマーズ・ハイ」でも 谷川岳の700人を越える遭難者の話しと日航機墜落の話と 悠木自身の衝立岩の話と。いいバランスに話がとれている。
502 :
底名無し沼さん :04/08/07 01:07
西丸震哉「山歩き山暮し」中公文庫ISBN4-200768-2 田畑真一「知られざるW・ウェストン」信濃毎日新聞社ISBN4-7840-9904-2
503 :
底名無し沼さん :04/08/07 01:10
おっと忘れちゃならねぇ ヨハンナ・スピリ「アルプスの少女ハイジ」
504 :
底名無し沼さん :04/08/08 10:09
ハイジ 名作だ
自然にドキドキ 菊屋奈良義 お父さんはこれを読み、自分の経験も足して子供に現場で教えてあげるのが良いと思った。
507 :
底名無し沼さん :04/08/12 01:26
ロバートFヤング「花崗岩の女神」 1960年代のSF小説。 とある辺境の惑星に、横たわる巨大な女神像の遺跡(山脈サイズ)があった。 軌道上からその美しい女神に魅せられた男が、憑かれたように昔ながらの 登攀技術を駆使して足元から瞳に向かって困難を極める登山を開始した・・・ ロマンティックで美しい、一風変わった登山小説。ラストが悲しい。
うーん。胸元からだったかも知れない。
510 :
底名無し沼さん :04/08/22 12:56
小説じゃないけれど、書き込む板が見当たらないのでカキ逃げするが。 別冊 太陽 「日本の秘境」 大内尚樹・編 は面白いです。 夜、寝る前にお酒などをちょっと飲みながら読む、とゆうより、見るのに最高。 写真集ですね。知床半島のウイーヌプリとか夕張のキリギシなどは好いですよ。 一覧あれ。
北杜夫スレにも書いちゃったんだけど、「白きたおやかな嶺」 では実際デュランの登頂は成功したのかなあ。 隊員が無事に帰れたのかもちょっと気になちゃって・・・
あぁ、あれはね(ry
小西政継の文章は最高! しかし吉尾弘、芳野満彦あたりからはじめるとよし。 「いい山岳小説教えて」じゃない! 山物はノンフィクションがよい。 しかしなぜ中公文庫はあんなに高いのだろう?教えて。
1996年のエベレスト遭難のほんのタイトル何だっけ?
515 :
底名無し沼さん :04/09/01 01:45
>>514 ジョン・クラカワーのかな?
「空へ」だったと思ふ。
516 :
底名無し沼さん :04/09/01 08:34
>>514 過去ログ参照。『空へ」、ブクレーエフの「デスゾーン」、
ベックウェザースの『死者として残されて」と三つ読んだ
どれか一つ読むと残り2つも読みたくなる
517 :
底名無し沼さん :04/09/01 09:08
>>513 大手文庫より刷り部数が少ないから。
特に中央公論新社になってから、部数を絞っていると思われ。
518 :
底名無し沼さん :04/09/01 10:41
デスゾーンはどうなの? ほかの2冊は読んだけど、「空へ」がやっぱ秀逸 最近は、たしか過去ログでもみたことのあった 狼は帰らず と 北壁の死闘 を読んだ・・ やっぱドキュメンタリーの方がいいよね 「生と死のミニャコンガ」とか読んだ??こういうのあったら教えて。
519 :
底名無し沼さん :04/09/01 10:55
山岳小説ではなけど、先日直木賞を受賞した熊谷達也の「邂逅(かいこう)の森」はお勧め。 昭和初期のまたぎ猟小説。秋田の奥深い冬山でのなまたぎ猟の全貌。読んでいても楽しい、豪快なまたぎ達のいきざまがカッコイイ。 絶対お勧めです。
520 :
底名無し沼さん :04/09/01 10:58
>518 >111>257で既出だけど、 「死のクレバス アンデス氷壁の遭難」 ジョー・シンプソン 中村輝子/訳 岩波書店 クレバスに落っこちて仲間からも見捨てられるんだけど、 必死で氷壁をよじ登って這ってテントまで戻ってくる話。
Touching the void はもうDVDがでてます。
523 :
底名無し沼さん :04/09/01 16:57
新田次郎はガキのころははまったが、年とってくると登場人物のキャラがステレオタイプすぎて鼻につくようになった。 とにかく、いい奴と悪い奴がはっきりしすぎね。ガイシュツだが、女性の感情描写もひどい。あんな女はおらん!
524 :
底名無し沼さん :04/09/01 17:15
よし、俺がいいやつ書いてやるよ。 とりあえず実戦して、体験とキャリアを積むので、 10年ほど待ってくれ
525 :
底名無し沼さん :04/09/01 17:30
>524 実戦でやられて、追悼集がでるな。
526 :
◆qBDTfqU.BM :04/09/01 17:35
あんだとこら!
>>525 おいおい、実戦てのは
女になって経験とキャリアを積むってことだろ?
528 :
もこちん ◆QQmj/E23zw :04/09/01 17:35
やんのかはげ!
529 :
底名無し沼さん :04/09/01 18:54
官能+山岳小説 ニッチすぎる。
今「喪われた岩壁(第二次RCCの青春群像)」を読んでいるところだ。 第3次RCCはできないのか? バリエーションルートが登り尽くされた今はもう戦闘的なクライマーは 存在しなくなったのか。中国の6000m級、7000m級にはまだまだあるらしいが。
第三次RCC・・・悲劇的ですね。
532 :
底名無し沼さん :04/09/02 18:47
へ〜!映画になってんだ<死のクレバス
>>520 今日から読んでみます
ハードカバーだけど阿部氏の「生と死のミニャ・コンガ」いいよ
前半がとくに。4649
新田次郎は 「芙蓉の人」がつまんなかったから、それ以降やめた。
533 :
底名無し沼さん :04/09/03 07:59
新田次郎を読まないのは損だろう と、決めてかかる私
535 :
底名無し沼さん :04/09/03 10:59
>>534 新田次郎のほかはなにか読んでいるのかい?
「孤高の人」を読んで 文太郎の「単独行」も買ってみたがあんまり読まなかった
おらぁ「生と死のミニャ・コンガ」より 「ミニヤコンカ奇跡の生還」(松田 宏也)の方がイイ!
>536 うぬーそんなに次々読みきれないが 比べて上と言われたら読まずにいられぬぞ
漫画だけど「俺たちのいただき」と「アルプス伝説」
ヘルマン=ブールの「8,000mの上と下」って読みたいけど まだ見つけていない。古本であっても高そうだなあ。 あと、直接の登山小説・ノンフィクションじゃないけど ハラーの「チベットの7年」や木村肥佐男の「チベット潜行10年」など チベット物は面白いと思う。前者は角川で、後者は中公で今も読めるはず。
せっかく小屋まで文庫持ってったけどやっぱり読まなかった・・・ いつも時間が有り余ってるはずなのに読書できないんだよな。もう持参はやめよう。 本痛むし。花とかきのこの図鑑のほうがいいか? スレ違いのまま終わるのはナンなので、山野井ヤスシ「垂直の記憶」はいまいちだったが彼にはほかにいい著書があるのか?
>>540 「ソロ」 丸山直樹著がある。
こっちを先に読んで「垂直の記憶」をあとから読んだ方が
楽しかったと思われ。
>>539 中学生の図書館に、二十世紀の記録、という岩波のノンフィクション全集があって、その中に魔の山ナンガパルパッドというのがあった。
ドイツ隊の遠征記録だけど、それとレビュファの『星と嵐』のせいで高校は山岳部に。
体力おちる前に登りたい、ナンガパルパッド。
544 :
底名無し沼さん :04/09/08 17:21
今話題の本は知床を舞台にした『グリズリー』笹本稜平です
>>540 単独行で、何もすることのない夜、テントの中で
小説や紀行文読むのが好きだったりします。
気に入った文庫本を2冊買って、1冊を山用にするのもいいかも。
>>543 37才です。ナンガ遠征の計画は、アフガン戦争でパーに。
548 :
底名無し沼さん :04/09/14 22:16:35
『二人のアキラ、美枝子の山』 著・平塚晶人 風雪の北鎌尾根で凄絶な死を遂げ、「氷壁」のモデルとなった松涛明、 第2次RCCを創った奥山章。 奇しくも同じ「アキラ」の名を持つ2人の伝説のアルピニストを結ぶ女性がいた…。 山に向かう男と女の美しくも苛酷な人生模様。 読んだ人いる?
549 :
底名無し沼さん :04/09/17 08:27:37
既出だが「霧の山」(安川茂雄)は読んでおいた方が良いぞ。 出版元の朋文社は無い。 絶版になっているが、古本屋で見つけたら買いだ。 アマゾンドットコムにもない。
550 :
底名無し沼さん :04/09/17 13:12:29
↑ どんな内容なのでつか?。キリキリ述べよ、お願いします。興味有り。
松涛明 『風雪のビヴァーク』 山渓 加藤文太郎 『単独行』 山渓 を読んだ。この二人はすごいな、ヲイ。
やば〜〜い! 『死のクレバス』 面白すぎた、面白いという概念ではなくて、傑作なんだね・・ なんかこれ以上を探せない気がするのだけれど・・・ガックシ 『〜奇跡の生還』読んでみよか。
553 :
底名無し沼さん :04/09/23 23:27:53
>>552 俺が書いたノンフィクション小説、
「奥多摩危機一髪」は面白いぞ。
スズメ蜂に追われて逃げたとか、下山道間違えたら廃墟に出て
超怖い思いしたとか、ハラハラドキドキの一冊だ。
ちなみに、ページを埋め合わせる為、俺の小学校の時に書いた
工場見学の感想文も入っている。 どう?
>553 無謀な行動により陥ったどんな危機も 綿密な計画の上に生じたちょっとしたズレから発生した危機にはかなわない by俺
>>555 それは、ぜんぜん綿密じゃないんじゃないかい?
557 :
底名無し沼さん :04/09/26 22:43:20
>>553 わかった。 自伝は50年後位に書くよ。
ちなみに予定では、51年後に出版してベストセラー
70年後に映画になったり大河ドラマになったりと・・・
まぁ、ここまでにしとこう。
>556 いやまあ、綿密=完璧な計画 ではないということで見逃して下さい
"Into the Wild"って翻訳されていますか?
されとるぞ。「荒野へ」だったかな?ぐぐってみれ
小説じゃないけど植村直己さんの「極北にかける」はいいよね。
最近山岳小説何か出た? 小説以外でもOKなんだけど 山野井の本以来何も読んでないよ(鬱
564 :
底名無し沼さん :04/10/20 19:40:00
>>563 『グリズリー』 笹本稜平
『二人のアキラ、美枝子の山』 平塚晶人
『K2嵐の夏』を買ったよ! 読み終わったらまた来るね!
ちょっと登山とはちがうけど 吉村昭 「高熱隧道」��(新潮文庫) 黒部に行く前に読むべし。苦しいくらい泣ける。
こんな小説をご存知の方ありませんか? 何年か前に文庫本で出た小説で、岩手県の山(アウトドア)を舞台とした話。 序盤に山小屋とかランクルとか出てきます。ヒロインが山中で一夜を過ごす シーンもあったかも。 最初の部分を読み始めたところで電車の中に本を忘れてしまい、タイトルや 著者名も思い出せなくて買い直しも出来ずに困っています。 どなたか、「これなんじゃない?」というのがありましたら、ご教示くださいませ。
氷の闇に落ちた彼女を思う 詩人・秋谷豊さん
http://www.asahi.com/offtime/person/TKY200410300208.html 秋谷豊さんの詩「クレバスに消えた女性隊員」を初めて読んだ時の衝撃は忘れない。自ら死と向
き合いながらなお、仲間の命を案じる女性を淡々と描き、哀切極まりない。詩作と登山に明け暮
れて65年余。詩人はこの夏、23年ぶりに現地を訪ねた。
□ □
日中友好登山隊員として天山山脈のボゴダ峰に遠征したのは、別の登山隊の白水ミツ子さんが
遭難した2カ月後、81年8月のことでした。幅80センチくらいのクレバスは深くなるほど狭
まり、加速のついた彼女の体は狭い裂け目を突き抜けて、20メートルも下の氷の闇に閉じこめ
られました。救出に向かった隊員に、弱った声で叫んだそうです。「宮川さぁーん、私ここで死
ぬからぁー」「宮川さぁーん、奥さんも子供もいるからー、あぶないからぁー、もういい
よぉー」と。やがて声は聞こえなくなり、救助作業はうち切られました。
23年前は地図も満足にない厳しい山行でね。遺体が埋もれているとおぼしき場所まで行き、
ピッケルを立てました。安らかに。僕は山に向かい、生きますと念じながら。李白の詩に天山は
真夏も雪が降るとある土地です。長居はできませんでした。
想像を絶する極限状況です。氷の闇で彼女は死と必死に闘ったに違いないという思いが、あの
詩を書かせました。地上に数センチでも近づこうと最期の瞬間まで努めた。そう信じたかったの
です。同じ状況に置かれた時、他者をいたわれるか。正直言って81歳になった今もわかりませ
ん。
この夏は登山口がある天池(てんち)まで行きました。第9回アジア詩人会議を近くで開きま
したので。すっかり観光地でした。湖岸で詩の仲間があの詩を朗読してくれました。かなうもの
なら遭難の現場まで行きたかった。もう体がね……。
「白水さんは二十九歳、独身だった」。こう結ばれる詩を詩人の石垣りんさんは、「白水ミツ 子さんのために建てた美しい墓」と呼んだ。遺体は氷河に乗って14年後の夏、地上へ帰り、荼 毘(だび)に付された。 □ □ ヒマラヤや北極圏など辺境の地に遠征してきました。僕にとって辺境は詩作の原点であり、詩 とは内なる辺境を探る営みです。心の奥深く分け入り言葉を練る詩作は、谷をさかのぼり、自然 の始源の姿に迫る登山に似ています。先鋭的な登山家の小西政継さんが言いました。山男は死ぬ ものだが、80%の死の確率の中にあっても、20%の生存の希望にかけるものだと。危険な目 にはいっぱい遭ってます。冬の北穂高で30メートルほど滑落してかろうじて踏みとどまった り。小西さんもマナスルで遭難し、遺体は見つかりません。山の仲間はほとんど死にました。僕 だけが生き延びている。生きて生きて、見届けてやるぞ。そんな思いがあります。 係累で生き残ったのも私だけです。8歳で父に、9歳で母に死別しました。生後21日の長女 を亡くしたのは東京空襲のさなか。背負って帰郷し、ミカン箱で葬りました。その夜、東京の空 は3月10日の大空襲で真っ赤でね。目の大きな娘でした。 僕の世代は死者を背負って生きなければなりません。死は長々と影を引いている。思えばあの 詩を書いたことは生きるばねになりました。白水ミツ子さんに会ったことはありませんが、私の 中で彼女は生きています。(インタビュー) ◇ 〈あきや・ゆたか〉 22年埼玉県生まれ。50年詩誌「地球」を創刊・主宰。 詩集『登攀(とうはん)』『砂漠のミイラ』『時代の明け方』(丸山薫賞)など。 (2004/10/30)
『K2嵐の夏』(高かったのに!)が読みにくいから 『ミニヤコンカ奇跡の生還』を読んでいるよ 初版ので100円だったYO!
>>570 K2嵐の夏は、外人特有のウエットに富みすぎて意味プーな
所も多いけど、K2がまるで穂高感覚で描かれいて逆になんだか
すごい。夫婦ではないカップルのパーティーって事もなんかすごい。
ミニヤコンカ奇跡の生還は、冒頭の写真のページで説明書きだけで
写真が無かったりしない?名著古典シリーズで出し直した方には
載ってたけど。字が大きくて読みやすいよね。子供でも読めそう。
会話とか生々しいし、ダメージを受けていく描写がリアルだよね。
573 :
底名無し沼さん :04/11/03 05:16:00
一昔前は、「三人寄れば山岳会」と言われたが、この頃は「猫も杓子も海外遠征」の 時代である。 本来ならこの遠征隊はメンバー的に無謀であったと思う・・その状況下において 起こるべくして起きた遭難である。 生還するまでの行動は絶賛に値すとは思うが・・・
>>573 ミニヤコンカの話?
漏れにとっては二昔前の話なんですけど。
575 :
底名無し沼さん :04/11/03 19:38:46
>>573 胴衣。
K2...はそもそも著者自体どしろうとだからな。
何度か出ている『白きたおやかな峰』ですが、本人がエッセイでも ディラン峰登山隊のことを書いてました。今手元にないので記憶を頼りに すると・・・ ・かなりノンフィクションに近いが、小説なので脚色はしている。 ・最後の遭難はフィクション、アタック隊と連絡が取れなかったりして 心配した時もあったが、遭難というほどの事態にはなっていない。 ・実際の登山隊では、大きな損害は無し(当然死者も出ていない)。 ・登頂は失敗した。アタック隊は頂上直下まで行ったが登頂断念。
579 :
続き :04/11/05 01:51:35
ちなみに、この作品は発表当時、親交のあった三島由紀夫にかなりきつく 批評されるということもあってか、余り評価は高くないよう。作者本人も、 後から読むとあまりうまく書けていない的なことを言ってました。
奇跡の生還、さらっと読み終わりました。 本当に助かったのが奇跡だな〜、みんな帰るなよ〜。と思ったyo・ さて、k2嵐の夏に戻る前に、もう一回「生と死のミニャコンガ」を確認して、 ヘルマンブールが気になって手に入れた「8000メートルの上と下」 ってのを読むつもりです。 それが収録されている30年くらいまえの、深田久弥選「悲劇の山 栄光の山」ってのを 買ったのです。 こんなの読んだ人いますか?どれがおもしろいかな。
実際の行ったことのある山かどうかで、読んだときの印象がぜんぜん違うよね。 たとえ同じルートを踏んでいなくても。
加藤保男サンについてかかれた本でお勧めってありますか?
583 :
底名無し沼さん :04/11/06 22:26:44
>>582 自分が読んだのは、
「雪煙をめざして」加藤保男(中公文庫山行記・1983)
お勧め度★★★☆☆(★三つ)
>>578 松高時代の自伝的小説ありますよね。
終戦後、彼女を失った主人公が山上から上高地を見下ろすラストが悲しかったな。
585 :
583 :04/11/06 22:33:28
エベレストに死す −天才クライマー加藤保男の栄光と悲惨− 長尾三郎 講談社文庫(昭和62年9月) 未読
586 :
底名無し沼さん :04/11/06 22:38:45
残された山靴―志なかばで逝った8人の登山家の最期 佐瀬 稔 (著) 山と渓谷社 志なかばで逝った8人の登山家の最期。 内容(「MARC」データベースより) 森田勝、加藤保男、植村直己、鈴木紀夫…。 志なかばで逝った8人の登山家たち。彼らの最期を追った佐瀬稔の 文章を収める。 目次 第1章 グランド・ジョラス北壁の生と死―森田勝 第2章 エベレストの雪煙に消えた山の貴公子―加藤保男 第3章 時代を超えた冒険家―植村直己 第4章 雪崩に埋没した雪男への夢―鈴木紀夫 第5章 運命のウルタル2峰―長谷川恒男 第6章 風雪に砕かれたビジネス・キャリアの夢―難波康子 第7章 死の山・いのちの山
587 :
底名無し沼さん :04/11/09 00:26:26
長谷川恒男「岩壁よ おはよう」
>>1 孤高の人って六甲山が舞台だったのですか・・知らなかった。
私の愛読の山岳本は「芦屋の山」です。高谷昌良著
589 :
底名無し沼さん :04/11/09 09:44:53
>>587 小説でないけれど・・・・
「北壁からのメッセージ」長谷川恒男
「岩壁よ おはよう」長谷川恒男
「生き抜くことは冒険だよ」長谷川恒男
「長谷川恒男 虚空の登攀者」佐瀬稔
個性が強く敵も多いが、一番好きなアルピニスト
本当に山が好きな人で、手取り足取り教えてくれた。
590 :
底名無し沼さん :04/11/09 20:21:31
576 :底名無し沼さん :04/11/03 22:43:15
>>573 胴衣。
K2...はそもそも著者自体どしろうとだからな。
クルト・ディームベルガーを どしろうと とは・・・
576は山野井なみの超有名クライマーなんですね
592 :
底名無し沼さん :04/11/09 20:55:07
クルト・ディームベルガーは超一流
ダウラギリ1峰、ブロードピークの初登頂者
>>576 はミニヤコンカをK2と間違ったとおもわれ
594 :
底名無し沼さん :04/11/09 21:24:16
ホワイトアウト
かちかち山
596 :
底名無し沼さん :04/11/09 21:44:04
WHYとOUT、と書くと漫才コンビみたいだな。
Touching the Void のさあ、出演者って、 本人が本人役ででてる??もしかして??すげーな
>>597 途中途中でコメントしてるのが本人。演じてるのは役者。
カメラが引いていって、氷河で役者ポツンはチョット感動した。
>598 そうなんだ。キャストがhimselfだったからてっきり。 おもいあまってジョーのサイトまで見てしまった。カコイイ
加藤さんの登山は小学生時代の妙義から始まったんですね。
>>586 に書いてあった。
やっぱり、違うな。
微妙にスレ違いだけど、尾崎隆さんはなぜ香港に住んでいらっしゃるのですか?
『加藤文太郎遺稿集 覆刻「單獨行」の再版・販売』 ●と き 10月中旬販売予定 ●販売場所 ・加藤文太郎記念図書館 ・先人記念館「以命亭」 ●販売価格 4,000円(限定500部) ★事前予約、受付中!
605 :
底名無し沼さん :04/11/30 09:26:19
ジョー・シンプソン「死のクレバス」の映画化作品、 「運命を分けたザイル」の日本公開が、来年正月決定。 「死のクレバス」J.シンプソン 中村輝子 訳 当時25歳だったジョー・シンプソンと、その親友サイモン・イェーツの ペルー・アンデスのシウラ・グランデ西壁の登攀で劇的な展開をみせた 遭難と壮絶な生への帰還を果たす。 未踏の氷壁に予想以上に苦しめられた末、彼らは登頂に成功した。 それが一転して悲劇に変わり、下降中にジョーが足を骨折。シャワー雪崩と 闇に包まれて、絶壁を必死で下降中、またも彼は宙吊りになる。 上にいて状況の分からないサイモンは已む無く切断。ジョーはクレバスに 墜落するが奇跡的に助かり、絶望にさいなまれながら脱出を図る・・。 ジョーは超人的な努力でBCに生還する。
ひどい和訳タイトルだなオリジナルタイトルは 「Touching The Void」 まあ「Into Thin Air」も「空へ」だから…
607 :
底名無し沼さん :04/12/01 08:35:35
>>605 映画のタイトルは、確かにセンス無いね
>>606 本のタイトルは、的を射ていると思うね
>>606 アンタなら、どんなタイトルにするの??
辞書使い、素人の原本読みなのでなんともいえませんです。 「Touching the void」 はロープを切ったことによる心理状態と暗闇の中ロープに ぶら下がったことをかけたのかと思ってます。 「空へ」では、なんか飛行機乗りの話のような感じがします。 Into Thin…のリズム感が好きですが。 それに(売れた)前作のInto Wildへのこだわりも感じる。 基本的には訳本なら、タイトルはそのまま(最悪カタカナ)、サブタイは訳者の好みで 勝手にして、というスタンスです。 映画もそうなんですが 和タイは止めて欲しいですね。 リチャード ギアの「Officer and Gentleman」は「愛と何とかの何とか…」 で話にならないですね。 もし「奥の細道」が、 たとえば「Beautiful Northern Japan …」だったら 芭蕉センセも含め、多くの人は怒るんでは? 失礼しました。消えます。
>>573 一番の問題点は、ベースキャンプキーパー隊員が、上のキャンプを撤収してしまったこと。
まあ、ろくに山を登っていない人たちを、隊員にしたのだから仕方がないけど。
610 :
底名無し沼さん :04/12/01 20:16:57
>>609 こちらのミニャ・コンガの方が感動した。
↓↓
「生と死のミニャ・コンガ」阿部幹雄
611 :
底名無し沼さん :04/12/01 20:19:30
ミニヤコンカ物は阿部と松田の両方読んだ。 阿部の方は目の前で7人があああああ・・・ 松田の方はべ、B.C.がああああ・・・ ここが強烈で一気に読んでしまいますた。
Touching The Void ね〜〜 聞かれてないけどわたしなら 死の最淵(造語?) 虚空の断絶(ぴんと来ない?) 決死の生還(古い) 死のクレバスがいいんでないか
「Touching The Void」 2chネラーなら 「必死だな(w」でどうよ?
615 :
底名無し沼さん :04/12/02 21:44:51
>>610 「生と死のミニャ・コンガ」阿部幹雄
1981年5月10日、中国のミニャ・コンガ第1次頂上アタックに向かった隊員12名、
頂上を目前に隊員の一人が滑落した。
行動を共にしていた7人の隊員が下山行動を起こしたが、1本のザイルにつながれ
たまま著者の目前を滑落していく・・・。
著者自身も下山中にクレバスに落ち死を覚悟する。まさに九死に一生を得た者の
手記である。
この本は単に遭難の始末記ではなく、人の命の果敢なさと後に残された者の苦し
みについて、著者は何度も「死とは何か生とは何か」を自問する。感情的になる
こともなく、冷静で真摯な著者や周りの人達の生き方が表現されている。
616 :
底名無し沼さん :04/12/02 23:03:30
617 :
底名無し沼さん :04/12/06 20:34:45
618 :
底名無し沼さん :04/12/06 21:38:02
さて、登山の本のスレでレスが無いのでこちらにも書こうかなw
こちらが本スレになるのかな???
青空文庫にて松涛明さんと小島烏水さんの名前を発見しました。
1冊、2冊ではなく、結構あったので、これでしばらくは時間を潰せそうですが、
他にもこの人ならあるんじゃないかとか 思う人がいましたら教えてエロイ人!!
ttp://www.aozora.gr.jp/
太宰の富嶽百景なんていいかも
620 :
底名無し沼さん :04/12/08 21:33:15
621 :
底名無し沼さん :04/12/08 21:44:00
622 :
底名無し沼さん :04/12/10 18:19:37
待ってろ、ただ今執筆中だっ!
昔、二見書房は心霊写真集とエロ小説だけの出版社だと 思っていたけど、「山岳名著シリーズ」あるの知って見直した。
624 :
底名無し沼さん :04/12/28 10:23:48
暇なので・・・ 俺の持っている「二見書房」・・エロ本は沢山あったが出版社はわからん。 「単独行」加藤文太郎・1970(☆☆☆☆★) 「風雪のビバーク」松涛明・1976(☆☆☆★★) 「単独行者の記憶」安川茂雄・1972(☆☆★★★) 「新版山への祈り」安川茂雄・1970(☆☆★★★) 「山の鎮魂歌」安川茂雄・1976(☆☆★★★)
ミニヤコンカを2作とも続けて読んだ。 内容はまったく違うけど、感動したよ。 マジ、オススメ。
626 :
底名無し沼さん :04/12/31 03:53:42
まぁ何だ「ナンダ・デヴィ/西木 正明」って一度読んでみな。 肩が凝らず面白いよ。 でも谷甲州とか読んでると、頭の中で内容がゴッチャになる。
627 :
底名無し沼さん :04/12/31 05:59:26
『黄色い牙』志茂田景樹
628 :
底名無し沼さん :05/01/03 14:39:30
植村直己の本でオススメ教えてください。
青春を山に賭けて
630 :
底名無し沼さん :05/01/15 17:02:59
新田次郎著「栄光の岩壁」はいいね。
631 :
底名無し沼さん :05/01/15 17:45:19
どの様に、いいのか?
632 :
底名無し沼さん :05/01/15 18:41:50
>>630 それはトップで登れない女が他人に引っ張り上げてらって。有名になった人をモデルにした小説だよね。
633 :
底名無し沼さん :05/01/15 22:16:22
>>631 マッターホルン北壁を凍傷で指を無くした足で征服する。
山にかける思いが伝わってくるようで熱くなれた。
>>632 「銀嶺の人」だったような。
新田次郎氏が書いた小説には実在の人物がいて
ある程度のリアルティがあるから長編でも読めて
内容もおもしろい。
「孤高の人」は加藤文太郎氏がモデル
「銀嶺の人」は今井通子氏がモデル
「栄光の岩壁」は芳野満彦氏がモデル
いずれも日本を代表とする登山家です。
>>633 すまん。「銀嶺の人」だったね。
今井氏の本を山を始めた頃読んだんだけど、自分で同じルートを登攀できたら、欺瞞が鼻についた。
『垂直に挑む』は吉尾氏の真摯な情熱が伝わってくる一冊。
『空へ』はリアル過ぎて、現場にいるかのような臨場感が伝わってくる。翻訳が秀逸。
635 :
底名無し沼さん :05/01/15 23:48:08
山野井泰氏の垂直の記憶の感想は?読んだ人いる?
636 :
底名無し沼さん :05/01/16 00:18:30
山手線で西日暮里駅を通ると 「栄光の岩壁」を思い出します。
>>634 >自分で同じルートを登攀できたら、欺瞞が鼻についた。
( ´_ゝ`)プププ
「パチンコ依存症」からの脱却
>>635 読んだよ。丸山のソロと併せて読むと楽しいかも。
>>635 スカスカの本だけど面白いぞ
やっぱホンマモンの書く文章は迫力がある
>>640 買ってみます。
高田馬場のカモシカスポーツにサイン本があったような。
なかったような。
ガストン=レビュファの情報希望! キボンヌって言わないとだめなんですか?
643 :
底名無し沼さん :05/01/25 19:25:56
>>642 超有名なところで、「星と嵐」「登山のたのしみ」
あの長谷川恒男さんの、「星と嵐」同人も、彼がガストン・レビュファに傾倒し
そこから命名した・・・「酒と嵐」同人とも言われていた。
644 :
セカンドで文句たれるな :05/01/25 19:59:59
>>634 今井氏は基本はセカンドだから。リアルではないわな。
プロパガンダがうまい人が山も登れるとは限らない。
645 :
底名無し沼さん :05/01/25 21:03:18
>>644 昔、鷹取でご本人と逢ったけど、若い奴に「そこにホールドあるじゃない」
って、嫌味な女だった。ダンプは最高なのに、彼女は最低・・ユマール専門。
彼女の本も、くどくど説明ぽっくって面白くない。
646 :
底名無し沼さん :05/01/25 23:27:41
お嬢様ですから、自分を中心に回らないと気がすまない。
647 :
底名無し沼さん :05/01/26 00:01:17
今井通子氏に会った事がないから、よくは分からないな。 スレ違いですが、たれか病院で診察受けた香具師はいますか。
648 :
底名無し沼さん :05/01/26 00:31:12
患者だった人に聞いた。注射はへた。患者を放置して山に行く等。
注射は簡単そうに見えるけど難しいのかな。
650 :
底名無し沼さん :05/01/26 07:58:04
注射は力でうつのではない。
651 :
底名無し沼さん :05/01/26 08:43:18
朝のテレビの関口宏のゲストで出演したが コメントの内容がトゲあるし、質問の答え として的がずれてた。銀嶺の・・・の 小説とイメージと比較してなんか落胆でし。
652 :
底名無し沼さん :05/01/26 09:02:48
653 :
底名無し沼さん :05/01/26 09:46:04
>>652 小説「死のクレバス」J.シンプソン 中村輝子 訳 は良かった。
654 :
底名無し沼さん :05/01/27 11:56:09
たぶん今迄出ていないと思うのだが、森村誠一も山岳ミステリーをけっこう書いているよ。 個人的に良かったのは「青春の源流」と「エンドレスピーク」かな。 得に前書では雲の平に憧れた(笑 森村作品だがら単純な読み物としても面白い。 国内フィクションでは「脱獄山脈」と「青春の源流」が個人的な1、2です。
655 :
底名無し沼さん :05/01/27 19:44:05
小学校の時に読んだ本で、冬山に登ってる時女の人が高熱を出して倒れてしまって、 男の人が真っ赤に焼いたキリで喉の奥を刺し、膿をドバッと出して快方に向かう っての読んだ記憶あり。たぶん新田次郎と思うんだけど、これなんていうのか知らない?
>>655 そのエピソードはなんか聞いたことがある。確か富士山が舞台だったような。
>>655 あれはなんの病気だったのでしょう。
道徳の本に必ずのっていた。
時代が違うのか読んだ記憶なし。
扁桃腺の治療に665の方法ってオケー?
661 :
底名無し沼さん :05/01/28 08:26:57
662 :
底名無し沼さん :05/01/28 19:47:44
で結局作品名は「芙蓉の人」でいいのか?
663 :
底名無し沼さん :05/01/29 01:17:46
漏れは「芙蓉の人」読んだ事ないので買ってみるよ。
新田次郎は『芙蓉の人』しか読んでないけど そのエピソード知ってるから それは『芙蓉の人』である、と俺が断言してやろう。
665 :
底名無し沼さん :05/02/01 12:09:21
自分、最近山登りを始めたばかりの者です。 「孤高の人」を読んだのですが、アルプスを歩いた事が無いので、 加藤氏の超人ぶりがどれほどなのかピンときません。 現代においても、やはりそれは超越した行動なのですか? ともかくヒマラヤに行かせてあげたかった・・・。
アルプスに行ったことがなくても一日で50km山行のあと一般道を50kmくらい 歩いてみればその凄さの片鱗は実感できると思うぞ。 ヒマラヤ預金って結局どうなったのかな?
↑と、ダミアンが申しております。
668 :
底名無し沼さん :05/02/05 12:52:14
加藤文太郎の歩く早さは8km/hだったらしい。
ぶくおふで『神々の山嶺』上下の単行本を210円でげとしたでつが、 お買い得でしょうか?
670 :
底名無し沼さん :05/02/06 20:12:43
お買い得、しかし山岳小説としては・・・いまひとつ
>いまひとつ (´・ω・`)ショボーン 犬作と並んでいるのがかわうそなので、 『贈る言葉』といっしょに助けてあげたでつよ。
672 :
底名無し沼さん :05/02/06 20:52:54
>>670 森田勝氏から羽生丈二と人物を作りあげているが
フィクションとしてはおもしろく出来ているな。
漏れは漫画も見たので2倍楽しめたぞ。
既出でしょうが、新田次郎氏描く加藤文太郎と、「単独行」から読み取れる 現実の加藤文太郎の人柄にはやっぱりギャップがありますよね。 小説では感情表現や人付き合いが下手な男として描かれている。 そういう面もあったかもしれないが、手記に見る彼はもっと人当たりが 良い、話すとおもしろい人間だったのではと。 もちろんそれで小説がつまらなくなるわけではないので、念のため。
ドキュメンタリーには現実の世界があり そのままでは小説としておもしろくないので 作家が別のイメージを作り上げているんでしょう。 読み比べてみるのもまた楽しい。
一般Pは、小説が。どっぷり山屋は、手記がおもしろい。
676 :
底名無し沼さん :05/02/08 00:08:25
漏れはまだ「風雪のビバーク」を読んでいないから 次に読んでみるよ。
自分は加藤文太郎も松涛明も芳野満彦も、山際淳司さんの 「みんな山が大好きだった」で初めて知りました。 それで彼らの個々の著作や小説も読むようになった。 前にも出ていたけど、山際さんは確かに山で死んだ人を 書き過ぎているきらいはある。 でもあの本は今でも好きで、時々読み返しています。
678 :
底名無し沼さん :05/02/08 01:33:48
芳野の「頭の中で死という真っ赤な火の玉がぐるぐる回っている」 だったか、この言葉が印象に残っています。
おいおい芳野満彦を勝手に殺すなよw
>>679 すみません、舌足らずでした。
もちろん自分も芳野さんが死んでなんかいない事は知っています。
あと、上の文で、「山で死んだ人をヒロイックに書きすぎて」と
書こうとしたのに中ヌケして訳のわからん文になってました。
「山靴の音」、いいですよね。
遭難のくだりもあるけど、たった一人、ほだ木の火を見つめて過ごした
冬の小屋番、朝日の昇るさまなど、何度読んでもいいです。
それ以外にもユーモアのある人柄も覗かせてるし。
ただのエロ爺さんだが。
682 :
底名無し沼さん :05/02/09 00:09:07
芳野満彦氏をモデルに書いた新田次郎著「栄光の岩壁」もいいよ。
>>519 邂逅の森、読んで見たよ。
図書館で借りようとしたが、予約で一杯だったので
通勤途中に本屋で買った。
チマチマと時間かけて読むつもりだったが、読み出したら止らず、
寝るのも忘れて読み切ってしまった。
もっとこの人の本を読みたくなって、週末を迎えた今日、本屋で
「相剋の森」を見つけて読み始めた所。
この順番で読んで本当に良かったと思う・・。
明日は休みなので、今夜は強めの酒を少し飲んで、この本に浸ります。
良い作家、良い本を紹介してくれてありがとう。
684 :
底名無し沼さん :05/02/11 11:56:45
神々の山嶺読了しますた。 上巻は佐瀬と松ナミと井上靖を交互に読んでる感じ。 下巻はヒマラヤトレッキングガイドを…(烏賊焼き) 主人公がどこまで行ってもトレッカーなのが痛かったでつ。 でも350円ぶんくらいはあたでつ。
「虚空の登攀者」よんでるよ。 イイヨイイヨ
687 :
684 :05/02/12 22:22:12
今日「邂逅の森」と「芙蓉の人」を買ってきた。 「邂逅の森」はタイトル難し杉のため本屋に着いたら忘れていたよw
神々に引き続き、ブクオフでこにたんのジョラスを105円でげと、 読了しますた。よかったです。次はホルンをキボンヌでつ。 現在佐瀬の『狼は還らず』を読んでいますが、虚空とチョトかぶり右。
狼読了。 こいつはバカだな。
690 :
底名無し沼さん :05/02/22 12:15:07
バカっていうか、餓鬼ぽくって可愛らしい・・・純粋なんだね、憎めない男だ
691 :
底名無し沼さん :05/02/26 00:15:21
何て言っていいのか、馬鹿ではなく真っ直ぐな生き方に漏れは共感出来る。 強烈な個性があるから本にも書かれるクライマーなんじゃないのかな。きっとw
692 :
底名無し沼さん :05/02/27 21:25:39
森田さんの事だな。 俺もバカ呼ばわりはとても出来ない。
693 :
底名無し沼さん :05/02/27 22:14:09
今、公開中の映画「運命を分けたザイル」を見ていたら、 ザイルをナイフで・・・のシーンで森田勝氏を思い浮かべたよ。 人生にはドラマがあるな。
誤)見ていたら 正)見たの時の
スマン_| ̄|○
696 :
底名無し沼さん :05/03/06 01:48:23
ガイシュツだが、森村誠一の「密閉山脈」。氏の山岳ミステリーではベスト だと思う。遺体を焼くシーンの描写もさることながら、氏の特徴とも言える、 登場人物を突き放したような視線で描く語り口は秀逸。ラスト近く、主人公が 愛する女性に宛てた告白の手紙は涙無くしては読めない(←ちょっと誉めすぎ)。 ラストシーンの救いのなさは氏の真骨頂。読後はどっと疲れる。 古本屋で簡単に見つかるので、とりあえず読んどけの一冊。
森村誠一は随分読んだな。山を扱った小説多いよね。 山での殺人とか。あの人も山登りするのかな。 山関係の本はかなり読んでるけど、興味深い本がいっぱい紹介されていたので 少しずつ読んでみます。 デスゾーンは読んだので、「空へ」を探してみよう。 おいらのお勧めは「ミニヤコンカ奇跡の生還」と ヨッヘン・ヘブラム他「そして謎は残った」文芸春秋(1999年刊) マロニーの遺体発見と当時の状況を振り返る話。 あの当時はほとんど普通の服装で登ってたんだから、改めてビックリ。
>>697 森村さんは学生時代山やっていたらしいです。
岳人かヤマケイか忘れたけど山頂で友達と記念撮影したのが出ていたよ。
>>693 増村保造監督の映画「妻は告白する」。原作が「ある遭難」という手記になってるんだけど、現実にあった事件なのかな。
夫と妻、妻の不倫相手の三人パーティが滝谷の壁を登攀中、事故で宙吊りに。ミッテルの妻(若尾文子)は無我夢中でザイルを切ってしまい、ラストの夫は墜死する。
殺人を問われた妻だが、裁判では刑法上の緊急避難が認められ無罪に。晴れて愛人(川口浩)と結ばれるが、しかし。。。という話。
映画でスマソ。
700
明日のテレビ朝日系列、土曜ワイド劇場は「密閉山脈」ですね。 あの作品がどう映像化されるのか楽しみです。
702 :
底名無し沼さん :05/03/19 13:17:03
今更で何ですが、「八甲田山死の彷徨」読みました。 改めて言うことではないでしょうが 遭難に至る悲惨な過程より、帝国陸軍のDQNぶりが印象に残った。 冬季登山に必要な知識の欠如、現地の情報を充分調べもせず 訓練の一言で出掛ける姿勢、民間人蔑視(これが一番頭にくる) 下らん聯隊間のセクト主義、最後は天コロ持ち出して事の収拾をつけようとする 恥ずべき無責任… 修羅場に日本人の悪い面が凝縮されてあの最悪の遭難を招いたんですね。 2chに来ている右翼のバカ共も雪にまみれて死ね
(ノ∀`) アチャー
今日びのウヨはヒキコだからそういう死に方はしない。
そういえば、「靴下の中に唐辛子」は使える! と思ったまま試したこと無いなぁ。誰か、試した?
真保裕一「灰色の北壁」が出たけど、どうよ?
708 :
底名無し沼さん :皇紀2665/04/01(金) 19:32:31
よさそうだね?灰色の北壁?書評にあった。
>>706 まあまあ
真保さんには長編書いて欲しいです
711 :
706 :2005/04/06(水) 10:22:21
わりと評判いいみたいなので、読んでみる。
長編山岳小説って、最近ないですよね。
>>710
傷だらけの百名山 て 誰か読んだっけ??
713 :
底名無し沼さん :2005/04/09(土) 08:47:52
やっぱり新田次郎はおもしろい。
縦走路ってつまらなくないか?
むかし「縦走路」よんで、彼女に赤い登山靴プレゼントした。
キャラバンでつか?
新田次郎はもうやめようよ、古いし
やめちゃうの!?
古いかもしれないけど、後継者もいないんだな。谷甲州ガンガレ。
720 :
底名無し沼さん :2005/04/22(金) 18:14:02
>>642 超遅レスだけど、40年近く前にガストン・レビュファが日本に来て
虎ノ門ホールで講演会をした。訳者の近藤等氏が呼んだのだ。
写真集「岩と雪」を、そこで販売した。握手してサインして貰った。
数日後、近藤等氏たちと上高地−徳沢へ一緒に歩く会が催された。
オレはもうすぐ還暦。
すてき!
>>720 星と嵐、まだ読み終わっていない・・・
>>720 近藤さんはいまでている岳人の巻頭インタビューに登場されていますね。
ノンフィクションで一番ウザかったのは寺田甲子男! 何だよこのジジイ! 「俺も昔はワルでな〜」って、本人は自慢のつもりらしいが、そりゃ犯罪だろ!ってのもあるし。 俺は大物なんだぜって言いたいのが見え見え。 お陰様で、俺の「谷川岳信者にロクなヤツはいない!」という偏見が増幅された。
724 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 17:03:39
読みが足らんなァ・・・ 「谷川岳大バカ野郎の50年」「東京したまち山岳会」は、お勧め度★★★★☆
725 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 19:53:22
北杜夫だったら『どくとるマンボウ途中下車』 をあわせて読むと良いでしょう
726 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 19:55:23
岡部冬彦が死んだけど、こいつの兄が岡部一彦だったんだな・・・。 岳人の表紙が漫画的なイラストだった時、岡部の脳内単独行者 "シゲちゃん"の話しを読むのが好きだった。 でも、子供心に説教臭いヲヤジだと思ってたよ。
727 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 20:58:36
寺田甲子男読みたいんだけど手にはいらんのよ。 地方なんで、通販できる店知ってる人教えてください。
728 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 21:46:14
729 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 21:55:37
>>727 紀伊国屋でもいいけど、出版社に電話するとたいてい料金代引きとかで
送ってくれるよ。
730 :
底名無し沼さん :2005/05/19(木) 22:25:29
博品社の合集本の日本の名山 谷川岳に山岳サルベージ繁盛記Uが収録されているよ。
731 :
727 :2005/05/20(金) 22:35:44
情報ありがとう。早速注文します。
732 :
底名無し沼さん :2005/05/20(金) 22:50:18
touching the void というの映画になっていて見た。 なかなかよかった。実話に基づいているらしい。 本は読んでいない。誰か読んだ人感想を聞かせてください。 わたし山はやりません。昔北アルプス縦走を殆ど経験ないのに 一人で敢行し死にかけたので怖くなって止めました。
733 :
底名無し沼さん :2005/05/20(金) 23:47:32
734 :
底名無し沼さん :2005/05/21(土) 11:12:39
>>732 「死のクレバス」J.シンプソン 中村輝子 訳 岩波現代文庫
お勧め度:★★★☆☆
ジョー・シンプソンと、その親友サイモン・イェーツが、ペルー・アンデスの
シウラ・グランデ西壁登攀で劇的な展開をみせた遭難から壮絶な生への帰還を
果たす。
未踏の氷壁に予想以上に苦しめられた末、彼らは登頂に成功した。それが一転
して悲劇に変わる。下降中にジョーが足を骨折。シャワー雪崩と闇に包まれて、
絶壁を必死で下降中またも彼は宙吊りになる。上にいて状況の分からないサイ
モンは已む無くザイルを切断。ジョーはクレバスに墜落するが奇跡的に助かり、
絶望にさいなまれながら脱出を図る・・。ジョーは超人的な努力でBCに生還
する。
735 :
底名無し沼さん :2005/05/26(木) 23:20:19
寺田 甲子男氏の著書「谷川岳大バカ野郎の50年」「山岳サルベージ繁盛記」 を探しています。 有名古本検索サイトなどかなり調べましたが見つかりませんでした。 扱っている書店等ご存じの方おりましたら情報ください。
736 :
底名無し沼さん :2005/05/27(金) 09:08:17
絶版ではないでしょうか?、自分は「・・大バカ・・」はオークションで入手 しました。「・・サルベージ・・」は捜索中!、「下町・・」は未だ売ってい る。 と、言うことで、古本屋かオークション・・読みたいだけなら図書館じゃないで しょうか?
737 :
底名無し沼さん :2005/05/27(金) 20:45:02
「谷川岳大バカ野郎の50年」「山岳サルベージ繁盛記」 ともに絶版です。 「東京したまち山岳会」は最近購入しました。 ネット検索できる古本屋をいくつか当たっていますが売ってませんねーーー。 手元に置きたいのでなんとか探せたらと思っています。
>>723 スポーツマンというより勝負師という感じね。勝負師というと聞こえが良いものの、
実体は、一度バクチを始めると、それしか頭になくなくなって、ズルズルと深みに
はまる少し足りないタイプ。
739 :
底名無し沼さん :2005/05/29(日) 09:53:47
山ヤは、癖のある人が多いから・・・しかし、彼は何処か魅力がある。 「社会人山岳会」を先進的なものにした一人だし、「緑山岳会」の実績は登山 史上切り離せないと思う。
742 :
底名無し沼さん :2005/05/29(日) 21:06:22
事件や本の存在も知らなかった。 ザーっと紹介文を読んで見たが、それ以上の事を知りたいとは思わなかった。 勇者?愚者?・・・事故後の行動は判断できないが、事前においては「愚者」
同感。事前においては愚者でしかないだろうね。 事故後にも、それだけ生に執着するぐらいなら なんで事前準備をおこたったのか疑問。 最初から最後までヒロイズムに酔ってるだけと思われ。
744 :
底名無し沼さん :2005/06/24(金) 21:12:50
>>723 同意。山小屋を火事にして全焼させたとか、無賃乗車に文句つけてきた車掌を脅したとか、
DQNの犯罪自慢みたいなエピソードが多いよな。自分を織田信長に例えてる辺りは
失笑するしかないw 後半の内輪もめの部分も言い訳がましくて蛇足。
サルベージの所や、ヘンな隠語はまあまあおもしろかった。
新田次郎にも文句つけたんだね、この人。
「遭難がある度に、テレビや新聞が"新田次郎先生に意見を聞く"といって、ほとんど見当違い
なことばっかり言ってた。冬の一ノ倉沢の遭難にしても、新田は現地へは言ったことないのに
『今年の冬は雪が多かった』
としゃべったり、高橋照じゃないが
『危険な岩登りを、面白おかしく紹介した本は遭難を招く』
だとか言う。
『夜行列車で山へ行くと無理がたたって、遭難につながる』
谷川岳あたりに昼間の列車で行けるわけがないのだ。登山家の心構えウンヌンの話でも、
要するにガイドを連れた上高地散策のレベルで、それを一ノ倉沢を登る者に押しつけてくる。
『畑違いの人間が、知ったかぶって、テレビや新聞でモノを言うのはやめてくれ』
と、私はハッキリ言ったのだ。あの時は望月亮もいたし、山と渓谷社の岩間さんもいて、
全員で10人ぐらいで集まってた。すると、新田次郎は頭がいいのだろうか、こんなバカを
相手にしてもしょうがないと、すぐ黙ってしまった。その後"新田氏は語る"とかマスコミに
出る機会がだんだん少なくなってきたように思った」
(「谷川岳大バカ野郎の50年」 寺田甲子男 白山書房 P240-241)
745 :
底名無し沼さん :2005/06/24(金) 21:19:07
P1-239キボンヌ。
P1-239
山際恭司さんの「みんな山が好きだった」。 特に何が優れているということはないのだけど、疲れた帰りの電車の中で読むと、 なんかほっとする。
『みんな山が大好きだった』 山際淳司
http://www.asahi.com/obituaries/update/0708/002.html 随筆家の串田孫一さん死去 深い思索の山岳紀行が有名
2005年07月08日20時15分
「山のパンセ」をはじめ、深い思索に支えられた山岳紀行で知られる随筆家で詩人、哲学者の串田孫一(くし
だ・まごいち)さんが8日午前5時30分、老衰のため死去した。89歳だった。通夜は9日午後6時、葬儀は
10日午後1時から東京都台東区西浅草1の7の19の清光寺で。喪主は妻美枝子さん。自宅は小金井市緑町1
の4の34。
東京生まれ。東大哲学科卒。暁星中学時代から登山を始め、自然と対話を重ねた。モンテーニュらフランスの
モラリストに傾倒し、散文詩的エッセーとも言うべき独自のスタイルを生み出した。
戦前は上智大、戦後は旧制東京高校などで教え、65年に東京外国語大教授を退官。55年に最初の山の本
「若き日の山」を出した。58年には尾崎喜八らと山の文芸誌「アルプ」を創刊し、83年に300号で終刊す
るまで編集責任者を務めた。65年から94年までパーソナリティーを務めたFMラジオ番組「音楽の絵本」は
1500回を数えた。
著作は山岳文学のほか詩集や画集、小説、人生論、哲学書の翻訳など多岐にわたり、400点を超える。主著
は「串田孫一集」全8巻(筑摩書房)に収められている。長男は俳優・演出家の和美(かずよし)さん、次男は
グラフィックデザイナーの光弘さん。
加藤文太郎の『単独行』を読んでみたいのですが、 「二見書房」と「山渓」、どちらがお勧めでしょうか? おしえてちょ。
751 :
750 :2005/07/13(水) 22:43:47
age忘れ。
山系
753 :
750 :2005/07/14(木) 22:50:10
754 :
底名無し沼さん :2005/07/20(水) 22:36:43
新潮8月号 「百の谷、雪の嶺」沢木耕太朗(430枚) 山野井泰史さんを対象にしたノンフィクション。 タイトルはギャチュンカンのこと。 これから読む。
755 :
754 :2005/07/21(木) 20:07:15
読み終えた。面白かった。 ギャチュンカンの登るための準備段階から、帰国して現在までのことが書かれてる。 エバニューのHPでは部分部分しか分からなかった、山野井さんの近況を知ることが できた。 ところで最後に出てくる「男性」とは沢木耕太朗のことだろうか?
春日俊吉の遭難物。 安川茂雄も多数書いてるが情緒的過ぎ。 春日の方が文章も面白い。 問題はどちらにせよ古すぎて入手困難だってこと。
古本屋の山岳本コーナーに、なぜか「生存者」(アンデスの聖餐の元本)が置いてあった。 何か間違ってるような気が…。 アンデス山中でのサバイバル・ノンフィクションだが、飛行機が落ちたからであって登山したわけじゃない。 最終的には山越えして下山したし、雪崩の恐怖もあったから、いいのか? 個人的には、お勧め本。
山越えすんのに、凄まじい「弁当」を持っていくんだよな。面白いけど気が重くなる本だった
ああ人肉弁当か。 それよか、「夜食用の胴体」みたいな記述にビビった記憶がある。 スレ違いなんで、このスレ的な話題としては、ド素人がよくもアンデスの6000m級の山を越えて下山できたな、と感心した。 確か救助ヘリに乗ってた山屋の兄ちゃんも、ここを越えたのか、と驚いてた。
>760 確か、日本で山の初心者2人が道に迷った末に、どっかの難所といわれている山の頂上を 知らずに越えて帰ってきたって話がありませんでしたっけ?救助隊にえらい驚かれ、怒られ たって話をどっかで読んだのですが
762の話、聞いたコトがあるような。 素人の怖さというか、素人だからこそ、怖い難所を走り抜けてきた(怖いから(^_^;))らしい。 でも760のアンデスは6000m級だろ? 生死がかかってるからビビってる場合じゃなかったんだろうが。
763 :
底名無し沼さん :2005/09/17(土) 14:02:22
「二人のアキラ、美枝子の山」平塚晶人(文藝春秋) 松濤明の噂の恋人、奥山章の妻
>>761 別かも知れないけど、上高地の「裏山」? 週刊誌のコラムじゃなかったかな?
保守
ここにあがってる本を読んで楽しんでます。 「空へ」は本当に胸が痛くなるけれど面白かったです。 さていま「狼は帰らず」を読んでいるのですけど、 ホキ勝はなんて読むんでしょうか? 「ホキカツ」? 「ホキショー」?
767 :
底名無し沼さん :2005/10/15(土) 17:38:56
モリタ・マサル
冒険物路線になるけど谷甲州の「凍樹の森」 結構お勧め。 何気なくゴミに出す空き缶も状況次第では貴重だな〜と思えるお話。
769 :
底名無し沼さん :2005/10/15(土) 21:10:21
本田靖春著「K2に憑かれた男たち」 これは面白かった。 仕事を棄ててまでヒマラヤの高峰に挑む男達の情熱。 きれいごとばかりでなく、山岳協会の体面、面子へのこだわり。 登山家達の、誰がサミッターになるかという、駆け引き、嫉妬、無念さなど、 一流のライターが、あます事無く書ききってくれているノンフィクション。 今、新刊で手に入れるとしたら、旬報社刊 本田靖春集第4巻しかないね。 併録されているのは登山家・小西政継を描く「栄光の叛逆者」 こっちはあまり印象に残ってないな。 大きな図書館にはあるかもね。みつけたらぜひ読んでみて。
770 :
底名無し沼さん :2005/10/16(日) 08:25:19
>>769 おおー、サンクス
ずーと昔に、古書店で購入した文庫本を積読していた。早速読んでみる。
771 :
底名無し沼さん :2005/10/16(日) 21:27:13
「孤高の人」に出てくる加藤文太郎の「霧化促進」の エピソードは実話なんですか? シリンダーヘッドの形を改良して渦流で燃焼効率高めるのは、 ガソリンエンジンだけど、スズキのバイクのTSCCなんかも同じ発想ですよね。 ひょっとして加藤に発想の基があったのかな?
実話かどうか知らないが、 TSCC といえばスズキの刀っすね、当時あのデザインはインパクトあったね
773 :
底名無し沼さん :2005/10/24(月) 21:15:54
『凍』出たね。 山野井伝説にまた新たな一ページが。
774 :
底名無し沼さん :2005/10/24(月) 22:00:03
超亀レス ギネス申請
>>16 番外的に最後に収録されているホラー めちゃくちゃ怖いですね。
未読の方 単独行のテントで ぜひ お試しください。
>>56 びっくり 私は 日本で最高に当たり外れの大きい作家だとおもうのですが。
「孤高の人」も伝記として愛読していますが 小説としては・・・・・・・・
後 マークスの山 映画見て 後悔したのですが 小説は 面白いのですか?
775 :
底名無し沼さん :2005/10/26(水) 21:50:14
「デルスー・ウザーラ」いいよ。 河出文庫から出ている。
>>774 2時間映画では原作の半分ぐらいしか表現できないからね。。。
778 :
底名無し沼さん :2005/10/26(水) 22:35:38
>>775 山岳小説というにはちょっと??だけど、
ホントに感動的な話だよね。
本が手に入りにくければ、映画(黒澤明監督)だけでも見たほうがいい。
個人的には「七人の侍」なんかを差し置いて黒澤のベスト1だと思う。
779 :
底名無し沼さん :2005/11/14(月) 19:18:18
保守
781 :
底名無し沼さん :2005/11/15(火) 23:30:39
ジャンキー・ジャンクション文庫化age ハヤカワ文庫 ISBN4-15-030814-4
>>780 写真がカラーじゃないからなんかヤだな。
783 :
底名無し沼さん :2005/11/17(木) 11:21:43
>>778 >個人的には「七人の侍」なんかを差し置いて黒澤のベスト1だと思う。
「どですかでん」を見てから言え。
784 :
底名無し沼さん :2005/11/17(木) 15:27:42
>>780 そんなもん買う金あるなら、山行った方が良い。
785 :
底名無し沼さん :2005/11/24(木) 21:35:45
786 :
底名無し沼さん :2005/11/25(金) 02:02:38
漫画だけど、 週刊「モーニング」で塀内夏子の『イカロスの山』っていう 漫画の連載が今週号から始まったよ。 いきなり、中国で8000m級の未踏峰が見つかったよ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
788 :
底名無し沼さん :2005/11/25(金) 18:10:00
>>786 そのうち9000m峰とか10000m峰とか言い出すんじゃねぇか?w
790 :
底名無し沼さん :2005/12/04(日) 18:37:45
五木寛之の「風の王国」は既出? 山岳小説とは少し違うかも知れないが
792 :
底名無し沼さん :2005/12/04(日) 20:05:52
俺マネして六十キロくらい歩いたら血豆が出来てアボソ
石塚真一「岳」 主人公の山へ対する真摯な想い、遭難者への対応などわが身を 振り返ると恥ずかしくなった。
794 :
底名無し沼さん :2005/12/08(木) 22:02:40
きっと中央公論がヨミウリなんつうドキュソ新聞社の 傘下になったせいだろうか? 最近中公文庫の棚から山関連の本がほとんど消えていないか? 田舎だからかもしれんが、くだらない読者受け狙いの軽い本ばっかになった気がする。 西丸センセイのものを揃えなさい! 山関連だけで文庫作って後はなくしてもいいぞ。
ジジババ向けに、山の文庫のラインつくればいいのにな。 年寄りも買うだろ。
「中公文庫BIBLIO」のほうで残ってるが そこまで揃えてる本屋は少ない
中公文庫BIBLIO 『グランドジョラス北壁』『マッターホルン北壁』 小西政継 『新編 山靴の音』 芳野満彦 『わが山山』『雲の上の道』 深田久彌 『山と雪の日記』 板倉勝宣 『初登攀行』 松本竜雄 『山の博物誌』 西丸震哉 『雪・岩・アルプス』 藤木九三 『渓』 冠松次郎 『みんな山が大好きだった』 山際淳司
798 :
底名無し沼さん :2005/12/09(金) 20:29:34
ガイシュツだろうが、新田次郎の「聖職の碑」。 ブクオフの105円でゲトした。 今読んでるがかなり良い。
799 :
底名無し沼さん :2005/12/09(金) 20:39:05
なんだ、いっぱい出してくれてるじゃん。 ちょっと安心。 ほかのも順に入れてほしいな。 個人的には谷甲州さんの「彼方の山へ」、 川崎精雄さんの「山を見る日」、 あとは西丸センセイの本全部。
安心なんてしてたら、いつの間にか無くなってしまうぞ 手に入るうちに金出してm9(・∀・)買え!!
今日、何気に入った本屋で中公文庫コーナーを見つけた。 >797さんが紹介してくれてる本以外にもイパーイあった。 端から端まで買いたい衝動に駆られたが、なんとか5冊で我慢したw。
802 :
底名無し沼さん :2005/12/12(月) 20:41:20
小説ではないけど、自分に山への目を開かせてくれたのは 写真家川口邦男さんの「山歩きの楽しみ」でしたね。 講談社新書から、後からは宝島からも出たかな。 山に向き合う気持ち、自然の見方、そんな事を教えられた気がする。
803 :
底名無し沼さん :2005/12/16(金) 11:15:12
『凍』 沢木耕太郎 だれか読みましたか?
山野井さんのスレにいる人はみんな読んでいるみたい。 山野井さんもだけど、妙子さんがとても魅力的に書かれていた。
805 :
底名無し沼さん :2005/12/17(土) 15:03:20
蘭光生の4人の女が山小屋の管理人にヤラレルの
エルゾーグの「処女峰アンナプルナ」が手元にありますがまだ読んでません。 読んだ人、感想プリーズ。
あほか 人の感想聞いたら読んだときつまらんやろが 二番煎じ野郎め( ゚д゚)、ペッ
じゃあ読まないことにしたので感想プリーズ。
>>807 じゃあこのスレの存在意義は?教えてプリーズ。
>>806 消防の頃、図書館にあったので借りた。意味なんてさっぱりわからず読んだな。
さっぱりわからなかったが、山はすごいと思った。
その影響か、今登山してるのかも。
『
山ではなく、海遭難だが。 『たった一人の生還―「たか号」漂流二十七日間の闘い』 佐野三治 仲間の死、飢え、渇きなどのエピソードが詳細に書かれており山岳遭難以上 に凄まじい。 松田氏の『ミニヤコンカ奇跡の生還』がこの本に紹介されており、早速本屋 に注文して読んだ。
>804 妙子さんは確かにかっこよかった。 妙子さんについてかかれた本をもっと読んでみたい。
先に佐瀬さんのを読んだ人が『神々の山嶺』を読むと まるで 切り張り小説のように感じるらしいです。 まったくそう思ったよ。書名上げると「長谷川恒男 虚空の登攀者」 (佐瀬)を以前読んで、今、文庫で出てる「神々の山嶺」(夢枕) を読んだら、ちょっとエピソードを引用し過ぎなんじゃないかと 思ったな。もちろん夢枕は参考文献として佐瀬本の書名をあげてる けど。 佐瀬の「狼は帰らず」を読んでごらん。 もっとびっくりして、獏にたいしてあきれるよ。 巻末に断りを入れているとはいえ、ひどすぎますな。 剽窃といわれても仕方ないレベルと思われます。 それに反して、「狼は帰らず」は面白い。 「神々の山嶺」を読んだ人にはぜひ読んで欲しい (それ以外の人もですが)本です。 この辺か・・・。
誤爆 スマン
816 :
底名無し沼さん :2006/01/09(月) 02:07:35
もまいら「氷壁」嫁
817 :
底名無し沼さん :2006/01/15(日) 21:31:35
安川茂雄著「穂高に死す」(三笠書房) この中の一編「『ナイロン・ザイル事件』前後」は一読の価値あり。 「氷壁」と合わせ読むのをおすすめ。 絶版なので、神田・神保町の悠久堂あたりをのぞけば手にはいるかも。
818 :
底名無し沼さん :2006/01/15(日) 21:37:23
悠久堂何年も行ってないなあ。 地方の人間の悲しさ。 仕事が一段落したら来月あたりフラリと東京に逝ってみるかなあ。
819 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 00:27:52
悠久堂って高くね? でも他で見つからないから買ってしまうんだがな。 幸か不幸か通勤途上にあるんで、つい寄っては散財してしまう…。
820 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 08:46:40
安川茂雄の著作は、本人が一流の登山家であったので、文章に迫力というか リアリティがあって、山をやっている人には共感できるものが多いと思う。 素人小説家が書いた山岳小説は「片腹可笑しい」気分になる事も多い。
821 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 09:32:12
氷壁って なんか裁判部分が多い気がしてまだ読んでない
822 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 09:32:47
ないよ。
823 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 19:48:25
すみません、質問です。 小学校の時国語の教科書に載っていたお話(ノンフィクション)で 剣岳に登った(日本人)のお話がありました。 これってなんて言う本からの出典か分かる方いますか? 今から12〜14年くらい前の、多分、東京書籍か学校図書かの国語の教科書です。 (私立だったため、周りの小学校と教科書が違ったのでマイナーな教科書だと思いますが。)
824 :
底名無し沼さん :2006/01/16(月) 20:06:48
>>823 新田次郎の『点の記』か?
小学校では違うかもしれないけど。
まとめサイト作ってみようかなぁ。
828 :
825 :2006/01/27(金) 00:02:24
作ってみます。
829 :
底名無し沼さん :2006/01/28(土) 13:17:00
山野井泰史の『垂直の記憶』のK2とギャチュンカンの部分は何回読んでもいいですよ。もっと山野井氏は山行記を出せばいいのに。 山岳ではないが植村直己の犬ぞりシリーズも読んでいてかなり面白いですよ。
「K2 ハロルドとテイラー」 この映画ってどう?
832 :
825 :2006/01/28(土) 19:05:00
833 :
底名無し沼さん :2006/01/28(土) 19:09:31
デキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
834 :
底名無し沼さん :2006/01/28(土) 19:49:07
>825 感動した! ケコーンしてくれ! 狼に>695も入れてやれば? >693、>694とセットだろw
837 :
底名無し沼さん :2006/01/29(日) 04:11:07
すばらしい
>>825 乙です。さっそく拝見しました。
より充実したものになるよう、みんなで情報提供の協力しましょう。
839 :
825 :2006/01/29(日) 22:04:40
佐瀬稔の『ヒマラヤを駆け抜けた男』を読了したなり。 岳人連載中に山田氏が帰らぬ人となったため、 ちょっと公正に無理があらずや。 火花の章がとっても印象に残ったことぞ、なむなむ。 まとめサイトの文章があまりにもバカっぽかったので、文体を変えたなり。
補足。 まとめサイトの文章→まとめサイトに載った自分の文章 とぞ。
1980年頃にローツェ南壁でソロクライミング中に死んだフランス人がいたと思うのですが、 名前をご存知(できればアルファベット表記)のひとはいらっしゃいますか?
ノンフィクションを先に知ってしまって素直に神々を読めなかった人は可哀想だな。
846 :
底名無し沼さん :2006/02/14(火) 09:32:41
山素人の山岳小説は、リアリティ〜なさ過ぎ・・・「神々」最低
ナイロンザイル事件を先に知っていたが『氷壁』は楽しめた。
848 :
底名無し沼さん :2006/02/14(火) 13:04:22
825氏 追加本がありますが。
849 :
825 :2006/02/15(水) 17:52:55
>>848 >追加本=829-847のレス、でOKでしょうか?
週末にまとめサイトに加えときます
山洋社 H・マキニス 『ロストワールドを目指して』 南米ロライマ山の「へさき」と呼ばれる岩壁の登攀記 ちなみに、メンバーのドン・ウィランスは、自分で考案したハーネスの他のメンバーの分も 作ったのに、自分の分は、作ったときより太ってしまって体が通らなくて四苦八苦したとか。 面白いエピソードが多そうな人物だけど、残念ながら、誰かが自伝を出さないか打診したら 断られて、そのままになったそうです。
>850 訂正 『ロストワールドをめざして』 ^ ^
>>839 > 何年か前に文庫本で出た小説で、岩手県の山(アウトドア)を舞台とした話。
「ヒロイン」ではないけど、ランクルか何かで山奥の廃屋に行ったらタイムスリップして・・・
なんてのがあったような。あれ? 舞台は北海道だったかな?
> 二十世紀の記録、という岩波のノンフィクション全集があって、
> その中に魔の山ナンガパルパッドというのがあった。
「田中栄蔵:ヒマラヤン ノーツ ナンガパルバート登頂 1953年」
これのダイジェストとかなのかな?
>>839 新編「山と渓谷」 田部重治著 近藤信行編 (岩波文庫)
英文学者で登山家でもある田部重治の山のエッセイ、紀行文集。
おっと、日本アルプスと奥秩父巡礼(山と渓谷)の田部重治と来たら「木暮理太郎」。 木暮理太郎 『山の想い出』:文庫であったような。 尾崎喜八 『山の絵本』:今、文庫であったかな? 『雲と草原』:確か絶版。抄録がどこかにあるかも知れない。 冠松次郎『山渓記』:おそらく絶版。抄録は文庫で見た記憶がある。
木暮理太郎 『山の憶い出』 平凡社ライブラリー(文庫より少し大きい版型)から上下巻で出てます。 絶版では無いと思いますが書店ではあまり見かけないですね。 尾崎喜八 『山の絵本』→岩波文庫 冠松次郎 『渓』→中公文庫Biblio、『黒部渓谷』→平凡社ライブラリー
藤原新也『全東洋街道 上・下』集英社文庫
写真と紀行。登山ではないが、ヒマラヤの山懐の僧院を訪ねる件など、一読の価値。
>>855 平凡社ライブラリといえば、「小説」ではないけど、関連図書が色々出ていますね。
ウォルター・ウェストンの著作も揃っていたかな。
イザベラ・バード『日本奥地紀行』など、江戸期の日本の様子が伺われて興味深いです。
『山の眼玉』 『山の出べそ』 『伊予の山河』 畦地梅太郎 『日本アルプス 登山と探検』 『日本アルプス再訪』 W.ウェストン 『日翳の山ひなたの山』 上田哲農 『たった一人の山』 浦松佐美太郎 『新編 山 紀行と随想』 大島亮吉 『新編 炉辺山話』 岡茂雄 『霧の山稜』 加藤泰三 『黒部渓谷』 冠松次郎 『晴れのち曇り 曇りのち晴れ』 熊谷榧 『登山の文化史』 桑原武夫 『山の憶い出(上)(下)』 木暮理太郎 『アルピニストの手記』 小島烏水 『尾瀬と鬼怒沼』 『明治の山旅』 武田久吉 『山名の不思議 私の日本山名探検』 谷有二 『わが山旅五十年』 田部重治 『山からの言葉』 『辻まことセレクション(1)(2)』 辻まこと 『ハイランド』 辻村伊助 『新版 邂逅の山』 手塚宗求 『富士案内 芙蓉日記』 野中至・野中千代子 『ロッキー山脈踏破行』 『日本奥地紀行』 イザベラ・バード 『ヒマラヤの青春 立川女子高校遠征隊同行記』 平山三男 『アルプス記』 松方三郎 『谷川岳に逝ける人びと』 安川茂雄
>>839 > 何年か前に文庫本で出た小説で、岩手県の山(アウトドア)を舞台とした話。
「ヒロイン」ではないけど、ランクルか何かで山奥の廃屋に行ったらタイムスリップして・・・
なんてのがあったような。あれ? 舞台は北海道だったかな?
> 二十世紀の記録、という岩波のノンフィクション全集があって、
> その中に魔の山ナンガパルパッドというのがあった。
「田中栄蔵:ヒマラヤン ノーツ ナンガパルバート登頂 1953年」
これのダイジェストとかなのかな?
岩波文庫 『アンデス登攀記』 『アルプス登攀記』 ウィンパー 『日本アルプスの登山と探検』 ウェストン 『山の絵本』 尾崎喜八 『新選 山のパンセ』 串田孫一 『山岳紀行文集 日本アルプス』 小島烏水 『山の旅 (明治・大正篇)(大正・昭和篇)』 近藤信行・編 『新編 山と渓谷』 田部重治 『屋上登攀者』 藤木九三 『死のクレバス −アンデス氷壁の遭難−』 J.シンプソン (岩波現代文庫)
中公文庫もけっこう出していたような。今は絶版が多いのかな?
862 :
名無しのクライマー :2006/02/18(土) 21:17:50
オレのお勧め! 山靴を履いたお巡りさん・・・・山と渓谷社 彼らは何故遭難したか知ることも自分が遭難しない為に必要だと思う。
863 :
底名無し沼さん :2006/02/18(土) 21:25:47
八甲田山・死の彷徨
図書館でメスナー著の『マロリーは二度死んだ』ってのを発見。 早速借りてきたよ。
825 氏へ 古いですが(絶版かな)、 メスナー マナスルの嵐 二見書房 挑戦(二人で8000メートル峰へ) 山渓 K2 (7人の戦い) 山渓 ナンガパルパート単独行 山渓 チョモランマ単独行 山渓 ボナッティ わが山々へ 白水社 わが冒険 白水社 ドメゾン グランドジョラスの342時間 集英社 素手の山 集英社 ウォルター アンスワース アルプスは再び征服された 山渓 今井道子 私の北壁 朝日新聞社 続 私の北壁 朝日新聞社
ジャック オルセン 地獄への登攀 三笠書房 クリス ボニントン わが青春の登攀 三笠書房 地の果ての山々 時事通信社 ウォルター セキネル 氷壁の履歴書 山渓 ロベール パラゴ・リュンシャン ベラルディニ ザイル仲間の二十年 森林書房 河口慧海 チベット旅行記 白水社 エリック シプトン エリック シプトン 山岳探検家波乱の生涯 山渓 ナンダデビィ 朋文堂 わが半生の山々 あかね書房 ダッタンの山々 白水 嵐の大地 山渓
867 :
底名無し沼さん :2006/02/23(木) 07:58:21
加藤文太郎の『単独行』が青空文庫で公開されたね。
>>866 「Walter Cechinel」は、英語風に「ウォ」にはならない「ワルター(ヴァルター)」ではないかと。
869 :
底名無し沼さん :2006/02/25(土) 12:06:02
>>866 白水社版の「チベット旅行記」はダイジェストなので、講談社学術文庫版
の方がいいと思う。
山と渓谷社 yama-kei classics 『処女峰アンナプルナ−最初の8000m峰登頂』 モーリス・エルゾーグ 『マッターホルン北壁−日本人冬期初登攀』 小西政継 『新編・風雪のビヴァーク』 松濤明 『エベレスト・ママさん−山登り半生記』 田部井淳子 『新編・単独行』 加藤文太郎 『星と嵐−6つの北壁登行』 ガストン・レビュファ 『雪山・藪山』 川崎精雄 『極北に駆ける』 植村直己 『ナンガ・パルバート単独行』 ラインホルト・メスナー 『新編・白い蜘蛛』 ハインリッヒ・ハラー 『ザイルを結ぶとき』 奥山章 『ミニヤコンカ奇跡の生還』 松田宏也 『狼は帰らず−アルピニスト・森田勝の生と死』 佐瀬稔 『若き日の山』 串田孫一
『きっと、また登る』 遠藤由加著 (ソシム刊) ナンガパルバット峰、ガッシャブルムT峰、ガッシャブルムU峰、 チョーオユー南西壁第2登など世界の壁に数々の記録と足跡を 残してきた女性クライマー・遠藤由加が写真と文章で綴る山への想い。
873 :
底名無し沼さん :2006/03/16(木) 01:42:18
良スレage
おひさしぶりです。
秘境西域八年の潜行 抄 西川一三 中公文庫
高熱随道 吉村昭 新潮文庫
ヒマラヤ登攀史 深田久弥 岩波新書
カラー ヨーロッパアルプス 風見武秀 山渓カラーガイド
冬のアイガー北壁初登攀 トニー・ヒーべラー ベースボール・マガジン社
>>868 さん
> 「Walter Cechinel」は、英語風に「ウォ」にはならない「ワルター(ヴァルター)」ではないかと。
そうです「ヴァルター」です。入力ミスでした、どうもです。
>>869 さん
ぜひ全集を読んでみたいです。
Traverse of the Gods 北壁の死闘 ボブ・ラングレー/海津正彦 訳 創元推理文庫 ISBN4-488-25201-X C0197
『谷川岳に逝ける人びと』安川茂雄著、遠藤甲太編(平凡社ライブラリー) 谷川岳に逝った者たちの生と死を、青春を同じ岩壁に送った著者が描く。 『われわれはなぜ山が好きか ドキュメント「日本アルプス登山」70年史』 安川茂雄著(小学館文庫) 『増補 近代日本登山史』(四季書館)を改題。 ヨーロッパスタイルの登山が日本に初めて紹介された黎明期から、スポーツ・ レジャーとして認知されるようになった昭和初期までの近代日本登山史。
『山で死なないために』武田文男(朝日文庫)
このスレ何年か前からたまにのぞいていたのですが
ひさしぶりに来たら、なにやらすばらしいまとめサイトができていて感激しました
>>825 さん活用させていただきます 本当にありがとう
さてとどれを読もうか…
登山じゃないけど、山中を彷徨ってるので。 「洞窟オジさん―荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る」 親の虐待に耐えかねて13歳で家出して、 山中で孤独なサイバイバル生活を40年以上も続行。 唯一のともだちだった愛犬シロが死ぬ場面で涙が出た。 ひたすらイノシシとったりヘビを食べたり、魚を釣ったり……。 人間慣れると数日程度の絶食は平気らしい。 このおじさん、すごすぎ。
880 :
底名無し沼さん :2006/04/15(土) 19:40:25
『われ北壁に成功せり〜マッターホルンの栄光とアイガーの悲劇』 服部満彦著(実業之日本社) 登山家そして画家でもある芳野満彦氏が結婚後の服部性 で書いたマッターホルン、アイガー両北壁の挑戦記。絶版。
『イタリア異界物語 − ドロミーティ山地 暮らしと伝説』 増山暁子(著) 東洋書林 イタリア北部、ドロミテアルプス地方に伝わる神話や民話、そこに住む人びとの暮らしを 紹介した本。本の作りも綺麗で翻訳部分の文章も上手い。類書も少ないし、「遠野物語」 なんかを好きな人ならお勧め。
882 :
底名無し沼さん :2006/04/28(金) 21:52:52
『氷雪のゼルヴォス』コリン・フォーブス著・黒岩俊一訳(創元推理文庫) 戦略上の最重要地点であるゼルヴォス半島をドイツ軍から阻止すべく、 英国秘密工作員イアン・マコーマはドイツ山岳部隊と、荒れ狂う冬の海を行く ギリシア船上から雪の山岳地帯へと死闘を繰り広げる。
男性救助せず登山続ける エベレスト登頂めぐり議論
【キャンベラ25日共同】15日に、両足を切断した人で初めて世界最高峰のエベレスト
(8、850メートル)登頂に成功したニュージーランド人のマーク・イングリスさん(47)ら
約40人が、頂上付近で倒れている男性に気付きながら救助せず、登山を続けていた
ことが分かった。男性はその後、酸素欠乏で死亡した。
1953年に世界で初めてエベレストを征服したニュージーランドの登山家エドマンド
・ヒラリー卿(86)は、男性を見捨てたと非難しているが、イングリスさんは「自分が
できることは何もなかった」と反論。登山家の倫理をめぐり議論を呼んでいる。
ニュージーランドでの報道によると、死亡した男性は英国人のデービッド・シャープ
さん(34)。単独で登頂した後、約300メートル降りたところで酸素不足のため倒れた
とみられる。 (共同通信) - 5月25日17時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000170-kyodo-int 助けたくても助けられんかっただろうな……と
「空へ」を読んだ直後の自分は思う
884 :
底名無し沼さん :2006/05/26(金) 08:21:32
「アイガーサンクション」原作を先にするか映画を先に観るか。
885 :
底名無し沼さん :2006/05/26(金) 17:33:25
思いつくままにズラズラと。 まとめサイトで重複を確認しましたが。 「スキー風土記」、「単独登攀」・・・瓜生卓造 「ドキュメント 速攻登山」「還らざる者たち」「頂上の旗」 「ヒマラヤサバイバル」・・・原真(医師ですね) 「たった一人の山」・・・浦松佐美太郎 「チョモランマに立つ」・・・日本山岳会(読売新聞社) 興味深く読んだのが 「吾妻連峰山スキー遭難事故報告書」・・・板根グループ友人有志著 記憶に新しい1994年遭難(五人凍死)の報告書です。
886 :
底名無し沼さん :2006/05/26(金) 18:16:46
野口健とかの本も面白いよ。でも小説では無いエッセー。
887 :
さがみ :2006/06/18(日) 00:21:11
自分はやっぱり北杜夫の『白きたおやかな峰』が、山岳小説の最高峰と思うよ。山岳記録の方が基本的に好きだけど文章が未熟で。そりゃ仕方ないよね。情操表現力描写力すべての筆力をクリアして『白き〜』は時を超えて深い静かな輝きを放っている、優れた山岳小説だ。
>>883 「ヒラリーもぼけた」というべきだね。
そういう極限状態では、倒壊しかけているビルの中に取り残された人を救助に行くのと
似たような具合で、共倒れになる可能性が非常に高いのだから、現に今から自分で助けに
行くというのでもないなら、他人の行動を非難する資格などないわけで。
889 :
底名無し沼さん :2006/06/18(日) 17:11:38
「登山学」岩崎良郎氏
890 :
底名無し沼さん :2006/06/18(日) 17:15:44
↑山岳小説じゃないぞ
891 :
底名無し沼さん :2006/06/18(日) 17:16:45
↑山岳小説じゃないぞ
「俺が掟だ」 たしかミッキー・スピレイン
893 :
底名無し沼さん :2006/06/18(日) 17:59:54
新田次郎を全て読破するのが早いと思われ
>>893 新田次郎、出でくる女が非現実的だと思わん?
そこだけが嫌。
895 :
底名無し沼さん :2006/07/12(水) 21:14:54
896 :
底名無し沼さん :2006/07/12(水) 23:50:27
山岳小説とはいえないが、 子供の頃読んだ「ソロモンの洞窟」とか「地底探検」とかおもしろかったな。 前者では中央アフリカの雪山越え、後者では高所恐怖症克服のための煙突登りの シーンが印象的だ。 あと誰も知らないだろうが「花崗岩の女神」は傑作。辺境の惑星で発見された 超巨大な女神像の登頂を目指す登山SF小説。知ってる人いるかなあ。
>>825 さん ひさびさのサイト更新拝見しました。
いつもありがとうございます。
さらに充実していくよう情報マメに提供します。
>>883 今月の山と渓谷に関連記事がありましたけど
なんか助けられたような気もしますね・・・
ハインリヒ・ハラーのセブン・イヤーズ・イン・チベット、 読むと行きたくなる。 バター茶とツァンパ、実際に食べたことある人、いますか?
ネパールいったときに食べたり飲んでたりするのがソレかも
901 :
底名無し沼さん :2006/08/27(日) 22:14:14
K2非情の頂買ってみた
902 :
底名無し沼さん :2006/08/31(木) 00:25:48
山岳小説とはちと違うが、 西丸震哉著「西丸式山遊記」、「山小屋作った、ネコも来た」 脱力系だが、これは俺の人生感に影響した名著だ。
903 :
底名無し沼さん :2006/09/13(水) 21:37:11
下がっているのでage。 こちらでお勧めの「空へ」を読んでいる途中です。なんと言いますか、 胸苦しくなるような本ですね。事実の重みというか。 台湾パーティーのダメっっぷりが、何度も出てきたもので、 「いやぁ、台湾の人がこの本読んだら、けっこう辛いかもなぁ」 とか思っていたんですが…「エヴェレスト北東稜」という章で かなりヘコみました。 HさんやSさんへの非難や雪冤が、どんな経緯を辿ったのか、 知りたくなりましたですよ。
904 :
903 :2006/09/13(水) 23:15:02
「空へ」読了しました。上記疑問については、文庫版の解説に書かれて いましたね。インド側責任者の責任逃れの口実に使われたのかな。 あの章が置かれたのは、下山してから「善玉と悪玉が豊富に登場する 筋書き」を求めてきた、日本のマスゴミに対する意趣返しなんだろかな。
同じエベレスト大量遭難を書いたレストロシア人ガイドアナトリ・ブクレー エフの 『デス・ゾーン8848M. エヴェレスト大量遭難の真実』も合わせて読むとよい。
>>904-905 ついでにこれも
ベック・ウェザーズ 『零下51度からの生還』 光文社文庫 (『死者として残されて』改題)
>>905-906 って言われても、ハードカバーの絶版本なんて、簡単に入手できない
…って思ってたんですが、行きつけの古本屋で購入できました。
>デスゾーンの方
内容うんぬんでなく、訳文としての格調に差がありすぎるので、
読了できるかどうか微妙なんですが。
むしろ、「荒野へ」の方を読みたくてたまらないのです。
908 :
底名無し沼さん :2006/09/25(月) 00:56:28
>>899 バター茶は最初、抵抗があったけど、意外といけます。
あの気候があってこその飲み物だと思いました。
砂糖入れたかった。
ツァンパはクッキー生地か、きなこを食べている感覚。
砂糖を入れたらもっとうまいのにと思った。
>>907 「荒野へ」
一人の人間の内面へ切り込んでいってるせいか、
個人的には「空へ」より良かった。
どこにもなかったので、図書館の世話になりました。
>気候があってこその飲み物 ということは、日本で食べさせてくれる店を見つけても あまり美味しく感じられないということか。 どこでもドアがあればいいんだけど
森村誠一の山岳ミステリー新刊 純白の証明(C・NOVELS) 新書 中央公論新社 945 (本体 : 900) T省の課長補佐が都内ビルから墜死した。さらに数日後には、ベテラン登山者が北アルプスで遭難死。 捜査にあたる棟居刑事は、汚れた組織の中で「純白」であろうとした男の決断に愕然とする!? 青春の雲海 四六判 中央公論新社 1,785 (本体 : 1,700) 公園の片隅で発見されたホームレスの死体。八年前に起きた強盗殺人事件。二つの事件を繋ぐ糸は北アルプスに……。 そしてその糸がさらなる事件を引き寄せる! 青春山岳ミステリ巨篇。
>>654 俺も青春の源流だな。
物心ついた頃から山に連れてかれていたんだが、山は大嫌いだった俺。
そんな俺が、高校時代にこの本を読んでから、雲ノ平や高天ケ原には憧れた。
既に行った事はあったんだが、山は嫌ってたから全く記憶には無かったんだ。
暫くして先輩に連れられて鏡平から裏銀座に入ったんだが、三俣に来た辺りから小説と重なり出して、舞台となっていたS20年頃のシーンが頭に浮かんだ。
その時は涙が出て来たよ。
それからは毎年行ってるが、去年高天ケ原の温泉で会ったオッサンが、やはりこの小説を見て高天ケ原に来たって言うのを聞いて、凄く嬉しかったな。
今、読み返してみると、小説としての出来は今一良く無いんだけど、裏銀座には凄く行きたくなる。
912 :
底名無し沼さん :2006/09/29(金) 19:18:34
光人社NF文庫ニューギニア戦記 四千メートル級のオーエンスタンレー山脈 やサルワケットを食料なしで超えた日本兵 の話 道具に頼る現代が甘く思える
913 :
底名無し沼さん :2006/09/30(土) 00:02:55
「凍」沢木耕太郎著、読んだ。 題材に重なる部分の多い、ご本人さんが書いた「垂直の記憶」より良いよ。 文章の書けるライターの本はいい。
「凍」は講談社ノンフィクション賞受賞したんだよね。 10月の受賞パーティに山野井夫婦も来るかもしれないから見てくる。
わしが出とる、いなかっぺ体操、での、北アルピュスに行く場面がありゅんじゃがの、なかなかじゃぞ。 じぇひ見ちょくれ。 もう絶版じゃがの。 ぐおっほっほっほっほ。
「アイガーサンクション」のアイガーまでのパートで舞台となっているのはどこでしょうか? 1時間頃の所で二人が登ったピラーが気になったもので。
「セヴン・イヤーズ・イン・チベット」は結構面白かったよ。ビデオも小説も。
中国政府が撮影許可ださないもんだから、 どっか別の国で撮ったんだっけ?
920 :
底名無し沼さん :2006/10/31(火) 20:45:12
谷甲州 「遥かなり神々の座」文庫、「神々の座を越えて」文庫上下、「遠き雪稜」文庫上下 夢枕獏 「神々の山嶺」単行本上下 買ってきた。 締めて¥735 @ブクオフ
南米が泣いた
923 :
底名無し沼さん :2006/11/17(金) 21:57:21
最近、ここやらまとめサイトを参考にいろいろ読み始めてる 今まで知らなかった、こんなにいい本達に巡り会えて感謝
924 :
底名無し沼さん :2006/11/17(金) 22:02:54
ヒマラヤ アルパイン スタイル
樋口明雄 『狼は瞑らない』『光の山脈』『クライム』 どれも日本の山を舞台にした冒険小説。ストーリーはハラハラドキドキで楽しい。 作者自身、登山をするみたいで山の描写も上手く、登場人物が作中で吐露する 山に対する心情も共感できる部分が多い。 少し残念なのは、物語の中の一部もしくは全体にわたって架空の山域を設定している事。 現実の山そのままだと冒険小説の舞台にしずらいかな。
926 :
底名無し沼さん :2006/11/17(金) 22:31:30
ヒマラヤ アルパイン スタイル は小説ではありません。あしからず。
927 :
底名無し沼さん :2006/11/17(金) 22:48:51
ヘッドハンター
928 :
底名無し沼さん :2006/11/17(金) 22:58:36
「サバイバル登山家」服部文祥 みすず書房 タイトルはアレだが、面白かった。単独行をするので、遭難対策としてこの本に 出てくるような技術(焚き火、山菜、釣り、ビバークなど)に興味があったが 読み物としても面白い。
ここで知って「狼は帰らず」をぜひ読んでみようと思うんだが 単行本と文庫ではかなり内容が違うのだろうか 50P程ページ数も違うようなので
一ページあたりの行数とか
>928 貸してくだひゃい。
>930 言われてみればそうだ… 文庫注文して読んでみるよ
933 :
底名無し沼さん :2006/11/18(土) 19:57:44
>>929 狼は小説っつーか、ルポだな。
獏の小説で興味を持ったなら、そんな感じだ。
>933 スレタイはそう言えば「小説」なんだが ノンフィクを好んで読んでるので楽しみだよ 獏のは未読、狼の後に興味を持ったら読んでみるかな
>獏 止めとけw
私はどっちも好きだけどなあ
938 :
底名無し沼さん :2006/11/20(月) 21:33:14
このスレで知った「生と死のミニャ・コンガ」を買ってきた。 一晩で一気に読んだ。 今年一番の書籍だった。 今夜からまたじっくりと読み返そうと思う。
このスレのおかげで久しぶりに谷甲州と出会えた。 ヴァレリアファイル以来だな〜。
>>938 ミニャ・コンガが気に入ったのなら、次の本もきっと楽しめると思う。
梅里雪山―十七人の友を探して
小林 尚礼
>>940 >938ではないが、その本やっとこさ手に入れたところ
今、他のを読んでるのでしばらくかかるが楽しみだ
「生と死のミニャ・コンガ」もいずれ読んでみたいが
「ミニヤコンカ奇蹟の生還」とどちらを先に読むか悩み中
942 :
938 :2006/11/21(火) 21:12:51
>>940 さすがにこの手のものを続けて読むとヘビーなので
少し時を置いて読んでみる。
ありがとう。
944 :
底名無し沼さん :2006/11/21(火) 21:16:08
>>941 「生と死のミニャ・コンガ」の中で「奇蹟の生還」について
少し記述された部分があるよ。
945 :
938 :2006/11/21(火) 21:17:08
↑
946 :
941 :2006/11/21(火) 21:58:13
>>943-944 ということは、「奇蹟の生還」を先に読んだ方がいいのだろうか
「生と死の」の方はより重そうだな…
このスレのおかげで読みたい本が増えた
時系列なら生と死→奇蹟だな
948 :
底名無し沼さん :2006/11/25(土) 21:28:28
専門職の相手に向かって専門分野の話題で説教してるのもいたよ。 周囲は言ってる意味を間違えて使ってるのが分かってるんだが、 立場上文句も言わず聞いてる。正に裸の王様状態。 その団塊野郎が帰ったあとにトラブルがあって翌日報告したら、 「どうして連絡してこない?」「帰社されたので」「仕事は24時間待ってくれない」 で、後日似たようなケースで自宅に電話したら「何時だと思ってるんだ!」ときたもんだ。 団塊野郎ってこんなアホばっかし。
誤爆かい
950 :
底名無し沼さん :2006/12/04(月) 22:24:06
951 :
底名無し沼さん :2006/12/04(月) 22:58:43
大沢たかお“命懸け”冬のアルプスロケ
俳優の大沢たかお(38)が、来年12月公開の映画「ミッドナイトイーグル」(監督成島出)に
主演することが決まった。雪の北アルプスを舞台にした山岳サスペンス・アクションで、
玉木宏(26)、吉田栄作(37)とのトリプル主演。大沢にとっては離婚後初仕事となり、
来年1月から標高2000メートル級の山々で行う長期ロケに向け、トレーニングを続けている。
(中略)
製作費10億円を投じ、撮影には防衛庁、陸上自衛隊、航空自衛隊が全面協力。実物大の
ステルスを中心としたロケセットを建設する新潟県津南町は標高740メートルだが、ロケ地点は
同2612メートル(宝剣岳)、同2220メートル(八ケ岳)など“日本の屋根”がめじろ押しだ。
シンガー・ソングライター広瀬香美(40)と離婚したばかりの大沢。年内は登山技術習得の
ため、世界に14座ある8000メートル峰のうち6座で無酸素登頂を達成した日本の第一人者・
小西浩文氏(44)の指導を受けアイスクライミング、ピッケルワークなどを徹底訓練。「僕を何に
したいのかという感じですけど、集中力は上がってきた。できる限り自分で演じるのが、
観客に対しての使命だから」と懸命に取り組んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061206-00000018-spn-ent
ほぜん
955 :
底名無し沼さん :2007/01/17(水) 22:19:29
本日、「八甲田山市の方向」(新田次郎著)を読み終えました。 軍の体質、というより、人が集まる組織というものは、いつの時代も変わりないのだな と思いました。 次は、「空へ」(倉川ー著)を読もうかな。
「市の方向」ワロタ 確かに市街地の方向を目指すもたどり着けなかった人達の話だ。
957 :
底名無し沼さん :2007/01/18(木) 01:19:21
>>955 「八甲田山死の彷徨」を読んだのなら、続けて
「八甲田山から還ってきた男 雪中行軍隊長・福島大尉の生涯」 高木勉
文春文庫 ISBN4-16-748202-9 を読んでみなはれ。
958 :
底名無し沼さん :2007/01/18(木) 01:46:18
>>956 この時代には、吸湿速乾下着も、防水透湿レインコートも無く、防寒グローブ
防寒靴も使わずに、近代日本でもまれに見る最悪の気象条件の中に突っ込んで
行ったとは想像するだに恐ろしい。
(その時の旭川氷点下41℃は、いまだ破られていないのかな?)
また、その同じ状況下で1人の死者も出さなかった31聯隊中隊長の福島体位
というのも、最近の著名登山家よりもすごいのかもしれんよね。
>>957 おぉ、こりゃ興味深いね。
もう絶版なのかな?古書でも探してみるよ。
サンクス。
959 :
底名無し沼さん :2007/01/18(木) 01:52:44
この明治37年時点の日本では、ゴム長が最新装備だったらしいw 高価で士官の一部しか履いていなかったらしいが。 やはり登山には長靴がいいというのは、当時も変わらなかったんだなw あぁ、せめて彼らがひだまりを着ていたら、猛吹雪の中でも下着いっちょで いられたのにw
明治35年だた・・・orz
>959 パンパンパーン ∧__∧ ∩ (,,`・ω・´)彡☆ ⊂彡☆)) Д ´ ) ☆
>958 >福島体位 いろんな意味ですごそう。
>>961 ____)__
,. ´ ` ` 、
./ _ _ \
/ _  ̄ _ ヽ
/イィィ,,.,.,.,.,.,  ̄ ̄ !
f/ノノノノノノノ ヘ.__ j jノ__ノ
|/////// _ (__ ゚_>` __( ゚_イ
.!|.|i/_^ヽ|_'___r⌒ y' ヽ^)|
!|| fニ> :::::: `ー'゙ (_`___)ノ
ヽ.ニ` : /_ノ/川! / 殴ったね・・・・・・
__ノ 、 / ヾ---'´ ノ
__ノ \l ` ____,/
\ ノ リ.|`ー--
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/ , , , , , , __ ___` 、
,//////ィ ヽ.
ノノノノノノノl /\ , -、 !
///////l ",二ヽ.二_ヽ. l lノ_へノ!
//////ノ (_jリ ゙T`’ノ / (rリ`y゙
ソ´,-、\| -` ー--‐ " __{ ー-'{ フネにも
| ,f^ソ |____/ ゙̄ヾ"´ \^ヽ. |
| に( l j ,.. ヽ |.| 殴られたことないのにっ!!
\` ' j `ー-‐' イ_ ` ノ'" i
゙‐-' /,. ‐-、/TTT|| ノ
_} / |----二ニフ ノ
人\ ヽ. ! r'二ヽ / /
_「 \\ ` 、 ` ̄ ̄/
\\ Ti"
\\ ノ | |\
>963 ____ξ__ ,. ´ ` ` 、
965 :
955 :2007/01/20(土) 21:22:54
早速、川崎のブックオフ2店舗を梯子してきました。 2時間探してもお目当てのものは1冊も見つからず、あきらめて帰ろうか・・・ と思ったところで、「デス・ゾーン」発見!その近くで埋もれていた「空へ」も 程なく見つかり、無事2冊を救助することが出来ました。 しかし、残念ながら「八甲田山から還ってきた男」は見つけることが出来ず、無念の 思いではありましたが、これ以上ここにいては閉店した店内に閉じ込められる恐れがあり、 また店内ビバークの装備も備えていなかったため、やむなく撤退してきました。 しかし、ブックオフは、探しにくいね。 分類は作家名だけにして、まとめてくれればいいのに。 佐瀬さんのは1冊も無かった・・・
「空へ」はよく見かけるけど、「デスゾーン」まであったのはかなりラッキーだと思う。
967 :
底名無し沼さん :2007/01/20(土) 22:35:03
968 :
955 :2007/01/21(日) 02:11:34
「空へ」から読んでます。
導入部が長いなぁ。
2冊とも中はきれいだし、カバーは少し汚れていたけどティッシュでこすったら
単単にきれいになりました。
この2冊で210円は、安い!(・∀・)
>>967 amazonは、ユーズドは使ったことないけど、どうなんでしょう?
クレジット決済しか使えないとか、商品一つ事に送料(手数料込み)かかるとか・・・
だから手数料目当てで¥1なのか・・・
ブックオフで見つかれば送料を考えると安いかなと思い、ダメ元でブックオフに先に
行きました。
ブックオフもネット販売だと店頭価格よりもはるかに高いですしね。
でも、「八甲田山から還ってきた男」はさすがにネットで注文するしかないでしょうね。
ここのスレ最初から全部読んだら、読みたい本がいっぱいでうれしい悲鳴をあげてますw
>>968 「八甲田山から還ってきた男」は先日立ち寄った BOOKOFF にあった。
カバーは青空に雪の斜面の写真。背表紙は黄色。明日もまだあるか見てこようか?
なぜか何度も読み返すのが「いまだ下山せず」。 山岳小説として読むという感じじゃないから微妙にスレ違いかもしれないが。 断片的な情報から捜索地点を絞り込む過程が良かった。 冬山登山者を見る目が変わった作品だったな。
971 :
底名無し沼さん :2007/01/21(日) 22:52:49
小説じゃないなら 「狼は帰らず」は何度も読んでる 当然「神々の山嶺」も好き(パクリだとは思わない)
973 :
底名無し沼さん :2007/01/21(日) 23:46:57
『奇跡の山 ありがとう!山のガイド犬「平治」』 坂井ひろ子 角川文庫 くじゅう登山口の銅像になってるわんこの原作
>>969 さん
おぉ、ご丁寧にありがとうございます。
しかし、丁度昨晩、ネットで注文を出してしまい、明日には届く予定になっています。
まとめて4冊注文したのですが、結局佐瀬さん、新田さんの欲しい本は在庫が無く、これらの
本を読みながら、他の気になる本もゆっくり探していこうと思います。
今まで、戦国時代ものや、三国志、幕末から日露戦争あたりまで読んでいましたが、実際に
起こった出来事に基づく、山岳ノンフィクションという分野は、新鮮な刺激を与えてくれそうです。
この良スレを築き上げてきた皆さんに感謝すると共に、今後も末永く続くことを願ってやみません。
∧_∧ ( ;´∀`) そんな、ご丁寧な 人 Y / ( ヽ し (_)_)
>>974 地元のブックオフは毎週通うのが良いかもね。
本棚の下の引き戸の中にある場合もあるので、
店員に言って開けてもらい物色するのもいい。
あとはヒマな日に自分の沿線上の大型〜中型店舗に行くのも吉。
おいらは、荻窪、原宿、吉祥寺等のブックオフに月イチペースで通って、
半年くらいでこのスレに出てくる佐瀬稔、長尾三郎や中公文庫の山の本を見つけたよ。
直接しごくより、パンツの上から裏を擦ったほうが気持ちよかったあの頃 ↓
979 :
955 :2007/01/22(月) 22:14:00
。・゚・(ノД`)・゚・。 すばらしい良スレ
980 :
955 :2007/01/22(月) 22:28:13
「空へ」読了しました。 2000年改訂版の後記の「デス・ゾーン」に対する反論部分は残して、先に「デス・ゾーン」 を読み始めています。 もう、何も言えないですね。 ロブ・ホールの最後の1日半は、どんな気持ちで時間が過ぎていったんだろう・・・ ・・・色々書きたいと思ってたけど、考えがまとまらない・・・
そろそろ埋めないと途中でdat落ちする